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特表2022-551638ヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロック
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-12
(54)【発明の名称】ヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロック
(51)【国際特許分類】
   E02D 17/20 20060101AFI20221205BHJP
   E04C 1/39 20060101ALI20221205BHJP
   E04B 1/02 20060101ALI20221205BHJP
   E04B 2/02 20060101ALI20221205BHJP
   E02D 29/02 20060101ALI20221205BHJP
【FI】
E02D17/20 103H
E04C1/39 111
E04C1/39 112
E04B1/02 A
E04B1/02 Z
E04B2/02 115C
E04B2/02 180
E04C1/39 104
E02D29/02 304
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022521220
(86)(22)【出願日】2020-10-12
(85)【翻訳文提出日】2022-04-07
(86)【国際出願番号】 KR2020013853
(87)【国際公開番号】W WO2021071333
(87)【国際公開日】2021-04-15
(31)【優先権主張番号】10-2019-0125224
(32)【優先日】2019-10-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522140493
【氏名又は名称】リーラボ カンパニー,リミテッド
【氏名又は名称原語表記】LEELAB CO.,LTD
(74)【代理人】
【識別番号】100166545
【弁理士】
【氏名又は名称】折坂 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】リー,ド クン
【テーマコード(参考)】
2D044
2D048
【Fターム(参考)】
2D044DB53
2D048AA34
(57)【要約】
【要約】
本発明は、半円形両端と前記半円形両端の半円直径に対して、1倍、2倍、3倍を含む倍数長さを有する胴を含むヒンジブロックに関し、より詳しくは、前記半円形両端の弧の中心と中心を相互連結する仮想の線上に前記半円直径の1倍、2倍、3倍を含む倍数長さ間隔でブロックの上面に突起を形成し、同じ位置の外側底面に凹溝を形成することにより、互いに当接するブロックの上面に他のブロックを直径距離だけ左または右に離隔させて、前記突起と凹溝に嵌め込んで積んで継手部を連結して回転させると、下層ブロック末端突起と上層ブロック末端凹溝が会う所が回転軸となって、何れか一方のブロックの中心線で最大左または右に40度乃至90度まで回転可能になって、どんな曲線施工も可能なヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロックに関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前・後面、平・底面及び左・右両側面を含むブロック(1)において、
前記ブロック(1)は、
前記前・後面に形成される半円形端部(11)と、
前記半円形端部(11)が形成されたブロック(1)の平面(12)両末端から前記半円形端部(11)が成す円(Circle)中心(C)までの距離(L1)が0.5dの地点にそれぞれ突起が形成され、前記突起と突起との間の距離(L2)がdになるように形成される第1結合突起(13)及び第2結合突起(14)と、
前記ブロック(1)の底面(16)に形成され、前記第1結合突起(13)及び第2結合突起(14)と長さ方向へ同一線上の同一地点に複数の結合溝(161)を形成して構成された第1孔形成部(17)と、
セットバック時に必要な幅だけ前記第1孔形成部(17)と離隔される地点に前記第1孔形成部(17)と同一に結合溝(161)を形成して構成された第2孔形成部(18)と、を含むことを特徴とするヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロック。
【請求項2】
第1結合突起(13)及び第2結合突起(14)の中心(C)を相互連結する仮想の線上に等間隔(d)支点ごとに付加結合突起(13′)が一つ以上追加形成され、第1孔形成部(17)は、ブロック(1)の底面(16)に前記第1結合突起(13)及び第2結合突起(14)及び付加結合突起(13′)と長さ方向へ同一線上の同一地点に結合溝(161)が形成されて構成され、
第2孔形成部(18)は、セットバック時に必要な幅だけ前記第1孔形成部(17)と離隔される地点に前記第1孔形成部(17)と同一に結合溝(161)が形成されて構成されることを特徴とする請求項1に記載のヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロック。
【請求項3】
前・後面、平・底面及び左・右両側面を含むブロック(1)において、
前記ブロック(1)は、
前記前・後面に形成される半円形端部(11)と、
前記半円形端部(11)が形成されたブロック(1)の平面(12)両末端から前記半円形端部(11)が成す円(Circle)中心(C)までの距離(L1)が0.5dの地点にそれぞれ突起が形成され、前記突起と突起との間の距離(L2)がdになるように形成される第1結合突起(13)及び第2結合突起(14)と、
前記ブロック(1)の底面(16)に複数の結合溝(161)が形成され、前記第1結合突起(13)及び第2結合突起(14)と長さ方向へ同一線上の同一地点に形成される第1孔形成部(17)と、
セットバック時に必要な幅だけ前記第1孔形成部(17)と離隔される地点に前記第1孔形成部(17)と同一に形成される第2孔形成部(18)と、
前記ブロック(1)の左・右両側面の幅が拡張されて形成される突出部(19)と、を含むことを特徴とするヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロック。
【請求項4】
第1結合突起(13)及び第2結合突起(14)の中心(C)を相互連結する仮想の線上に等間隔(d)支点ごとに付加結合突起(13′)が一つ以上追加形成され、
第1孔形成部(17)は、ブロック(1)の底面(16)に第1結合突起(13)、第2結合突起(14)及び付加結合突起(13′)と長さ方向へ同一線上の同一地点に結合溝(161)が形成されて構成され、
第2孔形成部(18)は、セットバック時に必要な幅だけ前記第1孔形成部(17)と離隔される地点に前記第1孔形成部(17)と同一に結合溝(161)が形成されて構成されることを特徴とする請求項3に記載のヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロック。
【請求項5】
前・後面、平・底面及び左・右両側面を含むブロック(1)において、
前記ブロック(1)は、
前記前・後面に形成される半円形端部(11)と、
前記半円形端部(11)が形成されたブロック(1)の平面(12)両末端から前記半円形端部(11)が成す円(Circle)中心(C)までの距離(L1)が0.5dの地点にそれぞれ突起が形成され、前記突起と突起との間の距離(L2)がdになるように形成される第1結合突起(13)及び第2結合突起(14)と、
前記ブロック(1)の底面(16)に複数の結合溝(161)が形成され、前記第1結合突起(13)及び第2結合突起(14)と長さ方向へ同一線上の同一地点に形成される第1孔形成部(17)と、
前記ブロック(1)の左・右両側面の幅が縮小されて形成され、幾何学的構造を成す陷沒部(20)と、を含むことを特徴とするヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロック。
【請求項6】
第1結合突起(13)及び第2結合突起(14)の中心(C)を相互連結する仮想の線上に等間隔(d)支点ごとに付加結合突起(13′)が一つ以上追加形成され、第1孔形成部(17)はブロック(1)の底面(16)に前記第1結合突起(13)及び第2結合突起(14)及び付加結合突起(13′)と長さ方向へ同一線上の同一地点に結合溝(161)が形成されて構成され、
第2孔形成部(18)はセットバック時に必要な幅だけ前記第1孔形成部(17)と離隔される地点に前記第1孔形成部(17)と同一に結合溝(161)が形成されて構成されることを特徴とする請求項5に記載のヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロック。
【請求項7】
半円形端部(11)と第1結合突起(13)との間;
前記半円形端部(11)と第2結合突起(14)との間;または
前記第1結合突起(13)と第2結合突起(14)との間;に植生溝(15)を形成することを特徴とする請求項1~6の何れか一つに記載のヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロック。
【請求項8】
ブロック(1)は下部に位置する下部積層ブロックの上面に形成された結合突起が前記下部積層ブロックの上に積層される上部積層ブロックの底面に形成された第1孔形成部(17)と結合して垂直重ねされ、第2孔形成部(18)と結合してセットバックされて垂直型、階段型または植生型石垣を形成することを特徴とする請求項1~6の何れか一つに記載のヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロック。
【請求項9】
植生溝(15)の底面または下部側面に排水、水分供給または根下しのための空間として活用することができる排水口(151)が形成されることを特徴とする請求項1~6の何れか一つに記載のヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロック。
【請求項10】
結合突起(13、14、13′)は、半球型または円柱型を含む回転体突起構造を成し、
結合溝(161)は前記結合突起(13、14、13′)と結合して回転されるように半球型または円柱型を含む回転体溝構造を成すことを特徴とする請求項1~6の何れか一つに記載のヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロック。
【請求項11】
結合突起(13、14、13′)と結合溝(161)は、相互穿孔されて連結された通管(200)で取り替えられ、前記通管(200)を通じて上下に積層されるブロックとブロックとの間を連結ピン(201)またはモルタル(202)を通じて回転結合するように構成されることを特徴とする請求項1~6の何れか一つに記載のヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半円形両端と前記半円形両端の半円直径に対して、1倍、2倍、3倍を含む倍数長さを有する胴を含むヒンジブロックに関し、より詳しくは、前記半円形両端の弧の中心と中心を相互連結する仮想の線上に前記半円直径の1倍、2倍、3倍を含む倍数長さの間隔でブロックの上面に突起を形成し、同じ位置の外側底面に凹溝を形成することにより、互いに当接するブロックの上面に他のブロックを直径距離だけ左または右に離隔させて、前記突起と凹溝に嵌め込んで積んで継手部を連結して回転させると、下層ブロック末端突起と上層ブロック末端凹溝が会う所が回転軸となって、何れか一つのブロックの中心線で最大左または右に40度乃至90度まで回転が可能になって、全ての曲線施工も可能なヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロックに関する。
【背景技術】
【0002】
本発明と係わって、日本国特開2010-222865号公報(公開日20101007)「壁面ブロック」;大韓民国登録実用新案第20-0403159号公報(登録日20051202)の「石垣用ブロック」;大韓民国登録特許第10-0878716号公報(登録日20090108)の「連結式築造植生ブロック」;大韓民国登録特許第10-1926773号公報(登録日20181203)の「角度調節可能な境界石固定支持フレーム」に対する技術が開示されたことがある。
【0003】
前記日本国特開2010-222865号公報(公開日20101007)の「壁面ブロック」の場合、ブロックとブロックとの間の連結がボルト孔にボルトを差し込む方式であるため、施工の不便を招来する虞があり、また、下部ブロックの上に上部ブロックを積み重ねる垂直積み重ね、セットバックなどの施工が不可能であるという短所を有している。
【0004】
前記大韓民国登録実用新案第20-0403159号公報(登録日20051202)の「石垣用ブロック」の場合、相互ブロック間の嵌合を通じて築造が可能であり、締結溝と締結突起を形成し、前記締結突起を回動軸として回転可能な構造を成している。しかしながら、前記韓国登録実用新案は、一端部のみで回転可能であるため、本発明で提示しとするような多様な曲線施工に限界があり、また植生空間を提供しながら自由な曲面施工が可能な長所を有しにくいという短所を有する。
【0005】
前記大韓民国登録特許第10-0878716号公報(登録日20090108)の「連結式築造植生ブロック」の場合、結合突起と結合溝を通じてブロック間の嵌合が可能ではあるが、曲面施工が難しくて、セットバックなどの多様な施工を適用するのにたくさんの限界があるという短所を有する。
【0006】
そして、前記大韓民国登録特許第10-1926773号公報(登録日20181203)の「角度調節可能な境界石固定支持フレーム」の場合、角度調節部を通じて曲面施工が可能ではあるが、下部ブロックの上に上部ブロックを積み重ねる垂直積み重ね、セットバックなどの施工が不可能で、本発明で提示しようとするような植生空間を充分に提供しにくい。
【0007】
このように本発明は、従来開示されたブロックの限界を改善して、植生空間を提供しながら、多様な曲面施工及び組積施工が可能であり、施工の便利性、容易性によって熟練された技術者でなくても一定水準の施工品質を保持することができるようにするヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロックを提供しようとする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、半円形両端と前記半円形両端の半円直径に対して、1倍、2倍、3倍を含む倍数長さを有する胴を含むヒンジブロックを提供しようとするもので、前記半円形両端の弧の中心と中心を相互連結する仮想の線上に前記半円直径の1倍、2倍、3倍を含む倍数長さ間隔でブロックの上面に突起を形成し、同じ位置の外側底面に凹溝を形成することにより、互いに当接するブロック上面に他のブロックを直径距離だけ左または右に離隔させて、前記突起と凹溝に嵌め込んで積んで継手部を連結して回転させると、下層ブロック末端突起と上層ブロック末端凹溝が会う所が回転軸となって、何れか一方のブロックの中心線で最大左または右に40度乃至90度まで回転が可能になって、どんな曲線施工も可能であり、前記半円形両端が常に互いに当接して回転するので、裏込め土の遺失を効果的に防ぐことができる、ヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロックを提供しようとすることを発明の目的とする。
【0009】
また、本発明は、前記ブロックの外側底面に凹溝を形成してなる第1孔形成部と、前記第1孔形成部と平行して所定の間隔で離隔されて同一に形成された第2孔形成部を有することにより、前記離隔された距離だけセットバックが可能で、垂直積み重ねより広い階段型植生空間を有することができるようにするヒンジブロックを提供することを発明の他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達するために、本発明は、前・後面、平・底面及び左・右両側面を含むブロックを構成するが、前記ブロックの前・後面に半円形端部を形成し、前記半円形端部の平面末端から前記半円形端部が成す円(Circle)中心Cまでの距離L1が0.5dの地点にそれぞれ結合突起を形成し、前記前・後面に半円形端部が成す円(Circle)の中心Cの間の距離L2dの等間隔地点ごとに付加結合突起を形成してブロック平面の結合構造を成し、ブロックの底面に前記結合突起及び付加結合突起と結合することができるように、前記結合突起及び付加結合突起のような位置に結合溝を形成してブロック底面の結合構造を成すことにより、ブロックを施工する際に、下部に置かれる第1ブロックの平面両側に形成された結合突起と、上部に置かれる第2ブロック及び第3ブロックが互いに対面しながら、結合溝を通じてそれぞれ前記結合突起と結合されることにより、左・右ブロックと上・下ブロックが容易に連結され、同時に、前記結合突起と結合溝が結合する地点を回転軸として、最大左または右に40度乃至90度まで回転が可能で、自由な曲線施工と裏込め土の遺失を防ぐことができるブロックを提供する。
【0011】
このように、本発明で提示するブロックは、標準型、胴拡張型及び胴縮小型に分けられることができ、前記標準型、胴拡張型及び胴縮小型のそれぞれは、さらにブロックの平面に形成される結合突起の個数によって複数の形態に提示されることができる。
【0012】
前記標準型ブロックは、前・後面、平・底面及び左・右両側面を含むブロックとして、前記前・後面に形成される半円形端部と、前記半円形端部が形成されたブロックの平面両末端から前記半円形端部が成す円(Circle)中心Cまでの距離L1が0.5dの地点にそれぞれ突起が形成され、前記突起と突起との間の距離L2がdになるように形成される第1結合突起及び第2結合突起と、前記ブロックの底面に形成され、前記第1結合突起及び第2結合突起と長さ方向へ同一線上の同一地点に複数の結合溝を形成して構成された第1孔形成部と、セットバック時に必要な幅だけ前記第1孔形成部と離隔される地点に前記第1孔形成部と同一に結合溝を形成して構成された第2孔形成部とを含む。
【0013】
この時、前記半円形端部と第1結合突起との間、前記半円形端部と第2結合突起との間または前記第1結合突起と第2結合突起との間に植生溝を選択的に形成することができる。そして前記「d」と後述する「d」はいずれも実数(real number)である。
【0014】
前記胴拡張型ブロックは、前・後面、平・底面及び左・右両側面を含むブロックとして、前記前・後面に形成される半円形端部と、前記半円形端部が形成されたブロックの平面両末端から前記半円形端部が成す円(Circle)中心Cまでの距離L1が0.5dの地点にそれぞれ突起が形成され、前記突起と突起との間の距離L2がdになるように形成される第1結合突起及び第2結合突起と、前記ブロックの底面に複数の結合溝が形成され、前記第1結合突起及び第2結合突起と長さ方向へ同一線上の同一地点に形成される第1孔形成部と、前記ブロックの底面に複数の結合溝が形成され、前記第1結合突起及び第2結合突起と長さ方向へ同一線上の同一地点に形成される第1孔形成部と、セットバック時に必要な幅だけ前記第1孔形成部と離隔される地点に前記第1孔形成部と同一に形成される第2孔形成部と、前記ブロックの左・右両側面の幅が拡張されて形成される突出部と、を含む。
【0015】
前記胴縮小型ブロックは、前・後面、平・底面及び左・右両側面を含むブロックとして、前記前・後面に形成される半円形端部と、前記半円形端部が形成されたブロックの平面両末端から前記半円形端部が成す円(Circle)中心Cまでの距離L1が0.5dの地点にそれぞれ突起が形成され、前記突起と突起との間の距離L2がdになるように形成される第1結合突起及び第2結合突起と、前記ブロックの底面に複数の結合溝が形成され、前記第1結合突起及び第2結合突起と長さ方向へ同一線上の同一地点に形成される第1孔形成部と、前記ブロックの左・右両側面の幅が縮小されて形成され、幾何学的構造を成す陷沒部と、を含む。
【0016】
この時、前記半円形端部と第1結合突起との間;前記半円形端部と第2結合突起との間;または前記第1結合突起と第2結合突起との間;に植生溝を選択的に形成することができる。
【0017】
前記標準型ブロック及び胴拡張型ブロックは、前記第1結合突起及び第2結合突起の間に付加結合突起を追加形成することにより、標準型ブロック及び胴拡張型ブロックの構造を拡張させることができる。
【0018】
この時、前記第1結合突起及び第2結合突起は、半円形端部の末端から0.5d地点に位置し、前記第1結合突起と第2結合突起の中心Cを相互連結する仮想の線上に等間隔d支点ごとに付加結合突起を一つ以上追加形成することができる。この時、前記半円形端部と第1結合突起との間、前記半円形端部と第2結合突起との間または結合突起と付加結合突起との間には植生溝を必要によって選択的に形成することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係るヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロックは、次の効果を有する。
【0020】
第一、曲線設置が可能なヒンジ構造を成すことにより、上層ブロックが下層ブロックの中心線で最大左または右に40度乃至90度まで回転が可能で、現場の与件にかかわらず施工が可能であるという長所を有する。
【0021】
第二、下層ブロックの上面に形成された突起の上に2つの上層ブロックが結合されて積層されるが、前記2つの上層ブロックに形成された半円形両端が互いに当接して対向するように積層されることにより、最大左または右に40度乃至90度まで回転されても、前記2つの上層ブロックに形成された半円形両端が常に互いに当接しているので、裏込め土の遺失を効果的に防ぐことができるという長所を有する。
【0022】
第三、ヒンジで上下左右ブロックを連結することにより、構造物の安全性を増大させることができるという長所を有する。
【0023】
第四、溝胴構造を有してして、施工が容易であり、施工者の熟練可否にかかわらず所定の品質の施工が可能であるという長所を有する。
【0024】
第五、セットバックだけでなく、垂直積み重ね時にも植生が可能な石垣を容易に形成することができるという長所を有する。
【0025】
第六、ブロックの底面または下部側面に給水または排水のための溝を形成することにより、植生環境を最適化させることができるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明に係るブロックの標準型、胴拡張型及び胴縮小型を示した図面。
図2】本発明に係る標準型ブロックの第1実施形態を示した斜視図。
図3】本発明に係る標準型ブロックの第1実施形態を示した底面斜視図。
図4】本発明に係る標準型ブロックの第1実施形態を示した平面図。
図5】本発明の第1実施形態に係る標準型ブロックの結合関係を示した斜視図。
図6】本発明の第1実施形態に係る標準型ブロックの回転可能な角度範囲を例示的に示した斜視図。
図7】本発明の第1実施形態に係る標準型ブロックの回転可能な角度範囲を例示的に示した正面図。
図8】本発明の第1実施形態に係る標準型ブロックの施工過程を示した斜視図。
図9】本発明の第1実施形態に係る標準型ブロックの施工された状態を示した斜視図。
図10】本発明に係る標準型ブロックの第2実施形態を示した斜視図。
図11】本発明の第2実施形態に係る標準型ブロックの結合関係を示した斜視図。
図12】本発明の第2実施形態に係る標準型ブロックの回転可能な角度範囲を例示的に示した斜視図。
図13】本発明の第2実施形態に係る標準型ブロックの回転可能な角度範囲を例示的に示した正面図。
図14】本発明の第2実施形態に係る標準型ブロックの施工過程を示した図面。
図15】本発明の第2実施形態に係る標準型ブロックの施工された状態を示した図面。
図16】本発明に係る胴拡張型ブロックの第1実施形態を示した斜視図。
図17】本発明に係る胴拡張型ブロックの第1実施形態を示した底面斜視図。
図18】本発明に係る胴拡張型ブロックの第1実施形態を示した平面図。
図19】本発明の第1実施形態に係る胴拡張型ブロックの結合関係を示した斜視図。
図20】本発明の第1実施形態に係る胴拡張型ブロックの回転可能な角度範囲を例示的に示した斜視図。
図21】本発明の第1実施形態に係る胴拡張型ブロックの回転可能な角度範囲を例示的に示した正面図。
図22】本発明の第1実施形態に係る胴拡張型ブロックのセットバック施工過程を示した斜視図。
図23】本発明の第1実施形態に係る胴拡張型ブロックのセットバック施工された状態を示した斜視図。
図24】本発明の第1実施形態に係る胴拡張型ブロックの他の施工過程を示した斜視図。
図25】本発明の第1実施形態に係る胴拡張型ブロックの他の施工された状態を示した斜視図。
図26】本発明の第2実施形態に係る胴拡張型ブロックの斜視図。
図27】本発明の第2実施形態に係る胴拡張型ブロックの底面斜視図。
図28】本発明の第2実施形態に係る胴拡張型ブロックの平面図。
図29】前記胴拡張型ブロックの結合関係を示した斜視図。
図30】前記胴拡張型ブロックの回転可能な角度範囲を例示的に示した斜視図。
図31】前記胴拡張型ブロックの回転可能な角度範囲を例示的に示した正面図。
図32】本発明の第2実施形態に係る胴拡張型ブロックのセットバック施工過程を示した斜視図。
図33】本発明の第2実施形態に係る胴拡張型ブロックのセットバック施工された状態を示した斜視図。
図34】本発明の第2実施形態に係る胴拡張型ブロックの他の施工過程を示した斜視図。
図35】本発明の第2実施形態に係る胴拡張型ブロックの他の施工された状態を示した斜視図。
図36】本発明に係る胴縮小型ブロックの第1実施形態を示した斜視図。
図37】本発明に係る胴縮小型ブロックの第1実施形態を示した底面斜視図。
図38】本発明に係る胴縮小型ブロックの第1実施形態を示した平面図。
図39】本発明に係る胴縮小型ブロックの第1実施形態を示した底面図。
図40】本発明の第1実施形態に係る胴縮小型ブロックの結合関係を示した斜視図。
図41】本発明の第1実施形態に係る胴縮小型ブロックの施工過程を示した斜視図。
図42】本発明の第1実施形態に係る胴縮小型ブロックの施工された状態を示した斜視図。
図43】本発明に係る胴縮小型ブロックの第2実施形態を示した斜視図。
図44】本発明に係る胴縮小型ブロックの第2実施形態を示した底面斜視図。
図45】本発明に係る胴縮小型ブロックの第2実施形態を示した平面図。
図46】本発明に係る胴縮小型ブロックの第2実施形態を示した底面図。
図47】本発明の第2実施形態に係る胴縮小型ブロックの結合関係を示した斜視図。
図48】本発明の第2実施形態に係る胴縮小型ブロックの施工過程を示した斜視図。
図49】本発明の第2実施形態に係る胴縮小型ブロックの施工された状態を示した斜視図。
図50】本発明の他の形態のブロック間の結合関係を例示的に示した側面図。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明に係るヒンジ連結半円形端部を有するブロックに対して、標準型、胴拡張型及び胴縮小型に区分して、図面とともに具体的に説明する。
【0028】
[標準型ブロック]
前記標準型ブロックは、図2乃至図15に示した通りである。
【0029】
前記標準型ブロック1は、第1結合突起13及び第2結合突起14が形成されたものを基本構造として、前記第1結合突起13と第2結合突起14との間に付加結合突起13′を追加形成することにより、標準型ブロックの構造を拡張させることができる。
【0030】
この時、前記第1結合突起13及び第2結合突起14は、半円形端部11の平面末端から0.5d地点に位置し、前記第1結合突起13と第2結合突起14の中心Cを相互連結する仮想の線上に等間隔d支点ごとに付加結合突起13′を追加形成することができる。
【0031】
また、前記半円形端部11と第1結合突起13との間;前記半円形端部11と第2結合突起14との間;または前記第1結合突起13と第2結合突起14との間には植生溝15を必要によって選択的に形成することができる。すなわち、植生溝15を形成または形成しなくてもよい。
【0032】
図2乃至図9は、基本構造の標準型ブロックであり、図10乃至図15は、前記基本構造の標準型ブロックから変形された形態である。
【0033】
図2は、前記標準型ブロックの第1実施形態を示した斜視図である。図3は、前記標準型ブロックの第1実施形態を示した底面斜視図である。図4は、前記標準型ブロックの第1実施形態を示した平面図である。図5は、本発明の第1実施形態に係る標準型ブロックの結合関係を示した斜視図である。図6は、本発明の第1実施形態に係る標準型ブロックの回転可能な角度範囲を例示的に示した斜視図である。図7は、本発明の第1実施形態に係る標準型ブロックの回転可能な角度範囲を例示的に示した正面図である。図8は、前記標準型ブロックの施工過程を示した図面である。そして、前記図9は、前記標準型ブロックの施工された状態を示した図面である。
【0034】
前記図2乃至図9に示したように、基本構造の標準型ブロックは、前・後面、平・底面及び左・右両側面を含むブロック1であって、前記ブロック1は、前記前・後面に形成される半円形端部11と、前記半円形端部11が形成されたブロック1の平面12両末端から前記半円形端部11が成す円(Circle)中心Cまでの距離L1が0.5dの地点にそれぞれ突起が形成され、前記突起と突起との間の距離L2がdになるように形成される第1結合突起13及び第2結合突起14と、前記ブロック1の底面16に形成され、前記第1結合突起13及び第2結合突起14と長さ方向へ同一線上の同一地点に複数の結合溝161を形成して構成された第1孔形成部17と、セットバック時に必要な幅だけ前記第1孔形成部17と離隔される地点に前記第1孔形成部17と同一に結合溝161を形成して構成された第2孔形成部18と、を含む。
【0035】
この時、前記半円形端部11と第1結合突起13との間;前記半円形端部11と第2結合突起14との間;及び前記第1結合突起13と第2結合突起14との間には植生溝15を必要によって選択的に形成することができる。
【0036】
図10は、前記標準型ブロックの第2実施形態を示した斜視図である。図11は、本発明の第2実施形態に係る標準型ブロックの結合関係を示した斜視図である。図12は、本発明の第2実施形態に係る標準型ブロックの回転可能な角度範囲を例示的に示した斜視図である。図13は、本発明の第2実施形態に係る標準型ブロックの回転可能な角度範囲を例示的に示した正面図である。図14は、前記標準型ブロックの施工過程を示した図面である。そして、図15は、前記標準型ブロックの施工された状態を示した図面である。
【0037】
前記図10乃至図15に示したように、前記変形された形態の標準型ブロックは、第1結合突起13及び第2結合突起14の中心Cを相互連結する仮想の線上に等間隔d支点ごとに付加結合突起13′が一つ以上追加形成され、
第1孔形成部17は、ブロック1の底面16に第1結合突起13、第2結合突起14及び付加結合突起13′と長さ方向へ同一線上の同一地点に結合溝161が形成され、
第2孔形成部18は、セットバック時に必要な幅だけ前記第1孔形成部17と離隔される地点に前記第1孔形成部17と同一に結合溝161が形成されることができる。
【0038】
前記図2乃至図9に示された基本構造の標準型ブロックの総長は2dである。そして、図10乃至図15に示された変形された形態の標準型ブロックの総長は3dである。同じ原理を利用して4d、5dなどその長さの拡張が可能である。このような拡張可能性に対しては、図1を通じてさらに確認することができる。
【0039】
実施形態
[胴拡張型ブロック]
前記胴拡張型ブロックは、図16乃至図35に示した通りである。
【0040】
前記胴拡張型ブロック1は、第1結合突起13及び第2結合突起14が形成されたものを基本構造として、前記第1結合突起13と第2結合突起14との間に付加結合突起13′を追加形成することにより、胴拡張型ブロックの構造を拡張させることができる。
【0041】
この時、前記第1結合突起13及び第2結合突起14は、半円形端部11の平面末端から0.5d地点に位置し、前記第1結合突起13と第2結合突起14の中心Cを相互連結する仮想の線上に等間隔d支点ごとに付加結合突起13′を追加形成することができる。また、結合突起と結合突起との間には植生溝15が形成されることもできる。
【0042】
すなわち、図16乃至図25は、基本構造の胴拡張型ブロックであり、図26乃至図35は、前記基本構造の胴拡張型ブロックから変形された形態である。
【0043】
図16は、前記胴拡張型ブロックの第1実施形態を示した斜視図である。図17は、前記胴拡張型ブロックの第1実施形態を示した底面斜視図である。図18は、前記胴拡張型ブロックの第1実施形態を示した平面図である。図19は、本発明の第1実施形態に係る胴拡張型ブロックの結合関係を示した斜視図である。図20は、本発明の第1実施形態に係る胴拡張型ブロックの回転可能な角度範囲を例示的に示した斜視図である。図21は、本発明の第1実施形態に係る胴拡張型ブロックの回転可能な角度範囲を例示的に示した正面図である。図22は、前記胴拡張型ブロックのセットバック施工過程を示した図面である。図23は、前記胴拡張型ブロックのセットバック施工された状態を示した図面である。図24は、前記胴拡張型ブロックの他の施工過程を示した図面である。そして、図25は、本発明の第1実施形態に係る胴拡張型ブロックの他の施工された状態を示した図面である。
【0044】
前記図16乃至図25に示したように、基本構造の胴拡張型ブロックは、前・後面、平・底面及び左・右両側面を含むブロック1であって、前記前・後面に形成される半円形端部11と、前記半円形端部11が形成されたブロック1の平面12両末端から前記半円形端部11が成す円(Circle)中心Cまでの距離L1が0.5dの地点にそれぞれ突起が形成され、前記突起と突起との間の距離L2がdになるように形成される第1結合突起13及び第2結合突起14と、前記ブロック1の底面16に複数の結合溝161が形成され、前記第1結合突起13及び第2結合突起14と長さ方向へ同一線上の同一地点に形成される第1孔形成部17と、セットバック時に必要な幅だけ前記第1孔形成部17と離隔される地点に前記第1孔形成部17と同一に形成される第2孔形成部18と、前記ブロック1の左・右両側面の幅が拡張されて形成される突出部19と、を含む。
【0045】
また、前記第1結合突起13及び第2結合突起14の中心Cを相互連結する仮想の線上に等間隔d支点ごとに付加結合突起13′が一つ以上追加形成され、第1孔形成部17は、ブロック1の底面16に第1結合突起13、第2結合突起14及び付加結合突起13′と長さ方向へ同一線上の同一地点に結合溝161が形成され、第2孔形成部18はセットバック時に必要な幅だけ前記第1孔形成部17と離隔される地点に前記第1孔形成部17と同一に結合溝161が形成されることができる。
【0046】
前記植生溝15の底面または下部側面に排水、水分供給または根下しのための空間として活用することができる排水口151が形成される。
【0047】
前記半円形端部11と第1結合突起13との間;前記半円形端部11と第2結合突起14との間;及び前記第1結合突起13と第2結合突起14との間には、植生溝15を必要によって選択的に形成することができる。
【0048】
図26は、前記胴拡張型ブロックの斜視図である。図27は、前記胴拡張型ブロックの底面斜視図である。図28は、前記胴拡張型ブロックの平面図である。図29は、前記胴拡張型ブロックの結合関係を示した斜視図である。図30は、前記胴拡張型ブロックの回転可能な角度範囲を例示的に示した斜視図である。図31は、前記胴拡張型ブロックの回転可能な角度範囲を例示的に示した正面図である。図32は、前記胴拡張型ブロックのセットバック施工過程を示した図面である。図33は、前記胴拡張型ブロックのセットバック施工された状態を示した図面である。図34は、前記胴拡張型ブロックの他の施工過程を示した図面である。そして、図35は、前記胴拡張型ブロックの他の施工された状態を示した図面である。
【0049】
前記図26乃至図35に示したように、変形された形態の胴拡張型ブロック1は、第1結合突起13と第2結合突起14の中心Cを相互連結する仮想の線上に等間隔d支点ごとに付加結合突起13′が追加形成され、第1孔形成部17は、ブロック1の底面16に第1結合突起13、第2結合突起14及び付加結合突起13′と長さ方向へ同一線上の同一地点に形成される第1孔形成部17で取り替えられて、第2孔形成部18はセットバック時に必要な幅だけ前記第1孔形成部17と離隔される地点に前記第1孔形成部17と同一に形成される第2孔形成部18で取り替えられる。
【0050】
前記図16乃至図25に示された基本構造の胴拡張型ブロックの総長は2dである。そして、図26乃至図35に示された変形された形態の胴拡張型ブロックの総長は3dである。同じ原理を利用して4d、5dなどその長さの拡張が可能である。このような拡張可能性に対しては、図1を通じてさらに確認することができる。
【0051】
[胴縮小型ブロック]
前記胴縮小型ブロックは、図36乃至図49に示した通りである。
【0052】
前・後面、平・底面及び左・右両側面を含むブロック1であって、前記ブロック1は、前記前・後面に形成される半円形端部11と、前記半円形端部11が形成されたブロック1の平面12両末端から前記半円形端部11が成す円(Circle)中心Cまでの距離L1が0.5dの地点にそれぞれ突起が形成され、前記突起と突起との間の距離L2がdになるように形成される第1結合突起13及び第2結合突起14と、前記ブロック1の底面16に複数の結合溝161が形成され、前記第1結合突起13及び第2結合突起14と長さ方向へ同一線上の同一地点に形成される第1孔形成部17と、前記ブロック1の左・右両側面の幅が縮小されて形成され、幾何学的構造を成す陷沒部20と、を含む。
【0053】
また、第1結合突起13及び第2結合突起14の中心Cを相互連結する仮想の線上に等間隔d支点ごとに付加結合突起13′が一つ以上追加形成され、第1孔形成部17は、ブロック1の底面16に第1結合突起13、第2結合突起14及び付加結合突起13′と長さ方向へ同一線上の同一地点に結合溝161が形成され、
【0054】
第2孔形成部18は、セットバック時に必要な幅だけ前記第1孔形成部17と離隔される地点に前記第1孔形成部17と同一に結合溝161が形成されることができる。
【0055】
また、本発明を通じて提示されるヒンジブロックに形成される結合突起13、14、13′は、半球型または円柱型を含む回転体突起構造を成し、結合溝161は、前記結合突起13、14、13′と結合して回転されるように半球型または円柱型を含む回転体溝構造を成すことにより、前記下部に置かれるヒンジブロックの上面に形成された結合突起13、14、13′がその上に積層されるヒンジブロックの下面に形成された結合溝161と容易に結合され、結合位置によって、その結合地点を回転軸として前記積層されるヒンジブロックが回転されるようにする。
【0056】
先立って提示された実施形態の外に、結合突起13、14、13′と結合溝161は、相互穿孔されて連結された通管200で取り替えられ、前記通管200を通じて上下に積層されるブロックとブロックとの間を連結ピン201またはモルタル202を通じて回転結合されるように構成されることができる。
【0057】
すなわち、図50に示したように、前記結合突起13、14、13′が形成された地点と結合溝161が相互連結されるように完全に管形態に穿孔して通管200を形成するのである。このように形成された通管200を通じて上下に積層されるブロックの間を連結ピン201またはモルタル202を通じて回転結合するようにする。
【0058】
このような本発明に係るヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロック1は、下部に位置する下部積層ブロックの上面に形成された結合突起が前記下部積層ブロックの上に積層される上部積層ブロックの底面に形成された第1孔形成部17と結合して垂直に積み重なり、第2孔形成部18と結合してセットバックドされて垂直型、階段型または植生型石垣を形成することができ、また多様な分野に適用可能である。例として、住宅または道路の施工において、石垣用植生ブロック、造景用植生ブロックとして使用可能であり、垣根または壁体施工において、室内インテリア用植生ブロック、インテリアブロック及び垣根ブロックとして使用可能であり、河川施工において、河川護岸ブロック及び生態河川ブロックとして使用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0059】
本発明に係るヒンジ連結半円形端部を有するヒンジブロックは、どんな曲線施工も可能であり、下層ブロックの上に積層される2つの上層ブロックに形成された半円形両端が常に互いに当接して回転するので、裏込め土の遺失を効果的に防ぎ、ヒンジ方式の連結を通じて構造物の安全性を増大させることができ、施工が容易で、施工者の熟練可否にかかわらず所定の品質の施工が可能であり、セットバックだけでなく、垂直に積み重ねる時にも植生が可能な石垣を容易に形成することができるという長所を有することにより、産業上利用可能性が非常に大きい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35
図36
図37
図38
図39
図40
図41
図42
図43
図44
図45
図46
図47
図48
図49
図50(a)】
図50(b)】
【国際調査報告】