(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-05
(54)【発明の名称】相互接続ブリッジの組立てのための位置合わせキャリア
(51)【国際特許分類】
H01L 25/065 20060101AFI20221128BHJP
H01L 23/52 20060101ALI20221128BHJP
【FI】
H01L25/08 Z
H01L23/52 C
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022519497
(86)(22)【出願日】2020-08-26
(85)【翻訳文提出日】2022-03-28
(86)【国際出願番号】 IB2020057974
(87)【国際公開番号】W WO2021064486
(87)【国際公開日】2021-04-08
(32)【優先日】2019-10-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】390009531
【氏名又は名称】インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MACHINES CORPORATION
【住所又は居所原語表記】New Orchard Road, Armonk, New York 10504, United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】100112690
【氏名又は名称】太佐 種一
(72)【発明者】
【氏名】ワイス、トーマス
(72)【発明者】
【氏名】アーヴィン、チャールス
(72)【発明者】
【氏名】ポメランツ、グレン
(72)【発明者】
【氏名】オルソン、レイチェル
(72)【発明者】
【氏名】カプフハマー、マーク
(72)【発明者】
【氏名】サイ、ブペンダー
(57)【要約】
相互接続ブリッジを使用した2つ以上の半導体ダイの精密な位置合わせおよび組立てを可能にする位置合わせキャリア、アセンブリおよび方法が提供される。位置合わせキャリアは、相互接続ブリッジのものに実質的に整合する熱膨張係数を有する材料から構成される基板を含む。位置合わせキャリアは、基板に位置し、2つ以上の半導体ダイの位置合わせのために構成された複数のはんだボールをさらに含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
相互接続ブリッジのものに実質的に整合する熱膨張係数を有する基板と、
前記基板に位置し、2つ以上の半導体ダイの位置合わせのために構成された複数のはんだボールと
を備える位置合わせキャリア。
【請求項2】
前記相互接続ブリッジがケイ素から構成され、前記基板がケイ素から構成される、請求項1に記載の位置合わせキャリア。
【請求項3】
前記相互接続ブリッジがケイ素から構成され、前記基板がガラスから構成される、請求項1に記載の位置合わせキャリア。
【請求項4】
前記基板上に存在する前記複数のはんだボールが、前記2つ以上の半導体ダイの各隅部に対応する領域に位置する、請求項1に記載の位置合わせキャリア。
【請求項5】
前記基板の中心領域に位置し、前記相互接続ブリッジの配置およびアクセスのために構成された窓をさらに備える、請求項1に記載の位置合わせキャリア。
【請求項6】
前記複数のはんだボールが、前記2つ以上の半導体ダイの低密度相互接続領域に存在するはんだボールより大きいサイズを有する、請求項1に記載の位置合わせキャリア。
【請求項7】
前記複数のはんだボールのうちの各はんだボールが、制御崩壊チップ接続(C4)はんだボールである、請求項1に記載の位置合わせキャリア。
【請求項8】
第1の半導体ダイであって、前記第1の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第1の犠牲ボンド・パッド、前記第1の半導体ダイの低密度相互接続(LDI)領域に位置する第1のはんだボール、および前記第1の半導体ダイの高密度相互接続(HDI)領域に位置する第1のボンド・パッドを備える、前記第1の半導体ダイと、
前記第1の半導体ダイに横方向に隣接して位置する第2の半導体ダイであって、前記第2の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第2の犠牲ボンド・パッド、前記第2の半導体ダイのLDI領域に位置する第2のはんだボール、および前記第2の半導体ダイのHDI領域に位置する第2のボンド・パッドを備える、前記第2の半導体ダイと、
請求項1に記載の位置合わせキャリアとを備え、前記基板に位置する第1の組の前記複数のはんだボールが、前記第1の半導体ダイの前記周辺領域に位置する前記複数の第1の犠牲ボンド・パッドに位置合わせされ、前記複数の第1の犠牲ボンド・パッドに接触しており、前記基板に位置する第2の組の前記複数のはんだボールが、前記第2の半導体ダイの前記周辺領域に位置する前記複数の第2の犠牲ボンド・パッドに位置合わせされ、前記複数の第2の犠牲ボンド・パッドに接触している
アセンブリ。
【請求項9】
前記位置合わせキャリアの前記基板の中心部分に位置し、前記相互接続ブリッジの配置のために構成された窓をさらに備える、請求項8に記載のアセンブリ。
【請求項10】
前記第1の半導体ダイおよび前記第2の半導体ダイにまたがる前記相互接続ブリッジをさらに備え、前記相互接続ブリッジが、前記第1の半導体ダイの前記HDI領域を前記第2の半導体ダイの前記HDI領域に接続する、請求項9に記載のアセンブリ。
【請求項11】
前記相互接続ブリッジがケイ素から構成され、前記位置合わせキャリアの前記基板がケイ素またはガラスから構成される、請求項10に記載のアセンブリ。
【請求項12】
前記複数の第1の犠牲ボンド・パッドが、前記第1の半導体ダイの各隅部に位置し、前記複数の第2の犠牲ボンド・パッドが、前記第2の半導体ダイの各隅部に位置する、請求項8に記載のアセンブリ。
【請求項13】
前記位置合わせキャリアの前記複数のはんだボールが、前記第1の半導体ダイの前記第1のLDI領域に存在する前記第1のはんだボールおよび前記第2の半導体ダイの前記第2のLDI領域に存在する前記第2のはんだボールより大きいサイズを有する、請求項8に記載のアセンブリ。
【請求項14】
前記第1の半導体ダイおよび前記第2の半導体ダイに取り付けられた裏打ち構造体をさらに備える、請求項8に記載のアセンブリ。
【請求項15】
第1の半導体ダイ、前記第1の半導体ダイに横方向に隣接して位置する第2の半導体ダイ、および位置合わせキャリアを備える第1のアセンブリを提供することであって、前記第1の半導体ダイが、前記第1の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第1の犠牲ボンド・パッド、前記第1の半導体ダイの低密度相互接続(LDI)領域に位置する第1のはんだボール、および前記第1の半導体ダイの高密度相互接続(HDI)領域に位置する第1のボンド・パッドを備え、前記第2の半導体ダイが、前記第2の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第2の犠牲ボンド・パッド、前記第2の半導体ダイのLDI領域に位置する第2のはんだボール、および前記第2の半導体ダイのHDI領域に位置する第2のボンド・パッドを備え、前記位置合わせキャリアが、相互接続ブリッジのものに実質的に整合する熱膨張係数を有する基板、および前記基板に位置する複数のはんだボールを備え、前記基板に位置する第1の組の前記複数のはんだボールが、前記第1の半導体ダイの前記周辺領域に位置する前記複数の第1の犠牲ボンド・パッドに位置合わせされ、前記複数の第1の犠牲ボンド・パッドに接触しており、前記基板に位置する第2の組の前記複数のはんだボールが、前記第2の半導体ダイの前記周辺領域に位置する前記複数の第2の犠牲ボンド・パッドに位置合わせされ、前記複数の第2の犠牲ボンド・パッドに接触している、前記第1のアセンブリを提供することと、
前記第1の半導体ダイおよび前記第2の半導体ダイの裏面に裏打ち構造体を第1に取り付けることと、
前記第1の半導体ダイ、前記第2の半導体ダイ、および前記裏打ち構造体を備える第2のアセンブリを提供するように、前記位置合わせキャリアを除去することと、
前記第1の半導体ダイ、前記第2の半導体ダイ、前記裏打ち構造体、および前記相互接続ブリッジを備える第3のアセンブリを提供するように、前記第1の半導体ダイと前記第2の半導体ダイとの間に前記相互接続ブリッジを第2に取り付けることであって、前記相互接続ブリッジが、前記第1の半導体ダイの前記HDI領域を第前記2の半導体ダイの前記HDI領域に接続する、前記相互接続ブリッジを第2に取り付けることと、
前記第3のアセンブリに積層体を第3に取り付けることと
を含む方法。
【請求項16】
前記第3のアセンブリから前記裏打ち構造体を除去することをさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第3に取り付けることが、前記第1および第2のはんだボールの一括リフローを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記複数の第1の犠牲ボンド・パッドが、前記第1の半導体ダイの前記HDI領域内の前記第1のボンド・パッドと同時に形成され、前記複数の第2の犠牲ボンド・パッドが、前記第2の半導体ダイの前記HDI領域内の前記第2のボンド・パッドと同時に形成される、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記積層体を前記第3に取り付けた後に、前記裏打ち構造体を除去することをさらに含む、請求項15に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体技術に関し、より詳細には、相互接続ブリッジを使用した2つ以上の半導体ダイの位置合わせおよび組立てに関する。
【背景技術】
【0002】
半導体ダイ(すなわち、チップ)は、より複雑になり、サイズは増大し続けている。この結果、欠陥密度は同じままであるため、半導体ダイの収量はより低くなるが、半導体ダイのサイズはランダム欠陥による影響を受けやすくなる。収量の損失を低減させるために、半導体ダイのサイズは分割されつつあるが、現在は、十分に速い速度においてチップ間で通信するために、より大量の入出力(I/O)が必要とされている。
【0003】
半導体ダイ間の高速通信を可能にするために、半導体製作で実現可能な配線寸法が必要とされている。過去、たとえばケイ素(Si)ブリッジなどの相互接続ブリッジが試されてきた。しかし、従来技術の相互接続ブリッジは、組立てに関して重大な課題を招く可能性がある。たとえば、複数の半導体ダイを組み立てるのに、典型的に、複数の相互接続ブリッジが必要である。これにより、組立ての際、半導体ダイ間の相互接続ブリッジ区域の位置合わせ、および複数の半導体ダイへの相互接続ブリッジの取付けが困難になる。
【0004】
相互接続ブリッジ接続区域が第1にめっきされ、大きいバンプ区域が第2にめっきされ得るため、この2ステップのめっきプロセスによって、半導体ダイの低密度相互接続(LDI)領域と高密度相互接続(HDI)領域との間には、典型的に、何らかの重ね合わせ不良が存在する。これにより、相互接続ブリッジの位置合わせに大きいピッチの制御崩壊チップ接続(C4)はんだを使用することが理想的とは言えなくなる。同時に、非常に薄い相互接続ブリッジを取り付けたまま、適切に位置合わせされた半導体ダイを取り扱うことが必要である。
【0005】
したがって、上記の問題を避ける相互接続ブリッジを使用した2つ以上の半導体ダイの位置合わせおよび組立てを提供することが必要とされている。
【発明の概要】
【0006】
本発明は、上記の問題を避ける相互接続ブリッジを使用した2つ以上の半導体ダイの精密な位置合わせおよび組立てを可能にする位置合わせキャリア、アセンブリおよび方法を提供する。
【0007】
本発明の一態様では、相互接続ブリッジを使用した2つ以上の半導体ダイ(すなわち、チップ)の位置合わせおよび組立てに使用することができる位置合わせキャリアが提供される。一実施形態では、位置合わせキャリアは、相互接続ブリッジのものに実質的に整合する熱膨張係数(CTE)を有する基板を含む。位置合わせキャリアは、基板の表面に位置し、2つ以上の半導体ダイの位置合わせのために構成された複数のはんだボールをさらに含む。一実施形態では、位置合わせキャリアの基板上に存在するはんだボールは、後にはんだボールに位置合わせされるべき各半導体ダイの周辺領域に対応する場所に形成される。
【0008】
いくつかの実施形態では、相互接続ブリッジがケイ素から構成されるとき、基板はケイ素またはガラスから構成される。いくつかの実施形態では、位置合わせキャリアのはんだボールは、位置合わせされるべき半導体ダイの各々の隅部に対応する基板の表面に位置する。いくつかの実施形態では、位置合わせキャリアは、基板の中心領域に位置する窓(すなわち、開口)を含む。そのような実施形態では、窓は、相互接続ブリッジの配置およびアクセスのために構成される。窓の存在は、相互接続ブリッジ配置のための半導体ダイの高密度相互接続(HDI)領域へのアクセスを提供する。
【0009】
いくつかの実施形態では、基板上に存在する複数のはんだボールは、2つ以上の半導体ダイの低密度相互接続(LDI)領域に存在するはんだボールより大きいサイズを有する。はんだボールのこのサイズ差により、位置合わせキャリアの基板上に存在するはんだボールは、半導体ダイの周辺領域に位置する犠牲ボンド・パッドに接触することが可能になるが、半導体ダイ上に存在するはんだボールは、位置合わせキャリアに接触することが可能でない。いくつかの実施形態では、複数のはんだボールのうちの各はんだボールは、制御崩壊チップ接続(C4)はんだボールである。
【0010】
本発明の別の態様では、アセンブリが提供される。一実施形態では、アセンブリは、第1の半導体ダイを含み、第1の半導体ダイは、第1の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第1の犠牲ボンド・パッド、第1の半導体ダイの低密度相互接続(LDI)領域に位置する第1のはんだボール、および第1の半導体ダイの高密度相互接続(HDI)領域に位置する第1のボンド・パッドを含む。第2の半導体ダイが、第1の半導体ダイに横方向に隣接して位置し、第2の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第2の犠牲ボンド・パッド、第2の半導体ダイのLDI領域に位置する第2のはんだボール、および第2の半導体ダイのHDI領域に位置する第2のボンド・パッドを含む。
【0011】
アセンブリは、位置合わせキャリアをさらに含み、位置合わせキャリアは、相互接続ブリッジのものに実質的に整合する熱膨張係数を有する基板、ならびに第1の半導体ダイおよび第2の半導体ダイが位置合わせされる周辺領域に対応する基板に位置する複数のはんだボールを含む。一実施形態によれば、基板に位置する第1の組の複数のはんだボールが、第1の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第1の犠牲ボンド・パッドに位置合わせされ、複数の第1の犠牲ボンド・パッドに接触しており、基板に位置する第2の組の複数のはんだボールが、第2の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第2の犠牲ボンド・パッドに位置合わせされ、複数の第2の犠牲ボンド・パッドに接触している。
【0012】
いくつかの実施形態では、位置合わせキャリアは、第1の半導体ダイのHDI領域および第2の半導体ダイのHDI領域に対応する基板の中心領域に存在し、相互接続ブリッジの配置のためのアクセスを可能にする窓を含む。いくつかの実施形態では、アセンブリに存在する相互接続ブリッジは、ケイ素から構成され、位置合わせキャリアの基板は、ケイ素またはガラスから構成される。いくつかの実施形態では、複数の第1の犠牲ボンド・パッドは、第1の半導体ダイの各隅部に位置し、複数の第2の犠牲ボンド・パッドは、第2の半導体ダイの各隅部に位置する。いくつかの実施形態では、位置合わせキャリアの複数のはんだボールは、第1の半導体ダイの第1のLDI領域および第2の半導体ダイの第2のLDI領域に存在するはんだボールより大きいサイズを有する。いくつかの実施形態では、第1の半導体ダイおよび第2の半導体ダイの裏面に裏打ち構造体(backer structure)を取り付けることができる。
【0013】
いくつかの実施形態では、アセンブリ内に、第1の半導体ダイおよび第2の半導体ダイにまたがる相互接続ブリッジが存在する。一実施形態では、相互接続ブリッジは、第1の半導体ダイのHDI領域を第2の半導体ダイのHDI領域に接続する。
【0014】
本発明のさらに別の態様では、相互接続ブリッジを使用した2つ以上の半導体ダイ(すなわち、半導体チップ)の位置合わせおよび組立て方法が提供される。第1の実施形態では、方法は、第1の半導体ダイ、第1の半導体ダイに横方向に隣接して位置する第2の半導体ダイ、および位置合わせキャリアを含む第1のアセンブリを提供することを含む。第1の半導体ダイは、第1の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第1の犠牲ボンド・パッド、第1の半導体ダイの低密度相互接続(LDI)領域に位置する第1のはんだボール、および第1の半導体ダイの高密度相互接続(HDI)領域に位置する第1のボンド・パッドを含む。第2の半導体ダイは、第2の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第2の犠牲ボンド・パッド、第2の半導体ダイのLDI領域に位置する第2のはんだボール、および第2の半導体ダイのHDI領域に位置する第2のボンド・パッドを含む。位置合わせキャリアは、相互接続ブリッジのものに実質的に整合する熱膨張係数を有する基板、ならびに第1の半導体ダイおよび第2の半導体ダイの両方の周辺領域に対応する基板に位置する複数のはんだボールを含む。第1のアセンブリでは、基板に位置する第1の組の複数のはんだボールが、第1の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第1の犠牲ボンド・パッドに位置合わせされ、複数の第1の犠牲ボンド・パッドに接触しており、基板に位置する第2の組の複数のはんだボールが、第2の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第2の犠牲ボンド・パッドに位置合わせされ、複数の第2の犠牲ボンド・パッドに接触している。
【0015】
第1の実施形態の方法は、第1の半導体ダイおよび第2の半導体ダイの裏面に裏打ち構造体を第1に取り付けることをさらに含む。次に、第1の半導体ダイ、第2の半導体ダイ、および裏打ち構造体を含む第2のアセンブリを提供するように、位置合わせキャリアを除去する。第1の実施形態の方法は、第1の半導体ダイ、第2の半導体ダイ、裏打ち構造体、および相互接続ブリッジを含む第3のアセンブリを提供するように、第1の半導体ダイと第2の半導体ダイとの間に相互接続ブリッジを第2に取り付けることによって継続する。第3のアセンブリでは、相互接続ブリッジが、第1の半導体ダイのHDI領域を第2の半導体ダイのHDI領域に接続する。第1の実施形態の方法は、第3のアセンブリに積層体を第3に取り付けることによって継続する。
【0016】
第2の実施形態では、この方法は、第1の半導体ダイ、第1の半導体ダイに横方向に隣接して位置する第2の半導体ダイ、および位置合わせキャリアを備える第1のアセンブリを提供することを含む。第1の半導体ダイは、第1の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第1の犠牲ボンド・パッド、第1の半導体ダイの低密度相互接続(LDI)領域に位置する第1のはんだボール、および第1の半導体ダイの高密度相互接続(HDI)領域に位置する第1のボンド・パッドを含む。第2の半導体ダイは、第2の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第2の犠牲ボンド・パッド、第2の半導体ダイのLDI領域に位置する第2のはんだボール、および第2の半導体ダイのHDI領域に位置する第2のボンド・パッドを含む。位置合わせキャリアは、相互接続ブリッジのものに実質的に整合する熱膨張係数を有する基板、基板の中心部分に位置する窓、ならびに第1の半導体ダイおよび第2の半導体ダイの両方の周辺領域に対応する基板に位置する複数のはんだボールを含む。第1のアセンブリでは、基板に位置する第1の組の複数のはんだボールが、第1の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第1の犠牲ボンド・パッドに位置合わせされ、複数の第1の犠牲ボンド・パッドに接触しており、基板に位置する第2の組の複数のはんだボールが、第2の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第2の犠牲ボンド・パッドに位置合わせされ、複数の第2の犠牲ボンド・パッドに接触している。
【0017】
第2の実施形態の方法は、第1の半導体ダイ、第2の半導体ダイ、および相互接続ブリッジを含む第2のアセンブリを提供するように、窓を通って第1の半導体ダイおよび第2の半導体ダイにまたがる相互接続ブリッジを形成することであって、相互接続ブリッジが、第1の半導体ダイのHDI領域を第2の半導体ダイのHDI領域に接続する、相互接続ブリッジを形成することと、後に第2のアセンブリの第1の半導体ダイおよび第2の半導体ダイの裏面に裏打ち構造体を第1に取り付けることとをさらに含む。次に、第1の半導体ダイ、第2の半導体ダイ、相互接続ブリッジ、および裏打ち構造体を含む第3のアセンブリを提供するように、位置合わせキャリアを除去する。第2の実施形態の方法は、第3のアセンブリに積層体を第2に取り付けることによって継続する。
【0018】
第2の実施形態に類似している第3の実施形態も提供されるが、組立てプロセス中に第1の半導体ダイおよび第2の半導体ダイに裏打ち構造体を取り付けない。
【0019】
上述した方法実施形態のいずれにおいても、複数の第1の犠牲ボンド・パッドは、第1の半導体ダイのHDI領域内の第1のボンド・パッドと同時に形成され、複数の第2の犠牲ボンド・パッドは、第2の半導体ダイのHDI領域内の第2のボンド・パッドと同時に形成される。犠牲ボンド・バンドを半導体ダイのHDI領域内のボンド・パッドと同時に形成することによって、2ステップのめっきプロセスによる半導体ダイの低密度相互接続(LDI)領域と高密度相互接続(HDI)領域との間の重ね合わせ不良は、半導体ダイのHDI領域の位置合わせに関して重要ではなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の一実施形態における位置合わせキャリアの上面図である。
【
図2】本発明の一実施形態における2つの半導体ダイの上面図である。
【
図3】
図1の位置合わせキャリアに位置合わせされて取り付けられた
図2の2つの半導体ダイを含む第1のアセンブリの断面図である。
【
図4】第1および第2のダイの裏面に裏打ち構造体を第1に取り付けた後の
図3の第1のアセンブリの断面図である。
【
図5】第1のダイおよび第2のダイならびに裏打ち構造体を含む第2のアセンブリを提供するように、位置合わせキャリアを除去した後の
図4の第1のアセンブリの断面図である。
【
図6】第1および第2のダイ、裏打ち構造体、ならびに相互接続ブリッジを含む第3のアセンブリを提供するように、第1のダイと第2のダイとの間に相互接続ブリッジを第2に取り付けた後の、相互接続ブリッジが第1のダイの高密度相互接続領域を第2のダイの高密度相互接続領域に接続する、
図5の第2のアセンブリの断面図である。
【
図7】第4のアセンブリを提供するように、第3のアセンブリに積層体を第3に取り付けた後の
図6の第3のアセンブリの断面図である。
【
図8】アンダーフィルを実行して裏打ち構造体を除去した後の
図7の第4のアセンブリの断面図である。
【
図9】本発明の別の実施形態における第1の半導体ダイと、第1のダイに横方向に隣接して位置する第2の半導体ダイと、窓を含む位置合わせキャリアとを含む第1のアセンブリの断面図である。
【
図10】第1および第2のダイならびに相互接続ブリッジを含む第2のアセンブリを提供するように、窓を通って第1および第2のダイにまたがる相互接続ブリッジを形成した後の、相互接続ブリッジが第1のダイの高密度相互接続領域を第2のダイの高密度相互接続領域に接続する、
図9の第1のアセンブリの断面図である。
【
図11】第2のアセンブリの第1および第2のダイの裏面に裏打ち構造体を第1に取り付けた後の
図10の第2のアセンブリの断面図である。
【
図12】第1および第2のダイ、相互接続ブリッジ、ならびに裏打ち構造体を含む第3のアセンブリを提供するように、位置合わせキャリアを除去した後の
図11の第2のアセンブリの断面図である。
【
図13】第4のアセンブリを提供するように、第3のアセンブリに積層体を第2に取り付けた後の
図12の第3のアセンブリの断面図である。
【
図14】アンダーフィルを実行して裏打ち構造体を除去した後の
図13の第4のアセンブリの断面図である。
【
図15】本発明のさらに別の実施形態における第1の半導体ダイと、第1のダイに横方向に隣接して位置する第2の半導体ダイと、窓を含む位置合わせキャリアとを含む第1のアセンブリの断面図である。
【
図16】第1および第2のダイならびに相互接続ブリッジを含む第2のアセンブリを提供するように、窓を通って第1および第2のダイにまたがる相互接続ブリッジを形成した後の、相互接続ブリッジが第1のダイの高密度相互接続領域を第2のダイの高密度相互接続領域に接続する、
図15の第1のアセンブリの断面図である。
【
図17】第1および第2のダイならびに相互接続ブリッジを含む第3のアセンブリを提供するように、位置合わせキャリアを除去した後の
図16の第2のアセンブリの断面図である。
【
図18】第4のアセンブリを提供するように、第3のアセンブリに積層体を取り付け、アンダーフィルを実行した後の
図17の第3のアセンブリの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の実施形態について、以下の議論および添付の図面を参照することによって、より詳細に説明する。図面は、例示のみを目的として提供されており、したがって図面は原寸に比例して描かれていないことに留意されたい。また、類似および対応する要素は、同じ参照番号によって参照されていることにも留意されたい。
【0022】
以下の説明では、様々な実施形態の理解を提供するために、特定の構造体、構成要素、材料、寸法、処理ステップ、および技術などの多数の具体的な詳細について述べる。しかし、これらの具体的な詳細がなくても、様々な実施形態を実施することができることが、当業者には理解されよう。他の例では、本発明を曖昧にすることを回避するために、よく知られている構造体または処理ステップは詳細に説明されていない。
【0023】
層、領域、または基板などの要素が別の要素の「上(on)」または「上(over)」にあるものとして参照されるとき、この要素は、他方の要素の上に直接位置することができ、または介在する要素が存在してもよいことが理解されよう。対照的に、ある要素が別の要素の「上に直接(directly on)」または「上に直接(directly over)」あるものとして参照されるとき、介在する要素は存在しない。ある要素が別の要素の「下(beneath)」または「下(under)」にあるものとして参照されるとき、この要素は、他方の要素の下に直接位置することができ、または介在する要素が存在してもよいことも理解されよう。対照的に、ある要素が別の要素の「下に直接(directly beneath)」または「下に直接(directly under)」あるものとして参照されるとき、介在する要素は存在しない。
【0024】
図1をまず参照すると、半導体ダイの精密な位置合わせおよび組立てのために、位置合わせキャリア10が使用される。位置合わせキャリア10は基板12を含み、基板12の表面に複数のはんだボール14が位置する。一実施形態では、はんだボールは、2つ以上の半導体ダイの位置合わせのために構成される。特に、基板12上に存在するはんだボール14は、はんだボール14に位置合わせされる半導体ダイの各々の周辺領域に対応する基板12の領域に位置する。「周辺領域」とは、材料の中心(または中央)領域から離れて位置する材料の領域を意味し、材料の周辺領域は、典型的に、材料の縁部付近である。いくつかの実施形態では、複数のはんだボール14は、基板12において、後にはんだボール14に位置合わせされる半導体ダイの各隅部に対応する領域に位置する。
【0025】
位置合わせキャリア10を提供する基板12は、相互接続ブリッジのものに実質的に整合する熱膨張係数(CTE)を有し、CTEは、材料の温度の変化に応答した材料の長さの変化の測度である。「実質的に整合する」とは、基板12が相互接続ブリッジのCTEから±10%、好ましくは±5%、より好ましくは±2%のCTEを有することを意味する。基板12のCTEが相互接続ブリッジと実質的に整合することで、ダイ組立て中の位置合わせ不良が削減される。本明細書では、「相互接続ブリッジ」という用語は、1つの半導体ダイの高密度相互接続(HDI)領域を別の半導体ダイのHDI領域に接続するためにダイ組立て中に使用される構造体を示すために使用される。
【0026】
一実施形態では、相互接続ブリッジがケイ素(Si)から構成されるとき、基板12はケイ素またはガラスから構成される。基板12に選択された材料が相互接続ブリッジのCTEに実質的に整合するCTEを有する限り、基板12に対して他の材料を使用することができる。
【0027】
いくつかの実施形態では、基板12の中心領域に窓16(すなわち、開口)が位置し、相互接続ブリッジの配置およびアクセスのために構成される。存在するとき、窓16は、リソグラフィおよびエッチングによって形成することができる。窓16は、完全に基板12を通って延びる。窓の形成は、はんだボール14の形成前または形成後に行うことができる。窓16は、相互接続ブリッジのサイズより大きいサイズを有するように設計される。
【0028】
いくつかの実施形態では、基板12上に存在する複数のはんだボール14は、半導体ダイのLDI領域に存在するはんだボールより大きいサイズを有する。基板12上に存在する複数のはんだボール14は、任意の従来のはんだボール材料から構成することができる。はんだボール材料は、鉛を含むことができ、または無鉛とすることができる。いくつかの実施形態では、複数のはんだボール14のうちの各はんだボールは、制御崩壊チップ接続(C4)はんだボールである。他の実施形態では、はんだボール14は、低温(150℃以下)のはんだから構成することができる。基板12上に存在するはんだボール14は、当業者にはよく知られている従来の技術を利用して形成することができる。いくつかの実施形態では、はんだボール14は、基板12の表面上に直接形成することができる。他の実施形態(図示せず)では、はんだボール14は、たとえばアンダー・バンプ・メタライゼーション(UBM)ボンド・パッドなどのボンド・パッド上に形成することができる。
【0029】
図2を次に参照すると、
図2は、第1の半導体ダイ50Lおよび第2の半導体ダイ50Rを示す。第1および第2のダイ(50L、50R)は、当業者にはよく知られている材料および構成要素を含む。第1および第2のダイ(50L、50R)は、同じく当業者にはよく知られている技術を利用して形成することができる。本発明のいかなる態様も曖昧にしないように、ダイの材料/構成要素およびダイを形成するために使用される方法に関する詳細は、本明細書には提供されない。2つのダイが説明および図示されているが、複数のダイを使用することができることに留意されたい。
【0030】
第1のダイ50Lは、第1のダイ50Lの周辺領域に位置する複数の第1の犠牲ボンド・パッド52L、第1のダイ50Lの低密度相互接続(LDI)領域に位置する第1のはんだボール54L、および第1のダイ50Lの高密度相互接続(HDI)領域に位置する第1のボンド・パッド56Lを含む。
【0031】
第2のダイ50Rは、第2のダイ50Rの周辺領域に位置する複数の第2の犠牲ボンド・パッド52R、第2のダイ50RのLDI領域に位置する第2のはんだボール54R、および第2のダイ50RのHDI領域に位置する第2のボンド・パッド56Rを含む。
【0032】
本明細書では、「LDI領域」という用語は、はんだボール(54L、54R)が存在し、それらのはんだボール(54L、54R)が互いから離れて隔置された半導体ダイの区域を示すために使用される。いくつかの実施形態では、LDI領域に存在する各はんだボール(54L、54R)間のピッチは、100ミクロン~200ミクロンとすることができる。
【0033】
「HDI領域」という用語は、ボンド・パッド(56L、56R)が存在し、それらのボンド・パッド(56L、56R)が互いに近接して隔置された半導体ダイの区域を示す。いくつかの実施形態では、HDI領域に存在する各ボンド・パッド(56L、56R)間のピッチは、10ミクロン~100ミクロンとすることができる。
【0034】
犠牲ボンド・パッド(52L、52R)は、位置合わせの目的で用いられるダイ(50L、50R)のダミー・フィーチャである。すなわち、犠牲ボンド・パッド(52L、52R)は、位置合わせキャリア10を提供する基板12に位置するはんだボール14に接合することができる。ダイ(50L、50R)は、一括リフローの自動調心(self-centering)特性を使用して互いに位置合わせされる。「自動調心」という用語は、はんだリフロー・プロセス中に構成要素をボンド・パッド上の正しい位置へ引き込むはんだボールの表面張力と協働する湿潤力を指す。これにより、相互接続ブリッジの取付けを有する必要のあるダイ(50L、50R)のHDI領域の適切な位置合わせが可能になる。
【0035】
いくつかの実施形態では、犠牲ボンド・パッド(52L、52R)は、ダイ(50L、50R)の各々の隅部に存在する。犠牲ボンド・パッド(52L、52R)の隅部配置は、ダイ(50L、50R)のLDIまたはHDI領域に干渉せず、いくつかの例では、最良の位置合わせを提供する。ダイ(50L、50R)の周辺領域に位置する各犠牲ボンド・パッド(52L、52R)間のピッチは、100ミクロン~400ミクロンとすることができる。
【0036】
一実施形態では、複数の第1の犠牲ボンド・パッド52Lは、第1のダイ50LのHDI領域内の第1のボンド・パッド56Lと同時に形成され、複数の第2の犠牲ボンド・パッド52Rは、第2のダイ50RのHDI領域内の第2のボンド・パッド56Rと同時に形成される。犠牲ボンド・バンド(52L、52R)をダイのHDI領域内のボンド・パッド(56L、56R)と同時に形成することによって、2ステップのめっきプロセスによるダイのLDI領域とHDI領域との間の重ね合わせ不良が避けられる。HDI領域の位置合わせのためにダイのLDI領域のパターニング中に形成される特徴が、相互接続ブリッジ配置のために必要とされる例では、LDI領域のパターニングとHDI領域との間の重ね合わせ不良が、位置合わせ誤差をもたらす可能性がある。
【0037】
いくつかの実施形態では、犠牲ボンド・パッド(52L、52R)は、ボンド・パッド(56L、56R)と同じサイズとすることができる。他の実施形態では、犠牲ボンド・パッド(52L、52R)は、ボンド・パッド(56L、56R)のサイズより大きいサイズを有することができる。一例では、犠牲ボンド・パッド(52L、52R)は、ボンド・パッド(56L、56R)より2倍大きい。
【0038】
犠牲ボンド・パッド(52L、52R)およびボンド・パッド(56L、56R)は、任意の従来のボンド・パッド材料(すなわち、銅)またはボンド・パッド材料スタックから構成することができる。犠牲ボンド・パッド(52L、52R)およびボンド・パッド(56L、56R)は、ボンド・パッド材料またはボンド材料スタックを堆積させ、次いで堆積させた層をパターニング・プロセスにかけることによって形成することができる。この場合も、犠牲ボンド・パッド(52L、52R)と、半導体ダイ(50R、50L)のHDI領域に存在するボンド・パッド(56L、56R)とが、同時に形成される。
【0039】
ダイ(50L、50R)のLDI領域に存在するはんだボール(54L、54R)は、任意の従来のはんだボール材料から構成される。はんだボール(54L、54R)は、はんだボール14と同じ組成であっても、はんだボール14とは異なる組成であってもよい。いくつかの実施形態では、ダイ(50L、50R)のLDI領域に存在するはんだボール(54L、54R)は、制御崩壊チップ接続(C4)はんだボールである。ダイ(50L、50R)のLDI領域に存在するはんだボール(54L、54R)は、当業者にはよく知られている従来の技術を利用して形成することができる。ダイ(50L、50R)のLDI領域に存在するはんだボール(54L、54R)は、概して、位置合わせキャリア10の基板12上に存在する複数のはんだボール14のサイズより小さいサイズを有する。はんだボール14と比較するとより小さいサイズのはんだボール(54L、54R)は、ダイのLDI領域内で、はんだボール(54L、54R)と位置合わせキャリア10との望ましくない干渉を防止する。
【0040】
第1の実施形態における方法を示す
図3~
図8を次に参照する。第1の実施形態では、まず、
図3に示す第1のアセンブリA1が提供される。第1のアセンブリは、第1の半導体ダイ50L、第2の半導体ダイ50R、および位置合わせキャリア10を含む。この実施形態の位置合わせキャリア10は、窓16を含まないことに留意されたい。次いで、
図4に示す裏打ち構造体100が、第1のアセンブリA1のダイ(50L、50R)に取り付けられる。次に、
図5に示すように、第1のダイ50L、第2のダイ50R、および裏打ち構造体100を含む第2のアセンブリA2を提供するように、位置合わせキャリア10が除去される。次いで、
図6に示す第3のアセンブリA3を提供するように、第1のダイ50Lと第2のダイ50Rとの間に相互接続ブリッジ102が取り付けられる。第3のアセンブリA3は、第1のダイ50L、第2のダイ50R、裏打ち構造体100、および相互接続ブリッジ102を含む。一実施形態では、相互接続ブリッジ102は、第1のダイ50LのHDI領域を第2のダイ50RのHDI領域に接続する。次に、第4のアセンブリA4を提供するように、第3のアセンブリA3に、
図7に示す積層体104が取り付けられる。
図8に示すアンダーフィル・エポキシ106を形成することができる。いくつかの実施形態では、同じく
図8に示すように、裏打ち構造体100をアセンブリから除去することができる。第1の実施形態の方法について、次により詳細に説明する。
【0041】
図3をまず参照すると、窓16のない
図1の位置合わせキャリア10に位置合わせされて取り付けられた
図2の2つの半導体ダイ(50L、50R)を含む第1のアセンブリA1が示されている。一実施形態では、第1のアセンブリA1は、基板12に位置する第1の組の複数のはんだボール14Xが、第1のダイ50Lの周辺領域に位置する複数の第1の犠牲ボンド・パッド(見やすいように図示せず)に位置合わせされ、複数の第1の犠牲ボンド・パッドに接触し、基板12上の第2の組の複数のはんだボール14Yが、第2のダイ50Rの周辺領域に位置する複数の第2の犠牲ボンド・パッド(見やすいように図示せず)に位置合わせされ、複数の第2の犠牲ボンド・パッドに接触するように、2つのダイ(50L、50R)を位置合わせキャリアに密接に接触させることによって形成することができる。はんだボール14X、14Yは、
図1のはんだボール14に対応する。
【0042】
次いで、一括リフロー・アニールを実行して、ダイ(50L、50R)を位置合わせキャリア10に接合することができる。ダイ(50L、50R)は、上述したように、一括リフローの自動調心特性を使用して互いに位置合わせされる。一括リフローは、当業者にはよく知られている条件を利用して実行することができる。一例では、一括リフローは、235℃~255℃のピーク温度で実行することができる。
【0043】
図4を次に参照すると、第1のダイ50Lおよび第2のダイ50Rの裏面に裏打ち構造体100を第1に取り付けた後の
図3の第1のアセンブリA1が示されている。一実施形態では、第1および第2のダイ(50L、50R)の裏面は、犠牲ボンド・パッド(52L、52R)、はんだボール(54L、54R)、およびボンド・パッド(56L、56R)を含む表面とは反対側の表面である。
【0044】
裏打ち構造体100は、ダイのCTEに実質的に整合するCTEを有する任意の材料から構成することができ、そのような材料は、当業者にはよく知られており、たとえばケイ素、ガラスまたは炭化ケイ素を含む。一実施形態では、裏打ち構造体100は、高温(260℃超)の再加工可能なテープまたは液体接着剤を使用して、第1および第2のダイ(50L、50R)の裏面に取り付けることができる。そのような実施形態では、裏打ち構造体100は、組立てプロセスにおいて後に除去することができる一時的な構造体とすることができる。他の実施形態では、裏打ち構造体100が最終アセンブリに最小の影響を与える材料から構成される場合、裏打ち構造体100は、恒久的な構造体とすることができる。最終アセンブリに対して起こりうる影響は、機械的影響と熱的影響との組合せとなる可能性がある。
【0045】
図5を次に参照すると、第1のダイ50L、第2のダイ50R、および裏打ち構造体100を含む第2のアセンブリA2を提供するように、位置合わせキャリア10を除去した後の
図4の第1のアセンブリA1が示されている。いくつかの実施形態では、位置合わせキャリア10は、上述した一括リフローによって形成されたはんだ接合部を再び溶かすことによって除去することができる。そのような実施形態では、位置合わせキャリア10が第2のアセンブリA2から外れるように、はんだ接合部を溶かす温度まで構造体を加熱することができる。別の実施形態では、位置合わせキャリア10は、機械的剪断によって除去することができる。そのような実施形態では、はんだボール(14X、14Y)が位置合わせキャリア10上に留まり、ダイ(50L、50R)へ伝達されないように、犠牲ボンド・パッド(52L、52R)をダイ(50L、50R)から切り離す力を加えることができる。
【0046】
図6を次に参照すると、第3のアセンブリA3を提供するように、第1のダイ50Lと第2のダイ50Rとの間に相互接続ブリッジ102を第2に取り付けた後の
図5の第2のアセンブリA2が示されている。
図6に示す第3のアセンブリA3は、
図5に示す第2のアセンブリから180°回転されている。第3のアセンブリA3は、第1のダイ50L、第2のダイ50R、裏打ち構造体100、および相互接続ブリッジ102を含む。一実施形態では、相互接続ブリッジ102は、第1のダイ50LのHDI領域を第2のダイ50RのHDI領域に接続する。
【0047】
一実施形態では、相互接続ブリッジ102は、ケイ素から構成される。ケイ素の他に、たとえばガラスなどの他の材料を相互接続ブリッジ102として使用することもできる。第1の実施形態では、相互接続ブリッジ102は、熱圧着(TCB)によって取り付けることができる。TCBは、銅と銅との結合および薄い(50ミクロン未満の)相互接続ブリッジ102の使用を可能にする。
【0048】
図7を次に参照すると、第3のアセンブリA3に積層体104を第3に取り付けた後の
図6の第3のアセンブリA3が示されている。
図7に示す第3のアセンブリA3は、
図6に示す第3のアセンブリから180°回転されている。積層体104は、当業者にはよく知られている材料を含む。たとえば、積層体104は、絶縁材料層および銅配線から作られた回路基板を備えることができる。上述した一括リフローを実行することによって、
図6に示す第3のアセンブリに積層体104を取り付けることができる。この一括リフロー・プロセス中、はんだボール(54L、54R)がリフローされ、積層体104と
図6の第3のアセンブリA3との間にはんだ接合部が形成される。
図7に示すアセンブリは、第1のダイ50L、第2のダイ50R、裏打ち構造体100、相互接続ブリッジ102、および積層体104を含む第4のアセンブリである。いくつかの実施形態では、第4のアセンブリA4は、本発明の最終アセンブリである。
【0049】
図8を次に参照すると、アンダーフィルを実行して裏打ち構造体100を除去した後の
図7の第4のアセンブリA4が示されている。いくつかの実施形態では、裏打ち構造体100を除去するステップは実行されない。
【0050】
アンダーフィル・プロセスは、積層体104と、第1および第2の半導体ダイ(50L、50R)と、相互接続ブリッジ102との間に位置する第4のアセンブリA4の空間内に、アンダーフィル・エポキシを形成することを含む。空間がアンダーフィル・エポキシによって完全に充填されることを確実にするために、第4のアセンブリは、典型的に、アンダーフィル・エポキシの流れを促進して硬化を開始するように加熱される。
図8では、要素106が、硬化アンダーフィル・エポキシを示す。
【0051】
いくつかの実施形態では、裏打ち構造体100は、当業者にはよく知られている技術を利用して、最終アセンブリから除去することができる。いくつかの実施形態では、裏打ち構造体100の除去は、ピーリング・プロセスによって実行することができる。
【0052】
第2の実施形態における方法を示す
図9~
図14を次に参照する。第2の実施形態では、まず、
図9に示す第1のアセンブリA1が提供される。第1のアセンブリA1は、第1の半導体ダイ50L、第2の半導体ダイ50R、および位置合わせキャリア10を、ブリッジの配置および位置合わせのための窓16とともに含む。次いで、第1のダイ50L、第2のダイ50R、および相互接続ブリッジ102を含む第2のアセンブリA2を提供するように、
図10に示す相互接続ブリッジ102が、位置合わせキャリア10の窓16を通って第1のダイ50Lおよび第2のダイ50Rにまたがって形成される。一実施形態では、相互接続ブリッジ102は、第1のダイ50LのHDI領域を第2のダイ50RのHDI領域に接続する。次いで、第2のアセンブリA2の第1のダイ50Lおよび第2のダイ50Rの裏面に、裏打ち構造体100が取り付けられる。次に、
図12に示すように、第1のダイ50L、第2のダイ50R、相互接続ブリッジ102、および裏打ち構造体100を含む第3のアセンブリA3を提供するように、位置合わせキャリア10が除去される。次いで、第4のアセンブリA4を提供するように、第3のアセンブリに、
図13に示す積層体104が取り付けられる。
図14に示すアンダーフィル・エポキシ106を形成することができる。いくつかの実施形態では、同じく
図14に示すように、裏打ち構造体100をアセンブリから除去することができる。第2の実施形態の方法について、次により詳細に説明する。
【0053】
図9をまず参照すると、窓16を有する
図1の位置合わせキャリア10に位置合わせされて取り付けられた
図2の2つのダイ(50L、50R)を含む第1のアセンブリA1が示されている。一実施形態では、第1のアセンブリA1は、基板12に位置する第1の組の複数のはんだボール14Xが、第1のダイ50Lの周辺領域に位置する複数の第1の犠牲ボンド・パッド(見やすいように図示せず)に位置合わせされ、複数の第1の犠牲ボンド・パッドに接触し、基板12に位置する第2の組の複数のはんだボール14Yが、第2のダイ50Rの周辺領域に位置する複数の第2の犠牲ボンド・パッド(見やすいように図示せず)に位置合わせされ、複数の第2の犠牲ボンド・パッドに接触するように、2つのダイ(50L、50R)を位置合わせキャリアに密接に接触させることによって形成することができる。はんだボール14X、14Yは、
図1のはんだボール14に対応する。
【0054】
図10を次に参照すると、第2のアセンブリA2を提供するように、位置合わせキャリア10の窓16を通って第1のダイ50Lおよび第2のダイ50Rにまたがる相互接続ブリッジ102を形成した後の
図9の第1のアセンブリA1が示されている。
図10に示す第2のアセンブリA2は、
図9に示す第1のアセンブリから180°回転されている。第2のアセンブリA2は、第1のダイ50L、第2のダイ50R、および相互接続ブリッジ102を含む。一実施形態では、相互接続ブリッジ102は、第1のダイ50LのHDI領域を第2のダイ50RのHDI領域に接続する。
【0055】
一実施形態では、相互接続ブリッジ102は、ケイ素から構成される。ケイ素の他に、たとえばガラスなどの他の材料を相互接続ブリッジ102として使用することもできる。第2の実施形態では、相互接続ブリッジ102は、一括リフロー・プロセスを使用して取り付けることができる。一括リフロー・プロセス中、ダイは、相互接続ブリッジ102と再び位置合わせして自動調心することができる。第2の実施形態では、位置合わせキャリア10に存在する窓16は、相互接続ブリッジ102の取付けのための第1のアセンブリA1内へのアクセスを可能にする。
【0056】
図11を次に参照すると、第2のアセンブリA2の第1のダイ50Lおよび第2のダイ50Rの裏面に裏打ち構造体100を第1に取り付けた後の
図10の第2のアセンブリA2が示されている。
図11に示す第2のアセンブリA2は、
図10に示す第2のアセンブリから180°回転されている。この実施形態の裏打ち構造体100は、前述の実施形態のものと同じである。
【0057】
図12を次に参照すると、第1のダイ50L、第2のダイ50R、相互接続ブリッジ102、および裏打ち構造体100を含む第3のアセンブリA3を提供するように、位置合わせキャリア10を除去した後の
図11の第2のアセンブリA2が示されている。
図12に示す第3のアセンブリA3は、
図11に示す第2のアセンブリから180°回転されている。この実施形態で使用される位置合わせキャリア10の除去は、上述した加熱プロセスまたは機械剪断プロセスを含むことができる。
【0058】
図13を次に参照すると、第3のアセンブリA3に積層体104を第2に取り付けた後の
図12の第3のアセンブリA3が示されている。積層体104は、上述した材料のうちの1つを含む。積層体104は、積層体104の前述の取付けのために、上記に定義した一括リフロー・アニールを使用して、第3のアセンブリに取り付けることができる。第1のダイ50L、第2のダイ50R、相互接続ブリッジ102、裏打ち構造体100、および積層体104を含む第4のアセンブリA4が提供される。
図13に示す第4のアセンブリA4は、
図12に示す第3のアセンブリから180°回転されている。
【0059】
図14を次に参照すると、アンダーフィルを実行して裏打ち構造体100を除去した後の
図13の第4のアセンブリA4が示されている。いくつかの実施形態では、裏打ち構造体100を除去するステップは実行されない。
【0060】
アンダーフィル・プロセスは、積層体104と、第1および第2の半導体ダイ(50L、50R)と、相互接続ブリッジ102との間に位置する第4のアセンブリA4の空間内に、アンダーフィル・エポキシを形成することを含む。空間がアンダーフィル・エポキシによって完全に充填されることを確実にするために、第4のアセンブリは、典型的に、アンダーフィル・エポキシの流れを促進してアンダーフィル・エポキシの硬化を開始するように加熱される。
図14では、要素106が、硬化アンダーフィル・エポキシを示す。
【0061】
いくつかの実施形態では、裏打ち構造体100は、当業者にはよく知られている技術を利用して、最終アセンブリから除去することができる。いくつかの実施形態では、裏打ち構造体100の除去は、ピーリング・プロセスによって実行することができる。
【0062】
第3の実施形態による方法を示す
図15~
図18を次に参照する。第3の実施形態は、裏打ち構造体が用いられないことを除いて、第2の実施形態に類似している。第3の実施形態では、まず、
図15に示す第1のアセンブリA1が提供される。第1のアセンブリA1は、第1のダイ50L、第2のダイ50R、および位置合わせキャリア10を、位置合わせ窓16とともに含む。次いで、第1のダイ50L、第2のダイ50R、および相互接続ブリッジ102を含む第2のアセンブリA2を提供するように、
図16に示す相互接続ブリッジ102が、位置合わせキャリア10の窓16を通って第1のダイ50Lおよび第2のダイ50Rにまたがって形成される。一実施形態では、相互接続ブリッジ102は、第1のダイ50LのHDI領域を第2のダイ50RのHDI領域に接続する。次に、
図17に示すように、第1のダイ50L、第2のダイ50R、および相互接続ブリッジ102を含む第3のアセンブリA3を提供するように、位置合わせキャリア10が除去される。次いで、第4のアセンブリA4を提供するように、第3のアセンブリに、
図18に示す積層体104が取り付けられる。
図18に示すアンダーフィル・エポキシ106を形成することができる。
【0063】
本発明について、その好ましい実施形態に関して特に図示および説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく、形態および詳細に関して上記および他の変更を加えることができることが、当業者には理解されよう。したがって、本発明は、説明および図示した厳密な形態および詳細に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲の範囲内に入ることが意図される。
【0064】
本発明の好ましい実施形態では、第1の半導体ダイ、第1の半導体ダイに横方向に隣接して位置する第2の半導体ダイ、および位置合わせキャリアを備える第1のアセンブリを提供することであって、第1の半導体ダイが、第1の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第1の犠牲ボンド・パッド、第1の半導体ダイの低密度相互接続(LDI)領域に位置する第1のはんだボール、および第1の半導体ダイの高密度相互接続(HDI)領域に位置する第1のボンド・パッドを備え、第2の半導体ダイが、第2の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第2の犠牲ボンド・パッド、第2の半導体ダイのLDI領域に位置する第2のはんだボール、および第2の半導体ダイのHDI領域に位置する第2のボンド・パッドを備え、位置合わせキャリアが、相互接続ブリッジのものに実質的に整合する熱膨張係数を有する基板、基板の中心部分に位置する窓、および基板に位置する複数のはんだボールを備え、基板に位置する第1の組の複数のはんだボールが、第1の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第1の犠牲ボンド・パッドに位置合わせされ、複数の第1の犠牲ボンド・パッドに接触しており、基板に位置する第2の組の複数のはんだボールが、第2の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第2の犠牲ボンド・パッドに位置合わせされ、複数の第2の犠牲ボンド・パッドに接触している、第1のアセンブリを提供することと、第1の半導体ダイ、第2の半導体ダイ、および相互接続ブリッジを備える第2のアセンブリを提供するように、窓を通って第1の半導体ダイおよび第2の半導体ダイにまたがる相互接続ブリッジを形成することであって、相互接続ブリッジが、第1の半導体ダイのHDI領域を第2の半導体ダイのHDI領域に接続する、相互接続ブリッジを形成することと、第2のアセンブリの第1の半導体ダイおよび第2の半導体ダイの裏面に裏打ち構造体を第1に取り付けることと、第1の半導体ダイ、第2の半導体ダイ、相互接続ブリッジ、および裏打ち構造体を備える第3のアセンブリを提供するように、位置合わせキャリアを除去することと、第3のアセンブリに積層体を第2に取り付けることとを含む方法が次に提供される。第3に取り付けることは、好ましくは、第1および第2のはんだボールの一括リフローを含む。複数の第1の犠牲ボンド・パッドは、好ましくは、第1の半導体ダイのHDI領域内の第1のボンド・パッドと同時に形成され、複数の第2の犠牲ボンド・パッドは、第2の半導体ダイのHDI領域内の第2のボンド・パッドと同時に形成される。この方法は、積層体を第2に取り付けた後に、裏打ち構造体を除去することをさらに含むことができる。
【0065】
本明細書に記載する本発明の好ましい実施形態では、第1の半導体ダイ、第1の半導体ダイに横方向に隣接して位置する第2の半導体ダイ、および位置合わせキャリアを備える第1のアセンブリを提供することであって、第1の半導体ダイが、第1の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第1の犠牲ボンド・パッド、第1の半導体ダイの低密度相互接続(LDI)領域に位置する第1のはんだボール、および第1の半導体ダイの高密度相互接続(HDI)領域に位置する第1のボンド・パッドを備え、第2の半導体ダイが、第2の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第2の犠牲ボンド・パッド、第2の半導体ダイのLDI領域に位置する第2のはんだボール、および第2の半導体ダイのHDI領域に位置する第2のボンド・パッドを備え、位置合わせキャリアが、相互接続ブリッジのものに実質的に整合する熱膨張係数を有する基板、基板の中心部分に位置する窓、および基板に位置する複数のはんだボールを備え、基板に位置する第1の組の複数のはんだボールが、第1の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第1の犠牲ボンド・パッドに位置合わせされ、複数の第1の犠牲ボンド・パッドに接触しており、基板に位置する第2の組の複数のはんだボールが、第2の半導体ダイの周辺領域に位置する複数の第2の犠牲ボンド・パッドに位置合わせされ、複数の第2の犠牲ボンド・パッドに接触している、第1のアセンブリを提供することと、第1の半導体ダイ、第2の半導体ダイ、および相互接続ブリッジを備える第2のアセンブリを提供するように、窓を通って第1の半導体ダイおよび第2の半導体ダイにまたがる相互接続ブリッジを形成することであって、相互接続ブリッジが、第1の半導体ダイのHDI領域を第2の半導体ダイのHDI領域に接続する、相互接続ブリッジを形成することと、第1の半導体ダイ、第2の半導体ダイ、および相互接続ブリッジを備える第2のアセンブリを提供するように、位置合わせキャリアを除去することと、第2のアセンブリに積層体を取り付けることとを含む方法が提供される。複数の第1の犠牲ボンド・パッドは、好ましくは、第1の半導体ダイのHDI領域内の第1のボンド・パッドと同時に形成され、複数の第2の犠牲ボンド・パッドは、第2の半導体ダイのHDI領域内の第2のボンド・パッドと同時に形成される。
【国際調査報告】