(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-20
(54)【発明の名称】状況モニタリング及び警告のためのスマート電気車両充電システム及び方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/30 20120101AFI20221213BHJP
B60L 53/68 20190101ALI20221213BHJP
B60L 53/67 20190101ALI20221213BHJP
B60L 53/65 20190101ALI20221213BHJP
H02J 13/00 20060101ALI20221213BHJP
G16Y 10/40 20200101ALI20221213BHJP
G16Y 40/10 20200101ALI20221213BHJP
G06Q 10/02 20120101ALI20221213BHJP
【FI】
G06Q50/30
B60L53/68
B60L53/67
B60L53/65
H02J13/00 301A
G16Y10/40
G16Y40/10
G06Q10/02
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022520423
(86)(22)【出願日】2020-10-08
(85)【翻訳文提出日】2022-05-18
(86)【国際出願番号】 IB2020059447
(87)【国際公開番号】W WO2021070098
(87)【国際公開日】2021-04-15
(31)【優先権主張番号】201941041218
(32)【優先日】2019-10-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】522129982
【氏名又は名称】アンプリファイ クリーンテック ソリューションズ プライベート リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】ジャスティ,クリシュナ カーシック
【テーマコード(参考)】
5G064
5H125
5L049
【Fターム(参考)】
5G064AA01
5G064AA04
5G064DA11
5H125AA01
5H125AC12
5H125AC23
5H125BE01
5H125CD02
5H125DD02
5H125EE41
5H125EE51
5L049AA03
5L049CC42
(57)【要約】
状況モニタリング及び警告のためのスマート電気車両充電システム及び方法が開示される。このシステムは、1人又は複数のユーザをプラットフォームに登録するように構成された登録サブシステムと、プラットフォームへ1人又は複数のユーザを登録するとき、1つ又は複数のセンサを使用して、1人又は複数のユーザのための少なくとも1つの充電スロットの利用可能性をチェックするように構成されたスロット利用可能性チェックサブシステムと、少なくとも1つの充電スロットの利用可能性に基づいて、1人又は複数のユーザが電気車両のための充電スロットを予約することを可能にするように構成されたスロット予約サブシステムと、分析技術を使用して、画像捕捉デバイス又は測定デバイスの一方に関連付けられたデータを分析するように構成された分析サブシステムと、サーバ上の管理ユニットによって電気車両充電スタンドに関連付けられた1つ又は複数のパラメータを制御するように構成された制御サブシステムとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
状況モニタリング及び警告のためのスマート電気車両充電システム(100)であって、
1つ又は複数のプロセッサによって動作可能な登録サブシステム(110)であって、1人又は複数のユーザからの複数のユーザ詳細を受信するとき、前記1人又は複数のユーザをプラットフォームに登録するように構成される登録サブシステム(110)と、
前記1つ又は複数のプロセッサによって動作可能なスロット利用可能性チェックサブシステム(120)であって、前記登録サブシステム(110)に動作可能に結合され、前記プラットフォームへ前記1人又は複数のユーザを登録するとき、1つ又は複数のセンサを使用して、前記1人又は複数のユーザのための少なくとも1つの充電スロットの利用可能性をチェックするように構成されるスロット利用可能性チェックサブシステム(120)と、
前記1つ又は複数のプロセッサによって動作可能なスロット予約サブシステム(130)であって、前記スロット利用可能性チェックサブシステム(120)に動作可能に結合され、前記少なくとも1つの充電スロットの前記利用可能性に基づいて、前記1人又は複数のユーザが電気車両のための充電スロットを予約することを可能にするように構成されるスロット予約サブシステム(130)と、
前記1つ又は複数のプロセッサによって動作可能な分析サブシステム(140)であって、前記スロット予約サブシステム(130)に動作可能に結合され、
分析技術を使用して、画像捕捉デバイス又は測定デバイスの一方に関連付けられたデータを分析すること
を行うように構成される分析サブシステム(140)と、
前記1つ又は複数のプロセッサによって動作可能な制御サブシステム(150)であって、前記分析サブシステム(140)に動作可能に結合され、サーバ上の管理ユニットによって電気車両充電スタンドに関連付けられた1つ又は複数のパラメータを制御するように構成される制御サブシステム(150)と
を含むスマート電気車両充電システム(100)。
【請求項2】
前記画像捕捉デバイスは、1つ又は複数の画像又は映像を捕捉するように構成され、前記1つ又は複数の捕捉された画像又は映像は、前記電気車両、前記電気車両充電スタンド及びそれらの組み合わせに関連付けられる、請求項1に記載のシステム(100)。
【請求項3】
前記データは、車両ナンバープレート番号、前記ユーザの認証、前記車両の許可並びに前記電気車両のメーカー及び型式を含む、請求項1に記載のシステム(100)。
【請求項4】
前記1つ又は複数のパラメータは、必要とされる電力及びエネルギー並びに不正使用の試みに基づく電気車両にわたるエネルギー分配を含む、請求項1に記載のシステム(100)。
【請求項5】
分析結果に基づいて前記電気車両の充電に関連付けられた1つ又は複数の問題を識別するように構成された問題識別サブシステムをさらに含み、前記1つ又は複数の問題は、前記電気車両を充電している間、ヘッドライト又はテールライトが点灯したままであること、充電ガンの前記電気車両への不適切な接続、前記充電ガンの突然の増加又は減少した充電率を含む、請求項1に記載のシステム(100)。
【請求項6】
サーバからの通知を受信するとき、少なくとも1人のユーザによって前記電気車両の充電に関連付けられた1つ又は複数の識別された問題を制御するように構成された問題モニタリングサブシステムをさらに含む、請求項1に記載のシステム(100)。
【請求項7】
状況モニタリング及び警告のためのスマート電気車両充電方法(310)であって、
登録サブシステムにより、1人又は複数のユーザからの複数のユーザ詳細を受信するとき、前記1人又は複数のユーザをプラットフォームに登録すること(320)と、
スロット利用可能性チェックサブシステムにより、前記プラットフォームへ前記1人又は複数のユーザを登録するとき、1つ又は複数のセンサを使用して、前記1人又は複数のユーザのための少なくとも1つの充電スロットの利用可能性をチェックすること(330)と、
スロット予約サブシステムにより、前記少なくとも1つの充電スロットの前記利用可能性に基づいて、前記1人又は複数のユーザが電気車両のための充電スロットを予約することを可能にすること(340)と、
分析技術を使用して、画像捕捉デバイス又は測定デバイスの一方に関連付けられたデータを分析すること(350)と、
制御サブシステムにより、サーバ上の管理ユニットによって電気車両充電スタンドに関連付けられた1つ又は複数のパラメータを制御すること(360)と
を含むスマート電気車両充電方法(310)。
【請求項8】
前記1つ又は複数のパラメータを制御することは、必要とされる電力及びエネルギー並びに不正使用の試みに基づく電気車両にわたるエネルギー分配を制御することを含む、請求項7に記載の方法(310)。
【請求項9】
問題識別サブシステムにより、分析結果に基づいて前記電気車両の充電に関連付けられた1つ又は複数の問題を識別することをさらに含み、前記1つ又は複数の問題は、前記電気車両を充電している間、ヘッドライト又はテールライトが点灯したままであること、充電ガンの前記電気車両への不適切な接続、前記充電ガンの突然の増加又は減少した充電率を含む、請求項7に記載の方法(310)。
【請求項10】
問題モニタリングサブシステムにより、サーバからの通知を受信するとき、少なくとも1人のユーザによって前記電気車両の充電に関連付けられた1つ又は複数の識別された問題を制御する、請求項7に記載の方法(310)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本国際出願は、2019年10月11日に出願され、及び「SMART ELECTRIC VEHICLE CHARGING SYSTEM AND METHOD FOR SITUATIONAL MONITORING AND ALERTING」という名称である、特許出願番号第201941041218号を有する、インドで出願された特許出願からの優先権を主張するものである。
【0002】
発明の分野
本開示の実施形態は、電気車両に関し、特に状況モニタリング及び警告のためのスマート電気車両充電システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
背景
電気車両は、推進のために1つ若しくは複数の電気モータ又は1つ若しくは複数のトラクションモータを使用する車両の1つのカテゴリである。電気車両は、自然界で再生できない化石燃料の消費をほぼなくす電気によって動力を供給される。EV充電スタンド、電気充電ポイント、充電ポイント、チャージポイント、ECS(充電スタンド)及びEVSE(電気自動車用充電設備)とも呼ばれる電気車両充電スタンドは、電気自動車、近隣用電気車両及びプラグインハイブリッド車を含むプラグイン電気車両の充電のための電気エネルギーを供給するインフラの要素である。
【0004】
様々なモバイルアプリケーションは、電気車両の運転手が電気車両充電スタンドの利用可能性の位置特定及び識別を行うことを支援する。しかしながら、このようなモバイルアプリケーションは、電気車両の運転手の計画及びスケジュールに影響を与える、既に駐車された電気車両の情報を提供することができない。また、公共の充電スタンドの前の無許可の車両又は非電気車両の駐車をチェックすることは、時間のかかるプロセスであり、不正確な結果をもたらす人の介入を必要とする。
【0005】
また、電気車両の運転手は、充電プロセスを開始するために、RFIDカードをタップすること、QRコードをスキャンすること、アプリを使用すること又は電話をかけることなど、手作業による照合を行うことを必要とする。さらに、電気車両の運転手は、充電ガンが適切に差し込まれたかどうかが分からず、充電ガンが適切に完全に差し込まれていない場合、多くの時間の浪費をもたらす。さらに、電気車両の運転手は、環境条件又は車両、車両のバッテリ、充電スタンド及びその周囲の損傷を引き起こす電気車両充電スタンドの故障により、充電ガンの突然の増加又は減少した充電率に気付かない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、上述の問題点に対処するために、状況モニタリング及び警告のための向上したスマート電気車両充電システム及び方法に対する必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
簡単な説明
本開示の一実施形態によれば、状況モニタリング及び警告のためのスマート電気車両充電システムが開示される。本システムは、1つ又は複数のプロセッサによって動作可能な登録サブシステムを含む。登録サブシステムは、1人又は複数のユーザからの複数のユーザ詳細を受信するとき、1人又は複数のユーザをプラットフォームに登録するように構成される。本システムは、1つ又は複数のプロセッサによって動作可能なスロット利用可能性チェックサブシステムも含む。スロット利用可能性チェックサブシステムは、登録サブシステムに動作可能に結合される。スロット利用可能性チェックサブシステムは、1つ又は複数のセンサを使用することにより、プラットフォーム上の1人又は複数のユーザのための電気車両充電のための少なくとも1つの駐車スロットの利用可能性をチェックするように構成される。本システムは、1つ又は複数のプロセッサによって動作可能なスロット予約サブシステムも含む。スロット予約サブシステムは、スロット利用可能性チェックサブシステムに動作可能に結合される。スロット予約サブシステムは、少なくとも1つの駐車スロットの利用可能性に基づいて、1人又は複数のユーザが電気車両のための駐車スロットを予約することを可能にするように構成される。本システムは、1つ又は複数のプロセッサによって動作可能な分析サブシステムも含む。分析サブシステムは、スロット予約サブシステムに動作可能に結合される。分析サブシステムは、分析技術を使用して、画像捕捉デバイス又は測定デバイスの一方に関連付けられたデータを分析するように構成される。本システムは、1つ又は複数のプロセッサによって動作可能な制御サブシステムも含む。制御サブシステムは、分析サブシステムに動作可能に結合される。制御サブシステムは、サーバ上の管理ユニットによって電気車両充電スタンドに関連付けられた1つ又は複数のパラメータを制御するように構成される。
【0008】
別の実施形態によれば、状況モニタリング及び警告のためのスマート電気車両充電方法が開示される。本方法は、1人又は複数のユーザからの複数のユーザ詳細を受信するとき、1人又は複数のユーザをプラットフォームに登録することを含む。本方法は、1つ又は複数のセンサを使用することにより、プラットフォーム上の1人又は複数のユーザのための電気車両充電のための少なくとも1つの駐車スロットの利用可能性をチェックすることも含む。本方法は、少なくとも1つの駐車スロットの利用可能性に基づいて、1人又は複数のユーザが電気車両のための駐車スロットを予約することを可能にすることも含む。本方法は、分析技術を使用して、画像捕捉デバイス又は測定デバイスの一方に関連付けられたデータを分析することも含む。本方法は、サーバ上の管理ユニットによって電気車両充電スタンドに関連付けられた1つ又は複数のパラメータを制御することも含む。
【0009】
本開示の利点及び特徴をさらに明確にするために、本開示のより具体的な記載は、添付の図に示される本開示の特定の実施形態を参照することによって後に続く。これらの図は、本開示の典型的な実施形態のみを描き、したがって範囲の限定と見なされるものではないことが理解される。本開示は、添付の図と共にさらなる具体性及び詳細を用いて記載及び説明される。
【0010】
図面の簡単な説明
本開示は、添付の図と共にさらなる具体性及び詳細を用いて記載及び説明される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本開示のある実施形態による、状況モニタリング及び警告のためのスマート電気車両充電システムのブロック図表現である。
【
図2】本開示のある実施形態による、
図1の状況モニタリング及び警告のためのスマート電気車両充電システムのある実施形態のブロック図である。
【
図3】本開示のある実施形態による汎用コンピュータシステムのブロック図である。
【
図4】本開示のある実施形態による、状況モニタリング及び警告のためのスマート電気車両充電方法に含まれるステップを表すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
さらに、当業者は、図の要素が、簡単にするために図示され、必ずしも一定の縮尺で描かれていない場合があることを理解するであろう。さらに、デバイスの構築に関して、デバイスの1つ又は複数のコンポーネントは、図において従来の記号によって表される場合があり、図は、本明細書の記載の恩恵を受ける当業者に容易に明白となる詳細で図を分かりにくくしないように、本開示の実施形態の理解に関連のある特定の詳細のみを示す場合がある。
【0013】
詳細な説明
本開示の原理の理解を促進するために、ここで、図に示される実施形態に言及し、それらを説明するために特定の言語を使用する。それにも関わらず、それにより本開示の範囲の限定が意図されないことが理解されるであろう。例示するシステムにおけるそのような改変形態及びさらなる変更形態並びに当業者が通常想到するような開示の原理のそのようなさらなる適用は、本開示の範囲内であると見なされるものとする。
【0014】
「含む」、「含んでいる」又はそれらの他のバリエーションの用語は、ステップのリストを含むプロセス又は方法が、それらのステップのみを含むのではなく、明示的に列挙されていないか又はそのようなプロセス若しくは方法に固有ではない他のステップも含み得るように非排他的包含を含むことが意図される。同様に、「...を含む」が前に付く1つ又は複数のデバイス、又はサブシステム、又は要素、又は構造、又はコンポーネントは、追加の制約なしに、他のデバイス、サブシステム、要素、構造、コンポーネント、さらなるデバイス、さらなるサブシステム、さらなる要素、さらなる構造又はさらなるコンポーネントの存在を排除しない。本明細書全体を通して、「ある実施形態における」、「別の実施形態における」という語句及び類似の言語の出現は、必ずしもではないが、全て同じ実施形態を指し得る。
【0015】
別段定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術的及び科学的用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で提供されるシステム、方法及び例は、例示に過ぎず、限定を意図したものではない。
【0016】
以下の本明細書及び特許請求の範囲では、以下の意味を有すると定義されるものとする幾つかの用語に言及する。単数形の「1つの(a)」、「1つの(an)」及び「その」は、文脈が明らかに別段の規定を行わない限り、複数形の言及を含む。
【0017】
本開示の実施形態は、状況モニタリング及び警告のためのスマート電気車両充電システム及び方法に関する。本システムは、1つ又は複数のプロセッサによって動作可能な登録サブシステムを含む。登録サブシステムは、1人又は複数のユーザからの複数のユーザ詳細を受信するとき、1人又は複数のユーザをプラットフォームに登録するように構成される。本システムは、1つ又は複数のプロセッサによって動作可能なスロット利用可能性チェックサブシステムも含む。スロット利用可能性チェックサブシステムは、登録サブシステムに動作可能に結合される。スロット利用可能性チェックサブシステムは、1つ又は複数のセンサを使用することにより、プラットフォーム上の1人又は複数のユーザのための電気車両充電のための少なくとも1つの駐車スロットの利用可能性をチェックするように構成される。本システムは、1つ又は複数のプロセッサによって動作可能なスロット予約サブシステムも含む。スロット予約サブシステムは、スロット利用可能性チェックサブシステムに動作可能に結合される。スロット予約サブシステムは、少なくとも1つの駐車スロットの利用可能性に基づいて、1人又は複数のユーザが電気車両のための駐車スロットを予約することを可能にするように構成される。本システムは、1つ又は複数のプロセッサによって動作可能な分析サブシステムも含む。分析サブシステムは、スロット予約サブシステムに動作可能に結合される。分析サブシステムは、分析技術を使用して、画像捕捉デバイス又は測定デバイスの一方に関連付けられたデータを分析するように構成される。本システムは、1つ又は複数のプロセッサによって動作可能な制御サブシステムも含む。制御サブシステムは、分析サブシステムに動作可能に結合される。制御サブシステムは、サーバ上の管理ユニットによって電気車両充電スタンドに関連付けられた1つ又は複数のパラメータを制御するように構成される。
【0018】
図1は、本開示のある実施形態による、状況モニタリング及び警告のためのスマート電気車両充電システム(100)のブロック図表現である。本明細書では、「電気車両」という用語は、推進のために1つ又は複数の電気モータ又はトラクションモータを使用する車両と定義される。ある実施形態では、電気車両は、電動スクータ、電気自動車、電気ワゴン車、電気軽トラック、電気大型トラックなどの1つを含み得る。
【0019】
ある例示的実施形態では、電気車両は、限定されないが、ケーブル、プラグ、ソケット、交流(AC)電源及び直流(DC)電源のコネクタなどの1つ又は複数の出力手段の使用により、充電スタンドによって低速充電率又は高速充電率で充電され得る。さらに、システム(100)は、1つ又は複数のプロセッサによって動作可能な登録サブシステム(110)を含む。登録サブシステム(110)は、1人又は複数のユーザからの複数のユーザ詳細を受信するとき、1人又は複数のユーザをプラットフォームに登録するように構成される。
【0020】
ある実施形態では、複数のユーザ詳細は、1つ又は複数のユーザ個人詳細及び1つ又は複数のユーザ電気車両詳細を含み得る。ある実施形態では、1つ又は複数のユーザ個人詳細は、限定されないが、ユーザ携帯電話番号、名前及びユーザの画像を含み得る。ある実施形態では、1つ又は複数のユーザ電気車両詳細は、限定されないが、電気車両ナンバープレート番号、電気車両のメーカー及び型式などを含み得る。
【0021】
ある例示的実施形態では、1人又は複数のユーザは、ハンドヘルドデバイス又はポータブルデバイスなどのユーザコンピューティングデバイスを用いて、プラットフォームに登録することができる。このような実施形態では、ユーザコンピューティングデバイスは、携帯電話、ラップトップ、タブレット及びデスクトップの1つであり得る。さらに、システム(100)は、1つ又は複数のユーザ個人詳細及び1つ又は複数のユーザ電気車両詳細をデータベースに保存するように構成されたデータストレージサブシステムを含み得、データベースは、電気車両充電スタンドに関連付けられる。
【0022】
さらに、システム(100)は、1つ又は複数のプロセッサによって動作可能なスロット利用可能性チェックサブシステムも含む。スロット利用可能性チェックサブシステム(120)は、登録サブシステム(110)に動作可能に結合される。スロット利用可能性チェックサブシステム(120)は、1つ又は複数のセンサを使用することにより、プラットフォーム上の1人又は複数のユーザのための電気車両充電のための少なくとも1つの駐車スロットの利用可能性をチェックするように構成される。ある実施形態では、1つ又は複数のセンサは、近接センサを含み得る。本明細書において、「近接センサ」という用語は、物体の存在を検出するために使用される。このような実施形態では、近接センサには、限定されないが、超音波センサ、容量センサ、光電子センサ、誘導センサ又は磁気センサが含まれ得る。
【0023】
ある実施形態では、電気車両充電スタンドは、1つ又は複数の画像捕捉デバイスと統合され得、1つ又は複数の画像捕捉デバイスは、電気車両充電スタンドの1つ又は複数の画像又は映像を継続的に捕捉するように構成され得る。
【0024】
ある実施形態では、充電スタンドと統合された1つ又は複数の画像捕捉デバイスは、映像を記録する標準監視閉回路テレビ(CCTV)システムとして機能するように構成され得、要件に基づいてビデオ映像を継続的に送信する。ある例示的実施形態では、電気車両充電スタンドは、ある機能性を実現するために、周囲監視システムからの情報の送受信を行うように構成され得る。
【0025】
さらに、スロット利用可能性チェックサブシステム(120)は、電気車両充電スタンドの1つ又は複数の捕捉された画像又は映像を分析することにより、少なくとも1つの駐車スロットの利用可能性をチェックするように構成され得、この分析は、プロセッサによって行われ得る。さらに、システム(100)は、第2世代(2G)セルラー技術、第3世代(3G)セルラー技術、第4世代(4G)セルラー技術、第5世代(5G)セルラー技術、狭帯域IoT(NB-IoT)又は無線周波数(RF)トランシーバなどの無線通信モジュールにより、サーバ上でリアルタイム分析結果を送るように構成された通知送信サブシステムを含み得、無線周波数トランシーバは、限定されないが、Lora、Zigbeeなどを含み得る。
【0026】
本明細書において、「無線周波数トランスレシーバ」という用語は、2つのデバイス間で無線信号を送信又は受信するために使用される小型電子デバイスと定義される。このような実施形態では、無線通信モジュールは、限定されないが、ワイヤレスフィディリティ、Bluetooth(登録商標)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、狭帯域モノのインターネット(IoT)などを含み得る。本明細書において、「狭帯域IoT」という用語は、広範囲のセルラーデバイス及びサービスを可能にする省電力広域ネットワーク(LPWAN)無線技術である。
【0027】
ある実施形態では、サーバは、電気車両充電スタンドに接続され得る。ある実施形態では、サーバは、限定されないが、クラウドサーバ、複数の充電スタンドなどを含み得る。本明細書において、「クラウドサーバ」という用語は、インターネット上でクラウドコンピューティングプラットフォームを通して構築、ホスティング及び提供される論理サーバである。ある実施形態では、電気車両充電スタンドは、限定されないが、オープンチャージポイントプロトコル(OCPP)1.6、OCPP2.0など、サーバと通信するための複数の通信プロトコルを使用し得る。
【0028】
さらに、通知送信サブシステムは、サーバからユーザプラットフォームにリアルタイム分析結果を送るように構成され得る。別の実施形態では、通知送信サブシステムは、1人又は複数のユーザに対して、電気車両充電スタンドに関連付けられたディスプレイデバイス上にリアルタイム分析結果を表示し得る。このような実施形態では、ディスプレイデバイスは、限定されないが、発光ダイオード(LED)、ウェブダッシュボードなどを含み得る。ある実施形態では、ディスプレイデバイスは、プロセッサによって制御され得る。
【0029】
システム(100)は、1つ又は複数のプロセッサによって動作可能なスロット予約サブシステム(130)も含む。スロット予約サブシステム(130)は、スロット利用可能性チェックサブシステム(120)に動作可能に結合される。さらに、スロット予約サブシステム(130)は、リアルタイム分析結果が少なくとも1つの駐車スロットの利用可能性を示す場合、1人又は複数のユーザが電気車両のための駐車スロットを予約することを可能にするように構成される。
【0030】
ある実施形態では、システム(100)は、スロット予約サブシステム(130)に動作可能に結合されたモニタリングサブシステムを含み得る。モニタリングサブシステムは、1つ又は複数の画像捕捉デバイスを使用して、電気車両及び電気車両充電スタンドに関連付けられたデータをモニタリングするように構成される。ある実施形態では、データは、限定されないが、電気車両ナンバープレート番号、ユーザの認証、電気車両の許可並びに電気車両のメーカー及び型式を含み得る。
【0031】
さらに、システム(100)は、1つ又は複数のプロセッサによって動作可能な分析サブシステム(140)も含む。分析サブシステム(140)は、モニタリングサブシステムに動作可能に結合される。分析サブシステム(140)は、分析技術を使用して、画像捕捉デバイス又は測定デバイスの一方に関連付けられたデータを分析するように構成され、画像捕捉デバイスは、1つ又は複数の画像又は映像を捕捉するように構成され得、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像は、電気車両、電気車両充電スタンド及びそれらの組み合わせに関連付けられる。
【0032】
ある実施形態では、分析技術は、コンピュータビジョン技術を含み得る。本明細書において、「コンピュータビジョン技術」という用語は、視覚世界を解釈及び理解するようにマシンを訓練する人工知能の分野である。また、コンピュータビジョン技術は、画像又は映像中の物体を識別するために使用される。
【0033】
さらに、ある例示的実施形態では、分析サブシステム(140)は、コンピュータビジョン技術を使用することにより、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像から電気車両ナンバープレート番号を分析するように構成され得る。このような実施形態では、コンピュータビジョン技術は、最初に、1つ又は複数の特徴検出技術を使用して、1つ又は複数のテキスト領域を検出するように構成され得る。このような実施形態では、1つ又は複数の特徴検出技術には、限定されないが、勾配に基づく特徴、勾配方向ヒストグラム(HOG)などが含まれ得る。
【0034】
さらに、コンピュータビジョン技術は、機械学習又は幾何学的特徴の一方を使用して、1つ又は複数の非テキスト領域を除去するように構成され得る。さらに、1つ又は複数の検出されたテキスト領域は、単一の接続されたセグメント化領域を形成するように一緒にグループ化され得る。その後、物体認識技術の1つを使用して、電気車両のプレート上に書かれた登録番号を検出し得る。ある実施形態では、物体認識技術の1つは、4次元立方体物体認識技術(OCR)を含み得る。
【0035】
さらに、システム(100)は、検出された電気車両ナンバープレート番号を、対応する電気車両の保存されたナンバープレート番号と照合するように構成された照合サブシステムを含み得る。同様に、ある実施形態では、分析サブシステム(140)は、コンピュータビジョン技術を使用して、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像からユーザの顔を分析するように構成され得る。このような実施形態では、コンピュータビジョン技術は、顔検出アルゴリズムを含み得る。
【0036】
ある実施形態では、顔検出アルゴリズムは、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像中の顔の存在及び場所の位置特定を行うように構成され得る。さらに、畳み込みニューラルネットワークを使用して、1つ又は複数の検出された顔から複数の特徴が抽出され得る。さらに、照合サブシステムは、複数の抽出された特徴を、データベースに保存されたユーザの顔に関連付けられた複数の特徴とマッチさせることにより、1つ又は複数の検出された顔を照合するように構成され得る。
【0037】
さらに、分析サブシステム(140)は、分析技術を使用して、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像から電気車両のメーカー及び型式を識別するために電気車両を分析するように構成され得る。照合サブシステムは、車両のメーカー名及び型式を読み取るために、コンピュータビジョン技術を使用することにより、上記画像又は映像を、データベースに保存された車両の画像と比較することによって車両のメーカー及び型式を照合するように構成され得る。さらに、通知送信サブシステムは、サーバ上で電気車両のメーカー及び型式に関連付けられた情報を送るように構成され得る。
【0038】
ある実施形態では、システム(100)は、通知送信サブシステムに動作可能に結合された推定サブシステムも含み得る。推定サブシステムは、電気車両のメーカー及び型式に関連付けられた情報を受信するとき、サーバ上の管理ユニットによって対応する電気車両に必要とされる充電時間を推定するように構成され得る。
【0039】
ある実施形態では、システム(100)は、推定サブシステムに動作可能に結合された支払生成サブシステムを含み得る。支払生成サブシステムは、対応する電気車両のナンバープレート番号及び電気車両の所有者を照合するとき、1人又は複数のユーザによって利用される充電サービスの費用を計算するように構成され得る。
【0040】
ある実施形態では、分析サブシステム(140)は、電気車両充電スタンドの前に駐車された車両の許可をチェックするために、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像を分析するように構成され得る。ある実施形態では、車両の許可は、車両のカテゴリを含み得、車両のカテゴリには、限定されないが、電気車両、非電気車両などが含まれ得る。
【0041】
さらに、分析サブシステム(140)は、電気車両と非電気車両との違いを識別するために、まず車両ナンバープレートの色を検出することにより、車両のカテゴリをチェックするように構成され得る。さらに、電気車両の許可を検証するために、ナンバープレート番号は、保存されたナンバープレート番号と突き合わせされ得る。
【0042】
さらに、通知送信サブシステムは、管理ユニットによる適切なアクションを起こすために、サーバ上で無許可車両に関連付けられた情報を送るように構成され得る。ある実施形態では、分析サブシステム(140)は、駐車された電気車両の充電が完了したとしても、充電スタンドの前の電気車両の存在を識別するために、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像を分析するようにも構成され得る。したがって、通知送信サブシステムは、電気車両から充電コネクタを取り外すことを1人又は複数のユーザに通知するように構成され得る。
【0043】
システム(100)は、1つ又は複数のプロセッサによって動作可能な制御サブシステム(150)も含む。制御サブシステム(150)は、分析サブシステム(140)に動作可能に結合される。制御サブシステム(150)は、サーバ上の管理ユニットによって電気車両充電スタンドに関連付けられた1つ又は複数のパラメータを制御するように構成される。ある実施形態では、1つ又は複数のパラメータは、限定されないが、必要とされる電力及びエネルギー、不正使用の試みなどに基づく電気車両にわたるエネルギー分配を含み得る。
【0044】
ある実施形態では、分析サブシステム(140)は、測定デバイスを使用して、電気車両に分配された入力及び出力電圧、電流及び電力を記録するように構成され得、測定デバイスは、エネルギーメータ、信号検出などを含み得る。本明細書において、「エネルギーメータ」という用語は、電気負荷によって利用されたエネルギーを測定するために使用されるメータと定義される。
【0045】
さらに、通知送信サブシステムは、サーバ上でエネルギー分配に関連付けられた情報を送るように構成され得、制御サブシステム(150)は、管理ユニットが、電力及びエネルギーの要件に基づいて、リレー又は接触器の一方を使用することにより、電気車両にわたるエネルギー分配を最適化することを可能にするように構成され得る。本明細書において、「リレー」という用語は、電磁石、接極子、ばね及び電気接点の組から構成される電動又は電気機械スイッチと定義される。また、本明細書において、「契約者」という用語は、電力回路の切り替えに使用される電気的に制御されたスイッチと定義される。
【0046】
ある実施形態では、分析サブシステム(140)は、限定されないが、エンクロージャが開けられること、充電ワイヤの物理的損傷、ワイヤ又はケーブルの切断状態などの不正使用の試みを識別するために、1つ若しくは複数の捕捉された画像若しくは映像及び他の技術又は1つ若しくは複数のプロセッサによって生成及び測定された制御信号を分析するように構成され得る。ある実施形態では、照合サブシステムは、コンピュータビジョン技術を使用することにより、不正使用の試みを識別するように構成され得る。このような実施形態では、充電スタンドエンクロージャは、エンクロージャが開けられたときに警報を発するように構成されたスイッチを含む。ある実施形態では、プロセッサから送られる双方向信号により、充電ワイヤもモニタリングされ得る。さらに、信号の受信における何らかの逸脱をモニタリングするとき、充電ワイヤの損傷状態が識別される。
【0047】
さらに、通知送信サブシステムは、何らかのアクションを起こすために、映像証拠と共に、識別された不正使用の試みをサーバに送るように構成され得る。
【0048】
さらに、ある実施形態では、システム(100)は、分析サブシステム(140)に動作可能に結合された問題識別サブシステムを含み得る。問題識別サブシステムは、分析結果に基づいて電気車両の充電に関連付けられた1つ又は複数の問題を識別するように構成され得、1つ又は複数の問題は、限定されないが、電気車両を充電している間、ヘッドライト又はテールライトが点灯したままであること、充電ガンの電気車両への不適切な接続、充電ガンの突然の増加又は減少した充電率などを含み得る。
【0049】
ある実施形態では、システム(100)は、問題識別サブシステムに動作可能に結合された問題モニタリングサブシステムを含み得る。問題モニタリングサブシステムは、サーバからの通知を受信するとき、少なくとも1人のユーザによって電気車両の充電に関連付けられた1つ又は複数の識別された問題を制御するように構成され得る。
【0050】
ある実施形態では、問題識別サブシステムは、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像から、充電源に接続されている間のヘッドライト、テールライト又は方向指示器のステータスを識別するように構成され得る。このような実施形態では、通知送信サブシステムは、サーバ上において、ヘッドライト、テールライト又は方向指示器のステータスを送るように構成され得る。さらに、問題モニタリングサブシステムは、ヘッドライト、テールライト又は方向指示器の少なくとも1つのステータスが点灯である場合、ヘッドライト、テールライト又は方向指示器の少なくとも1つを消灯するように1人又は複数のユーザに通知するように構成され得る。
【0051】
さらに、ある実施形態では、問題識別サブシステムは、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像を分析することにより、電気車両に対する充電ガンの接続を識別するように構成され得る。別の実施形態では、問題識別サブシステムは、1つ又は複数のプロセッサによって送られた信号により、充電コネクタと車両との間の接続性を検出することによって電気車両に対する充電ガンの接続を識別するように構成され得る。通知送信サブシステムは、充電ガンの接続が確立されていない場合、サーバ上で通知を送るように構成され得る。さらに、問題モニタリングサブシステムは、充電ガンを電気車両に正しく接続させるために、1人又は複数のユーザに通知を送るように構成され得る。
【0052】
ある実施形態では、問題識別サブシステムは、数ある変数の中で電圧及び電流を測定する、充電スタンドの統合エネルギーメータからのデータを分析することにより、電気車両を受電しながら、充電ガンに関連付けられた充電率をチェックするように構成され得る。ある実施形態では、充電率の変動は、環境条件の変動に依存し得る。このような実施形態では、環境条件は、限定されないが、周囲温度、湿度温度などを含み得る。ある実施形態では、環境条件は、1つ又は複数の環境センサを使用することによってチェックされ得る。さらに、通知送信サブシステムは、サーバ上で充電率に関連付けられたデータを送るように構成され得る。
【0053】
さらに、問題モニタリングサブシステムは、電気車両のバッテリが一定の閾値に達したとき、1人又は複数のユーザがさらに充電するか否かを決めることを可能にするために、1人又は複数のユーザに通知を送るように構成され得る。
【0054】
図2は、本開示のある実施形態による、
図1の状況モニタリング及び警告のためのスマート電気車両充電システムの一実施形態(160)のブロック図である。電気自動車の所有者(170)は、所有者の名前、1つ又は複数の所有者個人詳細及び電気自動車に関連付けられた1つ又は複数の詳細を含む複数の詳細を提供するとき、所有者デバイス(180)を用いて登録サブシステム(190)によってプラットフォームに登録する。さらに、複数の詳細は、データストレージサブシステム(200)によってデータベースに保存される。
【0055】
所有者(170)を登録するとき、少なくとも1つの充電スロットの利用可能性は、周囲エリア又は所有者が望むエリアにおいて、スロット利用可能性チェックサブシステム(210)によって近接センサを使用してチェックされる。さらに、所有者(170)が電気自動車を充電するための少なくとも1つの充電スロットの利用可能性に関する通知を受信するとき、スロット予約サブシステム(220)は、所有者(170)が所有者デバイス(180)を用いて電気自動車のための利用可能な充電スロットを予約することを可能にする。
【0056】
さらに、電気自動車が電気車両充電スタンドに到着すると、モニタリングサブシステム(230)は、1つ又は複数のカメラを使用して、電気自動車及び電気車両充電スタンドをモニタリングし、1つ又は複数のカメラは、電気車両充電スタンドの異なる複数の場所に設置され得る。
【0057】
電気自動車及び電気車両充電スタンドをモニタリングするとき、分析サブシステム(240)は、電気自動車の充電を開始するために、ユーザ個人詳細及び電気自動車に関連付けられた1つ又は複数の詳細を、データベースに保存された1つ又は複数の所有者詳細と比較することにより、電気自動車の所有者(170)及びナンバープレート番号を照合する。
【0058】
また、分析サブシステム(240)は、電気自動車に必要とされるおよその充電時間を決定するために電気自動車のメーカー及び型式を識別する。また、電気自動車に対するエネルギー分配は、リレーを使用して制御サブシステム(250)によって制御される。照合及び識別するとき、通知送信サブシステム(260)は、所有者(170)によって消費された電気に基づく請求書を作成するために、サーバ上で照合された情報を送る。
【0059】
さらに、登録サブシステム(190)、スロット利用可能性チェックサブシステム(210)、スロット予約サブシステム(220)、分析サブシステム(240)及び制御サブシステム(250)は、
図1の登録サブシステム(110)、スロット利用可能性チェックサブシステム(120)、スロット予約サブシステム(130)、分析サブシステム(140)及び制御サブシステム(150)と実質的に類似している。
【0060】
図3は、本開示のある実施形態による汎用コンピュータシステム(270)のブロック図である。コンピュータシステム(270)は、1つ又は複数のプロセッサ(280)及びバス(300)を介して1つ又は複数のプロセッサ(280)に結合されたメモリ(290)を含む。
【0061】
本明細書において、1つ又は複数のプロセッサ(280)は、限定されないが、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、複雑命令セットコンピューティングマイクロプロセッサ、縮小命令セットコンピューティングマイクロプロセッサ、超長命令語マイクロプロセッサ、明示的並列命令コンピューティングマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ若しくは他のタイプの処理回路又はそれらの組み合わせなどの任意のタイプの計算回路を意味する。
【0062】
メモリ(290)は、
図1に示されるシステムの構成を行うようにプロセッサ(280)に命令する実行可能プログラムの形式で保存された複数のユニットを含む。メモリ(290)は、以下のサブシステム:
図1の登録サブシステム(110)、スロット利用可能性チェックサブシステム(120)、スロット予約サブシステム(130)、分析サブシステム(140)及び制御サブシステム(150)を有する。
【0063】
コンピュータメモリ素子は、読み出し専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ、ハードドライブ、メモリカードなどを取り扱うためのリムーバブルメディアドライブなど、データ及び実行可能プログラムを保存するための任意の適切な1つ又は複数のメモリデバイスを含み得る。本発明の主題の実施形態は、タスクを行うため又は抽象データ型若しくは低水準ハードウェアコンテキストを定義するための、関数、プロシージャ、データ構造及びアプリケーションプログラムを含むプログラムサブシステムと併せて実装され得る。上述のストレージ媒体の何れかに保存された実行可能プログラムは、1つ又は複数のプロセッサ(280)によって実行可能であり得る。
【0064】
登録サブシステム(110)は、1人又は複数のユーザからの複数のユーザ詳細を受信するとき、1人又は複数のユーザをプラットフォームに登録するように1つ又は複数のプロセッサ(280)に命令する。
【0065】
スロット利用可能性チェックサブシステム(120)は、1人又は複数のユーザをプラットフォームへ登録するとき、1つ又は複数のセンサを使用して、1人又は複数のユーザのための少なくとも1つの充電スロットの利用可能性をチェックするように1つ又は複数のプロセッサ(280)に命令する。
【0066】
スロット予約サブシステム(130)は、少なくとも1つの充電スロットの利用可能性に基づいて、1人又は複数のユーザが電気車両のための充電スロットを予測することを可能にするように1つ又は複数のプロセッサ(280)に命令する。
【0067】
分析サブシステム(140)は、分析技術を用いて、画像捕捉デバイス又は測定デバイスの一方に関連付けられたデータを分析するように1つ又は複数のプロセッサ(280)に命令する。
【0068】
制御サブシステム(150)は、サーバ上の管理ユニットによって電気車両充電スタンドに関連付けられた1つ又は複数のパラメータを制御するように1つ又は複数のプロセッサ(280)に命令する。
【0069】
図4は、本開示のある実施形態による、状況モニタリング及び警告のためのスマート電気車両充電方法(310)に含まれるステップを表すフロー図である。方法(310)は、ステップ320において、登録サブシステムにより、1人又は複数のユーザからの複数のユーザ詳細を受信するとき、1人又は複数のユーザをプラットフォームに登録することを含む。ある実施形態では、1人又は複数のユーザからの複数のユーザ詳細を受信するとき、1人又は複数のユーザをプラットフォームに登録することは、1人又は複数のユーザからの1つ又は複数のユーザ個人詳細及び1つ又は複数のユーザ電気車両詳細を受信するとき、1人又は複数のユーザをプラットフォームに登録することを含み得る。
【0070】
さらに、このような実施形態では、1つ又は複数のユーザ個人詳細を受信するとき、1人又は複数のユーザをプラットフォームに登録することは、ユーザ携帯電話番号、名前、ユーザの画像などを受信するとき、1人又は複数のユーザをプラットフォームに登録することを含み得る。ある実施形態では、1つ又は複数のユーザ電気車両詳細を受信するとき、1人又は複数のユーザをプラットフォームに登録することは、車両ナンバープレート番号、電気車両のメーカー及び型式などを受信するとき、1人又は複数のユーザをプラットフォームに登録することを含み得る。
【0071】
ある実施形態では、方法(310)は、データストレージサブシステムにより、1つ又は複数のユーザ個人詳細及び1つ又は複数のユーザ電気車両詳細をデータベースに保存することを含み得、データベースは、電気車両充電スタンドに関連付けられる。さらに、方法(310)は、ステップ330において、スロット利用可能性チェックサブシステムにより、1つ又は複数のセンサを使用することにより、プラットフォーム上の1人又は複数のユーザのための電気車両充電のための少なくとも駐車スロットの利用可能性をチェックすることも含む。ある実施形態では、1つ又は複数のセンサを使用して、1人又は複数のユーザのための少なくとも1つの駐車スロットの利用可能性をチェックすることは、近接センサを使用して、1人又は複数のユーザのための少なくとも1つの駐車スロットの利用可能性をチェックすることを含み得る。
【0072】
さらに、ある実施形態では、方法(310)は、電気車両充電スタンドの1つ又は複数の捕捉された画像又は映像を分析することにより、少なくとも1つの駐車スロットの利用可能性をチェックすることを含み得、この分析は、プロセッサによって行われ得る。ある実施形態では、方法(310)は、第2世代(2G)セルラー技術、第3世代(3G)セルラー技術、第4世代(4G)セルラー技術、第5世代(5G)セルラー技術、狭帯域IoT(NB-IoT)又は無線周波数(RF)トランシーバなどの無線通信モジュールにより、サーバ上でリアルタイム分析結果を通知送信サブシステムによって送ることを含み得、無線周波数トランシーバは、限定されないが、Lora、Zigbeeなどを含み得る。
【0073】
このような実施形態では、無線通信モジュールによってサーバ上でリアルタイム分析結果を送ることは、ワイヤレスフィディリティ、Bluetooth(登録商標)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、狭帯域IoTなどの1つを用いて、サーバ上でリアルタイム分析結果を送ることを含み得る。
【0074】
ある実施形態では、方法(310)は、通知送信サブシステムにより、リアルタイム分析結果をサーバからユーザプラットフォームに送ることを含み得る。別の実施形態では、方法(310)は、1人又は複数のユーザに対して、電気車両充電スタンドに関連付けられたディスプレイデバイス上にリアルタイム分析結果を表示することを含み得る。
【0075】
さらに、方法(310)は、ステップ340において、スロット予約サブシステムにより、リアルタイム分析結果が少なくとも1つの充電スロットの利用可能性を示す場合、1人又は複数のユーザが電気車両のための駐車スロットを予約することを可能にすることを含む。ある実施形態では、方法(310)は、モニタリングサブシステムにより、1つ又は複数の画像捕捉デバイスを使用して、電気車両及び電気車両充電スタンドに関連付けられたデータをモニタリングすることを含み得る。ある実施形態では、電気車両及び電気車両充電スタンドに関連付けられたデータをモニタリングすることは、電気車両ナンバープレート番号、ユーザの認証、電気車両の許可並びに電気車両のメーカー及び型式をモニタリングすることを含み得る。
【0076】
方法(310)は、ステップ350において、分析サブシステムにより、分析技術を使用して、画像捕捉デバイス又は測定デバイスの一方に関連付けられたデータを分析することを含み、画像捕捉デバイスは、1つ又は複数の画像又は映像を捕捉し、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像は、電気車両、電気車両充電スタンド及びそれらの組み合わせに関連付けられる。ある実施形態では、分析技術を使用して、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像に関連付けられたデータを分析することは、コンピュータビジョン技術を使用して、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像に関連付けられたデータを分析することを含み得る。
【0077】
さらに、ある実施形態では、方法(310)は、コンピュータビジョン技術を使用することにより、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像から電気車両ナンバープレート番号を分析することを含み得る。このような実施形態では、方法(310)は、コンピュータビジョン技術により、1つ又は複数の特徴検出技術を使用して、1つ又は複数のテキスト領域を検出することを含み得る。
【0078】
さらに、ある実施形態では、方法(310)は、機械学習又は幾何学的特徴の一方を使用して、1つ又は複数の非テキスト領域を除去することを含み得る。ある実施形態では、方法(310)は、単一の接続されたセグメント化領域を形成するように、1つ又は複数の検出されたテキスト領域を一緒にグループ化することを含み得る。その後、方法(310)は、物体認識技術の1つを使用することにより、電気車両のプレート上に書かれた登録番号を検出することを含み得る。
【0079】
さらに、ある例示的実施形態では、方法(310)は、照合サブシステムにより、検出された電気車両ナンバープレート番号を、対応する電気車両の保存されたナンバープレート番号と照合することも含み得る。ある実施形態では、方法(310)は、分析サブシステムにより、コンピュータビジョン技術を使用して、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像からユーザの顔を分析することを含み得る。このような実施形態では、コンピュータビジョン技術を使用して、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像からユーザの顔を分析することは、顔検出アルゴリズムを使用して、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像からユーザの顔を分析することを含み得る。
【0080】
ある実施形態では、方法(310)は、顔検出アルゴリズムにより、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像中の顔の存在及び場所の位置特定を行うことを含み得る。ある実施形態では、方法(310)は、畳み込みニューラルネットワークを使用して、1つ又は複数の検出された顔から複数の特徴を抽出することを含み得る。
【0081】
さらに、方法(310)は、照合サブシステムにより、複数の抽出された特徴を、データベースに保存されたユーザの顔に関連付けられた複数の特徴とマッチさせることにより、1つ又は複数の検出された顔を照合することを含み得る。ある実施形態では、方法(310)は、分析サブシステムにより、分析技術を使用して、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像から電気車両のメーカー及び型式を識別するために電気車両を分析することも含み得る。さらに、この方法は、照合サブシステムにより、車両のメーカー名及び型式を読み取るために、コンピュータビジョン技術を使用することにより、上記画像又は映像を、データベースに保存された車両の画像と比較することによって車両のメーカー及び型式を照合することを含み得る。
【0082】
ある実施形態では、方法(310)は、通知送信サブシステムにより、サーバ上で電気車両のメーカー及び型式に関連付けられた情報を送ることを含み得る。さらに、方法(310)は、電気車両のメーカー及び型式に関連付けられた情報を受信するとき、推定サブシステムにより、サーバ上の管理ユニットによって対応する電気車両に必要とされる充電時間を推定することを含み得る。
【0083】
ある例示的実施形態では、方法(310)は、支払生成サブシステムにより、対応する電気車両のナンバープレート番号及び電気車両の所有者を照合するとき、1人又は複数のユーザによって利用される充電サービスの費用を計算することを含み得る。
【0084】
ある実施形態では、方法(310)は、分析サブシステムにより、充電スタンドの前に駐車された車両の許可をチェックするために1つ又は複数の捕捉された画像又は映像を分析することを含み得る。このような実施形態では、方法(310)は、車両の許可をチェックすることが車両のカテゴリをチェックすることを含み得ることを含み得、車両のカテゴリは、限定されないが、電気車両、非電気車両などを含み得る。
【0085】
ある実施形態では、車両のカテゴリをチェックすることは、電気車両と非電気車両との違いを識別するために、まず車両ナンバープレートの色を検出することにより、車両のカテゴリをチェックすることを含み得、その後、電気車両の許可を検証するために、ナンバープレート番号は、保存されたナンバープレート番号と突き合わせされ得る。
【0086】
ある実施形態では、方法(310)は、通知送信サブシステムにより、管理ユニットによる適切なアクションを起こすために、サーバ上で無許可電気車両に関連付けられた情報を送ることを含み得る。この方法(310)は、駐車された電気車両の充電が完了したとしても、充電スタンドの前の電気車両の存在を識別するために、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像を分析することを含み得る。さらに、ある実施形態では、方法(310)は、電気車両から充電コネクタを取り外すために通知を1人又は複数のユーザに送ることを含み得る。
【0087】
さらに、方法(310)は、ステップ360において、制御ユニットにより、サーバ上の管理ユニットによって電気車両充電スタンドに関連付けられた1つ又は複数のパラメータを制御することも含む。ある実施形態では、電気車両充電スタンドに関連付けられたより多くのパラメータを制御することは、必要とされる電力及びエネルギー、不正使用の試みなどに基づく電気車両にわたるエネルギー分配を制御することを含み得る。
【0088】
さらに、ある実施形態では、方法(310)は、分析サブシステムにより、測定デバイスを使用して、電気車両に分配された入力及び出力電圧、電流及び電力を記録することを含み得、測定デバイスは、エネルギーメータ、信号検出などを含み得る。ある実施形態では、方法(310)は、通知送信サブシステムにより、サーバ上でエネルギー分配に関連付けられた情報を送ることも含み得、制御サブシステムは、電力及びエネルギーの要件に基づいて、リレー又は接触器の一方を使用して、電気車両にわたるエネルギー分配を最適化し得る。
【0089】
ある実施形態では、方法(310)は、分析サブシステムにより、限定されないが、エンクロージャが開けられること、ワイヤの物理的損傷、ワイヤ又はケーブルの切断状態などの不正使用の試みを識別するために、1つ若しくは複数の捕捉された画像若しくは映像又は1つ若しくは複数のプロセッサによって生成及び測定された制御信号を分析することを含み得る。さらに、方法(310)は、何らかのアクションを起こすために、映像証拠と共に、サーバ上で識別された不正使用の試みを送ることを含み得る。
【0090】
ある実施形態では、方法(310)は、問題識別サブシステムにより、分析結果に基づいて電気車両の充電に関連付けられた1つ又は複数の問題を識別することを含み得る。さらに、方法(310)は、問題モニタリングサブシステムにより、サーバからの通知を受信するとき、少なくとも1人のユーザによって電気車両の充電に関連付けられた1つ又は複数の識別された問題を制御することを含み得る。
【0091】
さらに、方法(310)は、問題識別サブシステムにより、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像から、充電源に接続されている間のヘッドライト、テールライト又は方向指示器のステータスを識別することを含み得る。方法(310)は、サーバからの通知を受信するとき、ヘッドライト、テールライト又は方向指示器の少なくとも1つのステータスが点灯である場合、ヘッドライト、テールライト又は方向指示器の少なくとも1つを消灯するように1人又は複数のユーザに通知することを含み得る。
【0092】
ある実施形態では、方法(310)は、1つ若しくは複数の捕捉された画像、映像を分析することにより、又は1つ若しくは複数のプロセッサによって生成及び受信された信号を通して電気車両に対する充電ガンの接続を識別することを含み得る。さらに、ある実施形態では、方法(310)は、問題モニタリングサブシステムにより、充電ガンを電気車両に正しく接続させるために、1人又は複数のユーザに通知を送ることを含み得る。
【0093】
ある実施形態では、方法(310)は、問題識別サブシステムにより、数ある変数の中で電圧及び電流を測定する、充電スタンドの統合エネルギーメータからのデータを分析することにより、電気車両を受電しながら、充電ガンに関連付けられた充電率を識別することも含み得る。その後、ある実施形態では、方法(310)は、問題モニタリングサブシステムにより、電気車両のバッテリが一定の閾値に達したとき、ユーザがさらに充電するか否かを決めることを可能にするために、ユーザに通知を送ることを含み得る。
【0094】
本開示の様々な実施形態は、1つ又は複数のセンサを使用することにより、電気車両充電スタンドに既に駐車された電気車両に関する情報を提供する。また、このシステムは、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像を分析することにより、無許可の人間が電気車両充電スタンドの前に駐車しているかどうかをチェックするための人の介入の必要性をなくす。さらに、このシステムは、1つ又は複数の画像又は映像を捕捉するとき、ユーザをデータベースからのユーザの既存の画像と照合することにより、ユーザの手作業による照合をなくす。
【0095】
さらに、このシステムは、1つ又は複数の捕捉された画像又は映像を分析することにより、電気車両を充電している間、電気車両のヘッドライト、テールライト又は方向指示器の何れか1つが点灯したままである場合にもユーザに通知する。また、本発明は、1つ若しくは複数の捕捉された画像、映像を分析することにより、又は1つ若しくは複数のプロセッサによって生成及び受信された信号を分析することにより、充電ガンが適切に差し込まれていないかどうかを識別し、適切に差し込むことをユーザに通知する。さらに、本発明は、電気車両のバッテリが一定の閾値に達したとき、ユーザがさらに充電するか否かを決めるための警報を発する。
【0096】
本開示を説明するために特定の言語を使用したが、その言語が原因で生じるいかなる限定も意図されない。当業者に明らかであるように、本明細書で教示された発明概念を実施するために、本方法に対する様々な実用的な変更形態がなされ得る。
【0097】
図及び上述の記載は、実施形態の例を提供する。当業者は、記載された要素の1つ又は複数が単一の機能要素に良好に組み合わされ得ることを理解するであろう。代わりに、特定の要素は、複数の機能要素に分割され得る。ある実施形態からの要素が別の実施形態に加えられ得る。例えば、本明細書に記載したプロセスの順序は、変更され得、本明細書に記載された方法に限定されない。また、何れのフロー図の動作も、示された順序で実施される必要はなく、またそれらの動作の全てが必ずしも行われる必要もない。また、他の動作に依存しない動作は、他の動作と並行して行われ得る。実施形態の範囲は、これらの具体例によって決して限定されない。
【国際調査報告】