(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-22
(54)【発明の名称】照明モジュール、照明装置およびランプ
(51)【国際特許分類】
F21S 2/00 20160101AFI20221115BHJP
F21V 3/12 20180101ALI20221115BHJP
F21V 9/30 20180101ALI20221115BHJP
F21V 7/09 20060101ALI20221115BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20221115BHJP
F21Y 103/10 20160101ALN20221115BHJP
【FI】
F21S2/00 230
F21V3/12
F21V9/30
F21V7/09 510
F21Y115:10
F21Y103:10
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022515839
(86)(22)【出願日】2020-09-16
(85)【翻訳文提出日】2022-03-10
(86)【国際出願番号】 KR2020012467
(87)【国際公開番号】W WO2021054709
(87)【国際公開日】2021-03-25
(31)【優先権主張番号】10-2019-0116308
(32)【優先日】2019-09-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100202267
【氏名又は名称】森山 正浩
(74)【代理人】
【識別番号】100182132
【氏名又は名称】河野 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100172683
【氏名又は名称】綾 聡平
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(72)【発明者】
【氏名】オム,ドンイル
(72)【発明者】
【氏名】イ,ジュンジュ
(57)【要約】
発明の実施例に開示された照明装置は、基板と、前記基板の上に配置される複数個の発光素子と、前記基板の上に配置される第1反射部材と、前記第1反射部材の上に配置される樹脂層と、前記樹脂層の上に配置される第2反射部材と、前記発光素子の発光面と対向する前記樹脂層の一面に配置される波長変換層とを含み、前記樹脂層の高さに対し前記発光面から前記一面までの距離は5倍~10倍であってもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
前記基板の上に配置される複数個の発光素子と、
前記基板の上に配置される第1反射部材と、
前記第1反射部材の上に配置される樹脂層と、
前記樹脂層の上に配置される第2反射部材と、
前記発光素子の発光面と対向する前記樹脂層の一面に配置される波長変換層と、
を含み、
前記樹脂層の高さに対し前記発光面から前記一面までの距離は5倍~10倍である、照明装置。
【請求項2】
基板と、
前記基板の上に配置される複数個の発光素子と、
前記基板の上に配置される第1反射部材と、
前記第1反射部材の上に配置される樹脂層と、
前記樹脂層の第1領域上に配置される第2反射部材と、
前記樹脂層の第2領域上に配置される第1パターン層と、
前記発光素子の発光面と対向する前記樹脂層の一面に配置される波長変換層と、
を含み、
前記第1パターン層は、多角形、円形またはライン形状のうち少なくとも1つを含む、照明装置。
【請求項3】
前記第1パターン層の多角形、円形またはライン形状のうち少なくとも1つからなる、請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記第1パターン層は、相互連結される多角形またはハニカム構造を有する複数個のパターンを含む、請求項2に記載の照明装置。
【請求項5】
前記第1パターン層は、第1形状と、前記第1形状と異なり、前記第1形状内に配置される第2形状を有する、請求項2に記載の照明装置。
【請求項6】
前記第1パターン層と前記複数個の発光素子は、垂直方向にオーバーラップせず、
前記第2反射部材は、前記発光素子と垂直方向にオーバーラップする、請求項2に記載の照明装置。
【請求項7】
前記第2領域の面積は、前記第1領域の面積より大きく、
前記第2領域の面積は、前記第1領域の面積に対し0.6倍~1.3倍である、請求項2に記載の照明装置。
【請求項8】
前記第2反射部材の一領域上に配置される第2パターン層を含み、
前記第1パターン層および前記第2パターン層は、一定な形状または不定形のパターンを含み、
前記第1パターン層のパターンの形状と前記第2パターン層のパターンの形状は異なり、
前記第1パターン層のパターンの一領域は、前記第2パターン層のパターンの一領域と垂直方向にオーバーラップする、請求項2に記載の照明装置。
【請求項9】
基板と、
前記基板の上に配置される複数個の発光素子と、
前記基板の上に配置される第1反射部材と、
前記第1反射部材の上に配置される樹脂層と、
前記樹脂層の上の第1領域上に配置される第2反射部材と、
前記発光素子の発光面と対向する前記樹脂層の一面に配置される波長変換層と、
前記第1反射部材の一領域上に配置される第2パターン層と、
を含み、
前記第2パターン層は、多角形、円形またはライン形状のうち少なくとも1つを含む、照明装置。
【請求項10】
前記第2パターン層は、前記複数個の発光素子の発光面の前に配置され、
前記第2パターン層は、前記樹脂層によってモールディングされる、請求項8または9に記載の照明装置。
【請求項11】
前記第1領域は、前記第2パターン層と垂直方向にオーバーラップしない、請求項8または9に記載の照明装置。
【請求項12】
前記発光素子の発光面と対向する前記樹脂層の一面に配置される波長変換層を含む、請求項1、2および9のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項13】
前記波長変換層の上に配置される有色インク層を含み、
前記有色インク層は、レッドインクを含む、請求項12に記載の照明装置。
【請求項14】
前記樹脂層の一面および前記波長変換層は、複数個の凸部と、前記複数個の凸部の間に形成される凹部を含み、
前記複数個の凸部のそれぞれは、前記複数個の発光素子のそれぞれの発光面と対向する、請求項12に記載の照明装置。
【請求項15】
前記複数個の発光素子は、サイトビュータイプ(Side View Type)のLEDを含み、
前記第1反射部材は、前記サイドビュータイプのLEDが配置される複数個のホールを含み、
前記複数個の発光素子は、1列に第1距離だけ離隔して配置され、
前記複数個の発光素子のそれぞれの発光面から前記樹脂層の一面までの距離は、前記第1距離と対応し、
前記第1距離は10mm~15mmであり、
前記樹脂層の高さは1.5mm~1.6mmであり、
前記樹脂層の一面は、曲率を含む、請求項1、2および9のいずれか一項に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の実施例は、複数の発光素子を有する照明モジュールに関するものである。発明の実施例は、異なる平面上で面光を発光する照明モジュール、前記照明モジュールを有する照明装置、ライトユニット、表示装置、および車両用ランプに関するものである。
【背景技術】
【0002】
照明の応用は、車両用照明(light)だけではなく、ディスプレイ及び看板用バックライトを含む。発光素子、例えば発光ダイオード(LED)は、蛍光灯、白熱灯等既存の光源に比べて低消費電力、半永久的な寿命、はやい応答速度、安全性、環境にやさしい等の長所がある。このような発光素子は、各種表示装置、室内灯または室外灯のような各種照明装置に適用されている。最近では、車両用光源として、発光素子を採用するランプが提案されている。白熱灯と比較すると、発光素子は消費電力が小さいという点で有利である。しかし、発光素子から出射される光の出射角が小さいので、発光素子を車両用ランプとして使用する場合には、発光素子を利用したランプの発光面積の増加に関する要求がある。発光素子はサイズが小さいので、ランプのデザインの自由度を高めることができ、半永久的な寿命により経済性もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
発明の実施例は、複数の発光素子から放出された光をライン形態で出射する照明モジュールを提供する。発明の実施例は、ライン幅またはライン高さを有する第1発光面を有する照明モジュールまたは照明装置を提供する。発明の実施例は、樹脂層の少なくとも一側面に出射面、および前記樹脂層の一面および他面のうち少なくとも1つに出射面を有する照明モジュールまたは照明装置を提供する。発明の実施例は、ライン高さを有する樹脂層の少なくとも一側面と上面又は/及び下面に波長変換手段を有する層を含む照明モジュールまたは照明装置を提供する。発明の実施例は、樹脂層の少なくとも一側面に波長変換手段又は/及びインク粒子を有する層を含む照明モジュールまたは照明装置を提供する。発明の実施例は、複数の発光素子が配置された樹脂層の上面又は/及び下面に反射部材が配置され、前記樹脂層の一側面、上面又は/及び下面に不純物を有する層が配置された照明モジュールまたは照明装置を提供する。発明の実施例は、ライン形態の側面光または面光を照射する照明モジュールおよびこれを有する照明装置を提供する。発明の実施例は、照明モジュールを有するライトユニット、液晶表示装置、車両用ランプを提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
発明の実施例に係る照明装置は、基板と、前記基板の上に配置される複数個の発光素子と、前記基板の上に配置される第1反射部材と、前記第1反射部材の上に配置される樹脂層と、前記樹脂層の上に配置される第2反射部材と、前記発光素子の発光面と対向する前記樹脂層の一面に配置される波長変換層とを含み、前記樹脂層の高さに対し前記発光面と前記一面の間の距離は5倍~10倍であってもよい。
【0005】
発明の実施例に係る照明装置は、基板と、前記基板の上に配置される複数個の発光素子と、前記基板の上に配置される第1反射部材と、前記第1反射部材の上に配置される樹脂層と、前記樹脂層の第1領域上に配置される第2反射部材と、前記樹脂層の第2領域上に配置される第1パターン層と、前記発光素子の発光面と対向する前記樹脂層の一面に配置される波長変換層とを含み、前記第1パターン層は、多角形、円形またはライン形状のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0006】
発明の実施例によれば、前記第1パターン層の多角形または円形は、ラインからなることができる。前記第1パターン層は、相互連結される複数個のパターンを含むことができる。前記複数個のパターンは、ハニカム構造パターンを含むことができる。前記第1パターン層は、第1形状と、前記第1形状と異なり、前記第1形状内に配置される第2形状を有することができる。前記第1パターン層と前記複数個の発光素子は、垂直方向にオーバーラップしなくてもよい。前記第2反射部材は、前記発光素子と垂直方向にオーバーラップすることができる。発明の実施例によれば、前記第2領域の面積は、前記第1領域の面積より大きくてもよい。前記第2領域の面積は、前記第1領域の面積に対し0.6倍~1.3倍であってもよい。前記第2反射部材の一領域上に配置される第2パターン層を含み、前記第1パターン層および前記第2パターン層は、一定な形状または不定形のパターンを含むことができる。前記第1パターン層のパターンの形状と前記第2パターン層のパターンの形状は異なってもよい。前記第1パターン層のパターンの一領域は、前記第2パターン層のパターンの一領域と垂直方向にオーバーラップすることができる。
【0007】
発明の実施例に係る照明装置は、基板と、前記基板の上に配置される複数個の発光素子と、前記基板の上に配置される第1反射部材と、前記第1反射部材の上に配置される樹脂層と、前記樹脂層の上の第1領域上に配置される第2反射部材と、前記発光素子の発光面と対向する前記樹脂層の一面に配置される波長変換層と、前記第1反射部材の一領域上に配置される第2パターン層とを含み、前記第2パターン層は、多角形、円形またはライン形状のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0008】
発明の実施例によれば、前記第2パターン層は、前記複数個の発光素子の発光面の前に配置されてもよい。前記第2パターン層は、前記樹脂層によってモールディングされてもよい。前記第1領域は、前記第2パターン層と垂直方向にオーバーラップしなくてもよい。
【0009】
発明の実施例に係る照明装置は、基板と、前記基板の上に配置される複数個の発光素子と、前記基板の上に配置される第1反射部材と、前記第1反射部材の上に配置される樹脂層と、前記樹脂層の上の第1領域上に配置される第2反射部材と、前記発光素子の発光面と対向する前記樹脂層の一面に配置される波長変換層と、前記第1反射部材の一領域と前記樹脂層の上の一領域のうち少なくとも1つの一領域に配置されるパターン層とを含み、前記発光素子から出射して前記パターン層を通過した光の形状は、多角形または円形形状のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0010】
発明の実施例によれば、前記波長変換層の上に配置される有色インク層を含むことができる。前記有色インク層は、レッドインクを含むことができる。発明の実施例によれば、前記樹脂層の一面および前記波長変換層は、複数個の凸部と、前記複数個の凸部の間に形成される凹部を含み、前記複数個の凸部のそれぞれは、前記複数個の発光素子のそれぞれの位置に対応することができる。
【0011】
発明の実施例によれば、前記複数個の発光素子は、サイドビュータイプ(Side View Type)のLEDを含み、前記第1反射部材は、前記サイドビュータイプのLEDが配置される複数個のホールを含むことができる。前記複数個の発光素子は、1列に第1距離だけ離隔して配置されてもよい。前記発光面から前記一面までの距離は、前記第1距離と対応することができる。前記第1距離は10mm~15mmであり、前記樹脂層の高さは1.5mm~1.6mmであってもよい。発明の実施例によれば、前記樹脂層の一面は、曲率を含むことができる。前記発光素子から出射して前記波長変換層を通過した光の形状はライン形態であってもよい。
【発明の効果】
【0012】
発明の実施例によれば、薄い厚さを有する照明モジュールの少なくとも一側面を通じて放出される光の光度を改善することができる。発明の実施例によれば、照明モジュールの樹脂層の少なくとも一側面を通じて波長変換された光を提供するか、樹脂層の少なくとも一側面と一面又は/及び他面を通じて波長変換された光を提供することができる。発明の実施例によれば、樹脂層の出射面と前記出射面に隣接した上面を通じて波長変換された光又は/及び発光素子から放出された光を抽出することができる。発明の実施例によれば、薄い厚さの照明モジュールがライン光形態で提供されるので、デザインの自由度が高まり、放出された面光の光均一度を改善することができる。発明の実施例に係る照明モジュールおよびこれを有する照明装置の光学的信頼性を改善することができる。発明の実施例に係る照明モジュールは、車両用照明装置、ライトユニット、各種表示装置、および電光掲示板に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】発明の第1実施例に係る照明装置を示した斜視図である。
【
図5】
図3の照明装置の出射部の第1変形例である。
【
図6】
図3の照明装置の出射部の第2変形例である。
【
図10】
図7の照明装置の側断面図の変形例である。
【
図11】
図7の照明装置の側断面図の変形例である。
【
図12】
図7の照明装置の側断面図の変形例である。
【
図13】
図7の照明装置の側断面図の変形例である。
【
図14】第2実施例に係る照明装置を示した平面図である。
【
図26】発明の実施例に係る照明装置の発光素子の別の例である。
【
図27】
図1、
図7、および
図14の照明装置の一面又は/及び他面に蛍光体が形成された層が第3および第4面に延長された例である。
【
図28】
図1、
図7、および
図14の照明装置の一面又は/及び他面にパターンを有する層を示した平面図である。
【
図29】発明の第3実施例に係る照明装置の平面図の例である。
【
図30】発明の第3実施例に係る照明装置の平面図の例である。
【
図31】発明の実施例に係る車両ランプ用照明装置の平面図の例である。
【
図32】発明の実施例の照明装置に適用された発光素子の正面図の例である。
【
図33】
図32の発光素子が回路基板に配置された照明装置の例である。
【
図34】発明の実施例に係る照明装置または照明装置を有するランプが適用された車両の平面図である。
【
図35】
図34の照明装置または照明モジュールを有するランプを示した図面である。
【
図36】
図28の照明モジュールまたは照明装置において光分布を示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付された図面を参照して本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者が本発明を容易に実施できる好ましい実施例を詳しく説明する。ただし、本明細書に記載された実施例と図面に図示された構成は、本発明の好ましい一実施例に過ぎず、本出願時点においてこれらを代替できる多様な均等物と変形例があり得ることを理解されたい。本発明の好ましい実施例に対する動作原理の詳しい説明において、係る公知構成または機能に対する具体的な説明が、本発明の実施例の理解を妨害すると判断される場合には、その詳細な説明は省略する。後述される各用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語として、各用語の意味は本明細書全般にわたった内容に基づいて解釈されるべきである。図面全体にわたり、類似する機能及び作用をする部分に対しては、同じ図面符号を付する。本発明による照明装置は、照明を必要とする多様なランプ装置、例えば車両用ランプ、家庭用照明装置、産業用照明装置に適用が可能である。例えば、車両用ランプに適用される場合、ヘッドランプ、車幅灯、サイドミラー灯、フォグランプ、尾灯(Tail lamp)、制動灯、昼間走行灯、車両室内照明、ドアスカッフ、リアコンビネーションランプ、バックアップランプ等に適用可能である。本発明の照明装置は、室内、室外の広告装置、表示装置、及び各種電動車分野にも適用可能であり、その他にも現在開発されて商用化されているか、今後の技術発展により具現可能な全ての照明にかかわる分野や広告にかかわる分野等に適用可能であるといえる。以下、実施例は、添付された図面及び実施例に対する説明から明白になるだろう。実施例の説明において、各層(膜)、領域、パターンまたは構造物が基板、各層(膜)、領域、パッドまたはパターンの「上」または「下」に形成されると記載される場合は、「上」と「下」は「直接」または「他の層を介在して」形成されるものも含む。また、各層の上または下に対する基準は、図面を基準として説明する。
【0015】
<照明モジュールまたは照明装置>
図1は、発明の第1実施例に係る照明装置を示した斜視図であり、
図2は、
図1の照明装置の平面図であり、
図3は、
図2の照明装置のA‐A側断面図であり、
図4は、
図2の照明装置のB‐B側断面図であり、
図5は、
図3の照明装置の第1出射面の第1変形例であり、
図6は、
図3の照明装置の第1出射面の第2変形例であり、
図7は、
図2の照明装置の別の例であり、
図8~
図13は、
図7の照明装置の側断面図の変形例である。
【0016】
図1~
図6を参照すると、発明の実施例に係る照明モジュールまたは装置200は、基板210、樹脂層220、波長変換層250および複数の発光素子100を含むことができる。前記照明装置200は、前記樹脂層220または波長変換層250のうち少なくとも1つまたは両方ともの上に第2反射部材240が配置されてもよい。前記照明モジュール200は、前記樹脂層220または波長変換層250のうち少なくとも1つまたは両方ともの下に第1反射部材230を含むことができる。前記第1反射部材230は、前記基板210より上に配置され、樹脂層220の下に配置されてもよい。前記第1および第2反射部材230、240は、入射する光を反射させることができる。
【0017】
前記発光素子100から放出された光は、樹脂層220の側面のうち少なくとも一側面を通じてまたは波長変換層250を通じて面形態で発光することができる。前記照明モジュール200は、複数の発光素子100の周りにライン形態の側面、出射面または透明な面が配置される。前記照明モジュール200は、複数の発光素子100の発光面と対向する一面に一定高さまたは厚さを有する出射面が提供される。前記樹脂層220は、少なくとも一側面と一面(または上面)が露出することができ、前記波長変換層250は、少なくとも一側面と一面(または上面)又は/及び他面(または下面)が露出することができる。前記照明モジュールまたは装置200は、相互反対側に配置された第1面S1と第2面S2、および相互反対側に配置された第3面S3と第4面S4を含むことができる。前記第1および第2面S1、S2は、第1方向に長い長さにて延長され、前記第3および第4面S3、S4は、第2方向に長い長さにて延長されてもよい。前記第1および第2方向は、相互直交するか相互鋭角または鈍角で交差することができる。第3方向は、垂直方向または厚さ方向であり、前記第1および第2方向と直交する方向であってもよい。照明モジュール200において第1面S1と第2面S2の少なくとも一部は、相互対向するかずれるように配置されてもよい。前記第3面S3と第4面S4の少なくとも一部は、相互対向するかずれるように配置されてもよい。前記第3面S3および第4面S4は、前記第1面S1と第2面S2と異なる側面であってもよい。前記第1面S1と第2面S2の間の最小距離は、前記第3面S3と第4面S4の間の最小距離より小さくてもよい。
【0018】
前記照明モジュール200において第1面S1と前記第2面S2は、一方向または第1方向Xに長い長さを有することができ、バー形状またはライン形状に長く延長されてもよい。前記第1面S1は、発光素子100の発光面111と対向する面であるか、樹脂層220または波長変換層250の側面のうち光度が一番高い光が出射する面であってもよい。前記第1面S1は、前記発光面111と対向する第1出射面であってもよい。ここで、前記発光素子100は、単一方向の側面が発光面111であると説明したが、素子または光源の種類によって2面以上または4面以上で発光することができる。前記照明モジュールまたは装置200において複数の発光素子100は、第1方向に配列されるか、前記第2面S2に隣接した領域に沿って配列されてもよい。前記複数の発光素子100は、少なくとも1行で配列されてもよい。前記少なくとも1行で配列された発光素子100を連結した仮想の線は、直線または曲線を含むことができる。別の例として、前記複数の発光素子は2行で配置されてもよく、前記第1行および第2行の発光素子は、前記第1面S1と前記第2面S2の間で列方向(例えば、Y方向)に重ならないように配置されてもよい。前記第1方向Xに配列された複数の発光素子100は、前記第1面S1または第1出射面とそれぞれ対向することができる。前記複数の発光素子100の各発光面111は、前記第1出射面または第1面S1と対向することができる。前記発光素子100から放出された光は、第1面S1を通じて放出され、一部光は、前記第2面S2、第3面S3および/または第4面S4を通じて放出される。
【0019】
図2~
図5のように、前記照明モジュール200は、第1方向Xの第1長さX1が前記第2方向Yの第2長さY1より長くてもよい。前記第1長さX1は、前記発光素子100の配置個数によって可変でき、例えば30mm以上であってもよい。前記第2方向の第2長さY1は、13mm以上または16mm以上または20mm以下を有することができる。前記照明モジュール200の第2長さY1は、発光素子100の出射光が拡散する領域と発光素子100の後方を保護する領域を提供することができる。ここで、前記隣接した両発光素子100の間の最小間隔がG1である場合、第1長さX1は、前記間隔G1の2倍より大きく、前記第2長さY1は、前記間隔G1の2倍以下であってもよい。前記間隔G1は、10mm以上、例えば10mm~15mmの範囲を有することができる。
【0020】
図2および
図3のように、前記発光素子100の発光面(または一面)と第1面S1の間の距離D1と前記発光素子100の他面と第2面S2の間の距離D5は、異なってもよく、例えばD1>D5の関係を有することができる。前記発光素子100と前記第2面S2の間の距離D5は、3mm以上を有することができ、例えば3mm~20mmの範囲を有することができる。前記発光素子100と前記第2面S2の間の距離D5が前記範囲より小さいと、湿気が浸透したり回路パターンを形成したりできる領域が小さくなり、前記範囲より大きいと、照明モジュール200のサイズが大きくなる。前記照明モジュール200において第1面S1、第2面S2、第3面S3および第4面S4は、第3方向Zに垂直な平面で提供されるか、少なくとも1つは曲面または傾斜した面を含むことができる。前記第1面S1、第2面S2、第3面S3および第4面S4は、前記第3方向Zに同じ厚さまたは同じ高さを有することができる。例えば、第1出射面である第1面S1は、垂直な平面であるか、曲率を有する凸状の曲面を含むことができる。前記樹脂層220は、前記第2面S2、第3面S3および第4面S4を含むことができ、前記波長変換層250は、前記第1面S1、第3面S3および第4面S4を含むことができる。
【0021】
前記樹脂層220の外側に波長変換層250が配置される。前記第1~第4面S1、S2、S3、S4は、前記樹脂層220または波長変換層250の一番外面であってもよい。前記波長変換層250は、第1面S1の側面に配置されるか、第3面S3又は/及び第4面S4の一部または側面全体に配置されてもよい。前記波長変換層250が前記樹脂層220の外面に接触した場合、前記波長変換層250と前記樹脂層220の間の境界面Saは、前記波長変換層250が形成された領域に沿って配置されてもよい。例えば、前記境界面Saは、第1面S1を配置するか、第1面S1、第3および第4面S3、S4の一部に沿って配置されてもよい。即ち、前記波長変換層250は、前記樹脂層220の第1、3、4面S1、S3、S4と対応する面に配置されてもよい。前記樹脂層220は、前記基板210の上に配置された素子、例えば1つまたは複数の発光素子100を取り囲むように配置されてもよい。前記樹脂層220は、前記発光素子100を密封することができる。前記樹脂層220は、前記発光素子100に接触することができる。前記複数の発光素子100は、第1方向に少なくとも3個またはそれ以上が配列され、前記樹脂層220内に配置される。前記複数の発光素子100は、基板210と前記第2反射部材240の間に配置される。前記樹脂層220は、シリコンまたはエポキシのような透光性材質であってもよい。前記樹脂層220は、他の材質として、ガラス材質を含むことができる。前記樹脂層220は不純物を有しない層であるか、拡散剤のような不純物を含むことができる。前記第1反射部材230は、前記樹脂層220と前記基板210の間に配置される。前記第1反射部材230は、形成しなくてもよく、前記基板210の上面に反射性材質を形成することができる。
【0022】
前記基板210は、プリント回路基板(PCB:Printed Circuit Board)を含み、例えば、樹脂系のプリント回路基板(PCB)、メタルコア(Metal Core)PCB、フレキシブル(Flexible)PCB、セラミックPCB、またはFR-4基板を含むことができる。前記基板210は、フレキシブルまたはリジッド材質の基板であってもよい。前記基板210は、上部に回路パターンが配置される。前記基板210の回路パターンは、前記発光素子100と対応する領域に複数のパッドを備えることができる。前記複数の発光素子100は、前記基板210と電気的に連結される。前記複数の発光素子100は、下部にボンディング部が配置され、前記ボンディング部は、前記基板210のパッドと電気的に連結される。前記複数の発光素子100は、前記基板210の回路パターンによって直列連結されてもよい。別の例として、前記複数の発光素子100は、前記基板210の回路パターンによって並列連結されるか、2つ以上が直列連結されたグループが並列連結されてもよい。前記基板210の領域のうち前記発光素子100を基準として後方領域は、光が出射される領域の反対側領域として、前記発光素子100を連結するための回路パターンが配置される。前記後方領域は、前記発光素子100の個数または前記発光素子100の連結方式によって幅が可変する。前記後方領域の幅は、前記発光素子100と前記第2面S2の間の距離D5であり、3mm以上であってもよい。これにより、前記発光素子100の後方からの湿気の浸透を抑制し、複数の発光素子100を連結するための回路パターンを形成することができる。
【0023】
前記発光素子100は、発光チップを有する素子またはLEDチップがパッケージングされたパッケージを含むことができる。前記発光チップは、青色、赤色、緑色、紫外線(UV)のうち少なくとも1つを発光することができる。前記発光素子100は、白色、青色、赤色、緑色のうち少なくとも1つを発光することができる。前記発光素子100は、側方向に光を放出し、底部が前記基板210の上に配置される。例えば、前記発光素子100は、サイドビュー(side view)タイプのパッケージであるか、一側面が発光面111を有するパッケージであってもよい。別の例として、前記発光素子100は、LEDチップであってもよく、前記LEDチップの一面が開放され、他面は反射部材が配置される。または基板210の上にLEDチップが配置され、前記LEDチップの上面および側面を通じて光を放出することができる。前記発光素子100の発光面111は、前記基板210に隣接した面、例えば前記基板210の上面に隣接した側面に配置されてもよい。前記発光面111は、前記発光素子100の底部と上面の間の側面に配置され、前記第2方向Yに光を放出することになる。前記発光素子100の発光面111は、前記第1反射部材230に隣接し、前記基板210の上面および前記第1反射部材230の上面に対して垂直した面であってもよい。前記発光素子100の高さは1mm~2mmの範囲を有することができ、例えば1.2mm~1.8mmの範囲を有することができる。
図2および
図4のように、前記発光素子100の間の間隔G1は10mm以上、例えば10mm~15mmの範囲を有することができる。また、一番外側の発光素子100と樹脂層220の第3または第4側面S3、S4の間の距離G2は、前記間隔G1より小さくてもよく、10mm以下を有することができる。ここで、前記距離D1は、前記間隔G1の90%以上、例えば90%~120%の範囲を有することができ、前記間隔G1は、前記距離D1によって可変できる。
【0024】
前記発光素子100の第1方向Xの長さは、前記発光素子100の高さより大きくてもよく、例えば前記発光素子100の高さの1.5倍以上であってもよい。このような発光素子100は、低い高さと第1方向Xに長い長さを有するので、前記発光素子100の中心を基準として、左右方向である第1方向Xへの光出射角を広く提供することができる。ここで、前記発光素子100の第1方向Xへの光出射角は、上下方向である第3方向Zへの光出射角より大きくてもよい。前記発光素子100の第2方向Yの光出射角は110度~160度の範囲を有することができる。ここで、
図3のように、前記基板210の厚さZaは、前記発光素子100の高さより小さくてもよい。前記発光素子100の高さは、前記基板210の厚さZaの2倍以上であってもよく、例えば2倍~4倍の範囲を有することができる。前記基板210の厚さZaが薄く提供されるので、照明モジュール200は、フレキシブルプレートとして提供される。
【0025】
前記樹脂層220は、前記基板210の上で前記発光素子100を覆うことができる。前記第2反射部材240は、前記樹脂層220の上面を覆うことができる。前記樹脂層220は、前記発光素子100の上面と側面に接触することができる。前記樹脂層220は、前記第1反射部材230の上面に接触することができる。前記樹脂層220の一部は、前記第1反射部材230のホール232を通じて前記基板210に接触することができる。前記樹脂層220は、前記発光素子100の発光面111に接触することができる。前記樹脂層220の第1面S1、第2面S2、第3面S3および第4面S4は、前記第1および第2反射部材230、240の間の側面であってもよい。前記樹脂層220の上面面積は、前記基板210の上面面積、前記第1反射部材230の上面面積または前記第2反射部材240の下面面積と同一であってもよい。第1方向に前記樹脂層220の長さは、前記基板210の長さ、前記第1反射部材230の長さ又は/及び前記第2反射部材240の長さと同一であってもよい。第2方向に前記樹脂層220の最大幅Y1は、前記基板210の最大幅、前記第1反射部材230の最大幅又は/及び前記第2反射部材240の最大幅と同一であってもよい。別の例として、前記樹脂層220の上面面積は、前記基板210の上面面積より小さくてもよい。このような構造において前記基板210の上面のエッジは、前記樹脂層220の下面のエッジよりも外側に突出することができる。前記樹脂層220は、第1および第2反射部材230、240の間に配置される。前記樹脂層220の一部は、基板210と第2反射部材240の間に配置される。前記第1反射部材230の上面と前記第2反射部材240の下面は、前記樹脂層220の下面と上面で対向することができる。前記第1反射部材230の上面と前記第2反射部材240の下面は、同一面積を有することができる。これにより、前記樹脂層220は、発光素子100から放出された光と第1および第2反射部材230、240で反射された光を拡散させて側方向にガイドすることができる。
【0026】
前記樹脂層220は、前記発光素子100の高さより厚い厚さZbまたは高さで形成されてもよい。これにより、前記樹脂層220は、前記発光素子100の上部を保護し、湿気の浸透を抑制することができる。前記発光素子100は、下部に基板210が配置され、上部に樹脂層220が配置されるので、前記発光素子100を保護することができる。よって、前記樹脂層220の上面と前記発光素子100の間の間隔は0.5mm以下、例えば0.2mm~0.5mmの範囲に配置されてもよい。前記樹脂層220の厚さZbは、前記第1および第2反射部材230、240の間の距離であり、前記第1および第2反射部材230、240の間の距離(例えば、Zb)は、前記第1面S1と前記第2面S2の間の距離より小さくてもよい。例えば、前記第1面S1と前記第2面S2の間の距離は、最大距離または最小距離を含むことができる。このような第1および第2反射部材230、240の間の距離を照明モジュール200の第2方向の幅Y1または最小幅より小さく配置することで、ライン形態の面光を提供し、光度の改善およびホットスポットを防止することができる。また、第3方向にフレキシブルな照明モジュールを提供することができる。前記樹脂層220の厚さZbは、前記発光素子100の厚さの2倍以下であってもよく、例えば1倍超過ないし2倍以下であってもよい。前記樹脂層220の厚さZbは、例えば1.5mm~1.9mmの範囲または1.5mm~1.6mmの範囲を有することができる。前記樹脂層220の厚さZbは、前記照明モジュール200の厚さZ1の0.8倍以下であってもよく、例えば、前記照明モジュール200の厚さZ1の0.4倍~0.8倍の範囲を有することができる。前記樹脂層220が前記照明モジュール200の厚さZ1と1.2mm以下の差で配置されるので、照明モジュール200における光効率の低下を防止でき、フレキシブル特性を強化させることができる。前記樹脂層220は、シリコン、シリコンモールディングコンパウンド(SMC)、エポキシ、またはエポキシモールディングコンパウンド(EMC)のうち少なくとも1つを含むことができる。前記樹脂層220は、UV(ultra violet)硬化性樹脂または熱硬化性樹脂材料を含むことができ、例えばPC、OPS、PMMA、PVC等を選択的に含むことができる。例えば、前記樹脂層220の主材料は、ウレタンアクリレートオリゴマーを主原料とする樹脂材料を利用することができる。前記樹脂層220内にはビーズ(bead)(図示されない)を含むことができ、前記ビーズは、入射する光を拡散および反射させて光量を増加させることができる。前記樹脂層220は、蛍光体を含むことができる。前記蛍光体は、他の樹脂層に添加された蛍光体の含有量より低くてもよく、黄色、緑色、青色、または赤色蛍光体のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0027】
前記第1反射部材230は、前記発光素子100から放出された光を反射させることができる。前記第1反射部材230は、前記基板210の上面に形成される。前記第1反射部材230は、前記基板210の上部層として形成されるか、別途の層として形成されてもよい。前記第1反射部材230は、前記基板210の上面に接着剤で接着されてもよい。前記樹脂層220は、前記第1反射部材230の上面に接着されてもよい。前記第1反射部材230は、前記発光素子100の下面と対応する領域に複数のホール232を備え、前記ホール232を通じて前記発光素子100が前記基板210に連結される。前記樹脂層220の一部は、前記ホール232を通じて前記基板210に接触することができる。前記ホール232は、前記発光素子100が前記基板210にボンディングされる領域であってもよい。前記第1反射部材230は、単層または多層構造で形成されてもよい。前記第1反射部材230は、光を反射する物質、例えば金属または非金属物質を含むことができる。前記第1反射部材230が金属である場合、ステンレス、アルミニウム(Al)、銀(Ag)のような金属層を含むことができ、非金属物質である場合、白色樹脂材質であるか、樹脂内に金属酸化物又は/及びエアーが充填された材質であるか、プラスチック材質を含むことができる。前記第1反射部材230は、白色樹脂材質やポリエステル(PET)材質を含むことができる。前記第1反射部材230は、低反射フィルム、高反射フィルム、乱反射フィルム、または正反射フィルムのうち少なくとも1つを含むことができる。前記第1反射部材230は、例えば入射した光を第1面S1に反射させるための正反射フィルムとして提供されてもよい。
【0028】
前記第1反射部材230の一端は、前記第1面S1と同一平面に配置されてもよい。前記第1反射部材230の他端は、前記第2面S2と同一平面に配置されてもよい。別の例として、前記第1反射部材230の一端と他端は、前記第1面S1と第2面S2から離隔し、前記樹脂層220と接触することができる。即ち、第1反射部材230の外側は樹脂層220でカバーして、湿気が浸透することを防止することができる。前記第1反射部材230の厚さZcは、前記基板210の厚さZaより小さくてもよい。前記第1反射部材230の厚さZcは、前記基板210の厚さZaの0.3倍以上に配置され、入射する光の透過損失を減らすことができる。前記第1反射部材230の厚さZcは0.1mm~0.3mmの範囲を有することができ、前記範囲より小さい場合、光透過損失が発生し、前記範囲より厚い場合、照明モジュール200の厚さZ1が増加する。前記第2反射部材240の厚さZdは、前記基板210の厚さZaより小さくてもよい。前記第2反射部材240の厚さZdは、前記基板210の厚さZaの0.3倍以上に配置され、入射する光の透過損失を減らすことができる。前記第2反射部材240の厚さZdは0.1mm~0.3mmの範囲を有することができ、前記範囲より小さい場合、光透過損失が発生し、前記範囲より厚い場合、照明モジュール200の厚さZ1が増加する。前記第2反射部材240は、前記樹脂層220の上面の全領域に配置され、光の損失を減らすことができる。前記第2反射部材240は、前記第1反射部材230と同じ材質であってもよい。前記第2反射部材240は、光を反射と光の透過損失を減らすために、前記第1反射部材230の材質より光反射率が高い材質または厚い厚さを有することができる。前記第2反射部材240は、前記第1反射部材230と同一またはより厚い厚さを有することができる。例えば、前記第1、2反射部材230、240は、同じ材質および同じ厚さで提供されてもよい。前記第2反射部材240は、単層または多層構造で形成されてもよい。前記第2反射部材240は、光を反射する物質、例えば金属または非金属物質を含むことができる。前記第2反射部材240が金属である場合、ステンレス、アルミニウム(Al)、銀(Ag)のような金属層を含むことができ、非金属物質である場合、白色樹脂材質であるか、樹脂内に金属酸化物又は/及びエアーが充填された材質であるか、プラスチック材質を含むことができる。前記第2反射部材240は、白色樹脂材質やポリエステル(PET)材質を含むことができる。前記第2反射部材240は、低反射フィルム、高反射フィルム、乱反射フィルム、または正反射フィルムのうち少なくとも1つを含むことができる。前記第2反射部材240は、例えば入射した光が第1面S1方向に進むように正反射フィルムで提供されてもよい。ここで、前記第1面S1は、凹凸構造のような光抽出構造が配置される。これにより、樹脂層220を通じて放出された光の抽出効率を改善することができる。前記第1面S1で前記発光素子100と水平方向に重なった第1重畳領域と、前記発光素子の間の領域と水平方向に重なった第2重畳領域は、同じ平面に配置されてもよい。別の例として、前記第2重畳領域は、前記第1重畳領域より第2面方向に凹むか、前記第1重畳領域が前記第2重畳領域より凸状に突出することができる。前記第1面S1は、ヘイズ(Haze)面に処理され、光を拡散させることができる。前記ヘイズ面は、前記樹脂層220の他面より粗い面に処理され、出射する光を拡散させることができる。前記照明モジュール200は、第3方向の厚さZ1をライン形態で提供するので、フレキシブルなライン形態の面光を提供することができる。前記照明モジュール200の厚さZ1は、3mm以下を有することができる。即ち、前記照明モジュール200は、少なくとも一側面に3mm以下のライン形態の面光を放出することができる。別の例として、前記照明モジュール200は、2mmより大きく6mm以下に配置され、この場合、照明モジュール200の厚さは増加するが、樹脂層220の厚さをより厚く提供してライン幅を増加させ、配光領域を増加させることができる。
【0029】
図3を参照すると、前記照明モジュール200で各構成要素の厚さを見ると、基板210の厚さはZaであり、樹脂層220の厚さはZbであり、第1反射部材230の厚さはZcで、第2反射部材240の厚さはZdである場合、Zb>Za>Zd≧Zcの関係を有することができる。前記基板210の下面から前記第2反射部材240の上面の間の間隔は、照明モジュール200の厚さZ1である。前記厚さZbはZ1の0.4~0.8の比率であり、前記厚さZaはZ1の0.14~0.18の比率であり、前記厚さZdまたはZcはZ1の0.08~0.12の比率を有することができる。前記ZbはZaの3.5~4の比率を有することができる。前記ZbはZcまたはZdの5.8~6.4の比率を有することができる。このような樹脂層220の厚さZbを基板210の厚さZaより厚く配置して、発光素子100を保護し、光を拡散させてガイドすることができ、フレキシブル特性を強化させることができる。また、樹脂層220の厚さZbまたは高さを有するライン形態の第1出射面が提供されるので、ライン出射面を提供することができる。前記発光素子100の発光面111から前記第1面S1の間の距離D1は、前記樹脂層220の厚さZbまたは高さの5倍以上、例えば5倍~10倍の範囲を有することができる。前記距離D1は10mm以上、例えば10mm~15mmの範囲を有することができる。前記発光素子100の発光面111から第1出射面または第1面までの距離D1が前記樹脂層220の厚さZbの5倍未満である場合、面光源分布が不均一となり、10倍を超過する場合、モジュールサイズの増加に比べて面光源の分布の改善効率が微小となる。
【0030】
波長変換層250は、前記樹脂層220の出射側外面に配置される。前記波長変換層250の出射面は、第1面S1が配置される。前記波長変換層250は、前記複数の発光素子100の発光面111と対向することができる。前記波長変換層250の垂直方向の厚さは、前記樹脂層220の厚さZbと同一またはより大きくてもよい。前記波長変換層250の垂直方向の厚さは、前記樹脂層220の厚さZbと第1、2反射部材230、240の厚さZa、Zdのうちいずれか1つの和で提供されてもよい。即ち、前記波長変換層250の垂直方向の厚さは、基板210の上面と第2反射部材240の間の距離以下であるか、前記樹脂層220の上面と下面の間の距離以上であってもよい。前記波長変換層250の内面は、前記樹脂層220に接触し、下部面は、前記基板210および前記第1反射部材230のうち少なくとも1つまたは両方ともに接触することができる。前記波長変換層250の上面は、第2反射部材240に接触することができる。これにより、前記波長変換層250は、前記樹脂層220の外面(即ち、Sa)をカバーして外部から浸透する湿気を遮断することができる。ここで、前記波長変換層250の外面または第1面S1は、前記基板210又は/及び第2反射部材240の側面と同一平面であってもよい。前記波長変換層250は、水平な第2方向Yに幅D3が0.7mm以下、例えば0.3mm~0.7mmの範囲または0.3mm~0.5mmの範囲で提供されてもよい。前記幅D3は、第2方向の樹脂層220の長さY1より小さくてもよく、例えばD2の1/30以下であってもよい。前記波長変換層250は、内部に波長変換手段を含むことができる。前記波長変換手段は、蛍光体又は/及び量子ドットを含むことができる。前記蛍光体または量子ドットは、例えば琥珀(Amber)、黄色(yellow)、緑色、赤色、または青色光のうち少なくとも1つまたは2以上を発光することができる。前記波長変換層250に添加された波長変換手段の含有量は、波長変換層250重さの13wt%以上または13wt%~60wt%の範囲で添加されてもよい。前記波長変換層250において蛍光体の含有量は、放出される光度および波長変換効率によって変更することができる。前記波長変換層250を通じて放出された光は、前記発光素子100から放出された第1光と、前記波長変換層250内で波長変換された第2光が混合されてもよい。前記第1光と第2光の混合された光は、赤色または白色であってもよい。前記波長変換層250は、拡散剤又は/及びインク粒子を含むことができる。前記インク粒子は金属インク、UVインク、または硬化インクのうち少なくとも1つを含むことができる。前記インク粒子のサイズは、前記蛍光体のサイズより小さくてもよい。前記インク粒子の表面カラーは、緑色、赤色、黄色、または青色のうちいずれか1つであってもよい。前記インク粒子の種類は、PVC(Poly vinyl chloride)インク、PC(Polycarbonate)インク、ABS(acrylonitrile butadiene styrene copolymer)インク、UV樹脂インク、エポキシインク、シリコンインク、PP(polypropylene)インク、水性インク、プラスチックインク、PMMA(poly methyl methacrylate)インク、PS(Polystyrene)インクから選択的に適用することができる。ここで、前記インク粒子の幅または直径は5μm以下、例えば0.05μm~1μmの範囲を有することができる。前記インク粒子のうち少なくとも1つは、光の波長より小さくてもよい。前記インク粒子の材質は、赤色、緑色、黄色、青色のうち少なくとも1つのカラーを含むことができる。例えば、前記蛍光体は、赤色波長を発光し、前記インク粒子は、赤色を含むことができる。ここで、前記波長変換層250内にインク粒子と波長変換手段が一緒に添加された場合、前記インク粒子は、入射する光の透過率を下げることができ、電源オフモードにおいて外部カラーをインクカラーと同じカラーで提供することができる。前記波長変換層250において波長変換手段の含有量は、前記インク粒子によって20wt%以下に下げることができる。
【0031】
照明モジュールの製造工程を見ると、例えば前記基板210の上に発光素子100を搭載して第1反射部材230を付着することになる。以後、前記基板210の上に樹脂層220を形成した後、波長変換層250を形成することができる。前記樹脂層220および波長変換層250を形成した後、第2反射部材240を付着することができる。別の例として、樹脂層220を形成した後、第2反射部材240を付着し、以後樹脂層220の一側面に波長変換層250を形成することができる。
【0032】
図5を参照すると、照明モジュールまたは装置は、前記基板210の上に樹脂層220、波長変換層250および有色インク層252を含むことができる。前記波長変換層250は、波長変換手段を含むことができ、前記有色インク層252は、インク粒子を含むことができる。前記インク粒子は、光の波長を変換することなく、光の透過率を下げることができる。また、有色インク層252は、前記発光素子100の発光面111で発生するホットスポットが外部から視認できるので、光の透過率を下げてホットスポットを阻止および除去することができる。前記有色インク層252は、電源のオフ時、外部カラーをインクカラーで提供し、電源オン時前記波長変換手段によって波長変換された光と前記発光素子100から放出された光を透過させることができる。前記有色インク層252は、前記複数の発光素子100の発光面111と対向することができる。前記有色インク層252は外側に第1面S1が配置され、内面に波長変換層250の外面が接触することができる。前記有色インク層252は、第1面S1に配置されるか、第1面S1と第3および第4面S3、S4の一部または全体の上に配置されてもよい。
図2および
図5のように、一番外側に配置された波長変換層250または有色インク層252は、発光面積をさらに広めることができる。垂直な第3方向Zに前記有色インク層252の高さまたは厚さは、前記波長変換層250の高さまたは厚さと同一であってもよい。垂直方向Zに前記有色インク層252の高さまたは厚さは、前記樹脂層220の高さまたは厚さと同一またはより大きくてもよい。水平な第2方向Yに前記有色インク層252の幅は、前記波長変換層250の幅より小さくてもよい。前記有色インク層252の内面は、前記波長変換層250に接触し、下部面は、前記基板210および前記第1反射部材230のうち少なくとも1つまたは両方ともに接触することができる。前記有色インク層252の上面は、第2反射部材240に接触することができる。これにより、前記有色インク層252は、前記波長変換層250の外面をカバーして、電源オンまたはオフモードで発光した光のカラーと非発光表面カラーの差を減らすことができる。ここで、前記有色インク層252の外面または第1面S1は、前記基板210又は/及び第2反射部材240の側面と同一平面であってもよい。
図3および
図6のように、発光素子100の出射側に波長変換層250が配置された場合、前記波長変換層250の外面、即ち第1面S1は、前記基板210又は/及び第2反射部材240の側面と同一平面であってもよい。
図6のように、前記波長変換層250は、第1および第2反射部材230、240の間に配置されるか、第1および第2反射部材230、240に接触することができる。ここで、前記第2反射部材240は、樹脂層220の一部を露出させることができる。前記第2反射部材240は、樹脂層220の上面一部を露出させることができる。
図7および
図8のように、波長変換層250の上面は、前記第2反射部材240の外側に配置されるか、前記第2反射部材240から露出することができる。前記波長変換層250の内面は樹脂層220の外面に接触することができる。前記波長変換層250の上部は、前記第2反射部材240の側面に接触することができ、前記第2反射部材240の上面と同じ高さであるか、第2反射部材240の上面より低くてもよい。即ち、波長変換層250は、発光面積をさらに広めることができる。
【0033】
図9のように、樹脂層220は、基板210の上面周りに接触することができる。前記樹脂層220は、前記第1反射部材230の側面に接触することができる。波長変換層250は、出射側で前記基板210の側面、樹脂層220の側面、第2反射部材240の側面のうち少なくとも1つに接触することができる。前記波長変換層250は、前記基板210又は/及び第2反射部材240の側面外側に配置され、照明モジュール200の出射側領域をカバーすることができる。前記波長変換層250の垂直な高さまたは厚さは、前記照明モジュール200の厚さと同一であってもよい。前記波長変換層250は、照明モジュール200のいずれか1つの側面に接触し、湿気の浸透を抑制し、第2反射部材240が浮き上がる問題を抑制することができる。
図8および
図9のように、前記波長変換層250は、上記に開示された波長変換手段を含むか、波長変換手段およびインク粒子を含むことができる。
【0034】
図10のように、前記樹脂層220は、基板210の上面周りに接触することができる。前記樹脂層220は、前記第1反射部材230の側面に接触することができる。波長変換層250は、出射側で前記基板210の側面、樹脂層220の側面、第2反射部材240の側面のうち少なくとも1つに接触することができる。前記波長変換層250は、前記基板210又は/及び第2反射部材240の側面をカバーすることができる。前記有色インク層252は、前記波長変換層250の外側に配置され、照明モジュール200の出射側領域をカバーすることができる。前記波長変換層250および有色インク層252の垂直な高さまたは厚さは、前記照明モジュール200の厚さと同一であってもよい。
図11のように、有色インク層252は、前記波長変換層250の外面に配置され、下面および上面に延長された延長部Ia、Ibを含むことができる。前記有色インク層252の第1延長部Iaは、波長変換層250の下面に延長され、基板210に接触することができる。前記有色インク層252の第2延長部Ibは、波長変換層250の上面に延長され、第1反射部材240に接触することができる。
図12のように、有色インク層252は、前記波長変換層250の外面に配置され、基板210の側面又は/及び第2反射部材240の側面に延長されて接触することができる。ここで、波長変換層250は、基板210と第2反射部材240の間に配置され、有色インク層252の垂直な高さより小さくてもよい。
図10~
図12のように、前記波長変換層250は、上記に開示された波長変換手段を含むことができ、前記有色インク層252は、上記に開示されたインク粒子を含むことができる。
図13のように、波長変換層250の内部は、基板210と第2反射部材240の間に配置されるか、発光素子100方向に突出し、上部Pbは第2反射部材240の外側に配置され、下部Paは基板210の外側に配置される。このような波長変換層250は、樹脂層220の外面、第2反射部材240の下面のエッジおよび側面、基板210の下面のエッジおよび側面に接触することができる。
【0035】
前記波長変換層250又は/及び有色インク層252の材質は透明な材質を含み、上記に開示された樹脂層220の材質から選択的に形成されてもよい。前記波長変換層250又は/及び有色インク層252の材質は、前記樹脂層220と同一であるか、少なくとも1つが異なってもよい。上記に開示された照明モジュールにおいて前記第2反射部材240は、他の機構物が配置されるか、ハウジングが配置された場合、除去されてもよい。前記第2反射部材240は、遮光層または遮光プレートから形成されてもよい。
【0036】
ここで、発明の実施例は、樹脂層220において光の出射方向または水平方向に波長変換層250が配置されるか、波長変換層250および有色インク層252が配置された例で説明した。別の例として、前記樹脂層220には垂直方向に樹脂材質の層が少なくとも1つまたは複数積層されてもよい。前記1つまたは複数の層は、単一層であるか、所定形状のパターンを有するパターン層であってもよい。前記単一層またはパターン層は、樹脂層220の一面または/他面に配置される。例えば、前記単一層またはパターン層は、樹脂層220の上面一部又は/及び下面一部に配置されてもよい。このような構造は、第2実施例で詳しく説明することにする。
【0037】
【0038】
図14および
図15を参照すると、照明モジュールは、基板210、樹脂層220、波長変換層250、発光素子100および少なくとも1つの反射部材230、240および第1パターン層255を含むことができる。前記第1パターン層255は、透明な樹脂材質を含み、前記樹脂材質は、樹脂層220の材質から選択的に形成されてもよい。前記第1パターン層255は、内部に波長変換手段を含むことができる。または前記第1パターン層255は、内部にインク粒子と波長変換手段を含むことができる。
【0039】
前記第1パターン層255は、第1方向Xに前記樹脂層220の長さと同一またはより長く配置されてもよい。前記第1パターン層255は、第2方向Yに前記樹脂層220の長さより小さい長さD6を有することができ、例えば、前記発光素子100と前記第1面S1の間の距離D1と同一またはより小さくてもよい。第2方向に前記第1パターン層255の長さD6は2mm以上、例えば2mm~10mmの範囲を有することができる。前記第1パターン層255に波長変換手段が添加された場合、前記波長変換層250に添加された波長変換手段の含有量より小さくてもよい。前記第1パターン層255と前記波長変換層250に波長変換手段が添加された場合、例えば同じカラーの波長を発光する蛍光体又は/及び量子ドットであるか、異なるカラーの波長を発光する材質であってもよい。前記第1パターン層255は、樹脂層220を通じて第1面S1方向に進行する一部光を透過させ、波長変換された光として出射することができる。前記第1パターン層255は、前記樹脂層220の第1領域上に配置され、よって第2反射部材240は、前記樹脂層220の第2領域上に配置される。前記第1パターン層255は、前記樹脂層220、前記第1反射部材230および基板210と垂直方向に重なることができる。なお、前記第1パターン層255は、前記発光素子100と垂直方向に重ならなくてもよい。前記第1パターン層255は、樹脂層220の上面に接触することができる。前記第1パターン層255は、前記第2反射部材240の側面に接触することができる。前記第1パターン層255は、前記波長変換層250の上面に接触するか、波長変換層250と垂直方向に重なることができる。前記第1パターン層255の厚さは、前記第2反射部材240の厚さと同一またはより薄くてもよい。前記第1面S1を通じて放出された光がメイン光である場合、前記第1パターン層255を通じて放出された光はサブ光であってもよい。
【0040】
ここで、前記第2反射部材240は、前記発光素子100の上面をカバーする長さで延長され、前記第2反射部材240の一端と前記発光面111に垂直な直線からの距離D8は、3mm以上、例えば3mm~6mmの範囲で提供されてもよい。このような第2反射部材240の前端部が前記発光素子100の上部をカバーすることになるので、発光素子100に隣接した周辺領域上でホットスポットが発生する領域を減らすことができる。
図14および
図15で、第2方向Yに前記第1パターン層255の長さD6は、前記距離D8の1倍~2倍の範囲を有することができ、例えば5mm以上であるか、5mm~10mmの範囲を有することができる。このような第1パターン層255が前記発光面111に垂直な直線から前記距離D8だけ離隔することで、入射する面光を導光して放出することができ、ホットスポットが抑制される。ここで、前記樹脂層220の上面で第2反射部材240が配置された第1領域の面積は、前記第1パターン層255が配置された第2領域の面積より大きいか小さく、例えば前記第2領域の面積は、前記第1領域の面積に対し0.6倍~1.3倍の範囲を有することができる。
【0041】
図16は、
図15の構造で波長変換層250の外面に有色インク層252がさらに配置された構造である。前記第1パターン層255は、前記樹脂層220の上面に配置または接触するか、波長変換層250および/または有色インク層252の上面上にさらに配置されてもよい。
【0042】
図17のように、前記第1パターン層255は、一定な形状または不定形形状を有するパターンで形成されてもよい。例えば、前記第1パターン層255は、多角形、円形またはライン形状のうち少なくとも1つを含むか、複数のパターンが相互連結された形状を含むか、ラインが交差した形状であるか、多角形または円形のパターンがラインに連結されるか、連続的または不連続であるラインパターンで形成されてもよい。前記第1パターン層255は、ハニカム構造、メッシュ形状や、格子形状、複数のライン形状、複数の多角形形状、複数の楕円形状、複数の円形状等を選択的に含むことができる。前記第1パターン層255は、第1形状を有するパターン、および前記第1形状内に第2形状を有するパターンを含むことができる。前記第1および第2形状は、相互異なる形状であるか、相互同じ形状であってもよく、連続的に連結された閉ループ(Closed loop)形状であるか、不連続である連結を有する開ループ(Open Loop)形状であってもよい。前記第1パターン層255は、内部に複数のホールOP1を含むことができる。前記ホールOP1を通じて前記樹脂層220の上面が露出することができる。前記第1パターン層255は、第2反射部材240の厚さより薄い厚さで提供されてもよい。このようなパターン形状の第1パターン層255によって前記第1パターン層255を通じて放出されたサブ光の形状は、前記パターン形状に合うように多様な形状を有し、前記第1面S1を通じて放出されたメイン光、即ち波長変換層250を通じて放出された光の形状はラインタイプを有することができる。
【0043】
前記第1パターン層255は、前記第2反射部材240と垂直方向に重ならなくてもよい。前記樹脂層220の上面で第1パターン層255が形成された第2領域は、前記第2反射部材240が形成された第1領域と垂直方向に重ならなくてもよい。前記第1パターン層255は、前記第1反射部材230と垂直方向に重なることができる。
【0044】
図17および
図18のように、第1パターン層255は、波長変換層250または有色インク層252の上に配置されるか、配置されなくてもよい。このような第1パターン層255のパターンは、プリント方式で形成することで、選択的に多数の樹脂層の上に形成することができる。
図17において、第2反射部材240の第2方向Yの長さD10は、前記第1パターン層255の長さD6より大きいか小さくてもよい。ここで、前記樹脂層220の上面で前記第1パターン層255の長さD6は、前記第2反射部材240の第2方向の長さD10の0.6倍~1.3倍の範囲を有することができる。即ち、第2反射部材240の下部に配置された樹脂層220内で導光された光が第1パターン層255および波長変換層250を通じて放出される。
【0045】
図19および
図20のように、波長変換層250は、第1パターン層255の一番外側でカバーすることができる。これは、第1パターン層255がパターンで形成された場合、分離することができ、前記第1パターン層255の外側は波長変換層250の内面と接触することができる。
【0046】
図21のように、第1反射部材230の上に第2パターン層257が配置される。前記第2パターン層257は、樹脂層220の材質から選択的に提供され、蛍光体又は/及び量子ドットのうち少なくとも1つを有する波長変換手段を含むことができる。第2方向に前記第2パターン層257の長さは、前記第1パターン層255の長さより長く配置されてもよい。前記第2パターン層257は、前記第1反射部材230の上で前記発光面111と波長変換層250の間の領域に配置される。前記第2パターン層257は、前記発光素子100の間の領域にさらに配置されてもよい。前記第2パターン層257が形成される面積は、前記第1パターン層255が形成される面積より大きくてもよい。前記第2パターン層257は、一定な形状または不定形形状を有するパターンで形成されてもよい。例えば、前記第2パターン層257は、多角形、円形またはライン形状のうち少なくとも1つを含むか、複数のパターンが相互連結された形状を含むか、前記多角形または円形のパターンがラインに連結されるか、連続的または不連続であるラインパターンで形成されてもよい。前記第2パターン層257は、ハニカム構造、メッシュ形状や、格子形状、複数のライン形状、複数の多角形形状、複数の楕円形状、複数の円形状等を選択的に含むことができる。前記第2パターン層257は、第1形状を有するパターン、および前記第1形状内に第2形状を有するパターンを含むことができる。前記第1および第2形状は、相互異なる形成または同じ形状であってもよく、連続的に連結された閉ループ(Closed loop)形状であるか、不連続である連結を有する開ループ(Open Loop)形状であってもよい。前記第2パターン層257は、内部に複数のホールOP2を含むことができる。前記ホールOP2を通じて前記樹脂層220の下面が露出することができる。前記第2パターン層257は、第1反射部材230の厚さより薄い厚さで提供されてもよい。前記第2パターン層257は、前記第1パターン層255と垂直方向に重なることができる。前記第2パターン層257は、前記第1および第2反射部材230、240と垂直方向に重なった領域を含むことができる。
【0047】
図17~
図21のように、第1パターン層255のパターン効果は、
図35のように、ホールを通じて発光された光とパターンを通じて放出された光の光度差を与えて、多様なイメージを提供するか、立替効果を与えることができる。前記樹脂層220の出射側には波長変換層250が配置されるか、波長変換層250/有色インク層252の積層構造を含むことができ、前記出射側周辺領域上には、前記第1パターン層255が配置されるか、第1および第2パターン層255、257が配置され、出射面を多様な面光形態で提供することができる。
【0048】
図22および
図23のように、第1反射部材230の上に第2パターン層257が配置される。前記第2パターン層257は、樹脂層220の材質から選択的に提供され、蛍光体又は/及び量子ドットのうち少なくとも1つを有する波長変換手段を含むことができる。前記第2パターン層257は、パターンで提供されてもよい。前記第2パターン層257のパターンは、複数のホールOP2を有しながら、一定な形状または不定形形状が繰り返し配置されてもよい。前記第2パターン層257のパターンは、前記第1パターン層255のパターンと同一または異なってもよい。前記第1パターン層255が形成された領域と前記第2パターン層257の領域は、少なくとも一部が垂直方向に重なることができる。これにより、前記第2パターン層257のパターンと前記第1パターン層255のパターンは、上面から見るとき、相互異なる深さにて提供されるので、立替効果を与えることができる。前記第1および第2パターン層255、257は、前記樹脂層220の上面および下面に配置される。波長変換層250は、前記第1および第2パターン層255、257の外側または出射側に配置され、メイン光を放出させることができる。
図23のように、前記波長変換層250の外側には有色インク層252が配置される。ここで、前記第2パターン層257は、前記第1反射部材230の上に配置された場合、前記樹脂層220の下面内部で埋め込まれてもよい。
【0049】
図24のように、第2反射部材240なしに樹脂層220の上面が露出することができる。第1パターン層255は、樹脂層220の上面全体にパターンで形成されてもよい。樹脂層220の下部に第2パターン層257が配置されるが、これに限定されるものではない。
図25のように、樹脂層220の出射側上面および下面は露出することができる。前記樹脂層220の出射側上面に第1パターン層255のパターンが配置され、出射側下面に第2パターン層257のパターンが配置される。前記樹脂層220の外面には波長変換層250が配置されるか、波長変換層250および有色インク層252が配置される。前記第2パターン層257は、前記発光素子100と垂直方向に重ならなくてもよい。
図26のように、発光素子100Aは、複数の発光面を含むことができる。前記複数の発光面は、上面と多数の側面を含むことができる。このような発光素子100Aは、フリップタイプのLEDチップまたは垂直型LEDチップで基板210に実装されてもよい。このような発光素子100Aは、上記に開示された実施例に選択的に適用することができる。
【0050】
図27は、
図3および
図5の構造において、基板210の上面面積は樹脂層220の下面面積より大きい面積で提供され、そのエッジが外部に突出することができる。波長変換層250または有色インク層252が前記樹脂層220の第1面S1、第3および第4面S3、S4全体にそれぞれ配置されてもよい。即ち、上記に開示された波長変換層250および有色インク層252のうち少なくとも1つは、第3および第4面S3、S4に配置された延長部250A、250Bを含むことができる。ここで、前記波長変換層250の幅D3は、延長部250A、250Bの幅D7と同一またはより大きくてもよい。ここで、波長変換層250又は/及び有色インク層252は、第2反射部材240の下に配置された例である。
【0051】
図28は、
図14~
図20の構造で波長変換層250又は/及び有色インク層252が樹脂層220の出射側に配置され、上部にパターンを有する第1パターン層255が配置される。
図36のように、前記第1パターン層255の内側ラインLaは水平な直線ラインであるか、サイン波形であるか、凹凸形状であってもよい。前記第1パターン層255の内側ラインLaは、第2反射部材240と接触することができる。
【0052】
図29および
図30は、第3実施例として、照明モジュールの出射側に半球型凸部P1を配置した例である。前記照明モジュールは、複数の半球型凸部P1、前記凸部P1の間に凹んだ凹部C1を含むことができる。前記半球型凸部P1の最大幅は、凸部P1の直径と同一であってもよい。このような構造で樹脂層220の出射側に波長変換層250又は/及び有色インク層252が選択的に形成されてもよい。また、このような構造では、有色インク層252を除いても波長変換層250だけでホットスポットが除去された均一な線光源を具現することができる。前記凸部P1の上には、上記に開示された第1パターン層255が所定形状のパターンで形成されてもよい。前記パターンは、発光素子100に隣接した領域または上部領域まで形成されてもよい。前記凸部P1は、凸状の曲面を提供するので、入射した光を一定領域に屈折させることができる。
【0053】
図31は、上記に開示された照明モジュールまたは照明装置が車両ランプに適用されるときの構造の変形例である。
図31のように、照明モジュールまたは装置201は、水平な直線X0を基準として、曲線形状に提供されてもよい。これは、車両ランプに適用される場合、車両後方(または前方)と側傍を延長した曲線型ランプ形状で結合することができる。前記照明モジュール201は、前記直線X0から第1面S1の両端を連結した仮想の直線X2の間の角度は、10度~60度の範囲の角度C2であってもよく、前記照明モジュール201の一端に配置された第1面S1から接線方向に延長された仮想の直線X3は、5度~30度の範囲の角度C3であってもよい。前記照明モジュールまたは装置201内の隣接した発光素子100を連結した仮想の線は、直線、斜線または曲線を含むことができる。出射面である第1面S1には、前記波長変換層250が配置されるか、波長変換層/有色インク層250、252の積層構造で配置されてもよい。また、上記に開示された第1パターン層255又は/及び第2パターン層257が配置されてもよい。
【0054】
また、モジュールまたは装置の第1面S1には、
図29および
図30のような凸部および凹部を有する構造を含むことができる。また、基板210の上面面積が樹脂層220の下面面積と同一またはより大きくてもよい。ここで、前記発光素子100を連結した線の一部は、前記照明モジュール201の第1面S1の一端から他端を連結した仮想の直線よりも第1面方向に隣接するように配置されてもよい。
【0055】
図32は、発明の実施例に係る照明モジュールで発光素子が回路基板に配置されたモジュールの例であり、
図33は、
図32の他側から見たモジュールの図面である。
【0056】
図32および
図33を参照すると、発光素子100は、キャビティ20を有する本体10、前記キャビティ20内に複数のリードフレーム30、40、および前記複数のリードフレーム30、40のうち少なくとも1つの上に配置された1つまたは複数の発光チップ71を含む。このような発光素子100は、上記実施例に開示された発光素子の位置例であり、側面発光型パッケージとして具現されてもよい。前記発光素子100は、第1方向Xの長さ(または長辺の長さ)が第2方向Yの幅より3倍以上、例えば4倍以上であってもよい。前記第2方向Yの長さは、2.5mm以上、例えば2.7mm~6mmの範囲または2.5mm~3.2mmの範囲を有することができる。前記発光素子100は、第1方向Xの長さを長く提供することで、第1方向Xに前記発光素子100の個数を減らすことができる。前記発光素子100は、厚さを相対的に薄く提供でき、前記発光素子100を有する照明装置の厚さを減らすことができる。前記発光素子100の厚さは、2mm以下、例えば1.5mm以下または0.6mm~1mmの範囲を有することができる。前記本体10は、キャビティ20を備え、第1方向Xの長さが前記本体10の厚さに比べて3倍以上であってもよく、第1方向Xの光の指向角を広めることができる。
【0057】
前記本体10には、複数のリードフレーム30、40が配置される。前記キャビティ20の底部には、複数のリードフレーム30、40が配置され、前記本体10に結合される。前記本体10は、絶縁材質からなることができる。前記本体10は、反射材質からなることができる。前記本体10は、例えばポリフタルアミド(PPA:Polyphthalamide)のような樹脂材質からなることができる。前記本体10は、シリコン系またはエポキシ系またはプラスチック材質を含む熱硬化性樹脂または高耐熱性、高耐光性材質からなることができる。前記本体10は、金属酸化物が添加された樹脂材質を含むことができ、前記金属酸化物は、TiO2、SiO2、Al2O3のうち少なくとも1つを含むことができる。前記本体10の第1側面部15は、前記キャビティ20が配置される面であってもよく、光が出射する面であってもよい。前記本体10の第2側面部は、前記第1側面部15の反対側面または第2面であってもよい。前記第1リードフレーム30は、第1リード部31、第1ボンディング部32、および第1放熱部33を含む。前記第2リードフレーム40は、第2リード部41、第2ボンディング部42、第2放熱部43を含む。前記第1および第2リード部31、41の間の間隙部17は、前記本体10の材質からなることができる。別の例として、前記本体10内には2つ以上または3つのリードフレームが結合され、いずれか1つは放熱フレームであってもよい。ここで、前記発光チップ71は、例えば第1リードフレーム30の第1リード部31の上に配置され、第1および第2リード部31、41にワイヤ72、73で連結されるか、第1リード部31に接着剤で連結され、第2リード部41にワイヤで連結される。前記発光チップ71は、水平型チップ、垂直型チップ、ビア構造を有するチップであってもよい。前記発光チップ71は、フリップチップ方式で搭載されてもよい。前記発光チップ71は、紫外線ないし可視光線の波長範囲内で選択的に発光することができる。前記発光チップ71は、例えば紫外線または青色ピーク波長を発光することができる。前記発光チップ71は、II-VIあ族化合物及びIII-V族化合物のうち少なくとも1つを含むことができる。前記発光チップ71は、複数個が直列連結されるか、複数個が並列連結されてもよい。前記発光チップ71は、例えば赤色LEDチップ、青色LEDチップ、緑色LEDチップ、 黄緑(yellow green)LEDチップから選択することができる。前記本体11のキャビティ20にはモールディング部材81が配置され、前記モールディング部材81は、シリコンまたはエポキシのような透光性樹脂を含み、単層または多層で形成されてもよい。前記モールディング部材81または前記発光チップ71の上には、放出される光の波長を変化させるための蛍光体を含むことができる。別の例として、前記キャビティ20の上に蛍光体を有する透光性フィルム又は/及び光学レンズがさらに形成されてもよい。発光素子内には、受光素子、保護素子等の半導体素子が搭載されてもよい。
【0058】
図33を参照すると、基板210の上に少なくとも1つまたは複数個の発光素子100が配置され、前記発光素子100の下部周りに保護層又は/及び第1反射部材230が配置される。前記発光素子100は、中心軸Y0方向に光を放出し、前記照明装置に適用することができる。前記発光素子100の第1および第2リード部31、41は、前記基板210の電極パターン213、215に伝導性接着部材217、219であるソルダまたは伝導性テープでボンディングされる。
【0059】
図34は、実施例に係る照明モジュールが適用された車両ランプが適用された車両の平面図であり、
図35は、実施例に開示された照明モジュールまたは照明装置を有する車両ランプを示した図面である。
図34および
図35を参照すると、車両900において、尾灯800は、第1ランプユニット812、第2ランプユニット814、第3ランプユニット816、及びハウジング810を含むことができる。ここで、第1ランプユニット812は、方向指示灯の役割をするための光源であってもよく、第2ランプユニット814は、車幅灯の役割をするための光源であってもよく、第3ランプユニット816は、制動灯の役割をするための光源であってもよいが、これに限定されるものではない。前記第1~第3ランプユニット812、814、816のうち少なくとも1つまたは全ては、実施例に開示された照明装置またはモジュールを含むことができる。前記ハウジング810は、第1~第3ランプユニット812、814、816を収納し、透光性材質からなることができる。この時、ハウジング810は、車両本体のデザインに応じて屈曲を有することができ、第1~第3ランプユニット812、814、816は、ハウジング810の形状に応じて曲面を有する面光源を具現することができる。このような車両ランプは、前記ランプユニットが車両の尾灯、制動灯や、ターンシグナルランプに適用される場合、車両のターンシグナルランプに適用することができる。
【0060】
発明の照明装置は、薄い厚さを有し、少なくとも一側面を通じて放出される光の光度を改善することができ、樹脂層の少なくとも一側面を通じて波長変換された光を提供することができる。発明の照明装置は、樹脂層の少なくとも一側面、一面又は/及び他面を通じて波長変換された光を提供することができる。発明は、樹脂層の出射面と前記出射面に隣接した上面を通じて波長変換された光又は/及び発光素子から放出された光を抽出することができる。発明は、薄い厚さの照明モジュールや装置がライン光形態で面光を提供するので、デザインの自由度が増加し、面光の光均一度を改善することができる。発明は、照明モジュールおよびこれを有する照明装置の光学的信頼性を改善することができる。前記照明モジュールを有する車両用照明装置の信頼性を改善することができ、前記照明装置は、ライトユニット、各種表示装置、または車両用ランプに適用することができる。
【0061】
以上の実施例で説明された特徴、構造、効果などは、本発明の少なくとも一つの実施例に含まれ、必ず一つの実施例に限定されるものではない。また、各実施例に例示された特徴、構造、効果などは、実施例が属する分野で通常の知識を有する者によって、他の実施例に対して組合せまたは変形して実施可能である。よって、そのような組合せと変形に係る内容は、本発明の範囲に含まれると解釈されるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2022-03-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
前記基板の上に配置される複数個の発光素子と、
前記基板の上に配置される第1反射部材と、
前記第1反射部材の上に配置される樹脂層と、
前記樹脂層の上に配置される第2反射部材と、
前記
複数個の発光素子
のそれぞれの発光面と対向する前記樹脂層の一面に配置される波長変換層と、
を含み、
前記波長変換層の垂直方向の厚さは、前記樹脂層の厚さと同一またはより大きく、
前記樹脂層の高さに対し前記発光面から前記一面までの距離は5倍~10倍である、照明装置。
【請求項2】
基板と、
前記基板の上に配置される複数個の発光素子と、
前記基板の上に配置される第1反射部材と、
前記第1反射部材の上に配置される樹脂層と、
前記樹脂層の第1領域上に配置される第2反射部材と、
前記樹脂層の第2領域上に配置される第1パターン層と、
前記
複数個の発光素子の発光面と対向する前記樹脂層の一面に配置される波長変換層と、を含み、
前記第2反射部材と前記第1パターン層は、前記樹脂層の上面に接触し、
前記第1パターン層は、多角形、円形またはライン形状のうち少なくとも1つを含む、照明装置。
【請求項3】
前記第1パターン層
は、前記多角形
または円形
形状のパターンがラインで連結される、請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記第1パターン層は、相互連結される多角形またはハニカム構造を有する複数個のパターンを含む、請求項2に記載の照明装置。
【請求項5】
前記第1パターン層は、第1形状と、前記第1形状と異なり、前記第1形状内に配置される第2形状を有する、請求項2
から4のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項6】
前記第1パターン層と前記複数個の発光素子は、垂直方向にオーバーラップせず、
前記第2反射部材は、前記発光素子と垂直方向にオーバーラップする、請求項2
から5のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項7】
前記第2領域の面積は、前記第1領域の面積より大きく、
前記第2領域の面積は、前記第1領域の面積に対し0.6倍~1.3倍である、請求項2
から6のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項8】
前記第
1反射部材の一領域上に配置される第2パターン層を含み、
前記第1パターン層および前記第2パターン層は、一定な形状または不定形のパターンを含み、
前記第1パターン層のパターンの形状と前記第2パターン層のパターンの形状は異なり、前記第1パターン層のパターンの一領域は、前記第2パターン層のパターンの一領域と垂直方向にオーバーラップする、請求項2
から7のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項9】
基板と、
前記基板の上に配置される複数個の発光素子と、
前記基板の上に配置される第1反射部材と、
前記第1反射部材の上に配置される樹脂層と、
前記樹脂層の上
面の第1領域に配置される第2反射部材と、
前記発光素子の発光面と対向する前記樹脂層の一面に配置される波長変換層と、
前記第1反射部材の一領域上に配置される第2パターン層と、
を含み、
前記第2パターン層は、多角形、円形またはライン形状のうち少なくとも1つを含む、照明装置。
【請求項10】
前記第2パターン層は、前記複数個の発光素子の発光面
と前記樹脂層の一面の間に配置され、
前記第2パターン層は、前記樹脂層によってモールディングされる、請求項8または9に記載の照明装置。
【請求項11】
前記第1領域は、前記第2パターン層と垂直方向にオーバーラップしない、請求項8
から10のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項12】
前記
波長変換層は、前記第1、2反射部材の側面のうちいずれか1つ接触する、請求項1
から11のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項13】
前記波長変換層の
外面に配置される有色インク層を含み、
前記有色インク層は、レッドインクを含む、請求項12に記載の照明装置。
【請求項14】
前記樹脂層の一面および前記波長変換層は、複数個の凸部と、前記複数個の凸部の間に形成される凹部を含み、
前記複数個の凸部のそれぞれは、前記複数個の発光素子のそれぞれの発光面と対向する、請求項12
または13に記載の照明装置。
【請求項15】
前記複数個の発光素子は、サイドビュータイプ(Side View Type)のLEDを含み、
前記第1反射部材は、前記サイドビュータイプのLEDが配置される複数個のホールを含み、
前記複数個の発光素子は、1列に第1距離だけ離隔して配置され、
前記複数個の発光素子のそれぞれの発光面から前記樹脂層の一面までの距離は、前記第1距離と対応し、
前記第1距離は10mm~15mmであり、
前記樹脂層の高さは1.5mm~1.6mmであり、
前記樹脂層の一面は、曲率を含む、請求項1
から14のいずれか一項に記載の照明装置。
【国際調査報告】