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特表2022-549800車両用筐体アセンブリ、取付方法およびその筐体アセンブリを含む車両
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  • 特表-車両用筐体アセンブリ、取付方法およびその筐体アセンブリを含む車両 図1
  • 特表-車両用筐体アセンブリ、取付方法およびその筐体アセンブリを含む車両 図2A
  • 特表-車両用筐体アセンブリ、取付方法およびその筐体アセンブリを含む車両 図2B
  • 特表-車両用筐体アセンブリ、取付方法およびその筐体アセンブリを含む車両 図3
  • 特表-車両用筐体アセンブリ、取付方法およびその筐体アセンブリを含む車両 図4
  • 特表-車両用筐体アセンブリ、取付方法およびその筐体アセンブリを含む車両 図5
  • 特表-車両用筐体アセンブリ、取付方法およびその筐体アセンブリを含む車両 図6
  • 特表-車両用筐体アセンブリ、取付方法およびその筐体アセンブリを含む車両 図7
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-29
(54)【発明の名称】車両用筐体アセンブリ、取付方法およびその筐体アセンブリを含む車両
(51)【国際特許分類】
   B62J 11/00 20200101AFI20221121BHJP
【FI】
B62J11/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2022517866
(86)(22)【出願日】2020-07-09
(85)【翻訳文提出日】2022-04-01
(86)【国際出願番号】 SG2020050395
(87)【国際公開番号】W WO2021054893
(87)【国際公開日】2021-03-25
(31)【優先権主張番号】201910893472.7
(32)【優先日】2019-09-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518236797
【氏名又は名称】グラブタクシー ホールディングス プライベート リミテッド
【氏名又は名称原語表記】GRABTAXI HOLDINGS PTE. LTD.
【住所又は居所原語表記】3 Media Close, #01-03/06, Singapore 138498, Singapore
(74)【代理人】
【識別番号】100137095
【弁理士】
【氏名又は名称】江部 武史
(74)【代理人】
【識別番号】100091627
【弁理士】
【氏名又は名称】朝比 一夫
(72)【発明者】
【氏名】チェ, ヤト ミン
(72)【発明者】
【氏名】ワン, シ キアン
(72)【発明者】
【氏名】リム, チー クーン
(72)【発明者】
【氏名】ソン, グオ ドン
(57)【要約】
発明は、車両の管に取り付けるための筐体アセンブリ(100)と、アセンブリを車両に取り付ける方法と、アセンブリを含む車両に関する。アセンブリ(100)は、管(210)を少なくとも部分的に取り囲むための凹部(111)と、凹部(111)の一端にあるフランジ部(112)とを含むクランプ部(110)と、管に面する第1の側と、それに対向する第2の側とを含む保持支持プレート(120)とを含む。第1の側は、操作可能な位置で、保持支持プレート(120)の第2の側からのみ操作可能な締結手段(130)によって、フランジ部(112)に取り付けられるように構成されている。アセンブリ(100)は、電子回路(150)を受け入れるためのキャビティと、保持支持プレート(120)の第2の側に取り付けられる下部とを含むハウジング(140)を備える。ハウジング(140)は、前記操作位置に重なる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両(200)の管(210)に取り付けるための筐体アセンブリ(100)であって、
前記管(210)を少なくとも部分的に取り囲む凹部(111)と、前記凹部(111)の一端のフランジ部(112)とを含むクランプ部(110)と、
前記管に面する第1の側と、それに対向する第2の側とを含む保持支持プレート(120)と、
電子回路(150)を受け入れるためのキャビティと、前記保持支持プレート(120)の前記第2の側に取り付けられるように構成されたハウジング下部とを含むハウジング(140)と、を含み、
前記第1の側は、操作可能な位置で、前記保持支持プレート(120)の前記第2の側から操作可能な締結手段(130)によって前記クランプ部(110)の前記フランジ部(112)に取り付けられるように構成され、
前記ハウジング(140)は、前記操作可能な位置に重なることを特徴とする筐体アセンブリ(100)。
【請求項2】
前記ハウジング(140)および/または前記保持支持プレート(120)は、前記保持支持プレート(120)を前記ハウジング(140)と連結するように構成されたインターロック接続部(124、144)を含む請求項1に記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項3】
前記インターロック接続部(124、144)は、前記ハウジング(140)が前記保持支持プレート(120)に取り付けられたとき、前記ハウジング(140)によって覆われる請求項2に記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項4】
前記ハウジング(140)および/または前記保持支持プレート(120)は、前記ハウジング(140)の外面に配置された固定位置で動作可能な固定手段(160)によって互いに取り付けられるように構成されている請求項2または3に記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項5】
前記ハウジング(140)は、前記固定手段(160)が前記固定位置にあるとき、前記固定手段(160)と重なるように構成された取り付け可能なパネル(146)を含む請求項4に記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項6】
前記締結手段(130)は、解放可能である請求項1ないし5のいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項7】
前記インターロック接続部(124、144)は、解放可能である請求項1ないし6のいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項8】
前記固定手段(160)は、解放可能である請求項1ないし7のいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項9】
前記ハウジング(140)は、ハウジングカバー(145)を含み、
前記ハウジング下部は、ハウジングベース(147)を含み、
前記ハウジングカバー(145)および前記ハウジングベース(142)は、前記キャビティを閉じるために互いに取り付け可能である請求項1ないし8のいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項10】
前記保持支持プレート(120)は、前記第1の側から前記第2の側へ前記保持支持プレートを通って延びるケーブル通路(128)を含む請求項1ないし9のいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項11】
前記ハウジング(140)の前記キャビティ内に収容される電子回路(150)をさらに含む請求項1ないし10ずれかに記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項12】
前記取り付け可能なパネル(146)は、前記電子回路(150)の発光ダイオードからの光が前記ハウジング(140)の外側から見えるように、少なくとも部分的に透明または半透明である少なくとも1つの光透過部を含む請求項11に記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項13】
前記保持支持プレート(120)は、第2の側から前記第1の側に前記保持支持プレート(120)を通って音波を通過させる音伝達部(129)をさらに含む請求項1ないし12のいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項14】
請求項1ないし13のいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)を車両(200)の管(210)に取り付ける方法であって、前記方法は、
前記管(210)の円周に沿って、前記クランプ部(110)および前記保持支持プレート(120)を配置する工程と、
前記締結手段(130)によって、前記フランジ部(112)を有する前記クランプ部(110)を前記保持支持プレート(120)に取り付ける工程と、
前記保持支持プレート(120)の前記第2の側に前記ハウジング(140)を取り付ける工程と、を含み、
前記クランプ部(110)と、前記保持支持プレート(120)とは、前記管の前記円周を共に少なくとも部分的に囲み、
前記ハウジング(140)は、前記操作可能な位置に重なることを特徴とする筐体アセンブリ(100)を取り付ける方法。
【請求項15】
前記筐体アセンブリ(100)は、前記車両の前記管(210)に取り付けられる請求項1ないし13のいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)を含む車両(200)。
【請求項16】
電気スクーターである請求項15に記載の車両(200)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の種々の態様は、車両の管(tube)に取り付けるための筐体アセンブリ、筐体アセンブリを車両に取り付ける方法、および筐体アセンブリを含む車両に関する。
【背景技術】
【0002】
車両(例えば、電動スクーター)は、スクーターの電力を制御するための電気回路を含む。これらの車両がシェアリング用に使用される場合、それらは、例えば、シェアリングの本部に対して車両の状態を示す通信回路を含む。このような通信回路は、ねじによって、車両のフレームの管に取り付けられるボックス内に含まれる。管にボックスを取り付ける場合は、ねじを差し込んで締め付ける。しかしながら、ねじは露出しているので、破壊行為を受け、ボックスは許可なく取り外されることがある。したがって、上述の課題を解決する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
種々の実施形態は、車両の管に取り付けるための筐体アセンブリに関する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
様々な実施形態によれば、筐体アセンブリは、クランプ部および保持部を含む。クランプ部は、管を少なくとも部分的に取り囲むための凹部と、凹部の一端のフランジ部とを含む。保持支持プレート(holding support plate)は、管に面する第1の側と、それに対向する第2の側とを含む。第1の側は、締結手段によってクランプ部のフランジ部に取り付けられるように構成される。締結手段は、操作可能な位置で保持支持プレートの第2の側からのみ操作可能である。保持支持プレートおよびクランプ部は、例えば、管に取り付けられたときに、管を取り囲み、固定する。それによって、管に対する筐体アセンブリの動きを制限している。筐体アセンブリは、電子回路を受け入れるためのハウジングをさらに含む。ハウジングは、保持支持プレートの第2の側に取り付けられるように構成されたハウジング下部を含む。ハウジングは、操作可能な位置に重なっている。
【0005】
様々な実施形態によれば、締結手段は、解放可能である。
【0006】
様々な実施形態によれば、ハウジングおよび/または保持支持プレートは、保持支持プレートをハウジングと連結(interlock)するように構成されたインターロック接続部を含む。
【0007】
様々な実施形態によれば、ハウジングが保持支持プレートに取り付けられるとき、インターロック接続部は、ハウジングによって覆われている。
【0008】
様々な実施形態によれば、インターロック接続部は、解放可能である。
【0009】
様々な実施形態によれば、ハウジングおよび/または保持支持プレートは、ハウジングの外面に配置された固定位置で単独で動作可能な固定手段によって、互いに取り付けられるように構成される。様々な実施形態によれば、固定手段は、解放可能である。
【0010】
様々な実施形態によれば、ハウジングは、固定手段が固定位置にあるとき、固定手段と重なるように構成された取り付け可能なパネルを含む。
【0011】
様々な実施形態によれば、ハウジングは、ハウジングカバーを含む。ハウジング下部は、ハウジングベースを含む。ハウジングカバーとハウジングベースとは、キャビティを閉じるために互いに取り付け可能である。
【0012】
様々な実施形態によれば、保持支持プレートは、保持支持プレートを通って、第1の側から第2の側に延びるケーブル通路を含む。
【0013】
様々な実施形態によれば、筐体アセンブリは、ハウジングのキャビティ内に収容された電子回路を更に含む。
【0014】
種々の実施形態によれば、取り付け可能パネルは、少なくとも1つの光透過部を含む。その光透過部は、電子回路の発光ダイオードからの光がハウジングの外部から見えるように、少なくとも部分的に透明または半透明である。
【0015】
様々な実施形態によれば、保持支持プレートは、保持支持プレートを通って、第2の側から第1の側に音波を通過させる音伝達部を更に含む。様々な実施形態によれば、本方法は、管の円周に沿って、クランプ部および保持支持プレートを配置する工程を含む。方法はさらに、締結手段を用いて、フランジ部を有するクランプ部を保持支持プレートに取り付ける工程を含む。クランプ部と保持支持プレートとは、少なくとも部分的に、管の周囲を一緒に取り囲む。方法はさらに、ハウジングを保持支持プレートの第2の側に取り付ける工程を含む。ハウジングは、操作可能な位置と重なる。
【0016】
種々の実施形態は、種々の実施形態による管および筐体アセンブリを含む車両に関する。ここで、筐体アセンブリは、車両の管に取り付けられる。
【発明の効果】
【0017】
様々な実施形態によれば、車両は、電気スクーターである。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本発明は非限定的な実施例および添付の図面と併せて考慮されるとき、詳細な説明を参照してより良く理解される。
図1図1は、様々な実施形態による管210上の筐体アセンブリ100の分解図を示す。
図2A図2Aは、様々な実施形態による筐体アセンブリのクランプ部110を示す。
図2B図2Bは、様々な実施形態による筐体アセンブリのクランプ部110を示す。
図3図3は、様々な実施形態による管210上の筐体アセンブリ100の分解図を示す。ケーブルがハウジング140からケーブル通路128を通っている。
図4図4は、様々な実施形態によるクランプ部110に取り付けられた保持支持プレート120を左側に示す。保持支持プレート120は、ハウジング(例えば、ハウジングベース142(図の右側))の下側を受け入れるように構成される。
図5図5は、様々な実施形態による、クランプ部110に取り付けられた保持支持プレート120と、保持支持プレート120に取り付けられていないハウジング140とを示す。
図6図6は、取り付け位置にある保持支持プレート120と、クランプ部110と、ハウジング140とを示す。さらに、様々な実施形態による固定手段160および取り付け可能なパネル146を示す。
図7図7は、様々な実施形態による筐体アセンブリ100を含む電動スクーターを示示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下の詳細な説明は、例示として、本開示が実施される特定の詳細および実施形態を示す添付の図面を参照する。これらの実施形態は、当業者が本開示を実施することができるように十分詳細に説明される。本開示の範囲から逸脱することなく、他の実施形態を利用することができ、構造的な変化および論理的な変化を行うことができる。いくつかの実施形態は新しい実施形態を形成するために1つまたは複数の他の実施形態と組み合わせることができるので、様々な実施形態は必ずしも相互に排他的ではない。
【0020】
筐体アセンブリ、車両、または方法のうちの1つの文脈で説明される実施形態は、他の筐体アセンブリ、車両、または方法にも同様に有効である。同様に、筐体アセンブリの文脈で説明される実施形態は、車両または方法についても同様に有効であり、その逆も同様である。
【0021】
実施形態の文脈で説明される特徴は、他の実施形態における同じまたは類似の特徴に対応して適用可能である。実施形態の文脈で説明される特徴は、これらの他の実施形態で明示的に説明されていなくても、他の実施形態に対応して適用可能である。さらに、実施形態の文脈における特徴について説明したような追加および/または組み合わせおよび/または代替は、他の実施形態における同じまたは類似の特徴に対応して適用可能である。
【0022】
本明細書で使用され、様々な実施形態による「管」という用語は、管状プロファイルを指す。管は、車両の構造の一部として使用することができるように、本質的に剛性である。一例では、管は、その長さに沿って、均一な断面を有する細長い材料である。実施例では、管の断面は、多角形、楕円形、または円形、またはそれらの一部の混合物である。例えば、管は、円形管(pipe)である。
【0023】
様々な実施形態の文脈では、特徴または要素に関して使用される冠詞「a」、「an」および「the」は、特徴または要素のうちの1つまたは複数への言及を含む。
【0024】
本明細書で使用されるように、用語「および/または」は、関連する列挙された項目のうちの1つまたは複数の任意の組合せおよびすべての組合せを含む。
【0025】
図1は、様々な実施形態による、管210上の例示的な筐体アセンブリ100の分解図を示す。筐体アセンブリ100は、車両の管210に取り付けられるように構成される。筐体アセンブリ100は、取り付けられた構成で、管の円周に沿って、管210を少なくとも部分的に取り囲むための凹部を含むクランプ部110を含む。例えば、クランプ部110は、U字状断面またはL字状断面を有する。
【0026】
図1、2Aおよび2Bは、様々な実施形態に従った例示的なクランプ部110を示す。図2Bは、図2Aの位置Aから見た図である。クランプ部110は、管210を受け入れるための凹部を含む。例えば、凹部は、直径を有する円形管を受け入れるための円形断面である。本明細書で使用され、様々な実施形態によるクランプ部はまた、取り付けリングと呼ばれる。取り付けリングは、円形断面および/または角状断面を有するリングの部分的な断面も意図される。異なる大きさおよび/または異なる凹状のクランプ部は、異なる管に使用される。筐体アセンブリ100は、締結手段130によって(フランジを介して)クランプ部110に取り付けられるように構成された保持支持プレート120をさらに含む。保持支持プレート120は、ハウジング140の下側を受け入れるように構成される。一例として図に示すように、クランプ部110は、凹部111の一端にフランジ部112を含む。保持支持プレート120は、管に面する第1の側と、それに対向する第2の側とを含む。第1の側は、操作可能な位置(position of operability)で、保持支持プレート120の第2の側から操作可能な締結手段130によって、クランプ部110のフランジ部112に取り付けられるように構成される。これにより、保持支持プレート120がクランプ部110に取り付けられる際に、保持支持プレート120の第1の側をフランジ部112に取り付けるようにする。保持支持プレート120およびクランプ部110は、管210を取り囲むように構成される。例えば、クランプ部110は、管に押し付けられる。これにより、管210に取り付けられたときに、管210に対する筐体アセンブリ100の動きを制限する。クランプ部110は、締結手段130と協働するために、フランジ内に要素132を含む。様々な実施形態によれば、保持支持プレートは、金属プレートを含んでもよく、または金属プレートであってもよい。いくつかの実施形態では、クランプ部110の材料の厚さは、異なる部品で異なっている。管に接触する部分(例えば、凹部111の少なくとも一部等)は、第1の厚さT1を有する。フランジ部112で終端する部分は、厚さT2を有する。厚さT1は、管から離れる方向に測定される。厚さT2は、フランジ部112の表面(一方の側)の横方向の寸法である。例えば、より小さい横方向の寸法は、管軸に対して平行ではない。厚さT2は、厚さT1よりも大きい。実施例において、T1は、2mm~5mmの間で選択される。T2は、6mm~20mmの間で選択される。第1の厚さよりも大きな第2の厚さT2は、より薄い凹部111のために材料を節約しつつ、保持支持プレート120のためのサポートを提供する。
【0027】
様々な実施形態によれば、締結手段130は、1つまたは複数のねじである。要素132は、締結手段130と協働するように構成される。例えば、要素132は、1つまたは複数のねじを受け入れるための1つまたは複数のねじ孔である。ねじ孔は、内部にねじ山を含む。要素132は、フランジ部112の表面に設けられる。図1は、説明のために、フランジ部112に6個の孔132を示す。それぞれの側に3個の孔を有する。クランプ部110と保持支持プレート120との間の取り付けを強化するために、位置合わせ要素および/または構造補強要素のような他の要素を追加してもよい。例えば、クランプ部110のスロット134、および保持支持プレート120上のそれぞれの突起(図1参照)が挙げられる。したがって、図1の例では、締結手段130は、6つのねじを含む。
【0028】
様々な実施形態によれば、筐体アセンブリ100は、電子回路150を収容するためのハウジング140をさらに含む。ハウジング下部は、保持支持プレート120の第2の側に取り付けられるように構成される。ハウジング140は、操作可能な位置に重なる。ハウジング140は、保持支持プレート120に取り付けられると、保持支持プレート120の少なくとも第2の側121を覆う。第2の側は、管210とは反対側に面する保持支持プレート120の表面121として示される。第2の側と反対側の第1の側122は、管210に面している。
【0029】
保持支持プレート120の使用により、同じハウジングのタイプを異なるサイズの管に取り付ける。ハウジング140および保持支持プレート120は、ハウジング140の外面に配置された固定位置でのみ操作可能な固定手段160によって、互いに取り付けられるように構成される。固定手段の詳細は、例えば、図5および図6に関連して、以下にさらに説明される。ハウジング140および/または保持支持プレート120は、保持支持プレート120をハウジング140と連結させるように構成されたインターロック接続部(124、144)を含む。ハウジング140が保持支持プレート120に取り付けられるとき、インターロック接続部(124、144)は、ハウジング140によって覆われる。インターロック接続部(124、144)は、解放可能である。すなわち、固定手段160が解放されるならば、ハウジング140は、保持支持プレート120から取り外されることを意味する。ハウジングは、プラスチック部品を含み、例えば、プラスチックで形成される。
【0030】
様々な実施形態によれば、電子回路150を含むハウジング140は、例えば、車両とインターネットとの間の通信を提供するIoT(internet of things)ボックスとして考案される。例えば、電子回路150からのセンサデータは、インターネットを介して、無線伝送(例えば、データ移動電話ネットワーク)で遠隔サーバに送信される。
【0031】
様々な実施形態によれば、装着位置において、ハウジング140が保持支持プレート120に取り付けられている場合、例えば、保持支持プレート120がクランプ部110に取り付けられ、ハウジング140が保持支持プレート120に取り付けられている場合、締結手段130にはアクセスできない。さらに、締結手段130は、ハウジング140のカバーが、例えば、締結または解放のために取り付けられていないとき、アクセス可能である。保持支持プレート120および/またはクランプ部分110の管からのこのような解放は、例えば、メンテナンスのために所望される。したがって、いくつかの実施形態では、締結手段130は、例えば、アレンボルトなどの取り外し可能な締結手段(取り外し工具をねじ込むための軸受面を含むねじ(例えば、頭部を有するねじ))である。
【0032】
図3は、管210上の筐体アセンブリ100の分解図において、種々の実施形態に従った、ハウジング140から、保持支持プレート120のケーブル通路128を通って通過するケーブル102を示す。ケーブルは、電気ケーブルであり、電力を伝送し、および/または通信ラインを提供する。このように、保持支持プレート120は、保持支持プレート120の一方の側121(すなわち、第1の側)から保持支持プレート120の他方の側122(すなわち、第2の側)にケーブルが通過できるようにするためのケーブル通路128を含む。管は、ケーブル102に接続するためのケーブル延在部を含む。例えば、ケーブル延在部は、管210の側孔から出ている。筐体アセンブリ100の位置は、ケーブル延在部が管210から出る位置218に位置合わせされ、ケーブルとケーブル延在部との間の接続を可能にしている。他の代替の電気的接続手段も考えられる。例えば、ケーブル延在部に代えて、電気コネクタを管210の表面に埋め込んでもよい。
【0033】
図4は、左側に、クランプ部110に取り付けられた保持支持プレート120を示す。保持支持プレート120は、ハウジング140の下側を受け入れるように構成される。いくつかの実施形態では、ハウジング140は、例示の目的で、図4の右側に示されるようなハウジングベース142を含む。様々な実施形態によれば、保持支持プレート120はさらに、管210と保持支持プレート120との間の空隙内の空気に対して、例えば、管210への方向に、筐体アセンブリ100の外側の周囲の空気に音を通すための音伝達部129を含む。音伝達部129としては、例えば、開口やメンブレン等が挙げられる。筐体アセンブリは、管210に取り付けられたときに、保持支持プレート120と管210との間に空隙(air gap)が存在し、音が周囲に伝達するように構成される。様々な実施形態によれば、ハウジング140が保持支持プレート120に取り付けられたとき、音伝達部129は、ハウジングベース142内に配置された更なる音響伝達部149と少なくとも部分的に重なる。さらなる音響伝達部149は、膜として実装される。
【0034】
様々な実施形態によれば、ハウジング140は、取り付け手段によって保持支持プレート120に取り付けられる。ハウジング140および保持支持プレート120は、ハウジング140が保持支持プレート120に取り付けられるときに、取り付け手段が外部から見えないように構成されている。例えば、ハウジング140は、管210とは反対側の保持支持プレート120の第2の側の面121を覆う。それによって、締結手段130の少なくとも一部を隠している。
【0035】
筐体アセンブリ100は、様々な実施形態に従って、保持支持プレート120をハウジング140と連結するように構成されたインターロック接続部材を含む。例えば、インターロック接続部は、フック124と、フック124を受け入れるように構成された凹部144とを含む。フック124は、ハウジング140に実装され、凹部144は、保持支持プレート120に実装される。または、その逆であってもよい。
【0036】
ハウジングのより詳細は、図5および図6に関連して説明される。図5を参照して、種々の実施形態に係る、保持支持プレート120に取り付けられていないハウジング140と、クランプ部110に取り付けられた保持支持プレート120とを示す。図6は、取り付け位置にある保持支持プレート120と、クランプ部110と、ハウジング140(管は図示せず)とを示す。図6はさらに、様々な実施形態による、固定手段160および取り付け可能なパネル146を示す。
【0037】
図6を参照して、固定手段を以下により詳しく説明する。固定手段160は、インターロック接続部の代わりに、またはインターロック接続部に加えて設けられる。固定手段160は、要素162と協働して、ハウジング140を保持支持プレート120に固定する。ハウジングカバー145の頂部(例えば、管210とは反対側)から要素162への固定手段の貫通挿入を可能にするために、ハウジングカバー145にレセプタクル132が設けられる。ハウジングカバー145が保持支持プレート120に連結(例えば、インターロック)されると、レセプタクル132は、要素162と整列する。これに応じて、ハウジングカバー145および保持支持プレート120が構成される。一例として図5および図6に示すように、固定手段160は、1つまたは複数のねじ(例えば、2つのねじ)を含む。これらのねじは、それぞれのレセプタクル132に挿入され、1つまたは複数のねじ孔162にねじ込まれる。固定手段160は、取り外し可能である。したがって、メンテナンスのためにハウジング140を取り外すことができる。
【0038】
様々な実施形態によれば、ハウジング140は、ハウジングカバー145と、ハウジングカバー145に取り付けられるように構成された取り付け可能なパネル146とを含む。取り付け可能パネル146は、ハウジング140の管の側とは反対側に取り付けられる。ハウジング140および/または取り付け可能なパネル146は、ハウジング140および取り付け可能なパネル146が互いに取り付けられることができる凹部または突出部を含む。取り付け可能なパネル146は、プラスチックで形成される。取り付け可能なパネル146は、固定手段160が固定位置にあるとき、固定手段160と重なるように構成されている。例えば、取り付け可能なパネル146は、固定手段160へのアクセスを覆っている。
【0039】
様々な実施形態に従って、固定手段160が設けられる場合、ハウジング140が保持支持プレート120に取り付けられ、取付け可能なパネル146がハウジングカバー145に取り付けられるとき、固定手段160は、外部から見えない。これは、車両からハウジングを取り外そうとする人間は固定手段160が見えず、したがって、ハウジングが保持支持プレート120にどのように取り付けられているかがわからないので、追加の盗難防止を提供する。また、クランプ部110および保持支持プレート120を管から取り外そうとする人は締付手段が見えず、したがって、クランプ部110および保持支持プレート120が管にどのように取り付けられているか分からないので、更なる保護が提供される。
【0040】
いくつかの実施形態によれば、ハウジング140は、ハウジングカバー145およびハウジングベース142を含む。ハウジングカバー145とハウジングベース142は、互いに協働する。その結果、それらは、互いに取り付け可能となり、キャビティを閉じ、例えば、気密シールを形成する。したがって、ハウジング140の内部キャビティは、ハウジングカバー145がハウジングベース142に取り付けられたときに、外部の影響から隔絶する。この構成において、電子回路150は、分離され、従って、保持支持プレート120に取り付けられているとき、ハウジング140を取り扱うときに起こりうる損害から保護される。
【0041】
ハウジング140を組み立てるためのプロセス(または方法)(例えば、ハウジングベース142をハウジングカバー145に取り付ける工程を含む)は、ハウジング140を車両に取り付けるプロセスから分離されてもよい。これらの2つのプロセスは、異なる時間に、物理的に別々の場所で実行される。ハウジング140を組み立てる人は、ハウジング140を組み立てる(例えば、気密シールを提供する)ための処理および品質要件に焦点を当てる。例えば、別の人がハウジング140を車両に取り付ける場合、ハウジング140の詳細を気にする必要はない。なぜなら、ハウジング140は保持支持プレート120に容易に取り付けられるからである。したがって、筐体アセンブリが管に取り付けられた後、気密シールに欠陥がある可能性はより少ない。
【0042】
様々な実施形態によれば、筐体アセンブリ100は、ハウジング140内に電子回路150を含む。外部の影響から(例えば、水、湿気、汚れ、および/または汚染物質から)隔離された状態に電子回路150を保つために、電子回路150は、ハウジング140の内部キャビティに配置される。ハウジングは、インターナショナル・プロテクションマークのIEC規格60529のIP65に準拠する。例えば、ハウジング140の壁(例えば、ハウジングベース142)のさらなる音響伝達部149は、密封を破壊しない。なぜなら、それは、膜(例えば、音の伝達を可能にするが、湿気に対して不透過性である膜)によって提供されるからである。また、ハウジング140の壁を貫通するケーブル102(例えば、ハウジングベース142を貫通する)は、密封を破ることがない。なぜなら、ケーブル通路128は、例えば、防水接着剤を用いてケーブル上で密閉されるからである。
【0043】
様々な実施形態によれば、ハウジング140は、電子回路150の発光ダイオード(LED)から放射される光がハウジングの外部から見えるように、少なくとも部分的に透明または半透明である光透過部を含む。例えば、ハウジングカバー145は、LEDおよび/または光学窓を挿入するための孔を含む。例えば、ハウジング140の壁の一部は、LEDが発光するとき、LEDからの光がその部分を通して見えるように、十分に薄い。いくつかの実施形態では、ハウジングカバーは、LEDと重なる。そのような実施形態では、取り付け可能パネル146は、電子回路150のLEDからの光がハウジング140の外側から見えるように、少なくとも部分的に透明または半透明である少なくとも1つのさらなる光透過部を含む。一例では、光は、電子回路150の状態の指示として点滅する。
【0044】
図7は、様々な実施形態による、筐体アセンブリ100を含む例示的な電動スクーターを示す。電動スクーターに(例えば、電動スクーターの駆動方向における管210の前面に)筐体アセンブリ100を取り付けることにより、電子回路150に対し、改善された無線通信および高レベルの保護を提供する。締結手段130は、筐体アセンブリの構成要素およびねじが不法な分解を防止するように設計されているので、筐体アセンブリ100内に隠される。これは、盗難防止筐体アセンブリ100を提供する。さらに、盗難防止特性を改善するために、例えば、標準的でないねじ頭部を有する特別に設計されたねじが使用される。取り付けの盗難防止およびロバスト性が提供される一方で、ハウジング140は、点検およびメンテナンスを可能にするために、効率的に取り外される。例えば、電子回路150を有する既存のハウジング140は、メンテナンスのために交換され、工場または倉庫に送られる。したがって、本開示の本明細書で提示される態様は、車両を共有するために使用される。顧客は、例えば、時間ごとに車両をレンタルし、レンタル期間が終了した後、車両を所定の場所に戻すか、または任意の適切な場所(例えば、駐車スタンド)に車両を置く。したがって、任意の人によって近くに放置された車両をそのままにしている。
【0045】
様々な実施形態によれば、筐体アセンブリ100を車両200の管210に取り付ける方法を提供する。この方法は、管210の円周に沿って、クランプ部110および保持支持プレート120を配置する工程を含む。この方法は、締付手段130によって、フランジ部112を有するクランプ部110を保持支持プレート120に取り付ける工程をさらに含む。クランプ部110および保持支持プレート120は、共に管の円周を少なくとも部分的に取り囲む。この方法は、ハウジング140を保持支持プレート120の第2の側に取り付ける工程をさらに含む。ハウジング140は、操作可能な位置と重なる。さらに、方法は、固定手段を固定位置に操作する工程を含む。固定位置では、ハウジング140と保持支持プレート120とが互いに取り付けられる。固定手段を操作する工程は、固定手段(例えば、ねじ込み式のねじ)を挿入する工程および/または係合する工程を含む。さらに、方法は、固定手段160が固定位置にあるとき、固定手段160と重なるようにパネル146を取り付ける工程を含む。
【0046】
種々の実施形態による筐体アセンブリにより、1つのタイプのハウジングを、異なる管(例えば、異なる車両)に、例えば、異なるモデルの電気スクーターに取り付ける。例えば、ハウジングと保持支持プレートとは、同じタイプであってもよい。クランプ部のみが異なる必要があり、各タイプの管に適合する必要がある。別の例では、クランプ部および保持支持プレートは、管のタイプごとに異なってもよい。異なる保持支持プレートは、それぞれ、同じハウジングに取り付けられる(すなわち、受ける)ように構成される。従って、異なるタイプの車両を有する同じハウジングの適合性が確保される。モジュラー設計のため、手動で取り付けることによるミスは、車両の管に影響を与えない。従って、車両の製品寿命は、高いレベルの信頼性を提供する管にねじ止めされる従来のマウントと比較して延長される。
【0047】
本開示は、特定の実施形態を参照して特に示され、説明されたが、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の精神および範囲から逸脱することなく、形態および詳細において様々な変更がなされることが、当業者によって理解されるべきである。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって示される。したがって、特許請求の範囲の範囲およびそれと均等の範囲に入るすべての変更は、包含されることが意図される。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2021-04-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両(200)の管(210)に取り付けるための筐体アセンブリ(100)であって、
前記管(210)を少なくとも部分的に取り囲む凹部(111)と、前記凹部(111)の一端のフランジ部(112)とを含むクランプ部(110)と、
前記管に面する第1の側と、それに対向する第2の側とを含む保持支持プレート(120)と、
電子回路(150)を受け入れるためのキャビティと、前記保持支持プレート(120)の前記第2の側に取り付けられるように構成されたハウジング下部とを含むハウジング(140)と、を含み、
前記第1の側は、操作可能な位置で、前記保持支持プレート(120)の前記第2の側から操作可能な締結手段(130)によって前記クランプ部(110)の前記フランジ部(112)に取り付けられるように構成され、
前記ハウジング(140)は、前記操作可能な位置に重なり、
前記ハウジング(140)および前記保持支持プレート(120)は、前記ハウジング(140)の外面に配置された固定位置で動作可能な固定手段(160)によって互いに取り付けられるように構成されていることを特徴とする筐体アセンブリ(100)。
【請求項2】
前記ハウジング(140)および/または前記保持支持プレート(120)は、前記保持支持プレート(120)を前記ハウジング(140)と連結するように構成されたインターロック接続部(124、144)を含む請求項1に記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項3】
前記インターロック接続部(124、144)は、前記ハウジング(140)が前記保持支持プレート(120)に取り付けられたとき、前記ハウジング(140)によって覆われる請求項2に記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項4】
前記ハウジング(140)は、前記固定手段(160)が前記固定位置にあるとき、前記固定手段(160)と重なるように構成された取り付け可能なパネル(146)を含む請求項1ないし3のいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項5】
前記締結手段(130)は、解放可能である請求項1ないしのいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項6】
前記インターロック接続部(124、144)は、解放可能である請求項ないしのいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項7】
前記固定手段(160)は、解放可能である請求項1ないしのいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項8】
前記ハウジング(140)は、ハウジングカバー(145)を含み、
前記ハウジング下部は、ハウジングベース(147)を含み、
前記ハウジングカバー(145)および前記ハウジングベース(142)は、前記キャビティを閉じるために互いに取り付け可能である請求項1ないしのいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項9】
前記保持支持プレート(120)は、前記第1の側から前記第2の側へ前記保持支持プレートを通って延びるケーブル通路(128)を含む請求項1ないしのいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項10】
前記ハウジング(140)の前記キャビティ内に収容される電子回路(150)をさらに含む請求項1ないしのいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項11】
前記ハウジング(140)の前記キャビティ内に収容される電子回路(150)をさらに含み、
前記取り付け可能なパネル(146)は、前記電子回路(150)の発光ダイオードからの光が前記ハウジング(140)の外側から見えるように、少なくとも部分的に透明または半透明である少なくとも1つの光透過部を含む請求項4ないし9のいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項12】
前記保持支持プレート(120)は、前記第2の側から前記第1の側に前記保持支持プレート(120)を通って音波を通過させる音伝達部(129)をさらに含む請求項1ないし11のいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)。
【請求項13】
請求項1ないし13のいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)を車両(200)の管(210)に取り付ける方法であって、前記方法は、
前記管(210)の円周に沿って、前記クランプ部(110)および前記保持支持プレート(120)を配置する工程と、
前記締結手段(130)によって、前記フランジ部(112)を有する前記クランプ部(110)を前記保持支持プレート(120)に取り付ける工程と、
前記保持支持プレート(120)の前記第2の側に前記ハウジング(140)を取り付ける工程と、
前記固定手段を前記固定位置に操作する工程と、を含み、
前記クランプ部(110)と、前記保持支持プレート(120)とは、前記管の前記円周を共に少なくとも部分的に囲み、
前記ハウジング(140)は、前記操作可能な位置に重なることを特徴とする筐体アセンブリ(100)を取り付ける方法。
【請求項14】
前記筐体アセンブリ(100)は、前記車両の前記管(210)に取り付けられる請求項1ないし12のいずれかに記載の筐体アセンブリ(100)を含む車両(200)。
【請求項15】
電気スクーターである請求項14に記載の車両(200)。
【国際調査報告】