IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッドの特許一覧

特表2022-553253無線通信システムにおける制御メッセージ送信方法及び装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-22
(54)【発明の名称】無線通信システムにおける制御メッセージ送信方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20221215BHJP
   H04W 28/06 20090101ALI20221215BHJP
   H04W 92/12 20090101ALI20221215BHJP
【FI】
H04W72/04 136
H04W28/06 110
H04W92/12
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022523030
(86)(22)【出願日】2020-10-19
(85)【翻訳文提出日】2022-05-18
(86)【国際出願番号】 KR2020014249
(87)【国際公開番号】W WO2021075934
(87)【国際公開日】2021-04-22
(31)【優先権主張番号】10-2019-0130272
(32)【優先日】2019-10-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ウォンウ・リム
(72)【発明者】
【氏名】デジュン・キム
(72)【発明者】
【氏名】ジェヨル・キム
(72)【発明者】
【氏名】ナムリュル・ジョン
(72)【発明者】
【氏名】スンウク・ホ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH24
(57)【要約】
本開示は、下位レイヤー機能分割をサポートする無線通信システムにおける基地局のデジタルユニット(Digital Unit、DU)の制御メッセージ生成方法及びシステムと、基地局のラジオユニット(Radio Unit)の制御メッセージ処理方法及びシステムを提供するものである。前記方法及びシステムでは、基地局のRUは他のコントロールプレーンセクションと連関してサブフレーム構造を分析する必要がないため、プロセッシング時間及び処理複雑度を減少させることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下位レイヤー機能分割をサポートする無線通信システムにおいて基地局のデジタルユニット(Digital Unit、DU)の制御メッセージ生成方法であって、
サブフレーム構成情報を確認する段階と、
前記確認に基づいて、前記サブフレームに対するMBSFN(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)関連情報を含む制御メッセージを生成する段階と、
前記生成された制御メッセージを前記デジタルユニットと接続された前記基地局のラジオユニット(Radio Unit、RU)で送信する段階と、を含み、
前記MBSFN関連情報は、前記ラジオユニットの前記サブフレームでのゼロパディングのためのものであることを特徴とする、制御メッセージ生成方法。
【請求項2】
前記MBSFN関連情報は、
前記サブフレーム内でNormal CP(Cyclic Prefix)とExtended CPが混用されているか否かを指示する情報と、前記サブフレーム内でNormal CPの数を指示する情報を含むことを特徴とする、請求項1に記載の制御メッセージ生成方法。
【請求項3】
前記MBSFN関連情報は、
前記制御メッセージのセクション拡張フィールドに基づいて設定されることを特徴とする、請求項2に記載の制御メッセージ生成方法。
【請求項4】
下位レイヤー機能分割をサポートする無線通信システムにおいて、基地局のラジオユニット(Radio Unit)の制御メッセージ処理方法であって、
前記基地局のデジタルユニット(Digital Unit)からサブフレームに対するMBSFN(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)関連情報を含む制御メッセージを受信する段階と、
前記MBSFN関連情報に基づいて、前記サブフレームでゼロパディングを行う段階と、を含むことを特徴とする、制御メッセージ処理方法。
【請求項5】
前記MBSFN関連情報は、
前記サブフレーム内でNormal CP(Cyclic Prefix)とExtended CPが混用されているか否かを指示する情報と、前記サブフレーム内でNormal CPの数を指示する情報と、を含むことを特徴とする、請求項4に記載の制御メッセージ処理方法。
【請求項6】
前記実行段階は、
FFT(Fast Fourier Transform)サイズに基づいてゼロパディングサイズを決定する段階と、
前記決定されたゼロパディングサイズに基づいて前記ゼロパディングを行う段階と、をさらに含むことを特徴とする、請求項5に記載の制御メッセージ処理方法。
【請求項7】
前記MBSFN関連情報は、
前記制御メッセージのセクション拡張フィールドに基づいて設定されることを特徴とする、請求項5に記載の制御メッセージ処理方法。
【請求項8】
下位レイヤー機能分割をサポートする無線通信システムにおいて制御メッセージを生成する基地局のデジタルユニット(Digital Unit、DU)装置であって、
前記デジタルユニットと接続された前記基地局のラジオユニット(Radio Unit、RU)と信号を送受信する接続部と、
サブフレーム構成情報を確認し、前記確認に基づいて、前記サブフレームに対するMBSFN(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)関連情報を含む制御メッセージを生成し、前記生成された制御メッセージを前記基地局のラジオユニット(Radio Unit、RU)へ送信するように制御する少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記MBSFN関連情報は、前記ラジオユニットの前記サブフレームでのゼロパディングのためのものであることを特徴とする、基地局のデジタルユニット装置。
【請求項9】
前記MBSFN関連情報は、
前記サブフレーム内でNormal CP(Cyclic Prefix)とExtended CPが混用されているか否かを指示する情報と、前記サブフレーム内でNormal CPの数を指示する情報と、を含むことを特徴とする、請求項8に記載の基地局のデジタルユニット装置。
【請求項10】
前記MBSFN関連情報は、
前記制御メッセージのセクション拡張フィールドに基づいて設定されることを特徴とする、請求項8に記載の基地局のデジタルユニット装置。
【請求項11】
下位レイヤー機能分割をサポートする無線通信システムにおいて制御メッセージを生成する基地局のラジオユニット(Radio Unit)装置であって、
前記装置は、前記基地局のデジタルユニット(Digital Unit)と信号を送受信する接続部と、
端末と信号を無線に送受信する送受信部と、
前記接続部を介して前記デジタルユニットからサブフレームに対するMBSFN(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)関連情報を含む制御メッセージを受信するように制御し、前記MBSFN関連情報に基づいて前記サブフレームでゼロパディングを行うように制御する少なくとも一つのプロセッサと、を含むことを特徴とする、基地局のラジオユニット装置。
【請求項12】
前記MBSFN関連情報は、
前記サブフレーム内でNormal CP(Cyclic Prefix)とExtended CPが混用されているか否かを指示する情報と、前記サブフレーム内でNormal CPの数を指示する情報と、を含むことを特徴とする、請求項11に記載の基地局のラジオユニット装置。
【請求項13】
前記少なくとも一つのプロセッサは、
FFT(Fast Fourier Transform)サイズに基づいてゼロパディングサイズを決定し、
前記決定されたゼロパディングサイズに基づいて前記ゼロパディングを行うように制御することを特徴とする、請求項12に記載の基地局のラジオユニット装置。
【請求項14】
前記MBSFN関連情報は、
前記制御メッセージのセクション拡張フィールドに基づいて設定されることを特徴とする、請求項12に記載の基地局のラジオユニット装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信システムに関する。より具体的に、本開示は制御メッセージを送信し、受信し、処理する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
4G通信システム商用化以後の増加趨勢にある無線データトラフィック需要を満たすために、改善された5G通信システム又はpre-5G通信システムを開発するための努力が行われている。このような理由で、5G通信システム又はpre-5G通信システムは4Gネットワーク以後(Beyond 4G Network)通信システム又はLTE(Long-term Evolution)システム以後(Post LTE)システムと呼ばれている。高いデータ送信率を達成するために、5G通信システムは超高周波(mmWave)帯域(例えば、60ギガ(60GHz)帯域のような)での具現が考慮されている。超高周波の帯域での伝播の経路損失緩和及び伝達距離を増加させるために、5G通信システムではビームフォーミング(beamforming)、massive MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)、FD-MIMO(Full Dimensional MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビームフォーミング(analog beam-forming)、及び大規模アンテナ(large scale antenna)技術が議論されている。さらに、システムのネットワーク改善のために、5G通信システムでは進化した小型セル、改善された小型セル(advanced small cell)、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network:cloud RAN)、超高密度ネットワーク(ultra-dense network)、D2D通信(Device-to-Device communication)、無線バックホール(wireless backhaul)、移動ネットワーク(moving network)、協力通信(cooperative communication)、CoMP(Coordinated Multi-Points)、及び、受信干渉除去(interference cancellation)などの技術開発が行われている。その他にも、5Gシステムでは進歩したコーディング変調(Advanced Coding Modulation、ACM)技術であるFQAM(Hybrid FSK and QAM Modulation)及びSWSC(Sliding Window Superposition Coding)と、進歩した接続技術であるFBMC(Filter Bank Multi Carrier)、NOMA(non orthogonal multiple access)、及びSCMA(sparse code multiple access)が開発されている。
【0003】
一方、インターネットは人間が情報を生成して消費する人間中心の接続ネットワークから事物などの分散した構成要素の間に情報を交換して処理するIoT(Internet of Things、モノのインターネット)網へ進化しつつある。クラウドサーバーなどとの接続を通じたビッグデータ(Big data)処理技術などがIoT技術に結合されたIoE(Internet of Everything)技術も台頭している。IoTを具現するには、センシング技術、有無線通信、ネットワークインフラ、サービスインタフェース技術、セキュリティ技術のような技術要素が要求され、近年には物事の間の接続のためのセンサネットワーク(sensor network)、M2M(Machine to Machine)、MTC(Machine Type Communication)などの技術が研究されている。IoT環境は接続された事物の間に生成されるデータを収集、分析して人間の生活に新しい価値を創出する知能型IT(Internet Technology)サービスを提供することができる。IoTは既存のIT(information technology)技術と多様な産業応用の間のコンバージェンス及び複合を介してスマートホーム、スマートビルディング、スマートシティ、スマートカー又はコネクテッドカー、スマートグリッド、ヘルスケア、スマート家電、先端医療サービスなどの分野に適用することができる。
【0004】
これによって、5G通信システムをIoT網に適用するための多様な試みが行われている。例えば、センサネットワーク(sensor network)、M2M(Machine to Machine)、MTC(Machine Type Communication)などの技術をビームフォーミング、MIMO及びアレイアンテナなどの技法によって実現することができる。前述のビッグデータ処理技術としてクラウド無線アクセスネットワーク(cloud RAN))が応用されることも5G技術とIoT技術のコンバージェンスの例と見なすことができる。
【0005】
関連技術によれば、移動通信サービスを提供する基地局(base station)は基地局のデータ処理部又はデジタルユニット(digital unit、又はdistributed unit、DU)と無線送受信部又はラジオ(radio unit又はremote unit、RU)が共にセルサイトに設置される一体型の形態であった。しかし、このような形態の基地局はユーザ及びトラフィックの増加による多数のセルサイトを構築しようとする移動通信事業者のニーズに適合しなかったため、これを改善したC-RAN(centralized RAN(radio access network)又はcloud RAN)構造が登場するようになった。C-RANは、DUを一つの物理的場所に集中的に配置し、実際の端末と無線信号を送受信するセルサイトにはRUのみを残しておく構造で、DUとRUの間は光ケーブル又は同軸ケーブルで接続することができる。また、RUとDUが分離されたことによりこれらの間の通信のためのインターフェース規格が必要となり、現在CPRI(Common Public Radio Interface)などの規格がRUとDUの間に用いられている。また、3GPP(3rd Generation Partnership Project)でもこのような基地局構造が規格化されており、5Gシステムに適用することができる開放型ネットワーク標準であるO-RAN(Open Radio Access Network)が研究されている。
【0006】
また、無線データトラフィックの需要を満たすために現在の5世代通信システム(以下、5Gシステム、NR(new radio又はnext radio)システムなどと混用することができる)が研究されており、5Gシステムを介して高いデータ送信率のサービスをユーザに提供することができると期待され、また、モノのインターネット及び特定の目的に高い信頼度を要求するサービスなどの多様な目的を有する無線通信サービスを提供することができると見込まれる。
【0007】
上述した情報は本開示の理解を助けるための背景情報にだけ提供される。上述したことのうちのいずれが本開示に係って先行技術として適用されることができるかに対しては、どのような決定も主張もされなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
O-RANを用いた基地局がMBSFNを操作する場合、デジタルユニット(Digital Unit、DU)でサブフレーム構造関連情報を含む制御メッセージをラジオユニット(Radio Unit、RU)へ伝達し、RUが一つのサブフレーム分析完了の前のゼロパディング実行が必要であるかどうかを効率的に判断するように操作する方法が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の態様(aspects)は上述された問題及び/又は欠点を解決して後述する利点を提供するためのものである。
【0010】
本開示の追加的な態様は次の説明で部分的に説明され、部分的には説明から明白であるか提示された実施例の実行によって学習することができる。
【0011】
本開示の態様によれば、下位レイヤー機能分割をサポートする無線通信システムにおいて基地局のデジタルユニット(Digital Unit、DU)の制御メッセージ生成方法が提供される。前記方法は、サブフレーム構成情報を確認する段階と、前記確認に基づいて、前記サブフレームに対するMBSFN(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)関連情報を含む制御メッセージを生成する段階と、前記生成された制御メッセージを前記デジタルユニットと接続された前記基地局のラジオユニット(Radio Unit、RU)へ送信する段階と、を含み、前記MBSFN関連情報は、前記ラジオユニットの前記サブフレームでのゼロパディングのためのものであることを特徴とする。
【0012】
本開示の他の態様によれば、下位レイヤー機能分割をサポートする無線通信システムにおいて基地局のラジオユニット(Radio Unit)の制御メッセージ処理方法が提供される。前記方法は、前記基地局のデジタルユニット(Digital Unit)からサブフレームに対するMBSFN(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)関連情報を含む制御メッセージを受信する段階と、前記MBSFN関連情報に基づいて、前記サブフレームでゼロパディングを行う段階と、を含むことを特徴とする。
【0013】
本開示の他の態様によれば、下位レイヤー機能分割をサポートする無線通信システムにおいて制御メッセージを生成する基地局のデジタルユニット(Digital Unit、DU)装置が提供される。前記装置は、前記基地局のラジオユニット(Radio Unit、RU)と信号を送受信する接続部と、及びサブフレーム構成情報を確認し、前記確認に基づいて、前記サブフレームに対するMBSFN(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)関連情報を含む制御メッセージを生成し、前記生成された制御メッセージを前記デジタルユニットと接続された前記基地局のラジオユニット(Radio Unit、RU)へ送信するように制御する制御部又は少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記MBSFN関連情報は、前記ラジオユニットの前記サブフレームでのゼロパディングのためのものであることを特徴とする。
【0014】
本開示の他の様態によれば、下位レイヤー機能分割をサポートする無線通信システムにおいて制御メッセージを処理する基地局のラジオユニット(Radio Unit)装置が提供される。前記装置は、前記基地局のデジタルユニット(Digital Unit)と信号を送受信する接続部と、端末と信号を無線に送受信する送受信部と、前記接続部を介して前記デジタルユニットからサブフレームに対するMBSFN(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)関連情報を含む制御メッセージを受信するように制御し、前記MBSFN関連情報に基づいて前記サブフレームでゼロパディングを行うように制御する制御部又は少なくとも一つのプロセッサと、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本開示の様態によれば、一つのサブフレーム(Subframe)のシンボル(Symbol)構成情報に対するすべてのコントロールプレーンセクション(Control Plane Section)分析を2個のフラッグ(Flag)分析に減少させることができるため、RUのプロセッシング負荷を減少させることができる。
【0016】
本開示の態様によれば、RUは他のコントロールプレーンセクションと連関してサブフレーム構造を分析する必要がないため複雑度も減少させることができる。
【0017】
本開示の態様によれば、サブフレームに対する分析が完了する前に、一つのコントロールプレーンメッセージを介してゼロパディングが必要であるかどうかに対して判断することができるため、ゼロパディングのための遅延(Latency)を減少させることができる。
【0018】
本開示の他の態様、利点及び著しい特徴は添付された図面と共に取り入れた本開示の多様な実施例を開示する次の詳細な説明から当業者に明白であろう。
【0019】
本開示の特定実施例の前記態様及び他の態様、及び利点は添付図面と共に取り入れた次の詳細な説明より明らかになるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本開示の実施例によるO-RANネットワークシステムを示す図面である。
図2】本開示の実施例によるRUとDUを通じる下位レイヤー機能分割(low layer function split)の一例を示す図面である。
図3】本開示の実施例によるO-RUとO-DU間で送信されるメッセージのフォーマットを示す図面である。
図4】本開示の実施例によるイーサネットメッセージの規格を詳しく示す図面である。
図5】本開示の実施例によるeCPRIヘッダーのフォーマットを示す図面である。
図6】本開示の実施例によるC-plane及びU-planeメッセージを介してスケジューリング及びビームフォーミングコマンドが伝達される流れを示す図面である。
図7】本開示の実施例によるセクションタイプ1のC-planeメッセージフォーマットを示す図面である。
図8】本開示の実施例によるセクション拡張に対して記述した図面である。
図9】本開示の実施例によるMBMS概念図を示す図面である。
図10】本開示の実施例によるMBSFN送信のために用いられるダウンリンクチャンネルマッピング図を示す図面である。
図11】本開示の実施例によるLTEシステムで用いられるダウンリンクフレーム構造図面である。
図12A】本開示の実施例による端末がMBSFNを受信するための過程を説明するための図面である。
図12B】本開示の実施例によるO-RANでOption7-2による下位レイヤー機能分離によってRUでゼロパディング動作を行う過程を示す図面である。
図13】本開示の実施例によるO-RANで定義しているC-planeメッセージを用いてDUがRUに制御情報及びデータを伝達する過程を示す図面である。
図14】本開示の実施例によるDUのRUへのC-planeメッセージ送信方法を示す図面である。
図15A】本開示の実施例によって、MBSFN関連情報をC-planeメッセージ内のセクション拡張フィールドに設定する方法を示す図面である。
図15B】本開示の実施例によって、MBSFN関連情報をC-planeメッセージ内のセクション拡張フィールドに設定する方法を示す図面である。
図16】本開示の実施例によって、MBSFN関連情報を共通ヘッダーフィールド(Common header fields)に設定する方法を示す図面である。
図17】本開示の実施例によって、MBSFN関連情報をセクションフィールドに設定する方法を示す図面である。
図18A】本開示の実施例によるLTE MBSFNのCPタイプ混用状況において、DUがセクション拡張フィールドを用いてC-Plane messageを構成する方法を示す図面である。
図18B】本開示の実施例によるLTE MBSFNのCPタイプ混用状況において、DUがセクション拡張フィールドを用いてC-Plane messageを構成する方法を示す図面である。
図19】本開示の実施例によるLTE MBSFNのCPタイプ混用状況において、DUが共通ヘッダーフィールドを用いてC-Plane messageを構成する方法を示す図面である。
図20】本開示の実施例によるLTE MBSFNのCPタイプ混用状況において、DUがセクションフィールドを用いてC-Plane messageを構成する方法を示す図面である。
図21】本開示の実施例によるRUがゼロパディングサイズを決定する例を示す図面である。
図22】本開示の実施例によるRUがゼロパディングサイズを決定する例を示す他の図面である。
図23】本開示の実施例による基地局のDU装置の動作手順を示すフローチャートである。
図24】本開示の実施例による基地局のRU装置の動作手順を示すフローチャートである。
図25】本開示の実施例による基地局のRU装置と基地局のDU装置の内部構造を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図面全体にかけて同じ構成要素を示すために同じ参照番号を用いた。
【0022】
添付された図面を参照する次の説明は、特許請求の範囲及びその均等物によって定義されたような本開示の多様な実施例の包括的な理解を助けるために提供される。ここにはその理解を助けるために多様な特定詳細事項が含まれているが、これはただ例示的なことと見なす。したがって、本技術分野の通常の知識を有する者は本開示内容の範囲及び思想を逸脱せず本開示に記載された多様な実施例の多様な変更及び修正が行われるということを認識するだろう。さらに、公知された機能及び構成に対する説明は明瞭性及び簡潔性のために省略される可能性がある。
【0023】
以下の説明及び特許請求の範囲で用いられる用語及び単語は文献的な意味に限定されず、本開示の明確で一貫的な理解ができるよう用いられる用語であれば良い。したがって、本開示の様々な実施形態の次の説明は、ただ例示の目的で提供されて添付された特許請求の範囲及びその均等物によって定義されるような本開示を限定するためのことではないことは当業者には明らかであろう。
【0024】
単数形態は文脈上に明白に異なるように指示しない限り複数の指示対象を含むことで理解されうる。したがって、例えば、「構成要素表面」に対する言及はそのような表面のうちの一つ以上に対する言及を含む。
【0025】
本開示で実施例を説明するにあたって本開示が属する技術分野によく知られ、本開示と直接的に関連がない技術内容に対しては説明を省略する。これは不必要な説明を省略することによって本開示の要旨を明瞭にしてより明確に伝達するためである。
【0026】
同様の理由で、添付図面において一部の構成要素は誇張されたり省略されたり概略的に図示されている。また、各構成要素の大きさは実際の大きさを完全に反映するものではない。各図面で同一又は対応する構成要素には同一の参照番号を付した。
【0027】
本開示の利点及び特徴、及びそれらを達成する方法は添付される図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すると明確になるだろう。しかし、本開示は以下で開示される実施例に限定されることではなく互いに異なる多様な形態で具現されることができ、ただ本実施例は本開示を完全にし、本開示が属する技術分野で通常の知識を有する者に本開示の範囲を完全に知らせるために提供されるものであり、本開示は特許請求の範囲によってのみ定義される。明細書全体にかけて同一参照番号は同一構成要素を称する。
【0028】
このとき、処理フローチャートの各ブロックとフローチャートの図面の組み合わせは、コンピュータープログラムインストラクションによって実行可能であることを理解することができるだろう。これらのコンピュータープログラムインストラクションは汎用コンピューター、特殊用途コンピューター又はその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサに搭載することができるので、コンピューター又はその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサを介して行われるそのインストラクションが、フローチャートブロックで説明された機能を行う手段を生成する。これらのコンピュータープログラムインストラクションは、特定方式で機能を具現するためにコンピューター又はその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備を志向することができるコンピューター利用可能、又はコンピューター可読メモリーに記憶されることも可能であるので、そのコンピューター利用可能又はコンピューター可読メモリーに記憶されたインストラクションはフローチャートブロックで説明された機能を行うインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。コンピュータープログラムインストラクションはコンピューター又はその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載することも可能であるので、コンピューター又はその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備上で一連の動作段階が行われ、コンピューターで実行されるプロセスを生成してコンピューター又はその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備を行うインストラクションはフローチャートブロックで説明された機能を行うための動作を提供することも可能である。
【0029】
また、各ブロックは、特定された論理的機能を行うための1つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメント又はコードの一部を示すことができる。また、幾つかの代替実行例ではブロックで言及された機能が順序を外れて発生することも可能であることに注目しなければならない。例えば、接して示されている2つのブロックは、実は実質的に同時に行われることも可能で、又はそのブロックが該当する機能によって逆順に行われることが可能なこともある。
【0030】
このとき、本実施形態に用いられる「~部」という用語は、予定された関数を実行するソフトウェアや、FPGAやASICのようなハードウェアの構成要素を意味する。しかし、「~部」は、ソフトウェア又はハードウェアに限定される意味ではない。「~部」はアドレシングすることができる記憶媒体にあるように構成されることもでき、1つ又はそれ以上のプロセッサを再生するように構成することもできる。したがって、一例として「~部」はソフトウェア構成要素、オブジェクト指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素及びタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーティン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウエア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数を含む。構成要素と「~部」のうちで提供される機能はより小さい数の構成要素及び「~部」に結合したり、追加的な構成要素と「~部」でさらに分離したりすることができる。さらに、構成要素及び「~部」はデバイス又は保安マルチメディアカード内の1つ又はそれ以上のCPUを再生するように具現することもできる。
【0031】
以下、本開示でアップリンク(uplink、UL)とは、端末が基地局へデータ又は制御信号を送信する無線リンクを意味し、ダウンリンク(downlink、DL)は基地局が端末へデータ又は制御信号を送信する無線リンクを意味する。また、基地局は端末のリソース割り当てを行う主体として、eNode B、Node B、BS(Base Station)、gNB(generation Node B)無線接続ユニット、基地局制御機、又はネットワーク上のノードのうちの少なくとも一つであれば良い。端末はUE(User Equipment)、MS(Mobile Station)、セルラーフォン、スマートフォン、コンピューター、又は通信機能を行うことができるマルチメディアシステムを含むことができる。
【0032】
無線データトラフィックの需要を満たすために、5世代通信システムが常用化され、4Gシステムのように5Gシステムを介して高いデータ送信率のサービスをユーザに提供し、また、モノのインターネット及び特定の目的のため、高い信頼度を要求するサービスなどの多様な目的を有する無線通信サービスを提供することができると見込まれる。
【0033】
現在、4世代通信システム及び5世代システムなどが混用されたネットワークシステムをサポートするために事業者と設備提供企業が集まって設立したO-RANアライアンス(Open Radio Access Network Alliance)では既存3GPP規格基盤で新規ネットワーク要素(network element、NE)とインターフェース規格を定義してO-RAN(Open Radio Access Network)構造が登場するようになった。O-RANは、既存の3GPP NEであるRU、DU、CU-CP(central unit-control plane)、CU-UP(central unit-user plane)をそれぞれO-RU、O-DU、O-CU-CP、O-CU-UPと新たに定義して(これを統合してO-RAN基地局と称することができる)、その外に追加でRIC(near-real-time RAN Intelligent Controller)とNRT-RIC(non-real-time RAN Intelligent Controller)を規格化した。それぞれO-DUとRICの間、O-CU-CPとRICの間、O-CU-UPとRICの間はイーサネット(Ethernet)で接続されることができる。また、それぞれO-DUとRICの間、O-CU-CPとRICの間、O-CU-UPとRICの間の通信のためのインターフェース規格が必要となり、現在E2-DU、E2-CU-CP、E2-CU-UPなどの規格がO-DU、O-CU-CP、O-CU-UPとRICの間に用いられることができる。
【0034】
図1は、本開示の実施例によるO-RANネットワークシステムの図面である。
【0035】
図1を参照すると、O-RANネットワークは既存の4G、5GシステムのeNB、gNB機能を論理的に分離した標準でO-RAN標準ではNRT-RIC110、O-RAN gNB100内のRIC120、O-CU-CP130、O-CU-UP140、O-DU150及びO-RU160などが定義されている。
【0036】
NRT-RIC110はリアルタイムではない(non-real-time)制御及びRAN要素及びリソースの最適化、モデルトレーニング及びアップデートなどを可能にする論理的ノードであり、新規に定義されたRIC120は一つの物理的場所に集中的にサーバーを配置し、E2インターフェースを介してO-DU150、O-CU-CP130、O-CU-UP140などから収集されたデータに基づいてリアルタイムに近い(near-real-time)制御及びRAN要素及びリソースの最適化を可能にする論理的ノードである。O-CU-CP130及びO-CU-UP140を含むO-CUはRRC(radio resource control)、SDAP(service data adaptation protocol)、PDCP(packet data convergence protocol)プロトコルの機能を提供する論理的ノード(logical node)で、O-CU-CP130はRRC及びPDCPの制御平面部分の機能を提供する論理的ノードで、O-CU-UP140はSDAP及びPDCPのユーザ平面部分の機能を提供する論理的ノードである。O-CU-CP130は5G網(5G core)に含まれたAMF(access and mobility management function)とNGAPインターフェースで接続されている。O-DU150はRLC、MAC、上位物理階層(high-PHY)の機能を提供する論理的ノードで、O-DU150に接続されたO-RU160は下位物理階層(low-PHY)機能及びRFプロセッシングを提供する論理的ノードである。前記図1では各論理的ノードが単数で示されたが、各論理的ノードは複数個接続されることができ、一例で一つのO-DU150には複数のO-RU160が接続されることができ、一つのO-CU-UP140には複数のO-DU150が接続されることができる。
【0037】
本開示の前記記述された各ノードの名称によって制限されず、前記記述された機能を行う論理的ノード又はエンティティー(entity)の場合、本開示の構成を適用することができる。また、前記論理的ノードは物理的に同じ位置又は他の位置に位置することができ、同じ物理的装置(例えば、プロセッサ、制御部など)によってその機能が提供されるか又は他の物理的装置によってその機能を提供することができる。一例として、一つの物理的装置で仮想化を介して前述された少なくとも一つの論理的ノードの機能を提供することができる。以下、O-DUはDUと、O-RUはRUと混用されることがありうる。
【0038】
図2は、本開示の実施例によるRUとDUとを通過する下位レイヤー機能分割(low layer function split)の一例を示す図面である。
【0039】
図3は、本開示の実施例によるO-RUとO-DUの間で送信されるメッセージのフォーマットを示す図面である。
【0040】
図2及び図3を参照すると、RUとDUはフロントホール(fronthaul、FH)で接続されることができる。このとき、RUとDUはそれぞれ物理階層(physical layer)の機能を分割して行うことができる。
【0041】
4G又は5G通信システムにおいて、ダウンリンクのための物理階層ではMACレイヤー236でダウンリンクデータを受信し、受信したデータに対するチャンネルコーディング及びスクランブリングが行われ(234)、スクランブリングが行われたデータに対する変調が行われた後(232)の変調シンボルのレイヤーマッピングが行われる(230)。各レイヤーにマッピングされた変調シンボルは各アンテナポートにマッピングされ(228)、該当されるリソース要素(resource element、RE、一つの副搬送波(subcarrier)及び一つのシンボルで構成されたリソースの割り当て単位)にマッピングされた後(226)のデジタルビームフォーミング(これはプリコーディングと混用されることがありうる)が行われ(224)、IFFT(Inverse fast Fourier transform)が行われて時間ドメイン信号で変形された後のCP(cyclic prefix)が付加されて(222)RF220によって搬送周波数で搬送され、アンテナを介して端末に送信される。また、4G又は5G通信システムでアップリンクのための物理階層ではアンテナを介して受信された搬送周波数の信号がRF240で基底帯域信号に変換され、前記変換された信号がCP除去及びFFTを介して周波数ドメイン信号で変形され(242)、適用されたデジタルビームフォーミングを適用してアップリンク信号をコンバイニング(combining)し(244)、アップリンク信号がマッピングされたREによって信号をデマッピングして(246)チャンネル推定を行い(248)、レイヤーデマッピングを行って(250)整列された変調シンボルを復調し(252)、復調の結果、獲得されたビットシーケンスをデスクランブリングしてデコーディングして情報ビットを獲得する(254)。以後の前記情報ビットはMACレイヤー256に伝達される。
【0042】
このとき、下位レイヤー機能分割には多様なオプションが存在し、図2にはその一例でオプション6(212)、オプション7-3(210)、オプション7-2(208)、オプション7-2xカテゴリーB(202)、オプション7-2xカテゴリーA(200)、オプション7-1(206)及びオプション8(204)が図示されている。このとき、一つのオプションに基づいて右側に位置する機能はDUで行われ、左側に位置する機能はRUで行われることで理解されるだろう。例えば、LTEシステムのCPRIはオプション8に該当し、ダウンリンクの場合、DUで図3に示された物理階層のすべての過程が行われた信号がRUでFHを介して送信され、RUでは受信した信号をアナログ信号に変換して端末へ送信する過程だけが行われる。しかし、このようにDUで行う機能が多いほど必要なフロントホールの帯域幅が大きくなるため、O-RANではオプション7-2xカテゴリーB(202)、オプション7-2xカテゴリーA(200)をサポートすることができる。
【0043】
具体的に、オプション7-2xのカテゴリーA(200)はO-DUからO-RUが受信したデータのプリコーディングを処理することができないO-RUの能力カテゴリー(capability category)でオプション7-2xのカテゴリーB(202)はO-DUからO-RUが受信したデータのプリコーディングを処理することができるO-RUの能力カテゴリーに該当する。O-DUは8個の送信ストリーム以下に対してはカテゴリーA O-RUをサポートしなければならない。すなわち、O-DUは8個の送信ストリームまでのプリコーディングをサポートすることができる。このとき、オプション7-2xカテゴリーB(202)が適用される場合、O-DUではレイヤーマッピング済みの変調シンボルに対する情報及びビームフォーミング情報をO-RUに送信し、O-RUでは変調シンボルにビームフォーミングを適用してアナログ信号に変換してこれを端末にアンテナを介して送信する。
【0044】
前記オプション7-2xのO-DUからO-RUに送信されなければならない情報には4種類のものがある。M-plane(management-plane)で送信される情報は非実施間送信でDLとUL両方向に送信され、これはO-DUとO-RU間の初期設定(initial setup)やリセット(reset又は再設定)などのための情報である。S-plane(synchronization-plane)で送信される情報はリアルタイムに送信され、これはO-DUとO-RU間の同期化又はタイミングを合わせるための情報である。C-plane(control-plane)で送信される情報はリアルタイム送信でDL方向に送信され、O-DUがO-RUにスケジューリング及び/又はビームフォーミングコマンドを送信するための情報である。U-plane(user-plane)で送信される情報はリアルタイム送信でDLとUL両方向に送信され、これはDL周波数ドメインIQデータ(SSB(synchronization signal block)及び基準信号を含む)、U-planeではUL周波数ドメインIQデータ(サウンディング基準信号など基準信号を含む)及びPRACH(physical random access channel)に対する周波数ドメインIQデータが送信される。前記情報又はデータはメッセージと混用されることがある。
【0045】
次に、O-RUとO-DU間で送信される情報に対してより具体的に記述する。図3は、O-RUとO-DU間で送信されるメッセージのフォーマットを示す図面である。O-RUとO-DUはイーサネットで接続され、前記イーサネットメッセージの規格は300に示された通りである。前記イーサネットメッセージのペイロードには各プレーンによるフォーマットのメッセージが含まれ、例えば、C-planeのフォーマットは330に示された通りである。前記C-planeフォーマット330にはeCPRI(enhanced CPRI)ヘッダー310及びO-RANヘッダー320が含まれる。また、ペイロードにはU-planeフォーマット340又は他のプレーンによるフォーマットの情報が含まれることがある。
【0046】
図4は、本開示の実施例によるイーサネットメッセージの規格を詳しく示す図面である。
【0047】
図4を参照すると、前記イーサネットメッセージのヘッダーにはDestination MAC address400がDLの場合、RU又はMMU(massive MIMO unit)のpublic addressを指示し、ULの場合、DUのチャンネルカード(channel card、これはスケジューリングを担当するMAC(medium access control)階層の動作及びhigh-PHY(上位物理階層)の動作及びRUとDU間のインターフェースによってデータ形式を変換させる動作を行うことができる)の特定portのpublic addressを指示する。Source MAC Address410はULの場合、RU又はMMUのpublic addressを指示し、DLの場合、DUのチャンネルカードの特定portのpublic addressを指示する。
【0048】
VLAN Tag420は4bytesで、C、U、又はS-plane messageを互いに異なるVLAN tagにマッピングして管理するようにする。VLRAN(virtual LAN)Tagに含まれたTPID(Tag protocol identifier)は16bitsでIEEE802.1Q tagフレームでフレームを識別するために0x8100の値で設定される。このフィールドはtagされないフレームでEthertype/Lengthフィールド430のような位置に位置するためtagされないフレームと一般フレームを区別するために用いられる。VLRAN Tagに含まれたTCI(Tag control information)は16bitsで次の3個のフィールドを含む。PCP(Priority code point)は3 bitsでフレームの優先順位を表現する。DEI(Drop eligible indicator)は1bitでPCPとは別個で用いられるか、又は結合して用いられてトラフィックが混雑するときに除去されると、適切なフレームが区分されるようにする。VID(VLAN identifier)は12bitsでVLANがどのフレームに属するかを指示するフィールドである。Reserved値である0x000、0xFFFを除いた他のすべての値はVLA識別子で用いられて最大4、094個のVLANまで許容される。予備値0x000はフレームがどんなVLANにも属しないことを示し、この場合、802.1Qは優先順位だけ指定してこれを優先順位タグ(priority tag)で参照することができる。Type/Length(Ethertype)はeCPRIのためのものであるため0xAEFEに固定された値に設定される。
【0049】
ペイロード440には図3に示されたようにeCPRIヘッダーを含む各プレーンフォーマットによるメッセージを含むことがある。前記図4に関して記述された各フィールド又は情報の内容は必ずしもすべてのフィールドを含まなければならないのではなく、必要によって省略されるか、又は/及び他のフィールドを追加して本開示を行うことが可能である。
【0050】
図5は、本開示の実施例によるeCPRIヘッダーのフォーマットを示す図面である。
【0051】
図5を参照すると、eCPRIヘッダーは送信ヘッダー(transport header)でイーサネットペイロード(図4の440)の前方に位置する。eCPRIヘッダーは計8bytesでecpriVersion500は4bitsで0001bの固定された値が用いられ、ecpriReserved510は3bitsで0000bの固定された値が用いられ、ecpriConcatenation520は1bitで0bの固定された値が用いられ、ecpriMessage530は1byteでメッセージのタイプを指示する。U-planeの場合、0000 0000b(0x0)の値が用いられ、C-planeの場合、0000 0010b(0x2)の値が用いられ、eCPRI遅延測定(delay measurement)の場合、0000 0101b(0x5)の値が用いられることがある。
【0052】
ecpriPayload540は2bytesでペイロードの大きさをバイトで示し、ecpriRtcid/ecpriPcid550は2bytesでM-plane設定を介して後述されたフィールド別のビット数の設定が可能である。ecpriRtcid/ecpriPcid550に含まれるCU_Port_ID(x bits)はRUのチャンネルカードが区分されるようにし、このときのモデム(Modem)までも区分されるようにできる。この場合、チャンネルカード区分のために2bitsが用いられてモデム区分のために2bitsを用いることができる。BandSector_ID(y bits)は該当するセル(cell)又はセクター(sector)を指示することができる。CC_ID(z bits)は該当する構成搬送波(component carrier)を指示することができる。RU_Port_ID(w bits)はレイヤー(layer)、アンテナなどが区分されるように設定することができる。
【0053】
ecpriSeqid560は2bytesであり、ecpriRtcid/ecpriPcid550別に管理されるシーケンス識別子(sequence ID)であり、Sequence ID及びsubsequence IDは別に管理される。Subsequence IDを利用すれば無線-送信レベル断片化(Radio-transport-level fragmentation)が可能である。前記図5に関して記述された各フィールド又は情報の内容は必ずしもすべてのフィールドを含まなければならないのではなく、必要によって省略するか、又は/及び他のフィールドを追加して本開示を行うことができる。
【0054】
次に、C-planeメッセージに対して詳しく記述する。
【0055】
図6は、本開示の実施例によるC-plane及びU-planeメッセージを介してスケジューリング及びビームフォーミングコマンドを伝達する流れを示す図面である。
【0056】
図6を参照すると、O-DU604はO-RU602でスロット#nのU-planeデータのための制御メッセージ(C-plane)を送信する(600)。前記C-planeメッセージはeCPRIメッセージtype2で、6個のsectionTypeメッセージでセクション(section)に対する割り当て情報及び各セクションに該当するビームフォーミング情報を伝達する。セクションとは、一つのスロット内で同じビームパターン(beam pattern)を有するRBリソースが連続で割り当てられた領域を意味し、セクション別でU-planeのデータを伝達することができる。一般的に一つのセクションは周波数軸で12個のRE(又は副搬送波)(すなわち、1リソースブロック(resource block、RB)乃至273RBを含むことができ、時間軸に1symbol乃至14symbolの長方形となることがある。これは連続的又は非連続的な割り当てを含むことがある。もし、12個のRE(1RB)内で適用するビームが変わる場合、一つのセクションは他のビットパターンを有する多数のREMaskによって区分することができる。
【0057】
セクションタイプは下記のように6種類がサポートされうる。
【0058】
sectionType=0:DLアイドル/ガード区間を指示し、これは電力節減のための送信ブランキング(transmission blanking)のためのものである。
【0059】
sectionType=1:DL及びULチャンネルのREにビームフォーミングインデックス(beamforming index)や加重値(weight)をマッピングするために用いられ、これはO-RANにおいてmandatoryでサポートされるビームフォーミング方式である。
【0060】
sectionType=3:PRACHとヌメロロジーが混用された(mixed-numerology)チャンネルのREにビームフォーミングインデックスやウェートをマッピングするために用いられる。
【0061】
sectionType=5:RUがリアルタイムビームフォーミング加重値計算をすることができるようにUEスケジューリング情報を伝達するために用いられ、これはO-RANにおいてoptionalでサポートされるビームフォーミング方式である。
【0062】
sectionType=6:RUがリアルタイムビームフォーミング加重値計算をすることができるように周期的にUEチャンネル情報を伝達するために用いられ、これはO-RANにおいてoptionalでサポートされるビームフォーミング方式である。
【0063】
sectionType=7:これはLAA(licensed assisted access)サポートに用いられる。
【0064】
前記C-planeメッセージを送信したO-DU604はU-planeメッセージでスロット#nの各OFDMシンボルのためのIQデータを送信する(610、612、614)。U-PlaneメッセージはeCPRIメッセージtype0を用いてユーザに対するIQ データ(及び基準信号、SSB)とPRACH IQデータを伝達する。前記U-planeデータには2つのデータフォーマットが存在し、DL/UL user data、static data formatの場合、IQフォーマットと圧縮方法が固定された方式であり、RUの初期化時点にM-PlaneメッセージによってIQフォーマットと圧縮方法が設定される。DL/UL user data、dynamic data formatの場合、IQ formatと圧縮方法を動的に変更することができ、これはDL U-Planeメッセージ及びUL C-Planeメッセージによって設定される。
【0065】
以後、O-DU604はO-RU602によってスロット#n+1のU-planeデータのためのC-planeメッセージを送信する(620)。以後、O-DU604はO-RU602によってU-planeメッセージとしてスロット#n+1の各OFDMシンボルのためのIQデータを送信する(630、632、634)。
【0066】
前記図6ではDL送信の場合を示したが、UL送信もこれと同様に行うことができる。具体的に、O-DUはC-planeメッセージを送信し、これを受信したO-RUはO-DUでU-planeメッセージで該当するスロットの各シンボルに対するIQデータを送信する。
【0067】
図7は、本開示の実施例によるセクションタイプ1のC-planeメッセージフォーマットを示す図面である。
【0068】
図7を参照すると、transport header700は図5に示されたeCPRIヘッダー又はIEEE-1914.3による情報である可能性がある。dataDirection702はU-Planeメッセージの方向を指示し、0はUL、1はDLを指示する。filterIndex704はRUのチャンネルフィルター(channel filter)を指示し、0x1で設定することができる。frameId706は10ms単位の特定フレームを指示する。SubframeId708は該当するフレーム内の1ms単位の特定サブフレームを指示する。slotId710は該当するフレーム内の特定スロットを指示する。StarSymbolid712は対応するフレームの開始シンボルを指示する。
【0069】
numberOfsections714は当該メッセージが指示するセクションの数を指示する。SectionType716の場合、一つのC-planeメッセージは一つのセクションタイプのみを持つことができる。udCompHdr718は当該メッセージのすべてのセクションのIQデータのためのIQビットの幅(bit)及び圧縮方法を指示する。具体的に、upper 4 bitsはiqWidthで1乃至16bitsを指示し、lower 4bitsは圧縮方法を指示するcompMethである。前述した702乃至718は当該メッセージで共通的に適用されるアプリケーションヘッダー(application header)740で、すべてのC-planeメッセージに同様に適用される。
【0070】
セクションタイプ1のC-planeメッセージは任意のセクションに対する情報を含む。SectionID722はセクションのIDを指示し、これはC-planeメッセージとU-planeメッセージのマッチングのために用いることができる。rb724はどんなPRBが用いられるかを指示し、0はすべてのPRBが用いられることを指示し、1は2個ごとに一つのPRB(every other PRB)が用いられることを指示することができる。StartPrbc726は当該セクションの最初のPRBを指示するために用いられ、numPrbc728は当該セクションのPRBの数を指示するために用いられる。reMask730は当該PRBで特定ビームに該当するRE(又は副搬送波)を指示するビットパターンで、reMaskを介して1個のPRB内に互いに異なるビームを適用することができる。numSymbol732は当該セクションに該当するシンボルの数を指示し、ef734はビームフォーミング加重値を提供するかどうかを指示し、0はビームフォーミング加重値が提供されないことを指示し、1はビーム識別子(beamId)によるウェートが提供されることを指示することができる。beamId(736及び738)は当該セクションのために予め定義された加重値テーブルの特定インデックスを指示する。前述した722乃至738を各セクションのためのセクションヘッダー(section header)742と称することができる。
【0071】
また、前記C-planeメッセージにはセクション拡張(section extension)を含むことができ、セクション拡張を含むかどうかはef720によって指示することができる。前記図7に関して記述された各フィールド又は情報の内容は必ずしもすべてのフィールドを含まなければならないのではなく、必要によって省略されるか、又は/及び他のフィールドを追加して本開示を行うことができる。
【0072】
図8は、本開示の実施例によるセクション拡張に対して記述した図面である。
【0073】
図8を参照すると、C-planeメッセージには送信ヘッダー820、アプリケーションヘッダー830、一つ以上のセクションヘッダー840を含むことができ、セクション拡張810を含むことができる。セクションヘッダー840に含まれたef800はセクション拡張が含まれるか否かを指示することができ、セクション拡張が存在する場合、その詳細な内容は次の通りである。
【0074】
セクション拡張810は次のようなフィールドを含むことができる。ef850は別のセクション拡張が含まれるか否かを指示し、extType852はセクション拡張の種類を指示する。セクション拡張の種類は、ビームフォーミング加重値を伝達するか、又はビームフォーミング属性(beamforming attributes)を伝達するか、プリコーディング設定及びパラメーターを伝達するか、変調圧縮(modulation compression)関連パラメーターを伝達するか、連続的ではないPRB割り当てに対する情報を伝達するか、複数のeAxC(extended antenna-carrier、1個の独立的なアンテナ素子で1個のキャリアの受信又は送信に必要なデジタルベースバンドユーザ-平面でこれは各レイヤーに対する送信を意味することができる)を目的とする場合のためのものであれば良い。extLen854は当該セクション拡張の4bytes単位の長さを指示し、セクション拡張810には4bytes単位の整列のためのゼロパディング858を含むことができる。前記図8に関して記述された各フィールド又は情報の内容は必ずしもすべてのフィールドを含まなければならないのではなく、必要によって省略されるか、又は/及び他のフィールドを追加して本開示を行うことができる。
【0075】
前述したセクションタイプ1によるC-planeメッセージ以外にも前述したようなセクションタイプに該当するC-planeメッセージが存在することができ、各セクションタイプの目的によって互いに同一又は他のフィールド又は情報を含むことがある。
【0076】
近年の無線通信システムではMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)サービスを提供している。MBMSはLTE(Long Term Evolution)などの無線通信システムを介して提供される放送サービスである。
【0077】
図9は、本開示の実施例によるMBMS概念図を示す図面である。
【0078】
図9を参照すると、MBMS service area900はMBSFN送信を行うことができる多数の基地局からなるネットワーク領域である。MBSFN Area 905はMBSFN送信のために、統合された多くのセルで構成されたネットワーク領域であり、MBSFN Area内のセルはすべてのMBSFN送信が同期化されている。MBSFN Area Reserved Cells910を除いたすべてのセルはMBSFN送信に用いられる。MBSFN Area Reserved Cell910はMBSFN送信に用いられないセルで、他の目的のために送信が可能であるが、MBSFN送信に割り当てられた無線リソースに対し、制限された送信電力を許容することができる。
【0079】
図10は、本開示の実施例によるMBSFN送信のために用いられるダウンリンクチャンネルマッピング図を示す図面である。
【0080】
図10を参照すると、MAC階層と物理階層の間ではMCH1000を用い、MCHは物理階層のPMCH1005とマッピングされる。ユニキャストの目的は主に1010を用いる。
【0081】
図11は、本開示の実施例による無線通信システムで用いられるダウンリンクフレーム構造を図示した図面である。
【0082】
図11ではLTEに基づいた無線通信システムについて説明するが、必ずしもここに限定されるものではない。例えば、5G通信システムでも適用することができ、その場合、図面のRadio FrameはFrameに、SubframeはSlotにそれぞれマッチングして解釈しても良い。
【0083】
図11を参照すると、ラジオフレーム1100は10個のサブフレーム1105からなり、それぞれのサブフレームは一般的なデータ送受信のために用いられる「一般サブフレーム1110」と放送のために用いられる「MBSFN(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network、以下、MBSFNと称する)サブフレーム1115」の形態が存在する。一般サブフレームとMBSFNサブフレームはOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)シンボルの個数、循環前置(Cyclic prefix)の長さ、セル特定基準信号(cell-specific reference signals、CRS)などの構造及び個数で差があり、Rel-8、Rel-9システムでMBSFNサブフレームはブロードキャスト(broadcast)又はマルチキャスト(multicast)データを送信するなどの目的のみに用いられた。
【0084】
しかし、システムの進化により、LTE Rel-10からはMBSFNサブフレームはブロードキャスト又はマルチキャストの目的だけでなく、ユニキャスト(unicast)の目的でも使用が可能となった。LTEでは物理ダウンリンク共有チャンネル(Physical Downlink Shared CHannel、以下、PDSCHと称する)を効率的に用いるために、Multi-antenna技術及びRS(Reference signal)に係るTransmission Mode(TM)で区分して設定する。
【0085】
LTE Rel-10はTM1~TM9まで存在する。それぞれの端末はPDSCH送信のために一つのTMを有し、TM8番がRel-9で、TM9番がRel-10で新しく定義された。TM9番は最大8個のランクを有するSU-MIMO(single user-multi-input multi-output)をサポートする。TM9番は多重レイヤーの送信をサポートし、復調(de-modulation)のときのRel-10DMRS(Demodulation Reference Signal、復調基準信号;以下、DMRSと称する)を用い、最大8個のレイヤーの送信を可能にする。また、前記Rel-10DMRSは予めコーディングされた(precoded)DMRSを送信するが、当該プリコーダーインデックス(precoder index)を受信端に通知する必要がない。また、TM9番をサポートするため、Rel-10でDCI(Downlink Control Information、ダウンリンク制御情報;以下、DCIと表記)フォーマット2Cが新規に定義された。Rel-10以前の端末はMBSFNサブフレームでデコーディングを試行しないことに注意する必要がある。したがって、すべての端末にMBSFNサブフレームでデコーディングを試みるようにすることは前記以前リリース(release)の端末のアップグレード要求につながる。本開示ではすべての端末がMBSFNサブフレームでユニキャストデータを受信するようにする代わりに、前記機能が必要な、例えば、高速データ通信が必要な端末にだけ前記機能を適用する。前述したTMのうち、特にTM9は多重アンテナを用いて送信効率を極大化する送信モードである。
【0086】
例えば、基地局はMBSFNサブフレームでもユニキャストデータを受信することによってデータthroughputを高める必要がある端末にはTM9を設定し、TM9が設定された端末だけMBSFNサブフレームでユニキャストデータを受信するようにできる。
【0087】
ユニキャストデータ送受信のために、LTEシステムではデータ送受信が実際にどこで起きるかをPDCCHで通知し、実際のデータはPDSCHで送信する。端末は実際のデータを受信する前にPDCCHで前記端末に割り当てられたリソース割り当て情報があるか否かを判断しなければならない。MBSFNはより複雑な過程を介して、リソース割り当て情報を獲得する。基地局はブロードキャスト情報であるSIB13を介して、端末にセルが提供しているMBSFN Area別のMCCH(Multicast Control Channel)の送信位置を通知する。MCCHはMBSFNのためのリソース割り当て情報を含み、端末はMCCHをデコーディングし、MBSFNサブフレームの送信位置を把握することができる。関連技術によって、MBMSがユニキャストと異なる方式を介して、リソース割り当て情報を提供する理由はMBMSが待機モードにある端末にも提供が可能であるためである。したがって、制御チャンネルであるMCCHの送信位置をブロードキャスト情報であるSIB13によって通知する。
【0088】
図12Aは、本開示の実施例による端末がMBSFNを受信するための過程を説明するための図面である。
【0089】
図12Aを参照すると、端末1200は基地局1205から1210の動作によってSIB2を受信する。SIB2のMBSFN-SubframeConfigList IEにはMBSFN送信目的のために用いることができるサブフレームを指示する。MBSFN-SubframeConfigList IEにはMBSFN-SubframeConfig IE が含まれ、どのラジオフレーム(Radio frame)のどのサブフレーム(subframe)がMBSFNサブフレームになることができるかどうかを指示する。以下の表はMBSFN-SubframeConfig IEの構成表である。
【0090】
前記MBSFN-SubframeConfigList IEにはradioframeAllocationPeriod、radioframeAllocationOffset、subframeAllocation情報をさらに含むことができる。
【0091】
前記radioFrameAllocationPeriodとradioFrameAllocationOffsetはMBSFNサブフレームを有するラジオフレームを指示するために用いられ、式SFN mod radioFrameAllocationPeriod=radioFrameAllocationOffsetを満足するラジオフレームはMBSFNサブフレームを有する。SFNはSystem Frame Numberであり、ラジオフレーム番号を指示する。0から1023の範囲を有し、繰り返される。
【0092】
subframeAllocationは前記式によって指示されたラジオフレーム内でどのサブフレームがMBSFNサブフレームであるかを指示する。一つのラジオフレーム単位又は4つのラジオフレーム単位で指示することができる。一つのラジオフレーム単位を用いる場合、oneFrame IEに指示される。MBSFNサブフレームは一つのラジオフレーム内の計10個のサブフレーム中で、1、2、3、6、7、8番目のサブフレームのうちに存在することができる。したがって、oneFrame IEは6ビットを用いて前記羅列されたサブフレーム中でMBSFNサブフレームを指示する。4つのラジオフレーム単位を用いる場合、fourFrames IEに指示される。4つのラジオフレームをカバーするために計24ビットを用い、ラジオフレームごとに前記羅列されたサブフレーム中でMBSFNサブフレームを指示する。したがって、端末はMBSFN-SubframeConfigList IEを用いて正確にMBSFNサブフレームになることができるサブフレームを判別できる。
【0093】
仮に、端末1200がMBSFNの受信を望む場合、端末1200は基地局1205からSIB13を1215の動作で受信する。SIB13のMBSFN-AreaInfoList IEにはセルが提供しているMBSFN Area別のMCCHに送信される位置情報が含まれ、この情報を用い、端末はMCCHを1220の動作によって受信する。MCCHのMBSFNAreaConfiguration IEにはMBSFN送信のために用いられるリソースの位置を指示し、端末はこの情報を用い、MBSFNサブフレームを1225の動作によって受信する。端末は受信したMAC PDUのMAC CE(Control Element)うちの一つである、MCH scheduling information MAC CEによって望むMTCHが送信されるMBSFNサブフレームの位置をの動作によって獲得する。端末はMCH scheduling informationを用い、望むMTCHを1235の動作でデコーディングする。
【0094】
以下で記述されるMBMSは名前のようにMultimedia Broadcast Multicast Serviceを意味し、MBSFNはMBMSで多くのセルの間に同期を合わせて一つのMBMSサービスを提供するnetworkを意味する。本開示の説明ではMBMSとMBSFNを同じ意味で用いることもできる。
【0095】
MBSFNサブフレームはnon-MBSFN領域(region)とMBSFN領域(region)で構成されうる。MBSFNサブフレームといえども周期的に送信されるcontrol情報(PDCCH、cell-specific reference signal)のためにnon-MBSFN領域が必要であるためである。
【0096】
サブキャリアスペーシングをΔfとしたとき、Δf=15kHzであるMBSFNサブフレームでnon-MBSFN領域は初めの1個又は2個のOFDMシンボルを用いることができる。
【0097】
non-MBSFN領域ではPDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PHICH(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)、セル特定基準信号(cell-specific reference signal)などを送信することができ、Normal CP(Cyclic Prefix)を用いることができる。
【0098】
MBSFN領域ではPMCH(Physical Multicast Channel )を送信することができ、PMCHは拡張されたCP(Extended CP)を用いることができる。Extended CPを用いる場合、一つのサブフレームは12個のシンボルで構成することができる。
【0099】
例えば、MBSFNサブフレームでNormal CPを1個用いる場合、Extended CPは11個用いることができる。また他の例示で、Normal CPを2個用いると、Extended CPは10個用いることができる。
【0100】
ところが、MBSFNサブフレームのnon-MBSFN領域(region)とMBSFN領域(region)のように、Normal CPとExtended CPとが混用される場合、Normal CPの長さによってギャップ(gap)が発生する可能性がある。すなわち、Normal CPとExtended CPとが混用される場合、規格で定義しているサブフレームの長さに当たらないこともある。この場合には前記ギャップを満たすため、ゼロパディング(Zero padding)動作が必要な場合がある。
【0101】
サブフレームの長さを合わせるための、すなわち、規格で定義しているサブフレームの長さと一致させるために必要なゼロパディングの長さの例示は以下の通りである。
【0102】
MBSFNサブフレームでNormal CPを1個用い、Extended CPを11個用いた場合のゼロパディングの長さの例示は以下の通りである。
【0103】
【表1】
【0104】
MBSFNサブフレームでNormal CPを2個用い、Extended CPを10個用いた場合のゼロパディングの長さの例示は以下の通りである。
【0105】
【表2】
【0106】
前述したように、O-RANでは下位レイヤー機能分離(Lower layer function split)のための標準化作業を進行中である。
【0107】
Normal CPとExtended CPとの混用によるzero padding動作はiFFT and CP追加ブロック以後に動作し、下位レイヤー機能分離のカテゴリーAとカテゴリーBとの全てのカテゴリーにおいて前記動作がRUで行われる。
【0108】
図12Bは、本開示の実施例によるO-RANでOption7-2による下位レイヤー機能分離によってRUでMBSFNデータを受信する過程を示す図面である。
【0109】
図12Bを参照すると、図示されるように、DU1240はRU1245にMBSFNのための制御情報とMBSFNのためのユーザデータを送信する。この場合、前記MBSFNのための制御情報はMBSFNのためのユーザデータを受信するためのスケジューリング情報を含むことができる。
【0110】
この場合、DU1240からRU1245に送信される制御情報は、制御情報自体と、構成が簡潔でなければならず、制御情報処理のためのリソースの使用が少なくなければならない。
【0111】
本開示では制御情報を簡潔に構成する方案を提案する。
【0112】
図13は、本開示の実施例によるO-RANで定義しているC-planeメッセージを用いてDUがRUに制御情報及びデータを伝達する過程を示す図面である。
【0113】
図13を参照すると、DU1310がRU1320に伝達する制御情報をC-planeメッセージとし、これは図5部分で説明したセクションタイプに区分することができる。本開示では前記C-planeメッセージをC-Plane type、制御メッセージ、制御情報、制御命令などと混用して称することができる。
【0114】
前記C-planeメッセージは、シンボルのCPタイプによって用いられるタイプを区分することができる。例えば、DU1310はNormal CP Symbolsの場合にはSection type1によるC-planeメッセージをRU1320に送信し、Extended CP Symbolsの場合にはSection type3によるC-planeメッセージをRU1320に送信することができる。
【0115】
すなわち、MBSFNサブフレームの場合、DU1310はRU1320に一つ又はそれ以上のSection typeのC-planeメッセージをそれぞれ送信することができる。
【0116】
それぞれのC-planeメッセージは独立的にスケジュ―リング情報を含む。したがって、一つのC-planeメッセージを用い、他のC-planeメッセージに対する情報との連関性を判断することができない。
【0117】
これによって、RU1320はタイプ1によるC-planeメッセージ1(1個以上構成されることができる)とタイプ3によるC-planeメッセージ(1個以上構成されることができる)との2つのC-planeメッセージに基づいて、一つのサブフレームに対するシンボル構成情報を把握した後、Normal CPを用いるシンボル1330とExtended CPを用いるシンボル1340が同時にスケジューリングされたことを判断することができる。
【0118】
具体的に、RU1320は受信したタイプ1によるC-planeメッセージ、及びタイプ3によるC-planeメッセージから、シンボル構成情報を分析することができる。そして、RU1320はサブフレームのシンボル構成情報を介して当該サブフレームがMBSFNサブフレームであり、ゼロパディングが必要であることを認識することができる。
【0119】
以後、RU1320はFFPサイズによってサンプル数が決定されるため、制御セクションタイプ1で獲得されたシンボルの個数(Number of symbols)に対する情報と、FFTサイズに対する情報に基づいてゼロパディングサイズを決定することができる。
【0120】
ところが、前記の方法によれば、RU1320は互いに異なる制御セクションタイプの制御情報を分析しなければならないためプロセッシング時間が遅延され、複雑度が増加する可能性がある。例えば、RU1320はサブフレームのシンボル構成情報を組み合わせてMBSFNサブフレームによって判断するため、互いに異なる制御セクションタイプを受信して処理しなければならないため、追加的なプロセッシング時間が必要である。これは一つのサブフレームの制御セクションタイプ(例えば、scheduling情報)がいずれも処理された後、MBSFNサブフレームであるかどうか判別可能であるため判別が遅延されるという意味であっても良い。また、RU1320はMBSFNサブフレームで判断するためのロジックによる複雑度が増加する可能性がある。
【0121】
これによって、本開示では基地局のDUがMBSFNサブフレーム構成に対する情報を効率的に基地局のRUに送信又は伝達する方法を提案する。具体的に、本開示では、ゼロパディングが必要であるかどうかと、必要なときのゼロパディングサイズをRUが分析するためのRUのプロセッシング負荷及び複雑度を減らすための方法を提案する。
【0122】
図14は、本開示の実施例によるDUのRUへのC-planeメッセージ送信方法を示す図面である。
【0123】
図13及び図14を参照すると、関連技術によればDU1410は第1タイプによるC-planeメッセージ1411と、第3タイプによるC-planeメッセージ1412を送信した。すると、RU1420は2つのC-planeメッセージに基づいて、一つのサブフレームに対するシンボル構成情報を把握した後、Normal CPを用いるsymbol1330とExtended CPを用いるシンボル1340が同時にスケジューリングされたことを判断することができる。以後、RU1420は制御セクションタイプ1で獲得されたシンボルの個数(Number of symbols)に対する情報と、FFTサイズに対する情報に基づいてゼロパディングサイズを決定する。
【0124】
第1タイプによるC-planeメッセージ1413にMBSFN関連情報(又は、フラッグ)1440を新規定義する。前記MBSFN関連情報1440は当該サブフレームがMBSFNサブフレームであるためゼロパディングが必要であるという情報と、Normal CPが用いられたシンボルの個数に対する情報を含むことができる。
【0125】
例えば、前記MBSFN関連情報はMBSFNサブフレーム構成によってCPタイプを混用するかどうかを指示する情報と、normal CPを用いるシンボルの数に対する情報を含むことができる。
【0126】
又は、前記MBSFN関連情報はMBSFNサブフレーム構成によってCPタイプを混用するかどうかを指示するフラッグと、normal CPを用いるシンボルの数に対するフラッグを含むことができる。
【0127】
又は、前記MBSFN関連情報はMBSFNサブフレーム構成によってCPタイプを混用するかどうかを指示するフラッグ、normal CPを用いるシンボルの数に対するフラッグ、及びゼロパディングサンプルの個数(又はゼロパディングサイズ)を含むことができる。
【0128】
互いに異なるCPタイプが混用される状態は上位階層で判別することができ、これを通知する情報も上位階層で生成することができる。例えば、MBSFNサブフレーム構成は上位階層(layer)で予め決定されたた情報で、端末に伝達する情報も予め生成されている状態であっても良い。MBSFNサブフレームの構成にしたがってC-Planeメッセージが生成されるため、C-Planeメッセージが生成されるときの追加情報も挿入することができる。
【0129】
これによって、DU1410はMBSFN情報関連情報1440を生成してC-planeメッセージを介してRU1420に送信することができる。すると、RU1420は特定サブフレームに対するすべてのC-planeメッセージを参照せずとも、特定の生成によるC-planeメッセージに含まれたMBSFN関連情報を用い、ゼロパディングが必要であるかどうか及びゼロパディングサイズを決定することができる。
【0130】
又は、RU1420が特定サブフレームに対するすべてのC-planeメッセージを参照せずとも、RU1420は特定の生成によるC-planeメッセージに含まれたMBSFN関連情報のみを用いてゼロパディングが必要であるかどうか及びゼロパディングサイズを識別することができる。
【0131】
本開示ではO-RAN C-planeメッセージに前記MBSFN関連情報を設定するための実施例でセクション拡張(Section extension)に設定する方法、共通ヘッダーフィールド(Common header fields)に設定する方法、セクションフィールド(Section fields)に設定する方法を提案する。
【0132】
図15Aは、本開示の実施例によって、MBSFN関連情報をC-planeメッセージ内のセクション拡張フィールドに設定する方法を示す図面である。
【0133】
前記したように、図7はタイプ1によるC-planeメッセージを図示し、図8はタイプ3によるC-planeメッセージを示す。それぞれのC-planeメッセージはセクション拡張(section extention)フィールドを含む。
【0134】
本開示の実施例によるDUは前記セクション拡張フィールドを用い、MBSFN関連情報をC-planeメッセージに挿入してこれをRUへ伝達することができる。
【0135】
図15Aを参照すると、MBSFN関連情報をセクション拡張フィールドに挿入する方法は、セクション拡張フィールドにmixedCpFlag情報1510とmixedCpIdx情報1520とを挿入する方法である。
【0136】
前記mixedCpFlag情報1510はサブフレーム内でNormal CPとExtended CPとが混用されているかどうかを指示することができる。これは0又は1で指示することができ、0で設定されると、Normal CPとExtended CPとが混用されていないことを指示し、1で設定されると、Normal CPとExtended CPとが混用されていることを指示することができる。ただし、0と1への設定の意味は例示だけであり、必ずしもここに限定解釈される必要はないという点に留意しなければならない。また、mixedCpFlag=0(non-mixed)は使用されないこともある。
【0137】
mixedCpIdx情報1520はサブフレーム内でNormal CPの数を指示することができる。これは0又は1で指示することができ、0で設定されると、Normal CPの数が1個であり、1で設定されると、Normal CPの数が2個であることを指示することができる。同様に、0と1への設定の意味は例示だけであり、必ずしもここに限定解釈される必要はないという点に留意しなければならない。
【0138】
図15Bを参照すると、MBSFN関連情報をセクション拡張フィールドに挿入する方法はセクション拡張フィールドにmixedCpFlag情報1530、mixedCpIdx情報1540、及びnumzeros情報1550を挿入する方法である。
【0139】
前記mixedCpFlag情報1530はサブフレーム内でNormal CPとExtended CPとが混用されているか否かを指示することができる。これは0又は1で指示することができ、0で設定されると、Normal CPとExtended CPとが混用されていないことを指示し、1で設定されると、Normal CPとExtended CPとが混用されていることを指示することができる。ただし、0と1への設定の意味は例示だけであり、必ずしもここに限定解釈される必要はないという点に留意しなければならない。また、mixedCpFlag=0(non-mixed)は使用されないこともある。
【0140】
mixedCpIdx情報1540はサブフレーム内でNormal CPの数を指示することができる。これは0又は1で指示することができ、0で設定されると、Normal CPの数が1個であり、1で設定されると、Normal CPの数が2個であることを指示することができる。同様に、0と1への設定の意味は例示だけであり、必ずしもここに限定解釈される必要はないという点に留意しなければならない。
【0141】
numzeros情報1550はサブフレーム内でゼロパディングサンプルの個数(又はゼロパディングサイズ)を指示することができる。これは最大1024個のゼロパディングサンプルの数を指示することができる10ビットフィールド長に基づいて指示することができる。ただし、10ビットフィールド長設定の意味は例示だけであり、必ずしもここに限定解釈される必要はないという点に留意しなければならない。
【0142】
図15で示された実施例はセクションタイプ1によるC-planeメッセージと、セクションタイプ3によるC-planeメッセージとの全てに適用することができる。
【0143】
図16は、本開示の実施例によって、MBSFN関連情報を共通ヘッダーフィールド(Common header fields)に設定する方法を示す図面である。
【0144】
図16を参照すると、セクションタイプ1によるC-planeメッセージは共通ヘッダーフィールド1605を含むことができる。前記共通ヘッダーフィールド1605はreserved8ビットを含むが、この中で、2ビットmixedCpFlag情報1610と、mixedCpIdx情報1620とを設定することができる。
【0145】
前記mixedCpFlag情報1610はサブフレーム内でNormal CPとExtended CPとが混用されているか否かを指示することができる。これは0又は1で指示することができ、0で設定されると、Normal CPとExtended CPとが混用されていないことを指示し、1で設定されると、Normal CPとExtended CPとが混用されていることを指示することができる。又は、その逆に指示することもできる。
【0146】
mixedCpIdx情報1620はサブフレーム内でNormal CPの数を指示することができる。これは0又は1で指示することができ、0で設定されると、Normal CPの数が1個であり、1で設定されると、Normal CPの数が2個であることを指示することができる。又は、その逆に指示することもできる。
【0147】
図17は、本開示の実施例によって、MBSFN関連情報をセクションフィールドに設定する方法を示す図面である。
【0148】
図17を参照すると、セクションタイプ3によるC-planeメッセージはセクションフィールド1705を含むことができる。前記セクションフィールド1705はreserved8ビットを含むが、この中で、2ビットにmixedCpFlag情報1710と、mixedCpIdx情報1720とを設定することができる。
【0149】
前記mixedCpFlag情報1710はサブフレーム内でNormal CPとExtended CPとが混用されているか否かを指示することができる。これは0又は1で指示することができ、0で設定されると、Normal CPとExtended CPとが混用されていないことを指示し、1で設定されると、Normal CPとExtended CPとが混用されていることを指示することができる。又は、その逆に指示することもできる。
【0150】
mixedCpIdx情報1720はサブフレーム内でNormal CPの数を指示することができる。これは0又は1で指示することができ、0で設定されると、Normal CPの数が1個であり、1で設定されると、Normal CPの数が2個であることを指示することができる。又は、その逆に指示することもできる。
【0151】
図18A及び図18Bは、本開示の実施例によるLTE MBSFNのCPタイプの混用状況で、DUがセクション拡張フィールドを用いてC-Plane messageを構成する方法を示す図面である。
【0152】
図18A及び図18Bでは、Normal CP Symbolが2個で構成される状況を例示して説明する。
【0153】
前記したように、C-planeメッセージは第1タイプによるC-planeメッセージ1801と、第3タイプによるC-Planeメッセージ1805を含むことができる。
【0154】
セクションタイプ1によるC-PlaneメッセージはNormal CP symbolに対する情報を含むことができ、セクションタイプ3によるC-PlaneメッセージはExtended CP symbolに対する情報を含むことができる。そして、各C-Plane messageは1個以上のsymbolに対するscheduling情報を含むことができる。図18A及び図18Bに示された例示では各セクションタイプ別に1個のC-planeメッセージで構成したが、C-Planeメッセージは分割することもできる。
【0155】
図18Aでは第1タイプによるC-planeメッセージ1801と、第3タイプによるC-Planeメッセージ1805のそれぞれのセクション拡張フィールドに、MBSFN関連情報を挿入する方法を示す。前記MBSFN関連情報はmixedCpFlag情報1810と、mixedCpIdx情報1820とを含むことができ、各情報の設定及びそれによる意味は上述した通りである。
【0156】
図18Bでは第1タイプによるC-planeメッセージ1801と、第3タイプによるC-Planeメッセージ1805のそれぞれのセクション拡張フィールドに、MBSFN関連情報を挿入する方法を示す。前記MBSFN関連情報はmixedCpFlag情報1830と、mixedCpIdx情報1840と、numzeros情報1850とを含むことができ、各情報の設定及びそれによる意味は上述した通りである。
【0157】
本開示の実施例によれば、セクションタイプ1、セクションタイプ3、セクションタイプ1及びセクションタイプ3の3つの位置にセクション拡張フィールドを追加することができる。
【0158】
図19は、本開示の実施例によるLTE MBSFNのCPタイプ混用状況で、DUが共通ヘッダーフィールドを用いてC-Plane messageを構成する方法を示す図面である。
【0159】
図18A図18B、及び図19を参照すると、Normal CP Symbolが2個で構成される場合、セクションタイプ1によるC-planeメッセージの構成方法を示す。図19で示されるように、第1タイプによるC-Planeメッセージに含まれた共通ヘッダーフィールドはreserved8ビットを含むが、DUはこの中で、2ビットを用いてmixedCpFlag情報1910と、mixedCpIdx情報1920とを設定することができる。各情報の設定及びそれによる意味は上述した通りである。
【0160】
図20は、本開示の実施例によるLTE MBSFNのCPタイプ混用状況で、DUがセクションフィールドを用いてC-Plane messageを構成する方法を示す図面である。
【0161】
図20を参照すると、Normal CP Symbolが2個で構成される場合、セクションタイプ3によるC-planeメッセージの構成方法を示す。図20に示されるように、第3タイプによるC-Planeメッセージに含まれたセクションフィールドはreserved8ビットを含むが、DUはこの中で、2ビットを用いてmixedCpFlag情報2010と、mixedCpIdx情報2020とを設定することができる。各情報の設定及びそれによる意味は上述した通りである。
【0162】
図21は、本開示の実施例によるRUがゼロパディングサイズを決定する例を示す図面である。
【0163】
図22は、本開示の実施例によるRUがゼロパディングサイズを決定する例を示す他の図面である。
【0164】
図21及び図22を参照すると、RUはDUから受信したC-planeメッセージに基づいてサブフレーム構成情報を分析することができる。本開示の実施例ではC-planeメッセージに含まれたmixedCpFlag情報と、mixedCpIdx情報とに基づいてゼロパディングを行うかどうかを決定することができる。
【0165】
例えば、mixedCpFlag情報が0で設定された場合、サブフレーム内でNormalCPとExtended CPとは混用されていないため、RUはゼロパディング動作を実行しないこともある。
【0166】
また他の例示で、mixedCpFlag情報が1で設定され、mixedCpIdx情報が0に設定された場合、RUは前記mixedCpFlag情報、mixedCpIdx情報、及びFFTサイズに基づいてゼロパディングサイズを図21のように決定することができる。図21で確認することができるように、FFTサイズによってOFDMシンボルのサンプル数が変わるため、FFTサイズによってゼロパディングサイズを互いに異なるように決定することができる。
【0167】
例えば、FFTサイズが512の場合、Normal CPを用いるシンボル#0の長さは552サンプルで、残りExtended CPを用いるシンボルの長さは640サンプルで、ゼロパディングサイズはExtended CPを用いるシンボルに対するサンプルの数とNormal CPを用いるシンボルに対するサンプルとの数の差は88で決定することができ、FFTサイズが1024の場合、ゼロパディングサイズは176で決定することができ、FFTサイズが2048の場合、ゼロパディングサイズは352で決定することができる。決定されたサイズに基づいてNormal CPを用いるシンボルとExtended CPを用いるシンボルとの間の区間に対してゼロパディングを行う。ゼロパディングを行うということは、例えば、ゼロパディングサンプルの数(又は、ゼロパディングサイズ)が88であれば、88サンプルの長さの0を追加することを意味することができる。
【0168】
また他の例示で、mixedCpFlag情報が1で設定され、mixedCpIdx情報が1で設定された場合、RUは前記mixedCpFlag情報、mixedCpIdx情報、及びFFTサイズに基づいてゼロパディングサイズを図22のように決定することができる。
図22で確認することができるように、FFTサイズによってサンプル数が変わるため、FFTサイズによってゼロパディングサイズを互いに異なるように決定することができる。
【0169】
例えば、FFTサイズが512の場合、ゼロパディングサイズは180で決定することができ、FFTサイズが1024の場合、ゼロパディングサイズは360で決定することができ、FFTサイズが2048の場合、ゼロパディングサイズは720で決定することができる。
【0170】
また、RUはDUから受信されたC-planeメッセージに基づいてサブフレーム構成情報を分析することができる。一実施例でゼロパディングであるかどうかはC-planeメッセージに含まれたmixedCpFlag情報、mixedCpIdx情報、及びnumzeros情報に基づいて決定することができる。
【0171】
例えば、mixedCpFlag情報が0で設定された場合、Normal CPとExtended CPとがサブフレームで混合しないためRUはゼロパディング動作を行わないこともある。
【0172】
他の例で、mixedCpFlag情報が1で設定され、mixedCpIdx情報が0で設定され、numzeros情報が88(=0001011000)で設定される場合、図21においてパディングサイズはFFTに関わらず88で決定することができる。
【0173】
他の例で、mixedCpFlag情報が1で設定され、mixedCpIdx情報が0で設定され、numzeros情報が176(=0010110000)で設定される場合、図21においてパディングサイズはFFTに関わらず176で決定することができる。
【0174】
決定された大きさに基づいてNormal CPを用いるシンボルとExtended CPを用いるシンボルとの間の区間に対してゼロパディングが行われる。ゼロパディングを行うということは、例えば、ゼロパディングサンプルの個数(又はゼロパディングサイズ)が88であれば、88サンプルの長さの0を追加することを意味することができる。
【0175】
他の例で、RUはmixedCpFlag情報が1で設定され、mixedCpIdx情報が1で設定されるとき、図22に示されたようにmixedCpFlag情報、mixedCpIdx情報及びnumzeros情報に基づいてゼロパディングサイズを識別することができる。
【0176】
例えば、numzeros情報が180のとき、ゼロパディングサイズを180で識別することができ、numzeros情報が360のとき、ゼロパディングサイズを360で識別することができ、numzeros情報が720のとき、ゼロパディングサイズを720で識別することができる。
【0177】
図23は、本開示の実施例による基地局のDU装置の動作手順を示すフローチャートである。
【0178】
図23を参照すると、基地局のDU装置はS2310の動作によって、特定サブフレームに対する構成情報を確認することができる。基地局のDU装置は前記確認結果によって、S2320の動作によって前記サブフレームでnormal CPとextended CPとが混用されたかどうか及び、混用される場合、Normal CPの数に対する情報を確認することができる。
【0179】
基地局のDU装置はS2330の動作で、本開示の実施例によってC-planeメッセージ(又は、制御メッセージ)を生成することができる。この場合、前記C-planeメッセージはMBSFN関連情報を含むことができる。この場合、前記MBSFN関連情報はサブフレーム内でNormal CPとExtended CPとが混用されているか否かを指示するmixedCpFlag情報と、サブフレーム内でNormal CPの数を指示するmixedCpIdx情報とを含むことができる。
【0180】
又は、MBSFN関連情報はMBSFNサブフレーム構成によってCPタイプが混用されているか否かを指示するflag、Noraml CPを用いるシンボル数に対するflag、ゼロパディングサンプル数(又はゼロパディングサイズ)を含むことができる。
【0181】
前記MBSFN関連情報は本開示の実施例によって、C-planeメッセージ内のセクション拡張フィールドを用いて設定するか、共通ヘッダーフィールドを用いて設定するか、セクションフィールドを用いて設定することができる。
【0182】
そして、基地局のDU装置はS2340の動作で、前記生成されたC-planeメッセージをRUに伝達することができる。
【0183】
図24は、本開示の実施例による基地局のRU装置の動作手順を示すフローチャートである。
【0184】
図24を参照すると、基地局のRU装置はS2410の動作で、基地局のDU装置からC-planeメッセージ(又は、制御メッセージ)を受信することができる。
【0185】
そして、基地局のRU装置はS2420の動作で、前記C-planeメッセージに基づいてMBSFN関連情報を確認することができる。この場合、前記MBSFN関連情報はサブフレーム内でNormal CPとExtended CPとが混用されているか否かを指示するmixedCpFlag情報と、サブフレーム内でNormal CPの数を指示するmixedCpIdx情報を含むことができる。
【0186】
又は、MBSFN関連情報はMBSFNサブフレーム構成によってCPタイプが混用されている否かを指示するflag、Noraml CPを用いるシンボル数に対するflag、ゼロパディングサンプル数(又はゼロパディングサイズ)を含むことができる。
【0187】
そして、基地局のRU装置は前記確認結果に基づいて、S2430の動作でゼロパディングが必要であるかどうかを決定することができる。例えば、Normal CPとExtended CPとが混用されていなければ、ゼロパディングが必要ではないと決定することができる。
【0188】
一方、Normal CPとExtended CPとが混用されると、基地局のRU装置はサブフレーム内でNormal CPの数を指示するmixedCpIdx情報とFFTサイズ情報に基づいて、S2440の動作でゼロパディングサイズを決定することができる。前記ゼロパディングサイズを決定する具体的な例は図21及び図22で例示した通りである。
【0189】
そして、基地局のRU装置はS2450の動作で、前記決定されたゼロパディングサイズのゼロパディングを挿入する。
【0190】
図25は、本開示の実施例による基地局のRU装置と基地局のDU装置の内部構造を示すブロック図である。
【0191】
図25を参照すると、基地局のRU装置2500は、送受信部2510、少なくとも一つのプロセッサ及び/又は制御部2520、接続部2530及び記憶部2540を含む。ただし、基地局のRU装置2500の構成要素は前述した例に限定されるものではなく、例えば、基地局のRU装置2500は図示した構成要素より多い構成要素を含むか、より少ない構成要素を含むこともできる。加えて、送受信部2510、記憶部2530、及び制御部2520などが一つのチップ(chip)形態で具現されることもできる。
【0192】
送受信部2510は端末と信号を送受信することができる。ここで、信号は制御情報及びデータを含むことができる。このため、送受信部2510は送信される信号の周波数を上昇変換及び増幅するRF送信機と、受信される信号を低雑音増幅して周波数を下降変換するRF受信機などで構成することができる。ただし、これは送受信部2510の一実施例だけであり、送受信部2510の構成要素はRF送信機及びRF受信機に限定されるものではない。また、送受信部2510は無線チャンネルを介して信号を受信して制御部2520に出力し、制御部2520から出力された信号を無線チャンネルを介して送信することができる。また、送受信部2510はLTEシステムのためのRF送受信機とNRシステムのためのRF送受信機を個別で備えるか、又は一つの送受信機でLTE及びNRの物理階層プロセッシングを行うことができる。
【0193】
記憶部2540は基地局のRU装置の動作に必要なプログラム及びデータを記憶することができる。また、記憶部2540は基地局のRU装置が送受信する信号に含まれた制御情報又はデータを記憶することができる。記憶部2540はROM、RAM、ハードディスク、CD-ROM及びDVDなどのような記憶媒体又は記憶媒体の組み合わせで構成することができる。また、記憶部2540は複数個であっても良い。
【0194】
制御部2520は前述した本開示の実施例によって基地局のRU装置2500が動作するように一連の過程を制御することができる。例えば、制御部2520は基地局のDU装置2550)から接続部2530を介して受信したC-planeメッセージ及びU-planeメッセージによって端末とLTE又はNR信号を送受信することができる。制御部2520は複数個であっても良く、制御部2520は記憶部2540に記憶されたプログラムを行うことによって基地局のRU装置2500の構成要素制御動作を行うことができる。
【0195】
本開示の一実施例による制御部2520は後述する接続部2530を介して基地局のデジタルユニットからサブフレームに対するMBSFN(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)関連情報を含む制御メッセージを受信するように制御し、前記MBSFN関連情報に基づいて前記サブフレームでゼロパディングを行うように制御することができる。そして、前記制御部2520はFFT(Fast Fourier Transform)サイズに基づいてゼロパディングサイズを決定し、前記で決定したゼロパディングサイズに基づいて前記ゼロパディングを行うように制御することができる。
【0196】
接続部2530は基地局のRU装置2500と基地局のDU装置2550を接続する装置で、メッセージ送受信のための物理階層プロセッシング及び基地局のDU装置2550によってメッセージを送信し、基地局のDU装置2550からメッセージを受信する動作を行うことができる。
【0197】
基地局のDU装置2550は少なくとも一つのプロセッサ及び/又は制御部2570、接続部2560及び記憶部2580を含む。ただし、基地局のDU装置2550の構成要素は前述した例に限定されるものではなく、例えば、基地局のDU装置2550は図示した構成要素より多い構成要素を含むか、より少ない構成要素を含むこともできる。加えて、接続部2560、記憶部2580、及び制御部2570などが一つのチップ(chip)形態で具現されることもできる。
【0198】
制御部2560は前述した本開示の実施例によって基地局のDU装置2550が動作するように一連の過程を制御することができる。例えば、制御部2560は基地局のRU装置2500)で送信するC-planeメッセージ及びU-planeメッセージを生成して接続部2560を介して基地局のRU装置2500によってメッセージを送信することができる。制御部2560は複数個であっても良く、制御部2560は記憶部2580に記憶されたプログラムを行うことによって基地局のDU装置2550の構成要素制御動作を行うことができる。
【0199】
本開示の一実施例によれば、前記制御部2560はサブフレーム構成情報を確認し、前記確認に基づいて、前記サブフレームに対するMBSFN(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)関連情報を含む制御メッセージを生成することができる。また、前記制御部2560は前記生成された制御メッセージを、後述する接続部2560を介して前記デジタルユニットと接続された前記基地局のラジオユニット(Radio Unit、RU)へ送信するように制御することができる。
【0200】
記憶部2540は基地局のRU装置の動作に必要なプログラム及びデータを記憶することができる。また、記憶部2540は基地局のRU装置が送受信する信号に含まれた制御情報又はデータを記憶することができる。記憶部2540はROM、RAM、ハードディスク、CD-ROM及びDVDなどのような記憶媒体又は記憶媒体の組み合わせで構成することができる。また、記憶部2540は複数個であっても良い。
【0201】
接続部2560は基地局のRU装置2500と基地局のDU装置2550を接続する装置で、メッセージ送受信のための物理階層プロセッシング及び基地局のRU装置2500でメッセージを送信し、基地局のRU装置2500からメッセージを受信する動作を行うことができる。
【0202】
上述した本開示の具体的な実施例で、本開示に含まれる構成要素は提示された具体的な実施例によって単数又は複数に表現された。しかし、単数又は複数の表現は説明の便宜のために提示した状況に適合するために選択されたもので、本開示は単数又は複数の構成要素に制限されるものではなく、複数で表現された構成要素といえども単数で構成されたり、単数で表現された構成要素といえども複数で構成されたりすることができる。
一方、本明細書と図面に開示された本開示の実施例は本開示の技術内容を容易に説明して本開示の理解を助けるために特定例を提示しただけのものであり、本開示の範囲を限定しようとするものではない。すなわち、本開示の技術的思想に基づいた他の変形例が実施可能ということは本開示の属する技術分野で通常の知識を有する者に自明なことである。また、前記それぞれの実施例は必要によって互いに組み合わせて操作することができる。例えば、本開示の一実施例は他の実施例の一部分を互いに組み合わせて基地局と端末とを操作することができる。
【符号の説明】
【0203】
100 O-RAN gNB
110 NRT-RIC
120 RIC
130 O-CU-CP
140 O-CU-UP
150 O-DU
160 O-RU
200 オプション7-2xカテゴリーA
202 オプション7-2xカテゴリーB
204 オプション8
206 オプション7-1
208 オプション7-2
210 オプション7-3
212 オプション6
220 RF
236 MACレイヤー
240 RF
256 MACレイヤー
300 イーサネットメッセージの規格
310 eCPRI(enhanced CPRI)ヘッダー
320 O-RANヘッダー
330 C-planeフォーマット
340 U-planeフォーマット
400 Destination MAC address
410 Source MAC Address
420 VLAN Tag
430 Ethertype/Lengthフィールド
440 ペイロード
500 ecpriVersion
510 ecpriReserved
520 ecpriConcatenation
530 ecpriMessage
540 ecpriPayload
550 ecpriRtcid/ecpriPcid
560 ecpriSeqid
602 O-RU
604 O-DU
700 transport header
702 dataDirection
704 filterIndex
706 frameId
708 SubframeId
710 slotId
712 StarSymbolid
714 numberOfsections
716 SectionType
718 udCompHdr
720 ef
722 SectionID
724 rb
726 StartPrbc
728 numPrbc
730 reMask
732 numSymbol
734 ef
736 beamId
738 beamId
740 アプリケーションヘッダー(application header)
742 セクションヘッダー(section header)
800 ef
810 セクション拡張
820 送信ヘッダー
830 アプリケーションヘッダー
840 セクションヘッダー
850 ef
852 extType
854 extLen
858 4bytes単位の整列のためのゼロパディング
900 MBMS service area
905 MBSFN Area
910 MBSFN Area Reserved Cells
1000 MCH
1005 PMCH
1010 PDSCH
1100 ラジオフレーム
1105 サブフレーム
1110 一般サブフレーム
1115 MBSFNサブフレーム
1200 端末
1205 基地局
1210 SIB2を受信する動作
1215 SIB13を受信する動作
1220 MCCHを受信する動作
1225 MBSFNサブフレームを受信する動作
1235 MTCHをデコーディングする動作
1240 DU
1245 RU
1310 DU
1320 RU
1330 Normal CPを用いるシンボル
1340 Extended CPを用いるシンボル
1410 DU
1411 第1タイプによるC-planeメッセージ
1412 第3タイプによるC-planeメッセージ
1413 第1タイプによるC-planeメッセージ
1420 RU
1440 MBSFN関連情報(又は、フラッグ)
1510 mixedCpFlag情報
1520 mixedCpIdx情報
1530 mixedCpFlag情報
1540 mixedCpIdx情報
1550 numzeros情報
1605 共通ヘッダーフィールド
1610 mixedCpFlag情報
1620 mixedCpIdx情報
1705 セクションフィールド
1710 mixedCpFlag情報
1720 mixedCpIdx情報
1801 第1タイプによるC-planeメッセージ
1805 第3タイプによるC-Planeメッセージ
1810 mixedCpFlag情報
1820 mixedCpIdx情報
1910 mixedCpFlag情報
1920 mixedCpIdx情報
2010 mixedCpFlag情報
2020 mixedCpIdx情報
2500 基地局のRU装置
2510 送受信部
2520 制御部
2530 接続部
2540 記憶部
2550 基地局のDU装置
2560 接続部
2570 制御部
2580 記憶部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12A
図12B
図13
図14
図15A
図15B
図16
図17
図18A
図18B
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
【国際調査報告】