(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-24
(54)【発明の名称】探知プローブおよび漏洩検知器
(51)【国際特許分類】
G01M 3/20 20060101AFI20221116BHJP
【FI】
G01M3/20 X
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022517744
(86)(22)【出願日】2020-09-11
(85)【翻訳文提出日】2022-05-17
(86)【国際出願番号】 EP2020075440
(87)【国際公開番号】W WO2021052879
(87)【国際公開日】2021-03-25
(32)【優先日】2019-09-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511148259
【氏名又は名称】ファイファー バキユーム
(74)【代理人】
【識別番号】100060759
【氏名又は名称】竹沢 荘一
(74)【代理人】
【識別番号】100083389
【氏名又は名称】竹ノ内 勝
(74)【代理人】
【識別番号】100198317
【氏名又は名称】横堀 芳徳
(72)【発明者】
【氏名】ジュリアン クーロン
(72)【発明者】
【氏名】シリル ノミーヌ
【テーマコード(参考)】
2G067
【Fターム(参考)】
2G067BB12
2G067CC04
2G067CC11
2G067DD04
(57)【要約】
【課題】検出中に生じる恐れがある探知プローブの損傷、破損等の問題を解決する改良された探知プローブを提案すること。
【解決手段】トレーサガスによって被検査物の耐漏洩性を監視するための漏洩検知器(1)用の探知プローブ(3)は、剛性のあるチューブで形成された先端部(14)と、ハウジング(15)と、前記先端部(14)を前記ハウジング(15)に接続する接続部材(161)と、前記先端部(14)の第1端部(25)でガスをサンプリングするようになっているサンプリングダクト(13)とを備えている。前記接続部材(161)は、弾性変形可能な本体を備えており、これにより、変形した位置をとることができ、力が作用するときに前記先端部(14)が旋回し、かつ初期休止位置に戻ることができることを特徴とする。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トレーサガスによって被検査物の耐漏洩性を監視するための漏洩検知器(1)用の探知プローブ(3)であって、前記探知プローブは、
剛性のあるチューブで形成された先端部(14)と、
ハウジング(15)と、
前記先端部(14)を前記ハウジング(15)に接続する接続部材(161、162、163、164)と、
前記先端部(14)の第1端部(25)でガスをサンプリングするようになっているサンプリングダクト(13)とを備えており、
前記接続部材(161、162、163、164)は、弾性変形可能な本体(281、282、283)を備えており、これにより、変形した位置をとることができ、力が作用するときに前記先端部(14)が旋回し、かつ初期休止位置に戻ることができることを特徴とする探知プローブ(3)。
【請求項2】
前記接続部材(161、162、163、164)は、前記先端部(14)が、40°を超えるなど、20°を超える頂角(α)の円錐内で、前記初期休止位置の周りを旋回することができるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の探知プローブ(3)。
【請求項3】
前記接続部材(161、162、163、164)は、前記先端部(14)が、180°未満など、200°未満の頂角(α)の円錐内で、前記初期休止位置の周りを旋回することができるようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の探知プローブ(3)。
【請求項4】
前記接続部材(161、162、163、164)は、前記接続部材(161、162、163、164)の入口オリフィス(26)の側面を薄くする一般的な形状を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の探知プローブ(3)。
【請求項5】
前記本体(281)は、EPDMなどの単一のプラスチックまたはエラストマー材料で製造されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の探知プローブ(3)。
【請求項6】
前記本体(282)は、それぞれ異なる硬度を有する少なくとも2つの材料(51、52)で製造されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の探知プローブ(3)。
【請求項7】
前記接続部材(161、162、163、164)は、前記先端部(14)の第2端部(34)と組み立てることによって協働するようになっている金属インサート(33)を備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の探知プローブ(3)。
【請求項8】
前記接続部材(161、162、163)の前記本体(281、282)を金属インサート(33)の周りにオーバーモールドすることを特徴とする請求項5または6を引用する請求項7に記載の探知プローブ(3)。
【請求項9】
少なくとも1つの放射状の切り欠き(50a、50b)、例えば、扇形の形状または円弧状の細溝の形状を前記サンプリングダクト(13)の周りで前記接続部材(161、162)の前記本体(281、282)内に形成していることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の探知プローブ(3)。
【請求項10】
前記接続部材(164)の前記本体(283)は、金属製の可撓性パイプまたはベローズまたはばねで製造されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の探知プローブ(3)。
【請求項11】
前記探知プローブ(3)は、フィルタ(37)の支持体(38)に配置されたフィルタ要素(43)を含む前記フィルタ(37)を備えており、前記フィルタ(37)は、前記接続部材(161、162、163、164)の前記本体(281、282)の窪み(41)に配置されており、前記窪み(41)と前記フィルタ(37)とは、相補的なシール手段を備えていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の探知プローブ(3)。
【請求項12】
前記相補的なシール手段は、傾斜した壁が前記フィルタ(37)の前記支持体(38)の入口チューブ(39)と協働し、前記窪み41の頂部が前記入口チューブ(39)に挿入されている、前記窪み(41)の円錐台形リップ(44)によって形成されていることを特徴とする請求項11に記載の探知プローブ(3)。
【請求項13】
前記接続部材(161、162、163、164)および前記ハウジング(15)は、前記接続部材(161、162、163、164)の前記本体(281、282、283)の円錐台形ベース(29)に形成されている雌ねじ(31)と、前記ハウジング(15)によって形成されている相補的な雄ねじ(32)とを含む相補的な組み立て手段を備えており、前記雌ねじ(31)は、前記相補的な雄ねじ(32)と協働するようになっていることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の探知プローブ(3)。
【請求項14】
前記探知プローブ(3)は、前記組立部品(48)に取り付けられた流量制限器(45)を備えており、前記組立部品(48)はそれ自体が前記雄ねじ(32)に取り付けられ、前記組立部品(48)は前記フィルタ(37)の出口チューブ(40)を受け入れていることを特徴とする請求項11または12を引用する請求項13に記載の探知プローブ(3)。
【請求項15】
前記相補的な組み立て手段は、前記接続部材(161、162、163、164)の変形した位置にある先端部(14)の軸と、休止位置にある先端部(14)の軸との間に形成されている角度が角度閾値(γ)を超えるときに、分解するようになっていることを特徴とする請求項13または14に記載の探知プローブ(3)。
【請求項16】
吸引装置(6)および少なくとも1つのガス分析ユニット(7)を含むベースユニット(2)を備える漏洩検知器(1)であって、前記ベースユニット(2)に接続された請求項1から15のいずれか1項に記載の探知プローブ(3)を備えていることを特徴とする漏洩検知器(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トレーサガスによる被検査物の耐漏洩性を監視するための探知プローブおよび漏洩検知器に関する。
【背景技術】
【0002】
対象物の耐漏洩性を監視するための公知の方法は、トレーサガス「探知」検査を行うことである。探知プローブに接続された漏洩検知器を使用して、通常加圧されたトレーサガスで満たされている被検査物の周りのトレーサガスの有無を検出する。この方法は、被検査物からの漏洩の可能性をトレーサガスの通過を検出して行う。この検出は、探知プローブの先端を被検査物の周り、特にシールの周りなど、耐漏洩性が弱そうな領域を動かすことによって行われる。
【0003】
しかし、検出中に望ましくない機械的応力がプローブに作用する恐れがある。先端部のチューブは、特に詰まってしまう恐れがあり、さらに、ねじれ、引き裂き、押しつぶしなどのさまざまな種類の機械的負荷を受ける恐れがある。これらの応力はレバーアーム効果によって増幅され、プローブが損傷したり破損したりする恐れがある。
【0004】
1つの解決策は、可撓性チューブで先端部を製作することである。しかし、剛性が不足しているため、位置決めすることが困難となってしまう。たとえば、片手だけで漏洩を見つけることは不可能であり、検出ゾーンを正確に特定することはほぼ不可能である。
【0005】
別の解決策は、変形可能な真ちゅう製の先端部を使用することである。これにより、先端部は、特定の機械的応力を吸収できるようになる。しかし、この解決策は、検出操作が容易になるが、プローブの位置決めについては、剛性のある先端部に比べて簡単でなく、正確でもないので、完全に満足できるものとはいえない。さらに、このやり方では、ユーザは、使用するたびに先端部を手動で成形し直すことが必要となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明は、先行技術の上記の欠点を少なくとも部分的に解決する改良された探知プローブを提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そのために、本発明の1つの主題は、トレーサガスによって被検査物の耐漏洩性を監視するための漏洩検知器用の探知プローブであって、
剛性のあるチューブで形成された先端部と、
ハウジングと、
先端部をハウジングに接続する接続部材と、
先端部の第1端部でガスをサンプリングするようになっているサンプリングダクトとを備えている探知プローブであって、
接続部材は、弾性変形可能な本体を備えており、これにより、変形した位置をとることができ、力が作用するときに先端部が旋回し、かつ初期休止位置に戻ることができることを特徴とする。
【0008】
これにより、先端部における剛性を失うことなく、漏洩の検出中に先端部とハウジングとの間の接続部材に作用する力を低減する。使用中に探知プローブをねじることができるという事実は、操作を簡単にすることができ、変形できないプローブではアクセスすることができない特定の検出領域へ容易にアクセスすることができる。
【0009】
探知プローブは、単独でまたは組み合わせて、以下に記載する1以上の特徴をさらに備えることができる。
【0010】
接続部材は、先端部が、40°を超えるなど、20°を超える頂角の円錐内で、初期休止位置の周りを旋回することができるようになっている。接続部材は、先端部が、180°未満など、200°未満の頂角の円錐内で、初期休止位置の周りを旋回することができるようになっている。40°を超え180°未満など、20°を超え200°未満の頂角の円錐の範囲において、使用に際し優れた柔軟性を有している。
【0011】
接続部材は、接続部材の入口オリフィスの側面を薄くする一般的な形状を有することができる。こうして、この形状は、変形した位置と初期休止位置との間で弾性変形可能な接続部材を得るのに役立っている。
【0012】
本体は、EPDM(エチレンプロピレンジエンモノマー)などの単一のプラスチックまたはエラストマー材料で製造することができる。この材料により、変形した位置と初期休止位置との間で、容易に弾性変形可能な接続部材を得ることができる。この実施形態は、実施が容易で安価であるという利点を有している。
【0013】
本体は、それぞれ異なる硬度を有する少なくとも2つの材料で製造することができる。
【0014】
接続部材は、先端部の第2端部と組み立てることによって協働するようになっている金属インサートを備えることができる。この金属インサートにより、先端部の組み立てを容易にすることができる。
【0015】
接続部材の本体を金属インサートの周りにオーバーモールドすることができる。
【0016】
少なくとも1つの放射状の切り欠き、例えば、扇形の形状または(より狭い)円弧状の細溝の形状をサンプリングダクトの周りで接続部材の本体内に形成することができる。
【0017】
別の実施形態によれば、接続部材の本体は、金属製の可撓性パイプまたはベローズまたはばねで製造することができる。
【0018】
探知プローブは、フィルタの支持体に配置されたフィルタ要素を含むフィルタを備えることができ、このフィルタは、接続部材の本体の窪みに配置されており、この窪みとフィルタとは、相補的なシール手段を備えている。
【0019】
一実施形態によれば、相補的なシール手段は、傾斜した壁がフィルタの支持体の入口チューブと協働し、窪みの頂部が入口チューブに挿入されている、この窪みの円錐台形リップによって形成されている。この協働により、特に、接続部材が変形した場合でも接続部が確実に漏れないようにするために、およびガスのより良い流れを確実にするために、特に接続部材内にトレーサガスを閉じ込めないようにするために、本体とフィルタとの間の接続部におけるサンプリングダクトの耐漏洩性を改善することができる。
【0020】
接続部材およびハウジングは、接続部材の本体の円錐台形ベースに形成されている雌ねじと、ハウジングによって形成された雄ねじとを含む相補的な組み立て手段を備えることができる。雌ねじは、雄ねじと協働するようになっている。
【0021】
接続部材の変形した位置にある先端部の軸と休止位置にある先端部の軸との間に形成されている角度が角度閾値を超えるときに、分解するようになっている相補的な組み立て手段を準備することもできる。この角度閾値は、例えば、100°以上である。過度の変形が発生した場合に切り離すことができるこれらの相補的な組み立て手段は、探知プローブの破損を回避することができる。
【0022】
探知プローブは、組立部品に取り付けられた流量制限器を備えることができ、この組立部品はそれ自体が雄ねじに取り付けられ、組立部品はフィルタの出口チューブを受け入れている。
【0023】
本発明の別の主題は、吸引装置と少なくとも1つのガス分析ユニットとを含むベースユニットを備える漏洩検知器であって、このベースユニットに接続された上記のような探知プローブを備えることを特徴とする。
【0024】
本発明の他の特徴および利点は、添付の図面、および本発明の特定の実施形態の以下の詳細かつ完全に非限定的な記述を参照することにより、より明確に明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本発明の漏洩検知器の実施例の模式図である。
【
図2】
図1の漏洩検知器の探知プローブの初期休止位置における斜視図である。
【
図4】変形した位置にある
図2の探知プローブを示す図である。
【
図5】
図2の探知プローブの接続部材の第1実施形態の斜視図である。
【
図6】
図5の接続部材の本体を透視して描いた図である。
【
図7】
図2の探知プローブの中央部の詳細縦断面図である。
【
図8】
図2の探知プローブの先端部の詳細縦断面図である。
【
図9b】接続部材の第2実施形態の変形例の斜視図である。
【
図10】接続部材の第3実施形態の本体を透視して描いた模式図である。
【
図11】探知プローブの第4実施形態の模式図である。
【0026】
これらの図では、同一の要素に同じ符号が付されている。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下の実施形態は例示である。本明細書は、1つ以上の実施形態に言及しているけれども、これは、必ずしも各言及が同じ実施形態に関連すること、または言及している特徴がただ1つの実施形態にのみ適用されることを意味するわけではない。異なる実施形態の個々の特徴を組み合わせ、または交換することにより、他の実施形態を造出することもできる。
【0028】
「上流」という用語は、圧送されるガスの流れ方向に関してある要素の前にあるものとして理解されるべきである。対照的に、「下流」という用語は、圧送されるガスの流れ方向に関してある要素の後にあるものとして理解されるべきである。
【0029】
図1は、トレーサガスを使用して被検査物の耐漏洩性を監視するための漏洩検知器1の実施例を示している。
【0030】
漏洩検知器1は、ベースユニット2と探知プローブ3とを備えており、探知プローブ3は、吸引されたガスが探知プローブ3からベースユニット2に向かって流れることができる可撓性チューブ5によって、ベースユニット2の検知入口部4に接続されている(吸引されるガスの流れ方向は、
図1の矢印で示されている)。
【0031】
ベースユニット2は、例えば、吸引装置6および少なくとも1つのガス分析ユニット7を備えている。吸引装置6は、例えば、ターボ分子真空ポンプ8と、第1遮断弁10aを備えた第1ダクト10によってターボ分子真空ポンプ8の排気口に接続されている一次真空ポンプ9とを備えている。
【0032】
ベースユニット2の検知入口部4は、例えば、ターボ分子真空ポンプ8のステージで、ターボ分子真空ポンプ8の吸気口と連通している。例えば、ターボ分子真空ポンプ8の単一の吸気口に接続されている複数のサンプリングバルブ11a、11bがあり、それぞれがそれぞれの流量制限器11c、11dに関連付けられている。流量制限器11c、11dは、ターボ分子真空ポンプに入るガスの流量を制御することができる。流量制限器11c、11dは、2つのサンプリングバルブ11a、11bの1つを開けることを選択することにより、サンプリング流量を漏洩量のレベルに適合させることができるように区別されている。
【0033】
少なくとも1つのサンプリングバルブ11a、11bは、ベースユニット2の検知入口部4と一次真空ポンプ9の吸気口との間に配置された第2ダクト12のバイパスに設置されている。第2遮断弁12aは、一方では、少なくとも1つのサンプリングバルブ11a、11bおよび検知入口部4に接続している分岐と、他方では、一次真空ポンプ9の吸気口および第1遮断弁10aに接続している分岐との間の第2ダクト12に設置されている。
【0034】
ガス分析ユニット7は、例えば、質量分析計である。これは、ターボ分子真空ポンプ8の入口、例えば、その吸気口またはターボ分子真空ポンプ8のターボ分子ステージに接続されている。
【0035】
漏洩検知器1は、内部雰囲気にトレーサガスが含まれている被検査物の周りに探知プローブ3を動かすことにより、被検査物の耐漏洩性を監視することができる。トレーサガスとして一般的にヘリウムまたは水素が使用される。これらのガスは、分子が小さく高速であるため、他のガスよりも小さな漏洩箇所を通過しやすいためである。
【0036】
操作中、被検査物を取り巻く大気圧のガスは、探知プローブ3を通して吸い込まれる。漏洩を示すトレーサガスを含む恐れのある分析対象のガスの一部は、ガス分析ユニット7によってサンプリングされる。
【0037】
そのために、
図2および
図3によりよく示すように、探知プローブ3は、先端部14、ハウジング15、および先端部14をハウジング15に接続する接続部材161を備えている。
【0038】
先端部14は、例えば真っ直ぐな剛性のあるチューブ(またはロッド)の形状に作られている。これは、例えば金属でできている。特に手動で加えられた力の影響を受けても変形しにくいように設計されているため、「剛性」があると言われている。
【0039】
探知プローブ3は、先端部14を取り囲む、例えばプラスチックで作られたスリーブ17およびキャップ18を備えることもできる。キャップ18は、例えば、先端部14の第1端部25にねじ込まれている(
図8により明確に示している)。キャップ18は、ガスがプローブに入るためのオリフィスを備えている。
【0040】
ハウジング15は、例えば、特に構成要素の組み立てを可能にするために、複数の部分で作られている。それは、特に、例えばハンドルの形状に作られた2つのハーフシェル15a、15bと、ユーザが探知プローブ3を把持することができるように、ハーフシェル15a、15bを部分的に取り囲む把持部分19とを備えることができる(
図3)。
【0041】
ハウジング15は、例えば、探知プローブ3の電子機能を制御するために、回路基板20によって操作される制御ユニットおよびメモリを含んでいる。
【0042】
この制御ユニットは、例えば、ベースユニット2の遠隔制御を可能にするために、特に、背景雑音をゼロにするために、またはベースユニット2のエミッタの音量を制御するために、特に、漏洩検知器1のベースユニット2の制御モジュールに接続されている。
【0043】
この制御ユニットは、例えば、探知プローブ3のユーザインターフェースにも接続されている。
【0044】
このユーザインターフェースは、例えば、背景雑音をゼロにするための押しボタンタイプのスイッチ21aなど、または、ハウジング15によって支えられ、回路基板20によって電力が供給される1つ以上の照明22を制御するための静電容量センサなど、または、探知プローブ3で吸引が作動するサイクル始動を制御するため、ハウジング15内の把持部分19に配置され、把持している探知プローブ3を検出するようになっている静電容量検知器21bなど、ベースユニット2を制御するための1つ以上のスイッチを備えている。
【0045】
ユーザインターフェースは、例えば、ハウジング15の半透明の壁23aの下に配置された一連の発光ダイオードの通電に応じて、測定されたトレーサガスの濃度など、または、例えば、漏洩検知器1の状態を示すために、色を変える光源23bなどベースユニット2から来る情報を表示するための表示手段を備えることもできる。
【0046】
この表示手段は、例えば、トレーサガスの測定濃度のデジタル表示用のスクリーン(図示せず)を備えること、または、上述のように、例えば、カラーコードおよび/または光量および/または点滅によって情報を表示することができる1つ以上の光源を備えることができる。
【0047】
探知プローブ3との通信手段、特に探知プローブ3の制御ユニットとベースユニット2との間の通信手段は、有線または無線とすることができる。
【0048】
通信手段が有線の場合、一方では探知プローブ3とベースユニット2との間の通信を可能にする電線は、他方では、ガスを吸引して流すことができる可撓性チューブ5は、例えば、ハウジング15と相補的なコネクタ24と協働する単一のコネクタを備えている可撓性チューブ5の単一のシース内で探知プローブ3に接続している。
【0049】
さらに、探知プローブ3は、先端部14の第1端部25でガスをサンプリングするためのサンプリングダクト13をさらに備えている(
図7)。このように、サンプリングダクト13は、先端部14によって部分的に形成されている。次に、サンプリングダクト13は、接続部材161、次にハウジング15を通過してコネクタ24に到達する。
【0050】
接続部材161は、入口オリフィス26および出口オリフィス27を有する本体281を備えており、それらの間に、サンプリングダクト13の一部が形成されている。
【0051】
本体281は、変形した位置をとることができるように弾性変形可能であり、力が作用するときに先端部14が旋回することができ(
図4)、力が作用しないときに初期休止位置に戻ることができる(
図2)。
【0052】
例えば、接続部材161は、先端部14が、40°を超えるなど、20°を超える頂角αの円錐内で(
図4)、初期休止位置の周りを(破損することなく、切り離すことなく)旋回することができるようになっている。頂角αの円錐は、例えば、180°未満など、200°未満である。頂角αの円錐は、例えば、90°±10°である。
【0053】
図5により明確に示しているように、本体281は、例えば、入口オリフィス26の側面で薄くなる一般的な形状を有しており、これにより、接続部材161は、先端部14の側面でより容易に変形することができる。
【0054】
より具体的には、例えば、接続部材161の本体281は、円錐台形ベース29と、その直径が入口オリフィス26の方向に小さくなっているノーズ30とを有している。円錐台形ベース29の直径は、ノーズ30の直径よりも大きい。円錐台形ベース29の厚さは、ノーズ30の厚さよりも厚くすることもできる。このように、この形状は、変形した位置と初期休止位置との間で弾性変形可能な接続部材161を得るのに役立っている。
【0055】
さらに、接続部材161およびハウジング15は、例えば、ねじ込みによる相補的な組み立て手段を備えることができる。これらの相補的な組み立て手段は、例えば、雌ねじ31および雄ねじ32を備えている。例えば、雌ねじ31は、接続部材161の本体281の円錐台形ベース29に形成されている。雌ねじ31は、ハウジング15と相補的である雄ねじ32と協働するようになっている(
図3および
図7)。
【0056】
接続部材161の変形した位置にある先端部14の軸と休止位置にある先端部14の軸との間に形成される角度が角度閾値を超えるときに(
図2)、分解するようになっている相補的な組み立て手段を準備することもできる。この角度閾値γは、例えば、100°以上である。過度の変形が発生した場合に切り離すことができるこれらの相補的な組み立て手段は、探知プローブ3の破損を回避することができる。
【0057】
そのために、接続部材161は、例えば、変形が大きすぎる場合、接続部材161の弾性によって、雄ねじ32のねじ山が雌ねじ31から外れるようになっている。こうして、接続部材161は、ハウジング15から切り離される。先端部14を再接続するには、接続部材161を雄ねじ32にねじ戻すだけである。
【0058】
一実施形態によれば、接続部材161の本体281は、EPDM(エチレンプロピレンジエンモノマー)などの単一のエラストマー材料でできている。この材料により、変形した位置と初期休止位置との間で容易に弾性変形可能な接続部材161を得ることができる。この実施形態は、実施が容易で安価であるという利点を有している。
【0059】
さらに、
図6および
図7に示すように、接続部材161は、金属インサート33を備えることができる。
【0060】
金属インサート33は、例えばねじ込みによって、先端部14の第2端部34と組み立てることによって協働するようになっている。
【0061】
接続部材161の本体281は、例えば、金属インサート33の周りにオーバーモールドされている。金属インサート33は、本体281における金属インサート33の保持を改善するのに役立つ半径方向の、例えば環状の突起35をさらに備えることができる。
【0062】
金属インサート33は、例えば、接続部材161の入口オリフィス26から離れて、例えば、先端部14を受け入れるための円筒形窪み36の下流に配置されている。この円筒形窪み36は、接続部材161に形成されている。
【0063】
金属インサート33は、先端部14の組み立てを容易にすることができる。さらに、探知プローブ3の変形が主にノーズ30の円筒形窪み36と円錐台形ベース29との間で起こるように、金属インサート33は、接続部材161の入口オリフィス26の側面を実質的に補強することができる(
図4)
【0064】
さらに、探知プローブ3は、ダストを濾過するために、ガスの流路に配置された少なくとも1つのフィルタ37を備えることができる。
【0065】
図7でより明確である一実施形態によれば、フィルタ37は、支持体38のディスクに配置された、微細フィルタなどの少なくとも1つのフィルタ要素43を備えている。
【0066】
支持体38は、例えば、ディスクのそれぞれの面から突出する入口チューブ39および出口チューブ40を有している。
【0067】
支持体38は、例えば、本体281の窪み41に部分的に受け入れられており、雌ねじ31が形成されている接続部材161の出口オリフィス27と連通している。この窪み41は、接続部材161のサンプリングダクト13の部分42とも連通しており、この部分42は、金属インサート33と窪み41との間に挿入されている。
【0068】
一実施形態によれば、窪み41は、傾斜した壁がフィルタ37の支持体38の入口チューブ39と協働し、窪み41の頂部が入口チューブ39に挿入されている、円錐台形リップ44を備えている。この協働により、特に、接続部材161が変形した場合でも接続部が確実に漏れないようにするために、およびガスのより良い流れを確実にするために、特に接続部材161内にトレーサガスを閉じ込めないようにするために、本体281とフィルタ37との間の接続部におけるサンプリングダクト13の耐漏洩性を改善することができる。
【0069】
さらに、探知プローブ3は、探知プローブ3のキャップ18内に、先端部14の第1端部25の上流に配置された焼結金属フィルタなどの大きな粒子を濾過するための目の粗いフィルタ46を備えることができる(
図8)。
【0070】
フィルタ37、46は、探知プローブ3から簡単に取り外して交換することができることに留意されたい。
【0071】
探知プローブ3は、吸い込むガスの流量を減らし、大気圧下でガスを吸引することができるように、ガスの流路に配置された流量制限器45をさらに備えることができる(
図7)。この流量制限器45は、例えば、数ミクロンの穴が形成されたルビーなどの絞りを備えており、この絞りは真ちゅう製のねじに圧着されている。
【0072】
この流量制限器45は、例えば、サンプリングダクト13の部分に受け入れられるようになっており、この部分は、ハウジング15の雄ねじ32に形成されている。流量制限器45は、例えば、雄ねじ32に取り付けられ、フィルタ37の出口チューブ40を受け入れている組立部品48自体に取り付けられている。より具体的には、真ちゅう製のねじは、例えば、組立部品48にねじ込まれている。
【0073】
組立部品48は、例えば、金属製であり、ハウジング15の雄ねじ32がオーバーモールドすることができる。雄ねじ32およびハウジング15の半透明の壁23aは、例えば、一体で作られている。
【0074】
組立部品48はさらに、例えばモミの木形の接続部49を備えることができる。接続部49は、この接続部49と探知プローブ3のハウジング15のコネクタ24との間に挿入された可撓性接続チューブ(図示せず)に接続するのに適している。可撓性接続チューブは、ハウジング15の内側に位置するサンプリングダクト13の部分を形成している。
【0075】
流量制限器45およびフィルタ37を通る通路は、例えば、同軸である。サンプリングダクト13は、例えば、先端部14の第1端部25と接続部49との間で真っ直ぐである。
【0076】
漏洩を検出するときに使用する場合、本体281は、力を作用させると弾性的に変形し(
図4)、力を掛けることを止めると変形後の位置から初期休止位置に戻ることができる(
図2)。
【0077】
これにより、先端部14の剛性を失うことなく、漏洩の検出中に先端部14とハウジング15との間の接続部材161に作用する力を低減する。
【0078】
使用中に探知プローブ3をねじることができるという事実は、操作を簡単にすることもでき、変形できないプローブではアクセスすることができない特定の検出領域へ容易にアクセスすることもできる。
【0079】
図9a、
図9bは、接続部材162の別の実施形態を示している。
【0080】
この実施例では、サンプリングダクト13の周りで接続部材162の本体281に、例えば接続部材162のノーズ30に、例えば、扇形の形状50a(
図9a)または円弧状の細溝の形状50b(
図9b)の少なくとも1つの放射状の切り欠きがさらに形成されている。この放射状の切り欠き50a、50bは、例えば、円筒形窪み36と円錐台形ベース29との間に形成されている。
【0081】
例えば、扇形の形状の4つの放射状の切り欠き50aの4つの列があり、1つの列は、円上に規則的に分布する4つの放射状切り欠き50aから形成されている(
図9a)。
【0082】
1つの変形例の実施形態によれば、円弧状の細溝の形状の5つの放射状の切り欠き50bがあり、円弧は、少なくとも半円形であり、円弧状の細溝は、ノーズ30で向かい合って交互に配置されている(
図9b)。
【0083】
この第2の実施形態の接続部材162は、良好な弾性挙動を示している。探知プローブ3は、変形後、その初期休止位置に容易に復元する。
【0084】
図10は、接続部材163の別の実施形態を示している。
【0085】
この実施形態では、本体282は、それぞれ異なる硬度を有する少なくとも2つの材料51、52でできている。
【0086】
本体282は、2つの材料、例えばそれぞれの硬度が異なる第1および第2の材料51、52、例えば、プラスチックまたはエラストマーを注入することによって製作されている。
【0087】
より柔軟な第1材料51は、例えば、金属インサート33とフィルタ37の窪み41との間のサンプリングダクト13を取り囲むリングによって形成されている。より柔軟な第1材料51は、例えば、本体282の残りを形成するより硬い第2材料52に包まれている。
【0088】
この実施形態は、接続部材163が容易に変形し、かつその初期休止位置に容易に復元することができるように、必要な柔軟性と硬度との間の良好な折り合い点を提示している。
【0089】
図11は、接続部材164の別の実施形態を示している。
【0090】
この実施形態では、接続部材164の本体283は、ばね、例えば圧縮コイルばねによって、またはベローズまたは可撓性チューブ(「トムバック」とも呼ばれる)によって形成されている。本体283は、たとえば、ステンレスなどの金属でできている。
【符号の説明】
【0091】
1 漏洩検知器
2 ベースユニット
3 探知プローブ
4 検知入口部
5 可撓性チューブ
6 吸引装置
7 ガス分析ユニット
8 ターボ分子真空ポンプ
9 一次真空ポンプ
10 第1ダクト
10a 第1遮断弁
11a、11b サンプリングバルブ
11c、11d 流量制限器
12 第2ダクト
12a 第2遮断弁
13 サンプリングダクト
14 先端部
15 ハウジング
15a、15b ハーフシェル
17 スリーブ
18 キャップ
19 把持部分
20 回路基板
21a スイッチ
21b 静電容量検知器
22 照明
23a 半透明の壁
23b 光源
24 コネクタ
25 第1端部
26 入口オリフィス
27 出口オリフィス
29 円錐台形ベース
30 ノーズ
31 雌ねじ
32 雄ねじ
33 金属インサート
34 第2端部
35 環状突起
36 円筒形窪み
37 フィルタ
38 支持体
39 入口チューブ
40 出口チューブ
41 窪み
42 部分
43 フィルタ要素
44 円錐台形リップ
45 流量制限器
46 目の粗いフィルタ
48 組立部品
49 接続部
50a、50b 放射状の切り欠き
51 第1材料
52 第2材料
161、162、163、164 接続部材
281、282、283 本体
【手続補正書】
【提出日】2022-05-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トレーサガスによって被検査物の耐漏洩性を監視するための漏洩検知器(1)用の探知プローブ(3)であって、前記探知プローブは、
剛性のあるチューブで形成された先端部(14)と、
ハウジング(15)と、
前記先端部(14)を前記ハウジング(15)に接続する接続部材(161、162、163、164)と、
前記先端部(14)の第1端部(25)でガスをサンプリングするようになっているサンプリングダクト(13)とを備えており、
前記接続部材(161、162、163、164)は、弾性変形可能な本体(281、282、283)を備えており、
前記本体は、単一のプラスチックまたはエラストマー材料で製造されており、これにより、変形した位置をとることができ、力が作用するときに前記先端部(14)が旋回し、かつ初期休止位置に戻ることができることを特徴とする探知プローブ(3)。
【請求項2】
前記接続部材(161、162、163、164)は、前記先端部(14)が、40°を超えるなど、20°を超える頂角(α)の円錐内で、前記初期休止位置の周りを旋回することができるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の探知プローブ(3)。
【請求項3】
前記接続部材(161、162、163、164)は、前記先端部(14)が、180°未満など、200°未満の頂角(α)の円錐内で、前記初期休止位置の周りを旋回することができるようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の探知プローブ(3)。
【請求項4】
前記接続部材(161、162、163、164)は、前記接続部材(161、162、163、164)の入口オリフィス(26)の側面を薄くする一般的な形状を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の探知プローブ(3)。
【請求項5】
前記本体(281)は、EPDMなどの単一のプラスチックまたはエラストマー材料で製造されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の探知プローブ(3)。
【請求項6】
前記接続部材(161、162、163、164)は、前記先端部(14)の第2端部(34)と組み立てることによって協働するようになっている金属インサート(33)を備えていることを特徴とする請求項1から
5のいずれか1項に記載の探知プローブ(3)。
【請求項7】
前記接続部材(161、162、163)の前記本体(281、282)を金属インサート(33)の周りにオーバーモールドすることを特徴とする請求項
5を引用する請求項
6に記載の探知プローブ(3)。
【請求項8】
少なくとも1つの放射状の切り欠き(50a、50b)、例えば、扇形の形状または円弧状の細溝の形状を前記サンプリングダクト(13)の周りで前記接続部材(161、162)の前記本体(281、282)内に形成していることを特徴とする請求項1から
7のいずれか1項に記載の探知プローブ(3)。
【請求項9】
前記探知プローブ(3)は、フィルタ(37)の支持体(38)に配置されたフィルタ要素(43)を含む前記フィルタ(37)を備えており、前記フィルタ(37)は、前記接続部材(161、162、163、164)の前記本体(281、282)の窪み(41)に配置されており、前記窪み(41)と前記フィルタ(37)とは、相補的なシール手段を備えていることを特徴とする請求項1から
8のいずれか1項に記載の探知プローブ(3)。
【請求項10】
前記相補的なシール手段は、傾斜した壁が前記フィルタ(37)の前記支持体(38)の入口チューブ(39)と協働し、前記窪み41の頂部が前記入口チューブ(39)に挿入されている、前記窪み(41)の円錐台形リップ(44)によって形成されていることを特徴とする請求項
9に記載の探知プローブ(3)。
【請求項11】
前記接続部材(161、162、163、164)および前記ハウジング(15)は、前記接続部材(161、162、163、164)の前記本体(281、282、283)の円錐台形ベース(29)に形成されている雌ねじ(31)と、前記ハウジング(15)によって形成されている相補的な雄ねじ(32)とを含む相補的な組み立て手段を備えており、前記雌ねじ(31)は、前記相補的な雄ねじ(32)と協働するようになっていることを特徴とする請求項1から
10のいずれか1項に記載の探知プローブ(3)。
【請求項12】
前記探知プローブ(3)は、前記組立部品(48)に取り付けられた流量制限器(45)を備えており、前記組立部品(48)はそれ自体が前記雄ねじ(32)に取り付けられ、前記組立部品(48)は前記フィルタ(37)の出口チューブ(40)を受け入れていることを特徴とする請求項
9または
10を引用する請求項
11に記載の探知プローブ(3)。
【請求項13】
前記相補的な組み立て手段は、前記接続部材(161、162、163、164)の変形した位置にある先端部(14)の軸と、休止位置にある先端部(14)の軸との間に形成されている角度が角度閾値(γ)を超えるときに、分解するようになっていることを特徴とする請求項
11または
12に記載の探知プローブ(3)。
【請求項14】
吸引装置(6)および少なくとも1つのガス分析ユニット(7)を含むベースユニット(2)を備える漏洩検知器(1)であって、前記ベースユニット(2)に接続された請求項1から
13のいずれか1項に記載の探知プローブ(3)を備えていることを特徴とする漏洩検知器(1)。
【国際調査報告】