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特表2022-553413カスタマイズ可能な事前購入機能を有する製品発売システム、方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-22
(54)【発明の名称】カスタマイズ可能な事前購入機能を有する製品発売システム、方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20221215BHJP
【FI】
G06Q30/06 322
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022524139
(86)(22)【出願日】2020-10-13
(85)【翻訳文提出日】2022-06-22
(86)【国際出願番号】 US2020055317
(87)【国際公開番号】W WO2021080812
(87)【国際公開日】2021-04-29
(31)【優先権主張番号】16/659,997
(32)【優先日】2019-10-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/689,788
(32)【優先日】2019-11-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522164581
【氏名又は名称】ドラフト2デジタル,エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100067736
【弁理士】
【氏名又は名称】小池 晃
(74)【代理人】
【識別番号】100192212
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 貴明
(74)【代理人】
【識別番号】100200001
【弁理士】
【氏名又は名称】北原 明彦
(72)【発明者】
【氏名】コッカー,マーク チャールズ
(72)【発明者】
【氏名】ケンドリック,ウィリアム ジェームズ
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB47
(57)【要約】
製品管理者が1以上の製品の製品リスト及び前記1以上の製品のそれぞれのカスタマイズされた1以上の事前購入イベントを生成することを可能にする製品発売システム、方法及び装置である。前記製品発売システム、方法及び装置は、前記1以上の事前購入イベントのそれぞれにおいて特定されている1以上の価格、時期、許可条件により前記1以上の事前購入イベントを実施し、前記1以上の事前購入イベント中に前記1以上の製品の購入を容易にし、前記1以上の事前購入イベントの結果を前記製品管理者に通知する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上の製品の事前購入を可能にする製品発売システムであって、前記製品発売システムが、
プロセッサ及び前記プロセッサに接続された非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ユーザインタフェースを有する製品発売プラットフォームを記憶し、ネットワーク上で1以上の第三者装置に通信により接続可能である1以上のサーバを有し、
前記製品発売プラットフォームが、
第三者装置から受信した製品データに基づいて新製品を識別する製品リストを生成し、前記製品データが、将来の一般向け製品発売日及び前記新製品に関連するメタデータを含み、
前記新製品に基づいて1以上の事前購入イベントを生成し、前記1以上の事前購入イベントがそれぞれ、前記新製品を識別する製品識別子、開始時間、終了条件、及び前記新製品の価格データを含み、前記1以上の事前購入イベントは、1以上の顧客が前記一般向け製品発売日前に前記新製品を購入及び取得する為の購入取引を完了することを可能にする購入機能を含み、前記開始時間が前記一般向け製品発売日よりも前であり、前記1以上の事前購入イベントの生成が、前記新製品に関連する製品管理者のアカウントにより開始され、
前記1以上の事前購入イベントの1以上の事前購入キーを生成し、前記1以上の事前購入イベントにより提供された前記購入取引を完了する為には前記1以上の事前購入キーの入力を必要とし、
前記1以上の事前購入イベントのそれぞれにおいて、
前記1以上の顧客から1以上の入力キーを受領し、
前記1以上の入力キーが事前購入イベントに関連する前記1以上の事前購入キーに対応するか判定し、
前記1以上の入力キーが前記事前購入イベントに関連する前記1以上の事前購入キーに対応する場合、前記一般向け製品発売日前に、前記購入取引を完了する為の前記購入機能を使用して前記1以上の顧客による前記新製品の購入を容易にし、前記事前購入イベント中に前記購入取引が完了すると前記1以上の顧客に前記新製品へのアクセスを提供し、
前記1以上の入力キーが前記事前購入イベントに関連する前記1以上の事前購入キーに対応しない場合、前記事前購入イベント中に前記1以上の顧客による前記新製品の購入を防止し、前記製品発売プラットフォームが、前記事前購入イベントの前記購入機能で前記1以上の顧客により開始された前記新製品の前記購入取引を拒否することにより、前記新製品の購入を防止する、
ように動作可能であることを特徴とする製品発売システム。
【請求項2】
前記1以上のキーのそれぞれが、そのキーの前記事前購入イベントに関連するページにリンクするハイパーリンク内に含まれ、前記事前購入イベントに関連する前記1以上の事前購入キーに対応するかどうか判定する為に前記製品発売プラットフォームに前記キーを提出し、さらに、前記新製品は、電子書籍、画像、映像ファイル、音声ファイル、及びコンピュータアプリケーションから成るグループの1つであり、前記新製品へのアクセスを提供することは、前記1以上の顧客が前記新製品をダウンロードすることを可能にすることを含むことを特徴とする請求項1に記載の製品発売システム。
【請求項3】
前記終了条件が、終了時間、販売量、前記事前購入イベントにアクセスする顧客の最大量、前記新製品の在庫状況、及び前記事前購入イベントの手動キャンセルの1つ以上であり、さらに前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記終了条件に近づくと、前記製品発売プラットフォームが、前記事前購入イベントを終了するように動作可能であることを特徴とする請求項1に記載の製品発売システム。
【請求項4】
前記価格データが、前記開始時間の価格値並びに前記終了条件により示される前記事前購入イベントの終了及び前記開始時間の間の1以上のその後の時間の少なくとも1つの異なる価格値を示す価格測定基準であることを特徴とする請求項1に記載の製品発売システム。
【請求項5】
前記1以上の事前購入イベントのそれぞれが1以上の事前購入条件を含み、前記1以上の事前購入条件が、連絡先情報を提出すること、1以上の他の製品を購入又は加入すること、閾値の金額を使うこと、及び前記新製品の使用条件に同意すること、の1つ以上を含み、
さらに前記1以上の事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記製品発売プラットフォームが、提出された前記キーが前記事前購入イベントに関連する前記事前購入キーに対応していても、前記1以上の顧客が前記事前購入条件を満たしていない場合、前記1以上の顧客への前記新製品の販売を防止するように動作可能であり、前記製品発売プラットフォームが、前記事前購入イベントの前記購入機能で前記1以上の顧客により開始された前記新製品の前記購入取引を拒否することにより、前記新製品の購入を防止することを特徴とする請求項1に記載の製品発売システム。
【請求項6】
前記1以上の事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記製品発売プラットフォームが、前記製品管理者のアカウントに前記事前購入イベントの前記購入条件を満たすように提出された前記連絡先情報を追加するように動作可能であることを特徴とする請求項5に記載の製品発売システム。
【請求項7】
前記1以上の事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記製品発売プラットフォームが、前記メタデータ及び前記新製品の前記一般向け製品発売日に基づいて前記新製品を識別する事前購入リストを生成するように動作可能であることを特徴とする請求項1に記載の製品発売システム。
【請求項8】
前記製品発売プラットフォームが、
1以上の事前購入事前注文キーを生成し、
前記1以上の事前購入イベントの1つにそれぞれが基づく1以上の事前購入事前注文イベントを生成し、前記1以上の事前購入事前注文イベントが、前記1以上の事前購入イベントの1つの事前購入イベント識別子、前記1以上の事前購入イベントの1つの前記開始時間よりも前の開始時間及び終了時間、及び前記1以上の事前購入イベントの1つの間に前記1以上の顧客が前記新製品の購入を事前注文することを可能にする事前注文機能を含み、
前記1以上の事前購入事前注文イベントのそれぞれにおいて、1以上の顧客により提出された1以上の事前購入事前注文キーが前記事前購入事前注文イベントに関連する前記1以上の事前購入事前注文キーに対応する場合、前記事前注文機能を使用して事前購入事前注文イベント中に前記1以上の顧客による前記新製品の事前注文を容易にし、前記1以上の顧客により提出された前記1以上の事前購入事前注文キーが前記事前購入事前注文イベントに関連する前記1以上の事前購入事前注文キーに対応しない場合、前記事前購入事前注文イベント中に前記1以上の顧客による前記新製品の事前注文を防止し、
前記事前注文機能を使用した前記1以上の顧客による事前注文に応答して、前記1以上の事前購入イベントの1つの前記購入機能を使用して前記1以上の事前購入イベントの識別された1つの間に前記1以上の顧客により事前注文された前記新製品の購入を容易にすることを特徴とする請求項1に記載の製品発売システム。
【請求項9】
1以上の製品発売サーバにより、1以上の製品の事前購入を可能にする方法であって、前記方法が、
前記1以上の製品発売サーバにより、第三者装置から受信した製品データに基づいて新製品を識別する製品リストを生成し、前記製品データが、将来の一般向け製品発売日及び前記新製品に関連するメタデータを含み、
前記1以上の製品発売サーバにより、前記新製品に基づいて1以上の事前購入イベントを生成し、前記1以上の事前購入イベントがそれぞれ、前記新製品を識別する製品識別子、開始時間、終了条件、及び前記新製品の価格データを含み、前記1以上の事前購入イベントは、1以上の顧客が前記一般向け製品発売日前に前記新製品を購入及び取得する為の購入取引を完了することを可能にする購入機能を含み、前記開始時間が前記一般向け製品発売日よりも前であり、前記1以上の事前購入イベントの生成が、前記新製品に関連する製品管理者のアカウントにより開始され、
前記1以上の製品発売サーバにより、前記1以上の事前購入イベントの1以上の事前購入キーを生成し、前記1以上の事前購入イベントにより提供された前記購入取引を完了する為には前記1以上の事前購入キーの入力を必要とし、
前記1以上の事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記1以上の製品発売サーバにより、
前記1以上の顧客から1以上の入力キーを受領し、
前記1以上の入力キーが事前購入イベントに関連する前記1以上の事前購入キーに対応するか判定し、
前記1以上の入力キーが前記事前購入イベントに関連する前記1以上の事前購入キーに対応する場合、前記一般向け製品発売日前に、前記購入取引を完了する為の前記購入機能を使用して前記1以上の顧客による前記新製品の購入を容易にし、前記事前購入イベント中に前記購入取引が完了すると前記1以上の顧客に前記新製品へのアクセスを提供し、
前記1以上の入力キーが前記事前購入イベントに関連する前記1以上の事前購入キーに対応しない場合、前記事前購入イベント中に前記1以上の顧客による前記新製品の購入を防止し、前記新製品の購入の防止が、前記事前購入イベントの前記購入機能で前記1以上の顧客により開始された前記新製品の前記購入取引を拒否することを含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項10】
前記1以上のキーのそれぞれが、そのキーの前記事前購入イベントに関連するページにリンクするハイパーリンク内に含まれ、前記事前購入イベントに関連する前記1以上の事前購入キーに対応するかどうか判定する為に前記製品発売サーバに前記キーを提出することを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記終了条件が、終了時間、販売量、前記事前購入イベントにアクセスする顧客の最大量、前記新製品の在庫状況、及び前記事前購入イベントの手動キャンセルの1つ以上であり、さらに前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記終了条件に近づくと、前記製品発売サーバにより、前記事前購入イベントが終了されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記価格データが、前記開始時間の価格値並びに前記終了条件により示される前記事前購入イベントの終了及び前記開始時間の間の1以上のその後の時間の少なくとも1つの異なる価格値を示す価格測定基準であることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記1以上の事前購入イベントのそれぞれが1以上の事前購入条件を含み、前記1以上の事前購入条件が、連絡先情報を提出すること、1以上の他の製品を購入又は加入すること、閾値の金額を使うこと、及び前記新製品の使用条件に同意すること、の1つ以上を含み、さらに前記1以上の事前購入イベントのそれぞれにおいて、提出された前記キーが前記事前購入イベントに関連する前記事前購入キーに対応していても、前記1以上の顧客が前記事前購入条件を満たしていない場合、前記1以上の製品発売サーバにより、前記1以上の顧客への前記新製品の販売を防止し、前記新製品の購入の防止が、前記事前購入イベントの前記購入機能で前記1以上の顧客により開始された前記新製品の前記購入取引を拒否することを含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項14】
さらに前記1以上の事前購入イベントのそれぞれにおいて、
前記製品管理者のアカウントに前記事前購入イベントの前記購入条件を満たすように提出された前記連絡先情報を追加することを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
さらに前記1以上の事前購入イベントのそれぞれにおいて、
前記製品発売サーバにより、前記メタデータ、前記新製品の前記一般向け製品発売日、及び前記事前購入イベントの前記開始時間に基づいて前記新製品を識別する事前購入リストを生成することを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項16】
前記製品発売サーバにより、
1以上の事前購入事前注文キーを生成し、
前記1以上の事前購入イベントの1つにそれぞれが基づく1以上の事前購入事前注文イベントを生成し、前記1以上の事前購入事前注文イベントが、前記1以上の事前購入イベントの1つの事前購入イベント識別子、前記1以上の事前購入イベントの1つの前記開始時間よりも前の開始時間及び終了時間、及び前記1以上の事前購入イベントの1つの間に前記1以上の顧客が前記新製品の購入を事前注文することを可能にする事前注文機能を含み、
前記1以上の事前購入事前注文イベントのそれぞれにおいて、1以上の顧客により提出された1以上の事前購入事前注文キーが前記事前購入事前注文イベントに関連する前記1以上の事前購入事前注文キーに対応する場合、前記製品発売サーバにより、前記事前注文機能を使用して事前購入事前注文イベント中に前記1以上の顧客による前記新製品の事前注文を容易にし、前記1以上の顧客により提出された前記1以上の事前購入事前注文キーが前記事前購入事前注文イベントに関連する前記1以上の事前購入事前注文キーに対応しない場合、前記事前購入事前注文イベント中に前記1以上の顧客による前記新製品の事前注文を防止し、
前記事前注文機能を使用した前記1以上の顧客による事前注文に応答して、前記製品発売サーバにより、前記1以上の事前購入イベントの1つの前記購入機能を使用して前記1以上の事前購入イベントの識別された1つの間に前記1以上の顧客により事前注文された前記新製品の購入を容易にすることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項17】
製品発売プラットフォームを記憶する非一時的コンピュータ記憶媒体であって、前記製品発売プラットフォームが、
第三者装置から受信した製品データに基づいて新製品を識別する製品リストを生成し、前記製品データが、将来の一般向け製品発売日及び前記新製品に関連するメタデータを含み、前記新製品に基づいて1以上の事前購入イベントを生成し、前記1以上の事前購入イベントがそれぞれ、前記新製品を識別する製品識別子、開始時間、終了条件、及び前記新製品の価格データを含み、前記1以上の事前購入イベントは、1以上の顧客が前記一般向け製品発売日前に前記新製品を購入及び取得する為の購入取引を完了することを可能にする購入機能を含み、前記開始時間が前記一般向け製品発売日よりも前であり、前記1以上の事前購入イベントの生成が、前記新製品に関連する製品管理者のアカウントにより開始され、前記1以上の事前購入イベントの1以上の事前購入キーを生成し、前記1以上の事前購入イベントにより提供された前記購入取引を完了する為には前記1以上の事前購入キーの入力を必要とし、
前記1以上の事前購入イベントのそれぞれにおいて、
前記1以上の顧客から1以上の入力キーを受領し、
前記1以上の入力キーが事前購入イベントに関連する前記1以上の事前購入キーに対応するか判定し、
前記1以上の入力キーが前記事前購入イベントに関連する前記1以上の事前購入キーに対応する場合、前記一般向け製品発売日前に、前記購入取引を完了する為の前記購入機能を使用して前記1以上の顧客による前記新製品の購入を容易にし、前記事前購入イベント中に前記購入取引が完了すると前記1以上の顧客に前記新製品へのアクセスを提供し、
前記1以上の入力キーが前記事前購入イベントに関連する前記1以上の事前購入キーに対応しない場合、前記事前購入イベント中に前記1以上の顧客による前記新製品の購入を防止し、前記新製品の購入の防止が、前記事前購入イベントの前記購入機能で前記1以上の顧客により開始された前記新製品の前記購入取引を拒否することを含む、
ように構成されることを特徴とする非一時的コンピュータ記憶媒体。
【請求項18】
前記1以上のキーのそれぞれが、そのキーの前記事前購入イベントに関連するページにリンクするハイパーリンク内に含まれ、前記事前購入イベントに関連する前記1以上の事前購入キーに対応するかどうか判定する為に前記製品発売プラットフォームに前記キーを提出することを特徴とする請求項17に記載の媒体。
【請求項19】
前記終了条件が、終了時間、販売量、前記事前購入イベントにアクセスする顧客の最大量、前記新製品の在庫状況、及び前記事前購入イベントの手動キャンセルの1つ以上であり、さらに前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記終了条件に近づくと、前記製品発売プラットフォームが、前記事前購入イベントを終了するように動作可能であることを特徴とする請求項17に記載の媒体。
【請求項20】
前記価格データが、前記開始時間の価格値並びに前記終了条件により示される前記事前購入イベントの終了及び前記開始時間の間の1以上のその後の時間の少なくとも1つの異なる価格値を示す価格測定基準であることを特徴とする請求項17に記載の媒体。
【請求項21】
前記1以上の事前購入イベントのそれぞれが1以上の事前購入条件を含み、前記1以上の事前購入条件が、連絡先情報を提出すること、1以上の他の製品を購入又は加入すること、閾値の金額を使うこと、及び前記新製品の使用条件に同意すること、の1つ以上を含み、さらに前記1以上の事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記製品発売プラットフォームが、提出された前記キーが前記事前購入イベントに関連する前記事前購入キーに対応していても、前記1以上の顧客が前記事前購入条件を満たしていない場合、前記1以上の顧客への前記新製品の販売を防止するように動作可能であり、前記製品発売プラットフォームが、前記事前購入イベントの前記購入機能で前記1以上の顧客により開始された前記新製品の前記購入取引を拒否することにより、前記新製品の購入を防止することを特徴とする請求項17に記載の媒体。
【請求項22】
前記1以上の事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記製品発売プラットフォームが、前記製品管理者のアカウントに前記事前購入イベントの前記購入条件を満たすように提出された前記連絡先情報を追加するように動作可能であることを特徴とする請求項21に記載の媒体。
【請求項23】
前記1以上の事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記製品発売プラットフォームが、前記メタデータ、前記新製品の前記一般向け製品発売日、及び前記事前購入イベントの前記開始時間に基づいて前記新製品を識別する事前購入ページを生成するように動作可能であることを特徴とする請求項17に記載の媒体。
【請求項24】
前記製品発売プラットフォームが、
1以上の事前購入事前注文キーを生成し、
前記1以上の事前購入イベントの1つにそれぞれが基づく1以上の事前購入事前注文イベントを生成し、前記1以上の事前購入事前注文イベントが、前記1以上の事前購入イベントの1つの事前購入イベント識別子、前記1以上の事前購入イベントの1つの前記開始時間よりも前の開始時間及び終了時間、及び前記1以上の事前購入イベントの1つの間に前記1以上の顧客が前記新製品の購入を事前注文することを可能にする事前注文機能を含み、
前記1以上の事前購入事前注文イベントのそれぞれにおいて、1以上の顧客により提出された1以上の事前購入事前注文キーが前記事前購入事前注文イベントに関連する前記1以上の事前購入事前注文キーに対応する場合、前記事前注文機能を使用して事前購入事前注文イベント中に前記1以上の顧客による前記新製品の事前注文を容易にし、前記1以上の顧客により提出された前記1以上の事前購入事前注文キーが前記事前購入事前注文イベントに関連する前記1以上の事前購入事前注文キーに対応しない場合、前記事前購入事前注文イベント中に前記1以上の顧客による前記新製品の事前注文を防止し、
前記事前注文機能を使用した前記1以上の顧客による事前注文に応答して、前記1以上の事前購入イベントの1つの前記購入機能を使用して前記1以上の事前購入イベントの識別された1つの間に前記1以上の顧客により事前注文された前記新製品の購入を容易にすることを特徴とする請求項17に記載の媒体。
【請求項25】
1以上の製品の事前購入を可能にする製品発売システムであって、前記製品発売システムが、
プロセッサ及び前記プロセッサに接続された非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ユーザインタフェースを有する製品発売プラットフォームを記憶し、ネットワーク上で1以上の第三者装置に通信により接続可能である1以上のサーバを有し、
前記製品発売プラットフォームが、
第三者装置から受信した製品データに基づいて新製品を識別する製品リストを生成し、前記製品データが、将来の一般向け製品発売日及び前記新製品に関連するメタデータを含み、
前記新製品に基づいて1以上の事前購入イベントを生成し、前記1以上の事前購入イベントがそれぞれ、前記新製品を識別する製品識別子、開始時間、終了条件、及び前記新製品の価格データを含み、前記1以上の事前購入イベントは、1以上の顧客が前記一般向け製品発売日前に前記新製品を購入及び取得する為の購入取引を完了することを可能にする購入機能を含み、前記開始時間が前記一般向け製品発売日よりも前であり、前記1以上の事前購入イベントの生成が、前記新製品に関連する製品管理者のアカウントにより開始され、
前記1以上の事前購入イベントのそれぞれにおいて、事前購入イベントの前記開始時間、前記終了条件、及び前記価格データの調整を可能にし、
前記1以上の事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記一般向け製品発売日前に、前記購入取引を完了する為の前記購入機能を使用して前記1以上の顧客による前記新製品の購入を容易にし、前記事前購入イベント中に前記購入取引が完了すると前記1以上の顧客に前記新製品へのアクセスを提供する、
ように動作可能であることを特徴とする製品発売システム。
【請求項26】
前記終了条件が、終了時間、販売量、前記事前購入イベントにアクセスする顧客の最大量、前記新製品の在庫状況、及び前記事前購入イベントの手動キャンセルの1つ以上であり、さらに前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記終了条件に近づくと、前記製品発売プラットフォームが、前記事前購入イベントを終了するように動作可能であることを特徴とする請求項25に記載の製品発売システム。
【請求項27】
前記価格データが、前記開始時間の価格値並びに前記終了条件により示される前記事前購入イベントの終了及び前記開始時間の間の1以上のその後の時間の少なくとも1つの異なる価格値を示す価格測定基準であることを特徴とする請求項25に記載の製品発売システム。
【請求項28】
前記1以上の事前購入イベントのそれぞれが1以上の事前購入条件を含み、前記1以上の事前購入条件が、連絡先情報を提出すること、1以上の他の製品を購入又は加入すること、閾値の金額を使うこと、及び前記新製品の使用条件に同意すること、の1つ以上を含み、さらに前記1以上の事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記1以上の顧客が前記事前購入条件を満たしていない場合、前記1以上の顧客への前記新製品の販売を防止するように動作可能であり、前記製品発売プラットフォームが、前記事前購入イベントの前記購入機能で前記1以上の顧客により開始された前記新製品の前記購入取引を拒否することにより、前記新製品の購入を防止することを特徴とする請求項25に記載の製品発売システム。
【請求項29】
前記1以上の事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記製品発売プラットフォームが、前記メタデータ、前記新製品の前記一般向け製品発売日、及び前記事前購入イベントの前記開始時間に基づいて前記新製品を識別する事前購入ページを生成するように動作可能であることを特徴とする請求項25に記載の製品発売システム。
【請求項30】
前記製品発売プラットフォームが、
前記第三者装置により示された前記新製品の事前購入事前注文データ及び前記1以上の事前購入イベントの1つに基づいて1以上の事前購入事前注文イベントを生成し、前記1以上の事前購入事前注文イベントが、前記1以上の事前購入イベントの1つの間に前記1以上の顧客が前記新製品の購入を事前注文することを可能にする事前注文機能を含み、前記事前購入事前注文データが、前記1以上の事前購入イベントの1つを識別する情報を含み、
前記1以上の事前購入事前注文イベントのそれぞれにおいて、前記事前注文機能を使用して事前購入事前注文イベント中に前記1以上の顧客による前記新製品の事前注文を容易にし、
前記事前注文機能を使用した前記1以上の顧客による事前注文に応答して、前記1以上の事前購入イベントの1つの前記購入機能を使用して前記1以上の事前購入イベントの識別された1つの間に前記1以上の顧客により事前注文された前記新製品の購入を容易にすることを特徴とする請求項25に記載の製品発売システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新製品発売の分野に関する。特に、本発明は、新製品の正式に予定されている一般向け発売日前にカスタマイズ可能な事前購入を可能にする製品発売システム、方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子商取引の出現は、新規の物理的及びデジタル製品の制作者に刺激的な新製品発売機会を創造した。製品製作者は、世界中の消費者に届ける為に第三者制御電子商取引業者及び市場(以下、「オンライン業者」と呼ぶ)を使用する。
【0003】
オンライン業者の「棚空間」は物理的ではなく、仮想的であるから、この棚空間は低費用で無限にスケール変更可能である。この低費用でスケール変更可能なことにより、オンライン業者が、今までより多くの製品製作者からより幅広い様々な製品をリスト化して販売することを可能にする。仮想棚空間が低費用であることにより、オンライン業者が、ほとんどの実店舗販売店が販売停止した後においても低販売製品をリスト化して販売し続けることを可能にする。
【0004】
製品リストは、オンライン業者の仮想棚を永久的に占めることができ、消費者の注目の為に互いに永久的に競争することができる。その結果、製品製作者にとってその製品リストを目立たせることが今までよりも困難になっている。製品発見可能性の為の競争は激しいものである。今日以降毎日、オンラインでの販売を希望する個人又は企業は、日ごとに供給過剰になっている競争により供給過剰の仮想棚の課題に直面する。
【0005】
製品製作者は、その新製品導入を数か月又は数年早めることを計画し始めている。製品製作者はしばしば、その製品開発スケジュールを評価し、物流及び季節的製品マーケティング対価性を考慮し、その後、将来に製品を発売する為の製品発売予定を作成する。その製品開発、製造及び販売促進は、この単一の製品発売日の周りで展開される。
【0006】
消費者には、新製品導入は刺激的である。なぜなら、新製品は既存製品からの重要な革新を約束するからである。しばしば、発売予定の新製品は、より古い製品よりも消費者にとって刺激的である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
発売予定の新製品に対するこの消費者の好みは、特に、製品導入日の最終的状態を考慮して、製品製作者及びその販売促進チームに独特の課題を作成する。このことは、製品製作者が、発売予定の新製品発売イベントが過去のニュースになる前に、話題を呼ぶ為の一回だけの機会を有することを意味する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
製品管理者が1以上の製品の製品リストを生成し、同様に、各製品の1以上のカスタマイズ可能な購入イベントを生成することを可能にする製品発売システム、方法及び装置。その後、製品発売システム、方法及び装置は、1以上の価格、時期及び各事前購入イベントの為の特定の許可条件により事前購入イベントを実施し、事前購入イベント中の製品へのアクセス及び/又は購入を容易にし、製品製作者に事前購入イベントの結果を通知する。
【0009】
第1の側面は、1以上の製品の事前購入を可能にする製品発売システムを対象にする。前記製品発売システムが、プロセッサ及び前記プロセッサに接続された非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ユーザインタフェースを有する製品発売プラットフォームを記憶し、ネットワーク上で1以上の第三者装置に通信により接続可能である1以上のサーバを有し、前記製品発売プラットフォームが、第三者装置から受信した製品データに基づいて製品を識別する製品リストを生成し、前記製品データが、製品発売日及び前記製品に関連するメタデータを含み、前記第三者装置により示された前記製品の事前購入データに基づいて1以上の事前購入キー及び1以上の事前購入イベントを生成し、前記事前購入データが、前記事前購入イベントのそれぞれの開始時間、終了条件、及び価格データを含み、前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記開始時間が前記製品発売日よりも前であり、1以上の顧客により提出された1以上のキーが前記事前購入イベントに関連する前記事前購入キーに対応する場合、前記事前購入イベント中に前記1以上の顧客に前記製品へのアクセスを容易にし、前記1以上の顧客により提出された前記1以上のキーが前記事前購入イベントに関連する前記事前購入キーに対応しない場合、前記事前購入イベント中に前記1以上の顧客に前記製品へのアクセスを防止するように動作可能である。
【0010】
いくつかの実施形態において、前記1以上のキーのそれぞれが、そのキーの前記事前購入イベントに関連するページにリンクするハイパーリンク内に含まれ、前記事前購入イベントに関連する前記事前購入キーに対応するかどうか判定する為に前記製品発売プラットフォームに前記キーを提出する。いくつかの実施形態において、前記終了条件が、終了時間、販売量、前記事前購入イベントにアクセスする顧客の最大量、前記製品の在庫状況、及び前記事前購入イベントの手動キャンセルの1つ以上であり、さらに前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記終了条件に近づくと、前記製品発売プラットフォームが、前記事前購入イベントを終了するように動作可能である。いくつかの実施形態において、前記価格データが、前記開始時間の価格値並びに前記終了条件により示される前記事前購入イベントの終了及び前記開始時間の間の1以上のその後の時間の価格値を示す価格測定基準(price metric)である。いくつかの実施形態において、前記事前購入データが、1以上の事前購入条件を含み、さらに前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記製品発売プラットフォームが、提出された前記キーが前記事前購入イベントに関連する前記事前購入キーに対応していても、前記1以上の顧客が前記事前購入条件を満たしていない場合、前記1以上の顧客への前記製品の販売を防止するように動作可能である。
【0011】
いくつかの実施形態において、前記事前購入条件が、連絡先情報を提出すること、1以上の他の製品を購入又は申込すること、閾値の金額を使うこと、及び前記製品の使用条件に同意すること、の1つ以上を含む。いくつかの実施形態において、アカウントデータベースが、非一時的コンピュータ可読媒体上に記憶され、1組の顧客連絡先情報をそれぞれが有する複数のアカウントを含み、さらに前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記事前購入データが、複数組の顧客連絡先情報の1つのサブセット又は全ての識別を含み、前記製品発売プラットフォームが、前記複数組の顧客連絡先情報の1つのサブセットにより識別されたネットワークアクセス可能な位置に前記事前購入キーを送信するように動作可能である。いくつかの実施形態において、前記製品発売プラットフォームが、前記事前購入イベントに関連する前記アカウントの複数組の顧客連絡先情報の1つに前記購入条件を満たすように提出された前記連絡先情報を追加するように動作可能である。
【0012】
いくつかの実施形態において、前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記製品発売プラットフォームが、前記メタデータ、前記製品の前記発売日、及び前記事前購入イベントの前記開始時間に基づいて前記製品を識別する事前購入リストを生成するように動作可能である。いくつかの実施形態において、前記製品発売プラットフォームが、1以上の事前購入事前注文キーを生成し、前記第三者装置により示された前記製品の事前購入事前注文データに基づいた1以上の事前購入事前注文イベントを生成し、前記事前購入事前注文データが、前記事前購入事前注文イベントのそれぞれにおいて、前記事前購入イベントの1つを識別する情報を含み、1以上の顧客により提出された1以上の事前購入事前注文キーが前記事前購入事前注文イベントに関連する前記事前購入事前注文キーに対応する場合、前記事前購入事前注文イベントの間前記1以上の顧客による前記製品の注文を容易にし、前記1以上の顧客により提出された前記1以上の事前購入事前注文キーが前記事前購入事前注文イベントに関連する前記事前購入事前注文キーに対応しない場合、前記事前購入事前注文イベントの間前記1以上の顧客による前記製品の注文を防止し、前記事前購入イベントの識別された1つの間に前記製品を注文した前記1以上の顧客による前記製品の購入を容易にするように動作可能である。いくつかの実施形態において、前記製品データが、前記製品を含むコンテンツファイルを含み、前記コンテンツファイルが、デジタルブック、画像、映像、音声、コンピュータアプリケーションから成る群の1つ以上を含む。
【0013】
第2の側面は、1つ以上の製品発売サーバを介する1つ以上の製品の事前購入を可能にする方法を対象にする。前記方法が、前記製品発売サーバにより、第三者装置から受信した製品データに基づいて製品を識別する製品リストを生成し、前記製品データが、製品発売日及び前記製品に関連するメタデータを含み、前記製品発売サーバにより、前記第三者装置により示された前記製品の事前購入データに基づいて1以上の事前購入キー及び1以上の事前購入イベントを生成し、前記事前購入データが、前記事前購入イベントのそれぞれの開始時間、終了条件、及び価格データを含み、前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記開始時間が前記製品発売日よりも前であり、前記製品発売サーバにより、1以上の顧客により提出された1以上のキーが前記事前購入イベントに関連する前記事前購入キーに対応する場合、前記事前購入イベント中に前記1以上の顧客に前記製品へのアクセスを容易にし、前記1以上の顧客により提出された前記1以上のキーが前記事前購入イベントに関連する前記事前購入キーに対応しない場合、前記事前購入イベント中に前記1以上の顧客への前記製品の販売を防止することを含む。
【0014】
いくつかの実施形態において、前記1以上のキーのそれぞれが、そのキーの前記事前購入イベントに関連するページにリンクするハイパーリンク内に含まれ、前記事前購入イベントに関連する前記事前購入キーに対応するかどうか判定する為に前記製品発売サーバに前記キーを提出する。いくつかの実施形態において、前記終了条件が、終了時間、販売量、前記事前購入イベントにアクセスする顧客の最大量、前記製品の在庫状況、及び前記事前購入イベントの手動キャンセルの1つ以上であり、さらに前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記終了条件に近づくと、製品発売サーバにより、前記事前購入イベントが終了される。いくつかの実施形態において、前記価格データが、前記開始時間の価格値並びに前記終了条件により示される前記事前購入イベントの終了及び前記開始時間の間の1以上のその後の時間の価格値を示す価格測定基準(price metric)である。いくつかの実施形態において、前記事前購入データが、1以上の事前購入条件を含み、さらに前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、提出された前記キーが前記事前購入イベントに関連する前記事前購入キーに対応していても、前記1以上の顧客が前記事前購入条件を満たしていない場合、前記1以上の顧客への前記製品の販売を防止することを含む。
【0015】
いくつかの実施形態において、前記事前購入条件が、連絡先情報を提出すること、1以上の他の製品を購入又は申込すること、閾値の金額を使うこと、及び前記製品の使用条件に同意すること、の1つ以上を含む。いくつかの実施形態において、前記事前購入データが、アカウントデータベースの複数のアカウントの複数組の顧客連絡先情報の1つのサブセット又は全ての識別を含み、さらに前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記製品発売サーバにより、前記事前購入イベントに関連する前記アカウントの複数組の顧客連絡先情報の1つに前記購入条件を満たすように提出された前記連絡先情報を追加することを含む。いくつかの実施形態において、前記方法がさらに、前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記製品発売サーバにより、前記メタデータ、前記製品の前記発売日、及び前記事前購入イベントの前記開始時間に基づいて前記製品を識別する事前購入リストを生成することを含む。
【0016】
いくつかの実施形態において、前記方法がさらに、前記製品発売サーバにより、前記第三者装置により示された前記製品の事前購入事前注文データに基づいて1以上の事前購入事前注文キー及び1以上の事前購入事前注文イベントを生成することを含み、前記事前購入事前注文データが、前記事前購入事前注文イベントのそれぞれにおいて、前記製品発売サーバにより、前記事前購入イベントの1つを識別する情報を含み、1以上の顧客により提出された1以上の事前購入事前注文キーが前記事前購入事前注文イベントに関連する前記事前購入事前注文キーに対応する場合、前記事前購入事前注文イベントの間前記1以上の顧客による前記製品の注文を容易にし、前記1以上の顧客により提出された前記1以上の事前購入事前注文キーが前記事前購入事前注文イベントに関連する前記事前購入事前注文キーに対応しない場合、前記事前購入事前注文イベントの間前記1以上の顧客による前記製品の注文を防止し、前記製品発売サーバにより、前記事前購入イベントの識別された1つの間に前記製品を注文した前記1以上の顧客による前記製品へのアクセスを容易にする。いくつかの実施形態において、前記製品データが、前記製品を含むコンテンツファイルを含み、前記コンテンツファイルが、デジタルブック、画像、映像、音声、コンピュータアプリケーションから成る群の1つ以上を含む。
【0017】
第3の側面は、製品発売プラットフォームを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を対象とし、前記製品発売プラットフォームが、第三者装置から受信した製品データに基づいて製品を識別する製品リストを生成し、前記製品データが、製品発売日及び前記製品に関連するメタデータを含み、前記第三者装置により示された前記製品の事前購入データに基づいて1以上の事前購入キー及び1以上の事前購入イベントを生成し、前記事前購入データが、前記事前購入イベントのそれぞれの開始時間、終了条件、及び価格データを含み、前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記開始時間が前記製品発売日よりも前であり、1以上の顧客により提出された1以上のキーが前記事前購入イベントに関連する前記事前購入キーに対応する場合、前記事前購入イベント中に前記1以上の顧客に前記製品へのアクセスを容易にし、前記1以上の顧客により提出された前記1以上のキーが前記事前購入イベントに関連する前記事前購入キーに対応しない場合、前記事前購入イベント中に前記1以上の顧客への前記製品の販売を防止するように構成される。
【0018】
いくつかの実施形態において、前記1以上のキーのそれぞれが、そのキーの前記事前購入イベントに関連するページにリンクするハイパーリンク内に含まれ、前記事前購入イベントに関連する前記事前購入キーに対応するかどうか判定する為に前記製品発売プラットフォームに前記キーを提出する。いくつかの実施形態において、前記終了条件が、終了時間、販売量、前記事前購入イベントにアクセスする顧客の最大量、前記製品の在庫状況、及び前記事前購入イベントの手動キャンセルの1つ以上であり、さらに前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記終了条件に近づくと、前記製品発売プラットフォームが、前記事前購入イベントを終了するように動作可能である。いくつかの実施形態において、前記価格データが、前記開始時間の価格値並びに前記終了条件により示される前記事前購入イベントの終了及び前記開始時間の間の1以上のその後の時間の価格値を示す価格測定基準(price metric)である。いくつかの実施形態において、前記事前購入データが、1以上の事前購入条件を含み、さらに前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記製品発売プラットフォームが、提出された前記キーが前記事前購入イベントに関連する前記事前購入キーに対応していても、前記1以上の顧客が前記事前購入条件を満たしていない場合、前記1以上の顧客への前記製品の販売を防止するように動作可能である。
【0019】
いくつかの実施形態において、前記事前購入条件が、連絡先情報を提出すること、1以上の他の製品を購入又は申込すること、閾値の金額を使うこと、及び前記製品の使用条件に同意すること、の1つ以上を含む。いくつかの実施形態において、前記媒体が、前記非一時的コンピュータ可読媒体上に記憶されたアカウントデータベースを含み、前記アカウントデータベースが、1組の顧客連絡先情報をそれぞれが有する複数のアカウントを含み、さらに前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記事前購入データが、複数組の顧客連絡先情報の1つのサブセット又は全ての識別を含み、前記製品発売プラットフォームが、前記複数組の顧客連絡先情報の1つのサブセットにより識別されたネットワークアクセス可能な位置に前記事前購入キーを送信するように動作可能である。いくつかの実施形態において、前記製品発売プラットフォームが、前記事前購入イベントに関連する前記アカウントの複数組の顧客連絡先情報の1つに前記購入条件を満たすように提出された前記連絡先情報を追加するように動作可能である。いくつかの実施形態において、前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記製品発売プラットフォームが、前記メタデータ、前記製品の前記発売日、及び前記事前購入イベントの前記開始時間に基づいて前記製品を識別する事前購入ページを生成するように動作可能である。
【0020】
いくつかの実施形態において、前記製品発売プラットフォームが、前記第三者装置により示された前記製品の事前購入事前注文データに基づいて1以上の事前購入事前注文キー及び1以上の事前購入事前注文イベントを生成するように動作可能であり、前記事前購入事前注文データが、前記事前購入事前注文イベントのそれぞれにおいて、前記事前購入イベントの1つを識別する情報を含み、1以上の顧客により提出された1以上の事前購入事前注文キーが前記事前購入事前注文イベントに関連する前記事前購入事前注文キーに対応する場合、前記事前購入事前注文イベントの間前記1以上の顧客による前記製品の注文を容易にし、前記1以上の顧客により提出された前記1以上の事前購入事前注文キーが前記事前購入事前注文イベントに関連する前記事前購入事前注文キーに対応しない場合、前記事前購入事前注文イベントの間前記1以上の顧客による前記製品の注文を防止し、前記事前購入イベントの識別された1つの間に前記製品を注文した前記1以上の顧客による前記製品へのアクセスを容易にする。いくつかの実施形態において、前記製品データが、前記製品を含むコンテンツファイルを含み、前記コンテンツファイルが、デジタルブック、画像、映像、音声、コンピュータアプリケーションから成る群の1つ以上を含む。
【0021】
第4の側面は、1以上の製品の事前購入を可能にする製品発売システムを対象にする。前記製品発売システムが、プロセッサ及び前記プロセッサに接続された非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ユーザインタフェースを有する製品発売プラットフォームを記憶し、ネットワーク上で1以上の第三者装置に通信により接続可能である1以上のサーバを有し、前記製品発売プラットフォームが、第三者装置から受信した製品データに基づいて製品を識別する製品リストを生成し、前記製品データが、製品発売日及び前記製品に関連するメタデータを含み、前記第三者装置により示された前記製品の事前購入データに基づいて1以上の事前購入イベントを生成し、前記事前購入データが、前記事前購入イベントのそれぞれの開始時間、終了条件、及び価格データを含み、前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記開始時間が前記製品発売日よりも前であり、前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記事前購入イベントの前記開始時間、前記終了条件、及び前記価格データの調整を可能にし、前記事前購入データに基づいて前記事前購入イベント中に1以上の顧客に前記製品へのアクセスを容易にするように動作可能である。
【0022】
いくつかの実施形態において、前記終了条件が、終了時間、販売量、前記事前購入イベントにアクセスする顧客の最大量、前記製品の在庫状況、及び前記事前購入イベントの手動キャンセルの1つ以上であり、さらに前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記終了条件に近づくと、前記製品発売プラットフォームが、前記事前購入イベントを終了するように動作可能である。いくつかの実施形態において、前記価格データが、前記開始時間の価格値並びに前記終了条件により示される前記事前購入イベントの終了及び前記開始時間の間の1以上のその後の時間の価格値を示す価格測定基準(price metric)である。いくつかの実施形態において、前記事前購入データが、1以上の事前購入条件を含み、さらに前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記製品発売プラットフォームが、前記1以上の顧客が前記事前購入条件を満たしていない場合、前記1以上の顧客への前記製品の販売を防止するように動作可能である。いくつかの実施形態において、前記事前購入条件が、連絡先情報を提出すること、1以上の他の製品を購入又は申込すること、閾値の金額を使うこと、及び前記製品の使用条件に同意すること、の1つ以上を含む。
【0023】
いくつかの実施形態において、前記事前購入イベントのそれぞれにおいて、前記製品発売プラットフォームが、前記メタデータ、前記製品の前記発売日、及び前記事前購入イベントの前記開始時間に基づいて前記製品を識別する事前購入ページを生成するように動作可能である。いくつかの実施形態において、前記製品発売プラットフォームが、前記第三者装置により示された前記製品の事前購入事前注文データに基づいて1以上の事前購入事前注文イベントを生成し、前記事前購入事前注文データが、前記1以上の事前購入事前注文イベントのそれぞれにおいて、前記1以上の事前購入イベントの1つを識別する情報を含み、事前購入事前注文イベント中に前記1以上の顧客による前記製品の注文を容易にし、前記1以上の事前購入イベントの識別された1つの間に前記製品を注文した前記1以上の顧客による前記製品の購入を容易にするように動作可能である。いくつかの実施形態において、前記製品データが、前記製品を含むコンテンツファイルを含み、前記コンテンツファイルが、デジタルブック、画像、映像、音声、コンピュータアプリケーションから成る群の1つ以上を含む。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】いくつかの実施形態による製品発売プラットフォームの機能を提供する製品発売システムを示す図である。
図2】いくつかの実施形態による例示的なコンピュータデバイスのブロック図である。
図3】いくつかの実施形態による事前購入ページを示す図である。
図4】いくつかの実施形態による分析ページを示す図である。
図5】いくつかの実施形態による1以上の製品発売サーバを介して1以上の製品の事前購入を可能にする方法を示す図である。
図6】いくつかの実施形態による事前購入イベントを介して顧客装置により製品を購入する方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
電子商取引の出現は、毎年市場に新製品を発売する数百万の個人及び企業に刺激的な機会を創造した。これらの製品は、物理的(例えば、紙書籍)、デジタル(例えば、電子書籍)又はサービス(例えば、金融サービス)であることができる。ここで、リスト化されて販売可能な、又はオンラインで申込可能なこれらの製品及びサービスは、「製品」と呼ばれる。
【0026】
物理的棚空間の1平方フィート(約929平方センチメートル)毎に少ない数の商品しか仕入れることができない「実店舗販売」小売業者とは違い、電子商取引のおかげで、オンライン業者の棚空間は、比較的低費用で無限にスケール変更可能であり、それにより、オンライン業者が、より多くの製品製作者からより多くの製品を仕入れることを可能にする。
【0027】
今日、数万個又は数百万個の商品を仕入れることは、オンライン業者には珍しいことではない。
【0028】
毎年導入される数百万の新製品の到来をサポートする為に、オンライン業者は、毎週数千個の新製品のリストを受信、処理、及び発表可能な高性能システムを開発した。これらのシステムは、高度に自動化されて効率的であり、そのような自動化無しでは、数多くの製品製作者及び製品を収納するようにその仮想棚を開くことは、オンライン業者にとって経済的に実行不可能である。
【0029】
慣習的な製品発売日の限界
新製品がオンライン業者のリストに載る時に、メタデータの最も重要な部分の1つは製品発売日であり、通常「入手可能日」、「発売日」、「製品導入日」、「一般向け発売日」、「投下日」又は「一般入手可能日」等と呼ばれる。この製品発売日は、過去にオンライン業者で製品が発売された日、又は発売間近の新製品が発売されて将来的に購入可能になる日に相当する。
【0030】
新製品は消費者には刺激的である。なぜなら、これらの製品は市場のまだ満たされていない欲求と願望を満たすことを意図する革新を具現化するからである。多くの顧客にとって、新しく将来発売される製品は、多くの場合、過去に既に導入された製品よりも刺激的である。
【0031】
消費者の新製品への執着は、製品製作者に特別な課題を創造する。このことは、製品発売日が、多くの場合、消費者の興奮のピークの日であり、最高販売数を記録することを意味し、その後は消費者の熱意は衰え、次のより新しい輝くものを選ぶ。このことは、多くの製品製作者は近い将来の製品発売を成功させる為にただ1回のチャンスしか得られないことを意味する。
【0032】
製品製作者の製品発売の挑戦をさらに困難にさせるものは、多くの場合、新製品は全く異なる理由で異なる顧客層を引き付けることである。例えば、新生児を有する若い家族にとって、新しいミニバンは家族の移動車両を意味し、ウーバー運転手にとって、同じミニバンは運転手が移動ビジネスを実行する方法を意味する。ミニバンの安全性が家族にとっては最も魅力があり、ミニバンの乗員及び荷物搭載能力がウーバー運転手にとっては最も魅力がある。したがって、単一の発売日は、製品製作者が様々な顧客層を対象とする適合されたマーケティングキャンペーンを計画及び実行することを困難にする。
【0033】
慣習的な単一の発売日はまた、全ての顧客が同じ発売日に製品を購入、受領し、及び/又は、(加入又はレンタルサービスの場合)製品にアクセスするまで待たなければならない場合、製品製作者が様々な顧客層に特別なロイヤリティ刺激策(loyalty incentive)を提供することを困難にする。
【0034】
新製品の発見可能性の挑戦
オンライン小売流通への大衆的アクセスは、製品製作者にとって良くもあり悪くもある。以前は物理的小売流通へのアクセスを拒否されていた製品製作者が今はオンライン流通へのユビキタスなアクセスを得ることができるが、オンライン業者の無制限の棚空間はオンライン業者のカタログが数百万又は数億の商品まで増大する可能性があることを意味している。このことは、将来電子商取引により新製品を発売することを計画しているものにとって、発見可能性がますます困難な挑戦であることを意味している。毎日、これらの仮想棚はより混雑してきている。
【0035】
近い将来の新製品発売の可視性を上昇する為に製品製作者の事前注文への転化
事前注文は、製品製作者が製品の一般発売日より前にオンライン業者のリスト内で近い将来の新製品発売を広告することを可能にする。顧客が製品を事前注文すると、予約のような購入注文をし、顧客が後日(又は公式な一般発売日の直後に)発売間近の製品を受領することを可能にする。事前注文リストは、製品製作者と同様にオンライン業者が製品が入手可能になる前に顧客に製品を売ることを可能にすることにより、近い将来の新製品発売の可視性を上昇することができる。
【0036】
製品製作者及びオンライン業者の両方にとって、事前注文リストは、製品の発売日より前に顧客の注文予約を獲得することを可能にする。蓄積された事前注文数を監視することにより、製品製作者及びオンライン業者は、予想される顧客需要を測ることができ、マーケティング、製品製造及び在庫レベルについて、より情報に基づく資源割当決定を行うことができる。ほとんどの事前注文の物理的及びデジタル製品において、顧客は通常、製品の一般発売日になり、製品が顧客に出荷され始めるまで、製品の代金を請求されない。
【0037】
事前注文の限界
事前注文は製品製作者及びオンライン業者にオンラインで新製品を売る新たな機会を開いたが、ほとんどの顧客は事前注文を利用せず、このことは、同様にほとんどの製品製作者も事前注文を利用しないことを意味する。顧客の大部分は、事前注文よりも、製品の一般発売日になるまで待ってから製品を購入することを選ぶ。結局、他の皆と同時に製品を受領する為だけに、又は、同様の要求を満たす為に他の製品を今購入することができるのに、なぜ数週間又は数か月前に顧客が注文をする必要があるのか、と顧客は考える。
【0038】
大規模に新製品発売をマーケティング及び販売促進する新規な方法及びシステム
ここに記載の実施形態は、新製品導入の為の慣習的な時間的予定を大いに拡張するシステム、方法及び装置を開示する。
【0039】
システムは、物理的及びデジタル製品の製作者が、製品製作者がオンライン業者を介して市場に製品を販売することを補助する製品サプライチェーンの他のメンバーと同様に、製品の可視性及び近い将来の新製品発売の望ましさを上昇し、同じ製品により異なる顧客層をより効果的に対象にすることを可能にする。システムは、オンライン業者が大規模にこれらの製品リストを効果的に受信、処理及び発表することを可能にする。さらに、大規模に運用することにより、システムは、より多くのオンライン業者及び製品製作者が新製品をより効果的に顧客に販売する新たな機会を利用することを可能にする。
【0040】
図1には、いくつかの実施形態による製品発売プラットフォーム99の機能を提供する製品発売システム100が示されている。図1に図示されているように、システム100が、全てが1以上のネットワーク108上で接続された、1以上の製品発売サーバ102、1以上の製品管理者装置104、1以上の購入者又は顧客装置106、支払処理エンティティ110、及び1以上の第三者サーバ112、を含む。代替的に、第三者サーバ112は省くことができる。ネットワーク108は、当業者には既知の有線又は無線ネットワークの1つ又は組み合わせであることができる。図1には、1つの製品発売サーバ102が、2つの製品管理者装置104、1つの第三者サーバ112及び2つの顧客装置106に接続されていることが図示されているが、システム100は、ネットワーク108を介して接続された任意の数の製品発売サーバ102、製品管理者装置104、第三者サーバ112及び/又は顧客装置106を含むことができると理解される。ここで使用されている「製品管理者」は、製品を管理する任意のエンティティと呼ぶことができるが、製品製作者(例えば、著者)、小売業者、卸売業者、及び流通業者には限定されない。
【0041】
1以上の製品発売サーバ102が、購入及び以下に記載の他の機能を提供する為に製品発売プラットフォーム99を記憶、維持し、及び/又は、動作させることできる。いくつかの実施形態において、製品発売プラットフォーム99全体は、製品発売サーバ102により提供される。例えば、製品発売プラットフォーム99の機能は、製品発売サーバ102により動作する1以上のウェブサイトの形で提供される。代替的に、ユーザは、製品発売サーバ102から製品管理者装置104の1つ上に製品発売プラットフォーム99の全て又は一部をダウンロードすることができ、製品発売プラットフォーム99は、製品管理者装置104上で製品発売プラットフォームの機能の全て又は一部をローカルに実行することができるプログラム又はアプリケーションの形式である。そのような実施形態において、製品管理者装置104にダウンロードされた後、アプリケーションは、製品管理者装置104上のローカルメモリを使用し、製品管理者装置104上のアプリケーションデータベース内にアプリケーションの動作に必要なデータを記憶して利用することができる。代替的に、アプリケーションを動作する為のデータの全て又は一部は、サーバデータベース上のデータを利用する為にアプリケーションはネットワーク108上で製品発売サーバ102と接続しなければならないように、製品発売サーバ102上のサーバデータベース内に記憶することができる。例えば、ローカルに実行するアプリケーションは、ネットワーク108上で製品発売サーバ102と遠隔通信することができ、それにより、アプリケーションの任意の機能を実施する、及び/又は、アプリケーションデータベース上のデータだけでは利用不可能なサーバデータベース上の任意のデータにアクセスすることができる。いくつかの実施形態において、同じデータは、ローカル又は遠隔データアクセスのいずれもできるように、サーバデータベース及びアプリケーションデータベースの両方に記憶される。そのような実施形態において、データベースは、ネットワーク108上で周期的に同期することができる。代替的に、製品発売プラットフォーム99は、1つ又は複数の第三者サーバ112及び/又はウェブサイトの既存のプログラミングに加えて動作する(例えば、第三者サーバ112により動作される第三者ウェブサイトに追加機能を提供する)プラグインの形式であることができる。
【0042】
どんな場合でも、そのような実施形態において、ダウンロードされたアプリケーション、プラグイン、及び/又は、製品発売サーバ102は共に、ネットワーク108を介して通信することにより製品発売プラットフォーム99の機能の全てを提供することができる。即ち、製品発売プラットフォーム99の機能は個別に、及び/又は共に、他のウェブサイト/サーバ(例えば、第三者サーバ112)、製品発売サーバ102上の1以上のウェブサイト、及び/又は、製品管理者装置104上のローカルアプリケーション上で動作する1以上のプラグインにより提供されることができる。代替的に、アプリケーション及び/又はプラグインは、製品発売サーバ102無しで、製品発売プラットフォーム99の機能の全てを提供することができる。その上、簡潔にするために、以下の説明は、製品発売サーバ102上で動作するウェブサイト、ユーザインタフェース、及び/又は、データベースの形式の製品発売プラットフォーム99の動作及び機能に関するが、説明は、アプリケーション/プラグイン、アプリケーション/プラグインユーザインタフェース、及びアプリケーション/プラグインデータベースの動作及び機能にも関すると理解される。
【0043】
第三者サーバ112は、小売業者、集約エンティティ(例えば、流通業者)、独自の顧客直接小売サイトを動作する製品製作者、及び/又は、他のネットワークアクセス可能なソフトウェア及び/又はハードウェアエンティティにより動作されることができる。特に、第三者サーバ112は、デジタル又は物理的製品及び/又は(加入又はレンタルサービスの場合)サービスへのアクセス、又は購入を容易にする及び/又は流通させるウェブサイト又はアプリケーションを提供するエンティティであることができる。製品管理者装置104及び顧客装置106は、製品発売サーバ102、第三者サーバ112、及び/又は、支払処理エンティティ110等のネットワークアクセス可能位置をアクセスすることができる任意の電子装置であることができる。支払処理エンティティ110は、金融取引を実行可能な金融機関であることができる。
【0044】
図2には、いくつかの実施形態による例示的なコンピュータデバイス200のブロック図が示されている。コンピュータデバイス200は、1以上のサーバ102、第三者サーバ112、製品管理者装置104、及び/又は、顧客装置106であることができる。一般的に、コンピュータデバイス200を実装するのに適したハードウェア構造は、ネットワークインタフェース202、メモリ204、プロセッサ206、入力/出力装置208、バス210、及び記憶装置212を含む。代替的に、図示されている構成要素の1つ以上は、当業者には既知の他の構成要素と置換する、又は除去することができる。プロセッサの選択は、十分な速度を有する適切なプロセッサが選択される限り重要ではない。メモリ204は、当業者には既知の任意の慣習的なコンピュータメモリであることができる。記憶装置212は、ハードドライブ、ソリッドステートストレージ、ネットワーク接続ストレージ、クラウドストレージ、RAM、SRAM、CDROM、CDRW、DVD、DVDRW、フラッシュメモリ、又は任意の他の記憶装置を含むことができる。コンピュータデバイス200は、1以上のネットワークインタフェース202を含むことができる。ネットワークインタフェースの例は、Ethernet又は他の型のLANに接続されたネットワークカードを含む。入力/出力装置208は、キーボード、マウス、モニタ、ディスプレイ、プリンタ、スキャナ、モデム、タッチスクリーン、ボタンインタフェース、音声認識インタフェース、及び他のデバイス等のデータを入力又は伝達可能な装置の1つ以上を含むことができる。
【0045】
製品発売プラットフォーム99(例えば、アプリケーション、プラグイン、及び/又は、ウェブサイト)を動作するために使用される製品発売プラットフォーム99のソフトウェア又はモジュール230は、記憶装置212及びメモリ204内に記憶され、アプリケーションが通常処理される方法で処理される。図2に図示されている大体の構成要素は、コンピュータデバイス200内に含まれることができる。いくつかの実施形態において、プラットフォームハードウェア220が含まれる。図2において、コンピュータデバイス200は、製品発売プラットフォーム99の為のソフトウェア230及びハードウェア220を含んでいるが、製品発売プラットフォーム99の機能は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はその任意の組み合わせにより、コンピュータデバイス200上に実装することができる。適切なコンピュータデバイスの例は、パソコン、ノートパソコン、コンピュータワークステーション、サーバ、データセンタ、メインフレームコンピュータ、携帯型コンピュータ、携帯情報端末、携帯電話、スマート家電、ゲームコンソール、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ付携帯電話、iPod(登録商標)、ビデオプレイヤ、DVD録画再生機、Blu-ray(登録商標)録画再生機、テレビ、ホームエンターテイメントシステム、又は、遠隔の演算、入力/出力処理、及びデータ記憶リソースに接続されたスクリーンを有する任意のネットワーク接続端末を含む任意の他の適切なコンピュータデバイスを含む。
【0046】
製品発売プラットフォーム
製品発売プラットフォーム99は、製品管理者がカスタム購入イベントを作成、発表及び管理することを可能にする。(アプリケーション、プラグイン、及びウェブサイトにより実装された)製品発売プラットフォーム99は、ここではモジュールと呼ばれ、モジュールとして編成されたマルチ有効化能力(multiple enabling capabilities)を含むことができる。これらのモジュールは、製品発売プラットフォーム内の分離した機能オブジェクトとして実装されることができ、又は、記載されている特定のモジュールの機能は、他のモジュールと組み合わせることができ、又は、省くことができる。いくつかの実施形態において、1以上のモジュールの機能は、グラフィカルユーザインタフェースを介してユーザによりアクセス可能である。製品発売プラットフォーム99のモジュールの例は、ログイン及び登録モジュール、リスト生成モジュール、審査モジュール、事前購入イベントモジュール、事前購入事前注文モジュール、ダッシュボードモジュール、購入モジュール、分析モジュール、クーポンモジュール、加入者モジュール、イベント入札モジュール、及び在庫モジュールを含み、プラットフォームユーザインタフェースは、ユーザがモジュールを利用することを可能にするように構成されている。
【0047】
ログイン及び登録モジュール
ログイン及び登録モジュールは、グラフィカルユーザインタフェースを介して識別/連絡先情報(例えば、ユーザ名、パスワード情報、電子メール、パスコード、代替連絡方法、生体認証、文字、音声又は電子メールを使用した2段階認証、及び/又は、セキュリティトークン)を入力することにより、ユーザがプラットフォーム上でアカウントを作成することを可能にし、その後、識別/連絡先情報がプラットフォーム上にログインする時にユーザを識別する為に使用されるように、アカウントと関連付けられる。アカウントに関連する識別/連絡先情報は、(例えば、サーバ102上の)アカウントデータベース又は他のネットワークアクセス可能位置に記憶されることができる。代替的に、ログイン情報は省くことができ、ユーザはログイン又はユーザプロファイルを作成することなくプラットフォームを使用することができる。いくつかの実施形態において、事前購入イベントに関連する製品又はサービスの購入を希望する未登録の顧客にとって、アカウント登録プロセスは、買い物かごの勘定プロセスと部分的に又は完全に一体化されることができる。
【0048】
アカウントが作成された後、ユーザは、プラットフォームにユーザを識別させる為に識別/連絡先情報を入力することにより、アカウント及びアカウントに関連する任意のデータにアクセスすることができる。特に、アカウントに関連するデータは、1以上の製品、製品に関連するイベント、製品及び/又はイベントに関連するデータ(例えば、販売データ、販売分析、価格データ、製品メタデータ、イベントルール、イベント時間)、及び/又は、1組の事前に獲得した顧客連絡先データ(例えば、電子メールアドレス、電話番号、ソーシャルメディアアカウント)を含むことができる。顧客連絡先データは、一般的にアカウントに関連付けられ、アカウントに関連する1以上の製品(顧客連絡先データが同じユーザにより購入された製品)に関連付けられ、及び/又は、アカウントに関連する1以上のイベントに関連付けられる。例えば、顧客連絡先データは、(以下に記載の)事前購入イベントを通して製品発売プラットフォームにより獲得されることができ、そのイベントに関連するアカウントのデータに追加される。その後、このデータは、イベント、イベントの製品又はサービス、及びイベントを作成したアカウントに関連して記録される。その結果、イベントの開催者(例えば、製品管理者)は、調査及び/又は一般的なマーケティング目的でデータを使用する為に、このデータにアクセスして操作(例えば、複製、分類、フィルタリング、編集、追加、削除、ダウンロード)することができる。
【0049】
いくつかの実施形態において、製品発売プラットフォーム99を訪れた時のユーザの状態は、ログイン状態、又はログインしていない状態のどちらかである。ユーザが製品発売プラットフォーム99をログイン状態で訪れた場合、ユーザは更なるログイン行為をすることなく製品発売プラットフォームの個別化された機能及び能力を利用可能である。ユーザが製品発売プラットフォーム99をログインしていない状態で訪れた場合、モジュールは、ユーザの電子メールアドレス/パスワード情報の組み合わせ、又は上記の1以上の代替認証方法を入力するオプションを提供する、又は、この情報を収集するグラフィカルユーザインタフェースを介してアカウントを作成するオプションを提供することができる。
【0050】
リスト生成モジュール
リスト生成モジュールは、製品データを入力することにより、(例えば、製品管理者に関連する)アカウントが製品発売プラットフォーム99上に製品リストを作成することを可能にする。上述のように、この製品データは、事前購入及び/又は事前購入事前注文イベントと同様に製品リストを作成する為に使用することができる。製品データは、一般発売日、名前、製品についてのメタデータ(例えば、説明、製品言語、カテゴリ、価格、評価、又は製品の他の特徴)、及び随意的に(デジタル製品の)製品自体を含むコンテンツファイルの1つ以上を含むことができる。例えば、メタデータは、製品名、製品説明、製品カテゴリ、固有数字又は英数字識別子(国際標準図書番号、バーコード、統一商品コード(UPC)、国際欧州統一商品番号(EAN)、第三者サーバ112発行識別子(例えば、小売業者発行識別子)、又は識別子の任意の他の具現化)、製品管理者のブランドアイデンティティ、顧客証明書、顧客レビュー、発売日、事前注文日、事前購入イベント開始/終了日、事前注文開始/終了日、画像、写真、イラスト、製品のマニュアル、製品の言語、カテゴリ、価格、評価、在庫及び履行状況、又は製品の他の特徴の1つ以上を含むことができる。
【0051】
その後、リスト生成モジュールは、(コンテンツファイルを含んでも含まなくても)入力された製品データに基づいて製品のリストを作成することができる。製品データにコンテンツファイルが含まれていた場合(又は物理的製品の場合は在庫及び履行準備状況が不十分であると)、リストはまだ生成可能であるが、リストの製品データにコンテンツファイルが追加されるまで、又は(例えば、製品在庫が、製品に適用される固有のルール及び要件毎に顧客への配達中である)在庫及び履行準備状況が十分になるまで、製品は一般的に発売/販売/アクセスすることができない、又は事前購入イベントを通して販売することができない。例えば、製品管理者が、コンテンツファイルを含んでいない(又は容認できる在庫状況ではない)リストの事前購入イベントを作成しようとすると、事前購入作成モジュールが、事前購入イベントの完成(例えば、事前購入イベントページの公表)を防止する、及び/又は、コンテンツファイルが更新される(又は製品在庫が配達される)までイベントの開始を自動的に遅延させる、及び/又は、審査する(随意的に、バッファ期間を含む)ように動作する。特に、製品発売プラットフォーム99の自動遅延機能は、近い将来のイベント(例えば、事前購入イベント日、上記の事前注文事前購入イベント日、一般発売日)を監視することができ、コンテンツファイルを受領していない場合(又は製品の在庫及び履行準備状況が不十分であると)、及び/又は、(例えば、所定のバッファを含む)イベントの開始日前に製品リストがまだ審査させれていない場合、これらのイベントの開始を自動的に遅延させる。いくつかの実施形態において、自動遅延機能は、イベントの自動遅延を防止する為に満たさなければならない追加要件を実装することができる。
【0052】
コンテンツファイルは、電子書籍、コンピュータソフトウェア、ダウンロード可能アプリケーション、ビデオゲーム、音声、映像、画像(例えば、写真、イラスト)、フォント、通信コース、調査レポート、仮想経済内(例えば、ゲーム内)で使用される仮想物品及び通貨、テンプレート、及び/又は、他の型の電子的に送達可能及び/又はアクセス可能な製品の1つ以上を含むことができる。また、リスト生成モジュールは、複数の異なるファイル形式でコンテンツファイルを受信して記憶することができ、それにより、これらの様々なオプションが様々な顧客装置の要件又は選好(例えば、電子書籍の場合、mobi、epub及びPDF、画像の場合、jpg、png、tiff、そして音声の場合、MP3及びWav)をサポートする。
【0053】
リスト生成の実行において、リスト生成モジュールは、製品発売プラットフォーム99により動作される製品専用の(例えば、製品の説明及び利用可能日が記載されている)ページ(例えば、固有のユニフォームリソースロケータ(URL)を有するウェブページ及び/又はアプリケーション内のページ/スクリーン)を作成することができ、及び/又は、(条件が合えば、カタログを探している顧客、関連する事前購入イベント又は一般発売で購入した、及び/又は事前注文した顧客により発見可能なように)製品発売プラットフォームの製品カタログに製品を追加することができる。代替的又は追加的に、リスト生成モジュールは、製品データを自動的にフォーマットし、製品データを受信した第三者サーバ112が1以上の製品リストを生成できるように、製品データを1つの第三者サーバ112から1以上の第三者サーバ112へ構造化データフィード(例えば、電子データ交換(EDI)又は他の電子配信又はアップロード方法)により送信する。いくつかの実施形態において、構造化データフィードは、(上記のように作成された場合)事前購入イベント作動日及び時間、在庫の場所及び状況(又はいつ在庫が配送されるか)の参照、及び(製品管理者が製品の説明を更新し、事前購入イベントアクセス又は終了条件の変更し、製品遅延を経験し、又は製品発売イベントを遅延又はキャンセルする等の)変更時に将来のEDI更新フィードを介してこの全ての情報を更新する能力を含む。その結果、リスト生成モジュールは、第三者サーバ112が製品データを使用してスタンドアローンの製品リストページを作成及び更新し、既存の製品リストページに事前購入イベント情報を追加し、及び/又は、オンラインストア内の他の場所でこれらの事前購入イベントの利用可能性を宣伝することができるという利点を提供し、それにより、顧客に事前購入イベントのリストページに注意を向けさせることができる。
【0054】
審査モジュール
審査モジュールは、製品発売プラットフォームのオペレータが、事前購入イベント、事前購入事前注文イベント、及び製品リストが完成し、正確であり、ポリシー(例えば、システム内に入る流通業者又は小売業者のポリシー)に沿っている、又はその製品の販売又は流通地域で適用される法律に従っているか確認することを可能にする。特に、製品管理者はリスト生成モジュールとインタフェース接続して上記製品リストを作成又は修正するので、審査モジュールは、入力された情報が不完全であり(製品の説明が短すぎて記憶されている要件を満たさない、又は必要データフィールドが不完全であり)、禁止されており(例えば、製品の説明が長すぎであり、ポリシー又は適用法に違反する単語、フレーズ、キーワード、ハイパーリンク、個人識別情報、カテゴリ、又はコンテンツを含む)、又は不正確である場合、リアルタイムでスクリーン上に警告を動的に提供することができる。警告時に、審査モジュールは、製品データが製品の完全なリスト、事前購入イベント、及び/又は、事前購入事前注文イベントを生成する為の要件を満たしているか判定する為に、提出された製品データを自動的又は部分的に自動的にチェックすることができる。
【0055】
代替的又は追加的に、審査モジュールは、リストのその後のレビューを可能にする。特に、審査モジュールは、製品データがリスト要件(例えば、製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112の要件)に違反しない場合、人による確認及び/又は自動チェックの為のページを生成することができる。いくつかの実施形態において、審査モジュールは、複数の事前購入イベントを一度にレビューすることを可能にする為に単一のグラフィカルユーザインタフェース内で1以上の製品リストのレビュー可能リスト要素を統合する。また、ある問題がイベントの作動を防止又は遅延することが確認された場合、エラー、省略、又はポリシー違反にかかわらず、審査モジュールは、そのリストは修正が必要であるとフラグ付けし、製品管理者が問題を修復することを補助する文字による助言を入力し、その後、電子メール、スクリーン上の警告、音声メッセージ、及び/又は文字メッセージを含む1以上の通信方法により、その助言を自動的に製品管理者に伝達することができる。
【0056】
いくつかの実施形態において、製品発売プラットフォーム99は、不適切に分類された製品リストが発表されることを許可しない。例えば、製品発売プラットフォーム99は、子供の電子書籍が子供には適切ではない大人のテーマを含んでいる場合、又は不完全又は不十分な製品の説明等のようにメタデータが不適切に形成されている場合、又は販売される画像が子供の本に許容される基準を満たしていない場合、又はコンテンツが完全に販売禁止(禁制の好色本、未成年の好色本、又は違法な爆弾の作製マニュアル等)である場合、子供の電子書籍が子供の本として仕入れされ、分類され、そして販売されることを防止する。いくつかの実施形態において、製品管理者のダッシュボード上に、審査モジュールは、製品管理者が製品リストを所望に編集、修復、又は削除できるように、発表又は流通が阻止された製品リストを自動的にハイライト表示する。代替的に、いくつかの実施形態において、審査モジュールは省くことができる。
【0057】
事前購入イベントモジュール
事前購入イベントモジュールは、アカウント(例えば、アカウントに関連する製品管理者)が製品発売プラットフォーム99上の製品リストの任意の数の事前購入イベントを生成することを可能にする。特に、事前購入イベントモジュールは、製品管理者が新規の製品リストを生成し、又はアカウントに関連する複数のリストから既存の製品リストを識別し(リストを完成する為に必要であれば不足している製品データを追加し)、そして事前購入データを入力して顧客が一般発売日前に製品を購入可能な(製品リスト/製品の)カスタマイズされた事前購入イベントを作成することを可能にする。事前購入データは、イベント開始日、イベント期間データ、価格データ、許可データ(例えば、イベントアクセス方法が定義されたルール)、及び/又は、1以上の事前購入条件の1つ以上を含むことができる。この事前購入データは、事前購入イベントの実行を容易にする為に製品発売プラットフォーム99により参照される事前購入イベントデータベース内に記憶されることができる。
【0058】
イベントの期間は、一般発売日前の開始日及び/又は時間であり、随意的に終了条件であることができる。例えば、終了条件は、終了日及び/又は時間、事前購入イベント(例えば、限定事前購入イベント)中に販売が許可されたユニットの最大量、イベントのキーを使用する顧客の最大量、顧客履行可能在庫の枯渇(例えば、在庫完売)、販売目標の達成、(例えば、イベントを管理するアカウントによる)手動キャンセル、及び/又は、期間の終了が決定される他のパラメータであることができる。代替的に、終了条件は、デフォルトの一般発売日であることができる。いくつかの実施形態において、事前購入イベントモジュールは、静止日について、ポイントアンドクリックによりクリック可能なカレンダーから選択可能にすることにより、「9/23/2020」等の文字を入力することなく、総日数を選択又は入力することにより、及び/又は、製品管理者が「月」、「日」、「年」又は「分までの正確な時間」を選択するプルダウンメニューのオプションにより、期間データの選択を可能にする。代替的又は追加的に、静止日の選択は、製品管理者が日付を提供する為に発する音声コマンドにより受信することができる。
【0059】
手動キャンセルにおいて、事前購入イベントモジュールは、イベントを管理するアカウントが手動で任意の時間に任意の理由で事前購入イベントを終了させる「イベント終了」コマンドを入力することを可能にする。いくつかの実施形態において、事前購入イベントモジュールは、アカウントがイベント中に終了条件を変更することを可能にする。代替的に、事前購入イベントモジュールは、イベントが開始されると(例えば、終了条件を含む)イベントの1以上の特徴を変更することを防止することができる。いくつかの実施形態において、製品管理者を補助する為に、事前購入イベントモジュールは、複数の時間帯で開始及び終了日/時間を表示するように動作する。代替的又は追加的に、事前購入イベントモジュールは、製品管理者/アカウントが事前購入イベントリストを異なる時間及び/又は時間帯又は市場(複数の開始日/時間及び/又は終了条件)で作動及び/又は終了するように構成することを可能にする。
【0060】
価格データは、静的又は動的であることができる。価格データが静的価格である場合、イベントを所有するアカウントがイベント中に手動で価格を変更しない限り価格は変化しない。価格データが動的価格である場合、1以上の因子に基づいてイベント中に変化することができる。特に、価格データは、時間(例えば、現在の日、開始日後であるが終了日/条件前の特定データ、事前購入イベントの残り時間、イベント中に製品が最後に販売された時間)、イベント中に販売された製品のユニットの現在の量、イベントから生成された収入の現在の量、及び/又は、イベント中の顧客又は取引の現在の量等の1以上の因子に基づいてどのように価格が変化するか示す価格測定基準であることができる。
【0061】
例えば、事前購入イベントモジュールは、価格測定基準(例えば、イベント開始から経過した日数又は一般発売日までの日数:価格=20ドルにイベント開始から1日毎に+1ドル、又はユニットの残量:価格=20ドル+30ドル*((初期ユニット数-ユニット残数)/初期ユニット数))により示される因子の1つ又は組み合わせに基づいて価格を徐々に増加または減少することができる。代替的に、価格データは、固定価格(例えば、5ドル、0ドル等)、競売価格、加入価格、顧客設定価格、レンタル、頭金、及び/又は、分割払いであることができる。また、価格データにより決定された価格は、上記の1以上の事前購入条件により動的に調整することができる。例えば、顧客が1以上の条件を満たす場合、価格データにより決定された価格に可変割合の割引を適用することができる。例えば、上述のように、いくつかの実施形態において、顧客が顧客の連絡先情報を製品管理者/アカウントと共有することに同意した場合、又はプライベートなメーリングリストに参加した場合、又は他のいくつかの行為を実行した場合、(価格データに示されているように)顧客は事前購入において所定の割引を受けることができる。
【0062】
1以上の事前購入条件は、製品を事前購入し、製品の価格を調整し、及び/又は、製品発売プラットフォーム99から他の利益を受ける為に顧客が実行しなければならない1以上の行為であることができる。特に、事前購入イベントモジュールは、製品管理者が利益に顧客の行為を条件づけることを可能にする。顧客の行為は、限定はされないが、顧客が1組の条件に肯定的に同意する(例えば、同意コマンドを選択する)、1以上の他の製品を購入する、取引総額が価格閾値に達する、連絡先電子メールを提出する(例えば、事前購入イベントのアカウントに記憶及び関連付けられる)、メーリングリストへの加入に同意する、1以上の他の製品を事前注文する、グループへの加入(例えば、Facebookグループ)、サービスへの加入、映像を閲覧する、文書を読む、1組の質問に回答する(例えば、テスト又は世論調査)、ソーシャルメディア上でメッセージを宣伝する、チャリティに寄付する、所望の連絡先データの提出(例えば、電話番号、郵送住所)、調査を完成させる、利用明細の条件に同意する(デジタル製品の事前購入前に海賊版防止の誓約に同意する、秘密の誓約に同意する、見込み顧客が製品又はサービスを購入及び責任を持って使用するのに適切な年齢であり又は十分な経験を有することを断言する、申込用紙に電子署名する、責任ある又は安全な又は合法な又は推奨される方法で製品を使用することに同意する、又は見込み顧客が製品管理者を免責することに同意する)、製品のレビューを書くことに同意する、及び/又は他の行為/提出/同意等である。例えば、製品管理者は、事前購入イベントの製品を購入する為に顧客は(事前購入イベントに、及び/又は、一般発売日に)製品を事前注文する必要があると特定する為に事前購入イベントモジュールを使用することができる。可能な利点は、事前購入イベントを閲覧する為のアクセスを得る、事前購入イベント中に製品を購入する、1以上の将来の事前購入イベントへのアクセスを得る、製品価格の割引を受ける、加入者電子メールリストの会員になる、他のタイプの利益及び/又はその組み合わせを得る能力の1つ以上を含むことができる。したがって、事前購入イベントモジュールの条件データは、製品管理者にその事前購入イベントへのアクセスの構成により大きな柔軟性を可能にし、そして最大ビジネス利益又は製品管理者又は製品発売プラットフォームのオペレータにとって重要な他の非ビジネス目標を達成する為の販売促進を可能にする利益を提供する。
【0063】
許可データは、事前購入イベントへのアクセスを許可された1以上の見込み顧客の識別であることができる。例えば、事前購入イベントモジュールは、製品管理者が事前購入イベントがプライベートなものであると特定し、そして事前購入イベントモジュールは、事前購入イベント中に事前購入イベントのページにアクセスする及び/又はそのページを通して製品の購入を完了させる為に必要な1以上のデジタルキーを生成する。特に、事前購入イベントモジュールは、(例えば、見込み顧客に)デジタルキーの複製及び分配の為に、製品管理者が1以上のデジタルキーを生成、提示及び/又は送信することを可能にする。代替的又は追加的に、上述のように、事前購入イベントモジュールは、製品管理者により識別された宛先又は顧客に自動的にデジタルキーを分配することができる。したがって、このプライベートな事前購入イベントは、事前購入イベントのことを知っており、必要なデジタルキーを所有する人にのみ閲覧可能である。
【0064】
デジタルキーは、コード、トークン、ハイパーリンク、パスコード、パスフレーズ、及び/又は、クレジットカード会社又は提携ビジネスパートナーと関係を有する、又は既に事前購入イベントにアクセスするファンクラブ又はプライベートなメーリングリストの加入者である顧客にのみ利用可能であるようにする等の許可されたアフィニティ関係ゲートウェイ識別子の1つ以上を含むことができる。プライベートな事前購入イベントは、(例えば、一般発売日が記載されている)一般に公開されている製品リストページとは異なって見える、又は一般に公開されている製品リストページとは異なるハイパーリンク又はネットワークアクセス可能位置(例えば、URL又はアプリケーション内の特定のスクリーン)を通して利用可能であるプライベートな「ランディングページ」(例えば、ランディングページ、ウェブページ、アプリケーションスクリーン/ページ、グラフィカルユーザインタフェース)上で取引可能である。プライベートな事前購入イベントのランディングページは、見込み顧客を購入行為又はショッピングカートに導く、又は取引を終えることに主に重点を置くことができる。いくつかの実施形態において、製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112(例えば、オンライン業者)の製品リストページ上で実装されるプライベートな事前購入イベントにおいて、プライベートな事前購入イベントは、顧客がハイパーリンクをクリックすると、「クッキーを含む」ブラウザがメインの製品リストページからプライベートな事前購入イベントへのアクセスをアンロックする、及び/又は、顧客を事前購入イベントページ又はリストにリルートするように、見込み顧客のウェブブラウザ内に事前購入イベントモジュールにより配置された(キーとしての)クッキーの使用により「アンロック」されることができ、又は、顧客が事前購入イベントをアンロックする前に他の行為を実行すると、製品リストページは顧客が手動で事前購入イベントキーを入力するオプションを提示する。
【0065】
プライベートな事前購入イベントの事前購入イベント生成モジュールにより生成されたデジタルキーのタイプは、各イベントにおいて選択することができる。特に、事前購入イベント生成モジュールは、1以上の異なるキーのタイプをランダムコード、パスワード、パスフレーズ、キャプチャ、埋め込まれた固有コードを含むハイパーリンク、未知のハイパーリンクURL、トークン、ウェブブラウザクッキー、及び/又は、他のタイプのデジタルキーから成るグループから選択することを可能にする。いくつかの実施形態において、デジタルキーは、手動入力される又はハイパーリンクに埋め込まれたワンタイム使用コード又はクッキーであることができ、それにより、各キー(例えば、ワンタイム使用コード)は、事前購入イベントにアクセスする為に一度だけ使用することができ、そして、購入成功後、関連キーは失効し、それにより、将来の顧客にはそのキー(キーが埋め込まれたハイパーリンク)を使用不可能にする。このことは、製品管理者が共有を望んでいない場合、顧客がそのプライベートなアクセス資格証明を友人と又はソーシャルメディア上で共有することを防止する利益を有する。いくつかの実施形態において、事前購入イベントモジュールは、事前に獲得されて製品発売サーバ102内に記憶された(製品管理者のアカウントに関連する)既存の顧客連絡先情報に製品管理者がアクセスすることを可能にし、及び/又は、アップロードされたファイル(例えば、xls、txt、コンマ区切り、タブ区切り等の形式)及び/又は所定のEDI方法を介して、又は無制限数の顧客電子メールアドレスを手動で入力して、新規の顧客連絡先情報をアップロードすることを可能にする。製品発売プラットフォーム99は、各見込み顧客の連絡先情報に結び付けられた同数のキー(例えば、固有コード)を生成する為にこのデータを使用することができ、これらのキーは、製品管理者により各見込み顧客に共有されることができる。上述のように、これらのキー(例えば、コード及びコードが埋め込まれたハイパーリンク)は、ワンタイム使用のみ、限定的使用、又は善意、贈り物、報酬、系列販売収入、又は他の承認と引き換えに製品管理者が見込み顧客のキーの共有を促進又は奨励したい場合は無制限の使用に設定することができる。
【0066】
例えば、事前購入イベントモジュールは、デジタル製品識別子及びアクセスコード(例えば、http://musicprepurchaseplatform.com/942864/EWRP9K)の両方を組み合わせたハイパーリンクを生成することを可能にする。特に、ハイパーリンクは、(例えば、「EWR」又は他の英数字で始まる)ランダム生成コードを含むことができ、「942864」は、製品発売プラットフォーム99によりこの製品に付加された1以上の製品識別子(ID)に対応する任意の英数字である。したがって、ハイパーリンクは、リンク内の製品識別子を使用して所望の事前購入イベントに案内することができ、その後、顧客装置106がイベントページへのアクセスを得る、及び/又は、イベントページの購入機能にアクセスを得ることを可能にする為に、事前購入イベントモジュールに自動的にコードを提出することができる。代替的又は追加的に、製品識別子及びアクセストークンは、見込み顧客が製品発売プラットフォーム99に手動で入力して事前購入イベントにアクセスを得ることができる、単一の英数字パスコードに組み合わせることができる。
【0067】
また、顧客の識別にリンクされた生成キーにおいて、組み合わされたイベントコード、製品識別子又は任意のキーのいずれかから、製品発売プラットフォーム99は、事前購入イベントを作成したアカウント、及び/又は、系列プログラムに参加している顧客のIDを識別することができ、その両方(顧客及び/又は製品管理者)又はいずれかが、プライベートな事前購入イベントにおいても、顧客がその社交場又は市場内でコード又はリンクを共有することを奨励する目的で、他の見込み顧客とこの固有コードを共有することを奨励する。
【0068】
いくつかの実施形態において、事前購入イベントモジュールは、製品管理者の為に、複数の(又は無制限数の)ワンタイム使用コード又はトークン、又は(例えば、失効前に各個別コードの限定数の履行を許可する)メータリングされたコード又はトークンの形式のキーを生成することができ、それにより、各コードは、事前購入イベント所有者により選択された所定回数だけ事前購入イベントにアクセスする為に使用できる。特に、関連コード又はトークンを使用した製品の購入に成功した後は、及び/又は、コード又はトークンが許可された履行数に達した後は、トークンは「失効」とマークされ、したがって、プラットフォームにより無効にされ、二度と使用できない。このことは、事前購入イベント所有者がイベントへのアクセスを限定したい場合、顧客がそのプライベートなアクセスコードを友人と又はソーシャルメディア上で共有することを防止する。
【0069】
いくつかの実施形態において、上記と同様に、事前購入イベント生成モジュールは、製品管理者が顧客連絡先情報を選択、アップロード又は入力することを可能にし、製品発売プラットフォーム99は、このデータを使用して要求に応じて、セルフサービスに基づいて、各顧客連絡先情報(及び/又は連絡先方法)に付加された同数の固有コードを自動的に生成することができ、その後、これらのコードをその支払いを管理する製品管理者に分配する。即ち、事前購入イベント生成モジュールは、所望に分配する為に製品管理者がダウンロード又は複製できる所望数のコード(及び/又はハイパーリンク)を含むコード文書を生成することができる。上記と同様に、これらのコードは、ワンタイム使用のみ、又は(上記のように)メーリングされ、又は善意、贈り物、報酬、系列販売収入、又は他の承認と引き換えに製品管理者が顧客のコードの共有を促進又は奨励したい場合は無制限の使用に設定されることができる。とにかく、キーの許可及び履行をトラッキングすることにより、製品発売プラットフォーム99は、販売及び/又はキーの使用をトラッキングして製品管理者に(例えば、上記分析モジュールを介して)報告することができる。
【0070】
いくつかの実施形態において、事前購入イベント生成モジュールはさらに、選択された1以上の顧客に事前購入イベント及び/又は事前購入イベントのキーの情報を送信する広告及び/又はキー分配機能を含む。特に、事前購入イベント生成プロセスの間又は後に、事前購入イベントモジュールは、事前購入イベント作成者が製品発売プラットフォーム99上で製品管理者のアカウントプロファイルに関連する顧客連絡先情報(例えば、電子メールアドレス、電話番号等)のリストから1以上の顧客の連絡先情報を選択すること可能にし、その後、事前購入イベントモジュールは、選択された顧客に(連絡先情報により識別された)示された連絡先にイベントの広告及び/又はキーを自動的に送信することができる。例えば、事前購入イベントモジュールは、事前購入イベントへのリンクを生成し、選択された顧客に電子メール、文書、又はオンラインスクリーンメッセージにより送信することができる。特に、いくつかの実施形態において、リンクは事前購入イベント中に製品にアクセス/購入する為のキーを含むことができる。代替的に、事前購入イベント作成者は、連絡先情報をダウンロード又は使用して所望に顧客に個人的に連絡することができる。
【0071】
他の例として、このメッセージは、事前購入イベント所有者から製品又はサービスを事前に購入した第三者サーバ112(例えば、オンライン業者)及び/又は製品発売サーバ102の顧客、及び/又は、事前購入イベント所有者の製品と同様の製品を購入、閲覧、又は興味を示した第三者サーバ112及び/又は製品発売サーバ102の顧客を対象にすることができる。第三者サーバ112の場合、連絡先情報は第三者サーバ112から製品発売サーバ102に送信される。事前購入イベントを顧客に通知する方法は、電子メール通知、文書通知、音声通知、ウェブページ、スマートスピーカ装置、(例えば、ブランドAからの新規のハイキングブーツに関する事前購入イベントであり、製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112のカタログの見込み顧客がブランドBから事前にハイキングブーツを購入し、及び/又は、見込み顧客がハイキング又はハイキングブーツ又は他の同様のアウトドア活動に関する検索用語を使用した場合、その後、製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112は、その特定の顧客に事前購入イベントの利用可能性を)表示又は広告することができる)製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112の顧客向け販売促進機能内の事前購入イベント又は事前購入イベントに参加する製品の視覚的広告を含む。追加の関連する実施形態は、事前購入イベントを作成した製品管理者に有料広告の機会を提供する製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112を含み、広告は、製品管理者の以前の顧客、同様のブランド又は製品の顧客、特定の教育、地理、年齢、性別、収入レベル、政治的傾向及び顧客について製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112により知られている人口統計学上目標設定可能な他の特徴に適合する顧客、製品管理者の製品と同様な又は補足的な他の製品を閲覧又は特定の検索用語を検索した顧客、又は一般向けを含む目標オプションの1以上を介して表示されることができる。
【0072】
追加的に、ダッシュボードモジュールに関して以下に記載されているように、製品発売プラットフォーム99は、事前購入イベントを作成した製品管理者がそのアカウントに関連する顧客連絡先情報をダウンロード、追加、削除及び編集することも可能にする。
【0073】
代替的に、いくつかの実施形態において、販売者は、事前購入イベント又は(以下に記載の)事前購入事前注文イベントが公開であり、キーの生成が不必要であると特定することができる。いくつかの実施形態において、事前購入イベントモジュールは、事前購入イベントを作成した製品管理者がイベント中にいつでもイベントをプライベートから公開に、又は公開からプライベートに変更することを可能にする。
【0074】
製品管理者が事前購入イベントが公開であると許可データに示した場合、モジュールは、キーの生成及び/又は送信を省くことができる。公開事前購入イベントは製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112の全ての顧客に可視であるが、公開事前購入イベントは製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112又は限定的な複数の製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112でのみ独占的に利用可能であり、製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112で限定的な時間のみ利用可能であり、又はURLを知っている顧客にのみ可視である事前購入イベントページ上で利用可能である。製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112で販売された場合、公開事前購入イベントは、2以上のイベント日(一般向け発売日及び1以上の公開事前購入イベント日)の提示により達成される。特に、製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112において、発売日イベントの両方又はいずれかが事前購入イベントページ及び/又は製品リストページ上に表示される(例えば、製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112は、日付を参照することを省くことを決定し、その代わりに事前購入イベントを事前購入イベントページとして表示し、事前購入イベントページ上で製品の入手可能性を「現在入手可能」と表示し、又は同様の表示をし、及び/又は、購入ボタンの存在以外に製品が現在入手可能であることを示す表示はしない)。事前購入イベントページは、事前購入イベントを宣伝するように設計され、顧客を容易にショッピングカートに導く。代替的に、公開事前購入イベントは、製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112のカタログ内の製品の製品リストページ上に直接宣伝されることもできる。
【0075】
いくつかの実施形態において、上述のように、事前購入イベント作成プロセスの間又は後に、審査モジュールは、事前購入イベントの作成要件を満たすことを確実にする為に、ユーザにより提出された値をチェックすることができる。例えば、モジュールは、誤った又は容認できない提出情報(例えば、事前購入開始時間/期間は製品の一般発売日より前である必要があり、価格は0以上である必要がある)又は不完全な関連製品リスト(例えば、コンテンツファイルがまだアップロード及び/又は審査されておらず、又は物理的商品の在庫状況が顧客への配達を可能にする為には不十分である)をフラグ付け又は拒否することができる。即ち、モジュールは、イベント開始日(及び/又は所定のバッファ時間)前に訂正されていないエラーをイベントが有する場合、事前購入イベントの生成を自動的に防止することができ、及び/又は、事前購入イベントの活動を防止又は遅延させることができる。事前購入イベントは、顧客の購入を可能にする前に、一般的に製品管理者が製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112に必要な製品の在庫を送達する必要があり、それにより、事前購入イベントの開始後に製品を注文した顧客に製品を履行する(送達する)ことができる。この製品の在庫は、物理的在庫、又はデジタル製品の場合はデジタルコンテンツファイルの形式である。デジタル又は物理的製品のこの状況情報は、在庫モジュールによりトラッキングされる。
【0076】
いくつかの実施形態において、事前購入イベントモジュールは、製品の在庫状況をチェックすることができ、そして、在庫状況が要求基準を満たしていない場合、自動的に事前購入イベントの生成を防止し、及び/又は、事前購入イベントの実行を防止/遅延する。例えば、事前購入イベントの活動準備ができて製品が履行可能であることを確実にする為に、リスト生成モジュールは、顧客履行センター(例えば、倉庫施設、配送センター、物理的集荷位置)内の在庫レベル及び発送可能製品の位置をトラッキングし、事前配送通知(ASN)をトラッキングし、事前購入イベントのリストページ上に一般的な在庫状況(例えば、製品が現在配送可能であるかそうでないか、発送可能であれば発送可能な量の情報)を反映することができる。
【0077】
いくつかの実施形態において、事前購入イベントモジュールは、エラーが存在し又はコンテンツファイルが無くてもイベントの生成を可能にし、事前購入イベントモジュールは、製品管理者に電子メールを送信し、又は(イベント作成した)製品管理者のダッシュボード上で提出された事前購入イベントをフラグ付けし、イベントが自動的に遅延及び/又は中止されることを防止する為にはエラーを訂正する必要があることを製品管理者に通知する。追加的に、以下に記載のダッシュボードモジュールを使用して、製品管理者は、その事前購入イベントの詳細を修正することができ、不足要素を完了させ、又は事前購入イベントを編集、削除又は修正することができる。
【0078】
最後に、全ての必要データが事前購入イベント生成モジュールにより受信されると、事前購入イベント生成モジュールは、顧客が必要条件を満たしている、及び/又は、(キーが必要な場合)事前購入イベントに必要なキーを所有している場合、顧客が一般発売日前に製品を購入することを可能にする事前購入イベントリスト又はページを生成することができる。いくつかの実施形態において、事前購入イベントページは、イベントの為に事前購入イベントモジュールにより生成されたハイパーリンク無しでは、発見/案内できない。代替的に、事前購入イベントページは、見込み顧客により案内できるが、(キーが存在する場合)購入機能はイベントに必要なキーの提出無しでは使用できない。いくつかの実施形態において、事前購入イベントページは、関連商品の製品リストページにリンクされる。いくつかの実施形態において、事前購入イベントページは、(イベント終了までどれくらいか示す)カウントダウン時計、(例えば、事前購入イベント期間及び一般発売日を含む)複数の発売日、及び/又は、価格データ(例えば、各発売日に関連する静的価格、現在の動的価格、及び/又は、事前購入イベントの価格測定基準)を含む。例えば、図3に図示されているように、事前購入イベントページは、一般発売時間及び/又は日、及び(例えば、カウントダウン時計に沿った)1以上の事前購入イベント時間及び/又は日、及びこれらのイベントの詳細及び製品に関する他のデータ(例えば、期間、価格、条件)を表示することができる。この動的なカウントダウン時計は、時間限定の機会及び見込み顧客が早期事前購入イベントを利用する緊急性に注意を引き付ける。ここに記載されているように、「ページ」はウェブページ、ウェブサイト、プログラム又はアプリケーション又は他のネットワークアクセス可能位置のいくつか又は全てを示すことができる。
【0079】
結果的に、事前購入イベントモジュールは、製品管理者が事前購入イベントをカスタマイズすることを可能にする利益を提供し、それにより、その製品の販売及びマーケティングにより大きな制御を行使する。さらに、複数の事前購入イベントを作成するオプションが、製品管理者に新たな販売促進機会を開いている。例えば、製品管理者は、それぞれが同時に開催されるか又は数日離れて開催される3つの異なる事前購入イベントを作成することを望むことができ、それにより、異なる顧客層を目標とする事前購入販売促進キャンペーンを実施することができる。最も早い事前購入イベントにおいて、価格は高い又は低くてもよく(又は同じであり)、又は製品管理者は最も早い事前購入イベントにアクセス可能な人数を限定(メータリング)し、又は製品管理者は最も早い事前購入イベントを製品管理者のプライベートなメーリングリストの加入者又はロイヤリティ報酬クラブの会員等の選択された顧客のサブセットにのみ提供することができる。複数の事前購入イベントは、製品管理者に顧客の興奮、報酬顧客ロイヤリティ、異なる販売促進メッセージ又はキャンペーンによる目標固有顧客層、様々な販売促進メッセージ又は戦略のA/Bテストの実施、及び製品管理者に有益な顧客行動の促進(事前購入イベントをアンロックする為に他の製品を購入する事前購入イベント条件、特定の使用条件への同意、又はニュースレターへの加入、ソーシャルメディア上での共有、又は事前購入イベントをアンロックする条件としての他のタスクの実行等)を築く無数置換(myriad permutation)の機会を開いている。
【0080】
事前購入事前注文モジュール
事前購入事前注文モジュールは、製品管理者が製品リストの事前購入イベントの事前購入事前注文イベントを生成することを可能にする。その結果、事前購入事前注文モジュールは、顧客が将来の事前購入イベントの製品を予約することを可能にし、それにより、事前購入イベント開始時に顧客の注文を受け、顧客の事前購入事前注文は自動的に実行され、製品履行プロセスが開始される。製品管理者の利益は、事前にその事前購入イベントの週又は月の販売促進を開始できることであり、顧客の利益は、注文を開始できる事前購入イベントの開始日まで待たずに、一般発売日前に将来の新製品を購入及び受領する機会を予約できることである。
【0081】
事前購入事前注文イベントを生成する為に、事前購入事前注文モジュールは、(例えば、製品管理者の)アカウントが刺激的な事前購入イベントを識別し、事前購入事前注文イベントを開始(及び終了)すべき日及び/又は期間を提出することを可能にし、事前購入事前注文モジュールは、事前購入事前注文イベントの事前購入事前注文ページ(例えば、ウェブページ、アプリケーションページ、他のページの事前注文機能)を自動的に生成することができる。事前購入事前注文ページは、(製品リストページ及び/又は事前購入イベントページと同様の)製品を示す及び/又は事前購入イベントの製品を事前注文する機能を提供することができる。いくつかの実施形態において、1以上のリストページ、事前購入イベントページ、及び/又は事前購入事前注文イベントページは組み合わせることができる。さらに、事前購入イベント及び/又は事前購入事前注文イベント情報は、(例えば、顧客の販売促進の為の)プラットフォームのカタログに追加することができる。
【0082】
いくつかの実施形態において、上記の製品リストと同様に、モジュールは、事前購入イベントが最終決定する前に(例えば、事前購入イベントの上記要件の全てが満たされる前に)事前購入事前注文イベントの作成を可能にする。即ち、モジュールは、製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112にとって製品在庫は事前購入イベントの開始日前の(製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112により定義される)一定期間まで必須ではないので、製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112により顧客履行可能製品在庫が受領される前に、製品管理者が事前購入事前注文イベントを作成して発表する(即ち、顧客の事前注文予約の受付を始める)ことを可能にする。事前購入イベントの開始日は、製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112が一般的に顧客の支払いを受領し、事前注文された製品の顧客への発送を開始しなければならない日である。
【0083】
そのような実施形態において、事前購入イベントモジュールは、製品管理者が不完全な事前購入イベントの事前購入事前注文イベントを作成する為に、特定期日より前に事前購入イベントを完成させる(例えば、上記の事前購入イベントモジュールの要件を満たす)ことに肯定的に同意することを要求することができる。そのような実施形態において、事前購入事前注文モジュールは、事前購入事前注文イベントを作成した製品管理者/アカウントに事前購入イベントが不完全であり期限までに完成する必要があることを示すリマインダメッセージ(例えば、文書メッセージ、ポップアップメッセージ、電話メッセージ、電子メール、スクリーン上で選択可能な確認ボックス、及び/又は他のタイプのメッセージ)を自動的に送信することができる。そのような実施形態において、事前購入事前注文モジュールは、事前購入イベントが最終決定されていなくても、(事前購入事前注文イベントの開始時間になった場合)顧客の事前注文の受付を始めることができる。そのような実施形態において、事前購入事前注文イベントは、(例えば、特定期日前に事前購入イベントの生成/作動が完成していないことにより)関連する事前購入イベントが中止、延期又は遅延された場合、自動的に中止、延期又は遅延することができる。代替的に、事前購入事前注文イベントは、事前購入イベントが最終決定された後にのみ生成することができる。追加的に、上記の事前購入イベント生成モジュール及び審査モジュールと同様に、事前購入事前注文モジュールは、動的に又は提出されたエラーをフラグ付けし、製品管理者にイベントが生成される前にエラーを訂正する必要があることを通知することができる。
【0084】
事前購入事前注文イベントが生成されると、事前購入事前注文モジュールは、顧客が将来の事前購入イベントを有する1以上の製品/製品リストを選択し、事前購入事前注文イベントを使用してこれらのイベントのこれらの製品を事前注文することを可能にする。例えば、事前購入事前注文モジュールは、(例えば、製品カタログ内の)製品のリスト及び/又は製品の事前購入イベントページに事前購入事前注文機能を追加し、製品の事前購入事前注文ページへのアクセスを提供することができる。特に、顧客は、選択された製品に沿ってその(将来又は現在の)支払い及び(製品発売プラットフォーム99により既に獲得されていない場合)配送情報を提出することができ、事前購入事前注文モジュールは、顧客のアカウントに記憶されて関連付けられた事前購入事前注文予約を生成する。その結果、事前購入イベントが開始されると(即ち、製品が購入可能になると)、事前購入事前注文モジュールは、自動的に(顧客の確認後に)購入取引を完了させて顧客への製品の配送を開始する。追加的に、いくつかの実施形態において、事前購入イベントがキーの提出を必要とする(例えば、事前購入イベントがプライベートである)場合、事前購入事前注文モジュールは、顧客が事前購入事前注文予約の作成を許可する前に、(事前購入イベント生成モジュールにより上記と同じ方法で)キーの提出及び認証を要求することができる。
【0085】
その結果、製品発売システム100は、製品管理者がその新製品導入の販売促進及び流通の制御をさらに促進する為に、事前購入イベントのそれぞれの1以上のカスタマイズされた事前注文イベントを作成する製品管理者の利益を提供する。事前購入イベントの製品の事前注文により、顧客は将来の事前購入イベントの製品リストを閲覧し、その事前購入イベントの製品を事前注文することができ、顧客の支払い情報は、顧客履行日が一般発売日前であることを意味する特別な事前購入イベントの開始日に顧客に製品が発売されるまで請求されない。
【0086】
ダッシュボードモジュール
ダッシュボードモジュールは、閲覧(例えば、表示のプレビュー)、編集、修正、訂正、完成、削除、再作動及び/又は追加する為に、製品管理者が製品リスト、事前購入イベント、事前購入事前注文イベント、顧客データ、及び製品管理者のアカウントに関連する他のデータにアクセスすることを可能にする。例えば、製品管理者は、そのアカウントのリスト、そのアカウントに関連する作動中、承認待ち、失効した、及び/又はドラフト案の形式の事前購入イベント及び/又は事前購入事前注文イベントにアクセスすることができる。上述のように、ダッシュボードは、製品管理者に不完全又は誤って提出されたリスト及び/又はイベント、及び(例えば、事前購入イベント及び/又は事前購入事前注文イベントの)間近に迫った製品配送期限を警告するフラグ又は他のタイプの通知を提供することができ、製品管理者がこれらの未完成の項目を訂正及び/又は完成することを可能にする。
【0087】
例えば、製品管理者は、ダッシュボードモジュールを使用して、事前購入イベントの構成データに案内し、時間、価格、又は(上述の)イベントの任意の他の特徴を変更し、又は在庫状況をチェックすることができる。これらのツールは、製品管理者がその事前購入イベントの多くの側面、事前購入イベント日、製品説明、アクセスルール(条件)、割引ルール(例えば、クーポン及び条件付き売買申込)等を修正することを可能にし、又は(オンライン業者、流通業者又は他のエンティティにより設定されたルールに従う)複数の事前購入イベントを作成することを可能にする。追加的に、ダッシュボードモジュールは、作動中及び失効したイベント、それぞれの状況、それぞれに関連する性能測定基準(performance metrics)、及び修正を可能にすることに加えて他のデータを表示することができる。同様に、いくつかの実施形態において、ダッシュボードモジュールは、顧客連絡先データ及び/又はアカウントに関連する他のデータを表示及び/又はダウンロード可能にすることができ、製品管理者がデータを使用して直接その顧客又はファンに連絡することができる。代替的また追加的に、ダッシュボードモジュールは、販売者が顧客連絡先情報を1以上の構造化フォーマットでエクスポートすることを可能にし、それにより、このデータは(例えば、ネットワーク108上で)第三者電子メール販売促進ツール及び/又は顧客関係管理システムと簡単に統合することができる。
【0088】
セルフサービスに基づいて、製品管理者の製品リストが製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112にどのように表されるかを直接編集し、見込み顧客により閲覧可能にする製品管理者の能力は、製品管理者が事前購入イベント及び事前購入事前注文イベントとしてリストに載せることを所望する新製品導入の数千のスケール変更可能な使用可能性を提供する。動的な、常に変化する製品リストの洪水により、オンライン業者が製品管理者のセルフサービスの補助無しではこのデータ入力を管理することは物理的、経済的、及び実際的に実行不可能であり、この機能はダッシュボードモジュールが提供するセルフサービスツールへのアクセスを製品管理者に提供することにより可能になる。
【0089】
購入モジュール
購入モジュールは、顧客が(例えば、カタログリスト及び/又は事前購入イベントページを介して)製品発売プラットフォーム99から製品又はサービスを選択し、(既知でない場合)支払情報及び支払許可を提出することを可能にする。購入モジュールは、(例えば、支払処理装置を介して)取引を処理し、顧客及び製品管理者の両方のアカウントのデータベース内に取引を記録し、顧客に製品の配送を開始する(例えば、製品を配送可能にし、又は顧客装置106によりダウンロード可能にし、又は顧客装置106、将来のアクセスの為に製品発売プラットフォーム99上のユーザアカウント/ライブラリ、及び/又は他のネットワークアクセス可能位置によりアクセス可能にし、顧客への発送を開始する)。製品がプライベートな事前購入イベントを介して購入(又は事前購入)された場合、購入モジュールは、顧客がイベントに関連する有効なキーの1つに適合するイベントのキーを提示したか検証することができ、有効なキーを提示していない場合、製品の事前注文又は販売を防止する。いくつかの実施形態において、顧客が事前購入イベントを介して製品を購入又は事前購入事前注文イベントの一部として製品を予約する度に、購入モジュールは、顧客にその製品のアクセス情報及び/又は配送情報を含む自動確認メッセージ(例えば、文書メッセージ、電話メッセージ、電子メール、スマートスピーカ装置を介したメッセージ)を送信し、そのような情報は製品リストページへのハイパーリンクを含むことができる。
【0090】
1つの実施形態において、加入サービスを動作する製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112において、顧客がコンテンツの大きなカタログにアクセスする為の加入料を支払うと、購入モジュールは、製品の一般発売日前に特定加入サービスの加入者に製品を公開することができ、製品は加入料の一部として追加費用無しで含まれることができる(例えば、電子書籍加入サービスの加入者に新しい電子書籍を早く公開し、又は特定のストリーミング音楽サービスの加入者に新しい音楽アルバムを早く公開する)。即ち、事前購入モジュールは顧客が一般発売日前に製品を購入及び受領することを可能にするように、事前購入モジュールは製品管理者が加入サービスを利用してその加入者に一般発売日前に製品をアクセス可能にすることを可能にする。代替的又は追加的に、加入サービスは、一般公開前にそのようなコンテンツにアクセスする条件として加入者に追加料金を請求することができる。
【0091】
いくつかの実施形態において、購入モジュールは、製品管理者が、顧客が好む1以上の連絡方法を使用して、購入モジュールにより送信される購入確認に含まれるカスタマイズされた「ありがとう」メッセージを構成することを可能にする。これらの実施形態において、これらの購入確認は、この製品管理者又は他の製品管理者の関連商品の広告を含むこともでき、又は、ギフト、刺激策又はデジタルクーポンを含むことができる。そのような個人化及びカスタマイズされたメッセージは、顧客識別及び顧客連絡先情報が製品管理者には未知である場合でも、製品管理者が顧客と直接連絡することを可能にする。
【0092】
分析モジュール
分析モジュールは、製品管理者がアカウントデータ(例えば、顧客データ、イベントデータ、販売データ、製品データ、時系列データ)にアクセスし、傾向を識別するデータをダウンロード又は操作し、誤りを訂正し、及び/又は、データを使用して製品管理者の製品の販売及びマーケティングを向上することを可能にする。さらに、いくつかの実施形態において、分析モジュールは、製品管理者により選択された通信方法(例えば、電子メール及び/又は文書及び/又は音声及び/又はスクリーン上のメッセージ)を介して、製品管理者の製品が販売される度に又は所定の頻度で製品管理者に警告を送信することができ、及び/又は、グラフィカルユーザインタフェースを介して製品管理者が時系列グラフ形式で最近の売上データを閲覧することできる視覚的な「日別売上」チャートを提供することができる。そのような日別売上チャートは、図4に図示されているように、複数の販売店の事前購入販売データ及び事前購入事前注文予約を集計することができ、及び/又は、事前購入又は事前購入事前注文されていない他の製品の既存の売上報告内にこのデータを統合することができる。
【0093】
クーポンモジュール
クーポンモジュールは、製品管理者が、顧客がクーポンを使用してクーポンに関連する製品を購入又は予約する時に購入モジュールにより付与することができるカスタマイズされたクーポンを生成することを可能にする。いくつかの実施形態において、購入モジュールは、購入を完了する前にデジタルショッピングカート内に直接入力されたクーポンコードを有効にすることができる。このクーポンコードは、事前購入イベントキーと同様に事前購入イベントキーに付加された他の刺激策とは分離することができる。いくつかの実施形態において、生成されたクーポンは固定価格クーポンを含むことができ、購入モジュールは、セルフサービスに基づいて、販売者が特定価格又は値引レベル、又は任意の割引%レベルを設定するカスタマイズされたクーポンコードを構成することを可能にする。いくつかの実施形態において、これらのクーポンは、事前購入又は事前購入事前注文イベントの終了前の日を含む将来の期日で失効するように構成することができる。この方法により、販売者は、「通常価格の25%割引、事前購入顧客に独占的に利用可能、後3日のみ有効」という趣旨で、その事前購入又は事前購入事前注文を宣伝することができる。いくつかの実施形態において、生成されたクーポンは、メータリングされた(即ち、限定履行)クーポンを含むことができ、クーポンモジュールは、製品管理者により決定された所定数の履行後に自動的に執行するクーポンコードを生成することができる。メータリングされた事前購入イベントに関連するそのような実施形態において、製品管理者は、「独占事前購入イベントは、先着15000名のファンにのみ利用可能であり、その後、事前購入イベントは失効し、製品を購入する為には2週間後の一般発売日まで待たなければならない」という趣旨で宣伝することができる。追加的に、メータリングされたクーポンは、固定価格クーポンと組み合わせて、製品管理者が一般発売日前に同時に又は組み合わせて又は連続して使用することができる有用販売促進無数置換を生成することができる。
【0094】
いくつかの実施形態において、生成されたクーポンは製品ファミリークーポンを含むことができ、販売者が複数の製品を作製した場合、クーポンモジュールは、製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112において製品管理者により販売されている複数の製品の任意の1つ又は複数に顧客が適用することができる単一のクーポンコードを生成することができる。いくつかの実施形態において、クーポンはワンタイム使用クーポンを含むことができ、クーポンモジュールは、セルフサービスに基づいて、製品管理者が販売促進に使用することができる1以上のワンタイム使用クーポンを製品管理者が要求することを可能にする。そのようなクーポンは、スクラッチカードに印刷し、名刺又はマーケティング資料に印刷し、顧客又は販売促進パートナーに選択的に配りたい販売者には有益である。いくつかの実施形態において、生成されたワンタイム使用クーポンは、個別の顧客又は顧客群の識別に付加されることができ、許可された顧客又は顧客群にのみ利用可能である。
【0095】
いくつかの実施形態において、クーポンモジュールは、上記クーポン方法の1つの情報を事前購入イベントキー内に直接統合することができる。この方法により、(例えば、ハイパーリンクを1回クリックする、又は手動でパスコードを入力して)キーを使用することにより、製品発売プラットフォーム99は、顧客の識別、事前購入イベントを作成した製品管理者、顧客のアクセス資格証明を自動的に認識することができ、そして、見込み顧客がそのキーとは別に追加のクーポンコードを手動で入力する必要なく自動的にクーポンの利益を適用することができる。追加的に、事前購入イベントモジュールの説明において記載されている顧客の識別に結び付けられたカスタマイズして生成されたハイパーリンクの場合、クーポンモジュールは、クーポンモジュールにネットワーク通話して適用可能なカスタマイズされたクーポンコードが存在するかチェックする能力を有し、その後、製品管理者の事前同意により、自動的にクーポンコードを認識しているカスタマイズされたハイパーリンクを生成することができ、それにより、この情報は購入モジュールにより自動的に認識される。
【0096】
加入者モジュール
加入者モジュールは、顧客が連絡先情報を選択及び入力(及び/又は連絡先情報に関連する既存のアカウントを選択)することができる加入者機能を提供することができ、製品発売システムは、(加入者データベース内に記憶された)加入した顧客にメッセージ及び/又は利益を分配するように動作可能である。特に加入者リストのそれぞれは、製品管理者(例えば、製品管理者アカウント)及び/又は製品、製品又は関連製品のタイプ(例えば、特定の電子書籍、電子書籍一般又は電子書籍シリーズ)、及び作成者及び/又は製品、製品又は関連製品のタイプに関連する提供された利益に関連付けられる。
【0097】
追加的に、上述のように、製品発売プラットフォーム99は、そのイベントの目標顧客として製品管理者が(イベント作成時に)選択する為に、製品管理者アカウント(及び/又はその製品)に関連する既存の加入リストを提示することができる。その後、製品発売プラットフォーム99は、(上記の1以上の方法により)これらの目標顧客にキーを送信する、又はこれらの目標顧客に(事前購入又は事前購入事前注文)イベントを利用可能にすることができる。
【0098】
イベント入札モジュール
イベント入札モジュールは、製品管理者アカウントがそのアカウントの1以上のイベントを「入札イベント」として識別し、1以上の他のアカウント(例えば、1以上のオンライン業者のアカウント)に事前購入及び事前購入事前注文イベントを独占的に又は非独占的にホストする又はリストに載せる権利を入札又は交渉することを可能にする。追加的に、イベント入札モジュールは、アカウント(例えば、第三者サーバ112、オンライン業者、及び/又はオンライン業者に供給する流通業者のアカウント)が優先条件の標準メニューをアップロードすることを可能にし、イベント入札モジュールは、製品管理者アカウントがそのアカウントの1以上の製品を随意的に受け入れることを可能にする。その後、これらの条件は、事前購入イベントの特徴に基づいて自動的に適用される。この特徴は、製品のタイプ、製品管理者のトラッキング記録又は評判、事前購入イベントの長さ、事前購入イベントの早期アクセスが一般発売日に比べてより早くなる日数、一般発売事前注文の業績、及び独占性のレベル(非独占、一部独占、完全独占)の1以上を含むことができ、製品管理者に提供される刺激策は、製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112のカタログ内の優先的販売、販売促進及び/又は発見可能性、製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112の顧客への目標電子メール販売促進、事前購入イベントを開催(リスト化)及び実行する権利の為に製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112(例えば、オンライン業者又は流通業者)による製品管理者への前払い、通常の単一の一般発売イベントに比べて改善された支払条件(例えば、作成者又はその代表者にとって、より高いロイヤリティ又は利ざや、より低い手数料、より好ましい支払条件)、製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112における特集された販売促進の約束又は検討及び/又は特別販売促進特集に加えること、又は製品管理者がその事前購入イベントを製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112の顧客又は加入者に利用可能にすることに同意する代わりに得られる他の利益を含むことができる。その結果、イベント入札モジュールは、人と人の交渉の必要なくセルフサービスに基づいて、製品管理者がその製品を好ましい所定の条件で登録することを可能にする利益を提供し、それにより、製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112が価値のある事前購入イベントリストを大規模に提供することを可能にする。
【0099】
在庫モジュール
在庫モジュールは、顧客履行可能在庫状況を監視することができる。在庫モジュールは、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)が在庫管理システム内に記憶された在庫データにアクセスして表示することを可能にする。在庫モジュールは、製品管理者がその事前購入又は事前購事前注文イベントを作成している間いつでも、及び前購入又は事前購事前注文イベントが開催されるまで又は開催中いつでも、顧客履行可能製品の在庫レベルを表示することができ、そして必要であれば、製品管理者のイベント設定中に製品管理者に特定されたカスタマイズされた条件毎に、同意した期日までに製品を配送することを製品管理者にリマインド又は注意することができる。イベント開始又は公開日が近づくと、在庫モジュールと協働する製品発売プラットフォーム99の他のモジュールが、製品管理者が製品を配送したことを知らせるメッセージを在庫モジュールに送信することができ、製品管理者が製品を配送していない場合、事前購入イベントを自動的に延期又は中止することができる。
【0100】
動作方法
図5には、いくつかの実施形態による1以上の製品発売サーバ102を介して1以上の製品の購入を可能にする方法が示されている。図5に図示されているように、製品発売プラットフォーム99は、第三者製品管理者装置104から受信した製品データに基づいて製品を識別する製品リストを生成する(ステップ502)。いくつかの実施形態において、製品データは製品に含まれるコンテンツファイル、製品発売データ、及び製品及びコンテンツファイルに関連するメタデータを含む。製品発売プラットフォーム99は、第三者製品管理者装置104により入力された製品の事前購入データに基づいて1以上の事前購入キー及び1以上の事前購入イベントを生成する(ステップ504)。代替的に、ステップ504は、非プライベートイベントにおいては省くことができる。いくつかの実施形態において、事前購入データは、事前購入イベントのそれぞれの開始時間、1以上の終了条件、及び価格データを含む。いくつかの実施形態において、事前購入データは、顧客連絡先データの1以上の入力の選択を含み、製品発売プラットフォーム99が顧客連絡先データにより識別された位置にキーを自動的に送信する。事前購入イベントのそれぞれにおいて、製品発売プラットフォーム99は、1以上の顧客装置106により提出された1以上のキーが事前購入イベントに関連する事前購入キーに対応する場合、事前購入イベント中に1以上の顧客装置106への製品の販売を容易にし、(ステップ506)そして、1以上の顧客装置106により提出された1以上のキーが事前購入イベントに関連する事前購入キーに対応しない場合、事前購入イベント中に1以上の顧客装置106への製品の販売を防止する。そのご、製品発売プラットフォーム99は、取引完了後に1以上の顧客装置106に製品を配送する(ステップ508)。
【0101】
いくつかの実施形態において、方法はさらに、製品発売プラットフォーム99が顧客装置106により示された製品の(事前注文データベースに記憶された)事前購入事前注文データに基づいて1以上の事前購入事前注文キー及び1以上の事前購入事前注文イベントを生成することを含む。いくつかの実施形態において、事前購入事前注文データは、1以上の事前購入イベントの1つを識別する情報を含む。いくつかの実施形態において、方法はさらに、事前購入事前注文イベントのそれぞれにおいて、製品発売プラットフォーム99が、1以上の顧客装置106により提出された1以上のキーが事前購入事前注文イベントに関連する事前購入事前注文キーに対応する場合、事前購入事前注文イベント中に1以上の顧客装置106による製品の注文を容易にし、そして、1以上の顧客装置106により提出された1以上のキーが事前購入事前注文イベントに関連する事前購入事前注文キーに対応しない場合、事前購入事前注文イベント中に1以上の顧客装置106による製品の注文を防止することを含む。いくつかの実施形態において、方法はさらに、製品発売プラットフォーム99が、1以上の事前購入イベントの識別された1つの間に製品を注文した1以上の顧客装置106による製品の購入を自動的に容易にすることを含む。
【0102】
いくつかの実施形態において、方法はさらに、製品発売プラットフォーム99が、終了条件により示された時間に達すると、事前購入イベントを終了することを含む。いくつかの実施形態において、方法はさらに、製品発売プラットフォーム99が、価格データの価格測定基準に基づいて事前購入イベントページ上に示される価格を動的に調整することを含む。いくつかの実施形態において、方法はさらに、製品発売プラットフォーム99が、提出されたキーが事前購入イベントに関連する事前購入キーに対応していても、1以上の顧客が事前購入データにより定義された事前購入条件を満たしていない場合、1以上の顧客装置106への製品の販売を防止することを含む。いくつかの実施形態において、方法はさらに、製品発売プラットフォーム99が、製品管理者アカウントの顧客連絡先情報の全て又はサブセットの選択を可能にし、複数組の顧客連絡先情報の1つのサブセットにより識別されたネットワークアクセス可能位置に事前購入キーを自動的に送信することを含む。
【0103】
いくつかの実施形態において、方法はさらに、製品発売プラットフォーム99が、事前購入条件を満たす為に提出された連絡先情報を収集し、事前購入イベントに関連するアカウント(例えば、事前購入イベントを作成した製品管理者のアカウント)の複数組の顧客連絡先情報に追加することを含む。いくつかの実施形態において、方法はさらに、製品発売プラットフォーム99が、メタデータ、製品の発売日、及び事前購入イベントの開始時間に基づいて製品を識別する事前購入ページ(例えば、ウェブページ、アプリケーションページ)を生成することを含む。その結果、方法は、製品管理者がその製品を販売する為にカスタマイズされた事前購入イベントを直接生成、修正及び制御することを可能にする利益を提供する。追加的に、図5の方法はステップ502~508を含んでいるが、1以上のステップを省く又は並べ替えることができ、及び/又は、上記構成の1つ以上を含む追加ステップを追加することができる。
【0104】
図6には、いくつかの実施形態による事前購入イベントを介して顧客装置106が製品を購入する方法が示されている。図6に図示されているように、顧客装置106は、製品発売サーバ102上にアカウントを作成する(ステップ602)。代替的に、顧客装置106は、ショッピングカート購入プロセスに完全な又は部分的アカウント登録プロセスが統合されているゲストアカウントを使用することができ、又は、事前にアカウントが作成されている場合、ステップ602を省くことができる。顧客装置106は、製品発売サーバ102上で事前購入製品にアクセスする(ステップ604)。いくつかの実施形態において、事前購入イベントページ上の製品の価格は事前購入イベントの価格データに基づいてサーバにより動的に調整される。いくつかの実施形態において、顧客装置106は、事前購入イベントページ、1以上の製品のカタログ又は専用ページの製品リスト、及び/又は、事前購入イベントページにリンクするハイパーリンクにアクセスすることにより事前購入製品にアクセスする。製品データ及び/又は事前購入イベントデータは、製品発売サーバ102上の1以上のデータベース内に記憶されることができる。プライベートな事前購入イベントにおいて、顧客装置106はキーを提出し、製品発売サーバ102はそのキーが事前購入イベントの1以上のキーに対応するか検証する(ステップ606)。
【0105】
特に、製品発売サーバ102は、そのキーが事前購入データベース内に記憶された事前購入イベントのキーの1つに一致又は対応するか判定することによりキーを検証することができ、又は、個別の顧客に結び付けられた1回使用キーの場合、製品発売サーバ102は、(例えば、電子メールアドレス又はログイン資格証明により決定される)顧客の識別が製品発売サーバ102に既知の顧客の識別と一致するか検証することができる。代替的に、顧客装置106は、ステップ604で事前購入イベントページへのアクセスを試みた時にキーを提出することができ、製品発売サーバ102によりキーが証明されたかどうかに基づいてページへのアクセスを許可又は保留する。代替的に、イベントがプライベートなイベントである場合、ステップ606を省くことができる。いくつかの実施形態において、製品発売サーバ102はさらに、顧客装置106が事前購入イベントに関連する条件の全て又は一部を満たしたかどうかを判定し、どの条件が満たされたかに基づいて製品の購入を許可/防止し、及び/又は、製品価格を調整する。
【0106】
製品発売サーバ102によりキーが有効にされた場合、顧客のショッピングカートデータベースに製品が追加される(ステップ608)。その後、顧客装置106は、直接又は製品発売サーバ102を介して、製品の支払処理装置110への支払情報の提出を許可又は実行する(ステップ610)。支払処理装置は、支払注文を有効にし、支払情報により示された支払又はクレジット支払を製品発売サーバ102に送信する(ステップ612)。支払方法又は料金が支払処理装置の検証に失敗した場合、支払は製品購入の完了を許可する条件の1つであるから、支払プロセスは製品発売サーバ102に報告し、顧客が問題を訂正するまで購入を拒否する。
【0107】
支払処理装置により注文が承認されると、製品発売サーバ102は、注文データベースを使用して注文を完了し、顧客のショッピングカートデータベースから製品を除去する(ステップ614、616)。最後に、製品発売サーバ102は、顧客に製品を利用可能にする、及び/又は、顧客に製品の配送を開始する(ステップ618)。いくつかの実施形態において、製品ファイルは顧客装置106に送信される。代替的に、製品ファイルは、製品発売サーバ102に関連する顧客アカウントデータベースに転送されることができ、及び/又は、クラウドストレージレポジトリを介したアクセスの為に記憶されることができ、製品ファイルは顧客装置106によりダウンロード及び/又はストリーミングして利用可能になる。その結果、方法は、販売者が、顧客が一般向けに製品が利用可能になる前に新製品を購入及び受領することができるカスタマイズされた事前購入イベントを生成及び管理することを可能にする利益を提供する。
【0108】
利点
したがって、ここに記載の製品発売システム100は、多くの利点を有する。特に、製品発売システムは、ユーザが一般発売日と共にカスタマイズされた事前購入イベントを含む製品リストを生成することを可能にする非慣習的な機能を提供することにより、電子商取引の技術分野を改善する利点を提供する。
【0109】
慣習的なインターネットに基づく製品発売エンティティは、(例えば、エンティティ自体により作成された機能、そして製品管理者は機関のウェブサイト上に提示された所定の機能に限定されるようにハードコードされる)主としてエンティティ自体により制御された機能を提供する。対照的に、ここに記載の製品発売システム100においては、製品管理者自体が機能を設計及び調整することが可能であり、特に製品をリスト化、発表及び販売する為に1以上の事前購入イベントを生成及びカスタマイズすることができる。その結果、製品発売機能は、一般的に機関により強制されてその機能的決定に限定されるのではなく、各製品管理者にとって必要なだけ動的であることができる。したがって、新製品の発売はもはや単一の製品発売日に限定されず、技術分野が改善される。
【0110】
即ち、本発明のシステム、方法及び装置は、物理的又はデジタル製品及びサービスの管理者が製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112のカタログの一部である製品リストを作成、更新及び管理することを可能にする利益を提供し、そのような製品リストは、事前購入イベントを含む複数の製品発売イベントをサポートすることができる。本発明のシステム、方法及び装置は、見込み顧客が生成された事前購入イベントを利用して製品又はサービスをブラウズ、検討、購入及び受領することができるインタフェースの利益を提供する。
【0111】
追加的に、製品発売システムは、新製品導入の慣習的なアプローチと比べて、電子商取引上で行われる新製品導入のより拡張的な一時的タイムラインを可能にする。
【0112】
早期アクセスは顧客にとって価値があり魅力的であり、このシステムは、製品管理者が顧客の購入経験に価値及び刺激を加えながらその価値を活用することを可能にする。このシステムは、この製品発表販売促進の重要で新規な方法を重要であり必ず大規模で行うことにより、電子商取引サプライチェーン全体に利益をもたらすことができる。規模は重要である。なぜなら、理論的に無制限数の事前購入イベントを提供し、製品管理者による理論的に無制限数の製品リストの更新(即ち、製品管理者により制御される製品リストの更新/変更)をサポートする、将来の新製品の製品リストを効果的に発表及び更新する製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112の能力なしでは、そして、製品管理者がいつでもこれらの動的な製品リストを迅速に更新及び発表することができる能力なしでは、これらの数百万の製品管理者及びその数千万の顧客は事前購入イベントを利用するこの刺激的な機会から締め出されてしまうからです。
【0113】
このシステムは、電子商取引を介して市場に新製品を発売する製品管理者の補助に関連する製品サプライチェーンのキーメンバーである。この開示には、オンライン業者、製品作成者、流通業者及び/又は他のエンティティにより、及び/又は個別の又は連携した製品サプライチェーンの複数のメンバーにより、動作可能な製品発売システムが記載されている。ここに開示されているシステム、方法及び装置は、単一の製品発売を異なる顧客層を目標とする複数の発売イベントに変換することにより、製品発売はワンタイムイベントとして処理されていた新製品導入の慣習的なタイムラインを製品管理者が壊すことを可能にし、各発売イベントは、製品管理者の製品発売促進目標から調整された異なる購入条件及び異なる刺激策により異なる日に作動することができる。これらの個別に販売促進可能な複数の製品発売イベントは、製品管理者の共有制御の下で製品発売サーバ102及び/又は第三者サーバ112で実行される。本発明は、新製品及びサービスの作成者にその製品をより多くの顧客に可視化、差別化及び所望される無数の新規のカスタマイズ可能な機会を提供する。製品管理者は、顧客を魅了する新製品への早期アクセスを活用して、より大きな顧客の満足度及び忠誠心を作り出すことができる。
【0114】
本発明は、発明の動作及び構成の原理の理解を容易にする為に詳細を含む特定の実施形態に関して記載されている。そのような特定の実施形態の参照及びその詳細は、添付の特許請求の範囲を限定すること意図するものではない。特許請求の範囲により定義された発明の範囲及び主旨から逸脱することなく、説明の為に選択された実施形態に他の様々な変更を加えることができることは当業者には明らかである。例えば、プラットフォームは、分離した(製品データを記憶する)製品データベース、(事前購入データを記憶する)事前購入イベントデータベース、(ユーザアカウント情報及び/又はユーザ連絡先情報を記憶する)ユーザデータベース、(事前注文情報を記憶する)注文データベース、ショッピングカートデータベース、及び/又は他のデータベースを含むと記載されているが、1以上のデータベースは組み合わせることができ、及び/又は、分離したデータベースに分割することができると理解される。追加的に、プラットフォームは、様々なモジュールを含むと記載されているが、これ欄モジュールの名前は任意である。モジュールラベルは、本発明のシステム、方法及び装置の完全で明白な理解を得る為に当業者を補助する為に機械的に構成される。当業者は、モジュール内に埋め込まれている機能を混合及び一致させる、又はモジュールの概念を全て放棄する能力を有すると理解される。さらに、上記記載は主に製品及び/又はサービスの販売及び/又は購入に関するものであるが、これらの販売及び/又は購入は、レンタル、リース、加入、及び/又は(例えば、販売中に製品/サービスの所有権が完全に移っていない、又は製品へのアクセスが1日限りである)製品/サービスに関連する他の取引に置き換える、及び/又は、によって補足することができる。
【0115】
いくつかの実施形態において、ここに記載の製品発売システムは、複数のサプライチェーン参加者により独立して動作可能であり、また、これらの独立システムのオペレータが同じ事前購入イベントの作成及び実行を協働することも可能にする。例えば、製品作成者は、製品発売システムの流通業者動作部を使用してその流通業者に将来の製品発売イベントに関連する製品、製品データ、及びイベントデータを供給することができる。その後、流通業者は、1以上のオンライン業者に製品、製品データ、及びイベントデータを分配し、その後、オンライン業者は、この製品データ及び製品の利点を利用して製品リストを構成し、この製品リストにより、オンライン業者はその顧客に以上の発売イベント(一般販売イベント及び1以上の事前購入イベント)を宣伝する。この例において、製品作成者はオンライン業者ではなく流通業者と関係し、流通業者は特定のタスク及び責任を引き受けるので、オンライン業者はその必要がない。したがって、異なるサプライチェーン参加者が同じ製品発売システムの異なる側面を利用して協働することができる。
【0116】
いくつかの実施形態において、製品作成者が流通業者と協働しておらず、オンライン業者動作製品発売システムと直接協働している場合、製品発売システムのオンライン業者部分が、製品リストの取り込み及び有効化から顧客への製品の販売及び履行まで製品発売システムの能力の全範囲を処理することができる。製品管理者としてここに記載の製品発売システムの様々な側面を採用するサプライチェーン参加者は、製品作成者(例えば、製造業者、ブランド、出版業者、個別の著者、音楽家、芸術家、権利所有者、職人、サービス提供者、販売業者、又は他のタイプの製品作成者)、流通業者(例えば、複数の製品作成者の代わりに製品及び製品データを集計し、これらの製品及び製品リストを1以上のオンライン業者に供給する企業)、及びオンライン業者(例えば、オンライン小売業者、オンライン市場、加入サービス、ストリーミングサービス、アプリケーションストア、及び/又は電子商取引機能を有する任意のウェブサイト又は携帯電話用アプリケーション等の最終消費者に直接製品及び/又はサービスを販売又は提供する企業)を含み、大規模でカスタマイズされた事前購入イベントを生成及び管理し、顧客又は顧客の特定の選択されたサブグループに一般向け製品発売日前に将来の新製品をブラウズ、購入及び/又はアクセス、又は受領する機会を提供する。
【0117】
上述のように、ここに記載の製品は、電子書籍を含むことができる。代替的又は追加的に、製品は電子商取引ネットワークを通して最終消費者に販売することができる物理的/非デジタル製品又はサービスを含むことができる。例えば、オンライン販売可能な将来予定された一般発売日を有する任意の新規の物理的又はデジタル製品又はサービスを含むことができる。製品は、限定はされないが、印刷本、衣服、玩具、電化製品、食品及び飲料、相談サービス、金融製品及びサービス、旅行及び宿泊サービス、不動産業、電子書籍、音声書籍、ポッドキャスト及び音楽等の録音音声、映像エンターテイメント、ダウンロード可能アプリケーション及びソフトウェア、パッケージングされたソフトウェア、ビデオゲーム、芸術及び画像、及び他の製品及びその組み合わせを含む。混乱を避ける為に、この開示を通して記載されているイベントは、製品発売日及び事前注文期間を含むことができる。例えば、将来導入される製品が事前注文又は事前購入できる時に、イベントは事前注文イベント、又は事前購入イベントと呼ばれ、そのイベントは開始日及び終了日を含み、これらのイベント期間中に、認可された見込み顧客が購入注文を行い、一般発売日前に将来導入される新製品を受領する権利を確保することができる。ここに記載の用語「ページ」は、ウェブページ、ウェブサイト、アプリケーションのスクリーン/ページ、ユーザインタフェース、及び/又は任意の他のタイプのデジタルページであることができる。
【0118】
追加的に、ここに記載のいくつかの例は電子書籍製品に焦点を当てているが、製品は他のデジタル製品であることができると理解される。代替的に、いくつかの実施形態において、製品は、デジタル製品に加えて又は代わりに物理的製品であることができる。いくつかの実施形態において、物理的製品の配送は、上記のダウンロード販売ではなく、物理的配送(梱包、ルート、媒体、及び他の配送パラメータ)を容易にすることに関する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】