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特表2022-549476動画コンテンツの表示方法、クライアント、及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-25
(54)【発明の名称】動画コンテンツの表示方法、クライアント、及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/431 20110101AFI20221117BHJP
   H04N 21/442 20110101ALI20221117BHJP
   G09F 19/00 20060101ALI20221117BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALN20221117BHJP
【FI】
H04N21/431
H04N21/442
G09F19/00 Z
G06Q30/02 446
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022518976
(86)(22)【出願日】2020-08-21
(85)【翻訳文提出日】2022-03-24
(86)【国際出願番号】 CN2020110582
(87)【国際公開番号】W WO2021057354
(87)【国際公開日】2021-04-01
(31)【優先権主張番号】201910919403.9
(32)【優先日】2019-09-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
2.SMALLTALK
(71)【出願人】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】▲連▼ ▲偉▼▲欽▼
(72)【発明者】
【氏名】▲塗▼ 游
(72)【発明者】
【氏名】宋 洪基
【テーマコード(参考)】
5C164
5L049
【Fターム(参考)】
5C164FA25
5C164MA05S
5C164UA04S
5C164UB41P
5C164UB91P
5C164YA21
5L049BB08
(57)【要約】
本開示の実施例は、動画コンテンツの表示方法、クライアント、及び記憶媒体を提供する。動画コンテンツの表示方法は、動指令を受信した後で目前状態パラメータを検出するステップと、目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすと、プリロード動画データを読み取るステップであって、予め設定した表示条件は、プリロード動画データの表示待ち動画コンテンツを表示するかを判断するためのことであるステップと、プリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで表示待ち情報フローを取得するステップと、起動指令に応じて、表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生して動画コンテンツを表示するステップと、を含む。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
起動指令を受信した後で、目前状態パラメータを検出するステップと、
前記目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすと、プリロード動画データを読み取るステップであって、前記予め設定した表示条件は、前記プリロード動画データの表示待ち動画コンテンツを表示するかを判断するためのことであるステップと、
前記プリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで表示待ち情報フローを取得するステップと、
前記起動指令に応じて、前記表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生して前記動画コンテンツを表示するステップと、を含む、
ことを特徴とする、動画コンテンツの表示方法。
【請求項2】
前記目標動画は、前記プリロード動画データに対応する表示待ち動画と、前記目前情報フローに対応するナチュラル情報フロー動画と、を含む、
ことを特徴する、請求項1に記載の動画コンテンツの表示方法。
【請求項3】
前記動画コンテンツの表示方法は、前記表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生する前に、
起動指令を受信した後で、予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した模擬起動動画を取得するステップと、
前記起動指令に応じて、前記予め保存した模擬起動画像及び/又は前記予め保存した模擬起動動画を表示するステップと、をさらに含む、
ことを特徴する、請求項2に記載の動画コンテンツの表示方法。
【請求項4】
前記表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生するステップは、
予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した模擬起動動画を削除するステップと、
前記表示待ち動画を再生し、前記表示待ち動画に対応する制御指令を受信するステップと、
前記制御指令に応じて、前記ナチュラル情報フロー動画を再生するステップと、を含む、
ことを特徴する、請求項3に記載の動画コンテンツの表示方法。
【請求項5】
前記制御指令は、検索、切替、および連続再生を含む、
ことを特徴する、請求項4に記載の動画コンテンツの表示方法。
【請求項6】
前記制御指令が検索である場合、前記制御指令に応じて前記ナチュラル情報フロー動画を再生するステップは、
前記制御指令に応じて、前記表示待ち動画コンテンツに対応する予め保存したコンテンツアドレスによって検索処理を行うステップと、
前記予め保存したコンテンツアドレスに対応する閉じ指令を受信するステップと、
前記閉じ指令に応じて、前記ナチュラル情報フロー動画を再生するステップと、を含む、
ことを特徴する、請求項5に記載の動画コンテンツの表示方法。
【請求項7】
前記制御指令が切替である場合、前記制御指令に応じて前記ナチュラル情報フロー動画を再生するステップは、
前記制御指令に応じて、前記表示待ち動画を閉じ、前記ナチュラル情報フロー動画に切り替えるステップ、を含む、
ことを特徴する、請求項5に記載の動画コンテンツの表示方法。
【請求項8】
前記制御指令が連続再生である場合、前記制御指令に応じて前記ナチュラル情報フロー動画を再生するステップは、
前記制御指令に応じて、前記表示待ち動画の表示が完了した後で、継続してナチュラル情報フロー動画を表示するステップ、を含む、
ことを特徴する、請求項5に記載の動画コンテンツの表示方法。
【請求項9】
前記動画コンテンツの表示方法は、前記制御指令に応じて前記ナチュラル情報フロー動画を再生した後で、
前記ナチュラル情報フロー動画に対応する戻り指令を受信するステップと、
前記戻り指令に応じて、前記ナチュラル情報フロー動画を閉じ、前記表示待ち動画に切り替えるステップと、をさらに含む、
ことを特徴する、請求項4に記載の動画コンテンツの表示方法。
【請求項10】
前記表示待ち動画を表示するステップは、
予め設定した時間パラメータ、予め設定した構成コンフィギュレーション、及び予め設定した動画効果に従って、前記表示待ち動画の表示を行うステップ、を含む、
ことを特徴する、請求項4に記載の動画コンテンツの表示方法。
【請求項11】
前記動画コンテンツの表示方法は、プリロード動画データを読み取る前に、
前記表示待ち動画コンテンツに対応するプリロードタスクを取得するステップであり、前記プリロードタスクが、プリロード戦略を携帯し、前記プリロード戦略が、前記表示待ち動画コンテンツに対して予め設定したネットワークパラメータ及び予め設定したデータパラメータの制限を行う、ステップと、
前記予め設定したネットワークパラメータ及び前記予め設定したデータパラメータに従って、前記プリロード動画データを要請して一時的に保存するステップと、をさらに含む、
ことを特徴する、請求項1に記載の動画コンテンツの表示方法。
【請求項12】
起動指令を受信した後で、目前状態パラメータを検出する検出ユニットと、
前記目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすと、プリロード動画データを読み取る読取ユニットであり、前記予め設定した表示条件は、前記プリロード動画データとしての表示待ち動画コンテンツを表示するかを判断するためのことである、読取ユニットと、
前記プリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで表示待ち情報フローを取得する取得ユニットと、
前記起動指令に応じて、前記表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生して前記動画コンテンツを表示する再生ユニットと、を備える、
ことを特徴する、クライアント。
【請求項13】
前記目標動画は、前記プリロード動画データに対応する表示待ち動画と、前記目前情報フローに対応するナチュラル情報フロー動画と、を含む、
ことを特徴する、請求項12に記載のクライアント。
【請求項14】
前記クライアントは、表示ユニット、をさらに備え、
前記取得ユニットは、さらに、前記表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生する前に、起動指令を受信した後で、予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した模擬起動動画を取得し、
前記表示ユニットは、前記起動指令に応じて、前記予め保存した模擬起動画像及び/又は前記予め保存した模擬起動動画を表示する、
ことを特徴する、請求項13に記載のクライアント。
【請求項15】
前記再生ユニットは、前記予め保存した模擬起動画像及び/又は前記予め保存した模擬起動動画を削除し、前記表示待ち動画を再生して前記表示待ち動画に対応する制御指令を受信し、この制御指令に基づいて前記ナチュラル情報フロー動画を再生する、
ことを特徴する、請求項14に記載のクライアント。
【請求項16】
前記制御指令は、検索、切替、および連続再生を含み、
前記再生ユニットは、さらに、前記制御指令が検索である場合、前記制御指令に応じて、前記表示待ち動画コンテンツに対応する予め保存したコンテンツアドレスによって検索処理を行い、前記予め保存したコンテンツアドレスに対応する閉じ指令を受信し、この閉じ指令に応じて前記ナチュラル情報フロー動画を再生し、
前記再生ユニットは、さらに、前記制御指令が切替である場合、前記制御指令に応じて、前記表示待ち動画を閉じ、前記ナチュラル情報フロー動画に切り替え、
前記再生ユニットは、さらに、前記制御指令が連続再生である場合、前記制御指令に応じて、前記表示待ち動画の表示が完了した後で、継続してナチュラル情報フロー動画を表示する、
ことを特徴する、請求項15に記載のクライアント。
【請求項17】
前記クライアントは、受信ユニットをさらに備え、
前記受信ユニットは、前記制御指令に応じて、前記ナチュラル情報フロー動画を再生した後で、前記ナチュラル情報フロー動画に対応する戻り指令を受信し、
前記再生ユニットは、さらに、前記戻り指令に応じて、ナチュラル情報フロー動画を閉じ、前記表示待ち動画に切り替え、
前記再生ユニットは、さらに、予め設定した時間パラメータ、予め設定した構成コンフィギュレーション、及び予め設定した動画効果に従って、前記表示待ち動画を表示する、
ことを特徴する、請求項15に記載のクライアント。
【請求項18】
前記クライアントは、要請一時保存ユニットをさらに備え、
前記取得ユニットは、さらに、プリロード動画データを読み取る前に、
前記表示待ち動画コンテンツに対応するプリロードタスクを取得し、
前記プリロードタスクは、プリロード戦略を携帯し、
前記プリロード戦略は、前記表示待ち動画コンテンツに対して予め設定したネットワークパラメータ及び予め設定したデータパラメータの制限を行い、
前記要請一時保存ユニットは、前記予め設定したネットワークパラメータ及び前記予め設定したデータパラメータに従って、前記プリロード動画データを要請して一時的に保存する、 ことを特徴する、請求項12に記載のクライアント。
【請求項19】
プロセッサと、前記プロセッサが実行可能な指令が記憶されているメモリと、を備え、
前記指令が前記プロセッサによって実行されるとき、請求項1~11のいずれか1項に記載の動画コンテンツの表示方法を実施することを特徴するクライアント。
【請求項20】
コンピュータ可読記憶媒体であって、
前記憶媒体には、プログラムが記憶されており、
前記プログラムがプロセッサによって実行されるときに、請求項1~11のいずれか1項に記載の動画コンテンツの表示方法を実施する、
ことを特徴するコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施例は、アプリケーションプログラムの起動時広告表示技術に関し、特に動画コンテンツの表示方法、クライアント、及び記憶媒体に関するものである。
【0002】
〔関連特許出願の相互参照関〕
本願は、2019年09月26日に中国特許庁に出願した、出願番号が201910919403.9であり、発明の名称が「動画コンテンツの表示方法、クライアント及び記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容が参照により本願に援用される。
【背景技術】
【0003】
スマートデバイスとモバイルインターネット技術の発展に伴い、スマトフォン、タブレットパソコンやスマートウォッチのような端末が人々の仕事や生活に浸透し始めている。ますます多くの人々は、端末上のクライアントアプリケーションから対応する情報を取得し、それに応じて、ますます多くの広告主は、クライアントアプリケーションに起動時広告を配信することを選択している。起動時広告は、クライアントアプリケーションを起動するときに直接表示される広告である。このような起動時広告の表示方法は、広告宣伝に大きく役割を果たし、広告主から大歓迎を受けている形態の1つであり、現在、クライアントアプリケーションで常用の商用収益化方法でもある。
【0004】
起動時広告の機能がますます多くのクライアントアプリケーションで使用されているので、表示待ち動画コンテンツのプロモーション効果の向上や、表示待ち動画コンテンツの円滑さの向上が、ますます表示待ち動画コンテンツを表示することを最適化する目標になっている。
【発明の概要】
【0005】
以上を鑑みて、本開示の実施例は、動画コンテンツの表示方法、クライアント、及び記憶媒体を提供する。
【0006】
第1の形態では、本開示の実施例に係る動画コンテンツの表示方法は、
起動指令を受信した後で、目前状態パラメータを検出するステップと、
前記目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすと、プリロード動画データを読み取るステップであり、前記予め設定した表示条件は、前記プリロード動画データの表示待ち動画コンテンツを表示するかを判断するためのことであるステップと、
前記プリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで表示待ち情報フローを取得するステップと、
前記起動指令に応じて、前記表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生して前記動画コンテンツを表示するステップと、を含む。
【0007】
上記の構成において、前記目標動画は、前記プリロード動画データに対応する表示待ち動画と、前記目前情報フローに対応するナチュラル情報フロー動画と、を含む。
【0008】
上記の構成において、前記動画コンテンツの表示方法は、前記表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生する前に、
起動指令を受信した後で、予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した模擬起動動画を取得するステップと、
前記起動指令に応じて、前記予め保存した模擬起動画像及び/又は前記予め保存した模擬起動動画を表示するステップと、をさらに含む。
【0009】
上記の構成において、前記表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生するステップは、
予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した模擬起動動画を削除するステップと、
前記表示待ち動画を再生し、前記表示待ち動画に対応する制御指令を受信するステップと、
前記制御指令に応じて、前記ナチュラル情報フロー動画を再生するステップと、含む。
【0010】
上記の構成において、前記制御指令は、検索、切替、および連続再生を含む。
【0011】
上記の構成において、前記制御指令が検索である場合、前記制御指令に応じて前記ナチュラル情報フロー動画を再生するステップは、
前記制御指令に応じて、前記表示待ち動画コンテンツに対応する予め保存したコンテンツアドレスによって検索処理を行うステップと、
前記予め保存したコンテンツアドレスに対応する閉じ指令を受信するステップと、
前記閉じ指令に応じて、前記ナチュラル情報フロー動画を再生するステップと、を含む。
【0012】
上記の構成において、前記制御指令が切替である場合、前記制御指令に応じて前記ナチュラル情報フロー動画を再生するステップは、
前記制御指令に応じて、前記表示待ち動画を閉じ、前記ナチュラル情報フロー動画に切り替えるステップを含む。
【0013】
上記の構成において、前記制御指令が連続再生である場合、前記制御指令に応じて前記ナチュラル情報フロー動画を再生するステップは、
前記制御指令に応じて、前記表示待ち動画の表示が完了した後で、継続してナチュラル情報フロー動画を表示するステップを含む。
【0014】
上記の構成において、前記動画コンテンツの表示方法は、前記制御指令に応じて前記ナチュラル情報フロー動画を再生した後で、
前記ナチュラル情報フロー動画に対応する戻り指令を受信するステップと、
前記戻り指令に応じて、前記ナチュラル情報フロー動画を閉じ、前記表示待ち動画に切り替えるステップと、をさらに含む。
【0015】
上記の構成において、前記表示待ち動画を表示するステップは、
予め設定した時間パラメータ、予め設定した構成コンフィギュレーション及び予め設定した動画効果に従って、前記表示待ち動画の表示を行うステップを含む。
【0016】
上記の構成において、前記動画コンテンツの表示方法は、プリロード動画データを読み取る前に、
前記表示待ち動画コンテンツに対応するプリロードタスクを取得するステップであり、前記プリロードタスクが、プリロード戦略を携帯し、前記プリロード戦略が、前記表示待ち動画コンテンツに対して予め設定したネットワークパラメータ及び予め設定したデータパラメータの制限を行うステップと、
前記予め設定したネットワークパラメータ及び前記予め設定したデータパラメータに従って、前記プリロード動画データを要請して一時的に保存するステップと、をさらに含む。
【0017】
第2の形態では、本開示の実施例に係るクライアントは、起動指令を受信した後で、目前状態パラメータを検出する検出ユニットと、
前記目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすと、プリロード動画データを読み取る読取ユニットであり、前記予め設定した表示条件は、前記プリロード動画データとしての表示待ち動画コンテンツを表示するかを判断するためのことである読取ユニットと、
前記プリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで表示待ち情報フローを取得する取得ユニットと、
前記起動指令に応じて、前記表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生して前記動画コンテンツを表示する再生ユニットと、を備える。
【0018】
上記の構成において、前記目標動画は、前記プリロード動画データに対応する表示待ち動画と、前記目前情報フローに対応するナチュラル情報フロー動画と、を含む。
【0019】
上記の構成において、前記クライアントは、表示ユニットを、さらに備え、
前記取得ユニットは、さらに、前記表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生する前に、起動指令を受信した後で、予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した模擬起動動画を取得し、
前記表示ユニットは、前記起動指令に応じて、前記予め保存した模擬起動画像及び/又は前記予め保存した模擬起動動画を表示する。
【0020】
上記の構成において、前記再生ユニットは、前記予め保存した模擬起動画像及び/又は前記予め保存した模擬起動動画を削除し、前記表示待ち動画を再生して前記表示待ち動画に対応する制御指令を受信し、この制御指令に基づいて前記ナチュラル情報フロー動画を再生する。
【0021】
上記の構成において、前記制御指令は、検索、切替、および連続再生を含み、
前記再生ユニットは、さらに、前記制御指令が検索である場合、前記制御指令に応じて、前記表示待ち動画コンテンツに対応する予め保存したコンテンツアドレスによって検索処理を行い、前記予め保存したコンテンツアドレスに対応する閉じ指令を受信し、この閉じ指令に応じて前記ナチュラル情報フロー動画を再生し、
前記再生ユニットは、さらに、前記制御指令が切替である場合、前記制御指令に応じて、前記表示待ち動画を閉じ、前記ナチュラル情報フロー動画に切り替え、
前記再生ユニットは、さらに、前記制御指令が連続再生である場合、前記制御指令に応じて、前記表示待ち動画の表示が完了した後で、継続してナチュラル情報フロー動画を表示する。
【0022】
上記の構成において、前記クライアントは、受信ユニットをさらに備え、
前記受信ユニットは、前記制御指令に応じて、前記ナチュラル情報フロー動画を再生した後で、前記ナチュラル情報フロー動画に対応する戻り指令を受信し、
前記再生ユニットは、さらに、前記戻り指令に応じて、ナチュラル情報フロー動画を閉じ、前記表示待ち動画に切り替え、
前記再生ユニットは、さらに、予め設定した時間パラメータ、予め設定した構成コンフィギュレーション及び予め設定した動画効果に従って、前記表示待ち動画を表示する。
【0023】
上記の構成において、前記クライアントは、要請一時保存ユニットをさらに備え、
前記取得ユニットは、さらに、プリロード動画データを読み取る前に、前記表示待ち動画コンテンツに対応するプリロードタスクを取得し、前記プリロードタスクは、プリロード戦略を携帯し、前記プリロード戦略は、前記表示待ち動画コンテンツに対して予め設定したネットワークパラメータ及び予め設定したデータパラメータの制限を行い、
前記要請一時保存ユニットは、前記予め設定したネットワークパラメータ及び前記予め設定したデータパラメータに従って、前記プリロード動画データを要請して一時的に保存する。
【0024】
第3の形態では、本開示の実施例に係るクライアントは、プロセッサと、前記プロセッサが実行可能な指令が記憶されているメモリと、を備え、
前記指令が前記プロセッサによって実行されるとき、本開示の実施例に係る動画コンテンツの表示方法を実施する。
【0025】
第4の形態では、本開示の実施例に係るコンピュータ可読記憶媒体は、プログラムが記憶されており、
前記プログラムがプロセッサによって実行されるときに、本開示の実施例に係る動画コンテンツの表示方法を実施する。
【0026】
本開示の実施例に係る動画コンテンツの表示方法、クライアント及び記憶媒体において、クライアントが起動指令を受信した後で目前状態パラメータを検出し、目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすとプリロード動画データを読み取り、予め設定した表示条件は、プリロード動画データとしての表示待ち動画コンテンツを表示するかを判断するためのことであり、プリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで表示待ち情報フローを取得し、起動指令に応じて、表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生して表示待ち動画コンテンツを表示する。つまり、本開示の実施例において、クライアントは、目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすことを確定した後で、表示待ち動画コンテンツに対応するプリロード動画データを埋め込んで表示待ち情報フローを取得することにより、表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生することで表示待ち動画コンテンツの表示を実現する。よって、表示待ち情報フローは、クライアントがプリロード動画データを目前情報フローに埋め込むことにより取得されるのであり、すなわち表示待ち動画コンテンツが情報フローの一部になったので、クライアントが目標動画を再生することで表示待ち動画コンテンツを表示するときに、起動段階及び情報フロー段階とのシームレスな接続を実現するとともに、表示待ち動画とナチュラル情報フロー動画とのスムーズな切替を実現することができ、これにより、表示待ち動画コンテンツのプロモーション効果や、表示待ち動画コンテンツの円滑さを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本開示の実施例に係る端末の構成の概略図である。
図2】本開示の実施例に係るクライアントの構成の概略図である。
図3】本開示の実施例に係るクライアントの構成の概略図である。
図4】本開示の実施例に係る動画コンテンツの表示方法のフローチャートである。
図5】起動段階の概略図である。
図6】本開示の実施例に係る動画コンテンツの表示方法のフローチャートである。
図7】予め保存した模擬起動画像の概略図である。
図8】本開示の実施例に係る動画コンテンツの表示方法のフローチャートである。
図9】制御指令の受信の概略図である。
図10】制御指令の受信の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本開示の目的、技術的構成や利点をより明確にするために、図面を参照しながら本開示を詳細に説明する。説明される実施例は、本開示を限定するためのことではなく、当業者が創造的な労働の付与無しで得られる別の全ての実施例は、本開示の保護範囲に含まれる。
【0029】
以下の説明において、「ある実施例」は、可能な全ての実施例のサブセットであるが、「ある実施例」は、可能な全ての実施例の同一のサブセット又は異なるサブセットであってもよく、矛盾しない限り、互いに組み合わせることもできる。
【0030】
本開示において、クライアントは、端末で実行可能なソフトウェアであってよい。図1は、本開示の実施例に係る端末の構成の概略図である。図1に示したように、端末は、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、パーソナルデジタルアシスタント(PDA,Personal Digital Assistant)、タブレット型コンピュータ(PAD)、携帯型メディアプレーヤー(PMP,Portable Media Player)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)などのような携帯電子端末や、デジタルテレビ、デスクトップ型コンピュータなどのような固定電子端末などの各種の電子端末であってよいが、これらに限定されない。図1に示す電子機器は、例示にすぎず、本開示に係る実施例の機能及び使用される範囲を限定するのではない。
【0031】
図1に示したように、端末100は、リードオンリーメモリ(ROM,Read-Only Memory)120に記憶されているプログラムや記憶装置180からランダムアクセスメモリ(RAM,Random Access Memory)130にアップロードしたプログラムに基づいて、各種の適切な動作や処理を行う処理装置(例えば、中央処理装置(CPU)、画像処理装置(GPU)など)110を備えることができる。RAM130には、端末100の操作に必要な各種のプログラムやデータも記憶されている。処理装置110とROM120とRAM130とは、バス140を介して互いに接続される。入出力(I/O,Input/Output)インターフェイス150もバス140に接続される。
【0032】
通常、I/Oインターフェイス150には、例えばタッチスクリーン、タッチパネル、キーボード、マウス、カメラ、マイク、アクセラメーター、ジャイロスコープなどのような入力装置160、例えば液晶表示装置(LCD)、スピーカー、バイブレータなどのような出力装置170、例えばテープ、ハードディスクなどのような記憶装置180、及び、通信装置190が接続され得る。通信装置190は、端末100と他の機器との無線や有線によるデータ交換を許容することができる。図1では、各種の装置を有する端末100を示しているが、これらの全ての装置を備えることを要求することではない。その代わりに、より多い装置またはより少ない装置を備えることもできる。
【0033】
特に、本開示の実施例によれば、以上でフローチャートを参照しながら説明する過程は、ソフトウェアプログラムによって実現され得る。例えば、本開示の実施例に係るソフトウェアプログラム製品は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に記憶されているソフトウェアプログラムを含み、このソフトウェアプログラムは、フローチャートに示す方法を実行するプログラムコードを含む。このような実施例では、このソフトウェアプログラムは、通信装置190を介してインターネットからダウンロードしてインストールされるか、または、記憶装置180からインストールされるか、または、ROM120からインストールされ得る。このソフトウェアプログラムが処理装置110によって実行されるときに、本開示の実施例に係る方法で限定された上記機能を実行する。
【0034】
なお、本開示におけるコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体、コンピュータ可読記憶媒体又はこれらの組み合わせであってよい。コンピュータ可読記憶媒体は、電気、磁気、光学、電磁気、赤外線、又は半導体のシステム、装置やデバイス、又はこれらの組み合わせであってよいが、これらに限定されるものではない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、1つ又は複数の導線によって電気接続される、携帯式コンピュータの磁気ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能なリードオンリーメモリ(EPROM,Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ、光ファイバー、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学記憶デバイス、磁気記憶デバイス、又は、これらの組み合わせを含むことができるが、これらに限定されるものではない。
【0035】
本開示において、コンピュータ可読記憶媒体は、プログラムを含む、または記憶する有形的表現媒体であってよいこのプログラムは、指令によって実行されるシステム、装置、およびデバイスに使用されるか、又は、これらの組み合わせに使用されるものであり得る。本開示において、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンドで、又は搬送波の一部として伝播するデータ信号であってよく、このデータ信号は、コンピュータ可読プログラムコードを持ち運んでいる。このようなデータ信号は、電磁気信号、光学信号、又は上記の任意適合な組み合わせのような各種の形式を採用することができるが、これらに限定されるものではない。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体以外のいずれのコンピュータ可読媒体であることもでき、このコ指令によって実行されるシステム、装置やデバイスに使用されるか、又はこれらの組み合わせに使用されるプログラムを発送、伝播又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、いずれの適合な媒体(例えば、電線、光ケーブル、ラジオ周波数(RF,Radio Frequency)など、または、上記のいずれかの適合な組み合わせ)によって伝送することができるが、これらに限定されるものではない。
【0036】
上記のコンピュータ可読媒体は、上記の端末100に備えられるものであってよく、この端末100に装着せずに単独的に存在するものであってもよい。
【0037】
コンピュータ可読媒体には、1つ又は複数のプログラムが記憶されており、1つ又は複数のプログラムがこの端末によって実行される場合、この端末は本開示の実施例に係る方法を実行する。
【0038】
1種又は複数種のプログラミング言語又はその組み合わせによって本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを編集することができ、前記プログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++のようなオブジェクト指向プログラミング言語、C言語、又はそれに類似するプログラミング言語のような常用の手続き型プログラミング言語を含むことができるが、これらに限定されるものではない。プログラムコードは、ユーザコンピュータで完全に実行されるか、又は、ユーザコンピュータで部分的に実行されるか、又は、1つのソフトウェアパッケージとして実行されるか、又は、一部がユーザコンピュータで実行され、一部がリモートコンピュータで実行されるか、又は、リモートコンピュータ又はサーバで完全に実行され得る。リモートコンピュータに関する場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN,Local Area Network))やワイドエリアネットワーク(WAN,Wide Area Network)のような任意種類のネットワークによって、ユーザコンピュータに接続されるか、または、外部コンピュータに接続され得る(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用して、インターネットによって接続される)。
【0039】
本開示の実施例に記述される端末におけるユニット及び/又はモジュールは、ソフトウェアによって実現してもよく、ハードウェアによって実現してもよい。
【0040】
ハードウェアは、本開示の実施例を実現可能な端末におけるユニット及び/又はモジュールが、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC,Application Specific Integrated Circuit)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、プログラマブルロジックデバイス(PLD,programmable logic device)、コンプレックスプログラムマブルロジックデバイス(CPLD,Complex Programmable Logic Device)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は、他の電子素子によって実現することができ、本開示の実施例に係る方法を実行する。
【0041】
ハードウェアは、本開示の実施例に係る動画コンテンツの表示方法を実行する端末におけるユニット及び/又はモジュールが、2つ又はそれ以上のユニットによって実現され得る。
【0042】
以下に、ソフトウェアを例として、本開示の実施例に係る動画コンテンツの表示方法を実行する端末におけるユニット及び/又はモジュールを例示的に説明する。
【0043】
図2は、本開示の実施例に係るクライアントの構成の概略図である。図2に示したように、クライアント2は、検出ユニット21と、読取ユニット22と、取得ユニット23と、再生ユニット24と、表示ユニット25と、受信ユニット26と、要請一時保存ユニット27と、を備える。
【0044】
前記検出ユニット21は、起動指令を受信した後で、目前状態パラメータを検出する。
【0045】
前記読取ユニット22は、前記目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすと、プリロード動画データを読み取り、前記予め設定した表示条件は、前記プリロード動画データとしての表示待ち動画コンテンツを表示するかを判断するためのことである。
【0046】
前記取得ユニット23は、前記プリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで表示待ち情報フローを取得する。
【0047】
前記再生ユニット24は、前記起動指令に応じて、前記表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生して前記動画コンテンツを表示する。
【0048】
さらに、本開示の実施例において、前記目標動画は、前記プリロード動画データに対応する表示待ち動画と、前記目前情報フローに対応するナチュラル情報フロー動画と、を含む。
【0049】
さらに、本開示の実施例において、前記取得ユニット23は、さらに、前記表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生する前に、起動指令を受信した後で、予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した模擬起動動画を取得する。
【0050】
前記表示ユニット25は、前記起動指令に応じて、前記予め保存した模擬起動画像及び/又は前記予め保存した模擬起動動画を表示する。
【0051】
さらに、本開示の実施例において、前記再生ユニット24は、具体的に、前記予め保存した模擬起動画像及び/又は前記予め保存した模擬起動動画を削除し、前記表示待ち動画を再生して前記表示待ち動画に対応する制御指令を受信し、この制御指令に基づいて前記ナチュラル情報フロー動画を再生する。
【0052】
さらに、本開示の実施例において、前記制御指令は、検索、切替、および連続再生を含む。
【0053】
前記再生ユニット24は、さらに具体的に、前記制御指令が検索である場合、前記制御指令に応じて、前記表示待ち動画コンテンツに対応する予め保存したコンテンツアドレスによって検索処理を行い、前記予め保存したコンテンツアドレスに対応する閉じ指令を受信し、この閉じ指令に応じて前記ナチュラル情報フロー動画を再生する。
【0054】
前記再生ユニット24は、さらに具体的に、前記制御指令が切替である場合、前記制御指令に応じて、前記表示待ち動画を閉じ、前記ナチュラル情報フロー動画に切り替える。
【0055】
前記再生ユニット24は、さらに具体的に、前記制御指令が連続再生である場合、前記制御指令に応じて、前記表示待ち動画の表示が完了した後で、継続してナチュラル情報フロー動画を表示する。
【0056】
さらに、本開示の実施例において、前記受信ユニット26は、前記制御指令に応じて、前記ナチュラル情報フロー動画を再生した後で、前記ナチュラル情報フロー動画に対応する戻り指令を受信する。
【0057】
前記再生ユニット24は、さらに、前記戻り指令に応じて、ナチュラル情報フロー動画を閉じ、前記表示待ち動画に切り替える。
【0058】
前記再生ユニット24は、さらに具体的に、予め設定した時間パラメータ、予め設定した構成コンフィギュレーション、及び予め設定した動画効果に従って、前記表示待ち動画を表示する。
【0059】
さらに、本開示の実施例において、前記取得ユニット23は、さらに、プリロード動画データを読み取る前に、前記表示待ち動画コンテンツに対応するプリロードタスクを取得し、前記プリロードタスクは、プリロード戦略を携帯し、前記プリロード戦略は、前記表示待ち動画コンテンツに対して予め設定したネットワークパラメータ及び予め設定したデータパラメータの制限を行う。
【0060】
前記要請一時保存ユニット27は、前記予め設定したネットワークパラメータ及び前記予め設定したデータパラメータに従って、前記プリロード動画データを要請して一時的に保存する。
【0061】
なお、上記のユニットの分類は、クライアント自身を限定するのではなく、例えば、あるユニットを2つ又はそれ以外のサブユニットに分けることができ、または、複数のユニットを1つの新たなユニットに併合することができる。
【0062】
なお、上記のユニットの名称は、ある場合に、このユニット自身を限定するものではない。
【0063】
同様の理由により、クライアントにおいて詳細に説明されないユニット及び/モジュールは、その相応するユニット及び/モジュールが必要ないものではなく、クライアントが実行する操作であれば、いずれもクライアントにおけるユニット及び/モジュールにより実現され得るものである。
【0064】
図3は、本開示の実施例に係るクライアントの構成の概略図である。図3に示したように、本開示の実施例に係るクライアント2は、プロセッサ28と、プロセッサ28が実行可能な指令が記憶されているメモリ29と、をさらに備える。さらに、クライアント2は、通信インターフェイス210と、プロセッサ28とメモリ29と通信インターフェイス210とを接続させるためのバス211と、をさらに備える。
【0065】
本開示の実施例において、バス211は、通信インターフェイス210とプロセッサ28とメモリ29との間で通信を行うように、これらを接続させる。
【0066】
本開示の実施例において、メモリ29は、指令及びデータを記憶する。
【0067】
さらに、本開示の実施例において、前記プロセッサ28は、起動指令を受信した後で目前状態パラメータを検出し、前記目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすとプリロード動画データを読み取り、前記予め設定した表示条件は、前記プリロード動画データとしての表示待ち動画コンテンツを表示するかを判断するためのことであり、前記プリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで表示待ち情報フローを取得し、前記起動指令に応じて、前記表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生して前記動画コンテンツを表示する。
【0068】
本開示の実施例に係るクライアントは、このクライアントが起動指令を受信した後で目前状態パラメータを検出し、目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすとプリロード動画データを読み取り、予め設定した表示条件は、プリロード動画データとしての表示待ち動画コンテンツを表示するかを判断するためのものであり、プリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで表示待ち情報フローを取得し、起動指令に応じて、表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生して表示待ち動画コンテンツを表示する。つまり、本開示の実施例において、目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすことを確定した後で、クライアントが表示待ち動画コンテンツに対応するプリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで表示待ち情報フローを取得することにより、表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生することで表示待ち動画コンテンツの表示を実現する。よって、表示待ち情報フローは、クライアントがプリロード動画データを目前情報フローに埋め込むことにより取得されるのであり、すなわち、表示待ち動画コンテンツが情報フローの一部となったので、クライアントが目標動画を再生することで表示待ち動画コンテンツを表示するときに、起動段階及び情報フロー段階とのシームレスな接続を実現するとともに、表示待ち動画とナチュラル情報フロー動画とのスムーズな切替を実現することができ、これにより、表示待ち動画コンテンツのプロモーション効果や、表示待ち動画コンテンツの円滑さを向上させることができる。
【0069】
本開示の実施例において、図4は、本開示の実施例に係る動画コンテンツの表示方法のフローチャートである。図4に示したように、クライアントが表示待ち動画コンテンツを表示する方法は、主に以下のステップを含む。
【0070】
ステップ101では、起動指令を受信した後で、目前状態パラメータを検出する。
【0071】
本開示の実施例において、クライアントが起動指令を受信した後で、まず目前状態パラメータを検出することができる。クライアントは、いろいろな方式によって起動指令を受信することができ、例えば、クライアントは、端末がユーザのタッチ操作を受信することによって起動指令を受信することができ、又は、クライアントは、端末が予め設定した起動メカニズムをトリガすることによって起動指令を受信することができる。
【0072】
なお、本開示の実施例において、端末におけるクライアントは、サーバに対応する、端末にローカルサービスを提供するためのプログラムである。ローカルでのみ運用されるアプリケーション以外、一般的には、通常の端末にインストールされて、サーバと協力して運行される必要がある。
【0073】
インターネットの発展以来、比較的に常用のクライアントは、例えば、ワールドワイドウェブで使用されるWebブラウザ、電子メールを送受信する時の電子メールクライアントや、インスタントメッセンジャーのクライアントソフトなどを含む。これらのアプリケーションは、ネットワークにおける、対応するサーバ及びサービスプログラムにより、対応するサービス(例えば、データベースサービス、電子メールサービス、等)を提供する必要がある。従って、クライアント側とサーバ側とは、特定の通信接続を確立して、アプリケーションの正常な運用を確報する必要がある。
【0074】
なお、本開示の実施例において、サーバは、クライアントにサービスを提供し、サービスの内容は、クライアントにリソースを提供すること、クライアントデータを保存することであってよい。
【0075】
さらに、本開示の実施例において、クライアントが起動指令を受信した後で、まずクライアントの状態を検出して目前状態パラメータを取得し、この目前状態パラメータに基づいて、表示待ち動画コンテンツを表示することができるかを確定する必要がある。
【0076】
つまり、本開示の実施例において、目前状態パラメータが、クライアントに表示待ち動画コンテンツを表示する条件を具備するかを確定することができる。
【0077】
なお、本開示の実施例において、表示待ち動画コンテンツは、ネイティブ起動時広告であってよく、すなわち表示待ち動画は、イティブ起動時広告の動画であってよい。
【0078】
さらに、本開示の実施例において、表示待ち動画コンテンツは、ネイティブ起動時広告以外のコンテンツであってもよい。例えば、表示待ち動画コンテンツは、天気予報、突発的ニュース、行方不明通報、被災警告などのコンテンツであってよく、それに応じて、表示待ち動画コンテンツは、天気予報、突発的ニュース、行方不明通報、被災警告などの動画であってよい。
【0079】
なお、本開示の実施例において、目前状態パラメータは、データロード状態、データ失効状態、表示タイミング状態、及び情報フローの挿入状態などのいろいろな状態パラメータのうちの少なくとも1つであってよいが、これらに限定されるものではない。
【0080】
さらに、本開示の実施例において、目前状態パラメータにおけるデータロード状態は、クライアントが表示待ち動画コンテンツに対応する動画データのロードを完了したかを表示し、目前状態パラメータにおけるデータ失効状態は、クライアントが一時的に保存したデータが期限切れ又は有効であるかを確定し、目前状態パラメータにおける表示タイミング状態は、クライアントが表示タイミング(フィード(feed)ページに不在である/プッシュ通知ON/リフローページON/サードパーティアプリケーションの呼び出し/feedページに不在であるが、別のインタラクティブがある)となったかを確定し、目前状態パラメータにおける情報フローの挿入状態は、クライアントが情報フローに表示待ち動画コンテンツを挿入するかを確定するためのことであってよい。
【0081】
ステップ102では、前記目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすと、プリロード動画データを読み取り、前記予め設定した表示条件は、前記プリロード動画データの表示待ち動画コンテンツを表示するかを判断するためのことである。
【0082】
本開示の実施例において、クライアントが目前状態パラメータを検出した後で、目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすと、クライアントがプリロード動画データを読み取ることができる。
【0083】
なお、本開示の実施例において、クライアントには、表示待ち動画コンテンツを表示することができるかの判断条件(すなわち、予め設定した表示条件)が予め設定されていてよい。つまり、本開示の実施形態において、予め設定した表示条件は、クライアントが目前状態パラメータに基づいてプリロード動画データの表示待ち動画コンテンツを表示するかに用いられる。
【0084】
さらに、本開示の実施形態において、プリロード動画データは、表示待ち動画コンテンツに対応する全ての動画データではなく、表示待ち動画コンテンツに対応する全ての動画データにおける一部の動画データである。つまり、本開示において、プリロード動画データは、表示待ち動画コンテンツに対して動画データの部分的表示を行うことに用いられ得る。
【0085】
なお、本開示の実施形態において、クライアントが目前状態パラメータを検出して取得した後で、目前状態パラメータ及び予め設定した表示条件に基づいて、表示待ち動画コンテンツを表示することができるかを判断し、表示待ち動画コンテンツを表示することができると判断されると、クライアントは、表示待ち動画コンテンツのプリロード動画データを読み取ることができる。例えば、クライアントが検出して取得した目前状態パラメータが、プリロード動画データのロードに成功したこと、データが実効しないこと、クライアントが表示タイミングにあること、目前情報フローが起動時広告を挿入することを許可することなどの予め設定した表示条件を満たすと、クライアントはプリロード動画を読み取ることができる。
【0086】
さらに、本開示の実施形態において、クライアントは、プリロード動画データを読み取る前に、表示待ち動画コンテンツに対応するプリロードタスクを取得し、プリロードタスクは、プリロード戦略を携帯し、プリロード戦略は、表示待ち動画コンテンツに対して予め設定したネットワークパラメータ及び予め設定したデータパラメータの制限を行い、その後で、予め設定したネットワークパラメータ及び予め設定したデータパラメータに従って、プリロード動画データを要請して一時的に保存することができる。
【0087】
具体的には、本開示の実施形態においては、表示待ち動画コンテンツの動画データのプリロードにおいて1つの専用のキューがメンテナンス行い、各動画のプリロードには、単一のタスク(すなわち、プリロードタスク)が対応し、プリロードタスクは、サーバからの予め設定したネットワークパラメータによってプリロードを許可するネットワーク環境を制御することができる。例えば、サーバは、無線ネットワーク環境で動画データをプリロードすることのみを許可し、プリロードタスクは、サーバからの予め設定したデータパラメータによってプリロードコンテンツのサイズを制御することもできる。例えば、表示待ち動画コンテンツの総サイズが3Mであり、サーバからのプリロードフィールドのサイズが800kである場合、クライアントは、ローカルに全ての動画の最初の800kの動画データのみを請求して、ユーザが起動するときに最初の数秒間をスムーズに再生し、後続のコンテンツをリアルタイムに再度請求することにより、データ量を節約することができる。
【0088】
ステップ103では、前記プリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで表示待ち情報フローを取得する。
【0089】
本開示の実施形態において、クライアントは、プリロード動画データを読み取った後で、プリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで表示待ち情報フローを取得することができる。
【0090】
本開示の実施形態おいて、クライアントは、表示待ち動画コンテンツを表示することができると判断し、対応するプリロード動画データを読み取った後で、プリロード動画データを既存の表示待ちの目前情報フローに挿入して、表示待ち情報フローを取得することができる。表示待ち情報フローは、表示待ち動画コンテンツと目前情報フローとをシームレスかつスムーズに接続させて表示することができる。
【0091】
さらに、本開示の実施形態において、動画コンテンツの表示は、起動段階及び情報フロー段階に分けることができる。具体的には、起動段階から情報フロー段階へシームレスに移行する方法は、視覚的な切り替えにあり、表示時の動画表示レベルを調整することによって実現する必要がある。
【0092】
ステップ104では、起動指令に応じて、表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生して動画コンテンツを表示する。
【0093】
本開示の実施形態において、クライアントは、プリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで表示待ち情報フローを取得した後で、起動指令に応じて、表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生して、表示待ち動画コンテンツを表示することを実現する。
【0094】
さらに、本開示の実施形態において、表示待ち情報フローは、プリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで取得されるものなので、表示待ち情報フローに対応する目標動画は、プリロード動画データの表示待ち動画と目前情報フローに対応するナチュラル情報フロー動画とを含むことができる。
【0095】
なお、本開示の実施形態において、動画コンテンツの表示は、起動段階と情報フロー段階とに分けることができ、すなわち、表示待ち動画コンテンツは、表示待ち動画及びナチュラル情報フロー動画として表示され得る。
【0096】
さらに、本開示の実施形態において、起動段階である表示待ち動画は、1つの純粋な動画を表示する。図5は、起動段階を示す図であり、図5に示したように、表示待ち動画コンテンツを表示する起動段階において、クライアントが表示するのは、1つの純粋な動画画面であり、この動画画面では、左上隅には、クライアントの標識「A」が表示されており、右下隅には、スキップボタンがある。
【0097】
さらに、本開示の実施例において、情報フロー段階であるナチュラル情報フロー動画は、その各広告構成のインタラクティブと普通情報フロー広告とが一致するように維持する。具体的に、クライアントは、情報フローを表示する段階において、ナチュラル情報フロー動画のコメントの数及び「いいね」の数をリアルタイムに更新することができ、これは、プリロードされた動画データがかなり前にロードしたものであるためである。それと同時に、クライアントは、情報フローを表示する段階において、目前のプライバシー状態及びコメントスイッチなどの制限を強制的に開いて、配信時間が開始する時に異常ケース(case)が発生することを防止することもできる。
【0098】
なお、本開示の実施形態において、表示待ち情報フローは、クライアントがプリロード動画データを目前情報フローに埋め込むことにより取得されるのである。すなわち、表示待ち動画コンテンツがfeedフローに既に存在するので、クライアントが表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生することで表示待ち動画コンテンツを表示するときに、端末がスワイプアップ操作又はスワイプダウン操作を受信することにより、表示待ち動画とナチュラル情報フロー動画との間の切替を実現することができる。
【0099】
つまり、表示待ち情報フローに対応する目標動画における表示待ち動画を再生するときに、クライアントが端末を介してユーザのスワイプアップ操作を受信すると、クライアントは、表示待ち動画をナチュラル情報フロー動画に切り替えて表示し、表示待ち情報フローに対応する目標動画におけるナチュラル情報フロー動画を再生するときに、クライアントが端末を介してユーザのスワイプダウン操作を受信すると、クライアントは、ナチュラル情報フロー動画を表示待ち動画に切り替えて表示することができる。このようにして、表示待ち動画とナチュラル情報フロー動画との間のスムーズな移行を実現し、すなわち、起動段階と情報フロー段階とのシームレスな接続を実現することができる。
【0100】
さらに、本開示の実施例において、クライアントは、動画の表示レベルを調整することによって、起動段階から情報フロー段階へのシームレスな移行を実現することができる。具体的には、起動段階で動画を全画面で表示する効果を実現するために、クライアントは、プレーヤービューのフレーム全体をスクリーンの全般サイズに設定して完全に表示する(親ビューのclipToBoundsプロパティ=NOとし、表示レベルの前面(前置)に相当し、親ビューサイズの制約を受けない)とともに、上部の選択構成要素、動画における各種のインタラクティブ構成要素、および下部のタブバー(tabbar)を隠すことができる。さらに、クライアントは、表示待ち動画の表示を完了した後で、親ビューのclipToBounds=YESとし、このとき、プレーヤービューが親ビューの制約を受け、表示レベルが後で面になり、実際の表示領域が小さくなって、ナチュラルフィードフロー動画と一致する。
【0101】
本開示の実施形態において、さらに、クライアントは、表示待ち動画を再生するとき、予め設定した時間パラメータ、予め設定した構成コンフィギュレーション、及び予め設定した動画効果に従って、前記表示待ち動画を表示する。例えば、クライアントが、予め設定した時間パラメータ、予め設定した構成コンフィギュレーション、及び予め設定した動画効果に従って表示待ち動画を表示して、次の効果を得ることができる。
【0102】
サーバからの配置の秒数に達すると、クライアントは、これらのウィジェットを順にアニメーションに表示し始める。
1.起動ロゴ(logo)及びプリロードスキップなどの要素を表示し、0.26秒以内にフェードアウトして消え、
2.0.26秒後、タブ、下部の陰影、上部、基本構成、ホームページ構成を表示し、0.43秒にアニメーションからフェードアウトし、
3.総アニメーション時間0.69秒の全部が完了した後で、予め設定したアプリケーション状態に還元する。
【0103】
本開示の実施例に係る動画コンテンツの表示方法は、クライアントが起動指令を受信した後で、目前状態パラメータを検出し、目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすと、プリロード動画データを読み取る。予め設定した表示条件は、プリロード動画データとしての表示待ち動画コンテンツを表示するかを判断するためのことであり、プリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで表示待ち情報フローを取得し、起動指令に応じて、表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生して表示待ち動画コンテンツを表示する。つまり、本開示の実施例において、クライアントは、目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすことを確定した後で、表示待ち動画コンテンツに対応するプリロード動画データを埋め込んで表示待ち情報フローを取得することにより、表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生することで表示待ち動画コンテンツの表示を実現する。よって、表示待ち情報フローは、クライアントがプリロード動画データを目前情報フローに埋め込むことにより取得されるのであり、すなわち、表示待ち動画コンテンツが情報フローの一部になったので、クライアントが目標動画を再生することで表示待ち動画コンテンツを表示するときに、起動段階及び情報フロー段階とのシームレスな接続を実現するとともに、表示待ち動画とナチュラル情報フロー動画とのスムーズな切替を実現することができ、これにより、表示待ち動画コンテンツのプロモーション効果や、表示待ち動画コンテンツの円滑さを向上させることができる。
【0104】
上記の実施例に基づき、本開示の別の実施例において、図6は、本開示の実施例に係る動画コンテンツの表示方法のフローチャートであり、図6に示したように、クライアントが表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生する前に、すなわち、ステップ104の前に、クライアントが表示待ち動画コンテンツを表示する方法は、以下のステップをさらに含むことができる。
【0105】
ステップ105では、起動指令を受信した後で、予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した模擬起動動画を取得する。
【0106】
ステップ106では、起動指令に応じて、予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した模擬起動動画を表示する。
【0107】
本開示の実施形態において、クライアントが起動指令を受信した後で、かつ、表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生する前に、クライアントは、予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した起動動画を取得し、その後で起動指令に応じて、予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した起動動画を表示することができる。
【0108】
なお、本開示の実施例において、クライアントには、予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した起動動画が予め記憶されていてよく、予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した起動動画は、再生の応答遅延が発生することを回避することができる。
【0109】
さらに、本開示の実施例において、再生の応答遅延によって引き起こされる空のフィードの表示を回避するために、クライアントが起動指令を受信して起動した後で、予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した起動動画を表示して、起動している仮象を形成する必要がある。
【0110】
なお、本開示の実施例において、クライアントは、起動指令に応じて、予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した起動動画を表示した後で、目標動画が準備されたら、クライアントは、表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生するとき、予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した模擬起動動画を削除して、動画コンテンツの表示画面へ進入することができる。
【0111】
図7は、予め保存した模擬起動画像の概略図であり、図7に示したように、クライアントAは、起動待ち指令を受信した後で起動するときに、1つの予め保存した模擬起動画像を表示し、この予め保存した模擬起動画像の表示によってクライアントAが起動中である状態をユーザに提示する。
【0112】
本開示の一実施例において、さらに、図8は、本開示の実施例に係る動画コンテンツの表示方法のフローチャートである。図8に示したように、クライアントが表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生するステップは、以下のステップを含むことができる。
【0113】
ステップ104aでは、予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した模擬起動動画を削除する。
【0114】
本開示の実施例において、クライアントは、プリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで表示待ち情報フローを取得した後で、まず予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した模擬起動動画を削除することができる。
【0115】
なお、本開示の実施例において、再生の応答遅延によって引き起こされる空のフィードの表示を回避するために、クライアントは、まず予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した起動動画を表示し、クライアントが表示待ち情報フローに対応する目標動画を準備したら、クライアントは、予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した模擬起動動画を削除して、動画コンテンツの表示画面へ進入することができる。
【0116】
ステップ104bでは、表示待ち動画を再生し、表示待ち動画に対応する制御指令を受信する。
【0117】
本開示の実施例において、クライアントは、予め保存した模擬起動画像及び/又は予め保存した模擬起動動画を削除した後で、表示待ち動画を再生し、その後で表示待ち動画に対応する制御指令を受信することができる。
【0118】
なお、本開示の実施例において、クライアントは、表示待ち動画コンテンツを表示するとき、プリロード動画データに対応する表示待ち動画を再生し、表示待ち動画の再生中に、端末によって表示待ち動画に対応する制御指令を受信することができる。
【0119】
さらに、本開示の実施例において、クライアントによって受信される制御指令は、検索、切替、および連続再生などを含むことができるが、これらに限定されるものではない。
【0120】
ステップ104cでは、制御指令に応じて、ナチュラル情報フロー動画を再生する。
【0121】
本開示の実施例において、クライアントは、表示待ち動画を再生し、表示待ち動画に対応する制御指令を受信した後で、制御指令に応じてナチュラル情報フロー動画を再生することができる。
【0122】
さらに、本開示の実施例において、クライアントは、表示待ち動画を再生中に受信した制御指令を、ナチュラル情報フロー動画の再生を制御することに用いることができる。
【0123】
なお、本開示の実施例において、クライアントは、制御指令に応じてナチュラル情報フロー動画を再生するとき、制御指令が切替であると、直接表示待ち動画をナチュラル情報フロー動画に切り替えることができる。
【0124】
つまり、クライアントは、表示待ち動画コンテンツを表示するとき、すなわち、表示待ち動画及びナチュラル情報フロー動画を含む目標動画を再生するとき、制御指令を受信し、制御指令に応じて、対応する再生制御処理を行うことができる。
【0125】
本開示の実施例に係る動画コンテンツの表示方法は、クライアントが起動指令を受信した後で目前状態パラメータを検出し、目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすとプリロード動画データを読み取り、予め設定した表示条件は、プリロード動画データとしての表示待ち動画コンテンツを表示するかを判断するためのことであり、プリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで表示待ち情報フローを取得し、起動指令に応じて、表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生して表示待ち動画コンテンツを表示する。つまり、本開示の実施例において、クライアントは、目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすことを確定した後で、表示待ち動画コンテンツに対応するプリロード動画データを埋め込んで表示待ち情報フローを取得することにより、表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生することで表示待ち動画コンテンツの表示を実現する。よって、表示待ち情報フローは、クライアントがプリロード動画データを目前情報フローに埋め込むことにより取得されるのであり、すなわち、表示待ち動画コンテンツが情報フローの一部になったので、クライアントが目標動画を再生することで表示待ち動画コンテンツを表示するときに、起動段階及び情報フロー段階とのシームレスな接続を実現するとともに、表示待ち動画とナチュラル情報フロー動画とのスムーズな切替を実現することができ、これにより、表示待ち動画コンテンツのプロモーション効果や、表示待ち動画コンテンツの円滑さを向上させることができる。
【0126】
上記の実施例に基づき、本開示のさらに別の実施例において、制御指令が検索である場合、クライアントが制御指令に応じてナチュラル情報フロー動画を再生する方法は、以下のステップを含むことができる。
【0127】
ステップ201では、制御指令に応じて、表示待ち動画コンテンツに対応する予め保存したコンテンツアドレスによって検索処理を行う。
【0128】
本開示の実施例において、クライアントは、表示待ち動画を再生し、表示待ち動画に対応する制御指令を受信した後で、制御指令が検索であると、制御指令に応じて、表示待ち動画コンテンツに対応する予め保存したコンテンツアドレスによって検索処理を行うことができる。
【0129】
なお、本開示の実施例において、クライアントは、表示待ち動画を再生するとき検索の制御指令を受信した後で、制御指令に応じて、表示待ち動画コンテンツに対応する予め保存したコンテンツアドレスを取得し、その後で予め保存したコンテンツアドレスによって検索処理を行うことができる。
【0130】
さらに、本開示の実施例において、クライアントは、端末が表示画面で受信したユーザのクリック操作によって検索の制御指令を受信することができる。
【0131】
つまり、本開示において、クライアントは、表示待ち動画を再生するときに、ユーザが動画コンテンツ領域における任意の位置をクリックすることに応じて、サーバに配置されているschemaリンクへジャンプすることができる。
【0132】
ステップ202では、予め保存したコンテンツアドレスに対応する閉じ指令を受信する。
【0133】
ステップ203では、閉じ指令に応じて、ナチュラル情報フロー動画を再生する。
【0134】
本開示の実施例において、クライアントは、制御指令に応じて、表示待ち動画コンテンツに対応する予め保存したコンテンツアドレスによって検索処理を行った後で、予め保存したコンテンツアドレスに対応する閉じ指令を受信し、閉じ指令に応じて継続してナチュラル情報フロー動画を再生することができる。
【0135】
つまり、本開示において、ユーザは、表示待ち動画コンテンツに対応する予め保存したコンテンツアドレスに対して検索処理を行った後で、端末の表示画面上でタッチ操作を行うことにより、クライアントが閉じ指令を受信し、クライアントが閉じ指令を受信した後で、直接ナチュラル情報フロー動画へジャンプして、継続してナチュラル情報フロー動画を再生することができる。
【0136】
さらに、本開示の実施例において、クライアントは、閉じ指令を受信した後で、表示待ち動画へ戻って、継続して表示待ち動画を表示することもできる。
【0137】
本開示の実施例において、さらに、制御指令が切替である場合、クライアントは、制御指令に応じてナチュラル情報フロー動画を再生するときに、制御指令に応じて表示待ち動画を閉じ、その後でナチュラル情報フロー動画へ切り替えて、継続してナチュラル情報フロー動画を再生することができる。
【0138】
なお、本開示の実施例において、クライアントは、端末が表示画面で受信したタッチ操作により、切替の制御指令を取得することができる。例えば、図9は、制御指令の受信の概略図の一であり、図9に示したように、ユーザがクライアントによって再生される表示待ち動画におけるスキップボタンをクリックすると、クライアントは切替の制御指令を受信することができ、クライアントは、端末が表示画面で受信したスワイプ操作によって切替の制御指令を取得こともできる。制御指令の受信の概略図である、図10に示したように、ユーザがクライアントによって再生される表示待ち動画においてスワイプアップ操作を実行することにより、クライアントは切替の制御指令を受信することができる。
【0139】
つまり、表示待ち情報フローに対応する目標動画における表示待ち動画を再生するときに、クライアントが端末によってユーザのスワイプアップ操作を受信すると、クライアントは、表示待ち動画をナチュラル情報フロー動画に切り替えて表示することができる。このようにして、表示待ち動画とナチュラル情報フロー動画との間のスムーズな移行を実現し、すなわち起動段階と情報フロー段階とのシームレスな接続を実現することができる。
【0140】
本開示の実施例において、さらに、制御指令が連続再生である場合、クライアントは、制御指令に応じてナチュラル情報フロー動画を再生するときに、制御指令に応じて表示待ち動画の表示を完了した後で、ナチュラル情報フロー動画を表示することができる。
【0141】
なお、本開示の実施例において、クライアントが表示待ち動画を再生する過程において表示待ち動画の画面から制御指令を取得しないと、制御指令が連続再生であると見なして、クライアントは表示待ち動画の表示を完了した後で、自動的にナチュラル情報フローへ移行してナチュラル情報フロー動画を再生することができる。
【0142】
さらに、本開示の実施例において、制御指令が連続再生である場合、クライアントは、制御指令に応じてナチュラル情報フロー動画を再生した後で、ナチュラル情報フロー動画に対応する戻り指令を受信し、その後で戻り指令に応じて、ナチュラル情報フロー動画を閉じ、表示待ち動画に切り替えることができる。
【0143】
つまり、表示待ち情報フローに対応する目標動画におけるナチュラル情報フロー動画を再生するときに、クライアントが端末によってユーザのスワイプダウン操作を受信すると、クライアントは、ナチュラル情報フロー動画を表示待ち動画に切り替えて表示することができる。このようにして、表示待ち動画とナチュラル情報フロー動画との間のスムーズな移行を実現し、すなわち、起動段階と情報フロー段階とのシームレスな接続を実現することができる。
【0144】
本開示の実施例に係る動画コンテンツの表示方法は、クライアントが起動指令を受信した後で目前状態パラメータを検出し、目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすとプリロード動画データを読み取り、予め設定した表示条件は、プリロード動画データとしての表示待ち動画コンテンツを表示するかを判断するためのことであり、プリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで表示待ち情報フローを取得し、起動指令に応じて、表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生して表示待ち動画コンテンツを表示する。つまり、本開示の実施例において、クライアントは、目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすことを確定した後で、表示待ち動画コンテンツに対応するプリロード動画データを埋め込んで表示待ち情報フローを取得することにより、表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生することで表示待ち動画コンテンツの表示を実現する。よって、表示待ち情報フローは、クライアントがプリロード動画データを目前情報フローに埋め込むことにより取得されるのであり、すなわち、表示待ち動画コンテンツが情報フローの一部になったので、クライアントが目標動画を再生することで表示待ち動画コンテンツを表示するときに、起動段階及び情報フロー段階とのシームレスな接続を実現するとともに、表示待ち動画とナチュラル情報フロー動画とのスムーズな切替を実現することができ、これにより、表示待ち動画コンテンツのプロモーション効果や、表示待ち動画コンテンツの円滑さを向上させることができる。
【0145】
本開示の実施例に係るコンピュータ可読記憶媒体にはプログラムが記憶されており、このプログラムがプロセッサによって実行されるときに、上記した動画コンテンツの表示方法を実施する。
【0146】
具体的には、本開示の実施例における動画コンテンツの表示方法に対応するプログラム指令は、光ディスク、ハードディスクやUSBメモリなどの記憶媒体に記憶され得る。記憶媒体における動画コンテンツの表示方法に対応するプログラム指令がクライアントによって読み取られたり、実行されたりする場合、以下のステップが実施される。
【0147】
起動指令を受信した後で、目前状態パラメータを検出する。
【0148】
前記目前状態パラメータが予め設定した表示条件を満たすと、プリロード動画データを読み取り、前記予め設定した表示条件は、前記プリロード動画データの表示待ち動画コンテンツを表示するかを判断するためのことである。
【0149】
前記プリロード動画データを目前情報フローに埋め込んで表示待ち情報フローを取得する。
【0150】
起動指令に応じて、表示待ち情報フローに対応する目標動画を再生して動画コンテンツを表示する。
【0151】
当業者の周知のとおり、本開示は、ハードウェアにより実施される実施例、ソフトウェアにより実施される実施例、または、ソフトウェアとハードウェアにより実施される実施例を採用することができる。本開示は、コンピュータ使用可能なストレージメディア(Computer available storage media)により実施される実施例を採用することもできる。コンピュータ使用可能なストレージメディア(それは磁気ディスク記憶装置(magnetic disk storage)、光学記憶装置(optical storage)等を含むが、それらだけに限定されるものでない)にはコンピュータに適用する1つまたは複数のプログラムコードが含まれている。
【0152】
本開示の実施例に係る技術的事項を説明するとき、本開示の実施例に係る方法、装置(システム、)及びコンピュータプログラムの流れ図及び/又はブロックダイアグラム(block diagram)を参照することができる。コンピュータプログラム指令により、流れ図及び/又はブロックダイアグラム中の各ステップ及び/又は各事項と、流れ図及び/又はブロックダイアグラム中の各ステップと各事項の結合とを実施することができる。そのようなコンピュータプログラム指令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、エンベデッドプロセッサー(embedded processor)、またはプログラマブルデータ処理装置(Programmable data processing equipment)にインストールすることにより、所定の装置を獲得することができる。その場合、コンピュータまたはプログラマブルデータ処理装置の処理装置でコンピュータプログラム指令を実行することにより、流れ図中の1つまたは複数のステップ及び/又はブロックダイアグラム中の1つまたは複数の事項を実施する装置を獲得することができる。
【0153】
前記コンピュータプログラム指令を、コンピュータまたはプログラマブルデータ処理装置が所定の方式に作動するように制御するコンピュータ読み取り可能メモリ(Computer readable memory)に記憶させることができる。その場合、コンピュータ読み取り可能メモリに記憶されている指令を実行する指令実行装置を獲得し、その指令実行装置により流れ図中の1つまたは複数のステップ及び/又はブロックダイアグラム中の1つまたは複数の事項を実施することができる。
【0154】
前記コンピュータプログラム指令をコンピュータまたはプログラマブルデータ処理装置にインストールする場合、そのコンピュータまたはプログラマブルデータ処理装置がコンピュータプログラム指令により所定の作業をすることにより所定の処理をすることができる。すなわち、コンピュータまたはプログラマブルデータ処理装置がコンピュータプログラム指令を実行することにより、流れ図中の1つまたは複数のステップ及び/又はブロックダイアグラム中の1つまたは複数の事項を実施することができる。
【0155】
以上、本開示の好適な実施例を説明してきたが、前記実施例により本開示の特許請求の範囲を限定する意図はない。
図1
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図6
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図8
図9
図10
【国際調査報告】