(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-14
(54)【発明の名称】サービス呼び出し方法およびネットワーク機器
(51)【国際特許分類】
H04W 76/10 20180101AFI20221207BHJP
H04W 92/24 20090101ALI20221207BHJP
【FI】
H04W76/10
H04W92/24
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022520157
(86)(22)【出願日】2020-09-29
(85)【翻訳文提出日】2022-03-30
(86)【国際出願番号】 CN2020118889
(87)【国際公開番号】W WO2021063360
(87)【国際公開日】2021-04-08
(31)【優先権主張番号】201910941178.9
(32)【優先日】2019-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】弁理士法人信栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ 旭
(72)【発明者】
【氏名】宋 月
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD11
5K067DD17
5K067DD57
5K067EE16
(57)【要約】
本開示は、サービス呼び出し方法およびネットワーク機器を提供する。サービス提供者側に応用される方法において、サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求が第1サービス提供者に受信されることと、前記第1サービスのサービス応答が前記第1サービス提供者から前記サービス利用者に送信されることとを含む。前記第1サービスのサービス応答は、前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含む。前記サービス呼び出し情報は、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのものである。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービス呼び出し方法であって、
サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求が第1サービス提供者に受信されることと、
前記第1サービスのサービス応答が前記第1サービス提供者から前記サービス利用者に送信されることとを含み、
前記第1サービスのサービス応答は、前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含み、前記サービス呼び出し情報は、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのものである。
【請求項2】
前記サービス呼び出し情報は、
前記第2サービスのサービス名、前記第2サービスのサービス提供者アドレス、前記第2サービスのサービス呼び出しに必要なパラメータ、前記第2サービスに関連するリソースアドレス、前記第2サービスに関連するリソースに対する操作方法、前記第2サービスの前提条件のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記サービス呼び出し結果は、データ、リソースのアドレス、応答コードのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報と、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報とを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスと購読リソースのアドレスとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1サービスのサービス要求が契約データダウンロードサービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データ変更購読サービスを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
サービス呼び出し方法であって、
第1サービスのサービス要求がサービス利用者から第1サービス提供者に送信されることと、
前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスの、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含む前記第1サービスのサービス応答が前記サービス利用者に受信されることと、
前記第1サービスのサービス応答に前記サービス呼び出し情報が含まれている場合、前記サービス利用者が前記サービス呼び出し情報に基づいて第2サービス呼び出しを開始することにより、前記第2サービスのサービス呼び出し結果が得られることとを含む。
【請求項9】
前記サービス呼び出し情報は、
前記第2サービスのサービス名、前記第2サービスのサービス提供者アドレス、前記第2サービスのサービス呼び出しに必要なパラメータ、前記第2サービスに関連するリソースアドレス、前記第2サービスに関連するリソースに対する操作方法、前記第2サービスの前提条件のうちの少なくとも1つを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスと購読リソースのアドレスとを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報と、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報とを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
第1サービス提供者であるネットワーク機器において、
サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求を受信するための第1受信モジュールと、
前記第1サービスのサービス応答を前記サービス利用者に送信するための応答モジュールとを含み、
前記第1サービスのサービス応答は、前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含み、前記サービス呼び出し情報は、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのものである。
【請求項13】
サービス利用者であるネットワーク機器において、
第1サービスのサービス要求を第1サービス提供者に送信するための送信モジュールと、
前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスの、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含む前記第1サービスのサービス応答を受信するための第2受信モジュールと、
前記第1サービスのサービス応答に前記サービス呼び出し情報が含まれている場合、前記サービス呼び出し情報に基づいて第2サービス呼び出しを開始して前記第2サービスのサービス呼び出し結果を得るためのサービス呼び出しモジュールとを含む。
【請求項14】
第1サービス提供者であるネットワーク機器において、
トランシーバとプロセッサとを含み、
前記トランシーバは、
サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求を受信し、
さらに、前記第1サービスのサービス応答を前記サービス利用者に送信し、
前記第1サービスのサービス応答は、前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含み、前記サービス呼び出し情報は、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのものである。
【請求項15】
サービス利用者であるネットワーク機器において、
トランシーバとプロセッサとを含み、
前記トランシーバは、
第1サービスのサービス要求を第1サービス提供者に送信し、
さらに、前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスの、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含む前記第1サービスのサービス応答を受信し、
さらに、前記第1サービスのサービス応答に前記サービス呼び出し情報が含まれている場合、前記サービス呼び出し情報に基づいて第2サービス呼び出しを開始して、前記第2サービスのサービス呼び出し結果を得る。
【請求項16】
第1サービス提供者であるネットワーク機器において、
メモリと、
プロセッサと、
前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムであって、前記プロセッサによって実行されると、請求項1~7のいずれか1項に記載のサービス呼び出し方法のステップを実現させるコンピュータプログラムとを含む。
【請求項17】
サービス利用者であるネットワーク機器において、
メモリと、
プロセッサと、
前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムであって、前記プロセッサによって実行されると、請求項8~11のいずれか1項に記載のサービス呼び出し方法のことを実現させるコンピュータプログラムとを含む。
【請求項18】
プロセッサによって実行されると、請求項1~11のいずれか1項に記載のサービス呼び出し方法のことを実現させるコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2019年9月30日に中国に提出された中国特許出願NO.201910941178.9の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
[技術分野]
本開示は、通信技術分野に係り、特にサービス呼び出し方法およびネットワーク機器に係る。
【背景技術】
【0002】
5G(第5世代移動通信技術)のコアネットワークでは、サービス化アーキテクチャを採用している(
図1を参照する。ここで、ネットワークスライス選択機能:NSSF(Network Slice Selection Function)、能力開放機能:NEF(network exposure function)、NFリポジトリ機能:NRF(NF Repository Function)、ポリシー制御機能:PCF(Policy Control Function)、統合データ管理:UDM(Unified Data Management)、アプリケーション機能:AF(application function)、認証サービス機能:AUSF(Authentication Server Function)、アクセスとモビリティ管理機能:AMF(Access and Mobility Management Function)、セッション管理機能:SMF(Session Management Function)、端末:UE(User Equipment)、(無線)アクセスネットワーク:(R)AN((Radio) Access Network)、ユーザプレーン機能:UPF(User plane Function)、データネットワーク:DN(Data network))。各NF間のインタフェースは、サービス化インタフェースを採用し、5Gのサービス化インタフェースは、HTTP/2+TCPプロトコルを使用することが明らかになっている。5Gの業務フローの設計にあたり、すべての関連するネットワーク機能NF(Network Function)のサービス呼び出しロジックを定義する必要があり、対応するサービスのサービス提供者機能をサポートするNFもあれば、対応するサービスのサービス利用者機能をサポートするNFもある。サービス利用者NFは、サービス呼び出しのトリガ条件、サービス呼び出しのサービス名およびサービ呼び出しに関するリソースアドレスを業務処理ロジックに書き込んでおく必要があり、サービス発見機構とNF選択機構によりサービス提供者NFを発見してからサービス呼び出しを行う。
【0003】
複数の異なる業務フローにおけるサービスの再利用を可能とするために、5Gのサービス化設計の理念は、サービスの原子化、サービス間の独立/分離、サービスの再利用可である。しかし、5Gコアネットワーク5GC(5G Core Network)のサービス原子化設計は、業務処理プロセスを複雑にしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本開示は、5Gコアネットワークのサービス原子化設計により、業務処理プロセスを複雑にするという従来技術の問題を解決するためのサービス呼び出し方法およびネットワーク機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の技術課題を解決するために、第1態様として、本開示は、サービス呼び出し方法を提供する。
該方法において、
サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求が第1サービス提供者に受信されることと、
前記第1サービスのサービス応答が前記第1サービス提供者から前記サービス利用者に送信されることとを含み、
前記第1サービスのサービス応答は、前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含み、前記サービス呼び出し情報は、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのものである。
【0006】
選択可能に、前記サービス呼び出し情報は、
前記第2サービスのサービス名、前記第2サービスのサービス提供者アドレス、前記第2サービスのサービス呼び出しに必要なパラメータ、前記第2サービスに関連するリソースアドレス、前記第2サービスに関連するリソースに対する操作方法、前記第2サービスの前提条件のうちの少なくとも1つを含む。
【0007】
選択可能に、前記サービス呼び出し結果は、
データ、リソースのアドレス、応答コードのうちの少なくとも1つを含む。
【0008】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスと購読リソースのアドレスとを含む。
【0009】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報と、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報とを含む。
【0010】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報を含む。
【0011】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が契約データダウンロードサービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データ変更購読サービスを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報を含む。
【0012】
第2態様として、本開示は、さらにサービス呼び出し方法を提供する。
該方法において、
第1サービスのサービス要求がサービス利用者から第1サービス提供者に送信されることと、
前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスの、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含む前記第1サービスのサービス応答が前記サービス利用者に受信されることと、
前記第1サービスのサービス応答に前記サービス呼び出し情報が含まれている場合、前記サービス利用者が前記サービス呼び出し情報に基づいて第2サービス呼び出しを開始することにより、前記第2サービスのサービス呼び出し結果が得られることとを含む。
【0013】
選択可能に、前記サービス呼び出し情報は、
前記第2サービスのサービス名、前記第2サービスのサービス提供者アドレス、前記第2サービスのサービス呼び出しに必要なパラメータ、前記第2サービスに関連するリソースアドレス、前記第2サービスに関連するリソースに対する操作方法、前記第2サービスの前提条件のうちの少なくとも1つを含む。
【0014】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスと購読リソースのアドレスとを含む。
【0015】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報と、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報とを含む。
【0016】
第3態様として、本開示は、さらに、ネットワーク機器を提供する。
第1サービス提供者であるネットワーク機器は、
サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求を受信するための第1受信モジュールと、
前記第1サービスのサービス応答を前記サービス利用者に送信するための応答モジュールとを含み、
前記第1サービスのサービス応答は、前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含み、前記サービス呼び出し情報は、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのものである。
【0017】
選択可能に、前記サービス呼び出し情報は、
前記第2サービスのサービス名、前記第2サービスのサービス提供者アドレス、前記第2サービスのサービス呼び出しに必要なパラメータ、前記第2サービスに関連するリソースアドレス、前記第2サービスに関連するリソースに対する操作方法、前記第2サービスの前提条件のうちの少なくとも1つを含む。
【0018】
選択可能に、前記サービス呼び出し結果は、データ、リソースのアドレス、応答コードのうちの少なくとも1つを含む。
【0019】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスと購読リソースのアドレスとを含む。
【0020】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報と、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報とを含む。
【0021】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報を含む。
【0022】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が契約データダウンロードサービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データ変更購読サービスを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報を含む。
【0023】
第4態様として、本開示は、さらに、ネットワーク機器を提供する。
サービス利用者であるネットワーク機器は、
第1サービスのサービス要求を第1サービス提供者に送信するための送信モジュールと、
前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスの、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含む前記第1サービスのサービス応答を受信するための第2受信モジュールと、
前記第1サービスのサービス応答に前記サービス呼び出し情報が含まれている場合、前記サービス呼び出し情報に基づいて第2サービス呼び出しを開始して前記第2サービスのサービス呼び出し結果を得るためのサービス呼び出しモジュールとを含む。
【0024】
選択可能に、前記サービス呼び出し情報は、
前記第2サービスのサービス名、前記第2サービスのサービス提供者アドレス、前記第2サービスのサービス呼び出しに必要なパラメータ、前記第2サービスに関連するリソースアドレス、前記第2サービスに関連するリソースに対する操作方法、前記第2サービスの前提条件のうちの少なくとも1つを含む。
【0025】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスと購読リソースのアドレスとを含む。
【0026】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報と、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報とを含む。
【0027】
第5態様として、本開示は、さらに、ネットワーク機器を提供する。
第1サービス提供者であるネットワーク機器は、
トランシーバとプロセッサとを含み、
前記トランシーバは、
サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求を受信し、
さらに、前記第1サービスのサービス応答を前記サービス利用者に送信し、
前記第1サービスのサービス応答は、前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含み、前記サービス呼び出し情報は、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのものである。
【0028】
選択可能に、前記サービス呼び出し情報は、
前記第2サービスのサービス名、前記第2サービスのサービス提供者アドレス、前記第2サービスのサービス呼び出しに必要なパラメータ、前記第2サービスに関連するリソースアドレス、前記第2サービスに関連するリソースに対する操作方法、前記第2サービスの前提条件のうちの少なくとも1つを含む。
【0029】
選択可能に、前記サービス呼び出し結果は、データ、リソースのアドレス、応答コードのうちの少なくとも1つを含む。
【0030】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスと購読リソースのアドレスとを含む。
【0031】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報と、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報とを含む。
【0032】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報を含む。
【0033】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が契約データダウンロードサービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データ変更購読サービスを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報を含む。
【0034】
第6態様として、本開示は、さらに、ネットワーク機器を提供する。
サービス利用者であるネットワーク機器は、
トランシーバとプロセッサとを含み、
前記トランシーバは、
第1サービスのサービス要求を第1サービス提供者に送信し、
さらに、前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスの、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含む前記第1サービスのサービス応答を受信し、
さらに、前記第1サービスのサービス応答に前記サービス呼び出し情報が含まれている場合、前記サービス呼び出し情報に基づいて第2サービス呼び出しを開始して、前記第2サービスのサービス呼び出し結果を得る。
【0035】
選択可能に、前記サービス呼び出し情報は、
前記第2サービスのサービス名、前記第2サービスのサービス提供者アドレス、前記第2サービスのサービス呼び出しに必要なパラメータ、前記第2サービスに関連するリソースアドレス、前記第2サービスに関連するリソースに対する操作方法、前記第2サービスの前提条件のうちの少なくとも1つを含む。
【0036】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスと購読リソースのアドレスとを含む。
【0037】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報と、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報とを含む。
【0038】
第7態様として、本開示は、さらに、ネットワーク機器を提供する。
第1サービス提供者であるネットワーク機器は、
メモリと、
プロセッサと、
前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムであって、前記プロセッサによって実行されると、上記のいずれか1つの第1サービス提供者側のサービス呼び出し方法のことを実現させるコンピュータプログラムとを含む。
【0039】
第8態様として、本開示は、さらに、ネットワーク機器を提供する。
サービス利用者であるネットワーク機器は、
メモリと、
プロセッサと、
前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムであって、前記プロセッサによって実行されると、上記のいずれか1つのサービス利用者側のサービス呼び出し方法のことを実現させるコンピュータプログラムとを含む。
【0040】
第9態様として、本開示は、さらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
該コンピュータ可読記憶媒体において、
プロセッサによって実行されると、上記のいずれか1つのサービス呼び出し方法のことを実現させるコンピュータプログラムが記憶されている。
【発明の効果】
【0041】
本開示の実施例において、サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求が第1サービス提供者に受信された後、後にサービス利用者に呼び出される必要のある第2サービスを決定することができれば、第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果が前記第1サービスのサービス応答に搬送されることにより、業務処理ロジックが最適化され、業務処理の複雑さが低減される。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【
図1】
図1は、5Gコアネットワークのサービス化アーキテクチャを示す図である。
【
図2】
図2は、サービス発見フローを示す図である。
【
図3】
図3は、サービス呼び出しフローを示す図である。
【
図4】
図4は、5Gユーザ登録の業務フローを示す図である。
【
図5】
図5は、位置登録、契約データのダウンロード、契約データ変更の購読の3回のサービス呼び出しの具体的なフローを示す図である。
【
図6】
図6は、本開示の実施例1におけるサービス呼び出し方法のフローを示す図である。
【
図7】
図7は、本開示の実施例における位置登録、契約データのダウンロード、契約データ変更の購読の3回のサービス呼び出しの具体的なフローを示す図である。
【
図8】
図8は、本開示の実施例におけるサービス呼び出し情報に基づく異なるサービス呼び出しの実行フローを示す図である。
【
図9】
図9は、本開示の実施例におけるもう1つの位置登録、契約データのダウンロード、契約データ変更の購読の3回のサービス呼び出しの具体的なフローを示す図である。
【
図10】
図10は、本開示の実施例2におけるサービス呼び出し方法のフローを示す図である。
【
図11】
図11は、本開示の実施例3におけるネットワーク機器の構成を示す図である。
【
図12】
図12は、本開示の実施例4におけるネットワーク機器の構成を示す図である。
【
図13】
図13は、本開示の実施例5におけるネットワーク機器の構成を示す図である。
【
図14】
図14は、本開示の実施例6におけるネットワーク機器の構成を示す図である。
【
図15】
図15は、本開示の実施例7におけるネットワーク機器の構成を示す図である。
【
図16】
図16は、本開示の実施例8におけるネットワーク機器の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
本開示の実施例の目的、技術手段および利点をより明確にするために、以下、本開示の実施例の添付図面を参照して、本開示の実施例の技術手段を明確且つ完全に記載する。明らかに、記載する実施例は、本開示の実施例の一部であり、全てではない。本開示の実施例に基づき、当業者が創造性のある作業をしなくても為しえる全ての他の実施例は、本開示の保護範囲に属するものである。
【0044】
サービス化アーキテクチャに基づく業務処理には、主に次のフローが含まれる。
サービス登録:
サービス提供者NFは、NFリポジトリ機能NRF(NF Repository Function)へのサービス登録を行い、自身が提供するすべてのサービスおよび関連情報を登録し、これには、サービス利用者がこのNFを発見するために必要な情報が含まれる(NFの記述情報(NFProfile)には、認証サービス機能AUSF(Authentication Server Function)など、サービス利用者がこのNFのサービスを発見するために必要な情報が提供され、AUSF情報(ausfInfo)が提供されている)。
サービス発見:
図2を参照し、サービス利用者(Service Consumer)NFは、NRFへのサービス発見要求(Nnrf_NFDiscovery_Request)を発し、NRFを通じて、呼び出される必要のある具体的なサービス(上位アプリケーションの業務フローに関連する)の提供者NFを発見する。
サービス呼び出し:
図3を参照し、サービス利用者は、NRFのサービス発見応答を受信すると、サービス発見応答で指示されたサービス提供者NFにサービス要求を送信し、サービス提供者から返されたサービス応答を受信する。
【0045】
図4を参照し、5Gユーザー登録の業務フローは、以下のとおりである。
1.端末UE(User Equipment)ユーザは、登録要求(Registration Request)を(無線)アクセスネットワーク(R)AN(Radio Access Network)に送信する。
2.アクセスネットワークにおいて、アクセスとモビリティ管理機能AMF(Access and Mobility Management Function)を選択する(AMF selection)。
3.アクセスネットワークにおいて、登録要求(Registration Request)を新しいAMFに送信する。
4.新しいAMFは、端末ユーザのコンテキスト情報の伝達を元のAMFに要求する(Namf_Communication_UEContextTransfer)。
5.元のAMFは、端末ユーザのコンテキスト情報を新しいAMFに返す(Namf_Communication_UEContextTransfer response)。
6.新しいAMFは、端末ユーザに識別子(ID)要求(Identity Request)を送信する。
7.端末ユーザは、新しいAMFにID応答(Identity Response)を送信する。
8.新しいAMFは、AUSFを選択する(AUSF selection)。
9.端末ユーザとコアネットワークの認証プロセス(認証/セキュリティ:Authentication/Security)が行われる。
10.新しいAMFは、端末ユーザの登録結果である登録完了通知を元AMFに送信する(Namf_Communication_RegistrationCompleteNotify)。
11.新しいAMFと端末ユーザーとの間のID取得プロセスであるID要求/応答(Identity Request/Response)。
12.新しいAMFは、デバイス識別子チェックをデバイス識別子登録EIR(Equipment Identity Register)に要求する(N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Get)。
13.新しいAMFは、統合データ管理UDM(Unified Data Management)を選択する(UDM selection)。
14a.新しいAMFは、UDMへの端末ユーザ位置登録を行う(Nudm_UECM_Registration)。
14b.新しいAMFは、UDMに端末ユーザの契約データを取得する(Nudm_SDM_Get)。
14c.新しいAMFは、UDMに端末ユーザの契約データ変更を購読する(Nudm_SDM_Subscribe)。
14d.UDMは、元のAMFに端末ユーザの登録解除を通知する(Nudm_UECM_DeregistrationNotify)。
14e.元のAMFは、UDMに端末ユーザーの関連購読を解除する(Nudm_SDM_Unsubscribe)。
15.新しいAMFは、ポリシ制御機能PCF(Policy Control Function)を選択する(PCF selection)。
16.新しいAMFは、UDMにユーザアクセスポリシーを要求する(AM Policy Association Establishment/Modification)。
17.新しいAMFは、プロトコルデータユニットPDU(Protocol Data Unit)セッションの更新または解放をセッション管理機能SMF(Session Management Function)に行う。(Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext/Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext)。
18.端末ユーザには、同時に非第3世代パートナー組織計画3GPP(Third Generation Partnership Projects)アクセス方式が存在する場合、新しいAMFは、端末ユーザとつながる非3GPP相互接続機能/信頼できる非3GPPゲートウェイ機能N3IWF/TNGF(Non-3GPP InterWorking Function/Trusted Non-3GPP Gateway Functionと接続を確立する必要がある(N2 AMF Mobility Request)。
19.N3IWF/TNGFは、新しいAMFに応答を返す(N2 AMF Mobility Response)。
19a.新しいAMFは、UDMへの端末ユーザ位置登録を行う(アクセスタイプ:「non-3GPP access」)(Nudm_UECM_Registration))。
19b.UDMは、元のAMFに端末ユーザの登録解除を通知する(Nudm_UECM_DeregistrationNotify)。
19c.UDMは、元のAMFに端末ユーザーの関連購読の削除を通知する(Nudm_SDM_Unsubscribe)。
21.新しいAMFは、端末ユーザに登録受付メッセージ(RegistrationAccept)を送信する。
21b.新しいAMFは、PCFにユーザポリシー制御を要求する(UEPolicyAssociationEstablishment)。
22.UEは、新しいAMFに登録完了メッセージ(Registration Complete)を返答する。
23.UDMが端末ユーザにスライス契約情報変更指示などの情報を受信して確認を返送するように要求すると、AMFは、UDMにNudm_SDM_Infoを送信して通知し、UEの確認を提供する。
24.AMFは、Nudm_UECM_Updateを通じて、UDMにIPマルチメディアサブシステムIMS(IP Multiple Subsystem)の音声サポート能力の指示を送信する。
【0046】
図4の14a/b/cは、位置登録、契約データのダウンロード、契約データ変更の購読にそれぞれ対応する。これらの3回のサービス呼び出しは、3つの独立したサービス/業務オペレーションであり、それらを完了させるには、AMFは、UDMのサービスを3回呼び出す必要がある。また、サービス利用者NFは、サービス呼び出しの前に、NRFでのサービス発見によりサービス提供者NFのアドレスを取得する必要があるため、上記3回のサービス呼び出しには、サービス発見プロセスも行われる。サービス発見結果がキャッシュされていない場合は、3回のサービス発見プロセスが必要となる。上記の位置登録、契約データのダウンロードおよび契約データ変更の購読の3回のサービス呼び出しの具体的なフローについて、
図5を参照し、AMFが最初に送信したサービス発見要求には、端末識別子(UE ID)、ターゲットネットワーク機能タイプ(NF type):UDM、サービス名:Nudm_UECM_Registrationが搬送され、UDMが最初に送信したサービス発見応答には、UDMリストが含まれ、AMFが2回目と3回目に送信したサービス発見要求には、UDMインスタンス識別子(ID)が搬送され、UDMが2回目と3回目に送信したサービス発見応答には、UDMのサービスアドレスが含まれている。
【0047】
一方、4G(第4世代移動通信技術)ネットワークにおいて、位置登録、契約データのダウンロードおよび契約データ変更の購読は、1回の対話で完了することができる。位置登録の応答メッセージ(update location ACK)には、ユーザ契約データが搬送されている。かつ位置登録が成功すると、ホーム契約ユーザサービスHSS(Home Subscriber Server)は、デフォルトで、移動性管理エンティティMME(Mobile Management Entity)に契約データ修正フローを開始することをサポートする。
【0048】
4Gと5Gのユーザアタッチメント業務フローを比較すると、5Gコアネットワークのサービス原子化設計により、業務フローのステップが増加したことがわかる。
【0049】
図6を参照する。
図6は、本開示の実施例1によるサービス呼び出し方法のフローを示す図である。
サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求が第1サービス提供者に受信されるステップ61と、
前記第1サービスのサービス応答が前記第1サービス提供者から前記サービス利用者に送信されるステップ62とを含む。
前記第1サービスのサービス応答は、前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含み、前記サービス呼び出し情報は、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのものである。
【0050】
なお、前記第1サービス提供者と前記第2サービス提供者とは、同一のNFであってもよい。
【0051】
本開示の実施例において、サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求が第1サービス提供者に受信された後、後にサービス利用者に呼び出される必要のある第2サービスを決定することができれば、第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果が前記第1サービスのサービス応答に搬送される(主に前記第1サービス提供者と前記第2サービス提供者とは同一のNFであり、かつサービス提供者が現在取得した情報に基づいて第2サービスのサービス呼び出し結果を得ることができる場合に適用する)ことにより、業務処理ロジックが最適化され、業務処理の複雑さが低減される。
【0052】
特に、一態様では、前記サービス呼び出し情報は、第2サービスの呼び出しを指示するために用いられるので、サービス利用者のサービス呼び出しロジックを省くことができる。一方、前記サービス呼び出し情報は、第2サービス提供者に指示するために用いられるので、サービス利用者のサービス発見プロセスを省くことができる。
【0053】
以下、上記サービス呼び出し方法を例示する。
【0054】
1つの業務フローで選択された特定のサービス提供者NFは、業務処理ロジックに基づいて、次の1つまたは複数のサービス呼び出しのサービス呼び出し情報をサービス利用者に提供することが考えられるため、サービス利用者のサービス発見プロセスとサービス呼び出しロジックを省くことができる。
【0055】
したがって、本開示の1つの選択可能な実施例において、前記第1サービスのサービス応答は、前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスのサービス呼び出し情報を含み、前記サービス呼び出し情報は、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのものである。
【0056】
選択可能に、前記サービス呼び出し情報は、前記第2サービスのサービス名、前記第2サービスのサービス提供者アドレス、前記第2サービスのサービス呼び出しに必要なパラメータ(必要なサービス要求メッセージヘッダ、メッセージボディを含む)、前記第2サービスに関連するリソースアドレス、前記第2サービスに関連するリソースに対する操作方法、前記第2サービスの前提条件(前記前提条件が満たされた場合にのみ第2サービスが呼び出される)のうちの少なくとも1つを含む。
【0057】
ここで、リソースに対する操作方法は、具体的には、増(すなわち増加)、減(すなわち削除)、改(すなわち修正)、査(すなわち問合せ)などである。
【0058】
選択可能に、第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報と、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報とを含む。
【0059】
また、
図7を参照し、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスのみを含んでもよく、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報を含む。
【0060】
そして、UDMがAMFから送信された契約データダウンロードサービス要求を受信する場合、当該契約データダウンロードサービス要求は、第1サービスのサービス要求であり、前記第2サービスは、契約データ変更購読サービスを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報を含む。
【0061】
すなわち、前記第1サービスのサービス要求が契約データダウンロードサービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データ変更購読サービスを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報を含む。
【0062】
従来技術において、サービス提供者NFは、業務処理ロジックに基づいて異なる応答コードまたは指示をサービス利用者に返すことがあるが、サービス利用者NFは、応答コードまたは指示に基づいて、異なる後続処理を実行する。具体的には、サービス利用者は、サービス提供者から返された応答コードを受信した後、応答コードに基づいて業務処理分岐を決定する必要がある。
【0063】
本開示の実施例において、前記第1サービス提供者は、第1サービスのサービス要求に応答する際に、第1サービスのサービス要求に対する応答コードを取得することに加えて、前記応答コードに対応する第2サービスのサービス呼び出し情報も取得し、そして、前記応答コードおよび前記第2サービスのサービス呼び出し情報を第1サービスのサービス応答に搬送する。これにより、サービス利用者は、前記サービス応答を受信した後に、前記第2サービスのサービス呼び出し情報に直接基づいて第2サービスの呼び出しを開始することができ、サービス利用者が応答コードを業務処理分岐に適合させる操作を省き、サービス利用者のサービス呼び出しロジックおよび/またはサービス発見プロセスを簡略化する。
【0064】
例えば、
図8を参照すると、サービス利用者は、Aサービス要求を第1サービス提供者に送信する。第1サービス提供者は、Aサービス要求を受信すると、対応する業務処理を行い、対応する応答コードと、対応する第2サービスのサービス呼び出し情報とを取得し、具体的には、応答コード1であれば、対応する第2サービスは、Bサービスであり、応答コード2であれば、対応する第2サービスは、Cサービスである。最後に、応答コードおよび応答コードに対応する第2サービスのサービス呼び出し情報をAサービス応答に搬送する。サービス利用者は、Aサービス応答を受信すると、その中の応答コードおよび対応する第2サービスのサービス呼び出し情報を取得し、第2サービスのサービス呼び出し情報に基づいて第2サービスを開始する。具体的には、Aサービス応答にBサービスのサービス呼び出し情報が含まれていれば、Bサービス呼び出しを開始する(Bサービスのサービス提供者は、Aサービスのサービス提供者と同じである)。Aサービス応答にCサービスのサービス呼び出し情報が含まれていれば、Cサービス呼び出しを開始する(Cサービスのサービス提供者は、Aサービスのサービス提供者とは異なる)。
【0065】
本開示の別の選択可能な実施例において、前記第1サービスのサービス応答は、前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスのサービス呼び出し結果を含む。
【0066】
選択可能に、前記サービス呼び出し結果は、データ、リソースのアドレス、応答コードのうちの少なくとも1つを含む。
【0067】
ここで、データリソースのサービス呼び出し結果の取得は、具体的には、データおよび/またはデータリソースのアドレスを含む。前記サービス応答にデータリソースのアドレスのみが含まれる場合、サービス利用者は、そのアドレスに基づいて対応するデータを取得することができる。さらに、選択可能に、前記データは、前記サービス提供者にあってもなくてもよい。
【0068】
5GのユーザアタッチメントプロセスにおけるAMFによる位置登録、契約データのダウンロード、契約データ変更の購読という3回のサービス呼び出しにとって、呼び出しの順序が固定され、サービス利用者/サービス提供者が固定されているため、フローの最適化が可能になる。
【0069】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスと購読リソースのアドレスとを含む。
【0070】
本開示の実施例において、サービス提供者であるUDMは、位置登録サービス要求を受信した後、相互に関連する複数の業務処理ロジックに対して最適化を行うことができる。
【0071】
具体的には、位置登録サービス要求を受信した後のUDMの操作は、具体的に以下のとおりである。
1.UDMは、位置登録サービス要求を受信し、端末識別子(UE ID)、AMFアドレスを取得する。
2.UDMは、UE IDに基づいてUEの契約データを問い合わせ、UEの契約データリソースのアドレスを取得する。
3.UDMは、UEに対して契約データ変更を購読し、購読リソースのアドレスを取得する。
4.UDMは、位置登録応答において契約データリソースおよび購読リソースのアドレスを提供する。
【0072】
したがって、
図9を参照すると、AMFは、契約データのダウンロードおよび契約データの購読のためにUDMに対してサービスを呼び出したり、サービス発見プロセスを開始したりすることなく、位置登録応答から契約データリソースおよび購読リソースのアドレスを取得することができる。
【0073】
もちろん、他の選択可能な実施例において、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスのみを含んでもよく、それに応じて、前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスのみを含む。前記第1サービスのサービス要求が契約データダウンロードサービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データ変更購読サービスを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、購読リソースのアドレスを含む。
【0074】
図10を参照し、
図10は、本開示の実施例2によるサービス呼び出し方法のフローを示す図である。
第1サービスのサービス要求がサービス利用者から第1サービス提供者に送信されるステップ101と、
前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスの、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含む前記第1サービスのサービス応答が前記サービス利用者に受信されるステップ102と、
前記第1サービスのサービス応答に前記サービス呼び出し情報が含まれている場合、前記サービス利用者が前記サービス呼び出し情報に基づいて第2サービス呼び出しを開始することにより、前記第2サービスのサービス呼び出し結果が得られるステップ103とを含む。
【0075】
本開示の実施例において、サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求が第1サービス提供者に受信された後、後にサービス利用者に呼び出される必要のある第2サービスを決定することができれば、第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果が前記第1サービスのサービス応答に搬送されることにより、業務処理ロジックが最適化され、業務処理の複雑さが低減される。
【0076】
選択可能に、前記サービス呼び出し情報は、前記第2サービスのサービス名、前記第2サービスのサービス提供者アドレス、前記第2サービスのサービス呼び出しに必要なパラメータ、前記第2サービスに関連するリソースアドレス、前記第2サービスに関連するリソースに対する操作方法、前記第2サービスの前提条件のうちの少なくとも1つを含む。
【0077】
選択可能に、前記サービス呼び出し結果は、データ、リソースのアドレス、応答コードのうちの少なくとも1つを含む。
【0078】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスと購読リソースのアドレスとを含む。
【0079】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報と、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報とを含む。
【0080】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報を含む。
【0081】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が契約データダウンロードサービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データ変更購読サービスを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報を含む。
【0082】
本開示の実施例による技術手段は、上記実施例1に対応して同じ発明思想を有するものであり、同じ技術効果を奏することができる。詳細は、上記実施例1を参照し、ここでは繰り返して記載しない。
【0083】
図11を参照し、
図11は、本開示の実施例3によるネットワーク機器の構成を示す図である。
該ネットワーク機器110は、第1サービス提供者である。
該ネットワーク機器は、
サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求を受信するための第1受信モジュール111と、
前記第1サービスのサービス応答を前記サービス利用者に送信するための応答モジュール112とを含む。
前記第1サービスのサービス応答は、前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含み、前記サービス呼び出し情報は、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのものである。
【0084】
本開示の実施例において、サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求が第1サービス提供者に受信された後、後にサービス利用者に呼び出される必要のある第2サービスを決定することができれば、第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果が前記第1サービスのサービス応答に搬送されることにより、業務処理ロジックが最適化され、業務処理の複雑さが低減される。
【0085】
選択可能に、前記サービス呼び出し情報は、前記第2サービスのサービス名、前記第2サービスのサービス提供者アドレス、前記第2サービスのサービス呼び出しに必要なパラメータ(必要なサービス要求メッセージヘッダ、メッセージボディを含む)、前記第2サービスに関連するリソースアドレス、前記第2サービスに関連するリソースに対する操作方法、前記第2サービスの前提条件のうちの少なくとも1つを含む。
【0086】
選択可能に、前記サービス呼び出し結果は、データ、リソースのアドレス、応答コードのうちの少なくとも1つを含む。
【0087】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスと購読リソースのアドレスとを含む。
【0088】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報と、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報とを含む。
【0089】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報を含む。
【0090】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が契約データダウンロードサービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データ変更購読サービスを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報を含む。
【0091】
本開示の実施例は、上記の方法実施例1に対応する製品実施例であるため、ここでは繰り返して記載せず、詳細については上記実施例1を参照する。
【0092】
図12を参照し、
図12は、本開示の実施例4によるネットワーク機器の構成を示す図である。
該ネットワーク機器120は、サービス利用者である。
該ネットワーク機器は、
第1サービスのサービス要求を第1サービス提供者に送信するための送信モジュール121と、
前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスの、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含む前記第1サービスのサービス応答を受信するための第2受信モジュール122と、
前記第1サービスのサービス応答に前記サービス呼び出し情報が含まれている場合、前記サービス呼び出し情報に基づいて第2サービス呼び出しを開始して前記第2サービスのサービス呼び出し結果を得るためのサービス呼び出しモジュール123とを含む。
【0093】
本開示の実施例において、サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求が第1サービス提供者に受信された後、後にサービス利用者に呼び出される必要のある第2サービスを決定することができれば、第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果が前記第1サービスのサービス応答に搬送されることにより、業務処理ロジックが最適化され、業務処理の複雑さが低減される。
【0094】
選択可能に、前記サービス呼び出し情報は、前記第2サービスのサービス名、前記第2サービスのサービス提供者アドレス、前記第2サービスのサービス呼び出しに必要なパラメータ(必要なサービス要求メッセージヘッダ、メッセージボディを含む)、前記第2サービスに関連するリソースアドレス、前記第2サービスに関連するリソースに対する操作方法、前記第2サービスの前提条件のうちの少なくとも1つを含む。
【0095】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスと購読リソースのアドレスとを含む。
【0096】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報と、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報とを含む。
【0097】
本開示の実施例は、上記の方法実施例2に対応する製品実施例であるため、ここでは繰り返して記載せず、詳細については上記実施例2を参照する。
【0098】
図13を参照し、
図13は、本開示の実施例5によるネットワーク機器の構成を示す図である。
該ネットワーク機器130は、第1サービス提供者であり、トランシーバ131とプロセッサ132とを含む。
トランシーバ131は、
サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求を受信し、
さらに、前記第1サービスのサービス応答を前記サービス利用者に送信する。
前記第1サービスのサービス応答は、前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含み、前記サービス呼び出し情報は、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのものである。
【0099】
本開示の実施例において、サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求が第1サービス提供者に受信された後、後にサービス利用者に呼び出される必要のある第2サービスを決定することができれば、第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果が前記第1サービスのサービス応答に搬送されることにより、業務処理ロジックが最適化され、業務処理の複雑さが低減される。
【0100】
選択可能に、前記サービス呼び出し情報は、前記第2サービスのサービス名、前記第2サービスのサービス提供者アドレス、前記第2サービスのサービス呼び出しに必要なパラメータ(必要なサービス要求メッセージヘッダ、メッセージボディを含む。)、前記第2サービスに関連するリソースアドレス、前記第2サービスに関連するリソースに対する操作方法、前記第2サービスの前提条件のうちの少なくとも1つを含む。
【0101】
選択可能に、前記サービス呼び出し結果は、データ、リソースのアドレス、応答コードのうちの少なくとも1つを含む。
【0102】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスと購読リソースのアドレスとを含む。
【0103】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報と、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報とを含む。
【0104】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報を含む。
【0105】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が契約データダウンロードサービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データ変更購読サービスを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報を含む。
【0106】
本開示の実施例は、上記の方法実施例1に対応する製品実施例であるため、ここでは繰り返して記載せず、詳細については上記実施例1を参照する。
【0107】
図14を参照し、
図14は、本開示の実施例6によるネットワーク機器の構成を示す図である。
該ネットワーク機器140は、サービス利用者であり、トランシーバ141とプロセッサ142とを含む。
トランシーバ141は、
第1サービスのサービス要求を第1サービス提供者に送信し、
さらに、前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスの、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含む前記第1サービスのサービス応答を受信し、
さらに、前記第1サービスのサービス応答に前記サービス呼び出し情報が含まれている場合、前記サービス呼び出し情報に基づいて第2サービス呼び出しを開始して、前記第2サービスのサービス呼び出し結果を得る。
【0108】
本開示の実施例において、サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求が第1サービス提供者に受信された後、後にサービス利用者に呼び出される必要のある第2サービスを決定することができれば、第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果が前記第1サービスのサービス応答に搬送されることにより、業務処理ロジックが最適化され、業務処理の複雑さが低減される。
【0109】
選択可能に、前記サービス呼び出し情報は、前記第2サービスのサービス名、前記第2サービスのサービス提供者アドレス、前記第2サービスのサービス呼び出しに必要なパラメータ(必要なサービス要求メッセージヘッダ、メッセージボディを含む。)、前記第2サービスに関連するリソースアドレス、前記第2サービスに関連するリソースに対する操作方法、前記第2サービスの前提条件のうちの少なくとも1つを含む。
【0110】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスと購読リソースのアドレスとを含む。
【0111】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報と、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報とを含む。
【0112】
本開示の実施例は、上記の方法実施例2に対応する製品実施例であるため、ここでは繰り返して記載せず、詳細については上記実施例2を参照する。
【0113】
図15を参照し、
図15は、本開示の実施例7によるネットワーク機器の構成を示す図である。
該ネットワーク機器150は、第1サービス提供者であり、プロセッサ151と、メモリ152と、前記メモリ152に記憶されて前記プロセッサ151で実行可能なコンピュータプログラムを含む。
前記プロセッサ151によって前記コンピュータプログラムを実行すると、
サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求が第1サービス提供者に受信されるステップと、
前記第1サービスのサービス応答が前記第1サービス提供者から前記サービス利用者に送信されるステップとが実現される。
前記第1サービスのサービス応答は、前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含み、前記サービス呼び出し情報は、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのものである。
【0114】
本開示の実施例において、サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求が第1サービス提供者に受信された後、後にサービス利用者に呼び出される必要のある第2サービスを決定することができれば、第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果が前記第1サービスのサービス応答に搬送されることにより、業務処理ロジックが最適化され、業務処理の複雑さが低減される。
【0115】
選択可能に、前記サービス呼び出し情報は、前記第2サービスのサービス名、前記第2サービスのサービス提供者アドレス、前記第2サービスのサービス呼び出しに必要なパラメータ(必要なサービス要求メッセージヘッダ、メッセージボディを含む。)、前記第2サービスに関連するリソースアドレス、前記第2サービスに関連するリソースに対する操作方法、前記第2サービスの前提条件のうちの少なくとも1つを含む。
【0116】
選択可能に、前記サービス呼び出し結果は、データ、リソースのアドレス、応答コードのうちの少なくとも1つを含む。
【0117】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスと購読リソースのアドレスとを含む。
【0118】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報と、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報とを含む。
【0119】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報を含む。
【0120】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が契約データダウンロードサービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データ変更購読サービスを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報を含む。
【0121】
本開示の実施例の具体的な動作過程は、上記の方法実施例1のものとは同じであるため、ここでは繰り返して記載せず、詳細については上記実施例1における方法のステップの説明を参照する。
【0122】
図16を参照し、
図16は、本開示の実施例8によるネットワーク機器の構成を示す図である。
該ネットワーク機器160は、サービス利用者であり、プロセッサ161と、メモリ162と、前記メモリ162に記憶されて前記プロセッサ161で実行可能なコンピュータプログラムを含む。
前記プロセッサ161によって前記コンピュータプログラムを実行すると、
第1サービスのサービス要求がサービス利用者から第1サービス提供者に送信されるステップと、
前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスの、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含む前記第1サービスのサービス応答が前記サービス利用者に受信されるステップと、
前記第1サービスのサービス応答に前記サービス呼び出し情報が含まれている場合、前記サービス利用者が前記サービス呼び出し情報に基づいて第2サービス呼び出しを開始することにより、前記第2サービスのサービス呼び出し結果が得られるステップとが実現される。
【0123】
本開示の実施例において、サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求が第1サービス提供者に受信された後、後にサービス利用者に呼び出される必要のある第2サービスを決定することができれば、第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果が前記第1サービスのサービス応答に搬送されることにより、業務処理ロジックが最適化され、業務処理の複雑さが低減される。
【0124】
選択可能に、前記サービス呼び出し情報は、前記第2サービスのサービス名、前記第2サービスのサービス提供者アドレス、前記第2サービスのサービス呼び出しに必要なパラメータ(必要なサービス要求メッセージヘッダ、メッセージボディを含む。)、前記第2サービスに関連するリソースアドレス、前記第2サービスに関連するリソースに対する操作方法、前記第2サービスの前提条件のうちの少なくとも1つを含む。
【0125】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスと購読リソースのアドレスとを含む。
【0126】
選択可能に、前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報と、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報とを含む。
【0127】
本開示の実施例の具体的な動作過程は、上記の方法実施例2のものとは同じであるため、ここでは繰り返して記載せず、詳細については上記実施例2における方法のステップの説明を参照する。
【0128】
本開示の実施例9は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を提供する。該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記実施例1または実施例2のいずれか1つのサービス呼び出し方法のステップを実現させる。詳細は、以上の対応する実施例における方法のステップの説明を参照する。
【0129】
上記のコンピュータ可読記憶媒体は、永久的媒体や非永久的媒体、リムーバブル媒体やナンリムーバブル媒体を含み、あらゆる方法や技術によって情報の記憶が実現される。情報は、コンピュータ可読指令、データ構造、プログラムのモジュールまたはほかのデータである。コンピュータデバイスからアクセス可能な情報を記憶可能なコンピュータの記憶媒体の例は、相変化メモリ(PRAM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)、ほかのタイプのランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ記憶媒体またはほかの内部記憶技術、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)またはほかの光学的記憶媒体、磁気カセット式磁気テープ、磁気ディスクまたはほかの磁気記憶デバイスまたはほかの非伝送媒体を含むが、それらに限られない。
【0130】
本開示の実施例に記載のこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、またはそれらの組み合わせで実現できることが理解されよう。ハードウェア実現の場合、処理ユニットは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路ASIC(Application Specific IntegratedCircuits)、デジタル信号プロセッサDSP(Digital Signal Processor)、デジタル信号処理デバイスDSPD(DSP Device)、プログラマブルロジックデバイスPLD(Programmable Logic Device)、フィールドプログラマブルゲートアレイFPGA(Field-Programmable Gate Array)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示の実施例に記載の機能を実行するための他の電子ユニット、またはそれらの組み合わせで実装されてもよい。
【0131】
ソフトウェア実現の場合、本開示の実施例に記載の技術は、本開示の実施例に記載の機能を実行するモジュール(たとえば、プロセス、関数など)によって実現できる。ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、プロセッサによって実行される。メモリは、プロセッサ内に実装されてもよく、またはプロセッサの外部に実装されてもよい。
【0132】
以上記載されたのは、本開示の選択可能な実施形態である。当業者は、本開示に記載されている原理を逸脱せずに様々な改良や修飾をすることもできる。これらの改良や修飾も、本開示の保護範囲内にある。
【手続補正書】
【提出日】2022-03-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービス呼び出し方法であって、
サービス利用者から送信された第1サービスのサービス要求が第1サービス提供者に受信されることと、
前記第1サービスのサービス応答が前記第1サービス提供者から前記サービス利用者に送信されることとを含み、
前記第1サービスのサービス応答は、前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含み、前記サービス呼び出し情報は、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのものである。
【請求項2】
前記サービス呼び出し情報は、
前記第2サービスのサービス名、前記第2サービスのサービス提供者アドレス、前記第2サービスのサービス呼び出しに必要なパラメータ、前記第2サービスに関連するリソースアドレス、前記第2サービスに関連するリソースに対する操作方法、前記第2サービスの前提条件のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記サービス呼び出し結果は、データ、リソースのアドレス、応答コードのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報と、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報とを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスと購読リソースのアドレスとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1サービスのサービス要求が契約データダウンロードサービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データ変更購読サービスを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
サービス呼び出し方法であって、
第1サービスのサービス要求がサービス利用者から第1サービス提供者に送信されることと、
前記第1サービスに関連する少なくとも1つの第2サービスの、前記サービス利用者による前記第2サービスの呼び出しを指示するためのサービス呼び出し情報またはサービス呼び出し結果を含む前記第1サービスのサービス応答が前記サービス利用者に受信されることと、
前記第1サービスのサービス応答に前記サービス呼び出し情報が含まれている場合、前記サービス利用者が前記サービス呼び出し情報に基づいて第2サービス呼び出しを開始することにより、前記第2サービスのサービス呼び出し結果が得られることとを含む。
【請求項9】
前記サービス呼び出し情報は、
前記第2サービスのサービス名、前記第2サービスのサービス提供者アドレス、前記第2サービスのサービス呼び出しに必要なパラメータ、前記第2サービスに関連するリソースアドレス、前記第2サービスに関連するリソースに対する操作方法、前記第2サービスの前提条件のうちの少なくとも1つを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し結果は、契約データリソースのアドレスと購読リソースのアドレスとを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記第1サービスのサービス要求が位置登録サービス要求である場合、前記第2サービスは、契約データダウンロードサービスと契約データ変更購読サービスとを含み、
前記第2サービスのサービス呼び出し情報は、契約データダウンロードサービスのサービス呼び出し情報と、契約データ変更購読サービスのサービス呼び出し情報とを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
第1サービス提供者であるネットワーク機器において、
メモリと、
プロセッサと、
前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムであって、前記プロセッサによって実行されると、請求項1~7のいずれか1項に記載のサービス呼び出し方法のステップを実現させるコンピュータプログラムとを含む。
【請求項13】
サービス利用者であるネットワーク機器において、
メモリと、
プロセッサと、
前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムであって、前記プロセッサによって実行されると、請求項8~11のいずれか1項に記載のサービス呼び出し方法のことを実現させるコンピュータプログラムとを含む。
【請求項14】
プロセッサによって実行されると、請求項1~
7のいずれか1項に記載のサービス呼び出し方法のことを実現させるコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
プロセッサによって実行されると、請求項8~11のいずれか1項に記載のサービス呼び出し方法のことを実現させるコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体。
【国際調査報告】