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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-14
(54)【発明の名称】フローストップデバイス
(51)【国際特許分類】
   A61M 39/28 20060101AFI20221207BHJP
【FI】
A61M39/28 120
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022521223
(86)(22)【出願日】2020-10-02
(85)【翻訳文提出日】2022-05-16
(86)【国際出願番号】 US2020054105
(87)【国際公開番号】W WO2021071757
(87)【国際公開日】2021-04-15
(31)【優先権主張番号】16/597,734
(32)【優先日】2019-10-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】505403186
【氏名又は名称】ケアフュージョン 303、インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】スミス、ジェイク
(72)【発明者】
【氏名】パク、スーン
【テーマコード(参考)】
4C066
【Fターム(参考)】
4C066AA07
4C066BB01
4C066CC01
4C066DD01
4C066EE10
4C066FF01
4C066QQ15
(57)【要約】
フローストップアッセンブリが、本明細書で説明されている。チュービングを通るフローを制御するように構成されているフローストップアッセンブリは、フローストップベースおよびピンチャーを含む。フローストップベースは、ベース壁部、少なくとも1つのピンチャーガード、チュービングガイド、ピンチャー凹部、ピンチャー突出部、およびベースエクステンションを含む。ピンチャーは、ベースエクステンションに対して移動可能であり、フロー位置において、ピンチャー表面は、ピンチャー突出部から間隔を離して配置されており、閉塞位置において、ピンチャー表面は、ピンチャー突出部に隣接して配設されており、チュービングを通るフローを遮るように構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
チュービングを通るフローを制御するように構成されているフローストップアッセンブリであって、前記フローストップアッセンブリは、
フローストップベースと;
ピンチャーと
を含み、
前記フローストップベースは、
前記フローストップベースから延在するベース壁部と;
少なくとも1つのピンチャーガードであって、前記少なくとも1つのピンチャーガードは、前記チュービングの周りに配設されるように構成されている、少なくとも1つのピンチャーガードと;
前記チュービングを受け入れるように構成されているチュービングガイドであって、前記少なくとも1つのピンチャーガードおよび前記チュービングガイドは、軸線方向に間隔を離して配置されており、前記フローストップベースを通して前記チュービングを軸線方向に整合させるように構成されている、チュービングガイドと;
前記ベース壁部、前記少なくとも1つのピンチャーガード、および前記チュービングガイドの間に画定されているピンチャー凹部と;
前記ピンチャー凹部の中に配設されており、前記チュービングに隣接するように構成されているピンチャー突出部であって、前記ピンチャー突出部は、前記ベース壁部から延在している、ピンチャー突出部と;
前記ピンチャー凹部から離れるように延在しているベースエクステンションと
を含み、
前記ピンチャーは、前記ベースエクステンションに対して移動可能であり、ピンチャー表面を含み、前記ピンチャーは、フロー位置と閉塞位置との間で移動するように構成されており、前記フロー位置において、前記ピンチャー表面は、前記ピンチャー突出部から間隔を離して配置されており、前記閉塞位置において、前記ピンチャー表面は、前記ピンチャー突出部に隣接して配設されており、前記チュービングを通るフローを遮るように構成されている、フローストップアッセンブリ。
【請求項2】
前記フローストップアッセンブリは、
前記ベースエクステンションおよび前記ピンチャーに回転可能に連結されているロッカーであって、前記ロッカーの回転は、前記ピンチャーを移動させる、ロッカー
をさらに含む、請求項1に記載のフローストップアッセンブリ。
【請求項3】
前記ロッカーは、前記ロッカーから延在するクランピング限界壁部を含み、前記クランピング限界壁部は、前記ロッカーの回転を制限するように構成されている、請求項2に記載のフローストップアッセンブリ。
【請求項4】
前記ロッカーの回転は、前記ピンチャーを回転させる、請求項2に記載のフローストップアッセンブリ。
【請求項5】
前記フローストップアッセンブリは、
前記ベースエクステンションおよび前記ロッカーに回転可能に連結されているクランクであって、前記クランクの回転は、前記ピンチャーを移動させる、クランク
をさらに含む、請求項2に記載のフローストップアッセンブリ。
【請求項6】
前記クランクは、前記クランクから延在するクランピング限界壁部を含み、前記クランピング限界壁部は、前記クランクの回転および前記ピンチャーの移動を制限するように構成されている、請求項5に記載のフローストップアッセンブリ。
【請求項7】
前記ベースエクステンションは、ガイドスロットを画定している、請求項1に記載のフローストップアッセンブリ。
【請求項8】
前記ピンチャーは、前記ガイドスロットを通って延在するように構成されているガイドピンを含む、請求項7に記載のフローストップアッセンブリ。
【請求項9】
フローストップアッセンブリであって、前記フローストップアッセンブリは、
流路を画定しているチュービングと;
フローストップベースと;
ピンチャーと
を含み、
前記フローストップベースは、
前記フローストップベースから延在するベース壁部と;
少なくとも1つのピンチャーガードであって、前記少なくとも1つのピンチャーガードは、前記チュービングの周りに配設されている、少なくとも1つのピンチャーガードと;
前記チュービングを受け入れるように構成されているチュービングガイドであって、前記少なくとも1つのピンチャーガードおよび前記チュービングガイドは、軸線方向に間隔を離して配置されており、前記フローストップベースを通して前記チュービングを軸線方向に整合させるように構成されている、チュービングガイドと;
前記ベース壁部、前記少なくとも1つのピンチャーガード、および前記チュービングガイドの間に画定されているピンチャー凹部であって、前記チュービングは、前記ピンチャー凹部を通って延在する、ピンチャー凹部と;
前記チュービングに隣接して前記ピンチャー凹部の中に配設されているピンチャー突出部であって、前記ピンチャー突出部は、前記ベース壁部から延在している、ピンチャー突出部と;
前記ピンチャー凹部から離れるように延在しているベースエクステンションと
を含み、
前記ピンチャーは、前記ベースエクステンションに対して回転可能であり、ピンチャー表面を含み、前記ピンチャーは、フロー位置と閉塞位置との間で移動するように構成されており、前記フロー位置において、前記ピンチャー表面は、前記チュービングから間隔を離して配置されており、前記閉塞位置において、前記ピンチャー表面は、前記チュービングに係合し、前記ピンチャー突出部の上に前記チュービングを折り畳み、前記チュービングの流路を遮る、フローストップアッセンブリ。
【請求項10】
前記フローストップアッセンブリは、
前記ベースエクステンションおよび前記ピンチャーに回転可能に連結されているロッカーであって、前記ロッカーの回転は、前記ピンチャーを移動させる、ロッカー
をさらに含む、請求項9に記載のフローストップアッセンブリ。
【請求項11】
前記ロッカーは、前記ロッカーから延在するクランピング限界壁部を含み、前記クランピング限界壁部は、前記ロッカーの回転を制限するように構成されている、請求項10に記載のフローストップアッセンブリ。
【請求項12】
前記ロッカーの回転は、前記ピンチャーを回転させる、請求項10に記載のフローストップアッセンブリ。
【請求項13】
前記フローストップアッセンブリは、
前記ベースエクステンションおよび前記ロッカーに回転可能に連結されているクランクであって、前記クランクの回転は、前記ピンチャーを並進させる、クランク
をさらに含む、請求項10に記載のフローストップアッセンブリ。
【請求項14】
前記クランクは、前記クランクから延在するクランピング限界壁部を含み、前記クランピング限界壁部は、前記クランクの回転および前記ピンチャーの並進を制限するように構成されている、請求項13に記載のフローストップアッセンブリ。
【請求項15】
前記ベースエクステンションは、ガイドスロットを画定している、請求項9に記載のフローストップアッセンブリ。
【請求項16】
前記ピンチャーは、前記ガイドスロットを通って延在するように構成されているガイドピンを含む、請求項15に記載のフローストップアッセンブリ。
【請求項17】
チュービングを通る流体フローを提供するステップと;
前記チュービングに対してピンチャーを作動させ、ピンチャー突出部の上に前記チュービングを折り畳むステップと;
前記チュービングを通る前記流体フローを遮るステップと
を含む、方法。
【請求項18】
前記方法は、前記チュービングに対抗して係合するように前記ピンチャーを回転させるステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記方法は、前記チュービングに対抗して係合するように前記ピンチャーをスライドさせるステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記方法は、前記ピンチャーの作動範囲を制限するステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、フロー制御デバイスに関し、とりわけ、チュービングのためのフロー制御デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
医学的な治療は、静脈内(IV)カテーテルを使用して医療用流体(たとえば、生理食塩溶液または液体薬剤)を患者に注入することを含むことが多く、静脈内(IV)カテーテルは、可撓性のチュービングおよびフィッティング(一般に、「IVセット」と称される)の配置を通して、流体の供給源(たとえば、IVバッグ)に接続されている。使用の間に、チュービングを通る医療用流体のフローは、ピンチクランプによって閉塞され、医療用流体のフローを制御することが可能である。多くの場合に、ピンチクランプは、特定のチューブサイズのために設計されている。
【0003】
いくつかの用途において、チューブサイズのバリエーションは、ピンチクランプの性能を妨げる可能性がある。
【発明の概要】
【0004】
開示されている主題は、フローストップアッセンブリに関する。特定の実施形態において、チュービングを通るフローを制御するように構成されており、フローストップベースおよびピンチャーを含むフローストップアッセンブリが開示されている。フローストップベースは、フローストップベースから延在するベース壁部と;ベース壁部から延在する少なくとも1つのピンチャーガードであって、少なくとも1つのピンチャーガードは、チュービングの周りに配設されるように構成されている、少なくとも1つのピンチャーガードと;チュービングを受け入れるように構成されているチュービングガイドであって、少なくとも1つのピンチャーガードおよびチュービングガイドは、軸線方向に間隔を離して配置されており、フローストップベースを通してチュービングを軸線方向に整合させるように構成されている、チュービングガイドと;ベース壁部、少なくとも1つのピンチャーガード、およびチュービングガイドの間に画定されているピンチャー凹部と;ピンチャー凹部の中に配設されており、チュービングに隣接するように構成されているピンチャー突出部であって、ピンチャー突出部は、ベース壁部から延在している、ピンチャー突出部と;ピンチャー凹部から離れるように延在しているベースエクステンションとを含む。ピンチャーは、ベースエクステンションに対して移動可能であり、ピンチャー表面を含み、ピンチャーは、フロー位置と閉塞位置との間で移動するように構成されており、フロー位置において、ピンチャー表面は、ピンチャー突出部から間隔を離して配置されており、閉塞位置において、ピンチャー表面は、ピンチャー突出部に隣接して配設されており、チュービングを通るフローを遮るように構成されている。
【0005】
特定の実施形態において、フローストップアッセンブリが開示されており、それは、流路を画定しているチュービングと、フローストップベースと、ピンチャーとを含む。フローストップベースは、フローストップベースから延在するベース壁部と;ベース壁部から延在する少なくとも1つのピンチャーガードであって、少なくとも1つのピンチャーガードは、チュービングの周りに配設されるように構成されている、少なくとも1つのピンチャーガードと;チュービングを受け入れるように構成されているチュービングガイドであって、少なくとも1つのピンチャーガードおよびチュービングガイドは、軸線方向に間隔を離して配置されており、フローストップベースを通してチュービングを軸線方向に整合させるように構成されている、チュービングガイドと;ベース壁部、少なくとも1つのピンチャーガード、およびチュービングガイドの間に画定されているピンチャー凹部と;ピンチャー凹部の中に配設されており、チュービングに隣接するように構成されているピンチャー突出部であって、ピンチャー突出部は、ベース壁部から延在している、ピンチャー突出部と;ピンチャー凹部から離れるように延在しているベースエクステンションとを含む。ピンチャーは、ベースエクステンションに対して移動可能であり、ピンチャー表面を含み、ピンチャーは、フロー位置と閉塞位置との間で移動するように構成されており、フロー位置において、ピンチャー表面は、ピンチャー突出部から間隔を離して配置されており、閉塞位置において、ピンチャー表面は、ピンチャー突出部に隣接して配設されており、チュービングを通るフローを遮るように構成されている。
【0006】
特定の実施形態において、方法が開示されており、それは、チュービングを通る流体フローを提供するステップと;チュービングに対してピンチャーを作動させ、ピンチャー突出部の上にチュービングを折り畳むステップと;チュービングを通る流体フローを遮るステップとを含む。
【0007】
主題の技術のさまざまな構成は、本開示から当業者に容易に明らかになることとなり、主題の技術のさまざまな構成は、実例として示されて説明されているということが理解される。認識されることとなるように、主題の技術は、他のおよび異なる構成も可能であり、そのいくつかの詳細は、すべて主題の技術の範囲から逸脱することなく、さまざまな他の観点において修正することが可能である。したがって、発明の概要、図面、および詳細な説明は、本質的に例示的なものとして見なされるべきであり、制限的なものとして見なされるべきではない。
【0008】
添付の図面は、さらなる理解を提供するために含まれており、本明細書の中に組み込まれており、本明細書の一部を構成しており、添付の図面は、開示されている実施形態を図示しており、説明とともに、開示されている実施形態の原理を説明する役割を果たしている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示のさまざまな態様による、フロー位置におけるフローストップアッセンブリの斜視図である。
図2】本開示のさまざまな態様による、フロー位置における図1のフローストップアッセンブリの逆の斜視図である。
図3】本開示のさまざまな態様による、閉塞位置におけるフローストップアッセンブリの斜視図である。
図4】本開示のさまざまな態様による、閉塞位置における図3のフローストップアッセンブリの立面図である。
図5】本開示のさまざまな態様による、フロー位置におけるフローストップアッセンブリの斜視図である。
図6】本開示のさまざまな態様による、フローストップアッセンブリの斜視図である。
図7】本開示のさまざまな態様による、フローストップアッセンブリの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
開示されているフローストップアッセンブリは、ピンチングメカニズムを組み込み、チュービングを折り畳み、それを通る流体フローを閉塞させる。ピンチャーは、ピンチャー突出部の上にチュービングを折り畳むために移動可能であり得る。チュービングを折り畳むことによって、チュービングの中のフローは、多種多様なチュービングサイズを使用するときに、信頼性高く閉塞され得る。
【0011】
下記に記載されている詳細な説明は、主題の技術のさまざまな構成の説明として意図されており、主題の技術が実践され得る唯一の構成を表すことを意図していない。詳細な説明は、主題の技術の徹底的な理解を提供する目的のための具体的な詳細を含む。しかし、主題の技術はこれらの具体的な詳細なしに実践され得るということが、当業者に明らかになることとなる。いくつかの場合において、主題の技術の概念を曖昧にすることを回避するために、周知の構造およびコンポーネントは、ブロック図の形態で示されている可能性がある。同様のコンポーネントは、理解しやすくするために、同一のエレメント番号によってラベル付けされている。参照数字は、共通のエレメントの別個のインスタンスを示すために付加された文字接尾辞を有する可能性があるが、接尾文字を伴わない同じ数字によって一般的に参照されている。
【0012】
以下の説明は、開示されているフローストップアッセンブリを使用した医療用流体の投与の間の医療用流体の閉塞に関するものであるが、この説明は、単に使用法の例に過ぎず、特許請求の範囲を制限しないということが理解されるべきである。開示されているフローストップアッセンブリのさまざまな態様は、流体のフローを制御することが望ましい任意の用途において使用され得る。
【0013】
開示されているフローストップアッセンブリは、特定の従来のクランプに関して発見されたいくつかの課題を克服する。特定の従来のクランプに伴う1つの課題は、特定の従来のクランプが、特定のチュービングサイズによって使用されるように設計されているということである。チュービングサイズのバリエーションは、従来のクランプの性能を妨げ、または、さまざまなサイズの従来のクランプを必要とする可能性があるので、従来のクランプの使用は望ましくない。
【0014】
したがって、本開示によれば、多種多様なチュービングサイズによるフロー閉塞を可能にする、本明細書で説明されているようなフローストップアッセンブリを提供することが有利である。開示されているフローストップアッセンブリは、多種多様なチュービングサイズのための信頼性の高いフロー閉塞を可能にする、折り畳みメカニズムを提供する。
【0015】
ここで、信頼性の高いフロー閉塞を可能にするフローストップアッセンブリの例が説明される。
【0016】
図1は、本開示のさまざまな態様による、フロー位置におけるフローストップアッセンブリ100の斜視図である。示されている例では、フローストップアッセンブリ100は、流体が流体供給源から患者へ送達されるときに、流体(たとえば、医療用流体など)のフローを制御する。図示されているように、医療用流体は、チュービング102によって画定される流路を通して方向付けされ得る。認識され得るように、チュービング102は、治療のために必要とされる任意の適切な直径のものであることが可能である。
【0017】
動作の間に、フローストップアッセンブリ100の閉塞メカニズムが作動させられ、流体フローが許容されるかことを可能にするか、または、チュービング102を折り畳むことによって流体フローが閉塞されることを可能にし、チュービング102を通るフローを閉塞させることが可能である。図示されているように、チュービング102の一部分が、フローストップベース110を通過しており、フローストップアッセンブリ100がチュービング102を通るフローを制御することを可能にする。
【0018】
いくつかの実施形態において、チュービング102は、ピンチャーガード114およびチュービングガイド112を通って延在しており、それらと軸線方向に整合されており、および/または、それらによって保持されている。図示されている実施形態において、ピンチャーガード114は、チュービング102のいずれかの側において、ベース壁部111から延在している。ベース壁部111は、フローストップベース110から垂直方向に延在することが可能であり、他のコンポーネントとの連結を促進させるためのリブを含むことが可能である。ピンチャーガード114は、動作(ピンチング動作または閉塞動作を含む)の間のチュービング102の横方向の移動を防止することが可能である。
【0019】
チュービング102の下側部分は、フローストップベース110の中に形成されたチュービングガイド112を通過することが可能である。チュービングガイド112は、チュービング102を受け入れるように構成された円筒形状の部材であることが可能である。チュービングガイド112は、チュービング102の軸線方向の移動を可能にしながら、チュービング102の半径方向の移動を防止するようにサイズ決めされ得る。チュービングガイド112およびピンチャーガード114は、チュービング102を協働的に軸線方向に整合させることが可能である。特定の実施形態において、チュービング102は、チュービングガイド112の中に軸線方向に固定または連結され得る。認識され得るように、チュービングガイド112は、ピンチャーガード114から間隔を離して配置され、ピンチャー凹部116を画定することが可能であり、チュービング102は、ピンチャー凹部116を横切って延在している。さらに、ベース壁部111は、ピンチャー凹部116を画定することが可能であり、また、チュービング102の半径方向の移動を防止するかまたは制限することが可能である。
【0020】
フロー位置において、チュービング102の中に画定されている流路は遮られておらず、医療用流体のフローを可能にする。いくつかの実施形態において、ピンチャー140のピンチャー表面142は、ピンチャー凹部116の中に配設されているチュービング102の部分から間隔を離して配置されている。図示されているように、ピンチャー140は、ピンチャー凹部116の中に配設されているチュービング102から離れるように回転させられている。本明細書で説明されているように、ピンチャー140は、ガイドピン144の上で回転することが可能であり、ガイドピン144は、フローストップベース110のベースエクステンション120の中に形成されたガイドスロット122の中に配設されている。図示されているように、ベースエクステンション120は、フローストップベース110のピンチャー凹部116から離れるように延在している。いくつかの場合において、ピンチャー140は、ガイドスロット122に沿ってさらに並進することが可能である。いくつかの実施形態において、ガイドスロット122の幾何学形状は、ピンチャー140の許容されるトラベルの範囲を決定することが可能である。
【0021】
示されている例では、ピンチャー140は、機械的なまたは平面的なリンケージ(たとえば、3つのバーリンケージまたは4つのバーリンケージなど)によって、作動または回転させられ得る。図示されているように、ピンチャー140は、ロッカー130を回転または移動させることによって作動させられ得る。ロッカー130は、フローストップベース110のベースエクステンション120に回転可能に連結され得る。図示されているように、ロッカー130は、ロッカー130をベースエクステンション120に回転可能に連結するロッカーピボット132の周りに回転することが可能である。ロッカー130が回転させられるときに、ロッカー130は、ピンチャー140を作動させ、ピンチャー140を回転および/または並進させることが可能である。いくつかの実施形態において、ロッカー130は、ピンチャーリンク134においてピンチャー140に回転可能に連結され得る。動作の間に、ロッカー130は、臨床医によって作動させられ、ピンチャー140を作動または回転させることが可能である。
【0022】
図2は、本開示のさまざまな態様による、フロー位置における図1のフローストップアッセンブリ100の逆の斜視図である。動作の間に、ロッカー130(ひいては、ピンチャー140)の回転は、チュービング102またはフローストップアッセンブリ100に対する損傷を防止するために制限され得る。示されている例では、ロッカー130は、クランピング限界壁部136を含むことが可能であり、クランピング限界壁部136は、ロッカー130から延在し、回転限界においてベースエクステンション120に係合する。たとえば、クランピング限界壁部136は、チュービング102に損傷を与えることなくチュービング102を効果的に閉塞させるかまたはクランプするように決定されるロッカー130の回転位置において、ベースエクステンション120と係合するように構成され得る。さらに、クランピング限界壁部136は、触覚フィードバックおよび/または聴覚フィードバックを臨床医に提供することが可能である。
【0023】
図3は、本開示のさまざまな態様による、閉塞位置におけるフローストップアッセンブリ100の斜視図である。図4は、本開示のさまざまな態様による、閉塞位置における図3のフローストップアッセンブリ100の立面図である。図3および図4を参照すると、閉塞位置または閉塞構成において、フローストップアッセンブリ100は、チュービング102を通る医療用流体のフローを閉塞させることが可能である。有利には、フローストップアッセンブリ100は、注入手順または任意の他の適切な手順の間に、医療用流体のフローを閉塞させるために利用され得る。
【0024】
示されている例では、ピンチャー140が作動させられ、ピンチャー表面142をチュービング102に対抗して係合させ、ピンチャー凹部116の中に形成されたピンチャー突出部118の上に、折り畳まれた位置104へとチュービング102を折り畳む。図示されているように、ピンチャー突出部118は、ベース壁部111から延在している。ピンチャー突出部118の上にチュービング102を折り畳むかまたはよじることによって、チュービング102の中のフローが閉塞されるかまたは遮られ、チュービング102を通る流体フローを制限するかまたは停止することが可能である。
【0025】
動作の間に、フロー位置から閉塞位置へ移動するために、ピンチャー140が、適切な場所へ回転させられるかまたはその他の方法で作動させられる。ピンチャー表面142がチュービング102に係合するときに、ピンチャー凹部116を画定しているピンチャーガード114、ベース壁部111、および/またはチュービングガイド112は、係合の間のチュービング102の望ましくない半径方向の移動を防止する。
【0026】
いくつかの実施形態において、ロッカー130が回転させられ、ピンチャー140を閉塞位置へと回転および/または並進させる。図示されているように、ロッカー130は、ベースエクステンション120と一直線になるように回転させられ、ピンチャー凹部116に向けてピンチャー140を回転させ、ピンチャー突出部118の上にチュービング102を折り畳む。有利には、ロッカー130またはリンケージを利用することによって、臨床医は、最小の力によってピンチャー突出部118の上にチュービング102を容易に折り畳むことが可能である。
【0027】
図5は、本開示のさまざまな態様による、フロー位置におけるフローストップアッセンブリ200の斜視図である。示されている例では、フローストップアッセンブリ200は、並進するかまたはスライドするピンチャー240を利用し、チュービング202を折り畳むかまたは閉塞させることが可能である。
【0028】
動作の間に、ピンチャー240は、フロー位置から閉塞位置へスライドすることが可能である。閉塞位置において、ピンチャー240のピンチャー表面242は、チュービング202と係合し、本明細書で説明されているように、ピンチャー突出部218の上にチュービング202を折り畳むことが可能である。
【0029】
いくつかの実施形態において、ピンチャー240は、リンケージを利用し、ピンチャー240をフロー位置から閉塞位置へ並進させることが可能である。たとえば、フローストップアッセンブリ200は、4つのバーリンケージを利用し、ピンチャー240を作動させることが可能である。示されている例では、ピンチャー240は、並進移動に拘束され得る。
【0030】
図示されているように、クランク230およびロッカー250は、ピンチャー240の並進を協働的に可能にすることができる。いくつかの実施形態において、クランク230は、フローストップベース210のベースエクステンション220に回転可能に連結されている。図示されているように、クランク230は、クランク230をベースエクステンション220に回転可能に連結するクランクピボット232の周りに回転することが可能である。クランク230が回転させられるときに、クランク230は、ロッカー250を作動させることが可能である。いくつかの実施形態において、クランク230は、ロッカーリンク234においてロッカー250に回転可能に連結され得る。示されている例では、クランク230の回転は、ロッカー250を作動させるかまたはその他の方法で回転させることが可能である。動作の間に、クランク230およびロッカー250の協働的な回転は、並進力をピンチャー240に提供し、所望の通りにピンチャー240を並進させる。
【0031】
動作の間に、クランク230の回転、ひいては、ピンチャー240の並進は、チュービング202またはフローストップアッセンブリ200に対する損傷を防止するために制限され得る。示されている例では、クランク230は、クランピング限界壁部236を含むことが可能であり、クランピング限界壁部236は、クランク230から延在し、回転限界においてベースエクステンション220に係合することが可能である。たとえば、クランピング限界壁部236は、チュービング202に損傷を与えることなくチュービング202を効果的に閉塞させるかまたはクランプするように決定されるクランク230の回転位置において、ベースエクステンション220と係合するように構成され得る。さらに、クランピング限界壁部236は、触覚フィードバックおよび/または聴覚フィードバックを臨床医に提供することが可能である。
【0032】
図6は、本開示のさまざまな態様による、フローストップアッセンブリ300の斜視図である。示されている例では、フローストップアッセンブリ300は、回転するカムまたはピンチャー340を利用し、チュービングを折り畳むかまたは閉塞させることが可能である。
【0033】
動作の間に、ピンチャー340は、フロー位置から閉塞位置へ回転および/またはスライドすることが可能である。閉塞位置において、ピンチャー340のピンチャー表面342は、チュービング(描かれていない)と係合し、本明細書で説明されているように、ピンチャー突出部318の上にチュービングを折り畳むことが可能である。
【0034】
いくつかの実施形態において、ピンチャー340は、カムメカニズムを利用し、ピンチャー340をフロー位置から閉塞位置へ回転させることが可能である。示されている例では、ピンチャー340は、回転および/または並進することが可能である。
【0035】
図示されているように、ピンチャー340のクランク部分330およびロッカー350は、ピンチャー340の並進を協働的に可能にすることができる。いくつかの実施形態において、クランク部分330は、ピンチャー340をフローストップベース310のベースエクステンション320に回転可能に連結している。図示されているように、クランク部分330は、ピンチャー340をベースエクステンション320に回転可能に連結するクランクピボット332の周りに回転することが可能である。クランク部分330が回転させられるときに、ピンチャー340は、ロッカー350を作動させることが可能である。いくつかの実施形態において、ピンチャー340は、ピンチャー表面342の反対側に配設されているカム表面を有することが可能であり、それは、ロッカー350のカム表面と係合しており、ピンチャー340の回転が、ロッカー350を作動させるかまたはその他の方法で回転させることができるようになっている。動作の間に、ピンチャー340およびロッカー350の協働的な回転は、並進力をピンチャー340に提供し、所望の通りにピンチャー340を並進させる。
【0036】
動作の間に、クランク部分330の回転、ひいては、ピンチャー340の並進は、チュービングまたはフローストップアッセンブリ300に対する損傷を防止するために制限され得る。示されている例では、ピンチャー340は、クランピング限界壁部336を含むことが可能であり、クランピング限界壁部336は、クランク部分330から延在し、回転限界においてキャプ314に係合する。たとえば、クランピング限界壁部336は、チュービングに損傷を与えることなくチュービングを効果的に閉塞させるかまたはクランプするように決定されるピンチャー340の回転位置において、キャプ314と係合するように構成され得る。さらに、クランピング限界壁部336およびキャプ314は、触覚フィードバックおよび/または聴覚フィードバックを臨床医に提供することが可能である。
【0037】
随意的に、キャプ314は、ピンチャー340および/またはロッカー350の上に配設され、フローストップアッセンブリ300のコンポーネントを少なくとも部分的にカバーすることが可能である。いくつかの実施形態において、キャプ314を通して形成されているピンチャーガードまたは上側チュービングガイド312は、フローストップアッセンブリ300を通過するチュービングを保持および/または整合させることが可能であり、本明細書で説明されている他の実施形態に関して説明されているようなピンチャーガードとして機能する。図示されているように、上側チュービングガイド312は、チューブ状の突出部または円筒形状の部材であることが可能であり、それは、キャプ314から軸線方向に延在し、チュービングの周りに部分的なスリーブを形成している。上側チュービングガイド312は、動作(ピンチング動作または閉塞動作を含む)の間のチュービングの横方向のまたは半径方向の移動を防止することが可能である。上側チュービングガイド312は、チュービングの軸線方向の移動を可能にしながら、チュービングの半径方向の移動を防止するようにサイズ決めされ得る。
【0038】
図7は、本開示のさまざまな態様による、フローストップアッセンブリ400の斜視図である。示されている例では、フローストップアッセンブリ400は、回転するピンチャー440を利用し、チュービングを折り畳むかまたは閉塞させることが可能である。
【0039】
動作の間に、ピンチャー440は、フロー位置から閉塞位置へ回転することが可能である。閉塞位置において、ピンチャー440のピンチャー表面442は、チュービング(描かれていない)と係合し、本明細書で説明されているように、ピンチャー突出部418の上にチュービングを折り畳むことが可能である。
【0040】
いくつかの実施形態において、ピンチャー440は、フローストップベース410のベースエクステンション420に回転可能に連結されている。図示されているように、ピンチャー440は、ピボット432の周りに回転することが可能であり、ピンチャー表面442が円弧に沿ってトラベルすることを可能にする。動作の間に、ピボット432の周りでのピンチャー440の回転は、機械的な利点を臨床医に提供することが可能である。
【0041】
動作の間に、ピンチャー440の回転は、チュービングまたはフローストップアッセンブリ400に対する損傷を防止するために制限され得る。示されている例では、ピンチャー440は、クランピング限界壁部436を含むことが可能であり、クランピング限界壁部436は、ピンチャー440から延在し、回転限界においてキャプ414に係合する。たとえば、クランピング限界壁部436は、チュービングに損傷を与えることなくチュービングを効果的に閉塞させるかまたはクランプするように決定されるピンチャー440の回転位置において、キャプ414と係合するように構成され得る。さらに、クランピング限界壁部436およびキャプ414は、触覚フィードバックおよび/または聴覚フィードバックを臨床医に提供することが可能である。
【0042】
随意的に、キャプ414は、ピンチャー440の上に配設され、フローストップアッセンブリ400のコンポーネントを少なくとも部分的にカバーおよび/または保持することが可能である。いくつかの実施形態において、キャプ414を通して形成されているピンチャーガードまたは上側チュービングガイド412は、フローストップアッセンブリ400を通過するチュービングを保持および/または整合させることが可能であり、本明細書で説明されている他の実施形態に関して説明されているようなピンチャーガードとして機能する。図示されているように、上側チュービングガイド412はチューブ状の突出部または円筒形状の部材であることが可能であり、それは、キャプ414から軸線方向に延在し、チュービングの周りに部分的なスリーブを形成している。上側チュービングガイド412は、動作(ピンチング動作または閉塞動作を含む)の間のチュービングの横方向のまたは半径方向の移動を防止することが可能である。上側チュービングガイド412は、チュービングの軸線方向の移動を可能にしながら、チュービングの半径方向の移動を防止するようにサイズ決めされ得る。
【0043】
随意的に、フローストップアッセンブリ400は、チュービングカップラー413を含むことが可能であり、チュービングカップラー413は、ピンチャー凹部416の中に保持および整合される。動作の間に、チュービングの一部分は、チュービングカップラー413に流体連結され得り、それを通した流体連通を可能にする。認識され得るように、チュービングカップラー413を通るフローは、本明細書で説明されているように、ピンチング動作または閉塞動作によって停止され得る。有利には、チュービングをチュービングカップラーに連結することによって、チュービングをフローストップアッセンブリ400の中に整合および/または位置決めすることが簡単化され得る。
【0044】
本開示は、任意の当業者が本明細書で説明されているさまざまな態様を実践することを可能にするために提供されている。本開示は、主題の技術のさまざまな例を提供しており、主題の技術は、これらの例に限定されない。これらの態様に対するさまざまな修正例は、当業者に容易に明らかになることとなり、本明細書で規定されている一般的な原理は、他の態様にも適用され得る。
【0045】
単数形でのエレメントへの言及は、具体的にそのように述べられていない限り、「唯一の」を意味することを意図しているのではなく、「1つまたは複数の」を意味することを意図している。具体的にそうでないことを述べられていない限り、「いくつかの」という用語は、「1つまたは複数の」を指す。男性の代名詞(たとえば、彼の)は、女性および中性(たとえば、「彼女の」および「その」)を含み、その逆もまた同様である。見出しおよび小見出しは(それらがある場合には)、単に便宜のために使用されており、本発明を限定しない。
【0046】
「例示的な」という言葉は、「例または図示としての役割を果たす」ということを意味するように、本明細書で使用されている。「例示的な」として本明細書で説明されている任意の態様または設計は、必ずしも、他の態様または設計を上回る好適なまたは有利なものとして解釈されるべきではない。1つの態様では、本明細書で説明されているさまざまな代替的な構成および動作は、少なくとも均等物であると考えられ得る。
【0047】
「態様」などのような語句は、そのような態様が主題の技術に必須であるということ、または、そのような態様が主題の技術のすべての構成に適用されることを暗示しているのではない。ある態様に関する開示は、すべての構成、または、1つもしくは複数の構成に適用することが可能である。ある態様は、1つまたは複数の例を提供する場合がある。ある態様などのような語句は、1つまたは複数の態様を指す可能性があり、その逆もまた同様である。「実施形態」などのような語句は、そのような実施形態が主題の技術に必須であるということ、または、そのような実施形態が主題の技術のすべての構成に適用されることを暗示しているのではない。ある実施形態に関する開示は、すべての実施形態、または、1つもしくは複数の実施形態に適用することが可能である。ある実施形態は、1つまたは複数の例を提供する場合がある。そのような実施形態という語句は、1つまたは複数の実施形態を指す可能性があり、その逆もまた同様である。「構成」などのような語句は、そのような構成が主題の技術に必須であるということ、または、そのような構成が主題の技術のすべての構成に適用されることを暗示しているのではない。構成に関する開示は、すべての構成、または、1つもしくは複数の構成に適用することが可能である。ある構成は、1つまたは複数の例を提供する場合がある。そのような構成という語句は、1つまたは複数の構成を指す可能性があり、その逆もまた同様である。
【0048】
1つの態様では、別段の記述がない限り、本明細書(以下に続く特許請求の範囲を含む)において記述されているすべての測定値、値、レーティング、位置、大きさ、サイズ、および他の仕様は、概算であり、正確ではない。1つの態様では、それらは、それらが関連する機能、および、それらが関連する技術分野において慣習的な機能と一貫する合理的な範囲を有することを意図している。
【0049】
1つの態様では、「連結されている」などの用語は、直接的に連結されていることを指す場合がある。別の態様において、「連結されている」などの用語は、間接的に連結されていることを指す場合がある。
【0050】
「上部」、「底部」、「前部」、および「後部」などのような用途は、本開示において使用されている場合には、通常の重力規準系ではなく、任意の規準系を指すものとして理解されるべきである。したがって、上部表面、底部表面、前部表面、および後部表面は、重力規準系において、上向きに、下向きに、斜めに、または水平方向に延在することが可能である。
【0051】
さまざまなアイテムは、すべて主題の技術の範囲から逸脱することなく、異なって配置され得る(たとえば、異なる順序で配置される、または、異なる方式で仕切られる)。当業者に知られているか、または、当業者に後に知られることになる、本開示の全体を通して説明されているさまざまな態様のエレメントに対するすべての構造的なおよび機能的な均等物は、参照により本明細書に明示的に組み込まれており、特許請求の範囲によって包含されることを意図している。そのうえ、本明細書で開示されているものは、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公衆に提供されたものであることを意図していない。請求項のエレメントは、そのエレメントが「のための手段(means for)」という語句を使用して明示的に記載されていない限り、または、方法の請求項の場合には、そのエレメントが「のためのステップ(step for)」という語句を使用して記載されていない限り、米国特許法第112条第6段落の規定の下で解釈されるべきではない。そのうえ、「含む(include)」または「有する」などの用語が使用されている範囲において、そのような用語は、請求項の中の移行句として用いられるときに「含む(comprise)」が解釈されるように、「含む(comprise)」という用語と同様の様式で、包括的であることを意図している。
【0052】
発明の名称、背景技術、発明の概要、図面の簡単な説明、および、本開示の要約は、これによって本開示に組み込まれており、制限的な説明としてではなく、本開示例示目的の例として提供される。特許請求の範囲または意味を限定するものとして使用されることとならないという理解の下で、それは提出される。加えて、詳細な説明において、説明は例示目的の例を提供しているということ、および、本開示を合理化する目的のためにさまざまな特徴がさまざまな実施形態において一緒にグループ化されているということが理解され得る。この開示の方法は、特許請求されている主題が、それぞれの請求項の中に明示的に記載されているものよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映するものとして解釈されるべきではない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、本発明の主題は、単一の開示されている構成または動作のすべての特徴よりも少ないものにある。以下の特許請求の範囲は、これによって詳細な説明の中へ組み込まれており、それぞれの請求項は、別個の特許請求されている主題として自立している。
【0053】
特許請求の範囲は、本明細書で説明されている態様に限定されることを意図しているのではなく、特許請求の範囲の文言と一貫する完全な範囲を与えられており、すべての法的な均等物を包含することを意図している。それにもかかわらず、請求項のいずれも、米国特許法第101条、第102条、または第103条の要件を満たすことができない主題を包含することを意図しておらず、それらはそのように解釈されるべきでもない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】