(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-15
(54)【発明の名称】医療用ガイドワイヤアセンブリ及び/又は電気コネクタ
(51)【国際特許分類】
A61M 25/09 20060101AFI20221208BHJP
A61B 18/14 20060101ALI20221208BHJP
A61B 5/06 20060101ALI20221208BHJP
【FI】
A61M25/09
A61M25/09 510
A61B18/14
A61B5/06
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022520805
(86)(22)【出願日】2020-10-15
(85)【翻訳文提出日】2022-04-04
(86)【国際出願番号】 IB2020059729
(87)【国際公開番号】W WO2021074860
(87)【国際公開日】2021-04-22
(32)【優先日】2019-10-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】513125957
【氏名又は名称】ベイリス メディカル カンパニー インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】BAYLIS MEDICAL COMPANY INC.
(72)【発明者】
【氏名】ウルバンスキ、ジョン ポール
(72)【発明者】
【氏名】デイヴィス、ガレス
【テーマコード(参考)】
4C160
4C267
【Fターム(参考)】
4C160KK03
4C160KK13
4C160KK38
4C267AA28
4C267BB02
4C267BB42
4C267BB44
4C267CC04
4C267DD10
4C267EE01
(57)【要約】
開示されるのは、生体によって画定された閉鎖空間内に挿入されるように構成された可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリである。センサアセンブリは、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリによって確実に支持されている。これは、一旦、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、生体によって画定された閉鎖空間内に挿入され、それに沿って移動されると、センサアセンブリ及び可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが生体によって画定された閉鎖空間に沿って移動可能であるように行われる。開示されるのはまた、コネクタ端子を有する電気コネクタアセンブリである。コネクタ端子は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの端子部分と電気的に接続可能であるように構成されている。端子部分は、電線を介して、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリのセンサアセンブリに電気的に接続されている。
【選択図】
図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置であって、
生体によって画定された閉鎖空間内に挿入されるように構成された可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリと、
センサアセンブリであって、一旦、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、前記生体によって画定された前記閉鎖空間内に挿入され、それに沿って移動されると、前記センサアセンブリ及び前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが前記生体によって画定された前記閉鎖空間に沿って移動可能であるように、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリによって確実に支持されている、センサアセンブリと、を備える、装置。
【請求項2】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、導電性であるコア要素を含み、
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリがまた、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長さに沿って延在する少なくとも1つの電線を含み、
前記センサアセンブリが、前記少なくとも1つの電線を介して、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの近位端子部分に電気的に接続され、
前記センサアセンブリ及び前記少なくとも1つの電線が、前記コア要素から電気的に隔離されている、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記センサアセンブリが、少なくとも1つの電極を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記センサアセンブリが、複数の電極を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリによって支持された無線周波数エミッタ、を更に備え、
前記無線周波数エミッタが、組織を焼灼するように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、先端部分を含み、
前記無線周波数エミッタが、前記先端部分に取り付けられている、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記先端部分に取り付けられた鋭利部を更に含み、前記鋭利部が組織を切断するように構成されている、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
一旦、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが前記生体によって画定された前記閉鎖空間内に挿入されると、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、前記生体によって画定された前記閉鎖空間内への医療器具の挿入をガイドするように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、医療器具のその後の挿入のためのガイドを提供する、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、
コア要素と、
前記コア要素を取り囲むジャケット要素と、を含み、
前記コア要素及び前記ジャケット要素が、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの細長い長さに沿って延在する、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、Society of Automotive Engineering Typeステンレス鋼を含む、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記コア要素が、導電性である、請求項10に記載の装置。
【請求項13】
前記コア要素が、電線を受容及び収容するように構成された中空チューブを含む、請求項10に記載の装置。
【請求項14】
前記センサアセンブリが、
磁気センサデバイス、を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項15】
前記センサアセンブリが、
電気センサデバイス、を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項16】
前記センサアセンブリが、
電気信号を伝送するように構成された電気センサデバイス、を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項17】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長さに沿って延在する電線を含み、
前記電線が、前記センサアセンブリに電気的に接続され、
前記電線が、前記センサアセンブリから前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの端子端部に向かって延在し、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの前記端子端部に位置付けられた端子接点で終端する、請求項1に記載の装置。
【請求項18】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、
コア要素と、
ジャケット要素と、を含み、
前記コア要素が、導電性であり、
前記ジャケット要素が、電気的に絶縁性であり、前記コア要素を取り囲む、請求項1に記載の装置。
【請求項19】
先端部分が、前記コア要素及び前記ジャケット要素の端部区分の端部に位置付けられ、
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの前記先端部分が、組織の一部分にエネルギーを伝達するように構成された電極を含み、前記組織の一部分へのエネルギーの印加に応答して、前記組織の一部分が穿刺され、
前記電極が、発生器から前記電極への高周波エネルギーの印加を伝達及びするように構成された前記コア要素に電気的に接続されており、
前記コア要素が、導電性である、請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、近位端、遠位端、前記遠位端の近くに位置付けられた電極を含み、
前記電極が、前記近位端に延在する導電性ワイヤに結合され、前記導電性ワイヤが、前記エネルギーを前記生体の組織に放出する前記電極に伝達するように構成され、エネルギーの印加に応答して、前記電極が鋭くなり、前記組織が穿刺され、
前記センサアセンブリが、互いに離間しており、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長手方向長さに沿って固定的に位置付けられている、複数の近位電極を備え、
複数の端子部分が、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの前記近位端に位置付けられ、
前記複数の端子部分が、前記複数の近位電極に対応して電気的に結合され、
前記複数の端子部分が、電気コネクタアセンブリに選択的に電気的に接続可能であり、かつそれから取り除き可能であるように構成されている、請求項18に記載の装置。
【請求項21】
先端部分が、前記コア要素及び前記ジャケット要素の端部区分の端部に位置付けられ、
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの前記先端部分が、遠位電極を備え、
前記遠位電極が、前記コア要素に電気的に接続され、
前記コア要素が、導電性である、請求項18に記載の装置。
【請求項22】
先端部分が、前記コア要素及び前記ジャケット要素の端部区分の端部に位置付けられ、
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの前記先端部分が、組織を焼灼するように構成された無線周波数エミッタを備える、請求項18に記載の装置。
【請求項23】
前記コア要素の近位端が、ワイヤに電気的に接続可能であるように構成され、前記ワイヤが、前記コア要素を介して前記遠位電極に電気を供給するように構成されている、請求項21に記載の装置。
【請求項24】
前記遠位電極が、無線周波数エミッタを備え、
一旦、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが前記生体によって画定された前記閉鎖空間内に挿入され、一旦、前記遠位電極が作動されると、前記無線周波数エミッタが、前記遠位電極に隣接して位置付けられた前記生体の隣接して位置付けられた組織を穿刺する量のエネルギーを提供するように構成されている、請求項21に記載の装置。
【請求項25】
前記センサアセンブリとインターフェース接続するように構成されたセンサインターフェースシステム、を更に備え、
前記センサインターフェースシステムがまた、前記センサアセンブリと信号を交換するように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項26】
信号測定システム、を更に備え、
前記センサインターフェースシステムがまた、前記信号測定システムに電気的に接続可能であるように構成されている、請求項25に記載の装置。
【請求項27】
前記センサアセンブリが、互いに離間しており、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長手方向長さに沿って固定的に位置付けられている、複数の電気センサデバイスを備える、請求項1に記載の装置。
【請求項28】
前記センサアセンブリが、
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの外面に露出されている電線の露出部分、を含み、
前記電線が、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長さに沿って延在し、
前記電線が、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの端子端部に向かって延在し、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの前記端子端部に位置付けられた端子接点で終端する、請求項1に記載の装置。
【請求項29】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ内の内部に位置付けられた編組要素、を更に備え、
前記編組要素が、弾性的に可撓性である、請求項1に記載の装置。
【請求項30】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、遠位電極を備え、
前記遠位電極が、無線周波数エミッタを備え、一旦、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが前記生体によって画定された前記閉鎖空間内に挿入され、一旦、前記遠位電極が作動されると、前記無線周波数エミッタが、前記遠位電極に隣接して位置付けられた前記生体の組織を穿刺する量のエネルギーを提供するように構成され、
前記センサアセンブリが、互いに離間しており、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長手方向長さに沿って固定的に位置付けられている、複数の電気センサデバイスを備える、請求項1に記載の装置。
【請求項31】
前記センサアセンブリが、互いに離間しており、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長手方向長さに沿って固定的に位置付けられている、複数の電気センサデバイスを備え、
複数の端子部分が、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの近位端として位置付けられ、
前記複数の端子部分が、前記複数の電気センサデバイスのうちのそれぞれ1つに電気的に結合され、
前記複数の端子部分が、電気コネクタアセンブリに選択的に電気的に接続可能であり、かつそれから取り除き可能であるように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項32】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、遠位電極を備え、
前記遠位電極が、無線周波数エミッタを備え、一旦、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが前記生体によって画定された前記閉鎖空間内に挿入され、一旦、前記遠位電極が作動されると、前記無線周波数エミッタが、前記遠位電極に隣接して位置付けられた前記生体の隣接して位置付けられた組織を穿刺する量のエネルギーを提供するように構成され、
前記センサアセンブリが、互いに離間しており、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長手方向長さに沿って固定的に位置付けられている、複数の電気センサデバイスを備え、
複数の端子部分が、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの近位端として位置付けられ、
前記複数の端子部分が、前記複数の電気センサデバイスのうちのそれぞれ1つに電気的に結合され、
前記複数の端子部分が、電気コネクタアセンブリに選択的に電気的に接続可能であり、かつそれから取り除き可能であるように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項33】
前記遠位電極及び前記複数の電気センサデバイスが、互いに電気的に絶縁されている、請求項32に記載の装置。
【請求項34】
装置であって、
コネクタ端子を有する電気コネクタアセンブリ、を備え、
前記コネクタ端子が、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの端子部分と電気的に接続可能であるように構成され、
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、生体によって画定された閉鎖空間内に挿入されるように構成され、
前記端子部分が、電線を介して、センサアセンブリに電気的に接続され、
一旦、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、前記生体によって画定された前記閉鎖空間内に挿入され、それに沿って移動されると、前記センサアセンブリ及び前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが前記生体によって画定された前記閉鎖空間に沿って移動可能であるように、前記センサアセンブリ及び前記電線が、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリによって支持されている、装置。
【請求項35】
可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリを利用する方法であって、
生体によって画定された閉鎖空間内に挿入されるように構成された前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリを提供することであって、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリによって確実に支持されたセンサアセンブリが存在する、提供することと、
少なくとも部分的に、前記センサアセンブリ及び前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリを、前記生体によって画定された前記閉鎖空間内に挿入することと、
少なくとも部分的に、一旦、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが前記生体によって画定された前記閉鎖空間内に挿入されると、前記生体によって画定された前記閉鎖空間に沿って、前記センサアセンブリ及び前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリを移動させることと、を含む、方法。
【請求項36】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、導電性であるコア要素を含み、
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリがまた、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長さに沿って延在する少なくとも1つの電線を含み、
前記センサアセンブリが、前記少なくとも1つの電線を介して、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの近位端子部分に電気的に接続され、
前記センサアセンブリ及び前記少なくとも1つの電線が、前記コア要素から電気的に隔離されている、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記センサアセンブリが、少なくとも1つの電極を含む、請求項35に記載の方法。
【請求項38】
前記センサアセンブリが、複数の電極を含む、請求項35に記載の方法。
【請求項39】
無線周波数エミッタが、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリによって支持され、
前記無線周波数エミッタが、組織を焼灼するように構成されている、請求項35に記載の方法。
【請求項40】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、先端部分を含み、
前記無線周波数エミッタが、前記先端部分に取り付けられている、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
鋭利部が、前記先端部分に取り付けられており、前記鋭利部が、組織を切断するように構成されている、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
一旦、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが前記生体によって画定された前記閉鎖空間内に挿入されると、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、前記生体によって画定された前記閉鎖空間内への医療器具の挿入をガイドするように構成されている、請求項35に記載の方法。
【請求項43】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、医療器具のその後の挿入のためのガイドを提供する、請求項35に記載の方法。
【請求項44】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、
コア要素と、
前記コア要素を取り囲むジャケット要素と、を含み、
前記コア要素及び前記ジャケット要素が、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの細長い長さに沿って延在する、請求項35に記載の方法。
【請求項45】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、Society of Automotive Engineering Typeのステンレス鋼を含む、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記コア要素が、導電性である、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記コア要素が、電線を受容及び収容するように構成された中空チューブを含む、請求項44に記載の方法。
【請求項48】
前記センサアセンブリが、
磁気センサデバイス、を含む、請求項35に記載の方法。
【請求項49】
前記センサアセンブリが、
電気センサデバイス、を含む、請求項35に記載の方法。
【請求項50】
前記センサアセンブリが、
電気信号を伝送するように構成された電気センサデバイス、を含む、請求項35に記載の方法。
【請求項51】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長さに沿って延在する電線を含み、
前記電線が、前記センサアセンブリに電気的に接続され、
前記電線が、前記センサアセンブリから前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの端子端部に向かって延在し、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの前記端子端部に位置付けられた端子接点で終端する、請求項35に記載の方法。
【請求項52】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、
コア要素と、
ジャケット要素と、を含み、
前記コア要素が、導電性であり、
前記ジャケット要素が、電気的に絶縁性であり、前記コア要素を取り囲む、請求項35に記載の方法。
【請求項53】
先端部分が、前記コア要素及び前記ジャケット要素の端部区分の端部に位置付けられ、
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの前記先端部分が、組織の一部分にエネルギーを伝達するように構成された電極を含み、前記組織の一部分へのエネルギーの印加に応答して、前記組織の一部分が穿刺され、
前記電極が、発生器から前記電極への高周波エネルギーの印加を伝達及びするように構成された前記コア要素に電気的に接続されており、
前記コア要素が、導電性である、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、近位端、遠位端、前記遠位端の近くに位置付けられた電極を含み、
前記電極が、前記近位端に延在する導電性ワイヤに結合され、前記導電性ワイヤが、前記エネルギーを前記生体の組織に放出する前記電極に伝達するように構成され、エネルギーの印加に応答して、前記電極が鋭くなり、前記組織が穿刺され、
前記センサアセンブリが、互いに離間しており、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長手方向長さに沿って固定的に位置付けられている、複数の近位電極を備え、
複数の端子部分が、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの前記近位端に位置付けられ、
前記複数の端子部分が、前記複数の近位電極に対応して電気的に結合され、
前記複数の端子部分が、電気コネクタアセンブリに選択的に電気的に接続可能であり、かつそれから取り除き可能であるように構成されている、請求項52に記載の方法。
【請求項55】
先端部分が、前記コア要素及び前記ジャケット要素の端部区分の端部に位置付けられ、
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの前記先端部分が、遠位電極を備え、
前記遠位電極が、前記コア要素に電気的に接続され、前記コア要素が、導電性である、請求項52に記載の方法。
【請求項56】
先端部分が、前記コア要素及び前記ジャケット要素の端部区分の端部に位置付けられ、
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの前記先端部分が、組織を焼灼するように構成された無線周波数エミッタを備える、請求項52に記載の方法。
【請求項57】
前記コア要素の近位端が、ワイヤに電気的に接続可能であるように構成され、前記ワイヤが、前記コア要素を介して前記遠位電極に電気を供給するように構成されている、請求項55に記載の方法。
【請求項58】
前記遠位電極が、無線周波数エミッタを備え、
一旦、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが前記生体によって画定された前記閉鎖空間内に挿入され、一旦、前記遠位電極が作動されると、前記無線周波数エミッタが、前記遠位電極に隣接して位置付けられた前記生体の隣接して位置付けられた組織を穿刺する量のエネルギーを提供するように構成されている、請求項55に記載の方法。
【請求項59】
センサインターフェースシステムが、前記センサアセンブリとインターフェース接続するように構成され、
前記センサインターフェースシステムがまた、前記センサアセンブリと信号を交換するように構成されている、請求項35に記載の方法。
【請求項60】
前記センサインターフェースシステムがまた、信号測定システムに電気的に接続可能であるように構成されている、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記センサアセンブリが、互いに離間しており、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長手方向長さに沿って固定的に位置付けられている、複数の電気センサデバイスを備える、請求項35に記載の方法。
【請求項62】
前記センサアセンブリが、
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの外面に露出されている電線の露出部分、を含み、
前記電線が、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長さに沿って延在し、
前記電線が、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの端子端部に向かって延在し、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの前記端子端部に位置付けられた端子接点で終端する、請求項35に記載の方法。
【請求項63】
編組要素が、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ内の内部に位置付けられ、
前記編組要素が、弾性的に可撓性である、請求項35に記載の方法。
【請求項64】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、遠位電極を備え、
前記遠位電極が、無線周波数エミッタを備え、一旦、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが前記生体によって画定された前記閉鎖空間内に挿入され、一旦、前記遠位電極が作動されると、前記無線周波数エミッタが、前記遠位電極に隣接して位置付けられた前記生体の組織を穿刺する量のエネルギーを提供するように構成され、
前記センサアセンブリが、互いに離間しており、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長手方向長さに沿って固定的に位置付けられている、複数の電気センサデバイスを備える、請求項35に記載の方法。
【請求項65】
前記センサアセンブリが、互いに離間しており、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長手方向長さに沿って固定的に位置付けられている、複数の電気センサデバイスを備え、
複数の端子部分が、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの近位端として位置付けられ、
前記複数の端子部分が、前記複数の電気センサデバイスのうちのそれぞれ1つに電気的に結合され、
前記複数の端子部分が、電気コネクタアセンブリに選択的に電気的に接続可能であり、かつそれから取り除き可能であるように構成されている、請求項35に記載の方法。
【請求項66】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、遠位電極を備え、
前記遠位電極が、無線周波数エミッタを備え、一旦、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが前記生体によって画定された前記閉鎖空間内に挿入され、一旦、前記遠位電極が作動されると、前記無線周波数エミッタが、前記遠位電極に隣接して位置付けられた前記生体の隣接して位置付けられた組織を穿刺する量のエネルギーを提供するように構成され、
前記センサアセンブリが、互いに離間しており、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長手方向長さに沿って固定的に位置付けられている、複数の電気センサデバイスを備え、
複数の端子部分が、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの近位端として位置付けられ、
前記複数の端子部分が、前記複数の電気センサデバイスのうちのそれぞれ1つに電気的に結合され、
前記複数の端子部分が、電気コネクタアセンブリに選択的に電気的に接続可能であり、かつそれから取り除き可能であるように構成されている、請求項35に記載の方法。
【請求項67】
前記遠位電極及び前記複数の電気センサデバイスが、互いに電気的に絶縁されている、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
電気コネクタアセンブリを利用する方法であって、
可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの端子部分と電気的に接続可能であるように構成されているコネクタ端子を有する前記電気コネクタアセンブリを提供することであって、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、生体によって画定された閉鎖空間内に挿入されるように構成され、前記端子部分が、電線を介して、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリのセンサアセンブリに電気的に接続されている、提供することと、
前記電気コネクタアセンブリの前記コネクタ端子を前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの前記端子部分に電気的に接続することと、を含む、方法。
【請求項69】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、
コア要素と、
ジャケット要素と、を含み、
前記コア要素が、導電性であり、
前記ジャケット要素が、電気的に絶縁性であり、前記コア要素を取り囲む、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、近位端、遠位端、前記遠位端の近くに位置付けられた電極を含み、
前記電極が、前記近位端に延在する導電性ワイヤに結合され、前記導電性ワイヤが、前記エネルギーを前記生体の組織に放出する前記電極に伝達するように構成され、エネルギーの印加に応答して、前記電極が鋭くなり、前記組織が穿刺され、
前記センサアセンブリが、互いに離間しており、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長手方向長さに沿って固定的に位置付けられている、複数の近位電極を備え、
複数の端子部分が、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの前記近位端に位置付けられ、
前記複数の端子部分が、前記複数の近位電極に対応して電気的に結合され、
前記複数の端子部分が、前記電気コネクタアセンブリに選択的に電気的に接続可能であり、かつそれから取り除き可能であるように構成されている、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
前記センサアセンブリが、互いに離間しており、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長手方向長さに沿って固定的に位置付けられている、複数の電気センサデバイスを備え、
複数の端子部分が、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの近位端として位置付けられ、
前記複数の端子部分が、前記複数の電気センサデバイスのうちのそれぞれ1つに電気的に結合され、
前記複数の端子部分が、前記電気コネクタアセンブリに選択的に電気的に接続可能であり、かつそれから取り除き可能であるように構成されている、請求項68に記載の方法。
【請求項72】
先端部分が、前記コア要素及び前記ジャケット要素の端部区分の端部に位置付けられ、
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの前記先端部分が、組織を焼灼するように構成された無線周波数エミッタを備える、請求項69に記載の方法。
【請求項73】
前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、遠位電極を備え、
前記遠位電極が、無線周波数エミッタを備え、一旦、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが前記生体によって画定された前記閉鎖空間内に挿入され、一旦、前記遠位電極が作動されると、前記無線周波数エミッタが、前記遠位電極に隣接して位置付けられた前記生体の隣接して位置付けられた組織を穿刺する量のエネルギーを提供するように構成され、
前記センサアセンブリが、互いに離間しており、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長手方向長さに沿って固定的に位置付けられている、複数の電気センサデバイスを備え、
複数の端子部分が、前記可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの近位端として位置付けられ、
前記複数の端子部分が、前記複数の電気センサデバイスのうちのそれぞれ1つに電気的に結合され、
前記複数の端子部分が、前記電気コネクタアセンブリに選択的に電気的に接続可能であり、かつそれから取り除き可能であるように構成されている、請求項68に記載の方法。
【請求項74】
前記遠位電極及び前記複数の電気センサデバイスが、互いに電気的に絶縁されている、請求項73に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本文書は、医療デバイスの技術分野に関し(かつこれに限定されず)、(より具体的には)本文書は、医療用ガイドワイヤアセンブリ(及び/又はそのための方法)の技術分野に関し(かつこれに限定されず)、(更により具体的には)本文書は、医療用ガイドワイヤアセンブリ(及び/又はそのための方法)のための電気コネクタの技術分野に関する(かつこれに限定されない)。
【背景技術】
【0002】
既知の医療デバイスは、医療処置を容易にし、医療従事者が病気の患者の病状を診断及び/又は治療するのに役立つように構成されている。
【発明の概要】
【0003】
既存の(既知の)医療デバイス(既存技術とも呼ばれる)と関連付けられた少なくとも1つの問題を(少なくとも部分的に)軽減する必要性が存在することが理解されよう。既存の(既知の)医療デバイスに関する多くの研究及び実験の後、問題及びその解決策の理解(少なくとも部分的に)は、(少なくとも部分的に)同定され、以下のように(少なくとも部分的に)明瞭に表現されている。
【0004】
心臓カテーテル処置は、(患者の)心室又は心臓の血管へのカテーテルの挿入のための医療処置である。これは、診断及び/又は介入の目的のために行われ得る。心臓カテーテル処置の一般的な例は、冠状動脈疾患及び心筋梗塞(心臓発作)の治療のための冠状動脈のカテーテル処置を伴う冠状動脈カテーテル処置である。カテーテル処置は、蛍光透視及び高度に操縦可能なテーブルを備えた特別な検査室(特別な検査室が、特別な検査室の運用効率を改善するために、様々なサイズのカテーテル、ステント、バルーン、その他のキャビネットを備え得る)で実行され得る。モニターは、蛍光透視撮像、心電図(ECG又はEKG)データ、圧力波の画像、その他を示(表示)し得る。
【0005】
経中隔カテーテル処置は、(患者の)心臓の左心房へのアクセスを得るために介入循環器専門医によって使用される医療処置である。この医療技術は、最初に左側の圧力測定のために導入され、左心房アブレーション及び経皮的僧帽弁形成、その他を含む様々な処置で統合されている。
【0006】
心臓アブレーションは、不正確な電気信号が異常な心臓リズムを引き起こさせる、心臓内の組織を瘢痕化又は破壊するための医療処置である。診断カテーテルは、血管が心臓の電気信号をマッピングするために使用される心臓まで行き渡る。
【0007】
経中隔穿刺(transseptal puncture、TSP)は、小児期及び成人期の間のカテーテルアブレーション、左心臓の血行力学的評価、左心室補助デバイス移植、経皮左心耳閉鎖、又は僧帽弁形成術へのアクセスを得るための医療処置である。
【0008】
経中隔カテーテル処置は、既知の経中隔針(及びその任意の等価物)(瘢痕器具とも呼ばれる)と既知のガイドワイヤとの間の何度かのデバイス交換を必要とし得る。既知の経中隔針は、医学的診断及び/又は介入処置、その他のために経中隔左心臓にアクセスするために利用され得る。
【0009】
カテーテルは、流体を除去するための膀胱(その他)などの、狭い開口部を通して(患者の)体腔内に挿入されるように構成された可撓性医療用チューブである。最初に、既知のガイドワイヤが、患者に装着され、次いで、カテーテルが、既知のガイドワイヤに沿って押され、かつ既知のガイドワイヤによってガイドされる(一旦、カテーテルが位置付けられると、ガイドワイヤは、患者の身体から除去され得る)。カテーテルの全てのデバイス交換及び再位置付けは、患者及び/又は医師へのX線照射の不確実性及び/又は潜在的に危険な曝露を伴う(X線照射の曝露を最小に保つことが望まれ得る)。
【0010】
経中隔穿刺デバイスの問題は、非蛍光透視撮像モダリティと互換性がない場合があり、具体的には、電気解剖学的(electroanatomical、EAM)マッピング及び/又は他の電気生理学(electrophysiology、EP)回収システム(及びそれらの任意の等価物)の有用性を最大化するように最適化されない場合があることである。
【0011】
蛍光透視法は、動いている内臓を見ることを可能にするX線処置である。蛍光透視法は、リアルタイムビデオ画像を生成するために、X線(放射性である)を使用する。蛍光透視法のための必要性を低減及び/又は排除するために、電気解剖学的マッピング(electroanatomic mapping、EAM)システムによって生成されるマップ(ボリュームマップ又は患者の内部の視野)上の医療デバイス(組織穿刺デバイス、電極、その他など)の先端を視覚化することは、価値があり得、これはまた、(ICE(intracardiac echocardiography)(心腔内心エコー法)などのツールを使用して)超音波システムによって提供される任意の撮像を増強しながら実行され得る。
【0012】
ガイドワイヤの遠位位置に取り付けられた医療デバイス(組織穿刺デバイス、経中隔針、その他など)の空間位置に関する情報を取得することは、価値があり得、何人かの医師は、スタータガイドワイヤが心臓内につながる下大静脈(inferior vena cava、IVC)から(患者の)心臓の上大静脈(superior vena cava、SVC)に安全に追跡されたことを保証するために、時々、蛍光透視法の使用を必要とし得ることが理解されよう。追加的に、経中隔針を除去した後、(ガイドワイヤの遠位位置と関連付けられた不確実性により)心臓の左側のガイドワイヤの経路を確認する必要があり得る。
【0013】
医療処置と関連付けられた交換ステップのための非蛍光透視撮像モード(例えば、既知のガイドワイヤ上の医療デバイスの交換のためなど)での利用のために最適化されている間に、組織穿刺デバイスとして機能するように構成されたガイドワイヤを提供することが有益であり得る。
【0014】
以下は、いくつかの同定された問題である:既知の診断カテーテル(例えば、既知のカテーテル内の針又は穿刺デバイスを含む)は、(A)カテーテル交換(医療デバイス交換)に使用可能でない場合があるハブを特徴とし得、(B)例えば、心臓症例、その他のための経中隔穿刺を行うための処置において利用されるのに十分な剛性を有し得ない、かつ/又は(C)低電圧用途のために利用される(一方、潜在的な解決策は、いくつかの事例では、例えば、電気外科用デバイス、その他として機能するために、比較的高い電圧送達デバイスを使用し得る)。
【0015】
低侵襲性の医療処置での利用のために構成された可撓性医療用ガイドワイヤを提供することが有益であり得る。医師は、医療療法の一部としての電気生理学研究(electrophysiology study、EPS)などの所望の医療作業を実行するために、(医療用ガイドワイヤにわたって)追加の診断カテーテルを展開する必要があり得る。ワイヤが診断カテーテルを送達するために使用され得、時にはワイヤが最終的に診断カテーテル導き得るシースを送達するために使用され得ることが理解されよう。
【0016】
その後の信号分析のために、信号記録システムに入力する信号(電気信号、磁気信号など)を感知するように構成された医療用ガイドワイヤを提供することが有益であり得る。信号(好ましくは、比較的高精度の信号)は、単極構成又は双極構成)その他などの任意の構成で心電図(electrocardiogram、ECG)と関連付けられ得る。
【0017】
医療用ガイドワイヤによって支持される、少なくとも1つ以上のセンサデバイス(複数の電極、その他、など)を有する医療用ガイドワイヤを提供することが有益であり得る。センサデバイスは、空間分解能を改善し、ワークフローを単純化し、かつ/又は材料の節約を提供し得る。例えば、心室のカテーテル処置が、医療用ガイドワイヤの先端に取り付けられたカテーテル処置デバイスで完了した後、医療用ガイドワイヤが、次いで、治療中に(医療用ガイドワイヤに取り付けられたセンサからのセンサ出力信号として提供された)信号の記録を容易にするために、心臓の他の領域に再位置付けられ(又は一時的に置かれ)得る。信号記録を必要とし得る心臓の特定の領域(電気生理学研究中など)は、とりわけ、右心房(right atrium、RA)、右心室(right ventricle、RV)、及び/又は冠状静脈洞(coronary sinus、CS)を含み得る。また、双極様式及び/又は単極様式(好ましくは、追加して、医療用ガイドワイヤが信号を受信するように構成されている)などの所定の様式で信号を放出(伝達又は伝送)するように構成された医療用ガイドワイヤを提供することも有益であり得る。診断電気生理学(EP)カテーテル(EP診断カテーテルとも呼ばれる)は、一時的な心臓内感知、記録、刺激、及びマッピングのために使用され得る。EP診断カテーテルは、心臓組織の記録及びペーシングの両方(又は必要に応じて)のために示され得る。追加的に、既知の電気解剖学的マッピング(EAM)システムは、エミッタデバイス(信号源)からの感知信号の放出を必要とし得、信号が患者に置かれた受信器パッド、その他などの別のデバイス(信号受信デバイス)によって感知されることを必要とし得る。
【0018】
研究及び開発のプロジェクト並びに/又は医療用臨床環境における少なくとも1つの実施形態を利用することが有益であり得る。
【0019】
複数の別個の医療デバイスによって実行され得る少なくとも1つの医療機能を追加する医療用ガイドワイヤを提供することが有益であり得る。
【0020】
少なくとも部分的に、既存の技術と関連付けられた少なくとも1つの問題を軽減するために、(主要な態様に従って)装置が提供される。本装置は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリとセンサアセンブリとの相乗的組み合わせを含み、これらに限定されない(これを備える)。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリは、生体によって画定された閉鎖空間内に挿入されるように構成されている。センサアセンブリは、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリによって確実に支持されている。これは、一旦、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、生体によって画定された閉鎖空間内に挿入され、それに沿って移動されると、センサアセンブリ及び可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが生体によって画定された閉鎖空間に沿って移動可能であるように行われる。詳細な記載は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の記載を提供することが理解されよう。
【0021】
少なくとも部分的に、既存の技術と関連する少なくとも1つの問題を軽減するために、(主要な態様に従って)方法が提供される。本方法は、以下のステップ(動作)、生体によって画定された閉鎖空間内に挿入されるように構成された可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリを提供する動作(A)と、一旦、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが生体によって画定された閉鎖空間内に挿入され、それに沿って移動すると、センサアセンブリ及び可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが生体によって画定された閉鎖空間に沿って移動可能であるように、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリによって確実に支持されたセンサアセンブリを提供する動作(B)と、を含み、これらに限定されない(これらを含む)。詳細な記載は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の記載を提供することが理解されよう。好ましくは、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリを利用するための場合の方法であって、(A)生体によって画定された閉鎖空間内に挿入されるように構成された可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリを提供することであって、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリによって確実に支持されたセンサアセンブリが存在する、提供することと、(B)少なくとも部分的に、センサアセンブリ及び可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリを、生体によって画定された閉鎖空間内に挿入することと、(C)少なくとも部分的に、一旦、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが生体によって画定された閉鎖空間内に挿入されると、生体によって画定された閉鎖空間に沿って、センサアセンブリ及び可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリを移動させることと、を含む、方法。
【0022】
少なくとも部分的に、既存の技術と関連付けられた少なくとも1つの問題を軽減するために、(主要な態様に従って)装置が提供される。本装置は、コネクタ端子を有する電気コネクタアセンブリを含み、これに限定されない(これを備える)。コネクタ端子は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの端子部分(ワイヤ端子)と電気的に接続可能であるように構成されている。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリは、生体によって画定された閉鎖空間内に挿入されるように構成されている。端子部分は、電線を介して、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリのセンサアセンブリに電気的に接続されている。詳細な記載は、電気コネクタアセンブリの実施形態の記載を提供することが理解されよう。
【0023】
少なくとも部分的に、既存の技術と関連する少なくとも1つの問題を軽減するために、(主要な態様に従って)方法が提供される。本方法は、コネクタ端子を有する電気コネクタアセンブリを提供することを含み、これに限定されない(これを含む)。コネクタ端子は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの端子部分と電気的に接続可能であるように構成されている。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリは、生体によって画定された閉鎖空間内に挿入されるように構成されている。端子部分は、電線を介して、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリのセンサアセンブリに電気的に接続されている。詳細な記載は、電気コネクタアセンブリの実施形態の記載を提供することが理解されよう。好ましくは、本方法は、電気コネクタアセンブリを利用する方法であって、(A)可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの端子部分と電気的に接続可能であるように構成されているコネクタ端子を有する電気コネクタアセンブリを提供することであって、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが、生体によって画定された閉鎖空間内に挿入されるように構成され、端子部分が、電線を介して、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリのセンサアセンブリに電気的に接続されている、提供することと、(B)電気コネクタアセンブリのコネクタ端子を可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの端子部分に電気的に接続することと、を含む、方法である。
【0024】
少なくとも部分的に、既存の技術と関連する少なくとも1つの問題を軽減するために、(主要な態様に従って)方法が提供される。本方法は、以下のステップ(動作)、動作(A)、動作(B)、動作(C)、及び動作(D)、を含み、これらに限定されない(これらを含む)。動作(A)は、患者の関連する解剖学的構造(心臓の右心房、心臓の右心房及び左心房を分離する中隔、その他)の医用画像(電圧マップ、組織形状を捕捉するために構成された形状捕捉システム、その他、及びそれらの任意の等価物)を生成(登録、表示、その他)するために、医療用撮像システム(心臓内心エコー法(ICE)システム、電気解剖学的マッピング(EAM)システム、その他、及びそれらの任意の等価物)を利用することを含む。動作(B)は、一旦、医用画像が医療用撮像システムによって生成され、処置を実行する医師に表示され、又はその後)患者の関連解剖学的構造に向かって可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが挿入(展開、前進、移動、その他)すること(すなわち、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリを、生体によって画定された閉鎖空間に沿って患者の関連する解剖学的構造に向かって挿入すること)を含む。動作(C)は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの部分(先端など)の空間位置が医療用画像処理システムによって識別(検出)され得る(すなわち、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが患者の関連する解剖学的構造に向かって患者に挿入されている間、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの部分の位置が医師に表示され得る)ように、(可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの部分に固定的に取り付けられた)センサアセンブリの空間位置を、(可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが患者の関連する解剖学的構造に向けて患者の中に挿入されている間)検出するために、医療用撮像システムを利用することを含む。動作(D)は、(一旦、医師が、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの部分が患者の関連する解剖学的構造に到達した、又は近接して置かれるという決定を下し、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが患者の関連する解剖学的構造に対して空間的に動かないように保持されると)患者の関連する解剖学的構造に向かって(可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの長さに沿って)医療器具の挿入を導くことを含み(すなわち、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが患者の関連する解剖学的構造に近接して配置された位置に達したので、医療器具が生体によって画定された閉鎖空間に沿って患者の関連する解剖学的構造に向かって移動される)、この様式で医療器具は、患者の関連する解剖学的構造の医療処置のために作動され(又は利用され)得る。他の動作は、患者からの医療器具の停止及び/又は取消、並びに患者からの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの取消などのために上で記載の動作ステップを逆転させることを含み得ることが理解されよう。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが加熱デバイスを含む場合、及び追加の動作は、(一旦、医師が、(医療用撮像システムによって提供される生成された医用画像に基づいて)可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの部分が患者の関連する解剖学的構造に到達した、又は近接して置かれるという決定を下し、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが患者の関連する解剖学的構造に対して空間的に動かないように保持されると)加熱デバイスを作動させることを含み得ることが理解されよう。詳細な記載を考慮して、更なる動作ステップが追加され得ることが理解されよう。
【0025】
少なくとも部分的に、既存の技術と関連する少なくとも1つの問題を軽減するために、(主要な態様に従って)方法が提供される。本方法は、以下のステップ(動作)、動作(A)、動作(B)、動作(C)、及び動作(D)、を含み、これらに限定されない(これらを含む)。動作(A)は、患者の関連する解剖学的構造(心臓の右心房、心臓の右心房及び左心房を分離する中隔、その他)の医用画像(ボリュームマップ、組織形状を捕捉するために構成された形状捕捉システム、その他、及びそれらの任意の等価物)を生成(登録、表示、その他)するために、医療用撮像システム(心臓内心エコー法(ICE)システム、電気解剖学的マッピング(EAM)システム、その他、及びそれらの任意の等価物)を利用することを含む。動作(B)は、一旦、医用画像が医療用撮像システムによって生成され、処置、その他を実行する医師に表示され、又はその後)患者の関連解剖学的構造に向かって可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが挿入(展開、前進、移動、その他)すること(すなわち、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリを、生体によって画定された制限空間に沿って患者の関連する解剖学的構造に向かって挿入すること)を含む。動作(C)は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの部分(先端など)の空間位置が医療用画像処理システムによって識別(検出)され得る(すなわち、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが患者の関連する解剖学的構造に向かって患者に挿入されている間、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの部分の位置が医師に表示され得る)ように、(可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの部分に固定的に取り付けられている)センサアセンブリの空間位置を、(可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが患者の関連する解剖学的構造に向けて患者の中に挿入されている間)検出するために、医療用撮像システムを利用することを含む。動作(D)は、一旦、医師が、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの部分が患者の関連する解剖学的構造に到達した、又は近接して置かれるという判断を下し、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリが患者の関連する解剖学的構造に対して空間的に動かないように保持されると、(可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの部分に近接して配置され、固定的に位置付けされた)加熱デバイスを作動させることを含む。この方法のための医療器具は、医療器具の展開が本方法のために任意選択であるという点で、加熱デバイスの展開と併せて展開されてもよく、又は展開されなくてもよいことが理解されよう。他の動作は、(医療器具が利用される場合)患者からの医療器具の停止及び/若しくは取消、並びに/又は患者からの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの取消などのために上に記載の動作ステップを逆転させることを含み得ることが理解されよう。詳細な記載を考慮して、更なる動作ステップが追加され得ることが理解されよう。
【0026】
他の態様は、特許請求の範囲において同定される。非限定的な実施形態の他の態様及び特徴は、添付の図面を用いて非限定的な実施形態の以下の詳細な記載を検討すると、ここで当業者には明らかになり得る。この概要は、詳細な説明において以下で更に記載される簡略化された形式で概念を紹介するために提供される。この概要は、開示された主題の潜在的な重要な特徴又は可能な本質的な特徴を同定することを意図するものではなく、開示された各実施形態又は開示された主題の全ての実現形態を記載することを意図するものではない。多くの他の新規の利点、特徴、及び関係は、この記載が進むにつれて明らかになるであろう。図及び以下の記載は、例示的な実施形態をより具体的に例示するものである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
非限定的な実施形態は、添付の図面と併せて解釈されるときに、非限定的な実施形態の以下の詳細な記載を参照することによってより完全に理解され得る。
【0028】
【
図1A】可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の側面斜視図を示す。
【
図1B】可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の側面斜視図を示す。
【
図1C】可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の側面斜視図を示す。
【
図1D】可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の側面斜視図を示す。
【0029】
【0030】
【
図3】
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の正面斜視図を示す。
【0031】
【
図4】
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の正面斜視図を示す。
【0032】
【
図5】
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の正面斜視図を示す。
【0033】
【
図6A】
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の軸方向断面図(
図6A)及び半径方向断面図(
図6B)を示す。
【
図6B】
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の軸方向断面図(
図6A)及び半径方向断面図(
図6B)を示す。
【0034】
【
図7A】
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の半径方向断面図を示す。
【
図7B】
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の半径方向断面図を示す。
【
図7C】
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の半径方向断面図を示す。
【
図7D】
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の半径方向断面図を示す。
【
図7E】
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の半径方向断面図を示す。
【0035】
【
図8A】
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の半径方向断面図を示す。
【
図8B】
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の半径方向断面図を示す。
【0036】
【
図9A】
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の側面図を示す。
【0037】
【
図9B】
図9Aの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリに接続可能であるように構成された電気コネクタの実施形態の側面図を示す。
【
図9C】
図9Aの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリに接続可能であるように構成された電気コネクタの実施形態の側面図を示す。
【
図9D】
図9Aの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリに接続可能であるように構成された電気コネクタの実施形態の側面図を示す。
【
図9E】
図9Aの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリに接続可能であるように構成された電気コネクタの実施形態の側面図を示す。
【
図9F】
図9Aの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリに接続可能であるように構成された電気コネクタの実施形態の側面図を示す。
【0038】
【
図10A】
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリに接続可能であるように構成された電気コネクタの実施形態の側面図を示す。
【
図10B】
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリに接続可能であるように構成された電気コネクタの実施形態の側面図を示す。
【0039】
【
図11A】
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の斜視図を示す。
【
図11B】
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の斜視図を示す。
【0040】
【
図11C】
図11A及び/又は
図11Bの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリに接続可能であるように構成された電気コネクタの実施形態の側面図を示す。
【0041】
【
図12A】
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリの実施形態の斜視図を示す。
【0042】
【
図12B】
図12Aの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリに接続可能であるように構成された電気コネクタの実施形態の側面図を示す。
【
図12C】
図12Aの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリに接続可能であるように構成された電気コネクタの実施形態の側面図を示す。
【0043】
図面は、必ずしも縮尺通りではなく、仮想線、概略図、及び部分図で示され得る。特定の事例では、実施形態の理解のために不要な詳細(及び/又は他の詳細が知覚することを困難にする詳細)は、省略され得る。対応する参照符号は、図面のいくつかの図を通して対応する構成要素を示す。様々な図での要素は、単純性及び明確さのために示されており、縮尺通りに描かれていない。図での要素のいくつかの寸法は、開示された様々な実施形態の理解を容易にするために、他の要素に対して強調され得る。加えて、商業的に実行可能な実施形態において有用である、一般的で、よく理解されている要素は、本開示の実施形態の妨げられた視野を提供するために、しばしば示されない。
【0044】
図面において使用される参照番号のリスト
可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ 102
センサアセンブリ 104
コア要素 106
コア端子部分 106A
コア絶縁層 106B
ジャケット要素 108
ジャケットポータル 108A
第1のジャケットチャネル 109A
第2のジャケットチャネル 109B
第nのジャケットチャネル 109N
先端部分 110
加熱デバイス 112
加熱ワイヤ 113
磁気センサデバイス 402
電気センサデバイス 404
第1の電気センサデバイス 404A
第nの電気センサデバイス 404N
電線 405
第1の電線 405A
第2の電線 405B
第nの電線 405N
編組要素 406
第1のワイヤ絶縁層 407A
第2のワイヤ絶縁層 407B
第nのワイヤ絶縁層 407N
端子部分 409
第1の端子部分 409A
第2の端子部分 409B
第nの端子部分 409N
電気コネクタアセンブリ 810
コネクタ端子 811
第1のコネクタ端子 811A
第2のコネクタ端子 811B
第3のコネクタ端子 811D
第nのコネクタ端子 811N
コネクタワイヤ 812
第1のコネクタワイヤ 812A
第2のコネクタワイヤ 812B
第4のコネクタワイヤ 812D
第nのコネクタワイヤ 812N
ハンドル 814
ハウジングアセンブリ 816
ばね部材 818
押しボタン 820
導体 822
コネクタチャネル 824
相補的輪郭 826
第1の極 828A
第2の極 828B
ワイヤ接続 832
ばね部材 833
板ばね 836
嵌合スロット 838
コネクタ端子 840
医療器具 900
生体 902
信号測定システム 904
センサインターフェースシステム 906
接地要素 908
平坦な半径方向端面 911
非限定的な実施形態の詳細な記載
【0045】
以下の詳細な記載は、単なる例示であり、記載された実施形態又は記載された実施形態の用途及び使用を限定することを意図するものではない。使用されるように、「例示の」又は「例示的な」という単語は、「例、事例、又は例示として役割を果たす」ことを意味する。「例示の」又は「例示的な」として記載される任意の実装形態は、必ずしも他の実装形態よりも好ましい又は有利であると解釈されるべきではない。以下に記載される実装形態の全ては、当業者が本開示の実施形態を作製又は使用することを可能にするために提供される例示の実装形態であり、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。請求項の範囲は、特許請求の範囲(特許請求の範囲が本出願の出願後に特許審査中に補正され得る)によって定義される。記載のために、「上部」、「下部」、「左」、「後方」、「右」、「前方」、「垂直」、「水平」、及びそれらの派生語は、図面に配向された例に関連するものとする。前述の技術分野、背景、要約、又は以下の詳細な説明における任意の表現若しくは暗示された理論によって結び付けることは意図されない。添付の図面に示され、以下の明細書に記載されているデバイス及びプロセスは、添付の特許請求の範囲で定義される例示の実施形態(実施例)、態様及び/又は概念であることも理解されたい。したがって、開示された実施形態に関連する寸法及び他の物理的特性は、特許請求の範囲が別途明示的に述べられない限り、限定的であるとみなされるべきではない。「少なくとも1つ」という語句は、「1つ(a)」と等価であることが理解される。態様(実施例、改変、変更、選択肢、変形、実施形態、及びそれらの任意の等価物)は、図面に関して記載される。本発明は、特許請求の範囲によって提供される主題に限定され、本発明は、示され及び記載された特定の態様に限定されないことを理解されたい。物品に結合されるように構成された(すなわち、物品に接続される、物品と相互作用する、その他)デバイスの意味の範囲は、デバイスが直接的又は間接的のいずれかで物品に結合されるように構成されているとして解釈されることが理解されよう。したがって、「ように構成される」は、特に明記しない限り、「直接的又は間接的のいずれかで」の意味を含み得る。
【0046】
【0047】
図1Aに示されるような実施形態を参照すると、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102とセンサアセンブリ104との相乗的組み合わせを含み、かつこれに限定されない(これを含む)装置が示されている。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、生体902によって画定された閉鎖空間内に挿入されるように構成されている。生体902の実施形態は、
図2A又は
図2Bに示されている。生体902は、人体、その他を含み得る。センサアセンブリ104は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102によって確実に支持されている(それによって支持されるように構成されている)。これは、一旦、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102が、生体902によって画定された閉鎖空間内に挿入され、それに沿って移動されると、センサアセンブリ104及び可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102が生体902によって画定された閉鎖空間に沿って移動可能であるように行われる。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、任意のタイプの可撓性材料を含み得る。センサアセンブリ104は、任意のタイプのセンサアセンブリを含み得る。
【0048】
図1Aに示されるような実施形態を参照すると、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(好ましくは)刺激(熱、光、音、圧力、磁気、又はそれらの特定の動き、及びそれらの任意の等価物など)に応答し、結果として生じる信号(信号測定のため、又は制御機能を動作させるためのインパルス、その他など)を伝送するように構成されたセンサアセンブリ104を含む。好ましくは、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、センサアセンブリ104を含む(支持する)ように構成されている。センサアセンブリ104は、放射線エミッタ、エネルギーエミッタ、エネルギー受信器、磁束エミッタ、希土類磁石、その他、及びそれらの任意の等価物を含み得る。実施形態によれば、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102及びセンサアセンブリ104は、互いに選択的に取り付け可能であり、かつ互いに選択的に取り外し可能であるように構成されている。
【0049】
図1Aに示されるような実施形態を参照すると、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(好ましくは)一旦、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102が生体902によって画定された閉鎖空間内に挿入されると、(
図2A又は
図2Bに示されるように)生体902によって画定された閉鎖空間内に医療器具900(カテーテル、その他及びその任意の等価物など)の挿入をガイドするように構成されている。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(好ましくは)カテーテル交換(医療デバイスの交換又は医療デバイスの除去及び挿入)を容易にするように構成されている。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(好ましくは)(生体902によって画定された閉鎖空間などの)閉鎖又は蛇行空間内に挿入されるように構成された比較的細い可撓性ワイヤ(細長い可撓性シャフト)を含む。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(好ましくは)医療器具900のその後の挿入のためのガイドを提供する。医療器具900は、カテーテル(医療用カテーテル)、その他などの比較的硬く及び/又は嵩張った医療デバイス(医療器具)を含み得る。医療デバイスは、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の剛性と比較して比較的硬い剛性を有する。カテーテルは、そこから流体を除去するために、膀胱などの体腔空間(生体902によって画定された閉鎖空間)内に狭い開口部を通して挿入されるように構成された可撓性チューブ(医療用材料から作製される)を提供する(含む)。カテーテルは、疾患を治療するか、又は外科的処置を実行するために身体に挿入されるように構成され得る。材料を変更すること、又はカテーテルが製造されるやり方を調整することによって、心血管、尿路、胃腸、神経血管、及び眼科用途のためのカテーテルを調整することが可能である。カテーテルは、排水、流体又はガスの投与、外科用器具によるアクセス、及び多種多様な他の作業の性能も可能にするように構成され得る。カテーテルを挿入するプロセスは、カテーテル処置である。カテーテルは、薄い可撓性チューブ(ソフトカテーテル)を含み得、カテーテルは、医療作業又は用途に応じて様々なレベルの剛性で利用可能であり得る。カテーテルが柔らかすぎるとき、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102が最初に(同じ)体腔内に挿入され、次いで、カテーテルが体腔内に押し込まれる際に可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102がカテーテルをガイドすることによって、カテーテルが体腔内に挿入され得ることができることが理解されよう。
【0050】
図1Aに示されるような実施形態を参照すると、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(好ましくは)ユーザ(医師又は技術者)によってのみ支援されるか、又は生体902、その他によって画定された閉鎖空間に以前に挿入及び位置付けされた任意の医療デバイスによってのみ支援される様式で、生体902によって画定された閉鎖空間内への挿入のために構成されている。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(好ましくは)(一旦、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102が生体902によって画定された閉鎖空間内に挿入されると)生体902によって画定された閉鎖空間に配置された体液によって不透過性である。好ましい実施形態によれば、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(好ましくは)約2ミリメートル(mm)の外径、及び約30インチ~約90インチの細長い長さを有し、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の他の寸法が可能であることが理解されよう。実施形態によれば、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(好ましくは)約150センチメートル(cm)~約260cmの細長い長さ、及び約0.025インチ~約0.035インチの外径を有する。
【0051】
図1Bに示されるような実施形態を参照すると、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(好ましくは)コア要素106と、コア要素106(マンドレルとも呼ばれる)を取り囲むジャケット要素108(ジャケット部分、エンベロープ、外部コーティング、その他とも呼ばれる)との相乗的組み合わせを含む。コア要素106及びジャケット要素108は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の細長い長さに沿って延在する。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(好ましくは)円状断面の区分又は輪郭を有する(他の輪郭形状が利用され得ることが理解されよう)。
【0052】
図1Bに示されるような実施形態を参照すると、コア要素106は、(好ましくは)剛性内部マンドレルを含む。コア要素106は、(好ましくは)可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102に追加の剛性を提供する。
【0053】
図1Bに示されるような実施形態を参照すると、コア要素106は、(好ましくは)選択肢に従ってSAE(Society of Automotive Engineering)規格304ステンレス鋼を含む。SAE規格304ステンレス鋼は、主な非鉄成分として、クロム(15%~20%)及びニッケル(2%~10.5%)金属の両方を含有する。コア要素106は、(別の選択肢に従って)超弾性ニチノールを含む。ニチノール合金は、2つの密接に関連した特有の特性、形状記憶効果(shape memory effect、SME)及び超弾性(superelasticity、SE;偽弾性(pseudoelasticity)又はPEとも呼ばれる)を呈する。形状記憶は、ニチノールがある温度で変形し、次いで、その変態温度を超える加熱でその元の未変形形状を回復する能力である。超弾性は、その変態温度のすぐ上の狭い温度範囲で発生し、この場合、未変形の形状を回復させるために加熱は必要ではなく、材料は、通常の金属の約10~30倍の非常に大きい弾性を呈する。
【0054】
図1Bに示されるような実施形態を参照すると、コア要素106は、(好ましくは)電気的及び機械的特性の組み合わせを提供する。コア要素106が電気的に接続されるか、又は送電線(電線)として作用する必要がない場合があることが理解されよう。
【0055】
図1Bに示されるような実施形態を参照すると、コア要素106は、(好ましくは)可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の長さに沿って一定である(一定の剛性を提供する)程度の剛性を有するか、又は剛性の程度は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の長さに沿って変化し得る(可変剛性)。
【0056】
図1Bに示されるような実施形態を参照すると、コア要素106は、ハイポチューブ補強部材などの中空チューブを含み得る。ハイポチューブは、チューブの長さに沿った微細加工された特徴を伴う長い金属チューブである。任意選択の実施形態によれば、中空チューブは、電線405を受容及び収容するように構成されている。中空チューブは、モジュール構成を提供し得、中空チューブは、中空チューブ、その他の可撓性(剛性)を制御(調整)するための切り欠きを提供し得る。
【0057】
図1Cに示されるような実施形態を参照すると、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(好ましくは)センサアセンブリ104を含む。センサアセンブリ104は、(好ましくは)磁気センサデバイス402を含む。磁気センサデバイス402は、希土類磁石、永久磁石、及び/又は電磁石を含み得る。磁気センサデバイス402は、他の鉄含有物体を引き付けるか、又は外部磁場内にそれ自体を整列させる、その他など、磁気の少なくとも1つの特性を呈するように構成された材料を含む。
【0058】
図1Cに示されるような実施形態を参照すると、センサアセンブリ104は、(好ましくは)信号を伝送するように構成された電気センサデバイス404(バイオセンサ、その他)を含み、信号が、電線405を介して、及び/又は無線送信器デバイス(既知及び示されていない)を介して伝送され得る。電気センサデバイス404は、電気信号(生体信号)を伝送する(放出する)、及び/又は電気信号(生体信号)を受信するように構成されている。電気センサデバイス404は、事象及び/又はその環境の変化を検出し、情報を他の電子機器(コンピュータプロセッサ、その他など)に送信(伝送)するように構成されている。バイオセンサは、化学物質を検出するように構成された分析デバイスであり、生物学的構成要素を物理化学検出器と組み合わせ得る。生体信号は、継続的に測定及び監視され得る生体(身体)内の信号であり、生体電気信号を指し得、電気信号及び非電気信号の両方を指し得る(両方とも時間変化信号であり得る)。好ましい実施形態によれば、センサアセンブリ104は、電気センサデバイス404と磁気センサデバイス402との相乗的組み合わせを含み得ることが理解されよう。
【0059】
図1Cに示されるような実施形態を参照すると、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(好ましくは)可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102(の長さ)に沿って延在する電線405を含む。電線405は、センサアセンブリ104に電気的に接続されている(直接的又は間接的のいずれかで結合されている)。電線405は、センサアセンブリ104から可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端子端部(可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の近位端部、など)に向かって延在し、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端子端部で(端子点又は端子接点で)終端する。電線405は、送電線と呼ばれ得る。センサアセンブリ104が複数のセンサを含む場合、複数の電線405は、展開される(展開又は装着されたセンサアセンブリごとに1回)。電線405は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102内に配置された断面空間を解放するために、小型化された電線(約34~約44AWG(米国ワイヤゲージ規格(American Wire Gauge))など)を含み得る。電線405は、銅、ステンレス鋼、ニチノール、その他を含み得る。電線405は、厚さ(例えば、約0.002インチ以下)を伴う矩形断面を有する平坦なリボンワイヤを含み得、好ましくは、ワイヤ全体の外径、その他への影響を最小化し得る。電線405は、最小化された総エンドツーエンドDC抵抗を有し得る。電線405は、総エンドツーエンドDC抵抗(例えば、約20オーム以下)を有し得る。
【0060】
図1Cに示されるような実施形態を参照すると、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(好ましくは)電線405が含まれないように適応され、センサアセンブリ104は、無線信号を伝送するように構成された無線送信機(既知及び示されていない)を含む。無線送信機は、センサアセンブリ104上に位置付けられている(無線送信機は、電線405を使用しないための選択肢である)。無線送信機は、電線405との等価物であることが理解されよう。
【0061】
図1Dに示されるような実施形態を参照すると、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(好ましくは)コア要素106とジャケット要素108との相乗的組み合わせを含む。コア要素106(マンドレルとも呼ばれる)は、導電性である。ジャケット要素108は、電気的に絶縁性であり、コア要素106を取り囲む。
【0062】
図1Dに示されるような実施形態を参照すると、先端部分110は、コア要素106及びジャケット要素108の端部区分に位置付けられている。加熱デバイス112は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の先端部分110に取り付けられている。加熱デバイス112は、コア要素106に電気的に接続されている(この実施形態については、導電性である)。加熱ワイヤ113は、コア要素106の近位端部(ユーザアクセス可能な端部)に電気的に接続可能(かつ接続解除可能)である。好ましい実施形態によれば、加熱デバイス112は、RF(radio frequency)(無線周波数)エミッタを含む(かつこれに限定されない)。RFエミッタは、(患者の)身体の隣接して位置付けられた組織を除去、焼灼及び/又は穿刺(好ましくは、焼灼のプロセスによって)するのに十分な量の熱エネルギーを提供(放射)するように構成されている(組織は、一旦、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102が生体902によって画定された閉鎖空間内に挿入され、一旦、加熱デバイス112がそれに応じて作動されると、加熱デバイス112に隣接して(近接して)位置付けられている)。焼灼は、生体組織における血管を封鎖し、生体組織からの望まれない出血を防止する一方、生体組織を通る空隙、溝、及び/又は通路を形成する目的で、生体組織に近接して熱エネルギーの管理(印加及び/又は除去)を含む(それにより治癒が容易になる)。好ましくは、コア要素106の近位端は、加熱ワイヤ113に電気的に接続可能であるように構成されている(加熱ワイヤ113は、コア要素106を介して加熱デバイス112に電気を供給するように構成されている)。好ましい実施形態によれば、無線周波数エミッタ(組織穿刺デバイスである)と組み合わせた少なくとも1つのセンサアセンブリ104を伴う可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102が提供され、無線周波数エミッタが、無線周波数エミッタに近接して位置付けられた組織(組織壁)を焼灼するのに十分な量の熱エネルギーを放出するように構成され(それによって、組織若しくは組織壁を通る穴又は通路を形成する)、これは、医療処置及び/又は治療中により少ない蛍光透視技術及びシステムを使用するための技術的解決策を提供する(この配列は、感知とエネルギー送達との間のスイッチの必要性を低減又は排除し得る)。実施形態によれば、加熱デバイス112は、更に、電気信号を受信及び/若しくは記録するように構成され、並びに/又は電気手術目的のために構成されている。
【0063】
図1Dに示されるような実施形態を参照すると、ジャケット要素108は、外層又は絶縁層(電気絶縁材料又は電気絶縁材料)と呼ばれ得る。ジャケット要素108は、電線405を有するか、収容するか、又は含む。例えば、ジャケット要素108は、PTFE(PTFEの押出)、及びそれらの任意の等価物を含み得る。ポリテトラフルオロエチレン(Polytetrafluoroethylene、PTFE)は、テトラフルオロエチレンの合成フルオロポリマーである。ジャケット要素108は、電線405、その他を受容するように構成された少なくとも1つ以上の管腔(細長い空隙)を含み(画定し)得る。
【0064】
図1Dに示されるような実施形態を参照すると、加熱デバイス112は、(好ましくは)電極(遠位電極、無線周波数(RF)電極、その他とも呼ばれる)を含む。電極は、ステンレス鋼、ニチノール、白金、及びイリジウム合金(ブレンド)、又はそれらの混合物を含み得る。電極は、(好ましくは)直径(例えば、約0.015インチ~約0.032インチ、より好ましくは、直径約0.024インチ)を有する、半球形ドームの幾何学的形状を形成し得る。金属露出(導電性)領域は、好ましくは、(一旦、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102が生体902によって画定された閉鎖空間内に挿入され、一旦、加熱デバイス112が作動されると)約270Vrms(ボルト二乗平均平方根)~約400Vrmsが(すなわち、接地された患者に)単極様式で送達される場合の比較的高い電流密度を保証して、患者の隣接して位置付けられた組織の組織穿刺(RF穿刺)を達成するために、約1.2ミリメートル(mm^2)~約2.4mm^2のサイズである。電極は、電極が不注意に組織を機械的に穿刺しないように、平滑面を提供するように構成され得る。電極は、好ましくは、一旦、RFエネルギーが電極に印加され、組織に伝達されると、(組織を除去するために)効果的に鋭くなる。
【0065】
図1A、
図1B、
図1C、及び
図1Dに示されるような実施形態を参照すると、以下は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の実施形態のための追加の技術的特徴を記載する。これらは好ましい実施形態であり、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102のためには必須ではないことが理解されよう。好ましくは、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、医療デバイス交換(カテーテル交換など)のために構成されている。好ましくは、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の作業長は、医療デバイス交換のために十分であり得る(ガイドワイヤ長さは、医療デバイスが可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102を利用することによって交換される限り、2倍であり得る)。好ましくは、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、経中隔交換のために構成されている。好ましくは、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、曲げ剛性(好ましくは、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の長さの大部分に沿って、約0.001Nm2(平方メートル圧力単位当たりニュートン)~約0.002Nm2)を有する。好ましくは、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(心臓の)心房中隔を横切って位置付けられた可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の領域において、(例えば、約0.018インチの直径の)規格304のばね焼戻しステンレス鋼ワイヤと同様(等価)の剛性を有する。この選好は、多くの解剖学的及び環境条件に依存し得、いくつかの処置は高い剛性から、いくつかは低い方から利益を得ることが理解されよう。好ましくは、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の)形状保持を改善するために、及び/又は(可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の)滑らかな全体的な細長い輪郭を提供するために、(コア要素106の)上に置かれ又は位置付けられたジャケット要素108(可撓性ジャケット層とも呼ばれる)を伴うコア要素106(剛性コアマンドレルとも呼ばれる)を含み得る。実施形態によれば、コア要素106は、外径範囲(例えば、約0.015インチ~約0.030インチ)を有する。実施形態によれば、コア要素106は、ステンレス鋼及び/又はニチノールを含む。実施形態によれば、ジャケット要素108は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の剛性への最小限寄与度を提供する材料を含む。実施形態によれば、ジャケット要素108は、電気絶縁材料(PTFE(polytetrafluoroethylene)(ポリテトラフルオロエチレン)など)を含む。実施形態によれば、ジャケット要素108は、可撓性鋼コイルを含む。実施形態によれば、ジャケット要素108は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の外径が、約0.032インチ~約0.035インチの範囲であるような厚さを有する。
【0066】
実施形態によれば、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の遠位端は、(患者の)血管を通る可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の前進中に(患者の)組織を保護するために湾曲して可撓性である。実施形態によれば、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、放射線可視材料を含む。実施形態によれば、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、医療(心臓)処置(治療又は診断処置)中に経験される取り扱い(ユーザ力及び/又は環境力、その他など)に耐えるように構成されている。実施形態によれば、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、約0.032インチ~約0.035インチの範囲で寸法決めされた医療用ガイドワイヤ(好ましくは、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の区分若しくは部分の緩み又は分離なしに)約10N(ニュートン)などの最小引張力に対して義務付けられた国際医療規格に準拠する。実施形態によれば、(遠位端での)可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の電気的接続は、干渉(環境干渉)を軽減するために十分な電気絶縁エンドツーエンドを必要とする。実施形態によれば、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(患者及び/又は医療技術者の保護のために)ガイドワイヤの最小電気絶縁性能をもたらす電気外科用デバイスのための国際医療規格に準拠する。実施形態によれば、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、遠位組織穿刺又は組織除去のために、約270Vrms~400Vrms(ボルト根平均平方根)(好ましくは、単極構成において)を送達するように構成された無線周波数(RF)デバイス(加熱デバイスとも呼ばれる)を含む。実施形態によれば、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、ジャケット要素108を含み、ジャケット要素108は、約0.00275インチ(例えば、PTFE)以上の厚さを有する絶縁材料を含み、ジャケット要素108は、電流漏れ要件を満たすために、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102内に位置付けられた任意の電圧伝導導体(コア要素106、又は他の電線、その他など)にわたって位置付けられる。例えば、コア要素106の最大寸法は、(好ましくは)可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の外径が(好ましくは)約0.035インチ未満に留まるために、約0.029インチであり得る。実施形態によれば、ジャケット要素108は、(製造を容易にするために)比較的厚い電気絶縁を含む。厚さは、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の有効外径を変化させるようにサイズ決定され得る。例えば、コア要素106が(好ましくは)約0.018インチの直径を有し、ステンレス鋼材料を有する場合。ジャケット要素108は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の外側デバイス直径を(好ましくは)約0.035インチにするために、比較的厚いPTFE層を含む。実施形態によれば、センサデバイス(医療センサ、電極、その他)は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102に位置付けられている。例えば、センサデバイスは、低電圧電気通信(ECG記録用など)のために構成され得、比較的厚い絶縁は、必要とされず、一次エネルギー源及び干渉(好ましくは、エンドツーエンド)から保護され得る。実施形態によれば、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、生体適合性、操縦可能、及び堅牢であり得る。
【0067】
【0068】
図2Aに示されるような実施形態を参照すると、信号測定システム904(信号分析システムとも呼ばれる)は、センサインターフェースシステム906に電気的に接続可能である(選択的に、電気的に接続可能である、結合される)ように構成されている。「電気的に接続された」の定義は、電気磁気的に接続された、磁気的に接続された、音響的に接続された、光学的に接続された、その他を含む。信号測定システム904は、例えば、電磁システム、電気解剖学的マッピングシステム(3D(三次元)若しくは2D(二次元))、又は電気解剖学的非蛍光透視マッピングシステム、その他を含み得る。センサアセンブリ104は、(例えば、
図2Aによるかつ
図2Aに示されるように)磁気センサデバイス402を含む。センサインターフェースシステム906は、センサアセンブリ104とインターフェース接続するように構成されている。センサインターフェースシステム906は、(一旦、センサインターフェースシステム906がセンサアセンブリ104とインターフェース接続され、一旦、センサアセンブリ104が作動されると)センサアセンブリ104で信号(情報)を交換(受信及び/又は伝送)するように構成されている。信号の交換は、センサインターフェースシステム906に、センサアセンブリ104に信号を伝送させること、及び/又はセンサアセンブリ104から信号を受信させることを含み得る。
図2Aに示されるような実施形態について、センサアセンブリ104は、磁気デバイスを含み、センサインターフェースシステム906は、センサアセンブリ104と磁気的に相互作用するように構成されている。
【0069】
図2Bに示されるような実施形態を参照すると、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、電線405(
図2Bには示されないが、
図1Cの実施形態に示されている)を含む。センサアセンブリ104は、(好ましくは)電気センサデバイス404を含む。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、電気コネクタ810を含む。電気コネクタ810の実施形態は、
図9B、
図9C、
図9D、
図9E、
図9F、
図10A、
図10B、
図11A、
図11B、
図11C、
図12A、
図12B、及び
図12Cに示されている。電気コネクタ810は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の電線405に電気的に接続される(選択的に接続され、接続解除される)ように構成されている。電気コネクタ810は、センサインターフェースシステム906に電気的に接続される(選択的に接続され、接続解除される)ように構成されている。センサインターフェースシステム906は、センサアセンブリ104から受信した信号を調整するように構成されており、(次いで)信号測定システム904(信号分析システムとも呼ばれる)に調整された信号を提供する。1つの選択肢によれば、センサインターフェースシステム906は、信号測定システム904に電気的に接続される(選択的に接続され、接続解除される)ように構成される。別の選択肢によれば、センサインターフェースシステム906は、信号測定システム904に電気的に接続されている。電気コネクタ810は、一旦、それに接続される(それに動作可能に接続される)と、(
図1Cに示されるような電線405を介して、など)センサアセンブリ104と電気的に連通するように構成されている。電気コネクタ810はまた、センサインターフェースシステム906と電気的に接続可能であるように構成されている。好ましくは、接地要素908(接地パッド)は、生体902と物理的に接触する(好ましくは、生体902の皮膚に)取り除き可能に接着されるか、又は親密に取り外し可能に接触する)ように構成されている。接地要素908は、センサアセンブリ104から離間している。接地要素908は、(好ましくは)(センサアセンブリ104を介して信号を取得するための関心ゾーンで)センサアセンブリ104に近接して位置付けられている。センサインターフェースシステム906は、一旦、(A)センサインターフェースシステム906が(電気コネクタ810を介して)電線405に電気的に接続され、(B)接地要素908が生体902との物理的接触を模倣して置かれると、センサアセンブリ104と電気的に通信するように構成されている。
【0070】
図3は、
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の実施形態(
図3に示されるような技術的特徴のいくつかが、適用可能な場合、
図1A、
図1B及び
図1Cに示されるような実施形態に適用可能であり得る)の正面斜視図を示す。
【0071】
図3に示されるような実施形態を参照すると、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(好ましい実施形態による)加熱デバイス112を提供する(含む)ように構成されている。加熱デバイス112は、(例えば、
図2Bの実施形態において示されるように)可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102(の遠位端)から、及び生体902の隣接して位置付けられた組織内に、RF(無線周波数)エネルギーを放出するように構成されている。コア要素106は、比較的硬い導電性材料(可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の長さに沿って延在する中心半径方向軸に沿って位置付けられた)を提供する。ジャケット要素108は、コア要素106を覆う電気絶縁材料(好ましくは、ポリマー層)を含む。ジャケット要素108は、(好ましくは)ジャケット要素108(必要に応じて)を覆う外側ポリマー層を更に含む。例えば、ジャケット要素108は、産業及び規制安全基準に準拠するために安全性能のための十分な性能特性(絶縁強度、熱性能、絶縁及び腐食、水並びに耐熱性)を有する配線、ケーブル、及び/又は電気遮蔽デューティに好適な電気絶縁特性を有するプラスチック材料を含み得る。好適な材料の選択における考慮については、以下の刊行物、Plastics in Medical Devices:Properties,Requirements,and Applications、第2版、著者:Vinny R.Sastri、ハードカバーISBN:9781455732012、発行:2013年11月21日、出版社:Amsterdam[Pays-Bas]:Elsevier/William Andrew,[2014]が参照される。コア要素106は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の遠位端に位置付けられた加熱デバイス112(平滑ドーム形状の電極とも呼ばれる)内に終端する(かつ電気的に接続する)。加熱デバイス112は、(一旦、それに応じて作動されると)生体902の組織を穿刺するように構成されている。コア要素106は、コア要素106の近位端から延在するコア端子部分106Aを更に含む。コア端子部分106Aは、露出されている(少なくとも部分的に電気絶縁材料で覆われていない)。コア端子部分106Aは、(RF発生器、その他などの既知及び示されていない)補助器具に電気的に接続されるように構成されている。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102(
図3に示すように)は、患者の組織内に、RF(無線周波数)穿刺(経中隔穿刺、その他を形成するために有用である)を実行(形成)するように構成されている。加熱デバイス112の技術的効果又は技術的利点は、例えば、TSP(経中隔穿刺)及び心臓カテーテル処置(加熱デバイス112を必要とする)のために必要とされ得るように、加熱デバイス112が、医療デバイスの交換回数(生体902によって画定された閉鎖空間での可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の挿入及び除去)を低減し得ることである。それは、空気塞栓、その他などの望まれない医学的発生又は状況のリスクを軽減するために、患者の身体内の医療デバイス交換を最小限に抑えるために、患者(生体902)及び医師の両方の関心であり得る。
図3に示されるような好ましい実施形態について、コア要素106は、導電性であり、加熱デバイス112は、コア要素106に電気的に接続されている。
【0072】
図3に示されるような実施形態を参照すると、ジャケット要素108は、コア要素106に電気的に絶縁する(電気絶縁を提供する)ように構成されている。患者及びユーザ(可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102を取り扱う医師又は医療技術者など)に電気的安全性を提供し、追加的に、加熱デバイス112(無線周波(RF)組織除去及び/又は組織焼灼、その他のために構成された遠位電極など)に有効電流送達を提供するために、コア要素106(又は等価の代替の高電圧ワイヤライン)は、顕著(十分な)量の電気絶縁を必要とし得る。PTFEは、その比較的高い電気性能、生体適合性、及び柔軟性のために、高電圧RF絶縁に好ましい材料である。PTFEはまた、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102における利用可能な空間を効率的に使用する(すなわち、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の長手方向の長さに沿って内部に延在する電線と中空の細長い押出空隙又は管腔との間の空隙によって消費される空間を軽減する)コア要素106(電気的に付勢されたマンドレル)への共形接着を保証するために、熱収縮材料(形式)として利用可能である。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、約0.035インチの外径を有し得、電気外科用医療規格の電流(アンペア数)漏れ要件を満たすために、PTFE材料の約0.003インチの壁厚の効果的な絶縁を必要とし得る。好ましくは、コア要素106の最大内径は、約0.029インチ(製造公差内で許容され得るものに従って)である。
【0073】
図3に示されるような実施形態を参照すると、センサアセンブリ104は、少なくとも1つの電気センサを含む。
【0074】
図3に示されるような実施形態を参照すると、センサアセンブリ104(電気センサ、その他など)は、第1の電気センサデバイス404A(近位電極とも呼ばれる)及び第Nの電気センサデバイス404N(Nは、1、2、3、その他の任意の整数である)を含む。第1の電気センサデバイス404A及び第Nの電気センサデバイス404Nは、互いに離間し、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の長手方向長さに沿って固定的に位置付けられている(電気センサデバイスの各々は、互いに離間されている)。好ましい選択肢によれば、第1の電気センサデバイス404A及び第Nの電気センサデバイス404Nは、(好ましくは)ジャケット要素108の外面上に置かれている。第1の電線405Aは、第1の電気センサデバイス404A(など)に電気的に接続されている。第1の電線405Aは、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102内に埋め込まれている。第1の電線405Aは、第1の電気センサデバイス404Aから可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102(端子端部)の近位端まで、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の長さに沿って延在し、その他の電線ついても同様である。第Nの電線405N(第Nの電線)は、第Nの電気センサデバイス404Nに電気的に接続されている。第Nの電線405N(第Nの電線)は、第Nの電気センサデバイス404Nから可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の近位端(端子端部)まで、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の長さに沿って延在する。第Nの電線405Nは、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102内に埋め込まれている。ジャケット要素108(電気絶縁層)は、第1の電線405A及び第Nの電線405Nを覆い、電気的に絶縁する。第1の電線405A及び第Nの電線405Nは、コア要素106と平行に整列されている。第1の電線405A及び第Nの電線405Nは、コア端子部分106Aで終端する。(
図3に示すように)好ましい実施形態によれば、加熱デバイス112及び複数の電気センサデバイス(404A、404N)は、互いに電気的に絶縁されている(これらのデバイス間の電気及び/又は磁気干渉を回避するために)。電気絶縁に好適な材料の選択における考慮については、以下の刊行物、Plastics in Medical Devices:Properties,Requirements,and Applications、第2版、著者:Vinny R.Sastri、ハードカバーISBN:9781455732012、発行:2013年11月21日、出版社:Amsterdam[Pays-Bas]:Elsevier/William Andrew,[2014]が参照される。
【0075】
図3に示されるような実施形態を参照すると、コア端子部分106A(近位電気的接続)は、コア要素106の端子端部に配置されている。コア端子部分106Aは、
図2Bの実施形態に示されるように、(電気配線を介して)測定システムへの電気的接続のために露出されている。好ましくは、コア端子部分106Aは、コア要素106の端部区分から(軸方向に延在するように)延在する。
【0076】
図3に示されるような実施形態を参照すると、電気センサデバイス(404A、404N)は、ジャケット要素108の外面にわたって適合するように構成された導電性リングを含み得る。
【0077】
電気センサデバイス(404A、404N)は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の外面にスエージ加工又は接着され得る。
【0078】
電気センサデバイス(404A、404N)は、金及び/又は鋼を含み得る。
【0079】
図3に示されるような実施形態を参照すると、センサアセンブリ104(電気センサデバイス)は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の外面に露出された(又は上に位置付けられた)電線(405A、405N)の部分などの、電線405の少なくとも1つの露出部分を含み得る。電線405の露出部分は、ジャケット要素108が電線405の露出部分の上に位置付けられることなく露出されている。このようにして、組織(例えば、患者の血流)への電線405の曝露は、他の医療器具(心電図検査機械、その他)を利用するための電気通信及び信号感知機能を提供し得る。電線405が、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の内部に、及びその長さに沿って持続する場合について、センサアセンブリ104(電極、その他)として機能する電線405を露出させ得る窓が、ジャケット要素108を通して形成されることが理解されよう。このようにして、センサアセンブリ104は、電線405の露出部分を含み得る(すなわち、電線405は、ジャケット要素108の外部に露出されている)。
【0080】
図3に示されるような実施形態を参照すると、センサアセンブリ104は、(一実施形態に従って)可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の外面に露出された電線405の露出部分を含む。電線405は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の長さに沿って延在する。電線405は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端子端部に向かって延在する。電線405は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端部部分に位置付けられた、又は配置された端子接点で終端する(電気的に接続されている)。
【0081】
図4は、
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の実施形態(
図4に示されるような技術的特徴のいくつかが、適用可能な場合、
図1A、
図1B及び
図1Cに示されるような実施形態に適用可能であり得る)の正面斜視図を示す。
【0082】
図4に示されるような実施形態を参照すると、第1の電気センサデバイス404A及び第Nの電気センサデバイス404Nは、ジャケット要素108の外径(外面)の下にある(位置付けられた)座繰りである。この配列の技術的効果は、(
図2A又は
図2Bの実施形態に示されるように)生体902によって画定された閉鎖空間に沿った可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の比較的容易な摺動移動を可能にすることである。この実施形態では(
図4に示すように)、第1の電気センサデバイス404A及び第Nの電気センサデバイス404Nは、ジャケット要素108の最外層(上)に形成された空間的に分離された窓(空隙)を通して、電線(405A、405N)を介して、(外部医療器具による、電気記録、その他のために)外部環境に信号を通信するように構成されている。
【0083】
図5は、
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の実施形態(
図5に示されるような技術的特徴のいくつかが、適用可能な場合、
図1A、
図1B及び
図1Cに示されるような実施形態に適用可能であり得る)の正面斜視図を示す。
【0084】
図5に示されるような実施形態を参照すると、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、編組要素406を更に含む(かつこれに限定されない)。
【0085】
編組要素406は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の本体内の内部に位置付けられている。編組要素406は、金属合金を含み得る。編組要素406は、弾性的に可撓性(弾性的に変形可能)である。編組要素406は、一緒に編組されたワイヤのストランドを有する編組ワイヤを含む。編組要素406は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の外面の下に位置付けられている。編組要素406は、コア要素106から離間している(かつそれを取り囲む)。編組要素406は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の剛性及び/又はトルク性を改善するように構成されている。例えば、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の直径(したがって、コア要素106の剛性)を最小化する必要がある場合、編組要素406は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の剛性の一部を回復し得る。
【0086】
【0087】
図6A及び
図6Bに示されるような実施形態を参照すると、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の剛性は、(好ましくは)電線(第1の電線405A、第2の電線405B、及び第Nの電線405N)の組み合わせなどの電線によって提供され、コア要素106によって提供されない(又は、コア要素106は、代替として提供されない)。すなわち、第1の電線405A、第2の電線405B、及び第Nの電線405Nは、(可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102に対してより多くの剛性を追加するために)サイズが比較的大きくなり、コア要素106は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102に含まれ得るか、又は含まれなくてもよい。コア要素106が含まれる(展開される)場合、コア要素106は、第1の電気センサデバイス404A(近位電極)及び第Nの電気センサデバイス404N(近位電極)、その他の製造可能性及び位置付けを改善するために直径が低減され得る。コア絶縁層106Bは、コア要素106にわたって位置付けられている。ジャケットポータル108A(空隙)は、コア要素106、第1の電線405A、第2の電線405B、及び第Nの電線405Nが、全てジャケットポータル108Aに位置付けられるように、ジャケット要素108の中央ゾーン内に形成されている。この実施形態の技術的効果は、一旦、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102を湾曲させると、電線が電気的に断線又は短絡、その他することなく屈曲及び曲がり得ることである。
【0088】
図6A及び
図6Bに示される実施形態によれば、コア要素106の直径(一次マンドレルとも呼ばれる)は、(好ましくは)低減される。例えば、コア要素106は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の長手方向の長さに沿って延在する細長いワイヤ(より低い電圧能力のための、比較的細いワイヤ)を含む。コア要素106は、比較的低い表面積及び/又は直径を含み、この配列が、(ジャケット要素108(絶縁層とも呼ばれる)の細長い長さ内に、及びそれに沿って置かれることのために、他の構成要素のために追加の部屋を提供する。第1の電線405Aの外寸(直径)は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102のための増加された機械的剛性を提供するために、増加させ得る。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の剛性輪郭のバランスをとるために(比較的弾力のある先端部分、比較的硬い近位本体部分、その他を提供するために)、コア要素106及び/又は電線405の輪郭(外径)は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の長手方向の長さに沿って変化し得る。例えば、コア要素106の比較的長い事例は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の選択された部分のための所望の柔軟性(局所的柔軟性)を提供するために、それらの長さに沿った外径及び断面積の低減を含み得る。例えば、コア要素106の外径は、最も遠位に位置付けられた医療デバイス(医療センサデバイスなど)での固定及び剛性を改善することために、(可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の)遠位先端に向かって増加し得る。
【0089】
【0090】
図7Aに示されるような実施形態を参照すると、第1のワイヤ絶縁層407Aは、第1の電線405Aの上に、及び各電線について、置かれている。第2のワイヤ絶縁層407Bは、第2の電線405Bにわたって置かれている。第Nのワイヤ絶縁層407Nは、第Nのワイヤ絶縁層407Nにわたって置かれている。コア要素106は、第1の電線405A、第2の電線405B、及び第Nの電線405Nの外径よりも大きい外径を有する。コア要素106、第1の電線405A、第2の電線405B、及び第Nの電線405Nは、ジャケットポータル108A内に配置され、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の長さ(長手方向軸)に沿って同軸に配列されている。実施形態によれば、コア要素106、第1の電線405A、第2の電線405B、及び第Nの電線405Nは、(好ましくは)互いに(かつ患者、その他から)電気的に絶縁されている。別の実施形態によれば、第1の電線405A、第2の電線405B、及び第Nの電線405Nは、(好ましくは)(コア要素106が導電性ではない場合について)、互いにかつ患者から電気的に絶縁されている。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(好ましくは)約0.032インチ~約0.035インチの外径を有する。コア要素106は、(好ましくは)約0.018インチ(好ましくは、SAE304ばね焼戻しステンレス鋼の)の外径を有するか、又は含む。電気絶縁層(
図6Bに示されるようなコア絶縁層106Bなど、一次絶縁とも呼ばれる)は、コア要素106の上に位置付けられ、(好ましくは)約0.003インチの厚さを有する。電線(405A、405B、405N、その他)は、円形断面又は長方形断面などの、任意の好適な断面又は輪郭を有し得る。電線(405A、405B、405N、その他)は、約0.002インチの厚さ寸法(直径寄与度)を有し得る。電線(405A、405B、405N、その他)の各々にわたって置かれたワイヤ絶縁層は、約0.003インチ(又はそれ超)の厚さを有し得る。
【0091】
センサデバイス(例えば、
図6Aに示されるようなリング電極とも呼ばれる)が置かれることを可能にするために、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102内又はその上に十分な空間がある。実施形態によれば、センサデバイス(近位電極)は、コア要素106の外径が(その)弾力性を改善するために低減されている、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の比較的弾力のある区分に置かれ(位置付けられ)得る。(可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の)弾力のある領域は、(直径が)約0.006インチ~約0.010インチの範囲のステンレス鋼材料(細長いマンドレル)を含み得る。この場合、直径の制約は、センサデバイス(近位電極)、その他へのコネクタを終端するための追加の空間を提供するために低減されている。
【0092】
図7Bに示されるような実施形態を参照すると、コア絶縁層106Bは、コア要素106にわたって位置付けられている。ジャケットポータル108Aは、コア絶縁層106Bの外面とジャケット要素108の内面との間に配置されている。第1の電線405A、第2の電線405B、及び第Nの電線405Nは、ジャケットポータル108A(ジャケット要素108とコア絶縁層106Bとの間)に位置付けられている。ジャケットポータル108Aは、(例えば、多面幾何学形状(三角形など)の頂点に位置付けられた電線を伴う複数の角度のある断面を有する)多面幾何学形状を形成する。
【0093】
図7Cに示されるような実施形態を参照すると、コア絶縁層106Bは、その中にそれぞれの電線(405A、405B、405N)を受容するように構成された凹部を画定する。コア絶縁層106Bの外形は、円形又は円状の断面形状を有する。ジャケット要素108の内面形状は、コア絶縁層106Bの外形に一致する円形又は円状の断面形状を有する。コア絶縁層106Bは、コア要素106を取り囲む。
【0094】
図7Dに示されるような実施形態を参照すると、この実施形態は、各々が(
図7Aの実施形態に示されるように)その上にそれぞれの電気絶縁層を有する電線(405A、405B、405N)を伴う、
図7Bに示されるような同様の実施形態を提供する。
【0095】
図7Eに示されるような実施形態を参照すると、ジャケット要素108は、ジャケットチャネル(第1のジャケットチャネル109A、第2のジャケットチャネル109B、及び第Nのジャケットチャネル109N)を画定する(提供する)。電線(405A、405B、405N)の各々はそれぞれ、それぞれのジャケットチャネル(109A、109B、109N)において受信される。コア絶縁層106Bは、この実施形態では、任意選択であることが理解されよう。
【0096】
図7A~
図7Eに示される実施形態によれば、電線(405A、405B、405N)間の相対移動の増加(及び/又はそのための弛み)は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102のために追加の可撓性を提供し得る。コア要素106(導電性であり得る、マンドレルとも呼ばれる)は、(ジャケット要素108及び電線(405A、405B、405N)に対して)機械的剛性の大部分を提供するように構成されている。ジャケット要素108(コーティングとも呼ばれる)は、コア要素106についての比較的高い電圧及び/又は電流に耐え得る十分な電気絶縁を提供するように構成されている。電線(405A、405B、405N)は、互いに、及びコア要素106から電気的に絶縁され(電気的に隔離され)ている。電線(405A、405B、405N)は、比較的低い電圧又は比較的高い電圧、その他を扱うように構成され得る。ジャケット要素108は、可撓性であり得、及び潤滑性であり得る(油又は同様の物質で滑らかで滑りやすくあり得る)。
【0097】
図8A及び
図8Bは、
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の実施形態(
図8A及び/又は
図8Bに示されるような技術的特徴のいくつかが、適用可能な場合、
図1A、
図1B及び
図1Cに示されるような実施形態に適用可能であり得る)の半径方向断面図を示す。
【0098】
図8Aに示されるような実施形態を参照すると、ジャケット要素108は、(円状断面輪郭を有する)ジャケットポータル108Aを画定(形成)する。コア絶縁層106Bは、各々が半円状断面輪郭を有するコア要素106にわたって置かれている。コア要素106は、オフセット(非円状)形状を形成する。コア要素106及びコア絶縁層106Bは、ジャケットポータル108Aの少なくとも一部において受信され、ジャケットポータル108Aの一部分は、開放され、電線(405A、405B、405N)を受容するために利用可能である。電線(405A、405B、405N)の各々は、電気絶縁層(第1のワイヤ絶縁層407A、その他など)を有する。コア要素106は、電線(405A、405B、405N)の製造可能性及びスケーラビリティを改善するために追加の空間を提供するように構成された形状を形成する。
【0099】
図8Bに示されるような実施形態を参照すると、コア絶縁層106Bは、電線(405A、405B、405N)を受容するように構成された空隙を形成する。コア絶縁層106Bは、2つの空隙(空洞)、コア要素106を受容するための1つの空洞と、電線(405A、405B、405N)を受容するための他の空洞とを形成する。
【0100】
図9Aは、
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の実施形態(
図9Aに示されるような技術的特徴のいくつかが、適用可能な場合、
図1A、
図1B及び
図1Cに示されるような実施形態に適用可能であり得る)の側面図を示す。
図9B、
図9C、
図9D、
図9E及び
図9Fは、
図9Aの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102に接続可能であるように構成された電気コネクタ810の実施形態の側面図を示す。
【0101】
図9Aに示されるような実施形態を参照すると、コア端子部分106Aは、コア要素106の端部部分(近位部分又はユーザアクセス可能部分)から延在する(軸方向に延在する)。コア端子部分106Aは、(コア端子部分106Aが導電性である場合、電気的接続のために)露出されている。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、少なくとも1つの端子部分409を含む。端子部分409は、コア要素106(コア要素106が導電性であることが必要である場合)を含み得る。
【0102】
図9B及び
図9Cに示されるような実施形態を参照すると、電気コネクタ810は、コア端子部分106Aに選択的に電気的に接続される(クリップされる)ように構成されている。電気コネクタ810は、クリップコネクタ、鰐口クリップ、その他、及びそれらの任意の等価物を含み得る。電気コネクタアセンブリ810は、一対の対向するジョー(通常は閉じられるばね付勢、その他)などのコネクタ端子811(電気コネクタ接点、ジョー部分、その他)を含む。実施形態によれば、電気コネクタアセンブリ810は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の近位端に位置付けられている電気端子(端子部分409、電気的接続)に接続するように構成されている。電気端子は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の部分(遠位部分など)に取り付けられている、例えば、
図3、その他に示されるような電気センサデバイス404A及び/又は医療デバイス(加熱デバイス112など)に電気的に接続されている。電気コネクタアセンブリ810はまた、外部デバイス(既知及び示されていない、信号発生器又は信号記録システム、その他)の電気端子を、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の電気端子(端子部分409の少なくとも1つ以上の事例)に接続するように構成されている。これは、好ましくは、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の公称直径が維持され得るように行われる(例えば、約0.032インチ~約0.035インチ、その他)。好ましくは、電気コネクタアセンブリ810は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の電気端子(端子部分409)との電気的接続を単一のユーザ動作(便宜上)で可能にする(容易にする)ように構成された導電性ピンを提供する。代替的に、電気コネクタアセンブリ810は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の電気端子と複数の選択的独立接続、その他との間の電気的接続を可能にする(容易にする)ように構成された導電性ピンを提供するように構成されている。
【0103】
図9Dに示されるような実施形態を参照すると、コア端子部分106Aは、コア要素106の端部部分から軸方向に延在する。コア端子部分106Aは、(コア端子部分106Aが導電性、その他である場合)電気的接続のために露出されている。少なくとも1つの端子部分(409A、409B、409N)(近位電気コネクタ又はワイヤ端子とも呼ばれる)は、
図3、
図4及び/又は
図5の実施形態のうちの任意の1つに示される、それぞれの電気センサデバイス(404A、404N)に電気的に結合されている。例えば、第1の端子部分409A(ワイヤ端子、近位接続)は、(
図3に示されるように、第1の電線405Aを介して)第1の電気センサデバイス404Aに電気的に結合されている。第2の端子部分409B(近位電極)は、第2の電線405Bを介して第2の電気センサデバイス(示されていないが、第1の電気センサデバイス404Aを考えると視覚化しやすい)に電気的に結合されている。第Nの端子部分409N(近位接続)は、(第Nの電線405Nを介して)第Nの電気センサデバイス404Nに電気的に結合されている。端子部分(409A、409B、409N)は、ジャケット要素108の長さに沿って互いに離間され(軸方向に離間され)、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端部部分(コア端子部分106Aの配置の近く)に近接するジャケット要素108の外面上に位置付けられている。好ましい実施形態によれば、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、カテーテルが可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の長さ(全長)を通過することを可能にするように、ハンドルを有さない近位端(ユーザアクセス端部部分)を有することによってカテーテル交換を容易にするように構成され、ハンドルが近位端に位置付けられる場合、カテーテルは、次いで、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の長さを通過することができない場合がある。好ましい実施形態によれば、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(
図2A又は
図2Bに示されるように)センサアセンブリ104が測定デバイスに接続可能である、センサアセンブリ104の複数の事例を含む。
【0104】
図9E及び
図9Fに示されるような実施形態を参照すると、電気コネクタアセンブリ810は、コネクタ端子811を有する。コネクタ端子811は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の少なくとも1つの端子部分409と選択的に電気的に接続可能、(かつ選択的に電気的に接続解除可能)であるように構成されている。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(
図2A又は
図2Bに示されるように)生体902によって画定された閉鎖空間内に挿入されるように構成されている。端子部分409(ワイヤ端子とも呼ばれる)は、電線405を介して、(
図1C又は
図1D、その他に示されるように)可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の(によって支持された)センサアセンブリ104に電気的に接続されている。
【0105】
図9E及び
図9Fに示されるような実施形態を参照すると、電気コネクタアセンブリ810は、(好ましくは)可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端子部分(409A、409B、409N、106A)(電気端子、露出電気端子)に選択的に電気的に接続する、(かつ選択的に電気的に接続解除する)ように構成されている。端子部分は、例えば、コア端子部分106A(コア端子部分106Aが導電性である場合)、及び端子部分(409A、409B、409N)(センサデバイス、その他に利用され得る電気部分、複数の近位電極、その他とも呼ばれる)を含み得る。コア端子部分106Aが必要とされない(電線として展開されていない)場合、電気コネクタアセンブリ810は、(
図3に示されるように)少なくとも1つの電気センサデバイス404に接続された、端子部分(409A、409B、409N)、又は少なくとも1つ以上の端子部分に選択的に電気的に接続する、(かつ選択的に電気的に接続解除する)ように構成されている。電気コネクタアセンブリ810は、コネクタワイヤ(812A、812B、812D、812N)などのコネクタワイヤ812を含む。コネクタワイヤ812は、(好ましくは)可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の空間的移動のための十分な量の弛みを提供するために(すなわち、無線周波数発生器、信号記録システム、その他の補助医療器具にブレークアウトを提供するために)十分な長さである。コネクタワイヤ812は、(好ましくは)複数のコネクタワイヤ(812A、812B、812D、812N)を含む。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端子部分(409A、409B、409N、106A)からの電気コネクタアセンブリ810の選択的接続解除及び除去は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102が(
図1に示されるように)医療器具900と共に、及び/又はカテーテル(カテーテル交換デューティなどのような)、その他などの他の医療デバイスと共に利用されることを可能にする。
【0106】
図9E及び
図9Fに示されるような実施形態を参照すると、電気コネクタアセンブリ810は、コネクタ端子811(第1のコネクタ端子811A、第2のコネクタ端子811B、及び第Nのコネクタ端子811Nなど)を有する。コネクタ端子811は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の少なくとも1つの端子部分409と電気的に接続可能であるように構成されている。可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(以前に記載され、及び
図2A又は
図2Bに示されるように)生体902によって画定された閉鎖空間内に挿入されるように構成されている。端子部分409は、コネクタ端子811への電気的接続のために露出され(電気的に露出され)ている。端子部分409(電気端子)は、電線405を介して、(例えば、
図3の実施形態に示されるように)センサアセンブリ104に電気的に接続されている。端子部分409は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の近位端に位置付けられている。端子部分409は、電気コネクタアセンブリ810への選択的電気的接続のために露出されている。センサアセンブリ104及び電線405は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102によって支持される(これは、一旦、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102が生体902によって画定された閉鎖空間内に挿入され、それに沿って移動されると、センサアセンブリ104及び可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102が生体902によって画定された閉鎖空間に沿って移動可能であるように行われる)。
【0107】
図9E及び
図9Fに示されるような実施形態を参照すると、(電気コネクタアセンブリ810の)コネクタ端子811は、(好ましくは)それぞれの端子部分(409A、409B、409N、106A)のためのコネクタ端子(811A、811B、811N、811D)を含む。コア端子部分106Aは、ヒータデバイス又は他の医療デバイスが可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102において、又は伴って展開される場合、電線として利用又は展開され得る。例えば、コネクタ端子(811A、811B、811N、811D)は、好ましくは、(第1の端子部分409Aとの電気的接続のための)第1の一対のジョーと、(第2の端子部分409Bとの電気的接続のための)第2の一対のジョーと、(第Nの端子部分409Nとの電気的接続のための)第Nの一対のジョーと、(コア端子部分106Aとの電気的接続のための)一対のコアジョーとを含む。コネクタワイヤ(812A、812B、812D、812N)(コネクタ電線)はそれぞれ、コネクタ端子(811A、811B、811N、811D)に電気的に接続されている。第1のコネクタワイヤ812Aは、第1のコネクタ端子811Aに電気的に接続されている。第2のコネクタワイヤ812Bは、第2のコネクタ端子811Bに電気的に接続されている。第Nのコネクタワイヤ812Nは、第Nのコネクタ端子811Nに電気的に接続されている。第4のコネクタワイヤ812Dは、(コア端子部分106Aに接続するために)第3のコネクタ端子811Dに電気的に接続されている。
【0108】
図9E及び
図9Fに示されるような実施形態を参照すると、電気コネクタアセンブリ810は、側面装填式取り除き可能な電気コネクタを含む。電気コネクタアセンブリ810は、例えば、電気コネクタアセンブリ810に取り付けられた(又はそこから延在する)複数の離間した鰐口クリップを含み、支持する。
【0109】
図9Fに示されるような実施形態を参照すると、電気コネクタアセンブリ810は、
図3に示されるように、誤接続を軽減し、電気センサデバイス(404A、404N)への正しい電気的接続を保証するために、鰐口歯において形成されたハードストップ及び可変ギャップを有する非対称ヘアクリップスタイルコネクタを含む。コネクタ端子811Aは、第1の端子部分409Aへのキー付き接続のためにキー止めされている。第3のコネクタ端子811D(ジョーなど)は、コア端子部分106Aへのキー付き接続のためにキー止めされている。コア端子部分106Aが電線として展開されていない場合、第3のコネクタ端子811Dは、利用されない、その他である。
【0110】
図9Fに示されるような実施形態を参照すると、電気コネクタアセンブリ810は、ハウジングアセンブリ816から延在するハンドル814を含む。第1のコネクタ端子811は、ハウジングアセンブリ816によって支持されている。コネクタワイヤ812は、ハウジングアセンブリ816によって支持されている。
【0111】
図10A及び
図10Bは、
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102に接続可能であるように構成された電気コネクタ810の実施形態(
図10A及び/又は
図10Bに示されるような技術的特徴のいくつかが、適用可能な場合、
図1A、
図1B及び
図1Cに示されるような実施形態に適用可能であり得る)の側面図を示す。
【0112】
図10Aに示されるような実施形態を参照すると、電気コネクタアセンブリ810は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端部部分(近位端部部分)と電気的にインターフェース接続する(相互作用する)ように構成されている。電気コネクタアセンブリ810は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102に背面装填(背面接続)するように構成されている。電気コネクタアセンブリ810は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端部部分の長さを受容する(少なくとも部分的に、軸方向に受容する)ように構成されたコネクタチャネル824を画定する(提供する)。電気コネクタアセンブリ810は、電気コネクタアセンブリ810の表面(上面など)上に位置付けられている押しボタン820を含む。電気コネクタアセンブリ810は、コネクタ導体822(電極、その他)を含む。押しボタン820は、(A)コネクタ導体822を選択的に移動させる、ユーザ(医師、その他)によって作動され、(B)一旦、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端部部分がコネクタチャネル824において受容されると(かつ一旦、押しボタン820がそれに応じて作動されると)、コネクタ導体822を可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端子部分(コア端子部分106Aなど)と選択的に接続するように構成されている。
【0113】
図10Aに示されるような実施形態を参照すると、電気コネクタアセンブリ810はまた、オーバーザワイヤコネクタを提供するように構成されている。電気コネクタアセンブリ810の上部事例は、押しボタン820がユーザ(医師など)によって押し下げられていないか、又は作動されない、装填位置(作動されていない)に示されている。電気コネクタアセンブリ810の下部事例は、押しボタン820が係合又は作動される、ロック及び係合位置に示されている。電気コネクタアセンブリ810の上部事例の場合、押しボタン820は、(ユーザ又は医師によって)押し下げられる準備が整う。一旦、押しボタン820が押し下げられると(電気コネクタアセンブリ810の下部事例に示されるように)、ばね部材818による支援によって、コネクタ導体822は、端子部分409(コア端子部分106Aなど)にクランプされる(電気的に係合される)。端子部分409の複数の事例が存在する場合、同じ機構が利用され得ることが理解されよう。各固有の電気的接続(すなわち、端子部分409の各事例について)は、各コネクタ面と可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102のそれぞれの端子部分との完全な接続を保証するために、独立した移動を必要とし得る。代替的に、端子部分409(コア端子部分106Aなど)への付勢接続は、(可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の)他の端子部分が電気コネクタアセンブリ810の電気構成要素と電気的接触、その他を行った後にのみ、接続が可能であることを保証し得る。
【0114】
図10Bに示されるような実施形態を参照すると、電気コネクタアセンブリ810の上部事例は、装填位置において示されている(すなわち、電気コネクタアセンブリ810は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端部部分を受容する準備が整う)。電気コネクタアセンブリ810の下部事例は、ロック及び係合位置に示されている(電気コネクタアセンブリ810の電気構成要素は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端子と電気的に接触している)。コネクタチャネル824は、相補的輪郭826として形成されている。相補的輪郭826は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端部部分の外側輪郭に相補的である形状を有する。押しボタン820は、(第1の端子部分409Aと共に利用するための)第1の極828A、及び(コア端子部分106Aと共に利用するための)第2の極828Bを含む上部電気端子を(縦列に)移動させるように構成されている。第1の極828A及び第2の極828Bは、互いに離間している。
【0115】
図10A及び
図10Bに示される実施形態によれば、各固有の電気的接続は、(電線の)各コネクタ面との(完全に)電気的接続を保証するために、独立した移動で提供され得る。代替的に、バイアス接続は、他の極が接触した後にのみ可能である電気的接続を保証するために、コア要素106に提供され得る。
【0116】
【0117】
図11A及び
図11Bに示されるような実施形態を参照すると、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端部部分(近位端又はユーザアクセス可能部分、その他)は、平坦な半径方向端面911を含む(提供する)。平坦な半径方向端面911は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端部部分から外向きに延在する軸方向軸に沿って軸方向に面する。第1の端子部分409Aは、平坦な半径方向端面911から(から離れて)軸方向に延在する(すなわち、ジャケット要素108から延在する)第1の隆起(軸方向に延在するポスト)を含む。第2の端子部分409Bは、平坦な半径方向端面911から(から離れて)軸方向に延在する(すなわち、ジャケット要素108から延在する)第2の隆起(軸方向に延在するポスト)を含む。第Nの端子部分409Nは、平坦な半径方向端面911から(から離れて)軸方向に延在する(ジャケット要素108から延在する)第Nの隆起(軸方向に延在するポスト)を含む。第1の端子部分409A、第2の端子部分409B、及び第Nの端子部分409Nは、それぞれ、関連する電気センサデバイス(
図3に示されるような電気センサデバイス404A、その他)に電気的に接続され、互いに離間している(好ましくは、互いに対して等距離関係で)。コア端子部分106Aは、コア要素106から、及び可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102から離れて軸方向に延在する(端子部分(409A、409B、409Nの整列と同じ方向に沿って))。
【0118】
図11Bに示されるような実施形態を参照すると、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端部部分(近位部分)は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端部部分から延在する軸方向軸に沿って面する平坦な半径方向端面911(後部平面、端面、その他)を含む。第1の端子部分409Aは、平坦な半径方向端面911に沿って(少なくとも部分的に)半径方向に延在する第1の平坦化された端面端子部分を含む。第2の端子部分409Bは、平坦な半径方向端面911に沿って(少なくとも部分的に)半径方向に延在する第2の平坦化された端面端子部分を含む。第Nの端子部分409Nは、平坦な半径方向面911に沿って半径方向に(少なくとも部分的に)延在する第Nの平坦化された端面端子部分を含む。
【0119】
図11Cに示されるような実施形態を参照すると、電気コネクタアセンブリ810は、
図11A及び/又は
図11Bに示されるように、実施形態の端子部分(409A、409B、409N)と相互作用する(電気的にインターフェース接続する)ように構成されている。端子部分(409A、409B、409N)は、
図11A及び/又は
図11Bに示されるように、平坦な半径方向端面911に位置付けられている。電気コネクタアセンブリ810は、各々がそれぞれのばね部材833を有する軸方向に延在するワイヤ接続832(ばね装填された導電性要素又はロッド)を含む。各々のそれぞれのばね部材833は、軸方向に延在するワイヤ接続832の延長部を、電気コネクタアセンブリ810から外向きに離れるように付勢するように構成されている。各々のそれぞれのばね部材833は、電気コネクタアセンブリ810によって画定されたコネクタチャネル824内に位置付けられている。
【0120】
図11Cに示されるような実施形態を参照すると、押しボタン820は、電気コネクタアセンブリ810のハウジングの外部に取り付けられている。押しボタン820は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端部部分(近位端)に選択的にロックする(かつ選択的にロック解除する)ように構成されている。いくつかの実施形態において、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、コア要素106がまた導電性、その他である、導電性であるコア端子部分106Aを含むことが理解されよう。一旦、押しボタン820が(ユーザ又は医師、その他によって)作動されると、押しボタン820は、電気コネクタ810を可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端部部分に選択的にロック(確実に接続)し、半径方向に延在するワイヤ接続832が端子部分(409A、409B、409N、106A)、その他と電気接触させる。ばね部材818(圧縮ばねとも呼ばれる)は、電気コネクタ810において位置付けられ、(一旦、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端部部分が電気コネクタ810のコネクタチャネル824内に挿入されると)コア端子部分106Aにコネクタ導体822を(可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の軸方向軸を横切って)付勢するように構成されている。
【0121】
図12Aは、
図1Dの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の実施形態(
図12A、
図12B及び/又は
図12Cに示されるような技術的特徴のいくつかが、適用可能な場合、
図1A、
図1B及び
図1Cに示されるような実施形態に適用可能であり得る)の斜視図を示す。
図12B及び
図12Cは、
図12Aの可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102に接続可能であるように構成された電気コネクタ810の実施形態の側面図を示す。
【0122】
図12Aに示されるような実施形態を参照すると、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102は、(好ましくは)可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端子端部部分(近位端部部分又はユーザアクセス可能部分)に位置付けられた複数の端子部分(409A、409B、409N、106A)を含む。好ましい実施形態によれば、複数の端子部分(409A、409B、409N、106A)は、
図3に示されるように、第1の電気センサデバイス404Aに電気的に接続された第1の端子部分409Aを含む。第2の端子部分409Bは、別の電気センサデバイス(示されず)に電気的に接続されている。第Nの端子部分409Nは、
図3に示されるように、第Nの電気センサデバイス404Nに電気的に接続されている。コア端子部分106Aは、コア要素106に電気的に接続されている。複数の端子部分(409A、409B、409N)のうちの少なくともいくつかは、ジャケット要素108の外面に取り付けられている(及びその一部分に沿って軸方向に延在する)。複数の端子部分(409A、409B、409N)のうちの少なくともいくつかは、(可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の)平坦な半径方向端面911に沿って(少なくとも部分的に)半径方向に延在する方向に沿って延在する。平坦な半径方向端面911は、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端部部分(区分)に位置付けられている。複数の端子部分(409A、409B、409N)のうちの少なくともいくつかは、ジャケット要素108の外面に沿って互いに離間され(角度的に離間し)ている。
【0123】
図12Aに示されるような実施形態を参照すると、コア端子部分106Aは、(好ましくは)可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端部部分からコア要素106の端部部分から軸方向に延在する。コア端子部分106Aは、(好ましくは)キー付き外側輪郭(半円状外側輪郭、その他など)を有する細長いポスト(導電性ポスト)を形成する。コア端子部分106Aは、(好ましくは)軸方向に延在する外側端部平坦側を形成する。
【0124】
図12Bに示されるような実施形態を参照すると、電気コネクタアセンブリ810は、
図12Aに示されるように、複数の端子部分(409A、409B、409N、106A)とインターフェース接続(電気的にインターフェース接続)するように構成されている。押しボタン820は、電気コネクタアセンブリ810に取り付けられており、電気コネクタアセンブリ810の内部電気構成要素を複数の端子部分(409A、409B、409N、106A)に選択的に電気的に接続するように構成されている。電気コネクタアセンブリ810は、コネクタチャネル824(好ましくは、キー付きコネクタチャネル)を形成する(提供する)。コネクタチャネル824(キー付きコネクタチャネル)は、
図12Aに示されるようなコア端子部分106A、その他の可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102のキー付き(対応するキー付き)端子部分(好ましくは、近位端)を受容するように構成され(形成され、又はキー止めされ)ている。板ばね836は、コネクタチャネル824(キー付きコネクタチャネル)に面する、(電気コネクタアセンブリ810の)内面上に位置付けられている。板ばね836は、
図12Aの複数の端子部分(409A、409B、409N、106A)を、複数の端子部分(409A、409B、106A)と電気コネクタアセンブリ810によって提供される対応する電気接点との間の比較的確実な電気的接続(及び機械的接続)に向かって付勢するように構成されている。チャネル824(キー付きコネクタチャネル)は、(好ましくは)
図12Aのコア端子部分106Aを嵌合(摺動可能に受容)するように構成されたキー付き嵌合溝838(キー付きスロット)を含む。(板ばね836からの支援を伴う)電気コネクタアセンブリ810は、複数の端子部分(409A、409B、106A)と電気コネクタアセンブリ810との間の軸方向摺動インターフェース接続を可能にするように構成されている。
【0125】
図12Cに示されるような実施形態を参照すると、電気コネクタアセンブリ810は、キー付きオーバーザワイヤ接続を提供するように構成されている。この配列は、端子部分間の間隔を伴う複数の端子部分(409A、409B、409N、106A)(近位電極端子とも呼ばれる)間に、キー付き整列を提供する(容易にする)。この配列は、誤った電気的接続のリスクを軽減する。(電気コネクタアセンブリ810の)コネクタ端子840は、コネクタチャネル824(キー付きコネクタチャネル)の内部に配置され、一旦、可撓性医療用ガイドワイヤアセンブリ102の端部部分が電気コネクタアセンブリ810のコネクタチャネル824内に挿入されると、複数の端子部分(409A、409B、409N、106A)と電気的に接続するように構成されている。
【0126】
以下は、任意の1つ以上の任意の技術的特徴(詳細な記載、要約、及び特許請求の範囲に記載される)が、任意の他の1つ以上の任意の技術的特徴(詳細な記載、要約、及び特許請求の範囲に記載される)と組み合わせ可能である、実施形態の更なる記載として提案されている。特許請求の範囲の段落における各請求項は、特に明記しない限り、非限定的請求項であることが理解される。特に明記しない限り、これらの明細書で使用される関係用語は、当業者が等価の機能性を提供することを認識するであろう特定の許容誤差を含むと解釈されるべきである。例として、垂直という用語は、必ずしも90.0度に限定されるものではなく、当業者が関連する部材又は要素について記載された目的のために等価の機能を提供することを認識するであろうその変形を含み得る。構成の文脈における「約」及び「実質的に」などの用語は、概して、本発明を実質的に変更しない本発明内の要素の操作性を維持するために、関連する要素の配置、配備、又は構成に正確に、又は十分に近い配備、配置、又は構成に関する。同様に、その文脈から明確にされない限り、数値は、当業者が本発明の操作性を実質的に変化させないため、重要性が無視できるものとして認識される特定の許容誤差を含むと解釈されるべきである。記載及び/又は図面は、装置の実施形態(明示的又は本質的にいずれか)を同定及び記載することが理解されよう。装置は、特定の技術的目的及び/又は技術的機能に適するために必要とされ、及び/又は所望され得るように、詳細な記載において同定される技術的特徴の任意の好適な組み合わせ及び/又は並び変えを含み得る。可能及び好適である場合、装置の任意の1つ以上の技術的特徴は、(任意の組み合わせ及び/又は並び変えにおいて)装置の任意の他の1つ以上の技術的特徴と組み合わせられ得ることが理解されよう。当業者であれば、上記のように明示的に述べられていなくても、他の実施形態では、各実施形態の技術的特徴が展開され得ることを知っているであろうことが理解されよう。当業者であれば、装置の構成要素の構成に対して他の選択肢が可能であり、製造要件に調整し、また、特許請求の範囲の少なくとも1つ以上に記載される範囲内に留まることが理解されよう。本明細書は、最良のモードを含む実施形態を提供し、また、当業者が実施形態を作製及び使用することを可能にする。特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって定義され得る。書面による記載及び/又は図面は、特許請求の範囲の範囲を理解するのに役立ち得る。開示された主題の全ての重要な態様が本明細書に提供されていると考えられている。本明細書において、「含む(includes)」という単語は、両方のワードが、前提部、構成要素、部品、その他の非限定リストを示すために使用される点で、「備える(comprising)」という語に等価であると理解されている。「含む(including)」、「含有する(containing)」、又は「特徴付けられる(characterized by)」という用語と同義である、「備える(comprising)」という用語は、包括的又は非限定的であり、追加の、列挙されていない要素又は方法ステップを除外しない。備える(comprising)(からなる(comprised of))は、「非限定」語句であり、追加の、列挙されていない要素を採用する技術の適用範囲を可能にする。請求項に使用される場合、「含む(comprising)」という語は、本発明の技術的特徴から請求項の前提部を分離する一時的な動詞(移行用語)である。前述は、非限定的な実施形態(実施例)を概説している。記載は、特定の非限定的な実施形態(実施例)について行われる。非限定的な実施形態は、実施例として単に例示的であるに過ぎないことが理解される。
【国際調査報告】