(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-19
(54)【発明の名称】無線通信システムにおいて信号を送受信する方法及びそれを支援する装置
(51)【国際特許分類】
H04W 74/08 20090101AFI20221212BHJP
H04W 72/12 20090101ALI20221212BHJP
H04W 72/04 20090101ALI20221212BHJP
【FI】
H04W74/08
H04W72/12 150
H04W72/04 131
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022520607
(86)(22)【出願日】2020-10-05
(85)【翻訳文提出日】2022-05-18
(86)【国際出願番号】 KR2020013474
(87)【国際公開番号】W WO2021066605
(87)【国際公開日】2021-04-08
(32)【優先日】2019-10-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-11-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】コ ヒョンス
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD23
5K067DD24
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本発明は無線通信システムにおいて端末により行われる方法及びそれを支援する装置に関し、より具体的には、PRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうちのいずれかの有効なPRACH機会内でPRACHプリアンブル(preamble)を送信する過程と、前記PRACHプリアンブルに対する応答としてRAR(random access response)に関連する情報を得る過程を含み、前記PRACHプリアンブルは、前記複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれ、前記複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、前記複数のPRACHプリアンブルは複数の有効なPUSCH機会のうち、第1PUSCH機会にマッピングされる方法及びそれを支援する装置に関する。
【選択図】
図25
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおいて端末により行われる方法であって、
PRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうちのいずれかの有効なPRACH機会内でPRACHプリアンブル(preamble)を送信する過程と、
前記PRACHプリアンブルに対する応答としてRAR(random access response)に関連する情報を得る過程を含み、
前記PRACHプリアンブルは、前記複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれ、
前記複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、前記複数のPRACHプリアンブルは複数の有効なPUSCH機会のうち、第1PUSCH機会にマッピングされる、方法。
【請求項2】
前記第1PUSCH機会のうちのいずれかにおいて任意接続手順(random access procedure)に関連するPUSCHが送信され、
前記複数の有効なPUSCH機会のうち、前記第1PUSCH機会を除いた残りの第2PUSCH機会は前記任意接続手順に関連するPUSCHの送信に使用されない、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
複数のPUSCH機会のうち、(i)UL(uplink)シンボルに含まれるか、又は(ii)最後の(last)DL(downlink)シンボルの後、少なくともNシンボル後に始まるPUSCH機会が前記複数の有効なPUSCH機会として決定され、Nは0以上の整数である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記複数のPRACHプリアンブルに含まれないPRACHプリアンブルに関連する有効なPRACH機会がPUSCH機会にマッピングされないことに基づいて、前記複数のPRACHプリアンブルに含まれないPRACHプリアンブルは、前記複数のPRACHプリアンブルに含まれないPRACHプリアンブルに関連する有効なPRACH機会に送信可能な、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記複数の連続するPRACHプリアンブルの数は、前記複数のPRACHプリアンブルの数及び前記複数の有効なPUSCH機会に基づいて決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記複数のPRACHプリアンブルの数は第1時間区間内に含まれた前記複数のPRACHプリアンブルの数であり、
前記複数の有効なPUSCH機会の数は第2時間区間内に含まれた前記複数の有効なPUSCH機会の数であり、
前記第1時間区間と前記第2時間区間のそれぞれは同じ時間区間である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
無線通信システムで動作する装置であって、
メモリ(memory)と、
前記メモリに連結された一つ以上のプロセッサ(processor)を含み、
前記一つ以上のプロセッサは、
PRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうちのいずれかの有効なPRACH機会内でPRACHプリアンブル(preamble)を送信し、
前記PRACHプリアンブルに対する応答としてRAR(random access response)に関連する情報を得、
前記PRACHプリアンブルは、前記複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれ、
前記複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、前記複数のPRACHプリアンブルは複数の有効なPUSCH機会のうち、第1PUSCH機会にマッピングされる、装置。
【請求項8】
前記第1PUSCH機会のうちのいずれかにおいて任意接続手順(random access procedure)に関連するPUSCHが送信され、
前記複数の有効なPUSCH機会のうち、前記第1PUSCH機会を除いた残りの第2PUSCH機会は前記任意接続手順に関連するPUSCHの送信に使用されない、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
複数のPUSCH機会のうち、(i)UL(uplink)シンボルに含まれるか、又は(ii)最後の(last)DL(downlink)シンボルの後、少なくともNシンボル後に始まるPUSCH機会が前記複数の有効なPUSCH機会として決定され、Nは0以上の整数である、請求項7に記載の装置。
【請求項10】
前記複数のPRACHプリアンブルに含まれないPRACHプリアンブルに関連する有効なPRACH機会がPUSCH機会にマッピングされないことに基づいて、前記複数のPRACHプリアンブルに含まれないPRACHプリアンブルは、前記複数のPRACHプリアンブルに含まれないPRACHプリアンブルに関連する有効なPRACH機会に送信可能な、請求項7に記載の装置。
【請求項11】
前記装置は、移動端末機、ネットワーク及び前記装置が含まれた車両以外の自律走行車両のうちのいずれかと通信する、請求項7に記載の装置。
【請求項12】
無線通信システムにおいて基地局により行われる方法であって、
PRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうちのいずれかの有効なPRACH機会内でPRACHプリアンブル(preamble)を受信する過程と、
前記PRACHプリアンブルに対する応答としてRAR(random access response)に関連する情報を送信する過程を含み、
前記PRACHプリアンブルは、前記複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれ、
前記複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、前記複数のPRACHプリアンブルは複数の有効なPUSCH機会のうち、第1PUSCH機会にマッピングされる、方法。
【請求項13】
無線通信システムで動作する装置であって、
メモリ(memory)と、
前記メモリに連結された一つ以上のプロセッサ(processor)を含み、
前記一つ以上のプロセッサは、
PRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうちのいずれかの有効なPRACH機会内でPRACHプリアンブル(preamble)を受信し、
前記PRACHプリアンブルに対する応答としてRAR(random access response)に関連する情報を送信し、
前記PRACHプリアンブルは、前記複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれ、
前記複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、前記複数のPRACHプリアンブルは複数の有効なPUSCH機会のうち、第1PUSCH機会にマッピングされる、装置。
【請求項14】
無線通信システムで動作する装置であって、
一つ以上のプロセッサ(processor)と、
前記一つ以上のプロセッサが方法を行うようにする一つ以上の命令語(instruction)を格納する一つ以上のメモリ(memory)を含み、前記方法は、
PRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうちのいずれかの有効なPRACH機会内でPRACHプリアンブル(preamble)を送信する過程と、
前記PRACHプリアンブルに対する応答としてRAR(random access response)に関連する情報を得る過程を含み、
前記PRACHプリアンブルは、前記複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれ、
前記複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、前記複数のPRACHプリアンブルは複数の有効なPUSCH機会のうち、第1PUSCH機会にマッピングされる、装置。
【請求項15】
一つ以上のプロセッサ(processor)が方法を行うようにする一つ以上の命令語(instruction)を格納するプロセッサ-読み取り可能な媒体(processor-readable medium)であって、前記方法は、
PRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうちのいずれかの有効なPRACH機会内でPRACHプリアンブル(preamble)を送信する過程と、
前記PRACHプリアンブルに対する応答としてRAR(random access response)に関連する情報を得る過程を含み、
前記PRACHプリアンブルは、前記複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれ、
前記複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、前記複数のPRACHプリアンブルは複数の有効なPUSCH機会のうち、第1PUSCH機会にマッピングされるプロセッサ-読み取り可能な媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
様々な実施例は無線通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
無線接続システムが音声やデータなどの種々の通信サービスを提供するために広範囲に展開されている。一般に、無線接続システムは可用のシステムリソース(帯域幅、送信電力など)を共有して複数のユーザとの通信を支援できる多重接続(multiple access)システムである。多重接続システムの例には、CDMA(code division multiple access)システム、FDMA(frequency division multiple access)システム、TDMA(time division multiple access)システム、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)システム、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)システムなどがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
様々な実施例は無線通信システムにおいて信号を送受信する方法及びそれを支援する装置を提供する。
【0004】
様々な実施例は無線通信システムにおいて2-ステップRACH手順のための方法及びそれを支援する装置を提供する。
【0005】
様々な実施例は無線通信システムにおいてメッセージA PUSCH DMRSの設定方法及びそれを支援する装置を提供する。
【0006】
様々な実施例は無線通信システムにおいてプリアンブルのPUSCH機会へのマッピング方法及びそれを支援する装置を提供する。
【0007】
本発明で遂げようとする技術的目的は、以上で言及した事項に制限されず、言及していない他の技術的課題は、以下に説明する本発明の実施例から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって考慮されてもよい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
様々な実施例は無線通信システムにおいて信号を送受信する方法及びそれを支援する装置を提供する。
【0009】
様々な実施例によれば、無線通信システムにおいて端末が行う方法が提供される。
【0010】
様々な実施例によれば、上記方法は:PRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうちのいずれかの有効なPRACH機会内でPRACHプリアンブル(preamble)を送信する過程;及びPRACHプリアンブルに対する応答として、RAR(random access response)に関連する情報を得る過程を含む。
【0011】
様々な実施例によれば、PRACHプリアンブルは、複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれる。
【0012】
様々な実施例によれば、複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、複数のPRACHプリアンブルは複数の有効なPUSCH機会のうち、第1PUSCH機会にマッピングされる。
【0013】
様々な実施例によれば、第1PUSCH機会のうちのいずれかにおいて任意接続手順(random access procedure)に関連するPUSCHが送信される。
【0014】
様々な実施例によれば、複数の有効なPUSCH機会のうち、第1PUSCH機会を除いた残りの第2PUSCH機会は任意接続手順に関連するPUSCHの送信に使用されない。
【0015】
様々な実施例によれば、複数のPUSCH機会のうち、(i)UL(uplink)シンボルに含まれるか、又は(ii)最後の(last)DL(downlink)シンボルの後、少なくともNシンボル後に始まるPUSCH機会が複数の有効なPUSCH機会として決定され、Nは0以上の整数である。
【0016】
様々な実施例によれば、複数のPRACHプリアンブルに含まれないPRACHプリアンブルに関連する有効なPRACH機会がPUSCH機会にマッピングされないことに基づいて、複数のPRACHプリアンブルに含まれないPRACHプリアンブルは、複数のPRACHプリアンブルに含まれないPRACHプリアンブルに関連する有効なPRACH機会に送信可能である。
【0017】
様々な実施例によれば、複数の連続するPRACHプリアンブルの数は、複数のPRACHプリアンブルの数及び複数の有効なPUSCH機会に基づいて決定される。
【0018】
様々な実施例によれば、複数のPRACHプリアンブルの数は第1時間区間内に含まれた複数のPRACHプリアンブルの数である。
【0019】
様々な実施例によれば、複数の有効なPUSCH機会の数は第2時間区間内に含まれた複数の有効なPUSCH機会の数である。
【0020】
様々な実施例によれば、第1時間区間と第2時間区間のそれぞれは同じ時間区間である。
【0021】
様々な実施例によれば、無線通信システムで動作する装置が提供される。
【0022】
様々な実施例によれば、上記装置は、メモリ(memory);及びメモリに連結された一つ以上のプロセッサ(processor)を含む。
【0023】
様々な実施例によれば、一つ以上のプロセッサは:PRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうちのいずれかの有効なPRACH機会内でPRACHプリアンブル(preamble)を送信し、PRACHプリアンブルに対する応答としてRAR(random access response)に関連する情報を得ることができる。
【0024】
様々な実施例によれば、PRACHプリアンブルは、複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれる。
【0025】
様々な実施例によれば、複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、複数のPRACHプリアンブルは複数の有効なPUSCH機会のうち、第1PUSCH機会にマッピングされる。
【0026】
様々な実施例によれば、第1PUSCH機会のうちのいずれかにおいて任意接続手順(random access procedure)に関連するPUSCHが送信される。
【0027】
様々な実施例によれば、複数の有効なPUSCH機会のうち、第1PUSCH機会を除いた残りの第2PUSCH機会は任意接続手順に関連するPUSCHの送信に使用されない。
【0028】
様々な実施例によれば、複数のPUSCH機会のうち、(i)UL(uplink)シンボルに含まれるか、又は(ii)最後の(last)DL(downlink)シンボルの後、少なくともNシンボル後に始まるPUSCH機会が複数の有効なPUSCH機会として決定され、Nは0以上の整数である。
【0029】
様々な実施例によれば、複数のPRACHプリアンブルに含まれないPRACHプリアンブルに関連する有効なPRACH機会がPUSCH機会にマッピングされないことに基づいて、複数のPRACHプリアンブルに含まれないPRACHプリアンブルは、複数のPRACHプリアンブルに含まれないPRACHプリアンブルに関連する有効なPRACH機会に送信可能である。
【0030】
様々な実施例によれば、上記装置は、移動端末機、ネットワーク及び該装置が含まれた車両以外の自律走行車両のうちのいずれかと通信する。
【0031】
様々な実施例によれば、無線通信システムにおいて基地局により行われる方法が提供される。
【0032】
様々な実施例によれば、上記方法は、PRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうちのいずれかの有効なPRACH機会内でPRACHプリアンブル(preamble)を受信する過程;及びPRACHプリアンブルに対する応答としてRAR(random access response)に関連する情報を送信する過程を含む。
【0033】
様々な実施例によれば、PRACHプリアンブルは、複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれる。
【0034】
様々な実施例によれば、複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、複数のPRACHプリアンブルは複数の有効なPUSCH機会のうち、第1PUSCH機会にマッピングされる。
【0035】
様々な実施例によれば、無線通信システムで動作する装置が提供される。
【0036】
様々な実施例によれば、上記装置は、メモリ(memory)及びメモリに連結された一つ以上のプロセッサ(processor)を含む。
【0037】
様々な実施例によれば、一つ以上のプロセッサは、PRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうちのいずれかの有効なPRACH機会内でPRACHプリアンブル(preamble)を受信し、PRACHプリアンブルに対する応答としてRAR(random access response)に関連する情報を送信する。
【0038】
様々な実施例によれば、PRACHプリアンブルは、複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれる。
【0039】
様々な実施例によれば、複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、複数のPRACHプリアンブルは複数の有効なPUSCH機会のうち、第1PUSCH機会にマッピングされる。
【0040】
様々な実施例によれば、無線通信システムで動作する装置が提供される。
【0041】
様々な実施例によれば、上記装置は、一つ以上のプロセッサ(processor)及び一つ以上のプロセッサが方法を行うようにする一つ以上の命令語(instruction)を格納する一つ以上のメモリ(memory)を含む。
【0042】
様々な実施例によれば、上記方法は、PRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうちのいずれかの有効なPRACH機会内でPRACHプリアンブル(preamble)を送信する過程及びPRACHプリアンブルに対する応答としてRAR(random access response)に関連する情報を得る過程を含む。
【0043】
様々な実施例によれば、PRACHプリアンブルは、複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれる。
【0044】
様々な実施例によれば、複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、複数のPRACHプリアンブルは複数の有効なPUSCH機会のうち、第1PUSCH機会にマッピングされる。
【0045】
様々な実施例によれば、一つ以上のプロセッサ(processor)が方法を行うようにする一つ以上の命令語(instruction)を格納するプロセッサ-読み取り可能な媒体(processor-readable medium)が提供される。
【0046】
様々な実施例によれば、上記方法は、PRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうちのいずれかの有効なPRACH機会内でPRACHプリアンブル(preamble)を送信する過程及びPRACHプリアンブルに対する応答としてRAR(random access response)に関連する情報を得る過程を含む。
【0047】
様々な実施例によれば、PRACHプリアンブルは、複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれる。
【0048】
様々な実施例によれば、複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、複数のPRACHプリアンブルは複数の有効なPUSCH機会のうち、第1PUSCH機会にマッピングされる。
【0049】
上述した様々な実施例はこの開示の好ましい実施例の一部に過ぎず、様々な実施例の技術的特徴が反映された様々な実施例は当該技術分野における通常の知識を有する者が以下の詳細な説明に基づいて導き出して理解することができる。
【発明の効果】
【0050】
様々な実施例によれば、無線通信システムにおいて信号を効果的に送受信することができる。
【0051】
様々な実施例によれば、メッセージA PUSCH DMRSのリソース(例えば、DMRSポート/シーケンス)を効率的に使用することができる。
【0052】
様々な実施例によれば、プリアンブルを効率的に使用することができる。
【0053】
様々な実施例から得られる効果は以上で言及した効果に限定されず、言及していない他の効果は、以下の本発明の実施例に関する記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって明確に導出され理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0054】
以下に添付する図面は、本発明に関する理解を助けるためのものであり、詳細な説明と共に本発明に関する実施例を提供する。但し、本発明の技術的特徴が特定の図面に限定されるものではなく、各図面で開示する特徴が互いに組み合わせられて新しい実施例として構成されてもよい。各図面における参照番号(reference numerals)は構造的構成要素(structural elements)を意味する。
【0055】
【
図1】様々な実施例において使用可能な物理チャネル及びそれらを用いた信号送信方法を説明する図である。
【
図2】様々な実施例が適用可能なNRシステムに基づく無線フレーム構造を示す図である。
【
図3】様々な実施例が適用可能なNRシステムに基づくスロット構造を示す図である。
【
図4】様々な実施例が適用可能なスロット内に物理チャネルがマッピングされる一例を示す図である。
【
図5】様々な実施例が適用可能なSSB(Synchronization Signal Block)の構造を示す図である。
【
図6】様々な実施例が適用可能なSSBの送信方法の一例を示す図である。
【
図7】様々な実施例が適用可能な端末がDL時間同期に関する情報を得る方法の一例を示す図である。
【
図8】様々な実施例が適用可能なシステム情報(SI)獲得過程の一例を示す図である。
【
図9】様々な実施例が適用可能なマルチビーム送信の一例を示す図である。
【
図10】様々な実施例が適用可能な実際に送信されるSSB(SSB_tx)が指示される方法の一例を示す図である。
【
図11】様々な実施例が適用可能な4-step RACH手順の一例を示す図である。
【
図12】様々な実施例が適用可能な2-step RACH手順の一例を示す図である。
【
図13】様々な実施例が適用可能なcontention-free RACH手順の一例を示す図である。
【
図14】様々な実施例によるSSブロック送信及びSSブロックにリンクされたPRACHリソースの一例を示す図である。
【
図15】様々な実施例によるSSブロック送信及びSSブロックにリンクされたPRACHリソースの一例を示す図である。
【
図16】様々な実施例が適用可能なRACH機会構成の一例を示す図である。
【
図17】様々な実施例による端末と基地局の動作方法を簡単に示す図である。
【
図18】様々な実施例による端末の動作方法を簡単に示す図である。
【
図19】様々な実施例による基地局の動作方法を簡単に示す図である。
【
図20】様々な実施例によるメッセージAのためのリソース設定の一例を示す図である。
【
図21】様々な実施例によるメッセージA設定の一例を示す図である。
【
図22】様々な実施例によるメッセージA設定の一例を示す図である。
【
図23】様々な実施例によるメッセージA RACHとメッセージA PUSCHのための時間ドメイン位置の一例を示す図である。
【
図24】様々な実施例によるネットワーク初期接続及びその後の通信過程を簡単に示す図である。
【
図25】様々な実施例による端末と基地局の動作方法を簡単に示す図である。
【
図26】様々な実施例による端末の動作方法を示すフローチャートである。
【
図27】様々な実施例による基地局の動作方法を示すフローチャートである。
【
図28】様々な実施例が具現される装置を示す図である。
【
図29】様々な実施例に適用される通信システムを例示する図である。
【
図30】様々な実施例に適用される無線機器を例示する図である。
【
図31】様々な実施例に適用される無線機器の他の例を例示する図である。
【
図32】様々な実施例に適用される携帯機器を例示する図である。
【
図33】様々な実施例に適用される車両又は自律走行車両を例示する。
【発明を実施するための形態】
【0056】
以下の技術は、CDMA、FDMA、TDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの種々な無線接続システムに用いることができる。CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)によって具現される。TDMAは、GSM(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)のような無線技術によって具現される。OFDMAは、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802-20、E-UTRA(Evolved UTRA)などの無線技術によって具現される。UTRAは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(long term evolution)は、E-UTRAを用いるE-UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、LTE-A(Advanced)/LTE-A proは3GPP LTEの進展である。3GPP NR(New Radio or New Radio Access Technology)は3GPP LTE/LTE-A/LTE-A proの進展である。
【0057】
より明確な説明のために、様々な実施例は3GPP(登録商標)通信システム(例、LTE、NR、6G及び次世代無線通信システムを含む)に基づいて説明するが、様々な実施例の技術的思想はこれに限られない。様々な実施例に関する説明に使用された背景技術、用語、略語などについては本発明の前に公開された標準文書に記載された事項を参照できる。例えば、3GPP TS37.213, 3GPP TS38.211, 3GPP TS38.212, 3GPP TS38.213, 3GPP TS38.214, 3GPP TS38.215, 3GPP TS38.300, 3GPP TS38.321及び3GPP TS38.331などの文書を参照できる。
【0058】
1.3 GPPシステム
【0059】
1.1.物理チャネル及び信号送受信
【0060】
無線接続システムにおいて端末は下りリンク(DL:Downlink)で基地局から情報を受信し、上りリンク(UL:Uplink)で基地局に情報を送信する。基地局と端末とが送受信する情報は一般データ情報及び種々の制御情報を含み、これらが送受信する情報の種類/用途によって様々な物理チャネルが存在する。
【0061】
図1は様々な実施例において使用可能な物理チャネル及びそれらを用いた信号送信方法を説明する図である。
【0062】
電源が消えた状態で電源がついたり、新しくセルに進入したりした端末は、基地局と同期を取るなどの初期セル探索(Initial cell search)作業を行う(S11)。そのために、端末は基地局から主同期チャネル(P-SCH:Primary Synchronization Channel)及び副同期チャネル(S-SCH:Secondary Synchronization Channel)を受信して基地局と同期を取り、セルIDなどの情報を取得する。
【0063】
その後、端末は基地局から物理放送チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)信号を受信してセル内放送情報を取得する。
【0064】
一方、端末は初期セル探索段階で下りリンク参照信号(DL RS:Downlink Reference Signal)を受信して下りリンクチャネル状態を確認する。
【0065】
初期セル探索を終えた端末は、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)、及び物理下りリンク制御チャネル情報に対応する物理下りリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Control Channel)を受信して、より具体的なシステム情報を取得する(S12)。
【0066】
その後、端末は基地局への接続を完了するために、ランダムアクセス過程(Random Access Procedure)を行う(S13~S16)。そのために、端末は物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)でプリアンブル(preamble)を送信し(S13)、物理下りリンク制御チャネル及びそれに対応する物理下りリンク共有チャネルでプリアンブルに対するRAR(Random Access Response)を受信する(S14)。端末はRAR内のスケジューリング情報を用いてPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)を送信し(S15)、物理下りリンク制御チャネル信号及びそれに対応する物理下りリンク共有チャネル信号の受信のような衝突解決手順(Contention Resolution Procedure)を行う(S16)。
【0067】
なお、任意接続手順が2段階で行われる場合、S13/S15は端末が送信を行う一つの動作により行われ、S14/S16は基地局が送信を行う一つの動作により行われる。
【0068】
上述したような手順を行った端末は、その後、一般的な上りリンク/下りリンク信号送信手順として、物理下りリンク制御チャネル信号及び/又は物理下りリンク共有チャネル信号の受信(S17)、及び物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)信号及び/又は物理上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)信号の送信(S18)を行う。
【0069】
端末が基地局に送信する制御情報を総称して上りリンク制御情報(UCI:Uplink Control Information)という。UCIは、HARQ-ACK/NACK(Hybrid Automatic Repeat and reQuest Acknowledgement/Negative-ACK)、SR(Scheduling Request)、CQI(Channel Quality Indication)、PMI(Precoding Matrix Indication)、RI(Rank Indication)情報などを含む。
【0070】
UCIは一般的にPUCCHで周期的に送信されるが、制御情報とトラフィックデータが同時に送信されるべき場合にはPUSCHで送信されてもよい。また、ネットワークの要求/指示によってPUSCHでUCIを非周期的に送信することもできる。
【0071】
1.2.無線フレーム(Radio Frame)構造
【0072】
図2は様々な実施例が適用可能なNRシステムに基づく無線フレーム構造を示す図である。
【0073】
NRシステムは多数のニューマロロジー(Numerology)を支援する。ここで、ニューマロロジーは副搬送波間隔(Subcarrier spacing、SCS)と循環プレフィックス(Cyclic Prefix、CP)オーバーヘッドにより定義される。このとき、多数の副搬送波間隔は基本の副搬送波間隔を整数N(又はμ)にスケーリング(Scaling)することにより誘導される。また非常に高い搬送波周波数で非常に低い副搬送波間隔を使用しないと仮定しても、使用されるニューマロロジーはセルの周波数帯域とは独立して選択できる。また、NRシステムでは多数のニューマロロジーによる様々なフレーム構造が支援される。
【0074】
以下、NRシステムで考慮される直交周波数分割多重化(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)ニューマロロジー及びフレーム構造について説明する。NRシステムで支援される多数のOFDMニューマロロジーは表1のように定義できる。帯域幅パートに対するμ及びCP(Cyclic Prefix)はBSにより提供されるRRCパラメータから得られる。
【0075】
【0076】
NRは様々な5Gサービスを支援するための多数のニューマロロジー(例、副搬送波間隔(subcarrier spacing))を支援する。例えば、副搬送波間隔が15kHzである場合、伝統的なセルラーバンドでの広い領域(wide area)を支援し、副搬送波間隔が30kHz/60kHzである場合は、密集した都市(dense-urban)、より低い遅延(lower latency)及びより広いキャリア帯域幅(wider carrier bandwidth)を支援し、副搬送波間隔が60kHz又はそれより高い場合は、位相ノイズ(phase noise)を克服するために、24.25GHzよりも大きい帯域幅を支援する。
【0077】
NR周波数帯域(frequency band)はFR1とFR2という二つのタイプの周波数範囲により定義される。FR1はsub 6GHzの範囲、FR2はabove 6GHzの範囲であり、ミリ波(millimiter wave、mmWave)を意味する。
【0078】
以下の表2はNR周波数帯域の定義を例示する。
【0079】
【0080】
NRシステムにおけるフレーム構造に関連して、時間ドメインの様々なフィールドのサイズはNR用基本時間単位(basic time unit)であるTc=1/(△fmax*Nf)の倍数で表現される。ここでは、△fmax=480*103Hzであり、高速フーリエ変換(fast Fourier transform、FFT)或いは逆高速フーリエ変換(inverse fast Fourier transform、IFFT)のサイズに関連のある値であるNf =4096である。TcはLTE用基盤時間ユニットであり、サンプリング時間であるTs=1/((15kHz)*2048)と次のような関係を有する:Ts/Tc =64。下りリンク及び上りリンク送信はTf =(△fmax*Nf/100)*Tc =10msの持続時間(duration)の(無線)フレームにより組織される(organize)。ここで、無線フレームはそれぞれTsf =(△fmax*Nf/1000)*Tc =1msの持続時間を有する10個のサブフレームで構成される。上りリンクに対する1セットのフレーム及び下りリンクに対する1セットのフレームが存在する。ニューマロロジーμについて、スロットはサブフレーム内では増加順(increasing order)にnμ
s∈{0,…,Nslot,μ
subframe-1}のように番号付けされ、無線フレーム内では増加順にnμ
s,f ∈{0,…,Nslot,μ
frame-1}のように番号付けされる。1スロットはNμ
symb個の連続するOFDMシンボルで構成され、Nμ
symbはCP(cyclic prefix)に依存する。サブフレームにおいてスロットnμ
sの開始は同一のサブフレームにおいてOFDMシンボルnμ
s*Nμ
symbの開始と時間的に整列される。
【0081】
表3は一般CPが使用される場合、SCSによるスロットごとのシンボルの数、フレームごとのスロットの数及びサブフレームごとのスロットの数を示し、表4は拡張CSPが使用される場合、SCSによるスロットごとのシンボルの数、フレームごとのスロットの数及びサブフレームごとのスロットの数を示す。
【0082】
【0083】
【0084】
上記表において、Nslot
symbはスロット内のシンボル数を示し、Nframe,μ
slotはフレーム内のスロット数を示し、Nsubframe,μ
slotはサブフレーム内のスロット数を示す。
【0085】
様々な実施例が適用可能なNRシステムでは、一つの端末に併合される複数のセルの間に異なるOFDM(A)ニューマロロジー(例、SCS、CP長さなど)が設定される。これにより、同じ数のシンボルで構成された時間リソース(例、SF、スロット又はTTI)(便宜上、TU(Time Unit)と統称)の(絶対時間)区間が、併合されたセルの間で異なる。
【0086】
図2はμ=2である場合(即ち、副搬送波間隔が60kHz)の一例であり、表3を参考すると、1サブフレームは4個のスロットを含む。
図2に示す1サブフレーム={1,2,4}個のスロットは一例であり、1サブフレームに含まれるスロットの数は表6又は表7のように定義できる。
【0087】
またミニスロットは2、4又は7個のシンボルを含むか、それより多い或いは少ないシンボルを含むこともできる。
【0088】
図3は様々な実施例が適用可能なNRシステムに基づくスロット構造を示す図である。
【0089】
図3を参照すると、1スロットは時間ドメインで複数のシンボルを含む。例えば、一般CPの場合、1スロットが7個のシンボルを含むが、拡張CPの場合は、1スロットが6個のシンボルを含む。
【0090】
搬送波(carrier)は周波数ドメインで複数の副搬送波(subcarrier)を含む。RB(Resource Block)は周波数ドメインで複数個(例、12個)の連続する副搬送波により定義される。
【0091】
BWP(Bandwidth Part)は周波数ドメインで複数の連続する(P)RBにより定義され、一つのニューマロロジー(例、SCS、CP長さなど)に対応する。
【0092】
搬送波は最大N個(例、5個)のBWPを含む。データ通信は活性化されたBWPにより行われ、一つの端末には一つのBWPのみが活性化される。リソースグリッドにおいて各々の要素はリソース要素(RE)と称され、一つの複素シンボルがマッピングされることができる。
【0093】
図4は様々な実施例が適用可能なスロット内に物理チャネルがマッピングされる一例を示す。
【0094】
一つのスロット内にDL制御チャネル、DL又はULデータ、UL制御チャネルなどが全て含まれる。例えば、スロット内の最初のN個のシンボルはDL制御チャネルを送信するために使用され(以下、DL制御領域)、スロット内の最後のM個のシンボルはUL制御チャネルを送信するために使用される(以下、UL制御領域)。NとMはそれぞれ0以上の整数である。DL制御領域とUL制御領域の間のリソース領域(以下、データ領域)は、DLデータ送信のために使用されるか、或いはULデータ送信のために使用される。制御領域とデータ領域の間にはDL-to-UL或いはUL-to-DLスイッチングのための時間ギャップが存在する。DL制御領域ではPDCCHが送信され、DLデータ領域ではPDSCHが送信される。スロット内においてDLからULに転換される時点の一部のシンボルが時間ギャップとして使用される。
【0095】
1.3.チャネル構造
【0096】
1.3.1.下りリンクチャネル構造
【0097】
基地局は後述する下りリンクチャネルを介して関連信号を端末に送信し、端末は後述する下りリンクチャネルを介して関連信号を基地局から受信する。
【0098】
1.3.1.1. 物理下りリンク共有チャンネル(PDSCH)
【0099】
PDSCHは、下りリンクデータ(例えば、DL-shared channel transport block,DL-SCH TB)を運び、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM、256QAMなどの変調方法が適用される。TBを符号化してコードワード(codeword)を生成する。PDSCHは最大2個のコードワードを運ぶことができる。(各)コードワードごとにスクランブリング(scrambling)及び変調マッピング(modulation mapping)が行われ、各コードワードから生成された変調シンボルは一つ以上のレイヤにマッピングされる(Layer mapping)。各レイヤはDMRS(Demodulation Reference Signal)と共にリソースにマッピングされてOFDMシンボル信号として生成され、該当アンテナポートを介して送信される。
【0100】
1.3.1.2. 物理下りリンク制御チャンネル(PDCCH)
【0101】
PDCCHではDCI(Downlink Control Information)、例えば、DLデータスケジューリング情報、ULデータスケジューリング情報などが送信される。PUCCHではUCI(Uplink Control Information)、例えば、DLデータに関するACK/NACK(Positive Acknowledgement/Negative Acknowledgement)情報、CSI(Channel State Information)情報、SR(Scheduling Request)などが送信される。
【0102】
PDCCHは下りリンク制御情報(DCI)を運び、QPSK変調方法が適用される。一つのPDCCHはAL(Aggregation Level)に応じて1、2、4、8、16個のCCE(Control Channel Element)で構成される。1個のCCEは6個のREG(Resource Element Group)で構成される。1個のREGは1個のOFDMシンボルと1個の(P)RBで定義される。
【0103】
PDCCHは制御リソースセット(control Resource Set、CORESET)により送信される。CORESETは所定のニューマロロジー(例、SCS、CP長さなど)を有するREGセットにより定義される。一つの端末のための複数のOCRESETは時間/周波数ドメインで重畳することができる。CORESETはシステム情報(例、MIB)又は端末-特定(UE-specific)の上位階層(例、radio Resource control、RRC、layer)シグナリングにより設定される。具体的には、CORESETを構成するRB数及びシンボル数(最大3個)が上位階層シグナリングにより設定される。
【0104】
端末はPDCCH候補のセットに対する復号(いわゆる、ブラインド復号)を行ってPDCCHを介して送信されるDCIを得る。端末が復号するPDCCH候補のセットはPDCCH検索空間(Search Space)セットと定義する。検索空間セットは共通検索空間(common search space)又は端末-特定の検索空間(UE-specific search space)である。端末はMIB又は上位階層シグナリングにより設定された一つ以上の検索空間セット内のPDCCH候補をモニタリングしてDCIを得る。
【0105】
表5は検索空間タイプごとの特徴を例示する。
【0106】
【0107】
表6はPDCCHを介して送信されるDCIフォーマットを例示する。
【0108】
【0109】
DCI format0_0はTB-基盤(又はTB-level)のPUSCHをスケジューリングするために使用され、DCI format0_1はTB-基盤(又はTB-level)のPUSCH又はCBG(Code Block Group)-基盤(又はCBG-level)のPUSCHをスケジューリングするために使用される。DCI format1_0はTB-基盤(又はTB-level)のPDSCHをスケジューリングするために使用され、DCI format1_1はTB-基盤(又はTB-level)のPDSCH又はCBG-基盤(又はCBG-level)のPDSCHをスケジューリングするために使用される。DCI format2_0は動的スロットフォーマット情報(例えば、dynamic SFI)を端末に伝達するために使用され、DCI format2_1は下りリンク先制(pre-Emption)情報を端末に伝達するために使用される。DCI format2_0及び/又はDCI format2_1は1つのグループで定義された端末に伝達されるPDCCHであるグループ共通PDCCH(Group Common PDCCH)を介して該当グループ内の端末に伝達される。
【0110】
1.3.2. 上りリンクチャネル構造
【0111】
端末は後述する上りリンクチャネルを介して関連信号を基地局に送信し、基地局は後述する上りリンクチャネルを介して関連信号を端末から受信する。
【0112】
1.3.2.1. 物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)
【0113】
PUSCHは上りリンクデータ(例、UL-shared Channel transport block、UL-SCH TB)及び/又は上りリンク制御情報(UCI)を運び、CP-OFDM(Cyclic Prefix -Orthogonal Frequency Division Multiplexing)波形又はDFT-s-OFDM(Discrete Fourier Transform-spread-Orthogonal Frequency Division Multiplexing)波形に基づいて送信される。PUSCHがDFT-s-OFDM波形に基づいて送信される場合、端末は変換プリコーディング(transform precoding)を適用してPUSCHを送信する。一例として、変換プリコーディングが不可能な場合(例、transform precoding is disabled)、端末はCP-OFDM波形に基づいてPUSCHを送信し、変換プリコーディングが可能な場合(例、transform precoding is enabled)、端末はCP-OFDM波形又はDFT-s-OFDM波形に基づいてPUSCHを送信する。PUSCH送信はDCI内のULグランドにより動的にスケジュールされるか、上位階層(例、RRC)シグナリング(及び/又はLayer1(L1)シグナリング(例、PDCCH))に基づいて半-静的(semi-static)にスケジュールされる(configured grant)。PUSCH送信はコードワード基盤又は非-コードワード基盤に行われる。
【0114】
1.3.2.2. 物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)
【0115】
PUCCHは上りリンク制御情報、HARQ-ACK及び/又はスケジュール要請(SR)を運び、PUCCH送信長さによってShort PUCCHとLong PUCCHに区分される。表7はPUCCH formatを例示する。
【0116】
【0117】
PUCCH format 0は最大2ビットサイズのUCIを運び、シーケンスに基づいてマッピングされて送信される。具体的には、端末は複数のシーケンスのうちの一つのシーケンスをPUCCH format 0であるPUCCHを介して送信して特定のUCIを基地局に送信する。端末は肯定(positive)のSRを送信する場合のみに対応するSR設定のためのPUCCHリソース内でPUCCH format 0であるPUCCHを送信する。
【0118】
PUCCH format 1は最大2ビットサイズのUCIを運び、変調シンボルは時間領域で(周波数ホッピング有無によって異なるように設定される)直交カバーコード(OCC)により拡散される。DMRSは変調シンボルが送信されないシンボルで送信される(即ち、TDM(Time Division Multiplexing)されて送信される)。
【0119】
PUCCH format 2は2ビットより大きいビットサイズのUCIを運び、変調シンボルはDMRSとFDM(Frequency Division Multiplexing)されて送信される。DM-RSは1/3密度のリソースブロック内のシンボルインデックス#1、#4、#7及び#10に位置する。PN(Pseudo Noise)シーケンスがDM_RSシーケンスのために使用される。2シンボルPUCCH format 2のために周波数ホッピングが活性化されることができる。
【0120】
PUCCH format 3は同一の物理リソースブロック内において端末多重化が行われず、2ビットより大きいビットサイズのUCIを運ぶ。即ち、PUCCH format 3のPUCCHリソースは直交カバーコードを含まない。変調シンボルはDMRSとTDM(Time Division Multiplexing)されて送信される。
【0121】
PUCCH format 4は同一の物理リソースブロック内に最大4個の端末まで多重化が支援され、2ビットより大きいビットサイズのUCIを運ぶ。即ち、PUCCH format 3のPUCCHリソースは直交カバーコードを含む。変調シンボルはDMRSとTDM(Time Division Multiplexing)されて送信される。
【0122】
1.4.BWP(Bandwidth part)
【0123】
NRシステムでは1つの搬送波(carrier)ごとに最大400MHzまで支援できる。かかるワイドバンド(wideband)搬送波で動作するUEが常に搬送波全体に対する無線周波数(radio frequency,RF)モジュールをオンにしたまま動作すると、UEバッテリーの消耗が大きくなる。或いは、1つのワイドバンド搬送波内において動作する様々な使用例(use case)(例えば、eMBB、URLLC、mMTC、V2Xなど)を考慮した時、該当搬送波内に周波数帯域ごとに互いに異なるニューマロロジー(例えば、副搬送波間隔)が支援される。或いは、UEごとに最大帯域幅に対する能力が異なる。これを考慮して、BSはワイドバンド搬送波の全体帯域幅ではなく一部の帯域幅のみで動作するようにUEに指示し、該当一部の帯域幅を帯域幅パート(bandwidth part,BWP)と称する。周波数ドメインにおいて、BWPは、搬送波上の帯域幅パートi内のニューマロロジーμiに対して定義された隣接する(contiguous)共通リソースブロックのサブセットであり、1つのニューマロロジー(例えば、副搬送波間隔、CP長さ、スロット/ミニスロットの持続時間)が設定できる。
【0124】
なお、BSはUEに設定された1つの搬送波内に1つ以上のBWPを設定することができる。或いは、特定のBWPにUEが集中する場合は、負荷バランス(load balancing)のために一部のUEを他のBWPへ移すことができる。或いは、隣接セル間の周波数ドメインインターセル干渉消去(frequency domain inter-cell interference cancellation)などを考慮して、全体帯域幅のうち、中心の一部のスペクトルを排除してセルの両側のBWPを同一のスロット内に設定することができる。即ち、基地局はワイドバンド搬送波に連関するUEに少なくとも1つのDL/UL BWPを設定し、特定の時点に設定されたDL/UL BWPのうち、少なくとも1つのDL/UL BWPを(物理層制御信号であるL1シグナリング、MAC層制御信号であるMAC制御要素(control element,CE)、又はRRCシグナリングなどにより)活性化させることができ、他の設定されたDL/UL BWPにスイッチングすることを(L1シグナリング、MAC CE、又はRRCシグナリングなどにより)指示するか、又はタイマー値を設定してタイマーが満了すると、UEが所定のDL/UL BWPにスイッチングするようにすることもできる。活性化されたDL/UL BWPを特に活性(active)DL/UL BWPという。UEが初期接続(initial access)過程にあるか、又はUEのRRC連結のセットアップ前などの状況では、UEがDL/UL BWPに対する設定(configuration)を受信できないこともある。かかる状況でUEが仮定するDL/UL BWPを初期活性DL/UL BWPという。
【0125】
1.5.SSB(Synchronization Signal Block)送信及び関連動作
【0126】
図5は様々な実施例が適用可能なSSB(Synchronization Signal Block)の構造を示す図である。
【0127】
端末はSSBに基づいてセル探索(search)、システム情報取得、初期接続のためのビーム整列、DL測定などを行う。SSBはSS/PBCH(Synchronization Signal/Physical Broadcast channel)ブロックと混用できる。
【0128】
図5を参照すると、様々な実施例に適用可能なSSBは連続する4個のOFDMシンボル内20RBで構成され、またSSBはPSS、SSS及びPBCHで構成され、端末はSSBに基づいてセル探索(search)、システム情報取得、初期接続のためのビーム整列、DL測定などを行う。
【0129】
PSS及びSSSはそれぞれ、1個のOFDMシンボルと127個の副搬送波からなり、PBCHは、3個のOFDMシンボルと576個の副搬送波からなる。PBCHにはポーラーコーディング及びQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)が適用される。PBCHは、OFDMシンボルごとに、データREとDMRS(Demodulation Reference Signal)REからなる。RBごとに3個のDMRS REが存在し、DMRS RE間には3個のデータREが存在する。
【0130】
セル探索(Cell search)
【0131】
セル探索は端末がセルの時間/周波数同期を取得し、このセルのセルID(Identifier)(例えば、Physical layer Cell ID,PCID)を検出する過程を意味する。PSSはセルIDグループ内においてセルIDを検出するのに用いられ、SSSはセルIDグループを検出するのに用いられる。PBCHはSSB(時間)インデックス検出及びハーフ-フレームの検出に用いられる。
【0132】
端末のセル探索過程は、下記の表8のようにまとめられる。
【0133】
【0134】
336個のセルIDグループが存在し、セルIDグループごとに3個のセルIDが存在する。総1008個のセルIDが存在する。セルのセルIDが属するセルIDグループに関する情報はセルのSSSを介して提供され/得られ、セルID内の336個のセルのうち、セルIDに関する情報はPSSを介して提供され/得られる。
【0135】
図6は様々な実施例が適用可能なSSBの送信方法の一例を例示する図である。
【0136】
図6を参照すると、SSBはSSB周期(periodicity)に合わせて周期的に送信される。初期セル探索時に端末が仮定するSSB基本周期は20msと定義される。セル接続後、SSB周期は、ネットワーク(例えば、基地局)によって{5ms,10ms,20ms,40ms,80ms,160ms}のいずれかに設定される。SSB周期の開始部にSSBバースト(burst)セットが構成される。SSBバーストセットは5ms時間ウィンドー(即ち、ハーフ-フレーム)で構成され、SSBはSSバーストセット内において最大L回送信できる。SSBの最大送信回数Lは搬送波の周波数帯域に応じて、以下のように与えられる。1つのスロットは、最大2つのSSBを含む。
【0137】
-For frequency range up to 3GHz,L=4
【0138】
-For frequency range from 3GHz to 6GHz,L=8
【0139】
-For frequency range from 6GHz to 52.6GHz,L=64
【0140】
SSバーストセット内においてSSB候補の時間位置は、SCSに応じて、以下のように定義される。SSB候補の時間位置は、SSBバーストセット(即ち、ハーフ-フレーム)内において、時間順に従って0~L-1とインデックスされる(SSBインデックス)。様々な実施例に関する説明において、候補SSBとSSB候補は混用できる。
【0141】
-Case A:15kHz SCS:候補SSBの開始シンボルのインデックスは、{2,8}+14*nで与えられる。
【0142】
- -共有スペクトルチャネル接続動作が行われない/支援されない場合(for operation without shared spectrum channel access)(例、L-Band、LCell):搬送波周波数が3GHz以下である場合、n=0、1である。搬送波周波数が3GHz~6GHzである場合、n=0、1、2、3である。
【0143】
- -共有スペクトルチャネル接続動作が行われる/支援される場合(for operation with shared spectrum channel access)(例、U-band、UCell):n=0、1、2、3、4である。
【0144】
-Case B:30kHz SCS:候補SSBの開始シンボルのインデックスは、{4,8,16,20}+28*nで与えられる。搬送波周波数が3GHz以下の場合、n=0である。搬送波周波数が3GHz~6GHzである場合、n=0、1である。
【0145】
-Case C:30kHz SCS:候補SSBの開始シンボルのインデックスは、{2,8}+14*nで与えられる。
【0146】
- -共有スペクトルチャネル接続動作が行われない/支援されない場合:(1)対スペクトル(paired spectrum)動作の場合、搬送波周波数が3GHz以下であると、n=0、1である。搬送波周波数がFR1内であり、3GHzより大きいと、n=0、1、2、3である。(2) 不対スペクトル(unpaired spectrum)動作の場合、搬送波周波数が2.4GHz以下であると、n=0、1である。搬送波周波数がFR1内であり、2.4GHzより大きいと、n=0、1、2、3である。
【0147】
- -共有スペクトルチャネル接続動作が行われる/支援される場合:n=0、1、2、3、4、6、7、8、9である。
【0148】
-Case D:120kHz SCS:候補SSBの開始シンボルのインデックスは、{4,8,16,20}+28*nで与えられる。搬送波周波数が6GHzより大きい場合、n=0、1、2、3、5、6、7、8、10、11、12、13、15、16、17、18である。
【0149】
-Case E:240kHz SCS:候補SSBの開始シンボルのインデックスは、{8,12,16,20,32,36,40,44}+56*nで与えられる。搬送波周波数が6GHzより大きい場合、n=0、1、2、3、5、6、7、8である。
【0150】
同期化手順(Synchronization procedure)
【0151】
図7は様々な実施例に適用可能な端末がDL時間同期に関する情報を得る方法の一例を示す図である。
【0152】
端末はSSBを検出することによりDL同期を得ることができる。端末は検出されたSSBインデックスに基づいてSSBバーストセットの構造を識別し、これによりシンボル/スロット/ハーフ-フレームの境界を検出することができる。検出されたSSBが属するフレーム/ハーフ-フレームの番号はSFN情報とハーフ-フレーム指示情報を用いて識別される。
【0153】
具体的には、端末はPBCHから10ビットのSFN(System Frame Number)情報を得ることができる(s0~s9)。10ビットのSFN情報のうち、6ビットはMIB(Master Information Block)から得られ、残りの4ビットはPBCH TB(Transport Block)から得られる。
【0154】
次に、端末は1ビットのハーフ-フレーム指示情報を得ることができる(c0)。搬送波周波数が3GHz以下である場合、ハーフ-フレーム指示情報はPBCH DMRSを用いて黙示的に(implicitly)シグナリングされる。PBCH DMRSは8つのPBCH DMRSシーケンスのうちの1つを使用することにより、3ビット情報を指示する。従って、L=4の場合、8個のPBCH DMRSシーケンスを用いて指示される3ビットのうち、SSBインデックスを指示した後に残った1ビットはハーフ-フレーム指示用に使用されることができる。
【0155】
最後に、端末はDMRSシーケンスとPBCHペイロードに基づいてSSBインデックスを得ることができる。SSB候補はSSBバーストセット(即ち、ハーフ-フレーム)内で時間順に0~L-1にインデックスされる。L=8又は64の場合、SSBインデックスのLSB(Least Significant Bit)3ビットは8つの互いに異なるPBCH DMRSシーケンスを用いて指示される(b0~b2)。L=64の場合、SSBインデックスのMSB(Most Significant Bit)3ビットはPBCHにより指示される(b3~b5)。L=2の場合、SSBインデックスのLSB2ビットは4つの互いに異なるPBCH DMRSシーケンスを用いて指示される(b0、b1)。L=4の場合、8つのPBCH DMRSシーケンスを用いて指示できる3ビットのうち、SSBインデックスを指示した後に残った1ビットはハーフ-フレーム指示用に使用することができる(b2)。
【0156】
システム情報獲得
【0157】
図8は様々な実施例に適用可能なシステム情報(SI)の獲得過程の一例を示す図である。
【0158】
端末はSI獲得過程によりAS(access stratum)-/NAS(non access stratum)-情報を得る。SI獲得過程はRRC_IDLE状態、RRC_INACTIVE状態及びRRC_CONNECTED状態の端末に適用される。
【0159】
SIはMIB(Master Information Block)と複数のSIB(System Information Block)に分けられる。MIB以外のSIはRMSI(Remaining Minimum System Information)と呼ばれる。詳しい事項は以下を参照する。
【0160】
-MIBはSIB1(SystemInformationBlockType1)の受信に関連する情報/パラメータを含み、SSBのPBCHを介して送信される。
【0161】
-MIBはSIB1(SystemInformationBlockType1)の受信に関連する情報/パラメータを含み、SSBのPBCHを介して送信される。MIB情報は3GPP TS 38.331を参照でき、以下のフィールドを含む。
【0162】
-subCarrierSpacingCommon ENUMERATED{SCS15or60, SCS30or120},
【0163】
-ssb-SubcarrierOffset INTEGER(0..15),
【0164】
-pdcch-ConfigSIB1 INTEGER(0..255),
【0165】
-dmrs-TypeA-Position ENUMERATED{pos2, pos3},
【0166】
...
【0167】
-spare BIT STRING(SIZE(1))
【0168】
各フィールドに関する説明は表9を参照できる。
【0169】
【0170】
初期セルの選択時、端末はSSBを有するハーフ-フレームが20ms周期で繰り返されると仮定する。端末はMIBに基づいてType0-PDCCH共通探索空間(common search space)のためのCORESET(Control Resource Set)(例、CORESET#0)が存在するか否かを確認することができる。kSSB≦23(for FR1)又はkSSB≦11(for FR2)の場合、端末はType0-PDCCH共通探索空間のためのCORESETがないと判断する。Type0-PDCCH共通探索空間はPDCCH探索空間の一種であり、SIメッセージをスケジューリングするPDCCHの送信するために使用される。Type0-PDCCH共通探索空間が存在する場合、端末はMIB内の情報(例えば、pdcch-ConfigSIB1)に基づいて、(i)CORESET(例、CORESET#0)を構成する複数の連続するRBと1つ以上の連続するシンボルと、(ii)PDCCH機械(即ち、PDCCH受信のための時間ドメイン位置)(例、探索空間#0)を決定することができる。Type0-PDCCH共通探索空間が存在しない場合、pdcch-ConfigSIB1はSSB/SIB1が存在する周波数位置とSSB/SIB1が存在しない周波数範囲に関する情報を提供する。
【0171】
-SIB1は残りのSIB(以下、SIBx、xは2以上の定数)の可用性及びスケジューリング(例えば、送信周期、SI-ウインドウサイズ)に関連する情報を含む。例えば、SIB1はSIBxが周期的に放送されるか否か、on-demand方式で端末の要請により提供されるか否かを知らせる。SIBxがon-demand方式で提供される場合、SIB1は端末がSI要請を行うために必要な情報を含む。SIB1はPDSCHを介して送信され、SIB1をスケジューリングするPDCCHはType0-PDCCH共通探索空間を介して送信され、SIB1はPDCCHにより指示されるPDSCHを介して送信される。
【0172】
-SIBxはSIメッセージに含まれ、PDSCHを介して送信される。それぞれのSIメッセージは周期的に発生する時間ウインドウ(即ち、SI-ウインドウ)内で送信される。
【0173】
ビーム整列(beam alignment)
【0174】
図9は様々な実施例が適用可能なマルチ-ビーム送信の一例を示す図である。
【0175】
ビームスイーピングはTRP(Transmission Reception Point)(例えば、基地局/セル)が無線信号のビーム(方向)を時間によって変更することを意味する(以下、ビームとビーム方向は混用する)。SSBはビームスイーピングを用いて周期的に送信される。この場合、SSBインデックスはSSBビームと黙示的に(implicitly)リンクされる。SSBビームはSSB(インデックス)単位で変更されるか、又はSSB(インデックス)グループ単位で変更される。後者の場合、SSBビームはSSB(インデックス)グループ内で同一に維持される。即ち、SSBの送信ビーム方向が複数の連続するSSBで繰り返される。SSBバーストセット内でSSBの最大送信回数Lはキャリアが属する周波数帯域によって4、8又は64の値を有する。従って、SSBバーストセット内でSSBビームの最大個数もキャリアの周波数帯域によって以下のように与えられる。
【0176】
-For frequency range up to 3GHz、Max number of beams=4
【0177】
-For frequency range from 3GHz to 6 GHz、Max number of beams=8
【0178】
-For frequency range from 6GHz to 52.6GHz、Max number of beams=64
【0179】
マルチビーム送信が適用されない場合、SSBビームの個数は1つである。
【0180】
端末が基地局に初期接続を試みる場合、端末はSSBに基づいて基地局とビームを整列する。例えば、端末はSSB検出を行った後、ベストSSBを識別する。その後、端末はベストSSBのインデックス(即ち、ビーム)にリンクされた/対応するPRACHリソースを用いてRACHプリアンブルを基地局に送信する。SSBは初期接続の後にも基地局と端末の間でのビーム整列に使用できる。
【0181】
チャネル測定及びレートマッチング
【0182】
図10は様々な実施例が適用可能な実際送信されるSSB(SSB_tx)を指示される方法の一例を示す図である。
【0183】
SSBバーストセット内でSSBは最大L個が送信され、SSBが実際に送信される個数/位置は基地局/セルごとに異なる。SSBが実際に送信される個数/位置はレートマッチングと測定のために使用され、実際に送信されるSSBに関する情報(例、ssb-PositionsInBurst)は以下のように指示される。
【0184】
-レートマッチングに関連する場合:端末-特定の(specific)RRCシグナリングやRMSIにより指示される。端末-特定のRRCシグナリングはbelow 6GHz及びabove 6GHzの周波数範囲で全てフル(full)(例えば、長さL)ビットマップを含む。一方、RMSIはbelow 6GHzでフルビットマップを含み、above 6GHzでは図示のように圧縮形態のビットマップを含む。具体的には、グループ-ビットマップ(8ビット)+グループ内ビットマップ(8ビット)を用いて実際に送信されたSSBに関する情報が指示される。ここで、端末-特定のRRCシグナリングやRMSIにより指示されたリソース(例えば、RE)はSSB送信のために予約され、PDSCH/PUSCHなどはSSBリソースを考慮してレートマッチングされる。
【0185】
-測定に関連する場合:RRC連結(connected)モードである場合、ネットワーク(例えば、基地局)は測定区間内で測定されるSSBセットを指示する。SSBセットは周波数レイヤー(frequency layer)ごとに指示される。SSBセットに対する指示がない場合は、デフォルトSSBセットが使用される。デフォルトSSBセットは測定区間内の全てのSSBを含む。SSBセットはRRCシグナリングのフル(full)(例えば、長さL)ビットマップを用いて指示される。RRCアイドル(idle)モードである場合は、デフォルトSSBセットが使用される。
【0186】
2.任意接続手順(Random Access Procedure、RACH)
【0187】
基地局に最初に接続するか、信号送信のための無線リソースがないなどの場合、端末は基地局に対して任意接続手順を行うことができる。
【0188】
任意接続手順は様々な用途に使用される。例えば、任意接続手順はRRC_IDLEからネットワーク初期接続、RRC連結再確立手順(RRC Connection Re-establishment procedure)、ハンドオーバー、UE-トリガー(UE-triggered)ULデータ送信、RRC_INACTIVEから転移(transition)、SCell追加においての時間整列(Time alignment)の確立、OSI(other system information)要請及びビーム失敗回復(Beam failure recovery)などに使用される。端末は任意接続手順によりUL同期とUL送信リソースを得ることができる。
【0189】
任意接続手順は、競争基盤(contention-based)の任意接続手順と非競争(contention free)の任意接続手順で構成される。競争基盤の任意接続手順は、4-step任意接続手順(4-step RACH)と2-step任意接続手順(2-step RACH)に区分される。
【0190】
2.1.4-step RACH:Type-1 Random Access Procedure
【0191】
図11は様々な実施例が適用可能な4-step RACH手順の一例を示す図である。
【0192】
(競争基盤の)任意接続手順が4段階で行われる(4-step RACH)場合、端末は物理任意接続チャネル(Physical Random Access Channel、PRACH)を介して特定のシーケンスに関連するプリアンブルを含むメッセージ(メッセージ1、Msg1)を送信し(1701)、PDCCH及び対応するPDSCHを介してプリアンブルに対する応答メッセージ((RAR(Random Access Response) message)(メッセージ2、Msg2)を受信する(1703)。端末はRAR内のスケジューリング情報を用いてPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)を含むメッセージ(メッセージ3、Msg3)を送信し(1705)、物理下りリンク制御チャネル信号及びそれに対応する物理下りリンク共有チャネル信号の受信のような衝突(競争)解決手順(Contention Resolution Procedure)を行う。端末は基地局から衝突解決手順のための衝突(競争)解決情報(contention resolution information)を含むメッセージ(メッセージ4、Msg4)を受信する(1707)。
【0193】
端末の4-ステップRACH手順は以下の表10のように要約することができる。
【0194】
【0195】
まず、端末はULにおいての任意接続手順のMsg1として任意接続プリアンブルをPRACHを介して送信することができる。
【0196】
互いに異なる長さの任意接続プリアンブルシーケンスが支援される。長いシーケンス839は1.25及び5kHzの副搬送波間隔に適用され、短いシーケンス139は15、30、60及び120kHzの副搬送波間隔に適用される。
【0197】
多数のプリアンブルフォーマットは一つ又はそれ以上のRACH OFDMシンボル及び互いに異なる循環プレフィックス(cyclic prefix)(及び/又はガード時間(guard time))により定義される。Pcell(Primary cell)の初期帯域幅に関するRACH設定がセルのシステム情報に含まれて端末に提供される。RACH設定はPRACHの副搬送波間隔、利用可能なプリアンブル、プリアンブルフォーマットなどに関する情報を含む。RACH設定はSSBとRACH(時間-周波数)リソースの間の連関情報を含む。UEは検出した又は選択したSSBに連関するRACH時間-周波数リソースで任意接続プリアンブルを送信する。
【0198】
RACHリソース連関のためのSSBのしきい値がネットワークにより設定され、SSB基盤に測定された参照信号受信電力(reference signal received power、RSRP)がしきい値を満たすSSBを基盤としてRACHプリアンブルの送信又は再送信が行われる。例えば、端末はしきい値を満たすSSBのうちのいずれかを選択し、選択されたSSBに連関するRACHリソースを基盤としてRACHプリアンブルを送信又は再送信する。例えば、RACHプリアンブルの再送信時、端末はSSBのうちのいずれかを再選択し、再選択されたSSBに連関するRACHリソースに基づいてRACHプリアンブルを再送信する。即ち、RACHプリアンブルの再送信のためのRACHリソースは、RACHプリアンブルの送信のためのRACHリソースと同一及び/又は異なる。
【0199】
基地局が端末から任意接続プリアンブルを受信すると、基地局は任意接続応答(random access response、RAR)メッセージ(Msg2)を端末に送信する。RARを運ぶPDSCHをスケジューリングするPDCCHは、任意接続(random access、RA)無線ネットワーク臨時識別子(radio network temporary identifier、RNTI)(RA-RNTI)によりCRCマスキングされて送信される。RA-RNTIにCRCスクランブルされたPDCCHを検出した端末は、PDCCHが運ぶDCIがスケジューリングするPDSCHからRARを受信する。端末は自分が送信したプリアンブル、即ち、Msg1に関する任意接続応答情報がRAR内にあるか否かを確認する。自分が送信したMsg1に関する任意接続情報が存在するか否かは、端末が送信したプリアンブルに関する任意接続プリアンブルIDが存在するか否かにより判断される。Msg1に対する応答がないと、端末は電力ランピング(power ramping)を行いながらRACHプリアンブルを所定の回数内で再送信する。端末は最近の送信電力、電力増分量及び電力ランピングカウンターに基づいてプリアンブルの再送信に対するPRACH送信電力を計算する。
【0200】
任意接続応答情報は端末が送信したプリアンブルシーケンス、基地局が任意接続を試みた端末に割り当てた臨時(temporary)セル-RNTI()、上りリンク送信時間調整情報(Uplink transmit time alignment information)、上りリンク送信電力調整情報及び上りリンク無線リソース割り当て情報を含む。端末がPDSCH上で自分に関する任意接続応答情報を受信すると、端末はUL同期化のためのタイミングアドバンス(timing advance)情報、初期ULグラント、TC-RNTIが分かる。タイミングアドバンス情報は上りリンク信号送信タイミングを制御するために使用される。端末によるPUSCH/PUCCH送信がネットワークでサブフレームタイミングと正しく整列(align)するために、ネットワーク(例、BS)は端末から受信されるPRACHプリアンブルから検出されるタイミング情報に基づいてタイミングアドバンス情報を得、該当タイミングアドバンス情報を送る。端末は任意接続応答情報を基盤として上りリンク共有チャネル上でUL送信を任意接続手順のMsg3として送信する。Msg3はRRC連結要請及び端末識別子を含む。Msg3に対する応答としてネットワークはMsg4を送信し、これはDL上での競争解決メッセージとして扱われる。Msg4を受信することにより、端末はRRC連結状態に進入することができる。
【0201】
上述したように、RAR内のULグラントは基地局にPUSCH送信をスケジューリングする。RAR内のULグラントによる初期UL送信を運ぶPUSCHはMsg3 PUSCHとも称することができる。RAR ULグラントのコンテンツはMSBから始まってLSBで終わり、表11のように与えられる。
【0202】
【0203】
TPC命令はMsg3 PUSCHの送信電力を決定するときに使用され、例えば、表12のように解釈される。
【0204】
【0205】
2.2.2-step RACH:Type-2 random access procedure
【0206】
図12は様々な実施例が適用可能2-step RACH手順の一例を示す図である。
【0207】
(競争基盤の)任意接続手順が2段階で行われる2-step RACH手順は、低いシグナリングオーバーヘッドと低い遅延を達成するために、RACH手順を単純化するために提案されている。
【0208】
4-step RACH手順でのメッセージ1を送信する動作とメッセージ3を送信する動作は、2-step RACH手順では端末がPRACH及びPUSCHを含む一つのメッセージ(メッセージA)に対する送信を行う一つの動作により行われ、4-step RACH手順での基地局がメッセージ2を送信する動作及びメッセージ4を送信する動作は、2-step RACH手順では基地局がRAR及び衝突解決情報を含む一つのメッセージ(メッセージB)に対する送信を行う一つの動作により行われる。
【0209】
即ち、2-step RACH手順において、端末は4-step RACH手順でのメッセージ1とメッセージ3を一つのメッセージ(例えば、メッセージA(message A、MsgA))として結合して、該当一つのメッセージを基地局に送信する(1801)。
【0210】
また、2-step RACH手順において、基地局は4-step RACH手順でのメッセージ2とメッセージ4を一つのメッセージ(例えば、メッセージB(message B、MsgB))として結合して、該当一つのメッセージを端末に送信する(1803)。
【0211】
かかるメッセージの結合に基づいて、2-step RACH手順は低い遅延(low-latency)RACH手順を提供することができる。
【0212】
より具体的には、2-step RACH手順においてメッセージAはメッセージ1に含まれたPRACHプリアンブルとメッセージ3に含まれたデータを含む。2-step RACH手順においてメッセージBはメッセージ2に含まれたRAR(random access response)とメッセージ4に含まれた競争解消情報(contention resolution information)を含む。
【0213】
2.3.Contention-free RACH
【0214】
図13は様々な実施例が適用可能なcontention-free RACH手順の一例を示す図である。
【0215】
非競争任意接続手順(contention-free RACH)は、端末が他のセル又は基地局にハンドオーバーする過程で使用されるか、又は基地局の命令により要請された場合に行われる。非競争任意接続手順の基本的な過程は競争基盤の任意接続手順と類似する。但し、端末が複数の任意接続プリアンブルのうち、使用するプリアンブルを任意に選択する競争基盤の任意接続手順とは異なり、非競争任意接続手順では、端末が使用するプリアンブル(以下、専用任意接続プリアンブル)が基地局により端末に割り当てられる(1901)。専用の任意接続プリアンブルに関する情報はRRCメッセージ(例、ハンドオーバー命令)に含まれるか、又はPDCCHオーダー(order)により端末に提供される。任意接続手順が開始されると、端末は専用の任意接続プリアンブルを基地局に送信する(1903)。端末が基地局から任意接続応答を受信すると、任意接続手順は完了する(complete)(1905)。
【0216】
非競争任意接続手順において、RAR ULグラント内のCSI要請フィールドは端末が非周期的CSI報告を該当PUSCH送信に含めるか否かを指示する。Msg3 PUSCH送信のための副搬送波間隔はRRCパラメータにより提供される。端末は同一のサービス提供セルの同一の上りリンク搬送波上でPRACH及びMsg3 PUSCHを送信する。Msg3 PUSCH送信のためのUL BWPはSIB1(SystemInformationBlock1)により指示される。
【0217】
2.4.MappingBetweenSSBBlockandPRACHresource(occasion)
【0218】
図14及び
図15は様々な実施例によるSSブロック送信及びSSブロックにリンクされたPRACHリソースの一例を示す図である。
【0219】
基地局が1つのUEと通信するためには、基地局とUEの間の最適のビーム方向を把握する必要があり、UEの動きによって最適のビーム方向も変化するので、最適のビーム方向を持続的に追跡する必要がある。基地局とUEの間の最適のビーム方向を把握する過程をビーム獲得(beam acquisition)過程といい、最適のビーム方向を持続的に追跡する過程をビーム追跡(beam tracking)過程という。ビーム獲得過程は、1)UEが基地局に最初に接続を試みる初期接続、2)UEが1つの基地局から他の基地局に移るハンドオーバー、3)UEと基地局の間の最適のビームを探すビーム追跡中に最適のビームを失い、基地局との通信が最適の通信状態を持続できないか又は通信不可能になった状態、即ち、ビーム失敗(beam failure)を回復するためのビーム回復(beam recovery)などに必要である。
【0220】
NRシステムの場合、多重ビームを使用する環境においてビーム獲得のために多段階のビーム獲得過程が論議されている。多段階のビーム獲得過程において、基地局とUEが初期接続段では広いビームを用いて連結設定を進行し、連結設定の完了後、基地局とUEは狭いビームを用いて最適の品質で通信を行う。様々な実施例に適用可能なNRシステムのビーム獲得過程の一例は以下の通りである。
【0221】
1)基地局はUEが初期接続段階で基地局を探し、即ち、セル探索(cell search)或いはセル獲得(cell acquisitino)を行い、広いビームのビームごとのチャネル品質を測定してビーム獲得の1次段階で使用する最適の広いビームを探すために、広いビームごとに同期ブロック(synchronization block)を送信する。
【0222】
2)UEはビームごとの同期ブロックに対してセル探索を行い、ビームごとのセル検出結果を用いて下りリンクビーム獲得を行う。
【0223】
3)UEは自分が探した基地局に自分の接続を知らせるために、RACH過程を行う。
【0224】
4)UEがRACH過程と同時に広いビームレベルで下りリンクビーム獲得結果(例、ビームインデックス)を基地局に知らせるために、基地局はビームごとに送信された同期ブロックとPRACH送信のために使用されるPRACHリソースを連結或いは連関させる。UEは自分が探した最適のビーム方向に連結されたPRACHリソースを用いてRACH過程を行うと、基地局はPRACHプリアンブルの受信過程でUEに適合した下りリンクビームに関する情報を得る。
【0225】
多重ビーム環境においては、UEと送信及び受信ポイント(transmission and reception point、TRP)の間のTxビーム及び/又は受信(reception、Rx)ビーム方向をUE及び/又はTRPが正確に決定できるかが問題である。多重ビーム環境において、TRP(例、基地局)或いはUEのTX/RX相互能力によって信号送信を繰り返し或いは信号受信のためのビームスイーピングが考えられる。TX/RX相互能力はTRP及びUEにおけるTX/RXビーム対応性(correspondence)ともいう。多重ビーム環境において、TRP及びUEでTX/RX相互能力が有効ではないと、UEは自分が下りリンク信号を受信したビーム方向に上りリンク信号を送信しないことができる。ULの最適の経路とDLの最適の経路が異なることがあるためである。TRPにおけるTX/RXビーム対応性は、TRPがTRPの1つ以上のTXビームに関するUEの下りリンク測定に基づいて該当上りリンク受信のためにTRP RXビームを決定できると、及び/又はTRPがTRPの1つ以上のRXビームに関するTRP’の上りリンク測定に基づいて該当下りリンク送信に対するTRP TXビームを決定できると、有効である。UEにおけるTX/RXビーム対応性は、UEがUEの1つ以上のRXビームに関するUEの下りリンク測定に基づいて該当上りリンク送信のためのUE RXビームを決定できると、及び/又はUEがUEの1つ以上のTXビームに関する上りリンク測定に基づくTRPの指示(indication)に基づいて該当下りリンク受信に対するUE TXビームを決定できると、有効である。
【0226】
2.5.PRACH preamble structure
【0227】
NRシステムにおいて、基地局への初期接続、即ち、基地局が使用するセルを通じた基地局への初期接続のために使用するRACH信号は、以下の要素を用いて構成される。
【0228】
-循環プレフィックス(cyclic prefix、CP):以前の/前の(OFDM)シンボルからの干渉を防ぎ、多様な時間遅延を有して基地局に到着するPRACHプリアンブル信号を1つの同時間帯に集める役割を果たす。即ち、セルの最大半径に合うようにCPを設定すると、セル内のUEが同一のリソースで送信したPRACHプリアンブルがPRACH受信のためにgNBが設定したPRACHプリアンブル長さに該当するPRACH受信ウィンドウ内に入る。CPの長さは一般的に最大の往復遅延(maximum round trip delay)より大きいか又は等しく設定される。CPは長さTCPを有する。
【0229】
-プリアンブル(シーケンス):信号が送信されたことを基地局が検出するためのシーケンスが定義され、プリアンブルはこのシーケンスを運ぶ役割を果たす。プリアンブルシーケンスは長さTSEQを有する。
【0230】
-ガード時間(guard time、GT):RACHカーバリッジ上、基地局と最も遠いところから送信され、遅延されて基地局に入るPRACH信号が、PRACHシンボル区間以後に入る信号に干渉を与えないようにするために定義された区間であって、この区間ではUEが信号を送信しないので、GTはPRACH信号として定義されないこともできる。ガード時間は長さTGPを有する。
【0231】
2.6.Mapping to physical resources for Physical random-access channel
【0232】
任意接続プリアンブルはRACH設定のために予め設定されたテーブル(RACH設定テーブル)とFR1、FR2及び予め設定されたスペクトルタイプに基づいて得られた時間リソース内でのみ送信される。
【0233】
RACH設定テーブル内のPRACH設定インデックス(PRACH configuration index)は以下の通りである。
【0234】
-FR1の任意接続設定及び不対スペクトル(unpaired spectrum)に対するRACH設定テーブルのために、上位階層パラメータprach-ConfigurationIndexNew(if configured)から与えられる。そうではない場合は、prach-ConfigurationIndex、msgA-prach-ConfigurationIndex、又はmsgA-prach-ConfigurationIndexNew(if configured)などから与えられる。
【0235】
-FR1の任意接続設定及び対スペクトル(paired spectrum)/付加上りリンク(supplementary uplink)に対するRACH設定テーブル、及びFR2の任意接続設定及び不対スペクトルに対するRACH設定テーブルのために、上位階層パラメータprach-ConfigurationIndex、又はmsgA-prach-ConfigurationIndexNew(if configured)などから与えられる。
【0236】
RACH設定テーブルは、各ケースにおいてPRACH設定インデックス、プリアンブルフォーマット、nSFN mod x=y、サブフレームの数、開始シンボル、PRACHスロットの数、時間ドメインにおいてPRACHスロット内のPRACH機会回数(number of time-domain PRACH occasions within a PRACH slot)、及びPRACH期間のうちのいずれかとの関係に関するテーブルである。
【0237】
それぞれのケースは以下の通りである:
【0238】
-(1)FR1の任意接続設定及び対スペクトル/付加上りリンク
【0239】
-(2)FR1の任意接続設定及び不対スペクトル
【0240】
-(3)FR2の任意接続設定及び不対スペクトル
【0241】
以下の表13は(2)FR1の任意接続設定及び不対スペクトルのためのRACH設定テーブルの一例の一部を表す。
【0242】
【0243】
RACH設定テーブル(RACH configuration table)には、RACH機会(RACH occasion)を構成するために必要なパラメータ(プリアンブルフォーマット、周期、SFNオフセット、RACHサブフレーム/スロットインデックス、開始OFDMシンボル、RACHスロットの数、機会の回数、RACHフォーマットのためのOFDMシンボルなど)に関する具体的な値が表されている。RACH設定インデックスが指示されると、指示されたインデックスに該当する特定の値が使用される。
【0244】
例えば、開始OFDMシンボル(Starting OFDM symbol)パラメータがnである場合、#nのインデックスを有するOFDMシンボルから(時間ドメインにおいて)連続する1つ以上のRACH機会が設定される。
【0245】
例えば、1つ以上のRACH機会回数は時間ドメインにおいてRACHスロット内のRACH機会回数(number of time-domain PRACH occasions within a RACH slot)パラメータにより指示される。
【0246】
例えば、RACHスロットは1つ以上のRACH機会を含む。
【0247】
例えば、(サブフレーム内及び/又は特定のSCSのスロット内の)RACHスロット数がRACHスロット数パラメータにより指示される。
【0248】
例えば、RACH機会が含まれるシステムフレーム数(system frame number, SFN)はnSFN mod x=yにより決定される。modはモジュロ演算(modulo arithmetic、modulo operation)により、被除数(dividend)qを除数(divisor)で割った余り(remainder)rを求める演算である(r=q mod(d))
【0249】
例えば、システムフレーム内のRACH機会が含まれるサブフレーム/スロット(インデックス)がRACHサブフレーム/スロットインデックスパラメータにより指示される。
【0250】
例えば、RACH送受信のためのプリアンブルフォーマットがプリアンブルフォーマットパラメータにより指示される。
【0251】
図16(a)を参照すると、例えば、開始OFDMシンボルが0に指示された場合、#0のOFDMシンボルから(時間ドメインにおいて)連続する1つ以上のRACH機会が設定される。例えば、1つ以上のRACH機会回数は時間ドメインにおいてRACHスロット内のRACH機会回数パラメータにより指示された値に従う。例えば、プリアンブルフォーマットはプリアンブルフォーマットパラメータにより指示される。例えば、プリアンブルフォーマットA1、A2、A3、B4、C0、C2などが指示される。例えば、最後の2つのOFDMシンボルのうち、一方は保護区間として使用され、他方はPUCCH、SRS(sounding reference signal)などの他の上りリンク信号送信に使用される。
【0252】
図16(b)を参照すると、例えば、開始OFDMシンボルが2に指示された場合、#2のOFDMシンボルから(時間ドメインにおいて)連続する1つ以上のRACH機会が設定される。例えば、12つのOFDMシンボルがRACH機会のために使用され、最後のOFDMシンボルに保護区間は設定されない。例えば、1つ以上のRACH機会回数は時間ドメインにおいてRACHスロット内のRACH機会回数パラメータにより指示された値に従う。例えば、プリアンブルフォーマットはプリアンブルフォーマットパラメータにより指示される。例えば、プリアンブルフォーマットA1/B1、B1、A2/B2、A3/B3、B4、C0、C2などが指示される。
【0253】
図16(c)を参照すると、例えば、開始OFDMシンボルが7に指示された場合、#7のOFDMシンボルから(時間ドメインにおいて)連続する1つ以上のRACH機会が設定される。例えば、6つのOFDMシンボルがRACH機会のために使用され、最後のOFDMシンボル(#13のOFDMシンボル)PUCCH、SRS(sounding reference signal)などの他の上りリンク信号送信に使用される。例えば、1つ以上のRACH機会回数は時間ドメインにおいてRACHスロット内のRACH機会回数パラメータにより指示された値に従う。例えば、プリアンブルフォーマットはプリアンブルフォーマットパラメータにより指示される。例えば、プリアンブルフォーマットA1、B1、A2、A3、B3、B4、C0、C2などが指示される。
【0254】
例えば、RACH設定テーブルに含まれたパラメータはRACH設定テーブルとRACH設定インデックスにより識別/決定される予め設定された対応関係を満たす。例えば、PRACH設定インデックス、RACHフォーマット、周期(x)=8、SFNオフセット(y)、サブフレームの数、開始シンボル(インデックス)、サブフレーム内のPRACHスロットの数、PRACHスロット内のPRACH機会回数、PRACH期間/RACHフォーマットのためのOFDMシンボルなどの間には予め設定された対応関係が満たされ、このような対応関係はRACH設定インデックスとRACH設定テーブルにより識別される。
【0255】
3.様々な実施例
【0256】
以下、上記のような技術的思想に基づいて、様々な実施例についてより詳しく説明する。以下に説明する様々な実施例においては、上述した1.及び2.の内容が適用される。例えば、以下に説明する様々な実施例に定義されていない動作、機能、用語などは、1.及び2.の内容に基づいて行われ、説明できる。
【0257】
様々な実施例に関する説明で使用される記号/略語/用語は以下の通りである。
【0258】
-A/B/C:A及び/又はB及び/又はC
【0259】
-BWP:bandwidth part
【0260】
-CBRA:contention-based random access
【0261】
-CDM:code division multiplexing(code domain sharing)
【0262】
-comb:コムは、信号を周波数領域において一定間隙でマッピングする方式を意味する。例えば、コム2(comb-2又は2-comb)は2つの副搬送波間隔で離隔したREごとに同じ特定のRSをマッピングすることを意味する。例えば、コム4(comb-4又は4-comb)は4つの副搬送波間隙で離隔したREごとに同じ特定のRSをマッピングすることを意味する。
【0263】
-CFRA:contention-free random access
【0264】
-CP-OFDM:cyclic prefix based orthogonal frequency division multiplex、送信プリコーディング(transform precoding)が非活性化(disable)された場合と理解できる。
【0265】
-DFT-s-OFDM:discrete Fourier transform spread orthogonal frequency division multiplex、送信プリコーディングが活性化(enable)された場合と理解できる。
【0266】
-DL:downlink
【0267】
-DM-RS(DMRS):demodulation reference signal
【0268】
-FDM:frequency division multiplexing(frequency domain sharing)
【0269】
-MCS:modulation and coding scheme
【0270】
-OCC:orthogonal cover code
【0271】
-OFDM:orthogonal frequency division multiplexing
【0272】
-PAPR:peak to average power ratio
【0273】
-PRACH:physical random access channel
【0274】
-PRB:physical Resource block
【0275】
-PRU:PUSCH Resource unit
【0276】
-PO:PUSCH occasion
【0277】
-PUSCH:physical uplink shared channel
【0278】
-RA:random access
【0279】
-RACH:random access channel
【0280】
-RAPID:random access preamble identifier
【0281】
-RAR:random access response
【0282】
-RB:Resource block
【0283】
-RE:Resource element
【0284】
-RNTI:radio network temporary identifier
【0285】
-RO:RACH occasion or PRACH occasion
【0286】
-SCID:scrambling identifier
【0287】
-TBS:transmission block size
【0288】
-TDM:Time division multiplexing(Time domain sharing)
【0289】
-UL:uplink
【0290】
-Rel-15(REL.15):3GPP(3rd generation partnership project) TS(technical specification) Release 15及び/又は3GPP TS Release 15を支援するシステム及び/又はそれと共存可能なシステム
【0291】
-Rel-16(REL.16):3GPP(3rd generation partnership project) TS(technical specification) Release 16及び/又は3GPP TS Release 16を支援するシステム及び/又はそれと共存可能なシステム
【0292】
様々な実施例に関する説明において、「A超過/以上」という用語は、「A以上/超過」と置き換えてもよい。
【0293】
様々な実施例に関する説明において、「B未満/以下」という用語は、「B以下/未満」と置き換えてもよい。
【0294】
様々な実施例に関する説明において、特に言及しない限り、PUSCH(送信)はメッセージA(送信)に含まれる。
【0295】
様々な実施例に関する説明において、特に言及しない限り、PUSCH/PO/PRUは互いに置き換えてもよい。
【0296】
例えば、2-ステップのRACHの場合、上りリンクで送信されるメッセージAはPRACHプリアンブルとPUSCHリソースで構成される。例えば、SSBからPRACHプリアンブルとPUSCHリソースが共にマッピングされるが、かかる関係は単純な方式で設定することが難しい。例えば、RACH機会(occasion)(例えば、周期、加用の(available)ROの数、SSBとROの間のマッピング(SSB to RO mapping)関係など)の状態及びPUSCH構成方式(周期、加用のRO/PO(PUSCH occasion)の数、DMRSアンテナポート/シーケンス数など)が共に考慮されなければならない。
【0297】
様々な実施例はメッセージA PUSCHを構成する方法に関連する。
【0298】
様々な実施例はメッセージA PUSCHのためのDM-RSを構成する方法に関連する。
【0299】
様々な実施例は2-ステップのRACHを支援するためのRACHプリアンブルとPUSCH(リソースユニット)間のマッピング(RACH preamble to PUSCH (Resource unit)mapping)方法に関連する。
【0300】
図17は様々な実施例による端末及び基地局の動作方法を簡単に示す図である。
【0301】
図18は様々な実施例による端末の動作方法を簡単に示す図である。
【0302】
図19は様々な実施例による基地局の動作方法を簡単に示す図である。
【0303】
図17ないし
図19を参照すると、様々な実施例による動作1701、1801において、端末はメッセージAを得る/生成する。例えば、端末はPRACHプリアンブルをROにマッピング及び/又はPUSCHをPUSCH機会にマッピング及び/又はDM-RSをマッピングすることに基づいてメッセージAを得る/生成する。
【0304】
様々な実施例による動作1703、1803、1901において、端末はメッセージAを送信し、基地局は該当メッセージAを受信する。
【0305】
様々な実施例による動作1705、1903において、基地局はメッセージAを復号(検出)する。例えば、基地局はメッセージAを復号してメッセージA内に含まれたPRACHプリアンブル及び/又はPUSCH及び/又はDM-RSを得る。
【0306】
様々な実施例による動作1707、1805、1905において、基地局はメッセージAに対する応答としてメッセージB及び/又はメッセージ2を送信し、端末は該当メッセージB及び/又はメッセージ2を受信する。
【0307】
それぞれの例示的な実施例による動作でのより具体的な動作、機能、用語などは、後述する様々な実施例に基づいて行われ、説明できる。
【0308】
以下、様々な実施例について詳しく説明する。以下に説明する様々な実施例は、互いに反しない限り、全部又は一部が結合してさらに他の様々な実施例を構成することができ、それらは当該技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解されるであろう。
【0309】
3.1.DMRS for msgA PUSCH
【0310】
DMRS configuration type for msgA PUSCH
【0311】
様々な実施例によれば、2-ステップのRACHにおいて、メッセージA PUSCHのためにはタイプ1 DMRSのみが適用される。
【0312】
様々な実施例が適用可能なNRシステムでは、DMRS設定タイプ1及びタイプ2などの2つのDMRSタイプが支援される。例えば、DMRSのタイプはdmrs-Typeから設定され、該当IE(information element)がない場合は、DMRSタイプ1が使用される。
【0313】
例えば、設定タイプ1では、周波数ドメインにおいて最小REG(resource element group)が1つのREである。例えば、設定タイプ2では、周波数ドメインにおいて最小REGが2つの連続するREである。
【0314】
例えば、設定タイプ1では、DMRSの3ペア(6RE)は4つのRE間隔で1つのOFDMシンボル/1つのRBに分散される。それぞれのペア内の2REは2RE間隔で分離される。例えば、DMRSシンボルの6REは周波数ドメインにおいて他の全てのREに分散される。例えば、二重-シンボル(double-symbol)DMRSでは8つのDMRSポート(ポート1000~1007)が支援される。例えば、単一のシンボル(single symbol)DMRSでは4つのDMRSポート(ポート1000~1003)が支援される。
【0315】
例えば、設定タイプ2では、DMRSの2ぺア(4RE)は6つのRE間隔で1つのOFDMシンボル/1つのRBに分散される。各ペア内の2REは1RE間隔で分離され、これは各ペアの2REが連続することを意味する。例えば、二重-シンボルDMRSでは、12つのDMRSポート(ポート1000~1011)が支援される。例えば、単一のシンボルDMRSでは、8つのDMRSポート(ポート1000~1007)が支援される。
【0316】
様々な実施例によれば、4-ステップのRACH手順でのメッセージ3のPUSCHのためには、タイプ1のDMRSが適用される。例えば、特定のUL BWP内においてタイプ1のDMRSがメッセージ3の送信のために使用される。
【0317】
様々な実施例によれば、2-ステップのRACH手順において、2-ステップのRACH手順のためのRACH設定が端末に適用されるBWP-UplinkCommonにより設定されることを考慮すると、メッセージA PUSCHのためにタイプ1 DMRSのみが適用される。例えば、BWP-UplinkCommonは上りリンクBWPの共通パラメータ(common parameter)の設定に使用されるセル-特定の(cell-specific)IE(information element)である。
【0318】
PUSCH DMRS port/sequence
【0319】
様々な実施例によれば、ネットワーク(例えば、基地局)はメッセージA PUSCH DMRSのためのアンテナポートの数を設定することができる。
【0320】
様々な実施例によれば、アンテナポートの最大数は4である。
【0321】
例えば、設定されたアンテナポートの数が2である場合、アンテナポート0とアンテナポート1が使用される。
【0322】
例えば、設定されたアンテナポートの数が1である場合、アンテナポート0が使用される。
【0323】
様々な実施例によれば、タイプ1 DMRSのために、1つのOFDMシンボルが使用される場合、最大4つのアンテナポートが割り当てられる。例えば、アンテナポートは周波数リソース(例えば、2-コムタイプリソース)と循環シフト値(例えば、0及びπ(pi))で構成される。
【0324】
様々な実施例によれば、PRACHプリアンブルマッピングが定義される。
【0325】
様々な実施例によれば、メッセージA連関区間(message association period)内でPRACHプリアンブルは有効なPRUに以下のような順に基づいてマッピングされる:
【0326】
-第一に、周波数多重化されたPUSCH機会のための周波数リソースインデックスの昇順
【0327】
-第二に、1つのPUSCH機会内のDMRSインデックスの昇順
【0328】
--DMRSインデックスはDMRSポートインデックスの昇順を考慮した後、DMRSシーケンスインデックスの昇順を考慮することに基づいて決定される。
【0329】
-第三に、1つのPUSCHスロット内の時間多重化されたPUSCH機会のための時間リソースインデックスの昇順
【0330】
-第四に、PUSCHスロットのためのインデックスの昇順
【0331】
-多数の設定のために、マッピングは各メッセージA PUSCH設定のPRUに対応するプリアンブルグループ内のプリアンブルの間で行われる。
【0332】
--それぞれのメッセージA PUSCH設定はDMRSポート/シーケンス組み合わせの部分集合(sub-set)を識別することができる。
【0333】
例えば、スロット内の(有効な)PRACH機会の1つ以上の連続するプリアンブルインデックスは:
【0334】
-第一に、1つのPRACH機会内のプリアンブルインデックスの昇順、
【0335】
-第二に、周波数多重化されたPRACH機会のための周波数リソースインデックスの昇順、
【0336】
-第三に、(有効な)PUSCH機会にマッピングされたPRACHスロット内の時間多重化されたPRACH機会のための時間リソースインデックスの昇順、
【0337】
(有効な)PUSCH機会にマッピングされる:
【0338】
-第一に、周波数多重化されたPUSCHリソースのための周波数リソースインデックスの昇順、
【0339】
-第二に、PUSCH機会内のDMRSインデックスの昇順、例えば、DMRSインデックスはDMRSポートインデックスの昇順を考慮した後、DMRSシーケンスインデックスの昇順を考慮することに基づいて決定される。
【0340】
-第三に、PUSCHスロット内の時間多重化されたPUSCH機会のための時間リソースインデックスの昇順、
【0341】
-第四に、PUSCHスロットのためのインデックスの昇順
【0342】
様々な実施例によれば、DMRSポート及び/又はDMRSシーケンスを含むDMRSリソースを指示する方法が提供される。
【0343】
例えば、4-ステップのRACHにおいて、単一のアンテナポートがメッセージ3送信のために適用される。しかし、例えば、2-ステップのRACHでは、PUSCHリソースの効率性増大のために、全てのアンテナポートが使用される。
【0344】
様々な実施例によれば、ネットワーク(例えば、基地局)はメッセージA PUSCH DMRSのためのアンテナポートの数を設定する。
【0345】
様々な実施例によれば、アンテナポート数の決定において、ネットワークカバレッジ(coverage)及び/又はジオメトリ(geometry)が考慮される。例えば、ネットワークカバレッジが相対的に広く、及び/又はジオメトリがPUSCH機会に多数の端末の支援に好ましくない場合は、相対的に低い数のアンテナポートが割り当てられる(例えば、1つ又は2つ)。逆に、例えば、2-ステップのRACHが相対的に狭いネットワークカバレッジで運用され、及び/又はジオメトリが相対的によい場合には、PUSCH機会に相対的に多い数のアンテナポートの割り当てが許容される(例えば、2つ又は4つ)。
【0346】
様々な実施例によれば、2つのアンテナポートが設定される場合、周波数リソースが同一であり、循環シフト値が異なるアンテナポート0と1(又は2と3)が使用される。例えば、循環シフトはOFDMシンボル受信タイミングが非常に大きい場合にも(例えば、FFT(fast Fourier transform)サイズ/4)、アンテナポートの区別が可能であるためである。
【0347】
sequence initialization for msgA PUSCH DMRS
【0348】
様々な実施例によれば、CP-OFDMの場合(DMRSがCP-OFDMに基づく場合、送信プリコーディングが非活性化された場合)、最大2つの互いに異なる初期値及び/又はシード値(seed value)が上位階層信号(例えば、SIB1及び/又はRACH-ConfigCommon)から設定される。様々な実施例によれば、シーケンスはRAPIDに依存して(depending on、様々な実施例に関する説明において、「依存して」は基づいて、使用してなどに代替可能)指定/指示される。
【0349】
及び/又は、様々な実施例によれば、送信プリコーディングが非活性化された場合、メッセージA PUSCHのための疑似-任意シーケンス生成器(pseudo-random sequence generator)のために、以下の数1が使用される。様々な実施例によれば、送信プリコーディングが非活性化された場合、メッセージA PUSCHのための疑似-任意シーケンス生成器は以下の数1により初期化される。
【0350】
[数1]
cinit=(217(Nslot
symb nu
s,f+l+1)(2NnSCID
ID+1)+2NnSCID
ID+nSCID)mod 231
【0351】
例えば、Cinitはスクランブルシーケンス生成器の初期値を意味する。
【0352】
例えば、Nslot
symbはスロットごとのシンボル数を意味する。
【0353】
例えば、nu
s,fはSCS設定uのためのフレーム内のスロット番号(slot number)を意味する。
【0354】
例えば、N0
ID、N1
ID,…、NM-1
ID ∈ {0,1,…,65535}は上位階層信号内の上位階層パラメータscramblingID0, scrambling ID1及びscrambling IDM-1からそれぞれ与えられる。
【0355】
例えば、nSCID ∈ {0,1,…,M-1}はRAPIDに依存して指定される。
【0356】
例えば、Mは最大2である。
【0357】
様々な実施例によれば、DFT-s-OFDMの場合(DMRSがDFT-s-OFDMに基づく場合、送信プリコーディングが活性化された場合)、Zadoff-chu(ZC)シーケンスの1つのルートインデックスが上位階層信号から設定される。
【0358】
様々な実施例によれば、PUSCHリソースの効率性増大のために、アンテナポートごとに多数のDMRSシーケンスが適用される。例えば、CP-OFDMの場合、疑似任意シーケンス(pseudo-random sequence, PN sequence)がDMRSシーケンスに適用されることができる。例えば、UL MU-MIMO(multi-user multiple input and multiple output)のために、互いに異なる2つのシード値がRRC信号から設定され、2つのシード値のうちのいずれかがDCIから指定/指示される。例えば、空間的に分離された端末のために、端末に同一のアンテナポートが割り当てられても、2つの互いに異なるDMRSシーケンスが適用される。例えば、メッセージA PUSCHのためにCP-OFDMが使用される場合、多数のDMRSシーケンスが適用される。例えば、シード値はSIB1及び/又はRACH-ConfigCommonから設定され、RAPIDに依存して指定/指示される。例えば、シード値はSIB1及び/又はRACH-ConfigCommonから設定され、設定されたシード値のうち、1つ以上のRAPIDに基づいて指定/指示される。例えば、RACH-ConfigCommonはセル-特定の任意接続パラメータを具体化するために使用されるIEである。
【0359】
様々な実施例によれば、メッセージA PUSCHのDMRSのために、上記数1が疑似-任意シーケンス生成器の初期化に使用される。
【0360】
様々な実施例によれば、メッセージA PUSCHのために、上記数1のシード値(例えば、N0
ID、N1
ID)はSIB1及び/又はRACH-ConfigCommonから設定される。
【0361】
様々な実施例によれば、上記数1のnSCIDはRAPIDに依存して指定される。例えば、PRUがDMRSポートとDMRSシーケンスインデックス(例えば、nSCID)で構成されると、nSCIDはRAPID to PRUマッピングにより自動に得られる。
【0362】
様々な実施例によれば、DFT-s-OFDMの場合、低いPAPRシーケンス(例えば、Zadoff-chuシーケンス)が適用され、1つのシーケンスがDMRSシーケンスに割り当てられる。
【0363】
様々な実施例によれば、PO内のPRUの数は{1, 2, 4, 8}のうちのいずれかである。
【0364】
様々な実施例によれば、PO内のPRUの数が1である場合、DMRSポート(の数)とDMRSシーケンス(の数)のために1つの集合のみが定義される。
【0365】
様々な実施例によれば、PO内のPRUの数が2である場合、DMRSポートとDMRSシーケンスの結合の2つの集合(例えば、{2, 1}、{1, 2})が定義される。例えば、PO内で2つのアンテナポートが使用される場合、2つの(CDM)グループのうち、1つのCDMグループが該当2つのアンテナポートのために設定される。
【0366】
様々な実施例によれば、PO内のPRUの数が4である場合、DMRSポートとDMRSシーケンスの結合の2つの集合(例えば、{4, 1}、{2, 2})が定義される。例えば、PO内で4つのアンテナポートが使用される場合、2つのCDMグループ(全て)が同一のDMRSシーケンスに使用される。例えば、PO内において2つのアンテナポートが使用される場合、2つの(CDM)グループのうちのいずれかのCDMグループが2つの異なるDMRSシーケンスと設定される。
【0367】
様々な実施例によれば、PO内のPRUの数が8である場合は、2つのCDMグループ内の4つのアンテナポートが2つの異なるDMRSシーケンスと使用される。様々な実施例によれば、特に設定されない場合、2つの(CDM)グループが全て使用できる。
【0368】
様々な実施例によれば、(1つ)PO内で多数のPRUがDMRSポート(の数)とDMRSシーケンス(の数)の結合に依存して定義される。
【0369】
例えば、PO内のPRUの集合は表14のように定義される。
【0370】
【0371】
例えば、PO内のPRUの数が1である場合、DMRSポート(の数)とDMRSシーケンス(の数)のために1つの集合のみが定義される。
【0372】
例えば、PO内のPRUの数が2である場合、DMRSポートとDMRSシーケンスの結合の2つの集合(例えば、{2, 1}、{1, 2})が定義される。例えば、PO内で2つのアンテナポートが使用される場合、2つの(CDM)グループのうちのいずれかが該当2つのアンテナポートのために設定される。
【0373】
例えば、PO内のPRUの数が4である場合、DMRSポートとDMRSシーケンスの結合の2つの集合(例えば、{4, 1}、{2, 2})が定義される。例えば、PO内で4つのアンテナポートが使用される場合、2つのCDMグループ(全て)が同一のDMRSシーケンスと使用される。例えば、PO内で2つのアンテナポートが使用される場合、2つの(CDM)グループのうちのいずれかが2つの異なるDMRSシーケンスに設定される。
【0374】
例えば、PO内のPRUの数が8である場合は、2つのCDMグループ内の4つのアンテナポートが2つの異なるDMRSシーケンスと使用される。様々な実施例によれば、特に設定されない場合、2つの(CDM)グループが全部使用される。
【0375】
3.2. msgA PUSCH configuration
【0376】
Msg a PUSCH scrambling sequence
【0377】
様々な実施例によれば、メッセージA PUSCHデータスクランブルシーケンスのために、RA-RNTI(random access-RNTI)及び/又はRAPIDがCBRAのためのシーケンス初期化のシード値として使用される。
【0378】
様々な実施例によれば、メッセージA PUSCHデータスクランブルシーケンスのために、C-RNTIがCFRAのためのシーケンス初期化のシード値として使用される。
【0379】
様々な実施例によれば、スクランブルシーケンスのための初期化値cintはnRNTIとnIDで構成される。
【0380】
様々な実施例によれば、2-ステップのRACH内のメッセージA PUSCHのために、nRNTIとnIDのためにどの値が適用されるかが決定される。
【0381】
例えば、4-ステップのRACHの場合、TC-RNTI(temporary cell-RNTI)/C-RNTI(cell-RNTI)がメッセージ3 PUSCHのためのnRNTIに適用される。反面、2-ステップのRACHの場合のメッセージA PUSCHのために、TC-RNTI/C-RNTIはRRC_IDLE及びRRC_INACTIVE状態の端末には適用されない。これを考慮して、様々な実施例によれば、TC-RNTI/C-RNTIとは異なるRNTI(例えば、RA-RNTI)がnRNTIに適用される。様々な実施例によれば、RRC_CONNECTED状態の端末にはC-RNTIがnRNTIに適用される。
【0382】
例えば、4-ステップのRACHの場合、NID
cell(PCI(physical cell identifier))がメッセージ3 PUSCHのためのnIDに適用される。反面、2-ステップのRACHの場合のメッセージA PUSCHのために、多数のRAPIDが1つのPUSCH機会にマッピングされる。このような場合、例えば、PUSCHデータRE間のインター階層(inter-layer)干渉が増加する可能性がある。該当干渉を減らすために、様々な実施例によれば、(UL MIMOのために適用される)NID
cellの代わりにnIDの互いに異なる値により生成された多数のスクランブルシーケンスが適用される。様々な実施例によれば、CBRAの場合、メッセージA PUSCHのためにRAPIDがnIDに適用される。様々な実施例によれば、CBRAの場合、メッセージA PUSCHのためにRAPIDがC-RNTIがシーケンス初期化のためのシード値として適用される。
【0383】
様々な実施例によれば、プリアンブルとPRUの間のマッピング(mapping between preamble to PRU)の使用ケース(use case)によって、PUSCHスクランブルシーケンス初期化の数式が変更される。
【0384】
様々な実施例によれば、1つのRAPIDがPO内の多数のPRUにマッピングされるケースの場合、RAPIDの代わりにDMRSインデックスに基づくPUSCHスクランブルシーケンス初期化の数式が使用される。
【0385】
様々な実施例によれば、1つのRAPIDが各PO内の多数のPRUにマッピングされるケースの場合は、RAPIDに基づくPUSCHスクランブルシーケンス初期化の数式が使用される。
【0386】
様々な実施例によれば、メッセージA PUSCHスクランブルのための初期化IDは以下の数2の通りである。
【0387】
[数2]
cinit=RA-RNTI×216+RAPID×210+nID
【0388】
例えば、Cinitはスクランブルシーケンス生成器の初期値を意味する。
【0389】
例えば、nIDはセル-特定の上位階層パラメータに設定されるか、及び/又はnID=NID
cellである。
【0390】
様々な実施例によれば、RAPIDがDMRSインデックスに変更されるか及び/又は変更されない。
【0391】
様々な実施例によれば、プリアンブルとPRUの間の一対多のマッピング(1-to-multiple mapping)が支援されるか、及び/又は支援されない。
【0392】
様々な実施例によれば、一対多のマッピングにおいて、以下の2つの場合が考慮される:
【0393】
-1)ケース1:1つのRAPIDがPO内の多数のPRUにマッピングされる。
【0394】
-2)ケース2:1つのRAPIDが各PO内の多数のPRUにマッピングされる。
【0395】
例えば、スクランブルシーケンス初期化のための数式(数1など)にRAPIDが含まれることは、PUSCHリソース内でユーザ間干渉ランダム化(inter-user interference randomization)の効果を向上させるためのものである。
【0396】
例えば、ケース1において、同一のRAPIDを選択した多数の端末が同一のスクランブルシーケンスにPUSCHを送信すると、基地局はユーザ間干渉ランダム化の効果が得られない。
【0397】
反面、例えば、ケース2において、基地局はスクランブルシーケンス初期化のための数式(数1など)によってユーザ間干渉ランダム化の効果を得られる。
【0398】
様々な実施例によれば、一対多のマッピングの各ケースのうち、どれが選択されるかによって、RAPIDが含まれたスクランブルシーケンス初期化のための数式(数1など)が使用されるか否かが決定される。
【0399】
例えば、ケース1の場合、RAPIDがDMRSインデックスに変更される。
【0400】
例えば、ケース2の場合、RAPIDがそのまま使用される。
【0401】
例えば、PUSCH生成のために使用される(又はPUSCHのための)スクランブルシーケンス生成器(scrambling sequence generator)は、以下の数3によって初期化される。以下の数3で使用されるパラメータのうちのいずれかが、様々な実施例に基づいて生成/獲得/決定される。例えば、数3は数2がより具体化されたものと理解できる。
【0402】
【0403】
例えば、Cinitはスクランブルシーケンス生成器の初期値を意味する。
【0404】
例えば、各パラメータの値は以下に基づいて決定される。
【0405】
-RNTIがC-RNTI、MCS-C-RNTI(modulation and coding scheme C-RNTI)、SP-CSI-RNTI(semi persistent channel state information RNTI)又はCS-RNTI(configured scheduling RNTI)であり、(PUSCH)送信が共通探索領域内のDCIフォーマット1_0によりスケジューリングされず、上位階層パラメータdataScramblingIdentityPUSCHが設定されると、
は上位階層パラメータdataScramblingIdentityPUSCHで指示された値を有する。
【0406】
-(PUSCH)送信がタイプ2の任意接続手順(2-ステップのRACH手順)によりトリガーされ、上位階層パラメータmsgA-dataScramblingIdentityが設定された場合、
は上位階層パラメータmsgA-dataScramblingIdentityで指示された値を有する。
【0407】
-そうではない場合、
。即ち、
はPCI(physical cell identifier)のような値を有し、例えば、0ないし1007の値を有する。
【0408】
-
はメッセージAのために送信された任意接続プリアンブルのインデックスである。例えば、
はスクランブルシーケンスのシード値として上述した端末(或いはユーザ)が選択したPRACHプリアンブルに連関する情報に対応し、
からユーザが区別される。
【0409】
-
は(メッセージA内に含まれるPUSCHのための場合)メッセージAのためのRA-RNTIと同じ値を有する。例えば、
はスクランブルシーケンスのシード値として上述したRA-RNTIないしメッセージA PUSCHに対する(基地局の)応答をモニタリングするために使用されるRNTIに対応する。他の例として、4-ステップのRACHのためのRA-RNTIの値を有する。
【0410】
例えば、
によれば、セル間干渉がランダム化(randomization)される。
【0411】
一方、例えば、2-ステップのRACH手順では特定のROに対応するRA-RNTIとmsgB-RNTIがあり得る。
【0412】
様々な実施例によれば、RA-RNTIはPUSCHデータスクランブルシーケンス生成/獲得に使用され、msgB-RNTIはメッセージBのためのPDCCHをモニタリングするために使用される。
【0413】
即ち、様々な実施例によれば、特定のROに対応するRA-RNTIとmsgB-RNTIの各用途が区別される。
【0414】
また、様々な実施例によれば、RA-RNTIとRAPIDが区別されて、PUSCHデータスクランブルシーケンス生成/獲得のシード値として使用される。
【0415】
Supported MCS and time-frequency Resource size of PUSCH in msgA etc
【0416】
様々な実施例によれば、メッセージA内のPUSCHのために制限された数のMCSレベルが使用される。例えば、1つ及び/又は2つのMCSレベルが使用される。
【0417】
様々な実施例によれば、CP-OFDMのためのQPSK(quadrature phase shift keying)のみがメッセージA内のPUSCHのために適用される。
【0418】
様々な実施例によれば、2つのタイプの符号化速度(coding rate)が使用される。
【0419】
様々な実施例によれば、PUSCH設定でのみMCSが指示される。様々な実施例によれば、メッセージA PUSCHのためのMCS及びTBSのためのRRC設定において、MCSのみがシグナリングされる。様々な実施例によれば、TBSなどは予め設定されたTBSテーブルなどによりMCS値との予め設定された対応関係に基づいて決定される。様々な実施例によれば、TBS及び/又はMCSの値の範囲が予め設定される。
【0420】
様々な実施例によれば、メッセージA PUSCHのための変調順序(modulation order)及び/又は符号化速度が提供される。
【0421】
例えば、4-ステップのRACHにおいて、メッセージ3のためのMCSはRARメッセージ内のULグラントにより割り当て/指示される。例えば、端末チャネル状態に依存して、基地局は低いインデックスから高いインデックスにMCSを指定することができる。例えば、PUSCHのための時間/周波数リソースが選択されたMCSレベルと求められるカバレッジに依存して割り当てられる。
【0422】
反面、例えば、2-ステップのRACHのために、柔軟な(flexible)MCS選択の許容が難しい。例えば、端末がDL測定結果に依存してUL送信のためのMCSレベルを選択すると、DLチャネルとULチャネルの間にチャネル状態だけではなく、干渉レベルも非常に異なるので、UL送信に適用できないこともある。また、例えば、MCSレベルに依存して、メッセージAのためのPUSCHリソースの要求量が変更されることもある。
【0423】
従って、例えば、もし複数のMCSレベルが許容される場合、PUSCHリソースの多いタイプが定義及び/又は予め割り当てられ(pre-assigned)、リソース活用の側面では好ましくない。
【0424】
様々な実施例によれば、メッセージA内のPUSCHのために、非常に制限された数のMCSレベルが使用される。例えば、1つ及び/又は2つのMCSレベルが使用される。様々な実施例によれば、CP-OFDMのためのQPSK(quadrature phase shift keying)のみがメッセージA内のPUSCHのために適用される。様々な実施例によれば、2つのタイプの符号化速度が使用される。
【0425】
様々な実施例によれば、DMRS周波数リソースのための多数の集合が許容される場合、各DMRS周波数リソース(例えば、CDMグループ)はメッセージA PUSCH設定により設定される。
【0426】
様々な実施例によれば、PUSCH送信のために多数のMCSレベルが許容される場合、PUSCHリソースの多数のタイプがMCSレベルに依存してメッセージA PUSCH設定により設定される。
【0427】
様々な実施例によれば、ssb-perRACH-OccasionAndCB-PreamblesPerSSB-msgA(msgA-SSB-PerRACH-OccasionAndCB-PreamblesPerSSB)により設定された範囲値(value range)は、N-パート(N:自然数)に分けられる。様々な実施例によれば、範囲値の一部分(part)はRAPIDの集合で構成され、(1つの)メッセージA PUSCH設定に連関する。また、様々な実施例によれば、範囲値の他の部分は他のメッセージA PUSCH設定に連関する。
【0428】
様々な実施例によれば、msgA-SSB-PerRACH-OccasionAndCB-PreamblesPerSSBは2-ステップのRACH手順のためのセル特定のパラメータを具体化するために使用されるRACH-ConfigCommonTwoStepRAに含まれる。
【0429】
様々な実施例によれば、msgA-SSB-PerRACH-OccasionAndCB-PreamblesPerSSBの定義は以下の表15の通りである。
【0430】
【0431】
様々な実施例によれば、多数のMCSレベルがPUSCH送信のために許容される場合、PUSCHリソースの多数のタイプがMCSレベルに依存して定義される。結果として、様々な実施例によれば、PUSCHリソースがRAPIDに連関/対応すると、RAPIDはMCSレベルとも連関/対応することができる。従って、様々な実施例によれば、端末がPUSCH送信のために適合なMCSレベルを決定すると、端末はMCSレベルに連関するRAPIDを選択することができる。
【0432】
様々な実施例によれば、DMRS周波数リソースの多数の集合が許容されると、各DMRS周波数リソースがMCSレベルに連関するものと定義される。
【0433】
例えば、2つの異なるPUSCHリソース(例えば、より低いMCSレベルのためのより大きい第1周波数リソース(集合)/より高いMCSレベルのためのより小さい第2周波数リソース(集合))が仮定されると、各PUSCHリソースのために、2つの異なる周波数リソース集合が指定される。
【0434】
図20は様々な実施例によるメッセージAのためのリソース設定の一例を示す図である。
図20は様々な実施例によるPUSCHリソースとMCSレベルによるDMRS RE指定の一例を示している。
【0435】
図20を参照すると、例えば、メッセージAに含まれるPUSCHのために相対的に高いMCSレベルが使用される場合、1つのRBで構成される相対的に小さい周波数リソースがメッセージAに含まれるPUSCHのために使用される。即ち、例えば、メッセージAに含まれるPUSCHのために相対的に高いMCSレベルが使用される場合、1つのRBで構成される相対的に小さい周波数リソースにメッセージAに含まれるPUSCHが割り当てられる。
【0436】
例えば、メッセージAに含まれるPUSCHのために相対的に低いMCSレベルが使用される場合、2つのRBで構成される相対的に大きい周波数リソースがメッセージAに含まれるPUSCHのために使用される。即ち、例えば、メッセージAに含まれるPUSCHのために相対的に低いMCSレベルが使用される場合、2つのRBで構成される相対的に大きい周波数リソース内にメッセージAに含まれるPUSCHが割り当てられる。
【0437】
例えば、偶数インデックスを有するREの集合を含む1stコーム、奇数インデックスを有するREの集合を含む2ndコームが設定される。
【0438】
例えば、メッセージAに含まれるPUSCHのために相対的に高いMCSレベルが使用される場合、DM-RSは1stコームに割り当てられる。
【0439】
例えば、メッセージAに含まれるPUSCHのために相対的に低いMCSレベルが使用される場合、DM-RSは2ndコームに割り当てられる。
【0440】
即ち、例えば、MCSレベルに基づいてメッセージAに含まれるPUSCHのためのDM-RSリソース(例えば、DM-RSポート)が決定される。
【0441】
又は、例えば、重畳したDM-RSシンボルを有する多数のPUSCH設定の場合、基地局(及び/又はネットワーク)は各メッセージA PUSCHの設定に対して互いに異なるCDMグループを割り当てることができる。
【0442】
様々な実施例によれば、少なくとも2つのメッセージA PUSCH設定が支援される。様々な実施例によれば、パラメータ(例えば、MCS、MCS/TBS、アンテナポート/シーケンス、POのための時間/周波数リソース、POグループのための区間/スロットオフセットなど)が各メッセージA PUSCH設定のために独立して設定される。様々な実施例によれば、多数の設定が許容されることは、異なるMCSレベル及び/又は異なる時間/周波数リソースを設定するためのものである。及び/又は、様々な実施例によれば、周期/オフセットは各メッセージA PUSCHの設定のために異なるように設定されてもよい。
【0443】
一方、時間ドメインにおいて有効なPOの数が異なると、メッセージAのプリアンブルでのPRUへのマッピング(msgA preamble to PRU mapping)がもっと難しくなる。これを考慮して、様々な実施例によれば、互いに異なるメッセージA PUSCHの設定により設定されたPOは、少なくとも同じ時間位置に位置付けられる。
【0444】
様々な実施例によれば、設定されたPOは時間/周波数に重なることもある。様々な実施例によれば、各POのために互いに異なるCDMグループが設定されると、ネットワークは時間/周波数リソースで送信される多数のUL信号を分離することができる(
図20を参照)。
【0445】
PUSCH configuration indication
【0446】
様々な実施例によれば、CBRA内のプリアンブルグループはメッセージA PUSCH指示とプリアンブルグループ指示の全てに使用される。
【0447】
-例えば、2-ステップのRACHのためにプリアンブルグループA及びBが使用されると、かかるプリアンブルグループはメッセージA PUSCH設定とプリアンブルグループの全てを指示するために使用される。
【0448】
--例えば、端末は送信のためのメッセージのサイズに依存してプリアンブルグループを選択する。
【0449】
-例えば、2-ステップのRACHのためにプリアンブルグループA及びBが設定されないと、かかるプリアンブルグループはメッセージA PUSCH設定を指示するときにのみ使用される。
【0450】
--例えば、端末はチャネル状態(例えば、synchronization signal reference signal received power、SS-RSRP)に依存してプリアンブルグループを選択する。
【0451】
様々な実施例によれば、ssb-perRACH-OccasionAndCB-PreamblesPerSSB-msgA(msgA-SSB-PerRACH-OccasionAndCB-PreamblesPerSSB)により設定される範囲値(value range)は、N-パート(N:自然数)に分けられる。様々な実施例によれば、範囲値の一部分はメッセージA PUSCH設定に連関するRAPIDの集合を構成する。様々な実施例によれば、範囲値の他の部分は他のPUSCH設定に連関する。
【0452】
様々な実施例によれば、互いに異なるPUSCH設定選択の指示方法が提供される。
【0453】
様々な実施例によれば、2つの設定の場合、互いに異なる設定指示のために互いに異なるプリアンブルグループが使用される。
【0454】
様々な実施例によれば、設定の最大個数は以下のように定義される:
【0455】
-RRC_IDLE/INACTIVE状態の端末の場合、REL.16のために、2つ以上のメッセージA PUSCH設定が支援されない。
【0456】
-RRC_ACTIVE状態の端末の場合:
【0457】
--UL BWP内に最大2つのメッセージA PUSCH設定が支援される。
【0458】
---メッセージA PUSCH設定がUL BWPのために設定されない場合、初期BWPの設定に従うことができる。
【0459】
---RRC_IDLE/INACTIVE状態に対して定義されたプリアンブルグループ基盤の方法が使用される。
【0460】
---メッセージA PUSCH設定の数はRRC_IDLE/INACTIVE状態の端末の場合と一致するか、及び/又は一致しない。
【0461】
---PRACH設定及び/又はメッセージA PUSCH設定のうちのいずれかはBWP特定であるか、及び/又はセル-特定である。
【0462】
様々な実施例によれば、2-ステップのRACHのためのプリアンブルグループA及びプリアンブルグループBが導入される。
【0463】
様々な実施例によれば、REL.15の4-ステップのRACHのための選択数式(selection formulas)が2-ステップのRACHプリアンブルグループA及びBのうちの選択するために使用される。
【0464】
様々な実施例によれば、デートしきい値のために、ra-MsgASizeGroupA(ra-MsgA-SizeGroupA)パラメータが導入される。
【0465】
様々な実施例によれば、ra-MsgASizeGroupA(ra-MsgA-SizeGroupA)の定義は以下の表15の通りである。
【0466】
【0467】
様々な実施例によれば、CBRA内のプリアンブルがPUSCH設定を指示するために使用される。
【0468】
様々な実施例によれば、CBRA内の2つのプリアンブルグループ(例えば、グループA及びグループB)がメッセージサイズを指示するために使用される。
【0469】
様々な実施例によれば、プリアンブルグループA及びBが活性化された場合、プリアンブルグループをPUSCH設定と整列することができる。様々な実施例によれば、プリアンブルグループA及びBを対象とするTBSサイズに依存して、互いに異なるサイズの時間/周波数リソースが互いに異なるPUSCH設定内の各PUSCHのために割り当てられる。様々な実施例によれば、端末は送信されるTBSサイズに依存してプリアンブルグループとPUSCH設定を選択することができる。
【0470】
様々な実施例によれば、ネットワークがプリアンブルグループA及びBを運用しない場合、プリアンブルグループはPUSCH設定を指示するときにのみ使用される。様々な実施例によれば、設定されたPUSCHリソースは同じTBSサイズのために異なるMCSレベルを有してもよいので、端末はチャネル状態(例えば、RSRP基盤など)に依存してプリアンブルグループを選択することができる。
【0471】
intra-slot frequency hopping and guard band
【0472】
様々な実施例によれば、イントラ-スロットホッピング(スロット内のホッピング)はPO内のガード区間(guard period)なしに設定される。
【0473】
様々な実施例によれば、メッセージA PUSCHのためにイントラ-スロットホッピングが支援される。
【0474】
様々な実施例によれば、{0, 1}PRBの値のみで構成されたFDMされた(FDMed)PUSCH機会間のPRB-レベルのガードバンド設定が支援される。
【0475】
様々な実施例によれば、メッセージAのためのPOごとのイントラ-スロットホッピングがメッセージAごとの設定を使用して設定される。
【0476】
-様々な実施例によれば、ホッピングパターンはREL.15のメッセージ3のホッピングパターンに基づく。
【0477】
-様々な実施例によれば、UL-BWP特定のパラメータが使用される。
【0478】
-様々な実施例によれば、ホップ(hop)の間にガード区間が使用されるか及び/又は使用されない。
【0479】
-様々な実施例によれば、時間内のPOは連続及び/又は不連続である。
【0480】
様々な実施例によれば、ホップの間にガード区間が使用されるか、及び/又は使用されない。様々な実施例によれば、ホップ間にガード区間の使用が許容されるか、及び/又は許容されない。
【0481】
様々な実施例によれば、スロットホッピングから周波数ダイバーシティ利得が得られる。
【0482】
例えば、ガード時間が設定される場合、PO内に2倍のガード時間区間が求められる。例えば、周波数ダイバーシティ利得及びエネルギー損失と比較すると、イントラ-スロットホッピングが性能利得を提供できないこともある。これを考慮して、好ましくは、様々な実施例によれば、PO内にガード区間なしにスロットホッピングが設定されることができる。
【0483】
3.3.mapping for RACH preamble and PUSCH resource
【0484】
RO mapping/RACH preamble configuration for 2-step RACH
【0485】
様々な実施例によれば、2-ステップのRACHと4-ステップのRACHの間にRO共有が許容されるか否かに基づいてROが設定/マッピングされる。
【0486】
様々な実施例によれば、2-ステップのRACHと4-ステップのRACHのための分離されたROの場合のために、スロット内ROの部分集合(subset)が使用される設定が許容される。
【0487】
様々な実施例によれば、2-ステップのRACHと4-ステップのRACHのための分離されたROの場合のために、1番目のハーフRACHスロット内のOFDMシンボルがROとして使用される設定が許容される。
【0488】
様々な実施例によれば、RACH設定により設定されたパラメータ値を更新/再設定するパラメータが導入される。例えば、スロット内のROの数、開始OFDMシンボルなどを更新/再設定するパラメータが導入される。
【0489】
例えば、2-ステップのRACH手順と4-ステップのRACH手順の間にはROが共有(RO sharing、RO共有)される。例えば、4-ステップのRACH手順のためのPRACHプリアンブルと2-ステップのRACH手順のためのPRACHプリアンブルが別々に設定/指定される。例えば、RO共有が許容される場合/許容されない場合の両方において、4-ステップのRACH手順のためのPRACHプリアンブルと2-ステップのRACH手順のためのPRACHプリアンブルが別々に設定/指定される。
【0490】
例えば、64個のPRACHプリアンブルが競争基盤の任意接続手順のために割り当てられた場合、前部の32個のPRACHプリアンブルは4-ステップのRACH手順のためのPRACHプリアンブル、後部の32個のPRACHプリアンブルは2-ステップのRACH手順のためのPRACHプリアンブルに設定/指定される。例えば、該当設定/指示はsysteminformationblocktype1(SIB1)及び/又は端末-特定(UE-specific)RRCシグナリングに含まれるRACH設定に基づく。
【0491】
例えば、PRACHプリアンブルはコード-ドメインリソースと理解でき、プリアンブルのルートインデックス(root index)に基づいて区別される。例えば、PRACHプリアンブルを受信した基地局は、該当PRACHプリアンブルが4-ステップのRACHのためのPRACHプリアンブルであるか、及び/又は2-ステップのRACHのためのPRACHプリアンブルであるかを確認して、PRACHプリアンブルを送信した端末が2-ステップのRACH手順を開始したか、及び/又は4-ステップのRACH手順を開始したかを識別することができる。
【0492】
反面、例えば、RO共有が許容されない場合(RO分離(separate))、4-ステップのRACH手順のためのROと2-ステップのRACH手順のためのROが区別されて、基地局は該当ROに基づいてPRACHプリアンブルを送信した端末が2-ステップのRACH手順を開始したか、及び/又は4-ステップのRACH手順を開始したかを識別することができる。
【0493】
様々な実施例によれば、(競争基盤の)4-ステップのRACHのために設定されたRO内において、(4-ステップのRACHのためのPRACHプリアンブル外の)残りのPRACHプリアンブルのうち、(競争基盤の)2-ステップのRACHのためのPRACHプリアンブルが設定されることができる。様々な実施例によれば、PRACH送信の目的(例えば、2-ステップのRACHのためのものであるか、及び/又は4-ステップのRACHのためのものであるか)が基地局から識別される。様々な実施例によれば、PRACHプリアンブルが2-ステップのRACHのためのものと4-ステップのRACHのためのものに区別されるので、基地局はPRACHプリアンブルからPRACH送信が2-ステップのRACHのためのものであるか、又は4-ステップのRACHのためのものであるかを識別することができる。
【0494】
様々な実施例によれば、RO共有の場合、メッセージA内のPUSCHはRACHスロット後のPUSCHスロットに割り当てられる。
【0495】
様々な実施例によれば、RO共有が許容されない場合、2-ステップのRACHのためのROが設定される。様々な実施例によれば、2-ステップのRACHのためのRO設定のために、2つの方法のうちのいずれかが考慮できる:
【0496】
-1)スロットレベルTDM(slot level TDM)/スロットレベル多重化:様々な実施例によれば、4-ステップのRACHのためのRACH設定テーブルが再使用される。例えば、RACH設定テーブルはRACHスロット又は2番目(2nd)のRACHハーフ-スロット(half-slot)内のほとんどのOFDMシンボルがROとして使用されるという仮定下で設計される。従って、この場合、例えば、ROとPUSCHは異なるスロットで多重化されることが可能である。
【0497】
-2)シンボルレベルTDM(symbol level TDM)/シンボルレベル多重化:様々な実施例によれば、1番目のハーフRACHスロット内のOFDMシンボルがROとして使用されるように設定される。様々な実施例によれば、RO後のOFDMシンボルはメッセージAのPUSCHのために割り当てられる。
【0498】
図21は様々な実施例によるメッセージA設定の一例を示す図である。
図21は上述したメッセージAのためのRO及びメッセージAのためのPUSCHがスロットレベル多重化される方式の一例を示している。
【0499】
図21を参照すると、メッセージAに含まれたPRACHプリアンブル送信のためのROとメッセージAに含まれたPUSCH送信のためのPUSCH機会はスロットレベルでTDMされる。
【0500】
例えば、ROは時間ドメイン上でPUSCHスロットより先に位置するRACHスロット内に含まれるか又はマッピングされる。例えば、PUSCH機会は時間ドメイン上でRACHスロットより後に位置するPUSCHスロット内に含まれるか又はマッピングされる。
【0501】
例えば、各スロット内において、RO及び/又はPUSCH機会はそれぞれ様々な方式で多重化される。
【0502】
例えば、
図21(a)はRACHスロット内でROがTDMされ、PUSCHスロット内でPUSCHがFDM/TDMされる例示を示す。
【0503】
例えば、
図21(b)はRACHスロット内でROがFDM/TDMされ、PUSCHスロット内でPUSCHがFDMされる例示を示す。
【0504】
例えば、
図21(c)はRACHスロット内でROがFDMされ、PUSCHスロット内でPUSCHがTDMされる例示を示す。
【0505】
例えば、
図21(d)はRACHスロット内でROがTDMされ、PUSCHスロット内でPUSCHがTDM/CDMされる例示を示す。
【0506】
例えば、時間ドメイン上においてROとPUSCH機会の間には一定の時間オフセットが設定される。即ち、例えば、時間ドメイン上においてROが含まれるRACHスロットとPUSCH機会が含まれるPUSCHスロットの間には一定の時間オフセットが設定される。
【0507】
例えば、該当時間オフセットは一定数のスロットで構成される。
【0508】
逆に、該当時間オフセットが設定されない場合には、時間ドメイン上でRACHスロットとPUSCHスロットが連続することもできる。
【0509】
図22は様々な実施例によるメッセージAの設定の一例を示す図である。
図22は上述したメッセージAのためのRO及びメッセージAのためのPUSCHがシンボルレベル多重化される方式の一例を示している。
【0510】
図22を参照すると、メッセージAに含まれたPRACHプリアンブル送信のためのROとメッセージAに含まれたPUSCH送信のためのPUSCH機会はシンボルレベルでTDMされる。
【0511】
例えば、ROとPUSCH機会は1つのスロット内に含まれる。
【0512】
例えば、ROは時間ドメイン上でPUSCHハーフ-スロットより先に位置するRACHハーフ-スロット内に含まれるか又はマッピングされる。例えば、PUSCH機会は時間ドメイン上でRACHハーフ-スロットより後に位置するPUSCHハーフ-スロット内に含まれるか又はマッピングされる。
【0513】
例えば、ROはRACHハーフ-スロット内の1つ以上のOFDMシンボルに含まれるか又はマッピングされる。例えば、PUSCH機会はPUSCHハーフ-スロット内の1つ以上のOFDMシンボルに含まれるか又はマッピングされる。
【0514】
例えば、各ハーフ-スロット内において、RO及び/又はPUSCH機会はそれぞれ様々な方式で多重化される。
【0515】
例えば、
図22(a)はRACHハーフ-スロット内でROが1つで構成され、PUSCHハーフ-スロット内でPUSCHがFDMされる例示を示す。
【0516】
例えば、
図22(b)はRACHハーフ-スロット内でROがFDMされ、PUSCHハーフ-スロット内でPUSCHがTDMされる例示を示す。
【0517】
例えば、
図22(c)はRACHハーフ-スロット内でROがTDMされ、PUSCHハーフ-スロット内でPUSCHがFDM/TDMされる例示を示す。
【0518】
例えば、
図22(d)はRACHハーフ-スロット内でROがFDM/TDMされ、PUSCHハーフ-スロット内でPUSCHがTDM/CDMされる例示を示す。
【0519】
RACH Preamble to PRU mapping for 2-step RACH/periodicity
【0520】
様々な実施例によれば、(RACH Preamble to PRU)マッピングは区間A内のメッセージA RACH機会と区間B内のメッセージA PUSCH機会の間に定義される。
【0521】
様々な実施例によれば、区間BはSSB-to-RACH連関区間に基づいて決定される。例えば、区間Aは区間Aと同じ区間(長さ)を有し、開始時点(starting point)はメッセージA PUSCHの設定内の単一オフセット(single offset)にシフトされる。
【0522】
様々な実施例によれば、区間AはSSB-to-RACH連関区間に基づいて決定される。例えば、SSB-to-RO連関区間内で有効なメッセージA RACH機会回数が識別されるので、区間AはSSB-to-RACH連関区間と同一である。
【0523】
様々な実施例によれば、加用の/有効な(available/valid)PO前のRACHスロットの加用の/有効なRO内のプリアンブルは加用の/有効なPO内のPRUにマッピングされる。
【0524】
様々な実施例によれば、SSBのROへのマッピングのための連関区間がRACHプリアンブルのPRUへのマッピングに適用されることができる。様々な実施例によれば、SSBのROへのマッピングのための連関区間内の加用の/有効なRO内のプリアンブルは連関区間内の加用の/有効なPO内のPRUにマッピングされる。
【0525】
様々な実施例によれば、POグループ位置指示のための1つのオフセット値が許容される。様々な実施例によれば、RACHとそのPOグループの周期が同一であると、各RACHスロットはPOグループにマッピングされる。
【0526】
様々な実施例によれば、RACHプリアンブルとPRUの間のマッピングルールは以下のように定義される:
【0527】
-0)POが加用であるか否かに関連する有効性検査(validation check)
【0528】
-1)加用のPO前のRACHスロットの加用のRO内のプリアンブルは加用のPO内のPRUにマッピングされる。
【0529】
-2)区間A内の加用のRO内のプリアンブルは区間B内の加用のPO内のPRUにマッピングされる
【0530】
--A)(一対一のマッピング)区間A内の加用のRO内のCBRAのためのプリアンブルの数が区間B内の加用のPO内のPRUの数と同一である場合、CBRAのための全てのプリアンブルは全てのPRUにマッピングされる。
【0531】
--B)(多対一のマッピング)区間A内の加用のRO内のCBRAのためのプリアンブルの数が区間B内の加用のPO内のPRUの数より多い場合、CBRAのための全てのプリアンブルは全てのPRU及び/又はその部分集合にマッピングされる。PRUの部分集合が使用される場合、残りのPRUは2-ステップのRACHのために使用されない。
【0532】
--C)(多数のサイクルを有する一対一のマッピング)区間A内の加用のRO内のCBRAのためのプリアンブルの数が区間B内の加用のPO内のPRUの数より少ない場合、CBRAのための全てのプリアンブルは全てのPRU及び/又はその部分集合にマッピングされる。PRUの部分集合が使用される場合、残りのPRUは2-ステップのRACHのために使用されない。
【0533】
--SSB-to-RO連関区間内のROとマッピングされたATSSの(数の)集合が区間B内の加用のPO内のPRUと完全に(fully)マッピングされない場合、加用のRO内のプリアンブルの加用のPO内のPRUへのマッピングが適用されない。
【0534】
--PRUとマッピングされない2ステップのRACHのための残りのプリアンブルは、メッセージAプリアンブル専用送信(msgA preamble only transmission)に使用される。
【0535】
-多対一のマッピングにおいて、連続するPRACHプリアンブル(連続するN個のPRACHプリアンブルインデックス)は同一のPRUにマッピングされ、その後、連続するPRACHプリアンブル(連続するN個のPRACHプリアンブルインデックス)は次のPRUにマッピングされる。
【0536】
例えば、フレーム0から始まる、SS/PBCHブロックのPRACH機会へのマッピング(SS/PBCH to PRACH occasion mapping)のための連関区間は、表17によるPRACH設定区間(PRACH configuration period)により決定される集合内の最小値である。
【0537】
【0538】
例えば、SIB1及び/又はServingCellConfigCommon(端末のサービングセルのセル-特定のパラメータを設定するために使用されるIE)に含まれた実際送信されたSSB(actually transmitted SSB、ATSS)を指示するssb-PositionsInBurstの値から得られる一定数のSS/PBCHブロックは、連関区間内で1つ以上のPRACH機会にマッピングされる。例えば、連関区間内で、一定の数のSS/PBCHブロックはPRACH機会に一定整数の回数だけ循環的にマッピングされる。例えば、連関パターン区間(association pattern period)は1つ以上の連関区間を含み、PRACH機会とSS/PBCHインデックス間のパターンが最大の毎160msごとに繰り返されるように決定される。
【0539】
例えば、対スペクトル(paired spectrum)のために、全てのPRACH機会は有効である。
【0540】
例えば、不対スペクトル(unpaired spectrum)のために:
【0541】
-端末にtdd-UL-DL-ConfigurationCommonが提供されないと、PRACHスロット内のPRACH機会がPRACHスロット内のSS/PBCHブロックに先行せず、最後のSS/PBCHブロック受信シンボルから少なくともNシンボル(N:整数又は自然数)後に始まり、またChannelAccessMode-r16=semistaticが提供されると、端末が送信しない次のチャネル占有時間の開始前に連続するシンボルの集合と重ならないと、PRACHスロット内のPRACH機会は有効である。
【0542】
--SS/PBCHブロックの候補SS/PBCHブロックインデックスはssb-PositionsInBurstから提供されるSS/PBCHブロックインデックスに対応する。
【0543】
-端末にtdd-UL-DL-ConfigurationCommonが提供されると、PRACHスロット内のPRACH機会は以下の条件のいずれかが満たされると、有効である:
【0544】
--ULシンボル内、及び/又は
【0545】
--PRACHスロット内のSS/PBCHブロックに先行せず、最後のDLシンボルから少なくともNシンボル(N:整数又は自然数)後、そして最後のSS/PBCHブロック受信シンボルから少なくともNシンボル(N:整数又は自然数)後に始まり、またChannelAccessMode-r16=semistaticが提供されると、いかなる送信も行われない次のチャネル占有時間の開始前に連続するシンボルの集合と重ならない。
【0546】
--SS/PBCHブロックの候補SS/PBCHブロックインデックスはssb-PositionsInBurstから提供されるSS/PBCHブロックインデックスに対応する。
【0547】
図23は様々な実施例によるメッセージA RACHとメッセージA PUSCHのための時間ドメイン位置の位置の一例を示す。
【0548】
図23を参照すると、例えば、ULスロットは毎2.5msに割り当てられると仮定し、RACHは10ms区間内のサブフレームインデックス9に設定される。例えば、POグループは2.5msオフセットと10ms周期に設定される。
【0549】
様々な実施例によれば、SSB-to-ROマッピングのための2つの区間(例えば、連関区間及び連関パターン区間)は、RACH区間内の有効なROの数が互いに異なるので定義されることができる。
【0550】
様々な実施例によれば、SSBの数と有効なROの数を比較して、SSB-to-RO連関区間が決定され、SSBごとのプリアンブル数が同一であるので、マッピング区間内の残りのRACHプリアンブルはSSBにマッピングされない。
【0551】
様々な実施例によれば、2-ステップのRACHのために、SSBごとのプリアンブルとPRU数の同一性を考慮して、プリアンブルのPRUへのマッピングが提供される。
【0552】
様々な実施例によれば、プリアンブルのPRUへのマッピングのために、遅延を減らすように、timely closed OFDMシンボルがメッセージAプリアンブルとメッセージA PUSCHのために割り当てられる。
【0553】
様々な実施例によれば、区間A内の有効なメッセージARACH機会と、区間B内の有効なメッセージA PUSCH機会が決定されると、プリアンブルのPRUへのマッピングが運用される。
【0554】
様々な実施例によれば、区間AはSSB-to-RACH連関区間に基づいて決定される。例えば、SSB-to-RO連関区間内で有効なメッセージA RACH機会回数が識別されるので、区間AはSSB-to-RACH連関区間である。
【0555】
様々な実施例によれば、RACHプリアンブルとPRUの間のマッピングルールは以下のように定義される:
【0556】
-0)POが加用であるか否かに関連する有効性検査(validation check)
【0557】
--A)柔軟な(flexible)/ULスロット内のPOは加用である。
【0558】
--B)最後のDLシンボルからN-シンボル(N:0以上の整数/自然数)ギャップ区間後のPOは加用である。
【0559】
--C)SSBと衝突しないPOは加用である。
【0560】
-1)加用のPO前のRACHスロットの加用のRO内のプリアンブルは加用のPO内のPRUにマッピングされる。
【0561】
-2)SSB to RO連関区間がRACHプリアンブル to PRUマッピングに適用される。
【0562】
--A)SSBとROのマッピングのための連関区間内の加用のRO内のプリアンブルは連関区間内の加用のPO内のPRUにマッピングされる。
【0563】
-3)連関区間内の加用のRO内のCBRAのためのプリアンブルの数が連関区間内の加用のPO内のPRUの数と等しいか又は大きい場合、CBRAのための全ての又は部分集合(all or subset)プリアンブルは加用のPO内のPRUにマッピングされる。
【0564】
--A)SSBとROのマッピングのための連関区間内のROにマッピングされた実際送信されたSSBの集合がSSB連関区間内の加用のPO内のPRUに完全にマッピングされない場合、加用のRO内のプリアンブルが加用のPO内の加用のPRUにマッピングされることが適用されなくてもよい。
【0565】
--B)PRUにマッピングされない2-ステップのRACH手順のための残りのプリアンブルはメッセージAプリアンブル専用送信に使用される。
【0566】
及び/又は様々な実施例によれば、RACHプリアンブルとPRUの間のマッピングルールは以下のように定義される:
【0567】
-0)POが加用であるか否かに関連する有効性検査(validation check)
【0568】
-1)加用のPO前のRACHスロットの加用のRO内のプリアンブルは加用のPO内のPRUにマッピングされる。
【0569】
-2)区間A内の加用のRO内のプリアンブルは区間B内の加用のPO内のPRUにマッピングされる。
【0570】
--A)(一対一のマッピング)区間A内の加用のRO内のCBRAのためのプリアンブルの数が区間B内の加用のPO内のPRUの数と同一である場合、CBRAのための全てのプリアンブルは全てのPRUにマッピングされる。
【0571】
--B)(多対一のマッピング)区間A内の加用のRO内のCBRAのためのプリアンブルの数が区間B内の加用のPO内のPRUの数より多い場合は、CBRAのための全てのプリアンブルは全てのPRU及び/又はその部分集合にマッピングされる。PRUの部分集合が使用される場合、残りのPRUは2-ステップのRACHのために使用されなくてもよい。
【0572】
--C)(多数のサイクルを有する一対一のマッピング)区間A内の加用のRO内のCBRAのためのプリアンブルの数が区間B内の加用のPO内のPRUの数より少ない場合は、CBRAのための全てのプリアンブルは全てのPRU及び/又はその部分集合にマッピングされる。PRUの部分集合が使用される場合、残りのPRUは2-ステップのRACHのために使用されなくてもよい。
【0573】
--SSB-to-RO連関区間内のROとマッピングされたATSSの(数の)集合が区間B内の加用のPO内のPRUと完全に(fully)マッピングされない場合は、加用のRO内のプリアンブルの加用のPO内のPRUへのマッピングが適用されなくてもよい。
【0574】
--PRUとマッピングされない2ステップのRACHのための残りのプリアンブルはメッセージAのプリアンブル専用送信(msgA preamble only transmission)に使用される。
【0575】
-多対一のマッピングにおいて、連続するPRACHプリアンブル(連続するN個のPRACHプリアンブルインデックス)は同一のPRUにマッピングされ、その後、連続するPRACHプリアンブル(連続するN個のPRACHプリアンブルインデックス)は次のPRUにマッピングされる(In caseof many-to-one mapping, consecutive PRACH preambles(consecutive number of N PRACH preamble indexes)are mapped to same PRU, then next consecutive PRACH preambles(consecutive number of N PRACH preamble indexes)are mapped to next PRU)。即ち、PRACHスロット内の有効なPRACH機会の各連続するN個のPRACHプリアンブルインデックスは1つのPUSCH機会(及び連関するDMRSリソース)にマッピングされる。様々な実施例によれば、連続するPRACHプリアンブルインデックスの数Nは有効なPRACH機会回数と有効なPUSCH機会回数に基づいて決定される。
【0576】
3.4.ネットワーク初期接続及び通信過程
【0577】
様々な実施例による端末は上述/提案した手順及び/又は方法を行うためにネットワーク接続過程を行う。例えば、端末はネットワーク(例、基地局)に接続を行いながら、上述/提案した手順及び/又は方法を行うために必要なシステム情報と構成情報を受信してメモリに格納する。この開示に必要な構成情報は上位階層(例、RRC layer;Medium Access Control、MAC、layerなど)シグナリングにより受信される。
【0578】
図24は様々な実施例によるネットワーク初期接続及び今後の通信過程を簡単に示す図である。様々な実施例が適用可能なNRシステムにおいて、物理チャネル、参照信号はビーム-フォーミングを用いて送信される。ビーム-フォーミング基盤の信号送信が支援される場合、基地局と端末の間にビームを整列するために、ビーム管理(beam management)の過程が伴われる。また、様々な実施例で提案する信号はビーム-フォーミングを用いて送信/受信される。RRC(Radio Resource Control) IDLEモードにおいて、ビーム整列はSSB(又はSS/PBCHブロック)に基づいて行われる。反面、RRC CONNECTEDモードにおいては、ビーム整列はCSI-RS(in DL)及びSRS(in UL)に基づいて行われる。一方、ビーム-フォーミング基盤の信号送信が支援されない場合、以下の説明においてビームに関連する動作は省略できる。
【0579】
図24に示すように、基地局(例、BS)はSSBを周期的に送信する(2702)。ここで、SSBはPSS/SSS/PBCHを含む。SSBはビームスイーピングを用いて送信される。その後、基地局はRMSI(Remaining Minimum System information)とOSI(Other System information)を送信する(2704)。RMSIは端末が基地局に初期接続するために必要な情報(例、PRACH構成情報)を含む。一方、端末はSSB検出を行った後、ベストSSBを識別する。その後、端末はベストSSBのインデックス(即ち、ビーム)にリンクされた/対応するPRACHリソースを用いてRACHプリアンブル(Message 1、Msg1)を基地局に送信する(2706)。RACHプリアンブルのビーム方向はPRACHリソースに連関する。PRACHリソース(及び/又はRACHプリアンブル)とSSB(インデックス)の間の連関性(association)はシステム情報(例、RMSI)により設定される。その後、RACH過程の一環として、基地局はRACHプリアンブルに対する応答としてRAR(Random Access Response)(Msg2)を送信し(2708)、端末はRAR内のULグラントを用いてMsg3(例、RRC Connection Request)を送信し(2710)、基地局は衝突解決(contention resolution)メッセージ(Msg4)を送信する(2712)。Msg4はRRC Connection Setupを含む。
【0580】
RACH過程を通じて基地局と端末の間にRRC連結が設定されると、その後のビーム整列はSSB/CSI-RS(in DL)及びSRS(in UL)に基づいて行われる。例えば、端末はSSB/CSI-RSを受信する(2714)。SSB/CSI-RSは端末がビーム/CSI報告を生成するために使用される。一方、基地局はDCIによりビーム/CSI報告を端末に要請する(2716)。この場合、端末はSSB/CSI-RSに基づいてビーム/CSI報告を生成し、生成されたビーム/CSI報告をPUSCH/PUCCHを介して基地局に送信する(2718)。ビーム/CSI報告はビーム測定の結果、選好するビームに関する情報などを含む。基地局と端末はビーム/CSI報告に基づいてビームをスイッチングする(2720a、2720b)。
【0581】
その後、端末と基地局は上述/提案した手順及び/又は方法を行う。例えば、端末と基地局はネットワーク接続過程(例、システム情報獲得過程、RACHを介するRRC連結過程など)から得た構成情報に基づいて、様々な実施例によってメモリの情報を処理して無線信号を送信するか、又は受信された無線信号を処理してメモリに格納する。ここで、無線信号は下りリンクの場合、PDCCH、PDSCH、RS(Reference Signal)のうちのいずれかを含み、上りリンクの場合、PUCCH、PUSCH、SRSのうちのいずれかを含む。
【0582】
及び/又は、端末と基地局は上述した初期接続手順の少なくとも一部として上述/提案した手順及び/又は方法を行うこともできる。
【0583】
上記初期接続過程は、上述した1.ないし3.の内容に結合して、この開示のさらに他の様々な実施例を構成することができ、これは当該技術分野における通常の知識を有する者が明らかに理解することができる。
【0584】
図25は様々な実施例による端末と基地局の動作方法を簡単に示す図である。
【0585】
図26は様々な実施例による端末の動作方法を示すフローチャートである。
【0586】
図27は様々な実施例による基地局の動作方法を示すフローチャートである。
【0587】
図25ないし
図27を参照すると、様々な実施例による動作2501、2601、2701において、端末はPRACHプリアンブルを送信し、基地局はそれを受信することができる。様々な実施例によれば、PRACHプリアンブルはPRACHスロット内の複数の有効なPRACH機会のうち、いずれかの有効なPRACH機会内で送受信できる。
【0588】
様々な実施例による動作2503、2603、2703において、基地局はRARに関連する情報を送信し、端末はそれを受信することができる。
【0589】
様々な実施例によれば、PRACHプリアンブルは複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれる。
【0590】
様々な実施例によれば、複数のPRACHプリントに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH機会にマッピングされることに基づいて、複数のPRACHプリアンブルは複数の有効なPUSCH機会のうち、第1PUSCH機会にマッピングすることができる。
【0591】
上述した提案方式に対する一例も様々な実施例の一つとして含まれてもよく、一種の提案方式と見なし得ることは明白な事実である。また、上述した提案方式は独立して具現されてもよく、一部の提案方式の組合せ(又は、併合)の形態で具現されてもよい。上記提案方法適用の有無に関する情報(又は、上記提案方法の規則に関する情報)は、基地局が端末に事前に定義されたシグナル(例えば、物理層シグナル又は上位層シグナル)で知らせるように規則が定義されてもよい。
【0592】
4.様々な実施例が具現される装置構成例
【0593】
4.1.様々な実施例が適用される装置構成例
【0594】
図28は様々な実施例が具現される装置を示す図である。
【0595】
図28に示す装置は、上述したメカニズムを行うように適応されたユーザ装置(UE)及び/又は基地局(例:eNB又はgNB)であってもよく、同一の作業を行う任意の装置であってもよい。
【0596】
図28を参照すると、装置はDSP(Digital Signal Processor)/マイクロプロセッサ210及びRF(Radio Frequency)モジュール(送受信機;235)を含む。DSP/マイクロプロセッサ210は、送受信機235に電気的に接続されて送受信機235を制御する。さらに、装置は設計者の選択によって電力管理モジュール255、バッテリ215、ディスプレイ215、キーパッド220、SIMカード225、メモリ装置230、アンテナ240、スピーカー245及び入力装置250を含むこともできる。
【0597】
特に、
図28はネットワークからメッセージを受信するように構成された受信機235及びネットワークに送受信タイミング情報を送信するように構成された送信機235を含む端末を示してもよい。このような受信機と送信機は送受信機235を構成する。端末は送受信機235に接続されたプロセッサ210をさらに含むこともできる。
【0598】
また
図28は端末に要請メッセージを送信するように構成された送信機235及び端末から送受信タイミング情報を受信するように構成された受信機235を含むネットワーク装置を示してもよい。送信機及び受信機は送受信機235を構成する。さらにネットワークは送信機及び受信機に接続されたプロセッサ210を含む。このプロセッサ210は、送受信タイミング情報に基づいて遅延を計算することができる。
【0599】
よって、様々な実施例による端末(又は端末に含まれた通信装置)及び基地局(又は基地局に含まれた通信装置)に含まれたプロセッサは、メモリを制御して以下のように動作する。
【0600】
様々な実施例において、端末又は基地局は、一つ以上の送受信機(Transceiver);一つ以上のメモリ;及び送受信機及びメモリに連結された一つ以上のプロセッサを含む。メモリは一つ以上のプロセッサに以下の動作を実行させる命令語(instructions)を格納する。
【0601】
この時、端末又は基地局に含まれた通信装置とは、一つ以上のプロセッサ及び一つ以上のメモリを含めて構成されるか、この通信装置は一つ以上の送受信機を含むか又は一つ以上の送受信機を含まず、一つ以上の送受信機に連結されて構成される。
【0602】
様々な実施例によると、端末に含まれた一つ以上のプロセッサ(又は端末に含まれた通信装置の一つ以上のプロセッサ)は、PRACHスロット内の複数の有効なPRACH機会のうち、いずれかの有効なPRACH機会内にPRACHプリアンブルを送信する
【0603】
様々な実施例によれば、端末に含まれた一つ以上のプロセッサは、PRACHプリアンブルに対する応答としてRARに関連する情報を得る/受信することができる。
【0604】
様々な実施例によれば、PRACHプリアンブルは、複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれる。
【0605】
様々な実施例によれば、複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH機会にマッピングされることに基づいて、複数のPRACHプリアンブルは複数の有効なPUSCH機会のうち、第1PUSCH機会にマッピングされる。
【0606】
様々な実施例によれば、基地局に含まれた一つ以上のプロセッサ(又は基地局に含まれた通信装置の一つ以上のプロセッサ)は、PRACHスロット内の複数の有効なPRACH機会のうちのいずれかの有効なPRACH機会内でPRACHプリアンブルを受信することができる。
【0607】
様々な実施例によれば、基地局に含まれた一つ以上のプロセッサは、PRACHプリアンブルに対する応答としてRARに関連する情報を送信することができる。
【0608】
様々な実施例によれば、PRACHプリアンブルは、複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれる。
【0609】
様々な実施例によれば、複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH機会にマッピングされることに基づいて、 複数のPRACHプリアンブルは複数の有効なPUSCH機会のうち、第1PUSCH機会にマッピングされる。
【0610】
上述した様々な実施例による基地局及び/又は端末に含まれたプロセッサのより具体的な動作は、上述した1.ないし3.の内容に基づいて説明され、実行することができる。
【0611】
なお、様々な実施例は、互いに反しない限り、互いに組み合わせて/結合して実施することができる。例えば、様々な実施例による基地局及び/又は端末(に含まれたプロセッサなど)は、上述した1.ないし3.の実施例が互いに反しない限り、これらを組み合わせて/結合して動作することができる。
【0612】
4.2.様々な実施例が適用される通信システムの例
【0613】
様々な実施例は無線通信システムにおいて基地局と端末の間のデータ送受信関係を中心として説明している。但し、様々な実施例はこれに限られない。例えば、様々な実施例は以下の技術構成にも関連する。
【0614】
これに限られないが、様々な実施例による説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートは、機器間無線通信/連結(例えば、5G)を必要とする様々な分野に適用することができる。
【0615】
以下、図面を参照しながらより具体的に説明する。以下の図/説明において、同じ図面符号は特に言及しない限り、同一又は対応するハードウェアブロック、ソフトウェアブロック又は機能ブロックを例示する。
【0616】
図29は様々な実施例が適用される通信システムを例示する。
【0617】
図29を参照すると、様々な実施例に適用される通信システム1は、無線機器、基地局及びネットワークを含む。ここで、無線機器は無線接続技術(例えば、5G NR、LTE)を用いて通信を行う機器を意味し、通信/無線/5G機器とも称される。これに限られないが、無線機器はロボット100a、車両100b-1,100b-2、XR(eXtended Reality)機器100c、携帯機器(Hand-held Device)100d、家電100e、IoT(Internet of Thing)機器100f及びAI機器/サーバ400を含む。例えば、車両は無線通信機能が備えられた車両、自律走行車両、車両間通信可能な車両などを含む。ここで、車両はUAV(Unmanned Aerial Vehicle)(例えば、ドローン)を含む。XR機器はAR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)/MR(Mixed Reality)機器を含み、HMD(Head-Mounted Device)、車両に備えられたHUD(Head-Up Display)、TV、スマートホン、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、家電機器、デジタル看板、車両、ロボットなどの形態で具現される。携帯機器はスマートホン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、コンピュータ(例えば、ノートブックパソコンなど)などを含む。家電はTV、冷蔵庫、洗濯機などを含む。IoT機器はセンサ、スマートメータなどを含む。例えば、基地局、ネットワークは無線機器にも具現され、特定の無線機器200aは他の無線機器に基地局/ネットワークノードで動作することもできる。
【0618】
無線機器100a~100fは基地局200を介してネットワーク300に連結される。無線機器100a~100fにはAI(Artificial Intelligence)技術が適用され、無線機器100a~100fはネットワーク300を介してAIサーバ400に連結される。ネットワーク300は3Gネットワーク、4G(例えば、LTE)ネットワーク又は5G(例えば、NR)ネットワークなどを用いて構成される。無線機器100a~100fは基地局200/ネットワーク300を介して互いに通信できるが、基地局/ネットワークを介することなく、直接通信することもできる(例えば、サイドリンク通信)。例えば、車両100b-1、100b-2は直接通信することができる(例えば、V2V(Vehicle to Vehicle)/V2X(Vehicle to everything)通信)。またIoT機器(例えば、センサ)は他のIoT機器(例えば、センサ)又は他の無線機器100a~100fと直接通信することができる。
【0619】
無線機器100a~100f/基地局200、基地局200/基地局200の間では無線通信/連結150a、150b、150cが行われる。ここで、無線通信/連結は上り/下りリンク通信150aとサイドリンク通信150b(又は、D2D通信)、基地局間通信150c(例えば、relay、IAB(Integrated Access Backhaul)のような様々な無線接続技術により行われる(例えば、5G NR)。無線通信/連結150a、150b、150cにより無線機器と基地局/無線機器、基地局と基地局は互いに無線信号を送/受信することができる。例えば、無線通信/連結150a、150b、150cは様々な物理チャネルを介して信号を送/受信することができる。このために、本発明の様々な提案に基づいて、無線信号の送/受信のための様々な構成情報の設定過程、様々な信号処理過程(例えば、チャネル符号化/復号、変調/復調、リソースマッピング/デマッピングなど)、リソース割り当て過程のうちのいずれか一つが行われる。
【0620】
4.2.1 様々な実施例が適用される無線機器の例
【0621】
図30は様々な実施例に適用される無線機器を例示する。
【0622】
図30を参照すると、第1無線機器100と第2無線機器200は様々な無線接続技術(例えば、LTE、NR)により無線信号を送受信する。ここで、{第1無線機器100、第2無線機器200}は
図29の{無線機器100x、基地局200}及び/又は{無線機器100x、無線機器100x}に対応する。
【0623】
第1無線機器100は一つ以上のプロセッサ102及び一つ以上のメモリ104を含み、さらに一つ以上の送受信機106及び/又は一つ以上のアンテナ108を含む。プロセッサ102はメモリ104及び/又は送受信機106を制御し、様々な実施例による説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートを具現するように構成される。例えば、プロセッサ102はメモリ104内の情報を処理して第1情報/信号を生成した後、送受信機106で第1情報/信号を含む無線信号を送信する。またプロセッサ102は送受信機106で第2情報/信号を含む無線信号を受信した後、第2情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ104に格納する。メモリ104はプロセッサ102に連結され、プロセッサ102の動作に関連する様々な情報を格納する。例えば、メモリ104はプロセッサ102により制御されるプロセスのうちの一部又は全部を行うか、又はこの明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートを行うための命令を含むソフトウェアコードを格納する。ここで、プロセッサ102とメモリ104は無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部である。送受信機106はプロセッサ102に連結され、一つ以上のアンテナ108により無線信号を送信及び/又は受信する。送受信機106は送信機及び/又は受信機を含む。送受信機106はRF(radio Frequency)ユニットとも混用することができる。本発明において、無線機器は通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
【0624】
第2無線機器200は一つ以上のプロセッサ202及び一つ以上のメモリ204を含み、さらに一つ以上の送受信機206及び/又は一つ以上のアンテナ208を含む。プロセッサ202はメモリ204及び/又は送受信機206を制御し、この明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートを具現するように構成される。例えば、プロセッサ202はメモリ204内の情報を処理して第3情報/信号を生成した後、送受信機206で第3情報/信号を含む無線信号を送信する。またプロセッサ202は送受信機206で第4情報/信号を含む無線信号を受信した後、第4情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ204に格納する。メモリ204はプロセッサ202に連結され、プロセッサ202の動作に関連する様々な情報を格納する。例えば、メモリ204はプロセッサ202により制御されるプロセスのうちの一部又は全部を行うか、又は様々な実施例による説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートを行うための命令を含むソフトウェアコードを格納する。ここで、プロセッサ202とメモリ204は無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部である。送受信機206はプロセッサ202に連結され、一つ以上のアンテナ208により無線信号を送信及び/又は受信する。送受信機206は送信機及び/又は受信機を含む。送受信機206はRFユニットとも混用することができる。本発明において、無線機器は通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
【0625】
以下、無線機器100,200のハードウェア要素についてより具体的に説明する。これに限られないが、一つ以上のプロトコル階層が一つ以上のプロセッサ102,202により具現される。例えば、一つ以上のプロセッサ102,202は一つ以上の階層(例えば、PHY、MAC、RLC、PDCP、RRC、SDAPのような機能的階層)を具現する。一つ以上のプロセッサ102,202は様々な実施例による説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートによって一つ以上のPDU(Protocol Data Unit)及び/又は一つ以上のSDU(Service Data Unit)を生成する。一つ以上のプロセッサ102,202は様々な実施例による説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートによってメッセージ、制御情報、データ又は情報を生成する。一つ以上のプロセッサ102,202は様々な実施例による機能、手順、提案及び/又は方法によってPDU、SDU、メッセージ、制御情報、データ又は情報を含む信号(例えば、ベースバンド信号)を生成して、一つ以上の送受信機106,206に提供する。一つ以上のプロセッサ102,202は一つ以上の送受信機106,206から信号(例えば、ベースバンド信号)を受信して、様々な実施例による説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートによってPDU、SDU、メッセージ、制御情報、データ又は情報を得ることができる。
【0626】
一つ以上のプロセッサ102,202はコントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータとも称される。一つ以上のプロセッサ102,202はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより具現される。一例として、一つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、一つ以上のDSP(Digital Signal Processor)、一つ以上のDSPD(Digital Signal Processing Device)、一つ以上のPLD(Programmable Logic Device)又は一つ以上のFPGA(Field Programmable Gate Arrays)が一つ以上のプロセッサ102,202に含まれる。様々な実施例による説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートはファームウェア又はソフトウェアを使用して具現され、ファームウェア又はソフトウェアはモジュール、手順、機能などを含むように具現される。様々な実施例による説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートを行うように設定されたファームウェア又はソフトウェアは一つ以上のプロセッサ102,202に含まれるか、又は一つ以上のメモリ104,204に格納されて一つ以上のプロセッサ102,202により駆動される。様々な実施例による説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートはコード、命令語(instruction)及び/又は命令語集合の形態でファームウェア又はソフトウェアを使用して具現される。
【0627】
一つ以上のメモリ104,204は一つ以上のプロセッサ102,202に連結され、様々な形態のデータ、信号、メッセージ、情報、プログラム、コード、指示及び/又は命令を格納する。一つ以上のメモリ104,204はROM、RAM、EPROM、フラッシメモリ、ハードドライブ、レジスター、キャッシュメモリ、コンピュータ読み取り格納媒体及び/又はこれらの組み合わせにより構成される。一つ以上のメモリ104,204は一つ以上のプロセッサ102,202の内部及び/又は外部に位置する。また、一つ以上のメモリ104,204は有線又は無線連結のような様々な技術により一つ以上のプロセッサ102,202に連結される。
【0628】
一つ以上の送受信機106,206は一つ以上の他の装置に様々な実施例による方法及び/又はフローチャートなどで言及されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送信することができる。一つ以上の送受信機106,206は一つ以上の他の装置から様々な実施例による説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートなどで言及されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを受信することができる。例えば、一つ以上の送受信機106,206は一つ以上のプロセッサ102,202に連結され、無線信号を送受信する。例えば、一つ以上のプロセッサ102,202は一つ以上の送受信機106,206が一つ以上の他の装置にユーザデータ、制御情報又は無線信号を送信するように制御することができる。また、一つ以上のプロセッサ102,202は一つ以上の送受信機106,206が一つ以上の他の装置からユーザデータ、制御情報又は無線信号を受信するように制御する。一つ以上の送受信機106,206は一つ以上のアンテナ108,208に連結され、一つ以上の送受信機106,206は一つ以上のアンテナ108,208により様々な実施例による説明、機能、手順、提案、方法及び/又はフローチャートなどで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送受信するように設定される。様々な実施例において、一つ以上のアンテナは複数の物理アンテナであるか、複数の論理アンテナである(例えば、アンテナポート)。一つ以上の送受信機106,206は受信されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを一つ以上のプロセッサ102,202を用いて処理するために、受信された無線信号/チャネルなどをRFバンド信号からベースバンド信号に変換する(Convert)。一つ以上の送受信機106,206は一つ以上のプロセッサ102,202を用いて処理されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどをベースバンド信号からRFバンド信号に変換する。このために、一つ以上の送受信機106,206は(アナログ)オシレーター及び/又はフィルターを含む。
【0629】
様々な実施例によると、一つ以上のメモリ(例、104又は204)は指示又はプログラムを格納し、これらの指示又はプログラムは実行されるとき、一つ以上のメモリに作動可能に連結された一つ以上のプロセッサをして様々な実施例又は具現による動作を実行させる。
【0630】
様々な実施例によると、コンピュータ読み取り可能な(readable)格納媒体は、一つ以上の指示又はコンピュータープログラムを格納し、一つ以上の指示又はコンピュータープログラムは一つ以上のプロセッサにより実行されるとき、一つ以上のプロセッサをして様々な実施例又は具現による動作を実行させる。
【0631】
様々な実施例によると、プロセシング機器又は装置は一つ以上のプロセッサ及び一つ以上のプロセッサに連結可能な一つ以上のコンピューターメモリを含む。一つ以上のコンピューターメモリは指示又はプログラムを格納し、指示又はプログラムは、実行されるとき、一つ以上のメモリに作動可能に(operably)連結された一つ以上のプロセッサをして様々な実施例又は具現による動作を実行させる。
【0632】
4.2.2. 様々な実施例が適用される無線機器の活用例
【0633】
図31は様々な実施例が適用される無線機器の他の例を示す。無線機器は使用例/サービスによって様々な形態で具現することができる(
図29を参照)。
【0634】
図31を参照すると、無線機器100,200は
図30の無線機器100,200に対応し、様々な要素、成分、ユニット/部及び/又はモジュールで構成される。例えば、無線機器100,200は通信部110、制御部120、メモリ部130及び追加要素140を含む。通信部は通信回路112及び送受信機114を含む。例えば、通信回路112は
図30における一つ以上のプロセッサ102,202及び/又は一つ以上のメモリ104,204を含む。例えば、送受信機114は
図30の一つ以上の送受信機106,206及び/又は一つ以上のアンテナ108,208を含む。制御部120は通信部110、メモリ部130及び追加要素140に電気的に連結され、無線機器の諸般動作を制御する。例えば、制御部120はメモリ部130に格納されたプログラム/コード/命令/情報に基づいて無線機器の電気的/機械的動作を制御する。また制御部120はメモリ部130に格納された情報を通信部110により外部(例えば、他の通信機器)に無線/有線インターフェースにより送信するか、又は通信部110により外部(例えば、他の通信機器)から無線/有線インターフェースにより受信された情報をメモリ部130に格納する。
【0635】
追加要素140は無線機器の種類によって様々に構成される。例えば、追加要素140はパワーユニット/バッテリー、入出力部(I/O unit)、駆動部及びコンピュータ部のうち、いずれか一つを含む。これに限られないが、無線機器はロボット(
図29、100a)、車両(
図29、100b-1、100b-2)、XR機器(
図29、100c)、携帯機器(
図29、100d)、家電(
図29、100e)、IoT機器(
図29、100f)、デジタル放送用端末、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、医療装置、フィンテック装置(又は金融装置)、保安装置、気候/環境装置、AIサーバ/機器(
図29、400)、基地局(
図29、200)及びネットワークノードなどの形態で具現される。無線機器は使用例/サービスによって移動可能であるか、又は固定した場所で使用される。
【0636】
図31において、無線機器100,200内の様々な要素、成分、ユニット/部及び/又はモジュールは全体が有線インターフェースにより互いに連結されるか、又は少なくとも一部が通信部110により無線連結される。例えば、無線機器100,200内で制御部120と通信部110は有線連結され、制御部120と第1ユニット(例えば、130、140)は通信部110により無線連結される。また無線機器100,200内の各要素、成分、ユニット/部及び/又はモジュールは一つ以上の要素をさらに含む。例えば、制御部120は一つ以上のプロセッサ集合で構成される。例えば、制御部120は通信制御プロセッサ、アプリケーションプロセッサ(Application processor)、ECU(Electronic control Unit)、グラフィック処理プロセッサ、メモリ制御プロセッサなどの集合で構成される。他の例として、メモリ部130はRAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash Memory)、揮発性メモリ(volatile Memory)、非揮発生メモリ及び/又はこれらの組み合わせで構成される。
【0637】
以下、
図31を参照しながら、その具現例についてより詳しく説明する。
【0638】
4.2.3. 様々な実施例が適用される携帯機器の例
【0639】
図33は様々な実施例に適用される携帯機器を例示する。携帯機器はスマートホン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、携帯用コンピュータ(例えば、ノートブックパソコンなど)を含む。携帯機器はMS(Mobile Station)、UT(user terminal)、MSS(Mobile Subscriber Station)、SS(Subscriber Station)、AMS(Advanced Mobile Station)又はWT(Wireless terminal)とも称される。
【0640】
図32を参照すると、携帯機器100はアンテナ部108、通信部110、制御部120、メモリ部130、電源供給部140a、インターフェース部140b及び入出力部140cを含む。アンテナ部108は通信部110の一部で構成される。ブロック110~130/140a~140cは各々、
図31におけるブロック110~130/140に対応する。
【0641】
通信部110は他の無線機器、基地局と信号(例えば、データ、制御信号など)を送受信する。制御部120は携帯機器100の構成要素を制御して様々な動作を行う。制御部120はAP(Application Processor)を含む。メモリ部130は携帯機器100の駆動に必要なデータ/パラメータ/プログラム/コード/命令を格納する。またメモリ部130は入/出力されるデータ/情報などを格納する。電源供給部140aは携帯機器100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリーなどを含む。インターフェース部140bは携帯機器100と他の外部機器の連結を支援する。インターフェース部140bは外部機器との連結のための様々なポート(例えば、オーディオ入/出力ポート、ビデオ入/出力ポート)を含む。入出力部140cは映像情報/信号、オーディオ情報/信号、データ及び/又はユーザから入力される情報を入力又は出力する。入出力部140cはカメラ、マイクロホン、ユーザ入力部、ディスプレイ部140d、スピーカー及び/又は触覚モジュールなどを含む。
【0642】
一例として、データ通信の場合、入出力部140cはユーザから入力された情報/信号(例えば、タッチ、文字、音声、イメージ、ビデオ)を得、この得られた情報/信号はメモリ部130に格納される。通信部110はメモリに格納された情報/信号を無線信号に変換し、変換された無線信号を他の無線機器に直接送信するか又は基地局に送信する。また通信部110は他の無線機器又は基地局から無線信号を受信した後、受信された無線信号を元来の情報/信号に復元する。復元された情報/信号はメモリ部130に格納された後、入出力部140cにより様々な形態(例えば、文字、音声、イメージ、ビデオ、触覚)に出力される。
【0643】
4.2.4. 様々な実施例が適用される車両又は自律走行車両の例
【0644】
図33は本発明に適用される車両又は自律走行車両を例示する。車両又は自律走行車両は移動型ロボット、車両、汽車、有/無人飛行体(Aerial Vehicle、AV)、船舶などで具現される。
【0645】
図33を参照すると、車両又は自律走行車両100はアンテナ部108、通信部110、制御部120、駆動部140a、電源供給部140b、センサ部140c及び自律走行部140dを含む。アンテナ部108は通信部110の一部で構成される。ブロック110/130/140a~140dは各々
図31におけるブロック110/130/140に対応する。
【0646】
通信部110は他の車両、基地局(例えば、基地局、路辺基地局(Road Side unit)など)、サーバなどの外部機器と信号(例えば、データ、制御信号など)を送受信する。制御部120は車両又は自律走行車両100の要素を制御して様々な動作を行う。制御部120はECU(Electronic control Unit)を含む。駆動部140aにより車両又は自律走行車両100が地上で走行する。駆動部140aはエンジン、モータ、パワートレイン、輪、ブレーキ、ステアリング装置などを含む。電源供給部140bは車両又は自律走行車両100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリーなどを含む。センサ部140cは車両状態、周辺環境情報、ユーザ情報などを得ることができる。センサ部140cはIMU(inertial measurement unit)センサ、衝突センサ、ホイールセンサ(wheel sensor)、速度センサ、傾斜センサ、重量感知センサ、ヘッディングセンサ(heading sensor)、ポジションモジュール(position module)、車両前進/後進センサ、バッテリーセンサ、燃料センサ、タイヤセンサ、ステアリングセンサ、温度センサ、湿度センサ、超音波センサ、照度センサ、ペダルポジションセンサなどを含む。自律走行部140dは走行中の車線を維持する技術、車間距離制御装置(adaptive cruise control)のように速度を自動に調節する技術、所定の経路によって自動走行する技術、目的地が設定されると自動に経路を設定して走行する技術などを具現する。
【0647】
一例として、通信部110は外部サーバから地図データ、交通情報データなどを受信する。自律走行部140dは得られたデータに基づいて自律走行経路とドライブプランを生成する。制御部120はドライブプランに従って車両又は自律走行車両100が自律走行経路に移動するように駆動部140aを制御する(例えば、速度/方向調節)。通信部110は自律走行中に外部サーバから最新交通情報データを非/周期的に得、また周りの車両から周りの交通情報データを得る。またセンサ部140cは自律走行中に車両状態、周辺環境情報を得る。自律走行部140dは新しく得たデータ/情報に基づいて自律走行経路とドライブプランを更新する。通信部110は車両位置、自律走行経路、ドライブプランなどに関する情報を外部サーバに伝達する。外部サーバは車両又は自律走行車両から集められた情報に基づいて、AI技術などを用いて交通情報データを予め予測し、予測された交通情報データを車両又は自律走行車両に提供することができる。
【0648】
要約すると、様々な実施例は一定の装置及び/又は端末により具現される。
【0649】
例えば、一定の装置としては、基地局、ネットワークノード、送信端末、受信端末、無線装置、無線通信装置、車両、自律走行機能を有する車両、ドローン(unmanned aerial vehicle、UAV)、AI(artificial intelligence、AI)モジュール、ロボット、AR(augmented reality)装置、VR(virtual reality)装置又はそれ以外の装置である。
【0650】
例えば、端末としては、個人携帯端末機(PDA:Personal Digital Assistant)、セルラーフォン、個人通信サービス(PCS:Personal Communication Service)フォン、GSM(Global System for Mobile)フォン、WCDMA(登録商標)(Wideband CDMA)フォン、MBS(Mobile Broadband System)フォン、スマート(Smart)フォン又はマルチモードマルチバンド(MM-MB:Multi Mode-Multi Band)端末機などである。
【0651】
ここで、スマートフォンとは、移動通信端末機と個人携帯端末機の長所を混合した端末機であり、移動通信端末機に、個人携帯端末機の機能である日程管理、ファクシミリ送受信、及びインターネット接続などのデータ通信機能を統合した端末機を意味する。また、マルチモードマルチバンド端末機とは、マルチモデムチップを内蔵して携帯インターネットシステム及び他の移動通信システム(例えば、CDMA(Code Division Multiple Access)2000システム、WCDMA(Wideband CDMA)システムなど)のいずれでも作動できる端末機のことを指す。
【0652】
また端末としては、ノートブック型パソコン、ハンドヘルドPC(Hand-Held PC)、タブレットPC(tablet PC)、ウルトラブック(ultrabook)、スレートPC(slate PC)、デジタル放送用端末、PMP(portable multimedia player)、ナビゲーション、ウェアラブル装置(wearable device、例えば、スマートウオッチ(smartwatch)、スマートグラス(smart glass)、HMD(head mounted display)などがある。例えば、ドローンは人は乗らず、無線制御信号により飛行する飛行体である。例えば、HMDは頭に装着するタイプのディスプレイ装置である。例えば、HMDはVR又はARの具現に用いられる。
【0653】
様々な実施例が具現される無線通信技術はLTE、NR及び6Gだけではなく、低電力通信のためのNB-IoT(Narrowband Internet of Things)を含む。このとき、例えば、NB-IoT技術はLPWAN(Low Power Wide Area Network)技術の一例であり、LTE Cat(category)NB1及び/又はLTE Cat NB2などの規格で具現され、上述した名称に限定されない。さらに/或いは、様々な実施例による無線機器で具現される無線通信技術はLTE-M技術に基づいて通信を行う。このとき、一例として、LTE-M技術はLPWAN技術の一例であり、eMTC(enhanced Machine Type Communication)などの様々な名称に呼ばれる。例えば、LTE-M技術は、1)LTE CAT0、2)LTE Cat M1、3)LTE Cat M2、4)LTE non-BL(non-Bandwidth Limited)、5)LTE-MTC、6)LTE Machine Type Communication、及び/又は7)LTE Mなどの様々な規格のうちのいずれかに具現され、上述した名称に限定されない。さらに/或いは、様々な実施例による無線機器で具現される無線通信技術は、低電力通信を考慮したZigBee(登録商標)、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)及び低電力広域通信網(Low Power Wide Area Network、LPWAN)のうちのいずれかを含み、上述した名称に限定されない。一例として、ZigBee技術はIEEE802.15.4などの様々な規格に基づいて小型/低電力デジタル通信に関連するPAN(personal area networks)を生成し、様々な名称に呼ばれる。
【0654】
様々な実施例は様々な手段により具現できる。例えば、様々な実施例はハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア又はそれらの組み合わせなどにより具現できる。
【0655】
ハードウェアによる具現の場合、本発明の実施例による方法は、一つ又はそれ以上のASIC(application specific integrated circuit)、DSP(digital signal processor)、DSPD(digital signal processing device)、PLD(programmable logic device)、FPGA(field programmable gate array)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
【0656】
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、様々な実施例による方法は、以上で説明した機能又は動作を行うモジュール、手順又は関数などの形態として具現することができる。例えば、ソフトウェアコードは、メモリに格納し、プロセッサによって駆動することができる。上記メモリユニットは上記プロセッサの内部又は外部に設けられて、既に公知である様々な手段によって上記プロセッサとデータをやり取りすることができる。
【0657】
様々な実施例はその技術的アイディア及び必須特徴から逸脱しない範囲で他の特定の形態として具体化することができる。したがって、上記の詳細な説明はいずれの面においても制限的に解釈されてはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付する請求項の合理的解釈によって決定しなければならず、本発明の等価的範囲内における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。また、特許請求の範囲で明示的な引用関係にない請求項を結合して実施例を構成してもよく、出願後の補正によって新しい請求項として含めてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0658】
様々な実施例は、様々な無線接続システムに適用することができる。様々な無線接続システムの一例として3GPP(3rd Generation Partnership Project)又は3GPP2システムなどがある。様々な実施例は、上記様々な無線接続システムの他、上記様々な無線接続システムを応用した全ての技術分野にも適用することができる。さらに、提案した方法は、超高周波帯域を利用するmmWave通信システムにも適用することができる。
【手続補正書】
【提出日】2022-05-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおいて端末により行われる方法であって、
2段階任意接続手順(random access procedure)に関連するメッセージを送信する過程であって、前記メッセージは、PRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうちの
少なくとも一つの有効なPRACH機会
についての第1PRACHプリアンブル(preamble)を
含む、過程と、
前記メッセージに応答してRAR(random access response)に関連する情報を得る過程を含み、
前記
第1のPRACHプリアンブルは、前記複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれ、
前記複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、前記複数のPRACHプリアンブルは複数
のPUSCH機会のうち
の複数の第1PUSCH機会にマッピングさ
れ、
前記複数の第1PUSCH機会のいずれかの一つにマップされない第2PRACHプリアンブルは、前記2段階任意接続手順での送信に利用可能である、方法。
【請求項2】
複数のPUSCH機会のうちの、(i)UL(uplink)シンボルに含まれる
PUSCH機会、又は(ii)最後の(last)DL(downlink)シンボルの後、少なくともNシンボル後に始まるPUSCH機会が、前記複数の有効なPUSCH機会として決定され、Nは0以上の整数である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数の連続するPRACHプリアンブルの数は、前記複数のPRACHプリアンブルの数及び前記複数の有効なPUSCH機会に基づいて決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記複数のPRACHプリアンブルの数は第1時間区間内に含まれた複数のPRACHプリアンブルの数であり、
前記複数の有効なPUSCH機会の数は第2時間区間内に含まれた複数の有効なPUSCH機会の数であり、
前記第1時間区間と前記第2時間区間のそれぞれは同じ時間区間である、請求項
3に記載の方法。
【請求項5】
無線通信システムで動作する装置であって、
メモリ(memory)と、
前記メモリに連結された
少なくとも一つのプロセッサ(processor)を含み、
前記
少なくとも一つのプロセッサは、
2段階任意接続手順に関連するメッセージを送信し、前記メッセージはPRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうち
少なくとも一つについての第1の有効なPRACH機会
についての第1PRACHプリアンブル(preamble)
を含み、
前記メッセージに対する応答としてRAR(random access response)に関連する情報を得、
前記
第1PRACHプリアンブルは、前記複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれ、
前記複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、前記複数のPRACHプリアンブルは複数
のPUSCH機会のうちの
複数の第1PUSCH機会にマッピングされ、
前記複数の第1PUSCH機会のいずれかの一つにマップされない第2PRACHプリアンブルは、前記2段階任意接続手順での送信に利用可能である、装置。
【請求項6】
複数のPUSCH機会のうち、(i)UL(uplink)シンボルに含まれる
PUSCH機会、又は(ii)最後の(last)DL(downlink)シンボルの後、少なくともNシンボル後に始まるPUSCH機会が前記複数の有効なPUSCH機会として決定され、Nは0以上の整数である、請求項
5に記載の装置。
【請求項7】
前記装置は、移動端末機、ネットワーク及び前記装置
を含
む車両以外の自律走行車両の
少なくとも一つと通信する、請求項
5に記載の装置。
【請求項8】
無線通信システムにおいて基地局により行われる方法であって、
2段階任意接続手順(random access procedure)に関連するメッセージを受信する過程であって、前記メッセージは、PRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうちの
少なくとも一つのの有効なPRACH機会
についての第1PRACHプリアンブル(preamble)を
含み、
前記メッセージに応答してRAR(random access response)に関連する情報を送信する過程を含み、
前記
第1PRACHプリアンブルは、前記複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれ、
前記複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、前記複数のPRACHプリアンブルは複数
のPUSCH機会のうち
の複数の第1PUSCH機会にマッピングさ
れ、
前記複数の第1PUSCH機会のいずれかの一つにマップされない第2PRACHプリアンブルは、前記2段階任意接続手順での受信に利用可能である、方法。
【請求項9】
無線通信システムで動作する装置であって、
メモリ(memory)と、
前記メモリに連結された
少なくとも一つのプロセッサ(processor)を含み、
前記
少なくとも一つのプロセッサは、
2段階任意接続手順(random access procedure)に関連するメッセージを受信し、前記メッセージは、PRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうちの
少なくとも一つの有効なPRACH機会
についての第1PRACHプリアンブル(preamble)を
含み、
前記メッセージに応答してRAR(random access response)に関連する情報を送信し、
前記
第1PRACHプリアンブルは、前記複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれ、
前記複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、前記複数のPRACHプリアンブルは複数
のPUSCH機会のうち
の複数の第1PUSCH機会にマッピングされ、
前記複数の第1PUSCH機会のいずれかの一つにマップされない第2PRACHプリアンブルは、前記2段階任意接続手順での送信に利用可能である、装置。
【請求項10】
無線通信システムで動作する装置であって、
少なくとも一つのプロセッサ(processor)と、
前記
少なくとも一つのプロセッサが方法を行うようにする一つ以上の命
令(instruction)を格納する
少なくとも一つのメモリ(memory)を含み、前記方法は、
PRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうちの
少なくとも一つの有効なPRACH機会
についてPRACHプリアンブル(preamble)を送信する過程と、
前記PRACHプリアンブルに対する応答としてRAR(random access response)に関連する情報を得る過程を含み、
前記PRACHプリアンブルは、前記複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれ、
前記複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、前記複数のPRACHプリアンブルは複数の有効なPUSCH機会のうち
の第1PUSCH機会にマッピングされる、装置。
【請求項11】
少なくとも一つのプロセッサ(processor)が方法を行うようにする一つ以上の命
令(instruction)を格納するプロセッサ-読み取り可能な媒体(processor-readable medium)であって、前記方法は、
PRACH(physical random access channel)スロット内の複数の有効な(valid)PRACH機会(occasion)のうちの
少なくとも一つの有効なPRACH機会
についてのPRACHプリアンブル(preamble)を送信する過程と、
前記PRACHプリアンブルに対する応答としてRAR(random access response)に関連する情報を得る過程を含み、
前記PRACHプリアンブルは、前記複数の有効なPRACH機会に関連する複数のPRACHプリアンブルに含まれ、
前記複数のPRACHプリアンブルに含まれた複数の連続するPRACHプリアンブルが一つの有効なPUSCH(physical uplink shared channel)機会にマッピングされることに基づいて、前記複数のPRACHプリアンブルは複数の有効なPUSCH機会のうちの第1PUSCH機会にマッピングされる、プロセッサ-読み取り可能な媒体。
【国際調査報告】