(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-07
(54)【発明の名称】データ処理方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04L 41/0226 20220101AFI20221130BHJP
H04L 41/0213 20220101ALI20221130BHJP
【FI】
H04L41/0226
H04L41/0213
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022521699
(86)(22)【出願日】2020-10-12
(85)【翻訳文提出日】2022-05-18
(86)【国際出願番号】 CN2020120318
(87)【国際公開番号】W WO2021068959
(87)【国際公開日】2021-04-15
(31)【優先権主張番号】201910969633.6
(32)【優先日】2019-10-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】リー,ミーンドーン
(72)【発明者】
【氏名】ワーン,ヤオグワーン
(72)【発明者】
【氏名】ワーン,エンボー
(72)【発明者】
【氏名】ツァオ,ローンユイ
(57)【要約】
本願はデータ処理方法及び装置を提供する。本願におけるデータ処理方法は、データ記述情報と報告データを受信するステップであって、データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップ;データ記述情報に基づいて報告データを変換するステップであって、変換により得られた報告データは、仮想ネットワーク機能イベント・ストリーミングVES仕様を充足している、ステップ;及びVESイベントを送信するステップであって、VESイベントは変換により得られた報告データを含む、ステップを含む。本件では、様々なソース(様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及び様々なネットワーク・エレメント・バージョン)からの報告データは、VES仕様を充足するデータに変換され、その結果、データ・コンシューマ・モジュールは、変換により得られた報告データを直接的に使用することができ、データ・コンシューマ・モジュールが報告データを分析又は利用する効率を改善する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ記述情報と報告データを受信するステップであって、前記データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップ;
前記データ記述情報に基づいて前記報告データを変換するステップであって、変換により得られた報告データは、仮想ネットワーク機能イベント・ストリーミングVES仕様を充足している、ステップ;及び
前記VESイベントを送信するステップであって、前記VESイベントは前記変換により得られた報告データを含む、ステップ;
を含むデータ処理方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、前記データ記述情報と報告データを受信するステップの前に:
コレクタにより送信された第1メッセージを受信するステップであって、前記第1メッセージは、前記コレクタの識別情報、前記コレクタによりサポートされるデータ・タイプ、前記コレクタによりサポートされるコーディング・モード、及び前記コレクタのアドレスを含む、ステップ;及び
前記第1メッセージに基づいて前記コレクタのコンテキストを作成するステップであって、前記コンテキストは、前記コレクタの前記識別情報、前記コレクタによりサポートされる前記データ・タイプ、前記コレクタによりサポートされる前記コーディング・モード、及び前記コレクタの前記アドレスを含む、ステップ;
を更に含む方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の方法において、前記データ記述情報に基づいて前記報告データを変換するステップは:
前記データ記述情報に基づいて、対応するデータ変換テンプレートを決定するステップであって、データ・マッピング・モジュールは、前記報告データを、前記VES仕様に従う前記VESイベントに変換するように構成されている、ステップ;及び
前記データ変換テンプレートに基づいて前記報告データを変換するステップ;
を含む、方法。
【請求項4】
請求項1-3のうちの何れか一項に記載の方法において、
ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信された第2メッセージを受信するステップであって、前記第2メッセージはデータ収集条件を指定するために使用される、ステップ;
前記第2メッセージと前記コンテキストに基づいて、前記データ収集条件を充足する前記コレクタが存在するかどうかを決定するステップ;及び
第3メッセージを前記SDNCへ送信するステップであって、前記第3メッセージは、前記データ収集条件を充足する前記コレクタに関する情報を指定するために使用される、ステップ;
を更に含む方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法において、前記データ収集条件を充足する前記コレクタが、ファイル・コレクタ又は仮想ネットワーク機能VNFイベント・ストリーム・コレクタである場合、前記第3メッセージは前記コレクタの前記識別情報を含む;又は
前記データ収集条件を充足する前記コレクタが、ストリーム・コレクタ又はSNMPトラップ・コレクタである場合、前記第3メッセージは、前記コレクタの前記識別情報又は前記コレクタの前記アドレスのうちの少なくとも1つを含む、方法。
【請求項6】
コレクタが、データ記述情報を受信するステップ;及び
前記コレクタが、前記データ記述情報と報告データを、データ・マッピング処理機能モジュールへ送信するステップであって、前記データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップ;
を含むデータ処理方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法において、前記データ記述情報と報告データを受信するステップの前に:
前記コレクタが、第1メッセージを前記データ・マッピング処理機能モジュールへ送信するステップであって、前記第1メッセージは、前記コレクタの識別情報、前記コレクタによりサポートされるデータ・タイプ、前記コレクタによりサポートされるコーディング・モード、及び前記コレクタのアドレスを含む、ステップ;
を更に含む、方法。
【請求項8】
請求項6又は7に記載の方法において、
前記コレクタはファイル・コレクタであり、前記報告データはファイル・データであり、前記コレクタが、データ記述情報を受信するステップは、前記ファイル・コレクタが、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信された第4メッセージを受信するステップであって、前記第4メッセージはファイル情報と前記データ記述情報を含み、前記ファイル情報は前記ファイル・データの場所を指定するために使用される、ステップ;及び前記ファイル・コレクタが、前記ファイル・データを、前記ファイル情報に基づいて、対応する場所からダウンロードするステップを含む;
前記コレクタはストリーム・コレクタであり、報告データはストリーム・データであり、前記コレクタが、データ記述情報を受信するステップは、前記ストリーム・コレクタが、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムに対する伝送制御プロトコルTCPコネクションを設定するステップ;及び前記ストリーム・コレクタが、前記ストリーム・データと前記データ記述情報を前記TCPコネクションを介して受信するステップを含む;
前記コレクタはSNMPトラップ・コレクタであり、前記報告データはキャラクタ・データであり、前記コレクタが、データ記述情報を受信するステップは、前記SNMPトラップ・コレクタが、SDNCにより送信された第5メッセージを受信するステップであって、前記第5メッセージは前記データ記述情報と管理情報ベースMIBデータを含む、ステップ;前記SNMPトラップ・コレクタが、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムにより送信された障害データを受信するステップ;及び前記SNMPトラップ・コレクタが、前記MIBデータに基づいて、前記障害データを前記キャラクタ・データに復号化するステップを含む;又は
前記コレクタは仮想ネットワーク機能イベント・ストリーミングVESコレクタであり、前記報告データはVESイベントであり、前記コレクタが、データ記述情報を受信するステップは、前記VESコレクタが、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムにより送信された前記VESイベント及び前記データ記述情報を受信するステップであって、前記データ記述情報は前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプを含む、ステップを含む、方法。
【請求項9】
ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信されたデータ収集リクエスト・メッセージを受信するステップであって、前記データ収集リクエスト・メッセージは、報告方法、収集する期間の細かさ、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップ;及び
前記データ収集リクエスト・メッセージに基づいて報告データを収集するステップ;
を含むデータ処理方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法において、
ストリーム・コレクタに対する伝送制御プロトコルTCPコネクションを設定するステップ;及び
前記報告データと前記データ記述情報を、前記TCPコネクションにより前記ストリーム・コレクタへ送信するステップであって、前記データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップを更に含む方法。
【請求項11】
請求項9に記載の方法において、
管理情報ベースMIBデータを前記SDNCへ送信するステップであって、前記MIBは前記報告データを復号化するために使用される、ステップ;又は
前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプと前記報告データを、仮想ネットワーク機能データ・ストリーミングVESコレクタへ送信するステップを更に含む方法。
【請求項12】
請求項9-11のうちの何れか一項に記載の方法において、
前記SDNCにより送信された第1能力ネゴシエーション・メッセージを受信するステップであって、前記第1能力ネゴシエーション・メッセージは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、前記ネットワーク管理システムの前記報告方法、前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記コーディング・モード、のうちの少なくとも1つをサポートするかどうかをフィードバックするように、前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムをトリガするために使用される、ステップ;及び
フィードバック結果を前記SDNCへ送信するステップであって、前記フィードバック結果は、前記ネットワーク管理システムの前記報告方法、前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記コーディング・モード、のうちの少なくとも1つがサポートされるかどうかを示すために使用される、ステップ;
を更に含む方法。
【請求項13】
ネットワーク管理システムにより送信されたサービス・リクエスト・メッセージを受信するステップであって、前記サービス・リクエスト・メッセージは、報告方法、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップ;
第1能力ネゴシエーション・メッセージをネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムへ送信するステップであって、前記第1能力ネゴシエーション・メッセージは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、前記報告方法、前記データ・タイプ、又は前記コーディング・モード、のうちの少なくとも1つをサポートするかどうかをフィードバックするように、前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムをトリガするために使用される、ステップ;及び
前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムのフィードバックに基づいて、データ収集リクエスト・メッセージを、前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムへ送信するステップ;
を含むデータ処理方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法において、前記サービス・リクエスト・メッセージはオブジェクト・リストを更に含み、前記方法は:
前記オブジェクト・リストを分析して識別情報を取得するステップ;
を更に含み、前記第1能力ネゴシエーション・メッセージをネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムへ送信するステップは、
前記第1能力ネゴシエーション・メッセージを、前記識別情報に対応する前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムへ送信するステップを含む、方法。
【請求項15】
データ処理装置であって、前記データ処理装置はデータ・マッピング処理機能モジュールとして使用され、前記データ処理装置は:
データ記述情報と報告データを受信するように構成されたトランシーバ・ユニットであって、前記データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、トランシーバ・ユニット;及び
前記データ記述情報に基づいて前記報告データを変換するように構成された処理ユニットであって、変換により得られた報告データは、仮想ネットワーク機能イベント・ストリーミングVES仕様を充足している、処理ユニット;及び
を含み、前記トランシーバ・ユニットは、前記VESイベントを送信するように更に構成されており、前記VESイベントは前記変換により得られた報告データを含む、装置。
【請求項16】
請求項15に記載の装置において、前記トランシーバ・ユニットは、コレクタにより送信された第1メッセージを受信するように更に構成されており、前記第1メッセージは、前記コレクタの識別情報、前記コレクタによりサポートされるデータ・タイプ、前記コレクタによりサポートされるコーディング・モード、及び前記コレクタのアドレスを含み;及び
前記処理ユニットは、前記第1メッセージに基づいて前記コレクタのコンテキストを作成するように更に構成されており、前記コンテキストは、前記コレクタの前記識別情報、前記コレクタによりサポートされる前記データ・タイプ、前記コレクタによりサポートされる前記コーディング・モード、及び前記コレクタの前記アドレスを含む、装置。
【請求項17】
請求項15又は16に記載の装置において、前記処理ユニットは、前記データ記述情報に基づいて、対応するデータ変換テンプレートを決定し、前記データ変換テンプレートに基づいて前記報告データを変換するように構成されており、データ・マッピング・モジュールは、前記報告データを、前記VES仕様に従う前記VESイベントに変換するように構成されている、装置。
【請求項18】
請求項15-17のうちの何れか一項に記載の装置において、前記トランシーバ・ユニットは、 ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信された第2メッセージを受信するように構成されており、前記第2メッセージはデータ収集条件を指定するために使用され;
前記処理ユニットは、前記第2メッセージと前記コンテキストに基づいて、前記データ収集条件を充足する前記コレクタが存在するかどうかを決定するように更に構成されており;及び
前記トランシーバ・ユニットは、第3メッセージを前記SDNCへ送信するように更に構成されており、前記第3メッセージは、前記データ収集条件を充足する前記コレクタに関する情報を指定するために使用される、装置。
【請求項19】
請求項18に記載の装置において、前記データ収集条件を充足する前記コレクタが、ファイル・コレクタ又は仮想ネットワーク機能VNFイベント・ストリーム・コレクタである場合、前記第3メッセージは前記コレクタの前記識別情報を含む;又は
前記データ収集条件を充足する前記コレクタが、ストリーム・コレクタ又はSNMPトラップ・コレクタである場合、前記第3メッセージは、前記コレクタの前記識別情報又は前記コレクタの前記アドレスのうちの少なくとも1つを含む、装置。
【請求項20】
データ記述情報を受信するように構成されたトランシーバ・ユニット;及び
前記データ記述情報と報告データを、データ・マッピング処理機能モジュールへ前記トランシーバ・ユニットを介して送信するように構成された処理ユニットステップであって、前記データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、処理ユニット;
を含むコレクタ。
【請求項21】
請求項20に記載のコレクタにおいて、前記トランシーバ・ユニットは、第1メッセージを前記データ・マッピング処理機能モジュールへ送信するように更に構成されており、前記第1メッセージは、前記コレクタの識別情報、前記コレクタによりサポートされるデータ・タイプ、前記コレクタによりサポートされるコーディング・モード、及び前記コレクタのアドレスを含む、コレクタ。
【請求項22】
請求項20又は21に記載のコレクタにおいて、
前記コレクタはファイル・コレクタであり、前記報告データはファイル・データであり、前記トランシーバ・ユニットは、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信された第4メッセージを受信するように構成されており、前記第4メッセージはファイル情報と前記データ記述情報を含み、前記ファイル情報は前記ファイル・データの場所を指定するために使用され;及び前記データ処理ユニットは、前記トランシーバ・ユニットを介して、前記ファイル・データを、前記ファイル情報に基づいて、対応する場所からダウンロードするように更に構成されている;
前記コレクタはストリーム・コレクタであり、報告データはストリーム・データであり、前記トランシーバ・ユニットは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムに対する伝送制御プロトコルTCPコネクションを設定するように構成されており;及び処理ユニットは、前記ストリーム・データと前記データ記述情報を前記TCPコネクションを介して受信するように更に構成されている;
前記コレクタはSNMPトラップ・コレクタであり、前記報告データはキャラクタ・データであり、前記トランシーバ・ユニットは、SDNCにより送信された第5メッセージを受信するように構成されており、前記第5メッセージは前記データ記述情報と管理情報ベースMIBデータを含み;前記トランシーバ・ユニットは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムにより送信された障害データを受信するように更に構成されており;及び前記処理ユニットは、前記MIBデータに基づいて、前記障害データを前記キャラクタ・データに復号化するように更に構成されている;又は
前記コレクタは仮想ネットワーク機能イベント・ストリーミングVESコレクタであり、前記報告データはVESイベントであり、前記トランシーバ・ユニットは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムにより送信された前記VESイベント及び前記データ記述情報を受信するように構成されており、前記データ記述情報は前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプを含む、コレクタ。
【請求項23】
データ処理装置であって、前記データ処理装置はネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムとして使用され、前記データ処理装置は:
ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信されたデータ収集リクエスト・メッセージを受信するように構成されたトランシーバ・ユニットであって、前記データ収集リクエスト・メッセージは、報告方法、収集する期間の細かさ、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、トランシーバ・ユニット;及び
前記データに基づいて報告データを収集するように構成された処理ユニット;
を含む装置。
【請求項24】
請求項23に記載の装置において、前記処理ユニットは、前記トランシーバ・ユニットによりストリーム・コレクタに対する伝送制御プロトコルTCPコネクションを設定し;及び前記報告データと前記データ記述情報を、前記TCPコネクションにより前記ストリーム・コレクタへ送信するように更に構成されており、前記データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、装置。
【請求項25】
請求項23に記載の装置において、前記トランシーバ・ユニットは、
管理情報ベースMIBデータを前記SDNCへ送信し、前記MIBは前記報告データを復号化するために使用されるか;又は
前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプと前記報告データを、仮想ネットワーク機能データ・ストリーミングVESコレクタへ送信する;
ように更に構成されている、装置。
【請求項26】
請求項23-25のうちの何れか一項に記載の装置において、
前記トランシーバ・ユニットは、前記SDNCにより送信された第1能力ネゴシエーション・メッセージを受信するように更に構成されており、前記第1能力ネゴシエーション・メッセージは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、前記ネットワーク管理システムの前記データ・タイプ及び前記コーディング・モードをサポートするかどうかをフィードバックするように、前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムをトリガするために使用され;及び
前記処理ユニットは、前記トランシーバ・ユニットを介してフィードバック結果を前記SDNCへ送信するように構成されており、前記フィードバック結果は、前記ネットワーク管理システムの前記データ・タイプ及び前記コーディング・モードがサポートされるかどうかを示すために使用される、装置。
【請求項27】
ネットワーク管理システムにより送信されたサービス・リクエスト・メッセージを受信するように構成されたトランシーバ・ユニットであって、前記サービス・リクエスト・メッセージは、報告方法、前記ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含み、前記トランシーバ・ユニットは、
第1能力ネゴシエーション・メッセージをネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムへ送信するように更に構成されており、前記第1能力ネゴシエーション・メッセージは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、前記報告方法、前記データ・タイプ、又は前記コーディング・モード、のうちの少なくとも1つをサポートするかどうかをフィードバックするように、前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムをトリガするために使用される、トランシーバ・ユニット;及び
前記トランシーバ・ユニットを介して、前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムのフィードバックに基づいて、データ収集リクエスト・メッセージを、前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムへ送信するように構成された処理ユニット;
を含むソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ。
【請求項28】
請求項27に記載のソフトウェア定義ネットワーク・コントローラにおいて、前記サービス・リクエスト・メッセージはオブジェクト・リストを更に含み、前記オブジェクト・リストは少なくとも1つのネットワーク・エレメントを示すために使用され、前記エレメント管理システムは前記少なくとも1つのネットワーク・エレメントのうちの1つ以上を管理するように構成されている、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ。
【請求項29】
請求項28に記載のソフトウェア定義ネットワーク・コントローラにおいて、前記処理ユニットは、前記オブジェクト・リストを分析して識別情報を取得するように更に構成されており;及び
前記処理ユニットは、前記トランシーバ・ユニットにより、前記第1能力ネゴシエーション・メッセージを、前記識別情報に対応する前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムへ送信するように更に構成されている、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ。
【請求項30】
コンピュータ・プログラムを含むコンピュータ・プログラム製品であって、前記コンピュータ・プログラムがコンピュータで実行されると、
前記コンピュータは請求項1-5のうちの何れか一項に記載の方法を実行するように動作することが可能である、
前記コンピュータは請求項6-8のうちの何れか一項に記載の方法を実行するように動作することが可能である、或いは
前記コンピュータは請求項13又は14に記載の方法を実行するように動作することが可能である、コンピュータ・プログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001] 本件は、2019年10月12日付で中国国家知識産権局に出願された“データ処理方法及び装置”と題する中国特許出願第201910969633.6号に対する優先権を主張しており、その全体が参照により本件に援用される。
【0002】
[0002] 技術分野
本件は、通信技術に関連し、特にデータ処理方法及び装置に関連する。
【背景技術】
【0003】
[0003] オープン・ネットワーク自動化プラットフォーム(Open Network Automation Platform, ONAP)は、物理/仮想ネットワーク機能のためのリアル・タイム&ポリシー駆動型の統合オーケストレーション自動化プラットフォームを提供し、そのため、ソフトウェア、ネットワーク、IT、クラウド・サービス・プロバイダ、及び開発者は、ONAPを介して新しいサービスを迅速かつ自動的に配備し、ライフサイクル管理をサポートすることができる。
【0004】
[0004] ONAPは、様々なベンダーの物理/仮想ネットワーク機能の運用及び保守管理をサポートする。ONAPは、ネットワーク管理システム(Network Management System, NMS)とエレメント管理システム(Element Management System, EMS)/ネットワーク・エレメント(Network Element, NE)との間に配備され、これはオプションの配備方式である。ONAPにおけるソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ(Software Defined Network Controller,SDNC)は、EMS/NEのノースバウンド管理インターフェース(createMeasurementJob及びgetAlarmList)を介して障害データ又はパフォーマンス・データを収集し、収集した障害データ又はパフォーマンス・データをONAPデータ・コンシューマー(Consumer)へ送信する。ONAPコンシューマは、NMS、ONAPビッグ・データ分析エンジン、又は別のデータ・コンシューマである可能性がある。
【0005】
[0005] ONAPコンシューマに送信される障害データ又はパフォーマンス・データは、様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及び様々なネットワーク・エレメントの報告データである。様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及び様々なネットワーク・エレメント・バージョンの報告データのデータ・プロトコル及びデータ・フォーマットは、大きく異なる。その結果、ONAPコンシューマによる障害又はパフォーマンス・データを分析したり利用したりする効率は低い。
【発明の概要】
【0006】
[0006] 本件は、報告データを分析又は使用する効率を改善するためのデータ処理方法及び装置を提供する。
【0007】
[0007] 第1態様によれば、本件はデータ処理方法を提供する。本方法は、データ記述情報と報告データを受信するステップであって、前記データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップ;前記データ記述情報に基づいて前記報告データを変換するステップであって、変換により得られた報告データは、仮想ネットワーク機能イベント・ストリーミングVES仕様を充足している、ステップ;及び前記VESイベントを送信するステップであって、前記VESイベントは前記変換により得られた報告データを含む、ステップを含む。
【0008】
[0008] この実装において、報告データは、受信したデータ記述情報に基づいて、VES仕様を充足するVESイベントに変換され、その結果、自動的なデータ変換が実現され、データ・コンシューマ(例えば、ONAPコンシューマ)モジュールは、変換によって得られた報告データを直接使用して、データ・コンシューマ・モジュールにより報告データを分析又は使用する効率を改善することができる。
【0009】
[0009] 可能な設計において、データ記述情報と報告データは、コレクタ又はソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCのうちの少なくとも1つからのものであり、コレクタは、ファイル・コレクタ、ストリーム・コレクタ、シンプル・ネットワーク管理プロトコル(Simple Network Management Protocol,SNMP)トラップ・コレクタ、又はVESコレクタのうちの少なくとも1つを含む。
【0010】
[0010] 可能な設計において、前記データ記述情報と報告データを受信するステップの前に、本方法は、コレクタにより送信された第1メッセージを受信するステップであって、前記第1メッセージは、前記コレクタの識別情報、前記コレクタによりサポートされるデータ・タイプ、前記コレクタによりサポートされるコーディング・モード、及び前記コレクタのアドレスを含む、ステップ;及び前記第1メッセージに基づいて前記コレクタのコンテキストを作成するステップであって、前記コンテキストは、前記コレクタの前記識別情報、前記コレクタによりサポートされる前記データ・タイプ、前記コレクタによりサポートされる前記コーディング・モード、及び前記コレクタの前記アドレスを含む、ステップを更に含んでもよい。
【0011】
[0011] この実装では、コレクタの実装後に、コレクタは第1メッセージを送信することが可能であり、データ・マッピング処理機能モジュールは、コレクタとSDNCとの間の後続のサービス能力ネゴシエーションを容易にするために、実装後にコレクタを一様に管理するために、第1メッセージに基づいてコレクタのコンテキストを生成することが可能である。
【0012】
[0012] 可能な設計において、本方法は、第6メッセージをコレクタへ送信するステップを更に含んでもよく、第6メッセージは、コレクタの識別情報と登録結果を含む。
【0013】
[0013] 可能な設計において、コレクタがファイル・コレクタ、ストリーム・コレクタ、又はSNMPトラップ・コレクタである場合に、前記データ記述情報に基づいて前記報告データを変換するステップは:前記データ記述情報に基づいて、対応するデータ変換テンプレートを決定するステップであって、データ・マッピング・モジュールは、前記報告データを、前記VES仕様に従う前記VESイベントに変換するように構成されている、ステップ;及び前記データ変換テンプレートに基づいて前記報告データを変換するステップを含む。
【0014】
[0014] 可能な設計において、本方法は、SDNCによって送信された第7メッセージを受信するステップを更に含んでもよく、第7メッセージは、データ変換テンプレートを作成、更新、又は削除するために使用される。
【0015】
[0015] 可能な設計において、第7メッセージは、データ・テンプレート情報と、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、データ・タイプ、又はコーディング・モードのうちの少なくとも1つとを含む。
【0016】
[0016] 可能な設計において、本方法は、SDNCにより送信された第2メッセージを受信するステップであって、前記第2メッセージはデータ収集条件を指定するために使用される、ステップ;前記第2メッセージと前記コンテキストに基づいて、前記データ収集条件を充足する前記コレクタが存在するかどうかを決定するステップ;及び第3メッセージを前記SDNCへ送信するステップであって、前記第3メッセージは、前記データ収集条件を充足する前記コレクタに関する情報を指定するために使用される、ステップを更に含んでもよい。
【0017】
[0017] 可能な設計において、第2メッセージは、報告方法、ネットワーク管理システムによってサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによってサポートされるコーディング・モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0018】
[0018] 可能な設計において、前記データ収集条件を充足する前記コレクタが、ファイル・コレクタ又はVNFイベント・ストリーム・コレクタである場合、前記第3メッセージは前記コレクタの前記識別情報を含む。
【0019】
[0019] 可能な設計において、前記データ収集条件を充足する前記コレクタが、ストリーム・コレクタ又はSNMPトラップ・コレクタである場合、前記第3メッセージは、前記コレクタの前記識別情報又は前記コレクタの前記アドレスのうちの少なくとも1つを含む。
【0020】
[0020] 可能な設計において、コレクタがVESコレクタである場合、データ記述情報は、データ・タイプを含み、データ記述情報に基づいて、報告データに対してデータ変換を行うことは、報告データに含まれる要素をデータ・タイプに基づいて追加又は削除することを含んでもよい。
【0021】
[0021] 可能な設計において、報告データは、ファイル・データ、ストリーム・データ、障害データ、VESイベント、又はキャラクタ・データのうちの少なくとも1つを含む。
【0022】
[0022] 第2態様によれば、本願の実施形態はデータ処理方法を提供する。本方法は、コレクタが、データ記述情報を受信するステップ;及び前記コレクタが、前記データ記述情報と報告データを、データ・マッピング処理機能モジュールへ送信するステップを含んでもよく、前記データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップを含む。
【0023】
[0023] 可能な設計において、前記データ記述情報と報告データを受信するステップの前に、本方法は、前記コレクタが、第1メッセージを前記データ・マッピング処理機能モジュールへ送信するステップを更に含んでもよく、前記第1メッセージは、前記コレクタの識別情報、前記コレクタによりサポートされるデータ・タイプ、前記コレクタによりサポートされるコーディング・モード、及び前記コレクタのアドレスを含む。
【0024】
[0024] 可能な設計において、前記コレクタはファイル・コレクタであり、前記報告データはファイル・データであり、前記コレクタが、データ記述情報を受信するステップは、前記ファイル・コレクタが、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信された第4メッセージを受信するステップ;及び前記ファイル・コレクタが、前記ファイル・データを、前記ファイル情報に基づいて、対応する場所からダウンロードするステップを含み、前記第4メッセージはファイル情報と前記データ記述情報を含み、前記ファイル情報は前記ファイル・データの場所を指定するために使用される。
【0025】
[0025] 可能な設計において、前記コレクタはストリーム・コレクタであり、報告データはストリーム・データであり、コレクタが、データ記述情報を受信するステップは、前記ストリーム・コレクタが、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムに対する伝送制御プロトコル(Transmission Control Protocol, TCP)コネクションを設定するステップ;及び前記ストリーム・コレクタが、前記ストリーム・データと前記データ記述情報を前記TCPコネクションを介して受信するステップを含む。
【0026】
[0026] 可能な設計において、前記コレクタはSNMPトラップ・コレクタであり、前記報告データはキャラクタ・データであり、コレクタが、データ記述情報を受信するステップは、前記SNMPトラップ・コレクタが、SDNCにより送信された第5メッセージを受信するステップであって、前記第5メッセージは前記データ記述情報と管理情報ベース(Management Information Base, MIB)データを含む、ステップ;前記SNMPトラップ・コレクタが、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムにより送信された障害データを受信するステップ;及び前記SNMPトラップ・コレクタが、前記MIBデータに基づいて、前記障害データを前記キャラクタ・データに復号化するステップを含む。
【0027】
[0027] 可能な設計において、前記コレクタはVESコレクタであり、前記報告データはVESイベントであり、コレクタが、データ記述情報を受信するステップは、前記VESコレクタが、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムにより送信された前記VESイベント及び前記データ記述情報を受信するステップを含み、前記データ記述情報は前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプを含む。
【0028】
[0028] 第3態様によれば、本願の実施形態はデータ処理方法を提供する。本方法は、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信されたデータ収集リクエスト・メッセージを受信するステップであって、前記データ収集リクエスト・メッセージは、報告方法、収集する期間の細かさ、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップ;及び前記データ収集リクエスト・メッセージに基づいて報告データ、例えば、ファイル・データ、障害データ、VESイベント、又はキャラクタ・データを収集するステップを含んでもよい。
【0029】
[0029] 可能な設計において、本方法は、ストリーム・コレクタに対するTCPコネクションを設定するステップ;及び前記ストリーム・データと前記データ記述情報を、前記TCPコネクションにより前記ストリーム・コレクタへ送信するステップを更に含んでもよく、前記データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む。
【0030】
[0030] 可能な設計において、本方法は、MIBデータをSDNCへ送信することを更に含んでもよく、MIBデータは障害データを復号化するために使用される。
【0031】
[0031] 可能な設計において、本方法は、ネットワーク管理システムによってサポートされるデータ・タイプとVESイベントをVESコレクタへ送信するステップを更に含んでもよい。
【0032】
[0032] 第4態様によれば、本願の実施形態はデータ処理方法を提供する。本方法は、ネットワーク管理システム送信されたサービス・リクエスト・メッセージを受信するステップであって、前記サービス・リクエスト・メッセージは、前記報告方法、前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記コーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップ;第1能力ネゴシエーション・メッセージをネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムへ送信するステップであって、第1能力ネゴシエーション・メッセージは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、報告方法、データ・タイプ、又はコーディング・モードのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかをフィードバックするように、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムをトリガするために使用される、ステップ;及びネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムのフィードバックに基づいて、データ収集要求メッセージを、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムへ送信するステップを含んでもよい。
【0033】
[0033] 可能な設計において、サービス・リクエスト・メッセージは、オブジェクト・リストを更に含み、オブジェクト・リストは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントを示すために使用され、エレメント管理システムは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントのうちの1つ以上を管理するように構成されている。
【0034】
[0034] 可能な設計において、サービス・リクエスト・メッセージは、オブジェクト・リストを更に含み、オブジェクト・リストは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントを示すために使用され、ネットワーク・エレメント管理システムは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントのうちの1つ以上を管理するために使用され、本方法は、前記オブジェクト・リストを分析して識別情報を取得するステップを更に含み、前記第1能力ネゴシエーション・メッセージをネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムへ送信するステップは、前記第1能力ネゴシエーション・メッセージを、前記識別情報に対応する前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムへ送信するステップを含む。
【0035】
[0035] 第5態様によれば、本願の実施形態はデータ処理方法を提供する。本方法は、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信された第1能力ネゴシエーション・メッセージを受信するステップであって、前記第1能力ネゴシエーション・メッセージは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、前記ネットワーク管理システムの前記報告方法、前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記コーディング・モード、のうちの少なくとも1つをサポートするかどうかをフィードバックするように、前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムをトリガするために使用される、ステップ;及びフィードバック結果を前記SDNCへ送信するステップであって、前記フィードバック結果は、前記ネットワーク管理システムの前記報告方法、前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記コーディング・モード、のうちの少なくとも1つがサポートされるかどうかを示すために使用される、ステップを含んでもよい。
【0036】
[0036] 可能な設計において、第1能力ネゴシエーション・メッセージは、報告方法、データ・タイプ、コーディング・モード、及びオブジェクト・リストを含み、オブジェクト・リストは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントを示すために使用され、エレメント管理システムは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントのうちの1つ以上を管理するように構成され、本方法は、オブジェクト・リストを分析して識別情報を取得するステップ;及び識別情報に基づいて、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、ネットワーク管理システムの報告方法、データ・タイプ及びコーディング・モードをサポートするかどうかを取得するステップを更に含んでもよい。
【0037】
[0037] 第6態様によれば、本願の実施形態はデータ処理装置を提供し、装置は第1態様による方法を実施する機能を有する。その機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、又は対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュール、例えばトランシーバ・ユニット又はモジュール、又は処理ユニット又はモジュールを含む。
【0038】
[0038] 第7態様によれば、本願の実施形態はコレクタを提供し、コレクタは第2態様による方法を実施する機能を有する。その機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、又は対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュール、例えばトランシーバ・ユニット又はモジュール、又は処理ユニット又はモジュールを含む。
【0039】
[0039] 第8態様によれば、本願の実施形態はデータ処理装置を提供し、データ処理装置は第3態様による方法を実施する機能を有する。その機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、又は対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュール、例えばトランシーバ・ユニット又はモジュール、又は処理ユニット又はモジュールを含む。
【0040】
[0040] 第9態様によれば、本願の実施形態はソフトウェア定義ネットワーク・コントローラを提供し、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラは第4態様による方法を実施する機能を有する。その機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、又は対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュール、例えばトランシーバ・ユニット又はモジュール、又は処理ユニット又はモジュールを含む。
【0041】
[0041] 第10態様によれば、本願の実施形態はデータ処理装置を提供し、データ処理装置は第5態様による方法を実施する機能を有する。その機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、又は対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュール、例えばトランシーバ・ユニット又はモジュール、又は処理ユニット又はモジュールを含む。
【0042】
[0042] 第11態様によれば、本願はデータ処理装置を提供する。装置は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプログラムを格納するように構成されたメモリとを含む。1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサによって実行される場合、1つ以上のプロセッサは、第1態様又は第1態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実装することが可能であり、又は1つ以上のプロセッサは、第2態様又は第2態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実装することが可能であり、又は1つ以上のプロセッサは、第3態様又は第3態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実装することが可能であり、又は1つ以上のプロセッサは、第4態様又は第4態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実装することが可能であり、又は1つ以上のプロセッサは、第5態様又は第5態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実装することが可能である。
【0043】
[0043] 第12態様によれば、本願はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ・プログラムを含む。コンピュータ・プログラムが、コンピュータでよって実行される場合、コンピュータは、第1態様又は第1態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行することが可能であり、又はコンピュータは、第2態様又は第2態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行することが可能であり、又はコンピュータは、第3態様又は第3態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行することが可能であり、又はコンピュータは、第4態様又は第4態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行することが可能であり、又はコンピュータは、第5態様又は第5態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行することが可能である。
【0044】
[0044] 第13態様によれば、本願はコンピュータ・プログラム製品を提供する。コンピュータ・プログラム製品は命令を含む。命令がコンピュータでよって実行される場合、命令は、第1態様又は第1態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するために使用され、又は命令は、第2態様又は第2態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するために使用され、又は命令は、第3態様又は第3態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するために使用され、又は命令は、第4態様又は第4態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するために使用され、又は命令は、第5態様又は第5態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するために使用される。
【0045】
[0045] 第14態様によれば、本願はチップを提供する。チップはプロセッサとメモリを含む。メモリはコンピュータ・プログラムを記憶するように構成されている。プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを呼び出して実行し、第1態様又は第1態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するように、又は第2態様又は第2態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するように、又は第3態様又は第3態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するように、又は第4態様又は第4態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するように、又は第5態様又は第5態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するように構成されている。
【0046】
[0046] 第15態様によれば、本願の実施形態はデータ処理システムを提供する。システムは、データ・マッピング処理機能モジュールと、少なくとも1つのコレクタと、SDNCと、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムを含んでもよい。データ・マッピング処理機能モジュールは、第1態様又は第1態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行してもよく、何れかのコレクタは第2態様又は第2態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行してもよく、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムは第3態様又は第3態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行してもよく、SDNCは第4態様又は第4態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行してもよい。
【0047】
[0047] 本願におけるデータ処理方法及び装置によれば、コレクタは、データ記述情報と報告データをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信し、データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モードのうちの少なくとも1つを含んでもよい。データ・マッピング処理機能モジュールは、データ記述情報に基づいて報告データを変換し、変換により得られた報告データはVES仕様を充足している。データ・マッピング処理機能モジュールは、VESイベントを、データ・コンシューマ・モジュールへ送信し、VESイベントは、変換によって得られた報告されたデータを含む。様々なソース(例えば、様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及び様々なネットワーク・エレメント・バージョン)からの報告されたデータは、VES仕様を充足するデータに変換されることが可能であり、その結果、データ・コンシューマ(例えば、ONAPコンシューマ)モジュールは、変換によって得られた報告データを直接使用して、データ・コンシューマ・モジュールにより報告データを分析又は使用する効率を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【
図1】[0048]
図1は、本願の実施形態によるシステム・アーキテクチャの概略図である。
【
図2】[0049]
図2は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図3】[0050]
図3は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図4】[0051]
図4は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図5A】[0052]
図5Aは、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図5B】[0052]
図5Bは、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図5C】[0052]
図5Cは、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図6】[0053]
図6は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図7】[0054]
図7は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図8】[0055]
図8は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図9A】[0056]
図9Aは、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図9B】[0056]
図9Bは、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図10】[0057]
図10は、本願の実施形態によるデータ処理装置900の概略ブロック図である。
【
図11】[0058]
図11は、本願の実施形態によるデータ処理装置1000の構造の概略図である。
【
図12】[0059]
図12は、本願の実施形態によるコレクタ1100の構造の概略図である。
【
図13】[0060]
図13は、本願の実施形態によるコレクタ1200の構造の概略図である。
【
図14】[0061]
図14は、本願の実施形態によるデータ処理装置1300の構造の概略図である。
【
図15】[0062]
図15は、本願の実施形態によるデータ処理装置1400の構造の概略図である。
【
図16】[0063]
図16は、本願の実施形態によるソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1500の構造の概略図である。
【
図17】[0064]
図17は、本願の実施形態によるソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1600の構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0049】
[0065] 本願における用語「第1」、「第2」等は識別及び説明のためにのみ使用され、相対的な重要度を示したり意味したりするもの、又は順番を示したり意味したりするものとしては理解され得ない。更に、用語「含む」、「有する」、及びその任意の他の異形は、例えば一連のステップやユニットを含む、非排他的な包含をカバーするように意図されている。方法、システム、製品、又はデバイスは、必ずしも明示的に列挙されたステップやユニットには限定されず、明示的に列挙されていない他のステップやユニット、又はそのようなプロセス、方法、製品、又はデバイスに固有のものを含む可能性がある。
【0050】
[0066] 本願において、「少なくとも1つのピース(アイテム)」は1つ以上を意味し、「複数の」は2つ以上を意味することが理解されるべきである。用語「及び/又は」は、関連する対象の間のアソシエーション関係を記述するために使用され、3つの関係が存在し得ることを示す。例えば、「A及び/又はB」は、以下の3つのケース:Aのみが存在すること、Bのみが存在すること、そしてA及びBの両方が存在することを示す可能性があり、ここでA及びBは単数又は複数である可能性がある。文字「/」は、通常、関連する対象の間の「又は」の関係を示す。「以下のアイテム(ピース)のうちの少なくとも1つ」又はこれに類する同様な表現は、単数アイテム(ピース)又は複数アイテム(ピース)の任意の組み合わせを含む、アイテムの任意の組み合わせを意味する。例えば、a,b,又はcのうちの少なくとも1つ(ピース)は、a,b,c,a及びb,a及びc,b及びc,又は,a,b,及びcを示す可能性があり、a,b,cは単数又は複数である可能性がある。
【0051】
[0067]
図1は、本願の実施形態によるシステム・アーキテクチャの概略図である。
図1に示すように、システム・アーキテクチャは、NMS、ONAP、EMS/NE、及びコンシューマ(Consumer)を含む可能性がある。コンシューマ(Consumer)は、NMS、分析アプリケーション(Analytic Applications)、又は電子演算プラットフォーム(Electronic Computing Platform, TCA)であってもよい。ONAPは、SDNC及びデータ収集、分析、及びイベント(Data Collection, Analytics, and Events, DCAE)モジュールを含む。DCAEモジュールは、データ・マッピング処理機能モジュール(Data Mapper)、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)、及び様々なタイプのコレクタ、例えばVESコレクタ(VES Collector)、ファイル・コレクタ(File Collector)、ストリーム・コレクタ(Stream Collector)、又はSNMPトラップ・コレクタ(SNMP Trap Collector)を含む可能性がある。データ・マッピング処理機能モジュールと様々なタイプのコレクタとの間に、通信インターフェースがある。データ・マッピング処理機能モジュールとSDNCとの間に、通信インターフェースがある。SDNCは、測定ジョブを作成するために使用されるインターフェース(createMeasurementJob)や、障害リストを取得するために使用されるインターフェース(getAlarmList)のような、EMS/NEのノースバウンド管理インターフェースを通じて、パフォーマンス・データ又は障害データを収集する。
【0052】
[0068] 本願の実施形態における前述のシステム・アーキテクチャは、ネットワーク機能仮想化(Network Function Virtualization, NFV)技術、例えば、データ・センター・ネットワーク、オペレータ・ネットワーク、又はローカル・エリア・ネットワークを使用して、特定の機能を有するネットワーク・サービスを実装することによって実現される様々なネットワークに適用されてもよい。特定の機能を有するネットワーク・サービスを実現するプロセスにおいて、ネットワーク・サービスは、複数のNEを介して具体的に実現されてもよい。NEは、コア・ネットワーク・エレメント、例えばMMEとして使用されてもよいし、アクセス・ネットワーク・エレメント、例えば5GにおけるgNB(gNB)として使用されてもよい。各NEは、1つ以上の仮想ネットワーク機能(Virtual Network Functions, VNFs)を使用することにより、サブ・ハードウェア・リソース・レイヤにおいて演算ハードウェア、ストレージ・ハードウェア、及び/又はネットワーク・ハードウェアを柔軟に配備することができる。EMSは、複数のNEを管理する可能性があり、各EMSは、ベンダー(Vendor)に対応する可能性がある。
図1に示すように、ONAPに対応する様々なベンダーのEMS/NE、例えばHTTPサービス(HTTP Server)は、ベンダーXに対応し、VESクライアント(VES Client)はベンダーAに対応し、ファイル転送サービス(FTP Server)とSNMPトラップ・エージェントはベンダーBに対応し、GRPCはベンダーCに対応する。様々なベンダーの報告データのデータ・プロトコルとデータ・フォーマット、ネットワーク・エレメントの様々なタイプ、及び様々なネットワーク・エレメント・バージョンは大幅に異なる。本願の実施態様では、以下のデータ処理方法を使用することにより、ONAPコンシューマによる障害又はパフォーマンス・データを分析又は使用する効率を改善することができる。具体的な実装については、以下の実施形態の説明及び記述を参照されたい。
【0053】
[0069]
図1に示すシステムにおけるデータ・マッピング処理機能モジュール、コレクタ、SDNC等は名称であるに過ぎず、名称は機能モジュールに関する限定を構成するものではないことに留意すべきである。5Gネットワーク及び他の将来のネットワークでは、データ・マッピング処理機能モジュール、コレクタ、及びSDNCに対応するエンティティは、別の名称を有する可能性がある。これは、本願の実施態様において特に限定されない。
【0054】
[0070]
図2は、本願の実施形態に係るデータ処理方法のフローチャートである。
図2に示すように、本実施形態では、データ・マッピング処理機能モジュール、コレクタ、及びデータ・コンシューマ・モジュールが提供されている。データ・コンシューマ・モジュールは、例えば、NMS、分析アプリケーション、TCA、又はONAPビッグ・データ分析エンジンであってもよい。本実施形態における方法は以下のステップを含む可能性がある。
【0055】
[0071] ステップ101:コレクタが、データ記述情報と報告データをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0056】
[0072] 相応して、データ・マッピング処理機能モジュールは、コレクタによって送信されたデータ記述情報と報告データを受信する。データ記述情報は、ベンダー名(Vendor name)、ネットワーク・エレメント・バージョン情報(NE version)、ネットワーク管理システムによってサポートされるデータ・タイプ(Domain type)、又はネットワーク管理システムによってサポートされるコーディング・モード(Supported datatype)のうちの少なくとも1つを含む可能性がある。
【0057】
[0073] ベンダー名(Vendor name)は、ベンダー、例えば前述のベンダーAを一意に識別するために使用される。ベンダー名は代替的に識別子(Identity document, ID)であってもよいことを理解することができる。例えば、ベンダーAのIDは0000001である。ネットワーク・エレメントのバージョン情報(NE version)は、報告データに対応するNEのソフトウェア・バージョンを示すために使用され、報告データに対応するNEは、報告データを生成するNEであってもよい。ネットワーク管理システムでサポートされるデータ・タイプ(Domain type)はNMSでサポートされるデータ・タイプを示し、NMSでサポートされるデータ・タイプは、作成ジョブを開始するためにNMSにより運ばれるデータ・タイプ、例えば、障害(fault)、測定(measurement)、3GPP障害(fault3gpp)、及び3GPPパフォーマンス・データ(perf3gpp)であってもよい。ネットワーク管理システムでサポートされるコーディング・モード(Supported datatype)は、NMSでサポートされるファイル・フォーマット/コーディング・モード、例えば、拡張可能マークアップ言語(Extensible Markup Language, XML)、JavaScriptオブジェクト表記(JavaScript Object Notation, JSON)、更に別のマークアップ言語(Yet Another Markup Language, YAML)、Googleプロトコル・バッファ(Google Protocol Buffers, GPB)、又は抽象シンタックス表記1(Abstract Syntax Notation One, ASN.1)を示す。
【0058】
[0074] 例えば、コレクタは、データ記述情報と報告データを、コレクタとデータ・マッピング処理機能モジュールとの間のデータ伝送インターフェースを介して、データ・マッピング処理機能モジュールへ送信し、データ記述情報と報告データは、NE/EMSからのもの、例えば前述のFTPサーバーからのものである。NE/EMSは、NMSによってトリガされたデータ収集サービスに基づいて報告データを生成することが可能であり、サービス・リクエスト・メッセージはデータ記述情報を運び、報告データをコレクタへ報告することができる。コレクタは、データ記述情報と報告されたデータを、データ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0059】
[0075] ステップ102:データ・マッピング処理機能モジュールは、データ記述情報に基づいて報告データを変換し、変換によって得られた報告データは、仮想ネットワーク機能イベント・ストリーミング(VNF Event Streaming, VES)仕様を充足する。
【0060】
[0076] 例えば、報告データは、様々なベンダーのEMS/NE、様々なタイプのネットワーク・エレメント、様々なネットワーク・エレメント・バージョン、又は様々なデータ管理フィールド(例えば、パフォーマンス、障害、又はログ)からのものであり、報告データのデータ・プロトコル又はデータ・フォーマットは大きく異なる。本願のこの実施形態では、データ・マッピング処理機能モジュールは、変換によって得られた報告データが、VES仕様、例えばマルチ・ベンダー(Multi-Vendor)VES仕様を充足するように、報告データを変換することができる。この仕様は、3GPPデータ報告フォーマットの標準仕様である。
【0061】
[0077] ステップ103:データ・マッピング処理機能モジュールは、VESイベントをデータ・コンシューマ・モジュールへ送信し、VESイベントは、変換によって得られた報告データを含む。
【0062】
[0078] データ・マッピング処理機能モジュールの変換処理により、データ・コンシューマ・モジュールへ送信される報告データのデータ・プロトコル又はデータ・フォーマットは、統一仕様を充足することができる。変換により得られた報告データを受信した後、データ・コンシューマ・モジュールは、前処理を実行することを必要とせず、変換により得られた報告データを直接使用することができ、例えばデータ分析及び要約を実行することができる。
【0063】
[0079] この実施形態では、コレクタは、データ記述情報と報告データをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信し、データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによってサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによってサポートされるコーディング・モードのうちの少なくとも1つを含んでもよい。データ・マッピング処理機能モジュールは、データ記述情報に基づいて報告データを変換し、変換により得られた報告データはVES仕様を充足する。データ・マッピング処理機能モジュールは、VESイベントをデータ・コンシューマ・モジュールへ送信し、VESイベントは、変換によって得られた報告データを含む。様々なソース(例えば、様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及様々なネットワーク・エレメント・バージョン)からの報告データは、VES仕様を充足するデータに変換されることが可能であり、その結果、データ・コンシューマ(例えば、ONAPコンシューマ)モジュールは、変換によって得られた報告データを直接使用して、データ・コンシューマ・モジュールにより報告データを分析又は使用する効率を改善することができる。
【0064】
[0080] 本願のこの実施形態におけるステップ102の実装は以下のとおりである:データ・マッピング処理機能モジュールは、データ記述情報に基づいて、対応するデータ変換テンプレートを決定し、データ・マッピング処理機能モジュールは、データ変換テンプレートに基づいて報告データを変換し、変換によって得られた報告データは、仮想ネットワーク機能イベント・ストリーミング(VNF Event Streaming, VES)仕様を充足している。データ変換テンプレートは、パラメータ変換ルール、例えば、マッピング関係であってもよい。例えば、パラメータAはパラメータA’に対応し、具体的には、報告データにおけるパラメータAは、データ変換テンプレートに基づいてパラメータA’に変換される。
【0065】
[0081] データ・マッピング処理機能モジュールは、
図1のマッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)に格納されていてもよい。マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)は、データ・マッピング処理機能モジュール(Data Mapper)と共に配置されてもよいし、又はデータ・マッピング処理機能モジュール(Data Mapper)とは別個に配置されてもよい。本願のこの実施形態では、説明の例として別個の配置が使用されているが、これに限定されない。例えば、データ・マッピング処理機能モジュールは、データ記述情報を、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールへ送信してもよい。マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールは、データ記述情報に基づいて、対応するデータ変換テンプレートを取得し、データ変換テンプレートをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。データ・マッピング処理機能モジュールは、データ変換テンプレートに基づいて報告データを変換し、その結果、変換により得られた報告データはVES仕様に従っている。
【0066】
[0082] マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)におけるデータ変換テンプレートの搭載/更新/削除は、
図3に示す実施形態における方法を使用して実行されてもよい。具体的な説明及び記述については、以下の実施形態を参照されたい。
【0067】
[0083]
図3は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
図3に示すように、この実施形態では、NMS、SDNC、及びマッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)が準備されている。本実施形態における方法は以下のステップを含む可能性がある。
【0068】
[0084] ステップ201:NMSが、第1サービス・リクエスト・メッセージをSDNCへ送信する。第1サービス・リクエスト・メッセージはデータ変換テンプレートを作成、更新、又は削除するために使用される。
【0069】
[0085] 相応して、NMSはSDNCによって送信された第1サービス・リクエスト・メッセージを受信する。例えば、第1サービス・リクエスト・メッセージは、パラメータ・リスト(Parameterlist)、例えば対応するデータ・テンプレート情報(templateinfo)や以下のもの:ベンダー名(Vendor name)、ネットワーク・エレメント・バージョン情報(NE version)、データ・タイプ(Domain type)、又はコーディング・モード(Supported datatype)の少なくとも1つを搬送している可能性があり、ここで、データ・テンプレート情報(templateinfo)は、データ変換テンプレートを示すために使用される。第1サービス・リクエスト・メッセージは、タイプ指示情報を更に搬送している可能性があり、タイプ指示情報は2ビットであってもよい。例えば、00はデータ変換テンプレートを作成するために使用され、01はデータ変換テンプレートを更新するために使用され、10はデータ変換テンプレートを削除するために使用される。
【0070】
[0086] ステップ202:SDNCは、第7メッセージをマッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)へ送信する。第7メッセージは、データ変換テンプレートを作成、更新、又は削除するために使用される。
【0071】
[0087] 対応するマッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)は、SDNCにより送信された第7メッセージを受信する。例えば、第7メッセージは、第1サービス・リクエスト・メッセージで搬送される種々の情報アイテム、例えば、対応するデータ・テンプレート情報(templateinfo)と、ベンダー名(Vendor name)、ネットワーク・エレメント・バージョン情報(NE version)、データ・タイプ(Domain type)、又はコーディング・モード(Supported datatype)のうちの少なくとも1つとを搬送することができる。
【0072】
[0088] ステップ203:マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)は、第7メッセージに基づいてデータ変換テンプレートを作成、更新、又は削除する。
【0073】
[0089] 例えば、第7メッセージがデータ変換テンプレートを作成するために使用される場合、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)は、データ変換テンプレートとベンダー名(Vendor name)、ネットワーク・エレメント・バージョン情報(NE version)、データ・タイプ(Domain type)、又はコーディング・モード(Supported datatype)のうちの少なくとも1つとの間の対応関係を、第7メッセージに基づいて作成することができる。第7メッセージがデータ変換テンプレートを更新するために使用される場合、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)は、ベンダー名(Vendor name)、ネットワーク・エレメント・バージョン情報(NE version)、データ・タイプ(Domain type)、又はコーディング・モード(Supported datatype)のうちの少なくとも1つを第7メッセージに基づいて作成し、マッチングにより対応するデータ変換テンプレートを探索し、第7メッセージにより示されるデータ変換テンプレートを使用することによって、合致したデータ変換テンプレートを更新することができる。第7メッセージがデータ変換テンプレートを削除するために使用される場合、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)は、ベンダー名(Vendor name)、ネットワーク・エレメント・バージョン情報(NE version)、データ・タイプ(Domain type)、又はコーディング・モード(Supported datatype)のうちの少なくとも1つを第7メッセージに基づいて作成し、マッチングにより対応するデータ変換テンプレートを検索し、対応するデータ変換テンプレートを削除することができる。
【0074】
[0090] データ・タイプは、障害(fault)、測定(measurement)、3GPP障害(fault3gpp)、3GPPパフォーマンス・データ(perf3gpp)などであってもよい。コーディング・モード(Supported datatype)は、拡張可能マークアップ言語(Extensible Markup Language, XML)、JavaScriptオブジェクト表記(JavaScript Object Notation, JSON)、更に別のマークアップ言語(Yet Another Markup Language, YAML)、Googleプロトコル・バッファ(Google Protocol Buffers, GPB)、抽象シンタックス表記1(Abstract Syntax Notation One, ASN.1)などであってもよい。
【0075】
[0091] ステップ204:マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)は、通知メッセージをSDNCへ送信する。通知メッセージは、データ変換テンプレートを作成、更新、又は削除した結果を示すために使用される。
【0076】
[0092] 相応して、SDNCは、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)によって送信された通知メッセージを受信する。通知メッセージは、データ変換テンプレートが正常に作成、更新、又は削除されていることを示すために使用されてもよく、又はデータ変換テンプレートが正常に作成、更新、又は削除されていないことを示すために使用されてもよい。
【0077】
[0093] この実施形態では、NMSは、第1サービス・リクエスト・メッセージをSDNCへ送信し、第1サービス・リクエスト・メッセージは、データ変換テンプレートを作成、更新、又は削除するために使用される。SDNCは第7メッセージをマッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)へ送信し、第7メッセージはデータ変換テンプレートを作成、更新、削除するために使用される。マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)は、第7メッセージに基づいてデータ変換テンプレートを作成、更新、又は削除する。マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)は通知メッセージをSDNCへ送信し、通知メッセージは、データ変換テンプレートを作成、更新、又は削除した結果を示し、データ変換テンプレートを作成、更新、又は削除を実現するために使用される。様々なデータ変換テンプレートに基づいて、様々なソース(例えば、様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及び様々なネットワーク・エレメント・バージョン)からの報告データは、VES仕様を充足するデータに変換されることが可能であり、その結果、データ・コンシューマ(例えば、ONAPコンシューマ)モジュールは、変換によって得られた報告データを直接使用して、データ・コンシューマ・モジュールによる報告データを分析又は使用する効率を改善することができる。
【0078】
[0094]
図1に示すように、本願の実施態様においては、複数のタイプのコレクタ、例えば、VESコレクタ(VES Collector)、ファイル・コレクタ(File Collector)、ストリーム・コレクタ(Stream Collector)、又はSNMPトラップ・コレクタ(SNMP Trap Collector)が存在し、様々なコレクタは、様々なネットワーク・プロトコル及び/又はコーディング・モードをサポートする。従って、各コレクタが首尾良く配備(deploy)された後、コレクタは、コレクタの属性能力情報をデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する必要があり、データ・マッピング処理機能モジュールは、全てのコレクタを一律に管理する。例えば、属性能力情報は、コレクタの識別情報(例えば、コレクタ名(Collector name))、コレクタによってサポートされるデータ・タイプ(Domain type)、コレクタによってサポートされるコーディング・モード(Supported-datatype)、及びコレクタのアドレス(Target address)であってもよい。SDNCがデータ・マッピング処理機能モジュールとコレクタ能力ネゴシエーションを実行する場合に、データ・マッピング処理機能モジュールは、コレクタの属性能力情報に基づいて、結果をSDNCへフィードバックすることができる。また、コレクタの搭載が実行される場合には、データ・マッピング処理機能モジュールにおけるコレクタの属性能力情報は、関連プロセスを使用することによって削除されてもよい。
【0079】
[0095] データ・マッピング処理機能モジュールが、搭載後のコレクタを管理する例を説明する。なお、データ・マッピング処理機能モジュールの具体的な実装については、以下の実施形態における説明及び記述を参照されたい。
【0080】
[0096]
図4は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
図4に示すように、この実施形態では、コレクタ、及びデータ・マッピング処理機能モジュールが準備されている。コレクタは、VESコレクタ(VES Collector)、ファイル・コレクタ(File Collector)、ストリーム・コレクタ(Stream Collector)、又はSNMPトラップ・コレクタ(SNMP Trap Collector)であってもよい。本実施形態における方法は以下のステップを含む可能性がある。
【0081】
[0097] ステップ301:コレクタは、ONAPの現在の機能モジュール配備メカニズムOOMに基づいて、搭載配備を完了する。
【0082】
[0098] ステップ302:コレクタは、第1メッセージをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0083】
[0099] 相応して、データ・マッピング処理機能モジュールは、コレクタにより送信された第1メッセージを受信する。第1メッセージは、コレクタの搭載が成功したことを通知するために使用される。例えば、第1メッセージは、コレクタの属性能力情報を含んでもよく、属性能力情報は、コレクタの識別情報、コレクタによってサポートされるデータ・タイプ、コレクタによってサポートされるコーディング・モード、及びコレクタのアドレスを含んでもよい。
【0084】
[0100] データ・マッピング処理機能モジュールは、コレクタ内に構成されるデータ・マッピング処理機能モジュールであって、コレクタを管理するものであってもよい。例えば、コレクタが配備されると、コレクタを管理するデータ・マッピング処理機能モジュールに関する情報が、コレクタにおいて設定される。データ・マッピング処理機能モジュールに関する情報は、データ・マッピング処理機能モジュールのIPアドレス(Data Mapper IP address)等であってもよい。コレクタの搭載後に、コレクタは、第1メッセージを、IPアドレスによって識別されるデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信してもよい。
【0085】
[0101] なお、第1メッセージは、例えばコレクタ登録リクエスト・メッセージ(Collector register request)のような別のメッセージ名を使用する可能性がある。第1メッセージのメッセージ名はそれに限定されない。
【0086】
[0102] ステップ303:データ・マッピング処理機能モジュールは、第1メッセージに基づいてコレクタのコンテキストを作成する。
【0087】
[0103] コンテキストは、コレクタの識別情報、コレクタによってサポートされるデータ・タイプ、コレクタによってサポートされるコーディング・モード、及びコレクタのアドレスのような属性能力情報を含んでもよい。
【0088】
[0104] ステップ304:データ・マッピング処理機能モジュールは、第6メッセージをコレクタへ送信する。
【0089】
[0105] 相応して、コレクタは、データ・マッピング処理機能モジュールによって送信された第6メッセージを受信し、第6メッセージはコレクタの識別情報と登録結果を含んでもよく、又はコレクタの登録結果を含んでもよい。例えば、登録結果は、登録受理(Registration-accept)、登録拒否(Registration-reject)、エラー(Error)等であってもよい。例えば、ステップ303を使用することによってコレクタのコンテキストを首尾良く作成した後、データ・マッピング・モジュールは、登録を受諾することを示す第6メッセージをコレクタへ送信してもよい。
【0090】
[0106] 第6メッセージは、別のメッセージ名、例えば、コレクタ登録応答メッセージ(Collect register response)又は登録応答メッセージを使用してもよいことに留意すべきである。第6メッセージのメッセージ名はそれに限定されない。
【0091】
[0107] コレクタの非搭載化の登録解除プロセスの実装原理は、コレクタの搭載の登録プロセスに類似している。例えば、コレクタの非搭載化が実行されることを必要とする場合、コレクタは、コレクタ登録解除リクエスト・メッセージをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信し、コレクタ登録解除リクエスト・メッセージは、コレクタのコンテキストを削除することをデータ・マッピング処理機能モジュールへ指示するために使用され;データ・マッピング処理機能モジュールは、コレクタ登録解除リクエスト・メッセージに基づいてコレクタのコンテキストを削除し、登録解除応答メッセージをコレクタへ送信する。例えば、登録解除応答メッセージは、登録解除を受け入れることを示すために使用される。
【0092】
[0108] 本願の実施形態では、コレクタの搭載又は非搭載化が実行されると、コレクタは、対応するメッセージをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信し、データ・マッピング処理機能モジュールは、メッセージに基づいてコンテキストを作成し、又はコンテキストを削除する。従って、コレクタの動的で柔軟な配備プロセスにおいて、データ・マッピング処理機能モジュールは、コレクタの搭載が実行されていることを適時に把握し、コレクタの属性能力情報を取得することができる。データ・マッピング処理機能モジュールは、全てのコレクタを一律に管理し、SDNCとのサービス能力ネゴシエーションの後のプロセスにおいて、各コレクタの属性能力情報に基づいて、データ収集及び変換能力を決定し、要件を充足するデータ収集サービスを提供することができる。
【0093】
[0109] コレクタがファイル・コレクタ(File Collector)である例が、本願のこの実施形態におけるデータ処理方法を記述するために使用される。
【0094】
[0110]
図5A、
図5B、及び
図5Cは、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
図5A、
図5B、及び
図5Cに示すように、この実施形態では、NMS、SDNC、EN/EMS、ファイル・コレクタ(File Collector)、データ・マッピング処理機能モジュール、及びマッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)、及びデータ・コンシューマ・モジュールが準備されている。この実施形態における方法は以下のステップを含む可能性がある。
【0095】
[0111] ステップ401:NMSは、第2サービス・リクエスト・メッセージをSDNCへ送信する。
【0096】
[0112] 相応して、SDNCは、NMSによって送信された第2サービス・リクエスト・メッセージを受信する。第2サービス・リクエスト・メッセージは、データ収集サービスを作成するために使用され、その結果、コレクタは、様々な伝送プロトコル及び/又はデータ・フォーマットの報告データの収集を完了し、データ・マッピング処理機能モジュールは、様々なデータ・ソースからの報告データを、VES仕様を充足するデータに変換することを完了する。
【0097】
[0113] 幾つかの実施形態において、第2サービス・リクエスト・メッセージは、NMSによってサポートされる報告方法(reportingMethod)、NMSによってサポートされるデータ・タイプ、又はNMSによってサポートされるコーディング・モードのうちの少なくとも1つを含む。NMSによってサポートされるデータ・タイプ及びNMSによってサポートされるコーディング・モードは、
図2に示される実施形態のステップ101における、NMSによってサポートされるデータ・タイプ及びNMSによってサポートされるコーディング・モードと同じであってもよい。具体的な説明及び記述については、前述の実施形態を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。NMSによってサポートされる報告方法は、ファイル報告又はストリーム報告を示すために使用される。
【0098】
[0114] 例えば、第2サービス・リクエスト・メッセージは、オブジェクト・リストを更に含んでもよく、オブジェクト・リストは少なくとも1つのネットワーク・エレメントを示すために使用され、ネットワーク管理システムは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントのうちの1つ以上を管理するように構成される。例えば、オブジェクト・リストはオブジェクト・クラス・リスト(IOC class list)及びオブジェクト・クラス・インスタンス・リスト(IOC instance list)を含み、オブジェクト・クラス・リストは情報オブジェクト・クラス(information object class, iOC)オブジェクト・リスト(InstanceList)であってもよい。iOCオブジェクト・インスタンス・リストは、1つ以上の管理オブジェクト・インスタンス(managed object instances)を示すために使用され、1つ以上の管理オブジェクト・インスタンスは1つのNEに対応し、EMSは1つ以上のNEを管理することができる。
【0099】
[0115] 例えば、NMSでサポートされる報告方法、NMSでサポートされるデータ・タイプ、又はNMSでサポートされるコーディング・モードは、データ・コンシューマ・モジュールでサポートされるコーディング・モード、データ・タイプ、又は報告方法であってもよい。
【0100】
[0116] 幾つかの実施形態では、ステップ401が実行される前に、データ変換テンプレートは、NE搭載(onboarding)プロセス、例えば
図5A、
図5B、及び
図5Cに示されるステップ0において、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールに更に格納されてもよい。ステップ0において、破線ボックスは、ステップ0の実行シーケンスが、シーケンス番号又は図中の位置によって限定されないことを示し、ステップ0の実装は、
図3に示す実施形態におけるステップを含んでもよい。詳細はここで再度説明しない。
【0101】
[0117] ステップ4021a:SDNCが、第1能力ネゴシエーション・メッセージをNE/EMSへ送信する。
【0102】
[0118] 相応して、NE/EMSは、SDNCによって送信された第1能力ネゴシエーション・メッセージを受信する。第1能力ネゴシエーション・メッセージは、NE/EMSが第2サービス・リクエスト・メッセージで搬送される報告方法、データ・タイプ、又はコーディング・モードのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかをフィードバックするように、NE/EMSをトリガするために使用される。即ち、ステップ401において、SDNCは、報告方法、データ・タイプ、及び/又はコーディング・モードに基づいて、NE/EMSに対する能力ネゴシエーションを開始する。第1能力ネゴシエーション・メッセージは、NMSでサポートされているデータ・タイプ、NMSでサポートされているコーディング・モード、又はNMSでサポートされている報告方法(reportingMethod)のうちの1つ以上を含んでもよい。幾つかの実施形態において、第1能力ネゴシエーション・メッセージは、オブジェクト・クラス・リスト(IOC class list)及びオブジェクト・クラス・インスタンス・リスト(IOC instance list)を更に含んでもよい。
【0103】
[0119] ステップ4022a:NE/EMSは、識別情報を得るために、オブジェクト・クラス・リスト(IOC class list)及びオブジェクト・クラス・インスタンス・リスト(IOC instance list)を分析する。
【0104】
[0120] 例えば、識別情報はNE IDリストであり、NE IDリストは1つ以上のネットワーク・エレメントのIDを含むことが可能である。NE/EMSは、NE IDリストに基づいて、対応するNEがデータ報告方法、データ・タイプ、又はコーディング方式のうちの1つ以上をサポートするかどうかを問い合せる。
【0105】
[0121] ステップ4023a:NE/EMSが、第1応答メッセージをSDNCへ送信する。
【0106】
[0122] 相応して、SDNCは、1つ以上のNE/EMSによって送信された第1応答メッセージを受信する。第1応答メッセージは、NE IDリストに対応する各NEがデータ・タイプ、コーディング・モード、及び/又は報告方法をサポートするかどうかを示すために使用される。例えば、第1応答メッセージはNE IDとアクのレッジ情報を搬送し、アクのレッジ情報はACKを示すために使用され、即ち、NE IDに対応するNEはデータ・タイプとコーディング・モードをサポートする。データ・タイプ又はコーディング・モードをサポートしないNEが存在する場合、第1応答メッセージはNE IDと非アクのレッジ情報を搬送している可能性があり、非アクノレッジ情報はNACKを示すために使用される。データ・タイプ又はコーディング・モードをサポートしないNEが存在する場合、ステップ407は、ステップ4023aが実行された後に実行されてもよい。データ・タイプ又はコーディング・モードをサポートするNEが存在する場合、ステップ408は、ステップ4023aが実行された後に実行されてもよい。
【0107】
[0123] ステップ4021b:SDNCは、識別情報を得るために、オブジェクト・クラス・リスト(IOC class list)及びオブジェクト・クラス・インスタンス・リスト(IOC instance list)を解析する。
【0108】
[0124] 識別情報の具体的な説明及び記述については、ステップ4022aの説明及び記述を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0109】
[0125] ステップ4022b:SDNCは、第1能力ネゴシエーション・メッセージをNE/EMSへ送信する。
【0110】
[0126] 第1能力ネゴシエーション・メッセージ・リクエスト・メッセージの説明及び記述については、ステップ4021aを参照されたい。詳細はここで再度説明しない。ステップ4022bにおける第1能力ネゴシエーション・メッセージは、オブジェクト・クラス・リスト(IOC class list)とオブジェクト・クラス・インスタンス・リスト(IOC instance list)を含まず、NE IDリストを含む点に相違がある。NE IDリストは1つ以上のネットワーク・エレメントのIDを含んでもよい。NE/EMSは、NE IDリストに基づいて、対応するNEがデータ・タイプ、コーディング・モード、及び/又は報告方法をサポートするかどうかを問い合わせる。
【0111】
[0127] ステップ4023b:NE/EMSは、第1応答メッセージをSDNCへ送信する。
【0112】
[0128] ステップ4023bの説明及び記述については、ステップ4023aの説明及び記述を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0113】
[0129] 前述のステップ4021aないしステップ4023aにおいて、又は前述のステップ4021bないしステップ4023bにおいて、NE/EMSがステップ401におけるデータ・タイプ及びコーディング・モードをサポートするかどうかが決定されてもよい。ステップ401が実行された後に、ステップ4021aないしステップ4023aが実行されてもよいし、又はステップ4021bないしステップ4023bが実行されてもよい。
図5A、
図5B、及び
図5Cにおいて、ステップ4021aないし4023aの破線ボックス、及びステップ4021bないし4023bの破線ボックスは、それらのステップがオプションであることを示す。
【0114】
[0130] ステップ403:SDNCは、第2メッセージをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0115】
[0131] 相応して、データ・マッピング処理機能モジュールは、SDNCにより送信された第2メッセージを受信する。第2メッセージは、データ収集要件を示すために使用される。
【0116】
[0132] 幾つかの実施形態において、第2メッセージは、ステップ401におけるデータ・タイプ、コーディング・モード、又は報告方法のうちの少なくとも1つを含んでもよい。SDNCは、第2メッセージを使用することにより、コレクタが、対応するデータ・タイプ、コーディング・モード、又は報告方法をサポートしているかどうかを問い合わせる。報告方法は、NMSによりサポートされる報告方法(reportingMethod)、例えばストリーム報告やファイル報告であってもよい。
【0117】
[0133] ステップ404:データ・マッピング処理機能モジュールは、第2メッセージ及びコンテキストに基づいて、データ収集要件を充足するコレクタが存在するか否かを決定する。
【0118】
[0134] データ・マッピング処理機能モジュールは、各コレクタのローカルに記憶されたコンテキストに基づいて、例えば
図4に示される実施形態で作成されたコンテキストを使用することによって、対応するコレクタが存在するかどうか、及びコレクタがデータ・タイプやコーディング・モードをサポートするかどうかを問い合わせる。
【0119】
[0135] ステップ405:データ・マッピング処理機能モジュールは、第3メッセージをSDNCへ送信する。
【0120】
[0136] 相応して、SDNCは、データ・マッピング処理機能モジュールによって送信された第3メッセージを受信する。第3メッセージは、データ収集要件を充足するコレクタに関する情報を示すために使用される。例えば、第3メッセージは、ターゲット・アドレスとコレクタの結果、又は識別情報とコレクタの結果、又は宛先アドレスと識別情報とコレクタの結果を含む可能性があり、その結果は、確認応答(ack)又は否定確認応答(nack)を示すために使用されてもよい。その結果が、否定応答(nack)を示す場合、ステップ406が実行される。結果が確認応答(ack)を示す場合、ステップ407が実行されてもよい。
【0121】
[0137] ステップ406:SDNCが、障害情報をNMSへフィードバックする。
【0122】
[0138] ステップ407:SDNCが、データ収集リクエスト・メッセージをNE/EMSへ送信する。
【0123】
[0139] 相応して、NE/EMSは、SDNCにより送信されたデータ収集リクエスト・メッセージを受信する。データ収集リクエスト・メッセージは、報告方法、収集期間の細かさ(granularityPeriod)、ネットワーク管理システムによってサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによってサポートされるコーディング・モードのうちの少なくとも1つを含む可能性がある。
【0124】
[0140] パフォーマンス管理については、SDNCはパフォーマンス測定ジョブを作成し、報告方法、収集期間の細かさ(granularityPeriod)、ネットワーク管理システムによってサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによってサポートされるコーディング・モードのうちの少なくとも1つを搬送する。ジョブを受けた後、NE/EMSはアクのレッジ情報を返す。障害管理に関し、SDNCは設定リクエストをNE/EMSへ送信し、報告方法、収集期間の細かさ(granularityPeriod)、ネットワーク管理システムによってサポートされているデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによってサポートされているコーディング・モードのうちの少なくとも1つを搬送し、障害データ報告のための報告方法を設定する。NE/EMSは、設定リクエストを受けた後に、アクのレッジ情報を返す。
【0125】
[0141] データ収集リクエスト・メッセージがNE/EMSへ送信されてもよいことに留意すべきであり、そのNE/EMSは、ステップ4021aないしステップ4023a、又はステップ4021bないしステップ4023bを実行することによって、ステップ401においてNE/EMSが報告方法、データ・タイプ、及び/又はコーディング・モードをサポートするかどうかをフィードバックする。
【0126】
[0142] ステップ408:NE/EMSが、データ収集リクエスト・メッセージに基づいて、ファイル準備完了通知メッセージをSDNCへ周期的に送信する。
【0127】
[0143] NE/EMSは、収集期間の細かさ(granularityPeriod)に基づいて、ファイル準備完了(FileReady)通知メッセージをSDNCへ周期的に送信する。ファイル準備完了通知メッセージは、ファイル情報リスト(FileinfoList)、ベンダー名(Vendorname)、ネットワーク・エレメント・バージョン情報(NEversion)のようなパラメータを含んでもよい。ファイル情報リスト(FileinfoList)は、ファイルの場所(fileLocation)、ファイル・サイズ(fileSize)、ファイルの準備時間(fileReadyTime)、ファイルの有効期限(fileExpirationTime)、ファイル圧縮(fileCompression)、ファイル・フォーマット(fileFormat)のような情報を含んでもよい。
【0128】
[0144] ステップ409:SDNCが、第4メッセージをファイル・コレクタへ送信する。
【0129】
[0145] 相応して、ファイル・コレクタは、SDNCによって送信された第4メッセージを受信する。第4メッセージは、ファイル情報とデータ記述情報を含んでもよい。ファイル情報は、ステップ408において各パラメータを示すために使用される。データ記述情報は、
図2に示される実施形態においてステップ101で説明された各情報を含んでもよい。具体的な説明及び記述はここで再度説明しない。
【0130】
[0146] ステップ410:ファイル・コレクタが、ファイル情報に基づいて、対応する場所から報告データをダウンロードする。
【0131】
[0147] 報告データはNE/EMSからのものである。報告データは、ファイル・データであってもよい。
【0132】
[0148] ステップ411:ファイル・コレクタが、データ記述情報とファイル・データを、データ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0133】
[0149] ステップ412:データ・マッピング処理機能モジュールが、テンプレート・リクエスト・メッセージを、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールへ送信する。
【0134】
[0150] テンプレート・リクエスト・メッセージは、データ記述情報を搬送することができる。
【0135】
[0151] ステップ413:マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールが、データ記述情報に基づいて適切なデータ変換テンプレートと照合し、一致した結果をデータ変換テンプレートへフィードバックする。
【0136】
[0152] 一致した結果は、データ変換テンプレートを含んでもよく、又は適切なデータ変換テンプレートが存在しないことを示す情報を示すために使用される。データ変換テンプレートの具体的な説明及び記述については、
図3に示される実施形態の説明及び記述を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0137】
[0153] ステップ414:データ・マッピング処理機能モジュールが、データ変換モジュールに基づいてファイル・データを変換し、変換により得られたファイル・データはVES仕様を充足している。
【0138】
[0154] データ・マッピング処理機能モジュールは、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールによりフィードバックされたデータ変換テンプレートを受信すると、データ・マッピング処理機能モジュールは、ステップ414を使用することによって、ファイル・データを変換し、次いで後続のステップ416を実行する。データ・マッピング処理機能モジュールが、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールから、適切なデータ変換テンプレートは存在しない旨のフィードバックを受け取ると、後続のステップ415が実行されてファイル・データを変換する。
【0139】
[0155] VES仕様の説明及び記述については、
図2に示す実施形態のステップ102を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0140】
[0156] ステップ415:データ・マッピング処理機能モジュールが、データ変換失敗メッセージをSDNCへ送信する。データ変換失敗メッセージは、データ変換時にエラーが発生したことを示すために使用される。
【0141】
[0157] ステップ416:データ・マッピング処理機能モジュールが、VESイベントをデータ・コンシューマ・モジュールへ送信し、VESイベントは、変換によって得られたファイル・データを含む。
【0142】
[0158] この実施形態では、様々なソース(例えば、様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及び様々なネットワーク・エレメント・バージョン)からの報告データは、VES仕様を充足するデータに変換されることが可能であり、その結果、データ・コンシューマ(例えば、ONAPコンシューマ)モジュールは、変換によって得られた報告データを直接使用して、データ・コンシューマ・モジュールにより報告データを分析又は使用する効率を改善することができる。
【0143】
[0159] コレクタがストリーム・コレクタ(Stream Collector)である例が、本願のこの実施形態におけるデータ処理方法を説明するために使用される。
【0144】
[0160]
図6は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
図6に示すように、この実施形態では、NMS、SDNC、EN/EMS、ストリーム・コレクタ(Stream Collector)、データ・マッピング処理機能モジュール、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)、及びデータ・コンシューマ・モジュールが準備されている。この実施形態における方法は以下のステップを含む可能性がある。
【0145】
[0161] ステップ501:NMSが、第2サービス・リクエスト・メッセージをSDNCへ送信する。
【0146】
[0162] ステップ501の具体的な実装については、
図5A、
図5B、及び
図5Cに示す実施形態のステップ401を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0147】
[0163] ステップ502:ステップ501において、NE/EMSがデータ・タイプとコーディング・モードをサポートするかどうかを決定する。
【0148】
[0164] ステップ502の具体的な実装は、
図5A、
図5B、及び
図5Cに示される実施形態におけるステップ4021aないしステップ4023a、又はステップ4021bないしステップ4023bを使用することによって実装されてもよい。詳細はここで再度説明しない。
【0149】
[0165] ステップ503:SDNCが、第2メッセージをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0150】
[0166] ステップ504:データ・マッピング処理機能モジュールが、第2メッセージとコンテキストに基づいて、データ収集要件を充足するコレクタが存在するか否かを決定する。
【0151】
[0167] ステップ503及びステップ504の説明及び記述については、
図5A、
図5B及び
図5Cに示す実施形態のステップ403及びステップ404を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0152】
[0168] ステップ505:データ・マッピング処理機能モジュールが、第3メッセージをSDNCへ送信する。
【0153】
[0169] 相応して、SDNCが、データ・マッピング処理機能モジュールによって送信された第3メッセージを受信する。この実施形態の第3メッセージは、ターゲット・アドレスとストリーム・コレクタの結果を含んでいてもよい。結果は、確認応答(ack)又は否定確認応答(nack)を示すために使用されてもよい。その結果が否定応答(nack)を示す場合、ステップ506が実行される。結果が確認応答(ack)を示す場合、ステップ507が実行されてもよい。ストリーム・コレクタのターゲット・アドレスは、以下のステップにおいてNE/EMSとストリーム・コレクタの間のTCPコネクションの生成を促進する可能性がある。ターゲット・アドレスは、ストリーム・コレクタのIPアドレスとポート情報であってもよい。
【0154】
[0170] ステップ506:SDNCが、障害情報をNMSへフィードバックする。
【0155】
[0171] ステップ507:SDNCが、データ収集リクエスト・メッセージをNE/EMSへ送信する。
【0156】
[0172] ステップ507の説明及び記述については、
図5A、
図5B及び
図5Cに示す実施形態のステップ407を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。データ収集リクエスト・メッセージは、前述のストリーム・コレクタのターゲット・アドレスを更に含む。
【0157】
[0173] ステップ508:NE/EMSが、データ収集リクエスト・メッセージに基づいて、ストリーム・コレクタに対するTCPコネクションを作成し、データ収集リクエスト・メッセージにおいてパラメータをストリーム・コレクタへ送信し、収集期間の細かさ(granularityPeriod)に基づいて報告データを周期的に送信する。
【0158】
[0174] 報告データはストリーム・データであってもよい。
【0159】
[0175] ステップ509:ストリーム・コレクタが、ストリーム・データを検索し、ストリーム・データをデコードする。
【0160】
[0176] ステップ510:ストリーム・コレクタが、デコードされたストリーム・データとデータ記述情報をデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0161】
[0177] ステップ512:データ・マッピング処理機能モジュールが、テンプレート・リクエスト情報をマッピング・モジュールへ送信する。
【0162】
[0178] ステップ513:マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールが、データ記述情報に基づいて、適切なデータ変換テンプレートを照合し、一致した結果をデータ変換テンプレートにフィードバックする。
【0163】
[0179] 一致する結果は、データ変換テンプレートを含む可能性があり、又は適切なデータ変換テンプレートが存在しないことを示す情報を示すために使用される。データ変換テンプレートの具体的な説明及び記述については、
図3に示す実施形態の説明及び記述を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0164】
[0180] ステップ514:データ・マッピング処理機能モジュールが、データ変換テンプレートに基づいてストリーム・データを変換し、変換によって得られたストリーム・データはVES仕様を充足している。
【0165】
[0181] データ・マッピング処理機能モジュールは、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールによりフィードバックされたデータ変換テンプレートを受信すると、データ・マッピング処理機能モジュールは、ステップ514を使用することによりストリーム・データを変換し、次いで後続のステップ516を実行する。データ・マッピング処理機能モジュールは、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールから、適切なデータ変換テンプレートは存在しない旨のフィードバックを受け取ると、後続のステップ515を実行してストリーム・データを変換する。
【0166】
[0182] VES仕様の説明及び記述については、
図2に示す実施形態のステップ102を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0167】
[0183] ステップ515:データ・マッピング処理機能モジュールが、データ変換失敗メッセージをSDNCへ送信する。データ変換失敗メッセージは、データ変換時にエラーが発生したことを示すために使用される。
【0168】
[0184] ステップ516:データ・マッピング処理機能モジュールが、VESイベントをデータ・コンシューマ・モジュールへ送信し、VESイベントは、変換によって得られたストリーム・データを含む。
【0169】
[0185] この実施形態では、様々なソース(例えば、様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及び様々なネットワーク・エレメント・バージョン)からの報告データは、VES仕様を充足するデータに変換されることが可能であり、その結果、データ・コンシューマ(例えば、ONAPコンシューマ)モジュールは、変換によって得られた報告データを直接使用して、データ・コンシューマ・モジュールにより報告データを分析又は使用する効率を改善することができる。
【0170】
[0186] コレクタがSNMPトラップ・コレクタ(SNMP Trap Collector)である例が、本願のこの実施形態におけるデータ処理方法を説明するために使用される。
【0171】
[0187]
図7は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
図7に示すように、この実施形態では、NMS、SDNC、EN/EMS、SNMPトラップ・コレクタ(SNMP Trap Collector)、データ・マッピング処理機能モジュール、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)、及びデータ・コンシューマ・モジュールが準備されている。この実施形態の方法は以下のステップを含む可能性がある。
【0172】
[0188] ステップ601:NMSが、第2サービス・リクエスト・メッセージをSDNCへ送信する。
【0173】
[0189] ステップ601の特定の実装については、
図5A、
図5B、及び
図5Cに示される実施形態のステップ401を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0174】
[0190] ステップ602:NE/EMSが、ステップ601におけるデータ・タイプとコーディング・モードをサポートするかどうかを決定する。
【0175】
[0191] ステップ602の具体的な実装は、
図5A、
図5B、及び
図5Cに示される実施形態におけるステップ4021aないしステップ4023a、又はステップ4021bないしステップ4023bを使用することによって実装されてもよい。詳細はここで再度説明しない。
【0176】
[0192] ステップ603:SDNCが、第2メッセージをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0177】
[0193] ステップ604:データ・マッピング処理機能モジュールが、第2メッセージとコンテキストに基づいて、データ収集要件を充足するコレクタが存在するか否かを決定する。
【0178】
[0194] ステップ605:データ・マッピング処理機能モジュールが、第3メッセージをSDNCへ送信する。
【0179】
[0195] ステップ606:SDNCが、障害情報をNMSへフィードバックする。
【0180】
[0196] ステップ607:SDNCが、データ収集リクエスト・メッセージをNE/EMSへ送信する。
【0181】
[0197] ステップ603ないしステップ607の説明及び記述については、
図5A、
図5B、及び
図5Cに示す実施形態のステップ403ないしステップ407を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0182】
[0198] ステップ608:NE/EMSが、確認メッセージをSDNCへ返す。確認メッセージは、ベンダー名(Vendorname)又はネットワーク・エレメント・バージョン情報(NEversion)、及びMIBデータのようなデータ記述情報を含んでもよく、MIBデータは、SNMPプロトコル内容を分析するために使用される。
【0183】
[0199] ステップ609:SDNCが、第5メッセージをSNMPトラップ・コレクタへ送信する。
【0184】
[0200] SNMPトラップ・コレクタが、SDNCによって送信された第5メッセージを受信し、ここで、第5メッセージは、データ記述情報とMIBデータを含む可能性がある。
【0185】
[0201] ステップ610:新たな障害がNE/EMSで発生した場合、NE/EMSは障害トラップをトリガし、障害データをSNMPトラップ・コレクタへ送信する。
【0186】
[0202] 具体的には、NE/EMSは、データ収集リクエスト・メッセージのターゲット・アドレスに基づいて、障害データをSNMPトラップ・コレクタへ送信してもよい。
【0187】
[0203] ステップ611:SNMPトラップ・コレクタが、障害データを受信し、SNMPプロトコル障害データをMIBデータに基づいてデコードし、OIDデータをキャラクタ・データに変換する。
【0188】
[0204] ステップ612:SNMPトラップ・コレクタが、キャラクタ・データとデータ記述情報を、データ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0189】
[0205] ステップ613:データ・マッピング処理機能モジュールが、テンプレート・リクエスト情報をマッピング・モジュールへ送信する。
【0190】
[0206] ステップ614:マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールが、データ記述情報に基づいて適切なデータ変換テンプレートを照合し、一致する結果をデータ変換テンプレートへフィードバックする。
【0191】
[0207] 一致する結果は、データ変換テンプレートを含む可能性があり、又は適切なデータ変換テンプレートは存在しないことを示す情報を示すために使用される。データ変換テンプレートの具体的な説明及び記述については、
図3に示す実施形態の説明及び記述を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0192】
[0208] ステップ615:データ・マッピング処理機能モジュールが、データ変換モジュールに基づいてキャラクタ・データを変換し、変換により得られたキャラクタ・データはVES仕様を充足する。
【0193】
[0209] データ・マッピング処理機能モジュールは、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールによりフィードバックされたデータ変換テンプレートを受信すると、データ・マッピング処理機能モジュールは、ステップ615を使用することによりストリーム・データを変換し、次いで後続のステップ617を実行する。データ・マッピング処理機能モジュールは、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールから、適切なデータ変換テンプレートは存在しない旨のフィードバックを受け取ると、後続のステップ616を実行してストリーム・データを変換する。
【0194】
[0210] VES仕様の説明及び記述については、
図2に示す実施形態のステップ102を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0195】
[0211] ステップ616:データ・マッピング処理機能モジュールが、データ変換失敗メッセージをSDNCへ送信する。データ変換失敗メッセージは、データ変換時にエラーが発生したことを示すために使用される。
【0196】
[0212] ステップ617:データ・マッピング処理機能モジュールが、VESイベントをデータ・コンシューマ・モジュールへ送信し、VESイベントは、変換によって得られたキャラクタ・データを含む。
【0197】
[0213] この実施形態では、様々なソース(例えば、様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及び様々なネットワーク・エレメント・バージョン)からの報告データは、VES仕様を充足するデータに変換されることが可能であり、その結果、データ・コンシューマ(例えば、ONAPコンシューマ)モジュールは、変換によって得られた報告データを直接使用して、データ・コンシューマ・モジュールにより報告データを分析又は使用する効率を改善することができる。
【0198】
[0214] コレクタがVESコレクタ(VES Collector)である例が、本願のこの実施形態におけるデータ処理方法を説明するために使用される。
【0199】
[0215]
図8は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
図8に示すように、この実施形態では、NMS、SDNC、EN/EMS、VESコレクタ(VES Collector)、データ・マッピング処理機能モジュール、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)、及びデータ・コンシューマ・モジュールが準備されている。この実施形態における方法は以下のステップを含む可能性がある。
【0200】
[0216] ステップ701:NMSが、第2サービス・リクエスト・メッセージをSDNCへ送信する。
【0201】
[0217] ステップ701の具体的な実装については、
図5A、
図5B、及び
図5Cに示す実施形態のステップ401を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
【0202】
[0218] ステップ702:NE/EMSが、ステップ701におけるデータ・タイプとコーディング・モードをサポートするかどうかを決定する。
【0203】
[0219] ステップ702の具体的な実装は、
図5A、
図5B、及び
図5Cに示す実施形態におけるステップ4021aないしステップ4023a、又はステップ4021bないしステップ4023bを使用することによって実装されてもよい。詳細はここでは再度説明しない。
【0204】
[0220] ステップ703:SDNCが、第2メッセージをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0205】
[0221] ステップ704:データ・マッピング処理機能モジュールが、第2メッセージとコンテキストに基づいて、データ収集要件を充足するコレクタが存在するか否かを決定する。
【0206】
[0222] ステップ705:データ・マッピング処理機能モジュールが、第3メッセージをSDNCへ送信する。
【0207】
[0223] ステップ706:SDNCが、障害情報をNMSへフィードバックする。
【0208】
[0224] ステップ707:SDNCが、データ収集リクエスト・メッセージをNE/EMSへ送信する。
【0209】
[0225] ステップ703ないしステップ707の説明及び記述については、
図5A、
図5B、及び
図5Cに示す実施形態のステップ403ないしステップ407を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
【0210】
[0226] ステップ708:NE/EMSが、確認メッセージをSDNCへ返す。
【0211】
[0227] ステップ709:NE/EMSが、イベント通知をVESコレクタへ送信し、イベント通知はVESイベントとデータ記述情報を含む。
【0212】
[0228] 例えば、データ記述情報は、データ・タイプのような情報を含む。
【0213】
[0229] ステップ710:VESコレクタが、収集されたVESイベントを問い合わせる。VESイベントのVES仕様バージョンが、ONAPによって使用されるバージョンと一致する場合、ステップ711が実行される。VESイベントのVES仕様バージョンが、ONAPによって使用されるバージョンと一致しない場合、ステップ712が実行される。
【0214】
[0230] ステップ711:VESコレクタが、VESイベントをデータ・コンシューマ・モジュールへ送信する。
【0215】
[0231] ステップ712:VESコレクタが、VESイベントとデータ記述情報を、データ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0216】
[0232] ステップ713:データ・マッピング処理機能モジュールは、データ記述情報に基づいて、VESイベントを、使用されているVES仕様バージョンに変換し、変換により得られたVESイベントを、データ・コンシューマ・モジュールへ送信する。
【0217】
[0233] データ・マッピング処理機能モジュールは、データ・タイプに基づいて、ONAPにより使用される様々なVES仕様バージョンのデータを、使用されているVES仕様バージョンへ(例えば、データの内容の増加又は減算することにより)変換することが可能である。
【0218】
[0234] この実施形態では、様々なバージョンのVES仕様をサポートするデータを処理する機能が強化されて、NEが、異なるバージョンのMV VES仕様データをサポートする場合に、VESデータを、ONAPにより使用されるMV VES仕様へ自動的に変換する機能を実装することができる。
【0219】
[0235] 以下、NMSがSDNCのRESTAPIインターフェースを介してネットワーク・エレメントの障害情報を取得し、障害情報をDCAEへ送信するプロセスを用いて、本願のこの実施形態におけるデータ処理方法を一例として説明する。この実施形態は、障害管理のためのものである。
【0220】
[0236]
図9A及び
図9Bは、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
図9A及び
図9Bに示すように、この実施形態では、NMS、SDNC、EN/EMS、データ・マッピング処理機能モジュール、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)、及びデータ・コンシューマ・モジュールが準備されている。この実施形態における方法は以下のステップを含む可能性がある。
【0221】
[0237] ステップ801:NMSが、第2サービス・リクエスト・メッセージをSDNCへ送信する。
【0222】
[0238] 相応して、SDNCが、NMSによって送信された第2サービス・リクエスト・メッセージを受信する。第2サービス・リクエスト・メッセージは、データ収集サービスを為すために使用される。例えば、データ収集サービスは、障害情報を収集することであってもよい。
【0223】
[0239] ステップ802a:SDNCが、障害リスト取得インターフェース(getAlarmList API)を介して、障害リクエスト・メッセージをNE/EMSへ送信する。
【0224】
[0240] 障害リクエスト・メッセージは、障害情報リストを取得するために使用され、障害リクエスト・メッセージは、障害確認状態(alarmAckState)とフィルタ状態(filter)を搬送してもよい。障害確認状態(alarmAckState)の値の範囲は、全ての障害(allAlarms)、全てのアクティブ障害(allActiveAlarms)、全てのアクティブ及び確認された障害(allActiveAndAcknowledgedAlarms)、全てのアクティブ及び未確認の障害(allActiveAndUnacknowledgedAlarms)、全てのクリアされた及び未確認の障害(allClearedAndUnacknowledgedAlarms)、及び全ての未確認の障害(allUnacknowledgedAlarms)である。
【0225】
[0241] ステップ803a:NE/EMSが、障害情報(alarmInformation)及び追加情報(addtionalInfo)を返す。
【0226】
[0242] 追加情報(addtionalInfo)は、ベンダー名やネットワーク・エレメント・バージョン情報のようなNE情報を含む可能性がある。
【0227】
[0243] ステップ804a:SDNCが、データ記述情報と障害情報を、データ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0228】
[0244] データ記述情報は、追加情報、及びコレクタの名称とデータ・タイプを含んでもよい。この実施形態では、コレクタの名称は、障害表現状態転送(Representational State Transfer, REST)プロトコル・アダプタ(Adapter)である。FMRESTアダプタは、SDNCの機能モジュールであり、FMRESTアダプタは、障害情報がRestAPIを介して取得されることを示す。データ・タイプは障害(fault)である。
【0229】
[0245] ステップ805a:データ・マッピング処理機能モジュールが、テンプレート・リクエスト・メッセージを、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールへ送信する。
【0230】
[0246] テンプレート・リクエスト・メッセージは、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、及びデータ・タイプを含んでもよい。
【0231】
[0247] ステップ802b:SDNCが、NE/EMSに対する障害通知サブスクリプション・リクエストを開始する
[0248] 障害通知サブスクリプション・リクエストは、サブスクリプション情報を含み、サブスクリプション情報は、障害通知タイプを含んでもよい。障害通知タイプは、新障害通知(notifyNewAlarm)、確認状態変更通知(notifyAckStateChanged)、通知クリア・アラーム(cleared fault notification)、障害再構築通知(notifyAlarmListRebuiltAlarm)、障害情報変更通知(notifyChangedAlarm)、コメント通知(notifyComments)、潜在障害リスト通知(notifyPotentialFaultyAlarmList)、関連通知変更通知(notifyCorrelatedNotificationChanged)、障害全般情報変更通知(notifyChangedAlarmGeneral)などであってもよい。
【0232】
[0249] ステップ803b:障害が発生した場合に、NE/EMSが、サブスクリプション情報に基づいて障害通知をSDNCへ送信する。
【0233】
[0250] 障害通知の通知タイプの値範囲は、ステップ802bにおける障害通知タイプである。例えば、新しい障害が発生する。NE/EMSは、新障害発生通知を送信し、通知タイプ(notificationType)、追加情報(addtionalInfo)、及び障害情報を搬送する。追加情報(addtionalInfo)は、ベンダー名やネットワーク・エレメントのバージョン情報のようなNE情報を含んでもよい。
【0234】
[0251] ステップ804b:SDNCが、データ記述情報と障害情報をデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0235】
[0252] データ記述情報は、追加情報、及びコレクタの名前とデータ・タイプを含んでもよい。この実施形態では、コレクタの名称は、障害表現状態転送(Representational State Transfer, REST)プロトコル・アダプタ(Adapter)である。FMRESTアダプタは、SDNCにおける機能モジュールであり、FMRESTアダプタは、障害情報がRestAPIを介して取得されることを示す。データ・タイプは障害(fault)である。
【0236】
[0253] ステップ805b:データ・マッピング処理機能モジュールが、テンプレート・リクエスト・メッセージを、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールへ送信する。
【0237】
[0254] テンプレート・リクエスト・メッセージは、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、及びデータ・タイプを含んでもよい。
【0238】
[0255] ステップ806:マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールが、データ変換テンプレートをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0239】
[0256] データ変換テンプレートは、ステップ805a又はステップ805bにおいて送信されたテンプレート・リクエスト・メッセージに基づいて、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールによって照合することによって得られたデータ変換テンプレートであってもよい。
【0240】
[0257] ステップ807:データ・マッピング処理機能モジュールが、データ変換テンプレートに基づいて、障害情報を変換し、変換により得られた障害情報はVES仕様を充足している。
【0241】
[0258] ステップ808:データ・マッピング処理機能モジュールが、VESイベントをデータ・コンシューマ・モジュールへ送信し、VESイベントは、変換によって得られた障害情報を含む。
【0242】
[0259] この実施形態では、様々なソース(例えば、様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及び様々なネットワーク・エレメント・バージョン)からの障害情報は、VES仕様を充足するデータに変換されることが可能であり、その結果、データ・コンシューマ(例えば、ONAPコンシューマ)モジュールは、変換によって得られた報告データを直接使用して、データ・コンシューマ・モジュールにより報告データを分析又は使用する効率を改善することができる。
【0243】
[0260]
図10は、本願の実施形態によるデータ処理装置900の概略ブロック図である。本実施形態のデータ処理装置900は、前述の実施形態のデータ・マッピング処理機能モジュールとして使用することができる。データ処理装置900は、トランシーバ・ユニット901と処理ユニット902を含む。
【0244】
[0261] 実施形態では、データ処理装置900のユニットは、以下の動作及び/又は処理をそれぞれ実行するように構成されている。
【0245】
[0262] トランシーバ・ユニット901は、データ記述情報と報告データを受信するように構成されており、データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理によりサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む。
【0246】
[0263] 処理ユニット902は、データ記述情報に基づいて報告データを変換するように構成されており、変換により得られた報告データは、仮想ネットワーク機能イベント・ストリーミングVES仕様を充足している。
【0247】
[0264] トランシーバ・ユニット901は、VESイベントを送信するように更に構成されており、VESイベントは変換により得られた報告データを含む。
【0248】
[0265] 可能な実装において、データ記述情報と報告データは、コレクタ又はソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCのうちの少なくとも1つからのものであり、コレクタは、ファイル・コレクタ、ストリーム・コレクタ、SNMPトラップ・コレクタ、又はVESコレクタのうちの少なくとも1つを含む。
【0249】
[0266] 可能な実装において、トランシーバ・ユニット901は、コレクタにより送信された第1メッセージを受信するように更に構成されており、第1メッセージは、コレクタの識別情報、コレクタによりサポートされるデータ・タイプ、コレクタによりサポートされるコーディング・モード、及びコレクタのアドレスを含む。トランシーバ・ユニット901は、第1メッセージに基づいてコレクタのコンテキストを作成するように更に構成されており、コンテキストは、コレクタの識別情報、コレクタによりサポートされるデータ・タイプ、コレクタによりサポートされるコーディング・モード、及びコレクタのアドレスを含む。
【0250】
[0267] 可能な実装において、トランシーバ・ユニット901は、第6メッセージをコレクタへ送信するように更に構成されており、第6メッセージは、コレクタの識別情報と登録結果を含む。
【0251】
[0268] 可能な実装において、コレクタがファイル・コレクタ、ストリーム・コレクタ、又はSNMPトラップ・コレクタである場合に、処理ユニット902は、データ記述情報に基づいて、対応するデータ変換テンプレートを決定するように構成されており、データ・マッピング・モジュールは、報告データを、VES仕様に従うVESイベントに変換するように構成されており、処理ユニット902は、データ変換テンプレートに基づいて報告データを変換するように構成されている。
【0252】
[0269] 可能な実装において、トランシーバ・ユニット901は、SDNCによって送信された第7メッセージを受信するように更に構成されており、第7メッセージは、データ変換テンプレートを作成、更新、又は削除するために使用される。
【0253】
[0270] 可能な実装において、第7メッセージは、データ・テンプレート情報と、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、データ・タイプ、又はコーディング・モードのうちの少なくとも1つとを含む。
【0254】
[0271] 可能な実装において、トランシーバ・ユニット901は、SDNCにより送信された第2メッセージを受信するように更に構成されており、第2メッセージはデータ収集条件を指定するために使用され;処理ユニット902は、第2メッセージとコンテキストに基づいて、データ収集条件を充足するコレクタが存在するかどうかを決定するように更に構成されており;及びトランシーバ・ユニット901は、第3メッセージをSDNCへ送信するように更に構成されており、第3メッセージは、データ収集条件を充足するコレクタに関する情報を指定するために使用される。
【0255】
[0272] 可能な実装において、第2メッセージは、報告方法、ネットワーク管理システムによってサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによってサポートされるコーディング・モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0256】
[0273] 可能な実装において、データ収集条件を充足するコレクタが、ファイル・コレクタ又はVNFイベント・ストリーム・コレクタである場合、第3メッセージはコレクタの識別情報を含む。
【0257】
[0274] 可能な実装において、データ収集条件を充足するコレクタが、ストリーム・コレクタ又はSNMPトラップ・コレクタである場合、第3メッセージは、コレクタの識別情報又はコレクタのアドレスのうちの少なくとも1つを含む。
【0258】
[0275] 可能な実装において、コレクタがVESコレクタである場合、データ記述情報は、データ・タイプを含み、処理ユニット902は、報告データに含まれる要素をデータ・タイプに基づいて追加又は削除するように構成されている。
【0259】
[0276] 可能な実装において、報告データは、ファイル・データ、ストリーム・データ、障害データ、VESイベント、又はキャラクタ・データのうちの少なくとも1つを含む。
【0260】
[0277] オプションとして、データ処理装置900はまた、方法の実施形態におけるデータ・マッピング処理機能モジュールの別の機能を有していてもよい。同様な説明については、方法の実施形態の前述の説明を参照されたい。反復を回避するために、詳細はここでは再度説明されない。
【0261】
[0278] オプションとして、処理ユニット902はプロセッサであってもよく、トランシーバ・ユニット901はトランシーバであってもよい。トランシーバは、受信機と送信機を含み、送信及び受信機能の双方を有する。
【0262】
[0279] オプションとして、処理ユニット902は処理装置であってもよい。処理装置の一部又は全部の機能は、ソフトウェアを使用することにより実施されてもよい。
【0263】
[0280] 可能な実装において、処理装置の一部又は全部の機能は、ソフトウェアを使用することにより実現される。この場合、処理装置はメモリとプロセッサを含む可能性がある。メモリは、コンピュータ・プログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、方法の実施形態においてデータ・マッピング処理機能モジュール内で実施されるステップを実行するために、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを読み込んで実行する。
【0264】
[0281] オプションとして、可能な実装において、処理装置はプロセッサを含む。コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されたメモリは、処理装置の外側に配置される。プロセッサは、回路/電気配線を使用することによってメモリに接続され、メモリに記憶されているコンピュータ・プログラムを読み込んで実行する。
【0265】
[0282] 別の実施形態では、データ処理装置900はチップであってもよい。この場合、トランシーバ・ユニット901は、具体的には通信インターフェース又はトランシーバ回路であってもよい。
【0266】
[0283] 本願はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ・プログラムを記憶する。コンピュータ・プログラムがコンピュータによって実行される場合、コンピュータは、前述の任意の何れかの方法の実施形態におけるデータ・マッピング処理機能モジュールによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように動作することができる。
【0267】
[0284] 本願は、コンピュータ・プログラム製品を更に提供する。コンピュータ・プログラム製品は、コンピュータ・プログラム・コードを含む。コンピュータ・プログラム・コードがコンピュータ上で実行される場合、コンピュータは、前述の任意の何れかの方法の実施形態におけるデータ・マッピング処理機能モジュールによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように動作することが可能である。
【0268】
[0285] 本願はチップを更に提供する。チップはプロセッサを含む。コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されるメモリは、チップとは独立に配置され、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを実行し、任意の何れかの方法の実施形態におけるデータ・マッピング処理機能モジュールによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように構成されている。
【0269】
[0286] 更に、チップは、メモリと通信インターフェースを含んでもよい。通信インターフェースは、入力/出力インターフェース、ピン、入力/出力回路などであってもよい。
【0270】
[0287]
図11は、本願の実施形態によるデータ処理装置1000の構造の概略図である。
図11に示されるように、データ処理装置1000は、前述の実施形態におけるデータ・マッピング処理機能モジュールであってもよい。データ処理装置1000は、プロセッサ1001とトランシーバ1002を含む。
【0271】
[0288] オプションとして、データ処理装置1000はメモリ1003を更に含む。プロセッサ1001、トランシーバ1002、及びメモリ1003は、制御信号及び/又はデータ信号を転送するために、内部接続経路を介して互いに通信することができる。
【0272】
[0289] メモリ1003は、コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されている。プロセッサ1001は、メモリ1003に記憶されているコンピュータ・プログラムを実行して、前述の装置の実施形態における機能を実施するように構成されている。
【0273】
[0290] オプションとして、メモリ1003は、代替的に、プロセッサ1001に統合されてもよいし、又はプロセッサ1001から独立していてもよい。
【0274】
[0291] 装置の実施形態は、方法の実施形態におけるデータ・マッピング処理機能モジュールの技術的解決策を実行するために使用することができる。装置の実施形態の実装原理及び技術的効果は、方法の実施形態のものと類似しており、詳細はここで再度説明しない。
【0275】
[0292]
図12は、本願の実施形態によるコレクタの構造1100の概略図である。コレクタ1100は、方法の実施形態におけるコレクタに対応していてもよい。
図12に示すように、コレクタ1100は、トランシーバ・ユニット1101と処理ユニット1102を含む。
【0276】
[0293] 実施形態では、コレクタ1100のユニットは、以下の動作及び/又は処理をそれぞれ実行するように構成されている。
【0277】
[0294] トランシーバ・ユニット1101は、データ記述情報を受信するように構成されている。
【0278】
[0295] 処理ユニット1102は、データ記述情報と報告データを、トランシーバ・ユニット1101によりデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信するように構成されており、データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む。
【0279】
[0296] 可能な実装において、トランシーバ・ユニット1101は、第1メッセージをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信するように更に構成されており、第1メッセージは、コレクタの識別情報、コレクタによりサポートされるデータ・タイプ、コレクタによりサポートされるコーディング・モード、及びコレクタのアドレスを含む。
【0280】
[0297] 可能な実装において、コレクタはファイル・コレクタであり、報告データはファイル・データであり、トランシーバ・ユニット1101は、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信された第4メッセージを受信するように構成されており、第4メッセージはファイル情報とデータ記述情報を含み、ファイル情報はファイル・データの場所を指定するために使用され、処理ユニット1102は、トランシーバ・ユニット1101を介して、ファイル・データを、ファイル情報に基づいて、対応する場所からダウンロードするように更に構成されている。
【0281】
[0298] 可能な実装において、コレクタ1100はストリーム・コレクタであり、報告データはストリーム・データであり、トランシーバ・ユニット1101は、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムに対するTCPコネクションを設定するように構成されており、処理ユニット1102は、ストリーム・データとデータ記述情報をTCPコネクションを介して受信するように更に構成されている。
【0282】
[0299] 可能な実装において、コレクタ1100はSNMPトラップ・コレクタであり、報告データはキャラクタ・データであり、トランシーバ・ユニット1101は、SDNCにより送信された第5メッセージを受信するように構成されており、第5メッセージはデータ記述情報とMIBデータを含み;トランシーバ・ユニット1101は、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムにより送信された障害データを受信するように更に構成されており;処理ユニット1102は、MIBデータに基づいて、障害データをキャラクタ・データに復号化するように更に構成されている。
【0283】
[0300] 可能な実装において、コレクタ1100はVESコレクタであり、報告データはVESイベントであり、トランシーバ・ユニット1101は、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムにより送信されたVESイベント及びデータ記述情報を受信するように構成されており、データ記述情報はネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプを含む。
【0284】
[0301] オプションとして、処理ユニット1102はプロセッサであってもよく、トランシーバ・ユニット1101はトランシーバであってもよい。トランシーバは、受信機と送信機を含み、受信及び送信機能の双方を有する。
【0285】
[0302] オプションとして、処理ユニット1102は処理装置であってもよい。処理装置の一部又は全部の機能は、ソフトウェアを使用することにより実施されてもよい。
【0286】
[0303] 可能な実装において、処理装置の一部又は全部の機能は、ソフトウェアを使用することにより実現される。この場合、処理装置はメモリとプロセッサを含む可能性がある。メモリは、コンピュータ・プログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、方法の実施形態においてデータ・マッピング処理機能モジュール内で実施されるステップを実行するために、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを読み込んで実行する。
【0287】
[0304] オプションとして、可能な実装において、処理装置はプロセッサを含む。コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されたメモリは、処理装置の外側に配置される。プロセッサは、回路/電気配線を使用することによってメモリに接続され、メモリに記憶されているコンピュータ・プログラムを読み込んで実行する。
【0288】
[0305] 別の実施形態では、データ処理装置1100はチップであってもよい。この場合、トランシーバ・ユニット1101は、具体的には通信インターフェース又はトランシーバ回路であってもよい。
【0289】
[0306] 本願はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ・プログラムを記憶する。コンピュータ・プログラムがコンピュータによって実行される場合、コンピュータは、前述の任意の何れかの方法の実施形態におけるコレクタによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように動作することができる。
【0290】
[0307] 本願は、コンピュータ・プログラム製品を更に提供する。コンピュータ・プログラム製品は、コンピュータ・プログラム・コードを含む。コンピュータ・プログラム・コードがコンピュータ上で実行される場合、コンピュータは、前述の任意の何れかの方法の実施形態におけるコレクタによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように動作することが可能である。
【0291】
[0308] 本願はチップを更に提供する。チップはプロセッサを含む。コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されるメモリは、チップとは独立に配置され、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを実行し、任意の何れかの方法の実施形態におけるコレクタによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように構成されている。
【0292】
[0309] 更に、チップは、メモリと通信インターフェースを含んでもよい。通信インターフェースは、入力/出力インターフェース、ピン、入力/出力回路などであってもよい。
【0293】
[0310]
図13は、本願の実施形態によるコレクタ1200の構造の概略図である。
図13に示されるように、コレクタ1200は、前述の実施形態におけるコレクタであってもよい。コレクタ1200は、プロセッサ1201とトランシーバ1202を含む。
【0294】
[0311] オプションとして、コレクタ1200はメモリ1203を更に含む。プロセッサ1201、トランシーバ1202、及びメモリ1203は、制御信号及び/又はデータ信号を転送するために、内部接続経路を介して互いに通信することができる。
【0295】
[0312] メモリ1203は、コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されている。プロセッサ1201は、メモリ1203に記憶されているコンピュータ・プログラムを実行して、前述の装置の実施形態における機能を実施するように構成されている。
【0296】
[0313] オプションとして、メモリ1203は、代替的に、プロセッサ1201に統合されてもよいし、又はプロセッサ1201から独立していてもよい。
【0297】
[0314] 装置の実施形態は、方法の実施形態におけるコレクタの技術的解決策を実行するために使用することができる。装置の実施形態の実装原理及び技術的効果は、方法の実施形態のものと類似しており、詳細はここで再度説明しない。
【0298】
[0315]
図14は、本願の実施形態によるデータ処理装置1300の構造の概略図である。コレクタ1300は、方法の実施形態におけるネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムに対応していてもよい。
図14に示すように、データ処理装置1300は、トランシーバ・ユニット1301と処理ユニット1302を含む
[0316] 実施形態では、データ処理装置1300のユニットは、以下の動作及び/又は処理をそれぞれ実行するように構成されている。
【0299】
[0317] トランシーバ・ユニット1301は、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信されたデータ収集リクエスト・メッセージを受信するように構成されており、データ収集リクエスト・メッセージは、報告方法、収集する期間の細かさ、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む。
【0300】
[0318] 処理ユニット1302は、データ収集リクエスト・メッセージに基づいて、ファイル・データ、ストリーム・データ、障害データ、VESイベント、又はキャラクタ・データを収集するように構成されていてもよい。
【0301】
[0319] 可能な実装において、処理ユニット1302は、トランシーバ・ユニット1301により、ストリーム・コレクタに対するTCPコネクションを設定し;及びストリーム・データとデータ記述情報を、TCPコネクションによりストリーム・コレクタへ送信するように更に構成されていてもよく、データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む。
【0302】
[0320] 可能な実装において、トランシーバ・ユニット1301は、MIBデータをSDNCへ送信するように更に構成されており、MIBデータは障害データを復号化するために使用される。
【0303】
[0321] 可能な実装において、トランシーバ・ユニット1301は、ネットワーク管理システムによってサポートされるデータ・タイプとVESイベントをVESコレクタへ送信するように更に構成される。
【0304】
[0322] オプションとして、処理ユニット1302はプロセッサであってもよく、トランシーバ・ユニット1301はトランシーバであってもよい。トランシーバは、受信機と送信機を含み、受信及び送信機能の双方を有する。
【0305】
[0323] オプションとして、処理ユニット1302は処理装置であってもよい。処理装置の一部又は全部の機能は、ソフトウェアを使用することにより実施されてもよい。
【0306】
[0324] 可能な実装において、処理装置の一部又は全部の機能は、ソフトウェアを使用することにより実現される。この場合、処理装置はメモリとプロセッサを含む可能性がある。メモリは、コンピュータ・プログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、方法の実施形態においてネットワーク・エレメント又はエレメント管理システム内で実施されるステップを実行するために、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを読み込んで実行する。
【0307】
[0325] オプションとして、可能な実装において、処理装置はプロセッサを含む。コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されたメモリは、処理装置の外側に配置される。プロセッサは、回路/電気配線を使用することによってメモリに接続され、メモリに記憶されているコンピュータ・プログラムを読み込んで実行する。
【0308】
[0326] 別の実施形態では、データ処理装置1100はチップであってもよい。この場合、トランシーバ・ユニット1301は、具体的には通信インターフェース又はトランシーバ回路であってもよい。
【0309】
[0327] 本願はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ・プログラムを記憶する。コンピュータ・プログラムがコンピュータによって実行される場合、コンピュータは、前述の任意の何れかの方法の実施形態におけるネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように動作することができる。
【0310】
[0328] 本願は、コンピュータ・プログラム製品を更に提供する。コンピュータ・プログラム製品は、コンピュータ・プログラム・コードを含む。コンピュータ・プログラム・コードがコンピュータ上で実行される場合、コンピュータは、前述の任意の何れかの方法の実施形態におけるネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように動作することが可能である。
【0311】
[0329] 本願はチップを更に提供する。チップはプロセッサを含む。コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されるメモリは、チップとは独立に配置され、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを実行し、任意の何れかの方法の実施形態におけるネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように構成されている。
【0312】
[0330] 更に、チップは、メモリと通信インターフェースを含んでもよい。通信インターフェースは、入力/出力インターフェース、ピン、入力/出力回路などであってもよい。
【0313】
[0331]
図15は、本願の実施形態によるデータ処理装置1400の構造の概略図である。データ処理装置1400は、方法の実施形態におけるネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムに対応していてもよい。データ処理装置1400は、プロセッサ1401とトランシーバ1402を含む。
【0314】
[0332] オプションとして、データ処理装置1400はメモリ1403を更に含む。プロセッサ1401、トランシーバ1402、及びメモリ1403は、制御信号及び/又はデータ信号を転送するために、内部接続経路を介して互いに通信することができる。
【0315】
[0333] メモリ1403は、コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されている。プロセッサ1401は、メモリ1403に記憶されているコンピュータ・プログラムを実行して、前述の装置の実施形態における機能を実施するように構成されている。
【0316】
[0334] オプションとして、メモリ1403は、代替的に、プロセッサ1401に統合されてもよいし、又はプロセッサ1401から独立していてもよい。
【0317】
[0335] 装置の実施形態は、方法の実施形態におけるネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムの技術的解決策を実行するために使用することができる。装置の実施形態の実装原理及び技術的効果は、方法の実施形態のものと類似しており、詳細はここで再度説明しない。
【0318】
[0336] 本願の実施形態はネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムを更に提供する。ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムは、
図14と同じ構造を使用する。トランシーバ・ユニットは、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信された第1能力ネゴシエーション・メッセージを受信するように構成されており、第1能力ネゴシエーション・メッセージは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、ネットワーク管理システムの報告方法、データ・タイプ、又はコーディング・モード、のうちの少なくとも1つをサポートするかどうかをフィードバックするように、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムをトリガするために使用される。処理ユニットは、トランシーバ・ユニットを介してフィードバック結果をSDNCへ送信するように構成されており、フィードバック結果は、ネットワーク管理システムの報告方法、データ・タイプ、又はコーディング・モード、のうちの少なくとも1つがサポートされるかどうかを示すために使用される。
【0319】
[0337] 幾つかの実施形態において、第1能力ネゴシエーション・メッセージは、報告方法、データ・タイプ、コーディング・モード、及びオブジェクト・リストを含み、オブジェクト・リストは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントを示すために使用され、エレメント管理システムは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントのうちの1つ以上を管理するように構成されており、処理ユニットは、オブジェクト・リストを分析して識別情報を取得し、識別情報に基づいて、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、ネットワーク管理システムの報告方法、データ・タイプ及びコーディング・モードをサポートするかどうかを取得するように更に構成されている。
【0320】
[0338]
図16は、本願の実施形態によるソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1500の構造の概略図である。ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1500は、方法の実施形態におけるSDNCに対応していてもよい。
図16に示すように、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1500は、トランシーバ・ユニット1501と処理ユニット1502を含む。
【0321】
[0339] 実施形態では、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1500のユニットは、以下の動作及び/又は処理をそれぞれ実行するように構成されている。
【0322】
[0340] トランシーバ・ユニット1501は、ネットワーク管理システムにより送信されたサービス・リクエスト・メッセージを受信するように構成されており、サービス・リクエスト・メッセージは、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、及びネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モードを含む。
【0323】
[0341] トランシーバ・ユニット1501は、第1能力ネゴシエーション・メッセージをネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムへ送信するように更に構成されており、第1能力ネゴシエーション・メッセージは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、データ・タイプ又はコーディング・モードをサポートするかどうかをフィードバックするように、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムをトリガするために使用される。
【0324】
[0342] 処理ユニット1502は、トランシーバ・ユニット1501を介して、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムのフィードバックに基づいて、データ収集リクエスト・メッセージを、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムへ送信するように構成されている。
【0325】
[0343] 可能な実装において、サービス・リクエスト・メッセージはオブジェクト・リストを更に含み、第1能力ネゴシエーション・メッセージは、データ・タイプ、コーディング・モード、及びオブジェクト・リストを含み、オブジェクト・リストは少なくとも1つのネットワーク・エレメントを示すために使用され、エレメント管理システムは少なくとも1つのネットワーク・エレメントのうちの1つ以上を管理するように構成されている。
【0326】
[0344] 可能な実装において、サービス・リクエスト・メッセージは、オブジェクト・リストを更に含み、オブジェクト・リストは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントを示すために使用され、エレメント管理システムは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントのうちの1つ以上を管理するために使用され、処理ユニット1502は、オブジェクト・リストを分析して識別情報を取得するように更に構成されており、処理ユニット1502は、トランシーバ・ユニット1501を介して、第1能力ネゴシエーション・メッセージを、識別情報に対応するネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムへ送信するように更に構成されている。
【0327】
[0345] オプションとして、処理ユニット1502はプロセッサであってもよく、トランシーバ・ユニット1501はトランシーバであってもよい。トランシーバは、受信機と送信機を含み、受信及び送信機能の双方を有する。
【0328】
[0346] オプションとして、処理ユニット1502は処理装置であってもよい。処理装置の一部又は全部の機能は、ソフトウェアを使用することにより実施されてもよい。
【0329】
[0347] 可能な実装において、処理装置の一部又は全部の機能は、ソフトウェアを使用することにより実現される。この場合、処理装置はメモリとプロセッサを含む可能性がある。メモリは、コンピュータ・プログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、方法の実施形態においてSDNC内で実施されるステップを実行するために、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを読み込んで実行する。
【0330】
[0348] オプションとして、可能な実装において、処理装置はプロセッサを含む。コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されたメモリは、処理装置の外側に配置される。プロセッサは、回路/電気配線を使用することによってメモリに接続され、メモリに記憶されているコンピュータ・プログラムを読み込んで実行する。
【0331】
[0349] 別の実施形態では、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1500はチップであってもよい。この場合、トランシーバ・ユニット1501は、具体的には通信インターフェース又はトランシーバ回路であってもよい。
【0332】
[0350] 本願はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ・プログラムを記憶する。コンピュータ・プログラムがコンピュータによって実行される場合、コンピュータは、前述の任意の何れかの方法の実施形態におけるSDNCによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように動作することができる。
【0333】
[0351] 本願は、コンピュータ・プログラム製品を更に提供する。コンピュータ・プログラム製品は、コンピュータ・プログラム・コードを含む。コンピュータ・プログラム・コードがコンピュータ上で実行される場合、コンピュータは、前述の任意の何れかの方法の実施形態におけるSDNCによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように動作することが可能である。
【0334】
[0352] 本願はチップを更に提供する。チップはプロセッサを含む。コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されるメモリは、チップとは独立に配置され、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを実行し、任意の何れかの方法の実施形態におけるSDNCによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように構成されている。
【0335】
[0353] 更に、チップは、メモリと通信インターフェースを含んでもよい。通信インターフェースは、入力/出力インターフェース、ピン、入力/出力回路などであってもよい。
【0336】
[0354]
図17は、本願の実施形態によるソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1600の構造の概略図である。ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1600は、方法の実施形態におけるSDNCに対応していてもよい。ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1600は、プロセッサ1601とトランシーバ1602を含む。
【0337】
[0355] オプションとして、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1600はメモリ1203を更に含む。プロセッサ1601、トランシーバ1602、及びメモリ1603は、制御信号及び/又はデータ信号を転送するために、内部接続経路を介して互いに通信することができる。
【0338】
[0356] メモリ1603は、コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されている。プロセッサ1601は、メモリ1603に記憶されているコンピュータ・プログラムを実行して、前述の装置の実施形態における機能を実施するように構成されている。
【0339】
[0357] オプションとして、メモリ1603は、代替的に、プロセッサ1601に統合されてもよいし、又はプロセッサ1601から独立していてもよい。
【0340】
[0358] 装置の実施形態は、方法の実施形態におけるSDNCの技術的解決策を実行するために使用することができる。装置の実施形態の実装原理及び技術的効果は、方法の実施形態のものと類似しており、詳細はここで再度説明しない。
【0341】
[0359] 前述の実施形態で説明したプロセッサは、集積回路チップであってもよく、信号処理能力を有する。実装プロセスにおいて、前述の方法の実施形態におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路又はソフトウェア形式の命令を使用することによって実施されてもよい。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor, DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field programmable gate array, FPGA)、又は別のプログラマブル・ロジック・コンポーネント、個別ゲート又はトランジスタ・ロジック・デバイス、又は個別ハードウェア・コンポーネントであってもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、又はプロセッサは、任意の従来のプロセッサ等であってもよい。本願の実施形態で開示される方法のステップは、ハードウェア符号化プロセッサを使用することにより直接的に実行して完了させてもよいし、又は符号化プロセッサ内のハードウェア&ソフトウェア・モジュールの組み合わせを使用することにより実行して完了させてもよい。ソフトウェア・モジュールは、ランダム・アクセス・メモリ、フラッシュ・メモリ、リード・オンリー・メモリ、プログラマブル・リード・オンリー・メモリ、電気的に消去可能なプログラマブル・メモリ、又はレジスタのような、当該技術分野における成熟した記憶媒体の中に配置されてもよい。記憶媒体はメモリ内に配置され、プロセッサはメモリ内の情報を読み込み、プロセッサのハードウェアとの組み合わせで前述の方法のステップを完了する。
【0342】
[0360] 前述の実施形態におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは、リード・オンリー・メモリ(read-only memory, ROM)、プログラマブル・リード・オンリー・メモリ(programmable ROM, PROM)、消去可能プログラマブル・リード・オンリー・メモリ(erasable PROM, EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブル・リード・オンリー・メモリ(electrically EPROM, EEPROM)、又はフラッシュ・メモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダム・アクセス・メモリ(random access memory, RAM)であってもよい。限定的ではない例示的な具体例を通じて、RAMの多くの形態、例えばスタティック・ランダム・アクセス・メモリ(static RAM, SRAM)、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(dynamic RAM, DRAM)、同期ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(synchronous DRAM, SDRAM)、ダブル・データ・レート同期ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(double data rate SDRAM, DDR SDRAM)、エンハンスト同期ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(enhanced SDRAM, ESDRAM)、シンクリンク・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(synchlink DRAM, SLDRAM)、及びダイレクト・ランバス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(direct rambus RAM, DR RAM)が使用される可能性がある。本明細書で説明されるシステム及び方法におけるメモリは、他の任意の適切なタイプのメモリ及びmemoriesを含むが、これらに限定されないことに留意すべきである。
【0343】
[0361] 当業者は、本明細書で開示された実施形態で説明された実施例との組み合わせにおいて、ユニットやアルゴリズム・ステップは、電子ハードウェア又は電子・ハードウェアとコンピュータ・ソフトウェアの組み合わせによって実現されてもよいことを認識するであろう。機能がハードウェア又はソフトウェアによって実行されるかどうかは、特定のアプリケーションや技術的解決策の設計制約条件に依存する。当業者は、特定のアプリケーションの各々について、説明された機能を実現するために様々な方法を使用するかもしれないが、その実現が本願の範囲を超えて行くものであると解釈すべきではない。
【0344】
[0362] 当業者は、便利で簡単な説明の目的のために、前述のシステム、装置、及びユニットの詳細な動作プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照することができる、ということを明確に理解することができる。詳細はここで再度説明しない。
【0345】
[0363] 本願で提供される幾つかの実施形態において、開示されたシステム、装置、及び方法は、他の方法で実施されてもよいことが理解されるはずである。例えば、説明された装置の実施形態は単なる一例に過ぎない。例えば、ユニットへの分割は、単に論理的な機能分割に過ぎず、実際の実装では他の分割である可能性がある。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに結合又は統合されてもよく、或いは幾つかの特徴は無視されたり又は実行されかったりしてもよい。更に、図示又は説明された相互カップリング、直接的なカップリング、又は通信コネクションは、何らかのインターフェースを介して実装されてもよい。装置又はユニット間の間接的なカップリング又は通信コネクションは、電子的、機械的、又は他の形態で実施されてもよい。
【0346】
[0364] 個別的な部品として記述されているユニットは、物理的に分離されていたりされていなかったりしてもよく、即ちユニットとして図示されているパーツは、物理的なユニットであってもなくてもよく、即ちそれらは、一カ所に配置されていてもよいし、又は複数のネットワーク・ユニットに分散されていてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態における解決策の目的を達成するために、実際の条件に依存して選択されることが可能である。
【0347】
[0365] 更に、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、各々のユニットは、物理的に単独で存在してもよいし、又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
【0348】
[0366] 機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売又は使用される場合、その機能は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本願の技術的解決策は、本質的に、又は従来技術に対して貢献する部分又は技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形態で実施されてもよい。コンピュータ・ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータ・デバイス(パーソナル・コンピュータ、サーバー、又はネットワーク・デバイスである)に、本願の実施形態で説明される方法のステップの全部又は一部を実行するように指示するための幾つかの命令を含む。記憶媒体は、USBフラッシュ・ドライブ、リムーバブル・ハード・ディスク、リード・オンリー・メモリ・(read-only memory, ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(random access memory, RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクのようなプログラム・コードを記憶することが可能な任意の媒体を含む。
【手続補正書】
【提出日】2022-05-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ記述情報と報告データを受信するステップであって、前記データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップ;
前記データ記述情報に基づいて前記報告データを変換するステップであって、変換により得られた報告データは、仮想ネットワーク機能イベント・ストリーミングVES仕様を充足している、ステップ;及び
前記VESイベントを送信するステップであって、前記VESイベントは前記変換により得られた報告データを含む、ステップ;
を含むデータ処理方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、前記データ記述情報と報告データを受信するステップの前に:
コレクタにより送信された第1メッセージを受信するステップであって、前記第1メッセージは、前記コレクタの識別情報、前記コレクタによりサポートされるデータ・タイプ、前記コレクタによりサポートされるコーディング・モード、及び前記コレクタのアドレスを含む、ステップ;及び
前記第1メッセージに基づいて前記コレクタのコンテキストを作成するステップであって、前記コンテキストは、前記コレクタの前記識別情報、前記コレクタによりサポートされる前記データ・タイプ、前記コレクタによりサポートされる前記コーディング・モード、及び前記コレクタの前記アドレスを含む、ステップ;
を更に含む方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の方法において、前記データ記述情報に基づいて前記報告データを変換するステップは:
前記データ記述情報に基づいて、対応するデータ変換テンプレートを決定するステップであって、データ
変換テンプレートは、前記報告データを、前記VES仕様に従う前記VESイベントに変換するように構成されている、ステップ;及び
前記データ変換テンプレートに基づいて前記報告データを変換するステップ;
を含む、方法。
【請求項4】
請求項1-3のうちの何れか一項に記載の方法において、
ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信された第2メッセージを受信するステップであって、前記第2メッセージはデータ収集条件を指定するために使用される、ステップ;
前記第2メッセージと前記コンテキストに基づいて、前記データ収集条件を充足する前記コレクタが存在するかどうかを決定するステップ;及び
第3メッセージを前記SDNCへ送信するステップであって、前記第3メッセージは、前記データ収集条件を充足する前記コレクタに関する情報を指定するために使用される、ステップ;
を更に含む方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法において、前記データ収集条件を充足する前記コレクタが、ファイル・コレクタ又は仮想ネットワーク機能VNFイベント・ストリーム・コレクタである場合、前記第3メッセージは前記コレクタの前記識別情報を含む;又は
前記データ収集条件を充足する前記コレクタが、ストリーム・コレクタ又はSNMPトラップ・コレクタである場合、前記第3メッセージは、前記コレクタの前記識別情報又は前記コレクタの前記アドレスのうちの少なくとも1つを含む、方法。
【請求項6】
コレクタが、データ記述情報を受信するステップ;及び
前記コレクタが、前記データ記述情報と報告データを、データ・マッピング処理機能モジュールへ送信するステップであって、前記データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップ;
を含むデータ処理方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法において、
前記方法は:
前記コレクタが、第1メッセージを前記データ・マッピング処理機能モジュールへ送信するステップであって、前記第1メッセージは、前記コレクタの識別情報、前記コレクタによりサポートされるデータ・タイプ、前記コレクタによりサポートされるコーディング・モード、及び前記コレクタのアドレスを含む、ステップ;
を更に含む、方法。
【請求項8】
請求項6又は7に記載の方法において、
前記コレクタはファイル・コレクタであり、前記報告データはファイル・データであり、前記コレクタが、データ記述情報を受信するステップは、前記ファイル・コレクタが、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信された第4メッセージを受信するステップであって、前記第4メッセージはファイル情報と前記データ記述情報を含み、前記ファイル情報は前記ファイル・データの場所を指定するために使用される、ステップ;及び前記ファイル・コレクタが、前記ファイル・データを、前記ファイル情報に基づいて、対応する場所からダウンロードするステップを含む;
前記コレクタはストリーム・コレクタであり、報告データはストリーム・データであり、前記コレクタが、データ記述情報を受信するステップは、前記ストリーム・コレクタが、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムに対する伝送制御プロトコルTCPコネクションを設定するステップ;及び前記ストリーム・コレクタが、前記ストリーム・データと前記データ記述情報を前記TCPコネクションを介して受信するステップを含む;
前記コレクタはSNMPトラップ・コレクタであり、前記報告データはキャラクタ・データであり、前記コレクタが、データ記述情報を受信するステップは、前記SNMPトラップ・コレクタが、SDNCにより送信された第5メッセージを受信するステップであって、前記第5メッセージは前記データ記述情報と管理情報ベースMIBデータを含む、ステップ;前記SNMPトラップ・コレクタが、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムにより送信された障害データを受信するステップ;及び前記SNMPトラップ・コレクタが、前記MIBデータに基づいて、前記障害データを前記キャラクタ・データに復号化するステップを含む;又は
前記コレクタは仮想ネットワーク機能イベント・ストリーミングVESコレクタであり、前記報告データはVESイベントであり、前記コレクタが、データ記述情報を受信するステップは、前記VESコレクタが、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムにより送信された前記VESイベント及び前記データ記述情報を受信するステップであって、前記データ記述情報は前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプを含む、ステップを含む、方法。
【請求項9】
ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信されたデータ収集リクエスト・メッセージを受信するステップであって、前記データ収集リクエスト・メッセージは、報告方法、収集する期間の細かさ、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップ;及び
前記データ収集リクエスト・メッセージに基づいて報告データを収集するステップ;
を含むデータ処理方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法において、
ストリーム・コレクタに対する伝送制御プロトコルTCPコネクションを設定するステップ;及び
前記報告データと前記データ記述情報を、前記TCPコネクションにより前記ストリーム・コレクタへ送信するステップであって、前記データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップを更に含む方法。
【請求項11】
請求項9に記載の方法において、
管理情報ベースMIBデータを前記SDNCへ送信するステップであって、前記MIBは前記報告データを復号化するために使用される、ステップ;又は
前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプと前記報告データを、仮想ネットワーク機能データ・ストリーミングVESコレクタへ送信するステップを更に含む方法。
【請求項12】
請求項9-11のうちの何れか一項に記載の方法において、
前記SDNCにより送信された第1能力ネゴシエーション・メッセージを受信するステップであって、前記第1能力ネゴシエーション・メッセージは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、前記ネットワーク管理システムの前記報告方法、前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記コーディング・モード、のうちの少なくとも1つをサポートするかどうかをフィードバックするように、前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムをトリガするために使用される、ステップ;及び
フィードバック結果を前記SDNCへ送信するステップであって、前記フィードバック結果は、前記ネットワーク管理システムの前記報告方法、前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記コーディング・モード、のうちの少なくとも1つがサポートされるかどうかを示すために使用される、ステップ;
を更に含む方法。
【請求項13】
ネットワーク管理システムにより送信されたサービス・リクエスト・メッセージを受信するステップであって、前記サービス・リクエスト・メッセージは、報告方法、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップ;
第1能力ネゴシエーション・メッセージをネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムへ送信するステップであって、前記第1能力ネゴシエーション・メッセージは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、前記報告方法、前記データ・タイプ、又は前記コーディング・モード、のうちの少なくとも1つをサポートするかどうかをフィードバックするように、前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムをトリガするために使用される、ステップ;及び
前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムのフィードバックに基づいて、データ収集リクエスト・メッセージを、前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムへ送信するステップ;
を含むデータ処理方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法において、前記サービス・リクエスト・メッセージはオブジェクト・リストを更に含み、前記方法は:
前記オブジェクト・リストを分析して識別情報を取得するステップ;
を更に含み、前記第1能力ネゴシエーション・メッセージをネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムへ送信するステップは、
前記第1能力ネゴシエーション・メッセージを、前記識別情報に対応する前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムへ送信するステップを含む、方法。
【請求項15】
データ処理装置であって、前記データ処理装置はデータ・マッピング処理機能モジュールとして使用され、前記データ処理装置は:
データ記述情報と報告データを受信するように構成されたトランシーバ・ユニットであって、前記データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、トランシーバ・ユニット;及び
前記データ記述情報に基づいて前記報告データを変換するように構成された処理ユニットであって、変換により得られた報告データは、仮想ネットワーク機能イベント・ストリーミングVES仕様を充足している、処理ユニット;及び
を含み、前記トランシーバ・ユニットは、前記VESイベントを送信するように更に構成されており、前記VESイベントは前記変換により得られた報告データを含む、装置。
【請求項16】
請求項15に記載の装置において、前記トランシーバ・ユニットは、コレクタにより送信された第1メッセージを受信するように更に構成されており、前記第1メッセージは、前記コレクタの識別情報、前記コレクタによりサポートされるデータ・タイプ、前記コレクタによりサポートされるコーディング・モード、及び前記コレクタのアドレスを含み;及び
前記処理ユニットは、前記第1メッセージに基づいて前記コレクタのコンテキストを作成するように更に構成されており、前記コンテキストは、前記コレクタの前記識別情報、前記コレクタによりサポートされる前記データ・タイプ、前記コレクタによりサポートされる前記コーディング・モード、及び前記コレクタの前記アドレスを含む、装置。
【請求項17】
請求項15又は16に記載の装置において、前記処理ユニットは、前記データ記述情報に基づいて、対応するデータ変換テンプレートを決定し、前記データ変換テンプレートに基づいて前記報告データを変換するように構成されており、データ・マッピング・モジュールは、前記報告データを、前記VES仕様に従う前記VESイベントに変換するように構成されている、装置。
【請求項18】
請求項15-17のうちの何れか一項に記載の装置において、前記トランシーバ・ユニットは、 ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信された第2メッセージを受信するように構成されており、前記第2メッセージはデータ収集条件を指定するために使用され;
前記処理ユニットは、前記第2メッセージと前記コンテキストに基づいて、前記データ収集条件を充足する前記コレクタが存在するかどうかを決定するように更に構成されており;及び
前記トランシーバ・ユニットは、第3メッセージを前記SDNCへ送信するように更に構成されており、前記第3メッセージは、前記データ収集条件を充足する前記コレクタに関する情報を指定するために使用される、装置。
【請求項19】
請求項18に記載の装置において、前記データ収集条件を充足する前記コレクタが、ファイル・コレクタ又は仮想ネットワーク機能VNFイベント・ストリーム・コレクタである場合、前記第3メッセージは前記コレクタの前記識別情報を含む;又は
前記データ収集条件を充足する前記コレクタが、ストリーム・コレクタ又はSNMPトラップ・コレクタである場合、前記第3メッセージは、前記コレクタの前記識別情報又は前記コレクタの前記アドレスのうちの少なくとも1つを含む、装置。
【請求項20】
データ記述情報を受信するように構成されたトランシーバ・ユニット;及び
前記データ記述情報と報告データを、データ・マッピング処理機能モジュールへ前記トランシーバ・ユニットを介して送信するように構成された処理ユニットステップであって、前記データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、処理ユニット;
を含むコレクタ。
【請求項21】
請求項20に記載のコレクタにおいて、前記トランシーバ・ユニットは、第1メッセージを前記データ・マッピング処理機能モジュールへ送信するように更に構成されており、前記第1メッセージは、前記コレクタの識別情報、前記コレクタによりサポートされるデータ・タイプ、前記コレクタによりサポートされるコーディング・モード、及び前記コレクタのアドレスを含む、コレクタ。
【請求項22】
請求項20又は21に記載のコレクタにおいて、
前記コレクタはファイル・コレクタであり、前記報告データはファイル・データであり、前記トランシーバ・ユニットは、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信された第4メッセージを受信するように構成されており、前記第4メッセージはファイル情報と前記データ記述情報を含み、前記ファイル情報は前記ファイル・データの場所を指定するために使用され;及び前記データ処理ユニットは、前記トランシーバ・ユニットを介して、前記ファイル・データを、前記ファイル情報に基づいて、対応する場所からダウンロードするように更に構成されている;
前記コレクタはストリーム・コレクタであり、報告データはストリーム・データであり、前記トランシーバ・ユニットは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムに対する伝送制御プロトコルTCPコネクションを設定するように構成されており;及び処理ユニットは、前記ストリーム・データと前記データ記述情報を前記TCPコネクションを介して受信するように更に構成されている;
前記コレクタはSNMPトラップ・コレクタであり、前記報告データはキャラクタ・データであり、前記トランシーバ・ユニットは、SDNCにより送信された第5メッセージを受信するように構成されており、前記第5メッセージは前記データ記述情報と管理情報ベースMIBデータを含み;前記トランシーバ・ユニットは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムにより送信された障害データを受信するように更に構成されており;及び前記処理ユニットは、前記MIBデータに基づいて、前記障害データを前記キャラクタ・データに復号化するように更に構成されている;又は
前記コレクタは仮想ネットワーク機能イベント・ストリーミングVESコレクタであり、前記報告データはVESイベントであり、前記トランシーバ・ユニットは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムにより送信された前記VESイベント及び前記データ記述情報を受信するように構成されており、前記データ記述情報は前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプを含む、コレクタ。
【請求項23】
データ処理装置であって、前記データ処理装置はネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムとして使用され、前記データ処理装置は:
ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信されたデータ収集リクエスト・メッセージを受信するように構成されたトランシーバ・ユニットであって、前記データ収集リクエスト・メッセージは、報告方法、収集する期間の細かさ、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、トランシーバ・ユニット;及び
前記データに基づいて報告データを収集するように構成された処理ユニット;
を含む装置。
【請求項24】
請求項23に記載の装置において、前記処理ユニットは、前記トランシーバ・ユニットによりストリーム・コレクタに対する伝送制御プロトコルTCPコネクションを設定し;及び前記報告データと前記データ記述情報を、前記TCPコネクションにより前記ストリーム・コレクタへ送信するように更に構成されており、前記データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、装置。
【請求項25】
請求項23に記載の装置において、前記トランシーバ・ユニットは、
管理情報ベースMIBデータを前記SDNCへ送信し、前記MIBは前記報告データを復号化するために使用されるか;又は
前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプと前記報告データを、仮想ネットワーク機能データ・ストリーミングVESコレクタへ送信する;
ように更に構成されている、装置。
【請求項26】
請求項23-25のうちの何れか一項に記載の装置において、
前記トランシーバ・ユニットは、前記SDNCにより送信された第1能力ネゴシエーション・メッセージを受信するように更に構成されており、前記第1能力ネゴシエーション・メッセージは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、前記ネットワーク管理システムの前記データ・タイプ及び前記コーディング・モードをサポートするかどうかをフィードバックするように、前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムをトリガするために使用され;及び
前記処理ユニットは、前記トランシーバ・ユニットを介してフィードバック結果を前記SDNCへ送信するように構成されており、前記フィードバック結果は、前記ネットワーク管理システムの前記データ・タイプ及び前記コーディング・モードがサポートされるかどうかを示すために使用される、装置。
【請求項27】
ネットワーク管理システムにより送信されたサービス・リクエスト・メッセージを受信するように構成されたトランシーバ・ユニットであって、前記サービス・リクエスト・メッセージは、報告方法、前記ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含み、前記トランシーバ・ユニットは、
第1能力ネゴシエーション・メッセージをネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムへ送信するように更に構成されており、前記第1能力ネゴシエーション・メッセージは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、前記報告方法、前記データ・タイプ、又は前記コーディング・モード、のうちの少なくとも1つをサポートするかどうかをフィードバックするように、前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムをトリガするために使用される、トランシーバ・ユニット;及び
前記トランシーバ・ユニットを介して、前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムのフィードバックに基づいて、データ収集リクエスト・メッセージを、前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムへ送信するように構成された処理ユニット;
を含むソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ。
【請求項28】
請求項27に記載のソフトウェア定義ネットワーク・コントローラにおいて、前記サービス・リクエスト・メッセージはオブジェクト・リストを更に含み、前記オブジェクト・リストは少なくとも1つのネットワーク・エレメントを示すために使用され、前記エレメント管理システムは前記少なくとも1つのネットワーク・エレメントのうちの1つ以上を管理するように構成されている、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ。
【請求項29】
請求項28に記載のソフトウェア定義ネットワーク・コントローラにおいて、前記処理ユニットは、前記オブジェクト・リストを分析して識別情報を取得するように更に構成されており;及び
前記処理ユニットは、前記トランシーバ・ユニットにより、前記第1能力ネゴシエーション・メッセージを、前記識別情報に対応する前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムへ送信するように更に構成されている、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ。
【請求項30】
請求項15-19のうちの何れか一項に記載のデータ処理装置と、請求項20-22のうちの何れか一項に記載のコレクタとを含むシステム。
【請求項31】
請求項23-26のうちの何れか一項に記載のデータ処理装置を更に含む、請求項30に記載のシステム。
【請求項32】
請求項27-29のうちの何れか一項に記載のソフトウェア定義ネットワーク・コントローラを更に含む請求項30又は31に記載のシステム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001] 本件は、2019年10月12日付で中国国家知識産権局に出願された“データ処理方法及び装置”と題する中国特許出願第201910969633.6号に対する優先権を主張しており、その全体が参照により本件に援用される。
【0002】
[0002] 技術分野
本件は、通信技術に関連し、特にデータ処理方法及び装置に関連する。
【背景技術】
【0003】
[0003] オープン・ネットワーク自動化プラットフォーム(Open Network Automation Platform, ONAP)は、物理/仮想ネットワーク機能のためのリアル・タイム&ポリシー駆動型の統合オーケストレーション自動化プラットフォームを提供し、そのため、ソフトウェア、ネットワーク、IT、クラウド・サービス・プロバイダ、及び開発者は、ONAPを介して新しいサービスを迅速かつ自動的に配備し、ライフサイクル管理をサポートすることができる。
【0004】
[0004] ONAPは、様々なベンダーの物理/仮想ネットワーク機能の運用及び保守管理をサポートする。ONAPは、ネットワーク管理システム(Network Management System, NMS)とエレメント管理システム(Element Management System, EMS)/ネットワーク・エレメント(Network Element, NE)との間に配備され、これはオプションの配備方式である。ONAPにおけるソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ(Software Defined Network Controller,SDNC)は、EMS/NEのノースバウンド管理インターフェース(createMeasurementJob及びgetAlarmList)を介して障害データ又はパフォーマンス・データを収集し、収集した障害データ又はパフォーマンス・データをONAPデータ・コンシューマー(Consumer)へ送信する。ONAPコンシューマは、NMS、ONAPビッグ・データ分析エンジン、又は別のデータ・コンシューマである可能性がある。
【0005】
[0005] ONAPコンシューマに送信される障害データ又はパフォーマンス・データは、様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及び様々なネットワーク・エレメントの報告データである。様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及び様々なネットワーク・エレメント・バージョンの報告データのデータ・プロトコル及びデータ・フォーマットは、大きく異なる。その結果、ONAPコンシューマによる障害又はパフォーマンス・データを分析したり利用したりする効率は低い。
【発明の概要】
【0006】
[0006] 本件は、報告データを分析又は使用する効率を改善するためのデータ処理方法及び装置を提供する。
【0007】
[0007] 第1態様によれば、本件はデータ処理方法を提供する。本方法は、データ記述情報と報告データを受信するステップであって、前記データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップ;前記データ記述情報に基づいて前記報告データを変換するステップであって、変換により得られた報告データは、仮想ネットワーク機能イベント・ストリーミングVES仕様を充足している、ステップ;及び前記VESイベントを送信するステップであって、前記VESイベントは前記変換により得られた報告データを含む、ステップを含む。
【0008】
[0008] この実装において、報告データは、受信したデータ記述情報に基づいて、VES仕様を充足するVESイベントに変換され、その結果、自動的なデータ変換が実現され、データ・コンシューマ(例えば、ONAPコンシューマ)モジュールは、変換によって得られた報告データを直接使用して、データ・コンシューマ・モジュールにより報告データを分析又は使用する効率を改善することができる。
【0009】
[0009] 可能な設計において、データ記述情報と報告データは、コレクタ又はソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCのうちの少なくとも1つからのものであり、コレクタは、ファイル・コレクタ、ストリーム・コレクタ、シンプル・ネットワーク管理プロトコル(Simple Network Management Protocol,SNMP)トラップ・コレクタ、又はVESコレクタのうちの少なくとも1つを含む。
【0010】
[0010] 可能な設計において、本方法は、コレクタにより送信された第1メッセージを受信するステップであって、前記第1メッセージは、前記コレクタの識別情報、前記コレクタによりサポートされるデータ・タイプ、前記コレクタによりサポートされるコーディング・モード、及び前記コレクタのアドレスを含む、ステップ;及び前記第1メッセージに基づいて前記コレクタのコンテキストを作成するステップであって、前記コンテキストは、前記コレクタの前記識別情報、前記コレクタによりサポートされる前記データ・タイプ、前記コレクタによりサポートされる前記コーディング・モード、及び前記コレクタの前記アドレスを含む、ステップを更に含んでもよい。
【0011】
[0011] この実装では、コレクタの実装後に、コレクタは第1メッセージを送信することが可能であり、データ・マッピング処理機能モジュールは、コレクタとSDNCとの間の後続のサービス能力ネゴシエーションを容易にするために、実装後にコレクタを一様に管理するために、第1メッセージに基づいてコレクタのコンテキストを生成することが可能である。
【0012】
[0012] 可能な設計において、本方法は、第6メッセージをコレクタへ送信するステップを更に含んでもよく、第6メッセージは、コレクタの識別情報と登録結果を含む。
【0013】
[0013] 可能な設計において、コレクタがファイル・コレクタ、ストリーム・コレクタ、又はSNMPトラップ・コレクタである場合に、前記データ記述情報に基づいて前記報告データを変換するステップは:前記データ記述情報に基づいて、対応するデータ変換テンプレートを決定するステップであって、データ変換テンプレートは、前記報告データを、前記VES仕様に従う前記VESイベントに変換するように構成されている、ステップ;及び前記データ変換テンプレートに基づいて前記報告データを変換するステップを含む。
【0014】
[0014] 可能な設計において、本方法は、SDNCによって送信された第7メッセージを受信するステップを更に含んでもよく、第7メッセージは、データ変換テンプレートを作成、更新、又は削除するために使用される。
【0015】
[0015] 可能な設計において、第7メッセージは、データ・テンプレート情報と、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、データ・タイプ、又はコーディング・モードのうちの少なくとも1つとを含む。
【0016】
[0016] 可能な設計において、本方法は、SDNCにより送信された第2メッセージを受信するステップであって、前記第2メッセージはデータ収集条件を指定するために使用される、ステップ;前記第2メッセージと前記コンテキストに基づいて、前記データ収集条件を充足する前記コレクタが存在するかどうかを決定するステップ;及び第3メッセージを前記SDNCへ送信するステップであって、前記第3メッセージは、前記データ収集条件を充足する前記コレクタに関する情報を指定するために使用される、ステップを更に含んでもよい。
【0017】
[0017] 可能な設計において、第2メッセージは、報告方法、ネットワーク管理システムによってサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによってサポートされるコーディング・モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0018】
[0018] 可能な設計において、前記データ収集条件を充足する前記コレクタが、ファイル・コレクタ又はVNFイベント・ストリーム・コレクタである場合、前記第3メッセージは前記コレクタの前記識別情報を含む。
【0019】
[0019] 可能な設計において、前記データ収集条件を充足する前記コレクタが、ストリーム・コレクタ又はSNMPトラップ・コレクタである場合、前記第3メッセージは、前記コレクタの前記識別情報又は前記コレクタの前記アドレスのうちの少なくとも1つを含む。
【0020】
[0020] 可能な設計において、コレクタがVESコレクタである場合、データ記述情報は、データ・タイプを含み、データ記述情報に基づいて、報告データに対してデータ変換を行うことは、報告データに含まれる要素をデータ・タイプに基づいて追加又は削除することを含んでもよい。
【0021】
[0021] 可能な設計において、報告データは、ファイル・データ、ストリーム・データ、障害データ、VESイベント、又はキャラクタ・データのうちの少なくとも1つを含む。
【0022】
[0022] 第2態様によれば、本願の実施形態はデータ処理方法を提供する。本方法は、コレクタが、データ記述情報を受信するステップ;及び前記コレクタが、前記データ記述情報と報告データを、データ・マッピング処理機能モジュールへ送信するステップを含んでもよく、前記データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップを含む。
【0023】
[0023] 可能な設計において、本方法は、前記コレクタが、第1メッセージを前記データ・マッピング処理機能モジュールへ送信するステップを更に含んでもよく、前記第1メッセージは、前記コレクタの識別情報、前記コレクタによりサポートされるデータ・タイプ、前記コレクタによりサポートされるコーディング・モード、及び前記コレクタのアドレスを含む。
【0024】
[0024] 可能な設計において、前記コレクタはファイル・コレクタであり、前記報告データはファイル・データであり、前記コレクタが、データ記述情報を受信するステップは、前記ファイル・コレクタが、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信された第4メッセージを受信するステップ;及び前記ファイル・コレクタが、前記ファイル・データを、前記ファイル情報に基づいて、対応する場所からダウンロードするステップを含み、前記第4メッセージはファイル情報と前記データ記述情報を含み、前記ファイル情報は前記ファイル・データの場所を指定するために使用される。
【0025】
[0025] 可能な設計において、前記コレクタはストリーム・コレクタであり、報告データはストリーム・データであり、コレクタが、データ記述情報を受信するステップは、前記ストリーム・コレクタが、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムに対する伝送制御プロトコル(Transmission Control Protocol, TCP)コネクションを設定するステップ;及び前記ストリーム・コレクタが、前記ストリーム・データと前記データ記述情報を前記TCPコネクションを介して受信するステップを含む。
【0026】
[0026] 可能な設計において、前記コレクタはSNMPトラップ・コレクタであり、前記報告データはキャラクタ・データであり、コレクタが、データ記述情報を受信するステップは、前記SNMPトラップ・コレクタが、SDNCにより送信された第5メッセージを受信するステップであって、前記第5メッセージは前記データ記述情報と管理情報ベース(Management Information Base, MIB)データを含む、ステップ;前記SNMPトラップ・コレクタが、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムにより送信された障害データを受信するステップ;及び前記SNMPトラップ・コレクタが、前記MIBデータに基づいて、前記障害データを前記キャラクタ・データに復号化するステップを含む。
【0027】
[0027] 可能な設計において、前記コレクタはVESコレクタであり、前記報告データはVESイベントであり、コレクタが、データ記述情報を受信するステップは、前記VESコレクタが、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムにより送信された前記VESイベント及び前記データ記述情報を受信するステップを含み、前記データ記述情報は前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプを含む。
【0028】
[0028] 第3態様によれば、本願の実施形態はデータ処理方法を提供する。本方法は、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信されたデータ収集リクエスト・メッセージを受信するステップであって、前記データ収集リクエスト・メッセージは、報告方法、収集する期間の細かさ、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップ;及び前記データ収集リクエスト・メッセージに基づいて報告データ、例えば、ファイル・データ、障害データ、VESイベント、又はキャラクタ・データを収集するステップを含んでもよい。
【0029】
[0029] 可能な設計において、本方法は、ストリーム・コレクタに対するTCPコネクションを設定するステップ;及び前記ストリーム・データと前記データ記述情報を、前記TCPコネクションにより前記ストリーム・コレクタへ送信するステップを更に含んでもよく、前記データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む。
【0030】
[0030] 可能な設計において、本方法は、MIBデータをSDNCへ送信することを更に含んでもよく、MIBデータは障害データを復号化するために使用される。
【0031】
[0031] 可能な設計において、本方法は、ネットワーク管理システムによってサポートされるデータ・タイプとVESイベントをVESコレクタへ送信するステップを更に含んでもよい。
【0032】
[0032] 第4態様によれば、本願の実施形態はデータ処理方法を提供する。本方法は、ネットワーク管理システム送信されたサービス・リクエスト・メッセージを受信するステップであって、前記サービス・リクエスト・メッセージは、前記報告方法、前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記コーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む、ステップ;第1能力ネゴシエーション・メッセージをネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムへ送信するステップであって、第1能力ネゴシエーション・メッセージは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、報告方法、データ・タイプ、又はコーディング・モードのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかをフィードバックするように、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムをトリガするために使用される、ステップ;及びネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムのフィードバックに基づいて、データ収集要求メッセージを、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムへ送信するステップを含んでもよい。
【0033】
[0033] 可能な設計において、サービス・リクエスト・メッセージは、オブジェクト・リストを更に含み、オブジェクト・リストは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントを示すために使用され、エレメント管理システムは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントのうちの1つ以上を管理するように構成されている。
【0034】
[0034] 可能な設計において、サービス・リクエスト・メッセージは、オブジェクト・リストを更に含み、オブジェクト・リストは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントを示すために使用され、ネットワーク・エレメント管理システムは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントのうちの1つ以上を管理するために使用され、本方法は、前記オブジェクト・リストを分析して識別情報を取得するステップを更に含み、前記第1能力ネゴシエーション・メッセージをネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムへ送信するステップは、前記第1能力ネゴシエーション・メッセージを、前記識別情報に対応する前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムへ送信するステップを含む。
【0035】
[0035] 第5態様によれば、本願の実施形態はデータ処理方法を提供する。本方法は、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信された第1能力ネゴシエーション・メッセージを受信するステップであって、前記第1能力ネゴシエーション・メッセージは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、前記ネットワーク管理システムの前記報告方法、前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記コーディング・モード、のうちの少なくとも1つをサポートするかどうかをフィードバックするように、前記ネットワーク・エレメント又は前記エレメント管理システムをトリガするために使用される、ステップ;及びフィードバック結果を前記SDNCへ送信するステップであって、前記フィードバック結果は、前記ネットワーク管理システムの前記報告方法、前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記データ・タイプ、又は前記ネットワーク管理システムによりサポートされる前記コーディング・モード、のうちの少なくとも1つがサポートされるかどうかを示すために使用される、ステップを含んでもよい。
【0036】
[0036] 可能な設計において、第1能力ネゴシエーション・メッセージは、報告方法、データ・タイプ、コーディング・モード、及びオブジェクト・リストを含み、オブジェクト・リストは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントを示すために使用され、エレメント管理システムは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントのうちの1つ以上を管理するように構成され、本方法は、オブジェクト・リストを分析して識別情報を取得するステップ;及び識別情報に基づいて、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、ネットワーク管理システムの報告方法、データ・タイプ及びコーディング・モードをサポートするかどうかを取得するステップを更に含んでもよい。
【0037】
[0037] 第6態様によれば、本願の実施形態はデータ処理装置を提供し、装置は第1態様による方法を実施する機能を有する。その機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、又は対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュール、例えばトランシーバ・ユニット又はモジュール、又は処理ユニット又はモジュールを含む。
【0038】
[0038] 第7態様によれば、本願の実施形態はコレクタを提供し、コレクタは第2態様による方法を実施する機能を有する。その機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、又は対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュール、例えばトランシーバ・ユニット又はモジュール、又は処理ユニット又はモジュールを含む。
【0039】
[0039] 第8態様によれば、本願の実施形態はデータ処理装置を提供し、データ処理装置は第3態様による方法を実施する機能を有する。その機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、又は対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュール、例えばトランシーバ・ユニット又はモジュール、又は処理ユニット又はモジュールを含む。
【0040】
[0040] 第9態様によれば、本願の実施形態はソフトウェア定義ネットワーク・コントローラを提供し、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラは第4態様による方法を実施する機能を有する。その機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、又は対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュール、例えばトランシーバ・ユニット又はモジュール、又は処理ユニット又はモジュールを含む。
【0041】
[0041] 第10態様によれば、本願の実施形態はデータ処理装置を提供し、データ処理装置は第5態様による方法を実施する機能を有する。その機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、又は対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュール、例えばトランシーバ・ユニット又はモジュール、又は処理ユニット又はモジュールを含む。
【0042】
[0042] 第11態様によれば、本願はデータ処理装置を提供する。装置は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプログラムを格納するように構成されたメモリとを含む。1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサによって実行される場合、1つ以上のプロセッサは、第1態様又は第1態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実装することが可能であり、又は1つ以上のプロセッサは、第2態様又は第2態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実装することが可能であり、又は1つ以上のプロセッサは、第3態様又は第3態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実装することが可能であり、又は1つ以上のプロセッサは、第4態様又は第4態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実装することが可能であり、又は1つ以上のプロセッサは、第5態様又は第5態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実装することが可能である。
【0043】
[0043] 第12態様によれば、本願はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ・プログラムを含む。コンピュータ・プログラムが、コンピュータでよって実行される場合、コンピュータは、第1態様又は第1態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行することが可能であり、又はコンピュータは、第2態様又は第2態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行することが可能であり、又はコンピュータは、第3態様又は第3態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行することが可能であり、又はコンピュータは、第4態様又は第4態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行することが可能であり、又はコンピュータは、第5態様又は第5態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行することが可能である。
【0044】
[0044] 第13態様によれば、本願はコンピュータ・プログラム製品を提供する。コンピュータ・プログラム製品は命令を含む。命令がコンピュータでよって実行される場合、命令は、第1態様又は第1態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するために使用され、又は命令は、第2態様又は第2態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するために使用され、又は命令は、第3態様又は第3態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するために使用され、又は命令は、第4態様又は第4態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するために使用され、又は命令は、第5態様又は第5態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するために使用される。
【0045】
[0045] 第14態様によれば、本願はチップを提供する。チップはプロセッサとメモリを含む。メモリはコンピュータ・プログラムを記憶するように構成されている。プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを呼び出して実行し、第1態様又は第1態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するように、又は第2態様又は第2態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するように、又は第3態様又は第3態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するように、又は第4態様又は第4態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するように、又は第5態様又は第5態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行するように構成されている。
【0046】
[0046] 第15態様によれば、本願の実施形態はデータ処理システムを提供する。システムは、データ・マッピング処理機能モジュールと、少なくとも1つのコレクタと、SDNCと、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムを含んでもよい。データ・マッピング処理機能モジュールは、第1態様又は第1態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行してもよく、何れかのコレクタは第2態様又は第2態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行してもよく、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムは第3態様又は第3態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行してもよく、SDNCは第4態様又は第4態様の可能な設計のうちの任意の何れかによる方法を実行してもよい。
【0047】
[0047] 本願におけるデータ処理方法及び装置によれば、コレクタは、データ記述情報と報告データをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信し、データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モードのうちの少なくとも1つを含んでもよい。データ・マッピング処理機能モジュールは、データ記述情報に基づいて報告データを変換し、変換により得られた報告データはVES仕様を充足している。データ・マッピング処理機能モジュールは、VESイベントを、データ・コンシューマ・モジュールへ送信し、VESイベントは、変換によって得られた報告されたデータを含む。様々なソース(例えば、様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及び様々なネットワーク・エレメント・バージョン)からの報告されたデータは、VES仕様を充足するデータに変換されることが可能であり、その結果、データ・コンシューマ(例えば、ONAPコンシューマ)モジュールは、変換によって得られた報告データを直接使用して、データ・コンシューマ・モジュールにより報告データを分析又は使用する効率を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【
図1】[0048]
図1は、本願の実施形態によるシステム・アーキテクチャの概略図である。
【
図2】[0049]
図2は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図3】[0050]
図3は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図4】[0051]
図4は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図5A】[0052]
図5Aは、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図5B】[0052]
図5Bは、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図5C】[0052]
図5Cは、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図6】[0053]
図6は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図7】[0054]
図7は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図8】[0055]
図8は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図9A】[0056]
図9Aは、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図9B】[0056]
図9Bは、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図10】[0057]
図10は、本願の実施形態によるデータ処理装置900の概略ブロック図である。
【
図11】[0058]
図11は、本願の実施形態によるデータ処理装置1000の構造の概略図である。
【
図12】[0059]
図12は、本願の実施形態によるコレクタ1100の構造の概略図である。
【
図13】[0060]
図13は、本願の実施形態によるコレクタ1200の構造の概略図である。
【
図14】[0061]
図14は、本願の実施形態によるデータ処理装置1300の構造の概略図である。
【
図15】[0062]
図15は、本願の実施形態によるデータ処理装置1400の構造の概略図である。
【
図16】[0063]
図16は、本願の実施形態によるソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1500の構造の概略図である。
【
図17】[0064]
図17は、本願の実施形態によるソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1600の構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0049】
[0065] 本願における用語「第1」、「第2」等は識別及び説明のためにのみ使用され、相対的な重要度を示したり意味したりするもの、又は順番を示したり意味したりするものとしては理解され得ない。更に、用語「含む」、「有する」、及びその任意の他の異形は、例えば一連のステップやユニットを含む、非排他的な包含をカバーするように意図されている。方法、システム、製品、又はデバイスは、必ずしも明示的に列挙されたステップやユニットには限定されず、明示的に列挙されていない他のステップやユニット、又はそのようなプロセス、方法、製品、又はデバイスに固有のものを含む可能性がある。
【0050】
[0066] 本願において、「少なくとも1つのピース(アイテム)」は1つ以上を意味し、「複数の」は2つ以上を意味することが理解されるべきである。用語「及び/又は」は、関連する対象の間のアソシエーション関係を記述するために使用され、3つの関係が存在し得ることを示す。例えば、「A及び/又はB」は、以下の3つのケース:Aのみが存在すること、Bのみが存在すること、そしてA及びBの両方が存在することを示す可能性があり、ここでA及びBは単数又は複数である可能性がある。文字「/」は、通常、関連する対象の間の「又は」の関係を示す。「以下のアイテム(ピース)のうちの少なくとも1つ」又はこれに類する同様な表現は、単数アイテム(ピース)又は複数アイテム(ピース)の任意の組み合わせを含む、アイテムの任意の組み合わせを意味する。例えば、a,b,又はcのうちの少なくとも1つ(ピース)は、a,b,c,a及びb,a及びc,b及びc,又は,a,b,及びcを示す可能性があり、a,b,cは単数又は複数である可能性がある。
【0051】
[0067]
図1は、本願の実施形態によるシステム・アーキテクチャの概略図である。
図1に示すように、システム・アーキテクチャは、NMS、ONAP、EMS/NE、及びコンシューマ(Consumer)を含む可能性がある。コンシューマ(Consumer)は、NMS、分析アプリケーション(Analytic Applications)、又は電子演算プラットフォーム(Electronic Computing Platform, TCA)であってもよい。ONAPは、SDNC及びデータ収集、分析、及びイベント(Data Collection, Analytics, and Events, DCAE)モジュールを含む。DCAEモジュールは、データ・マッピング処理機能モジュール(Data Mapper)、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)、及び様々なタイプのコレクタ、例えばVESコレクタ(VES Collector)、ファイル・コレクタ(File Collector)、ストリーム・コレクタ(Stream Collector)、又はSNMPトラップ・コレクタ(SNMP Trap Collector)を含む可能性がある。データ・マッピング処理機能モジュールと様々なタイプのコレクタとの間に、通信インターフェースがある。データ・マッピング処理機能モジュールとSDNCとの間に、通信インターフェースがある。SDNCは、測定ジョブを作成するために使用されるインターフェース(createMeasurementJob)や、障害リストを取得するために使用されるインターフェース(getAlarmList)のような、EMS/NEのノースバウンド管理インターフェースを通じて、パフォーマンス・データ又は障害データを収集する。
【0052】
[0068] 本願の実施形態における前述のシステム・アーキテクチャは、ネットワーク機能仮想化(Network Function Virtualization, NFV)技術、例えば、データ・センター・ネットワーク、オペレータ・ネットワーク、又はローカル・エリア・ネットワークを使用して、特定の機能を有するネットワーク・サービスを実装することによって実現される様々なネットワークに適用されてもよい。特定の機能を有するネットワーク・サービスを実現するプロセスにおいて、ネットワーク・サービスは、複数のNEを介して具体的に実現されてもよい。NEは、コア・ネットワーク・エレメント、例えばMMEとして使用されてもよいし、アクセス・ネットワーク・エレメント、例えば5GにおけるgNB(gNB)として使用されてもよい。各NEは、1つ以上の仮想ネットワーク機能(Virtual Network Functions, VNFs)を使用することにより、サブ・ハードウェア・リソース・レイヤにおいて演算ハードウェア、ストレージ・ハードウェア、及び/又はネットワーク・ハードウェアを柔軟に配備することができる。EMSは、複数のNEを管理する可能性があり、各EMSは、ベンダー(Vendor)に対応する可能性がある。
図1に示すように、ONAPに対応する様々なベンダーのEMS/NE、例えばHTTP
サーバー(HTTP Server)は、ベンダーXに対応し、VESクライアント(VES Client)はベンダーAに対応し、ファイル転送
プロトコル・サーバー(FTP Server)とSNMPトラップ・エージェントはベンダーBに対応し、GRPCはベンダーCに対応する。様々なベンダーの報告データのデータ・プロトコルとデータ・フォーマット、ネットワーク・エレメントの様々なタイプ、及び様々なネットワーク・エレメント・バージョンは大幅に異なる。本願の実施態様では、以下のデータ処理方法を使用することにより、ONAPコンシューマによる障害又はパフォーマンス・データを分析又は使用する効率を改善することができる。具体的な実装については、以下の実施形態の説明及び記述を参照されたい。
【0053】
[0069]
図1に示すシステムにおけるデータ・マッピング処理機能モジュール、コレクタ、SDNC等は名称であるに過ぎず、名称は機能モジュールに関する限定を構成するものではないことに留意すべきである。5Gネットワーク及び他の将来のネットワークでは、データ・マッピング処理機能モジュール、コレクタ、及びSDNCに対応するエンティティは、別の名称を有する可能性がある。これは、本願の実施態様において特に限定されない。
【0054】
[0070]
図2は、本願の実施形態に係るデータ処理方法のフローチャートである。
図2に示すように、本実施形態では、データ・マッピング処理機能モジュール、コレクタ、及びデータ・コンシューマ・モジュールが提供されている。データ・コンシューマ・モジュールは、例えば、NMS、分析アプリケーション、TCA、又はONAPビッグ・データ分析エンジンであってもよい。本実施形態における方法は以下のステップを含む可能性がある。
【0055】
[0071] ステップ101:コレクタが、データ記述情報と報告データをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0056】
[0072] 相応して、データ・マッピング処理機能モジュールは、コレクタによって送信されたデータ記述情報と報告データを受信する。データ記述情報は、ベンダー名(Vendor name)、ネットワーク・エレメント・バージョン情報(NE version)、ネットワーク管理システムによってサポートされるデータ・タイプ(Domain type)、又はネットワーク管理システムによってサポートされるコーディング・モード(Supported datatype)のうちの少なくとも1つを含む可能性がある。
【0057】
[0073] ベンダー名(Vendor name)は、ベンダー、例えば前述のベンダーAを一意に識別するために使用される。ベンダー名は代替的に識別子(Identity, ID)であってもよいことを理解することができる。例えば、ベンダーAのIDは0000001である。ネットワーク・エレメントのバージョン情報(NE version)は、報告データに対応するNEのソフトウェア・バージョンを示すために使用され、報告データに対応するNEは、報告データを生成するNEであってもよい。ネットワーク管理システムでサポートされるデータ・タイプ(Domain type)はNMSでサポートされるデータ・タイプを示し、NMSでサポートされるデータ・タイプは、作成ジョブを開始するためにNMSにより運ばれるデータ・タイプ、例えば、障害(fault)、測定(measurement)、3GPP障害(fault3gpp)、及び3GPPパフォーマンス・データ(perf3gpp)であってもよい。ネットワーク管理システムでサポートされるコーディング・モード(Supported datatype)は、NMSでサポートされるファイル・フォーマット/コーディング・モード、例えば、拡張可能マークアップ言語(Extensible Markup Language, XML)、JavaScriptオブジェクト表記(JavaScript Object Notation, JSON)、更に別のマークアップ言語(Yet Another Markup Language, YAML)、Googleプロトコル・バッファ(Google Protocol Buffers, GPB)、又は抽象シンタックス表記1(Abstract Syntax Notation One, ASN.1)を示す。
【0058】
[0074] 例えば、コレクタは、データ記述情報と報告データを、コレクタとデータ・マッピング処理機能モジュールとの間のデータ伝送インターフェースを介して、データ・マッピング処理機能モジュールへ送信し、データ記述情報と報告データは、NE/EMSからのもの、例えば前述のFTPサーバーからのものである。NE/EMSは、NMSによってトリガされたサービス・リクエスト・メッセージに基づいて報告データを生成することが可能であり、サービス・リクエスト・メッセージはデータ記述情報を運び、報告データをコレクタへ報告することができる。コレクタは、データ記述情報と報告されたデータを、データ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0059】
[0075] ステップ102:データ・マッピング処理機能モジュールは、データ記述情報に基づいて報告データを変換し、変換によって得られた報告データは、仮想ネットワーク機能イベント・ストリーミング(VNF Event Streaming, VES)仕様を充足する。
【0060】
[0076] 例えば、報告データは、様々なベンダーのEMS/NE、様々なタイプのネットワーク・エレメント、様々なネットワーク・エレメント・バージョン、又は様々なデータ管理フィールド(例えば、パフォーマンス、障害、又はログ)からのものであり、報告データのデータ・プロトコル又はデータ・フォーマットは大きく異なる。本願のこの実施形態では、データ・マッピング処理機能モジュールは、変換によって得られた報告データが、VES仕様、例えばマルチ・ベンダー(Multi-Vendor)VES仕様を充足するように、報告データを変換することができる。この仕様は、3GPPデータ報告フォーマットの標準仕様である。
【0061】
[0077] ステップ103:データ・マッピング処理機能モジュールは、VESイベントをデータ・コンシューマ・モジュールへ送信し、VESイベントは、変換によって得られた報告データを含む。
【0062】
[0078] データ・マッピング処理機能モジュールの変換処理により、データ・コンシューマ・モジュールへ送信される報告データのデータ・プロトコル又はデータ・フォーマットは、統一仕様を充足することができる。変換により得られた報告データを受信した後、データ・コンシューマ・モジュールは、前処理を実行することを必要とせず、変換により得られた報告データを直接使用することができ、例えばデータ分析及び要約を実行することができる。
【0063】
[0079] この実施形態では、コレクタは、データ記述情報と報告データをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信し、データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによってサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによってサポートされるコーディング・モードのうちの少なくとも1つを含んでもよい。データ・マッピング処理機能モジュールは、データ記述情報に基づいて報告データを変換し、変換により得られた報告データはVES仕様を充足する。データ・マッピング処理機能モジュールは、VESイベントをデータ・コンシューマ・モジュールへ送信し、VESイベントは、変換によって得られた報告データを含む。様々なソース(例えば、様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及様々なネットワーク・エレメント・バージョン)からの報告データは、VES仕様を充足するデータに変換されることが可能であり、その結果、データ・コンシューマ(例えば、ONAPコンシューマ)モジュールは、変換によって得られた報告データを直接使用して、データ・コンシューマ・モジュールにより報告データを分析又は使用する効率を改善することができる。
【0064】
[0080] 本願のこの実施形態におけるステップ102の実装は以下のとおりである:データ・マッピング処理機能モジュールは、データ記述情報に基づいて、対応するデータ変換テンプレートを決定し、データ・マッピング処理機能モジュールは、データ変換テンプレートに基づいて報告データを変換し、変換によって得られた報告データは、仮想ネットワーク機能イベント・ストリーミング(VNF Event Streaming, VES)仕様を充足している。データ変換テンプレートは、パラメータ変換ルール、例えば、マッピング関係であってもよい。例えば、パラメータAはパラメータA’に対応し、具体的には、報告データにおけるパラメータAは、データ変換テンプレートに基づいてパラメータA’に変換される。
【0065】
[0081] データ・マッピング処理機能モジュールは、
図1のマッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)に格納されていてもよい。マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)は、データ・マッピング処理機能モジュール(Data Mapper)と共に配置されてもよいし、又はデータ・マッピング処理機能モジュール(Data Mapper)とは別個に配置されてもよい。本願のこの実施形態では、説明の例として別個の配置が使用されているが、これに限定されない。例えば、データ・マッピング処理機能モジュールは、データ記述情報を、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールへ送信してもよい。マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールは、データ記述情報に基づいて、対応するデータ変換テンプレートを取得し、データ変換テンプレートをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。データ・マッピング処理機能モジュールは、データ変換テンプレートに基づいて報告データを変換し、その結果、変換により得られた報告データはVES仕様に従っている。
【0066】
[0082] マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)におけるデータ変換テンプレートの搭載/更新/削除は、
図3に示す実施形態における方法を使用して実行されてもよい。具体的な説明及び記述については、以下の実施形態を参照されたい。
【0067】
[0083]
図3は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
図3に示すように、この実施形態では、NMS、SDNC、及びマッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)が準備されている。本実施形態における方法は以下のステップを含む可能性がある。
【0068】
[0084] ステップ201:NMSが、第1サービス・リクエスト・メッセージをSDNCへ送信する。第1サービス・リクエスト・メッセージはデータ変換テンプレートを作成、更新、又は削除するために使用される。
【0069】
[0085] 相応して、NMSはSDNCによって送信された第1サービス・リクエスト・メッセージを受信する。例えば、第1サービス・リクエスト・メッセージは、パラメータ・リスト(Parameterlist)、例えば対応するデータ・テンプレート情報(templateinfo)や以下のもの:ベンダー名(Vendor name)、ネットワーク・エレメント・バージョン情報(NE version)、データ・タイプ(Domain type)、又はコーディング・モード(Supported datatype)の少なくとも1つを搬送している可能性があり、ここで、データ・テンプレート情報(templateinfo)は、データ変換テンプレートを示すために使用される。第1サービス・リクエスト・メッセージは、タイプ指示情報を更に搬送している可能性があり、タイプ指示情報は2ビットであってもよい。例えば、00はデータ変換テンプレートを作成するために使用され、01はデータ変換テンプレートを更新するために使用され、10はデータ変換テンプレートを削除するために使用される。
【0070】
[0086] ステップ202:SDNCは、第7メッセージをマッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)へ送信する。第7メッセージは、データ変換テンプレートを作成、更新、又は削除するために使用される。
【0071】
[0087] 対応するマッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)は、SDNCにより送信された第7メッセージを受信する。例えば、第7メッセージは、第1サービス・リクエスト・メッセージで搬送される種々の情報アイテム、例えば、対応するデータ・テンプレート情報(templateinfo)と、ベンダー名(Vendor name)、ネットワーク・エレメント・バージョン情報(NE version)、データ・タイプ(Domain type)、又はコーディング・モード(Supported datatype)のうちの少なくとも1つとを搬送することができる。
【0072】
[0088] ステップ203:マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)は、第7メッセージに基づいてデータ変換テンプレートを作成、更新、又は削除する。
【0073】
[0089] 例えば、第7メッセージがデータ変換テンプレートを作成するために使用される場合、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)は、データ変換テンプレートとベンダー名(Vendor name)、ネットワーク・エレメント・バージョン情報(NE version)、データ・タイプ(Domain type)、又はコーディング・モード(Supported datatype)のうちの少なくとも1つとの間の対応関係を、第7メッセージに基づいて作成することができる。第7メッセージがデータ変換テンプレートを更新するために使用される場合、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)は、ベンダー名(Vendor name)、ネットワーク・エレメント・バージョン情報(NE version)、データ・タイプ(Domain type)、又はコーディング・モード(Supported datatype)のうちの少なくとも1つを第7メッセージに基づいて作成し、マッチングにより対応するデータ変換テンプレートを探索し、第7メッセージにより示されるデータ変換テンプレートを使用することによって、合致したデータ変換テンプレートを更新することができる。第7メッセージがデータ変換テンプレートを削除するために使用される場合、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)は、ベンダー名(Vendor name)、ネットワーク・エレメント・バージョン情報(NE version)、データ・タイプ(Domain type)、又はコーディング・モード(Supported datatype)のうちの少なくとも1つを第7メッセージに基づいて作成し、マッチングにより対応するデータ変換テンプレートを検索し、対応するデータ変換テンプレートを削除することができる。
【0074】
[0090] データ・タイプは、障害(fault)、測定(measurement)、3GPP障害(fault3gpp)、3GPPパフォーマンス・データ(perf3gpp)などであってもよい。コーディング・モード(Supported datatype)は、拡張可能マークアップ言語(Extensible Markup Language, XML)、JavaScriptオブジェクト表記(JavaScript Object Notation, JSON)、更に別のマークアップ言語(Yet Another Markup Language, YAML)、Googleプロトコル・バッファ(Google Protocol Buffers, GPB)、抽象シンタックス表記1(Abstract Syntax Notation One, ASN.1)などであってもよい。
【0075】
[0091] ステップ204:マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)は、通知メッセージをSDNCへ送信する。通知メッセージは、データ変換テンプレートを作成、更新、又は削除した結果を示すために使用される。
【0076】
[0092] 相応して、SDNCは、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)によって送信された通知メッセージを受信する。通知メッセージは、データ変換テンプレートが正常に作成、更新、又は削除されていることを示すために使用されてもよく、又はデータ変換テンプレートが正常に作成、更新、又は削除されていないことを示すために使用されてもよい。
【0077】
[0093] この実施形態では、NMSは、第1サービス・リクエスト・メッセージをSDNCへ送信し、第1サービス・リクエスト・メッセージは、データ変換テンプレートを作成、更新、又は削除するために使用される。SDNCは第7メッセージをマッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)へ送信し、第7メッセージはデータ変換テンプレートを作成、更新、削除するために使用される。マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)は、第7メッセージに基づいてデータ変換テンプレートを作成、更新、又は削除する。マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)は通知メッセージをSDNCへ送信し、通知メッセージは、データ変換テンプレートを作成、更新、又は削除した結果を示し、データ変換テンプレートを作成、更新、又は削除を実現するために使用される。様々なデータ変換テンプレートに基づいて、様々なソース(例えば、様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及び様々なネットワーク・エレメント・バージョン)からの報告データは、VES仕様を充足するデータに変換されることが可能であり、その結果、データ・コンシューマ(例えば、ONAPコンシューマ)モジュールは、変換によって得られた報告データを直接使用して、データ・コンシューマ・モジュールによる報告データを分析又は使用する効率を改善することができる。
【0078】
[0094]
図1に示すように、本願の実施態様においては、複数のタイプのコレクタ、例えば、VESコレクタ(VES Collector)、ファイル・コレクタ(File Collector)、ストリーム・コレクタ(Stream Collector)、又はSNMPトラップ・コレクタ(SNMP Trap Collector)が存在し、様々なコレクタは、様々なネットワーク・プロトコル及び/又はコーディング・モードをサポートする。従って、各コレクタが首尾良く配備(deploy)された後、コレクタは、コレクタの属性能力情報をデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する必要があり、データ・マッピング処理機能モジュールは、全てのコレクタを一律に管理する。例えば、属性能力情報は、コレクタの識別情報(例えば、コレクタ名(Collector name))、コレクタによってサポートされるデータ・タイプ(Domain type)、コレクタによってサポートされるコーディング・モード(Supported-datatype)、及びコレクタのアドレス(Target address)であってもよい。SDNCがデータ・マッピング処理機能モジュールとコレクタ能力ネゴシエーションを実行する場合に、データ・マッピング処理機能モジュールは、コレクタの属性能力情報に基づいて、結果をSDNCへフィードバックすることができる。また、コレクタの搭載が実行される場合には、データ・マッピング処理機能モジュールにおけるコレクタの属性能力情報は、関連プロセスを使用することによって削除されてもよい。
【0079】
[0095] データ・マッピング処理機能モジュールが、搭載後のコレクタを管理する例を説明する。なお、データ・マッピング処理機能モジュールの具体的な実装については、以下の実施形態における説明及び記述を参照されたい。
【0080】
[0096]
図4は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
図4に示すように、この実施形態では、コレクタ、及びデータ・マッピング処理機能モジュールが準備されている。コレクタは、VESコレクタ(VES Collector)、ファイル・コレクタ(File Collector)、ストリーム・コレクタ(Stream Collector)、又はSNMPトラップ・コレクタ(SNMP Trap Collector)であってもよい。本実施形態における方法は以下のステップを含む可能性がある。
【0081】
[0097] ステップ301:コレクタは、ONAPの現在の機能モジュール配備メカニズムOOMに基づいて、搭載配備を完了する。
【0082】
[0098] ステップ302:コレクタは、第1メッセージをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0083】
[0099] 相応して、データ・マッピング処理機能モジュールは、コレクタにより送信された第1メッセージを受信する。第1メッセージは、コレクタの搭載が成功したことを通知するために使用される。例えば、第1メッセージは、コレクタの属性能力情報を含んでもよく、属性能力情報は、コレクタの識別情報、コレクタによってサポートされるデータ・タイプ、コレクタによってサポートされるコーディング・モード、及びコレクタのアドレスを含んでもよい。
【0084】
[0100] データ・マッピング処理機能モジュールは、コレクタ内に構成されるデータ・マッピング処理機能モジュールであって、コレクタを管理するものであってもよい。例えば、コレクタが配備されると、コレクタを管理するデータ・マッピング処理機能モジュールに関する情報が、コレクタにおいて設定される。データ・マッピング処理機能モジュールに関する情報は、データ・マッピング処理機能モジュールのIPアドレス(Data Mapper IP address)等であってもよい。コレクタの搭載後に、コレクタは、第1メッセージを、IPアドレスによって識別されるデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信してもよい。
【0085】
[0101] なお、第1メッセージは、例えばコレクタ登録リクエスト・メッセージ(Collector register request)のような別のメッセージ名を使用する可能性がある。第1メッセージのメッセージ名はそれに限定されない。
【0086】
[0102] ステップ303:データ・マッピング処理機能モジュールは、第1メッセージに基づいてコレクタのコンテキストを作成する。
【0087】
[0103] コンテキストは、コレクタの識別情報、コレクタによってサポートされるデータ・タイプ、コレクタによってサポートされるコーディング・モード、及びコレクタのアドレスのような属性能力情報を含んでもよい。
【0088】
[0104] ステップ304:データ・マッピング処理機能モジュールは、第6メッセージをコレクタへ送信する。
【0089】
[0105] 相応して、コレクタは、データ・マッピング処理機能モジュールによって送信された第6メッセージを受信し、第6メッセージはコレクタの識別情報と登録結果を含んでもよく、又はコレクタの登録結果を含んでもよい。例えば、登録結果は、登録受理(Registration-accept)、登録拒否(Registration-reject)、エラー(Error)等であってもよい。例えば、ステップ303を使用することによってコレクタのコンテキストを首尾良く作成した後、データ変換テンプレートは、登録を受諾することを示す第6メッセージをコレクタへ送信してもよい。
【0090】
[0106] 第6メッセージは、別のメッセージ名、例えば、コレクタ登録応答メッセージ(Collect register response)又は登録応答メッセージを使用してもよいことに留意すべきである。第6メッセージのメッセージ名はそれに限定されない。
【0091】
[0107] コレクタの非搭載化の登録解除プロセスの実装原理は、コレクタの搭載の登録プロセスに類似している。例えば、コレクタの非搭載化が実行されることを必要とする場合、コレクタは、コレクタ登録解除リクエスト・メッセージをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信し、コレクタ登録解除リクエスト・メッセージは、コレクタのコンテキストを削除することをデータ・マッピング処理機能モジュールへ指示するために使用され;データ・マッピング処理機能モジュールは、コレクタ登録解除リクエスト・メッセージに基づいてコレクタのコンテキストを削除し、登録解除応答メッセージをコレクタへ送信する。例えば、登録解除応答メッセージは、登録解除を受け入れることを示すために使用される。
【0092】
[0108] 本願の実施形態では、コレクタの搭載又は非搭載化が実行されると、コレクタは、対応するメッセージをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信し、データ・マッピング処理機能モジュールは、メッセージに基づいてコンテキストを作成し、又はコンテキストを削除する。従って、コレクタの動的で柔軟な配備プロセスにおいて、データ・マッピング処理機能モジュールは、コレクタの搭載が実行されていることを適時に把握し、コレクタの属性能力情報を取得することができる。データ・マッピング処理機能モジュールは、全てのコレクタを一律に管理し、SDNCとのサービス能力ネゴシエーションの後のプロセスにおいて、各コレクタの属性能力情報に基づいて、データ収集及び変換能力を決定し、要件を充足するデータ収集サービスを提供することができる。
【0093】
[0109] コレクタがファイル・コレクタ(File Collector)である例が、本願のこの実施形態におけるデータ処理方法を記述するために使用される。
【0094】
[0110]
図5A、
図5B、及び
図5Cは、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
図5A、
図5B、及び
図5Cに示すように、この実施形態では、NMS、SDNC、EN/EMS、ファイル・コレクタ(File Collector)、データ・マッピング処理機能モジュール、及びマッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)、及びデータ・コンシューマ・モジュールが準備されている。この実施形態における方法は以下のステップを含む可能性がある。
【0095】
[0111] ステップ401:NMSは、第2サービス・リクエスト・メッセージをSDNCへ送信する。
【0096】
[0112] 相応して、SDNCは、NMSによって送信された第2サービス・リクエスト・メッセージを受信する。第2サービス・リクエスト・メッセージは、データ収集サービスを作成するために使用され、その結果、コレクタは、様々な伝送プロトコル及び/又はデータ・フォーマットの報告データの収集を完了し、データ・マッピング処理機能モジュールは、様々なデータ・ソースからの報告データを、VES仕様を充足するデータに変換することを完了する。
【0097】
[0113] 幾つかの実施形態において、第2サービス・リクエスト・メッセージは、NMSによってサポートされる報告方法(reportingMethod)、NMSによってサポートされるデータ・タイプ、又はNMSによってサポートされるコーディング・モードのうちの少なくとも1つを含む。NMSによってサポートされるデータ・タイプ及びNMSによってサポートされるコーディング・モードは、
図2に示される実施形態のステップ101における、NMSによってサポートされるデータ・タイプ及びNMSによってサポートされるコーディング・モードと同じであってもよい。具体的な説明及び記述については、前述の実施形態を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。NMSによってサポートされる報告方法は、ファイル報告又はストリーム報告を示すために使用される。
【0098】
[0114] 例えば、第2サービス・リクエスト・メッセージは、オブジェクト・リストを更に含んでもよく、オブジェクト・リストは少なくとも1つのネットワーク・エレメントを示すために使用され、ネットワーク管理システムは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントのうちの1つ以上を管理するように構成される。例えば、オブジェクト・リストはオブジェクト・クラス・リスト(IOC class list)及びオブジェクト・クラス・インスタンス・リスト(IOC instance list)を含み、オブジェクト・クラス・リストは情報オブジェクト・クラス(information object class, iOC)オブジェクト・リスト(InstanceList)であってもよい。iOCオブジェクト・インスタンス・リストは、1つ以上の管理オブジェクト・インスタンス(managed object instances)を示すために使用され、1つ以上の管理オブジェクト・インスタンスは1つのNEに対応し、EMSは1つ以上のNEを管理することができる。
【0099】
[0115] 例えば、NMSでサポートされる報告方法、NMSでサポートされるデータ・タイプ、又はNMSでサポートされるコーディング・モードは、データ・コンシューマ・モジュールでサポートされるコーディング・モード、データ・タイプ、又は報告方法であってもよい。
【0100】
[0116] 幾つかの実施形態では、ステップ401が実行される前に、データ変換テンプレートは、NE搭載(onboarding)プロセス、例えば
図5A、
図5B、及び
図5Cに示されるステップ0において、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールに更に格納されてもよい。ステップ0において、破線ボックスは、ステップ0の実行シーケンスが、シーケンス番号又は図中の位置によって限定されないことを示し、ステップ0の実装は、
図3に示す実施形態におけるステップを含んでもよい。詳細はここで再度説明しない。
【0101】
[0117] ステップ4021a:SDNCが、第1能力ネゴシエーション・メッセージをNE/EMSへ送信する。
【0102】
[0118] 相応して、NE/EMSは、SDNCによって送信された第1能力ネゴシエーション・メッセージを受信する。第1能力ネゴシエーション・メッセージは、NE/EMSが第2サービス・リクエスト・メッセージで搬送される報告方法、データ・タイプ、又はコーディング・モードのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかをフィードバックするように、NE/EMSをトリガするために使用される。即ち、ステップ401において、SDNCは、報告方法、データ・タイプ、及び/又はコーディング・モードに基づいて、NE/EMSに対する能力ネゴシエーションを開始する。第1能力ネゴシエーション・メッセージは、NMSでサポートされているデータ・タイプ、NMSでサポートされているコーディング・モード、又はNMSでサポートされている報告方法(reportingMethod)のうちの1つ以上を含んでもよい。幾つかの実施形態において、第1能力ネゴシエーション・メッセージは、オブジェクト・クラス・リスト(IOC class list)及びオブジェクト・クラス・インスタンス・リスト(IOC instance list)を更に含んでもよい。
【0103】
[0119] ステップ4022a:NE/EMSは、識別情報を得るために、オブジェクト・クラス・リスト(IOC class list)及びオブジェクト・クラス・インスタンス・リスト(IOC instance list)を分析する。
【0104】
[0120] 例えば、識別情報はNE IDリストであり、NE IDリストは1つ以上のネットワーク・エレメントのIDを含むことが可能である。NE/EMSは、NE IDリストに基づいて、対応するNEがデータ報告方法、データ・タイプ、又はコーディング方式のうちの1つ以上をサポートするかどうかを問い合せる。
【0105】
[0121] ステップ4023a:NE/EMSが、第1応答メッセージをSDNCへ送信する。
【0106】
[0122] 相応して、SDNCは、1つ以上のNE/EMSによって送信された第1応答メッセージを受信する。第1応答メッセージは、NE IDリストに対応する各NEがデータ・タイプ、コーディング・モード、及び/又は報告方法をサポートするかどうかを示すために使用される。例えば、第1応答メッセージはNE IDとアクのレッジ情報を搬送し、アクのレッジ情報はACKを示すために使用され、即ち、NE IDに対応するNEはデータ・タイプとコーディング・モードをサポートする。データ・タイプ又はコーディング・モードをサポートしないNEが存在する場合、第1応答メッセージはNE IDと非アクのレッジ情報を搬送している可能性があり、非アクノレッジ情報はNACKを示すために使用される。データ・タイプ又はコーディング・モードをサポートしないNEが存在する場合、ステップ407は、ステップ4023aが実行された後に実行されてもよい。データ・タイプ又はコーディング・モードをサポートするNEが存在する場合、ステップ408は、ステップ4023aが実行された後に実行されてもよい。
【0107】
[0123] ステップ4021b:SDNCは、識別情報を得るために、オブジェクト・クラス・リスト(IOC class list)及びオブジェクト・クラス・インスタンス・リスト(IOC instance list)を解析する。
【0108】
[0124] 識別情報の具体的な説明及び記述については、ステップ4022aの説明及び記述を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0109】
[0125] ステップ4022b:SDNCは、第1能力ネゴシエーション・メッセージをNE/EMSへ送信する。
【0110】
[0126] 第1能力ネゴシエーション・メッセージ・リクエスト・メッセージの説明及び記述については、ステップ4021aを参照されたい。詳細はここで再度説明しない。ステップ4022bにおける第1能力ネゴシエーション・メッセージは、オブジェクト・クラス・リスト(IOC class list)とオブジェクト・クラス・インスタンス・リスト(IOC instance list)を含まず、NE IDリストを含む点に相違がある。NE IDリストは1つ以上のネットワーク・エレメントのIDを含んでもよい。NE/EMSは、NE IDリストに基づいて、対応するNEがデータ・タイプ、コーディング・モード、及び/又は報告方法をサポートするかどうかを問い合わせる。
【0111】
[0127] ステップ4023b:NE/EMSは、第1応答メッセージをSDNCへ送信する。
【0112】
[0128] ステップ4023bの説明及び記述については、ステップ4023aの説明及び記述を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0113】
[0129] 前述のステップ4021aないしステップ4023aにおいて、又は前述のステップ4021bないしステップ4023bにおいて、NE/EMSがステップ401におけるデータ・タイプ及びコーディング・モードをサポートするかどうかが決定されてもよい。ステップ401が実行された後に、ステップ4021aないしステップ4023aが実行されてもよいし、又はステップ4021bないしステップ4023bが実行されてもよい。
図5A、
図5B、及び
図5Cにおいて、ステップ4021aないし4023aの破線ボックス、及びステップ4021bないし4023bの破線ボックスは、それらのステップがオプションであることを示す。
【0114】
[0130] ステップ403:SDNCは、第2メッセージをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0115】
[0131] 相応して、データ・マッピング処理機能モジュールは、SDNCにより送信された第2メッセージを受信する。第2メッセージは、データ収集要件を示すために使用される。
【0116】
[0132] 幾つかの実施形態において、第2メッセージは、ステップ401におけるデータ・タイプ、コーディング・モード、又は報告方法のうちの少なくとも1つを含んでもよい。SDNCは、第2メッセージを使用することにより、コレクタが、対応するデータ・タイプ、コーディング・モード、又は報告方法をサポートしているかどうかを問い合わせる。報告方法は、NMSによりサポートされる報告方法(reportingMethod)、例えばストリーム報告やファイル報告であってもよい。
【0117】
[0133] ステップ404:データ・マッピング処理機能モジュールは、第2メッセージ及びコンテキストに基づいて、データ収集要件を充足するコレクタが存在するか否かを決定する。
【0118】
[0134] データ・マッピング処理機能モジュールは、各コレクタのローカルに記憶されたコンテキストに基づいて、例えば
図4に示される実施形態で作成されたコンテキストを使用することによって、対応するコレクタが存在するかどうか、及びコレクタがデータ・タイプやコーディング・モードをサポートするかどうかを問い合わせる。
【0119】
[0135] ステップ405:データ・マッピング処理機能モジュールは、第3メッセージをSDNCへ送信する。
【0120】
[0136] 相応して、SDNCは、データ・マッピング処理機能モジュールによって送信された第3メッセージを受信する。第3メッセージは、データ収集要件を充足するコレクタに関する情報を示すために使用される。例えば、第3メッセージは、ターゲット・アドレスとコレクタの結果、又は識別情報とコレクタの結果、又は宛先アドレスと識別情報とコレクタの結果を含む可能性があり、その結果は、確認応答(ack)又は否定確認応答(nack)を示すために使用されてもよい。その結果が、否定応答(nack)を示す場合、ステップ406が実行される。結果が確認応答(ack)を示す場合、ステップ407が実行されてもよい。
【0121】
[0137] ステップ406:SDNCが、障害情報をNMSへフィードバックする。
【0122】
[0138] ステップ407:SDNCが、データ収集リクエスト・メッセージをNE/EMSへ送信する。
【0123】
[0139] 相応して、NE/EMSは、SDNCにより送信されたデータ収集リクエスト・メッセージを受信する。データ収集リクエスト・メッセージは、報告方法、収集期間の細かさ(granularityPeriod)、ネットワーク管理システムによってサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによってサポートされるコーディング・モードのうちの少なくとも1つを含む可能性がある。
【0124】
[0140] パフォーマンス管理については、SDNCはパフォーマンス測定ジョブを作成し、報告方法、収集期間の細かさ(granularityPeriod)、ネットワーク管理システムによってサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによってサポートされるコーディング・モードのうちの少なくとも1つを搬送する。ジョブを受けた後、NE/EMSはアクのレッジ情報を返す。障害管理に関し、SDNCは設定リクエストをNE/EMSへ送信し、報告方法、収集期間の細かさ(granularityPeriod)、ネットワーク管理システムによってサポートされているデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによってサポートされているコーディング・モードのうちの少なくとも1つを搬送し、障害データ報告のための報告方法を設定する。NE/EMSは、設定リクエストを受けた後に、アクのレッジ情報を返す。
【0125】
[0141] データ収集リクエスト・メッセージがNE/EMSへ送信されてもよいことに留意すべきであり、そのNE/EMSは、ステップ4021aないしステップ4023a、又はステップ4021bないしステップ4023bを実行することによって、ステップ401においてNE/EMSが報告方法、データ・タイプ、及び/又はコーディング・モードをサポートするかどうかをフィードバックする。
【0126】
[0142] ステップ408:NE/EMSが、データ収集リクエスト・メッセージに基づいて、ファイル準備完了通知メッセージをSDNCへ周期的に送信する。
【0127】
[0143] NE/EMSは、収集期間の細かさ(granularityPeriod)に基づいて、ファイル準備完了(FileReady)通知メッセージをSDNCへ周期的に送信する。ファイル準備完了通知メッセージは、ファイル情報リスト(FileinfoList)、ベンダー名(Vendorname)、ネットワーク・エレメント・バージョン情報(NEversion)のようなパラメータを含んでもよい。ファイル情報リスト(FileinfoList)は、ファイルの場所(fileLocation)、ファイル・サイズ(fileSize)、ファイルの準備時間(fileReadyTime)、ファイルの有効期限(fileExpirationTime)、ファイル圧縮(fileCompression)、ファイル・フォーマット(fileFormat)のような情報を含んでもよい。
【0128】
[0144] ステップ409:SDNCが、第4メッセージをファイル・コレクタへ送信する。
【0129】
[0145] 相応して、ファイル・コレクタは、SDNCによって送信された第4メッセージを受信する。第4メッセージは、ファイル情報とデータ記述情報を含んでもよい。ファイル情報は、ステップ408において各パラメータを示すために使用される。データ記述情報は、
図2に示される実施形態においてステップ101で説明された各情報を含んでもよい。具体的な説明及び記述はここで再度説明しない。
【0130】
[0146] ステップ410:ファイル・コレクタが、ファイル情報に基づいて、対応する場所から報告データをダウンロードする。
【0131】
[0147] 報告データはNE/EMSからのものである。報告データは、ファイル・データであってもよい。
【0132】
[0148] ステップ411:ファイル・コレクタが、データ記述情報とファイル・データを、データ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0133】
[0149] ステップ412:データ・マッピング処理機能モジュールが、テンプレート・リクエスト・メッセージを、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールへ送信する。
【0134】
[0150] テンプレート・リクエスト・メッセージは、データ記述情報を搬送することができる。
【0135】
[0151] ステップ413:マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールが、データ記述情報に基づいて適切なデータ変換テンプレートと照合し、一致した結果をデータ変換テンプレートへフィードバックする。
【0136】
[0152] 一致した結果は、データ変換テンプレートを含んでもよく、又は適切なデータ変換テンプレートが存在しないことを示す情報を示すために使用される。データ変換テンプレートの具体的な説明及び記述については、
図3に示される実施形態の説明及び記述を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0137】
[0153] ステップ414:データ・マッピング処理機能モジュールが、データ変換テンプレートに基づいてファイル・データを変換し、変換により得られたファイル・データはVES仕様を充足している。
【0138】
[0154] データ・マッピング処理機能モジュールは、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールによりフィードバックされたデータ変換テンプレートを受信すると、データ・マッピング処理機能モジュールは、ステップ414を使用することによって、ファイル・データを変換し、次いで後続のステップ416を実行する。データ・マッピング処理機能モジュールが、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールから、適切なデータ変換テンプレートは存在しない旨のフィードバックを受け取ると、後続のステップ415が実行されてファイル・データを変換する。
【0139】
[0155] VES仕様の説明及び記述については、
図2に示す実施形態のステップ102を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0140】
[0156] ステップ415:データ・マッピング処理機能モジュールが、データ変換失敗メッセージをSDNCへ送信する。データ変換失敗メッセージは、データ変換時にエラーが発生したことを示すために使用される。
【0141】
[0157] ステップ416:データ・マッピング処理機能モジュールが、VESイベントをデータ・コンシューマ・モジュールへ送信し、VESイベントは、変換によって得られたファイル・データを含む。
【0142】
[0158] この実施形態では、様々なソース(例えば、様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及び様々なネットワーク・エレメント・バージョン)からの報告データは、VES仕様を充足するデータに変換されることが可能であり、その結果、データ・コンシューマ(例えば、ONAPコンシューマ)モジュールは、変換によって得られた報告データを直接使用して、データ・コンシューマ・モジュールにより報告データを分析又は使用する効率を改善することができる。
【0143】
[0159] コレクタがストリーム・コレクタ(Stream Collector)である例が、本願のこの実施形態におけるデータ処理方法を説明するために使用される。
【0144】
[0160]
図6は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
図6に示すように、この実施形態では、NMS、SDNC、EN/EMS、ストリーム・コレクタ(Stream Collector)、データ・マッピング処理機能モジュール、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)、及びデータ・コンシューマ・モジュールが準備されている。この実施形態における方法は以下のステップを含む可能性がある。
【0145】
[0161] ステップ501:NMSが、第2サービス・リクエスト・メッセージをSDNCへ送信する。
【0146】
[0162] ステップ501の具体的な実装については、
図5A、
図5B、及び
図5Cに示す実施形態のステップ401を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0147】
[0163] ステップ502:ステップ501において、NE/EMSがデータ・タイプとコーディング・モードをサポートするかどうかを決定する。
【0148】
[0164] ステップ502の具体的な実装は、
図5A、
図5B、及び
図5Cに示される実施形態におけるステップ4021aないしステップ4023a、又はステップ4021bないしステップ4023bを使用することによって実装されてもよい。詳細はここで再度説明しない。
【0149】
[0165] ステップ503:SDNCが、第2メッセージをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0150】
[0166] ステップ504:データ・マッピング処理機能モジュールが、第2メッセージとコンテキストに基づいて、データ収集要件を充足するコレクタが存在するか否かを決定する。
【0151】
[0167] ステップ503及びステップ504の説明及び記述については、
図5A、
図5B及び
図5Cに示す実施形態のステップ403及びステップ404を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0152】
[0168] ステップ505:データ・マッピング処理機能モジュールが、第3メッセージをSDNCへ送信する。
【0153】
[0169] 相応して、SDNCが、データ・マッピング処理機能モジュールによって送信された第3メッセージを受信する。この実施形態の第3メッセージは、ターゲット・アドレスとストリーム・コレクタの結果を含んでいてもよい。結果は、確認応答(ack)又は否定確認応答(nack)を示すために使用されてもよい。その結果が否定応答(nack)を示す場合、ステップ506が実行される。結果が確認応答(ack)を示す場合、ステップ507が実行されてもよい。ストリーム・コレクタのターゲット・アドレスは、以下のステップにおいてNE/EMSとストリーム・コレクタの間のTCPコネクションの生成を促進する可能性がある。ターゲット・アドレスは、ストリーム・コレクタのIPアドレスとポート情報であってもよい。
【0154】
[0170] ステップ506:SDNCが、障害情報をNMSへフィードバックする。
【0155】
[0171] ステップ507:SDNCが、データ収集リクエスト・メッセージをNE/EMSへ送信する。
【0156】
[0172] ステップ507の説明及び記述については、
図5A、
図5B及び
図5Cに示す実施形態のステップ407を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。データ収集リクエスト・メッセージは、前述のストリーム・コレクタのターゲット・アドレスを更に含む。
【0157】
[0173] ステップ508:NE/EMSが、データ収集リクエスト・メッセージに基づいて、ストリーム・コレクタに対するTCPコネクションを作成し、データ収集リクエスト・メッセージにおいてパラメータをストリーム・コレクタへ送信し、収集期間の細かさ(granularityPeriod)に基づいて報告データを周期的に送信する。
【0158】
[0174] 報告データはストリーム・データであってもよい。
【0159】
[0175] ステップ509:ストリーム・コレクタが、ストリーム・データを検索し、ストリーム・データをデコードする。
【0160】
[0176] ステップ510:ストリーム・コレクタが、デコードされたストリーム・データとデータ記述情報をデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0161】
[0177] ステップ512:データ・マッピング処理機能モジュールが、テンプレート・リクエスト情報をマッピング・テンプレート・データベース機能モジュールへ送信する。
【0162】
[0178] ステップ513:マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールが、データ記述情報に基づいて、適切なデータ変換テンプレートを照合し、一致した結果をデータ変換テンプレートにフィードバックする。
【0163】
[0179] 一致する結果は、データ変換テンプレートを含む可能性があり、又は適切なデータ変換テンプレートが存在しないことを示す情報を示すために使用される。データ変換テンプレートの具体的な説明及び記述については、
図3に示す実施形態の説明及び記述を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0164】
[0180] ステップ514:データ・マッピング処理機能モジュールが、データ変換テンプレートに基づいてストリーム・データを変換し、変換によって得られたストリーム・データはVES仕様を充足している。
【0165】
[0181] データ・マッピング処理機能モジュールは、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールによりフィードバックされたデータ変換テンプレートを受信すると、データ・マッピング処理機能モジュールは、ステップ514を使用することによりストリーム・データを変換し、次いで後続のステップ516を実行する。データ・マッピング処理機能モジュールは、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールから、適切なデータ変換テンプレートは存在しない旨のフィードバックを受け取ると、後続のステップ515を実行してストリーム・データを変換する。
【0166】
[0182] VES仕様の説明及び記述については、
図2に示す実施形態のステップ102を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0167】
[0183] ステップ515:データ・マッピング処理機能モジュールが、データ変換失敗メッセージをSDNCへ送信する。データ変換失敗メッセージは、データ変換時にエラーが発生したことを示すために使用される。
【0168】
[0184] ステップ516:データ・マッピング処理機能モジュールが、VESイベントをデータ・コンシューマ・モジュールへ送信し、VESイベントは、変換によって得られたストリーム・データを含む。
【0169】
[0185] この実施形態では、様々なソース(例えば、様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及び様々なネットワーク・エレメント・バージョン)からの報告データは、VES仕様を充足するデータに変換されることが可能であり、その結果、データ・コンシューマ(例えば、ONAPコンシューマ)モジュールは、変換によって得られた報告データを直接使用して、データ・コンシューマ・モジュールにより報告データを分析又は使用する効率を改善することができる。
【0170】
[0186] コレクタがSNMPトラップ・コレクタ(SNMP Trap Collector)である例が、本願のこの実施形態におけるデータ処理方法を説明するために使用される。
【0171】
[0187]
図7は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
図7に示すように、この実施形態では、NMS、SDNC、EN/EMS、SNMPトラップ・コレクタ(SNMP Trap Collector)、データ・マッピング処理機能モジュール、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)、及びデータ・コンシューマ・モジュールが準備されている。この実施形態の方法は以下のステップを含む可能性がある。
【0172】
[0188] ステップ601:NMSが、第2サービス・リクエスト・メッセージをSDNCへ送信する。
【0173】
[0189] ステップ601の特定の実装については、
図5A、
図5B、及び
図5Cに示される実施形態のステップ401を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0174】
[0190] ステップ602:NE/EMSが、ステップ601におけるデータ・タイプとコーディング・モードをサポートするかどうかを決定する。
【0175】
[0191] ステップ602の具体的な実装は、
図5A、
図5B、及び
図5Cに示される実施形態におけるステップ4021aないしステップ4023a、又はステップ4021bないしステップ4023bを使用することによって実装されてもよい。詳細はここで再度説明しない。
【0176】
[0192] ステップ603:SDNCが、第2メッセージをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0177】
[0193] ステップ604:データ・マッピング処理機能モジュールが、第2メッセージとコンテキストに基づいて、データ収集要件を充足するコレクタが存在するか否かを決定する。
【0178】
[0194] ステップ605:データ・マッピング処理機能モジュールが、第3メッセージをSDNCへ送信する。
【0179】
[0195] ステップ606:SDNCが、障害情報をNMSへフィードバックする。
【0180】
[0196] ステップ607:SDNCが、データ収集リクエスト・メッセージをNE/EMSへ送信する。
【0181】
[0197] ステップ603ないしステップ607の説明及び記述については、
図5A、
図5B、及び
図5Cに示す実施形態のステップ403ないしステップ407を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0182】
[0198] ステップ608:NE/EMSが、確認メッセージをSDNCへ返す。確認メッセージは、ベンダー名(Vendorname)又はネットワーク・エレメント・バージョン情報(NEversion)、及びMIBデータのようなデータ記述情報を含んでもよく、MIBデータは、SNMPプロトコル内容を分析するために使用される。
【0183】
[0199] ステップ609:SDNCが、第5メッセージをSNMPトラップ・コレクタへ送信する。
【0184】
[0200] SNMPトラップ・コレクタが、SDNCによって送信された第5メッセージを受信し、ここで、第5メッセージは、データ記述情報とMIBデータを含む可能性がある。
【0185】
[0201] ステップ610:新たな障害がNE/EMSで発生した場合、NE/EMSは障害トラップをトリガし、障害データをSNMPトラップ・コレクタへ送信する。
【0186】
[0202] 具体的には、NE/EMSは、データ収集リクエスト・メッセージのターゲット・アドレスに基づいて、障害データをSNMPトラップ・コレクタへ送信してもよい。
【0187】
[0203] ステップ611:SNMPトラップ・コレクタが、障害データを受信し、SNMPプロトコル障害データをMIBデータに基づいてデコードし、OIDデータをキャラクタ・データに変換する。
【0188】
[0204] ステップ612:SNMPトラップ・コレクタが、キャラクタ・データとデータ記述情報を、データ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0189】
[0205] ステップ613:データ・マッピング処理機能モジュールが、テンプレート・リクエスト情報をマッピング・テンプレート・データベース機能モジュールへ送信する。
【0190】
[0206] ステップ614:マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールが、データ記述情報に基づいて適切なデータ変換テンプレートを照合し、一致する結果をデータ変換テンプレートへフィードバックする。
【0191】
[0207] 一致する結果は、データ変換テンプレートを含む可能性があり、又は適切なデータ変換テンプレートは存在しないことを示す情報を示すために使用される。データ変換テンプレートの具体的な説明及び記述については、
図3に示す実施形態の説明及び記述を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0192】
[0208] ステップ615:データ・マッピング処理機能モジュールが、データ変換テンプレートに基づいてキャラクタ・データを変換し、変換により得られたキャラクタ・データはVES仕様を充足する。
【0193】
[0209] データ・マッピング処理機能モジュールは、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールによりフィードバックされたデータ変換テンプレートを受信すると、データ・マッピング処理機能モジュールは、ステップ615を使用することによりキャラクタ・データを変換し、次いで後続のステップ617を実行する。データ・マッピング処理機能モジュールは、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールから、適切なデータ変換テンプレートは存在しない旨のフィードバックを受け取ると、後続のステップ616を実行してストリーム・データを変換する。
【0194】
[0210] VES仕様の説明及び記述については、
図2に示す実施形態のステップ102を参照されたい。詳細はここで再度説明しない。
【0195】
[0211] ステップ616:データ・マッピング処理機能モジュールが、データ変換失敗メッセージをSDNCへ送信する。データ変換失敗メッセージは、データ変換時にエラーが発生したことを示すために使用される。
【0196】
[0212] ステップ617:データ・マッピング処理機能モジュールが、VESイベントをデータ・コンシューマ・モジュールへ送信し、VESイベントは、変換によって得られたキャラクタ・データを含む。
【0197】
[0213] この実施形態では、様々なソース(例えば、様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及び様々なネットワーク・エレメント・バージョン)からの報告データは、VES仕様を充足するデータに変換されることが可能であり、その結果、データ・コンシューマ(例えば、ONAPコンシューマ)モジュールは、変換によって得られた報告データを直接使用して、データ・コンシューマ・モジュールにより報告データを分析又は使用する効率を改善することができる。
【0198】
[0214] コレクタがVESコレクタ(VES Collector)である例が、本願のこの実施形態におけるデータ処理方法を説明するために使用される。
【0199】
[0215]
図8は、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
図8に示すように、この実施形態では、NMS、SDNC、EN/EMS、VESコレクタ(VES Collector)、データ・マッピング処理機能モジュール、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)、及びデータ・コンシューマ・モジュールが準備されている。この実施形態における方法は以下のステップを含む可能性がある。
【0200】
[0216] ステップ701:NMSが、第2サービス・リクエスト・メッセージをSDNCへ送信する。
【0201】
[0217] ステップ701の具体的な実装については、
図5A、
図5B、及び
図5Cに示す実施形態のステップ401を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
【0202】
[0218] ステップ702:NE/EMSが、ステップ701におけるデータ・タイプとコーディング・モードをサポートするかどうかを決定する。
【0203】
[0219] ステップ702の具体的な実装は、
図5A、
図5B、及び
図5Cに示す実施形態におけるステップ4021aないしステップ4023a、又はステップ4021bないしステップ4023bを使用することによって実装されてもよい。詳細はここでは再度説明しない。
【0204】
[0220] ステップ703:SDNCが、第2メッセージをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0205】
[0221] ステップ704:データ・マッピング処理機能モジュールが、第2メッセージとコンテキストに基づいて、データ収集要件を充足するコレクタが存在するか否かを決定する。
【0206】
[0222] ステップ705:データ・マッピング処理機能モジュールが、第3メッセージをSDNCへ送信する。
【0207】
[0223] ステップ706:SDNCが、障害情報をNMSへフィードバックする。
【0208】
[0224] ステップ707:SDNCが、データ収集リクエスト・メッセージをNE/EMSへ送信する。
【0209】
[0225] ステップ703ないしステップ707の説明及び記述については、
図5A、
図5B、及び
図5Cに示す実施形態のステップ403ないしステップ407を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
【0210】
[0226] ステップ708:NE/EMSが、確認メッセージをSDNCへ返す。
【0211】
[0227] ステップ709:NE/EMSが、イベント通知をVESコレクタへ送信し、イベント通知はVESイベントとデータ記述情報を含む。
【0212】
[0228] 例えば、データ記述情報は、データ・タイプのような情報を含む。
【0213】
[0229] ステップ710:VESコレクタが、収集されたVESイベントを問い合わせる。VESイベントのVES仕様バージョンが、ONAPによって使用されるバージョンと一致する場合、ステップ711が実行される。VESイベントのVES仕様バージョンが、ONAPによって使用されるバージョンと一致しない場合、ステップ712が実行される。
【0214】
[0230] ステップ711:VESコレクタが、VESイベントをデータ・コンシューマ・モジュールへ送信する。
【0215】
[0231] ステップ712:VESコレクタが、VESイベントとデータ記述情報を、データ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0216】
[0232] ステップ713:データ・マッピング処理機能モジュールは、データ記述情報に基づいて、VESイベントを、使用されているVES仕様バージョンに変換し、変換により得られたVESイベントを、データ・コンシューマ・モジュールへ送信する。
【0217】
[0233] データ・マッピング処理機能モジュールは、データ・タイプに基づいて、ONAPにより使用される様々なVES仕様バージョンのデータを、使用されているVES仕様バージョンへ(例えば、データの内容の増加又は減算することにより)変換することが可能である。
【0218】
[0234] この実施形態では、様々なバージョンのVES仕様をサポートするデータを処理する機能が強化されて、NEが、異なるバージョンのMV VES仕様データをサポートする場合に、VESデータを、ONAPにより使用されるMV VES仕様へ自動的に変換する機能を実装することができる。
【0219】
[0235] 以下、NMSがSDNCのRESTAPIインターフェースを介してネットワーク・エレメントの障害情報を取得し、障害情報をDCAEへ送信するプロセスを用いて、本願のこの実施形態におけるデータ処理方法を一例として説明する。この実施形態は、障害管理のためのものである。
【0220】
[0236]
図9A及び
図9Bは、本願の実施形態によるデータ処理方法のフローチャートである。
図9A及び
図9Bに示すように、この実施形態では、NMS、SDNC、EN/EMS、データ・マッピング処理機能モジュール、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュール(Mapper catalog)、及びデータ・コンシューマ・モジュールが準備されている。この実施形態における方法は以下のステップを含む可能性がある。
【0221】
[0237] ステップ801:NMSが、第2サービス・リクエスト・メッセージをSDNCへ送信する。
【0222】
[0238] 相応して、SDNCが、NMSによって送信された第2サービス・リクエスト・メッセージを受信する。第2サービス・リクエスト・メッセージは、データ収集サービスを為すために使用される。例えば、データ収集サービスは、障害情報を収集することであってもよい。
【0223】
[0239] ステップ802a:SDNCが、障害リスト取得インターフェース(getAlarmList API)を介して、障害リクエスト・メッセージをNE/EMSへ送信する。
【0224】
[0240] 障害リクエスト・メッセージは、障害情報リストを取得するために使用され、障害リクエスト・メッセージは、障害確認状態(alarmAckState)とフィルタ状態(filter)を搬送してもよい。障害確認状態(alarmAckState)の値の範囲は、全ての障害(allAlarms)、全てのアクティブ障害(allActiveAlarms)、全てのアクティブ及び確認された障害(allActiveAndAcknowledgedAlarms)、全てのアクティブ及び未確認の障害(allActiveAndUnacknowledgedAlarms)、全てのクリアされた及び未確認の障害(allClearedAndUnacknowledgedAlarms)、及び全ての未確認の障害(allUnacknowledgedAlarms)である。
【0225】
[0241] ステップ803a:NE/EMSが、障害情報(alarmInformation)及び追加情報(addtionalInfo)を返す。
【0226】
[0242] 追加情報(addtionalInfo)は、ベンダー名やネットワーク・エレメント・バージョン情報のようなNE情報を含む可能性がある。
【0227】
[0243] ステップ804a:SDNCが、データ記述情報と障害情報を、データ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0228】
[0244] データ記述情報は、追加情報、及びコレクタの名称とデータ・タイプを含んでもよい。この実施形態では、コレクタの名称は、障害表現状態転送(Representational State Transfer, REST)プロトコル・アダプタ(Adapter)である。FMRESTアダプタは、SDNCの機能モジュールであり、FMRESTアダプタは、障害情報がRestAPIを介して取得されることを示す。データ・タイプは障害(fault)である。
【0229】
[0245] ステップ805a:データ・マッピング処理機能モジュールが、テンプレート・リクエスト・メッセージを、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールへ送信する。
【0230】
[0246] テンプレート・リクエスト・メッセージは、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、及びデータ・タイプを含んでもよい。
【0231】
[0247] ステップ802b:SDNCが、NE/EMSに対する障害通知サブスクリプション・リクエストを開始する
[0248] 障害通知サブスクリプション・リクエストは、サブスクリプション情報を含み、サブスクリプション情報は、障害通知タイプを含んでもよい。障害通知タイプは、新障害通知(notifyNewAlarm)、確認状態変更通知(notifyAckStateChanged)、通知クリア・アラーム(cleared fault notification)、障害再構築通知(notifyAlarmListRebuiltAlarm)、障害情報変更通知(notifyChangedAlarm)、コメント通知(notifyComments)、潜在障害リスト通知(notifyPotentialFaultyAlarmList)、関連通知変更通知(notifyCorrelatedNotificationChanged)、障害全般情報変更通知(notifyChangedAlarmGeneral)などであってもよい。
【0232】
[0249] ステップ803b:障害が発生した場合に、NE/EMSが、サブスクリプション情報に基づいて障害通知をSDNCへ送信する。
【0233】
[0250] 障害通知の通知タイプの値範囲は、ステップ802bにおける障害通知タイプである。例えば、新しい障害が発生する。NE/EMSは、新障害発生通知を送信し、通知タイプ(notificationType)、追加情報(addtionalInfo)、及び障害情報を搬送する。追加情報(addtionalInfo)は、ベンダー名やネットワーク・エレメントのバージョン情報のようなNE情報を含んでもよい。
【0234】
[0251] ステップ804b:SDNCが、データ記述情報と障害情報をデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0235】
[0252] データ記述情報は、追加情報、及びコレクタの名前とデータ・タイプを含んでもよい。この実施形態では、コレクタの名称は、障害表現状態転送(Representational State Transfer, REST)プロトコル・アダプタ(Adapter)である。FMRESTアダプタは、SDNCにおける機能モジュールであり、FMRESTアダプタは、障害情報がRestAPIを介して取得されることを示す。データ・タイプは障害(fault)である。
【0236】
[0253] ステップ805b:データ・マッピング処理機能モジュールが、テンプレート・リクエスト・メッセージを、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールへ送信する。
【0237】
[0254] テンプレート・リクエスト・メッセージは、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、及びデータ・タイプを含んでもよい。
【0238】
[0255] ステップ806:マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールが、データ変換テンプレートをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信する。
【0239】
[0256] データ変換テンプレートは、ステップ805a又はステップ805bにおいて送信されたテンプレート・リクエスト・メッセージに基づいて、マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールによって照合することによって得られたデータ変換テンプレートであってもよい。
【0240】
[0257] ステップ807:データ・マッピング処理機能モジュールが、データ変換テンプレートに基づいて、障害情報を変換し、変換により得られた障害情報はVES仕様を充足している。
【0241】
[0258] ステップ808:データ・マッピング処理機能モジュールが、VESイベントをデータ・コンシューマ・モジュールへ送信し、VESイベントは、変換によって得られた障害情報を含む。
【0242】
[0259] この実施形態では、様々なソース(例えば、様々なベンダー、様々なタイプのネットワーク・エレメント、及び様々なネットワーク・エレメント・バージョン)からの障害情報は、VES仕様を充足するデータに変換されることが可能であり、その結果、データ・コンシューマ(例えば、ONAPコンシューマ)モジュールは、変換によって得られた報告データを直接使用して、データ・コンシューマ・モジュールにより報告データを分析又は使用する効率を改善することができる。
【0243】
[0260]
図10は、本願の実施形態によるデータ処理装置900の概略ブロック図である。本実施形態のデータ処理装置900は、前述の実施形態のデータ・マッピング処理機能モジュールとして使用することができる。データ処理装置900は、トランシーバ・ユニット901と処理ユニット902を含む。
【0244】
[0261] 実施形態では、データ処理装置900のユニットは、以下の動作及び/又は処理をそれぞれ実行するように構成されている。
【0245】
[0262] トランシーバ・ユニット901は、データ記述情報と報告データを受信するように構成されており、データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理によりサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む。
【0246】
[0263] 処理ユニット902は、データ記述情報に基づいて報告データを変換するように構成されており、変換により得られた報告データは、仮想ネットワーク機能イベント・ストリーミングVES仕様を充足している。
【0247】
[0264] トランシーバ・ユニット901は、VESイベントを送信するように更に構成されており、VESイベントは変換により得られた報告データを含む。
【0248】
[0265] 可能な実装において、データ記述情報と報告データは、コレクタ又はソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCのうちの少なくとも1つからのものであり、コレクタは、ファイル・コレクタ、ストリーム・コレクタ、SNMPトラップ・コレクタ、又はVESコレクタのうちの少なくとも1つを含む。
【0249】
[0266] 可能な実装において、トランシーバ・ユニット901は、コレクタにより送信された第1メッセージを受信するように更に構成されており、第1メッセージは、コレクタの識別情報、コレクタによりサポートされるデータ・タイプ、コレクタによりサポートされるコーディング・モード、及びコレクタのアドレスを含む。トランシーバ・ユニット901は、第1メッセージに基づいてコレクタのコンテキストを作成するように更に構成されており、コンテキストは、コレクタの識別情報、コレクタによりサポートされるデータ・タイプ、コレクタによりサポートされるコーディング・モード、及びコレクタのアドレスを含む。
【0250】
[0267] 可能な実装において、トランシーバ・ユニット901は、第6メッセージをコレクタへ送信するように更に構成されており、第6メッセージは、コレクタの識別情報と登録結果を含む。
【0251】
[0268] 可能な実装において、コレクタがファイル・コレクタ、ストリーム・コレクタ、又はSNMPトラップ・コレクタである場合に、処理ユニット902は、データ記述情報に基づいて、対応するデータ変換テンプレートを決定するように構成されており、データ・マッピング・テンプレート・データベース機能モジュールは、報告データを、VES仕様に従うVESイベントに変換するように構成されており、処理ユニット902は、データ変換テンプレートに基づいて報告データを変換するように構成されている。
【0252】
[0269] 可能な実装において、トランシーバ・ユニット901は、SDNCによって送信された第7メッセージを受信するように更に構成されており、第7メッセージは、データ変換テンプレートを作成、更新、又は削除するために使用される。
【0253】
[0270] 可能な実装において、第7メッセージは、データ・テンプレート情報と、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、データ・タイプ、又はコーディング・モードのうちの少なくとも1つとを含む。
【0254】
[0271] 可能な実装において、トランシーバ・ユニット901は、SDNCにより送信された第2メッセージを受信するように更に構成されており、第2メッセージはデータ収集条件を指定するために使用され;処理ユニット902は、第2メッセージとコンテキストに基づいて、データ収集条件を充足するコレクタが存在するかどうかを決定するように更に構成されており;及びトランシーバ・ユニット901は、第3メッセージをSDNCへ送信するように更に構成されており、第3メッセージは、データ収集条件を充足するコレクタに関する情報を指定するために使用される。
【0255】
[0272] 可能な実装において、第2メッセージは、報告方法、ネットワーク管理システムによってサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによってサポートされるコーディング・モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0256】
[0273] 可能な実装において、データ収集条件を充足するコレクタが、ファイル・コレクタ又はVNFイベント・ストリーム・コレクタである場合、第3メッセージはコレクタの識別情報を含む。
【0257】
[0274] 可能な実装において、データ収集条件を充足するコレクタが、ストリーム・コレクタ又はSNMPトラップ・コレクタである場合、第3メッセージは、コレクタの識別情報又はコレクタのアドレスのうちの少なくとも1つを含む。
【0258】
[0275] 可能な実装において、コレクタがVESコレクタである場合、データ記述情報は、データ・タイプを含み、処理ユニット902は、報告データに含まれる要素をデータ・タイプに基づいて追加又は削除するように構成されている。
【0259】
[0276] 可能な実装において、報告データは、ファイル・データ、ストリーム・データ、障害データ、VESイベント、又はキャラクタ・データのうちの少なくとも1つを含む。
【0260】
[0277] オプションとして、データ処理装置900はまた、方法の実施形態におけるデータ・マッピング処理機能モジュールの別の機能を有していてもよい。同様な説明については、方法の実施形態の前述の説明を参照されたい。反復を回避するために、詳細はここでは再度説明されない。
【0261】
[0278] オプションとして、処理ユニット902はプロセッサであってもよく、トランシーバ・ユニット901はトランシーバであってもよい。トランシーバは、受信機と送信機を含み、送信及び受信機能の双方を有する。
【0262】
[0279] オプションとして、処理ユニット902は処理装置であってもよい。処理装置の一部又は全部の機能は、ソフトウェアを使用することにより実施されてもよい。
【0263】
[0280] 可能な実装において、処理装置の一部又は全部の機能は、ソフトウェアを使用することにより実現される。この場合、処理装置はメモリとプロセッサを含む可能性がある。メモリは、コンピュータ・プログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、方法の実施形態においてデータ・マッピング処理機能モジュール内で実施されるステップを実行するために、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを読み込んで実行する。
【0264】
[0281] オプションとして、可能な実装において、処理装置はプロセッサを含む。コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されたメモリは、処理装置の外側に配置される。プロセッサは、回路/電気配線を使用することによってメモリに接続され、メモリに記憶されているコンピュータ・プログラムを読み込んで実行する。
【0265】
[0282] 別の実施形態では、データ処理装置900はチップであってもよい。この場合、トランシーバ・ユニット901は、具体的には通信インターフェース又はトランシーバ回路であってもよい。
【0266】
[0283] 本願はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ・プログラムを記憶する。コンピュータ・プログラムがコンピュータによって実行される場合、コンピュータは、前述の任意の何れかの方法の実施形態におけるデータ・マッピング処理機能モジュールによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように動作することができる。
【0267】
[0284] 本願は、コンピュータ・プログラム製品を更に提供する。コンピュータ・プログラム製品は、コンピュータ・プログラム・コードを含む。コンピュータ・プログラム・コードがコンピュータ上で実行される場合、コンピュータは、前述の任意の何れかの方法の実施形態におけるデータ・マッピング処理機能モジュールによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように動作することが可能である。
【0268】
[0285] 本願はチップを更に提供する。チップはプロセッサを含む。コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されるメモリは、チップとは独立に配置され、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを実行し、任意の何れかの方法の実施形態におけるデータ・マッピング処理機能モジュールによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように構成されている。
【0269】
[0286] 更に、チップは、メモリと通信インターフェースを含んでもよい。通信インターフェースは、入力/出力インターフェース、ピン、入力/出力回路などであってもよい。
【0270】
[0287]
図11は、本願の実施形態によるデータ処理装置1000の構造の概略図である。
図11に示されるように、データ処理装置1000は、前述の実施形態におけるデータ・マッピング処理機能モジュールであってもよい。データ処理装置1000は、プロセッサ1001とトランシーバ1002を含む。
【0271】
[0288] オプションとして、データ処理装置1000はメモリ1003を更に含む。プロセッサ1001、トランシーバ1002、及びメモリ1003は、制御信号及び/又はデータ信号を転送するために、内部接続経路を介して互いに通信することができる。
【0272】
[0289] メモリ1003は、コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されている。プロセッサ1001は、メモリ1003に記憶されているコンピュータ・プログラムを実行して、前述の装置の実施形態における機能を実施するように構成されている。
【0273】
[0290] オプションとして、メモリ1003は、代替的に、プロセッサ1001に統合されてもよいし、又はプロセッサ1001から独立していてもよい。
【0274】
[0291] 装置の実施形態は、方法の実施形態におけるデータ・マッピング処理機能モジュールの技術的解決策を実行するために使用することができる。装置の実施形態の実装原理及び技術的効果は、方法の実施形態のものと類似しており、詳細はここで再度説明しない。
【0275】
[0292]
図12は、本願の実施形態によるコレクタの構造1100の概略図である。コレクタ1100は、方法の実施形態におけるコレクタに対応していてもよい。
図12に示すように、コレクタ1100は、トランシーバ・ユニット1101と処理ユニット1102を含む。
【0276】
[0293] 実施形態では、コレクタ1100のユニットは、以下の動作及び/又は処理をそれぞれ実行するように構成されている。
【0277】
[0294] トランシーバ・ユニット1101は、データ記述情報を受信するように構成されている。
【0278】
[0295] 処理ユニット1102は、データ記述情報と報告データを、トランシーバ・ユニット1101によりデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信するように構成されており、データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む。
【0279】
[0296] 可能な実装において、トランシーバ・ユニット1101は、第1メッセージをデータ・マッピング処理機能モジュールへ送信するように更に構成されており、第1メッセージは、コレクタの識別情報、コレクタによりサポートされるデータ・タイプ、コレクタによりサポートされるコーディング・モード、及びコレクタのアドレスを含む。
【0280】
[0297] 可能な実装において、コレクタはファイル・コレクタであり、報告データはファイル・データであり、トランシーバ・ユニット1101は、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信された第4メッセージを受信するように構成されており、第4メッセージはファイル情報とデータ記述情報を含み、ファイル情報はファイル・データの場所を指定するために使用され、処理ユニット1102は、トランシーバ・ユニット1101を介して、ファイル・データを、ファイル情報に基づいて、対応する場所からダウンロードするように更に構成されている。
【0281】
[0298] 可能な実装において、コレクタ1100はストリーム・コレクタであり、報告データはストリーム・データであり、トランシーバ・ユニット1101は、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムに対するTCPコネクションを設定するように構成されており、処理ユニット1102は、ストリーム・データとデータ記述情報をTCPコネクションを介して受信するように更に構成されている。
【0282】
[0299] 可能な実装において、コレクタ1100はSNMPトラップ・コレクタであり、報告データはキャラクタ・データであり、トランシーバ・ユニット1101は、SDNCにより送信された第5メッセージを受信するように構成されており、第5メッセージはデータ記述情報とMIBデータを含み;トランシーバ・ユニット1101は、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムにより送信された障害データを受信するように更に構成されており;処理ユニット1102は、MIBデータに基づいて、障害データをキャラクタ・データに復号化するように更に構成されている。
【0283】
[0300] 可能な実装において、コレクタ1100はVESコレクタであり、報告データはVESイベントであり、トランシーバ・ユニット1101は、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムにより送信されたVESイベント及びデータ記述情報を受信するように構成されており、データ記述情報はネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプを含む。
【0284】
[0301] オプションとして、処理ユニット1102はプロセッサであってもよく、トランシーバ・ユニット1101はトランシーバであってもよい。トランシーバは、受信機と送信機を含み、受信及び送信機能の双方を有する。
【0285】
[0302] オプションとして、処理ユニット1102は処理装置であってもよい。処理装置の一部又は全部の機能は、ソフトウェアを使用することにより実施されてもよい。
【0286】
[0303] 可能な実装において、処理装置の一部又は全部の機能は、ソフトウェアを使用することにより実現される。この場合、処理装置はメモリとプロセッサを含む可能性がある。メモリは、コンピュータ・プログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、方法の実施形態においてデータ・マッピング処理機能モジュール内で実施されるステップを実行するために、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを読み込んで実行する。
【0287】
[0304] オプションとして、可能な実装において、処理装置はプロセッサを含む。コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されたメモリは、処理装置の外側に配置される。プロセッサは、回路/電気配線を使用することによってメモリに接続され、メモリに記憶されているコンピュータ・プログラムを読み込んで実行する。
【0288】
[0305] 別の実施形態では、データ処理装置1100はチップであってもよい。この場合、トランシーバ・ユニット1101は、具体的には通信インターフェース又はトランシーバ回路であってもよい。
【0289】
[0306] 本願はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ・プログラムを記憶する。コンピュータ・プログラムがコンピュータによって実行される場合、コンピュータは、前述の任意の何れかの方法の実施形態におけるコレクタによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように動作することができる。
【0290】
[0307] 本願は、コンピュータ・プログラム製品を更に提供する。コンピュータ・プログラム製品は、コンピュータ・プログラム・コードを含む。コンピュータ・プログラム・コードがコンピュータ上で実行される場合、コンピュータは、前述の任意の何れかの方法の実施形態におけるコレクタによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように動作することが可能である。
【0291】
[0308] 本願はチップを更に提供する。チップはプロセッサを含む。コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されるメモリは、チップとは独立に配置され、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを実行し、任意の何れかの方法の実施形態におけるコレクタによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように構成されている。
【0292】
[0309] 更に、チップは、メモリと通信インターフェースを含んでもよい。通信インターフェースは、入力/出力インターフェース、ピン、入力/出力回路などであってもよい。
【0293】
[0310]
図13は、本願の実施形態によるコレクタ1200の構造の概略図である。
図13に示されるように、コレクタ1200は、前述の実施形態におけるコレクタであってもよい。コレクタ1200は、プロセッサ1201とトランシーバ1202を含む。
【0294】
[0311] オプションとして、コレクタ1200はメモリ1203を更に含む。プロセッサ1201、トランシーバ1202、及びメモリ1203は、制御信号及び/又はデータ信号を転送するために、内部接続経路を介して互いに通信することができる。
【0295】
[0312] メモリ1203は、コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されている。プロセッサ1201は、メモリ1203に記憶されているコンピュータ・プログラムを実行して、前述の装置の実施形態における機能を実施するように構成されている。
【0296】
[0313] オプションとして、メモリ1203は、代替的に、プロセッサ1201に統合されてもよいし、又はプロセッサ1201から独立していてもよい。
【0297】
[0314] 装置の実施形態は、方法の実施形態におけるコレクタの技術的解決策を実行するために使用することができる。装置の実施形態の実装原理及び技術的効果は、方法の実施形態のものと類似しており、詳細はここで再度説明しない。
【0298】
[0315]
図14は、本願の実施形態によるデータ処理装置1300の構造の概略図である。コレクタ1300は、方法の実施形態におけるネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムに対応していてもよい。
図14に示すように、データ処理装置1300は、トランシーバ・ユニット1301と処理ユニット1302を含む
[0316] 実施形態では、データ処理装置1300のユニットは、以下の動作及び/又は処理をそれぞれ実行するように構成されている。
【0299】
[0317] トランシーバ・ユニット1301は、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信されたデータ収集リクエスト・メッセージを受信するように構成されており、データ収集リクエスト・メッセージは、報告方法、収集する期間の細かさ、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む。
【0300】
[0318] 処理ユニット1302は、データ収集リクエスト・メッセージに基づいて、ファイル・データ、ストリーム・データ、障害データ、VESイベント、又はキャラクタ・データを収集するように構成されていてもよい。
【0301】
[0319] 可能な実装において、処理ユニット1302は、トランシーバ・ユニット1301により、ストリーム・コレクタに対するTCPコネクションを設定し;及びストリーム・データとデータ記述情報を、TCPコネクションによりストリーム・コレクタへ送信するように更に構成されていてもよく、データ記述情報は、ベンダー名、ネットワーク・エレメント・バージョン情報、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、又はネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モード、のうちの少なくとも1つを含む。
【0302】
[0320] 可能な実装において、トランシーバ・ユニット1301は、MIBデータをSDNCへ送信するように更に構成されており、MIBデータは障害データを復号化するために使用される。
【0303】
[0321] 可能な実装において、トランシーバ・ユニット1301は、ネットワーク管理システムによってサポートされるデータ・タイプとVESイベントをVESコレクタへ送信するように更に構成される。
【0304】
[0322] オプションとして、処理ユニット1302はプロセッサであってもよく、トランシーバ・ユニット1301はトランシーバであってもよい。トランシーバは、受信機と送信機を含み、受信及び送信機能の双方を有する。
【0305】
[0323] オプションとして、処理ユニット1302は処理装置であってもよい。処理装置の一部又は全部の機能は、ソフトウェアを使用することにより実施されてもよい。
【0306】
[0324] 可能な実装において、処理装置の一部又は全部の機能は、ソフトウェアを使用することにより実現される。この場合、処理装置はメモリとプロセッサを含む可能性がある。メモリは、コンピュータ・プログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、方法の実施形態においてネットワーク・エレメント又はエレメント管理システム内で実施されるステップを実行するために、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを読み込んで実行する。
【0307】
[0325] オプションとして、可能な実装において、処理装置はプロセッサを含む。コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されたメモリは、処理装置の外側に配置される。プロセッサは、回路/電気配線を使用することによってメモリに接続され、メモリに記憶されているコンピュータ・プログラムを読み込んで実行する。
【0308】
[0326] 別の実施形態では、データ処理装置1100はチップであってもよい。この場合、トランシーバ・ユニット1301は、具体的には通信インターフェース又はトランシーバ回路であってもよい。
【0309】
[0327] 本願はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ・プログラムを記憶する。コンピュータ・プログラムがコンピュータによって実行される場合、コンピュータは、前述の任意の何れかの方法の実施形態におけるネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように動作することができる。
【0310】
[0328] 本願は、コンピュータ・プログラム製品を更に提供する。コンピュータ・プログラム製品は、コンピュータ・プログラム・コードを含む。コンピュータ・プログラム・コードがコンピュータ上で実行される場合、コンピュータは、前述の任意の何れかの方法の実施形態におけるネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように動作することが可能である。
【0311】
[0329] 本願はチップを更に提供する。チップはプロセッサを含む。コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されるメモリは、チップとは独立に配置され、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを実行し、任意の何れかの方法の実施形態におけるネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように構成されている。
【0312】
[0330] 更に、チップは、メモリと通信インターフェースを含んでもよい。通信インターフェースは、入力/出力インターフェース、ピン、入力/出力回路などであってもよい。
【0313】
[0331]
図15は、本願の実施形態によるデータ処理装置1400の構造の概略図である。データ処理装置1400は、方法の実施形態におけるネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムに対応していてもよい。データ処理装置1400は、プロセッサ1401とトランシーバ1402を含む。
【0314】
[0332] オプションとして、データ処理装置1400はメモリ1403を更に含む。プロセッサ1401、トランシーバ1402、及びメモリ1403は、制御信号及び/又はデータ信号を転送するために、内部接続経路を介して互いに通信することができる。
【0315】
[0333] メモリ1403は、コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されている。プロセッサ1401は、メモリ1403に記憶されているコンピュータ・プログラムを実行して、前述の装置の実施形態における機能を実施するように構成されている。
【0316】
[0334] オプションとして、メモリ1403は、代替的に、プロセッサ1401に統合されてもよいし、又はプロセッサ1401から独立していてもよい。
【0317】
[0335] 装置の実施形態は、方法の実施形態におけるネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムの技術的解決策を実行するために使用することができる。装置の実施形態の実装原理及び技術的効果は、方法の実施形態のものと類似しており、詳細はここで再度説明しない。
【0318】
[0336] 本願の実施形態はネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムを更に提供する。ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムは、
図14と同じ構造を使用する。トランシーバ・ユニットは、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラSDNCにより送信された第1能力ネゴシエーション・メッセージを受信するように構成されており、第1能力ネゴシエーション・メッセージは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、ネットワーク管理システムの報告方法、データ・タイプ、又はコーディング・モード、のうちの少なくとも1つをサポートするかどうかをフィードバックするように、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムをトリガするために使用される。処理ユニットは、トランシーバ・ユニットを介してフィードバック結果をSDNCへ送信するように構成されており、フィードバック結果は、ネットワーク管理システムの報告方法、データ・タイプ、又はコーディング・モード、のうちの少なくとも1つがサポートされるかどうかを示すために使用される。
【0319】
[0337] 幾つかの実施形態において、第1能力ネゴシエーション・メッセージは、報告方法、データ・タイプ、コーディング・モード、及びオブジェクト・リストを含み、オブジェクト・リストは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントを示すために使用され、エレメント管理システムは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントのうちの1つ以上を管理するように構成されており、処理ユニットは、オブジェクト・リストを分析して識別情報を取得し、識別情報に基づいて、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、ネットワーク管理システムの報告方法、データ・タイプ及びコーディング・モードをサポートするかどうかを取得するように更に構成されている。
【0320】
[0338]
図16は、本願の実施形態によるソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1500の構造の概略図である。ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1500は、方法の実施形態におけるSDNCに対応していてもよい。
図16に示すように、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1500は、トランシーバ・ユニット1501と処理ユニット1502を含む。
【0321】
[0339] 実施形態では、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1500のユニットは、以下の動作及び/又は処理をそれぞれ実行するように構成されている。
【0322】
[0340] トランシーバ・ユニット1501は、ネットワーク管理システムにより送信されたサービス・リクエスト・メッセージを受信するように構成されており、サービス・リクエスト・メッセージは、ネットワーク管理システムによりサポートされるデータ・タイプ、及びネットワーク管理システムによりサポートされるコーディング・モードを含む。
【0323】
[0341] トランシーバ・ユニット1501は、第1能力ネゴシエーション・メッセージをネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムへ送信するように更に構成されており、第1能力ネゴシエーション・メッセージは、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムが、データ・タイプ又はコーディング・モードをサポートするかどうかをフィードバックするように、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムをトリガするために使用される。
【0324】
[0342] 処理ユニット1502は、トランシーバ・ユニット1501を介して、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムのフィードバックに基づいて、データ収集リクエスト・メッセージを、ネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムへ送信するように構成されている。
【0325】
[0343] 可能な実装において、サービス・リクエスト・メッセージはオブジェクト・リストを更に含み、第1能力ネゴシエーション・メッセージは、データ・タイプ、コーディング・モード、及びオブジェクト・リストを含み、オブジェクト・リストは少なくとも1つのネットワーク・エレメントを示すために使用され、エレメント管理システムは少なくとも1つのネットワーク・エレメントのうちの1つ以上を管理するように構成されている。
【0326】
[0344] 可能な実装において、サービス・リクエスト・メッセージは、オブジェクト・リストを更に含み、オブジェクト・リストは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントを示すために使用され、エレメント管理システムは、少なくとも1つのネットワーク・エレメントのうちの1つ以上を管理するために使用され、処理ユニット1502は、オブジェクト・リストを分析して識別情報を取得するように更に構成されており、処理ユニット1502は、トランシーバ・ユニット1501を介して、第1能力ネゴシエーション・メッセージを、識別情報に対応するネットワーク・エレメント又はエレメント管理システムへ送信するように更に構成されている。
【0327】
[0345] オプションとして、処理ユニット1502はプロセッサであってもよく、トランシーバ・ユニット1501はトランシーバであってもよい。トランシーバは、受信機と送信機を含み、受信及び送信機能の双方を有する。
【0328】
[0346] オプションとして、処理ユニット1502は処理装置であってもよい。処理装置の一部又は全部の機能は、ソフトウェアを使用することにより実施されてもよい。
【0329】
[0347] 可能な実装において、処理装置の一部又は全部の機能は、ソフトウェアを使用することにより実現される。この場合、処理装置はメモリとプロセッサを含む可能性がある。メモリは、コンピュータ・プログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、方法の実施形態においてSDNC内で実施されるステップを実行するために、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを読み込んで実行する。
【0330】
[0348] オプションとして、可能な実装において、処理装置はプロセッサを含む。コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されたメモリは、処理装置の外側に配置される。プロセッサは、回路/電気配線を使用することによってメモリに接続され、メモリに記憶されているコンピュータ・プログラムを読み込んで実行する。
【0331】
[0349] 別の実施形態では、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1500はチップであってもよい。この場合、トランシーバ・ユニット1501は、具体的には通信インターフェース又はトランシーバ回路であってもよい。
【0332】
[0350] 本願はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ・プログラムを記憶する。コンピュータ・プログラムがコンピュータによって実行される場合、コンピュータは、前述の任意の何れかの方法の実施形態におけるSDNCによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように動作することができる。
【0333】
[0351] 本願は、コンピュータ・プログラム製品を更に提供する。コンピュータ・プログラム製品は、コンピュータ・プログラム・コードを含む。コンピュータ・プログラム・コードがコンピュータ上で実行される場合、コンピュータは、前述の任意の何れかの方法の実施形態におけるSDNCによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように動作することが可能である。
【0334】
[0352] 本願はチップを更に提供する。チップはプロセッサを含む。コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されるメモリは、チップとは独立に配置され、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを実行し、任意の何れかの方法の実施形態におけるSDNCによって実行されるステップ及び/又は処理を実行するように構成されている。
【0335】
[0353] 更に、チップは、メモリと通信インターフェースを含んでもよい。通信インターフェースは、入力/出力インターフェース、ピン、入力/出力回路などであってもよい。
【0336】
[0354]
図17は、本願の実施形態によるソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1600の構造の概略図である。ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1600は、方法の実施形態におけるSDNCに対応していてもよい。ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1600は、プロセッサ1601とトランシーバ1602を含む。
【0337】
[0355] オプションとして、ソフトウェア定義ネットワーク・コントローラ1600はメモリ1203を更に含む。プロセッサ1601、トランシーバ1602、及びメモリ1603は、制御信号及び/又はデータ信号を転送するために、内部接続経路を介して互いに通信することができる。
【0338】
[0356] メモリ1603は、コンピュータ・プログラムを記憶するように構成されている。プロセッサ1601は、メモリ1603に記憶されているコンピュータ・プログラムを実行して、前述の装置の実施形態における機能を実施するように構成されている。
【0339】
[0357] オプションとして、メモリ1603は、代替的に、プロセッサ1601に統合されてもよいし、又はプロセッサ1601から独立していてもよい。
【0340】
[0358] 装置の実施形態は、方法の実施形態におけるSDNCの技術的解決策を実行するために使用することができる。装置の実施形態の実装原理及び技術的効果は、方法の実施形態のものと類似しており、詳細はここで再度説明しない。
【0341】
[0359] 前述の実施形態で説明したプロセッサは、集積回路チップであってもよく、信号処理能力を有する。実装プロセスにおいて、前述の方法の実施形態におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路又はソフトウェア形式の命令を使用することによって実施されてもよい。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor, DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field programmable gate array, FPGA)、又は別のプログラマブル・ロジック・コンポーネント、個別ゲート又はトランジスタ・ロジック・デバイス、又は個別ハードウェア・コンポーネントであってもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、又はプロセッサは、任意の従来のプロセッサ等であってもよい。本願の実施形態で開示される方法のステップは、ハードウェア符号化プロセッサを使用することにより直接的に実行して完了させてもよいし、又は符号化プロセッサ内のハードウェア&ソフトウェア・モジュールの組み合わせを使用することにより実行して完了させてもよい。ソフトウェア・モジュールは、ランダム・アクセス・メモリ、フラッシュ・メモリ、リード・オンリー・メモリ、プログラマブル・リード・オンリー・メモリ、電気的に消去可能なプログラマブル・メモリ、又はレジスタのような、当該技術分野における成熟した記憶媒体の中に配置されてもよい。記憶媒体はメモリ内に配置され、プロセッサはメモリ内の情報を読み込み、プロセッサのハードウェアとの組み合わせで前述の方法のステップを完了する。
【0342】
[0360] 前述の実施形態におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは、リード・オンリー・メモリ(read-only memory, ROM)、プログラマブル・リード・オンリー・メモリ(programmable ROM, PROM)、消去可能プログラマブル・リード・オンリー・メモリ(erasable PROM, EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブル・リード・オンリー・メモリ(electrically EPROM, EEPROM)、又はフラッシュ・メモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダム・アクセス・メモリ(random access memory, RAM)であってもよい。限定的ではない例示的な具体例を通じて、RAMの多くの形態、例えばスタティック・ランダム・アクセス・メモリ(static RAM, SRAM)、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(dynamic RAM, DRAM)、同期ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(synchronous DRAM, SDRAM)、ダブル・データ・レート同期ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(double data rate SDRAM, DDR SDRAM)、エンハンスト同期ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(enhanced SDRAM, ESDRAM)、シンクリンク・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(synchlink DRAM, SLDRAM)、及びダイレクト・ランバス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(direct rambus RAM, DR RAM)が使用される可能性がある。本明細書で説明されるシステム及び方法におけるメモリは、他の任意の適切なタイプのメモリ及びmemoriesを含むが、これらに限定されないことに留意すべきである。
【0343】
[0361] 当業者は、本明細書で開示された実施形態で説明された実施例との組み合わせにおいて、ユニットやアルゴリズム・ステップは、電子ハードウェア又は電子・ハードウェアとコンピュータ・ソフトウェアの組み合わせによって実現されてもよいことを認識するであろう。機能がハードウェア又はソフトウェアによって実行されるかどうかは、特定のアプリケーションや技術的解決策の設計制約条件に依存する。当業者は、特定のアプリケーションの各々について、説明された機能を実現するために様々な方法を使用するかもしれないが、その実現が本願の範囲を超えて行くものであると解釈すべきではない。
【0344】
[0362] 当業者は、便利で簡単な説明の目的のために、前述のシステム、装置、及びユニットの詳細な動作プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照することができる、ということを明確に理解することができる。詳細はここで再度説明しない。
【0345】
[0363] 本願で提供される幾つかの実施形態において、開示されたシステム、装置、及び方法は、他の方法で実施されてもよいことが理解されるはずである。例えば、説明された装置の実施形態は単なる一例に過ぎない。例えば、ユニットへの分割は、単に論理的な機能分割に過ぎず、実際の実装では他の分割である可能性がある。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに結合又は統合されてもよく、或いは幾つかの特徴は無視されたり又は実行されかったりしてもよい。更に、図示又は説明された相互カップリング、直接的なカップリング、又は通信コネクションは、何らかのインターフェースを介して実装されてもよい。装置又はユニット間の間接的なカップリング又は通信コネクションは、電子的、機械的、又は他の形態で実施されてもよい。
【0346】
[0364] 個別的な部品として記述されているユニットは、物理的に分離されていたりされていなかったりしてもよく、即ちユニットとして図示されているパーツは、物理的なユニットであってもなくてもよく、即ちそれらは、一カ所に配置されていてもよいし、又は複数のネットワーク・ユニットに分散されていてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態における解決策の目的を達成するために、実際の条件に依存して選択されることが可能である。
【0347】
[0365] 更に、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、各々のユニットは、物理的に単独で存在してもよいし、又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
【0348】
[0366] 機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売又は使用される場合、その機能は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本願の技術的解決策は、本質的に、又は従来技術に対して貢献する部分又は技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形態で実施されてもよい。コンピュータ・ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータ・デバイス(パーソナル・コンピュータ、サーバー、又はネットワーク・デバイスである)に、本願の実施形態で説明される方法のステップの全部又は一部を実行するように指示するための幾つかの命令を含む。記憶媒体は、USBフラッシュ・ドライブ、リムーバブル・ハード・ディスク、リード・オンリー・メモリ・(read-only memory, ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(random access memory, RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクのようなプログラム・コードを記憶することが可能な任意の媒体を含む。
【国際調査報告】