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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-15
(54)【発明の名称】気液分離器及び圧縮システム
(51)【国際特許分類】
   B01D 45/08 20060101AFI20221208BHJP
   F04B 39/04 20060101ALI20221208BHJP
   B01D 46/00 20220101ALI20221208BHJP
【FI】
B01D45/08 Z
F04B39/04 A
B01D46/00 E
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022520381
(86)(22)【出願日】2020-08-12
(85)【翻訳文提出日】2022-05-24
(86)【国際出願番号】 CN2020108666
(87)【国際公開番号】W WO2021073230
(87)【国際公開日】2021-04-22
(31)【優先権主張番号】201910980192.X
(32)【優先日】2019-10-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515266108
【氏名又は名称】浙江盾安人工環境股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Zhejiang DunAn Artificial Environment Co., Ltd
【住所又は居所原語表記】Diankou Industry Zone, Zhuji, Zhejiang, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】金 海竜
【テーマコード(参考)】
3H003
4D031
4D058
【Fターム(参考)】
3H003AC01
3H003BH01
4D031AB04
4D031AB23
4D031EA01
4D058JA03
4D058QA07
4D058SA16
(57)【要約】
外筒(10)、濾過アセンブリ(20)及び一方向弁(30)が設けられ、外筒(10)の上部には入口があり、外筒(10)の下部には出口があり、濾過アセンブリ(20)はフィルタ(21)及び架台(22)を含み、架台(22)が外筒(10)に接続され、フィルタ(21)が架台(22)に設けられ、架台(22)が弁口を有し、一方向弁(30)は架台(22)に設けられ、フィルタ(21)の下方に位置し、密封部材(31)を含み、密封部材(31)が架台(22)のフィルタ(21)とは反対側に位置し、弁口が開閉するように移動可能に設けられ、架台(22)の上方領域と架台(22)の下方領域との圧力差が所定値に達すると、入口と出口とが一方向に連通するように弁口が開かれる気液分離器及び圧縮システム。この気液分離器を圧縮システムに適用すると、圧縮機が停止した後、気液分離器の弁口を閉じることによって圧縮機内のガスが気液分離器を通じて排出されることを防ぐことができ、これにより圧縮機内の圧力を確保することで、圧縮機が再起動する際に起動速度を速くして起動時間を短縮することができる。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部に入口を有し下部に出口を有する外筒(10)と、
前記外筒(10)内に設けられ、フィルタ(21)及び架台(22)を含み、前記架台(22)が前記外筒(10)に接続され、前記フィルタ(21)が前記架台(22)に設けられ、前記架台(22)が弁口を有する濾過アセンブリ(20)と、
前記架台(22)に設けられ、前記フィルタ(21)の下方に位置し、密封部材(31)を含み、前記密封部材(31)が前記架台(22)の前記フィルタ(21)とは反対側に位置し、前記弁口を開閉するように移動可能に設けられる一方向弁(30)と、を含み、
前記架台(22)の上方領域と前記架台(22)の下方領域との圧力差が所定値に達すると、前記入口と前記出口とが一方向に連通されるように前記弁口が開かれる、気液分離器。
【請求項2】
前記一方向弁(30)は、
前記架台(22)に移動可能に設けられ、且つ前記密封部材(31)が設けられる連結部材(32)と、
前記架台(22)に設けられ、且つ前記連結部材(32)に係合される弾性部材(33)と、を更に含む、請求項1に記載の気液分離器。
【請求項3】
前記連結部材(32)は、
前記密封部材(31)を貫通する連結ロッド(34)と、
前記連結ロッド(34)の上端に設けられる第1板体(35)であって、前記弾性部材(33)の下端は前記架台(22)に当接され、前記弾性部材(33)の上端は前記第1板体(35)に当接される第1板体(35)と、を含む、請求項2に記載の気液分離器。
【請求項4】
前記連結部材(32)は、
前記連結ロッド(34)の下端に設けられ、前記密封部材(31)の前記架台(22)とは反対側に位置し、且つ前記密封部材(31)に接続される第2板体(36)を更に含む、請求項3に記載の気液分離器。
【請求項5】
前記外筒(10)の出口を貫通し、分離されたガスを出力するために用いられる出力管(40)を更に含み、前記弁口の径方向面積が前記出力管(40)のガス通路の径方向面積より大きい、請求項1に記載の気液分離器。
【請求項6】
前記架台(22)は、間隔を置いて設けられる複数の貫通孔(23)を有し、複数の前記貫通孔(23)は前記弁口を構成し、前記密封部材(31)は、板状構造であり、複数の前記貫通孔(23)を開閉することができる、請求項5に記載の気液分離器。
【請求項7】
前記気液分離器は、
前記架台(22)に設けられ、前記連結ロッド(34)が移動可能に穿設され、バネである前記弾性部材(33)が嵌合されるガイドスリーブ(50)を更に含む、請求項3に記載の気液分離器。
【請求項8】
前記フィルタ(21)は弧形構造であり、前記架台(22)は制限溝を有し、前記フィルタ(21)の周縁は前記制限溝内に位置する、請求項1に記載の気液分離器。
【請求項9】
前記架台(22)は、環状構造(24)、及び前記環状構造(24)に設けられる支持板(25)を含み、前記環状構造(24)は前記外筒(10)の内壁に係合され、前記支持板(25)は前記弁口を有し、前記フィルタ(21)及び前記一方向弁(30)はいずれも前記支持板(25)に設けられる、請求項1に記載の気液分離器。
【請求項10】
圧縮機及び気液分離器を含み、前記気液分離器の出口は前記圧縮機の給気口に連通され、前記気液分離器は請求項1から9のいずれか一項に記載の気液分離器である、圧縮システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は気液分離器の技術分野に関し、具体的には、気液分離器及び圧縮システムに関する。
【背景技術】
【0002】
圧縮システムは互いに連通された気液分離器及び圧縮機を含み、気液混合流体は気液分離器を通過することによって分離され、分離されたガスは圧縮機内に入って圧縮される。圧縮機が停止した後、圧縮機の内部の一部の高圧ガスは気液分離器内に戻って気液分離器から他の管路又は機械に排出されるため、圧縮機の再起動に長い時間がかかるようになり、作業効率に影響を与える。
【発明の概要】
【0003】
本出願は、圧縮機の起動時間を短縮するための気液分離器及び圧縮システムを提供している。
【0004】
上記の目的を実現するために、本出願の一態様によれば本出願は、上部に入口を有し下部に出口を有する外筒と、外筒内に設けられフィルタ及び架台を含み、架台が外筒に接続され、フィルタが架台に設けられ、架台が弁口を有する濾過アセンブリと、架台に設けられ、フィルタの下方に位置し、密封部材を含み、密封部材が架台のフィルタとは反対側に位置し、弁口を開閉するように移動可能に設けられる一方向弁と、を含み、架台の上方領域と架台の下方領域との圧力差が所定値に達すると、入口と出口とが一方向に連通されるように弁口が開かれる気液分離器を提供している。
【0005】
更に一方向弁は、架台上に移動可能に設けられ、且つ密封部材が設けられる連結部材と、架台に設けられ、且つ連結部材に係合される弾性部材と、を更に含む。
【0006】
更に連結部材は、密封部材を貫通する連結ロッドと、連結ロッドの上端に設けられる第1板体であって、弾性部材の下端は架台に当接され、弾性部材の上端は第1板体に当接される第1板体と、を含む。
【0007】
更に連結部材は、連結ロッドの下端に設けられ、密封部材の架台とは反対側に位置し、且つ密封部材に接続される第2板体を更に含む。
【0008】
更に気液分離器は、外筒の出口を貫通し、分離されたガスを出力するために用いられる出力管を更に含み、弁口の径方向面積が出力管のガス通路の径方向面積より大きい。
【0009】
更に架台は、間隔を置いて設けられる複数の貫通孔を有し、複数の貫通孔は弁口を構成し、密封部材は板状構造であり、複数の貫通孔を開閉することができる。
【0010】
更に気液分離器は、架台に設けられ、連結ロッドが移動可能に穿設され、バネである弾性部材が嵌合されるガイドスリーブを更に含む。
【0011】
更にフィルタは弧形構造であり、架台は制限溝を有し、フィルタの周縁は制限溝内に位置する。
【0012】
更に架台は、環状構造、及び環状構造に設けられる支持板を含み、環状構造は外筒の内壁に係合され、支持板は弁口を有し、フィルタ及び一方向弁はいずれも支持板に設けられる。
【0013】
本出願の別の態様によれば、圧縮機及び気液分離器を含み、気液分離器の出口は圧縮機の給気口に連通され、気液分離器は上記で提供される気液分離器である圧縮システムを提供している。
【0014】
本出願の技術態様を適用すると、気液分離器には、外筒、濾過アセンブリ及び一方向弁が設けられ、外筒の上部には入口があり、外筒の下部には出口があり、濾過アセンブリは外筒内に設けられ、フィルタ及び架台を含み、架台が外筒に接続され、フィルタが架台に設けられ、架台が弁口を有し、一方向弁は架台に設けられ、フィルタの下方に位置し、密封部材を含み、密封部材が架台のフィルタとは反対側に位置し、弁口が開閉するように移動可能に設けられ、架台の上方領域と架台の下方領域との圧力差が所定値に達すると、入口と出口とが一方向に連通するように弁口が開かれる。上記の構成によって、架台の上方領域の圧力が架台の下方領域の圧力より大きくなって所定値に達した場合のみ、一方向弁は混合流体の気液分離を行うように弁口を開くことができ、その他の場合、一方向弁は弁口を閉じることでガスの逆流を防いでいる。この気液分離器を圧縮システムに適用すると、圧縮機が停止した後、気液分離器の弁口を閉じることによって圧縮機内のガスが気液分離器を通じて排出されることを防ぐことができ、これにより圧縮機内の圧力を確保することで、圧縮機が再起動する際に起動速度を速くして起動時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本出願の一部を構成する明細書の図面は、本出願に対する更なる理解を提供するためのものであり、本出願の模式的な実施例及びその説明は本出願を解釈するためのものであり、本出願を不適切に限定するものではない。
【0016】
図1】本出願の実施例によって提供される気液分離器の構成模式図(弁口が閉じている)を示す。
図2図1における気液分離器の別の構成模式図(弁口が開いている)を示す。
図3図1における濾過アセンブリ及び一方向弁の組立図を示す。
図4図1における濾過アセンブリの構成模式図を示す。
図5図1における一方向弁の連結部材の模式図を示す。
図6図1における一方向弁の密封部材の模式図を示す。
【0017】
ここで、上記図面には、以下の符号が含まれる。
10 外筒、20 濾過アセンブリ、21 フィルタ、22 架台、23 貫通孔、24 環状構造、25 支持板、30 一方向弁、31 密封部材、32 連結部材、33 弾性部材、34 連結ロッド、35 第1板体、36 第2板体、40 出力管、50 ガイドスリーブ。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本出願の実施例における図面を参照して、本出願の実施例における技術態様について明確且つ完全に説明する。説明される実施例は本出願の一部の実施例にすぎず、全ての実施例ではないことは明らかである。以下の少なくとも1つの例示的な実施例についての説明は実際には例示にすぎず、本出願及びその適用又は使用に対するいかなる制限とされるものではない。本出願における実施例に基づいて当業者が創造的な労力なしに得られる全ての他の実施例は、いずれも本出願の保護の範囲に属する。
【0019】
図面に示すように、本出願の実施例は、上部に入口を有し下部に出口を有する外筒10と、外筒10内に設けられ、フィルタ21及び架台22を含み、架台22が外筒10に接続され、フィルタ21が架台22に設けられ、架台22が弁口を有する濾過アセンブリ20と、架台22に設けられ、フィルタ21の下方に位置し、密封部材31を含み、密封部材31が、架台22のフィルタ21とは反対側に位置し、弁口を開閉するように移動可能に設けられる一方向弁30と、を含み、架台22の上方領域と架台22の下方領域との圧力差が所定値に達すると、入口と出口とが一方向に連通するように弁口が開かれる気液分離器を提供している。本出願の他の実施例において、フィルタ21を弁口の下方に設けてもよく、フィルタ21の濾過位置が弁口の開放及び遮断を制御する一方向弁30の実施効果に影響を及ぼさないことは明らかである。
【0020】
本出願の技術態様を適用すると、気液分離器には、外筒10、濾過アセンブリ20及び一方向弁30が設けられ、外筒10の上部には入口があり、外筒10の下部には出口があり、濾過アセンブリ20は、外筒10内に設けられ、フィルタ21及び架台22を含み、架台22が外筒10に接続され、フィルタ21が架台22に設けられ、架台22が弁口を有し、一方向弁30は、架台22に設けられ、フィルタ21の下方に位置し、密封部材31を含み、密封部材31が架台22のフィルタ21とは反対側に位置し、弁口が開閉するように移動可能に設けられ、架台22の上方領域と架台22の下方領域との圧力差が所定値に達すると、入口と出口とが一方向に連通するように弁口が開かれる。上記の構成によって、架台22の上方領域の圧力が架台22の下方領域の圧力より大きくなって所定値に達した場合のみ、一方向弁30は混合流体の気液分離を行うように弁口を開くことができ、その他の場合、一方向弁30は弁口を閉じることでガスの逆流を防いでいる。この気液分離器を圧縮システムに適用すると、圧縮機が停止した後、気液分離器の弁口を閉じることによって圧縮機内のガスが気液分離器を通じて排出されることを防ぐことができ、これにより圧縮機内の圧力を確保することで、圧縮機が再起動する際に起動速度を速くして起動時間を短縮することができる。
【0021】
本実施例において、一方向弁30は架台22に移動可能に設けられ、且つ密封部材31が設けられる連結部材32と、架台22に設けられ、且つ連結部材32に係合される弾性部材33と、を更に含む。連結部材32によって、密封部材31と架台22との接続が実現される。弾性部材33を設けることで密封部材31が受ける下向きの圧力が所定値に達した場合、密封部材31は弾性部材33の弾性力に抵抗して下に向かって移動することによって弁口を開き、密封部材31が受ける下向きの圧力が所定値より小さい場合又は上向きの圧力を受ける場合、密封部材31は弾性部材33の弾性力の作用下で弁口を閉塞している位置に留まる。選択的には、密封部材31と連結部材32とは溶接又はかしめによって接続を実現することができる。
【0022】
具体的には、連結部材32は、密封部材31を貫通する連結ロッド34と、連結ロッド34の上端に設けられる第1板体35であって、弾性部材33の下端は架台22に当接され、弾性部材33の上端は第1板体35に当接される第1板体35と、を含む。上記の構成によって、密封部材31に上向きの力が加えられるように弾性部材33を圧縮状態にすることができる。本実施例において弾性部材33はバネを用いることができる。
【0023】
本実施例において、連結部材32は、連結ロッド34の下端に設けられ、密封部材31の架台22とは反対側に位置し、且つ密封部材31に接続される第2板体36を更に含む。第2板体36を設けることで連結部材32と密封部材31との接続信頼性を向上させることができる。選択的には、本実施例において第2板体36及び第1板体35はいずれも円形板であり、第2板体36の直径、及び第1板体35の直径はいずれも連結ロッド34の直径より大きい。
【0024】
本実施例において、気液分離器は、外筒10の出口を貫通し、分離されたガスを出力するために用いられる出力管40を更に含み、弁口の径方向面積が出力管40のガス通路の径方向面積より大きい。弁口の径方向面積を出力管40のガス通路の径方向面積より大きくすることによってガスのスムーズな流れを確保して、弁口によりガスの流れが妨げられることを防ぐことができる。
【0025】
本実施例において、架台22は間隔を置いて設けられる複数の貫通孔23を有し、複数の貫通孔23は弁口を構成し、密封部材31は板状構造であり、複数の貫通孔23を開閉することができる。これにより、複数の貫通孔23はいずれも流体を通過させるために用いられて流体のスムーズな流れを確保することができる。密封部材31を板状構造とすることによって複数の貫通孔23の開閉が容易になる。
【0026】
本実施例において、気液分離器は架台22に設けられ、連結ロッド34が移動可能に穿設され、バネである弾性部材33が嵌合されるガイドスリーブ50を更に含む。ガイドスリーブ50を設けることで、連結ロッド34及び弾性部材33をガイド及び制限して一方向弁30の信頼性を向上させることができる。
【0027】
選択的には、ガイドスリーブ50と架台22とが一体構造であることで構造の強度を向上させることができる。
【0028】
本実施例において、フィルタ21は弧形構造であり、架台22は制限溝を有し、フィルタ21の周縁は制限溝内に位置する。上記の構成により、制限溝によってフィルタ21を制限することができる。選択的には、フィルタ21が架台22に溶接され、制限溝内にはんだを充填することで溶接を実現することができる。
【0029】
本実施例において、架台22は、環状構造24、及び環状構造24に設けられる支持板25を含み、環状構造24は外筒10の内壁に係合され、支持板25は弁口を有し、フィルタ21及び一方向弁30はいずれも支持板25に設けられる。環状構造によって外筒10に確実に接続されることで、支持板25によってフィルタ21を支持することができる。
【0030】
選択的には、外筒10は、順に接続される上カバー、中筒及び下カバーを含む。気液分離器は外筒10の入口を貫通する入力管を更に含む。気液分離器は、外筒10内に設けられるストップリングを更に含み、出力管40がストップリングによって制限されるように出力管40の一端がストップリングを貫通する。これにより、出力管40の安定性を向上させることができる。
【0031】
本出願の別の実施例は、圧縮機及び気液分離器を含み、気液分離器の出口は圧縮機の給気口に連通され、気液分離器は上記で提供される気液分離器である圧縮システムを提供している。気液分離器には、外筒10、濾過アセンブリ20及び一方向弁30が設けられ、外筒10の上部には入口があり、外筒10の下部には出口があり、濾過アセンブリ20は外筒10内に設けられ、フィルタ21及び架台22を含み、架台22が外筒10に接続され、フィルタ21が架台22に設けられ、架台22が弁口を有し、一方向弁30は架台22に設けられ、フィルタ21の下方に位置し、密封部材31を含み、密封部材31が架台22のフィルタ21とは反対側に位置し、弁口が開閉するように移動可能に設けられ、架台22の上方領域と架台22の下方領域との圧力差が所定値に達すると、入口と出口とが一方向に連通するように弁口が開かれる。上記の構成によって、架台22の上方領域の圧力が架台22の下方領域の圧力より大きくなって所定値に達した場合のみ、一方向弁30は混合流体の気液分離を行うように弁口を開くことができ、その他の場合、一方向弁30は弁口を閉じることでガスの逆流を防いでいる。この気液分離器を圧縮システムに適用すると、圧縮機が停止した後、気液分離器の弁口を閉じることによって圧縮機内のガスが気液分離器を通じて排出されることを防ぐことができ、これにより圧縮機内の圧力を確保することで、圧縮機が再起動する際に起動速度を速くして起動時間を短縮することができる。
【0032】
上記したものは本出願の好ましい実施例にすぎず、本出願を制限するためのものではなく、当業者にとって本出願は様々な変更及び変化が可能である。本出願の精神及び原則の範囲内でなされたいかなる修正、同等の置換、改良等はいずれも本出願の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】