(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-21
(54)【発明の名称】レゴ(登録商標)型建築ブロック、レゴ型建築ブロックモジュール、レゴ型建築ブロックシステム及び築造方法、並びにそれのためのシミュレーションシステム
(51)【国際特許分類】
E04B 2/02 20060101AFI20221214BHJP
E04C 1/39 20060101ALI20221214BHJP
【FI】
E04B2/02 122Z
E04B2/02 122A
E04B2/02 ESW
E04B2/02 180
E04C1/39 103
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022523826
(86)(22)【出願日】2020-10-16
(85)【翻訳文提出日】2022-05-25
(86)【国際出願番号】 KR2020014147
(87)【国際公開番号】W WO2021080252
(87)【国際公開日】2021-04-29
(31)【優先権主張番号】10-2019-0132216
(32)【優先日】2019-10-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522161524
【氏名又は名称】チェ、ヒョン ソク
【氏名又は名称原語表記】CHOI, Hyun-seok
【住所又は居所原語表記】(Yatap-dong,Topmaeul) 102 Ho,502 Dong,254,Yanghyeon-ro,Bundang-gu Seongnam-si Gyeonggi-do 13521,Republic of Korea
(71)【出願人】
【識別番号】522161535
【氏名又は名称】ウェステック グローバル カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】WES TEC GLOBAL CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】(Sinsa-dong,Boam Buidling) 707 Ho,104,Apgujeong-ro Gangnam-gu Seoul 06028,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】チェ、ヒョン ソク
(72)【発明者】
【氏名】キム、ジョン イン
(57)【要約】
【要約】
本発明は、レゴ型建築ブロックシステム及び築造方法に関する。本発明は、縦断面が直線と曲面が連続的に組み合わせて形成される係合締結部110を少なくとも1つの側部に形成することを特徴とする。
これにより、城郭、壁体構造物などを形成するためにブロックの側部に定められた方向に形成された係合締結部の個数を多様に形成するだけでなく、曲面をなす構造物のためのブロックの個数と側面曲率を用いて調節できるようにする効果を提供する。
また、本発明は、側部に定められた方向に形成された係合締結部の個数により様々なブロックを貫通する内部溝の形状が定められると、定められた形状により橋脚、鉄塔、装飾物などの下端部を合わせて製造し、用途に適した堅固な締結構造を提供できるようにする効果を提供する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
縦断面が直線と曲面が連続的に組み合わせて形成される係合締結部110を少なくとも1つの側部に形成することを特徴とする、レゴ(登録商標)型建築ブロック。
【請求項2】
側面から90°間隔で係合締結部110を3つ又は4つを備えることを特徴とする、請求項1に記載のレゴ型建築ブロック。
【請求項3】
側面から180°間隔で係合締結部110を2つ備え、残りの側部領域に予め設定された曲率を有する曲面が形成されることを特徴とする、請求項1に記載のレゴ型建築ブロック。
【請求項4】
2つの係合締結部110を含み、隣り合うように側面の180°領域に形成され、残りの領域には予め設定された曲率を有する曲面が形成されることを特徴とする、請求項1に記載のレゴ型建築ブロック。
【請求項5】
予め設定された曲率を有する曲面の曲率により曲面を有する構造物の曲率を調節するためのレゴ型建築ブロックの個数が調節されることを特徴とする、請求項3又は4に記載のレゴ型建築ブロック。
【請求項6】
前記レゴ型建築ブロックは、長さが半分座をさらに備えることにより、それぞれを積層したときに隣り合うレゴ型建築ブロック100a~100d、100a'~100d'との長さ差に応じて、互いに水平方向及び垂直方向で係合して分離せずに堅固に締結されるようにすることを特徴とする、請求項5に記載のレゴ型建築ブロック。
【請求項7】
レゴ型建築ブロックが横方向に連続的に相互間の係合締結部110の締結を通じて予め設定された個数が直線状に形成され、中間のレゴ型建築ブロック100bは予め設定された高さだけ上向きの位置に形成して排水路、移動通路、ガラス構造物のいずれかを形成するようにすることを特徴とする、請求項1に記載のレゴ型建築ブロック。
【請求項8】
レゴ型建築ブロックが横方向に連続的に相互間の係合締結部110の締結を通じて予め設定された個数が直線状に形成され、中間のレゴ型建築ブロック100bは予め設定された高さだけ下向きの位置に形成して排水路、移動通路、ガラス構造物のいずれかを形成することを特徴とする、請求項1に記載のレゴ型建築ブロック。
【請求項9】
係合締結部110が形成された他方の曲面の曲率が調節されて設けられ、角度調節形レゴ型建築ブロックで作製されることにより、各柱を形成することを特徴とする、請求項1に記載のレゴ型建築ブロック。
【請求項10】
角度調整用レゴ型建築ブロックをモジュール化及びセット化して各方向を変えることができ、角度を調整して建築物及び各柱を組み立てて、地形に合わせてシミュレーションが可能にすることを特徴とする、請求項9に記載のレゴ型建築ブロック。
【請求項11】
管理者端末200;及びレゴ型建築ブロック100、レゴ型建築ブロックモジュール10、レゴ型建築ブロックシステム1のうちの少なくとも1つ以上の選択ユニット(以下、レゴ型建築ブロックユニット)について管理者端末200に含まれたカメラによって撮影されたレゴ型建築ブロックユニットに対する設置映像、及びレゴ型建築ブロックユニットの設置による設置座標情報を管理者端末200からネットワークカメラ300を介して受信するシミュレーションサーバ400;を含み、
シミュレーションサーバ400は、ネットワーク300を介して管理者端末200のアクセス(Access)を許与し、管理者端末200の要求または予め設定されたアルゴリズムに従って3D衛星写真または鳥瞰写真マップを活用したレゴ型建築ブロックシミュレーションプラットフォームを提供することにより、指定された領域に対する流量/流速によるシミュレーションを通じて、レゴ型建築ブロックにより形成された距離、高さ、地面の傾斜、下段の流速、レゴ型建築ブロックユニットの構造を解釈することを特徴とする、シミュレーションシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レゴ型建築ブロック、レゴ型建築ブロックモジュール、レゴ型建築ブロックシステム及び築造方法、並びにそれのためのシミュレーションシステムに関し、より具体的には、城郭、壁体構造などを形成するためにブロックの側部に定められた方向に形成された係合締結部の個数を多様に形成するだけでなく、曲面をなす構造物のためのブロックの個数と側面曲率を用いて調節できるようにするためのレゴ型建築ブロック、レゴ型建築ブロックモジュール、レゴ型建築ブロックシステム及び築造方法、並びにそれのためのシミュレーションシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、複数の建築用ブロックを組積して壁体を形成するためには、モルタルを建築用ブロックの間、すなわち建築用ブロックと隣接する建築用ブロックとの間にともに塗布する。
【0003】
しかし、モルタルが乾燥・硬化する過程で温度変化及び風などの環境的原因により収縮及び膨張作用が繰り返し発生しながら部分的な割れが発生するという問題があり、乾燥・硬化する前に外力が作用すると組積された建築用ブロックが崩れたり歪んだりして、安全上の問題が発生する。
【0004】
このような問題を解決するためには、水平及び垂直方向に位置する建築用ブロックを堅固な方法で締結することにより、モルタルなしに軸台や建築物を組積する作業を迅速に行うことができる。
【0005】
これにより、本発明者らは、建築用ブロックに対する堅固な締結方式を提供し、城郭、壁体構造物などを形成するために建築用ブロックの側部に定められた方向に形成された係合締結部の個数を多様に形成するだけでなく、曲面をなす構造物のためのブロックの個数と側面曲率を用いて調節できるように事前に組み立ててシミュレーションしてみるためのレゴ型建築用ブロックシステム技術の開発に成功した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一般に、複数の建築用ブロックを組積して壁体を形成するためには、モルタルを建築用ブロックの間、すなわち建築用ブロックと隣接する建築用ブロックとの間にともに塗布する。
【0007】
しかし、モルタルが乾燥・硬化する過程で温度変化及び風などの環境的原因により収縮及び膨張作用が繰り返し発生しながら部分的な割れが発生するという問題があり、乾燥・硬化する前に外力が作用すると組積された建築用ブロックが崩れたり歪んだりして、安全上の問題が発生する。
【0008】
このような問題を解決するためには、水平及び垂直方向に位置する建築用ブロックを堅固な方法で締結することにより、モルタルなしに軸台や建築物を組積する作業を迅速に行うことができる。
【0009】
これにより、本発明者らは、建築用ブロックに対する堅固な締結方式を提供し、城郭、壁体構造物などを形成するために建築用ブロックの側部に定められた方向に形成された係合締結部の個数を多様に形成するだけでなく、曲面をなす構造物のためのブロックの個数と側面曲率を用いて調節できるように事前に組み立ててシミュレーションしてみるためのレゴ型建築用ブロックシステム技術の開発に成功した。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するために、本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックは、縦断面が直線と曲面が連続的に組み合わせて形成される係合締結部110を少なくとも1つの側部に形成することを特徴とする。
このとき、本発明は、側面から90°間隔で係合締結部110を4つ備えることを特徴とする。
また、本発明は、側面から90°間隔で係合締結部110を3つ備え、残りの側部領域に予め設定された曲率を有する曲面が形成されることを特徴とする。
また、本発明は、側面から180°間隔で係合締結部110を2つ備え、残りの側部領域に予め設定された曲率を有する曲面が形成されることを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、2つの係合締結部110を含み、隣り合うように側面の180°領域に形成され、残りの領域には予め設定された曲率を有する曲面が形成されることを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、予め設定された曲率を有する曲面の曲率により曲面を有する構造物の曲率を調節するためのレゴ型建築ブロックの個数が調節されることを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、レゴ型建築ブロックが横方向に連続的に相互間の係合締結部110の締結を通じて予め設定された個数が直線状に形成され、中間のレゴ型建築ブロック100bは予め設定された高さだけ上向きの位置に形成して排水路、移動通路、ガラス構造物中の1つを形成するようにすることを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、レゴ型建築ブロックが横方向に連続的に相互間の係合締結部110の締結を通じて予め設定された個数が直線状に形成され、中間のレゴ型建築ブロック100bは予め設定された高さだけ下向きの位置に形成して排水路、移動通路、ガラス構造物中の1つを形成するようにすることを特徴とする。
【0015】
また、係合締結部110が形成された他方の曲面の曲率が調節されて設けられ、角度調節形レゴ型建築ブロックで作製されることにより、各柱を形成することを特徴とする。
【0016】
また、角度調節形のレゴ型建築ブロックを用いて各方向を変えることができ、角度を調整して建築物及び各柱を組み立てて、地形に合わせてシミュレーションが可能にすることを特徴とする。
【0017】
前記目的を達成するために、本発明の実施例に係るシミュレーションシステムは、管理者端末200;及びレゴ型建築ブロック100、レゴ型建築ブロックモジュール10、レゴ型建築ブロックシステム1のうちの少なくとも1つ以上の選択ユニット(以下、レゴ型建築ブロックユニット)について管理者端末200に含まれたカメラによって撮影されたレゴ型建築ブロックユニットに対する設置映像、及びレゴ型建築ブロックユニットの設置による設置座標情報を管理者端末200からネットワーク300を介して受信するシミュレーションサーバ400;を含み、シミュレーションサーバ400は、ネットワーク300を介して管理者端末200のアクセス(Access)を許与し、管理者端末200の要求または予め設定されたアルゴリズムに従って3D衛星写真または鳥瞰写真マップを活用したレゴ型建築ブロックシミュレーションプラットフォームを提供することにより、指定された領域に対する流量/流速によるシミュレーションを通じて、レゴ型建築ブロックにより形成された距離、高さ、地面の傾斜、下段の流速、レゴ型建築ブロックユニットの構造を解釈することを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロック、レゴ型建築ブロックモジュール、レゴ型建築ブロックシステム及び築造方法、並びにそれのためのシミュレーションシステムは、城郭、壁体構造物などを形成するためにブロックの側部に定められた方向に形成された係合締結部の個数を多様に形成するだけでなく、曲面をなす構造物のためのブロックの個数と側面曲率を用いて調節できるようにする効果を提供する。
【0019】
また、本発明の他の実施例に係るレゴ型建築ブロック、レゴ型建築ブロックモジュール、レゴ型建築ブロックシステム及び築造方法、並びにそれのためのシミュレーションシステムは、側部に定められた方向に形成された係合締結部の個数により多様なブロックを貫通する内部溝の形状が定められると、定められた形状により橋脚、鉄塔、装飾物などの下端部を合わせて製造し、用途に適した堅固な締結構造を提供できるようにする効果を提供する。
【0020】
それだけでなく、本発明の他の実施例に係るレゴ型建築ブロック、レゴ型建築ブロックモジュール、レゴ型建築ブロックシステム及び築造方法、並びにそれのためのシミュレーションシステムは、各ブロックの高低及び高さ方向の長さ調節を通じて排水路、移動通路、ガラス構造物などを容易に製造することができ、学生を含めて誰でも実験的にレゴ型建築ブロックを用いて多様な構造物を設置し、試験できるようにする効果を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックシステム1に用いられるレゴ型建築ブロック100を示す図である。
【
図2】本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックシステム1に用いられるレゴ型建築ブロックモジュール100a~100hを示す図である。
【
図3】本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックシステム1に用いられるレゴ型建築ブロックモジュール100a~100hを示す図である。
【
図4】本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックシステム1に用いられるレゴ型建築ブロックモジュール100a~100hを示す図である。
【
図5】本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックシステム1に用いられるレゴ型建築ブロックモジュール100a~100hを示す図である。
【
図6】本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックシステム1を形成する各種レゴ型建築ブロックモジュールの構成例を説明するための図である。
【
図7】本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックシステム1の様々な実施例を示す図である。
【
図8】本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックシステム1の様々な実施例を示す図である。
【
図9】本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックシステム1の様々な実施例を示す図である。
【
図10】本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックシステム1の様々な実施例を示す図である。
【
図11】本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックシステム1に用いられるレゴ型建築ブロック100が実際に作製されたことを示す図である。
【
図12】本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックシステム1で各柱が形成されたことを示す図である。
【
図13】本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロック、レゴ型建築ブロックモジュール、レゴ型建築ブロックシステムのためのシミュレーションシステム2を示す図である。
【
図14】
図13のレゴ型建築ブロックシミュレーションシステム2のうち、シミュレーションサーバ400の構成要素を示すブロック図である。
【
図15】本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロック、レゴ型建築ブロックモジュール、レゴ型建築ブロックシステムを説明するための図である。
【
図16】本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロック、レゴ型建築ブロックモジュール、レゴ型建築ブロックシステムを説明するための図である。
【
図17】本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロック、レゴ型建築ブロックモジュール、レゴ型建築ブロックシステムを説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の好ましい実施例の詳細な説明は添付の図面を参照して説明する。以下において本発明を説明するにあたって、関連する公知の機能または構成に関する具体的な説明が本発明の要旨を不必要にぼやけることができると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。
図1は、本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックシステム1に用いられるレゴ型建築ブロック100を示す図である。
【0023】
まず、
図1を参照すると、レゴ型建築ブロックは、
図1aの四方向レゴ型建築ブロック100a、
図1bの三方向レゴ型建築ブロック100b、
図1cの二方向レゴ型建築ブロック100c、
図1dの角形レゴ型建築ブロック100dに区分することができる。
【0024】
まず、
図1aの四方向レゴ型建築ブロック100aについて考察すると、四方向レゴ型建築ブロック100aは、4つの係合締結部110を含むことができる。すなわち、四方向レゴ型建築ブロック100aは側面から90°間隔で係合締結部110を備え、各係合締結部110は半円形陥没曲面111、半円形突出曲面112、直交形陥没曲面113、直交形突出曲面114を反時計方向(逆方向)に順次形成することができる。
【0025】
より具体的には、係合締結部110は他の四方向レゴ型建築ブロック100a、三方向レゴ型建築ブロック100b、二方向レゴ型建築ブロック100c、角形レゴ型建築ブロック100dの係合締結部110と締結するために、縦断面が
のような直線と曲面とが連続的に組み合わせて形成されることにより、強固な締結構造を提供することができる。
【0026】
半円形陥没曲面111は、垂直線を基準に145°~155°の間で左側に傾いた半円形状に形成され、半円形突出曲面112は、垂直線を基準に25°~35°の間で左側に傾いた半円形状に形成される。
【0027】
半円形陥没曲面111は、半円形突出曲面112の半円が向く中心線から反時計方向に90°の角度をなすように形成され、右側に隣り合う他の係合締結部110の直交形突出曲面114の半円形中心線を基準に左側に形成される直線状延長端と、自身の半円が向く中心線を基準に左側の半円形の端部が連結された形態を有してもよく、自身の半円が向く中心線を基準に右側の半円形の端部が半円形突出曲面112の半円が向く中心線を基準に右側に形成される直線状延長端と連結された形態を有してもよい。
【0028】
直交形陥没曲面113は、半円形突出曲面112と同一の曲率を有し、自身の半円が向く中心線を基準に半円形突出曲面112の半円が向く中心線と180°で反対方向を向いて半円形突出曲面112の半円が向く中心線を基準に左側端と自身の半円が向く中心線を基準に右側端が延びた形態を成し、半円形突出曲面112の半円が向く中心線を基準に右側端から予め設定された長さ、直交形陥没曲面113の半円が向く中心線を基準に左側端から予め設定された長さが直線状に延びた形態を有してもよく、半円形突出曲面112の半円が向く中心線を基準に右側端に該当する延びた端部は半円形陥没曲面111と連結された形態、直交形陥没曲面113の半円が向く中心線を基準に左側端に該当する延びた端部は直交形突出曲面114の半円が向く中心線を基準に右側端と連結された形態を有する。
【0029】
直交形突出曲面114は、半円形突出曲面112の半円が向く中心線を基準に時計方向に90°の角をなすように形成され、直交形陥没曲面113の半円が向く中心線を基準に直線状右側端と自身の半円形右側端が延びた形態を有し、半円形陥没曲面111の半円が向く中心線を基準に自身の半円が向く中心線が180°で反対方向を向いて形成され、直交形突出曲面114と半円形陥没曲面111の半円が同一線上ではないが互いに向き合う方向に形成されることができる。
【0030】
次に、
図1bの三方向レゴ型建築ブロック100bについて考察すると、三方向レゴ型建築ブロック100bは、3つの係合締結部110を含むことができる。すなわち、三方向レゴ型建築ブロック100bは側面から90°間隔で係合締結部110を3つ備え、
図1aの四方向レゴ型建築ブロック100aに該当する4方向の噛合締結部110のうち、1つの設定領域に予め設定された曲率を有する曲面が形成されることができる。
【0031】
次に、
図1cの二方向レゴ型建築ブロック100cについて考察すると、2つの係合締結部110を含むことができる。すなわち、二方向レゴ型建築ブロック100cは側面から180°間隔で係合締結部110を2つ備え、
図1aの四方向レゴ型建築ブロック100aに該当する4方向の噛合締結部110の4つの設定領域のうち、2つの設定領域に該当する180°間隔で形成される各係合締結部110と90°間隔に該当する領域には、予め設定された曲率を有する曲面が形成されることができる。
【0032】
次に、
図1dの角形レゴ型建築ブロック100dについて考察すると、
図1cの二方向レゴ型建築ブロック100cと同様に2つの係合締結部110を含むことができるが、2つの係合締結部110が、2方向レゴ型建築ブロック100cの側面に180°間隔ではなく隣り合うように形成され、残りの領域には予め設定された曲率を有する曲面が形成されることができる。
【0033】
図2~
図5は、本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックシステム1に用いられるレゴ型建築ブロックモジュール10a~10hを示す図である。一方、以下では説明の便宜上、
図1bの三方向レゴ型建築ブロック100bを基準として説明するが、
図1aの四方向レゴ型建築ブロック100a、
図1cの二方向レゴ型建築ブロック100c 、
図1dの角形レゴ型建築ブロック100dに全て適用されることができる。
【0034】
また、各レゴ型建築ブロックモジュール10a~10hは、各レゴ型建築ブロックの形状が締結された1つの形状通りに加工したり、各レゴ型建築ブロックを製造した後、壁体作製時に直接締結したりすることができるが、構造物の保守及び維持の観点から、電子であるレゴ型建築ブロックの形状が締結された1つの形状通りに加工して供給することが好ましい。
【0035】
まず、
図2aを参照すると、第1のレゴ型建築ブロックモジュール10aは、三方向レゴ型建築ブロック100bが横方向に連続的に相互間の係合締結部110の締結を通じて3つが直線状に形成され、中間の三方向レゴ型建築ブロック100bは、予め設定された高さだけ上向きの位置に形成されることができる。このような構造により、排水路、魚類を含む動物の移動通路、ガラス構造物などを形成することができる。
【0036】
次に、
図2bを参照すると、第2のレゴ型建築ブロックモジュール10bは、三3方向レゴ型建築ブロック100bが横方向に連続的に相互間の係合締結部110の締結を通じて3つが直線状に形成され、中間の三方向レゴ型建築ブロック100bは、予め設定された高さだけ下向きに位置調節された地点に形成されることができる。このような構造により、排水路、魚類を含む動物の移動通路、ガラス構造物などを形成することができる。
【0037】
次に
図3aを参照すると、第3のレゴ型建築ブロックモジュール10cは、三方向レゴ型建築ブロック100bが横方向に連続的に相互間の係合締結部110の締結を通じて3つが直線状に形成され、中間の三方向レゴ型建築ブロック100b'は、両側に形成された三方向レゴ型建築ブロック100bの上段高さが平行に形成されるが、三方向レゴ型建築ブロック100bの高さに半分程度の高さで形成されることにより、下部に排水路、魚類を含む動物の移動通路、ガラス構造物などを形成することができる。
【0038】
次に
図3bを参照すると、第4のレゴ型建築ブロックモジュール10dは、三三3方向レゴ型建築ブロック100bが横方向に連続的に相互間の係合締結部110の締結を通じて3つが直線状に形成され、中間の三方向レゴ型建築ブロック100b'は、両側に形成された三方向レゴ型建築ブロック100bの下段高さが平行に形成されるが、三方向レゴ型建築ブロック100bの高さに半分程度の高さで形成することにより、上部に排水路、魚類を含む動物の移動通路、ガラス構造物などを形成することができる。
【0039】
次に
図4aを参照すると、第5のレゴ型建築ブロックモジュール10eは、三方向レゴ型建築ブロック100bが横方向に連続的に相互間の係合締結部110の締結を通じて5つが直線状に形成され、各三方向レゴ型建築ブロック100bの間に形成された2つの三方向レゴ型建築ブロック100bを予め設定された高さだけ上向きの位置に形成されることができる。このような構造により、排水路、魚類を含む動物の移動通路、ガラス構造物などを形成することができる。
【0040】
次に、
図4bを参照すると、第6のレゴ型建築ブロックモジュール10fは、三方向レゴ型建築ブロック100bが横方向に連続的に相互間の係合締結部110の締結を通じて5つが直線状に形成され、各三方向レゴ型建築ブロック100bの間に形成された2つの三方向レゴ型建築ブロック100bが、予め設定された高さだけ下向きに位置調節された地点に形成されることができる。このような構造により、排水路、魚類を含む動物の移動通路、ガラス構造物などを形成することができる。
【0041】
次に
図5aを参照すると、第7のレゴ型建築ブロックモジュール10gは、三方向レゴ型建築ブロック100bが横方向に連続的に相互間の係合締結部110の締結を通じて5つが直線状に形成され、各三方向レゴ型建築ブロック100bの間に形成された2つの三方向レゴ型建築ブロック100b'は、両側に形成された三方向レゴ型建築ブロック100bの上端高さが平行に形成されるが、三方向レゴ型建築ブロック100bの高さに半分程度の高さで形成されることにより、下部に排水路、魚類を含む動物の移動通路、ガラス構造物などを形成することができる。
【0042】
次に
図5bを参照すると、第8のレゴ型建築ブロックモジュール10hは、三方向レゴ型建築ブロック100bが横方向に連続的に相互間の係合締結部110の締結を通じて5つが直線状に形成され、各三方向レゴ型建築ブロック100bの間に形成された2つの三方向レゴ型建築ブロック100b'は、両側に形成された三方向レゴ型建築ブロック100bの下段高さが平行に形成されるが、三方向レゴ型建築ブロック100bの高さに半分程度の高さで形成されることにより、上部に排水路、魚類を含む動物の移動通路、ガラス構造物などを形成することができる。
【0043】
このような
図3~
図5を参照すると、一方の係合締結部110の半円形突出曲面112が他方の直交形陥没曲面113に挿入されると同時に、一方の係合締結部110の直交形突出曲面114が他方の半円形陥没曲面111に挿入される構造を有し、一方の係合締結部110の半円形突出曲面112と他方の直交形陥没曲面113の締結面が、一方の係合締結部110の直交形突出曲面114が他方の半円形陥没曲面111の締結面と直交する方向を有することにより、堅固な締結構造を提供することができる。
【0044】
図6は、本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックシステム1を形成する各種レゴ型建築ブロックモジュールの構成例を説明するための図である。すなわち、
図6を参照すると、各三方向レゴ型建築ブロック100b、100b'の側面から90°間隔で係合締結部110を3つ備えたとき、係合締結部110が形成されない曲面の曲率の調節により、
図6aでは、各三方向レゴ型建築ブロック100b、100b'7つが円形構造物のうち60°に該当する領域を形成することができ、
図6bでは、各三方向レゴ型建築ブロック100b、100b'4つが円形構造物のうち60°に該当する領域を形成することができる。
【0045】
すなわち、四方向レゴ型建築ブロック100aに該当する4方向の係合締結部110のうちの1つの設定領域に予め設定された曲率を有する曲面の曲率を調節することにより、所望の角度のレゴ型建築ブロックシステムを形成することができる。
【0046】
また、各レゴ型建築ブロック100a'、100b'、100c'、100d'は、長さが半分座をさらに備えることにより、それぞれを積層したときに隣り合うレゴ型建築ブロック100a~100d、100a'~100d'との長さの差に応じて、互いに水平方向及び垂直方向で係合して分離せずに堅固に締結される。
【0047】
図7~
図10は、本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックシステム1の様々な実施例を示す図である。
図7~
図9に示すように、レゴ型建築ブロックシステム1は主に城郭を形成することができ、
図10に示すように各種レゴ型建築ブロック、及びレゴ型建築ブロックモジュールを用いてレゴ型建築ブロックシステム1を形成した後、レゴ型建築ブロックシステム1を構成する各種レゴ型建築ブロックの内部溝120a~120d(
図1参照)を用いて木材を植栽したり、橋脚、鉄塔、装飾物などを形成することができる。
【0048】
本発明において、四方向レゴ型建築ブロックの内部溝120aは、隣接する2つの係合締結部110のうちの1つの係合締結部110の半円形陥没曲面111に向かって縦断面上で陰刻形状を形成することにより、四方レゴ型建築ブロックの内部溝120aの縦断面が十字形に形成され、安定した締結構造を提供することができる。
【0049】
また、三方向レゴ型建築ブロックの内部溝120bは、側部曲面と接する係合締結部110の半円形陥没曲面111を除いては、隣接する2つの係合締結部110のうちの1つの係合締結部(110)の半円形陥没曲面111に向かって縦断面2つの領域上で陰核形状である
のような構造で形成されることにより、対応する陽刻構造で支持基盤を有する橋脚、鉄塔、装飾物などに対して安定した締結構造を提供することができる。
【0050】
また、二方向レゴ型建築ブロックの内部溝120cは、三方向レゴ型建築ブロックの内部溝120bと同一であるが、三方向レゴ型建築ブロックの内部溝120bのように突出形陰刻が2つではなく側部曲面と接する係合締結部110の半円形陥没曲面111を除いては、隣接する2つの係合締結部110のうちの1つの係合締結部110の半円形陥没曲面111に向かって縦断面上でのみ陰刻形状である
のような構造に形成することにより、対応する陽刻構造で支持基盤を有する橋脚、鉄塔、装飾物などに対して安定した締結構造を提供することができる。
【0051】
また、角形レゴ型建築ブロックの内部溝120dは、
図1cのように上下に二方向の係合締結部110が形成された場合、上下2つの係合締結部110のうち、直交形陥没曲面113の領域のみ内側に陥没した
のような構造で形成することにより、対応する陽刻構造で支持基盤を有する橋脚、鉄塔、装飾物などに対して安定した締結構造を提供することができる。
【0052】
図11は、本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックシステム1に用いられるレゴ型建築ブロック100が実際に作製されたことを示す図である。
図12は、本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロックシステム1で各柱が形成されたことを示す図である。
【0053】
図11を参照すると、レゴ型建築ブロックが、二方向レゴ型建築ブロック100c、二方向レゴ型建築ブロック100cの高さより小さく形成される二方向レゴ型建築ブロック100c'、角形レゴ型建築ブロック100dが締結された形態を示している。
【0054】
ここで、二方向レゴ型建築ブロック100c、二方向レゴ型建築ブロック100c'、角形レゴ型建築ブロック100d、その他に未図示の四方向レゴ型建築ブロック100a、
図1bの三方向レゴ型建築ブロック100bにおいて各係合締結部110が形成された他方の曲面の曲率が
図1~
図10で上述したものに比べて大きく形成されることにより、各柱状を形成することができる。
【0055】
すなわち、角度調節形レゴ型建築ブロックで作製されることにより、各方向を変えることができ、角度を調整して建築物及び各柱を組み立てて地形に合わせてシミュレーションすることができる。
このように、角度調整用レゴ型建築ブロックモジュールをセット化して提供することができる。
【0056】
図13は、本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロック、レゴ型建築ブロックモジュール、レゴ型建築ブロックシステムのためのシミュレーションシステム(以下、レゴ型建築ブロックシミュレーションシステム)2を示す図である。
図13を参照すると、レゴ型建築ブロックシミュレーションシステム2は、レゴ型建築ブロック100、レゴ型建築ブロックモジュール10、レゴ型建築ブロックシステム1のうちの少なくとも1つを含むだけでなく 、管理者端末200、ネットワーク300、シミュレーションサーバ400及び衛星写真マップサーバ500を含むことができる。
【0057】
管理者端末200は、3D衛星写真または鳥瞰写真マップを活用したレゴ型建築ブロックシミュレーションシステム基盤の統合サービスを提供する管理者が運営する有線端末または無線端末を含む広範囲な概念で、PC(Personal Computer)、IPテレビ(Internet Protocol Television)、ノート型パースコム(Notebook-sized personall computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、IMT-2000(International Mobile Telecommunication 2000)フォン、GSM(Global System for Mobile Communication)フォン、GPRS(General Packet Radio Service)フォン、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)フォン、UMTS(Universal Mobile Telecommunication Service)フォン、MBS(Mobile Broadband System)フォンなどを含み、異なる端末、シミュレーションサーバ400及び衛星写真マップサーバ500を含むサーバ及びシステムと音声及び画像に対するデータの送受信を行うようにする機能を提供することができる。
【0058】
ネットワーク300は、大容量、長距離音声及びデータサービスが可能な大型通信網の高速期間網である通信網であり、インターネット(Internet)または高速のマルチメディアサービスを提供するための次世代有線及び無線網であってもよい。ネットワーク300が移動通信網である場合、同期式移動通信網でもよく、非同期式移動通信網でもよい。非同期式移動通信網の一実施例として、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)方式の通信網が挙げられる。この場合、図には示されてはいないが、ネットワーク300は、RNC(Radio Network Controller)を含むことができる。一方、WCDMA(登録商標)網を一例として挙げたが、3G LTE網、4G網など次世代通信網、その他のIPを基盤としたIP網であってもよい。ネットワーク300は管理者端末200、シミュレーションサーバ400及び衛星写真マップサーバ500、その他のシステム相互間の信号及びデータを相互伝達する役割を果たす。
【0059】
シミュレーションサーバ400は、ネットワーク300を介して管理者端末200のアクセス(Access)を許与し、管理者端末200の要求または予め設定されたアルゴリズムに従って3D衛星写真または鳥瞰写真マップを活用したレゴ型建築ブロックシミュレーションプラットフォームを提供することにより、指定された領域に対する流量/流速によるシミュレーションを通じて、レゴ型建築ブロックにより形成された距離、高さ、地面の傾斜、下段の流速などを総合的に判断し、レゴ型建築ブロックの構造を解釈することができる。
【0060】
衛星写真マップサーバ500は、地球上の3D衛星地図マップを全体または予め設定された指定領域に区分してネットワーク300を介してシミュレーションサーバ400に提供することができる。
【0061】
図14は、
図13のレゴ型建築ブロックシミュレーションシステム2のうち、シミュレーションサーバ400の構成要素を示すブロック図である。
図14を参照すると、シミュレーションサーバ400は、送受信部410、制御部420、及びデータベース430を含み、制御部420は、3D地形図生成モジュール421、パラメータ形成モジュール422、タイムラインシミュレーションモジュール423、設計予測モジュール424、及びビッグデータ連携モジュール425を備えることができる。
【0062】
そして、本明細書においてモジュールとは、本発明の技術的思想を行うためのハードウェア及び前記ハードウェアを駆動するためのソフトウェアの機能的、構造的結合を意味することができる。例えば、前記モジュールは、所定のコードと前記所定のコードが行われるためのハードウェアリソースの論理的な単位を意味することができ、必ずしも物理的に連結されたコードを意味したり、1種類のハードウェアを意味したりするのではないことは、本発明の技術分野の平均的専門家には容易に推論されることができる。
【0063】
以下では、シミュレーションサーバ400の構成要素を中心に3D衛星写真または鳥瞰写真マップを活用したレゴ型建築ブロック基盤のシミュレーションシステムについて具体的に考察する。
【0064】
3D地形図生成モジュール421は、管理者端末200のアクセス後、管理者端末200によって選択された予め設定された指定領域の3D地形図に対する生成要求に応じて、要求された予め設定された指定領域の3D衛星地図マップに対して衛星写真マップサーバ500に要求して受信した後、データベース430に貯蔵するか、又はドローンなどの方法で撮られた複数枚の鳥瞰写真を管理者端末200から受信してデータベース430に貯蔵する。
【0065】
その後、3D地形図生成モジュール421は、貯蔵された3D衛星地図マップに対して、3D衛星地図マップの内部に含まれたメタデータを用いて3次元座標であるx、y、z軸を設定した後、貯蔵された3D衛星地図マップに設定された各軸に対して予め設定された長さ間隔で形成されたグリッド(grid)を形成することができる。
3D地形図生成モジュール421は、形成された各グリッドと3D衛星地図マップにおいて地表面に該当する地点に該当する座標値を生成する。
3D地形図生成モジュール421は、生成された座標値を連結して3D地形図を完成することができる。
【0066】
より具体的に、3D地形図生成モジュール421は、3D衛星地図マップにおいて地表面に該当する地点の座標値を連結して1つの指標線を生成した後、生成された指標線を基準にy軸グリッドを用いた高さが同一の地点の座標を連結する方式で等値線を作成することにより、3D地形図を完成することができる。鳥瞰写真の場合は、自体のアルゴリズムを通じて、複数枚の平面写真をまとめて1つの立体モデルを作成する方式で3D地形図に変換可能である。
【0067】
すなわち、3D地形図生成モジュール421は、管理者端末200から衛星写真マップサーバ500で提供する3D衛星地図マップから範囲に関する情報のみを受信すると、衛星写真マップサーバ500から3D衛星地図マップが提供され、自動に3D地形図を完成することができる。その後、地方政府などの自治団体から下水、雨水管路の位置と容積に関する情報を受け、3D地形図とは別の層上に表現することができる。
【0068】
パラメータ形成モジュール422は、3D地形図生成モジュール421で生成された3D地形図内に設けられたレゴ型建築ブロック、レゴ型建築ブロックモジュール、レゴ型建築ブロックシステムのうちの少なくとも1つ以上の選択ユニット(以下、レゴ型建築ブロックユニット)について管理者端末200に含まれたカメラにより撮影されたレゴ型建築ブロックユニットに対する設置映像、及びレゴ型建築ブロックユニットの設置による設置座標情報を管理者端末200からネットワーク300を介して受信するように送受信部410を制御することができる。
【0069】
その後、パラメータ形成モジュール422は、レゴ型建築ブロックユニットが3D地形図に占める距離、高さと3D地形図の地面上においてレゴ型建築ブロックユニットが設けられた傾斜も抽出できるだけでなく、レゴ型建築ブロックユニットの設置による水の流れと流速(下段流速を含む)をともに分析することができる。
【0070】
パラメータ形成モジュール422によるレゴ型建築ブロックユニットが占める距離と高さについて3D地形図とカメラによって撮影された映像に関する比較分析により、レゴ型建築ブロックユニットが3D地形図に占める距離、高さを分析し、レゴ型建築ブロックユニットが占める距離及び高さによる面積及び体積が分析、その他の3D地形図上で位置が分析されると、3D地形図上でレゴ型建築ブロックユニットが占める面積により3D地形図の地面からレゴ型建築ブロックユニットの傾斜を抽出することができる。
【0071】
より具体的には、パラメータ形成モジュール422は、レゴ型建築ブロックユニットに対して管理者端末200から受信した設置画像からメタデータに貯蔵されたGPS座標情報を抽出した後、抽出されたGPS座標情報を中心に設置座標情報間の距離を各撮影画像の方向情報(方位情報)により算出することができる。
【0072】
すなわち、パラメータ形成モジュール422は、抽出されたGPS座標情報と抽出されたGPS座標情報を活用して、3D地形図における各設置画像のメタデータに含まれた方向情報(方位情報)によるレゴ型建築ブロックユニットを構成する予め設定されたパターンイメージを有するレゴ型建築ブロック100の形態を認識し、2次元位置情報を分析することができる。
【0073】
より具体的には、パラメータ形成モジュール422は、各方向情報(方位情報)による設置画像からレゴ型建築ブロック100を判別する。このために、データベース430には2次元レゴ型建築ブロック100のパターンが貯蔵されており、パラメータ形成モジュール422は多様な2次元レゴ型建築ブロック100のパターン自体情報またはパターンの傾いたもの、各方向から撮影されたもの、逆になったものなどを設置映像に含まれたレゴ型建築ブロック100と比較してレゴ型建築ブロック100、及びそのタイプ100a~100dを判別し、各方向情報による設置映像から各レゴ型建築ブロック100を識別するための識別IDを索引した後、各方向情報による設置映像を合成して設けられたレゴ型建築ブロックユニットに対する3次元映像分析を行うことができる。ここでパラメータ形成モジュール422は、設置映像に対して各方向(方位)について上述したように、管理者端末200から提供されることができ、方向(方位)は4方向(東、西、南、北)、8方向(南東、南西、北東、北西、東、西、南、北)などに設定することができる。
【0074】
ここで、パラメータ形成モジュール422は、管理者端末100によって撮影された2次元映像であるレゴ型建築ブロックユニットに対して3次元モデリングを行うことができる。すなわち、パラメータ形成モジュール422は、2つ以上の多重焦点二次元モデリング情報をゼロ視差(Zero Parallax)画像データに、第1の側焦点に該当する画像に該当する多重焦点二次元モデリング情報を第1の視差映像データに、第2の側焦点に該当する映像の多重多焦点二次元モデリング情報を第2の視差映像データに設定した後、確認されたゼロ視差を基準に第1の視差映像データに対する視差角に基盤として、第1の視差方向画素移動情報を確認して適用し、第1の側画像データを生成し、確認されたゼロ視差を基準に少なくとも1つ以上の第2の視差画像データに対する第2の差角を基盤として、第2の視差方向画素移動情報を確認して適用し、第2の視差映像データを生成する方式で隣り合う各方向情報(方位情報)による2次元映像データに対して上述した方式を適用した3次元モデリング情報を生成し、データベース330に管理者端末200の端末識別番号をメタデータとして貯蔵することができる。
【0075】
一方、パラメータ形成モジュール422は、3D地形図で連結された等値線のうち、予め設定された距離(x軸、y軸)で予め設定された高さ(z軸)だけ順次高くなったり低くなったりする場合、最も低い等値線を川、谷、河川などを含む谷の中心線に設定し、最も高い等値線を稜線に設定するだけでなく、谷の中心線と稜線との間で同じ高さで連結された等値線を等高線に設定することができる。
【0076】
パラメータ形成モジュール422は、谷の中心線、稜線、等高線を用いて予め設定された領域の3D衛星地図マップを予め設定された形態別に区画情報を生成することができる。
【0077】
すなわち、パラメータ形成モジュール422は、谷の中心線から稜線が形成された領域を全体高さにより段階的に、河川、谷、川、海などに組み込んで第1の流量/流速形成領域として作用可能な「第1の区画形態分類」に分析することができ、等高線の高さ及び3D衛星地図マップ上の色相及び形状により差等し、単独住宅、集合建物、森、田、畑、道路、運動場、裸地、芝生、花壇、広場、不透水包装面、透水包装面、並木などに組み込まれ、第2の流量/流速形成領域として作用可能な「第2の区画形態分類」に分析することができる。ここで、第1の流量/流速形成領域は、降雨時に第2の流量/流速形成領域に比べて予め設定された倍率以上で流量及び流速が大きくなる領域を区別するための設定に該当する。
【0078】
ここで、パラメータ形成モジュール422は、各区画形態分類にレゴ型建築ブロックユニットが形成されたタイプ別の個数、距離と高さ、及び設けられた地面の傾斜による加重値を適用し、区画形態分類及び加重値によりデータベース430に予め設定された雨水吸収能力(または雨水貯蔵能力)による予め設定された単位雨水に対する第1~第n段階(nは2以上の自然数)のうちの1つに該当する雨水吸収能力値をデータベース430から抽出することができる。ここで、レゴ型建築ブロックユニットが設けられた3D地形図上の地面の傾斜については、単位角度により段階的に増加する予め設定された負の加重値が設定され、タイプ別レゴ型建築ブロックユニットの各個数、距離及び高さについては単位長さにより増加する予め設定された正の加重値を設定することができる。より具体的には、地面の傾斜が急になるほどレゴ型建築ブロックユニットに設定された内部に雨水吸収能力及び雨水貯蔵能力が落ち、レゴ型建築ブロックユニットが設定された距離と高さが大きくなる。また、各タイプ別に設定された雨水吸収能力に該当する各レゴ型建築ブロック100で構成されたレゴ型建築ブロックユニットは、各レゴ型建築ブロック100自体の中央ホールを通る雨水貯蔵能力だけでなく、集まった全体としても、より大きな雨水吸収及び貯蔵のための面積並びに体積を提供することができるからである。
【0079】
その後、パラメータ形成モジュール422は、予め設定された指定領域に対する降雨量、降雨強度、降雨持続時間などを含む降雨加重値に応じて、各座標別、区画形態別、及びレゴ型建築ブロックユニットの設置有無による構造的安定性、また、流量及び流速を設定することができる。
【0080】
タイムラインシミュレーションモジュール423は、複数の区画形態に区分された1つの予め設定された指定領域の3D地形図に対して雨が降ると仮定して、降雨量、降雨強度、降雨持続時間などを含む降雨加重値が入力された後、3D地形図に降雨シミュレーションを行うことができる。
【0081】
これにより、タイムラインシミュレーションモジュール423は、降雨シミュレーション状況をネットワーク300を介して管理者端末200に転送して具現されるようにすることができる。
【0082】
タイムラインシミュレーションモジュール423は、3D地形図における各座標別に流速及び流量を具現し、流速及び流量を具現する際に現在座標の以前座標との連携を通じて、現在座標における雨水流入量及び流出量に異なる水位を予測することにより、氾濫または浸水危険が発生する氾濫/浸水座標情報を抽出し、氾濫/浸水座標情報に該当する領域にレゴ型建築ブロックユニットが形成された場合、レゴ型建築ブロックユニットに対する構造的安定性を失敗と分析することができる。
【0083】
また、タイムラインシミュレーションモジュール423は、氾濫/浸水座標情報をネットワーク300を介して管理者端末200に転送することにより、降雨加重値を入力した管理者端末200で現在の状況において雨が降った場合、どの程度の雨水の流出が起こるか、レゴ型建築ブロックユニットの下段流速がレゴ型建築ブロックユニットの設置前と後にどのように異なるかをシミュレーションを通じて確認することができる。
【0084】
タイムラインシミュレーションモジュール423は、予め設定された指定領域の3D地形図への降雨加重値のうち、降雨持続時間の区間別に降雨量と降雨強度によって予め設定された指定領域の3D地形図で区分された「第1の区画形態分類」と、 「第2の区画形態分類」の詳細領域のうち、氾濫の開始時刻を詳細領域座標別に抽出することができ、予め設定された指定領域の3D地形図への降雨加重値のうち、降雨持続時間の区間別に降雨量と降雨強度によって予め設定された指定領域の3D地形図で区分された「第1の区画形態分類」と「第2の区画形態分類」の詳細領域別に、レゴ型建築ブロックユニットの設置前と後に流速の比較情報を詳細領域座標別に抽出することができる。
【0085】
すなわち、雨水の量は降雨強度と降雨持続時間によって決定され、少しずつ長時間に持続的に降る雨水とゲリラ性に集中する暴雨は同量の水でもあらわれる現象が異なるため、時間の概念が含まれてタイムラインシミュレーションモジュール423が作動しなければならない。特に、洪水と河川の氾濫は時間の要素が非常に重要であるため、タイムラインシミュレーションモジュール423は、時間要素の特徴点である雨が降ると時間によってどこにどれだけ集まるかの数量などを予測するサービスを提供することができる。
【0086】
設計予測モジュール424は、ネットワーク300を介して管理者端末200から少なくとも1つ以上の氾濫/浸水座標にレゴ構造ブロックユニットを設けるようにするメッセージを転送するように送受信部410を制御するか、または氾濫/浸水座標に既に設けられたレゴ型建築ブロックユニットに対して構造的安定性を向上させるために、さらに既存のレゴ型建築ブロックユニットを構成するレゴ型建築ブロック100の重なる数を既存の重なる数から増加させる場合に、氾濫/浸水が発生するか否かをタイムラインシミュレーションモジュール423に依頼のために重なる数が増大したレゴ型建築ブロックユニットを設計して改善作用をシミュレーション適用することにより、適用されたシミュレーション結果をネットワーク300を介して管理者端末200に転送するように制御することができる。
【0087】
ここで、氾濫/浸水座標情報に設置する際に、レゴ型建築ブロックユニットによる雨水貯蔵設定が予めデータベース430に貯蔵されていなければならない。また、データベース430には、様々な種類のレゴ型建築ブロックユニット以外にも、様々な種類の雨水管理施設に関する情報を貯蔵して設計予測モジュール424で活用することができ、施設の種類、施工方法、断面などにより多様な出力値を示さなければならない。一実施例として、1つの形態を有するレゴ型建築ブロックユニットは、各地面の傾きにより、平方メートル当たり60L~80Lの雨水貯蔵、他の形態を有するレゴ型建築ブロックユニットは、1つ当たり10L~20Lの雨水貯蔵に設定されることができる。
【0088】
すなわち、設計予測モジュール424は、各座標にどのような施設装置(レゴ型建築ブロックユニット)を設けることが効率的であり、このような施設をどのくらい設けたときに目標値をどの程度改善したかが直ちに数値で管理者端末200に提供することによって、管理者端末200を運営する管理者に与えられた予算をどのように使用することが効率的であるかも客観的なデータで確認が可能とし、予算の優先順位を決めるにも有用に使用できるようにする。
【0089】
設計予測モジュール424は、各座標にレゴ型建築ブロックユニットを設置時に、各レゴ型建築ブロックユニットの3D設計図と3D地形図をネットワーク300を介して管理者端末200に転送するように送受信部410を制御することができる。
【0090】
これにより、管理者端末200は、施設装置の3D設計図を3D地形図の座標に配置した後、配置情報に対する設計予測モジュール424への転送により、設計予測モジュール424によって予め設定された指定領域の3D地形図への降雨加重値のうち、降雨持続時間の区間別に降雨量と降雨強度により施設装置が設けられた座標別雨水の流入量及び流出量に関する情報による汚染物質の流入量及び流出量に関するシミュレーション結果を提供することができる。
【0091】
このような設計予測モジュール424による機能及び作用によって管理者端末200を運営する管理者は、目標を達成するために最も効率的な計画の樹立が可能であり、毎年予算をどのように計画を立てるべきかも方向を取ることができる。
【0092】
一方、管理者端末200は、ネットワーク300を介してシミュレーションサーバ400にアクセスし、雨水を貯留し、都市温度低減など様々な効果を設定することができる。
【0093】
本発明の一実施例として、管理者端末200は、予め設置されたシミュレーションツールアプリケーションによってパラメータ形成モジュール422を介して設定された第2の区画形態分類のうち、単独住宅、集合建物の場合、予め設定された形態のレゴ型建築ブロックユニットを設置時に、平方メートル当たり10~20Lの雨水貯蔵、レゴ型建築ブロックユニットのレゴ型建築ブロック100の内部溝120A~120dに植物が植栽されている場合、夏の建物温度2~3低減に対するシミュレーション結果をシミュレーションサーバ400から提供を受けることができる。
【0094】
本発明の他の実施例として、管理者端末200は、予め設置されたシミュレーションツールアプリケーションによってパラメータ形成モジュール422を介して設定された第2の区画形態分類のうち道路の場合、レゴ型建築ブロックユニットの設置時に、平方メートル(m2)当たり60Lの雨水貯蔵に対するシミュレーション結果をシミュレーションサーバ400から提供を受けることができる。
【0095】
本発明のまた他の実施例として、管理者端末200は、予め設置されたシミュレーションツールアプリケーションによってパラメータ形成モジュール422を介して設定された第2の区画形態分類のうち並木の場合、予め設定された形態のレゴ型建築ブロックユニット設置時に、1つ当たり10Lの雨水貯蔵に対するシミュレーション結果をシミュレーションサーバ400から提供を受けることができる。
【0096】
ビッグデータ連携モジュール425は、パラメータ形成モジュール422、タイムラインシミュレーションモジュール423、及び設計予測モジュール424によって提供されるシミュレーション過程にビッグデータを反映してさらに現実と正確度が高まるシミュレーション結果を提供することができる。
【0097】
ビッグデータ連携モジュール425は、データベース430に貯蔵された既存に形成されたビッグデータの例として、気象庁サーバ及びその他のデータサーバから受信されたデータで、降雨データ、微細粉塵データ、全国生物調査データなどを雨水管理計画のためのシミュレーションの追加パラメータに設定することによって、これと連携してレゴ型建築ブロックユニットの設置計画を確立することができる。
【0098】
また、ビッグデータ連携モジュール425は、データベース430にさらに追加するビッグデータで、各地点における降雨量に関する情報、降雨持続時間などによる水位との連携情報、海岸街低地台の座標領域については満潮及び干潮時間に関する情報などを雨水管理計画のためのシミュレーションの追加パラメータに設定することによって、これと連携して雨水管理計画を樹立するだけでなく、浸水被害を予め警報する機能までも行うことができる。
【0099】
ビッグデータ連携モジュール425は、レゴ型建築ブロックユニットを構成するレゴ型建築ブロック100のタイプ100a~100dによる内部溝120a~120dに設けられた木などのような植物、または橋脚、鉄塔、装飾物などが形成された場合、各造園パラメータ情報{植物(木、花、水生植物など)パラメータ、造園構造物パラメータ(池、橋、パラソル、ベンチなど)、造園電気/電子装置パラメータ(照明、池ろ過装置など)}に関する時間経過とともに生成される変化パラメータ(各造園構造物パラメータ別時間経過とともに生じる変化に関する情報)をデータベース430上で抽出した後、抽出された変化パラメータに対する機械学習のアルゴリズムを通じて時間によって生成される映像情報を各期間(週、月、年単位、季節単位など)別に生成した後、生成された映像情報をネットワーク300を介して管理者端末200に転送するように送受信部(410)を制御することによって、実例として時間が経つにつれて生じる各木、花や池で育つ水生植物の変化などの調和を実感的に体感できるようにすることができる。
【0100】
図15~
図17は、本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロック、レゴ型建築ブロックモジュール、レゴ型建築ブロックシステムを説明するための図である。まず、
図15を参照すると、既存に花壇を作る場合、地面を整えてコンクリート構造物を設計し、養生過程を経なければならないため、過程が複雑であるだけでなく、所望の曲面角度を形成することが困難な問題点があった。しかし、
図16に示すように、本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロック、レゴ型建築ブロックモジュール、レゴ型建築ブロックシステムを活用する場合、花壇を容易に作ることができ、レゴ型建築ブロック100の曲面角度調整により角度を急激に作ることができ、基礎設計をする必要がなく砂と砂利を順次敷き、レゴ型建築ブロック100を施工するだけの簡便さを提供することができる。
【0101】
また、道路辺にも長く作って木のような植物を各種レゴ型建築ブロックの内部溝120a~120d(
図1参照)を用いて植栽することによって、工事費も節減することができるだけでなく、
図17のように、海岸侵食防止をために工事する場合、基礎工事なしにただ砂を掘ってすぐに施工することができる。この場合、レゴ型建築ブロック100は、材質としてセメントを圧縮して使用したり、合成樹脂を利用することもできる。
【0102】
上述したように、本発明の実施例に係るレゴ型建築ブロック、レゴ型建築ブロックモジュール、レゴ型建築ブロックシステム、及びそれのためのシミュレーションシステム2は、レゴ型建築ブロックに対する設計による構造安全性が検討されるときにシミュレーションすることができ、一人が1日の施工数、各レゴ型建築ブロックの価格、土地面積を活用したシミュレーションを通じて、総工事費、工事期間、所要人力を予測するだけでなく、3年、5年、10年後の様子もシミュレーションすることができる。
【0103】
以上のように、本明細書及び図面には本発明の好ましい実施例について開示し、特定の用語が使用されたが、これは単に本発明の技術内容を容易に説明し、発明の理解を助けるための一般的な意味で使用されたのであり、本発明の範囲を限定しようとするのではない。本明細書に開示された実施例の他にも、本発明の技術的思想に基づく他の変形例が実施可能であることは、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者にとって自明である。
【符号の説明】
【0104】
1:レゴ型建築ブロックシステム
10a:第1のレゴ型建築ブロックモジュール
10b:第2のレゴ型建築ブロックモジュール
10c:第3のレゴ型建築ブロックモジュール
10d:第4のレゴ型建築ブロックモジュール
10e:第5のレゴ型建築ブロックモジュール
10f:第6のレゴ型建築ブロックモジュール
10g:第7のレゴ型建築ブロックモジュール
10h:第8のレゴ型建築ブロックモジュール
100a:四方向レゴ型建築ブロック
100b:三方向レゴ型建築ブロック
100c:二方向レゴ型建築ブロック
100d:角形レゴ型建築ブロック
110:係合締結部
111:半円形陥没曲面
112:半円形突出曲面
113:直交形陥没曲面
114:直交形突出曲面
120a:四方向レゴ型建築ブロックの内部溝
120b:三方向レゴ型建築ブロックの内部溝
120c:二方向レゴ型建築ブロックの内部溝
120d:角形レゴ型建築ブロックの内部溝
【国際調査報告】