(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-15
(54)【発明の名称】新エネルギー車両の制御方法及び装置
(51)【国際特許分類】
B60W 30/18 20120101AFI20221208BHJP
B60T 7/12 20060101ALI20221208BHJP
【FI】
B60W30/18
B60T7/12 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022522706
(86)(22)【出願日】2020-12-02
(85)【翻訳文提出日】2022-04-14
(86)【国際出願番号】 CN2020133307
(87)【国際公開番号】W WO2021110025
(87)【国際公開日】2021-06-10
(31)【優先権主張番号】201911221532.7
(32)【優先日】2019-12-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521082075
【氏名又は名称】グレート ウォール モーター カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,シュアイ
(72)【発明者】
【氏名】シャン,ミンユエン
(72)【発明者】
【氏名】リウ,シュウ
(72)【発明者】
【氏名】ホウ,ウェンタオ
(72)【発明者】
【氏名】リー,ティエンヤン
(72)【発明者】
【氏名】ウー,ディ
(72)【発明者】
【氏名】デン,ウェイフォン
【テーマコード(参考)】
3D241
3D246
【Fターム(参考)】
3D241BA51
3D241BC01
3D241CC01
3D241CC08
3D241DA13Z
3D241DA23Z
3D241DA39Z
3D241DB02Z
3D246DA01
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3D246GB15
3D246HA02A
3D246HA25A
3D246HA86A
3D246JB02
3D246JB11
3D246JB12
3D246LA02Z
(57)【要約】
本開示は新エネルギー車両の技術分野に関し、新エネルギー車両の制御方法及び装置を提供する。前記制御方法は、シングルペダルコントロールモードが活性化されるか否かを検出することと、前記シングルペダルコントロールモードの活性化を検出した場合、前記新エネルギー車両のレンジ、前記新エネルギー車両のブレーキペダルの動作及び前記新エネルギー車両の車速のうちの少なくとも一つに基づいて、前記新エネルギー車両をクリープモードに入るように制御することを含む。本開示によれば、運転意図に応じてクリープモードの切り替えを制御することができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
新エネルギー車両の制御方法であって、
前記制御方法は、
シングルペダルコントロールモードが活性化されるか否かを検出することと、
前記シングルペダルコントロールモードの活性化を検出した場合、前記新エネルギー車両のレンジ、前記新エネルギー車両のブレーキペダルの動作及び前記新エネルギー車両の車速のうちの少なくとも一つに基づいて、前記新エネルギー車両がクリープモードに入るように制御することと、を含む
ことを特徴とする新エネルギー車両の制御方法。
【請求項2】
前記新エネルギー車両のレンジ、前記新エネルギー車両のブレーキペダルの動作及び前記新エネルギー車両の車速のうちの少なくとも一つに基づいて、前記新エネルギー車両をクリープモードに入るように制御することは、前記新エネルギー車両のレンジがリバースレンジである場合、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入るように制御することを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の新エネルギー車両の制御方法。
【請求項3】
前記新エネルギー車両のレンジ、前記新エネルギー車両のブレーキペダルの動作及び前記新エネルギー車両の車速のうちの少なくとも一つに基づいて、前記新エネルギー車両をクリープモードに入るように制御することは、前記新エネルギー車両のレンジがドライブレンジでありかつ車速が予め設定された車速より小さい場合、前記ブレーキペダルが踏み込み状態から完全解放状態まで動作した後、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入るように制御することを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の新エネルギー車両の制御方法。
【請求項4】
前記新エネルギー車両のレンジ、前記新エネルギー車両のブレーキペダルの動作及び前記新エネルギー車両の車速のうちの少なくとも一つに基づいて、前記新エネルギー車両をクリープモードに入るように制御することは、前記新エネルギー車両のレンジがドライブレンジにシフトする場合、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入るように制御することを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の新エネルギー車両の制御方法。
【請求項5】
該制御方法は、前記新エネルギー車両のレンジがドライブレンジである場合、前記新エネルギー車両のアクセルペダルが踏み込み状態から完全解放状態まで動作した後、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入ることを禁止するように制御することをさらに含む
ことを特徴とする請求項1に記載の新エネルギー車両の制御方法。
【請求項6】
新エネルギー車両の制御装置であって、
前記制御装置は、
シングルペダルコントロールモードが活性化されるか否かを検出するための検出ユニットと、
前記シングルペダルコントロールモードの活性化を検出した場合、前記新エネルギー車両のレンジ、前記新エネルギー車両のブレーキペダルの動作及び前記新エネルギー車両の車速のうちの少なくとも一つに基づいて、前記新エネルギー車両がクリープモードに入るように制御するための制御ユニットを含む、
ことを特徴とする新エネルギー車両の制御装置。
【請求項7】
前記制御ユニットが更に、前記新エネルギー車両のレンジがリバースレンジである場合、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入るように制御するために用いられる
ことを特徴とする請求項6に記載の新エネルギー車両の制御装置。
【請求項8】
前記制御ユニットが更に、前記新エネルギー車両のレンジがドライブレンジでありかつ車速が予め設定された車速より小さい場合、前記ブレーキペダルが踏み込み状態から完全解放状態まで動作した後、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入るように制御するために用いられる
ことを特徴とする請求項6に記載の新エネルギー車両の制御装置。
【請求項9】
前記制御ユニットが更に、前記新エネルギー車両のレンジがドライブレンジにシフトする場合、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入るように制御するために用いられる
ことを特徴とする請求項6に記載の新エネルギー車両の制御装置。
【請求項10】
前記制御ユニットが更に、前記新エネルギー車両のレンジがドライブレンジである場合、前記新エネルギー車両のアクセルペダルが踏み込み状態から完全解放状態まで動作した後、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入ることを禁止するように制御するために用いられる
ことを特徴とする請求項6に記載の新エネルギー車両の制御装置。
【請求項11】
請求項6-10のいずれか一項に記載の新エネルギー車両の制御装置を含む新エネルギー車両。
【請求項12】
機械に請求項1-5のいずれか一項に記載の新エネルギー車両の制御方法を実行させるための指令が記憶される機器読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願人は出願日が2019年12月3日であり、出願番号が201911221532.7であり、名称が「新エネルギー車両の制御方法及び装置」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は引用により本願に組み込んでいる。
【0002】
本開示は新エネルギー車両の技術分野に関し、特に新エネルギー車両の制御方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、新エネルギー車両はシングルペダルコントロール機能を有し、すなわちアクセルペダルにより新エネルギー車両の加速、等速及び減速制御を実現し、ブレーキペダルの使用頻度を低下させる。シングルペダルコントロールモードでの車両はクリープ(低速走行)モードを有することができるが、クリープモードの切り替えはインテリジェントではない。
【発明の概要】
【0004】
これに鑑みて、本開示は新エネルギー車両の制御方法を提供することにより、運転意図に基づいてクリープモードの切り替えを制御することを目的とするものである。
【0005】
上記目的を達成するために、本開示の技術的解決手段は以下のように実現される。
【0006】
新エネルギー車両の制御方法であって、前記制御方法は、シングルペダルコントロールモードが活性化されるか否かを検出することと、前記シングルペダルコントロールモードの活性化を検出した場合、前記新エネルギー車両のレンジ、前記新エネルギー車両のブレーキペダルの動作及び前記新エネルギー車両の車速のうちの少なくとも一つに基づいて、前記新エネルギー車両がクリープモードに入るように制御することと、を含む。
【0007】
さらに、前記の前記新エネルギー車両のレンジ、前記新エネルギー車両のブレーキペダルの動作及び前記新エネルギー車両の車速のうちの少なくとも一つに基づいて、前記新エネルギー車両をクリープモードに入るように制御することは、前記新エネルギー車両のレンジがリバースレンジである場合、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入るように制御することを含む。
【0008】
さらに、前記の前記新エネルギー車両のレンジ、前記新エネルギー車両のブレーキペダルの動作及び前記新エネルギー車両の車速のうちの少なくとも一つに基づいて、前記新エネルギー車両をクリープモードに入るように制御することは、前記新エネルギー車両のレンジがドライブレンジでありかつ車速が予め設定された車速より小さい場合、前記ブレーキペダルが踏み込み状態から完全解放状態まで動作した後、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入るように制御することを含む。
【0009】
さらに、前記の前記新エネルギー車両のレンジ、前記新エネルギー車両のブレーキペダルの動作及び前記新エネルギー車両の車速のうちの少なくとも一つに基づいて、前記新エネルギー車両をクリープモードに入るように制御することは、前記新エネルギー車両のレンジがドライブレンジにシフトする場合、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入るように制御することを含む。
【0010】
さらに、該制御方法は、前記新エネルギー車両のレンジがドライブレンジである場合、前記新エネルギー車両のアクセルペダルが踏み込み状態から完全解放状態まで動作した後、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入ることを禁止するように制御することを含む。
【0011】
従来の技術に比べて、本開示の前記新エネルギー車両の制御方法は以下の利点を有する。
【0012】
まず、シングルペダルコントロールモードが活性化されるか否かを検出し、次に前記シングルペダルコントロールモードが活性化することを検出する場合、前記新エネルギー車両のレンジ、前記新エネルギー車両のブレーキペダルの動作及び前記新エネルギー車両の車速のうちの少なくとも一つに基づいて、前記新エネルギー車両がクリープモードに入るように制御する。本開示は新エネルギー車両のシフトポジション、新エネルギー車両のブレーキペダルの動作及び/又は新エネルギー車両の車速に基づいて運転者の運転意図を判断することができ、それにより運転意図に応じてクリープモードの切り替えを制御する。
【0013】
本開示の他の目的は新エネルギー車両の制御装置を提供することにより、運転意図に応じてクリープモードに入ることである。
【0014】
上記目的を達成するために、本開示の技術的解決手段は以下のように実現される。
【0015】
新エネルギー車両の制御装置であって、前記制御装置は、シングルペダルコントロールモードが活性化されるか否かを検出するための検出ユニットと、前記シングルペダルコントロールモードの活性化を検出した場合、前記新エネルギー車両のレンジ、前記新エネルギー車両のブレーキペダルの動作及び前記新エネルギー車両の車速のうちの少なくとも一つに基づいて、前記新エネルギー車両がクリープモードに入るように制御するための制御ユニットを含む。
【0016】
さらに、前記制御ユニットが、前記新エネルギー車両のレンジがリバースレンジである場合、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入るように制御するために用いられる。
【0017】
さらに、前記制御ユニットが、前記新エネルギー車両のレンジがドライブレンジでありかつ車速が予め設定された車速より小さい場合、前記ブレーキペダルが踏み込み状態から完全解放状態まで動作した後、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入るように制御するために用いられる。
【0018】
さらに、前記制御ユニットが、前記新エネルギー車両のレンジがドライブレンジにシフトする場合、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入るように制御するために用いられる。
【0019】
さらに、前記制御ユニットが、前記新エネルギー車両のレンジがドライブレンジである場合、前記新エネルギー車両のアクセルペダルが踏み込み状態から完全解放状態まで動作した後、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入ることを禁止するように制御するために用いられる。
【0020】
前記新エネルギー車両の制御装置と前記新エネルギー車両の制御方法は従来の技術に対して有する利点が同じであり、ここでは説明を省略する。
【0021】
本開示の他の目的は新エネルギー車両を提供することにより、運転意図に応じてクリープモードに入ることである。
【0022】
上記目的を達成するために、本開示の技術的解決手段は以下のように実現される。
【0023】
上記した新エネルギー車両の制御装置を含む新エネルギー車両。
【0024】
前記新エネルギー車両と前記新エネルギー車両の制御装置は従来の技術に対して有する利点が同じであり、ここでは説明を省略する。
【0025】
本開示の他の目的は機器読み取り可能な記憶媒体を提供することにより、運転意図に応じてクリープモードに入ることである。
【0026】
上記目的を達成するために、本開示の技術的解決手段は以下のように実現される。
【0027】
機械に上記した新エネルギー車両の制御方法を実行させるための指令が記憶される機器読み取り可能な記憶媒体。
【0028】
前記機器読み取り可能な記憶媒体と前記新エネルギー車両の制御方法は従来の技術に対して有する利点が同じであり、ここでは説明を省略する。本開示の他の特徴及び利点は以下の具体的な実施形態の部分で詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0029】
本開示の一部を構成する図面は本開示に対するさらなる理解を提供するために用いられ、本開示の例示的な実施形態及びその説明は本開示を説明するために用いられ、本開示を不当に限定するものではない。
【0030】
【
図1】本開示の実施形態に記載の新エネルギー車両の制御方法のフローチャートである。
【
図2】本開示の一つの実施例による新エネルギー車両の制御概略図である。
【
図3】本開示の別の実施例による新エネルギー車両の制御概略図である。
【
図4】本開示の別の実施例による新エネルギー車両の制御概略図である。
【
図5】本開示の別の実施例による新エネルギー車両の制御概略図である。
【
図6】本開示の一つの実施例による新エネルギー車両の制御装置のブロック構成図である。
【符号の説明】
【0031】
1:検出ユニット
2:制御ユニット
【発明を実施するための形態】
【0032】
なお、衝突しない場合に、本開示における実施形態及び実施形態における特徴は互いに組み合わせることができる。
【0033】
以下、本開示を実施の形態をもとに図面を参照しながら詳細に説明する。
【0034】
図1は本開示の一つの実施例による新エネルギー車両の制御方法のフローチャートである。
図1に示すように、前記制御方法は、アクティベーション
シングルペダルコントロールモードが活性化されるか否かを検出するステップS 11と、
前記シングルペダルコントロールモードの活性化を検出した場合、前記新エネルギー車両のレンジ、前記新エネルギー車両のブレーキペダルの動作及び前記新エネルギー車両の車速のうちの少なくとも一つに基づいて、前記新エネルギー車両がクリープモードに入るように制御するステップS 12と、を含み、
具体的には、シングルペダルコントロールモードは一般的に車両制御モジュールに統合され、一般的に現在の車両がシングルペダルを利用して自動車の加速及び制動を制御するか、又はそれぞれアクセルペダル及びブレーキペダルにより現在の車両の加速及び制動を制御するように制御することができる。そこで、車両制御モジュールを使用してシングルペダルコントロールモードスイッチに対応する信号にオン指令があるか否かを検出することができ、例えばシングルペダルコントロールモードスイッチから送信された信号が1(即ちオン指令がある)であると検出すると、シングルペダルコントロールモードが活性化されることを示し、シングルペダルコントロールモードスイッチから送信された信号が0(即ちオン指令がない)であると検出すると、シングルペダルコントロールモードが活性化されないことを示す。
【0035】
具体的には、本開示の実施例は新エネルギー車両がクリープモードに入るように制御することは主にレンジ、ブレーキペダルの動作及び/又は車速に基づいて、以下のいくつかの方式がある。
【0036】
第一種は、前記新エネルギー車両のレンジがリバースレンジ(すなわちRレンジ)である場合、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入るように制御する。すなわち、運転者の運転意図はリバースであり、この時にクリープモードが適切である。
【0037】
第二種は、前記新エネルギー車両のレンジがドライブレンジにシフトする(すなわちリバースレンジがドライブレンジR~Dにシフトするか又はニュートラルレンジがドライブレンジN~Dにシフトする)場合、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入るように制御する。すなわち、運転者の運転意図は走行発進であり、この時にまずクリープモードに入り、その後に運転の操作に応じて調整することが適切である。
【0038】
第三種は、前記新エネルギー車両のレンジがドライブレンジでありかつ車速が予め設定された車速より小さい場合、前記ブレーキペダルが踏み込み状態から完全解放状態まで動作した後、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入るように制御する。
【0039】
このような方式も三種類の場合に分けられ、
図2に示すように、予め設定された車速は10m/s(これに限定されない)であってもよく、ブレーキペダルは車速が10m/sより大きい時に踏み込まれ、車速が10m/sより小さい時に完全に解放され、この時に運転者の意図は車両がゆっくりと走行することを希望し、新エネルギー車両が一時的に減速した後、クリープモードに入ることである。
【0040】
図3に示すように、ブレーキペダルは車速が10m/sより小さい時に踏み込まれ、かつその後に完全に解放され、この時に運転者の意図は車両がゆっくりと走行し、新エネルギー車両が一時的に減速した後、クリープモードに入ることである。
【0041】
図4に示すように、車両は駐車状態にあり、すなわち車速が0である。車両が発進する前に、ブレーキペダルが踏み込まれ、かつその後に完全に解放され、この時に運転者の意図は走行発進であり、新エネルギー車両がクリープモードに入り、その後に運転の操作に応じて調整することである。
【0042】
また、本開示はさらにクリープモードに入らない状況を提供する。
【0043】
図5に示すように、ブレーキペダルが車速が10m/sより大きい場合に踏み込まれ、かつ車速が10m/sより大きい場合に完全に解放されると、この時に新エネルギー車両がクリープモードに入らず、後続のさらなる指令がなければ、車速が0になるまで直接的に減速し、駐車する。
【0044】
前記新エネルギー車両のレンジがドライブレンジである場合、前記新エネルギー車両のアクセルペダルが踏み込み状態から完全解放状態まで動作した後、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入ることを禁止するように制御し、後続のさらなる指令がなければ、車速が0になるまで直接減速し、駐車する。
【0045】
図6は本開示の一つの実施例による新エネルギー車両の制御装置のブロック構成図である。
図6に示すように、前記制御装置は、検出ユニット1及び制御ユニット2を含み、ここで、前記検出ユニット1はシングルペダルコントロールモードが活性化されるか否かを検出するために用いられ、前記制御ユニット2は前記シングルペダルコントロールモードが活性化されたことを検出する場合、前記新エネルギー車両のレンジ、前記新エネルギー車両のブレーキペダルの動作及び前記新エネルギー車両の車速のうちの少なくとも一つに基づいて、前記新エネルギー車両がクリープモードに入るように制御するために用いられる。
【0046】
さらに、前記制御ユニット2はさらに、前記新エネルギー車両のレンジがリバースレンジである場合、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入るように制御するために用いられる。
【0047】
さらに、前記制御ユニット2はさらに、前記新エネルギー車両のレンジがドライブレンジでありかつ車速が予め設定された車速より小さい場合、前記ブレーキペダルが踏み込み状態から完全解放状態まで動作した後、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入るように制御するために用いられる。
【0048】
さらに、前記制御ユニット2はさらに、前記新エネルギー車両のレンジがドライブレンジにシフトする場合、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入るように制御するために用いられる。
【0049】
さらに、前記制御ユニット2はさらに、前記新エネルギー車両のレンジがドライブレンジである場合、前記新エネルギー車両のアクセルペダルが踏み込み状態から完全解放状態まで動作した後、前記新エネルギー車両が前記クリープモードに入ることを禁止するように制御するために用いられる。
【0050】
本開示の実施例はさらに新エネルギー車両を提供し、該新エネルギー車両は前記新エネルギー車両の制御装置を含む。
【0051】
本開示の実施例はさらに機器読み取り可能な記憶媒体を提供し、該機器読み取り可能な記憶媒体に指令が記憶され、該指令は機器に前記新エネルギー車両の制御方法を実行させるために用いられる。
【0052】
上記新エネルギー車両の制御装置の実施例は前記新エネルギー車両の制御方法の実施例と類似し、ここでは説明を省略する。
【0053】
以上の記載は本開示の好ましい実施形態に過ぎず、本開示を限定するものではなく、本開示の精神及び原則内で、行われたいかなる修正、同等置換、改善等は、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきである。
【国際調査報告】