(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-09
(54)【発明の名称】ブロードキャストサービスのモード切り替え方法及びモード切り替え装置並びにコンピュータ機器及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
H04W 76/40 20180101AFI20221202BHJP
H04W 4/06 20090101ALI20221202BHJP
H04W 36/00 20090101ALI20221202BHJP
H04W 4/02 20180101ALI20221202BHJP
【FI】
H04W76/40
H04W4/06 150
H04W36/00
H04W4/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022515498
(86)(22)【出願日】2020-09-28
(85)【翻訳文提出日】2022-04-06
(86)【国際出願番号】 CN2020118250
(87)【国際公開番号】W WO2021088564
(87)【国際公開日】2021-05-14
(31)【優先権主張番号】201911083105.7
(32)【優先日】2019-11-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】514187420
【氏名又は名称】テンセント・テクノロジー・(シェンジェン)・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】レイ,イシュエ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067BB21
5K067DD20
5K067HH22
5K067JJ39
(57)【要約】
端末が、アプリケーションサーバとのトリガ協調を確立することにより、端末のブロードキャストモードの切り替えを指示するためのトリガ指示を決定し、該トリガ指示に基づいて、アクセスネットワーク機器から機能ネットワーク要素へ切り替え要求を送信させ、機能ネットワーク要素が切り替え先のモードに基づいて相応のモードパラメータを設定し、モードパラメータが、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得し、設定パラメータを端末に送信するように、アクセスネットワーク機器に指示するためのものであり、続いて、端末が、設定パラメータに基づいて、対応するブロードキャストモードに切り替えることにより、アクセスネットワーク機器との無線接続を確立する。これにより、通信システムでは、ブロードキャストとマルチキャストとのモード切り替えが実現され、サービスの柔軟性へのサポートが実現され、通信過程のスムーズさが向上する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブロードキャストサービスのモード切り替え方法であって、
端末が、アプリケーションサーバとのトリガ協調を確立することにより、トリガ指示を決定するステップであって、前記トリガ指示は、前記端末のブロードキャストモードの切り替えを指示するためのものである、ステップと、
前記端末が、アクセスネットワーク機器に前記トリガ指示を送信することにより、前記アクセスネットワーク機器から機能ネットワーク要素へ切り替え要求を送信させるステップであって、前記切り替え要求は、相応のモードパラメータを設定するように前記機能ネットワーク要素に指示するためのものであり、前記モードパラメータは、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得し、前記設定パラメータを前記端末に送信するように、前記アクセスネットワーク機器に指示するためのものである、ステップと、
前記端末が、前記設定パラメータに基づいて、対応するブロードキャストモードに切り替えることにより、前記アクセスネットワーク機器との無線接続を確立するステップと、を含む、
方法。
【請求項2】
端末が、アプリケーションサーバとのトリガ協調を確立することにより、トリガ指示を決定する前記ステップは、
前記端末が、アプリケーション層情報をリアルタイムに監視することにより、切り替え情報を取得するステップであって、前記切り替え情報は、地理的位置の変化状況又はサービスポリシーの変化状況に基づいて決定される、ステップと、
前記端末が、前記切り替え情報に基づいて、前記トリガ指示を決定するステップと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
端末が、アプリケーションサーバとのトリガ協調を確立することにより、トリガ指示を決定する前記ステップは、
前記端末が、前記アプリケーションサーバから送信された切り替え情報を受信するステップと、
前記端末が、前記切り替え情報に基づいて、前記トリガ指示を決定するステップと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
端末が、アプリケーションサーバとのトリガ協調を確立することにより、トリガ指示を決定する前記ステップは、
前記端末が、周辺セルの測定報告を取得するステップであって、前記測定報告には、前記周辺セルのブロードキャストモードのサポート状況が含まれる、ステップと、
前記端末が、前記測定報告に基づいて、対応するブロードキャストモードを決定することにより、前記トリガ指示を決定するステップと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記端末が、アクセスネットワーク機器に前記トリガ指示を送信することにより、前記アクセスネットワーク機器から機能ネットワーク要素へ切り替え要求を送信させるステップは、
前記端末が、前記ブロードキャストモードの切り替えに基づいて、対応するパラメータ変化値を決定することにより、リソース制御情報を生成するステップと、
前記アクセスネットワーク機器が、前記リソース制御情報に基づいて、複数の隣接するアクセスネットワーク機器の間でネゴシエーションを行って、切り替え後のブロードキャストモードにマッチングし、前記機能ネットワーク要素に前記切り替え要求を送信するように、前記端末が、前記アクセスネットワーク機器に、前記リソース制御情報が含まれる前記トリガ指示を送信するステップと、を含む、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
ブロードキャストサービスのモード切り替え方法であって、
アプリケーションサーバが、ブロードキャストモードの切り替え情報を取得することにより、トリガ指示を決定するステップと、
前記アプリケーションサーバが機能ネットワーク要素に前記トリガ指示を送信するステップであって、前記トリガ指示は、相応のモードパラメータを設定するように前記機能ネットワーク要素に指示するためのものであり、前記モードパラメータは、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得し、前記設定パラメータを前記端末に送信するように、前記アクセスネットワーク機器に指示するためのものである、ステップと、を含む、
方法。
【請求項7】
アプリケーションサーバが、ブロードキャストモードの切り替え情報を取得することにより、トリガ指示を決定する前記ステップは、
前記アプリケーションサーバが、前記端末から送信された切り替え情報を受信するステップであって、前記切り替え情報は、地理的位置の変化状況又はサービスポリシーの変化状況に基づいて決定される、ステップと、
前記アプリケーションサーバが、前記切り替え情報に基づいて、前記トリガ指示を決定するステップと、を含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
ブロードキャストサービスのモード切り替え方法であって、
機能ネットワーク要素がトリガ指示を取得するステップであって、前記トリガ指示は、アクセスネットワーク機器からのもの、又はアプリケーションサーバからのもの、又は前記機能ネットワーク要素が所定のルールに基づいて決定したものであり、前記所定のルールは、ネットワークリソースの利用度又は下り伝送経路の機器のブロードキャストモードに対する設定状況に基づいて決定される、ステップと、
前記機能ネットワーク要素が、前記トリガ指示に基づいて、対応するブロードキャストモードを決定するステップと、
前記機能ネットワーク要素が、前記ブロードキャストモードに基づいて、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得するステップと、
前記機能ネットワーク要素が、前記アクセスネットワーク機器に前記設定パラメータを送信することにより、前記設定パラメータに基づいて端末と接続を確立するように前記アクセスネットワーク機器に指示するステップと、を含む、
方法。
【請求項9】
ブロードキャストサービスのモード切り替え装置であって、
アプリケーションサーバとのトリガ協調を確立することにより、トリガ指示を決定するトリガユニットであって、前記トリガ指示は、前記端末のブロードキャストモードの切り替えを指示するためのものである、トリガユニットと、
アクセスネットワーク機器に前記トリガ指示を送信することにより、前記アクセスネットワーク機器から機能ネットワーク要素へ切り替え要求を送信させる送信ユニットであって、前記切り替え要求は、相応のモードパラメータを設定するように前記機能ネットワーク要素に指示するためのものであり、前記モードパラメータは、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得し、前記設定パラメータを前記端末に送信するように、前記アクセスネットワーク機器に指示するためのものである、送信ユニットと、
前記設定パラメータに基づいて、対応するブロードキャストモードに切り替えることにより、前記アクセスネットワーク機器との無線接続を確立する切り替えユニットと、を含む、
装置。
【請求項10】
ブロードキャストサービスのモード切り替え装置であって、
ブロードキャストモードの切り替え情報を取得することにより、トリガ指示を決定する取得ユニットと、
機能ネットワーク要素に前記トリガ指示を送信する送信ユニットであって、前記トリガ指示は、相応のモードパラメータを設定するように前記機能ネットワーク要素に指示するためのものであり、前記モードパラメータは、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得し、前記設定パラメータを前記端末に送信するように、前記アクセスネットワーク機器に指示するためのものである、送信ユニットと、を含む、
装置。
【請求項11】
ブロードキャストサービスのモード切り替え装置であって、
トリガ指示を取得する取得ユニットであって、前記トリガ指示は、アクセスネットワーク機器からのもの、又はアプリケーションサーバからのもの、又は機能ネットワーク要素が所定のルールに基づいて決定したものであり、前記所定のルールは、ネットワークリソースの利用度又は下り伝送経路の機器のブロードキャストモードに対する設定状況に基づいて決定される、取得ユニットと、
前記トリガ指示に基づいて、対応するブロードキャストモードを決定する決定ユニットと、
前記ブロードキャストモードに基づいて、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得する更新ユニットと、
前記アクセスネットワーク機器に前記設定パラメータを送信することにより、前記設定パラメータに基づいて端末と接続を確立するように前記アクセスネットワーク機器に指示する送信ユニットと、を含む、
装置。
【請求項12】
コンピュータ機器であって、プロセッサとメモリとを備え、
前記メモリは、プログラムコードを記憶し、
前記プロセッサは、前記プログラムコードにおける命令に基づいて、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のブロードキャストサービスのモード切り替え方法を実行し、あるいは、前記プロセッサは、前記プログラムコードにおける命令に基づいて、請求項6又は7に記載のブロードキャストサービスのモード切り替え方法を実行し、あるいは、前記プロセッサは、前記プログラムコードにおける命令に基づいて、請求項8に記載のブロードキャストサービスのモード切り替え方法を実行する、ことを特徴とする、
コンピュータ機器。
【請求項13】
命令を含むコンピュータプログラムであって、前記命令は、コンピュータで実行されると、請求項1乃至5に記載のブロードキャストサービスのモード切り替え方法、あるいは、請求項6又は7に記載のブロードキャストサービスのモード切り替え方法、あるいは、請求項8に記載のブロードキャストサービスのモード切り替え方法をコンピュータに実行させる、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2019年11月7日に中国特許庁に提出された、出願番号が第201911083105.7号であり、発明の名称が「ブロードキャストサービスのモード切り替え方法及び関連機器」である、中国特許出願に基づく優先権を主張し、その全ての内容が、参照することにより本願に組み込まれている。
【0002】
本願は、コンピュータの技術分野に関し、特に、ブロードキャストサービスのモード切り替え技術に関する。
【背景技術】
【0003】
5Gブロードキャストは、5Gで導入された技術的特性であり、NR(New Radio)に基づく新しいエアインタフェースと、5GCとを強化することにより、ブロードキャストサービスへのサポートを実現することを目的とする。5Gブロードキャスト技術の将来の応用は、大型生放送番組の放送、車両のインターネットにおける共通サービスデータの送信、ソフトウェア更新のプッシュ配信、テレビ番組などを含み、見通しが広い。
【0004】
しかしながら、5Gシステムにおいて、無線リソースを柔軟かつ効率的に使用し、モビリティ管理のニーズを満たすために、ブロードキャストモードとユニキャストモードとの切り替えをサポートする必要がある。ブロードキャストサービスにおけるブロードキャストモードとユニキャストモードとの切り替えについて、一般的には、まず端末とネットワーク側との接続を切断し、次に、パラメータを再設定し、続いて、セッションを再確立する必要がある。
【0005】
しかし、上述した再接続の過程は、ブロードキャストサービスの中断を引き起こし、ブロードキャストサービスの性能に影響を与え、ブロードキャストサービスの柔軟性を低下させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願の実施例では、ブロードキャストサービスの性能を向上させるとともに、ブロードキャストサービスの柔軟性を向上させることができるブロードキャストサービスのモード切り替え方法及び関連機器が提供されている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
これに鑑み、本願の第1態様では、5Gネットワークアーキテクチャシステム又は5Gブロードキャストアプリケーションプログラムの過程に適用可能なブロードキャストサービスのモード切り替え方法が提供されている。この方法は、具体的には、
端末が、アプリケーションサーバとのトリガ協調を確立することにより、トリガ指示を決定するステップであって、トリガ指示は、端末のブロードキャストモードの切り替えを指示するためのものである、ステップと、
端末が、アクセスネットワーク機器にトリガ指示を送信することにより、アクセスネットワーク機器から機能ネットワーク要素へ切り替え要求を送信させるステップであって、切り替え要求は、相応のモードパラメータを設定するように機能ネットワーク要素に指示するためのものであり、モードパラメータは、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得し、設定パラメータを端末に送信するように、アクセスネットワーク機器に指示するためのものである、ステップと、
端末が、設定パラメータに基づいて、対応するブロードキャストモードに切り替えることにより、アクセスネットワーク機器との無線接続を確立するステップと、を含む。
【0008】
本願のいくつかの可能な実現形態では、端末が、アプリケーションサーバとのトリガ協調を確立することにより、トリガ指示を決定するステップは、
端末が、アプリケーション層情報をリアルタイムに監視することにより、切り替え情報を取得するステップであって、切り替え情報は、地理的位置の変化状況又はサービスポリシーの変化状況に基づいて決定される、ステップと、
端末が、切り替え情報に基づいて、トリガ指示を決定するステップと、を含む。
【0009】
本願のいくつかの可能な実現形態では、端末が、アプリケーションサーバとのトリガ協調を確立することにより、トリガ指示を決定するステップは、
端末が、アプリケーションサーバから送信された切り替え情報を受信するステップと、
端末が、切り替え情報に基づいて、トリガ指示を決定するステップと、を含む。
【0010】
本願のいくつかの可能な実現形態では、端末が、アプリケーションサーバとのトリガ協調を確立することにより、トリガ指示を決定するステップは、
端末が、周辺セルの測定報告を取得するステップであって、測定報告には、周辺セルのブロードキャストモードのサポート状況が含まれる、ステップと、
端末が、測定報告に基づいて、対応するブロードキャストモードを決定することにより、トリガ指示を決定するステップと、を含む。
【0011】
本願のいくつかの可能な実現形態では、端末が、アクセスネットワーク機器にトリガ指示を送信することにより、アクセスネットワーク機器から機能ネットワーク要素へ切り替え要求を送信させるステップは、
端末が、前記ブロードキャストモードの切り替えに基づいて、対応するパラメータ変化値を決定することにより、リソース制御情報を生成するステップと、
アクセスネットワーク機器が、リソース制御情報に基づいて、複数の隣接するアクセスネットワーク機器の間でネゴシエーションを行って、切り替え後のブロードキャストモードにマッチングし、機能ネットワーク要素に切り替え要求を送信するように、端末が、アクセスネットワーク機器に、リソース制御情報が含まれるトリガ指示を送信するステップと、を含む。
【0012】
本願の第2態様では、ブロードキャストサービスのモード切り替え方法が提供されている。この方法は、
アプリケーションサーバが、ブロードキャストモードの切り替え情報を取得することにより、トリガ指示を決定するステップと、
アプリケーションサーバが機能ネットワーク要素に前記トリガ指示を送信するステップであって、トリガ指示は、相応のモードパラメータを設定するように機能ネットワーク要素に指示するためのものであり、モードパラメータは、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得し、設定パラメータを端末に送信するように、アクセスネットワーク機器に指示するためのものである、ステップと、を含む。
【0013】
本願のいくつかの可能な実現形態では、アプリケーションサーバが、ブロードキャストモードの切り替え情報を取得することにより、トリガ指示を決定するステップは、
アプリケーションサーバが、端末から送信された切り替え情報を受信するステップであって、切り替え情報は、地理的位置の変化状況又はサービスポリシーの変化状況に基づいて決定される、ステップと、
アプリケーションサーバが、切り替え情報に基づいて、トリガ指示を決定するステップと、を含む。
【0014】
本願の第3態様では、ブロードキャストサービスのモード切り替え方法が提供されている。この方法は、
機能ネットワーク要素がトリガ指示を取得するステップであって、トリガ指示は、アクセスネットワーク機器からのもの、又はアプリケーションサーバから送信されたもの、又は機能ネットワーク要素が所定のルールに基づいて決定したものであり、所定のルールは、ネットワークリソースの利用度又は下り伝送経路の機器のブロードキャストモードに対する設定状況に基づいて決定される、ステップと、
機能ネットワーク要素が、トリガ指示に基づいて、対応するブロードキャストモードを決定するステップと、
機能ネットワーク要素が、ブロードキャストモードに基づいて、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得するステップと、
機能ネットワーク要素が、アクセスネットワーク機器に設定パラメータを送信することにより、設定パラメータに基づいて端末と接続を確立するようにアクセスネットワーク機器に指示するステップと、を含む。
【0015】
本願の第4態様では、ブロードキャストサービスのモード切り替え装置が提供されている。この装置は、
アプリケーションサーバとのトリガ協調を確立することにより、トリガ指示を決定するトリガユニットであって、トリガ指示は、端末のブロードキャストモードの切り替えを指示するためのものである、トリガユニットと、
アクセスネットワーク機器にトリガ指示を送信することにより、アクセスネットワーク機器から機能ネットワーク要素へ切り替え要求を送信させる送信ユニットであって、切り替え要求は、相応のモードパラメータを設定するように機能ネットワーク要素に指示するためのものであり、モードパラメータは、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得し、設定パラメータを端末に送信するように、アクセスネットワーク機器に指示するためのものである、送信ユニットと、
設定パラメータに基づいて、対応するブロードキャストモードに切り替えることにより、アクセスネットワーク機器との無線接続を確立する切り替えユニットと、を含む。
【0016】
本願のいくつかの可能な実現形態では、トリガユニットは、具体的には、
アプリケーション層情報をリアルタイムに監視することにより、切り替え情報を取得し、切り替え情報は、地理的位置の変化状況又はサービスポリシーの変化状況に基づいて決定され、
トリガユニットは、具体的には、切り替え情報に基づいて、トリガ指示を決定する。
【0017】
本願のいくつかの可能な実現形態では、トリガユニットは、具体的には、
アプリケーションサーバから送信された切り替え情報を受信し、
トリガユニットは、具体的には、前記切り替え情報に基づいて、トリガ指示を決定する。
【0018】
本願のいくつかの可能な実現形態では、トリガユニットは、具体的には、
周辺セルの測定報告を取得し、測定報告には、周辺セルのブロードキャストモードのサポート状況が含まれ、
トリガユニットは、具体的には、測定報告に基づいて、対応するブロードキャストモードを決定することにより、トリガ指示を決定する。
【0019】
本願のいくつかの可能な実現形態では、送信ユニットは、具体的には、
ブロードキャストモードの切り替えに基づいて、対応するパラメータ変化値を決定することにより、リソース制御情報を生成し、
送信ユニットは、具体的には、
アクセスネットワーク機器が、リソース制御情報に基づいて、複数の隣接するアクセスネットワーク機器の間でネゴシエーションを行って、切り替え後のブロードキャストモードにマッチングし、機能ネットワーク要素に切り替え要求を送信するように、アクセスネットワーク機器に、リソース制御情報が含まれるトリガ指示を送信する。
【0020】
本願の第5態様では、アプリケーションサーバが提供されている。このアプリケーションサーバは、
ブロードキャストモードの切り替え情報を取得することにより、トリガ指示を決定する取得ユニットと、
機能ネットワーク要素にトリガ指示を送信する送信ユニットであって、トリガ指示は、相応のモードパラメータを設定するように機能ネットワーク要素に指示するためのものであり、モードパラメータは、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得し、設定パラメータを端末に送信するように、アクセスネットワーク機器に指示するためのものである、送信ユニットと、を含む。
【0021】
本願のいくつかの可能な実現形態では、取得ユニットは、具体的には、
端末から送信された切り替え情報を受信し、切り替え情報は、地理的位置の変化状況又はサービスポリシーの変化状況に基づいて決定され、
取得ユニットは、具体的には、切り替え情報に基づいて、トリガ指示を決定する。
【0022】
本願の第6態様では、機能ネットワーク要素が提供されている。この機能ネットワーク要素は、
トリガ指示を取得する取得ユニットであって、トリガ指示は、アクセスネットワーク機器からのもの、又はアプリケーションサーバからのもの、又は機能ネットワーク要素が所定のルールに基づいて決定したものであり、所定のルールは、ネットワークリソースの利用度又は下り伝送経路の機器のブロードキャストモードに対する設定状況に基づいて決定される、取得ユニットと、
トリガ指示に基づいて、対応するブロードキャストモードを決定する決定ユニットと、
ブロードキャストモードに基づいて、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得する更新ユニットと、
アクセスネットワーク機器に設定パラメータを送信することにより、設定パラメータに基づいて端末と接続を確立するようにアクセスネットワーク機器に指示する送信ユニットと、
を含む。
【0023】
本願の第7態様では、メモリと、プロセッサと、バスシステムとを備えるコンピュータ機器が提供されている。メモリは、プログラムコードを記憶し、プロセッサは、プログラムコードにおける命令に基づいて、上記第1態様又は第1態様のいずれか1項に記載のモード切り替え方法を実行し、プロセッサは、プログラムコードにおける命令に基づいて、上記第2態様又は第2態様のいずれか1項に記載のモード切り替え方法を実行し、プロセッサは、プログラムコードにおける命令に基づいて、上記第3態様又は第3態様のいずれか1項に記載のモード切り替え方法を実行する。
【0024】
本願の第8態様では、命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体が提供されている。命令は、コンピュータで実行されると、上記第1態様又は第1態様のいずれか1項に記載のモード切り替え方法、あるいは、上記第2態様又は第2態様のいずれか1項に記載のモード切り替え方法、あるいは、上記第3態様又は第3態様のいずれか1項に記載のモード切り替え方法をコンピュータに実行させる。
【0025】
本願の第9態様では、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供されている。命令は、コンピュータで実行されると、上記第1態様のいずれか1項に記載のブロードキャストサービスのモード切り替え方法、あるいは、上記第2態様のいずれか1項に記載のブロードキャストサービスのモード切り替え方法、あるいは、上記第3態様のいずれか1項に記載のブロードキャストサービスのモード切り替え方法をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0026】
上記の解決手段から分かるように、本願の実施例は、以下の利点を有する。
端末が、アプリケーションサーバとのトリガ協調を確立することにより、端末のブロードキャストモードの切り替えを指示するためのトリガ指示を決定し、次に、トリガ指示に基づいて、アクセスネットワーク機器から機能ネットワーク要素へ切り替え要求を送信させ、機能ネットワーク要素が、切り替え先のモードに基づいて、相応のモードパラメータを設定し、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得し、設定パラメータを端末に送信し、続いて、端末が、設定パラメータに基づいて、対応するブロードキャストモードに切り替えることにより、アクセスネットワーク機器との無線接続を確立する。これにより、通信システムでは、ブロードキャストとマルチキャストとのモード切り替えが実現され、サービスの柔軟性へのサポートが実現され、通信過程のスムーズさが向上する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
本願の実施例又は従来技術の構成をより明確に説明するために、以下に、実施例又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明における図面は本願のいくつかの実施例を示しているに過ぎず、当業者であれば、創造的な労働をすることなく、提供される図面から他の図面を得ることもできる。
【
図1】本願の実施例で提供される5Gコアネットワークのネットワークアーキテクチャ図である。
【
図2】本願の実施例で提供されるブロードキャストサービスのモード切り替え方法のフローチャートである。
【
図3】本願の実施例で提供される他のブロードキャストサービスのモード切り替え方法のフローチャートである。
【
図4】本願の実施例で提供されるモード切り替え装置の構成の模式図である。
【
図5】本願の実施例で提供されるアプリケーションサーバの構成の模式図である。
【
図6】本願の実施例で提供される機能ネットワーク要素の構成の模式図である。
【
図7】本願の実施例で提供される他のモード切り替え装置の構成の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本願の実施例では、システム又はプログラムアプリケーションに適用可能なブロードキャストサービスのモード切り替え方法及び関連装置が提供されている。具体的には、端末が、アプリケーションサーバとのトリガ協調を確立することにより、前記端末のブロードキャストモードの切り替えを指示するためのトリガ指示を決定し、次に、該トリガ指示に基づいて、アクセスネットワーク機器から機能ネットワーク要素へ切り替え要求を送信させ、機能ネットワーク要素が、切り替え先のモードに基づいて、相応のモードパラメータを設定し、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得し、前記設定パラメータを前記端末に送信し、続いて、端末が、設定パラメータに基づいて、対応するブロードキャストモードに切り替えることにより、前記アクセスネットワーク機器との無線接続を確立する。これにより、通信システムでは、ブロードキャストとマルチキャストとのモード切り替えが実現され、サービスの柔軟性へのサポートが実現され、通信過程のスムーズさが向上する。
【0029】
本願の明細書、特許請求の範囲、及び上記図面における「第1」、「第2」、「第3」、「第4」などの用語(存在すれば)は、類似の対象を区別するためのものであり、必ずしも特定の順序又は優先順位を説明するために用いられない。理解すべきものとして、このように使用される用語は、ここで説明される本願の実施例が、例えば、ここで図示又は説明されたもの以外の順序で実施できるように、適切な場合には交換可能である。また、「含む」、「対応する」という用語及びそれらの任意の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図するものである。例えば、一連のステップ又はユニットを含む過程、方法、システム、製品、又は機器は、必ずしも、明示的にリストされたステップ又はユニットに限定されるものではなく、明示的にリストされていない他のステップ又はユニット、あるいは、これらの過程、方法、製品、又は機器に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。
【0030】
理解すべきものとして、本願で提供されるブロードキャストサービスのモード切り替え方法は、5Gネットワークアーキテクチャに適用することができる。
図1に示すように、
図1は、本願の実施例で提供される5Gコアネットワークのネットワークアーキテクチャ図である。5Gコアネットワークは、ネットワークエクスポージャ機能(NEF:network exposure function)エンティティ、ネットワークリポジトリ機能(NRF:network repository function)エンティティ、ポリシー制御機能(PCF:policy control function)エンティティ、統合データ管理(UDM:unified data management)ネットワーク要素、アプリケーション機能(AF:application function)エンティティ、認証サーバ機能(AUSF:authentication server function)ネットワーク要素、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF:access and mobility management function)エンティティ、セッション管理機能(SMF:session management function)エンティティ、ユーザプレーン機能(UPF:user plane function)エンティティを含み、各ネットワーク要素、エンティティ、又は機器の数は、1つ又は複数であってもよい。
【0031】
NEFエンティティは、コアネットワークの内部の他のネットワーク要素と、コアネットワークの外部アプリケーションサーバとを接続し、外部アプリケーションサーバがコアネットワークにサービス要求を開始するときに認証及びデータ転送などのサービスを提供することにより、ネットワーク能力情報を外部アプリケーションサーバに提供し、又は、外部アプリケーションサーバの情報をコアネットワークのネットワーク要素に提供する。本願の実施形態では、AFエンティティがコアネットワークのネットワーク要素又はアクセスネットワーク機器などとデータ伝送を行う場合、例えば、PCFエンティティ、NEFエンティティは、該データを転送することができる。
【0032】
NRFエンティティは、サービス発見機能をサポートし、即ち、ネットワーク要素から送信されたNF-Discovery-Requestを受信し、続いてその発見したネットワーク要素情報を要求側に提供し、利用可能なネットワーク要素のインスタンスの特徴及びそれがサポートするサービス能力をメンテナンスする。
【0033】
PCFエンティティは、主に、統一されたポリシーフレームを提供してネットワーク挙動を制御することをサポートし、ポリシールールを制御層ネットワーク機能に提供するとともに、ポリシー決定に関連するユーザ契約情報の取得を担当する。
【0034】
UDMネットワーク要素は、主な機能が、1)3GPP認証証明書/認証パラメータの生成、2)5Gシステムの永久的なユーザ識別子の記憶及び管理、3)サブスクリプション情報管理、4)MT-SMS送付、5)SMS管理、6)ユーザのサービスネットワーク要素(例えば、現在、端末にサービスを提供するAMFエンティティ又はSMFエンティティなど)の登録管理である。
【0035】
AFエンティティについて、AFエンティティは、具体的には、アプリケーションに対応するアプリケーションサーバであり、アプリケーションサービス機能を備え、コアネットワークのネットワーク要素と対話して端末機器にサービスを提供する。例えば、PCFエンティティと対話してサービスポリシー制御を行い、又は、NEFエンティティと対話して、ネットワーク能力情報を取得するか、アプリケーション情報をネットワークに提供し、又は、PCFエンティティと対話してデータネットワークアクセスポイント情報をPCFエンティティに提供することにより、PCFエンティティに相応のデータサービスのルーティング情報を生成させる。
【0036】
AUSFネットワーク要素は、3GPPアクセスの認証と、信頼できない非(untrusted non)3GPPアクセスの認証とをサポートする。
【0037】
AMFエンティティは、主に、端末機器の認証、端末機器のモビリティ管理、ネットワークスライス選択、セッション管理機能エンティティの選択などの機能を担当する。
【0038】
SMFエンティティは、主に、UPF選択、IPアドレス割り当て、セッションのQoS管理、(PCFエンティティからの)ポリシー制御及び課金(PCC:policy control and charging)ポリシーの取得などを含むUEセッション管理の制御プレーン機能を担当する。
【0039】
UPFエンティティは、主に、データパケットのルーティング転送、サービス品質(QoS:quality of service)のフローマッピングを担当する。
【0040】
理解できるものとして、本願における機能ネットワーク要素は上記機能エンティティの1つ又は複数の機能の組み合わせであってもよく、それに関連する具体的な機能エンティティは、実際の適用によって決まり、本実施例では、5Gブロードキャストサービスを例として説明する。
【0041】
RANは、複数のRAN機器で構成されるネットワークであってもよく、無線物理層機能、リソーススケジューリング及び無線リソース管理、無線アクセス制御、並びにモビリティ管理機能などを実現する。RAN機器は、ユーザプレーンインタフェースN3を介してUPFエンティティに接続され、端末機器のデータを伝送する。RAN機器は、制御プレーンインタフェースN2を介して、AMFエンティティと制御プレーンシグナリング接続を確立し、無線アクセスベアラ制御などの機能を実現する。ここで、本願の
図1には、無線アクセスネットワーク機器、即ちRAN機器を示しているが、有線のアクセスネットワーク機器に置き換えてもよい。
【0042】
ユーザ機器(UE:user equipment)は、ユーザに音声/データの接続性を提供し、例えば、無線接続機能を有する手持ち式機器又は車載機器などであり、スマート携帯電話、移動局(MS:mobile station)、移動端末(MT:mobile terminal)などを含んでもよく、以下、端末と呼んでもよい。
【0043】
関連技術では、5Gシステムにおいて、無線リソースを柔軟かつ効率的に使用し、モビリティ管理のニーズを満たすために、ブロードキャストモードとユニキャストモードとの切り替えをサポートする必要がある。ブロードキャストサービスにおけるブロードキャストモードとユニキャストモードとの切り替えについて、一般的には、まず端末とネットワーク側との接続を切断し、次にパラメータを再設定し、続いてセッションを再確立する必要がある。
【0044】
しかし、5Gネットワークの配置は、無線アクセスネットワークをアップグレード又は再配置する必要があるため、完全なカバレッジを実現しにくい。将来、5Gネットワークにおいてブロードキャストをサポートする端末は、テレビに限定されず、ユーザスマート端末及び車載移動端末などの機器も含み、モード切り替えをサポートしないと、接続の中断を引き起こし、サービスの性能に影響を与える。モビリティのニーズを考慮しなくても、即ち端末が移動しない場合でも、利用可能な無線リソースの数量の変化及びユーザのサービスニーズの変化に伴い、最適な無線伝送モードが変化し、即ち、ユニキャストであるかブロードキャストであるかが変化する。
【0045】
このため、5Gネットワークは、モビリティが変化するか又はサービスフローの特性が変化する場合、モード切り替えを柔軟に行うことができるように、モード切り替え及び接続管理の問題を解決する必要がある。
【0046】
上記問題を解決するために、本願では、ブロードキャストサービスのモード切り替え方法が提供されている。以下、上記5Gネットワークアーキテクチャを参照して、本願におけるブロードキャストサービスのモード切り替え方法を紹介する。
図2を参照する。
図2は、本願の実施例で提供されるブロードキャストサービスのモード切り替え方法のフローチャートである。本願の実施例は、少なくとも以下のステップを含む。
【0047】
201では、端末が、アプリケーションサーバとトリガ協調を確立することにより、トリガ指示を決定する。
【0048】
本実施例において、端末がアプリケーションサーバとトリガ協調を確立する過程は、即ち、5Gブロードキャストにおけるモード切り替えの発生を決定し、モード切り替えに対応するトリガ指示を生成することである。
【0049】
1つの可能なシナリオでは、モード切り替えが端末によって主導されてもよい。具体的には、アプリケーション層端末においてアプリケーション層情報をリアルタイムに監視することにより、切り替え情報を取得することができる。ここで、切り替え情報は、地理的位置の変化状況又はサービスポリシーの変化状況に基づいて決定される。例えば、切り替え情報が地理的位置の変化状況に基づいて決定される場合、端末は、自身の位置の変化状況をリアルタイムに監視し、位置の変化が距離閾値を超えると、ブロードキャストモードの切り替えを指示するためのトリガ指示を生成する。5Gネットワークにはマイクロ基地局の分布が密集するという特徴が存在するため、上記距離閾値の大きさは、端末が位置する位置周辺の基地局の分布状況に基づいて決定してもよい。切り替え情報がサービスポリシーの変化状況に基づいて決定される場合、端末は、自身のサービス実行状況を取得し、ブロードキャストサービスを切り替える実行ノードが監視されると、ブロードキャストモードの切り替えを指示するためのトリガ指示を生成することができる。
【0050】
また、端末がモード切り替えを主導するシナリオでは、端末側の通信プロトコルの規定に従ってもよい。具体的には、端末は、周辺セルの、前記周辺セルのブロードキャストモードのサポート状況が含まれる測定報告を取得し、そして、前記測定報告に基づいて、対応するブロードキャストモードを決定することにより、トリガ指示を決定する。例えば、AS層に対するトリガは、測定報告及びセル発見に基づく。例えば、サービングセルがブロードキャストをサポートするが、隣接セルがブロードキャストをサポートしないため、端末が移動してモード切り替えを引き起こすとき、RRCシグナリングによってこのようなトリガを実現する。NAS層に対するトリガは、端末のアプリケーション層により、又は、他の方式に基づき、端末にモードの変更を開始することを決定させ、NAS層において、NAS service requestメッセージを修正するか又は新たなNASメッセージを定義することにより実現される。上記の方式は、端末の通信過程における標準プロトコルを修正することにより実現することができる。
【0051】
他の可能なシナリオでは、モード切り替えがアプリケーションサーバに主導されてもよい。具体的には、端末が、前記アプリケーションサーバから送信された前記切り替え情報を受信し、端末が、前記切り替え情報に基づいて、トリガ指示を決定する。即ち、切り替え情報は、アプリケーションサーバ側によって生成され、具体的な生成過程は、アプリケーションサーバに対応するプログラムポリシー、又は関連者が行ったバックグラウンドアプリケーション更新などに基づくものであってもよく、具体的な形態は、実際のシナリオによって決まる。
【0052】
202では、端末が、アクセスネットワーク機器にトリガ指示を送信する。
【0053】
本実施例において、トリガ指示は、具体的なモード選択、又は該モードに対応するパラメータ設定を含んでもよいし、アクセスネットワーク側による分析を待つように、モードの識別子のみを含んでもよい。具体的には、トリガ指示は、RRCメッセージ、強化された測定報告、又は新たに定義されたRRCメッセージであってもよく、具体的な形態は、実際のシナリオによって決まる。ここで、アクセスネットワーク機器は、複数のNR-RAN
gNBの組み合わせであってもよい。
【0054】
203では、アクセスネットワーク機器の間で協調する。
【0055】
本実施例において、アクセスネットワーク機器の間の協調は、主に、複数の隣接セルを1つのブロードキャストのセルグループとして設定できるか否かを決定することである。その理由として、1つのブロードキャストのセルグループには、1つ又は複数のセルがあってもよいが、ブロードキャストのセルグループとして設定するか否かは、基地局の能力及びリソース状況がそれを許容するか否かによって決まる。さらに、ネゴシエーションの状況に基づいて、利用可能なアクセスネットワーク機器を決定する。理解できるものとして、アクセスネットワーク機器の間の協調は、例えば、従来のXnインタフェースメッセージの強化によって、基地局間のメッセージの方式で実現する必要がある。
【0056】
204では、アクセスネットワーク機器が機能ネットワーク要素に切り替え要求を送信する。
【0057】
本実施例において、機能ネットワーク要素は、即ち、5Gブロードキャスト機能を実行するための1つ又は複数の、コアネットワークにおける機能エンティティであり、具体的な数量が実際のシナリオによって決まる。
【0058】
205では、機能ネットワーク要素が、切り替えモードに対応する設定パラメータを決定する。
【0059】
本実施例において、設定パラメータは、即ち、切り替え後のモードに対応するパラメータ設定であり、機能ネットワーク要素が元のモードを実行するときに対応するパラメータは、実行パラメータである。修正過程では、実行パラメータを削除し、さらに設定パラメータを入力してもよいし、実行パラメータに基づいて調整してもよく、具体的な形態は、実際のシナリオによって決まる。
【0060】
206では、機能ネットワーク要素がアクセスネットワーク機器に設定パラメータを送信する。
【0061】
本実施例において、制御プレーンでは、コアネットワークにおけるブロードキャストサービスに関する機能ネットワーク要素は、切り替え先のモードに対応する設定パラメータが含まれる切り替え応答メッセージをNG-RANに送信する。ユーザプレーンでは、設定パラメータの提供先であるアクセスネットワーク機器が変化すると、コアネットワークは、上り方向で機器の関連付けの更新を行い、無線側プロトコルスタックSDAP、PDCP、RLC、及びMACの再設定を行う必要がある。ここで、各層の設定は、delta方式又はfull reconfiguration方式で実現してもよい。
【0062】
207では、アクセスネットワーク機器が設定パラメータを更新する。
【0063】
本実施例において、アクセスネットワーク機器NR-RAN gNBは、設定パラメータの変更を実行する。
【0064】
208では、アクセスネットワーク機器が端末に設定パラメータを送信する。
【0065】
本実施例において、アクセスネットワーク機器NR-RAN gNBは、設定パラメータの変更を実行した後、端末にRRCメッセージを送信して切り替えを実行する。
【0066】
209では、設定パラメータに基づいて接続を確立する。
【0067】
本実施例において、RRCメッセージが端末側に送信された後、端末とアクセスネットワーク機器とは、新たな設定パラメータを適用して無線接続を再確立する。
【0068】
注意すべきものとして、接続を再確立するアクセスネットワーク機器は、元のモードに対応するアクセスネットワーク機器であってもよいし、モードを切り替えた後に対応するアクセスネットワーク機器であってもよい。両者は、同一のアクセスネットワーク機器であってもよいし、異なるものであってもよい。
【0069】
上記の実施例から分かるように、端末が、アプリケーションサーバとのトリガ協調を確立することにより、前記端末のブロードキャストモードの切り替えを指示するためのトリガ指示を決定し、次に、該トリガ指示に基づいて、アクセスネットワーク機器から機能ネットワーク要素へ切り替え要求を送信させ、機能ネットワーク要素が、切り替え先のモードに基づいて、相応のモードパラメータを設定し、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得し、前記設定パラメータを前記端末に送信し、続いて、端末が、設定パラメータに基づいて、対応するブロードキャストモードに切り替えることにより、前記アクセスネットワーク機器との無線接続を確立する。これにより、通信システムでは、ブロードキャストとマルチキャストとのモード切り替えが実現され、サービスの柔軟性へのサポートが実現され、通信過程のスムーズさが向上する。
【0070】
上記の実施例では、端末によって開始される5Gブロードキャストサービスのモード切り替え過程を説明している。他のシナリオでは、5Gブロードキャストサービスのモード切り替えは、アプリケーションサーバによって開始されてもよい。以下、該シナリオを説明する。
図3に示すように、
図3は、本願の実施例で提供される他のブロードキャストサービスのモード切り替え方法のフローチャートである。本願の実施例は、少なくとも以下のステップを含む。
【0071】
301では、アプリケーションサーバが、端末とトリガ協調を確立することにより、トリガ指示を決定する。
【0072】
本実施例において、アプリケーションサーバが端末とトリガ協調を確立する過程は、即ち、5Gブロードキャストにおけるモード切り替えの発生を決定し、モード切り替えに対応するトリガ指示を生成することである。
【0073】
1つの可能なシナリオでは、モード切り替えがアプリケーションサーバによって主導されてもよい。具体的には、アプリケーションサーバは、ブロードキャストモードの切り替え情報を取得することにより、トリガ指示を決定する。ここで、切り替え情報は、アプリケーションサーバが関連アプリケーションのポリシー規定に基づいて生成してもよいし、関連者の能動的なモード切り替えの応答過程で生成してもよい。
【0074】
他の可能なシナリオでは、モード切り替えが端末に主導されてもよい。即ち、アプリケーションサーバは、端末から送信された切り替え情報を受信し、さらに、トリガ指示を決定する。具体的には、切り替え情報は、端末が地理的位置の変化状況又はサービスポリシーの変化状況に基づいて決定してもよい。関連説明は、
図2のステップ201における、端末が切り替え情報を決定することに関連する説明を参照すればよい。ここでは、これ以上の説明を省略する。
【0075】
302では、アプリケーションサーバが機能ネットワーク要素にトリガ指示を送信する。
【0076】
本実施例において、アプリケーションサーバは、コアネットワークにおける機能ネットワーク要素に(又はNEFを介して)メッセージを送信して、切り替えをトリガすることができる。
【0077】
注意すべきものとして、コアネットワーク要素は、自身が検出した情報によってモード切り替え操作を行うこともできる。例えば、リソースを最適化する際に、ある地理的領域に対して、本来、3つのセルで構成されるブロードキャストグループによって、サービスのブロードキャストをサポートするが、ユーザ数の減少のため、ブロードキャストのリソース利用率が高くない場合に、ユニキャスト方式でサービス伝送を提供するように切り替えることができ、逆の場合にも同様である。
【0078】
また、ルートの再設定に基づいて切り替えを行うこともできる。即ち、端末からアクセスネットワーク機器へ、さらにサーバへ、又は逆方向に、サービス伝送が通過するルートは、変更することが可能であり、変更後、もともとブロードキャストをサポートするが、変更後の経路にある機能ネットワーク要素がブロードキャストをサポートしない場合があり得る。この場合にも、ユニキャストに切り替える必要がある。
【0079】
303では、機能ネットワーク要素が、切り替えモードに対応する設定パラメータを決定する。
【0080】
304では、機能ネットワーク要素がアクセスネットワーク機器に設定パラメータを送信する。
【0081】
305では、アクセスネットワーク機器が設定パラメータを更新する。
【0082】
306では、アクセスネットワーク機器が端末に設定パラメータを送信する。
【0083】
307では、設定パラメータに基づいて接続を確立する。
【0084】
本実施例において、ステップ303~307は、
図2におけるステップ205~209と類似している。具体的な説明は、参照すればよい。ここでは、これ以上の説明を省略する。
【0085】
本願の実施例の上記の解決手段をより良く実施するために、以下、上記の解決手段を実施するための関連装置も提供する。
図4を参照する。
図4は、本願の実施例で提供されるモード切り替え装置の構成の模式図である。モード切り替え装置400は、
アプリケーションサーバとのトリガ協調を確立することにより、トリガ指示を決定するトリガユニットであって、前記トリガ指示は、前記端末のブロードキャストモードの切り替えを指示するためのものである、トリガユニット401と、
アクセスネットワーク機器に前記トリガ指示を送信することにより、前記アクセスネットワーク機器から機能ネットワーク要素へ切り替え要求を送信させる送信ユニットであって、前記切り替え要求は、相応のモードパラメータを設定するように前記機能ネットワーク要素に指示するためのものであり、前記モードパラメータは、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得し、前記設定パラメータを前記端末に送信するように、前記アクセスネットワーク機器に指示するためのものである、送信ユニット402と、
前記設定パラメータに基づいて、対応するブロードキャストモードに切り替えることにより、前記アクセスネットワーク機器との無線接続を確立する切り替えユニット403と、を含む。
【0086】
本願のいくつかの可能な実現形態において、前記トリガユニット401は、具体的に、アプリケーション層情報をリアルタイムに監視することにより、切り替え情報を取得し、前記切り替え情報は、地理的位置の変化状況又はサービスポリシーの変化状況に基づいて決定され、
前記トリガユニット401は、具体的には、
前記切り替え情報に基づいて、前記トリガ指示を決定する。
【0087】
本願のいくつかの可能な実現形態において、前記トリガユニット401は、具体的には、前記アプリケーションサーバから送信された切り替え情報を受信し、
前記トリガユニット401は、具体的には、前記切り替え情報に基づいて、前記トリガ指示を決定する。
【0088】
本願のいくつかの可能な実現形態において、前記トリガユニット401は、具体的に、周辺セルの測定報告を取得し、前記測定報告には、前記周辺セルのブロードキャストモードのサポート状況が含まれ、
前記トリガユニット401は、具体的には、前記測定報告に基づいて、対応するブロードキャストモードを決定することにより、トリガ指示を決定する。
【0089】
本願のいくつかの可能な実現形態において、前記送信ユニット402は、具体的には、前記ブロードキャストモードの切り替えに基づいて、対応するパラメータ変化値を決定することにより、リソース制御情報を生成し、
前記送信ユニット402は、具体的には、前記アクセスネットワーク機器が、前記リソース制御情報に基づいて、複数の隣接するアクセスネットワーク機器の間でネゴシエーションを行って、切り替え後のブロードキャストモードにマッチングし、機能ネットワーク要素に切り替え要求を送信するように、アクセスネットワーク機器に、前記リソース制御情報が含まれる前記トリガ指示を送信する。
【0090】
端末が、アプリケーションサーバとのトリガ協調を確立することにより、前記端末のブロードキャストモードの切り替えを指示するためのトリガ指示を決定し、次に、該トリガ指示に基づいて、アクセスネットワーク機器から機能ネットワーク要素へ切り替え要求を送信させ、機能ネットワーク要素が、切り替え先のモードに基づいて、相応のモードパラメータを設定し、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得し、前記設定パラメータを前記端末に送信し、続いて、端末が、設定パラメータに基づいて、対応するブロードキャストモードに切り替えることにより、前記アクセスネットワーク機器との無線接続を確立する。これにより、通信システムでは、ブロードキャストとマルチキャストとのモード切り替えが実現され、サービスの柔軟性へのサポートが実現され、通信過程のスムーズさが向上する。
【0091】
また、本願の実施例では、アプリケーションサーバが提供されている。
図5に示すように、
図5は、本願の実施例で提供されるアプリケーションサーバの構成の模式図である。このアプリケーションサーバは、
ブロードキャストモードの切り替え情報を取得することにより、トリガ指示を決定する取得ユニット501と、
機能ネットワーク要素に前記トリガ指示を送信する送信ユニットであって、前記トリガ指示は、相応のモードパラメータを設定するように前記機能ネットワーク要素に指示するためのものであり、前記モードパラメータは、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得し、前記設定パラメータを前記端末に送信するように、前記アクセスネットワーク機器に指示するためのものである、送信ユニット502と、を含む。
【0092】
本願のいくつかの可能な実現形態において、前記取得ユニット501は、具体的に、前記端末から送信された切り替え情報を受信し、前記切り替え情報は、地理的位置の変化状況又はサービスポリシーの変化状況に基づいて決定され、
前記取得ユニット501は、具体的に、前記切り替え情報に基づいて、トリガ指示を決定する。
【0093】
また、本願の実施例では、機能ネットワーク要素が提供されている。
図6に示すように、
図6は、本願の実施例で提供される機能ネットワーク要素の構成の模式図である。この機能ネットワーク要素は、
トリガ指示を取得する取得ユニットであって、前記トリガ指示は、アクセスネットワーク機器からのもの、又はアプリケーションサーバからのもの、又は前記機能ネットワーク要素が所定のルールに基づいて決定したものであり、前記所定のルールは、ネットワークリソースの利用度又は下り伝送経路の機器のブロードキャストモードに対する設定状況に基づいて決定される、取得ユニット601と、
前記トリガ指示に基づいて、対応するブロードキャストモードを決定する決定ユニット602と、
前記ブロードキャストモードに基づいて、実行パラメータを更新することにより、設定パラメータを取得する更新ユニット603と、
前記アクセスネットワーク機器に前記設定パラメータを送信することにより、前記設定パラメータに基づいて端末と接続を確立するように前記アクセスネットワーク機器に指示する送信ユニット604と、を含む。
【0094】
また、本願の実施例では、ブロードキャストサービスのモード切り替え装置が提供されている。
図7を参照する。
図7は、本願の実施例で提供される他のモード切り替え装置の構成の模式図である。このモード切り替え装置700は、スペック又は性能が異なることによって、大きな差異があり得るが、1つ又は複数の中央処理装置(CPU:central processing units)722(例えば、1つ又は複数のプロセッサ)と、メモリ732と、アプリケーションプログラム742又はデータ744を記憶する1つ又は複数の記憶媒体730(例えば、1つ又は複数の大容量記憶デバイス)を含んでもよい。ここで、メモリ732及び記憶媒体730は、一時的な記憶装置又は永続的な記憶装置であってもよい。記憶媒体730に記憶されたプログラムは、1つ又は複数のモジュール(図中に示されていない)を含んでもよく、各モジュールは、モード切り替え装置に対する一連の命令の動作を含んでもよい。さらに、中央処理装置722は、記憶媒体730と通信し、モード切り替え装置700で記憶媒体730における一連の命令の動作を実行するように構成されてもよい。
【0095】
モード切り替え装置700は、1つ又は複数の電源726、1つ又は複数の有線又は無線のネットワークインタフェース750、1つ又は複数の入出力インタフェース757、及び/又は、例えば、Windows ServerTM、Mac OS XTM、UnixTM、LinuxTM、FreeBSDTMなどの1つ又は複数のオペレーティングシステム741を含んでもよい。
【0096】
上記実施例では、モード切り替え装置が実行するステップは、この
図7に示すモード切り替え装置の構成に基づくものであってもよい。
【0097】
また、上記
図5におけるアプリケーションサーバ、及び
図6における機能ネットワーク要素も、
図7に示す分割方式で分割することができる。具体的には、以上の内容を参照する。ここでは、これ以上の説明を省略する。
【0098】
また、本願の実施例では、モード切り替え命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体が提供されている。このモード切り替え命令は、コンピュータで実行されると、前記
図2から
図3に示す実施例に記載の方法におけるモード切り替え装置、アプリケーションサーバ、又は機能ネットワーク要素が実行するステップをコンピュータに実行させる。
【0099】
また、本願の実施例では、モード切り替え命令を含むコンピュータプログラム製品が提供されている。このモード切り替え命令は、コンピュータで実行されると、前記
図2から
図3に示す実施例に記載の方法におけるモード切り替え装置、アプリケーションサーバ、又は機能ネットワーク要素が実行するステップをコンピュータに実行させる。
【0100】
また、本願の実施例では、モード切り替えシステムが提供されている。前記モード切り替えシステムは、
図4又は
図7に記載の実施例におけるモード切り替え装置、又は
図5に記載のアプリケーションサーバ、又は
図6に記載の機能ネットワーク要素を含んでもよい。
【0101】
当業者が明確に理解できるように、記述の利便性及び簡潔性のために、以上に記述されたシステム、装置、及びユニットの具体的な動作過程は、前述した方法の実施例における対応する過程を参照すればよい。ここでは、これ以上の説明を省略する。
【0102】
本願で提供されるいくつかの実施例では、理解すべきものとして、掲示されたシステム、装置、及び方法は、他の方式で実現してもよい。例えば、以上に説明した装置の実施例は、模式的なものに過ぎない。例えば、前記ユニットの分割は、論理的な機能の分割に過ぎず、実際に実現する際に別の分割方式であってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントを組み合わせたり、他のシステムに統合したりしてもよいし、一部の特徴を無視したり、実行しなかったりしてもよい。また、示され又は検討される相互結合、又は直接結合、又は通信接続は、いくつかのインタフェースを介したものであってもよく、ユニット又はモジュールの間接結合又は通信接続は、電気的、機械的、又は他の形式であってもよい。
【0103】
分離した部品として説明されたユニットは、物理的に分離したものであってもなくてもよい。ユニットとして示された部品は、物理的なユニットであってもなくてもよく、即ち、1つの場所に位置してもよいし、ネットワーク上の複数のユニットに分散してもよい。実際の必要に応じて、その中の一部又は全部のユニットを選択して、本実施例に係る発明の目的を達成してもよい。
【0104】
また、本発明の各実施例における各機能ユニットを1つの処理ユニットに統合してもよいし、各ユニットそれぞれが個別に物理的に存在するようにしてもよいし、2つ以上のユニットを1つのユニットに統合してもよい。上述した統合されたユニットは、ハードウェアの形で実現されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形で実現されてもよい。
【0105】
前記統合されたユニットは、ソフトウェア機能ユニットの形で実現され、かつ独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づき、本願の構成は、本質的に、言い換えれば、従来技術に寄与する部分、あるいは、該構成の全部又は一部が、ソフトウェア製品の形で具現されてもよい。該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、モード切り替え装置、又はネットワーク機器などであってもよい)に、本願の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む。前述した記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM:read-only memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0106】
上記のように、上記の実施例は、本願の構成を説明するためのものに過ぎず、それを限定するものではない。前述した実施例を参照して本願を詳細に説明したが、当業者であれば理解すべきものとして、前述した各実施例に記載された構成を修正し、又はその中の一部の技術的特徴の均等置換えを行うことができ、これらの修正又は置換えにより、該当する構成の本質が本願の各実施例の構成の精神及び範囲から逸脱することはない。
【国際調査報告】