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特表2022-550147コードブックフィードバック方法、装置、機器および記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-30
(54)【発明の名称】コードブックフィードバック方法、装置、機器および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/04 20090101AFI20221122BHJP
   H04W 72/12 20090101ALI20221122BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20221122BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W72/12 130
H04W72/04 136
H04W72/12 150
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022519590
(86)(22)【出願日】2020-09-27
(85)【翻訳文提出日】2022-03-28
(86)【国際出願番号】 CN2020118145
(87)【国際公開番号】W WO2021057977
(87)【国際公開日】2021-04-01
(31)【優先権主張番号】201910920092.8
(32)【優先日】2019-09-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ANDROID
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 新 彩
(72)【発明者】
【氏名】趙 亜 軍
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH28
(57)【要約】
本願は、コードブックフィードバック方法、装置、機器および記憶媒体を提供し、前記コードブックフィードバック方法は、1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する新たなフィードバック指示情報NFIと、データチャネルグループ指示および現在スケジュールされているデータチャネルに対応するグループインデックスと、1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する総下りリンク割り当てインデックスT-DAIとの少なくとも1つが含まれた制御情報CIに基づき、データチャネルグループのハイブリッド自動再送要求-確認HARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックすることを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する新たなフィードバック指示情報NFIと、データチャネルグループ指示および現在スケジュールされているデータチャネルに対応するグループインデックスと、1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する総下りリンク割り当てインデックスT-DAIとの少なくとも1つが含まれた制御情報CIに基づき、データチャネルグループのハイブリッド自動再送要求-確認HARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックすることを含む、
コードブックフィードバック方法。
【請求項2】
前記CIは下りリンク制御情報DCIであり、前記DCIはフォールバックDCIおよび非フォールバックDCIを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記HARQ-ACKコードブックは、現在スケジュールされているデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、現時点までにスケジュールされたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、初めてトリガされたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、再トリガされたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、自律的に伝送されたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、半永続的にスケジュールされたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブックの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
CIに基づき、データチャネルグループのHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックすることは、
前記非フォールバックDCIが1つまたは複数のデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックすることと、
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることとを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記非フォールバックDCIが1つまたは複数のデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックすることは、
前記データチャネルグループ指示および前記1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する新たなフィードバック指示情報に基づいて前記HARQ-ACKコードブックを確定することと、
前記HARQ-ACKコードブックをフィードバックすることとを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記データチャネルグループ指示および前記1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する新たなフィードバック指示情報に基づいて前記HARQ-ACKコードブックを確定することは、
前記データチャネルグループ指示に基づいてフィードバックをトリガするデータチャネルグループを確定することと、
前記フィードバックをトリガするデータチャネルグループに対応するNFIが反転していない場合、前記現在スケジュールされているデータチャネルの所属するデータチャネルグループに予め記憶された確認/否定確認ACK/NACK情報、および前記現在スケジュールされているデータチャネルに対応するACK/NACK情報を、前記HARQ-ACKコードブックとすることと、
前記フィードバックをトリガするデータチャネルグループに対応するNFIが反転した場合、前記現在スケジュールされているデータチャネルの所属するデータチャネルグループに予め記憶されたACK/NACK情報を破棄し、前記現在スケジュールされているデータチャネルに対応するACK/NACK情報を前記HARQ-ACKコードブックとすることとを含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記現在スケジュールされているデータチャネルの所属するデータチャネルグループに予め記憶されたACK/NACK情報、および前記現在スケジュールされているデータチャネルに対応するACK/NACK情報を、前記HARQ-ACKコードブックとすることは、
前記現在スケジュールされているデータチャネルに対応するグループインデックスに基づき、フィードバックされたHARQ-ACKコードブックにおける各データチャネルグループに対応するACK/NACK情報の順序を確定することを含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、
前記フォールバックDCIに含まれるタイミング関係により、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルを確定することと、
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックすることとを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項9】
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、
受信したフォールバックDCIにより、予め設定されたデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行い、フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルが同じ予め設定されたデータチャネルグループに属することと、
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するフィードバックされていないHARQ-ACKコードブックをフィードバックすることとを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項10】
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、
フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルが同じ予め設定されたデータチャネルグループに属することを設定することと、
受信した非フォールバックDCIに基づき、前記同じ予め設定されたデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うこととを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項11】
受信した非フォールバックDCIに基づき、前記予め設定されたデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことは、
前記非フォールバックDCIによりスケジュールされた予め設定されたデータチャネルグループ内のデータチャネルの数、および前記フォールバックDCIによりスケジュールされた同じ予め設定されたデータチャネルグループ内のデータチャネルの数を含む前記非フォールバックDCI内のT-DAI数を累積することと、
前記非フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルグループに対応するNFIが反転しないこととを更に含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、
前記フォールバックDCIが予め設定されたデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行い、前記HARQ-ACKコードブックが、前記フォールバックDCIによりスケジュールされた第1データチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックと、前記非フォールバックDCIによりスケジュールされた第2データチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックとを含み、前記第1データチャネルと前記第2データチャネルとが同じ予め設定されたデータチャネルグループに属することと、
前記HARQ-ACKコードブックをフィードバックすることとを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項13】
前記HARQ-ACKコードブックをフィードバックした後、
前記予め設定されたデータチャネルグループに対応するT-DAIを前回の前記予め設定されたデータチャネルグループに対応するT-DAIに累積することと、
前記予め設定されたデータチャネルグループに対応するNFIが反転しないこととを更に含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、
NFIを含むフォールバックDCIが、データチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことと、
前記NFIが反転した場合、前記NFIを含むフォールバックDCIにより現在スケジュールされているデータチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックすることと、
前記NFIが反転していない場合、トリガされたデータチャネルグループに予め記憶されたデータチャネルグループに含まれる各データチャネルに対応するHARQ-ACKコードブック、および前記現在スケジュールされているデータチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックすることとを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項15】
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、
無線リソース制御RRCシグナリングまたはメディアアクセス制御層制御ユニットMAC CEシグナリングによりタイマーをトリガすることと、
前記データチャネルグループ指示を含むフォールバックDCIが、前記データチャネルグループ指示に対応するデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことと、
前記タイマーのトリガ時点から現時点までの時間帯における前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックすることとを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項16】
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、
前記フォールバックDCIがデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことを含み、前記データチャネルグループは、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルと、前記非フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルとを含み、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループは、予め設定されるか、またはハイブリッド自動再送要求HARQプロセスに従って準静的に設定される、
請求項4に記載の方法。
【請求項17】
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、
上りリンクスケジュールグラントUL grantに対応するDCIが下りリンクHARQプロセスに対応するデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項18】
UL grantに対応するDCIが下りリンクHARQプロセスに対応するデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことは、
前記UL grantに対応するDCIに含まれるビット情報がイネーブルである場合、前記下りリンクHARQプロセスに対応するデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことを含む、
請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記データチャネルは、物理上りリンク共有チャネルPUSCHおよび物理下りリンク共有チャネルPDSCHを含む、
請求項1から18のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
前記HARQ-ACKコードブックがグループの共通の下りリンク制御情報GC-DCIに担持されてフィードバックされることを更に含み、前記HARQ-ACKコードブックは、無線ネットワーク一時識別子RNTIによりスクランブルされ、前記HARQ-ACKコードブックが位置する時間周波数リソース位置は、ブロードキャストチャネル、残存最小システム情報RMSIチャネルの少なくとも1つを介して送信される、
請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記CIは、変調と符号化方式MCS、送信プリコーディング行列指標TPMIの少なくとも1つを更に含む、
請求項20に記載の方法。
【請求項22】
HARQ-ACKコードブックフィードバックを行う場合、ユーザ機器UEから送信された上りリンクデータチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックを取得することを更に含む、
請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記上りリンクデータチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックのビット位置を確定することは、
前記HARQ-ACKコードブックのビット位置が、上りリンクデータチャネルのリソース位置またはリソースグループ位置と1対1で対応することと、
前記HARQ-ACKコードブックのビット位置が、スケジュールされたデータチャネルに対応する制御チャネルユニットCCEインデックスと1対1で対応することとの1つを含む、
請求項22に記載の方法。
【請求項24】
1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する新たなフィードバック指示情報NFIと、データチャネルグループ指示および現在スケジュールされているデータチャネルに対応するグループインデックスと、1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する総下りリンク割り当てインデックスT-DAIとの少なくとも1つが含まれた制御情報CIに基づき、データチャネルグループのハイブリッド自動再送要求-確認HARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックするように構成されるフィードバックトリガモジュールを備える、
コードブックフィードバック装置。
【請求項25】
1つまたは複数のプロセッサと、
1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成されるメモリとを備え、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサにより実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、請求項1から23のいずれか1項に記載のコードブックフィードバック方法を実現する、
ユーザ機器。
【請求項26】
コンピュータプログラムが記憶され、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、請求項1から23のいずれか1項に記載のコードブックフィードバック方法を実現する、
記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2019年09月26日に中国専利局に提出された出願番号が201910920092.8である中国特許出願に対して優先権を主張するものであり、該出願の全ての内容を引用により本願に援用する。
[技術分野]
本願は、無線通信ネットワークに関し、例えば、コードブックフィードバック方法、装置、機器および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
アンライセンスキャリア操作の規制要求に従い、機器は、データ伝送を行う前に、まず、クリーンチャネル評価(Clear Channel Assessment、CCA)を実行する必要があり、CCAに成功した後、対応するリソース位置でデータを送信することができる。CCAに失敗すると、ハイブリッド自動再送要求-確認(Hybrid Automatic Repeat request-Acknowledgement、HARQ-ACK)のコードブックフィードバックは送信できなくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願は、コードブックフィードバック方法、装置、機器および記憶媒体を提供し、コードブックフィードバックに複数回の機会を提供し、システム性能を向上させる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願の実施例は、
1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する新たなフィードバック指示情報NFIと、データチャネルグループ指示および現在スケジュールされているデータチャネルに対応するグループインデックスと、1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する総下りリンク割り当てインデックスT-DAIとの少なくとも1つまたは複数が含まれた制御情報CIに基づき、データチャネルグループのハイブリッド自動再送要求-確認HARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックすることを含む、
コードブックフィードバック方法を提供する。
【0005】
本願の実施例は、
1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する新たなフィードバック指示情報NFIと、データチャネルグループ指示および現在スケジュールされているデータチャネルに対応するグループインデックスと、1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する総下りリンク割り当てインデックスT-DAIとの少なくとも1つまたは複数が含まれた制御情報(Control Information、CI)に基づき、データチャネルグループのハイブリッド自動再送要求-確認HARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックするように構成されるフィードバックトリガモジュールを備える、
コードブックフィードバック装置を提供する。
【0006】
本願の実施例は、
1つまたは複数のプロセッサと、
1つまたは複数のプログラムを記憶するためのメモリとを備え、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサにより実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、上記コードブックフィードバック方法を実現する、
ユーザ機器を提供する。
【0007】
本願の実施例は、
コンピュータプログラムが記憶され、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、本願の実施例におけるいずれかの方法を実現する、
記憶媒体を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本願に係る無線ネットワークシステムの構造模式図である。
図2】本願に係るコードブックフィードバック方法のフローチャートである。
図3】本願に係るHARQ-ACKコードブックを確定する構造模式図である。
図4】本願に係るHARQ-ACKコードブックフィードバックの構造模式図である。
図5】本願に係るコードブックフィードバック装置の構造模式図である。
図6】本願に係るユーザ機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら本願の実施例について詳細に説明する。なお、矛盾しない限り、本願に係る実施例と実施例における特徴は、互いに任意に組み合わせることができる。
【0010】
図面のフローチャートに示されたステップは、1グループのコンピュータ実行可能命令のようなコンピュータシステムで実行できる。且つ、フローチャートに論理的順序を示したが、ある場合、ここでの順序と異なる順序で示されたまたは説明されたステップを実行してもよい。
【0011】
本願の技術案は、様々な通信システムに適用でき、例えば、グローバル移動体通信(Global System of Mobile communication、GSM(登録商標))システム、符号分割多重アクセス(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多重アクセス(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、ロングタームイボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LIE-A(Advanced long term evolution 、アドバンストロングタームイボリューション)システム、汎用移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)、および第5世代移動体通信(5th generation mobile networks、5G)システム等に適用でき、本願の実施例はこれについて限定しない。本願において、5Gシステムを例として説明する。
【0012】
本願の実施例は、異なる方式の無線ネットワークに使用できる。無線アクセスネットワークは、異なるシステムで異なる通信ノードを含んでもよい。図1は、本願に係る無線ネットワークシステムの構造模式図である。図1に示すように、該無線ネットワークシステム100は、基地局101、ユーザ機器110、ユーザ機器120およびユーザ機器130を備える。基地局101は、それぞれユーザ機器110、ユーザ機器120およびユーザ機器130との間で無線通信を行う。
【0013】
本願の実施例において、基地局は、ユーザ機器と通信可能な機器であってもよい。基地局は、任意の無線送受信機能を持つ機器であってもよく、基地局NodeB、イボリューション型基地局eNodeB、5G通信システムにおける基地局、将来の通信システムにおける基地局、WiFiシステムにおけるアクセスノード、無線中継ノード、無線返送ノード等を含んでもよいが、これらに限定されない。基地局は、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radioaccess network、CRAN)シーンにおける無線コントローラであってもよく、基地局は、スモール基地局、伝送ノード(transmission reference point、TRP)等であってもよく、本願の実施例は限定しない。
【0014】
ユーザ機器は、無線送受信機能を持つ機器であってもよく、陸上に配備でき、屋内または屋外、手持ち、着用または車載のものを含み、水面(例えば、船舶等)に配備されてもよく、空中(例えば、飛行機、風船および衛星等)に配備されてもよい。前記ユーザ機器は、携帯電話機(mobile phone)、タブレットコンピュータ(Portable android device、Pad)、無線送受信機能付きのコンピュータ、仮想現実(Virtual Reality、VR)端末、拡張現実(Augmented Reality、AR)端末、工業用制御(industrial control)における無線端末、無人運転(self driving)における無線端末、遠隔医療(remote medical)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末等であってもよい。本願の実施例は、適用シーンを限定しない。ユーザ機器は、端末、アクセス端末、ユーザ機器(User Equipment、UE)ユニット、UE局、移動局、移動台、遠隔局、遠隔端末、移動機器、UE端末、無線通信機器、UEエージェントまたはUE装置等と呼ばれてもよい。本願の実施例はこれについて限定しない。
【0015】
5G New Radio(5G NR)は、アンライセンスキャリア操作を利用する場合、多くの問題に直面する。まず、一部の国および地域において、アンライセンススペクトルの使用に対して対応する規制政策がある。例えば、機器は、アンライセンスキャリアを用いてデータを送信する前に、まず、前の話に耳を傾ける(Listen Before Talk、LBT)ことを実行する必要があり、CCAとも呼ばれ、CCAに成功した場合にのみ、機器は該アンライセンスキャリアに対応するリソースでデータを送信することができ、例えば、HARQ-ACKフィードバックを行うことができ、CCAに失敗した場合、HARQ-ACKフィードバック情報は送信できなくなる。
【0016】
NR下りリンクスケジュールデータ信号およびHARQフィードバックメカニズムは、以下のとおりである。基地局が、下りリンク物理共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)をスケジュールする下りリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)内に、ACK/NACKの具体的な時間領域位置をフィードバックすることをUEに通知するための1つのPDSCH-to-HARQ-timing-indicator情報を含み、タイミング量の範囲は{0,15}である。複数のPDSCHは、確認/否定確認(Acknowledgement/Non-Acknowledgement、ACK/NACK)情報のフィードバック位置が1つの同じスロットにあることに対応すれば、1つのHARQ-ACKコードブックの方式により1つの上りリンク物理制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)で複数のACK/NACK情報をフィードバックする。
【0017】
また、上りリンク自律データ伝送の場合、基地局が各UEにいずれもACK/NACK情報を含む1つのDCIをフィードバックすれば、オーバーヘッドは非常に大きくなる。
【0018】
1つの例示的な実施形態において、図2は、本願に係るコードブックフィードバック方法のフローチャートである。該方法は、NRがアンライセンスキャリアを利用してHARQ-ACKコードブックフィードバックを行う場合に適用できる。該方法は、本願に係るコードブックフィードバック装置により実行でき、該コードブックフィードバック装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアで実現でき、且つ、基地局に集積される。
【0019】
図2に示すように、本願に係るコードブックフィードバック方法は、主にステップS110を含む。
【0020】
S110において、1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する新たなフィードバック指示情報NFIと、データチャネルグループ指示および現在スケジュールされているデータチャネルに対応するグループインデックスと、1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する総下りリンク割り当てインデックス(Total Downlink Assignment Index、T-DAI)との少なくとも1つまたは複数が含まれた制御情報CIに基づき、データチャネルグループのハイブリッド自動再送要求-確認HARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックする。
【0021】
本実施例において、HARQ-ACKコードブックは複数のACK/NACK情報を含み、ACK情報は、受信局から送信局に送信された伝送系制御文字であり、送信されたデータの受信が間違いなく確認されたことを表す。NACK情報は、受信局から送信局に送信された伝送系制御文字であり、送信されたデータの受信がエラーとなり、または伝送データを受信していないことを表す。
【0022】
本実施例において、下りリンクHARQ-ACKコードブックフィードバックの場合、アンライセンスACK/NACKのフィードバックに複数回の伝送機会を提供するために、1つまたは複数のPDSCHグループをトリガしてHARQコードブックフィードバックを行うメカニズムを導入する必要がある。
【0023】
本実施例において、前記CIは下りリンク制御情報DCIであり、前記DCIはフォールバックDCIおよび非フォールバックDCIを含む。
【0024】
フォールバックfallback DCIはDCIフォーマット1_0であり、非フォールバックnon-fallback DCIはDCIフォーマット1_1である。フォールバックDCIに含まれる各DCI情報ドメインのビット数および値の範囲は設定不可能であり、非フォールバックDCIにおける情報ドメインのビット数および/または値の範囲は設定可能である。具体的には、Klを例とし、フォールバックDCIでサポートされるKl値の集合はプロトコルで規定され、{0~15}を含み、非フォールバックDCIでサポートされるKl値の集合は、ネットワーク側が無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングにより設定される。システムの検出性能を確保するために、フォールバックDCIに含まれるビット数は比較的少なく、後にイボリューションしても、一般的に多くのビット内容を追加しない。
【0025】
1つの例示的な実施例において、前記HARQ-ACKコードブックは、現在スケジュールされているデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、現時点までにスケジュールされたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、初めてトリガされたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、再トリガされたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、自律的に伝送されたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、半永続的にスケジュールされたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブックの少なくとも1つまたは複数を含む。
【0026】
1つの例示的な実施例において、制御情報CIに基づき、データチャネルグループのハイブリッド自動再送要求-確認HARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックすることは、前記非フォールバックDCIが1つまたは複数のデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことと、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることとを含む。
【0027】
1つの例示的な実施例において、DCIが1つまたは複数のPDSCHグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うメカニズムについて説明する。
【0028】
本実施例において、基地局は、非フォールバックDCIにより1つまたは複数のPDSCHグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行う。PDSCHグループは、現在スケジュールされているPDSCHグループ、現時点までにスケジュールされたPDSCHグループ、初めてトリガされたPDSCHグループ、再トリガされたPDSCHグループ、自律的に伝送されたPDSCHグループ、半永続的にスケジュールされたPDSCHグループを含む。
【0029】
各PDSCHグループに含まれるPDSCHは、フィードバックをトリガするデータチャネルグループ指示により動的指示を行う。同じPDSCHグループのACK/NACK情報は、同じPUCCHでフィードバックされる。UEは、DCIに含まれるタイミング関係および周波数領域リソース指示情報に従い、対応する時間周波数リソースで、トリガされたPDSCHグループに対応するACK/NACK情報をフィードバックする。
【0030】
例えば、DCIが2つのPDSCHグループをトリガした場合、非フォールバックDCIは、DCIの基に1ビットのデータチャネルグループ指示、1ビットの現在スケジュールされているデータチャネルに対応するグループインデックス、1ビットまたは2ビットの新たなフィードバック指示情報(New Feedback Indication、NFI)、2ビットの総下りリンク割り当てインデックスT-DAIを追加する必要がある。前記データチャネルグループ指示は、今回スケジュールされたPDSCHの所属するPDSCHグループを指示することに用いられ、前記現在スケジュールされているデータチャネルに対応するグループインデックスは、今回スケジュールされたPDSCHの所属するPDSCHグループのHARQ-ACKコードブックのみをフィードバックするか、全てのPDSCHグループに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックするかを指示することに用いられ、前記新たなフィードバック指示情報NFIは、今回スケジュールされたPDSCHグループまたはトリガされた別のPDSCHグループが現在スケジュールされたPDSCHグループであるか、元のPDSCHグループを含むかを指示することに用いられ、前記T-DAI情報は、スケジュールされていないがHARQ-ACKコードブックフィードバックをトリガするPDSCHグループに対応する。
【0031】
1つの例示的な実施例において、基地局が非フォールバックDCIにより1つまたは複数のPDSCHグループに対応するHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックする過程について説明する。
【0032】
本実施例において、データチャネルグループ指示および対応する新たなフィードバック指示情報に基づいてHARQ-ACKコードブックを確定し、前記HARQ-ACKコードブックをフィードバックする。
【0033】
まず、非フォールバックDCIがHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックする最大のPDSCHグループの数を予め定義するか、または上位層シグナリングにより設定し、最大のPDSCHグループの数は、2つまたは4つであってもよい。
【0034】
その後、非フォールバックDCIでトリガされたデータチャネルグループ指示を直接与えることにより、HARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックするPDSCHグループを確定する。例えば、4つのPDSCHグループが設定された場合、トリガされたコードブックをフィードバックするグループを指示するように3ビットを定義することができる。または、グループのbitmapの1対1で対応する方式により、HARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックするPDSCHグループを確定する。例えば、4つPDSCHグループが設定された場合、上位から下位まで各グループに対応するように4ビットを定義することができ、1001は、1つ目および4つ目のグループのHARQ-ACKコードブックフィードバックをトリガすることを意味する。
【0035】
本実施例において、前記データチャネルグループ指示および対応する新たなフィードバック指示情報に基づいてHARQ-ACKコードブックを確定することは、データチャネルグループ指示に基づいてフィードバックをトリガするデータチャネルグループを確定することと、前記データチャネルグループに対応する新たなフィードバック指示情報NFIが反転していない場合、前記現在スケジュールされているデータチャネルの所属するデータチャネルグループに予め記憶されたACK/NACK情報、および現在スケジュールされているデータチャネルに対応するACK/NACK情報を、HARQ-ACKコードブックとすることと、前記現在スケジュールされているデータチャネルグループに対応する新たなフィードバック指示情報NFIが反転した場合、前記スケジュールされているデータチャネルの所属するデータチャネルグループに予め記憶されたACK/NACK情報を破棄し、現在スケジュールされているデータチャネルに対応するACK/NACK情報をHARQ-ACKコードブックとすることとを含む。
【0036】
例えば、図3は、本願に係るHARQ-ACKコードブックを確定する構造模式図であり、図3に示すように、基地局が非フォールバックDCIでトリガされた最大のPDSCHグループ数を2とし、基地局がスロットnで非フォールバックDCIによりPDSCH1およびPDSCH2をスケジュールし、PDSCHグループ指示Group ID=1であり、即ち、データチャネルグループ指示Group ID=1のPDSCHグループをトリガして該PDSCHグループのHARQ-ACKコードブックフィードバックを行う場合、基地局は、1ビットのシグナリング値が0であることにより指示することができる。それと同時に、基地局は、今回スケジュールされたPDSCHグループに含まれる元のスケジュールされたPDSCHに対応するHARQ-ACKコードブックの受信が既に成功したか否かをUEに通知するための1ビットの新たなフィードバック指示情報NFIを更に与える。新たなフィードバック指示情報NFIが反転し、即ち、新たなフィードバック指示情報NFI=1である場合、元のスケジュールされた該PDSCHグループのPDSCHに対応するHARQ-ACK情報が全て正確に受信され、現在スケジュールされている該PDSCHグループに含まれるPDSCHが現在スケジュールされているPDSCHであることを表す。新たなフィードバック指示情報NFIが反転されておらず、新たなフィードバック指示情報NFI=0である場合、今回スケジュールされたPDSCHグループに含まれる元のスケジュールされたPDSCHに対応するHARQ-ACKの受信に成功せず、元のスケジュールされた該PDSCHグループのPDSCHに対応するHARQ-ACK情報、および現在スケジュールされているデータチャネルに対応するACK/NACK情報をフィードバックする必要があることを表す。
【0037】
その後、UEは、非フォールバックDCIを受信した後、データチャネルグループ指示および対応する新たなフィードバック指示情報NFIが反転したか否かに基づいて送信するHARQ-ACKコードブックを確定する必要がある。該PDSCHグループに対応する新たなフィードバック指示情報NFIが反転されていない場合、UEは、元の記憶された該PDSCHグループに含まれるPDSCHに対応するACK/NACK情報を、1つのHARQ-ACKコードブックにより基地局にフィードバックする必要がある。
【0038】
例えば、図3におけるスロットn+2時刻において、基地局が依然としてデータチャネルグループ指示Group ID=1のPDSCHグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行い、且つ、新たなフィードバック指示情報NFI=0が反転していない場合、UEは、この情報に従ってn+2時刻から現在までPDSCHグループに含まれる全てのPDSCHに対応するACK/NACK情報をフィードバックし、合計4bitのACK/NACK情報を含む。該PDSCHグループに対応する新たなフィードバック指示情報NFI=1であり、即ち、反転した場合、UEは、元の記憶された該PDSCHグループ内のPDSCHに対応するACK/NACK情報を破棄し、該PDSCHグループの現在スケジュールされているPDSCHに対応するACK/NACK情報を記憶し始める。スロットn+t時刻において、基地局が、データチャネルグループ指示Group ID=1のPDSCHグループに対応する新たなフィードバック指示情報NFI=1であると指示した場合、元のデータチャネルグループ指示Group ID=1のPDSCHグループに対応するACK/NACK情報が全て正確に受信されて破棄でき、現在、現在スケジュールされているPDSCHに対応するACK/NACK情報をフィードバックしようとすることをUEに通知する。
【0039】
1つの例示的な実施例において、現在スケジュールされているデータチャネルに対応するグループインデックスに基づき、フィードバックされたHARQ-ACKコードブックにおける各データチャネルグループに対応するACK/NACK情報の順序を確定する。
【0040】
本願に係る技術案は、PDSCHのスケジュールおよび対応するPDSCHグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことを解決し、各PDSCHに対応するHARQ-ACKコードブックの伝送に複数回の機会を提供し、システムの性能を向上させる。
【0041】
本願において、時刻Nで1つの非フォールバックDCIにより1つまたは複数のPDSCHグループに対応するHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックし、その後、N+t時刻でフォールバックDCIにより1つのPDSCHをスケジュールしたと仮定すれば、このフォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHに対応するACK/NACK情報は、予め設定された方法に従ってフィードバックされる。
【0042】
1つの例示的な実施例において、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、フォールバックDCIに含まれるタイミング関係により、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルを確定することと、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックすることとを含む。
【0043】
本実施例において、基地局は、上位層シグナリングによりUEの動的コードブックフィードバックを設定し、前記PDSCHグループのフィードバックは、非フォールバックDCIのみによりトリガでき、フォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHに対応するHARQ-ACKコードブックフィードバック方法について説明する。
【0044】
時刻Nで基地局が1つの非フォールバックDCIにより1つまたは複数のPDSCHグループに対応するHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックし、その後、N+t時刻でフォールバックDCIにより1つのPDSCHをスケジュールしたと仮定すれば、フォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHに対応するACK/NACK情報をフィードバックする。
【0045】
各フォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHは、依然として該フォールバックDCI内で与えられたタイミング関係によりACK/NACK情報のフィードバックに必要なリソース位置を確定する。
【0046】
DCIに設定された動的情報に基づいてPDSCHグループのHARQ-ACKコードブックフィードバックをトリガするメカニズムは、非フォールバックDCIのみに使用され、1つまたは複数のPDSCHグループに対応するHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックするための対応するビットフィールドは、非フォールバックDCIにしか含まれない。DCIがフォールバックDCIである場合、UEは、元のR15のフィードバック方法に従ってスケジュールされたPDSCHに対してHARQ-ACKコードブックフィードバックを行う。
【0047】
1つの例示的な実施例において、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、受信したフォールバックDCIにより、前記予め設定されたデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行い、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルが同じ予め設定されたデータチャネルグループに属することと、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するフィードバックされていないHARQ-ACKコードブックをフィードバックすることとを含む。
【0048】
本実施例において、フォールバックDCI内に新たなビットフィールドを追加しないが、PDSCHグループに基づくHARQ-ACKコードブックのトリガメカニズムをサポートできるために、以下の方法を採用して実現することができる。
【0049】
フォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHがいずれも1つのデフォルトの特別なPDSCHグループ(例えば、グループ指示が0のPDSCHグループ)に属すると予め定義し、その後、基地局が1つのフォールバックDCIをUEに送信すれば、グループ指示が0のPDSCHグループのHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックすることをUEに指示し、その後、UEは、フィードバックされていないフォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHに対応するACK/NACK情報を全て基地局にフィードバックし、フィードバックされた時間周波数リソースは、R15内の方法で確定される。
【0050】
該方法により、前のフォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHに対応するACK/NACKのフィードバックは、複数回の伝送機会を有し、信頼性を向上させる。
【0051】
一方、非フォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHが他のグループに属する場合、上記実施例に係る方法に従って1つまたは複数のPDSCHグループのHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックする。
【0052】
1つの例示的な実施例において、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルが同じ予め設定されたデータチャネルグループに属することを設定することと、受信した非フォールバックDCIに基づき、前記予め設定されたデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うこととを含む。
【0053】
一実施例において、前記非フォールバックDCI内のT-DAI数を累積し、ここで、前記T-DAI数は非フォールバックDCIによりスケジュールされた予め設定されたデータチャネルグループのデータチャネルの数、およびフォールバックDCIによりスケジュールされた同じ予め設定されたデータチャネルグループのデータチャネルの数を含み、非フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルグループに対応するNFIが反転しない。
【0054】
本実施例において、フォールバックDCIは、PDSCHグループのHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックすることをサポートし、且つ、フォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHおよび非フォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHのグループは統一でき、フォールバックDCIは新しいビットフィールドを追加しない。
【0055】
フォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHが1つのデフォルトのPDSCHグループに属するが、フォールバックDCIは、該PDSCHグループに対応するHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックすることができず、該PDSCHグループは、非フォールバックDCIにより該PDSCHグループに対応するHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックすることしかできない。非フォールバックDCIにおける各PDSCHグループに対応するT-DAIを累積する場合、スケジュール過程においてフォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHも累積し、且つ、該グループに対応するNFI情報は反転できない。
【0056】
例えば、図4は、本願に係るHARQ-ACKコードブックフィードバックの構造模式図であり、図4に示すように、合計2つのPDSCHグループがあり、且つ、全てのフォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHはデータチャネルグループ指示Group ID=2のPDSCHグループに属し、または、フォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHをHARQプロセスに従ってグループ分けると、2つのグループに分け、偶数プロセスはデータチャネルグループ指示Group ID=1のPDSCHグループに属し、奇数HARQプロセスはデータチャネルグループ指示Group ID=2のPDSCHグループに属する。基地局は、スロットKで1つのフォールバックDCIを送信して1つのPDSCHをスケジュールし、その後、スロットK+1で非フォールバックDCIにより2つのPDSCHをスケジュールし、この2つのPDSCHおよびスロットK時刻でスケジュールされたPDSCHが同じのPDSCHグループに属することを指示した場合、該非フォールバックDCI内の対応するT-DAIは、3であるべきであり、その後、UEは、非フォールバックDCIが指示した時間領域リソース割り当てにおけるフィードバックタイミング情報に従って、基地局に3ビットのHARQ-ACKコードブックをフィードバックする。該PDSCHグループは、前にスケジュールされた他のPDSCHに対応するHARQ-ACKコードブック、および基地局がフィードバックを受信していないかまたは受信に失敗したというフィードバックを含んでもよい。
【0057】
1つの例示的な実施例において、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、前記フォールバックDCIが予め設定されたデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行い、前記HARQ-ACKコードブックが、フォールバックDCIによりスケジュールされた第1データチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックと、非フォールバックDCIによりスケジュールされた第2データチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックとを含み、前記第1データチャネルと前記第2データチャネルとが同じ予め設定されたデータチャネルグループに属することと、前記HARQ-ACKコードブックをフィードバックすることとを含む。
【0058】
一実施例において、前記HARQ-ACKコードブックをフィードバックした後、前記予め設定されたデータチャネルグループに対応するT-DAIを前回の前記予め設定されたデータチャネルグループに対応するT-DAIに累積することと、前記予め設定されたデータチャネルグループに対応するNFIが反転しないこととを更に含む。
【0059】
本実施例は、フォールバックDCIの内容を修正せず、且つフォールバックDCIも、非フォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHのACK/NACKコードブックをトリガしてフィードバックすることができる方法について説明する。
【0060】
フォールバックDCIも、PDSCHグループのトリガ方式をサポートし、フォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHは1つの予め定義されたグループに属し、且つ、該フォールバックDCIの送信時に、非フォールバックDCIによりスケジュールされた該予め定義されたグループに属する対応するPDSCHに対応するACK/NACK情報をトリガし、且つ、T-DAIを累計する場合、前回の直近の該グループに対応するT-DAIに累積する必要があり、新たなフィードバック指示情報NFIはデフォルトで反転しない。
【0061】
例えば、システムのデフォルトで、フォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHがいずれもデフォルトでデータ信号指示Groud ID=1のPDSCHグループに属し、システムが2つのPDSCHグループをサポートすると仮定する。基地局は、時刻nで1つの非フォールバックDCIによりデータ信号指示Groud ID=1のPDSCHグループをスケジュールしてACK/NACKのフィードバックを行い、T-DAIの値が4であり、その後、UEは、該4ビットのコードブックをフィードバックする前にLBTの実行に失敗するか、または基地局のACK/NACK情報を正確に受信せず、同時に、基地局は、時刻kでフォールバックDCIにより1つのPDSCHをスケジュールした場合、該フォールバックDCIは、データ信号指示Groud ID=1のPDSCHグループのHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックすることができ、且つ、UEのC-DAIの値が5であることを指示する。これにより、UEは、該フォールバックDCIを受信した後、LBTの実行に成功すると、非フォールバックDCIによりスケジュールされたデータ信号指示Groud ID=1のPDSCHグループの4ビット情報と、今回フォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHに対応する1ビット情報との合計5ビットの情報を基地局にフィードバックする。
【0062】
該方法により、ACK/NACKのフィードバックの伝送機会を高める。
1つの例示的な実施例において、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、NFIを含むフォールバックDCIが、データチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことと、前記NFIが反転した場合、前記NFIを含むフォールバックDCIにより現在スケジュールされているデータチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックすることと、前記NFIが反転していない場合、トリガされたデータチャネルグループに予め記憶されたデータチャネルグループに含まれる各データチャネルに対応するHARQ-ACKコードブック、および現在スケジュールされているデータチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックすることとを含む。
【0063】
本実施例は、フォールバックDCIによりPDSCHグループのHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックする別の方法について説明する。
【0064】
フォールバックDCI内にいくつかの新たなビットフィールドを追加し、または予約ビットを利用していくつかの情報を指示する。しかし、新たに追加したビットフィールドの数は、非フォールバックDCI内に追加したビットフィールドの数よりも少ない。
【0065】
例えば、フォールバックDCI内に1ビットの新たなフィードバック指示情報NFIのみを追加する。
【0066】
PDSCHをスケジュールするDCIがフォールバックDCIである場合、デフォルトでトリガグループが予め定義されたグループであり、例えば、データ信号指示Groud ID=1のPDSCHグループ内の全てのPDSCHがHARQ-ACKコードブックフィードバックを行う。且つ、フォールバックDCI内に1ビットのNFI情報のみが含まれ、NFI情報が反転した場合、現在からフォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHに対応するACK/NACK情報をフィードバックし、反転していない場合、前にスケジュールされたPDSCHを含む対応するACK/NACK情報をフィードバックする。UEは、C-DAIの値に基づいてフィードバックするACK/NACKビット数を確定する。
【0067】
一実施例において、該トリガされたフィードバックは、非フォールバックDCIによりスケジュールされた、データ信号指示Groud ID=1のPDSCHグループに属するACK/NACK情報のフィードバックも含む。
【0068】
1つの例示的な実施例において、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、RRCシグナリングまたはメディアアクセス制御層制御ユニット(Media Access Control Control Element、MAC CE)シグナリングによりタイマーをトリガすることと、データチャネルグループ指示を含むフォールバックDCIが、前記データチャネルグループ指示に対応するデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことと、タイマーのトリガ時点から現時点までの時間帯における前記データチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックすることとを含む。
【0069】
本実施例は、フォールバックDCIによりPDSCHグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行う別の方法について説明する。
【0070】
フォールバックDCI内にフィードバックをトリガする1つのデータチャネルグループ指示のみを追加し、各フォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHの所属するPDSCHグループを動的に調整することができ、その後、UEは、フォールバックDCIを受信すると、フィードバックをトリガするデータチャネルグループ指示に基づき、データチャネルグループ指示に記載のPDSCHグループ内の全てのPDSCHに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックする。
【0071】
一実施例において、1つのタイマーを設定することができ、該タイマーは、RRCシグナリングまたはMAC-CEによりトリガされ、UEが毎回フィードバックするHARQ-ACKコードブックは、前回のタイマーがトリガされてから現在までの全ての該PDSCHグループに対応するHARQ-ACKコードブックである。基地局が該PDSCHグループに対応するACK/NACK情報を受信した後、再びRRCシグナリングまたはMAC-CEにより該タイマーをトリガすることができる。
【0072】
例えば、基地局は、時刻NでMAC CEにより該タイマーをトリガしてカウントを開始し、その後、時刻N+Tで1つのフォールバックDCIを送信し、あるPDSCHをスケジュールし、且つ、該フォールバックDCI内にデータチャネルグループ指示Groud ID=1がある場合、全てのデータチャネルグループ指示Groud ID=1のPDSCHグループのHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックすることを表す。該データチャネルグループ指示Groud ID=1のPDSCHグループは、フォールバックDCIによりスケジュールされた一部のPDSCHを含むとともに、非フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルグループ指示Groud ID=1のPDSCHグループに属する一部のPDSCHも含む。その後、UEは、データチャネルグループ指示を受信した後、前回のタイマーがトリガされてから現在まで、全てのデータチャネルグループ指示Groud ID=1のPDSCHグループに属するACK/NACK情報をフィードバックする。
【0073】
一実施例において、フォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHは統一に累積され、且つ、C-DAIにより、現在までフォールバックDCIによりスケジュールされた全ての該PDSCHグループに対応するPDSCHの総数を示す。その後、非フォールバックDCIによりスケジュールされた該PDSCHグループのPDSCHは、統一にT-DAIによりグループ内に累積される。最後に、UEがフィードバックするACK/NACK情報のビット数は、最後のC-DAIと最後のT-DAIとの和により確定される。
【0074】
基地局が4つのフォールバックDCIによりスケジュールした4つPDSCHは全てデータチャネルグループ指示Groud ID=1のPDSCHグループに属し、且つ、最後のフォールバックDCI内で対応するC-DAIの値が4であり、その後、4つの非フォールバックDCIによりスケジュールされた6つのPDSCHも全てデータチャネルグループ指示Groud ID=1のPDSCHグループに属し、且つ、最後のDCI内でT-DAIの値が6であることにより指示すると仮定した場合、UEは、これらの情報を受信した後、フィードバックしたデータチャネルグループ指示Groud ID=1のPDSCHグループに対応するACK/NACK情報のビット数は10ビットである。
【0075】
1つの例示的な実施例において、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、前記フォールバックDCIがデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことを含み、ここで、前記データチャネルグループは、フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルと、非フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルとを含み、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループは、予め設定されるか、またはHARQプロセスに従って準静的に設定される。
【0076】
本実施例は、PUSCHをスケジュールするDCIにより、UEをトリガしてあるPDSCHグループに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックする指示方法について説明する。
【0077】
一実施例において、該PDSCHグループは、フォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHを含むとともに、非フォールバックによりスケジュールされたPDSCHも含み、フォールバックDCIによりスケジュールされたPDSCHの所属するグループは、デフォルトであるか、またはHARQプロセスに従って準静的に設定される。
【0078】
例えば、PDSCHグループの数が2であるように上位層シグナリングにより準静的に設定するかまたは予め定義し、且つ、この2つのグループがHARQ-ACKコードブックフィードバックをトリガするか否かに対応するために、フォールバックDCI内に2ビットのbitmapを追加し、例えば、bitmapが10である場合、1つ目のグループのフィードバックをトリガしたことを指示し、bitmapが01である場合、2つ目のグループのフィードバックをトリガしたことを指示し、bitmapが11である場合、この2つのグループのHARQ-ACKフィードバックをトリガしたことを指示する。または、1ビットのみを定義し、0の場合、今回スケジュールされたPDSCHの所属するPDSCHグループをフィードバックしたことを表し、1の場合、今回スケジュールされたPDSCHの所属するグループに加え、更に残りのグループのHARQ-ACKコードブックフィードバックをトリガし、または全てのPDSCHグループをフィードバックしたことを表す。その後、UEは、該情報を受信した後、この2つのグループまたは1つのグループのHARQ-ACKコードブック情報を、スケジュールされたPUSCHに多重化して基地局にアップロードする。
【0079】
1つの例示的な実施例において、フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、上りリンクスケジュールグラントUL grantに対応するDCIが、下りリンクHARQプロセスに対応するデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことを含む。
【0080】
一実施例において、前記UL grantに対応するDCIが下りリンクHARQプロセスに対応するデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことは、UL grantに対応するDCIに含まれるビット情報がイネーブルである場合、下りリンクHARQプロセスに対応するデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことを含む。
【0081】
UL grantに対応するDCIによりトリガされたのは、全ての設定された下りリンクHARQプロセスに対応するPDSCHに対応するACK/NACKのフィードバックであり、具体的に、UL grantに対応するDCIに含まれるフォールバックDCIおよび非フォールバックDCIに1ビットの情報を追加し、該ビットがイネーブルである場合、UEをトリガして全ての設定された下りリンクHARQプロセスのPDSCHに対して対応するACK/NACK情報をフィードバックする。該ビットフィールドがイネーブルでない場合、該メカニズムをトリガせず、該DCIの機能は元と同様にPUSCHの伝送をスケジュールする。
【0082】
1つの例示的な実施例において、前記方法は、前記HARQ-ACKコードブックが前記グループの共通の下りリンク制御情報(group common Downlink Control Information、GC-DCI)に担持されてフィードバックされることを更に含み、ここで、前記HARQ-ACKコードブックは、無線ネットワーク一時識別子(Radio Network Temporary Identifier、RNTI)によりスクランブルされ、前記HARQ-ACKコードブックが位置する時間周波数リソース位置は、ブロードキャストチャネルおよび/または残存最小システム情報(remaining minimum system information、RMSI)チャネルを介して送信される。
【0083】
基地局が複数のUEに同時にフィードバックするHARQ-ACK情報は、1つのGC-DCIに担持される。
【0084】
前記下りリンクフィードバック情報は、特定のRNTIによりスクランブルされ、時間周波数リソース位置が設定され、ブロードキャストチャネルを介して複数のUEに通知される。
【0085】
1つの例示的な実施例において、前記CIは、変調と符号化方式(Modulation and Coding Scheme、MCS)、送信プリコーディング行列指標(transmit precoder matrix indicator、TPMI)の少なくとも1つまたは複数を更に含む。
【0086】
該GC-DCIは、以上の情報に加え、該GC-DCIは、いくつかのMCS、TPMI等のチャネル適応再送信をスケジュールしてトリガする指示情報を更に含む。
【0087】
1つの例示的な実施例において、HARQ-ACKコードブックフィードバックを行う場合、ユーザ機器UEから送信された上りリンクデータに対応するHARQ-ACKコードブックを取得する。
【0088】
1つの例示的な実施例において、上りリンクデータに対応するHARQ-ACKコードブックのビット位置を確定することは、
HARQ-ACKコードブックのビット位置が、対応するデータチャネルのリソース位置またはリソースグループ位置と1対1で対応することと、
HARQ-ACKコードブックのビット位置が、スケジュールされたデータチャネルに対応する制御チャネルユニット(Control Channel Element、CCE)インデックスと1対1で対応することとの1つを含む。
【0089】
HARQ-ACK情報のビット位置は、各UEに対応するPUSCHの1つのリソース位置または1つのリソースグループと1対1で対応する。UEから送信された上りリンクデータ位置が異なることにより、基地局がフィードバックするHARQ-ACK情報のビット位置も異なる。
【0090】
例えば、1ビット目はPRB0に対応し、2ビット目はPRB1に対応し、順次類推する。または、1ビット目はRBG0に対応し、2ビット目はRBG1に対応し、順次類推する。
【0091】
1つのリソースグループが複数のユーザに対応する場合、HARQ-ACK bundlingの方式またはHARQ-ACK multiplexingの方式を採用することができる。即ち、1つの0があれば0であるが、全てが1である場合にのみ、1であり得る。
【0092】
PUSCHに対応するDCIをスケジュールする最小のCCEインデックスに基づき、1対1で対応させる。
【0093】
例えば、UE1のPUSCHに対応するDCIをスケジュールする最小のCCEインデックスが1で、UE2のPUSCHに対応するDCIをスケジュールする最小のCCEインデックスが2で、UE3のPUSCHに対応するDCIをスケジュールする最小のCCEインデックスが3である場合、基地局がこの3つのUEにACK/NACKを同時にフィードバックする順序は、CCEインデックスの順序で並び替えられ、その後、UEはこの情報に従って受信する。
【0094】
1つの例示的な実施例において、以上に言及された基地局がDCIによりUEをトリガして1つのPDSCHグループのHARQコードブックフィードバックを行う方法を基地局に適用し、上りリンクPUSCHグループに対してACK/NACKのフィードバックを行う方法について説明する。
【0095】
まず、UEに対して設定したHARQプロセスをグループ分け、例えば、偶数プロセスの第1グループのグループ番号が1であり、奇数HARQプロセスの第1グループがグループ2であると予め定義した。その後、基地局は、UL grantに対応するDCI内で、2ビットのグループにより指示をトリガし、基地局がこれからどのPUSCHグループに対応するACK/NACK情報をフィードバックするかをUEに知らせる。その後、UEは、この情報に基づいて基地局からフィードバックされたACK/NACKを受信し、この情報に基づいて対応するデータ再送信を行う。
【0096】
一実施例において、前記PUSCHは、UEが自律的に伝送したPUSCHおよび基地局によりスケジュールされたPUSCHを含む。
【0097】
該方法により、上りリンクPUSCHに対応するACK/NACKのフィードバックに複数の伝送機会を提供し、フィードバックのロバスト性を向上させることができる。
【0098】
本願の実施例は、コードブックフィードバック装置を更に提供し、図5は、本願に係るコードブックフィードバック装置の構造模式図である。該方法は、NRがアンライセンスキャリアを利用してHARQ-ACKコードブックフィードバックを行う場合に適用できる。該コードブックフィードバック装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアで実現でき、且つ、基地局に集積される。図5に示すように、コードブックフィードバック装置は、主にフィードバックトリガモジュール51を備える。
【0099】
フィードバックトリガモジュール51は、1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する新たなフィードバック指示情報NFIと、フィードバックをトリガするデータチャネルグループ指示および現在スケジュールされているデータチャネルに対応するグループインデックスと、1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する総下りリンク割り当てインデックスT-DAIとの少なくとも1つまたは複数が含まれた制御情報CIに基づき、データチャネルグループのハイブリッド自動再送要求-確認HARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックするように構成される。
【0100】
本実施例に係るコードブックフィードバック装置は、本願の実施例のコードブックフィードバック方法に使用され、本実施例に係るコードブックフィードバック装置の実現原理および技術的効果は、本願の実施例のコードブックフィードバック方法に類似し、ここで説明を省略する。
【0101】
1つの例示的な実施例において、前記CIは下りリンク制御情報DCIであり、前記DCIはフォールバックDCIおよび非フォールバックDCIを含む。
【0102】
1つの例示的な実施例において、HARQ-ACKコードブックは、現在スケジュールされているデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、現時点までにスケジュールされたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、初めてトリガされたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、再トリガされたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、自律的に伝送されたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、半永続的にスケジュールされたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブックの少なくとも1つまたは複数を含む。
【0103】
1つの例示的な実施例において、フィードバックトリガモジュール51は、前記非フォールバックDCIが1つまたは複数のデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックし、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックするように構成される。
【0104】
1つの例示的な実施例において、フィードバックトリガモジュール51は、データチャネルグループ指示および対応する新たなフィードバック指示情報に基づいてHARQ-ACKコードブックを確定し、前記HARQ-ACKコードブックをフィードバックするように構成される。
【0105】
1つの例示的な実施例において、フィードバックトリガモジュール51は、データチャネルグループ指示に基づいてフィードバックをトリガするデータチャネルグループを確定し、前記データチャネルグループに対応する新たなフィードバック指示情報が反転していない場合、前記スケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに予め記憶された対応するACK/NACK情報、および現在スケジュールされているデータチャネルに対応するACK/NACK情報を、HARQ-ACKコードブックとすることを確定し、前記スケジュールされたデータチャネルグループに対応するNFIが反転した場合、前記スケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに予め記憶されたに対応するACK/NACK情報を破棄し、現在スケジュールされているデータチャネルに対応するACK/NACK情報をHARQ-ACKコードブックとすることを確定するように構成される。
【0106】
1つの例示的な実施例において、フィードバックトリガモジュール51は、現在スケジュールされているデータチャネルに対応するグループインデックスに基づき、フィードバックされたHARQ-ACKコードブックにおける各データチャネルグループに対応するACK/NACK情報の順序を確定するように構成される。
【0107】
1つの例示的な実施例において、フィードバックトリガモジュール51は、フォールバックDCIに含まれるタイミング関係により、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルを確定し、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックするように構成される。
【0108】
1つの例示的な実施例において、フィードバックトリガモジュール51は、受信したフォールバックDCIにより、前記予め設定されたデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行い、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルが、同じ予め設定されたデータチャネルグループに属し、フィードバックされていない前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックするように構成される。
【0109】
1つの例示的な実施例において、フィードバックトリガモジュール51は、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルが同じ予め設定されたデータチャネルグループに属することを設定し、受信した非フォールバックDCIに基づき、前記予め設定されたデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うように構成される。
【0110】
1つの例示的な実施例において、フィードバックトリガモジュール51は、非フォールバックDCIによりスケジュールされた予め設定されたデータチャネルグループのデータチャネルの数、およびフォールバックDCIによりスケジュールされた同じ予め設定されたデータチャネルグループのデータチャネルの数を含む前記非フォールバックDCI内のT-DAI数を累積し、非フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルグループに対応するNFIが反転しないように構成される。
【0111】
1つの例示的な実施例において、フィードバックトリガモジュール51は、前記フォールバックDCIが予め設定されたデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行い、前記HARQ-ACKコードブックが、フォールバックDCIによりスケジュールされた第1データチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックと、非フォールバックDCIによりスケジュールされた第2データチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックとを含み、前記第1データチャネルと前記第2データチャネルとが同じ予め設定されたデータチャネルグループに属し、前記HARQ-ACKコードブックをフィードバックするように構成される。
【0112】
1つの例示的な実施例において、フィードバックトリガモジュール51は、前記予め設定されたデータチャネルグループに対応するT-DAIを前回の前記予め設定されたデータチャネルグループに対応するT-DAIに累積し、前記予め設定されたデータチャネルグループに対応するNFIが反転しないように構成される。
【0113】
1つの例示的な実施例において、フィードバックトリガモジュール51は、NFIを含むフォールバックDCIが、データチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行い、前記NFIが反転した場合、前記NFIを含むフォールバックDCIにより現在スケジュールされているデータチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックし、前記NFIが反転していない場合、トリガされたデータチャネルグループに予め記憶されたデータチャネルグループに含まれる各データチャネルに対応するHARQ-ACKコードブック、および現在スケジュールされているデータチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックするように構成される。
【0114】
1つの例示的な実施例において、フィードバックトリガモジュール51は、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングによりタイマーをトリガし、データチャネルグループ指示を含むフォールバックDCIが、前記データチャネルグループ指示に対応するデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行い、タイマーのトリガ時点から現時点までの時間帯における前記データチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックするように構成される。
【0115】
1つの例示的な実施例において、フィードバックトリガモジュール51は、前記フォールバックDCIがデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うように構成され、ここで、前記データチャネルグループは、フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルと、非フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルとを含み、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループは、予め設定されるか、またはHARQプロセスに従って準静的に設定される。
【0116】
1つの例示的な実施例において、フィードバックトリガモジュール51は、上りリンクスケジュールグラントUL grantに対応するDCI下りリンクHARQプロセスに対応するデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うように構成される。
【0117】
1つの例示的な実施例において、フィードバックトリガモジュール51は、UL grantに対応するDCIに含まれるビット情報がイネーブルである場合、下りリンクHARQプロセスに対応するデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うように構成される。
【0118】
1つの例示的な実施例において、前記データチャネルは、物理上りリンク共有チャネルPUSCHおよび物理下りリンク共有チャネルPDSCHを含む。
【0119】
1つの例示的な実施例において、フィードバックトリガモジュール51は、前記HARQ-ACKコードブックを前記グループの共通の下りリンク制御情報GC-DCIに担持してフィードバックするように構成され、ここで、前記HARQ-ACKコードブックは、RNTIによりスクランブルされ、前記HARQ-ACKコードブックが位置する時間周波数リソース位置は、ブロードキャストチャネルおよび/またはRMSIチャネルを介して送信される。
【0120】
1つの例示的な実施例において、前記CIは、変調と符号化方式MCS、送信プリコーディング行列指標TPMIの少なくとも1つまたは複数を更に含む。
【0121】
1つの例示的な実施例において、フィードバックトリガモジュール51は、HARQ-ACKコードブックフィードバックを行う場合、ユーザ機器UEから送信された上りリンクデータに対応するHARQ-ACKコードブックを取得するように構成される。
【0122】
1つの例示的な実施例において、上りリンクデータに対応するHARQ-ACKコードブックのビット位置を確定することは、
HARQ-ACKコードブックのビット位置が、対応するデータチャネルのリソース位置またはリソースグループ位置と1対1で対応することと、
HARQ-ACKコードブックのビット位置が、スケジュールされたデータチャネルに対応するCCEインデックスと1対1で対応することとの1つを含む。
【0123】
本願の実施例は、ユーザ機器を更に提供し、図6は、本願に係るユーザ機器の構造模式図であり、図6に示すように、本願に係るユーザ機器は、1つまたは複数のプロセッサ61およびメモリ62を備える。該ユーザ機器におけるプロセッサ61は、1つまたは複数であってもよく、図6では、1つのプロセッサ61を例とし、メモリ62は、1つまたは複数のプログラムを記憶することに用いられ、前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサ61により実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサ61は、本発明の実施例に記載のコードブックフィードバック方法を実現する。
【0124】
ユーザ機器は、通信装置63、入力装置64および出力装置65を更に備える。
ユーザ機器におけるプロセッサ61、メモリ62、通信装置63、入力装置64および出力装置65は、バスまたは他の方式で接続することができ、図6において、バスを介して接続することを例とする。
【0125】
入力装置64は、入力された数字または文字情報を受信し、およびユーザ機器のユーザ設定および機能制御に関連するキー信号入力を生成することに使用できる。出力装置65は、ディスプレイ等の表示装置を含んでもよい。
【0126】
通信装置63は、受信機および送信機を備えてもよい。通信装置63は、プロセッサ61の制御に基づいて情報送受信通信を行うように構成される。
【0127】
メモリ62は、コンピュータ可読記憶媒体として、ソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能プログラムおよびモジュール、例えば、本願の実施例に係るコードブックフィードバック方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、コードブックフィードバック装置におけるフィードバックトリガモジュール51)を記憶するために使用できる。メモリ62は、プログラム記憶エリアおよびデータ記憶エリアを備えてもよく、ここで、プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶エリアは、機器の使用に基づいて作成されたデータ等を記憶することができる。また、メモリ62は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリ、または他の非一時的な固体記憶デバイスのような非一時的なメモリを更に含んでもよい。いくつかの実施例において、メモリ62は、プロセッサ61に対してリモートに設けられたメモリを含むことが好ましく、これらのリモートメモリは、ネットワークを介してユーザ機器に接続することができる。上記ネットワークの実例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワークおよびその組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。
【0128】
本願の実施例は、コンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、本願の実施例に記載のいずれかのコードブックフィードバック方法を実現する記憶媒体を更に提供し、前記方法は、
1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する新たなフィードバック指示情報NFIと、フィードバックをトリガするデータチャネルグループ指示および現在スケジュールされているデータチャネルに対応するグループインデックスと、1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する総下りリンク割り当てインデックスT-DAIとの少なくとも1つまたは複数が含まれた制御情報CIに基づき、データチャネルグループのハイブリッド自動再送要求-確認HARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックすることを含む。
【0129】
上記は、本願の例示的な実施例に過ぎず、本願の保護範囲を限定するものではない。
当業者であれば、ユーザ端末という用語は、任意の適当なタイプの無線ユーザ機器を含み、例えば、携帯電話機、携帯型データ処理装置、携帯型ネットワークブラウザまたは車載移動局を含むことを理解すべきである。
【0130】
一般的には、本願の様々な実施例は、ハードウェアまたは特定用途向け回路、ソフトウェア、論理またはその任意の組み合わせで実現できる。例えば、一部の態様はハードウェアで実現でき、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサまたは他の計算装置により実行可能なファームウェアまたはソフトウェアで実現でき、本願はこれらに限定されない。
【0131】
本願の実施例は、移動装置のデータプロセッサによりコンピュータプログラム命令を実行することで実現でき、例えば、プロセッサのエンティティにおいて、ハードウェアにより、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現できる。コンピュータプログラム命令は、アセンブリ命令、命令セットアーキテクチャ(Instruction Set Architecture、ISA)命令、機械命令、機械関連命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、または1種または複数種のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはターゲットコードであってもよい。
【0132】
本願の図面における任意の論理フローのブロック図は、プログラムステップを表してもよいし、互いに接続された論理回路、モジュールおよび機能を表してもよいし、プログラムステップと論理回路、モジュールおよび機能との組み合わせを表してもよい。コンピュータプログラムはメモリに記憶されてもよい。メモリは、ローカルな技術環境に適した任意のタイプを有することができ、且つ、任意の適当なデータ記憶技術で実現できる。例えば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、光記憶デバイスおよびシステム(デジタル多機能ディスク(Digital Video Disc、DVD)または光ディスク(Compact Disc、CD))等を含んでもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読媒体は、非一時的な記憶媒体を含んでもよい。データプロセッサは、ローカルな技術環境に適した任意のタイプであってもよく、例えば、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブル論理デバイス(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサであってもよいが、これらに限定されない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2022-03-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する新たなフィードバック指示情報NFIと、データチャネルグループ指示および現在スケジュールされているデータチャネルに対応するグループインデックスと、1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する総下りリンク割り当てインデックスT-DAIとの少なくとも1つが含まれた制御情報CIに基づき、データチャネルグループのハイブリッド自動再送要求-確認HARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックすることを含む、
コードブックフィードバック方法。
【請求項2】
前記CIは下りリンク制御情報DCIであり、前記DCIはフォールバックDCIおよび非フォールバックDCIを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記HARQ-ACKコードブックは、現在スケジュールされているデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、現時点までにスケジュールされたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、初めてトリガされたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、再トリガされたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、自律的に伝送されたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブック、半永続的にスケジュールされたデータチャネルグループのHARQ-ACKコードブックの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
CIに基づき、データチャネルグループのHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックすることは、
前記非フォールバックDCIが1つまたは複数のデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックすることと、
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることとを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記非フォールバックDCIが1つまたは複数のデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックすることは、
前記データチャネルグループ指示および前記1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する新たなフィードバック指示情報に基づいて前記HARQ-ACKコードブックを確定することと、
前記HARQ-ACKコードブックをフィードバックすることとを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記データチャネルグループ指示および前記1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する新たなフィードバック指示情報に基づいて前記HARQ-ACKコードブックを確定することは、
前記データチャネルグループ指示に基づいてフィードバックをトリガするデータチャネルグループを確定することと、
前記フィードバックをトリガするデータチャネルグループに対応するNFIが反転していない場合、前記現在スケジュールされているデータチャネルの所属するデータチャネルグループに予め記憶された確認/否定確認ACK/NACK情報、および前記現在スケジュールされているデータチャネルに対応するACK/NACK情報を、前記HARQ-ACKコードブックとすることと、
前記フィードバックをトリガするデータチャネルグループに対応するNFIが反転した場合、前記現在スケジュールされているデータチャネルの所属するデータチャネルグループに予め記憶されたACK/NACK情報を破棄し、前記現在スケジュールされているデータチャネルに対応するACK/NACK情報を前記HARQ-ACKコードブックとすることとを含
前記現在スケジュールされているデータチャネルの所属するデータチャネルグループに予め記憶されたACK/NACK情報、および前記現在スケジュールされているデータチャネルに対応するACK/NACK情報を、前記HARQ-ACKコードブックとすることは、
前記現在スケジュールされているデータチャネルに対応するグループインデックスに基づき、フィードバックされたHARQ-ACKコードブックにおける各データチャネルグループに対応するACK/NACK情報の順序を確定することを含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、
前記フォールバックDCIに含まれるタイミング関係により、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルを確定することと、
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックすることとを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、
受信したフォールバックDCIにより、予め設定されたデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行い、フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルが同じ予め設定されたデータチャネルグループに属することと、
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するフィードバックされていないHARQ-ACKコードブックをフィードバックすることとを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項9】
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、
フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルが同じ予め設定されたデータチャネルグループに属することを設定することと、
受信した非フォールバックDCIに基づき、前記同じ予め設定されたデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うこととを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項10】
受信した非フォールバックDCIに基づき、前記予め設定されたデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことは、
前記非フォールバックDCIによりスケジュールされた予め設定されたデータチャネルグループ内のデータチャネルの数、および前記フォールバックDCIによりスケジュールされた同じ予め設定されたデータチャネルグループ内のデータチャネルの数を含む前記非フォールバックDCI内のT-DAI数を累積することと、
前記非フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルグループに対応するNFIが反転しないこととを更に含む、
請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、
前記フォールバックDCIが予め設定されたデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行い、前記HARQ-ACKコードブックが、前記フォールバックDCIによりスケジュールされた第1データチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックと、前記非フォールバックDCIによりスケジュールされた第2データチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックとを含み、前記第1データチャネルと前記第2データチャネルとが同じ予め設定されたデータチャネルグループに属することと、
前記HARQ-ACKコードブックをフィードバックすることとを含
前記HARQ-ACKコードブックをフィードバックした後、
前記予め設定されたデータチャネルグループに対応するT-DAIを前回の前記予め設定されたデータチャネルグループに対応するT-DAIに累積することと、
前記予め設定されたデータチャネルグループに対応するNFIが反転しないこととを更に含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項12】
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、
NFIを含むフォールバックDCIが、データチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことと、
前記NFIが反転した場合、前記NFIを含むフォールバックDCIにより現在スケジュールされているデータチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックすることと、
前記NFIが反転していない場合、トリガされたデータチャネルグループに予め記憶されたデータチャネルグループに含まれる各データチャネルに対応するHARQ-ACKコードブック、および前記現在スケジュールされているデータチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックすることとを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項13】
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、
無線リソース制御RRCシグナリングまたはメディアアクセス制御層制御ユニットMAC CEシグナリングによりタイマーをトリガすることと、
前記データチャネルグループ指示を含むフォールバックDCIが、前記データチャネルグループ指示に対応するデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことと、
前記タイマーのトリガ時点から現時点までの時間帯における前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックをフィードバックすることとを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項14】
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、
前記フォールバックDCIがデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことを含み、前記データチャネルグループは、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルと、前記非フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルとを含み、前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループは、予め設定されるか、またはハイブリッド自動再送要求HARQプロセスに従って準静的に設定される、
請求項4に記載の方法。
【請求項15】
前記フォールバックDCIによりスケジュールされたデータチャネルの所属するデータチャネルグループに対応するHARQ-ACKコードブックを、予め設定された方法に従ってフィードバックすることは、
上りリンクスケジュールグラントUL grantに対応するDCIが下りリンクHARQプロセスに対応するデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項16】
UL grantに対応するDCIが下りリンクHARQプロセスに対応するデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことは、
前記UL grantに対応するDCIに含まれるビット情報がイネーブルである場合、前記下りリンクHARQプロセスに対応するデータチャネルグループをトリガしてHARQ-ACKコードブックフィードバックを行うことを含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記HARQ-ACKコードブックがグループの共通の下りリンク制御情報GC-DCIに担持されてフィードバックされることを更に含み、前記HARQ-ACKコードブックは、無線ネットワーク一時識別子RNTIによりスクランブルされ、前記HARQ-ACKコードブックが位置する時間周波数リソース位置は、ブロードキャストチャネル、残存最小システム情報RMSIチャネルの少なくとも1つを介して送信され、
前記CIは、変調と符号化方式MCS、送信プリコーディング行列指標TPMIの少なくとも1つを更に含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項18】
HARQ-ACKコードブックフィードバックを行う場合、ユーザ機器UEから送信された上りリンクデータチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックを取得することを更に含み、
前記上りリンクデータチャネルに対応するHARQ-ACKコードブックのビット位置を確定することは、
前記HARQ-ACKコードブックのビット位置が、上りリンクデータチャネルのリソース位置またはリソースグループ位置と1対1で対応することと、
前記HARQ-ACKコードブックのビット位置が、スケジュールされたデータチャネルに対応する制御チャネルユニットCCEインデックスと1対1で対応することとの1つを含む、
請求項17に記載の方法。
【請求項19】
1つまたは複数のプロセッサと、
1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成されるメモリとを備え、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサにより実行されると、1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する新たなフィードバック指示情報NFIと、データチャネルグループ指示および現在スケジュールされているデータチャネルに対応するグループインデックスと、1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する総下りリンク割り当てインデックスT-DAIとの少なくとも1つが含まれた制御情報CIに基づき、データチャネルグループのハイブリッド自動再送要求-確認HARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックする、
ユーザ機器。
【請求項20】
コンピュータプログラムが記憶され、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサにより実行されると、1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する新たなフィードバック指示情報NFIと、データチャネルグループ指示および現在スケジュールされているデータチャネルに対応するグループインデックスと、1つまたは複数のデータチャネルグループに対応する総下りリンク割り当てインデックスT-DAIとの少なくとも1つが含まれた制御情報CIに基づき、データチャネルグループのハイブリッド自動再送要求-確認HARQ-ACKコードブックをトリガしてフィードバックする、
非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【国際調査報告】