(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-05
(54)【発明の名称】コーディング教育システム
(51)【国際特許分類】
G09B 19/00 20060101AFI20221128BHJP
G09B 5/02 20060101ALI20221128BHJP
G06Q 50/20 20120101ALI20221128BHJP
【FI】
G09B19/00 Z
G09B5/02
G09B19/00 H
G06Q50/20
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022520548
(86)(22)【出願日】2020-09-29
(85)【翻訳文提出日】2022-04-01
(86)【国際出願番号】 KR2020013345
(87)【国際公開番号】W WO2021066525
(87)【国際公開日】2021-04-08
(31)【優先権主張番号】10-2019-0122647
(32)【優先日】2019-10-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519389258
【氏名又は名称】インダストリー-アカデミック コーオペレーション ファウンデーション オブ スンチョン ナショナル ユニバーシティ
【氏名又は名称原語表記】INDUSTRY-ACADEMIC COOPERATION FOUNDATION OF SUNCHON NATIONAL UNIVERSITY
【住所又は居所原語表記】255,Jungang-ro Suncheon-si Jeollanam-do 57922,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シム,ヒョン
【テーマコード(参考)】
2C028
5L049
【Fターム(参考)】
2C028AA12
2C028BB04
2C028BD01
5L049CC34
(57)【要約】
【課題】コーディング教育学習と実習などが容易で、学習に興味を持たせるためのコーディング教育システムを提供する。
【解決手段】本発明によるコーディング教育システムは、ブロックコーディング又はテキストコーディングを活用したパイソン統合開発環境(IDE)と仮想現実(VR)教育を含むコーディング教育コンテンツを提供するウェブサーバ、及びウェブサーバを通じて共有される多数のデータを格納するDBサーバを含むフロントサーバと、コーディング教育コンテンツの一部又は全体をフロントサーバをもって支援するバックサーバと、フロントサーバに接続し、コーディング教育コンテンツが提供されるクライアント端末と、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブロックコーディング又はテキストコーディングを活用したパイソン統合開発環境(integrated development environment:IDE)と仮想現実(バーチャルリアリティ:VR)教育を含むコーディング教育コンテンツを提供するウェブサーバ、及び前記ウェブサーバを通じて共有される多数のデータを格納するDBサーバを含むフロントサーバと、
前記コーディング教育コンテンツの一部又は全体を前記フロントサーバをもって支援するバックサーバと、
前記フロントサーバに接続して、前記コーディング教育コンテンツが提供されるクライアント端末と、を含むことを特徴とするコーディング教育システム。
【請求項2】
前記コーディング教育コンテンツは、
コーディング教育を動画で提供して視聴するようにし、視聴された動画を基に実習資料を提供し、提供された実習資料を基に実習点数を算出する学習部と、
基礎物理学に基づいて予め設定された複数のテンプレートを提供し、コーディング作品を制作できるようにするコーディング創作部と、
前記コーディング創作部で制作されたコーディング作品を共有する共有部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のコーディング教育システム。
【請求項3】
前記バックサーバは、
ストリーミングサーバと採点エンジンサーバを含み、前記ストリーミングサーバを通じて前記学習部のコーディング教育動画を支援し、前記採点エンジンサーバを通じて実習点数算出を支援することを特徴とする請求項2に記載のコーディング教育システム。
【請求項4】
前記フロントサーバは、
前記フロントサーバを管理する管理者端末の権限による教授者端末の連動によって前記クライアント端末のコーディング教育関連情報をクラス別に管理できるようにインターフェースを提供するLMS(Learning Management System)部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のコーディング教育システム。
【請求項5】
前記コーディング教育関連情報は、
前記クライアント端末のクラス管理、進度管理、出欠管理、及び評価管理のうちの1つ以上を含むことを特徴とする請求項4に記載のコーディング教育システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コーディング教育システムに関し、より詳細には、ブロックコーディングを活用したコーディング教育コンテンツをパイソン統合開発環境(integrated development environment:IDE)と仮想現実(バーチャルリアリティ:VR)基盤によってクライアント端末に提供し、上記クライアント端末を通じて教育を受けるコーディング教育学習と実習などがより手軽であり、ひいては学習に興趣を添えることができるコーディング教育システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、コーディング教育に対する関心が高まるにつれ、初心者又は児童、青少年などを対象にプログラミング言語を直接扱うのではなく、ブロック形態の命令セットを提供して、これを配置することでコーディング学習を可能にするサービスがアプリケーションやウェブサーバを通じて提供されている。
【0003】
先行技術として、韓国登録特許第10-1966597号公報「遊技型コーディング教育方法」は、コーディングを初めて学ぶ学生がコーディングを難しく感じたり興味を失いやすい可能性を考慮し、遊技を組み合わせることでコーディングを楽しく提供する技術を開示している。
【0004】
このように、初めて学ぶ学生、特に、児童、青少年などにおいては難しいコーディングを親しみやすく容易に感じることができる興味を主としたコーディング教育方案が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、ブロックコーディングを活用したコーディング教育コンテンツをパイソン統合開発環境(IDE)と仮想現実(VR)基盤によってクライアント端末に提供し、上記クライアント端末を通じて教育を受けるコーディング教育学習と実習などがより手軽であり、ひいては学習に興趣を添えることができるコーディング教育システムを提供することである。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、上述した課題に限定されず、言及されていない他の課題は、以下の記載から通常の技術者が明確に理解することができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明の一態様によるコーディング教育システムは、ブロックコーディング又はテキストコーディングを活用したパイソン統合開発環境(integrated development environment:IDE)と仮想現実(VR)教育を含むコーディング教育コンテンツを提供するウェブサーバ、及び前記ウェブサーバを通じて共有される多数のデータを格納するDBサーバを含むフロントサーバと、前記コーディング教育コンテンツの一部又は全体を前記フロントサーバをもって支援するバックサーバと、前記フロントサーバに接続し、前記コーディング教育コンテンツが提供されるクライアント端末と、を含むことを特徴とする。
【0008】
前記コーディング教育コンテンツは、コーディング教育を動画で提供して視聴するようにし、視聴された動画を基に実習資料を提供し、提供された実習資料を基に実習点数を算出する学習部と、基礎物理学に基づいて予め設定された複数のテンプレートを提供し、コーディング作品を制作できるようにするコーディング創作部と、前記コーディング創作部にて制作されたコーディング作品を共有する共有部と、が含まれてもよい。
【0009】
前記バックサーバは、ストリーミングサーバと採点エンジンサーバを含み、前記ストリーミングサーバを通じて前記学習部のコーディング教育動画を支援し、前記採点エンジンサーバを通じて実習点数算出を支援し得る。
【0010】
前記フロントサーバは、前記フロントサーバを管理する管理者端末の権限による教授者端末の連動によって前記クライアント端末のコーディング教育関連情報をクラス別に管理できるようにインターフェースを提供するLMS(Learning Management System)部をさらに含んでもよい。
【0011】
前記コーディング教育関連情報は、前記クライアント端末のクラス管理、進度管理、出欠管理、及び評価管理のうちの1つ以上が含まれてもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によるコーディング教育システムは、ブロックコーディングを活用したコーディング教育コンテンツをパイソン統合開発環境(IDE)と仮想現実(VR)基盤によってクライアント端末に提供し、上記クライアント端末を通じて教育を受けるコーディング教育学習と実習などがより手軽であり、ひいては学習に興趣を添えることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の一実施例によるコーディング教育システムの構成図である。
【
図2】
図1のコーディング教育システムを通じて提供されるコーディング教育コンテンツの構成図である。
【
図3a】本発明の一実施例によるコーディング教育システムのパイソン統合開発環境(IDE)の教育及び実習例を示す図である。
【
図3b】本発明の一実施例によるコーディング教育システムの仮想現実(VR)教育及び実習例を示す図である。
【
図4】本発明の一実施例によるコーディング教育コンテンツの学習部の例示図である。
【
図5a】パイソン統合開発環境(IDE)コーディングを基に制作したコーディング作品を共有した共有部の例示図である。
【
図5b】仮想現実(VR)を基に制作したコーディング作品を共有した共有部の例示図である。
【
図6】教授者が教授者端末を通じて使用するコーディング教育システムのインターフェースをブロック化した図である。
【
図7】
図6のインターフェースの中のダッシュボードの状態を示した図である。
【
図8】学習者がクライアント端末を通じて使用するコーディング教育システムのインターフェースをブロック化した図である。
【
図9】管理者が管理者端末を通じて使用するコーディング教育システムのインターフェースをブロック化した図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(発明を実施するための最良の形態)
本発明の実施例によるコーディング教育システムは、ブロックコーディング又はテキストコーディングを活用したパイソン統合開発環境(IDE)と仮想現実(VR)教育を含むコーディング教育コンテンツを提供するウェブサーバ、及び前記ウェブサーバを通じて共有される多数のデータを格納するDBサーバを含むフロントサーバと、前記コーディング教育コンテンツの一部又は全体を前記フロントサーバをもって支援するバックサーバと、前記フロントサーバに接続し、前記コーディング教育コンテンツが提供されるクライアント端末と、を含み得る。
【0015】
以下、図面を参照した本発明の説明は、特定の実施形態に対して限定されず、多様な変更を加えることができ、様々な実施例を有することができる。また、以下で説明する内容は、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変換、均等物ないし代替物を含むことを理解されたい。
【0016】
以下の説明で、第1、第2などの用語は、多様な構成要素を説明するのに使用される用語であって、それ自体に意味が限定されず、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみに使用される。
【0017】
本明細書の全体に亘って使用される同一の参照番号は、同一の構成要素を示す。
【0018】
本明細書で使用される単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味を持たない限り、複数の表現を含む。また、以下に記載する“含む”、“備える”又は“有する”などの用語は、明細書に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらの組み合わせが存在することを指定するものと解釈され、1つ又はそれ以上の他の特徴や、数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらの組み合わせの存在又は付加の可能性をあらかじめ排除しない。
【0019】
また、明細書に記載された“部”、“ポーション”、“モジュール”などの用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これはハードウェアやソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの結合によって具現され得る。
【0020】
以下、
図1~
図9を参照しながら、本発明の一実施形態によるコーディング教育システムを詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明の一実施例によるコーディング教育システムの構成図であり、
図2は、
図1のコーディング教育システムを通じて提供されるコーディング教育コンテンツの構成図であり、
図3aは、本発明の一実施例によるコーディング教育システムのパイソン統合開発環境(IDE)の教育及び実習例を示す図であり、
図3bは、本発明の一実施例によるコーディング教育システムの仮想現実(VR)教育及び実習例を示す図である。
【0022】
図4は、本発明の一実施例によるコーディング教育コンテンツの学習部の例示図であり、
図5aは、パイソン統合開発環境(IDE)コーディングを基に制作したコーディング作品を共有した共有部の例示図であり、
図5bは、仮想現実(VR)を基に制作したコーディング作品を共有した共有部の例示図である。
【0023】
図6は、教授者が教授者端末を通じて使用するコーディング教育システムのインターフェースをブロック化した図であり、
図7は、
図6のインターフェースの中のダッシュボードの状態を示す図であり、
図8は、学習者がクライアント端末を通じて使用するコーディング教育システムのインターフェースをブロック化した図であり、
図9は管理者が管理者端末を通じて使用するコーディング教育システムのインターフェースをブロック化した図である。
【0024】
まず、
図1~
図9を参照すると、本発明の一実施例によるコーディング教育システムは、フロントサーバ10、バックサーバ20、及びクライアント端末30を含んで構成され、教授者端末50をさらに含んで構成される。
【0025】
具体的には、フロントサーバ10とバックサーバ20は、コーディング教育コンテンツ110を提供するために備えられるサーバとして、本発明がノードJS(node js)構造を形成して2個のサーバに分けられるよう形成される。
【0026】
ノードJS構造は、フロントエンド(Front-end)とバックエンド(Back-end)で構成される技術であって、フロントエンドは、ウェブページデザインやボタン機能のように使用者の目に見えるものであり、バックエンドは、使用者の目に見えない裏の技術だが、ノードJS構造は、フロントエンドにてスクリプトでバックエンドを制御できるようにする構造である。
【0027】
すなわち、ノードJS構造で形成される本発明のコーディング教育システムは、フロントエンドをフロントサーバ10として具現し、バックエンドをバックサーバ20で具現し、フロントサーバ10からバックサーバ20まで制御できるように構成され、フロントサーバ10は、コーディング教育コンテンツ110を提供し、バックサーバ20は、コーディング教育コンテンツ110を一部又は全体を支援する形態でもよい。
【0028】
フロントサーバ10は、ウェブサーバ11とDBサーバ12を含んで構成される。
【0029】
ウェブサーバ11は、
図3a及び
図3bに示すように、ブロックコーディング又はテキストコーディングを活用したパイソン統合開発環境(IDE)と仮想現実(VR)教育を含むコーディング教育コンテンツ110を提供し、DBサーバ12は、ウェブサーバ11を通じて共有される多数のデータを格納する。ウェブサーバ11を通じて共有されるデータは、後述する実習点数、制作されたコーディング作品などが挙げられる。
【0030】
ここで、ブロックコーディングを活用することは、ブロック形態の命令セットを提供し、これを配置することでコーディング学習やコーディング制作がなされるようにすることであって、本発明のコーディング教育システムは、このようなブロックコーディング形態を利用することで、コーディングに対する理解が足りない初心者又は児童、青少年などが容易に理解して学び、使用することができる長所がある。
【0031】
この時、ブロックコーディングは、仮想現実(VR)教育で活用され、テキストコーディングは、パイソン統合開発環境(IDE)教育で活用されることが好ましいが、必ずしもこれに限定されず、混用してもよい。
【0032】
コーディング教育コンテンツ110は、
図2に示すように、学習部111、コーディング創作部112、及び共有部113を含んで構成される。
【0033】
具体的には、
図4に示すように、学習部111は、コーディング教育を動画で提供して視聴するようにしてもよい。また、学習部111は、視聴された動画を基に実習資料を提供してもよい。また、学習部111は、提供した実習資料を基に実習点数を算出してもよい。
【0034】
ここで、学習部111は、コーディング教育を動画で提供する際に、各機能別に提供してもよいが、その機能は、例えば、基本文法、グラフィック、演算子、関数、制御文、リスト、繰返し文、ディクショナリ、例外処理、ファイル入出力、クラス、モジュール、パッケージなどの機能別に提供してもよい。
【0035】
具体的には、基本文法は、PRINT文で文字、文字列、数字出力を学習することと、提示された数字の計算結果を見て使用された算術演算子に対して学習することが挙げられる。また、グラフィックは、GUIツールキットを用いたウィンドウ制作の学習や、ウィンドウに直線を用いて特定の作家の絵などの作品を制作する学習や、外部ファイルを用いたスケジュール表を修正して保存するなどの学習が挙げられる。
【0036】
また、演算子は、ブーリアン演算、論理演算、比較演算などの多様な演算子で値を比較して、演算子と変数の特徴を学習することが挙げられ、関数は、文字列を出力する関数を呼び出して、関数の動作過程を学習することが挙げられる。
【0037】
また、制御文は、IF-ELIF-ELSE構文を用いて特定値を入力した場合を出力する学習が挙げられ、リストは、リストに格納された値を見つけたり、文字列をリストとして理解してインデクシングとスライシングを用いて新たな文字列を構成する学習が挙げられる。
【0038】
また、繰返し文は、for-inとwhileなどの繰返し文を用いて要素を均等に分割する過程の学習が挙げられ、ディクショナリは、ディクショナリのkeyとvalue値をペアにするなどの学習が挙げられる。
【0039】
また、例外処理は、エラー発生時、try-exceptでエラーを知らせるなどの学習が挙げられ、クラス、モジュール、パッケージはクラス・モジュール・パッケージをプロジェクトにインポートして特定の機能を用いるクラスや関数を使用する学習が挙げられる。
【0040】
このように学習部111は、多様な機能別に学習動画で提供することで、コーディング教育を受ける学習者が容易に理解してアクセスすることができる。
【0041】
ここで、学習部111は、実習点数を通じて設定基準値を通過又は未達か否かを、後述するクライアント端末30に知らせてもよい。
【0042】
上記のような学習部111は、学習と同時に実習を行ってもよく、実習後は評価を受けることができるため、学習者が自身のコーディング実力を予想して達成感を得られ、足りない部分を見つけて学習するようにできる。
【0043】
さらに、学習部111は、上述したように、ウェブサーバ11がパイソン統合開発環境(IDE)と仮想現実(VR)教育を含むコーディング教育コンテンツ110を提供することによって、パイソン統合開発環境(IDE)と仮想現実(VR)教育について各々学習し、実習して評価を受けることができるように形成されてもよい。
【0044】
コーディング創作部112は、基礎物理学に基づいて予め設定された複数のテンプレートを提供し、状況設定又はゲームなどのコーディング作品として制作してもよい。
【0045】
ここで、基礎物理学とは、重力、弾性、加速度などを指し、コーディング創作部112は、これらを基に分別収集、自然災害時の行動要領などの状況を設定するか、あるいはパズル、捕獲、競走ゲームなどのゲーム作品又は計算機などを制作することができるものである。
【0046】
また、コーディング創作部112は、上記のように、状況設定又はゲームなどのコーディング作品を制作時に、パイソン統合開発環境(IDE)又は仮想現実(VR)のいずれかに基づき制作するように形成されてもよい。
【0047】
共有部113は、
図5a及び
図5bに示すように、コーディング創作部112にて制作された状況設定又はゲームなどのコーディング作品を共有することができる空間であり、コーディング作品の主題、コーディング作品の意味、コーディングコードなどを共有するように形成されてもよい。
【0048】
この時、共有部113は、書き込み又は対話が可能なチャットボットなどを共に提供し、共有部113を通じて共有する学習者同士が話し合いながら学ぶことが可能となるように形成されてもよい。
【0049】
また、共有部113は、共有回数や共有するコーディング作品の関心度などを測定して該当学習者にポイントなどを付与、あるいは各々別レベルなどの順位を付与して学習参加を鼓舞し、達成感を付与してもよい。
【0050】
また、共有部113は、関心度又は推薦数に応じて優れたコーディング作品として設定し、メイン画面などに該当コーディング作品を表示、あるいは後述する管理者端末40又は教授者端末50を通じて指定されたコーディング作品をメイン画面などに表示してもよい。
【0051】
バックサーバ20は、上述したフロントサーバ10のバックエンド技術であって、コーディング教育コンテンツ110の一部又は全体を、フロントサーバ10をもって支援してもよい。例えば、バックサーバ20を通じて支援されるコーディング教育コンテンツ110の一部は、学習部111のコーディング教育動画と、実習点数算出が挙げられる。
【0052】
このため、バックサーバ20には、コーディング教育動画を支援するストリーミングサーバ21と実習点数算出を支援する採点エンジンサーバ22が含まれてもよい。
【0053】
このようなフロントサーバ10とバックサーバ20の構造を通じて、データ分散が可能でありながらもフロントサーバ10を通じてバックサーバ20にて支援されるコーディング教育コンテンツ110の制御を容易に行うことができる。
【0054】
一方、バックサーバ20を通じて支援されるコーディング教育動画と、実習点数の算出は、例示的に過ぎず、必ずしもこの2つに限定されず、上述したように、コーディング教育コンテンツ110の全体を支援してもよく、上記2つ以外に他のコーディング教育コンテンツ110が支援されてもよい。
【0055】
クライアント端末30は、上述した学習者が所持してネットワークの通信手段や入/出力装置が共に設けられる個人用コンピュータ(PC)、タブレットPC、モバイルフォンなどの端末装置であって、フロントサーバ10に接続してフロントサーバ10から提供されるコーディング教育コンテンツが提供されてもよい。
【0056】
この時、クライアント端末30は、初期のフロントサーバ10接続時に各々異なる認証IDが付与されてクライアント端末30間に衝突が起こらないようにし、自分だけの学習空間が設けられて教育動画ストリーミングを続けて視聴するなどの機能を果たすことができる。
【0057】
このような本発明の一実施例によるコーディング教育システムは、パイソン統合開発環境(IDE)と仮想現実(VR)について教育を受けるコーディング教育学習と実習などがより手軽であり、ひいては学習に興趣を添えることができる長所がある。
【0058】
一方、本発明の一実施例によるコーディング教育システムは、上述したように、教授者端末50をさらに含んでもよい。
【0059】
教授者端末50は、クライアント端末30を接続する児童や青少年の学習を管理するための教授者が使用する端末であって、教授者端末50は、フロントサーバ10と連動してクライアント端末30のコーディング教育関連情報を管理してもよい。
【0060】
この時、フロントサーバ10は、LMS部13をさらに含んで教授者端末50がクライアント端末30をクラス別に管理できるようにインターフェースを提供してもよい。
【0061】
具体的には、LMS部13は、まず教授者端末50の加入要請がある時にフロントサーバ10を管理する管理者端末40に加入要請による加入要請情報を送り、加入要請に応じて管理者端末40は、接続コードを付与して教授者端末50に伝達し、教授者端末50がLMS部13に接続が可能となるように形成されてもよい。
【0062】
この時、教授者端末50は、LMS部13に接続してVRコーディング又はパイソン統合開発環境(IDE)コーディング科目に対してクラスを生成してもよく、クラス別にクラス管理、出欠管理、進度管理、評価管理のうちの1つ以上を管理できるようにしてもよく、上記4つの管理をすべて遂行できるようにすることが好ましい。
【0063】
ここで、クラス管理は、クラスを作ってもよく、作られたクラスに対して代表クラスを設定してもよく、クラスを活性化あるいは非活性化するなどの管理を遂行してもよい。
【0064】
また、クラス管理は、学生管理を含む形態であって、クラスの学習者を招待、あるいは追加してもよく、学習者の仮パスワードを発給してもよく、クラスアカウントをエクセルにエクスポートするなどの管理をするように形成されてもよい。
【0065】
出欠管理は、1つのクラスに対して出欠を管理できる空間として、日付別に照会して学習者の出欠を閲覧してもよく、出席現況をエクセルにエクスポートしてもよく、未出席者に対話又はメール形式でメッセージを伝達するなどで形成されてもよい。
【0066】
進度管理は、学習者の全体進度を確認できる空間として学習者別に実習資料に対する評価現況を確認することができ、提出実習資料を一つ一つ確認でき、提出実習資料にコメントを添付して学習者に個別発送、あるいはクラス別発送を遂行するなどの管理が行われてもよい。
【0067】
評価管理は、各機能別に学習された評価に対して確認するように形成されてもよく、評価回数、通過回数などを閲覧するようにしてもよい。
【0068】
上述した4つの管理のうちの1つ以上を教授者端末50はLMS部13を通じてクラス別に管理してもよく、これを通じて多くのクライアント端末30の接続にも容易に進度及び学習などの管理が行われることができる長所がある。
【0069】
このような教授者端末50を通じて接続されたインターフェースは、
図6に示したとおりである。
【0070】
さらに、
図7に示すように、LMS部13は、このような管理をひと目で確認可能なように、ダッシュボード形態でメイン画面に提供してもよい。
【0071】
一方、LMS部13は、フロントサーバ10を用いるクライアント端末30にも学習に対する管理モジュールを提供してもよいが、クラスを選択、あるいは検索してクラス参加を申請できるクラス管理モジュール、クラスに対する出欠を行うことができる出欠管理モジュールなどが提供されてもよい。
【0072】
このようなクライアント端末30に接続されたインターフェースは、
図8に示すとおりである。
【0073】
また、上述した管理者端末40は、学習者や教授者の加入や権限管理は勿論、作品などを推薦する推薦作品管理モジュールと、バナーの登録、修正、削除、使用期間設定、出力順序設定などを調整できるバナー管理モジュールと、ポップアップの登録、修正、削除、使用期間設定、出力順序設定などを調整できるポップアップ管理モジュールがフロントサーバ10を通じて提供されてもよく、LMS部13を通じてクラス照会や、全会員数などが提供されてもよい。
【0074】
このような管理者端末40に接続されたインターフェースは、
図9に示すとおりである。
【0075】
以上、図面を参照しながら本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想や必須的特徴を変更せずに他の具体的な形態で実施可能である。したがって、以上で記載した実施例はすべての面で例示的であり、限定的ではない。
【符号の説明】
【0076】
10 フロントサーバ
11 ウェブサーバ
12 DBサーバ
13 LMS部
20 バックサーバ
21 ストリーミングサーバ
22 採点エンジンサーバ
30 クライアント端末
40 管理者端末
50 教授者端末
110 コーディング教育コンテンツ
111 学習部
112 コーディング創作部
113 共有部
【手続補正書】
【提出日】2022-04-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】
【国際調査報告】