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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-14
(54)【発明の名称】デュレン分離反応釜
(51)【国際特許分類】
   C07C 7/04 20060101AFI20221207BHJP
   B01D 3/00 20060101ALI20221207BHJP
   B01D 3/42 20060101ALI20221207BHJP
   B01D 5/00 20060101ALI20221207BHJP
   C07C 15/02 20060101ALI20221207BHJP
   C07B 61/00 20060101ALN20221207BHJP
【FI】
C07C7/04
B01D3/00 A
B01D3/42
B01D5/00 Z
C07C15/02
C07B61/00 C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022522745
(86)(22)【出願日】2020-05-05
(85)【翻訳文提出日】2022-04-14
(86)【国際出願番号】 CN2020088599
(87)【国際公開番号】W WO2021223067
(87)【国際公開日】2021-11-11
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517073649
【氏名又は名称】鵬辰新材料科技股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】談 勇
【テーマコード(参考)】
4D076
4H006
【Fターム(参考)】
4D076AA22
4D076BB23
4D076BC05
4D076CB02
4D076CB03
4D076CB07
4D076CB08
4D076DA07
4D076EA01Y
4D076EA08X
4D076EA12X
4D076EA12Y
4D076FA31
4D076FA34
4D076JA03
4H006AA02
4H006AA04
4H006AB84
4H006BD82
(57)【要約】
デュレン分離反応釜であって、反応釜本体、第1の蒸留室、第2の蒸留室、第3の蒸留室、冷却ボックス、第1の冷却室及び第2の冷却室を含み、第1の蒸留室は、反応釜本体の内部の一端に設けられ、第2の蒸留室は、反応釜本体の内部の、第1の蒸留室に近い位置に設けられ、第3の蒸留室は、反応釜本体の内部の第1の蒸留室から離れる端に設けられ、冷却ボックスは、反応釜本体の上端面の中間位置に取り付けられ、第1の蒸留室の内部に第1の加熱管が取り付けられ、第1の加熱管の下端は、第1の蒸留室と台座を貫通し、第1のコントローラに接続され、第2の加熱管は、第2の蒸留室の内部に取り付けられ、第2の加熱管の下端は、第2の蒸留室と台座を貫通し、第2のコントローラに接続され、第3の蒸留室の内部に第3の加熱管が取り付けられ、第3の加熱管の下端は、第3の蒸留室と台座を貫通し、第3のコントローラに接続される。本発明は、構造が合理的で、生産リソースを効果的に節約し、分離効果が高い。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
デュレン分離反応釜であって、台座(1)、反応釜本体(5)、第1の蒸留室(51)、第2の蒸留室(53)、第3の蒸留室(55)、冷却ボックス(8)、第1の冷却室(84)及び第2の冷却室(86)を含み、
反応釜本体(5)は、台座(1)の上側面に固定され、第1の蒸留室(51)は、反応釜本体(5)の内部の一端に設けられ、第2の蒸留室(53)は、反応釜本体(5)の内部の、第1の蒸留室(51)に近い位置に設けられ、第3の蒸留室(55)は、反応釜本体(5)の内部の第1の蒸留室(51)から離れる端に設けられ、第1の蒸留室(51)の内部の第3の蒸留室(55)から離れる端に入力管(9)が取り付けられ、第1の蒸留室(51)の上端に第1の気管(82)が固定され、第1の気管(82)の上端は、第1の冷却室(84)を貫通し、第1の冷却室(84)の内部まで延在しており、第1の冷却室(84)は、冷却ボックス(8)の内部の一端に加工され、冷却ボックス(8)は、反応釜本体(5)の上端面の中間位置に取り付けられ、第1の冷却室(84)の内部の第1の気管(82)から離れる端に第1の接続管(83)が固定され、第1の接続管(83)の下端は、第2の冷却室(86)の内壁を貫通し、第2の蒸留室(53)の内部まで延在しており、冷却ボックス(8)の内部の第1の冷却室(84)から離れる端に第2の冷却室(86)が設けられ、第2の蒸留室(53)の内部の第1の接続管(83)から離れる端に第2の気管(85)が取り付けられ、第2の気管(85)の上端は、第2の冷却室(86)の内壁を貫通して第2の冷却室(86)の内部まで延在しており、第2の冷却室(86)の内部の第2の気管(85)から離れる端は、第2の接続管(87)が貫通して取り付けられ、第2の接続管(87)の下端は、第3の蒸留室(55)の内壁を貫通し、第3の蒸留室(55)の内部まで延在しており、第3の蒸留室(55)の第1の蒸留室(51)から離れる端に出力管(6)が取り付けられ、第1の蒸留室(51)の内部に第1の加熱管(52)が取り付けられ、第1の加熱管(52)の下端は、第1の蒸留室(51)と台座(1)を貫通し、第1のコントローラ(2)に接続され、第1のコントローラ(2)は、台座(1)の外側面に取り付けられ、第2の加熱管(54)は、第2の蒸留室(53)の内部に取り付けられ、第2の加熱管(54)の下端は、第2の蒸留室(53)と台座(1)を貫通し、第2のコントローラ(3)に接続され、第2のコントローラ(3)は、台座(1)の外側面の、第1のコントローラ(2)に近い側に取り付けられ、第3の蒸留室(55)の内部に第3の加熱管(56)が取り付けられ、第3の加熱管(56)の下端は、第3の蒸留室(55)と台座(1)を貫通し、第3のコントローラ(4)に接続され、第3のコントローラ(4)は、台座(1)の外側面の、第2のコントローラ(3)に近い側に取り付けられる、ことを特徴とする、デュレン分離反応釜。
【請求項2】
第1の冷却室(84)と第2の冷却室(86)の外側の冷却ボックス(8)の内部にチャンバー(81)が加工され、チャンバー(81)の外側の、第1の冷却室(84)に近い端にクーラント入力管(10)が取り付けられ、チャンバー(81)の外側の、第2の冷却室(86)に近い端にクーラント還流管(7)が取り付けられる、ことを特徴とする、請求項1に記載のデュレン分離反応釜。
【請求項3】
クーラント入力管(10)は、管路を介してクーラント輸送設備に接続される、ことを特徴とする、請求項1に記載のデュレン分離反応釜。
【請求項4】
クーラント還流管(7)は、管路を介してクーラント回収設備に接続される、ことを特徴とする、請求項1に記載のデュレン分離反応釜。
【請求項5】
入力管(9)は、デュレン原料入力設備に接続され、出力管(6)は、デュレン収集設備に接続される、ことを特徴とする、請求項1に記載のデュレン分離反応釜。
【請求項6】
第1の気管(82)及び第2の気管(85)の上端にいずれも三角形構造のガイドプレートが設けられる、ことを特徴とする、請求項1に記載のデュレン分離反応釜。
【請求項7】
第1の蒸留室(51)の外端の第1のコントローラ(2)から離れる側に第1の温度計(11)が取り付けられ、第2の蒸留室(53)の外端の第2のコントローラ(3)から離れる側に第2の温度計(11)が取り付けられ、第3の蒸留室(55)の外端の第3のコントローラ(4)から離れる端に第3の温度計(11)が取り付けられる、ことを特徴とする、請求項1に記載のデュレン分離反応釜。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デュレン生産設備分野に関し、特にデュレン分離反応釜に関する。
【背景技術】
【0002】
デュレンは、重要なファインケミカル原料であり、医薬、染料の中間体とすることができる。デュレンは、生産中に、多重蒸留を経なければならない。
【0003】
従来技術では、複数の蒸留設備を用いて蒸留製造を行い、製造が煩雑で、製造コストが高く、蒸留中に冷却効果が悪く、分離効果が不十分である。従って、製造設備をどのように簡素化し、製造コストを低減し、分離効果を向上させるかは、急がれる問題となっている。
【発明の概要】
【0004】
(一)発明の目的
背景技術にある技術課題を解決するために、本発明は、構造が合理的で、コストを節約し、また、分離効果を向上できるデュレン分離反応釜を提供する。
【0005】
(二)技術案
本発明は、デュレン分離反応釜を提供する。このデュレン分離反応釜は、台座、反応釜本体、第1の蒸留室、第2の蒸留室、第3の蒸留室、冷却ボックス、第1の冷却室及び第2の冷却室を含み、
反応釜本体は、台座の上側面に固定され、第1の蒸留室は、反応釜本体の内部の一端に設けられ、第2の蒸留室は、反応釜本体の内部の、第1の蒸留室に近い位置に設けられ、第3の蒸留室は、反応釜本体の内部の第1の蒸留室から離れる端に設けられ、第1の蒸留室の内部の第3の蒸留室から離れる端に入力管が取り付けられ、第1の蒸留室の上端に第1の気管が固定され、第1の気管の上端は、第1の冷却室を貫通し、第1の冷却室の内部まで延在しており、第1の冷却室は、冷却ボックスの内部の一端に加工され、冷却ボックスは、反応釜本体の上端面の中間位置に取り付けられ、第1の冷却室の内部の第1の気管から離れる端に第1の接続管が固定され、第1の接続管の下端は、第2の冷却室の内壁を貫通し、第2の蒸留室の内部まで延在しており、冷却ボックスの内部の第1の冷却室から離れる端に第2の冷却室が設けられ、第2の蒸留室の内部の第1の接続管から離れる端に第2の気管が取り付けられ、第2の気管の上端は、第2の冷却室の内壁を貫通し、第2の冷却室の内部まで延在しており、第2の冷却室の内部の第2の気管から離れる端は、第2の接続管が貫通して取り付けられ、第2の接続管の下端は、第3の蒸留室の内壁を貫通し、第3の蒸留室の内部まで延在しており、第3の蒸留室の第1の蒸留室から離れる端に出力管が取り付けられ、第1の蒸留室の内部に第1の加熱管が取り付けられ、第1の加熱管の下端は、第1の蒸留室と台座を貫通し、第1のコントローラに接続され、第1のコントローラは、台座の外側面に取り付けられ、第2の加熱管は、第2の蒸留室の内部に取り付けられ、第2の加熱管の下端は、第2の蒸留室と台座を貫通し、第2のコントローラに接続され、第2のコントローラは、台座の外側面の、第1のコントローラに近い側に取り付けられ、第3の蒸留室の内部に第3の加熱管が取り付けられ、第3の加熱管の下端は、第3の蒸留室と台座を貫通し、第3のコントローラに接続され、第3のコントローラは、台座の外側面の、第2のコントローラに近い側に取り付けられる。
【0006】
好適には、第1の冷却室と第2の冷却室の外側の冷却ボックスの内部にチャンバーが加工され、チャンバーの外側の、第1の冷却室に近い端にクーラント入力管が取り付けられ、チャンバーの外側の、第2の冷却室に近い端にクーラント還流管が取り付けられる。
【0007】
好適には、クーラント入力管は、管路を介してクーラント輸送設備に接続される。
【0008】
好適には、クーラント還流管は、管路を介してクーラント回収設備に接続される。
【0009】
好適には、入力管は、デュレン原料入力設備に接続され、出力管は、デュレン収集設備に接続される。
【0010】
好適には、第1の気管及び第2の気管の上端にいずれも三角形構造のガイドプレートが設けられる。
【0011】
好適には、第1の蒸留室の外端の第1のコントローラから離れる側に第1の温度計が取り付けられ、第2の蒸留室の外端の第2のコントローラから離れる側に第2の温度計が取り付けられ、第3の蒸留室の外端の第3のコントローラから離れる端に第3の温度計が取り付けられる。
【0012】
従来技術に比べて、本発明の上記技術案は、以下の有益な技術的効果を有する。入力された原料を第1の加熱管、第2の加熱管及び第3の加熱管により蒸留し、それにより、第1の蒸留室の内部の分離された蒸気を第1の気管を通して第1の冷却室の内部に輸送し、冷却後、第1の接続管を介して第2の蒸留室の内部まで流れさせ、再び蒸留した後、蒸気を第2の冷却室に輸送し、また、再び冷却させた後に、第3の蒸留室まで流れさせ、蒸留した後、デュレンを出力し、第1の加熱管、第2の加熱管及び第3の加熱管の加熱温度を制御することにより、蒸留分離を実現する。本発明は、構造が合理的で、コストを節約し、分離効果が高い。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明によるデュレン分離反応釜の構造概略図である。
図2】本発明によるデュレン分離反応釜の正視断面構造の概略図である。
図3】本発明によるデュレン分離反応釜の平面視構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の目的、技術案、利点をより明確にするため、以下、具体的な実施形態と併せて図面を参照して、本発明についてさらに詳細に説明する。これらの説明は、本発明の範囲を制限するものではなく、例示的なものであることが理解されるべきである。なお、以下の説明では、本発明の概念を不必要に混同しないように、公知の構造や技術の説明を省略する。
【0015】
図1~3に示すように、本発明によるデュレン分離反応釜は、台座1、反応釜本体5、第1の蒸留室51、第2の蒸留室53、第3の蒸留室55、冷却ボックス8、第1の冷却室84及び第2の冷却室86を含み、
反応釜本体5は、台座1の上側面に固定され、第1の蒸留室51は、反応釜本体5の内部の一端に設けられ、第2の蒸留室53は、反応釜本体5の内部の、第1の蒸留室51に近い位置に設けられ、第3の蒸留室55は、反応釜本体5の内部の第1の蒸留室51から離れる端に設けられ、第1の蒸留室51の内部の第3の蒸留室55から離れる端に入力管9が取り付けられ、第1の蒸留室51の上端に第1の気管82が固定され、第1の気管82の上端は、第1の冷却室84を貫通し、第1の冷却室84の内部まで延在しており、第1の冷却室84は、冷却ボックス8の内部の一端に加工され、冷却ボックス8は、反応釜本体5の上端面の中間位置に取り付けられ、第1の冷却室84の内部の第1の気管82から離れる端に第1の接続管83が固定され、第1の接続管83の下端は、第2の冷却室86の内壁を貫通し、第2の蒸留室53の内部まで延在しており、冷却ボックス8の内部の第1の冷却室84から離れる端に第2の冷却室86が設けられ、第2の蒸留室53の内部の第1の接続管83から離れる端に第2の気管85が取り付けられ、第2の気管85の上端は、第2の冷却室86の内壁を貫通して第2の冷却室86の内部まで延在しており、第2の冷却室86の内部の第2の気管85から離れる端は、第2の接続管87が貫通して取り付けられ、第2の接続管87の下端は、第3の蒸留室55の内壁を貫通し、第3の蒸留室55の内部まで延在しており、第3の蒸留室55の第1の蒸留室51から離れる端に出力管6が取り付けられ、第1の蒸留室51の内部に第1の加熱管52が取り付けられ、第1の加熱管52の下端は、第1の蒸留室51と台座1を貫通し、第1のコントローラ2に接続され、第1のコントローラ2は、台座1の外側面に取り付けられ、第2の加熱管54は、第2の蒸留室53の内部に取り付けられ、第2の加熱管54の下端は、第2の蒸留室53と台座1を貫通し、第2のコントローラ3に接続され、第2のコントローラ3は、台座1の外側面の、第1のコントローラ2に近い側に取り付けられ、第3の蒸留室55の内部に第3の加熱管56が取り付けられ、第3の加熱管56の下端は、第3の蒸留室55と台座1を貫通し、第3のコントローラ4に接続され、第3のコントローラ4は、台座1の外側面の、第2のコントローラ3に近い側に取り付けられる。
【0016】
本発明において、第1の加熱管52、第2の加熱管54及び第3の加熱管56を外付け電源に接続することで、第1のコントローラ2は、運転して第1の加熱管52が発熱するように制御して第1の蒸留室51を加熱し、第2のコントローラ3は、運転して第2の加熱管54が発熱するように制御して第2の蒸留室53を加熱し、第3のコントローラ4は、第3の加熱管56を運転して発熱するように制御して、第3の蒸留室55の内部を加熱し、同時にクーラント輸送設備は、運転し、クーラントをクーラント入力管10を介してチャンバー81の内部に輸送し、それにより、第1の冷却室84と第2の冷却室86内部を降温、冷却させ、また、デュレン原料入力設備は、運転し、デュレン原料を入力管9を介して第1の蒸留室51の内部に輸送し、第1の蒸留室51の内部が加熱された後に生じた蒸気を第1の気管82を介して第1の冷却室84の内部に輸送し、冷却後のクーラントは、第1の接続管83を介して第2の蒸留室53の内部まで流れ、第2の蒸留室53内の蒸留後の蒸気を第2の気管85を介して第2の冷却室86内に輸送し、冷却後のクーラントを第2の接続管87を介して第3の蒸留室55内に輸送し、第3の蒸留室55内の蒸留後の蒸気を出力管6を介してデュレン収集設備内に輸送する。本装置は、構造が合理的で、コストを節約し、分離効果が高い。
【0017】
1つの選択的な実施例では、第1の冷却室84と第2の冷却室86の外側の冷却ボックス8の内部にチャンバー81が加工され、チャンバー81の外側の、第1の冷却室84に近い端にクーラント入力管10が取り付けられ、チャンバー81の外側の、第2の冷却室86に近い端にクーラント還流管7が取り付けられる。
【0018】
なお、クーラント入力管10とクーラント還流管7の設置により、クーラントをチャンバー81の内部に輸送しやすく、クーラントを収集しやすくなる。
【0019】
1つの選択的な実施例では、クーラント入力管10は、管路を介してクーラント輸送設備に接続される。
【0020】
なお、クーラント輸送設備の設置により、クーラントを入力しやすくなる。
【0021】
1つの選択的な実施例では、クーラント還流管7は、管路を介してクーラント回収設備に接続される。
【0022】
なお、クーラント回収設備の設置により、クーラントを回収しやすくなる。
【0023】
1つの選択的な実施例では、入力管9は、デュレン原料入力設備に接続され、出力管6は、デュレン収集設備に接続される。
【0024】
なお、デュレン原料入力設備の設置により、原料を入力しやすくなり、デュレン収集設備の設置により、デュレンを収集しやすくなる。
【0025】
1つの選択的な実施例では、第1の気管82及び第2の気管85の上端にいずれも三角形構造のガイドプレートが設けられる。
【0026】
なお、ガイドプレートの設置により、蒸気の流れをガイドしやすくなり、還流の状況を減少させる。
【0027】
1つの選択的な実施例では、第1の蒸留室51の外端の第1のコントローラ2から離れる側に第1の温度計11が取り付けられ、第2の蒸留室53の外端の第2のコントローラ3から離れる側に第2の温度計11が取り付けられ、第3の蒸留室55の外端の第3のコントローラ4から離れる端に第3の温度計11が取り付けられる。
【0028】
なお、第1の温度計11により第1の蒸留室51の内部の温度を監視し、第2の温度計11により第2の蒸留室53内部の温度を監視し、第3の温度計11により第3の蒸留室55の内部の温度を監視する。
【0029】
本発明の上述の具体的な実施形態は、本発明の原理を例示的に説明または解釈するためにのみ用いられ、本発明に対する制限を構成しないことを理解されたい。従って、本発明の精神と範囲から逸脱することなく行われたいかなる修正、同等置換や改善などは、本発明の保護範囲に含まれるべきである。さらに、本発明の添付の特許請求の範囲は、添付の特許請求の範囲および境界、またはこのような範囲および境界の同等の形態内に含まれるすべての変化および変形例をカバーすることを目的とする。
【符号の説明】
【0030】
1 台座
2 第1のコントローラ
3 第2のコントローラ
4 第3のコントローラ
5 反応釜本体
6 出力管
7 クーラント還流管
8 冷却ボックス
9 入力管
10 クーラント入力管
11 温度計
51 第1の蒸留室
52 第1の加熱管
53 第2の蒸留室
54 第2の加熱管
55 第3の蒸留室
56 第3の加熱管
81 チャンバー
82 第1の気管
83 第1の接続管
84 第1の冷却室
85 第2の気管
86 第2の冷却室
87 第2の接続管
図1
図2
図3
【国際調査報告】