(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-30
(54)【発明の名称】接続構造、排気マフラー、マフラー及び圧縮機
(51)【国際特許分類】
F01N 13/08 20100101AFI20221122BHJP
F02M 35/12 20060101ALI20221122BHJP
F02B 39/00 20060101ALI20221122BHJP
F04C 29/00 20060101ALI20221122BHJP
【FI】
F01N13/08 Z
F02M35/12 Z
F02B39/00 C
F04C29/00 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022519412
(86)(22)【出願日】2020-01-14
(85)【翻訳文提出日】2022-03-25
(86)【国際出願番号】 CN2020072065
(87)【国際公開番号】W WO2021077640
(87)【国際公開日】2021-04-29
(31)【優先権主張番号】201911000165.8
(32)【優先日】2019-10-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518056542
【氏名又は名称】安徽美芝制冷設備有限公司
【氏名又は名称原語表記】ANHUI MEIZHI COMPRESSOR CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.418 Caihong Road,Hefei High and New Technical Development District,Hefei,Anhui 230031,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】胡彬彬
(72)【発明者】
【氏名】宋東東
(72)【発明者】
【氏名】黄剛
(72)【発明者】
【氏名】嚴志奇
【テーマコード(参考)】
3G004
3G005
3H129
【Fターム(参考)】
3G004DA11
3G004GA01
3G005FA11
3G005GB15
3H129BB21
3H129CC24
(57)【要約】
接続構造、排気マフラー、マフラー及び圧縮機であって、接続構造は、接続ハウジング(10)及び排気管アセンブリ(20)を備え、接続ハウジング(10)内に消音キャビティ(12)が形成され、且つ消音キャビティ(12)内にシール部(14)が設けられ、排気管アセンブリ(20)がシール部(14)と取り外し可能に接続され、排気管アセンブリ(20)の一端がシール部(14)を貫通して消音キャビティ(12)に伸び、排気管アセンブリ(20)の他端が接続ハウジング(10)の外に設けられることにより、排気管アセンブリ(20)によって消音キャビティ(12)と接続ハウジング(10)の外部空間が連通する。該技術的手段によって、排気管アセンブリ(20)とシール部(14)とを取り外し可能にし、接続ハウジング(10)及び排気管(22)の使用要件を満たした上で、異なる材料を利用することができ、これにより材料のコストを低減させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続ハウジングと、排気管アセンブリと、を備え、
前記接続ハウジング内に消音キャビティが形成され、且つ前記消音キャビティ内にシール部が設けられ、
前記排気管アセンブリが前記シール部と取り外し可能に接続され、
前記排気管アセンブリの一端が前記シール部を貫通して前記消音キャビティに伸び、前記排気管アセンブリの他端が前記接続ハウジング外に設けられることにより、前記排気管アセンブリによって前記消音キャビティと前記接続ハウジングの外部空間が連通する
マフラーの接続構造。
【請求項2】
前記排気管アセンブリは、排気管及び前記排気管に設けられた接続部材を備え、
前記排気管は、
ダクト本体と、
前記ダクト本体に接続された接続部と、を備え、前記接続部が前記ダクト本体の前記消音キャビティに近い側の一端に設けられ、
前記接続部の前記ダクト本体から遠い側の一端が前記シール部に接続されることにより、前記排気管の前記接続ハウジング外部への移動を制限する
請求項1に記載の接続構造。
【請求項3】
前記接続部材が前記接続部と取り外し可能に接続され、前記接続部材が前記接続ハウジングの外壁と当接されることにより、前記排気管の前記接続ハウジング内部への移動を制限する
請求項2に記載の接続構造。
【請求項4】
前記接続部の前記ダクト本体に近い側の一端の外壁に設けられたネジ山をさらに備え、
前記接続部材はナットであり、前記ナットが前記ネジ山に対応して前記接続部に設けられ、前記ナットと前記ネジ山とのはめ合わせによって前記排気管アセンブリと前記シール部との取り外し可能な接続を実現する
請求項3に記載の接続構造。
【請求項5】
前記接続部の前記ダクト本体に近い側の一端の外壁に設けられた係合溝をさらに備え、
前記接続部材は前記係合溝内に設けられた係合リングであり、前記係合リングと前記係合溝とのはめ合わせによって前記排気管アセンブリと前記シール部との取り外し可能な接続を実現する
請求項3に記載の接続構造。
【請求項6】
リング状であるシール部材を更に備え、前記シール部材は前記接続部に嵌設され、前記シール部材の一方側が前記接続部の外壁に接続され、他方側が前記シール部の内壁に接続されることにより、前記シール部材によって前記排気管と前記シール部とのシール接続を実現する
請求項2~5のいずれか1項に記載の接続構造。
【請求項7】
前記シール部の径方向において、前記シール部の内壁が内へ突出して第1位置制限部を形成し、前記接続部の外壁が外へ突出して第2位置制限部を形成し、
前記第1位置制限部と前記第2位置制限部とのはめ合わせにより、前記排気管の前記接続ハウジング外部への移動を制限する
請求項6に記載の接続構造。
【請求項8】
前記シール部の径方向において、前記第2位置制限部の外壁と前記シール部の内壁との間に第1収納空間が設けられ、前記シール部材が前記第1収納空間内に設けられ、
及び/又は、前記シール部の軸方向において、前記第1位置制限部と第2位置制限部との間に第2収納空間が設けられ、前記シール部材が前記第2収納空間内に設けられる
請求項7に記載の接続構造。
【請求項9】
前記第2位置制限部の外壁に設けられたシール溝をさらに備え、前記シール溝と前記シール部の内壁が第1収納空間を形成し、
シール部材は、前記シール溝内に嵌設された第1シール部材を備え、
前記第1シール部材の径方向において、前記第1シール部材の外壁が前記シール部の内壁に接続され、前記第1シール部材の内壁が前記シール溝の底部に接続されることにより、前記排気管と前記シール部とのシール接続を実現する
請求項8に記載の接続構造。
【請求項10】
前記第1位置制限部が段差構造であり、前記第1位置制限部は、
前記第1位置制限部の前記ダクト本体から遠い側に設けられた第1段差と、
前記第1位置制限部の前記ダクト本体に近い側に設けられた第2段差と、を備え、
シール部材は、第2シール部材を備え、
前記第2位置制限部と第2段差との間に第2収納空間が形成され、前記第2シール部材が前記第2収納空間内に設けられ、且つ前記第2シール部材の軸方向において、前記第2シール部材の両端がそれぞれ前記第2位置制限部と前記第2段差に接続されて、前記排気管と前記シール部とのシール接続を実現する
請求項8に記載の接続構造。
【請求項11】
ハウジングと、請求項1~10のいずれか1項に記載の接続構造と、排気消音キャビティと、を備え、
前記接続構造の接続ハウジングが前記ハウジングに接続され、
前記排気消音キャビティが前記ハウジング内に設けられ、前記接続構造の消音キャビティが前記排気消音キャビティに連通している
排気マフラー。
【請求項12】
内部に吸気消音キャビティが設けられた吸気マフラーと、
請求項11に記載の排気マフラーと、を備え、
前記排気マフラーが前記吸気マフラーに接続されて、且つ前記排気消音キャビティが前記吸気消音キャビティに連通している
マフラー。
【請求項13】
圧縮機ケーシングと、
請求項12に記載のマフラーと、を備え、
前記マフラーが前記圧縮機ケーシング内に設けられる
圧縮機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は圧縮機の技術分野に関し、具体的には、接続構造、排気マフラー、マフラー及び圧縮機に関する。
【背景技術】
【0002】
人々の生活の質の向上に伴い、作動中の圧縮機の騒音に対する要求も高まっている。騒音の問題を軽減するために、一般的に圧縮機にはマフラーが使用される。従来の技術において、一体型マフラーは部品点数が少なくて、製造や取り付けに便利であるが、マフラーハウジングが排気管と一体に溶接され、マフラーハウジングと排気管とは異なる非金属材料で製造されることができず、材料のコストが高い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願は、従来の技術または関連技術に存在する技術的課題の少なくとも1つを解決することを目的とする。
【0004】
上記に鑑み、本願の1つの目的は、接続構造を提供することである。
【0005】
本願の他の目的は、排気マフラーを提供することである。
【0006】
本願の別の目的は、マフラーを提供することである。
【0007】
本願の別の目的は、圧縮機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を実現するために、本願の第1様態の技術的手段は接続構造を提供し、該接続構造は、接続ハウジング及び排気管アセンブリを備え、接続ハウジング内に消音キャビティが形成され、且つ消音キャビティ内にシール部が設けられ、排気管アセンブリはシール部と取り外し可能に接続され、排気管アセンブリの一端がシール部を貫通して消音キャビティに伸び、排気管アセンブリの他端が接続ハウジングの外に設けられ、これにより排気管アセンブリによって消音キャビティと接続ハウジングの外部空間が連通される。
【0009】
本願による接続構造によれば、接続ハウジング内に消音キャビティを形成することにより、消音キャビティによって圧縮機の作動過程での騒音を低減するとともに、排気管アセンブリの一端がシール部を貫通して消音キャビティに伸び、排気管アセンブリの他端が接続ハウジングの外に設けられることにより、排気管アセンブリによって消音キャビティと接続ハウジングの外部空間を接続し、冷媒が消音キャビティに流入して消音した後、排気管アセンブリを通って消音キャビティから流出する。なお、排気管アセンブリがシール部と取り外し可能に接続されることにより、排気管アセンブリと接続ハウジングとは異なる非金属材料を利用して、材料のコストを節約する。さらに、材料のコストを低減するために、接続ハウジングはPBT(即ちポリブチレンテレフタレート)材料を利用することができ、排気管の耐高温性および耐高圧性の使用要件を満たすために、排気管はPA66(即ちポリヘキサメチレンアジポアミド)材料を利用することができる。排気管アセンブリとシール部との取り外し可能な接続により、接続ハウジング及び排気管の使用要件を満たした上で、異なる非金属材料を利用することにより、マフラーの材料のコストを低減することができることを理解することができる。
【0010】
上記技術的手段において、排気管アセンブリは具体的には、排気管と、排気管に設けられた接続部材とを備え、排気管は具体的には、ダクト本体と、ダクト本体と接続されるとともにダクト本体の消音キャビティに近い側の一端に設けられた接続部とを備え、排気管の接続ハウジング外部への移動を制限するように、接続部のダクト本体から遠い側の一端はシール部と接続される。
【0011】
該技術的手段において、排気管アセンブリは排気管と接続部材とを備え、排気管は具体的には互いに接続された接続部とダクト本体とを備え、接続部がダクト本体の消音キャビティに近い側の一端に設けられることにより、接続部を消音キャビティ内のシール部に接続し、且つダクト本体が消音キャビティの外に設けられ、さらに、排気管の接続ハウジング外部への移動を制限するように、接続部のダクト本体から遠い側の一端がシール部に接続される。接続部のダクト本体から遠い側の一端がシール部を貫通して消音キャビティ内に設けられ、接続部のダクト本体に近い側の一端が接続ハウジングの外に設けられ、これにより、接続部によって消音キャビティと接続ハウジングの外部空間を連通する。
【0012】
なお、接続部はダクト本体と一体に成形されることにより、排気管構造がより簡単になり、組み立てが便利になり、且つ排気管の気密性を向上させることに有利である。
【0013】
接続部のダクト本体から遠い側の一端はシール部と係止接続されてもよい。排気管の接続ハウジング外部への移動を制限する一方、接続部とシール部との取り付け位置を迅速に位置決めしやすく、接続部とシール部との迅速な取り付けを容易にする。接続ハウジングに対する排気管の接続ハウジング外部への移動のみを制限するように、接続部のダクト本体から遠い側の一端がシール部と当接されてもよい。排気管は接続ハウジングに対して接続ハウジング内部へ移動されてもよい。排気管を接続ハウジング内部へ移動させることができることにより、排気管を組み立て位置から引き出して、排気管と接続ハウジングとの取り外しを実現する。
【0014】
上記技術的手段において、接続部材は接続部と取り外し可能に接続され、排気管の接続ハウジング内部への移動を制限するように接続部材が接続ハウジングの外壁と当接される。
【0015】
該技術的手段において、接続部材が接続部と取り外し可能に接続されるとともに、接続部材が接続ハウジングの外壁と当接されることにより、接続部材によって排気管の接続ハウジング内部への移動を制限する。接続部のダクト本体から遠い側の一端がシール部と当接して、排気管の接続ハウジング外部への移動を制限するので、排気管を接続ハウジングに固定する。なお、接続部材が接続部と取り外し可能に接続されて、接続部材を取り外すとき、排気管をシール部から接続ハウジング内部へ引き出して、排気管アセンブリと接続ハウジングとの取り外しを実現してもよいし、排気管を接続ハウジング外部へ向けて差し込んで、さらに接続部材を接続部に接続して、排気管アセンブリと接続ハウジングとの固定と取り付けを実現する。
【0016】
上記技術的手段において、接続部のダクト本体に近い側の一端の外壁に設けられたネジ山をさらに備え、接続部材はナットであり、ナットに対応するネジ山が接続部に設けられ、ナットとネジ山とのはめ合わせにより排気管アセンブリとシール部との取り外し可能な接続を実現する。
【0017】
該技術的手段において、接続部のダクト本体に近い側の一端の外壁にネジ山が設けられ、接続部材はネジ山とはめ合わせるナットとすることで、ナットとネジ山との合わせにより排気管をダクト本体に近い側へ締め付けて固定する。強調する必要があることとして、ナットとネジ山とのはめ合わせにより、排気管アセンブリの取り外しと組み立てに有利であり、さらにナットによって接続部と接続ハウジングとの接続に事前締め付け力を提供して、組み立ての安定性を向上させてもよい。
【0018】
ナットの数は1つであってもよいし、2つであってもよい。ダブルナットを利用すると、ナットが自動的に緩むことを防止することができる。
【0019】
上記技術的手段において、接続部のダクト本体に近い側の一端の外壁に設けられた係合溝をさらに備え、接続部材は、係合溝内に設けられた係合リングであり、係合リングと係合溝とのはめ合わせにより排気管アセンブリとシール部との取り外し可能な接続を実現する。
【0020】
該技術的手段において、接続部のダクト本体に近い側の一端に係合溝を設置するとともに、接続部材が係合溝内に設けられた係合リングであることにより、排気管アセンブリとシール部との取り外し可能な接続を実現し、排気管と接続ハウジングとの迅速な組み立てと取り外しを容易にする。
【0021】
上記技術的手段において、リング状であるシール部材を更に備え、シール部材は接続部に嵌設され、シール部材は、一方側が接続部の外壁に接続され、他方側がシール部の内壁に接続され、シール部材によって排気管とシール部とのシール接続を実現する。
【0022】
該技術的手段において、接続部にリング状のシール部材が設けられ、シール部材は一方側が接続部の外壁に接続され、他方側がシール部の内壁に接続されることにより、接続部の外壁とシール部の内壁との間の隙間をシールし、排気管とシール部とのシール接続を実現し、高圧冷媒が排気管の接続部とシール部との間の隙間を通って外へ漏れることを防止する。
【0023】
上記技術的手段において、シール部の径方向に沿って、シール部の内壁が内へ突出して第1位置制限部を形成し、接続部の外壁が外へ突出して第2位置制限部を形成し、第1位置制限部と第2位置制限部とのはめ合わせにより、排気管の接続ハウジング外部への移動を制限する。
【0024】
該技術的手段において、シール部の径方向に沿って、シール部の内壁が内へ突出して第1位置制限部を形成し、シール部の径方向に沿って、接続部の外壁が外へ突出して第2位置制限部を形成し、第2位置制限部がシール部内に設けられ、且つ接続部の軸方向において、第2位置制限部のダクト本体に近い側は第1位置制限部のダクト本体から遠い側と当接し、これにより排気管の接続ハウジング外部への移動を制限する。
【0025】
上記技術的手段において、シール部の径方向において、第2位置制限部の外壁とシール部の内壁との間に第1収納空間が設けられ、シール部材が第1収納空間内に設けられ、及び/又はシール部の軸方向において、第1位置制限部と第2位置制限部との間に第2収納空間が設けられ、シール部材が第2収納空間内に設けられる。
【0026】
該技術的手段において、シール部の径方向において、第2位置制限部の外壁とシール部の内壁との間に第1収納空間が形成され、シール部材が第1収納空間内に設けられる。シール部材の外壁がシール部の内壁に接続され、シール部材の内壁が第2位置制限部に接続され、これにより排気管とシール部とのシール接続を実現する。一方、シール部材を第1収納空間内に設けて、接続部に対するシール部材の接続部の軸方向に沿う移動を制限し、排気管アセンブリの取り付け過程において、シール部材が第2位置制限部からはずれることを避ける。或いは、シール部の軸方向において、第1位置制限部と第2位置制限部との間に第2収納空間が形成され、シール部材を第2収納空間内に設けて、シール部材によってシール部の軸方向において排気管とシール部をシールし、接続部材が接続部にダクト本体側に向かう事前締め付け力を提供する場合、シール部材を第2収納空間内に設けることにより、第2位置制限部によってシール部材に加えられた圧力を緩衝し、シール部材が過度の圧力によって損傷されて、シール部材のシール性能を損なうことを避ける。第1収納空間と第2収納空間を同時に設置し、各収納空間内にシール部材が設けられ、シール部の軸方向とシール部の径方向に沿って接続部とシール部との間の隙間をそれぞれシールし、シール効果をさらに向上させることができることを理解することができる。
【0027】
上記技術的手段において、第2位置制限部の外壁に設けられたシール溝をさらに備え、シール溝とシール部の内壁が第1収納空間を形成し、シール部材は具体的には、シール溝内に嵌設された第1シール部材を備え、第1シール部材の径方向において、第1シール部材の外壁がシール部の内壁に接続され、第1シール部材の内壁がシール溝の底部に接続されることにより、排気管とシール部とのシール接続を実現する。
【0028】
該技術的手段において、第2位置制限部の外壁にシール溝が設けられ、シール溝がシール部内に設けられ、且つシール溝とシール部の内壁とが第1収納空間を形成し、シール部材は具体的には第1シール部材を備え、第1シール部材がシール溝内に設けられ、第1シール部材の径方向において、第1シール部材の外壁がシール部の内壁に接続され、第1シール部材の内壁がシール溝の底部に接続され、シール部の径方向において接続部とシール部との間の隙間をシールすることを実現し、さらに排気管とシール部との間のシール接続を実現する。
【0029】
上記技術的手段において、第1位置制限部は段差構造であり、第1位置制限部は具体的には、第1位置制限部のダクト本体から遠い側に設けられた第1段差と、第1位置制限部のダクト本体に近い側に設けられた第2段差とを備え、シール部材は具体的には第2シール部材を備え、第2位置制限部と第2段差との間に第2収納空間が形成され、第2シール部材が第2収納空間内に設けられるとともに、第2シール部材の軸方向において、第2シール部材の両端はそれぞれ第2位置制限部と第2段差に接続して、排気管とシール部とのシール接続を実現する。
【0030】
該技術的手段において、第1位置制限部が段差構造であり、第1位置制限部が第1段差と第2段差とを備え、第1段差が第1位置制限部のダクト本体から遠い側に設けられ、第2段差が第1位置制限部のダクト本体に近い側に設けられることにより、接続部の軸方向において、第2位置制限部のダクト本体に近い側が第1段差に当接して、第2位置制限部と第2段差との間に第2収納空間が形成され、シール部材は具体的には第2シール部材を備え、第2シール部材を第2収納空間内に設けて、第2シール部材の軸方向において、第2シール部材の両端はそれぞれ第2位置制限部と第2段差に接続され、シール部の軸方向において接続部とシール部との間の隙間をシールし、排気管とシール部とのシール接続を実現する。
【0031】
本願の第2様態の技術的手段は排気マフラーを提供し、該排気マフラーは、ハウジングと、上記第1様態の技術的手段のいずれかに記載の接続構造であって、接続構造の接続ハウジングがハウジングに接続される接続構造と、ハウジング内に設けられた排気消音キャビティと、を備え、接続構造の消音キャビティが排気消音キャビティに連通している。
【0032】
本願による排気マフラーによれば、上記第1様態のいずれかの技術的手段の接続構造を備え、且つ接続構造の接続ハウジングが排気マフラーのハウジングに接続され、排気消音キャビティは消音キャビティに連通している、このため、上記第1様態のいずれかの技術的手段の技術的効果を有し、ここで繰り返さない。
【0033】
本願の第3様態の技術的手段はマフラーを提供し、該マフラーは、内部に吸気消音キャビティが設けられた吸気マフラーと、吸気マフラーに接続された上記第2様態の技術的手段における排気マフラーと、を備え、排気消音キャビティは吸気消音キャビティと連通している。
【0034】
本願によるマフラーによれば、吸気マフラーを備え、吸気マフラー内に吸気消音キャビティが設けられ、吸気消音キャビティによって圧縮機が作動過程での騒音を低減させ、第2様態の技術的手段における排気マフラーが吸気マフラーに接続され、且つ排気消音キャビティが吸気消音キャビティに連通され、このため、上記第2様態の技術的手段の技術的効果を有し、ここで繰り返さない。
【0035】
本願の第4様態の技術的手段は圧縮機を提供し、該圧縮機は、圧縮機ケーシングと、圧縮機ケーシング内に設けられた上記第3様態の技術的手段のマフラーと、を備え、このため、上記第3様態の技術的手段の技術的効果を有し、ここで繰り返さない。
【0036】
本願の付加の態様と利点を以下の説明から明らかにするか、本願の実践を通じて了解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【
図1】本願の1つの実施例による接続構造の構造概略図である。
【
図3】本願の1つの実施例による排気管の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
本願の上記目的、特徴及び利点をより明確に理解するように、以下、図面及び具体的な実施形態を参照しながら本願についてさらに詳しく説明する。なお、矛盾しない限り、本願の実施例及び実施例における特徴を組み合せることができる。
【0039】
本願を十分に理解するように、以下の説明で多くの具体的な詳細を説明するが、本願はここで説明する形態と異なる形態で実施することもできるので、本願の保護範囲は以下で開示する具体的な実施例に限定されない。
【0040】
以下、
図1~
図3を参照しながら本願の幾つかの実施例を説明する。
【0041】
実施例1
【0042】
図1に示すように、本願の1つの実施例によれば、以下のように限定された接続構造を提供する。
接続構造は、接続ハウジング10及び排気管アセンブリ20を備え、接続ハウジング10内に消音キャビティ12が形成されることによって、消音キャビティ12によって圧縮機の作動過程での騒音を減少し、且つ排気管アセンブリ20の一端がシール部14を貫通して消音キャビティ12に伸び、排気管アセンブリ20の他端が接続ハウジング10の外に設けられ、これにより排気管アセンブリ20によって消音キャビティ12と接続ハウジング10の外部空間を接続して、冷媒が消音キャビティ12に流入して消音した後、排気管アセンブリ20を通って消音キャビティ12から流出する。
【0043】
さらに、排気管アセンブリ20はシール部14と取り外し可能に接続されることにより、排気管アセンブリ20と接続ハウジング10は異なる材料を利用することができ、材料のコストを節約する。
【0044】
さらに、接続ハウジング10はPBT(ポリブチレンテレフタレート)材料を利用して、材料のコストを低減させることができ、排気管22はPA66(ポリヘキサメチレンアジポアミド)材料を利用して、排気管22の耐高温性および耐高圧性の使用要件を満たす。
【0045】
実施例2
【0046】
図1に示すように、上記実施例で提案された特徴に加え、さらに以下のように限定される。
排気管アセンブリ20は具体的には排気管22及び接続部材24を備え、接続部材24が排気管22に設けられ、接続部材24によって排気管22と接続ハウジング10が接続されている。排気管22は具体的にはダクト本体224と接続部226を備え、ダクト本体224が接続部226に接続され、接続部226がダクト本体224の消音キャビティ12に近い側の一端に設けられ、接続部226のダクト本体224から遠い側の一端がシール部14を貫通して消音キャビティ12内に伸び、且つ接続部226のシール部14に伸びる部分がシール部14と接続されることにより、排気管22の接続ハウジング10外部への移動を制限し、接続部226のダクト本体224に近い側の一端が接続ハウジング10外に設けられ、これにより接続部226によって消音キャビティ12と接続ハウジング10の外部空間を連通する。
【0047】
さらに、接続部226がダクト本体224と一体に成形されることにより、排気管22の構造がシンプルでコンパクトであり、気密性及び耐高圧に優れた性能を有する。
【0048】
さらに、接続部226のダクト本体224から遠い側の一端はシール部14に係止接続されることにより、排気管22の接続ハウジング10外部への移動を制限する。
【0049】
さらに、接続部226のダクト本体224から遠い側の一端がシール部14に当接され、排気管22の接続ハウジング10外部への移動を制限し、一方、排気管22については、接続ハウジング10内部へ排気管22を組み立て位置から引き出すことができ、排気管22と接続ハウジング10との取り外しを実現する。
【0050】
実施例3
【0051】
図1に示すように、上記いずれかの実施例で提案された特徴に加え、さらに以下のように限定される。
接続部材24は接続部226と取り外し可能に接続され、且つ接続部材24は接続ハウジング10の外壁と当接され、これにより接続部材24によって排気管22の接続ハウジング10内部への移動を制限し、これにより排気管22を接続ハウジング10に固定し、さらに、接続部材24を取り外すとき、排気管22をシール部14のダクト本体224から遠い側から引き出して、排気管アセンブリ20と接続ハウジング10との取り外しを実現してもよいし、排気管22をシール部14のダクト本体224から遠い側から挿し込んで、さらに接続部材24を接続部226に接続して、排気管アセンブリ20と接続ハウジング10との固定と取り付けを実現する。
【0052】
実施例4
【0053】
図1に示すように、上記いずれかの実施例で提案された特徴に加え、さらに以下のように限定される。
接続部材24はナットであり、接続部226のダクト本体224に近い側の一端の外壁にナットとはめ合わせるネジ山が設けられ、ナットとネジ山とのはめ合わせによって排気管22をダクト本体224に近い側へ締め付けて固定し、さらに、ナットとネジ山とのはめ合わせによって、排気管アセンブリ20の取り外しと組み立てを容易にし、さらにナットによって接続部226と接続ハウジング10との接続に事前締め付け力を提供して、組み立ての安定性を向上させてもよい。
【0054】
さらに、ナットの数が1つであり、1つのナットによって接続部226と接続ハウジング10との締め付け固定を実現する。
【0055】
さらに、ナットの数が2つであり、ダブルナットによってナットが自動的に緩むことを防止する。
【0056】
実施例5
【0057】
上記いずれかの実施例で提案された特徴に加え、さらに以下のように限定される。
接続部材24は係合リングであり、接続部226のダクト本体224に近い側の一端の外壁に係合溝が設けられ、係合リングが係合溝内に設けられることにより、排気管アセンブリ20とシール部14との取り外し可能な接続を実現して、排気管22と接続ハウジング10との迅速な組み立てと取り外しを容易にする。
【0058】
実施例6
【0059】
図1及び
図2に示すように、上記いずれかの実施例で提案された特徴に加え、さらに以下のように限定される。
接続構造は、リング状であるシール部材30をさらに備え、シール部材30は接続部226に嵌設されて、且つシール部材30の一方側が接続部226の外壁に接続され、他方側がシール部14の内壁に接続されて、接続部226の外壁とシール部14の内壁との間の隙間をシールし、排気管22とシール部14とのシール接続を実現し、高圧冷媒が排気管22の接続部226とシール部14との間の隙間を通って外へ漏れることを避ける。
【0060】
さらに、シール部材30は、O状リング、U状リング、及びC状リングを含むが、これらに限定されない。
【0061】
実施例7
【0062】
図1及び
図2に示すように、上記いずれかの実施例で提案された特徴に加え、さらに以下のように限定される。
シール部14の径方向において、シール部の内壁が内へ突出して第1位置制限部142を形成し、シール部14の径方向において、接続部の外壁が外へ突出して第2位置制限部2262を形成し、第2位置制限部2262がシール部14内に設けられ、且つ接続部226の軸方向において、第2位置制限部2262のダクト本体224に近い側は第1位置制限部142のダクト本体224から遠い側と当接され、これにより排気管22の接続ハウジング10外部への移動を制限する。
【0063】
実施例8
【0064】
図1及び
図2に示すように、上記いずれかの実施例で提案された特徴に加え、さらに以下のように限定される。
シール部14の径方向において、第2位置制限部2262の外壁とシール部14の内壁との間に第1収納空間2264が形成され、シール部材30が第1収納空間2264内に設けられ、シール部材30の外壁がシール部14の内壁に接続され、シール部材30の内壁が第2位置制限部2262に接続されることにより、排気管22とシール部14とのシール接続を実現する。なお、シール部材30が第1収納空間2264内に設けられることにより、接続部226に対するシール部材30の接続部226の軸方向に沿う移動を制限し、排気管アセンブリ20の取り付け過程において、シール部材30が第2位置制限部2262からはずれることを避ける。
【0065】
さらに、シール部14の軸方向において、第1位置制限部142と第2位置制限部2262との間に第2収納空間1426が形成され、シール部材30が第2収納空間1426内に設けられることにより、シール部材30はシール部14の軸方向において排気管22とシール部14をシールし、接続部材24が接続部226にダクト本体224側への事前締め付け力を提供するとき、シール部材30が第2収納空間1426内に設けられることにより、第2位置制限部2262によってシール部材30に加えられた圧力を緩衝し、シール部材30が過度の圧力によって損傷されて、シール部材30のシール性能を損なうことを避ける。
【0066】
実施例9
【0067】
図2及び
図3に示すように、上記いずれかの実施例で提案された特徴に加え、さらに以下のように限定される。
接続構造は、第2位置制限部2262の外壁に設けられたシール溝2266をさらに備え、シール溝2266がシール部14内に設けられ、且つシール溝2266とシール部14の内壁が第1収納空間2264を形成し、シール部材30は具体的にはシール溝2266内に設けられた第1シール部材32を備え、第1シール部材32の径方向において、第1シール部材32の外壁がシール部14の内壁に接続され、第1シール部材32の内壁はシール溝2266の底部に接続され、シール部14の径方向において接続部226とシール部14との間の隙間をシールし、さらに排気管22とシール部14との間のシール接続を実現する。
【0068】
詳しくは、シール部14の径方向において、シール溝2266の深さを第1シール部材32の断面の長さよりも小さくすることにより、第1シール部材32の外壁と内壁がそれぞれシール部14の内壁とシール溝2266の底部に接続されることを確保する。
【0069】
実施例10
【0070】
図2に示すように、上記いずれかの実施例で提案された特徴に加え、さらに以下のように限定される。
第1位置制限部142が段差構造であり、第1位置制限部142は第1段差1422と第2段差1424を備え、且つ第1段差1422が第1位置制限部142のダクト本体224から遠い側に設けられ、第2段差1424が第1位置制限部142のダクト本体224に近い側に設けられることにより、接続部226の軸方向において、第2位置制限部2262のダクト本体224に近い側が第1段差1422と当接され、第2位置制限部2262と第2段差1424との間に第2収納空間1426が形成される。シール部材30は具体的には第2収納空間1426内に設けられた第2シール部材34を備え、第2シール部材34の軸方向において、第2シール部材34の両端がそれぞれ第2位置制限部2262と第2段差1424に接続されて、シール部14の軸方向において接続部226とシール部14との間の隙間のシールを実現し、排気管22とシール部14とのシール接続を実現する。
【0071】
詳しくは、シール部14の軸方向において、第2位置制限部2262と第2段差1424との間の隙間の長さを第2シール部材34の断面の長さよりも小さくすることにより、第2シール部材34の両端がそれぞれ第2位置制限部2262と第2段差1424に接続されることを確保する。
【0072】
実施例11
【0073】
図1に示すように、本願の他の1つの実施例によれば、以下のように限定された排気マフラーを提供する。
排気マフラーは、ハウジング及び上記いずれかの実施例における接続構造を備え、且つ接続構造の接続ハウジング10は排気マフラーのハウジングに接続されて、排気消音キャビティ12は消音キャビティ12に連通している、このため、上記いずれかの実施例の技術的効果を有し、ここで繰り返さない。
【0074】
実施例12
【0075】
本願の別の1つの実施例によれば、以下のように限定されたマフラーを提供する。
マフラーは、吸気マフラー及び上記実施例における排気マフラーを備え、吸気マフラー内に吸気消音キャビティ12が設けられることにより、吸気消音キャビティ12によって圧縮機が作動過程での騒音を低減させ、排気マフラーが吸気マフラーに接続されて、且つ排気消音キャビティ12が吸気消音キャビティ12に連通している。このため、上記他の1つの実施例の技術的効果を有し、ここで繰り返さない。
【0076】
実施例13
【0077】
本願の別の1つの実施例によれば、以下のように限定された圧縮機を提供する。
圧縮機は、圧縮機ケーシング及び上記別の1つの実施例のマフラーを備え、マフラーが圧縮機ケーシング内に設けられる。このため、上記別の1つの実施例の技術的効果を有し、ここで繰り返さない。
【0078】
実施例14
【0079】
図1及び
図2に示すように、本願の1つの具体的な実施例によれば、以下のように限定された接続構造を提供する。
接続構造は、マフラーハウジング(即ち接続ハウジング10)、内側排気管(即ち排気管22)、O状リング1(即ち第1シール部材32)、O状リング2(即ち第2シール部材34)、及びナット(即ち接続部材24)を備え、内側排気管の一端がマフラーハウジングを貫通し、内側排気管の他端がマフラーハウジング外に設けられることにより、内側排気管によってマフラーハウジングの内部空間とマフラーハウジングの外部空間とを連通させる。O状リング1とO状リング2はそれぞれマフラーハウジング内に伸びる内側排気管に嵌設され、且つO状リング1は内側排気管とマフラーハウジングを径方向でシールし、O状リング2は内側排気管とマフラーハウジングを軸方向でシールする。内側排気管の下端部分にネジ山が設けられ、ナットを用いて締め付けし、内側排気管を下へ締め付けて固定する。2つのO状リングによってシール作用を果たし、内側排気管が排気側に属し、排気圧力が高く、2つのO状リングによってそれぞれ内側排気管の軸方向と径方向において内側排気管とマフラーハウジングをシールすることで、シール効果を向上させる。
【0080】
実施例15
【0081】
実施例14を土台として、以下のように限定された一体型マフラーを提供する。
一体型マフラーは実施例14における接続構造を備え、一体型マフラーハウジング(即ち接続ハウジング10)はPBT(ポリブチレンテレフタレート)材料を利用し、コストを節約するとともに、内側排気管(即ち排気管22)はPA66(ポリヘキサメチレンアジポアミド)材料を利用して、排気側の耐高温性および耐高圧性の使用要件を満たし、且つシール作用を果たすことができる。
【0082】
本願による接続構造によれば、排気管アセンブリをシール部と取り外し可能に接続し、接続ハウジング及び排気管の使用要件を満たした上で、異なる材料を利用して、材料のコストを低減させることができる。
【0083】
本願において、用語「第1」、「第2」、「第3」は目的を説明するためのものであり、相対的な重要性の指示又は示唆として解釈されるべきではない。特に断らない限り、用語「複数」は2つ又は2つ以上である。用語「取り付け」、「連結」、「接続」、「固定」などの用語はいずれも広義に理解されるべきであり、例えば、「接続」は固定的に接続されてもよいし、また着脱可能に接続されてもよく、又は一体的に接続される。「連結」は直接連結されてもよいし、また中間媒体を介して間接連結されてもよい。当業者であれば、具体的な状況によって上記用語の本願における具体的な意味を理解することができる。
【0084】
本願の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」などの用語で示す方位又は位置関係は図面に示す方位又は位置関係であり、本願を説明しやすいか、又は説明を簡単にするだけに用いられ、示している装置又はユニットは必ず特定の方向を有し、特定の方位構造と操作を有することを表すか又は暗示することではないことを理解されるべきであり、そのため、本願に対する限定とみなされるべきではない。
【0085】
本明細書の説明において、用語である「一実施例」、「いくつかの実施例」、「具体的な実施例」などの記述は、当該実施例又は例示に記載された具体的な特徴、構造、材料又は特性を参照して本願の少なくとも1つの実施例又は例示に含まれることを意図する。本明細書において、上記用語の例示的記述は同一の実施例又は例示を必ずしも意味しない。さらに、記載された具体的な特徴、構造、材料又は特性をいずれかの1つ又は複数の実施例又は例示において適当な方式で組み合わせることができる。
【0086】
以上は、本願の好適な実施例に過ぎず、本願を限定するものではない。当業者であれば、本願に様々な修正や変更が可能である。本願の精神や原則内での全ての修正、同等の置換、改善などは、本願の保護範囲に含まれる。
【0087】
本願は、2019年10月21日に中国特許庁に提出された、出願番号が201911000165.8であり、発明の名称が「接続構造、排気マフラー、マフラー及び圧縮機」である中国発明出願の優先権を主張し、その内容の全てを援用することにより本願に取り入れる。
【符号の説明】
【0088】
図1~
図3における符号と部材名称との間の対応関係は以下のとおりである。
10 接続ハウジング
12 消音キャビティ
14 シール部
20 排気管アセンブリ
22 排気管
24 接続部材
224 ダクト本体
226 接続部
30 シール部材
32 第1シール部材
34 第2シール部材
142 第1位置制限部
1422 第1段差
1424 第2段差
2262 第2位置制限部
2264 第1収納空間
2266 シール溝
1426 第2収納空間
【国際調査報告】