IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ネイバー コーポレーションの特許一覧

特表2022-550496多重ライブ配信環境でチャンネルのシームレス切り替えモードを実現する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
<>
  • 特表-多重ライブ配信環境でチャンネルのシームレス切り替えモードを実現する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 図1
  • 特表-多重ライブ配信環境でチャンネルのシームレス切り替えモードを実現する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 図2
  • 特表-多重ライブ配信環境でチャンネルのシームレス切り替えモードを実現する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 図3
  • 特表-多重ライブ配信環境でチャンネルのシームレス切り替えモードを実現する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 図4
  • 特表-多重ライブ配信環境でチャンネルのシームレス切り替えモードを実現する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 図5
  • 特表-多重ライブ配信環境でチャンネルのシームレス切り替えモードを実現する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 図6
  • 特表-多重ライブ配信環境でチャンネルのシームレス切り替えモードを実現する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 図7
  • 特表-多重ライブ配信環境でチャンネルのシームレス切り替えモードを実現する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 図8
  • 特表-多重ライブ配信環境でチャンネルのシームレス切り替えモードを実現する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 図9
  • 特表-多重ライブ配信環境でチャンネルのシームレス切り替えモードを実現する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 図10
  • 特表-多重ライブ配信環境でチャンネルのシームレス切り替えモードを実現する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 図11
  • 特表-多重ライブ配信環境でチャンネルのシームレス切り替えモードを実現する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 図12
  • 特表-多重ライブ配信環境でチャンネルのシームレス切り替えモードを実現する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 図13
  • 特表-多重ライブ配信環境でチャンネルのシームレス切り替えモードを実現する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 図14
  • 特表-多重ライブ配信環境でチャンネルのシームレス切り替えモードを実現する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 図15
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-02
(54)【発明の名称】多重ライブ配信環境でチャンネルのシームレス切り替えモードを実現する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/431 20110101AFI20221125BHJP
【FI】
H04N21/431
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021571022
(86)(22)【出願日】2021-08-24
(85)【翻訳文提出日】2021-11-29
(86)【国際出願番号】 KR2021011317
(87)【国際公開番号】W WO2022050625
(87)【国際公開日】2022-03-10
(31)【優先権主張番号】10-2020-0112885
(32)【優先日】2020-09-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】505205812
【氏名又は名称】ネイバー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】NAVER Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ジュンキ
(72)【発明者】
【氏名】キム,ソンホ
(72)【発明者】
【氏名】ノ,ヘソン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ユンホ
(72)【発明者】
【氏名】キム,ジンフン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ヨンジン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ジョンキ
(72)【発明者】
【氏名】カン,インチョル
(72)【発明者】
【氏名】イ,ジョンヒョク
(72)【発明者】
【氏名】アン,ジェチョル
(72)【発明者】
【氏名】チョウ,ソンテク
【テーマコード(参考)】
5C164
【Fターム(参考)】
5C164FA06
5C164PA31
5C164SA25S
5C164UB23S
5C164UB82P
5C164UB83P
(57)【要約】
多重ライブ配信環境でチャンネルのシームレス切り替えモードを実現する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。ライブ配信環境でマルチチャンネルの画像が1つに合成された合成画像を1つのストリームで受信し、前記合成画像を利用して前記マルチチャンネルの画像からなるビューモードを構成し、前記合成画像を利用して前記ビューモードのレイアウトを変更することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置が実行するライブ動画再生方法であって、
前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記ライブ動画再生方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、ライブ配信環境でマルチチャンネルの画像が1つに合成された合成画像を1つのストリームで受信する段階、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記合成画像を利用して前記マルチチャンネルの画像からなるビューモードを構成する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記合成画像を利用して前記ビューモードのレイアウトを変更する段階
を含む、ライブ動画再生方法。
【請求項2】
前記構成する段階は、
前記合成画像からチャンネルごとに構成された画像を分離することによって各チャンネルのスプライトを取得する段階、および
前記各チャンネルのスプライトをレイアウトに合わせてレンダリングしてマルチビューを構成する段階
を含む、請求項1に記載のライブ動画再生方法。
【請求項3】
前記合成画像は、あるチャンネルの画像を残りの他のチャンネルの画像よりも解像度が高いメイン画像として構成し、前記他のチャンネルの画像をサブ画像として構成すること
を特徴とする、請求項1に記載のライブ動画再生方法。
【請求項4】
前記構成する段階は、
第1チャンネルの画像が残りの他のチャンネルの画像よりも解像度が高い第1合成画像に対して、前記第1合成画像から分離された各チャンネルのスプライトを前記第1チャンネルの画像がメイン画像として表示されるマルチビューのレイアウトに合わせてレンダリングする段階
を含み、
前記変更する段階は、
前記マルチビューから特定のチャンネルの画像が選択されれば、前記第1合成画像から分離された各チャンネルのスプライトを前記特定のチャンネルの画像が前記メイン画像として表示されるマルチビューのレイアウトに合わせてレンダリングした後に前記特定のチャンネルの画像が残りの他のチャンネルの画像よりも解像度が高い第2合成画像を受信し、前記第2合成画像から分離された各チャンネルのスプライトを前記特定のチャンネルの画像がメイン画像として表示されるマルチビューのレイアウトに合わせてレンダリングする段階
を含む、請求項1に記載のライブ動画再生方法。
【請求項5】
前記構成する段階は、
第1チャンネルの画像が残りの他のチャンネルの画像よりも解像度が高い第1合成画像に対して、前記第1合成画像から分離された各チャンネルのスプライトを前記第1チャンネルの画像がメイン画像として表示されるマルチビューのレイアウトに合わせてレンダリングする段階
を含み、
前記変更する段階は、
前記マルチビューから特定のチャンネルの画像が選択されれば、前記第1合成画像から分離された各チャンネルのスプライトのうちで前記特定のチャンネルのスプライトを全体画面としてレンダリングした後に前記特定のチャンネルの画像が残りの他のチャンネルの画像よりも解像度が高い第2合成画像を受信し、前記第2合成画像から分離された各チャンネルのスプライトのうちで前記特定のチャンネルのスプライトを全体画面としてレンダリングする段階
を含む、請求項1に記載のライブ動画再生方法。
【請求項6】
前記変更する段階は、
前記特定のチャンネルのスプライトが全体画面としてレンダリングされたフルビューに対する利用者の要請にしたがい、前記第2合成画像から分離された各チャンネルのスプライトを前記第1チャンネルの画像が前記メイン画像として表示されるマルチビューのレイアウトに合わせてレンダリングした後に前記第1合成画像を再び受信し、前記第1合成画像から分離された各チャンネルのスプライトを前記第1チャンネルの画像がメイン画像として表示されるマルチビューのレイアウトに合わせてレンダリングする段階
をさらに含む、請求項5に記載のライブ動画再生方法。
【請求項7】
前記特定のチャンネルのスプライトが全体画面としてレンダリングされたフルビューでは、残りの他のチャンネルのスプライトがレンダリングされずに隠れ状態で含まれること
を特徴とする、請求項5に記載のライブ動画再生方法。
【請求項8】
前記変更する段階は、
前記ビューモードの画像切り替えのために、プレイヤバッファで以前のデータに該当する画像ストリームをフラッシュする段階
を含む、請求項1に記載のライブ動画再生方法。
【請求項9】
前記変更する段階は、
画像ストリームのコンテナに含まれた時間指定メタデータを利用して、前記ビューモードの画像切り替え時点を判断する段階
を含む、請求項1に記載のライブ動画再生方法。
【請求項10】
前記変更する段階は、
前記ビューモードで各チャンネルの画像の表示位置を変更したり、特定のチャンネルの画像に対するフルビューへの切り替えを要請したりするためのインタフェースを提供する段階
を含む、請求項1に記載のライブ動画再生方法。
【請求項11】
請求項1に記載のライブ動画再生方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録されている、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項12】
コンピュータ装置であって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
ライブ配信環境でマルチチャンネルの画像が1つに合成された合成画像を1つのストリームで受信し、
前記合成画像を利用して前記マルチチャンネルの画像からなるビューモードを構成し、
前記合成画像を利用して前記ビューモードのレイアウトを変更すること
を特徴とする、コンピュータ装置。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記合成画像からチャンネルごとに構成された画像を分離することによって各チャンネルのスプライトを取得し、
前記各チャンネルのスプライトをレイアウトに合わせてレンダリングしてマルチビューを構成すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
第1チャンネルの画像が残りの他のチャンネルの画像よりも解像度が高い第1合成画像に対して、前記第1合成画像から分離された各チャンネルのスプライトを前記第1チャンネルの画像がメイン画像として表示されるマルチビューのレイアウトに合わせてレンダリングし、
前記マルチビューから特定のチャンネルの画像が選択されれば、前記第1合成画像から分離された各チャンネルのスプライトを前記特定のチャンネルの画像が前記メイン画像として表示されるマルチビューのレイアウトに合わせてレンダリングした後に前記特定のチャンネルの画像が残りの他のチャンネルの画像よりも解像度が高い第2合成画像を受信し、前記第2合成画像から分離された各チャンネルのスプライトを前記特定のチャンネルの画像がメイン画像として表示されるマルチビューのレイアウトに合わせてレンダリングすること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
第1チャンネルの画像が残りの他のチャンネルの画像よりも解像度が高い第1合成画像に対して、前記第1合成画像から分離された各チャンネルのスプライトを前記第1チャンネルの画像がメイン画像として表示されるマルチビューのレイアウトに合わせてレンダリングし、
前記マルチビューから特定のチャンネルの画像が選択されれば、前記第1合成画像から分離された各チャンネルのスプライトのうちで前記特定のチャンネルのスプライトを全体画面としてレンダリングした後に前記特定のチャンネルの画像が残りの他のチャンネルの画像よりも解像度が高い第2合成画像を受信し、前記第2合成画像から分離された各チャンネルのスプライトのうちで前記特定のチャンネルのスプライトを全体画面としてレンダリングすること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項16】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記特定のチャンネルのスプライトが全体画面としてレンダリングされたフルビューに対する利用者の要請にしたがい、前記第2合成画像から分離された各チャンネルのスプライトを前記第1チャンネルの画像が前記メイン画像として表示されるマルチビューのレイアウトに合わせてレンダリングした後に前記第1合成画像を再び受信し、前記第1合成画像から分離された各チャンネルのスプライトを前記第1チャンネルの画像がメイン画像として表示されるマルチビューのレイアウトに合わせてレンダリングすること
を特徴とする、請求項15に記載のコンピュータ装置。
【請求項17】
前記特定のチャンネルのスプライトが全体画面としてレンダリングされたフルビューでは、残りの他のチャンネルのスプライトがレンダリングされずに隠れ状態で含まれること
を特徴とする、請求項15に記載のコンピュータ装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記ビューモードの画像切り替えのために、プレイヤバッファで以前のデータに該当する画像ストリームをフラッシュすること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項19】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
画像ストリームのコンテナに含まれた時間指定メタデータを利用して、前記ビューモードの画像切り替え時点を判断すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項20】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記ビューモードで各チャンネルの画像の表示位置を変更したり、特定のチャンネルの画像に対するフルビューへの切り替えを要請したりするためのインタフェースを提供すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、多重ライブ配信環境でチャンネルを切り替えるための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
超高速通信網の利用者の急激な増加は、通信網を利用する新規サービスの開発とサービスアイテムの多様化を可能にした。このような通信網を利用するサービスのうちでも最も一般的なものが、動画サービスであると言える。
【0003】
例えば、特許文献1(韓国登録特許第10-0827198号公報)(登録日2008年4月25日)「動画リンクサービスを提供する装置およびその方法」には、移動通信端末機を利用してインターネット上にリンクされた動画を移動中に鑑賞することができる動画リンクサービスを提供する技術が開示されている。
【0004】
クライアント-サーバ方式の動画サービスシステムは、エンコーダサーバがリアルタイム動画ストリーミングをクライアントに伝達する構造であって、ライブ配信環境では、カメラなどに入力された画像をエンコードした後、オーディオデータとともにリアルタイムでクライアントに伝達する方式が用いられている。
【0005】
ライブ配信のための動画ストリーミングデータがマルチチャンネルとして配信される場合、マルチチャンネルとして配信される多数の動画をリアルタイムでエンコードする送信方式では、多くのクライアントを対象にライブ動画サービスを提供することに多くの困難と限界があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国登録特許第10-1539270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
マルチチャンネルのライブ動画を提供する多重ライブ配信環境で最小限のネットワークを使用することで、マルチチャンネルの動画を含むマルチビュー(multi-view)を構成することができる方法およびシステムを提供する。
【0008】
多重ライブ配信環境でチャンネルを切り替えるときに、オーディオおよびビデオの同期を維持しながらシームレス(seamless)切り替えモードを実現することができる方法およびシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
コンピュータ装置が実行するライブ動画再生方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記ライブ動画再生方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、ライブ配信環境でマルチチャンネルの画像が1つに合成された合成画像を1つのストリームで受信する段階、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記合成画像を利用して前記マルチチャンネルの画像からなるビューモードを構成する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記合成画像を利用して前記ビューモードのレイアウトを変更する段階を含む、ライブ動画再生方法を提供する。
【0010】
一側面によると、前記構成する段階は、前記合成画像からチャンネルごとに構成された画像(composition image)を分離することによって各チャンネルのスプライト(sprite)を取得する段階、および前記各チャンネルのスプライトをレイアウトに合わせてレンダリングしてマルチビュー(multi-view)を構成する段階を含む。
【0011】
他の側面によると、前記合成画像は、あるチャンネルの画像が残りの他のチャンネルの画像よりも解像度を高いメイン画像として構成し、前記他のチャンネルの画像をサブ画像として構成してよい。
【0012】
また他の側面によると、前記構成する段階は、第1チャンネルの画像が残りの他のチャンネルの画像よりも解像度が高い第1合成画像に対して、前記第1合成画像から分離した各チャンネルのスプライトを前記第1チャンネルの画像がメイン画像として表示されるマルチビューのレイアウトに合わせてレンダリングする段階を含み、前記変更する段階は、前記マルチビューから特定のチャンネルの画像が選択されれば、前記第1合成画像から分離した各チャンネルのスプライトを前記特定のチャンネルの画像が前記メイン画像として表示されるマルチビューのレイアウトに合わせてレンダリングした後に前記特定チャンネルの画像が残りの他のチャンネルの画像よりも解像度が高い第2合成画像を受信し、前記第2合成画像から分離した各チャンネルのスプライトを前記特定のチャンネルの画像がメイン画像として表示されるマルチビューのレイアウトに合わせてレンダリングする段階を含んでよい。
【0013】
また他の側面によると、前記構成する段階は、第1チャンネルの画像が残りの他のチャンネルの画像よりも解像度が高い第1合成画像に対して、前記第1合成画像から分離した各チャンネルのスプライトを前記第1チャンネルの画像がメイン画像として表示されるマルチビューのレイアウトに合わせてレンダリングする段階を含み、前記変更する段階は、前記マルチビューから特定のチャンネルの画像が選択されれば、前記第1合成画像から分離した各チャンネルのスプライトのうちで前記特定のチャンネルのスプライトを全体画面に合わせてレンダリングした後に前記特定のチャンネルの画像が残りの他のチャンネルの画像よりも解像度が高い第2合成画像を受信し、前記第2合成画像から分離した各チャンネルのスプライトのうちで前記特定のチャンネルのスプライトを全体画面に合わせてレンダリングする段階を含んでよい。
【0014】
また他の側面によると、前記変更する段階は、前記特定のチャンネルのスプライトが全体画面としてレンダリングされたフルビュー(full-view)に対する利用者の要請にしたがい、前記第2合成画像から分離した各チャンネルのスプライトを前記第1チャンネルの画像が前記メイン画像として表示されるマルチビューのレイアウトに合わせてレンダリングした後に前記第1合成画像を再び受信し、前記第1合成画像から分離した各チャンネルのスプライトを前記第1チャンネルの画像がメイン画像として表示されるマルチビューのレイアウトに合わせてレンダリングする段階をさらに含んでよい。
【0015】
また他の側面によると、前記特定のチャンネルのスプライトが全体画面としてレンダリングされたフルビューでは、残りの他のチャンネルのスプライトがレンダリングされずに隠れ(hidden)状態で含まれてよい。
【0016】
また他の側面によると、前記変更する段階は、前記ビューモードの画像を切り替えるために、プレイヤバッファで以前のデータに該当する画像ストリームをフラッシュ(flush)する段階を含んでよい。
【0017】
また他の側面によると、前記変更する段階は、画像ストリームのコンテナに含まれた時間指定メタデータ(timed-metadata)を利用して、前記ビューモードの画像の切り替え時点を判断する段階を含んでよい。
【0018】
さらに他の側面によると、前記変更する段階は、前記ビューモードで各チャンネルの画像の表示位置を変更したり、特定のチャンネルの画像に対するフルビューへの切り替えを要請したりするためのインタフェースを提供する段階を含んでよい。
【0019】
前記ライブ動画再生方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録されている、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0020】
コンピュータ装置であって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、ライブ配信環境でマルチチャンネルの画像が1つに合成された合成画像を1つのストリームで受信し、前記合成画像を利用して前記マルチチャンネルの画像からなるビューモードを構成し、前記合成画像を利用して前記ビューモードのレイアウトを変更することを特徴とする、コンピュータ装置を提供する。
【発明の効果】
【0021】
本発明の実施形態によると、多重ライブ配信環境でマルチチャンネルのライブ動画を合成した1つのストリームを受けてマルチビューを構成することにより、最小限のネットワークでマルチチャンネルのライブ動画を再生することができる。
【0022】
本発明の実施形態によると、多重ライブ配信環境でチャンネルを切り替えるときに、オーディオおよびビデオの同期を維持しながらシームレス切り替えモードを実現することにより、サービス品質(QoS)と体感品質(QoE)を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図2】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。
図3】本発明の一実施形態における、ライブ動画サービスを提供する過程の例を示した図である。
図4】本発明の一実施形態における、多重ライブ配信環境の例を示した図である。
図5】本発明の一実施形態における、マルチチャンネルのビデオをエンコードする過程の例を示した図である。
図6】本発明の一実施形態における、ライブ動画再生方法の例を示したフローチャートである。
図7】本発明の一実施形態における、1つのストリームでマルチビューを構成する基本過程の例を示した図である。
図8】本発明の一実施形態における、プレイヤレイアウトを変更するインタフェースの例を示した図である。
図9】本発明の一実施形態における、マルチビューのレイアウト切り替え過程の例を示した図である。
図10】本発明の一実施形態における、マルチビューのレイアウト切り替え過程の例を示した図である。
図11】本発明の一実施形態における、マルチビューからフルビューへのレイアウト切り替え過程の例を示した図である。
図12】本発明の一実施形態における、マルチビューからフルビューへのレイアウト切り替え過程の例を示した図である。
図13】本発明の一実施形態における、フルビューからマルチビューへのレイアウト切り替え過程の例を示した図である。
図14】本発明の一実施形態における、フルビューからマルチビューへのレイアウト切り替え過程の例を示した図である。
図15】本発明の一実施形態における、画像の切り替え時点を判断する過程の例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0025】
本発明の実施形態に係るライブ動画再生システムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてよく、本発明の実施形態に係るライブ動画再生方法は、ライブ動画再生システムに含まれる少なくとも1つのコンピュータ装置によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置においては、本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御にしたがって本発明の実施形態に係るライブ動画再生方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合してライブ動画再生方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0026】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図1のように限定されてはならない。また、図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの一例を説明するためのものに過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が図1のネットワーク環境に限定されてはならない。
【0027】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置で実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
【0028】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0029】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービス(一例として、ライブ動画サービス、コンテンツ提供サービス、グループ通話サービス(または、音声会議サービス)、メッセージングサービス、メールサービス、ソーシャルネットワークサービス、地図サービス、翻訳サービス、金融サービス、決済サービス、検索サービスなど)を提供するシステムであってよい。
【0030】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてよい。
【0031】
このようなコンピュータ装置200は、図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてよい。
【0032】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0033】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の電子機器(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御にしたがってネットワーク170を介して他の装置に伝達されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝達されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0034】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカなどのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。
【0035】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、図2の構成要素よりも少ない又は多い構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバやデータベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0036】
図3は、本発明の一実施形態における、ライブ動画サービスを提供する過程の例を示した図である。図3は、ストリーミングサーバ310、エンコーダサーバ320、およびプレイヤ330をそれぞれ示している。ここで、ストリーミングサーバ310およびエンコーダサーバ320は、ライブ動画サービスを提供するためにサーバ装置においてインストールされて実行されるソフトウェアモジュールであってよい。また、プレイヤ330は、動画を再生するために利用者の端末装置においてインストールされて実行されるソフトウェアモジュールであってよい。ここで、ソフトウェアモジュールは、コンピュータ装置200においてインストールされて実行されるコンピュータプログラムに対応してよい。
【0037】
図4を参照すると、ストリーミングサーバ310は、配信の役割を担うサーバ装置であって、例えば、録画およびリアルタイムストリーミングのためのOBS(open broadcaster software)モジュールを含んでよい。ストリーミングサーバ310には、複数のカメラによって同時に撮影されたビデオがそれぞれのチャンネルとして入力され、マルチチャンネルの画像としてエンコーダサーバ320にリアルタイムでストリーミングされてよい。
【0038】
カメラとは関係なく、オーディオチャンネルは、同じ入力を使用してよい。エンコーダサーバ320は、複数のチャンネルのうちの基本チャンネルに該当するチャンネルのオーディオを基本ストリームとして使用してよい。
【0039】
ストリーミングサーバ310は、ビデオチャンネルの同期化を処理するためにOBSモジュールを使用してマルチチャンネルの画像をリアルタイムで配信してよい。これにより、エンコーダサーバ320は、UTC(coordinated universal time)時間とビデオタイムスタンプ(predetermined time standard:PTS)によって各ビデオフレームの絶対時間を求めてビデオチャンネルの同期化を処理してよい。
【0040】
特に、多重ライブ配信環境においてプレイヤ330が最小限のネットワークでマルチビューを構成することができるように、エンコーダサーバ320は、マルチチャンネルのビデオを1つのビデオに合成した少なくとも1つの合成イメージを提供してよい。
【0041】
例えば、図5を参照すると、エンコーダサーバ320は、6台のカメラによって撮影された原本画像(Cam#1~Cam#6)501を利用して複数の合成画像502を生成してよい。合成画像502は、原本画像501を1つに結合したイメージであって、エンコーダサーバ320は、事前に定められたレイアウトに合わせて原本画像501を結合して合成画像502を生成してよい。
【0042】
一例として、エンコーダサーバ320は、ビデオチャンネルの数だけの合成画像502を生成してよく、あるチャンネルのビデオをメイン画像として構成し、残りの他のチャンネルのビデオをサブ画像として構成してよい。言い換えれば、エンコーダサーバ320は、あるチャンネルのビデオ(メイン画像)を他のチャンネルのビデオ(サブ画像)よりも高い解像度で構成してよい。このとき、エンコーダサーバ320は、あるチャンネルを除いた残りのチャンネルのビデオ(サブ画像)の解像度をすべて同じように構成してもよいし、各チャンネルの優先順位を考慮した上で優先順位によって高い解像度で構成してもよい。
【0043】
合成画像502を生成する方式や、合成画像502の数、レイアウト構造などは一例に過ぎず、いくらでも変更可能である。
【0044】
エンコーダサーバ320は、多重ライブ配信環境においてマルチチャンネルとして配信される多数の動画すべてをそれぞれのストリームで送信するのではなく、合成画像502を利用してマルチチャンネルの動画を1つのストリームで送信してよい。
【0045】
以下、実施形態では、合成画像502のうち、カメラ1(Cam#1)に該当するチャンネル1のビデオがメイン画像となる合成画像を「チャンネル#1合成画像」とし、同じように、メイン画像として構成されたビデオの各チャンネルによって「チャンネル#2合成画像」、「チャンネル#3合成画像」などとする。
【0046】
合成画像502それぞれのストリームには、該当の画像を区分するための固有の情報が含まれてよい。プレイヤ330は、各ストリームの画像固有情報に基づいて、チャンネル#1合成画像が再生される途中に再生画像がチャンネル#2合成画像に変更されるとき、変更された画像がチャンネル#2合成画像であることを認知してよい。
【0047】
図6は、本発明の一実施形態における、ライブ動画再生方法の例を示したフローチャートである。本実施形態に係るライブ動画再生方法は、上述したプレイヤ330を実現するコンピュータ装置200によって実行されてよい。プレイヤ330が利用者の端末装置に実現される場合、コンピュータ装置200は利用者の端末装置に対応してよい。この場合、コンピュータ装置200のプロセッサ220は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる制御命令(instruction)を実行するように実現されてよい。ここで、プロセッサ220は、コンピュータ装置200に記録されたコードが提供する制御命令にしたがってコンピュータ装置200が図6の方法に含まれる段階610~640を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。
【0048】
段階610で、コンピュータ装置200は、多重ライブ配信環境において、エンコーダサーバ320からマルチチャンネルとして入力される多数の画像で構成された1つの合成画像を受信してよい。コンピュータ装置200は、エンコーダサーバ320から1つのストリームをダウンロードするものであって、マルチチャンネルのライブ画像が1つに合成された画像ストリームを受信してよい。コンピュータ装置200は、各チャンネルの合成画像(チャンネル#1合成画像、チャンネル#2合成画像など)のレイアウト情報を参照することで、プレイヤ330で定められたレイアウト情報と対応する合成画像を選択的に受信してよい。例えば、プレイヤ330が、チャンネル1のビデオがメイン画像として構成されたレイアウトを要請する場合、エンコーダサーバ320からチャンネル#1合成画像を受信してよい。
【0049】
段階620で、コンピュータ装置200は、1つのストリームとして受信した合成画像からチャンネルごとに構成された画像(composition image)を分離して各チャンネルのスプライト(sprite)を取得してよい。言い換えれば、コンピュータ装置200は、後処理(post processing)によって合成画像を分離して各チャンネルのスプライトを取得してよい。プラットフォームによって多様なグラフィックスエンジン(graphics engine)、例えば、オープンGL(open graphics library)などによって合成画像を分離してよい。
【0050】
段階630で、コンピュータ装置200は、各チャンネルのスプライトをプレイヤ330のレイアウトに合わせてレンダリングしてよい。言い換えれば、コンピュータ装置200は、合成画像から分離した各カメラのスプライトを所望するレイアウトに合うようにレンダリングすることにより、1つのストリームとして受信したマルチチャンネルのライブ画像を再生してよい。
【0051】
段階640で、コンピュータ装置200は、利用者からレイアウト切り替え要請が受信される場合、エンコーダサーバ320が提供可能な合成画像のうち、レイアウト切り替え要請に対応する合成画像を受信してよい。コンピュータ装置200は、プレイヤ330上で現在再生中のライブ画像に対して、メイン画像の変更や全体画面モード(full screen mode)(以下、「フルビュー」とする)への切り替えなどの利用者入力に応じてレイアウトの切り替えが必要となる場合、エンコーダサーバ320から受信した合成画像を切り替えようとするレイアウトの合成画像に変更してよい。
【0052】
コンピュータ装置200は、エンコーダサーバ320から受信した合成画像が変更されて上述した段階620~630を繰り返すことにより、チャンネルの切り替え、すなわち、プレイヤ330上で再生されるライブ画像のレイアウトを切り替えることができる。
【0053】
図7は、本発明の一実施形態における、1つのストリームでマルチビューを構成する基本過程の一例を示した図である。
【0054】
図7は、プレイヤ330でチャンネル#1合成画像を利用してマルチビューを構成する過程を示している。チャンネル#1合成画像は、チャンネル1のビデオ(Cam#1)が他のチャンネルのビデオ(Cam#2~Cam#6)よりも高い解像度のメイン画像で構成されたものである。
【0055】
図7を参照すると、プレイヤ330は、チャンネル#1合成画像フレームを受信して後処理によってチャンネル#1合成画像フレームから各チャンネルのスプライトを取得した後、分離された各チャンネルのスプライトを定められたレイアウトに合うようにレンダリングすることによってマルチビューを構成してよい。
【0056】
したがって、プレイヤ330は、多重ライブ配信環境で1つのストリームをダウンロードするだけで、マルチチャンネルのライブ画像からなるマルチビューを構成することができる。
【0057】
図8は、本発明の一実施形態における、プレイヤレイアウトを変更するインタフェースの一例を示した図である。
【0058】
プレイヤ330では、マルチビューの各チャンネルのビデオ(Cam#1~Cam#6)の表示位置を変更したり、特定のチャンネルの画像に対するフルビューへの切り替えを要請したりするためのインタフェースを提供する。
【0059】
プレイヤ330上にマルチビュー形態でマルチチャンネルのライブ画像が再生されている状況で、利用者は、マルチビュー内のビデオ(Cam#1~Cam#6)の表示位置を変更したり、ビデオ(Cam#1~Cam#6)のうちの1つをフルビューに切り替えたりするためのレイアウト切り替え要請を入力してよい。
【0060】
例えば、図8に示すように、チャンネル#1合成画像を利用したマルチビュー画面において、ドラッグ80により、チャンネル2のビデオ(Cam#2)を現在チャンネル1のビデオ(Cam#1)が再生されているメイン画像位置に移動させ、チャンネル1のビデオ(Cam#1)とチャンネル2のビデオ(Cam#2)の表示位置を変更してよい。または、マルチビュー内のビデオ(Cam#1~Cam#6)からチャンネル2のビデオ(Cam#2)を選択し、所定のメニューや他のジェスチャーによってフルビューへの切り替えを要請してよい。
【0061】
プレイヤ330上でフルビューモードからマルチビューへの切り替えを要請することも可能である。
【0062】
図9~10は、本発明の一実施形態における、マルチビューのレイアウト切り替え過程の一例を示した図である。
【0063】
図9~10は、チャンネル#1合成画像を利用したマルチビューからチャンネル#2合成画像を利用したマルチビューに切り替える過程を示している。
【0064】
チャンネル#1合成画像を利用したマルチビュー画面において、利用者がチャンネル2のビデオ(Cam#2)に対してメイン画像位置への移動を要請した場合、先ず、プレイヤ330は、シームレスな画面切り替えのために、図9に示すように、チャンネル#1合成画像から分離された各チャンネルのスプライトを該当の要請に対応するレイアウトに合うようにレンダリングしてよい。チャンネル#1合成画像から分離されたチャンネル1のビデオ(Cam#1)は、高画質の画像に変更されたレイアウトに合うように縮小し、チャンネル#1合成画像から分離されたチャンネル2のビデオ(Cam#2)は、低画質の画像として低画質状態に拡大してメイン画像位置に表示されてよい。
【0065】
次に、図10を参照すると、プレイヤ330は、チャンネル2のビデオ(Cam#2)に対して高画質画像を提供するために、エンコーダサーバ320からチャンネル2のビデオ(Cam#2)が他のチャンネルのビデオ(Cam#1、Cam#3~Cam#6)よりも高い解像度のメイン画像として構成されたチャンネル#2合成画像を受信してよい。プレイヤ330は、チャンネル#2合成画像フレームを受信して後処理によって各チャンネルのスプライトを取得した後、分離された各チャンネルのスプライトを該当のレイアウトに合うようにレンダリングすることにより、チャンネル#2合成画像を利用したマルチビューを構成してよい。このとき、チャンネル1のビデオ(Cam#1)とチャンネル2のビデオ(Cam#2)は、チャンネル#2合成画像から分離されたスプライトであって、チャンネル1のビデオ(Cam#1)は低画質の画像に変更され、チャンネル2のビデオ(Cam#2)は高画質の画像に変更されてよい。
【0066】
したがって、プレイヤ330は、チャンネル#1合成画像を利用したマルチビュー画面において利用者がチャンネル2のビデオ(Cam#2)をメイン画像位置に移動する要請をした場合、画面の途切れが発生しないように、チャンネル#1合成画像から分離された各チャンネルのスプライトを利用してレイアウトを優先的に変更した後にチャンネル#2合成画像を受信して、チャンネル#2合成画像から分離された各チャンネルのスプライトを該当のレイアウトに合うようにレンダリングすることにより、マルチビューのレイアウトの切り替えを実行することができる。
【0067】
図11~12は、本発明の一実施形態における、マルチビューからフルビューへのレイアウト切り替え過程の一例を示した図である。
【0068】
図11~12は、チャンネル#1合成画像を利用したマルチビューからチャンネル2のビデオ(Cam#2)のフルビューに切り替える過程を示している。
【0069】
チャンネル#1合成画像を利用したマルチビュー画面において、利用者がチャンネル2のビデオ(Cam#2)に対してフルビューへの切り替えを要請した場合、先ず、プレイヤ330は、シームレスな画面切り替えのために、図11に示すように、チャンネル#1合成画像から分離された各チャンネルのスプライトのうち、チャンネル2のビデオ(Cam#2)に該当するスプライトだけを全体画面としてレンダリングしてよい。チャンネル#1合成画像から分離されたチャンネル2のビデオ(Cam#2)は、低画質の画像として低画質状態に拡大してフルビューで表示されてよい。このとき、チャンネル#1合成画像から分離された残りのチャンネルのビデオ(Cam#1、Cam#3~Cam#6)は、レンダリングされずに隠れ(hidden)状態で維持される。
【0070】
次に、図12を参照すると、プレイヤ330は、フルビューで表示されたチャンネル2のビデオ(Cam#2)に対して高画質画像を提供するために、エンコーダサーバ320からチャンネル#2合成画像を受信してよい。プレイヤ330は、チャンネル#2合成画像フレームを受信して後処理によって各チャンネルのスプライトを取得した後、分離された各チャンネルのスプライトのうち、チャンネル2のビデオ(Cam#2)に該当するスプライトだけを全体画面としてレンダリングしてよい。チャンネル#2合成画像から分離されたチャンネル2のビデオ(Cam#2)は、高画質の画像として高画質状態に拡大してフルビューで表示されてよい。このとき、チャンネル#2合成画像から分離された残りのチャンネルのビデオ(Cam#1、Cam#3~Cam#6)は、レンダリングされずに隠れ状態で維持される。
【0071】
したがって、プレイヤ330は、チャンネル#1合成画像を利用したマルチビュー画面において利用者がチャンネル2のビデオ(Cam#2)をフルビューに切り替える要請をした場合、画面の途切れが発生しないように、チャンネル#1合成画像から分離されたスプライトである低解像度のチャンネル2のビデオ(Cam#2)をフルビューで優先的に表示した後にチャンネル#2合成画像を受信し、チャンネル#2合成画像から分離されたスプライトとして高解像度のチャンネル2のビデオ(Cam#2)をフルビューで表示することにより、マルチビューからフルビューへのレイアウト切り替えを実行することができる。
【0072】
図13~14は、本発明の一実施形態における、フルビューからマルチビューへのレイアウト切り替え過程の一例を示した図である。
【0073】
図13~14は、チャンネル2のビデオ(Cam#2)のフルビューからチャンネル#1合成画像を利用したマルチビューに切り替える過程を示している。
【0074】
チャンネル#2合成画像を利用したチャンネル2のビデオ(Cam#2)のフルビュー画面において、基本レイアウトのマルチビュー、例えば、チャンネル#1合成画像を利用したマルチビューへの切り替えが要請された場合、先ず、プレイヤ330は、シームレスな画面切り替えのために、図13に示すように、チャンネル#2合成画像から分離された各チャンネルのスプライトを該当の要請に対応するレイアウトに合うようにレンダリングしてよい。チャンネル2のビデオ(Cam#2)がフルビューで表示されたとしても、残りのチャンネルのビデオ(Cam#1、Cam#3~Cam#6)が隠れ状態で含まれているため、マルチビューへの即時切り替えが可能である。現在のマルチビューにおいて、チャンネル1のビデオ(Cam#1)とチャンネル2のビデオ(Cam#2)は、チャンネル#2合成画像から分離されたスプライトに該当する。チャンネル2のビデオ(Cam#2)は、高画質の画像に変更されたレイアウトに合うように縮小し、チャンネル1のビデオ(Cam#1)は、低画質の画像として低画質状態に拡大してメイン画像位置に表示されてよい。
【0075】
次に、図14を参照すると、プレイヤ330は、チャンネル1のビデオ(Cam#1)に対して高画質画像を提供するために、エンコーダサーバ320からチャンネル#1合成画像を受信してよい。プレイヤ330は、チャンネル#1合成画像フレームを受信して後処理によって各チャンネルのスプライトを取得した後、分離された各チャンネルのスプライトを該当のレイアウトに合うようにレンダリングすることにより、チャンネル#1合成画像を利用したマルチビューを構成してよい。このとき、チャンネル1のビデオ(Cam#1)とチャンネル2のビデオ(Cam#2)は、チャンネル#1合成画像から分離されたスプライトであって、チャンネル1のビデオ(Cam#1)は高画質の画像に変更され、チャンネル2のビデオ(Cam#2)は低画質の画像に変更されてよい。
【0076】
したがって、プレイヤ330は、チャンネル#2合成画像を利用したチャンネル2のビデオ(Cam#2)のフルビュー画面において利用者がチャンネル#1合成画像を利用したマルチビューへの切り替えを要請する場合、画面の途切れが発生しないように、チャンネル#2合成画像から分離された各チャンネルのスプライトを利用してレイアウトを優先的に変更した後にチャンネル#1合成画像を受信し、チャンネル#1合成画像から分離された各チャンネルのスプライトを該当のレイアウトに合うようにレンダリングすることにより、フルビューからマルチビューへのレイアウトの切り替えを実行することができる。
【0077】
マルチビューのレイアウトの切り替えあるいはマルチビューとフルビューのレイアウトの切り替えのためにトラック切り替え技術を利用することにより、切り替えようとするレイアウトの合成画像を受信してよい。
【0078】
オーディオとビデオがインターリーブ(interleaving)されたモードで使用される場合、プレイヤ330は、エンコーダサーバ320から受信される合成画像が変更されるトラックに切り替わるときに、オーディオとビデオはインターリーブされているが、オーディオはシームレスに再生され、画像だけが円滑に切り替わるようにすることが可能である。
【0079】
プレイヤ330のソース修正やバッファコントロールなどのようにカスタマイズ(customizing)が可能な環境では、レイアウト切り替えによるディレイを最小化するために、ULL(Ultra-Low-Latency)技術とプレイヤ330のバッファ内のデータをフラッシュ(flush)し、新たに受ける技術のうちの少なくとも1つを適用してよい。例えば、プレイヤ330は、チャンネル#1合成画像を利用したビューモードをチャンネル#2合成画像を利用したビューモードに切り替えるときよりも迅速な切り替えのために、ビューモード切り替え要請が受信される時点にバッファで以前のデータ(チャンネル#1合成画像ストリーム)を空にし、新たなデータ(チャンネル#2合成画像ストリーム)で満たす方式などを適用してよい。
【0080】
プレイヤ330をカスタマイズすることができない環境では、プレイヤ330の要請をマルチビューインターセプタ(interceptor)でキャッチし、切り替えられたトラックのセグメント(TSファイル)として再要請して実現してよい。マルチビューインターセプタは、プロキシ(proxy)サーバの役割を担うものであって、プレイヤ330とともに、動画再生のために利用者の端末装置においてインストールされて実行されるソフトウェアモジュールであってよい。チャンネル#1合成画像を利用したマルチビューからフルビューに切り替えるとき、プレイヤ330は継続してマルチビューを要請するようになるが、このとき、マルチビューインターセプタでプレイヤ330の要請をフルビューに変更して要請してよい。各トラックのTSファイルのオーディオは、切り替えのときにシームレスな利用者経験を提供するために、同じオーディオにエンコードしてよい。
【0081】
一般的には、同じ解像度のストリームが繰り返し出力されるとき、該当のストリームがどのような形態のストリームであるかを区分することができない。マルチビュー環境では、現在出力されているストリームがどのような形態で構成されているのかが分からなければならず、その情報に基づいて該当のレイアウトから各チャンネルのビデオを分離してよい。
【0082】
プレイヤ330は、画像ストリームに含まれた固有情報として、画像区分のためのメタ情報に基づいてビューモードの画像切り替え時点を判断してよい。画像区分のためのメタ情報は、システム環境によって多様ではあるが、一例として、TSチャンク(Chunk)を使用する環境では、TSコンテナに含まれた時間指定メタデータ(timed-metadata)を活用して画像切り替え時点を判断してよい。時間指定メタデータにはPTS(predetermined time standard)の時間情報が含まれており、該当の時間に到達すればメタデータが出力される。
【0083】
例えば、図15に示すように、プレイヤ330は、バッファ1502内の画像ストリームのTSチャンクに含まれたメタデータ15から該当の画像を区分してよく、これによって画像切り替え時点を判断してよい。言い換えれば、チャンネル#1合成画像ストリームからチャンネル#2合成画像ストリームに切り替わるときに、該当の時点に時間指定メタデータ値を入れれば、時間指定メタデータ以降に入力されるストリームをチャンネル#2合成画像と認識し、各チャンネルの画像を分離して使用することができる。
【0084】
クライアントとサーバのセッション連結によってライブ動画サービスを提供する構造のシステムではサーバ側が画像切り替え時点を変更するようになるが、セッションベースの場合は、サービスを提供することが可能な利用者の数に限界がある。これとは異なり、本実施形態は、時間指定メタデータを活用することで、クライアント側で画像切り替え時点を判断することができ、特に、セッションベースではないHTTP基盤のプロトコルを利用してライブストリーミング方式の動画サービスを提供することができるため既存のシステム環境にも適用可能であり、より多くの利用者を対象に安定したサービスを提供することができる。
【0085】
このように、本発明の実施形態によると、多重ライブ配信環境でマルチチャンネルのライブ動画を合成した1つのストリームを受けてマルチビューを構成することにより、最小限のネットワークでマルチチャンネルのライブ動画を再生することができる。さらに、本発明の実施形態によると、多重ライブ配信環境でチャンネルを切り替えるときに、オーディオおよびビデオの同期を維持しながらシームレス切り替えモードを実現することができるため、サービス品質と体感品質を高めることができる。
【0086】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0087】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0088】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。ここで、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられてよい。
【0089】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0090】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【国際調査報告】