(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-25
(54)【発明の名称】デジタルメディアコンテンツを管理するためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
G06F 21/10 20130101AFI20221117BHJP
G16Y 10/45 20200101ALI20221117BHJP
G06F 21/31 20130101ALI20221117BHJP
【FI】
G06F21/10
G16Y10/45
G06F21/31
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022515564
(86)(22)【出願日】2020-09-05
(85)【翻訳文提出日】2022-05-09
(86)【国際出願番号】 US2020049591
(87)【国際公開番号】W WO2021046488
(87)【国際公開日】2021-03-11
(32)【優先日】2019-09-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】522089620
【氏名又は名称】オープン レンズ プロジェクト リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】デイビス,ランドルフ,アール.
(72)【発明者】
【氏名】スタインマン,スーザン
(57)【要約】
本方法は、デジタルメディアコンテンツ(DMC)を管理するためのシステム及び方法を提供する。本方法は、使用者によるDMCと関連付けられたトークンを提供することを含む。本方法は、提供されたトークンを認証して、DMCのためのDMC登録コードを生成することを更に含む。本方法は、生成されたDMC登録コードに対応する、DMCのためのライセンスを起動させることを更に含む。本方法は、その結果として、ライセンスの起動に応答して、DMCの作成者の動作をトリガすることを更に含む。本方法は、動作のトリガの際に、DMCのためのアクセスキーを生成することを更に含む。本方法は、DMCのための生成されたアクセスキーを、使用者に対して登録することを更に含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタルメディアコンテンツ(DMC)を管理するための方法であって、
使用者によるDMCと関連付けられたトークンを提供することと、
前記提供されたトークンを認証して、前記DMCのためのDMC登録コードを生成することと、
前記生成されたDMC登録コードに対応する、前記DMCのためのライセンスを起動させることと、
その結果として、前記ライセンスの起動に応答して、前記DMCの作成者の動作をトリガすることと、
前記動作のトリガの際に、前記DMCのためのアクセスキーを生成することと、
前記DMCのための前記生成されたアクセスキーを、前記使用者に対して登録することと、を含む、方法。
【請求項2】
商品と関連付けられた商品プロファイルを使用者から受信することと、
前記対応する商品プロファイルに基づいて、商品トークンを前記商品に指定することと、
前記商品トークンを認証して、前記商品のための商品登録コードを生成することと、
前記商品のための前記生成された商品登録コードを、前記使用者に登録することと、
前記使用者のために、前記DMCと関連付けられた前記アクセスキーを、前記商品と関連付けられた前記商品登録コードに固定することと、を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
対応する複数のDMCのための複数のアクセスキーを、前記使用者に登録することと、
その結果として、前記使用者が、前記複数のアクセスキーのうちの1つ以上を、前記商品と関連付けられた前記商品登録コードに対して選択的に指定することを可能にすることと、を更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記商品と関連付けられた前記商品プロファイルを認識することと、
認識された商品プロファイルを有する前記商品と関連付けられた前記商品登録コードに固定された前記DMCのための前記アクセスキーを検索することと、
その前記アクセスキーの前記検索に応答して前記DMCをレンダリングすることと、を更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記DMCが定期的に更新され、前記方法が、その前記アクセスキーの前記検索に基づいて前記更新されたDMCをレンダリングすることを更に含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記使用者が、それと共に登録された前記アクセスキーを有する前記DMCのサブセットを選択することを可能にすることと、
前記使用者が、前記DMCの前記選択されたサブセットのためのゲストアクセスキーを生成することを可能にすることと、
前記ゲストアクセスキーの検索に応答して、前記DMCの前記選択されたサブセットをレンダリングすることと、を更に含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記DMCの前記選択されたサブセットの前記レンダリングが、前記使用者の展開装置の1つ以上の物理的近接性、ソーシャルネットワークアクセス許可、及び前記DMCの前記選択されたサブセットのレンダリングにおける時間制限によって制御される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記使用者が、前記DMCの前記ライセンスの限定された数を設定することを可能にすることを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記使用者が、前記DMCと関連付けられた前記アクセスキーの、前記商品と関連付けられた前記商品登録コードへの固定を解除することを可能にすることを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記使用者が、前記固定から取り外された際に前記DMCと関連付けられた前記アクセスキーを前記商品と関連付けられた前記商品登録コードに転送して、別の商品と関連付けられた別の商品登録コードに固定することを可能にすることを更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記使用者のために、対応するDMCと関連付けられた複数のアクセスキーを、前記商品と関連付けられた前記商品登録コードに固定することと、
前記複数のアクセスキーと関連付けられた際に、前記DMCを所望の順序で待機させて、その前記複数のアクセスキーの前記検索に応答してレンダリングさせることと、を更に含む、請求項4に記載の方法。
【請求項12】
前記DMCの前記使用者のための前記動作の前記トリガが、前記DMCのための前記起動されたライセンスに基づいて、前記使用者による1つ以上の前記DMC及び前記商品の購入からの収益のうち、前記DMCの前記使用者に対する支払いをトリガすることを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項13】
前記登録されたアクセスキーが、前記使用者と関連付けられた使用者のトークンウォレットに格納される、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記DMCの前記レンダリングが、前記商品にレンダリングされた1つ以上の拡張現実(AUGMENT REALITY(AR))の形態であり、また前記商品に連続的にレンダリングされた音声又は動画の形態である、請求項4に記載の方法。
【請求項15】
前記レンダリングが動的に変化して前記商品の視覚的外観を調節するように、前記DMCの前記レンダリングが、デジタルオーバーレイを介した前記商品の前記視覚的外観の動的変化の形態である、請求項14に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、デジタルコンテンツ管理に関するが、限定としてではなく、デジタルメディアコンテンツ(DMC)の登録、認証、配布、展開、レンダリング、及び現金化のためのシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルメディアコンテンツ(DMC)の配信が普及しており、効率が高くなり、デジタル配信チャネルを通じてアクセス性が向上している。これにより、コンテンツ作成者の売上と収益が増加した。しかしながら、既存のメディアの短いセグメントやクリップなど、特定のクラスのDMCは、それ自体では価値があるとは見なされない。つまり、希少で、独自性があり、制限されているとは見なされなければならない。これは主に、DMCを消費するためのライセンスを管理するのが難しく、一度普及すると管理と収益化が困難になるという事実によるものである。ブロックチェーン又は他の認証技術によって限定版ベースでDMCを利用できるようにする最近の進歩があるものの、ブロックチェーンまたは他の認証技術によって限定版ベースでDMCを利用できるようにする最近の進歩があるものの、ビデオベースのDMC(またはグラフィックスやオーディオなどの他の形式のDMC)は、商品自体に適用するための消費者レベルでのライセンスでは、ユニットごとに明示的に提供されていない。つまり、ビデオベースのDMCを個別のユニットごとに所有するために商品化する権利は、周知のソリューションでは利用できない。したがって、ビデオベースのDMCの価値と有用性は、既存の特許及び技術では完全には実現されていない。
【0003】
現在利用可能な特許と技術を利用した、ライセンス化されたDMCを備えた商品(キャンバスやマグカップなど)を含む製品のライセンスは、ほとんどの場合、DMCが最初に割り当てられた物理的なオブジェクトに限定される。現在の技術では、消費者がDMC及び/又はDMCライセンスをそれ自体で商品として所有することはできず、これには、個別の、ユニットごとに、独立して所有されるマーチャンダイジングライセンスの権利が含まれる。現在の技術を利用して、割り当てられた商品が紛失、損傷、盗難、または消費者に望まれなくなった場合、割り当てられたDMC及び固有の商品化権は同じ運命をたどることになる。更に、商品の権利は現在の技術を使用して個別のユニットごとに所有されていないため、消費者には、ライセンス化されたDMCを新しい商品又は別の商品に再割り当てするオプションがない。これらの制限は、消費者にとってのDMCライセンス並びに商品の価値及び有用性を大幅に制限する。
【0004】
前述のように、とりわけデジタル通貨やデジタルメディアコンテンツなどのデジタルコンテンツの配布、展開、及び現金化にブロックチェーンを使用する傾向が高まっている。
【0005】
しかしながら、ブロックチェーンの使用にはいくつかの課題がある。 例えば、ブロックチェーンは、デジタルコンテンツを含む分散アイテムに固定識別子を利用する。 検証後、偽造者は固定識別子を掬い取ってDMCを違法にダウンロードし、無制限かつ無許可の消費に従事する可能性がある。 更に、ブロックチェーンベースのシステムの公開キーと外部ログ又は元帳は、プライバシーを犠牲にするものであり、購入価格や買い手及び売り手のIDなど、展開されたアイテムやトランザクションに関する情報を公然と提供してしまう。 更に、ブロックチェーンの外部ログは、DMCを量子コンピューティング攻撃による盗難又は侵害に晒すことになる。
【0006】
現在利用可能な技術は、小規模な商品への認可されたDMCの展開と適用を効果的かつ経済的に管理して現金化する手段を提供していない。したがって、関連する会計、法務、及び他のメカニズムのコストをカバーするために、従来のライセンスモデルは、無制限の数の消費者による少量の実行ではなく、限られた数の営利企業による大量の実行用に構成されている。事実上、これはニッチ市場の権利を剥奪し、ライセンサーとライセンシーの機会を失わせ、ニッチな消費者に十分なサービスを提供するものではない。更に、現在利用可能な技術の欠如は、大規模生産のためにこの分野で資本の多い営利企業を除くすべてを除外し、徐々にライセンサーを監視、文書化、および補償することができないため、市場に投入できるDMCのタイプを制限し、知的財産が消費され、従来のライセンスモデルにロイヤルティの支払いを前倒しするように強制することになる。
【0007】
更に、増分ライセンスメカニズムがないために、消費者がキュレーションした商品の作成が可能になり、商品の所有権が維持され、実行不可能で非現実的となってしまう。フロントロードライセンスの非実用性は、例えば、ストックフッテージプロバイダーの多く(Shutterstockなど)が無制限のデジタルメディア使用ライセンス(例えば、拡張現実(AR)を使用して、すべて込みの定額料金によって、1つのアイテムまたは数百万に適用されるものなど)を提供することに頼っている業界全体で明らかである。したがって、そのような厳選されたコンテンツから少数のメディアアイテムのみを使用する必要がある可能性がある当事者は、アイテムごとに高額を支払う必要があり、そのようなコンテンツの購入を思いとどまらせる可能性があり、その反対に、そのようなキュレートされたコンテンツから数百又は数千のメディアアイテムを使用する可能性のある当事者は、アイテムごとに比較的わずかな価格を支払う必要があり、事実上、コンテンツ作成者のメディアを過小評価し、過小評価する。したがって、このようなモデルは、消費者とコンテンツ作成者の両方に十分なサービスを提供しないものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、コンテンツ作成者が透過的で制御された増分ベースでライセンスの性質と特性を監視及び制御するための新しいプロトコルを提供する個別のユニットとして、メディアライセンス権を作成及び管理するためのメカニズムが必要である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様では、デジタルメディアコンテンツ(DMC)を管理するための方法が提供される。 本方法は、消費者によって、DMCに関連付けられたトークンを提供することを含む。 本方法は、提供されたトークンを認証して、DMCのDMC登録コードを生成することを更に含む。本方法は、生成されたDMC登録コードに対応するDMCのライセンスをアクティブ化することを更に含む。本方法には、DMCのライセンスのアクティブ化に応答して、DMCの作成者に対してアクションをトリガーすることが更に含まれる。 本 方 法 には、アクションのトリガー時にDMCのアクセスキーを生成することもまた含まれる。 本 方法は更に、DMC用に生成されたアクセスキーを消費者に登録することを含む。
【0010】
1つ以上の実施形態では、本方法は、消費者から、商品に関連する商品プロファイルを受信することを更に含み、 対応する商品プロファイルに基づいて商品トークンを商品に割り当て、商品トークンを認証して、商品の商品登録コードを生成し、生成された商品の商品登録コードを消費者に登録て、DMCに関連付けられたアクセスキーを、消費者向けの商品に関連付けられた商品登録コードに固定する。
【0011】
1つ以上の実施形態では、本方法は、対応する複数のDMCのための複数のアクセスキーを消費者に登録することを更に含み、消費者が、複数のアクセスキーのうちの1つ又は複数を、その商品に関連付けられた商品登録コードに選択的に割り当てることを可能にする。
【0012】
1つ以上の実施形態では、本方法は、商品に関連する商品プロファイルを認識することを更に含み、認識された商品プロファイルを持つ商品に関連付けられた商品登録コードで固定されたDMCのアクセスキーを取得して、そのアクセスキーの検索に応答してDMCをレンダリングする。
【0013】
1つ以上の実施形態では、DMCは定期的に更新される。 本方法は、そのアクセスキーの検索に基づいて更新されたDMCをレンダリングすることを更に含む。
【0014】
1つ以上の実施形態では、本方法は、消費者が、それに登録されたアクセスキーを有するDMCのサブセットを選択することを可能にすることを更に含み、消費者がDMCの選択されたサブセットのゲストアクセスキーを生成できるようにして、ゲストアクセスキーの取得に応じて、DMCの選択されたサブセットをレンダリングする。
【0015】
1つ以上の実施形態では、DMCの選択されたサブセットのレンダリングは、使用者の展開装置の1つ以上の物理的近接性、ソーシャルネットワークアクセス許可、及びDMCの選択されたサブセットのレンダリングにおける時間制限によって制御される。
【0016】
1つ以上の実施形態では、本方法は、作成者が限定された数のDMCのライセンスを設定できるようにすることを更に含む。
【0017】
1つ以上の実施形態では、本方法は、使用者が、DMCと関連付けられたアクセスキーの、商品と関連付けられた商品登録コードへの固定を解除することを可能にすることを更に含む。
1つ以上の実施形態では、本方法は、使用者が、固定から取り外された際にDMCと関連付けられたアクセスキーを商品と関連付けられた商品登録コードに転送して、別の商品と関連付けられた別の商品登録コードに固定することを可能にすることを更に含む。
【0018】
1つ以上の実施形態では、本方法は、対応するDMCに関連付けられた複数のアクセスキーを、消費者のための商品に関連付けられた商品登録コードに固定することを更に含んで、複数のアクセスキーに関連付けられているように、その複数のアクセスキーの検索に応答してレンダリングされる所望の順序でDMCをキューイングする。
【0019】
1つ以上の実施形態では、DMCの使用者のための動作の前記トリガーは、DMCのための起動されたライセンスに基づいて、使用者による1つ以上のDMC及び商品の購入からの収益のうち、DMCの前記使用者に対する支払いをトリガーすることを含む。
【0020】
1つ以上の実施形態では、登録されたアクセスキーは、使用者と関連付けられた使用者のトークンウォレットに格納される。
【0021】
1つ以上の実施形態では、DMCのレンダリングは、商品にレンダリングされた1つ以上の拡張現実(AR)の形態であり、また商品に連続的にレンダリングされた音声又は動画の形態である。
【0022】
1つ以上の実施形態では、DMCのレンダリングは、拡張現実感によって展開デバイス上でレンダリングされるように、デジタルオーバーレイを介しした商品の視覚的表情の動的変化の形態であり、レンダリングが商品の視覚的顔面を動的に変更及び調節するようにする。
【0023】
前述の要約は単なる例示であり、限定することを意図するものではない。 本開示の更なる適用可能領域は、以下に提供される詳細な説明から明らかになるであろう。 上記の例示的な態様、実施形態、及び特徴に加えて、更なる態様、実施形態、及び特徴は、図面及び以下の詳細な説明を参照することによって明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0024】
本発明の更なる理解を提供するために含まれる添付の図面は、本明細書に組み込まれ、その一部を構成し、本発明の実施形態を示し、詳細な説明と共に本発明の原理を説明するのに役立つ。本発明の基本的な理解およびそれを実施することができる様々な方法に必要であり得るより詳しい詳細に、本発明の構造的詳細を示す試みは、なされていない。
【0025】
図1は、本開示の一実施形態による、デジタルメディアコンテンツを管理するためのシステムを示す。
【0026】
図2Aは、本開示の一実施形態による、IOTチップを使用しない、商品からのロイヤルティベースのDMCの生成、認証、及び登録のための方法を示す。
【0027】
図2Bは、本開示の一実施形態による、IOTチップを用いた、商品からのロイヤルティベースのDMCの生成、認証、及び登録のための方法を示す。
【0028】
図2Cは、本開示の一実施形態による、IOTチップを使用しない、商品からの非ロイヤルティベースのDMCの生成、認証、及び登録のための方法を示す。
【0029】
図2Dは、本開示の一実施形態による、IOTチップを用いた、商品からの非ロイヤルティベースのDMCの生成、認証、及び登録のための方法を示す。
【0030】
図2Eは、本開示の一実施形態による、デジタルメディアコンテンツプロバイダーからのロイヤルティベースのDMCの生成及び登録のための方法を示す。
【0031】
図2Fは、本開示の一実施形態による、デジタルメディアコンテンツプロバイダーからの非ロイヤルティベースのDMCの生成及び登録のための方法を示す。
【0032】
図2Gは、本開示の一実施形態による、デジタルメディアコンテンツプロバイダーからのロイヤルティベースの収集可能なDMCの生成及び登録のための方法を示す。
【0033】
図2Hは、本開示の一実施形態による、トークン化された商品の生成、認証、及び登録のための方法を示す。
【0034】
図2Iは、本開示の一実施形態による、商品からの事前トークン化DMCの生成及び登録のための方法を示す。
【0035】
図2Jは、本開示の一実施形態による、デジタルメディアコンテンツプロバイダーからの事前トークン化DMCの生成及び登録のための方法を示す。
【0036】
図3Aは、本発明の一実施形態による、IOTチップなしで、固定された商品上で拡張現実レンダリングのために認証されたDMCを展開するための方法を示す。
【0037】
図3Bは、本開示の一実施形態による、IOTチップを用いて、固定された商品上で拡張現実レンダリングのために認証されたDMCを展開するための方法を示す。
【0038】
図3Cは、本開示の一実施形態による、IOTチップなしで、固定されていない商品上で拡張現実レンダリングのために認証されたDMCを展開するための方法を示す。
【0039】
図3Dは、本開示の一実施形態による、IOTチップを用いて、固定されていない商品上で拡張現実レンダリングのために認証されたDMCを展開するための方法を示す。
【0040】
図3Eは、本開示の実施形態による、DMC /アクセスクラウドサーバー180から直接ARレンダリングのために認証されたDMCをストリーミングするための方法を示す。
【0041】
図4Aは、本開示の一実施形態による、選択された商品メディアチャネルとジュークボックスDMCをペアリング/再ペアリングするための方法を示す。
【0042】
図4Bは、本開示の一実施形態による、選択され、トークン化された商品メディアチャネルとジュークボックスDMCをペアリング/再ペアリングするための方法を示す。
【0043】
図4Cは、本開示の一実施形態による、トークン化DMCを新しい/交換されたトークン化された商品とペアリング/再ペアリングするための方法を示す。
【0044】
図5は、本開示の一実施形態による、元のライセンシーから新しいライセンシーにDMCライセンスを移転するための方法を示している。
【0045】
添付の図では、同様のコンポーネント及び/又は機能が同じ数値参照ラベルを有している場合がある。 更に、同じ種類の種々の構成要素は、参照ラベルの後に文字を付けることによって、又は参照ラベルの後にダッシュを付けて、類似の構成要素及び/又は特徴を区別する第2の数値参照ラベルを続けることによって区別することができる。 仕様で最初の数値参照ラベルのみが使用されている場合、その説明は、接尾辞に関係なく、同じ最初の数値参照ラベルを持つ類似のコンポーネント及び/又は機能のいずれかに適用される。
【発明を実施するための形態】
【0046】
以下の説明は、好ましい例示的な実施形態のみを提供し、本開示の範囲、適用可能性、又は構成を限定することを意図するものではない。 むしろ、好ましい例示的な実施形態の次の説明は、当業者に、好ましい例示的な実施形態を実施するための有効な説明を提供するであろう。 添付の特許請求の範囲に記載されている精神及び範囲から逸脱することなく、要素の機能及び配置に種々の変更を加えることができることが理解される。
【0047】
以下は、ここで使用される用語の定義である。
【0048】
デジタルメディアコンテンツ(DMC)は、オーディオ、ビデオ、又は静止画像のいずれかを指し、本開示の目的のために、DMCを消費するライセンスを含む場合があり、DMC、DMC自体、又はDMCへのアクセスキーを商品化するためのライセンスを更に含む場合がある( トークン化されているかどうか)。
【0049】
拡張現実(AR)は、コンピューターで生成された画像をユーザーの現実世界の視覚に重ね合わせる技術であり、現実世界に存在するオブジェクトは、コンピューターで生成された知覚情報によって、場合によっては複数の感覚モダリティにわたって強化される。
【0050】
アクセスキーはトークン化されたライセンスであり、既存又はまだ作成されていないDMCのストリーミングを可能にする。
【0051】
デジタル認証技術(DAT)は、高速で安全な非暗号化の分散認証技術であり、公的元帳を利用していない。
【0052】
モノのインターネット(IOT)は、オブジェクトを識別し、チップに格納されているメタデータを読み取って記録し、互換性のある技術又は他の同様に進化した目的や技術を備えたオブジェクトに近づくいた際に個々のターゲットを制御する技術である。
【0053】
ここでの商品とは、固有の専有コンテンツ又はデザインを備えた家庭用、個人用、又は商用の商品を意味するものである。
【0054】
ここでの製品とは、ライセンス化DMC及び商品をまとめて又は個別に意味するものである。
【0055】
ここでのライセンサーとは、DMCのコンテンツ作成者/プロバイダー/所有者であり、消費者(別の個人又は組織)にDMCを使用する権利を与えるDMCの個人又は組織を意味するものである。 本明細書において、用語「ライセンサー」とは、用語「コンテンツ作成者」、「コンテンツ所有者」、「コンテンツプロバイダー」、「作成者」、「所有者」、「ディーラー」及び「販売者」と互換的に使用され、制限されるものではない。
【0056】
ここでのライセンシーとは、コンテンツプロバイダーからDMCへの制限付きライセンスを購入した、又はDMCへの無料アクセスを許可された個人又は組織である消費者を意味するものである。 消費者は、状況に応じて、エンドカスタマー、メーカー、又は販売業者になり得る。 本明細書において、用語「ライセンシー」とは、用語「消費者」、「顧客」、「製造者」及び「販売者」と互換的に使用され、制限されるものではない。
【0057】
チャネルDMCとも称されるジュークボックスDMCは、消費者に登録されたDMCのコレクション/アルバムから消費者によってキュレーションされたデジタルレンダリングされたコンテンツである。
【0058】
ここでの商品メディアチャネルとは、プログラムされたDMCフィード又は消費者が定義したDMCアルバムをレンダリングするための専用のAR対応商品の使用を意味するものである。
【0059】
ここでの協同製造とは、消費者がライセンス化DMCの価値(又はDMCに関連する商品の権利)を完成品に提供することにより、商品の完成品の製造に非営利規模で参加する能力を意味するものである。
【0060】
一態様では、本開示は、拡張現実レンダリングのために認証されたデジタルコンテンツを展開するためのシステムを提供する。 本システムには、1つ以上のライセンス及び検証済みDMCと、1つ以上の商品アイテムと、選択した商品アイテムのGUI上で選択したDMCをレンダリングするための展開エンジンと、を含む、アクセス可能なデジタルコンテンツのデータベースが含まれる。 商品は、固有の商品コードを通信し、商品のアイテムを識別及び登録し、ARチャネルを保護するための近接場伝送システムを含み得る。本システムには、A)DMCと商品アイテムとを検証するための認証モジュール、B)DMCライセンスを識別、登録、アクティブ化するためのモジュール、C)(個別に所有されているかどうかに関係なく)種々のDMCを商品とペアリング及びペアリング解除するためのペアリングモジュールもまた含まれる。
【0061】
別の態様では、本開示は、拡張現実(AR)レンダリングのために認証されたデジタルメディアコンテンツ(DMC)を展開するための方法を提供する。本方法は、商品及び/又はそのDMCのアイテムに関連付けられた一意の最初のコードへのアクセスと、最初のコードの検証と登録コードへの変換と、消費者のアカウントにおける商品のアイテム及び関連付けられたDMCの記録と、(必要に応じて)登録コードを継続的に検証及び更新することと、商品の登録アイテムに認証されたDMCを展開することと、又は検証された登録コードの効力によって静的DMC又はストリーミングDMCへのアクセスを許可して、拡張現実体験を取得することと、を含む。登録コードを継続的に検証及び更新することで、商品及び/又はDMCの信頼性とライセンスステータスを確認することができる。あるいは、権利又は所有権を譲渡する前に、商品及び/又はDMCに対する販売者の権利を検証するか、DMCを新しい商品に適用する権利を確認することで、ライセンスを確認することができる。商品のアイテムは、A)DMCをレンダリングするためのグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)と、B)チップに保存された商品コード又はARレンダリングフィードを認証するための商品コードと、で構成される。更に、一意のデジタルアイデンティティを検証する本実施形態は、特定のデジタル認証技術又は認証又は展開の任意の1つの方法に限定されず、ブロックチェーンなどの他のアプリケーションを包含する。本発明の方法はまた、静止画像を商品に適用するための個別の権利の認証を包含する。現在の方法は、メディア自体に適用することも、コンテンツへのキーにアクセスすることもできるが、それぞれが個別のユニットとして所有され、ARアプリケーションとは独立した(「デジタルDVD」のような)デジタルデバイスを介して展開できる。
【0062】
一実施形態では、本開示は、消費者レベルでDMCを監視し、段階的に現金化するための方法を提供する。本方法では、商品とDMCライセンスが認証されて消費者に登録されると、プロセッサはDMCライセンスをアクティブ化し、 商品及び/又はDMCの購入プロセス無しに、ライセンサー(コンテンツ作成者)にロイヤリティの支払いをトリガーする。次に、アクティブ化されたライセンスは、消費者のアクセス可能なDMCデータベースに記録され、展開できるようになる。
【0063】
一実施形態では、本開示は、ARまたは他の展開手段を介して、従来のチャネル上で直接デジタル配信するための限定版のDMC(例えば、コンピュータまたはタブレットで再生されるようにデジタルで)、又はそのメディアを商品に適用するための個別の限定版の権利(例えば、#50のうち5)を生じさせるための方法を提供する。本方法は、販売促進時に、従来のチャネルでDMCを展開するための1つの収集可能なライセンスを具体化する限定版の収集可能なDMCライセンスと、ARレンダリング(又は他の手段によって展開するための指定された個別の数の収集可能なライセンス)との購入から開始される。収集可能な商品とDMCライセンスが認証され、消費者に登録されると、プロセッサはDMCライセンスをアクティブ化し、ロイヤルティの支払いをトリガーする。次に、アクティブ化されたDMCとそれに関連するライセンス権は、消費者のアクセス可能なDMCデータベースに記録され、展開デバイス内のファイルから直接、又はそのビデオコンテンツを格納するサーバーにアクセスすることにより、展開に使用できる。本実施形態は、DMCを商品に適用するための本質的、明示的及び個別の権利を可能にする。本実施形態の目新しさは、商品の限定版のステータスが、商品自体のアイテムではなく、トークン化されたメディアライセンスによって管理されるという事実にある。このように、収集可能な品質は、DMCライセンスが商品に割り当てられている場合、その商品に本質的に関連付けられている。
【0064】
一実施形態では、本開示は、ジュークボックスの様式で、消費者が商品を選択した場合にDMCをレンダリングするための方法を提供する。本実施形態では、消費者は、利用可能なDMCのうち、現在自分のアカウントにある商品のどのアイテムとペアリングするかを示す。 システムは、選択されたDMC /商品のペアを作成し、新しいペアを消費者のアカウントに登録する。 消費者は、関連する展開デバイスを商品の範囲に持ち込む。まだ認証されていない場合、システムはDMCを認証し、商品にレンダリングする。
【0065】
一実施形態では、本開示は、消費者が、ライセンス化DMCのレンダリングのためのAR対応商品を、協同製造ベースで漸進的に作成するための制御された環境を提供する。協同製造は、DMCの独自の明確な経済的価値の貢献を認識するプロトコル内で、ライセンス化DMCをある割り当てられたアイテムから別のアイテムに移転することを可能にする。ビデオ(及び静的)DMCの作成者のための管理、消費者キュレーション、展開、販売及び再販、ライセンスのミックスアンドマッチ、並びにコンテンツのマーケティング及び収益化は、本開示の本実施形態において統制される。本実施形態はまた、消費者がDMC商品化権を1つの個別の単位として明示的に所有し、それらのライセンス権をその裁量で展開することができるという事実の故に、消費者がキュレーションされた商品作成を実行可能かつ実用的にするのに役立つ増分ライセンスメカニズムを提供する。これには、静的な著作権で保護された素材を商品に適用する権利と、ARや他のメディアカテゴリを通じてビデオコンテンツを適用する権利と、が含まれる。
【0066】
一実施形態では、本開示は、商品を作成するためのトークン化DMCライセンスの分散型認証を容易にするための方法を提供する。本明細書では、商品担当者は、トークン化DMCライセンスの認証のためのDAT機能を備えたモジュールへのオンラインアクセスを提供され、その結果、ライセンシーは、トークン化DMCライセンスをモジュールに提出することができる。トークン化DMCの制御は、ライセンシーから展開サーバーに移され、そこでトークン化DMCライセンスはDATを使用して認証され、認証ステータスが商品担当者に送信される。転送イベントは、ライセンサーがトークン化DMCの消費を追跡できるようにするオープンソースプロトコルでログに記録される。 更に、認証が成功すると、ライセンサーへの支払いがトリガーされる。その後、トークン化DMCの制御が展開サーバーからライセンシーに移され、トークン化DMCを使用して商品を作成できるようになる。
【0067】
図1は、本開示の一実施形態による、デジタルメディアコンテンツ(DMC)の管理のためのシステム100を示す。 システム100は、商品110、第三者販売組織130、展開サーバー150、1つ以上のDMC/アクセスクラウドサーバー180、展開デバイス190、及びシステム100の全てのコンポーネントが接続されるネットワーク195の1つ以上のアイテムを含む。
【0068】
本開示のシステム100は、デジタルメディアコンテンツ(DMC)の登録、認証、分配、展開、レンダリング、及び現金化のための新規で相互作用的なプラットフォームを提供する。ここで説明する手法により、コンテンツプロバイダーは、十分に活用されていないDMC、例えば人気のあるビデオ映像からの抜粋を収益化し、従来の配信チャネル(例えば、収益を最適化しないストック映像ライセンスプラットフォーム)を通じて失われた収益を獲得し、(例えば、広告、マーチャンダイジング、アップセルなどを通じて)収益ストリームを増やすことができる。システム100は更に、種々のライセンスDMC(商品の権利がある場合とない場合)と、消費者レベルでキュレーションされた種々の商品アイテムとの組みを組み合わせる機能を提供する。 システム100は、コンテンツ作成者が、ライセンスされた商品メディアの消費を制御された増分ベースで効果的に監視及び補償するための経済的な手段を提供する。
【0069】
商品110には、マグカップ、プレート、マグネット、キャンバスプリント、タオル、Tシャツ、帽子、ジャケット、フーディー、マウスパッド、ポスター、本の表紙、お弁当箱、ステッカー、バックパック、スポーツボトル、壁、デカール、人、又は(事前定義されているかどうかに関係なく)DMCがレンダリングされる可能性のある任意の表面など、あらゆる種類のオブジェクトを含めてもよい。1つ以上の実施形態では、商品110は、拡張現実対応(AR対応)であり、画像が関連付けられて適用され、拡張現実を通じてビデオをアクティブ化する。 AR対応商品110は、商品プロファイル122及びDMC購入トークン(DPT)124を組み込んだグラフィカルユーザインターフェース(GUI)120を含む。いくつかの実施形態では、商品110は、データ送信メカニズム( DTM)144Mは、以下で更に詳細に説明される商品トークン142、及び/又は商品プロファイル122を組み込むことができる。本明細書では、下書き「M」は、商品を参照するために使用されるGUI120には、商品110に埋め込まれた、または添付された1つ以上の画像が含まれ、その一部はDMCの専用オーディオ/ビデオフィードをトリガーするように設計されているため、商品110で直接再生されているように見え、ライセンシーのためのAR経験を提供する。あるいは、GUI120を使用して、アイテムに描かれている画像と非同期の方法で、商品110(オーディオ及び/又はビデオ)上でDMCをレンダリングすることができる。 GUI120は、オーディオ/ビデオトリガー機能の外で、QRコードの線に沿ったグラフィカルインターフェースを包含し得る。
【0070】
GUI120は、商品のタイプを識別する商品プロファイル122、及び商品110に関連するDMCライセンスを最初に識別し、後で認証するDMC購入トークン(DPT)124を含み、トークン自体又はトークンの前駆体又はインデックスであり得る。商品プロファイル122は、一実施形態に従って、GUI120に埋め込まれるか、又は電子記憶機構を備えたチップ上に存在し、例えば、近距離通信(NFC)及び/又はブルートゥース低エネルギー(BLE)ベースの通信を利用することができる。DPT124は、チップ機能140から独立して描かれているが、DPT 124は、同一又は異なるチップ上に存在するか、又はQRコードなどのグラフィカルユーザインターフェースに埋め込まれ得る。チップ機能140に収容された商品トークン142は、商品110を識別及び認証するのに役立ち、展開サーバー150内に収容されたトークン又はトークンの前身又はインデックスであってもよい。チップ機能140に常駐するデータ伝送メカニズム(DTM)144Mは、NFC、BLUETOOTH LOW ENERGY(BLE)、又は商品110がデータを送信できるようにする他の電子送信メカニズムを使用してもよい。同様に、DTM144Dは展開デバイス 190に含まれ(ここでは、下付き文字「D」はDEPLOYMENT DEVICE(展開デバイス)を参照するために使用される)、更にDTM144Sは展開サーバー150に含まれ(ここでは、下付き文字「S」は展開サーバー)、短距離及び/又は長距離通信技術を介して種々のデバイス間でデータの交換を可能にする。
【0071】
第三者販売組織130には、DMCの販売を可能にするEコマースプラットフォーム(SHOPIFY(登録商標)、BIGCOMMERCE(登録商標)、VOLUSION(登録商標)のラインに沿ったもの)が含まれる。第三者販売組織130は、管理、トランザクション、カスタマーサービス施設、及びマーチャントサービスを提供するとともに、デジタルメディアコンテンツの販売、サブスクリプションの提供、デジタル著作権管理の保護、更には物理的なアイテムの販売を実施するための専用ツールを提供し得る。
【0072】
展開サーバー150は、上記のように、プロセッサ160及びサーバーメモリ170を含む。プロセッサ160は、デジタル認証技術(DAT)モジュール162、ライセンス登録機能(LRF)164、トークン融合モジュール165、商品/DMCペアリングエンジン166、AR展開エンジン167、トークン転送エンジン168、及びDTM144を含む。 展開デバイス190のGUI192は、AR展開エンジン167と相互作用して、消費者(図示せず)、商品110、及び展開サーバー150の間の相互作用及び通信を可能にする。AR配備エンジン167の動作方法は、
図3A~
図3Eの方法300A~300Eを参照して詳細に説明される。一実施形態では、商品110の商品プロファイル122は、展開デバイス190を介して展開サーバー150に通信される。
【0073】
サーバーメモリ170は、消費者の登録トークン化DMC、商品及びアクセスキーライセンスを格納するための、商品ライセンスデータベース171、DMC/アクセスライセンスデータベース172、収集可能なDMC/アクセスライセンスデータベース173、未発行トークンデータベース174、顧客アカウントデータベース176及び顧客トークンウォレット178(又は「ウォレット」)を含む。商品ライセンスデータベース171は、システム100によって認識され、システム100に組み込まれる商品プロファイル122のインデックスを含む。DMC/アクセスライセンスデータベース172は、ライセンス使用及びAR展開のために著作権所有者によって提供された1つ以上の独立DMC又はストリーミングDMCのインデックスを含む。収集可能なDMC/アクセスライセンスデータベース173は、a)それ自体のデジタル記憶事項、又はb)商品へのAR展開のために、著作権所有者によって種々の能力で限定版ベースで提供されている1つ以上のDMCのインデックスを含む。独立DMC(収集可能かどうか)とは、DMCの単一のスタンドアロンユニットを意味する。ストリーミングDMC(収集可能か否か)とは、適切なトークン化されたアクセスキーを使用して、DMC/アクセスクラウドサーバー180からDMCに関連付けられた商品メディアチャネルにストリーミングされ得る、指定された性質のDMCの任意の単一又は進行中の系列を意味する。未発行トークンデータベース174は、認証及びデジタル著作権管理(DRM)のためにシステム100によって利用される、特別に構築されたDATトークンのキャッシュである。顧客アカウントデータベース176は、システム100に登録された全ての消費者のリストを含む。データベースは、単純なリストであってもよい、又は各消費者が一意のID又は識別子を有する関係データベースの形態であってもよい。顧客アカウントデータベース176はまた、各消費者に関連する全てのアカウント情報、例えば、それらのプロフィール、サブスクリプションモデル、嗜好、及び消費者のウォレットを指すカタログ、アルバム又はインデックスを格納する。顧客トークンウォレット178は、両方がトークン化DMC/アクセスキー165xとして本発明によって提示されている、抜粋、ビデオ及び仮想ネットワーキングシステムなどの消費者のライセンスを受けたトークン化DMC(又はそれに対する索引)の全て、並びにアクセスキー(ストリーミング単数形または進行中のDMCへのアクセスを許可する)を保持する、特殊な種類のデータベースである(
図2A~
図2G及び
図2I~
図2Jを参照して詳細に説明される)。顧客トークンウォレット178はまた、消費者のライセンスを受けたトークン化された商品のすべてを保持する。顧客アカウントデータベース176及び顧客トークンウォレット178は、サーバーメモリ170に格納され、展開デバイス190によってアクセスされてもよく、展開デバイス190に格納されてもよく、又はその両方の組み合わせであってもよい。DMC は、DMC ごとに、又は定期的に発行されるコンテンツ又はアクセス キーを使用する既存の DMC のカタログへのサブスクリプションによって、消費者にライセンス供与されてもよい。消費者に登録された全てのDMCライセンスは、顧客のウォレットを形成する。顧客トークンウォレット178は、アクセス可能な全てのDMCを収容するか、DMC/アクセスクラウドサーバー180に格納されたDMCへのインデックスで構成されてもよい。それは、サーバーメモリ170内に収容されてもよい、又は別の実施形態では、別個の専用サーバーに収容されてもよい。顧客トークンウォレット178の生成方法は、
図2A~2Jの方法200A~200Jを参照して詳細に説明される。
【0074】
DMC/アクセスクラウドサーバー 180は、ライセンス化DMCをシステム100に提供する。ライセンス化DMCは、購入時、無料配布、リース時、オンデマンド時、定期的(毎日、毎週、毎月など)、不定期、期間限定、又はサブスクリプションベースで供給されてもよい。DMC/アクセスクラウドサーバー180には、ロイヤリティコレクション182と非ロイヤリティコレクション184が含まれる。ロイヤリティコレクション182は、ロイヤリティベースのDMC及びアクセスキーライセンスのコレクションである。 非ロイヤリティコレクション184は、非ロイヤルティベースのDMC及びアクセスキーライセンスのコレクションである。 一実施形態では、DMC及びアクセスキーコンテンツを有するDMC/アクセスクラウドサーバー180はエスクローに保持され、DMC及びアクセスキーの本体全体をサーバーメモリ170のライセンスデータベースに転送する代わりに、DMC及びアクセスキーライセンスをディストリビューションサーバー150に発行する。別の実施形態では、DMC/アクセスクラウドサーバー180は、IOUBO又はVIMEOのような第三者プラットフォーム上でホストされてもよい。
【0075】
展開デバイス190は、(上記のように)GUI192、展開デバイス(DD)データベース194、及びDTM 144Dを含む。GUI192は、プロセッサ160上のAR展開エンジン167とインターフェースして、商品110のGUI120を介して、又は展開デバイス190上に直接DMCをレンダリングする。一実施形態では、消費者のアクセス可能なDMC及びアクセスキー全体がDDデータベース194に存在してもよい。DDデータベース194は、消費者のアクセス可能なDMC及びアクセスキー、商品情報、アカウント情報、及び/又は他の情報の全部又は一部を格納してもよい。一実施形態では、DDデータベース194に格納される情報は、サーバーメモリ170に存在する情報の全部又は一部の複製であってもよい。一実施形態では、DDデータベース194に保持されるDMCは、アクセスネットワーク195無しで、商品110上でオフラインにレンダリングされてもよい。アクセスキーは、関連するDMCをレンダリングするようDMC /アクセスクラウドサーバー 180との接続を必要とするため、コンテンツをオフラインでレンダリングするために使用することはできない。DTM144Dの機能は上記のとおりである。展開デバイス190は、ハンドヘルド、ヘッドマウント、又は他のスマートデバイスであってもよく、展開デバイス190のGUI192は、アプリ(IOS(商標)及び/又はアンドロイド(商標)アプリなどのスマートフォンアプリケーション)、ウェブページの形態であってもよい、又は当業者によって企図され得る他の適切なモダリティであってもよい。
【0076】
ネットワーク195とは、インターネット又は他の電子ネットワークシステムを意味し、システム100の全ての構成要素が互いに相互作用及び取引することを可能にする通信ハブとして機能する。1つ以上の例では、ネットワーク195は、無線インターフェースを実装してもよく、以下のような、セルラープロトコル(例えば、一般パケット無線システム(GPRS)、グローバル用の拡張データレート) エボリューション(EDGE)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM)、コードディビジョンマルチアクセス(CDMA)、ワイドバンドCDMA、CDMA2000、及び/又はユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS))、ワイヤレスローカルエリアネットワークプロトコル(例:IEEE802.11)、BLUETOOTHプロトコル、別のRF通信プロトコル、及び/又は光通信プロトコルなどの無線プロトコルを使用することができるが、これらに限定されない。一実施形態では、展開デバイス190及び商品110は、ネットワーク195ではなく、それらのDTM144を介して互いに直接相互作用し得る。
【0077】
本開示の実施形態は、デジタルメディアコンテンツ(DMC)を管理するための方法を提供する。本方法は、消費者によって、DMCに関連付けられたトークンを提供(アクセス)することを含む。本明細書において、「トークン」は、DPT124又はDMC/アクセスライセンストークンであってもよい。本方法は、提供された(アクセスされた)トークンを認証して、DMCのDMC登録コードを生成することを更に含む。本方法は、生成されたDMC登録コードに対応するDMCのライセンスをアクティブ化することを更に含む。本方法は更に、DMCのライセンスのアクティブ化に応答してDMCの作成者に対してアクションをトリガーすることを含む。本明細書において、「作成者」とは、DMCのコンテンツ作成者/ライセンサーを表す。更に、本明細書において、アクションとは、コンテンツ作成者へのロイヤルティ/ライセンス料の支払い、消費者による1つ以上のDMC及び商品の購入からの収益、又は制限なしの他の形式の認識であってもよい。本方法には、アクションのトリガー時にDMCのアクセスキーを生成することもまた含まれる。本方法は更に、DMC用に生成されたアクセスキーを消費者に登録することを含む。本明細書において、アクセスキーは、顧客トークンウォレット178に登録される。本開示の実施形態は、ライセンス化DMC、特にマイクロコンテンツの、小規模で少量の実行における商品への展開及び適用を効果的かつ経済的に制御及び現金化する手段を提供する。消費された知的財産について、ライセンサーを段階的に監視、文書化、及び補償する機能は、ライセンス契約の交渉、起草、及び施行の取引コストをカバーするためにロイヤルティの前払いを必要とする従来のライセンスモデルの制限を克服する。
【0078】
本方法の更なる実施形態は、関連付けられたDMCを備えたトークン化された商品アイテムを作成することを提供する。本明細書では、本方法は、消費者から、商品に関連する商品プロファイルを受け取ることと、対応する商品プロファイルに基づいて商品トークンを商品に割り当てることと、商品トークンを認証して、商品の商品登録コードを生成することと、生成された商品の商品登録コードを消費者に登録することと、DMCに関連付けられたアクセスキーを、消費者向けの商品に関連付けられた商品登録コードに固定することと、を含んでもよい。本実施形態によれば、DMCの商品の権利は個別に所有されているために、消費者は、ライセンス化DMCを彼らの裁量で(消費者主導の)新しい又は異なる商品に再割り当てするか、又はそれを別の当事者に取引するかを選択を有する。これにより、消費者にとってのDMCライセンスと商品との価値及び有用性が大幅に向上する。
【0079】
本方法の更なる実施形態は、消費者に、商品のアイテムへのDMCの選択的割り当てのオプションを提供する。本明細書において、本方法は、対応する複数のDMCに対する複数のアクセスキーを消費者に登録することと、消費者が、1つ以上の複数のアクセスキーを、そのために商品に関連付けられた商品登録コードに選択的に割り当てることを可能にすることと、を含む。本明細書に記載された技術は、インフルエンサー、ストリーマー又はコンテンツ作成者とそのフォロワーとの間の直接的、選択的、継続的なチャネルを作成するような方法で、DMCへの消費者アクセスを提供しするが、そこでは、通常のコンテンツを商品上で、及び商品によって配信することができ、あらゆる種類の進化するコンテンツが流れ得る商品メディアチャネルに相当するものを作成する。これらの「ジュークボックスDMC」ライセンスは、消費者が厳選した商品を作成する権利を規定していない場合があるが、消費者のアカウントに登録されている商品の互換性のあるアイテムのいずれかに展開されてもよい。
【0080】
本方法の更なる実施形態は、関連付けられたDMCを備えたトークン化された商品アイテムを作成することを提供する。本明細書では、本方法は、商品に関連する商品プロファイルを認識することと、認識された商品プロファイルを持つ商品に関連付けられた商品登録コードで固定されたDMCのアクセスキーを取得することと、そのアクセスキーの検索に応答してDMCをレンダリングすることと、を含む。更に、DMCは定期的に更新され得る。本明細書では、更新されたDMCのレンダリングは、そのアクセスキーの検索に基づく。本開示の一実施形態によれば、消費者は、定期的に更新されるジュークボックスDMCで構成される商品メディアチャネルに加入してもよい。チャネルを通じて提供されるジュークボックスDMCは、日次、週次、又は月次ベースで自動的に更新されるか、消費者からの要求に応じて、又は支払いサイクルにリンクされた方法で更新される。ジュークボックスDMCは、商品メディアチャネルを通じて有料で提供される場合と、無料で提供される場合がある。
【0081】
本方法の更なる実施形態は、消費者によって制御されるDMCの社会的共有を提供する。本明細書では、本方法は、消費者が、それに登録されたアクセスキーを有するDMCのサブセットを選択することを可能にすることと、消費者がDMCの選択されたサブセットのゲストアクセスキーを生成できるようにすることと、ゲストアクセスキーの取得に応じて、DMCの選択されたサブセットをレンダリングすることと、を含む。本明細書では、DMCの選択されたサブセットのレンダリングは、消費者の展開デバイスの1つ以上の物理的近接性、ソーシャルネットワーク許可、及びDMCの選択されたサブセットのレンダリングの時間制限によって制御される。つまり、これらの同じプロトコルを介してアクセスを許可し、特定の商品が設定されているものを他人がプライベートかつ選択的に表示できるようにすることもできる。これは、「ゲスト」が次のいずれか、a)その時点でアイテムが何に設定されているか、又はb)その商品に関連するアルバム内のメディア、又はc)選択されたサブセット(PGマテリアル、又はスペクトルの反対側では、より明示的なコンテンツなど)を表示できることを意味する。他の実施形態は、本開示に詳述されていない共有メカニズムを含んでもよい。
【0082】
本方法の更なる実施形態は、コンテンツ作成者が限定されたコンテンツライセンスを提供することを可能にする。ここで、本方法は、作成者がDMCに対して限られた数のライセンスを設定できるようにすることを含む。また、本実施形態は、消費者が商品のアイテムからDMCを切り離すことを可能にする。本明細書では、本方法は、DMCに関連付けられたアクセスキーの、商品に関連付けられた商品登録コードへのアンカーを取り除くことを含む。また、本実施形態は、消費者がDMCを別の商品に再繋留することを可能にする。本明細書では、本方法は、消費者が、アンカーから取り外されたDMCに関連付けられたアクセスキーを、商品に関連付けられた商品登録コードに転送し、別の商品に関連付けられた別の商品登録コードにアンカーすることを可能にすることを含む。ここで、商品の限定版のステータスは、商品自体のアイテムではなく、トークン化されたメディアライセンスによって管理される。このように、収集可能な品質は、DMCライセンスがその商品に割り当てられたときに、その商品に本質的に影響を及ぼする。
【0083】
本方法の更なる実施形態は、DMCのアルバムを商品のアイテムに割り当て、そのプレイリストを作成することを可能にする。本明細書では、本方法は、対応するDMCに関連付けられた複数のアクセスキーを、消費者のための商品に関連付けられた商品登録コードに固定することと、複数のアクセスキーに関連付けられているように、その複数のアクセスキーの検索に応答してレンダリングされる所望の順序でDMCをキューイングすることと、を含む。これにより、本開示は、プレイリストの様式で消費者が商品を選択した際に、DMCをレンダリングするための方法を提供する。本実施形態では、消費者は、利用可能なDMCのうちのどれを、現在彼らのアカウントに存在する商品のどのアイテム(商品/ DMCペアリングエンジン166を利用する)とペアリングさせるかを指示する。これにより、選択したDMC/商品のペアが作成され、新しいペアが消費者のアカウントに登録される。
【0084】
本方法の更なる実施形態は、DMCのレンダリングが、商品にレンダリングされた1つ以上の拡張現実の形態であり、また商品に連続的にレンダリングされた音声又は動画の形態であることを提供する。一実施例では、DMCのレンダリングは、レンダリングが動的に変化して商品の視覚的外観を調節するように、デジタルオーバーレイを介した商品の視覚的外観の動的変化の形態である。つまり、消費者は、ジュークボックスDMC又は他のDMCを選択した商品の画像と一致させて、シームレスなビデオ経験を実現してもよい、又はビデオや映画のシーン間の伝送に類似した方法で、ジュークボックスDMC若しくは他のDMCを選択して、商品のグラフィックからビデオへの移行によってレンダリングしてもよい。
【0085】
図2A及び
図2Cの方法200a及び200cを参照して以下で詳細に説明するように、本開示の一実施形態によれば、DPT124は、購入/取得を検証し、DMCライセンスを認証するために分配サーバ150に通信される。商品プロファイル122は流通サーバー150に通信され、商品ライセンスデータベース171に常駐するアイテムの仕様に対して商品110の製品特性を識別する。次に、システム100は商品110とDMCライセンスの両方を消費者に登録し、DMCライセンスをアクティブにする。更に、プロセッサ160は、方法200A~200G、及び方法200a、200b、200e、200g(及び条件付きで方法200i及び200j)のライセンスアクティベーションを、DMC/アクセスクラウドサーバー180に報告する。本開示の1つ以上の実施形態では、以下に説明するように
図2A~
図2Jの方法200a~jによって生成されるトークン化DMCは、「フリーエージェント」として扱われ、また、商品110の互換性のあるアイテムとペアリング又は適用し得る。
【0086】
図2B、
図2D及び
図2Hのそれぞれの方法200b、200d及び200eを参照して以下に詳細に説明するように、本開示の一実施形態によれば、方法200b、200d及び 200hは、DTM 144Mと商品トークン142を組み込んだチップ機能140を利用する方法を示し、消費者がサーバーメモリ170で商品110のライセンスの所有権を認証及び登録できるようにする。方法200B及び200Dの場合、システム100による商品110の認証、登録、統合と同時に、 関連するDMC(DPT124で表される)も認証及び登録され、その時点でライセンスのアクティブ化が報告されるか、DMCプロバイダーへのロイヤルティの支払いがトリガーされる。商品ライセンスは、商品110にチップ機能がある場合にのみ認証保護を提供する。
【0087】
図2E、
図2F及び
図2Jのそれぞれの方法200e、200f及び200jを参照して以下で詳細に説明するように、本開示の一実施形態によれば、消費者は、商品から独立したDMC/アクセスライセンスデータベース172から、DMC又は特定のDMCへのアクセストークンを直接購入又は取得してもよい。 一実施形態では、DMCがそのように取得されると、分配サーバ150はそれを登録し、DMCライセンスをアクティブ化し、それを顧客トークンウォレット178に配置する。方法200Gも同様の手順に従うが、DMC購入/取得は、収集可能なDMC/アクセスライセンスデータベース173から行われる。本開示の一実施形態では、商品110のアイテムに取り付けられたDPT124は、消費者に対し、商品110のアイテムに関連するDMCライセンスをアクティブ化してトークン化し、所有権の取得、登録、及び顧客トークンウォレット178に保存するためのメカニズムを提供する。システム100によって利用されるデータ認証技術に対するコード化機能の進化故に、盗難、洪水被害、火災などによる商品110の損失、又は単に変更希望の場合、本開示の一実施形態は、消費者が、DMCライセンスをその現在割り当てられている商品110の項目から切断することを可能にする。この、切断能力及びDMCライセンスを最割り当てする能力は、
図4Cに記載されており、第1にDMCライセンスの登録コードを更新し(以前の割り当てを効果的に無効にする)、次に、消費者の裁量で新しい登録コードを商品110の別の項目に割り当てることによって達成される。これは、DMC登録コードを更新するためにDATモジュール162を使用して達成され、再割り当てを実施するために商品/DMCペアリングエンジン166を利用する。本実施形態では、DMCの所有権は、商品販売権を所有することを含むだけではなく、AR視聴を可能にするグラフィカルトリガーに関連する権利と共に、商品を介してそのメディアコンテンツ(単数形又はストリーミング)に対する消費の権利も含む。
【0088】
図2Gの方法200gを参照して以下に詳細に説明するように、本開示の一実施形態によれば、消費者は、限定版の(収集可能な)(ビデオに記憶された事柄の特定のアイテムに関する)DMCライセンスを購入又は取得してもよいが、これは、ライセンスの完全な構成要素として、消費者厳選AR可能商品を作製する権利を有するトークン化されたARサブライセンスの固定数を含む。これらのサブライセンスは、収集可能な親DMCライセンスとの関連付けにより、限定版の収集可能な状態を維持する。例えば、(その収集可能なDMCに関して)親ライセンスに1000個の限定版のうち#1個の指定を有する場合、その5つのサブライセンスのそれぞれは、そのDMCに関して(ここで、「n」は親ライセンスに対して発行されたサブライセンスの数である)、規制された1000個の親ライセンスの総計及び5000個のサブライセンスに関して、1000個のAR許可ライセンスのうち#[n]個の指定を継承する。本実施形態は、限定版の販売権を参照するが、非限定版の販売権にも適用される。
【0089】
以下で詳細に説明するように、ここでも、
図2Gの方法200gを参照すると、本開示の一実施形態によれば、消費者が彼らのDMCライセンスを登録する場合に共同製造機能が有効になる。方法200gで生成された収集可能なDMCライセンスに適用されるように、登録されトークン化された各ARサブライセンスは消費者が所有していると見なされて、親ライセンスの条件によって確立された固有の永続的な価値を確実にする。値は、サブライセンス自体の不可分なプロパティ(権利)であり、サブライセンスと共に移動する。消費者が登録されたARサブライセンスの1つを商品ライセンスデータベース171に登録されたオブジェクトと組み合わせて、商品110のアイテムを作成すると、サブライセンス自体が共同製造を通じて商品110の完成品に独自の価値をもたらす。方法200gで説明されている共同製造機能は、デジタルメディアで強化された商品と組み合わせて、収集可能及び収集不可能なトークン化DMCライセンスに等しく適用される。本実施形態は、消費者の裁量又はキュレーションで商品カテゴリー全体に適用されるDMCライセンスの能力を含む。本実施形態は、限定版の販売権を参照するが、非限定版の販売権にも適用される。
【0090】
図2A、2B、2E、2G及び2Jのそれぞれの方法200a、200b、200e、200g及び200jを参照して以下に詳細に説明されるように、本開示の一実施形態によれば、DMCの増分ライセンスはライセンスアクティブ化されてロイヤルティ支払いをトリガーするように提供される。更に、トークン化DMCライセンスの使用を、本開示の方法で説明されているDAT認証制御と組み合わせることにより、元帳や公開キーを必要とせずに、分散された分割ベースの認証によって、セキュリティとプライバシーの保護が強化され得る(そのうちの両方に、認証された商品の取引履歴及び/又は取引の当事者の身元に関する個人情報の開示に責任が伴い、また量子コンピューティング攻撃に関する将来の脆弱性の可能性を提示する)。
【0091】
図3A~
図3Eの方法300a~300eを参照して以下で詳細に説明するように、本開示の一実施形態によれば、DMCのレンダリングが可能になる。この目的のために、消費者は、展開デバイス190を固定された商品110の範囲に持ち込む。プロセッサ160は、商品110を認識し(そして方法300bの場合にはそれを認証する)、DMC/アクセスキーライセンスの信憑性を検証する。アクセスキーが認証されると、プロセッサ160はDMC/アクセスクラウドサーバー180に関連するDMCをストリーミングするように指示する、又は、個別のDMCトークンの場合、商品110に展開デバイス190を介してDMCを展開する。
図3C及び
図3Dの方法300c及び300dには、展開デバイス190を範囲に持ち込む前に、消費者が顧客トークンウォレット178から目的のDMC又はアクセスキーを選択する追加の手順が含まれる。そのような進化したコード化はまた、無料のレンダリングをトリガーするための偽造品の不正使用を防ぎ得る。静的GUI120及びDMC並びに/又は商品110の元のアイテムに存在する商品ファーストコードをスキミングして大量の偽造品に適用することにより、コストのかかる海賊版のレンダリングを無制限に生成することができてしまう。進化したDMC登録コードがない場合は、GUI 192(簡単にダウンロードできるアプリ、WEBページ、又は他のモダリティ)を使用して、スキミングされた静的なDMC登録コードを利用して、偽造アイテムに海賊版AR経験をレンダリングするようにプロセッサ160に指示し得るが、これは、現在の進化したDMC登録コードでは不可能である。
【0092】
更に、
図3A~
図3Eの方法300a~300eを参照して以下で詳細に説明するように、本開示の一実施形態によれば、DMC及び/又は商品トークンの登録コードは認証を受け、本方法がアクティブ化される都度、DATモジュール162によって更新される。別の実施形態では、認証は、10分などの一定期間持続するように設定されてもよい。更に別の実施形態では、認証は、DMCが別の商品アイテムに転送された場合、又はDMC/商品トークンが別の当事者に転送された場合にのみ実行される。間隔が長くなる場合、方法300a~300eの将来の反復で、前の認証の以前としてアクティブなウィンドウ中にいつでも起動された場合に、認証と更新の手順をバイパスしてもよい。起動された場合、前の認証の有効期限が切れた後、方法300a~300eの認証と更新の手順が使用される。別の実施形態では、登録コードの認証は、認証が行われた方法の完了を超えて持続しない故に、方法300a~300eの将来の反復における認証工程の代わりに使用することができない。
【0093】
図4A~
図4Cの方法400a~400cを参照して以下に詳述するように、本開示の一実施形態によれば、DMCライセンスは、商品メディアチャネルDMC又はジュークボックスDMCのメディア流通チャネルとして機能する互換性のある商品110に際し、デジタルレンダリングのために購入又は取得されてもよい。方法400a及び400bは、顧客アカウント・データベース176に常駐する登録済みのジュークボックスDMC及び商品110が、編成、認証、ペアリング、及び再ペアリングされる方法を記述している。更に、方法400cは、消費者が、商品110の紛失、損傷又は引退したトークン化アイテムを新規又は別のアイテムと交換し、元のトークン化されたアイテムとペアリングされたDMCを新しいトークン化されたアイテムに再割り当てすることを可能にする。登録されたジュークボックスDMC及び商品110は、展開デバイス190が範囲内に持ち込まれた場合に、消費者が選択されたDMCをレンダリングする商品110のアイテムを選択することができるように編成される。消費者は、シームレスなビデオ体験のために、DMCを選択された商品110のGUI120上の画像と一致させてもよい、又は、GUI120の画像からDMCのコンテンツへの移行を介して、パワーポイントプレゼンテーションのスライド間の伝送に類似した方法で、レンダリングするメディア商品チャネル又はジュークボックスDMCを選択してもよい。これらのDMCライセンスは、消費者がキュレーションした商品を作成する権利を提供していない場合もあるが、消費者のアカウントに登録されている商品110の互換性のあるアイテムのいずれかに展開してもよい。本開示の別の実施形態では、登録されたDMCライセンスは、消費者に、消費者がキュレーションしたAR対応商品を作成するだけでなく、レンダリングされるDMCが商品110のいずれか1つのアイテム上の画像と一致する必要がないような方法で、互換性のある商品にDMCをレンダリングする権利(DMC所有者によって決定される互換性)を付与する。このような場合、画像は、AR体験に組み込まれるのではなく、レンダリングを開始するためのスイッチとして機能し、画像が生き生きとしているような印象を与え得る。
【0094】
図5の方法500を参照して以下で詳細に説明するように、本開示の一実施形態によれば、認可されたDMC(収集可能またはその他)は、安全な(認証された)別個の方法で消費者間で転送され得、トークン化DMCライセンスの第2の市場を可能にする。本明細書では、収集可能なトークン化された各ARサブライセンスが、同じ又は異なるデジタルメディアコンテンツプロバイダーによって提供される、他の登録されたARライセンス又はサブライセンスと交換され得るプロセスが説明される。特定のライセンス又はサブライセンスを取引する権利は、ライセンサーの裁量に委ねられ、提供された場合は、ライセンス又は親ライセンスの条件に従って、取得/登録時に、又は後日の取り決めによって付与される。例として、TURNER CLASSIC MOVIES(現在のWARNER MEDIA)が本開示の参加ライセンサーであった場合、「GONE WITH THE WIND」クリップを「CASABLANCA」や「THE SOUND OF MUSIC」など、所有する他のDMCクラシックプロパティと交換することを許可してもよい。他のDMCライセンサーは、最初のDMC/商品110購入を奨励し、二次ライセンス交換市場を通じて更なる需要を普及/創出するために、他の参加ライセンサーとの収集可能又は非収集可能なDMCライセンスの相互交換を許可してもよい。本実施形態は、(付随する商品販売権を有するDMCとは対照的に)消費指向DMCの取引を含む。
【0095】
図2Aは、本開示の実施形態による、各消費者のための、IOTチップ技術を使用しない、商品110からのロイヤリティベースのDMCの生成、認証、及び登録のための方法200aを示す。チップ機能140を使用しない方法200aは、工程202aで始まり、工程204aに進むと、そこで、消費者は、商品110を購入又は取得し、GUI192を
図1の展開デバイス190にダウンロードする。工程206aで、消費者は、展開デバイス190を、
図1の商品110の範囲へと持ち込む。工程208aにおいて、GUI192は、
図1の商品ライセンスデータベース171に存在する関連商品仕様にアクセスすることによって商品プロファイル122を認識する。認識されない場合、方法200aは、工程226aで終了する。認識されると、方法200aは工程210aに進むと、GUI192はDPT124を
図1のDATモジュール162にアップロードする。工程212aに進むと、DATモジュール162は
図1のDPT124の信頼性を検証する。認証されない場合、方法200aは工程226aで終了する。工程214aで、DATモジュール162はDPT124をDMC登録コード124xに変換する。工程216aにおいて、LRF164は、顧客アカウントデータベース176内のDMC登録コード124xを索引付けし、関連するDMCライセンスを活性化して、DMC/アクセスクラウドサーバー180にライセンス活性化を報告する。工程218aにおいて、LRF164は、DMC登録コード124xをトークン融着モジュール165に転送する。工程220aにおいて、トークン融合モジュール165は、DMC登録コード124xに関連付けられたDMC/アクセスキー182x(DMC自体又は指定されたDMCへのアクセスキーのいずれか)をロイヤリティコレクション182から取得し、DMCプロバイダ、通常、コンテンツ作成者(図示せず)へのロイヤリティ支払いをトリガする。工程222aにおいて、トークン融合モジュール165は、DMC登録コード124xをDMC/アクセスキー182xと融合させ、トークン化DMC/アクセスキー165xを作成する。工程224aにおいて、トークン融合モジュール165は、トークン化DMC/アクセスキー165xを
図1の顧客トークンウォレット178に送信する。方法200aは工程226aで終了する。
【0096】
図2Bは、本開示の一実施形態による、各消費者のための、IOTチップ技術を用いた、商品110からのロイヤリティベースのDMCの生成、認証、及び登録のための方法200bを示す。
図2Bの方法200bは、チップ機能140を利用して商品110の信頼性を検証し、手順202bから手順210bまでの方法200aと同じ手順に従う。工程212bにおいて、商品トークン142(その最初コードは、静的識別コードとしてチップ機能140上に残されている)が、DTM144M/D/Sを介した認証のためにDATモジュール162に送信される。工程214bに進むと、DATモジュール162は、
図1のDPT124及び商品トークン142を認証する。認証されない場合、方法200bは、工程226bで終了する。工程216bで、DATモジュール162は、DPT 124をDMC登録コード124xに変換し、商品トークン142を商品登録コード142xに変換する。工程218bでは、LRF164は、顧客アカウントデータベース176内の登録コード124x及び142xに索引付けし、関連するDMCライセンスをアクティブ化し、及びDMC/アクセスクラウドサーバー 180にライセンスアクティベーションを報告する。工程220Bにおいて、LRF164は、登録コード124x及び142xをトークン融合モジュール165に転送する。工程222bにおいて、トークン融合モジュール165は、ロイヤリティコレクション182から、DMC登録コード124xに関連付けられたDMC/アクセスキー182x(DMC自体又は指定されたDMCへのアクセスキーのいずれか)を取得し、DMCプロバイダ(
図1に図示せず)へのロイヤリティ支払いをトリガする。工程224bに進むと、トークン融合モジュール165は、DMC登録コード124xをDMC/アクセスキー182xと融合させ、トークン化DMC/アクセスキー165xを作成する。工程226Bにおいて、トークン融合モジュール165は、トークン化DMC/アクセスキー165x及び商品登録コード142xを顧客トークンウォレット178に送信する。方法200bは工程228bで終了する。
【0097】
図2Cは、本開示の一実施形態による、IOTチップなしの、各消費者のための商品110からの非ロイヤリティベースDMCの生成、認証及び登録のための方法200cを示す。チップ機能140を使用しない方法200cは、工程202Cから工程218Cまで、方法200aと同じ手順に従う。220cにおいて、トークン融合モジュール165は、DMC登録コード124xに関連付けられたDMC/アクセスキー184x(DMC自体又は指定されたDMCへのアクセスキーのいずれか)を非ロイヤリティコレクション184から取得する。工程222cにおいて、トークン融合モジュール165は、DMC登録コード124xをDMC/アクセスキー184xと融合させ、トークン化DMC/アクセスキー165xを作成する。工程224cにおいて、トークン融合モジュール165は、トークン化DMC/アクセスキー165xを顧客トークンウォレット178に送信する。方法200cは工程226cで終了する。
【0098】
図2Dは、本開示の一実施形態による、各消費者のための商品110からの、IOTチップを用いた非ロイヤリティベースのDMCの生成、認証及び登録のための方法200dを示す。チップ機能140を利用する方法200dは、工程202dから工程220dまで、方法200bと同じ手順に従う。工程222dにおいて、トークン融合モジュール165は、DMC登録コード124xに関連付けられたDMC/アクセスキー184x(DMC自体又は指定されたDMCへのアクセスキーのいずれか)を非ロイヤリティコレクション184から検索する。工程224dに進むと、トークン融合モジュール165は、DMC登録コード124xをDMC/アクセスキー184xと融合させ、トークン化DMC/アクセスキー165xを作成する。工程226dにおいて、トークン融合モジュール165は、トークン化DMC/アクセスキー165x及び商品登録コード142xを顧客トークンウォレット178に送信する。方法200dは工程228dで終了する。
【0099】
あるいは、DMCライセンスを商品110から独立したデジタルメディアコンテンツプロバイダーから取得する場合、
図2Eの方法200eが使用される。
図2Eは、本開示の一実施形態による、デジタルメディアコンテンツプロバイダーからのロイヤリティベースのDMCの生成及び登録のための方法200eを示す。方法200eは、工程202eで開始し、工程204eに進むと、そこで、消費者は、
図1のDMC/アクセスライセンスデータベース172からDMC又はアクセスキーライセンス(DMC/アクセスライセンス172xによって表される)を購入又は取得する。工程206eにおいて、DMC/アクセスライセンスデータベース172は、未発行トークンデータベース174をトリガして、
図1のDATモジュール162にトークン174xを発行する。工程208eにおいて、DATモジュール162は、トークン174xをDMC/アクセス登録コード172xに変換する。工程210eに進むと、LRF164は、顧客アカウントデータベース176内のDMC/アクセス登録コード172xを索引付けし、関連するDMC又はアクセスキーライセンスをアクティブ化する。工程212Eにおいて、LRF164は、DMC/アクセスクラウドサーバー 180にライセンスアクティベーションを報告する。工程214eにおいて、LRF164は、DMC/アクセス登録コード172xをトークン融合モジュール165に転送する。次に、工程216eにおいて、トークン融合モジュール165は、DMC/アクセス登録コード172xに関連付けられたDMC/アクセスキー182x(DMC自体又は指定されたDMCへのアクセスキーのいずれか)をロイヤリティコレクション182から取得し、DMCプロバイダ(
図1には図示せず)へのロイヤリティ支払いをトリガする。工程218eにおいて、トークン融合モジュール165は、DMC/アクセス登録コード172xをDMC/アクセスキー182xと融合させ、トークン化DMC/アクセスキー165xを作成する。最後に、工程220eにおいて、トークン融合モジュール165は、トークン化DMC/アクセスキー165xを顧客トークンウォレット178に送信し、方法200eは工程222eで終了する。
【0100】
図2Fは、商品110とは無関係に、デジタルメディアコンテンツプロバイダーからの非ロイヤリティDMCの生成及び登録のための方法200fを示す。方法200fは、工程202fから工程214fまで、方法200eと同じ手順に従う。工程216fにおいて、トークン融合モジュール165は、DMC/アクセス登録コード172xに関連付けられたDMC/アクセスキー184x(DMC自体又は指定されたDMCへのアクセスキーのいずれか)を非ロイヤリティコレクション184から取得する。工程218fにおいて、トークン融合モジュール165は、DMC/アクセス登録コード172xをDMC/アクセスキー184xと融合させ、トークン化DMC/アクセスキー165xを作成する。工程220fにおいて、トークン融合モジュール165は、トークン化DMC/アクセスキー165xを顧客トークンウォレット178に送信し、方法200fは工程222fで終了する。
【0101】
図2Gは、本開示の一実施形態による、デジタルメディアコンテンツプロバイダーからのロイヤリティベースの収集可能なDMCの生成及び登録のための方法200gを示す。グッズには、DMC自体を限定版のグッズアイテム(限定版リトグラフに類似)として、及び/又はそ収集可能なDMCに関連する収集可能なAR商品販売ライセンスとして含まれ、そのDMCの商品への譲渡から形成された、消費者がキュレーションした商品を作成する権利を保有者に付与する。収集可能なAR-商品販売ライセンスは、ARレンダリングのために収集可能なDMCを商品110に割り当てる権利を有する個々のサブライセンスであってもよい。これらの収集可能なDMCは、システム100において購入及び展開可能な全ての収集項目に関する情報を含む収集可能DMC/アクセスライセンスデータベース173に索引付けされる。一実施形態では、トークン化DMCは、顧客トークンウォレット178内に存在する。別のものでは、それらは展開デバイス190の展開デバイス(DD)データベース194内に存在する。方法200gは、工程202gから始まり、消費者がDMC/アクセス収集可能ライセンス173Ex(これは、「N」個のAR DMC/アクセスライセンス173Axの「N」数を含み、「N」は、ライセンスの条項によって固定される可変量である)を
図1の収集可能DMC/アクセスライセンスデータベース173から購入又は取得する工程204gに進む。工程206gにおいて、収集可能DMC/アクセスライセンスデータベース173は、未発行トークンデータベース174をトリガして、
図1のDATモジュール162に1つプラス「N」トークン174xを発行する。工程208gにおいて、DATモジュール162は、トークン174xを、1つの収集可能DMC/アクセス登録コード173Cxと、「N」AR DMC/アクセス登録コード173Axとに変換する。工程210gにおいて、LRF164は、
図1の顧客アカウントデータベース176内のDMC/アクセス登録コード173Ex及び173Axにインデックスを付け、関連するDMC又はアクセスライセンスをアクティベートする。工程212gに進むと、LRF164は、DMC/アクセスクラウドサーバ180にライセンスアクティベーションを報告し、その後、工程214gにおいて、LRF164は、DMC/アクセス登録コード173Cx及び173Axをトークン融合モジュール165に転送する。工程216gにおいて、トークン融合モジュール165は、DMC/アクセス登録コード173Cxに関連付けられたDMC/アクセスキー182x(DMC自体又は指定されたDMCへのアクセスキーのいずれか)をロイヤリティコレクション182から取得し、DMCプロバイダ(
図1には図示せず)へのロイヤリティ支払いをトリガする。工程218gにおいて、トークン融合モジュール165は、DMC/アクセス登録コード173Cx及び173AxをDMC/アクセスキー182xと融合させ、それぞれ1つのトークン化収集可能DMC 165Cx及び「N」トークン化AR DMC165Axを作成する。工程220gにおいて、トークン融合モジュール165は、トークン化された収集可能DMC 165Cx及び「N」トークン化AR DMC(複数可)165Axを顧客トークンウォレット178に送信し、方法200gは工程222gで終了する。
図2Hは、トークン化された商品の生成、認証、登録のための方法200hを、関連するDMCなしで示す。一実施形態では、DMCとは無関係にトークン化された商品の生成は、消費者が、消費者によって紛失、損傷、又は他の方法で「廃棄」された商品を置き換えるために、商品110の新しいアイテムを購入又は取得及び登録することを可能にする。方法200hは、工程202hから始まり、消費者がトークン化された商品110を購入又は取得する工程204hに進むと、続いて、消費者が展開装置190を新たに取得したトークン化された商品110の範囲に持ち込む工程206hに進む。工程208hにおいて、GUI192は、
図1の商品ライセンスデータベース171に常駐する関連商品仕様にアクセスすることによって商品プロファイル122を認識する。認識されない場合、方法 200H は 222H で終了する。工程210hにおいて、商品プロファイル122が認識されると、商品トークン142は、DTMS144M、144D、及び144Sを介した認証のためにDATモジュール162に送られる。工程212hにおいて、DATモジュール162は、
図1の商品トークン142を認証する。認証されていない場合、方法200hは工程222hで終了する。工程214hにおいて、商品トークン142が認証されると、DATモジュール162は、商品トークン142を商品登録コード142xに変換する。工程216hにおいて、LRF164は、顧客アカウントデータベース176に商品登録コード142xを索引付けし、その後、工程218hにおいて、LRF164は、商品登録コード142xをトークン融合モジュール165に転送する。工程220hにおいて、トークン融合モジュール165は、商品登録コード142xを顧客トークンウォレット178に送信し、方法200hは工程222hで終了する。
【0102】
図2Iは、本開示の一実施形態による、商品110からの事前トークン化DMCの生成及び登録のための方法200iを示す。方法200iは、IOTチップ技術の使用、又はDMCがロイヤリティベースであるか非ロイヤリティベースであるかを示すものではないが、他の実施形態では、工程202iから開始し、工程204iに進むと、そこで消費者は、商品110を購入又は取得し、GUI192を
図1の展開装置190にダウンロードする。工程206iにおいて、消費者は、展開装置190を使用して、商品トークン142及び商品プロファイル122をGUI120からDATモジュール162及びLRF164にそれぞれアップロードする。工程208iにおいて、DATモジュール162は、商品トークン142を認証する。認証されていない場合、方法200iは工程224iで終了する。商品トークン142が認証されると、方法200iは工程210iに進み、そこでLRF164はDMC/アクセスクラウドサーバー 180にダウンロード指示を送信する。工程212iにおいて、DMC/アクセスクラウドサーバ180は、次に、トークン化DMC/アクセスキー165x(DMC自体又は指定されたDMCへのアクセスキーのいずれか)をDATモジュール162にダウンロードする。工程214iにおいて、トークン化DMC/アクセスキー165xは、DATモジュール162を用いて更新される。工程216iにおいて、LRF164は、顧客アカウントデータベース176内のトークン化DMC/アクセスキー165xをインデックス化する。また工程218iにおいて、DMC/アクセスライセンス172xは、ロイヤリティが支払われるべきものであり、負っているかどうかを決定するために検査される。その場合、次に、工程220iにおいて、LRF164は、DMCプロバイダ(
図1には図示せず)へのロイヤリティ支払いをトリガする。支払われた場合(又はロイヤリティの支払いが実際に支払われなくてもよい場合)、方法200iは222iに進み、LRF 164は、トークン化DMC /アクセスキー165xを
図1の顧客トークンウォレット178に送信し、方法200iは工程224iで終了する。一実施形態では、商品トークン142はDPT 124としてGUI120に埋め込まれ、他方ではチップ機能140上にある。更に別の実施形態では、DATモジュール162は、DMC/アクセスクラウドサーバ180内に常駐する。
【0103】
特殊な実施形態又は本開示において、商品110は、トークン化DMC/アクセスキー165xが、その商品メディアチャネル上で進行中のストリーミングDMCを受信するために、複数の当事者によって複数回ダウンロードされ得るライセンスされたキーであるポスター又は他の広告であってもよい(DMC/アクセスクラウドサーバー 180によって規制される回数を伴う)。一実施形態では、これらのダウンロードは、商品122又は商品110上に常駐する他のGUIによってトリガされてもよい。別の実施形態では、DPT124は、GUI120の代わりに使用されてもよく、DPT124は、関連するトークン化DMC/アクセスキー165xを取得するために、DMC/アクセスクラウドサーバ180にダウンロード命令を送信することを許可される前に、DATモジュール162を使用して、一意であると検証される。
【0104】
図2Jは、デジタルメディアコンテンツプロバイダーからの事前トークン化DMCの生成と登録のための方法200jを示している。方法200jは、IOTチップ技術の使用を示すものではないが、他の実施形態では、工程202jから開始し、工程204jに進むと、そこで、消費者は、DMC/アクセスライセンスデータベース172からDMC/アクセスライセンス172xを取得する。工程206jにおいて、DMC/アクセスライセンスデータベース172は、LRF164をトリガして、DMC/アクセスクラウドサーバ180にダウンロード命令を送信する。次に、方法200jは、212iから222iまでの方法200iと同じ手順に従い、方法200jは工程220jで終了する。
【0105】
図3Aは、本開示の実施形態による、IOTチップを用いて、アンカーされた商品上でARレンダリングのための認証されたデジタルメディアコンテンツ(DMC)を展開するための方法300aを示す。本使用法における固定商品とは、商品データベース171で指定されている商品110に関連付けられた単一のDMCを使用して、製造時点で商品プロファイル122の特定のイメージに固定されている商品を意味する。方法300aは、工程302aで始まり、工程304aに進むと、そこで、消費者は、展開デバイス190を、
図1の固定された商品110の範囲に持ってくる。工程306aで、GUI192は、商品ライセンスデータベース171に存在する商品仕様にアクセスし、GUI120内に埋め込まれ得る商品プロファイル122を認識する。認識されない場合、方法300aは、322aで終了する。 工程308aで、GUI192は、商品プロファイル122をLRF164にアップロードする。工程310aで、LRF164は、顧客アカウントデータベース176にアクセスし、商品プロファイル122に固定されたトークン化DMC /アクセスキー165xを識別する。工程312aで、LRF164は、識別されたトークン化DMC /アクセスキー165xを顧客トークンウォレット178から検索し、それをDATモジュール162に送信する。工程314aに進むと、DATモジュール162は、トークン化DMC /アクセスキー165xを認証及び更新する。認証されていない場合、レンダリング用のDMCは提供されないものとし、方法300aは工程322aで終了する。工程316aで、トークン化DMC /アクセスキー165xが認証されて更新された場合、LRFは、DMC /アクセスキー165xがアクセスキーであるかDMCであるかを決定する。アクセスキーの場合、工程317aでLRF 164は方法300e(以下に詳述)を開始して、関連するDMCをDMC/アクセスクラウドサーバー180から直接GUI192にストリーミングし、工程322aで方法300aを終了する。 DMC /アクセスキー165xがDMCである場合、工程318aで、LRFは、トークン化DMC /アクセスキー165x及び商品プロファイル122をAR展開エンジン167に送信する。工程320aに進むと、AR配置エンジン167は、トークン化DMC /アクセスキー165xを商品110上でレンダリングするためにGUI192に展開し、方法300aは、工程322aで終了する。
【0106】
図3Bは、本開示の実施形態による、IOTチップを用いて、アンカーされた商品上で拡張現実レンダリングのために認証されたDMCを展開するための方法300bを示す。
【0107】
一実施形態によれば、
図3Bの方法300bに示されるように、商品110及び展開デバイス190は、IOTネットワークの一部であり、DTM 140M及びDTM140Dは、商品110が展開デバイス190の範囲内にもたらされる場合などの小範囲通信技術である。展開デバイス190は、DTM140M及びDTM140Dを介して商品トークン142(チップ機能140に格納されている)にアクセスし、認証のために商品トークン142を
図1のDATモジュール162に送信する。方法300bに示されている工程302b~308bは、方法300aの工程302a~308aと同じである。工程310bで、商品トークン142は、DTM 144M、144D、及び144を介した認証のためにDATモジュール162に送られる。工程312bで、商品トークン142は、
図1のDATモジュール162を使用して認証される。認証されていない場合、方法300bは工程326bで終了する。工程314bで、商品トークン142が認証されると、LRF164は、顧客アカウントデータベース176にアクセスし、商品トークン142に固定されたトークン化DMC/アクセスキー165xを識別する。工程316bで、LRF164は、識別されたトークン化DMC/アクセスキー165xを顧客トークンウォレット178から検索し、それを
図1のDATモジュール162に送信する。工程318bで、トークン化DMC/アクセスキー165xは、DATモジュール162を使用して認証及び更新される。認証されていない場合、レンダリング用のDMCは提供されないものとし、方法300bは工程326bで終了する。認証された場合、工程320bで、LRFはDMC/アクセスキー165xがアクセスキーであるかDMCであるかを判断する。アクセスキーの場合、工程321bで、LRF164は、方法300e(以下に詳述)を開始して、関連するDMCをDMC/アクセスクラウドサーバ180から直接GUI192にストリーミングし、工程326bで方法300bを終了する。工程322bで、トークン化DMC/アクセスキー165xがアクセスキーでない場合、LRFは、更新されたトークン化DMC/アクセスキー165x及び商品プロファイル122を
図1のAR展開エンジン167に送信する。最後に、工程324bで、AR配置エンジン167は、トークン化DMC/アクセスキー165xを商品110上でレンダリングするためにGUI192に展開し、方法300bは、工程326bで終了する。
【0108】
図3Cは、本開示の実施形態による、IOTチップを用いて、アンカーされていない商品上でARレンダリングのための認証されたデジタルメディアコンテンツ(DMC)を展開するための方法300cを示す。本使用法における固定されていない商品とは、商品データベース171で指定されているように、商品110に関連付けられた単一のDMCを使用して、製造時に商品プロファイル122の特定のイメージに固定されていない商品を意味する。方法300cは、工程302cから始まり、工程304cに進むと、ここで、まだ事前に選択されていない場合、消費者は、
図1の顧客アカウントデータベース176からレンダリングされるトークン化DMC/アクセスキー165xを選択する。
【0109】
工程306cで、消費者は、展開デバイス190を
図1の固定されていない商品110の範囲に持ってくる。工程308cで、GUI192は、商品ライセンスデータベース171に存在する商品仕様にアクセスし、GUI120内に埋め込まれ得る商品プロファイル122を認識する。認識されない場合、方法300cは工程328cで終了する。工程310cで、商品プロファイル122が認識されると、GUI192は商品プロファイル122をLRF164にアップロードする。工程312cで、LRF164は、顧客アカウントデータベース176にアクセスし、商品プロファイル122とペアリングするために選択されたトークン化DMC/アクセスキー165xを識別する。それを
図1のDATモジュール162に送信する。工程316cで、トークン化DMC/アクセスキー165xは、DATモジュール162を使用して認証及び更新される。認証されない場合、レンダリングのためにDMCは提供されないものとし、方法300cは工程328cで終了する。工程318cで、トークン化DMC/アクセスキー165xが認証された場合、LRFは、DMC/アクセスキー165xがアクセスキーであるかDMCであるかを決定する。アクセスキーの場合、工程319cで、LRF164は、方法300e(以下に詳述)を開始して、関連するDMCをDMC/アクセスクラウドサーバ180から直接GUI192にストリーミングし、工程328cで方法300cを終了する。工程320cで、トークン化DMC/アクセスキー165xがアクセスキーでない場合、LRFは、更新されたトークン化DMC /アクセスキー165x及び商品プロファイル122を商品/DMCペアリングエンジン166に送信する。工程322cに進むと、商品/DMCペアリングエンジン166は、更新されたトークン化DMC /アクセスキー165xを商品プロファイル122とリンクさせる。工程324cで、商品/DMCペアリングエンジン166は、組み合わされたトークン化DMC/アクセスキー165x及び商品プロファイル122をAR展開エンジン167に送信する。最後に、工程326cで、AR配置エンジン167は、トークン化DMC/アクセスキー165xを商品110上でレンダリングするためにGUI192に展開し、方法300cは、工程328cで終了する。
【0110】
図3Dは、本開示の実施形態による、IOTチップを用いて、アンカーされていない商品上で拡張現実レンダリングのために認証されたDMCを展開するための方法300dを示す。上記の方法300bと同様に、方法300dに示される一実施形態によれば、商品110及び展開デバイス190は、IOTネットワークの一部である。方法300dに示されている工程302d~310dは、方法300cの工程302c~310cと同じである。工程312dで、商品トークン142は、DTM 144M、144D、及び144Sを介した認証のために DATモジュール162に送られる。
【0111】
工程314dで、商品トークン142は、
図1のDATモジュール162を使用して認証及び更新される。認証されていない場合、方法300dは工程330dで終了する。認証された場合、工程316dで、LRF 164は顧客アカウントデータベース176にアクセスし、商品トークン142とペアリングするために選択されたトークン化DMC/アクセスキー165xを識別する。工程318dにおいて、LRF164は選択されたトークン化DMC/アクセスキー165xを顧客トークンウォレット178から取得して、それをDATモジュール162に送信する。工程320dに進むと、トークン化DMC/アクセスキー165xは、DATモジュール162を使用して認証及び更新される。認証されない場合、方法300dは、工程330dで終了する。工程322dで、トークン化DMC/アクセスキー165xが認証された場合、LRFは、DMC/アクセスキー165xがアクセスキーであるかDMCであるかを決定する。アクセスキーの場合、工程323dで、LRF164は方法300e(以下に詳述)を開始して、関連するDMCをDMC/アクセスクラウドサーバー180からGUI192に直接ストリーミングし、工程330dで方法300dを終了する。工程324dで、トークン化DMC/アクセスキー165xがアクセスキーでない場合、LRFは、更新されたトークン化DMC/アクセスキー165x及び商品プロファイル122を商品/DMCペアリングエンジン166に送信する。工程326dで、商品/DMCペアリングエンジン166は、更新されたトークン化DMC/アクセスキー165xを商品プロファイル122とリンクする。最後に、工程328dで、AR配置エンジン167は、トークン化DMC/アクセスキー165xを
図1の商品110上でレンダリングするためにGUI192に展開し、方法300cは工程330dで終了する。
【0112】
図3Eは、本開示の実施形態による、DMC/アクセスクラウドサーバ180から直接ARレンダリングのために認証されたDMCをストリーミングするための方法300eを示す。方法300eは、工程302eから始まり、工程304eに進むと、そこで、LRFは、トークン化DMC /アクセスキー165xからDMC/アクセスクラウドサーバ180にストリーミング命令を送信する。工程306eで、DMC/アクセスクラウドサーバ180は、トークン化DMC/アクセスキー165xに関連付けられたDMCを商品110上でレンダリングするためにGUI192にストリーミングし、方法300eは工程308eで終了する。一実施形態では、DMC/アクセスクラウドサーバ180は、トークン化DMC/アクセスキー165xに関連付けられたDMCを、商品110上のGUI130のトリガーメカニズムをバイパスして、展開デバイス190に直接ストリーミングする。
【0113】
図4Aは、メディア商品チャネル又はジュークボックスDMCを選択された商品110とペアリング/再ペアリングするための方法400aを示す。本開示の一実施形態では、DMCは、サブスクリプションベースのストリーミング又はシリアルダウンロードされたDMCであってもよい。方法400aは、工程402aで始まり、工程404aに進むと、そこで、消費者は、
図1の顧客アカウントデータベース176から1つ以上の商品プロファイル122を選択する。工程406aで、消費者は、顧客アカウントデータベース176から互換性のあるジュークボックスDMCを選択する。工程408aで、消費者は、選択されたペアリングを顧客アカウントデータベース176内の1つ以上のアルバムに割り当てる。工程410aで、
図1の商品/DMCペアリングエンジン166は、選択された商品プロファイル122が現在DMCにリンクされているかどうかを決定する。リンクされている場合、商品/DMCペアリングエンジン166は、工程411aで既存のリンクを切断する。方法400aは、商品110がリンクされていない場合に工程510aから直接工程412aに進み、商品110が既存のリンクを有する場合、最初に工程411Aを進んでリンクを切断する。工程412aで、商品/ DMCペアリングエンジン166は、選択されたDMCを選択された商品プロファイル122にリンクする。最後に、工程414aで、商品/DMCペアリングエンジン166は、
図1の顧客アカウントデータベース176へのペアリングの成功を確認し、方法400aは、工程416aで終了する。
【0114】
図4Bは、選択され、トークン化された商品110とメディア商品チャネル又はジュークボックスDMCをペアリング/再ペアリングするための方法400bを示す。方法400bに示される一実施形態によれば、NFC又は同様の技術によって識別される商品110のトークン化は、物理的オブジェクトの一意の個別識別子を作成する。これにより、消費者又はコンテンツプロバイダーは、DMCとそのオブジェクトのみの一意のペアを指定できるため、他のDMC/商品ペアでは共有されない固有の本質的価値及び/又は機能を備えた商品のアイテムを作成できる。方法400bは、工程402bで始まり、工程404bに進むと、そこで、消費者は、
図1の顧客アカウントデータベース176から1つ以上の商品登録コード142xを選択する。工程406bで、消費者は、顧客アカウントデータベース176から互換性のあるDMCを選択して、選択された商品登録コード(複数可)142と一対にさせる。工程408bで、消費者は、選択されたペアリングを顧客アカウントデータベース176内の1つ以上のアルバムに割り当てる。工程510bで、
図1の商品/ DMCペアリングエンジン166は、選択された商品登録コード142xが現在DMCにリンクされているかどうかを決定する。リンクされている場合、商品/DMCペアリングエンジン166は、工程411bで既存のリンクを切断する。方法400bは、商品110がリンクされていない場合は工程510bから直接工程412Bに進むと、商品110が既存のリンクを有する場合、最初に工程41ポンドを進んでリンクを切断する。工程412bで、商品/ DMCペアリングエンジン166は、選択されたDMCを選択された商品登録コード142xとリンクする。最後に、工程414bで、商品/DMCペアリングエンジン166は、
図1の顧客アカウントデータベース176へのペアリングの成功を確認し、方法400bは、工程416bで終了する。
【0115】
図4Cは、トークン化DMCを新しい/交換用のトークン化された商品とペアリング/再ペアリングするための方法400cを示す。方法400bと同様に、
図4cの方法400cに示されているように、NFC又は同様の技術によって識別された商品110のトークン化は、物理オブジェクトの一意の個人識別子を作成する。本開示の一実施形態では、一意の識別子により、消費者は、商品110の紛失、損傷、又は引退したトークン化されたアイテムを新しい又は異なるものと交換し、元のトークン化されたアイテムとペアになったDMCを新しいトークン化されたアイテムに再割り当ててもよい。方法400cは、工程402cから始まり、工程404cに進むと、そこで、既存の登録されたトークン化DMCを有する消費者は、そのDMCについて
図1の商品110の新しい/交換トークン化されたアイテムを購入又は取得する。工程406cで、消費者は、方法2Hに進むと、商品110の新しい/交換アイテムを生成、認証、及び登録する。工程408cで、消費者は、顧客アカウントデータベース176からトークン化DMC/アクセスキー165xを選択して、新しい/交換アイテムとペアにする。工程410cに進むと、消費者は、顧客アカウントデータベース176から商品110の新しい/交換アイテムに割り当てられた商品登録コード142xを選択する。工程412cで、消費者は選択したペアリングを顧客アカウントデータベース176に送信する。工程414cで、商品/DMCペアリングエンジン166は、選択されたDMCを選択された商品登録コード142xとリンクする。最後に、工程416cで、商品/DMCペアリングエンジン166は、顧客アカウントデータベース176へのペアリングの成功を確認し、方法400cは、工程418cで終了する。
【0116】
一実施形態では、展開デバイス190(又はシステム100の一部であり、システム100と互換性のある他のデバイス)は、商品トークン142にアクセスして認証し、本物の互換性のある商品(すなわち、ノックオフなし)のみがシステム100の一部になることを保証する。商品トークン142に関連するコードが欠落しているか、又は偽造されている場合、商品110は認証工程に合格しない場合がある。方法300b、300d、及び400cのそれぞれの工程312b、314d、及び406cで、商品トークン142(最初のコード)に最初に関連付けられた認証コードが、DATモジュール162によって、またその基準で更新されて、全ての認証を伴って、2番目のコード(登録コード)に変更される。商品トークン142に関連付けられた最初のコードを更新して登録コードに変換することにより、認証、登録、及び商品110をシステム100に含める前にハッキングされる可能性のある情報チェーンが削除されて、全ての(又はルーチンの)認証で登録コードを絶えず変更させることによって、この保護を維持するためのプロトコルが引き続き提供される。商品110の信頼性を検証する手段はチップ機能140を介して行われるため、方法300b、300d、及び400cのみがこのレベルの商品保護を備えることになる。
【0117】
図5は、本開示の一実施形態による、元のライセンシーから新しいライセンシーにDMCライセンスを移転するための方法500を示す。方法500は、工程502で開始し、工程504に進み、そこで、消費者は、顧客アカウントデータベース176からトークン化DMC/アクセスキー165xを選択する。工程506において、LRF164は、選択されたトークン化DMC/アクセスキー165xを販売する消費者の意図を、第三者販売組織130に通知する。工程508において、第三者販売組織130は、元のライセンシーのトークン化DMC/アクセスキー165xを新しいライセンシーに販売する。工程510に進むと、第三者販売組織130は、LRF164に販売を通知する。工程512で、DATモジュール162はトークン化DMC/アクセスキー165xを認証する。認証されていない場合、LRF164は、販売が工程514で無効であり、方法500が工程526で終了することを第三者販売組織130に通知する。工程516において、トークン化されたDMC/アクセスキー165xが認証されると、LRF164は、購入されたトークン化されたDMC /アクセスキー165xを元のライセンシーの顧客トークンウォレット178から
図1のトークン転送エンジン168に転送する。工程518において、トークン転送エンジン168は、トークン化DMC/アクセスキー165xの所有権を元のライセンシーから新しいライセンシーに伝達する。工程520で、LRF164は、トークン化DMC /アクセスキー165xをトークン転送エンジン168から
図1の新しいライセンシーの顧客トークンウォレット178に転送する。工程522において、LRF164は、完了したトランザクションの確認を、
図1の第三者販売組織130に送信する。また、工程524で、第三者販売組織130は、元のライセンシーと新しいライセンシーとの間の支払いを決済し、方法500は、工程522で終了する。
【0118】
一実施形態では、方法500は、それが固定された可能性のある商品110の任意のアイテムとは無関係に、DMCの転送を詳述する。 転送が完了すると、DMCの登録コードが変更され、DMCは以前に固定されていた商品にレンダリングされなくなる。転送されたDMCは、以前の商品110のアイテムから効果的に解放され、その結果、ライセンサーが設定したパラメーターに応じて、ライセンシーが同じ又は異なるタイプの商品110の別のアイテムに再接続できるようになる( 例えば、マグカップからキャンバス又は別のマグカップに移動する)。新しいライセンシーがDMCの以前に固定された商品110のアイテムを入手したい場合、そのアイテムの運搬は、システム100を介して、又はEBAYなどのシステム100外のサードパーティを介して行ってもよい。方法500は、事実上、認証され、ライセンスされたデジタルメディアコンテンツを転送するための承認された第2の市場を作成する。
【0119】
一実施形態では、方法500によるDMCの転送は、多くの利点を提示するプラットフォームを提供する。それは、本物の認可されたトークン化DMCの需要と流動性を高めるオープンマーケットアウトレットを提供する。トークン化DMCの展開のためにシステム100によってアクセス及び使用される唯一の情報は、トークン化DMC自体の認証であるため、購入履歴や以前の販売価格などの潜在的な機密情報は公開されない。更に、トークン化DMCの基礎となるライセンスは、それが適用される商品のアイテムとは独立して存在し、認証のために登録データベースに依存しないため、DMCライセンスは、展開サーバー150を使用して方法500を介して認証及び伝達され得る。関連する実施形態では、システム100は、消費者が、システム100から自分のアカウントに常駐するトークンを抽出して所有することを可能にし得る。これらの抽出されたトークンは、消費者のハードドライブに保持されるか、データ格納デバイス(図には図示せず)に配置される。
【0120】
本開示の一実施形態によれば、DMCの登録コードは、ライセンス化されたDMCの独自の制御層及び知的財産保護を提供し、その無許可の複製及び/又は放送を制限し、商品にレンダリングされる場合に更新及び再割り当てされて、コンテンツプロバイダーとコ消費者の両方のDMCライセンスプロパティの固有の本質的な価値を保護する。このように、上記のシステムは、DMCライセンスプロパティの使用を経済的に販売、再販、アクティブ化、保護、及び管理するためのオンラインプラットフォームを提供することにより、制御されたスケーラブルな市場を作成する。
【0121】
本開示の一実施形態によれば、消費者は、商品メディアチャネル又はジュークボックスDMCフィードをサブスクライブしてもよい。チャネルを通じて提供されるDMCは、日次、週次、又は月次で自動的に更新されるか、消費者からの要求に応じて、又は支払いサイクルにリンクされた方法で更新される。DMCは、商品メディアチャネル又はジュークボックスDMCフィードを介して有料で提供される場合と、無料で提供される場合がある。後者の場合、DMCの再生前、再生中、再生後に広告や関連WEBサイトへのリンクを挿入して、制作費を相殺してもよい。 割り当てられた商品を介してDMCをレンダリングすると、商品自体がメディアプラットフォームとして機能することが可能である。
【0122】
本開示の別の実施形態によれば、商品110上の画像はカスタマイズされてもよい。例えば、特定の個人(実数又は虚数)を描写したり、ARを使用して、カスタマイズされたメッセージを言ったり歌ったりしているように見えるように、個人の口をアニメーション化し得る。口は、任意の単語が話されたり歌われたりした場合に行われる動きに最もよく近似するように、標準的な音声学に合わせて動くようにプログラムされ得る。これらのアプリケーションのDMCは、テキスト、音声/歌のコンテンツ、又は選択したキーチェーンにある一般名などの承認された単語を示すドロップダウンメニューから発生し、写真ベース又は部分的又は完全にアニメーション化される。話された/歌われたコンテンツの画像と声は、有名な/公の人の特徴である場合もあれば、音声認識と近似技術を使用して目的のメッセージを話す/歌う場合もある。別の実施形態によれば、配信サーバ150は、コンテンツ作成権を管理するためのシステムを消費者に提供し、複数の当事者が、ネットワーク内の人々が所有する商品110の特定のアイテムにレンダリングされるように、共有権限の設定された基準の下で、DMCを顧客アカウントデータベース176に送信/プッシュすることを可能にする。一実施形態はまた、AR体験を更にカスタマイズするために、このコンテンツを所望の順序でキューに入れて再生するオプションを含み得る。更に、この実施形態の一部には、ポピュラーソングを歌うための顔のリギング、何らかの方法でビデオクリップをマージする、又はオーディオクリップとビデオクリップをつなぎ合わせるなど、種々のメディアコンテンツの「マッシュアップ」をキュレートする消費者の能力が含まれる(オーディオが元のビデオと一致しない)。本実施形態は、コンテンツが消費者によって作成、販売、及びキュレートされる消費者主導の市場を可能にするために、消費者が生成したグラフィック及びメディアコンテンツを含む。
【0123】
システム100は、ライセンスされたメディアコンテンツをオンデマンドで、その裁量で管理及びアクセスするための統合プラットフォームを消費者に提供する。上記のシステム及び方法は、政治キャンペーンにも拡張できるが、この場合、ARを介してメディアコンテンツを展開するためのトリガーが埋め込まれたポスターは、これら及び他の実施形態で説明されている方法でDMCを生成、トークン化、生成、トークン化、及び展開するための認証済みチャネルを必要とする。これは、タトゥー、オブジェクトに課せられた教育用DMC(安全性に関するステータスの更新、修理通知、又は教育及び医療分野で特に使用される他の方法など)、壁画又は他の特許著作物、又は顔の認識(顔へのメディアコンテンツのオーバーレイ又は統合を使用)などの種々な商用アプリケーションに拡張することができる。これらのオーバーレイは、アクションフィギュア、ぬいぐるみ、又は物理的なオブジェクトにも適用できる。関連するDMCは、GUIの代わりに、ARトリガーポイントであるアイテムの物理的な機能を使用して、商品又は機器に不可欠なものとしてアイテムに追加できる。
【0124】
サブスクリプションDMCとは、デジタルメディアコンテンツの継続的なフィードを意味する。本開示の一実施形態では、DMCに対する権利は、一定期間後に失効し、その時点で、失効したコンテンツに対するライセンスが、購入又は延長のために消費者に提供されてもされなくてもよい。別の実施形態では、消費者は、サブスクリプションDMCへのライセンスを事前購入することができ、将来のアクセスのために無期限に又は事前に設定された期間、自分のアカウントにDMCをアーカイブする権利を有するが、いずれの場合も、これらのサブスクリプションDMCはアクセスキーとして機能し(「公開キー」の形式として機能する関連グラフィックによってトリガーされる)トークン化されるが、サブスクリプション自体は、独立した値を持つ個別のトークンである。このようなサブスクリプションDMCは、タイムシェア又はカントリークラブのシェアに似て、トレード可能(又はリース可能)となる。
【0125】
更なる実施形態は、出版業界で見られるように、各バッチが種々の版(第1版、第2版など)を表す「バッチベース」又は「印刷」で提供される事前トークン化DMCを有する。 「印刷物」などのこれらの指定は、DMCに差別化、希少性、及び価値を与えるための更に別のメカニズムを提供すが、特に、収集可能なDMCに適用でき、収集可能DMCに限定されるものではない。
【0126】
他の実施形態は、二次認証なしで、しかし商品プロファイル122からのみアクティブ化される棚上のアイテムに、DMCコンテンツの抜粋又は「トレーラー」を示すことを含む。これらは、商品110の特定のアイテムに関連付けられたDMCがアクティブ化され、所有者のアカウントに登録された場合にのみ、商品の広告に相当する金額に制限されるが、DMCは商品110のそれらのアイテムにレンダリングする。
【0127】
更に、上記のシステム又は方法はまた、ゲストがゲスト自身の展開デバイス190上でアカウント所有者の登録されたDMCをレンダリングすることを可能にする一時的な「ゲストアクセス」を提供するメカニズムに拡張されてもよい。ゲストのアクセスは、指定された期間(24時間など)に制限されるか、アカウント所有者の展開デバイス190又は登録済みの商品110に物理的に近接することによって制限される場合がある(自宅やオフィスでゲストを楽しませる場合など)。一実施形態では、共有は、共有を特定の場所に制限するために、GPS又はブルートゥースによって管理されてもよい。又は、リモートで共有する場合は、限られた時間だけアクセスが許可される場合がある。別の実施形態では、ゲストのアクセス特権は、QRコードによって追加されてもよい。本開示の更なる実施形態は、共有を一度に1人のゲストに制限することができ、追加のゲストは、限定的に、又は24時間などの特定の期間、小額の料金でアクセスを許可される。ソーシャルネットワーキング許可プロトコルを介してアクセスを許可し、特定の商品が設定されているものを他の人がプライベートかつ選択的に表示できるようにすることも可能である。
【0128】
更に別の実施形態では、消費者は、使用後又は特定の期間などの他の制限要因の後に失効するDMCアクセス用の使い捨てトークンを購入する。例として、これは、美術館ツアーに使用できるが、このツアーでは、訪問者にDMCを提供して、ARを介した視聴体験を向上させ得る。 本明細書で説明するシステム又は方法は、稀に機能不全になり、検証プロトコルに合格しない可能性がある認証トークンに依存している。一実施形態では、トークン機能不全の場合、機能不全トークンは、機能的トークンと交換され得、その後、機能不全トークンは、以前に機能不全トークンに関連付けられていた登録済みDMC又はアクセスキーと融合される。
【0129】
本開示の別の実施形態では、本明細書に記載のシステム又は方法は、消費者が、権利及びアクセスが付与された任意のデジタルメディアから、選択したビデオクリップのARライセンスを選択的に抽出及び購入することを可能にし得る。本実施形態は、第三者提供のDMCを含んでもよいが、具体的には、ユーザが作成及び提供したDMC(例えば、個人的な旅行又は経験のホームビデオ及びクリップ)を含んでもよい。これらのDMCは、商品110と個別にペアリングすることも、商品110とランダムにペアリングして、「スクリーンセーバー」としてデスクトップコンピューターで再生される画像と同様の方法でシーケンスされてもよい。本実施形態の一部には、自分自身の肖像に対する権利及び使用を保護するための規則が含まれている。また、実在の人物のアバターを使用してパーソナライズされた商品を作成する権限と、ソーシャルメディアプロファイルの認証方法と照合して身元を証明し、名誉毀損や他の名誉毀損の事象を防止する方法も含まれている。これにより、誰かの似顔絵を印刷したり、その似顔絵の所有者による適切な許可なしに曲や他のコンテンツをその似顔絵に適用したりすることを制御できる。
【0130】
更なる実施形態は、選択されたジュークボックスDMCのプリロードされたアルバムを備えた商品のアイテムの販売を詳述する。商品は、商品110の固定されていないテーマのアイテムであり、ジュークボックスDMCを所定のパラメータ内にレンダリングするように特別に設計された代表的な象徴的な画像を備える(例:そのスポーツヒーローの最も輝かしい瞬間の10個のDMCのアルバムを有する、スポーツヒーローの画像又は似顔絵を特徴とするスポーツヒーローマグカップ)。本実施形態は、事前にパッケージ化されたメディア又は販売後に段階的に追加されるメディアとともに販売される商品を含み、「商品と事前にパッケージ化されたビデオコンテンツ」の組み合わせはそれ自体が製品である。そのため、この種の資産譲渡には、商品販売権(DMCトークン)とそのトークンに関連付けられたメディアの販売が伴う可能性がある。
【0131】
本開示で詳述される本発明の実施形態は、ARレンダリングされた体験に限定されないが、VRレンダリングされた体験又は従来のオーディオ又はビデオの再生にも適用されてもよい。 一実施形態では、ARレンダリングに利用可能にされた顧客トークンウォレット178内の任意のDMCはまた、商品110上のGUI120のトリガーメカニズムをバイパスして、展開デバイス190上で直接従来のビデオ又はオーディオファイルとしてレンダリングするように構成されてもよい。
【0132】
別の実施形態では、ストリーミング又はディスクリートDMCレンダリングの配信は、本開示で他の方法で詳述されるのと同じ基準で配信されるオーディオDMC(ストリーミング又はその他)にもまた適用されてもよい。これは、適切な認証に続いて、歌、詩、引用、スピーチからの抜粋、又は個人化された性質の消費者生成コンテンツを含み得るオーディオDMCのレンダリングを可能にする商品トークン142からのトリガーを伴う場合がある。ブログ、記事、個人的なテキスト、電子メールなどのコンテンツをオーディオDMCに変換して、指定された商品又は直接展開デバイス190で再生するために、「テキストから音声へのソフトウェア」を介してオーディオファイルに変換された素材が含まれてもよい。 このようなDMCは、ソフトウェアを使用して、システム100にアップロードされた特定の音声を概算することができるが、これは、消費者が生成したものでもよく、また音声のなりすましのライセンス権が付与されている著名人の音声と一致するように設計されたものでもよい。
【0133】
本開示の別の実施形態では、DMCプロバイダーは、システムを一次公開プラットフォームとして使用してもよく、コンテンツ作成者とシステム100の認可された販売業者又は他の企業実体との間で協力著作権を付与してもよい。結果として生じる著作権で保護されたDMCは、種々の方法でシステム100を介して販売及び展開されてもよい。一実施形態では、これらのDMCは、DMCの前面に重ねられた(または他の識別機能を利用して)識別マーカー又はブランドを付けて公開され、分散DMCの起源および所有権を指定し、ユーチューブなどの外部の動画共有プラットフォームを通じて違法に配布されている場合に、DMCを著作権侵害から保護することができる。本実施形態は、そのような侵害の自動識別を容易にし、外部のビデオ共有プラットフォームの継続的な監視の必要性を回避して、DMCを問題のあるプラットフォームから除去することを可能にする。
【0134】
本開示のシステム及び方法は、コンテンツ作成者に、ARレンダリングと組み合わせて、透過的で制御された増分ベースでライセンスの配置及び特性を監視及び制御するための新しいDRMプロトコルを提供する、個別のユニットとしてのメディアライセンス権の作成及び管理を可能にする。プロトコルは全て、コンテンツ作成者にとって収益化が難しいメディアマイクロコンテンツに対してより効果的に補償できるフレームワークを提供する。ここで説明する手法は、斬新で柔軟性があり、相互作用可能で価値のある方法でDMCへの消費者アクセスを提供し、また(ユーチューブ、Vimeo、Stream、Twitch、Twitter、Instagram、Snapchat、Pinterest、Facebookなどのプラットフォームで見られる)インフルエンサー、ストリーマー、コンテンツクリエーターとそのフォロワーとの間に直接の選択的なチャネルを作成するために展開され得る。コンテンツ作成者の知的財産が消費されるにつれて段階的に補償できないことで、ロイヤルティの前払いを余儀なくされ、消費者が作成しキュレートしたAR商品が、それらを実行不可能で非現実的にすることで、消費者にオンデマンドを抑制していることが理解できる。 ここで説明する手法は、DRMの集中管理システムをメーカーに提供し、知的財産(著作権)法の遵守を確保すると同時に、コンテンツ作成者にライセンス使用料が段階的かつ安全に追跡されることを保証する。これには、商品化権の認証(グラフィック自体、又はARを介してビデオコンテンツにアクセスするためのトリガーとしてのグラフィック)など、DRMのさまざまな側面を管理するためのWEBサイトプラグイン又は他のインターフェイスを含めることができる。このメカニズムにより、カスタム商品会社は、そのアイテムの製造が合法的に又は他の方法で認可されていることを保証できる。
【0135】
実施形態の完全な理解を提供するために、特定の詳細が上記の説明に与えられている。
【0136】
しかしながら、実施形態は、これらの特定の詳細なしで実施され得ることが理解される。 例えば、回路は、実施形態を不必要に詳細に曖昧にしないために、ブロック図で示されてもよい。 他の実施例では、実施形態を曖昧にすることを回避するために、周知の回路、プロセス、アルゴリズム、構造、及び技法を不必要な詳細なしに示してもよい。
【0137】
上記の技術、ブロック、工程及び手段の実施は、種々の方法で行ってもよい。例えば、これらの技術、ブロック、工程、及び手段は、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせで実装されてもよい。ハードウェア実装の場合、処理ユニットは、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサー(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサー、上記の機能を実行するように設計された他の電子ユニット、及び/又はそれらの組み合わせ内に実装されてもよい。
【0138】
また、実施形態は、フローチャート、フロー図、スイム図、データフロー図、構造図、又はブロック図として示されるプロセスとして説明され得ることに留意されたい。描写は操作を順次プロセスとして説明する場合があるが、操作の多くは並行して又は同時に実行されてもよい。更に、操作の順序が再配置される場合がある。プロセスは、その操作が完了すると終了するが、図に含まれていない追加の工程が含まれている場合もある。プロセスは、方法、関数、プロシージャ、サブルーチン、サブプログラムなどに対応し得る。プロセスが関数に対応する場合、その終了は、呼び出し元の関数又はメイン関数への関数の戻りに対応する。
【0139】
更に、実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、スクリプト言語、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、及び/又はそれらの任意の組み合わせによって実装されてもよい。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、スクリプト言語、及び/又はマイクロコードで実装される場合、必要なタスクを実行するためのプログラムコード又はコードセグメントは、記憶媒体などの機械可読媒体に記憶されてもよい。コードセグメント又は機械実行可能命令は、手順、関数、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、スクリプト、クラス、又は命令、データ構造、及び/若しくはプログラムステートメントの任意の組み合わせを意味してもよい。コードセグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、及び/又はメモリの内容を渡し及び/又は受信することによって、別のコードセグメント又はハードウェア回路に結合してもよい。情報、引数、パラメータ、データなどは、メモリ共有、メッセージパッシング、トークンパッシング、ネットワーク送信などを含む任意の適切な手段を介して渡され、転送され、又は送信されてもよい。
【0140】
ファームウェア及び/又はソフトウェアの実装の場合、方法論は、本明細書にて説明された機能を実行するモジュール(例えば、手順、機能など)を用いて実装されてもよい。
【0141】
本明細書にて記載された方法論を実施する際に、指示を具体的に具体化する任意の機械可読媒体を使用してもよい。例えば、ソフトウェアコードをメモリに保存してもよい。そのメモリは、プロセッサ内又はプロセッサの外部に実装されてもよい。本明細書で使用される用語「メモリ」とは、任意の種類の長期、短期、揮発性、不揮発性、又は他の記憶媒体を意味し、特定の種類のメモリ又はメモリの数、又はその上にあるメディアの種類に限定されない メモリが保存される。
【0142】
更に、本明細書に開示されるように、用語「記憶媒体」とは、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気RAM、コアメモリ、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリデバイス及び/又は情報を記憶するための他の機械可読媒体を含む、データを記憶するための1つ以上のメモリを表してもよい。用語「機械可読媒体」は、それだけには限定されないが、ポータブル又は固定記憶装置、光記憶装置、及び/又は命令及び/又はデータを含むか又は送達することを記憶することができる種々の他の記憶媒体を含む。
【0143】
例示的な実施形態は、本開示の原理及びその実際の適用を最もよく説明するために選択及び説明され、それにより、当技術分野の他の者が、本開示及び特定の用途に適した種々の修正を加えた種々の実施形態を最もよく利用できるようにすると企図される。
【国際調査報告】