(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-29
(54)【発明の名称】物理アクセス制御システムのための超広帯域アンテナ構成
(51)【国際特許分類】
H01Q 1/22 20060101AFI20221121BHJP
G01S 7/02 20060101ALI20221121BHJP
G01S 13/76 20060101ALI20221121BHJP
G01S 5/02 20100101ALI20221121BHJP
E05B 49/00 20060101ALI20221121BHJP
H01Q 21/08 20060101ALI20221121BHJP
G07C 9/27 20200101ALI20221121BHJP
G07C 9/29 20200101ALI20221121BHJP
G07C 9/28 20200101ALI20221121BHJP
【FI】
H01Q1/22 Z
G01S7/02 210
G01S13/76
G01S5/02 A
E05B49/00 K
H01Q21/08
G07C9/27
G07C9/29
G07C9/28
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022519278
(86)(22)【出願日】2020-09-22
(85)【翻訳文提出日】2022-04-27
(86)【国際出願番号】 EP2020076428
(87)【国際公開番号】W WO2021058479
(87)【国際公開日】2021-04-01
(32)【優先日】2019-09-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により明細書の一部または全部を不掲載とする。
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】501427157
【氏名又は名称】アッサ アブロイ アーベー
【氏名又は名称原語表記】ASSA ABLOY AB
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】ピルヒ、ハンス-ユルゲン
【テーマコード(参考)】
2E250
3E138
5J021
5J047
5J062
5J070
【Fターム(参考)】
2E250AA01
2E250AA12
2E250BB08
2E250CC20
2E250DD02
2E250FF36
3E138AA01
3E138CA03
3E138FA10
3E138GA03
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3E138JB03
3E138JB14
3E138JC26
3E138JD02
3E138JD03
3E138JD04
3E138JD05
3E138JD06
3E138JD09
5J021AA02
5J021AA07
5J021AA12
5J021AB00
5J021FA13
5J021FA30
5J021HA03
5J047AA12
5J047EF01
5J062CC12
5J062FF05
5J062HH00
5J070AA04
5J070AB01
5J070AC02
5J070AC11
5J070AD06
5J070AE09
5J070AF01
5J070AK31
5J070BC05
(57)【要約】
本開示は、物理アクセス制御システム用の読取機などの読取機に関する。読取機は、超広帯域(UWB)信号を受信するように設計または構成された第1のアンテナ及び第2のアンテナを含み得る。読取機は、読取機を表面に取り付けるように構成された取り付け面を含み得る。第1及び第2のアンテナを位置付けする軸は、取り付け面に対して実質的に垂直に配置され得る。構造体は、第1のアンテナと第2のアンテナとの間に配置され得る。構造体は、空気を通るUWB信号の半波長(λA/2)未満の第1のアンテナと第2のアンテナとの間の距離を規定する厚さを有する構造体と、を備え、構造体は、空気を通るUWB信号の少なくとも半波長(λA/2)の第1のアンテナと第2のアンテナとの有効離間距離を提供するように、構造体を通過する電磁波の伝搬を遅くするように構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
読取機であって、
前記読取機を表面に取り付けるように構成された取り付け面と、
超広帯域(UWB)信号を受信するように構成された第1のアンテナと、
前記UWB信号を受信するように構成された第2のアンテナと、を備え、
前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナは、前記取り付け面にほぼ垂直である軸に沿って配置されている、読取機。
【請求項2】
前記軸に沿った前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間の距離が、空気を通る前記UWB信号の半波長(λ
A/2)未満である、請求項1に記載の読取機。
【請求項3】
前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に配置された構造体をさらに備える請求項1または2に記載の読取機。
【請求項4】
前記構造体は、前記軸に沿った前記第1および第2のアンテナの有効離間距離が空気を通る前記UWB信号の少なくとも半波長(λ
A/2)であるように、前記構造体を通過する電磁波の伝搬を遅くするように構成されている、請求項3に記載の読取機。
【請求項5】
前記第1および第2のアンテナは、プリント回路基板(PCB)の同じ側に取り付けられている、請求項1~4のいずれか1項に記載の読取機。
【請求項6】
前記構造体は、プリント回路基板(PCB)を含む、請求項3または4に記載の読取機。
【請求項7】
前記構造体は、複数の材料タイプを含む、請求項3、4、6のいずれか一項に記載の読取機。
【請求項8】
前記構造体は、前記軸に沿ってまたは前記軸に垂直に1つまたは複数の特性が変化する材料の複合体を含む、請求項3、4、6、7のいずれか一項に記載の読取機。
【請求項9】
前記軸は、前記第1及び第2のアンテナのうちの少なくとも1つの重心を通過する、請求項1~8のいずれか一項に記載の読取機。
【請求項10】
前記軸は、前記第1及び第2のアンテナの各々の重心を通過する、請求項9に記載の読取機。
【請求項11】
第3のアンテナをさらに備える請求項1~10のいずれか一項に記載の読取機。
【請求項12】
読取機であって、
超広帯域(UWB)信号を受信するように構成された第1のアンテナと、
前記UWB信号を受信するように構成された第2のアンテナと、を備え、
前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナは、前記読取機が取り付けられる表面に対してほぼ垂直になるように設定された軸に沿って位置合わせされている、読取機。
【請求項13】
前記軸に沿った前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間の距離が、空気を通る前記UWB信号の半波長(λ
A/2)未満である、請求項12に記載の読取機。
【請求項14】
前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に配置された構造体をさらに備える請求項12または13に記載の読取機。
【請求項15】
前記構造体は、前記軸に沿った前記第1および第2のアンテナの有効離間距離が空気を通る前記UWB信号の少なくとも半波長(λ
A/2)であるように、前記構造体を通過する電磁波の伝搬を遅くするように構成されている、請求項14に記載の読取機。
【請求項16】
前記構造体の厚さは、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間の距離を規定する、請求項14または15に記載の読取機。
【請求項17】
前記構造体は、プリント回路基板(PCB)を含む、請求項14~16のいずれか一項に記載の読取機。
【請求項18】
前記構造体は、複数の材料タイプを含む、請求項14~17のいずれか一項に記載の読取機。
【請求項19】
前記構造体は、前記軸に沿ってまたは前記軸に垂直に1つまたは複数の特性が変化する材料の複合体を含む、請求項14~18のいずれか一項に記載の読取機。
【請求項20】
前記軸は、前記第1及び第2のアンテナのうちの少なくとも1つの重心を通過する、請求項12~19のいずれか一項に記載の読取機。
【請求項21】
前記軸は、前記第1及び第2のアンテナの各々の重心を通過する、請求項20に記載の読取機。
【請求項22】
超広帯域(UWB)アンテナ構成であって、
UWB信号を受信するように構成された第1のアンテナと、
前記UWB信号を受信するように構成された第2のアンテナと、
前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に配置され、空気を通る前記UWB信号の半波長(λ
A/2)未満の前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間の距離を規定する厚さを有する構造体と、を備え、
前記構造体の厚さによって、空気を通る前記UWB信号の少なくとも半波長(λ
A/2)の前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの有効離間距離を提供するように、前記構造体は、前記構造体を通過する電磁波の伝搬を遅くするように構成されている、超広帯域(UWB)アンテナ構成。
【請求項23】
前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナは、前記UWBアンテナ構成が取り付けられる表面にほぼ垂直である軸に沿って位置合わせされている、請求項22に記載のUWBアンテナ構成。
【請求項24】
前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナは、前記UWBアンテナ構成が取り付けられる表面に対して25度~155度の間の角度である軸に沿って位置合わせされている、請求項22に記載のUWBアンテナ構成。
【請求項25】
前記軸は、前記第1及び第2のアンテナのうちの少なくとも1つの重心を通過する、請求項23または24に記載のUWBアンテナ構成。
【請求項26】
前記軸は、前記第1及び第2のアンテナの各々の重心を通過する、請求項25に記載のUWBアンテナ構成。
【請求項27】
セキュリティ保護されたアクセスポイントを使用してセキュリティ保護するセキュリティ保護された領域にアクセスするユーザーの意図を判定するための方法であって、
第1および第2のUWBアンテナの各々でクレデンシャルデバイスから超広帯域(UWB)信号を受信すること、
前記UWB信号に基づいて前記クレデンシャルデバイスに関連する位置推定データを決定すること、
前記第1及び第2のUWBアンテナの各々で前記UWB信号を受信した時間に基づいて、前記クレデンシャルデバイスが前記セキュリティ保護された領域の外側にあるかまたは内側にあるかを判定すること、
前記位置推定データと、前記クレデンシャルデバイスが前記セキュリティ保護された領域の外側にあるかまたは内側にあるかの判定とに基づいて、前記ユーザーが前記セキュリティ保護された領域にアクセスする意図を示していると推測されるかどうかを判定すること、を備える方法。
【請求項28】
前記クレデンシャルデバイスからクレデンシャル情報を受信すること、
前記クレデンシャル情報を検証すること、
前記クレデンシャル情報が有効であり、前記ユーザーが前記セキュリティ保護された領域にアクセスする意図を示していると推測されると判定された場合、前記クレデンシャルデバイスの前記ユーザーによる前記セキュリティ保護された領域へのアクセスを許可すること、をさらに備える請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記クレデンシャル情報を検証するステップは、前記ユーザーが前記セキュリティ保護された領域にアクセスする意図を示していると推測されると判定された後に完了される、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記クレデンシャル情報を検証するステップは、前記ユーザーが前記セキュリティ保護された領域にアクセスする意図を示していると推測されると判定する前にまたはそれと同時に完了される、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記第1のUWBアンテナと前記第2のUWBアンテナとの間の距離が、空気を通る前記UWB信号の半波長(λ
A/2)未満である、請求項27~30のいずれか一項に記載の方法。
【請求項32】
前記第1のUWBアンテナと前記第2のUWBアンテナとの間に配置された構造体は、前記第1および第2のUWBアンテナの有効離間距離が空気を通る前記UWB信号の少なくとも半波長(λ
A/2)であるように、前記構造体を通過する電磁波の伝搬を遅くするように構成されている、請求項31に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
公序良俗違反のため、不掲載とする。
【手続補正書】
【提出日】2022-04-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
読取機であって、
前記読取機を表面に取り付けるように構成された取り付け面と、
超広帯域(UWB)信号を受信するように構成された第1のアンテナと、
前記UWB信号を受信するように構成された第2のアンテナと、を備え、
前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナは、前記取り付け面にほぼ垂直である軸に沿って配置されている、読取機。
【請求項2】
前記軸に沿った前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間の距離が、空気を通る前記UWB信号の半波長(λ
A/2)未満である、請求項1に記載の読取機。
【請求項3】
前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に配置された構造体をさらに備える請求項1または2に記載の読取機。
【請求項4】
前記構造体は、前記軸に沿った前記第1および第2のアンテナの有効離間距離が空気を通る前記UWB信号の少なくとも半波長(λ
A/2)であるように、前記構造体を通過する電磁波の伝搬を遅くするように構成されている、請求項3に記載の読取機。
【請求項5】
前記第1および第2のアンテナは、プリント回路基板(PCB)の同じ側に取り付けられている、請求項1~4のいずれか1項に記載の読取機。
【請求項6】
前記構造体は、プリント回路基板(PCB)を含む、請求項3または4に記載の読取機。
【請求項7】
前記構造体は、複数の材料タイプを含む、請求項3、4、6のいずれか一項に記載の読取機。
【請求項8】
前記構造体は、前記軸に沿ってまたは前記軸に垂直に1つまたは複数の特性が変化する材料の複合体を含む、請求項3、4、6、7のいずれか一項に記載の読取機。
【請求項9】
前記軸は、前記第1及び第2のアンテナの各々の重心を通過する、請求項
1~8のいずれか一項に記載の読取機。
【請求項10】
前記構造体の厚さは、
前記軸に沿った前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間の距離を規定する、請求項
3、4、6~8のいずれか一項に記載の読取機。
【請求項11】
超広帯域(UWB)アンテナ構成であって、
UWB信号を受信するように構成された第1のアンテナと、
前記UWB信号を受信するように構成された第2のアンテナと、
前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に配置され、空気を通る前記UWB信号の半波長(λ
A/2)未満の前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間の距離を規定する厚さを有する構造体と、を備え、
前記構造体の厚さによって、空気を通る前記UWB信号の少なくとも半波長(λ
A/2)の前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの有効離間距離を提供するように、前記構造体は、前記構造体を通過する電磁波の伝搬を遅くするように構成されている、超広帯域(UWB)アンテナ構成。
【請求項12】
前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナは、前記UWBアンテナ構成が取り付けられる
べき表面にほぼ垂直である軸に沿って位置合わせされている、請求項
11に記載のUWBアンテナ構成。
【請求項13】
前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナは、前記UWBアンテナ構成が取り付けられる
べき表面に対して25度~155度の間の角度である軸に沿って位置合わせされている、請求項
11に記載のUWBアンテナ構成。
【請求項14】
前記軸は、前記第1及び第2のアンテナのうちの少なくとも1つの重心を通過する、請求項
12または
13に記載のUWBアンテナ構成。
【請求項15】
前記軸は、前記第1及び第2のアンテナの各々の重心を通過する、請求項
14に記載のUWBアンテナ構成。
【請求項16】
セキュリティ保護されたアクセスポイントを使用してセキュリティ保護するセキュリティ保護された領域にアクセスするユーザーの意図を判定するための方法であって、
第1および第2のUWBアンテナの各々でクレデンシャルデバイスから超広帯域(UWB)信号を受信すること、
前記UWB信号に基づいて前記クレデンシャルデバイスに関連する位置推定データを決定すること、
前記第1及び第2のUWBアンテナの各々で前記UWB信号を受信した時間に基づいて、前記クレデンシャルデバイスが前記セキュリティ保護された領域の外側にあるかまたは内側にあるかを判定すること、
前記位置推定データと、前記クレデンシャルデバイスが前記セキュリティ保護された領域の外側にあるかまたは内側にあるかの判定とに基づいて、前記ユーザーが前記セキュリティ保護された領域にアクセスする意図を示していると推測されるかどうかを判定すること、を備える方法。
【請求項17】
前記クレデンシャルデバイスからクレデンシャル情報を受信すること、
前記クレデンシャル情報を検証すること、
前記クレデンシャル情報が有効であり、前記ユーザーが前記セキュリティ保護された領域にアクセスする意図を示していると推測されると判定された場合、前記クレデンシャルデバイスの前記ユーザーによる前記セキュリティ保護された領域へのアクセスを許可すること、をさらに備える請求項
16に記載の方法。
【請求項18】
前記クレデンシャル情報を検証するステップは、前記ユーザーが前記セキュリティ保護された領域にアクセスする意図を示していると推測されると判定された後に完了される、請求項
17に記載の方法。
【請求項19】
前記クレデンシャル情報を検証するステップは、前記ユーザーが前記セキュリティ保護された領域にアクセスする意図を示していると推測されると判定する前にまたはそれと同時に完了される、請求項
17に記載の方法。
【請求項20】
前記第1のUWBアンテナと前記第2のUWBアンテナとの間の距離が、空気を通る前記UWB信号の半波長(λ
A/2)未満であ
り、
前記第1のUWBアンテナと前記第2のUWBアンテナとの間に配置された構造体は、前記第1および第2のUWBアンテナの有効離間距離が空気を通る前記UWB信号の少なくとも半波長(λ
A
/2)であるように、前記構造体を通過する電磁波の伝搬を遅くするように構成されている、請求項
16~
19のいずれか一項に記載の方法。
【国際調査報告】