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特表2022-549961第2ステージSCIを送信し、受信するための方法および装置、記憶媒体、送信UE、および受信UE
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-29
(54)【発明の名称】第2ステージSCIを送信し、受信するための方法および装置、記憶媒体、送信UE、および受信UE
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20221121BHJP
【FI】
H04L27/26 114
H04L27/26 113
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022520029
(86)(22)【出願日】2020-08-14
(85)【翻訳文提出日】2022-05-23
(86)【国際出願番号】 CN2020109121
(87)【国際公開番号】W WO2021063116
(87)【国際公開日】2021-04-08
(31)【優先権主張番号】201910941108.3
(32)【優先日】2019-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】520122781
【氏名又は名称】スプレッドトラム コミュニケーションズ(シャンハイ) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 淳一
(72)【発明者】
【氏名】チャン,モン
(72)【発明者】
【氏名】チュ,シン
(57)【要約】
第2ステージSCIを送信および受信するための方法および装置、記憶媒体、送信UE、および受信UE。送信方法は、第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの位置情報を決定するステップと、位置情報に従って、第2ステージSCIを構成するステップと、第2ステージSCIを送信するステップと、を含む。本発明の解決手段は、送信UEと受信UEとの間の第2ステージSCIの送信および受信を実現することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第2ステージサイドリンク制御情報(SCI)を送信するための方法であって、
前記第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの位置情報を決定するステップと、
前記位置情報に基づいて前記第2ステージSCIを構成するステップと、
前記第2ステージSCIを送信するステップと
を含む方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
前記位置情報は、前記第2ステージSCIを送信するために使用される前記時間周波数リソースの開始位置を含み、
前記位置情報に基づいて前記第2ステージSCIを構成する前記ステップは、前記開始位置に基づいて前記第2ステージSCIを構成するステップを含む、
方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法であって、
前記第2ステージSCIの前記開始位置のリソース要素(RE)と、前記第2ステージSCIによってスケジュールされる物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)の復調基準信号(DMRS)シンボルのREは、隣接し、同じ直交周波数分割多重(OFDM)シンボルに位置するか、または、
前記第2ステージSCIの前記開始位置の前記REと前記第2ステージSCIによってスケジュールされる前記PSSCHの前記DMRSシンボルの前記REは、隣接し、同じサブキャリアに位置する、
方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法であって、前記開始位置に基づいて前記第2ステージSCIを構成する前記ステップは、
前記第2ステージSCIの前記開始位置に隣接する前記DMRSシンボルの前記REを決定するステップと、
前記第2ステージSCIの前記開始位置の前記RE上に第1の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、
前記第1の第2ステージSCIシンボルのサブキャリアと同じサブキャリア上に、前記DMRSシンボルの前記REに隣接し、前記DMRSシンボルの前記REのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、第2の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、
前記DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、前記DMRSシンボルの前記REに隣接する2つのRE上に2つの第2ステージSCIシンボルを順次構成するステップと
を含む、方法。
【請求項5】
請求項3に記載の方法であって、前記開始位置に基づいて前記第2ステージSCIを構成する前記ステップは、
前記第2ステージSCIの前記開始位置に隣接する前記DMRSシンボルの前記REを決定するステップと、
前記第2ステージSCIの前記開始位置の前記RE上に、第1の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、
前記第1の第2ステージSCIシンボルのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、前記DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、前記第2ステージSCIシンボルを順次構成するステップと、
前記DMRSシンボルの前記REに隣接し、前記DMRSシンボルの前記REのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、前記別のREのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、前記DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って前記第2ステージSCIシンボルを構成するステップと
を含む、方法。
【請求項6】
請求項3に記載の方法であって、
前記DMRSシンボルの前記REの複数のサブキャリア間には、間隔をあけたサブキャリアが存在し、
前記開始位置に基づいて前記第2ステージSCIを構成する前記ステップは、
前記第2ステージSCIの前記開始位置に隣接する前記DMRSシンボルの前記REを決定するステップと、
前記第2ステージSCIの前記開始位置の前記RE上に、第1の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、
前記第1の第2ステージSCIシンボルのサブキャリアと同じサブキャリア上に、前記DMRSシンボルの前記REに隣接し、前記DMRSシンボルの前記REのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、第2の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、
サブキャリアの昇順または降順に従って前記第2ステージSCIシンボルを構成するステップであって、2つの第2ステージSCIシンボルが、構成されるサブキャリアが前記DMRSシンボルを有することに応答して、前記DMRSシンボルの前記REに隣接する前記2つのRE上に順次構成され、3つの第2ステージSCIシンボルが、構成されるサブキャリアが前記DMRSシンボルを有さないことに応答して構成される、ステップと
を含む、方法。
【請求項7】
請求項3に記載の方法であって、
前記DMRSシンボルの前記REの複数のサブキャリア間には、間隔をあけたサブキャリアが存在し、
前記開始位置に基づいて前記第2ステージSCIを構成する前記ステップは、
前記第2ステージSCIの前記開始位置に隣接する前記DMRSシンボルの前記REを決定するステップと、
前記第2ステージSCIの前記開始位置の前記RE上に、第1の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、
前記第1の第2ステージSCIシンボルのサブキャリアと同じOFDMシンボル上に、前記DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、前記第2ステージSCIシンボルを順次構成するステップと、
サブキャリアの昇順または降順に従って、前記DMRSシンボルのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、間隔をあけたサブキャリアのRE上の前記第2ステージSCIシンボルを順次構成するステップと、
前記別のREのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、前記DMRSシンボルの前記REに隣接し、前記DMRSシンボルの前記REのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、前記DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って前記第2ステージSCIシンボルを構成するステップと
を含む、方法。
【請求項8】
請求項3に記載の方法であって、
前記DMRSシンボルの前記REの複数のサブキャリア間には、間隔をあけたサブキャリアが存在し、
前記位置情報に基づいて前記第2ステージSCIを構成する前記ステップは、
前記第2ステージSCIの前記開始位置に隣接する前記DMRSシンボルの前記REを決定するステップと、
サブキャリアの昇順または降順に従って、前記DMRSシンボルのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、前記間隔をあけたサブキャリアのRE上の前記第2ステージSCIシンボルを順次構成するステップと、
前記第2ステージSCIの前記開始位置の前記RE上に第1の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、
前記第2ステージSCIシンボルの前記開始位置のOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、前記DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、前記第2ステージSCIシンボルを順次構成するステップと、
前記DMRSシンボルの前記REに隣接し、前記DMRSシンボルの前記REのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、前記別のREのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、前記DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って前記第2ステージSCIシンボルを構成するステップと
を含む、方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法であって、
前記位置情報は、前記第2ステージSCIを送信するために使用されるすべての時間周波数リソースを含み、
前記位置情報に基づいて前記第2ステージSCIを構成する前記ステップは、
前記第2ステージSCIを送信するために使用される前記すべての時間周波数リソースから初期位置を決定するステップと、
前記初期位置に基づいて前記第2ステージSCIを構成するステップと
を含む、方法。
【請求項10】
請求項1に記載の方法であって、前記第2ステージSCIを送信する前に、
前記第2ステージSCIの前記時間周波数リソースの指示情報を送信するステップ
をさらに含む方法
【請求項11】
請求項10に記載の方法であって、
前記指示情報は、前記第2ステージSCIの開始サブキャリアと、前記第2ステージSCIの時間領域開始位置とを含む群から選択される少なくとも1つを含み、
前記指示情報は、さらに、
前記第2ステージSCIの周波数領域範囲と、
前記第2ステージSCIの時間領域範囲と
を含む、方法。
【請求項12】
請求項10に記載の方法であって、
前記位置情報は、前記第2ステージSCIを送信するために使用される前記時間周波数リソースの開始位置を含み、
前記第2ステージSCIの前記時間周波数リソースの前記開始位置と、前記第2ステージSCIによってスケジュールされる前記PSSCHの前記DMRSシンボルのインデックスとは、予め設定された1対1の対応を有し、
前記指示情報は、前記DMRSシンボルを示すために使用される前記インデックスを含む、
方法。
【請求項13】
第2ステージサイドリンク制御情報(SCI)を受信するための方法であって、
前記第2ステージSCIを受信するステップと、
前記第2ステージSCIの時間周波数リソースの位置情報を決定するステップと、
前記位置情報に基づいて、前記第2ステージSCIを復号するステップと
を含む方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法であって、
前記位置情報は、前記第2ステージSCIを送信するために使用される前記時間周波数リソースの開始位置を含み、
前記位置情報に基づいて前記第2ステージSCIを復号する前記ステップは、前記開始位置に基づいて前記第2ステージSCIを復号するステップを含む、
方法。
【請求項15】
請求項14に記載の方法であって、
前記第2ステージSCIの前記開始位置のリソース要素(RE)と、前記第2ステージSCIによってスケジュールされる物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)の復調基準信号(DMRS)シンボルのREは、隣接し、同じ直交周波数分割多重(OFDM)シンボルに位置するか、または、
前記第2ステージSCIの前記開始位置の前記REと前記第2ステージSCIによってスケジュールされる前記PSSCHの前記DMRSシンボルの前記REは、隣接し、同じサブキャリアに位置する、
方法。
【請求項16】
請求項15に記載の方法であって、前記開始位置に基づいて前記第2ステージSCIを復号する前記ステップは、
前記第2ステージSCIの前記開始位置に隣接する前記DMRSシンボルの前記REを決定するステップと、
前記第2ステージSCIの前記開始位置の前記RE上に第1の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、
前記第1の第2ステージSCIシンボルのサブキャリアと同じサブキャリア上に、前記DMRSシンボルの前記REに隣接し、前記DMRSシンボルの前記REのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、第2の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、
前記DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、前記DMRSシンボルの前記REに隣接する2つのRE上に2つの第2ステージSCIシンボルを順次決定するステップと、
決定された前記第2ステージSCIシンボルを復号するステップと
を含む、方法。
【請求項17】
請求項15に記載の方法であって、前記開始位置に基づいて前記第2ステージSCIを復号する前記ステップは、
前記第2ステージSCIの前記開始位置に隣接する前記DMRSシンボルの前記REを決定するステップと、
前記第2ステージSCIの前記開始位置の前記RE上に、第1の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、
前記第1の第2ステージSCIシンボルのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、前記DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、前記第2ステージSCIシンボルを順次決定するステップと、
前記DMRSシンボルの前記REに隣接し、前記DMRSシンボルの前記REのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、前記別のREのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、前記DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、前記第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、
決定された前記第2ステージSCIシンボルを復号するステップと
を含む、方法。
【請求項18】
請求項15に記載の方法であって、
前記DMRSシンボルの前記REの複数のサブキャリア間には、間隔をあけたサブキャリアが存在し、
前記開始位置に基づいて前記第2ステージSCIを決定する前記ステップは、
前記第2ステージSCIの前記開始位置に隣接する前記DMRSシンボルの前記REを決定するステップと、
前記第2ステージSCIの前記開始位置の前記RE上に、第1の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、
前記第1の第2ステージSCIシンボルのサブキャリアと同じサブキャリア上に、前記DMRSシンボルの前記REに隣接し、前記DMRSシンボルの前記REのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、第2の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、
サブキャリアの昇順または降順に従って前記第2ステージSCIシンボルを決定するステップであって、2つの第2ステージSCIシンボルが、決定されるサブキャリアが前記DMRSシンボルを有することに応答して、前記DMRSシンボルの前記REに隣接する2つのRE上に順次決定され、3つの第2ステージSCIシンボルが、決定されるサブキャリアが前記DMRSシンボルを有さないことに応答して決定される、ステップと、
決定された前記第2ステージSCIシンボルを復号するステップと
を含む、方法。
【請求項19】
請求項15に記載の方法であって、
前記DMRSシンボルの前記REの複数のサブキャリア間には、間隔をあけたサブキャリアが存在し、
前記開始位置に基づいて前記第2ステージSCIを決定する前記ステップは、
前記第2ステージSCIの前記開始位置に隣接する前記DMRSシンボルの前記REを決定するステップと、
前記第2ステージSCIの前記開始位置の前記RE上に、第1の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、
前記第1の第2ステージSCIシンボルのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、前記DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、前記第2ステージSCIシンボルを順次決定するステップと、
サブキャリアの昇順または降順に従って、前記DMRSシンボルのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、前記間隔をあけたサブキャリアのRE上の前記第2ステージSCIシンボルを順次決定するステップと、
前記DMRSシンボルの前記REに隣接し、前記DMRSシンボルの前記REのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、前記別のREのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、前記DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、前記第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、
決定された前記第2ステージSCIシンボルを復号するステップと
を含む、方法。
【請求項20】
請求項15に記載の方法であって、
前記DMRSシンボルの前記REの複数のサブキャリア間には、間隔をあけたサブキャリアが存在し、
前記位置情報に基づいて前記第2ステージSCIを決定する前記ステップは、
前記第2ステージSCIの前記開始位置に隣接する前記DMRSシンボルの前記REを決定するステップと、
サブキャリアの昇順または降順に従って、前記DMRSシンボルのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、前記間隔をあけたサブキャリアのRE上の前記第2ステージSCIシンボルを順次決定するステップと、
前記第2ステージSCIの前記開始位置の前記RE上に、第1の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、
前記第2ステージSCIシンボルの前記開始位置のOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、前記DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、前記第2ステージSCIシンボルを順次決定するステップと、
前記DMRSシンボルの前記REに隣接し、前記DMRSシンボルの前記REのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、前記別のREのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、前記DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、前記第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、
前記決定された第2ステージSCIシンボルを復号するステップと
を含む、方法。
【請求項21】
請求項15に記載の方法であって、
前記位置情報は、前記第2ステージSCIを送信するために使用されるすべての時間周波数リソースを含み、
前記位置情報に基づいて前記第2ステージSCIを復号する前記ステップは、
前記第2ステージSCIを送信するために使用される前記すべての時間周波数リソースから初期位置を決定するステップと、
前記初期位置に基づいて前記第2ステージSCIを復号するステップと
を含む、方法。
【請求項22】
請求項13に記載の方法であって、前記第2ステージSCIの時間周波数リソースの前記開始位置を決定する前記ステップは、
前記第2ステージSCIの前記時間周波数リソースの指示情報を受信するステップ
を含む、方法。
【請求項23】
請求項22に記載の方法であって、
前記指示情報は、前記第2ステージSCIの開始サブキャリアと、前記第2ステージSCIの時間領域開始位置とを含む群から選択される少なくとも1つを含み、
前記指示情報は、さらに、
前記第2ステージSCIの周波数領域範囲と、
前記第2ステージSCIの時間領域範囲と
を含む、方法。
【請求項24】
請求項22に記載の方法であって、
前記位置情報は、前記第2ステージSCIを送信するために使用される前記時間周波数リソースの開始位置を含み、
前記第2ステージSCIの前記時間周波数リソースの前記開始位置と、前記第2ステージSCIによってスケジュールされる前記PSSCHの前記DMRSシンボルのインデックスとは、予め設定された1対1の対応を有し、
前記指示情報は、前記DMRSシンボルを示すための前記インデックスを含む、
方法。
【請求項25】
第2ステージサイドリンク制御情報(SCI)を送信するための装置であって、
前記第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの位置情報を決定するように適合された第1の位置決定回路と、
前記位置情報に基づいて前記第2ステージSCIを構成するように適合された構成回路と、
前記第2ステージSCIを送信するように適合された送信回路と
を含む装置。
【請求項26】
第2ステージサイドリンク制御情報(SCI)を受信するための装置であって、
前記第2ステージSCIを受信するように適合された受信回路と、
前記第2ステージSCIの時間周波数リソースの位置情報を決定するように適合された第2の位置決定回路と、
前記位置情報に基づいて、前記第2ステージSCIを復号するように適合された復号回路と
を含む装置。
【請求項27】
記憶されたコンピュータ命令を有する記憶媒体であって、前記コンピュータ命令が実行されると、請求項1から12のいずれか一項に基づく方法が実行されるか、または、前記コンピュータ命令が実行されると、請求項13から24のいずれか一項に基づく方法が実行される、記憶媒体。
【請求項28】
メモリとプロセッサと含む送信ユーザ機器(UE)であって、前記メモリは、記憶されたコンピュータ命令を有し、前記プロセッサが前記コンピュータ命令を実行すると、請求項1から12のいずれか一項に基づく方法が実行される、送信ユーザ機器(UE)。
【請求項29】
メモリとプロセッサとを含む受信ユーザ機器(UE)であって、前記メモリは、記憶されたコンピュータ命令を有し、前記プロセッサが前記コンピュータ命令を実行すると、請求項13から24のいずれか一項に基づく方法が実行される、受信ユーザ機器(UE)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年9月30日出願の「METHODS AND APPARATUS FOR SENDING AND RECEIVING SECOND STAGE SCI, STORAGE MEDIUM, SENDING UE, AND RECEIVING UE(第2ステージSCIを送信し、受信するための方法および装置、記憶媒体、送信UE、および受信UE)」という名称の中国特許出願第201910941108.3号に対する優先権を主張しており、その開示全体は参照により本明細書に組み込まれるものとする。
本開示は、一般に、通信技術分野に関し、より詳細には、第2ステージサイドリンク制御情報(SCI)を送信および受信する方法および装置、記憶媒体、送信ユーザ機器(UE)、および受信UEに関する。
【背景技術】
【0002】
3GPP規格では、機器間の直接通信リンクはサイドリンクと呼ばれる。アップリンクおよびダウンリンクと同様に、サイドリンクにも制御チャネルとデータチャネルが存在し、前者は物理サイドリンク制御チャネル(PSSCH)と呼ばれ、後者は物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)と呼ばれる。PSCCHは、時間周波数領域のリソース位置、変調・符号化方式、PSSCHで搬送するデータの優先度などを示すために使用される。PSSCHは、データを搬送するために使用される。
【0003】
車対車/歩行者/インフラ/ネットワーク(V2X)において、制御情報およびデータは、サイドリンクを介して送信され、サイドリンク制御情報(SCI)に従って送信リソースが選択され得る。
【0004】
既存のNR V2Xでは、2つのステージのSCIスケジュールが話題になっている。しかし、第2ステージSCIを送受信する方法については、ほとんど規定がない。ここで、PSSCHのスケジュール情報は、2つのステージのSCIスケジュールにおける第1ステージSCI、および/または2つのステージのSCIスケジュールにおける第2ステージSCIに記憶されてもよい。第1ステージSCIは、PSSCHの周波数領域リソースの指示情報、MCS指示情報、QoS指示情報等を搬送することができる。第2ステージSCIは、PSSCHの時間領域のリソースの指示情報、CSI要求の指示情報などを搬送することができる。
【発明の概要】
【0005】
本開示の実施形態は、第2ステージサイドリンク制御情報(SCI)を送受信するための方法、記憶媒体、送信ユーザ機器(UE)、および受信UEを提供し、これらは、送信UEと受信UEとの間で第2ステージSCIの送受信を実現することができる。
【0006】
本開示の一実施形態において、第2ステージSCIを送信する方法が提供され、この方法は、第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの位置情報を決定するステップと、位置情報に基づいて第2ステージSCIを構成するステップと、第2ステージSCIを送信するステップと、を含む。
【0007】
実施形態によっては、位置情報は、第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの開始位置を含み、位置情報に基づいて第2ステージSCIを構成するステップは、開始位置に基づいて第2ステージSCIを構成するステップを含む。
【0008】
実施形態によっては、第2ステージSCIの開始位置のリソース要素(RE)と、第2ステージSCIによってスケジュールされた物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)の復調基準信号(DMRS)シンボルのREは、隣接し、同じ直交周波数分割多重(OFDM)シンボルに位置するか、または、第2ステージSCIの開始位置のREと第2ステージSCIによってスケジュールされたPSSCHのDMRSシンボルのREは、隣接し、同じサブキャリアに位置する。
【0009】
実施形態によっては、開始位置に基づいて第2ステージSCIを構成するステップは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのREを決定するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE上に第1の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、第1の第2ステージSCIシンボルのサブキャリアと同じサブキャリア上に、DMRSシンボルのREに隣接し、DMRSシンボルのREのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、第2の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、DMRSシンボルのREに隣接する2つのRE上に2つの第2ステージSCIシンボルを順次構成するステップと、を含む。
【0010】
実施形態によっては、開始位置に基づいて第2ステージSCIを構成するステップは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのREを決定するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE上に、第1の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、第1の第2ステージSCIシンボルのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、第2ステージSCIシンボルを順次構成するステップと、DMRSシンボルのREに隣接し、DMRSシンボルのREのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、別のREのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、を含む。
【0011】
実施形態によっては、DMRSシンボルのREの複数のサブキャリア間には、間隔をあけたサブキャリアが存在し、開始位置に基づいて第2ステージSCIを構成するステップは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのREを決定するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE上に、第1の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、第1の第2ステージSCIシンボルのサブキャリアと同じサブキャリア上に、DMRSシンボルのREに隣接し、DMRSシンボルのREのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、第2の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、サブキャリアの昇順または降順に従って第2ステージSCIシンボルを構成するステップであって、2つの第2ステージSCIシンボルが、構成されるサブキャリアがDMRSシンボルを有することに応答して、DMRSシンボルのREに隣接する2つのRE上に順次構成され、3つの第2ステージSCIシンボルが、構成されるサブキャリアがDMRSシンボルを有さないことに応答して構成される、ステップと、を含む。
【0012】
実施形態によっては、DMRSシンボルのREの複数のサブキャリア間には、間隔をあけたサブキャリアが存在し、開始位置に基づいて第2ステージSCIを構成するステップは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのREを決定するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE上に、第1の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、第1の第2ステージSCIシンボルのサブキャリアと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、第2ステージSCIシンボルを順次構成するステップと、サブキャリアの昇順または降順に従って、DMRSシンボルのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上の、間隔をあけたサブキャリアのRE上に第2ステージSCIシンボルを順次構成するステップと、別のREのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのREに隣接し、DMRSシンボルのREのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、を含む。
【0013】
実施形態によっては、DMRSシンボルのREの複数のサブキャリア間には、間隔をあけたサブキャリアが存在し、位置情報に基づいて第2ステージSCIを構成するステップは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのREを決定するステップと、サブキャリアの昇順または降順に従って、DMRSシンボルのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上の、間隔をあけたサブキャリアのRE上に第2ステージSCIシンボルを順次構成するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE上に第1の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、第2ステージSCIシンボルの開始位置のOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、第2ステージSCIシンボルを順次構成するステップと、DMRSシンボルのREに隣接し、DMRSシンボルのREのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、別のREのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、を含む。
【0014】
実施形態によっては、位置情報は、第2ステージSCIを送信するために使用されるすべての時間周波数リソースを含み、位置情報に基づいて第2ステージSCIを構成するステップは、第2ステージSCIを送信するために使用されるすべての時間周波数リソースから初期位置を決定するステップと、初期位置に基づいて第2ステージSCIを構成するステップと、を含む。
【0015】
実施形態によっては、第2ステージSCIを送信する前に、第2ステージSCIの時間周波数リソースの指示情報を送信するステップ、をさらに含む。
実施形態によっては、指示情報は、第2ステージSCIの開始サブキャリア、および第2ステージSCIの時間領域開始位置、からなる群から選択される少なくとも1つを含み、指示情報は、さらに、第2ステージSCIの周波数領域範囲、および第2ステージSCIの時間領域範囲、を含む。
【0016】
実施形態によっては、位置情報は、第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの開始位置を含み、第2ステージSCIの時間周波数リソースの開始位置と、第2ステージSCIによってスケジュールされるPSSCHのDMRSシンボルのインデックスと、は予め1対1の対応を有し、指示情報は、DMRSシンボルを示すために使用されるインデックスを含む。
【0017】
本開示の一実施形態において、第2ステージSCIを受信する方法が提供され、この方法は、第2ステージSCIを受信するステップと、第2ステージSCIの時間周波数リソースの位置情報を決定するステップと、位置情報に基づいて、第2ステージSCIを復号するステップと、を含む。
【0018】
実施形態によっては、位置情報は、第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの開始位置を含み、位置情報に基づいて第2ステージSCIを復号するステップは、開始位置に基づいて第2ステージSCIを復号するステップ、を含む。
【0019】
実施形態によっては、第2ステージSCIの開始位置のリソース要素(RE)と、第2ステージSCIによってスケジュールされた物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)の復調基準信号(DMRS)シンボルのREは、隣接し、同じ直交周波数分割多重(OFDM)シンボルに位置するか、または、第2ステージSCIの開始位置のREと第2ステージSCIによってスケジュールされたPSSCHのDMRSシンボルのREは、隣接し、同じサブキャリアに位置する。
【0020】
実施形態によっては、開始位置に基づいて第2ステージSCIを復号するステップは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのREを決定するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE上に第1の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、第1の第2ステージSCIシンボルのサブキャリアと同じサブキャリア上に、DMRSシンボルのREに隣接し、DMRSシンボルのREのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、第2の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、DMRSシンボルのREに隣接する2つのRE上に2つの第2ステージSCIシンボルを順次決定するステップと、決定された第2ステージSCIシンボルを復号するステップと、を含む。
【0021】
実施形態によっては、開始位置に基づいて第2ステージSCIを復号するステップは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのREを決定するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE上に、第1の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、第1の第2ステージSCIシンボルのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、第2ステージSCIシンボルを順次決定するステップと、DMRSシンボルのREに隣接し、DMRSシンボルのREのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、別のREのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、決定された第2ステージSCIシンボルを復号するステップと、を含む。
【0022】
実施形態によっては、DMRSシンボルのREの複数のサブキャリア間には、間隔をあけたサブキャリアが存在し、開始位置に基づいて第2ステージSCIを決定するステップは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのREを決定するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE上に、第1の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、第1の第2ステージSCIシンボルのサブキャリアと同じサブキャリア上に、DMRSシンボルのREに隣接し、DMRSシンボルのREのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、第2の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、サブキャリアの昇順または降順に従って第2ステージSCIシンボルを決定するステップであって、2つの第2ステージSCIシンボルが、決定されるサブキャリアがDMRSシンボルを有することに応答して、DMRSシンボルのREに隣接する2つのRE上に順次決定され、3つの第2ステージSCIシンボルが、決定されるサブキャリアがDMRSシンボルを有さないことに応答して決定される、ステップと、決定された第2ステージSCIシンボルを復号するステップと、を含む。
【0023】
実施形態によっては、DMRSシンボルのREの複数のサブキャリア間には、間隔をあけたサブキャリアが存在し、開始位置に基づいて第2ステージSCIを決定するステップは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのREを決定するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE上に、第1の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、第1の第2ステージSCIシンボルのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、第2ステージSCIシンボルを順次決定するステップと、サブキャリアの昇順または降順に従って、DMRSシンボルのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上の、間隔をあけたサブキャリアのRE上に、第2ステージSCIシンボルを順次決定するステップと、DMRSシンボルのREに隣接し、DMRSシンボルのREのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、別のREのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、決定された第2ステージSCIシンボルを復号するステップと、を含む。
【0024】
実施形態によっては、DMRSシンボルのREの複数のサブキャリア間には、間隔をあけたサブキャリアが存在し、位置情報に基づいて第2ステージSCIを決定するステップは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのREを決定するステップと、サブキャリアの昇順または降順に従って、DMRSシンボルのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上の、間隔をあけたサブキャリアのRE上に、第2ステージSCIシンボルを順次決定するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE上に、第1の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、第2ステージSCIシンボルの開始位置のOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、第2ステージSCIシンボルを順次決定するステップと、DMRSシンボルのREに隣接し、DMRSシンボルのREのサブキャリアと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、別のREのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、決定された第2ステージSCIシンボルを復号するステップと、を含む。
【0025】
実施形態によっては、位置情報は、第2ステージSCIを送信するために使用されるすべての時間周波数リソースを含み、位置情報に基づいて第2ステージSCIを復号するステップは、第2ステージSCIを送信するために使用されるすべての時間周波数リソースから初期位置を決定するステップと、初期位置に基づいて第2ステージSCIを復号するステップと、を含む。
【0026】
実施形態によっては、第2ステージSCIの時間周波数リソースの開始位置を決定するステップは、第2ステージSCIの時間周波数リソースの指示情報を受信するステップ、を含む。
【0027】
実施形態によっては、指示情報は、第2ステージSCIの開始サブキャリア、および第2ステージSCIの時間領域開始位置、からなる群から選択される少なくとも1つを含み、指示情報は、さらに、第2ステージSCIの周波数領域範囲、および第2ステージSCIの時間領域範囲、を含む。
【0028】
実施形態によっては、位置情報は、第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの開始位置を含み、第2ステージSCIの時間周波数リソースの開始位置と、第2ステージSCIによってスケジュールされるPSSCHのDMRSシンボルのインデックスと、は予め1対1の対応を有し、指示情報は、DMRSシンボルを示すためのインデックスを含む。
【0029】
本開示の一実施形態において、第2ステージSCIを送信するための装置が提供され、この装置は、第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの位置情報を決定するように適合された第1の位置決定回路と、位置情報に基づいて第2ステージSCIを構成するように適合された構成回路と、第2ステージSCIを送信するように適合された送信回路と、を含む。
【0030】
本開示の一実施形態において、第2ステージSCIを受信するための装置が提供され、この装置は、第2ステージSCIを受信するように適合された受信回路と、第2ステージSCIの時間周波数リソースの位置情報を決定するように適合された第2の位置決定回路と、位置情報に基づいて、第2ステージSCIを復号するように適合された復号回路と、を含む。
【0031】
本開示の一実施形態において、記憶媒体が提供され、記憶媒体は、そこに記憶されたコンピュータ命令を有し、コンピュータ命令が実行されると、上記の実施形態に基づく方法が実行される。
【0032】
本開示の一実施形態において、送信UEが提供され、送信UEは、メモリおよびプロセッサを含み、メモリは、そこに記憶されたコンピュータ命令を有し、プロセッサがコンピュータ命令を実行すると、上記の実施形態に基づく方法が実行される。
【0033】
本開示の一実施形態において、受信UEが提供され、受信UEは、メモリおよびプロセッサを含み、メモリは、そこに記憶されたコンピュータ命令を有し、プロセッサがコンピュータ命令を実行すると、上記の実施形態に基づく方法が実行される。
【0034】
本開示の実施形態は、以下の利点を有する。
本開示の実施形態によれば、第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの位置情報が最初に決定され、次に第2ステージSCIが構成される。送信UEと受信UEとの間の第2ステージSCIの送信および受信を実現することができる。
【0035】
さらに、第2ステージSCIの開始位置のREは、第2ステージSCIによってスケジュールされたPSSCHのDMRSシンボルのREに隣接し、第2ステージSCIによってスケジュールされたPSSCHのDMRSシンボルのREのものと同じOFDMシンボルにあるように構成される。または、第2ステージSCIの開始位置のREは、第2ステージSCIによってスケジュールされたPSSCHのDMRSシンボルのREに隣接し、第2ステージSCIによってスケジュールされたPSSCHのDMRSシンボルのREのものと同じサブキャリアにあるように構成される。したがって、第2ステージSCIは、PSSCHのDMRSの周りにマッピングすることができる。したがって、第2ステージSCIのチャネル推定精度を向上させることができ、復号精度の向上およびビット誤り率の低減に資することができる。
【0036】
さらに、本開示の実施形態によれば、第2ステージSCIの時間周波数リソースを受信UEに直接示すことができるので、指示情報の精度および包括性を向上させる。
さらに、本開示の実施形態によれば、第2ステージSCIの時間周波数リソースを、間接的な方法で受信UEに示すことができ、それによって、シグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
図1図1は、本開示の実施形態による第2ステージSCIを送信する方法のフローチャートを模式的に示す図である。
図2図2は、本開示の実施形態による第2ステージSCIの位置構成を模式的に示す図である。
図3図3は、図2における第2ステージSCIの第1の位置構成シーケンスを模式的に示す図である。
図4図4は、図2における第2ステージSCIの第2の位置構成シーケンスを模式的に示す図である。
図5図5は、本開示の別の実施形態による第2ステージSCIの位置構成を模式的に示す図である。
図6図6は、図5における第2ステージSCIの第1の位置構成シーケンスを模式的に示す図である。
図7図7は、図5における第2ステージSCIの第2の位置構成シーケンスを模式的に示す図である。
図8図8は、図5における第2ステージSCIの第3の位置構成シーケンスを概略的に示す図である。
図9図9は、図5における第2ステージSCIの第4の位置構成シーケンスを概略的に示す図である。
図10図10は、本開示の別の実施形態による第2ステージSCIの位置構成を模式的に示す図である。
図11図11は、本開示の一実施形態による第2ステージSCIを受信する方法のフローチャートを概略的に示す図である。
図12図12は、本開示の一実施形態による第2ステージSCIを送信するための装置の構造図を概略的に示す図である。
図13図13は、本開示の実施形態による第2ステージSCIを受信するための装置の構造図を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
「背景技術」で述べたように、V2Xでは、サイドリンクを介して制御情報およびデータを送信することができ、SCIに応じて送信リソースを選択することができる。したがって、第2ステージSCIを送受信するための方法が必要とされている。
【0039】
本開示の実施形態によれば、第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの位置情報が最初に決定され、その後、第2ステージSCIが構成される。そうすることで、送信UEと受信UEとの間の第2ステージSCIの送信および受信を実現することができる。
【0040】
本開示の実施形態の目的、特徴および利点を明らかにするために、本開示の実施形態を添付図面と共に詳細に明確に説明する。
図1を参照すると、図1は、本開示の実施形態による第2ステージSCIを送信する方法のフローチャートを模式的に示す図である。リソース競合を処理するための方法は、S11、S12およびS13を含み得る。
【0041】
S11において、UEは、第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの位置情報を決定する。
S12において、UEは、位置情報に基づいて、第2ステージSCIを構成する。
【0042】
S13において、UEは、第2ステージSCIを送信する。
S11の具体的な実装において、第2ステージSCIは、できるだけPSSCHの復調基準信号(DMRS)の周りにマッピングされることが好ましく、これは第2ステージSCIの性能向上に資するものである。ここで、第2ステージSCIは、PSSCHが位置する時間周波数リソース範囲にマッピングされてもよい。
【0043】
さらに、位置情報は、第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの開始位置を含んでもよい。UEは、位置情報に基づいて第2ステージSCIを構成するが、これは、開始位置に基づいて第2ステージSCIを構成するステップを含む。
【0044】
具体的には、UEは、第2ステージSCIの開始位置のREを、第2ステージSCIによってスケジュールされるPSSCHのDMRSシンボルのREに隣接し、第2ステージSCIによってスケジュールされるPSSCHのDMRSシンボルのREのものと同じOFDMシンボルに構成し得る。または、UEは、第2ステージSCIの開始位置のREを、第2ステージSCIによってスケジュールされるPSSCHのDMRSシンボルのREに隣接し、第2ステージSCIによってスケジュールされるPSSCHのDMRSシンボルのREのものと同じサブキャリアに構成し得る。ここで、開始位置のREは、第2ステージSCIが時間周波数リソースにマッピングされるときの第1のマッピングされたREを表す。
【0045】
本開示の実施形態によれば、REを隣接関係に構成することによって、第2ステージSCIを、PSSCHのDMRSの周りにマッピングすることができる。したがって、第2ステージSCIのチャネル推定精度を向上させることができ、復号精度の向上およびビット誤り率の低減に資することができる。本開示の実施形態によれば、位置情報は、第2ステージSCIを送信するために使用されるすべての時間周波数リソースを含んでもよい。UEは、位置情報に基づいて第2ステージSCIを構成し、これは、第2ステージSCIを送信するために使用されるすべての時間周波数リソースから初期位置を決定するステップと、初期位置に基づいて第2ステージSCIを構成するステップと、を含む。
【0046】
具体的には、すべての時間周波数リソースは、例えば、予め構成された時間周波数リソースブロックを含んでもよい。例えば、構成されるSCIが65個のREを含む場合、100個のREのすべての時間周波数リソースが予め構成される。
【0047】
ここで、すべての時間周波数リソースのうち、初期位置によってSCIを構成する態様は、本開示の実施形態による開始位置によってSCIを構成する態様と一致してもよい。
さらに、時間周波数リソースは、高位層シグナリング(RRCシグナリングなど)によって示されてもよい。
【0048】
本開示の実施形態によれば、第2ステージSCI以外のREを充填するためのすべての時間周波数リソースにおいて、「0」などの補足ビットが構成されてもよい。
ここで、補足ビットの位置は限定されるべきではなく、すべての時間周波数リソースの開始位置であってもよいし、中間位置であってもよいし、終了位置であってもよい。
【0049】
さらに、初期位置は、すべての時間周波数リソースの開始位置に配置されてもよいし、補足ビットに続く中間位置に配置されてもよい。
図2を参照すると、図2は、本開示の一実施形態による第2ステージSCIの位置構成を模式的に示す図である。
【0050】
なお、図2では、説明のために復調基準信号構成タイプ1(DMRS構成タイプ1)を例にとっており、DMRS構成タイプ2も同様に得ることができるので、ここでは繰り返さない。ここで、第2ステージSCIシンボルとは、第2ステージSCI情報を符号化して変調した後のシンボルを指し、BPSKシンボル、QPSKシンボル、16QAMシンボル、または他の変調シンボルであってもよい。
【0051】
ここで、DMRS構成タイプ1において、アンテナポート0/1はリソースエレメント(RE)にマッピングされ、アンテナポート2/3はREにマッピングされる。UEが送信のためにアンテナポート2/3を割り当てたと仮定する。この場合、アンテナポート0/1は、第2ステージSCIを送信するために使用することができるか、または第2ステージSCIを送信するために使用することができない(アンテナポート0/1のREをPSSCHによって送信できるかどうかも識別可能である)。なお、本開示の実施形態は、他のアンテナポートの場合にも適用可能であることを指摘する必要がある。例えば、DMRSは、アンテナポート0、1、2、3、0/1、0/2、0/3、1/2、1/3などを割り当ててもよいが、ここでは繰り返さない。
【0052】
図2では、PSSCHの周波数領域の例として1つのリソースボード(RB)のみが取りあげられており、PSSCHの周波数領域は他のRBであってもよいと推論され得ることに留意すべきであるが、これはここでは繰り返されない。
【0053】
図2に示すように、第2ステージSCIは、DMRSの両側にマッピングされてもよいし、DMRSが配置されているシンボル上にマッピングされてもよい。ここで、シンボルは、CP-OFDMシンボル、SC-FDMAシンボル、DFT-s-OFDMシンボル、OFDMシンボルであってもよい。
【0054】
マッピングのシーケンスとしては、まずDMRSシンボルの周りにマッピングされ、次に別のDMRSシンボルの周りにマッピングされてもよい。これは、例えば、DMRSシンボルに隣接する1つまたは2つのシンボルであってもよいし、まだDMRSを送信するために使用されないDMRSシンボル上の時間周波数リソースであってもよい。ここで、DMRSシンボルは、CP-OFDMシンボル、SC-FDMAシンボル、DFT-s-OFDMシンボル、DMRSを含むOFDMシンボルを指してもよい。
【0055】
さらに、DMRSシンボルの周囲のREがすべての第2ステージSCIを含むのに十分でない場合、第2ステージSCIの残りも、順番に次のDMRSシンボルにマッピングされてもよい。
【0056】
サイドリンクがマルチユーザ(MU)送信動作を有さない場合、DMRSが位置するシンボルによって使用されないREは、原則として第2ステージSCIを送信するためにも使用できることを理解されたい。逆に、MU動作がサポートされている場合は、特定のDMRSシンボルで第2ステージSCIの送信があるかどうかを示すためにSCIを使用することができる。
【0057】
一例として、基地局は、DMRSが配置されたシンボル上でDMRSを送信するために使用されないREが、第2ステージSCIを送信するために使用され得るか、PSSCHを送信するために使用され得るか、またはPSSCHおよび第2ステージSCIの両方を送信するために使用され得るかを上位層シグナリングまたはDCIを介して示すことができる。別の例として、サイドリンク送信UEは、DMRSが位置するシンボル上でDMRSを送信するために使用されないREが、第2ステージSCIを送信するために使用され得るか、PSSCHを送信するために使用され得るか、またはPSSCHと第2ステージSCIとの両方を送信するために使用され得るかを上位層シグナリングまたはDCIを介して示すことができる。
【0058】
別の例として、DMRSが位置するシンボル上にDMRSを送信するためにまだ使用されないREが存在する限り、REは第2ステージSCIおよび/またはPSSCHを送信するために使用することができる。
【0059】
引き続き図1を参照すると、S12の具体的な実装において、開始位置に応じて、開始位置に応じた第2ステージSCIの構成は、様々な構成態様で実施され得る。
図3を参照すると、図3は、図2における第2ステージSCIの第1の位置の構成シーケンスを模式的に示す図である。
【0060】
具体的には、UEは、開始位置に基づいて、第2ステージSCIを構成し、これは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのRE31を決定するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE32上に第1の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、第1の第2ステージSCIシンボルのサブキャリアと同じサブキャリア上に、DMRSシンボルのREに隣接し、DMRSシンボルのREと同じサブキャリアを有する別のRE33を決定し、第2の第2ステージSCIを構成するステップと、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、DMRSシンボルのREに隣接する2つのRE上に2つの第2ステージSCIシンボルを順次構成するステップと、を含む。
【0061】
ここで、図3において、第2の第2ステージSCIシンボルRE32は、RE31の時間領域の左側に構成され、RE33は、RE31の時間領域の右側に構成されていることに留意されたい。しかし、具体的な実装では、第2の第2ステージSCIシンボルは、RE31の時間領域の右側にも構成され得る。すなわち、これはシンボルの大小の順序に基づいて決定される。本開示の実施形態は、このようなシーケンスを限定するものではない。
【0062】
なお、RE31は、DMRSシンボル上のサブキャリアシーケンス番号が最大または最小のREであってもよいし、またはDMRSと第2ステージSCIの時間周波数リソース領域との間の重複範囲におけるサブキャリアシーケンス番号が最大または最小のREであってもよいし、SCIまたは上位層シグナリングを通じて示されるサブキャリアシーケンス番号に対応するDMRSシンボルであってもよいことに留意されたい。
【0063】
図3から分かるように、矢印で示すように、第2ステージSCIシンボルは、第2ステージSCIシンボルの構成が完了するまで、または現在の2列が埋まるまで、各横方向(時間領域)に順次構成することができ、残りの第2ステージSCIシンボルは、第2ステージSCIシンボルの構成が完了するまで、後続のDMRSシンボル上にマッピングされてもよい。本開示の実施形態において、PSSCHのDMRSの周りに第2ステージSCIをマッピングすることによって、第2ステージSCIのチャネル推定精度を向上させることができ、復号精度の向上およびビット誤り率の低減に資する。
【0064】
本開示の実施形態によれば、DMRSシンボルのREの複数のサブキャリアの中に間隔をあけたサブキャリアが存在する場合、DMRSシンボルのREに隣接する2つのRE上に2つの第2ステージSCIシンボルを順次構成してもよく、すなわち、間隔をあけたサブキャリア上には第2ステージSCIシンボルが構成されないことに留意されたい。
【0065】
図4を参照すると、図4は、図2における第2ステージSCIの第2の位置の構成シーケンスを模式的に示す図である。
具体的には、UEは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのRE41を決定し、第2ステージSCIの開始位置のRE42上に第1の第2ステージSCIシンボルを構成し、第1の第2ステージSCIシンボルのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って第2ステージSCIシンボルを順次構成し、DMRSシンボルのREに隣接し、DMRSシンボルのREと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、別のREのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に第2のSCIシンボルを構成する。
【0066】
図4から分かるように、矢印で示すように、第2ステージSCIシンボルは、第2ステージSCIシンボルの構成が完了するまで、または現在の2列が埋まるまで、各縦方向(周波数領域)に順次構成することができる。残りの第2ステージSCIシンボルは、第2ステージSCIシンボルの構成が完了するまで、後続のDMRSシンボル上にマッピングされてもよい。
【0067】
第1の第2ステージSCIシンボルのものと同じサブキャリア上に、DMRSシンボルのREに隣接し、同じサブキャリアを有する別のREは、シンボルの小さい方から大きい方への順序に従って決定されてもよく、またはシンボルの大きい方から小さい方への順序に従って決定されてもよいことに留意されたい。
【0068】
本開示の実施形態において、第2ステージSCIをPSSCHのDMRSの周りにマッピングすることによって、第2ステージSCIのチャネル推定精度を向上させることができ、復号精度を向上させ、ビット誤り率を低減させるのに役立つ。
【0069】
なお、RE41は、DMRSシンボル上のサブキャリアシーケンス番号が最大または最小のRE、またはDMRSと第2のSCIの時間周波数リソース領域との間の重複範囲におけるサブキャリアシーケンス番号が最大または最小のRE、またはSCIまたは上位層シグナリングを通じて示されるサブキャリアシーケンス番号に対応するDMRSシンボルであってもよいことに留意されたい。
【0070】
引き続き図1を参照すると、S12の具体的な実装において、第2ステージSCIの構成は、別の方法で実施されてもよい。
図5を参照すると、図5は、本開示の別の実施形態による第2ステージSCIの位置構成を模式的に示す図である。
【0071】
図2に示される位置と比較して、DMRSシンボル上のいくつかのREは、DMRSを送信するために使用されないことに留意されたい。第2ステージSCIを構成するプロセスにおいて、第2ステージSCIはRE上に構成され得る。具体的には、DMRSシンボルのREの複数のサブキャリア間には、間隔をあけたサブキャリアが存在し、第2ステージSCIを構成するプロセスにおいて、第2ステージSCIは、間隔をあけたサブキャリアのRE上に構成されてもよい。
【0072】
具体的には、第2ステージSCIは、DMRSの両側またはDMRSが位置するシンボル上にマッピングされてもよく、マッピングシーケンスは、最初に1つのDMRSシンボルの周りに第2ステージSCIをマッピングし、次に、別のDMRSシンボルの周りに第2ステージSCIをマッピングすることを含んでもよい。
【0073】
さらに、DMRSシンボルの周りのREがすべての第2ステージSCIを含むのに十分でない場合、残りの第2ステージSCIシンボルは、次のDMRSシンボルに順番にマッピングされてもよい。例えば、第2ステージSCIシンボルは、すべての第2ステージSCIシンボルがマッピングされるまで、第1のDMRSシンボルの左側のシンボルにマッピングされ、次に第1のDMRSシンボルの右側のシンボルにマッピングされ、次に第2のDMRSシンボルの左側のシンボルにマッピングされ、次に第1のDMRSシンボルの右側のシンボルにマッピングされてもよい。
【0074】
別の例では、第2ステージSCIシンボルは、すべての第2ステージSCIシンボルがマッピングされるまで、第1のDMRSシンボル上のDMRSを送信するために使用されないREにマッピングされ、次に第1のDMRSシンボルの左側のシンボルにマッピングされ、次に第1のDMRSシンボルの右側のシンボルにマッピングされてもよい。
【0075】
別の例では、第2ステージSCIシンボルは、すべての第2ステージSCIシンボルがマッピングされるまで、第1のDMRSシンボルの左側のシンボルにマッピングされ、次に第1のDMRSシンボル上のDMRSを送信するために使用されないREにマッピングされてもよい。
【0076】
本開示の実施形態によれば、間隔をあけたサブキャリアのRE上に第2ステージSCIを構成することによって、第2ステージSCIを、PSSCHのDMRSの周りにマッピングすることが可能である。さらに、DMRSにより近い間隔をあけたサブキャリアを十分に活用することができる。したがって、第2ステージSCIのチャネル推定精度をさらに向上させることができ、復号精度をさらに向上させ、ビット誤り率を低減させるのに役立つ。
【0077】
図6を参照すると、図6は、図5における第2ステージSCIの第1の位置構成シーケンスを模式的に示す図である。
具体的には、UEは、開始位置に基づいて、第2ステージSCIを構成し、これは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのRE61を決定するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE62上に第1の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、第1の第2ステージSCIシンボルのサブキャリアと同じサブキャリア上に、DMRSシンボルのREに隣接し、DMRSシンボルのREと同じサブキャリアを有する別のRE63を決定し、第2の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、サブキャリアの昇順または降順に従って、第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、を含む。ここで、2つの第2ステージSCIシンボルが、構成されるサブキャリアがDMRSシンボルを有することに応答して、DMRSシンボルのREに隣接する2つのRE上に順次構成され、3つの第2ステージSCIシンボルが、構成されるサブキャリアがDMRSシンボルを有さないことに応答して構成される。
【0078】
図6から分かるように、矢印で示すように、第2ステージSCIシンボルは各横方向(時間領域)に順次構成することができて、第2ステージSCIシンボルの構成が完了することになり、間隔をあけたサブキャリア上にはDMRSがないので、3つの第2ステージSCIシンボルが間隔をあけたサブキャリア上に構成でき、あるいは、現在の2列が埋まることになる。残りの第2ステージSCIシンボルは、第2ステージSCIシンボルの構成が完了するまで、後続のDMRSシンボル上にマッピングされ得る。
【0079】
本開示の実施形態において、PSSCHのDMRSの周りの第2ステージSCIがマッピングされるため、第2ステージSCIのチャネル推定精度を向上させることができる。第2ステージSCIを、間隔をあけたサブキャリアのRE上に構成することによって、DMRSにより近い間隔をあけたサブキャリアを十分に利用することができる。したがって、第2ステージSCIのチャネル推定精度をさらに向上させることができ、復号精度の向上およびビット誤り率の低減に資することができる。
【0080】
RE61は、DMRSシンボル上のサブキャリアシーケンス番号が最大または最小のRE、またはDMRSと第2ステージSCIの時間周波数リソース領域との間の重複範囲におけるサブキャリアシーケンス番号が最大または最小のRE、またはSCIまたは上位層のシグナリングを通じて示されるサブキャリアシーケンス番号に対応するDMRSシンボルであってもよいことに留意されたい。
【0081】
図7を参照すると、図7は、図5における第2ステージSCIの第2の位置構成シーケンスを模式的に示す図である。
具体的には、UEは、開始位置に基づいて、第2ステージSCIを構成し、これは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのRE71を決定するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE72上に第1の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、第1の第2ステージSCIシンボルのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って順次第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、DMRSシンボルと同じOFDMシンボル上の、サブキャリアの昇順または降順に従って間隔をあけたサブキャリアのRE上に第2ステージSCIシンボルを順次構成するステップと、DMRSシンボルのREに隣接しDMRSシンボルのREのものと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って別のREのものと同じOFDMシンボル上に第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、を含む。
【0082】
図7から分かるように、矢印で示すように、第2ステージSCIシンボルは各縦方向(周波数領域)に順次構成することができて、第2ステージSCIシンボルの構成が完了することになり、間隔をあけたサブキャリア上にはDMRSが存在しないので、第2ステージSCIシンボルが間隔をあけたサブキャリア上に構成でき、あるいは、現在の2列が埋まることになる。残りの第2ステージSCIシンボルは、第2ステージSCIシンボルの構成が完了するまで、後続のDMRSシンボル上にマッピングすることができる。
【0083】
本開示の実施形態において、第2ステージSCIをPSSCHのDMRSの周りにマッピングすることによって、第2ステージSCIのチャネル推定精度を向上させることができる。第2ステージSCIを、間隔をあけたサブキャリアのRE上に構成することによって、DMRSにより近い間隔をあけたサブキャリアを十分に利用することができる。したがって、第2ステージSCIのチャネル推定精度をさらに向上させることができ、復号精度をさらに向上させ、ビット誤り率を低減させるのに役立つ。
【0084】
なお、RE71は、DMRSシンボル上のサブキャリアシーケンス番号が最大または最小のREであってもよいし、DMRSと第2ステージSCIの時間周波数リソース範囲との間の重複範囲におけるサブキャリアシーケンス番号が最大または最小のREであってもよいし、SCIまたは上位層のシグナリングを通じて示されるサブキャリアシーケンス番号に対応するDMRSシンボルであってもよいことに留意されたい。
【0085】
図8および図9を併せて参照すると、図8は、図5における第2ステージSCIの第3の位置の構成シーケンスを模式的に示す図であり、図9は、図5における第2ステージSCIの第4の位置の構成シーケンスを模式的に示す図である。
【0086】
具体的には、UEは、位置情報に基づいて、第2ステージSCIを構成し、これは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボル80(90)のREを決定するステップと、DMRSシンボルのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上の、サブキャリアの昇順または降順に従って間隔をあけたサブキャリアのRE上に第2ステージSCIシンボルを順次構成するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE81(91)上に第1の第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、第2ステージSCIシンボルの開始位置のOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って第2ステージSCIシンボルを順次構成するステップと、DMRSシンボルのRE80(90)に隣接し、DMRSシンボルのRE80(90)と同じサブキャリアを有する別のREを決定し、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って別のREと同じOFDMシンボル上に第2ステージSCIシンボルを構成するステップと、を含む。
【0087】
図8図9に示す2つの位置構成の違いは、左側を先に構成するか、右側を先に構成するかの違いにあることが理解できる。なお、図8および図9に示す2つの位置構成として、開始位置は同じであり、A1位置である。
【0088】
図8および図9から分かるように、矢印で示すように、第2ステージSCIシンボルは各縦方向(周波数領域)に順次構成することができて、第2ステージSCIシンボルの構成が完了することになり、間隔をあけたサブキャリア上にはDMRSが存在しないので、第2ステージSCIシンボルが間隔をあけたサブキャリア上に構成でき、あるいは、現在の2列が埋まることになる。残りの第2ステージSCIシンボルは、第2ステージSCIシンボルの構成が完了するまで、後続のDMRSシンボル上にマッピングすることができる。
【0089】
本開示の実施形態において、PSSCHのDMRSの周りの第2ステージSCIがマッピングされるため、第2ステージSCIのチャネル推定精度を向上させることができる。第2ステージSCIを、間隔をあけたサブキャリアのRE上に構成することによって、DMRSにより近い間隔をあけたサブキャリアを十分に活用することができる。したがって、第2ステージSCIのチャネル推定精度をさらに向上させることができ、復号精度をさらに向上させ、ビット誤り率を低減させるのに役立つ。
【0090】
なお、RE80(90)は、DMRSシンボル上のサブキャリアシーケンス番号が最大または最小のREであってもよいし、DMRSと第2ステージSCIの時間周波数リソース領域との間の重複範囲におけるサブキャリアシーケンス番号が最大または最小のREであってもよいし、SCIまたは上位層のシグナリングを通じて示されるサブキャリアシーケンス番号に対応するDMRSシンボルであってもよいことに留意されたい。
【0091】
図10を参照すると、図10は、本開示の別の実施形態による第2ステージSCIの位置構成を模式的に示す図である。
図10に示すように、第2ステージSCIは、DMRSシンボルに最も近いRE(図10に示すように、上下左右方向に隣接するRE)上にのみ構成される。
【0092】
図10における第2のSCIの位置構成の順序は、前述の実施形態および図2図9の説明を参照して実施することができるので、ここでは繰り返さない。
引き続き図1を参照すると、S13の具体的な実装において、送信UEは、受信UEに第2ステージSCIを送信してもよい。
【0093】
本開示の実施形態によれば、第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの位置情報を最初に決定し、第2ステージSCIを構成することによって、送信UEと受信UEとの間の第2ステージSCIの送信および受信が実現され得る。
【0094】
さらに、第2ステージSCIを送信する前に、第2ステージSCI送信方法は、第2ステージSCIの時間周波数リソースの指示情報を送信するステップをさらに含む。
ここで、指示情報は、第2ステージSCIの開始サブキャリア、第2ステージSCIの時間領域開始位置、からなる群から選択される少なくとも1つを含む。
【0095】
本開示のこの実施形態において、REは、上述したように最小単位として使用されることに留意されたい。しかし、特定の条件に従って、REに代わる他の単位、例えばRBが使用されてもよい。
【0096】
ここで、SCI時間領域の開始位置の粒度は、シンボルであってよい。
本開示の実施形態の具体的な実装態様では、第2ステージSCIの時間周波数リソースは、受信UEに直接的な態様で示され得る。
【0097】
具体的には、指示情報は、第2ステージSCIの周波数領域範囲、および第2ステージSCIの時間領域範囲をさらに含んでもよい。
ここで、第2ステージSCIの周波数領域範囲は、第2ステージSCIの周波数領域サイズであってよく、粒度は、RBまたはREであってよい。
【0098】
第2のSCIの時間領域範囲は、第2のSCIの時間領域スパンであってよく、粒度はシンボルである。
本開示の実施形態によれば、第2ステージSCIの時間周波数リソースを受信UEに直接的に示すことができ、それによって、指示情報の精度および包括性を向上させることができる。
【0099】
本開示の実施形態の別の具体的な実装態様では、第2ステージSCIの時間周波数リソースは、間接的な態様で受信UEに指示され得る。
具体的には、位置情報は、第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの開始位置、または第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの時間領域もしくは周波数領域の開始位置を含み得る。位置情報と、第2ステージSCIによってスケジュールされたPSSCHのDMRSシンボルのインデックスとは、予め1対1に対応するように設定されていてもよい。指示情報は、DMRSシンボルを示すために使用されるインデックスを含んでもよい。ここで、UEは、DMRSシンボルのインデックスの指示情報に従って、第2ステージSCIの時間周波数リソース位置または第2ステージSCIの時間周波数リソースの開始位置を決定してもよい。
【0100】
具体的には、マッピングルールが決定され(例えば、プロトコルまたは他の適切な予め定義された方法で特定される)るとき、および1つのタイムスロットにおけるDMRSの数が決定されるとき、第1ステージSCIの指示ビットを保存することができるように、DMRSシンボルのインデックスを示すことによって、第2ステージSCIの位置を間接的に示すことができる。
【0101】
他の例として、第2ステージSCIは、第1ステージSCIに最も近いDMRSシンボルの隣接シンボル上および/またはDMRSシンボル上のDMRSを送信するために使用されないRE上に予め定められた方法で指定されてもよく、または第2ステージSCIおよび第1ステージSCIが周波数分割多重(FDM)形式であれば、第2ステージSCIは第1ステージSCIに対して比較的固定の周波数領域位置に存在することが可能である。
【0102】
例えば、第2ステージSCIの開始位置は、P個のRBまたはREの周波数領域スパンを第1ステージSCIから離れた位置で、および/またはQ個のシンボルまたはスロットの時間領域スパンを第1ステージSCIから離れた位置で提示する。ここで、第1ステージSCIの基準点は、第1ステージSCIが位置する制御情報範囲における最大のREもしくはRBシリアル番号、または第1ステージSCIが位置する制御情報範囲における最小のREもしくはRBシリアル番号、または第1ステージSCIが位置する制御情報範囲における最大のシンボルもしくはスロットシリアル番号、または第1ステージSCIが位置する制御情報範囲における最小のシンボルもしくはスロットシリアル番号、または第1ステージSCIが位置する制御情報範囲における最大のREまたはRBシリアル番号および第1ステージSCIが位置する制御情報範囲における最大のシンボルまたはスロットシリアル番号、または第1ステージSCIが位置する制御情報範囲における最大のREまたはRBシリアル番号および第1ステージSCIが位置する制御情報範囲における最小のシンボルまたはスロットシリアル番号、または第1ステージSCIが位置する制御情報範囲における最小のREまたはRBシリアル番号および第1ステージSCIが位置する制御情報範囲における最大のシンボルまたはスロットシリアル番号、または第1ステージSCIが位置する制御情報範囲における最小のREまたはRBシリアル番号および第1ステージSCIが位置する制御情報範囲における最小のシンボルまたはスロットシリアル番号、であってもよい。
【0103】
別の例では、第2ステージSCIは、PSSCHのN番目のDMRSシンボルの隣接シンボル上、および/またはPSSCHのN番目のDMRSシンボル上のDMRSを送信するために使用されないRE上に存在するように指定されてもよい。ここで、Nは、1、2、3または他の正の整数であってよく、Nは、上位層シグナリング(RRCなど)によって構成されるか、または動的シグナリング(DCIまたはSCIなど)によって示されてもよく、または予め定義された方法で決定されてもよい。
【0104】
別の例として、第2ステージSCIは、PSSCHのN番目のDMRSシンボルの隣接シンボルから、またはPSSCHのN番目のDMRSシンボル上のDMRSを送信するために使用されないREから開始するように予め定義された方式で指定され得る。ここで、Nは、1、2、3または他の正の整数であってよく、Nは、上位層シグナリング(RRCなど)によって構成されるか、または動的シグナリング(DCIまたはSCIなど)によって示されてもよく、または予め定義された方法で決定されてもよい。
【0105】
別の例として、第2ステージSCIは、第1ステージSCIに最も近いM番目のDMRSシンボルの隣接シンボル上および/または第1ステージSCIに最も近いM番目のDMRSシンボル上のDMRSを送信するために使用されないRE上に存在するように、予め定義された方法で指定されてもよい。ここで、Mは、1、2、3または他の正の整数であってよく、Mは、上位層シグナリング(RRCなど)によって構成されるか、または動的シグナリング(DCIまたはSCIなど)によって示されてもよく、または予め定義された方法で決定されてもよい。
【0106】
別の例として、第2ステージSCIは、第1ステージSCIに最も近いM番目のDMRSシンボルの隣接シンボルから、および/または第1ステージSCIに最も近いM番目のDMRSシンボル上のDMRSを送信するために使用されないREから開始するように予め定められた方法で指定されることができる。ここで、Mは、1、2、3または他の正の整数であってよく、Mは、上位層シグナリング(RRCなど)によって構成されるか、または動的シグナリング(DCIまたはSCIなど)によって示されてもよく、または予め定義された方法で決定されてもよい。別の例として、第2ステージSCIは、第1ステージSCIの最後のDMRSシンボルの後の直近のPSSCH DMRSシンボルの隣接シンボル上、および/または第1ステージSCIの最後のDMRSシンボルの後の直近のPSSCH DMRSシンボル上のDMRSを送信するために使用されないRE上に存在するように、予め定義された方法で指定されてもよい。ここで、Mは、1、2、3または他の正の整数であってよく、Mは、上位層シグナリング(RRCなど)によって構成されるか、または動的シグナリング(DCIまたはSCIなど)によって示されてもよく、または予め定義された方法で決定されてもよい。
【0107】
別の例では、第2ステージSCIは、第1ステージSCIの最後のDMRSシンボルの後の最も近いPSSCH DMRSシンボルの隣接シンボルから、および/または第1ステージSCIの最後のDMRSシンボルの後の最も近いPSSCH DMRSシンボル上のDMRSを送信するために使用されないREから開始するように予め定義された方法で指定されることができる。ここで、Mは、1、2、3または他の正の整数であってよく、Mは、上位層シグナリング(RRCなど)によって構成されるか、または動的シグナリング(DCIまたはSCIなど)によって示されてもよく、または予め定義された方法で決定されてもよい。
【0108】
本開示の実施形態によれば、第2ステージSCIの時間周波数リソースを、間接的な方法で受信UEに示すことができ、それによって、シグナリングのオーバーヘッドを低減することができる。
【0109】
図11を参照すると、図11は、本開示の実施形態による第2ステージSCIを受信するための方法のフローチャートを概略的に示している。第2ステージSCIを受信するための方法は、S101、S102、およびS103を含み得る。
【0110】
S101において、UEは、第2ステージSCIを受信する。
S102において、UEは、第2ステージSCIの時間周波数リソースの位置情報を決定する。
【0111】
S103において、UEは、位置情報に基づいて、第2ステージSCIを復号する。
さらに、位置情報は、第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの開始位置を含んでもよく、UEは、位置情報に基づいて第2ステージSCIを決定するが、これは、開始位置に基づいて第2ステージSCIを復号化することを含む。
【0112】
さらに、第2ステージSCIの開始位置のREと、第2ステージSCIによってスケジュールされたPSSCHのDMRSシンボルのREは隣接し、同じOFDMシンボルに位置するか、または、第2ステージSCIの開始位置のREと、第2ステージSCIによってスケジュールされたPSSCHのDMRSシンボルのREは隣接し、同じサブキャリアに位置する。
【0113】
さらに、UEは、開始位置に基づいて、第2ステージSCIを復号し、これは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのREを決定するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE上に第1の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、第1の第2ステージSCIシンボルのものと同じサブキャリア上に、DMRSシンボルのREに隣接しDMRSシンボルのREのものと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、第2の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、DMRSシンボルのREに隣接する2つのRE上に2つの第2ステージSCIシンボルを順次決定するステップと、決定した第2ステージSCIシンボルを復号するステップと、を含む。
【0114】
さらに、UEは、開始位置に基づいて第2ステージSCIを復号し、これは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのREを決定するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE上に第1の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、第1の第2ステージSCIシンボルのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのサブキャリアの上昇または降下順序に従って第2ステージSCIシンボルを順次決定するステップと、DMRSシンボルのREに隣接し、DMRSシンボルのREと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って別のREと同じOFDMシンボル上に第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、決定した第2ステージSCIシンボルを復号するステップと、を含む。
【0115】
さらに、DMRSシンボルのREの複数のサブキャリア間には、間隔をあけたサブキャリアが存在する。UEは、開始位置に基づいて第2ステージSCIを決定し、これは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのREを決定するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE上に第1の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、第1の第2ステージSCIシンボルのサブキャリアと同じサブキャリア上に、DMRSシンボルのREに隣接し、DMRSシンボルのREと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、第2の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、サブキャリアの昇順または降順に従って第2ステージSCIシンボルを決定するステップであって、2つの第2ステージSCIシンボルが、決定されるサブキャリアがDMRSシンボルを有することに応答して、DMRSシンボルのREに隣接する2つのRE上に順次決定され、3つの第2ステージSCIシンボルが、決定されるサブキャリアがDMRSシンボルを有さないことに応答して決定される、ステップと、決定した第2ステージSCIシンボルを復号するステップと、を含む。
【0116】
さらに、DMRSシンボルのREの複数のサブキャリア間には、間隔をあけたサブキャリアが存在する。UEは、開始位置に基づいて第2ステージSCIを決定し、これは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのREを決定するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE上に第1の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、第1の第2ステージSCIシンボルと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って第2ステージSCIシンボルを順次決定するステップと、サブキャリアの昇順または降順に従って、DMRSシンボルと同じOFDMシンボル上の、間隔をあけたサブキャリアのRE上に第2ステージSCIシンボルを順次決定するステップと、DMRSシンボルのREに隣接し、DMRSシンボルのREと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、別のREのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、決定した第2ステージSCIシンボルを復号するステップと、を含む。
【0117】
さらに、DMRSシンボルのREの複数のサブキャリア間には、間隔をあけたサブキャリアが存在する。UEは、位置情報に基づいて第2ステージSCIを決定し、これは、第2ステージSCIの開始位置に隣接するDMRSシンボルのREを決定するステップと、サブキャリアの昇順または降順に従って、DMRSシンボルと同じOFDMシンボル上の、間隔をあけたサブキャリアのRE上に第2ステージSCIシンボルを順次決定するステップと、第2ステージSCIの開始位置のRE上に第1の第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、第2ステージSCIシンボルの開始位置のOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、第2ステージSCIシンボルを順次決定するステップと、DMRSシンボルのREに隣接し、DMRSシンボルのREと同じサブキャリアを有する別のREを決定し、DMRSシンボルのサブキャリアの昇順または降順に従って、別のREのOFDMシンボルと同じOFDMシンボル上に第2ステージSCIシンボルを決定するステップと、決定した第2ステージSCIシンボルを復号するステップと、を含む。
【0118】
さらに、位置情報は、第2ステージSCIを送信するために使用されるすべての時間周波数リソースを含む。UEは、位置情報に基づいて第2ステージSCIを復号し、これは、第2ステージSCIを送信するために使用されるすべての時間周波数リソースから初期位置を決定するステップと、初期位置に基づいて第2ステージSCIを復号するステップと、を含む。
【0119】
さらに、UEは、第2ステージSCIの時間周波数リソースの開始位置を決定し、これは、第2ステージSCIの時間周波数リソースの指示情報を受信するステップを含む。
さらに、指示情報は、第2ステージSCIの開始サブキャリア、第2ステージSCIの時間領域開始位置、からなる群から選択される少なくとも1つを含み、指示情報は、第2ステージSCIの周波数領域範囲、および第2ステージSCIの時間領域範囲をさらに含む。
【0120】
さらに、位置情報は、第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの開始位置を含み、第2ステージSCIの時間周波数リソースの開始位置と、第2ステージSCIによってスケジュールされるPSSCHのDMRSシンボルのインデックスとは予め1対1の対応を有し、指示情報はDMRSシンボルを示すためのインデックスを含む。
【0121】
具体的な実装において、S101~S103の詳細については、図1の実行用S11~S13の記述を参照されたい。ここでは繰り返さない。
図12を参照すると、図12は、本開示の実施形態による第2ステージSCIを送信するための装置の構造図を概略的に示している。この装置は、第1の位置決定回路111と、構成回路112と、送信回路113と、を含み得る。
【0122】
第1の位置決定回路111は、第2ステージSCIを送信するために使用される時間周波数リソースの位置情報を決定するように適合される。
構成回路112は、位置情報に基づいて第2ステージSCIを構成するように適合される。
【0123】
送信回路113は、第2ステージSCIを送信するように適合される。
第2ステージSCIを送信するための装置の動作原理および動作モードに関する詳細については、ここでは繰り返さないが、図1の関連する説明を参照することができる。
【0124】
図13を参照すると、図13は、本開示の一実施形態による第2ステージSCIを受信するための装置の構造図を概略的に示す。この装置は、受信回路121と、第2の位置決定回路122と、復号回路123と、を含み得る。
【0125】
受信回路121は、第2ステージSCIを受信するように適合される。
第2の位置決定回路122は、第2ステージSCIの時間周波数リソースの位置情報を決定するように適合される。
【0126】
復号回路123は、位置情報に基づいて第2ステージSCIを復号するように適合される。
第2ステージSCIを受信するための装置の動作原理および動作モードに関する詳細については、図11の関連する説明を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0127】
本開示の一実施形態において、記憶されたコンピュータ命令を有する記憶媒体が提供され、コンピュータ命令が実行されると、上記の実施形態に示される方法が実行され得る。記憶媒体は、不揮発性メモリまたは非一時性メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含む。また、記憶媒体は、光ディスク、機械式ハードディスク、ソリッドステートハードディスク等を含んでもよい。
【0128】
本開示の一実施形態において、メモリおよびプロセッサを含む送信UEが提供され、メモリはそこに記憶されたコンピュータ命令を有し、プロセッサがコンピュータ命令を実行すると、上記の実施形態で示された方法が実行され得る。送信UEは、車載制御システム、携帯電話、コンピュータ、およびタブレット型コンピュータなどの端末装置を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0129】
本開示の実施形態において、メモリとプロセッサとを含む受信UEが提供され、メモリはそこに記憶されたコンピュータ命令を有し、プロセッサがコンピュータ命令を実行すると、上記の実施形態で示された方法が実行され得る。受信UEは、車載制御システム、携帯電話、コンピュータ、およびタブレット型コンピュータなどの端末装置を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0130】
本開示は上記のように開示されているが、本開示はこれに限定されるものではない。当業者であれば、本開示の精神および範囲から逸脱することなく、様々な変更および修正を行うことができる。したがって、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲によって定義される範囲に従うべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【国際調査報告】