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特表2022-549720チャネル状態情報のための方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-28
(54)【発明の名称】チャネル状態情報のための方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 74/08 20090101AFI20221118BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20221118BHJP
   H04W 24/08 20090101ALI20221118BHJP
【FI】
H04W74/08
H04W24/10
H04W24/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022519422
(86)(22)【出願日】2020-09-02
(85)【翻訳文提出日】2022-05-20
(86)【国際出願番号】 CN2020113069
(87)【国際公開番号】W WO2021057418
(87)【国際公開日】2021-04-01
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2019/108566
(32)【優先日】2019-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【弁理士】
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100161470
【弁理士】
【氏名又は名称】冨樫 義孝
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【弁理士】
【氏名又は名称】石岡 利康
(74)【代理人】
【識別番号】100194320
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 亮
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【弁理士】
【氏名又は名称】小梶 晴美
(72)【発明者】
【氏名】リン, ツィーペン
(72)【発明者】
【氏名】ティデスタフ, クラース
(72)【発明者】
【氏名】ハリソン, ロバート マーク
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD11
5K067DD43
5K067EE02
5K067EE10
5K067GG01
(57)【要約】
本開示の様々な実施形態が、チャネル状態情報のための方法を提供する。端末デバイスによって実施され得る本方法は、ネットワークノードからチャネル状態情報要求を受信することを含む。本方法は、チャネル状態情報要求に応答して、ランダムアクセスプロシージャにおいてネットワークノードにチャネル状態情報報告を送信することをさらに含む。本開示のいくつかの実施形態によれば、ネットワーク性能および送信効率が改善され得るように、よりフレキシブルな様式でチャネル状態情報を要求および/または報告することが、ランダムアクセスプロシージャにおいてサポートされ得る。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスによって実施される方法(300)であって、
ネットワークノードからチャネル状態情報要求を受信すること(302)と、
前記チャネル状態情報要求に応答して、ランダムアクセスプロシージャにおいて前記ネットワークノードにチャネル状態情報報告を送信すること(304)と
を含む、方法(300)。
【請求項2】
前記ランダムアクセスプロシージャが、2ステップランダムアクセスプロシージャである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記チャネル状態情報要求が、
システム情報と、
無線リソース制御シグナリングと、
ダウンリンク制御情報と、
前記ランダムアクセスプロシージャにおける物理ランダムアクセスチャネル送信への応答メッセージと、
前記ランダムアクセスプロシージャにおける物理アップリンク共有チャネル送信への応答メッセージと、
前記ランダムアクセスプロシージャにおけるアップリンク送信のためのスケジューリングシグナリングと、
物理ダウンリンク制御チャネル命令と、
ハンドオーバコマンドと
のうちの少なくとも1つによって指示される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記ランダムアクセスプロシージャにおけるアップリンク送信のための前記スケジューリングシグナリングが、
前記チャネル状態情報報告の前記送信のためのアップリンクグラントと、
物理アップリンク共有チャネル送信のためのアップリンクグラントと、
前記ランダムアクセスプロシージャから別のランダムアクセスプロシージャに変更することの指示と
のうちの少なくとも1つを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記チャネル状態情報要求が、前記2ステップランダムアクセスプロシージャにおいて前記ネットワークノードからの前記端末デバイスによって受信されたメッセージB中のアップリンクグラントによって指示される、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記チャネル状態情報報告が、
前記ネットワークノードによって前記端末デバイスに指示された少なくとも特定の参照信号と、
少なくとも同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックと、
少なくともチャネル状態情報参照信号と
のうちの1つまたは複数に対する前記端末デバイスによる測定に少なくとも部分的に基づく、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記チャネル状態情報報告が、
前記ネットワークノードからのハンドオーバコマンドと、
あらかじめ規定されたチャネル状態情報フレームワークと
のうちの少なくとも1つに従って設定された、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記チャネル状態情報報告が、
参照信号受信電力と、
参照信号受信品質と、
信号対干渉プラス雑音比と、
チャネル品質情報と
のうちの少なくとも1つを指示する、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記チャネル状態情報報告の前記送信が、
前記ネットワークノードによってスケジュールされたアップリンクリソースと、
物理アップリンク共有チャネル送信のために予約されたアップリンクリソースと
のうちの少なくとも1つ上で実施される、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記ネットワークノードによってスケジュールされた前記アップリンクリソースが、
物理アップリンク共有チャネル送信への応答メッセージによって指示されたアップリンクリソースと、
ダウンリンク制御情報によって指示されたアップリンクリソースと
のうちの少なくとも1つを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記チャネル状態情報報告の前記送信が、
物理アップリンク共有チャネルと多重化された前記チャネル状態情報報告を送信することと、
物理アップリンク共有チャネルの一部として前記チャネル状態情報報告を送信することと
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
端末デバイス(500)であって、
1つまたは複数のプロセッサ(501)と、
コンピュータプログラムコード(503)を備える1つまたは複数のメモリ(502)と
を備え、
前記1つまたは複数のメモリ(502)および前記コンピュータプログラムコード(503)が、前記1つまたは複数のプロセッサ(501)とともに、前記端末デバイス(500)に、少なくとも、
ネットワークノードからチャネル状態情報要求を受信することと、
前記チャネル状態情報要求に応答して、ランダムアクセスプロシージャにおいて前記ネットワークノードにチャネル状態情報報告を送信することと
を行わせるように設定されている、端末デバイス(500)。
【請求項13】
前記1つまたは複数のメモリおよび前記コンピュータプログラムコードが、前記1つまたは複数のプロセッサとともに、前記端末デバイスに、請求項2から11のいずれか一項に記載の方法を実施させるように設定されている、請求項12に記載の端末デバイス。
【請求項14】
その上に具現されたコンピュータプログラムコード(503)を有するコンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータプログラムコード(503)が、コンピュータ上で実行されたとき、前記コンピュータに、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法のいずれかのステップを実施させる、コンピュータ可読媒体。
【請求項15】
ネットワークノードによって実施される方法(400)であって、
端末デバイスにチャネル状態情報要求を送信すること(402)と、
前記チャネル状態情報要求に応答して、ランダムアクセスプロシージャにおいて前記端末デバイスからチャネル状態情報報告を受信すること(404)と
を含む、方法(400)。
【請求項16】
前記ランダムアクセスプロシージャが、2ステップランダムアクセスプロシージャである、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記チャネル状態情報要求が、
システム情報と、
無線リソース制御シグナリングと、
ダウンリンク制御情報と、
前記ランダムアクセスプロシージャにおける物理ランダムアクセスチャネル送信への応答メッセージと、
前記ランダムアクセスプロシージャにおける物理アップリンク共有チャネル送信への応答メッセージと、
前記ランダムアクセスプロシージャにおけるアップリンク送信のためのスケジューリングシグナリングと、
物理ダウンリンク制御チャネル命令と、
ハンドオーバコマンドと
のうちの少なくとも1つによって指示される、請求項15または16に記載の方法。
【請求項18】
前記ランダムアクセスプロシージャにおけるアップリンク送信のための前記スケジューリングシグナリングが、
前記チャネル状態情報報告の送信のためのアップリンクグラントと、
物理アップリンク共有チャネル送信のためのアップリンクグラントと、
前記ランダムアクセスプロシージャから別のランダムアクセスプロシージャに変更することの指示と
のうちの少なくとも1つを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記チャネル状態情報要求が、前記2ステップランダムアクセスプロシージャにおいて前記ネットワークノードによって前記端末デバイスに送信されたメッセージB中のアップリンクグラントによって指示される、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記チャネル状態情報報告が、
前記ネットワークノードによって前記端末デバイスに指示された少なくとも特定の参照信号と、
少なくとも同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックと、
少なくともチャネル状態情報参照信号と
のうちの1つまたは複数に対する前記端末デバイスによる測定に少なくとも部分的に基づく、請求項15から19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記チャネル状態情報報告が、
前記ネットワークノードからのハンドオーバコマンドと、
あらかじめ規定されたチャネル状態情報フレームワークと
のうちの少なくとも1つに従って設定された、請求項15から20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記チャネル状態情報報告が、
参照信号受信電力と、
参照信号受信品質と、
信号対干渉プラス雑音比と、
チャネル品質情報と
のうちの少なくとも1つを指示する、請求項15から21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記チャネル状態情報報告の前記受信が、
前記ネットワークノードによってスケジュールされたアップリンクリソースと、
物理アップリンク共有チャネル送信のために予約されたアップリンクリソースと
のうちの少なくとも1つ上で実施される、請求項15から22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記ネットワークノードによってスケジュールされた前記アップリンクリソースが、
物理アップリンク共有チャネル送信への応答メッセージによって指示されたアップリンクリソースと、
ダウンリンク制御情報によって指示されたアップリンクリソースと
のうちの少なくとも1つを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記チャネル状態情報報告の前記受信が、
物理アップリンク共有チャネルと多重化された前記チャネル状態情報報告を受信することと、
物理アップリンク共有チャネルの一部として前記チャネル状態情報報告を受信することと
のうちの少なくとも1つを含む、請求項15から24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
ネットワークノード(500)であって、
1つまたは複数のプロセッサ(501)と、
コンピュータプログラムコード(503)を備える1つまたは複数のメモリ(502)と
を備え、
前記1つまたは複数のメモリ(502)および前記コンピュータプログラムコード(503)が、前記1つまたは複数のプロセッサ(501)とともに、前記ネットワークノード(500)に、少なくとも、
端末デバイスにチャネル状態情報要求を送信することと、
前記チャネル状態情報要求に応答して、ランダムアクセスプロシージャにおいて前記端末デバイスからチャネル状態情報報告を受信することと
を行わせるように設定されている、ネットワークノード(500)。
【請求項27】
前記1つまたは複数のメモリおよび前記コンピュータプログラムコードが、前記1つまたは複数のプロセッサとともに、前記ネットワークノードに、請求項16から25のいずれか一項に記載の方法を実施させるように設定されている、請求項26に記載のネットワークノード。
【請求項28】
その上に具現されたコンピュータプログラムコード(503)を有するコンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータプログラムコード(503)が、コンピュータ上で実行されたとき、前記コンピュータに、請求項15から25のいずれか一項に記載の方法のいずれかのステップを実施させる、コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、通信ネットワークに関し、より詳細には、チャネル状態情報のための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このセクションは、本開示のより良い理解を容易にし得る態様を紹介する。したがって、このセクションの記述は、この観点において読み取られるべきであり、従来技術にあるものまたは従来技術にないものに関する承認として理解されるべきではない。
【0003】
通信サービスプロバイダおよびネットワーク事業者は、たとえば、納得できるネットワークサービスおよび性能を提供することによって、消費者に価値および便宜を与えるための課題に絶えず直面している。ネットワーキングおよび通信技術の急速な発展とともに、long-term evolution(LTE)および新無線(new radio:NR)ネットワークなど、無線通信ネットワークは、より低いレイテンシを伴って高いトラフィック容量およびエンドユーザデータレートを達成することが予想される。ネットワークノードに接続するために、ランダムアクセス(RA)プロシージャが、端末デバイスについて始動され得る。RAプロシージャでは、システム情報(SI)および同期信号(SS)、ならびに関係する無線リソースおよび送信設定が、ネットワークノードからのシグナリング情報によって端末デバイスに知らされ得る。RAプロシージャは、端末デバイスがネットワークノードとの特定のサービスのためのセッションを確立することを可能にすることができる。
【発明の概要】
【0004】
本発明の概要は、発明を実施するための形態において以下でさらに説明される概念の選択を簡略化された形で紹介するために提供される。本発明の概要は、請求される主題の主要な特徴または不可欠な特徴を識別するものではなく、請求される主題の範囲を限定するために使用されるものでもない。
【0005】
5G/NRネットワークなどの無線通信ネットワークは、フレキシブルなネットワーク設定をサポートすることが可能であり得る。様々なシグナリング手法(たとえば、4ステップ手法、2ステップ手法など)が、ネットワークノードとの接続をセットアップするための端末デバイスのRAプロシージャのために使用され得る。2ステップRAプロシージャでは、端末デバイスは、(メッセージAまたは略してmsgAとしても知られる)メッセージ中で物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)とともにRAプリアンブルをネットワークノードに送信し、(メッセージBまたは略してmsgBとしても知られる)応答メッセージをネットワークノードから受信することができる。msgA PUSCHは、1つまたは複数のリソースユニット(RU)で設定されたPUSCHオケージョン(PO)において送信され得、RAプリアンブルは、(RAオケージョンまたは略してROとしても知られる)時間周波数物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)オケージョンにおいて送信され得る。端末デバイスについての送信設定およびリソース割り当てを実装するために、ネットワークノードは、端末デバイスのチャネル条件を知る必要があり得る。しかしながら、RAプロシージャでは、端末デバイスに、参照信号に対する測定を実施することと、ネットワークノードにチャネル状態情報(CSI)を報告することとを行うように知らせるための、ネットワークノードからの専用シグナリングがないことがある。したがって、RAプロシージャにおいてCSI要求/報告をサポートすることが望ましいことがある。
【0006】
本開示の様々な実施形態は、CSIのためのソリューションを提案し、そのソリューションは、たとえば、CSIについての要求に従って、設定フレキシビリティを増加させ、RAプロシージャの送信性能を改善するように、(2ステップRAプロシージャまたは4ステップRAプロシージャなどの)RAプロシージャにおいて、端末デバイスがネットワークノードにCSIを報告することを可能にすることができる。
【0007】
本開示の第1の態様によれば、ユーザ機器(UE)などの端末デバイスによって実施される方法が提供される。本方法は、ネットワークノードからCSI要求を受信することを含む。本方法は、CSI要求に応答して、RAプロシージャにおいてネットワークノードにCSI報告を送信することをさらに含む。
【0008】
いくつかの例示的な実施形態によれば、RAプロシージャは、2ステップRAプロシージャであり得る。いくつかの例示的な実施形態によれば、RAプロシージャは、4ステップRAプロシージャ、またはCSI要求/報告設定をサポートすることが必要とされ得る他のRAプロシージャであり得る。
【0009】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI要求は、
・ システム情報(たとえば、ネットワークノードからの何らかのブロードキャスト情報または設定情報など)と、
・ 無線リソース制御(RRC)シグナリングと、
・ ダウンリンク制御情報(DCI)と、
・ RAプロシージャにおけるPRACH送信への応答メッセージと、
・ RAプロシージャにおけるPUSCH送信への応答メッセージと、
・ RAプロシージャにおけるアップリンク(UL)送信のためのスケジューリングシグナリングと、
・ 物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)命令(physical downlink control channel (PDCCH) order)と、
・ ハンドオーバコマンドと
のうちの少なくとも1つによって指示され得る。
【0010】
いくつかの例示的な実施形態によれば、RAプロシージャにおけるUL送信のためのスケジューリングシグナリングは、
・ CSI報告の送信のためのULグラントと、
・ PUSCH送信のためのULグラントと、
・ RAプロシージャから別のRAプロシージャに変更することの指示と
のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0011】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI要求は、2ステップRAプロシージャにおいてネットワークノードからの端末デバイスによって受信されたmsgB中のULグラントによって指示され得る。
【0012】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI報告は、
・ ネットワークノードによって端末デバイスに指示された少なくとも特定の参照信号と、
・ 少なくとも同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロック(SSB)と、
・ 少なくともチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)と
のうちの1つまたは複数に対する端末デバイスによる測定に少なくとも部分的に基づき得る。
【0013】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI報告は、ネットワークノードからのハンドオーバコマンドと、あらかじめ規定されたCSIフレームワークとのうちの少なくとも1つに従って設定され得る。
【0014】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI報告は、
・ 参照信号受信電力(RSRP)と、
・ 参照信号受信品質(RSRQ)と、
・ 信号対干渉プラス雑音比(SINR)と、
・ チャネル品質情報(CQI)と
のうちの少なくとも1つを指示し得る。
【0015】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI報告の送信は、ネットワークノードによってスケジュールされたULリソースと、PUSCH送信のために予約されたULリソースとのうちの少なくとも1つ上で、端末デバイスによって実施され得る。
【0016】
いくつかの例示的な実施形態によれば、PUSCH送信のためにスケジュールされたまたは予約されたULリソースは、msgA PUSCHの初期送信および/または再送信のためのULリソースを含み得る。
【0017】
いくつかの例示的な実施形態によれば、ネットワークノードによってスケジュールされたULリソースは、PUSCH送信への応答メッセージによって指示されたULリソースと、DCIによって指示されたULリソースとのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0018】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI報告の送信は、PUSCHと多重化されたCSI報告を送信することを含み得る。代替または追加として、CSI報告の送信は、PUSCHの一部としてCSI報告を送信することを含み得る。
【0019】
本開示の第2の態様によれば、端末デバイスとして実装され得る装置が提供される。本装置は、1つまたは複数のプロセッサと、コンピュータプログラムコードを備える1つまたは複数のメモリとを備える。1つまたは複数のメモリおよびコンピュータプログラムコードは、1つまたは複数のプロセッサとともに、本装置に、少なくとも、本開示の第1の態様による方法のいずれかのステップを実施させるように設定される。
【0020】
本開示の第3の態様によれば、その上に具現されたコンピュータプログラムコードを有するコンピュータ可読媒体が提供され、コンピュータプログラムコードは、コンピュータ上で実行されたとき、コンピュータに、本開示の第1の態様による方法のいずれかのステップを実施させる。
【0021】
本開示の第4の態様によれば、端末デバイスとして実装され得る装置が提供される。本装置は、受信ユニットと送信ユニットとを備え得る。いくつかの例示的な実施形態によれば、受信ユニットは、本開示の第1の態様による方法における少なくとも受信ステップを行うように動作可能であり、送信ユニットは、本開示の第1の態様による方法における少なくとも送信ステップを行うように動作可能である。
【0022】
本開示の第5の態様によれば、基地局などのネットワークノードによって実施される方法が提供される。本方法は、端末デバイスにCSI要求を送信することを含む。本方法は、CSI要求に応答して、RAプロシージャにおいて端末デバイスからCSI報告を受信することをさらに含む。
【0023】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI要求は、2ステップRAプロシージャにおいてネットワークノードによって端末デバイスに送信されたmsgB中のULグラントによって指示され得る。
【0024】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI報告の受信は、ネットワークノードによってスケジュールされたULリソースと、PUSCH送信のために予約されたULリソースと
のうちの少なくとも1つ上で、ネットワークノードによって実施され得る。
【0025】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI報告の受信は、PUSCHと多重化されたCSI報告を受信することを含み得る。代替または追加として、CSI報告の受信は、PUSCHの一部としてCSI報告を受信することを含み得る。
【0026】
本開示の第6の態様によれば、ネットワークノードとして実装され得る装置が提供される。本装置は、1つまたは複数のプロセッサと、コンピュータプログラムコードを備える1つまたは複数のメモリとを備える。1つまたは複数のメモリおよびコンピュータプログラムコードは、1つまたは複数のプロセッサとともに、本装置に、少なくとも、本開示の第5の態様による方法のいずれかのステップを実施させるように設定される。
【0027】
本開示の第7の態様によれば、その上に具現されたコンピュータプログラムコードを有するコンピュータ可読媒体が提供され、コンピュータプログラムコードは、コンピュータ上で実行されたとき、コンピュータに、本開示の第5の態様による方法のいずれかのステップを実施させる。
【0028】
本開示の第8の態様によれば、ネットワークノードとして実装され得る装置が提供される。本装置は、送信ユニットと受信ユニットとを備え得る。いくつかの例示的な実施形態によれば、送信ユニットは、本開示の第5の態様による方法における少なくとも送信ステップを行うように動作可能であり、受信ユニットは、本開示の第5の態様による方法における少なくとも受信ステップを行うように動作可能である。
【0029】
本開示自体、好ましい使用モードおよびさらなる目的は、添付の図面とともに読まれるとき、実施形態の以下の詳細な説明を参照することによって最も良く理解される。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】本開示の一実施形態による、例示的な4ステップRAプロシージャを示す図である。
図2】本開示の一実施形態による、例示的な2ステップRAプロシージャを示す図である。
図3】本開示のいくつかの実施形態による、方法を示すフローチャートである。
図4】本開示のいくつかの実施形態による、別の方法を示すフローチャートである。
図5】本開示のいくつかの実施形態による、装置を示すブロック図である。
図6A】本開示のいくつかの実施形態による、別の装置を示すブロック図である。
図6B】本開示のいくつかの実施形態による、また別の装置を示すブロック図である。
図7】本開示のいくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークを示すブロック図である。
図8】本開示のいくつかの実施形態による、部分的無線接続上で基地局を介してUEと通信するホストコンピュータを示すブロック図である。
図9】本開示の一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。
図10】本開示の一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。
図11】本開示の一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。
図12】本開示の一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0031】
添付の図面を参照しながら本開示の実施形態が詳細に説明される。これらの実施形態は、本開示の範囲に対する限定を示唆するのではなく、当業者が、本開示をより良く理解し、したがって実装することを可能にする目的で論じられるにすぎないことを理解されたい。本明細書全体にわたる、特徴、利点、または同様の言い回しへの言及は、本開示とともに実現され得る特徴および利点のすべてが、本開示の単一の実施形態におけるものであるべきであることまたはその実施形態におけるものであることを暗示しない。むしろ、特徴および利点に言及する言い回しは、一実施形態に関して説明される特定の特徴、利点、または特性が、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味すると理解されたい。さらに、本開示の説明される特徴、利点、および特性は、1つまたは複数の実施形態において任意の好適な様式で組み合わせられ得る。具体的な実施形態の特定の特徴または利点のうちの1つまたは複数なしに本開示が実践され得ることを、当業者は認識されよう。他の事例では、本開示のすべての実施形態に存在するとは限らないことがある追加の特徴および利点が、いくつかの実施形態において認識され得る。
【0032】
本明細書で使用される「通信ネットワーク」という用語は、新無線(NR)、long term evolution(LTE)、LTEアドバンスト、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、高速パケットアクセス(HSPA)など、任意の好適な通信規格に従うネットワークを指す。さらに、通信ネットワークにおける端末デバイスとネットワークノードとの間の通信は、限定はしないが、第1世代(1G)通信プロトコル、第2世代(2G)通信プロトコル、2.5G通信プロトコル、2.75G通信プロトコル、第3世代(3G)通信プロトコル、4G通信プロトコル、4.5G通信プロトコル、5G通信プロトコルを含む、任意の好適な世代の通信プロトコル、および/あるいは現在知られているかまたは将来において開発されることになる任意の他のプロトコルに従って実施され得る。
【0033】
「ネットワークノード」という用語は、通信ネットワークにおけるネットワークデバイスを指し、そのデバイスを介して端末デバイスが通信ネットワークにアクセスし、通信ネットワークからサービスを受信する。ネットワークノードは、無線通信ネットワークにおける基地局(BS)、アクセスポイント(AP)、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コントローラまたは任意の他の好適なデバイスを指し得る。BSは、たとえば、ノードB(ノードBまたはNB)、エボルブドノードB(eノードBまたはeNB)、次世代ノードB(gノードBまたはgNB)、リモートラジオユニット(RRU)、無線ヘッダ(RH)、リモート無線ヘッド(RRH)、リレー、フェムト、ピコなどの低電力ノードなどであり得る。
【0034】
ネットワークノードのまたさらなる例は、マルチスタンダード無線(MSR)BSなどのMSR無線機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、測位ノードなどを備える。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、無線通信ネットワークへの端末デバイスアクセスを可能にし、および/または提供し、あるいは、無線通信ネットワークにアクセスした端末デバイスに何らかのサービスを提供することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な任意の好適なデバイス(またはデバイスのグループ)を表し得る。
【0035】
「端末デバイス」という用語は、通信ネットワークにアクセスし、通信ネットワークからサービスを受信することができる任意のエンドデバイスを指す。限定ではなく例として、端末デバイスは、モバイル端末、ユーザ機器(UE)、または他の好適なデバイスを指し得る。UEは、たとえば、加入者局、ポータブル加入者局、移動局(MS)またはアクセス端末(AT)であり得る。端末デバイスは、限定はしないが、ポータブルコンピュータ、デジタルカメラなどの画像キャプチャ端末デバイス、ゲーミング端末デバイス、音楽記憶および再生器具、モバイルフォン、セルラフォン、スマートフォン、タブレット、ウェアラブルデバイス、携帯情報端末(PDA)、車両などを含み得る。
【0036】
また別の特定の例として、モノのインターネット(IoT)シナリオでは、端末デバイスは、IoTデバイスと呼ばれることもあり、監視、検知および/または測定などを実施し、そのような監視、検知および/または測定などの結果を別の端末デバイスおよび/またはネットワーク機器に送信する、マシンまたは他のデバイスを表し得る。端末デバイスは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであり得、M2Mデバイスは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)コンテキストではマシン型通信(MTC)デバイスと呼ばれることがある。
【0037】
1つの特定の例として、端末デバイスは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)規格を実装するUEであり得る。そのようなマシンまたはデバイスの特定の例は、センサー、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、あるいは家庭用または個人用電気器具、たとえば、冷蔵庫、テレビジョン、時計などの個人用ウェアラブルなどである。他のシナリオでは、端末デバイスは、車両または他の機器、たとえば、医療器械を表し得、これは、その動作ステータスに対する監視、検知および/または報告など、あるいはその動作に関連付けられた他の機能が可能である。
【0038】
本明細書で使用される「第1の」、「第2の」などという用語は、異なるエレメントを指す。単数形「a」および「an」は、コンテキストが別段に明確に指示するのでなければ、複数形をも含むものとする。本明細書で使用される「備える、含む(comprises)」、「備える、含む(comprising)」、「有する(has)」、「有する(having)」、「含む(includes)」および/または「含む(including)」という用語は、述べられた特徴、エレメント、および/または構成要素などの存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、エレメント、構成要素および/またはそれらの組合せの存在または追加を排除しない。「に基づいて」という用語は、「に少なくとも部分的に基づいて」として読み取られるべきである。「一実施形態(one embodiment)」および「一実施形態(an embodiment)」という用語は、「少なくとも1つの実施形態」として読み取られるべきである。「別の実施形態」という用語は、「少なくとも1つの他の実施形態」として読み取られるべきである。明示的および暗黙的な他の規定が、以下で含まれ得る。
【0039】
無線通信ネットワークは、ボイス、ビデオ、データ、メッセージングおよびブロードキャストなど、様々な通信サービスを提供するために広く展開される。前に説明されたように、無線通信ネットワークにおいてgNBなどのネットワークノードに接続するために、UEなどの端末デバイスは、ネットワークノードとの通信リンク確立のための必須情報およびメッセージを交換するために、RAプロシージャを実施する必要があり得る。
【0040】
図1は、本開示の一実施形態による、例示的な4ステップRAプロシージャを示す図である。図1に示されているように、UEは同期信号(SS)を、101において、gNBから、たとえば、1次同期信号(PSS)と、2次同期信号(SSS)と、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)とを含む(SS/PBCHブロックまたは略してSSBとしても知られる)同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックを受信することによって、検出することができる。UEは、102において、ダウンリンク(DL)においてブロードキャストされた何らかのシステム情報(たとえば、残余最小システム情報(RMSI)および他のシステム情報(OSI))を復号することができる。次いで、UEは、103において、アップリンク(UL)においてPRACHプリアンブル(メッセージ1/msg1)を送信することができる。gNBは、104において、ランダムアクセス応答(RAR、メッセージ2/msg2)で返答することができる。gNBからのRARに応答して、UEは、105において、PUSCH上でUEの識別情報(メッセージ3/msg3)を送信することができる。次いで、gNBは、106において、競合解消メッセージ(CRM、メッセージ4/msg4)をUEに送ることができる。いくつかの場合には、PRACHプリアンブル(message1/msg1)は、UEによって再び試みられ得、異なるプリアンブルが初期送信およびその後続の(1つまたは複数の)再送信のために選択され得る。
【0041】
図1に示されている例示的なプロシージャでは、UEは、RAR中でタイミングアドバンスコマンドを受信した後に、PUSCH上でメッセージ3/msg3を送信し、これは、PUSCH上のメッセージ3/msg3がサイクリックプレフィックス(CP)内にタイミング精度で受信されることを可能にし得る。このタイミングアドバンスがない場合、通信システムがUEとgNBとの間の極めて小さい距離をもつセル中で適用されない限り、PUSCH上のメッセージ3/msg3を復調し、検出することが可能であるために、極めて大きいCPが必要とされ得る。NRシステムはまた、UEにタイミングアドバンスコマンドを提供する必要を伴うより大きいセルをサポートすることができるので、4ステップ手法は、RAプロシージャのために必要とされる。
【0042】
図2は、本開示の一実施形態による、例示的な2ステップRAプロシージャを示す図である。図1に示されているプロシージャと同様に、図2に示されているプロシージャでは、UEはSSを、201において、gNBから、(たとえば、PSS、SSSおよびPBCHを含む)SS/PBCHブロックを受信することによって、検出し、202において、DLにおいてブロードキャストされた(たとえば、RMSIおよびOSIを含む)システム情報を復号することができる。図1に示されている4ステップRAプロシージャと比較して、図2中のプロシージャを実施するUEは、わずか2つのステップにおいてRAを完了することができる。第1に、UEは、203a/203bにおいて、場合によってはPUSCH上の何らかのペイロードを伴う、無線リソース制御(RRC)接続要求などの上位レイヤデータとともにRAプリアンブルを含むメッセージA(msgA)をgNBに送る。第2に、gNBは、204において、UE識別子割り振り、タイミングアドバンス情報、競合解消メッセージなどを含む(メッセージBまたはmsgBとも呼ばれる)RARをUEに送る。
【0043】
図1に示されている4ステップRAプロシージャでは、gNBは、たとえば、msg1の受信に応答して、RARメッセージをUEに送信し得る。例示的な実施形態によれば、gNBは、RARメッセージ中にCSI要求を、たとえば、その目的で予約されたビットを使用することによって、含め得る。このビットをどのように使用すべきかについて説明することが必要とされ得る。場合によっては、CSI要求フィールドは、(たとえば、LTEにおけるNB-IoTについて規定されているように)物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)リンク適応を助ける目的で導入され得る。別の例示的な実施形態によれば、UEは、gNBに、msg3中でCSI報告を提供することができる。
【0044】
図2に示されている2ステップRAプロシージャでは、msgAプリアンブルおよび(msgAペイロードとも呼ばれる)msgA PUSCHが、メッセージA(または略してmsgA)と呼ばれる1つのメッセージ中でUEによって送信され得る。msgAの初期送信では、UEに、いくつかの参照信号に対する測定を開始することと、gNBにUL送信(たとえば、msgA PUSCH)において関係するCSIを報告することとを行うように知らせるための、gNBからの専用シグナリングがないことがある。したがって、RAプロシージャにおいて、UEのCSIを要求および/または報告するためのソリューションを提供することが必要とされ得る。
【0045】
本開示の様々な例示的な実施形態は、2ステップRAプロシージャまたは4ステップRAプロシージャなどのRAプロシージャにおいてCSI要求/報告をサポートするためのソリューションを提案する。提案されるソリューションによれば、gNBなどのネットワークノードからのCSI要求が、特定のシグナリングを介してUEに知らされ得、UEは、いくつかの参照信号に対する測定を実施することと、RAプロシージャのためのULチャネルを介してネットワークノードにCSI報告を送ることとによって、CSI要求への応答を行うことができる。提案されるソリューションを適用することによって、ネットワークノードは、リソース割り当ての効率を向上させ、送信スケジューリングのフレキシビリティを改善するように、RAプロシージャにおいてUEの特定のCSIを取得することができる。本開示のいくつかの実施形態は、主に、2ステップRAプロシージャのコンテキストにおいて説明されるが、提案されるソリューションは、CSI要求/報告の規定および設定が利用不可能であるかまたは不完全であり得る、他のRAプロシージャにも適用可能であり得ることが諒解され得る。
【0046】
いくつかの例示的な実施形態によれば、UEは、たとえば、システム情報中の(たとえば、システム情報ブロック1(SIB1)中の)セル固有シグナリングによって、(たとえば、msgA PUSCH再送信がある場合、代替または追加として、msgB中にCSIのUL送信のためのULグラントがある場合も)RAプロシージャにおいて受信されるmsgBによって、および/またはPDCCH命令によってなど、ネットワーク側からのCSI要求を決定または検出することができる。
【0047】
いくつかの例示的な実施形態によれば、UEは、CSI要求に応答して、CSI報告生成のために使用される特定の参照信号を決定することができる。特定の参照信号は、たとえば、システム情報を介して、UEに提供または指示され得る。代替または追加として、UEは、あるCSI報告設定に従って、測定されるべき参照信号として1つまたは複数のSSBを決定することができる。UEは、決定された参照信号に対する測定に少なくとも部分的に基づいて、CSI報告を生成し得る。
【0048】
いくつかの例示的な実施形態によれば、UEは、UL送信を介してネットワークノードにCSI報告を送り得る。たとえば、CSI報告は、msgA PUSCHの初期送信および/または(1つまたは複数の)再送信に含まれ得る。代替または追加として、CSI報告は、PUSCHと多重化された何らかのアップリンク制御情報(UCI)中に含まれるか、またはPUSCHのフィールドであり得る。場合によっては、CSI報告は、ネットワークノードからのUEによって受信されたmsgBなどの応答メッセージによってスケジュールされたULチャネル上で、ネットワークノードに送られ得る。
【0049】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI報告中のコンテンツは、物理レイヤ-参照信号受信電力/参照信号受信品質(L1-RSRP/RSRQ)、物理レイヤ-信号対干渉プラス雑音比(L1-SINR)、チャネル品質情報(CQI)などを含み得る。場合によっては、CSI報告がハンドオーバコマンドの受信の後にUEによって生成された場合、CSI報告中のコンテンツは、ハンドオーバコマンドに少なくとも部分的に基づいて設定され得る。
【0050】
本開示のいくつかの実施形態は、主に、いくつかの例示的なネットワーク設定およびシステム展開のための非限定的な例として使用されている5GまたはNR仕様に関して説明されることに留意されたい。したがって、本明細書で与えられる例示的な実施形態の説明は、詳細には、それらの実施形態に直接関係する専門用語を参照する。そのような専門用語は、提示された非限定的な例および実施形態のコンテキストにおいて使用されるにすぎず、当然、いかなる形でも本開示を限定しない。むしろ、本明細書で説明される例示的な実施形態が適用可能である限り、任意の他のシステム設定または無線技術が等しく利用され得る。
【0051】
図3は、本開示のいくつかの実施形態による、方法300を示すフローチャートである。図3に示されている方法300は、端末デバイス、または端末デバイスに通信可能に結合された装置によって実施され得る。例示的な実施形態によれば、UEなどの端末デバイスは、たとえば、RAプロシージャ(たとえば、2ステップRAプロシージャまたは4ステップRAプロシージャ)を実施することによって、gNBなどのネットワークノードに接続するように設定可能であり得る。
【0052】
図3に示されている例示的な方法300によれば、端末デバイスは、ブロック302に示されているように、ネットワークノードからCSI要求を受信することができる。CSI要求に応答して、端末デバイスは、ブロック304に示されているように、RAプロシージャにおいてネットワークノードにCSI報告を送信することができる。RAプロシージャは、2ステップRAプロシージャ、またはCSI要求/報告設定が本開示のいくつかの例示的な実施形態に従って実装され得る他のRAプロシージャであり得る。端末デバイスは、特定のネットワーク設定に応じて、RAプロシージャより前にまたはRAプロシージャ中にCSI要求を受信し得ることが諒解され得る。
【0053】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI要求は、
・ システム情報(たとえば、SIB1、またはシステム情報を搬送する任意の他の好適な上位レイヤシグナリング)と、
・ RRCシグナリングと、
・ ダウンリンク制御情報(DCI)と、
・ RAプロシージャにおけるPRACH送信への応答メッセージ(たとえば、msgB、またはmsgA PRACHへの任意の他の好適な応答メッセージ)と、
・ RAプロシージャにおけるPUSCH送信への応答メッセージ(たとえば、msgB、またはmsgA PUSCHへの任意の他の好適な応答メッセージ)と、
・ RAプロシージャにおけるUL送信のためのスケジューリングシグナリング(たとえば、ULグラント、またはmsgA PUSCHへの応答メッセージ中の任意の他の好適なシグナリング)と、
・ PDCCH命令と、
・ ハンドオーバコマンドと
のうちの少なくとも1つによって指示され得る。
【0054】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI要求は、システム情報メッセージおよび/または専用シグナリングなど、上位レイヤシグナリングを介して送信され得る。システム情報メッセージは、たとえば、ネットワークノードからのSIB1であり得る。場合によっては、システム情報メッセージ中のCSI要求は、UEがRRC接続モードにあるときに主に使用され得る専用シグナリング(たとえば、RRCシグナリング)によって上書きされ得る。
【0055】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI要求は、(サポートされる場合)msgA PUSCHの再送信のためのDCIフォーマット中に含まれ得るL1シグナリングを介して送信され得る。たとえば、CSI要求は、ネットワークノードからのDCI中の1つまたは複数の特定のビットによって指示され得る。
【0056】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI要求は、UEのmsgA PRACH送信および/またはmsgA PUSCH送信への応答メッセージ中で、たとえば、gNBからのmsgB物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)中で明示的に指示され得る。いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI要求は、UEのmsgA PRACH送信および/またはmsgA PUSCH送信への応答メッセージ中の何らかの特定のシグナリング(たとえば、UL送信のためのスケジューリングシグナリング)によって暗黙的に指示され得る。gNBからのそのような特定のシグナリングの受信に応答して、UEは、あるCSIがgNBによって要求され得ることに気づいていることがある。
【0057】
いくつかの例示的な実施形態によれば、RAプロシージャにおけるUL送信のためのスケジューリングシグナリングは、
・ CSI報告の送信のためのULグラントと、
・ PUSCH送信(たとえば、msgA PUSCHの再送信など)のためのULグラントと、
・ RAプロシージャから別のRAプロシージャに変更することの指示(たとえば、UEに、2ステップRAプロシージャから4ステップRAプロシージャにフォールバックするように命令することができるフォールバック指示)と
のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0058】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI要求は、たとえば、2ステップRAプロシージャにおいてネットワークノードからの端末デバイスによって受信されたメッセージB/msgB中のULグラントにおいて予約された1つまたは複数のビットによって指示され得る。
【0059】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI要求は、PDCCH命令(たとえば、2ステップRAプロシージャをトリガするためのDCI中のPDCCH命令)を介して指示され得る。代替または追加として、CSI要求は、2ステップRAプロシージャより前にハンドオーバコマンドを介して指示され得る。
【0060】
いくつかの例示的な実施形態によれば、端末デバイスによる何らかのチャネル測定が、CSI要求に応答してトリガされ得、端末デバイスは、そのチャネル測定(たとえば、DL参照信号に対する測定)に従ってCSI報告を生成することができる。いくつかの例示的な実施形態では、CSI報告は、
・ ネットワークノードによって端末デバイスに指示された少なくとも特定の参照信号(たとえば、システム情報および/または専用RRCシグナリングを介してネットワーク側からUEに提供/指示された参照信号)と、
・ 少なくともSSB(たとえば、UEによって検出された最良のSSB、特定のルールに従ってUEによって決定されたSSBのセットなど)と、
・ 少なくともチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)と
のうちの1つまたは複数に対するUEなどの端末デバイスによる測定に少なくとも部分的に基づき得る。
【0061】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI報告は、ネットワークノードからのハンドオーバコマンド、および/またはあらかじめ規定されたCSIフレームワークに従って設定され得る。例示的な実施形態では、CSI報告設定は、RAプロシージャより前にハンドオーバコマンドにおいてシグナリングされ得る。ハンドオーバコマンドは、端末デバイスについてのRAプロシージャ(たとえば、2ステップRAプロシージャ)をトリガし得る。別の例示的な実施形態では、CSI報告設定は、3GPP TS38.214 V15.6.0のセクション5.2.1において規定されているようなCSIフレームワークなどのあらかじめ規定されたCSIフレームワークに従って決定され得る。場合によっては、あらかじめ規定されたCSIフレームワークは、報告セッティング、リソースセッティング、報告設定(たとえば、リソースセッティング設定、報告量設定、L1-RSRP報告など)を含み得る。いくつかの実施形態によれば、CSI報告設定は、測定されるべき1つまたは複数の参照信号、それらの参照信号に対する測定に従ってどのようにCSIを計算または導出すべきか、CSI報告をどのように生成および/または送信すべきかなどを指示し得る。
【0062】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI報告は、RSRP、RSRQ、SINRおよび/またはCQIなどを指示し得る。例示的な実施形態によれば、CSI報告は、特定のDL参照信号に対して測定されたL1-RSRP、L1-RSRQ、L1-SINRおよび/またはCQIなどを含み得る。
【0063】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI報告の送信は、ネットワークノードによってスケジュールされたULリソース、および/または(たとえば、初期PUSCH送信および/または(1つまたは複数の)潜在的PUSCH再送信を含む)PUSCH送信のために予約されたULリソース上で実施され得る。ULリソースは、端末デバイスのUL送信のために割り当てられたチャネル(たとえば、PUSCH、PUCCH、または特定の時間周波数領域リソースを使用する任意の他の好適なチャネル)を含み得る。いくつかの例示的な実施形態によれば、ネットワークノードによってスケジュールされたULリソースは、PUSCH送信への応答メッセージによって指示されたULリソース、および/またはDCIによって指示されたULリソースを含み得る。たとえば、CSI報告は、ネットワークノードからのmsgBなどの応答メッセージによってスケジュールされたチャネル上で送信され得る。いくつかの実施形態によれば、CSI報告は、(1つまたは複数の)msgA PUSCH送信のために予約されたPUSCHリソース上で、msgA PUSCHの初期送信および/または再送信において送信され得る。CSI報告がmsgA PUSCHの(1つまたは複数の)再送信において送信される場合、CSI報告は、ネットワークノードによって提供された設定されたグラントまたは動的グラントを介して送信され得る。
【0064】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI報告の送信は、PUSCH(たとえば、msgA PUSCH)と多重化されたCSI報告を送信することを含み得る。代替または追加として、CSI報告の送信は、(たとえば、msgA PUSCHコンテンツ内の)PUSCHの一部としてCSI報告を送信することを含み得る。たとえば、CSIの1つまたは複数の部分が、CSI報告のために決定され得る。CSI報告がmsgA PUSCHと多重化される場合、様々なオフセット値が異なるCSI部分のために導入され得、オフセット値は、RRCシグナリングを介してシグナリングされるか、またはあらかじめ決定され得る。また、肯定応答/否定応答(ACK/NACK)が同じULチャネル上で多重化される場合、ACK/NACKの対応するオフセットもRRCシグナリングを介してシグナリングされるか、またはあらかじめ決定され得る。場合によっては、オフセット値がネットワークノードによって端末デバイスにシグナリングされない場合、対応して、デフォルト値が規定され、使用され得る。
【0065】
図4は、本開示のいくつかの実施形態による、方法400を示すフローチャートである。図4に示されている方法400は、ネットワークノード、またはネットワークノードに通信可能に結合された装置によって実施され得る。例示的な実施形態によれば、ネットワークノードは、gNBなどの基地局を備え得る。ネットワークノードは、RAプロシージャ(たとえば、2ステップRAプロシージャまたは4ステップRAプロシージャ)を実施することによって、ネットワークノードに接続することができる、UEなどの1つまたは複数の端末デバイスと通信するように設定可能であり得る。
【0066】
図4に示されている例示的な方法400によれば、ネットワークノードは、ブロック402に示されているように、端末デバイス(たとえば、図3に関して説明される端末デバイス)に、CSI要求を送信することができる。いくつかの例示的な実施形態によれば、ネットワークノードは、ブロック404に示されているように、CSI要求に応答して、RAプロシージャにおいて端末デバイスからCSI報告を受信することができる。図3に関して説明されるように、RAプロシージャは、2ステップRAプロシージャ、またはCSI要求/報告設定が本開示のいくつかの例示的な実施形態に従って実装され得る他のRAプロシージャであり得る。
【0067】
図4に示されている方法400のステップ、動作および関係するセッティングは、図3に示されている方法300のステップ、動作および関係するセッティングに対応し得ることが諒解され得る。図4に関して説明されるCSI要求/報告の設定およびコンテンツは、それぞれ、図3に関して説明されるCSI要求/報告の設定およびコンテンツに対応し得ることも諒解され得る。例示的な実施形態によれば、図4に関して説明されるようなネットワークノードによって送信されるCSI要求は、図3に関して説明されるような端末デバイスによって受信されるCSI要求であり得る。同様に、図3に関して説明されるような端末デバイスによって送信されるCSI報告は、図4に関して説明されるようなネットワークノードによって受信されるCSI報告であり得る。
【0068】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI要求は、2ステップRAプロシージャにおいてネットワークノードによって端末デバイスに送信されたメッセージB/msgB中のULグラントによって指示され得る。
【0069】
いくつかの例示的な実施形態によれば、CSI報告の受信は、(たとえば、DCI、msgBまたは他の応答メッセージを介して)ネットワークノードによってスケジュールされたULリソース、および/またはPUSCH送信(たとえば、msgA PUSCHの初期送信および/または(1つまたは複数の)再送信)のために予約されたULリソース上で、ネットワークノードによって実施され得る。
【0070】
いくつかの例示的な実施形態によれば、ネットワークノードによるCSI報告の受信は、端末デバイスからのPUSCHと多重化されたCSI報告を受信することを含み得る。代替または追加として、ネットワークノードによるCSI報告の受信は、端末デバイスからのPUSCHの一部としてCSI報告を受信することを含み得る。
【0071】
1つまたは複数の例示的な実施形態による提案されるソリューションは、ネットワークノードからのCSI要求に応答して、端末デバイスが、RAプロシージャ(たとえば、2ステップRAプロシージャまたは他の適切なRAプロシージャ)において、特定の参照信号測定に基づいて、ネットワークノードにCSIを報告することを可能にすることができる。いくつかの例示的な実施形態の適用が、よりフレキシブルで効率的な様式で、RAプロシージャにおけるCSI要求および/または報告のサポートを実装することができる。
【0072】
図3図4に示されている様々なブロックは、方法ステップ、および/またはコンピュータプログラムコードの動作から生じる動作、および/または関連付けられた(1つまたは複数の)機能を行うために構築された複数の結合された論理回路エレメントと見なされ得る。上記で説明された概略フローチャート図は、概して、論理フローチャート図として記載される。したがって、図示された順序および標示されたステップは、提示された方法の特定の実施形態を示す。示されている方法の、1つまたは複数のステップ、またはそれらの部分と、機能、論理、または効果において等価である他のステップおよび方法が想到され得る。さらに、特定の方法が行われる順序は、示されている対応するステップの順序に厳密に従うことも従わないこともある。
【0073】
図5は、本開示の様々な実施形態による、装置500を示すブロック図である。図5に示されているように、装置500は、プロセッサ501などの1つまたは複数のプロセッサと、コンピュータプログラムコード503を記憶するメモリ502などの1つまたは複数のメモリとを備え得る。メモリ502は、非一時的機械/プロセッサ/コンピュータ可読記憶媒体であり得る。いくつかの例示的な実施形態によれば、装置500は、図3に関して説明される端末デバイス、または図4に関して説明されるネットワークノードに、プラグ接続されまたは取り付けられ得る集積回路チップまたはモジュールとして実装され得る。そのような場合、装置500は、図3に関して説明される端末デバイス、または図4に関して説明されるネットワークノードとして実装され得る。
【0074】
いくつかの実装形態では、1つまたは複数のメモリ502およびコンピュータプログラムコード503は、1つまたは複数のプロセッサ501とともに、装置500に、少なくとも、図3に関して説明されるような方法のいずれかの動作を実施させるように設定され得る。他の実装形態では、1つまたは複数のメモリ502およびコンピュータプログラムコード503は、1つまたは複数のプロセッサ501とともに、装置500に、少なくとも、図4に関して説明されるような方法のいずれかの動作を実施させるように設定され得る。代替または追加として、1つまたは複数のメモリ502およびコンピュータプログラムコード503は、1つまたは複数のプロセッサ501とともに、装置500に、少なくとも、本開示の例示的な実施形態による提案される方法を実装するためにより多いまたはより少ない動作を実施させるように設定され得る。
【0075】
図6Aは、本開示のいくつかの実施形態による、装置610を示すブロック図である。図6Aに示されているように、装置610は、受信ユニット611と送信ユニット612とを備え得る。例示的な実施形態では、装置610は、UEなどの端末デバイスにおいて実装され得る。受信ユニット611は、ブロック302における動作を行うように動作可能であり得、送信ユニット612は、ブロック304における動作を行うように動作可能であり得る。場合によっては、受信ユニット611および/または送信ユニット612は、本開示の例示的な実施形態による提案される方法を実装するためにより多いまたはより少ない動作を行うように動作可能であり得る。
【0076】
図6Bは、本開示のいくつかの実施形態による、装置620を示すブロック図である。図6Bに示されているように、装置620は、送信ユニット621と受信ユニット622とを備え得る。例示的な実施形態では、装置620は、基地局などのネットワークノードにおいて実装され得る。送信ユニット621は、ブロック402における動作を行うように動作可能であり得、受信ユニット622は、ブロック404における動作を行うように動作可能であり得る。場合によっては、送信ユニット621および/または受信ユニット622は、本開示の例示的な実施形態による提案される方法を実装するためにより多いまたはより少ない動作を行うように動作可能であり得る。
【0077】
図7は、本開示のいくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークを示すブロック図である。
【0078】
図7を参照すると、一実施形態によれば、通信システムが、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク711とコアネットワーク714とを備える、3GPPタイプセルラネットワークなどの通信ネットワーク710を含む。アクセスネットワーク711は、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局712a、712b、712cを備え、各々が、対応するカバレッジエリア713a、713b、713cを規定する。各基地局712a、712b、712cは、有線接続または無線接続715を介してコアネットワーク714に接続可能である。カバレッジエリア713c中に位置する第1のUE791が、対応する基地局712cに無線で接続するか、または対応する基地局712cによってページングされるように設定される。カバレッジエリア713a中の第2のUE792が、対応する基地局712aに無線で接続可能である。この例では複数のUE791、792が示されているが、開示される実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア中にある状況、または唯一のUEが、対応する基地局712に接続している状況に等しく適用可能である。
【0079】
通信ネットワーク710は、それ自体、ホストコンピュータ730に接続され、ホストコンピュータ730は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて、あるいはサーバファーム中の処理リソースとして具現され得る。ホストコンピュータ730は、サービスプロバイダの所有または制御下にあり得るか、あるいはサービスプロバイダによってまたはサービスプロバイダの代わりに動作され得る。通信ネットワーク710とホストコンピュータ730との間の接続721および722が、コアネットワーク714からホストコンピュータ730まで直接延び得るか、または随意の中間ネットワーク720を介して進み得る。中間ネットワーク720は、公衆ネットワーク、プライベートネットワークまたはホストされたネットワークのうちの1つ、あるいはそれらのうちの2つ以上の組合せであり得、中間ネットワーク720は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、特に、中間ネットワーク720は、2つまたはそれ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
【0080】
図7の通信システムは全体として、接続されたUE791、792とホストコンピュータ730との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続750として説明され得る。ホストコンピュータ730および接続されたUE791、792は、アクセスネットワーク711、コアネットワーク714、任意の中間ネットワーク720および可能なさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続750を介してデータおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続750は、OTT接続750が通過する、参加する通信デバイスが、アップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティングに気づいていないという意味で、透過的であり得る。たとえば、基地局712は、接続されたUE791にフォワーディング(たとえば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ730から発生したデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、知らされないことがあるかまたは知らされる必要がない。同様に、基地局712は、UE791から発生してホストコンピュータ730に向かう発信アップリンク通信の将来ルーティングに気づいている必要がない。
【0081】
図8は、本開示のいくつかの実施形態による、部分的無線接続上で基地局を介してUEと通信するホストコンピュータを示すブロック図である。
【0082】
次に、一実施形態による、前の段落において説明されたUE、基地局およびホストコンピュータの例示的な実装形態が、図8を参照しながら説明される。通信システム800では、ホストコンピュータ810が、通信システム800の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェース816を含む、ハードウェア815を備える。ホストコンピュータ810は、記憶能力および/または処理能力を有し得る、処理回路818をさらに備える。特に、処理回路818は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータ810は、ホストコンピュータ810に記憶されるかまたはホストコンピュータ810によってアクセス可能であり、処理回路818によって実行可能である、ソフトウェア811をさらに備える。ソフトウェア811は、ホストアプリケーション812を含む。ホストアプリケーション812は、UE830およびホストコンピュータ810において終端するOTT接続850を介して接続するUE830など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション812は、OTT接続850を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。
【0083】
通信システム800は、通信システム中に提供される基地局820をさらに含み、基地局820は、基地局820がホストコンピュータ810およびUE830と通信することを可能にするハードウェア825を備える。ハードウェア825は、通信システム800の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース826、ならびに基地局820によってサーブされるカバレッジエリア(図8に図示せず)中に位置するUE830との少なくとも無線接続870をセットアップおよび維持するための無線インターフェース827を含み得る。通信インターフェース826は、ホストコンピュータ810への接続860を容易にするように設定され得る。接続860は直接であり得るか、あるいは、接続860は、通信システムのコアネットワーク(図8に図示せず)を、および/または通信システムの外部の1つまたは複数の中間ネットワークを通過し得る。図示の実施形態では、基地局820のハードウェア825は、処理回路828をさらに含み、処理回路828は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。基地局820は、内部的に記憶されるかまたは外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア821をさらに有する。
【0084】
通信システム800は、すでに言及されたUE830をさらに含む。UE830のハードウェア835は、UE830が現在位置するカバレッジエリアをサーブする基地局との無線接続870をセットアップおよび維持するように設定された、無線インターフェース837を含み得る。UE830のハードウェア835は、処理回路838をさらに含み、処理回路838は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。UE830は、UE830に記憶されるかまたはUE830によってアクセス可能であり、処理回路838によって実行可能である、ソフトウェア831をさらに備える。ソフトウェア831は、クライアントアプリケーション832を含む。クライアントアプリケーション832は、ホストコンピュータ810のサポートを伴って、UE830を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ810では、実行しているホストアプリケーション812は、UE830およびホストコンピュータ810において終端するOTT接続850を介して、実行しているクライアントアプリケーション832と通信し得る。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション832は、ホストアプリケーション812から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供し得る。OTT接続850は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーション832は、クライアントアプリケーション832が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話し得る。
【0085】
図8に示されているホストコンピュータ810、基地局820およびUE830は、それぞれ、図7のホストコンピュータ730、基地局712a、712b、712cのうちの1つ、およびUE791、792のうちの1つと同様または同等であり得ることに留意されたい。つまり、これらのエンティティの内部の働きは、図8に示されているようなものであり得、別個に、周囲のネットワークトポロジーは、図7のものであり得る。
【0086】
図8では、OTT接続850は、仲介デバイスとこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングとへの明示的言及なしに、基地局820を介したホストコンピュータ810とUE830との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャが、ルーティングを決定し得、ネットワークインフラストラクチャは、UE830からまたはホストコンピュータ810を動作させるサービスプロバイダから、またはその両方からルーティングを隠すように設定され得る。OTT接続850がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、さらに、ネットワークインフラストラクチャが、(たとえば、ネットワークの負荷分散考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する判断を行い得る。
【0087】
UE830と基地局820との間の無線接続870は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続870が最後のセグメントを形成するOTT接続850を使用して、UE830に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、レイテンシおよび電力消費を改善し、それにより、複雑さの低下、セルにアクセスするために必要とされる時間の低減、応答性の向上、バッテリー寿命の延長などの利益を提供し得る。
【0088】
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシおよび他のファクタを監視する目的での、測定プロシージャが提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ810とUE830との間のOTT接続850を再設定するための随意のネットワーク機能がさらにあり得る。測定プロシージャおよび/またはOTT接続850を再設定するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ810のソフトウェア811およびハードウェア815でまたはUE830のソフトウェア831およびハードウェア835で、またはその両方で実装され得る。実施形態では、OTT接続850が通過する通信デバイスにおいて、またはその通信デバイスに関連して、センサー(図示せず)が展開され得、センサーは、上記で例示された監視された量の値を供給すること、あるいはソフトウェア811、831が監視された量を算出または推定し得る他の物理量の値を供給することによって、測定プロシージャに参加し得る。OTT接続850の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含み得、再設定は、基地局820に影響を及ぼす必要がなく、再設定は、基地局820に知られていないかまたは知覚不可能であり得る。そのようなプロシージャおよび機能は、当技術分野において知られ、実践され得る。いくつかの実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ810の測定を容易にするプロプライエタリUEシグナリングを伴い得る。測定は、ソフトウェア811および831が、ソフトウェア811および831が伝搬時間、エラーなどを監視する間にOTT接続850を使用して、メッセージ、特に空のまたは「ダミー」メッセージが送信されることを引き起こすことにおいて、実装され得る。
【0089】
図9は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図7および図8を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図9への図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ910において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ910の(随意であり得る)サブステップ911において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ920において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。(随意であり得る)ステップ930において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが始動した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。(また、随意であり得る)ステップ940において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行する。
【0090】
図10は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図7および図8を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図10への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法のステップ1010において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。随意のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1020において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して進み得る。(随意であり得る)ステップ1030において、UEは、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0091】
図11は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図7および図8を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図11への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップ1110において、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加または代替として、ステップ1120において、UEはユーザデータを提供する。ステップ1120の(随意であり得る)サブステップ1121において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1110の(随意であり得る)サブステップ1111において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮し得る。ユーザデータが提供された特定の様式にかかわらず、UEは、(随意であり得る)サブステップ1130において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を始動する。方法のステップ1140において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
【0092】
図12は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図7および図8を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図12への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップ1210において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。(随意であり得る)ステップ1220において、基地局は、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動する。(随意であり得る)ステップ1230において、ホストコンピュータは、基地局によって始動された送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0093】
いくつかの例示的な実施形態によれば、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含み得る通信システムにおいて実装される方法が提供される。本方法は、ホストコンピュータにおいてユーザデータを提供することを含み得る。随意に、本方法は、ホストコンピュータにおいて、図4に関して説明される例示的な方法400のいずれかのステップを実施し得る基地局を備えるセルラネットワークを介してUEにユーザデータを搬送する送信を始動することを含み得る。
【0094】
いくつかの例示的な実施形態によれば、ホストコンピュータを含む通信システムが提供される。ホストコンピュータは、ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、UEへの送信のためにユーザデータをセルラネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースとを備え得る。セルラネットワークは、無線インターフェースと処理回路とを有する基地局を備え得る。基地局の処理回路は、図4に関して説明される例示的な方法400のいずれかのステップを実施するように設定され得る。
【0095】
いくつかの例示的な実施形態によれば、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含み得る通信システムにおいて実装される方法が提供される。本方法は、ホストコンピュータにおいてユーザデータを提供することを含み得る。随意に、本方法は、ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラネットワークを介してUEにユーザデータを搬送する送信を始動することを含み得る。UEは、図3に関して説明される例示的な方法300のいずれかのステップを実施し得る。
【0096】
いくつかの例示的な実施形態によれば、ホストコンピュータを含む通信システムが提供される。ホストコンピュータは、ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、UEへの送信のためにユーザデータをセルラネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースとを備え得る。UEは、無線インターフェースと処理回路とを備え得る。UEの処理回路は、図3に関して説明される例示的な方法300のいずれかのステップを実施するように設定され得る。
【0097】
いくつかの例示的な実施形態によれば、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含み得る通信システムにおいて実装される方法が提供される。本方法は、ホストコンピュータにおいて、図3に関して説明される例示的な方法300のいずれかのステップを実施し得るUEから基地局に送信されたユーザデータを受信することを含み得る。
【0098】
いくつかの例示的な実施形態によれば、ホストコンピュータを含む通信システムが提供される。ホストコンピュータは、UEから基地局への送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備え得る。UEは、無線インターフェースと処理回路とを備え得る。UEの処理回路は、図3に関して説明される例示的な方法300のいずれかのステップを実施するように設定され得る。
【0099】
いくつかの例示的な実施形態によれば、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含み得る通信システムにおいて実装される方法が提供される。本方法は、ホストコンピュータにおいて、基地局から、基地局がUEから受信した送信から発生したユーザデータを受信することを含み得る。基地局は、図4に関して説明される例示的な方法400のいずれかのステップを実施し得る。
【0100】
いくつかの例示的な実施形態によれば、ホストコンピュータを含み得る通信システムが提供される。ホストコンピュータは、UEから基地局への送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備え得る。基地局は、無線インターフェースと処理回路とを備え得る。基地局の処理回路は、図4に関して説明される例示的な方法400のいずれかのステップを実施するように設定され得る。
【0101】
概して、様々な例示的な実施形態は、ハードウェアまたは専用チップ、回路、ソフトウェア、論理あるいはそれらの任意の組合せで実装され得る。たとえば、いくつかの態様は、ハードウェアで実装され得、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサまたは他のコンピューティングデバイスによって実行され得るファームウェアまたはソフトウェアで実装され得るが、本開示はそれに限定されない。本開示の例示的な実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャートとして、または何らかの他の図式表現を使用して、例示および説明され得るが、本明細書で説明されるこれらのブロック、装置、システム、技法または方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路または論理、汎用ハードウェアまたはコントローラまたは他のコンピューティングデバイス、あるいはそれらの何らかの組合せで実装され得ることを十分に理解されたい。
【0102】
したがって、本開示の例示的な実施形態の少なくともいくつかの態様が、集積回路チップおよびモジュールなど、様々な構成要素において実践され得ることを諒解されたい。したがって、本開示の例示的な実施形態は、集積回路として具現される装置において実現され得、ここで、集積回路は、本開示の例示的な実施形態に従って動作するように設定可能である、データプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、ベースバンド回路および無線周波数回路のうちの少なくとも1つまたは複数を具現するための回路(ならびに場合によってはファームウェア)を備え得ることを諒解されたい。
【0103】
本開示の例示的な実施形態の少なくともいくつかの態様が、1つまたは複数のコンピュータまたは他のデバイスによって実行される、1つまたは複数のプログラムモジュールでなど、コンピュータ実行可能命令で具現され得ることを諒解されたい。概して、プログラムモジュールは、コンピュータまたは他のデバイス中のプロセッサによって実行されたとき、特定のタスクを実施するか、または特定の抽象データ型を実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造などを含む。コンピュータ実行可能命令は、ハードディスク、光ディスク、リムーバブル記憶媒体、固体メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)など、コンピュータ可読媒体に記憶され得る。当業者によって諒解されるように、プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態において、必要に応じて、組み合わせられるかまたは分散され得る。さらに、機能は、集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)など、ファームウェアまたはハードウェア等価物において全体的にまたは部分的に具現され得る。
【0104】
本開示は、明示的に本明細書で開示される特徴の任意の新規の特徴または組合せあるいはその任意の一般化のいずれかを含む。本開示の上記の例示的な実施形態への様々な修正および適応は、添付の図面とともに読まれるとき、上記の説明に鑑みて、当業者に明らかになり得る。しかしながら、任意のおよびすべての修正が、依然として、本開示の非限定的なおよび例示的な実施形態の範囲内に入る。
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【国際調査報告】