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特表2022-551724ライフジャケット、これに提供される空気吹入部材及びライフジャケットと空気吹入部材の結合方法
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  • 特表-ライフジャケット、これに提供される空気吹入部材及びライフジャケットと空気吹入部材の結合方法 図1
  • 特表-ライフジャケット、これに提供される空気吹入部材及びライフジャケットと空気吹入部材の結合方法 図2
  • 特表-ライフジャケット、これに提供される空気吹入部材及びライフジャケットと空気吹入部材の結合方法 図3
  • 特表-ライフジャケット、これに提供される空気吹入部材及びライフジャケットと空気吹入部材の結合方法 図4
  • 特表-ライフジャケット、これに提供される空気吹入部材及びライフジャケットと空気吹入部材の結合方法 図5
  • 特表-ライフジャケット、これに提供される空気吹入部材及びライフジャケットと空気吹入部材の結合方法 図6
  • 特表-ライフジャケット、これに提供される空気吹入部材及びライフジャケットと空気吹入部材の結合方法 図7
  • 特表-ライフジャケット、これに提供される空気吹入部材及びライフジャケットと空気吹入部材の結合方法 図8
  • 特表-ライフジャケット、これに提供される空気吹入部材及びライフジャケットと空気吹入部材の結合方法 図9
  • 特表-ライフジャケット、これに提供される空気吹入部材及びライフジャケットと空気吹入部材の結合方法 図10
  • 特表-ライフジャケット、これに提供される空気吹入部材及びライフジャケットと空気吹入部材の結合方法 図11
  • 特表-ライフジャケット、これに提供される空気吹入部材及びライフジャケットと空気吹入部材の結合方法 図12
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-13
(54)【発明の名称】ライフジャケット、これに提供される空気吹入部材及びライフジャケットと空気吹入部材の結合方法
(51)【国際特許分類】
   B63C 9/125 20060101AFI20221206BHJP
【FI】
B63C9/125
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022522242
(86)(22)【出願日】2020-10-14
(85)【翻訳文提出日】2022-04-12
(86)【国際出願番号】 KR2020014046
(87)【国際公開番号】W WO2021075861
(87)【国際公開日】2021-04-22
(31)【優先権主張番号】10-2019-0129914
(32)【優先日】2019-10-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522147218
【氏名又は名称】イ,ミョンジャ
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【弁理士】
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【弁理士】
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【弁理士】
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】イ,ミョンジャ
(57)【要約】
本発明は、ライフジャケットを提供する。一実施例において、ライフジャケットは、ジャケット部材と、ジャケット部材に提供されてジャケット部材に空気を注入するための空気吹入部材を含むが、空気吹入部材は、ジャケット部材と結合されるベースパートと、ベースパートから延長されるチューブパートを含み、チューブパートの一部分または全体に可撓部が形成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ジャケット部材と、
前記ジャケット部材に提供されて前記ジャケット部材に空気を注入するための空気吹入部材を含むが、
前記空気吹入部材は、
前記ジャケット部材と結合されるベースパートと、
前記ベースパートから延長されるチューブパートを含み、
前記チューブパートの一部分または全体に可撓部が形成されることを特徴とするライフジャケット。
【請求項2】
前記チューブパートは、第1チューブ部と第2チューブ部を含み、
前記第1チューブ部は前記ベースパートから延長され、
前記可撓部は前記第1チューブ部及び第2チューブ部との間に提供されるものであることを特徴とする請求項1に記載のライフジャケット。
【請求項3】
前記ベースパートと、前記チューブパートは一体で形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載のライフジャケット。
【請求項4】
前記ベースパートと、前記チューブパートはお互いに別個の部品で提供されてお互いに結合されたものであることを特徴とする請求項1に記載のライフジャケット。
【請求項5】
前記ベースパートはリング形状を有する板で提供されるベース部と、
前記ベース部の内径から延長される延長部を含み、
前記延長部と前記チューブパートが結合されることを特徴とする請求項4に記載のライフジャケット。
【請求項6】
前記可撓部はしわ管形態で提供されるライフジャケット用であることを特徴とする請求項1に記載のライフジャケット。
【請求項7】
前記可撓部は長さ調節が可能に提供されることを特徴とする請求項1に記載のライフジャケット。
【請求項8】
ライフジャケットに提供されてライフジャケットに空気を注入するための空気吹入部材において、
ライフジャケットに結合されるベースパートと、
前記ベースパートから延長されるチューブパートを含み、
前記チューブパートの一部分または全体に可撓部が形成されるライフジャケット用空気吹入部材。
【請求項9】
前記チューブパートは第1チューブ部と第2チューブ部を含み、
前記第1チューブ部は前記ベースパートから延長され、
前記可撓部は前記第1チューブ部及び第2チューブ部との間に提供されることを特徴とする請求項8に記載のライフジャケット用空気吹入部材。
【請求項10】
前記ベースパートと、前記チューブパートは一体で形成されたものであることを特徴とする請求項8に記載のライフジャケット用空気吹入部材。
【請求項11】
前記ベースパートと、チューブパートはお互いに別個の部品で提供されてお互いに結合されたものであることを特徴とする請求項8に記載のライフジャケット用空気吹入部材。
【請求項12】
前記ベースパートはリング形状を有する板で提供されるベース部と、
前記ベース部の内径から延長される延長部を含み、
前記延長部と前記チューブパートが結合されることを特徴とする請求項11に記載のライフジャケット用空気吹入部材。
【請求項13】
前記可撓部はしわ管形態で提供されることを特徴とする請求項8に記載のライフジャケット用空気吹入部材。
【請求項14】
前記可撓部は長さ調節が可能に提供されることを特徴とする請求項8に記載のライフジャケット用空気吹入部材。
【請求項15】
ライフジャケットを成す原緞を準備する段階と、
前記原緞との結合面を形成するベースパートと、前記ベースパートから延長されて一部分または全部が可撓部に提供されるチューブパートを含む空気吹入部材を準備する段階と、
前記原緞と前記空気吹入部材を結合する段階と、を含むライフジャケットと空気吹入部材の結合方法。
【請求項16】
前記原緞と前記空気吹入部材を結合する段階は、
前記ベースパートの結合面と前記原緞を重ねるようにする段階と、
ベースパートの結合面の周りに沿って前記ジャケット部材と熱接着させる段階と、
を含むことを特徴とする請求項15に記載のライフジャケットと空気吹入部材の結合方法。
【請求項17】
前記ベースパートと前記チューブパートは一体で形成され、
前記ベースパートの結合面と前記原緞を重ねるようにする段階は、
前記チューブパートを前記原緞の孔を通過させて前記ベースパートの結合面と前記原緞を接触させる段階を含むことを特徴とする請求項16に記載のライフジャケットと空気吹入部材の結合方法。
【請求項18】
前記ベースパートと前記チューブパートはお互いに別個の部品で提供され、
前記ベースパートはリング形状を有する板で提供されて原緞との結合面を提供するベース部と、前記ベース部の内径から延長される延長部を含んで、
前記ベースパートの結合面と前記原緞を重ねるようにする段階は、
前記ベースパートの前記延長部を前記原緞の孔を通過させて前記ベースパートの前記ベース部と前記原緞を接触させる段階を含み、
前記ベースパートの結合面の周りに沿って前記ジャケット部材と熱接着させる段階後に前記チューブパートを前記ベースパートの前記延長部に結合する段階をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載のライフジャケットと空気吹入部材の結合方法。
【請求項19】
前記ベースパートと前記チューブパートはお互いに別個の部品で提供され、
前記ベースパートはリング形状を有する板で提供されて原緞との結合面を提供するベース部と、前記ベース部の内径から延長される延長部を含んで、
前記ベースパートの結合面と前記原緞を重ねるようにする段階は、
前記ベースパートの延長部と前記チューブパートが結合した状態で前記ベースパートの前記延長部と前記チューブパートを前記原緞の孔を通過させて前記ベースパートの前記ベース部と前記原緞を接触させる段階を含む、
ことを特徴とする請求項16に記載のライフジャケットと空気吹入部材の結合方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ライフジャケット、これに提供される空気吹入部材及びライフジャケットと空気吹入部材の結合方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ライフジャケットは漁船、船舶、釣り、海洋レポーツ、海上作業、安全要員などのような海上活動中に発生し易い各種海難事故から使用者の安全を保護するものであり、身体の首後から肩、胸前側を含む上半身に着用することで、水におぼれても身が浮かぶことができて人命を保護する。
【0003】
図1は、従来のライフジャケットを示す。図1は、従来のライフジャケットのうちで自動膨張式ライフジャケットを示す。従来の自動膨張式ライフジャケット10は水難時にガス供給装置30に染みこむ水気が固定具(図示せず)をとかしてカートリッジ31の入口を くぐってくれるようになることで、ガスシリンダー34内のガスがジャケット部材20内にあっという間に注入されてジャケット部材20内にガスが満たされるようになる。
【0004】
注入されたガスが十分ではない場合または注入されたガスが時間が経つことによって自然的に抜け出るようになった場合ライフジャケットは追加のガスを要するが、このような場合手作業で空気を注入することができる空気吹入部材50が提供される。一方、空気吹入部材50はライフジャケットの使用以後空気を抜く構成で作用したりする。
【0005】
従来の空気吹入部材50は、ライフジャケットを着用時、その吹口54が着用者の口近くに位置するように“L”形状で折れて成形されたチューブ部材で提供される。また、チューブ部材が“L”形状で折れているために、空気吹入部材50はライフジャケットに密着されることができる。
【0006】
しかし、従来の空気吹入部材50は製造時図2で示されたように第1パート52と第2パート53との間の折られる部分によって、ベースパート51で第2パート53が投影される部分(B)が充分に接着されないで、残り部分(A)だけ接着される問題があって、充分に接着されない部分(B)によって製品不良が発生する問題がある。また、吹口54は着用者の口方向に固定されていて危急状況で他人が着用者の代わりに空気を注入してくれることができない。
【0007】
図3は、他の従来技術を示す。図3のような形態の折れない直線形態の空気吹入部材150は製造時ジャケットとの接着不良率は少ないけれど、長さが短くてその吹口が根本的に着用者の口に向けることができないか、または着用者の口に身近に位置することができなくて空気注入時に不便である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、ジャケット部材と空気吹入部材の接着不良が少ないライフジャケットとその製造方法を提供する。
【0009】
また、本発明は吹口の方向及び位置を自由に調節することができて着用者、あるいは、第3者が楽な状態で空気注入が可能な空気吹入部材及びこれを含むライフジャケットを提供する。また、本発明は長さ調節ができる空気吹入部材及びこれを含むライフジャケットを提供する。
【0010】
本発明の目的はこれに制限されないし、言及されなかったまた他の目的らは下の記載から当業者に明確に理解されることができるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、ライフジャケットを提供する。一実施例において、ライフジャケットは、ジャケット部材と、ジャケット部材に提供されてジャケット部材に空気を注入するための空気吹入部材を含むが、空気吹入部材は、ジャケット部材と結合されるベースパートと、ベースパートから延長されるチューブパートを含み、チューブパートの一部分または全体に可撓部が形成される。
【0012】
一実施例において、チューブパートは、第1チューブ部と第2チューブ部を含み、第1チューブ部はベースパートから延長され、可撓部は第1チューブ部及び第2チューブ部との間に提供されるものであることができる。
【0013】
一実施例において、ベースパートと、チューブパートは一体で形成されたものであることができる。
【0014】
一実施例において、ベースパートと、チューブパートはお互いに別個の部品で提供されてお互いに結合されたものであることができる。
【0015】
一実施例において、ベースパートはリング形状を有する板で提供されるベース部と、ベース部の内径から延長される延長部を含み、延長部とチューブパートが結合されることができる。
【0016】
一実施例において、可撓部はしわ管形態で提供されることができる。
【0017】
一実施例において、可撓部は長さ調節が可能に提供されることができる。
【0018】
また、本発明はライフジャケットに提供されてライフジャケットに空気を注入するための空気吹入部材を提供する。一実施例において、空気吹入部材は、ライフジャケットに結合されるベースパートと、ベースパートから延長されるチューブパートを含み、チューブパートの一部分または全体に可撓部が形成されることができる。
【0019】
一実施例において、チューブパートは第1チューブ部と第2チューブ部を含み、第1チューブ部はベースパートから延長され、可撓部は第1チューブ部及び第2チューブ部の間に提供されることができる。
【0020】
一実施例において、ベースパートと、チューブパートは一体で形成されたものであることができる。
【0021】
一実施例において、ベースパートと、チューブパートはお互いに別個の部品で提供されてお互いに結合されたものであることができる。
【0022】
一実施例において、ベースパートはリング形状を有する板で提供されるベース部と、ベース部の内径から延長される延長部を含み、延長部とチューブパートが結合されることができる。
【0023】
一実施例において、可撓部はしわ管形態で提供されることができる。
【0024】
一実施例において、可撓部は長さ調節が可能に提供されることができる。
【0025】
また、本発明はライフジャケットと空気吹入部材の結合方法を提供する。一実施例において、ライフジャケットと空気吹入部材の結合方法は、ジャケットを成す原緞を準備する段階と、原緞との結合面を形成するベースパートと、ベースパートから延長されて一部分または全部が可撓部に提供されるチューブパートを含む空気吹入部材を準備する段階と、原緞と空気吹入部材を結合する段階と、を含む。
【0026】
一実施例において、繊維と空気吹入部材を結合する段階は、ベースパートの結合面と原緞を重ねるようにする段階と、ベースパートの結合面の周りに沿ってジャケット部材と熱接着させる段階と、を含むことができる。
【0027】
一実施例において、ベースパートとチューブパートは一体で形成され、ベースパートの結合面と原緞を重ねるようにする段階は、チューブパートを原緞の孔を通過させてベースパートの結合面と原緞を接触させる段階を含む。
【0028】
一実施例において、ベースパートとチューブパートはお互いに別個の部品で提供され、ベースパートはリング形状を有する板で提供されて原緞との結合面を提供するベース部と、ベース部の内径から延長される延長部を含んで、ベースパートの結合面と原緞を重ねるようにする段階は、ベースパートの延長部を原緞の孔を通過させてベースパートのベース部と原緞を接触させる段階を含み、ベースパートの結合面の周りに沿ってジャケット部材と熱接着させる段階後にチューブパートをベースパートの延長部に結合する段階と、をさらに含むことができる。
【0029】
一実施例において、ベースパートとチューブパートはお互いに別個の部品で提供され、ベースパートはリング形状を有する板で提供されて原緞との結合面を提供するベース部と、ベース部の内径から延長される延長部を含んで、ベースパートの結合面と原緞を重ねるようにする段階は、ベースパートの延長部とチューブパートが結合した状態でベースパートの延長部とチューブパートを原緞の孔を通過させてベースパートのベース部と原緞を接触させる段階を含むことができる。
【発明の効果】
【0030】
本発明の一実施例によればジャケットと空気吹入部材の接着不良が少ない。
【0031】
本発明の一実施例によれば、チューブ部材の角度を設定角度で調節することができることによって、吹口の方向及び位置を自由に調節することができて着用者が楽な状態で空気注入可能であり、危急状況では他人が着用者の代わりをして空気を注入してくれることができる。
【0032】
本発明の一実施例によれば、長さを設定長さで調節ができることによって、お互いに相異な着用者の身体にもかかわらず着用者がライフジャケットを着用した状態で楽に空気を注入することができる。
【0033】
また、本発明は空気吹入部材を自由に曲げることができて保管のためにジャケットを折ることに難しさがない。
【0034】
また、本発明によれば、空気吹入部材とライフジャケットを空気漏洩の最小化しながら密着することができる。
【0035】
本発明の効果が上述した効果らに限定されるものではなくて、言及されない効果らは本明細書及び添付された図面から本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に明確に理解されることができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1は従来のライフジャケットを示す。
図2は従来のライフジャケットに提供される空気吹入部材を示す。
図3は他の従来の空気吹入部材を示す。
図4は本発明の第1実施例によるライフジャケットを示す。
図5は本発明の第1実施例による空気吹入部材を示す。
図6及び図7は、本発明の第1実施例によってベースパートとチューブパートが一体で成形された場合ジャケット部材と空気吹入部材の結合方法を示す。
図8は第2実施例による空気吹入部材1500の分解斜視図である。
図9図10図11及び図12は、本発明の第2実施例によってベースパートとチューブパートが二体で成形される場合ジャケット部材と空気吹入部材の結合方法を示す。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下、本発明の実施例を添付された図面らを参照してより詳細に説明する。本発明の実施例はさまざまな形態で変形することができるし、本発明の範囲が下の実施例らに限定されることで解釈されてはいけない。本実施例は当業界で平均的な知識を有した者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面での要素の形状はより明確な説明を強調するために誇張された。
【0038】
図4は、本発明の一実施例によるライフジャケット100を示す。図4を参照すれば、ライフジャケット100はジャケット部材20とガス供給装置300と、空気吹入部材500を含む。
【0039】
ジャケット部材20は着用者が身体の首後から肩、胸前側を含む上半身に着用する部材である。ジャケット部材20は内部にガスが満たされることができる。ジャケット部材20にガスが満たされれば、ジャケット部材20は水に浮くことができる。これによって、ジャケット部材20は着用者の人体を水上に浮遊させることができる。
【0040】
ガス供給装置300はジャケット部材20の左右一側に提供される。ガス供給装置300は着用者が手軽く作動させることができる位置ならどこでも構わないが、通常的には着用者が手で易しく作動させることができるジャケット部材20の下側に提供されることができる。ガス供給装置300は水が注入されるか、または、安全ピン310を引っぱれば激発針がガスシリンダー340を激発する。ガスシリンダー340が激発されれば、ジャケット部材20にはガスが満たされる。
【0041】
空気吹入部材500はジャケット部材20でガス供給装置300が提供される一側、あるいは他側に提供されることができる。図面では空気吹入部材500とガス供給装置300がジャケット部材20の左右両側に提供されたが、すべて同一な側に提供されることができる。空気吹入部材500は使用者が吹口(図6参照)535を通じて空気を注入することに適切なジャケット部材の一部分に位置されれば十分である。不必要な材料無駄使いを防止するために空気吹入部材500はジャケット部材20の上側に提供された方が良い。図5を参照して空気吹入部材500を詳しく説明する。
【0042】
図5は、本発明の一実施例による空気吹入部材500を示す。空気吹入部材500はジャケット部材20に空気を注入するための構成である。空気吹入部材500は前記空気吹入部材は、ベースパート510とチューブパート560を含む。一実施例によれば、ベースパート510とチューブパート560は一体で形成されて提供されることができる。空気吹入部材500は、例えば、ウレタン素材で提供されることができる。
【0043】
ベースパート510はジャケット部材20との結合面(例えば、ベースパート510の上面)を提供する構成である。ベースパート510の結合面はジャケット部材20と結合、例えば、熱接着される。ベースパート510は板形状で提供される。一実施例において、ベースパート510はリング形状の円盤で提供される。リング形状は円形の板で限定されるものではなくて、多様な形状、例えば、卵円形、四角形であることができる。ベースパート510が広い面積を有するほどジャケット部材20と結合面が広くなる。
【0044】
一実施例において、チューブパート560はベースパート510から延長される。チューブパート560は第1チューブ部520、第2チューブ部530、そして、可撓部540を含む。第1チューブ部520はベースパート510から延長される。第1チューブ部520と第2チューブ部530との間には第1チューブ部520と第2チューブ部530を引き継ぐ可撓部540が提供される。可撓部540はチューブパート560を第1チューブ部520と第2チューブ部530で分ける。一実施例において、第1チューブ部520を含んだが、必要によって第1チューブ部520、そして/または第2チューブ部530は省略されることができる。一実施例において、第1チューブ部520が省略されて可撓部540がベースパート510から延長されることができる(図示せず)。一実施例によれば、第1チューブ部520と第2チューブ部530が省略されて可撓部540がチューブパート560の全体を成すことができる(図示せず)。可撓部540がチューブパート560全体を成す場合において、前述したしわ管形態で具現することができるし、しわ管を使わないで可撓性ある材質を使ったチューブ形態で具現することもでき、この場合他の構成(例えば、キャップ、ベースパート)との結合が容易である。
【0045】
一実施例において、可撓部540は長さ調節が可能に提供される。一実施例において、可撓部540は設定された角度で角度調節が可能に提供される。図示された一実施例において、可撓部540はしわ管形態で提供される。しわ管は長さ調節及び角度(方向)調節が可能にさせる。図示された実施例で可撓部540をしわ管形態で提供したが、これに限定されるものではなくて、長さ調節、そして/または角度調節が自由な可撓性素材の物で変形されることができることは通常の技術者に自明である。本発明の一実施例によれば、チューブ部材の長さと角度(方向)を調節することができることによって、吹口の方向及び位置を自由に調節することができて着用者が楽な状態で空気注入可能であり、危急状況では他人が着用者の代わりをして空気を注入してくれることができる。また、お互いに相異な着用者の身体にもかかわらず着用者がライフジャケットを着用した状態でチューブ部材の長さと方向を適切に調節して楽に空気を注入することができる。
【0046】
チューブ部材560の端部にはキャップ550が結合される。一実施例において、第2チューブ部530にはキャップ550が結合される。キャップ550は空気を注入するか、または抜く時に開いて、空気の注入が完了された時に閉めることで、空気の流れを遮断する。図示しなかったが、チューブ部材560には、例えば、吹口(図6参照)535の辺りチューブ部材560の端部にはチェックバルブ(図示せず)が提供されることができる。チェックバルブ(図示せず)は空気の流れを一方向に流れるようにする。チェックバルブ(図示せず)は空気を注入する時は空気の注入方向に開かれて、空気の注入を中断すれば、閉まることで空気が外部に抜け出ることを防止することができる。
【0047】
図6及び図7は、本発明の一実施例によってベースパートとチューブパートが一体で成形された場合ジャケット部材と空気吹入部材の結合方法を示す。図6及び図7を参照して説明する。
【0048】
ジャケット部材20を成す原緞20aを準備する。原緞20aは、例えば、防水になる材質である。原緞20aは、例えば、防水になる材質の裏地及び裏地を保護するための表地を含むことができる。裏地はビニル素材で提供されることができる。表地は繊維材として身体に接触した時にビニルと比べて比較的楽な素材で提供されることができる。原緞20aの表地は省略されることができる。原緞20a、20aにはホールが形成される。原緞20aのホールは空気吹入部材500のチューブパート560が通過することができるし、ベースパート510は通過することができない大きさで形成される。空気吹入部材500のベースパート510の上面(結合面)が原緞20aに重なったままチューブパート560はホールを貫通する。そして、原緞20aとベースパート510は触れ合う。これで、ベースパート520の上部(結合面)に原緞20aが位置されながらチューブパート560は原緞20aのホールを貫通する。そして、ベースパート520が下に置かれた状態で原緞20aの上部に加圧及び熱伝逹を補助するリング部材610を結合する(チューブパート560をリング部材610の内径に通過させる)。原緞20aとベースパート510は熱接着によって接着されることができる。熱接着の例としては、加熱接着、高周波接着、超音波接着などの方法などが提供されることができる。リング部材610の上部にプレス部材620、630を位置させ、リング部材610を加圧加熱することで伝達されたエネルギーによってジャケット部材20の原緞20aとベースパート510が熱接着される。この時、リング部材610がベースパート510の周り全体を加圧するようになるので、ベースパート510の周り全体が原緞20aに接着するようになって接着不良を防止することができる。一実施例によれば、リング部材610によらないで、プレス部材620、630が直接原緞20aとベースパート510に接触してエネルギーを伝達することができる。
【0049】
プレス部材620、630は横断面が円形で提供されることができる。プレス部材620、630は第1プレス部材620と第2プレス部材630で提供されることができる。第1プレス部材620と第2プレス部材630はお互いに組合されて円形を成すことができる。第1プレス部材620と第2プレス部材630のリング部材610と接触する断面は、第1プレス部材620と第2プレス部材630が組み合わせてリング部材610の横断面と等しく提供されることができる。一方、第1プレス部材620と第2プレス部材630は一体で形成されることができる。
【0050】
前述したようにジャケット部材と空気吹入部材を結合する場合ベースパート520の周りが均一に繊維20aと接着されることができることによって、ジャケット部材と空気吹入部材の接着不良が少なくなる。
【0051】
他の実施例によれば、ベースパートとチューブパートは二体で形成されることができる。図8は、他の実施例としてベースパートとチューブパートは二体で形成された空気吹入部材1500の分解斜視図である。
【0052】
他の実施例による空気吹入部材1500は第1チューブ部1520、第2チューブ部1540、そして、可撓部1540で構成されるチューブパート1560と、ベースパート1510と、キャップ1550を含む。チューブパート1560と、ベースパート1510はお互いに別個の部品で提供される。チューブパート1560とベースパート1510は後述するようにボンドによって接着されることができる。
【0053】
チューブパート1560とベースパート1510が別個の部品で提供される場合、チューブパート1560は全体が可撓性でなされることができる。ベースパート1510は原緞20aと熱接着がよくできる素材でなされることができる。
【0054】
ベースパート1510はベース部1511と延長部1512を含む。ベース部1511はライフジャケットと結合される部分である。延長部1512はベース部1151から延ばしてチューブパート1560と結合される部分である。ベース部1511は前で説明したようにリング形状の板で提供される。延長部1512はベース部1511の内径から延長される。
【0055】
図9図10図11及び図12は、本発明の他の実施例によってベースパートとチューブパートが二体で成形される場合ジャケット部材と空気吹入部材の結合方法を示す。図9図10図11及び図12を参照して説明する。
【0056】
図9は、空気吹入部材とジャケット部材の結合を説明するための斜視図である。
【0057】
図9及び図10を参照すれば、ジャケット部材20を成す原緞20aを準備する。原緞20aにはホール20bが形成される。ベースパート1510のベース部1511から延長された延長部1512はホール20bを貫通してベース部1511の上面(結合面)は原緞20aの下面と接触する。そして、加圧及び熱伝逹を補助するリング部材610をベースパート1510の延長部1512を通過させて原緞20aの上面に結合する。この時、リング部材1610がベースパート1511のベース部1511の周り全体を加圧するようになるので、ベース部1510の周り全体が原緞20aに接着するようになって接着不良を防止することができる。リング部材1610は延長部1512その高さが高く形成されることができる。それで、プレス部材1620にはホールが形成されないで底面が平面で提供されることができる。
【0058】
次に図11を参照すれば、原緞20aとベースパート1510は熱接着によって接着されることができる。熱接着の例としては、加熱接着、高周波接着、超音波接着などの方法などが提供されることができる。リング部材1610の上部にプレス部材1620を位置させ、リング部材1610を加圧加熱することで伝達したエネルギーによってジャケット部材20の原緞20aとベースパート1510が熱接着される。
【0059】
図12を参照すれば、ベースパート1510が原緞20aが結合されれば、チューブパート1560をベースパート1510の延長部1512と結合する。チューブパート1560と延長部1512の結合は、ボンド1560によってボンディングされることができる。
【0060】
前述した実施例では、ベースパート1510が原緞20aに接着した後にチューブパート1560がベースパート1510に結合したが、手順を変えて、ベースパート1510とチューブパート1560を先に結合した後、ベースパート1510を原緞20aに接着することも可能である。この場合、上述した図6及び図7で説明した結合方法によって結合されることができる。
【0061】
以上の詳細な説明は本発明を例示するものである。また、前述した内容は本発明の望ましい実施形態を示して説明するものであり、本発明は多様な異なる組合、変更及び環境で使用することができる。すなわち、本明細書に開示された発明の概念の範囲、著わした開示内容と均等な範囲及び/または当業界の技術または知識の範囲内で変更または修正が可能である。著わした実施例は本発明の技術的思想を具現するための最善の状態を説明するものであり、本発明の具体的な適用分野及び用途で要求される多様な変更も可能である。したがって、以上の発明の詳細な説明は開示された実施状態で本発明を制限しようとする意図ではない。また、添付された請求範囲は他の実施状態も含むことで解釈されなければならない。
【産業上の利用可能性】
【0062】
以上説明したように、本発明のライフジャケットは、漁船、船舶、釣り、海洋レポーツ、海上作業、安全要員などのような海上活動中に発生し易い各種海難事故から使用者の安全を保護することに使われることができる。
図1
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図6
図7
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【国際調査報告】