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特表2022-551749new radio-unlicensed(NR-U)における構成されたグラント送信
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-13
(54)【発明の名称】new radio-unlicensed(NR-U)における構成されたグラント送信
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/12 20090101AFI20221206BHJP
   H04W 16/14 20090101ALI20221206BHJP
   H04W 72/04 20090101ALN20221206BHJP
【FI】
H04W72/12
H04W16/14
H04W72/04 131
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022522355
(86)(22)【出願日】2020-10-15
(85)【翻訳文提出日】2022-04-26
(86)【国際出願番号】 US2020055856
(87)【国際公開番号】W WO2021076815
(87)【国際公開日】2021-04-22
(31)【優先権主張番号】201941042352
(32)【優先日】2019-10-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(31)【優先権主張番号】17/070,840
(32)【優先日】2020-10-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】ジン・スン
(72)【発明者】
【氏名】アナンタ・ナラヤナン・ティヤガラジャン
(72)【発明者】
【氏名】カピル・バッタド
(72)【発明者】
【氏名】シャオシア・ジャン
(72)【発明者】
【氏名】プラビヨ・シン・デオグン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
共有無線周波数帯域における構成された送信に関するワイヤレス通信システムおよび方法が提供される。ユーザ機器(UE)は、基地局(BS)から、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を受信する。UEは、BSから、第1の構成を受信して、その通信のための第1の構成されたリソースを使用するために第1の方向の有効化または第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択する。UEは、BSと、第1の構成に基づいて第1の構成されたリソースを使用して第1の方向においてその通信を通信する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)によって基地局(BS)から、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を受信するステップと、
前記UEによって前記BSから、第1の構成を受信して、前記通信のための前記第1の構成されたリソースを使用するために前記第1の方向の有効化または前記第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択するステップと、
前記UEによって前記BSと、前記第1の構成に基づいて前記第1の構成されたリソースを使用して前記第1の方向において前記通信を通信するステップとを備える、方法。
【請求項2】
前記UEによって前記BSから、前記第1の構成されたリソースに対して前記第1の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を受信するステップをさらに備え、
前記通信を通信する前記ステップが、前記受信されたSFIが前記第1の構成されたリソースに対して前記第1の方向を有効にしたことに応答したものである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記UEによって前記BSから、前記第1の構成されたリソースに対するスロットフォーマットインジケータ(SFI)を監視するステップをさらに備え、
前記通信を通信する前記ステップが、前記監視から、前記第1の構成されたリソースに対して前記第1の方向を無効にするためのSFIが検出されないと決定したことに応答したものである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の構成がさらに、
前記第1の構成されたリソースが前記BSのチャネル占有時間(COT)内にあるときに前記第1の方向の前記有効化を選択することと、
前記第1の構成されたリソースが前記BSのCOTの外側にあるとき前記第1の方向の前記無効化の前記不在を選択することとを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記UEによって前記BSから、前記COTの指示および前記第1の構成されたリソースに対して第2の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を含むダウンリンク制御情報を受信するステップをさらに備える、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の構成がさらに、
前記通信がミリメートル波(ミリ波)周波数を介するときに前記第1の方向の前記有効化を選択することと、
前記通信が非ミリ波周波数を介するときに前記第1の方向の前記無効化の前記不在を選択することとを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の構成がさらに、
前記通信がフレームベース機器(FBE)コンテンションモードと関連付けられるときに前記第1の方向の前記有効化を選択することと、
前記通信が負荷ベース機器(LBE)コンテンションモードと関連付けられるときに前記第1の方向の前記無効化の前記不在を選択することとを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記UEによって前記BSから、第2の方向への通信のための前記共有無線周波数帯域の中の第2の構成されたリソースの指示を受信するステップと、
前記UEによって前記BSから、第2の構成を受信して、前記通信のための前記第2の構成されたリソースを使用するために前記第2の方向の有効化および前記第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択するステップとをさらに備え、前記第2の構成が前記第1の構成と異なる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記UEによって前記BSから、第2の方向への通信のための前記共有無線周波数帯域の中の第2の構成されたリソースの指示を受信するステップをさらに備え、
前記第1の構成がさらに、前記通信のための前記第2の構成されたリソースを使用するために前記第2の方向の有効化および前記第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の構成を受信する前記ステップが、
前記UEによって前記BSから、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して前記第1の構成を受信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記UEによって前記BSから、第2の方向への第2の通信のための第2の構成されたリソースの指示を受信するステップと、
前記UEによって前記BSから、チャネル占有時間(COT)に対するスロットフォーマット指示(SFI)を伴わない前記COTの指示を受信するステップであって、前記第2の構成されたリソースが前記COT内にある、ステップと、
前記UEによって前記BSと、前記COTの前記受信された指示に基づいて、前記第2の構成されたリソースを使用して前記第2の方向において前記第2の通信を通信するステップとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
ワイヤレス通信の方法であって、
基地局(BS)によってユーザ機器(UE)に、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を送信するステップと、
前記BSによって前記UEに、第1の構成を送信して、前記通信のための前記第1の構成されたリソースを使用するために前記第1の方向の有効化または前記第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択するステップと、
前記BSによって前記UEと、前記第1の構成に基づいて前記第1の構成されたリソースを使用して前記第1の方向において前記通信を通信するステップとを備える、方法。
【請求項13】
前記BSによって前記UEに、前記第1の構成されたリソースに対して前記第1の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を送信するステップをさらに備え、
前記通信を通信する前記ステップが、前記送信されたSFIが前記第1の構成されたリソースに対して前記第1の方向を有効にしたことに応答したものである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第1の構成がさらに、
前記第1の構成されたリソースが前記BSのチャネル占有時間(COT)内にあるときに前記第1の方向の前記有効化を選択することと、
前記第1の構成されたリソースが前記BSのCOTの外側にあるとき前記第1の方向の前記無効化の前記不在を選択することとを示す、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記BSによって前記UEに、前記COTの指示および前記第1の構成されたリソースに対して第2の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を含むダウンリンク制御情報を送信するステップをさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第1の構成がさらに、
前記通信がミリメートル波(ミリ波)周波数を介するときに前記第1の方向の前記有効化を選択することと、
前記通信が非ミリ波周波数を介するときに前記第1の方向の前記無効化の前記不在を選択することとを示す、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記第1の構成がさらに、
前記通信がフレームベース機器(FBE)コンテンションモードと関連付けられるときに前記第1の方向の前記有効化を選択することと、
前記通信が負荷ベース機器(LBE)コンテンションモードと関連付けられるときに前記第1の方向の前記無効化の前記不在を選択することとを示す、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記BSによって前記UEに、第2の方向への通信のための前記共有無線周波数帯域の中の第2の構成されたリソースの指示を送信するステップと、
前記BSによって前記UEに、第2の構成を送信して、前記通信のための前記第2の構成されたリソースを使用するために前記第2の方向の有効化および前記第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択するステップとをさらに備え、前記第2の構成が前記第1の構成と異なる、請求項12に記載の方法。
【請求項19】
前記BSによって前記UEに、第2の方向への通信のための前記共有無線周波数帯域の中の第2の構成されたリソースの指示を送信するステップをさらに備え、
前記第1の構成がさらに、前記通信のための前記第2の構成されたリソースを使用するために前記第2の方向の有効化および前記第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す、請求項12に記載の方法。
【請求項20】
前記第1の構成を送信する前記ステップが、
前記BSによって前記UEに、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して前記第1の構成を送信するステップを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項21】
前記BSによって別のUEに、第2の方向への通信のための第2の構成されたリソースの指示を送信するステップと、
前記BSによって前記UEに、前記UEのチャネル占有時間(COT)の間にダウンリンク通信を送信するステップと、
前記BSによって前記別のUEに、前記第2の構成されたリソースが前記UEの前記COT内にあるという決定に基づいて前記第2の構成されたリソースに対する前記通信を取り消すための指示を送信するステップとをさらに備え、前記第2の構成されたリソースに対する前記通信を取り消すための前記指示を送信する前記ステップが、
前記BSによって前記別のUEに、前記第2の構成されたリソースに対して前記第2の方向と異なる第3の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を送信するステップを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項22】
前記BSによって前記UEに、第2の方向への第2の通信のための第2の構成されたリソースの指示を送信するステップと、
前記BSによって前記UEに、チャネル占有時間(COT)に対するスロットフォーマット指示(SFI)を伴わない前記COTの指示を送信するステップであって、前記第2の構成されたリソースが前記COT内にある、ステップと、
前記BSによって前記UEと、前記第2の構成されたリソースを使用して前記第2の方向において前記第2の通信を通信するステップとをさらに備える、請求項12に記載の方法。
【請求項23】
基地局(BS)から、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を受信し、
前記BSから、第1の構成を受信して、前記通信のための前記第1の構成されたリソースを使用するために前記第1の方向の有効化または前記第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択し、
前記BSと、前記第1の構成に基づいて前記第1の構成されたリソースを使用して前記第1の方向において前記通信を通信する
ように構成されるトランシーバを備える、ユーザ機器(UE)。
【請求項24】
前記トランシーバがさらに、
前記BSから、前記第1の構成されたリソースに対して前記第1の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を受信する
ように構成され、
前記通信を通信するように構成される前記トランシーバが、
前記BSと、前記受信されたSFIが前記第1の構成されたリソースに対して前記第1の方向を有効にしたことに応答して前記通信を通信する
ように構成される、請求項23に記載のUE。
【請求項25】
前記BSから、前記第1の構成されたリソースに対するスロットフォーマットインジケータ(SFI)を監視するように構成されるプロセッサをさらに備え、
前記通信を通信するように構成される前記トランシーバが、
前記監視から、前記第1の構成されたリソースに対して前記第1の方向を無効にするためのSFIが検出されないと決定したことに応答して、前記BSと、前記通信を通信する
ように構成される、請求項23に記載のUE。
【請求項26】
前記第1の構成を受信するように構成される前記トランシーバが、
前記BSから、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して前記第1の構成を受信するように構成される、請求項23に記載のUE。
【請求項27】
ユーザ機器(UE)に、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を送信し、
前記UEに、第1の構成を送信して、前記通信のための前記第1の構成されたリソースを使用するために前記第1の方向の有効化または前記第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択し、
前記UEと、前記第1の構成に基づいて前記第1の構成されたリソースを使用して前記第1の方向において前記通信を通信する
ように構成されるトランシーバを備える、基地局(BS)。
【請求項28】
前記トランシーバがさらに、
前記UEに、前記第1の構成されたリソースに対して前記第1の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を送信する
ように構成され、
前記通信を通信するように構成される前記トランシーバが、
前記UEと、前記送信されたSFIが前記第1の構成されたリソースに対して前記第1の方向を有効にしたことに応答して前記通信を通信する
ように構成される、請求項27に記載のBS。
【請求項29】
前記第1の構成がさらに、
前記第1の構成されたリソースが前記BSのチャネル占有時間(COT)内にあるときに前記第1の方向の前記有効化を選択することと、
前記第1の構成されたリソースが前記BSのCOTの外側にあるとき前記第1の方向の前記無効化の前記不在を選択することとを示す、請求項27に記載のBS。
【請求項30】
前記第1の構成を送信するように構成される前記トランシーバが、
前記UEに、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して前記第1の構成を送信するように構成される、請求項27に記載のBS。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、以下に完全に記載されるかのように、またすべての適用可能な目的のために、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2020年10月14日に出願された米国特許出願第17/070,840号、および2019年10月18日に出願されたインド仮特許出願第201941042352号の優先権および利益を主張する。
【0002】
本出願はワイヤレス通信システムに関し、より具体的には、共有無線周波数帯域における構成されたグラント送信に関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE)として知られていることがある複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、いくつかの基地局(BS)を含み得る。
【0004】
拡張モバイルブロードバンド接続に対する需要の高まりを満たすために、ワイヤレス通信技術は、long term evolution(LTE)技術から、第5世代(5G)と呼ばれることがある次世代のnew radio(NR)技術に進化しつつある。たとえば、NRは、LTEより少ないレイテンシ、大きい帯域幅または高いスループット、および高い信頼性をもたらすように設計されている。NRは、たとえば、約1ギガヘルツ(GHz)未満の低周波数帯域および約1GHzから約6GHzの中周波数帯域から、ミリメートル波(mmWave)帯域などの高周波数帯域までの、広い一連のスペクトル帯域にわたって動作するように設計されている。NRはまた、免許スペクトルから免許不要スペクトルおよび共有スペクトルまでの、様々なスペクトルタイプにわたって動作するように設計されている。スペクトル共有により、事業者がスペクトルを機会主義的に集約して、広帯域幅のサービスを動的にサポートすることが可能になる。スペクトル共有は、NR技術の利点を、免許スペクトルにアクセスできないことがある運用エンティティまで拡張することができる。
【0005】
共有スペクトルまたは免許不要スペクトルにおいて通信するときに競合を回避するための1つの手法は、共有チャネルにおいて信号を送信する前に、共有チャネルがクリアであることを確実にするためにリッスンビフォアトーク(LBT)手順を使用することである。たとえば、送信ノードは、チャネルにおいてアクティブな送信があるかどうかを決定するために、チャネルを聴取し得る。チャネルがアイドル状態であるとき、送信ノードは共有チャネルにおいてチャネル占有時間(COT)を予約するために予約信号(たとえば、プリアンブル)を送信することがあり、COTの間に受信ノードと通信することがある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下は、説明される技術の基本的な理解をもたらすために本開示のいくつかの態様を要約する。この概要は、本開示のすべての企図された特徴の広範な概観ではなく、本開示のすべての態様の主要または重要な要素を識別するものでもなく、本開示のいずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示されるより詳細な説明の前置きとして、本開示の1つまたは複数の態様のいくつかの概念を要約の形態で提示することである。
【0007】
たとえば、本開示のある態様では、ワイヤレス通信の方法は、ユーザ機器(UE)によって基地局(BS)から、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を受信するステップと、UEによってBSから、第1の構成を受信して、その通信のための第1の構成されたリソースを使用するために第1の方向の有効化または第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択するステップと、UEによってBSと、第1の構成に基づいて第1の構成されたリソースを使用して第1の方向においてその通信を通信するステップとを含む。
【0008】
本開示の追加の態様では、ワイヤレス通信の方法は、基地局(BS)によってユーザ機器(UE)に、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を送信するステップと、BSによってUEに、第1の構成を送信して、その通信のための第1の構成されたリソースを使用するために第1の方向の有効化または第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択するステップと、BSによってUEと、第1の構成に基づいて第1の構成されたリソースを使用して第1の方向においてその通信を通信するステップとを含む。
【0009】
本開示の追加の態様では、ユーザ機器(UE)は、基地局(BS)から、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を受信し、BSから、第1の構成を受信して、その通信のための第1の構成されたリソースを使用するために第1の方向の有効化または第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択し、BSと、第1の構成に基づいて第1の構成されたリソースを使用して第1の方向においてその通信を通信するように構成される、トランシーバを含む。
【0010】
本開示の追加の態様では、基地局(BS)は、ユーザ機器(UE)に、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を送信し、UEに、第1の構成を送信して、その通信のための第1の構成されたリソースを使用するために第1の方向の有効化または第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択し、UEと、第1の構成に基づいて第1の構成されたリソースを使用して第1の方向においてその通信を通信するように構成される、トランシーバを含む。
【0011】
本発明の特定の例示的な実施形態の以下の説明を添付図面とともに検討すると、本発明の他の態様、特徴、および実施形態が当業者に明らかとなろう。本発明の特徴が、以下のいくつかの実施形態および図に対して説明されることがあるが、本発明のすべての実施形態は、本明細書で説明される有利な特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。言い換えれば、1つまたは複数の実施形態がいくつかの有利な特徴を有するものとして説明されることがあるが、そのような特徴のうちの1つまたは複数はまた、本明細書で説明される本発明の様々な実施形態に従って使用され得る。同様に、例示的な実施形態が、デバイス、システム、または方法の実施形態として以下で説明されることがあるが、そのような例示的な実施形態が、様々なデバイス、システム、および方法において実装され得ることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本開示のいくつかの態様によるワイヤレス通信ネットワークを示す図である。
図2】本開示のいくつかの態様による無線フレーム構造を示す図である。
図3】本開示のいくつかの態様による免許帯域における構成されたグラント送信方式を示す図である。
図4A】本開示のいくつかの態様による共有無線周波数帯域における送信シナリオを示す図である。
図4B】本開示のいくつかの態様による共有無線周波数帯域における送信シナリオを示す図である。
図5】本開示のいくつかの態様によるユーザ機器(UE)のブロック図である。
図6】本開示のいくつかの態様による例示的な基地局(BS)のブロック図である。
図7】本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式を示す図である。
図8】本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式を示す図である。
図9】本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式を示す図である。
図10】本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信シナリオを示す図である。
図11A】本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信シナリオを示す図である。
図11B】本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式を示す図である。
図11C】本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式を示す図である。
図12A】本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式を示す図である。
図12B】本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式を示す図である。
図12C】本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式を示す図である。
図12D】本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式を示す図である。
図12E】本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式を示す図である。
図13】本開示のいくつかの態様による通信方法の流れ図である。
図14】本開示のいくつかの態様による通信方法の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
添付の図面に関して以下に記載される発明を実施するための形態は、様々な構成の説明として意図され、本明細書で説明される概念が実践され得る唯一の構成を表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解をもたらすための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの具体的な詳細なしにこれらの概念が実践され得ることが、当業者に明らかとなろう。いくつかの事例では、そのような概念を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形態で示される。
【0014】
本開示は全般に、ワイヤレス通信ネットワークとも呼ばれるワイヤレス通信システムに関する。様々な実施形態において、技法および装置は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワーク、LTEネットワーク、Global System for Mobile Communications(GSM)ネットワーク、第5世代(5G)またはnew radio(NR)ネットワーク、ならびに他の通信ネットワークなどのワイヤレス通信ネットワークのために使用され得る。本明細書で説明する「ネットワーク」および「システム」という用語は、互換的に使用され得る。
【0015】
OFDMAネットワークは、evolved UTRA(E-UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRA、E-UTRA、およびGSMは、universal mobile telecommunication system(UMTS)の一部である。具体的には、long term evolution(LTE)は、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、GSM、UMTS、およびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織から提供される文書に記載されており、cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。これらの様々な無線技術および規格は、知られているか、または開発中である。たとえば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、世界的に適用可能な第3世代(3G)携帯電話仕様を定義することを目的とする電気通信協会のグループ間の共同作業である。3GPP long term evolution(LTE)は、UMTS携帯電話規格を改善することを目的とした3GPPプロジェクトである。3GPPは、次世代のモバイルネットワーク、モバイルシステム、およびモバイルデバイスのための仕様を定義し得る。本開示は、新たな異なる無線アクセス技術または無線エアインターフェースの集合体を使用するネットワーク間のワイヤレススペクトルへの共有アクセスを伴う、LTE、4G、5G、NR、およびそれら以降からのワイヤレス技術の発展に関係する。
【0016】
具体的には、5Gネットワークは、OFDMベースの統合されたエアインターフェースを使用して実装され得る、多様な展開、多様なスペクトル、ならびに多様なサービスおよびデバイスを企図する。これらの目標を達成するために、5G NRネットワークのためのnew radio技術の開発に加えて、LTEおよびLTE-Aのさらなる拡張が検討される。5G NRは、(1)超高密度(たとえば、約100万ノード/km2)、超低複雑度(たとえば、約数十ビット/秒)、超低エネルギー(たとえば、約10年以上のバッテリー寿命)、および困難な場所に到達する能力のある深いカバレッジを伴いながら、massive Internet of things(IoT)にカバレッジを提供し、(2)慎重な扱いを要する個人情報、金融情報、または機密情報を保護するための強力なセキュリティ、超高信頼性(たとえば、約99.9999%の信頼性)、超低レイテンシ(たとえば、約1ms)、および広範囲を移動するまたはしないユーザを伴いながら、ミッションクリティカル制御を含むカバレッジを提供し、かつ(3)超大容量(たとえば、約10Tbps/km2)、極端なデータレート(たとえば、マルチGbpsレート、100Mbps以上のユーザ体験レート)、ならびに高度な発見および最適化に対する深い認識を含む、高度なモバイルブロードバンドとともにカバレッジを提供するように、スケーリングすることが可能である。
【0017】
5G NRは、スケーラブルなヌメロロジーおよび送信時間間隔(TTI)を伴い、動的な低レイテンシ時分割複信(TDD)/周波数分割複信(FDD)設計とともにサービスおよび機能を効率的に多重化するための共通の柔軟な枠組みを有し、かつマッシブ多入力多出力(MIMO)、ロバストなミリ波(mmWave)送信、先進的なチャネルコーディング、およびデバイス中心のモビリティなどの先進的なワイヤレス技術を伴う、最適化されたOFDMベースの波形を使用するように実装され得る。サブキャリア間隔のスケーリングを伴う、5G NRにおけるヌメロロジーのスケーラビリティは、多様なスペクトルおよび多様な展開にわたる多様なサービスの運用に効率的に対処し得る。たとえば、3GHz未満のFDD/TDD実装の様々な屋外およびマクロカバレッジ展開では、サブキャリア間隔は、たとえば、5、10、20MHzなどの帯域幅(BW)にわたって、15kHzで生じ得る。3GHzを越えるTDDの他の様々な屋外のスモールセルカバレッジ展開の場合、サブキャリア間隔は、80/100MHzのBWにわたって30kHzで生じ得る。5GHz帯域の免許不要部分にわたりTDDを使用する、他の様々な屋内の広帯域実装の場合、サブキャリア間隔は、160MHzのBWにわたって60kHzで生じ得る。最後に、28GHzのTDDにおけるmmWave成分を用いて送信する様々な展開の場合、サブキャリア間隔は、500MHzのBWにわたって120kHzで生じ得る。
【0018】
5G NRのスケーラブルなヌメロロジーは、多様なレイテンシおよびサービス品質(QoS)要件のためのスケーラブルなTTIを容易にする。たとえば、低レイテンシおよび高信頼性のためにより短いTTIが使用され得るが、より高いスペクトル効率のためにより長いTTIが使用され得る。長いTTIと短いTTIとの効率的な多重化により、シンボル境界上で送信が開始することが可能になる。5G NRはまた、同じサブフレームにおけるUL/ダウンリンクスケジューリング情報、データ、および確認応答を伴う自己完結的な統合されたサブフレーム設計を企図する。自己完結的な統合されたサブフレームは、免許不要またはコンテンションベースの共有スペクトル、現在のトラフィック需要を満たすためにULとダウンリンクとの間で動的に切り替えるようにセルごとに柔軟に構成され得る適応的UL/ダウンリンクにおける通信をサポートする。
【0019】
本開示の様々な他の態様および特徴が、以下でさらに説明される。本明細書の教示が多種多様な形態で具現化され得ること、および本明細書で開示される任意の特定の構造、機能、またはその両方が、代表的なものにすぎず限定的でないことは、明らかであろう。本明細書の教示に基づいて、本明細書で開示される態様が任意の他の態様とは無関係に実装され得ること、およびこれらの態様のうちの2つ以上が様々な方法で組み合わせられ得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、本明細書に記載される任意の数の態様を使用して、装置が実装されてもよく、または方法が実践されてもよい。加えて、本明細書に記載される態様のうちの1つもしくは複数に加えて、またはそれら以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して、そのような装置が実装されてもよく、またはそのような方法が実践されてもよい。たとえば、システム、デバイス、装置の一部として、および/またはプロセッサもしくはコンピュータ上で実行するためのコンピュータ可読媒体上に記憶された命令として、方法が実施されてもよい。さらに、ある態様は、特許請求の範囲の少なくとも1つの要素を備え得る。
【0020】
ワイヤレスネットワークにおいて、基地局(BS)は、サブフレームおよび/またはスロットへと区分された何らかの無線フレーム構造を使用して、ユーザ機器デバイス(UE)との通信を行い得る。スロットはシンボルへと区分され得る。BSは、スロットの中の各シンボルに対する送信方向を示すために、スロットフォーマットインジケータ(SFI)を使用し得る。SFIは、各シンボルに対して、UL方向、DL方向、またはフレキシブル方向を示すことができる。UL方向により示されるシンボルは、UL送信のために使用され得る。DL方向により示されるシンボルは、DL送信のために使用され得る。フレキシブル方向により示されるシンボルは、UL送信またはDL送信のために使用され得る。いくつかの事例では、SFIは、次の数スロットの中のシンボルに対する送信方向を示すことができる。いくつかの事例では、BSは、動的なダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングを介してSFIを示し得る。いくつかの他の事例では、BSは、たとえば、準静的無線リソース制御(RRC)シグナリングを介してSFIを示し得る。本開示は、セル固有である、UE固有である、動的に構成される、準静的に構成される、無線リソース制御(RRC)を介して送信される、媒体アクセス制御(MAC)を介して送信される、物理層シグナリングを介して送信される、またはこれらの組合せである、スロットフォーマットを示すものを指すために、「SFI」という用語を使用し得る。NRネットワークの文脈では、SFIは、セルの中のすべてのUEのための動的なグループ共通物理ダウンリンク制御チャネル(GC-PDCCH)DCIフォーマット2.0、セルの中のすべてのUEに共通のRRC準静的TDD UL-DL構成、UE固有である専用のRRC準静的TDD UL-DL構成、またはこれらの組合せによって搬送され得る。
【0021】
加えて、BSは、UL通信および/またはDL通信のための構成されたグラントリソースを用いてUEを構成し得る。構成されたグラント構成は、RRC構成であり得る。いくつかの他の実装形態では、構成されたグラントは、MACおよび/または物理層シグナリングを介してシグナリングされ得る。構成されたリソースを使用する構成されたグラント送信は、動的なスケジュールのない送信を指す。したがって、構成されたグラント送信は、スケジューリングされない送信、自律的な送信、および/またはグラントなしの送信とも呼ばれ得る。一部のワイヤレスネットワークでは、構成されたリソースに対してSFIが同じ送信方向を示す場合、構成されたリソースの中の構成された送信が許可される。たとえば、対応する構成されたリソースの中のシンボルがUL送信に割り当てられることをSFIが示す場合、ULの構成された送信が許可される。対応する構成されたリソースの中のシンボルがDL送信またはフレキシブル送信に割り当てられることをSFIが示す場合、ULの構成された送信が取り消され得る。同様に、対応する構成されたリソースの中のシンボルがDL送信に割り当てられることをSFIが示す場合、DLの構成された送信が許可される。対応する構成されたリソースの中のシンボルがUL送信またはフレキシブル送信に割り当てられることをSFIが示す場合、DLの構成された送信が取り消され得る。
【0022】
免許不要帯域を介してNRを運用するとき、BSは、BSのCOTの時間長内ではSFI情報シンボルを提供することがあるが、BSのCOTの外側では提供しないことがある。しかしながら、構成されたグラントリソースは、BSのCOT内にあることもまたはないこともある。構成されたグラントリソースがBSのCOTの外側にあるとき、UEは、構成されたリソースの中のシンボルの送信方向を有効にするためのSFI情報を受信しないことがある。したがって、カテゴリ4(CAT4)のリッスンビフォアトーク(LBT)を実行して構成されたリソースにおける送信に進むのではなく、BSのCOTの外側の構成されたリソースに対するSFIがないことで、UEは、構成されたリソースにおいて送信するのを控えるようになることがあり、媒体の利用率低下を引き起こす。
【0023】
本出願は、共有無線周波数帯域における構成されたグラント送信のための機構を説明する。たとえば、BSは、ULおよび/またはDLの構成された送信のための構成されたリソースを用いてUEを構成し得る。BSは、構成されたUL送信において送信するか、またはBSからのDL送信についてDLの構成されたリソースを監視するかを決定するための規則を用いて、UEを構成し得る。代替として、この規則はあらかじめ決定されていてもよく、またはあらかじめ定められていてもよい。この規則は、構成されたリソース有効化規則および構成されたリソース無効化規則を含み得る。有効化規則について、UEは、ULの構成されたリソースの中の各シンボルに対してUL方向指示をUEが(たとえば、SFIまたは準静的TDD UL-DL構成から)受信しない限り、ULの構成されたリソースが無効であると仮定し得る。同様に、UEは、DLの構成されたリソースの中の各シンボルに対してDL方向指示をUEが受信しない限り、DLの構成されたリソースが無効であると仮定し得る。無効化規則について、UEは、ULの構成されたリソースの中のシンボルに対してDL指示またはフレキシブル方向指示をUEが受信しない限り、ULの構成されたリソースが有効であると仮定し得る。同様に、UEは、DLの構成されたリソースの中のシンボルに対してUL指示またはフレキシブル方向指示をUEが受信しない限り、DLの構成されたリソースが有効であると仮定し得る。いくつかの他の実装形態では、無効化規則について、ULの構成されたリソースのためのスロットまたはシンボルがフレキシブルである場合、ULの構成されたリソースは依然として有効であり得る。同様に、DLの構成されたリソースのためのスロットまたはシンボルがフレキシブルである場合、DLの構成されたリソースは依然として有効であり得る。
【0024】
いくつかの態様では、構成されたリソース有効化規則または構成されたリソース無効化規則のいずれかを選択するための規則は、構成されたリソースがBSのCOT内にあるか、またはBSのCOTの外側にあるかに基づき得る。たとえば、構成されたリソースの有効化を、BSのCOT内の構成されたリソースに適用することができ、構成されたリソースの無効化を、BSのCOTの外側の構成されたリソースに適用することができる。いくつかの態様では、BSは、COTの間に、COTより長い時間長に対するSFI情報を示すSFIを送信し得る。たとえば、BSは、SFIを使用してCOTの外側の構成されたリソースに対してフレキシブル方向を示し、構成されたリソースのための構成されたグラントを取り消し得る。
【0025】
いくつかの態様では、構成されたリソース有効化規則または構成されたリソース無効化規則のいずれかを選択するための規則は、周波数帯域がミリ波帯域にあるか、または非ミリ波帯域にあるかに基づき得る。たとえば、構成されたリソースの有効化を、ミリ波帯域の中の構成されたリソースに適用することができ、構成されたリソースの無効化を、非ミリ波帯域の中の構成されたリソースに適用することができる。
【0026】
いくつかの態様では、構成されたリソース有効化規則または構成されたリソース無効化規則のいずれかを選択するための規則は、共有無線周波数帯域においてCOTを取得するためにフレームベース機器(FBE)コンテンションモードが使用されるか、または負荷ベース機器(LBE)コンテンションモードが使用されるかに基づく。たとえば、FBEコンテンションモードを使用するとき、構成されたリソースの有効化を適用することができ、LBEコンテンションモードを使用するとき、構成されたリソースの無効化を適用することができる。
【0027】
本開示の態様はいくつかの利点を提供することができる。たとえば、構成されたリソース無効化規則を使用すると、構成されたリソースのためのSFIが示されないとき、UEがBSのCOTの外側の構成されたリソースを利用することが可能になる。COTより長い時間長に対するSFI情報を示すためにSFIを使用すると、BSがBSのCOTの外側の構成されたグラントを取り消すことが可能になる。
【0028】
図1は、本開示のいくつかの態様によるワイヤレス通信ネットワーク100を示す。ネットワーク100は、5Gネットワークであり得る。ネットワーク100は、いくつかの基地局(BS)105(105a、105b、105c、105d、105e、および105fとして個々に標識される)と、他のネットワークエンティティとを含む。BS105は、UE115と通信する局であってもよく、evolved node B(eNB)、次世代eNB(gNB)、アクセスポイントなどと呼ばれることもある。各BS105は、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供し得る。3GPP(登録商標)では、「セル」という用語は、この用語が使用される文脈に応じて、BS105のこの特定の地理的カバレッジエリアおよび/またはカバレッジエリアにサービスするBSサブシステムを指し得る。
【0029】
BS105は、マクロセル、またはピコセルもしくはフェムトセルなどのスモールセル、および/あるいは他のタイプのセルに通信カバレッジを提供し得る。マクロセルは、一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルなどのスモールセルは、一般に、比較的小さい地理的エリアをカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルなどのスモールセルも、一般に、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし、無制限アクセスに加えて、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)の中のUE、自宅の中のユーザのUEなど)による制限付きアクセスも提供し得る。マクロセルのためのBSは、マクロBSと呼ばれることがある。スモールセルのためのBSは、スモールセルBS、ピコBS、フェムトBS、またはホームBSと呼ばれることがある。図1に示される例では、BS105dおよび105eは通常のマクロBSであってもよいが、BS105a~105cは、3次元(3D)MIMO、全次元(FD)MIMO、またはマッシブMIMOのうちの1つに対応するマクロBSであってもよい。BS105a~105cは、仰角と方位角の両方のビームフォーミングにおいて3Dビームフォーミングを活用してカバレッジおよび容量を増大させるために、より高次元のMIMO能力を利用し得る。BS105fは、ホームノードまたはポータブルアクセスポイントであり得るスモールセルBSであり得る。BS105は、1つまたは複数(たとえば、2つ、3つ、4つなど)のセルをサポートし得る。
【0030】
ネットワーク100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、BSは類似のフレームタイミングを有することがあり、異なるBSからの送信は時間的にほぼ揃っていることがある。非同期動作の場合、BSは異なるフレームタイミングを有することがあり、異なるBSからの送信は時間的に揃っていないことがある。
【0031】
UE115は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散され、各UE115は固定式または移動式であり得る。UE115は、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。UE115は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。一態様では、UE115は、ユニバーサル集積回路カード(UICC)を含むデバイスであり得る。別の態様では、UEは、UICCを含まないデバイスであり得る。いくつかの態様では、UICCを含まないUE115は、IoTデバイスまたはinternet of everything(IoE)デバイスと呼ばれることもある。UE115a~115dは、ネットワーク100にアクセスするモバイルスマートフォンタイプのデバイスの例である。UE115はまた、マシンタイプ通信(MTC)、拡張MTC(eMTC)、狭帯域IoT(NB-IoT)などを含む、接続型通信のために特に構成された機械であり得る。UE115e~115hは、ネットワーク100にアクセスする通信用に構成された様々な機械の例である。UE115i~115kは、ネットワーク100にアクセスする通信のために構成されたワイヤレス通信デバイスを備えた車両の例である。UE115は、マクロBSであるか、スモールセルであるかなどにかかわらず、任意のタイプのBSと通信することが可能であり得る。図1において、稲妻(たとえば、通信リンク)は、UE115と、ダウンリンク(DL)上および/もしくはアップリンク(UL)上でUE115にサービスするように指定されたBSであるサービングBS105との間のワイヤレス送信、BS105間の望まれる送信、BS間のバックホール送信、またはUE115間のサイドリンク送信を示す。
【0032】
動作の際、BS105a~105cは、3Dビームフォーミング、および多地点協調(CoMP)またはマルチ接続性などの協調空間技法を使用して、UE115aおよび115bにサービスし得る。マクロBS105dは、BS105a~105cならびにスモールセルBS105fとのバックホール通信を実行し得る。マクロBS105dはまた、UE115cおよび115dが加入し、かつUE115cおよび115dによって受信される、マルチキャストサービスを送信し得る。そのようなマルチキャストサービスは、モバイルテレビジョンまたはストリームビデオを含んでもよく、あるいは、気象緊急事態、またはアンバーアラートもしくはグレーアラートなどの警報などの、地域情報を提供するための他のサービスを含んでもよい。
【0033】
BS105はまた、コアネットワークと通信し得る。コアネットワークは、ユーザ認証、アクセス許可、追跡、インターネットプロトコル(IP)接続性、および他のアクセス機能、ルーティング機能、またはモビリティ機能を提供し得る。(たとえば、gNBまたはアクセスノードコントローラ(ANC)の例であり得る)BS105のうちの少なくともいくつかは、バックホールリンク(たとえば、NG-C、NG-Uなど)を通じてコアネットワークとインターフェースすることができ、UE115との通信のための無線構成およびスケジューリングを実行することができる。様々な例では、BS105は、有線通信リンクまたはワイヤレス通信リンクであってもよいバックホールリンク(たとえば、X1、X2など)を介して、直接または間接的に(たとえば、コアネットワークを通じて)のいずれかで、互いと通信してもよい。
【0034】
ネットワーク100はまた、ドローンであってもよいUE115eなどのミッションクリティカルデバイスのための超高信頼性の冗長なリンクを用いて、ミッションクリティカル通信をサポートし得る。UE115eとの冗長な通信リンクは、マクロBS105dおよび105eからのリンク、ならびにスモールセルBS105fからのリンクを含み得る。UE115f(たとえば、温度計)、UE115g(たとえば、スマートメーター)、およびUE115h(たとえば、ウェアラブルデバイス)などの、他のマシンタイプデバイスは、温度測定情報をスマートメーターUE115gへ通信するUE115fなどの、情報をネットワークへ中継する別のユーザデバイスと通信することによって、スモールセルBS105fおよびマクロBS105eなどのBSと直接、またはマルチステップサイズ構成でのいずれかで、ネットワーク100を通じて通信してもよく、そうした情報は、次いで、スモールセルBS105fを通じてネットワークに報告される。ネットワーク100はまた、UE115i、115j、もしくは115kと他のUE115との間のV2V、V2X、C-V2X通信などの、動的な低レイテンシTDD/FDD通信を通じて、および/または、UE115i、115j、もしくは115kとBS105との間のvehicle-to-infrastructure(V2I)通信を通じて、追加のネットワーク効率をもたらし得る。
【0035】
いくつかの実装形態では、ネットワーク100は、通信のためにOFDMベースの波形を利用する。OFDMベースシステムは、システムBWを複数の(K個の)直交サブキャリアに区分してもよく、直交サブキャリアは、通常、サブキャリア、トーン、ビンなどとも呼ばれる。各サブキャリアは、データで変調され得る。いくつかの事例では、隣接するサブキャリア間のサブキャリア間隔は固定されていてもよく、サブキャリアの総数(K)はシステムBWに依存してもよい。システムBWはまた、サブバンドに区分されてもよい。他の事例では、サブキャリア間隔および/またはTTIの時間長は、スケーラブルであってもよい。
【0036】
いくつかの態様では、BS105は、ネットワーク100の中でのダウンリンク(DL)送信およびアップリンク(UL)送信のために、送信リソースを(たとえば、時間周波数リソースブロック(RB)の形態で)割り当て、またはスケジューリングすることができる。DLとはBS105からUE115への送信方向を指し、ULとはUE115からBS105への送信方向を指す。通信は、無線フレームの形態であり得る。無線フレームは、複数のサブフレームまたはスロット、たとえば、約10個に分割され得る。各スロットは、さらにミニスロットに分割され得る。FDDモードでは、同時のUL送信およびDL送信が、異なる周波数帯域内で発生し得る。たとえば、各サブフレームは、UL周波数帯域におけるULサブフレームと、DL周波数帯域におけるDLサブフレームとを含む。TDDモードでは、UL送信およびDL送信は、同じ周波数帯域を使用して異なる期間に行われる。たとえば、無線フレームの中のサブフレームのサブセット(たとえば、DLサブフレーム)が、DL送信のために使用されてもよく、無線フレームの中のサブフレームの別のサブセット(たとえば、ULサブフレーム)が、UL送信のために使用されてもよい。
【0037】
DLサブフレームおよびULサブフレームは、さらにいくつかの領域に分割され得る。たとえば、各DLサブフレームまたはULサブフレームは、基準信号、制御情報、およびデータの送信のための、事前に定められた領域を有してもよい。基準信号は、BS105とUE115との間の通信を容易にする所定の信号である。たとえば、基準信号は、特定のパイロットパターンまたは構造を有してもよく、ここで、パイロットトーンは、事前に定められた時間および事前に定められた周波数に各々が配置される、動作BWまたは周波数帯域にわたって広がってもよい。たとえば、BS105は、UE115がDLチャネルを推定するのを可能にするために、セル固有基準信号(CRS)および/またはチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)を送信し得る。同様に、UE115は、BS105がULチャネルを推定することを可能にするために、サウンディング基準信号(SRS)を送信し得る。制御情報は、リソース割り当ておよびプロトコル制御を含み得る。データは、プロトコルデータおよび/または動作データを含み得る。いくつかの態様では、BS105およびUE115は、自己完結型サブフレームを使用して通信し得る。自己完結型サブフレームは、DL通信のための部分およびUL通信のための部分を含み得る。自己完結型サブフレームは、DL中心またはUL中心であり得る。DL中心サブフレームは、UL通信よりも長いDL通信のための時間長を含み得る。UL中心サブフレームは、DL通信よりも長いUL通信のための時間長を含み得る。
【0038】
いくつかの態様では、ネットワーク100は、免許スペクトルを介して展開されるNRネットワークであり得る。BS105は、同期を容易にするために、ネットワーク100の中で同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS)および2次同期信号(SSS)を含む)を送信することができる。BS105は、初期ネットワークアクセスを容易にするために、ネットワーク100と関連付けられるシステム情報(たとえば、マスター情報ブロック(MIB)、残存システム情報(RMSI)、および他のシステム情報(OSI)を含む)をブロードキャストすることができる。いくつかの事例では、BS105は、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を介して同期信号ブロック(SSB)の形式で、PSS、SSS、および/またはMIBをブロードキャストしてもよく、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を介してRMSIおよび/またはOSIをブロードキャストしてもよい。
【0039】
いくつかの態様では、ネットワーク100にアクセスすることを試みるUE115は、BS105からのPSSを検出することによって初期セル探索を実行し得る。PSSは、期間タイミングの同期を可能にしてもよく、物理レイヤ識別値を示してもよい。UE115は次いで、SSSを受信し得る。SSSは、無線フレーム同期を可能にしてもよく、セル識別値を提供してもよく、セル識別値は、セルを識別するために物理レイヤ識報値と組み合わせられてもよい。PSSおよびSSSは、搬送波の中央部分または搬送波内の適切な任意の周波数に位置し得る。
【0040】
PSSおよびSSSを受信した後、UE115はMIBを受信し得る。MIBは、初期ネットワークアクセスのためのシステム情報、ならびにRMSIおよび/またはOSIのためのスケジューリング情報を含み得る。MIBを復号した後、UE115はRMSIおよび/またはOSIを受信し得る。RMSIおよび/またはOSIは、ランダムアクセスチャネル(RACH)手順、ページング、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視のための制御リソースセット(CORESET)、物理UL制御チャネル(PUCCH)、物理UL共有チャネル(PUSCH)、電力制御、およびSRSに関する、無線リソース制御(RRC)情報を含み得る。
【0041】
MIB、RMSI、および/またはOSIを取得した後、UE115は、BS105との接続を確立するためにランダムアクセス手順を実行することができる。いくつかの例では、ランダムアクセス手順は、4ステップのランダムアクセス手順であり得る。たとえば、UE115はランダムアクセスプリアンブルを送信してもよく、BS105はランダムアクセス応答で応答してもよい。ランダムアクセス応答(RAR)は、ランダムアクセスプリアンブルに対応する検出されたランダムアクセスプリアンブル識別子(ID)、タイミングアドバンス(TA)情報、ULグラント、一時的なセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)、および/またはバックオフインジケータを含み得る。ランダムアクセス応答を受信すると、UE115はBS105に接続要求を送信してもよく、BS105は接続応答で応答してもよい。接続応答はコンテンション解決を示し得る。いくつかの例では、ランダムアクセスプリアンブル、RAR、接続要求、および接続応答はそれぞれ、メッセージ1(MSG1)、メッセージ2(MSG2)、メッセージ3(MSG3)、およびメッセージ4(MSG4)と呼ばれ得る。いくつかの例では、ランダムアクセス手順は2ステップのランダムアクセス手順であってもよく、UE115は、ランダムアクセスプリアンブルおよび接続要求を単一の送信において送信してもよく、BS105は、ランダムアクセス応答および接続応答を単一の送信において送信することによって応答してもよい。
【0042】
接続を確立した後、UE115およびBS105は、動作データが交換され得る通常の動作段階に入ることができる。たとえば、BS105は、ULおよび/またはDL通信のためにUE115をスケジューリングし得る。BS105は、PDCCHを介して、ULおよび/またはDLスケジューリンググラントをUE115に送信し得る。スケジューリンググラントは、DL制御情報(DCI)の形式で送信され得る。BS105は、DLスケジューリンググラントに従ってPDSCHを介してDL通信信号(たとえば、データを搬送する)をUE115に送信し得る。UE115は、ULスケジューリンググラントに従ってPUSCHおよび/またはPUCCHを介してUL通信信号をBS105に送信し得る。
【0043】
いくつかの態様では、ネットワーク100は、システムBWまたはコンポーネントキャリア(CC)BWにわたって動作し得る。ネットワーク100は、システムBWを複数のBWP(たとえば、部分)に区分し得る。BS105は、いくつかのBWP(たとえば、システムBWのうちのいくつかの部分)を介して動作するように、UE115を動的に割り当て得る。割り当てられるBWPは、アクティブBWPと呼ばれることがある。UE115は、BS105からのシグナリング情報についてアクティブBWPを監視し得る。BS105は、アクティブBWPの中でのUL通信またはDL通信のために、UE115をスケジューリングし得る。いくつかの態様では、BS105は、UL通信およびDL通信のために、CC内のBWPのペアをUE115に割り当て得る。たとえば、BWPペアは、UL通信のための1つのBWPおよびDL通信のための1つのBWPを含み得る。
【0044】
いくつかの態様では、ネットワーク100は共有チャネルを介して動作してもよく、これは、共有周波数帯域および/または免許不要周波数帯域を含んでもよい。たとえば、ネットワーク100は、免許不要周波数帯域にわたって動作するNR-unlicensed(NR-U)ネットワークであり得る。そのような態様では、BS105およびUE115は、複数のネットワーク運用エンティティによって運用され得る。コリジョンを避けるために、BS105およびUE115は、リッスンビフォアトーク(LBT)手順を利用して、共有チャネルにおける送信機会(TXOP)について監視し得る。TXOPは、チャネル占有時間(COT)と呼ばれることもある。たとえば、送信ノード(たとえば、BS105またはUE115)は、チャネルにおいて送信する前にLBTを実行し得る。LBTが成功すると、送信ノードは送信に進み得る。LBTが失敗すると、送信ノードはチャネルにおいて送信するのを控え得る。
【0045】
LBTは、エネルギー検出または信号検出に基づき得る。エネルギー検出ベースのLBTでは、チャネルから測定された信号エネルギーが閾値未満であるとき、LBTは成功する。逆に、チャネルから測定された信号エネルギーが閾値を超えるとき、LBTは失敗する。信号検出ベースのLBTでは、チャネル予約信号(たとえば、所定のプリアンブル信号)がチャネルにおいて検出されないとき、LBTは成功する。加えて、LBTは様々なモードにあり得る。LBTは、たとえば、カテゴリ4(CAT4)LBTまたはカテゴリ2(CAT2)LBTであり得る。CAT2 LBTは、ランダムバックオフ期間のないLBTを指す。CAT4 LBTは、ランダムバックオフおよび可変のコンテンションウィンドウ(CW)のあるLBTを指す。サービングBS105は、CAT4 LBTを実行してUEとの通信のためのCOTを取得し得る。加えて、BS105は、COTの時間長および/または1つまたは複数のサブバンドを示すために、たとえばCOTの最初に、COT指示を送信し得る。サービングBS105は、UE115とCOTを共有し得る。BS105のCOTを共有するために、UEは、BS105のCOT内でCAT2 LBTを実行し得る。CAT2 LBTに成功すると、UEはBS105のCOT内でUL送信を送信し得る。UE115はまた、CAT4 LBTを実行することによって、UL送信のためのサービングBS105のCOTの外側のCOTを取得し得る。いくつかの事例では、UE115は、BS105とUE115のCOTを共有することもできる。
【0046】
いくつかの態様では、BS105は、UL送信および/またはDL送信のために、共有無線周波数帯域(たとえば、共有スペクトルまたは免許不要スペクトル)の中の構成されたグラントリソースを用いてUE115を構成し得る。構成されたグラントリソースは、動的なスケジューリングによってスケジューリングされないリソースを指す。構成されたグラント送信は、スケジューリングされない送信、自律的な送信、および/または自律的な送信とも呼ばれ得る。一部の構成されたグラントリソースが、特定の物理チャネル(たとえば、PRACH、PUCCH、PUSCH、PDCCH、またはPDSCH)のために指定され得る。加えて、BS105はスロットフォーマット情報をUE115に提供し得る。これに関して、BS105は、1つまたは複数のスロットに対する各OFDMシンボルの送信方向を示すために、準静的TDD UL-DL構成または動的SFIを送信することによってSFIを示し得る。SFIは、各シンボルに対して、UL方向、DL方向、またはフレキシブル方向を示すことができる。UL方向により示されるシンボルは、UL送信のために使用され得る。DL方向により示されるシンボルは、DL送信のために使用され得る。フレキシブル方向により示されるシンボルは、UL送信またはDL送信のために使用され得る。さらに、本明細書においてより詳しく説明されるように、BS105は、構成されたリソースがBS105のCOT内にあるか、またはBS105のCOTの外側にあるか、ならびに、UE115がSFI指示および/またはCOT指示を用いて構成されるかどうかに基づいて、構成されたリソースを使用するための規則を用いてUE115を構成し得る。
【0047】
図2は、本開示のいくつかの態様による無線フレーム構造200を示すタイミング図である。無線フレーム構造200は、通信のためにネットワーク100などのネットワークの中のBS105などのBSおよびUE115などのUEによって利用され得る。具体的には、BSは、無線フレーム構造200に示されるように構成された時間周波数リソースを使用してUEと通信し得る。図2では、x軸はある任意の単位の時間を表し、y軸はある任意の単位の周波数を表す。送信フレーム構造200は無線フレーム201を含む。無線フレーム201の時間長は、態様に応じて変化し得る。ある例では、無線フレーム201は、約10ミリ秒の時間長を有し得る。無線フレーム201はM個のスロット202を含み、Mは任意の適切な正の整数であり得る。ある例では、Mは約10であり得る。
【0048】
各スロット202は、周波数においていくつかのサブキャリア204および時間においていくつかのシンボル206を含む。スロット202の中のサブキャリア204の数および/またはシンボル206の数は、態様に応じて、たとえば、チャネル帯域幅、サブキャリア間隔(SCS)、および/またはCPモードに基づいて変化し得る。周波数における1つのサブキャリア204および時間における1つのシンボル206は、送信のための1つのリソース要素(RE)212を形成する。リソースブロック(RB)210は、周波数においていくつかの連続するサブキャリア204および時間においていくつかの連続するシンボル206から形成される。
【0049】
ある例では、BS(たとえば、図1のBS105)は、スロット202またはミニスロット208の時間粒度で、UL通信および/またはDL通信のためにUE(たとえば、図1のUE115)をスケジューリングし得る。各スロット202は、K個のミニスロット208に時間区分され得る。各ミニスロット208は、1つまたは複数のシンボル206を含み得る。スロット202の中のミニスロット208は、可変長を有し得る。たとえば、スロット202がN個のシンボル206を含むとき、ミニスロット208は1個のシンボル206から(N-1)個のシンボル206までの長さを有し得る。いくつかの態様では、ミニスロット208は、約2個のシンボル206、約4個のシンボル206、または約7個のシンボル206の長さを有し得る。いくつかの例では、BSは、リソースブロック(RB)210(たとえば、約12個のサブキャリア204を含む)の周波数粒度でUEをスケジューリングし得る。
【0050】
図3は、本開示のいくつかの態様による免許帯域における構成されたグラント送信方式300を示す。方式300は、通信のためにネットワーク100などのネットワークの中のBS105などのBSおよびUE115などのUEによって利用され得る。具体的には、BSおよびUEは、方式300に示されるように、構成されたグラント送信を互いに通信し得る。図3では、x軸はある任意の単位の時間を表す。方式300は、図2に示されるような構造と同じスロットまたはシンボルを使用して説明され、簡潔にするために図2と同じ参照番号を使用し得る。議論を簡単にするために、図3は、10個のシンボル206(S0からS9とインデクシングされる)および時間長が1個のシンボル206である各々の構成されたグラント310を示すが、本開示の実施形態は、任意の適切な数のシンボル(たとえば、1~14)および/またはスロット(たとえば、スロット202)に合わせることができ、各々の構成されたグラントは、任意の適切な数のシンボル206(たとえば、1~14)を含み得ることが認識されるだろう。
【0051】
図3の示される例では、BS(たとえば、BS105)は、S0、S2、およびS4とインデクシングされるシンボル206(シンボルUにより示される)におけるULの構成されたリソースを示す、いくつかのULの構成されたグラント310を用いてUE(たとえば、UE115)を構成する。加えて、BSは、S5、S7、およびS9とインデクシングされるシンボル206(シンボルDにより示される)におけるDLの構成されたリソースを示す、いくつかのDLの構成されたグラント310を用いてUEを構成する。BSは、RRC構成を介して構成されたグラント310を示し得る。いくつかの事例では、構成されたグラント310は、準静的な構成であってもよく、定期的であってもよい。BSはさらに、SFI320を介してSFI情報を用いてUEを構成し得る。SFI320は各シンボル206に対する送信時間長を示し、DはDL方向を表し、UはUL方向を表し、Fはフレキシブル方向を表す。BSは、動的なDCIシグナリング(たとえば、GC-PDCCH DCIフォーマット2.0の)または準静的RRC構成(たとえば、共通の準静的RRC TDD UL-DL構成または専用の準静的RRC TDD UL-DL構成の)を介して、SFI320を示し得る。
【0052】
方式300では、UEは、UL送信またはDL監視のための構成されたリソースの送信方向を有効にする。これに関して、UEは、対応するULの構成されたリソースのシンボル206があるUL送信方向を有することをSFI320が示す場合、ULの構成されたリソースにおいてUL送信を送信し得る。UEは、対応するULの構成されたリソースのシンボル206がDL送信方向またはフレキシブル送信方向を有することをSFI320が示す場合、UL送信のためにULの構成されたリソースを使用するのを控え得る。同様に、UEは、対応するDLの構成されたリソースのシンボル206があるDL送信方向を有することをSFI320が示す場合、DLの構成されたリソースにおいてDL送信を監視し得る。UEは、対応するDLの構成されたリソースのシンボル206がUL送信方向またはフレキシブル送信方向を有することをSFI320が示す場合、DLの構成されたリソースを監視するのを控え得る。
【0053】
したがって、構成されたグラント310のために構成されSFI320によって示される送信方向に基づいて、BSとUEとの間の構成されたグラント通信は、330に示されるようなものである。たとえば、S2とインデクシングされたシンボル206に対してUL方向を構成されたグラント310とSFI320の両方が示すので、UEは、S2とインデクシングされたシンボル206におけるULの構成されたリソースにおいてUL送信を送信する(模様付きのボックスにより示される)。UL送信は、PUSCHデータおよび/またはPUCCH制御情報を含み得る。しかしながら、S0およびS4とインデクシングされたUL方向シンボル206以外の送信方向をSFI320が示すので、UEは、S0およびS4とインデクシングされたシンボル206におけるULの構成されたリソースの使用を取り消す(×により示される)。同様に、S7とインデクシングされたシンボル206に対してDL方向を構成されたグラント310とSFI320の両方が示すので、UEは、S7とインデクシングされたシンボル206におけるDLの構成されたリソースにおいてDL送信を監視して送信する(模様付きのボックスにより示される)。DL送信は、任意のDL半永続スケジュール(SPS)送信および/またはCSI-RSを含み得る。しかしながら、S5およびS9とインデクシングされたシンボル206に対してDL方向以外の送信方向をSFI320が示すので、UEは、S5およびS9とインデクシングされたシンボル206におけるULの構成されたリソースの使用を取り消す(×により示される)。
【0054】
図4Aおよび図4Bは、本開示のいくつかの態様による共有無線周波数帯域における送信シナリオ400を集合的に示す。シナリオ400は、共有スペクトルまたは免許不要スペクトルの中にあり得る、共有無線周波数帯域を介して通信する、BS105とUE115との間のネットワーク100における送信シナリオに対応し得る。図4Aでは、x軸はある任意の単位の時間を表し、y軸はある任意の単位の周波数を表す。図4Bでは、x軸はある任意の単位の時間を表す。
【0055】
図4Aを参照すると、BS(たとえば、BS105)は、周波数帯域402を介してUE(たとえば、UE115)と通信する。周波数帯域402は、共有スペクトルまたは免許不要スペクトルの中にあり得る。周波数帯域402は、任意の適切な周波数に位置していてもよく、任意の適切な帯域幅を有してもよい。たとえば、周波数帯域402は、サブ6GHzまたはミリ波帯域にあり得る。周波数帯域402は、いくつかのチャネルまたはサブバンド404へと区分され得る。各サブバンドは任意の適切な帯域幅を有し得る。たとえば、各サブバンド404は、約20MHzのチャネル帯域幅を有し得る。図4Aは2つのサブバンド404を示すが、周波数帯域402は任意の適切な数のサブバンド404(たとえば、3個、4個、5個以上)を含み得る。
【0056】
図4Aの示される例では、BSは、COTをめぐって争うためにサブバンド404aにおいてLBT406を実行し得る。しかしながら、BSは、任意のサブバンド404において、および周波数帯域402内の任意の適切な数のサブバンド404(たとえば、約2個、3個、4個以上)にわたってLBTを実行し得ることが理解されるべきである。チェックマークにより示されるようにLBT406に成功すると、BSはCOT408を取得する。BSは、COT408の所有権を有し得る。BSは、COT408の間にUEと通信し得る。BSは、BSによってサービスされるUEがBSからのDL送信(たとえば、PDCCH ULおよび/もしくはDLスケジューリンググラントならびに/またはPDSCH送信)を監視できるように、BSがCOT408を取得したことを示すCOTインジケータ422を送信し得る。COTインジケータ422は、COT408の時間長409および/またはCOT408が取得されるサブバンド404aを示し得る。したがって、監視ノードまたはUEは、COTインジケータ422の検出に基づいて、BSのCOT408がいつ開始および/または終了するかを認識していることがある。BSは、COT408内のシンボル(たとえば、シンボル206)の送信方向を示すために、SFI410(たとえば、SFI320)を送信し得る。いくつかの事例では、COTインジケータ422およびSFI420は、単一のDCIメッセージ(たとえば、GC-PDCCH DCI)において送信され得る。いくつかの事例では、COTインジケータ422およびSFI420は、別個のメッセージにおいて送信され得る。BSは加えて、たとえばRRC構成を介して、構成されたグラント410と同様の構成されたグラント410を用いて、UEを構成し得る。BSは、BSの以前のCOTの間に構成されたグラント410のための構成を送信し得る。BSはまた、定期的であり得るある時間長にわたるシンボルの送信方向を示す、準静的RRC TDD UL-DL構成を用いてUEを構成し得る。UEは、準静的RRC TDD UL-DL構成および/もしくはSFI420またはそれらの組合せに基づいて、シンボルの送信方向を決定し得る。
【0057】
図4Bは、COT408内の通信のより詳細な図を提供する。図4Bは、図2に示されるような構造と同じスロットまたはシンボルを使用して説明され、簡潔にするために図2と同じ参照番号を使用し得る。議論を簡単にするために、図4Bは、5個のシンボル206(S0からS4とインデクシングされる)および時間長が1個のシンボル206である各々の構成されたグラント410を示すが、本開示の実施形態は、任意の適切な数のシンボル(たとえば、1~14)および/またはスロット(たとえば、スロット202)に合わせることができ、各々の構成されたグラントは、任意の適切な数のシンボル206(たとえば、1~14)を含み得る。さらに、図4BはCOT408のためのULの構成されたグラントを示すが、DLの構成されたグラントもCOT408のために構成され得ることが理解されるべきである。BSおよびUEは、構成されたグラント通信のために、方式300において説明される実質的に同様の機構を使用し得る。
【0058】
示されるように、BSは、BSのCOT408内のS0、S2、およびS4とインデクシングされたシンボル206における、ならびにBSのCOT408の外側のS0とインデクシングされたシンボル206における、ULの構成されたリソースを示すいくつかの構成されたグラント410を用いてUEを構成する。SFI420は、BSのCOT408内の各シンボル206に対する送信方向を示すが、BSのCOT408の外側のシンボル206に対する送信方向を示さない。UEは、方式300と同じ送信方向有効化機構を使用して、UL送信のためにULの構成されたリソースを使用するかどうかを決定し得る。示されるように、COT408内で、UEは、S2とインデクシングされたシンボル206においては、ULの構成されたリソースでUL送信を送信するが(模様付きのボックスにより示される)、S0およびS4とインデクシングされたシンボル206においては送信しない(×により示される)。BSのSFI420はCOT408の外側のSFI情報を提供しないので、UEは、COT408の外側の構成されたリソースに対する送信方向を有効にすることができない。したがって、UEは、BSのCOT408の外側のS0とインデクシングされたシンボル206において、構成されたリソースで送信することができない(×により示される)。加えて、UEがSFI420の検出を見逃す場合、UEはまた、BSのCOT408内の構成された送信を取り消し得る。
【0059】
したがって、本開示は、COT指示(たとえば、COTインジケータ422)、SFI指示(たとえば、SFI420)、COT指示の不在、SFI指示の不在、および/またはRRC構成(たとえば、構成されたグラント410および/または準静的TDD UL-DL構成)の様々な組合せに基づいて、構成された通信のためにUEが共有無線周波数帯域の中の構成されたリソースを利用するための技法を提供する。
【0060】
図5は、本開示のいくつかの態様による、例示的なUE500のブロック図である。UE500は、図1において上で論じられたUE115であり得る。示されるように、UE500は、プロセッサ502と、メモリ504と、構成送信モジュール507と、COT指示モジュール508と、SFIモジュール509と、モデムサブシステム512および無線周波数(RF)ユニット514を含むトランシーバ510と、1つまたは複数のアンテナ516とを含み得る。これらの要素は、たとえば、1つまたは複数のバスを介して、互いと直接または間接的に通信していてもよい。
【0061】
プロセッサ502は、中央処理ユニット(CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、コントローラ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)デバイス、別のハードウェアデバイス、ファームウェアデバイス、または本明細書で説明される動作を実行するように構成されたそれらの任意の組合せを含み得る。プロセッサ502はまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0062】
メモリ504は、キャッシュメモリ(たとえば、プロセッサ502のキャッシュメモリ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気抵抗RAM(MRAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリデバイス、ハードディスクドライブ、他の形態の揮発性および不揮発性メモリ、または異なるタイプのメモリの組合せを含み得る。ある態様では、メモリ504は、非一時的コンピュータ可読媒体を含む。メモリ504は、命令506を記憶してもよく、または命令506が記録されていてもよい。命令506は、プロセッサ502によって実行されると、本開示の態様、たとえば図6図10図11A図11C図12A図12E、および図13の態様に関してUE115を参照して本明細書において説明される動作をプロセッサ502に実行させる命令を含み得る。命令506は、プログラムコードと呼ばれることもある。プログラムコードは、ワイヤレス通信デバイスにこれらの動作を実行させることを、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ(プロセッサ502など)に、それらの動作を実行するようにワイヤレス通信デバイスを制御させ、またはワイヤレス通信デバイスへ命令させることによって、行うためのものであり得る。「命令」および「コード」という用語は、任意のタイプのコンピュータ可読ステートメントを含むように広く解釈されるべきである。たとえば、「命令」および「コード」という用語は、1つまたは複数のプログラム、ルーチン、サブルーチン、関数、プロシージャなどを指し得る。「命令」および「コード」は、単一のコンピュータ可読ステートメントまたは多くのコンピュータ可読ステートメントを含み得る。
【0063】
構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、およびSFIモジュール509の各々は、ハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組合せを介して実装され得る。たとえば、構成送信モジュール507、COT通信モジュール508、およびSFIモジュール509の各々は、プロセッサ、回路、および/または、メモリ504に記憶され、プロセッサ502によって実行される命令506として実装され得る。いくつかの例では、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、およびSFIモジュール509は、モデムサブシステム512内に統合され得る。たとえば、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、およびSFIモジュール509は、モデムサブシステム512内のソフトウェア構成要素(たとえば、DSPまたは汎用プロセッサによって実行される)およびハードウェア構成要素(たとえば、論理ゲートおよび回路)の組合せによって実装され得る。いくつかの例では、UEは、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、およびSFIモジュール509のうちの1つまたは複数を含み得る。他の例では、UEは、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、およびSFIモジュール509のすべてを含み得る。
【0064】
構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、およびSFIモジュール509は、本開示の様々な態様、たとえば図6図10図11A図11C図12A図12E、および図13の態様のために使用され得る。構成送信モジュール507は、ULおよび/またはDLの構成されたリソース(たとえば、時間-周波数リソース、ある時間周期性のRB210)を示すBS(たとえば、BS105)からの構成されたグラントを受信し、構成されたリソースを使用するために構成されたリソース有効化規則または構成されたリソース無効化規則のいずれかをどのように選択するかを示す規則を受信し、有効化規則に基づいてULの構成されたリソースおよび/もしくはDLの構成されたリソースを有効にし、無効化規則に基づいてULの構成されたリソースおよび/もしくはDLの構成されたリソースを無効にし、有効なULの構成されたリソースを使用してUL送信を送信し、かつ/または、BSからのDL送信について有効なDLの構成されたリソースを監視するように構成される。いくつかの態様では、構成されたリソース有効化規則および構成されたリソース無効化規則のいずれかを選択することは、構成されたリソースがBSのCOT内にあるか、またはBSのCOTの外側にあるかに基づき得る。いくつかの態様では、構成されたリソース有効化規則および構成されたリソース無効化規則のいずれかを選択することは、構成されたリソースがミリ波帯域にあるか、または非ミリ波帯域にあるかに基づき得る。いくつかの態様では、構成されたリソース有効化規則および構成されたリソース無効化規則のいずれかを選択することは、チャネルを争う際にFBEコンテンションモードが使用されるか、またはLBEコンテンションモードが使用されるかに基づき得る。
【0065】
COT指示モジュール508は、BSからのCOT指示を監視し、検出されたCOT指示からのBSのCOTの時間長および/または周波数帯域を決定し、構成されたリソースがBSのCOT内にあるか、またはBSのCOTの外側にあるかを決定し、検出されたCOT情報を構成送信モジュール507に提供するように構成される。
【0066】
SFIモジュール509は、BSからのSFIを監視し、構成されたリソース有効化または構成されたリソース無効化のために、検出されたSFI情報を構成送信モジュール507に提供するように構成される。共有無線周波数帯域において、ULの構成された送信を送信するための、またはDLの構成された送信を監視するための機構が、本明細書においてより詳細に説明される。
【0067】
示されるように、トランシーバ510は、モデムサブシステム512と、RFユニット514とを含み得る。トランシーバ510は、BS105などの他のデバイスと双方向に通信するように構成され得る。モデムサブシステム512は、変調およびコーディング方式(MCS)、たとえば、低密度パリティチェック(LDPC)コーディング方式、ターボコーディング方式、畳み込みコーディング方式、デジタルビームフォーミング方式などに従って、メモリ504および/または構成送信モジュール507からのデータを変調および/または符号化するように構成され得る。RFユニット514は、(外に向かう送信上の)モデムサブシステム512からの、または、UE115もしくはBS105などの別のソースに由来する送信の、変調/符号化されたデータ(たとえば、PUSCHデータ、PUCCH、PRACH)を処理する(たとえば、アナログからデジタルへの変換またはデジタルからアナログへの変換などを実行する)ように構成され得る。RFユニット514はさらに、デジタルビームフォーミングと連携してアナログビームフォーミングを実行するようにさらに構成され得る。トランシーバ510内で一緒に統合されるものとして示されているが、モデムサブシステム512およびRFユニット514は、UE115が他のデバイスと通信することを可能にするためにUE115において一緒に結合された別々のデバイスであってもよい。
【0068】
RFユニット514は、変調および/または処理されたデータ、たとえば、データパケット(または、より一般的には、1つまたは複数のデータパケットおよび他の情報を含み得るデータメッセージ)を、1つまたは複数の他のデバイスへの送信のためにアンテナ516に提供し得る。アンテナ516は、他のデバイスから送信されたデータメッセージをさらに受信し得る。アンテナ516は、トランシーバ510における処理および/または復調のために、受信されたデータメッセージを提供し得る。トランシーバ510は、復調され復号されたデータ(たとえば、構成されたグラント、動的PDCCH DCI、SFI、準静的TDD UL-DL構成、COT指示、PDSCHデータ、構成されたリソース有効化/無効化選択規則)を、処理のために構成送信モジュール507に提供し得る。アンテナ516は、複数の送信リンクを維持するために、類似のまたは異なる設計の複数のアンテナを含み得る。RFユニット514は、アンテナ516を構成し得る。
【0069】
ある例では、トランシーバ510は、基地局(BS)から、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を受信し、BSから、第1の構成を受信して、その通信のための第1の構成されたリソースを使用するために第1の方向の有効化または第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択し、たとえば、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、およびSFIモジュール509と協調することによって、BSと、第1の構成に基づいて第1の構成されたリソースを使用して第1の方向においてその通信を通信するように構成される。
【0070】
ある態様では、UE500は、異なるRAT(たとえば、NRおよびLTE)を実装する複数のトランシーバ510を含み得る。ある態様では、UE500は、複数のRAT(たとえば、NRおよびLTE)を実装する単一のトランシーバ510を含み得る。ある態様では、トランシーバ510は様々な構成要素を含むことができ、構成要素の異なる組合せは異なるRATを実装することができる。
【0071】
図6は、本開示のいくつかの態様による、例示的なBS600のブロック図である。BS600は、図1において上で論じられたようなネットワーク100の中のBS105であり得る。示されるように、BS600は、プロセッサ602と、メモリ604と、構成送信モジュール607と、COT指示モジュール608と、SFIモジュール609と、モデムサブシステム612およびRFユニット614を含むトランシーバ610と、1つまたは複数のアンテナ616とを含み得る。これらの要素は、たとえば、1つまたは複数のバスを介して、互いと直接または間接的に通信していてもよい。
【0072】
プロセッサ602は、特定のタイプのプロセッサとして様々な特徴を有し得る。たとえば、これらは、CPU、DSP、ASIC、コントローラ、FPGAデバイス、別のハードウェアデバイス、ファームウェアデバイス、または本明細書で説明される動作を実行するように構成されるそれらの任意の組合せを含み得る。プロセッサ602はまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえばDSPおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0073】
メモリ604は、キャッシュメモリ(たとえば、プロセッサ602のキャッシュメモリ)、RAM、MRAM、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリデバイス、1つまたは複数のハードディスクドライブ、メモリスタベースアレイ、他の形態の揮発性および不揮発性メモリ、または異なるタイプのメモリの組合せを含み得る。いくつかの態様では、メモリ604は非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。メモリ604は命令606を記憶し得る。命令606は、プロセッサ602によって実行されると、本明細書で説明される動作、たとえば図6図10図11A図11C図12A図12E、および図14の態様をプロセッサ602に実行させる命令を含み得る。命令606はまた、コードと呼ばれることもあり、コードは、図5に関して上で説明されたように、任意のタイプのコンピュータ可読ステートメントを含むように広く解釈され得る。
【0074】
構成送信モジュール607、COT指示モジュール608、およびSFIモジュール609の各々は、ハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組合せを介して実装され得る。たとえば、構成送信モジュール607、COT通信モジュール608、およびSFIモジュール609の各々は、プロセッサ、回路、および/または、メモリ604に記憶され、プロセッサ602によって実行される命令606として実装され得る。いくつかの例では、構成送信モジュール607、COT指示モジュール608、およびSFIモジュール609は、モデムサブシステム612内に統合され得る。たとえば、構成送信モジュール607、COT指示モジュール608、およびSFIモジュール609は、モデムサブシステム612内のソフトウェア構成要素(たとえば、DSPまたは汎用プロセッサによって実行される)およびハードウェア構成要素(たとえば、論理ゲートおよび回路)の組合せによって実装され得る。いくつかの例では、UEは、構成送信モジュール607、COT指示モジュール608、およびSFIモジュール609のうちの1つまたは複数を含み得る。他の例では、UEは、構成送信モジュール607、COT指示モジュール608、およびSFIモジュール609のすべてを含み得る。
【0075】
構成送信モジュール607、COT指示モジュール608、およびSFIモジュール609は、本開示の様々な態様、たとえば図6図10図11A図11C図12A図12E、および図14の態様のために使用され得る。構成送信モジュール607は、ULおよび/またはDLの構成されたリソース(たとえば、時間-周波数リソース、ある時間周期性のRB210)を示すUE(たとえば、UE115および/または500)に構成されたグラントを送信し、構成されたリソースを使用するために構成されたリソース有効化規則または構成されたリソース無効化規則のいずれかをどのように選択するかを示す規則を送信し、ULの構成されたリソースを使用してUL送信を受信し、DLの構成されたリソースにおいてDL半永続スケジュール(SPS)送信を送信し、かつ/またはULの構成されたグラントを取り消すためにSFIを送信するように構成される。いくつかの態様では、構成されたリソース有効化規則および構成されたリソース無効化規則のいずれかを選択するための規則は、構成されたリソースがBSのCOT内にあるか、またはBSのCOTの外側にあるかに基づき得る。いくつかの態様では、構成されたリソース有効化規則および構成されたリソース無効化規則のいずれかを選択するための規則は、構成されたリソースがミリ波帯域にあるか、または非ミリ波帯域にあるかに基づき得る。いくつかの態様では、構成されたリソース有効化規則および構成されたリソース無効化規則のいずれかを選択するための規則は、チャネルを争う際にFBEコンテンションモードが使用されるか、またはLBEコンテンションモードが使用されるかに基づき得る。
【0076】
COT指示モジュール608は、共有周波数帯域においてCOTを取得するためにCAT4 LBTを実行し、COTの時間長および/または周波数帯域を示すためにCOT指示を送信するように構成される。
【0077】
SFIモジュール609は、BS600のCOT内の、またはBSのCOTの外側の1つまたは複数のスロットのためのSFIを送信し、BSのCOTの外側の構成されたグラントを取り消すように構成される。いくつかの態様では、COT指示モジュール608およびSFIモジュール609は、COT指示およびSFIを含むPDCCH DCIを送信するために、互いに協調し得る。共有無線周波数帯域において、ULおよび/またはDLの構成された送信を通信するための機構が、本明細書においてより詳細に説明される。
【0078】
示されるように、トランシーバ610は、モデムサブシステム612と、RFユニット614とを含み得る。トランシーバ610は、UE115および/もしくは500ならびに/または別のコアネットワーク要素などの他のデバイスと双方向に通信するように構成され得る。モデムサブシステム612は、MCS、たとえば、LDPCコーディング方式、ターボコーディング方式、畳み込みコーディング方式、デジタルビームフォーミング方式などに従って、データを変調および/または符号化するように構成され得る。RFユニット614は、(外に向かう送信上の)モデムサブシステム612からの、または、UE115および/もしくはUE500などの別のソースに由来する送信の、変調/符号化されたデータ(たとえば、構成されたグラント、COT指示、SFI、構成されたリソース有効化/無効化選択規則、DL SPS送信、CSI-RS)を処理する(たとえば、アナログからデジタルへの変換またはデジタルからアナログへの変換などを実行する)ように構成され得る。RFユニット614はさらに、デジタルビームフォーミングと連携してアナログビームフォーミングを実行するようにさらに構成され得る。トランシーバ610内に一緒に統合されるものとして示されているが、モデムサブシステム612および/またはRFユニット614は、BS105が他のデバイスと通信することを可能にするためにBS105において一緒に結合された別々のデバイスであってもよい。
【0079】
RFユニット614は、変調および/または処理されたデータ、たとえば、データパケット(または、より一般的には、1つまたは複数のデータパケットおよび他の情報を含み得るデータメッセージ)を、1つまたは複数の他のデバイスへの送信のためにアンテナ616に提供し得る。このことは、たとえば、本開示のいくつかの態様による、ネットワークへの接続を完了するための情報の送信と、キャンプしたUE115または500との通信とを含み得る。アンテナ616は、他のデバイスから送信されたデータメッセージをさらに受信し、トランシーバ610における処理および/または復調のために、受信されたデータメッセージを提供し得る。トランシーバ610は、復調され復号されたデータ(たとえば、構成されたUL送信、PUSCH、PUCCH、PRACH)を、処理のために構成送信モジュール607、COT指示モジュール608、およびSFIモジュール609に提供し得る。アンテナ616は、複数の送信リンクを維持するために、類似のまたは異なる設計の複数のアンテナを含み得る。
【0080】
ある例では、トランシーバ610は、UEに、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を送信し、UEに、第1の構成を送信して、その通信のための第1の構成されたリソースを使用するために第1の方向の有効化または第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択し、たとえば、構成送信モジュール607、COT指示モジュール608、およびSFIモジュール609と協調することによって、UEと、第1の構成に基づいて第1の構成されたリソースを使用して第1の方向においてその通信を通信するように構成される。
【0081】
ある態様では、BS600は、異なるRAT(たとえば、NRおよびLTE)を実装する複数のトランシーバ610を含み得る。ある態様では、BS600は、複数のRAT(たとえば、NRおよびLTE)を実装する単一のトランシーバ610を含み得る。ある態様では、トランシーバ610は様々な構成要素を含むことができ、構成要素の異なる組合せは異なるRATを実装することができる。
【0082】
上で論じられたように、BS(たとえば、BS105および600)は、COT指示(たとえば、COTインジケータ422)、SFI指示(たとえば、SFI420および/または準静的RCC TDD UL-DL構成)、および/または構成されたグラント構成(たとえば、構成されたグラント410)をUEに提供し得る。COT指示は、時間および周波数におけるチャネルの一時的な所有権(たとえば、時間長409にわたるサブバンド404aにおいて図4のCOT408により示されるような)を示す。動的SFIおよび/または準静的TDD UL-DL構成は、シンボル送信方向(たとえば、UL、DL、またはフレキシブル)を示し、これは、ノードがチャネルの所有権を有する時間長に適用可能であり得る。いくつかの事例では、所有権は他のノードによって共有され得る。たとえば、BSは、成功したCAT4 LBTに基づいてCOT(たとえば、COT408)を取得してもよく、COTをUEと共有してもよい。同様に、UEは、成功したCAT4 LBTに基づいてBSのCOTの外側のCOTを取得してもよく、COTをBSと共有してもよい。図7から図12は、BSのCOT内の、BSのCOTの外側の、および/もしくはUEのCOT内の構成されたリソースにおいて、UEがULの構成された送信を送信し、かつ/またはDLの構成された送信を監視するための、様々な機構を示す。
【0083】
図7は、本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式700を示す。方式700は、通信のためにネットワーク100などのネットワークの中のBS105および600などのBSならびにUE115および500などのUEによって利用され得る。具体的には、BSおよびUEは、方式700に示されるような送信方向有効化に基づいて、ULの構成されたグラント送信を通信し得る。図7では、x軸はある任意の単位の時間を表す。方式700において、BS(たとえば、BS105および600)は、たとえばRRCを介して、ULの構成されたグラント710を用いてUE(たとえば、UE115および500)を構成する。BSはまた、たとえばRRCを介して、準静的TDD UL-DL構成740を用いてUEを構成し得る。BSはまた、たとえばPDCCH DCIまたはGC-PDCCH DCIフォーマット2.0を介して、動的SFI720を用いてUEを構成し得る。方式700において、UEは、準静的TDD UL-DL構成740および/または動的SFI720から、構成されたリソースがUL送信のためのものであることを、UEがUL指示(U)を受信したことに基づいて確認できる場合、ULの構成されたグラント710によって示される構成されたリソースを使用し得る。
【0084】
ブロック750において、UEは、構成されたリソースを、ULの構成された送信に対してデフォルトで無効にする。いくつかの事例では、UEは、構成されたリソースに関する情報ならびに対応する有効フラグおよび/または無効フラグをメモリ504に記憶してもよく、プロセッサ502を利用して有効フラグを0に、および/または無効フラグを1に設定してもよい。
【0085】
ブロック752において、UEは、準静的TDD UL-DL構成740または動的SFI720から、UL指示がULの構成されたリソースのために受信されるかどうかを決定する。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、準静的TDD UL-DL構成740または動的SFI720を受信し得る。いくつかの事例では、準静的TDD UL-DL構成740または動的SFI720は、スロットフォーマットテーブルへのエントリを参照するインデックスの形式であり得る。スロットフォーマットテーブルの中の各エントリは、スロットの中の各シンボルに対する送信方向を含み得る。スロットフォーマットテーブルは、あらかじめ構成されていてもよく、またはメモリ504にあらかじめ記憶されていてもよい。UEは、プロセッサ502を利用して、受信された準静的TDD UL-DL構成740または動的SFI720に基づいてテーブルの中のエントリを探し、テーブルのエントリからULの構成されたリソースの中のシンボルに対する送信方向を決定し得る。UEがUL指示を受信する場合、UEはブロック754に進む。
【0086】
ブロック754において、UEは、ULの構成されたリソースがULの構成された送信に対して有効であると決定する。UEは、ULの構成されたリソースでのUL送信に続き得る。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ702を利用して、有効フラグを1に、および/または無効フラグを0に設定し得る。
【0087】
UEがUL指示を受信しない場合、UEはブロック756に進む。
【0088】
ブロック756において、UEは、ULの構成されたリソースがULの構成された送信に対して無効であると決定し、ULの構成されたリソースにおける送信を控える。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ702を利用して、有効フラグまたは無効フラグを変更しないと決定し得る。
【0089】
図7はULの構成されたリソースに対する送信方向の有効化を示すが、DLの構成されたリソースを有効にするために、同様の機構を適用することができる。たとえば、UEが準静的TDD UL-DL構成740および/または動的SFI720からDL指示を受信するとき、DLの構成されたリソースにおけるDL送信を監視し得る。
【0090】
図8は、本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式800を示す。方式800は、通信のためにネットワーク100などのネットワークの中のBS105および600などのBSならびにUE115および500などのUEによって利用され得る。具体的には、BSおよびUEは、方式800に示されるような送信方向無効化に基づいて、ULの構成されたグラント送信を通信し得る。図8では、x軸はある任意の単位の時間を表す。方式800において、BS(たとえば、BS105および600)は、たとえばRRC構成を介して、ULの構成されたグラント810を用いてUE(たとえば、UE115および500)を構成する。BSはまた、たとえばRRC構成を介して、準静的TDD UL-DL構成840を用いてUEを構成し得る。BSはまた、たとえばPDCCH DCIまたはGC-PDCCH DCIフォーマット2.0を介して、動的SFI820を用いてUEを構成し得る。方式800において、ULの構成されたリソースを無効にするDL方向(D)またはフレキシブル方向(F)を示す準静的TDD UL-DL構成840または動的SFI820をUEが受信しない場合、UEは、ULの構成されたグラント810によって示される構成されたリソースを使用し得る。
【0091】
ブロック850において、UEは、構成されたリソースを、ULの構成された送信に対してデフォルトで有効にする。いくつかの事例では、UEは、構成されたリソースに関する情報ならびに対応する有効フラグおよび/または無効フラグをメモリ504に記憶してもよく、プロセッサ502を利用して有効フラグを1に、および/または無効フラグを0に設定してもよい。
【0092】
ブロック852において、UEは、準静的TDD UL-DL構成840または動的SFI820から、DL指示またはフレキシブル指示がULの構成されたリソースのために受信されるかどうかを決定する。いくつかの事例では、UEは、ブロック752と実質的に同様の機構を利用して、準静的TDD UL-DL構成840または動的SFI820から、DL指示またはフレキシブル指示がULの構成されたリソースのために受信されるかどうかを決定し得る。UEがどのようなDL指示またはフレキシブル指示も検出しない場合、UEはブロック854に進む。
【0093】
ブロック854において、UEは、ULの構成されたリソースがULの構成された送信に対して有効であると決定する。UEは、ULの構成されたリソースでのUL送信に続き得る。UEがDL指示またはフレキシブル指示を受信する場合、UEはブロック856に進む。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ702を利用して、有効フラグまたは無効フラグを変更しないと決定し得る。
【0094】
ブロック856において、UEは、ULの構成されたリソースがULの構成された送信に対して無効であると決定し、ULの構成されたリソースにおける送信を控える。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ702を利用して、有効フラグを0に、および/または無効フラグを1に設定し得る。
【0095】
図8はULの構成されたリソースに対する無効化を示すが、DLの構成されたリソースを無効にするために、同様の機構を適用することができる。たとえば、UEがDLの構成されたリソースに対するどのようなUL指示またはフレキシブル指示も検出しないとき、UEは、DLの構成されたリソースにおけるDL送信を監視し得る。
【0096】
図9図11は、構成されたリソースの有効化(方式700に示される)または構成されたリソースの無効化(方式800に示される)のいずれかをUE(たとえば、UE115および500)が選択するための規則を、BS(たとえば、BS105および600)が定義するための様々な機構を示す。
【0097】
図9は、本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式900を示す。方式900は、通信のためにネットワーク100などのネットワークの中のBS105および600などのBSならびにUE115および500などのUEによって利用され得る。具体的には、BSは、方式900に示されるように、構成されたリソース有効化または構成されたリソース無効化のいずれかを選択するようにUEを構成し得る。代替として、UEは、方式900に示されるようなあらかじめ定められた規則に基づいて選択を実行し得る。図9では、x軸はある任意の単位の時間を表す。方式900において、BS(たとえば、BS105および/または600)は、たとえばRRCシグナリングを介して、ULの構成されたグラント910を用いてUE(たとえば、UE115および/または500)を構成する。構成されたグラント910は、ULの構成されたリソース912を示し得る。いくつかの事例では、ULの構成されたリソース912は定期的なリソースであり得る。BSがチャネル(たとえば、周波数帯域402)の中のCOT908の取得にいつ成功できるかに応じて、ULの構成されたリソース912は、BSのCOTの時間長の中にあってもよく、またはBSのCOTの外側にあってもよい。BSは、成功したCAT LBTに基づいてCOT908を取得し得る。図9の示される例では、ULの構成されたリソース912はBSのCOT908内にあり、ULの構成されたリソース912bはBSのCOT908の外側にある。
【0098】
加えて、BSは、BSのCOT内の構成されたリソースを使用するための規則950、およびBSのCOTの外側にある構成されたリソースを使用するための規則960を用いて、UEを構成する。いくつかの他の事例では、規則950および960、ならびに/またはいつ規則950および960を適用するかはあらかじめ決定されていてもよく、たとえば、あるワイヤレス通信プロトコルによって指定されてもよい。規則950は、BSのCOT908内のULの構成されたリソース912aがデフォルトでULの構成された送信に対して無効であることを示す。UEは、UL送信のためにBSのCOT908内の構成されたリソース912aを使用するために、方式700において論じられた構成されたリソース有効化機構を実装し得る。たとえば、構成されたリソース912aの中のシンボルに対して、構成されたリソース912aを含む時間長を伴うCOT指示(たとえば、COTインジケータ422)およびUL指示を含むSFI(たとえば、SFI420)をUEが受信する場合、UEは構成されたリソース912aにおいて送信し得る。
【0099】
規則960は、BSのCOT908の外側のULの構成されたリソース912bがデフォルトでULの構成された送信に対して有効であることを示す。UEは、UL送信のためにBSのCOT908の外側の構成されたリソース912bを使用するために、方式800において論じられた構成されたリソース無効化機構を実装し得る。たとえば、構成されたリソース912bがいずれのBSのCOT内にもなく、構成されたリソース912bの中のシンボルに対してDL指示またはフレキシブル指示を示す受信されたSFI(たとえば、SFI420)がないとUEが決定する場合、UEは構成されたリソース912bにおいて送信し得る。
【0100】
いくつかの態様では、構成されたリソース無効化規則960をBSのCOTの外側の構成されたリソースに適用する代わりに、BSは、動的SFIまたは準静的TDD UL-DL構成からのいずれの送信方向指示とも無関係に、成功したCAT4 LBTに基づいて、BSのCOTの外側の構成されたリソースを使用するようにUEを構成し得る。
【0101】
いくつかの態様では、構成されたリソース無効化規則960をBSのCOTの外側の構成されたリソースに適用する代わりに、BSは、動的SFIまたは準静的TDD UL-DL構成からのいずれの送信方向指示とも無関係に、BSのCOTの外側の構成されたリソースを使用するのを控えるようにUEを構成し得る。
【0102】
図9はULの構成されたリソースに対する無効化を示すが、DLの構成されたリソースを無効にするために、同様の機構を適用することができる。たとえば、UEは、規則950を使用してBSのCOT内のDLの構成されたリソースにおいてDL送信を監視してもよく、規則960を使用してBSのCOTの外側のDLの構成されたリソースにおいてDL送信を監視してもよい。
【0103】
図10は、本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信シナリオ1000を示す。シナリオ1000は、図9の方式900を適用するとき、共有スペクトルまたは免許不要スペクトルの中にあり得る、共有無線周波数帯域を介して通信する、BS105とUE115との間のネットワーク100における構成されたグラント送信シナリオに対応し得る。図10では、x軸はある任意の単位の時間を表す。図10は、図2に示されるような構造と同じスロットまたはシンボルを使用して説明され、簡潔にするために図2と同じ参照番号を使用し得る。議論を簡単にするために、図10は、5個のシンボル206(S0からS4とインデクシングされる)および時間長が1個のシンボル206である各々の構成されたグラント410を示すが、本開示の実施形態は、任意の適切な数のシンボル(たとえば、1~14)および/またはスロット(たとえば、スロット202)に合わせることができ、各々の構成されたグラントは、任意の適切な数のシンボル206(たとえば、1~14)を含み得る。さらに、図10はBSのCOT1008のためのULの構成されたグラントを示すが、DLの構成されたグラントもCOT1008のために構成され得ることが理解されるべきである。
【0104】
図10の示される例では、BSは、成功したCAT4 LBTに基づいて、チャネル(たとえば、周波数帯域402)の中のCOT1008を取得する。BSは、BSのCOT1008内のS0、S2、およびS4とインデクシングされたシンボル206における、ならびにBSのCOT1008の外側のS1およびS9とインデクシングされたシンボル206における、ULの構成されたリソースを示すいくつかの構成されたグラント1010を用いてUEを構成する。BSは、BSのCOT1008内の各シンボル206に対する送信方向を示すSFI1020をUEに提供する。UEは、BSのCOT1008内の構成されたグラント1010のための規則950を適用し得る。通信1030によって示されるように、UEは、S2とインデクシングされたシンボル206におけるULの構成されたリソースにおいてはUL送信を送信するが(模様付きのボックスにより示される)、S0およびS4とインデクシングされたシンボル206においては送信しない(×により示される)。
【0105】
いくつかの態様では、BSは、たとえばBSのCOT1008の外側にある構成された送信を取り消すために、COT1008より長い時間長に対する送信方向を示すSFI1020を送信し得る。これに関して、SFI1020は、BSのCOT1008の外側の、S0、S1、およびS2とインデクシングされたシンボル206に対する送信方向を示し得る。BSは、構成されたグラントを取り消すために、BSのCOT1008の外側にあるS1とインデクシングされたシンボル206に対してUL方向以外の送信方向(たとえば、DL指示またはフレキシブル指示)を示し得る。UEは、BSのCOT1008の外側の構成されたリソースを使用するかどうかを決定するための無効化規則960を適用し得る。SFI1020は、BSのCOT1008の外側にあるS1とインデクシングされたシンボル206に対してDL方向を示すので、UEは、UL送信のためにBSのCOT1008の外側にあるS1とインデクシングされたシンボル206において構成されたリソースを使用するのを控える(×により示される)。したがって、BSのCOT1008の外側にある構成されたリソースは、より前のBSのCOT1008の間に通信されるSFI1020によって取り消され得る。
【0106】
SFI1020は、BS COT1008の外側にあるS9とインデクシングされたシンボル206に対する送信方向を提供しないので、UEは、無効化規則960に基づいて、BSのCOT1008の外側にあるS9とインデクシングされたシンボル206に位置する構成されたリソースにおいてUL送信を送信し得る(模様付きのボックスにより示される)。
【0107】
図11A図11Cは、共有無線周波数帯域(たとえば、周波数帯域402)における構成された送信のための方式1100を集合的に示す。方式1100は、通信のためにネットワーク100などのネットワークの中のBS105および600などのBSならびにUE115および500などのUEによって利用され得る。具体的には、BSは、方式1100に示されるように、構成されたリソース有効化規則または構成されたリソース無効化規則のいずれかを選択するようにUEを構成し得る。図11Aは、本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信シナリオを示す。図11Aは、図9と同じ構成されたグラントおよびCOT取得シナリオを使用して示され、簡潔にするために図9と同じ参照番号を使用し得る。図11Aでは、x軸はある任意の単位の時間を表す。図11Bは、本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式1150を示す。図11Cは、本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式1160を示す。いくつかの他の事例では、規則950および1160、ならびに/またはいつ規則950および1160を適用するかはあらかじめ決定されていてもよく、たとえば、あるワイヤレス通信プロトコルによって指定されてもよい。
【0108】
図11Aにおいて、BS(たとえば、BS105および600)は、BSのCOT908内の構成されたリソース912aを使用するために、同じ構成されたリソース有効化規則950を用いてUE(たとえば、UE115および/または500)を構成する。しかしながら、BSは、BSのCOT908の外側にある構成されたリソース912bを使用するための異なる規則1110を用いてUEを構成する。方式1100において、構成されたリソース912bを使用するための選択規則1110は、構成されたリソース912bにおいて送信するための動作周波数キャリア(図11Bに示される)またはコンテンションモード(図11Cに示される)に依存する。
【0109】
図11Bを参照すると、方式1150は、動作の周波数キャリアに基づいて、たとえば、周波数キャリアが周波数範囲1(FR1)にあるか周波数範囲2(FR2)にあるかに基づいて、構成されたリソース送信有効化または構成されたリソース送信無効化のいずれかを選択する。FR1はサブ6GHz周波数を指し、FR2はミリ波周波数(たとえば、24.25GHzを超える)を指す。動作周波数キャリアは、BSがUEと通信する周波数帯域を指す。
【0110】
ブロック1152において、UEは、動作周波数キャリアがFR1にあるかまたはFR2にあるかを決定する。いくつかの事例では、UEは、動作周波数キャリアなどの動作情報をメモリ504に記憶してもよく、動作周波数キャリアがFR1にあるかまたはFR2にあるかを決定するために、プロセッサ502を利用してメモリ504から動作情報を探してもよい。動作周波数キャリアがFR2の中にあるとUEが決定する場合、UEはブロック1154に進む。
【0111】
ブロック1154において、UEは、BSのCOT1108の外側にある構成されたリソース912bを、UL送信に対してデフォルトで無効にする。いくつかの事例では、UEは、構成されたリソース912bに関する情報および対応する有効フラグをメモリ504に記憶してもよく、プロセッサ502を利用して有効フラグを0に設定してもよい。UEは、構成されたリソース912bの中の各シンボル(たとえば、シンボル206)に対してUL方向をSFI(たとえば、SFI420、720、820)が示す場合、構成されたリソース912bを使用し得る。たとえば、UEは、ブロック1154において方式700を実施し得る。
【0112】
動作周波数キャリアがFR1の中にあるとUEが決定する場合、UEはブロック1156に進む。ブロック1156において、UEは、BSのCOT1108の外側にある構成されたリソース912bを、UL送信に対してデフォルトで有効にする。いくつかの事例では、UEは、構成されたリソース912bに関する情報および対応する有効フラグをメモリ504に記憶してもよく、プロセッサ502を利用して有効フラグを1に設定してもよい。
【0113】
UEは、構成されたリソース912bの中のシンボルに対してDL方向またはフレキシブル方向を示すどのようなSFIも検出しない場合、構成されたリソース912bを使用し得る。たとえば、UEは、ブロック1156において方式800を実施し得る。
【0114】
観察され得るように、通信がFR2の中の周波数キャリアを介するとき、構成されたリソース有効化規則が、BSのCOTの外側の構成されたリソースを有効にするために使用される。通信がFR1の中の周波数キャリアを介するとき、構成されたリソース無効化規則が、BSのCOTの外側の構成されたリソースを無効にするために使用される。構成されたリソースがBSのCOT内にあるとき、動作周波数キャリアがFR1にあるかまたはFR2にあるかとは無関係に、構成されたリソース送信方向有効化規則が使用され得る。FR2におけるBSのCOTの外側にある構成されたリソースに対して構成されたリソース無効化規則を適用することには、いくつかの利点があり得る。たとえば、FR2における通信は指向性である。構成されたリソース無効化の使用には、BSがULの構成されたリソースにおいてUEからのUL送信を受信する準備ができていることの確認をUEがBSから受信することが必要である。したがって、BSがDL送信を別のUEに送信している間、UEはBSにUL送信を送信するのを避けることができる。
【0115】
図11Cを参照すると、方式1160は、コンテンションモード、すなわち、チャネルにおいてCOTを取得するためにLBEベースのLBTが使用されるかまたはFBEベースのLBTが使用されるかに基づいて、構成されたリソース送信有効化または構成されたリソース送信無効化のいずれかを選択する。LBEモードは、任意の瞬間における検知およびランダムバックオフを指す。たとえば、送信ノードは、トラフィック要件に基づいて、任意の時間においてCAT2 LBTまたはCAT4 LBTを実行し得る。LBTが失敗する場合、UEは、CAT4 LBTが使用されるとき、ランダムバックオフを実行して、再びチャネルをめぐって争うことを試み得る。FBEモードは、固定された瞬間における検知および固定された時間長を伴うバックオフを指す。たとえば、チャネルは、共有のために所定のTXOPスロットへと区分され得る。各TXOPスロットは、TXOPスロットをめぐって争うための対応する検知時間を有し得る。BSであり得る送信ノードは、TXOPスロットをめぐって争うための対応する検知時間において、検知またはLBTを実行し得る。
【0116】
ブロック1162において、UEは、コンテンションモードがLBEベースであるかまたはFBEベースであるかを決定する。いくつかの事例では、UEは、コンテンションモードなどの動作情報をメモリ504に記憶してもよく、コンテンションモードがLBEベースであるかまたはFBEベースであるかを決定するために、プロセッサ502を利用してメモリ504から動作情報を探してもよい。コンテンションモードがFBEベースであるとUEが決定する場合、UEはブロック1164に進む。
【0117】
ブロック1164において、UEは、BSのCOT1108の外側にある構成されたリソース912bを、UL送信に対してデフォルトで無効にする。いくつかの事例では、UEは、構成されたリソース912bに関する情報およびまたは対応する有効フラグをメモリ504に記憶してもよく、プロセッサ502を利用して有効フラグを0に設定してもよい。
【0118】
UEは、構成されたリソース912bの中の各シンボル(たとえば、シンボル206)に対してUL方向をSFI(たとえば、SFI420、720、820)が示す場合、構成されたリソース912bを使用し得る。たとえば、UEは、ブロック1164において方式700を実施し得る。
【0119】
コンテンションモードがLBEベースであるとUEが決定する場合、UEはブロック1166に進む。ブロック1166において、UEは、BSのCOT1108の外側にある構成されたリソース912bを、UL送信に対してデフォルトで有効にする。いくつかの事例では、UEは、構成されたリソース912bに関する情報および対応する有効フラグをメモリ504に記憶してもよく、プロセッサ502を利用して有効フラグを1に設定してもよい。
【0120】
UEは、構成されたリソース912bの中のシンボルに対してDL方向またはフレキシブル方向を示すどのようなSFIも検出しない場合、構成されたリソース912bを使用し得る。たとえば、UEは、ブロック1166において方式800を実施し得る。
【0121】
観察され得るように、通信がFBEベースのコンテンションに基づくとき、構成されたリソース有効化規則が使用される。通信がLBEベースのコンテンションに基づくとき、構成されたリソース無効化規則が使用される。構成されたリソースがBSのCOT内にあるとき、コンテンションモードがFBEベースであるか、またはLBEベースであるかとは無関係に、構成されたリソース有効化規則が使用され得る。
【0122】
いくつかの態様では、BS(たとえば、BS105および/または500)は、方式700、800、900、1150、および/または1160の任意の適切な組合せを使用して、ULの構成されたリソースまたはDLの構成されたリソースを使用するために、構成されたリソース送信方向有効化規則または構成されたリソース送信方向無効化規則のいずれかを選択するように、UE(たとえば、UE115および/または600)を構成し得る。いくつかの事例では、BSは、異なる構成されたリソースのための異なる構成されたリソース使用規則を用いてUEを構成し得る。たとえば、BSは、ある物理チャネル(たとえば、構成されたグラントリソース)に対応する構成されたリソースのために構成されたリソース有効化規則を使用し、別の物理チャネル(たとえば、物理ランダムアクセスチャネル)に対応する構成されたリソースのために、たとえばFR1における通信および/またはLBEベースのコンテンションを用いた通信のために、構成されたリソース無効化規則を使用するように、UEを構成し得る。いくつかの他の事例では、BSは、異なる構成されたリソースのための同じ構成されたリソース使用規則を用いてUEを構成し得る。たとえば、BSは、ある物理チャネル(たとえば、構成されたグラントリソース)に対応する構成されたリソースのために、ならびに/または、別の物理チャネル(たとえば、物理ランダムアクセスチャネル)に対応する構成されたリソースのために、たとえば、FR2における通信、FBEベースのコンテンションを用いた通信、LBEベースのコンテンションを用いたFR2における通信、および/もしくはFBEベースのコンテンションを用いたFR1における通信のために、構成されたリソース有効化規則を使用するように、UEを構成し得る。
【0123】
図12A図12Eは、共有無線周波数帯域(たとえば、周波数帯域402)における構成された送信機構を集合的に示す。図12A図12Eにおいて、方式1200、1250、1260、1270、および1280は、通信のためにネットワーク100などのネットワークの中のBS105および600などのBSならびにUE115および500などのUEによって利用され得る。具体的には、BSは、方式1200、1250、1260、1270、および1280に示されるように、UEとのULおよび/またはDLの構成された送信を通信し得る。加えて、x軸はある任意の単位の時間を表す。
【0124】
図12Aは、本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式1200を示す。方式1200において、BS(たとえば、BS105および600)は、たとえばRRCの構成されたグラント構成を介して、ULの構成されたリソース1210およびDLの構成されたリソース1212を用いてUE(たとえば、UE115および/500)を構成する。いくつかの事例では、構成されたリソース1210および1212は定期的なリソースであり得る。BSがチャネル(たとえば、周波数帯域402)の中のCOT1208の取得にいつ成功できるかに応じて、構成されたリソース1210および1212は、BSのCOTの時間長の中にあってもよく、またはBSのCOTの外側にあってもよい。BSは、成功したCAT LBTに基づいてCOT1208を取得し得る。図12の示される例では、構成されたリソース1210aおよび1212aはBSのCOT1208の時間長内にあり、構成されたリソース1210bおよび1212bはBSのCOT1208の外側にある。UEが、BSのCOT1208の外側にある構成されたリソース1210bまたは1212bを使用すると決定すると、UEは、COT1209を取得するためにCAT4 LBTを実行し得る。UEがCOT1209の所有権を有するので、COT1209はUE COTと呼ばれ得る。
【0125】
いくつかの態様では、BSは、SFI1220またはCOT指示1222を監視するようにUEを構成し得る。たとえば、BSは、SFI監視機会(たとえば、時間-周波数リソース)を用いてUEを構成し得る。BSは、BSがCOT指示1222および/またはSFI1220をUEに提供し得ることをUEに示し得る。上で論じられたように、COT指示およびSFIはDCIメッセージを介してシグナリングされ得る。いくつかの事例では、BSは、COT指示1222およびSFI1220を含むDCIメッセージをUEが予期し得ることを示すことがある。これは、COT指示構成、SFI構成条件と呼ばれ得る。いくつかの事例では、BSは、COT指示1222を含むがSFIを含まないDCIメッセージをUEが予期し得ることを示すことがある。これは、COT指示構成、SFI非構成条件と呼ばれ得る。いくつかの事例では、BSは、SFI1220を含むがCOT指示を含まないDCIメッセージをUEが予期できることを示し得る。これは、COT指示非構成、SFI構成条件と呼ばれ得る。いくつかの事例では、BSは、COT指示およびSFI情報UEが予期し得ないことを示すことがある。これは、COT指示非構成、SFI非構成条件と呼ばれ得る。COT指示が構成されるかどうか、および/またはSFIが構成されるかどうかに応じて、構成される送信は異なるように実行され得る。
【0126】
図12Bは、本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式1250を示す。具体的には、方式1250は、COT指示1222およびSFI1220に対するチェックマークにより示されるように、COT指示構成、SFI構成条件のもとでの構成された送信機構を示す。
【0127】
ブロック1252において、BSのCOT1208内のULの構成されたリソース1210aに対して、UEは、COT指示1222に基づいて、およびSFI1220にさらに基づいて、ULの構成されたリソース1210aを有効にし得る。たとえば、UEは、BSからのCOT指示1222を検出してもよく、COT指示1222に基づいて、ULの構成されたリソース1210aがBSのCOT1208内にあると決定してもよい。加えて、UEはCOT1208のためのSFI1220を受信し得る。UEは、構成されたULリソース1210aの中のシンボルに対してUL方向をSFI1220が示すかどうかに基づいて、ULの構成されたリソース1210aを有効にし得る。SFI1220が構成されたULリソース1210aの中のシンボルに対してUL方向を示す場合、UEはULの構成されたリソース1210aにおいてUL送信(たとえば、PRACH、PUCCH、および/またはPUSCH送信)を送信し得る。UEは、UL送信の前にCAT2 LBTを実行することによって、BSのCOT1208を共有し得る。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、COT指示1222およびSFI1220を検出し、LBTのためのチャネルエネルギー測定または信号検出を実行し得る。UEは、構成されたリソース1210aに関する情報ならびに対応する有効フラグおよび/または無効フラグをメモリ504に記憶してもよく、プロセッサ502を利用して、SFI1220およびCOT指示1222に基づいて有効フラグおよび/または無効フラグを設定してもよい。ブロック1254において、BSのCOT1208内のDLの構成されたリソース1212aに対して、UEは、COT指示1222に基づいて、およびSFI1220にさらに基づいて、DLの構成されたリソース1212aを有効にし得る。たとえば、UEは、BSからのCOT指示1222を検出してもよく、COT指示1222に基づいて、DLの構成されたリソース1212aがBSのCOT1208内にあると決定してもよい。加えて、UEはCOT1208のためのSFI1220を受信し得る。UEは、構成されたDLリソース1212aの中のシンボルに対してDL方向をSFI1220が示すかどうかに基づいて、DLの構成されたリソース1210aを有効にし得る。構成されたDLリソース1212aの中のシンボルに対してDL方向をSFI1220が示す場合、UEは、BSからのDL送信(たとえば、CSI-RS、DL SPS PDSCH送信)についてDLの構成されたリソース1212aを監視し得る。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、COT指示1222およびSFI1220を検出し得る。UEは、構成されたリソース1212aに関する情報ならびに対応する有効フラグおよび/または無効フラグをメモリ504に記憶してもよく、プロセッサ502を利用して、SFI1220およびCOT指示1222に基づいて有効フラグおよび/または無効フラグを設定してもよい。
【0128】
ブロック1256において、BS COT1208の外側にあるULの構成されたリソース1210bに対して、UEは、方式900および/または1100を使用して、構成されたリソース有効化規則または構成されたリソース無効化規則を適用し得る。ULの構成されたリソース1210bがUL送信に使用され得ることをUEが決定すると、UEはCAT4 LBTを実行することによってCOT1209を取得する。LBTに成功すると、UEは、ULの構成されたリソース1210bにおいてUL送信を送信する。いくつかの事例では、BSは、シナリオ1000において論じられたように、SFI1220を使用してULの構成された送信を取り消して、ULの構成されたリソース1210bの中のシンボルに対してフレキシブル方向またはDL方向を示し得る。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、COT指示1222およびSFI1220を検出し、LBTのためのチャネルエネルギー測定または信号検出を実行し得る。UEは、構成されたリソース1210bに関する情報ならびに対応する有効フラグおよび/または無効フラグをメモリ504に記憶してもよく、プロセッサ502を利用して、SFI1220およびCOT指示1222に基づいて有効フラグおよび/または無効フラグを設定してもよい。
【0129】
ブロック1258において、BS COT1208の外側にあるDLの構成されたリソース1212bに対して、BSはUEのCOT1209を共有し得る。しかしながら、BSは別のUEとUEのCOT1209を共有しなくてもよい。BSは、COT指示1222と同様の機構を使用して、UEのCOT1209を共有するときにCOT指示を送信し得る。シナリオ1000において論じられたように、BSは、SFI指示を使用してUEのCOT1209の中の別のUEの構成されたリソースを取り消して、たとえば、他のUEの構成されたリソースの中のシンボルに対してフレキシブル方向を示し得る。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、COT指示1222およびSFI1220を検出し得る。UEは、構成されたリソース1212bに関する情報ならびに対応する有効フラグおよび/または無効フラグをメモリ504に記憶してもよく、プロセッサ502を利用して、SFI1220およびCOT指示1222に基づいて有効フラグおよび/または無効フラグを設定してもよい。
【0130】
図12Cは、本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式1260を示す。具体的には、方式1260は、COT指示1222に対するチェックマークおよびSFI1220に対する×印により示されるように、COT指示構成、SFI非構成条件のもとでの構成された送信機構を示す。
【0131】
ブロック1262において、BSのCOT1208内のULの構成されたリソース1210aに対して、UEは、COT指示1222に基づいて、ULの構成されたリソース1210aを有効にし得る。たとえば、UEは、BSからのCOT指示1222を検出してもよく、COT指示1222aに基づいて、ULの構成されたリソース1210aがBSのCOT1208内にあると決定してもよい。UEはBSのCOT1208を共有し得る。たとえば、UEは、ULの構成されたリソース1210aの前にCAT2 LBTを実行してもよく、CAT2 LBTに成功するとUL送信(たとえば、PRACH、PUCCH、および/またはPUSCH送信)を送信し得る。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、COT指示1222およびSFI1220を検出し、LBTのためのチャネルエネルギー測定または信号検出を実行し得る。UEは、構成されたリソース1210aに関する情報ならびに対応する有効フラグおよび/または無効フラグをメモリ504に記憶してもよく、プロセッサ502を利用して、COT指示1222に基づいて有効フラグおよび/または無効フラグを設定してもよい。
【0132】
ブロック1264において、BSのCOT1208内のDLの構成されたリソース1212aに対して、UEは、COT指示1222に基づいて、DLの構成されたリソース1212aを有効にし得る。たとえば、UEは、BSからのCOT指示1222を検出してもよく、COT指示1222に基づいて、DLの構成されたリソース1212aがBSのCOT1208内にあると決定してもよい。UEは、BSからのDL送信(たとえば、CSI-RS、DL SPS PDSCH送信)についてDLの構成されたリソース1212aを監視し得る。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、COT指示1222およびSFI1220を検出し得る。UEは、構成されたリソース1212aに関する情報ならびに対応する有効フラグおよび/または無効フラグをメモリ504に記憶してもよく、プロセッサ502を利用して、COT指示1222に基づいて有効フラグおよび/または無効フラグを設定してもよい。
【0133】
ブロック1266において、BS COT1208の外側にあるULの構成されたリソース1210bに対して、UEは、CAT4 LBTを実行することによってUE COT1209を取得してもよく、CAT4 LBTに成功すると、ULの構成されたリソース1210bにおいてUL送信を送信する。いくつかの事例では、BSは、BS COT1208の外側にあるULの構成されたリソース1210b上で送信を実行しないようにUEを構成し得る。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、COT指示1222およびSFI1220を検出し、LBTのためのチャネルエネルギー測定または信号検出を実行し得る。UEは、構成されたリソース1210aに関する情報ならびに対応する有効フラグおよび/または無効フラグをメモリ504に記憶してもよく、プロセッサ502を利用して、COT指示1222に基づいて有効フラグおよび/または無効フラグを設定してもよい。
【0134】
ブロック1268において、BS COT1208の外側にあるDLの構成されたリソース1212bに対して、BSはUEのCOT1209を共有し得る。しかしながら、BSは別のUEとUEのCOT1209を共有しなくてもよい。BSは、COT指示1222と同様の機構を使用して、UEのCOT1209を共有するときにCOT指示を送信し得る。しかしながら、構成されたSFIがないので、BSは、COT共有フラグを使用して、UL送信またはDL送信のために他のUEがUEのCOT1209内でBSのCOTを共有することが許可されないことを示し得る。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、COT指示1222およびSFI1220を検出し得る。UEは、構成されたリソース1210aに関する情報ならびに対応する有効フラグおよび/または無効フラグをメモリ504に記憶してもよく、プロセッサ502を利用して、COT指示1222に基づいて有効フラグおよび/または無効フラグを設定してもよい。
【0135】
図12Dは、本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式1270を示す。具体的には、方式1270は、COT指示1222およびSFI1220に対する×印により示されるように、COT指示非構成、SFI非構成条件のもとでの構成された送信機構を示す。
【0136】
ブロック1272において、BSのCOT1208内のULの構成されたリソース1210aに対して、UEは、COT指示1222がないのでBSのCOT1208を共有しないことがある。したがって、UEは、ULの構成されたリソース1210aの前にCAT4 LBTを実行し、LBTに成功すると、ULの構成されたリソース1210aにおけるUL送信に進み得る。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、LBTのためのチャネルエネルギー測定または信号検出を実行し得る。
【0137】
ブロック1274において、BSのCOT1208内のDLの構成されたリソース1212aに対して、UEは、COT指示がないのでperiodic-CSI-RS(P-CSI-RS)送信を有効にすることが可能ではないことがある。UEは、DL SPS PDSCH送信を監視してもよく、DL SPS PDSCH送信が受信されるかどうかを、PDSCH CRC有効化に基づいて決定してもよい。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、P-CSI-RSおよび/またはDL SPS PDSCHのためのスケジュールを受信し、対応するスケジュールに従ってP-CSI-RSおよび/またはDL SPS PDSCHを受信し得る。
【0138】
ブロック1276において、BS COT1208の外側にあるULの構成されたリソース1210bに対して、UEはCAT4 LBTを実行することによってCOT1209を取得し得る。LBTに成功すると、UEは、ULの構成されたリソース1210bにおいてUL送信を送信する。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、LBTのためのチャネルエネルギー測定または信号検出を実行し、UL送信を送信し得る。
【0139】
ブロック1278において、BS COT1208の外側にあるDLの構成されたリソース1212bに対して、BSはDLの構成された送信のためにUEのCOT1209を共有し得る。しかしながら、BSは別のUEとUEのCOT1209を共有しなくてもよい。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、BSがUEのCOT1209を共有し得ることを示すフラグを含むPUCCH信号を送信し得る。
【0140】
構成されたCOT指示がなく、構成されたSFI指示がないいくつかの態様では、BSはDL SPS送信の構成を避け得る。
【0141】
図12Eは、本開示のいくつかの態様による構成されたグラント送信方式1280を示す。具体的には、方式1280は、COT指示1222に対する×印およびSFI1220に対するチェックマークにより示されるように、COT指示非構成、SFI構成条件のもとでの構成された送信機構を示す。
【0142】
全般に、方式1280は多くの面で方式1270と似た特徴を含む。たとえば、ブロック1282、1284、1286、および1288は、それぞれブロック1272、1274、1276、および1278と同様である。したがって、簡潔にするために、それらのステップの詳細はここでは繰り返されない。上の対応する説明を参照されたい。しかしながら、BSは、SFI1220を使用してブロック1282および/または1286におけるULの構成された送信を取り消して、ULの構成されたリソース1210aおよび/またはULの構成されたリソース1210bの中のシンボルに対してフレキシブル方向またはDL方向を示し得る。
【0143】
いくつかの態様では、UE COT(たとえば、UE COT1209)内で、SFIが構成されるが、UEがUE COTの中のULの構成されたリソースをカバーするSFIを検出できない場合、UEは、FR1においてLBEを用いて動作するときに、構成されたリソース無効化規則を適用し得る。UEがFBEモードにおいてUE COTを取得することが許容される場合、構成されたリソース無効化規則は、FBEモードを使用するときも適用され得る。FR2においてLBEを用いて動作するとき、構成されたリソース有効化規則が適用され得る。たとえば、BSがビーム方向Xにおいてサービスしている場合、BSは、UEがビーム方向Y(ビーム方向Xと異なる)に送信することを望まないことがある。UEはビーム方向YにおけるCOT指示またはSFIを検出しないことがあるので、UEはCAT4 LBTを使用してUL送信のためのUE COTを取得することがある。したがって、構成されたリソース有効化規則の使用は、BSがビーム方向Xにサービスしている間にUEにビーム方向Yへ送信させるのを防ぎ得る。
【0144】
図13は、本開示のいくつかの態様による通信方法1300の流れ図である。方法1300の態様は、ワイヤレス通信デバイスのコンピューティングデバイス(たとえば、プロセッサ、処理回路、および/または他の適切な構成要素)、またはステップを実行するための他の適切な手段によって実行され得る。たとえば、UE115または500などのワイヤレス通信デバイスは、方法1300のステップを実行するために、プロセッサ502、メモリ504、構成送信モジュール507、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの、1つまたは複数の構成要素を利用し得る。方法1300は、図7図8図9図11A図11B図11C図12A図12B図12C図12D、および/もしくは図12Eに関してそれぞれ上で説明された方式700、800、900、1100、1150、1160、1200、1250、1260、1270、および/もしくは1280、ならびに/または、図10に関して上で説明されたシナリオ1000におけるものと同様の機構を利用し得る。示されるように、方法1300は、列挙されたいくつかのステップを含むが、方法1300の態様は、列挙されたステップの前、その後、またはステップとステップの間に、追加のステップを含み得る。いくつかの態様では、列挙されるステップのうちの1つまたは複数は省略されてもよく、または異なる順序で実行されてもよい。
【0145】
ブロック1310において、UE(たとえば、UE115および/または500)は、BS(たとえば、BS105および/または600)から、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を受信する。この指示は、構成されたグラント310、410、710、810、910、および/または1010と同様であり得る。第1の構成されたリソースは、構成されたリソース912、1210、および1212と同様であり得る。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を受信し得る。
【0146】
ブロック1320において、UEは、BSから、第1の構成を受信して、その通信のための第1の構成されたリソースを使用するために第1の方向の有効化または第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択する。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、第1の構成を含むPDSCH信号を受信して、その通信のための第1の構成されたリソースを使用するために第1の方向の有効化または第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択し得る。いくつかの事例では、UEは、構成、有効化のための命令コードの第1のセット、および無効化のための命令コードの第2のセットをメモリ504に記憶し得る。UEは、プロセッサ502を利用して、構成に基づいて、有効化のための命令コードの第1のセットまたは無効化のための命令コードの第2のセットを実行し得る。
【0147】
ブロック1330において、UEは、BSと、第1の構成に基づいて第1の構成されたリソースを使用して第1の方向においてその通信を通信する。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、構成送信モジュール507、COT指示モジュール508、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、第1の構成に基づいて第1の構成されたリソースを使用して第1の方向においてその通信を通信し得る。
【0148】
いくつかの事例では、UEはさらに、BSから、第1の構成されたリソースに対して第1の方向を示すSFI(たとえば、SFI320、420、720、820、1020、および/または1220)を受信し、この通信は、受信されたSFIが第1の構成されたリソースに対して第1の方向を有効にしたことに応答して通信される。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、SFIを受信し得る。
【0149】
いくつかの事例では、UEはさらに、UEによってBSから、第1の構成されたリソースに対するSFIを監視し、その通信は、その監視から、第1の構成されたリソースに対して第1の方向を無効にするためのSFIが検出されないと決定したことに応答して通信される。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、SFIを監視し得る。たとえば、UEは、トランシーバ510を利用して、チャネルから信号を受信し、プロセッサ502を利用して、SFI監視機会(たとえば、時間および周波数リソース)に従ってSFIを受信された信号から復号し得る。
【0150】
いくつかの事例では、第1の構成はさらに、第1の構成されたリソースがBSのCOT(たとえば、COT408、908、1208)内にあるとき第1の方向の有効化を選択することと、第1の構成されたリソースがBSのCOTの外側にあるとき第1の方向の無効化の不在を選択することとを示す。いくつかの事例では、第1の構成されたリソースはBSのCOT内にある。いくつかの事例では、第1の構成されたリソースはBSのCOTの外側にある。いくつかの事例では、UEはさらに、BSから、COTの指示および第1の構成されたリソースに対して第2の方向を示すSFIを含むダウンリンク制御情報を受信する。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、COT指示モジュール508、構成送信モジュール507、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、ダウンリンク制御情報を受信し得る。
【0151】
いくつかの事例では、第1の構成はさらに、通信と関連付けられる周波数キャリアに基づいて、第1の方向の有効化および第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられる周波数キャリアがミリ波周波数にあるときは第1の方向の有効化を選択し、通信と関連付けられる周波数キャリアが非ミリ波周波数にあるときは第1の方向の無効化の不在を選択することを示す。
【0152】
いくつかの事例では、第1の構成はさらに、通信と関連付けられるコンテンションモードに基づいて、第1の方向の有効化および第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。いくつかの事例では、第1の構成はさらに、通信と関連付けられるコンテンションモードがFBEコンテンションモードであるときは第1の方向の有効化を選択することと、通信と関連付けられるコンテンションモードがLBEコンテンションモードであるときは第1の方向の無効化の不在を選択することとを示す。
【0153】
いくつかの事例では、UEはさらに、BSから、第2の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第2の構成されたリソースの指示を受信する。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、COT指示モジュール508、構成送信モジュール507、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、第2の構成されたリソースの指示を受信し得る。いくつかの事例では、UEはさらに、BSから、第2の構成を受信して、その通信のための第2の構成されたリソースを使用するために第2の方向の有効化および第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択し、第2の構成は第1の構成と異なる。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、COT指示モジュール508、構成送信モジュール507、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、第2の構成を受信し得る。
【0154】
いくつかの事例では、UEはさらに、BSから、第2の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第2の構成されたリソースの指示を受信し、第1の構成はさらに、その通信のための第2の構成されたリソースを使用するために第2の方向の有効化および第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、COT指示モジュール508、構成送信モジュール507、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、第2の構成されたリソースの指示を受信し得る。
【0155】
いくつかの事例では、UEはさらに、BSから、アップリンク方向への通信のための第2の構成されたリソースの指示を受信し、第2の構成されたリソースはBSのチャネル占有時間(COT)の外側にある。UEはさらに、BSから、第2の構成されたリソースに対して非アップリンク方向を示すSFIを受信する。UEはさらに、第2の構成されたリソースに対して非アップリンク方向を示す受信されたSFIに基づいて、第2の構成されたリソースにおいて送信するのを控える。いくつかの事例では、UEは、プロセッサ502、COT指示モジュール508、構成送信モジュール507、SFIモジュール509、トランシーバ510、モデム512、および1つまたは複数のアンテナ516などの1つまたは複数の構成要素を利用して、第2の構成されたリソースの指示およびSFIを受信し得る。UEは、プロセッサ502などの1つまたは複数の構成要素を利用して、メモリ504の中の送信キューから構成された送信を除去することによって、送信するのを控え得る。
【0156】
いくつかの事例では、ブロック1320において、UEはさらに、BSから、RRCシグナリングを介して第1の構成を受信する。
【0157】
いくつかの事例では、UEはさらに、BSから、第2の方向への第2の通信のための第2の構成されたリソースの指示を受信する。UEはさらに、BSから、COTに対するSFIを伴わないCOTの指示を受信し、第2の構成されたリソースはCOT内にある。UEはさらに、BSと、COTの受信された指示に基づいて、第2の構成されたリソースを使用して第2の方向において第2の通信を通信する。
【0158】
図14は、本開示のいくつかの態様による通信方法1400の流れ図である。方法1400の態様は、ワイヤレス通信デバイスのコンピューティングデバイス(たとえば、プロセッサ、処理回路、および/または他の適切な構成要素)、またはステップを実行するための他の適切な手段によって実行され得る。たとえば、BS105または600などのワイヤレス通信デバイスは、方法1300のステップを実行するために、プロセッサ602、メモリ604、構成送信モジュール607、COT指示モジュール608、SFIモジュール609、トランシーバ610、モデム612、および1つまたは複数のアンテナ616などの、1つまたは複数の構成要素を利用し得る。方法1300は、図7図8図9図11A図11B図11C図12A図12B図12C図12D、および/もしくは図12Eに関してそれぞれ上で説明された方式700、800、900、1100、1150、1160、1200、1250、1260、1270、および/もしくは1280、ならびに/または、図10に関して上で説明されたシナリオ1000におけるものと同様の機構を利用し得る。示されるように、方法1300は、列挙されたいくつかのステップを含むが、方法1300の態様は、列挙されたステップの前、その後、またはステップとステップの間に、追加のステップを含み得る。いくつかの態様では、列挙されるステップのうちの1つまたは複数は省略されてもよく、または異なる順序で実行されてもよい。
【0159】
ブロック1410において、BS(たとえば、BS105および/または600)は、UE(たとえば、UE115および/または500)に、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を送信する。この指示は、構成されたグラント310、410、710、810、910、および/または1010と同様であり得る。第1の構成されたリソースは、構成されたリソース912、1210、および1212と同様であり得る。いくつかの事例では、BSは、プロセッサ602、構成送信モジュール607、COT指示モジュール608、SFIモジュール609、トランシーバ610、モデム612、および1つまたは複数のアンテナ616などの1つまたは複数の構成要素を利用して、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を送信し得る。
【0160】
ブロック1420において、BSは、UEに、第1の構成を送信して、その通信のための第1の構成されたリソースを使用するために第1の方向の有効化または第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択する。いくつかの事例では、BSは、プロセッサ602、構成送信モジュール607、COT指示モジュール608、SFIモジュール609、トランシーバ610、モデム612、および1つまたは複数のアンテナ616などの1つまたは複数の構成要素を利用して、第1の構成を送信して、その通信のための第1の構成されたリソースを使用するために第1の方向の有効化または第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択し得る。
【0161】
ブロック1430において、BSは、UEと、第1の構成に基づいて第1の構成されたリソースを使用して第1の方向においてその通信を通信する。いくつかの事例では、BSは、プロセッサ602、構成送信モジュール607、COT指示モジュール608、SFIモジュール609、トランシーバ610、モデム612、および1つまたは複数のアンテナ616などの1つまたは複数の構成要素を利用して、第1の構成を送信し、第1の構成に基づいて第1の構成されたリソースを使用して第1の方向においてその通信を通信し得る。
【0162】
いくつかの事例では、BSはさらに、UEに、第1の構成されたリソースに対して第1の方向を示すSFIを送信し、この通信は、送信されたSFIが第1の構成されたリソースに対して第1の方向を有効にしたことに応答して通信される。いくつかの事例では、BSは、プロセッサ602、構成送信モジュール607、COT指示モジュール608、SFIモジュール609、トランシーバ610、モデム612、および1つまたは複数のアンテナ616などの1つまたは複数の構成要素を利用して、SFIを送信し得る。
【0163】
いくつかの事例では、第1の構成はさらに、第1の構成されたリソースがBSのCOT内にあるときに第1の方向の有効化を選択することと、第1の構成されたリソースがBSのCOTの外側にあるときに第1の方向の無効化の不在を選択することとを示す。いくつかの事例では、第1の構成されたリソースはBSのCOT内にある。いくつかの事例では、第1の構成されたリソースはBSのCOTの外側にある。いくつかの事例では、BSは、UEに、COTの指示および第1の構成されたリソースに対して第2の方向を示すSFIを含むダウンリンク制御情報を送信する。いくつかの事例では、BSは、プロセッサ602、構成送信モジュール607、COT指示モジュール608、SFIモジュール609、トランシーバ610、モデム612、および1つまたは複数のアンテナ616などの1つまたは複数の構成要素を利用して、ダウンリンク制御情報を受信し得る。
【0164】
いくつかの事例では、第1の構成はさらに、通信と関連付けられる周波数キャリアに基づいて、第1の方向の有効化および第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。いくつかの事例では、第1の構成はさらに、通信と関連付けられる周波数キャリアがミリ波周波数にあるときは第1の方向の有効化を選択することと、通信と関連付けられる周波数キャリアが非ミリ波周波数にあるときは第1の方向の無効化の不在を選択することとを示す。
【0165】
いくつかの事例では、第1の構成はさらに、通信と関連付けられるコンテンションモードに基づいて、第1の方向の有効化および第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。いくつかの事例では、第1の構成はさらに、通信と関連付けられるコンテンションモードがFBEコンテンションモードであるときは第1の方向の有効化を選択し、通信と関連付けられるコンテンションモードがLBEコンテンションモードであるときは第1の方向の無効化の不在を選択することを示す。
【0166】
いくつかの事例では、BSはさらに、UEに、第2の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第2の構成されたリソースの指示を送信する。BSはさらに、UEに、第2の構成を送信して、その通信のための第2の構成されたリソースを使用するために第2の方向の有効化および第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択し、第2の構成は第1の構成と異なる。いくつかの事例では、BSは、プロセッサ602、構成送信モジュール607、COT指示モジュール608、SFIモジュール609、トランシーバ610、モデム612、および1つまたは複数のアンテナ616などの1つまたは複数の構成要素を利用して、第2のリソースおよび第2の構成の指示を送信し得る。
【0167】
いくつかの事例では、BSはさらに、UEに、第2の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第2の構成されたリソースの指示を送信し、第1の構成はさらに、その通信のための第2の構成されたリソースを使用するために第2の方向の有効化および第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。いくつかの事例では、BSは、プロセッサ602、構成送信モジュール607、COT指示モジュール608、SFIモジュール609、トランシーバ610、モデム612、および1つまたは複数のアンテナ616などの1つまたは複数の構成要素を利用して、第2の構成されたリソースの指示を送信し得る。
【0168】
いくつかの事例では、BSはさらに、UEに、アップリンク方向への通信のための第2の構成されたリソースの指示を送信し、第2の構成されたリソースはBSのCOTの外側にある。BSはさらに、UEに、第2の構成されたリソースに対して非アップリンク方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を送信し、第2の構成されたリソースに対する通信を取り消す。
【0169】
いくつかの事例では、ブロック1420において、BSはさらに、UEに、RRCシグナリングを介して第1の構成を送信する。
【0170】
いくつかの事例では、BSはさらに、別のUEに、第2の方向への通信のための第2の構成されたリソースの指示を送信する。BSはさらに、UEに、UEのCOTの間にダウンリンク通信を送信する。BSはさらに、別のUEに、第2の構成されたリソースがUEのCOT内にあるという決定に基づいて、第2の構成されたリソースに対する通信を取り消すための指示を送信する。いくつかの事例では、BSは、プロセッサ602、構成送信モジュール607、COT指示モジュール608、SFIモジュール609、トランシーバ610、モデム612、および1つまたは複数のアンテナ616などの1つまたは複数の構成要素を利用して、別のUEに、第2の構成されたリソースの指示および第2の構成されたリソースに対する通信の取り消しを送信し得る。いくつかの事例では、第2の構成されたリソースに対する通信を取り消すための指示を送信することは、第2の構成されたリソースに対して第2の方向と異なる第3の方向(たとえば、フレキシブル方向)を示すSFIを送信することを含む。
【0171】
いくつかの事例では、BSはさらに、UEに、第2の方向への第2の通信のための第2の構成されたリソースの指示を送信する。BSはさらに、UEに、COTに対するSFIを伴わないCOTに対する指示を送信し、第2の構成されたリソースはCOT内にある。BSはさらに、UEと、第2の構成されたリソースを使用して第2の方向において第2の通信を通信する。いくつかの事例では、BSは、プロセッサ602、構成送信モジュール607、COT指示モジュール608、SFIモジュール609、トランシーバ610、モデム612、および1つまたは複数のアンテナ616などの1つまたは複数の構成要素を利用して、COTに対するSFIを伴わない第2の構成されたリソースの指示およびCOTの指示を送信し、第2の通信を通信し得る。
【0172】
本開示のさらなる実施形態は、ユーザ機器(UE)を含む。UEは、基地局(BS)から、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を受信し、BSから、第1の構成を受信して、その通信のための第1の構成されたリソースを使用するために第1の方向の有効化または第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択し、BSと、第1の構成に基づいて第1の構成されたリソースを使用して第1の方向においてその通信を通信するように構成される、トランシーバを含む。
【0173】
UEはまた、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、トランシーバはさらに、BSから、第1の構成されたリソースに対して第1の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を受信するように構成され、その通信を通信するように構成されるトランシーバは、BSと、受信されたSFIが第1の構成されたリソースに対して第1の方向を有効にしたことに応答して、その通信を通信するように構成される。UEは、BSから、第1の構成されたリソースに対してスロットフォーマットインジケータ(SFI)を監視するように構成されるプロセッサを含んでもよく、その通信を通信するように構成されるトランシーバは、その監視から、第1の構成されたリソースに対して第1の方向を無効にするためのSFIが検出されないと決定したことに応答して、BSとその通信を通信するように構成される。第1の構成はさらに、第1の構成されたリソースがBSのチャネル占有時間(COT)内にあるとき第1の方向の有効化を選択することと、第1の構成されたリソースがBSのCOTの外側にあるとき第1の方向の無効化の不在を選択することとを示す。第1の構成されたリソースはBSのCOT内にある。第1の構成されたリソースはBSのCOTの外側にある。トランシーバはさらに、BSから、COTの指示および第1の構成されたリソースに対して第2の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を含むダウンリンク制御情報を受信するように構成される。第1の構成はさらに、通信と関連付けられる周波数キャリアに基づいて、第1の方向の有効化および第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられる周波数キャリアがミリメートル波(ミリ波)周波数にあるときは第1の方向の有効化を選択することと、通信と関連付けられる周波数キャリアが非ミリ波周波数にあるときは第1の方向の無効化の不在を選択することとを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられるコンテンションモードに基づいて、第1の方向の有効化および第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられるコンテンションモードがフレームベース機器(FBE)コンテンションモードであるときは第1の方向の有効化を選択し、通信と関連付けられるコンテンショ
ンモードが負荷ベース機器(LBE)コンテンションモードであるときは第1の方向の無効化の不在を選択することを示す。トランシーバはさらに、BSから、第2の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第2の構成されたリソースの指示を受信し、BSから、その通信のための第2の構成されたリソースを使用するために第2の方向の有効化および第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択するための第2の構成を受信するように構成され、第2の構成は第1の構成と異なる。トランシーバはさらに、BSから、第2の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第2の構成されたリソースの指示を受信するように構成され、第1の構成はさらに、その通信のための第2の構成されたリソースを使用するために第2の方向の有効化および第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。トランシーバはさらに、BSから、アップリンク方向への通信のための第2の構成されたリソースの指示を受信し、第2の構成されたリソースがBSのチャネル占有時間(COT)の外側にあり、BSから、第2の構成されたリソースに対して非アップリンク方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を受信するように構成され、UEはさらに、第2の構成されたリソースに対して非アップリンク方向を示す受信されたSFIに基づいて、第2の構成されたリソースにおいて送信するのを控えるように構成されるプロセッサを含む。第1の構成を受信するように構成されるトランシーバは、BSから、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して第1の構成を受信するように構成される。トランシーバはさらに、BSから、第2の方向への第2の通信のための第2の構成されたリソースの指示を受信し、BSから、COTに対するスロットフォーマットインジケータ(SFI)を伴わないチャネル占有時間(COT)に対する指示を受信し、第2の構成されたリソースがCOT内にあり、BSと、COTに対する受信された指示に基づいて、第2の構成されたリソースを使用して第2の方向において第2の通信を通信するように構成される。
【0174】
本開示のさらなる実施形態は、基地局(BS)を含む。BSは、ユーザ機器(UE)に、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を送信し、UEに、第1の構成を送信して、その通信のための第1の構成されたリソースを使用するために第1の方向の有効化または第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択し、UEと、第1の構成に基づいて第1の構成されたリソースを使用して第1の方向においてその通信を通信するように構成される、トランシーバを含む。
【0175】
BSはまた、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、トランシーバはさらに、UEに、第1の構成されたリソースに対して第1の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を送信するように構成され、その通信を通信するように構成されるトランシーバは、UEと、送信されたSFIが第1の構成されたリソースに対して第1の方向を有効にしたことに応答して、その通信を通信するように構成される。第1の構成はさらに、第1の構成されたリソースがBSのチャネル占有時間(COT)内にあるとき第1の方向の有効化を選択することと、第1の構成されたリソースがBSのCOTの外側にあるとき第1の方向の無効化の不在を選択することとを示す。第1の構成されたリソースはBSのCOT内にある。第1の構成されたリソースはBSのCOTの外側にある。トランシーバはさらに、UEに、COTの指示および第1の構成されたリソースに対して第2の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を含むダウンリンク制御情報を送信するように構成される。第1の構成はさらに、通信と関連付けられる周波数キャリアに基づいて、第1の方向の有効化および第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられる周波数キャリアがミリメートル波(ミリ波)周波数にあるときは第1の方向の有効化を選択することと、通信と関連付けられる周波数キャリアが非ミリ波周波数にあるときは第1の方向の無効化の不在を選択することとを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられるコンテンションモードに基づいて、第1の方向の有効化および第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられるコンテンションモードがフレームベース機器(FBE)コンテンションモードであるときは第1の方向の有効化を選択し、通信と関連付けられるコンテンションモードが負荷ベース機器(LBE)コンテンションモードであるときは第1の方向の無効化の不在を選択することを示す。トランシーバはさらに、UEに、第2の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第2の構成されたリソースの指示を送信し、UEに、その通信のための第2の構成されたリソースを使用するために第2の方向の有効化および第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択
するための第2の構成を送信するように構成され、第2の構成は第1の構成と異なる。トランシーバはさらに、UEに、第2の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第2の構成されたリソースの指示を送信するように構成され、第1の構成はさらに、その通信のための第2の構成されたリソースを使用するために第2の方向の有効化および第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。トランシーバはさらに、UEに、アップリンク方向への通信のための第2の構成されたリソースの指示を送信し、第2の構成されたリソースがBSのチャネル占有時間(COT)の外側にあり、UEに、第2の構成されたリソースに対して非アップリンク方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を送信して、第2の構成されたリソースに対する通信を取り消すように構成される。第1の構成を送信するように構成されるトランシーバは、UEに、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して第1の構成を送信するように構成される。トランシーバはさらに、別のUEに、第2の方向への通信のための第2の構成されたリソースの指示を送信し、UEに、UEのチャネル占有時間(COT)の間にダウンリンク通信を送信し、別のUEに、第2の構成されたリソースがUEのCOT内にあるという決定に基づいて第2の構成されたリソースに対する通信を取り消すための指示を送信するように構成される。第2の構成されたリソースに対する通信を取り消すための指示を送信するように構成されるトランシーバは、別のUEに、第2の構成されたリソースに対して第2の方向と異なる第3の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を送信するように構成される。トランシーバはさらに、UEに、第2の方向への第2の通信のための第2の構成されたリソースの指示を送信し、UEに、チャネル占有時間(COT)に対するスロットフォーマットインジケータ(SFI)を伴わないCOTの指示を送信し、第2の構成されたリソースがCOT内にあり、UEと、第2の構成されたリソースを使用して第2の方向において第2の通信を通信するように構成される。
【0176】
本開示のさらなる実施形態は、プログラムコードを記録した非一時的コンピュータ可読媒体を含む。非一時的コンピュータ可読媒体は、ユーザ機器(UE)に、基地局(BS)から、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を受信させるためのコードを含む。非一時的コンピュータ可読媒体はまた、UEに、BSから、第1の構成を受信させて、その通信のための第1の構成されたリソースを使用するために第1の方向の有効化または第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択させるためのコードを含む。非一時的コンピュータ可読媒体はまた、UEに、BSと、第1の構成に基づいて第1の構成されたリソースを使用して第1の方向においてその通信を通信させるためのコードを含む。
【0177】
非一時的コンピュータ可読媒体はまた、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体は、UEに、BSから、第1の構成されたリソースに対して第1の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を受信させるためのコードを含み、UEにその通信を通信させるためのコードは、BSと、受信されたSFIが第1の構成されたリソースに対して第1の方向を有効にしたことに応答して、その通信を通信するように構成される。UEにその通信を通信させるためのコードは、監視から、第1の構成されたリソースに対して第1の方向を無効にするためのSFIが検出されないと決定したことに応答して、BSとその通信を通信するように構成される。第1の構成はさらに、第1の構成されたリソースがBSのチャネル占有時間(COT)内にあるとき第1の方向の有効化を選択することと、第1の構成されたリソースがBSのCOTの外側にあるとき第1の方向の無効化の不在を選択することとを示す。第1の構成されたリソースはBSのCOT内にある。第1の構成されたリソースはBSのCOTの外側にある。非一時的コンピュータ可読媒体は、UEに、BSから、COTの指示および第1の構成されたリソースに対して第2の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を含むダウンリンク制御情報を受信させるためのコードを含み得る。第1の構成はさらに、通信と関連付けられる周波数キャリアに基づいて、第1の方向の有効化および第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられる周波数キャリアがミリメートル波(ミリ波)周波数にあるときは第1の方向の有効化を選択することと、通信と関連付けられる周波数キャリアが非ミリ波周波数にあるときは第1の方向の無効化の不在を選択することとを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられるコンテンションモードに基づいて、第1の方向の有効化および第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられるコンテンションモードがフレームベース機器(FBE)コンテンションモードであるときは第1の方向の有効化を選択し、通信と関連付けられるコンテンションモードが負荷ベース機器(LBE)コンテンションモードであるときは第1の方向の無効化の不在
を選択することを示す。非一時的コンピュータ可読媒体は、UEに、BSから、第2の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第2の構成されたリソースの指示を受信させるためのコードと、UEに、BSから、その通信のための第2の構成されたリソースを使用するために第2の方向の有効化および第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択するための第2の構成を受信させるためのコードとを含んでもよく、第2の構成は第1の構成と異なる。第1の構成はさらに、その通信のための第2の構成されたリソースを使用するために第2の方向の有効化および第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。非一時的コンピュータ可読媒体は、UEに、BSから、アップリンク方向への通信のための第2の構成されたリソースの指示を受信させるためのコードであって、第2の構成されたリソースがBSのチャネル占有時間(COT)の外側にある、コードと、UEに、BSから、第2の構成されたリソースに対して非アップリンク方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を受信させるためのコードと、UEに、第2の構成されたリソースに対して非アップリンク方向を示す受信されたSFIに基づいて、第2の構成されたリソースにおいて送信するのを控えさせるためのコードとを含み得る。UEに第1の構成を受信させるためのコードは、BSから、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して第1の構成を受信するように構成される。非一時的コンピュータ可読媒体は、UEに、BSから、第2の方向への第2の通信のための第2の構成されたリソースの指示を受信させるためのコードと、UEに、BSから、チャネル占有時間(COT)に対するスロットフォーマットインジケータ(SFI)を伴わないCOTの指示を受信させるためのコードであって、第2の構成されたリソースがCOT内にある、コードと、UEに、BSと、COTに対する受信された指示に基づいて、第2の構成されたリソースを使用して第2の方向において第2の通信を通信させるためのコードとを含み得る。
【0178】
本開示のさらなる実施形態は、プログラムコードを記録した非一時的コンピュータ可読媒体を含む。非一時的コンピュータ可読媒体は、基地局(BS)に、ユーザ機器(UE)へ、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を送信させるためのコードを含む。非一時的コンピュータ可読媒体はまた、BSに、UEへ、第1の構成を送信させて、その通信のための第1の構成されたリソースを使用するために第1の方向の有効化または第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択させるためのコードを含む。非一時的コンピュータ可読媒体はまた、BSに、UEと、第1の構成に基づいて第1の構成されたリソースを使用して第1の方向においてその通信を通信させるためのコードを含む。
【0179】
非一時的コンピュータ可読媒体はまた、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体は、BSに、UEへ、第1の構成されたリソースに対して第1の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を送信させるためのコードを含み、BSにその通信を通信させるためのコードは、UEと、送信されたSFIが第1の構成されたリソースに対して第1の方向を有効にしたことに応答して、その通信を通信するように構成される。第1の構成はさらに、第1の構成されたリソースがBSのチャネル占有時間(COT)内にあるとき第1の方向の有効化を選択することと、第1の構成されたリソースがBSのCOTの外側にあるとき第1の方向の無効化の不在を選択することとを示す。第1の構成されたリソースはBSのCOT内にある。第1の構成されたリソースはBSのCOTの外側にある。非一時的コンピュータ可読媒体は、BSに、UEへ、COTの指示および第1の構成されたリソースに対して第2の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を含むダウンリンク制御情報を送信させるためのコードを含み得る。第1の構成はさらに、通信と関連付けられる周波数キャリアに基づいて、第1の方向の有効化および第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられる周波数キャリアがミリメートル波(ミリ波)周波数にあるときは第1の方向の有効化を選択することと、通信と関連付けられる周波数キャリアが非ミリ波周波数にあるときは第1の方向の無効化の不在を選択することとを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられるコンテンションモードに基づいて、第1の方向の有効化および第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられるコンテンションモードがフレームベース機器(FBE)コンテンションモードであるときは第1の方向の有効化を選択し、通信と関連付けられるコンテンションモードが負荷ベース機器(LBE)コンテンションモードであるときは第1の方向の無効化の不在を選択することを示す。非一時的コンピュータ可読媒体は、BSに、UEへ、第2の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第2の構成されたリソースの指示を送信させるためのコードと、BSに、UEへ、その通信の
ための第2の構成されたリソースを使用するために第2の方向の有効化および第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択するための第2の構成を送信させるためのコードとを含んでもよく、第2の構成は第1の構成と異なる。第1の構成はさらに、その通信のための第2の構成されたリソースを使用するために第2の方向の有効化および第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。非一時的コンピュータ可読媒体は、BSに、UEへ、アップリンク方向への通信のための第2の構成されたリソースの指示を送信させるためのコードであって、第2の構成されたリソースがBSのチャネル占有時間(COT)の外側にある、コードと、BSに、UEへ、第2の構成されたリソースに対して非アップリンク方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を送信させて、第2の構成されたリソースに対する通信を取り消させるためのコードとを含み得る。BSに第1の構成を送信させるためのコードは、UEに、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して第1の構成を送信するように構成される。非一時的コンピュータ可読媒体は、BSに、別のUEへ、第2の方向への通信のための第2の構成されたリソースの指示を送信させるためのコードと、BSに、UEへ、UEのチャネル占有時間(COT)の間にダウンリンク通信を送信させるためのコードと、BSに、別のUEへ、第2の構成されたリソースがUEのCOT内にあるという決定に基づいて第2の構成されたリソースに対する通信を取り消すための指示を送信させるためのコードとを含み得る。第2の構成されたリソースに対する通信を取り消すための指示をBSに送信させるためのコードは、別のUEに、第2の構成されたリソースに対して第2の方向と異なる第3の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を送信するように構成される。非一時的コンピュータ可読媒体は、BSに、UEへ、第2の方向への第2の通信のための第2の構成されたリソースの指示を送信させるためのコードと、BSに、UEへ、チャネル占有時間(COT)に対するスロットフォーマットインジケータ(SFI)を伴わないCOTの指示を受信させるためのコードであって、第2の構成されたリソースがCOT内にある、コードと、BSに、UEと、第2の構成されたリソースを使用して第2の方向において第2の通信を通信
させるためのコードとを含み得る。
【0180】
本開示のさらなる実施形態は、ユーザ機器(UE)を含む。ユーザ機器は、基地局(BS)から、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を受信するための手段を含む。ユーザ機器はまた、BSから、第1の構成を受信して、その通信のための第1の構成されたリソースを使用するために第1の方向の有効化または第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択するため手段を含む。ユーザ機器はまた、BSと、第1の構成に基づいて第1の構成されたリソースを使用して第1の方向においてその通信を通信するための手段を含む。
【0181】
UEはまた、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、UEは、BSから、第1の構成されたリソースに対して第1の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を受信するための手段を含み、その通信を通信するための手段は、BSと、受信されたSFIが第1の構成されたリソースに対して第1の方向を有効にしたことに応答して、その通信を通信するように構成される。その通信を通信するための手段は、BSと、監視から、第1の構成されたリソースに対して第1の方向を無効にするためのSFIが検出されないと決定したことに応答して、その通信を通信するように構成される。第1の構成はさらに、第1の構成されたリソースがBSのチャネル占有時間(COT)内にあるとき第1の方向の有効化を選択することと、第1の構成されたリソースがBSのCOTの外側にあるとき第1の方向の無効化の不在を選択することとを示す。第1の構成されたリソースはBSのCOT内にある。第1の構成されたリソースはBSのCOTの外側にある。UEは、BSから、COTの指示および第1の構成されたリソースに対して第2の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を含むダウンリンク制御情報を受信するための手段を含み得る。第1の構成はさらに、通信と関連付けられる周波数キャリアに基づいて、第1の方向の有効化および第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられる周波数キャリアがミリメートル波(ミリ波)周波数にあるときは第1の方向の有効化を選択することと、通信と関連付けられる周波数キャリアが非ミリ波周波数にあるときは第1の方向の無効化の不在を選択することとを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられるコンテンションモードに基づいて、第1の方向の有効化および第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられるコンテンションモードがフレームベース機器(FBE)コンテンションモードであるときは第1の方向の有効化を選択し、通信と関連付けられるコンテンションモードが負荷ベース機器(LBE)コンテンションモードであるときは第1の方向の無効化の不在を選択することを示す。UEは、BSから、第2の方向への通信のための、共有無線周波数帯域の中の第2の構成されたリソー
スの指示を受信するための手段と、BSから、その通信のための第2の構成されたリソースを使用するために第2の方向の有効化および第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択するための第2の構成を受信するための手段とを含んでもよく、第2の構成は第1の構成と異なる。第1の構成はさらに、その通信のための第2の構成されたリソースを使用するために第2の方向の有効化および第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。UEは、BSから、アップリンク方向への通信のための第2の構成されたリソースの指示を受信するための手段であって、第2の構成されたリソースがBSのチャネル占有時間(COT)の外側にある、手段と、BSから、第2の構成されたリソースに対して非アップリンク方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を受信するための手段と、第2の構成されたリソースに対して非アップリンク方向を示す受信されたSFIに基づいて、第2の構成されたリソースにおいて送信するのを控えるための手段とを含み得る。第1の構成を受信するための手段は、BSから、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して第1の構成を受信するように構成される。UEは、BSから、第2の方向への第2の通信のための第2の構成されたリソースの指示を受信するための手段と、BSから、チャネル占有時間(COT)に対するスロットフォーマットインジケータ(SFI)を伴わないCOTの指示を受信するための手段であって、第2の構成されたリソースがCOT内にある、手段と、BSと、COTに対する受信された指示に基づいて、第2の構成されたリソースを使用して第2の方向において第2の通信を通信するための手段とを含み得る。
【0182】
本開示のさらなる実施形態は、基地局(BS)を含む。基地局は、ユーザ機器(UE)に、第1の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第1の構成されたリソースの指示を送信するための手段を含む。基地局はまた、UEに、第1の構成を送信して、その通信のための第1の構成されたリソースを使用するために第1の方向の有効化または第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択するための手段を含む。基地局はまた、UEと、第1の構成に基づいて第1の構成されたリソースを使用して第1の方向においてその通信を通信するための手段を含む。
【0183】
BSはまた、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、BSは、UEに、第1の構成されたリソースに対して第1の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を送信するための手段を含み、その通信を通信するための手段は、UEと、送信されたSFIが第1の構成されたリソースに対して第1の方向を有効にしたことに応答して、その通信を通信するように構成される。第1の構成はさらに、第1の構成されたリソースがBSのチャネル占有時間(COT)内にあるとき第1の方向の有効化を選択することと、第1の構成されたリソースがBSのCOTの外側にあるとき第1の方向の無効化の不在を選択することとを示す。第1の構成されたリソースはBSのCOT内にある。第1の構成されたリソースはBSのCOTの外側にある。BSは、UEに、COTの指示および第1の構成されたリソースに対して第2の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を含むダウンリンク制御情報を送信するための手段を含み得る。第1の構成はさらに、通信と関連付けられる周波数キャリアに基づいて、第1の方向の有効化および第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられる周波数キャリアがミリメートル波(ミリ波)周波数にあるときは第1の方向の有効化を選択することと、通信と関連付けられる周波数キャリアが非ミリ波周波数にあるときは第1の方向の無効化の不在を選択することとを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられるコンテンションモードに基づいて、第1の方向の有効化および第1の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。第1の構成はさらに、通信と関連付けられるコンテンションモードがフレームベース機器(FBE)コンテンションモードであるときは第1の方向の有効化を選択し、通信と関連付けられるコンテンションモードが負荷ベース機器(LBE)コンテンションモードであるときは第1の方向の無効化の不在を選択することを示す。BSは、UEに、第2の方向への通信のための共有無線周波数帯域の中の第2の構成されたリソースの指示を送信するための手段と、UEに、その通信のための第2の構成されたリソースを使用するために第2の方向の有効化および第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択するための第2の構成を送信するための手段
とを含んでもよく、第2の構成は第1の構成と異なる。第1の構成はさらに、その通信のための第2の構成されたリソースを使用するために第2の方向の有効化および第2の方向の無効化の不在のいずれかを選択することを示す。BSは、UEに、アップリンク方向への通信のための第2の構成されたリソースの指示を送信するための手段であって、第2の構成されたリソースがBSのチャネル占有時間(COT)の外側にある、手段と、UEに、第2の構成されたリソースに対して非アップリンク方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を送信して、第2の構成されたリソースに対する通信を取り消すための手段とを含み得る。第1の構成を送信するための手段は、UEに、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して第1の構成を送信するように構成される。BSは、別のUEに、第2の方向への通信のための第2の構成されたリソースの指示を送信するための手段と、UEに、UEのチャネル占有時間(COT)の間にダウンリンク通信を送信するための手段と、別のUEに、第2の構成されたリソースがUEのCOT内にあるという決定に基づいて第2の構成されたリソースに対する通信を取り消すための指示を送信するための手段とを含み得る。第2の構成されたリソースに対する通信を取り消すための指示を送信するための手段は、別のUEに、第2の構成されたリソースに対して第2の方向と異なる第3の方向を示すスロットフォーマットインジケータ(SFI)を送信するように構成される。BSは、UEに、第2の方向への第2の通信のための第2の構成されたリソースの指示を送信するための手段と、UEに、チャネル占有時間(COT)に対するスロットフォーマットインジケータ(SFI)を伴わないCOTの指示を送信するための手段であって、第2の構成されたリソースがCOT内にある、手段と、UEと、第2の構成されたリソースを使用して第2の方向において第2の通信を通信するための手段とを含み得る。
【0184】
情報および信号は、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及されることがあるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁気粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表されてもよい。
【0185】
本明細書の本開示に関して説明される様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書において説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)として実装され得る。
【0186】
本明細書において説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態が、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲内にある。たとえば、ソフトウェアの性質により、上で説明された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、異なる物理的位置において機能の部分が実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲内を含めて本明細書で使用される場合、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句に続く項目の列挙)の中で使用されるような「または」は、たとえば、[A、B、またはCのうちの少なくとも1つ]という列挙がAまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような、包括的な列挙を示す。
【0187】
当業者には今や諒解されるように、また当面の具体的な適用例に応じて、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、本開示のデバイスの材料、装置、構成、および使用方法において、かつそれらに対して、多くの修正、置換、および変形が行われ得る。このことに照らして、本明細書で図示および説明される特定の実施形態は、それらのいくつかの例によるものにすぎないので、本開示の範囲はそのような特定の実施形態の範囲に限定されるべきではなく、むしろ、以下に添付される特許請求の範囲およびそれらの機能的等価物の範囲と完全に同等であるべきである。
【符号の説明】
【0188】
105 BS
115 UE
200 送信フレーム構造
201 無線フレーム
202 スロット
204 サブキャリア
206 シンボル
208 ミニスロット
210 リソースブロック
212 リソース要素
310 構成されたグラント
320 SFI
330 通信
408 BS COT
410 構成されたグラント
420 SFI
430 通信
500 ユーザ機器
502 プロセッサ
504 メモリ
506 命令
507 構成送信モジュール
508 COT指示モジュール
509 SFIモジュール
510 トランシーバ
512 モデム
514 RFユニット
516 アンテナ
600 基地局
602 プロセッサ
604 メモリ
606 命令
607 構成送信モジュール
608 COT指示モジュール
609 SFIモジュール
610 トランシーバ
612 モデム
614 RFユニット
616 アンテナ
710 構成されたグラント
720 動的SFI
740 準静的TDD UL-DL
810 構成されたグラント
820 動的SFI
840 準静的TDD UL-DL
908 BS COT
910 構成されたグラント
912 構成されたリソース
1008 BS COT
1010 構成されたグラント
1020 SFI
1030 通信
1208 BS COT
1209 UE COT
1210 ULの構成されたリソース
1212 DLの構成されたリソース
1220 SFI
1222 COT指示
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11A
図11B
図11C
図12A
図12B
図12C
図12D
図12E
図13
図14
【国際調査報告】