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特表2022-552563ソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和方法並びにシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-16
(54)【発明の名称】ソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和方法並びにシステム
(51)【国際特許分類】
   G16H 80/00 20180101AFI20221209BHJP
【FI】
G16H80/00
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022523090
(86)(22)【出願日】2020-08-26
(85)【翻訳文提出日】2022-04-15
(86)【国際出願番号】 KR2020011352
(87)【国際公開番号】W WO2021075703
(87)【国際公開日】2021-04-22
(31)【優先権主張番号】10-2019-0128068
(32)【優先日】2019-10-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522153725
【氏名又は名称】ノ,ソ キュ
【氏名又は名称原語表記】NOH, Seo Kyu
(74)【代理人】
【識別番号】100166545
【弁理士】
【氏名又は名称】折坂 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】ノ,ソ キュ
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA04
(57)【要約】
本発明は、ソーシャルネットワークに基づいて慢性疾患患者の症状を管理して緩和させるための方法及びシステムに関する。本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和のためのシステムは、疾患の治療及び管理に関する資料が疾患別及び状況別に読み込まれる治療データベース(Treatment DB)、及び前記統合データベースと前記治療データベースを分析する分析ツールを含む分析部を含むことを特徴とする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和のためのシステムであって、前記システムは、使用者からデータを受信するための入力部、前記使用者にデータを出力するための出力部、前記使用者から受信したデータを処理するための制御部、保存部、及び分析部を含み、
前記制御部は、
-前記使用者から受信した前記データをステージングするステージングデータベース(Staging DB)、及び
-前記ステージングデータベースにステージングされた前記データを前記使用者に関する固有使用者IDにマッピングするマスターデータ管理部(Master Data Management、MDM)を含み、
前記保存部は、
-前記ステージングデータベースからステージングされた前記データを読み込み、前記分析部の結果値を保存する統合データベース(Consolidated DB)を含み、
前記分析部は、
-疾患の治療及び管理に関する資料が疾患別及び状況別に読み込まれる治療データベース(Treatment DB)、及び
-前記統合データベースと前記治療データベースを分析する分析ツールを含む、ことを特徴とするシステム。
【請求項2】
前記使用者は、症状管理及び症状緩和を要する患者、患者の家族、知人、介護士、医療チーム、疾病及び健康管理専門家のように、役割によって分けられることができ、患者は第1使用者、患者の家族、知人または介護士は非医療専門家として第2使用者、医療チームまたは疾病及び健康管理専門家は医療専門家として第3使用者に分けられ、前記システムは、多数の使用者を構成員として含むグループを形成することができ、前記グループは、症状管理及び症状緩和を要する患者と、前記患者の家族、知人、介護士、医療チーム、疾病及び健康管理専門家のように前記患者と関連のある使用者を構成員として含む、ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記固有使用者IDは、多数の使用者のうち患者に分けられる前記第1使用者に付与され、前記第1使用者と同じグループに属する第2使用者及び第3使用者は、前記第1使用者に付与された前記固有使用者IDに関連することに設定される、ことを特徴とする請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記ステージングデータベースにステージングされた前記データを前記マスターデータ管理部が前記使用者に関する固有使用者IDにマッピングすると、ステージングされた前記データは、マッピングされた情報によって、前記ステージングデータベースから前記保存部の前記統合データベースに読み込まれる、ことを特徴とする請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記分析ツールは、前記統合データベースに基づいて前記治療データベースを分析して、前記第1使用者に適切な治療及び管理情報をマッピングし、結果値を順位化して前記結果値が前記統合データベースに保存されるようにする、ことを特徴とする請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記統合データベースに保存された前記結果値を図式化して、出力部にダッシュボードの形態で提供する、ことを特徴とする請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記図式化された結果値を前記ダッシュボードの形態で受けることができる使用者は、前記第3使用者に限定され、前記図式化された結果値は、前記第1使用者及び第2使用者のデータとともに提供されることができ、前記第3使用者が前記ダッシュボード上の入力部に前記結果値に対する応答として、処方、所見のような内容を入力すると、前記統合データベースに前記第1使用者、第2使用者、第3使用者別に仕分けて保存される、ことを特徴とする請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記統合データベースは、前記入力部及び出力部と連結されていて、前記統合データベースに前記第1使用者、第2使用者、第3使用者別に仕分けて保存された内容は、前記出力部を通じて、前記第1使用者、第2使用者、第3使用者に出力される、ことを特徴とする請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記入力部及び出力部は、使用者端末機と連結されることができる、ことを特徴とする請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記使用者端末機が光線治療用LEDライトを含むスマートスピーカーである場合、前記スマートスピーカーを通じて音源を再生し、光線治療用LEDライトが発光するようにする、ことを特徴とする請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
ソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和方法であって、
第1入力部を通じて使用者からデータを受信するステップ;
受信した前記データをステージングデータベース(Staging DB)にステージング(staging)するステップ;
マスターデータ管理部(Master Data Management、MDM)が前記ステージングデータベースにステージングされた前記データを前記使用者に関する固有使用者IDにマッピングするステップ;
前記ステージングデータベースからステージングされた前記データを統合データベース(Consolidated DB)に読み込むステップ;
分析ツールが前記統合データベースと治療データベースを分析するステップ;
前記分析ツールの結果値が前記統合データベースに保存されるステップ;
前記統合データベースに保存された結果値が第2出力部に提供されるステップ;
前記結果値が提供された使用者が前記結果値を確認し、これに対する応答を第2入力部に入力すると、前記応答が前記統合データベースに保存されるステップ;及び
前記統合データベースに保存された応答が第1出力部及び前記第2出力部に出力されるステップを含む、ことを特徴とする方法。
【請求項12】
前記使用者は、症状管理及び症状緩和を要する患者、患者の家族、知人、介護士、医療チーム、疾病及び健康管理専門家のように、役割によって分けられることができ、患者は第1使用者、患者の家族、知人または介護士は非医療専門家として第2使用者、医療チームまたは疾病及び健康管理専門家は医療専門家として第3使用者に分けられ、前記システムは、多数の使用者を構成員として含むグループを形成することができ、前記グループは、症状管理及び症状緩和を要する患者と、前記患者の家族、知人、介護士、医療チーム、疾病及び健康管理専門家のように、前記患者と関連のある使用者を構成員として含む、ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記固有使用者IDは、多数の使用者のうち患者に分けられる前記第1使用者に付与され、前記第1使用者と同じグループに属する第2使用者及び第3使用者は、前記第1使用者に付与された前記固有使用者IDと関連されることに設定される、ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記ステージングデータベースにステージングされた前記データを前記マスターデータ管理部が前記使用者に関する固有使用者IDにマッピングすると、ステージングされた前記データは、マッピングされた情報によって、前記ステージングデータベースから前記保存部の前記統合データベースに読み込まれる、ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記分析ツールが前記統合データベースと治療データベースを分析するステップ、及び前記分析ツールの結果値が前記統合データベースに保存されるステップは、前記分析ツールが前記統合データベースに基づいて前記治療データベースを分析して、前記第1使用者に適切な治療及び管理情報をマッピングし、結果値を順位化して前記結果値が前記統合データベースに保存されるようにする、ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記統合データベースに保存された結果値が第2出力部に提供されるステップは、前記統合データベースに保存された前記結果値を図式化して出力部にダッシュボードの形態で提供する、ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記図式化された結果値を前記ダッシュボードの形態で提供されることができる使用者は、前記第3使用者に限定され、前記図式化された結果値は、前記第1使用者及び第2使用者のデータとともに提供されることができ、前記結果値が提供された使用者が前記結果値を確認し、これに対する応答を第2入力部に入力すると、前記応答が前記統合データベースに保存されるステップは、前記第3使用者が前記ダッシュボード上の入力部に前記結果値に対する応答として処方、所見のような内容を入力すると、前記統合データベースに前記第1使用者、第2使用者、第3使用者別に仕分けて保存される、ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記統合データベースは、前記入力部及び出力部と連結されていて、前記統合データベースに前記第1使用者、第2使用者、第3使用者別に仕分けて保存された内容は、前記出力部を通じて、前記第1使用者、第2使用者、第3使用者に出力される、ことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記入力部及び出力部は、使用者端末機と連結されることができる、ことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記使用者端末機が光線治療用LEDライトを含むスマートスピーカーである場合、前記スマートスピーカーを通じて音源を再生し、光線治療用LEDライトが発光するようにする、ことを特徴とする請求項19に記載の方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソーシャルネットワークに基づいて慢性疾患患者の症状を管理して緩和させるための方法及びシステムに関し、より詳しくは、モバイルアプリ(アプリケーション)を通じて、患者、家族、医療チーム、介護士、専門家が一緒にグループを形成することにより、退院後にも患者の疾患管理が体系的で持続的に行われるようにするための方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
世界の人口高齢化によって慢性疾患患者が増加しつつある。しかしながら、慢性疾患患者の大部分が医療機関で適切な治療を受けても退院すると、医療チームの服薬指導、食事・運動療法を守らなくて、退院後の自己管理が適切に行われず、それにより、患者の症状が再発したり、他の二次疾患が発生してしまい、再入院が不可避な場合が頻繁に発生している。
【0003】
このような問題の主要原因は、患者自ら退院後の管理に順応しないだけでなく、自己管理に困難である。適切な在院期間後に退院して自己管理を計画して実行しようとする患者だけでなく、財政的な理由から早期退院をする患者に、次のような部分は持続的に自己管理をする際において共通的な困難として挙げられる:1)慢性複合症状の場合、薬物の投与が難しいという点、2)予想できない問題、例えば症状の悪化、複合症状などに対して患者自ら対処できる方法がよく分からないか、そのような方法がないという点、3)疾病による適切な食事管理及び運動関連情報が不足であるという点、及び4)口コミ及びインターネット中心の検証されない医学情報に露出され、これを医学的に選別または判断することができなくて、無分別に適用しているという点。
【0004】
特に、慢性疾患患者の場合、退院後に自己管理が持続的に維持されなくて、再治療及び再入院をしなければならない状況に置かれて、患者の財政に影響を及ぼすしかない。これは、結果的に、患者の財政的な側面だけでなく、病院と規制当局の財政にも影響を及ぼすようになる。病院及び医療療養施設に長期入院患者が急増すると、医療保険財政に影響を及ぼすことになって、政府の財政赤字の主要原因となる虞がある。また、病院の財政及び効率性の側面を考慮すると、適正期間の治療後には退院を誘導して在院期間の長期化を防止することにより、医療人力と医療施設の効率的な活用をすることが有利であるが、退院後の患者の自己管理の不在により慢性疾患が悪化されたり再発されて、治療を繰り返すと、医療費の無駄使いと医療施設の効率の低下が発生するしかない。
【0005】
このように、治療不順応による費用は、患者当たり年間3回の追加的な病院訪問、約200万ウォンの追加医療費の支出、再入院率の増加、退院後回復率の減少、医療に対する信頼減少、他病院の訪問、健保財政悪化による保険料引き上げにつながる。WHOにおける慢性疾患治療不順応行動のための根拠(Evidence for Action)報告書でも50%の患者で治療不順応が観察され、医療費の54%がこれに無駄使いされていると指摘した。
【0006】
また、慢性疾患患者の症状悪化、再発現または二次疾患が発生した時にも、医療チームが患者の退院後の自己管理移行可否や現況を正確に把握することができなくて、患者の疾患力と現状態をより詳しくチェックすることができないという点が慢性疾患患者の疾患管理での主要問題点として挙論されている。
【0007】
また、低所得層、独居老人、障害者など体的、社会的疏外階層は、医療利用が容易でなく、接近度の低いことから、国や地方自治体の次元で地域住民を対象とした介護サービス、コミュニティケアを運営しようとする試みが続いている。しかしながら、未だに退院後の管理データが不足であり、安定的に定着されず、患者の管理に複雑性が加重されている。
【0008】
これを解決するために、2000年代以後に服薬指導アプリケーションのように、単純に患者自ら服薬スケジュールを管理することができるようにするアプリケーションが登場したりしたが、これは、医療チームと患者の1:1の情報提供に過ぎず、医療と看護が分離されており、時空間的概念が不在するため、患者の現状態をリアルタイムで管理することができず、退院後のデータがなくなる。そのため、このようなアプリケーションだけでは慢性疾患を体系的に管理するには力不足な実状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】韓国登録特許第10-1901760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、前述した従来技術の問題点を解決するために案出された発明であって、本発明の目的は、ソーシャルネットワークに基づいて慢性疾患患者の症状を持続的に、そして体系的に管理して緩和させるために、医療チームが患者に直接専門的な助言を伝達することができる患者の症状管理及び症状緩和方法並びにシステムを提供することにある。
【0011】
また、本発明の目的は、患者と医者を連結するだけでなく、医療チーム以外にも患者の家族、知人、多様な分野の専門家(食事、運動、心理など)、介護士、看護人など患者と関連のある多数の人々が一緒に疎通して、各自の参加役割に合わせて患者の疾患管理をすることにより、個別化された健康管理産業が可能な患者の症状管理及び症状緩和方法並びにシステムを提供することにある。
【0012】
また、本発明の目的は、オンライン、インターネット、モバイルアプリ(アプリケーション)などIT技術の発展を活用することにより、現医療伝達体系の問題点を解決し、介護サービス、コミュニティケアを通じて、医療伝達体系の変化を図ることができる患者の症状管理及び症状緩和方法並びにシステムを提供することにある。
【0013】
また、本発明の目的は、オンライン、インターネット、モバイルアプリ(アプリケーション)のようなネットワークシステムとともに、スマートスピーカー、スマート照明、チャットボット技術を融合することにより、患者に即刻で直接物理的な緩和療法を提供することができる患者の症状管理及び症状緩和方法並びにシステムを提供することにある。
【0014】
本発明の課題は、以上で言及した課題に制限されず、言及されなかったまた他の課題は、以下の記載から当業者に明確に理解され得るはずである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和のためのシステムは、使用者からデータを受信するための入力部、前記使用者にデータを出力するための出力部、前記使用者から受信したデータを処理するための制御部、保存部、及び分析部を含み、前記制御部は、前記使用者から受信した前記データをステージングするステージングデータベース(Staging DB)、及び前記ステージングデータベースにステージングされた前記データを前記使用者と関連する固有使用者IDにマッピングするマスターデータ管理部(Master Data Management、MDM)を含み、前記保存部は、前記ステージングデータベースからステージングされた前記データを読み込み、前記分析部の結果値を保存する統合データベース(Consolidated DB)を含み、前記分析部は、疾患の治療及び管理に関する資料が疾患別及び状況別に読み込まれる治療データベース(Treatment DB)、及び前記統合データベースと前記治療データベースを分析する分析ツールを含む。
【0016】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和のためのシステムでは、また、前記使用者は、症状管理及び症状緩和を要する患者、患者の家族、知人、介護士、医療チーム、疾病及び健康管理専門家のように、役割によって分けられることができ、患者は、第1使用者、患者の家族、知人または介護士は非医療専門家として第2使用者、医療チームまたは疾病及び健康管理専門家は医療専門家として第3使用者に分けられ、前記システムは、多数の使用者を構成員として含むグループを形成することができ、前記グループは、症状管理及び症状緩和を要する患者と、前記患者の家族、知人、介護士、医療チーム、疾病及び健康管理専門家のように、前記患者と関連する使用者を構成員として含む。
【0017】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和のためのシステムでは、また、前記固有使用者IDは、多数の使用者のうち患者に分けられる前記第1使用者に付与され、前記第1使用者と同じグループに属する第2使用者及び第3使用者は、前記第1使用者に付与された前記固有使用者IDと関連することに設定される。
【0018】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和のためのシステムでは、また、前記ステージングデータベースにステージングされた前記データを前記マスターデータ管理部が前記使用者と関連する固有使用者IDにマッピングすると、ステージングされた前記データは、マッピングされた情報によって前記ステージングデータベースから前記保存部の前記統合データベースに読み込まれる。
【0019】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和のためのシステムでは、また、前記分析ツールは、前記統合データベースに基づいて前記治療データベースを分析して前記第1使用者に適切な治療及び管理情報をマッピングし、結果値を順位化して前記結果値が前記統合データベースに保存されるようにする。
【0020】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和のためのシステムでは、また、前記統合データベースに保存された前記結果値を図式化して、出力部にダッシュボードの形態で提供する。
【0021】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和のためのシステムでは、また、前記図式化された結果値を前記ダッシュボードの形態で受けることができる使用者は、前記第3使用者に限定され、前記図式化された結果値は、前記第1使用者及び第2使用者のデータとともに提供されることができ、前記第3使用者が前記ダッシュボード上の入力部に前記結果値に対する応答として、処方、所見のような内容を入力すると、前記統合データベースに前記第1使用者、第2使用者、第3使用者別に仕分けして保存される。
【0022】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和のためのシステムでは、また、前記統合データベースは、前記入力部及び出力部と連結されていて、前記統合データベースに前記第1使用者、第2使用者、第3使用者別に仕分けして保存された内容は、前記出力部を通じて前記第1使用者、第2使用者、第3使用者に出力される。
【0023】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和のためのシステムでは、また、前記入力部及び出力部が使用者端末機と連結されることができる。
【0024】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和のためのシステムでは、また、前記使用者端末機が光線治療用LEDライトを含むスマートスピーカーである場合、前記スマートスピーカーを通じて音源を再生し、光線治療用LEDライトが発光するようにする。
【0025】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和方法は、第1入力部を通じて使用者からデータを受信するステップ;受信した前記データをステージングデータベース(Staging DB)にステージング(staging)するステップ;マスターデータ管理部(Master Data Management、MDM)が前記ステージングデータベースにステージングされた前記データを前記使用者と関連する固有使用者IDにマッピングするステップ;前記ステージングデータベースからステージングされた前記データを統合データベース(Consolidated DB)に読み込むステップ;分析ツールが前記統合データベースと治療データベースを分析するステップ;前記分析ツールの結果値が前記統合データベースに保存されるステップ;前記統合データベースに保存された結果値が第2出力部に提供されるステップ;前記結果値を受けた使用者が前記結果値を確認して、これに対する応答を第2入力部に入力すると、前記応答が前記統合データベースに保存されるステップ;及び前記統合データベースに保存された応答が第1出力部及び前記第2出力部に出力されるステップを含む。
【0026】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和方法は、また、前記使用者は、症状管理及び症状緩和を要する患者、患者の家族、知人、介護士、医療チーム、疾病及び健康管理専門家のように、役割によって分けられることができ、患者は第1使用者、患者の家族、知人または介護士は非医療専門家として第2使用者、医療チームまたは疾病及び健康管理専門家は医療専門家として第3使用者に分けられ、前記システムは、多数の使用者を構成員として含むグループを形成することができ、前記グループは、症状管理及び症状緩和を要する患者と、前記患者の家族、知人、介護士、医療チーム、疾病及び健康管理専門家のように、前記患者と関連のある使用者を構成員として含む。
【0027】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和方法は、また、前記固有使用者IDは、多数の使用者のうち患者に分けられる前記第1使用者に付与され、前記第1使用者と同じグループに属する第2使用者及び第3使用者は、前記第1使用者に付与された前記固有使用者IDと関連することに設定される。
【0028】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和方法は、また、前記ステージングデータベースにステージングされた前記データを、前記マスターデータ管理部が前記使用者と関連する固有使用者IDにマッピングすると、ステージングされた前記データは、マッピングされた情報によって、前記ステージングデータベースから前記保存部の前記統合データベースに読み込まれる。
【0029】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和方法は、また、前記分析ツールが前記統合データベースと治療データベースを分析するステップ、及び前記分析ツールの結果値が前記統合データベースに保存されるステップは、前記分析ツールが前記統合データベースに基づいて前記治療データベースを分析し、前記第1使用者に適切な治療及び管理情報をマッピングして結果値を順位化して、前記結果値が前記統合データベースに保存される。
【0030】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和方法は、また、前記統合データベースに保存された結果値が第2出力部に提供されるステップは、前記統合データベースに保存された前記結果値を図式化して、出力部にダッシュボードの形態で提供する。
【0031】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和方法は、また、前記図式化された結果値を前記ダッシュボードの形態で受けることができる使用者は、前記第3使用者に限定され、前記図式化された結果値は、前記第1使用者及び第2使用者のデータとともに提供されることができ、前記結果値が提供された使用者が前記結果値を確認し、これに対する応答を第2入力部に入力すると、前記応答が前記統合データベースに保存されるステップは、前記第3使用者が前記ダッシュボード上の入力部に前記結果値に対する応答として、処方、所見のような内容を入力すると、前記統合データベースに前記第1使用者、第2使用者、第3使用者に仕分けて保存される。
【0032】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和方法は、また、前記統合データベースは、前記入力部及び出力部と連結されていて、前記統合データベースに前記第1使用者、第2使用者、第3使用者別に仕分けて保存された内容は、前記出力部を通じて前記第1使用者、第2使用者、第3使用者に出力される。
【0033】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和方法は、また、前記入力部及び出力部が使用者端末機と連結される。
【0034】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和方法は、また、前記使用者端末機が光線治療用LEDライトを含むスマートスピーカーである場合、前記スマートスピーカーを通じて音源を再生し、光線治療用LEDライトが発光するようにする。
【発明の効果】
【0035】
本発明に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和サーバーシステムを利用して患者の症状を管理する方法は、次のような効果を奏する。
【0036】
本発明は、ソーシャルネットワークに基づいて慢性疾患患者の症状を管理して緩和させるための方法であって、モバイルアプリケーションを通じて、患者、家族、分野別専門医療チームが一緒にグループを形成することにより、退院後にも患者の疾患管理が体系的で持続的に行われるようにすることができる。
【0037】
また、本発明は、医療チームと専門家が患者に直接専門的な助言を伝達するだけでなく、治療データベースに読み込まれた多様な緩和治療療法に対する情報、臨床データ、診療指針などを抽出して分析して伝達することにより、専門的な管理及び治療が可能になる。
【0038】
また、本発明は、前記システムがスマートスピーカーと連動されることができ、前記スマートスピーカーは、痛症及び不安緩和音源を再生することができ、光線治療用LEDライトを含む場合、光線治療も可能である。
【0039】
本発明の効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及されなかったまた他の効果は、特許請求範囲の記載から当業者に明確に理解され得るはずである。
【図面の簡単な説明】
【0040】
図1】本発明の一実施形態に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和システムの構成を概略的に示したブロック図である。
図2】本発明の一実施形態に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和システムを利用した管理方法を説明するための流れ図である。
図3】本発明の一実施形態に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和システムを利用したアプリケーションで患者を中心にしたグループを構成する実行画面の一例である。
図4】本発明の一実施形態に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和システムを利用したアプリケーションで患者を中心にしたグループを構成する実行画面のまた他の一例である。
図5】本発明の一実施形態に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和システムを利用したアプリケーションで無料または有料で専門家助言を利用することができる多様な期間的オプションを金額とともに案内することを示す実行画面の一例である。
図6】本発明の一実施形態に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和システムを利用したアプリケーションで対話が行われることを示す実行画面の一例である。
図7】本発明の一実施形態に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和システムを利用したアプリケーションで使用者招待機能を示す実行画面の一例である。
図8】本発明の一実施形態に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和システムを医療チーム及び専門家が利用する時に提供されるダッシュボード形態の構成の一例である。
図9】本発明の一実施形態に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和システムを医療チーム及び専門家が利用する時に提供されるダッシュボード形態の構成のまた他の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0041】
本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達する方法は添付図面とともに詳細に後述される実施例を参照すれば明確になり得る。しかしながら、本発明は以下で開示される実施例に限定されるのではなく、互いに異なる多様な形態に具現されることができる。ただ本実施例は本発明の開示が完全になるようにし、通常の技術者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は特許請求範囲の範疇によって定義されるだけである。
【0042】
一つの構成要素が他の構成要素に「連結された」と指称されることは、他の構成要素と直接連結された場合、または中間に他の構成要素を介在した場合を全部含む。一方、一つの構成要素が他の構成要素に「直接連結された」と指称されることは、中間に他の構成要素を介在しないことを示す。
【0043】
本明細書全体にかけて、同一参照符号は同一構成要素を指称する。
【0044】
本明細書において、「及び/または」は言及されたアイテムのそれぞれ及び一つ以上の全ての組合を含む。
【0045】
たとえ、第1、第2などが多様な構成要素、モジュール及び/またはセクションを敍述するために用いられたが、構成要素、モジュール及び/またはセクションは、これらの用語によって制限されないことは勿論である。これら用語は、ただ一つの構成要素、モジュールまたはセクションを他の構成要素、モジュールまたはセクションと区別するために用いられたのである。したがって、以下で言及される第1構成要素、第1モジュールまたは第1セクションは、本発明の技術的思想内で第2構成要素、第2モジュールまたは第2セクションであり得ることも勿論である。
【0046】
本明細書において、単数型は文章で特別に言及しない限り複数型も含む。
【0047】
本明細書で用いられる「含む」及び/または「含む~」は、言及された構成要素、モジュール及び/またはセクション以外に一つ以上の他の構成要素、モジュール及び/またはセクションの存在または追加を排除しない。
【0048】
他の定義がない限り、本明細書で用いられる全ての用語(技術及び科学的用語を含む)は、通常の技術者に共通的に理解されることができる意味で用いられることができる。また、予め定義されている用語は、明白に特別に定義されていない限り、理想的にまたは過度に解釈されてはならない。
【0049】
また、本発明に示された流れ図は、本発明の一実施形態に係る例示的方法を示すためのもので、本発明が図示されたステップによる方法のみに限定されることを意味するのではない。図示されない一つ以上のステップが含まれて実行されたり、一部ステップは順序を変えて実行されたり、他のステップと結合されて一つのステップで実行されたり、一つのステップが複数のステップに分けられて実行されたり、省略されることもあり得る。
【0050】
以下では、添付図面を参照して本発明の実施例について詳しく説明する。
【0051】
図1は、本発明の一実施形態に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和システムの構成を概略的に示したブロック図である。
【0052】
本発明の各種「システム」は、特に異なって限定されない限り、デスクトップ(desk top)、ラップトップ(lap top)などのようなパーソナルコンピュータ(Personal Computer;PC)、スマートフォン(smartphone)、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレットPC(tablet PC)、スマートスピーカー、スマート照明、ウエアラブル装置などのような携帯装置、またはこのようなものなどを制御するサーバーまたはソフトウェア、またはそのようなサーバーやソフトウェアを含む他のコンピュータ装置であり得る。
【0053】
図1を参照すると、本発明の症状管理及び症状緩和システム(症状管理及び症状緩和コンピューターサーバーシステム)100は、図1に示したように、第1入力部1、第1出力部2、第2入力部3、第2出力部4、制御部10、保存部20、及び分析部30を含むことができる。また、本発明の症状管理及び症状緩和システム(症状管理及び症状緩和コンピューターサーバーシステム)100は、ネットワークを通じて使用者端末機(図示しない)に連結されることができる。
【0054】
しかしながら、各構成要素の間の連結は、図面に示した連結線によって限定されないことは通常の技術者に理解され得るはずである。したがって、本発明は、図1に示したような連結構成に限定されるのではなく、連結線がない場合にも各構成要素は互いに連結されて相互作用することができる。
【0055】
前記ネットワークは、有線または無線であり得る。ネットワークは、WAN(Wide Area Netrowk)、MAN(Metropolitan Area Network)、LAN(Local Area Network)の一つ以上またはこれらの結合で構成されることができる。ネットワークは、GSM(Global System for Mobile communication)、CDMA(Code Division Multiple Access)、WCDMA(登録商標)(Wideband CDMA)、WiFi、Wibro(Wireless Broadband)などのような移動通信ネットワークを含んでもよい。
【0056】
本発明の一実施形態において、前記第1入力部1及び第1出力部2、第2入力部3及び第2出力部4は、本発明のシステムを利用する多様な使用者からデータを受信及び入力されることができ、前記使用者にデータを送信及び出力することができるシステムまたは装置、端末機を全部含むことができる。本発明の各種「端末機」は、特に異なりに限定されない限り、デスクトップ(desk top)、ラップトップ(lap top)などのようなパーソナルコンピューター(Personal Computer;PC)であり得る。または、スマートフォン(smartphone)、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレットPC(tablet PC)などのような携帯電子装置またはスマートスピーカー、スマート照明、ウエアラブル装置のようなスマート装置であり得る。また、端末機は、プロセッサ、入出力装置、通信装置を含む例示されなかった他のコンピューター装置でもあり得る。一部実施形態において、入力と出力は区分された別途の装置、端末機、プロセッサを通じてそれぞれ実行されたり、または入力と出力の機能を共有することができる、区分されていない一つの装置、端末機、プロセッサを通じて実行されることができる。また、前記第1入力部1と前記第2入力部3が同一または相違してもよく、同様に、前記第2出力部3と前記第2出力部4が同一または相違してもよい。
【0057】
より詳しくは、本発明の一実施形態において、前記制御部10は、ステージングデータベース(Staging DB)11及びマスターデータ管理部(Master Data Management、MDM)12を含む。前記ステージングデータベース11は、前記第1入力部1を通じて使用者から受信したデータをデータプラットホームに統合する前に、すなわち前記保存部20にデータが保存される前にステージングし、前記マスターデータ管理部12は、使用者の情報を固有使用者IDにマッピングする。データステージング(data staging)とは、データ獲得領域である前記ステージングデータベース11で一旦受信したデータを読み込んだ後処理するためのことで、データが適当に保存されるように前記ステージングデータベース11でETL(Extract、Transform、Load)を実行する。マスターデータ管理(MDM)とは、マスターデータを管理し、中央化、組織化、分類化するプロセスで、本発明では、マスターデータ管理部12を利用して多様な使用者から受信した使用者情報を患者を基準とした固有使用者IDにマッピングする。マッピング(mapping)とは、一般的に一つの値またはデータ集合を他の値またはデータ集合に翻訳したり、2つのデータ集合の間に1:1の対応関係を設定することで、本発明では、患者である第1使用者に固有使用者IDを付与し、前記第1使用者と関連のある他の使用者(すなわち、第2使用者及び第3使用者)に前記固有使用者IDをマッピングすることで、前記第2使用者及び第3使用者が前記第1使用者と関連があることを設定する。
【0058】
本発明の一実施形態において、多数の使用者を構成員として含むグループが形成される。前記グループは、患者と関連のある使用者を構成員とするグループである。本発明は、患者の症状管理及び症状緩和のための方法及びシステムに関するもので、本発明の方法及びシステムを利用する使用者は、大きく患者、患者の家族、医療チーム、疾病及び健康管理専門家などのように区分されることができる。
【0059】
参加役割によって、患者は第1使用者、患者の家族、知人または介護士は非医療専門家として第2使用者、医療チームまたは疾病及び健康管理専門家は医療専門家として第3使用者に分けられ、前記システムは、多数の使用者を構成員として含むグループを形成することができ、前記グループは、症状管理及び症状緩和を要する患者と、前記患者の家族、知人、介護士、医療チーム、疾病及び健康管理専門家のように、前記患者と関連のある使用者を構成員として含むことができる。そこで、例えば、第1グループは第1患者、前記第1患者の家族、前記第1患者の疾患を管理する医者(例えば、主治医)、前記第1患者のメニューを管理する食事療法専門家を含んで構成されることができる。このように、患者と関連のある使用者をマッピングし、それにより患者を中心としたグループが生成される。このようにグループが生成されると、本発明のシステムを利用したプログラム、モバイルアプリ(アプリケーション)を実行して、前記多数の構成員が一つのチャットルームで話し合うことができる。グループ生成の時、各使用者は前記グループ内でどんな参加役割をするか、例えば前記使用者が患者であるのか(第1使用者)、患者の家族または介護士であるのか(第2使用者)、医療チームまたは疾病及び健康管理専門家であるのか(第3使用者)などが表示されて分けられる。このような参加役割の仕分けは、使用者にただ一つの役割のみを付与するのではなく、多数の参加役割を付与することもできる。すなわち、a使用者がAグループで患者でありながら、同時にb使用者が患者であるBグループの構成員として含まれた場合、前記a使用者が前記B使用者の家族、医療チーム、介護士、疾病管理専門家として前記Bグループに含まれることもできる。このように、各使用者は、複数の管理グループの構成員として参加することができる。
【0060】
本発明の一実施形態において、前記保存部20は、統合データベース(Consolidated DB)21を含む。前記統合データベース21は、前記ステージングデータベース11からステージングされたデータを読み込むデータベースである。すなわち、前記ステージングデータベース11が使用者から受信した情報、例えばチャットボットを利用して入力された情報、使用者が直接入力した情報、スマートスピーカーまたはウエアラブル装置を通じて入力された情報などのような多様な情報を前記第1入力部1を通じて受信すると、前記ステージングデータベース11でETLを実行して、前記統合データベース12にデータが読み込まれる。
【0061】
本発明の一実施形態において、前記分析部30は、分析ツール31及び治療データベース32を含む。本発明の一実施形態において、前記分析ツール31は、OLAP(On-Line Analytical Processing)分析ツールであり得る。OLAP(On-Line Analytical Processing)は、オンライン上でデータを分析処理する方式で、分析のために活用される情報の形態が多次元的で、利用者が直接データベースを検索、分析することができるように支援する。また、大規模の演算が必要な質疑を高速で支援するので、リアルタイムで受信したデータに基づいて患者に適切な治療及び診療指針を提供することができる。前記分析ツール31は、ステージングデータベース11で統合データベース21に読み込まれたデータに基づいて各使用者別に、より詳しくは、前記使用者が属したグループ内で患者、医療チーム、患者の家族、介護士、疾病及び健康関連専門家などのように分けられる各使用者のグループ内参与役割に適当な情報を前記分析ツール31を通じて自動にマッピングし、このような結果値を順位化して前記統合データベース21に保存する。この時、前記分析ツール31は、前記治療データベース32に読み込まれた資料を分析するようになる。前記治療データベース32には各種疾病に関する、そして疾病による多様な緩和治療療法に対する情報、論文、臨床データ、診療指針資料が読み込まれる。より好ましい実施形態において、前記資料は疾患別及び状況別に読み込まれることができる。
【0062】
前記治療データベース32のデータは、前記分析ツール31の順位化作業を通じて前記統合データベース21上に読み込まれたデータと結合され、患者の疾患及び状況に応じて分析及び抽出されたデータが結果値として前記統合データベース21に保存される。そして、前記結果値が前記第2出力部4に出力される。この時、前記患者の疾患及び状況に応じて分析及び抽出されたデータは、より詳しくは、患者の疾患情報と患者以外の全ての参加者の履歴情報とともに出力されることができる。
【0063】
前記結果値が前記第2出力部4に出力される時、前記データは、ダッシュボード(Dashboard)を通じて図式化された形態で使用者端末機に提供されることができる。ダッシュボードを通じて図式化された形態で提供されるデータは、多様な役割の使用者のうち医者のような医療チーム及び医療専門家に伝達される。前記医療チーム及び医療専門家がダッシュボードに出力された内容を確認し、これに対して患者を含めたグループ内構成員に対して専門的な意見と処方を入力すれば、これは統合データベース21に前記グループ内の使用者別に区分して保存される。また、このような内容は当該グループのグループチャットルームに伝達され、前記グループ内他の構成員の使用者端末機に出力されることができる。
【0064】
このように、本発明は、入力された内容に基づいて患者の疾病と症状管理に関する情報を専門医療チーム及び専門家に先に提供し、前記医療チーム及び専門家が当該内容を専門的な医療知識に基づいて検討する過程を経た後、非専門化である患者、家族、介護士などに伝達するようにすることにより、安定的で専門的な患者の管理を可能にする。また、検証されない管理療法を非専門家である患者や家族、介護士などが自主的に判断して無分別に適用して、症状が悪化される問題を予め防止することができる。
【0065】
一般的に、従来には、疾患管理医療技術分野で多様で新しく提示される有用な慢性疾患管理療法は、患者が医療機関に訪問して直接相談を受ける場合でなければ接する機会が十分でなく、むしろ検証されない管理療法を患者が自主的に判断して無分別に適用して症状が悪化されるという問題点があった。
【0066】
しかしながら、本発明の症状管理及び症状緩和方法並びにシステムは、使用者の生体データを利用して症状を持続的に管理することから、さらに、続いてアップデートされて新たに導入される各種臨床データと診療指針を治療データベースに保存し分析して提供することにより、専門医療チームの判断下で患者に応じて適用することができる疾患管理方法という点で有益である。
【0067】
本発明の保存部20及び分析部30は、前述のように、第1使用者である患者の疾患管理、服薬指導などに関して、既存のデータベースにしたがって最適化された値を提供する。そして、追加的に前記第1使用者の診療経過、治療経過、予後などを分析し、これを利用して前記治療データベース32及び統合データベース21をアップデートした後、新しい第1使用者患者の疾患管理、服薬指導のためのアップデートされたデータベースとして用いることができる。このようなデータは、定量的(年齢、診療期間など)、定性的(性別、職業、疾患の種類など)で多様な基準に応じて使用者を分類してコーホートを生成し、生成された多様なコーホートを分析することにより、患者に最適化された診療及び管理指針を提供することができる。
【0068】
以下では、図2乃至図9を参照して、本発明の患者の症状管理及び症状緩和方法についてより詳しく説明する。
【0069】
図2は、本発明の一実施形態に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和システムを利用した管理方法を説明するための流れ図であり、図3乃至図7は、本発明の一実施形態に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和システムを利用したアプリケーションの例示的な実行画面を示し、図8及び図9は、本発明の一実施形態に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和システムを医療チーム及び専門家が利用する時に提供される例示的なダッシュボード形態の構成を示す。
【0070】
使用者は、本発明の症状管理及び症状緩和システム(症状管理及び症状緩和コンピューターサーバーシステム)100と連動して、前記症状管理及び症状緩和システム100から患者の症状管理サービス及び情報を得ることができるアプリケーション(アプリ、APP)、プログラムを使用者端末機(図示しない)に設置することができる。このように、使用者端末機に本発明のアプリケーション、プログラムが設置されると、前記使用者端末機を通じて入力される情報は、前記症状管理及び症状緩和システム100の入力部1、3に入力され、入力されたデータは出力部2、4を通じて使用者が属したグループの他の構成員に出力されることにより、グループ対話が可能になる。
【0071】
本発明のシステムを利用することができるアプリケーション、プログラムを使用者端末機に設置した使用者は、疾病の症状管理及び症状緩和を要する患者でもあり得、このような患者の家族または介護士でもあり得、医療チームまたは疾病及び健康管理専門家でもあり得る。
【0072】
本発明では、患者である第1使用者を中心とした管理グループを生成する(ステップS501)。この時、グループを生成する方法は、図3に示したように、アプリケーションの実行画面に表示される多様な使用者の情報をチェックして管理グループを生成することができる。また、同じ方式で管理グループの構成員を削除したり追加することができる。
【0073】
本発明の一実施形態において、医療チーム及び専門家の処方及び管理サービスが無料または有料で提供されることができる。したがって、図5に示したように、医療チームまたは専門家である使用者を管理グループの構成員として追加するために前記医療チームまたは専門家使用者の情報を選択すると、処方及び管理サービス提供期間、提供範囲、提供方式、利用金額などが予め案内されることができる。
【0074】
このように、専門処方及び管理サービスを無料または有料で提供し、患者がサービス類型と費用を直接選択するようにすることにより、患者は本人の財政を考慮して選択した合理的な管理サービスを受けることができ、医療チームまたは専門家は費用に対応する専門サービスを提供することにより、患者管理の品質を一貫して保持することができる。また、患者は医療チームまたは専門家の管理サービスが不満足な場合、患者の管理グループで前記医療チームまたは専門家を削除し、他の新しい医療チームまたは専門家を追加することができるので、医療チームまたは専門家が管理をより体系的で専門的に提供することができるようにする動機を付与する効果を与える。同様に、医療チームまたは専門家の管理サービスが有料で提供される場合、医療チームまたは専門家だけでなく、患者、患者の家族のようなグループ内他の構成員も患者管理に積極的に参加するようになることにより、患者の自己管理も自発的に実行されることができる。
【0075】
また、図7に示したように、本発明のシステムを利用したアプリケーションは、前記アプリケーションの既使用者が未使用者を招待することができる機能を含んでいる。このような機能を利用して、ソーシャルネットワークを通じて、未使用者が前記アプリケーションの使用者として登録するように誘導することができる。前記招待機能は、多様なネットワークサービス、例えば SMS、電子メール、フェイスブック、インスタグラム、ツイッターのようなソーシャルネットワークサービス、ワッツアプリ、スカイプのようなメッセンジャーサービスなどを通じてメッセージを送ることができるように構成される。したがって、本発明のシステムを利用したアプリケーションの未使用者に簡単に参加メッセージを送ることができ、未使用者に前記アプリケーションを通じた疾患管理サービスに同参するようにすることにより、多様な参加役割の既使用者が各自充分に希望する構成員としてグループを生成することができるようになる。
【0076】
このように、患者を中心とした管理グループが生成されると、図4に示したように、前記グループの全ての構成員が表示される。患者を疾患、食事、運動、精神健康などのように多方面で管理するために、前記グループには一つ以上の医療チームまたは専門家が含まれて構成されることができる。多数の医療チームまたは専門家が管理グループ内に含まれる場合、患者の疾患と症状を多方面で複合的に管理することができ、医療チームまたは専門家が協業して管理する効果が発生されるので、患者個別化健康管理産業が可能になる。
【0077】
好ましい実施形態において、前記グループ内構成員は、前記構成員の参加役割によって分けられて、アプリケーション上に表示されることができる。
【0078】
生成された管理グループの構成員は、図6に示したように、前記アプリケーションのメッセンジャー機能を通じて話し合うことができる。前記グループ内全ての構成員が一つのチャットルームでグループで話し合うこともでき、グループ内特定使用者の間の一対一対話など多様な形態の対話が可能でる。
【0079】
本発明の一実施形態において、前記アプリケーションのメッセンジャー機能には、チャットボット機能が含まれることができる。したがって、チャットボットを通じて構成員の対話を誘導したり、情報を提供したり、対話を入力または出力することができる。
【0080】
このような対話内容は、第1入力部1を通じて前記症状管理及び症状緩和システム100に受信される。また、前記入力された対話内容は、第1出力部2を通じてチャットルームに出力され、グループ構成員に提供されることができる。
【0081】
より具体的には、患者、前記患者の家族、前記患者の介護士などから前記アプリケーション上のチャットボットを通じて、前記アプリケーションのチャットルームで直接入力される対話を通じて、スマートスピーカーに入力される音情報を通じて、ウエアラブル装置を通じて入力される各種データを前記第1入力部が受信することができる。この時、前記管理グループ内構成員の対話内容は、前記第1入力部と第1出力部を通じて入力されて出力されることができる。
【0082】
患者の現状態に関するデータ、生体データに関する情報が第1入力部に受信されると(ステップS502)、前記受信したデータは、制御部10のステージングデータベース11でステージングされる(ステップS503)。
【0083】
前記受信したデータをマスターデータ管理部12で患者を基準として生成された固有使用者IDにマッピングする(ステップS504)。前記固有使用者IDは、患者を識別することができる文字、数字、文字と数字の組合など多様な形態で付与されることができる。
【0084】
すなわち、患者の現状態に関するデータ、生体データは、グループ内多数の構成員から多様な形態で入力されることができるが、これは全部前記患者の固有使用者IDにマッピングされて、統合データベース21に読み込まれるので(ステップS505)、患者に関するデータを統合的に管理することができる。
【0085】
前記統合データベース21に読み込まれたデータに基づいて、前記グループの各構成員の役割に合う治療及び管理情報を分析部30の分析ツール31で自動にマッピングし、結果値を順位化して統合データベース21に前記結果値を保存する(ステップS506)。
【0086】
本発明の一実施形態において、前記分析ツール31は、OLAP(On-Line Analytical Processing)分析ツールであり得る。
【0087】
前記分析ツール31は、ステージングデータベース11で統合データベース21に読み込まれたデータに基づいて、各構成員別に、より詳しくは、前記構成員が属したグループ内で患者、医療チーム、患者の家族、介護士、疾病及び健康関連専門家などのように分けられる構成員の参加役割に合う情報を、前記分析ツール31を通じて自動にマッピングし、このような結果値を順位化して前記統合データベース21に保存する。この時、前記分析ツール31は、前記治療データベース32に読み込まれた資料を分析する。前記治療データベース32には各種疾病に関する、そして疾病による多様な緩和治療療法に対する情報、論文、臨床データ、診療指針資料が読み込まれる。より好ましい実施形態において、前記資料は疾患別及び状況別に読み込まれることができる。
【0088】
前記治療データベース32のデータは、前記分析ツール31の順位化作業を通じて前記統合データベース21上に読み込まれたデータと結合され、患者の疾患及び状況に応じて分析及び抽出されたデータが結果値として前記統合データベース21に保存される。そして、前記結果値が前記第2出力部4に出力される(ステップS507)。この時、前記患者の疾患及び状況に応じて分析及び抽出されたデータは、より詳しくは、患者の疾患情報と患者以外の他の全ての参加者の履歴情報とともに出力されることができる。
【0089】
前記結果値が前記第2出力部4に出力される時、前記データはダッシュボード(Dashboard)を通じて図式化された形態で使用者端末機に提供されることができる(ステップS507)。
【0090】
前記ダッシュボードを通じて図式化された形態で提供されるデータは、多様な役割の使用者のうち医者のような医療チーム及び医療専門家(第3使用者)に伝達される。したがって、前記ダッシュボードに関する接近権限は、使用者が医療チーム及び/または医療専門家であることを症状管理及び症状緩和システム(症状管理及び症状緩和コンピューターサーバーシステム)100から認証を受けた後に付与される。図8は、本発明の一実施形態に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和システムを医療チームが利用する時に提供されるダッシュボード形態の構成の一例である。図8に例示されたようなダッシュボード接近ページで、医療チーム及び/または医療専門家であることを認証された使用者がログインして、前記ダッシュボードを利用することができる。
【0091】
図9は、本発明の一実施形態に係るソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和システムを医療チームが利用する時に提供されるダッシュボード形態の構成のまた他の一例である。このように、前記ダッシュボードは、患者に関する多様な情報を入力して出力することができるように構成されている。
【0092】
前記医療チーム及び医療専門家がダッシュボード形態で出力された内容を確認し、これに対して患者を含めたグループ内構成員に対して専門的な意見と処方を第2入力部3に入力すると(ステップS508)、これは統合データベース21に前記グループ内構成員別に区分して保存される(ステップS509)。また、このような内容は、第2出力部4を通じて図6に示したような当該グループのグループチャットルームに伝達され、必要によっては、前記グループ内構成員の使用者端末機、例えば、スマートスピーカー、ウエアラブル装置などにも出力されることができる(ステップS510)。一実施形態において、本発明のシステム100がスマートスピーカーと連動されている場合、スマートスピーカーを通じて音源が再生されることができる。他の一実施形態において、本発明のシステム100が光線治療用LEDが備えられたスマートスピーカーと連動されている場合、スマートスピーカーを通じて音源を再生することができるだけでなく、前記光線治療用LEDが発光することができる。
【0093】
このように本発明は、入力された内容に基づいて患者の疾病と症状管理に関する情報を専門医療チーム及び専門家に先に提供し、前記医療チーム及び専門家が当該内容を専門的な医療知識に基づいて検討する過程を経た後、非専門家である患者、家族、介護士などに伝達することにより、より安定的で専門的な患者管理が可能になる。また、検証されない管理療法を非専門家である患者や家族、介護士などが自主的に判断して無分別に適用して、症状が悪化する問題を予め防止することができる。
【0094】
以下では、本発明の症状管理及び症状緩和方法並びにシステムを利用した仮想シナリオを実施例として説明することで、より具体的に説明する。
【実施例1】
【0095】
-患者、前記患者の子供、医療チーム(例えば、精神科医者)または専門家(例えば、心理療法士)で構成された管理グループがある。前記子供が前記患者を観察した内容に基づいてアプリケーションのグループチャットルーム内に「患者が眠りにくく、食事を抜かしています」と入力する。
【0096】
-これを確認した前記医療チームまたは専門家が「鬱病に予想されます」と入力する。
【0097】
-このような対話内容、すなわち患者に関するデータは、患者の固有使用者IDにマッピングされて、保存部20の統合データベース21に読み込まれる。
【0098】
-前記患者と連携された診療指針資料は、前記治療データベース32に読み込まれた資料のうち老人鬱病尺度(Depression Scale/GDS)、PHQ-2、PHQ-9などで設定される。
【0099】
-前記医療チームまたは専門家がPHQ-9を優先順位で設定する。
【0100】
-前記グループの対話内容、PHQ-9のアンケート、ダッシュボード上に前記患者の情報、前記子供の情報などが前記医療チームまたは専門家に出力される。
【0101】
-前記医療チームまたは専門家が「アンケートを通じて患者の鬱病のほどを確認しようとします」とチャットルームに入力し、ダッシュボード上のPHQ-9の実行をクリックする。
【0102】
-PHQ-9のアンケートがスマートスピーカーを通じて音声で患者に質問をし、患者から返事を受けるようになる。
【0103】
-PHQ-9のアンケート結果は、保存部20を通じてデータとして保存され、前記ダッシュボード上に出力される。
【0104】
-PHQ-9の結果値が9以下の場合、緩和療法を行う。具体的には、前記患者または子供がアプリケーション上に承認をし、決まった時間または就寝時に独立制御ボタンを押すと、光線治療用LEDライトが備えられた無線連動スピーカーを通じて光線治療用LEDライトが発光され、不安緩和音源が再生される。
【0105】
前述の本発明のソーシャルネットワークに基づく患者の症状管理及び症状緩和のためのシステムまたはそのようなソフトウェア、プログラム、アプリケーションは、また他の別途のサーバで、例えば、グーグルストアまたはアップルストアなどでダウンロードすることができる。
【0106】
以上、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳しく説明したが、通常の技術者は本発明がその技術的思想や必須特徴を変更しなくても他の具体的な形態で実施されることができることを理解すべきである。したがって、以上で記述した実施形態は全ての面で例示的なものであり、限定的でないことを理解すべきである。
【0107】
また、以上で説明した本発明のシステムや方法の構成要素とステップを選択的に結合した実施形態も本発明の権利範囲に属するとすべきである。
【符号の説明】
【0108】
1 第1入力部
2 第1出力部
3 第2入力部
4 第2出力部
10 制御部
11 ステージングデータベース
12 マスターデータ管理部
20 保存部
21 統合データベース
30 分析部
31 分析ツール
32 治療データベース
100 症状管理及び症状緩和システム(症状管理及び症状緩和コンピュータサーバシステム)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】