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特表2022-548955シーケンスベースの物理アップリンク制御チャネル送信
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-22
(54)【発明の名称】シーケンスベースの物理アップリンク制御チャネル送信
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20221115BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20221115BHJP
   H04W 48/16 20090101ALI20221115BHJP
【FI】
H04W72/04 136
H04W16/28
H04W48/16 133
H04W72/04 132
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022517899
(86)(22)【出願日】2020-09-23
(85)【翻訳文提出日】2022-03-18
(86)【国際出願番号】 US2020052151
(87)【国際公開番号】W WO2021061726
(87)【国際公開日】2021-04-01
(31)【優先権主張番号】62/905,131
(32)【優先日】2019-09-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/937,650
(32)【優先日】2019-11-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/028,806
(32)【優先日】2020-09-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】ウェイ・ヤン
(72)【発明者】
【氏名】スハス・スブラマニア・コウシック
(72)【発明者】
【氏名】ジョセフ・ビナミラ・ソリアガ
(72)【発明者】
【氏名】ジン・レイ
(72)【発明者】
【氏名】セヨン・パク
(72)【発明者】
【氏名】ナガ・ブーシャン
(72)【発明者】
【氏名】イ・ファン
(72)【発明者】
【氏名】ピーター・ガール
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067CC06
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ13
5K067KK03
(57)【要約】
ワイヤレス通信のための方法、システム、およびデバイスについて説明する。ユーザ機器(UE)は、アップリンク制御情報(UCI)ペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別し得る。UEは、UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングし得る。UEは、アップリンク制御シーケンスを含む物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を基地局に送信し得る。アップリンク制御シーケンスは、UCIペイロードを表し得る。基地局は、UEからアップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを受信し得る。基地局はまた、アップリンク制御シーケンスをアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットの対応するシーケンスインデックスに関連付けることによって、UCIペイロードを決定し得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
アップリンク制御情報ペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別するステップと、
前記アップリンク制御情報ペイロードが前記しきい値サイズ条件を満たすことに少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク制御情報ペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングするステップと、
前記アップリンク制御シーケンスを含む物理アップリンク制御チャネルを送信するステップであって、前記アップリンク制御シーケンスが前記アップリンク制御情報ペイロードを表す、ステップと
を備える方法。
【請求項2】
前記物理アップリンク制御チャネルを送信するステップが、
前記アップリンク制御シーケンスを復調基準信号なしの非コヒーレント送信として送信するステップ
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アップリンク制御情報ペイロードを前記アップリンク制御シーケンスにマッピングするステップが、
前記アップリンク制御情報ペイロードを10進値に変換するステップと、
前記10進値に少なくとも部分的に基づいて、アップリンク制御シーケンスのセットから前記アップリンク制御シーケンスを選択するステップと
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記アップリンク制御シーケンスのセット内のアップリンク制御シーケンスの量が、2kよりも大きいかまたはそれに等しく、kがペイロードサイズである、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記アップリンク制御シーケンスのセットから前記アップリンク制御シーケンスを選択するステップが、
前記10進値に関連付けられた前記アップリンク制御シーケンスを選択するステップ
を備える、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記アップリンク制御シーケンスをシグネチャシーケンスで乗算するステップであって、前記アップリンク制御シーケンスの送信が、前記シグネチャシーケンスで乗算された前記アップリンク制御シーケンスの送信を備える、ステップ
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
基地局から多重化インデックスを受信するステップと、
前記多重化インデックスに少なくとも部分的に基づいて、前記シグネチャシーケンスを生成するステップと
をさらに備える、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記アップリンク制御シーケンスおよび前記シグネチャシーケンスが、同じ長さである、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記シグネチャシーケンスが、前記UEの複数の送信アンテナのうちの1つの送信アンテナに関連付けられる、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記複数の送信アンテナのうちの前記1つの送信アンテナに関連付けられた前記シグネチャシーケンスが、前記UEの前記複数の送信アンテナのうちの他の送信アンテナに関連付けられた他のシグネチャシーケンスに直交する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記UEが前記物理アップリンク制御チャネルを送信する際に前記複数の送信アンテナのうちのいくつかまたはすべてを使用すべきであるという指示を受信するステップ
をさらに備える、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記指示が、前記物理アップリンク制御チャネルのフォーマットの指示を備える、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記シグネチャシーケンスが、前記UEに、または前記UEが前記物理アップリンク制御チャネルを送信するために使用する物理アップリンク制御チャネルリソースに関連付けられる、請求項6に記載の方法。
【請求項14】
基地局から多重化インデックスを受信するステップであって、前記多重化インデックスが、前記物理アップリンク制御チャネルのための前記UEに割り当てられたリソースを使用して送信するようにもスケジュールされた他のUEに提供される他の多重化インデックスとは異なる、ステップと、
前記アップリンク制御情報ペイロードを前記アップリンク制御シーケンスにマッピングするために前記多重化インデックスを使用するステップと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記多重化インデックスが、物理アップリンク制御チャネルリソースに関連付けられる、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記アップリンク制御情報ペイロードを前記アップリンク制御シーケンスにマッピングするために前記多重化インデックスを使用するステップが、
前記多重化インデックスに少なくとも部分的に基づいて、アップリンク制御シーケンスの複数のセットからアップリンク制御シーケンスのセットを選択するステップと、
前記アップリンク制御シーケンスのセットから前記アップリンク制御シーケンスを選択するステップと
を備える、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記アップリンク制御情報ペイロードを前記アップリンク制御シーケンスにマッピングするために前記多重化インデックスを使用するステップが、
前記アップリンク制御情報ペイロードおよび前記多重化インデックスに少なくとも部分的に基づいて、アップリンク制御シーケンスのセットから前記アップリンク制御シーケンスを選択するステップ
を備える、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記アップリンク制御シーケンスのセットから前記アップリンク制御シーケンスを選択するステップが、
前記多重化インデックスを2進列に変換するステップと、
前記2進列を前記アップリンク制御情報ペイロードと連結して連結列を形成するステップと、
前記連結列を10進値に変換するステップと、
前記連結列を表す前記10進値に少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク制御シーケンスのセットから前記アップリンク制御シーケンスを選択するステップと
を備える、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記アップリンク制御シーケンスのセットから前記アップリンク制御シーケンスを選択するステップが、
前記アップリンク制御情報ペイロードを10進値に変換するステップと、
前記アップリンク制御情報ペイロードを表す前記10進値の第1の倍数を前記多重化インデックスの第2の倍数と合計して、合計された10進値を形成するステップと、
前記合計された10進値に少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク制御シーケンスのセットから前記アップリンク制御シーケンスを選択するステップと
を備える、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記第1の倍数が、前記物理アップリンク制御チャネルのための前記UEに割り当てられた前記リソースを使用して送信するようにスケジュールされたUEの量に基づき、前記UEの量が前記UEおよび前記他のUEを含み、前記第2の倍数が1である、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記第1の倍数が1であり、前記第2の倍数が前記アップリンク制御情報ペイロードのビットの量に基づく、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記アップリンク制御情報ペイロードを前記アップリンク制御シーケンスにマッピングするステップが、
アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットから前記アップリンク制御シーケンスを選択するステップを備え、前記アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセット内のアップリンク制御シーケンスが、Zadoff-Chuシーケンス、
2位相もしくは4位相シフトキーイング変調GoldもしくはMシーケンス、または
離散フーリエ変換ベースのシーケンスである、
請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記2位相または4位相シフトキーイング変調GoldまたはMシーケンスが、π/2 2位相シフトキーイングまたは4位相シフトキーイング変調GoldまたはMシーケンスである、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットが、サンプリング関数に従った離散フーリエ変換行列の選択された列における行エントリの決定論的サンプリングに基づく離散フーリエ変換ベースのシーケンスを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットが、サンプリング関数に従った逆離散フーリエ変換行列の選択された列における行エントリの決定論的サンプリングに基づく逆離散フーリエ変換ベースのシーケンスを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
前記アップリンク制御シーケンスを選択するステップが、
前記アップリンク制御情報ペイロードに少なくとも部分的に基づいて、2位相または4位相シフトキーイング変調GoldまたはMシーケンスのためのシードを生成するステップと、
前記生成されたシードに少なくとも部分的に基づいて、前記2位相または4位相シフトキーイング変調GoldまたはMシーケンスを選択するステップと
をさらに備える、請求項22に記載の方法。
【請求項27】
前記アップリンク制御情報ペイロードを前記シードにマッピングするステップと、
前記マッピングに少なくとも部分的に基づいて、前記2位相または4位相シフトキーイング変調GoldまたはMシーケンスを選択するステップと
をさらに備える、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記アップリンク制御情報ペイロードおよびUE識別子、セル識別子、もしくは多重化インデックス、またはそれらの組合せに少なくとも部分的に基づいて、前記シードを生成するステップ
をさらに備える、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
基地局から前記多重化インデックスを受信するステップであって、前記多重化インデックスが、前記物理アップリンク制御チャネルのための前記UEに割り当てられたリソースを使用して送信するようにもスケジュールされた他のUEに提供される他の多重化インデックスとは異なる、ステップと、
前記アップリンク制御情報ペイロードをマッピングして前記シードを生成するために前記多重化インデックスを使用するステップと
をさらに備える、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記アップリンク制御情報ペイロードをマッピングして前記シードを生成するために前記多重化インデックスを使用するステップが、
前記多重化インデックスを2進列に変換するステップと、
前記2進列を前記アップリンク制御情報ペイロードと連結して連結列を形成するステップと、
前記連結列を10進値に変換するステップと、
前記連結列を表す前記10進値に少なくとも部分的に基づいて、前記シードを生成するステップと
をさらに備える、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記アップリンク制御情報ペイロードをマッピングして前記シードを生成するために前記多重化インデックスを使用するステップが、
前記アップリンク制御情報ペイロードを10進値に変換するステップと、
前記アップリンク制御情報ペイロードを表す前記10進値の第1の倍数を前記多重化インデックスの第2の倍数と合計して、合計された10進値を形成するステップと、
前記合計された10進値に少なくとも部分的に基づいて、前記シードを生成するステップと
をさらに備える、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
変換プリコーディング動作を前記アップリンク制御シーケンスに適用するステップと、
前記変換プリコーディング動作の適用の後かつ前記物理アップリンク制御チャネルの送信より前に前記アップリンク制御シーケンスを周波数領域リソースにマッピングするステップと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項33】
前記物理アップリンク制御チャネルの送信より前に前記アップリンク制御シーケンスを周波数領域リソースにマッピングするステップであって、前記アップリンク制御シーケンスが非変換プリコーディングされる、ステップ
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項34】
前記アップリンク制御情報ペイロードが前記しきい値サイズ条件を満たすと識別するステップが、
前記アップリンク制御情報ペイロードが所定の最大ペイロードサイズよりも小さいかまたはそれに等しいと識別するステップ
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項35】
基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
アップリンク制御情報ペイロードがしきい値サイズ条件を満たすとき、前記アップリンク制御情報ペイロードがアップリンク制御シーケンスとしてユーザ機器(UE)によって送信されることになると識別するステップと、
前記アップリンク制御シーケンスが前記UEによって選択されることになるアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットを識別するステップと、
前記アップリンク制御シーケンスを含む物理アップリンク制御チャネルを受信するステップであって、前記アップリンク制御シーケンスが前記アップリンク制御情報ペイロードを表す、ステップと、
前記アップリンク制御シーケンスを前記アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットの対応するシーケンスインデックスに関連付けることによって、前記アップリンク制御情報ペイロードを決定するステップと
を備える方法。
【請求項36】
前記物理アップリンク制御チャネルを受信するステップが、
前記アップリンク制御シーケンスを復調基準信号なしの非コヒーレント送信として受信するステップ
を備える、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記対応するシーケンスインデックスが、前記アップリンク制御情報ペイロードの10進値である、請求項35に記載の方法。
【請求項38】
前記アップリンク制御情報ペイロードを決定するステップが、
前記アップリンク制御シーケンスが前記アップリンク制御シーケンスの送信より前にシグネチャシーケンスで乗算されたと識別するステップ
を備える、請求項35に記載の方法。
【請求項39】
前記シグネチャシーケンスおよび前記シグネチャシーケンスでの乗算より前の前記アップリンク制御シーケンスが、同じ長さである、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記シグネチャシーケンスが、前記UEの複数の送信アンテナのうちの1つの送信アンテナに関連付けられる、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記複数の送信アンテナのうちの前記1つの送信アンテナに関連付けられた前記シグネチャシーケンスが、前記UEの前記複数の送信アンテナのうちの他の送信アンテナに関連付けられた他のシグネチャシーケンスに直交する、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記UEが前記物理アップリンク制御チャネルを送信する際に前記複数の送信アンテナのうちのいくつかまたはすべてを使用すべきであるという指示を送信するステップ
をさらに備える、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
前記指示が、前記物理アップリンク制御チャネルのフォーマットに関連付けられる、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
多重化インデックスを前記UEに送信するステップであって、前記多重化インデックスが、前記物理アップリンク制御チャネルのための前記UEに割り当てられたリソースを使用して送信するようにもスケジュールされた他のUEに提供される他の多重化インデックスとは異なる、ステップをさらに備える、
請求項35に記載の方法。
【請求項45】
前記多重化インデックスが、物理アップリンク制御チャネルリソースに関連付けられる、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記アップリンク制御シーケンスが選択される前記アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットが、アップリンク制御シーケンスの複数のセットのうちのアップリンク制御シーケンスのセットであり、前記アップリンク制御シーケンスのセットが、前記多重化インデックスに対応する、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記アップリンク制御シーケンスが選択される前記アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットが、前記UEおよび前記他のUEに共通である、請求項44に記載の方法。
【請求項48】
前記アップリンク制御シーケンスが選択される前記アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットが、Zadoff-Chuシーケンス、2位相もしくは4位相シフトキーイング変調GoldもしくはMシーケンス、離散フーリエ変換ベースのシーケンス、または逆離散フーリエ変換ベースのシーケンスであるシーケンスを含む、請求項35に記載の方法。
【請求項49】
前記アップリンク制御情報ペイロードが前記しきい値サイズ条件を満たすと識別するステップが、
前記アップリンク制御情報ペイロードが所定の最大ペイロードサイズよりも小さいかまたはそれに等しいと識別するステップ
を備える、請求項35に記載の方法。
【請求項50】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記装置に、
アップリンク制御情報ペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別することと、
前記アップリンク制御情報ペイロードが前記しきい値サイズ条件を満たすことに少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク制御情報ペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングすることと、
前記アップリンク制御シーケンスを含む物理アップリンク制御チャネルを送信することであって、前記アップリンク制御シーケンスが前記アップリンク制御情報ペイロードを表す、送信することと
を行わせるように動作可能である、装置。
【請求項51】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記装置に、
アップリンク制御情報ペイロードがしきい値サイズ条件を満たすとき、前記アップリンク制御情報ペイロードがアップリンク制御シーケンスとしてユーザ機器(UE)によって送信されることになると識別することと、
前記アップリンク制御シーケンスが前記UEによって選択されることになるアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットを識別することと、
前記アップリンク制御シーケンスを含む物理アップリンク制御チャネルを受信することであって、前記アップリンク制御シーケンスが前記アップリンク制御情報ペイロードを表す、受信することと、
前記アップリンク制御シーケンスを前記アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットの対応するシーケンスインデックスに関連付けることによって、前記アップリンク制御情報ペイロードを決定することと
を行わせるように動作可能である、装置。
【請求項52】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
アップリンク制御情報ペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別するための手段と、
前記アップリンク制御情報ペイロードが前記しきい値サイズ条件を満たすことに少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク制御情報ペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングするための手段と、
前記アップリンク制御シーケンスを含む物理アップリンク制御チャネルを送信するための手段であって、前記アップリンク制御シーケンスが前記アップリンク制御情報ペイロードを表す、手段と
を備える装置。
【請求項53】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
アップリンク制御情報ペイロードがしきい値サイズ条件を満たすとき、前記アップリンク制御情報ペイロードがアップリンク制御シーケンスとしてユーザ機器(UE)によって送信されることになると識別するための手段と、
前記アップリンク制御シーケンスが前記UEによって選択されることになるアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットを識別するための手段と、
前記アップリンク制御シーケンスを含む物理アップリンク制御チャネルを受信するための手段であって、前記アップリンク制御シーケンスが前記アップリンク制御情報ペイロードを表す、手段と、
前記アップリンク制御シーケンスを前記アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットの対応するシーケンスインデックスに関連付けることによって、前記アップリンク制御情報ペイロードを決定するための手段と
を備える装置。
【請求項54】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コードが、
アップリンク制御情報ペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別することと、
前記アップリンク制御情報ペイロードが前記しきい値サイズ条件を満たすことに少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク制御情報ペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングすることと、
前記アップリンク制御シーケンスを含む物理アップリンク制御チャネルを送信することであって、前記アップリンク制御シーケンスが前記アップリンク制御情報ペイロードを表す、送信することと
を行うためにプロセッサによって実行可能な命令を備える、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項55】
基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コードが、
アップリンク制御情報ペイロードがしきい値サイズ条件を満たすとき、前記アップリンク制御情報ペイロードがアップリンク制御シーケンスとしてユーザ機器(UE)によって送信されることになると識別することと、
前記アップリンク制御シーケンスが前記UEによって選択されることになるアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットを識別することと、
前記アップリンク制御シーケンスを含む物理アップリンク制御チャネルを受信することであって、前記アップリンク制御シーケンスが前記アップリンク制御情報ペイロードを表す、受信することと、
前記アップリンク制御シーケンスを前記アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットの対応するシーケンスインデックスに関連付けることによって、前記アップリンク制御情報ペイロードを決定することと
を行うためにプロセッサによって実行可能な命令を備える、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
本特許出願は、2019年9月24日に出願された「SEQUENCE BASED PHYSICAL UPLINK CONTROL CHANNEL TRANSMISSION」と題するKowshikらによる米国仮特許出願第62/905,131号の利益、ならびに2019年11月19日に出願された「SEQUENCE BASED PHYSICAL UPLINK CONTROL CHANNEL TRANSMISSION」と題するYangらによる米国仮特許出願第62/937,650号および2020年9月22日に出願された「SEQUENCE BASED PHYSICAL UPLINK CONTROL CHANNEL TRANSMISSION」と題するYangらによる米国特許出願第17/028,806号の利益を主張し、それらの各々が本出願の譲受人に譲渡される。
【0002】
以下は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、シーケンスベースの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)送信に関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション(LTE)システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、およびニューラジオ(NR)システムと呼ばれることがある第5世代(5G)システムを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-S-OFDM)などの技術を採用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE)として知られていることがある複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、1つもしくは複数の基地局または1つもしくは複数のネットワークアクセスノードを含み得る。
【0004】
UEは、セルにサービスする基地局と通信し得る。通信は、UEがアップリンク制御情報(UCI)を基地局に送信することを含み得る。UCIは、誤り防止および誤り訂正のためにチャネルコーディングされ得る。いくつかの場合、チャネルコーディングは、非効率的であり、一定のチャネルプロパティ品質に対して不正確な復号をもたらすことがある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
説明する技法は、シーケンスベースの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)送信をサポートする、改善された方法、システム、デバイス、および装置に関する。一般に、説明する技法は、アップリンク制御情報(UCI)に対応するアップリンク制御シーケンスをシーケンスベースのUCI送信の一部として生成し、送信するユーザ機器(UE)を提供する。UEは、UCIペイロードがしきい値サイズ条件などの条件を満たすと識別し得る。UEは、UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングし得る。UEは、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを基地局に送信し得る。アップリンク制御シーケンスは、UCIペイロードを表し得る。基地局は、UEからアップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを受信し得る。基地局はまた、アップリンク制御シーケンスをアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットの対応するシーケンスインデックスに関連付けることによって、UCIペイロードを決定し得る。
【0006】
UEにおけるワイヤレス通信の方法について説明する。方法は、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別するステップと、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすことに基づいてUCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングするステップと、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを送信するステップであって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、ステップとを含み得る。
【0007】
UEにおけるワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、プロセッサによって実行されると、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別することと、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすことに基づいてUCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングすることと、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを送信することであって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、送信することとを装置に行わせるように動作可能であり得る。
【0008】
UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置について説明する。装置は、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別するための手段と、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすことに基づいてUCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングするための手段と、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを送信するための手段であって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、手段とを含み得る。
【0009】
UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。コードは、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別することと、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすことに基づいてUCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングすることと、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを送信することであって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、送信することとを行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0010】
PUCCHを送信することは、アップリンク制御シーケンスを復調基準信号なしの非コヒーレント送信として送信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0011】
UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングすることは、UCIペイロードを10進値に変換し、10進値に基づいてアップリンク制御シーケンスのセットからアップリンク制御シーケンスを選択するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0012】
アップリンク制御シーケンスのセット内のアップリンク制御シーケンスの量(または数)は、2kよりも大きいかまたはそれに等しくてもよく、ここで、kはペイロードサイズであり得る。
【0013】
アップリンク制御シーケンスのセットからアップリンク制御シーケンスを選択することは、10進値に関連付けられ得るアップリンク制御シーケンスを選択するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0014】
アップリンク制御シーケンスは、シグネチャシーケンスで乗算され得、アップリンク制御シーケンスの送信は、シグネチャシーケンスで多重化されたアップリンク制御シーケンスの送信を備える。
【0015】
多重化インデックスは、基地局から受信され得、シグネチャシーケンスは、多重化インデックスに少なくとも部分的に基づいて生成され得る。
【0016】
シグネチャシーケンスは、UEの送信アンテナのセットのうちの1つの送信アンテナに関連付けられ得る。
【0017】
送信アンテナのセットのうちの1つの送信アンテナに関連付けられたシグネチャシーケンスは、UEの送信アンテナのセットのうちの他の送信アンテナに関連付けられた他のシグネチャシーケンスに直交し得る。
【0018】
アップリンク制御シーケンスおよびシグネチャシーケンスは、同じ長さであり得る。
【0019】
UEがPUCCHを送信する際に送信アンテナのセットのうちのいくつかまたはすべての送信アンテナを使用すべきであり得るという指示が受信され得る。
【0020】
指示は、PUCCHのフォーマットに関連付けられ得る。
【0021】
シグネチャシーケンスは、UEに、またはUEがPUCCHを送信するために使用するPUCCHリソースに関連付けられ得る。
【0022】
多重化インデックスは、基地局から受信され得、多重化インデックスは、PUCCHのためのUEに割り当てられたリソースを使用して送信するようにもスケジュールされた他のUEに提供される他の多重化インデックスとは異なり得る。多重化インデックスは、UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングするために使用され得る。
【0023】
多重化インデックスは、PUCCHリソースに関連付けられ得る。
【0024】
UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングするために多重化インデックスを使用することは、多重化インデックスに基づいてアップリンク制御シーケンスのセットのうちの1つのセットからアップリンク制御シーケンスのセットを選択し、アップリンク制御シーケンスのセットからアップリンク制御シーケンスを選択するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0025】
UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングするために多重化インデックスを使用することは、UCIペイロードおよび多重化インデックスに基づいてアップリンク制御シーケンスのセットからアップリンク制御シーケンスを選択するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0026】
アップリンク制御シーケンスのセットからアップリンク制御シーケンスを選択することは、多重化インデックスを2進列に変換し、2進列をUCIペイロードと連結して連結列を形成し、連結列を10進値に変換し、連結列を表す10進値に基づいてアップリンク制御シーケンスのセットからアップリンク制御シーケンスを選択するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0027】
アップリンク制御シーケンスのセットからアップリンク制御シーケンスを選択することは、UCIペイロードを10進値に変換し、UCIペイロードを表す10進値の第1の倍数を多重化インデックスの第2の倍数と合計して合計された10進値を形成し、合計された10進値に基づいてアップリンク制御シーケンスのセットからアップリンク制御シーケンスを選択するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0028】
第1の倍数は、PUCCHのためのUEに割り当てられたリソースを使用して送信するようにスケジュールされたUEの量に基づき得、UEの量はUEおよび他のUEを含み、第2の倍数は1であり得る。
【0029】
第1の倍数は1であり得、第2の倍数はUCIペイロードのビットの量に基づき得る。
【0030】
UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングすることは、アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットからアップリンク制御シーケンスを選択するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセット内のシーケンスは、Zadoff-Chu(ZC)シーケンス、2位相もしくは4位相シフトキーイング変調GoldもしくはMシーケンス、または離散フーリエ変換ベースのシーケンスであり得る。
【0031】
アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットは、サンプリング関数に従った離散フーリエ変換行列の選択された列における行エントリの決定論的サンプリングに基づき得る離散フーリエ変換ベースのシーケンスを含む。
【0032】
アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットは、サンプリング関数に従った逆離散フーリエ変換行列の選択された列における行エントリの決定論的サンプリングに基づき得る逆離散フーリエ変換ベースのシーケンスを含む。
【0033】
アップリンク制御シーケンスを選択することは、UCIペイロードに基づいて、2位相または4位相シフトキーイング変調GoldまたはMシーケンスのためのシードを生成し、生成されたシードに基づいて、2位相または4位相シフトキーイング変調GoldまたはMシーケンスを選択するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0034】
UCIペイロードは、シードにマッピングされ得、2位相または4位相シフトキーイング変調GoldまたはMシーケンスは、マッピングに基づいて選択され得る。
【0035】
シードは、UCIペイロードおよびUE識別子、セル識別子、もしくは多重化インデックス、またはそれらの組合せに基づいて生成され得る。
【0036】
多重化インデックスは、基地局から受信され得、多重化インデックスは、物理アップリンク制御チャネルのためのUEに割り当てられたリソースを使用して送信するようにもスケジュールされた他のUEに提供される他の多重化インデックスとは異なり得る。多重化インデックスは、UCIペイロードをマッピングしてシードを生成するために使用され得る。
【0037】
UCIペイロードをマッピングしてシードを生成するために多重化インデックスを使用することは、多重化インデックスを2進列に変換し、2進列をUCIペイロードと連結して連結列を形成し、連結列を10進値に変換し、連結列を表す10進値に基づいてシードを生成するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0038】
UCIペイロードをマッピングしてシードを生成するために多重化インデックスを使用することは、UCIペイロードを10進値に変換し、UCIペイロードを表す10進値の第1の倍数を多重化インデックスの第2の倍数と合計して合計された10進値を形成し、合計された10進値に基づいてシードを生成するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0039】
変換プリコーディング動作は、アップリンク制御シーケンスに適用され得る。アップリンク制御シーケンスは、変換プリコーディング動作の適用の後かつPUCCHの送信より前に周波数領域リソースにマッピングされ得る。
【0040】
アップリンク制御シーケンスは、PUCCHの送信より前に周波数領域リソースにマッピングされ得、アップリンク制御シーケンスは、非変換プリコーディングされる。加えて、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別することは、UCIペイロードが所定の最大ペイロードサイズよりも小さいかまたはそれに等しいと識別するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0041】
基地局におけるワイヤレス通信の方法について説明する。方法は、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすとき、UCIペイロードがアップリンク制御シーケンスとしてUEによって送信されることになると識別するステップと、アップリンク制御シーケンスがUEによって選択されることになるアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットを識別するステップと、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを受信するステップであって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、ステップと、アップリンク制御シーケンスをアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットの対応するシーケンスインデックスに関連付けることによって、UCIペイロードを決定するステップとを含み得る。
【0042】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリ内に記憶された命令とを含み得る。命令は、プロセッサによって実行されると、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすとき、UCIペイロードがアップリンク制御シーケンスとしてUEによって送信されることになると識別することと、アップリンク制御シーケンスがUEによって選択されることになるアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットを識別することと、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを受信することであって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、受信することと、アップリンク制御シーケンスをアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットの対応するシーケンスインデックスに関連付けることによって、UCIペイロードを決定することとを装置に行わせるように動作可能であり得る。
【0043】
基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置について説明する。装置は、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすとき、UCIペイロードがアップリンク制御シーケンスとしてUEによって送信されることになると識別するための手段と、アップリンク制御シーケンスがUEによって選択されることになるアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットを識別するための手段と、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを受信するための手段であって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、手段と、アップリンク制御シーケンスをアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットの対応するシーケンスインデックスに関連付けることによって、UCIペイロードを決定するための手段とを含み得る。
【0044】
基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。コードは、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすとき、UCIペイロードがアップリンク制御シーケンスとしてUEによって送信されることになると識別することと、アップリンク制御シーケンスがUEによって選択されることになるアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットを識別することと、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを受信することであって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、受信することと、アップリンク制御シーケンスをアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットの対応するシーケンスインデックスに関連付けることによって、UCIペイロードを決定することとを行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0045】
PUCCHを受信することは、アップリンク制御シーケンスを復調基準信号なしの非コヒーレント送信として受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0046】
シーケンスインデックスは、UCIペイロードの10進値であり得る。
【0047】
UCIペイロードを決定することは、アップリンク制御シーケンスがアップリンク制御シーケンスの送信より前にシグネチャシーケンスで乗算された可能性があると識別するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0048】
シグネチャシーケンスは、UEの送信アンテナのセットのうちの1つの送信アンテナに関連付けられ得る。
【0049】
送信アンテナのセットのうちの1つの送信アンテナに関連付けられたシグネチャシーケンスは、UEの送信アンテナのセットのうちの他の送信アンテナに関連付けられた他のシグネチャシーケンスに直交し得る。
【0050】
シグネチャシーケンスおよびシグネチャシーケンスでの乗算より前のアップリンク制御シーケンスは、同じ長さであり得る。
【0051】
UEがPUCCHを送信する際に送信アンテナのセットのうちのいくつかまたはすべての送信アンテナを使用すべきであり得るという指示が送信され得る。
【0052】
指示は、PUCCHのフォーマットに関連付けられ得る。
【0053】
多重化インデックスは、UEに送信され得、多重化インデックスは、PUCCHのためのUEに割り当てられたリソースを使用して送信するようにもスケジュールされた他のUEに提供される他の多重化インデックスとは異なり得る。
【0054】
多重化インデックスは、PUCCHリソースに関連付けられ得る。
【0055】
アップリンク制御シーケンスが選択され得るアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットは、アップリンク制御シーケンスのセットのうちの1つのセットのアップリンク制御シーケンスのセットであり得、アップリンク制御シーケンスのセットは、多重化インデックスに対応する。
【0056】
アップリンク制御シーケンスが選択され得るアップリンク制御リソースの1つまたは複数のセットは、UEおよび他のUEに共通であり得る。
【0057】
アップリンク制御シーケンスが選択され得るアップリンク制御リソースの1つまたは複数のセットは、ZCシーケンス、2位相もしくは4位相シフトキーイング変調GoldもしくはMシーケンス、離散フーリエ変換ベースのシーケンス、または逆離散フーリエ変換ベースのシーケンスであり得るシーケンスを含む。
【図面の簡単な説明】
【0058】
図1】本開示の態様による、シーケンスベースの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)送信をサポートするワイヤレス通信のためのシステムの一例を示す図である。
図2】本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図である。
図3A】本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするプロセス図の一例を示す図である。
図3B】本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするプロセス図の一例を示す図である。
図4】本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするプロセスフローの一例を示す図である。
図5】本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするデバイスのブロック図である。
図6】本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするデバイスのブロック図である。
図7】本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートする通信マネージャのブロック図である。
図8】本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするデバイスを含むシステムの図である。
図9】本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするデバイスのブロック図である。
図10】本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするデバイスのブロック図である。
図11】本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートする通信マネージャのブロック図である。
図12】本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするデバイスを含むシステムの図である。
図13】本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートする方法を示すフローチャートである。
図14】本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートする方法を示すフローチャートである。
図15】本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートする方法を示すフローチャートである。
図16】本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートする方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0059】
ユーザ機器(UE)は、アップリンク制御情報(UCI)を基地局に送信し得る。UCIは、スケジューリング要求(SR)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答/否定応答(ACK/NACK)フィードバック、およびチャネル品質インジケータ(CQI)情報などの、UEからの情報を含み得る。1つまたは複数のUEは、同じリソースまたは部分的に重複するリソースを使用してUCIを基地局に送信し得る。したがって、各UEによって送信される各UCIは、UCIビットの量(たとえば、数)が(たとえば、短い物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマットにおいて)2ビットを超えるときに誤り防止および誤り訂正を行うために、異なるようにコーディングされ得る。コーディングのタイプは、UCIペイロードサイズ(たとえば、ビット単位のペイロードのサイズ)に依存し得る。
【0060】
いくつかの場合、UCIはチャネルコーディングされ得る。たとえば、UCIペイロードサイズKが11ビットよりも小さいかまたはそれに等しい場合、リード-マラー(Reed-Muller)チャネルコードが使用され得る。ペイロードサイズが12≦K≦19である場合、巡回冗長検査(CRC)支援パリティ検査ポーラーチャネルコードが使用され得る。ペイロードサイズKが19よりも大きい場合、CRC支援ポーラーチャネルコードが使用され得る。チャネルコーディングの場合、UCIは物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)においてUEによって送信され得、UEは復調基準信号(DMRS)送信も含み得る。DMRSは、チャネル係数を決定するために、チャネル推定において使用され得る。UCIは、推定されたチャネルを使用してコヒーレントに復号され得る。
【0061】
低い信号対雑音比(SNR)では、チャネル推定の品質は、PUCCH受信の性能、したがって、セルのカバレージを制限することがある。カバレージを改善するために、チャネルコーディングベースの方式の代わりに、シーケンスベースの送信が使用され得る。シーケンスベースの送信は、コーディングまたは変調を使用しないことがあり、DMRSの生成または送信を含まないことがある。DMRSの生成または送信がないシーケンスベースの送信は、非コヒーレント送信の一例であり得る。シーケンスベースの送信はまた、受信機(たとえば、基地局)における復号性能および検出性能を高め得る。
【0062】
シーケンスベースの送信を実行するUEは、UCIペイロードに基づいてシーケンスを生成し、シーケンスを基地局に送信し得る。シーケンスは、いくつかの例では、a0、a1、...、ak-1のフォーマットであり得る。シーケンスベースの生成は、ペイロードサイズKがしきい値を満たすときに使用され得る。たとえば、シーケンスベースのコーディングは、K≦11の場合、またはしきい値がK≦19のときであり得る場合に使用され得る。シーケンスベースのコーディングプロセスは、PUCCHにおいてUCIとともに送信されるDMRSがないことがあるので、非コヒーレント送信を利用し得る。したがって、チャネル推定は、受信機によって必要とされないことがある。したがって、シーケンスベースの非コヒーレント送信の性能は、チャネル推定の品質に依拠しないことがある。
【0063】
シーケンスベースの送信は、一般に、UEがシーケンス生成を実行することと、シーケンスをリソース要素(RE)にマッピングすることと、PUCCHにおいてシーケンスを送信することとを含み得る。より具体的には、シーケンス生成は、UCIペイロードがしきい値サイズを満たすと決定することと、UCIを10進等価物に変換することと、シーケンスプールからシーケンスを選択するために多重化インデックスを使用することと、選択されたシーケンスおよびUCIの10進等価物に基づいて完全シーケンスを生成することとを含み得る。いくつかの場合、UEは、シーケンスをREにマッピングする前に変換プリコーディングを適用し得る。
【0064】
シーケンスベースの送信は、単一のUEのシナリオと複数のUEを用いるシナリオの両方で使用され得る。単一のUEのシナリオにおいて、UEが複数のアンテナを装備している場合、UEは複数のアンテナを使用してシーケンスを送信し得る。UEは、アンテナ固有のマスキングを使用してこれを達成し得る。複数のUEのシナリオにおいて、複数のUEは、リソースの同じセット上でシーケンスを送信し得る。複数のUEを用いるいくつかの場合、各UEがそこからシーケンスを生成するための別個のシーケンスプールを有し得る。複数のUEを用いる他の場合、2つ以上のUEが共同シーケンスプールに基づいてシーケンスを生成し得る。
【0065】
最初に、本開示の態様について、ワイヤレス通信システムの文脈で説明する。次いで、本開示の態様について、プロセス図およびプロセスフローの文脈で説明する。本開示の態様について、シーケンスベースのPUCCH送信に関する装置図、システム図、およびフローチャートよってさらに示し、それらを参照しながら説明する。
【0066】
図1は、本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数の基地局105と、1つまたは複数のUE115と、コアネットワーク130とを含み得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、またはニューラジオ(NR)ネットワークであり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、低コストで低複雑度のデバイスとの通信、またはそれらの任意の組合せをサポートし得る。
【0067】
基地局105は、ワイヤレス通信システム100を形成するために、地理的エリア全体にわたって分散されることがあり、異なる形態でのまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。基地局105およびUE115は、1つまたは複数の通信リンク125を介してワイヤレス通信し得る。各基地局105は、UE115および基地局105が1つまたは複数の通信リンク125を確立し得る、カバレージエリア110を提供し得る。カバレージエリア110は、基地局105およびUE115が1つまたは複数の無線アクセス技術による信号の通信をサポートし得る、地理的エリアの一例であり得る。
【0068】
UE115は、ワイヤレス通信システム100のカバレージエリア110全体にわたって分散されることがあり、各UE115は、異なる時間に固定もしくはモバイルまたはその両方であり得る。UE115は、異なる形態でのまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。いくつかの例示的なUE115が、図1に示されている。本明細書で説明するUE115は、図1に示すように、他のUE115、基地局105、またはネットワーク機器(たとえば、コアネットワークノード、中継デバイス、統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード、または他のネットワーク機器)などの様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0069】
基地局105は、コアネットワーク130と、もしくは互いと、またはその両方で通信し得る。たとえば、基地局105は、1つまたは複数のバックホールリンク120を通じて(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、バックホールリンク120を介して(たとえば、X2、Xn、または他のインターフェースを介して)、直接(たとえば、基地局105間で直接)または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれかで、あるいはその両方で互いと通信し得る。いくつかの例では、バックホールリンク120は、1つまたは複数のワイヤレスリンクであり得るか、またはそれを含み得る。
【0070】
本明細書で説明する基地局105のうちの1つまたは複数は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードBもしくはギガノードB(そのいずれもgNBと呼ばれることがある)、ホームノードB、ホームeノードB、または他の好適な用語を含み得るか、または当業者によってそのように呼ばれることがある。
【0071】
UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、または何らかの他の好適な用語を含み得るか、またはそのように呼ばれることがあり、ここで、「デバイス」は、例の中でも、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115はまた、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスを含み得るか、またはそのように呼ばれることがある。いくつかの例では、UE115は、例の中でも、アプライアンス、または車両、メーターなどの様々な物品において実装され得る、例の中でも、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、またはマシンタイプ通信(MTC)デバイスを含み得るか、またはそのように呼ばれることがある。
【0072】
本明細書で説明するUE115は、図1に示すように、時としてリレーとして働くことがある他のUE115、ならびに、例の中でも、マクロeNBもしくはgNB、スモールセルeNBもしくはgNB、または中継基地局を含む、基地局105およびネットワーク機器などの、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0073】
UE115および基地局105は、1つまたは複数のキャリア上で1つまたは複数の通信リンク125を介して互いとワイヤレス通信し得る。「キャリア」という用語は、通信リンク125をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指すことがある。たとえば、通信リンク125に使用されるキャリアは、所与の無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR)のための1つまたは複数の物理レイヤチャネルに従って動作する無線周波数スペクトル帯域の一部分(たとえば、帯域幅パート(BWP))を含み得る。各物理レイヤチャネルは、収集シグナリング(たとえば、同期信号、システム情報)、キャリアに対する動作を協調させる制御シグナリング、ユーザデータ、または他のシグナリングを搬送し得る。ワイヤレス通信システム100は、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作を使用して、UE115との通信をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアおよび1つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアを用いて構成され得る。キャリアアグリゲーションは、周波数分割複信(FDD)コンポーネントキャリアと時分割複信(TDD)コンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
【0074】
いくつかの例では(たとえば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアはまた、収集シグナリング、または他のキャリアに対する動作を協調させる制御シグナリングを有し得る。キャリアは、周波数チャネル(たとえば、発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム地上波無線アクセス(E-UTRA)絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関連付けられることがあり、UE115による発見のためにチャネルラスタに従って配置され得る。キャリアは、初期収集および接続がキャリアを介してUE115によって実施され得るスタンドアロンモードで動作してもよく、またはキャリアは、(たとえば、同じまたは異なる無線アクセス技術の)異なるキャリアを使用して接続がアンカリングされる非スタンドアロンモードで動作してもよい。
【0075】
ワイヤレス通信システム100の中に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。キャリアは、(たとえば、FDDモードでは)ダウンリンク通信もしくはアップリンク通信を搬送し得るか、または(たとえば、TDDモードでは)ダウンリンク通信およびアップリンク通信を搬送するように構成され得る。
【0076】
キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連付けられることがあり、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれることがある。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの決定された帯域幅のうちの1つ(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80メガヘルツ(MHz))であり得る。ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105、UE115、またはその両方)は、特定のキャリア帯域幅上の通信をサポートするハードウェア構成を有し得るか、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つのキャリア帯域幅上の通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア帯域幅に関連付けられたキャリアを介した同時通信をサポートする、基地局105またはUE115を含み得る。いくつかの例では、サービスされる各UE115は、キャリア帯域幅の部分(たとえば、サブバンド、BWP)またはすべてにわたって動作するために構成され得る。
【0077】
キャリア上で送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重(OFDM)または離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-S-OFDM)などの、マルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)および1つのサブキャリアからなることがあり、ここで、シンボル期間およびサブキャリア間隔は逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビットの数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数、変調方式のコーディングレート、またはその両方)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、および変調方式の次数が高いほど、UE115のデータレートは高くなり得る。ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソース、時間リソース、および空間リソース(たとえば、空間レイヤまたはビーム)の組合せを指すことがあり、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートまたはデータの完全性をさらに高め得る。
【0078】
キャリアのための1つまたは複数のヌメロロジーがサポートされることがあり、ここで、ヌメロロジーは、サブキャリア間隔(Δf)およびサイクリックプレフィックスを含み得る。キャリアは、同じまたは異なるヌメロロジーを有する1つまたは複数のBWPに分割され得る。いくつかの例では、UE115は複数のBWPを用いて構成され得る。いくつかの例では、キャリアのための単一のBWPが所与の時間にアクティブであってもよく、UE115のための通信が1つまたは複数のアクティブなBWPに制限されてもよい。
【0079】
基地局105またはUE115のための時間間隔は、たとえば、Ts=1/(Δfmax・Nf)秒のサンプリング周期を指すことがある、基本時間単位の倍数単位で表されることがあり、ただし、Δfmaxは最大のサポートされるサブキャリア間隔を表すことがあり、Nfは最大のサポートされる離散フーリエ変換(DFT)サイズを表すことがある。通信リソースの時間間隔は、指定された持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を各々が有する無線フレームに従って編成され得る。各無線フレームは、(たとえば、0から1023までに及ぶ)システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。
【0080】
各フレームは、連続的に番号付けされた複数のサブフレームまたはスロットを含んでもよく、各サブフレームまたはスロットは、同じ持続時間を有してもよい。いくつかの例では、フレームは(たとえば、時間領域において)サブフレームに分割されてもよく、各サブフレームはいくつかのスロットにさらに分割されてもよい。代替として、各フレームは可変数のスロットを含んでもよく、スロットの数はサブキャリア間隔に依存し得る。各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)いくつかのシンボル期間を含み得る。いくつかのワイヤレス通信システム100では、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含む複数のミニスロットにさらに分割されてもよい。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、1つまたは複数(たとえば、Nf個)のサンプリング周期を含み得る。シンボル期間の持続時間は、サブキャリア間隔、または動作の周波数帯域に依存し得る。
【0081】
サブフレーム、スロット、ミニスロット、またはシンボルは、ワイヤレス通信システム100の(たとえば、時間領域における)最小スケジューリング単位であってもよく、送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがある。いくつかの例では、TTI持続時間(たとえば、TTI内のシンボル期間の数)は可変であり得る。追加または代替として、ワイヤレス通信システム100の最小スケジューリング単位は、(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバーストにおいて)動的に選択され得る。
【0082】
物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法のうちの1つまたは複数を使用してダウンリンクキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルのための制御領域(たとえば、制御リソースセット(CORESET))は、シンボル期間によって定義されることがあり、キャリアのシステム帯域幅またはシステム帯域幅のサブセットにわたることがある。1つまたは複数の制御領域(たとえば、CORESET)が、UE115のセットのために構成され得る。たとえば、UE115のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の探索空間セットに従って制御情報について制御領域を監視または探索してもよく、各探索空間セットは、カスケード方式で配置された1つまたは複数のアグリゲーションレベルにおける1つまたは複数の制御チャネル候補を含み得る。制御チャネル候補のためのアグリゲーションレベルは、所与のペイロードサイズを有する制御情報フォーマットのための符号化された情報に関連付けられた制御チャネルリソース(たとえば、制御チャネル要素(CCE))の数を指すことがある。探索空間セットは、複数のUE115に制御情報を送るように構成された共通探索空間セットと、特定のUE115に制御情報を送るためのUE固有探索空間セットとを含み得る。
【0083】
各基地局105は、1つまたは複数のセル、たとえば、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、もしくは他のタイプのセル、またはそれらの任意の組合せを介して通信カバレージを提供し得る。「セル」という用語は、(たとえば、キャリアを介した)基地局105との通信に使用される論理通信エンティティを指すことがあり、近隣セルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID)、またはその他)に関連付けられ得る。いくつかの例では、セルは、論理通信エンティティが動作する地理的カバレージエリア110または地理的カバレージエリア110の一部分(たとえば、セクタ)を指すこともある。そのようなセルは、基地局105の能力などの様々な要因に応じて、より小さいエリア(たとえば、構造物、構造物のサブセット)からより大きいエリアにわたることがある。たとえば、セルは、例の中でも、建造物、建造物のサブセット、または地理的カバレージエリア110の間のもしくは地理的カバレージエリア110と重複する外部空間であり得るか、またはそれらを含み得る。
【0084】
マクロセルは、一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、マクロセルをサポートするネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して低電力の基地局105に関連付けられることがあり、スモールセルは、マクロセルと同じまたはマクロセルとは異なる(たとえば、認可、無認可)周波数帯域において動作することがある。スモールセルは、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115に無制限アクセスを提供してもよく、またはスモールセルとの関連付けを有するUE115(たとえば、限定加入者グループ(CSG)内のUE115、自宅またはオフィス内のユーザに関連付けられたUE115)に制限付きアクセスを提供してもよい。基地局105は、1つまたは複数のセルをサポートすることができ、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用して1つまたは複数のセルを介した通信をサポートすることもできる。
【0085】
いくつかの例では、キャリアは、複数のセルをサポートすることができ、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、MTC、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB))に従って構成され得る。
【0086】
いくつかの例では、基地局105は移動可能であってもよく、したがって、移動している地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術に関連付けられた異なる地理的カバレージエリア110が重複することがあるが、異なる地理的カバレージエリア110は同じ基地局105によってサポートされ得る。他の例では、異なる技術に関連付けられた重複する地理的カバレージエリア110は、異なる基地局105によってサポートされ得る。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、異なるタイプの基地局105が同じまたは異なる無線アクセス技術を使用して様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを提供する、異種ネットワークを含み得る。
【0087】
ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は、同様のフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局105からの送信は、時間的にほぼ整合されることがある。非同期動作の場合、基地局105は、異なるフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局105からの送信は、いくつかの例では、時間的に整合されないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれかに使用され得る。
【0088】
MTCデバイスまたはIoTデバイスなどのいくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度のデバイスであってもよく、マシン間の自動化された通信を(たとえば、マシンツーマシン(M2M)通信を介して)提供し得る。M2M通信またはMTCは、人間が介在することなく、デバイスが互いとまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指すことがある。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、センサーまたはメーターを組み込んで情報を測定またはキャプチャし、その情報を利用するか、もしくはアプリケーションプログラムと対話する人間にその情報を提示する中央サーバもしくはアプリケーションプログラムにそのような情報を中継するデバイスからの通信を含み得る。いくつかのUE115は、情報を収集するか、またはマシンもしくは他のデバイスの自動化された挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイスのための用途の例は、スマートメータリング、インベントリ監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理および追跡、リモートセキュリティ検知、物理アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネス課金を含む。
【0089】
いくつかのUE115は、半二重通信などの、電力消費を低減する動作モード(たとえば、送信または受信を介した一方向通信をサポートするが、送信および受信を同時にサポートしないモード)を採用するように構成され得る。いくつかの例では、半二重通信は、低減されたピークレートで実行され得る。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブな通信に関与していないときに節電ディープスリープモードに入ること、(たとえば、狭帯域通信に従って)限られた帯域幅にわたって動作すること、またはこれらの技法の組合せを含む。たとえば、いくつかのUE115は、キャリア内の、キャリアのガードバンド内の、またはキャリアの外部の定義された部分または範囲(たとえば、サブキャリアまたはリソースブロック(RB)のセット)に関連付けられた狭帯域プロトコルタイプを使用する動作のために構成され得る。
【0090】
ワイヤレス通信システム100は、超高信頼通信もしくは低レイテンシ通信、またはそれらの様々な組合せをサポートするように構成され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)またはミッションクリティカル通信をサポートするように構成され得る。UE115は、超高信頼、低レイテンシ、またはクリティカル機能(たとえば、ミッションクリティカル機能)をサポートするように設計され得る。超高信頼通信は、プライベート通信またはグループ通信を含んでもよく、ミッションクリティカルプッシュツートーク(MCPTT)、ミッションクリティカルビデオ(MCVideo)、またはミッションクリティカルデータ(MCData)などの1つまたは複数のミッションクリティカルサービスによってサポートされ得る。ミッションクリティカル機能に対するサポートは、サービスの優先度付けを含んでもよく、ミッションクリティカルサービスは、公共安全または一般的な商用アプリケーションに使用され得る。超高信頼、低レイテンシ、ミッションクリティカル、および超高信頼低レイテンシという用語は、本明細書で互換的に使用され得る。
【0091】
いくつかの例では、UE115は、デバイス間(D2D)通信リンク135を介して(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはD2Dプロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することも可能であり得る。D2D通信を利用する1つまたは複数のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ内の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110の外にあるか、または場合によっては基地局105からの送信を受信できないことがある。いくつかの例では、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループ内のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの例では、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合、D2D通信は、基地局105の関与なしにUE115間で行われる。
【0092】
いくつかのシステムでは、D2D通信リンク135は、サイドリンク通信チャネルなどの、車両(たとえば、UE115)間の通信チャネルの一例であり得る。いくつかの例では、車両は、ビークルツーエブリシング(V2X)通信、車両間(V2V)通信、またはこれらの何らかの組合せを使用して通信し得る。車両は、交通状態、信号スケジューリング、天候、安全、緊急事態に関する情報、またはV2Xシステムに関係する任意の他の情報をシグナリングし得る。いくつかの例では、V2Xシステム内の車両は、路側ユニットなどの路側インフラストラクチャと、またはビークルツーネットワーク(V2N)通信を使用して1つもしくは複数のネットワークノード(たとえば、基地局105)を介してネットワークと、あるいはその両方と通信し得る。
【0093】
コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス許可、追跡、インターネットプロトコル(IP)接続性、および他のアクセス機能、ルーティング機能、またはモビリティ機能を提供し得る。コアネットワーク130は、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)であってもよく、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)は、アクセスおよびモビリティを管理する少なくとも1つの制御プレーンエンティティ(たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF))と、パケットをルーティングするかまたは外部ネットワークに相互接続する少なくとも1つのユーザプレーンエンティティ(たとえば、サービングゲートウェイ(S-GW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)、またはユーザプレーン機能(UPF))とを含み得る。制御プレーンエンティティは、コアネットワーク130に関連付けられた基地局105によってサービスされるUE115のためのモビリティ、認証、およびベアラ管理などの、非アクセス層(NAS)機能を管理し得る。ユーザIPパケットは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得るユーザプレーンエンティティを通じて転送され得る。ユーザプレーンエンティティは、ネットワーク事業者IPサービス150に接続され得る。事業者IPサービス150は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換ストリーミングサービスへのアクセスを含み得る。
【0094】
基地局105などのネットワークデバイスのうちのいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であり得るアクセスネットワークエンティティ140などの下位構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティ140は、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)と呼ばれることがある1つまたは複数の他のアクセスネットワーク送信エンティティ145を通じてUE115と通信し得る。各アクセスネットワーク送信エンティティ145は、1つまたは複数のアンテナパネルを含み得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティ140または基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびANC)にわたって分散されることがあるか、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)内に統合されることがある。
【0095】
ワイヤレス通信システム100は、典型的には300メガヘルツ(MHz)から300ギガヘルツ(GHz)までの範囲内の1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。一般に、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が約1デシメートルから1メートルまでの長さに及ぶので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建造物および環境特性によって遮断または方向転換されることがあるが、これらの波は、マクロセルが屋内に位置するUE115にサービスを提供するのに十分に構造物を貫通し得る。UHF波の送信は、300MHzを下回るスペクトルの短波(HF)または超短波(VHF)部分のより低い周波数およびより長い波を使用する送信と比較して、より小型のアンテナおよびより短い距離(たとえば、100キロメートル未満)に関連付けられ得る。
【0096】
ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域としても知られている3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用するセンチメートル波(SHF:super high frequency)領域内で、またはミリメートル帯域としても知られている(たとえば、30GHzから300GHzまでの)スペクトルの極高周波(EHF:extremely high frequency)領域内で動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートすることができ、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりも小型で間隔がより密であってもよい。いくつかの例では、このことはデバイス内でのアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHF送信またはUHF送信よりもさらに大きい大気減衰を受け、距離がより短いことがある。本明細書で開示する技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって採用されることがあり、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国または規制団体によって異なることがある。
【0097】
ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの無認可帯域において、認可支援アクセス(LAA:License Assisted Access)、LTE無認可(LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域において動作するとき、基地局105およびUE115などのデバイスは、衝突検出および回避のためのキャリア検知を採用し得る。いくつかの例では、無認可帯域における動作は、認可帯域(たとえば、LAA)において動作するコンポーネントキャリアと連携したキャリアアグリゲーション構成に基づき得る。無認可スペクトルにおける動作は、例の中でも、ダウンリンク送信、アップリンク送信、P2P送信、またはD2D送信を含み得る。
【0098】
基地局105またはUE115は、複数のアンテナを装備することがあり、これらのアンテナは、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る。基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作または送信ビームフォーミングもしくは受信ビームフォーミングをサポートし得る、1つまたは複数のアンテナアレイまたはアンテナパネル内に位置し得る。たとえば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナタワーなどのアンテナアセンブリにおいてコロケートされ得る。いくつかの例では、基地局105に関連付けられたアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーションに位置し得る。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするために使用し得る、アンテナポートのいくつかの行および列を有するアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMO動作またはビームフォーミング動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。追加または代替として、アンテナパネルは、アンテナポートを介して送信される信号のための無線周波数ビームフォーミングをサポートし得る。
【0099】
基地局105またはUE115は、マルチパス信号伝搬を活用し、かつ異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を高めるために、MIMO通信を使用し得る。そのような技法は空間多重化と呼ばれることがある。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリーム(たとえば、異なるコードワード)に関連付けられたビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告に使用される異なるアンテナポートに関連付けられ得る。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)、および複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)を含む。
【0100】
空間フィルタリング、指向性送信、または指向性受信と呼ばれることもあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビーム、受信ビーム)をシェーピングまたはステアリングするために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105、UE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対して特定の配向で伝搬するいくつかの信号が強め合う干渉を受け、他の信号が弱め合う干渉を受けるように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を結合することによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、振幅オフセット、位相オフセット、またはその両方を、デバイスに関連付けられたアンテナ要素を介して搬送される信号に適用することを含み得る。アンテナ要素の各々に関連付けられた調整は、(たとえば、送信デバイスもしくは受信デバイスのアンテナアレイに対する、または何らかの他の配向に対する)特定の配向に関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
【0101】
基地局105またはUE115は、ビームフォーミング動作の一部としてビーム掃引技法を使用し得る。たとえば、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイ(たとえば、アンテナパネル)を使用し得る。いくつかの信号(たとえば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、異なる方向で複数回、基地局105によって送信され得る。たとえば、基地局105は、送信の異なる方向に関連付けられた異なるビームフォーミング重みセットに従って信号を送信し得る。異なるビーム方向における送信は、基地局105による後続の送信または受信のためのビーム方向を(たとえば、基地局105などの送信デバイスによって、またはUE115などの受信デバイスによって)識別するために使用され得る。
【0102】
特定の受信デバイスに関連付けられたデータ信号などのいくつかの信号は、基地局105によって単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスに関連付けられた方向)に送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連付けられたビーム方向は、1つまたは複数のビーム方向に送信された信号に基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、基地局105によって異なる方向に送信された信号のうちの1つまたは複数を受信することがあり、UE115が最高の信号品質または別様に許容可能な信号品質で受信した信号の指示を基地局105に報告することがある。
【0103】
いくつかの例では、デバイスによる(たとえば、基地局105またはUE115による)送信は、複数のビーム方向を使用して実行されてもよく、デバイスは、(たとえば、基地局105からUE115への)送信のための合成されたビームを生成するために、デジタルプリコーディングまたは無線周波数ビームフォーミングの組合せを使用してもよい。UE115は、1つまたは複数のビーム方向に対するプリコーディング重みを示すフィードバックを報告してもよく、フィードバックは、システム帯域幅または1つもしくは複数のサブバンドにわたるビームの構成された数に対応し得る。基地局105は、プリコーディングまたはアンプリコーディングされ得る基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))を送信し得る。UE115は、プリコーディング行列インジケータ(PMI)またはコードブックベースのフィードバック(たとえば、マルチパネルタイプのコードブック、線形結合タイプのコードブック、ポート選択タイプのコードブック)であり得る、ビーム選択のためのフィードバックを提供し得る。これらの技法について、基地局105によって1つまたは複数の方向に送信される信号を参照しながら説明するが、UE115は、(たとえば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)信号を異なる方向に複数回送信するための、または(たとえば、データを受信デバイスに送信するために)信号を単一の方向に送信するための同様の技法を採用し得る。
【0104】
受信デバイス(たとえば、UE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号などの様々な信号を基地局105から受信するとき、複数の受信構成(たとえば、指向性聴取)を試みることができる。たとえば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、異なるアンテナサブアレイに従って受信信号を処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信される信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセット(たとえば、異なる指向性聴取重みセット)に従って受信することによって、またはアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信される信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って受信信号を処理することによって、複数の受信方向を試みることができ、それらのいずれも、異なる受信構成または受信方向に従った「聴取」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するとき)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信構成を使用し得る。単一の受信構成は、異なる受信構成方向に従った聴取に基づいて決定されたビーム方向(たとえば、複数のビーム方向に従った聴取に基づいて、最高の信号強度、最高の信号対雑音比(SNR)、または別様に許容可能な信号品質を有すると決定されたビーム方向)に揃えられ得る。
【0105】
ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信はIPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネルを介して通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。MACレイヤはまた、MACレイヤにおける再送信をサポートしてリンク効率を改善するために、誤り検出技法、誤り訂正技法、またはその両方を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立、構成、および保守を行い得る。物理レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
【0106】
UE115および基地局105は、データが受信に成功する尤度を高めるために、データの再送信をサポートし得る。ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックは、データが通信リンク125を介して正しく受信される尤度を高めるための1つの技法である。HARQは、(たとえば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)誤り検出、前方誤り訂正(FEC)、および再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))の組合せを含み得る。HARQは、劣悪な無線条件(たとえば、低い信号対雑音条件)において、MACレイヤにおけるスループットを改善し得る。いくつかの例では、デバイスは、デバイスが特定のスロットの中の前のシンボルにおいて受信されたデータに対してそのスロットの中でHARQフィードバックを提供し得る、同一スロットHARQフィードバックをサポートし得る。他の場合、デバイスは、後続のスロットにおいて、または何らかの他の時間間隔に従って、HARQフィードバックを提供し得る。
【0107】
1つまたは複数のUE115は、UCIを基地局105に送信し得る。いくつかの場合、UE115は、UCIを送信するために、チャネルコーディングではなくシーケンスベースの送信を利用し得る。UE115は、シーケンスベースの送信のためのシーケンスを生成し得る。シーケンスは、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすとの決定に基づいてUE115によって生成され得、UE115は、UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングし得る。UE115は、UCIペイロードに対応するアップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを基地局105に送信し得る。基地局105は、アップリンク制御シーケンスを受信し得、シーケンスに基づいてUCIを決定し得る。いくつかの場合、基地局105は、複数のUE115によるアップリンク制御シーケンスのその送信を容易にするために、多重化情報を送信し得る。
【0108】
本明細書で説明するUE115によって実行されるアクションは、1つまたは複数の潜在的な利点を実現するために実施され得る。一実装形態は、基地局105におけるPUCCH受信の性能を改善することによって特定の適用例のためのUCIの再送信の数を減らすことによって、UE115が電力を節約し、バッテリー寿命を延ばすことを可能にし得る。加えて、UE115によって実行されるアクションはまた、UCIおよびUCIにおいて提供される対応するチャネル品質情報の送信の効率を改善することによって、対応するUE115におけるサービスの信頼性を改善し得る。
【0109】
図2は、本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。ワイヤレス通信システム200は、両方とも図1に関して説明したようなUE115の例であり得る、UE115-aおよびUE115-bを含み得る。ワイヤレス通信システム200はまた、図1に関して説明したような基地局105の一例であり得る、基地局105-aを含み得る。UE115-aおよび115-bは、それぞれ、通信リンク205-aおよび205-bを介して基地局105-aと通信し得る。UE115は、通信リンク205において送信されるPUCCH210におけるUCIの送信のためのシーケンスを生成するために、シーケンスベースの送信を利用し得る。
【0110】
1つまたは複数のUE115は、基地局105によってサービスされ得る。UE115は、UCIを生成し、PUCCH210を使用して基地局105-aに送信し得る。UCIは、SR、HARQフィードバック(たとえば、ACK/NACK)、CQI情報、または、チャネル品質測定および送信スケジューリングについての情報を含む他の情報などの、情報のセットを含み得る。UE115-aは、UCIペイロードサイズkがk≦11またはk≦19などのしきい値サイズ条件を満たすと決定し得る。この場合、UE115-aは、PUCCH210-aにおけるUCIのシーケンスベースの送信を実行すると決定し得る。いくつかの場合、UE115-aは、複数の送信アンテナを装備し得る。これらの場合、UE115-aは基本シーケンスxを選択してもよく、点ごとの基本シーケンスを等しい長さのアンテナ固有のシーケンスで乗算してもよい。アンテナ固有のシーケンスは、シグネチャシーケンスと呼ばれることがある。異なる送信アンテナの中のシグネチャシーケンスは、互いに直交し得る。
【0111】
PUCCHリソースごとに、基地局105-aは、このPUCCHリソース上での送信について予想される送信アンテナの数に対してUE115-aを構成し得る。代替として、単一アンテナ送信または複数アンテナ送信は、(たとえば、NRにおける既存のPUCCHフォーマット0、1、2、3、4とは異なる)異なるPUCCHフォーマットにおいて定義され得る。
【0112】
いくつかの場合、UE115-aおよびUE115-bは、リソースの同じセット上でシーケンスを送信するように構成され得る。KUE個のUE115の場合、基地局105-aは、UE115-aおよび115-bごとに異なり得る多重化インデックスlu∈{0,1,...,KUE-1}をUE115-aおよびUE115-bに示し得る。多重化インデックスは、PUCCHリソース構成の一部などの、PUCCHリソースに関連付けられ得る。PUCCHリソース構成は、UE115に示され得、多重化インデックス情報を含み得る。UE115は、(たとえば、各UE115-aまたはUE115-bに固有のシーケンスプールとは)別個のシーケンスプールに基づいてシーケンスを生成してもよく、または共同シーケンスプール(たとえば、UE115-aとUE115-bの両方によって使用される1つのシーケンスプール)に基づいてシーケンスを生成してもよい。
【0113】
したがって、いくつかの場合、UE115-aおよびUE115-bは両方ともシーケンスを生成し得る。UE115-aおよびUE115-bは両方とも、送信されるべきUCIがしきい値ペイロードサイズを満たすかどうかを最初に決定することによって、シーケンスを生成し得る。次いで、各UE115は、UCIを10進等価物に変換し得る。受信された多重化インデックスに基づいて、UE115-aおよび115-bはシーケンスプールからシーケンスを選び得る。シーケンスプールは、UE115がPUCCH210送信のためのシーケンスを選択し得るシーケンスのセットであり得る。シーケンスの行列がシーケンスプールの一例であり得るか、またはシーケンスプールはシーケンスの別の構造またはセットであり得る。UE115-aおよびUE115-bは、共同シーケンスプールに基づいてまたは(各UE115に固有の)別個のシーケンスプールに基づいてのいずれかでシーケンスプールからシーケンスを選択し、(多重化インデックスに基づいて)プールから選択されたシーケンスおよびUCIの10進等価物に基づいて完全シーケンスを生成し得る。UE115-aは、シーケンスをPUCCH210-aにおいて通信リンク205-aを介して基地局105-aに送信し得る。UE115-bは、生成されたシーケンスをPUCCH210-bにおいて通信リンク205-bを介して送信し得る。いくつかの場合、UE115-aおよびUE115-bによって送信されるシーケンスは、重複するリソースにおいて送信され得る。
【0114】
基地局105-bは、両方の生成されたシーケンスを受信し得、受信されたアップリンク制御シーケンスをアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットの対応するシーケンスインデックスに関連付けることによって、別個のUCIペイロードを決定し得る。
【0115】
いくつかの場合、1つのみのUE115(たとえば、UE115-a)が、生成されたアップリンク制御シーケンスを基地局105-aに送信し得る。他の場合、UE115-aと115-bの両方、およびワイヤレス通信システム200の中に示されていない他のUE115が、生成されたアップリンク制御シーケンスを送信し得る。いくつかの場合、異なるUE115によって送信されるアップリンク制御シーケンスは、重複するリソースにおいて送信されてもよく、または異なるUE115によって送信されるアップリンク制御シーケンスは、異なる重複しないリソース(たとえば、時間領域リソースおよび周波数領域リソース)において送信されてもよい。
【0116】
図3Aおよび図3Bは、本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするプロセス図301および302の例を示す。いくつかの例では、プロセス図301および302は、ワイヤレス通信システム100および200の態様を実装し得る。たとえば、UE115は、プロセス図301および302で概説されるステップに基づいてアップリンク制御シーケンスを生成し得る。図2に関して説明したようなUE115-aもしくはUE115-bまたは図1に関して説明したようなUE115などのUE115は、プロセス図301および302に基づいてシーケンスを生成し、送信し得る。プロセス図301は、シーケンスを生成し、シーケンスに基づいてPUCCHを送信するための一般的なプロセスを示すことができ、プロセス図302は、2位相シフトキーイング(BPSK)または4位相シフトキーイング(QPSK)GoldまたはMシーケンス生成の場合のシーケンスベースのPUCCH送信の一例を示すことができる。
【0117】
プロセス図301では、UE115は最初に、UCIにおいて送信されるべき情報ビット305を取り得る。UE115は、多重化インデックスおよび他のパラメータに基づいて、310-aにおいてシーケンスを生成し得る。UE115は、いくつかの場合、315においてアンテナ固有のマスキングを適用することがあり、いくつかの場合、変換プリコーディングまたはDFT320-aを生成されたシーケンスに適用することがある。UE115は、325-bにおいて生成されたシーケンスをリソース要素にマッピングし得、PUCCH330-a(たとえば、PUCCH210)においてシーケンスを送信し得る。
【0118】
いくつかの場合、1つのUE115が、PUCCHリソースのセットを介してアップリンクシーケンスを生成し、送信し得る。シーケンス生成ステップ310において、単一のUE115の場合、N、M、
【0119】
【数1】
【0120】
が与えられることがあり、ただし、M=2kである。Mはシーケンスプール
【0121】
【数2】
【0122】
内のシーケンスの数であり得る。Nは各シーケンスの長さであり得、kはUCIビットの数であり得る。シーケンスのセット(すなわち、シーケンスプールまたはコードブック)はサイズN×Mの行列
【0123】
【数3】
【0124】
によって表され得、ここで、各行ベクトルはシーケンスであり得る。行列
【0125】
【数4】
【0126】
はシーケンスプールの一例であり得るが、他の場合、シーケンスプールは他の構造によって表され得る。行列
【0127】
【数5】
【0128】
はセルごとに生成され得る。次に、UE115は、UCIに対応する2進列a(たとえば、a0、a1、...、ak-1)を、laによって示され得る10進値に変換し得る。2進列は、式
【0129】
【数6】
【0130】
によって、または式
【0131】
【数7】
【0132】
によって、または列を10進値に変換するための他の式によって、10進値laに変換され得る。
【0133】
次いで、UE115は、シーケンス
【0134】
【数8】
【0135】
を選択し得、このシーケンスは
【0136】
【数9】
【0137】
の(la+1)番目の列に対応し得る。この場合、列インデックスは、第1の列
【0138】
【数10】
【0139】
【0140】
【数11】
【0141】
であるように、0から開始し得る。
【0142】
315において、UE115は、いくつかの場合、アンテナ固有のマスキングを適用し得る。これは、シングルUE MIMOの場合に適用することができ、したがって、UE115が複数の送信アンテナを装備しているとき、UE115はダイバーシティ利得を得るために複数の送信アンテナを使用して送信し得る。この送信は、同じ基本シーケンスxを使用し、点ごと(たとえば、エントリごとまたはビットごと)のxを等しい長さのアンテナ固有のシーケンスで乗算することによって達成され得る。このアンテナ固有のシーケンスは、シグネチャシーケンスと呼ばれることがある。異なる送信アンテナの中のシグネチャシーケンスは、互いに直交し得る。具体的には、長さNの2つの複素数値シーケンスaおよびbは、
【0143】
【数12】
【0144】
である場合、直交であると言われることがあり、ここで、*は複素共役を示す。
【0145】
PUCCHリソースごとに、基地局105は、このPUCCHリソース上での送信について予想される送信アンテナの数に対してUE115を構成し得る。代替として、単一アンテナ送信を使用するかまたは複数アンテナ送信を使用するか、および送信の構成は、異なるPUCCHフォーマットとして定義され得る。たとえば、これらのPUCCHフォーマットは、NRの場合の既存のPUCCHフォーマット0、1、2、3、4とは異なり得る。
【0146】
たとえば、UE115が2つの送信アンテナを有する場合、アンテナごとのシグネチャは、
d(0)=[1,1,...,1]=>y(0)(k)=x(k)・d(0)(k)および
d(1)=[1,-1,…,1,-1]=>y(1)(k)=x(k)・d(1)(k)
であり得る。
【0147】
別の例では、UEが4つの送信アンテナを有する場合、アンテナごとのシグネチャは、
d(0)=[1,1,...,1]
d(1)=[1,j,-1,-j,...,1,j,-1,-j]
d(2)=[1,-1,...,1,-1]
d(3)=[1,-j,-1,j,...,1,-j,-1,j]
であり得る。
【0148】
代替として、4つのアンテナを有するUEのためのシグネチャのセットは、
d(0)=[1,1,...,1,1]
d(1)=[1,-1,...,1,-1]
d(2)=[1,1,-1,-1,...,1,1,-1,-1]
d(3)=[1,-1,-1,1,...,1,-1,-1,1]
であり得る。
【0149】
いくつかの場合、複数のUE115は、リソースの同じセット上でシーケンスを送信し得る。KUE個のUE115の場合、基地局105は、異なるUE115ごとに異なり得る多重化インデックスlu∈{0,1,...,KUE-1}をUE115に示し得る。多重化インデックスは、PUCCHリソース構成の一部などの、PUCCHリソースに関連付けられ得る。PUCCHリソース構成は、UE115に示され得、多重化インデックス情報を含み得る。複数のUE115の場合、UE115は、(たとえば、各UE115に固有のシーケンスプールとは)別個のシーケンスプールに基づいてシーケンスを生成してもよく、または共同シーケンスプール(たとえば、2つ以上のUE115によって使用される1つのシーケンスプール)に基づいてシーケンスを生成してもよい。
【0150】
別個のシーケンスプールの場合、各MIはサイズM=2kの異なるシーケンスプールに関連付けられ得る。これらの場合、
【0151】
【数13】
【0152】
は、多重化インデックスluに関連しているシーケンスプールまたはコードブックであり得る。UCI aを有するUE115は、シーケンス
【0153】
【数14】
【0154】
を送信し得る。いくつかの場合、1つのシーケンスプール
【0155】
【数15】
【0156】
は、別のシーケンスプール
【0157】
【数16】
【0158】
から、
【0159】
【数17】
【0160】
の各列を長さNの固定長シーケンスで点ごとに多重化することによって生成され得る。たとえば、
【0161】
【数18】
【0162】
である。
【0163】
したがって、UE115は最初にUCIシーケンスaを識別し、10進等価物laを求め、MIを使用し、
【0164】
【数19】
【0165】
を選び、次いでシーケンス
【0166】
【数20】
【0167】
を生成し得る。
【0168】
共同シーケンスプールの場合、サイズM=2k+rの単一のシーケンスプール
【0169】
【数21】
【0170】
があってもよく、ここで、r=log2KUEである。共同シーケンスプールを使用するUE115のセットのうちの1つのUE115は、UCIペイロードaおよび多重化インデックスluに基づいて整数lbを決定してもよく、UE115は、シーケンス
【0171】
【数22】
【0172】
をコードブックから選択してもよい。UE115が多重化インデックスlu(またはj)およびUCI aからシーケンスを生成するための複数の手法があり得る。ある場合、UE115は最初に、luを2進列u=u0,...,ur-1に変換し得る。次いで、UE115は、uおよびaを連結し、長さk+rの新しい2進シーケンスbを生成し得る。この場合、uはaにプリペンドされ得る(すなわち、b=[u,a])か、またはuはaにアペンドされ得る(すなわち、b=[a,u])。次いで、UE115は、2進シーケンスbを10進整数lbに変換し得る。
【0173】
別の場合、lbは、lb=2r・la+luまたはlb=la+lu・2kであるように設定され得る。これらのオプションは、多重化インデックスlu(またはj)およびUCI aからシーケンスを生成するためにUE115によって使用される第1の手法と数学的に同じであり得るが、異なるように提示され得る。
【0174】
シーケンスプール自体(別個のシーケンスプールまたは共同シーケンスプールのいずれの場合でも)は、異なる設計に基づき得る。たとえば、シーケンスプールは、Zadoff-Chu(ZC)シーケンス、BPSK/QPSK変調Gold/Mシーケンス、またはDFTシーケンスに基づき得る。
【0175】
DFTシーケンスの例では、Mは2kまたは2k+rのいずれかの2のべき乗であり得る。pは、セルIDまたは多重化インデックスlu(もしくはj)のいずれかに依存するパラメータであり得る。パラメータpを有するDFTベースのシーケンスプールは、M×M DFT行列のN個の行
【0176】
【数23】
【0177】
をサンプリングすることによって生成され得る。s番目の行およびt番目の列における要素は、
【0178】
【数24】
【0179】
によって与えられ得る。UEは、どのN個の行をサンプリングするかを決定することができ、このことは、関数
【0180】
【数25】
【0181】
と数学的に等価であり得る。したがって、
【0182】
【数26】
【0183】
、m∈{0,...,M-1}、n∈{0,...,N-1}である。
【0184】
たとえば、kがUCIペイロードサイズである、DFTベースの共同シーケンスプールM=2k+rの場合、2rは、同じリソース上で多重化されるように設定され得るUE115の数を示し得る。
【0185】
【数27】
【0186】
は、M×M DFT行列のN個の行
【0187】
【数28】
【0188】
をサンプリング関数fを用いてサンプリングすることによって形成され得る。たとえば、
【0189】
【数29】
【0190】
である。
【0191】
UCIペイロードaおよび多重化インデックスjが与えられると、UE115は、各UE115に一意であり得る基地局から受信された指示に基づいて、シーケンスインデックスlbを決定し得る。たとえば、lb=2klu+laである場合、生成されるシーケンスは、
【0192】
【数30】
【0193】
であり得、ここで、
【0194】
【数31】
【0195】
はUE固有の項である。
別の例では、lb=2rla+luである場合、生成されるシーケンスは、
【0196】
【数32】
【0197】
であり得、ここで、
【0198】
【数33】
【0199】
はUE固有の項である。本明細書で説明する構成は、基数Mのシーケンスの単一のセットを有するものと解釈され得、ここで、各UEは、その対応するUCIをセットからの基本シーケンスにマッピングし得る。次いで、UEは基本シーケンスをUE固有の項で乗算し得る。これは、シーケンスマスキング技法の一例であり得る。
【0200】
いくつかの場合、320において、UE115は、シーケンスが生成された後かつシーケンスがリソース要素(すなわち、OFDMシステムにおけるサブキャリア)にマッピングされる前に、変換プリコーディングを実行し得る。変換プリコーディングが適用されない場合、UE115は周波数領域においてシーケンスをマッピングし得る。変換プリコーディングが適用される場合、UE115は時間領域においてシーケンスをマッピングし得る。変換プリコーディングが適用される場合、変換プリコーディングは各OFDMシンボル上で実行され得る。
【0201】
たとえば、PUCCHは、1つのRB(たとえば、12個のRE)および14個のOFDMシンボルを用いてスケジュールされ得る。この場合、シーケンス長はN=168であり得る。したがって、UE115は、あらゆる長さ12のサブシーケンスを1つのOFDMシンボルにマッピングし得る。UE115は、変換プリコーディング(たとえば、12点DFT)を各OFDMシンボル上の長さ12のサブシーケンスに適用し得る。
【0202】
本明細書で説明するシーケンス生成プロセスのうちの1つまたは複数を使用してシーケンスを生成したことに基づいて、次いで、UE115は、325において、生成されたシーケンスをREにマッピングし得る。REをマッピングした後、UE115は、330において、生成されマッピングされたシーケンスを、基地局105が受信し得るPUCCHリソースにおいて送信し得る。次いで、基地局は、アップリンク制御シーケンスをアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットの対応するシーケンスインデックスに関連付けることによって、受信されたシーケンスを使用してUCIペイロードを決定し得る。
【0203】
いくつかの場合、UE115は、PUCCH情報を通信するためにBPSKまたはQPSK変調GoldシーケンスまたはMシーケンスを生成し得る。(図3Bの)プロセス図302は、PUCCH情報を通信するためにBPSKまたはQPSK変調GoldシーケンスまたはMシーケンスを生成するための例示的なプロセスを表し得る。BPSK変調シーケンスはまた、
【0204】
【数34】
【0205】
BPSK変調シーケンスであり得る。
【0206】
【数35】
【0207】
BPSK変調シーケンスは、いくつかの他の変調タイプと比較して、より低いピーク対平均電力比(PAPR)をもたらし得る。
【0208】
Goldシーケンスは、異なる適用例(たとえば、CDMA、LTE、NR、または他の適用例)のための基準信号に使用され得るタイプの2進擬似ランダムシーケンスであり得る。Goldシーケンスは、同期信号、DMRS、CSI-RS、または他の基準信号として使用され得る。GoldまたはMシーケンスは、cinitなどのシードを使用して初期化され得る。cinitシードは、たとえば、整数が0から231-1までの値を有するように、31ビット整数などの整数に対応し得る。
【0209】
いくつかの一般的な擬似ランダムシーケンスは、長さ31のGoldシーケンスによって定義され得る。出力シーケンスは長さMPNのシーケンスc(n)であり得、ここで、n=0、1、...、MPN-1は以下によって定義され得る。
c(n)=(x1(n+Nc)+x1(n+Nc)) mod 2
x1(n+31)=(x1(n+3)+x1(n)) mod 2
x2(n+31)=(x2(n+3)+x2(n+2)+x2(n+1)+x2(n)) mod 2
ここで、Nc=1600であり、1番目のmシーケンスx1(n)は、x1(0)=1、x1(n)=0、n=1、2、...、30で初期化され得る。2番目のmシーケンスx2(n)の初期化は、
【0210】
【数36】
【0211】
によって示され得、ここで、値はシーケンスの適用に依存し得る。
【0212】
UE115は、Goldシーケンスのシード(たとえば、cinit)を使用してUCIペイロードを伝達し得る。たとえば、k<31ビット、およびa0、a1、...、ak-1のUCIペイロードの場合、cinitはcinit=2k・nID+laであるように生成され得、ここで、laはUCIペイロードの10進値である。UCIペイロードの10進値laは、
【0213】
【数37】
【0214】
として定義され得、nIDは、UE ID、セルID、もしくは多重化ID、またはこれらの組合せに基づいて決定され得る。いくつかの場合、シードは、長さ2Nの2進GoldまたはMシーケンスを生成するために使用され得、次いで、このシーケンスは、送信のための複合シーケンスを生成するためにQPSK変調され得る。いくつかの場合、シードは、長さNの2進GoldまたはMシーケンスを生成し、次いで、
【0215】
【数38】
【0216】
BPSK変調を使用して複合シーケンスを生成するために使用され得る。
【0217】
【数39】
【0218】
BPSK変調は、より小さいPAPRをもたらし得る。
【0219】
GoldもしくはMシーケンス生成、またはQPSKもしくはBPSK変調のいずれの場合も、UE115は、シーケンス生成プロセス310-bを実行するためにUCIペイロード335を最初に使用し得る。UEは、340においてGoldシーケンスのためのシードを決定するためにUCIペイロード335を最初に使用し得る。次いで、UE115は、生成されたシードを使用して、345においてGoldシーケンスを生成し得る。350において、UE115は、Goldシーケンスに対して、QPSKまたは
【0220】
【数40】
【0221】
BPSK変調のいずれかを実行し得る。いくつかの場合、UE115は、変調シーケンスに対して、320-bにおいて変換プリコーディングを実行し得る。320-bにおいてUE115が変換プリコーディングを実行するかまたは変換プリコーディングを実行しないかにかかわらず、UE115は325-bにおいてREマッピングを実行し得る。REマッピングおよびシーケンス生成の完了の後、UE115は、330-bにおいてPUCCHを基地局105に送信し得る。
【0222】
図4は、本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするプロセスフロー400の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー400は、ワイヤレス通信システム100および200、ならびにプロセス図300の態様を実装し得る。プロセスフロー400は、ワイヤレス通信システム100のUE115ならびにワイヤレス通信システム200のUE115-aおよびUE115-bを参照して説明した機能と同様の機能を実行し得る、UE115-cを含み得る。UE115-bはまた、プロセス図300に従ってアップリンク制御シーケンスを生成し得る。プロセスフロー400はまた、ワイヤレス通信システム100および200に関して説明したような基地局105のプロセスと同様のプロセスを実行し得る、基地局105-bを含み得る。
【0223】
405において、UE115-cは、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別し得る。410において、基地局105-bは、UCIペイロードがアップリンク制御シーケンスとしてUE115-cによって送信されることになると識別し得る。基地局105-bは、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たす場合、UCIペイロードがアップリンク制御シーケンスとして送信されることになると識別し得る。
【0224】
415において、UE115-cは、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすことに基づいて、UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングし得る。UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすことは、UCIペイロードが所定の最大ペイロードサイズよりも小さいかまたはそれに等しいことに基づき得る。たとえば、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別することは、UCIペイロードが所定の最大ペイロードサイズよりも小さいかまたはそれに等しいと識別することを含み得る。
【0225】
マッピングすることは、UCIペイロードを10進値に変換し、10進値に基づいてアップリンク制御シーケンスのセットからアップリンク制御シーケンスを選択することを含み得る。アップリンク制御シーケンスのセット内のアップリンク制御シーケンスの数は、2kよりも大きいかまたはそれに等しくてもよく、ここで、kはペイロードサイズである。アップリンク制御シーケンスのセットからのアップリンク制御シーケンスの選択は、10進値に関連付けられたアップリンク制御シーケンスを選択することを含み得る。
【0226】
いくつかの場合、UE115-cは、425においてアップリンク制御シーケンスを送信する前に、アップリンク制御シーケンスをシグネチャシーケンスで乗算し得る。たとえば、アップリンク制御シーケンスの送信は、アップリンク制御シーケンスとシグネチャシーケンスを乗算した結果の送信を含む。UE115-cは、基地局105-bから多重化インデックスを受信し得、UE115-cは、多重化インデックスに基づいてシグネチャシーケンスを生成し得る。いくつかの場合、アップリンク制御シーケンスおよびシグネチャシーケンスは、同じ長さであり得る。シグネチャシーケンスは、UE115-cの送信アンテナのセットのうちの1つの送信アンテナに関連付けられ得る。いくつかの場合、送信アンテナのセットのうちの1つの送信アンテナに関連付けられたシグネチャシーケンスは、UE115-cの送信アンテナのセットのうちの他の送信アンテナに関連付けられた他のシグネチャシーケンスに直交し得る。他の場合、シグネチャシーケンスは、異なるUE115に固有であり得る。たとえば、シグネチャシーケンスは、UE固有のシグネチャシーケンスであり得る。UE固有のシグネチャシーケンスは、選択されたシーケンスに適用され得、基地局105-bは、異なるUE115から送信された異なるPUCCHを区別するためにシグネチャシーケンスを使用し得る。いくつかの場合、UE115は、送信アンテナを区別するためにシグネチャシーケンスを利用してもよく、UE115はまた、UE115を区別するためにUE115に対応するシグネチャシーケンスを使用してもよい。
【0227】
UE115-cは、UE115-cが425においてPUCCHを送信するために送信アンテナのセットのうちのいくつかまたはすべての送信アンテナを使用すべきであるという指示を受信し得る。指示は、PUCCHのフォーマットに関連付けられ得る。
【0228】
UE115-cは、基地局105-bから多重化インデックスを受信し得る。多重化インデックスは、PUCCHのためのUE115-cに割り当てられたリソースを使用して送信するようにもスケジュールされた他のUE115に提供され得る他の多重化インデックスとは異なり得る。UE115-cは、UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングするために多重化インデックスを使用し得る。多重化インデックスは、PUCCHリソースに関連付けられ得る。UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングするために多重化インデックスを使用する際、UE115-cは、多重化インデックスに基づいてアップリンク制御シーケンスのセットのうちのアップリンク制御シーケンスを選択し得る。アップリンク制御シーケンスのセットは列ベクトルのセットを含んでもよく、各列ベクトルはシーケンスのセットのうちの1つのシーケンスであり得る。UE115-cは、アップリンク制御シーケンスのセットの列ベクトルのセットのうちの1つの列ベクトルからアップリンク制御シーケンスを選択し得る。
【0229】
UE115-cがUCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングするために多重化インデックスを使用する他の場合、UE115-bは、UCIペイロードおよび多重化インデックスに基づいてアップリンク制御シーケンスを選択し得る。アップリンク制御シーケンスのセットは列ベクトルのセットを含んでもよく、各列ベクトルはシーケンスのセットのうちの1つのシーケンスであり得る。アップリンク制御シーケンスは、列ベクトルのセットのうちの1つの列ベクトルに対応し得る。アップリンク制御シーケンスのセットからアップリンク制御シーケンス選択するとき、UE115-cは多重化インデックスを2進列に変換し得る。次いで、UE115-cはまた、2進列をUCIペイロードと連結して連結列を形成し、連結列を10進値に変換し、連結列を表す10進値に基づいてアップリンク制御シーケンスのセットからアップリンク制御シーケンスを選択し得る。
【0230】
他の場合、アップリンク制御シーケンスのセットからのアップリンク制御シーケンスの選択は、UCI情報ペイロードを10進値に変換することを含む。これらの場合、UE115-cはまた、UCIペイロードを表す10進値の第1の倍数を多重化インデックスの第2の倍数と合計して、合計された10進値を形成し得る。UE115-cは、合計された10進値に基づいて、アップリンク制御シーケンスのセットからアップリンク制御シーケンスを選択し得る。いくつかの場合、第1の倍数は、PUCCHのためのUE115-cに割り当てられたリソースを使用して送信するようにスケジュールされたUE115の数に基づいてもよく、ここで、UE115の数はUE115-cおよび他のUE115を含んでもよく、第2の倍数は1であってもよい。他の場合、第1の倍数は1であってもよく、第2の倍数はUCIペイロードのビットの数に基づいてもよい。
【0231】
アップリンク制御シーケンスへのUCIペイロードのマッピングはまた、UE115-cがアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットからアップリンク制御シーケンスを選択することを含んでもよく、アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセット内のシーケンスは、ZCシーケンス、2値もしくはQPSK変調GoldもしくはMシーケンス、またはDFTベースのシーケンスであってもよい。アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットは、サンプリング関数に従ったDFT行列の選択された列における行エントリの決定論的サンプリングに基づき得るDFTベースのシーケンスを含んでもよい。他の場合、アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットは、サンプリング関数に従ったIDFT行列の選択された列における行エントリの決定論的サンプリングに基づき得る逆離散フーリエ変換(IDFT)ベースのシーケンスを含む。
【0232】
UE115-cは、変換プリコーディング動作をアップリンク制御シーケンスに適用してもよく、変換プリコーディング動作の適用の後かつPUCCHの送信より前にアップリンク制御シーケンスを周波数領域リソースにマッピングしてもよい。他の場合、UE115-cは、変換プリコーディング動作をアップリンク制御シーケンスに適用することを控えてもよく、UE115-cは、PUCCHの送信より前にアップリンク制御シーケンスを時間領域リソースにマッピングしてもよい。たとえば、アップリンク制御シーケンスは、非変換プリコーディングされてもよい。
【0233】
いくつかの場合、UE115-cは、BPSKまたはQPSK変調GoldまたはMシーケンスを使用してアップリンク制御シーケンスを選択し得る。この場合、UE115-cは、UCIペイロードに基づいて、BPSKまたはQPSK変調GoldまたはMシーケンスのためのシードを生成し得る。UE115-cは、生成されたシードに基づいて、BPSKまたはQPSK変調GoldまたはMシーケンスを選択し得る。UE115-cは、UCIペイロードをシードにマッピングし得、マッピングに基づいてBPSKまたはQPSK変調GoldまたはMシーケンスを選択し得る。シードの生成は、UE115-cがUCIペイロードおよびUE ID、セルID、もしくは多重化インデックス、またはこれらの組合せに基づいてシードを生成することを含み得る。
【0234】
いくつかの場合、UE115-cは、基地局105-bから多重化インデックスを受信し得、多重化インデックスは、PUCCHのためのUE115-cに割り当てられたリソースを使用して送信するようにもスケジュールされた他のUE115に提供される他の多重化インデックスとは異なり得る。UE115-cは、UCIペイロードをマッピングしてシードを生成するために多重化インデックスを使用し得る。UCIペイロードをマッピングしてシードを生成するために多重化インデックスを使用するために、UE115-cは、多重化インデックスを2進列に変換し、2進列をUCIペイロードと連結して連結列を形成し、連結列を10進値に変換し、連結列を表す10進値に基づいてシードを生成し得る。UE115-cはまた、UCIペイロードを10進値に変換し、UCIペイロードを表す10進値の第1の倍数を多重化インデックスの第2の倍数と合計して合計された10進値を形成し、合計された10進値に基づいてシードを生成し得る。
【0235】
420において、基地局105-bは、アップリンク制御シーケンスがUE115-cによって選択されることになるアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットを識別し得る。
【0236】
425において、UE115-cは、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを送信し得る。アップリンク制御シーケンスは、UCIペイロードを表し得る。基地局105-bは、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを受信し得る。PUCCHの送信は、DMRSなしの非コヒーレント送信としてアップリンク制御シーケンスを送信することを含み得る。
【0237】
これらの実装形態は、基地局105-bにおけるPUCCH受信の性能を改善することによって特定の適用例のためのUCIの再送信の数を減らすことによって、UE115-cが電力を節約し、バッテリー寿命を延ばすことを可能にし得る。加えて、UE115-cによって実行されるアクションはまた、UCIおよびUCIにおいて提供される対応するチャネル品質情報の送信の効率を改善することによって、対応するUE115-cにおけるサービスの信頼性を改善し得る。
【0238】
430において、基地局105-bは、アップリンク制御シーケンスをアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットの対応するシーケンスインデックスに関連付けることによって、UCIペイロードを決定し得る。シーケンスインデックスは、UCIペイロードの10進値であり得る。UCIペイロードの決定は、アップリンク制御シーケンスがアップリンク制御シーケンスの送信より前にシグネチャシーケンスで乗算されたと基地局105-bが識別することを含み得る。シグネチャシーケンスおよびシグネチャシーケンスでの乗算より前のアップリンク制御シーケンスは、同じ長さであり得る。シグネチャシーケンスは、UE115-cの送信アンテナのセットのうちの1つの送信アンテナに関連付けられ得る。いくつかの場合、基地局105-bは、UE115-cがPUCCHを送信する際に送信アンテナのセットのうちのいくつかまたはすべての送信アンテナを使用すべきであるという指示を送信し得る。指示は、PUCCHのフォーマットに関連付けられ得る。基地局105-bは、多重化インデックスをUE115-cに送信し得、多重化インデックスは、PUCCHのためのUE115-cに割り当てられたリソースを使用して送信するようにもスケジュールされ得る他のUE115に提供され得る他の多重化インデックスとは異なり得る。多重化インデックスは、PUCCHに関連付けられ得る。アップリンク制御シーケンスのセットのうちの1つのセットのアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセット、およびアップリンク制御シーケンスのセットは、多重化インデックスに対応し得る。さらに、アップリンク制御シーケンスが選択されるアップリンク制御リソースの1つまたは複数のセットは、UE115-cおよび他のUE115に共通であり得る。
【0239】
図5は、本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするデバイス505のブロック図500を示す。デバイス505は、本明細書で説明するようなUE115の態様の一例であり得る。デバイス505は、受信機510、通信マネージャ515、および送信機520を含み得る。デバイス505はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0240】
受信機510は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびシーケンスベースのPUCCH送信に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス505の他の構成要素に渡され得る。受信機510は、図8を参照しながら説明するトランシーバ820の態様の一例であり得る。受信機510は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0241】
通信マネージャ515は、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別することと、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすことに基づいてUCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングすることと、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを送信することであって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、送信することとを行い得る。通信マネージャ515は、本明細書で説明する通信マネージャ810の態様の一例であり得る。
【0242】
通信マネージャ515またはその下位構成要素は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェアまたはファームウェア)、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。プロセッサによって実行されるコードにおいて実装される場合、通信マネージャ515またはその下位構成要素の機能は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。
【0243】
通信マネージャ515またはその下位構成要素は、機能の部分が1つまたは複数の物理的構成要素によって異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に位置し得る。いくつかの例では、通信マネージャ515またはその下位構成要素は、本開示の様々な態様による別個の異なる構成要素であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ515またはその下位構成要素は、限定はしないが、入力/出力(I/O)構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明する1つもしくは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わせられ得る。
【0244】
送信機520は、デバイス505の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機520は、トランシーバモジュール内で受信機510とコロケートされ得る。たとえば、送信機520は、図8を参照しながら説明するトランシーバ820の態様の一例であり得る。送信機520は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0245】
いくつかの例では、本明細書で説明する通信マネージャ515は、ワイヤレスモデムのチップセットとして実装されてもよく、受信機510および送信機520は、アナログ構成要素(たとえば、増幅器、フィルタ、位相シフタ、アンテナなど)のセットとして実装されてもよい。ワイヤレスモデムは、受信インターフェースを介して受信機510からの信号を取得し、復号してもよく、送信インターフェースを介して送信のための信号を送信機520に出力してもよい。
【0246】
本明細書で説明する通信マネージャ515によって実行されるアクションは、1つまたは複数の潜在的な利点を実現するために実施され得る。一実装形態は、基地局105におけるPUCCH受信の性能を改善することによって特定の適用例のためのUCIの再送信の数を減らすことによって、UE115が電力を節約し、バッテリー寿命を延ばすことを可能にし得る。加えて、通信マネージャ515によって実行されるアクションはまた、UCIおよびUCIにおいて提供される対応するチャネル品質情報の送信の効率を改善することによって、対応するUE115におけるサービスの信頼性を改善し得る。
【0247】
図6は、本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするデバイス605のブロック図600を示す。デバイス605は、本明細書で説明するようなデバイス505またはUE115の態様の一例であり得る。デバイス605は、受信機610、通信マネージャ615、および送信機635を含み得る。デバイス605はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0248】
受信機610は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびシーケンスベースのPUCCH送信に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス605の他の構成要素に渡され得る。受信機610は、図8を参照しながら説明するトランシーバ820の態様の一例であり得る。受信機610は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0249】
通信マネージャ615は、本明細書で説明するような通信マネージャ515の態様の一例であり得る。通信マネージャ615は、しきい値構成要素620、マッピング構成要素625、およびアップリンク制御シーケンス構成要素630を含み得る。通信マネージャ615は、本明細書で説明する通信マネージャ810の態様の一例であり得る。
【0250】
しきい値構成要素620は、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別し得る。マッピング構成要素625は、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすことに基づいて、UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングし得る。アップリンク制御シーケンス構成要素630は、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを送信することであって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、送信することを行い得る。
【0251】
送信機635は、デバイス605の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機635は、トランシーバモジュール内で受信機610とコロケートされ得る。たとえば、送信機635は、図8を参照しながら説明するトランシーバ820の態様の一例であり得る。送信機635は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0252】
UE115のプロセッサ(たとえば、受信機610、送信機635、またはトランシーバ820を制御する)は、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと効率的に決定し得る。UE115のプロセッサは、シーケンスベースの送信を利用するために、UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングするために1つまたは複数の処理ユニットをオンにし得る。UE115のプロセッサはまた、生成されたアップリンク制御シーケンスを送信するように送信機635を動作させることができ、生成されたアップリンク制御シーケンスは、基地局105に送信され得る。プロセッサの動作は、低SNRの場合および他の場合に、PUCCH受信の性能を改善することによってUE115の効率を改善し得る。
【0253】
図7は、本開示の態様による、シーケンスベースの物理アップリンク制御チャネル送信をサポートする通信マネージャ705のブロック図700を示す。通信マネージャ705は、本明細書で説明する通信マネージャ515、通信マネージャ615、または通信マネージャ810の態様の一例であり得る。通信マネージャ705は、しきい値構成要素710、マッピング構成要素715、アップリンク制御シーケンス構成要素720、10進変換器725、シーケンス選択構成要素730、シグネチャシーケンス構成要素735、多重化構成要素740、2進変換器745、シード生成構成要素750、およびプリコーディング構成要素755を含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信し得る。
【0254】
しきい値構成要素710は、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別し得る。いくつかの例では、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすことは、UCIペイロードが所定の最大ペイロードサイズよりも小さいかまたはそれに等しいことに基づき得る。しきい値構成要素710は、UCIペイロードが所定の最大ペイロードサイズよりも小さいかまたはそれに等しいと識別し得る。
【0255】
マッピング構成要素715は、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすことに基づいて、UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングし得る。いくつかの例では、マッピング構成要素715は、UCIペイロードをシードにマッピングし得る。いくつかの例では、マッピング構成要素715は、UCIペイロードをマッピングしてシードを生成するために多重化インデックスを使用し得る。いくつかの例では、マッピング構成要素715は、変換プリコーディング動作の適用の後かつ物理アップリンク制御チャネルの送信より前にアップリンク制御シーケンスを周波数領域リソースにマッピングし得る。いくつかの例では、マッピング構成要素715は、物理アップリンク制御チャネルの送信より前にアップリンク制御シーケンスを周波数領域リソースにマッピングし得、アップリンク制御シーケンスは非変換プリコーディングされる。
【0256】
アップリンク制御シーケンス構成要素720は、アップリンク制御シーケンスを含む物理アップリンク制御チャネルを送信することであって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、送信することを行い得る。いくつかの例では、アップリンク制御シーケンス構成要素720は、復調基準信号なしの非コヒーレント送信としてアップリンク制御シーケンスを送信し得る。
【0257】
10進変換器725は、UCIペイロードを10進値に変換し得る。いくつかの例では、10進変換器725は、連結列を10進値に変換し得る。いくつかの例では、10進変換器725は、UCIペイロードを10進値に変換し得る。いくつかの例では、10進変換器725は、UCIペイロードを表す10進値の第1の倍数を多重化インデックスの第2の倍数と合計して、合計された10進値を形成し得る。
【0258】
いくつかの場合、第1の倍数は、物理アップリンク制御チャネルのためのUEに割り当てられたリソースを使用して送信するようにスケジュールされたUEの量に基づき、UEの量はUEおよび他のUEを含み、第2の倍数は1である。いくつかの場合、第1の倍数は1であり、第2の倍数はUCIペイロードのビットの量に基づく。
【0259】
シーケンス選択構成要素730は、10進値に基づいて、アップリンク制御シーケンスのセットからアップリンク制御シーケンスを選択し得る。いくつかの例では、シーケンス選択構成要素730は、10進値に関連付けられたアップリンク制御シーケンスを選択し得る。いくつかの例では、シーケンス選択構成要素730は、多重化インデックスに基づいて、アップリンク制御シーケンスのセットのうちの1つのセットからアップリンク制御シーケンスのセットを選択し得る。いくつかの例では、シーケンス選択構成要素730は、アップリンク制御シーケンスのセットからアップリンク制御シーケンスを選択し得る。いくつかの例では、シーケンス選択構成要素730は、UCIペイロードおよび多重化インデックスに基づいて、アップリンク制御シーケンスのセットからアップリンク制御シーケンスを選択し得る。いくつかの例では、シーケンス選択構成要素730は、連結列を表す10進値に基づいて、アップリンク制御シーケンスのセットからアップリンク制御シーケンスを選択し得る。
【0260】
いくつかの例では、シーケンス選択構成要素730は、合計された10進値に基づいて、アップリンク制御シーケンスのセットからアップリンク制御シーケンスを選択し得る。いくつかの例では、シーケンス選択構成要素730は、アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットからアップリンク制御シーケンスを選択し得、アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセット内のシーケンスは、ZCシーケンス、2位相もしくは4位相シフトキーイング変調GoldもしくはMシーケンス、または離散フーリエ変換ベースのシーケンスである。2位相または4位相シフトキーイング変調GoldまたはMシーケンスは、π/2 2位相または4位相シフトキーイング変調GoldまたはMシーケンスである。いくつかの例では、シーケンス選択構成要素730は、生成されたシードに基づいて、2位相または4位相シフトキーイング変調GoldまたはMシーケンスを選択し得る。いくつかの例では、シーケンス選択構成要素730は、マッピングに基づいて、2位相または4位相シフトキーイング変調GoldまたはMシーケンスを選択し得る。いくつかの場合、アップリンク制御シーケンスのセット内のアップリンク制御シーケンスの量は、2kよりも大きいかまたはそれに等しく、ここで、kはペイロードサイズである。
【0261】
いくつかの場合、アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットは、サンプリング関数に従った離散フーリエ変換行列の選択された列における行エントリの決定論的サンプリングに基づく離散フーリエ変換ベースのシーケンスを含む。いくつかの場合、アップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットは、サンプリング関数に従った逆離散フーリエ変換行列の選択された列における行エントリの決定論的サンプリングに基づく逆離散フーリエ変換ベースのシーケンスを含む。
【0262】
シグネチャシーケンス構成要素735は、アップリンク制御シーケンスをシグネチャシーケンスで乗算し得、アップリンク制御シーケンスの送信は、シグネチャシーケンスで乗算されたアップリンク制御シーケンスの送信を含む。いくつかの例では、シグネチャシーケンス構成要素735は、基地局から多重化インデックスを受信し得、多重化インデックスに基づいてシグネチャシーケンスを生成し得る。いくつかの例では、シグネチャシーケンス構成要素735は、UEが物理アップリンク制御チャネルを送信する際に送信アンテナのセットのうちのいくつかまたはすべての送信アンテナを使用すべきであるという指示を受信し得る。いくつかの場合、シグネチャシーケンスは、UEの送信アンテナのセットのうちの1つの送信アンテナに関連付けられる。いくつかの場合、送信アンテナのセットのうちの1つの送信アンテナに関連付けられたシグネチャシーケンスは、UEの送信アンテナのセットのうちの他の送信アンテナに関連付けられた他のシグネチャシーケンスに直交する。
【0263】
いくつかの場合、アップリンク制御シーケンスおよびシグネチャシーケンスは、同じ長さである。いくつかの場合、指示は、物理アップリンク制御チャネルのフォーマットの指示を含む。いくつかの場合、シグネチャシーケンスは、UEに、またはUEが物理アップリンク制御チャネルを送信するために使用する物理アップリンク制御チャネルリソースに関連付けられる。
【0264】
多重化構成要素740は、基地局から多重化インデックスを受信することであって、多重化インデックスが、物理アップリンク制御チャネルのためのUEに割り当てられたリソースを使用して送信するようにもスケジュールされた他のUEに提供される他の多重化インデックスとは異なる、受信することを行い得る。いくつかの例では、多重化構成要素740は、UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングするために多重化インデックスを使用し得る。
【0265】
いくつかの例では、多重化構成要素740は、基地局から多重化インデックスを受信することであって、多重化インデックスが、物理アップリンク制御チャネルのためのUEに割り当てられたリソースを使用して送信するようにもスケジュールされた他のUEに提供される他の多重化インデックスとは異なる、受信することを行い得る。いくつかの例では、多重化構成要素740は、多重化インデックスを2進列に変換し得る。いくつかの場合、多重化インデックスは、物理アップリンク制御チャネルリソースに関連付けられる。
【0266】
2進変換器745は、多重化インデックスを2進列に変換し得る。いくつかの例では、2進変換器745は、2進列をUCIペイロードと連結して連結列を形成し得る。
【0267】
シード生成構成要素750は、UCIペイロードに基づいて、2位相または4位相シフトキーイング変調GoldまたはMシーケンスのためのシードを生成し得る。いくつかの例では、シード生成構成要素750は、UCIペイロードおよびUE識別子、セル識別子、もしくは多重化インデックス、またはそれらの組合せに基づいてシードを生成し得る。いくつかの例では、シード生成構成要素750は、連結列を表す10進値に基づいてシードを生成し得る。いくつかの例では、シード生成構成要素750は、合計された10進値に基づいてシードを生成し得る。
【0268】
プリコーディング構成要素755は、変換プリコーディング動作をアップリンク制御シーケンスに適用し得る。
【0269】
図8は、本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするデバイス805を含むシステム800の図を示す。デバイス805は、本明細書で説明するようなデバイス505、デバイス605、またはUE115の構成要素の一例であり得るか、またはそれらを含み得る。デバイス805は、通信マネージャ810、I/Oコントローラ815、トランシーバ820、アンテナ825、メモリ830、およびプロセッサ840を含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス845)を介して電子的に通信していることがある。
【0270】
通信マネージャ810は、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別することと、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすことに基づいてUCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングすることと、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを送信することであって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、送信することとを行い得る。
【0271】
I/Oコントローラ815は、デバイス805のための入力信号および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ815はまた、デバイス805に統合されていない周辺装置を管理し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ815は、外部周辺装置への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ815は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用し得る。他の場合、I/Oコントローラ815は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれと対話し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ815は、プロセッサの一部として実装され得る。いくつかの場合、ユーザは、I/Oコントローラ815を介して、またはI/Oコントローラ815によって制御されるハードウェア構成要素を介して、デバイス805と対話し得る。
【0272】
トランシーバ820は、本明細書で説明するように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ820は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ820はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供するための、かつアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
【0273】
いくつかの場合、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ825を含み得る。しかしながら、いくつかの場合、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る、2つ以上のアンテナ825を有し得る。
【0274】
メモリ830は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ830は、実行されると、本明細書で説明する様々な機能をプロセッサに実行させる命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能コード835を記憶し得る。いくつかの場合、メモリ830は、特に、周辺構成要素または周辺デバイスとの対話などの、基本的なハードウェア動作またはソフトウェア動作を制御し得る基本入出力システム(BIOS)を含み得る。
【0275】
プロセッサ840は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合、プロセッサ840は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合、メモリコントローラは、プロセッサ840に統合され得る。プロセッサ840は、様々な機能(たとえば、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートする機能またはタスク)をデバイス805に実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ830)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0276】
コード835は、ワイヤレス通信をサポートするための命令を含む、本開示の態様を実装するための命令を含み得る。コード835は、システムメモリまたは他のタイプのメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合、コード835は、プロセッサ840によって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されると)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させ得る。
【0277】
図9は、本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするデバイス905のブロック図900を示す。デバイス905は、本明細書で説明するような基地局105の態様の一例であり得る。デバイス905は、受信機910、通信マネージャ915、および送信機920を含み得る。デバイス905はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0278】
受信機910は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびシーケンスベースのPUCCH送信に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス905の他の構成要素に渡され得る。受信機910は、図12を参照しながら説明するトランシーバ1220の態様の一例であり得る。受信機910は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0279】
通信マネージャ915は、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすとき、UCIペイロードがアップリンク制御シーケンスとしてUEによって送信されることになると識別することと、アップリンク制御シーケンスがUEによって選択されることになるアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットを識別することと、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを受信することであって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、受信することと、アップリンク制御シーケンスをアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットの対応するシーケンスインデックスに関連付けることによって、UCIペイロードを決定することとを行い得る。通信マネージャ915は、本明細書で説明する通信マネージャ1210の態様の一例であり得る。
【0280】
通信マネージャ915またはその下位構成要素は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェアまたはファームウェア)、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。プロセッサによって実行されるコードにおいて実装される場合、通信マネージャ915またはその下位構成要素の機能は、汎用プロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASIC)、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。
【0281】
通信マネージャ915またはその下位構成要素は、機能の部分が1つまたは複数の物理的構成要素によって異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に位置し得る。いくつかの例では、通信マネージャ915またはその下位構成要素は、本開示の様々な態様による別個の異なる構成要素であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ915またはその下位構成要素は、限定はしないが、入力/出力(I/O)構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明する1つもしくは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わせられ得る。
【0282】
送信機920は、デバイス905の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機920は、トランシーバモジュール内で受信機910とコロケートされ得る。たとえば、送信機920は、図12を参照しながら説明するトランシーバ1220の態様の一例であり得る。送信機920は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0283】
図10は、本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするデバイス1005のブロック図1000を示す。デバイス1005は、本明細書で説明するようなデバイス905または基地局105の態様の一例であり得る。デバイス1005は、受信機1010、通信マネージャ1015、および送信機1040を含み得る。デバイス1005はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0284】
受信機1010は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびシーケンスベースのPUCCH送信に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス1005の他の構成要素に渡され得る。受信機1010は、図12を参照しながら説明するトランシーバ1220の態様の一例であり得る。受信機1010は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0285】
通信マネージャ1015は、本明細書で説明するような通信マネージャ915の態様の一例であり得る。通信マネージャ1015は、UCI識別構成要素1020、シーケンス識別構成要素1025、PUCCH受信構成要素1030、およびUCI決定構成要素1035を含み得る。通信マネージャ1015は、本明細書で説明する通信マネージャ1210の態様の一例であり得る。
【0286】
UCI識別構成要素1020は、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすとき、UCIペイロードがアップリンク制御シーケンスとしてUEによって送信されることになると識別し得る。シーケンス識別構成要素1025は、アップリンク制御シーケンスがUEによって選択されることになるアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットを識別し得る。
【0287】
PUCCH受信構成要素1030は、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを受信することであって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、受信することを行い得る。UCI決定構成要素1035は、アップリンク制御シーケンスをアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットの対応するシーケンスインデックスに関連付けることによって、UCIペイロードを決定し得る。
【0288】
送信機1040は、デバイス1005の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1040は、トランシーバモジュール内で受信機1010とコロケートされ得る。たとえば、送信機1040は、図12を参照しながら説明するトランシーバ1220の態様の一例であり得る。送信機1040は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0289】
図11は、本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートする通信マネージャ1105のブロック図1100を示す。通信マネージャ1105は、本明細書で説明する通信マネージャ915、通信マネージャ1015、または通信マネージャ1210の態様の一例であり得る。通信マネージャ1105は、UCI識別構成要素1110、シーケンス識別構成要素1115、PUCCH受信構成要素1120、UCI決定構成要素1125、シグネチャシーケンス識別器1130、送信アンテナインジケータ1135、および多重化インジケータ1140を含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信し得る。
【0290】
UCI識別構成要素1110は、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすとき、UCIペイロードがアップリンク制御シーケンスとしてUEによって送信されることになると識別し得る。
【0291】
いくつかの例では、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすことは、UCIペイロードが所定の最大ペイロードサイズよりも小さいかまたはそれに等しいことに基づく。UCI識別構成要素1110は、UCIペイロードが所定の最大ペイロードサイズよりも小さいかまたはそれに等しいと識別し得る。
【0292】
シーケンス識別構成要素1115は、アップリンク制御シーケンスがUEによって選択されることになるアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットを識別し得る。
【0293】
いくつかの場合、アップリンク制御シーケンスが選択されるアップリンク制御リソースの1つまたは複数のセットは、ZCシーケンス、2位相もしくは4位相シフトキーイング変調GoldもしくはMシーケンス、離散フーリエ変換ベースのシーケンス、または逆離散フーリエ変換ベースのシーケンスであるシーケンスを含む。
【0294】
PUCCH受信構成要素1120は、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを受信することであって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、受信することを行い得る。いくつかの例では、PUCCH受信構成要素1120は、アップリンク制御シーケンスを復調基準信号なしの非コヒーレント送信として受信し得る。
【0295】
UCI決定構成要素1125は、アップリンク制御シーケンスをアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットの対応するシーケンスインデックスに関連付けることによって、UCIペイロードを決定し得る。いくつかの場合、シーケンスインデックスは、UCIペイロードの10進値である。
【0296】
シグネチャシーケンス識別器1130は、アップリンク制御シーケンスがアップリンク制御シーケンスの送信より前にシグネチャシーケンスで乗算されたと識別し得る。シグネチャシーケンスおよびシグネチャシーケンスでの乗算より前のアップリンク制御シーケンスは、同じ長さであり得る。いくつかの場合、シグネチャシーケンスは、UEの送信アンテナのセットのうちの1つの送信アンテナに関連付けられる。いくつかの場合、送信アンテナのセットのうちの1つの送信アンテナに関連付けられたシグネチャシーケンスは、UEの送信アンテナのセットのうちの他の送信アンテナに関連付けられた他のシグネチャシーケンスに直交する。いくつかの場合、シグネチャシーケンスおよびシグネチャシーケンスでの乗算より前のアップリンク制御シーケンスは、同じ長さである。
【0297】
送信アンテナインジケータ1135は、UEがPUCCHを送信する際に送信アンテナのセットのうちのいくつかまたはすべての送信アンテナを使用すべきであるという指示を送信し得る。いくつかの場合、指示は、PUCCHのフォーマットの指示を含む。
【0298】
多重化インジケータ1140は、多重化インデックスをUEに送信することであって、多重化インデックスが、PUCCHのためのUEに割り当てられたリソースを使用して送信するようにもスケジュールされた他のUEに提供される他の多重化インデックスとは異なる、送信することを行い得る。いくつかの場合、多重化インデックスは、PUCCHリソースに関連付けられる。
【0299】
いくつかの場合、アップリンク制御シーケンスが選択されるアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットは、アップリンク制御シーケンスのセットのうちの1つのセットのアップリンク制御シーケンスのセットであり、アップリンク制御シーケンスのセットは、多重化インデックスに対応する。いくつかの場合、アップリンク制御シーケンスが選択されるアップリンク制御リソースの1つまたは複数のセットは、UEおよび他のUEに共通である。
【0300】
図12は、本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートするデバイス1205を含むシステム1200の図を示す。デバイス1205は、本明細書で説明するようなデバイス905、デバイス1005、または基地局105の構成要素の一例であり得るか、またはそれらを含み得る。デバイス1205は、通信マネージャ1210、ネットワーク通信マネージャ1215、トランシーバ1220、アンテナ1225、メモリ1230、プロセッサ1240、および局間通信マネージャ1245を含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1250)を介して電子的に通信していることがある。
【0301】
通信マネージャ1210は、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすとき、UCIペイロードがアップリンク制御シーケンスとしてUEによって送信されることになると識別することと、アップリンク制御シーケンスがUEによって選択されることになるアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットを識別することと、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを受信することであって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、受信することと、アップリンク制御シーケンスをアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットの対応するシーケンスインデックスに関連付けることによって、UCIペイロードを決定することとを行い得る。
【0302】
ネットワーク通信マネージャ1215は、(たとえば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1215は、1つまたは複数のUE115などのクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
【0303】
トランシーバ1220は、本明細書で説明するように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1220は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1220はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供するための、かつアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
【0304】
いくつかの場合、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ1225を含み得る。しかしながら、いくつかの場合、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る、2つ以上のアンテナ1225を有し得る。
【0305】
メモリ1230は、RAM、ROM、またはそれらの組合せを含み得る。メモリ1230は、プロセッサ(たとえば、プロセッサ1240)によって実行されると、本明細書で説明する様々な機能をデバイスに実行させる命令を含む、コンピュータ可読コード1235を記憶し得る。いくつかの場合、メモリ1230は、特に、周辺構成要素または周辺デバイスとの対話などの、基本的なハードウェア動作またはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
【0306】
プロセッサ1240は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合、プロセッサ1240は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの場合、メモリコントローラは、プロセッサ1240に統合され得る。プロセッサ1240は、様々な機能(たとえば、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートする機能またはタスク)をデバイス1205に実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ1230)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0307】
局間通信マネージャ1245は、他の基地局105との通信を管理することができ、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間通信マネージャ1245は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のために、UE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1245は、基地局105間で通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
【0308】
コード1235は、ワイヤレス通信をサポートするための命令を含む、本開示の態様を実装するための命令を含み得る。コード1235は、システムメモリまたは他のタイプのメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合、コード1235は、プロセッサ1240によって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されると)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させ得る。
【0309】
図13は、本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートする方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、本明細書で説明するように、UE115またはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1300の動作は、図5図8を参照しながら説明したように、通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、本明細書で説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、本明細書で説明する機能の態様を実行し得る。
【0310】
1305において、UEは、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別し得る。1305の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1305の動作の態様は、図5図8を参照しながら説明したように、しきい値構成要素によって実行され得る。
【0311】
1310において、UEは、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすことに基づいて、UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングし得る。1310の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1310の動作の態様は、図5図8を参照しながら説明したように、マッピング構成要素によって実行され得る。
【0312】
1315において、UEは、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを送信することであって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、送信することを行い得る。1315の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1315の動作の態様は、図5図8を参照しながら説明したように、アップリンク制御シーケンス構成要素によって実行され得る。
【0313】
図14は、本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートする方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書で説明するように、UE115またはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1400の動作は、図5図8を参照しながら説明したように、通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、本明細書で説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、本明細書で説明する機能の態様を実行し得る。
【0314】
1405において、UEは、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別し得る。1405の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1405の動作の態様は、図5図8を参照しながら説明したように、しきい値構成要素によって実行され得る。
【0315】
1410において、UEは、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすことに基づいて、UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングし得る。1410の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1410の動作の態様は、図5図8を参照しながら説明したように、マッピング構成要素によって実行され得る。
【0316】
1415において、UEは、UCIペイロードを10進値に変換し得る。1415の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1415の動作の態様は、図5図8を参照しながら説明したように、10進変換器によって実行され得る。
【0317】
1420において、UEは、10進値に基づいて、アップリンク制御シーケンスのセットからアップリンク制御シーケンスを選択し得る。1420の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1420の動作の態様は、図5図8を参照しながら説明したように、シーケンス選択構成要素によって実行され得る。
【0318】
1425において、UEは、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを送信することであって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、送信することを行い得る。1425の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。PUCCHを送信するためにUEによって使用されるシーケンスベースのコーディングプロセスは、PUCCHにおいてUCIとともに送信されるDMRSがないことがあるので、非コヒーレント送信を利用し得る。したがって、チャネル推定は、受信機によって必要とされないことがある。したがって、シーケンスベースの非コヒーレント送信の性能は、チャネル推定の品質に依拠しないことがある。いくつかの例では、1425の動作の態様は、図5図8を参照しながら説明したように、アップリンク制御シーケンス構成要素によって実行され得る。
【0319】
図15は、本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートする方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書で説明するように、UE115またはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1500の動作は、図5図8を参照しながら説明したように、通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、本明細書で説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、本明細書で説明する機能の態様を実行し得る。
【0320】
1505において、UEは、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすと識別し得る。1505の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1505の動作の態様は、図5図8を参照しながら説明したように、しきい値構成要素によって実行され得る。
【0321】
1510において、UEは、基地局から多重化インデックスを受信することであって、多重化インデックスが、PUCCHのためのUEに割り当てられたリソースを使用して送信するようにもスケジュールされた他のUEに提供される他の多重化インデックスとは異なる、受信することを行い得る。1510の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1510の動作の態様は、図5図8を参照しながら説明したように、多重化構成要素によって実行され得る。
【0322】
1515において、UEは、UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングするために多重化インデックスを使用し得る。1515の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1515の動作の態様は、図5図8を参照しながら説明したように、多重化構成要素によって実行され得る。
【0323】
1520において、UEは、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすことに基づいて、UCIペイロードをアップリンク制御シーケンスにマッピングし得る。1520の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1520の動作の態様は、図5図8を参照しながら説明したように、マッピング構成要素によって実行され得る。
【0324】
1525において、UEは、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを送信することであって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、送信することを行い得る。1525の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1525の動作の態様は、図5図8を参照しながら説明したように、アップリンク制御シーケンス構成要素によって実行され得る。
【0325】
図16は、本開示の態様による、シーケンスベースのPUCCH送信をサポートする方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、本明細書で説明するように、基地局105またはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1600の動作は、図9図12を参照しながら説明したように、通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、本明細書で説明する機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、本明細書で説明する機能の態様を実行し得る。
【0326】
1605において、基地局は、UCIペイロードがしきい値サイズ条件を満たすとき、UCIペイロードがアップリンク制御シーケンスとしてUEによって送信されることになると識別し得る。1605の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1605の動作の態様は、図9図12を参照しながら説明したように、UCI識別構成要素によって実行され得る。
【0327】
1610において、基地局は、アップリンク制御シーケンスがUEによって選択されることになるアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットを識別し得る。1610の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1610の動作の態様は、図9図12を参照しながら説明したように、シーケンス識別構成要素によって実行され得る。
【0328】
1615において、基地局は、アップリンク制御シーケンスを含むPUCCHを受信することであって、アップリンク制御シーケンスがUCIペイロードを表す、受信することを行い得る。1615の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1615の動作の態様は、図9図12を参照しながら説明したように、PUCCH受信構成要素によって実行され得る。
【0329】
1620において、基地局は、アップリンク制御シーケンスをアップリンク制御シーケンスの1つまたは複数のセットの対応するシーケンスインデックスに関連付けることによって、UCIペイロードを決定し得る。1620の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1620の動作の態様は、図9図12を参照しながら説明したように、UCI決定構成要素によって実行され得る。
【0330】
本明細書で説明する方法が可能な実装形態を表すこと、動作およびステップが再構成され得るかまたは別様に修正され得ること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が、組み合わせられ得る。
【0331】
LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様が、例として説明されることがあり、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR用語が、説明の大部分において使用されることがあるが、本明細書で説明する技法は、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRネットワーク以外に適用可能である。たとえば、説明する技法は、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDM、ならびに本明細書で明示的に言及しない他のシステムおよび無線技術などの、様々な他のワイヤレス通信システムに適用可能であり得る。
【0332】
本明細書で説明する情報および信号は、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得る。たとえば、説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0333】
本明細書の開示に関して説明する様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、CPU、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)として実装され得る。
【0334】
本明細書で説明する機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質に起因して、本明細書で説明する機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置において物理的に位置し得る。
【0335】
コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、任意の接続がコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、コンピュータ可読媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0336】
特許請求の範囲内を含めて本明細書で使用する場合、項目のリスト(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目のリスト)において使用されるような「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストがAまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的リストを示す。また、本明細書で使用する「に基づいて」という句は、条件の閉集合への言及と解釈されてはならない。たとえば、「条件Aに基づいて」として説明する例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用する「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様に解釈されるべきである。
【0337】
添付の図では、同様の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別されることがある。第1の参照ラベルのみが本明細書で使用される場合、説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれにも適用可能である。
【0338】
添付の図面に関して本明細書に記載する説明は、例示的な構成について説明しており、実装され得るか、または特許請求の範囲内に入るすべての例を表すものではない。本明細書で使用する「例」という用語は、「例、事例、または例示として働くこと」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明する技法の理解をもたらすための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、説明する例の概念を不明瞭にすることを回避するために、知られている構造およびデバイスがブロック図の形態で示される。
【0339】
本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするように与えられる。本開示の様々な修正は当業者に明らかになり、本明細書で定義する一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明する例および設計に限定されず、本明細書で開示する原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【符号の説明】
【0340】
100 ワイヤレス通信システム
105、105-a、105-b 基地局
110 カバレージエリア
115、115-a、115-b、115-c UE
120 バックホールリンク
125 通信リンク
130 コアネットワーク
135 デバイス間(D2D)通信リンク、D2D通信リンク
140 アクセスネットワークエンティティ
145 アクセスネットワーク送信エンティティ
150 ネットワーク事業者IPサービス、事業者IPサービス
200 ワイヤレス通信システム
205、205-a、205-b 通信リンク
210、210-a、210-b PUCCH
300、301、302 プロセス図
305 情報ビット
310 シーケンス生成ステップ
310-b シーケンス生成プロセス
320-a 変換プリコーディングまたはDFT
330-a PUCCH
335 UCIペイロード
400 プロセスフロー
500 ブロック図
505 デバイス
510 受信機
515 通信マネージャ
520 送信機
600 ブロック図
605 デバイス
610 受信機
615 通信マネージャ
620 しきい値構成要素
625 マッピング構成要素
630 アップリンク制御シーケンス構成要素
635 送信機
700 ブロック図
705 通信マネージャ
710 しきい値構成要素
715 マッピング構成要素
720 アップリンク制御シーケンス構成要素
725 10進変換器
730 シーケンス選択構成要素
735 シグネチャシーケンス構成要素
740 多重化構成要素
745 2進変換器
750 シード生成構成要素
755 プリコーディング構成要素
800 システム
805 デバイス
810 通信マネージャ
815 I/Oコントローラ
820 トランシーバ
825 アンテナ
830 メモリ
835 コンピュータ可読のコンピュータ実行可能コード、コード
840 プロセッサ
845 バス
900 ブロック図
905 デバイス
910 受信機
915 通信マネージャ
920 送信機
1000 ブロック図
1005 デバイス
1010 受信機
1015 通信マネージャ
1020 UCI識別構成要素
1025 シーケンス識別構成要素
1030 PUCCH受信構成要素
1035 UCI決定構成要素
1040 送信機
1100 ブロック図
1105 通信マネージャ
1110 UCI識別構成要素
1115 シーケンス識別構成要素
1120 PUCCH受信構成要素
1125 UCI決定構成要素
1130 シグネチャシーケンス識別器
1135 送信アンテナインジケータ
1140 多重化インジケータ
1200 システム
1205 デバイス
1210 通信マネージャ
1215 ネットワーク通信マネージャ
1220 トランシーバ
1225 アンテナ
1230 メモリ
1235 コンピュータ可読コード、コード
1240 プロセッサ
1245 局間通信マネージャ
1250 バス
1300 方法
1400 方法
1500 方法
1600 方法
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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図15
図16
【国際調査報告】