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  • 特表-化学バレル載置棚 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-16
(54)【発明の名称】化学バレル載置棚
(51)【国際特許分類】
   B08B 1/04 20060101AFI20221209BHJP
【FI】
B08B1/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022522756
(86)(22)【出願日】2020-07-30
(85)【翻訳文提出日】2022-04-14
(86)【国際出願番号】 CN2020106005
(87)【国際公開番号】W WO2022021255
(87)【国際公開日】2022-02-03
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517073649
【氏名又は名称】鵬辰新材料科技股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】談 勇
【テーマコード(参考)】
3B116
【Fターム(参考)】
3B116AA11
3B116AB01
3B116BA02
3B116BA16
(57)【要約】
本発明は、化学バレル載置棚を開示し、載置棚の技術範囲に関し、載置棚本体を含み、載置棚本体の両側にバレル載置溝が対称的に開けられ、バレル載置溝の上方の載置棚本体の内壁に凹溝が設けられ、凹溝内に伸縮ロッドが固定して設けられ、本発明は、構造がコンパクトで、敷地空間が小さく、それにより空間利用率を向上させ、バレル載置溝、調整板及び伸縮ロッドなどの関連構造を設けることで、異なるサイズのバレルを載置することが容易であり、それにより本発明の適用性を向上させ、次に、ブラシストリップ、モーター及び固定機構などの関連構造を設けることで、異なるサイズのバレルの内壁をクリーニングすることが容易であり、それにより残留した化学物質が他の化学物質を汚染することを防止し、従ってより使用しやすくなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
載置棚本体(1)を含む化学バレル載置棚であって、前記載置棚本体(1)の両側にバレル載置溝(2)が対称的に開けられ、前記バレル載置溝(2)の上方の前記載置棚本体(1)の内壁に凹溝(3)が設けられ、前記凹溝(3)内に伸縮ロッド(4)が固定して設けられ、前記伸縮ロッド(4)の出力端に調整板(5)が固定して接続され、
前記載置棚本体(1)内に空洞が設けられ、前記空洞内にモーター(6)が設けられ、前記モーター(6)の出力端は前記空洞を貫通して前記載置棚本体(1)の上方に延在する位置に回転ロッド(7)が固定して接続され、前記回転ロッド(7)の外面にブラシストリップ(8)がアレイ状に固定して設けられ、前記載置棚本体(1)の上方の両側にいずれも固定機構が固定して設けられ、前記載置棚本体(1)の下方にローラ(9)が設けられる、ことを特徴とする化学バレル載置棚。
【請求項2】
前記バレル載置溝(2)は前記載置棚本体(1)の両側に斜めに開けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の化学バレル載置棚。
【請求項3】
前記伸縮ロッド(4)はセルフロック式伸縮ロッドである、ことを特徴とする請求項1に記載の化学バレル載置棚。
【請求項4】
前記ブラシストリップ(8)の外面にブラシ毛が被覆される、ことを特徴とする請求項1に記載の化学バレル載置棚。
【請求項5】
前記固定機構は固定板(10)を含み、前記固定板(10)の一側に貫通孔(11)が設けられ、前記貫通孔(11)内に締結ロッド(12)が貫通して設けられ、前記締結ロッド(12)の端部にバッフル(13)が設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の化学バレル載置棚。
【請求項6】
前記貫通孔(11)内と前記締結ロッド(12)の外面にいずれもねじが設けられ、前記締結ロッド(12)は前記ねじを介して前記貫通孔(11)内に螺合される、ことを特徴とする請求項5に記載の化学バレル載置棚。
【請求項7】
前記空洞の両側にいずれも放熱キャビティ(14)がアレイ状に開けられ、前記空洞は前記放熱キャビティ(14)を介して外部と連通する、ことを特徴とする請求項1に記載の化学バレル載置棚。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は載置棚の技術範囲に関し、具体的には化学バレル載置棚に関する。
【背景技術】
【0002】
プラスチック製化学バレルは、プラスチック接着剤製化学バレルとも呼ばれ、科学的な方法により開発され、ブロー成形されたものであり、色合いが多様であり、外形が美観で上品であり、耐酸性・耐アルカリ性、耐食性、漏れ防止、非退色、非変形などの点で包装指標に達し、化学製品の包装材料の長距離搬送の理想的な選択である。プラスチック製化学バレルは、ポリエチレン(PE)全体をシームレスに一次成形でき、耐衝撃性、耐老化性に優れ、軽量で、漏れがなく、耐酸性・耐アルカリ性に優れ、寿命が長く、衛生基準に適するなどの利点を有し、使用性能が従来のガラス繊維強化プラスチック容器、プラスチック溶接容器、鋼製ゴム内張容器などよりもはるかに優れ、かなりの範囲内でステンレス鋼、チタンなどの金属製品容器を置き換えることができ、現在の最も理想的な化学液体用の耐食性貯蔵輸送設備であり、且つ安価で高品質である。製品は、化学工業、染料、医薬、農薬、冶金、希土類、機械、電子、環境保護、紡織、食品などの業界に幅広く適用されている。
【0003】
化学バレルを収納及び載置する時に載置棚を用いる必要があるが、既存の化学バレル載置棚には、使用時に、第1に、化学バレルのサイズが多様であるが、既存の化学バレル載置棚が異なるバレルのサイズに応じて調整できないため、適用性が低く、第2に、既存の化学バレルの内壁に化学物質を残留しやすくするため、タイムリーにクリーニングしないと、再使用時に他の化学原料を汚染しやすくするという欠陥が存在し、従って、上記課題を解決するための化学バレル載置棚が必要とされている。
【発明の概要】
【0004】
本発明の目的は、上記背景技術に記載の、第1に、化学バレルのサイズが多様であるが、既存の化学バレル載置棚が異なるバレルのサイズに応じて調整できないため、適用性が低く、第2に、既存の化学バレルの内壁に化学物質を残留しやすくするため、タイムリーにクリーニングしないと、再使用時に他の化学原料を汚染しやすくするという課題を解決するために、化学バレル載置棚を提供することである。
【0005】
上記目的を実現するために、本発明は、以下の技術案を提供する。
【0006】
化学バレル載置棚は、載置棚本体を含み、前記載置棚本体の両側にバレル載置溝が対称的に開けられ、前記バレル載置溝の上方の前記載置棚本体の内壁に凹溝が設けられ、前記凹溝内に伸縮ロッドが固定して設けられ、前記伸縮ロッドの出力端に調整板が固定して接続される。
【0007】
前記載置棚本体内に空洞が設けられ、前記空洞内にモーターが設けられ、前記モーターの出力端は前記空洞を貫通して前記載置棚本体の上方に延在する位置に回転ロッドが固定して接続され、前記回転ロッドの外面にブラシストリップがアレイ状に固定して設けられ、前記載置棚本体の上方の両側にいずれも固定機構が固定して設けられ、前記載置棚本体の下方にローラが設けられる。
【0008】
本発明のさらなる方案としては、前記バレル載置溝は前記載置棚本体の両側に斜めに開けられる。
【0009】
本発明のさらなる方案としては、前記伸縮ロッドはセルフロック式伸縮ロッドである。
【0010】
本発明のさらなる方案としては、前記ブラシストリップの外面にブラシ毛が被覆される。
【0011】
本発明のさらなる方案としては、前記固定機構は固定板を含み、前記固定板の一側に貫通孔が設けられ、前記貫通孔内に締結ロッドが貫通して設けられ、前記締結ロッドの端部にバッフルが設けられる。
【0012】
本発明のさらなる方案としては、前記貫通孔内と前記締結ロッドの外面にいずれもねじが設けられ、前記締結ロッドは前記ねじを介して前記貫通孔内に螺合される。
【0013】
本発明のよりさらなる方案としては、前記空洞の両側にいずれも放熱キャビティがアレイ状に開けられ、前記空洞は前記放熱キャビティを介して外部と連通する。
【0014】
従来技術に比べて、本発明は以下の有益な効果を有する。本発明は、構造がコンパクトで、敷地空間が小さく、それにより空間利用率を向上させ、バレル載置溝、調整板及び伸縮ロッドなどの関連構造を設けることで、異なるサイズのバレルを載置することが容易であり、それにより本発明の適用性を向上させ、次に、ブラシストリップ、モーター及び固定機構などの関連構造を設けることで、異なるサイズのバレルの内壁をクリーニングすることが容易であり、それにより残留した化学物質が他の化学物質を汚染することを防止し、従ってより使用しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】化学バレル載置棚の断面図である。
図2】化学バレル載置棚の載置棚本体の左側面図である。
図3】化学バレル載置棚の固定機構の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、具体的な実施形態を参照しながら、本特許の技術案をさらに詳細に説明する。
【0017】
図1~3を参照すると、化学バレル載置棚は、載置棚本体1を含み、載置棚本体1の両側にバレル載置溝2が対称的に開けられ、バレル載置溝2の上方の載置棚本体1の内壁に凹溝3が設けられ、凹溝3内に伸縮ロッド4が固定して設けられ、伸縮ロッド4の出力端に調整板5が固定して接続される。
【0018】
図1に示すように、載置棚本体1内に空洞が設けられ、空洞内にモーター6が設けられ、モーター6の出力端は空洞を貫通して載置棚本体1の上方に延在する位置に回転ロッド7が固定して接続され、回転ロッド7の外面にブラシストリップ8がアレイ状に固定して設けられ、ブラシストリップ8がフレキシブル材料であるため、異なるサイズのバレルをクリーニングする効果を有し、載置棚本体1の上方の両側にいずれも固定機構が固定して設けられ、載置棚本体1の下方にローラ9が設けられる。
【0019】
図1及び図3に示すように、バレル載置溝2は載置棚本体1の両側に斜めに開けられ、従ってバレル自体の重力によりバレルをより良好に固定でき、伸縮ロッド4はセルフロック式伸縮ロッドであり、それにより伸縮ロッド4を介して調整板5を調整することが容易であり、異なるサイズのバレルをより良好に固定することが容易であり、調整板5が緩んで固定効果に影響を与えることも防止し、ブラシストリップ8の外面にブラシ毛が被覆され、ブラシ毛で化学バレルの内壁を拭き、それにより残留した化学物質が他の化学物質を汚染することを防止し、図2に示すように、固定機構は固定板10を含み、固定板10の一側に貫通孔11が設けられ、貫通孔11内に締結ロッド12が貫通して設けられ、締結ロッド12の端部にバッフル13が設けられ、貫通孔11内と締結ロッド12の外面にいずれもねじが設けられ、締結ロッド12はねじを介して貫通孔11内に螺合され、従って異なるサイズのバレルの内壁をクリーニングすることが容易であり、空洞の両側にいずれも放熱キャビティ14がアレイ状に開けられ、空洞は放熱キャビティ14を介して外部と連通し、従って空洞内のモーター6の放熱が容易であり、それによりモーター6の使用寿命を延ばす。
【0020】
なお、本発明の内部電気機器はいずれも外部電源から電力を供給され、本発明の内部電気機器の開閉もいずれも外部回路により制御され、これらは当業者に知られている従来技術であるため、ここで繰り返し説明しない。
【0021】
本発明の作動原理は以下のとおりである。具体的に使用時に、先ず、載置対象のバレルの内壁から不純物を取り除き、具体的な方法としては、バレルのサイズに応じて、載置棚本体1の両側の締結ロッド12を調整することで、2つのバッフル13の間の距離を調整して、バレルの両側を2つのバッフル13の間にそれぞれ係止させ、次に、外部回路を介してモーター6を起動し、モーター6の出力端が回転ロッド7を回転させ、それによりブラシストリップ8を円周移動させ、従ってブラシストリップ8のブラシ毛がバレルの内壁をクリーニングすることが容易であり、クリーニングが完了すると、使用者は、伸縮ロッド4を調整することで、調整板5とバレル載置溝2の下方との距離を調整でき、従って異なるサイズのバレルを載置することが容易であり、続いで、使用者は、同じサイズのバレルをバレル載置溝2内に斜めに挿入し、それによりバレルの載置が容易であり、同時に、本発明は、構造がコンパクトで、敷地空間が小さく、それにより空間利用率を向上させ、幅広い普及及び使用に適合する。
【0022】
以上、本特許の好ましい実施形態を詳細に説明したが、本特許は上記実施形態に限定されず、当業者が有する知識の範囲内で、本特許の目的から逸脱することなく、様々な変更を行うことができる。
【符号の説明】
【0023】
1 載置棚本体
2 バレル載置溝
3 凹溝
4 伸縮ロッド
5 調整板
6 モーター
7 回転ロッド
8 ブラシストリップ
9 ローラ
10 固定板
11 貫通孔
12 締結ロッド
13 バッフル
14 放熱キャビティ
図1
図2
図3
【国際調査報告】