(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-25
(54)【発明の名称】シュリンクラベル及び使用方法
(51)【国際特許分類】
B65D 55/08 20060101AFI20221117BHJP
B65B 7/28 20060101ALI20221117BHJP
【FI】
B65D55/08 110
B65B7/28 A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022513915
(86)(22)【出願日】2020-09-24
(85)【翻訳文提出日】2022-03-01
(86)【国際出願番号】 IB2020000788
(87)【国際公開番号】W WO2021059021
(87)【国際公開日】2021-04-01
(32)【優先日】2019-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】000238005
【氏名又は名称】株式会社フジシールインターナショナル
(72)【発明者】
【氏名】ビリー ブレイディ
【テーマコード(参考)】
3E049
3E084
【Fターム(参考)】
3E049AA01
3E049AB03
3E049BA01
3E049DB09
3E084AA02
3E084AA12
3E084AA24
3E084AB01
3E084CA01
3E084CB01
3E084CC03
3E084DA01
3E084DB01
3E084DC03
3E084FD09
(57)【要約】
シュリンクラベル(20)は、第1の端面(23)、第2の端面(21)、及び、第1の端面(23)と第2の端面(21)との間のシュリンクラベル(20)の一部分に沿って延在する穿刺部(27、127、227)であって、それにより、穿刺部(27、127、227)は、第1の端面(23)から第1の距離(d1)で離間され、穿刺部(27、127、227)は、第2の端面(21)から第2の距離(d2)で離間されている、穿刺部(27、127、227)と、を備える。穿刺部(27、127、227)は、開放状態から収縮状態へとシュリンクラベル(20)が収縮するときに、開口部(29)を形成するように拡張可能である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シュリンクラベルであって、
第1の端面及び第2の端面を有する、筒状材料と、
前記第1の端面と前記第2の端面との間で前記筒状材料の一部分に沿って延在する穿刺部であって、それにより、前記穿刺部は、前記第1の端面から第1の距離で離間され、前記穿刺部は、前記第2の端面から第2の距離で離間されている、穿刺部と、
を備え、
前記シュリンクラベルは、開放状態から収縮状態へと収縮するように構成されており、
前記穿刺部は、前記開放状態から前記収縮状態へと前記シュリンクラベルが収縮するときに、開口部を形成するように拡張可能である、
シュリンクラベル。
【請求項2】
前記穿刺部は、ミシン目線、スリット、切断部、及び開口部のうちの1つ以上を含む、請求項1に記載のシュリンクラベル。
【請求項3】
前記穿刺部は、前記シュリンクラベルに沿って概ね長手方向に位置決めされている、請求項1又は2のいずれかに記載のシュリンクラベル。
【請求項4】
前記シュリンクラベルは、前記シュリンクラベルの少なくとも一部分に沿って長手方向に延在する、長手方向のミシン目線を備え、前記ミシン目線は、前記開放状態から前記収縮状態へと前記シュリンクラベルが収縮するときに、無損傷のまま残されるように構成されており、前記ミシン目線は、前記シュリンクラベルが前記収縮状態になった後に、前記シュリンクラベルの少なくとも一部分を前記シュリンクラベルの別の部分から分離するために断裂するように構成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載のシュリンクラベル。
【請求項5】
前記シュリンクラベルは、前記シュリンクラベルの少なくとも一部分の周りに周方向に延在する、周方向のミシン目線を備え、前記ミシン目線は、前記開放状態から前記収縮状態へと前記シュリンクラベルが収縮するときに、無損傷のまま残されるように構成されており、前記ミシン目線は、前記シュリンクラベルが前記収縮状態になった後に、前記シュリンクラベルの少なくとも一部分を前記シュリンクラベルの別の部分から分離するために断裂するように構成されている、請求項1~4のいずれか一項に記載のシュリンクラベル。
【請求項6】
前記穿刺部は、前記周方向のミシン目線から或る距離で離間されている、請求項5に記載のシュリンクラベル。
【請求項7】
前記シュリンクラベルは、前記収縮状態で容器に適用され、前記容器は、突出部を備えており、前記穿刺部によって形成された前記開口部は、前記容器の前記突出部を通過させて受け入れるために十分なサイズである、請求項1~6のいずれか一項に記載のシュリンクラベル。
【請求項8】
前記容器は、トリガを備えており、前記穿刺部によって形成された前記開口部は、前記トリガの作動を阻止するために、前記トリガを通過させて受け入れるように構成されている、請求項7に記載のシュリンクラベル。
【請求項9】
前記容器は、ディスペンサを備えており、前記穿刺部によって形成された前記開口部は、前記ディスペンサの作動を阻止するために、前記ディスペンサを通過させて受け入れるように構成されている、請求項7に記載のシュリンクラベル。
【請求項10】
前記シュリンクラベルは、前記収縮状態で容器に適用され、前記容器は、静止部分と、前記静止部分に対して移動可能なポンプ部分と、を有するキャップを備えており、前記シュリンクラベルは、前記静止部分に対する前記ポンプ部分の位置を維持するように、前記容器の前記キャップに適用されている、請求項1~9のいずれか一項に記載のシュリンクラベル。
【請求項11】
前記シュリンクラベルは、前記収縮状態で容器に適用され、前記容器は、本体と、前記本体と結合されたキャップとを備えており、前記シュリンクラベルは、前記本体に対する前記キャップの位置を維持するように、前記本体の少なくとも一部分と前記キャップの少なくとも一部分とに適用される、請求項1~10のいずれか一項に記載のシュリンクラベル。
【請求項12】
前記シュリンクラベルは、前記収縮状態で容器に適用され、前記シュリンクラベルの少なくとも一部分は、前記容器の使用前に、前記容器から取り外し可能である、請求項1~11のいずれか一項に記載のシュリンクラベル。
【請求項13】
シュリンクラベルを容器に適用する方法であって、前記シュリンクラベルは、第1の端面、第2の端面、及び前記第1の端面と前記第2の端面との間で前記シュリンクラベルの一部分に沿って延在する穿刺部であって、それにより、前記穿刺部は、前記第1の端面から第1の距離で離間され、前記穿刺部は、前記第2の端面から第2の距離で離間される、穿刺部を備えており、前記方法は、
前記シュリンクラベルの前記穿刺部を前記容器の突出部と位置合わせするように、前記容器の少なくとも一部分の周りで前記シュリンクラベルを位置決めするステップと、
前記容器に対して前記シュリンクラベルを形成するために、前記シュリンクラベルを開放状態から収縮状態へと収縮させるステップと、を含み、
前記穿刺部は、前記開放状態から前記収縮状態へと前記シュリンクラベルが収縮するときに、開口部を形成するように拡張し、それにより、前記開口部は、前記開放状態から前記収縮状態へと前記シュリンクラベルが収縮するときに、前記容器の前記突出部を通過させて受け入れる、
方法。
【請求項14】
前記シュリンクラベルの少なくとも一部分を前記容器から取り外すステップを更に含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記シュリンクラベルは、ミシン目線を備え、前記シュリンクラベルは、前記シュリンクラベルの前記少なくとも一部分が前記容器から取り外されるときに、前記ミシン目線に沿って断裂される、請求項14に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
開示される実施形態は、全般的にシュリンクラベルに関する。
【背景技術】
【0002】
優先権
本出願は、2019年9月27日に出願された、「Shrink Label For A Bottle」と題する米国特許仮出願第62/906,897号の優先権を主張するものであり、その開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0003】
ボトルなどの容器は、典型的には、本体を有し、この本体は、液体などの製品を、本体の内部空間内に保持するように構成されている。本体は、製品を通過させて分注するための開口部と、本体の開口部を覆うために本体と選択的に結合されるキャップと、を含み得る。いくつかの変形例では、キャップは、トリガ及びノズルを備え、ユーザは、トリガを強く握ることにより、キャップのノズルを通して容器内の製品を分注することが可能となる。いくつかの他の変形例では、キャップは、ノズルと、キャップのノズルを通して容器内の製品を分注するためのポンプと、を備える。製品名などを表示し、装飾的効果を達成し、かつ/又は不正開封防止用被覆を提供するために、本体及び/又はキャップの一部分の周りに、シュリンクラベルを適用することができる。場合によっては、容器の発送又は輸送中に、キャップが本体から緩む可能性があり、これにより、容器からの製品の漏出が可能になる場合がある。それゆえ、発送又は輸送中の漏出を阻止するように構成されているシュリンクラベルを提供することが望ましい場合がある。
【0004】
様々なシュリンクラベルが作製及び使用されてきたが、本発明者らよりも前に、本明細書で説明されるような発明を行った又は使用した者はいないと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0005】
本発明は、以下の特定の実施例の説明を、同様の参照番号が同じ要素を特定する添付図面と併せて読むことにより、より良好に理解されるものと考えられる。
【0006】
【
図1】容器に適用された第1の例示的なシュリンクラベルの側面図を示す。
【
図2】容器に適用された
図1のシュリンクラベルの斜視図を示す。
【
図3】収縮前の開放構成における、
図1のシュリンクラベルの側面図を示す。
【
図4】収縮前の開放構成における、容器に適用するための第2の例示的なシュリンクラベルの側面図を示す。
【
図5】容器に適用された第3の例示的なシュリンクラベルの斜視図を示す。
【
図6】収縮前の開放構成における、容器に適用するための
図5のシュリンクラベルの側面図を示す。
【
図7】シュリンクラベルを作製するための装置の概略図を示す。
【
図8A】筒状の材料ストリップが装置上へと供給されることを示す、
図7の装置の概略図を示す。
【
図8B】装置上に位置決めされた筒状の材料ストリップを示す、
図7の装置の概略図を示す。
【
図8C】シュリンクラベルを形成するために、筒状の材料ストリップがブレードによって穿刺されることを示す、
図7の装置の概略図を示す。
【
図8D】シュリンクラベルからブレードが後退されることを示す、
図7の装置の概略図を示す。
【
図8E】シュリンクラベルが装置から送出されることを示す、
図7の装置の概略図を示す。
【0007】
これらの図面は、決して限定することを意図するものではなく、本発明の様々な実施形態は、必ずしも図面には示されていないものを含めた、様々な他の方式で実施することができる点が想到される。本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成している添付図面は、本発明のいくつかの態様を示しており、明細書と共に、本発明の原理を説明するために役立つものではあるが、本発明は、示されている厳密な配置に限定されるものではないものと理解される。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の特定の実施例の以下の説明は、本発明の範囲を限定するために使用されるべきではない。本発明の他の実施例、特徴、態様、実施形態、及び利点は、実例として、本発明を実施するために想到されている、最良の形態(best mode)のうちの1つである以下の説明から、当業者には明らかとなるであろう。理解されるように、本発明は、本発明から全く逸脱することなく、他の異なる自明な態様が可能である。したがって、図面及び明細書は、本質的に例示的なものであり、制限的なものではないと見なされるべきである。
【0009】
更には、本明細書で説明される教示、表現、実施形態、実施例などのうちのいずれか1つ以上を、本明細書で説明される他の教示、表現、実施形態、実施例などのうちのいずれか1つ以上と組み合わせることができるものと理解される。それゆえ、以下で説明される教示、表現、実施形態、実施例などは、互いに孤立しているものと見なされるべきではない。本明細書の教示を組み合わせることが可能な、様々な好適な方式が、本明細書の教示に鑑みて、当業者には容易に明らかとなるであろう。そのような修正形態及び変形形態は、特許請求の範囲内に含まれることが意図されている。
【0010】
開示の明瞭性のために、「下側(lower)」、「上側(upper)」、「下方(below)」、「上方(above)」、「上部(top)」、「底部(bottom)」、「垂直(vertical)」、「垂直に(vertical)」、「下向き(downward)」、「側方(side)」、「内側(inside)」、「内部(interior)」、及び「外部(exterior)」などの空間的用語は、本明細書では相対的な位置及び方向への言及のために使用される。そのような用語は、明瞭性のために示されている図に関連して、以下で使用されており、本明細書で説明される革新性を限定することを意図するものではない。
【0011】
「例示的(exemplary)」という単語は、本明細書では、「実施例、例、又は実例としての役割を果たすこと」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」として説明されるいずれの実装形態も、必ずしも他の実装形態よりも好ましい又は有利であるとして解釈されるものではない。
【0012】
いくつかの例では、発送又は輸送中に、ボトルとキャップとの間など、容器から、及び/又はノズルから製品が漏出することを阻止するように構成されているシュリンクラベルが所望されている。したがって、キャップの一部分及び/又は容器の本体の一部分に、シュリンクラベルが適用され得る。シュリンクラベルは、開口部を形成するように、シュリンクラベルの収縮中に破断可能及び/又は拡張可能な穿刺部を含み、開口部は、容器の突出部を受け入れて、シュリンクラベルが容器に適用されたときに、その突出部がシュリンクラベルの開口部を通って延在することを可能にするように構成されている。これにより、容器の本体に対するキャップの位置を維持することができ、かつ/又は、容器の作動を阻止することができる。いくつかの変形例では、シュリンクラベルは、シュリンクラベルの少なくとも一部分を容器から取り外すことを支援するためのミシン目線を含む。
【0013】
I.開口部を備える例示的なシュリンクラベル
図1及び
図2を参照すると、本体(12)と、本体(12)と結合可能なキャップ(16)とを備える容器(10)に適用されている、第1の例示的なシュリンクラベル(20)が示されている。図示の変形例では、本体(12)は、ボトルの形態であるが、任意の他の好適な容器(例えば、水差し、紙パック、缶、瓶など)を使用することもできる。
図1に示されるように、本体(12)は、製品を保管するための内部空間を画定する。本体(12)の上端部分は、本体(12)内の製品へのアクセスを提供するための開口部(図示せず)を有するネック部(14)を含む。図示の変形例では、ネック部(14)は、キャップ(16)とネジ式に結合されている。いくつかの他の変形例では、キャップ(16)は、スナップ嵌め、摩擦嵌め、一体型ヒンジなどの、他の好適な構成を使用して、本体(12)と結合され得る。図示の変形例におけるキャップ(16)は、トリガ(18)として構成された突出部、及びノズル(19)を含み、それにより、ユーザは、本体(12)に向けてトリガ(18)を内向きに枢動させるように、トリガ(18)を作動させることにより、ノズル(19)を通して本体(12)内の製品を分注することができる。
【0014】
容器(10)の周りに位置決めされたシュリンクラベル(20)が示されている。シュリンクラベル(20)は、底面(21)及び上面(23)を有する、筒状材料を備える。シュリンクラベル(20)は、加熱されたときに、収縮することによって容器(10)に対して形成されるように構成されている、任意の好適なプラスチック材料から作製することができる。
図1~
図3に示されるように、シュリンクラベル(20)は、第1のミシン目線(26)によって分離された、下側部分(22)と上側部分(24)とを備える。それにより、シュリンクラベル(20)の下側部分(22)は、容器(10)の本体(12)の少なくとも一部分を覆うように、シュリンクラベル(20)の底面(21)まで、第1のミシン目線(26)の下方に延在している。図示の変形例では、下側部分(22)は、容器(10)の本体(12)の側部の底部部分まで延在している。いくつかの他の変形例では、下側部分(22)は、本体(12)の底面上へと更に遠くまで延在してもよく、又は、下側部分(22)は、本体(12)の一部分のみを覆うように、より少なく延在してもよい。シュリンクラベル(20)の上側部分(24)は、容器(10)のキャップ(16)の少なくとも一部分を覆うように、シュリンクラベル(20)の上面(23)まで、第1のミシン目線(26)の上方に延在している。図示の変形例では、上側部分(24)は、キャップ(16)の上面まで延在しており、それにより上側部分(24)は、ノズル(19)を包み込むように構成されている。
【0015】
第1のミシン目線(26)は、シュリンクラベル(20)の筒状材料の周方向において、シュリンクラベル(20)の周りに周方向に延在するように位置決めされている。図示の変形例では、第1のミシン目線は、本体(12)のネック部(14)の若干下方に位置決めされている。いくつかの他の変形例では、第1のミシン目線(26)は、ネック部(14)の更に遠くまで下方に、又は、ネック部(14)に、若しくはネック部(14)の上方に位置決めされ得る。図示の変形例では、第1のミシン目線(26)はまた、シュリンクラベル(20)の全周の周りに連続的に延在している。いくつかの他の変形例では、第1のミシン目線(26)は、シュリンクラベル(20)の一部分のみの周りに延在している。シュリンクラベル(10)は、第1のミシン目線(26)からシュリンクラベル(20)の上面(23)まで、シュリンクラベル(20)の上側部分(24)を通って、第1のミシン目線(26)に対して横断方向に延在する、1つ以上の第2のミシン目線(28)を更に備える。
図3に示されるように、第2のミシン目線(28)は、第2のミシン目線(28)が、
図1及び
図2に示されるように、ボトル(10)にシュリンクラベル(20)が適用された後に実質的に垂直に方向付けられるように、シュリンクラベル(20)の収縮前の開放構成において、第1のミシン目線(26)に対して斜めに方向付けることができる。シュリンクラベル(20)は、第1のミシン目線(26)及び第2のミシン目線(28)に沿って破断可能であり、それにより、第1のミシン目線及び第2のミシン目線は、容器(10)の使用前にシュリンクラベル(20)の上側部分(24)及び/又は下側部分(22)をユーザが取り外すために役立ち得る。第1のミシン目線(26)及び/又は第2のミシン目線(28)は、任意選択的である点に留意されたい。
【0016】
図1及び
図2を参照すると、シュリンクラベル(20)は、上側部分(24)を貫通して延在する開口部(29)を更に備えることにより、容器(10)にシュリンクラベル(20)が適用されたときに、容器(10)の、トリガ(18)などの突出部が、開口部(29)を通って露出することが可能となる。収縮前には、
図3に示されるように、シュリンクラベル(20)は、シュリンクラベル(20)の収縮中に断裂及び/又は拡張して開口部(29)を形成するように構成されている穿刺部を備える。図示の変形例では、穿刺部は、第1のミシン目線(26)の横の上側部分(24)の一部分に沿って概ね長手方向に、かつシュリンクラベル(20)の筒状材料の軸方向で、延在する、第3のミシン目線(27)として構成されているが、シュリンクラベル(20)の収縮中に断裂及び/又は拡張するようにミシン目線(27)が構成されるような、ミシン目線(27)の任意の他の好適な向きを使用することもできる。例えば、シュリンクラベル(20)の穿刺部は、ミシン目線、スリット、レーザ切断部、開口部などとして形成することができる。第3のミシン目線(27)は、第3のミシン目線(27)が第1のミシン目線(26)及び第2のミシン目線(28)よりも容易に断裂するように構成されるように形成されている。
【0017】
図3に示されるように、第3のミシン目線(27)は、第3のミシン目線(27)が、第1のミシン目線(26)の上方の第1の距離(d1)、及びシュリンクラベル(20)の上面(23)の下方の第2の距離(d2)に位置決めされるように、上側部分(24)の一部分のみに沿って延在している。第1の距離(d1)及び第2の距離(d2)の長さは、実質的に等しくてもよく、又は、第1の距離(d1)及び第2の距離(d2)は、第1の距離(d1)若しくは第2の距離(d2)のうちの一方が他方よりも大きくなるように、異なる長さを有してもよい。それにより、第3のミシン目線(27)の長さは、概して、トリガ(18)の長さに対応するが、容器(10)の任意の好適な突出部に対応する長さなどの、任意の他の好適な長さを使用することもできる。シュリンクラベル(20)に関する更に他の好適な構成が、本明細書の教示に鑑みて、当業者には明らかとなるであろう。
【0018】
例えば、1つのミシン目線(27)が示されているが、任意の好適な数のミシン目線(27)を形成することにより、容器(10)の任意の好適な数の突出部が、そのようなミシン目線(27)を通って露出することを可能とすることができる。いくつかの変形例では、下側部分(22)内に、1つ以上のミシン目線(26、27、28)を形成することができる。いくつかの変形例では、容器(10)上の審美的意匠に対応するように、1つ以上のミシン目線(26、27、28)を形成することができる。更には、図示の変形例における穿刺部は、ミシン目線(27)として示されているが、いくつかの変形例では、穿刺部は、スリット(
図4を参照)及び/又は切断部(
図5を参照)として形成することができる。いくつかの他の変形例では、穿刺部は、シュリンクラベル(20)の収縮中に更に拡張し得る、開口部(29)と同様の開口部として形成することができる。
【0019】
シュリンクラベル(20)を容器(10)に適用するために、
図3に示されるような開放構成のシュリンクラベル(20)内に、容器(10)を位置決めすることができる。例えば、シュリンクラベル(20)は、容器(10)を受け入れるための、貫通する開口部(図示せず)を有する、スリーブとして構成されている。容器(10)がシュリンクラベル(20)内部に位置決めされている状態では、容器(10)の本体(12)の少なくとも一部分は、シュリンクラベル(20)の下側部分(22)と位置合わせされており、キャップ(16)の少なくとも一部分は、トリガ(18)を第3のミシン目線(27)と位置合わせするように、シュリンクラベル(20)の上側部分(24)と位置合わせされている。次いで、
図1及び
図2に示されるように、シュリンクラベル(20)が容器(10)に対して形成されるように、シュリンクラベル(20)に熱を適用することができる。例えば、シュリンクラベル(20)を、スチームトンネル内で約6秒~約8秒間にわたって、約90℃~約120℃の温度に加熱することができる。シュリンクラベル(20)を加熱するための温度及び時間は、シュリンクラベル(20)に関して選択される材料に応じて変動し得る点に留意されたい。
【0020】
したがって、シュリンクラベル(20)は、UV光、赤外放射、熱風、及び蒸気のうちのいずれか1つ以上などによる、エネルギーを適用することによって、拡張状態(
図3)から収縮状態(
図1及び
図2)に向けて変化可能である。収縮の代わりに、又は収縮に加えて、シュリンクラベル(20)は、機械的締結(例えば、タイ又はバンド)によって引き締めることもできる。代替的には、又はそれに加えて、シュリンクラベル(20)は、湿度変化によって、又は弾性エネルギーを解放することによって収縮することも可能であり、例えば、伸縮性スリーブとしてのシュリンクラベル(20)を、レセプタクルの上に配置している間に弾性的に拡張させることができ(拡張状態)、その後、弾性張力を解放する(収縮状態)。これは、拡張可能かつ中空の輸送マンドレルによるもの、又は放射状に分離可能なフィンガ部材によるものなどの技術を使用して行うことができる。したがって、シュリンクラベル(20)は、伸縮性ラベル、シュリンクラベル、及びシュリンクステッカーのうちのいずれか1つ以上などのラベルとすることができる。
【0021】
シュリンクラベル(20)が容器(10)に対して形成される際に、第3のミシン目線(27)が断裂及び/又は拡張して、トリガ(18)を受け入れるための開口部(29)を形成すると共に、シュリンクラベル(20)の上側部分(24)が、ノズル(19)を包み込む。それにより、容器(10)のトリガ(18)は、開口部(29)を通って延在することができる。
図2において最もよく示されるように、開口部(29)は、トリガ(18)の下方に位置決めされた底面(31)と、トリガ(18)の上方かつノズル(19)の下方に位置決めされた上面(35)と、トリガ(18)の外方に位置決めされた、対向する側面(33)の対とを含む。それにより、シュリンクラベル(20)は、本体(12)に対するキャップ(16)の位置を維持して、キャップ(16)を本体(12)に十分に固定する。これにより、本体(12)に対してキャップ(16)が回転すること及び/又は緩むことが阻止され、キャップ(16)と本体(12)との間で製品が漏出することを阻止する。
【0022】
シュリンクラベル(20)の開口部(29)はまた、熱収縮プロセス中にシュリンクラベル(20)が製品を偶発的に漏出させることを阻止することもできる。例えば、開口部(29)が存在しない場合には、シュリンクラベル(20)が容器(10)に適用される際に、シュリンクラベル(20)からの圧縮力が、トリガ(18)を枢動させて、容器(10)から製品を偶発的に漏出することがある。開口部(29)によれば、トリガ(18)が開口部(29)を通って延在することを可能にして、シュリンクラベル(20)がトリガ(18)を枢動させて製品を偶発的に漏出させることを阻止する。シュリンクラベル(20)を容器(10)に適用するための更に他の好適な方法が、本明細書の教示に鑑みて、当業者には明らかとなるであろう。例えば、いくつかの変形例では、第3のミシン目線(27)は、収縮前ではなく収縮後に、レーザ切断などによって形成することができる。
【0023】
第3のミシン目線(27)は、収縮中に断裂するが、第1のミシン目線(26)及び第2のミシン目線(28)は、
図1及び
図2に示されるように、無損傷のまま残される。したがって、容器(10)からシュリンクラベル(20)を取り外すために、ユーザは、シュリンクラベル(20)の上面(23)を下向きに引っ張って、上側部分(24)を、第1のミシン目線(26)に至るまで、第2のミシン目線(28)に沿って破断させることができる。次いで、シュリンクラベル(20)の上側部分(24)を、第1のミシン目線(26)に沿って剥ぎ取って、上側部分(24)などの、シュリンクラベル(20)の少なくとも一部分を、容器(10)から取り外すことができる。それにより、キャップ(16)の少なくとも一部分が露出されて、トリガ(18)を作動させることによって容器(10)から製品を分注することが可能となる。シュリンクラベル(20)を使用するための更に他の好適な構成及び方法が、本明細書の教示に鑑みて、当業者には明らかとなるであろう。例えば、いくつかの変形例では、シュリンクラベル(20)全体を容器(10)から取り外すことができる。この変形例では、第1のミシン目線(26)は、シュリンクラベル(20)から省略されてもよく、第2のミシン目線(28)は、シュリンクラベル(20)の長さの全体又は一部分に沿って延在し得る。更には、又は代替的に、シュリンクラベル(20)は、シュリンクラベル(20)の一部分を取り外すことを支援するためのプルタブを備え得る。
【0024】
いくつかの変形例では、ラベル、製品名、及び/又は他の装飾的特徴を、シュリンクラベル(20)の外面上に印刷することもできる。図示の変形例では、開口部(29)は、容器(10)のトリガ(18)を受け入れるように構成されている。更には、又は代替的に、開口部(29)は、ハンドル及び/又はノズルタイプの開口部などの、容器(10)の別の部分を受け入れることができる。例えば、ハンドルがシュリンクラベル(20)によって覆われていない、又は完全には覆われていないとき、ハンドルを、ユーザがより容易に把持することができ、及び/又は、視覚的マークを露出させることができる。
【0025】
更には、又は代替的に、シュリンクラベル(20)は、例えば、医薬品などに関するユーザマニュアルを表示するためのページを含むスリーブとして構成することもできる。スリーブは、テキスト又は意匠などの装飾を示すこともできる。スリーブは、パッケージ機能を有し得る。スリーブは、不正開封防止用途などのために、局所的にのみ収縮させることができる。スリーブは、単層又は多層の(例えば、共押出しされた)構成を有し得る。スリーブは、フルラベルとして、又は部分ラベル、すなわち、容器の上部の一部分及び/又は下部の一部分などの容器の一部分のみを覆うラベルとして提供され得る。スリーブは、周囲方向及び/又は長手方向において、均一な厚さを有し得る。
【0026】
II.スリットを備える例示的なシュリンクラベル
図4は、シュリンクラベル(120)が、収縮前の開放構成においてスリット(127)として構成されている穿刺部を備えることを除いて、上述のシュリンクラベル(20)と同様の第2の例示的なシュリンクラベル(120)を示す。スリット(127)は、シュリンクラベル(120)の収縮中に拡張して、開口部(29)を形成するように構成されている。図示の変形例では、スリット(127)は、第1のミシン目線(26)の横の上側部分(24)の一部分に沿って概ね長手方向に延在しているが、シュリンクラベル(20)の収縮中に拡張するようにスリット(127)が構成されるような、スリット(127)の任意の他の好適な向きを使用することもできる。図示の変形例では、スリット(127)は、スリット(127)が、第1のミシン目線(26)の上方の第1の距離(d1)、及びシュリンクラベル(120)の上面(23)の下方の第2の距離(d2)に位置決めされるように、上側部分(24)の一部分のみに沿って延在している。スリット(127)の長さは、一般に、トリガ(18)の長さに対応するが、容器(10)の任意の好適な突出部に対応する長さなどの、任意の他の好適な長さを使用することもできる。
【0027】
したがって、シュリンクラベル(120)が、上記で論じられたように加熱されて、容器(10)の周りに形成される際に、スリット(127)が拡張して開口部(29)を形成する(
図1及び
図2を参照)。それにより、容器(10)のトリガ(18)は、スリット(127)によって形成された開口部を通って延在することができる。これにより、シュリンクラベル(120)は、収縮中にシュリンクラベル(120)がトリガ(18)を押下することによって引き起こされ得る、ノズル(19)を通る偶発的な漏出、及び/又は、容器(10)のキャップ(16)と本体(12)との間での相対移動を阻止することが可能となり得る。シュリンクラベル(120)に関する更に他の好適な構成が、本明細書の教示に鑑みて、当業者には明らかとなるであろう。
【0028】
III.切断部を備える例示的なシュリンクラベル
図5及び
図6は、シュリンクラベル(220)が、収縮前の開放構成において切断部(227)として構成された穿刺部を備えることを除いて、シュリンクラベル(20)と同様の第3の例示的なシュリンクラベル(220)を示す。
図5に示されるように、シュリンクラベル(220)は、ポンプタイプのキャップ(216)を有する容器(210)に適用されるように構成されている。図示の変形例の容器(210)は、本体(212)と、本体(212)と結合可能なキャップ(216)とを備える。図示の変形例では、本体(212)はボトルの形態であるが、任意の他の好適な容器(例えば、水差し、紙パック、缶、瓶など)を使用することもできる。本体(212)は、製品を保管するための内部空間を画定する。本体(212)の上端部分は、本体(212)内の製品へのアクセスを提供するための開口部(図示せず)を有するネック部(214)を含む。ネック部(214)は、図示の変形例では、キャップ(216)とネジ式に結合されている。いくつかの他の変形例では、キャップ(216)は、スナップ嵌め、摩擦嵌め、一体型ヒンジなどの、他の好適な構成を使用して、本体(212)と結合され得る。
【0029】
キャップ(216)は、静止部分(215)と、ポンプ部分(217)とを備える。静止部分(215)は、容器(210)のネック部(214)と結合可能であり、ポンプ部分(217)は、静止部分(215)に対して移動可能である。キャップ(216)は、容器(210)の本体(212)の内部空間と流体接続されているディスペンサ(219)を更に備える。したがって、ポンプ部分(217)は、静止部分(215)に向けてポンプ部分(217)を押下することによって作動させて、本体(212)内の製品をディスペンサ(219)を通して分注することができる。
【0030】
図5に示されるように、シュリンクラベル(220)は、シュリンクラベル(220)の上面(223)が、ポンプ部分(217)上の、キャップ(216)の頂部部分上に位置決めされ、シュリンクラベル(220)の底面(221)が、静止部分(215)上の、キャップ(216)の底部部分上に位置決めされるように、キャップ(216)に適用されている。それにより、シュリンクラベル(220)は、キャップ(216)の静止部分(215)に対するポンプ部分(217)の位置を維持して、ポンプ部分(217)が作動されることを阻止するように構成されている。シュリンクラベル(220)は、キャップ(216)に適用されているものとして示されているが、いくつかの他の変形例では、シュリンクラベル(220)は、容器(210)の本体(212)の少なくとも一部分上へと下向きに延在してもよい。
【0031】
図5及び
図6を参照すると、シュリンクラベル(220)は、シュリンクラベル(220)の底面(221)から上面(223)まで、シュリンクラベル(220)の長さに沿って実質的に長手方向に延在するミシン目線(228)を備える。シュリンクラベル(220)は、ユーザが容器(210)からシュリンクラベル(220)を取り外すためにミシン目線(228)が役立ち得るように、ミシン目線(228)に沿って破断可能である。ミシン目線(228)は、単に任意選択的なものに過ぎず、それにより、いくつかの変形例では、ミシン目線(228)を使用することなく、シュリンクラベル(220)を単に断裂させることによって、シュリンクラベル(220)の少なくとも一部分を容器(210)から取り外すことができる点に留意されたい。図示の変形例は、シュリンクラベル(220)全体を容器(210)から取り外すための、シュリンクラベル(220)の長さに沿って延在する1つのミシン目線(228)を示しているが、いくつかの他の変形例では、ミシン目線(228)は、シュリンクラベル(220)の一部分のみに沿って延在しており、かつ/又は、シュリンクラベル(220)の一部分のみを容器(210)から取り外すことができる。ミシン目線(228)に関する更に他の好適な構成が、本明細書の教示に鑑みて、当業者には明らかとなるであろう。例えば、シュリンクラベル(220)を容器(210)から取り外すための、シュリンクラベル(220)に沿った任意の好適な向きで、任意の好適な数のミシン目線(228)を使用することができる。
【0032】
図5を参照すると、シュリンクラベル(220)は、シュリンクラベル(220)を貫通して延在する開口部(229)を更に備えることにより、容器(210)にシュリンクラベル(220)が適用されたときに、容器(210)のディスペンサ(219)が、開口部(229)を通って露出することが可能となる。収縮前には、
図6に示されるように、シュリンクラベル(220)は、シュリンクラベル(220)の収縮中に断裂及び/又は拡張して開口部(229)を形成するように構成されている穿刺部を備える。図示の変形例では、穿刺部は、シュリンクラベル(220)の一部分に沿って概ね長手方向に延在する、非ゼロの幅を有する切断部(227)として構成されているが、切断部(227)に関する任意の他の好適な向きを使用することもできる。切断部(227)は、シュリンクラベル(220)の材料の一部分を除去するようにレーザ切断することによって形成することができる。したがって、切断部(227)は、シュリンクラベル(220)の収縮中に拡張するように構成されている。
図6に示されるように、切断部(227)は、切断部(227)が、底面(221)の上方の第1の距離(d1)、及びシュリンクラベル(220)の上面(223)の下方の第2の距離(d2)に位置決めされるように、シュリンクラベル(220)の一部分のみに沿って延在している。それにより、切断部(227)の長さは概して、ディスペンサ(219)の直径に対応しているが、容器(210)の任意の好適な突出部に対応する長さなどの、任意の他の好適な長さを使用することもできる。切断部(227)に関する更に他の好適な構成が、本明細書の教示に鑑みて、当業者には明らかとなるであろう。例えば、いくつかの変形例では、切断部(227)及び/又は開口部(229)は、収縮前ではなく収縮後に、レーザ切断などによって形成することができる。
【0033】
シュリンクラベル(220)を容器(210)に適用するために、開放構成のシュリンクラベル(220)によって画定されている開口部(225)内部に、容器(210)を位置決めすることができる。例えば、キャップ(216)の少なくとも一部分は、ディスペンサ(219)を切断部(227)と位置合わせするように、シュリンクラベル(220)と位置合わせされる。ディスペンサ(219)は、加熱前又は加熱後に、切断部(227)内に挿入することができる。次いで、
図5に示されるように、シュリンクラベル(220)が容器(210)に対して形成されるように、上述のようにシュリンクラベル(220)に熱を適用することができる。シュリンクラベル(220)が容器(210)に対して形成される際に、切断部(227)が拡張して開口部(229)を形成するが、この開口部は、ディスペンサ(219)が開口部(229)を通って延在することを可能にするために十分なサイズである。それにより、シュリンクラベル(220)は、キャップ(216)の、静止部分(215)に対するポンプ部分(217)の位置を維持する。これにより、ポンプ部分(217)の偶発的な作動が阻止されることによって、ディスペンサ(219)からの偶発的な製品の漏出を阻止することができる。いくつかの変形例では、シュリンクラベル(220)は、本体(212)に対するキャップ(216)の位置を維持するように、本体(212)の少なくとも一部分の周りに延在して、本体(212)に対してキャップ(216)が緩むことを阻止する。
【0034】
容器(210)からシュリンクラベル(220)を取り外すために、ユーザは、シュリンクラベル(220)の上面(223)を下向きに引っ張って、ミシン目線(228)に沿ってシュリンクラベル(220)を断裂させることができる。次いで、シュリンクラベル(220)を容器(210)から取り外すことができる。それにより、キャップ(216)の少なくとも一部分が露出されて、ポンプ部分(217)を作動させることによって容器(210)から製品を分注することが可能となる。シュリンクラベル(220)を使用するための更に他の好適な構成及び方法が、本明細書の教示に鑑みて、当業者には明らかとなるであろう。例えば、いくつかの変形例では、シュリンクラベル(220)の一部分のみを取り外すことができ、それにより、シュリンクラベル(220)の別の部分は、容器(210)の本体(212)及び/又はキャップ(216)上に残される。
【0035】
IV.シュリンクラベルを作製する例示的な装置及び方法
図7は、可撓性筒状材料の連続ストリップ(36)を受け取るように構成されているマンドレル(32)を備える、シュリンクラベル(20、120、220)を作製するための例示的な装置(30)を示す。用語「筒状(tubular)」とは、内周及び外周を少なくとも有することを意味するものと理解される。筒状材料は、シュリンクラベル(20、120、220)を形成するために、箔状及び/又はフィルム状であり得る。いくつかの変形例では、筒状材料は、金属箔などの金属を備え得る。マンドレル(32)は、本質的に円柱状であり、概ね垂直で静止した長手方向軸を有する。マンドレル(32)の頂部部分(図示せず)は、可撓性筒状材料のストリップ(36)を平坦形態から開放形態に変換することが可能な、開張要素を有する。マンドレル(32)の下側部分が、
図7に示されており、概ね円形の断面形状を有する。いくつかの変形例では、マンドレル(32)は、円形、楕円形、多角形、及び板状の断面形状のうちのいずれか1つ以上を有し得る。ストリップ(36)は、予め調製することができるロール(図示せず)から、マンドレル(32)に導入することができる。マンドレル(32)の下側部分は、マンドレル(32)のスリーブショット部から形成することができる。
【0036】
装置(30)は、ストリップ(36)を装置(30)に通過させて供給するための、送出手段(図示せず)を含むことができる。送出手段は、ストリップ(36)の内表面及び外表面と係合する、1つ以上の第1のローラ対を備え得る。このようにして、ストリップ(36)を、マンドレルの上端部からマンドレル(32)上へと供給することができる。送出手段は、第1のローラ対よりも低い、マンドレル(32)上の位置で、ストリップ(36)の内表面及び外表面と係合する、1つ以上の第2のローラ対を備えることができる。このようにして、ストリップ(36)から切断されたスリーブを、マンドレル(32)の下端部から別の生産ステーションに供給することができる。ローラのうちの1つ以上を、電気モータによって駆動することができる。各ローラ対のうちの一方のローラを、マンドレル(32)に設けられている凹部(図示せず)内に収容することができる。いくつかの変形例では、マンドレル(32)は、それらのローラのうちのいくつかによって支持されている。
【0037】
図7に示されるように、装置(30)は、シュリンクラベル(20、120、220)内部に、所定の長さの穿刺部(例えば、ミシン目線、スリット、切断部など)のうちの1つ以上を形成するための、穿刺機構(図示せず)によって駆動されるブレード(40)を、穿刺手段として備える。例えば、穿刺機構は、ブレード(40)を、両方向矢印(42)によって示される径方向で、マンドレル(32)に向けて、かつマンドレル(32)から離れる方向に移動させる。図示の変形例では、この移動は直線的であるが、他の変形例では、移動は、直線運動、円運動、及び/又は楕円運動のうちのいずれか1つ以上を含み得る。例えば、ブレード(40)は、ブレード(40)が、その回転軸に対して切断プロファイルが偏心している回転(スピン)ブレードとなり得るように、軸を中心として回転することができる。ブレード(40)の運動は、電気、空気圧、及び油圧のうちのいずれか1つ以上によって駆動され得る。例えば、ブレード(40)は、サーボモータなどの電気モータ、及び/又は往復式空気圧アクチュエータによって駆動され得る。ブレード(40)が、シュリンクラベル(20、120、220)の壁厚さを一方の側(外側)から穿刺する一方で、マンドレル(32)(開放デバイス)が、他方の側(内側)からストリップ(36)を支持する。図示の変形例におけるブレード(40)は、三角形状のプロファイルを有する。ブレードのプロファイルは、代替的には、概ね垂直な線上に配置されている、複数の三角形を含み得る。三角形の頂角は、約45度の角度を有し得る。鋸歯状のプロファイルなどの、2つ以上の三角形を設けることによって、所与の穿刺長さに関して必要とされるブレード(40)のストロークを、短く保つことができる。
【0038】
マンドレル(32)は、その表面上に、ブレード(40)を受け入れるための凹部(44)を備える。ブレード(40)は、凹部(44)に進入することができ、この凹部は、図示の変形例では、ブレード(40)の三角形のプロファイルに対応して成形されている。他の変形例では、凹部(44)は、直線及び/又は円形などの、他の形状を有してもよく、並びに/あるいは、凹部(44)は、貫通穴とすることもできる。凹部(44)は、マンドレル(32)の周りに少なくとも部分的に、周囲方向で延在し得る。凹部(44)は、マンドレル(32)に穿刺手段(40)が接触しないように構成することができる。装置(30)は更に、ブレード(40)の上方でストリップ(36)を周囲方向で切断するように、両方向矢印(43)によって示される径方向で、マンドレル(32)に向けて、かつマンドレル(32)から離れる方向に移動させることができる、1つ以上のブレードを含む回転カッター(46)を、切断手段として備える。回転カッター(46)は、ストリップ(36)の周りで周囲方向の切断を行うように構成されている。いくつかの他の変形例では、カッター(46)は、フラットカッターなどの、異なるタイプのカッターとして設けることができる。送出手段、ブレード(40)、及び/又は回転カッター(46)は、制御ユニット(図示せず)によって時間調整された方式で協働するように構成することができる。
【0039】
装置(30)は、任意選択的に、ミシン目線(26、28、228)を作製するためのミシン目手段(50)を含む。ミシン目手段(50)は、各ミシン目線に対してそれぞれのミシン目形成ブレードを備えることができ、及び/又は、共通のミシン目形成ブレードを備える場合もある。ミシン目手段(50)は、マンドレル(32)の上流で、ストリップ(36)の一部分(単数又は複数)を往復式に穿刺するように構成されており、その往復運動の方向が、両方向矢印(52)によって示されている。それゆえ、ミシン目手段(50)は、ストリップ(36)の平坦化されている部分を穿刺するように構成されている。いくつかの変形例では、ミシン目手段(50)は、マンドレル(32)の下流に設けることもできる。
【0040】
図8A~
図8Eは、装置(30)を使用してシュリンクラベル(120)を作製する方法を示す。装置(30)は、シュリンクラベル(120)を形成するものとして示されているが、装置(30)は、以下で論じられ、かつ、本明細書の教示に鑑みて当業者には明らかとなるように、シュリンクラベル(20、220)を形成するように構成することもできる。
図8Aに示されるように、筒状材料のストリップ(36)が、例えば送出手段の第1のローラ対によって、マンドレル(32)の頂部部分から、マンドレル(32)上へと供給される。ストリップ(36)は、ストリップ(36)の自由端部分(34)の自由端(33)が、マンドレル(32)の底端部などの、マンドレル(32)に沿った所定の位置に到達するまで供給される(
図8B)。それゆえ、ストリップの或る領域は、マンドレル(32)によって開放されたまま保持され、かつ/又は支持される、開放領域となる。この時点で、供給が停止される。
【0041】
ストリップ(36)がマンドレル(32)上へと供給される際に、ストリップ(36)の筒状材料は、平坦化されている構成から開放構成又は筒状構成へと開放され、これは、マンドレル(32)として、又はマンドレル(32)に加えて遂行される、開放デバイスによって実行することができる。開放デバイスは、板状ガイド、変断面のガイド、又は、ストリップ(36)の内側を支持する任意の構造部材などの、ガイドを備え得る。代替的には、又はそれに加えて、開放デバイスは、供給方向に位置合わせされており、真空に接続された1つ以上の多孔性の内表面を有する、トンネル又は通路を備え得るものであり、それゆえ、開放デバイスによってストリップ(36)が受け取られる際に、ストリップ(36)の壁部は、低い空気圧によって引き離され、多孔性表面は、静止式又は搬送可能なものとすることができ、この場合にも、開口部分は、ストリップ(36)の内周部分を、離れるように移動させることによって形成される。ストリップ(36)の開放部分の少なくとも一部を、開放デバイスから離間させることができる。代替的には、又はそれに加えて、ストリップ(36)を、内部圧力で膨張させることもできる。
【0042】
その後続けて、
図8Cに示されるように、穿刺ステップが実行され、ブレード(40)が、ストリップ(36)を穿刺して凹部(44)に進入することにより、ストリップ(36)の或る領域内に1つ以上の穿刺部を形成する。この穿刺部は、ミシン目線(27)、スリット(127)、切断部(227)、並びに/あるいは、シュリンクラベル(20、120、220)の収縮中に断裂及び/又は拡張するように構成されている他の好適な穿刺部のうちの1つ以上を含み得る。穿刺部は、筒状材料の一部分を除去することによって、又は、材料のフラップが残るように、筒状材料の一部分を部分的に除去することによって形成することができる。穿刺部は、既定の(例えば、非ゼロの)幅を有し得る。ストリップ(36)は、穿刺部を作製する際に、スリーブの長手方向端部部分が穿刺されず、穿刺部が、その全ての側方を、穿刺されていない材料によって取り囲まれるように、その自由端(33)から第1の距離で穿刺される。例えば、
図8Cでは、ブレード(40)は、概ね長手方向のスリット(127)をストリップ(36)内部に穿刺するための、概ね三角形状のプロファイルを有するスリット形成ブレードとして示されている。いくつかの他の変形例では、穿刺手段は、円形、楕円形、又は多角形(例えば、正方形又は長方形)の断面を有する、パンチを備え得る。スリット(127)の範囲は、ブレード(40)の範囲に対応して形成することができる。換言すれば、スリット(127)の長手方向上側の範囲は、ブレード(40)の長手方向上側の範囲によって(又は、それに対応して)形成することができ、スリット(127)の長手方向下側の範囲は、ブレード(40)の長手方向下側の範囲によって(又は、それに対応して)形成することができる。いくつかの変形例では、装置(30)は、上述のスリット形成ブレードを、複数の三角形状ブレードを有するミシン目形成ブレードに置き換えることによって、ミシン目線(27)を作製するように適合される。いくつかの他の変形例では、装置(30)は、上述のスリット形成ブレードを、レーザカッターに置き換えることによって、切断部(227)を作製するように適合される。したがって、穿刺手段は、マンドレル軸に沿って延在する、スリット形成ブレード、ミシン目ブレード、及び/又はレーザカッターを備え得る。
【0043】
穿刺がストリップ(36)の一部分上で実行され、その部分はマンドレル(32)上に提供されているので、精度及び再現性が向上する。また、平坦化されている状態でストリップ(36)が穿刺される場合のように、ストリップ(36)の壁部をブレード(40)が2回穿刺することが防止される。穿刺は、マンドレル(32)の軸に概ね平行な平面内で、ブレード(40)を移動させることによって実行される。したがって、穿刺の精度及び再現性を、更に向上させることができる。
【0044】
ストリップ(36)は、任意選択的に、
図8に示される穿刺ステップ中に、その周囲にわたって更に切断される。例えば、穿刺の前に切断を開始して任意選択的に完了するように、回転カッター(46)を構成することができる。また、マンドレル(32)の上流又は下流などの、マンドレル(32)上には存在していない筒状材料の一部を、カッター(46)が周囲方向で切断するように規定することもできる。ストリップ(36)は、その自由端(33)から第2の距離で切断され、この第2の距離は、第1の距離よりも大きい。切断後に、回転カッター(46)が後退される。穿刺後に、ブレード(40)が後退される(
図8Dを参照)。ストリップ(36)の端部部分は、シュリンクラベル(20、120、220)の端部部分を形成する。自由端(33)は、シュリンクラベル(20、120、220)の開放端部となる。
【0045】
図示の変形例では、穿刺手段は、カッター(46)の下方で、マンドレル(32)に供されている。いくつかの他の変形例では、穿刺手段は、カッター(46)の上方などの他の場所に、又は、可撓性筒状材料が開放している(例えば、平坦化されていない)任意の場所に供することもできる。この方法は、適宜に適合させることができ、例えば、穿刺の後に、シュリンクラベルの端部に対応する筒状材料の部分が、カッター(46)と一致するまで、筒状材料を供給することができる。次いで、切断を実行することができる。したがって、この切断は、シュリンクラベル(23、120、220)の上面(23、223)と、次のシュリンクラベル(20、120、220)の底面(21、221)とを、同時に作り出すことができる。次のシュリンクラベル(20、120、220)となる筒状材料を、この切断中に穿刺することができる。例えば、ストリップ(36)の長さが、シュリンクラベル(20、120、220)の長さである場合には、切断を実行する必要はない。マンドレル(32)は、穿刺及び/又は切断中に、静止(例えば、回転式に静止)させることができる。ストリップ(36)は、穿刺中に、少なくとも回転式に静止するなど、マンドレル(32)に対して静止させることができる。代替的には、又はそれに加えて、穿刺の少なくとも一部が、供給の少なくとも一部と同時に行われる場合もある。
【0046】
その後続けて、シュリンクラベル(20、120、220)は、マンドレルの底端部からマンドレル(32)を離れるように、第2のローラ対によって、
図8Eの実線矢印の方向に送出される(
図8E)。この送出手段は、シュリンクラベル(20、120、220)がマンドレル(32)から移送されると同時に、又はその直後に、ストリップ(36)の新たに作製された自由端部分(48)を、所定の位置へと移送することができる。いくつかの変形例では、シュリンクラベル(20、120、220)は、マンドレル(32)から、マンドレル(32)の下に位置決めされているレセプタクル(
図8A~8Eには示さず)へと移送される。装置(30)を動作させるための更に他の好適な構成及び方法が、本明細書の教示に鑑みて、当業者には明らかとなるであろう。
【0047】
例えば、シュリンクラベル(20、120、220)は、所定の間隔でストリップ(36)を順次切断することによって形成することができる。更には、直線状に一連の容器(10)を配置することができ、各容器(10)は、シュリンクラベル(20、120、220)を受け取るための共通の位置に順次搬送される。シュリンクラベル(20、120、220)を有する各容器(10)を、熱収縮用のヒータなどの、収縮させるための処理ステーション(図示せず)に搬送することができる。このようにして、シュリンクラベル(20、120、220)を作製する方法を実行した後に、シュリンクラベル(20、120、220)を使用して容器(10)の少なくとも一部分を覆うことによって、容器アセンブリが作製される。シュリンクラベル(20、120、220)を作製するための更に他の好適な方法が、本明細書の教示に鑑みて、当業者には明らかとなるであろう。
【0048】
V.実施例
以下の実施例は、本明細書の教示を組み合わせるか又は適用することが可能な、様々な非網羅的な方式に関する。以下の実施例は、本出願において、又は本出願の後続出願において、あらゆる時点で提示される可能性がある、いずれの請求項の範囲も制限することを意図するものではない点を理解されたい。権利放棄は意図されていない。以下の実施例は、単に例示目的のために提供されているものに過ぎない。本明細書の様々な教示は、数多くの他の方式で構成及び適用することができる点が想到される。また、いくつかの変形形態では、以下の実施例で言及される特定の特徴が省略される場合がある点も想到される。それゆえ、以下で言及される態様又は特徴のいずれも、本発明者らによって、又は本発明者らの権利承継人によって後日そのように明示的に示されない限り、決定的なものであると見なされるべきではない。本出願において、又は本出願に関連する後続出願において、以下で言及されるものを超えた追加的な特徴を含む、いかなる請求項が提示される場合にも、それらの追加的な特徴は、特許性に関連するいかなる理由があろうと、追加されていると推定されるものではない。
【0049】
実施例1
シュリンクラベルであって、第1の端面及び第2の端面を有する、筒状材料と、第1の端面と第2の端面との間で筒状材料の一部分に沿って延在する穿刺部であって、それにより、穿刺部は、第1の端面から第1の距離で離間され、穿刺部は、第2の端面から第2の距離で離間されている、穿刺部と、を備え、シュリンクラベルは、開放状態から収縮状態へと収縮するように構成されており、穿刺部は、開放状態から収縮状態へとシュリンクラベルが収縮するときに、開口部を形成するように拡張可能である、シュリンクラベル。
【0050】
実施例2
穿刺部は、ミシン目線、スリット、切断部、及び開口部のうちの1つ以上を含む、実施例1のシュリンクラベル。
【0051】
実施例3
穿刺部は、シュリンクラベルに沿って概ね長手方向に位置決めされている、実施例1又は2のうちのいずれか1つ以上のシュリンクラベル。
【0052】
実施例4
シュリンクラベルは、シュリンクラベルの少なくとも一部分に沿って長手方向に延在する、長手方向のミシン目線を備え、ミシン目線は、開放状態から収縮状態へとシュリンクラベルが収縮するときに、無損傷のまま残されるように構成されており、ミシン目線は、シュリンクラベルが収縮状態になった後に、シュリンクラベルの少なくとも一部分をシュリンクラベルの別の部分から分離するために断裂するように構成されている、実施例1~3のうちのいずれか1つ以上のシュリンクラベル。
【0053】
実施例5
シュリンクラベルは、シュリンクラベルの少なくとも一部分の周りに周方向に延在する、周方向のミシン目線を備え、ミシン目線は、開放状態から収縮状態へとシュリンクラベルが収縮するときに、無損傷のまま残されるように構成されており、ミシン目線は、シュリンクラベルが収縮状態になった後に、シュリンクラベルの少なくとも一部分をシュリンクラベルの別の部分から分離するために断裂するように構成されている、実施例1~4のうちのいずれか1つ以上のシュリンクラベル。
【0054】
実施例6
穿刺部は、周方向のミシン目線から或る距離で離間されている、実施例5のシュリンクラベル。
【0055】
実施例7
シュリンクラベルは、収縮状態で容器に適用され、容器は、突出部を備えており、穿刺部によって形成された開口部は、容器の突出部を通過させて受け入れるために十分なサイズである、実施例1~6のうちのいずれか1つ以上のシュリンクラベル。
【0056】
実施例8
容器は、トリガを備えており、穿刺部によって形成された開口部は、トリガの作動を阻止するために、トリガを通過させて受け入れるように構成されている、実施例7のシュリンクラベル。
【0057】
実施例9
容器は、ディスペンサを備えており、穿刺部によって形成された開口部は、ディスペンサの作動を阻止するために、ディスペンサを通過させて受け入れるように構成されている、実施例7のシュリンクラベル。
【0058】
実施例10
シュリンクラベルは、収縮状態で容器に適用され、容器は、静止部分と、静止部分に対して移動可能なポンプ部分と、を有するキャップを備えており、シュリンクラベルは、静止部分に対するポンプ部分の位置を維持するように、容器のキャップに適用されている、実施例1~9のうちのいずれか1つ以上のシュリンクラベル。
【0059】
実施例11
シュリンクラベルは、収縮状態で容器に適用され、容器は、本体と、本体と結合されたキャップとを備えており、シュリンクラベルは、本体に対するキャップの位置を維持するように、本体の少なくとも一部分とキャップの少なくとも一部分とに適用される、実施例1~10のうちのいずれか1つ以上のシュリンクラベル。
【0060】
実施例12
シュリンクラベルは、収縮状態で容器に適用され、シュリンクラベルの少なくとも一部分は、容器の使用前に、容器から取り外し可能である、実施例1~11のうちのいずれか1つ以上のシュリンクラベル。
【0061】
実施例13
シュリンクラベルを容器に適用する方法であって、シュリンクラベルは、第1の端面、第2の端面、及び、第1の端面と第2の端面との間でシュリンクラベルの一部分に沿って延在する穿刺部であって、それにより、穿刺部は、第1の端面から第1の距離で離間され、穿刺部は、第2の端面から第2の距離で離間されている、穿刺部を備えており、この方法は、シュリンクラベルの穿刺部を容器の突出部と位置合わせするように、容器の少なくとも一部分の周りでシュリンクラベルを位置決めするステップと、容器に対してシュリンクラベルを形成するために、シュリンクラベルを開放状態から収縮状態へと収縮させるステップとを含み、穿刺部は、開放状態から収縮状態へとシュリンクラベルが収縮するときに、開口部を形成するように拡張し、それにより、開口部は、開放状態から収縮状態へとシュリンクラベルが収縮するときに、容器の突出部を通過させて受け入れる、方法。
【0062】
実施例14
シュリンクラベルの少なくとも一部分を容器から取り外すステップを更に含む、実施例13の方法。
【0063】
実施例15
シュリンクラベルは、ミシン目線を備え、シュリンクラベルは、シュリンクラベルの少なくとも一部分が容器から取り外されるときに、ミシン目線に沿って断裂される、実施例14の方法。
【0064】
本発明の様々な実施形態が示され、説明されてきたが、本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書で説明された方法及びシステムの更なる適応形態を、当業者による適切な修正形態によって達成することができる。そのような潜在的な修正のいくつかが言及されており、当業者には他の修正形態も明らかとなるであろう。例えば、上記で論じられた実施例、実施形態、幾何学形状、材料、寸法、比率、ステップなどは、例示的なものであって、必須のものではない。したがって、本発明の範囲は、提示される可能性がある、あらゆる請求項の観点から考慮されるべきであって、明細書及び図面において示され、説明されている、構造及び動作の詳細には限定されないものと理解される。
【国際調査報告】