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特表2022-548537オンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム及びそのチェック方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-21
(54)【発明の名称】オンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム及びそのチェック方法
(51)【国際特許分類】
   H02B 13/065 20060101AFI20221114BHJP
   H01H 33/00 20060101ALI20221114BHJP
   G01R 31/50 20200101ALI20221114BHJP
   G01R 31/00 20060101ALI20221114BHJP
【FI】
H02B13/065 E
H01H33/00 A
G01R31/50
G01R31/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022515119
(86)(22)【出願日】2020-08-26
(85)【翻訳文提出日】2022-05-02
(86)【国際出願番号】 CN2020111250
(87)【国際公開番号】W WO2021043038
(87)【国際公開日】2021-03-11
(31)【優先権主張番号】201910830196.X
(32)【優先日】2019-09-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
2.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】522086984
【氏名又は名称】上▲海▼▲楽▼研▲電▼▲気▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】金 ▲海▼勇
(72)【発明者】
【氏名】夏 ▲鉄▼新
(72)【発明者】
【氏名】黄 小▲ベン▼
(72)【発明者】
【氏名】郭 正操
(72)【発明者】
【氏名】常 ▲敏▼
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲楽▼▲楽▼
【テーマコード(参考)】
2G014
2G036
5G017
5G027
【Fターム(参考)】
2G014AA17
2G014AA34
2G014AB57
2G036AA20
2G036BB07
5G017DD12
5G017EE01
5G027AA21
(57)【要約】
本願はオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム及びそのチェック方法を提供し、高圧、中圧電気機器に用いられ、電気機器、ガス密度リレー、ガス密度検出センサ、温度調節機構、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット及び知能制御ユニットを含む。温度調節機構によりガス密度リレーの温度補償素子の温度昇降を調節して電気機器のガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作がオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットが接点動作時の密度値に基づいて警報/閉鎖接点信号動作値/戻り値を検出し、点検員が現場まで出る必要がなくガス密度リレーのチェック作業を完了でき、電網の信頼性と作業効率を向上させ、稼働メンテナンスコストを低減すると同時に、ガス密度リレーとガス密度検出センサとの間の相互セルフチェックを実現し、さらにメンテナンスフリーを実現する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムであって、
内部にエアチャンバーが設けられ、前記エアチャンバーに絶縁ガスが充填される電気機器と、
前記電気機器のエアチャンバーの外部に取り付けられ、又は弁により前記電気機器のエアチャンバーの外部に取り付けられるガス密度リレーと、
温度調節可能な調節機構で、前記ガス密度リレーに接点動作を発生させるように、前記ガス密度リレーの温度補償素子の温度昇降を調節するように配置される温度調節機構と、
前記ガス密度リレーに連通するガス密度検出センサと、
前記ガス密度リレーに接続され、前記ガス密度リレーの接点が動作する時に生成された接点信号をサンプリングするように配置されるオンラインチェック接点信号サンプリングユニットと、
それぞれ前記ガス密度検出センサ、温度調節機構及びオンラインチェック接点信号サンプリングユニットに接続され、前記温度調節機構の制御、圧力値収集及び温度値収集、及び/又はガス密度値収集、及び前記ガス密度リレーの接点信号動作値及び/又は接点信号戻り値の検出を完了するように配置される知能制御ユニットと、を含み、
ここで、前記接点信号は警報、及び/又は閉鎖を含む
ことを特徴とするオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項2】
前記電気システムはブラケットを含み、前記電気機器のエアチャンバーはブラケットの上方又は下方に位置し、前記ブラケットは垂直フレーム及び水平フレームを含み、前記ガス密度リレーは水平フレームの内部収容空間に位置する
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項3】
前記ガス密度検出センサは、前記ガス密度リレーに設けられ、或いは、前記温度調節機構は前記ガス密度リレーの内部又は外部に設けられ、或いは、前記ガス密度検出センサ、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニット及び前記知能制御ユニットは前記ガス密度リレーに設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項4】
前記ガス密度リレーは、バイメタルシート補償のガス密度リレー、ガス補償のガス密度リレー、バイメタルシート及びガス補償混合型のガス密度リレー、完全機械のガス密度リレー、デジタル型ガス密度リレー、機械及びデジタル結合型のガス密度リレー、指針表示付きのガス密度リレー、デジタル表示型ガス密度リレー、表示又は指示なしのガス密度スイッチ、SF6ガス密度リレー、SF6混合ガス密度リレー、N2ガス密度リレーのうちの一種又は多種を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項5】
前記ガス密度検出センサは少なくとも1つの圧力センサ及び少なくとも1つの温度センサを含み、ここで、前記圧力センサのプローブは前記ガス密度リレーのガス路に取り付けられ、前記温度センサのプローブは前記ガス密度リレーのガス路上又はガス路外に取り付けられ、又は前記ガス密度リレー内に取り付けられ、又は前記ガス密度リレー外に取り付けられ、或いは、前記ガス密度検出センサは圧力センサ及び温度センサで構成されたガス密度トランスミッターであり、或いは、前記ガス密度検出センサはクォーツ音叉テクノロジーを採用する密度検出センサである
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項6】
前記温度調節機構は加熱素子であり、或いは、
前記温度調節機構は、加熱素子、保温材、温度コントローラー、温度検出器、温度調節機構ハウジングを含み、或いは、
前記温度調節機構は、加熱素子と温度コントローラーを含み、或いは、
前記温度調節機構は、加熱素子、加熱電力レギュレーター及び温度コントローラーを含み、或いは、
前記温度調節機構は、加熱素子、冷却素子、加熱電力レギュレーター及び温度コントローラーを含み、或いは、
前記温度調節機構は、加熱素子、加熱電力レギュレーター及び恒温コントローラーを含み、或いは、
前記温度調節機構は、加熱素子、温度コントローラー、温度検出器を含み、或いは、
前記温度調節機構は加熱素子であり、前記加熱素子は温度補償素子の近傍に設けられ、或いは、
前記温度調節機構はマイクロ恒温ボックスであり、
ここで、前記加熱素子の数は少なくとも1つであり、前記加熱素子はシリコーンゴム加熱器、抵抗線、電熱ベルト、電熱棒、熱風機、赤外線加熱デバイス、半導体のうちの一種を含み、
前記温度コントローラーは、前記加熱素子に接続され、加熱素子の加熱温度を制御するためのものであり、前記温度コントローラーは、PIDコントローラー、PIDとファジー制御を組み合わせたコントローラー、周波数変換コントローラー、PLCコントローラーのうちの一種を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項7】
前記弁の一端に電気機器に連通する接続口が設けられ、前記弁の他端は前記ガス密度リレーのガス路に連通し、前記弁は前記知能制御ユニットにも接続され、前記知能制御ユニットの制御で前記弁の開閉を実現する
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項8】
前記電気システムは、圧力調節機構をさらに含み、前記圧力調節機構のガス路は、前記ガス密度リレーに連通し、前記圧力調節機構は前記知能制御ユニットにも接続され、前記知能制御ユニットの制御で前記ガス密度リレーの圧力昇降を調節し、さらに温度調節機構と嵌合及び/又は結合することにより、前記ガス密度リレーに接点動作を発生させ、或いは、
加熱デバイスを更に含み、前記知能制御ユニットは前記加熱デバイスに接続され、或いは、
エアチャンバー及び加熱デバイスを更に含み、前記エアチャンバーは前記ガス密度リレーに連通し、前記エアチャンバーの外部又は内部に加熱デバイスが設けられ、前記知能制御ユニットは前記加熱デバイスに接続される
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項9】
チェック時、前記圧力調節機構は密閉エアチャンバーであり、前記密閉エアチャンバーの外部又は内部に加熱素子、及び/又は冷却素子が設けられ、前記加熱素子により加熱し、かつ/又は前記冷却素子により冷却し、前記密閉エアチャンバー内のガスの温度変化をもたらし、さらに前記ガス密度リレーの圧力昇降を完了し、或いは、
前記圧力調節機構は一端が開口したキャビティであり、前記キャビティの他端は前記ガス密度リレーのガス路に連通し、前記キャビティ内にピストンがあり、前記ピストンの一端に調節ロッドが接続され、前記調節ロッドの外端は駆動部材に接続され、前記ピストンの他端は前記開口内に伸び込み、かつ前記キャビティの内壁と密封接触し、前記駆動部材は前記調節ロッドを駆動してさらに前記ピストンが前記キャビティ内を移動するように連動させ、或いは、
前記圧力調節機構は密閉エアチャンバーであり、前記密閉エアチャンバーの内部にピストンが設けられ、前記ピストンは前記密閉エアチャンバーの内壁と密封接触し、前記密閉エアチャンバーの外部に駆動部材が設けられ、前記駆動部材は電磁力により前記ピストンが前記キャビティ内を移動するように駆動し、或いは、
前記圧力調節機構は一端が駆動部材に接続されたエアバッグであり、前記エアバッグは前記駆動部材の駆動で体積変化が発生し、前記エアバッグは前記ガス密度リレーに連通し、或いは、
前記圧力調節機構は波形管であり、前記波形管の一端は前記ガス密度リレーに連通し、前記波形管の他端は前記駆動部材の駆動で伸縮し、或いは、
前記圧力調節機構はリリースバルブであり、前記リリースバルブは電磁弁又は電動弁であり、或いは、
前記圧力調節機構は圧縮機であり、或いは、
前記圧力調節機構はポンプであり、前記ポンプは圧力発生ポンプ、加圧ポンプ、電動エアポンプ、電磁エアポンプのうちの一種を含み、
ここで、前記駆動部材は磁力、電機、往復運動機構、カルノー循環機構、空気圧素子のうちの一種を含む
ことを特徴とする請求項8に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項10】
前記圧力調節機構のガス路は、第1接続管により前記ガス密度リレーのガス路に連通し、前記弁の排気口は第2接続管により前記ガス密度リレーのガス路に直接連通し、又は前記弁の排気口は第2接続管により前記圧力調節機構のガス路に接続され、それによって前記弁を前記ガス密度リレーのガス路に連通する
ことを特徴とする請求項8に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項11】
前記ガス密度リレーの接点は常開型密度リレーであり、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは、第1接続回路及び第2接続回路を含み、前記第1接続回路は前記ガス密度リレーの接点及び接点信号制御回路に接続され、前記第2接続回路は前記ガス密度リレーの接点及び前記知能制御ユニットに接続され、非チェック状態で、前記第2接続回路は切断され又は隔離され、前記第1接続回路は閉じ、チェック状態で、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは前記第1接続回路を切断し、前記第2接続回路をオンにし、前記ガス密度リレーの接点を前記知能制御ユニットに接続し、或いは、
前記ガス密度リレーの接点は常閉型密度リレーであり、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは、第1接続回路及び第2接続回路を含み、前記第1接続回路は前記ガス密度リレーの接点及び接点信号制御回路に接続され、前記第2接続回路は前記ガス密度リレーの接点及び前記知能制御ユニットに接続され、非チェック状態で、前記第2接続回路は切断され又は隔離され、前記第1接続回路は閉じ、チェック状態で、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは前記接点信号制御回路を閉じ、ガス密度リレーの接点及び接点信号制御回路の接続を切断し、前記第2接続回路をオンにし、前記ガス密度リレーの接点を前記知能制御ユニットに接続する
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項12】
前記第1接続回路は第1リレーを含み、前記第2接続回路は第2リレーを含み、前記第1リレーと前記第2リレーは2つの独立したリレーであり、又は同じリレーであり、前記第1リレーに少なくとも1つの常閉接点が設けられ、前記第2リレーに少なくとも1つの常開接点が設けられ、前記常閉接点と前記常開接点は逆のスイッチング状態を保持し、前記常閉接点は前記接点信号制御回路において直列接続され、前記常開接点は前記ガス密度リレーの接点に接続され、
非チェック状態で、前記常閉接点が閉じ、前記常開接点が切断され、前記ガス密度リレーが前記接点の出力状態をリアルタイムに監視し、チェック状態で、前記常閉接点が切断され、前記常開接点が閉じ、前記ガス密度リレーの接点が前記常開接点により前記知能制御ユニットに接続される
ことを特徴とする請求項11に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項13】
前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットには接点サンプリング回路が設けられ、前記接点サンプリング回路はフォトカプラ及び抵抗を含み、前記フォトカプラは発光ダイオード及びフォトトランジスタを含み、前記発光ダイオードと前記ガス密度リレーの接点は直列接続されて閉回路を形成し、前記フォトトランジスタのエミッタは接地され、前記フォトトランジスタのコレクタは前記知能制御ユニットに接続され、前記フォトトランジスタのコレクタは前記抵抗により電源にも接続され、前記接点が閉じる場合、閉回路が通電し、前記発光ダイオードが発光し、光が前記フォトトランジスタをオンにし、前記フォトトランジスタのコレクタがローレベルを出力し、前記接点が切断する場合、閉回路は遮断され、前記発光ダイオードは発光せず、前記フォトトランジスタがオフになり、前記フォトトランジスタのコレクタはハイレベルを出力し、或いは、
前記接点サンプリング回路は第1フォトカプラと第2フォトカプラを含み、前記第1フォトカプラの発光ダイオードと前記第2フォトカプラの発光ダイオードはそれぞれ電流制限抵抗により並列接続され、又は直接並列接続され、並列接続された後に前記ガス密度リレーの接点と直列接続されて閉回路を形成し、かつ前記第1フォトカプラと前記第2フォトカプラの発光ダイオードの接続方向が逆であり、前記第1フォトカプラのフォトトランジスタのコレクタと前記第2フォトカプラのフォトトランジスタのコレクタはいずれも分圧抵抗により電源に接続され、前記第1フォトカプラのフォトトランジスタのエミッタは前記第2フォトカプラのフォトトランジスタのエミッタに接続されて出力端を形成し、該出力端は前記知能制御ユニットに接続され、かつ抵抗により接地され、前記接点が閉じる時、閉回路が通電し、前記第1フォトカプラがオンになり、前記第2フォトカプラがオフになり、前記第1フォトカプラのフォトトランジスタのエミッタはハイレベルを出力し、或いは、前記第1フォトカプラがオフになり、前記第2フォトカプラがオンになり、前記第2フォトカプラのフォトトランジスタのエミッタはハイレベルを出力し、前記接点がオフになる時、閉回路は断電され、前記第1フォトカプラ、前記第2フォトカプラはいずれもオフになり、前記第1フォトカプラと前記第2フォトカプラのフォトトランジスタのエミッタはローレベルを出力し、或いは、
前記接点サンプリング回路は第1ホール電流センサ及び第2ホール電流センサを含み、前記第1ホール電流センサ、前記第2ホール電流センサ及び前記ガス密度リレーの接点が直列接続されて閉回路を形成し、かつ前記ガス密度リレーの接点が前記第1ホール電流センサと前記第2ホール電流センサとの間に接続され、前記第1ホール電流センサの出力端と前記第2ホール電流センサの出力端がいずれも前記知能制御ユニットに接続され、前記接点が閉じる時、閉回路が通電し、前記第1ホール電流センサと前記第2ホール電流センサとの間に電流が流れ、誘導電位を生成し、前記接点が切断する時、閉回路が断電され、前記第1ホール電流センサと前記第2ホール電流センサとの間に電流が流れず、生成される誘導電位がゼロであり、或いは、
前記接点サンプリング回路は第1サイリスタ、第2サイリスタ、第3サイリスタ及び第4サイリスタを含み、第1サイリスタ、第3サイリスタが直列接続され、第2サイリスタ、第4サイリスタが直列接続された後に第1サイリスタ、第3サイリスタで構成された直列接続線路と直並列閉回路を形成し、前記ガス密度リレーの接点の一端が線路により前記第1サイリスタ、第3サイリスタの間の線路と電気的に接続され、他端が線路により前記第2サイリスタ、第4サイリスタの間の線路と電気的に接続される
ことを特徴とする請求項11に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項14】
前記知能制御ユニットは前記ガス密度検出センサが収集したガス密度値を取得し、或いは、前記知能制御ユニットは前記ガス密度検出センサが収集した圧力値及び温度値を取得し、前記ガス密度リレーが監視された電気機器のガス密度に対するオンライン監視を完了する
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項15】
前記知能制御ユニットは前記ガス密度リレーに接点信号動作又は切り替えが発生する時、前記ガス密度検出センサが収集したガス密度値を取得し、前記ガス密度リレーのオンラインチェックを完了し、或いは、
前記知能制御ユニットは、前記ガス密度リレーに接点信号動作又は切り替えが発生する時に前記ガス密度検出センサが収集した圧力値及び温度値を取得するとともに、ガス圧力-温度特性に応じて20℃に対応する圧力値であるガス密度値に換算し、前記ガス密度リレーのオンラインチェックを完了する
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項16】
前記ガス密度リレーは、比較密度値出力信号を有し、該比較密度値出力信号は、前記知能制御ユニットに接続され、或いは、前記ガス密度リレーは、比較圧力値出力信号を有し、該比較圧力値出力信号は、前記知能制御ユニットに接続され、
前記ガス密度リレーが比較密度値出力信号を出力する場合、知能制御ユニットはその時のガス密度値を収集し、比較を行い、ガス密度リレーに対する比較密度値のチェックを完了し、知能制御ユニット又はバックグラウンドが比較結果を判定し、誤差が悪い場合、異常提示を発し、或いは、
前記ガス密度リレーが比較密度値出力信号を出力する場合、知能制御ユニットはその時のガス密度値を収集し、比較を行い、ガス密度リレーとガス密度検出センサの相互チェックを完了し、知能制御ユニット又はバックグラウンドが比較結果を判定し、誤差が悪い場合、異常提示を発し、或いは、
前記ガス密度リレーが比較密度値出力信号を出力する場合、知能制御ユニットはその時の圧力値を収集し、比較を行い、ガス密度リレーとガス密度検出センサの相互チェックを完了し、知能制御ユニット又はバックグラウンドが比較結果を判定し、誤差が悪い場合、異常提示を発する
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項17】
前記電気システムは、少なくとも2つのガス密度検出センサを含み、各ガス密度検出センサは1つの圧力センサ、1つの温度センサを含み、各ガス密度検出センサが検出したガス密度値を比較し、各ガス密度検出センサの相互チェックを完了する
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項18】
前記ガス密度検出センサは少なくとも2つの圧力センサを含み、各圧力センサが収集した圧力値を比較し、各圧力センサの相互チェックを完了する
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項19】
前記ガス密度検出センサは少なくとも2つの温度センサを含み、各温度センサが収集した温度値を比較し、各温度センサの相互チェックを完了する
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項20】
前記ガス密度検出センサは少なくとも1つの圧力センサ及び少なくとも1つの温度センサを含み、
各圧力センサにより収集された圧力値と各温度センサにより収集された温度値をランダムに配列して組み合わせ、各組み合わせをガス圧力-温度特性に応じて20℃に対応する複数の圧力値であるガス密度値に換算し、各ガス密度値を比較し、各圧力センサ、各温度センサの相互チェックを完了し、或いは、
各圧力センサにより収集された圧力値と各温度センサにより収集された温度値を全ての配列して組み合わせ、かつ各組み合わせをガス圧力-温度特性に応じて20℃に対応する複数の圧力値であるガス密度値に換算し、各ガス密度値を比較し、各圧力センサ、各温度センサの相互チェックを完了し、或いは、
各圧力センサ、各温度センサにより得られた複数のガス密度値をガス密度リレーの出力した比較密度値出力信号を比較し、ガス密度リレー、各圧力センサ、各温度センサの相互チェックを完了する
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項21】
請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムであって、前記ガス密度リレーがチェックを完了した後、電気システムはガス密度リレーのチェック報告を自動的に生成し、異常があれば、警報を発するとともに、遠位端にアップロードし、又は指定された受信機に送信する
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項22】
前記知能制御ユニットの制御が現場、及び/又はバックグラウンドにより制御される
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項23】
前記電気システムは多方継手を更に含み、前記ガス密度リレー、前記弁、前記圧力調節機構は前記多方継手に設けられ、或いは、前記知能制御ユニットは多方継手に設けられる
ことを特徴とする請求項8に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項24】
ガス密度リレーのチェック方法であって、
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは温度調節機構の加熱素子をオフにすることと、を含む
ことを特徴とするガス密度リレーのチェック方法。
【請求項25】
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視すると同時に、ガス密度リレーはガス密度検出センサ及び知能制御ユニットにより電気機器内のガス密度値をオンラインで監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットによりオンラインチェック接点信号サンプリングユニットをチェック状態に調整し、チェック状態で、オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは、ガス密度リレーの接点信号の制御回路を切断し、ガス密度リレーの接点を知能制御ユニットに接続することと、
知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を低下させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が低下することにより、ガス密度リレーに接点リセットが発生し、接点リセットはオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点リセット時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号戻り値を検出し、ガス密度リレーの接点信号戻り値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは温度調節機構の加熱素子をオフにするとともに、オンラインチェック接点信号サンプリングユニットを動作状態に調整し、ガス密度リレーの接点信号の制御回路は正常動作状態に復帰して稼働することと、を含む
ことを特徴とする請求項24に記載のガス密度リレーのチェック方法。
【請求項26】
前記ガス密度リレーは圧力調節機構を更に含み、前記圧力調節機構のガス路はガス密度リレーのガス路に連通し、前記チェック方法は、
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットにより弁を閉じることと、
知能制御ユニットにより圧力調節機構を駆動し、ガス圧力を徐々に低下させ、かつ知能制御ユニットにより温度調節機構を制御し、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは弁を開き、かつ知能制御ユニットは温度調節機構の加熱素子をオフにすること、をさらに含む
ことを特徴とする請求項24に記載のガス密度リレーのチェック方法。
【請求項27】
前記ガス密度リレーは圧力調節機構を更に含み、前記圧力調節機構のガス路はガス密度リレーのガス路に連通し、前記チェック方法は、
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視すると同時に、ガス密度リレーはガス密度検出センサ及び知能制御ユニットにより電気機器内のガス密度値をオンラインで監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットにより弁を閉じることと、
知能制御ユニットによりオンラインチェック接点信号サンプリングユニットをチェック状態に調整し、チェック状態で、オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは、ガス密度リレーの接点信号の制御回路を切断し、ガス密度リレーの接点を知能制御ユニットに接続することと、
知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、かつ知能制御ユニットにより圧力調節機構を駆動することにより、ガス圧力を徐々に低下させ、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を低下させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が低下し、かつ知能制御ユニットにより圧力調節機構を駆動することにより、ガス圧力を徐々に上昇させ、ガス密度リレーに接点リセットを発生させ、接点リセットはオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点リセット時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号戻り値を検出し、ガス密度リレーの接点信号戻り値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは弁を開き、かつ知能制御ユニットは温度調節機構の加熱素子をオフにするとともに、オンラインチェック接点信号サンプリングユニットを動作状態に調整し、ガス密度リレーの接点信号の制御回路は正常動作状態に復帰して稼働することと、を更に含む
ことを特徴とする請求項24に記載のガス密度リレーのチェック方法。
【請求項28】
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視すると同時に、ガス密度リレーはガス密度検出センサ及び知能制御ユニットにより電気機器内のガス密度値をオンラインで監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットにより接点信号サンプリングユニットをチェック状態に調整し、チェック状態で、接点信号サンプリングユニットはガス密度リレーの接点信号の制御回路を切断し、ガス密度リレーの接点を知能制御ユニットに接続することと、
知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーのガスの温度を上昇させ、設定値に達した後、知能制御ユニットにより弁を閉じることと、
ガス密度リレーの温度又は圧力が設定値まで低下した後、さらにイン知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは弁を開き、かつ知能制御ユニットは温度調節機構をオフにすることと、を更に含む
ことを特徴とする請求項24に記載のガス密度リレーのチェック方法。
【請求項29】
前記ガス密度リレーはエアチャンバー及び加熱デバイスを更に含み、前記エアチャンバーは前記ガス密度リレーに連通し、前記加熱デバイスは前記エアチャンバーの外部又は内部に設けられ、前記チェック方法は、
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視すると同時に、ガス密度リレーはガス密度検出センサ及び知能制御ユニットにより電気機器内のガス密度値をオンラインで監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットにより接点信号サンプリングユニットをチェック状態に調整し、チェック状態で、接点信号サンプリングユニットはガス密度リレーの接点信号の制御回路を切断し、ガス密度リレーの接点を知能制御ユニットに接続することと、
知能制御ユニットにより前記加熱デバイスの加熱を制御し、弁とガス密度リレーとの間のエアチャンバー内のガスの温度変化をもたらし、設定値に達した後、知能制御ユニットにより弁を閉じ、さらに知能制御ユニットにより前記加熱デバイスをオフにすることと、
エアチャンバーの温度又は圧力が設定値まで低下した後、さらに知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは弁を開き、かつ知能制御ユニットは温度調節機構をオフにすることと、を更に含む
ことを特徴とする請求項24に記載のガス密度リレーのチェック方法。
【請求項30】
前記ガス密度リレーはエアチャンバー及び加熱デバイスを更に含み、前記エアチャンバーは前記ガス密度リレーに連通し、前記加熱デバイスは前記エアチャンバーの外部又は内部に設けられ、前記チェック方法は、
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視すると同時に、ガス密度リレーはガス密度検出センサ及び知能制御ユニットにより電気機器内のガス密度値をオンラインで監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットにより接点信号サンプリングユニットをチェック状態に調整し、チェック状態で、接点信号サンプリングユニットはガス密度リレーの接点信号の制御回路を切断し、ガス密度リレーの接点を知能制御ユニットに接続することと、
知能制御ユニットにより前記加熱デバイスの加熱を制御し、前記エアチャンバー内のガスの温度変化をもたらし、設定値に達した後、知能制御ユニットにより弁を閉じ、さらに知能制御ユニットにより前記加熱デバイスをオフにすることと、
エアチャンバーの温度又は圧力が設定値まで低下した後、さらに知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは弁を開き、かつ知能制御ユニットは温度調節機構をオフにすることと、を更に含む
ことを特徴とする請求項24に記載のガス密度リレーのチェック方法。
【請求項31】
ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了した後、さらに知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を低下させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が低下し、ガス密度リレーに接点リセットを発生させ、接点リセットは接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点リセット時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号戻り値を検出し、ガス密度リレーの接点信号戻り値のチェック作業を完了し、全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは弁を開き、かつ知能制御ユニットは温度調節機構をオフにするとともに、接点信号サンプリングユニットを動作状態に調整し、ガス密度リレーの接点信号の制御回路は正常動作状態に復帰して稼働することを含む
ことを特徴とする請求項28、又は29、又は30に記載のガス密度リレーのチェック方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力技術分野に関し、特に高圧、中圧電気機器に応用され、オンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム(又は電気機器)及びそのチェック方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ガス密度リレーは、一般的に高圧電気機器内の絶縁ガスの密度を監視し制御するために用いられ、その内部に接点信号制御回路が設けられ、ガス密度リレーのガス路が高圧電気機器のエアチャンバーに連通し、ガス漏れが発生したことを検出すると、ガス密度リレーの接点が動作し、接点信号を生成し、接点信号制御回路が接点信号に基づいて、警報を発し又は閉鎖することにより電気機器の安全稼働保護を実現する。
【0003】
現在、SF(六フッ化硫黄)電気機器は既に電力部門、産業および鉱業企業に広く応用され、電力業界の急速な発展を促進する。高圧電気機器内のSFガスの密度の低下及び微水分の含有量が基準を超えると、SF高圧電気機器の安全稼働に深刻な影響を与える。1)SFガスの密度がある程度まで低下すると、絶縁及び消弧の性能の喪失を招く。2)いくつかの金属物の関与で、SFガスは高温200℃以上の温度で水と加水分解反応を発生させることができ、活性なHF及びSOF2を生成し、絶縁材及び金属材を腐食するとともに、大量の熱量を生成し、エアチャンバーの圧力を上昇させる。3)温度が低下する場合に、過剰な水分は結露水を形成する可能性があり、絶縁材の表面の絶縁強度を著しく低下させ、さらにフラッシュオーバーし、深刻な危害をもたらす。したがって、電力網運転プロトコルは、機器の稼働前及び稼働中にいずれもSFガスの密度及び含水量を定期的に検出しなければならないと強制的に規定される。
【0004】
無人変電所のネットワーク化、デジタル化方向への発展及び遠隔制御、遠隔測定への要求の継続的な強化に伴い、SF電気機器のガス密度及び微水分含有量状態のオンライン監視について重要な現実的意義を有する。中国のスマートグリッドの継続的な発展に伴い、スマート高圧電気機器はスマート変電所の重要な構成部分及び重要なノードとして、スマートグリッドの安全に重要な役割を果たす。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、上記技術背景に提出された問題を解決するために、オンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム(又は電気機器)及びそのチェック方法を提供することを目的とする。
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は以下の技術的解決手段を採用する。
【0007】
本願の第1態様はオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムを提供し、
内部にエアチャンバーが設けられ、前記エアチャンバーに絶縁ガスが充填される電気機器と、
前記電気機器のエアチャンバーの外部に取り付けられ、又は弁により前記電気機器のエアチャンバーの外部に取り付けられるガス密度リレーと、
温度調節可能な調節機構で、前記ガス密度リレーに接点動作を発生させるように、前記ガス密度リレーの温度補償素子の温度昇降を調節するように配置される温度調節機構と、
前記ガス密度リレーに連通するガス密度検出センサと、
前記ガス密度リレーに接続され、前記ガス密度リレーの接点が動作する時に生成された接点信号をサンプリングするように配置されるオンラインチェック接点信号サンプリングユニットと、
それぞれ前記ガス密度検出センサ、前記温度調節機構及び前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットに接続され、前記温度調節機構の制御、圧力値収集及び温度値収集、及び/又はガス密度値収集、及び前記ガス密度リレーの接点信号動作値及び/又は接点信号戻り値の検出を完了するように配置される知能制御ユニットと、を含み、
ここで、前記接点信号は警報、及び/又は閉鎖を含む。
【0008】
好ましくは、前記電気機器はSF6ガス電気機器、SF6混合ガス電気機器、環境保護型ガス電気機器、又は他の絶縁ガス電気機器を含む。
【0009】
具体的には、前記電気機器は、GIS、GIL、PASS、遮断器、変流器、計器用変圧器、変圧器、ガス充填キャビネット、リングメインキャビネットを含む。
【0010】
好ましくは、前記電気システムはブラケットを含み、前記電気機器のエアチャンバーはブラケットの上方又は下方に位置し、前記ブラケットは垂直フレーム及び水平フレームを含み、前記ガス密度リレーは水平フレームの内部収容空間に位置する。
【0011】
好ましくは、前記ガス密度リレーは、バイメタルシート補償のガス密度リレー、ガス補償のガス密度リレー、バイメタルシート及びガス補償混合型のガス密度リレー、完全機械のガス密度リレー、デジタル型ガス密度リレー、機械及びデジタル結合型のガス密度リレー、指針表示付きのガス密度リレー、デジタル表示型ガス密度リレー、表示又は指示なしのガス密度スイッチ、SF6ガス密度リレー、SF6混合ガス密度リレー、N2ガス密度リレーを含むが、これらに限定されない。
【0012】
好ましくは、前記ガス密度検出センサは、前記ガス密度リレーに設けられ、或いは、前記温度調節機構は前記ガス密度リレーの内部又は外部に設けられ、或いは、前記ガス密度検出センサ、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニット及び前記知能制御ユニットは前記ガス密度リレーに設けられる。
【0013】
より好ましくは、前記ガス密度リレー、前記ガス密度検出センサは一体化構造であり、好ましくは、前記ガス密度リレー、前記ガス密度検出センサは一体化構造の遠隔伝送式ガス密度リレーである。
【0014】
好ましくは、前記ガス密度検出センサは一体化構造である。
【0015】
より好ましくは、前記ガス密度検出センサは一体化構造のガス密度トランスミッターであり、好ましくは、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニット、前記知能制御ユニットは前記ガス密度トランスミッターに設けられる。
【0016】
好ましくは、前記ガス密度検出センサは、少なくとも1つの圧力センサ及び少なくとも1つの温度センサを含み、或いは、前記ガス密度検出センサは圧力センサ及び温度センサで構成されたガス密度トランスミッターであり、或いは、前記ガス密度検出センサはクォーツ音叉テクノロジーを採用する密度検出センサである。
【0017】
より好ましくは、前記圧力センサのプローブは前記ガス密度リレーのガス路に取り付けられる。
【0018】
より好ましくは、前記温度センサのプローブは前記ガス密度リレーのガス路上又はガス路外に取り付けられ、又は前記ガス密度リレー内に取り付けられ、又は前記ガス密度リレー外に取り付けられる。
【0019】
より好ましくは、温度センサは、熱電対、サーミスタ、半導体式であってもよく、接触式及び非接触式であってもよく、熱抵抗及び熱電対であってもよい。
【0020】
より好ましくは、前記圧力センサは、相対圧力センサ、及び/又は絶対圧力センサを含むが、これらに限定されない。
【0021】
さらに、前記圧力センサは拡散シリコン圧力センサ、MEMS圧力センサ、チップ式圧力センサ、コイル誘導圧力センサ(例えばブルドン管に誘導コイルが付いた圧力センサ)、抵抗圧力センサ(例えばブルドン管に滑り線抵抗が付いた圧力センサ)であってもよく、アナログ量圧力センサであってもよく、デジタル量圧力センサであってもよい。
【0022】
より好ましくは、少なくとも1つの前記温度センサは前記ガス密度リレーの温度補償素子の近傍に設けられ、又は温度補償素子に設けられ、又は前記温度補償素子に集積される。好ましくは、少なくとも1つの前記温度センサは前記ガス密度リレーの圧力検出器の温度補償素子に近い一端に設けられ、ここで、前記圧力検出器はブルドン管又は波形管であり、前記温度補償素子は温度補償シート又はケース内に封止されたガスを採用する。
【0023】
より好ましくは、前記知能制御ユニットは環境温度値を、温度センサが収集した温度値と比較し、温度センサに対するチェックを完了する。
【0024】
好ましくは、前記温度調節機構は加熱素子であり、或いは、前記温度調節機構は加熱素子、保温材、温度コントローラー、温度検出器、温度調節機構ハウジングを含み、或いは、前記温度調節機構は加熱素子及び温度コントローラーを含み、或いは、前記温度調節機構は加熱素子、加熱電力レギュレーター及び温度コントローラーを含み、或いは、前記温度調節機構は加熱素子、冷却素子、加熱電力レギュレーター及び温度コントローラーを含み、或いは、前記温度調節機構は加熱素子、加熱電力レギュレーター及び恒温コントローラーを含み、或いは、前記温度調節機構は加熱素子、温度コントローラー、温度検出器を含み、或いは、前記温度調節機構は加熱素子であり、前記加熱素子は温度補償素子の近傍に設けられ、或いは、前記温度調節機構はマイクロ恒温ボックスであり、ここで、前記加熱素子の数は少なくとも1つであり、前記加熱素子はシリコーンゴム加熱器、抵抗線、電熱ベルト、電熱棒、熱ファン、赤外線加熱素子、半導体のうちの一種を含むが、これらに限定されなく、前記温度コントローラーは前記加熱素子に接続され、加熱素子の加熱温度を制御するためのものであり、前記温度コントローラーは、PIDコントローラー、PIDとファジー制御を組み合わせたコントローラー、周波数変換コントローラー、PLCコントローラーのうちの一種を含むが、これらに限定されない。
【0025】
より好ましくは、前記温度調節機構における加熱素子は、少なくとも電力が同じ又は異なる2つの加熱素子、或いは加熱電力が調節可能な加熱素子を含む。
【0026】
より好ましくは、少なくとも2つの前記加熱素子の設置位置は同じであっても異なってもよく、必要に応じて合理的に設置することができる。
【0027】
好ましくは、前記温度調節機構の温度昇降方式は多段制御である。
【0028】
好ましくは、前記温度調節機構は知能制御ユニットの制御により、ガス密度リレー接点信号の動作値を測定する時、動作値に近い時に温度変化速度が一秒当たり1.0℃以下である(又は必要に応じて該要求を設定する)と、すなわち温度が安定して上昇し又は下降するように要求される。
【0029】
好ましくは、アンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムは相互自己校正ユニットを更に含み、知能制御ユニットは、相互自己校正ユニットによって検出されたデータを比較することにより、ガス密度リレーのメンテナンスフリーを実現し、或いは、知能制御ユニット及び相互自己校正ユニットにより検出されたデータを比較することにより、ガス密度リレーのメンテナンスフリーを実現する。
【0030】
好ましくは、前記知能制御ユニットは、深度計算ユニットを更に含み、深度計算ユニットは環境温度値、電気機器のガス密度値又は圧力値に基づいて、ガス圧力-温度特性により、チャック必要がある前記ガス密度リレーに対してチェック初期密度が適切なガス源を提供し、又は、前記知能制御ユニットは、チェック時の環境温度値、電気機器のエアチャンバーのガス圧力値、前記ガス密度リレーのチェック必要がある温度値に基づいて、ガス圧力-温度特性により、チェック必要がある前記ガス密度リレーに対してチェック初期密度が適切なガス源を提供することができる。
【0031】
好ましくは、前記弁の一端には電気機器に連通する接続ポートが設けられ、前記弁の他端は前記ガス密度リレーのガス路に連通する。
【0032】
さらに、前記弁は前記知能制御ユニットにも接続され、前記知能制御ユニットの制御で前記弁の閉じ又は開きを実現する。
【0033】
好ましくは、前記弁はコネクタにより前記電気機器に連通する。
【0034】
好ましくは、前記弁は電動弁、及び/又は電磁弁である。
【0035】
より好ましくは、前記弁は永久磁石式電磁弁である。
【0036】
好ましくは、前記弁はピエゾバルブ、又は温度制御の弁であり、或いは、スマート記憶材料で製造され、電気加熱で開閉する新型弁である。
【0037】
好ましくは、前記弁はホースを折り曲げ、又は挟む方式で閉じ又は開くことを実現する。
【0038】
好ましくは、前記弁は1つのキャビティ又はケース内に密封される。
【0039】
好ましくは、前記弁のガス路の両側にそれぞれ圧力センサが設けられ、或いは、前記弁のガス路の両側にそれぞれ圧力検出器が設けられる。
【0040】
好ましくは、前記電気システムは自己密封弁を更に含み、前記自己密封弁は前記電気機器と前記弁との間に取り付けられ、或いは、前記弁は前記電気機器と前記自己密封弁との間に取り付けられる。
【0041】
好ましくは、前記オンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムは、圧力調節機構をさらに含み、前記圧力調節機構のガス路は、前記ガス密度リレーに連通し、前記圧力調節機構は前記知能制御ユニットにも接続され、前記知能制御ユニットの制御で前記ガス密度リレーの圧力昇降を調節し、さらに温度調節機構と嵌合及び/又は結合することにより、前記ガス密度リレーに接点動作を発生させ、或いは、加熱デバイスを更に含み、前記知能制御ユニットは前記加熱デバイスに接続され、或いは、エアチャンバー及び加熱デバイスを更に含み、前記エアチャンバーは前記ガス密度リレーに連通し、前記エアチャンバーの外部又は内部に加熱デバイスが設けられ、前記知能制御ユニットは前記加熱デバイスに接続される。
【0042】
より好ましくは、前記弁及び前記圧力調節機構は1つのキャビティ又はケース内に封止される。
【0043】
より好ましくは、前記圧力調節機構は1つのキャビティ又はケース内に封止される。
【0044】
より好ましくは、チェック時、前記圧力調節機構は密閉エアチャンバーであり、前記密閉エアチャンバーの外部又は内部に加熱素子、及び/又は冷却素子が設けられ、前記加熱素子により加熱し、かつ/又は前記冷却素子により冷却し、前記密閉エアチャンバー内のガスの温度変化をもたらし、さらに前記ガス密度リレーの圧力昇降を完了する。
【0045】
さらに、前記加熱素子、及び/又は前記冷却素子は半導体である。
【0046】
さらに、前記圧力調節機構は保温材を更に含み、前記保温材は前記密閉エアチャンバーの外部に設けられる。
【0047】
より好ましくは、チェック時に、前記圧力調節機構は一端が開口したキャビティであり、前記キャビティの他端は前記ガス密度リレーのガス路に連通し、前記キャビティ内にピストンがあり、前記ピストンの一端に調節ロッドが接続され、前記調節ロッドの外端は駆動部材に接続され、前記ピストンの他端は前記開口内に伸び込み、かつ前記キャビティの内壁と密封接触し、前記駆動部材は前記調節ロッドを駆動してさらに前記ピストンが前記キャビティ内を移動するように連動させる。
【0048】
より好ましくは、チェック時に、前記圧力調節機構は密閉エアチャンバーであり、前記密閉エアチャンバーの内部にピストンが設けられ、前記ピストンは前記密閉エアチャンバーの内壁と密封接触し、前記密閉エアチャンバーの外部に駆動部材が設けられ、前記駆動部材は電磁力により前記ピストンが前記キャビティ内を移動するように駆動する。
【0049】
より好ましくは、前記圧力調節機構は一端が駆動部材に接続されたエアバッグであり、前記エアバッグは前記駆動部材の駆動で体積変化が発生し、前記エアバッグは前記ガス密度リレーに連通する。
【0050】
より好ましくは、前記圧力調節機構は波形管であり、前記波形管の一端は前記ガス密度リレーに連通し、前記波形管の他端は前記駆動部材の駆動で伸縮する。
【0051】
上記圧力調節機構における前記駆動部材は、磁力、電機(可変周波数電機又はステッピング電機)、往復運動機構、カルノー循環機構、空気圧素子のうちの一種を含むが、これらに限定されない。
【0052】
より好ましくは、前記圧力調節機構はリリースバルブである。
【0053】
さらに、前記圧力調節機構はガスリリース流量を制御する流量弁を更に含む。
【0054】
さらに、前記リリースバルブは電磁弁又は電動弁、或いは他の電気又はガスの方式で実現されるリリースバルブである。
【0055】
さらに、前記リリースバルブはガスをゼロ位置に放出し、前記知能制御ユニットはその時の圧力値を収集し、比較を行い、圧力センサに対するゼロ位置チェックを完了し、知能制御ユニット又はバックグラウンド比較が結果を判定し、誤差が悪いと、圧力センサに問題があるという異常提示を発する。
【0056】
より好ましくは、前記圧力調節機構は圧縮機である。
【0057】
より好ましくは、前記圧力調節機構はポンプであり、前記ポンプは圧力発生ポンプ、加圧ポンプ、電動空気ポンプ、電磁空気ポンプのうちの一種を含むが、これらに限定されない。
【0058】
より好ましくは、前記ガス密度リレー、前記弁、前記圧力調節機構は接続管により接続される。
【0059】
さらに、前記圧力調節機構のガス路は、第1接続管により前記ガス密度リレーのガス路に連通し、前記弁の排気口は第2接続管により前記ガス密度リレーのガス路に直接連通し、又は前記弁の排気口は第2接続管により前記圧力調節機構のガス路に接続され、それによって前記弁を前記ガス密度リレーのガス路に連通する。
【0060】
好ましくは、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットと前記知能制御ユニットは一体に設けられる。
【0061】
より好ましくは、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットと前記知能制御ユニットは1つのキャビティ又はケース内に封止される。
【0062】
好ましくは、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットによる前記ガス密度リレーの接点信号のサンプリングは、下記を満たす。前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは独立した少なくとも一組のサンプリング接点を有し、同時に少なくとも1つの接点に対してチェックを自動的に完了するとともに、接点を交換し又は接点を再選択する必要がなく、連続的に測定することができ、ここで、前記接点は、警報接点、警報接点+閉鎖接点、警報接点+閉鎖1接点+閉鎖2接点、警報接点+閉鎖接点+過電圧接点のうちの一種を含むが、これらに限定されない。
【0063】
好ましくは、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットの前記ガス密度リレーの接点信号動作値又はその切替値に対するテスト電圧は24V以上であり、即ちチェック時に、接点信号の対応する端子の間に24V以上の電圧を印加する。
【0064】
好ましくは、前記ガス密度リレーの接点は常開型密度リレーであり、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは、第1接続回路及び第2接続回路を含み、前記第1接続回路は前記ガス密度リレーの接点及び接点信号制御回路に接続され、前記第2接続回路は前記ガス密度リレーの接点及び前記知能制御ユニットに接続され、非チェック状態で、前記第2接続回路は切断され又は隔離され、前記第1接続回路は閉じ、チェック状態で、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは前記第1接続回路を切断し、前記第2接続回路をオンにし、前記ガス密度リレーの接点を前記知能制御ユニットに接続し、或いは、
前記ガス密度リレーの接点は常閉型密度リレーであり、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは、第1接続回路及び第2接続回路を含み、前記第1接続回路は前記ガス密度リレーの接点及び接点信号制御回路に接続され、前記第2接続回路は前記ガス密度リレーの接点及び前記知能制御ユニットに接続され、非チェック状態で、前記第2接続回路は切断され又は隔離され、前記第1接続回路は閉じ、チェック状態で、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは前記接点信号制御回路を閉じ、ガス密度リレーの接点及び接点信号制御回路の接続を切断し、前記第2接続回路をオンにし、前記ガス密度リレーの接点を前記知能制御ユニットに接続する。
【0065】
より好ましくは、前記第1接続回路は第1リレーを含み、前記第2接続回路は第2リレーを含み、前記第1リレーに少なくとも1つの常閉接点が設けられ、前記第2リレーに少なくとも1つの常開接点が設けられ、前記常閉接点と前記常開接点は逆の開閉状態を保持し、前記常閉接点は前記接点信号制御回路に直列接続され、前記常開接点は前記ガス密度リレーの接点に接続され、
非チェック状態で、前記常閉接点が閉じ、前記常開接点が切断され、前記ガス密度リレーが前記接点の出力状態をリアルタイムに監視し、チェック状態で、前記常閉接点が切断され、前記常開接点が閉じ、前記ガス密度リレーの接点が前記常開接点により前記知能制御ユニットに接続される。なお、接点が常閉型密度リレーであることについて、対応に調整を行うことができる。
【0066】
さらに、前記第1リレーと前記第2リレーは2つの独立したリレーであってもよく、同じリレーであってもよい。
【0067】
より好ましくは、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットには接点サンプリング回路が設けられ、前記接点サンプリング回路はフォトカプラ及び抵抗を含み、前記フォトカプラは発光ダイオード及びフォトトランジスタを含み、前記発光ダイオードと前記ガス密度リレーの接点は直列接続されて閉回路を形成し、前記フォトトランジスタのエミッタは接地され、前記フォトトランジスタのコレクタは前記知能制御ユニットに接続され、前記フォトトランジスタのコレクタは前記抵抗により電源にも接続され、
前記接点が閉じる時、閉回路が通電し、前記発光ダイオードが発光し、光が前記フォトトランジスタを導通し、前記フォトトランジスタのコレクタがローレベルを出力し、
前記接点が切断する時、閉回路が切断し、前記発光ダイオードが発光せず、前記フォトトランジスタがオフにされ、前記フォトトランジスタのコレクタがハイレベルを出力する。
【0068】
より好ましくは、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットには接点サンプリング回路が設けられ、前記接点サンプリング回路は第1フォトカプラ及び第2フォトカプラを含み、
前記第1フォトカプラの発光ダイオードと前記第2フォトカプラの発光ダイオードはそれぞれ電流制限抵抗により並列接続され又は直接並列接続され、並列接続された後に前記ガス密度リレーの接点と直列接続されて閉回路を形成し、かつ前記第1フォトカプラと前記第2フォトカプラの発光ダイオードの接続方向が逆であり、
前記第1フォトカプラのフォトトランジスタのコレクタと前記第2フォトカプラのフォトトランジスタのコレクタはいずれも分圧抵抗により電源に接続され、前記第1フォトカプラのフォトトランジスタのエミッタは前記第2フォトカプラのフォトトランジスタのエミッタに接続されて出力端を形成し、該出力端は前記知能制御ユニットに接続され、かつ抵抗により接地され、
前記接点が閉じる時、閉回路が通電し、前記第1フォトカプラがオンになり、前記第2フォトカプラがオフになり、前記第1フォトカプラのフォトトランジスタのエミッタがハイレベルを出力し、或いは、前記第1フォトカプラがオフになり、前記第2フォトカプラがオンになり、前記第2フォトカプラのフォトトランジスタのエミッタがハイレベルを出力し、
前記接点が切断する時、閉回路が遮断され、前記第1フォトカプラ、前記第2フォトカプラがいずれもオフになり、前記第1フォトカプラ及び前記第2フォトカプラのフォトトランジスタのエミッタがローレベルを出力する。
【0069】
さらに、前記接点サンプリング回路は第1ツェナーダイオード群及び第2ツェナーダイオード群を更に含み、前記第1ツェナーダイオード群及び前記第2ツェナーダイオード群は前記接点信号制御回路において並列接続され、かつ前記第1ツェナーダイオード群と前記第2ツェナーダイオード群の接続方向が逆であり、前記第1ツェナーダイオード群及び前記第2ツェナーダイオード群はいずれも1つ、2つ又は2つ以上のツェナーダイオードで直列接続して構成される。或いは、ツェナーダイオードの代わりにダイオードを用いることができる。
【0070】
さらに、前記第1ツェナーダイオード群は直列接続された第1ツェナーダイオード及び第2ツェナーダイオードを含み、前記第1ツェナーダイオードの負極は前記第2ツェナーダイオードの正極に接続され、前記第2ツェナーダイオード群は直列接続された第3ツェナーダイオード及び第4ツェナーダイオードを含み、前記第3ツェナーダイオードの正極は前記第4ツェナーダイオードの負極に接続される。
【0071】
より好ましくは、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットに接点サンプリング回路が設けられ、前記接点サンプリング回路は第1ホール電流センサ及び第2ホール電流センサを含み、前記第1ホール電流センサ、前記第2ホール電流センサ及び前記ガス密度リレーの接点は直列接続されて閉回路を形成し、かつ前記ガス密度リレーの接点は前記第1ホール電流センサと前記第2ホール電流センサとの間に接続され、前記第1ホール電流センサの出力端と前記第2ホール電流センサの出力端はいずれも前記知能制御ユニットに接続され、
前記接点が閉じる時、閉回路が通電し、前記第1ホール電流センサと前記第2ホール電流センサとの間に電流が流れ、誘導電位を生成し、
前記接点が切断する時、閉回路が断電され、前記第1ホール電流センサと前記第2ホール電流センサとの間に電流が流れず、生成される誘導電位がゼロである。
【0072】
より好ましくは、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットには接点サンプリング回路が設けられ、前記接点サンプリング回路は、第1サイリスタ、第2サイリスタ、第3サイリスタ及び第4サイリスタを含み、
第1サイリスタ、第3サイリスタが直列接続され、第2サイリスタ、第4サイリスタが直列接続された後に、第1サイリスタ、第3サイリスタで構成された直列接続線路と直並列閉回路を形成し、前記ガス密度リレーの接点の一端が線路により前記第1サイリスタ、第3サイリスタの間の線路と電気的に接続され、他端が線路により前記第2サイリスタ、第4サイリスタの間の線路と電気的に接続される。
【0073】
さらに、前記第1サイリスタの陰極は知能制御ユニットに接続され、前記第1サイリスタの陽極は前記第3サイリスタの陰極に接続され、前記第1サイリスタと前記第3サイリスタの制御極は前記知能制御ユニットに接続され、前記第2サイリスタの陰極は知能制御ユニットに接続され、前記第2サイリスタの陽極は前記第4サイリスタの陰極に接続され、前記第2サイリスタと前記第4サイリスタの制御極は前記知能制御ユニットに接続される。
【0074】
好ましくは、前記知能制御ユニットは、前記ガス密度検出センサにより収集されたガス密度値を取得し、或いは、前記知能制御ユニットは前記ガス密度検出センサにより収集された圧力値及び温度値を取得し、前記ガス密度リレーのガス密度に対するオンライン監視を完了し、即ち前記ガス密度リレーの監視される電気機器のガス密度に対するオンライン監視を完了する。
【0075】
より好ましくは、前記知能制御ユニットは、平均法(平均値法)を採用して前記ガス密度値を計算し、前記平均法は以下のとおりである。設定された時間間隔内に、収集頻度を設定し、全ての収集して得られた異なる時点のN個のガス密度値に平均値計算処理を行い、そのガス密度値を取得し、或いは、設定された時間間隔内に、温度間隔刻み幅を設定し、全ての温度範囲で収集して得られたN個の異なる温度値に対応する密度値に平均値計算処理を行い、そのガス密度値を取得し、或いは、設定された時間間隔内に、圧力間隔刻み幅を設定し、全ての圧力変化範囲で収集して得られたN個の異なる圧力値に対応する密度値に平均値計算処理を行い、そのガス密度値を取得し、ここで、Nは1以上の正整数である。
【0076】
好ましくは、前記知能制御ユニットは、前記ガス密度リレーに接点信号動作又は切り替えが発生する時に、前記ガス密度検出センサが収集したガス密度値を取得し、前記ガス密度リレーのオンラインチェックを完了し、或いは、
前記知能制御ユニットは、前記ガス密度リレーに接点信号動作又は切り替えが発生する時に前記ガス密度検出センサが収集した圧力値及び温度値を取得するとともに、ガス圧力-温度特性に応じて20℃に対応する圧力値であるガス密度値に換算し、前記ガス密度リレーのオンラインチェックを完了する。
【0077】
好ましくは、前記ガス密度リレーは、比較密度値出力信号を有し、該比較密度値出力信号は、前記知能制御ユニットに接続され、或いは、前記ガス密度リレーは、比較圧力値出力信号を有し、該比較圧力値出力信号は、前記知能制御ユニットに接続される。
【0078】
より好ましくは、前記ガス密度リレーが比較密度値出力信号を出力する場合、知能制御ユニットはその時のガス密度値を収集し、比較を行い、ガス密度リレーに対する比較密度値のチェックを完了し、知能制御ユニット又はバックグラウンドが比較結果を判定し、誤差が悪い場合、異常提示を発し、或いは、
前記ガス密度リレーが比較密度値出力信号を出力する場合、知能制御ユニットはその時のガス密度値を収集し、比較を行い、ガス密度リレーとガス密度検出センサの相互チェックを完了し、知能制御ユニット又はバックグラウンドが比較結果を判定し、誤差が悪い場合、異常提示を発し、或いは、
前記ガス密度リレーが比較密度値出力信号を出力する場合、知能制御ユニットはその時の圧力値を収集し、比較を行い、ガス密度リレーとガス密度検出センサの相互チェックを完了し、知能制御ユニット又はバックグラウンドが比較結果を判定し、誤差が悪い場合、異常提示を発する。
【0079】
好ましくは、本願のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムは、少なくとも2つのガス密度検出センサを含み、各ガス密度検出センサは1つの圧力センサ、1つの温度センサを含み、各ガス密度検出センサが検出したガス密度値を比較し、各ガス密度検出センサの相互チェックを完了する。
【0080】
好ましくは、前記ガス密度検出センサは少なくとも2つの圧力センサを含み、各圧力センサが収集した圧力値を比較し、各圧力センサの相互チェックを完了する。
【0081】
好ましくは、前記ガス密度検出センサは少なくとも2つの温度センサを含み、各温度センサが収集した温度値を比較し、各温度センサの相互チェックを完了する。
【0082】
好ましくは、前記ガス密度検出センサは少なくとも1つの圧力センサ及び少なくとも1つの温度センサを含み、各圧力センサにより収集された圧力値と各温度センサにより収集された温度値をランダムに配列して組み合わせ、各組み合わせをガス圧力-温度特性に応じて20℃に対応する複数の圧力値であるガス密度値に換算し、各ガス密度値を比較し、各圧力センサ、各温度センサの相互チェックを完了し、或いは、各圧力センサにより収集された圧力値と各温度センサにより収集された温度値を全ての配列して組み合わせ、かつ各組み合わせをガス圧力-温度特性に応じて20℃に対応する複数の圧力値であるガス密度値に換算し、各ガス密度値を比較し、各圧力センサ、各温度センサの相互チェックを完了し、或いは、各圧力センサ、各温度センサにより得られた複数のガス密度値をガス密度リレーの出力した比較密度値出力信号を比較し、ガス密度リレー、各圧力センサ、各温度センサの相互チェックを完了する。
【0083】
好ましくは、前記ガス密度リレーがチェックを完了した後、電気システムはガス密度リレーのチェック報告を自動的に生成し、異常があれば、警報を発するとともに、遠位端にアップロードし、又は指定された受信機に送信する。
【0084】
好ましくは、前記知能制御ユニットは、マイクロプロセッサの組み込みシステムの組み込みアルゴリズム及び制御プログラムに基づいて、チェックプロセス全体を自動的に制御し、全ての周辺機器、論理及び入出力を含む。
【0085】
より好ましくは、前記知能制御ユニットは、汎用コンピュータ、産業用コンピュータ、ARMチップ、AIチップ、CPU、MCU、FPGA、PLCなど、産業用制御メインボード、組み込み主制御基板などの組み込みアルゴリズム及び制御プログラムに基づいて、チェックプロセス全体を自動的に制御し、全ての周辺機器、論理及び入出力を含む。
【0086】
好ましくは、前記知能制御ユニットに電気インタフェースが設けられ、前記電気インタフェースはテストデータの記憶、及び/又はテストデータの導出、及び/又はテストデータの印刷、及び/又はホストコンピュータとのデータ通信、及び/又はアナログ量、デジタル量情報の入力を完了する。
【0087】
より好ましくは、前記電気システムはガス密度リレーの基本情報入力をサポートし、前記基本情報は出荷番号、精度要求、定格パラメータ、製造工場、稼働位置のうちの一種又は複数種を含むが、これらに限定されない。
【0088】
好ましくは、前記知能制御ユニットはテストデータ、及び/又はチェック結果の遠距離伝送を実現する通信モジュールを更に含む。
【0089】
より好ましくは、前記通信モジュールの通信方式は有線通信又は無線通信方式である。
【0090】
さらに、前記有線通信方式は、RS232バス、RS485バス、CAN-BUSバス、4-20mA、Hart、IIC、SPI、Wire、同軸ケーブル、PLC電力キャリア、ケーブルのうちの一種又は複数種を含むが、これらに限定されない。
【0091】
さらに、前記無線通信方式は、NB-IOT、2G/3G/4G/5G、WIFI、ブルートゥース、Lora、Lorawan、Zigbee、赤外線、超音波、音波、衛星、光波、量子通信、ソナーのうちの一種又は複数種を含むが、これらに限定されない。
【0092】
好ましくは、前記知能制御ユニットにはクロックが更に設けられ、前記クロックは、前記ガス密度リレーのチェック時間を定期的に設定し、又はテスト時間を記録し、又はイベント時間を記録するために用いるように配置される。
【0093】
好ましくは、前記知能制御ユニットの制御は現場、及び/又はバックグラウンドにより制御される。
【0094】
より好ましくは、前記電気システムは前記バックグラウンドの設置又は指令に基づいて、前記ガス密度リレーのオンラインチェックを完了し、或いは、設定された前記ガス密度リレーのチェック時間に基づいて、前記ガス密度リレーのオンラインチェックを完了する。
【0095】
好ましくは、前記知能制御ユニットの回路は知能制御ユニット保護回路を含み、前記知能制御ユニット保護回路は帯電防止干渉回路(例えばESD、EMI)、サージ防止回路、電気高速保護回路、高周波電界干渉防止回路、パルス群干渉防止回路、電源短絡保護回路、電源逆接続保護回路、電気接点誤接続保護回路、充電保護回路のうちの一種又は複数種を含むが、これらに限定されない。
【0096】
好ましくは、前記電気システムは多方継手を更に含み、前記ガス密度リレー、前記弁、前記圧力調節機構は前記多方継手に設けられ、或いは、前記知能制御ユニットは多方継手に設けられる。
【0097】
より好ましくは、前記ガス密度リレーのガス路は、前記多方継手の第1継手に接続され、前記圧力調節機構のガス路は、前記多方継手の第2継手に接続され、前記第1継手は前記第2継手に連通し、それによって前記圧力調節機構のガス路を前記ガス密度リレーのガス路に連通し、前記弁の排気口は前記多方継手の第3継手に連通し、前記第3継手は前記第1継手に連通し、それによって前記弁の排気口を前記圧力調節機構のガス路、及び/又は前記ガス密度リレーのガス路に連通する。
【0098】
さらに、前記多方継手の前記第3継手に、前記電気機器に接合する接続部が設けられ、前記弁は前記接続部内に内嵌される。
【0099】
より好ましくは、前記ガス密度リレーのケースにコネクタが設けられ、コネクタが前記電気機器のエアチャンバー内に固定され、或いは、好ましくは、前記ガス密度リレーのケースが前記多方継手に固定され、前記多方継手が前記エアチャンバー内に固定される。
【0100】
好ましくは、前記電気システムは、ガス補充ポートを更に含む。
【0101】
より好ましくは、前記ガス補充ポートは前記圧力調節機構に設けられ、或いは、前記ガス補充ポートは前記電気機器に設けられ、或いは、前記ガス補充ポートは前記多方継手に設けられ、或いは、前記ガス補充ポートは前記自己密封弁に設けられる。
【0102】
より好ましくは、前記電気システムはガス補充回数、又はガス補充量、又はガス補充時間を統計することができる。
【0103】
好ましくは、前記電気システムはオンラインガス補給を行うことができる。
【0104】
好ましくは、前記電気システムはオンラインガス乾燥を行うことができる。
【0105】
好ましくは、前記電気システムは、前記知能制御ユニットに接続され、現在のチェックデータをリアルタイムに表示し、かつ/又はデータ入力をサポートするマンマシンインタラクション用の表示インタフェースをさらに含む。具体的には、リアルタイムオンラインガス密度値表示、圧力値表示、温度値表示、変化傾向分析、履歴データ照会、リアルタイム警報等を含む。
【0106】
好ましくは、前記電気システムはマイクロウォーターセンサをさらに含み、前記マイクロウォーターセンサがそれぞれ前記ガス密度リレーと前記知能制御ユニットとに接続される。
【0107】
より好ましくは、前記電気システムはガス循環機構を更に含み、前記ガス循環機構がそれぞれ前記ガス密度リレー及び前記知能制御ユニットに接続され、前記ガス循環機構が毛細管、密封チャンバー及び加熱素子を含み、前記加熱素子により加熱し、ガスの流れを実現し、ガス内部のマイクロウォーターバリューをオンラインで監視する。
【0108】
さらに、前記マイクロウォーターセンサは、前記ガス循環機構の密閉チャンバー、毛細管中、毛細管口、毛細管外に取り付けられてもよい。
【0109】
好ましくは、前記電気システムは、分解物センサをさらに含み、前記分解物センサがそれぞれ前記ガス密度リレーと前記知能制御ユニットに接続される。
【0110】
好ましくは、前記電気システムは監視するためのカメラを更に含む。
【0111】
好ましくは、前記電気システムは、ガス密度値、又は密度値、圧力値、温度値をオンライン監視し、或いは、前記電気システムは監視されたガス密度値、又は密度値、圧力値、温度値を遠隔伝送する。
【0112】
好ましくは、前記電気システムは自己診断機能を有し、異常をタイムリーに報知することができ、例えば断線、短絡警報、センサ損傷などを報知する。
【0113】
好ましくは、前記電気システムは安全保護機能を有し、ガス密度値、又は圧力値が設定値より低い場合、チェックを自動的に停止するとともに、報知信号を発する。
【0114】
好ましくは、前記電気システムに加熱器及び/又は放熱器(例えば、ファン)が設けられ、温度が設定値より低い場合に加熱器をオンにし、温度が設定値より高い場合に放熱器(例えば、ファン)をオンにする。
【0115】
好ましくは、前記ガス密度リレーは接触抵抗検出ユニットを更に含み、前記接触抵抗検出ユニットは接点信号に接続され又は前記ガス密度リレー内の信号発生器に直接接続され、オンラインチェック接点信号サンプリングユニットの制御で、ガス密度リレーの接点信号はその制御回路と隔離され、ガス密度リレーの接点信号が動作する時、及び/又は接点接触抵抗を検出する指令を受信した時、接触抵抗検出ユニットはガス密度リレーの接点接触抵抗値を検出することができる。
【0116】
好ましくは、前記ガス密度リレーは絶縁抵抗検出ユニットを更に含み、前記絶縁抵抗検出ユニットは接点に接続され、又は前記ガス密度リレー内の信号発生器に直接接続され、オンラインチェック接点信号サンプリングユニットの制御で、ガス密度リレーの接点はその制御回路と隔離され、ガス密度リレーの接点が動作する時、及び/又は接点絶縁抵抗を検出する指令を受信した時、絶縁抵抗検出ユニットはガス密度リレーの接点絶縁抵抗値を検出することができ、さらにガス密度リレーの絶縁性能を検出する。
【0117】
好ましくは、少なくとも2つのガス密度リレー、少なくとも2つの多方継手、少なくとも2つの温度調節機構、少なくとも2つのオンラインチェック接点信号サンプリングユニット及び1つの知能制御ユニット、1つのガス密度検出センサは、前記ガス密度リレーのオンラインチェックを完了し、或いは、
少なくとも2つのガス密度リレー、少なくとも2つの多方継手、少なくとも2つの温度調節機構、少なくとも2つのオンラインチェック接点信号サンプリングユニット、少なくとも2つの知能制御ユニット及び1つのガス密度検出センサは、前記ガス密度リレーのオンラインチェックを完了し、或いは、
少なくとも2つのガス密度リレー、少なくとも2つの多方継手、少なくとも2つの温度調節機構、少なくとも2つのオンラインチェック接点信号サンプリングユニット、少なくとも2つのガス密度検出センサ及び1つの知能制御ユニットは、前記ガス密度リレーのオンラインチェックを完了する。
【0118】
本願の第2態様はガス密度リレーのチェック方法を提供し、
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは温度調節機構の加熱素子をオフにすることと、を含む。
【0119】
好ましくは、ガス密度リレーのチェック方法であって、
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視すると同時に、ガス密度リレーはガス密度検出センサ及び知能制御ユニットにより電気機器内のガス密度値をオンラインで監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットによりオンラインチェック接点信号サンプリングユニットをチェック状態に調整し、チェック状態で、オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは、ガス密度リレーの接点信号の制御回路を切断し、ガス密度リレーの接点を知能制御ユニットに接続することと、
知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を低下させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が低下することにより、ガス密度リレーに接点リセットが発生し、接点リセットはオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点リセット時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号戻り値を検出し、ガス密度リレーの接点信号戻り値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは温度調節機構の加熱素子をオフにするとともに、オンラインチェック接点信号サンプリングユニットを動作状態に調整し、ガス密度リレーの接点信号の制御回路は正常動作状態に復帰して稼働することと、を含む。
【0120】
好ましくは、前記ガス密度リレーは圧力調節機構を更に含み、前記圧力調節機構のガス路はガス密度リレーのガス路に連通し、前記ガス密度リレーのチェック方法は、
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットにより弁を閉じることと、
知能制御ユニットにより圧力調節機構を駆動し、ガス圧力を徐々に低下させ、かつ知能制御ユニットにより温度調節機構を制御し、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは弁を開き、かつ知能制御ユニットは温度調節機構の加熱素子をオフにすること、をさらに含む。
【0121】
好ましくは、前記ガス密度リレーは圧力調節機構を更に含み、前記圧力調節機構のガス路はガス密度リレーのガス路に連通し、前記ガス密度リレーのチェック方法は、
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視すると同時に、ガス密度リレーはガス密度検出センサ及び知能制御ユニットにより電気機器内のガス密度値をオンラインで監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットにより弁を閉じることと、
知能制御ユニットによりオンラインチェック接点信号サンプリングユニットをチェック状態に調整し、チェック状態で、オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは、ガス密度リレーの接点信号の制御回路を切断し、ガス密度リレーの接点を知能制御ユニットに接続することと、
知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、かつ知能制御ユニットにより圧力調節機構を駆動することにより、ガス圧力を徐々に低下させ、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を低下させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が低下し、かつ知能制御ユニットにより圧力調節機構を駆動することにより、ガス圧力を徐々に上昇させ、ガス密度リレーに接点リセットを発生させ、接点リセットはオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点リセット時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号戻り値を検出し、ガス密度リレーの接点信号戻り値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは弁を開き、かつ知能制御ユニットは温度調節機構の加熱素子をオフにするとともに、オンラインチェック接点信号サンプリングユニットを動作状態に調整し、ガス密度リレーの接点信号の制御回路は正常動作状態に復帰して稼働することと、を更に含む。
【0122】
好ましくは、ガス密度リレーのチェック方法であって、
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視すると同時に、ガス密度リレーはガス密度検出センサ及び知能制御ユニットにより電気機器内のガス密度値をオンラインで監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットにより接点信号サンプリングユニットをチェック状態に調整し、チェック状態で、接点信号サンプリングユニットはガス密度リレーの接点信号の制御回路を切断し、ガス密度リレーの接点を知能制御ユニットに接続することと、
知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーのガスの温度を上昇させ、設定値に達した後、知能制御ユニットにより弁を閉じることと、
ガス密度リレーの温度又は圧力が設定値まで低下した後、さらにイン知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは弁を開き、かつ知能制御ユニットは温度調節機構をオフにすることと、を更に含む。
【0123】
好ましくは、前記ガス密度リレーはエアチャンバー及び加熱デバイスを更に含み、前記エアチャンバーは前記ガス密度リレーに連通し、前記加熱デバイスは前記エアチャンバーの外部又は内部に設けられ、前記ガス密度リレーのチェック方法は、
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視すると同時に、ガス密度リレーはガス密度検出センサ及び知能制御ユニットにより電気機器内のガス密度値をオンラインで監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットにより接点信号サンプリングユニットをチェック状態に調整し、チェック状態で、接点信号サンプリングユニットはガス密度リレーの接点信号の制御回路を切断し、ガス密度リレーの接点を知能制御ユニットに接続することと、
知能制御ユニットにより前記加熱デバイスの加熱を制御し、前記弁とガス密度リレーとの間のエアチャンバー内のガスの温度変化をもたらし、設定値に達した後、知能制御ユニットにより弁を閉じ、さらに知能制御ユニットにより前記加熱デバイスをオフにすることと、
エアチャンバーの温度又は圧力が設定値まで低下した後、さらに知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは弁を開き、かつ知能制御ユニットは温度調節機構をオフにすることと、を更に含む。
【0124】
好ましくは、前記ガス密度リレー又は電気システムはエアチャンバー及び加熱デバイスを更に含み、前記エアチャンバーは前記ガス密度リレーに連通し、前記加熱デバイスは前記エアチャンバーの外部又は内部に設けられ、前記ガス密度リレーのチェック方法は、
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視すると同時に、ガス密度リレーはガス密度検出センサ及び知能制御ユニットにより電気機器内のガス密度値をオンラインで監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットにより接点信号サンプリングユニットをチェック状態に調整し、チェック状態で、接点信号サンプリングユニットはガス密度リレーの接点信号の制御回路を切断し、ガス密度リレーの接点を知能制御ユニットに接続することと、
知能制御ユニットにより前記加熱デバイスの加熱を制御し、前記エアチャンバー内のガスの温度変化をもたらし、設定値に達した後、知能制御ユニットにより弁を閉じ、さらに知能制御ユニットにより前記加熱デバイスをオフにすることと、
エアチャンバーの温度又は圧力が設定値まで低下した後、さらに知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは弁を開き、かつ知能制御ユニットは温度調節機構をオフにすることと、を更に含む。
【0125】
より好ましくは、ガス密度リレーのチェック方法であって、
ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了した後、さらに知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を低下させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が低下し、ガス密度リレーに接点リセットを発生させ、接点リセットは接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点リセット時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号戻り値を検出し、ガス密度リレーの接点信号戻り値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは弁を開き、かつ知能制御ユニットは温度調節機構をオフにするとともに、接点信号サンプリングユニットを動作状態に調整し、ガス密度リレーの接点信号の制御回路は正常動作状態に復帰して稼働することと、を更に含む。
【0126】
好ましくは、前記接点信号は警報、及び/又は閉鎖を含む。
【0127】
好ましくは、前記ガス密度検出センサは、少なくとも1つの圧力センサ及び少なくとも1つの温度センサを含み、或いは、前記ガス密度検出センサは圧力センサ及び温度センサで構成されたガス密度トランスミッターであり、或いは、前記ガス密度検出センサはクォーツ音叉テクノロジーを採用する密度検出センサである。
【0128】
好ましくは、前記ガス密度リレーはチェックを完了した後、異常があれば、警報を自動的に発するとともに、遠位端にアップロードし、又は指定された受信機に送信することができる。
【0129】
好ましくは、前記チェック方法は、現場でガス密度値及びチェック結果を表示し、又はバックグラウンドでガス密度値及びチェック結果を表示することを更に含む。
【0130】
好ましくは、前記チェック方法は、前記知能制御ユニットの制御が現場、及び/又はバックグラウンドにより制御されることを更に含む。
【0131】
好ましくは、前記チェック方法において、少なくとも2つのガス密度リレー、少なくとも2つの多方継手、少なくとも2つの温度調節機構、少なくとも2つのオンラインチェック接点信号サンプリングユニット及び1つの知能制御ユニット、1つのガス密度検出センサは、前記ガス密度リレーのオンラインチェックを完了し、或いは、
少なくとも2つのガス密度リレー、少なくとも2つの多方継手、少なくとも2つの温度調節機構、少なくとも2つのオンラインチェック接点信号サンプリングユニット、少なくとも2つの知能制御ユニット及び1つのガス密度検出センサは、前記ガス密度リレーのオンラインチェックを完了し、或いは、
少なくとも2つのガス密度リレー、少なくとも2つの多方継手、少なくとも2つの温度調節機構、少なくとも2つのオンラインチェック接点信号サンプリングユニット、少なくとも2つのガス密度検出センサ及び1つの知能制御ユニットは、前記ガス密度リレーのオンラインチェックを完了する。
【0132】
従来技術に比べて、本発明の技術的解決手段は以下の有益な効果を有する。
【0133】
本願はオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム及びそのチェック方法を提供し、高圧電気機器に用いられ、電気機器、ガス密度リレー、ガス密度検出センサ、温度調節機構、弁、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット及び知能制御ユニットを含む。知能制御ユニットにより弁を閉じることにより、ガス密度リレーがガス路において電気機器と遮断され、温度調節機構によりガス密度リレーの温度補償素子の温度昇降を調節することにより、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作がオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットが接点動作時の密度値に基づいて、ガス密度リレーの警報及び/又は閉鎖接点信号動作値及び/又は戻り値を検出し、密度リレーの分解なしチェックバルブを増設する必要がなく密度リレーに対して分解なしチェックを行うことを実現することができ、及び点検員が現場まで出る必要がなくガス密度リレーのチェック作業を完了することができ、電網の信頼性を向上させ、作業効率を向上させ、運転メンテナンスコストを低減する。
本願を構成する一部の図面は本願のさらなる理解を提供するために用いられ、本願の例示的な実施例及びその説明は本願を説明するために用いられ、本願を不当に限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0134】
図1】実施例1のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムの構造概略図である。
図2】実施例1の電気システムの制御回路概略図である。
図3】実施例2のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムの構造概略図である。
図4】実施例3のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムの構造概略図である。
図5】実施例4のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムの構造概略図である。
図6】実施例5のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムの構造概略図である。
図7】実施例6の電気システムの制御回路概略図である。
図8】実施例7の電気システムの制御回路概略図である。
図9】実施例8の電気システムの制御回路概略図である。
図10】実施例9の電気システムの制御回路概略図である。
図11】実施例10の電気システムの制御回路概略図である。
図12】実施例11の電気システムのガス路構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0135】
本発明の目的、技術的解決手段及び効果をより明瞭で明確にするために、以下に図面を参照しながら実例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。理解されるように、ここで説明される具体的な実施例は本発明を説明するために用いられ、本発明を限定するものではない。
実施例1:
【0136】
図1に示すように、本発明の実施例1が提供するオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムは、電気機器8、ガス密度リレー1、圧力センサ2、温度センサ3、温度調節機構5、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6、知能制御ユニット7、多方継手9、ガス補充ポート10及びマイクロウォーターセンサ12を含む。前記ガス密度リレー1、マイクロウォーターセンサ12及びガス補充ポート10は多方継手9に設けられる。マイクロウォーターセンサ12のプローブ1201は電気機器8とガス補充ポート10との間の主通気路に設けられ、ガス密度リレー1、圧力センサ2、温度センサ3、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6及び知能制御ユニット7は一体に設けられる。前記温度調節機構5はガス密度リレー1に対向して設けられ、温度センサ3はガス密度リレー1のケース内に設けられる。圧力センサ2、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6及び知能制御ユニット7はガス密度リレー1に設けられてもよい。温度調節機構5は、ガス密度リレー1の外に設けられる。具体的には、ガス密度リレー1は多方継手9を介して電気機器8に連通し、前記圧力センサ2はガス路においてガス密度リレー1に連通し、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6はそれぞれガス密度リレー1と知能制御ユニット7とに接続され、前記圧力センサ2、温度センサ3及び温度調節機構5はそれぞれ知能制御ユニット7に接続され、前記ガス補充ポート10は前記多方継手9に連通する。
【0137】
前記電気機器8は、その内部にエアチャンバーが設けられ、前記エアチャンバー内に絶縁ガスが充填される。前記多方継手9は電気機器8に密封接続され、電気機器8のエアチャンバーに連通し、前記電気機器8は多方継手9によりガス密度リレー1に連通する。
【0138】
前記温度調節機構5は、前記ガス密度リレー1の温度補償素子の温度昇降を調節し、前記ガス密度リレー1に接点動作を発生させるように配置され、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6は、前記ガス密度リレー1に接続され、前記ガス密度リレー1の接点信号をサンプリングするように配置され、ここで、前記接点信号は警報、及び/又は閉鎖を含み、前記温度調節機構5は主に加熱素子501、保温材502、コントローラー504、温度検出器3(温度センサと同じ)、温度調節機構ハウジング503等で構成される。コントローラー504はPID制御を採用してもよく、又はPIDとファジー制御を組み合わせた制御方式を採用してもよい。加熱素子501の電気加熱動作電力範囲はコントローラー504及び温度昇降幅設定値により制御され、異なる電力の大きさにより温度の変化幅を制御する。乖離度を設定することにより、それを早めに加熱又は冷却することができる。温度調節機構5内の温度は、知能制御ユニット7及び温度コントローラー504により、ガス密度リレー1の接点信号の動作値を測定する時に、動作値に近い時に温度変化速度が一秒当たり1.0℃以下であり(乃至一秒当たり0.5℃以下であり、又は必要に応じて該要求を設定する)、すなわち温度要求が安定して上昇又は下降する。
【0139】
その動作原理は以下のとおりである。
【0140】
知能制御ユニット7の温度調節機構5への操作又は制御により、ガス密度リレー1の温度を上昇させ、さらにガス密度リレー1の温度補償素子の温度が上昇し、動作値に近い時に温度変化速度は一秒当たり1.0℃以下であり(乃至一秒当たり0.5℃以下であり、又は必要に応じて該要求を設定する)、すなわち温度要求が安定的に上昇する(又は下降する)。ガス密度リレー1に接点動作が発生するまで、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニット6を介して知能制御ユニット7に伝達され、知能制御ユニット7は接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレー1の接点信号動作値を検出し、ガス密度リレー1の接点信号動作値のチェック作業を完了する。例えば、密度リレーパラメータが0.6/0.52/0.50MPa(定格値0.6MPa/警報圧力値0.52MPa/警報圧力値0.50MPa、相対圧力)であるガス密度リレーについて、環境温度が5℃である場合、電気機器8のエアチャンバーのガス圧力が0.5562MPa(相対圧力)であり、この時にチェックシステムにおいて、圧力値が変化せず、温度が29.5℃まで上昇すると、その警報接点が動作し、知能制御ユニット7は接点動作時の圧力値0.5562MPa(相対圧力)、温度値29.5℃に基づいてガス密度リレーの警報接点動作値0.5317MPa(相対圧力)を取得することができ、知能制御ユニット7は警報接点動作値の誤差0.0117MPa(0.5317MPa-0.52MPa=0.0117MPa)を取得することができ、密度リレーの警報接点動作値のチェックを完了する。
【0141】
知能制御ユニット7の温度調節機構5への操作又は制御により、ガス密度リレー1の温度を低下させ、さらにガス密度リレー1の温度補償素子の温度が低下することにより、ガス密度リレー1に接点リセットが発生し、接点リセットはオンラインチェック接点信号サンプリングユニット6を介して知能制御ユニット7に伝達され、知能制御ユニット7は接点リセット時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレー1の接点信号戻り値を検出し、ガス密度リレー1の接点信号戻り値のチェック作業を完了する。例えば、上記密度リレーパラメータが0.6/0.52/0.50MPa(定格値0.6MPa/警報圧力値0.52MPa/警報圧力値0.50MPa、相対圧力)であるガス密度リレーについて、環境温度が5℃である場合、電気機器8内のガス圧力が0.5562MPa(相対圧力)であり、同様にこの時にチェックシステムにおいて、圧力値が変化せず、温度が24.8℃まで低下すると、その警報接点に接点リセットが発生し、知能制御ユニット7は接点リッセット時の圧力値0.5562MPa(相対圧力)、温度値24.8℃に基づいてガス密度リレーの警報接点戻り値0.5435MPa(相対圧力)を取得することができ、知能制御ユニット7は警報接点の切り替え差0.0118MPa(0.5435MPa-0.5317MPa=0.0118MPa)を取得することができ、このように密度リレー1の警報接点動作値のチェックを完了する。知能制御ユニット7は要求に応じて、チェック結果(チェックデータ)に基づいて、チェックされたガス密度リレーの性能状況(例えば合格であるか、又は不合格であるか)を判定することができる。
【0142】
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニット7により温度調節機構5の加熱素子501をオフにする。
【0143】
図2は本発明の実施例1のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムの制御回路概略図である。図2に示すように、本実施例のオンラインチェック接点信号サンプリングユニット6に保護回路が設けられ、第1接続回路及び第2接続回路を含み、前記第1接続回路は前記ガス密度リレー1の接点及び接点信号制御回路に接続され、前記第2接続回路は前記ガス密度リレー1の接点及び前記知能制御ユニット7に接続される。非チェック状態で、前記第2接続回路が切断され、前記第1接続回路が閉じ、チェック状態で、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6は前記第1接続回路を切断し、前記第2接続回路に連通し、前記ガス密度リレー1の接点を前記知能制御ユニット7に接続する。
【0144】
具体的には、前記第1接続回路は第1リレーJ1を含み、前記第2接続回路は第2リレーJ2を含む。前記第1リレーJ1に常閉接点J11及びJ12が設けられ、前記常閉接点J11及びJ12は前記接点信号制御回路において直列接続され、前記第2リレーJ2に常開接点J21及びJ22が設けられ、常開接点J21及びJ22はガス密度リレー1の接点Pに接続され、更に、第1リレーJ1及び第2リレーJ2は一体に結合され、即ち常開閉接点を有するリレーであってもよい。非チェック状態で、前記常閉接点J11及びJ12が閉じ、前記常開接点J21及びJ22が切断され、前記ガス密度リレー1は前記接点Pの出力状態をリアルタイムに監視し、チェック状態で、前記常閉接点J11及びJ12が切断され、前記常開接点J21及びJ22が閉じ、前記ガス密度リレー1の接点Pは前記常開接点J21及びJ22により前記知能制御ユニット7に接続される。
【0145】
前記知能制御ユニット7はそれぞれ前記ガス密度検出センサ(圧力センサ2及び温度センサ3)、前記温度調節機構5及び前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6に接続され、前記温度調節機構5の制御、圧力値収集及び温度値収集、及び/又はガス密度値収集、及び前記ガス密度リレーの接点信号動作値及び/又は接点信号戻り値の検出を完了するように配置される。前記知能制御ユニット7は主にプロセッサ71(U1)、電源72(U2)で構成される。プロセッサ71(U1)は汎用コンピュータ、産業用コンピュータ、CPU、ワンチップマイコン、ARMチップ、AIチップ、MCU、FPGA、PLC等、産業用メインボード、埋め込み式主制御基板等、及び他の知能集積回路であってもよい。電源72(U2)は、スイッチング電源、交流220V、直流電源、LDO、プログラマブル電源、太陽電池、蓄電池、充電池、電池などであってよい。圧力収集Pの圧力センサ2は、圧力センサ、圧力トランスミッターなどの様々な感圧素子であってもよい。温度収集Tの温度センサ3は温度センサ、温度トランスミッターなどの様々な温度感知素子であってもよく、熱電対、サーミスタ、半導体式であってもよく、接触式及び非接触式であってもよく、熱抵抗及び熱電対であってもよく、デジタル式及びアナログ式であってもよく、例えばDS18B20、pt100である。温度調節機構5は加熱素子であり、或いは、温度調節機構は主に加熱素子、保温材、温度コントローラー、温度検出器、温度調節機構ハウジング等で構成され、或いは、温度調節機構は主に加熱素子及び温度コントローラーで構成され、ここで、温度コントローラーはPIDコントローラー、PIDとファジー制御を組み合わせたコントローラー、周波数変換コントローラー、PLCコントローラーのうちの一種を含む。
動作原理:
【0146】
知能制御ユニット7は圧力センサ2、温度センサ3により監視された電気機器のガス圧力P及び温度Tに基づいて、対応する20℃の圧力値P20(即ちガス密度値)を取得する。ガス密度リレー1をチェックする必要がある場合、この時にガス密度値P20≧設定された安全チェック密度値Pである。
【0147】
次に、知能制御ユニット7はガス密度リレー1の接点信号制御回路をオフにするように制御し、すなわちオンラインチェック接点信号サンプリングユニット6の第1リレーJ1の常閉接点J11及びJ12をオフにすることにより、ガス密度リレー1をオンラインチェックする時に電気機器8の安全稼働に影響を与えず、チェック時に、警報信号を誤って送信し、又は制御回路をロックすることもない。チェックを開始する前に、既にガス密度値P20≧設定された安全チェック密度値Pの監視及び判断を行い、電気機器8のガスが安全稼働範囲内にあり、かつガス漏れが遅い過程であり、チェック時に安全である。同時に、知能制御ユニット7によりガス密度リレー1の接点の接点サンプリング回路に連通し、すなわちオンラインチェック接点信号サンプリングユニット6の第2リレーJ2の常開接点J21及びJ22が閉じ、この時にガス密度リレー1の接点Pは第2リレーJ2の常開接点J21及びJ22により知能制御ユニット7に接続される。
【0148】
次に、知能制御ユニット7の温度調節機構5への操作又は制御により、ガス密度リレー1の温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、動作値に近い時に温度変化速度は一秒当たり1.0℃以下であり(乃至一秒当たり0.5℃以下であり、又は必要に応じて該要求を設定する)、すなわち温度要求が安定的に上昇する。ガス密度リレー1に接点信号動作が発生するまで、その接点信号動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニット6の第2リレーJ2を介して知能制御ユニット7にアップロードされ、知能制御ユニット7は接点信号動作時に測定された圧力値P及び温度T値に基づいて、ガス特性に応じて20℃に対応する圧力値P20(密度値)に換算すると、ガス密度リレーの接点動作値PD20を検出することができる。ガス密度リレー1の警報及び/又は閉鎖信号の接点信号動作値が全て検出された後、さらに知能制御ユニット7の温度調節機構5への操作又は制御により、ガス密度リレー1の温度を低下させ、さらにガス密度リレー1の温度補償素子の温度が低下することにより、ガス密度リレー1に接点リセットを発生させ、ガス密度リレー1の警報及び/閉鎖接点信号の戻り値をテストする。このように繰り返して複数回(例えば2~3回)チェックしてから、その平均値を計算し、このようにガス密度リレーのチェック作業を完了する。
【0149】
チェックが完了した後、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6の第2リレーJ2の常開接点J21及びJ22が切断し、この時にガス密度リレー1の接点Pは第2リレーJ2の接点常開J21及びJ22を切断することにより知能制御ユニット7に接続されない。知能制御ユニット7により温度調節機構5の加熱素子501をオフにする。次に、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6の第1リレーJ1の常閉接点J11及びJ12が閉じ、ガス密度リレー1の接点信号制御回路が正常に動作し、ガス密度リレーが電気機器8のガス密度を安全に監視することにより、電気機器8が安全で確実に動作する。このようにしてガス密度リレーのオンラインチェックを完了しやすく、同時に電気機器8の安全稼働に影響を与えない。
【0150】
ガス密度リレー1(又は密度監視装置)がチェック作業を完了した後、電気システムは判定を行い、検出結果を報知することができる。方式が柔軟であり、具体的には、1)ガス密度リレーは現場で報知することができ、例えば指示ランプ、デジタル又は液晶等により表示し、2)又はオンライン遠隔伝送通信方式によりアップロードを実施し、例えばバックグラウンドにアップロードすることができ、3)又は無線アップロードにより、特定の端末にアップロードし、例えば携帯電話に無線アップロードすることができ、4)又は別の手段によりアップロードし、5)又は異常結果を警報信号線又は専用信号線によりアップロードし、6)単独でアップロードし、又は他の信号と結合してアップロードする。要するに、電気システムはガス密度リレー1のオンラインチェック動作を完了した後、異常があれば、警報を自動的に発信することができ、遠位端にアップロードすることができ、又は指定された受信機に送信することができ、例えば携帯電話に送信する。或いは、チェック作業を完了した後、異常があれば、知能制御ユニット7はガス密度リレー1の警報接点信号により遠位端(監視室、バックグラウンド監視プラットフォーム等)をアップロードすることができ、かつその現場で報知を表示することができる。簡単バージョンのオンラインチェックは、チェックに異常がある結果を警報信号線によりアップロードすることができる。一定の規則でアップロードすることができ、例えば異常時に、警報信号接点に1つの接点を並列接続し、規則的に開閉し、解析により状況を取得することができ、又は独立したチェック信号線によりアップロードする。具体的には状態がよくアップロードし、又は問題があってアップロードし、或いはチェク結果を単独のチェック信号線によりアップロードするか、又はその現場で表示し、その現場で警報するか、或いは無線アップロードにより、スマートフォンとネットワーキングしてアップロードすることができる。その通信方式は有線又は無線であり、有線の通信方式はRS232、RS485、CAN-BUS等の工業バス、光ファイバイーサネット、4-20mA、Hart、IIC、SPI、Wire、同軸ケーブル、PLC電力キャリア等であってもよく、無線通信方式は2G/3G/4G/5G等、WIFI、ブルートゥース、Lora、Lorawan、Zigbee、赤外線、超音波、音波、衛星、光波、量子通信、ソナー、センサ内蔵5G/NB-IOT通信モジュール(例えばNB-IOT)等であってもよい。要するに、多重方式、複数種の組み合わせで、電気システムの確実な性能を十分に保証することができる。
【0151】
電気システムは安全保護機能を有し、すなわち設定値より低い場合、電気システムはガス密度リレー1に対してオンラインチェックを自動的に行わず、報知信号を送信する。例えば、ガス密度値が設定値Pより小さいことを検出した場合、チェックしなく、ガス密度値≧(警報圧力値+0.02MPa)である場合のみ、オンラインチェックを行うことができる。
【0152】
電気システムは設定された時間に基づいてオンラインチェックを行ってもよく、設定された温度(例えば限界高温、高温、限界低温、低温、常温、20度など)に基づいてオンラインチェックを行ってもよい。高温、低温、常温、20℃の環境温度でオンラインチェックする場合、その誤差判定要求は異なり、例えば20℃の環境温度でチェックする場合、ガス密度リレーの精度要求は1.0級、又は1.6級であってもよく、高温の場合に2.5級であってもよい。具体的には温度の要求に応じて、相関標準に従って実施することができる。例えば、DL/T259「六フッ化硫黄ガス密度リレーチェック規則」における4.8条の温度補償性能の規定により、各温度値に対応する精度要求。
【0153】
電気システムはガス密度リレー1に基づいて異なる温度で、異なる時間帯にその誤差性能の比較を行うことができる。即ち異なる時期、同じ温度範囲内の比較により、ガス密度リレー1、電気機器8の性能を判定し、履歴の各時期の比較、履歴と現在との比較を有する。
【0154】
電気機器は複数回(例えば2~3回)繰り返してチェックすることができ、毎回のチェック結果に基づいて、その平均値を計算する。必要な場合、ガス密度リレー1に対してオンラインチェックを随時行うことができる。
【0155】
ここで、ガス密度リレー1は、バイメタルシート補償のガス密度リレー、ガス補償のガス密度リレー、又はバイメタルシート及びガス補償混合型のガス密度リレー、完全機械のガス密度リレー、デジタル型ガス密度リレー、機械及びデジタル結合型のガス密度リレー、指示付きの密度リレー(指針表示の密度リレー、又はデジタル表示の密度リレー、液晶表示の密度リレー)、指示なしの密度リレー(即ち密度スイッチ)、SF6ガス密度リレー、SF6混合ガス密度リレー、N2ガス密度リレー、他のガス密度リレー等を含む。
【0156】
ここで、圧力センサ2のタイプは、絶対圧力センサ、相対圧力センサ、又は絶対圧力センサ及び相対圧力センサを含み、数は複数であってもよい。圧力センサの形式としては、拡散シリコン圧力センサ、MEMS圧力センサ、チップ式圧力センサ、コイル誘導圧力センサ(例えばブルドン管に誘導コイルが付いた圧力測定センサ)、抵抗圧力センサ(例えばブルドン管に滑り線抵抗が付いた圧力測定センサ)であってもよく、アナログ量圧力センサであってもよく、デジタル量圧力センサであってもよい。圧力収集は圧力センサ、圧力トランスミッターなどの様々な感圧素子であり、例えば拡散シリコン式、サファイア式、圧電式、歪みゲージ式(抵抗歪みゲージ式、セラミック歪みゲージ式)である。
【0157】
ここで、温度センサ3は熱電対、サーミスタ、半導体式であってもよく、接触式及び非接触式であってもよく、熱抵抗及び熱電対であってもよい。要するに、温度収集は温度センサ、温度トランスミッターなどの様々な温度感知素子を用いることができる。
【0158】
ここで、温度調節機構5は加熱素子であり、或いは、温度調節機構は主に加熱素子、保温材、温度コントローラー、温度検出器、温度調節機構ハウジング等で構成され、或いは、温度調節機構は主に加熱素子及び温度コントローラーで構成され、或いは、温度調節機構は主に加熱素子、加熱電力レギュレーター及び温度コントローラーで構成され、或いは、温度調節機構は主に加熱素子、冷却素子、加熱電力レギュレーター及び温度コントローラーで構成され、或いは、温度調節機構は主に加熱素子、加熱電力レギュレーター及び恒温コントローラーで構成され、或いは、温度調節機構は主に加熱素子、温度コントローラー、温度検出器等で構成され、或いは、温度調節機構は加熱素子であり、加熱素子は温度補償素子の近傍に設けられ、或いは、温度調節機構はマイクロ恒温ボックスであり、ここで、加熱素子はシリコーンゴム加熱器、抵抗線、電熱ベルト、電熱棒、熱ファン、赤外線加熱素子、半導体のうちの一種を含むが、これらに限定されなく、加熱素子は、いくつかの加熱素子組で構成され、温度コントローラーはPIDコントローラー、PIDとファジー制御を組み合わせたコントローラー、周波数変換コントローラー、PLCコントローラーのうちの一種を含むが、これらに限定されない。
【0159】
ここで、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6は主にガス密度リレー1の接点信号サンプリングを完了する。すなわち、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6の基本的な要求又は機能は以下のとおりである。1)チェック時に電気機器8の安全稼働に影響を与えず、つまりチェック時に、ガス密度リレー1の接点信号が動作する時に、電気機器8の安全稼働に影響を与えなく、2)ガス密度リレー1の接点信号制御回路はガス密度リレーの性能に影響を与えず、特に知能制御ユニット7の性能に影響を与えず、ガス密度リレーに損傷を与え、又はテスト作業に影響を与えない。
【0160】
ここで、前記知能制御ユニット7の基本的な要求又は機能としては、知能制御ユニット7により弁4への制御、温度調節機構5、圧力調節機構11の制御及び信号収集を完了する。実現:ガス密度リレー1の接点信号が動作する時の圧力値及び温度値を検出することができ、対応する20℃時の圧力値P20(密度値)に換算し、即ちガス密度リレー1の接点動作値PD20を検出することができ、ガス密度リレー1のチェック作業を完了する。又は、ガス密度リレー1の接点信号が動作する時の密度値PD20を直接検出し、ガス密度リレー1のチェック作業を完了することができる。
【0161】
当然のことながら、知能制御ユニット7は、テストデータ記憶、及び/又はテストデータ導出、及び/又はテストデータ印刷、及び/又はホストコンピュータとのデータ通信、及び/又はアナログ量、デジタル量の情報入力を更に実現することができる。前記知能制御ユニット7は通信モジュールを更に含み、通信モジュールによりテストデータ及び/又はチェック結果等の情報を遠距離で伝送することを実現し、ガス密度リレー1の定格圧力値が信号を出力する時、知能制御ユニット7は同時にその時の密度値を収集し、ガス密度リレー1の定格圧力値のチェックを完了する。
【0162】
ここで、電気機器は、SF6ガス電気機器、SF6混合ガス電気機器、環境保護型ガス電気機器、又は他の絶縁ガス電気機器を含む。具体的には、電気機器は、GIS、GIL、PASS、遮断器、変流器、計器用変圧器、変圧器、ガス充填キャビネット、リングメインキャビネット等を含む。
【0163】
電気システムは、圧力、温度測定、およびソフトウェア換算機能を有する。電気機器8の安全稼働に影響を与えない前提で、ガス密度リレー1の警報及び/又は閉鎖接点の動作値及び/又は戻り値をオンラインで検出することができる。当然のことながら警報及び/閉鎖接点信号の戻り値は要求に応じてテストを必要としなくてもよい。
【0164】
電気システムはガス密度リレーのチェックを完了した時、相互比較判断を自動的に行い、誤差の差が大きいと、ガス密度リレー又は圧力センサ、温度センサに問題があるという異常提示を発する。すなわち、電気システムはガス密度リレーと圧力センサ、温度センサ、又は密度トランスミッターの相互チェック機能を完了することができ、人工知能の補正能力を有し、チェック作業を完了した後、チェック報告を自動的に生成することができ、異常があれば、警報を自動的に発信することができ、又は指定された受信機に送信することができ、例えば携帯電話に送信し、現場でガス密度値とチェック結果を表示し、又はバックグラウンドによりガス密度値とチェック結果を表示し、具体的な方式は柔軟であり、リアルタイムのガス密度値、圧力値、温度値等のデータ表示、変化傾向分析、履歴データ照会、リアルタイム警報等の機能をアンラインで有し、ガス密度値、又はガス密度値、圧力値、温度値をオンラインで監視することができ、自己診断機能を有し、異常をタイムリーに報知することができ、例えば断線、短絡警報、センサ破損等の報知であり、電気システムに基づいて異なる温度で、異なる時間帯にその誤差性能の比較を行うことができる。すなわち異なる時期、同じ温度範囲内の比較により、電気システムの性能を判定する。履歴の各時期の比較、履歴と現在との比較を有する。電気機器8自体のガス密度値、ガス密度リレー1、圧力センサ2、温度センサ3に対して正常及び異常の判定及び分析、比較を行うことができ、さらに分析システム(専門家管理分析システム)を含み、ガス密度を監視し、ガス密度リレー、監視素子に対して検出分析、判定を行い、問題点がどこにあるかを知るようになり、ガス密度リレー1の接点信号状態を監視するとともに、その状態を遠隔伝送することができる。バックグラウンドでガス密度リレー1の接点信号状態がオフであるか又はオンであるかを知ることができ、それによって多く監視し、信頼性を向上させる。ガス密度リレー1の温度補償性能を検出し、又は検出し判定してもよく、ガス密度リレー1の接点接触抵抗を検出し、又は検出し判定してもよく、データ分析、データ処理機能を有し、電気機器8に対して対応する故障診断及び予測を行うことができる。電気機器8のガス密度をオンラインで監視することができる。
【0165】
圧力センサ2、温度センサ3、ガス密度リレー1の相互間のテストデータが一致し、正常であれば、電気システムが正常であると説明することができ、ガス密度リレーをチェックする必要がなく、他の装置をチェックする必要もなく、全耐用年数にわたってチェックする必要がない。変電所におけるある電気機器の圧力センサ2、温度センサ3、ガス密度リレー1の相互間のテストデータが合致せず、異常である限り、保守員を配置して処理する。合致し、正常な状況に対して、チェックを行う必要がなく、このようにして、信頼性を大幅に向上させ、作業効率を向上させ、コストを低減する。
実施例2:
【0166】
図3に示すように、本発明の実施例2が提供するオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムは、ガス密度リレー1、圧力センサ2、温度センサ3、弁4、温度調節機構5、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6、知能制御ユニット7、多方継手9、ガス補充ポート10、圧力調節機構11を含む。弁4の一端は電気機器8に密封接続され、弁4の他端は多方継手9に接続される。ガス密度リレー1は多方継手9に取り付けられ、圧力センサ2、温度センサ3はガス密度リレー1に設けられ、圧力センサ2はガス路においてガス密度リレー1に連通し、温度調節機構5はガス密度リレー1に設けられ、温度調節機構5は主に加熱素子501で構成され、知能制御ユニット7により制御され、即ち加熱素子501のコントローラーは知能制御ユニット7と一体に設けられ、又は設計される。圧力調節機構11は多方継手9に取り付けられ、圧力調節機構11はガス密度リレー1に連通し、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6及び知能制御ユニット7は一体に設けられる。圧力センサ2、温度センサ3、弁4、温度調節機構5及び圧力調節機構11はそれぞれ知能制御ユニット7に接続される。ガス補充ポート10は多方継手9に連通する。
【0167】
実施例1と異なるのは、本実施例が圧力調節機構11を更に含むことである。前記圧力調節機構11はピストン1101、駆動機構1102、シールリング1110を含み、駆動機構1102によりピストン1101が圧力調節機構内を移動するように連動させ、さらに圧力の昇降を完了する。
【0168】
動作原理としては、知能制御ユニット7によりオンラインチェック接点信号サンプリングユニット6をチェック状態に調整し、チェック状態で、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6はガス密度リレー1の接点信号の制御回路を切断し、ガス密度リレー1の接点を知能制御ユニット7に接続し、知能制御ユニット7により、ガス密度リレー1と電気機器との間の弁4を閉じ、知能制御ユニット7により圧力調節機構11を駆動することにより、ガス密度リレーの圧力を徐々に低下させ、目標圧力値まで低下させた後、該操作を停止することができる。次に、知能制御ユニット7の温度調節機構5への操作又は制御により、ガス密度リレー1の温度を上昇させ、さらにガス密度リレー1の温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレー1に接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニット6を介して知能制御ユニット7に伝達され、知能制御ユニット7は接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレー1の接点信号動作値を検出し、ガス密度リレー1の接点信号動作値のチェック作業を完了し、この操作は実施例1と類似する。知能制御ユニット7は深さ計算ユニットを更に含み、深さ計算ユニットは環境温度値、電気機器のガス密度値又は圧力値に基づいて、
知能制御ユニット7の温度調節機構5への操作又は制御により、ガス密度リレー1の温度を低下させ、さらにガス密度リレー1の温度補償素子の温度が低下することにより、ガス密度リレー1に接点リセットが発生し、接点リセットはオンラインチェック接点信号サンプリングユニット6を介して知能制御ユニット7に伝達され、知能制御ユニット7は接点リセット時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレー1の接点信号戻り値を検出し、ガス密度リレー1の接点信号戻り値のチェック作業を完了する。
【0169】
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニット7は温度調節機構5の加熱素子をオフにするとともに、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6を動作状態に調整し、ガス密度リレー1の接点信号の制御回路は正常動作状態に復帰して稼働する。本実施例において、温度調節機構と圧力調節機構の操作順序は柔軟であってもよく、すなわちまず圧力調節機構を操作してから、温度調節機構を操作してもよく、或いはまず温度調節機構を操作してから、圧力調節機構を操作してもよく、或いは、圧力調節機構と温度調節機構を同時に操作してもよい。
【0170】
弁4の制御は、例えば手動、電動、液動、空気圧、タービン、電磁動、電磁液動、電気液動、気液動、平歯車、傘歯車駆動など、様々な伝動方式を採用することができ、圧力、温度又は他の形式の感知信号の作用で、所定の要求に応じて動作し、又は感知信号に依存せずに簡単に開閉し、バルブは駆動又は自動機構により開閉部材を昇降、スライド移動、回転又は回転運動させ、それによってその流路面積の大きさを変更してその制御機能を実現する。前記弁は駆動方式に応じて自動バルブ類、動力駆動バルブ類及び手動バルブ類であってもよい。なお、自動弁は、電磁駆動、電磁-油圧駆動、電気-油圧駆動、タービン駆動、平歯車駆動、傘歯車駆動、空気圧駆動、油圧駆動、ガス-油圧駆動、電動駆動、電機(モータ)駆動を含んでもよい。前記弁4は自動又は手動、半自動であってもよい。チェック過程は自動的に完了してもよく、手動で半自動に協力して完了してもよい。弁4は自己密封弁、手動弁、又は非分解弁により電気機器8に直接的又は間接的に接続され、一体化又は分離して接続される。弁4は必要に応じて、常開型、又は常閉型であってもよく、一方向型、又は双方向型であってもよい。要するに、電気制御弁によりガス路の開閉を実現する。電気制御弁が採用する方式は、電磁弁、電気制御ボール弁、電動弁、電気制御比例弁等であってもよい。弁4は、電磁弁、電動弁、空気弁、ボール弁、ニードル弁、調節弁、遮断弁などのガス路を開閉しさらに流量を制御することができる部品であってもよい。半自動は手動弁であってもよい。圧力調節機構11は、電動調節ピストン、電動調節シリンダ、加圧ポンプ、ガスボンベ加圧、及びバルブ、電磁弁、流量コントローラー等であってもよい。半自動は手動で調節する圧力調節機構であってもよい。
【0171】
本実施例の圧力調節機構5は一端が開口したキャビティであり、前記キャビティ内にピストン1101があり、前記ピストン1101にシールリング1110が設けられ、前記ピストン1101の一端に調節ロッドが接続され、前記調節ロッドの外端が駆動部材1102に接続され、前記ピストン1101の他端が前記開口内に伸び込み、かつ前記キャビティの内壁と接触し、前記駆動部材1102は前記調節ロッドを駆動してさらに前記ピストン1101が前記キャビティ内を移動するように連動させる。前記駆動部材1102は磁力、モータ(可変周波数電機又はステッピング電機)、往復運動機構、カルノー循環機構、空気圧素子のうちの一種を含むが、これらに限定されない。
実施例3:
【0172】
図4に示すように、本発明の実施例3が提供するオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムは、ガス密度リレー1、第1圧力センサ21、第2圧力センサ22、第1温度センサ31、第2温度センサ32、温度調節機構5、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6、知能制御ユニット7、多方継手9、ガス補充ポート10、自己密封弁11を含む。前記自己密封弁11の一端は電気機器に密封接続され、前記自己密封弁11の他端は多方継手9に接続される。ガス密度リレー1、第2圧力センサ22、第2温度センサ32、温度調節機構5、ガス補充ポート10は多方継手9に設けられ、第1圧力センサ21、第1温度センサ31はガス密度リレー1に設けられる。前記第1圧力センサ21、第2圧力センサ22、第1温度センサ31、第2温度センサ32はそれぞれ知能制御ユニット7に接続される。第1圧力センサ21、第2圧力センサ22、ガス密度リレー1はガス路において連通する。
【0173】
実施例1と異なるのは、前記圧力センサが2つあり、それぞれ第1圧力センサ21、第2圧力センサ22であり、前記温度センサが2つあり、それぞれ第1温度センサ31、第2温度センサ32であることである。本実施例は複数の圧力センサと温度センサを提供し、第1圧力センサ21と第2圧力センサ22の監視して得られた圧力値を比較し、相互にチェックすることができ、第1温度センサ31と第2温度センサ32の監視して得られた温度値を比較し、相互にチェックすることができ、第1圧力センサ21と第1温度センサ31の監視して得られた密度値P120と、第2圧力センサ22と第2温度センサ32の監視して得られた密度値P220との間を比較し、相互にチェックすることができ、さらにオンラインチェックしてガス密度リレー1の定格値の密度値Pe20を取得して、相互に比較し、相互にチェックすることができることを目的とする。
実施例4:
【0174】
図5に示すように、本発明の実施例4が提供するオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムは、ガス密度リレー1、圧力センサ2、温度センサ3、弁4、温度調節機構5(主に加熱素子501、保温材502、温度調節機構ハウジング503で構成される)、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6、知能制御ユニット7、電気機器8、多方継手9、ガス補充ポート10、圧力調節機構11、マイクロウォーターセンサ12を含む。弁4の一端は電気機器8に密封接続され、自己密封弁4の他端は多方継手9に連通し、前記弁4の排気口は多方継手9によりガス密度リレー1、圧力センサ2、圧力調節機構11、ガス補充ポート10とガス路において連通する。圧力センサ2、温度センサ3は一体に設けられ、ガス密度トランスミッターとして構成されてもよく、ガス密度値、圧力値、温度値を直接取得し、圧力調節機構11は多方継手9によりガス密度リレー1に連通し、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6及び知能制御ユニット7は一体に設けられる。圧力センサ2、温度センサ3は直接又は間接的に知能制御ユニット7に接続され、弁4は知能制御ユニット7に接続され、温度調節機構5、圧力調節機構11は知能制御ユニット7に接続される。
【0175】
実施例1との違いは以下のとおりである。
1)本実施例の圧力調節機構11は主にエアチャンバー1107、加熱器1108、保温材1109、ハウジング1111で構成される。圧力調節機構11は知能制御ユニット7の制御により、エアチャンバー1107に温度変化を発生させ、密封キャビティに圧力変化を発生させ、さらに圧力の昇降を完了する。
2)前記圧力センサ2、温度センサ3は一体に設けられてガス密度トランスミッターとして構成され、ガスの密度値、圧力値、温度値を直接取得する。該温度調節機構5による温度調節及び圧力調節機構11による圧力調節により、ガス密度リレー1に接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニット6を介して知能制御ユニット7に伝達され、知能制御ユニット7はガス密度リレー1の接点動作時の密度値、さらに圧力値及び温度値に基づいて、ガス密度リレー1の警報及び/又は閉鎖接点動作値及び/又は戻り値を検出し、ガス密度リレー1に対するチェック作業を完了する。或いは、ガス密度リレー1の警報及び/又は閉鎖接点の動作値のみを検出して取得し、ガス密度リレー1に対するチェック作業を完了する。
実施例5:
【0176】
図6に示すように、本発明の実施例5が提供するオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムは、ガス密度リレー1、圧力センサ2、温度センサ3、弁4、温度調節機構5、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6、知能制御ユニット7、電気機器8、多方継手9、ガス補充ポート10を含む。
【0177】
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視すると同時に、ガス密度リレーはガス密度検出センサ及び知能制御ユニットにより電気機器内のガス密度値をオンラインで監視する。知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、知能制御ユニット7により接点信号サンプリングユニット6をチェック状態に調節し、チェック状態で、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6はガス密度リレー1の接点信号の制御回路を切断し、ガス密度リレー1の接点を知能制御ユニット7に接続し、知能制御ユニット7の温度調節機構5への制御により、ガス密度リレー1のガスの温度を上昇させ、設定値に達した後、知能制御ユニット7により弁4を閉じ、ガス密度リレー1のガスの温度又は圧力が適当値まで低下した後、さらに知能制御ユニット7の温度調節機構5への制御により、ガス密度リレー1の温度を上昇させ、さらにガス密度リレー1の温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレー1に接点動作を発生させ、接点動作は接点信号サンプリングユニット6を介して知能制御ユニット7に伝達され、知能制御ユニット7は接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレー1の接点信号動作値を検出し、ガス密度リレー1の接点信号動作値のチェック作業を完了し、全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニット7は弁4を開き、かつ知能制御ユニット7は温度調節機構5をオフにする。
実施例6:
【0178】
図7に示すように、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6に接点サンプリング回路が設けられる。本実施例において、前記接点サンプリング回路はフォトカプラOC1及び抵抗R1を含み、前記フォトカプラOC1は発光ダイオード及びフォトトランジスタを含み、前記発光ダイオードの陽極と前記ガス密度リレー1の接点Pは直列接続されて閉回路を形成し、前記フォトトランジスタのエミッタは接地され、前記フォトトランジスタのコレクタはオンラインチェック接点信号サンプリングユニット6の出力端out6として前記知能制御ユニット7に接続され、前記フォトトランジスタのコレクタは前記抵抗R1により電源に接続される。
【0179】
上記接点サンプリング回路により、ガス密度リレー1の接点Pが開状態であるか又は閉状態であるかを容易に知ることができる。具体的には、前記接点Pが閉じる時、閉回路が通電され、前記発光ダイオードが発光し、光が前記フォトトランジスタをオンにし、前記フォトトランジスタのコレクタがローレベルを出力し、前記接点Pがオフになる時、閉回路がオフにされ、前記発光ダイオードが発光せず、前記フォトトランジスタがオフにされ、前記フォトトランジスタのコレクタがハイレベルを出力する。このように、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6の出力端out6によりハイローレベルを出力する。
【0180】
本実施例は光電分離の方法により知能制御ユニット7と接点信号制御回路を分離し、チェック過程において接点Pを閉じ、又はガス漏れが発生する場合に接点Pも閉じ、この時、いずれもフォトトランジスタのコレクタの出力したローレベルを検出する。チェック過程において接点Pを閉じる時間を所定の長さに制御し、それによりガス漏れではない場合、チェック過程において接点Pが閉じた状態の持続時間の長さが決定され、受信されたローレベルの持続時間を監視することにより、チェック過程において接点Pが閉じたか否かを判断することができる。したがって、チェック時に時間を記録することにより、ガス密度リレー1から発されたのはチェック時の警報信号であり、ガス漏れ時の警報信号ではないと判断することができる。
【0181】
本実施例において、知能制御ユニット7は主にプロセッサ71(U1)、電源72(U2)で構成される。
実施例7:
【0182】
図8に示すように、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6に接点サンプリング回路が設けられ、本実施例において、前記接点サンプリング回路は第1フォトカプラOC1及び第2フォトカプラOC2を含む。
【0183】
前記第1フォトカプラOC1の発光ダイオードと前記第2フォトカプラOC2の発光ダイオードはそれぞれ電流制限抵抗により並列接続され、並列接続された後に前記ガス密度リレーの接点と直列接続されて閉回路を形成し、かつ前記第1フォトカプラOC1と前記第2フォトカプラOC2の発光ダイオードの接続方向が逆であり、前記第1フォトカプラOC1のフォトトランジスタのコレクタと前記第2フォトカプラOC2のフォトトランジスタのコレクタはいずれも分圧抵抗により電源に接続され、前記第1フォトカプラOC1のフォトトランジスタのエミッタは前記第2フォトカプラOC2のフォトトランジスタのエミッタに接続されて出力端out6を形成し、該出力端out6は前記知能制御ユニット7に接続され、かつ抵抗R5により接地される。
【0184】
上記接点サンプリング回路により、ガス密度リレー1の接点Pが開状態であるか又は閉状態であるかを容易に知ることができる。具体的には、前記接点Pが閉じる時、閉回路が通電し、前記第1フォトカプラOC1がオンになり、前記第2フォトカプラOC2がオフになり、前記第1フォトカプラOC1のフォトトランジスタのエミッタ(即ち出力端out6)がハイレベルを出力し、或いは、前記第1フォトカプラOC1がオフになり、前記第2フォトカプラOC2がオンになり、前記第2フォトカプラOC2のフォトトランジスタのエミッタ(即ち出力端out6)がハイレベルを出力する。前記接点Pがオフにされる時、閉回路がオフにされ、前記第1フォトカプラOC1、前記第2フォトカプラOC2がいずれもオフにされ、前記第1フォトカプラOC1及び前記第2フォトカプラOC2のフォトトランジスタのエミッタ(即ち出力端out6)がローレベルを出力する。
【0185】
好ましい実施例において、前記接点サンプリング回路は第1ツェナーダイオード群及び第2ツェナーダイオード群を更に含み、前記第1ツェナーダイオード群及び前記第2ツェナーダイオード群は前記接点信号制御回路において並列接続され、かつ前記第1ツェナーダイオード群と前記第2ツェナーダイオード群の接続方向が逆であり、前記第1ツェナーダイオード群及び前記第2ツェナーダイオード群はいずれも1つ、2つ又は2つ以上のツェナーダイオードで直列接続して構成される。
【0186】
本実施例において、前記第1ツェナーダイオード群は直列接続された第1ツェナーダイオードD1及び第2ツェナーダイオードD2を含み、前記第1ツェナーダイオードD1の負極は前記第2ツェナーダイオードD2の正極に接続され、前記第2ツェナーダイオード群は直列接続された第3ツェナーダイオードD3及び第4ツェナーダイオードD4を含み、前記第3ツェナーダイオードD3の正極は前記第4ツェナーダイオードD4の負極に接続される。
【0187】
接点サンプリング回路はガス密度リレー1の接点Pの状態に対する監視を実現しやすく、知能制御ユニット7を結合し、接点Pが開状態であるか又は閉状態であるかについて対応する処理を行うとともに、遠隔伝送を実施し、バックグラウンドから接点信号状態を知り、電網の信頼性を大幅に向上させる。
【0188】
本実施例において、知能制御ユニット7は主にプロセッサ71(U1)、電源72(U2)で構成される。
実施例8:
【0189】
図9に示すように、本実施例と実施例8との相違点は以下のとおりである。知能制御ユニット7は主にプロセッサ71(U1)、電源72(U2)、通信モジュール73(U3)、知能制御ユニット保護回路74(U4)、表示及び出力75(U5)、データ記憶76(U6)等で構成される。
【0190】
ここで、通信モジュール73(U3)の通信方式は有線であってもよく、例えばRS232、RS485、CAN-BUS等の工業バス、光ファイバイーサネット、4-20mA、Hart、IIC、SPI、Wire、同軸ケーブル、PLC電力キャリア等であり、又は無線であってもよく、例えば2G/3G/4G/5G等、WIFI、ブルートゥース、Lora、Lorawan、Zigbee、赤外線、超音波、音波、衛星、光波、量子通信、ソナー等である。知能制御ユニット保護回路74(U4)は静電気防止干渉回路(例えばESD、EMI)、耐サージ回路、電気高速保護回路、耐無線周波数場干渉回路、耐パルス群干渉回路、電源短絡保護回路、電源逆接続保護回路、電気接点誤接続保護回路、充電保護回路などであってもよい。これらの知能制御ユニット保護回路は一種、又は複数種の柔軟な組み合わせであってもよい。表示及び出力75(U5)はデジタル管、LED、LCD、HMI、ディスプレイ、マトリックススクリーン、プリンタ、ファクシミリ、プロジェクタ、携帯電話等であってもよく、一種、又は複数種の柔軟な組み合わせであってもよい。データ記憶76(U6)はFLASH、RAM、ROM、ハードディスク、SDなどのフラッシュメモリカード、磁気テープ、穿孔紙テープ、光ディスク、Uディスク、ディスク、フィルムなどであってもよく、一種、又は複数種の柔軟な組み合わせであってもよい。
実施例9:
【0191】
図10に示すように、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6に接点サンプリング回路が設けられ、本実施例において、前記接点サンプリング回路は第1ホール電流センサH1及び第2ホール電流センサH2を含み、前記第1ホール電流センサH1、前記第2ホール電流センサH2及び前記ガス密度リレーの接点Pは直列接続されて閉回路を形成し、かつ前記ガス密度リレー1の接点Pは前記第1ホール電流センサH1と前記第2ホール電流センサH2との間に接続され、前記第1ホール電流センサH1の出力端と前記第2ホール電流センサH2の出力端はいずれも前記知能制御ユニット7に接続される。
【0192】
上記接点サンプリング回路により、ガス密度リレー1の接点Pが開状態であるか又は閉状態であるかを容易に知ることができる。具体的には、前記接点Pが閉じる時、閉回路が通電され、前記第1ホール電流センサH1と前記第2ホール電流センサH2との間に電流が流れ、誘導電位を生成し、前記接点Pがオフになる時、閉回路が断電され、前記第1ホール電流センサH1と前記第2ホール電流センサH2との間に電流が流れず、生成された誘導電位がゼロである。
【0193】
本実施例において、知能制御ユニット7は主にプロセッサ71(U1)、電源72(U2)、通信モジュール73(U3)、知能制御ユニット保護回路74(U4)、表示及び出力75(U5)、データ記憶76(U6)などで構成される。
実施例10:
【0194】
図11に示すように、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6に接点サンプリング回路が設けられ、本実施例において、前記接点サンプリング回路は第1サイリスタSCR1、第2サイリスタSCR2、第3サイリスタSCR3及び第4サイリスタSCR4を含む。
【0195】
第1サイリスタSCR1と第3サイリスタSCR3は直列接続され、第2サイリスタSCR2と第4サイリスタSCR4は直列接続された後に第1サイリスタSCR1、第3サイリスタSCR3で構成された直列接続線路と直並列閉回路を形成し、前記ガス密度リレー1の接点Pの一端は線路により前記第1サイリスタSCR1、第3サイリスタSCR3の間の線路に電気的に接続され、他端は線路により前記第2サイリスタSCR2、第4サイリスタSCR4の間の線路に電気的に接続される。ここで前記直並列接続は図6に示すように、上記部品が互いに並列接続され、直列接続された混合接続の回路である。
【0196】
具体的には、第1サイリスタSCR1の陽極と第2サイリスタSCR2の陰極が接続されて前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6の出力端を形成して知能制御ユニット7に接続され、第1サイリスタSCR1の陰極が第3サイリスタSCR3の陰極に接続され、第2サイリスタSCR2の陽極が第4サイリスタSCR4の陽極に接続され、第3サイリスタSCR3の陽極と第4サイリスタSCR4の陰極が前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6の入力端に接続される。ここで、第1サイリスタSCR1、第2サイリスタSCR2、第3サイリスタSCR3及び第4サイリスタSCR4の制御極はいずれも前記知能制御ユニット7に接続される。前記知能制御ユニット7は対応するサイリスタのオン又はオフを制御することができる。
【0197】
本実施例の動作過程は以下のとおりである。
【0198】
チェックを行わず、正常に動作する場合、前記接点Pが切断され、接点サンプリング回路は第3サイリスタSCR3及び第4サイリスタSCR4をトリガし、第3サイリスタSCR3及び第4サイリスタSCR4がオン状態にあり、接点信号制御回路が動作状態にある。この時に接点サンプリング回路は第1サイリスタSCR13及び第2サイリスタSCR2をトリガせず、第1サイリスタSCR1及び第2サイリスタSCR2の陰極に電圧出力がなく、非導通状態にある。
【0199】
チェックを行う場合、接点サンプリング回路は第3サイリスタSCR3及び第4サイリスタSCR4をトリガせず、第1サイリスタSCR1及び第2サイリスタSCR2をトリガする。この時、第3サイリスタSCR3、第4サイリスタSCR4はオフ状態にあり、接点Pは接点信号制御回路と遮断される。第1サイリスタSCR1、第2サイリスタSCR2はオン状態にあり、前記接点Pは前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6に連通し、知能制御ユニット7に接続される。
【0200】
オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6はソリッドステートリレー又は電磁リレーとサイリスタの混合により柔軟に構成されてもよい。
【0201】
本実施例において、知能制御ユニット7は主にプロセッサ71(U1)、電源72(U2)、通信モジュール73(U3)、知能制御ユニット保護回路74(U4)、表示及び出力75(U5)、データ記憶76(U6)などで構成される。
実施例11:
【0202】
図12は本発明の好ましい実施例の電気システムのガス路構造概略図である。図12に示すように、該電気機器8は六フッ化硫黄高圧遮断器であり、電気機器8内に設けられたエアチャンバー802を含む。ガス密度リレー1は水平フレームの内部収容空間に取り付けられ、接続管の一端は前記弁4の吸気口に接続され、接続管の他端は水平フレームに沿ってエアチャンバー802の下方まで延び、かつ下方からエアチャンバー802に連通する。弁4の吸気口は接続管により電気機器8のエアチャンバー802に密封接続され、弁4の排気口はガス密度リレー1のガス路に連通する。圧力センサ2のプローブはガス密度リレー1のガス路に位置し、温度調節機構5はガス密度リレー1の外部に設けられ、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6はそれぞれガス密度リレー1と知能制御ユニット7に接続され、圧力センサ2、温度センサ3、弁4、温度調節機構5はそれぞれ知能制御ユニット7にも接続される。圧力センサ2のプローブ以外の部分、温度センサ3のプローブ以外の部分、温度調節機構5、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット6、知能制御ユニット7はいずれも垂直フレームの取付板に固定される。
【0203】
オンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムは、高温、低温、常温、20℃の環境温度で密度リレーの接点をチェックする時、その誤差に対する判定要求が異なってもよく、具体的には温度の要求に応じて、関連標準に応じて実施することができ、ガス密度リレーが異なる温度で、異なる時間帯に応じてその誤差性能の比較、すなわち異なる時期、同じ温度範囲内の比較を行うことができ、密度リレーの性能を判定する。履歴の各時期の比較、履歴と現在との比較を有する。密度リレーを健診してもよい。必要な場合、密度リレー接点信号を随時にチェックすることができ、ガス密度リレーを有し、監視された電気機器の密度値が正常であるか否かを判定する。すなわち、電気機器自体の密度値、ガス密度リレー、圧力センサ、温度センサに対して正常及び異常の判定及び分析、比較を行うことができ、さらに電気機器のガス密度監視、密度リレー等の状態に対する判定、比較、分析を実現し、さらにガス密度リレーの接点信号状態を監視し、その状態を遠隔伝送することができる。バックグラウンドでガス密度リレーの接点信号状態を知ることができる。オフであるか又はオフであるか、それにより多く監視し、信頼性を向上させ、さらにガス密度リレーの温度補償性能を検出し、又は検出して判定することができ、さらにガス密度リレーの接点接触抵抗を検出し、又は検出して判定することができ、さらにガス密度リレーの絶縁性能を検出し、又は検出して判定することができる。また、SF6ガスにとって、SF6ガス圧力-温度特性の具体的な換算方法はベティ-ブリッジマン方程式に基づいて計算することができ、SF6混合ガスにとって、SF6混合ガス圧力-温度特性の具体的な換算方法はダルトン分圧法則、ベティ-ブリッジマン方程式、理想ガス状態方程式に基づいて計算することができる。温度調節機構はガス密度リレーのケース内又はケース外に設けられ、ケースに設けられることが含まれる。前記信号発生器は、マイクロスイッチ、磁気アシスト式電気接点、リードスイッチ、小型スイッチを含むが、これらに限定されなく、前記ガス密度リレーは前記信号発生器を介して接点信号を出力し、前記圧力検出器はブルドン管、波形管、波形管+バネ、圧力センサを含むが、これらに限定されなく、前記温度補償素子は温度補償シート、ケース内に封止されたガス、温度補償シート+ケース内に封止されたガスを含むが、これらに限定されない。
【0204】
前記のように、本発明の提供するオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム及びそのチェック方法は、ガス路(管路を介してもよい)接続部分、圧力調節部分、信号測定制御部分等で構成され、主な機能は環境温度でのガス密度リレーの接点値(警報/閉鎖動作時の圧力値)に対してオンラインチェック測定を行うとともに、20℃時の対応する圧力値に自動的に換算し、ガス密度リレーの接点(警報及び閉鎖)値に対する性能検出をオンラインで実現することである。そのガス密度リレー、圧力センサ、温度センサ、圧力調節機構、弁、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット、知能制御ユニットの取付位置は柔軟に組み合わせることができる。例えば、ガス密度リレー、圧力センサ、温度センサ、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット、知能制御ユニットは一体に組み合わせることができ、一体化設計されてもよく、別体設計されてもよく、ケース、又は多方継手に取り付けられてもよく、接続管により一体に接続されてもよい。弁は電気機器に直接接続されてもよく、自己密封弁、又はガス管により接続されてもよい。圧力センサ、温度センサ、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット、知能制御ユニットを組み合わせることができ、一体化設計し、圧力センサ、温度センサを組み合わせることができ、一体化設計し、オンラインチェック接点信号サンプリングユニット、知能制御ユニットを組み合わせることができ、一体化設計する。要するに、構造は制限されない。
【0205】
本発明に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム及びそのチェック方法に係るガス密度リレーは、その構成要素が一体構造に設計されたガス密度リレーを指してもよく、その構成要素が別体構造に設計されたガス密度リレーを指してもよく、一般的にガス密度監視装置とも呼ばれてもよい。
【0206】
本願は構造配置がコンパクトで、合理的であり、各部材は優れた防錆、防振能力を有し、取り付けが堅固であり、使用が確実である。電気システムの各管路の接続、着脱は操作しやすく、機器及び部材はメンテナンスしやすい。本願は点検員が現場まで出る必要がなくガス密度リレーのチェック作業を完了することができ、電網の信頼性を大幅に向上させ、作業効率を向上させ、稼働メンテナンスのコストを低減する。
【0207】
以上は本発明の具体的な実施例を詳細に説明したが、それは単に例示的なものであり、本発明は以上に説明した具体的な実施例に限定されるものではない。当業者にとって、本発明に対して行われた任意の同等の修正及び代替も本発明の範囲内にある。したがって、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく行われた均等変換及び修正は、いずれも本発明の範囲内に含まれるべきである。
【0208】
本願は2019年9月4日に出願された出願番号201910830196.X(発明の名称:オンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム及びそのチェック方法)の中国特許出願の優先権を請求する。
【符号の説明】
【0209】
1 ガス密度リレー
2 圧力センサ
3 温度センサ
4 弁
5 温度調節機構
6 オンラインチェック接点信号サンプリングユニット
7 知能制御ユニット
8 電気機器
9 多方継手
10 ガス補充ポート
11 圧力調節機構
12 マイクロウォーターセンサ
21 第1圧力センサ
22 第2圧力センサ
31 第1温度センサ
32 第2温度センサ
71 プロセッサ
72 電源
73 通信モジュール
74 知能制御ユニット保護回路
75 表示及び出力
76 データ記憶
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2022-05-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンラインサンプリングチェック機能を有する電気システムであって、
内部にエアチャンバーが設けられ、前記エアチャンバーに絶縁ガスが充填される電気機器と、
前記電気機器のエアチャンバーの外部に取り付けられ、又は弁により前記電気機器のエアチャンバーの外部に取り付けられるガス密度リレーと、
温度調節可能な調節機構で、前記ガス密度リレーに接点動作を発生させるように、前記ガス密度リレーの温度補償素子の温度昇降を調節するように配置される温度調節機構と、
前記ガス密度リレーに連通するガス密度検出センサと、
前記ガス密度リレーに接続され、前記ガス密度リレーの接点が動作する時に生成された接点信号をサンプリングするように配置されるオンラインチェック接点信号サンプリングユニットと、
それぞれ前記ガス密度検出センサ、温度調節機構及びオンラインチェック接点信号サンプリングユニットに接続され、前記温度調節機構の制御、圧力値収集及び温度値収集、及び/又はガス密度値収集、及び前記ガス密度リレーの接点信号動作値及び/又は接点信号戻り値の検出を完了するように配置される知能制御ユニットと、を含み、
ここで、前記接点信号は警報、及び/又は閉鎖を含む
ことを特徴とするオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項2】
前記ガス密度リレーの接点は常開型密度リレーであり、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは、第1接続回路及び第2接続回路を含み、前記第1接続回路は前記ガス密度リレーの接点及び接点信号制御回路に接続され、前記第2接続回路は前記ガス密度リレーの接点及び前記知能制御ユニットに接続され、非チェック状態で、前記第2接続回路は切断され又は隔離され、前記第1接続回路は閉じ、チェック状態で、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは前記第1接続回路を切断し、前記第2接続回路をオンにし、前記ガス密度リレーの接点を前記知能制御ユニットに接続し、或いは、
前記ガス密度リレーの接点は常閉型密度リレーであり、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは、第1接続回路及び第2接続回路を含み、前記第1接続回路は前記ガス密度リレーの接点及び接点信号制御回路に接続され、前記第2接続回路は前記ガス密度リレーの接点及び前記知能制御ユニットに接続され、非チェック状態で、前記第2接続回路は切断され又は隔離され、前記第1接続回路は閉じ、チェック状態で、前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは前記接点信号制御回路を閉じ、ガス密度リレーの接点及び接点信号制御回路の接続を切断し、前記第2接続回路をオンにし、前記ガス密度リレーの接点を前記知能制御ユニットに接続する
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項3】
前記第1接続回路は第1リレーを含み、前記第2接続回路は第2リレーを含み、前記第1リレーと前記第2リレーは2つの独立したリレーであり、又は同じリレーであり、前記第1リレーに少なくとも1つの常閉接点が設けられ、前記第2リレーに少なくとも1つの常開接点が設けられ、前記常閉接点と前記常開接点は逆のスイッチング状態を保持し、前記常閉接点は前記接点信号制御回路において直列接続され、前記常開接点は前記ガス密度リレーの接点に接続され、
非チェック状態で、前記常閉接点が閉じ、前記常開接点が切断され、前記ガス密度リレーが前記接点の出力状態をリアルタイムに監視し、チェック状態で、前記常閉接点が切断され、前記常開接点が閉じ、前記ガス密度リレーの接点が前記常開接点により前記知能制御ユニットに接続される
ことを特徴とする請求項に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項4】
前記オンラインチェック接点信号サンプリングユニットには接点サンプリング回路が設けられ、前記接点サンプリング回路はフォトカプラ及び抵抗を含み、前記フォトカプラは発光ダイオード及びフォトトランジスタを含み、前記発光ダイオードと前記ガス密度リレーの接点は直列接続されて閉回路を形成し、前記フォトトランジスタのエミッタは接地され、前記フォトトランジスタのコレクタは前記知能制御ユニットに接続され、前記フォトトランジスタのコレクタは前記抵抗により電源にも接続され、前記接点が閉じる場合、閉回路が通電し、前記発光ダイオードが発光し、光が前記フォトトランジスタをオンにし、前記フォトトランジスタのコレクタがローレベルを出力し、前記接点が切断する場合、閉回路は遮断され、前記発光ダイオードは発光せず、前記フォトトランジスタがオフになり、前記フォトトランジスタのコレクタはハイレベルを出力し、或いは、
前記接点サンプリング回路は第1フォトカプラと第2フォトカプラを含み、前記第1フォトカプラの発光ダイオードと前記第2フォトカプラの発光ダイオードはそれぞれ電流制限抵抗により並列接続され、又は直接並列接続され、並列接続された後に前記ガス密度リレーの接点と直列接続されて閉回路を形成し、かつ前記第1フォトカプラと前記第2フォトカプラの発光ダイオードの接続方向が逆であり、前記第1フォトカプラのフォトトランジスタのコレクタと前記第2フォトカプラのフォトトランジスタのコレクタはいずれも分圧抵抗により電源に接続され、前記第1フォトカプラのフォトトランジスタのエミッタは前記第2フォトカプラのフォトトランジスタのエミッタに接続されて出力端を形成し、該出力端は前記知能制御ユニットに接続され、かつ抵抗により接地され、前記接点が閉じる時、閉回路が通電し、前記第1フォトカプラがオンになり、前記第2フォトカプラがオフになり、前記第1フォトカプラのフォトトランジスタのエミッタはハイレベルを出力し、或いは、前記第1フォトカプラがオフになり、前記第2フォトカプラがオンになり、前記第2フォトカプラのフォトトランジスタのエミッタはハイレベルを出力し、前記接点がオフになる時、閉回路は断電され、前記第1フォトカプラ、前記第2フォトカプラはいずれもオフになり、前記第1フォトカプラと前記第2フォトカプラのフォトトランジスタのエミッタはローレベルを出力し、或いは、
前記接点サンプリング回路は第1ホール電流センサ及び第2ホール電流センサを含み、前記第1ホール電流センサ、前記第2ホール電流センサ及び前記ガス密度リレーの接点が直列接続されて閉回路を形成し、かつ前記ガス密度リレーの接点が前記第1ホール電流センサと前記第2ホール電流センサとの間に接続され、前記第1ホール電流センサの出力端と前記第2ホール電流センサの出力端がいずれも前記知能制御ユニットに接続され、前記接点が閉じる時、閉回路が通電し、前記第1ホール電流センサと前記第2ホール電流センサとの間に電流が流れ、誘導電位を生成し、前記接点が切断する時、閉回路が断電され、前記第1ホール電流センサと前記第2ホール電流センサとの間に電流が流れず、生成される誘導電位がゼロであり、或いは、
前記接点サンプリング回路は第1サイリスタ、第2サイリスタ、第3サイリスタ及び第4サイリスタを含み、第1サイリスタ、第3サイリスタが直列接続され、第2サイリスタ、第4サイリスタが直列接続された後に第1サイリスタ、第3サイリスタで構成された直列接続線路と直並列閉回路を形成し、前記ガス密度リレーの接点の一端が線路により前記第1サイリスタ、第3サイリスタの間の線路と電気的に接続され、他端が線路により前記第2サイリスタ、第4サイリスタの間の線路と電気的に接続される
ことを特徴とする請求項に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項5】
前記ガス密度リレーは、比較密度値出力信号を有し、該比較密度値出力信号は、前記知能制御ユニットに接続され、或いは、前記ガス密度リレーは、比較圧力値出力信号を有し、該比較圧力値出力信号は、前記知能制御ユニットに接続され、
前記ガス密度リレーが比較密度値出力信号を出力する場合、知能制御ユニットはその時のガス密度値を収集し、比較を行い、ガス密度リレーに対する比較密度値のチェックを完了し、知能制御ユニット又はバックグラウンドが比較結果を判定し、誤差が悪い場合、異常提示を発し、或いは、
前記ガス密度リレーが比較密度値出力信号を出力する場合、知能制御ユニットはその時のガス密度値を収集し、比較を行い、ガス密度リレーとガス密度検出センサの相互チェックを完了し、知能制御ユニット又はバックグラウンドが比較結果を判定し、誤差が悪い場合、異常提示を発し、或いは、
前記ガス密度リレーが比較密度値出力信号を出力する場合、知能制御ユニットはその時の圧力値を収集し、比較を行い、ガス密度リレーとガス密度検出センサの相互チェックを完了し、知能制御ユニット又はバックグラウンドが比較結果を判定し、誤差が悪い場合、異常提示を発する
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項6】
前記電気システムは、少なくとも2つのガス密度検出センサを含み、各ガス密度検出センサは1つの圧力センサ、1つの温度センサを含み、各ガス密度検出センサが検出したガス密度値を比較し、各ガス密度検出センサの相互チェックを完了する
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項7】
前記ガス密度検出センサは少なくとも2つの圧力センサを含み、各圧力センサが収集した圧力値を比較し、各圧力センサの相互チェックを完了する
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項8】
前記ガス密度検出センサは少なくとも2つの温度センサを含み、各温度センサが収集した温度値を比較し、各温度センサの相互チェックを完了する
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項9】
前記ガス密度検出センサは少なくとも1つの圧力センサ及び少なくとも1つの温度センサを含み、
各圧力センサにより収集された圧力値と各温度センサにより収集された温度値をランダムに配列して組み合わせ、各組み合わせをガス圧力-温度特性に応じて20℃に対応する複数の圧力値であるガス密度値に換算し、各ガス密度値を比較し、各圧力センサ、各温度センサの相互チェックを完了し、或いは、
各圧力センサにより収集された圧力値と各温度センサにより収集された温度値を全ての配列して組み合わせ、かつ各組み合わせをガス圧力-温度特性に応じて20℃に対応する複数の圧力値であるガス密度値に換算し、各ガス密度値を比較し、各圧力センサ、各温度センサの相互チェックを完了し、或いは、
各圧力センサ、各温度センサにより得られた複数のガス密度値をガス密度リレーの出力した比較密度値出力信号を比較し、ガス密度リレー、各圧力センサ、各温度センサの相互チェックを完了する
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインサンプリングチェック機能を有する電気システム。
【請求項10】
ガス密度リレーのチェック方法であって、
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは温度調節機構の加熱素子をオフにすることと、を含む
ことを特徴とするガス密度リレーのチェック方法。
【請求項11】
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視すると同時に、ガス密度リレーはガス密度検出センサ及び知能制御ユニットにより電気機器内のガス密度値をオンラインで監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットによりオンラインチェック接点信号サンプリングユニットをチェック状態に調整し、チェック状態で、オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは、ガス密度リレーの接点信号の制御回路を切断し、ガス密度リレーの接点を知能制御ユニットに接続することと、
知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を低下させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が低下することにより、ガス密度リレーに接点リセットが発生し、接点リセットはオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点リセット時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号戻り値を検出し、ガス密度リレーの接点信号戻り値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは温度調節機構の加熱素子をオフにするとともに、オンラインチェック接点信号サンプリングユニットを動作状態に調整し、ガス密度リレーの接点信号の制御回路は正常動作状態に復帰して稼働することと、を含む
ことを特徴とする請求項10に記載のガス密度リレーのチェック方法。
【請求項12】
前記ガス密度リレーは圧力調節機構を更に含み、前記圧力調節機構のガス路はガス密度リレーのガス路に連通し、前記チェック方法は、
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットにより弁を閉じることと、
知能制御ユニットにより圧力調節機構を駆動し、ガス圧力を徐々に低下させ、かつ知能制御ユニットにより温度調節機構を制御し、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは弁を開き、かつ知能制御ユニットは温度調節機構の加熱素子をオフにすること、をさらに含む
ことを特徴とする請求項10に記載のガス密度リレーのチェック方法。
【請求項13】
前記ガス密度リレーは圧力調節機構を更に含み、前記圧力調節機構のガス路はガス密度リレーのガス路に連通し、前記チェック方法は、
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視すると同時に、ガス密度リレーはガス密度検出センサ及び知能制御ユニットにより電気機器内のガス密度値をオンラインで監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットにより弁を閉じることと、
知能制御ユニットによりオンラインチェック接点信号サンプリングユニットをチェック状態に調整し、チェック状態で、オンラインチェック接点信号サンプリングユニットは、ガス密度リレーの接点信号の制御回路を切断し、ガス密度リレーの接点を知能制御ユニットに接続することと、
知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、かつ知能制御ユニットにより圧力調節機構を駆動することにより、ガス圧力を徐々に低下させ、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を低下させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が低下し、かつ知能制御ユニットにより圧力調節機構を駆動することにより、ガス圧力を徐々に上昇させ、ガス密度リレーに接点リセットを発生させ、接点リセットはオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点リセット時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号戻り値を検出し、ガス密度リレーの接点信号戻り値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは弁を開き、かつ知能制御ユニットは温度調節機構の加熱素子をオフにするとともに、オンラインチェック接点信号サンプリングユニットを動作状態に調整し、ガス密度リレーの接点信号の制御回路は正常動作状態に復帰して稼働することと、を更に含む
ことを特徴とする請求項10に記載のガス密度リレーのチェック方法。
【請求項14】
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視すると同時に、ガス密度リレーはガス密度検出センサ及び知能制御ユニットにより電気機器内のガス密度値をオンラインで監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットにより接点信号サンプリングユニットをチェック状態に調整し、チェック状態で、接点信号サンプリングユニットはガス密度リレーの接点信号の制御回路を切断し、ガス密度リレーの接点を知能制御ユニットに接続することと、
知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーのガスの温度を上昇させ、設定値に達した後、知能制御ユニットにより弁を閉じることと、
ガス密度リレーの温度又は圧力が設定値まで低下した後、さらにイン知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは弁を開き、かつ知能制御ユニットは温度調節機構をオフにすることと、を更に含む
ことを特徴とする請求項10に記載のガス密度リレーのチェック方法。
【請求項15】
前記ガス密度リレーはエアチャンバー及び加熱デバイスを更に含み、前記エアチャンバーは前記ガス密度リレーに連通し、前記加熱デバイスは前記エアチャンバーの外部又は内部に設けられ、前記チェック方法は、
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視すると同時に、ガス密度リレーはガス密度検出センサ及び知能制御ユニットにより電気機器内のガス密度値をオンラインで監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットにより接点信号サンプリングユニットをチェック状態に調整し、チェック状態で、接点信号サンプリングユニットはガス密度リレーの接点信号の制御回路を切断し、ガス密度リレーの接点を知能制御ユニットに接続することと、
知能制御ユニットにより前記加熱デバイスの加熱を制御し、弁とガス密度リレーとの間のエアチャンバー内のガスの温度変化をもたらし、設定値に達した後、知能制御ユニットにより弁を閉じ、さらに知能制御ユニットにより前記加熱デバイスをオフにすることと、
エアチャンバーの温度又は圧力が設定値まで低下した後、さらに知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは弁を開き、かつ知能制御ユニットは温度調節機構をオフにすることと、を更に含む
ことを特徴とする請求項10に記載のガス密度リレーのチェック方法。
【請求項16】
前記ガス密度リレーはエアチャンバー及び加熱デバイスを更に含み、前記エアチャンバーは前記ガス密度リレーに連通し、前記加熱デバイスは前記エアチャンバーの外部又は内部に設けられ、前記チェック方法は、
正常動作状態の場合に、ガス密度リレーは電気機器内のガス密度値を監視すると同時に、ガス密度リレーはガス密度検出センサ及び知能制御ユニットにより電気機器内のガス密度値をオンラインで監視することと、
知能制御ユニット又はガス密度リレーは設定されたチェック時間及び/又はチェック指令、及びガス密度値状況及び/又は温度値状況に基づいて、ガス密度リレーを許可及び/又はチェックできる状況で、
知能制御ユニットにより接点信号サンプリングユニットをチェック状態に調整し、チェック状態で、接点信号サンプリングユニットはガス密度リレーの接点信号の制御回路を切断し、ガス密度リレーの接点を知能制御ユニットに接続することと、
知能制御ユニットにより前記加熱デバイスの加熱を制御し、前記エアチャンバー内のガスの温度変化をもたらし、設定値に達した後、知能制御ユニットにより弁を閉じ、さらに知能制御ユニットにより前記加熱デバイスをオフにすることと、
エアチャンバーの温度又は圧力が設定値まで低下した後、さらに知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を上昇させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が上昇し、ガス密度リレーに接点動作を発生させ、接点動作はオンラインチェック接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点動作時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号動作値を検出し、ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了することと、
全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは弁を開き、かつ知能制御ユニットは温度調節機構をオフにすることと、を更に含む
ことを特徴とする請求項10に記載のガス密度リレーのチェック方法。
【請求項17】
ガス密度リレーの接点信号動作値のチェック作業を完了した後、さらに知能制御ユニットの温度調節機構への制御により、ガス密度リレーの温度を低下させ、さらにガス密度リレーの温度補償素子の温度が低下し、ガス密度リレーに接点リセットを発生させ、接点リセットは接点信号サンプリングユニットを介して知能制御ユニットに伝達され、知能制御ユニットは接点リセット時の圧力値、温度値に基づいてガス密度値を取得し、又はガス密度値を直接取得し、ガス密度リレーの接点信号戻り値を検出し、ガス密度リレーの接点信号戻り値のチェック作業を完了し、全ての接点信号チェック作業が完了した後、知能制御ユニットは弁を開き、かつ知能制御ユニットは温度調節機構をオフにするとともに、接点信号サンプリングユニットを動作状態に調整し、ガス密度リレーの接点信号の制御回路は正常動作状態に復帰して稼働することを含む
ことを特徴とする請求項14、15、又は16に記載のガス密度リレーのチェック方法。
【国際調査報告】