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特表2022-551287レリーフプレート前駆体の打抜きステーションおよび方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-08
(54)【発明の名称】レリーフプレート前駆体の打抜きステーションおよび方法
(51)【国際特許分類】
   B26F 1/02 20060101AFI20221201BHJP
   B26D 7/01 20060101ALI20221201BHJP
   B26D 7/06 20060101ALI20221201BHJP
   B26D 7/18 20060101ALI20221201BHJP
   B41C 1/10 20060101ALI20221201BHJP
   B41N 3/00 20060101ALI20221201BHJP
【FI】
B26F1/02 C
B26D7/01 D
B26D7/06 C
B26D7/18 F
B41C1/10
B41N3/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022520799
(86)(22)【出願日】2020-10-08
(85)【翻訳文提出日】2022-04-26
(86)【国際出願番号】 EP2020078203
(87)【国際公開番号】W WO2021069540
(87)【国際公開日】2021-04-15
(31)【優先権主張番号】2023988
(32)【優先日】2019-10-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】NL
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518216205
【氏名又は名称】エクシス プリプレス エヌ.ブイ.
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】ワッティン, バート マーク ルック
【テーマコード(参考)】
2H084
2H114
3C021
3C060
【Fターム(参考)】
2H084AA30
2H084AA32
2H084CC01
2H114AA01
2H114AA23
2H114GA01
2H114GA31
3C021BB09
3C021DA03
3C021DA06
3C021DA12
3C021FD01
3C021FD06
3C060AA01
3C060AA03
3C060AA04
3C060AA16
3C060BA01
3C060BB11
3C060BC01
3C060BD01
3C060BE07
3C060BG06
3C060BG11
3C060BG13
3C060BG16
3C060BG17
3C060BH02
(57)【要約】
レリーフプレート前駆体(P)の縁部分内に又は縁部分を通って一つ又は複数の貫通要素を配置するための、または、縁部分に一つ又は複数の穿孔を配置するための打抜きステーション(300)であって、一つ又は複数の貫通要素(110)または穿孔要素を備え、一つ又は複数の貫通要素または穿孔要素がレリーフプレート前駆体の縁部分を通って又は縁部分内に配置されるように構成された打抜き手段(10)と、打抜き手段に整列し、レリーフプレート前駆体の縁に当接部を形成するように構成された当接手段(20)と、当接手段に沿った2箇所以上の場所で、レリーフプレート前駆体の縁部分が当接手段に対して正しく位置決めされているか否かを検出する検出手段(30)と、検出手段による検出の機能において信号を通信するように構成された信号手段(40)と、を備える。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
レリーフプレート前駆体(P)の縁部分(E)内に又は縁部分(E)を通して一つ又は複数の貫通要素(110)を配置するための、または縁部分(E)内に一つ又は複数の穿孔を配置するための打抜きステーション(300)であって、
一つ又は複数の貫通要素(110)または穿孔要素を備える打抜き手段(10)であって、前記一つ又は複数の貫通要素または穿孔要素が、前記レリーフプレート前駆体の縁部分を通って又は縁部分内に配置されるように構成された打抜き手段(10)と、
前記打抜き手段に整列し、前記レリーフプレート前駆体の前記縁に当接部を形成するように構成された当接手段(20;20a,20b)と、
前記当接手段に沿った2箇所以上の場所で、前記レリーフプレート前駆体の前記縁部分が前記当接手段に対して正しく位置決めされているか否かを検出する検出手段(30;30a,30b)と、
前記検出手段による検出の機能において信号を通信するように構成された信号手段(40)と、
を備える、打抜きステーション。
【請求項2】
前記信号手段(40)は、前記信号を前記打抜き手段に通信するように構成される、請求項1に記載の打抜きステーション。
【請求項3】
信号インタフェースまたはオペレータインタフェースを更に備え、前記信号手段は、前記信号を前記信号インタフェースおよび/またはオペレータインタフェースに通信するように構成され、かつ/または前記信号インタフェースまたはオペレータインタフェースは、オペレータが感知可能な前記信号に基づいて出力を発生するように構成される、請求項1または2に記載の打抜きステーション。
【請求項4】
前記当接手段は、移動可能に配置された少なくとも第1の当接部および第2の当接部(20a、20b)を備え、前記縁部分が第1の場所に正確に位置決めされたときに前記第1の当接部は第1の位置にあり、前記縁部分が正確に位置決めされていないときに第2の位置にあり、前記縁部分が第2の場所に正確に位置決めされたときに前記第2の当接部は第1の位置にあり、前記縁部分が正確に位置決めされていないときに第2の位置にある、請求項1~3のいずれか一項に記載の打抜きステーション。
【請求項5】
前記第1の当接部および第2の当接部(20a,20b)は、前記第1の位置から前記第2の位置まで旋回可能(23)である、請求項1~4のいずれか一項に記載の打抜きステーション。
【請求項6】
前記検出手段(30)は、第1の当接部および第2の当接部の位置をそれぞれ検出する第1および第2の検出器(30a,30b)を備える、請求項4又は5に記載の打抜きステーション。
【請求項7】
前記検出手段は、光学検出手段、近接検出手段、圧力検出手段、電気的検出手段、磁気的検出手段、機械的検出手段、鉄/非鉄金属検出手段、またはこれらの組み合わせを備える、請求項1~6のいずれか一項に記載の打抜きステーション。
【請求項8】
前記当接手段(20)は、前記レリーフプレート前駆体の前記縁部分に沿って延在可能に列状に配置されている複数の整列ピン(25)を備える、請求項1~7のいずれか一項に記載の打抜きステーション。
【請求項9】
前記貫通要素(110)は、搬送バー(110)上に配置され、前記打抜きステーションは、前記当接手段と整列した位置で前記搬送バーを受けるように構成される、請求項1~8のいずれか一項に記載の打抜きステーション。
【請求項10】
前記打抜き手段は、駆動手段を備え、この駆動手段は、前記レリーフプレート前駆体の縁部分を通って又は縁部分内に前記一つ又は複数の貫通要素(110)または前記穿孔要素を配置するように構成される、請求項1~9のいずれか一項に記載の打抜きステーション。
【請求項11】
前記駆動手段は、前記一つまたは複数の貫通要素(110)または穿孔要素を前記レリーフプレート前駆体の縁部分を通って又は縁部分内に配置するために、前記レリーフ前駆体の前記縁部分に係合できるように移動可能に配置されたハンマー(310)を備える、請求項10に記載の打抜きステーション。
【請求項12】
前記搬送バーは、前記縁部分の一方の側に前記一つ又は複数の貫通要素と位置決めされるように配置され、前記ハンマー(310)は、前記縁部分の他方の側に係合するように配置され、前記ハンマーは、前記一つ又は複数の貫通要素に対応する一つ又は複数の孔(311)を備える、請求項10又は11に記載の打抜きステーション。
【請求項13】
前記当接手段(20)は、前記駆動手段が作動したときに、前記当接手段(20)が離れることができるように、移動可能に、特に下降可能に配置されている、請求項10~12のいずれか一項に記載の打抜きステーション。
【請求項14】
前記当接手段に沿った前記第1の場所および前記第2の場所は、前記レリーフプレート前駆体の前記縁部分の中央の左側の場所および右側の場所にそれぞれ対応する、請求項1~13のいずれか一項に記載の打抜きステーション。
【請求項15】
レリーフプレート前駆体を処理する為の装置であって、
少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つの搬送バーを有する搬送システムと、
レリーフプレート前駆体の縁を前記少なくとも1つの搬送バーの搬送バーに結合するように構成された、先の請求項および請求項10のいずれか一項に記載の打抜きステーションと、
前記レリーフプレート前駆体を処理するように構成された処理区画と、
を備える、装置。
【請求項16】
前記搬送システムは、前記レリーフプレート前駆体の前縁が前記当接手段に接触するように前記レリーフプレート前駆体を搬送するように構成され、前記信号手段は、前記打抜き手段をトリガするように構成される、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記搬送バーから前記レリーフプレート前駆体を分断するように構成された分断ステーションを更に備える、請求項15~16のいずれか一項に記載の装置であって、
前記搬送システムは、前記搬送バーを前記処理区画の出口側から排出ゾーンを通って前記分断ステーションまで移動させ、前記搬送バーから分断された後に前記レリーフプレート前駆体を前記排出ゾーン内で排出できるように構成される、装置。
【請求項18】
前記分断ステーションにおいて前記搬送バーから分断された後に、処理されたレリーフプレート前駆体を除去するように構成された除去手段を備える、請求項15~17のいずれか一項に記載の装置。
【請求項19】
請求項15~18のいずれか一項に記載の装置であって、
前記搬送システムは、少なくとも前記処理区画の入口側から出口側へ、および出口側から前記分断ステーションへと、前記結合された前記レリーフプレート前駆体で前記搬送バーを搬送するように構成された前方搬送機構を備える、装置。
【請求項20】
前記搬送システムは、前記搬送バーを前記前方搬送機構に結合されたレリーフプレート前駆体と結合するように構成されたバー結合手段を更に備える、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記搬送システムは、前記搬送送バーを前記分断ステーションから前記結合ステーションに搬送するように構成された後方搬送機構を備える、請求項19~20のいずれか一項に記載の装置。
【請求項22】
前記少なくとも2つの搬送バーが前記装置を通って同時に移動するように、前記搬送システムを制御するように構成された制御ユニットを備え、任意選択的に前記信号手段は前記制御ユニットの一部であってもよい、請求項15~21のいずれか一項に記載の装置。
【請求項23】
前記搬送バーの長さは100mm~10000mmである、請求項15~22のいずれか一項に記載の装置。
【請求項24】
前記処理区画は、平面または円筒形のブラシ、ポンプ、噴霧手段、センサ、フィルタ、すすぎ手段、モータ、ギア、加熱手段、冷却手段、ローラ、ベルト、ウェブ、またはこれらの組み合わせのうちの一つを備える、請求項15~23のいずれか一項に記載の装置。
【請求項25】
前記搬送システムは、1つ以上のベルト、1つ以上のチェーン、1つ以上の親ネジ、リニアモータ、磁気手段、電磁手段、クランプ手段、真空手段、またはこれらの組み合わせのうちの一つを備える、請求項15~24のいずれか一項に記載の装置。
【請求項26】
レリーフプレート前駆体(P)の縁部分(E)内に又は縁部分を通って一つ又は複数の貫通要素(110)を配置するための、又はレリーフプレート前駆体の縁部に一つ又は複数の穿孔を配置するための打抜き方法であって、
前記レリーフプレート前駆体は、好ましくは、基板層と、少なくとも1つの感光層(任意選択的にマスク層)とを備え、前記打抜き方法は、打抜きステーションにおいて実施され、
前縁を有するレリーププレート前駆体を当接手段(20;20a,20b)に当接させるステップと、
前記当接手段に沿った2つ以上の場所で前記レリーフプレート前駆体の縁部分が前記当接手段に対して正しく位置決めされているか否かを検出するステップと、
検出手段による検出に機能する信号を通信するステップと、
第1の位置および第2の位置での正確な位置決めを示す信号が通信されたときに、前記一つ又は複数の貫通要素または穿孔要素が、前記レリーフプレート前駆体の縁部分を通って又は縁部分内に配置されるステップと、
を含む、打抜き方法。
【請求項27】
前記請求項のステップを含むレリーフプレート前駆体を処理する為の方法であって、前記一つ又は複数の貫通要素は、搬送バーに付けられ、前記方法は、更に、
可溶性または液化可能な物質を除去し、前記レリーフプレート前駆体にレリーフを確立しながら、前記付けられたレリーフプレート前駆体とともに前記搬送バーを処理ゾーンを通して搬送するステップと、
分断ステーションで前記搬送バーから前記レリーフプレート前駆体を引き離すステップと、
任意選択的に、前記搬送バーを前記打抜きステーションに搬送するステップと、
を有する、方法。
【請求項28】
前記搬送バーは、閉ループで移動され、前記閉ループは、前記打抜きステーションから前記処理ゾーンを通って前記分断ステーションに移動され、前記結合ステーションに戻される、請求項27に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
[発明の分野]
【0002】
本発明の分野は、打抜きステーション、打抜き方法、ならびにレリーフプレート前駆体、特に印刷プレート前駆体を調製および/または処理するための装置および方法に関する。
【0003】
[背景]
【0004】
印刷プレート前駆体用の洗浄装置が知られている。典型的には、搬送バーを使用して、このような洗浄装置を通して印刷プレート前駆体を移動させる。その目的のために、印刷プレート前駆体の領域は、打抜きステーションに一連の貫通孔を備える。次に、オペレータは、予め穿孔された印刷プレート前駆体を、搬送プレートの孔内に延びることができる複数のピンを有する印刷バーに結合する。次に、結合されたプレートを有する搬送バーが、オペレータによって洗浄装置の入口側にもたらされる。搬送バーは、出口側で洗浄装置を離れ、そこで、それを印刷プレート前駆体から分断させるオペレータによって回収される。これらのステップは、洗浄される次の印刷プレート前駆体について繰り返される。
【0005】
このような洗浄装置は、米国特許第2018/0217502号に開示されている。搬送ストリップが、フレキソ印刷要素に付けられる。この目的のために、フレキソ印刷要素は最初に穿孔され、次に搬送ストリップのピンが穿孔内に配置される。
【0006】
洗浄装置の別の例は、出願人の名義でPCT出願PCT/EP2019/060370に開示されている。
【0007】
既知の装置および方法の欠点は、プレートが裂けたり損傷を受けたりしてオペレータの介入を必要とする搬送問題を生じさせることを回避するために、プレートを打抜きステーションに十分に整列させて位置決めしなければならないことである。
【0008】
【概要】
【0009】
本発明の実施形態の目的は、レリーフプレート前駆体(P)の縁部分(典型的には前縁の部分)内に又は縁部分を通して一つ又は複数の貫通要素を配置するための、またはレリーフプレート前駆体の縁部分に一つ又は複数の穿孔を配置するための、位置ずれの危険性がより少ない改善された方法での打抜きステーションを提供することである。
【0010】
本発明の第1の態様によれば、レリーフプレート前駆体(P)の縁部分(典型的には前縁の部分)内に又は縁部分を通して一つ又は複数の貫通要素を配置するための、またはレリーフプレート前駆体の縁部分に一つ又は複数の穿孔を配置するための打抜きステーションが提供される。打抜きステーションは、縁部分を、一つ又は複数の貫通要素が設けられた搬送バーに直接結合することを意図しているか、または縁部分に穿孔または孔を配置することを意図しており、その場合、搬送バーは、後のステップで穿孔された縁部分に結合されてもよい。打抜きステーションは、打抜き手段と、当接手段と、検出手段と、信号手段とを備える。打抜き手段は、一つ又は複数の貫通要素または穿孔要素を含み、一つ又は複数の貫通要素または穿孔要素を、レリーフプレート前駆体の縁部分を通して又は縁部分内に配置するように構成される。当接手段は、打抜き手段と整列されて、レリーフプレート前駆体の縁に対する当接部を形成するように構成される。検出手段は、当接手段に沿った2箇所以上の場所において、レリーフプレート前駆体の縁部分が当接手段に対して正確に位置決めされているか否かを検出するように構成されている。信号手段は、検出手段による検出の機能において信号を通信するように構成される。
【0011】
当接手段に沿った2箇所以上の位置で、レリーフプレート前駆体の縁部分が当接手段に対して正確に位置決めされているか否かを検出することにより、縁部分全体が打ち抜き可能な位置に正確に位置決めされているか否かを決定することができる。検出手段の検出に基づいて信号を通信する信号手段を更に含むことにより、この信号を使用して打抜き手段を動作させるか否かを決定することができる。打抜き手段は、手動で動作されるように構成されてもよいし、自動的に動作されるように構成されてもよい。たとえば、信号が縁部分の位置決めが正確であることを示す場合に、打抜き手段を自動的に作動させて打抜き作用を実施するようにしてもよい。打ち抜きが正確であることを保証することによって、レリーフプレート前駆体が搬送バーに正確に付けられることを保証することができ、その結果、レリーフプレート前駆体の引き裂きまたはレリーフプレート前駆体の他の損傷が回避される。また、結合されたレリーフプレート前駆体を有する搬送バーが、前駆体の処理のために機械を通して搬送される場合、正しい打抜きは、機械を通して搬送される間、レリーフプレート前駆体の良好な整列に寄与する。
【0012】
好ましくは、信号、信号を打抜き手段に通信するように構成されることが好ましい。たとえば、打抜き手段は、レリーフプレート前駆体の縁部分の正確な位置決めを示す信号手段からの信号を受信すると、打抜き作用が自動的にトリガされるように構成される。別の実施例において、打抜き手段は、ロック機構を備えるが、このロック機構は、ロック機構がロック解除状態にあるときに打抜き作用を可能にし、ロック機構がロック状態にあるときに打抜き作用を防止するように構成されている。次に、打抜き手段は、レリーフプレート前駆体の縁部分の正確な位置決めを示す信号を信号手段から受信したときに、ロック機構がロック状態からロック解除状態にされ、打抜き作用が実施された後にロック状態に戻されるように構成されてもよい。
【0013】
例示的な実施形態によれば、打抜きステーションは、信号インタフェースまたはオペレータインタフェースを更に備え、信号手段は、信号を信号インタフェースおよび/またはオペレータインタフェースに通信するように構成される。次いで、信号インタフェース又はオペレータインターフェースは、オペレータが感知することができる前記信号に基づいて出力を発生するように構成されてもよい。出力は、例えば、視覚的出力または音響的出力であってもよい。たとえば、信号インタフェースは、レリーフプレート前駆体の縁部分が正確に位置決めされているか否かを、例えば色、メッセージまたは記号で示すための光またはスクリーンを含むことができる。たとえば、緑色の光は正確な位置決めを示し、赤色の光は不正確な位置決めを示してもよい。そのような実施形態において、例えば、打抜きが手動で行われる場合、それはレリーフプレート前駆体が正確に位置決めされているかどうかをオペレータに示すので有用である。
【0014】
当接手段は、移動可能に配置された少なくとも第1および第2の当接部を備え、縁部分は、第1の位置に正確に位置決めされたときに第1の当接部が第1の位置にあり、正しく位置決めされていないときに第2の位置にあり、また、縁部分は、第2の位置に正確に位置決めされたときに第2の当接部が第1の位置にあり、正しく位置決めされていないときに第2の位置にある。たとえば、第1の当接部及び第2の当接部は、第1の位置と第2の位置との間で旋回可能であってもよい。次に、検出手段は、第1の当接部および第2の当接部の位置をそれぞれ検出するように構成された第1の検出器および第2の検出器を備えてもよい。
【0015】
検出手段は、以下のいずれかを備えることができる。光学的検出手段、近接検出手段、圧力検出手段、電気的検出手段、磁気的検出手段、機械的検出手段、鉄/非鉄金属検出手段、またはこれらの組み合わせ。適切な検出手段の実施例には、近接スイッチ、光センサ、機械的スイッチ、磁気スイッチ、カメラなどが含まれる。例示的な実施形態において、検出手段は、第1の場所および第2の場所でそれぞれ検出を実施する第1の検出器および第2の検出器を備える。しかしながら、カメラのような特定の検出手段は、第1の場所と第2の場所の両方を、連続的に又は同時に見ることができる。
【0016】
例示的な実施形態によれば、当接手段は、レリーフプレート前駆体の縁部分に沿って延在可能に列状に配置された複数の整列ピンを備える。ピンを使用する利点は、対応する複数の凹部または孔またはチャネルを搬送バーに設けることによって、搬送バーを通って容易に延びることができることである。しかしながら、当接手段は壁部を備えてもよい。そのような実施形態において、搬送バーは、壁部分が延びることができるスリットを備えることができる。複数のピンのうちの1つ以上の第1のピンが第1の当接部に関連付けられてもよく、複数のピンのうちの1つ以上の第2のピンが第2の当接部に関連付けられてもよい。たとえば、第1のピンを第1の当接部の第1の旋回可能なキャリアに固定し、第2のピンを第2の当接部の第2の旋回可能なキャリアに固定してもよい。第1の当接部および第2の当接部の移動を制限および案内するために、整列ピンは、固定された案内プレートの孔を通って延びてもよい。
【0017】
好ましくは、貫通要素は搬送バー上に配置され、打抜きステーションは、当接手段と整列した位置に搬送バーを受け入れるように構成される。
【0018】
例示的な実施形態によれば、打抜き手段は、駆動手段を備え、この駆動手段は、一つ又は複数の貫通要素または穿孔要素を、レリーフプレート前駆体の縁部分を通して又は縁部分内に配置するように構成されている。駆動手段は、例えば、移動可能に配置されたハンマーであってもよいが、このハンマーは、レリーフプレート前駆体の縁部分を通って又は縁部分内に一つ又は複数の貫通要素または穿孔要素を配置するために、レリーフプレート前駆体の縁部分に係合可能である。ハンマーは、一つ又は複数の貫通要素または穿孔要素に対応する一つ又は複数の孔を備えることができる。搬送バーは、縁部分の一方の側に1つまたは複数の貫通要素と位置決めされるように配置されてもよく、ハンマーは、縁部分の他方の側に係合するように配置されてもよい。
【0019】
より好ましくは、各貫通要素は、レリーフプレート前駆体の材料に貫通作用を生じさせることができる鋭い先端または縁を有し、打抜きステーションは、少なくとも1つの貫通要素によって、少なくとも部分的に、レリーフプレート前駆体の縁近傍の非穿孔領域に又はそれを通して貫通させるように構成される。このようにして、貫通要素は、廃棄物を発生させることなく、レリーフプレート前駆体の材料に押し込まれる。貫通要素は、プレート前駆体材料内に又はプレート前駆体材料を通し得る任意の硬質材料から作ることができる。それは、金属または合金、セラミック、ポリマー、ガラス、またはそれらの組み合わせから作ることができる。好ましくは、それらは金属または合金から作られる。各貫通要素は、貫通方向に見て1mm~20mmの長さを有する貫通部分を含む。貫通部は、貫通方向と直交する方向から見た最大寸法が5mm未満であることが好ましく、3mm未満であることがより好ましい。たとえば、貫通部分の横断面が円形である場合、直径は5mm未満であることが好ましく、3mm未満であることがより好ましい。
【0020】
例示的な実施形態によれば、当接手段は、打抜き手段が作動されたときに離れるように移動可能に構成される。代替的に、ハンマーは、当接手段の一部を受けるための孔を備えてもよい。
【0021】
本実施形態によれば、当接手段に沿った第1および第2の場所は、それぞれ、レリーフプレート前駆体の縁部分の中央の左側及び右側の場所に対応する。このようにして、正確な検出を実施することができる。
【0022】
本発明の別の態様によれば、搬送システムと、上述の実施形態のいずれか1つに従う打抜きステーションと、処理区画とを含む、レリーフプレート前駆体を処理するための装置が提供される。搬送システムは、少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つの搬送バーを備える。打抜きステーションは、レリーフプレート前駆体の縁を少なくとも1つの搬送バーの搬送バーに結合するように構成される。処理区画は、レリーフプレート前駆体を処理するように構成される。
【0023】
好ましくは、搬送システムは、レリーフプレート前駆体の前縁が当接手段に接触するように、また信号手段が打抜き手段をトリガするように、レリーフプレート前駆体を搬送する為に構成される。
【0024】
任意選択的に、装置は、搬送バーからレリーフプレート前駆体を分離するように構成された分断ステーションを更に備え、搬送システムは、搬送バーを処理区画の出口側から排出ゾーンを通って分断ステーションまで移動させて、レリーフプレート前駆体が搬送バーから分断された後に排出ゾーン内で排出できるように構成される。
【0025】
任意選択的に、この装置は、分断ステーション内の搬送バーから分断された後に、処理されたレリーフプレート前駆体を除去するように構成された除去手段を更に備える。
【0026】
任意選択的に、搬送システムは、前方搬送機構を備え、この前方搬送機構は、少なくとも処理区画の入口側から出口側へ、および出口側から分断ステーションへ、結合されたレリーフプレート前駆体で搬送バーを搬送するように構成されている。
【0027】
任意選択的に、搬送システムは、搬送バーを前方搬送機構に結合されたレリーフプレート前駆体と結合するように構成されたバー結合手段を更に備える。
【0028】
任意選択的に、搬送システムは、搬送バーを分断ステーションから結合ステーションに搬送するように構成された後方搬送機構を備える。
【0029】
任意選択的に、装置は、制御ユニットを更に備え、この制御ユニットは、搬送システムを制御するように構成され、少なくとも2つの搬送バーが装置を通って同時に移動するが、任意選択的に、信号手段は、制御ユニットの一部であってもよい。
【0030】
搬送バーの長さは100mm~10000mmとすることができる。
【0031】
処理区画は、以下のいずれか1つを備えてもよい: 平面または円筒形のブラシ、ポンプ、噴霧手段、センサ、フィルタ、すすぎ手段、モータ、ギア、加熱手段、冷却手段、ローラ、ベルト、ウェブ、またはこれらの組み合わせ。
【0032】
搬送システムは、以下のいずれか1つを備えてもよい:1つ以上のベルト、1つ以上のチェーン、1つ以上の親ネジ、リニアモータ、磁気手段、電磁手段、クランプ手段、真空手段、またはこれらの組み合わせ。
【0033】
本発明のさらに別の態様によれば、一つ又は複数の貫通要素をレリーフプレート前駆体の縁部分内に又は縁部分を通して配置するための、または一つ又は複数の穿孔をレリーフプレート前駆体の縁部分に配置するための打抜き方法であって、レリーフプレート前駆体は、好ましくは、基板層および少なくとも1つの感光層(必要に応じて、一体型マスク層)を備え、この打抜き方法は、打抜きステーションにおいて実施され、以下のステップを含む、打抜き方法が提供される。
・前縁を有するレリーフプレート前駆体を当接手段に当接させるステップ、
・検出手段によって、当接手段に沿った2つ以上の場所で、レリーフプレート前駆体の縁部分が当接手段に対して正確に位置決めされているか否かを検出するステップ、
・検出手段による検出に機能する信号を自動的に通信するステップ、および、
・第1の場所および第2の場所での正確な位置決めを示す信号が通信されたときに、一つ又は複数の貫通要素または穿孔要素をレリーフプレート前駆体の縁部分を通して又は縁部分内に配置するステップ。
【0034】
例示的な実施形態によれば、一つ又は複数の貫通要素が搬送バーに付けられ、この方法は、さらに、
・可溶性または液化可能な材料を除去しながら、付けられたレリーフプレート前駆体を有する搬送バーを処理ゾーンを通して搬送し、レリーフプレート前駆体にレリーフを確立するステップと、
・分断ステーションにおいてレリーフプレート前駆体を搬送バーから引き離すステップと、
・任意選択的に搬送バーを打抜きステーションに搬送して戻すステップとを含む。
【0035】
例示的な実施形態によれば、搬送バーは、打抜きステーションから処理ゾーンを通って分断ステーションに移動し、結合ステーションに戻るように、閉ループ内で移動される。
【0036】
例示的な実施形態によれば、少なくとも2つの搬送バーは、処理装置内で同時に搬送されている。
【0037】
例示的な実施形態によれば、処理区画を通る搬送速度は、結合ステーションに戻る搬送バーの搬送速度とは異なる。
【0038】
例示的な実施形態によれば、処理区画における処理は、洗浄、ブラッシング、すすぎ、噴霧、乾燥、照射、現像、加熱、冷却、材料の除去、ガスまたは液体による処理、砂による研磨、切断、電磁波による処理、およびそれらの組み合わせを含む群から選択される。
【0039】
例示的な実施形態によれば、処理区画における処理は、レリーフプレート前駆体の液化部を生じさせる熱処理であり、続いて、液化部をウェブ、不織材料、または溶融材料が接着する箔などの移動受容材料と接触させ、液化部を受容材料と連続的に除去する。
【0040】
例示的な実施形態によれば、この方法は、洗浄、ブラッシング、すすぎ、噴霧、乾燥、照射、現像、加熱、冷却、材料の除去、ガスまたは液体による処理、砂による研磨、切断、電磁波による処理、およびこれらの組み合わせを含む群から選択される後処理を、レリーフプレート前駆体に実施するステップを更に含む。
【0041】
例示的な実施形態によれば、この方法は、レリーフプレート前駆体に前処理を行うステップを更に含み、この前処理は、以下を含む群から選択される: 切断、アブレーション、電磁放射への曝露、およびこれらの組み合わせ。
【図面の簡単な説明】
【0042】
添付された図面は、本発明の装置および方法の現在好ましい非限定的な例示的実施形態を示すために使用される。この発明の特徴および目的の上記および他の利点は、添付図面と併せて読むときに、より明らかになり、本発明は、以下の詳細な説明から、よりよく理解されるであろう。
図1図1は、レリーフプレート前駆体を処理するための装置の例示的実施形態の概略斜視図である。
図2図2は、打抜きステーションの例示的実施形態の概略斜視図である。
図2A図2Aは、図2の打抜きステーションの一部分の詳細な斜視図である。
図3図3は、図2の打抜きステーションの当接手段に対して配置されたレリーフプレート前駆体を図示する詳細な斜視図である。
図4A図4Aは、図2の打抜きステーションの一部分の概略斜視図である。
図4B図4Bは、図2の打抜きステーションの一部分を通る横断面図である。
図5A図5Aは、当接手段の第1の状態における、図4Bの図と同様の横断面図である。
図5B図5Bは、当接手段の第2の状態における、図4Bの図と同様の横断面図である。
図6A図6Aは、搬送バーに整列されたレリーフプレート前駆体を示す概略斜視図である。
図6B図6Bは、図6Aの構成の別の側面から見た詳細図である。
図6C図6Cは、ハンマー工具をレリーフプレート前駆体の方向に下方に移動させながら、図6Aの構成を図示する。
図6D図6Dは、搬送バーの複数の貫通要素が、レリーフプレート前駆体の縁付近の領域を貫通して延びる状況を示す。
図6E図6Eは、ハンマー工具が除去された後の図6Dの構成を示す。
図7図7は、搬送バーの例示的実施形態の概略斜視図である。
図7A図7Aは、図7の搬送バーの一部分の詳細な斜視図である。
図8A図8Aは、打抜きステーションの別の実施形態を示す概略断面図である。
図8B図8Bは、打抜きステーションの別の実施形態を示す概略断面図である。
図8C図8Cは、打抜きステーションの別の実施形態を示す概略断面図である。
【実施形態の詳細な説明】
【0043】
図1は、印刷プレート前駆体Pのようなレリーフプレート前駆体を処理するための装置1000を概略的に図示する。この装置は、たとえば、洗浄のための洗浄装置、レリーフプレート前駆体を液体で処理する装置である。しかしながら、ブラッシング、リンス、スプレー、乾燥、照射、現像、加熱、冷却、レリーフプレート前駆体の材料の除去、ガスまたは液体によるレリーフプレート前駆体の処理、レリーフプレート前駆体の砂による研磨(sanding)、レリーフプレート前駆体の切断、電磁波による処理、またはこれらの組み合わせなどの他の処理も可能である。
【0044】
装置1000は、少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つ、さらにより好ましくは少なくとも3つの搬送バー100を備えた搬送システム210、220、230を備えており、これらの搬送バー100は、レリーフプレート前駆体Pに結合されるように意図されている。たとえば、図1に図示するように、搬送システム210、220、230に4つの搬送バー100を設けることができる。搬送バー100は、打抜きステーション300において、レリーフプレート前駆体Pの前縁3に結合され、好ましくは、前縁3の全長よりも長く延びて、搬送バー100の端部を搬送機構に結合することができるようにする。複数のレリーフプレート前駆体を搬送バー100に結合することも可能であることに留意されたい。好ましくは、搬送バー100の長さは100mm~1000mmであり、より好ましくは1000mm~4000mmである。
【0045】
装置1000は、レリーフプレート前駆体Pを搬送バー100に結合するように構成された打抜きステーション300と、処理区画400であって、レリーフプレート前駆体Pが結合された搬送バー100が、処理区画400を通って移動される間にレリーフプレート前駆体を処理するように構成されたものと、処理されたレリーフプレート前駆体Pを搬送バー100から分断するように構成されたプレート分断ステーション500とを備える。搬送システム210、220、230は、各搬送バー100が、打抜きステーション300内のレリーフプレート前駆体Pに結合された後に、打抜きステーション300から処理ステーション400を介してプレート分断ステーション500へと、また、処理されたレリーフプレート前駆体Pから分断された後に、プレート分断ステーション500から打抜きステーション300へと、自動的に移動するように構成されており、これにより、搬送バー100は、装置1000を介して閉ループで移動する。図1に図示する実施例では、4つの搬送バー100が装置1000内を循環している。
【0046】
好ましい実施形態において、各搬送バー100は、複数の貫通要素110(ここではピンまたはロッドの形態)を備え、打抜きステーション300は、複数の貫通要素110を、レリーフプレート前駆体Pの前縁3付近の領域に係合するように構成される。図1において、レリーフプレート前駆体Pは、装置1000を介してレリーフプレート前駆体Pの前方搬送方向Tfに垂直な前縁3と後縁4と、前方搬送方向Tfに平行な2つの側縁1,2とを有する。レリーフプレート前駆体Pの前縁3付近の領域は、搬送バー100の複数の貫通要素110に結合されている。
【0047】
打抜きステーション300は、複数の貫通要素110をレリーフプレート前駆体Pの縁部分Eに配置するように構成されている。打抜きステーション300は、複数の貫通要素110を含む打抜き手段10と、一つ又は複数の貫通要素110をレリーフプレート前駆体Pの縁部分に配置するように構成されたハンマー(図示せず)などの駆動手段とを備える。打抜きステーション300は、打抜き手段10と整列して、レリーフプレート前駆体Pの縁3に対して当接を形成するように構成された当接手段20を更に備える。また、打抜きステーション300は、当接手段20に沿った一つ又は複数の場所において、レリーフプレート前駆体の縁部分Eが当接手段20に対して正確に位置決めされているか否かを検出するように構成された検出手段30と、検出手段30による検出に機能する信号を通信するように構成された信号手段40とを備える。好ましくは、信号手段40は、例えば、一つ又は複数の貫通要素110がレリーフプレート前駆体Pの縁部分Eに配置されるように、打抜き手段10、特に打抜き手段10の駆動手段を自動的にトリガするために、打抜き手段10に信号を通信するように構成される。
【0048】
処理区画400は、入口側410と出口側420とを有する。結合されたレリーフプレート前駆体Pを有する搬送バー100は、処理区画400を通って入口側410から出口側420へ移動され、搬送バー100は前方搬送方向Tfに移動する。処理区画400の出口側420とプレート分断ステーション500との間には、プレート排出ゾーン600が設けられている。レリーフプレート前駆体Pは、分断ステーション500内の搬送バー100から分断される前に、プレート排出ゾーン600内の処理区画400から搬送システムによって完全に引き出される。このようにして、レリーフプレート前駆体Pが搬送バー100から分断されると、レリーフプレート前駆体Pをプレート排出ゾーン600に排出することができる。プレート排出ゾーン600の底部には、プレート分断ステーション500内の搬送バー100から分断された後に、処理されたレリーフプレート前駆体Pを除去するように構成された除去手段が設けられてもよい。図示された実施形態において、除去手段700は、処理されたレリーフプレート前駆体Pをプレート排出ゾーン600内に受け入れ、プレート排出ゾーン600から移動してプレート排出ゾーンから容易に移動できるように構成されたトロリである。たとえば、装置1000が洗浄器である場合、オペレータは、洗浄されたレリーフプレート前駆体を乾燥するために、洗浄されたレリーフプレート前駆体Pを乾燥器に搬送することができる。図示されていない他の実施形態において、除去手段700は、キャリア、ロボット、移動ベルト、少なくとも1つの回転ドラムなどであってよい。また、そのようなデバイスは、プレート分断ステーション500内で分断された後に、処理されたレリーフプレート前駆体Pをプレート排出ゾーン600から移動させるように構成することができる。
【0049】
図1の実施形態において、搬送システムは、装置1000の一方の側の第1の機構210と、装置1000の他方の側の第2の搬送機構220とを備えた前方搬送機構を備える。搬送機構210、220は、処理区画400の入口側410から出口側420まで、および出口側420からプレート分断ステーション500まで、前方搬送方向Tfにおいて、結合されたレリーフプレート前駆体Pを用いて搬送バー100を搬送するように構成される。この目的のために、搬送バー100の第1の端101は、第1の前方搬送機構210に結合され、搬送バー100の第2の端102は、第2の前方搬送機構220に結合される。搬送システムは、バー結合手段を備えることができるが、このバー結合手段は、搬送バー、さらに具体的には搬送バーの端101および第2の端102を第1および第2の前方搬送機構210、220に結合するように構成される。バー結合手段は、例えば、搬送バー100の端部101および102を前方搬送機構210、220に結合させるために、搬送バー100を第1および第2の前方搬送機構の方向に押すか又は移動させるように構成することができる。図1の実施形態において、処理区画400は、前方搬送方向Tfに延びる第1および第2の対向する横側430、440を有し、第1および第2の前方搬送機構210、220は、それぞれ、処理区画400の第1および第2の対向する横側430、440に延びる。
【0050】
第1の前方搬送機構210は、第1の親ネジを含むことができ、搬送バー100の第1の端101は、第1の親ネジ210に結合されるように構成された第1の結合部分121を備えることができる(後述する図6E参照)。同様に、第2の前方搬送機構220は、第2の結合部分122に結合可能な第2の親ネジを備えることができる。これらの第1および第2の結合部分121、122は、図2にも図示される。しかしながら、他の実施形態では、第1および/または第2の前方搬送機構210、220は、チェーンまたはベルトなどの他の搬送手段を備えてもよく、第1および第2の結合部分121、122は、それに応じて適合されてもよい。
【0051】
搬送システムは、搬送バー100をプレート分断ステーション500から打抜きステーション300に搬送するように構成された後方搬送機構230を更に含む。図1に示す実施形態において、後方搬送機構230は装置1000の上側に置かれている。しかしながら、他の実施形態において、後方搬送機構230は、前方搬送機構210、220の下の装置1000の下部分に配置することができる。後方搬送機構230は、以下のいずれか1つを含むことができる。1つ以上のベルト、1つ以上のチェーン、1つ以上の親ネジ、リニアモーター、またはこれらの組み合わせ。
【0052】
図1において、後方搬送機構230は、処理区画400の中央上方に配置される。しかしながら、後方搬送機構230は、第1および第2の前方搬送機構210、220の上方または下方の処理区画400の反対側の横側に置かれた第1および第2の後方搬送機構によって実現することもできる。あるいは、後方搬送機構は、処理区画の横側に置かれてもよく、任意選択的に、搬送バーは、回転されて、垂直位置で後方に搬送されてもよい。しかしながら、装置の設置面積(footprint)を低減するために、後方搬送機構は、第1および第2の前方搬送機構210、220の上方または下方に置くことが好ましい。
【0053】
図1に図示するように、後方搬送機構230は処理区画400の上に部分的に置かれ、搬送システムは、プレート分断ステーション500内の分断された搬送バー100を後方搬送機構230に向かって上方に移動させるように構成された上方搬送機構250を更に備える。たとえば、上方搬送機構250は、搬送バー100を上方方向Tuに、典型的には垂直方向に、後方搬送機構230に向かって移動させてもよく、後方搬送機構は、搬送バー100を前方搬送方向Tfとは反対の後方搬送方向Tbに移動させて、打抜きステーション300に戻す。上方搬送機構250は、以下のうちの任意の1つまたは複数を備えることができる。磁気手段、電磁手段、クランプ手段、真空手段、リニアモータ、チェーン、ベルト、親ネジ、ピストンまたはこれらの組合せ。後方搬送機構230が前方搬送機構の下に置かれる他の実施形態では、下方搬送機構が設けられてもよい。下方搬送機構は、以下のいずれか1つ以上を備えることができる: 磁気手段、電磁手段、クランプ手段、真空手段、リニアモータ、チェーン、ベルト、親ネジ、ピストン若しくはこれらの組合せ、又は単に重力によって生じるもの。
【0054】
図2図2A図3図4A図4B図5Aおよび図5Bは、複数の貫通要素110をレリーフプレート前駆体Pの縁部分Eに配置するための打抜きステーション300の第1の例示的実施形態をより詳細に図示する。打抜きステーション300は、複数の貫通要素110を備える打抜き手段10と、ハンマー310として具体化された駆動手段とを備える。打抜きステーション300は、当接手段20を更に備えるが、この当接手段20は、打抜き手段10と整列して、レリーフプレート前駆体Pの縁3に対して当接を形成するように構成される。また、打抜きステーション300は、当接手段20に沿った2つ以上の場所において、レリーフプレート前駆体の縁部分Eが当接手段20に対して正確に位置決めされているか否かを検出するように構成された検出手段30と、検出手段30による検出に機能する信号を通信するように構成された信号手段40とを備える。好ましくは、信号手段40は、例えば、ハンマー310を自動的にトリガーするために、信号を打抜き手段10に通信するように構成され、これにより、一つ又は複数の貫通要素110が、レリーフプレート前駆体Pの縁部分Eに配置される。
【0055】
当接手段20は、図4Aに示すように、少なくとも第1および第2の当接部20a、20bを備えるが、これらの当接部20a、20bは、縁部分Eが第1の位置に正確に位置決めされたときに第1の位置にあり、正しく位置決めされていないときに第2の位置にあり、縁部分が第2の位置に正確に位置決めされたときに第2の位置にあり、正しく位置決めされていないときに第2の位置にあるように移動可能に配置される。第2の当接部20bの第1および第2の位置は、それぞれ図5Bおよび5Aに示されている。図5Aにおいて、レリーフプレート前駆体Pの縁が当接部20bから離れており、当接部20bは、当接部20bに対して前方に傾斜している。図5Bにおいて、レリーフプレート前駆体Pの縁が当接部20bに当接しており、当接部20bは後方に傾斜している。位置の変化は、検出手段の検出器30bによって検出される。第1および第2当接部20a,20bは、横断方向(即ち、図2に示す移動方向Tfに直交する方向)に平行に延びる水平軸23を中心として旋回可能であり、第1の位置から第2の位置へ、またはその逆方向へ旋回できる。
【0056】
当接手段20は、レリーフプレート前駆体の縁部分Eに沿って延在可能に列状に配置された複数の整列ピン25を備えている。各当接部20a、20bは、一つ又は複数の整列ピン25を備えることができる。図4Aの実施例において、各当接部20a、20bは、6つの整列ピン25を備える。整列ピン25は、第1および第2当接部20a,20bの第1および第2の旋回可能に装着されたキャリア21a,21bにそれぞれ固定されている。キャリア21a、21bはそれぞれ、部分24a、24bを有するそれぞれのブラケット22a、22bを備え、それらの位置は、検出器30a、30bによって検出可能である(図5Aおよび5B参照)。当接部20a,20bの移動を制限するために、整列ピン25が延びる複数の通路27を備えたピン案内プレート26が設けられている。通路27は、ピン25の大きさよりも大きいので、ピンは第1の位置と第2の位置との間で旋回可能であり、通路27を画定する壁は、当接部20a、20bの移動を制限する。当接部20a、20bは、第2の位置(図5A)では、当接部20a、20bがレリーフプレート前駆体Pに向かって前方に傾斜するように形成され、第1の位置(図5B)では、当接部20a、20bが後方に傾斜するように形成されている。
【0057】
検出手段30は、第1および第2の当接部20a,20bの位置を検出する第1および第2の検出部30a,30bを備えている。検出手段は、以下のいずれかを含むことができる。光学的検出手段、圧力検出手段、電気的検出手段、機械的検出手段、またはこれらの組合せ。図示された実施例において、第1および第2の検出器30a、30bは、例えば近接センサーであってよい。
【0058】
貫通要素110は搬送バー100上に配置され、打抜きステーション300は搬送バー100を当接手段20と整列した位置に受け入れるように構成される(図2および図2A参照)。ハンマー310は、レリーフプレート前駆体Pの縁部分Eに一つ又は複数の貫通要素110を配置するために、レリーフプレート前駆体の縁部分Eに係合することができるように、ここでは水平横軸を中心に旋回可能に移動できるように配置される。搬送バー100は、貫通要素110が縁部分Eの下方に位置するように配置され、ハンマー310は、縁部分Eを貫通要素110上に下方に押し込むことができるように、縁部分の他の側に配置される。ハンマー310は、一つ又は複数の貫通要素110に対応する一つ又は複数の孔311と、任意選択的に、整列ピン25に対応する複数の孔312とを備える。別の実施形態において、ハンマリングする前に整列ピン25を下方に移動させることも可能であり(図6C参照)、その場合、孔312は必要とされないことに留意されたい。
【0059】
好ましくは、当接手段20に沿った第1および第2の場所は、それぞれ、レリーフプレート前駆体の縁部分の中央の左側及び右側の場所に対応する。図示の実施例において、これは、中央の左側及び右側に当接部20a、20bを有することによって実現される(図4Aを参照)。
【0060】
図7および図7Aは、搬送バー100のより詳細な例示的実施形態を図示する。図7Aに最もよく示されているように、複数の貫通要素100は、好ましくは鋭い先端113を有し、打抜きステーション300は、複数の貫通要素110を、少なくとも部分的に、レリーフプレート前駆体Pの前縁3付近の穿孔されていない縁部分Eに、またはそれを通して貫通させるように構成されることが好ましい。
【0061】
搬送バー100は、第1の端部101及び第2の端部102に、第1の結合部分121及び第2の結合部分122を備えている。この場合、結合部分121は、親ネジと組み合わせて使用される結合手段で構成される。図7Aは、貫通要素110を有する搬送バー100のクローズアップを示す。各貫通要素110は、接続部分111と、貫通部分112と、先端113とを有する。この場合、貫通部分112は、長方形の横断面および非対称の先端113を有することに留意されたい。貫通部分112は、貫通方向に垂直な横断面で見た最大寸法が5mm未満であることが好ましく、3mm未満であることがより好ましい。換言すれば、図示された長方形の横断面の実施例において、長方形の最長辺は、好ましくは5mmより小さく、より好ましくは3mmより小さい。搬送バー100は、ピンが搬送バー100を搬送バーの下から通過することを可能にするチャネル120を備えている(後述する図6Aおよび図6Bも参照)。
【0062】
別の例示的な実施形態に従って、図1の装置1000は、鋭い先端を有さない複数の貫通要素110を備えた搬送バー100とともに使用されてもよいことに留意されたい。たとえば、レリーフプレート前駆体Pの前縁3付近の領域は、レリーフプレート前駆体Pを打抜きステーション300に運ぶ前に、図8の打抜きステーション300において事前に穿孔されてもよい。次いで、図1のステーション300は、プレート結合ステーションであり、打抜きステーションではなく、複数の貫通要素110は、前縁3付近の縁部分Eの予め穿孔された孔を通して配置される。
【0063】
次に、図6A図6Eを参照して、打抜きステーション300の例示的な実施形態の説明および打抜きステーション300内で行われるステップについて説明する。図6Aおよび6Bは、結合ステーション300内の搬送バー100を図示する。打抜きステーション300は、当接手段を備えるが、この当接手段は、図2の実施形態のように可動ピン25で具体化され、搬送バー100に対してレリーフプレート前駆体Pを整列させるように構成される。可動ピン25は、搬送バー100に隣接して延びている。その目的のために、搬送バー100は、チャネル120を備えているが、このチャネル120は、図6Aに最もよく見えるように、ピン25が搬送バー100の下から搬送バー100を通って、それらが搬送バー100を通って突出する位置まで通過することを可能にする。レリーフプレート前駆体Pを整列ピン25に対して整列させた後、整列ピン25を下方に移動させ、ハンマー工具310が複数の貫通要素110をレリーフプレート前駆体の材料を通して押し込む(図6Cおよび6D参照)。好ましい実施形態において、ハンマー工具310は、複数の貫通要素110を受け入れるように構成された複数の孔311を備える。しかしながら、他のハンマー工具310も可能であり、当業者は、例えば、一連の孔311の代わりに、複数の貫通要素110を受けるように構成された1つの細長い凹部を設けることも可能であることを理解する。
【0064】
本発明が適用できる他の搬送バーおよびハンマー工具が存在することに留意されたい。たとえば、出願人の名義の(参照により本明細書に含まれる)PCT出願PCT/EP2019/060370の図5および図6A図6Bは、他の可能な搬送バーを記載する。
【0065】
貫通要素110の形状は変化してもよく、その形状は例えば以下のうちの任意の1つであってもよいことに留意されたい。管、ブレード、針、またはこれらの組み合わせ。好ましくは、各貫通要素110は、レリーフプレート前駆体を通って実質的に垂直に延びるように意図された貫通部分112(図7A参照)を含み、貫通部分112は1mmから20mmの長さを有する。さらに他の実施形態において、搬送バーに複数の貫通要素を設ける代わりに、搬送バーに鋭い縁を有する一つ又は複数の細長いブレード要素を設けることができる。
【0066】
図1に図示するように、装置1000は、好ましくは、制御ユニット800を備えるが、この制御ユニット800は、複数の搬送バーのうちの1つの搬送バー100が処理区画400を通って移動するときに、別の搬送バー100がプレート結合ステーション300に戻るように、搬送機構210、220、230、250などの装置の異なる構成要素を制御するように構成されている。より好ましくは、少なくとも3つの搬送バーがシステム内を移動する。図1において、装置1000は、打抜きステーション300内の1つの搬送バー、処理区画400内の1つの搬送バー、プレート分断ステーション500内の1つの搬送バー、および後方搬送機構230によって後方に搬送される1つの搬送バーが同時に存在し得るように制御される4つの搬送バーで図示される。好ましくは、少なくとも2つの搬送バーのうちの1つが処理ゾーンを通って搬送される一方で、別の1つが結合ステーションに戻されて搬送される。さらに、前方搬送方向Tfの搬送速度は、後方搬送方向Tbの搬送速度と異なっていてもよく、好ましくは、後方搬送方向Tbの搬送速度は、前方搬送方向Tfよりも速い。たとえば、後方搬送方向の搬送度を前方搬送方向の速度で除算した比は、1~400、好ましくは2~300の範囲である。典型的には、前方方向および後方方向の搬送速度は、1mm/秒~1000mm/秒の範囲である。
【0067】
図8A図8Cは、レリーフプレート前駆体Pの縁部分Eに一つ又は複数の穿孔を配置するための打抜きステーション300の別の実施形態を概略的に示す。打抜きステーション300は、一つ又は複数の穿孔要素115を備えた打抜き手段10を備える。打抜き手段10は、1つ以上の貫通孔Hをレリーフプレート前駆体P内に配置するために、1つ以上の貫通要素115をレリーフプレート前駆体Pの縁部分Eを介して配置するように構成されている。打抜きステーション300は、打抜き手段10と整列して、レリーフプレート前駆体Pの縁に当接部を形成するように構成された当接手段20aを備えている。当接手段20aは、上記図4Aおよび図4Bに関連して説明した当接手段20aと同様のものであり、その説明は省略する。打抜きステーション300は、当接手段20aに沿った場所においてレリーフプレート前駆体の縁部分が当接手段20aに対して正確に位置決めされているか否かを検出するように構成された検出手段30aと、検出手段30aによる検出の機能において信号を通信するように構成された信号手段(図示せず)とを備える。検出手段30aは、上述の図4Aおよび図4Bに関連して説明した検出手段30aと同様のものであってもよく、その説明は省略する。さらに、図4Aおよび図4Bの実施形態と同様に、複数の当接手段20a、20bおよび検出手段30a、30bを設けてもよい。図8Aは、レリーフプレート前駆体Pの縁部分Eを穿孔する前の打抜き手段10を示し、図8Bは穿孔中の打抜き手段10を示し、図8Cは穿孔後の打抜き手段10を示しており、レリーフプレート前駆体Pの縁部分Eに貫通孔Hが設けられていることを図示している。典型的には、貫通孔の列、例えば少なくとも10個の貫通孔が配置される。穿孔された孔を有するレリーフプレート前駆体Pは、プレート結合ステーション、例えば、レリーフプレート前駆体Pを処理するための装置の一部である結合ステーション内の搬送バーに結合されてもよい。これは、例えば、図1の装置であってもよく、この装置では、打抜きステーション300がプレート結合ステーションに置き換えられ、プレート結合ステーションに導入される前に、図8A図8Cに示されるように、別個の打抜き(穿孔)ステーション300で事前穿孔される。
【0068】
レリーフプレート前駆体は、一般に、第1の材料から作られる支持層と、第1の材料とは異なる第2の材料から作られる追加層とを備える。支持層は、可撓性の金属、天然または人工のポリマー、紙、またはそれらの組合せであってよい。好ましくは、支持層は可撓性の金属またはポリマーのフィルムまたはシートである。可撓性金属の場合、支持層は、薄膜、ふるい様構造、メッシュ様構造、織布または不織布構造、またはそれらの組み合わせを備えることができる。鋼、銅、ニッケルまたはアルミニウムシートが好ましく、厚さは約50~1000μmであってよい。ポリマーフィルムの場合、フィルムは寸法的に安定であるが屈曲可能であり、たとえば、ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミドおよびポリカーボネート、織られた繊維、不織の繊維または層状の繊維(例えば、ガラス繊維、炭素繊維、ポリマー繊維)またはこれらの組合せで強化されたポリマーから製造することができる。好ましくはポリエチレンおよびポリエステルの箔が使用され、それらの厚さは約100~300μm、好ましくは100~200μmの範囲である。レリーフプレート前駆体は、さらなる層を担持してもよい。たとえば、追加層は、以下のいずれかであってもよい。(例えば、レーザーによる)直接彫刻可能な層、溶媒または水現像可能な層、熱現像可能な層、感光層、感光層およびマスク層の組み合わせ。任意選択的に、追加の層の頂部に1つ以上の追加の層を設けることができる。このような1つ以上の更なる追加の層は、画像形成可能層が画像形成される前に除去される他の全ての層の頂部にカバー層を備えることができる。1つ以上の追加の層は、レリーフ層と、支持層とレリーフ層との間、または支持層のレリーフ層と反対側の側にあるハレーション防止層とを備えることができる。1つ以上の追加の層は、レリーフ層、画像形成可能層、および酸素の拡散を防止するレリーフ層と画像形成可能層との間の1つ以上の障壁層を備えてもよい。上述した異なる層の間に、異なる層の適切な接着を保証する1つ以上の接着層を置くことができる。
【0069】
本発明の原理は特定の実施形態に関連して上述したが、この説明は単に実施例としてなされたものであって、添付の特許請求の範囲によって決定される保護範囲の限定としてなされたものではないことを理解されたい。
図1
図2
図2A
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図7
図7A
図8A
図8B
図8C
【国際調査報告】