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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-19
(54)【発明の名称】電子機器および自動車用照明機器
(51)【国際特許分類】
   H05B 47/20 20200101AFI20221212BHJP
   H05B 45/34 20200101ALI20221212BHJP
【FI】
H05B47/20
H05B45/34
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022523364
(86)(22)【出願日】2020-10-29
(85)【翻訳文提出日】2022-04-19
(86)【国際出願番号】 EP2020080333
(87)【国際公開番号】W WO2021083984
(87)【国際公開日】2021-05-06
(31)【優先権主張番号】1912124
(32)【優先日】2019-10-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】391011607
【氏名又は名称】ヴァレオ ビジョン
【氏名又は名称原語表記】VALEO VISION
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】フアン、ララ-カベサ
(72)【発明者】
【氏名】アントニオ、イラーン
(72)【発明者】
【氏名】ミゲル-アンヘル、ペナ
【テーマコード(参考)】
3K273
【Fターム(参考)】
3K273AA02
3K273BA30
3K273BA33
3K273BA35
3K273CA02
3K273EA06
3K273EA26
3K273EA31
3K273FA06
3K273FA13
3K273FA14
3K273FA26
3K273FA41
3K273GA08
3K273PA07
3K273QA27
3K273QA34
3K273QA36
3K273SA08
3K273SA34
3K273SA36
3K273SA60
3K273TA07
3K273TA14
3K273TA15
3K273TA37
3K273TA64
3K273UA22
(57)【要約】
本発明は、ドライバ(2)およびミキサー(3)を含む、自動車用照明装置用の電子装置(1)を提供する。ドライバ(2)は、電力および信号入力(21)を含み、供給電圧閾値を有し、電力および信号入力(21)の電圧値が供給電圧閾値よりも低い場合にマイクロコントローラがリセットするように構成されるようになっている。ミキサー(3)は、ドライバ(2)の電力および信号入力(21)に接続された出力(34)を備え、ミキサー(3)は、非パーマネント信号とパーマネント信号入力との間で最も高いものに関連する出力信号を提供するように構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車用照明装置用の電子機器(1)であって、前記電子機器(1)は、
-マイクロコントローラを備えたドライバ(2)であって、前記ドライバ(2)は少なくとも1つの電力および信号入力(21)を含み、前記マイクロコントローラは、供給電圧閾値を有し、前記電力および信号入力(21)の電圧値が供給電圧閾値よりも低い場合に前記マイクロコントローラがリセットするように構成された、ドライバ(2)と、
-前記ドライバ(2)の前記電力および信号入力(21)に接続された出力(34)を備えたミキサー(3)であって、少なくとも第1の入力(31)および第2の入力(32)を備えるミキサーと、
を備え、
-前記ミキサー(3)の前記第1の入力(31)は、発光機能に関する情報を提供するように構成された非パーマネント信号を受信するように構成されており、
-前記ミキサー(3)の前記第2の入力(32)は、前記供給電圧閾値よりも高いパーマネント信号を受信するように構成されており、
-前記ミキサー(3)は、前記非パーマネント信号と前記パーマネント信号との最も高いものに関連する出力信号を提供するように構成されている
ことを特徴とする電子機器(1)。
【請求項2】
-前記ミキサー(3)は、さらなる発光機能に関する情報を提供するように構成されたさらなる非パーマネント信号を受信するように構成された第3の入力(33)をさらに備え、
-前記ミキサー(3)は、また、前記第3の入力(33)が前記供給電圧閾値よりも高く且つ前記第1の入力よりも高い信号を受信したときに、前記さらなる非パーマネント信号の値に関連する出力信号を提供するように構成される
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器(1)。
【請求項3】
前記ミキサー(3)は、前記第1の入力(31)、前記第2の入力(32)、および前記第3の入力(33)のそれぞれに接続された電圧安定器(36)を備え、
各電圧安定器は、ツェナーダイオードの対、コンデンサ、およびインピーダンスで構成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器(1)。
【請求項4】
前記ミキサー(3)は、前記第2の入力(32)の前記電圧安定器に接続された電圧レギュレータ(35)を備える
ことを特徴とする請求項3に記載の電子機器(1)。
【請求項5】
前記ミキサー(3)はショットキーダイオード(37)を含む、ことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の電子機器(1)。
【請求項6】
前記ミキサー(3)の前記第1の入力(31)に供給する方向指示器機能を生成する制御ユニット(4)をさらに備える、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子機器(1)。
【請求項7】
前記制御ユニット(4)は、前記ミキサー(3)の前記第3の入力(33)に給電するDRL機能を提供するPWM信号を生成する、請求項2に従属する場合における請求項6に記載の電子機器。
【請求項8】
前記ミキサー(3)は、前記第3の入力(33)の後に配置されたスイッチング素子(39)を制御する方向指示器検出モジュール(38)を備える、ことを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
【請求項9】
前記ミキサー(3)は、前記ドライバ(2)の内部に含まれる、ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項10】
自動車用照明装置(10)であって、
-前記の請求項1ないし9のいずれか一項に記載の電子デ機器(1)と、
-前記電子機器の前記ドライバによって制御される複数の光源(5)と、
を備える
ことを特徴とする自動車用照明装置(10)
【請求項11】
前記光源(5)は、LEDなどの固体光源である、ことを特徴とする請求項10に記載の自動車用照明装置(10)。
【請求項12】
前記光源(5)は、前記方向指示器機能または前記DRL機能を提供するように構成される、請求項10または11のいずれか一項に記載の自動車用照明装置(10)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車照明装置の分野、より具体的には、そこに含まれる電子部品に関する。
【背景技術】
【0002】
LEDドライバは、マイクロコントローラによって、デイタイムランニングライト(DRL)およびターニングインジケータ(TI)などの異なる独立した照明機能の起動を制御するために使用される。これらのドライバは、実際の機能起動電源から電源を取得するため、両方の機能が無効になると(たとえば、回転インジケータ動作の「オフ」サイクルで)、システム状態メモリがリセットされる。このリセットにより、DRLまたはTIの次のアクティブ化シーケンスで実行中のプロセスを回復するためのメモリが防止される。 たとえば、ディレーティングプロセスが開始された場合、ドライバをリセットするとこの状況が「忘れられる」ため、補助システムまたはデータストアが必要になる。
【0003】
ドライバのマイクロコントローラを存続させるために別の電力線を使用することもできるが、追加の入力が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、請求項1に記載の電子装置および請求項10に記載の自動車用照明装置によってこれらの問題の解決策を提供する。本発明の好ましい実施形態は、従属請求項に定義されている。
【0005】
別段の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術用語および科学用語を含む)は、当技術分野で慣習的であると解釈されるべきである。 さらに、一般的な使用法の用語は、本明細書で明示的に定義されていない限り、関連技術において慣習的であり、理想化されたまたは過度に形式的な意味ではないものとして解釈されるべきであることがさらに理解される。
【0006】
このテキストでは、「含む」という用語およびその派生語(「含む」など)は、除外する意味で理解されるべきではない。すなわち、これらの用語は、 説明および定義されたものには、さらなる要素、ステップなどが含まれる場合がある。
【0007】
第1の発明の態様では、本発明は、自動車照明装置用の電子機器を提供し、この電子機器は、
-マイクロコントローラを備えたドライバであって、前記ドライバは少なくとも1つの電力および信号入力を含み、前記マイクロコントローラは、供給電圧閾値を有し、前記電力および信号入力の電圧値が供給電圧閾値よりも低い場合に前記マイクロコントローラがリセットするように構成された、ドライバと、
-前記ドライバの前記電力および信号入力に接続された出力を備えたミキサーであって、少なくとも第1の入力および第2の入力を備えるミキサーと、
を備え、
-前記ミキサーの前記第1の入力は、発光機能(luminous functionality)に関する情報を提供するように構成された非パーマネント信号(non-permanent signal)を受信するように構成されており、
-前記ミキサーの前記第2の入力は、前記供給電圧閾値よりも高いパーマネント信号(permanent signal)を受信するように構成されており、
-前記ミキサーは、前記非パーマネント信号と前記パーマネント信号との間の最高値に関連する出力信号を提供するように構成されている。
【0008】
このような電子機器では、第1の入力の電圧は、供給電圧閾値を下回る可能性があり、ただし、ミキサーに接続された第2の入力があるため、ドライバは常に電力および信号入力で供給電圧閾値よりも高い電圧を受け取り、ドライバ用の追加の永久電力供給(additional permanent power supply)の必要性なく、リセットされない。
【0009】
電力および信号入力は、同じラインで電力および電気信号を受信する単一の入力であるため、このように呼ばれる。電気信号には情報が含まれているが、ドライバの操作用の電源としても使用される。 これが、この電力および信号入力の電圧が供給電圧閾値を下回ると、ドライバがリセットされる理由である。
【0010】
第1の入力の電圧が供給電圧閾値を下回る場合、ミキサーは、その出力において、供給電圧閾値よりも高い、第2の入力のパーマネント信号に関連する電圧値を提供する。したがって、ドライバは、電圧が最初の入力から来る場合と第2の入力から来る場合を区別できますが、いずれの場合もアウェイク状態を維持する。
【0011】
非パーマネント信号がマイクロコントローラを供給電圧閾値を超えて維持するのに十分である場合、非パーマネント信号の情報が関連しているため、したがって、ドライバの入力となるミキサーの出力は、非永続的な信号に関連する。
【0012】
いくつかの特定の実施形態において:
-ミキサーは、さらなる発光機能に関する情報を提供するように構成されたさらなる非パーマネント信号を受信するように構成された第3の入力をさらに含み、
-ミキサーは、第3の入力が供給電圧閾値よりも高く、第1の入力よりも高い信号を受信したときに、さらに非パーマネント信号の値に関連する出力信号を提供するようにも構成されている。
【0013】
場合によっては、複数の非永続信号があり、それらは結合されており、一方の信号がもう一方の信号よりも優先されるため、両方の信号が供給電圧閾値を下回っている状況があるこの場合、ミキサーは、出力が常に供給電圧閾値よりも高い信号を提供することを保証する。
【0014】
いくつかの特定の実施形態では、ミキサーは、第1の入力、第2の入力、および第3の入力のそれぞれに接続された電圧安定器を含み、各電圧安定器は、ツェナーダイオードの対、コンデンサおよびインピーダンスを含む。
【0015】
これらの電圧安定器は、ミキサーの分岐のそれぞれにおいて安定した電圧レベルを保証する。
【0016】
いくつかの特定の実施形態では、ミキサーは、第2の入力の電圧安定器に接続された電圧調整器を備える。
【0017】
この電圧調整器は、第2の入力で受信された電圧レベルを電子機器に許容可能な電圧レベルに変換することを担当している。
【0018】
いくつかの特定の実施形態では、ミキサーはショットキーダイオードを含む。
【0019】
これらの要素は、利用可能な最高電圧を選択するための論理演算を提供するのに有用である。
【0020】
いくつかの特定の実施形態では、電子デバイスは、ミキサーの第1の入力に給電する方向指示器機能を生成する制御ユニットをさらに備える。
【0021】
制御ユニットは、信号に意味を提供することを担当し、この場合、非パーマネント信号は、ゼロ電圧の位相を含む方向指示器である。
【0022】
いくつかの特定の実施形態では、電子機器は、ミキサーの第1の入力に給電するDRL機能を提供するPWM信号を生成する制御ユニットをさらに含む。
【0023】
制御ユニットは、信号に意味を提供することを担当し、この場合、非パーマネント信号は、ゼロ電圧の短い位相を含むPWM信号である。
【0024】
いくつかの特定の実施形態では、ミキサーは、ドライバの内部に含まれる。
【0025】
必須ではないが、ドライバは、非パーマネント信号およびパーマネント信号を受信し、それらをドライバ内で混合するように、このミキサーを使用して設計することができる。
【0026】
いくつかの特定の実施形態では、ミキサーは、ダイオードおよび/またはトランジスタを含む。
【0027】
これらの半導体素子は、受信した信号を管理するのに適している。
【0028】
さらなる発明の態様では、本発明は、以下を含む自動車照明装置を提供する。
【0029】
-第1の発明の態様のいずれかによる電子機器。
【0030】
-電子機器のドライバによって制御される複数の光源。
【0031】
この照明装置は、リセットされないドライバを含むので、さらなる支援なしに進行中のプロセスを認識することができる。
【0032】
いくつかの特定の実施形態では、光源は、LEDなどの固体光源である。
【0033】
「固体状態(solid state)」という用語は、半導体を使用して電気を光に変換する固体エレクトロルミネッセンスによって放出される光を指す。白熱灯と比較して、固体状態照明は、発熱が少なく、エネルギー散逸が少ない可視光を生成する。固体状態電子照明装置の一般的に小さな塊は、脆いガラス管/電球や長くて細いフィラメントワイヤと比較して、衝撃や振動に対する耐性が高くなる。また、フィラメントの蒸発を排除し、照明装置の寿命を延ばす可能性がある。これらのタイプの照明のいくつかの例には、電気フィラメント、プラズマ、またはガスではなく、照明源としての半導体発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオード(OLED)、またはポリマー発光ダイオード(PLED)が含まれる。
【0034】
いくつかの特定の実施形態では、光源は、方向指示器機能またはDRL機能を提供するように構成される。
【0035】
これらの機能は、現在の自動車において非常に一般的であり、それらの特定の形状がドライバのリセットを引き起こさないように、本発明の照明装置において管理される。
【0036】
説明を完成させるために、そして本発明のより良い理解を提供するために、一組の図面が提供される。図面は、説明の不可欠な部分を形成し、本発明の実施形態を例示し、これは、本発明の範囲を制限するものとして解釈されるべきではなく、本発明をどのように実施できるかの単なる例として解釈されるべきである。 図面は次の図で構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0037】
図1】本発明による自動車用照明装置用電子機器の一般的な電気方式を示す。
図2図1の電子機器のミキサーの動作方式を示す。
図3】自動車に搭載された本発明による自動車用照明装置を示す。
【0038】
これらの図では、以下の参照番号が使用されている。
1 電子機器
2 ドライバ
21 ドライバの電力および信号入力
3 ミキサー
31 ミキサーの第1の入力
32 ミキサーの第2の入力
33 ミキサーの第3の入力
34 ミキサーの出力
35 電圧レギュレータ
36 電圧安定器
37 ショットキーダイオード
38 方向指示器検出器
39 スイッチ
4 制御装置
5 LED
10 自動車照明装置
100 自動車
【発明を実施するための最良の形態】
【0039】
例示的な実施形態は、当業者が本明細書に記載のシステムおよびプロセスを具体化および実施することを可能にするのに十分詳細に説明されている。 実施形態は多くの代替形態で提供することができ、本明細書に記載の例に限定されると解釈されるべきではないことを理解することが重要である。
【0040】
したがって、実施形態は、様々な方法で修正され、様々な代替形態をとることができるが、その特定の実施形態は、図面に示され、例として以下に詳細に説明される。 開示された特定の形式に限定する意図はありません。 それどころか、添付の特許請求の範囲に含まれるすべての修正、同等物、および代替物を含めるべきである。 例示的な実施形態の要素は、図面全体を通して同じ参照番号および適切な場合には詳細な説明によって一貫して示されている。
【0041】
図1は、本発明による自動車用照明装置用の電子機器1の構成を示す。
【0042】
この電子機器1は、ドライバ2、ミキサー3、および制御ユニット4を備える。
【0043】
ドライバ2は、1つの電力および信号入力21を備える。この電力および信号入力21は、ドライバ2が、ドライバ2の動作を維持するための電源として、およびドライバの出力に接続された光源の動作を制御するための信号情報入力としても使用される電気信号を受信するように構成される。制御ユニット4は、信号情報を送信して、対応する照明機能をアクティブまたは非アクティブにする。
ドライバ2は、供給電圧閾値を有するマイクロコントローラによって制御される。マイクロコントローラは、電力および信号入力21の電圧値が供給電圧閾値よりも低い場合にリセットするように構成されているので、本発明の目的は、照明機能に関する情報を失うことなく、電力および信号入力21の電圧を供給電圧閾値よりも高く保つことである。
【0044】
電力および信号入力21にスマートな量の電圧を提供するために、ミキサー3の出力34は、ドライバ2の電力および信号入力21に接続されている。このミキサーは、第1の入力31、第2の入力32、および第3の入力33を備える。
ミキサーは、3つの入力31、32、33からより高い電圧レベルを選択する演算子(operator)を有する。
【0045】
このパーマネント信号はマイクロコントローラの供給電圧閾値よりも高いので、ドライバの電力および信号入力21は、常に供給電圧閾値よりも高い電圧を受け取る。したがって、ドライバのリセットが回避される。
【0046】
図2は、ミキサー3の動作の構成を示している。ミキサー3は、上で説明したように、その入力31、32、33において3つの異なる信号を受信する。
【0047】
第1の入力31は、前の図で説明された制御ユニットによって生成された方向指示器機能の第1の信号を受信する。
【0048】
第3の入力33は、同じく制御ユニットによって生成される、DRL機能の第1の信号を受信する。
【0049】
第2の入力32は、制御ユニットによって生成されたパーマネント信号を受信する。場合によっては、この永続的な信号は、車両の電力信号から直接送信されることがある。第2の入力が用途に適さない電圧レベルの電圧を受け取るこの場合または他の場合のために、ミキサー3は、このパーマネント信号を供給電圧閾値よりも高く、しかし第1および第3の入力31、33の電圧レベルよりも低い、電圧レベルに変換する追加の電圧レギュレータ35を備える。
ミキサー3は、第1の入力31、第2の入力32、および第3の入力33のそれぞれに接続された電圧安定器36を含み、各電圧安定器は、ツェナーダイオードの対、コンデンサおよびインピーダンスを含む。方向指示器の分岐とDRLの分岐の両方は、ショットキーダイオード37をさらに含む。
【0050】
電子実装に見られるように、DRL信号および方向指示器信号の両方がアクティブである場合、方向指示器がDRLよりも優勢であり、DRLがパーマネント信号よりも優勢である。方向指示器とDRLの両方がオフの場合にのみ、ミキサー3の出力34の電圧がパーマネント信号に対応する。
【0051】
このパーマネント信号はマイクロコントローラの供給電圧閾値よりも高いので、ドライバの電力および信号入力21は、常に供給電圧閾値よりも高い電圧を受け取る。したがって、ドライバのリセットが回避される。
【0052】
この構成は、第1の入力31の起動を検出するように構成された方向指示器検出モジュール38によって達成され、そして、第3の入力33の後に位置するスイッチング素子39を制御し、DRL分岐の信号出力を切り替える。
【0053】
図3は、自動車100に搭載された本発明による自動車用照明装置10を示す。
【0054】
この自動車用照明装置10は、上記で説明した電子機器1と、電子機器1のドライバによって制御される複数のLED5とを備える。これらのLED5は、DRLおよびTI機能を実行する。
図1
図2
図3
【国際調査報告】