IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 中興通訊股▲ふん▼有限公司の特許一覧

特表2022-550428情報確定方法、情報調整方法、閾値使用方法、端末、及び基地局
<>
  • 特表-情報確定方法、情報調整方法、閾値使用方法、端末、及び基地局 図1
  • 特表-情報確定方法、情報調整方法、閾値使用方法、端末、及び基地局 図2
  • 特表-情報確定方法、情報調整方法、閾値使用方法、端末、及び基地局 図3
  • 特表-情報確定方法、情報調整方法、閾値使用方法、端末、及び基地局 図4
  • 特表-情報確定方法、情報調整方法、閾値使用方法、端末、及び基地局 図5
  • 特表-情報確定方法、情報調整方法、閾値使用方法、端末、及び基地局 図6
  • 特表-情報確定方法、情報調整方法、閾値使用方法、端末、及び基地局 図7
  • 特表-情報確定方法、情報調整方法、閾値使用方法、端末、及び基地局 図8
  • 特表-情報確定方法、情報調整方法、閾値使用方法、端末、及び基地局 図9
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-01
(54)【発明の名称】情報確定方法、情報調整方法、閾値使用方法、端末、及び基地局
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20221124BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20221124BHJP
【FI】
H04L27/26 113
H04W72/04 111
H04W72/04 133
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022520153
(86)(22)【出願日】2020-09-17
(85)【翻訳文提出日】2022-05-30
(86)【国際出願番号】 CN2020115875
(87)【国際公開番号】W WO2021063185
(87)【国際公開日】2021-04-08
(31)【優先権主張番号】201910944446.2
(32)【優先日】2019-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】石靖
(72)【発明者】
【氏名】▲ハウ▼鵬
(72)【発明者】
【氏名】韓祥輝
(72)【発明者】
【氏名】李儒岳
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE56
5K067HH22
5K067HH23
(57)【要約】
本願は、情報確定方法および装置、情報調整方法、閾値使用方法、端末、並びに記憶媒体を提供する。該情報確定方法は、第1設定条件を満たすキャリア数、下りリンクキャリア総数、端末から報告されたサポートするキャリア数および第1閾値に基づき、目標サブキャリア間隔の第2閾値を確定することを含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1設定条件を満たすキャリア数、下りリンクキャリア総数、端末から報告されたサポートするキャリア数および第1閾値に基づき、目標サブキャリア間隔の第2閾値を確定することを含む、
情報確定方法。
【請求項2】
前記第1設定条件は、
コンポーネントキャリアのサブキャリア間隔が前記目標サブキャリア間隔であることと、
コンポーネントキャリアのサブキャリア間隔が前記目標サブキャリア間隔であり、同じ第1パラメータに基づいてスパンパターンを取得することと、の少なくとも1つを含む。
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
端末から報告されたサポートするキャリア数は、
スロットにおける第2閾値を確定した場合、端末から報告されたサポートするキャリア数と、
スパンにおける第2閾値を確定した場合、端末から報告されたサポートするキャリア数と、
スパンにおける第2閾値を確定した場合、端末が異なる第1パラメータに対してそれぞれ報告したサポートするキャリア数と、の1つを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
少なくとも1つのコンポーネントキャリアが物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしない場合、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないキャリアに対し、前記第1閾値は、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアのスロットにおける第1閾値を、スパンにおける第1閾値とする、ことにより確定される、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
少なくとも1つのコンポーネントキャリアが物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしない場合、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするキャリアに対し、前記第1閾値は、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするキャリアに対してスロットにおける第1閾値を使用することと、
スパンにおける第1閾値および空でないスパンの数に基づいてスロットにおける第1閾値を確定することと、
スパンにおける第1閾値およびスパンの数に基づいてスロットにおける第1閾値を確定することと、
スパンにおける第1閾値および所定値に基づいてスロットにおける第1閾値を確定することと、
のうちの1つにより確定される、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
少なくとも1つのコンポーネントキャリアが物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしない場合、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするキャリアおよび物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないキャリアに対して前記第2閾値をそれぞれ確定する、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記下りリンクキャリア総数は、スパンに基づく下りリンクキャリア総数を含み、前記スパンに基づく下りリンクキャリア総数は、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリア(物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないように構成されるコンポーネントキャリアを含まない)に対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリア(スパンパターンが1つのスパンのみを有するコンポーネントキャリアを含まない)に対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリア(第1下りリンク制御情報が設定されていないコンポーネントキャリアを含まない)に対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、
設定された全ての下りリンクキャリア数の総和と、
のうちの1つにより確定される、
請求項4または6に記載の方法。
【請求項8】
前記下りリンクキャリア総数は、スロットに基づく下りリンクキャリア総数を含み、前記スロットに基づく下りリンクキャリア総数は、
設定された全ての下りリンクキャリア数の総和と、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするが、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないように構成されるコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数との総和と、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアのうちのスパンパターンが1つのスパンのみを有するコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数との総和と、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアのうちの第1下りリンク制御情報が設定されていないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数との総和と、
のうちの1つにより確定される、
請求項5または6に記載の方法。
【請求項9】
異なる下りリンク制御情報フォーマットが異なる閾値をそれぞれ使用することと、
異なるサーチスペースが異なる閾値をそれぞれ使用することと、
同じ閾値に対して異なるサーチスペース集合を設定し、異なるサーチスペース集合に対して異なるサブ閾値をそれぞれ設定することと、
のうちの1つにより、異なる閾値の使用方法を確定する、
閾値使用方法。
【請求項10】
異なる下りリンク制御情報フォーマットが異なる閾値をそれぞれ使用することは、
下りリンク制御情報フォーマットを取得することと、
前記下りリンク制御情報フォーマットに基づいて使用待ち閾値を確定することとを含み、
前記閾値は、スロットに基づく第1閾値およびスパンに基づく第2閾値を含む、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
同じ閾値に対して異なるサーチスペース集合を設定し、異なるサーチスペース集合に対して異なるサブ閾値をそれぞれ設定することは、
スパンに基づく第2閾値として設定される場合、少なくとも2グループのサーチスペース集合を設定することと、
各グループのサーチスペース集合に対応するサブ閾値をそれぞれ確定することとを含み、
上位層の設定または事前定義により、各グループのサーチスペース集合に対応するサブ閾値を区分する、
請求項9に記載の方法。
【請求項12】
異なるサーチスペースが異なる閾値をそれぞれ使用することは、
サーチスペースの設定情報を取得することと、
前記設定情報に基づいて使用待ち閾値を確定することとを含み、
前記閾値は、スロットに基づく第1閾値およびスパンに基づく第2閾値を含む、
請求項9に記載の方法。
【請求項13】
設定情報に基づいて使用待ち閾値を確定することは、
第1下りリンク制御情報および第2下りリンク制御情報が同じサーチスペースに設定される場合、前記第1下りリンク制御情報によって示される優先度またはトラフィックタイプに基づき、使用待ち閾値を確定することを含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
設定情報に基づいて使用待ち閾値を確定することは、
第1下りリンク制御情報および第2下りリンク制御情報が同じサーチスペースに設定される場合、前記第1下りリンク制御情報に基づいて使用待ちのスパンに基づく第2閾値を確定し、前記第2下りリンク制御情報に基づいて使用待ちのスロットに基づく第1閾値を確定することを含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項15】
第1下りリンク制御情報および第2下りリンク制御情報が検出されていない場合、
いずれかの閾値を使用待ち閾値として選択すること、または
いずれかの閾値を使用待ち閾値として選択し、使用済みリソースまたは検出回数が前記使用待ち閾値を超えた場合、残りの閾値を使用待ち閾値とすること、または
全ての閾値の和を計算し、計算結果を使用待ち閾値とすることを更に含む、
請求項13または14に記載の方法。
【請求項16】
サーチスペースの設定情報を取得することは、
サーチスペースで、第1下りリンク制御情報および第2下りリンク制御情報に対して候補セットおよび開始制御チャネルユニットをそれぞれ設定し、前記候補セットおよび開始制御チャネルユニットを設定情報とすることを含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項17】
サーチスペースに対応する監視オケージョンの数が設定閾値を超えた場合、設定条件を満たす監視オケージョンを廃棄することを含む、
情報調整方法。
【請求項18】
前記設定条件は、
サーチスペースインデックスの順に基づいて廃棄することと、
サーチスペースまたは監視オケージョンに対応する制御リソースセットの長さ順に基づいて廃棄することと、
サーチスペースに対応する監視オケージョン数の順に基づいて廃棄することと、の1つを含む、
請求項17に記載の方法。
【請求項19】
強められた周波数領域リソース割当タイプ1の粒度設定パラメータが設定されていない場合、前記粒度設定パラメータのデフォルト値を、
1つのリソースブロックRB、
または、1つのリソースブロックグループRBG、
または、RBGが設定された場合に1つのRBG、RBGが設定されていない場合に1つのRB、
として確定することを含む、
情報調整方法。
【請求項20】
第1設定条件を満たすキャリア数、下りリンクキャリア総数、端末から報告されたサポートするキャリア数および第1閾値に基づき、目標サブキャリア間隔の第2閾値を確定するように構成される閾値確定モジュールを備える、
情報確定装置。
【請求項21】
メモリと、少なくとも1つのプロセッサとを備え、
前記メモリは、少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成され、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサは、請求項1から19のいずれか1項に記載の方法を実現する、
端末。
【請求項22】
メモリと、少なくとも1つのプロセッサとを備え、
前記メモリは、少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成され、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサは、請求項1から19のいずれか1項に記載の方法を実現する、
基地局。
【請求項23】
コンピュータプログラムが記憶された記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、請求項1から19のいずれか1項に記載の方法を実現する、
記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2019年09月30日に中国専利局に提出された出願番号が201910944446.2である中国特許出願に対して優先権を主張するものであり、該出願の全ての内容を引用により本願に援用する。
【0002】
本願は、無線通信ネットワークに関し、例えば、情報確定方法および装置、情報調整方法、閾値使用方法、端末、並びに記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
第4世代移動体通信技術(4G、the 4th Generation mobile communication technology)ロングタームイボリューション(LTE、Long-Term Evolution)/ロングタームイボリューションアドバンスト(LTE-Advance/LTE-A、Long-Term Evolution Advance)および第5世代移動体通信技術(5G、the 5th Generation mobile communication technology)の直面する要求がますます多くなってきた。発展の傾向から見ると、4Gおよび5Gシステムの研究は、いずれもエンハンスメント型モバイルブロードバンド、超高信頼低遅延伝送、および大容量接続をサポートするという特徴を有する。
【0004】
超高信頼低遅延伝送の特徴をサポートするために、短い伝送時間間隔かつ低いコードレートで伝送する必要があり、短い伝送時間間隔は、単一または複数の直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDMと略称される)シンボルであってもよい。物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCHと略称される)の場合、スロット(slot)内の複数のオケージョン(occasion)位置で送信機会を提供することで、データ到着後の待ち時間を短縮して低遅延伝送を確保し、高いアグリゲーションレベルにより高信頼伝送を確保することができる。キャリアアグリゲーションシステムにおいて、端末がサポートする必要のある検出されるPDCCH候補セットの最大数および重複しない制御チャネルユニット(Control Channel Element、CCE)の最大数は、いずれもサブキャリア間隔毎に各slotでそれぞれ定義されるものである。しかし、強められた端末のPDCCHへの監視能力を導入した後、キャリアアグリゲーションのシーンにおいて、各サブキャリア間隔の各スパンにおける第2閾値を確定するための有効な方式は提案されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願の実施例は、情報確定方法および装置、情報調整方法、閾値使用方法、端末、並びに記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の実施例は、
第1設定条件を満たすキャリア数、下りリンクキャリア総数、端末から報告されたサポートするキャリア数および第1閾値に基づき、目標サブキャリア間隔の第2閾値を確定することを含む、
情報確定方法を提供する。
【0007】
本願の実施例は、
異なる下りリンク制御情報フォーマットが異なる閾値をそれぞれ使用することと、
異なるサーチスペースが異なる閾値をそれぞれ使用することと、
同じ閾値に対して異なるサーチスペース集合を設定し、異なるサーチスペース集合に対して異なるサブ閾値をそれぞれ設定することと、
のうちの1つにより、異なる閾値の使用方法を確定する、
閾値使用方法を提供する。
【0008】
本願の実施例は、
サーチスペースに対応する監視オケージョンの数が設定閾値を超えた場合、設定条件を満たす監視オケージョンを廃棄することを含む、
情報調整方法を提供する。
【0009】
本願の実施例は、
強められた周波数領域リソース割当タイプ1の粒度設定パラメータが設定されていない場合、該粒度設定パラメータのデフォルト値を、
1つのリソースブロックRB、または
1つのリソースブロックグループRBG、または
RBGが設定された場合にデフォルト値を1つのRBG、RBGが設定されていない場合にデフォルト値を1つのRB、として確定することを含む、
情報調整方法を提供する。
【0010】
本願の実施例は、
第1設定条件を満たすキャリア数、下りリンクキャリア総数、端末から報告されたサポートするキャリア数および第1閾値に基づき、目標サブキャリア間隔の第2閾値を確定するように構成される閾値確定モジュールを備える、
情報確定装置を提供する。
【0011】
本願の実施例は、
メモリと、1つまたは複数のプロセッサとを備え、
前記メモリは、1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成され、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサにより実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、実行時に、本願の実施例におけるいずれかの方法を実現する、
端末を提供する。
【0012】
本願の実施例は、
メモリと、1つまたは複数のプロセッサとを備え、
前記メモリは、1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成され、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサにより実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、実行時に、本願の実施例におけるいずれかの方法を実現する、
基地局を提供する。
【0013】
本願の実施例は、
コンピュータプログラムが記憶された記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、本願の実施例におけるいずれかの方法を実現する、
記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0014】
本願の以上の実施例および他の態様およびその実現形態については、図面の説明、具体的な実施形態、および特許請求の範囲でより多くの説明を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本願の実施例に係る情報確定方法のフローチャートである。
図2】本願の実施例に係るフレーム構造の模式図である。
図3】本願の実施例に係る別のフレーム構造の模式図である。
図4】本願の実施例に係る別のフレーム構造の模式図である。
図5】本願の実施例に係る元の監視オケージョンの設定模式図である。
図6】本願の実施例に係る廃棄処理後の監視オケージョンの設定模式図である。
図7】本願の実施例に係る別の元の監視オケージョンの設定模式図である。
図8】本願の実施例に係る更なる廃棄処理後の監視オケージョンの設定模式図である。
図9】本願の実施例に係る情報確定装置の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照しながら本願の実施例について説明する。なお、矛盾しない限り、本願に係る実施例と実施例における特徴は、互いに任意に組み合わせることができる。
【0017】
新しい無線(New Radio、NR)システムにおいて、端末がサポートする必要のある検出されるPDCCH(物理下りリンク制御チャネル)候補セットの最大数および重複しないCCE(制御チャネルユニット)の最大数は、いずれもサブキャリア間隔毎に各slot(スロット)でそれぞれ定義され、表1に示すように、μ=0、1、2、3は、それぞれ15KHz、30KHz、60KHz、120KHzのサブキャリア間隔を表す。説明しやすいために、「検出されるPDCCH候補セットの最大数(最大ブラインド検出回数とも呼ばれる)」を「最大BD」と略称し、「重複しないCCEの最大数」を「最大CCE値」と略称する。
【0018】
【表1】
【0019】
【0020】
強められた端末のPDCCHへの監視能力が導入されると、各スパン(span)の重複しないCCEの最大数および検出されるPDCCH候補セットの最大数を定義する。キャリアアグリゲーションのシーンにおいて、端末から報告されたキャリア数サポート能力の制限を受信した場合、関連技術では、各サブキャリア間隔の各スパンにおける重複しないCCEの最大数および検出されるPDCCH候補セットの最大数等の閾値を確定するための有効な方式が提案されていない。
【0021】
本願の実施例は、上記技術的問題を解決するための情報確定方法を提供する。
【0022】
図1は、本願の実施例に係る情報確定方法のフローチャートである。該方法は、情報確定装置により実行することができる。情報確定装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアにより実現することができる。図1に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
【0023】
ステップS110において、第1設定条件を満たすキャリア数、下りリンクキャリア総数、端末から報告されたサポートするキャリア数および第1閾値を取得する。
【0024】
ステップS120において、第1設定条件を満たすキャリア数、下りリンクキャリア総数、端末から報告されたサポートするキャリア数および第1閾値に基づき、目標サブキャリア間隔の第2閾値を確定する。
【0025】
第1設定条件は、コンポーネントキャリアのサブキャリア間隔が目標サブキャリア間隔であることと、コンポーネントキャリアのサブキャリア間隔が目標サブキャリア間隔であり、同じ第1パラメータに基づいてスパンパターンを取得することとの少なくとも1つを含む。
【0026】
目標サブキャリア間隔は、プロトコルにより定義されたサブキャリア間隔のいずれか1種または複数種である。例えば、サブキャリア間隔をμで表し、μの値で異なるサブキャリア間隔を区別することができる。表1を例とし、μ=0、1、2、3は、それぞれ15KHz、30KHz、60KHzおよび120KHzのサブキャリア間隔を表す。
【0027】
第1パラメータが端末によって報告された候補の(X,Y)コンビネーションであり、第1パラメータは、Combination(X,Y)と表すことができる。例示的には、端末から報告された候補の(X,Y)コンビネーション、PDCCH制御リソースセット(Control Resource Set、CORESET)およびsearch spaceにより、スロット(slot)におけるスパンパターン(span pattern)を確定する。spanの間に、重複が許可されず、2つのspan開始点間の間隔はX個のシンボル以上である。Span時間長(span duration)=Maximum(設定された最大CORESET duration、端末から報告された最小Y)、span patternのうちの最後のspanだけがshorter durationであってもよい。Spanの数はfloor(14/X)を超えず、ただし、Xは、端末から報告されたCombination(X,Y)内の最小Xである。好ましくは、Combination(X,Y)は、(1,1)、(2,1)、(2,2)、(4,1)、(4,2)、(4,3)、(7,1)、(7,2)、(7,3)の少なくとも1つを含む。好ましくは、端末から報告された候補の(X,Y)コンビネーションは、{(7,3)}と、{(4,3),(7,3)}と、{(2,2),(4,3),(7,3)}との少なくとも1つを含んでもよい。
【0028】
重複しないCCEの最大数を例とし、強められた端末のPDCCHへの監視能力が導入されると、各spanの重複しないCCEの最大数を定義し、表2に示すとおりである。
【0029】
【表2】
【0030】
例えば、目標サブキャリア間隔が60KHzであると仮定すると、第1設定条件を満たすキャリア数は、コンポーネントキャリアのサブキャリア間隔が60KHzの全てのコンポーネントキャリアの和であってもよい。また、目標サブキャリア間隔が15KHであり、メインキャリアがそれぞれ(X,Y)=(2,2)および(X,Y)=(4,3)に基づいてスパンパターンを分けると仮定すると、第1設定条件を満たすキャリア数は、(X,Y)=(2,2)に基づいてスパンパターンを分けてサブキャリア間隔が15KHzの全てのコンポーネントキャリアの和、および(X,Y)=(4,3)に基づいてスパンパターンを分けてサブキャリア間隔が15KHzの全てのコンポーネントキャリアの和を含んでもよい。
【0031】
【0032】
【0033】
本願の実施例において、端末から報告されたサポートするキャリア数は、スロットにおける第2閾値を確定した場合、端末から報告されたサポートするキャリア数と、スパンにおける第2閾値を確定した場合、端末から報告されたサポートするキャリア数と、スパンにおける第2閾値を確定した場合、端末が異なる第1パラメータに対してそれぞれ報告したサポートするキャリア数との1つを含む。
【0034】
例えば、端末から報告されたサポートするキャリア数は、サブキャリア間隔を目標サブキャリア間隔とする場合のper slotにおける最大BDまたは最大CCE値を確定した場合、端末から報告されたサポートするキャリア数であってもよい。または、端末から報告されたサポートするキャリア数は、サブキャリア間隔を目標サブキャリア間隔とする場合のper spanにおける最大BDまたは最大CCE値を確定した場合、端末から報告されたサポートするキャリア数であってもよい。または、端末から報告されたサポートするキャリア数は、サブキャリア間隔を目標サブキャリア間隔とする場合のper spanにおける最大BDまたは最大CCE値を確定した場合、端末が異なるCombination(X,Y)に対してそれぞれ報告したサポートするキャリア数であってもよい。端末から報告されたサポートするキャリア数を確定する方式は、上記例に挙げられた場合に限定されず、様々なものがある。
【0035】
【0036】
第1閾値を確定する前に、コンポーネントキャリアが物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするか否かを確定する必要がある。全てのコンポーネントキャリアが物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートすると仮定すると、第1閾値は、サブキャリア間隔を目標サブキャリア間隔とする場合のper span per cellの最大BDまたは最大CCE値であってもよい。
【0037】
少なくとも1つのコンポーネントキャリアが物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしない場合、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないキャリアに対し、第1閾値は、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアのスロットにおける第1閾値を、スパンにおける第1閾値とすることにより確定される。
【0038】
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないことは、NR Rel-16におけるPDCCHの監視能力をサポートしないか、またはper spanに確定された重複しないCCEの最大数(または最大BD値)をサポートしないか、またはCombination(X,Y,μ)に基づいて確定された重複しないCCEの最大数(または最大BD値)をサポートしない。NR Rel-16(New Radio Release 16)で、PDCCHの監視能力を向上し、per span per cellの最大CCE値(または最大BD)を定義し、R16能力と略称する。一方、NR Rel-15(New Radio Release 15)で、PDCCHの監視能力は、per slot per cellに定義された最大CCE値(または最大BD)であり、表1に示すように、R15能力と略称される。
【0039】
少なくとも1つのコンポーネントキャリアが物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしない場合、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするキャリアに対し、前記第1閾値は、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするキャリアに対してスロットにおける第1閾値を使用することと、スパンにおける第1閾値および空でないスパンの数に基づいてスロットにおける第1閾値を確定することと、スパンにおける第1閾値およびスパンの数に基づいてスロットにおける第1閾値を確定することと、スパンにおける第1閾値および所定値に基づいてスロットにおける第1閾値を確定することとのうちの1つにより確定される。
【0040】
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするキャリアに対してスロットにおける第1閾値を使用するステップにおいて、該閾値は、NR Rel-15におけるper slot per cellの最大CCE値または最大BD値であり、またはRel-16で新たに定義されたper slot per cellの最大CCE値または最大BD値である。
【0041】
【0042】
少なくとも1つのコンポーネントキャリアが物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしない場合、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするキャリアおよび物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないキャリアに対して前記第2閾値をそれぞれ確定する。例えば、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアに対し、第1設定条件を満たすキャリア数、下りリンクキャリア総数、端末から報告されたサポートするキャリア数、およびサブキャリア間隔を目標サブキャリア間隔とする場合のper span per cellの最大BDまたは最大CCE値に基づき、第2閾値を計算する。物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないキャリアに対し、第1設定条件を満たすキャリア数、下りリンクキャリア総数、端末から報告されたサポートするキャリア数、およびサブキャリア間隔を目標サブキャリア間隔とする場合のper slot per cellの最大BDまたは最大CCE値に基づき、第2閾値を計算する。
【0043】
少なくとも1つのコンポーネントキャリアが物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしない場合、下りリンクキャリア総数は、スパンに基づく下りリンクキャリア総数を含み、スパンに基づく下りリンクキャリア総数は、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数の総和(本開示において、コンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアは、コンポーネントキャリア自体および該コンポーネントキャリアによってスケジューリングされた全ての被変調キャリアを含む)と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリア(物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないように構成されるコンポーネントキャリアを含まない)に対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリア(スパンパターンが1つのスパンのみを有するコンポーネントキャリアを含まない)に対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリア(第1下りリンク制御情報が設定されていないコンポーネントキャリアを含まない)に対応する全ての被変調キャリアの数の総和(第1下りリンク制御情報は、NR Rel-16で新たに定義されたユニキャストトラフィックをスケジューリングするDL DCIおよびUL DCIであり、即ち、Rel-16 new DCIであり、即ち、DCI Format 0_2/1_2である)と、設定された全ての下りリンクキャリア数の総和とのうちの1つにより確定される。
【0044】
少なくとも1つのコンポーネントキャリアが物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしない場合、下りリンクキャリア総数は、スロットに基づく下りリンクキャリア総数を含み、スロットに基づく下りリンクキャリア総数は、設定された全ての下りリンクキャリア数の総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数の総和(コンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの意味は、既に本願の実施例で説明され、ここで説明を省略する)と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするが、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないように構成されるコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数との総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアのうちのスパンパターンが1つのスパンのみを有するコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数との総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアのうちの第1下りリンク制御情報が設定されていないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数との総和とのうちの1つにより確定される。第1下りリンク制御情報の意味は、既に本願の実施例で説明され、ここで説明を省略する。
【0045】
1つの例示的な実施形態において、R16 URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communications、低遅延高可靠連接)端末(これを例として)は、R15に対してブラインド検出回数の閾値(Maximum number of Blind Decode、BD閾値と略称される)および/またはチャネル推定用の重複しない制御リソースユニット数の閾値(maximum number of non-overlapping CCEs for channel estimation、CCE閾値またはCCE最大値と略称される)を高め、且つ、spanの粒度でBD閾値および/またはCCE閾値を定義する。以下、CCE閾値を例として説明し、同様に、BD閾値は、以下の方法を採用することもできる。
【0046】
キャリアアグリゲーションのシーンにおいて、コンポーネントキャリアは、いずれもPDCCHの監視能力の向上をサポートし、コンポーネントキャリアのサブキャリア間隔が目標サブキャリア間隔であり、同じ第1パラメータに基づいてスパンパターンのキャリア数、下りリンクキャリア総数、端末から報告されたサポートするキャリア数、およびサブキャリア間隔を目標サブキャリア間隔とする場合のper span per cellの最大CCE値を取得することにより、目標サブキャリア間隔のスパンにおける第2閾値を確定し、キャリアアグリゲーションのシーンにおいて、コンポーネントキャリアがいずれもPDCCHの監視能力の向上をサポートする場合、各サブキャリア間隔の各スパンにおいて検出されるPDCCH候補セットの最大数および重複しないCCEの最大数を確定する形態を実現し、端末の検出能力を超えることを回避する。
【0047】
本願の実施例において、下りリンクキャリア総数は、全ての下りリンクキャリアの総数である。好ましくは、下りリンクキャリア総数は、同じ時間に完全または部分的に重複するspansのキャリアの総数であってもよい。
【0048】
【0049】
【0050】
【表3】
【0051】
例えば、図2における全てのコンポーネントキャリアがいずれも同一キャリアスケジューリングであり、即ち、CC#0~CC#5にはいずれもCIF(即ち、CIF=0)がないと仮定する場合、各サブキャリア間隔のper span CCEの上限は、表4に示すとおりである。
【0052】
【表4】
【0053】
1つの例示的な実施形態において、キャリアアグリゲーションのシーンにおいて、一部のコンポーネントキャリアはPDCCHの監視能力の向上をサポートし、一部のコンポーネントキャリアはPDCCHの監視能力の向上をサポートしない。本実施例は、サブキャリア間隔が15KHzおよび30KHzのキャリアがPDCCHの監視能力の向上をサポートし、サブキャリア間隔が60KHzおよび120KHzのキャリアがPDCCHの監視能力の向上をサポートしないことを例とするが、これに限定されない。
【0054】
第1設定条件を満たすキャリア数、下りリンクキャリア総数、端末から報告されたサポートするキャリア数および第1閾値に基づき、目標サブキャリア間隔の第2閾値を確定することにより、キャリアアグリゲーションのシーンにおいて、一部のコンポーネントキャリアがPDCCHの監視能力の向上をサポートする場合、各サブキャリア間隔の各スパンにおいて検出されるPDCCH候補セットの最大数および重複しないCCEの最大数を確定する形態を提供し、端末の検出能力を超えることを回避することを実現する。
【0055】
本実施例において、PDCCHの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアの場合、第1設定条件を満たすキャリア数は、コンポーネントキャリアのサブキャリア間隔が目標サブキャリア間隔であり、同じ第1パラメータに基づいてスパンパターンを取得するという条件を満たすキャリア数である。PDCCHの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアの場合、第1設定条件を満たすキャリア数は、コンポーネントキャリアのサブキャリア間隔が目標サブキャリア間隔であるという条件を満たすキャリア数である。PDCCHの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアの場合、そのスロットにおける第1閾値をスパンにおける第1閾値とする。
【0056】
例えば、サブキャリア間隔が15KHzおよび30KHzのキャリアがPDCCHの監視能力の向上をサポートする場合、異なるCombination(X,Y)の15KHzおよび30KHzのキャリアにおける最大CCE値は、表5に示す例のとおりであり、なお、値が表5に限定されるものではない。
【0057】
【表5】
【0058】
【0059】
【0060】
【表6】
【0061】
1つの例示的な実施形態において、キャリアアグリゲーションのシーンにおいて、一部のコンポーネントキャリアはPDCCHの監視能力の向上をサポートし、一部のコンポーネントキャリアはPDCCHの監視能力の向上をサポートしない。本実施例は、サブキャリア間隔が15KHzおよび30KHzのキャリアがPDCCHの監視能力の向上をサポートし、サブキャリア間隔が60KHzおよび120KHzのキャリアがPDCCHの監視能力の向上をサポートしないことを例とするが、これに限定されない。
【0062】
第1設定条件を満たすキャリア数、下りリンクキャリア総数、端末から報告されたサポートするキャリア数および第1閾値に基づき、目標サブキャリア間隔の第2閾値を確定することにより、キャリアアグリゲーションのシーンにおいて、一部のコンポーネントキャリアがPDCCHの監視能力の向上をサポートする場合、各サブキャリア間隔の各スパンにおいて検出されるPDCCH候補セットの最大数および重複しないCCEの最大数を確定する形態を提供し、端末の検出能力を超えることを回避することを実現する。
【0063】
第1設定条件を満たすキャリア数の確定方式は上記実施例と同じであり、ここで説明を省略する。
【0064】
端末から報告されたサポートするキャリア数の確定方式は上記実施例と同じであり、ここで説明を省略する。
【0065】
本実施例において、PDCCHの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアの場合、下りリンクキャリア総数は、スロットに基づく下りリンクキャリア総数を含み、スロットに基づく下りリンクキャリア総数は、設定された全ての下りリンクキャリア数の総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするが、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないように構成されるコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数との総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアのうちのスパンパターンが1つのスパンのみを有するコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数との総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアのうちの第1下りリンク制御情報が設定されていないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数との総和とのうちの1つにより確定される。
【0066】
本実施例において、PDCCHの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアの場合、下りリンクキャリア総数は、スパンに基づく下りリンクキャリア総数を含み、スパンに基づく下りリンクキャリア総数は、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリア(物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないように構成されるコンポーネントキャリアを含まない)に対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリア(スパンパターンが1つのスパンのみを有するコンポーネントキャリアを含まない)に対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリア(第1下りリンク制御情報が設定されていないコンポーネントキャリアを含まない)に対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、設定された全ての下りリンクキャリア数の総和とのうちの1つにより確定される。
【0067】
PDCCHの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアの場合の下りリンクキャリア総数を確定するいずれかの方式は、PDCCHの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアの場合の下りリンクキャリア総数を確定するいずれかの方式と合わせて下りリンクキャリア総数を確定することができる。
【0068】
本実施例において、PDCCHの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアの場合、前記第1閾値は、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするキャリアに対してスロットにおける第1閾値を使用することと、または、スパンにおける第1閾値および空でないスパンの数に基づいてスロットにおける第1閾値を確定することと、または、スパンにおける第1閾値およびスパンの数に基づいてスロットにおける第1閾値を確定することと、または、スパンにおける第1閾値および所定値に基づいてスロットにおける第1閾値を確定することとのうちの1つにより確定される(即ち、spanに基づくPDCCHの監視能力をslotに基づくPDCCHの監視能力に変換し、変換方式は以上の1つである)。
【0069】
例えば、PDCCHの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアの場合、第1閾値は、スロットにおける閾値を使用する。
【0070】
【0071】
【表7】
【0072】
例えば、PDCCHの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアの場合、スパンにおける第1閾値および空でないスパンの数に基づいてスロットにおける第1閾値を確定する。空でないスパンの数は、スパンパターンにおけるスパンの数以下である。この場合、PDCCHの監視能力の向上をサポートする各コンポーネントキャリアがいずれもCombination(2,2)に基づいてスパンパターンを取得すると仮定し、図3に示すとおりである。図3において、CC#0のスパンパターンでは、現在のスロットにおける空でないスパン数が5つであり、換算後に16×5=80個となり、CC#1のスパンパターンでは、現在のスロットにおける空でないスパン数が4つあり、換算後に16×4=64個となり、CC#4のスパンパターンでは、現在のスロットの空でないスパン数が4つあり、換算後に16×4=64個となり、CC#5のスパンパターンでは、現在のスロットにおける空でないスパン数が4つあり、換算後に16×4=64個あると仮定する。同じサブキャリア間隔の異なるコンポーネントキャリアの第1閾値を加算してから第2閾値を計算する。
【0073】
【0074】
【表8】
【0075】
例えば、PDCCHの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアの場合、スパンにおける第1閾値およびスパンの数に基づいてスロットにおける第1閾値を確定する。この場合、PDCCHの監視能力の向上をサポートする各コンポーネントキャリアがいずれもCombination(2,2)に基づいてスパンパターンを取得すると仮定し、図3に示すとおりである。図3において、CC#0のスパンパターンでは、スパン数が7つあり、換算後に16×7=112個となり、CC#1のスパンパターンでは、スパン数が5つあり、換算後に16×5=80個となり、CC#4のスパンパターンでは、スパン数が5つあり、換算後に16×5=80個となり、CC#5のスパンパターンでは、スパン数が5つあり、換算後に16×5=80個となると仮定する。同じサブキャリア間隔の異なるコンポーネントキャリアの第1閾値を加算してから第2閾値を計算する。
【0076】
【0077】
【表9】
【0078】
例えば、PDCCHの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアの場合、スパンにおける第1閾値および所定値に基づいてスロットにおける第1閾値を確定する。PDCCHの監視能力の向上をサポートする各コンポーネントキャリアがいずれもCombination(2,2)に基づいてスパンパターンを取得すると仮定する。この場合、Combination(2,2)に対して所定値を7と確定すると、CC#0の場合、第1閾値は16×7=112であり、CC#1の場合、第1閾値は16×7=112であり、CC#4の場合、第1閾値は16×7=112であり、CC#5の場合、第1閾値は16×7=112である。同じサブキャリア間隔の異なるコンポーネントキャリアの第1閾値を加算してから第2閾値を計算する。
【0079】
【0080】
【表10】
【0081】
1つの例示的な実施形態において、キャリアアグリゲーションのシーンにおいて、一部のコンポーネントキャリアはPDCCHの監視能力の向上をサポートし、一部のコンポーネントキャリアはPDCCHの監視能力の向上をサポートしない。本実施例は、サブキャリア間隔が15KHzおよび30KHzのキャリアがPDCCHの監視能力の向上をサポートし、サブキャリア間隔が60KHzおよび120KHzのキャリアがPDCCHの監視能力の向上をサポートしないことを例とするが、これに限定されない。また、例えば、1つまたは1グループのキャリアに対し、基地局は、それをPDCCHの監視能力の向上をサポートするまたはPDCCHの監視能力の向上をサポートしようないように構成する。
【0082】
少なくとも1つのコンポーネントキャリアが物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしない場合、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするキャリアおよび物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないキャリアに対して前記第2閾値をそれぞれ確定することにより、キャリアアグリゲーションのシーンにおいて、一部のコンポーネントキャリアPDCCHの監視能力の向上をサポートする場合、各サブキャリア間隔の各スパンにおいて検出されるPDCCH候補セットの最大数および重複しないCCEの最大数を確定する形態を提供し、端末の検出能力を超えることを回避することを実現する。
【0083】
下りリンクキャリア総数の確定方式は上記実施例と同じであり、第1設定条件を満たすキャリア数の確定方式は上記実施例と同じであり、端末から報告されたサポートするキャリア数の確定方式は上記実施例と同じであり、ここで説明を省略する。
【0084】
PDCCHの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアの場合、スロットにおける閾値を第1閾値(例えば、表1から取得される)とする。PDCCHの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアの場合、スパンにおける閾値を第1閾値(例えば、表5から取得される)とする。
【0085】
【0086】
【表11】
【0087】
【表12】
【0088】
図2図4において、CCはComponent Carrier(コンポーネントキャリア)の略語である。それに対応し、CC#0~CC#9は、異なる番号のコンポーネントキャリアである。OSは、OFDM symbol(直交周波数分割多重シンボル)の略語であり、それに対応し、OS indexは、直交周波数分割多重シンボルインデックスを表す。CIFは、(Carrier Indicator Field、キャリア指示領域)の略語である。w/oはwithoutを表す。CIF=0の意味はw/o CIFと同じであり、いずれも同一キャリアスケジューリングを表す。
【0089】
NR Rel-15(New Radio Release 15)におけるPDCCHの監視能力は、per slot per cellに定義された最大BD(または最大CCE値)であり、R15能力と略称される。NR Rel-16(New Radio Release 16)において、PDCCHの監視能力を向上し、per span per cellの最大CCE値(または最大BD)を定義し、R16能力と略称する。一方、関連技術において、R15能力およびR16能力を使用する方式が指摘されていない。1つの可能な方式として、eMBB(enhanced Mobile Broadband、エンハンスメント型モバイルブロードバンド)トラフィックに対してR15能力を使用し、URLLCトラフィックに対してR16能力を使用する。別の可能な方式として、端末がR15能力またはR16能力を使用し、トラフィックタイプを区別しように設定する。上記方式1は、R16を1つのトラフィックタイプのみに制限し、方式2は、R15能力とR16能力とを同時に持つことができず、いずれも一定の限界性が存在する。
【0090】
本願の実施例は、閾値使用方法を提供し、異なる閾値の使用方法を、異なる下りリンク制御情報フォーマットが異なる閾値をそれぞれ使用することと、異なるサーチスペースが異なる閾値をそれぞれ使用することと、同じ閾値に対して異なるサーチスペース集合を設定し、異なるサーチスペース集合に対して異なるサブ閾値をそれぞれ設定することとのうちの1つにより確定することを含む。
【0091】
本実施例において、異なる下りリンク制御情報フォーマットが異なる閾値をそれぞれ使用することは、下りリンク制御情報フォーマットを取得することと、前記下りリンク制御情報フォーマットに基づいて使用待ち閾値を確定することとを含み、前記閾値は、スロットに基づく第1閾値およびスパンに基づく第2閾値を含む。
【0092】
本実施例は、閾値使用方法を提供し、PDCCHの監視能力の向上を複数種のトラフィックタイプのスケジューリングに適用させ、強められたPDCCHの監視能力の柔軟な使用を実現することができる。
【0093】
例えば、R15下りリンク制御情報であれば、R15能力を使用し、R16下りリンク制御情報であれば、R16能力を使用する。R16下りリンク制御情報は、NR Release 16に導入された新しい下りリンク制御情報(Downlink Control Information、DCIと略称される)フォーマット(例えば、上りリンクトラフィックチャネルをスケジューリングする1つのDCIフォーマットおよび下りリンクトラフィックチャネルをスケジューリングする1つのDCIフォーマット)であり、R16URLLCトラフィックをスケジューリングすることに用いられるとともに、eMBBトラフィックをスケジューリングすることもできる。この場合、R16能力はR16DCIとバンドリングし、eMBBトラフィックをスケジューリングできるとともにURLLCトラフィックをスケジューリングできることを実現する。
【0094】
本実施例において、同じ閾値に対して異なるサーチスペース集合を設定し、異なるサーチスペース集合に対して異なるサブ閾値をそれぞれ設定することは、スパンに基づく第2閾値として設定される場合、少なくとも2グループのサーチスペース集合を設定することと、各グループのサーチスペース集合に対応するサブ閾値をそれぞれ確定することとを含み、好ましくは、上位層の設定または事前定義により、各グループのサーチスペース集合に対応するサブ閾値を区分する。
【0095】
例えば、R16能力と設定される場合、Xグループのサーチスペース集合を設定し、各グループのサーチスペース集合に対応する第2閾値C_x、x=0、1、……、X-1をそれぞれ確定し、各グループに対応する第2閾値の和はR16能力である。好ましくは、X=2であり、この場合、2グループに対応する第2閾値C_0およびC_1は、それぞれeMBBおよびURLLCに用いられ、または、それぞれeMBBおよびeMBB/URLLCに用いられ、または、それぞれR15 DCIおよびR16 DCIに用いられ、またはそれぞれR15 DCIおよびR15 DCI/R16 DCIに用いられる。eMBB/URLLCは、eMBBおよびURLLCを表し、R15 DCI/R16 DCIは、R15 DCIおよびR16 DCIを表す。
【0096】
本実施例において、異なるサーチスペースが異なる閾値をそれぞれ使用することは、サーチスペースの設定情報を取得することと、前記設定情報に基づいて使用待ち閾値を確定することとを含み、前記閾値は、スロットに基づく第1閾値およびスパンに基づく第2閾値を含む。
【0097】
前記設定情報に基づいて使用待ち閾値を確定することは、第1下りリンク制御情報および第2下りリンク制御情報が同じサーチスペースに設定される場合、前記第1下りリンク制御情報によって示される優先度またはトラフィックタイプに基づき、使用待ち閾値を確定することを含む。
【0098】
好ましくは、第1下りリンク制御情報は、NR Rel-16で新たに定義されたユニキャストトラフィックをスケジューリングするDL DCIおよびUL DCIであってもよく、即ち、Rel-16 new DCIであってもよく、即ち、DCI Format 0_2/1_2であってもよい。第2下りリンク制御情報は、NR Rel-15における既存のユニキャストトラフィックをスケジューリングするDL DCIおよびUL DCIであってもよく、即ち、Rel-15 non-fallback DCIであってもよく、即ち、DCI Format 0_1/1_1であってもよい。
【0099】
例えば、第1下りリンク制御情報によって示されるトラフィックタイプがURLLC(または高優先度)である場合、使用待ち閾値はスパンに基づく第2閾値である。
【0100】
第1下りリンク制御情報および第2下りリンク制御情報が検出されていない場合、いずれかの閾値を使用待ち閾値として選択すること、または、いずれかの閾値を使用待ち閾値として選択し、使用済みリソースまたは検出回数が前記使用待ち閾値を超えた場合、残りの閾値を使用待ち閾値とすること、または、全ての閾値の和を計算し、計算結果を使用待ち閾値とすることを更に含む。
【0101】
本実施例において、前記設定情報に基づいて使用待ち閾値を確定することは、第1下りリンク制御情報および第2下りリンク制御情報が同じサーチスペースに設定される場合、前記第1下りリンク制御情報に基づいて使用待ちのスパンに基づく第2閾値を確定し、前記第2下りリンク制御情報に基づいて使用待ちのスロットに基づく第1閾値を確定することを含む。
【0102】
第1下りリンク制御情報および第2下りリンク制御情報が検出されていない場合、使用待ち閾値の確定方式は上記実施例と同じであり、ここで説明を省略する。
【0103】
本実施例において、サーチスペースの設定情報を取得することは、サーチスペースで、第1下りリンク制御情報および第2下りリンク制御情報に対して候補セットおよび開始制御チャネルユニットをそれぞれ設定し、前記候補セットおよび開始制御チャネルユニットを設定情報とすることを含む。
【0104】
上記形態を採用し、第1下りリンク制御情報および第2下りリンク制御情報が同じサーチスペースに設定される場合、R15能力とR16能力とを区別することができ、強められたPDCCHの監視能力およびR15 PDCCHの監視能力を十分に使用し、スケジューリングの柔軟性を向上させることができる。
【0105】
上記実施例において、端末から報告された候補の(X,Y)コンビネーションが、{(7,3)}と、{(4,3),(7,3)}と、{(2,2),(4,3),(7,3)}との少なくとも1つを含んでもよいことが記載されている。端末から報告された候補の(X,Y)コンビネーション、PDCCH CORESETおよびsearch spaceにより、スロット(slot)におけるスパンパターン(span pattern)を確定する。Spanの数はfloor(14/X)を超えず、Xは、端末から報告されたCombination(X,Y)内の最小Xである。最小X=2であるため、Spanの数は7を超えない。割り当てられたサーチスペース(SS、search space)に対応する監視オケージョン(monitoring Occasion、MOと略称される)数が7よりも大きい場合、取得されたspanが無効となるため、端末は、監視オケージョン数を7以下にするように、いくつかの監視オケージョンを廃棄する/検出しない必要がある。しかし、廃棄待ち監視オケージョンをどのように確定するかは早急に解決すべき問題である。
【0106】
本願の実施例は、情報調整方法を提供し、サーチスペースに対応する監視オケージョンの数が設定閾値を超えた場合、設定条件を満たす監視オケージョンを廃棄することを含む。
【0107】
本実施例の形態により、spanの効果的な割り当てを実現し、強められたPDCCHの監視能力を使用することができ、スケジューリングの柔軟性を向上させる。
【0108】
設定条件は、サーチスペースインデックスの順に基づいて廃棄することと、サーチスペースまたは監視オケージョンに対応する制御リソースセットの長さ順に基づいて廃棄することと、サーチスペースに対応する監視オケージョン数の順に基づいて廃棄することとの1つを含む。
【0109】
1つの例示的な実施形態において、サーチスペースに対応する監視オケージョンの数が設定閾値を超えた場合、サーチスペースインデックスの順に基づいて廃棄することは、サーチスペースに対応する監視オケージョンの数が設定閾値を超えた場合、サーチスペースインデックスの順に基づき、監視オケージョン数が7以下になるまで大きい順に廃棄するように最適化することができる。
【0110】
図5は、本願の実施例に係る元の監視オケージョンの設定模式図である。図5に示すように、設定された監視オケージョン数は8つであり、7つを超え、図における斜線背景箇所の数字は、サーチスペースインデックスを表す。1つの例示的な実施形態において、サーチスペースに対応する監視オケージョンの数が設定閾値を超えた場合、サーチスペースまたは監視オケージョンに対応する制御リソースセットの長さ順に基づいて廃棄することは、サーチスペースに対応する監視オケージョンの数が設定閾値を超えた場合、サーチスペースに対応する制御リソースセットの長さ順に基づき、監視オケージョン数が7以下になるまで大きい順に廃棄し、または、監視オケージョンに対応する制御リソースセットの長さ順に基づき、監視オケージョン数が7以下になるまで大きい順に廃棄するように最適化することができる。図6は、本願の実施例に係る廃棄処理後の監視オケージョンの設定模式図である。図6に示すように、サーチスペースに対応する制御リソースセットの長さが2シンボルの監視オケージョンは廃棄され、監視オケージョン数が7を超えないことを確保し、spanの割り当てを有効にする。
【0111】
1つの例示的な実施形態において、サーチスペースに対応する監視オケージョンの数が設定閾値を超えた場合、サーチスペースに対応する監視オケージョン数の順に基づいて廃棄することは、サーチスペースに対応する監視オケージョンの数が設定閾値を超えた場合、サーチスペースに対応する監視オケージョン数に基づき、監視オケージョン数が7以下になるまで大きい順に廃棄するように最適化することができる。
【0112】
好ましくは、複数の監視オケージョンを有する1つのサーチスペースの場合、監視オケージョンを廃棄する順は、OFDMシンボルインデックスに従って大きい順または小さい順に廃棄すること、あるいは、より大きなCORESET durationの監視オケージョンに隣接する監視オケージョンを先に廃棄することを含む。
【0113】
図7は、本願の実施例に係る別の元の監視オケージョンの設定模式図である。図7に示すように、設定されたMO数は8つであり、7つを超える。図における斜線背景箇所の数字は、サーチスペースインデックスを表す。図8は、本願の実施例に係る更なる廃棄処理後の監視オケージョンの設定模式図である。図8に示すように、5つの監視オケージョンを有するサーチスペースにおける監視オケージョンを廃棄し、監視オケージョン数が7を超えないことを確保し、spanの割り当てを有効にする。
【0114】
強められた周波数領域リソース割当タイプ1(Frequency Domain Resource Allocation type1、FDRA type1)(連続なリソースの割り当て方式)の粒度は、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)パラメータにより設定される。好ましくは、設定値は、整数個のRB(Resource Block、リソースブロック)である。例えば、1、2、4、8、16個のRBである。前記粒度は、同じ値の開始点粒度および長さ指示粒度である。しかし、実際の適用において、RRCパラメータが設定されていない場合がある可能性があり、トラフィックチャネルを正確に受信できなくなる。
【0115】
本願の実施例は、情報調整方法を提供し、強められた周波数領域リソース割当タイプ1の粒度設定パラメータが設定されていない場合、該粒度設定パラメータのデフォルト値を、1つのRBまたは1つのRBG(Resource Block Group、リソースブロックグループ)として確定することを含む。
【0116】
例えば、RRCパラメータが設定されていない場合、RRCパラメータを、該粒度の設定パラメータのデフォルト値を1つのRBとして確定し、即ち、デフォルトでRel-15 FDRA type1の粒度と同じであることと、該粒度の設定パラメータのデフォルト値を1つのRBG(RBGが設定された場合)として確定し、該RBG sizeがFDRA Type0に設定されたリソースブロックのサイズであり、即ち、この場合、デフォルトでシステムにおけるRBG粒度と同じであることと、RBGが設定された場合、デフォルト値が1つのRBGであり、RBGが設定されていない場合、デフォルト値が1つのRBであることにより確定する。
【0117】
本実施例に係る形態を採用し、RRCパラメータが設定されていない場合、正確な値を知ることができることを確保し、端末と基地局との理解が一致しないことを回避し、トラフィックチャネルの正確な受信を確保する。
【0118】
図9は、本願の実施例に係る情報確定装置の構造模式図である。該装置は、情報確定方法を実行することにより、端末の検出能力を超えることを回避する。図9に示すように、本願の実施例における情報確定装置は、第1設定条件を満たすキャリア数、下りリンクキャリア総数、端末から報告されたサポートするキャリア数および第1閾値を取得するための取得モジュール910と、第1設定条件を満たすキャリア数、下りリンクキャリア総数、端末から報告されたサポートするキャリア数および第1閾値に基づき、目標サブキャリア間隔の第2閾値を確定するための閾値確定モジュール920とを備える。
【0119】
本願の実施例に係る情報確定装置は、上記実施例の情報確定方法を実現するように構成され、該情報確定装置の実現原理および技術的効果は、情報確定方法に類似し、ここで説明を省略する。
【0120】
1つの実例において、第1設定条件は、コンポーネントキャリアのサブキャリア間隔が目標サブキャリア間隔であることと、コンポーネントキャリアのサブキャリア間隔が目標サブキャリア間隔であり、同じ第1パラメータに基づいてスパンパターンを取得することとの少なくとも1つを含む。
【0121】
1つの実例において、端末から報告されたサポートするキャリア数は、スロットにおける第2閾値を確定した場合、端末から報告されたサポートするキャリア数と、スパンにおける第2閾値を確定した場合、端末から報告されたサポートするキャリア数と、スパンにおける第2閾値を確定した場合、端末が異なる第1パラメータに対してそれぞれ報告したサポートするキャリア数との1つを含む。
【0122】
1つの実例において、少なくとも1つのコンポーネントキャリアが物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしない場合、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないキャリアに対し、前記第1閾値は、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアのスロットにおける第1閾値を、スパンにおける第1閾値とすることにより確定される。
【0123】
1つの実例において、少なくとも1つのコンポーネントキャリアが物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしない場合、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするキャリアに対し、前記第1閾値は、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするキャリアに対してスロットにおける第1閾値を使用することと、スパンにおける第1閾値および空でないスパンの数に基づいてスロットにおける第1閾値を確定することと、スパンにおける第1閾値およびスパンの数に基づいてスロットにおける第1閾値を確定することと、スパンにおける第1閾値および所定値に基づいてスロットにおける第1閾値を確定することとのうちの1つにより確定される。
【0124】
1つの実例において、少なくとも1つのコンポーネントキャリアが物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしない場合、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするキャリアおよび物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないキャリアに対して前記第2閾値をそれぞれ確定する。
【0125】
1つの実例において、下りリンクキャリア総数は、スパンに基づく下りリンクキャリア総数を含み、スパンに基づく下りリンクキャリア総数は、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリア(物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないように構成されるコンポーネントキャリアを含まない)に対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリア(スパンパターンが1つのスパンのみを有するコンポーネントキャリアを含まない)に対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリア(第1下りリンク制御情報が設定されていないコンポーネントキャリアを含まない)に対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、設定された全ての下りリンクキャリア数の総和とのうちの1つにより確定される。
【0126】
1つの実例において、下りリンクキャリア総数は、スロットに基づく下りリンクキャリア総数を含み、スロットに基づく下りリンクキャリア総数は、設定された全ての下りリンクキャリア数の総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするが、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないように構成されるコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数との総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアのうちのスパンパターンが1つのスパンのみを有するコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数との総和と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアのうちの第1下りリンク制御情報が設定されていないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数との総和とのうちの1つにより確定される。
【0127】
本願の実施例は、閾値使用装置を更に提供し、異なる閾値の使用方法を、異なる下りリンク制御情報フォーマットが異なる閾値をそれぞれ使用することと、異なるサーチスペースが異なる閾値をそれぞれ使用することと、同じ閾値に対して異なるサーチスペース集合を設定し、異なるサーチスペース集合に対して異なるサブ閾値をそれぞれ設定することとのうちの1つにより確定することを含む。
【0128】
本願の実施例に係る閾値使用装置は、上記実施例の閾値使用方法を実現するように構成され、該閾値使用装置の実現原理および技術的効果は、閾値使用方法に類似し、ここで説明を省略する。
【0129】
1つの実例において、異なる下りリンク制御情報フォーマットが異なる閾値をそれぞれ使用することは、下りリンク制御情報フォーマットを取得することと、前記下りリンク制御情報フォーマットに基づいて使用待ち閾値を確定することとを含み、前記閾値は、スロットに基づく第1閾値およびスパンに基づく第2閾値を含む。
【0130】
1つの実例において、同じ閾値に対して異なるサーチスペース集合を設定し、異なるサーチスペース集合に対して異なるサブ閾値をそれぞれ設定することは、スパンに基づく第2閾値として設定される場合、少なくとも2グループのサーチスペース集合を設定することと、各グループのサーチスペース集合に対応するサブ閾値をそれぞれ確定することとを含み、好ましくは、上位層の設定または事前定義により、各グループのサーチスペース集合に対応するサブ閾値を区分する。
【0131】
1つの実例において、異なるサーチスペースが異なる閾値をそれぞれ使用することは、サーチスペースの設定情報を取得することと、前記設定情報に基づいて使用待ち閾値を確定することとを含み、前記閾値は、スロットに基づく第1閾値およびスパンに基づく第2閾値を含む。
【0132】
1つの実例において、前記設定情報に基づいて使用待ち閾値を確定することは、第1下りリンク制御情報および第2下りリンク制御情報が同じサーチスペースに設定される場合、前記第1下りリンク制御情報によって示される優先度またはトラフィックタイプに基づき、使用待ち閾値を確定することを含む。
【0133】
1つの実施例において、前記設定情報に基づいて使用待ち閾値を確定することは、第1下りリンク制御情報および第2下りリンク制御情報が同じサーチスペースに設定される場合、前記第1下りリンク制御情報に基づいて使用待ちのスパンに基づく第2閾値を確定し、前記第2下りリンク制御情報に基づいて使用待ちのスロットに基づく第1閾値を確定することを含む。
【0134】
1つの実例において、第1下りリンク制御情報および第2下りリンク制御情報が検出されていない場合、いずれかの閾値を使用待ち閾値として選択すること、または、いずれかの閾値を使用待ち閾値として選択し、使用済みリソースまたは検出回数が前記使用待ち閾値を超えた場合、残りの閾値を使用待ち閾値とすること、または、全ての閾値の和を計算し、計算結果を使用待ち閾値とすることを更に含む。
【0135】
1つの実例において、サーチスペースの設定情報を取得することは、サーチスペースで、第1下りリンク制御情報および第2下りリンク制御情報に対して候補セットおよび開始制御チャネルユニットをそれぞれ設定し、前記候補セットおよび開始制御チャネルユニットを設定情報とすることを含む。
【0136】
本願の実施例は、情報調整装置を更に提供し、前記情報調整装置は、サーチスペースに対応する監視オケージョンの数が設定閾値を超えた場合、設定条件を満たす監視オケージョンを廃棄するように構成される。
【0137】
本願の実施例に係る情報調整装置は、上記実施例における対応する情報調整方法を実現するように構成され、該情報調整装置の実現原理および技術的効果は、情報調整方法に類似し、ここで説明を省略する。
【0138】
1つの実例において、設定条件は、サーチスペースインデックスの順に基づいて廃棄することと、サーチスペースまたは監視オケージョンに対応する制御リソースセットの長さ順に基づいて廃棄することと、サーチスペースに対応する監視オケージョン数の順に基づいて廃棄することとの1つを含む。
【0139】
本願の実施例は、別の情報調整装置を更に提供し、強められた周波数領域リソース割当タイプ1の粒度設定パラメータが設定されていない場合、前記粒度設定パラメータのデフォルト値を、1つのRBまたは1つのRBGとして確定することを含む。
【0140】
本願の実施例に係る情報調整装置は、上記実施例における対応する情報調整方法を実現するように構成され、該情報調整装置の実現原理および技術的効果は、情報調整方法に類似し、ここで説明を省略する。
【0141】
上前記、本願の例示的な実施例に過ぎず、本願の保護範囲を限定するためのものではない。
【0142】
本願の実施例は、端末を提供し、メモリと、1つまたは複数のプロセッサとを備え、前記メモリは、1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成され、前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサにより実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、本願の実施例に記載の方法を実現する。
【0143】
上記提供の端末は、上記任意実施例に係る方法を実行するように構成でき、対応する機能および効果を備える。
【0144】
本願の実施例は、基地局を提供し、メモリと、1つまたは複数のプロセッサとを備え、前記メモリは、1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成され、前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサにより実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、本願の実施例に記載の方法を実現する。
【0145】
上記基地局は、上記いずれかの実施例に係る方法を実行するように構成され、対応する機能および効果を備える。
【0146】
本願の実施例は、実行可能命令の記憶媒体を更に提供し、コンピュータ実行可能命令は、コンピュータプロセッサにより実行されると、本願の実施例に記載の方法を実現する。
【0147】
以上、本願の例示的な実施例に過ぎず、本願の保護範囲を限定するためのものではない。
【0148】
本願の様々な実施例は、ハードウェアまたは特定用途向け回路、ソフトウェア、論理またはその任意の組み合わせで実現できる。例えば、一部の態様はハードウェアで実現でき、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサまたは他の計算装置により実行可能なファームウェアまたはソフトウェアで実現でき、本願はこれらに限定されない。
【0149】
本願の図における任意の論理フローのブロック図は、プログラムステップを表してもよいし、互いに接続された論理回路、モジュールおよび機能を表してもよいし、プログラムステップと論理回路、モジュールおよび機能との組み合わせを表してもよい。コンピュータプログラムはメモリに記憶されてもよい。メモリは、ローカルな技術環境に適した任意のタイプを有することができ、且つ、任意の適当なデータ記憶技術で実現できる。例えば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、光記憶デバイスおよびシステム(デジタル多機能ディスク(Digital Video Disc、DVD)または光ディスク(Compact Disc、CD))等を含んでもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読媒体は、非一時的な記憶媒体を含んでもよい。データプロセッサは、ローカルな技術環境に適した任意のタイプであってもよく、例えば、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブル論理デバイス(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサであってもよいが、これらに限定されない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2022-05-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1設定条件を満たすキャリア数、下りリンクキャリア総数、端末から報告されたサポートするキャリア数および第1閾値に基づき、目標サブキャリア間隔の第2閾値を確定することを含む、
情報確定方法。
【請求項2】
前記第1設定条件は、
コンポーネントキャリアのサブキャリア間隔が前記目標サブキャリア間隔であることと、
コンポーネントキャリアのサブキャリア間隔が前記目標サブキャリア間隔であり、同じ第1パラメータに基づいてスパンパターンを取得することと、の少なくとも1つを含む。
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
端末から報告されたサポートするキャリア数は、
スロットにおける第2閾値を確定した場合、端末から報告されたサポートするキャリア数と、
スパンにおける第2閾値を確定した場合、端末から報告されたサポートするキャリア数と、
スパンにおける第2閾値を確定した場合、端末が異なる第1パラメータに対してそれぞれ報告したサポートするキャリア数と、の1つを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
少なくとも1つのコンポーネントキャリアが物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしない場合、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないキャリアに対し、前記第1閾値は、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアのスロットにおける第1閾値を、スパンにおける第1閾値とする、ことにより確定される、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
少なくとも1つのコンポーネントキャリアが物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしない場合、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするキャリアに対し、前記第1閾値は、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするキャリアに対してスロットにおける第1閾値を使用することと、
スパンにおける第1閾値および空でないスパンの数に基づいてスロットにおける第1閾値を確定することと、
スパンにおける第1閾値およびスパンの数に基づいてスロットにおける第1閾値を確定することと、
スパンにおける第1閾値および所定値に基づいてスロットにおける第1閾値を確定することと、
のうちの1つにより確定される、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
少なくとも1つのコンポーネントキャリアが物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしない場合、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするキャリアおよび物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないキャリアに対して前記第2閾値をそれぞれ確定する、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記下りリンクキャリア総数は、スパンに基づく下りリンクキャリア総数を含み、前記スパンに基づく下りリンクキャリア総数は、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリア(物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないように構成されるコンポーネントキャリアを含まない)に対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリア(スパンパターンが1つのスパンのみを有するコンポーネントキャリアを含まない)に対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリア(第1下りリンク制御情報が設定されていないコンポーネントキャリアを含まない)に対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、
設定された全ての下りリンクキャリア数の総和と、
のうちの1つにより確定される、
請求項4または6に記載の方法。
【請求項8】
前記下りリンクキャリア総数は、スロットに基づく下りリンクキャリア総数を含み、前記スロットに基づく下りリンクキャリア総数は、
設定された全ての下りリンクキャリア数の総和と、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数の総和と、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするが、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないように構成されるコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数との総和と、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアのうちのスパンパターンが1つのスパンのみを有するコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数との総和と、
物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートしないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数と、物理下りリンク制御チャネルの監視能力の向上をサポートするコンポーネントキャリアのうちの第1下りリンク制御情報が設定されていないコンポーネントキャリアに対応する全ての被変調キャリアの数との総和と、
のうちの1つにより確定される、
請求項5または6に記載の方法。
【請求項9】
異なる下りリンク制御情報フォーマットが異なる閾値をそれぞれ使用することと、
異なるサーチスペースが異なる閾値をそれぞれ使用することと、
同じ閾値に対して異なるサーチスペース集合を設定し、異なるサーチスペース集合に対して異なるサブ閾値をそれぞれ設定することと、
のうちの1つにより、異なる閾値の使用方法を確定する、
閾値使用方法。
【請求項10】
異なる下りリンク制御情報フォーマットが異なる閾値をそれぞれ使用することは、
下りリンク制御情報フォーマットを取得することと、
前記下りリンク制御情報フォーマットに基づいて使用待ち閾値を確定することとを含み、
前記閾値は、スロットに基づく第1閾値およびスパンに基づく第2閾値を含む、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
同じ閾値に対して異なるサーチスペース集合を設定し、異なるサーチスペース集合に対して異なるサブ閾値をそれぞれ設定することは、
スパンに基づく第2閾値として設定される場合、少なくとも2グループのサーチスペース集合を設定することと、
各グループのサーチスペース集合に対応するサブ閾値をそれぞれ確定することとを含み、
上位層の設定または事前定義により、各グループのサーチスペース集合に対応するサブ閾値を区分する、
請求項9に記載の方法。
【請求項12】
異なるサーチスペースが異なる閾値をそれぞれ使用することは、
サーチスペースの設定情報を取得することと、
前記設定情報に基づいて使用待ち閾値を確定することとを含み、
前記閾値は、スロットに基づく第1閾値およびスパンに基づく第2閾値を含む、
請求項9に記載の方法。
【請求項13】
設定情報に基づいて使用待ち閾値を確定することは、
第1下りリンク制御情報および第2下りリンク制御情報が同じサーチスペースに設定される場合、前記第1下りリンク制御情報によって示される優先度またはトラフィックタイプに基づき、使用待ち閾値を確定することを含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
設定情報に基づいて使用待ち閾値を確定することは、
第1下りリンク制御情報および第2下りリンク制御情報が同じサーチスペースに設定される場合、前記第1下りリンク制御情報に基づいて使用待ちのスパンに基づく第2閾値を確定し、前記第2下りリンク制御情報に基づいて使用待ちのスロットに基づく第1閾値を確定することを含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項15】
第1下りリンク制御情報および第2下りリンク制御情報が検出されていない場合、
いずれかの閾値を使用待ち閾値として選択すること、または
いずれかの閾値を使用待ち閾値として選択し、使用済みリソースまたは検出回数が前記使用待ち閾値を超えた場合、残りの閾値を使用待ち閾値とすること、または
全ての閾値の和を計算し、計算結果を使用待ち閾値とすることを更に含む、
請求項13または14に記載の方法。
【請求項16】
サーチスペースの設定情報を取得することは、
サーチスペースで、第1下りリンク制御情報および第2下りリンク制御情報に対して候補セットおよび開始制御チャネルユニットをそれぞれ設定し、前記候補セットおよび開始制御チャネルユニットを設定情報とすることを含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項17】
サーチスペースに対応する監視オケージョンの数が設定閾値を超えた場合、設定条件を満たす監視オケージョンを廃棄することを含む、
情報調整方法。
【請求項18】
前記設定条件は、
サーチスペースインデックスの順に基づいて廃棄することと、
サーチスペースまたは監視オケージョンに対応する制御リソースセットの長さ順に基づいて廃棄することと、
サーチスペースに対応する監視オケージョン数の順に基づいて廃棄することと、の1つを含む、
請求項17に記載の方法。
【請求項19】
メモリと、少なくとも1つのプロセッサとを備え、
前記メモリは、少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成され、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサは、請求項1から18のいずれか1項に記載の方法を実現する、
端末。
【請求項20】
メモリと、少なくとも1つのプロセッサとを備え、
前記メモリは、少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成され、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサは、請求項1から18のいずれか1項に記載の方法を実現する、
基地局。
【国際調査報告】