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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-15
(54)【発明の名称】ヒト免疫不全ウイルスの複製阻害剤
(51)【国際特許分類】
   C07D 401/14 20060101AFI20221208BHJP
   A61P 31/18 20060101ALI20221208BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20221208BHJP
   C07D 417/14 20060101ALI20221208BHJP
   A61K 31/517 20060101ALI20221208BHJP
   A61K 45/00 20060101ALI20221208BHJP
   A61K 31/5365 20060101ALI20221208BHJP
   A61K 31/537 20060101ALI20221208BHJP
   A61K 31/513 20060101ALI20221208BHJP
   A61K 31/496 20060101ALI20221208BHJP
   A61K 31/4985 20060101ALI20221208BHJP
   C07D 403/14 20060101ALI20221208BHJP
   C07D 413/14 20060101ALI20221208BHJP
【FI】
C07D401/14
A61P31/18
A61P43/00 121
C07D417/14 CSP
A61K31/517
A61K45/00
A61K31/5365
A61K31/537
A61K31/513
A61K31/496
A61K31/4985
C07D403/14
C07D413/14
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022520588
(86)(22)【出願日】2020-10-02
(85)【翻訳文提出日】2022-06-01
(86)【国際出願番号】 IB2020059274
(87)【国際公開番号】W WO2021064677
(87)【国際公開日】2021-04-08
(31)【優先権主張番号】62/910,684
(32)【優先日】2019-10-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520218040
【氏名又は名称】ビーブ、ヘルスケア、ユーケー、(ナンバー5)、リミテッド
【氏名又は名称原語表記】VIIV HEALTHCARE UK (NO.5) LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100120617
【弁理士】
【氏名又は名称】浅野 真理
(74)【代理人】
【識別番号】100172557
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 啓靖
(72)【発明者】
【氏名】マイケル、エス.ボウシャー
(72)【発明者】
【氏名】カイル、イー.パーセラ
(72)【発明者】
【氏名】マノイ、パテル
(72)【発明者】
【氏名】エリック、ピー、ギリス
(72)【発明者】
【氏名】ビー.ナラシムフル、ナイドゥ
【テーマコード(参考)】
4C063
4C084
4C086
【Fターム(参考)】
4C063AA03
4C063AA05
4C063BB01
4C063BB02
4C063CC22
4C063CC31
4C063CC34
4C063CC52
4C063CC62
4C063DD12
4C063DD22
4C063DD31
4C063EE01
4C084AA19
4C084MA02
4C084MA17
4C084MA35
4C084MA52
4C084MA66
4C084NA05
4C084ZB331
4C084ZB332
4C084ZC551
4C084ZC552
4C084ZC751
4C086AA01
4C086AA02
4C086AA03
4C086BC42
4C086BC46
4C086BC48
4C086BC70
4C086BC82
4C086CB05
4C086CB22
4C086GA05
4C086GA07
4C086GA08
4C086GA09
4C086GA10
4C086GA16
4C086MA01
4C086MA02
4C086MA04
4C086MA17
4C086MA35
4C086MA52
4C086MA66
4C086NA05
4C086NA14
4C086ZB33
4C086ZC55
4C086ZC75
(57)【要約】
式Iの化合物(その薬学的に許容可能な塩を含む):
【化1】
並びにヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症を処置するための組成物及び方法が記載される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物:
【化1】
[式中、
及びXは、H、F、Cl及び-CHから独立して選択され、Xは、H、F、Cl、-CH、-OCH、-OCHF又は-OCFであるが、ただし、X、X及びXの群において、置換基Clは2回を超えて使用されておらず、かつ、置換基-CHは2回を超えて使用されておらず、
は、H、Cl又はCHであり、
は、H、1~3個のフッ素で置換されていてもよいC-Cアルキル又は1~2個のフッ素で置換されていてもよいC-Cシクロアルキルであり、
は、C-Cアルキル又はC-Cシクロアルキルであり、
は、-COH又は-CHO(C-Cアルキル)で1回置換されたフェニルであり、ここで、C-Cアルキルは1~3個のフッ素で置換されていてもよく、或いは、Gは、オルト又はメタ位においてC-Cアルキルで1回置換された、フルオロフェニル又はジフルオロフェニルであり、ここで、C-Cアルキルは1~3個のフッ素で置換されており、或いは、Gは、-SFで1回置換された、フェニル、ピリジン、ピラジン又はピリミジンであり、或いは、Gは、以下の基:
【化2】
のうちの1種であり、
は、-SO(C-Cアルキル)であり、
は、H、Cl又はFであり、
は、1~3個のフッ素で置換されたC-Cアルキルであり、或いは、Gは、-O(C-Cアルキル)、-S(O)CH又は-C(CHOHであり、
は、H又は1~3個のフッ素で置換されていてもよいメチルであり、
は、シクロプロピル、-CHシクロプロピル、1~5個のフッ素で置換されたC-Cアルキル、1~5個のフッ素で置換されていてもよいCアルキル、Cアルキル又は-(C-Cアルキル)O(1~3個のフッ素で置換されていてもよいC-Cアルキル)であり、
は、H、C-Cアルキル又はGであり、
は、F又はClであり、
は、H、-O(C-Cアルキル)又はC-Cアルキルであり、ここで、C-Cアルキルは、1~3個のフッ素で置換されていてもよく、
10は、-CN、-COCH、-SO(C-Cアルキル)又はClであり、
11は、-O(1~3個のフッ素で置換されていてもよいC-Cアルキル)、-SO(C-Cアルキル)、-CN、-CHF、-CHF、-CF又は-CFCHであり、
12は、1~3個のフッ素で置換されていてもよいメチルであり、
13は、F、-CH、-CHF、-CF、-OCH、-SOCHであり、
14は、1~3個のフッ素で置換されたC-Cアルキルであり、
15は、H、F、Cl、-CH、-CHF、-CHF、-CF、OCH、-SOCHであり、
16は、F、Cl、又は1~3個のフッ素で置換されていてもよいメチルであり、
Yは、O、S又はNであり、
Wは、
【化3】
から選択され、
は、1~3個のフッ素で置換されていてもよいメチルである。]
又はその薬学的に許容可能な塩。
【請求項2】
Wが、以下の基:
【化4】
である、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項3】
Wが、以下の基:
【化5】
である、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項4】
Wが、以下の基:
【化6】
である、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項5】
がClであり、Rがメチル、2,2-ジフルオロエチル又は2,2,2-トリフルオロエチルであり、Rがメチル又はシクロプロピルである、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項6】
がClであり、Rがメチルであり、Rがメチルである、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項7】
がClであり、Rが3-フルオロプロピルであり、Rがメチルである、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項8】
がHである、請求項1~7のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項9】
がFであり、XがFであり、XがHである、請求項1~7のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項10】
がHである場合には、X及びXのうちの少なくとも1個がF以外である、請求項1~7のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項11】
がHであり、XがHであり、XがFである、請求項1~7のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項12】
が、-COH又は-CHO(C-Cアルキル)で1回置換されたフェニルであり、ここで、C-Cアルキルは1~3個のフッ素で置換されていてもよく、或いは、Gが、オルト又はメタ位においてC-Cアルキルで1回置換された、フルオロフェニル又はジフルオロフェニルであり、ここで、C-Cアルキルは1~3個のフッ素で置換されており、或いは、Gが、以下の基:
【化7】
である、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項13】
が、以下の基:
【化8】
のうちの1種である、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項14】
が、以下の基:
【化9】
のうちの1種である、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項15】
が、以下の基:
【化10】
のうちの1種である、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項16】
が、以下の基:
【化11】
のうちの1種である、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項17】
が、以下の基:
【化12】
のうちの1種である、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項18】
が、以下の基:
【化13】
のうちの1種である、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項19】
が、以下の基:
【化14】
のうちの1種である、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項20】
が、以下の基:
【化15】
のうちの1種である、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項21】
立体化学が、
【化16】
に示すとおりである、請求項1~20のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項22】
立体化学が、
【化17】
に示すとおりである、請求項1~20のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項23】
以下の化合物:
【化18】
及びそれらの薬学的に許容可能な塩からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項24】
以下の化合物:
【化19】
及びそれらの薬学的に許容可能な塩からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項25】
以下の化合物:
【化20】
及びそれらの薬学的に許容可能な塩からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項26】
以下の化合物:
【化21】
及びそれらの薬学的に許容可能な塩からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項27】
以下の構造:
【化22】
を有する化合物又はその薬学的に許容可能な塩である、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項28】
以下の構造:
【化23】
を有する化合物又はその薬学的に許容可能な塩である、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項29】
請求項1~28のいずれか一項に記載の化合物又は塩を含む医薬組成物。
【請求項30】
薬学的に許容可能な賦形剤をさらに含む、請求項29に記載の医薬組成物。
【請求項31】
経口投与、筋肉内注射又は皮下注射に適した、請求項29又は30に記載の医薬組成物。
【請求項32】
請求項1~28のいずれか一項に記載の化合物又は塩の投与を含む、ヒトにおけるHIV感染症を処置する方法。
【請求項33】
前記投与が経口投与である、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記投与が筋肉内注射又は皮下注射である、請求項32に記載の方法。
【請求項35】
前記方法が、ヒトにおけるHIV感染症の処置に使用される少なくとも1種のその他の薬剤の投与をさらに含む、請求項32に記載の方法。
【請求項36】
前記少なくとも1種のその他の薬剤が、ドルテグラビル、ビクテグラビル、ラミブジン、ホステムサビル及びカボテグラビルからなる群から選択される、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
療法に使用するための、請求項1~28のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
【請求項38】
ヒトにおけるHIV感染症の処置に使用するための、請求項1~28のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
【請求項39】
ヒトにおけるHIV感染症の処置のための医薬の製造に使用するための、請求項1~28のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症の処置のための化合物、組成物、及び方法に関する。より具体的には、本発明は、新規のキャプシド阻害剤、そのような化合物を含む医薬組成物、及びHIV感染症の処置においてこれらの化合物を使用する方法を提供する。本発明はまた、以下に記載される化合物を製造するための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
後天性免疫不全症候群(AIDS)は、HIVによる感染の結果である。HIVは世界の主要な公衆衛生問題であり続けている。2015年には、推定3,670万人がHIVとともに生きており(180万人の子供を含む)、世界のHIV罹患率(global HIV prevalence)は0.8%である。この数の大部分は、低中所得国に住んでいる。同じ年に、110万人がエイズ関連疾患で死亡した。
【0003】
HIV感染者に対する現在の療法は、承認された抗レトロウイルス薬の組み合わせで構成されている。現在、単剤、固定用量の組み合わせ、又は単一錠剤のレジメン(後者の2種は、2~4種の承認された薬剤を含む)のいずれかとして、4ダース近くの薬物がHIV感染症に対して承認されている。これらの薬剤は、ウイルス酵素、又はウイルス複製サイクル中のウイルスタンパク質の機能のいずれかを標的とする、いくつかの異なるクラスに属している。したがって、薬剤は、核酸系逆転写酵素阻害剤(NRTI)、非核酸系逆転写酵素阻害剤(NNRTI)、プロテアーゼ阻害剤(PI)、インテグラーゼ鎖転移阻害剤(INSTI)又は侵入阻害剤(そのうちの1種の薬剤はマラビロクであり、宿主CCR5タンパク質を標的とする一方、別の薬剤はエンフビルチドであり、ウイルスgp160タンパク質のgp41領域を標的とするペプチドである)のいずれかとして分類される。加えて、薬物動態エンハンサー(コビシスタット又はリトナビル)を、ブーストを必要とする抗レトロウイルス剤(ARV)と組み合わせて使用することができる。
【0004】
薬剤と薬物の組み合わせとの医療装備にもかかわらず、新しい抗レトロウイルス薬の医学的必要性が依然として存在する。高いウイルス不均質性、薬物関連毒性、忍容性問題及び付着性不良はすべて、処置失敗につながる可能性があり、クラス全体からの1種若しくは2種以上の抗レトロウイルス剤又はさらに複数の薬物に対する耐性を付与する変異を有するウイルスを選択する結果となり得る(Beyrer, C., Pozniak A. HIV drug resistance - an emerging threat to epidemic control. N. Engl. J. Med. 2017, 377, 1605-1607; Gupta, R. K., Gregson J., et al. HIV-1 drug resistance before initiation or re-initiation of first-line antiretroviral therapy in low-income and middle-income countries: a systematic review and meta-regression analysis. Lancet Infect. Dis. 2017, 18, 346-355; Zazzi, M., Hu, H., Prosperi, M. The global burden of HIV-1 drug resistance in the past 20 years. PeerJ. 2018, DOI 10.7717/peerj.4848)。結果として、より摂取しやすく、耐性の発現に対して高い遺伝的障壁を有し、現在の薬剤よりも安全性が向上した新しい薬物が必要とされている。この多数の選択肢において、好ましい抗レトロウイルス療法(ART)の一部として使用され得る新規の作用機序(MOA)は、現在の薬剤に耐性のウイルスに対して有効なはずであるので、なお果たすべき主要な役割を有し得る。
【0005】
特定の治療可能性を有する化合物は、現在当技術分野において記載されており、lair, Wade S. et.al. Antimicrobial Agents and Chemotherapy (2009), 53(12), 5080-5087、Blair, Wade S. et al. PLoS Pathogens (2010), 6(12), e1001220, Thenin-Houssier, Suzie; Valente, Susana T. Current HIV Research, 2016, 14, 270-282、並びに以下の番号のPCT特許出願:WO2012065062、WO2013006738、WO2013006792、WO2014110296、WO2014110297、WO2014110298、WO2014134566、WO2015130964、WO2015130966、WO2016033243、WO2018035359、WO2018203235、WO2019161017及びWO2019161280に記載されている。
【0006】
当技術分野において現在必要とされている化合物は、新規であり且つHIVの処置において有用であるさらなる化合物である。加えて、これらの化合物は、例えば、それらの作用機序、結合性、阻害効力、標的選択性、溶解度、安全性プロファイル、バイオアベイラビリティ及び投与頻度の低減のうちの1又は2以上に関して、医薬用途に関する利点を提供すべきである。これらの化合物を利用する新しい製剤及び処置方法もまた、必要とされている。
【発明の概要】
【0007】
一態様において、本発明は、式Iの化合物:
【化1】
[式中、
及びXは、H、F、Cl及び-CHから独立して選択され、Xは、H、F、Cl、-CH、-OCH、-OCHF又は-OCFであるが、ただし、X、X及びXの群において、置換基Clは2回を超えて使用されておらず、かつ、置換基-CHは2回を超えて使用されておらず、
は、H、Cl又はCHであり、
は、H、1~3個のフッ素で置換されていてもよいC-Cアルキル又は1~2個のフッ素で置換されていてもよいC-Cシクロアルキルであり、
は、C-Cアルキル又はC-Cシクロアルキルであり、
は、-COH又は-CHO(C-Cアルキル)で1回置換されたフェニルであり、ここで、C-Cアルキルは1~3個のフッ素で置換されていてもよく、或いは、Gは、オルト又はメタ位においてC-Cアルキルで1回置換された、フルオロフェニル又はジフルオロフェニルであり、ここで、C-Cアルキルは1~3個のフッ素で置換されており、或いは、Gは、-SFで1回置換された、フェニル、ピリジン、ピラジン又はピリミジンであり、或いは、Gは、以下の基:
【化2】
のうちの1種であり、
は、-SO(C-Cアルキル)であり、
は、H、Cl又はFであり、
は、1~3個のフッ素で置換されたC-Cアルキルであり、或いは、Gは、-O(C-Cアルキル)、-S(O)CH又は-C(CHOHであり、
は、H又は1~3個のフッ素で置換されていてもよいメチルであり、
は、シクロプロピル、-CHシクロプロピル、1~5個のフッ素で置換されたC-Cアルキル、1~5個のフッ素で置換されていてもよいCアルキル、Cアルキル又は-(C-Cアルキル)O(1~3個のフッ素で置換されていてもよいC-Cアルキル)であり、
は、H、C-Cアルキル又はGであり、
は、F又はClであり、
は、H、-O(C-Cアルキル)又はC-Cアルキルであり、ここで、C-Cアルキルは、1~3個のフッ素で置換されていてもよく、
10は、-CN、-COCH、-SO(C-Cアルキル)又はClであり、
11は、-O(1~3個のフッ素で置換されていてもよいC-Cアルキル)、-SO(C-Cアルキル)、-CN、-CHF、-CHF、-CF又は-CFCHであり、
12は、1~3個のフッ素で置換されていてもよいメチルであり、
13は、F、-CH、-CHF、-CF、-OCH、-SOCHであり、
14は、1~3個のフッ素で置換されたC-Cアルキルであり、
15は、H、F、Cl、-CH、-CHF、-CHF、-CF、OCH、-SOCHであり、
16は、F、Cl、又は1~3個のフッ素で置換されていてもよいメチルであり、
Yは、O、S又はNであり、
Wは、
【化3】
から選択され、
は、1~3個のフッ素で置換されていてもよいメチルである。]
又はその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0008】
別の態様において、本発明は、式Iの化合物又はその薬学的に許容可能な塩を含む医薬組成物を開示する。
【0009】
別の態様において、本発明は、式Iの化合物又はその薬学的に許容可能な塩を投与することを含む、ヒトにおけるHIV感染症を処置する方法を開示する。
【0010】
別の態様において、本発明は、療法に使用するための式Iの化合物又はその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0011】
別の態様において、本発明は、ヒトにおけるHIV感染症の処置に使用するための式Iの化合物又はその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0012】
別の態様において、本発明は、ヒトにおけるHIV感染症の処置のための医薬の製造における、式Iの化合物又はその薬学的に許容可能な塩の使用を開示する。
【発明を実施するための形態】
【0013】
一実施形態において、本発明は、Wが、以下の基:
【化4】
である、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0014】
一実施形態において、本発明は、Wが、以下の基:
【化5】
である、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0015】
一実施形態において、本発明は、Wが、以下の基:
【化6】
である、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0016】
一実施形態において、本発明は、RがClであり、Rがメチル、2,2-ジフルオロエチル又は2,2,2-トリフルオロエチルであり、Rがメチル又はシクロプロピルである、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。別の実施形態において、本発明は、RがClであり、Rがメチルであり、Rがメチルである、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。別の実施形態において、本発明は、
がClであり、Rが3-フルオロプロピルであり、Rがメチルである、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0017】
一実施形態において、本発明は、XがHである、式Iの化合物又はその薬学的に許容可能な塩を開示する。別の実施形態において、本発明は、XがFであり、XがFであり、XがHである、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。別の実施形態において、本発明は、XがHである場合には、X及びXのうちの少なくとも1個がF以外である、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。別の実施形態において、本発明は、XがHであり、XがHであり、XがFである、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0018】
一実施形態において、本発明は、Gが、-COH又は-CHO(C-Cアルキル)で1回置換されたフェニルであり、ここで、C-Cアルキルは1~3個のフッ素で置換されていてもよく、或いは、Gが、オルト又はメタ位においてC-Cアルキルで1回置換された、フルオロフェニル又はジフルオロフェニルであり、ここで、C-Cアルキルは1~3個のフッ素で置換されており、或いは、Gが、-SFで1回置換された、フェニル、ピリジン、ピラジン又はピリミジンであり、或いは、Gが、以下の基:
【化7】
である、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0019】
一実施形態において、本発明は、Gが、以下の基:
【化8】
のうちの1種である、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0020】
一実施形態において、本発明は、Gが、以下の基:
【化9】
のうちの1種である、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0021】
一実施形態において、本発明は、Gが、以下の基:
【化10】
のうちの1種である、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0022】
一実施形態において、本発明は、Gが、以下の基:
【化11】
のうちの1種である、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0023】
一実施形態において、本発明は、Gが、以下の基:
【化12】
のうちの1種である、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0024】
一実施形態において、本発明は、Gが、以下の基:
【化13】
のうちの1種である、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0025】
一実施形態において、本発明は、Gが、以下の基:
【化14】
のうちの1種である、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0026】
一実施形態において、本発明は、Gが、以下の基:
【化15】
のうちの1種である、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0027】
一実施形態において、本発明は、立体化学が、
【化16】
に示すとおりである、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0028】
一実施形態において、本発明は、立体化学が、
【化17】
に示すとおりである、式Iの化合物及びその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0029】
一実施形態において、本発明は、以下の化合物:
【化18】
及びそれらの薬学的に許容可能な塩からなる群から選択される、化合物及び塩を開示する。
【0030】
一実施形態において、本発明は、以下の化合物:
【化19】
及びそれらの薬学的に許容可能な塩からなる群から選択される、化合物及び塩を開示する。
【0031】
一実施形態において、本発明は、以下の化合物:
【化20】
及びそれらの薬学的に許容可能な塩からなる群から選択される、化合物及び塩を開示する。
【0032】
一実施形態において、本発明は、以下の化合物:
【化21】
及びそれらの薬学的に許容可能な塩からなる群から選択される、化合物及び塩を開示する。
【0033】
一実施形態において、本発明は、以下の化合物:
【化22】
又はその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0034】
一実施形態において、本発明は、以下の化合物:
【化23】
又はその薬学的に許容可能な塩を開示する。
【0035】
本発明の塩は薬学的に許容可能である。そのような塩は、酸付加塩又は塩基付加塩であり得る。適切な薬学的に許容可能な塩の概説については、例えば、Berge et al, J. Pharm, Sci., 66, 1-19, 1977を参照されたい。
【0036】
代表的な薬学的に許容可能な酸付加塩としては、限定するものではないが、4-アセトアミド安息香酸塩、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩(ベシル酸塩)、安息香酸塩、重硫酸塩、重酒石酸塩、酪酸塩、エデト酸カルシウム、樟脳酸塩、カンファースルホン酸塩(カンシル酸塩)、カプリン酸塩(デカン酸塩)、カプロン酸塩(ヘキサン酸塩)、カプリル酸塩(オクタン酸塩)、桂皮酸塩、クエン酸塩、シクラミン酸塩、ジグルコン酸塩、2,5-ジヒドロキシ安息香酸塩、ジコハク酸塩、ドデシル硫酸塩(エストール酸塩)、エデト酸塩(エチレンジアミン四酢酸塩)、エストール酸塩(ラウリル硫酸塩)、エタン-1,2-ジスルホン酸塩(エジシル酸塩)、エタンスルホン酸塩(エシル酸塩)、ギ酸塩、フマル酸塩、ガラクタル酸塩(ムチン酸塩)、ゲンチジン酸塩(2,5-ジヒドロキシ安息香酸塩)、グルコヘプトン酸塩(グルセプト酸塩)、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、グルタミン酸塩、グルタル酸塩、グリセロリン酸塩、グリコール酸塩、ヘキシルレゾルシン酸塩、馬尿酸塩、ヒドラバミン(N,N’-ジ(デヒドロアビエチル)-エチレンジアミン)、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヒドロキシナフトエ酸塩、イソ酪酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メタンスルホン酸塩(メシル酸塩)、メチル硫酸塩、ムチン酸塩、ナフタレン-1,5-ジスルホン酸塩(ナパジシル酸塩)、ナフタレン-2-スルホン酸塩(ナプシル酸塩)、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、パルミチン酸塩、p-アミノベンゼンスルホン酸塩、p-アミノサリチル酸塩、パモ酸塩(エンボン酸塩)、パントテン酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、フェニル酢酸塩、フェニルエチルバルビタール酸塩、リン酸塩、ポリガラクツロン酸塩、プロピオン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩(トシル酸塩)、ピログルタミン酸塩、ピルビン酸塩、サリチル酸塩、セバシン酸塩、ステアリン酸塩、スバセチン酸塩、コハク酸塩、スルファミン酸塩、硫酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、テオクル酸塩(8-クロロテオフィリナート)、チオシアン酸塩、トリエチオジド、ウンデカン酸塩、ウンデシレン酸塩及び吉草酸塩が挙げられる。
【0037】
代表的な薬学的に許容可能な塩基付加塩としては、限定するものではないが、アルミニウム、2-アミノ-2-(ヒドロキシメチル)-1,3-プロパンジオール(TRIS、トロメタミン)、アルギニン、ベネタミン(N-ベンジルフェネチルアミン)、ベンザチン(N,N’-ジベンジルエチレンジアミン)、ビス-(2-ヒドロキシエチル)アミン、ビスマス、カルシウム、クロロプロカイン、コリン、クレミゾール(1-p-クロロベンジル-2-ピロリルジン-1’-イルメチルベンズイミダゾール)、シクロヘキシルアミン、ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、ジエチルトリアミン、ジメチルアミン、ジメチルエタノールアミン、ドーパミン、エタノールアミン、エチレンジアミン、L-ヒスチジン、鉄、イソキノリン、レピジン、リチウム、リシン、マグネシウム、メグルミン(N-メチルグルカミン)、ピペラジン、ピペリジン、カリウム、プロカイン、キニーネ、キノリン、ナトリウム、ストロンチウム、t-ブチルアミン、及び亜鉛が挙げられる。
【0038】
一実施形態において、本発明の組成物は、薬学的に許容可能な賦形剤をさらに含む。本発明の方法において、好ましい投与経路は、皮下又は筋肉内に送達するための経口及び注射による投与である。したがって、好ましい医薬組成物には、経口投与に適した組成物(例えば、錠剤)及び皮下又は筋肉内注射に適した組成物が含まれる。
【0039】
別の態様において、本発明は、ヒトにおけるHIV感染を予防するか又は感染のリスクを低減する方法であって、本発明の化合物又は塩を投与することを含む、方法を開示する。暴露前予防(又はPrEP:pre-exposure prophylaxis)は、HIV感染のリスクがある人々が、HIV感染の可能性を下げるために毎日薬を服用する場合である。PrEPは、感染のリスクを低減するのに効果的であることが示されている。本明細書で使用される場合には、「HIV」又は「ヒト免疫不全ウイルス」は、HIV-1及び/又はHIV-2を指す。
【0040】
本発明の化合物及び塩は、それらの生物学的標的としてHIVキャプシドを有すると考えられており、したがって、それらの作用機序は、HIVキャプシドの機能を1又は2以上の方法で変更することである。
【0041】
本発明の化合物及び塩は、単独で、又はその他の治療薬と組み合わせて使用することができる。したがって、本発明による併用療法は、本発明の少なくとも1種の化合物又は塩の投与、及びHIV感染症の処置に有用であり得るその他の少なくとも1種の薬剤の投与を含む。本発明の化合物又は塩、及びその他の薬剤は、単一の医薬組成物に一緒に調合され、投与されてもよいし、或いは、別個に調合され、投与され得る。別個に調合され、投与される場合には、同時に又は任意の順序で順次に投与され得る。適切なその他の薬剤には、例えば、アバカビル、アタザナビル、ビクテグラビル、カボテグラビル、ダルナビル、デラビルジン、ジダノシン、ジデオキシイノシン、ドルテグラビル、ドラビリン、エファビレンツ、エルビテグラビル、エムトリシタビン、エタビリン(etavirine)、フォサンプレナビル、ホステムサビル、GSK3640254、抗体N6LS、GSK3739937/VH3739937、GSK4000422/VH4000422、インジナビル、ラミブジン、ロピナビル、マラビロク、ネルフィナビル、ネビラピン、ラルテグラビル、リルピベリン(rilpiverine)、リトナビル、サキナビル、スラトラビル(slatravir)、スタブジン、チプラナビル、テノホビル、テノホビルアラフェナミド、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、ザルシタビン、ジドブジン及びS-648414が含まれる。好ましい薬剤には、例えば、ビクテグラビル、カボテグラビル、ドルテグラビル、ホステムサビル、イスラトラビル及びラミブジンが含まれる。特に好ましい薬剤には、例えば、ビクテグラビル、カボテグラビル、ドルテグラビル、ホステムサビル及びラミブジンが含まれる。
【実施例
【0042】
LCMS 方法B:
カラム=Acquity BEH C18、2.1×30mm、1.7μm粒子;
溶媒A=0.1%ギ酸(100%水溶液中);
溶媒B=0.1%ギ酸(100%アセトニトリル溶液中);
流速=0.8mL/分;
開始%B=5、最終%B=95;
グラジエント時間=1.7分、次いで、95%Bで0.2分保持;
検出=215及び254nm。
【0043】
LCMS 方法C:
カラム=Acquity UPLC BEH C18、2.1×50mm、1.7μm粒子;
溶媒A=0.1% TFAを含む(95:5 水:MeCN);
溶媒B=0.1% TFAを含む(5:95 水:MeCN);
流速=0.80mL/分;
開始%B=0、最終%B=100;
グラジエント時間=3.0分、次いで、100%Bで1分保持;
検出=220nm及び254nm。
【0044】
LCMS 方法E:
カラム=Zorbax Eclipse Plus C18、2.1×50mm、1.7μm粒子;
溶媒A=0.1%ギ酸(100%水溶液中);
溶媒B=0.1%ギ酸(100%アセトニトリル溶液中);
流速=1mL/分;
開始%B=5、最終%B=95;
グラジエント時間=2.1分、次いで、95%Bで0.3分保持;
検出=215及び254nm。
【0045】
LCMS 方法F:
カラム=Waters XTerra C18、4.6×50mm、5μm粒子;
溶媒A=0.1% NHOH(100%水溶液中);
溶媒B=アセトニトリル;
流速=2.5mL/分;
開始%B=5、最終%B=95;
グラジエント時間=4分、次いで、95%Bで1分保持;
検出=215nm及び254nm。
【0046】
LCMS 方法H:
カラム=Acquity CSH C18、2.1×30mm、1.7μm粒子;
溶媒A=0.1%ギ酸(100%水溶液中);
溶媒B=0.1%ギ酸(100%アセトニトリル溶液中);
流速=0.8mL/分;
開始%B=5、最終%B=95;
グラジエント時間=1.7分、次いで、95%Bで0.2分保持;
検出=215及び254nm。
【0047】
一般手順K:
撹拌子を備えた乾燥した1ドラムバイアルで、(N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(又は記載のその他のカップリングパートナー)(1当量、通常0.028~0.037mmol)、三塩基性リン酸カリウム(3当量)、ジクロロ[9,9-ジメチル-4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン]パラジウム(II)(0.05~0.1当量)及び記載のボロン酸又はボロン酸エステル(2~3当量)を混合した。バイアルをアルゴンでパージし、セプタムキャップで密閉した。バイアルにTHF:水(4:1、トリフルオロメタンスルホナートに対して0.05M)を加えた。混合物を周囲温度又は60℃で1~18時間(通常18時間)撹拌した。周囲温度に冷却すると、反応物を濃縮し、残留物をHPLC精製に供して、記載の生成物を得た。
【0048】
一般手順L:
撹拌子を備え、アルゴン雰囲気下に置かれたバイアルに、Pd(OAc)(0.1当量)、ジシクロヘキシル(2’,6’-ジメトキシ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)ホスファン(0.2当量)、リン酸三カリウム(3当量)、N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(又は記載のその他のボロン酸エステル)(1当量、通常0.040~0.043mmol)及び適切なアリール/ヘテロアリールハロゲン化物(3当量)を加えた。バイアルをセプタムキャップで密閉した。バイアルにTHF:水(4:1)を加え、ボロン酸エステルにおける反応容量を0.05Mにした。反応混合物をアルゴンで脱気し(バイアルを真空下で短時間排気し、Arを再充填、3回繰り返す。真空中にわずかな発泡が観察される)、次いで、反応混合物を周囲温度又は45℃で16~48時間(通常18時間)撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を真空引きにより濃縮し、得られた残留物をHPLC精製に供して、記載の生成物を得た。
【0049】
一般手順M:
N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1H-ピラゾール-3-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(又は記載のその他のピラゾール)(25mg、0.025mmol)及び記載のトリフラート(0.076mmol)のアセトニトリル(1mL)溶液に、炭酸セシウム(12.31mg、0.038mmol)を加えた。得られた混合物を50℃で1時間加熱し、次いで、混合物を室温に冷却し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残留物をDCM(0.5mL)に取り、混合物にTFA(1mL)、次いで、トリフルオロメタンスルホン酸(0.05mL)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、真空引きにより濃縮した。次いで、得られた残留物をDMF(2mL)に取り、濾過し、濾液をHPLC精製に供して、記載の生成物を得た。
【0050】
一般HPLC条件:
以下に示される条件の1つを使用して、HPLC精製を実施し、任意選択で、以下に示される異なる条件を使用する第2のHPLC精製を続いて実施した。粗反応混合物で得られた分析的HPLCデータに基づいて、初期の溶媒A:溶媒B比、グラジエント時間、最終の溶媒A:溶媒B比、及び最終の溶媒A:溶媒B濃度での保持時間を変更することにより、各標的化合物に関する精製条件を最適化した。
【0051】
HPLC条件A:
カラム:Zorbax Eclipse Plus C18、21.2×100mm、5μm粒子;
溶媒A=0.1%ギ酸(100%水溶液中);
溶媒B=アセトニトリル;
流速=40mL/分;
波長=215及び254nm;
ESI+範囲:150~1500ダルトン。
【0052】
HPLC条件B:
カラム:Sunfire prep C18 OBD、30×100mm、5μm粒子;
溶媒A:0.1%TFAを含む、水:MeCN 95:5;
溶媒B:0.1%TFAを含む、MeCN:水 95:5;
流速=42mL/分。
波長=220及び254nm。
【0053】
HPLC条件C:
カラム:Waters Xterra C18、19×100mm、10μm粒子;
溶媒A=0.1% NHOH(100%水溶液中);
溶媒B=アセトニトリル;
流速=40mL/分;
波長=215及び254nm;
ESI+範囲:150~1500ダルトン。
【0054】
HPLC条件D:
カラム:Waters XSelect CSH C18、19×100mm、5μm粒子;
溶媒A=0.1%ギ酸(100%水溶液中);
溶媒B=アセトニトリル;
流速=40mL/分;
波長=215及び254nm;
ESI+範囲:150~1500ダルトン。
【0055】
ビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-オールの調製
【0056】
【化24】
【0057】
雰囲気下、0~5℃で、シクロペント-3-エノール(130g、1545mmol)のDCM撹拌溶液に、ジエチル亜鉛のヘキサン溶液(1.0M、3091mL、3091mmol)を3時間かけて滴下した。0℃で、溶液に、ジヨードメタン(249mL、3091mmol)のDCM(300mL)溶液を1時間かけて滴下した。反応混合物を27℃に加温すると、白色沈殿物の形成が観察された。混合物を16時間撹拌した。反応の進行をTLC(SiO、20%EtOAc/pet、Rf=0.3、UVインアクティブ(UV-inactive)、PMAアクティブ(PMA-active))によりモニターした。反応混合物を飽和NHCl水溶液(1.5L)の慎重な添加によりクエンチした。混合物を、セライトパッドを通じて濾過した。水層をDCM(2×1L)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、次いで、減圧下で濃縮して、粗製のビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-オールを赤色の液体(180g)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 4.41 - 4.35 (m, 1H), 2.18 - 2.05 (m, 2H), 1.73 (d, J = 13.9 Hz, 2H), 1.35 - 1.25 (m, 2H), 1.21 - 1.14 (m, 1H), 0.57 - 0.43 (m, 2H). GCMS: m/z = 98.1).
【0058】
ビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-オンの調製
【0059】
【化25】
【0060】
雰囲気下、0℃で、ビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-オール(210g、2054mmol)のDCM(5000mL)撹拌溶液に、デス-マーチンペルヨージナン(954g、225mmol)を少量ずつ加えた。混合物を27℃に加温し、次いで、16時間撹拌した。反応の進行をTLC(SiO、20%アセトン/Hex、Rf=0.3、UVインアクティブ、PMAアクティブ)によりモニターした。反応混合物を、セライトパッドを通じて濾過し、濾液をNaOH水溶液(1N、8×1L)で洗浄した。合わせた水相をDCM(5×1L)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、次いで、減圧下(浴温度:20℃)で濃縮して、粗製のビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-オンを褐色の液体として得た。液体を70℃での下方蒸留によりさらに精製して、ビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-オンを淡黄色の粘性液体(125g、62%)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 2.61 - 2.54 (m, 2H), 2.17 - 2.12 (m, 2H), 1.54 - 1.46 (m, 2H), 0.92 - 0.86 (m, 1H), -0.01 - -0.08 (m, 1H); GCMS: M/Z = 96.1.
【0061】
2-(2,2-ジフルオロアセチル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-オンの調製
【0062】
【化26】
【0063】
雰囲気下、-78℃で、ビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-オン(125g、1274mmol)のTHF(1500mL)撹拌溶液に、LDA(2.0MのTHF溶液、0.701L、1402mmol)を加えた。溶液を-78℃で1時間撹拌した。溶液に、-78℃の温度を維持しながらジフルオロ酢酸エチル(174g、1402mmol)のTHF(300mL)溶液を30分間かけてゆっくりと加えた。反応混合物を27℃に加温し、次いで、1時間撹拌した。反応の進行をTLC(SiO、20%アセトン/ヘキサン、Rf=0.3、UVアクティブ)によりモニターした。反応混合物をHCl水溶液(1N、2000mL)の添加によりクエンチした。混合物を30分間撹拌し、次いで、EtOAc(3×1000mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(1000mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、2-(2,2-ジフルオロアセチル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-オンを淡黄色の粘性液体(180g、71%)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 6.18 (t, J = 54.8 Hz, 1H), 2.70 - 2.62 (m, 1H), 2.35 (d, J = 19.4 Hz, 1H), 2.14 (br s, 1H), 1.26 - 1.21 (m, 1H), 1.04-1.03 (m, 1H), 0.22-0.21 (m, 1H), LCMS: M/Z = 173.17).
【0064】
エチル2-(3-(ジフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセテートの調製
【0065】
【化27】
【0066】
雰囲気下、27℃で、2-(2,2-ジフルオロアセチル)ビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-オン(180g、910mmol)のエタノール(2L)撹拌溶液に、エチル2-ヒドラジニルアセテート塩酸塩(422g、2729mmol)、次いで、硫酸(20mL、375mmol)を加えた。混合物を30分間撹拌し、次いで、100℃に加熱し、16時間撹拌した。反応の進行をTLC(SiO、20%アセトン/ヘキサン、Rf=0.3、UVアクティブ(UV-active))によりモニターした。反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物をEtOAc(2000mL)に溶解させ、水(2×1L)、ブライン(1.0L)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、次いで、減圧下で濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(pet.:アセトン 100:0→98:2)に供して、エチル2-(3-(ジフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセテートをオフホワイトの固体(110g、46%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ = 6.86 (t, J = 54.8 Hz, 1H), 4.93 (s, 2H), 4.14 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.88 - 2.79 (m, 1H), 2.76 - 2.68 (m, 1H), 2.14 - 2.04 (m, 2H), 1.19 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.10 - 1.03 (m, 1H), 0.14 (q, J = 4.3 Hz, 1H).
【0067】
エチル2-(3-(ジフルオロメチル)-5-オキソ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセテートの調製
【0068】
【化28】
【0069】
0℃で、エチル2-(3-(ジフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセテート(110g、422mmol)及びセライト(395g)のシクロヘキサン(3.5L)撹拌溶液に、二クロム酸ピリジニウム(794g、2110mmol)を少量ずつ加えた。窒素雰囲気下、混合物に、tert-ブチルヒドロペルオキシド(355mL、2130mmol)を10分間かけて滴下した。反応混合物を27℃に加温し、次いで、その温度で48時間撹拌した。反応の進行をTLC(SiO、30%アセトン/pet、Rf=0.4、UVアクティブ)によりモニターした。反応混合物を濾過し、濾過ケーキをEtOAc(1000mL)で抽出した。濾液を飽和Na水溶液(2×500mL)、飽和FeSO水溶液(300mL)、次いで、ブライン(500mL)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗製の表題化合物(150g)を得た。
【0070】
エチル2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4a-ジヒドロスピロ[シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-5,2’-[1,3]ジチオラン]-1(3bH)-イル)アセテートの調製
【0071】
【化29】
【0072】
窒素雰囲気下、27℃で、エチル2-(3-(ジフルオロメチル)-5-オキソ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセテート(75g、269mmol)のDCM(1500mL)撹拌溶液に、エタン-1,2-ジチオール(43.0mL、511mmol)を加え、次いで、三フッ化ホウ素酢酸(72.6mL、511mmol)を加えた。溶液を16時間撹拌した。反応の進行をTLC(SiO、20%アセトン/Pet、Rf=0.35、UVアクティブ)によりモニターした。完了後、反応混合物を0℃に冷却し、飽和NaHCO水溶液(500mL)の添加によりクエンチした。混合物をDCM(2×1000mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン(1000mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、褐色の液体を得た。この物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Pet.:EtOAc 95:5→90:10)に供して、エチル2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4a-ジヒドロスピロ[シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-5,2’-[1,3]ジチオラン]-1(3bH)-イル)アセテートをオフホワイトの固体(80g、74%)として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 6.61 (t, J = 55.2 Hz, 1H), 5.00 - 4.85 (m, 2H), 4.29 - 4.19 (m, 2H), 3.55 - 3.46 (m, 4H), 2.63 - 2.53 (m, 1H), 2.49 - 2.38 (m, 1H), 1.30 - 1.24 (m, 4H), 0.65 - 0.60 (m, 1H). LCMS M+H = 346.9.
【0073】
エチル2-(3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセテートの調製
【0074】
【化30】
【0075】
雰囲気下、-70℃で、1,3-ジブロモ-5,5-ジメチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(26.3g、92mmol)のDCM(20mL)撹拌溶液に、HF-ピリジン(2.460g、24.83mmol)を加えた。溶液を30分間撹拌した。溶液に、エチル2-(3-(ジフルオロメチル)-4,4a-ジヒドロスピロ[シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-5,2’-1,3]ジチオラン]-1(3bH)-イル)アセテート(10g、25mmol)のDCM(20mL)溶液を加えた。反応混合物を-40℃に加温し、次いで、その温度で1時間撹拌した。反応の進行をTLC(SiO、30% EtOAc/Pet、Rf=0.3、UVインアクティブ)によりモニターした。反応混合物を飽和NaHCO水溶液(200mL)の添加によりクエンチした。混合物を室温に加温し、次いで、EtOAc(2×100mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、褐色の固体を得た。この物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Pet.:EtOAc 100:0→75-25)に供して、エチル2-(3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセテートを淡黄色の固体(8.5g、91%)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 6.62 (t, J = 55.2 Hz, 1H), 4.82 (s, 2H), 4.30 - 4.18 (m, 2H), 2.51 - 2.37 (m, 2H), 1.42 - 1.35 (m, 1H), 1.31 - 1.23 (m, 3H), 1.14 - 1.08 (m, 1H). LCMS M+H = 293.07.
【0076】
2-(3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の調製
【0077】
【化31】
【0078】
雰囲気下、0℃で、エチル2-(3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセテート(15g、50mmol)のTHF(17mL)及びMeOH(66mL)の撹拌溶液に、LiOH(1.788g、74.7mmol)の水(66mL)溶液を加えた。反応混合物を27℃に加温し、次いで、その温度で3時間撹拌した。反応の進行をTLC(SiO、5%MeOH/DCM、Rf=0.2、UVアクティブ)によりモニターした。完了後、反応混合物を減圧下で濃縮し、水(50mL)で希釈し、EtOAc(2×250mL)で洗浄して、不純物を除去した。水層を、HCl水溶液(1M)を使用してpH2~3に調整し、次いで、EtOAc(3×1000mL)で抽出した。合わせた有機物を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、2-(3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸をオフホワイトの固体(14g、98%)として得た。LCMS M+H = 265.15.
【0079】
得られた2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸及び2-((3bR,4aS)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸の分離
【0080】
【化32】
【0081】
2-(3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸(5.5g)をイソプロパノール(20mL)に溶解させた。溶液を以下のとおり、SFCキラル分離に少量ずつ供した:機器=Thar 80;カラム=Chiralpak IC 30×250mm、5ミクロン;溶媒A=超臨界CO;溶媒B=0.5%イソプロピルアミン含有イソプロパノール(v/v);溶離液組成=70%A:30%B;流速=65g/分;背圧=100bar;温度=30℃;注入体積=2.5mL;検出=220nm。2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を、7.5分~14分で溶出するピークとして収集し、2-((3bR,4aS)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を、2.7分~5.8分で溶出するピークとして収集した。それぞれのエナンチオマーについて、得られた溶液を減圧下で濃縮し、得られた固体をEtOAcに溶解させ、次いで、クエン酸水溶液(1M)、続いて水、続いてブラインで2回洗浄した。有機溶液をNaSOで乾燥させ、濾過し、次いで、真空引きにより濃縮して、分離したエナンチオマーを回収率80~90%で得た。
【0082】
N-(7-アミノ-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-3-イル)-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミドの調製
【0083】
【化33】
【0084】
合成スキーム:
【0085】
【化34】
【0086】
工程1:2,6-ジクロロ-3-ニトロベンズアルデヒドの調製
【0087】
【化35】
【0088】
0~5℃の丸底フラスコ中の硫酸(HSO)(5.63L、4.5V)溶液に、2,6-ジクロロベンズアルデヒド(1.25kg、7.10mol、1.0当量)を15℃未満で少しずつ加えた。反応物を0~5℃で30分間撹拌した。新たに調製したニトロ化混合物の溶液[0℃で濃HSO(0.425L、0.34V)及び70% HNO(0.85kg、13.49mol、1.30当量)から調製]を、上記の反応混合物に10℃未満で加えた[注:わずかに発熱反応(3~6℃)であり、そのため、低温での添加が好ましい]。反応混合物を5~10℃で2~3時間撹拌した。反応の完了後(TLCでモニター)、25℃未満で、氷冷水(18.75L、15V)でクエンチした。次いで、反応物を室温まで温め、2時間撹拌した。固体を濾過により単離し、次いで、水(2.5L、2.0V)で洗浄した。真空濾過を60~90分間維持することにより、固体からバルク残留水を除去した。粗湿固体を最初に空気雰囲気下で乾燥させた。次いで、50~55℃の熱風オーブンで10~12時間(含水率が5.0%以下になるまで)、乾燥させた表題生成物である2,6-ジクロロ-3-ニトロベンズアルデヒド(1.44kg、92%収率)を黄色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 10. 44 (s, 1H), 7.88 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 8.8 Hz, 1H).
【0089】
工程2:2,6-ジクロロ-3-ニトロベンゾニトリルの調製
【0090】
【化36】
【0091】
(工程-2a)
丸底フラスコ中のDMSO(5.9L、5.0V)溶液に、2,6-ジクロロ-3-ニトロベンズアルデヒド(1.17kg、5.31mol、1.0当量)を室温で加えた。室温で30分間撹拌した後、塩酸ヒドロキシルアミン(0.63kg、9.04mol、1.70当量)を加え、反応物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後(TLCでモニター)、温度を30℃未満に維持するのに十分な速度で加える氷冷水(18.0L、15.0V)の添加により、反応物をクエンチした(観察:水添加時に形成された固体)。反応物を室温で60~90分間撹拌した。固体を濾過により単離し、水(2.5L、2.0V)で洗浄し、次いで、アセトン及びヘキサンの混合物(6.0L、1:1の比率)で洗浄した。真空濾過を60~90分間維持することにより、固体からバルク残留水を除去した。湿った固体を先ず風乾し、次いで、50~55℃の熱風オーブンで10~12時間(水分含有量が1.0%以下になるまで)最終乾燥させて、乾燥した標的生成物である2,6-ジクロロ-3-ニトロベンズアルデヒドオキシム(1.22kg、92%収率)をオフホワイトの固体として得た。粗生成物(2,6-ジクロロ-3-ニトロベンゾニトリルを10~20%含む)を、さらに精製することなく次の工程に直接使用した。
【0092】
(工程-2b)
0~5℃で、粗オキシム(上記の調製物、1.13kg、4.80mol、1.0当量)のDCM(9.04L、8.0V)撹拌溶液に、トリエチルアミン(「TEA」、1.02kg、10.09mol、2.1当量)を加えた。5分間撹拌した後、メタンスルホニルクロリド(0.60kg、5.29mol、1.1当量)を15℃でゆっくりと加えた(観察:添加中に発熱が認められた)。次いで、反応物を室温で30~45分間撹拌した。反応の完了後(反応の進行はTLCでモニターされた。移動相:20%酢酸エチルのヘキサン溶液)、反応物を水(6.78L、6.0V)で希釈し、有機層を分離し、水層をDCM(3.4L、3.0V)で抽出した。合わせた有機層をブライン(5.65L、5.0V)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。得られた粗固体を、室温でヘキサン(4.50L、4.0V)によりトリチュレーションした。湿った物質を50~55℃の熱風オーブンで5~6時間乾燥させて、乾燥生成物である2,6-ジクロロ-3-ニトロベンゾニトリル(0.95kg、91%収率)を黄色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 8.07 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 8.8 Hz, 1H).
【0093】
工程3:4-クロロ-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-アミンの調製
【0094】
【化37】
【0095】
15~20℃で、2,6-ジクロロ-3-ニトロベンゾニトリル(750.0g、3.45mol、1.0当量)のエタノール(7.5L、10.0V)撹拌溶液に、反応物を25℃未満に維持しながら、ヒドラジン水和物(519.0g、10.36mol、3.0当量)をゆっくりと加えた(観察:添加によりわずかに発熱し、添加すると固体形成が始まる)。反応混合物の温度をゆっくりと室温に上げ、次いで、混合物を3時間撹拌した(観察:この時間の間に固体量が増加する)。反応の完了後(TLCでモニター)、混合物を水(7.5L、10.0V)で希釈し、さらに室温で1時間撹拌した。固体を濾過により単離し、次いで、水(2.25L、3.0V)で洗浄した。湿った固体を、アセトン(1.875L、2.5V)及びヘキサン(1.875L、2.5V)の1:1の比率の混合物で洗浄した。真空濾過を60~90分間維持することにより、固体からバルク残留水を除去した。最後に、湿った固体を50℃の熱風オーブンで7~8時間(水分含有量が1.5%未満になるまで)乾燥させて、乾燥生成物である4-クロロ-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-アミン(549.0g、75%収率)を赤レンガ色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 10.36 (bs, 1H), 8.20 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.07 (d, J = 8.40 Hz, 1H), 4.73 (bs, 2H).
【0096】
工程4:4-クロロ-1-メチル-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-アミンの調製
【0097】
【化38】
【0098】
5~10℃で、4-クロロ-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-アミン(500g、0.42mol、1.0当量)のDMF(5.0L、10.0V)撹拌溶液に、反応物を10℃未満に維持しながら、炭酸セシウム(CsCO)(1.91kg、5.88mol、2.5当量)をゆっくりと加えた。5~10分間撹拌した後、反応物を10℃未満に維持しながら硫酸ジメチル(326.3g、2.59mol、1.1当量)を加えた(注:より好ましい位置選択性を得るには、ゆっくりと加えることが好ましい)。次いで、反応温度をゆっくりと室温まで上げ、同じ温度でさらに2時間撹拌を続けた。反応の完了後(TLCでモニター)、氷冷水(15.0L、30.0V)の添加により反応物をクエンチし、得られた混合物を室温で6~8時間撹拌した。固体を濾過により単離し、次いで、水(1.5L、3.0V)で洗浄した。湿った固体をIPA(1.5L、3.0V)、次いで、ヘキサン(1.0L、2.0V)で洗浄した。真空濾過を60~90分間維持することにより、固体からバルク残留水を除去した。湿った固体を50℃の熱風オーブンで7~8時間(水分含有量が1.0%未満になるまで)乾燥させた。単離された物質、4-クロロ-1-メチル-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-アミン(319.0g、60%収率)を、さらに精製することなく次の工程で使用した。1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.97 (d, J = 8.32 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 8.24 Hz, 1H), 4.63 (bs, 2H), 3.96 (s, 3H).
【0099】
工程5:N-(4-クロロ-1-メチル-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドの調製
【0100】
【化39】
【0101】
(工程5a)
0~5℃で、4-クロロ-1-メチル-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-アミン(625.0g、2.76mol、1.0当量)のDCM(6.25L、10.0V)溶液に、トリエチルアミン(TEA)(837.0g、8.27mol、3.0当量)を加え、次いで、4-ジメチルアミノピリジン(DMAP)(20.60g、0.165mol、0.06当量)を加えた。反応物を5~10分間撹拌し、次いで、反応物を10℃未満に維持しながら、メタンスルホニルクロリド(MsCl)(790.0g、6.89mol、2.5当量)をゆっくりと加えた。反応混合物を室温まで加温し、次いで、1.5~2.0時間撹拌した。反応の完了後(TLCでモニター)、混合物を水(6.25L、10.0V)で希釈し、次いで、室温で15分間撹拌した。有機層を分離し、水層をDCM(6.25L、10.0V)で抽出した。合わせた有機層をブライン(1.25L、2.0V)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮して粗固体を得た。固体を室温でヘキサン(1.25L、2.0V)によりトリチュレーションして、中間体であるN-(4-クロロ-1-メチル-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-イル)-N-(メチルスルホニル)メタンスルホンアミドを得、次の工程で直接使用した。
【0102】
(ii)
室温で、N-(4-クロロ-1-メチル-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-イル)-N-(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド(上記で調製)のエタノール(10.5L、20.0V)撹拌溶液に、ゆっくりと5% NaOH水溶液(4.38L、7.0V)を加えた[注:滴下漏斗を介してゆっくりと添加することが好ましい]。反応物を同じ温度で3時間撹拌した。反応の完了後(TLCでモニター)[TLC分析用のサンプル調製:約1.0mLのサンプルを2.0N HCl水溶液でpH2~3になるまで酸性化し、酢酸エチルで抽出し、有機層をTLCで分析する]、反応物を0~5℃に冷却した。反応温度を10℃未満に維持しながら、2.0N HCl水溶液(3.13L、5.0V)の添加により、pHを2~3に調整した[注:沈殿はHClの添加時に生じ、撹拌により増加した]。反応混合物を室温に加温し、次いで、1.5~2.0時間撹拌した。得られた固体を濾過により単離し、次いで、水(1.25L、2.0V)で洗浄し、次いで、ヘキサン(1.25L、2.0V)で洗浄した。真空濾過を60~90分間維持することにより、固体からバルク残留水を除去した。湿った物質を50℃の熱風オーブンで6~7時間(水分含有量が1.0%未満になるまで)乾燥させて、乾燥生成物N-(4-クロロ-1-メチル-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(640.0g、76%)を黄色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 8.05 (d, J = 8.32 Hz, 1H), 7.32 (bs, 1H), 7.17 (d, J = 8.28 Hz, 1H), 4.15 (s, 3H), 3.45 (s, 3H).
【0103】
工程6:N-(4-クロロ-1-メチル-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-イル)-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミドの調製
【0104】
【化40】
【0105】
室温で、N-(4-クロロ-1-メチル-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(635.0g、2.08mol、1.0当量)及び1-(クロロメチル)-4-メトキシベンゼン(359.0g、2.30mol、1.1当量)のDMF(6.35L、10.0V)溶液に、炭酸カリウム(374.7g、2.70mol、1.3当量)を加えた。反応混合物を80~90℃に加熱し、その温度で3時間維持した。反応の完了後(TLCでモニター)、混合物を氷冷水(19.05L、30.0V)に注いだ[注:生成物が沈殿する際の凝集を避けるために、激しく撹拌しながらゆっくりとクエンチすることが好ましい]。得られた固体を濾過により単離し、水(1.90L、3.0V)で洗浄し、次いで、固体をヘキサン(1.27L、2.0V)で洗浄した。真空濾過を60~90分間維持することにより、固体からバルク残留水を除去した。単離した固体を酢酸エチル(12.7L、20.0V)に溶解させ、炭(63.5g)を加えた。混合物を60~70℃に加熱し、次いで、その温度で30~45分間撹拌した。まだ熱いうちに(40~50℃)、セライトパッドを通じて混合物を濾過し、次いで、セライトパッドを酢酸エチル(3.17L、5.0V)で抽出した。合わせた濾液を減圧下、50℃未満で濃縮乾固に供した。酢酸エチル(0.635L、1.0V)を室温で固体に加えた。得られた固体懸濁液を30分間撹拌した。固体を濾過により単離し、次いで、ヘキサン(1.27L、2.0V)で洗浄した。真空濾過を45~60分間維持することにより、固体から残留水を除去して、生成物N-(4-クロロ-1-メチル-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-イル)-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミド(705.0g、80%収率)を黄色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.99 (d, J = 8.24 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 8.68 Hz, 2H), 7.19 (d, J = 8.24 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 8.44 Hz, 2H), 4.95-4.76 (m, 2H), 4.17 (s, 3H), 3.76 (s, 3H), 3.01 (s, 3H).
【0106】
工程7:N-(7-アミノ-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-3-イル)-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミドの調製
【0107】
【化41】
【0108】
室温で、亜鉛粉末(540.0g、8.23mol、10.0当量)の、THF(3.50L、10.0V)及び水(7.0L、20.0V)混合液の撹拌懸濁液に、塩化アンモニウム(NHCl)(449.0g、8.23mol、10.0当量)を加えた。混合物に、N-(4-クロロ-1-メチル-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-イル)-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミド(350g、0.823mol、1.0当量)のTHF(7.0L、20.0V)溶液を加えた。反応混合物を室温で3~4時間撹拌した。反応の完了後(インプロセスTLC/HPLCでモニター)、混合物を酢酸エチル(3.5L、10.0V)及び水(1.12L、2.5V)で希釈した。混合物を15分間撹拌した。反応物を酢酸エチル(1.75L、5.0V)で洗浄するセライトベッドのパッドを通じて濾過した。二相性濾液を収集し、相を分離した。水層を酢酸エチル(3.50L、10.0V)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3.50L、10V)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、次いで、真空引きにより濃縮して、粗固体を得た。粗生成物にMTBE(3.25L、10V)を加え、懸濁液を室温で30分間撹拌した。固体を濾過により単離した。真空濾過を30~45分間維持することにより、固体からバルク残留水を除去した。湿った生成物を熱風オーブン(50℃)で2時間乾燥させて、表題生成物N-(7-アミノ-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-3-イル)-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミド(276.0g、85%収率)をオフホワイトの固体として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.29-7.26 (m, 2H), 6.86-6.79 (m, 2H), 6.42 (d, J = 7.80 Hz, 1H), 4.99-4.70 (m, 2H), 4.25 (s, 3H), 3.77 (s, 5H), 2.98 (s, 3H).
【0109】
tert-ブチル(S)-(1-(7-ブロモ-3-(4-クロロ-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメートの調製
【0110】
【化42】
【0111】
(S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-3-(3,5-ジフルオロフェニル)プロパン酸(3.82g、12.66mmol)、2-アミノ-4-ブロモ安息香酸(3.01g、13.93mmol)及びN-(7-アミノ-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-3-イル)-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミド(5g、12.66mmol)のピリジン(50mL)溶液に、亜リン酸ジフェニル(9.80mL、50.6mmol)を加えた。得られた混合物を予熱した油浴(70℃)に置き、70℃で16時間加熱した。混合物を室温に冷却し、次いで、減圧下で濃縮した。次いで、混合物をEtOAc(約500mL)で希釈し、クエン酸水溶液(0.5M、2×50mL)、次いで、NaOH水溶液(1M、3×50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。次いで、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(330gシリカゲルカラム、ヘキサン:EtOAc 0:100→50:50の勾配)で精製して、tert-ブチル(S)-(1-(7-ブロモ-3-(4-クロロ-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(6.2g、7.22mmol、57.1%収率)を淡黄色の固体泡状物(アトロプ異性体の分離不可能な混合物)として得た。LC/MS: m/z = 801.10 [M-tBu].
【0112】
(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-ブロモ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドの調製
【0113】
【化43】
【0114】
tert-ブチル(S)-(1-(7-ブロモ-3-(4-クロロ-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(6.2g、7.22mmol)のジクロロメタン(DCM)(50mL)撹拌溶液に、トリフルオロ酢酸(20mL、260mmol)、次いで、トリフルオロメタンスルホン酸(0.770mL、8.67mmol)を加えた。得られた暗赤色の溶液を室温で1時間撹拌した。この時点でLCMSは、2種のジアステレオマーアトロプ異性体(約30:70の比率)の存在と一致する、所望の生成物塊を含む2種のピークを示す。混合物を真空引きにより濃縮し、得られた残留物をEtOAc(300mL)とNaOH水溶液(1M、30mL)との間で分配した。相をテストし、pH≧8.0であると決定した。有機相を単離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、次いで、真空引きにより濃縮した。残留物を、C18クロマトグラフィー(275g RediSep Goldカラム、移動相A:0.1%TFAを含む(5:95 アセトニトリル:水);移動相B:0.1%TFAを含む(95:5 アセトニトリル:水);30分間かけて10-60%Bの勾配)により、ほぼ等しい3つの部分に精製した。主要なアトロプ異性体を含む画分(2番目に溶出)を合わせ、1M NaOH水溶液の添加によりpH8に調整し、酢酸エチルで抽出し、ブライン(飽和NaCl水溶液)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、次いで、濃縮して、所望の主要なアトロプ異性体(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-ブロモ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(2.4g、3.76mmol、52%収率)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.11 (d, J=8.55 Hz, 1 H), 8.06 (d, J=1.53 Hz, 1 H), 7.81 (dd, J=8.55, 1.83 Hz, 1 H), 7.33 (s, 2 H), 6.96 - 7.05 (m, 1 H), 6.75 (br d, J=7.02 Hz, 2 H), 3.67 (s, 3 H), 3.56 (dd, J=7.63, 5.19 Hz, 1 H), 3.25 - 3.29 (m, 1 H), 3.21 (s, 3 H), 2.81 (dd, J=13.43, 8.24 Hz, 1 H). LCMS: m/z = 637.05 [M+H]+.
【0115】
N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0116】
【化44】
【0117】
(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-ブロモ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(2.08g、3.26mmol)、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸(0.861g、3.26mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(「DIPEA」)(1.709mL、9.78mmol)のテトラヒドロフラン(THF)(30mL)に、HATU(1.364g、3.59mmol)を加えた。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。混合物に、アンモニアのメタノール溶液(2M、3mL)を加えた。混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出しmブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、真空引きにより濃縮した。得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc 100:0→30:70)に供して、N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(2.5g、2.83mmol、87%収率)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ ppm 8.18 (d, J=8.24 Hz, 1 H), 7.88 (d, J=1.53 Hz, 1 H), 7.72 (dd, J=8.55, 1.83 Hz, 1 H), 7.33 (s, 1 H), 7.16 (d, J=7.63 Hz, 1 H), 6.57 - 6.83 (m, 4 H), 6.38 (br d, J=5.80 Hz, 2 H), 4.71 - 4.80 (m, 1 H), 4.63 (d, J=6.71 Hz, 2 H), 3.56 (s, 3 H), 3.40 (s, 3 H), 3.18 (dd, J=13.73, 6.10 Hz, 1 H), 2.86 (dd, J=13.58, 7.48 Hz, 1 H), 2.52 - 2.61 (m, 1 H), 2.41 - 2.50 (m, 1 H), 1.42 - 1.50 (m, 1 H), 1.09 - 1.16 (m, 1 H). LCMS: m/z = 883.05 [M+H]+.
【0118】
N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0119】
【化45】
【0120】
撹拌子を備えた丸底フラスコに、N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(1.00g、1.13mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(431mg、1.70mmol)、酢酸カリウム(333mg、3.39mmol)及び[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(「Pd(dppf)Cl」)(83mg、0.113mmol)を得た。フラスコをゴムセプタムで密閉し、次いで、アルゴン雰囲気下に置いた。フラスコにジオキサン(23mL)を加えた。反応混合物をアルゴンで脱気し、次いで、反応混合物を60℃で16時間撹拌した。反応混合物を真空で引きにより濃縮し、セライトに吸着させた。得られた粉末をシリカゲルクロマトグラフィー(10カラム体積超のヘキサン:EtOAc 100:0→0:100)に供して、N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(1.2g、定量的収率)を得た。LCMS:LCMS分析中に、ボロン酸とボロネートの両方を観測した。条件:波長1:220nm、波長2:254nm、注入量:5.00μL、停止時間:4.00、グラジエント時間:3.0、開始%B:0、最終%B:100、総流速:0.80mL/分、溶媒A:95:5 水:MeCN 0.1% TFA、溶媒B:5:95 水:MeCN 0.1% TFA、カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7μm;結果:保持時間(ボロン酸):2.112分、検出質量:849.15(M+H);保持時間(ボロン酸エステル):2.733分、検出質量:931.25(M+H)。1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 8.26 (d, 1H, J=7.6 Hz), 8.11 (s, 1H), 7.95 (d, 1H, J=7.6 Hz), 7.3-7.3 (m, 1H), 7.14 (d, 1H, J=7.9 Hz), 6.7-6.7 (m, 3H), 6.35 (d, 2H, J=6.8 Hz), 4.7-4.8 (m, 1H), 4.1-4.2 (m, 1H), 3.70 (s, 1H), 3.47 (s, 3H), 3.37 (s, 3H), 3.1-3.2 (m, 1H), 2.8-2.9 (m, 1H), 2.6-2.7 (m, 1H), 2.3-2.5 (m, 1H), 1.8-1.9 (m, 2H), 1.24 (s, 12H), 1.1-1.2 (m, 1H)
【0121】
N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0122】
【化46】
【0123】
1-(クロロメチル)-4-メトキシベンゼン(0.276mL、2.036mmol)を、N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(1.5g、1.697mmol)及び炭酸セシウム(0.553g、1.697mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)(10mL)に加え、得られた混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。次いで、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc 95:5→70:30)に供して、N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(1.4g、82%)を得た。LCMS分析条件:波長1:220nm;波長2:254nm;注入量:5.00μL;停止時間:4.50分;グラジエント時間:3.50分;開始%B:0;最終%B:100;総流速:0.80mL/分;溶媒A:0.1%TFAを含む(95:5 水:MeCN);溶媒B:0.1%TFAを含む(5:95 水:MeCN);カラム=Acquity UPLC BEH C18、2.1×100mm、1.7μm。LCMS分析結果:保持時間:3.536分、M+H:1003.05。
【0124】
N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1H-ピラゾール-3-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0125】
【化47】
【0126】
N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(340mg、0.339mmol)、(1H-ピラゾール-3-イル)ボロン酸(114mg、1.016mmol)及びKPO(216mg、1.016mmol)のテトラヒドロフラン(THF)(5mL)/水(1.250mL)溶液に、ジクロロ[9,9-ジメチル-4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン]パラジウム(II)(25.6mg、0.034mmol)を加え、得られた混合物を60℃で3時間撹拌した。この時点でLCMSは、予想されるM+Hでピークを示した。混合物に水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濾液を真空引きにより濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(5-100% EtOACのヘキサン溶液)に供して、N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1H-ピラゾール-3-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(260mg、0.262mmol、77%収率)を得た。LCMS (M+H)+ = 991.05
【0127】
実施例1:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0128】
【化48】
【0129】
(N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(35mg、0.040mmol)、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-(トリフルオロメチル)チアゾール(22.10mg、0.079mmol)、ジクロロ[9,9-ジメチル-4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン]パラジウム(II)(2.99mg、3.96μmol)及びKPO(25.2mg、0.119mmol)を装入した1ドラムバイアルに、脱気した(1分間の窒素バブリング)テトラヒドロフラン(THF)(1mL)/水(0.25mL)を加え、得られた混合物を、窒素雰囲気下、室温で16時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。反応塊を20mLシンチレーションバイアルに移した。反応物にEtOAc(5mL)及び1M HCl水溶液(5mL)を加えた。バイアルを密閉して振盪した。有機層をピペットで除去し、濃縮した。残留物をHPLC精製に供して、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Bを使用して分析した:保持時間=1.6分;観測されたイオン=954.1(M-H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.59 - 8.63 (m, 1 H), 8.54 - 8.56 (m, 1 H), 8.39 (d,
J=8.35 Hz, 1 H), 8.28 (dd, J=8.35, 1.79 Hz, 1 H), 7.32 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.23 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.58 - 6.82 (m, 4 H), 4.54 (d, J=4.47 Hz, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.50 (dd, J=14.01, 5.07 Hz, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.13 (dd, J=14.01, 9.24 Hz, 1 H), 2.39 - 2.49 (m, 2 H), 1.34 - 1.39 (m, 1 H), 0.99 - 1.04 (m, 1 H)
【0130】
実施例2:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0131】
【化49】
【0132】
カップリングパートナーとして1-ブロモ-4-(メチルスルホニル)ベンゼンを使用して、一般手順Kに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Cを使用して分析した:保持時間=2.34分;観測されたイオン=959.3(M+H)。1H NMR (メタノール-d4, 500 MHz) δ 8.67 (br d, 1H, J=8.5 Hz), 8.31 (br d, 1H, J=8.5 Hz), 8.0-8.1 (m, 3H), 8.0-8.0 (m, 2H), 7.90 (br d, 1H, J=8.5 Hz), 7.21 (br d, 1H, J=7.0 Hz), 7.10 (br d, 1H, J=7.9 Hz), 6.7-6.7 (m, 1H), 6.58 (s, 1H), 6.52 (br d, 2H, J=7.3 Hz), 6.47 (s, 1H), 4.42 (s, 2H), 3.52 (s, 3H), 3.3-3.4 (m, 1H), 3.13 (br d, 6H, J=17.7 Hz), 3.0-3.0 (m, 1H), 2.3-2.3 (m, 2H), 1.2-1.3 (m, 2H), 0.9-0.9 (m, 1H)
【0133】
実施例3:2-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-7-イル)安息香酸の調製
【0134】
【化50】
【0135】
カップリングパートナーとして2-ブロモ安息香酸を使用して、一般手順Kに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物2-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-2-((S)-1-(2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-7-イル)安息香酸を得た。サンプルを、LCMS 方法Fを使用して分析した:保持時間=1.68分;観測されたイオン=925.2(M+H)。1H NMR (メタノール-d4, 500 MHz) δ 8.3-8.3 (m, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.7-7.8 (m, 2H), 7.5-7.6 (m, 2H), 7.31 (d, 1H, J=7.9 Hz), 7.1-7.2 (m, 1H), 6.7-6.8 (m, 1H), 6.62 (br d, 2H, J=6.7 Hz), 4.9-4.9 (m, 1H), 4.5-4.6 (m, 2H), 3.6-3.7 (m, 3H), 3.4-3.5 (m, 1H), 3.2-3.3 (m, 3H), 3.19 (br s, 1H), 3.10 (br dd, 1H, J=8.9, 13.7 Hz), 2.43 (br dd, 2H, J=3.5, 5.0 Hz), 1.3-1.4 (m, 2H), 1.01 (br s, 1H)
【0136】
実施例5:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(2-メトキシピリミジン-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0137】
【化51】
【0138】
カップリングパートナーとして4-クロロ-2-メトキシピリミジンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(2-メトキシピリミジン-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Bを使用して分析した:保持時間=1.41分;観測されたイオン=913.2(M+H)。1H NMR (メタノール-d4, 500 MHz) Shift 8.76 (d, 1H, J=5.1 Hz), 8.71 (d, 1H, J=1.5 Hz), 8.4-8.5 (m, 1H), 8.43 (d, 1H, J=1.5 Hz), 7.83 (d, 1H, J=5.1 Hz), 7.32 (d, 1H, J=7.7 Hz), 7.24 (d, 1H, J=7.7 Hz), 6.6-6.8 (m, 4H), 4.8-4.9 (m, 1H), 4.54 (d, 2H, J=3.3 Hz), 4.19 (s, 3H), 3.6-3.7 (m, 3H), 3.51 (dd, 1H, J=5.1, 14.0 Hz), 3.26 (s, 3H), 3.14 (dd, 1H, J=9.4, 13.9 Hz), 2.43 (br dd, 2H, J=4.6, 7.0 Hz), 1.36 (br d, 1H, J=5.7 Hz), 1.0-1.0 (m, 1H)
【0139】
実施例6:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(2,6-ジフルオロピリジン-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0140】
【化52】
【0141】
カップリングパートナーとして3-ブロモ-2,6-ジフルオロピリジンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(2,6-ジフルオロピリジン-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Bを使用して分析した:保持時間=1.51分;観測されたイオン=918.3(M+H)。1H NMR (メタノール-d4, 500 MHz) Shift 8.64 (d, 1H, J=2.4 Hz), 8.45 (t, 1H, J=1.3 Hz), 8.41 (d, 1H, J=8.9 Hz), 8.23 (td, 1H, J=1.5, 8.3 Hz), 7.84 (ddd, 1H, J=2.4, 8.4, 11.0 Hz), 7.32 (d, 1H, J=7.7 Hz), 7.24 (d, 1H, J=8.0 Hz), 6.6-6.8 (m, 4H), 4.8-4.9 (m, 1H), 4.54 (d, 2H, J=3.9 Hz), 3.64 (s, 3H), 3.50 (dd, 1H, J=4.8, 14.0 Hz), 3.25 (s, 3H), 3.13 (dd, 1H, J=9.2, 14.0 Hz), 2.43 (br dd, 2H, J=4.0, 6.1 Hz), 1.36 (br d, 1H, J=5.7 Hz), 1.01 (br dd, 1H, J=1.8, 3.6 Hz)
【0142】
実施例7:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(3,5-ジフルオロピリジン-2-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0143】
【化53】
【0144】
カップリングパートナーとして2-ブロモ-3,5-ジフルオロピリジンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(3,5-ジフルオロピリジン-2-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Bを使用して分析した:保持時間=1.49分;観測されたイオン=918.3(M+H)。1H NMR (メタノール-d4, 500 MHz) Shift 8.42 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.88 (td, 1H, J=1.4, 8.3 Hz), 7.32 (d, 1H, J=8.0 Hz), 7.24 (s, 1H), 7.2-7.2 (m, 1H), 6.8-6.8 (m, 1H), 6.63 (dd, 2H, J=2.2, 8.2 Hz), 6.69 (t, 1H, J=54.7 Hz), 4.62 (br s, 2H), 4.53 (d, 2H, J=2.7 Hz), 3.63 (s, 3H), 3.50 (dd, 1H, J=5.2, 14.2 Hz), 3.2-3.3 (m, 3H), 3.12 (dd, 1H, J=9.2, 14.0 Hz), 2.43 (dt, 2H, J=4.0, 7.5 Hz), 1.3-1.4 (m, 1H), 1.0-1.0 (m, 1H)
【0145】
実施例8:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(5-クロロ-3-フルオロピリジン-2-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0146】
【化54】
【0147】
カップリングパートナーとして2-ブロモ-5-クロロ-3-フルオロピリジンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(5-クロロ-3-フルオロピリジン-2-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Bを使用して分析した:保持時間=1.58分;観測されたイオン=932.1(M-H)。1H NMR (メタノール-d4, 500 MHz) Shift 8.68 (dd, 1H, J=1.0, 1.9 Hz), 8.48 (t, 1H, J=1.3 Hz), 8.41 (d, 1H, J=8.2 Hz), 8.26 (td, 1H, J=1.5, 8.3 Hz), 8.03 (dd, 1H, J=1.9, 10.9 Hz), 7.32 (d, 1H, J=8.0 Hz), 7.24 (d, 1H, J=7.7 Hz), 6.6-6.8 (m, 4H), 4.8-4.8 (m, 1H), 4.54 (d, 2H, J=4.2 Hz), 3.64 (s, 3H), 3.50 (dd, 1H, J=5.1, 14.0 Hz), 3.2-3.3 (m, 3H), 3.12 (dd, 1H, J=9.2, 14.0 Hz), 2.4-2.5 (m, 2H), 1.3-1.4 (m, 1H), 1.0-1.0 (m, 1H)
【0148】
実施例9:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(2-(メチルスルホニル)ピリミジン-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0149】
【化55】
【0150】
カップリングパートナーとして4-クロロ-2-(メチルスルホニル)ピリミジンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(2-(メチルスルホニル)ピリミジン-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Bを使用して分析した:保持時間=1.33分;観測されたイオン=961.2(M+H)。1H NMR (メタノール-d4, 500 MHz) Shift 9.18 (d, 1H, J=5.4 Hz), 8.83 (d, 1H, J=0.9 Hz), 8.57 (s, 1H), 8.5-8.5 (m, 3H), 7.32 (d, 1H, J=7.7 Hz), 7.25 (d, 1H, J=8.0 Hz), 6.6-6.8 (m, 4H), 4.54 (d, 2H, J=3.3 Hz), 3.64 (s, 3H), 3.5-3.5 (m, 4H), 3.26 (s, 3H), 3.14 (dd, 1H, J=9.2, 14.0 Hz), 2.4-2.5 (m, 2H), 1.37 (br d, 1H, J=6.0 Hz), 1.00 (br dd, 1H, J=1.8, 3.6 Hz)
【0151】
実施例10:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(3-クロロ-5-フルオロピリジン-2-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0152】
【化56】
【0153】
カップリングパートナーとして2-ブロモ-3-クロロ-5-フルオロピリジンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(3-クロロ-5-フルオロピリジン-2-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Bを使用して分析した:保持時間=1.52分;観測されたイオン=934.3(M-H)。1H NMR (メタノール-d4, 500 MHz) Shift 8.67 (d, 1H, J=2.7 Hz), 8.40 (d, 1H, J=8.0 Hz), 8.20 (s, 1H), 8.0-8.1 (m, 1H), 7.95 (dd, 1H, J=1.8, 8.3 Hz), 7.32 (d, 1H, J=8.0 Hz), 7.24 (d, 1H, J=7.7 Hz), 6.79 (br t, 1H, J=2.4 Hz), 6.63 (dd, 2H, J=2.2, 8.2 Hz), 6.69 (br t, 1H, J=54.7 Hz), 4.8-4.9 (m, 1H), 4.53 (d, 2H, J=3.6 Hz), 3.65 (s, 3H), 3.4-3.5 (m, 1H), 3.2-3.3 (m, 3H), 3.11 (dd, 1H, J=9.2, 14.0 Hz), 2.43 (br dd, 2H, J=3.3, 6.9 Hz), 1.36 (s, 1H), 1.0-1.0 (m, 1H)
【0154】
実施例11:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(2-シアノピリミジン-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0155】
【化57】
【0156】
カップリングパートナーとして4-クロロピリミジン-2-カルボニトリルを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(2-シアノピリミジン-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Bを使用して分析した:保持時間=1.44分;観測されたイオン=906.3(M-H)。1H NMR (メタノール-d4, 500 MHz) Shift 9.10 (d, 1H, J=5.4 Hz), 8.76 (s, 1H), 8.4-8.5 (m, 3H), 7.32 (d, 1H, J=7.7 Hz), 7.25 (d, 1H, J=7.7 Hz), 6.8-6.8 (m, 1H), 6.64 (dd, 2H, J=2.2, 8.2 Hz), 6.70 (br t, 1H, J=54.7 Hz), 4.8-4.9 (m, 1H), 4.54 (d, 2H, J=3.9 Hz), 3.64 (s, 3H), 3.5-3.5 (m, 1H), 3.25 (s, 3H), 3.14 (dd, 1H, J=9.4, 14.2 Hz), 2.4-2.5 (m, 2H), 1.37 (s, 1H), 1.0-1.0 (m, 1H)
【0157】
実施例12:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(4-シアノ-6-メチルピリミジン-2-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0158】
【化58】
【0159】
カップリングパートナーとして2-クロロ-6-メチルピリミジン-4-カルボニトリルを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(4-シアノ-6-メチルピリミジン-2-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Bを使用して分析した:保持時間=1.51分;観測されたイオン=920.4(M-H)。1H NMR (メタノール-d4, 500 MHz) Shift 9.0-9.0 (m, 1H), 8.7-8.7 (m, 1H), 8.43 (d, 1H, J=8.8 Hz), 7.86 (s, 1H), 7.33 (d, 1H, J=7.7 Hz), 7.26 (d, 1H, J=8.0 Hz), 6.6-6.8 (m, 4H), 4.8-4.9 (m, 1H), 4.5-4.6 (m, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.51 (dd, 1H, J=4.8, 14.0 Hz), 3.26 (s, 3H), 3.13 (dd, 1H, J=9.2, 14.0 Hz), 2.79 (s, 3H), 2.44 (br d, 2H, J=12.5 Hz), 1.37 (br dd, 1H, J=1.5, 6.9 Hz), 1.02 (td, 1H, J=2.0, 3.7 Hz)
【0160】
実施例16:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(2-メトキシ-6-メチルピリミジン-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0161】
【化59】
【0162】
カップリングパートナーとして4-クロロ-2-メトキシ-6-メチルピリミジンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(2-メトキシ-6-メチルピリミジン-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Bを使用して分析した:保持時間=1.46分;観測されたイオン=927.4(M+H)。1H NMR (メタノール-d4, 500 MHz) Shift 8.70 (s, 1H), 8.4-8.4 (m, 2H), 7.74 (s, 1H), 7.32 (d, 1H, J=7.7 Hz), 7.24 (d, 1H, J=7.7 Hz), 6.80 (br t, 1H, J=2.4 Hz), 6.70 (br t, 1H, J=54.8 Hz), 6.64 (dd, 2H, J=2.4, 8.0 Hz), 4.8-4.9 (m, 1H), 4.54 (d, 2H, J=3.3 Hz), 4.18 (s, 3H), 3.63 (s, 3H), 3.51 (dd, 1H, J=4.8, 14.0 Hz), 3.2-3.3 (m, 3H), 3.13 (dd, 1H, J=9.4, 14.2 Hz), 2.62 (s, 3H), 2.43 (br dd, 2H, J=4.0, 6.4 Hz), 1.36 (s, 1H), 1.0-1.0 (m, 1H)
【0163】
実施例17:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(5-(ジフルオロメチル)ピリジン-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0164】
【化60】
【0165】
カップリングパートナーとして3-ブロモ-5-(ジフルオロメチル)ピリジンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(5-(ジフルオロメチル)ピリジン-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Bを使用して分析した:保持時間=1.52分;観測されたイオン=932.1(M+H)。1H NMR (メタノール-d4, 500 MHz) Shift 8.6-8.7 (m, 1H), 8.4-8.4 (m, 2H), 8.28 (d, 1H, J=7.8 Hz), 8.18 (t, 1H, J=7.9 Hz), 7.79 (d, 1H, J=7.7 Hz), 7.32 (d, 1H, J=8.0 Hz), 7.23 (d, 1H, J=7.7 Hz), 6.6-7.0 (m, 5H), 4.8-4.9 (m, 1H), 4.54 (d, 2H, J=3.9 Hz), 3.64 (s, 3H), 3.51 (dd, 1H, J=5.1, 14.0 Hz), 3.26 (s, 3H), 3.14 (dd, 1H, J=9.2, 14.0 Hz), 2.44 (br dd, 2H, J=4.0, 7.6 Hz), 1.36 (s, 1H), 1.01 (br dd, 1H, J=1.9, 3.4 Hz)
【0166】
実施例18:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(3-(ジフルオロメチル)-2-フルオロフェニル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0167】
【化61】
【0168】
カップリングパートナーとして1-ブロモ-3-(ジフルオロメチル)-2-フルオロベンゼンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(3-(ジフルオロメチル)-2-フルオロフェニル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Bを使用して分析した:保持時間=1.55分;観測されたイオン=947.2(M-H)。1H NMR (メタノール-d4, 500 MHz) Shift 8.40 (d, 1H, J=8.1 Hz), 8.10 (t, 1H, J=1.5 Hz), 7.8-7.9 (m, 2H), 7.77 (t, 1H, J=6.9 Hz), 7.53 (t, 1H, J=7.7 Hz), 7.32 (d, 1H, J=7.7 Hz), 7.24 (d, 1H, J=7.7 Hz), 7.15 (br t, 1H, J=54.7 Hz), 6.6-6.8 (m, 4H), 4.8-4.8 (m, 1H), 4.54 (d, 2H, J=4.5 Hz), 3.64 (s, 3H), 3.5-3.5 (m, 1H), 3.2-3.3 (m, 3H), 3.12 (dd, 1H, J=9.2, 14.0 Hz), 2.43 (dt, 2H, J=4.0, 7.7 Hz), 1.36 (br d, 1H, J=7.7 Hz), 1.01 (br dd, 1H, J=1.8, 3.6 Hz)
【0169】
実施例19:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(2-(メトキシメチル)フェニル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0170】
【化62】
【0171】
カップリングパートナーとして(2-(メトキシメチル)フェニル)ボロン酸を使用して、一般手順Kに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(2-(メトキシメチル)フェニル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.47分;観測されたイオン=925.8(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.35 (d, J=8.64 Hz, 1 H), 7.92 (d, J=1.19 Hz, 1 H), 7.66 - 7.73 (m, 1 H), 7.58 - 7.64 (m, 1 H), 7.49 - 7.53 (m, 2 H), 7.42 - 7.46 (m, 1 H), 7.32 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.22 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 6.54 - 6.84 (m, 4 H), 4.87 - 4.90 (m, 1 H), 4.54 (d, J=2.38 Hz, 2 H), 4.44 (s, 2 H), 3.65 (s, 3 H), 3.47 - 3.52 (m, 1 H), 3.36 (s, 3 H), 3.26 (s, 3 H), 3.11 (dd, J=14.01, 8.94 Hz, 1 H), 2.40 - 2.47 (m, 2 H), 1.35 - 1.39 (m, 1 H), 0.97 - 1.06 (m, 1 H).
【0172】
実施例20:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0173】
【化63】
【0174】
カップリングパートナーとして(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ボロン酸を使用して、一般手順Kに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.29分;観測されたイオン=885.2(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.41 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 8.02 (d, J=1.19 Hz, 1 H), 7.82 (dd, J=8.20, 1.64 Hz, 1 H), 7.63 (d, J=2.09 Hz, 1 H), 7.32 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.23 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.57 - 6.82 (m, 5 H), 4.87 - 4.88 (m, 1 H), 4.54 (d, J=4.17 Hz, 2 H), 4.05 (s, 3 H), 3.64 (s, 3 H), 3.47 - 3.51 (m, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.09 - 3.15 (m, 1 H), 2.39 - 2.47 (m, 2 H), 1.34 - 1.39 (m, 1 H), 0.98 - 1.03 (m, 1 H).
【0175】
実施例21:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(3-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0176】
【化64】
【0177】
カップリングパートナーとして2-クロロ-3-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(3-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.6分;観測されたイオン=968.2(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.57 (s, 1 H), 8.45 (d, J=8.35 Hz, 1 H), 8.29 - 8.35 (m, 1 H), 8.04 - 8.09 (m, 1 H), 7.99 - 8.02 (m, 1 H), 7.31 - 7.36 (m, 1 H), 7.26 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.55 - 6.84 (m, 4 H), 4.90 - 4.92 (m, 1 H), 4.49 - 4.62 (m, 2 H), 3.65 (s, 3 H), 3.45 - 3.53 (m, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.14 (dd, J=14.16, 9.39 Hz, 1 H), 2.39 - 2.49 (m, 2 H), 1.35 - 1.38 (m, 1 H), 0.97 - 1.04 (m, 1 H).
【0178】
実施例22:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(6-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0179】
【化65】
【0180】
カップリングパートナーとして2-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピラジンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(6-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.53分;観測されたイオン=951.2(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 9.67 (s, 1 H), 9.15 (s, 1 H), 8.66 - 8.77 (m, 1 H), 8.43 - 8.53 (m, 2 H), 7.33 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.25 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.53 - 6.87 (m, 4 H), 4.89 - 4.93 (m, 1 H), 4.49 - 4.60 (m, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.51 (dd, J=14.01, 5.07 Hz, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.14 (dd, J=14.16, 9.39 Hz, 1 H), 2.39 - 2.52 (m, 2 H), 1.33 - 1.40 (m, 1 H), 0.97 - 1.06 (m, 1 H).
【0181】
実施例23:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(3-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0182】
【化66】
【0183】
カップリングパートナーとして2-クロロ-3-(トリフルオロメチル)ピラジンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(3-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.46分;観測されたイオン=951.2(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 9.04 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 8.89 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 8.44 (d, J=8.34 Hz, 1 H), 8.07 (d, J=1.49 Hz, 1 H), 7.85 (dd, J=8.20, 1.64 Hz, 1 H), 7.30 - 7.36 (m, 1 H), 7.24 - 7.30 (m, 1 H), 6.54 - 6.83 (m, 4 H), 4.89 - 4.92 (m, 1 H), 4.47 - 4.58 (m, 2 H), 3.67 (s, 3 H), 3.46 - 3.53 (m, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.12 (dd, J=14.16, 9.39 Hz, 1 H), 2.39 - 2.48 (m, 2 H), 1.34 - 1.40 (m, 1 H), 0.98 - 1.04 (m, 1 H).
【0184】
実施例24:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(5-フルオロピリミジン-2-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0185】
【化67】
【0186】
カップリングパートナーとして2-クロロ-5-フルオロピリミジンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(5-フルオロピリミジン-2-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.48分;観測されたイオン=901.3(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.95 (s, 2 H), 8.92 (d, J=1.49 Hz, 1 H), 8.68 (dd, J=8.49, 1.64 Hz, 1 H), 8.41 (d, J=8.34 Hz, 1 H), 7.32 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.23 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.53 - 6.84 (m, 4 H), 4.89 - 4.92 (m, 1 H), 4.51 - 4.59 (m, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.48 - 3.54 (m, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.13 (dd, J=14.16, 9.09 Hz, 1 H), 2.40 - 2.50 (m, 2 H), 1.34 - 1.39 (m, 1 H), 0.96 - 1.05 (m, 1 H)
【0187】
実施例25:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(6-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0188】
【化68】
【0189】
カップリングパートナーとして4-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリミジンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(6-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.53分;観測されたイオン=951.3(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.35 - 9.00 (m, 3 H), 7.52 - 7.81 (m, 1 H), 7.29 - 7.35 (m, 1 H), 7.21 - 7.26 (m, 1 H), 6.50 - 6.85 (m, 4 H), 4.90 - 4.92 (m, 1 H), 4.50 - 4.55 (m, 2 H), 3.62 - 3.68 (m, 3 H), 3.46 - 3.56 (m, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.09 - 3.16 (m, 1 H), 2.38 - 2.49 (m, 2 H), 1.33 - 1.42 (m, 1 H), 0.99 - 1.06 (m, 1 H).
【0190】
実施例26:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(6-メチル-2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0191】
【化69】
【0192】
カップリングパートナーとして4-クロロ-6-メチル-2-(トリフルオロメチル)ピリミジンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(6-メチル-2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.56分;観測されたイオン=965.2(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.79 (t, J=1.04 Hz, 1 H), 8.47 (d, J=1.19 Hz, 2 H), 8.34 (s, 1 H), 7.30 - 7.36 (m, 1 H), 7.24 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.53 - 6.85 (m, 4 H), 4.89 - 4.92 (m, 1 H), 4.49 - 4.59 (m, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.51 (dd, J=14.01, 5.07 Hz, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.14 (dd, J=14.16, 9.39 Hz, 1 H), 2.79 (s, 3 H), 2.37 - 2.49 (m, 2 H), 1.34 - 1.39 (m, 1 H), 0.98 - 1.03 (m, 1 H).
【0193】
実施例27:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0194】
【化70】
【0195】
カップリングパートナーとして4-クロロ-2-(トリフルオロメチル)ピリミジンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.52分;観測されたイオン=951.2(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 9.16 (d, J=5.07 Hz, 1 H), 8.81 (t, J=1.19 Hz, 1 H), 8.49 (d, J=0.89 Hz, 2 H), 8.44 (d, J=5.36 Hz, 1 H), 7.33 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.25 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.56 - 6.84 (m, 4 H), 4.89 - 4.92 (m, 1 H), 4.49 - 4.59 (m, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.51 (dd, J=14.16, 4.92 Hz, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.14 (dd, J=14.16, 9.39 Hz, 1 H), 2.39 - 2.48 (m, 2 H), 1.34 - 1.41 (m, 1 H), 0.98 - 1.04 (m, 1 H).
【0196】
実施例28:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(6-(1,1-ジフルオロエチル)ピリジン-2-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0197】
【化71】
【0198】
カップリングパートナーとして2-クロロ-6-(1,1-ジフルオロエチル)ピリジンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(6-(1,1-ジフルオロエチル)ピリジン-2-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.6分;観測されたイオン=946.2(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.63 - 8.70 (m, 1 H), 8.36 - 8.45 (m, 2 H), 8.24 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 8.14 (t, J=7.90 Hz, 1 H), 7.80 (dd, J=7.90, 0.75 Hz, 1 H), 7.32 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.24 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.55 - 6.85 (m, 4 H), 4.89 - 4.92 (m, 1 H), 4.49 - 4.63 (m, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.51 (dd, J=14.01, 5.07 Hz, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.14 (dd, J=14.31, 9.24 Hz, 1 H), 2.38 - 2.48 (m, 2 H), 2.16 (t, J=18.78 Hz, 3 H), 1.34 - 1.39 (m, 1 H), 1.01 (dtd, J=5.70, 3.78, 3.78, 2.53 Hz, 1 H).
【0199】
実施例29:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-ネオペンチル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0200】
【化72】
【0201】
カップリングパートナーとして3-ブロモ-1-ネオペンチル-1H-ピラゾールを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-ネオペンチル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.6分;観測されたイオン=941.4(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 10.79 - 10.80 (m, 1 H), 8.26 - 8.34 (m, 2 H), 8.11 (dd, J=8.34, 1.49 Hz, 1 H), 7.74 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.30 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.19 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 6.89 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.56 - 6.83 (m, 4 H), 4.89 - 4.92 (m, 1 H), 4.55 (d, J=2.98 Hz, 2 H), 4.09 (s, 2 H), 3.63 (s, 3 H), 3.49 (dd, J=14.31, 5.36 Hz, 1 H), 3.25 (s, 3 H), 3.11 (dd, J=14.01, 9.24 Hz, 1 H), 2.39 - 2.49 (m, 2 H), 1.33 - 1.40 (m, 1 H), 1.06 (s, 9 H), 0.99 - 1.03 (m, 1 H).
【0202】
実施例30:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0203】
【化73】
【0204】
カップリングパートナーとして6-クロロ-3-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.61分;観測されたイオン=968.1(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.64 (d, J=1.19 Hz, 1 H), 8.50 (dd, J=8.64, 3.28 Hz, 1 H), 8.41 - 8.45 (m, 1 H), 8.34 - 8.39 (m, 1 H), 8.07 (t, J=9.39 Hz, 1 H), 7.31 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.22 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.61 - 6.84 (m, 4 H), 4.89 - 4.91 (m, 1 H), 4.55 (d, J=5.36 Hz, 2 H), 3.63 (s, 3 H), 3.50 (dd, J=14.16, 4.92 Hz, 1 H), 3.25 (s, 3 H), 3.14 (dd, J=14.16, 9.39 Hz, 1 H), 2.38 - 2.49 (m, 2 H), 1.33 - 1.39 (m, 1 H), 0.97 - 1.04 (m, 1 H).
【0205】
実施例31:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(シクロプロピルメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0206】
【化74】
【0207】
N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(トリブチルスタンニル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(65mg、0.054mmol)及び3-ブロモ-1-(シクロプロピルメチル)-1H-ピラゾール(21.52mg、0.107mmol)のトルエン(1mL)溶液をアルゴンでパージし、次いで、その溶液にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(3.76mg、5.35μmol)を加えた。混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、混合物を室温に冷却し、次いで、真空引きにより濃縮した。残留物をDCM(0.5mL)及びTFA(1mL)に溶解させ、溶液にトリフルオロメタンスルホン酸(0.05mL)を加えた。溶液を室温で15分間撹拌し、次いで、真空引きにより濃縮した。残留物をDMFに溶解させ、濾過し、HPLC精製に供して、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(シクロプロピルメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.5分;観測されたイオン=925.3(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.28 - 8.33 (m, 2 H), 8.11 (dd, J=8.34, 1.79 Hz, 1 H), 7.85 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.31 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.20 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.90 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.58 - 6.83 (m, 4 H), 4.54 (d, J=1.49 Hz, 2 H), 4.15 (d, J=6.85 Hz, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.46 - 3.53 (m, 1 H), 3.34 - 3.38 (m, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.11 (dd, J=14.01, 9.24 Hz, 1 H), 2.40 - 2.52 (m, 2 H), 1.34 - 1.46 (m, 2 H), 0.98 - 1.04 (m, 1 H), 0.66 - 0.75 (m, 2 H), 0.48 - 0.54 (m, 2 H).
【0208】
実施例32:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(5-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0209】
【化75】
【0210】
N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a、5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(50mg、0.054mmol)、5-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール(8.77mg、0.064mmol)、酢酸銅(II)(2.93mg、0.016mmol)、ホウ酸(6.64mg、0.107mmol)及び粉末状の活性化された4A分子ふるい(25mg)を装入した5mLマイクロ波に、アセトニトリル(2mL)を加えた。混合物を空気中、80℃で16時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、濾過し、濾液を真空引きにより濃縮した。残留物をHPLC精製に供して、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(5-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.55分;観測されたイオン=939.1(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.70 (dd, J=2.53, 0.75 Hz, 1 H), 8.45 (d, J=8.64 Hz, 1 H), 8.37 (d, J=2.09 Hz, 1 H), 8.18 (dd, J=8.79, 2.24 Hz, 1 H), 7.32 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.24 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.99 (d, J=2.68 Hz, 1 H), 6.54 - 6.85 (m, 4 H), 4.48 - 4.59 (m, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.50 (dd, J=14.16, 4.92 Hz, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.13 (dd, J=14.01, 9.24 Hz, 1 H), 2.38 - 2.50 (m, 2 H), 1.34 - 1.40 (m, 1 H), 0.99 - 1.04 (m, 1 H).
【0211】
実施例34:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0212】
【化76】
【0213】
カップリングパートナーとして1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを使用して、一般手順Kに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.44分;観測されたイオン=935.1(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.37 (s, 1 H), 8.28 (d, J=8.34 Hz, 1 H), 8.17 (d, J=0.60 Hz, 1 H), 8.08 (d, J=1.79 Hz, 1 H), 7.90 (dd, J=8.34, 1.49 Hz, 1 H), 7.30 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.18 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.58 - 6.83 (m, 4 H), 6.16 - 6.42 (m, 1 H), 4.84 - 4.86 (m, 1 H), 4.69 (td, J=14.31, 3.87 Hz, 2 H), 4.53 (s, 2 H), 3.63 (s, 3 H), 3.45 - 3.53 (m, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.11 (dd, J=14.01, 9.24 Hz, 1 H), 2.43 (ddd, J=11.18, 7.60, 4.17 Hz, 2 H), 1.34 - 1.40 (m, 1 H), 0.99 - 1.04 (m, 1 H).
【0214】
実施例35:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0215】
【化77】
【0216】
カップリングパートナーとして1-(ジフルオロメチル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを使用して、一般手順Kに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.45分;観測されたイオン=921.2(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.34 (s, 1 H), 8.32 (d, J=8.64 Hz, 1 H), 8.16 (d, J=1.49 Hz, 1 H), 7.97 (dd, J=8.34, 1.79 Hz, 1 H), 7.47 - 7.76 (m, 1 H), 7.31 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.18 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 6.56 - 6.85 (m, 4 H), 4.52 (s, 2 H), 3.63 (s, 3 H), 3.45 - 3.53 (m, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.12 (dd, J=14.01, 9.24 Hz, 1 H), 2.43 (ddd, J=11.33, 7.60, 4.02 Hz, 2 H), 1.34 - 1.41 (m, 1 H), 0.97 - 1.05 (m, 1 H).
【0217】
実施例36:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(2-メチルベンゾ[d]チアゾール-5-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0218】
【化78】
【0219】
カップリングパートナーとして(2-メチルベンゾ[d]チアゾール-5-イル)ボロン酸を使用して、一般手順Kに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(2-メチルベンゾ[d]チアゾール-5-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.59分;観測されたイオン=952.1(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.40 (d, J=8.34 Hz, 1 H), 8.34 (d, J=1.79 Hz, 1 H), 8.22 (d, J=1.79 Hz, 1 H), 8.14 (d, J=8.34 Hz, 1 H), 8.04 (dd, J=8.34, 1.79 Hz, 1 H), 7.89 (dd, J=8.34, 1.79 Hz, 1 H), 7.32 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.22 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.55 - 6.84 (m, 4 H), 4.89 - 4.92 (m, 1 H), 4.51 - 4.61 (m, 2 H), 3.65 (s, 3 H), 3.51 (dd, J=14.01, 5.07 Hz, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.14 (dd, J=14.01, 9.24 Hz, 1 H), 2.92 (s, 3 H), 2.43 (ddd, J=11.62, 7.75, 4.17 Hz, 2 H), 1.34 - 1.39 (m, 1 H), 0.97 - 1.04 (m, 1 H).
【0220】
実施例37:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(4-(1,1-ジフルオロエチル)ピリジン-2-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0221】
【化79】
【0222】
カップリングパートナーとして2-クロロ-4-(1,1-ジフルオロエチル)ピリジンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(4-(1,1-ジフルオロエチル)ピリジン-2-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.56分;観測されたイオン=946.3(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.88 (d, J=5.07 Hz, 1 H), 8.55 (d, J=1.49 Hz, 1 H), 8.39 - 8.44 (m, 1 H), 8.34 (dd, J=8.34, 1.79 Hz, 1 H), 8.21 (s, 1 H), 7.64 (dd, J=5.07, 1.49 Hz, 1 H), 7.15 - 7.35 (m, 2 H), 6.58 - 6.81 (m, 4 H), 4.53 (d, J=2.98 Hz, 2 H), 3.61 (s, 3 H), 3.49 (dd, J=14.16, 5.22 Hz, 1 H), 3.22 (s, 3 H), 3.11 (dd, J=14.01, 9.24 Hz, 1 H), 2.37 - 2.46 (m, 2 H), 2.05 (t, J=18.63 Hz, 3 H), 1.32 - 1.37 (m, 1 H), 0.97 - 1.02 (m, 1 H).
【0223】
実施例38:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(4-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0224】
【化80】
【0225】
N-((S)-1-(3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(40mg、0.043mmol)、4-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール(7.01mg、0.052mmol)、酢酸銅(II)(2.341mg、0.013mmol)、ホウ酸(5.31mg、0.086mmol)及び粉末状の活性化された4A分子ふるい(25mg)を装入した5mLマイクロ波バイアルに、アセトニトリル(2mL)を加えた。混合物を空気中、80℃で16時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、濾過し、濾液を真空引きにより濃縮した。残留物をDMF(2mL)に溶解させ、濾過し、濾液をHPLC精製に供して、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(4-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.54分;観測されたイオン=939.2(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 9.09 (s, 1 H), 8.41 (d, J=8.64 Hz, 1 H), 8.37 (d, J=2.09 Hz, 1 H), 8.13 - 8.18 (m, 2 H), 7.29 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.20 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.53 - 6.81 (m, 4 H), 4.50 (d, J=2.09 Hz, 2 H), 3.61 (s, 3 H), 3.48 (dd, J=14.01, 5.07 Hz, 1 H), 3.23 (s, 3 H), 3.10 (dd, J=13.86, 9.39 Hz, 1 H), 2.37 - 2.45 (m, 2 H), 1.32 - 1.37 (m, 1 H), 0.96 - 1.01 (m, 1 H).
【0226】
実施例39:N-((S)-1-(7-(4-アセチルピリミジン-2-イル)-(3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0227】
【化81】
【0228】
カップリングパートナーとして1-(2-クロロピリミジン-4-イル)エタン-1-オンを使用して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-(7-(4-アセチルピリミジン-2-イル)-(3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.49分;観測されたイオン=925.4(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 9.24 (d, J=5.07 Hz, 1 H), 9.03 - 9.08 (m, 1 H), 8.81 (dd, J=8.35, 1.49 Hz, 1 H), 8.46 (dd, J=8.34, 0.60 Hz, 1 H), 7.96 (d, J=5.07 Hz, 1 H), 7.22 - 7.34 (m, 2 H), 6.57 - 6.84 (m, 4 H), 4.57 (d, J=5.66 Hz, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.51 (dd, J=14.16, 4.92 Hz, 1 H), 3.25 (s, 3 H), 3.15 (dd, J=13.86, 9.39 Hz, 1 H), 2.89 (s, 3 H), 2.39 - 2.47 (m, 2 H), 1.33 - 1.40 (m, 1 H), 0.98 - 1.04 (m, 1 H).
【0229】
実施例40:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0230】
【化82】
【0231】
カップリングパートナーとして1-シクロプロピル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを使用して、一般手順Kに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.48分;観測されたイオン=911.4(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.34 (s, 1 H), 8.19 - 8.27 (m, 1 H), 7.99 - 8.08 (m, 2 H), 7.86 (dd, J=8.20, 1.64 Hz, 1 H), 7.27 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.14 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.54 - 6.83 (m, 4 H), 4.50 (s, 2 H), 3.73 - 3.79 (m, 1 H), 3.60 (s, 3 H), 3.43 - 3.50 (m, 1 H), 3.22 (s, 3 H), 3.08 (dd, J=13.86, 9.39 Hz, 1 H), 2.35 - 2.46 (m, 2 H), 1.33 - 1.37 (m, 1 H), 1.18 - 1.22 (m, 2 H), 1.08 - 1.14 (m, 2 H), 0.95 - 1.02 (m, 1 H).
【0232】
実施例41の調製:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0233】
【化83】
【0234】
カップリングパートナーとして4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾールを使用して、一般手順Kに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.47分;観測されたイオン=953(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.41 (s, 1 H), 8.25 - 8.30 (m, 1 H), 8.18 (d, J=0.60 Hz, 1 H), 8.07 (d, J=1.19 Hz, 1 H), 7.89 (dd, J=8.34, 1.79 Hz, 1 H), 7.14 - 7.31 (m, 2 H), 6.51 - 6.82 (m, 4 H), 5.02 - 5.09 (m, 2 H), 4.50 (s, 2 H), 3.61 (s, 3 H), 3.44 - 3.51 (m, 1 H), 3.23 (s, 3 H), 3.09 (dd, J=13.86, 9.09 Hz, 1 H), 2.36 - 2.46 (m, 2 H), 1.32 - 1.37 (m, 1 H), 0.96 - 1.03 (m, 1 H).
【0235】
実施例42:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2-フルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0236】
【化84】
【0237】
カップリングパートナーとして1-(2-フルオロエチル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを使用して、一般手順Kに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2-フルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.39分;観測されたイオン=917.4(M+H)。カラム:Waters XSelect CSH C18、19×100mm、5μm粒子;溶媒A=0.1%ギ酸の100%水溶液。溶媒B=アセトニトリル。流速=40mL/分。開始%B=49。最終%B=69。グラジエント時間=6分、次いで、98%Bで2分保持。波長=215及び254nm。ESI+範囲:150~2000ダルトン。サンプルを開始B%で1分間ロードした。
【0238】
実施例43:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0239】
【化85】
【0240】
カップリングパートナーとして1-シクロプロピル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾールを使用して、一般手順Kに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.45分;観測されたイオン=911.4(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.28 - 8.42 (m, 1 H), 8.14 (d, J=1.19 Hz, 1 H), 7.93 (dd, J=8.34, 1.79 Hz, 1 H), 7.56 (d, J=1.79 Hz, 1 H), 7.26 - 7.33 (m, 1 H), 7.22 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 6.71 (s, 5 H), 4.51 (d, J=1.79 Hz, 2 H), 3.80 - 3.90 (m, 1 H), 3.62 (s, 3 H), 3.42 - 3.50 (m, 1 H), 3.23 (s, 3 H), 3.09 (dd, J=14.01, 9.24 Hz, 1 H), 2.35 - 2.47 (m, 2 H), 1.31 - 1.38 (m, 1 H), 1.01 - 1.10 (m, 4 H), 0.96 - 1.00 (m, 1 H).
【0241】
実施例44:N-((S)-1-(7-(ベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-(3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0242】
【化86】
【0243】
カップリングパートナーとしてベンゾ[d]チアゾール-6-イルボロン酸を使用して、一般手順Kに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-(7-(ベンゾ[d]チアゾール-6-イル)-(3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.5分;観測されたイオン=938.3(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 9.35 (s, 1 H), 8.57 (d, J=1.49 Hz, 1 H), 8.39 (d, J=8.34 Hz, 1 H), 8.21 - 8.28 (m, 2 H), 8.04 (ddd, J=8.49, 4.62, 1.79 Hz, 2 H), 7.16 - 7.31 (m, 2 H), 6.55 - 6.83 (m, 4 H), 4.52 (d, J=2.98 Hz, 2 H), 3.62 (s, 3 H), 3.46 - 3.53 (m, 1 H), 3.23 (s, 3 H), 3.11 (dd, J=14.01, 9.24 Hz, 1 H), 2.35 - 2.48 (m, 2 H), 1.31 - 1.36 (m, 1 H), 0.96 - 1.03 (m, 1 H).
【0244】
実施例45:N-((S)-1-(7-(ベンゾ[d]チアゾール-5-イル)-(3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0245】
【化87】
【0246】
カップリングパートナーとしてベンゾ[d]チアゾール-5-イルボロン酸を使用して、一般手順Kに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-(7-(ベンゾ[d]チアゾール-5-イル)-(3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.53分;観測されたイオン=938.4(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 9.37 (s, 1 H), 8.51 (d, J=1.49 Hz, 1 H), 8.40 (d, J=8.64 Hz, 1 H), 8.28 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 8.24 (d, J=1.49 Hz, 1 H), 8.06 (dd, J=8.34, 1.79 Hz, 1 H), 7.98 (dd, J=8.34, 1.79 Hz, 1 H), 7.19 - 7.33 (m, 2 H), 6.56 - 6.81 (m, 4 H), 4.53 (d, J=4.17 Hz, 2 H), 3.62 (s, 3 H), 3.49 (dd, J=14.16, 4.92 Hz, 1 H), 3.23 (s, 3 H), 3.09 - 3.15 (m, 1 H), 2.37 - 2.46 (m, 2 H), 1.32 - 1.37 (m, 1 H), 0.96 - 1.03 (m, 1 H).
【0247】
実施例46:N-((S)-1-(7-(ベンゾ[d]オキサゾール-5-イル)-(3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0248】
【化88】
【0249】
カップリングパートナーとしてベンゾ[d]オキサゾール-5-イルボロン酸を使用して、一般手順Kに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-(7-(ベンゾ[d]オキサゾール-5-イル)-(3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.48分;観測されたイオン=922.3(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.59 (s, 1 H), 8.38 (d, J=8.34 Hz, 1 H), 8.18 (dd, J=12.67, 1.64 Hz, 2 H), 8.00 (dd, J=8.20, 1.94 Hz, 1 H), 7.91 - 7.95 (m, 1 H), 7.84 - 7.89 (m, 1 H), 7.30 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.20 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.56 - 6.81 (m, 5 H), 4.49 - 4.57 (m, 2 H), 3.62 (s, 3 H), 3.49 (dd, J=14.01, 5.07 Hz, 1 H), 3.23 (s, 3 H), 3.11 (dd, J=13.71, 9.24 Hz, 1 H), 2.36 - 2.47 (m, 2 H), 1.32 - 1.37 (m, 1 H), 0.96 - 1.01 (m, 1 H).
【0250】
実施例47:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0251】
【化89】
【0252】
カップリングパートナーとして2,2,3,3-テトラフルオロプロピルトリフルオロメタンスルホナートを使用して、一般手順Mに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.48分;観測されたイオン=985.4(M+H)1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.30 - 8.37 (m, 2 H), 8.15 (dd, J=8.34, 1.79 Hz, 1 H), 7.90 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.31 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.21 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.01 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.59 - 6.83 (m, 4 H), 6.16 - 6.42 (m, 1 H), 4.96 - 5.02 (m, 2 H), 4.50 - 4.59 (m, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.49 (dd, J=14.01, 5.07 Hz, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.12 (dd, J=14.01, 9.24 Hz, 1 H), 2.37 - 2.48 (m, 2 H), 1.34 - 1.40 (m, 1 H), 0.98 - 1.05 (m, 1 H).
【0253】
実施例48:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0254】
【化90】
【0255】
カップリングパートナーとして2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピルトリフルオロメタンスルホナートを使用して、一般手順Mに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.54分;観測されたイオン=1003.4(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.30 - 8.36 (m, 2 H), 8.11 - 8.17 (m, 1 H), 7.93 (d, J=2.68 Hz, 1 H), 7.31 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.21 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.03 (d, J=2.68 Hz, 1 H), 6.59 - 6.82 (m, 4 H), 5.16 (t, J=14.60 Hz, 2 H), 4.50 - 4.59 (m, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.49 (dd, J=13.86, 4.92 Hz, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.12 (dd, J=14.01, 9.24 Hz, 1 H), 2.38 - 2.49 (m, 2 H), 1.34 - 1.40 (m, 1 H), 0.98 - 1.05 (m, 1 H).
【0256】
実施例49:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2,2-ジフルオロブチル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0257】
【化91】
【0258】
カップリングパートナーとして2,2-ジフルオロブチルトリフルオロメタンスルホナートを使用して、一般手順Mに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2,2-ジフルオロブチル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.52分;観測されたイオン=963.4(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.30 - 8.34 (m, 2 H), 8.13 (dd, J=8.34, 1.49 Hz, 1 H), 7.84 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.31 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.21 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 6.98 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.59 - 6.82 (m, 4 H), 4.72 (t, J=12.96 Hz, 2 H), 4.50 - 4.58 (m, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.49 (dd, J=14.01, 5.07 Hz, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.12 (dd, J=14.01, 9.24 Hz, 1 H), 2.39 - 2.48 (m, 2 H), 1.89 - 2.01 (m, 2 H), 1.34 - 1.40 (m, 1 H), 1.14 (t, J=7.45 Hz, 3 H), 0.99 - 1.05 (m, 1 H).
【0259】
実施例50:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1-(3,3,3-トリフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0260】
【化92】
【0261】
カップリングパートナーとして3,3,3-トリフルオロプロピルトリフルオロメタンスルホナートを使用して、一般手順Mに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1-(3,3,3-トリフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.49分;観測されたイオン=967(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.30 - 8.34 (m, 2 H), 8.10 - 8.15 (m, 1 H), 7.84 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.31 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.21 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.91 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.59 - 6.84 (m, 4 H), 4.57 (t, J=7.00 Hz, 2 H), 4.54 (d, J=3.28 Hz, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.49 (dd, J=14.16, 5.22 Hz, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.09 - 3.14 (m, 1 H), 2.90 - 3.00 (m, 2 H), 2.38 - 2.50 (m, 2 H), 1.34 - 1.40 (m, 1 H), 0.98 - 1.05 (m, 1 H).
【0262】
実施例51:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(3-フルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0263】
【化93】
【0264】
カップリングパートナーとして3-フルオロプロピルトリフルオロメタンスルホナートを使用して、一般手順Mに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(3-フルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.44分;観測されたイオン=931(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.30 - 8.35 (m, 2 H), 8.13 (dd, J=8.34, 1.79 Hz, 1 H), 7.83 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.32 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.21 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.93 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.60 - 6.83 (m, 4 H), 4.60 (d, J=5.07 Hz, 2 H), 4.51 - 4.55 (m, 4 H), 3.64 (s, 3 H), 3.50 (dd, J=14.01, 5.07 Hz, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.10 - 3.14 (m, 1 H), 2.40 - 2.48 (m, 2 H), 1.33 - 1.40 (m, 1 H), 0.98 - 1.05 (m, 1 H).
【0265】
実施例52:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(3,3-ジフルオロブチル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0266】
【化94】
【0267】
カップリングパートナーとして3,3-ジフルオロブチルトリフルオロメタンスルホナートを使用して、一般手順Mに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(3,3-ジフルオロブチル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.53分;観測されたイオン=963.4(M+H)。カラム:Waters XSelect CSH C18、19×100mm、5μm粒子;溶媒A=0.1%ギ酸(100%水溶液中)。溶媒B=アセトニトリル。流速=40mL/分。開始%B=56.6。最終%B=76.6。グラジエント時間=6分、次いで、98%Bで2分保持。波長=215及び254nm。ESI+範囲:150~2000ダルトン。サンプルを開始B%で1分間ロードした。
【0268】
実施例53:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1-(4,4,4-トリフルオロブチル)-1H-ピラゾール-3-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0269】
【化95】
【0270】
カップリングパートナーとして4,4,4-トリフルオロブチルトリフルオロメタンスルホナートを使用して、一般手順Mに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1-(4,4,4-トリフルオロブチル)-1H-ピラゾール-3-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.55分;観測されたイオン=981.4(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.30 - 8.34 (m, 2 H), 8.12 (dd, J=8.49, 1.64 Hz, 1 H), 7.81 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.31 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.21 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.92 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.61 - 6.82 (m, 4 H), 4.49 - 4.59 (m, 2 H), 4.38 (t, J=6.26 Hz, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.50 (dd, J=14.31, 5.07 Hz, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.13 (dd, J=13.56, 4.32 Hz, 1 H), 2.39 - 2.47 (m, 2 H), 2.20 - 2.30 (m, 4 H), 1.34 - 1.39 (m, 1 H), 0.99 - 1.04 (m, 1 H).
【0271】
実施例54:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1-(2-(トリフルオロメトキシ)エチル)-1H-ピラゾール-3-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0272】
【化96】
【0273】
カップリングパートナーとして2-(トリフルオロメトキシ)エチルトリフルオロメタンスルホナートを使用して、一般手順Mに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1-(2-(トリフルオロメトキシ)エチル)-1H-ピラゾール-3-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.5分;観測されたイオン=983.4(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.30 - 8.35 (m, 2 H), 8.13 (dd, J=8.34, 1.79 Hz, 1 H), 7.83 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.32 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.21 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.93 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.60 - 6.83 (m, 4 H), 4.60 (d, J=5.07 Hz, 2 H), 4.51 - 4.55 (m, 4 H), 3.64 (s, 3 H), 3.50 (dd, J=14.01, 5.07 Hz, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.10 - 3.14 (m, 1 H), 2.40 - 2.48 (m, 2 H), 1.33 - 1.40 (m, 1 H), 0.98 - 1.05 (m, 1 H).
【0274】
3-ブロモ-1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-1H-ピラゾールの調製
【0275】
【化97】
【0276】
3-ブロモ-1H-ピラゾール(1g、6.80mmol)及び2,2,3,3-テトラフルオロプロピルトリフルオロメタンスルホネート(1.977g、7.48mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)(30mL)溶液に、KCO(1.410g、10.21mmol)を加え、得られた混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を水で希釈し、次いで、エーテルで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、3-ブロモ-1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-1H-ピラゾール(1.5g、84%収率)を淡黄色の液体として得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.43 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.40 (d, J=2.68 Hz, 1 H), 5.68 - 6.04 (m, 1 H), 4.66 (tt, J=13.30, 1.30 Hz, 2 H).
【0277】
1-(2,2-ジフルオロプロピル)-3-(トリブチルスタンニル)-1H-ピラゾールの調製
【0278】
【化98】
【0279】
Ar下で、3-ブロモ-1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-1H-ピラゾール(1.6g、6.13mmol)、1,1,1,2,2,2-ヘキサブチルジスタンナン(6.20mL、12.26mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.708g、0.613mmol)を装入した密閉チューブに、トルエン(30mL)を加えた。混合物を脱気し(短時間の高真空、次いで、Arを再充填)、次いで、110℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、次いで、EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機相を減圧下でセライト上に濃縮し、得られた粉末を、0-15% EtOAcのヘキサン溶液で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、表題化合物1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-3-(トリブチルスタンニル)-1H-ピラゾール(600mg、21%収率)を、トリフェニルホスフィンで汚染された透明な粘稠性の油状物として得た。LCMSの方法:カラム=Acquity UPLC BEH C18、2.1×100mm、1.7μm粒子;溶媒A=0.1%ギ酸(95:5 水:MeCN中);溶媒B=0.1%ギ酸(5:95 水:MeCN中);流速=0.8mL/分;グラジエントプロファイル(時間/%B)=0分/0%、3.5分/100%、5.5分/100%;検出波長=220及び254nm。LCMSの結果:保持時間=4.02分;m/z=473.05[M+H]。生成物をさらに精製することなく、その後の化学工程に使用した。
【0280】
1-(2,2-ジフルオロプロピル)-3-(トリブチルスタンニル)-1H-ピラゾールの調製
【0281】
【化99】
【0282】
Ar下で、3-ブロモ-1-(2,2-ジフルオロプロピル)-1H-ピラゾール(370mg、1.644mmol)、1,1,1,2,2,2-ヘキサブチルジスタンナン(1.662mL、3.29mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(190mg、0.164mmol)を装入した密閉チューブに、トルエン(10mL)を加えた。反応溶液をArで脱気し、次いで、110℃で一晩撹拌した。反応溶液を室温に冷却した。溶液をEtOAcで希釈し、水、次いで、ブラインで洗浄した。有機相を減圧下でセライト上に濃縮し、得られた粉末を、0-15%酢酸エチルのヘキサン溶液で溶出するシリカゲルクロマトグラフィー(40gカラム)に供して、1-(2,2-ジフルオロプロピル)-3-(トリブチルスタンニル)-1H-ピラゾール(320mg、45%収率)を、トリフェニルホスフィンで汚染された透明な粘稠性の油状物として得た。生成物を、さらに精製することなく、その後の化学工程に使用した。
【0283】
(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-(1-(2,2-ジフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドの調製
【0284】
【化100】
【0285】
(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-ブロモ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(400mg、0.627mmol)、1-(2,2-ジフルオロプロピル)-3-(トリブチルスタンニル)-1H-ピラゾール(409mg、0.941mmol)及びヨウ化銅(I)(11.94mg、0.063mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)(5mL)混合液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(72.5mg、0.063mmol)を加えた。次いで、混合物を脱気し(短時間の高真空、次いで、Arを再充填)、100℃で16時間加熱した。室温まで冷却した後、水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥(NaSO)させ、濾過し、濾液を真空引きにより濃縮した。残留物を、5-100% EtOAcのヘキサン溶液で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、表題化合物(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-(1-(2,2-ジフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(220mg、50%収率)を淡黄色の固体として得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.23 (br d, J=11.62 Hz, 2 H), 8.10 (br d, J=8.34 Hz, 1 H), 7.92 - 7.98 (m, 1 H), 7.60 - 7.67 (m, 1 H), 7.54 - 7.58 (m, 1 H), 7.35 (s, 2 H), 7.13 (d, J=2.09 Hz, 1 H), 7.02 (br t, J=9.39 Hz, 1 H), 6.76 (br d, J=6.85 Hz, 2 H), 4.79 (br t, J=13.41 Hz, 2 H), 3.70 (s, 3 H), 3.53 - 3.59 (m, 1 H), 3.23 (s, 3 H), 2.85 (br dd, J=13.41, 8.34 Hz, 1 H), 1.70 (t, J=19.07 Hz, 3 H).LCMSの方法:カラム=Acquity UPLC BEH C18、2.1×100mm、1.7μm粒子;溶媒A=0.1%ギ酸(95:5 水:MeCN中);溶媒B=0.1%ギ酸(5:95 水:MeCN中);流速=0.8mL/分;グラジエントプロファイル(時間/%B)=0分/0%、3.5分/100%、4.5分/100%;検出波長=220及び254nm。LCMSの結果:保持時間=2.20分;m/z=703.05[M+H]
【0286】
(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-4-オキソ-7-(1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)キナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドの調製
【0287】
【化101】
【0288】
(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-ブロモ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(500mg、0.784mmol)、1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-3-(トリブチルスタンニル)-1H-ピラゾール(554mg、1.176mmol)及びヨウ化銅(I)(14.93mg、0.078mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)(5mL)混合液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(91mg、0.078mmol)を加えた。混合物を脱気し(短時間の高真空、次いで、Arを再充填)、次いで、100℃で16時間加熱した。室温まで冷却した後、水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濾液を真空引きにより濃縮した。得られた残留物を、5-100% EtOAcのヘキサン溶液で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、表題化合物(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-4-オキソ-7-(1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)キナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(220mg、38%収率)を淡黄色の固体として得た。LCMSの方法:カラム=Acquity UPLC BEH C18、2.1×100mm、1.7μm粒子;溶媒A=0.1%ギ酸(95:5 水:MeCN中);溶媒B=0.1%ギ酸(5:95 水:MeCN中);流速=0.8mL/分;グラジエントプロファイル(時間/%B)=0分/0%、3.5分/100%、4.5分/100%;検出波長=220及び254nm。LCMSの結果:保持時間=2.37分;m/z=739.15[M+H]
【0289】
N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-7-(5-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0290】
【化102】
【0291】
N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(300mg、0.299mmol)、(5-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)ボロン酸(113mg、0.896mmol)及びKPO(190mg、0.896mmol)のテトラヒドロフラン(THF)(4mL)/水(1.000mL)溶液に、ジクロロ[9,9-ジメチル-4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン]パラジウム(II)(22.58mg、0.030mmol)を加え、得られた混合物を50℃で2時間加熱した。次いで、混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(5-100% EtOACのヘキサン溶液)に供して、N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-7-(5-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(240mg、0.239mmol、80%収率)を得た。LCMSの方法:カラム=Acquity UPLC BEH C18、2.1×100mm、1.7pμm粒子;溶媒A=0.1%v/vギ酸を含む(95:5 水:MeCN);溶媒B=0.1%v/vギ酸を含む(5:95 水:MeCN);流速=0.80mL/分;グラジエントプロファイル(時間/%B)=0分/0%、3.5分/100%、4.5分/100%;検出波長=220及び254nm。LC/MSの結果:保持時間=3.74分;m/z=1005.14[M+H]
【0292】
N-(7-アミノ-4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-1H-インダゾール-3-イル)-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミドの調製
合成スキーム:
【0293】
【化103】
【0294】
工程1:4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-アミンの調製
【0295】
【化104】
【0296】
0℃で、4-クロロ-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-アミン(12g、56.4mmol)のDMF(10mL)撹拌溶液に、炭酸セシウム(92g、282mmol)、次いで、1-ブロモ-3-フルオロプロパン(6.37mL、67.7mmol)を加えた。反応塊を27℃に加温し、18時間撹拌した。反応の進行をTLC(SiO、50% EtOAc/Pet.Rf=0.7)でモニターした。完了後、反応混合物を水(500mL)で希釈し、EtOAc(2×500mL)で抽出した。合わせた有機物を水(500mL)、次いで、ブライン(200mL)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗製物(18g)を黄色の半固体として得た。10-50% EtOAc/Petで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより、この物質を精製して、4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-アミンを赤色の固体(6g、39%収率)として得た。1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.07 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.81 (s, 2H), 4.45 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 4.34-4.26 (m, 3H), 2.13-1.99 (m, 2H).LCMSの方法:カラム=Acquity BEH C18(50mm×2.1mm、1.7μm粒子);移動相A=0.05%ギ酸水溶液;移動相B=0.05%ギ酸のアセトニトリル溶液;グラジエントプロファイル(時間(分)/%B):0/3、0.4/3、2.5/98、3.4/98、3.5/3、4/3;カラム温度=35℃;流速=0.6mL/分。LCMSの結果:保持時間=1.80分;観測されたイオン=273.00(M+H);LCMS純度=99%。
【0297】
工程2:2-アミノ-6-(3,3,3-トリフルオロプロポキシ)ニコチン酸の調製
【0298】
【化105】
【0299】
0℃で、4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-アミン(6g、22.01mmol)のDCM(200mL)撹拌溶液に、トリエチルアミン(9.20mL、66.0mmol)、次いで、メタンスルホニルクロリド(4.29mL、55.0mmol)を加えた。反応塊を27℃に加温し、2時間撹拌した。反応の進行をTLC(SiO、50% EtOAc/Pet.Rf=0.8)でモニターした。完了後、反応混合物を水(100mL)で希釈し、DCM(2×200mL)で抽出した。合わせた有機物を水(100mL)、次いで、ブライン(100mL)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、N-(4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-イル)-N-(メチルスルホニル)メタンスルホンアミドを淡黄色の固体(8.4g、85%収率)として得た。生成物をさらに精製することなく、次の工程に直接使用した。1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ: 8.11 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.79 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 4.47 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 4.31 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 3.62 (s, 6H), 2.33-2.20 (m, 2H).LCMSの方法:カラム=Acquity BEH C18(50mm×2.1mm、1.7μm粒子);移動相A=0.05%ギ酸水溶液;移動相B=0.05%ギ酸のアセトニトリル溶液;グラジエントプロファイル(時間(分)/%B):0/3、0.4/3、2.5/98、3.4/98、3.5/3、4/3;カラム温度=35℃;流速=0.6mL/分。LCMSの結果:保持時間=1.96分;観測されたイオン=429.94(M+H);LCMS純度=96%。
【0300】
工程3:N-(4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドの調製
【0301】
【化106】
【0302】
27℃で、N-(4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-イル)-N-(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド(8g、18.66mmol)のエタノール(50mL)撹拌溶液に、NaOH溶液(5%の水溶液、22mL、18.66mmol)を加えた。反応塊を27℃で1時間撹拌した。反応の進行をTLC(SiO、50% EtOAc/Pet.Rf=0.3)でモニターした。完了後、反応塊を10℃未満に冷却し、2N HCl(約20mL)の添加によい、pHを2~3pHに調整した。得られた沈殿物を濾過により収集し、水(20mL)、次いで、n-ヘキサン(50mL)で洗浄し、乾燥させて、N-(4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを黄色の固体(6g、88%収率)として得た。生成物をさらに精製することなく次の工程に直接使用した。1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 8.07 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.19 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.66 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 4.52 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 4.40 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 3.46 (s, 3H), 2.30-2.20 (m, 2H).LCMSの方法:カラム=Acquity BEH C18(50mm×2.1mm、1.7μm粒子);移動相A=0.05%ギ酸水溶液;移動相B=0.05%ギ酸のアセトニトリル溶液;グラジエントプロファイル(時間(分)/%B):0/3、0.4/3、2.5/98、3.4/98、3.5/3、4/3;カラム温度=35℃;流速=0.6mL/分。LCMSの結果:保持時間=2.16分;観測されたイオン=351.18(M+H);LCMS純度=96%。
【0303】
工程4:N-(4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-イル)-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミドの調製
【0304】
【化107】
【0305】
27℃で、N-(4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(6g、17.11mmol)のDMF(60mL)撹拌溶液に、KCO(7.09g、51.3mmol)、次いで、1-(クロロメチル)-4-メトキシベンゼン(2.77mL、20.53mmol)を加えた。反応塊を90℃で5時間撹拌した。反応の進行をTLC(SiO、40% EtOAc/Pet.Rf=0.5)でモニターした。完了後、反応塊を冷水(200mL)でクエンチし、EtOAc(2×250mL)で抽出した。合わせた有機物を水(100mL)、次いで、ブライン(100mL)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。得られた残留物(20g)を10-40% EtOAc/Petで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに供して、N-(4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-イル)-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミドを淡黄色のガム状物(6.4g、74%収率)として得た。1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 8.02 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.24-7.21 (m, 3H), 6.79 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 4.98-4.94 (m, 1H), 4.84-4.79 (m, 1H), 4.71-4.66 (m, 2H), 4.40-4.32 (m, 1H), 4.29-4.21 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.03 (s, 3H), 2.23-2.10 (m, 2H).LCMSの方法:カラム=Acquity BEH C18(50mm×2.1mm、1.7μm粒子);移動相A=0.05%ギ酸水溶液;移動相B=0.05%ギ酸のアセトニトリル溶液;グラジエントプロファイル(時間(分)/%B):0/3、0.4/3、2.5/98、3.4/98、3.5/3、4/3;カラム温度=35℃;流速=0.6mL/分。LCMSの結果:保持時間=2.14分;観測されたイオン=470.93(M+H);LCMS純度=93%。
【0306】
工程5:N-(7-アミノ-4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-1H-インダゾール-3-イル)-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミドの調製
【0307】
【化108】
【0308】
0℃で、亜鉛(10.66g、163mmol)のTHF(80mL)撹拌懸濁液に、塩化アンモニウム(8.72g、163mmol)及び水(60mL)、次いで、N-(4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-7-ニトロ-1H-インダゾール-3-イル)-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミド(6.4g、13.59mmol)を加えた。得られた反応混合物を27℃に加温し、3時間撹拌した。反応の進行をTLC(SiO、60% EtOAc/Pet.Rf=0.6)でモニターした。完了後、反応混合物を吸引下でセライトパッドを通じて濾過した。フィルターパッドをEtOAc(250mL)で抽出した。合わせた濾液を分配し、有機層を確保し、水層をEtOAc(2×200mL)で逆抽出した。合わせた有機物(約750mL)を水(100mL)、次いで、ブライン(100mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。得られた残留物(5.5g)をn-ペンタン(3×50mL)でトリチュレーションし、27℃で20分間撹拌した。固体を濾過により単離し、次いで、n-ペンタン(50mL)で洗浄した。残留揮発性物質を高真空下で除去して、N-(7-アミノ-4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-1H-インダゾール-3-イル)-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミドをオフホワイトの固体(4.93g、80%収率)として得た。1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ: 7.19 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.87 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.79 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.57 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 5.34 (s, 2H), 4.82-4.60 (m, 4H), 4.29-4.14 (m, 2H), 3.67 (s, 3H), 3.10 (s, 3H), 2.12-2.02 (m, 2H).LCMSの方法:カラム=Acquity BEH C18(50mm×2.1mm、1.7μm粒子);移動相A=0.05%ギ酸水溶液;移動相B=0.05%ギ酸のアセトニトリル溶液;グラジエントプロファイル(時間(分)/%B):0/3、0.4/3、3.2/98、3.8/98、4.2/3、4.5/3;カラム温度=35℃;流速=0.6mL/分。LCMSの結果:保持時間=2.27分;観測されたイオン=440.95(M+H);LCMS純度=97%;HPLC純度:98%。
【0309】
tert-ブチル(S)-(1-(7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメートの調製
【0310】
【化109】
【0311】
-25℃で、(S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-3-(3,5-ジフルオロフェニル)プロパン酸(0.752g、2.495mmol)及び2-アミノ-4-ブロモ安息香酸(0.539g、2.495mmol)のアセトニトリル(20mL)溶液に、ピリジン(1.468mL、18.14mmol)、次いで、2,4,6-トリプロピル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリホスフィナン2,4,6-トリオキシド(「T3P」、50重量%のEtOAc溶液、6.75mL、11.34mmol)を加えた。反応混合物を-25℃から12℃に3時間かけて加温しながら撹拌した。混合物に、N-(7-アミノ-4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-1H-インダゾール-3-イル)-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミド(1g、2.268mmol)を加え、次いで、室温に加温しながら混合物を18時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、1N NaOH、次いで、水、次いで、0.5Mクエン酸、次いで、水で洗浄した。有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。5-80%酢酸エチルのヘキサン溶液で溶出するシリカゲルクロマトグラフィー(80g RediSep Goldカラム)により、得られた残留物を精製して、tert-ブチル(S)-(1-(7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメートを淡黄色の固体(814mg、40%収率)として得た。LCMSの方法:カラム=Acquity UPLC BEH C18、2.1×100mm、1.7μm粒子;溶媒A=0.1%ギ酸の95:5 水:MeCN溶液;溶媒B=0.1%ギ酸の5:95 水:MeCN溶液;流速=0.8mL/分;グラジエントプロファイル(時間/%B)=0分/0%、3.5分/100%、4.5分/100%;検出波長=220及び254nm。LCMSの結果:保持時間=3.88分;m/z=846.90[M-tBu]
【0312】
(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-ブロモ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドの調製
【0313】
【化110】
【0314】
tert-ブチル(S)-(1-(7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(814mg、0.900mmol)のジクロロメタン(DCM)(5mL)溶液に、TFA(1.387mL、18.00mmol)、次いで、トリフルオロメタンスルホン酸(0.160mL、1.800mmol)を加え、得られた混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、得られた残留物を酢酸エチルに溶解させた。残留酸を、1N NaOH水溶液の添加により中和した。分離した有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。得られた残留物をC18逆相クロマトグラフィー(150g カラム)に供し、10~60%移動相Bの移動相A溶液で20分かけて溶出した(移動相A=0.1%ギ酸を含む、5:95アセトニトリル:水;移動相B=0.1%ギ酸を含む、95:5アセトニトリル:水)。このクロマトグラフィー工程により、所望の生成物塊に対応する2種のジアステレオマー(アトロプ異性体)を分離する。2番目に溶出する(主要な)アトロプ異性体に対応する画分を合わせ、減圧下で濃縮して、アセトニトリルを除去し、水性混合物を得た。水性混合物のpHを、1N NaOH水溶液の添加によりpH=8に調整した。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-ブロモ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを白色固体(245mg、40%収率)として得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.09 (d, J=8.34 Hz, 1 H), 8.05 (d, J=1.79 Hz, 1 H), 7.79 (dd, J=8.49, 1.94 Hz, 1 H), 7.33 - 7.43 (m, 2 H), 6.96 - 7.05 (m, 1 H), 6.71 (dd, J=8.34, 2.09 Hz, 2 H), 4.23 - 4.34 (m, 1 H), 4.13 - 4.23 (m, 1 H), 4.05 - 4.11 (m, 1 H), 3.91 (ddd, J=14.31, 8.34, 5.96 Hz, 1 H), 3.51 (dd, J=8.49, 4.62 Hz, 1 H), 3.23 - 3.27 (m, 1 H), 3.21 (s, 3 H), 2.78 (dd, J=13.41, 8.64 Hz, 1 H), 1.88 - 2.06 (m, 2H). ).LCMSの方法:カラム=Acquity UPLC BEH C18、2.1×100mm、1.7μm粒子;溶媒A=0.1%ギ酸の95:5 水:MeCN溶液;溶媒B=0.1%ギ酸の5:95 水:MeCN溶液;流速=0.8mL/分;グラジエントプロファイル(時間/%B)=0分/0%、3.5分/100%、4.5分/100%;検出波長=220及び254nm。LCMSの結果:保持時間=2.27分;m/z=684.85[M+H]
【0315】
N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0316】
【化111】
【0317】
(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-ブロモ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(240mg、0.351mmol)及び2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸(93mg、0.351mmol)の酢酸エチル(4mL)溶液に、2,6-ルチジン(0.102mL、0.877mmol)、次いで、2,4,6-トリプロピル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリホスフィナン2,4,6-トリオキシド(「T3P」、50重量%のEtOAc、0.435mL、0.702mmol)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を水で希釈し、次いで、酢酸エチルで抽出し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。得られた残留物を酢酸エチルでトリチュレーションし、固体を濾過により分離し、次いで、酢酸エチルで洗浄した。残留溶媒を高真空下で除去して、表題化合物N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを白色固体(280mg、86%収率)として得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.09 - 9.16 (m, 1 H), 8.13 (d, J=8.34 Hz, 1 H), 7.97 (d, J=1.79 Hz, 1 H), 7.83 (dd, J=8.49, 1.94 Hz, 1 H), 7.63 - 7.74 (m, 1 H), 7.36 - 7.48 (m, 1 H), 6.74 - 7.08 (m, 2 H), 6.61 (br d, J=6.56 Hz, 2 H), 4.65 - 4.71 (m, 1 H), 4.54 - 4.60 (m, 1 H), 4.46 - 4.52 (m, 1 H), 4.17 - 4.22 (m, 1 H), 4.06 - 4.15 (m, 1 H), 3.80 - 3.92 (m, 1 H), 3.63 - 3.73 (m, 1 H), 3.09 - 3.17 (m, 2 H), 2.94 (dd, J=14.31, 10.73 Hz, 1 H), 1.78 - 1.95 (m, 2 H), 1.32 - 1.38 (m, 1 H), 0.83 - 0.88 (m, 1 H).LCMSの方法:カラム=Acquity UPLC BEH C18、2.1×100mm、1.7μm粒子;溶媒A=0.1%ギ酸の95:5 水:MeCN溶液;溶媒B=0.1%ギ酸の5:95 水:MeCN溶液;流速=0.8mL/分;グラジエントプロファイル(時間/%B)=0分/0%、3.5分/100%、4.5分/100%;検出波長=220及び254nm。LCMSの結果:保持時間=3.35分;m/z=931.2[M+H]
【0318】
tert-ブチル(S)-(1-(7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメートの調製
【0319】
【化112】
【0320】
(S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-3-(3,5-ジフルオロフェニル)プロパン酸(15g、49.8mmol)及び2-アミノ-4-ブロモ安息香酸(10.76g、49.8mmol)のピリジン(150mL)撹拌溶液に、27℃で亜リン酸ジフェニル(9.64mL、49.8mmol)を加えた。混合物をアルゴンでフラッシュし、次いで、フラスコを密閉した。反応混合物を80℃に加熱し、その温度で2時間撹拌した。反応混合物を27℃に冷却し、混合物にN-(7-アミノ-4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-インダゾール-3-イル)-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミドを加えた。フラスコを密閉し、混合物を80℃で16時間加熱した。反応の進行をTLC(SiO、30%EtOAc/Pet.、Rf=0.4、UVアクティブ)でモニターした。反応混合物を27℃に冷却し、次いで、減圧下で濃縮した。得られた残留物をシルカゲルカラムクロマトグラフィー(Pet.:EtOAc 80:20→70:30)に供して、tert-ブチル(S)-(1-(7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメートをオフホワイトの固体(18g、35%)として得た。分離された物質は、立体異性体の混合物である。LCMS:M+H=907.18及び909.12;純度=89%。
【0321】
(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-ブロモ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドの調製
【0322】
【化113】
【0323】
雰囲気下27℃で、tert-ブチル(S)-(1-(7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(N68085-33-A2、15g、14.70mmol)のDCM(150mL)撹拌溶液に、TFA(150mL、1947mmol)を加えた。溶液を10分間撹拌した。反応混合物にトリフルオロメタンスルホン酸(15mL、169mmol)を加えた。溶液を27℃で1時間撹拌した。反応の進行をTLC(SiO、5%MeOH/DCM、Rf=0.4、UVアクティブ)でモニターした。完了後、溶媒を穏やかな窒素流下で除去した。残留物をEtOAc(500mL)に溶解させ、飽和NaHCO水溶液(2×250mL)、ブライン(150mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、オフホワイトの固体を得た。固体のLCMS分析により、ジアステレオマーの比率が75.42%:21.47%であることが見出された。粗固体をC18逆相カラムクロマトグラフィー(移動相A=0.1%TFA水溶液及び移動相B=0.1%TFAのMeCN溶液)に供した。主要なジアステレオマー(アトロプ異性体)を含む純粋な画分を合わせて、減圧下で濃縮した。得られた水溶液を、飽和NaHCO水溶液の添加により塩基性にし、次いで、EtOAc(2×500mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(200mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-ブロモ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを白色固体(8.0g、76%)として得た。LCMS:M+H=687.34、純度=96%。この物質をさらに精製して、主要なエナンチオマーを以下のように単離した。(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-ブロモ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(4.5g、6.28mmol)をMeOH:MeCN(1:1、170mL)に溶解させた。この溶液を、以下のようにSFCキラル分離に少しずつ供した:カラム=(R,R)WHELK-01、30×250mm、5ミクロン;溶媒A=超臨界CO;溶媒B=メタノール;溶離液の組成=50%A:50%B;流速=100g/分;背圧=90バール;注入量=1.1mL;検出=214nm;スタック時間=6.8分。単離した各エナンチオマーについて、得られた溶液を減圧下で濃縮して、オフホワイトの固体を得た。(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-ブロモ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドを、6分~8分に溶出するピークとして単離し、2.1g(48%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ = 8.11-8.05 (m, 2H), 7.83-7.78 (m, 1H), 7.47-7.41 (m, 2H), 7.03-6.97 (m, 1H), 6.76-6.69 (m, 2H), 6.41-6.14 (m, 1H), 4.47-4.22 (m, 2H), 3.54-3.49 (m, 1H), 3.25-3.21 (m, 4H), 2.83-2.76 (m, 1H).LCMS:M+H=687.04、純度=99%、キラルHPLC純度=96%。
【0324】
N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0325】
【化114】
【0326】
窒素雰囲気下、27℃で、(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-ブロモ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(1.75g、2.52mmol)、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸(0.739g、2.77mmol)、HOBt水和物(0.424g、2.77mmol)及びEDC.HCl(0.579g、3.02mmol)のDMF(15mL)溶液に、N-メチルモルホリン(2.215mL、20.15mmol)を加えた。溶液を27℃で36時間撹拌した。反応の進行をTLC(SiO、50% EtOAc/Pet.、Rf=0.5、UVアクティブ)でモニターした。反応混合物を氷冷水(50mL)で希釈し、15分間撹拌した。沈殿した固体を濾過により分離し、水(50mL)で洗浄し、真空下で乾燥させて、粗生成物を得た。この物質をEtOAc(20mL)で処理し、15分間撹拌し、次いで、固体を濾過により分離し、真空下で乾燥させて、N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドをオフホワイトの固体(1.6g、64%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ = 10.00 (brs, 1H), 9.23 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 8.13 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.98 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.85 (dd, J = 2.0, 2.1 Hz, 1H), 7.78 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.54 (d, J = 7.9 Hz, 1H ), 7.07-6.99 (m, 1H), 6.92 (t, J = 51.7 Hz, 1H), 6.61(d, J = 6.3 Hz, 2H), 6.11 (t, J = 54.6 Hz, 1H), 4.72-4.57 (m, 2H), 4.38 (tt, J = 107, 2.9 Hz, 1H), 4.31-4.19 (m, 1H), 3.96-3.83 (m, 1H), 3.44-3.37 (m, 1H), 3.19 (s, 3H), 3.00-2.92 (m, 1H), 2.49-2.45 (m, 2H), 1.39-1.31 (m, 1H), 0.87-0.82 (m, 1H).LCMS:M+H=933.13、LCMS純度=95%、HPLC純度=96%、キラルHPLC純度=97%。
【0327】
tert-ブチル(S)-(1-(7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-3-(N-(4-メトキシベンジル)シクロプロパンスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメートの調製
【0328】
【化115】
【0329】
26℃の密閉チューブに中の、(S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-3-(3,5-ジフルオロフェニル)プロパン酸(15g、49.8mmol)及び2-アミノ-4-ブロモ安息香酸(12.91g、59.7mmol)のピリジン(150mL)撹拌溶液に、亜リン酸ジフェニル(35.7mL、184mmol)を加えた。試薬の添加ごとにNバブリングにより、反応混合物を脱気した。反応混合物を80℃に加熱し、2時間撹拌した。反応混合物を26℃に冷却し、次いで、N-(7-アミノ-4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-インダゾール-3-イル)-N-(4-メトキシベンジル)シクロプロパンスルホンアミド(N66734-90-A2、20.49g、34.9mmol)を加えた。混合物を80℃で16時間加熱した。反応の進行をTLC(SiO、30% EtOAc/Pet.、Rf=0.3)でモニターした。反応混合物を26℃に冷却し、次いで、減圧下で濃縮した。残留物を水(150mL)で希釈し、酢酸エチル(2×500mL)で抽出した。合わせた有機層をクエン酸水溶液(5% w/v、2×150mL)、次いで、ブライン(250mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、褐色のガム状液体(40g)を得た。上記の手順を繰り返し、繰り返しの両方の粗生成物を合わせた。次いで、この物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(pet.:EtOAc、60:40→55:45)に供して、tert-ブチル(S)-(1-(7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-3-(N-(4-メトキシベンジル)シクロプロパンスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(ジアステレオマーの混合物)を黄色の固体(42g、98%)として得た。LCMS:M+H=933.88及び935.88;純度=76.91%。
【0330】
(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-ブロモ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-インダゾール-3-イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製
【0331】
【化116】
【0332】
雰囲気下、27℃で、tert-ブチル(S)-(1-(7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-3-(N-(4-メトキシベンジル)シクロプロパンスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)カルバメート(14g、11.53mmol)のDCM(140mL)撹拌溶液に、TFA(140mL)を加えた。溶液を10分間撹拌した。この溶液にトリフルオロメタンスルホン酸(7.16mL、81mmol)を加えた。反応混合物を27℃で1時間撹拌した。反応の進行をTLC(SiO、50% EtOAc/pet、Rf=0.2)でモニターした。穏やかな窒素流下で溶媒を除去した。残留物をEtOAc(500mL)に溶解させ、有機層を飽和NaHCO水溶液(2×150mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させて、粗化合物をオフホワイトの固体(12g)として得た。上記の手順をさらに2回繰り返し、追加の粗固体(2×14g)を上記と合わせた。合わせた物質をジクロロメタン(500mL)に溶解させ、濃縮して、均質な粗固体を得た。この物質を石油エーテル:EtOAc(80:20)で洗浄し、次いで、真空下で乾燥させて、褐色の固体(30g)を得た。次いで、この物質を、以下の条件下でC18逆相クロマトグラフィーに供した:カラム=RediSep Gold HP C18 275g;移動相A=水:MeCN:TFA(950:50:1);移動相B=水:MeCN:TFA(50:950:1);流速=80mL/分;グラジエントプロファイル(時間/%B)=5/5、5/10、5/15、10/20、15/30、20/40、15/45、10/50;温度=周囲。主要ピークの画分をプールし、減圧下で濃縮して、非水性溶媒を除去した。得られた水溶液を、飽和NaHCO水溶液(1000mL)の添加により中和し、次いで、EtOAc(4×500mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン(500mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-ブロモ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-インダゾール-3-イル)シクロプロパンスルホンアミド(単一のジアステレオマー)をオフホワイトの固体として得た。次いで、この物質を以下の条件下でSFC精製に供した:カラム/寸法=Chiralpak OX-H(30×250mm)、5μ;溶媒A=液体CO;溶媒B=0.5%ジエチルアミンを含むメタノール;溶出液=A:B(70:30);流速=100.0g/分;背圧=100.0bar;検出=UV(214nm);注入量=1.3mL(93mg/注入);160回の注入。2種のピークを別々に収集し、主要ピークを減圧下で濃縮して、(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-ブロモ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-インダゾール-3-イル)シクロプロパンスルホンアミド(単一のジアステレオマー)を淡黄色の固体(7.5g、20%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ = 8.11 - 8.04 (m, 2H), 7.82-7.78 (m, 1H), 7.47 - 7.39 (m, 2H), 7.02 - 6.95 (m, 1H), 6.76-6.69 (m, 2H), 6.38 - 6.19 (m, 1H), 4.48 - 4.37 (m, 1H), 4.32 - 4.24 (m, 1H), 3.54 - 3.48 (m, 1H), 3.3 -3.20 (m, 1 H), 2.97 - 2.90 (m, 1H), 2.83 - 2.76 (m, 1H), 1.05 - 0.99 (m, 4H).LCMS:M+H=712.94及び714.94;純度=98.37%、キラルHPLC純度=96%。
【0333】
N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-3-(シクロプロパンスルホンアミド)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール1-イル)アセトアミドの調製
【0334】
【化117】
【0335】
27℃で、(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-ブロモ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-インダゾール-3-イル)シクロプロパンスルホンアミド(500mg、0.700mmol)、2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸(N68084-15-A1、185mg、0.700mmol)及びHOBt(42.9mg、0.280mmol)のDMF(5mL)撹拌溶液に、N-メチルモルホリン(0.308mL、2.80mmol)及びN-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(242mg、1.261mmol)を加えた。反応混合物を27℃で16時間撹拌した。反応の進行をTLC(SiO、50% EtOAc/Pet.、Rf=0.3、UVアクティブ)でモニターした。完了後、反応混合物を氷冷水(70mL)で希釈し、次いで、27℃で15分間撹拌した。沈殿した固体を濾過により収集し、次いで、真空下で乾燥させて、粗化合物をオフホワイトの固体として得た。粗化合物をシリカゲルクロマトグラフィー(pet.:EtOAc(98:2→50:50))に供して、N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-3-(シクロプロパンスルホンアミド)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール1-イル)アセトアミドをオフホワイトの固体(550mg、80%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ = 9.99 (s, 1H), 9.24 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 8.13 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.97 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.87-7.83 (m, 1H), 7.77 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.54 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.06-6.79 (m, 2H), 6.64-6.58 (m, 2H), 6.23-5.98 (m, 1H), 4.74-4.57 (m, 2H), 4.41-4.35 (m, 1H), 4.29-4.16 (m, 1H), 3.94-3.84 (m, 1H), 3.38-3.34 (m, 1H), 3.02-2.93 (m, 1H), 2.90-2.83 (m, 1H), 2.48-2.35 (m, 2H), 1.37-1.30 (m, 1H), 1.02-0.90 (m, 4H), 0.87-0.82 (m, 1H).LCMS分析方法F:RT=6.74分、(M+H)=959.0及び961.0;LCMS純度=98%;キラルHPLC純度=98%。
【0336】
一般手順N:
(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-7-(1-(2,2-ジフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミド(25mg、0.036mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)(1mL)溶液に、適切なカルボン酸、DIPEA(0.019mL、0.107mmol)及び2,4,6-トリプロピル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリホスフィナン2,4,6-トリオキシド(0.044mL、0.071mmol)を加えた。反応混合物を室温で1.5時間撹拌した。混合物に、アンモニアのメタノール溶液(2M、1mL)を加え、撹拌を1.5時間続けた。次いで、反応混合物を濾過し、HPLCによって精製して、表題化合物を得た。
【0337】
実施例55:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(2-(フルオロメチル)ピリミジン-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0338】
【化118】
【0339】
カップリングパートナーとして4-クロロ-2-(フルオロメチル)ピリミジンを使用し、以下のように変更して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した:Pd(OAc)及びジシクロヘキシル(2’,6’-ジメトキシ-[1,l’-ビフェニル]-2-イル)ホスファンの代わりにSPhos Pd G3(0.1当量)を使用し、反応を60℃で24時間行った。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(2-(フルオロメチル)ピリミジン-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.393分;観測されたイオン=915.4(M+H)。1H NMR (500 MHz, CDCl3, 303 K) δ (ppm) = 9.01 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.48 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 8.46 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 8.31 (dd, J = 1.5, 8.3 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.87 - 6.60 (m, 4H), 6.40 (d, J = 6.3 Hz, 2H), 5.78 - 5.64 (m, 2H), 4.82 - 4.77 (m, 1H), 4.72 - 4.66 (m, 2H), 3.57 (s, 3H), 3.42 (s, 3H), 3.21 (dd, J = 6.0, 13.7 Hz, 1H), 2.90 (dd, J = 7.2, 13.7 Hz, 1H), 2.61 - 2.55 (m, 1H), 2.43 (td, J = 4.1, 8.7 Hz, 1H), 1.47 - 1.42 (m, 1H), 1.34 - 1.24 (m, 1H), 1.18 - 1.12 (m, 1H)
【0340】
実施例56:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(2-(ジフルオロメチル)ピリミジン-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0341】
【化119】
【0342】
カップリングパートナーとして4-クロロ-2-(ジフルオロメチル)ピリミジンを使用し、以下のように変更して、一般手順Lに従って表題化合物を調製した:Pd(OAc)及びジシクロヘキシル(2’,6’-ジメトキシ-[1,l’-ビフェニル]-2-イル)ホスファンの代わりにSPhos Pd G3(0.1当量)を使用し、反応を60℃で24時間行った。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(2-(ジフルオロメチル)ピリミジン-4-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Cを使用して分析した:保持時間=3.166分;観測されたイオン=933(M+H)。1H NMR (500 MHz, CD3OD, 303 K) δ (ppm) = 9.10 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.50 - 8.44 (m, 2H), 8.34 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.01 - 6.57 (m, 5H), 4.85 - 4.82 (m, 1H), 4.58 - 4.49 (m, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.51 (dd, J = 4.9, 14.2 Hz, 1H), 3.27 (s, 3H), 3.14 (dd, J = 9.5, 14.0 Hz, 1H), 2.48 - 2.39 (m, 2H), 1.39 - 1.31 (m, 1H), 1.03 - 0.98 (m, 1H)
【0343】
実施例57:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(5-メチル-1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-l-イル)アセトアミドの調製
【0344】
【化120】
【0345】
カップリングパートナーとして2,2,3,3-テトラフルオロプロピルトリフルオロメタンスルホナートを使用し、以下のように変更して、一般手順Mに従って表題化合物を調製した:反応温度は70℃であり、反応時間は2時間であり、ピラゾールは、N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-7-(5-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドであった。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(5-メチル-1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-l-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Bを使用して分析した:保持時間=3.75分;観測されたイオン=999.05(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.23 - 8.30 (m, 2 H), 8.07 (dd, J=8.34, 1.79 Hz, 1 H), 7.26 - 7.32 (m, 1 H), 7.18 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 6.55 - 6.81 (m, 5 H), 6.17 - 6.43 (m, 1 H), 4.79 - 4.85 (m, 2 H), 4.47 - 4.55 (m, 2 H), 3.61 (s, 3 H), 3.46 (dd, J=14.01, 5.07 Hz, 1 H), 3.24 (s, 3 H), 3.09 (dd, J=14.16, 9.09 Hz, 1 H), 2.44 (s, 3 H), 2.32 - 2.42 (m, 2 H), 1.31 - 1.36 (m, 1 H), 0.99 (dtd, J=5.74, 3.91, 3.91, 2.24 Hz, 1 H).
【0346】
実施例58:(S)-N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2,2-ジフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-シクロプロピル-1H-ピラゾール-1-イル)プロパンアミドの調製
【0347】
【化121】
【0348】
カップリングパートナーとして(S)-2-(3-シクロプロピル-1H-ピラゾール-1-イル)プロパン酸を使用して、一般手順Nに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物(S)-N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2,2-ジフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-シクロプロピル-1H-ピラゾール-1-イル)プロパンアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.48分;観測されたイオン=865.4(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.24 - 8.35 (m, 2 H), 8.11 (dd, J=8.34, 1.79 Hz, 1 H), 7.82 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.37 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.32 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.22 - 7.28 (m, 1 H), 6.96 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.73 (tt, J=9.24, 2.38 Hz, 1 H), 6.64 (dd, J=8.34, 2.09 Hz, 2 H), 5.93 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 4.95 (dd, J=9.09, 5.22 Hz, 1 H), 4.69 (t, J=12.52 Hz, 2 H), 4.51 (q, J=7.15 Hz, 1 H), 3.47 (s, 3 H), 3.42 - 3.46 (m, 1 H), 3.28 (s, 3 H), 3.08 (dd, J=14.01, 8.94 Hz, 1 H), 1.87 (tt, J=8.42, 4.99 Hz, 1 H), 1.68 (t, J=18.78 Hz, 3 H), 1.31 (d, J=7.15 Hz, 3 H), 0.84 - 0.88 (m, 2 H), 0.60 - 0.68 (m, 2 H).
【0349】
実施例59:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0350】
【化122】
【0351】
カップリングパートナーとして2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を使用し、以下のように変更して、一般手順Nに従って表題化合物を調製した:使用したピラゾールは、(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-4-オキソ-7-(1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)キナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドであった。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Bを使用して分析した:保持時間=3.45分;観測されたイオン=1003(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.27 - 8.33 (m, 2 H), 8.12 (dd, J=8.35, 1.49 Hz, 1 H), 7.87 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.29 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.17 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.98 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.77 (tt, J=9.13, 2.35 Hz, 1 H), 6.60 (dd, J=8.05, 2.09 Hz, 2 H), 6.12 - 6.39 (m, 1 H), 4.95 (t, J=14.16 Hz, 2 H), 4.80 - 4.84 (m, 1 H), 4.52 - 4.65 (m, 2 H), 3.61 (s, 3 H), 3.48 (dd, J=14.01, 5.36 Hz, 1 H), 3.24 (s, 3 H), 3.10 (dd, J=14.01, 9.24 Hz, 1 H), 2.40 - 2.51 (m, 2 H), 1.34 - 1.40 (m, 1 H), 1.01 - 1.08 (m, 1 H).
【0352】
実施例60:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(5-メチル-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0353】
【化123】
【0354】
カップリングパートナーとして2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピルトリフルオロメタンスルホネートを使用し、以下のように変更して、一般手順Mに従って表題化合物を調製した:使用したピラゾールは、N-((S)-1-((3P))-3-(4-クロロ-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-7-(5-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドであった。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(5-メチル-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Bを使用して分析した:保持時間=3.85分;観測されたイオン=1017(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.24 - 8.32 (m, 2 H), 8.07 (dd, J=8.20, 1.64 Hz, 1 H), 7.29 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.18 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.54 - 6.80 (m, 5 H), 5.05 (t, J=14.60 Hz, 2 H), 4.82 - 4.85 (m, 1 H), 4.46 - 4.56 (m, 2 H), 3.61 (s, 3 H), 3.47 (dd, J=14.01, 5.07 Hz, 1 H), 3.23 (s, 3 H), 3.09 (dd, J=14.16, 9.39 Hz, 1 H), 2.45 (s, 3 H), 2.36 - 2.43 (m, 2 H), 1.31 - 1.37 (m, 1 H), 0.96 - 1.02 (m, 1 H).
【0355】
実施例61:(S)-N-(1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2,2-ジフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-シクロプロピル-1H-ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0356】
【化124】
【0357】
カップリングパートナーとして2-(3-シクロプロピル-1H-ピラゾール-1-イル)酢酸を使用して、一般手順Nに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物(S)-N-(1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2,2-ジフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-シクロプロピル-1H-ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.42分;観測されたイオン=851.4(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.24 - 8.34 (m, 2 H), 8.11 (dd, J=8.34, 1.49 Hz, 1 H), 7.82 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.27 - 7.33 (m, 2 H), 7.20 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.96 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.74 (tt, J=9.20, 2.27 Hz, 1 H), 6.66 (dd, J=8.20, 2.24 Hz, 2 H), 5.92 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 4.93 - 4.96 (m, 1 H), 4.69 (t, J=12.52 Hz, 2 H), 4.21 - 4.42 (m, 2 H), 3.60 (s, 3 H), 3.49 (dd, J=14.01, 5.66 Hz, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.07 (dd, J=14.01, 8.64 Hz, 1 H), 1.81 - 1.88 (m, 1 H), 1.68 (t, J=18.63 Hz, 3 H), 0.82 - 0.88 (m, 2 H), 0.59 - 0.67 (m, 2 H).
【0358】
1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾ-ル及び1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-IH-ピラゾ-ルの調製
【0359】
【化125】
【0360】
3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(100mg、0.515mmol)及び2,2,3,3-テトラフルオロプロピルトリフルオロメタンスルホナート(272mg、1.031mmol)のアセトニトリル(2mL)混合液に、炭酸セシウム(252mg、0.773mmol)を加え、得られた混合物を70℃で2時間加熱した。室温まで冷却した後、水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、2種の異性体の混合物として表題化合物を得た。生成物の混合物をさらに精製することなく、次の工程に使用した。LC/MS m/z = 226.90 [M+H]+.
【0361】
実施例62:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-5-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製、及び、
実施例67:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0362】
【化126】
【0363】
N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-(3-フルオロプロピル)-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(30mg、0.032mmol)、[1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾ-ル及び1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-IH-ピラゾ-ルの混合物、上記の調製を参照](29.8mg、0.097mmol)及びKPO(20.54mg、0.097mmol)のテトラヒドロフラン(THF)(1mL)/水(0.250mL)溶液に、ジクロロ[9,9-ジメチル-4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン]パラジウム(II)(2.438mg、3.23μmol)を加え、得られた混合物を50℃で2時間加熱した。次いで、混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。得られた残留物をHPLC精製に供した(カラム=直列に接続された2個の同一のカラム、Sunfire C18 OBD、30×100mm、5μm粒子;溶媒A=0.1%ギ酸を含む、水:MeCN 95:5、溶媒B=0.1%ギ酸を含む、MeCN:水 95:5;流速=42mL/分;グラジエントプロファイル(時間(分)/溶媒A中の%溶媒B)=0/30、15/100、20/100;検出波長=220及び254nm)。所望の生成物塊に対応する2種の異性体を単離した:
最初に溶出した異性体:
実施例62:サンプルを、LCMS 方法Bを使用して分析した:保持時間=3.22分:観測されたイオン=1031.05(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.37 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.96 - 8.02 (m, 1 H), 7.68 - 7.77 (m, 2 H), 7.34 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.26 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 6.51 - 6.80 (m, 5 H), 6.04 - 6.31 (m, 1 H), 4.92 (s, 1 H), 4.80 - 4.84 (m, 1 H), 4.50 - 4.62 (m, 2 H), 4.06 - 4.29 (m, 3 H), 3.78 (ddd, J=14.23, 8.27, 6.11 Hz, 1 H), 3.42 (dd, J=14.01, 5.07 Hz, 1 H), 3.25 (s, 3 H), 3.05 (dd, J=14.01, 9.24 Hz, 1 H), 2.41 (td, J=7.67, 3.73 Hz, 2 H), 1.94 - 2.00 (m, 1 H), 1.31 - 1.37 (m, 1 H), 0.96 - 1.02 (m, 1 H).
2番目に溶出した異性体:
実施例67:サンプルを、LCMS 方法Bを使用して分析した:保持時間=3.26分;観測されたイオン=1031(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.31 (d, J=1.49 Hz, 1 H), 8.28 (d, J=8.34 Hz, 1 H), 8.11 (dd, J=8.34, 1.49 Hz, 1 H), 7.88 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.32 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.20 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.98 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.53 - 6.80 (m, 4 H), 6.14 - 6.40 (m, 1 H), 4.95 (t, J=14.16 Hz, 2 H), 4.82 (dd, J=9.09, 4.92 Hz, 1 H), 4.53 - 4.64 (m, 2 H), 4.06 - 4.29 (m, 3 H), 3.78 (ddd, J=14.08, 8.12, 6.11 Hz, 1 H), 3.41 (dd, J=13.71, 5.07 Hz, 1 H), 3.25 (s, 3 H), 3.05 (dd, J=13.86, 9.09 Hz, 1 H), 2.37 - 2.46 (m, 2 H), 1.91 - 2.04 (m, 2 H), 1.31 - 1.38 (m, 1 H), 0.98 - 1.03 (m, 1 H).
【0364】
実施例63:(S)-N-(1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-シクロプロピル-1H-ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0365】
【化127】
【0366】
カップリングパートナーとして2-(3-シクロプロピル-1H-ピラゾール-1-イル)酢酸を使用し、以下のように変更して、一般手順Nに従って表題化合物を調製した:使用したピラゾールは、(S)-N-((6P)-7-(2-(1-アミノ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-4-オキソ-7-(1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)キナゾリン-3(4H)-イル)-4-クロロ-1-メチル-1H-インダゾール-3-イル)メタンスルホンアミドであった。実験により、表題化合物(S)-N-(1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-7-(1-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-シクロプロピル-1H-ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.43分;観測されたイオン=887.4(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.27 - 8.35 (m, 2 H), 8.12 (dd, J=8.35, 1.79 Hz, 1 H), 7.87 (d, J=2.68 Hz, 1 H), 7.32 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.29 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.20 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.99 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.74 (tt, J=9.20, 2.27 Hz, 1 H), 6.59 - 6.68 (m, 2 H), 6.11 - 6.40 (m, 1 H), 5.92 (d, J=2.09 Hz, 1 H), 4.91 - 5.00 (m, 3 H), 4.35 - 4.43 (m, 1 H), 4.25 - 4.34 (m, 1 H), 3.59 (s, 3 H), 3.49 (dd, J=13.86, 5.81 Hz, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.07 (dd, J=13.71, 8.64 Hz, 1 H), 1.81 - 1.87 (m, 1 H), 0.83 - 0.89 (m, 2 H), 0.58 - 0.66 (m, 2 H).
【0367】
実施例64:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2,2-ジフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0368】
【化128】
【0369】
N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(30mg,0.032mmol)、1-(2,2-ジフルオロプロピル)-3-(トリブチルスタンニル)-1H-ピラゾール(20.97mg、0.048mmol)及びヨウ化銅(I)(0.612mg、3.21μmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)(1.5mL)溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(3.71mg、3.21μmol)を加えた。混合物を脱気し(短時間の高真空、次いで、Arを再充填)、次いで、100℃で3時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、濾過し、濾液をHPLC精製に直接供して、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2,2-ジフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.48分;観測されたイオン=999.4(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.29 (dd, J=9.69, 1.34 Hz, 2 H), 8.11 (dd, J=8.35, 1.79 Hz, 1 H), 7.83 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.36 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 7.24 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.96 (d, J=2.68 Hz, 1 H), 6.51 - 6.81 (m, 4 H), 5.87 - 6.14 (m, 1 H), 4.74 (dd, J=9.24, 4.77 Hz, 1 H), 4.64 - 4.71 (m, 2 H), 4.53 - 4.62 (m, 2 H), 4.30 - 4.42 (m, 1 H), 3.89 - 4.01 (m, 1 H), 3.41 (dd, J=14.16, 4.92 Hz, 1 H), 3.24 (s, 3 H), 3.06 (dd, J=14.01, 9.24 Hz, 1 H), 2.34 - 2.45 (m, 2 H), 1.68 (t, J=18.78 Hz, 3 H), 1.31 - 1.37 (m, 1 H), 0.93 - 1.02 (m, 1 H).
【0370】
実施例65:(R)-N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2,2-ジフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-シクロプロピル-1H-ピラゾール-1-イル)プロパンアミドの調製
【0371】
【化129】
【0372】
カップリングパートナーとして(R)-2-(3-シクロプロピル-1H-ピラゾール-1-イル)プロパン酸を使用して、一般手順Nに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物(R)-N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2,2-ジフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-(3-シクロプロピル-1H-ピラゾール-1-イル)プロパンアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.46分;観測されたイオン=865.4(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.26 - 8.33 (m, 2 H), 8.10 (dd, J=8.34, 1.49 Hz, 1 H), 7.83 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.40 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.32 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.20 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.95 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.78 (tt, J=9.16, 2.31 Hz, 1 H), 6.54 (dd, J=8.05, 2.09 Hz, 2 H), 5.95 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 4.81 (dd, J=9.39, 4.92 Hz, 1 H), 4.64 - 4.77 (m, 3 H), 3.48 (s, 3 H), 3.38 (dd, J=13.86, 4.92 Hz, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 3.05 (dd, J=14.01, 9.54 Hz, 1 H), 1.83 (tt, J=8.49, 5.07 Hz, 1 H), 1.68 (t, J=18.78 Hz, 3 H), 1.40 (d, J=7.15 Hz, 3 H), 0.82 (ddt, J=8.34, 2.31, 1.38, 1.38 Hz, 2 H), 0.55 - 0.67 (m, 2 H).
【0373】
実施例66:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2,2-ジフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0374】
【化130】
【0375】
カップリングパートナーとして2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)酢酸を使用して、一般手順Nに従って表題化合物を調製した。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2,2-ジフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.51分;観測されたイオン=967.2(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.25 - 8.33 (m, 2 H), 8.11 (dd, J=8.34, 1.49 Hz, 1 H), 7.82 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.29 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.17 (d, J=7.75 Hz, 1 H), 6.95 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.73 - 6.80 (m, 1 H), 6.60 (dd, J=8.05, 2.09 Hz, 2 H), 4.82 (dd, J=5.81, 3.43 Hz, 1 H), 4.69 (t, J=12.67 Hz, 2 H), 4.52 - 4.63 (m, 2 H), 3.61 (s, 3 H), 3.48 (dd, J=14.01, 5.07 Hz, 1 H), 3.24 (s, 3 H), 3.10 (dd, J=14.01, 9.24 Hz, 1 H), 2.41 - 2.50 (m, 2 H), 1.68 (t, J=18.78 Hz, 3 H), 1.33 - 1.40 (m, 1 H), 1.00 - 1.07 (m, 1 H).
【0376】
実施例68:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2,2-ジフルオロプロピル)-5-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0377】
【化131】
【0378】
カップリングパートナーとして2,2-ジフルオロプロピルトリフルオロメタンスルホネートを使用し、以下のように変更して、一般手順Mに従って表題化合物を調製した:ピラゾールは、N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-3-(N-(4-メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)-1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)-7-(5-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドであった。実験により、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-1-メチル-3-(メチルスルホンアミド)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2,2-ジフルオロプロピル)-5-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Bを使用して分析した:保持時間=3.38分;観測されたイオン=963.05(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.24 - 8.31 (m, 2 H), 8.06 (dd, J=8.20, 1.64 Hz, 1 H), 7.15 - 7.31 (m, 2 H), 6.56 - 6.80 (m, 5 H), 4.82 - 4.85 (m, 1 H), 4.61 (t, J=12.52 Hz, 2 H), 4.51 (d, J=1.19 Hz, 2 H), 3.61 (s, 3 H), 3.46 (dd, J=13.86, 5.22 Hz, 1 H), 3.23 (s, 3 H), 3.08 (dd, J=14.01, 9.24 Hz, 1 H), 2.43 (s, 3 H), 2.38 - 2.42 (m, 1 H), 1.72 (t, J=18.93 Hz, 3 H), 1.31 - 1.37 (m, 1 H), 0.95 - 1.02 (m, 1 H).
【0379】
実施例69:N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-3-(シクロプロパンスルホンアミド)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2,2-ジフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドの調製
【0380】
【化132】
【0381】
N-((S)-1-((3P)-7-ブロモ-3-(4-クロロ-3-(シクロプロパンスルホンアミド)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-インダゾール-7-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミド(30mg、0.031mmol)、1-(2,2-ジフルオロプロピル)-3-(トリブチルスタンニル)-1H-ピラゾール(20.40mg、0.047mmol)及びヨウ化銅(I)(0.595mg、3.12μmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)(1.5mL)に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(3.61mg、3.12μmol)を加えた。混合物を脱気し(短時間の高真空、次いで、Arを再充填)、100℃で3時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、濾過し、濾液をHPLC精製に直接供して、表題化合物N-((S)-1-((3P)-3-(4-クロロ-3-(シクロプロパンスルホンアミド)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-インダゾール-7-イル)-7-(1-(2,2-ジフルオロプロピル)-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-3,4-ジヒドロキナゾリン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-3-(ジフルオロメチル)-5,5-ジフルオロ-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドを得た。サンプルを、LCMS 方法Hを使用して分析した:保持時間=1.51分;観測されたイオン=1025.3(M+H)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.26 - 8.32 (m, 2 H), 8.06 - 8.14 (m, 1 H), 7.83 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 7.37 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 7.25 (d, J=8.05 Hz, 1 H), 6.96 (d, J=2.38 Hz, 1 H), 6.50 - 6.81 (m, 4 H), 5.88 - 6.14 (m, 1 H), 4.66 - 4.75 (m, 3 H), 4.55 - 4.65 (m, 2 H), 4.31 - 4.43 (m, 1 H), 3.85 - 4.00 (m, 1 H), 3.40 (dd, J=14.16, 4.92 Hz, 1 H), 3.05 (dd, J=14.16, 9.39 Hz, 1 H), 2.84 - 2.93 (m, 1 H), 2.33 - 2.47 (m, 2 H), 1.68 (t, J=18.78 Hz, 3 H), 1.31 - 1.37 (m, 1 H), 1.05 - 1.10 (m, 2 H), 0.93 - 1.01 (m, 3 H).
【0382】
IUPAC化学名
各実施例のIUPAC化学名を以下に示す。現時点では、これらの名称は、一般的なソフトウェア、例えば、ツール、例えば、ChemDraw又はJChemでは認識されない。そのため、上記の実施例のセクション全体で使用されている化学名は、P/M命名法を手動で書き込んだChemDrawを使用して生成された。化学名は、P/M命名体系(例えば、「(3P)-」)を削除した後、ChemDrawを使用して化学構造に変換可能である。
【0383】
【表1】
【0384】
生物学的方法
HIV細胞培養アッセイ
MT-2細胞、293T細胞及びNL4-3ウイルスのプロウイルスDNAクローンを、NIHのAIDS研究及び標準試薬プログラム(NIH AIDS Research and Reference Reagent Program)から入手した。MT-2細胞を、10%の熱非働化ウシ胎児血清(FBS)、100mg/mLのペニシリンG及び最大100ユニット/mLのストレプトマイシンを補充したRPMI1640培地中で増殖させた。293T細胞を、10%の熱不活性化FBS、100mg/mLのペニシリンG及び最大100mg/mLのストレプトマイシンを補充したDMEM培地中で増殖させた。nef遺伝子の一部分をウミシイタケルシフェラーゼ遺伝子に置き換えた組換えNL4-3プロウイルスクローンを使用して、これらの研究において使用する参照ウイルスを作製した。Mirus Bio LLC(Madison、WI)製のTransit-293トランスフェクション試薬を使用する、293T細胞への組換えNL4-3プロウイルスクローンのトランスフェクションにより、組換えウイルスを調製した。2~3日後に上清を回収し、ルシフェラーゼ酵素活性をマーカーとして使用してルシフェラーゼ酵素活性を測定することにより、存在するウイルスの量をMT-2細胞において力価測定した。ルシフェラーゼは、Promega(Madison、WI)製のEnduRen Live Cell Substrateを使用して定量した。段階希釈された化合物の存在下において組換えウイルスに4~5日間感染させたMT-2細胞でルシフェラーゼ活性を測定することによって、組換えウイルスに対する化合物の抗ウイルス活性を定量化した。
【0385】
(Fa)=1/[1+(ED50/薬物濃度)m]であるメジアン効果式(median effect equation)の指数形式を使用することにより、50%有効濃度(EC50)を算出した(Johnson VA, Byington RT. Infectivity Assay. In Techniques in HIV Research. ed. Aldovini A, Walker BD. 71-76. New York: Stockton Press.1990)。阻害パーセント=1/[1+(EC50/薬物濃度)m](式中、mは濃度応答曲線の傾きを反映するパラメータである)であるメジアン効果式の指数形式を使用することにより、50%阻害濃度(EC50)を算出した。
【0386】
化合物細胞毒性及び対応するCC50値は、非感染細胞を使用したこと以外は抗ウイルスアッセイに記載のプロトコールと同じプロトコールを使用して決定した。細胞毒性は、XTT(2,3-ビス[2-メトキシ-4-ニトロ-5-スルホフェニル]-2H-テトラゾリウム-5-カルボキシアニリド分子内塩)に基づく比色アッセイ(Sigma-Aldrich、St Louis、Mo)を使用することにより、非感染MT-2細胞において4日目に評価した。
【0387】
【表2】
【0388】
本開示は上述の例示的な実施例に限定されず、実施例はあらゆる点において限定的ではなく例示的とみなされるべきであり、参照は上述の実施例よりもむしろ添付の特許請求の範囲に対して行われ、したがって、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内にあるすべての変更が包含されることが意図される。
【国際調査報告】