(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-19
(54)【発明の名称】逐次的なカスケード顔認識
(51)【国際特許分類】
G06V 40/16 20220101AFI20221212BHJP
G06T 7/00 20170101ALI20221212BHJP
【FI】
G06V40/16 A
G06T7/00 510F
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022522598
(86)(22)【出願日】2020-10-23
(85)【翻訳文提出日】2022-04-14
(86)【国際出願番号】 JP2020039953
(87)【国際公開番号】W WO2021079998
(87)【国際公開日】2021-04-29
(32)【優先日】2019-10-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106909
【氏名又は名称】棚井 澄雄
(74)【代理人】
【識別番号】100134544
【氏名又は名称】森 隆一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100162868
【氏名又は名称】伊藤 英輔
(72)【発明者】
【氏名】ランガナス クリス
(72)【発明者】
【氏名】ガンジー カナン ヴェーラナン
(72)【発明者】
【氏名】チャンドラセカラン アルーン
(72)【発明者】
【氏名】バグテス ロディ
【テーマコード(参考)】
5B043
【Fターム(参考)】
5B043AA09
5B043BA04
5B043CA09
5B043DA05
5B043FA02
5B043FA08
5B043GA01
5B043GA18
(57)【要約】
ユーザのユーザ識別を実行するためのデバイスおよび方法は、ユーザの第1の画像を取得することを含む。ユーザの以前のユーザ識別に関連付けられたユーザの第2の画像が選択される。第1の画像と第2の画像とが比較され、第1の画像と第2の画像との比較に基づいてユーザ識別が実行される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザのユーザ識別を実行するための方法であって、
前記ユーザの第1の画像を取得することと、
前記第1の画像の前記取得に基づいて、前記ユーザの以前のユーザ識別に関連付けられた前記ユーザの第2の画像を選択することと、
前記第2の画像の前記選択に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較することと、
前記第1の画像と前記第2の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザ識別を実行することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1の画像の第1の取得時間および前記第2の画像の第2の取得時間に関連する時間フレームが閾値を満たすことを識別すること
をさらに含み、
前記第2の画像の前記選択が、前記時間フレームが前記閾値を満たすことを識別することに基づいて前記第2の画像を選択することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2の画像が、前記以前のユーザ識別が実行された前記ユーザの最新の画像であることを識別すること
をさらに含み、
前記第2の画像の前記選択が、前記第2の画像が前記ユーザの前記最新の画像であることを識別することに基づいて前記第2の画像を選択することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の画像の第1の取得位置および前記第2の画像の第2の取得位置に関連する距離が閾値を満たすことを識別すること
をさらに含み、
前記第2の画像の前記選択が、前記距離が前記閾値を満たすことを識別することに基づいて前記第2の画像を選択することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
複数の画像取得デバイスの所定の順序を識別すること
をさらに含み、
前記第2の画像の前記選択が、前記複数の画像取得デバイスの前記所定の順序を識別することに基づいて前記第2の画像を選択することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ユーザの第3の画像を取得することと、
前記第1の画像が前記第2の画像と比較してより最近に取得されていることに基づいて、前記第3の画像と比較される前記第1の画像を選択することと、
前記第3の画像の前記選択に基づいて、前記第3の画像と前記第1の画像とを比較することと、
前記第3の画像と前記第1の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザの別のユーザ識別を実行することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第2の画像の第2の取得位置が前記第1の画像の第1の取得位置に最も近い取得位置であることを識別すること
をさらに含み、
前記第2の画像の前記選択が、前記第2の画像の前記第2の取得位置が前記第1の取得位置に最も近い前記取得位置であることを識別することに基づいて前記第2の画像を選択することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
ユーザのユーザ識別を実行するためのデバイスであって、
1つ以上の命令を記憶するように構成されたメモリと、
1つ以上のプロセッサであって、前記1つ以上の命令を実行することにより、
前記ユーザの第1の画像を取得し、
前記第1の画像の前記取得に基づいて、前記ユーザの以前のユーザ識別に関連付けられた前記ユーザの第2の画像を選択し、
前記第2の画像の前記選択に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較し、
前記第1の画像と前記第2の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザ識別を実行する
ように構成された前記1つ以上のプロセッサと
を備える、デバイス。
【請求項9】
前記1つ以上のプロセッサが、
前記第1の画像の第1の取得時間および前記第2の画像の第2の取得時間に関連する時間フレームが閾値を満たすことを識別する
ようにさらに構成されており、
前記1つ以上のプロセッサが、前記第2の画像を選択するときに、前記時間フレームが前記閾値を満たすことを識別することに基づいて前記第2の画像を選択するようにさらに構成されている、請求項8に記載のデバイス。
【請求項10】
前記1つ以上のプロセッサが、
前記第2の画像が、前記以前のユーザ識別が実行された前記ユーザの最新の画像であることを識別する
ようにさらに構成されており、
前記1つ以上のプロセッサが、前記第2の画像を選択するときに、前記第2の画像が前記ユーザの前記最新の画像であることを識別することに基づいて前記第2の画像を選択するようにさらに構成されている、請求項8に記載のデバイス。
【請求項11】
前記1つ以上のプロセッサが、
前記第1の画像の第1の取得位置および前記第2の画像の第2の取得位置に関連する距離が閾値を満たすことを識別する
ようにさらに構成されており、
前記1つ以上のプロセッサが、前記第2の画像を選択するときに、前記距離が前記閾値を満たすことを識別することに基づいて前記第2の画像を選択するようにさらに構成されている、請求項8に記載のデバイス。
【請求項12】
前記1つ以上のプロセッサが、
複数の画像取得デバイスの所定の順序を識別する
ようにさらに構成されており、
前記1つ以上のプロセッサが、前記第2の画像を選択するときに、前記複数の画像取得デバイスの前記所定の順序を識別することに基づいて前記第2の画像を選択するようにさらに構成されている、請求項8に記載のデバイス。
【請求項13】
前記1つ以上のプロセッサが、
前記ユーザの第3の画像を取得し、
前記第1の画像が前記第2の画像と比較してより最近に取得されていることに基づいて、前記第3の画像と比較される前記第1の画像を選択し、
前記第3の画像の前記選択に基づいて、前記第3の画像と前記第1の画像とを比較し、
前記第3の画像と前記第1の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザの別のユーザ識別を実行する
ようにさらに構成されている、請求項8に記載のデバイス。
【請求項14】
前記1つ以上のプロセッサが、
前記第2の画像の第2の取得位置が前記第1の画像の第1の取得位置に最も近い取得位置であることを識別する
ようにさらに構成されており、
前記1つ以上のプロセッサが、前記第2の画像を選択するときに、前記第2の画像の前記第2の取得位置が前記第1の取得位置に最も近い前記取得位置であることを識別することに基づいて前記第2の画像を選択するようにさらに構成されている、請求項8に記載のデバイス。
【請求項15】
命令を含むプログラムを記憶するコンピュータ可読媒体であって、前記命令が、デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記ユーザの第1の画像を取得させ、
前記第1の画像の前記取得に基づいて、前記ユーザの以前のユーザ識別に関連付けられた前記ユーザの第2の画像を選択させ、
前記第2の画像の前記選択に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較させ、
前記第1の画像と前記第2の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザ識別を実行させる
1つ以上の命令を含む、コンピュータ可読媒体。
【請求項16】
前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記第1の画像の第1の取得時間および前記第2の画像の第2の取得時間に関連する時間フレームが閾値を満たすことを識別させ、
前記1つ以上のプロセッサに前記第2の画像を選択させる前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、前記時間フレームが前記閾値を満たすことを識別することに基づいて前記第2の画像を選択させる、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記第2の画像が、前記以前のユーザ識別が実行された前記ユーザの最新の画像であることを識別させ、
前記1つ以上のプロセッサに前記第2の画像を選択させる前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、前記第2の画像が前記ユーザの前記最新の画像であることを識別することに基づいて前記第2の画像を選択させる、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項18】
前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記第1の画像の第1の取得位置および前記第2の画像の第2の取得位置に関連する距離が閾値を満たすことを識別させ、
前記1つ以上のプロセッサに前記第2の画像を選択させる前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、前記距離が前記閾値を満たすことを識別することに基づいて前記第2の画像を選択させる、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
複数の画像取得デバイスの所定の順序を識別させ、
前記1つ以上のプロセッサに前記第2の画像を選択させる前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、前記複数の画像取得デバイスの前記所定の順序を識別することに基づいて前記第2の画像を選択させる、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記第2の画像の第2の取得位置が前記第1の画像の第1の取得位置に最も近い取得位置であることを識別させ、
前記1つ以上のプロセッサに前記第2の画像を選択させる前記1つ以上の命令が、前記1つ以上のプロセッサに、前記第2の取得位置が前記最も近い取得位置であることを識別することに基づいて前記第2の画像を選択させる、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、逐次的なカスケード顔認識に関する。
【背景技術】
【0002】
空港などの場所では、システムは、アクセス制御および他の機能のためのユーザの識別および認証を実行するためにユーザの生体情報を取得し得る。例えば、セキュリティシステムは、ユーザがチェックインキオスクによってチェックイン処理を実行することに基づいてユーザの初期画像を取得し、初期画像とユーザのパスポート画像とを比較し得る。さらに、セキュリティシステムは、初期画像とパスポート画像との一致スコアが閾値を満たすことに基づいてユーザを認証し得る。
【0003】
ユーザが空港のあちこちに移動したとき、システムは、他の識別および認証タスクのためにユーザの追加画像を取得し得る。例えば、セキュリティシステムは、手荷物預けエリア(baggage drop area)、セキュリティエリア、および/または搭乗エリアなどでユーザの追加画像を取得し得る。セキュリティシステムは、ユーザの追加画像とユーザのパスポート画像またはユーザの初期画像とを比較し得、それぞれの追加画像とユーザのパスポート画像またはユーザの初期画像とのそれぞれの一致スコアが閾値を満たすことに基づいてユーザを識別および認証し得る。このようにして、システムは、ユーザが手荷物をチェックインすること、セキュリティゲートを通って入ること、および/または飛行機に搭乗することなどを許可し得る。
【0004】
しかしながら、ユーザの外観は、ユーザが空港に入ったときおよび/またはチェックインキオスクによってチェックイン処理を実行したときと比較して、ユーザが空港のあちこちに移動したときに変化している可能性がある。例えば、ユーザは、帽子を着脱する可能性があり、眼鏡を着脱する可能性があり、コートを着脱する可能性があり、髪を整える可能性があり、化粧をするおよび/もしくは落とす可能性があり、ならびに/または一般に、ユーザのパスポート画像もしくはチェックインキオスクによって取得された初期画像と比較して異なるように見える可能性がある。
【発明の概要】
【0005】
したがって、ユーザが外観を変化させた後に取得されたユーザの画像が、ユーザが外観を変化させる前に取得されたユーザの初期画像と比較される場合、識別精度が低下する可能性があり、および/または識別が不可能になる可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一部の可能な実施態様によれば、ユーザのユーザ識別を実行するための方法は、前記ユーザの第1の画像を取得することと、前記第1の画像の前記取得に基づいて、前記ユーザの以前のユーザ識別に関連付けられた前記ユーザの第2の画像を選択することと、前記第2の画像の前記選択に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較することと、前記第1の画像と前記第2の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザ識別を実行することとを含み得る。
【0007】
一部の可能な実施態様によれば、ユーザのユーザ識別を実行するためのデバイスは、1つ以上の命令を記憶するように構成されたメモリと、1つ以上のプロセッサであって、前記1つ以上の命令を実行することにより、前記ユーザの第1の画像を取得し、前記第1の画像の前記取得に基づいて、前記ユーザの以前のユーザ識別に関連付けられた前記ユーザの第2の画像を選択し、前記第2の画像の前記選択に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較し、前記第1の画像と前記第2の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザ識別を実行するように構成された前記1つ以上のプロセッサとを備え得る。
【0008】
一部の可能な実施態様によれば、コンピュータ可読媒体は、デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、前記ユーザの第1の画像を取得させ、前記第1の画像の前記取得に基づいて、前記ユーザの以前のユーザ識別に関連付けられた前記ユーザの第2の画像を選択させ、前記第2の画像の前記選択に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較させ、前記第1の画像と前記第2の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザ識別を実行させる1つ以上の命令を含むプログラムを記憶する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本明細書に記載の例示的な実施態様の概要の図である。
【
図2】本明細書に記載のシステムおよび/または方法が実施され得る例示的な環境の図である。
【
図3】
図2の1つ以上のデバイスの例示的な構成要素の図である。
【
図4】ユーザのユーザ識別を実行するための例示的なプロセスのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書の一部の実施態様は、ユーザの画像を取得し、選択メトリックに基づいて取得された画像と比較する特定の画像を選択し得るプラットフォームを提供する。選択メトリックに基づいてユーザの画像を選択し比較することによって、一部の実施態様は、ユーザの画像とユーザのパスポート画像などの以前に登録された画像とを比較する従来技術と比較して、ユーザ識別の精度および信頼性を改善し得る。このような実施態様はまた、認証デバイスのプロセッサおよびメモリリソースを節約し、スループットを改善し、ユーザ認証に関連するレイテンシを低減し得る。
【0011】
図1は、本明細書に記載の実施形態の概要の図である。
図1は、本明細書に記載のシステムおよび実施態様が実施され得る場所の特定の例として空港を示す。
【0012】
図1に示されているように、ユーザは、空港に入り得、チェックインキオスクによってチェックイン処理を実行し得る。例えば、ユーザは、空港でチェックイン処理を実行するためにチェックインキオスクと対話し得、チェックインキオスクは、ユーザのパスポートをスキャンし、ユーザのユーザ識別子を識別し得る。チェックインキオスクの画像取得デバイスは、ユーザがチェックイン処理を実行することに基づいてユーザの画像110を取得し得、画像110およびユーザ識別子をプラットフォームに送信し得る。
【0013】
プラットフォームは、ユーザのパスポート画像とユーザのユーザ識別子とを含むユーザ情報を記憶し得る。プラットフォームは、画像取得デバイスからユーザの画像110およびユーザ識別子を受信し得、ユーザ識別子に基づいて、ユーザに関連付けられたユーザ情報を識別し得る。
【0014】
プラットフォームは、ユーザ識別を実行するために画像110と比較する画像を選択し得る。この場合、システムは、パスポート画像が認証ユーザに関連付けられているため、ユーザのパスポート画像を比較される画像として選択し得る。さらに、このとき、ユーザのパスポート画像は、ユーザの記憶されているユーザ情報に含まれる唯一の画像であり得る。
【0015】
プラットフォームは、ユーザの画像110とパスポート画像とを比較し、画像110内のユーザがパスポート画像と同じユーザであるかどうかを示す一致スコアを決定し得る。さらに、プラットフォームは、一致スコアが閾値を満たすことに基づいてユーザのユーザ識別を実行し得る。さらにまた、プラットフォームは、ユーザ識別を実行することに基づいて、チェックインキオスクにユーザのための搭乗券を発行させ得る。さらにまた、プラットフォームは、ユーザの画像110を含むように、記憶されたユーザ情報を更新し得る。
【0016】
チェックイン処理を実行した後、ユーザは、セキュリティゲートに向かって移動し得る。セキュリティゲートに配置された画像取得デバイスは、ユーザがセキュリティゲートに位置していることに基づいてユーザの画像120を取得し得、画像120をプラットフォームに送信し得る。
【0017】
プラットフォームは、画像取得デバイスからユーザの画像120を受信し、最新の画像に対応する選択メトリックに基づいてユーザ識別を実行するために画像120と比較する画像を選択し得る。この場合、プラットフォームは、画像110が以前のユーザ識別に関連して使用されたユーザの最新の画像であるため、ユーザの画像110を比較される画像として選択し得る。言い換えれば、画像110は、選択メトリックを満たす。
【0018】
プラットフォームは、ユーザの画像120とユーザの画像110とを比較し、一致スコアを決定し得る。さらに、プラットフォームは、一致スコアが閾値を満たすことに基づいてユーザのユーザ識別を実行し得る。さらにまた、プラットフォームは、ユーザ識別を実行することに基づいてセキュリティゲートを開かせ得る。さらにまた、プラットフォームは、ユーザの画像120を含むように、記憶されたユーザ情報を更新し得る。このようにして、セキュリティゲートは、ユーザがセキュリティゲートの近くに位置していることに基づいて実質的に自動的に開き得、それによって、ユーザがいかなる手続きも実行せずにセキュリティゲートを通って入ることを可能にする。
【0019】
セキュリティゲートに入った後、ユーザは、空港地図デバイスに向かって移動し得る。空港地図デバイスの近くに配置された画像取得デバイスは、ユーザが空港地図デバイスの近くに位置していることに基づいてユーザの画像130を取得し得、画像130をプラットフォームに送信し得る。
【0020】
プラットフォームは、画像取得デバイスからユーザの画像130を受信し、ユーザ識別を実行するために選択メトリックに基づいて画像130と比較する画像を選択し得る。この場合、プラットフォームは、画像120が以前のユーザ識別に関連して使用されたユーザの最新の画像であるため、ユーザの画像120を比較される画像として選択し得る。言い換えれば、画像120は、選択メトリックを満たす。
【0021】
プラットフォームは、ユーザの画像130とユーザの画像120とを比較し、一致スコアを決定し得る。さらに、プラットフォームは、一致スコアが閾値を満たすことに基づいてユーザのユーザ識別を実行し得る。さらにまた、プラットフォームは、ユーザの画像130を含むように、記憶されたユーザ情報を更新し得る。
【0022】
空港地図デバイスを通過した後、ユーザは、空港の店舗に移動し得る。画像取得デバイスは、ユーザが空港の店舗に位置していることに基づいてユーザの画像140を取得し得、画像140をプラットフォームに送信し得る。
【0023】
プラットフォームは、画像140を受信し得、ユーザ識別を実行するために選択メトリックに基づいて画像140と比較する画像を選択し得る。この場合、プラットフォームは、画像130が以前のユーザ識別に関連付けられているユーザの最新の画像であるため、画像130を比較される画像として選択し得る。言い換えれば、画像130は、選択メトリックを満たす。
【0024】
プラットフォームは、画像140と画像130とを比較し、一致スコアを決定し得る。さらに、プラットフォームは、一致スコアが閾値を満たすと判定し得、一致スコアが閾値を満たすことに基づいてユーザのユーザ識別を実行し得る。プラットフォームは、ユーザ識別を実行することに基づいて、ユーザの画像140を含むようにユーザ情報を更新し得る。
【0025】
様々なユーザ識別を実行することに基づいて、プラットフォームは、記憶されたユーザ情報を更新し得たり、デバイスに機能を実行させ得たり、ユーザのステータスを更新し得たり、および/または他のデバイスにメッセージを送信し得たりなどする。
【0026】
このようにして、本明細書の一部の実施態様は、ユーザのn番目の取得画像とn-1番目の取得画像とを比較することに基づくユーザ識別を可能にし、nは1からmの間の整数であり、mはユーザに関して撮影された画像の総数である。このようにして、本明細書の一部の実施態様は、認証のためにユーザの時間的に関係する画像を利用することによってユーザ識別の精度を改善する。特定の実施態様は、比較のためにn-1番目の画像を選択し、ユーザのn番目の取得画像と選択されたn-1番目の取得画像とを比較するものとして説明されているが、他の実施態様は、本明細書の他の箇所でより詳細に説明されるように、異なるまたは追加の選択メトリックを使用して、n番目の画像と比較するためにn-1番目の画像以外の画像を選択し得る。
【0027】
図2は、本明細書に記載のシステムおよび/または方法が実施され得る例示的な環境200の図である。
図2に示されているように、環境200は、ユーザデバイス210、プラットフォーム220、ネットワーク230、画像取得デバイス240、および識別デバイス250を含み得る。環境200のデバイスは、有線接続、無線接続、または有線接続と無線接続との組み合わせを介して相互接続され得る。
【0028】
ユーザデバイス210は、プラットフォーム220に関連する情報を受信、生成、記憶、処理、および/または提供することが可能な1つ以上のデバイスを含む。例えば、ユーザデバイス210は、コンピューティングデバイス(例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、スマートスピーカ、サーバなど)、携帯電話(例えば、スマートフォン、無線電話など)、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートグラスもしくはスマートウォッチ)、または同様のデバイスを含み得る。一部の実施態様では、ユーザデバイス210は、プラットフォーム220から情報を受信し、および/またはプラットフォーム220に情報を送信し得る。
【0029】
プラットフォーム220は、本明細書の他の箇所で説明されるように、ユーザのユーザ識別を実行することが可能な1つ以上のデバイスを含む。一部の実施態様では、プラットフォーム220は、クラウドサーバまたはクラウドサーバのグループを含み得る。一部の実施態様では、プラットフォーム220は、特定の必要性に応じて特定のソフトウェア構成要素がスワップインまたはスワップアウトされ得るようにモジュール式に設計され得る。このようなものとして、プラットフォーム220は、異なる用途のために容易におよび/または迅速に再構成され得る。
【0030】
一部の実施態様では、図示のように、プラットフォーム220はクラウドコンピューティング環境222でホストされ得る。特に、本明細書に記載の実施態様は、プラットフォーム220をクラウドコンピューティング環境222でホストされているものとして説明しているが、一部の実施態様では、プラットフォーム220は、クラウドベースではない(すなわち、クラウドコンピューティング環境の外部で実施され得る)か、または部分的にクラウドベースであってもよい。
【0031】
クラウドコンピューティング環境222は、プラットフォーム220をホストする環境を含む。クラウドコンピューティング環境222は、プラットフォーム220をホストするシステムおよび/またはデバイスの物理的位置および構成に関するエンドユーザ(例えば、ユーザデバイス210)の知識を必要としない計算、ソフトウェア、データアクセス、ストレージなどおよびサービスを提供し得る。図示のように、クラウドコンピューティング環境222は、コンピューティングリソース224のグループ(「集合的には複数のコンピューティングリソース(computing resources)224」と呼ばれ、個別には「コンピューティングリソース(computing resource)224」と呼ばれる)を含み得る。
【0032】
コンピューティングリソース224は、1つ以上のパーソナルコンピュータ、ワークステーションコンピュータ、サーバデバイス、または他のタイプの計算および/もしくは通信デバイスを含む。一部の実施態様では、コンピューティングリソース224はプラットフォーム220をホストし得る。クラウドリソースは、コンピューティングリソース224で実行される計算インスタンス、コンピューティングリソース224で提供される記憶デバイス、コンピューティングリソース224によって提供されるデータ転送デバイスなどを含み得る。一部の実施態様では、コンピューティングリソース224は、有線接続、無線接続、または有線接続と無線接続との組み合わせを介して他の複数のコンピューティングリソース224と通信し得る。
【0033】
図2にさらに示されているように、コンピューティングリソース224は、1つ以上のアプリケーション(「APP(application)」)224-1、1つ以上の仮想マシン(「VM(virtual machine)」)224-2、仮想化ストレージ(「VS(virtualized storage)」)224-3、または1つ以上のハイパーバイザ(「HYP(hypervisor)」)224-4などのクラウドリソースのグループを含む。
【0034】
アプリケーション224-1は、ユーザデバイス210、画像取得デバイス240、および/または識別デバイス250に提供され得る、またはこれらによってアクセスされ得る1つ以上のソフトウェアアプリケーションを含む。アプリケーション224-1は、ユーザデバイス210にソフトウェアアプリケーションをインストールして実行する必要性を排除し得る。例えば、アプリケーション224-1は、プラットフォーム220に関連するソフトウェアおよび/またはクラウドコンピューティング環境222を介して提供されることが可能な任意の他のソフトウェアを含み得る。一部の実施態様では、1つのアプリケーション224-1は、仮想マシン224-2を介して、1つ以上の他のアプリケーション224-1との間で情報を送受信し得る。
【0035】
仮想マシン224-2は、物理マシンのようにプログラムを実行するマシン(例えば、コンピュータ)のソフトウェアの実施態様を含む。仮想マシン224-2は、用途、および仮想マシン224-2が任意の実マシンに対応する程度に応じて、システム仮想マシンまたはプロセス仮想マシンのいずれかであり得る。システム仮想マシンは、完全なオペレーティングシステム(「OS(operating system)」)の実行をサポートする完全なシステムプラットフォームを提供し得る。プロセス仮想マシンは、単一のプログラムを実行し得、単一のプロセスをサポートし得る。一部の実施態様では、仮想マシン224-2は、ユーザ(例えば、ユーザデバイス210)に代わって実行し得、データ管理、同期、または長期間のデータ転送など、クラウドコンピューティング環境222のインフラストラクチャを管理し得る。
【0036】
仮想化ストレージ224-3は、コンピューティングリソース224の記憶システムまたはデバイス内で仮想化技術を使用する1つ以上の記憶システムおよび/または1つ以上のデバイスを含む。一部の実施態様では、記憶システムのコンテキスト内で、仮想化のタイプは、ブロック仮想化およびファイル仮想化を含み得る。ブロック仮想化は、物理ストレージまたは異種構造に関係なく記憶システムがアクセスされ得るような、物理ストレージからの論理ストレージの抽象化(または分離)を指し得る。分離は、記憶システムの管理者がエンドユーザのためにストレージを管理する方法において柔軟性を管理者に与え得る。ファイル仮想化は、ファイルレベルでアクセスされるデータとファイルが物理的に記憶される位置との間の依存関係を排除し得る。これは、ストレージの使用、サーバの統合、および/または無停止ファイル移行の実行の最適化を可能にし得る。
【0037】
ハイパーバイザ224-4は、複数のオペレーティングシステム(例えば、「ゲストオペレーティングシステム」)をコンピューティングリソース224などのホストコンピュータ上で同時に実行することを可能にするハードウェア仮想化技術を提供し得る。ハイパーバイザ224-4は、仮想動作プラットフォームをゲストオペレーティングシステムに提示し得、ゲストオペレーティングシステムの実行を管理し得る。様々なオペレーティングシステムの複数のインスタンスは、仮想化ハードウェアリソースを共有し得る。
【0038】
ネットワーク230は、1つ以上の有線および/または無線ネットワークを含む。例えば、ネットワーク230は、セルラーネットワーク(例えば、第5世代(5G)ネットワーク、ロングタームエボリューション(LTE:long-term evolution)ネットワーク、第3世代(3G)ネットワーク、符号分割多元接続(CDMA:code division multiple access)ネットワークなど)、公衆陸上移動体通信網(PLMN:public land mobile network)、ローカルエリアネットワーク(LAN:local area network)、ワイドエリアネットワーク(WAN:wide area network)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN:metropolitan area network)、電話ネットワーク(例えば、公衆交換電話網(PSTN:Public Switched Telephone Network))、プライベートネットワーク、アドホックネットワーク、イントラネット、インターネット、もしくは光ファイバベースのネットワークなど、および/またはこれらもしくは他のタイプのネットワークの組み合わせを含み得る。
【0039】
画像取得デバイス240は、ユーザの画像を取得することが可能な1つ以上のデバイスを含む。例えば、画像取得デバイス240は、カメラデバイス、センサデバイス、セキュリティデバイス、コンピューティングデバイス、携帯電話、ウェアラブルデバイス、または同様のデバイスを含み得る。一部の実施態様では、画像取得デバイス240は、プラットフォーム220から情報を受信し、および/またはプラットフォーム220に情報を送信し得る。
【0040】
識別デバイス250は、ユーザのユーザ識別を実行することが可能な1つ以上のデバイスを含む。例えば、識別デバイス250は、コンピューティングデバイス、サーバ、携帯電話、ウェアラブルデバイス、または同様のデバイスを含み得る。一部の実施態様では、識別デバイス250は、画像取得デバイス240および/もしくはプラットフォーム220から情報を受信し、ならびに/またはこれらに情報を送信し得る。
【0041】
図2に示されているデバイスおよびネットワークの数および配置は、一例として提供されている。実際には、
図2に示されているものと比べて、追加のデバイスおよび/もしくはネットワーク、より少ないデバイスおよび/もしくはネットワーク、異なるデバイスおよび/もしくはネットワーク、または異なる配置のデバイスおよび/もしくはネットワークが存在してもよい。さらに、
図2に示されている2つ以上のデバイスは、単一のデバイス内に実施されてもよいし、または
図2に示されている単一のデバイスは、複数の分散されたデバイスとして実施されてもよい。追加的にまたは代替的に、環境200のデバイスのセット(例えば、1つ以上のデバイス)は、環境200のデバイスの別のセットによって実行されるものとして説明されている1つ以上の機能を実行してもよい。
【0042】
図3は、デバイス300の例示的な構成要素の図である。デバイス300は、ユーザデバイス210、プラットフォーム220、画像取得デバイス240、および/または識別デバイス250に対応し得る。
図3に示されているように、デバイス300は、バス310、プロセッサ320、メモリ330、記憶構成要素340、入力構成要素350、出力構成要素360、および通信インターフェース370を含み得る。
【0043】
バス310は、デバイス300の構成要素間の通信を可能にする構成要素を含む。プロセッサ320は、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで実施される。プロセッサ320は、中央処理装置(CPU:central processing unit)、グラフィック処理装置(GPU:graphics processing unit)、加速処理装置(APU:accelerated processing unit)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field-programmable gate array)、特定用途向け集積回路(ASIC:application-specific integrated circuit)、または別のタイプの処理構成要素である。一部の実施態様では、プロセッサ320は、機能を実行するようにプログラムされることが可能な1つ以上のプロセッサを含む。メモリ330は、ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)、読み出し専用メモリ(ROM:read only memory)、ならびに/またはプロセッサ320による使用のための情報および/もしくは命令を記憶する別のタイプの動的もしくは静的記憶デバイス(例えば、フラッシュメモリ、磁気メモリ、および/もしくは光メモリ)を含む。
【0044】
記憶構成要素340は、デバイス300の動作および使用に関係する情報および/またはソフトウェアを記憶する。例えば、記憶構成要素340は、対応するドライブと共に、ハードディスク(例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、および/もしくはソリッドステートディスク)、コンパクトディスク(CD:compact disc)、デジタル多用途ディスク(DVD:digital versatile disc)、フロッピーディスク、カートリッジ、磁気テープ、ならびに/または別のタイプの非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。
【0045】
入力構成要素350は、デバイス300がユーザ入力などによって情報を受信することを可能にする構成要素(例えば、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、キーパッド、マウス、ボタン、スイッチ、および/またはマイクロフォン)を含む。追加的にまたは代替的に、入力構成要素350は、情報を検知するためのセンサ(例えば、全地球測位システム(GPS:global positioning system)構成要素、加速度計、ジャイロスコープ、および/またはアクチュエータ)を含んでもよい。出力構成要素360は、デバイス300からの出力情報を提供する構成要素(例えば、ディスプレイ、スピーカ、および/または1つ以上の発光ダイオード(LED:light-emitting diode))を含む。
【0046】
通信インターフェース370は、デバイス300が有線接続、無線接続、または有線接続と無線接続との組み合わせなどを介して他のデバイスと通信することを可能にするトランシーバのような構成要素(例えば、トランシーバならびに/または別個の受信機および送信機)を含む。通信インターフェース370は、デバイス300が別のデバイスから情報を受信すること、および/または別のデバイスに情報を提供することを可能にし得る。例えば、通信インターフェース370は、イーサネットインターフェース、光インターフェース、同軸インターフェース、赤外線インターフェース、無線周波数(RF:radio frequency)インターフェース、ユニバーサルシリアルバス(USB:universal serial bus)インターフェース、Wi-Fiインターフェース、またはセルラーネットワークインターフェースなどを含み得る。
【0047】
デバイス300は、本明細書に記載の1つ以上のプロセスを実行し得る。デバイス300は、メモリ330および/または記憶構成要素340などの非一時的コンピュータ可読媒体によって記憶されたソフトウェア命令をプロセッサ320が実行したことに応答して、これらのプロセスを実行し得る。コンピュータ可読媒体は、本明細書では非一時的メモリデバイスと規定される。メモリデバイスは、単一の物理記憶デバイス内のメモリ空間、または複数の物理記憶デバイスにわたって広がるメモリ空間を含む。
【0048】
ソフトウェア命令は、通信インターフェース370を介して別のコンピュータ可読媒体から、または別のデバイスからメモリ330および/または記憶構成要素340に読み込まれてもよい。実行されるとき、メモリ330および/または記憶構成要素340に記憶されたソフトウェア命令は、プロセッサ320に、本明細書に記載の1つ以上のプロセスを実行させ得る。追加的にまたは代替的に、本明細書に記載の1つ以上のプロセスを実行するために、ハードワイヤード回路が、ソフトウェア命令の代わりに、またはこれと組み合わせて使用されてもよい。したがって、本明細書に記載の実施態様は、ハードウェア回路とソフトウェアとの何らかの特定の組み合わせに限定されない。
【0049】
図3に示されている構成要素の数および配置は、一例として提供されている。実際には、デバイス300は、
図3に示されているものと比べて、追加の構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素、または異なる配置の構成要素を含んでもよい。追加的にまたは代替的に、デバイス300の構成要素のセット(例えば、1つ以上の構成要素)は、デバイス300の構成要素の別のセットによって実行されるものとして説明されている1つ以上の機能を実行してもよい。
【0050】
図4は、ユーザのユーザ識別を実行するための例示的なプロセス400のフローチャートである。一部の実施態様では、
図4の1つ以上のプロセスブロックは、プラットフォーム220によって実行され得る。一部の実施態様では、
図4の1つ以上のプロセスブロックは、ユーザデバイス210、画像取得デバイス240、および/または識別デバイス250などの、プラットフォーム220とは別個のまたはプラットフォーム220を含む別のデバイスまたはデバイスのグループによって実行され得る。
【0051】
図4に示されているように、プロセス400は、ユーザの第1の画像を取得すること(ブロック410)を含み得る。例えば、プラットフォーム220は、ユーザの識別を実行するためにユーザの第1の画像を取得し得る。
【0052】
プラットフォーム220は、画像取得デバイス240からユーザの画像を取得し得る。例えば、画像取得デバイス240は、ユーザの画像を取得し得、その画像をプラットフォーム220に提供し得る。プラットフォーム220は、画像の要求、画像取得デバイス240が画像を取得すること、ユーザデバイス210への入力、時間フレーム、および/または条件などに基づいて画像取得デバイス240から画像を取得し得る。
【0053】
画像取得デバイス240は場所に配置され得る。例えば、場所は、空港、遊園地、スタジアム、オフィス、建物、ショッピングモール、アリーナ、博物館、行楽地、クルーズ船、駅、交通システム、学校、町、市、州、地域、および/または国などを含み得る。場所は、場所の様々なエリアに配置された画像取得デバイス240を含み得る。例えば、場所は、入口エリア、出口エリア、または中間エリアなどに配置された画像取得デバイス240を含み得る。
【0054】
場所は、画像取得デバイス240の所定の順序を含み得る。例えば、場所は、ユーザが巡回するための所定のルートを含み得、画像取得デバイス240は、所定のルートに沿って所定の順序で配置され得る。この場合、ユーザは、実質的に所定の順序で1つ以上の画像取得デバイス240を通過し得る。代替的に、場所は、画像取得デバイス240の不定の順序を含んでもよい。例えば、場所は、ユーザが巡回し得る任意の数のルートを含み得る。この場合、ユーザは、任意の数の順序で1つ以上の画像取得デバイス240を通過し得る。
【0055】
画像取得デバイス240は、ユーザが画像取得デバイス240の所定の距離内にいること、ユーザが画像取得デバイス240が配置されたデバイスとやりとりしたこと、ユーザが場所に入ったこと、ユーザが画像取得デバイス240とやりとりしたこと、および/またはユーザがユーザデバイス210とやりとりしたことなどに基づいてユーザの第1の画像を取得し得る。
【0056】
ユーザの第1の画像は、ユーザのユーザ識別を実行するためにプラットフォーム220によって使用されることが可能なユーザの任意の画像を指し得る。一部の実施態様では、第1の画像は、場所で画像取得デバイス240によって取得されるユーザの時間的に最初の画像に対応し得る。追加的にまたは代替的に、第1の画像は、画像取得デバイス240の所定の順序における最初の画像取得デバイス240によって取得されるユーザの画像に対応してもよい。代替的に、第1の画像は、画像取得デバイス240の所定の順序におけるn番目の画像取得デバイス240によって取得されるユーザの画像に対応してもよい(例えば、nは2以上である)。
【0057】
ユーザの第1の画像は、ユーザの生体情報を含み得る。例えば、ユーザの第1の画像は、顔画像、虹彩画像、身体画像、または部分身体画像などを含み得る。ユーザの第1の画像は、第1の画像に関連する生体情報に基づいてユーザを識別するために使用され得る任意のタイプの画像を含み得る。一部の実施態様では、プラットフォーム220は、ユーザ識別を実行するために複数の画像またはビデオデータを利用し得る。
【0058】
ユーザの第1の画像は、メタデータに関連付けられ得る。例えば、ユーザの第1の画像は、第1の画像の取得時間を識別するタイムスタンプに関連付けられ得る。追加的にまたは代替的に、第1の画像は、ユーザの第1の画像を取得した画像取得デバイス240のデバイス識別子(例えば、シリアル番号、インターネットプロトコル(IP:Internet protocol)アドレス、および/または媒体アクセス制御(MAC:media access control)アドレスなど)に関連付けられてもよい。追加的にまたは代替的に、第1の画像は、第1の画像が取得された場所の特定の位置を識別する位置識別子に関連付けられてもよい。追加的にまたは代替的に、第1の画像は、所定の順序内の第1の画像の順番を識別する順序識別子に関連付けられてもよい。
【0059】
画像取得デバイス240は、ユーザの第1の画像を取得し得、ユーザの第1の画像をプラットフォーム220に送信し得る。プラットフォーム220は、画像取得デバイス240からユーザの第1の画像を受信することに基づいてユーザの第1の画像を取得し得る。このようにして、プラットフォーム220は、以下でより詳細に説明されるように、第1の画像に基づいてユーザのユーザ識別を実行し得る。
【0060】
図4にさらに示されているように、プロセス400は、ユーザの以前のユーザ識別に関連付けられたユーザの第2の画像を選択すること(ブロック420)を含み得る。例えば、プラットフォーム220は、選択メトリックに基づいてユーザの識別を実行するために、第1の画像と比較されるべき第2の画像を選択し得る。
【0061】
ユーザの第2の画像は、ユーザの以前のユーザ識別に関連付けられた画像を指し得る。例えば、第2の画像は、既に識別されたユーザに関連付けられた画像を指し得る。言い換えれば、プラットフォーム220は、画像を使用してユーザのユーザ識別を既に実行していてもよく、ユーザ識別を実行するために使用された画像が、第2の画像に対応してもよい。
【0062】
プラットフォーム220は、ユーザを識別するユーザ情報を記憶し得る。ユーザ情報は、ユーザのユーザ識別子(例えば、名前、番号、社会保障番号、パスポート識別子、免許証番号、および/または従業員識別子など)を含み得る。追加的に、ユーザ情報は、ユーザの画像を含んでもよい。例えば、ユーザ情報は、場所で取得されなかったユーザの画像(例えば、パスポート画像、免許証画像、会員画像、および/または従業員画像など)を含み得る。追加的に、ユーザ情報は、場所で取得されたユーザの画像を含んでもよい。例えば、ユーザ情報は、場所の画像取得デバイス240によって取得され、プラットフォーム220によってユーザを識別するために使用されたユーザの1つ以上の画像(例えば、第2の画像)を含み得る。プラットフォーム220は、数百、数千、数百万などのユーザに関連付けられたユーザ情報を記憶し得る。
【0063】
プラットフォーム220は、ユーザ識別子とユーザの初期画像とを含むユーザ情報を最初に記憶し得る。プラットフォーム220は、場所の画像取得デバイス240によって取得されたユーザの画像を取得し、この画像を使用してユーザのユーザ識別を実行し、この画像を含むようにユーザ情報を更新し得る。さらに、プラットフォーム220は、画像に関連付けられたメタデータを含むようにユーザ情報を更新し得る。
【0064】
プラットフォーム220は、ユーザのユーザ識別を実行することに基づいてユーザ情報を繰り返し更新し得る。例えば、プラットフォーム220は、ユーザのn回のユーザ識別を実行し、それぞれのn回のユーザ識別を実行するために使用された画像に対応するユーザの少なくともn枚の画像を含むユーザ情報を記憶し得る。代替的に、プラットフォーム220は、n回のユーザ識別を実行し、n枚よりも多いまたは少ないユーザの画像を記憶してもよい。例えば、プラットフォーム220は、最新のユーザ識別を実行するために使用された最新の画像を記憶し得たり、m回の最新のユーザ識別を実行するために使用されたp枚の最新の画像を記憶し得たり、閾値を満たす品質スコアに関連付けられたq枚の画像を記憶し得たり、および/または閾値を満たす一致スコアに関連付けられたm枚の画像を記憶し得たりなどする。
【0065】
一部の実施態様では、プラットフォーム220は、第2の画像を選択するためのユーザ情報を識別し得る。さらに、一部の実施態様では、プラットフォーム220は、プラットフォーム220がユーザ情報を記憶しているユーザのセット全体のユーザ情報のセット全体を識別し利用し得る。例えば、プラットフォーム220は、n人のユーザのユーザ情報を記憶し得、第1の画像と、それぞれのn人のユーザのn枚の第2の画像とを比較し得る。
【0066】
代替的に、プラットフォーム220は、第1の画像と、プラットフォーム220がユーザ情報を記憶しているユーザのサブセットのユーザ情報のサブセットとを比較してもよい。例えば、プラットフォーム220は、n人のユーザのユーザ情報を記憶し得、第1の画像と、m人のユーザのm枚の第2の画像とを比較し得る(例えば、m<n)。
【0067】
プラットフォーム220は、第1の画像と比較するユーザ情報のサブセットを識別し得る。一部の実施態様では、プラットフォーム220は、ユーザ識別子に基づいて、第1の画像と比較するユーザ情報のサブセットを識別し得る。例えば、プラットフォーム220は、第1の画像に関連付けられたユーザのユーザ識別子を受信し得、ユーザ識別子に関連付けられたユーザ情報を識別し得る。この場合、プラットフォーム220は、ユーザ識別子を受信することに基づいて、第1の画像と比較するユーザ情報の単一のセット(例えば、m=1)を識別し得る。
【0068】
代替的に、プラットフォーム220は、第1の画像を取得した画像取得デバイス240の識別子に基づいて、第1の画像と比較するユーザ情報のサブセットを識別してもよい。例えば、プラットフォーム220は、画像取得デバイス240の位置識別子を識別し、第1の画像を取得した画像取得デバイス240の隣の画像取得デバイス240を識別し得る。さらに、プラットフォーム220は、隣の画像取得デバイス240によって取得された画像に基づいて識別されたユーザに関連付けられたユーザ情報を識別し得る。
【0069】
代替的に、プラットフォーム220は、第1の画像を取得した画像取得デバイス240の順序識別子に基づいて、第1の画像と比較するユーザ情報のサブセットを識別してもよい。例えば、プラットフォーム220は、画像取得デバイス240の順序識別子を識別し、順序番号と比較してより低い順序番号を含む画像取得デバイス240を識別し得る。さらに、プラットフォーム220は、より低い順序番号を有する画像取得デバイス240によって取得された画像に基づいて識別されたユーザに関連付けられたユーザ情報を識別し得る。
【0070】
代替的に、プラットフォーム220は、場所を訪れる可能性が高いユーザ、場所に位置する可能性が高いユーザ、予約手続きを実行したユーザ、チェックイン手続きを実行したユーザ、閾値スコアに関連付けられたユーザ、および/または場所を旅行しているユーザなどを識別することに基づいて、第1の画像と比較するユーザ情報のサブセットを識別してもよい。一部の実施態様では、プラットフォーム220は、外部サーバまたは第三者サーバからデータを受信し、受信されたデータに基づいてユーザ情報のサブセット(例えば、旅行情報、勤務情報、位置情報、デバイス情報、クレジットカード情報、予約情報など)を識別し得る。
【0071】
プラットフォーム220は、第1の画像と比較するユーザのユーザ情報を識別し得、第1の画像と比較するユーザ情報の第2の画像を選択し得る。プラットフォーム220は、選択メトリックに基づいて第2の画像を選択し得る。
【0072】
一部の実施態様では、選択メトリックは、最新の画像に関連付けられ得る。例えば、ユーザのユーザ情報は、ユーザのn回の以前のユーザ識別に関連付けられたユーザのn枚の第2の画像を含み得る。この場合、プラットフォーム220は、n枚の第2の画像のメタデータ(例えば、n枚の画像の取得時間)に基づいてn枚の第2の画像のうちの最新の画像を識別し得る。最新の第2の画像を選択することにより、プラットフォーム220は、第1の画像と、第1の画像へのユーザの現れ方を反映しているであろう最新の第2の画像とを比較することによってユーザ識別の精度を改善し得る。言い換えれば、第1の画像および第2の画像は比較的近い時間に取得され得るため、ユーザは、第1の画像および第2の画像に実質的に同様に現れ得る。
【0073】
一部の実施態様では、選択メトリックは、時間フレームに関連し得る。例えば、プラットフォーム220は、第1の画像の第1の取得時間を識別し、第2の画像の第2の画像取得時間を識別し、第1の取得時間および第2の取得時間に関連する時間フレームが閾値を満たすことを識別し得る。この場合、プラットフォーム220は、時間フレームが閾値を満たす(例えば、1時間未満である、10分未満であるなど)ことを識別することに基づいて第2の画像を選択し得る。
【0074】
一部の実施態様では、選択メトリックは、第2の画像を取得した画像取得デバイス240の位置識別子に関連し得る。例えば、プラットフォーム220は、第1の画像を取得した第1の画像取得デバイス240の位置識別子を識別し得、第2の画像を取得した第2の画像取得デバイス240の位置識別子を識別し得る。この場合、プラットフォーム220は、第1の位置識別子および第2の位置識別子に基づいて第2の画像を選択し得る。例として、プラットフォーム220は、第1の画像取得デバイス240および第2の画像取得デバイス240が互いに隣り合っていること、および/または閾値距離内に位置していることなどを識別し得る。別の例として、プラットフォーム220は、第1の画像取得デバイス240と第2の画像取得デバイス240との間の距離が閾値を満たすことを識別し得る。別の例として、プラットフォーム220は、第2の画像の取得位置が第1の画像の取得位置に最も近い位置であることを識別し得る。
【0075】
一部の実施態様では、選択メトリックは、順序識別子に関連し得る。例えば、プラットフォーム220は、第1の画像を取得した第1の画像取得デバイス240の第1の順序識別子を識別し得、第2の画像を取得した第2の画像取得デバイス240の第2の順序識別子を識別し得る。この場合、プラットフォーム220は、第1の順序識別子および第2の順序識別子に基づいて第2の画像を選択し得る。一例として、画像取得デバイス240は、所定の順序(例えば、1からn)に関連付けられ得、所定の順序に対応する順序識別子を含み得る。さらに、プラットフォーム220は、第1の画像取得デバイス240の第1の順序識別子の前の第2の順序識別子を含む第2の画像取得デバイス240を識別し得る。
【0076】
一部の実施態様では、選択メトリックは、第2の画像の画質を示す品質スコアに関連し得る。例えば、プラットフォーム220は、第2の画像の品質スコアを識別し得る。この場合、プラットフォーム220は、品質スコアが閾値を満たすことに基づいて第2の画像を選択し得る。
【0077】
一部の実施態様では、選択メトリックは、第2の画像に関連付けられた一致スコアを示す一致スコアに関連し得る。例えば、プラットフォーム220は、第2の画像の以前のユーザ識別に関連付けられた一致スコアを識別し得る。この場合、プラットフォーム220は、一致スコアが閾値を満たすことに基づいて第2の画像を選択し得る。
【0078】
プラットフォーム220は、前述の選択メトリックのいずれか1つ以上に基づいて第2の画像を選択し得、以下で説明されるように第1の画像と選択された第2の画像とを比較し得る。
【0079】
図4にさらに示されているように、プロセス400は、第1の画像と第2の画像とを比較すること(ブロック430)を含み得る。例えば、プラットフォーム220は、第1の画像内のユーザが第2の画像内のユーザと同じであるかどうかを判定するために第1の画像と第2の画像とを比較し得る。
【0080】
一部の実施態様では、プラットフォーム220は、任意のタイプの画像比較技術、画像処理技術、コンピュータビジョン技術、および/または機械学習技術などを使用して第1の画像と第2の画像とを比較し得る。
【0081】
一部の実施態様では、プラットフォーム220は、第1の画像と第2の画像とを比較し、一致スコアを決定し得る。一致スコアは、第1の画像内のユーザが第2の画像内のユーザと同じユーザであるかどうかを示し得る。一致スコアは、数値(例えば、0、50、80、100など)を含み得る。
【0082】
このようにして、プラットフォーム220は、以下で説明されるように、一致スコアを決定し、ユーザ識別を実行し得る。
【0083】
図4にさらに示されているように、プロセス400は、ユーザ識別を実行すること(ブロック440)を含み得る。例えば、プラットフォーム220は、第1の画像内のユーザを識別するためにユーザ識別を実行し得る。
【0084】
一部の実施態様では、プラットフォーム220は、最大一致スコアに関連付けられたユーザ情報を識別することに基づいてユーザのユーザ識別を実行し得る。例えば、プラットフォーム220は、ユーザの第1の画像と、ユーザ情報(例えば、ユーザ情報のセット全体またはユーザ情報のサブセット)に対応する第2の画像とを比較し、最大一致スコアに関連付けられた特定のユーザ情報を識別し得る。この場合、プラットフォーム220は、最大一致スコアを含むユーザ情報に関連付けられたユーザが第1の画像内のユーザであることを識別することによってユーザ識別を実行し得る。
【0085】
一部の実施態様では、プラットフォーム220は、ユーザのユーザ識別子を受信し、ユーザの第1の画像と、ユーザ識別子に関連付けられた第2の画像とを比較し、一致スコアが閾値を満たすと判定することに基づいてユーザの第1の識別を実行し得る。例えば、ユーザは、ユーザを識別する情報(例えば、名前、クレジットカード情報、バッジ番号など)を入力し得、プラットフォーム220は、入力情報を受信し得る。さらに、プラットフォーム220は、ユーザ識別子に関連付けられたユーザ情報を識別し、ユーザ識別子に関連付けられた第2の画像を識別し得る。次いで、プラットフォーム220は、ユーザの第1の画像と、ユーザ識別子に関連付けられた記憶画像とを比較し得る。このようにして、プラットフォーム220は、1回の画像比較を実行することだけを要求され得、それによって、計算リソースが潜在的に節約される。
【0086】
一部の実施態様では、プラットフォーム220は、ユーザ識別を実行することに基づいて、ユーザに関連付けられたユーザ情報を更新し得る。例えば、プラットフォーム220は、ユーザの第1の画像と、第1の画像に関連付けられたメタデータとを記憶し得る。このようにして、プラットフォーム220は、ユーザの追加のユーザ識別を実行するときにユーザの第1の画像を使用し得る。
【0087】
一部の実施態様では、プラットフォーム220は、ユーザ識別に基づいて動作を実行させ得る。例えば、プラットフォーム220は、ユーザが場所のエリアにアクセスすることを可能にするためにセキュリティゲートを開かせ得る。別の例として、プラットフォーム220は、チェックインキオスクに搭乗券を印刷させ得る。さらに別の例として、プラットフォーム220は、認証情報を別のデバイスに送信し得る。
【0088】
一部の実施態様では、プラットフォーム220は、ユーザが場所を移動することに基づいてプロセス400の動作を繰り返し実行し得る。すなわち、プラットフォーム220は、ユーザの追加画像を繰り返し取得し、(例えば、上述の選択メトリックに基づいて)追加画像が比較されるべき画像を選択し、ユーザの追加のユーザ識別を実行し得る。
【0089】
一部の実施態様では、プラットフォーム220は、集約一致スコアを決定し得る。集約一致スコアは、複数の一致スコアの集約である一致スコアを指し得る。例えば、プラットフォーム220は、ユーザの第1のユーザ識別に関連付けられた第1の一致スコアを決定し得、第1の一致スコアを含むようにユーザ情報を記憶し得る。さらに、プラットフォーム220は、ユーザの第2のユーザ識別に関連付けられた第2の一致スコアを決定し得、第1の一致スコアおよび第2の一致スコアに基づいて集約一致スコアを決定し得る。プラットフォーム220は、第1の一致スコアおよび第2の一致スコアを使用する任意のタイプの数学的演算を使用して集約一致スコアを決定し得る。
【0090】
一部の実施態様では、プラットフォーム220は、追加のユーザ識別を実行するときに集約一致スコアを使用し得る。追加的に、プラットフォーム220は、ユーザの追加のユーザ識別を実行することに基づいて集約一致スコアを繰り返し更新してもよい。このようにして、プラットフォーム220は、集約一致スコアを利用することによってユーザ識別の精度を改善し得る。
【0091】
一部の実施態様では、プラットフォーム220は、場所に配置された画像取得デバイス240によって取得された画像を受信し、選択メトリックに基づいて、取得された画像を使用してユーザ識別を実行し得る。代替案として、画像取得デバイス240は、画像取得デバイス240の近くに配置された(またはこれと一体化された)識別デバイス250に関連付けられてもよく、識別デバイス250は、プラットフォーム220の動作を実行するように構成されてもよい。
【0092】
この場合、第1の識別デバイス250は、第1の画像取得デバイス240によって取得された第1の画像を使用してユーザの第1の識別を実行し得、第1の画像取得デバイス250の順序識別子との所定の関係を満たす順序識別子などを含む、第1の識別デバイス250の近くに(例えば、閾値距離内)に配置された他の識別デバイス250に第1の画像を送信させ得る。このようにして、別の識別デバイス250は、ユーザが識別デバイス250に関連付けられたエリアに到着する前にユーザ画像を受信し、受信された画像を利用してユーザ識別を実行し得る。さらに、このようにして、識別デバイス250は、低減された量のユーザ情報を記憶することによってメモリおよびプロセッサリソースを節約し得る。
【0093】
図4はプロセス400の例示的なブロックを示しているが、一部の実施態様では、プロセス400は、
図4に示されているものと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、または異なる配置のブロックを含んでもよい。追加的にまたは代替的に、プロセス400のブロックのうちの2つ以上が並行して実行されてもよい。
【0094】
前述の開示は、例示および説明を提供するが、網羅的であること、または実施態様を開示されたまさにその形態に限定することを意図されていない。修正および変形は、上記の開示を踏まえて可能であり、または実施態様の実施から得られ得る。
【0095】
本明細書で使用される場合、構成要素という用語は、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせとして広く解釈されることを意図されている。
【0096】
本明細書に記載のシステムおよび/または方法が、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせの異なる形態で実施され得ることは明らかであろう。これらのシステムおよび/または方法を実施するために使用される実際の専用の制御ハードウェアまたはソフトウェアコードは、実施態様を限定するものではない。したがって、システムおよび/または方法の動作および挙動は、特定のソフトウェアコードを参照せずに本明細書に記載された。ソフトウェアおよびハードウェアは、本明細書の説明に基づいてシステムおよび/または方法を実施するように設計され得ることが理解される。
【0097】
特徴の特定の組み合わせが特許請求の範囲に記載され、および/または本明細書に開示されているが、これらの組み合わせは、可能な実施態様の開示を限定することを意図されていない。実際、これらの特徴の多くは、特許請求の範囲に具体的に記載されていない、および/または本明細書に開示されていない方法で組み合わされてもよい。以下に列挙される各従属請求項は1つの請求項のみに直接従属し得るが、可能な実施態様の開示は、請求項セット内の他のすべての請求項と組み合わされた各従属請求項を含む。
【0098】
本明細書で使用される要素、動作、または命令は、不可欠なまたは必須のものとして明示的に記載されていない限り、不可欠なまたは必須のものとして解釈されるべきではない。また、本明細書で使用される場合、冠詞「a」および「an」は、1つ以上のものを含むことを意図されており、「1つ以上」と交換可能に使用され得る。さらに、本明細書で使用される場合、「セット」という用語は、1つ以上のもの(例えば、関係するもの、無関係なもの、関係するものと無関係なものとの組み合わせなど)を含むことを意図されており、「1つ以上」と交換可能に使用され得る。1つのもののみが意図される場合、「1つ」という用語または同様の用語が使用される。また、本明細書で使用される場合、「有する(has)」、「有する(have)」、または「有する(having)」などの用語は、オープンエンドの用語であることを意図されている。さらに、「に基づいて」という句は、特に明記しない限り、「に少なくとも部分的に基づいて」を意味することを意図されている。
【0099】
また、上記された例示的な実施形態は、以下に限定されないが、以下の付記によって全体的または部分的に説明され得る。
【0100】
(付記1)
ユーザのユーザ識別を実行するための方法であって、
前記ユーザの第1の画像を取得することと、
前記第1の画像の前記取得に基づいて、前記ユーザの以前のユーザ識別に関連付けられた前記ユーザの第2の画像を選択することと、
前記第2の画像の前記選択に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較することと、
前記第1の画像と前記第2の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザ識別を実行することと
を含む、方法。
【0101】
(付記2)
前記第1の画像の第1の取得時間および前記第2の画像の第2の取得時間に関連する時間フレームが閾値を満たすことを識別すること
をさらに含み、
前記第2の画像の前記選択が、前記時間フレームが前記閾値を満たすことを識別することに基づいて前記第2の画像を選択することを含む、付記1に記載の方法。
【0102】
(付記3)
前記第2の画像が、前記以前のユーザ識別が実行された前記ユーザの最新の画像であることを識別すること
をさらに含み、
前記第2の画像の前記選択が、前記第2の画像が前記ユーザの前記最新の画像であることを識別することに基づいて前記第2の画像を選択することを含む、付記1に記載の方法。
【0103】
(付記4)
前記第1の画像の第1の取得位置および前記第2の画像の第2の取得位置に関連する距離が閾値を満たすことを識別すること
をさらに含み、
前記第2の画像の前記選択が、前記距離が前記閾値を満たすことを識別することに基づいて前記第2の画像を選択することを含む、付記1に記載の方法。
【0104】
(付記5)
複数の画像取得デバイスの所定の順序を識別すること
をさらに含み、
前記第2の画像の前記選択が、前記複数の画像取得デバイスの前記所定の順序を識別することに基づいて前記第2の画像を選択することを含む、付記1に記載の方法。
【0105】
(付記6)
前記ユーザの第3の画像を取得することと、
前記第1の画像が前記第2の画像と比較してより最近に取得されていることに基づいて、前記第3の画像と比較される前記第1の画像を選択することと、
前記第3の画像の前記選択に基づいて、前記第3の画像と前記第1の画像とを比較することと、
前記第3の画像と前記第1の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザの別のユーザ識別を実行することと
をさらに含む、付記1に記載の方法。
【0106】
(付記7)
前記第2の画像の第2の取得位置が前記第1の画像の第1の取得位置に最も近い取得位置であることを識別すること
をさらに含み、
前記第2の画像の前記選択が、前記第2の画像の前記第2の取得位置が前記第1の取得位置に最も近い前記取得位置であることを識別することに基づいて前記第2の画像を選択することを含む、付記1に記載の方法。
【0107】
(付記8)
ユーザのユーザ識別を実行するためのデバイスであって、
1つ以上の命令を記憶するように構成されたメモリと、
1つ以上のプロセッサであって、前記1つ以上の命令を実行することにより、
前記ユーザの第1の画像を取得し、
前記第1の画像の前記取得に基づいて、前記ユーザの以前のユーザ識別に関連付けられた前記ユーザの第2の画像を選択し、
前記第2の画像の前記選択に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較し、
前記第1の画像と前記第2の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザ識別を実行する
ように構成された前記1つ以上のプロセッサと
を備える、デバイス。
【0108】
(付記9)
前記1つ以上のプロセッサが、
前記第1の画像の第1の取得時間および前記第2の画像の第2の取得時間に関連する時間フレームが閾値を満たすことを識別する
ようにさらに構成されており、
前記1つ以上のプロセッサが、前記第2の画像を選択するときに、前記時間フレームが前記閾値を満たすことを識別することに基づいて前記第2の画像を選択するようにさらに構成されている、付記8に記載のデバイス。
【0109】
(付記10)
前記1つ以上のプロセッサが、
前記第2の画像が、前記以前のユーザ識別が実行された前記ユーザの最新の画像であることを識別する
ようにさらに構成されており、
前記1つ以上のプロセッサが、前記第2の画像を選択するときに、前記第2の画像が前記ユーザの前記最新の画像であることを識別することに基づいて前記第2の画像を選択するようにさらに構成されている、付記8に記載のデバイス。
【0110】
(付記11)
前記1つ以上のプロセッサが、
前記第1の画像の第1の取得位置および前記第2の画像の第2の取得位置に関連する距離が閾値を満たすことを識別する
ようにさらに構成されており、
前記1つ以上のプロセッサが、前記第2の画像を選択するときに、前記距離が前記閾値を満たすことを識別することに基づいて前記第2の画像を選択するようにさらに構成されている、付記8に記載のデバイス。
【0111】
(付記12)
前記1つ以上のプロセッサが、
複数の画像取得デバイスの所定の順序を識別する
ようにさらに構成されており、
前記1つ以上のプロセッサが、前記第2の画像を選択するときに、前記複数の画像取得デバイスの前記所定の順序を識別することに基づいて前記第2の画像を選択するようにさらに構成されている、付記8に記載のデバイス。
【0112】
(付記13)
前記1つ以上のプロセッサが、
前記ユーザの第3の画像を取得し、
前記第1の画像が前記第2の画像と比較してより最近に取得されていることに基づいて、前記第3の画像と比較される前記第1の画像を選択し、
前記第3の画像の前記選択に基づいて、前記第3の画像と前記第1の画像とを比較し、
前記第3の画像と前記第1の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザの別のユーザ識別を実行する
ようにさらに構成されている、請求項8に記載のデバイス。
【0113】
(付記14)
前記1つ以上のプロセッサが、
前記第2の画像の第2の取得位置が前記第1の画像の第1の取得位置に最も近い取得位置であることを識別する
ようにさらに構成されており、
前記1つ以上のプロセッサが、前記第2の画像を選択するときに、前記第2の画像の前記第2の取得位置が前記第1の取得位置に最も近い前記取得位置であることを識別することに基づいて前記第2の画像を選択するようにさらに構成されている、請求項8に記載のデバイス。
【0114】
(付記15)
命令を含むプログラムを記憶するコンピュータ可読媒体であって、前記命令が、デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記ユーザの第1の画像を取得させ、
前記第1の画像の前記取得に基づいて、前記ユーザの以前のユーザ識別に関連付けられた前記ユーザの第2の画像を選択させ、
前記第2の画像の前記選択に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較させ、
前記第1の画像と前記第2の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザ識別を実行させる
1つ以上の命令を含む、コンピュータ可読媒体。
【0115】
(付記16)
前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記第1の画像の第1の取得時間および前記第2の画像の第2の取得時間に関連する時間フレームが閾値を満たすことを識別させ、
前記1つ以上のプロセッサに前記第2の画像を選択させる前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、前記時間フレームが前記閾値を満たすことを識別することに基づいて前記第2の画像を選択させる、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【0116】
(付記17)
前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記第2の画像が、前記以前のユーザ識別が実行された前記ユーザの最新の画像であることを識別させ、
前記1つ以上のプロセッサに前記第2の画像を選択させる前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、前記第2の画像が前記ユーザの前記最新の画像であることを識別することに基づいて前記第2の画像を選択させる、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【0117】
(付記18)
前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記第1の画像の第1の取得位置および前記第2の画像の第2の取得位置に関連する距離が閾値を満たすことを識別させ、
前記1つ以上のプロセッサに前記第2の画像を選択させる前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、前記距離が前記閾値を満たすことを識別することに基づいて前記第2の画像を選択させる、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【0118】
(付記19)
前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
複数の画像取得デバイスの所定の順序を識別させ、
前記1つ以上のプロセッサに前記第2の画像を選択させる前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、前記複数の画像取得デバイスの前記所定の順序を識別することに基づいて前記第2の画像を選択させる、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【0119】
(付記20)
前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記第2の画像の第2の取得位置が前記第1の画像の第1の取得位置に最も近い取得位置であることを識別させ、
前記1つ以上のプロセッサに前記第2の画像を選択させる前記1つ以上の命令が、前記1つ以上のプロセッサに、前記第2の取得位置が前記最も近い取得位置であることを識別することに基づいて前記第2の画像を選択させる、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【0120】
(付記21)
命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、
前記命令が、デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記ユーザの第1の画像を取得させ、
前記第1の画像の前記取得に基づいて、前記ユーザの以前のユーザ識別に関連付けられた前記ユーザの第2の画像を選択させ、
前記第2の画像の前記選択に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較させ、
前記第1の画像と前記第2の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザ識別を実行させる
1つ以上の命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0121】
本出願は、2019年10月25日に出願された米国仮特許出願第62/926,125号に基づいており、その優先権の利益を主張し、その開示の全体は本明細書に組み込まれる。
【手続補正書】
【提出日】2022-06-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザのユーザ識別を実行するための方法であって、
前記ユーザの第1の画像を取得することと、
前記第1の画像の前記取得に基づいて、前記ユーザの以前のユーザ識別に関連付けられた前記ユーザの第2の画像を選択することと、
前記第2の画像の前記選択に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較することと、
前記第1の画像と前記第2の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザ識別を実行することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1の画像の第1の取得時間および前記第2の画像の第2の取得時間に関連する時間フレームが閾値を満たすことを識別すること
をさらに含み、
前記第2の画像の前記選択が、前記時間フレームが前記閾値を満たすことを識別することに基づいて前記第2の画像を選択することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2の画像が、前記以前のユーザ識別が実行された前記ユーザの最新の画像であることを識別すること
をさらに含み、
前記第2の画像の前記選択が、前記第2の画像が前記ユーザの前記最新の画像であることを識別することに基づいて前記第2の画像を選択することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の画像の第1の取得位置および前記第2の画像の第2の取得位置に関連する距離が閾値を満たすことを識別すること
をさらに含み、
前記第2の画像の前記選択が、前記距離が前記閾値を満たすことを識別することに基づいて前記第2の画像を選択することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
複数の画像取得デバイスの所定の順序を識別すること
をさらに含み、
前記第2の画像の前記選択が、前記複数の画像取得デバイスの前記所定の順序を識別することに基づいて前記第2の画像を選択することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ユーザの第3の画像を取得することと、
前記第1の画像が前記第2の画像と比較してより最近に取得されていることに基づいて、前記第3の画像と比較される前記第1の画像を選択することと、
前記第3の画像の前記選択に基づいて、前記第3の画像と前記第1の画像とを比較することと、
前記第3の画像と前記第1の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザの別のユーザ識別を実行することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第2の画像の第2の取得位置が前記第1の画像の第1の取得位置に最も近い取得位置であることを識別すること
をさらに含み、
前記第2の画像の前記選択が、前記第2の画像の前記第2の取得位置が前記第1の取得位置に最も近い前記取得位置であることを識別することに基づいて前記第2の画像を選択することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
ユーザのユーザ識別を実行するためのデバイスであって、
1つ以上の命令を記憶するように構成されたメモリと、
1つ以上のプロセッサであって、前記1つ以上の命令を実行することにより、
前記ユーザの第1の画像を取得し、
前記第1の画像の前記取得に基づいて、前記ユーザの以前のユーザ識別に関連付けられた前記ユーザの第2の画像を選択し、
前記第2の画像の前記選択に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較し、
前記第1の画像と前記第2の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザ識別を実行する
ように構成された前記1つ以上のプロセッサと
を備える、デバイス。
【請求項9】
前記1つ以上のプロセッサが、
前記第1の画像の第1の取得時間および前記第2の画像の第2の取得時間に関連する時間フレームが閾値を満たすことを識別する
ようにさらに構成されており、
前記1つ以上のプロセッサが、前記第2の画像を選択するときに、前記時間フレームが前記閾値を満たすことを識別することに基づいて前記第2の画像を選択するようにさらに構成されている、請求項8に記載のデバイス。
【請求項10】
前記1つ以上のプロセッサが、
前記第2の画像が、前記以前のユーザ識別が実行された前記ユーザの最新の画像であることを識別する
ようにさらに構成されており、
前記1つ以上のプロセッサが、前記第2の画像を選択するときに、前記第2の画像が前記ユーザの前記最新の画像であることを識別することに基づいて前記第2の画像を選択するようにさらに構成されている、請求項8に記載のデバイス。
【請求項11】
前記1つ以上のプロセッサが、
前記第1の画像の第1の取得位置および前記第2の画像の第2の取得位置に関連する距離が閾値を満たすことを識別する
ようにさらに構成されており、
前記1つ以上のプロセッサが、前記第2の画像を選択するときに、前記距離が前記閾値を満たすことを識別することに基づいて前記第2の画像を選択するようにさらに構成されている、請求項8に記載のデバイス。
【請求項12】
前記1つ以上のプロセッサが、
複数の画像取得デバイスの所定の順序を識別する
ようにさらに構成されており、
前記1つ以上のプロセッサが、前記第2の画像を選択するときに、前記複数の画像取得デバイスの前記所定の順序を識別することに基づいて前記第2の画像を選択するようにさらに構成されている、請求項8に記載のデバイス。
【請求項13】
前記1つ以上のプロセッサが、
前記ユーザの第3の画像を取得し、
前記第1の画像が前記第2の画像と比較してより最近に取得されていることに基づいて、前記第3の画像と比較される前記第1の画像を選択し、
前記第3の画像の前記選択に基づいて、前記第3の画像と前記第1の画像とを比較し、
前記第3の画像と前記第1の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザの別のユーザ識別を実行する
ようにさらに構成されている、請求項8に記載のデバイス。
【請求項14】
前記1つ以上のプロセッサが、
前記第2の画像の第2の取得位置が前記第1の画像の第1の取得位置に最も近い取得位置であることを識別する
ようにさらに構成されており、
前記1つ以上のプロセッサが、前記第2の画像を選択するときに、前記第2の画像の前記第2の取得位置が前記第1の取得位置に最も近い前記取得位置であることを識別することに基づいて前記第2の画像を選択するようにさらに構成されている、請求項8に記載のデバイス。
【請求項15】
デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記ユーザの第1の画像を取得させ、
前記第1の画像の前記取得に基づいて、前記ユーザの以前のユーザ識別に関連付けられた前記ユーザの第2の画像を選択させ、
前記第2の画像の前記選択に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較させ、
前記第1の画像と前記第2の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザ識別を実行させる
1つ以上の命令を含む、
プログラム。
【請求項16】
前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記第1の画像の第1の取得時間および前記第2の画像の第2の取得時間に関連する時間フレームが閾値を満たすことを識別させ、
前記1つ以上のプロセッサに前記第2の画像を選択させる前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、前記時間フレームが前記閾値を満たすことを識別することに基づいて前記第2の画像を選択させる、請求項15に記載の
プログラム。
【請求項17】
前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記第2の画像が、前記以前のユーザ識別が実行された前記ユーザの最新の画像であることを識別させ、
前記1つ以上のプロセッサに前記第2の画像を選択させる前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、前記第2の画像が前記ユーザの前記最新の画像であることを識別することに基づいて前記第2の画像を選択させる、請求項15に記載の
プログラム。
【請求項18】
前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記第1の画像の第1の取得位置および前記第2の画像の第2の取得位置に関連する距離が閾値を満たすことを識別させ、
前記1つ以上のプロセッサに前記第2の画像を選択させる前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、前記距離が前記閾値を満たすことを識別することに基づいて前記第2の画像を選択させる、請求項15に記載の
プログラム。
【請求項19】
前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
複数の画像取得デバイスの所定の順序を識別させ、
前記1つ以上のプロセッサに前記第2の画像を選択させる前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、前記複数の画像取得デバイスの前記所定の順序を識別することに基づいて前記第2の画像を選択させる、請求項15に記載の
プログラム。
【請求項20】
前記1つ以上の命令がさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記第2の画像の第2の取得位置が前記第1の画像の第1の取得位置に最も近い取得位置であることを識別させ、
前記1つ以上のプロセッサに前記第2の画像を選択させる前記1つ以上の命令が、前記1つ以上のプロセッサに、前記第2の取得位置が前記最も近い取得位置であることを識別することに基づいて前記第2の画像を選択させる、請求項15に記載の
プログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
一部の可能な実施態様によれば、プログラムは、デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに、前記ユーザの第1の画像を取得させ、前記第1の画像の前記取得に基づいて、前記ユーザの以前のユーザ識別に関連付けられた前記ユーザの第2の画像を選択させ、前記第2の画像の前記選択に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較させ、前記第1の画像と前記第2の画像との前記比較に基づいて、前記ユーザ識別を実行させる1つ以上の命令を含む。
【国際調査報告】