(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-05
(54)【発明の名称】ウェイクアップ信号送信のためのリソースを構成するための方法、関連する無線デバイス、及び関連するネットワークノード
(51)【国際特許分類】
H04W 52/02 20090101AFI20221128BHJP
H04W 48/12 20090101ALI20221128BHJP
H04W 72/04 20090101ALI20221128BHJP
【FI】
H04W52/02 111
H04W48/12
H04W72/04 132
H04W72/04 131
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022520286
(86)(22)【出願日】2020-09-29
(85)【翻訳文提出日】2022-05-20
(86)【国際出願番号】 EP2020077242
(87)【国際公開番号】W WO2021063952
(87)【国際公開日】2021-04-08
(32)【優先日】2019-10-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】SE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニーグループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】プリヤント,バスキ
(72)【発明者】
【氏名】ベルグレン,アンダース
(72)【発明者】
【氏名】マズロウム,ナフィセ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA43
5K067CC22
5K067DD11
5K067DD27
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
ネットワークノードによって実行され、通信ネットワークの複数の無線デバイスグループへのウェイクアップ信号、WUS、送信に使用されるリソースを構成するための方法が開示されている。本方法は、通信ネットワークによってサポートされるいくつかの無線デバイスグループを取得するステップを含む。本方法は、通信ネットワークによってサポートされている無線デバイスグループの取得された数に基づいて、利用可能なリソースのセットから1つ又は複数のアクティブリソースを無線デバイスグループの数のWUSに割り当てるステップを含む。本方法は、リソース構成基準のセットに基づいて、決定された1つ又は複数のアクティブリソースへの無線デバイスグループのマッピングを定義するWUSリソース構成を決定するステップを含む。本方法は、決定されたWUS構成を示すリソース構成パラメータのセットを無線デバイスに提供するステップを含む。
【選択図】
図2C
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワークのネットワークノードによって実行され、前記通信ネットワークの複数の無線デバイスグループへのウェイクアップ信号、WUS、送信に使用されるリソースを構成するための方法であって、
前記通信ネットワークによってサポートされる無線デバイスグループの数を取得するステップ(S101)と、
前記通信ネットワークによってサポートされる無線デバイスグループの前記取得された数に基づいて、利用可能なリソースのセットから、1つ又は複数のアクティブリソースを、無線デバイスグループの前記数のWUSに割り当てるステップ(S103)と、
リソース構成基準のセットに基づいて、前記決定された1つ又は複数のアクティブリソースへの前記無線デバイスグループのマッピングを定義するWUSリソース構成を決定するステップ(S105)と、
前記決定されたWUS構成を示すリソース構成パラメータのセットを、前記無線デバイスに提供するステップ(S107)を含む、方法。
【請求項2】
前記方法が、
前記無線デバイスに割り当てられた無線デバイスグループ識別子を、前記無線デバイスに提供するステップ(S106)をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記WUS構成が、
・アクティブなリソースである利用可能なリソースの前記セットから、どのリソースか、
・各アクティブリソースの無線デバイスグループの前記数、
・前記無線デバイスグループを前記アクティブリソースにどのようにマッピングするかを定義するパターン、
・前記パターンが経時的に変化しているかどうかの少なくとも1つを指定する、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
各利用可能なリソースが、送信条件の特定のセットに関連付けられ、リソース構成基準の前記セットが、すべての無線デバイスグループのWUSに対して同等の送信条件を経時的に提供するように適合される、請求項1~3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
前記送信条件が、無線デバイスグループのためのエネルギー節約、信号品質、干渉、ページング確率及び/又はページングレイテンシの1つ又は複数に関連する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記無線デバイスに提供されるリソース構成パラメータの前記セットが、
・前記利用可能なリソースのいくつがアクティブリソースであるか、
・アクティブなリソースである利用可能なリソースの前記セットからどのリソースか、
・各アクティブリソースの無線デバイスグループの前記数、
・前記無線デバイスグループを前記アクティブリソースにどのようにマッピングするかを定義するパターン、
・前記パターンが経時的に変化しているかどうか、の1つ又は複数を示す、請求項1~5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
前記パターンが経時的に変化するとき、リソース構成パラメータの前記セットが、前記パターンが経時的にどのように変化するかをさらに示す、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
リソース構成パラメータの前記セットが、複数の利用可能なリソース構成を含むテーブル上の値又はインデックスである、請求項1~7のいずれかに記載の方法。
【請求項9】
前記方法が、
前記決定されたWUSリソース構成により、前記複数の無線デバイスグループに、WUSを送信するステップ(S109)を含む、請求項1~8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
利用可能なリソースの前記セットが、4つの直交リソースを含み、2つの直交リソースが前記周波数領域において構成され、2つの直交リソースが前記時間領域において構成される、請求項1~9のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
前記方法が、
リソース構成基準の前記セットを取得するステップ(S100)を含む、請求項1~10のいずれかに記載の方法。
【請求項12】
無線デバイスによって実行され、ネットワークノードからのウェイクアップ信号、WUSのために監視するリソースを決定するための方法であって、
前記ネットワークノードから、WUS構成を示すリソース構成パラメータのセットを取得するステップ(S201)と、
前記ネットワークノードから、前記無線デバイスに関連付けられた無線デバイスグループ識別子を取得するステップ(S203)と、
前記取得したリソース構成パラメータのセット、前記無線デバイスグループ識別子、及びリソース構成基準のセットに基づいて、前記無線デバイスに割り当てられた、1つ又は複数のアクティブリソースから、WUSリソースを決定するステップ(S205)と、
WUS用に前記決定されたWUSリソースを監視するステップ(S207)とを含む、方法。
【請求項13】
前記ネットワークノードから取得されたリソース構成パラメータの前記セットが、
・利用可能なリソースのセットからいくつのリソースがアクティブリソースであるか、
・アクティブリソースである利用可能なリソースの前記セットから、どのリソースか、
・各アクティブリソースの無線デバイスグループの前記数、
・前記無線デバイスグループを前記アクティブリソースにどのようにマッピングするかを定義するパターン、
・前記パターンが経時的に変化するかどうかの1つ又は複数を示す、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記パターンが経時的に変化するとき、リソース構成パラメータの前記セットが、前記パターンが経時的にどのように変化するかをさらに示す、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
リソース構成基準の前記セットが、前記無線デバイスグループのすべての無線デバイスに対して同等のWUS条件を提供するように設計される、請求項12~14のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
前記WUS条件が、前記無線デバイスグループのためのエネルギー節約、信号品質、ページング確率及び/又はページングレイテンシに関連する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記方法が、
リソース構成基準の前記セットを取得するステップ(S200)を含む、請求項12~16のいずれかに記載の方法。
【請求項18】
メモリ回路、プロセッサ回路、及び無線インターフェースを備える無線ネットワークノードであって、前記無線ネットワークノードが、請求項1~11のいずれかに記載の前記方法のいずれかを実行するように構成される、無線ネットワークノード。
【請求項19】
メモリ回路、プロセッサ回路、及び無線インターフェースを備える無線デバイスであって、前記無線デバイスが、請求項12~17のいずれかに記載の前記方法のいずれかを実行するように構成される、無線デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信の分野に関する。本開示は、複数の無線デバイスグループ、関連する無線デバイス、及び関連するネットワークノードへのウェイクアップ信号(WUS)送信のためのリソースを構成するための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト3GPP(登録商標)は、ロングタームエボリューション(LTE)マシンタイプ通信(MTC)及び狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)の商業的成功を収めている。展開されたネットワークの数及び接続されたデバイスの量は、着実に増加している。
【0003】
この成長をサポートし、一般に通信手順を改善するために、LTEシステムは、リリース16において、改善されたダウンリンク(DL)送信効率及びユーザ機器(UE)電力消費におけるネットワーク動作及び効率をさらに改善するように強化されている。
【0004】
これは、複数のUEの最適化のためのウェイクアップ信号及びページング動作を調査することを含む。
【0005】
MTC/NB-IoTリリース15では、アイドルモードのページング動作に関連して、ウェイクアップ信号(WUS)が導入されている。WUSは、ページング機会の前に、特定の時間オフセットで、特定の時間及び周波数インスタンスで送信される。WUSを検出するために、UEは、これらの場合にチャネルを監視することによって潜在的なWUSをリッスンする。UEは、WUSが検出された場合にのみページングメッセージを受信し続ける。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
リリース15のWUSは、アイドルモードのUEのチャネル監視コストを低減し、UEのエネルギーコストは、オーバーヒアリングとも呼ばれる場合があり、それ自体を意図しないWUSをリッスンすることによってウェイクアップされ、高い。この問題に対処するために、WUSグループ化がリリース16で開発され、特定の数のUEのみが、その特定の数のUEに関連付けられた特定のWUSによってウェイクアップされる。WUSグループ化は、その無線デバイスのページング確率及び/又は無線デバイス固有IDに基づいてもよい。加えて、すべてのグループ又は同時に且つ周波数インスタンスで潜在的なWUSをリッスンする2つ以上のグループをウェイクアップさせることができるようにするために、リリース16はまた、共通のWUSを有することを可能にする。WUSは、複数の異なるWUSリソースで送信されてもよい。しかしながら、送信条件は、WUSリソースと、第1のWUSリソースに割り当てられた無線デバイスグループとの間で異なり得、したがって、第2のWUSリソースに割り当てられた無線デバイスグループよりも悪い又は良いページング性能を経験し得る。
【0007】
したがって、既存の欠点を軽減、緩和、又はそれに対処し、WUSリソースのマッピングの改善を可能にする方法、ネットワークノード、及び無線デバイスが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
通信ネットワークのネットワークノードによって実行され、通信ネットワークの複数の無線デバイスグループへのウェイクアップ信号(WUS)送信に使用されるリソースを構成するための方法が開示されている。本方法は、通信ネットワークによってサポートされるいくつかの無線デバイスグループを取得するステップを含む。本方法は、通信ネットワークによってサポートされている無線デバイスグループの取得された数に基づいて、利用可能なリソースのセットから1つ又は複数のアクティブリソースを無線デバイスグループの数のWUSに割り当てるステップを含む。本方法は、リソース構成基準のセットに基づいて、決定された1つ又は複数のアクティブリソースへの無線デバイスグループのマッピングを定義するWUSリソース構成を決定するステップを含む。本明細書で言及される無線デバイスグループは、ページンググループ、すなわち、共通のブロードキャストされたWUS送信によってウェイクアップされ得る、及び/又は、共通のブロードキャストされたページングメッセージによってページングされ得る無線デバイスのグループとも呼ばれ得る。本方法は、決定されたWUS構成を示すリソース構成パラメータのセットを無線デバイスに提供するステップを含む。
【0009】
さらに、無線デバイスによって実行される、ネットワークノードからのウェイクアップ信号、WUSのために監視するリソースを決定するための方法が開示される。本方法は、ネットワークノードから、WUS構成を示すリソース構成パラメータのセットを取得するステップを含む。本方法は、ネットワークノードから、無線デバイスに関連付けられた無線デバイスグループ識別子を取得するステップを含む。本方法は、取得されたリソース構成パラメータのセット、無線デバイスグループ識別子、及びリソース構成基準のセットに基づいて、無線デバイスに割り当てられた1つ又は複数のアクティブリソースから、WUSリソースを決定するステップを含む。本方法は、WUS用に決定されたWUSリソースを監視するステップを含む。
【0010】
さらに、ネットワークノードが提供され、ネットワークノードはメモリ回路と、プロセッサ回路と、無線インターフェースとを備える。ネットワークノードは、本明細書で開示される方法を実行するように構成される。
【0011】
さらに、無線デバイスが提供され、無線デバイスはメモリ回路と、プロセッサ回路と、無線インターフェースとを備える。無線デバイスは、本明細書で開示される方法を実行するように構成される。
【0012】
本開示の利点は、アクティブなWUSリソースの数を、利用可能な無線デバイスグループの数に動的に適合させることができることである。WUS送信用により多くのリソースを割り当てることにより、各WUSリソースにマッピングされる無線デバイスグループの数を減らすことができ、これにより、WUSのブロック及び無線デバイスの誤ったウェイクアップのリスクが低減される。
【0013】
さらなる利点は、リソース構成基準のセットに基づいて無線デバイスグループのマッピングを定義するWUSリソース構成を決定し、決定されたWUS構成を示すリソース構成パラメータのセットを無線デバイスに提供することによって、ネットワークノードが、利用可能なWUSリソースへの無線デバイスグループの動的マッピングを実行できることである。これは、リソースに対する無線デバイスグループの適応可能なマッピングにつながり、それによって、各無線デバイスグループの送信条件に関する公平性が達成され得る。これにより、ページング性能がさらに向上する。
【0014】
リソース構成基準のセットに基づいてWUSリソース構成を決定することはまた、WUSリソース構成の決定が各ネットワークノード及び各無線デバイスにおいて同じ基準に基づいて実行されるという利点を有する。これは、無線デバイスが、リソース構成基準のセットに基づいてアイドルモード中に無線デバイスが移動した新しいセル及び/又はネットワークノードにおけるWUS構成を決定することができるので、WUS動作における無線デバイスのモビリティの改善につながる。
【0015】
本開示の上記及び他の特徴及び利点は、添付の図面を参照して、その例示的な実施形態の以下の詳細な説明によって当業者には容易に明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1A】
図1Aは、本開示による例示的なネットワークノード及び例示的な無線デバイスを備える一例示的な無線通信システムを示す図である。
【
図1B】
図1Bは、無線デバイスグループの数に基づくWUSシグナリングのためのリソースの割り当てを示す図である。
【
図2】
図2は、通信ネットワークの複数の無線デバイスグループへのウェイクアップ信号、WUS送信に使用されるリソースを構成するための、ネットワークノードで実行される一例示的な方法を示すフローチャートである。
【
図2A】
図2Aは、WUS送信のために利用可能なリソースの一例示的なセットを示すブロック図である。
【
図2B】
図2Bは、WUSシグナリングのためのリソースのセットに対する無線デバイスグループの一例示的な静的マッピングを示すブロック図である。
【
図2C】
図2Cは、WUSシグナリングのためのリソースのセットに対する無線デバイスグループの一例示的な動的マッピングを示すブロック図である。
【
図2D】
図2Dは、WUSリソースとページング機会との間のタイムギャップに関する公平性を提供するための、WUSシグナリングのためのリソースセットへの無線デバイスグループの一例示的な動的マッピングを示すブロック図である。
【
図2E】
図2Eは、レガシーWUSとのリソース共有に関する公平性を提供するための、WUSシグナリングのためのリソースセットへの無線デバイスグループの一例示的な動的マッピングを示すブロック図である。
【
図3】
図3は、無線デバイスにおいて実行される、ネットワークノードからのウェイクアップ信号、WUSのために監視するリソースを決定するための一例示的な方法を示すフローチャートである。
【
図4】
図4は、本開示による一例示的な無線デバイスを示すブロック図である。
【
図5】
図5は、本開示による一例示的なネットワークノードを示すブロック図である。
【
図6】
図6は、WUS用のリソースを構成するための一例示的な手順を示すシグナリング図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
様々な例示的な実施形態及び詳細は、関連するときに図面を参照して以下に説明される。図面は縮尺通りに描かれていてもいなくてもよく、同様の構造又は機能の要素は図面全体を通して同様の参照番号で表されていることに留意されたい。図面は、実施形態の説明を容易にすることのみを意図していることにも留意されたい。それらは、本開示の網羅的な説明として、又は本開示の範囲に対する限定として意図されていない。加えて、図示の実施形態は、示されるすべての態様又は利点を有する必要はない。特定の実施形態に関連して説明される態様又は利点は、必ずしもその実施形態に限定されず、そのように示されていなくても、又はそのように明示的に説明されていなくても、任意の他の実施形態で実施することができる。
【0018】
図面は、明確にするために概略的且つ簡略化されており、それらは単に本開示の理解を助ける詳細を示しているにすぎず、他の詳細は省略されている。全体を通して、同一又は対応する部分には同じ参照番号が使用される。
【0019】
本開示は、複数のグループ及び複数のリソースの可用性を考慮に入れて、複数の無線デバイスグループのWUSをマッピングするための方法を提供する。例えば、共通WUSリソースが使用されるか、共有WUSリソースが使用されるかなど、マッピングを決定するときに規則のセットが考慮される。本方法は、例えば、ある無線デバイスグループのブロックが回避され、オーバーヒアリングによる誤ったウェイクアップが低減されるように、ページングパフォーマンスにおける公平性をサポートするように適合されている。ブロッキング効果は、例えば、高いページング確率及び低いページング確率を伴う、2つのグループ、リリース15の1つのグループ及びリリース16の1つのグループが同じWUSリソースを使用するように割り当てられるときに発生し得る。ページング確率が高いグループはより頻繁にページングされ、WUSリソースを非常に頻繁に占有する。これは、ページングされる必要があるときに、より低いページング確率でWUSをブロックする結果となり得る。本方法はまた、特に、無線デバイスがアイドルモード中にあるセルから別のセルへ移動するとき、WUS動作におけるモビリティを提供する。
【0020】
図1Aは、本開示による例示的なネットワークノード400及び例示的な無線デバイス300を備える一例示的な無線通信システム1を示す図である。例示的な無線通信システムは、例えばモビリティ管理エンティティ(MME)のような、一例示的なコアネットワークノード600をさらに備えてもよい。
【0021】
本明細書で詳細に説明するように、本開示は、セルラーシステム、例えば3GPP無線通信システムを備える無線通信システム1に関する。無線通信システム1は、基地局、eNB、gNB、及び/又はアクセスポイントのうちの1つ又は複数など、1つ又は複数の無線デバイス300、300A、及び/又は1つ又は複数の無線ネットワークノード400を備える。
【0022】
本明細書で開示されるネットワークノードは、基地局、進化型NodeB(eNB)、又はグローバルNodeB(gNB)、及び/又はコアネットワークノード600など、無線アクセスネットワークで動作する無線アクセスネットワークノード400を含むことができる機能ユニットと見なすことができる。
【0023】
無線デバイスは、モバイルデバイス及び/又はユーザ機器(UE)を指し得る。任意選択で、無線デバイスはモノのインターネット(IoT)デバイスを備えてもよい。
【0024】
無線デバイス300、300Aは、無線リンク(又は無線アクセスリンク)10、10Aを介してネットワークノード400と通信するように構成され得る。
【0025】
マシンタイプ通信/狭帯域モノのインターネット(MTC/NB-IoT)リリース15では、アイドルモードのページング動作に関連して送信されるウェイクアップ信号(WUS)が導入されている。WUSは、ページング機会の前に、特定の時間オフセットで、特定の時間及び周波数インスタンスで送信される。WUSを検出するために、無線デバイスは、これらの場合にチャネルを監視することによって潜在的なWUSをリッスンする。無線デバイスは、WUSが検出された場合にのみページングメッセージを受信し続ける。
【0026】
リリース15のWUSでは「アイドル」チャネルの監視コストが削減されるが、他の無線デバイスをオーバーヒアリングするエネルギーコストは比較的高い。この問題に対処するために、WUSグループ化がリリース16で開発され、特定の数のUEのみが、特定のWUSによってウェイクアップされる。加えて、すべてのグループ又は同時に潜在的なWUSをリッスンする2つ以上のグループをウェイクアップさせることができるようにするために、周波数インスタンスリリース16はまた、共通のWUSを有することを可能にする。
【0027】
リリース16では、新しいセットのWUSが導入されており、これは共通のWUS(C-WUS)及びグループWUS(G-WUS)と呼ばれることがある。リリース15WUSを新たに導入されたC-WUS及びG-WUSと区別するために、リリース15で導入されたWUSはレガシーWUS(L-WUS)と呼ばれる場合がある。G-WUSは、特定の無線デバイスグループをウェイクアップさせるために使用されるウェイクアップ信号を指し、L-WUSは、リリース15をサポートしているレガシー無線デバイスをウェイクアップさせるためのウェイクアップ信号を指し、C-WUSは、同じWUSリソースを監視するために割り当てられているすべての無線デバイスをウェイクアップさせるためのウェイクアップ信号を指す。
【0028】
WUS送信は、WUSリソースと呼ばれる場合がある時間及び周波数において1つ又は複数の物理リソースを占有することができる。言い換えれば、WUSリソースは、時間及び周波数において、WUS送信に使用される、物理リソースと見なすことができる。リリース15又はリリース16WUSのいずれかに割り当てられる専用WUSリソースと、リリース15及びリリース16 WUSの両方に割り当てられ得る共有WUSリソースの2つのタイプのWUSリソースが定義され得る。
【0029】
しかしながら、同時に複数のWUS送信があることを考慮すると、ネットワークノードがWUSを物理リソース(WUSリソース)にどのようにマッピングし、どのように無線デバイスにマッピングを認識させるかは定義されていない。本明細書で開示される実施形態は、アクティブな物理リソースなど、アクティブなリソースなどの決定された1つ又は複数のリソースへの無線デバイスグループのためのWUS送信のマッピングを定義するWUSリソース構成を決定するための方法を提供する。
【0030】
リリース16では、レガシーWUSリソースを含む最大2つの直交リソースが利用可能であり、時間領域のWUSに割り当てられてもよく、最大2つの直交リソースが利用可能であり、周波数領域のWUSに構成及び/又は割り当てられてもよい。両方のオプションは、最大4つのリソースが利用可能であるように組み合わされてもよく、レガシーWUSリソースを含む、WUS送信のために同時に構成及び/又は割り当てられてもよい。WUS送信のためのリソースは、交換可能にWUSリソースと呼ばれ得る。本明細書における直交リソースは、異なる時間及び/又は周波数割当てを有する各利用可能なリソースとして解釈されるものとする。各WUSリソースは、例えば、最大8つの無線デバイスグループをサポートし得る。
【0031】
例えばgNB又はeNBなどのネットワークノードは、例えば、直交する4つのWUSリソースすべてに分散されている最大32個の無線デバイスグループをサポートすることができる。本明細書で説明するように、リリース15及びリリース16 WUSの多重化、ならびにリリース16 C-WUS及びG-WUSの多重化には、異なる構成を使用することができる。例えば、利用可能なWUSリソースの1つは、L-WUSにのみ使用されるように構成されてもよく、すなわち、L-WUSは専用のWUSリソースにマッピングされてもよい。しかしながら、WUSリソースは、L-WUSとG-WUS及び/又はC-WUSとの間で共有されてもよい。WUS送信に利用可能なリソースの数及び無線デバイスグループの数に応じて、ネットワークノードは、WUSを異なるようにマッピング及び多重化することができる。
図1Bは、ネットワークノードが8つのリリース16無線デバイスグループならびにレガシー無線デバイスグループをサポートする、本明細書の実施形態による一例示的なシナリオを示す。異なる可能なマッピング及び構成が
図1B(a)~
図1B(d)に示されており、図では、レガシーシグナリングに使用されるリソースがLで示され、リリース16シグナリングに使用されるリソースが、各リソースに割り当てられた無線デバイスグループの数で示されている。
【0032】
1つ又は複数の例示的な実施形態では、
図1B(a)に示すように、4つのリソースがWUSに利用可能であり、4つすべてのリソースが使用され、これはWUSに割り当てられているとも呼ばれる場合がある。各WUSリソースは、例えばG-WUSを使用して、2つの無線デバイスグループのWUSをサポートするように割り当てられる。利用可能なリソースの1つのみが共有WUSリソースであり、すなわち、L-WUSとG-WUS/C-WUSの両方に使用される。
【0033】
図1B(b)は、すべての利用可能なWUSリソースの一部のみ、この場合は4つの利用可能なWUSリソースから3つが割り当てられ、1つのWUSリソースがリリース15のレガシーWUS送信専用である一実施形態を示す。したがって、この実施形態では、共有リソースは存在しない。共有リソースを有していないことは、レガシーWUS送信とリリース16 WUS送信との間のWUS送信のブロックが発生しないという利点を有する。
図1B(c)及び
図1B(d)は、さらに少ない数のリソースが利用可能であり、それらがリリース15とリリース16の無線デバイスグループとの間で共有される実施形態を示す。
図1B(d)に示す実施形態では、基地局がL-WUSを送信することを決定した場合、次いでネットワークノードはG-WUSを使用して他の8つの無線デバイスグループをウェイクアップすることができず、その逆も同様である。このブロッキング効果/問題は、ネットワークノードが次のWUSリソースが利用可能になるまで待機しなければならないため、余分な遅延をもたらす可能性がある。ネットワークノードがL-WUSを送信した場合、リリース15に属するレガシーUEのみがウェイクアップし、ページング受信を実行し続ける。これに対応して、ネットワークノードがG-WUSを送信する場合、8つのリリース16無線デバイスグループの1つのみ又はすべてがウェイクアップし、ページング信号の受信を実行する。
【0034】
例えば、共有WUSリソースに割り当てられた無線デバイスは、さらなる問題に直面し得る。無線デバイスのネットワーク構成及び分布に応じて、1つの無線デバイスグループは、他の無線デバイスグループよりも多くの数の無線デバイスを備え得る。例えば、レガシーグループ(グループL)における無線デバイスの数が、8つのグループにおける無線デバイスの数よりも著しく多い場合、グループLにおける無線デバイスは、より頻繁にページングされており、それによって、8つのリリース16無線デバイスグループにおける無線デバイスに対するブロッキングを引き起こすリスクがある。したがって、非共有WUSリソースに割り当てられた無線デバイスグループは、共有WUSリソースに割り当てられた無線デバイスグループよりも良好なマッピングを有し得る。
【0035】
さらに、例えば、無線デバイスが、時間内に第1のWUSリソースを常にリッスンするように割り当てられている場合、ページング機会の前により長いオフセットを有する。この余分な時間オフセットは、第2のWUSリソースで常にリッスンする無線デバイスと比較して、第1のWUSリソースでページングされた無線デバイスに余分なエネルギーコストをもたらす可能性がある。したがって、本明細書の実施形態は、WUSリソースへの無線デバイスグループの公平及び/又は動的なマッピングを提供することによって、これらのタイプの不公平性及び/又はエネルギーコストを低減することを目的とする。
【0036】
WUS及びそのリソースの構成/マッピング手順は、可能なエネルギー節約及びページングレイテンシに強く影響し得る。したがって、基地局は、良好なトレードオフを見つけるための戦略を有する必要があるだけでなく、無線デバイスがWUSリソース構成を認識するように無線デバイスに通知する必要もある。
【0037】
さらに、ネットワークの様々なネットワークノードは、異なるように構成され、セル固有のWUSリソース構成と呼ばれる場合のある独自のネットワークノードを有することができ、無線デバイスは、アイドルモード中にあるネットワークノードから別のネットワークノードに移動することができる。したがって、無線デバイスが、ターゲットネットワークノードとも呼ばれ得る新しいネットワークノードのWUSリソース構成を認識していない場合、無線デバイスは、WUSを受信することができない可能性がある。
【0038】
図2は、本開示によるネットワークノードによって実行される、通信ネットワークの複数の無線デバイスグループへのウェイクアップ信号、WUS送信に使用されるリソースを構成するための一例示的な方法のフロー図を示す。ネットワークノードは、例えば、eNB、gNB、及び/又はMMEであってもよい。ネットワークノードは、無線デバイス(例えば、
図1A、
図3及び
図5の無線デバイス300のような、本明細書に開示する無線デバイスなど)と通信するように構成される。ネットワークノードと無線デバイスとの間のシグナリングを
図6に示す。本方法は、無線デバイスがアイドルモード及び/又は接続モード(例えば、ネットワークノードからターゲットネットワークノードへのハンドオーバを実行するとき)にある場合に実行され得る。例えば、無線デバイスは、ネットワークノードによって制御されたセルにキャンプされ得る。
【0039】
方法100は、リソース構成基準のセットを取得するステップS100を含むことができる。
【0040】
リソース構成基準は、WUSリソース決定に使用される規則のセットを表す所定の構成であってもよい。リソース構成基準のセットは、リソース割り当て規則のセット及びグループマッピング規則のセットを含むことができる。リソース割り当て規則のセットは、利用可能なリソースのセットからアクティブなWUSリソースのセットを割り当てることに関連し得る。グループマッピング規則のセットは、アクティブなリソースへの無線デバイスグループのマッピングに関連し得る。リソース構成基準のセットは、固定されてもよく、及び/又はネットワークノードで事前構成されてもよく、及び/又は例えばコアネットワークノードなどの第2のネットワークノードから取得されてもよい。
【0041】
方法100は、通信ネットワークによってサポートされているいくつかの無線デバイスグループを取得するステップS101を含む。無線デバイスグループの数は、例えば、MMEなどのコアネットワークノードから通信ネットワークによってサポートされる無線デバイスグループの数を受信することによって取得することができる。さらに、ネットワークノードは、例えば、ネットワークノードに関連付けられたメモリ上に無線デバイスグループの数を格納することによって、手動構成によって通信ネットワークによってサポートされる無線デバイスグループの数を取得することができる。無線デバイスグループの数は、ネットワークノードによって考慮されるべき無線デバイスグループの量として見なすことができる。
【0042】
方法100は、通信ネットワークによってサポートされている無線デバイスグループの取得された数に基づいて、利用可能なリソースのセットから1つ又は複数のアクティブリソースを無線デバイスグループの数のWUSに割り当てるステップS103を含む。言い換えれば、ネットワークノードは、利用可能なリソースのどれがWUS送信に使用されるべきか、及び例えば他の目的のために節約されるべきかを決定する。WUS用の1つ又は複数のアクティブリソースは、WUS送信に使用される1つ又は複数のリソースなど、WUS送信に割り当てられた物理リソースと見なすことができる。WUS用の1つ又は複数のアクティブリソースは、リソース構成基準のセットに含まれるリソース割り当て規則のセットを取得された数の無線デバイスグループに適用することによって決定され得る。例えば、これらのパラメータによって提供されるリソース割り当て規則のセットは、例えば、アクティブなリソースであり、したがってWUS送信のために割り当てられ得る利用可能なリソースのセットからどのリソース及び/又はいくつのリソースを決定するために、セルにおける負荷、チャネル品質、ページング確率などを考慮することができる。利用可能なリソースのセットは、4つの直交リソースを含んでもよく、2つの直交リソースが周波数領域において構成されてもよく、2つの直交リソースが時間領域において構成されてもよい。
【0043】
方法100は、リソース構成基準のセットに基づいて、決定された1つ又は複数のアクティブリソースへの無線デバイスグループのマッピングを定義するWUSリソース構成を決定するステップS105を含む。1つ又は複数の例示的な方法では、WUSリソース構成を決定するステップS105は、S100で取得されたリソース構成基準のセットに基づいてもよい。WUSリソース構成は、
・アクティブなリソースである利用可能なリソースのセットからどのリソースか、
・各アクティブリソースの無線デバイスグループの数、
・無線デバイスグループをアクティブリソースにどのようにマッピングするかを定義するパターン、及び/又は
・パターンが経時的に変化しているかどうかから少なくとも1つを指定し得る。
【0044】
利用可能なリソースのセットの各利用可能なリソースは、送信条件の特定のセットに関連付けられ得る。リソース構成基準のセットは、経時的に、すべての無線デバイスグループのWUSに対して、同等の送信条件を提供するように適合されてもよく、これは、公平な送信条件とも呼ばれ得る。送信条件は、無線デバイスグループのためのエネルギー節約、信号品質、干渉、及び/又はページングレイテンシの1つ又は複数に関連し得る。本明細書のいくつかの実施形態では、リソース構成基準のセットは、1つ又は複数の優先順位付けされた無線デバイスグループに対してより好ましい送信条件を提供するように適合され得る。リソース構成基準のセットは、例えば、優先順位付けされた無線デバイスグループが最良の送信条件を提供するリソースにマッピングされることを定義することができる。いくつかの実施形態では、リソース構成基準は、1つ又は複数の優先順位付けされた無線グループのための好ましい送信条件と、1つ又は複数の非優先順位付けされた及び/又はより低く優先順位付けされた無線デバイスグループのための公平な送信条件との組合せを提供するように適合され得る。リソース構成基準のセットは、例えば、最も好ましい送信条件を有するアクティブなWUSリソースの1つ又は複数の優先順位付けされた無線デバイスグループをマッピングするように適合されてもよく、1つ又は複数のさらなるアクティブなWUSリソースの公平な送信条件に基づいて非優先順位付けされた及び/又はより低く優先順位付けされた無線デバイスグループをマッピングするようにさらに適合されてもよい。
【0045】
無線デバイスがWUSリソースへの無線デバイスグループのマッピングを決定できるようにするために、無線デバイスはアクティブなWUSリソースを認識する必要がある。アクティブなWUSリソースは、例えばリソース構成基準のセットなどの規則のセットに基づいて無線デバイスによって計算されてもよく、又はルックアップテーブルを介して、及び/又はシグナリング上で搬送される特定のビットマッピングを介して無線デバイスに提供されてもよい。
【0046】
WUSリソースの割り当ては、ネットワークノードと無線デバイスの両方が知っているパラメータのセットを定義することによって容易にすることができる。これらのパラメータは、構成中に暗黙的に提供されてもよく、構成を決定する前にネットワークノード及び/又は無線デバイスに明示的にシグナリングされる必要なく、ネットワークノード及び/又は無線デバイスのメモリから取得されてもよいので、本明細書では暗黙のパラメータとも見なされ得る。これにより、WUS構成に関連するシグナリングが削減され得る。パラメータは、リソース構成を決定するための規則のセットを定義することができ、WUSリソースのマッピングを決定するためにネットワークノード及び無線デバイスによって使用され得る。例えば、これらのパラメータによって提供される規則は、アクティブなリソースであり、したがってWUS送信のために割り当てられ得る利用可能なリソースのセットからどのリソース及び/又はいくつのリソースを決定するために、セルにおける負荷、チャネル品質などを考慮することができる。これにより、利用可能なWUSリソースのマッピングを決定するため、マッピングを決定するためにどの規則を適用すべきかを無線デバイスが知るための専用シグナリングは必要とされない場合がある。パラメータは、例えば、1つのWUSリソースをWUSリソース参照として定義することができ、WUSパターンが経時的にどのように変化するかをさらに定義する。例えば、リリース15で使用されるWUSリソースなどのレガシーWUSリソースを参照WUSリソースとして使用することができる。リソースのマッピングは、この基準点に関連して行われ得る。WUSリソースの割り当て一例を
図2Aに示す。
図2Aでは、4つのリソースがWUSに利用可能であり、2つの直交リソースが周波数領域で構成され、2つの直交リソースが時間領域で構成される。1つ又は複数の例示的な実施形態では、
図2Aに示すように、本明細書でR1と呼ばれる第1のWUSリソースはWUSリソース参照であり、本明細書でR2、R3、及びR4と呼ばれる他の3つのリソースの番号付けは、反時計回りに行われる。
【0047】
マッピングを容易にする別の方法は、WUSリソースマッピング番号付け及び/又はビットパターンを定義することであり得る。例えば、WUSに利用可能なリソースは、
図2Aに示すようにR1~R4の番号が付けられてもよい。ネットワークノードが、利用可能なリソースのすべてを割り当てることを決定した場合、無線デバイスへ示され得るリソースパターンは、例えば、「1111」であり得、一方、リソースR1及びR2のみが割り当てられている場合、パターンは、例えば「0001」などであり得る。
【0048】
いくつかの実施形態では、WUS及びビットパターンのアクティブリソースの数の可能な組合せをカバーすることができる、ネットワークノード及び/又は無線デバイスにそれぞれ格納され得るルックアップテーブルを提供することができる。そのようなルックアップテーブルの一例を以下に示す。
【0049】
【0050】
無線デバイスにビットパターンを提供することによって、無線デバイスは、ルックアップテーブルにおいて、アクティブなリソースを探索することによって、アクティブなリソースである利用可能なリソースのセットからどのリソースかを決定し得る。
【0051】
ネットワークノードは、ルックアップテーブルのWUSリソースを示すパターンのインデックスを提供する(例えば、制御シグナリングを介して)ことによって、又はWUSのアクティブリソースを示すビットパターン(例えば、制御シグナリングを介して)を提供することによって、無線デバイスに監視するWUSリソースを示すことができる。
【0052】
無線デバイスにビットパターンを提供することによって、無線デバイスは、アクティブなリソースである利用可能なリソースのセットからどのリソースかを決定し得る。
【0053】
いくつかの実施形態では、無線デバイスは、各アクティブなWUSリソースにマッピングされた無線デバイスグループの数に基づいて、それがマッピングされるアクティブなリソースを決定することができる。リリース16では、1つのWUSリソースが最大8つの無線デバイスグループをサポートすることができるため、ネットワークノードは、3つのビット列のセットを提供することができ、3つのビット列のセットは、アクティブなWUSリソースごとに1つの3つのビット列を含む。3つのビット列は、WUSリソースの各々にマッピングされた無線デバイスグループの数(1~8)を表す。各アクティブなリソースのための3つのビット列は、例えば、ネットワークノードから無線デバイスへ提供されるリソース構成パラメータのセットに含まれ得る。3つのビット列のセットの一例を以下に示す。
WUSリソース1:111(リソース1にマッピングされた8つのグループを表す)
WUSリソース2:000(リソース2にマッピングされた1つのグループを表す)
WUSリソース3:011(リソース3にマッピングされた4つのグループを表す)
WUSリソース4:001(リソース3にマッピングされた2つのグループを表す)
【0054】
3つのビット列に基づいて、無線デバイスは、アクティブなリソースの各々にマッピングされた無線デバイスグループの数を合計することによって、セルが15のグループをサポートしていると決定し得る。次いで、無線デバイスは、リソース構成基準のセット及び/又は無線デバイスに関連付けられた無線デバイスグループ識別子に基づいて、どのアクティブリソースを監視すべきかを決定することができる。構成基準のセットは、例えば、無線デバイスグループ1を第1のアクティブリソース、例えばアクティブリソース1にマッピングするなど、無線デバイスグループ1-nがそれらの対応する順序でマッピングされるべきであることを示す規則を定義することができる。後続の無線デバイスグループ2-nは、3つのビット列によって示されるリソースの数が満たされるまで、第1のアクティブリソースにマッピングされるようにさらに定義されてもよい。上記の例では、第1のリソースは8つのマッピングされた無線デバイスグループを有することができ、したがって、無線デバイスグループ1~8はアクティブリソース1にマッピングされる。後続の無線デバイスグループ9-nは、3つのビット列によりマッピングされた無線デバイスグループの数が満たされるまで、次のアクティブリソース、この例示的なリソース2にマッピングされる。したがって、この例では、1つの無線デバイスグループ、すなわちグループ9がアクティブリソース2にマッピングされる。リソース構成基準のセットで定義された規則を適用することによって、無線デバイスは、ツリービット列及び無線デバイスグループ識別子に基づいて、監視するアクティブリソースを決定することができる。例えば、無線デバイスグループ識別子が、無線デバイスが無線デバイスグループ9に関連付けられていることを示す場合、次いで無線デバイスは、規則に基づいて、WUSのためにアクティブなリソース2を監視すべきであると決定し得る。一方、無線デバイスが無線デバイスグループ13に関連付けられていることを無線デバイスグループ識別子が示す場合、次いで無線デバイスは、規則に基づいて、アクティブリソース3を監視すべきであると決定することができ、以下同様である。
【0055】
別の例は、各WUSリソースのグループの数が均等に分散される場合である。サポートされるグループの数が8であり、4つのWUSリソースがあると仮定すると、そのとき、各WUSリソースは2つのグループを含むことが理解される。したがって、明示的なシグナリングは必要ない場合がある。
【0056】
上述したように、アクティブリソースへの無線デバイスグループのマッピングは、静的又は動的であり得る。静的マッピングは、本明細書では、無線デバイスをどのようにマッピングするかを定義するパターンが経時的に変化していないと解釈されるべきであり、動的マッピングは、無線デバイスをどのようにマッピングするかを定義するパターンが経時的に変化していると解釈されるべきである。したがって、動的マッピングが使用されているか、又は静的マッピングが使用されているか、すなわち、パターンが経時的に変化するかを示すインジケータが、無線デバイスに提供され得る。
【0057】
例えば静的マッピングなどの静的割り当ての場合、WUSマッピングは変化せず、特定の時間期間にわたって同じマッピングに従う。この一例が
図2Bに示されており、リソース番号付けは経時的に同じである。1つ又は複数の例示的な実施形態では、
図2Bに示すように、無線デバイスグループ#2は、レガシー無線デバイスグループLと共有されるWUSリソースに常にマッピングされてもよい。
【0058】
動的割り当て(例えば、動的マッピング)では、グループWUSがマッピングされるWUSリソースは、経時的に何らかの特定のパターンで変化し得る。WUSリソースへの無線デバイスグループの動的マッピングの一例を
図2Cに示す。動的構成では、グループWUSがマッピングされるリソースは、周波数ホッピング、時間ホッピング、ならびに/又は時間及び周波数領域での回転によるなどの特定のパターンで動的に変更され得る。マッピングの回転は、時計回り又は反時計回りに行うことができる。1つ又は複数の例示的な実施形態では、
図2Cに示すように、レガシー無線デバイスグループと同じリソースにマッピングされた無線デバイスグループは経時的に変化する。例えば、第1のページング機会において、無線デバイスグループ#2は、レガシー無線デバイスグループLと同じリソースにマッピングされ、次のページング機会の場合、無線デバイスグループ#1~4は、反時計方向に時間/周波数ホップを実行しており、したがって、無線デバイスグループ#1は、今度はレガシー無線デバイスグループとの共有リソースにマッピングされる。例えば、次のページング機会のために、無線デバイスグループ#1~4は、前のパターンにより、さらなる時間及び/又は周波数ホップを実行し、その結果、無線デバイスグループ#4は、レガシー無線デバイスグループLと共に共有リソースにマッピングされる。
【0059】
図2D及び
図2Eは、動的マッピングを変更するとも呼ばれ得る、2つの例示的な変更方法を開示する。
【0060】
1つ又は複数の例示的な実施形態では、
図2Dに示すように、無線デバイスグループのマッピングの変更は、WUSリソースとページング機会との間のタイムギャップに関するグループ公平性を目的とする。例えば、2つのリソース、すなわち、同じ周波数割り当てを有するが時間的に異なる割り当てを有するリソースR1及びR4がWUSシグナリングに割り当てられている。リソースR4はリソースR1よりも早い時間フレームに位置するため、R4にマッピングされたグループの無線デバイスは、R1にマッピングされたグループの無線デバイスよりも早くWUS信号を受信し、したがって、R1にマッピングされた無線デバイスよりも長い時間起動される。これは、R4にマッピングされた無線デバイスのエネルギー消費の増加をもたらし得る。すべての無線デバイスグループの送信条件を公平にする、等しいとも呼ばれる場合がある、ために、
図2Dに示す1つ又は複数の例示的な実施形態による動的マッピングは、リソースR1及びR4の各々にマッピングされた無線デバイスグループが変更されるパターンを提供する。
図2D(a)から分かり得るように、第1のページング機会において、無線デバイスグループ#4~#6がリソースR4にマッピングされ、無線デバイスグループ#1~#3がリソースR1にマッピングされる。したがって、無線デバイスグループ#4~#6は、エネルギー消費に関して、無線デバイスグループ#1~#3よりも悪い状態になり得る。これを補償するために、無線デバイスグループのマッピングは、
図2D(b)に示すように、次のページング機会のために変更され得、その結果、無線デバイスグループ#4~#6は、今度はより有益なリソースR1にマッピングされ、無線デバイスグループ#1~#3は、リソースR4にマッピングされる。次のページング機会のために、
図2D(c)に示すように、マッピングは、このパターンに従うことができ、
図2D(a)に示すようにマッピングを初期マッピングに戻すことができる。
【0061】
1つ又は複数の例示的な実施形態では、
図2Eに示すように、無線デバイスグループのマッピングの変更は、WUSリソースをレガシーWUSと共有することに関するグループ公平性を目的とする。例えば、2つのリソース、すなわち、時間的に同じ割り当てを有するが異なる周波数割り当てを有するリソースR1及びR2がWUSシグナリングに割り当てられている。この実施形態では、リソースR1は、レガシー無線デバイスグループLへのWUS送信に使用されるレガシーリソースである。レガシーグループに多くの無線デバイスがページングされている場合、これは、リソースR1にマッピングされた他の無線デバイスグループへのWUS送信のブロックにつながる可能性がある。これらの無線デバイスグループは、レガシーリソース以外のリソースにマッピングされた無線デバイスグループよりも悪い送信条件を被ることになり得る。すべての無線デバイスグループのための公平な送信条件を改善及び提供するために、
図2Eに示す1つ又は複数の例示的な実施形態による動的マッピングは、リソースR1及びR2の各々にマッピングされた無線デバイスグループが周波数領域において変更されるパターンを提供する。
図2E(a)から分かり得るように、第1のページング機会において、無線デバイスグループ#4~#6はリソースR2にマッピングされ、無線デバイスグループ#1~#3はレガシー無線デバイスグループLと共有されるリソースR1にマッピングされる。したがって、無線デバイスグループ#1~#3は、ブロックに関して、無線デバイスグループ#4~#6よりも悪い状態になり得る。これを補償するために、無線デバイスグループのマッピングは、
図2E(b)に示すように、次のページング機会のために変更され得、その結果、無線デバイスグループ#1~#3は、より有益なリソースR2にマッピングされ得、無線デバイスグループ#4~#6は、リソースR1にマッピングされ得る。次のページング機会のために、
図2E(c)に示すように、マッピングは、このパターンに従うことができ、
図2E(a)に示すように、初期マッピングに戻すことができる。
【0062】
図2D及び2Eで示されている例は2つのアクティブリソースのみを開示しているが、本明細書で提案された方法は、すべてのWUSリソースがアクティブであるときにも適用され得、
図2D及び2Eに開示された時間及び周波数ホッピングの組合せを含み得る。
【0063】
シグナリングを低減するために、無線デバイスは、無線デバイスグループのマッピングが変更されるたびに通知される必要がないことから利益を得ることができる。代わりに、本明細書に開示された1つ又は複数の例示的な実施形態によれば、例えば、動的マッピングが使用され、無線デバイスに示された場合に、無線デバイスが、それ自体のWUSグループを監視する時期及び/又は場所を導出することができるように、例えば、以下のように、リソース構成基準において規則のセットを定義することができる。
1)タイミング基準に基づく。例えば、SFN mod2が奇数である場合、次いで無線デバイスグループ1はR1を監視すべきであり、偶数である場合、UEグループ1はR4(
図2Dに示すシナリオの場合)又はR2(
図2Eに示すシナリオの場合)を監視すべきである。
2)以前の試みに基づく。時間T_mにおいて、無線デバイスがリソースR1を監視する場合、次いでT_m+1において、無線デバイスは、R4(
図2Dに示すシナリオの場合)又はR2(
図2Eに示すシナリオの場合)を監視しなければならない。
【0064】
動的マッピングを変更するための規則のセットは、以下のオプションの1つ又は複数に基づくことができる。
1)基準リソースなどの基準点であって、この基準点は初期WUS割り当て又は以前のWUSリソースに依存し得る、基準点。マッピングの変更は、例えば、この基準点からのオフセットとして示され得る。基準点及び/又はオフセットは、例えば初期構成時に、暗黙的なパラメータとして無線デバイス及び/又はネットワークノードに提供されてもよく、又はシグナリングされてもよい。
基準点は、例えばシステムフレーム番号(SFN)に基づく基準時点であり得る。X=mod(SFNnum、N)、例えば、X=SFNnum mod(N)であり、ここで、SFNnumは、無線デバイスのためのWUSリソースが位置する初期システムフレームを示し、Nは、WUS送信のためのアクティブなリソースの数を示し得る。アクティブなWUSリソースの数に応じて、基準点は、例えば、0とN-1との間の数になることができ、Nの最大値は4である。Nは、本明細書で事前定義されてもよく、例えば初期構成時に暗黙のパラメータとして無線デバイス及び/又はネットワークノードに提供されてもよく、又はネットワークノードによって決定され、無線デバイスにシグナリングされてもよい。Xは、例えば、基準時点からのいくつかのSFNフレームによって定義され得る、時間オフセットなどの、到来するWUSのために無線デバイスによって監視されるべきリソースを示すものとして見なすことができる。
2)Cinit(リリース15のWUSパラメータの1つ)に含まれるパラメータ。現在、Cinitは、リリース15におけるページング狭帯域、フレーム番号、及びページング機会を表すNn、Nf、及びNpの関数である。Cinitを、利用可能なWUSリソース内の時間及び周波数インスタンスであるXtinst及びXfinstの関数にすることによって、マッピングを動的に制御することができる。WUSのために監視する次のWUSリソースは、Cinit’=Cinit+f(Xtinit+alfa)+g(beta*Xfinit)を計算することによって決定することができ、ここで、alfaは時間領域におけるオフセットに対応し、betaは周波数領域におけるオフセット/係数に対応する。
【0065】
方法100は、決定されたWUS構成を示すリソース構成パラメータのセットを無線デバイスに提供するステップS107を含む。無線デバイスに提供されるリソース構成パラメータのセットは、利用可能なリソースのいくつがアクティブリソースであるか、アクティブリソースである利用可能なリソースのセットからどのリソースか、無線デバイスグループをアクティブリソースにどのようにマッピングするかを定義するパターン、及び/又はパターンが経時的に変化するかどうかの1つ又は複数を示す。無線デバイスグループをどのようにマップするかを定義するパターンは、本明細書では、マッピングパターンとも呼ばれ得る。いくつかの実施形態では、リソース構成パラメータのサブセットは、例えば無線デバイスの初期構成時に暗黙的なパラメータとして無線デバイスに提供され得る。リソース構成パラメータのサブセットは、例えば、特定の無線デバイスグループに割り当てられたWUSリソースが各ページング機会の間で時間及び/又は周波数ホップを行うことを指定することができ、また、どのように、すなわちどのパターンで、時間/周波数ホップが実行されるかを指定することができる。時間及び/又は周波数ホッピングのパターンを認識することによって、無線デバイスは、WUSのためにどのWUSリソース監視すべきかを決定することができる。
【0066】
ネットワークノードは、マッピング構成が静的であるか動的であるか、すなわち、経時的に変化するかどうかを含む、マッピング構成を無線デバイスに示すことができる。
【0067】
ネットワークノードは、WUSセル固有構成を示すリソース構成パラメータのセットをブロードキャスト(例えば、システム情報を介して)することができる。リソース構成パラメータのセットは、マッピング構成が静的であるか動的であるかにかかわらず、マッピング構成、及び/又はアクティブなWUSリソースを含み得る。ネットワークノードはまた、各WUSリソースでどの無線デバイスグループがサポートされているかを無線デバイスに通知することができる。無線デバイスグループがWUSリソースで均一に分散されている場合、ネットワークノードは、WUSリソース密度、すなわち無線デバイスグループ/WUSリソースの数のみを提供することができる。
【0068】
パターンが経時的に変化するとき、すなわちマッピングが動的であるとき、リソース構成パラメータのセットは、マッピングパターンが経時的にどのように変化するかをさらに示すことができる。リソース構成パラメータのセットは、複数の利用可能なリソース構成を含むテーブル上の値又はインデックスであってもよい。
【0069】
方法100は、無線デバイスに割り当てられた無線デバイスグループ識別子を、無線デバイスへ提供するステップS106をさらに含み得る。ネットワークノードは、例えばMMEから無線デバイスグループ識別子を転送することによって、上位層シグナリングを介して、本明細書ではUE WUSグループIDとも呼ばれる無線デバイスグループ識別子を無線デバイスに提供することができる。
【0070】
方法100は、決定されたWUSリソース構成により、複数の無線デバイスグループWUSに送信するステップS109をさらに含むことができる。
【0071】
図3は、ネットワークノード(例えば、
図1Aのネットワークノード400又は600、
図2のネットワークノード、及び
図5のネットワークノード400のような、本明細書に開示されるネットワークノードなど)からWUSのために監視するリソースを決定するため無線デバイスによって実行される一例示的な方法のフロー図を示す。方法200は、ネットワークノードから、WUS構成を示すリソース構成パラメータのセットを取得するステップS201を含む。ネットワークノードから取得されたリソース構成パラメータのセットは、利用可能なリソースのセットからいくつのリソースがアクティブリソースであるか、アクティブリソースである利用可能なリソースのセットから、どのリソースか、各アクティブリソースの無線デバイスグループの数、無線デバイスグループをアクティブリソースにどのようにマッピングするかを定義するパターン、及び/又はパターンが経時的に変化するかどうかの1つ又は複数を示すことができる。パターンが経時的に変化するとき、リソース構成パラメータのセットは、パターンが経時的にどのように変化するかをさらに示すことができる。例えば、無線デバイスは、
図2のS107でネットワークノードから提供されたリソース構成パラメータのセットを取得することができる。
【0072】
方法200は、ネットワークノードから、無線デバイスに関連付けられた無線デバイスグループ識別子を取得するステップS203を含む。無線デバイスグループ識別子は、本明細書では、UE WUSグループIDと呼ばれる場合がある。例えば、無線デバイスは、
図2のS106においてネットワークノードから提供された無線デバイスグループ識別子を取得することができる。さらに、無線デバイスは、ネットワークノードから受信した1つ又は複数のパラメータと、それ自体の無線デバイス固有識別子(ID)とに基づいて、無線デバイスに関連付けられた無線デバイスグループ識別子を導出することによって、これを取得し得る。例えば、サポートされているグループ数がPである場合、次いで無線デバイスは、モジュロ(mod)演算によって無線デバイスグループを決定し得、これによって、識別されたグループは、無線デバイス固有ID mod Pとなり得る。
【0073】
方法200は、無線デバイスに割り当てられた、1つ又は複数のアクティブなリソースから、WUSリソースを決定するステップS205を含む。本明細書では、無線デバイスに割り当てられるWUSリソースとは、無線デバイスがマッピングされるWUSリソースを指す。WUSリソースの決定は、取得されたリソース構成パラメータのセット、無線デバイスグループ識別子、及びリソース構成基準のセットに基づいている。無線デバイスに割り当てられたWUSリソースは、UEが潜在的なWUS送信のために監視しなければならないWUSリソースである。リソース構成基準のセットは、無線デバイスグループのすべての無線デバイスに対して同等のWUS条件を提供するように設計され得る。WUS条件は、無線デバイスグループのためのエネルギー節約、信号品質、ページング確率及び/又はページングレイテンシに関連し得る。上記の情報(例えば、リソース構成基準のセットによって提供される所定の構成、サポートされる無線デバイスグループの数、無線デバイスグループのWUSリソースへのマッピングが静的であるか動的であるかの指示、及び/又は無線デバイスに関連付けられた無線デバイスグループID)に基づいて、無線デバイスは、潜在的なWUS送信のために監視される必要があるWUSリソースを導出することができる。
【0074】
いくつかの実施形態では、リソース構成基準のセットは、WUSリソース決定に使用される規則のセットを表す所定の構成であってもよい。リソース構成基準のセットは、リソース割り当て規則のセット及びグループマッピング規則のセットを含むことができる。グループマッピング規則のセットは、1)無線デバイスグループの数、2)WUSを送信するための割り当てられたリソースの特定のパターン、及び3)WUSを送信するためのアクティブリソースへの無線デバイスのマッピングが動的であるか静的であるかが所与の場合、無線デバイスグループとアクティブリソースとの間のマッピングを定義する。これらの3つのパラメータは、リソース構成パラメータに提供されてもよいし、固定されてもよい(規則の一部として定義され、及び/又は規格によって想定される)。例えば、同じパターンが常に使用される場合、そのときアクティブなリソースに対応するインデックスが、無線デバイスへシグナルされ、マッピングは、アクティブなリソースと、前述した3つのパラメータ1)~3)とに基づいて決定され得る。
【0075】
方法200は、WUS用に決定されたWUSリソースを監視するステップS207を含む。
【0076】
図4は、本開示による一例示的なネットワークノード400のブロック図を示す。本開示は、無線通信システムのネットワークノード400に関する。ネットワークノードの例には、無線アクセスネットワークノード、基地局、進化型NodeB(eNB)、グローバルNodeB(gNB)、コアネットワークノード及び/又はアクセスポイントが含まれる。
【0077】
ネットワークノード400は、メモリ回路401と、プロセッサ回路402と、無線インターフェース403とを備える。ネットワークノード400は、
図2に示す方法のいずれかなど、本明細書に開示する方法のいずれかを実行するように構成される。
【0078】
ネットワークノード400は、通信ネットワークによってサポートされるいくつかの無線デバイスグループを(例えば、無線インターフェース403を介して)取得するように構成される。
【0079】
ネットワークノード400は、通信ネットワークによってサポートされる無線デバイスグループの取得された数に基づいて、無線デバイスグループの数のWUSに、利用可能なリソースのセットから1つ又は複数のアクティブリソースを(例えば、割当回路402Aを介して)割り当てるように構成される。
【0080】
ネットワークノード400は、リソース構成基準のセットに基づいて、決定された1つ又は複数のアクティブリソースへの無線デバイスグループのマッピングを定義するWUSリソース構成を(例えば、プロセッサ回路402を介して、又は決定回路402Bを介して)決定するように構成される。
【0081】
ネットワークノード400は、決定されたWUS構成を示すリソース構成パラメータのセットを、無線デバイスに(例えば、無線インターフェース403を介して)提供するように構成される。
【0082】
ネットワークノード400は、決定されたWUSリソース構成により、複数の無線デバイスグループにWUSを(例えば、無線インターフェース403を介して)送信するように構成される。
【0083】
ネットワークノード400は、無線デバイスに割り当てられた無線デバイスグループ識別子を、無線デバイスに(例えば、無線インターフェース403を介して)提供するようにさらに構成され得る。
【0084】
ネットワークノード400は、リソース構成基準のセットを取得するようにさらに構成され得る。
【0085】
ネットワークノード400は、
図2のステップS100、S101、S103、S105、S107、S109のいずれかを任意選択的に実行するように構成される。
【0086】
無線インターフェース403は、MTC及び/又はNB-IoT通信を伴う3GPPシステムなど、3GPPシステムなどの無線通信システムを介した無線通信のために構成される。
【0087】
プロセッサ回路402は、任意選択的に、
図2に開示された動作のいずれかを実行するように構成されてもよい。ネットワークノード400の動作は、非一時的コンピュータ可読媒体(例えば、メモリ回路401)に格納され、プロセッサ回路402によって実行される実行可能論理ルーチン(例えば、コードの行、ソフトウェアプログラムなど)の形態で具現化することができる。
【0088】
さらに、ネットワークノード400の動作は、ネットワークノード400が実行するように構成された方法と考えることができる。また、記載された機能及び動作はソフトウェアで実装されてもよいが、そのような機能は、専用のハードウェア又はファームウェア、又はハードウェア、ファームウェア及び/又はソフトウェアの何らかの組合せを介して実行されてもよい。
【0089】
メモリ回路401は、バッファ、フラッシュメモリ、ハードドライブ、リムーバブルメディア、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、又は別の適切なデバイスのうちの1つ又は複数とすることができる。標準的な構成では、メモリ回路401は、長期データ記憶用の不揮発性メモリと、プロセッサ回路402用のシステムメモリとして機能する揮発性メモリとを含むことができる。メモリ回路401は、データバスを介してプロセッサ回路402とデータを交換することができる。メモリ回路401とプロセッサ回路402との間の制御線及びアドレスバスも存在してもよい(
図4には示されていない)。メモリ回路401は、非一時的なコンピュータ可読媒体と考えられる。
【0090】
メモリ回路401は、受信されたソフトウェアデータに基づいて、取得されたリソース構成パラメータのセット、無線デバイスグループ識別子、及び/又はリソース構成基準のセットをメモリの一部に格納するように構成され得る。
【0091】
図5は、本開示による一例示的な無線デバイス300のブロック図を示す。無線デバイス300は、メモリ回路301と、プロセッサ回路302と、無線インターフェース303とを備える。無線デバイス300は、
図3に開示された方法のうちのいずれかを実行するように構成され得る。
【0092】
無線デバイス300は、無線通信システムを使用して、本明細書に開示されたネットワークノード400などのネットワークノードと通信するように構成される。無線インターフェース303は、WUS送信をサポートする3GPPシステムなど、3GPPシステムなどの無線通信システムを介した無線通信のために構成される。無線デバイス300は、ネットワークノードから、WUS構成を示すリソース構成パラメータのセットを(例えば、無線インターフェース303を介して)取得するように構成される。無線デバイス300は、ネットワークノードから、無線デバイスに関連付けられた無線デバイスグループ識別子を(例えば、無線インターフェース303を介して)取得するように構成される。無線デバイス300は、取得されたリソース構成パラメータのセット、無線デバイスグループ識別子、及びリソース構成基準のセットに基づいて、無線デバイスに割り当てられた、1つ又は複数のアクティブリソースから、WUSリソースを(例えば、プロセッサ回路302及び/又は決定回路302Aを介して)決定するように構成される。無線デバイス300は、WUSのために決定されたWUSリソースを(例えば、プロセッサ回路302及び/又は監視回路302Bを介して)監視するように構成される。
【0093】
無線デバイス300は、リソース構成基準のセットを(例えば、無線インターフェース303を介して)取得するように構成され得る。
【0094】
無線デバイス300は、セルラーシステム(例えば、狭帯域IoT、例えば低コスト狭帯域IoT又はカテゴリM)などの無線通信システムを使用してネットワークノードと通信するように構成される。
【0095】
プロセッサ回路302は、任意選択的に、
図3に開示された動作のいずれかを実行するように構成される。無線デバイス300の動作は、非一時的コンピュータ可読媒体(例えば、メモリ回路303)に格納され、プロセッサ回路302)によって実行される実行可能論理ルーチン(例えば、コードの行、ソフトウェアプログラムなど)の形態で具現化することができる。
【0096】
さらに、無線デバイス300の動作は、無線回路が実行するように構成された方法と考えることができる。また、記載された機能及び動作はソフトウェアで実装されてもよいが、そのような機能は、専用のハードウェア又はファームウェア、又はハードウェア、ファームウェア及び/又はソフトウェアの何らかの組合せを介して実行されてもよい。
【0097】
メモリ回路301は、バッファ、フラッシュメモリ、ハードドライブ、リムーバブルメディア、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、又は他の適切なデバイスのうちの1つ又は複数とすることができる。標準的な構成では、メモリ回路301は、長期データ記憶用の不揮発性メモリと、プロセッサ回路303用のシステムメモリとして機能する揮発性メモリとを含むことができる。メモリ回路301は、データバスを介してプロセッサ回路303とデータを交換することができる。メモリ回路301とプロセッサ回路303との間の制御線及びアドレスバスも存在してもよい(
図5には示されていない)。メモリ回路301は、非一時的なコンピュータ可読媒体と考えられる。
【0098】
メモリ回路301は、受信されたソフトウェアデータに基づいて、取得されたリソース構成パラメータのセット、無線デバイスグループ識別子、及び/又はリソース構成基準のセットをメモリの一部に格納するように構成され得る。
【0099】
図6は、一例示的なページング動作中の一例示的な無線デバイス300、一例示的なネットワークノード400、及び一例示的なコアネットワークノード600の間の一例示的なメッセージ交換を示すシグナリング
図500である。
【0100】
図6において、ネットワークノード400及び無線デバイス300は、接続手順を実行している。ネットワークノード400及び無線デバイス300は、
図2のS100及び
図3のS200に開示されているように、リソース構成基準のセット501A及び501Bを取得し得る。リソース構成基準のセットは、WUSリソース決定に使用される規則のセットを表す所定の構成であってもよい。リソース構成基準のセットは、リソース割り当て規則のセット及びグループマッピング規則のセットを含むことができる。
【0101】
ネットワークノード400は、(
図2のS101に開示されているように)通信ネットワークによってサポートされるいくつかの無線デバイスグループを取得する502。ネットワークノード400は、例えばMMEなどのコアネットワークノード600から無線デバイスグループの数を取得することができる。無線デバイスグループの数は、MMEなどのコアネットワークノード600から明示的にシグナリングされることによってネットワークノード400によって取得されてもよく、又は例えばネットワークノード400によってアクセス可能なメモリ上に無線デバイスグループの数を格納することによって、ネットワークノード400において手動で構成されてもよい。
【0102】
ネットワークノード400は、(
図2のS103に開示されているように)通信ネットワークによってサポートされる無線デバイスグループの取得された数に基づいて、利用可能なリソースのセットから、無線デバイスグループの数のWUSに、1つ又は複数のアクティブリソースを割り当てる504。
【0103】
ネットワークノード400は、(
図2のS105に開示されているように)リソース構成基準のセットに基づいて、決定された1つ又は複数のアクティブリソースへの無線デバイスグループのマッピングを定義するWUSリソース構成を決定する506。
【0104】
次いで、ネットワークノード400は、(
図2のS107及び
図3のS201に開示されているように)決定されたWUSリソース構成を示すリソース構成パラメータのセットを無線デバイス300に提供する508。WUSリソース構成はセル固有であってもよく、マッピング構成が静的であるか動的であるかにかかわらず、マッピング構成と、WUS送信のための割り当てられたリソースなどのアクティブなリソースとを含んでもよい。リソース構成パラメータのセットはまた、各WUSリソースにマッピングされた無線デバイスグループに関する情報を含み得る。無線デバイスグループがアクティブリソースに均一に分散されている場合、次いでリソース構成パラメータのセットは、グループ数/WUSリソース)などのWUSリソース密度のみを含み得る。ネットワークノード400は、リソース構成パラメータのセットを無線デバイスに(例えば、システム情報を介して)ブロードキャストすることによって、リソース構成パラメータのセットを提供することができる。
【0105】
ネットワークノード400は、(
図2のS106及び
図3のS203に開示されているように)無線デバイス300に割り当てられた無線デバイスグループ識別子を、無線デバイス300に提供する510。無線デバイスグループ識別子は、MMEなどのコアネットワークノード600からの上位層シグナリングを介して、又はネットワークノード400から直接、無線デバイス300に提供されてもよい。
【0106】
取得されたリソース構成パラメータのセット、無線デバイスグループ識別子、及びリソース構成基準のセットに基づいて、無線デバイス300は、(
図3のS205に開示されているように)1つ又は複数のアクティブリソースから、無線デバイスに割り当てられたWUSリソースを決定する512。無線デバイスに割り当てられたWUSリソースは、無線デバイスが潜在的なWUS送信を監視しなければならないWUSリソースである。
【0107】
無線デバイスは、(
図3のS205に開示されているように)WUSのために決定されたWUSリソースを監視する514。
【0108】
ネットワークノード400は、WUSが送信される無線デバイス識別子及び無線デバイスグループ識別子を含むページングメッセージをコアネットワークノード600から受信することができる516。WUSが送信される無線デバイスグループ識別子は、本明細書では、WUSグループIDとも呼ばれ得る。
【0109】
次いで、ネットワークノード400は、(
図2のS109に開示されているように)決定されたWUSリソース構成により、WUSを複数の無線デバイスグループに送信する518。
【0110】
無線デバイスが、監視しているWUSリソースにおいてWUSを検出すると、無線デバイス300は、ウェイクアップし520、WUS信号の送信に関連するその後のページング機会において、ページング信号(例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)又は物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)など)をリッスンし、復号する準備ができ得る。
【0111】
その後、ネットワークノード400は、後続のページング機会において、無線デバイス識別子を含むページングメッセージを送信し得る522。
【0112】
ページングメッセージに含まれる無線デバイス識別子が、無線デバイス300の識別子に対応するとき、次いで無線デバイス300は、ページングメッセージを受信し得る524。
【0113】
図6に開示されたようなステップ501A~514は、構成段階に関連し、ステップ515~524は、ページング動作の動作段階に関連する。本明細書の実施形態によって提供される方法は、
図6に開示されたページング動作の構成段階、すなわちステップ501A~514に対応する。
【0114】
本開示による方法及び製品(ネットワークノード及び無線デバイス)の実施形態は、以下の項目に記載されている。
【0115】
項目1.通信ネットワークのネットワークノードによって実行され、通信ネットワークの複数の無線デバイスグループへのウェイクアップ信号、WUS、送信に使用されるリソースを構成するための方法であって、本方法は、
通信ネットワークによってサポートされる無線デバイスグループの数を取得するステップ(S101)、
通信ネットワークによってサポートされる無線デバイスグループの取得された数に基づいて、利用可能なリソースのセットから、1つ又は複数のアクティブリソースを、無線デバイスグループの数のWUSに割り当てるステップ(S103)、
リソース構成基準のセットに基づいて、決定された1つ又は複数のアクティブリソースへの無線デバイスグループのマッピングを定義するWUSリソース構成を決定するステップ(S105)、及び
決定されたWUS構成を示すリソース構成パラメータのセットを、無線デバイスに提供するステップ(S107)を含む。
【0116】
項目2.本方法が、
無線デバイスに割り当てられた無線デバイスグループ識別子を、無線デバイスに提供するステップ(S106)をさらに含む、項目1による方法。
【0117】
項目3.WUS構成が、
・アクティブなリソースである利用可能なリソースのセットから、どのリソースか、
・各アクティブリソースの無線デバイスグループの数、
・無線デバイスグループをアクティブリソースにどのようにマッピングするかを定義するパターン、
・パターンが経時的に変化しているかどうかの少なくとも1つを指定する、前の項目のいずれかによる方法。
【0118】
項目4.各利用可能なリソースが、送信条件の特定のセットに関連付けられ、構成基準のセットが、すべての無線デバイスグループのWUSに対して同等の送信条件を経時的に提供するように適合される、前の項目のいずれかによる方法。
【0119】
項目5.送信条件が、無線デバイスグループのためのエネルギー節約、信号品質、干渉、ページング確率及び/又はページングレイテンシの1つ又は複数に関連する、項目4による方法。
【0120】
項目6.無線デバイスに提供されるリソース構成パラメータのセットが、
・利用可能なリソースのいくつがアクティブリソースであるか、
・アクティブなリソースである利用可能なリソースのセットからどのリソースか、
・各アクティブリソースの無線デバイスグループの数、
・無線デバイスグループをアクティブリソースにどのようにマッピングするかを定義するパターン、
・パターンが経時的に変化しているかどうかの1つ又は複数を示す、前の項目のいずれかによる方法。
【0121】
項目7.パターンが経時的に変化するとき、リソース構成パラメータのセットが、パターンが経時的にどのように変化するかをさらに示す、項目6による方法。
【0122】
項目8.リソース構成パラメータのセットが、複数の利用可能なリソース構成を含むテーブル上の値又はインデックスである、前の項目のいずれかによる方法。
【0123】
項目9.本方法が、
決定されたWUSリソース構成により、複数の無線デバイスグループに、WUSを送信するステップ(S109)を含む、前の項目のいずれかによる方法。
【0124】
項目10.利用可能なリソースのセットが、4つの直交リソースを含み、2つの直交リソースが周波数領域において構成され、2つの直交リソースが時間領域において構成される、前の項目のいずれかによる方法。
【0125】
項目11.本方法が、
リソース構成基準のセットを取得するステップ(S100)を含む、前の項目のいずれかによる方法。
【0126】
項目12.無線デバイスによって実行され、ネットワークノードからのウェイクアップ信号、WUSのために監視するリソースを決定するための方法であって、本方法は、
ネットワークノードから、WUS構成を示すリソース構成パラメータのセットを取得するステップ(S201)と、
ネットワークノードから、無線デバイスに関連付けられた無線デバイスグループ識別子を取得するステップ(S203)と、
取得したリソース構成パラメータのセット、無線デバイスグループ識別子、及びリソース構成基準のセットに基づいて、無線デバイスに割り当てられた、1つ又は複数のアクティブリソースから、WUSリソースを決定するステップ(S205)と、
WUS用に決定されたWUSリソースを監視するステップ(S207)とを含む。
【0127】
項目13.ネットワークノードから取得されたリソース構成パラメータのセットが、
・利用可能なリソースのセットからいくつのリソースがアクティブリソースであるか、
・アクティブリソースである利用可能なリソースのセットから、どのリソースか、
・各アクティブリソースの無線デバイスグループの数、
・無線デバイスグループをアクティブリソースにどのようにマッピングするかを定義するパターン、
・パターンが経時的に変化するかどうかの1つ又は複数を示す、項目12による方法。
【0128】
項目14.パターンが経時的に変化するとき、リソース構成パラメータのセットが、パターンが経時的にどのように変化するかをさらに示す、項目13による方法。
【0129】
項目15.構成基準のセットが、無線デバイスグループのすべての無線デバイスに対して同等のWUS条件を提供するように設計される、項目12~14のいずれかによる方法。
【0130】
項目16.WUS条件が、無線デバイスグループのためのエネルギー節約、信号品質、ページング確率及び/又はページングレイテンシに関連する、項目15による方法。
【0131】
項目17.本方法が、
リソース構成基準のセットを取得するステップ(S200)を含む、項目12~16のいずれかによる方法。
【0132】
項目18.メモリ回路、プロセッサ回路、及び無線インターフェースを備える無線ネットワークノードであって、無線ネットワークノードは、項目1~11のいずれかによる方法のいずれかを実行するように構成される。
【0133】
項目19.メモリ回路、プロセッサ回路、及び無線インターフェースを備える無線デバイスであって、無線デバイスは、項目12~17のいずれかによる方法のいずれかを実行するように構成される。
【0134】
「第1」、「第2」、「第3」及び「第4」、「一次」、「二次」、「三次」などの用語の使用は、特定の順序を意味するものではなく、個々の要素を識別するために含まれる。さらに、「第1」、「第2」、「第3」及び「第4」、「一次」、「二次」、「三次」などの用語の使用は、順序又は重要性を示すものではなく、むしろ「第1」、「第2」、「第3」及び「第4」、「一次」、「二次」、「三次」などの用語は、1つの要素を別の要素から区別するために使用される。「第1」、「第2」、「第3」及び「第4」、「一次」、「二次」、「三次」などの単語は、本明細書及び他の場所ではラベル付けの目的でのみ使用され、特定の空間的又は時間的な順序を示すことを意図しないことに留意されたい。さらに、第1の要素のラベル付けは、第2の要素の存在を意味するものではなく、逆もまた同様である。
【0135】
図1A~
図6は、実線で示されているいくつかの回路又は動作、及び破線で示されているいくつかの回路又は動作を含むと理解され得る。実線に含まれる回路又は動作は、最も広い例示的な実施形態に含まれる回路又は動作である。破線に含まれる回路又は動作は、実線の例示的な実施形態の回路又は動作に含まれ得る、もしくはその一部であり得る、又は実線の例示的な実施形態の回路又は動作に加えて行われ得るさらなる回路又は動作である例示的な実施形態である。これらの動作は、提示された順序で実行される必要はないことを理解されたい。さらに、すべての動作が実行される必要はないことを理解されたい。例示的な動作は、任意の順序及び任意の組合せで実行することができる。
【0136】
「含み」という単語は、列挙されたもの以外の要素又はステップの存在を必ずしも排除しないことに留意されたい。
【0137】
要素に先行する「a」又は「an」という単語は、複数のそのような要素の存在を排除するものではないことに留意されたい。
【0138】
さらに、いかなる参照符号も特許請求の範囲を限定するものではなく、例示的な実施形態は、少なくとも部分的にハードウェアとソフトウェアの両方によって実施されてもよく、いくつかの「手段」、「ユニット」又は「デバイス」は、ハードウェアの同じ項目によって表されてもよいことに留意されたい。
【0139】
本明細書で説明される様々な例示的な方法、デバイス、ノード、及びシステムは、ネットワーク環境のコンピュータによって実行される、プログラムコードなどのコンピュータ実行可能命令を含む、コンピュータ可読媒体で具現化される、コンピュータプログラム製品によって一態様で実施され得る方法ステップ又はプロセスの一般的な文脈で説明される。コンピュータ可読媒体は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)などを含むがこれらに限定されないリムーバブル及び非リムーバブル記憶デバイスを含むことができる。一般に、プログラム回路は、指定されたタスクを実行するか、又は特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含むことができる。コンピュータ実行可能命令、関連するデータ構造、及びプログラム回路は、本明細書で開示される方法のステップを実行するためのプログラムコードの例を表す。そのような実行可能命令又は関連するデータ構造の特定のシーケンスは、そのようなステップ又はプロセスに記載された機能を実施するための対応する動作の例を表す。
【0140】
特徴を示し説明したが、それらは特許請求される開示を限定することを意図するものではないことが理解され、特許請求される開示の範囲から逸脱することなく様々な変更及び修正を行うことができることが当業者には明らかであろう。したがって、本明細書及び図面は、限定的な意味ではなく例示的な意味で見なされるべきである。特許請求される開示は、すべての代替形態、修正形態、及び均等物を網羅することを意図している。
【国際調査報告】