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特表2022-552171ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビーム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-15
(54)【発明の名称】ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビーム
(51)【国際特許分類】
   H04B 7/08 20060101AFI20221208BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20221208BHJP
   H04W 76/15 20180101ALI20221208BHJP
   H04W 76/18 20180101ALI20221208BHJP
   H04W 48/16 20090101ALI20221208BHJP
   H04L 27/26 20060101ALI20221208BHJP
【FI】
H04B7/08 024
H04W16/28 150
H04W76/15
H04W76/18
H04W48/16 131
H04L27/26 113
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022520789
(86)(22)【出願日】2020-10-09
(85)【翻訳文提出日】2022-04-04
(86)【国際出願番号】 US2020055002
(87)【国際公開番号】W WO2021072205
(87)【国際公開日】2021-04-15
(31)【優先権主張番号】62/914,330
(32)【優先日】2019-10-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/066,066
(32)【優先日】2020-10-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(72)【発明者】
【氏名】ジョウ、ヤン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、シャオシャ
(72)【発明者】
【氏名】コシュネビサン、モスタファ
(72)【発明者】
【氏名】スン、ジン
(72)【発明者】
【氏名】ルオ、タオ
(72)【発明者】
【氏名】ガール、ピーター
(72)【発明者】
【氏名】チェンダマライ・カンナン、アルムガン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA01
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE24
5K067JJ11
5K067KK02
5K067KK03
(57)【要約】
複数の送受信ポイント(TRP)とユーザ機器(UE)との間での同時通信のためのワイヤレス通信のための方法、システム、およびデバイスについて説明する。TRPの各々のためのデフォルトビームが決定され得、デフォルトビームをUEにおいて同時受信できない場合、どのTRPが最初に決定されたデフォルトビームを使用するのかを決定するために、優先度付けルールが適用され得、ここで、他のTRPは異なるビームを使用し得る。UEはまた、各TRPのための制御リソースセットのサブセットで構成され得、したがって、異なる構成されたサブセットに関連するビームは、適合性があり、UEにおいて同時に受信することが可能である。複数の同時TRP送信のビームの間に適合性を与えるための他の技法は、第1のビームの決定、および第1のビームへのマッピングに基づく第2のビームの選択、または基地局による明示的構成を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを識別するための手段と、
前記第1のデフォルトビームと前記第2のデフォルトビームとを前記UEにおいて同時受信できないと決定するための手段と、
前記決定することに応答して、所定の優先度付けルールに少なくとも部分的に基づいて、前記第1および第2のデフォルトビームのうちの1つを選択するための手段と、
前記選択されたデフォルトビームに関連する前記送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための手段と
を備える、装置。
【請求項2】
前記第1の送受信ポイントは、第1の制御リソースセットグループに関連付けられ、前記第2の送受信ポイントは、第2の制御リソースセットグループに関連付けられると決定するための手段、ここにおいて、前記第1の制御リソースセットグループは、前記第1のデフォルトビームに関連付けられ、前記第2の制御リソースセットグループは、前記第2のデフォルトビームに関連付けられる、ここにおいて、前記所定の優先度付けルールは、前記第1の制御リソースセットグループまたは前記第2の制御リソースセットグループのうちのどちらがより高い優先度を有するのかを示す、
をさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記所定の優先度付けルールは、前記第1の制御リソースセットグループと前記第2の制御リソースセットグループの事前指定された優先度を示す、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記第1の制御リソースセットグループまたは前記第2の制御リソースセットグループのうちのどちらが前記より高い優先度を有するのかを示す指示を基地局から受信するための手段
をさらに備える、請求項2に記載の装置。
【請求項5】
前記基地局からの前記指示は、無線リソース制御送信、媒体アクセス制御(MAC)制御要素、ダウンリンク制御情報、またはそれらの任意の組合せの中で与えられる、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記第1の制御リソースセットグループおよび前記第2の制御リソースセットグループの各々の1つまたは複数のパラメータを決定するための手段、ここにおいて、前記所定の優先度付けルールは、前記決定された1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項2に記載の装置。
【請求項7】
前記1つまたは複数のパラメータは、前記第1の制御リソースセットグループおよび前記第2の制御リソースセットグループの各々の中の制御リソースセットの数、前記第1の制御リソースセットグループおよび前記第2の制御リソースセットグループの各々の探索空間監視期間、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を含む、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記所定の優先度付けルールは、ハンドオーバ動作に関連する送受信ポイントが他の送受信ポイントに勝る優先度を有することを示す、請求項2に記載の装置。
【請求項9】
前記所定の優先度付けルールは、異なる送受信ポイントのための優先度が1つまたは複数のパラメータに基づいて変化することができることを定める、ここにおいて、前記1つまたは複数のパラメータは、送信スロットを含む、ここにおいて、前記第1の送受信ポイントのための前記第1のデフォルトビームは、送信スロットの第1のサブセットのために選択され、前記第2の送受信ポイントのための前記第2のデフォルトビームは、送信スロットの第2のサブセットのために選択される、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記1つまたは複数のパラメータは、前記第1の送受信ポイントおよび前記第2の送受信ポイントの各々に関連する制御リソースセット識別情報の値を含む、ここにおいて、最小の値を持つ制御リソースセット識別情報は、最高の優先度を有し、前記関連するデフォルト送信ビームは、前記関連する送受信ポイントとの通信のために選択される、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
サービング基地局に、前記UEにおいて同時受信できないビームを示す不適合ビーム報告を送信するための手段
をさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別するための手段と、ここにおいて、前記マッピングは、2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする前記第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す、
前記第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定するための手段と、
前記マッピングに少なくとも部分的に基づいて前記第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択するための手段と、
前記第1のデフォルトビームを使用して前記第1の送受信ポイントから、および前記第2のデフォルトビームを使用して前記第2の送受信ポイントから同時ダウンリンク通信を受信するための手段と
を備える、装置。
【請求項13】
前記マッピングは、前記第1の送受信ポイントのための制御リソースセットの第1のサブセットと前記第2の送受信ポイントのための制御リソースセットの第2のサブセットとを示し、各制御リソースセットは、関連するデフォルトビームを有する、ここにおいて、制御リソースセットの前記第1のサブセットと制御リソースセットの前記第2のサブセットとは重複しない、
前記第1のデフォルトビームは、制御リソースセットの前記第1のサブセットに少なくとも部分的に基づいて決定され、前記第2のデフォルトビームは、制御リソースセットの前記第2のサブセットに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
制御リソースセットの前記第1のサブセットに関連する任意のデフォルトビームは、制御リソースセットの前記第2のサブセットに関連する任意のデフォルトビームと前記UEにおいて同時に受信され得る、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記第1の送受信ポイントのための前記第1のデフォルトビームは、前記UEにおけるダウンリンク制御チャネル受信の制御リソースセットに基づいて決定され、前記第2のデフォルトビームは、前記第1のデフォルトビームにマッピングされる、ここにおいて、前記マッピングは、前記第2のデフォルトビームが前記第1の送受信ポイントの構成された制御リソースセットに対応しないことを定める、請求項12に記載の装置。
【請求項16】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報を基地局から受信するための手段と、ここにおいて、前記第1のデフォルトビームまたは前記第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、前記UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である、
前記第1の送受信ポイントおよび前記第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル送信と物理ダウンリンク共有チャネル送信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別するための手段と、
前記時間オフセットが前記しきい値を下回るとの前記識別に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の送受信ポイントからの前記第2のデフォルトビームと同時に前記第1の送受信ポイントからの前記第1のデフォルトビームを受信するための手段と
を備える、装置。
【請求項17】
前記基地局からの前記構成情報は、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)中で受信される、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記第1のデフォルトビームは、前記第1の送受信ポイントの前記関連する制御送信ビームに少なくとも部分的に基づいて決定され、前記第2のデフォルトビームは、前記構成情報中に明示的に示される、請求項16に記載の装置。
【請求項19】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
第1の送受信ポイントからUEに第1のダウンリンク通信を送信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントから前記UEに第2のダウンリンク通信を送信するための第2のデフォルトビームとを識別するための手段と、
前記第1のデフォルトビームと前記第2のデフォルトビームとを前記UEにおいて同時受信できないと決定するための手段と、
前記決定することに応答して、所定の優先度付けルールに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のデフォルトビームを使用して前記第1のダウンリンク通信を送信するように前記第1の送受信ポイントをスケジューリングし、前記第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して前記第2のダウンリンク通信を送信するように前記第2の送受信ポイントをスケジューリングするための手段と、ここにおいて、前記スケジューリングすることは、前記UEにおいて前記第1のダウンリンク通信と前記第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、
を備える、装置。
【請求項20】
前記第1の送受信ポイントは、第1の制御リソースセットグループに関連付けられ、前記第2の送受信ポイントは、第2の制御リソースセットグループに関連付けられると決定するための手段、ここにおいて、前記第1の制御リソースセットグループは、前記第1のデフォルトビームに関連付けられ、前記第2の制御リソースセットグループは、前記第2のデフォルトビームに関連付けられる、ここにおいて、前記所定の優先度付けルールは、前記第1の制御リソースセットグループまたは前記第2の制御リソースセットグループのうちのどちらがより高い優先度を有するのかを示す、
をさらに備える、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記所定の優先度付けルールは、前記第1の制御リソースセットグループと前記第2の制御リソースセットグループの事前指定された優先度を示す、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記第1の制御リソースセットグループまたは前記第2の制御リソースセットグループのうちのどちらが前記より高い優先度を有するのかを示す指示を前記UEに送信するための手段
をさらに備える、請求項20に記載の装置。
【請求項23】
前記第1の制御リソースセットグループおよび前記第2の制御リソースセットグループの各々の1つまたは複数のパラメータを決定するための手段、ここにおいて、前記所定の優先度付けルールは、前記決定された1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づく、
ここにおいて、前記1つまたは複数のパラメータは、前記第1の制御リソースセットグループおよび前記第2の制御リソースセットグループの各々の中の制御リソースセットの数、前記第1の制御リソースセットグループおよび前記第2の制御リソースセットグループの各々の探索空間監視期間、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を含む、
をさらに備える、請求項20に記載の装置。
【請求項24】
前記所定の優先度付けルールは、異なる送受信ポイントのための優先度が1つまたは複数のパラメータに基づいて変化することができることを定める、ここにおいて、前記1つまたは複数のパラメータは、送信スロットを含む、ここにおいて、前記第1の送受信ポイントのための前記第1のデフォルトビームは、送信スロットの第1のサブセットのために選択され、前記第2の送受信ポイントのための前記第2のデフォルトビームは、送信スロットの第2のサブセットのために選択される、請求項19に記載の装置。
【請求項25】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別するための手段と、ここにおいて、前記マッピングは、UEにおける2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする前記第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す、
前記第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定するための手段と、
前記マッピングに少なくとも部分的に基づいて前記第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択するための手段と、
前記決定し選択することに応答して、前記第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように前記第1の送受信ポイントをスケジューリングし、前記第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように前記第2の送受信ポイントをスケジューリングするための手段と、ここにおいて、前記スケジューリングすることは、前記UEにおいて前記第1のダウンリンク通信と前記第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、
を備える、装置。
【請求項26】
前記マッピングは、前記第1の送受信ポイントのための制御リソースセットの第1のサブセットと前記第2の送受信ポイントのための制御リソースセットの第2のサブセットとを示し、各制御リソースセットは、関連するデフォルトビームを有する、ここにおいて、制御リソースセットの前記第1のサブセットと制御リソースセットの前記第2のサブセットとは重複しない、
前記第1のデフォルトビームは、制御リソースセットの前記第1のサブセットに少なくとも部分的に基づいて決定され、前記第2のデフォルトビームは、制御リソースセットの前記第2のサブセットに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項25に記載の装置。
【請求項27】
制御リソースセットの前記第1のサブセットに関連する任意のデフォルトビームは、制御リソースセットの前記第2のサブセットに関連する任意のデフォルトビームと前記UEにおいて同時に受信され得る、請求項26に記載の装置。
【請求項28】
前記第1の送受信ポイントのための前記第1のデフォルトビームは、前記UEにおけるダウンリンク制御チャネル受信の制御リソースセットに基づいて決定され、前記第2のデフォルトビームは、前記第1のデフォルトビームにマッピングされる、請求項25に記載の装置。
【請求項29】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
第1の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報をUEに送信するための手段と、ここにおいて、前記第1のデフォルトビームまたは前記第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、前記UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である、
前記第1の送受信ポイントおよび前記第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル通信と物理ダウンリンク共有チャネル通信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別するための手段と、
前記識別することに応答して、前記第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように前記第1の送受信ポイントをスケジューリングし、前記第2のデフォルトビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように前記第2の送受信ポイントをスケジューリングするための手段と、ここにおいて、前記スケジューリングすることは、前記UEにおいて前記第1のダウンリンク通信と前記第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、
を備える、装置。
【請求項30】
前記基地局からの前記構成情報は、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)中で送信される、請求項29に記載の装置。
【請求項31】
前記第1のデフォルトビームは、前記第1の送受信ポイントの前記関連する制御送信ビームに少なくとも部分的に基づいて決定され、前記第2のデフォルトビームは、前記構成情報中に明示的に示される、請求項29に記載の装置。
【請求項32】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを識別することと、
前記第1のデフォルトビームと前記第2のデフォルトビームとを前記UEにおいて同時受信できないと決定することと、
前記決定することに応答して、所定の優先度付けルールに少なくとも部分的に基づいて、前記第1および第2のデフォルトビームのうちの1つを選択することと、
前記選択されたデフォルトビームに関連する前記送受信ポイントからダウンリンク通信を受信することと
を備える、方法。
【請求項33】
前記第1の送受信ポイントは、第1の制御リソースセットグループに関連付けられ、前記第2の送受信ポイントは、第2の制御リソースセットグループに関連付けられると決定すること、ここにおいて、前記第1の制御リソースセットグループは、前記第1のデフォルトビームに関連付けられ、前記第2の制御リソースセットグループは、前記第2のデフォルトビームに関連付けられる、ここにおいて、前記所定の優先度付けルールは、前記第1の制御リソースセットグループまたは前記第2の制御リソースセットグループのうちのどちらがより高い優先度を有するのかを示す、ここにおいて、前記所定の優先度付けルールは、前記第1の制御リソースセットグループと前記第2の制御リソースセットグループの事前指定された優先度を示す、
をさらに備える、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記第1の制御リソースセットグループまたは前記第2の制御リソースセットグループのうちのどちらが前記より高い優先度を有するのかを示す指示を基地局から受信すること、前記基地局からの前記指示は、無線リソース制御送信、媒体アクセス制御(MAC)制御要素、ダウンリンク制御情報、またはそれらの任意の組合せの中で与えられる
をさらに備える、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記第1の制御リソースセットグループおよび前記第2の制御リソースセットグループの各々の1つまたは複数のパラメータを決定すること、ここにおいて、前記所定の優先度付けルールは、前記決定された1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づく、ここにおいて、前記1つまたは複数のパラメータは、前記第1の制御リソースセットグループおよび前記第2の制御リソースセットグループの各々の中の制御リソースセットの数、前記第1の制御リソースセットグループおよび前記第2の制御リソースセットグループの各々の探索空間監視期間、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を含む、
をさらに備える、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記所定の優先度付けルールは、異なる送受信ポイントのための優先度が1つまたは複数のパラメータに基づいて変化することができることを定める、ここにおいて、前記1つまたは複数のパラメータは、送信スロットを含む、ここにおいて、前記第1の送受信ポイントのための前記第1のデフォルトビームは、送信スロットの第1のサブセットのために選択され、前記第2の送受信ポイントのための前記第2のデフォルトビームは、送信スロットの第2のサブセットのために選択される、請求項32に記載の方法。
【請求項37】
前記1つまたは複数のパラメータは、前記第1の送受信ポイントおよび前記第2の送受信ポイントの各々に関連する制御リソースセット識別情報の値を含む、ここにおいて、最小の値を持つ制御リソースセット識別情報は、最高の優先度を有し、前記関連するデフォルト送信ビームは、前記関連する送受信ポイントとの通信のために選択される、請求項32に記載の方法。
【請求項38】
サービング基地局に、前記UEにおいて同時受信できないビームを示す不適合ビーム報告を送信すること
をさらに備える、請求項32に記載の方法。
【請求項39】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別することと、ここにおいて、前記マッピングは、2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする前記第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す、
前記第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定することと、
前記マッピングに少なくとも部分的に基づいて前記第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択することと、
前記第1のデフォルトビームを使用して前記第1の送受信ポイントから、および前記第2のデフォルトビームを使用して前記第2の送受信ポイントから同時ダウンリンク通信を受信することと
を備える、方法。
【請求項40】
前記マッピングは、前記第1の送受信ポイントのための制御リソースセットの第1のサブセットと前記第2の送受信ポイントのための制御リソースセットの第2のサブセットとを示し、各制御リソースセットは、関連するデフォルトビームを有する、ここにおいて、制御リソースセットの前記第1のサブセットと制御リソースセットの前記第2のサブセットとは重複しない、
前記第1のデフォルトビームは、制御リソースセットの前記第1のサブセットに少なくとも部分的に基づいて決定され、前記第2のデフォルトビームは、制御リソースセットの前記第2のサブセットに少なくとも部分的に基づいて決定される、
ここにおいて、制御リソースセットの前記第1のサブセットに関連する任意のデフォルトビームは、制御リソースセットの前記第2のサブセットに関連する任意のデフォルトビームと前記UEにおいて同時に受信され得る、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記第1の送受信ポイントのための前記第1のデフォルトビームは、前記UEにおけるダウンリンク制御チャネル受信の制御リソースセットに基づいて決定され、前記第2のデフォルトビームは、前記第1のデフォルトビームにマッピングされ、前記マッピングは、前記第2のデフォルトビームが前記第1の送受信ポイントの構成された制御リソースセットに対応しないことを定める、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報を基地局から受信することと、ここにおいて、前記第1のデフォルトビームまたは前記第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、前記UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である、
前記第1の送受信ポイントおよび前記第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル送信と物理ダウンリンク共有チャネル送信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別することと、
前記時間オフセットが前記しきい値を下回るとの前記識別に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の送受信ポイントからの前記第2のデフォルトビームと同時に前記第1の送受信ポイントからの前記第1のデフォルトビームを受信することと
を備える、方法。
【請求項43】
前記基地局からの前記構成情報は、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)中で受信される、ここにおいて、同じMAC-CEは、前記第1のデフォルトビームと前記第2のデフォルトビームの両方を示す、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
第1の送受信ポイントからUEに第1のダウンリンク通信を送信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントから前記UEに第2のダウンリンク通信を送信するための第2のデフォルトビームとを識別することと、
前記第1のデフォルトビームと前記第2のデフォルトビームとを前記UEにおいて同時受信できないと決定することと、
前記決定することに応答して、所定の優先度付けルールに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のデフォルトビームを使用して前記第1のダウンリンク通信を送信するように前記第1の送受信ポイントをスケジューリングし、前記第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して前記第2のダウンリンク通信を送信するように前記第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここにおいて、前記スケジューリングすることは、前記UEにおいて前記第1のダウンリンク通信と前記第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、
を備える、方法。
【請求項45】
前記第1の送受信ポイントは、第1の制御リソースセットグループに関連付けられ、前記第2の送受信ポイントは、第2の制御リソースセットグループに関連付けられると決定することと、ここにおいて、前記第1の制御リソースセットグループは、前記第1のデフォルトビームに関連付けられ、前記第2の制御リソースセットグループは、前記第2のデフォルトビームに関連付けられる、ここにおいて、前記所定の優先度付けルールは、前記第1の制御リソースセットグループまたは前記第2の制御リソースセットグループのうちのどちらがより高い優先度を有するのかを示す、
前記第1の制御リソースセットグループまたは前記第2の制御リソースセットグループのうちのどちらが前記より高い優先度を有するのかを示す指示を前記UEに送信することと
をさらに備える、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記第1の制御リソースセットグループおよび前記第2の制御リソースセットグループの各々の1つまたは複数のパラメータを決定すること、ここにおいて、前記所定の優先度付けルールは、前記決定された1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づく、ここにおいて、前記1つまたは複数のパラメータは、前記第1の制御リソースセットグループおよび前記第2の制御リソースセットグループの各々の中の制御リソースセットの数、前記第1の制御リソースセットグループおよび前記第2の制御リソースセットグループの各々の探索空間監視期間、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を含む、
をさらに備える、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記所定の優先度付けルールは、異なる送受信ポイントのための優先度が1つまたは複数のパラメータに基づいて変化することができることを定める、ここにおいて、前記1つまたは複数のパラメータは、送信スロットを含む、ここにおいて、前記第1の送受信ポイントのための前記第1のデフォルトビームは、送信スロットの第1のサブセットのために選択され、前記第2の送受信ポイントのための前記第2のデフォルトビームは、送信スロットの第2のサブセットのために選択される、請求項44に記載の方法。
【請求項48】
基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別することと、ここにおいて、前記マッピングは、UEにおける2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする前記第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す、
前記第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定することと、
前記マッピングに少なくとも部分的に基づいて前記第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択することと、
前記決定し選択することに応答して、前記第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように前記第1の送受信ポイントをスケジューリングし、前記第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように前記第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここにおいて、前記スケジューリングすることは、前記UEにおいて前記第1のダウンリンク通信と前記第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、
を備える、方法。
【請求項49】
前記マッピングは、前記第1の送受信ポイントのための制御リソースセットの第1のサブセットと前記第2の送受信ポイントのための制御リソースセットの第2のサブセットとを示し、各制御リソースセットは、関連するデフォルトビームを有する、ここにおいて、制御リソースセットの前記第1のサブセットと制御リソースセットの前記第2のサブセットとは重複しない、
前記第1のデフォルトビームは、制御リソースセットの前記第1のサブセットに少なくとも部分的に基づいて決定され、前記第2のデフォルトビームは、制御リソースセットの前記第2のサブセットに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記第1の送受信ポイントのための前記第1のデフォルトビームは、前記UEにおけるダウンリンク制御チャネル受信の制御リソースセットに基づいて決定され、前記第2のデフォルトビームは、前記第1のデフォルトビームにマッピングされる、請求項48に記載の方法。
【請求項51】
基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
第1の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報をUEに送信することと、ここにおいて、前記第1のデフォルトビームまたは前記第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、前記UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である、
前記第1の送受信ポイントおよび前記第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル通信と物理ダウンリンク共有チャネル通信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別することと、
前記識別することに応答して、前記第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように前記第1の送受信ポイントをスケジューリングし、前記第2のデフォルトビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように前記第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここにおいて、前記スケジューリングすることは、前記UEにおいて前記第1のダウンリンク通信と前記第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、
を備える、方法。
【請求項52】
前記基地局からの前記構成情報は、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)中で送信される、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記第1のデフォルトビームは、前記第1の送受信ポイントの前記関連する制御送信ビームに少なくとも部分的に基づいて決定され、前記第2のデフォルトビームは、前記構成情報中に明示的に示される、請求項51に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
[0001]本特許出願は、2020年10月8日に出願された「DEFAULT TRANSISSION BEAMS FOR MULTIPLE TRANSMISSION-RECEPTION POINTS IN WIRELESS COMMUNICATIONS」と題するZHOUらによる米国特許出願第17/066,066号の優先権を主張し、この米国特許出願は、本出願の譲受人に譲渡された、2019年10月11日に出願された「DEFAULT TRANSMISSION BEAMS FOR MULTIPLE TRANSMISSION-RECEPTION POINTS IN WIRELESS COMMUNICATIONS」と題するZHOUらによる米国仮特許出願第62/914,330号の利益を主張する。
【0002】
[0002]以下は、一般に、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームに関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、および新無線(NR)システムと呼ばれることがある第5世代(5G)システムを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-S-OFDM)などの技術を採用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE)として知られていることがある、複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、いくつかの基地局またはネットワークアクセスノードを含み得る。
【0004】
[0004]いくつかの展開では、次世代またはギガノードB(gNB)などの基地局は、信頼性、カバレージ、容量パフォーマンス、またはそれらの組合せを改善するために1つまたは複数の送受信ポイント(TRP)を使用した通信をサポートし得る。場合によっては、UEは、複数のTRPとの通信を同時に受信および送信するために複数のTRPとビームフォーミングされた通信リンクを確立し得る。たとえば、UEは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を受信し、PDCCHからの制御情報を復号し、復号された制御情報を使用して後続の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信を復号し得る。場合によっては、PDCCH送信とPDSCH送信とは、一緒に近くにスケジュールされ得、(たとえば、送信間の時間がしきい値を下回る場合)UEは、PDSCH送信より前にPDCCH送信を復号することができないことがある。したがって、そのような場合に複数のTRPからの送信を同時に受信する効率的で信頼できる技法が望ましい。
【発明の概要】
【0005】
[0005]説明される技法は、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする改善された方法、システム、デバイス、および装置に関する。様々な態様によれば、ユーザ機器(UE)において同時に受信されるダウンリンク通信のための2つ以上の送受信ポイント(TRP)のデフォルトビームの決定を提供する技法について説明する。場合によっては、TRPは、ダウンリンク共有チャネル送信(たとえば、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信)のためにデフォルトビームを使用し得、UEは、関連する制御チャネル送信(たとえば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)送信)の時間しきい値内に送信されるダウンリンク共有チャネル送信を監視するためにデフォルトビームを使用し得る。場合によっては、UEが関連するデフォルトビームを介して異なるTRPから複数の送信を同時に受信することを可能にするために、デフォルトビームは、UEが各デフォルトビームを同時に受信することができるように構成され得る。
【0006】
[0006]場合によっては、複数のTRPの各々のためのデフォルトビームが決定され得、デフォルトビームが適合性がない(すなわち、UEにおいて同時受信できない)場合、UEとTRPとは、どのTRPが最初に決定されたデフォルトビームを使用するのかを決定するために優先度付けルールを適用し得、ここで、他のTRPは、そのTRPに関連する最初に決定されたデフォルトビームとは異なるビームを使用し得る。そのような優先度付けルールは、事前構成されたルールであり得、(たとえば、無線リソース制御(RRC)シグナリング、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)、ダウンリンク制御情報(DCI)、または任意のそれらの組合せを介して)サービング基地局によってシグナリングされ得る。他の場合には、UEはまた、各TRPのためのCORESETのサブセットで構成され得、したがって、異なる構成されたサブセットに関連するビームは、適合性があり、UEにおいて同時に受信することが可能である。さらなる場合では、第1のTRPのための第1のビームは、第1のTRPの最も低い制御リソースセット(CORESET)IDに基づいて決定され得、次いで、第2のTRPのための第2のビームは、第1のビームへのマッピングに基づいて決定され得る。またさらなる場合では、サービング基地局は、各TRPのために適合性があるデフォルトビームを与えるために1つまたは複数のTRPのためのデフォルトビームを明示的に構成し得る。
【0007】
[0007]UEにおけるワイヤレス通信の方法について説明する。本方法は、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを識別することと、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定することと、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに少なくとも部分的に基づいて、第1および第2のデフォルトビームのうちの1つを選択することと、選択されたデフォルトビームに関連する送受信ポイントからダウンリンク通信を受信することとを含み得る。
【0008】
[0008]UEにおけるワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ中に記憶された命令とを含み得る。本命令は、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを識別することと、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定することと、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに少なくとも部分的に基づいて、第1および第2のデフォルトビームのうちの1つを選択することと、選択されたデフォルトビームに関連する送受信ポイントからダウンリンク通信を受信することとを装置に行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0009】
[0009]UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置について説明する。本装置は、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを識別することと、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定することと、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに少なくとも部分的に基づいて、第1および第2のデフォルトビームのうちの1つを選択することと、選択されたデフォルトビームに関連する送受信ポイントからダウンリンク通信を受信することとを行う手段を含み得る。
【0010】
[0010]UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。本コードは、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを識別することと、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定することと、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに少なくとも部分的に基づいて、第1および第2のデフォルトビームのうちの1つを選択することと、選択されたデフォルトビームに関連する送受信ポイントからダウンリンク通信を受信することとを行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0011】
[0011]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の送受信ポイントは、第1の制御リソースセットグループに関連付けられ、第2の送受信ポイントは、第2の制御リソースセットグループに関連付けられると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、第1の制御リソースセットグループは、第1のデフォルトビームに関連付けられ、第2の制御リソースセットグループは、第2のデフォルトビームに関連付けられ、ここで、所定の優先度付けルールは、第1の制御リソースセットグループまたは第2の制御リソースセットグループのうちのどちらがより高い優先度を有し得るのかを示す。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、所定の優先度付けルールは、第1の制御リソースセットグループと第2の制御リソースセットグループの事前指定された優先度を示す。
【0012】
[0012]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の制御リソースセットグループまたは第2の制御リソースセットグループのうちのどちらがより高い優先度を有し得るのかを示す指示を基地局から受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、基地局からの指示は、無線リソース制御送信、媒体アクセス制御(MAC)制御要素、ダウンリンク制御情報、またはそれらの任意の組合せの中で与えられる。
【0013】
[0013]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の制御リソースセットグループおよび第2の制御リソースセットグループの各々の1つまたは複数のパラメータを決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、所定の優先度付けルールは、決定された1つまたは複数のパラメータに基づく。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のパラメータは、第1の制御リソースセットグループおよび第2の制御リソースセットグループの各々の中の制御リソースセットの数、第1の制御リソースセットグループおよび第2の制御リソースセットグループの各々の探索空間監視期間、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を含む。
【0014】
[0014]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、所定の優先度付けルールは、ハンドオーバ動作に関連する送受信ポイントが他の送受信ポイントに勝る優先度を有し得ることを示す。
【0015】
[0015]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、所定の優先度付けルールは、異なる送受信ポイントのための優先度が1つまたは複数のパラメータに基づいて変化することができることを定める。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のパラメータは、送信スロットを含み、ここで、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームは、送信スロットの第1のサブセットのために選択され、第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームは、送信スロットの第2のサブセットのために選択される。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のパラメータは、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々に関連する制御リソースセット識別情報(control resource set identification)の値を含み、ここで、最小の値を持つ制御リソースセット識別情報は、最高の優先度を有し得、関連するデフォルト送信ビームは、関連する送受信ポイントとの通信のために選択される。
【0016】
[0016]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、サービング基地局に、UEにおいて同時受信できないビームを示す不適合ビーム報告を送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0017】
[0017]UEにおけるワイヤレス通信の方法について説明する。本方法は、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別することと、ここにおいて、マッピングは、2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定することと、マッピングに基づいて第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択することと、第1のデフォルトビームを使用して第1の送受信ポイントから、および第2のデフォルトビームを使用して第2の送受信ポイントから同時ダウンリンク通信を受信することとを含み得る。
【0018】
[0018]UEにおけるワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ中に記憶された命令とを含み得る。本命令は、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別することと、ここにおいて、マッピングは、2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定することと、マッピングに基づいて第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択することと、第1のデフォルトビームを使用して第1の送受信ポイントから、および第2のデフォルトビームを使用して第2の送受信ポイントから同時ダウンリンク通信を受信することとを装置に行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0019】
[0019]UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置について説明する。本装置は、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別することと、ここにおいて、マッピングは、2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定することと、マッピングに基づいて第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択することと、第1のデフォルトビームを使用して第1の送受信ポイントから、および第2のデフォルトビームを使用して第2の送受信ポイントから同時ダウンリンク通信を受信することとを行うための手段を含み得る。
【0020】
[0020]UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。本コードは、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別することと、ここにおいて、マッピングは、2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定することと、マッピングに基づいて第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択することと、第1のデフォルトビームを使用して第1の送受信ポイントから、および第2のデフォルトビームを使用して第2の送受信ポイントから同時ダウンリンク通信を受信することとを行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0021】
[0021]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、マッピングは、第1の送受信ポイントのための制御リソースセットの第1のサブセットと第2の送受信ポイントのための制御リソースセットの第2のサブセットとを示し、各制御リソースセットは、関連するデフォルトビームを有し、ここで、制御リソースセットの第1のサブセットと制御リソースセットの第2のサブセットとは重複せず、第1のデフォルトビームは、制御リソースセットの第1のサブセットに基づいて決定され、第2のデフォルトビームは、制御リソースセットの第2のサブセットに基づいて決定される。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、制御リソースセットの第1のサブセットに関連する任意のデフォルトビームは、制御リソースセットの第2のサブセットに関連する任意のデフォルトビームとUEにおいて同時に受信され得る。
【0022】
[0022]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームは、UEにおけるダウンリンク制御チャネル受信の制御リソースセットに基づいて決定され、第2のデフォルトビームは、第1のデフォルトビームにマッピングされる。
【0023】
[0023]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、マッピングは、第2のデフォルトビームが第1の送受信ポイントの構成された制御リソースセットに対応しないことを定める。
【0024】
[0024]UEにおけるワイヤレス通信の方法について説明する。本方法は、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報を基地局から受信することと、ここで、第1のデフォルトビームまたは第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル送信と物理ダウンリンク共有チャネル送信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別することと、時間オフセットがしきい値を下回るとの識別に基づいて、第2の送受信ポイントからの第2のデフォルトビームと同時に第1の送受信ポイントからの第1のデフォルトビームを受信することとを含み得る。
【0025】
[0025]UEにおけるワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ中に記憶された命令とを含み得る。本命令は、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報を基地局から受信することと、ここで、第1のデフォルトビームまたは第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル送信と物理ダウンリンク共有チャネル送信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別することと、時間オフセットがしきい値を下回るとの識別に基づいて、第2の送受信ポイントからの第2のデフォルトビームと同時に第1の送受信ポイントからの第1のデフォルトビームを受信することとを装置に行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0026】
[0026]UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置について説明する。本装置は、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報を基地局から受信することと、ここで、第1のデフォルトビームまたは第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル送信と物理ダウンリンク共有チャネル送信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別することと、時間オフセットがしきい値を下回るとの識別に基づいて、第2の送受信ポイントからの第2のデフォルトビームと同時に第1の送受信ポイントからの第1のデフォルトビームを受信することとを行うための手段を含み得る。
【0027】
[0027]UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。本コードは、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報を基地局から受信することと、ここで、第1のデフォルトビームまたは第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル送信と物理ダウンリンク共有チャネル送信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別することと、時間オフセットがしきい値を下回るとの識別に基づいて、第2の送受信ポイントからの第2のデフォルトビームと同時に第1の送受信ポイントからの第1のデフォルトビームを受信することとを行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、基地局からの構成情報は、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)中で受信される。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、同じMAC-CEは、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームの両方を示す。
【0028】
[0028]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のデフォルトビームは、第1の送受信ポイントの関連する制御送信ビームに基づいて決定され、第2のデフォルトビームは、構成情報中に明示的に示される。
【0029】
[0029]基地局におけるワイヤレス通信の方法について説明する。本方法は、第1の送受信ポイントからUEに第1のダウンリンク通信を送信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからUEに第2のダウンリンク通信を送信するための第2のデフォルトビームとを識別することと、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定することと、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに基づいて、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、を含み得る。
【0030】
[0030]基地局におけるワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ中に記憶された命令とを含み得る。本命令は、第1の送受信ポイントからUEに第1のダウンリンク通信を送信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからUEに第2のダウンリンク通信を送信するための第2のデフォルトビームとを識別することと、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定することと、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに基づいて、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、を装置に行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0031】
[0031]基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置について説明する。本装置は、第1の送受信ポイントからUEに第1のダウンリンク通信を送信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからUEに第2のダウンリンク通信を送信するための第2のデフォルトビームとを識別することと、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定することと、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに基づいて、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、を行うための手段を含み得る。
【0032】
[0032]基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。本コードは、第1の送受信ポイントからUEに第1のダウンリンク通信を送信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからUEに第2のダウンリンク通信を送信するための第2のデフォルトビームとを識別することと、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定することと、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに基づいて、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングすることとを行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである。
【0033】
[0033]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の送受信ポイントは、第1の制御リソースセットグループに関連付けられ、第2の送受信ポイントは、第2の制御リソースセットグループに関連付けられると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、第1の制御リソースセットグループは、第1のデフォルトビームに関連付けられ、第2の制御リソースセットグループは、第2のデフォルトビームに関連付けられ、ここで、所定の優先度付けルールは、第1の制御リソースセットグループまたは第2の制御リソースセットグループのうちのどちらがより高い優先度を有し得るのかを示す。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、所定の優先度付けルールは、第1の制御リソースセットグループと第2の制御リソースセットグループの事前指定された優先度を示す。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の制御リソースセットグループまたは第2の制御リソースセットグループのうちのどちらがより高い優先度を有し得るのかを示す指示をUEに送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0034】
[0034]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1の制御リソースセットグループおよび第2の制御リソースセットグループの各々の1つまたは複数のパラメータを決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、所定の優先度付けルールは、決定された1つまたは複数のパラメータに基づく。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のパラメータは、第1の制御リソースセットグループおよび第2の制御リソースセットグループの各々の中の制御リソースセットの数、第1の制御リソースセットグループおよび第2の制御リソースセットグループの各々の探索空間監視期間、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を含む。
【0035】
[0035]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、所定の優先度付けルールは、異なる送受信ポイントのための優先度が1つまたは複数のパラメータに基づいて変化することができることを定める。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のパラメータは、送信スロットを含み、ここで、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームは、送信スロットの第1のサブセットのために選択され、第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームは、送信スロットの第2のサブセットのために選択される。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のパラメータは、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々に関連する制御リソースセット識別情報の値を含み、ここで、最小の値を持つ制御リソースセット識別情報は、最高の優先度を有し得、関連するデフォルト送信ビームは、関連する送受信ポイントとの通信のために選択される。
【0036】
[0036]基地局におけるワイヤレス通信の方法について説明する。本方法は、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別することと、ここにおいて、マッピングは、UEにおける2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定することと、マッピングに基づいて第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択することと、決定し選択することに応答して、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、を含み得る。
【0037】
[0037]基地局におけるワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ中に記憶された命令とを含み得る。本命令は、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別することと、ここにおいて、マッピングは、UEにおける2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定することと、マッピングに基づいて第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択することと、決定し選択することに応答して、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、を装置に行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0038】
[0038]基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置について説明する。本装置は、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別することと、ここにおいて、マッピングは、UEにおける2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定することと、マッピングに基づいて第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択することと、決定し選択することに応答して、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、を行うための手段を含み得る。
【0039】
[0039]基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。本コードは、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別することと、ここにおいて、マッピングは、UEにおける2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定することと、マッピングに基づいて第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択することと、決定し選択することに応答して、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、を行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0040】
[0040]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、マッピングは、第1の送受信ポイントのための制御リソースセットの第1のサブセットと第2の送受信ポイントのための制御リソースセットの第2のサブセットとを示し、各制御リソースセットは、関連するデフォルトビームを有し、ここで、制御リソースセットの第1のサブセットと制御リソースセットの第2のサブセットとは重複せず、第1のデフォルトビームは、制御リソースセットの第1のサブセットに基づいて決定され、第2のデフォルトビームは、制御リソースセットの第2のサブセットに基づいて決定される。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、制御リソースセットの第1のサブセットに関連する任意のデフォルトビームは、制御リソースセットの第2のサブセットに関連する任意のデフォルトビームとUEにおいて同時に受信され得る。
【0041】
[0041]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームは、UEにおけるダウンリンク制御チャネル受信の制御リソースセットに基づいて決定され、第2のデフォルトビームは、第1のデフォルトビームにマッピングされる。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、マッピングは、第2のデフォルトビームが第1の送受信ポイントの構成された制御リソースセットに対応しないことを定める。
【0042】
[0042]基地局におけるワイヤレス通信の方法について説明する。本方法は、第1の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報をUEに送信することと、ここで、第1のデフォルトビームまたは第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル通信と物理ダウンリンク共有チャネル通信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別することと、識別することに応答して、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、を含み得る。
【0043】
[0043]基地局におけるワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ中に記憶された命令とを含み得る。本命令は、第1の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報をUEに送信することと、ここで、第1のデフォルトビームまたは第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル通信と物理ダウンリンク共有チャネル通信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別することと、識別することに応答して、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、を装置に行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0044】
[0044]基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置について説明する。本装置は、第1の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報をUEに送信することと、ここで、第1のデフォルトビームまたは第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル通信と物理ダウンリンク共有チャネル通信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別することと、識別することに応答して、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、を行うための手段を含み得る。
【0045】
[0045]基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。本コードは、第1の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報をUEに送信することと、ここで、第1のデフォルトビームまたは第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル通信と物理ダウンリンク共有チャネル通信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別することと、識別することに応答して、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、を行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0046】
[0046]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、基地局からの構成情報は、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)中で送信される。本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、同じMAC-CEは、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームの両方を示す。
【0047】
[0047]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のデフォルトビームは、第1の送受信ポイントの関連する制御送信ビームに基づいて決定され、第2のデフォルトビームは、構成情報中に明示的に示される。
【図面の簡単な説明】
【0048】
図1】[0048]本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするワイヤレス通信のためのシステムの一例を示す図。
図2】[0049]本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするワイヤレス通信システムの一部分の一例を示す図。
図3】[0050]本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするUEによって監視されるCORESETの一例を示す図。
図4】[0051]本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。
図5】[0052]本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするプロセスフローの一例を示す図。
図6】[0053]本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするデバイスのブロック図。
図7】本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするデバイスのブロック図。
図8】[0054]本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする通信マネージャのブロック図。
図9】[0055]本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするデバイスを含むシステムの図。
図10】[0056]本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするデバイスのブロック図。
図11】本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするデバイスのブロック図。
図12】[0057]本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする通信マネージャのブロック図。
図13】[0058]本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするデバイスを含むシステムの図。
図14】[0059]本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする方法を示すフローチャート。
図15】本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする方法を示すフローチャート。
図16】本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする方法を示すフローチャート。
図17】本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする方法を示すフローチャート。
図18】本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする方法を示すフローチャート。
図19】本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする方法を示すフローチャート。
図20】本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする方法を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0049】
[0060]様々な提供される技法は、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイント(TRP)のためのデフォルト送信ビームに関する。様々な態様によれば、ユーザ機器(UE)において同時に受信されるダウンリンク通信のための2つ以上のTRPのデフォルトビームの決定を提供する技法について説明する。場合によっては、UEは、TRPからの後続の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信を復号するための制御情報を含む物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)送信をTRPから受信し得る。UEは、PDSCH送信を受信する前に制御情報を復号し、PDSCH送信を受信および/または復号するための1つまたは複数のパラメータを構成するために制御情報を使用し得る。場合によっては、TRPは、PDCCH送信に時間的に近いまたはそれと重複するPDSCH送信を送り得る。PDCCH送信とPDSCH送信との間のオフセットが時間しきい値を下回る場合、UEは、PDSCH送信を受信および復号するためにそれの受信パラメータを構成するのに十分な時間でPDCCH中の制御情報を復号することができないことがある。したがって、UEとTRPとは、UEがPDCCH制御情報を受信し、復号する間にPDSCH送信をバッファリングするようにデフォルト受信ビームを構成し得る。場合によっては、TRPは、ダウンリンク制御情報を搬送し得るワイヤレスリソースを識別する1つまたは複数の制御リソースセット(CORESET)で構成され得、TRPのためのデフォルトビームは、CORESETのグループ内で最も低いCORESET IDをもつCORESETに関連するビームとして決定され得る。
【0050】
[0061]しかしながら、場合によっては、複数のTRPは、UEへの同時送信のために構成され得、ここで、UEは、複数のTRPから複数の送信を同時に受信することになっている。そのような場合、各TRPのためのデフォルトビームのそのような選択は、UEによって同時受信できない不適合のビームを生じ得る。たとえば、複数のTRPから同時ダウンリンク送信を受信することになっているUEは、一度に1つのビームを受信することがそれぞれ可能であり得る複数のアンテナパネルを使用し得、したがって、2つのTRPがUEにおいて同じアンテナパネルを使用するデフォルトビームを有する場合、UEは、両方のデフォルトビームを同時に受信することができないことになる。
【0051】
[0062]本開示の様々な態様によれば、そのようなUEが関連するデフォルトビームを介して異なるTRPから複数の送信を同時に受信することを可能にするために、デフォルトビームは、UEが各デフォルトビームを受信することができるように構成され得る。場合によっては、複数のTRPの各々のためのデフォルトビームが決定され得、デフォルトビームが適合性がない場合、UEとTRPとは、どのTRPが最初に決定されたデフォルトビームを使用するのかを決定するために優先度付けルールを適用し得、ここで、他のTRPは、最初に決定されたデフォルトビームとは異なるビームを使用し得る。そのような優先度付けルールは、事前構成されたルールであり得、(たとえば、無線リソース制御(RRC)シグナリング、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)、ダウンリンク制御情報(DCI)、または任意のそれらの組合せを介して)サービング基地局によってシグナリングされ得る。他の場合には、UEはまた、各TRPのためのCORESETのサブセットで構成され得、したがって、異なる構成されたサブセットに関連するビームは、適合性があり、UEにおいて同時に受信することが可能である。さらなる場合では、第1のTRPのための第1のビームは、第1のTRPの最も低いCORESET IDに基づいて決定され得、次いで、第2のTRPのための第2のビームは、第1のビームへのマッピングに基づいて決定され得る。またさらなる場合では、サービング基地局は、各TRPから適合性があるビームを与えるために1つまたは複数のTRPのためのデフォルトビームを明示的に構成し得る。
【0052】
[0063]そのような技法は、スループットを改善するかまたは通信の信頼性を改善するためにUEと複数のTRPとの間の通信をサポートし得る。たとえば、マルチTRP動作モードで動作するときに、UEは、複数のTRPから異なるダウンリンクデータを同時に受信して、改善されたスループットを生じ得るか、またはUEは、複数のTRPから同じダウンリンクデータを受信して、改善された信頼性(たとえば、UEによってデータが受信されるより高い可能性)を生じ得る。本明細書で説明される技法は、そのような信頼性、スループット、またはその両方をさらに向上させ得る。
【0053】
[0064]本開示の態様について、初めにワイヤレス通信システムのコンテキストで説明する。次いで、複数のTRP構成のためのデフォルトビーム決定をサポートするプロセスおよびシグナリング交換の例について説明する。本開示の態様を、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームに関する装置図、システム図、およびフローチャートによってさらに示し、それらを参照しながら説明する。
【0054】
[0065]図1は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-Aプロネットワーク、または新無線(NR)ネットワークであり得る。場合によっては、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、または低コストおよび低複雑度デバイスを用いた通信をサポートし得る。
【0055】
[0066]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレスに通信し得る。本明細書で説明される基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、(そのいずれもgNBと呼ばれることがある)次世代ノードBまたはギガノードB、ホームノードB、ホームeノードB、あるいは何らかの他の好適な用語を含み得るか、またはそのように当業者によって呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロ基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。本明細書で説明されるUE115は、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局105およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
【0056】
[0067]各基地局105は、様々なUE115との通信がサポートされる特定の地理的カバレージエリア110に関連付けられ得る。各基地局105は、通信リンク125を介してそれぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供することができ、基地局105とUE115との間の通信リンク125は、1つまたは複数のキャリアを使用し得る。ワイヤレス通信システム100に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあるが、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。
【0057】
[0068]基地局105のための地理的カバレージエリア110は、地理的カバレージエリア110の一部分を構成するセクタに分割され得、各セクタはセルに関連付けられ得る。たとえば、各基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、もしくは他のタイプのセル、またはそれらの様々な組合せに通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、基地局105は可動であり得、したがって、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術に関連する異なる地理的カバレージエリア110は、重複することがあり、異なる技術に関連する重複する地理的カバレージエリア110は、同じ基地局105によってまたは異なる基地局105によってサポートされ得る。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを与える異種LTE/LTE-A/LTE-A ProまたはNRネットワークを含み得る。
【0058】
[0069]「セル」という用語は、(たとえば、キャリア上の)基地局105との通信のために使用される論理通信エンティティを指し、同じまたは異なるキャリアを介して動作するネイバリングセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID))に関連付けられ得る。いくつかの例では、キャリアは複数のセルをサポートし得、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを与え得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)など)に従って構成され得る。場合によっては、「セル」という用語は、論理エンティティがその上で動作する地理的カバレージエリア110の一部分(たとえば、セクタ)を指すことがある。
【0059】
[0070]UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され得、各UE115は固定または移動であり得る。UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもあり、ここで、「デバイス」は、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115はまた、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスであり得る。いくつかの例では、UE115は、器具、車両、メーターなどの様々な物品中で実装され得る、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、またはMTCデバイスなどを指すこともある。
【0060】
[0071]MTCデバイスまたはIoTデバイスなど、いくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度デバイスであり得、(たとえば、マシンツーマシン(M2M)通信を介した)マシン間の自動通信を提供し得る。M2M通信またはMTCは、デバイスが人の介入なしに互いにまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指すことがある。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、情報を測定またはキャプチャするためにセンサーまたはメーターを組み込み、情報を利用することができる中央サーバもしくはアプリケーションプログラムにその情報を中継するか、またはプログラムもしくはアプリケーションと対話している人間に情報を提示するデバイスからの通信を含み得る。いくつかのUE115は、情報を収集するか、またはマシンの自動化された挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイス用のアプリケーションの例には、スマートメータリング、在庫監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理およびトラッキング、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネス課金が含まれる。
【0061】
[0072]いくつかのUE115は、半二重通信などの電力消費量を低減する動作モード(たとえば、送信と受信とを同時にではなく、送信または受信を介した一方向通信をサポートするモード)を採用するように構成され得る。いくつかの例では、半二重通信は、低減されたピークレートで実施され得る。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブ通信に関与していないときに電力節約する「ディープスリープ」モードに入ること、または(たとえば、狭帯域通信に従って)限定された帯域幅を介して動作することを含む。場合によっては、UE115は、クリティカルな機能(たとえば、ミッションクリティカルな機能)をサポートするように設計され得、ワイヤレス通信システム100は、これらの機能のための超高信頼通信を提供するように構成され得る。
【0062】
[0073]場合によっては、UE115は、(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはデバイスツーデバイス(D2D)のプロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することも可能であり得る。D2D通信を利用するUE115のグループのうちの1つまたは複数が、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110外にあるか、またはさもなければ、基地局105からの送信を受信することができないことがある。場合によっては、D2D通信を介して通信しているUE115のグループは、各UE115がグループ中のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。場合によっては、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、D2D通信は、基地局105の関与なしにUE115間で行われる。
【0063】
[0074]基地局105は、コアネットワーク130とおよび互いに通信し得る。たとえば、基地局105は、バックホールリンク132を通して(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、直接(たとえば、基地局105間で直接)または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれかでバックホールリンク134上で(たとえば、X2、Xn、または他のインターフェースを介して)互いに通信し得る。
【0064】
[0075]コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス認可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを提供し得る。コアネットワーク130は、少なくとも1つのモビリティ管理エンティティ(MME)と、少なくとも1つのサービングゲートウェイ(S-GW)と、少なくとも1つのパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)とを含み得る、発展型パケットコア(EPC)であり得る。MMEは、EPCに関連付けられた基地局105によってサービスされるUE115のためのモビリティ、認証、およびベアラ管理などの非アクセス層(たとえば、制御プレーン)機能を管理し得る。ユーザIPパケットはS-GWを通して転送され得、S-GW自体はP-GWに接続され得る。P-GWは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得る。P-GWは、ネットワーク事業者IPサービスに接続され得る。事業者IPサービスは、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換(PS)ストリーミングサービスへのアクセスを含み得る。
【0065】
[0076]基地局105など、ネットワークデバイスのうちの少なくともいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であり得る、アクセスネットワークエンティティなどの副構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティは、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、またはTRPと呼ばれることがある、いくつかの他のアクセスネットワーク送信エンティティを通してUE115と通信し得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティまたは基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびアクセスネットワークコントローラ)にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)にコンソリデートされ得る。
【0066】
[0077]ワイヤレス通信システム100は、一般に300メガヘルツ(MHz)~300ギガヘルツ(GHz)の範囲内の、1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。概して、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が長さ約1デシメートルから1メートルに及ぶので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建築物および環境特徴によって阻止またはリダイレクトされ得る。しかしながら、波は、マクロセルが、屋内に位置するUE115にサービスを与えるために、十分に構造を透過し得る。UHF波の送信は、300MHzを下回るスペクトルの高周波(HF)または超短波(VHF)部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する送信と比較してより小さいアンテナおよびより短い距離(たとえば、100km未満)に関連付けられ得る。
【0067】
[0078]ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域とも知られている、3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使う超高周波(SHF)領域の中で動作し得る。SHF領域は、他のユーザからの干渉を許容することが可能であり得るデバイスによって機会主義的に使用され得る、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの帯域を含む。
【0068】
[0079]ワイヤレス通信システム100はまた、ミリメートル帯域としても知られる(たとえば、30GHzから300GHzまでの)スペクトルの極高周波(EHF)領域において動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートし得、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりも一層小さく、より間隔が密であり得る。場合によっては、これは、UE115内でのアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHFまたはUHF送信よりも一層大きい大気減衰を受け、距離が短くなり得る。本明細書で開示される技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって利用されてよく、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国または規制団体によって異なり得る。
【0069】
[0080]場合によっては、ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz ISM帯域などの無認可帯域においてライセンス支援型アクセス(LAA)、LTE無認可(LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域中で動作するとき、基地局105およびUE115などのワイヤレスデバイスは、データを送信する前に周波数チャネルがクリアであることを保証するために、リッスンビフォアトーク(LBT)手順を採用し得る。場合によっては、無認可帯域中の動作は、認可帯域(たとえば、LAA)中で動作するコンポーネントキャリアとともに、キャリアアグリゲーション構成に基づき得る。無認可スペクトル中の動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、ピアツーピア送信、またはこれらの組合せを含み得る。無認可スペクトル中の複信は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、またはその両方の組合せに基づき得る。
【0070】
[0081]いくつかの例では、基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る、複数のアンテナを装備し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、送信デバイス(たとえば、基地局105)と受信デバイス(たとえば、UE115)との間で送信方式を使ってよく、ここで、送信デバイスは、複数のアンテナを装備し、受信デバイスは、1つまたは複数のアンテナを装備する。MIMO通信は、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を高めるためにマルチパス信号伝搬を利用することがあり、これは空間多重化と呼ばれることがある。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別々の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリームに関連するビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートに関連付けられ得る。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)と、複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)とを含む。
【0071】
[0082]空間フィルタ処理、指向性送信、または指向性受信と呼ばれることもあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビームまたは受信ビーム)を成形または誘導するために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105またはUE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対する特定の向きにおいて伝搬する信号が強め合う干渉を経験し、他のものが弱め合う干渉を経験するように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を組み合わせることによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスに関連付けられたアンテナ要素の各々を介して搬送される信号に特定の振幅と位相オフセットとを適用することを含み得る。アンテナ要素の各々に関連付けられた調整は、(たとえば、送信デバイスもしくは受信デバイスのアンテナアレイに対して、または何らかの他の向きに対して)特定の向きに関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
【0072】
[0083]一例では、基地局105は、UE115との方向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使用し得る。たとえば、いくつかの信号(たとえば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、異なる方向において複数回基地局105によって送信され得、これは、信号が、送信の異なる方向に関連付けられた異なるビームフォーミング重みセットに従って送信されることを含み得る。異なるビーム方向における送信は、基地局105による後続の送信および/または受信のためにビーム方向を(たとえば、基地局105、またはUE115などの受信デバイスによって)識別するために使用され得る。
【0073】
[0084]特定の受信デバイスに関連付けられたデータ信号など、いくつかの信号は、単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスに関連付けられた方向)において基地局105によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連するビーム方向は、異なるビーム方向において送信された信号に少なくとも部分的に基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、様々な方向に基地局105によって送信された信号のうちの1つまたは複数を受信し得、UE115は、最高の信号品質または別様の許容できる信号品質でそれが受信した信号の指示を基地局105に報告し得る。これらの技法は、基地局105によって1つまたは複数の方向において送信される信号に関して説明されたが、UE115は、(たとえば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)異なる方向において複数回信号を送信するか、または、(たとえば、受信デバイスにデータを送信するために)単一の方向において信号を送信するための、同様の技法を採用し得る。
【0074】
[0085]受信デバイス(たとえば、mmW受信デバイスの一例であり得るUE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号など、基地局105からの様々な信号を受信するときに複数の受信ビームを試み得る。たとえば、受信デバイスは、様々なアンテナサブアレイを介して受信することによって、様々なアンテナサブアレイに従って受信信号を処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用された様々な受信ビームフォーミング重みセットに従って受信することによって、またはアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用された様々な受信ビームフォーミング重みセットに従って受信信号を処理することによって、複数の受信方向を試みてよく、それらのいずれも、様々な受信ビームまたは受信方向に従って「リッスンすること」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するときに)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信ビームを使用し得る。単一の受信ビームは、異なる受信ビーム方向に従ってリッスンすることに少なくとも部分的に基づいて決定されたビーム方向(たとえば、複数のビーム方向に従ってリッスンすることに少なくとも部分的に基づいて、最高信号強度、最高信号対雑音比、またはさもなければ許容できる信号品質を有すると決定されたビーム方向)において整合され得る。
【0075】
[0086]場合によっては、基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作、あるいは送信または受信ビームフォーミングをサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイ内に位置し得る。たとえば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナ塔など、アンテナアセンブリにおいてコロケートされ得る。場合によっては、基地局105に関連するアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーションに位置し得る。基地局105は、UE115との通信のビームフォーミングをサポートするために基地局105が使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列をもつアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMOまたはビームフォーミング動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。
【0076】
[0087]場合によっては、ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信はIPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネルを介して通信するためにパケットセグメント化とリアセンブリとを実施し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先度処理、およびトランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化を実施し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するためにMACレイヤにおいて再送信を行うためにハイブリッド自動再送要求(HARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤが、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立と構成と維持とを行い得る。物理レイヤでは、トランスポートチャネルが物理チャネルにマッピングされ得る。
【0077】
[0088]LTEまたはNRにおける時間間隔は、たとえば、Ts=1/30,720,000秒のサンプリング期間を指し得る基本時間単位の倍数で表され得る。通信リソースの時間間隔は、10ミリ秒(ms)の持続時間を各々が有する無線フレームに従って編成され得、ここで、フレーム期間は、Tf=307,200Tsとして表され得る。無線フレームは、0から1023までにわたるシステムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。各フレームは、0から9まで番号付けされた10個のサブフレームを含み得、各サブフレームは、1msの持続時間を有し得る。サブフレームは、各々が0.5msの持続時間を有する2つのスロットにさらに分割され得、各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)6つまたは7つの変調シンボル期間を含み得る。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、2048個のサンプリング周期を含み得る。場合によっては、サブフレームは、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリングユニットであり得、送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがある。他の場合には、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリング単位は、サブフレームよりも短くなり得るか、または(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバースト中でまたはsTTIを使用する選択されたコンポーネントキャリア中で)動的に選択され得る。
【0078】
[0089]いくつかのワイヤレス通信システムでは、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含んでいる複数のミニスロットにさらに分割され得る。いくつかの事例では、ミニスロットのシンボルまたはミニスロットは、スケジューリングの最も小さい単位であり得る。各シンボルは、たとえば、動作のサブキャリア間隔または周波数帯域に応じて持続時間が変動し得る。さらに、いくつかのワイヤレス通信システムは、複数のスロットまたはミニスロットが一緒にアグリゲートされ、UE115と基地局105との間の通信のために使用される、スロットアグリゲーションを実装し得る。
【0079】
[0090]「キャリア」という用語は、通信リンク125上での通信をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指す。たとえば、通信リンク125のキャリアは、所与の無線アクセス技術のための物理レイヤチャネルに従って動作される無線周波数スペクトル帯域の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、ユーザデータ、制御情報、または他のシグナリングを搬送し得る。キャリアは、あらかじめ定義された周波数チャネル(たとえば、発展型ユニバーサル移動通信システム地上波無線アクセス(E-UTRA)絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関連付けられ得、UE115による発見のためのチャネルラスタに従って配置され得る。キャリアは、(たとえば、FDDモードでは)ダウンリンクまたはアップリンクであるか、あるいは、(たとえば、TDDモードでは)ダウンリンク通信およびアップリンク通信を搬送するように構成され得る。いくつかの例では、キャリア上で送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM)または離散フーリエ変換拡張OFDM(DFT-S-OFDM)などのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。
【0080】
[0091]キャリアの組織構造は、無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)ごとに異なり得る。たとえば、キャリアを介した通信は、TTIまたはスロットに従って編成され得、その各々は、ユーザデータならびにユーザデータを復号するのをサポートするための制御情報またはシグナリングを含み得る。キャリアはまた、キャリアのための動作を協調させる専用の収集シグナリング(たとえば、同期信号またはシステム情報など)と制御シグナリングとを含み得る。いくつかの例では(たとえば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアはまた、他のキャリアの動作を協調させる取得シグナリングまたは制御シグナリングを有し得る。
【0081】
[0092]物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法を使用して、ダウンリンクキャリア上で多重化され得る。いくつかの例では、物理制御チャネル中で送信される制御情報は、カスケード方式で異なる制御領域間で(たとえば、共通制御領域または共通探索空間と1つまたは複数のUE固有制御領域またはUE固有探索空間との間で)分散され得る。
【0082】
[0093]キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連し得、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれることがある。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの所定の帯域幅(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80MHz)のうちの1つであり得る。いくつかの例では、各サービスされるUE115は、キャリア帯域幅の部分またはすべての上で動作するために構成され得る。他の例では、いくつかのUE115は、キャリア内のあらかじめ定義された部分または範囲(たとえば、サブキャリアまたはRBのセット)に関連付けられる狭帯域プロトコルタイプを使う動作(たとえば、狭帯域プロトコルタイプの「帯域内」展開)のために構成され得る。
【0083】
[0094]MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)と1つのサブキャリアとからなり得、ここで、シンボル期間とサブキャリア間隔とは、逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の次数が高いほど、UE115のためのデータレートは高くなり得る。MIMOシステムでは、ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソースと、時間リソースと、空間リソース(たとえば、空間レイヤ)との組合せを指し得、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートをさらに増加させ得る。
【0084】
[0095]ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105またはUE115)は、特定のキャリア帯域幅上での通信をサポートするハードウェア構成を有し得るか、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つの上での通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、2つ以上の異なるキャリア帯域幅に関連付けられたキャリアを介した同時通信をサポートする基地局105および/またはUE115を含み得る。
【0085】
[0096]ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上でのUE115との通信、すなわち、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作と呼ばれることがある特徴をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアと1つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
【0086】
[0097]場合によっては、1つまたは複数の基地局105は、UE115との通信のために使用される1つまたは複数のTRPを有し得る。場合によっては、複数のTRPの各々のためのデフォルトビームが決定され得、デフォルトビームが適合性がない(すなわち、UE115において同時受信できない)場合、UE115とTRPとは、どのTRPが最初に決定されたデフォルトビームを使用するのかを決定するために優先度付けルールを適用し得、ここで、他のTRPは、そのTRPに関連する最初に決定されたデフォルトビームとは異なるビームを使用し得る。そのような優先度付けルールは、事前構成されたルールであり得、(たとえば、RRCシグナリング、MAC-CE、DCI、または任意のそれらの組合せを介して)サービング基地局105によってシグナリングされ得る。他の場合には、UE115はまた、各TRPのためのCORESETのサブセットで構成され得、したがって、異なる構成されたサブセットに関連するビームは、適合性があり、UE115において同時に受信することが可能である。さらなる場合では、第1のTRPのための第1のビームは、第1のTRPの最も低いCORESET IDに基づいて決定され得、次いで、第2のTRPのための第2のビームは、第1のビームへのマッピングに基づいて決定され得る。またさらなる場合では、サービング基地局105は、各TRPのために適合性があるデフォルトビームを与えるために1つまたは複数のTRPのためのデフォルトビームを明示的に構成し得る。
【0087】
[0098]図2は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。
【0088】
[0099]図2の例では、ワイヤレス通信システム200は、UE115-aと複数のTRP205との間の通信をサポートする。ワイヤレス通信システム200は、複数のPDCCHベースのマルチTRPまたはマルチパネル送信をサポートし得る。場合によっては、マルチTRP通信は、(たとえば、TRP205-aとTRP205-bとが同じセルIDに関連付けられる)セル内であるか、(たとえば、ここで、TRP205-aとTRP205-bとが異なるセルIDに関連付けられる)セル間であるか、またはそれらの組合せであり得る。図2の例では、UE115-aは、複数のTRP205からの複数の同時ダウンリンク送信がUE115-aに送信され得るマルチTRP動作を構成し得るRRC構成を(たとえば、1つまたは複数のTRP205を介して)基地局から受信し得る。場合によっては、デフォルトビームは、PDCCH送信とPDSCH送信とが時間しきい値内に行われるときに使用され得るTRP205のために構成され得る。場合によっては、第1のTRP205-aのためのデフォルトビームは、第1のTRPが制御情報を監視し得る構成されたCORESETまたは複数のCORESETに基づき得る。たとえば、デフォルトビームは、最も低いCORESET IDをもつCORESETに基づいて決定され得、CORESETに関連する送信制御インジケータ(TCI)状態は、対応するビームフォーミングパラメータを導出するために使用され得る。たとえば、デフォルトの受信ビームは、識別されたCORESETの擬似コロケーション(QCL)情報から導出され得る。場合によっては、各TRP205は、デフォルトビーム構成で構成され得る。UE115-aは、たとえば、最新のスロット中でTRP205のCORESETを監視することに基づいてTRP205の各々のためのデフォルト受信ビームパラメータを決定し得る。UE115-aは、構成されたデフォルト受信ビームを使用して、同時に、第1のTRP205-aから第1のダウンリンク送信を受信し、第2のTRP205-bから第2のダウンリンク送信を受信し得る。
【0089】
[0100]上記のように、場合によっては、複数のデフォルトビームが同じアンテナパネルに関連付けられる場合などに、UE115-aは、デフォルト受信ビームを同時に受信することができないことがある。マルチDCIベースのm-TRP動作を用いてデフォルトビームを決定するためのいくつかの既存の技法では、TRP205においてCORESETの各グループ内で最も低いCORESET IDをもつCORESETに関連するビームがデフォルトビームペアを構築するために使用され得、これは、TDM/SDM/FDMベースのPDSCH受信のために使用され得る。図示のように、スケジューリングDCIとスケジュールされたPDSCHとの間のスケジューリングオフセットが、ビームスイッチレイテンシしきい値よりも小さいとき、そのようなデフォルトPDSCHビームがPDSCHを受信するために使用され得る。場合によっては、CORESETごとの上位レイヤTRPインデックスが、構成され、「PDCCH-config」中のCORESETにわたって異なる場合、マルチDCI m-TRPが識別され得る。同じく図示のように、場合によっては、グループごとの最も低いCORESET IDをもつCORESETはまた、グループのCORESETを含んでいる最新の監視されたスロットにおける制約を含み得る。しかしながら、このルールをもつデフォルトビームペアは、UE115-aが同時に受信することができないビームを生じ得る可能性がある。たとえば、CORESET 0が、グループ0中にあるものとして提案され、CORESET 0が、グループ0を用いてデフォルトビームを定義するとき、それは、他のグループ中のCORESETと適合性がないことがある(たとえば、それらは、SDMベースのPDSCH受信のために同時に受信されないことがある)。
【0090】
[0101]UE115-aにおいて同時に受信され得る各TRP205のためのビームを与えるために、場合によっては、UE115-aがデフォルトビームの決定のための上記で説明されたルールに基づいて同時デフォルトビーム(すなわち、TRP205のために構成されたCORESETのグループの最も低いCORESET IDに関連するビーム)を受信することができない場合にデフォルトビーム優先度付けルールが使用され得る。そのような場合、初期デフォルトビームは、TRP205ごとに決定され、ここで、ペア中の各ビームは、それぞれのTRP205のCORESETの各グループ内の最も低いCORESETに関連付けられる。ビームペアが適合性がない事例では、どのTRP205が最初に決定されたデフォルトビームを使用すべきかを決定するために優先度付けルールが使用され得、他のTRP205は、適合性がある(たとえば、適合性があるビームをもつ最も低いCORESETに基づいて)異なるビームを使用し得る。場合によっては、優先度付けルールは、固定グループまたはTRPがより高い優先度を有することを与え得る(たとえば、最も低いTRPインデックス値が常により高い優先度を有することが指定され得る)。
【0091】
[0102]他の場合には、固定グループが、(たとえば、RRC/MAC-CE/DCIを介して)基地局によって動的に示され得る。さらなる場合では、固定グループは、より多くのCORESETをもつグループまたはCORESETが最も短い探索空間監視期間を有するグループなどのあるルールに基づいて決定され得る。またさらなる場合では、固定グループは、ハンドオーバプロシージャ中にソースまたはターゲットセルによって使用されるTRP205のためのものであり得る。さらなる場合では、デフォルトビームは、第1のTRP205-aのデフォルト値ビームが、偶数スロットにおいて優先度を付けられ、第2のTRP205-bのデフォルト値ビームが、奇数スロットで優先度を付けられるか、または適合性がないCORESETのうちでより低いCORESET IDに関連するデフォルトビームが優先度を付けられるなどのルールに基づいてTRP205の間で動的に変化することができる。場合によっては、UE115-aとTRP205の両方は、優先度を付けられたデフォルトビームと、適合性がある他のTRPの別のビームとを使用することができる。場合によっては、UE115-aは、適合性がないビームを識別し、適合性がないビーム上でビーム報告を送信し得、これは、UE115-aによって監視されることになっているビームを使用して同時送信をスケジューリングするためにサービング基地局によって使用され得る。
【0092】
[0103]他の場合には、各TRP205は、UE115-aに適合するデフォルトビームをもつCORESETのサブセットで構成され得る。たとえば、UE115-aは、第1のTRP205-aに関連するグループ0での3つのCORESET(たとえば、CORESET0/1/2)と第2のTRP205-bに関連するグループ1での2つのCORESET(たとえば、CORESET3/4)とで構成され得る。第1のTRP205-aのためのデフォルトビームは、第1のTRP205-aのためのCORESET0/1/2にのみ関連付けられ得、第2のTRP205-bのためのCORESET3/4(またはデフォルトビームの導出のためのサブセット構成に応じてさらに小さいサブセット)にのみ関連付けられ得る。そのような場合、サービング基地局は、任意の組合せのデフォルトビームが適合するようにCORESETのサブセットを構成し得る。
【0093】
[0104]他の場合には、第2のTRP205-bのための適合性があるデフォルトビームは、第1のTRP 205-aのデフォルトビームに基づいて決定され得る。そのような場合、第1のTRP205-aのための第1のデフォルトビームは、CORESET(もしくはCORESETのサブセット)内の最も低いCORESETインデックスに従い得、第2のTRP205-aのための関連する第2のデフォルトビームは、(たとえば、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとの間でのマッピングに基づいて)定義され得(ここで、マッピングは、サービング基地局によってシグナリングされるか、事前指定されるかなどであり得)、ここで、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとは、UE115-aに適合性がある。たとえば、第1のTRP205-aのための第1のデフォルトビームがビーム0である場合、UE115-aは、(たとえば、マッピングに基づいて)第2のデフォルトビームとしてビーム1を自動的に選定し得、ここで、ビーム1は、第2のTRP205-bの最も低いCORESETに対応しないことがあるか、または第2のTRP205-bのいずれのCORESETにも対応しないことがある。
【0094】
[0105]他の場合には、各TRP205のためのデフォルトビームは、TRP205のPDCCHビームから分離され得る。そのような場合、サービング基地局は、各TRPのためのデフォルトビームをシグナリングし、使用されるデフォルトビームの明示的な指示を与え得る。場合によっては、構成されたデフォルトビームの指示は、MAC-CE、RRCシグナリング中など基地局からのシグナリング中に与えられ得る。場合によっては、単一のMAC-CEが、両方のTRP205のための両方のデフォルトビームを示し得る。他の場合には、異なるMAC-CEは、TRP205のために別個にデフォルトビームを示し得る。さらに、場合によっては、第1のTRP205-aのためのデフォルトビームは、最も低いCORESET IDに基づいて決定され得、第2のTRP205-bのためのデフォルトビームは、基地局からのMAC-CEまたは他のシグナリングによって示され得る。
【0095】
[0106]図3は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするUEによって監視されるCORESET300の一例を示す。いくつかの例では、CORESET300は、ワイヤレス通信システム100または200の態様で実装され得る。この例では、CORESET300は、本開示の態様による、複数のTRPからの制御情報についてUEによって監視され得る。たとえば、UEは、第1のTRPからの制御情報について(たとえば、ID#0および#1をもつ)CORESET305と第2のTRPからの制御情報について(たとえば、ID#2および#3をもつ)CORESET310とを監視し得る。他の例では、各TRPに割り当てられるCORESETの数は異なり得る。この例では、CORESET305、310の各グループの最も低いCORESET IDがデフォルトビームを決定するために使用され得る。
【0096】
[0107]図2に関して説明されたように、場合によっては、どのTRPが最初に決定されたデフォルトビームを使用するのかを決定するためにデフォルトビームがUEにおいて受信できない場合に、優先度付けルールが使用され得、ここで、他のTRPは、そのTRPに関連する最初に決定されたデフォルトビームとは異なるビームを使用し得る。他の場合には、CORESET305とCORESET310との構成されたグループは、対応するビームが適合性があり、UEにおいて同時に受信されていることが可能であるように選択され得る。さらなる場合では、第1のTRPのための第1のビームは、CORESET305の最も低いCORESET IDに基づいて決定され得、次いで、第2のTRPのための第2のビームは、第1のビームへのマッピングに基づいて決定され得る。またさらなる場合では、サービング基地局105は、各TRPのために適合性があるデフォルトビームを与えるために1つまたは複数のTRPのためのデフォルトビームを明示的に構成し得る。
【0097】
[0108]複数のTRPとの通信をサポートすることによって、UEは、ワイヤレス通信システムにおけるスループットを改善し、通信の信頼性を改善することが可能であり得る。たとえば、マルチTRP動作モードで動作するときに、UEは、複数のTRPから異なるダウンリンクデータを同時に受信して、改善されたスループットを生じ得るか、またはUEは、複数のTRPから同じダウンリンクデータを受信して、改善された信頼性(たとえば、UEによってデータが受信されるより高い可能性)を生じ得る。
【0098】
[0109]図4は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするワイヤレス通信システム400の一例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム400は、ワイヤレス通信システム100または200の態様を実装し得る。ワイヤレス通信システム400は、図1図2を参照しながら説明された基地局105の一例であり得る基地局105-aを含む。ワイヤレス通信システム400はまた、図1図2を参照しながら説明されたUE115の一例であり得るUE115-bを含む。基地局105-aは、図1を参照しながら説明されたカバレージエリア110の一例であり得る地理的カバレージエリア110-aに通信カバレージを与え得る。ワイヤレス通信システム400は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。
【0099】
[0110]図4の例では、UE115-bは、マルチTRP動作モードで少なくとも第1のTRPおよび第2のTRPと通信するように構成され得る。たとえば、UE115-bは、UE115-bがマルチTRP動作モードで第1のTRPおよび第2のTRPと通信することになっていることを示すCORESET構成405をもつ制御メッセージ(たとえば、RRCメッセージ)を基地局105-aから受信し得る。制御メッセージは、マルチTRP動作モードで各TRPからの制御情報を監視するためにUE115-cのためのCORESETを示し得る。したがって、UE115-bは、第1のTRPからの制御情報のためのCORESETの第1のセットと第2のTRPからの制御情報のためのCORESETの第2のセットとを監視し得る。
【0100】
[0111]UE115-bに同時に送信する各TRPのためのデフォルトビームを選択するために、UE115-bは、この例では、基地局105-aに不適合ビーム報告410を送信し得る。不適合ビーム報告410は、たとえば、UE115-bにおいて同時に受信されないことがあるビームのリストを与え得る。たとえば、各TRPは、3つのCORESETを含み得、UE115-bは、2つのTRPからの対応するCORESETと同時に受信され得る各TRPからの対応するデフォルトビームとを示すために各エントリが「1」を示す3×3の行列を報告し得る。さらなる例では、UE115-bは、CORESETグループを個々に報告し得、これは、表中に1つのCORESETグループに対応する各行を含み得る。したがって、第1の行は、両方のCORESETがUE115-bによって同時に受信され得ることを示す第1のTRPからの第1のCORESETと第2のTRPからの第2のCORESETとのための指示を含み得る。
【0101】
[0112]図5は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするプロセスフロー500の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー500は、ワイヤレス通信システム100、200、または400の態様を実装し得る。プロセスフロー500は、本明細書において説明されたUEと基地局とのそれぞれの例であり得るUE115-cと基地局105-bとを含み得る。プロセスフロー500の以下の説明では、UE115-cと基地局105-bとの間の動作は、示される順序とは異なる順序で送信され得るか、あるいは基地局105-bおよびUE115-cによって実施される動作は、異なる順序でまたは異なる時間に実施され得る。いくつかの動作がまた、プロセスフロー500から省かれ得、または他の動作が、プロセスフロー500に追加され得る。基地局105-bおよびUE115-cがプロセスフロー500のいくつかの動作を実施することを示されているが、任意のワイヤレスデバイスが、示されている動作を実施し得ることを理解されたい。
【0102】
[0113]たとえば、基地局105-bは、第1のTRP505-aと第2のTRP505-bとを制御または構成し得、TRP505-aとTRP505-bとは、基地局105-bに代わっていくつかの動作を実施し得る。場合によっては、基地局105-bは、TRP505-aおよびTRP505-bを指すことがある。本明細書で説明されるように、基地局105-bは、PDCCHとPDSCHとの間のオフセットがしきい値を下回ること(たとえば、受信されたPDCCHと対応するPDSCHとの間のオフセットがしきい値を下回ること)を識別し得る。基地局105-bは、次いで、オフセットがしきい値を下回るという識別に基づいて第1のTRP(たとえば、TRP505-a)のための第1のビームと第2のTRP(たとえば、TRP505-b)のための第2のビームとを識別し得、TRP505-aとTRP505-bとからの(たとえば、シンボル中で並行した)同時送信をスケジューリングし得る(たとえば、ここで、TRP505-aは、識別された第1のビームに基づいてスケジュールされ、TRP505-bは、識別された第2のビームに基づいてスケジュールされる)。
【0103】
[0114]任意選択で、510において、UE115-cは、(パネルID報告と呼ばれることもある)不適合ビーム報告を生成し得、515において、(たとえば、第1のTRP505-aを介して)基地局105-bに報告を送信し得る。不適合ビーム報告は、(たとえば、異なるCORESETの関連するビームがUE115-cにおいて同じアンテナパネルを使用するのか異なるアンテナパネルを使用するのかに基づいて)UE115-cにおいて同時に受信され得るおよび同時に受信されないことがある異なるTRP505の異なるCORESETのビームを示し得る。
【0104】
[0115]520において、基地局105-bは、(たとえば、第1のTRP505-aを介して)515においてUE115-cに送信され得るデフォルトビーム構成を決定し得る。場合によっては、デフォルトビーム情報は、RRCシグナリング、MAC-CE、またはDCI中で送信され得る。場合によっては、(たとえば、それぞれ、TRP505-aおよびTRP505-bのためのスケジュールされた)第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとは、1つまたは複数であるCORESETのサブセットのCORESETに関連付けられ得る(たとえば、ここで、CORESETは最も低いCORESET IDに対応する)。デフォルトビーム情報は、本明細書で説明されるような技法に従って識別され得る。
【0105】
[0116]530において、UE115-cは、PDCCHとPDSCHとの間のオフセットがしきい値を下回ると決定し得る(たとえば、UE115-cは、PDCCHを受信し、ビームの間でUE115-cの構成要素を切り替えることに関連するしきい値を下回るPDCCHからのタイミングオフセットに従って対応するPDSCHが受信されることになることを識別し得る)。同様に、535において、基地局105-bは、PDCCHとPDSCHとの間のオフセットがしきい値を下回ると決定し得る。
【0106】
[0117]540において、UE115-cは、オフセットがしきい値を下回るとの識別とデフォルトビーム情報とに基づいてデフォルトビームを決定し得る。たとえば、UE115-cは、第1のTRP505-aの第1のデフォルトビームと第2のTRP505-bの第2のデフォルトビームとを決定し得る。デフォルトビームは、本明細書で説明されるような技法に従って識別され得る。同様に、545において、基地局は、オフセットがしきい値を下回るとの識別とデフォルトビーム情報とに基づいてデフォルトビームを決定し得、第1のデフォルトビームを使用した第1のTRP505-aにおける送信と第2のデフォルトビームを使用した第2のTRP505-bにおける送信とをスケジューリングし得る。
【0107】
[0118]550において、第1のTRP505-aは、第1のデフォルトビームのビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用して第1のビームを送信し、UE115-cは、それを使用してそれを受信し得る。さらに、第2のTRP505-bは、第2のデフォルトビームのビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用して第2のビームを送信し、UE115-cは、それを使用してそれを受信し得る。本明細書で説明されるように、場合によっては、UE115-cは、識別された構成に基づいて第1のデフォルトビームのビームフォーミングパラメータの第1のセットと第2のデフォルトビームのビームフォーミングパラメータの第2のセットとに基づいてスロット中を監視し得る(たとえば、デフォルト受信ビームのビームフォーミングパラメータは、デフォルトビームに関連するCORESETのQCLから導出され得る)。
【0108】
[0119]555において、UE115-cは、TRP505-aから第1のビーム上で受信されるダウンリンク送信の第1のセットとTRP505-bから第2のビーム上で受信されるダウンリンク送信の第2のセットとをバッファリングし得る。
【0109】
[0120]560において、UE115-cは、ダウンリンク送信のバッファリングされた第1のセットとダウンリンク送信のバッファリングされた第2のセットとを復号し得る。
【0110】
[0121]図6は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするデバイス605のブロック図600を示す。デバイス605は、本明細書に記載されたUE115の態様の一例であり得る。デバイス605は、受信機610と、通信マネージャ615と、送信機620とを含み得る。デバイス605は、プロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
【0111】
[0122]受信機610は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームに関係する情報など)に関連するパケット、ユーザデータ、または制御情報などの情報を受信し得る。情報はデバイス605の他の構成要素にパスされ得る。受信機610は、図9を参照しながら説明されるトランシーバ920の態様の一例であり得る。受信機610は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0112】
[0123]通信マネージャ615は、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを識別することと、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定することと、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに少なくとも部分的に基づいて、第1および第2のデフォルトビームのうちの1つを選択することと、選択されたデフォルトビームに関連する送受信ポイントからダウンリンク通信を受信することとを行い得る。
【0113】
[0124]通信マネージャ615はまた、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別することと、ここにおいて、マッピングは、2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定することと、マッピングに基づいて第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択することと、第1のデフォルトビームを使用して第1の送受信ポイントから、および第2のデフォルトビームを使用して第2の送受信ポイントから同時ダウンリンク通信を受信することとを行い得る。
【0114】
[0125]通信マネージャ615はまた、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報を基地局から受信することと、ここで、第1のデフォルトビームまたは第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル送信と物理ダウンリンク共有チャネル送信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別することと、時間オフセットがしきい値を下回るとの識別に基づいて、第2の送受信ポイントからの第2のデフォルトビームと同時に第1の送受信ポイントからの第1のデフォルトビームを受信することとを行い得る。通信マネージャ615は、本明細書で説明される通信マネージャ910の態様の一例であり得る。
【0115】
[0126]通信マネージャ615またはそれの副構成要素は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェアもしくはファームウェア)またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードにおいて実装される場合、通信マネージャ615またはそれの副構成要素の機能は、汎用プロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASIC)、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本開示で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。
【0116】
[0127]通信マネージャ615またはそれの副構成要素は、1つまたは複数の物理構成要素によって機能の部分が異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。いくつかの例では、通信マネージャ615またはその副構成要素は、本開示の様々な態様による別個で個別の構成要素であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ615またはその副構成要素は、限定はされないが、本開示の様々な態様による、入力/出力(I/O)構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明する1つまたは複数の他の構成要素、あるいはそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わされ得る。
【0117】
[0128]送信機620は、デバイス605の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機620は、トランシーバモジュール中で受信機610とコロケートされ得る。たとえば、送信機620は、図9を参照しながら説明されるトランシーバ920の態様の一例であり得る。送信機620は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0118】
[0129]図7は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするデバイス705のブロック図700を示す。デバイス705は、本明細書に記載されたデバイス605またはUE115の態様の一例であり得る。デバイス705は、受信機710と、通信マネージャ715と、送信機745とを含み得る。デバイス705はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
【0119】
[0130]受信機710は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームに関係する情報など)に関連するパケット、ユーザデータ、または制御情報などの情報を受信し得る。情報はデバイス705の他の構成要素にパスされ得る。受信機710は、図9を参照しながら説明されるトランシーバ920の態様の一例であり得る。受信機710は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0120】
[0131]通信マネージャ715は、本明細書で説明される通信マネージャ615の態様の一例であり得る。通信マネージャ715は、ビーム管理構成要素720と、ビーム構成構成要素725と、デフォルトビームマネージャ730と、バッファリング構成要素735と、ビームマッピングマネージャ740とを含み得る。通信マネージャ715は、本明細書で説明される通信マネージャ910の態様の一例であり得る。
【0121】
[0132]場合によっては、ビーム管理構成要素720は、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを識別し得る。ビーム構成構成要素725は、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定し得る。デフォルトビームマネージャ730は、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに少なくとも部分的に基づいて、第1および第2のデフォルトビームのうちの1つを選択し得る。バッファリング構成要素735は、選択されたデフォルトビームに関連する送受信ポイントからダウンリンク通信を受信し得る。
【0122】
[0133]場合によっては、ビームマッピングマネージャ740は、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別し得、ここにおいて、マッピングは、2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す。デフォルトビームマネージャ730は、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定し、マッピングに基づいて第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択し得る。バッファリング構成要素735は、第1のデフォルトビームを使用して第1の送受信ポイントから、および第2のデフォルトビームを使用して第2の送受信ポイントから同時ダウンリンク通信を受信し得る。
【0123】
[0134]場合によっては、ビーム構成構成要素725は、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報を基地局から受信し得、ここで、第1のデフォルトビームまたは第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である。デフォルトビームマネージャ730は、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル送信と物理ダウンリンク共有チャネル送信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別し得る。バッファリング構成要素735は、時間オフセットがしきい値を下回るとの識別に基づいて、第2の送受信ポイントからの第2のデフォルトビームと同時に第1の送受信ポイントからの第1のデフォルトビームを受信し得る。
【0124】
[0135]送信機745は、デバイス705の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機745は、トランシーバモジュール中で受信機710とコロケートされ得る。たとえば、送信機745は、図9を参照しながら説明されるトランシーバ920の態様の一例であり得る。送信機745は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0125】
[0136]図8は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする通信マネージャ805のブロック図800を示す。通信マネージャ805は、本明細書で説明される通信マネージャ615、通信マネージャ715、または通信マネージャ910の態様の一例であり得る。通信マネージャ805は、ビーム管理構成要素810と、ビーム構成構成要素815と、デフォルトビームマネージャ820と、バッファリング構成要素825と、不適合ビーム報告マネージャ830と、ビームマッピングマネージャ835と、CORESETマネージャ840とを含み得る。これらのモジュールの各々は、直接的または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
【0126】
[0137]ビーム管理構成要素810は、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを識別し得る。
【0127】
[0138]ビーム構成構成要素815は、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定し得る。いくつかの例では、ビーム構成構成要素815は、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報を基地局から受信し得、ここで、第1のデフォルトビームまたは第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である。場合によっては、基地局からの構成情報は、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)中で受信される。場合によっては、同じMAC-CEは、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームの両方を示す。場合によっては、第1のデフォルトビームは、第1の送受信ポイントの関連する制御送信ビームに基づいて決定され、第2のデフォルトビームは、構成情報中に明示的に示される。
【0128】
[0139]デフォルトビームマネージャ820は、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに少なくとも部分的に基づいて、第1および第2のデフォルトビームのうちの1つを選択し得る。
【0129】
[0140]いくつかの例では、デフォルトビームマネージャ820は、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定し得る。いくつかの例では、デフォルトビームマネージャ820は、マッピングに基づいて第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択し得る。
【0130】
[0141]いくつかの例では、デフォルトビームマネージャ820は、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル送信と物理ダウンリンク共有チャネル送信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別し得る。
【0131】
[0142]いくつかの例では、デフォルトビームマネージャ820は、第1の送受信ポイントは、第1の制御リソースセットグループに関連付けられ、第2の送受信ポイントは、第2の制御リソースセットグループに関連付けられると決定し得、ここで、第1の制御リソースセットグループは、第1のデフォルトビームに関連付けられ、第2の制御リソースセットグループは、第2のデフォルトビームに関連付けられ、ここで、所定の優先度付けルールは、第1の制御リソースセットグループまたは第2の制御リソースセットグループのうちのどちらがより高い優先度を有するのかを示す。
【0132】
[0143]いくつかの例では、デフォルトビームマネージャ820は、第1の制御リソースセットグループまたは第2の制御リソースセットグループのうちのどちらがより高い優先度を有するのかを示す指示を基地局から受信し得る。いくつかの例では、デフォルトビームマネージャ820は、第1の制御リソースセットグループおよび第2の制御リソースセットグループの各々の1つまたは複数のパラメータを決定し得、ここで、所定の優先度付けルールは、決定された1つまたは複数のパラメータに基づく。場合によっては、所定の優先度付けルールは、第1の制御リソースセットグループと第2の制御リソースセットグループの事前指定された優先度を示す。場合によっては、基地局からの指示は、RRC送信、MAC-CE、DCI、またはそれらの任意の組合せの中で与えられる。場合によっては、1つまたは複数のパラメータは、第1の制御リソースセットグループおよび第2の制御リソースセットグループの各々の中の制御リソースセットの数、第1の制御リソースセットグループおよび第2の制御リソースセットグループの各々の探索空間監視期間、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を含む。
【0133】
[0144]場合によっては、所定の優先度付けルールは、ハンドオーバ動作に関連する送受信ポイントが他の送受信ポイントに勝る優先度を有することを示す。
【0134】
[0145]場合によっては、所定の優先度付けルールは、異なる送受信ポイントのための優先度が1つまたは複数のパラメータに基づいて変化することができることを定める。場合によっては、1つまたは複数のパラメータは、送信スロットを含み、ここで、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームは、送信スロットの第1のサブセットのために選択され、第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームは、送信スロットの第2のサブセットのために選択される。場合によっては、1つまたは複数のパラメータは、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々に関連する制御リソースセット識別情報の値を含み、ここで、最小の値を持つ制御リソースセット識別情報は、最高の優先度を有し、関連するデフォルト送信ビームは、関連する送受信ポイントとの通信のために選択される。
【0135】
[0146]バッファリング構成要素825は、選択されたデフォルトビームに関連する送受信ポイントからダウンリンク通信を受信し得る。いくつかの例では、バッファリング構成要素825は、時間オフセットがしきい値を下回るとの識別に基づいて、第2の送受信ポイントからの第2のデフォルトビームと同時に第1の送受信ポイントからの第1のデフォルトビームを受信し得る。
【0136】
[0147]ビームマッピングマネージャ835は、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別し得、ここにおいて、マッピングは、2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す。いくつかの例では、制御リソースセットの第1のサブセットに関連する任意のデフォルトビームは、制御リソースセットの第2のサブセットに関連する任意のデフォルトビームとUEにおいて同時に受信され得る。場合によっては、マッピングは、第1の送受信ポイントのための制御リソースセットの第1のサブセットと第2の送受信ポイントのための制御リソースセットの第2のサブセットとを示し、各制御リソースセットは、関連するデフォルトビームを有し、ここで、制御リソースセットの第1のサブセットと制御リソースセットの第2のサブセットとは重複しない。場合によっては、第1のデフォルトビームは、制御リソースセットの第1のサブセットに基づいて決定され、第2のデフォルトビームは、制御リソースセットの第2のサブセットに基づいて決定される。
【0137】
[0148]不適合ビーム報告マネージャ830は、サービング基地局に、UEにおいて同時受信できないビームを示す不適合ビーム報告を送信し得る。
【0138】
[0149]CORESETマネージャ840は、異なる送受信ポイントに関連する1つまたは複数の制御リソースセットを決定し得る。場合によっては、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームは、UEにおけるダウンリンク制御チャネル受信の制御リソースセットに基づいて決定され、第2のデフォルトビームは、第1のデフォルトビームにマッピングされる。場合によっては、マッピングは、第2のデフォルトビームが第1の送受信ポイントの構成された制御リソースセットに対応しないことを定める。
【0139】
[0150]図9は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするデバイス905を含むシステム900の図を示す。デバイス905は、本明細書に記載されるデバイス605、デバイス705、またはUE115の構成要素の一例であり得るか、または構成要素を含み得る。デバイス905は、通信マネージャ910と、I/Oコントローラ915と、トランシーバ920と、アンテナ925と、メモリ930と、プロセッサ940とを含む通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向ボイスおよびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス945)を介して電子通信し得る。
【0140】
[0151]通信マネージャ910は、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを識別することと、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定することと、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに少なくとも部分的に基づいて、第1および第2のデフォルトビームのうちの1つを選択することと、選択されたデフォルトビームに関連する送受信ポイントからダウンリンク通信を受信することとを行い得る。
【0141】
[0152]通信マネージャ910はまた、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別することと、ここにおいて、マッピングは、2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定することと、マッピングに基づいて第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択することと、第1のデフォルトビームを使用して第1の送受信ポイントから、および第2のデフォルトビームを使用して第2の送受信ポイントから同時ダウンリンク通信を受信することとを行い得る。
【0142】
[0153]通信マネージャ910はまた、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報を基地局から受信することと、ここで、第1のデフォルトビームまたは第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル送信と物理ダウンリンク共有チャネル送信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別することと、時間オフセットがしきい値を下回るとの識別に基づいて、第2の送受信ポイントからの第2のデフォルトビームと同時に第1の送受信ポイントからの第1のデフォルトビームを受信することとを行い得る。
【0143】
[0154]I/Oコントローラ915は、デバイス905のための入力信号と出力信号とを管理し得る。I/Oコントローラ915は、デバイス905内に組み込まれていない周辺機器をも管理し得る。場合によっては、I/Oコントローラ915は、外部周辺機器への物理接続またはポートを表し得る。場合によっては、I/Oコントローラ915は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなど、オペレーティングシステムを利用し得る。他の場合には、I/Oコントローラ915は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれらと対話し得る。場合によっては、I/Oコントローラ915は、プロセッサの一部として実装され得る。場合によっては、ユーザは、I/Oコントローラ915を介して、またはI/Oコントローラ915によって制御されるハードウェア構成要素を介してデバイス905と対話し得る。
【0144】
[0155]トランシーバ920は、上記で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ920はワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ920はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与えるための、およびアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
【0145】
[0156]場合によっては、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ925を含み得る。しかしながら、場合によっては、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ925を有し得る。
【0146】
[0157]メモリ930はRAMとROMとを含み得る。メモリ930は、実行されると、プロセッサに、本明細書に記載される様々な機能を実施させる命令を含む、コンピュータ可読コンピュータ実行可能コード935を記憶し得る。場合によっては、メモリ930は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話など、基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含んでいることがある。
【0147】
[0158]プロセッサ940は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。場合によっては、プロセッサ940は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ940内に組み込まれ得る。プロセッサ940は、デバイス905に様々な機能(たとえば、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする機能またはタスク)を実施させるためのメモリ(たとえば、メモリ930)中に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0148】
[0159]コード935は、ワイヤレス通信をサポートするための命令を含む、本開示の態様を実装するための命令を含み得る。コード935は、システムメモリまたは他のタイプのメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。場合によっては、コード935は、プロセッサ940によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明される機能を実施させ得る。
【0149】
[0160]図10は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするデバイス1005のブロック図1000を示す。デバイス1005は、本明細書に記載される基地局105の態様の一例であり得る。デバイス1005は、受信機1010と、通信マネージャ1015と、送信機1020とを含み得る。デバイス1005はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
【0150】
[0161]受信機1010は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームに関係する情報など)に関連するパケット、ユーザデータ、または制御情報などの情報を受信し得る。情報はデバイス1005の他の構成要素にパスされ得る。受信機1010は、図13を参照しながら説明されるトランシーバ1320の態様の一例であり得る。受信機1010は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0151】
[0162]通信マネージャ1015は、第1の送受信ポイントからUEに第1のダウンリンク通信を送信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからUEに第2のダウンリンク通信を送信するための第2のデフォルトビームとを識別することと、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定することと、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに基づいて、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、を行い得る。
【0152】
[0163]通信マネージャ1015はまた、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別することと、ここにおいて、マッピングは、UEにおける2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定することと、マッピングに基づいて第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択することと、決定し選択することに応答して、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、を行い得る。
【0153】
[0164]通信マネージャ1015はまた、第1の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報をUEに送信することと、ここで、第1のデフォルトビームまたは第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル通信と物理ダウンリンク共有チャネル通信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別することと、識別することに応答して、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、を行い得る。通信マネージャ1015は、本明細書で説明される通信マネージャ1310の態様の一例であり得る。
【0154】
[0165]通信マネージャ1015またはそれの副構成要素は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェアもしくはファームウェア)またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードにおいて実装される場合、通信マネージャ1015またはその副構成要素の機能は、汎用プロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASIC)、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本開示で説明する機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。
【0155】
[0166]通信マネージャ1015またはそれの副構成要素は、1つまたは複数の物理構成要素によって機能の部分が異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。いくつかの例では、通信マネージャ1015またはその副構成要素は、本開示の様々な態様による別個で個別の構成要素であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ1015またはその副構成要素は、限定はされないが、本開示の様々な態様による、入力/出力(I/O)構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明する1つまたは複数の他の構成要素、あるいはそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わされ得る。
【0156】
[0167]送信機1020は、デバイス1005の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1020は、トランシーバモジュール中で受信機1010とコロケートされ得る。たとえば、送信機1020は、図13を参照しながら説明されるトランシーバ1320の態様の一例であり得る。送信機1020は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0157】
[0168]図11は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするデバイス1105のブロック図1100を示す。デバイス1105は、本明細書に記載されたデバイス1005または基地局105の態様の一例であり得る。デバイス1105は、受信機1110と、通信マネージャ1115と、送信機1140とを含み得る。デバイス1105はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
【0158】
[0169]受信機1110は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームに関係する情報など)に関連するパケット、ユーザデータ、または制御情報などの情報を受信し得る。情報はデバイス1105の他の構成要素にパスされ得る。受信機1110は、図13を参照しながら説明されるトランシーバ1320の態様の一例であり得る。受信機1110は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0159】
[0170]通信マネージャ1115は、本明細書で説明される通信マネージャ1015の態様の一例であり得る。通信マネージャ1115は、ビーム構成構成要素1120と、デフォルトビームマネージャ1125と、ビーム管理構成要素1130と、ビームマッピングマネージャ1135とを含み得る。通信マネージャ1115は、本明細書で説明される通信マネージャ1310の態様の一例であり得る。
【0160】
[0171]場合によっては、ビーム構成構成要素1120は、第1の送受信ポイントからUEに第1のダウンリンク通信を送信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからUEに第2のダウンリンク通信を送信するための第2のデフォルトビームとを識別し得る。デフォルトビームマネージャ1125は、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定し得る。ビーム管理構成要素1130は、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに基づいて、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングし得、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである。
【0161】
[0172]場合によっては、ビームマッピングマネージャ1135は、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別し得、ここにおいて、マッピングは、UEにおける2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す。デフォルトビームマネージャ1125は、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定し、マッピングに基づいて第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択し得る。ビーム管理構成要素1130は、決定し選択することに応答して、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングし得、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである。
【0162】
[0173]場合によっては、ビーム構成構成要素1120は、第1の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報をUEに送信し得、ここで、第1のデフォルトビームまたは第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である。デフォルトビームマネージャ1125は、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル通信と物理ダウンリンク共有チャネル通信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別し得る。ビーム管理構成要素1130は、識別することに応答して、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングし得、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである。
【0163】
[0174]送信機1140は、デバイス1105の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1140は、トランシーバモジュール中で受信機1110とコロケートされ得る。たとえば、送信機1140は、図13を参照しながら説明されるトランシーバ1320の態様の一例であり得る。送信機1140は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0164】
[0175]図12は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする通信マネージャ1205のブロック図1200を示す。通信マネージャ1205は、本明細書で説明される通信マネージャ1015、通信マネージャ1115、または通信マネージャ1310の態様の一例であり得る。通信マネージャ1205は、ビーム構成構成要素1210と、デフォルトビームマネージャ1215と、ビーム管理構成要素1220と、ビームマッピングマネージャ1225と、CORESETマネージャ1230とを含み得る。これらのモジュールの各々は、直接的または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
【0165】
[0176]ビーム構成構成要素1210は、第1の送受信ポイントからUEに第1のダウンリンク通信を送信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからUEに第2のダウンリンク通信を送信するための第2のデフォルトビームとを識別し得る。
【0166】
[0177]いくつかの例では、ビーム構成構成要素1210は、第1の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報をUEに送信し得、ここで、第1のデフォルトビームまたは第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である。場合によっては、基地局からの構成情報は、MAC-CE中で送信される。場合によっては、同じMAC-CEは、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームの両方を示す。場合によっては、第1のデフォルトビームは、第1の送受信ポイントの関連する制御送信ビームに基づいて決定され、第2のデフォルトビームは、構成情報中に明示的に示される。
【0167】
[0178]デフォルトビームマネージャ1215は、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定し得る。いくつかの例では、デフォルトビームマネージャ1215は、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定し得る。いくつかの例では、デフォルトビームマネージャ1215は、マッピングに基づいて第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択し得る。いくつかの例では、デフォルトビームマネージャ1215は、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル通信と物理ダウンリンク共有チャネル通信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別し得る。
【0168】
[0179]いくつかの例では、デフォルトビームマネージャ1215は、第1の送受信ポイントは、第1の制御リソースセットグループに関連付けられ、第2の送受信ポイントは、第2の制御リソースセットグループに関連付けられると決定し得、ここで、第1の制御リソースセットグループは、第1のデフォルトビームに関連付けられ、第2の制御リソースセットグループは、第2のデフォルトビームに関連付けられ、ここで、所定の優先度付けルールは、第1の制御リソースセットグループまたは第2の制御リソースセットグループのうちのどちらがより高い優先度を有するのかを示す。いくつかの例では、デフォルトビームマネージャ1215は、第1の制御リソースセットグループまたは第2の制御リソースセットグループのうちのどちらがより高い優先度を有するのかを示す指示をUEに送信し得る。いくつかの例では、デフォルトビームマネージャ1215は、第1の制御リソースセットグループおよび第2の制御リソースセットグループの各々の1つまたは複数のパラメータを決定し得、ここで、所定の優先度付けルールは、決定された1つまたは複数のパラメータに基づく。場合によっては、所定の優先度付けルールは、第1の制御リソースセットグループと第2の制御リソースセットグループとの事前指定された優先度を示す。場合によっては、1つまたは複数のパラメータは、第1の制御リソースセットグループおよび第2の制御リソースセットグループの各々の中の制御リソースセットの数、第1の制御リソースセットグループおよび第2の制御リソースセットグループの各々の探索空間監視期間、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を含む。
【0169】
[0180]場合によっては、所定の優先度付けルールは、異なる送受信ポイントのための優先度が1つまたは複数のパラメータに基づいて変化することができることを定める。場合によっては、1つまたは複数のパラメータは、送信スロットを含み、ここで、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームは、送信スロットの第1のサブセットのために選択され、第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームは、送信スロットの第2のサブセットのために選択される。場合によっては、1つまたは複数のパラメータは、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々に関連する制御リソースセット識別情報の値を含み、ここで、最小の値を持つ制御リソースセット識別情報は、最高の優先度を有し、関連するデフォルト送信ビームは、関連する送受信ポイントとの通信のために選択される。
【0170】
[0181]ビーム管理構成要素1220は、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに基づいて、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングし得、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである。
【0171】
[0182]いくつかの例では、ビーム管理構成要素1220は、決定し選択することに応答して、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングし得、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである。
【0172】
[0183]いくつかの例では、ビーム管理構成要素1220は、識別することに応答して、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングし得、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである。
【0173】
[0184]ビームマッピングマネージャ1225は、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別し得、ここにおいて、マッピングは、UEにおける2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す。いくつかの例では、制御リソースセットの第1のサブセットに関連する任意のデフォルトビームは、制御リソースセットの第2のサブセットに関連する任意のデフォルトビームとUEにおいて同時に受信され得る。場合によっては、マッピングは、第1の送受信ポイントのための制御リソースセットの第1のサブセットと第2の送受信ポイントのための制御リソースセットの第2のサブセットとを示し、各制御リソースセットは、関連するデフォルトビームを有し、ここで、制御リソースセットの第1のサブセットと制御リソースセットの第2のサブセットとは重複しない。場合によっては、第1のデフォルトビームは、制御リソースセットの第1のサブセットに基づいて決定され、第2のデフォルトビームは、制御リソースセットの第2のサブセットに基づいて決定される。
【0174】
[0185]CORESETマネージャ1230は、TRPのための制御リソースセットを識別し得る。場合によっては、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームは、UEにおけるダウンリンク制御チャネル受信の制御リソースセットに基づいて決定され、第2のデフォルトビームは、第1のデフォルトビームにマッピングされる。場合によっては、マッピングは、第2のデフォルトビームが第1の送受信ポイントの構成された制御リソースセットに対応しないことを定める。
【0175】
[0186]図13は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートするデバイス1305を含むシステム1300の図を示す。デバイス1305は、本明細書に記載されるデバイス1005、デバイス1105、または基地局105の構成要素の一例であり得るか、または構成要素を含み得る。デバイス1305は、通信マネージャ1310と、ネットワーク通信マネージャ1315と、トランシーバ1320と、アンテナ1325と、メモリ1330と、プロセッサ1340と、局間通信マネージャ1345とを含む通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向ボイスおよびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1350)を介して電子通信し得る。
【0176】
[0187]通信マネージャ1310は、第1の送受信ポイントからUEに第1のダウンリンク通信を送信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからUEに第2のダウンリンク通信を送信するための第2のデフォルトビームとを識別することと、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定することと、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに基づいて、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、を行い得る。
【0177】
[0188]通信マネージャ1310はまた、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別することと、ここにおいて、マッピングは、UEにおける2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定することと、マッピングに基づいて第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択することと、決定し選択することに応答して、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、を行い得る。
【0178】
[0189]通信マネージャ1310はまた、第1の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報をUEに送信することと、ここで、第1のデフォルトビームまたは第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル通信と物理ダウンリンク共有チャネル通信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別することと、識別することに応答して、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングすることと、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである、を行い得る。
【0179】
[0190]ネットワーク通信マネージャ1315は、(たとえば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1315は、1つまたは複数のUE115など、クライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
【0180】
[0191]トランシーバ1320は、上記で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1320は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1320はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与えるための、およびアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
【0181】
[0192]場合によっては、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ1325を含み得る。しかしながら、場合によっては、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1325を有し得る。
【0182】
[0193]メモリ1330は、RAM、ROM、またはそれらの組合せを含み得る。メモリ1330は、プロセッサ(たとえば、プロセッサ1340)によって実行されたとき、デバイスに本明細書で説明される様々な機能を実施させる命令を含むコンピュータ可読コード1335を記憶し得る。場合によっては、メモリ1330は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話などの基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
【0183】
[0194]プロセッサ1340は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。場合によっては、プロセッサ1340は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。場合によっては、メモリコントローラは、プロセッサ1340に組み込まれ得る。プロセッサ1340は、デバイス1305に様々な機能(たとえば、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする機能またはタスク)を実施させるためのメモリ(たとえば、メモリ1330)中に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0184】
[0195]局間通信マネージャ1345は、他の基地局105との通信を管理し得、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間通信マネージャ1345は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のためにUE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1345は、基地局105間の通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
【0185】
[0196]コード1335は、ワイヤレス通信をサポートするための命令を含む本開示の態様を実装するための命令を含み得る。コード1335は、システムメモリまたは他のタイプのメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。場合によっては、コード1335は、プロセッサ1340によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明される機能を実施させ得る。
【0186】
[0197]図14は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする方法1400を図示するフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書で説明されたUE115またはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1400の動作は、図6図9を参照しながら説明された通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
【0187】
[0198]1405において、UEは、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを識別し得る。1405の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1405の動作の態様は、図6図9を参照しながら説明されたビーム管理構成要素によって実施され得る。
【0188】
[0199]1410において、UEは、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定し得る。1410の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1410の動作の態様は、図6図9を参照しながら説明されたビーム構成構成要素によって実施され得る。
【0189】
[0200]任意選択で、1415において、UEは、第1の送受信ポイントは、第1の制御リソースセットグループに関連付けられ、第2の送受信ポイントは、第2の制御リソースセットグループに関連付けられると決定し得、ここで、第1の制御リソースセットグループは、第1のデフォルトビームに関連付けられ、第2の制御リソースセットグループは、第2のデフォルトビームに関連付けられる。1415の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1415の動作の態様は、図6図9を参照しながら説明されたデフォルトビームマネージャによって実施され得る。
【0190】
[0201]1420において、UEは、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに少なくとも部分的に基づいて、第1および第2のデフォルトビームのうちの1つを選択し得る。1420の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1420の動作の態様は、図6図9を参照しながら説明されたデフォルトビームマネージャによって実施され得る。場合によっては、所定の優先度付けルールは、第1の制御リソースセットグループまたは第2の制御リソースセットグループのうちのどちらがより高い優先度を有するのかを示す。
【0191】
[0202]1425において、UEは、選択されたデフォルトビームに関連する送受信ポイントからダウンリンク通信を受信し得る。1425の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1425の動作の態様は、図6図9を参照しながら説明されたバッファリング構成要素によって実施され得る。
【0192】
[0203]図15は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする方法1500を図示するフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書で説明されるUE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1500の動作は、図6図9を参照しながら説明された通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
【0193】
[0204]1505において、UEは、第1の制御リソースセットグループまたは第2の制御リソースセットグループのうちのどちらがより高い優先度を有するのかを示す指示を基地局から受信し得る。1505の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1505の動作の態様は、図6図9を参照しながら説明されたデフォルトビームマネージャによって実施され得る。場合によっては、基地局からの指示は、RRC送信、MAC-CE、DCI、またはそれらの任意の組合せの中で与えられる。
【0194】
[0205]1510において、UEは、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを識別し得る。1510の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1510の動作の態様は、図6図9を参照しながら説明されたビーム管理構成要素によって実施され得る。
【0195】
[0206]1515において、UEは、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定し得る。1515の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1515の動作の態様は、図6図9を参照しながら説明されたビーム構成構成要素によって実施され得る。
【0196】
[0207]1520において、UEは、第1の送受信ポイントは、第1の制御リソースセットグループに関連付けられ、第2の送受信ポイントは、第2の制御リソースセットグループに関連付けられると決定し得、ここで、第1の制御リソースセットグループは、第1のデフォルトビームに関連付けられ、第2の制御リソースセットグループは、第2のデフォルトビームに関連付けられ、ここで、所定の優先度付けルールは、第1の制御リソースセットグループまたは第2の制御リソースセットグループのうちのどちらがより高い優先度を有するのかを示す。1520の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1520の動作の態様は、図6図9を参照しながら説明されたデフォルトビームマネージャによって実施され得る。
【0197】
[0208]1525において、UEは、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに少なくとも部分的に基づいて、第1および第2のデフォルトビームのうちの1つを選択し得る。1525の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1525の動作の態様は、図6図9を参照しながら説明されたデフォルトビームマネージャによって実施され得る。
【0198】
[0209]1530において、UEは、選択されたデフォルトビームに関連する送受信ポイントからダウンリンク通信を受信し得る。1530の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1530の動作の態様は、図6図9を参照しながら説明されたバッファリング構成要素によって実施され得る。
【0199】
[0210]図16は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする方法1600を図示するフローチャートを示す。方法1600の動作は、本明細書で説明されるUE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1600の動作は、図6図9を参照しながら説明された通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
【0200】
[0211]1605において、UEは、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別し得、ここにおいて、マッピングは、2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す。1605の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1605の動作の態様は、図6図9を参照しながら説明されたビームマッピングマネージャによって実施され得る。
【0201】
[0212]1610において、UEは、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定し得る。1610の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1610の動作の態様は、図6図9を参照しながら説明されたデフォルトビームマネージャによって実施され得る。
【0202】
[0213]1615において、UEは、マッピングに基づいて第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択し得る。1615の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1615の動作の態様は、図6図9を参照しながら説明されたデフォルトビームマネージャによって実施され得る。
【0203】
[0214]1620において、UEは、第1のデフォルトビームを使用して第1の送受信ポイントから、および第2のデフォルトビームを使用して第2の送受信ポイントから同時ダウンリンク通信を受信し得る。1620の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1620の動作の態様は、図6図9を参照しながら説明されたバッファリング構成要素によって実施され得る。
【0204】
[0215]図17は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする方法1700を図示するフローチャートを示す。方法1700の動作は、本明細書で説明されるようにUE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1700の動作は、図6図9を参照しながら説明された通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
【0205】
[0216]1705において、UEは、第1の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク送信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報を基地局から受信し得、ここで、第1のデフォルトビームまたは第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である。1705の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1705の動作の態様は、図6図9を参照しながら説明されたビーム構成構成要素によって実施され得る。
【0206】
[0217]1710において、UEは、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル送信と物理ダウンリンク共有チャネル送信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別し得る。1710の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1710の動作の態様は、図6図9を参照しながら説明されたデフォルトビームマネージャによって実施され得る。
【0207】
[0218]1715において、UEは、時間オフセットがしきい値を下回るとの識別に基づいて、第2の送受信ポイントからの第2のデフォルトビームと同時に第1の送受信ポイントからの第1のデフォルトビームを受信し得る。1715の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1715の動作の態様は、図6図9を参照しながら説明されたバッファリング構成要素によって実施され得る。
【0208】
[0219]図18は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする方法1800を図示するフローチャートを示す。方法1800の動作は、本明細書で説明される基地局105またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1800の動作は、図10図13を参照しながら説明された通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、基地局は、以下で説明される機能を実施するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
【0209】
[0220]1805において、基地局は、第1の送受信ポイントからUEに第1のダウンリンク通信を送信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからUEに第2のダウンリンク通信を送信するための第2のデフォルトビームとを識別し得る。1805の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1805の動作の態様は、図10図13を参照しながら説明されたビーム構成構成要素によって実施され得る。
【0210】
[0221]1810において、基地局は、第1のデフォルトビームと第2のデフォルトビームとをUEにおいて同時受信できないと決定し得る。1810の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1810の動作の態様は、図10図13を参照しながら説明されたデフォルトビームマネージャによって実施され得る。
【0211】
[0222]1815において、基地局は、決定することに応答して、所定の優先度付けルールに基づいて、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングし得、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである。1815の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1815の動作の態様は、図10図13を参照しながら説明されたビーム管理構成要素によって実施され得る。
【0212】
[0223]図19は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする方法1900を図示するフローチャートを示す。方法1900の動作は、本明細書で説明される基地局105またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1900の動作は、図10図13を参照しながら説明された通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、基地局は、以下で説明される機能を実施するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
【0213】
[0224]1905において、基地局は、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々のための1つまたは複数の制御リソースセットと1つまたは複数のデフォルトビームとの間のマッピングを識別し得、ここにおいて、マッピングは、UEにおける2つ以上の送受信ポイントからのダウンリンク通信の同時受信を可能にする第2の送受信ポイントのための1つまたは複数のデフォルトビームを示す。1905の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1905の動作の態様は、図10図13を参照しながら説明されたビームマッピングマネージャによって実施され得る。
【0214】
[0225]1910において、基地局は、第1の送受信ポイントのための第1のデフォルトビームを決定し得る。1910の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1910の動作の態様は、図10図13を参照しながら説明されたデフォルトビームマネージャによって実施され得る。
【0215】
[0226]1915において、基地局は、マッピングに基づいて第2の送受信ポイントのための第2のデフォルトビームを選択し得る。1915の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1915の動作の態様は、図10図13を参照しながら説明されたデフォルトビームマネージャによって実施され得る。
【0216】
[0227]1920において、基地局は、決定し選択することに応答して、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームとは異なる第2のビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングし得、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである。1920の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1920の動作の態様は、図10図13を参照しながら説明されたビーム管理構成要素によって実施され得る。
【0217】
[0228]図20は、本開示の態様による、ワイヤレス通信における複数の送受信ポイントのためのデフォルト送信ビームをサポートする方法2000を図示するフローチャートを示す。方法2000の動作は、本明細書で説明されるように基地局105またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法2000の動作は、図10図13を参照しながら説明された通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、基地局は、以下で説明される機能を実施するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
【0218】
[0229]2005において、基地局は、第1の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第1のデフォルトビームと第2の送受信ポイントからダウンリンク通信を受信するための第2のデフォルトビームとを示す構成情報をUEに送信し得、ここで、第1のデフォルトビームまたは第2のデフォルトビームのうちの1つまたは複数は、UEに制御情報を通信する関連する制御送信ビームとは無関係である。2005の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、2005の動作の態様は、図10図13を参照しながら説明されたビーム構成構成要素によって実施され得る。
【0219】
[0230]2010において、基地局は、第1の送受信ポイントおよび第2の送受信ポイントの各々の物理ダウンリンク制御チャネル通信と物理ダウンリンク共有チャネル通信との間の時間オフセットがしきい値を下回ることを識別し得る。2010の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、2010の動作の態様は、図10図13を参照しながら説明されたデフォルトビームマネージャによって実施され得る。
【0220】
[0231]2015において、基地局は、識別することに応答して、第1のデフォルトビームを使用して第1のダウンリンク通信を送信するように第1の送受信ポイントをスケジューリングし、第2のデフォルトビームを使用して第2のダウンリンク通信を送信するように第2の送受信ポイントをスケジューリングし得、ここで、スケジューリングすることは、UEにおいて第1のダウンリンク通信と第2のダウンリンク通信の両方の同時受信のためのものである。2015の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、2015の動作の態様は、図10図13を参照しながら説明されたビーム管理構成要素によって実施され得る。
【0221】
[0232]本明細書で説明された方法は、可能な実装形態を表すこと、ならびに動作およびステップが並べ替えられるかまたは場合によっては修正され得ること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つまたはそれ以上からの態様が組み合わせられ得る。
【0222】
[0233]本明細書で説明された技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)、および他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS-2000、IS-95、およびIS-856規格を包含する。IS-2000リリースは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれることがある。IS-856(TIA-856)は、一般に、CDMA2000 1xEV-DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))と、CDMAの他の変形態とを含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。
【0223】
[0234]OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E-UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)の一部である。LTE、LTE-A、およびLTE-A Proは、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標))と称する組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明された技法は、本明細書で言及されたシステムと無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術に使用され得る。LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様は例として説明され得、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR用語が説明の大部分において使用され得るが、本明細書で説明された技法は、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR適用以外に適用可能である。
【0224】
[0235]マクロセルは一般には比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダにサービス加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、低電力基地局に関連付けられてよく、スモールセルは、マクロセルと同じまたは異なる(たとえば、認可、無認可などの)周波数帯域中で動作し得る。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーし得る、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)を同じくカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを与え得る。マクロセルのためのeNBはマクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セルをサポートし得、また、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用する通信をサポートし得る。
【0225】
[0236]本明細書で説明されたワイヤレス通信システムは、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は、同様のフレームタイミングを有することができ、異なる基地局からの送信は、ほぼ時間的に整合され得る。非同期動作の場合、基地局は、異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は、時間的に整合されないことがある。本明細書で説明された技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
【0226】
[0237]本明細書で説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、説明全体を通じて参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁気粒子、光場または光粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表現され得る。
【0227】
[0238]本明細書の開示に関して説明した様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
【0228】
[0239]本明細書で説明される機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはその任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実施される場合に、機能は、コンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして記憶されまたはこれを介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示の範囲および添付の特許請求の範囲内にある。たとえば、ソフトウェアの性質により、本明細書で説明される機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。
【0229】
[0240]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用されることが可能で、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされることが可能な任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義の中に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0230】
[0241]特許請求の範囲内を含めて、本明細書で使用される、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つの列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的列挙を示す。また、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照と解釈されないものとする。たとえば、「条件Aに基づいて」と記述された例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同じ様式で解釈されるものとする。
【0231】
[0242]添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれにも適用可能である。
【0232】
[0243]添付の図面に関して本明細書に記載された説明は、例示的な構成を記載しており、実装され得るか、または特許請求の範囲の範囲内にあるすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される用語「例示的」は、「例、事例、または例示として働く」を意味し、「好ましい」または「他の例より有利」を意味しない。発明を実施するための形態は、説明される技法の理解を提供するための具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、記載された例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形態で示される。
【0233】
[0244]本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするように提供される。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明される例および設計に限定されず、本明細書で開示される原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
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【国際調査報告】