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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-22
(54)【発明の名称】把持具
(51)【国際特許分類】
   A47G 21/10 20060101AFI20221115BHJP
【FI】
A47G21/10 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022520411
(86)(22)【出願日】2021-05-10
(85)【翻訳文提出日】2022-03-31
(86)【国際出願番号】 US2021031642
(87)【国際公開番号】W WO2022081210
(87)【国際公開日】2022-04-21
(31)【優先権主張番号】63/090,537
(32)【優先日】2020-10-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522129605
【氏名又は名称】イノービ,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チョイ,ワンキ
(72)【発明者】
【氏名】ミラー,アダム
【テーマコード(参考)】
3B115
【Fターム(参考)】
3B115AA22
3B115BA04
3B115DA01
3B115DA02
3B115DA09
3B115DA11
3B115DA21
(57)【要約】
把持具(10)はヒンジ要素(26)を介して取り付けられた一対の細長いアーム(20)を有する。細長いアーム(20)は、それらの間にアイテムをつかむための把持面(28)を提供する。指係合要素(30)は、近位端(22)から一定の距離をあけて、細長いアーム(20)のそれぞれから延びる。各細長いアーム(20)は、一般に、第1の軸上に配置され、各指係合要素(30)は第2の軸の周りに配置され、その結果、第2の軸は第1の軸とほぼ平行に、その下に配置され、1の軸と第2の軸は、ユーザの指が指係合要素(30)を介して配置されたときに、一対の細長いアーム(20)がユーザの指の上に配置されるように距離の間隔をあけられる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが指を使わずにアイテムをつかむことができるようにするための把持具であって、前記把持具は、
各々が近位端および遠位端を有する一対の細長いアームと、
前記一対の細長いアームのそれぞれの前記近位端を接続するヒンジ要素と、
前記細長いアームのそれぞれの前記遠位端に形成された把持面であって、前記細長いアームの前記把持面は、それらの間の前記アイテムをつかむように成形および構成されている、把持面と、
前記細長いアームの各々から延びる指係合要素と、を備え、
各細長いアームは、一般に、第1の軸上に配置され、各指係合要素は第2の軸の周りに配置され、その結果、前記第2の軸は前記第1の軸とほぼ平行に、その下に配置され、前記第1の軸と前記第2の軸は、前記ユーザの指が前記指係合要素を介して配置されたときに、前記一対の細長いアームが前記ユーザの前記指の上に配置されるように距離の間隔をあけられる、把持具。前記ヒンジ要素は、一体成形ヒンジの形態である、請求項1に記載の把持具。
【請求項2】
各指係合要素は、概してC字形の構造を形成する上端および下端をさらに備える、請求項1に記載の把持具。
【請求項3】
前記各指係合要素は、形状が環状である、請求項1に記載の把持具。
【請求項4】
ユーザが指を使わずにアイテムをつかむことができるようにするための把持具であって、前記把持具は、
各々が近位端および遠位端を有する一対の細長いアームと、
前記一対の細長いアームのそれぞれの前記近位端を接続する一体成形ヒンジであって、前記一対の細長いアームおよび前記一体成形ヒンジは、単一のユニットとして成形されている、一体成形ヒンジと、
前記細長いアームのそれぞれの前記遠位端に形成された把持面であって、前記細長いアームの前記把持面は、それらの間の前記アイテムをつかむように成形および構成されている、把持面と、
前記細長いアームの各々から延びるC字形の指係合要素であって、前記C字形の指係合要素は、前記一対の細長いアームと同時成形された弾性材料で形成されている、C字形の指係合要素と、を備える、把持具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、把持具、特に、指を使用せずに食品として物体を拾うための道具に関する。
【背景技術】
【0002】
先行技術は、様々な箸、および他の同様の食事道具を含む、広範囲の把持具および器具を教示している。例には以下が含まれる:
【0003】
Park(米国特許出願第2005/0099031号)は第1および第2の箸ならびに結合手段を含む一対の訓練箸を教示する。第1の箸には、親指を挿入するための親指挿入穴と、固形物を拾うための第1のパッドがある。親指挿入穴は第1の箸の上側に形成され、第1のパッドは第1の箸の下端に形成される。第2の箸は、人差し指および中指を挿入するための保持ユニット、保持ユニットの固定位置を調整するための調整手段、および固形物を拾うための第2のパッドを有する。保持ユニットには、人差し指を挿入するための人差し指挿入穴と、中指を挿入するための中指挿入穴とがある。
【0004】
猪俣らの(米国特許第7,182,378号)は箸の後端部分を支点として、遠位端部分を開閉できるように上下の箸を結合するアダプタと、ベース上のアダプタを支持するために、ユーザの人差し指のベースの近くに取り付けられるサポータと、を備えた箸用補助道具。
【0005】
先行技術は、トング/鉗子および箸トレーナを教示する。しかしながら、従来技術は、本明細書で説明するように、コンピュータを使用するなどの他の活動で使用するための指を解放するために、デバイスが手の上に配置されるように指を係合する把持具を教示していない。本発明は、ユーザが食品をコンピュータのキーボード、マウス、または他の道具に乗せることなく、食品などの物体をつかみ、コンピュータを操作するか、または他の活動に従事することを可能にする。本発明は、これらの必要性を満たし、以下の要約に記載されるようなさらなる利点を提供する。
【発明の概要】
【0006】
本発明は、以下に記載される目的を生じさせる構造および使用における特定の利点を教示する。
【0007】
本発明は、ユーザが指を使わずにスナックをつかむことができる把持具を提供する。把持具は、それぞれが近位端および遠位端を有する一対の細長いアームを含み、一対の細長いアームの近位端は、ヒンジ要素を介して取り付けられ、把持面は、細長いアームのそれぞれの遠位端に形成される。細長いアームの把持面は、それらの間のスナックをつかむように成形および構成されている。指係合要素は、細長いアームのそれぞれから延び、近位端から一定の距離をあけられる。各細長いアームは、一般に、第1の軸上に配置され、各指係合要素は第2の軸の周りに配置され、その結果、第2の軸は第1の軸とほぼ平行に、その下に配置され、第1の軸と第2の軸は、ユーザの指が指係合要素を介して配置されたときに、一対の細長いアームがユーザの指の上に配置されるように距離の間隔をあけられる。
【0008】
本発明の主な目的は、従来技術によって教示されていない利点を有する把持具を提供することである。
【0009】
別の目的は、ユーザの手に配置された把持具を提供して、ユーザの指が他のタスクに従事できるようにしながら、食品やその他のアイテムなどの様々なアイテムを簡単につかむことができるようにすることである。
【0010】
さらなる目的は、食品がコンピュータのキーボード、マウス、またはユーザが使用している可能性のある他の道具に乗らないようにする把持具を提供することである。
【0011】
さらなる目的は、シェフまたは他の食品製造者が指を使用せずに、そして他の食品準備作業の流れを中断することなく、食品を操作することを可能にする把持具を提供することである。
【0012】
本発明の他の特徴および利点は、一例として本発明の原理を説明する添付の図面と併せて、以下のより詳細な説明から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
添付の図面は、本発明を示している。
図1】本発明の一実施形態による把持具の斜視図である。
図2】把持具の指係合要素を通して人の指が配置された把持具の斜視図である。
図3】把持具の上面図である。
図4】把持具の側面図である。
図5図3の線5-5に沿ったその断面図である。
図6】把持具の第2の実施形態の斜視図であり、指係合要素は、閉ループの形態である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
上記の図面は、本発明を示し、ユーザが指でスナックに触れることなく、スナック食品または他の形態の食品などの食品をつかむことを可能にするための把持具である。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態による把持具10の斜視図である。図1に示すように、この実施形態では、把持具10は、それぞれが近位端22および遠位端24を有する一対の細長いアーム20を含み、一対の細長いアーム20の近位端22は、ヒンジ要素26を介して取り付けられ、各遠位端24は把持面28を含み、把持面28は、アイテム12(図2に示される)をそれらの間でつかむように成形され構成されている。把持具10は、細長いアーム20のそれぞれから延び、近位端22から一定の距離をあけて配置された指係合要素30をさらに含み、これについても以下でより詳細に説明する。
【0016】
図1に示すように、この実施形態では、各細長いアーム20は、内面23および外面25を含み、さらに、一般に、第1の軸A1上に配置されている(ただし、アーム20にいくらかの湾曲がある場合がある)。一対の細長いアーム20を結合するヒンジ要素26は、上記のように、一体成形ヒンジの形態であり得、細長いアーム20は、適切なプラスチックで構成され、単一の部品として形成され、好ましくはシリコーンまたはゴムと同時成形され得る。
【0017】
他の実施形態では、ヒンジ要素26は、ユーザが一対の細長いアーム20を一緒に圧迫することができ、把持具10が解放されると元の形状に戻る限り、ばねヒンジまたは当技術分野で知られている他の形態のヒンジである。
【0018】
いくつかの実施形態では、図1に示されるように、接触パッド27は、把持具10が一緒に圧迫されるときのために、ヒンジ要素26に隣接する各細長いアーム20の内面23上に形成される。各細長いアーム20の遠位端24の把持面28は、内面23および/ま
たは外面25上に形成され得、さらに、特殊な材料(例えば、ゴム、発泡体など)、パッド、テクスチャー加工された表面、ディップ、歯などの形態で提供され得る。しかしながら、代替として、把持面28は、追加の特徴を含まなくてもよく、残りの細長いアーム20と連続している。
【0019】
この実施形態では、把持具10は、一般的な「V」字形であり得る。しかしながら、他の実施形態では、細長いアーム20は、異なる構成、例えば、平行アーム、不規則/非対称アーム、円形アームなどであり得る。この実施形態では、指係合要素30は、それぞれ、一般に「C」字形であり、上端32および下端34を含むが、代替の実施形態では、指係合要素30は、上端32のみを含むことがあるか、または他の断面形状を使用してもよく、一例を図6に示し、以下でより詳細に説明する。
【0020】
図1に示されるように、指係合要素30は、把持具10の一般的に剛性の材料31b(例えば、プラスチック、ビニールなど)を弾性材料31a(例えば、シリコーン、ゴムなど)と同時成形して、指係合要素30の少なくとも一部を形成する。指係合要素30は、様々な指サイズで提供され得るか、またはそれらは、異なる指サイズに適合するのに十分に柔軟であり得るか、またはそれらは調整可能であり得る。例えば、可撓性材料は、最初は平均的なサイズの指に対して設定され得るが、より大きなサイズの指に対して拡張することができる。
【0021】
図2は、把持具の指係合要素を通して人の指が配置された把持具の斜視図であり、把持具10は、アイテム12をつかんでさらに示されている。この実施形態のアイテム12は、スナックなどの食品であるが、これはユーザの指を使用せずにつかむことが望まれる可能性がある他の任意のアイテムであり得る。
【0022】
図2に示されるように、使用中、c字形の指係合要素30は、ユーザの指を受け取り、上端32は、指の上に位置する。この位置では、把持具10は、一般的な「V」字形にバイアスされており、ユーザの手は、ほとんどの活動を正常に実行することができる。次に、ユーザは、任意の適切なサイズの食品に手を伸ばし、把持具10の細長いアーム20を一緒に圧迫して、把持面28で食品をつかんでもよい。このようにして、ユーザは、活動に戻る前に手をきれいにする必要が生じることがある素手で食品に触れる必要なしに、口に食品を送達してもよい。把持具10は、任意の所望の食品と共に使用することができるが、素手で食べると、くず/調味料/残留物を残す食品(例えば、ポップコーン、チーズパフ、チップス、ナッツなど)に特に有用であり得る。
【0023】
図2に示されるように、指係合要素30は、指の基節骨部分で、それぞれ、ユーザの人差し指および中指を受け取るように配置されている。c字形の指係合要素30の上端32は指の上部に載っており、下端34は、細長いアーム20が各指の上にほぼ平行に配置されるように、指の根元付近で湾曲している。あるいは、指係合要素30は、手の異なる指骨または指を受け取るように配置され得る。
【0024】
図3は把持具の上面図であり、図4はその側面立面図である。図5は、図3の線5-5に沿った把持具の断面図である。上記のように、そして図3図5に示されるように、各細長いアーム20は、一般に、第1の軸A1上に配置されている(一般的に言えば、アームの任意の潜在的な湾曲を考慮に入れている)。図3図5に示すように、各指係合要素30は、第2の軸A2の周りに配置された環状形状である。
【0025】
この実施形態では、指係合要素30の中心を通って延びる第2の軸A2は、それぞれの細長いアーム30の第1の軸A1とほぼ平行であり、その下に位置し、その結果、ユーザの指の動きは、それに合わせた細長いアームの操作を可能にする。さらに、第1の軸A1
および第2の軸A2は、互いに横方向の距離D1および垂直方向の距離D2の間隔をあけて配置され、その結果、細長いアーム30は、使用中にユーザの指の上に配置される。図2に示すようにD1およびD2は、ユーザの指が指係合要素30を通して配置されるときに、一対の細長いアーム20がユーザの指の上に配置されるようなサイズにされている。この実施形態では、距離D1およびD2は、それぞれ0.2~1.0インチ、好ましくは約0.5インチであるが、これは、ユーザの手のサイズ、および製品設計者の好みに応じて明らかに変化し得る。
【0026】
図4に示されるように、指係合要素30は、近位端22においてヒンジ26から距離D3の間隔をあけて配置されている。距離D3は、細長いアーム20の長さの5~25%、好ましくは8~12%であり得る。この場合、それは約0.5インチであり、一方、細長いアーム20の全長は約12インチである。
【0027】
図6は、把持具40の第2の実施形態の斜視図であり、指係合要素42は、それぞれ完全に環状の閉じた形状50であり、それぞれが完全にユーザの指を囲む。この実施形態では、把持具40は、食品グレードのステンレス鋼材料、または食品を取り扱うのに適した他の材料で完全にまたは部分的に構築され得る。消費者に適していると思われる他の材料を使用することができ、例えば、ステンレス鋼材料(または同様のもの)が、調理、食品のめっきなどでの使用に望ましい場合がある。あるいは、一般的な軽食または使い捨て製造のために、シリコーン、プラスチック、アルミニウムなどのより柔らかいまたはより軽い材料を使用することができる。さらに、把持具40が本発明の特許請求の範囲に従って機能することを条件として、任意の所望の状況において、任意の適切な材料を使用してもよい。
【0028】
本出願で使用される場合、「a」、「an」、および「one」という単語は、特に明記されていない限り、参照される項目の1つまたは複数を含むように定義される。「ほぼ」および「約」という用語は、特に明記されていない限り、+/-10%(距離)または25度(向き)を意味するように定義されている。また、「持つ」、「含む」、「収容する」などの用語は、特に明記されていない限り、「備える」を意味するものと定義されている。さらに、上記の明細書で使用される用語は、本特許出願の教示を与えられた当業者に自明であると考えられる類似および/または同等の用語、および/または代替の実施形態を含むように本明細書に定義される。本発明は、少なくとも1つの特定の実施形態を参照して説明されてきたが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、むしろ本発明の範囲は、本発明に対してなされた特許請求の範囲によって定義されることが明確に理解されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2022-04-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが指を使わずにアイテムをつかむことができるようにするための把持具であって、前記把持具は、
各々が近位端および遠位端を有する一対の細長いアームと、
前記一対の細長いアームのそれぞれの前記近位端に配置されて、前記一対の細長いアームのそれぞれの前記近位端を接続するヒンジ要素と、
前記細長いアームのそれぞれの前記遠位端に形成された把持面であって、前記細長いアームの前記把持面は、それらの間の前記アイテムをつかむように成形および構成されている、把持面と、
前記細長いアームの各々から延びる指係合要素と、を備え、
各細長いアームは、一般に、第1の軸上に配置され、各指係合要素は第2の軸の周りに配置され、その結果、前記第2の軸は前記第1の軸とほぼ平行に、その下に配置され、前記第1の軸と前記第2の軸は、前記ユーザの指が前記指係合要素を介して配置されたときに、前記一対の細長いアームが前記ユーザの前記指の上に配置されるように距離の間隔をあけられる、把持具
【請求項2】
前記ヒンジ要素は、一体成形ヒンジの形態である、請求項1に記載の把持具。
【請求項3】
各指係合要素は、前記一対の細長いアームのうち対向するアームから延びる前記指係合要素から離れる方向に開いている、概してC字形の構造を形成する上端および下端をさらに備える、請求項1に記載の把持具。
【請求項4】
前記細長いアームの前記把持面のそれぞれは、弾性材料で形成されている、請求項1に記載の把持具。
【請求項5】
前記弾性材料は、シリコーンである、請求項4に記載の把持具。
【請求項6】
ユーザが指を使わずにアイテムをつかむことができるようにするための把持具であって、前記把持具は、
各々が近位端および遠位端を有する一対の細長いアームと、
前記一対の細長いアームのそれぞれの前記近位端に配置されて、前記一対の細長いアームのそれぞれの前記近位端を接続する一体成形ヒンジであって、前記一対の細長いアームおよび前記一体成形ヒンジは、単一のユニットとして成形されている、一体成形ヒンジと、
前記細長いアームのそれぞれの前記遠位端に形成された把持面であって、前記細長いアームの前記把持面は、それらの間の前記アイテムをつかむように成形および構成されている、把持面と、
前記細長いアームの各々から延びるC字形の指係合要素であって、前記C字形の指係合要素のそれぞれは、前記一対の細長いアームのうち対向するアームから延びる前記C字形の指係合要素から離れる方向に開いていて、前記一対の細長いアームと同時成形された弾性材料で形成されている、C字形の指係合要素と、を備える、把持具。
【請求項7】
前記弾性材料は、シリコーンである、請求項6に記載の把持具。
【国際調査報告】