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特表2022-553419シームを光学的にぼかしたタイル状ディスプレイ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-22
(54)【発明の名称】シームを光学的にぼかしたタイル状ディスプレイ
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/40 20060101AFI20221215BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20221215BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20221215BHJP
   H01L 27/32 20060101ALI20221215BHJP
   H01L 51/50 20060101ALI20221215BHJP
   H05B 33/10 20060101ALI20221215BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20221215BHJP
   F21Y 115/15 20160101ALN20221215BHJP
   F21Y 105/16 20160101ALN20221215BHJP
【FI】
G09F9/40 301
F21S2/00 482
G09F9/00 313
G09F9/00 338
H01L27/32
H05B33/14 A
H05B33/10
F21Y115:10
F21Y115:15
F21Y105:16
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022524176
(86)(22)【出願日】2020-10-09
(85)【翻訳文提出日】2022-06-23
(86)【国際出願番号】 US2020054956
(87)【国際公開番号】W WO2021086579
(87)【国際公開日】2021-05-06
(31)【優先権主張番号】62/926,730
(32)【優先日】2019-10-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】397068274
【氏名又は名称】コーニング インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100073184
【弁理士】
【氏名又は名称】柳田 征史
(74)【代理人】
【識別番号】100175042
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 秀明
(72)【発明者】
【氏名】ガーナー,ショーン マシュー
(72)【発明者】
【氏名】ノーラン,ダニエル アロイシウス
(72)【発明者】
【氏名】セナーラットヌ,ワギーシャ
【テーマコード(参考)】
3K107
3K244
5C094
5G435
【Fターム(参考)】
3K107AA01
3K107BB01
3K107BB06
3K107BB08
3K107CC33
3K107EE27
3K107EE28
3K107FF15
3K107GG28
3K107GG53
3K244AA04
3K244BA08
3K244CA02
3K244DA01
3K244DA03
3K244FA04
3K244FA07
3K244FA08
3K244FA13
3K244FA14
3K244GA02
3K244GA06
5C094AA03
5C094AA14
5C094BA23
5C094BA27
5C094BA41
5C094CA19
5C094DA01
5C094GB01
5C094GB10
5G435AA01
5G435BB04
5G435BB05
5G435BB11
5G435CC09
5G435KK02
5G435KK05
(57)【要約】
ディスプレイデバイスは、間にシームを有する少なくとも2つの隣接したディスプレイタイルと、該隣接したディスプレイタイル間のシームを光学的にぼかすためにシームにある光学素子とを含み、隣接したディスプレイタイルの各々は、基板、該基板の第1の表面にある1つ以上の光源、及び基板の第1の表面とは反対側の第2の表面にある制御電子機器を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイデバイスにおいて、
間にシームを有する少なくとも2つの隣接したディスプレイタイルであって、前記隣接したディスプレイタイルの各々が、基板、前記基板の第1の表面にある1つ以上の光源、及び前記基板の前記第1の表面とは反対側の第2の表面にある制御電子機器を含む、ディスプレイタイル;並びに
前記隣接したディスプレイタイル間の前記シームを光学的にぼかすために前記シームにある光学素子
を含む、ディスプレイデバイス。
【請求項2】
前記隣接したディスプレイタイル間の前記シームが、前記隣接したディスプレイタイル間のギャップをさらに含む、請求項1に記載のディスプレイデバイス。
【請求項3】
前記光学素子が、前記シームに光学的特徴を含む、請求項1に記載のディスプレイデバイス。
【請求項4】
ディスプレイデバイスを製造する方法であって、
少なくとも2つのディスプレイタイルを、間にシームを伴って互いに隣接して位置づける工程であって、前記隣接したディスプレイタイルの各々が、基板、前記基板の第1の表面にある1つ以上の光源、及び前記基板の前記第1の表面とは反対側の第2の表面にある制御電子機器を含む、工程;並びに
前記隣接したディスプレイタイル間の前記シームを光学的にぼかすために前記シームに光学素子を含める工程
を含む、方法。
【請求項5】
前記少なくとも2つのディスプレイタイルを互いに隣接して位置づける工程が、前記少なくとも2つのディスプレイタイルを、間にギャップを伴って互いに隣接して位置づけることをさらに含む、請求項4に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、その内容が依拠され、その全体がここに参照することによって本願に援用される、2019年10月28日出願の米国仮特許出願第62/926730号の米国法典第35編特許法119条に基づく優先権の利益を主張する。
【技術分野】
【0002】
本開示は、概して、ディスプレイタイルに関する。より詳細には、本開示は、タイル状ディスプレイの隣接したディスプレイタイル間のシームの光学的ぼかしに関する。
【背景技術】
【0003】
電子ディスプレイは、テレビ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、自動車用電子機器、拡張現実デバイス、モニタ、広報ディスプレイなどの多くのタイプのデバイスにおいて使用することができる。隣接したディスプレイタイル上の画素がディスプレイタイル内の画素と同じピッチで続くように、ディスプレイタイルが互いに隣接して配置されているタイル状ディスプレイを使用して、「ゼロベゼル」又は「シームのないタイル」ディスプレイを実現することができる。タイル状ディスプレイでは、シームは、隣接したディスプレイタイル間に存在しうる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、タイル状ディスプレイの隣接したディスプレイタイル間のシームの光学的ぼかしが、本明細書に開示される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の幾つかの実施形態は、ディスプレイデバイスに関する。ディスプレイデバイスは、間にシームを有する少なくとも2つの隣接したディスプレイタイル、及び隣接したディスプレイタイル間のシームを光学的にぼかすためにシームにある光学素子を含み、隣接したディスプレイタイルの各々は、基板、該基板の第1の表面にある1つ以上の光源、及び基板の第1の表面とは反対側の第2の表面にある制御電子機器を含む。
【0006】
本開示の他の実施形態は、ディスプレイデバイスを製造する方法に関する。該方法は、少なくとも2つのディスプレイタイルを、間にシームを伴って互いに隣接して位置づける工程、及び隣接したディスプレイタイル間のシームを光学的にぼかすためにシームに光学素子を含める工程を含み、隣接したディスプレイタイルの各々は、基板、該基板の第1の表面にある1つ以上の光源、及び基板の第1の表面とは反対側の第2の表面にある制御電子機器を含む。
【0007】
追加の特徴及び利点は、以下の詳細な説明に記載され、一部には、その説明から当業者に容易に明らかとなり、あるいは、以下の詳細な説明、特許請求の範囲、並びに添付の図面を含めた本明細書に記載される実施形態を実施することによって認識されよう。
【0008】
前述の概要及び以下の詳細な説明はいずれも、さまざまな実施形態を説明しており、特許請求される主題の性質及び特徴を理解するための概観又は枠組みを提供することを意図していることが理解されるべきである。添付の図面は、さまざまな実施形態のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれて、その一部を構成する。図面は、本明細書に記載されるさまざまな実施形態を例証しており、その説明とともに、特許請求の範囲の主題の原理及び動作を説明する役割を担う。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1A】ディスプレイタイルの一例の概略的な正面図
図1B】ディスプレイタイルの一例の概略的な背面図
図1C】隣接したディスプレイタイルの一例の概略的な側面図
図2】光学的にぼかしたシームを有しない、隣接したディスプレイタイルの一例の概略的な側面図
図3】光学的にぼかしたシームを有する、隣接したディスプレイタイルの一例の概略的な側面図
図4】光学的にぼかしたシームを有する、隣接したディスプレイタイルの一例の概略的な側面図
図5】光学的にぼかしたシームを有する、隣接したディスプレイタイルの一例の概略的な側面図
図6】光学的にぼかしたシームを有する、隣接したディスプレイタイルの一例の概略的な側面図
図7】光学的にぼかしたシームを有する、隣接したディスプレイタイルの一例の概略的な側面図
図8】光学的にぼかしたシームを有する、隣接したディスプレイタイルの一例の概略的な側面図
図9】光学的にぼかしたシームを有する、隣接したディスプレイタイルの一例の概略的な側面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
これより、その例が添付の図面に示される本開示の実施形態について、詳細に説明する。可能な場合はいつでも、同一又は類似した部分についての言及には、図面全体を通して同じ参照番号が用いられる。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化することができ、本明細書に記載される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。
【0011】
本明細書では、範囲は、「約」1つの特定の値から、及び/又は「約」別の特定の値までとして表現することができる。このような範囲が表現される場合、別の実施形態は、その1つの特定の値から及び/又は他方の特定の値までを含む。同様に、例えば先行詞「約」の使用によって、値が近似値として表される場合、その特定の値は別の実施形態を形成することが理解されよう。さらには、範囲の各々の端点は、他の端点に関連して、及び他の端点とは独立してのいずれにおいても重要であることが理解されよう。
【0012】
本明細書で使用される方向用語(例えば、上、下、右、左、前、後、上部、底部、垂直、水平)は、描かれた図を参照してのみ作られており、絶対的な方向を意味することは意図していない。
【0013】
特に明記しない限り、本明細書に記載されるいずれの方法も、その工程が特定の順序で実行されることを必要とする、若しくは、装置には特定の向きが必要であると解釈されることは、決して意図していない。したがって、方法クレームが、その工程が従うべき順序を実際に記載していない場合、若しくは装置クレームが個々の構成要素に対する順序又は向きを実際に記載していない場合、あるいは、工程が特定の順序に限定されるべきであることが特許請求の範囲又は明細書に別段に明確に述べられていない場合、若しくは装置の構成要素に対する特定の順序又は向きが記載されていない場合には、いかなる意味においても、順序又は方向が推測されることは決して意図していない。これには、次のような解釈のためのあらゆる非明示的根拠が当てはまる:工程の配置、動作フロー、構成要素の順序、又は構成要素の方向に関する論理的事項;文法上の編成又は句読点から派生した平明な意味;及び、明細書に記載される実施形態の数又はタイプ。
【0014】
本明細書で用いられる場合、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈上明らかに別段の指示がない限り、複数の指示対象を含む。よって、例えば、ある1つの(a)「構成要素」への言及は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、そのような構成要素を2つ以上有する態様を含む。
【0015】
本明細書に開示されるように、ディスプレイデバイス及びディスプレイデバイスを製造する方法は、シームに起因する光学的欠陥を最小限に抑えるか、又は排除するように、タイル状ディスプレイの隣接したディスプレイタイル間のシームを光学的にぼかす。隣接したディスプレイタイル間のシームは、例えば、隣接したディスプレイタイルの対向するエッジによって、エッジに、又はエッジ間に形成された、間隔又はギャップを含んでよく、あるいは、例えば、隣接したディスプレイタイルの対向するエッジが互いに当接するか、又は物理的に接触する点、線、位置、領域、又はエリアを含みうる。本明細書に開示されるように、隣接したディスプレイタイル間のシームは、例えば、シームにおいて光を散乱及び/又は吸収することにより、光学的にぼかすことができる。このように、例では、シームからの光及び/又はシームにおける光は、光学的に調整するか、又は分散させることができる。
【0016】
したがって、タイル状ディスプレイの隣接したディスプレイタイル間のシームの光学的ぼかしによってディスプレイデバイス及びディスプレイデバイスを製造する方法は、本明細書に開示されるように、シームにおける画素のコントラスト比をディスプレイタイルの中心又はその近くの画素のコントラスト比と一致させようとすることにより、シームにおいてビューアが観察する信号/ノイズ比を最大化するための光学ソリューションを提供する(ここで、信号はディスプレイ画像であり、ノイズは画素エミッター又は周囲光源からの迷光の結果である)。
【0017】
図1A、1Bを参照すると、例示的なディスプレイタイル100が概略的に示されている。より具体的には、図1Aは、ディスプレイタイル100の一例の正面図を概略的に示しており、図1Bは、ディスプレイタイル100の一例の背面図を概略的に示している。ディスプレイタイル100は、基板110、1つ以上の光源120、及び駆動回路又は制御電子機器130を含む。
【0018】
図示された例では、基板110は、第1の表面112(図1A)と、該第1の表面112とは反対側の第2の表面114(図1B)とを有しており、第1の表面112には光源120が設けられ、第2の表面114には制御電子機器130が設けられている。例では、第1の表面112は、ディスプレイタイル100の正面又は第1の側面102を表しており、第2の表面114は、ディスプレイタイル100の背面又は第2の側面104を表している。この構成は、上部発光型ディスプレイタイル用である。光源120が第2の表面114に(制御電子機器130とともに)提供される底部発光型ディスプレイタイル用の他の構成もまた、可能である。
【0019】
基板110は、ガラス、ガラスセラミック、セラミック、又はポリマー材料から、若しくは、層状又は混合形式でのこのような材料の異なる組合せを含む複合材料から形成されうる。例では、基板110は、0.005mmから2mmの間の厚さ(より具体的には、0.01mmから1mmの間、0.01mmから0.7mmの間、0.05mmから0.6mmの間、0.1mmから0.5mmの間、又は0.2mmから0.4mmの間の厚さを含む)を有しうる。例では、基板110は、図1A及び1Bに示されるように長方形の形状をしていてよく、あるいは、別の規則的な又は不規則な幾何学的形状のものであってもよい。
【0020】
光源120は、例えば、任意の数の行及び列、又は他のパターンを含むアレイで配置することができる。各光源120は、該各光源120の動作を駆動又は制御するために、駆動回路又は制御電子機器130などの駆動回路に電気的に結合される。制御電子機器130には、例えば、駆動IC、薄膜トランジスタ、マイクロドライバIC、及び/又は電気的相互接続が含まれうる。第2の表面114に提供されるように示されているが、他の例では、制御電子機器130(又はその構成要素)は、第1の表面112に(光源120とともに)提供されてもよい。各光源120は、例えば、発光ダイオード(LED)、マイクロLED、有機発光ダイオード(OLED)、若しくは他の適切な光源又は光変調器、例えば鏡又は光バルブなどを含みうる。
【0021】
図1Cは、隣接したディスプレイタイル100、100の一例の側面図を概略的に示している。より具体的には、図1Cの例に示されるように、ディスプレイタイル100、100は、各々、第1の表面112及び該第1の表面112とは反対側の第2の表面114を有する基板110を含み、該基板には、光源120が第1の表面112に設けられており、制御電子機器130(図1B)が第2の表面114に設けられている。他の例では、光源120及び/又は制御電子機器130が提供される表面を変化させてもよい。図示された例では、ディスプレイタイル100、100は、ディスプレイタイル100、100間にシーム106が存在するように、互いに隣接して配置されている。例では、隣接したディスプレイタイル100、100間のシーム106にギャップ108が存在しうる。このように、例では、シーム106は、隣接したディスプレイタイル100、100間にギャップ108を含む。
【0022】
例では、基板110は、図1Cに示されるように、正方形の隅部を備えたエッジを有しうる。他の例では、基板110のエッジは、丸みを帯びているか、面取りされているか、若しくは、前面及び背面から対称であるか又は非対称である、他の幾つかの断面形状を有しうる。例では、基板110は、実質的に平坦であってよく、あるいは<3m、<1m、<0.5m、又は<0.2mの曲率半径を有しうる。例では、ギャップ108は、<500μm、<200μm、<100μm、<50μm、又は<20μmの幅を有しうる。例では、基板110のギャップ108に対する厚さの比は、1:1から50,000:1の間、0.1:1から10,000:1の間、0.1:1から1000:1の間、1:1から100:1の間、又は1:1から10:1の間でありうる。例では、ディスプレイタイル100の画素ピッチ(光源120間の間隔)のギャップ108に対する比は、1:1から50:1の間、1:1から20:1の間、又は5:1から10:1の間でありうる。
【0023】
図2は、光学的にぼかしたシームを有しない、隣接したディスプレイタイル200、200の一例の側面図を概略的に示している。より具体的には、図2の例に示されるように、各々がディスプレイタイル100の例としてのディスプレイタイル200、200は、第1の表面212及び該第1の表面212とは反対側の第2の表面214を有する基板210を含み、該基板810には、光源220が第1の表面212に設けられており、制御電子機器130(図1B)などの制御電子機器が第2の表面214に設けられている。他の例では、光源220及び/又は制御電子機器が他の表面に提供されてもよい。図示された例では、ディスプレイタイル200、200は、ディスプレイタイル200、200間にシーム206が存在するように、互いに隣接して配置されている。例では、隣接したディスプレイタイル200、200間のシーム206にギャップ208が存在しうる。このように、例では、シーム206は、隣接したディスプレイタイル200、200間のギャップ208を含む。
【0024】
図2の例に概略的に示されているように、シーム206の光学的ぼかしなしでは、周囲光292などの外部光源からの光は、シーム206(より具体的には、隣接したディスプレイタイル200、200間のギャップ208を含む)から反射される。加えて、光源220からの光222などの内部光源からの光は、シーム206(より具体的には、隣接したディスプレイタイル200、200間のギャップ208を含む)から反射される。シーム206(より具体的には、隣接したディスプレイタイル200、200間のギャップ208を含む)からの光の反射は、ディスプレイタイル200、200のエッジ又はエッジ界面(例えば、対向するエッジ)からの光の反射を含む。
【0025】
シーム206(より具体的には、隣接したディスプレイタイル200、200間のギャップ208を含む)から反射される光では、ギャップ208から反射又は散乱された光の量は、ディスプレイタイル200、200から反射又は散乱された光の量とは異なる。したがって、シーム206(より具体的には、隣接したディスプレイタイル200、200間のギャップ208を含む)から反射される光は、コントラスト比の低下、明るい又は暗いスポット又は線、及び/又は画像の歪みなどの光学的欠陥をもたらす可能性がある。例えば、シーム206(より具体的には、隣接したディスプレイタイル200、200間のギャップ208を含む)から反射される光によって迷光が発生し、これにより、ディスプレイタイルの画質が低下するか、又は観察経験が低下する可能性がある。具体的には、周囲光又は光源から生成された光220は、ディスプレイタイル200、200と比較して、シーム206(ギャップ208からのものを含む)において異なるように反射又は透過されうる。反射又は透過された光のこの差は、ビューアが観察する際に、タイル状ディスプレイ全体にわたって光強度の変動を引き起こす可能性がある。
【0026】
図3は、光学的にぼかしたシームを伴った、隣接したディスプレイタイルの一例の側面図300、300を概略的に示している。より具体的には、図3の例に示されるように、各々がディスプレイタイル100の例としてのディスプレイタイル300、300は、第1の表面312及び該第1の表面312とは反対側の第2の表面314を有する基板310を含み、該基板810には、光源320が第1の表面312に設けられており、制御電子機器130(図1B)などの制御電子機器が第2の表面314に設けられている。他の例では、光源320及び/又は制御電子機器が他の表面に設けられていてもよい。図示された例では、ディスプレイタイル300、300は、シーム306がディスプレイタイル300、300間に存在するように、互いに隣接して配置されている。例では、隣接したディスプレイタイル300、300間のシーム306にギャップ308が存在しうる。このように、例では、シーム306は、隣接したディスプレイタイル300、300間のギャップ308を含む。
【0027】
一例では、図3に示されるように、シーム306(より具体的には、隣接したディスプレイタイル300、300間のギャップ308を含む)は、シーム306(より具体的には、隣接したディスプレイタイル300、300間のギャップ308を含む)において光学素子340によって光学的にぼかされる。光学素子340は、例えば、シーム306において光を散乱及び/又は吸収することにより、隣接したディスプレイタイル300、300間のシーム306を光学的にぼかす。このように、例では、光学素子340は、シーム306からの光及び/又はシーム306における光を光学的に調整する又は分散させる。加えて、例では、光学素子340は、隣接したディスプレイタイル300、300間の光学的整合を提供することができる。図示された例では、光学素子340は、隣接したディスプレイタイル300、300間のギャップ308内にある。
【0028】
例では、光学素子340は、シーム306(より具体的には隣接したディスプレイタイル300、300間のギャップ308を含む)に光学材料350を含む。光学材料350は、例えば、光学的又は光散乱材料、光学的又は光吸収材料、及び/又は光学的整合材料を含みうる。光学材料350の例には、ナノメートルからマイクロメートルのサイズの粒子で満たされた光学接着剤などの光学的散乱材料;又は、カーボンブラックを含む材料などの光学的吸収材料;又は、屈折率整合光学接着剤などの光学的整合材料が含まれる。例では、光学材料350は、400nmから800nmの光波長範囲で実質的に均一な光学応答(透過、散乱、吸収)を有しうる。他の例では、光学材料350は、400nmから800nmの光波長範囲で変化する光学応答を有しうる。
【0029】
図示された例では、光学材料350は、隣接したディスプレイタイル300、300間のギャップ308を実質的に満たす。より具体的には、図示された例では、光学材料350は、隣接したディスプレイタイル300、300間の実質的にすべての空間を占めるように、隣接したディスプレイタイル300、300に接触し、かつその間に延在する。
【0030】
例では、光学素子340は、シーム306(より具体的には隣接したディスプレイタイル300、300間のギャップ308内を含む)に光学的特徴360を含む。光学的特徴360は、例えば、光学的又は光散乱特徴及び/又は光学的又は光散乱特徴を含みうる。光学的特徴360の例には、粗さ、プリズム、レンチキュラー、又は他の物理的構造が含まれる。例えば、光学素子340の表面又は界面に、又はその上に、若しくはそのバルク内に、光学的特徴360が提供されてもよい。
【0031】
図示された例では、光学的特徴360は、シーム306において光学材料350によって支持される。より具体的には、図示された例では、光学的特徴360は、隣接したディスプレイタイル300、300間のギャップ308内に提供される光学材料350によって支持される。
【0032】
図3の例に概略的に示されているように、光学材料350及び/又は光学的特徴360を含む光学素子340によるシーム306の光学的ぼかしにより、周囲光392などの外部光源からの光は、シーム306(より具体的には隣接したディスプレイタイル300、300間のギャップ308を含む)において、散乱及び/又は吸収される。加えて、光源320からの光322などの内部光源からの光は、シーム306(より具体的には隣接したディスプレイタイル300、300間のギャップ308を含む)において、散乱及び/又は吸収される。シーム306(より具体的には隣接したディスプレイタイル300、300間のギャップ308を含む)において光を散乱及び/又は吸収することにより、シーム306(より具体的には隣接したディスプレイタイル300、300間のギャップ308を含む)に起因する光学的欠陥を最小限に抑えるか、又は排除することができる。具体的には、周囲光又は光源320から生成された光は、ディスプレイタイル300、300と比較して、シーム306(ギャップ308を含む)において同様に反射又は透過することができる。このように、例では、光学素子340は、隣接したディスプレイタイル300、300間の光学的整合を提供することができる。
【0033】
図4は、光学的にぼかしたシームを伴った、隣接したディスプレイタイルの一例の側面図400、400を概略的に示している。より具体的には、図4の例に示されるように、各々がディスプレイタイル100の例としてのディスプレイタイル400、400は、第1の表面412及び該第1の表面412とは反対側の第2の表面414を有する基板410を含み、該基板810には、光源420が第1の表面412に設けられており、制御電子機器130(図1B)などの制御電子機器が第2の表面414に設けられている。他の例では、光源420及び/又は制御電子機器が他の表面に設けられていてもよい。図示された例では、ディスプレイタイル400、400は、シーム406がディスプレイタイル400、400間に存在するように、互いに隣接して配置されている。例では、隣接したディスプレイタイル400、400間のシーム406にギャップ408が存在しうる。このように、例では、シーム406は、隣接したディスプレイタイル400、400間のギャップ408を含む。
【0034】
一例では、図4に示されるように、シーム406(より具体的には、隣接したディスプレイタイル400、400間のギャップ408を含む)は、シーム406(より具体的には、隣接したディスプレイタイル400、400間のギャップ408を含む)において光学素子440によって光学的にぼかされる。光学素子440は、例えば、シーム406において光を散乱及び/又は吸収することにより、隣接したディスプレイタイル400、400間のシーム406を光学的にぼかす。このように、例では、光学素子440は、シーム406からの光及び/又はシーム406における光を光学的に調整する又は分散させる。加えて、例では、光学素子440は、隣接したディスプレイタイル400、400間の光学的整合を提供することができる。図示された例では、光学素子440は、隣接したディスプレイタイル400、400間のギャップ408内にあり、かつそれにわたっている。
【0035】
例では、光学素子440は、シーム406(より具体的には、隣接したディスプレイタイル400、400間のギャップ408内にあり、かつそれにわたっているものを含む)において光学材料450を含む。光学材料450は、例えば、光学的又は光散乱材料、光学的又は光吸収材料、及び/又は光学的整合材料を含みうる。光学材料450の例には、ナノメートルからマイクロメートルのサイズの粒子で満たされた光学接着剤などの光学的散乱材料;又は、カーボンブラックを含む材料などの光学的吸収材料;又は、屈折率整合光学接着剤などの光学的整合材料が含まれる。例では、光学材料450は、400nmから800nmの光波長範囲で実質的に均一な光学応答(透過、散乱、吸収)を有しうる。他の例では、光学材料450は、400nmから800nmの光波長範囲で変化する光学応答を有しうる。
【0036】
図示された例では、光学材料450は、隣接したディスプレイタイル400、400間のギャップ408を実質的に満たす光学材料452と、隣接したディスプレイタイル400、400間のギャップ408にわたって(又はその上に)延在した光学材料454とを含む。光学材料452及び光学材料454は、同じ材料又は異なる材料を含みうる。
【0037】
例では、光学素子440は、シーム406(より具体的には隣接したディスプレイタイル400、400間のギャップ408内を含む)に光学的特徴460を含む。光学的特徴460は、例えば、光学的又は光散乱特徴、及び/又は光学的又は光散乱特徴を含みうる。光学的特徴460の例には、粗さ、プリズム、レンチキュラー、又は他の物理的構造が含まれる。例えば、光学素子440の表面又は界面において、又はその上に、若しくはそのバルク内に、光学的特徴460が提供されうる。
【0038】
図示された例では、光学的特徴460は、シーム406において光学材料450によって支持される。より具体的には、図示された例では、光学的特徴460は、隣接したディスプレイタイル400、400間のギャップ408内に提供される光学材料452によって支持される。
【0039】
図4の例に概略的に示されているように、光学材料450及び/又は光学的特徴460を含む光学素子440によるシーム406の光学的ぼかしにより、周囲光492などの外部光源からの光は、シーム406(より具体的には隣接したディスプレイタイル400、400間のギャップ408を含む)において、散乱及び/又は吸収される。加えて、光源420からの光422などの内部光源からの光は、シーム406(より具体的には隣接したディスプレイタイル400、400間のギャップ408を含む)において、散乱及び/又は吸収される。シーム406(より具体的には隣接したディスプレイタイル400、400間のギャップ408を含む)において光を散乱及び/又は吸収することにより、シーム406(より具体的には隣接したディスプレイタイル400、400間のギャップ408を含む)に起因する光学的欠陥を最小限に抑えるか、又は排除することができる。具体的には、周囲光又は光源から生成された光420は、ディスプレイタイル400、400と比較して、シーム406(ギャップ408からを含む)において同様に反射又は透過することができる。このように、例では、光学素子440は、隣接したディスプレイタイル400、400間の光学的整合を提供することができる。
【0040】
図5は、光学的にぼかしたシームを伴った、隣接したディスプレイタイルの一例の側面図500、500を概略的に示している。より具体的には、図5の例に示されるように、各々がディスプレイタイル100の例としてのディスプレイタイル500、500は、第1の表面512及び該第1の表面512とは反対側の第2の表面514を有する基板510を含み、該基板810には、光源520が第1の表面512に設けられており、制御電子機器130(図1B)などの制御電子機器が第2の表面514に設けられている。他の例では、光源520及び/又は制御電子機器が他の表面に設けられていてもよい。図示された例では、ディスプレイタイル500、500は、シーム506がディスプレイタイル500、500間に存在するように、互いに隣接して配置されている。例では、隣接したディスプレイタイル500、500間のシーム506にギャップ508が存在しうる。このように、例では、シーム506は、隣接したディスプレイタイル500、500間のギャップ508を含む。
【0041】
一例では、図5に示されるように、シーム506(より具体的には、隣接したディスプレイタイル500、500間のギャップ508を含む)は、シーム506(より具体的には、隣接したディスプレイタイル500、500間のギャップ508を含む)において光学素子540によって光学的にぼかされる。光学素子540は、例えば、シーム506において光を散乱及び/又は吸収することにより、隣接したディスプレイタイル500、500間のシーム506を光学的にぼかす。このように、例では、光学素子540は、シーム506からの光及び/又はシーム506における光を光学的に調整する又は分散させる。加えて、例では、光学素子540は、隣接したディスプレイタイル500、500間の光学的整合を提供することができる。図示された例では、光学素子540は、隣接したディスプレイタイル500、500間のギャップ508内にあり、かつそれにわたっている。
【0042】
例では、光学素子540は、シーム506(より具体的には、隣接したディスプレイタイル500、500間のギャップ508内にあり、かつそれにわたっているものを含む)において光学材料550を含む。光学材料550は、例えば、光学的又は光散乱材料、光学的又は光吸収材料、及び/又は光学的整合材料を含みうる。光学材料550の例には、ナノメートルからマイクロメートルのサイズの粒子で満たされた光学接着剤などの光学的散乱材料;又はカーボンブラックを含む材料などの光学的吸収材料;又は屈折率整合光学接着剤などの光学的整合材料が含まれる。例では、光学材料550は、400nmから800nmの光波長範囲で実質的に均一な光学応答(透過、散乱、吸収)を有しうる。他の例では、光学材料550は、400nmから800nmの光波長範囲で変化する光学応答を有しうる。
【0043】
図示された例では、光学材料550は、隣接したディスプレイタイル500、500間のギャップ508を実質的に満たす光学材料552と、隣接したディスプレイタイル500、500間のギャップ508にわたって(又はその上に)延在した光学材料554とを含む。光学材料552及び光学材料554は、同じ材料又は異なる材料を含みうる。例では、光学材料554は、該光学材料554が隣接したディスプレイタイル500、500の第1の表面512に接触するように、隣接したディスプレイタイル500、500の光源520の上に延在する、カバーガラス又はポリマー材料の層を含む。カバーガラスの例には、イオン交換ガラス、Corning Incorporated社製のCorning(登録商標)Gorilla(登録商標)ガラスなどの化学強化ガラス、ソーダ石灰ガラス、延伸又は圧延又はフロートガラスシート、又は無アルカリガラスが含まれる。
【0044】
例では、光学素子540は、シーム506(より具体的には、隣接したディスプレイタイル500、500間のギャップ508内にあり、かつ隣接したディスプレイタイル500、500間のギャップ508にわたっているものを含む)に光学的特徴560を含む。光学的特徴560は、例えば、光学的又は光散乱特徴及び/又は光学的又は光散乱特徴を含みうる。光学的特徴560の例には、粗さ、プリズム、レンチキュラー、又は他の物理的構造が含まれる。例えば、光学素子540の表面又は界面において、又はその上に、若しくはそのバルク内に、光学的特徴560が提供されうる。
【0045】
図示された例では、光学的特徴560は、シーム506において光学材料550によって支持される。より具体的には、図示された例では、光学的特徴560は、隣接したディスプレイタイル500、500間のギャップ508内に提供される光学材料552によって支持された光学的特徴562と、隣接したディスプレイタイル500、500間のギャップ508にわたって(又はその上に)提供されるように光学材料554によって支持された光学的特徴564とを含む。このように、隣接したディスプレイタイル500、500間のギャップ508内に光学的特徴562が提供され、隣接したディスプレイタイル500、500間のギャップ508にわたって(又は、それに)光学的特徴564が提供される。光学的特徴562及び光学的特徴564は、同じ特徴又は異なる特徴を含みうる。
【0046】
図5の例に概略的に示されているように、光学材料550及び/又は光学的特徴560を含む光学素子540によるシーム506の光学的ぼかしにより、周囲光592などの外部光源からの光は、シーム506(より具体的には隣接したディスプレイタイル500、500間のギャップ508を含む)において、散乱及び/又は吸収される。加えて、光源520からの光522などの内部光源からの光は、シーム506(より具体的には隣接したディスプレイタイル500、500間のギャップ508を含む)において、散乱及び/又は吸収される。シーム506(より具体的には隣接したディスプレイタイル500、500間のギャップ508を含む)において光を散乱及び/又は吸収することにより、シーム506(より具体的には隣接したディスプレイタイル500、500間のギャップ508を含む)に起因する光学的欠陥を最小限に抑えるか、又は排除することができる。具体的には、周囲光又は光源から生成された光520は、ディスプレイタイル500、500と比較して、シーム506(ギャップ508からを含む)において同様に反射又は透過することができる。このように、例では、光学素子540は、隣接したディスプレイタイル500、500間の光学的整合を提供することができる。
【0047】
図6は、光学的にぼかしたシームを伴った、隣接したディスプレイタイルの一例の側面図600、600を概略的に示している。より具体的には、図6の例に示されるように、各々がディスプレイタイル100の例としてのディスプレイタイル600、600は、第1の表面612及び該第1の表面612とは反対側の第2の表面614を有する基板610を含み、該基板610には、光源620が第1の表面612に設けられており、制御電子機器130(図1B)などの制御電子機器が第2の表面614に設けられている。他の例では、光源620及び/又は制御電子機器が他の表面に設けられていてもよい。図示された例では、ディスプレイタイル600、600は、シーム606がディスプレイタイル600、600間に存在するように、互いに隣接して配置されている。例では、隣接したディスプレイタイル600、600間のシーム606にギャップ608が存在しうる。このように、例では、シーム606は、隣接したディスプレイタイル600、600間のギャップ608を含む。
【0048】
一例では、図6に示されるように、シーム606(より具体的には、隣接したディスプレイタイル600、600間のギャップ608を含む)は、シーム606(より具体的には、隣接したディスプレイタイル600、600間のギャップ608を含む)において光学素子640によって光学的にぼかされる。光学素子640は、例えば、シーム606において光を散乱及び/又は吸収することにより、隣接したディスプレイタイル600、600間のシーム606を光学的にぼかす。このように、例では、光学素子640は、シーム606からの光及び/又はシーム606における光を光学的に調整する又は分散させる。加えて、例では、光学素子640は、隣接したディスプレイタイル600、600間の光学的整合を提供することができる。図示された例では、光学素子640は、隣接したディスプレイタイル600、600間のギャップ608にわたる。
【0049】
例では、光学素子640は、シーム606(より具体的には、隣接したディスプレイタイル600、600間のギャップ608にわたるものを含む)に光学材料650を含む。光学材料650は、例えば、光学的又は光散乱材料、光学的又は光吸収材料、及び/又は光学的整合材料を含みうる。光学材料650の例には、ナノメートルからマイクロメートルのサイズの粒子で満たされた光学接着剤などの光学的散乱材料;又は、カーボンブラックを含む材料などの光学的吸収材料;又は、屈折率整合光学接着剤などの光学的整合材料が含まれる。例では、光学材料650は、400nmから800nmの光波長範囲で実質的に均一な光学応答(透過、散乱、吸収)を有しうる。他の例では、光学材料650は、400nmから800nmの光波長範囲で変化する光学応答を有しうる。
【0050】
図示された例では、光学材料650は、隣接したディスプレイタイル600、600間のギャップ608にわたって(又はその上に)延在する。例では、光学材料650は、該光学材料650が隣接したディスプレイタイル600、600の第1の表面612から離間されるように、隣接したディスプレイタイル600、600の光源620の上に延在するカバーガラス又はポリマー材料の層を含む。カバーガラスの例には、イオン交換ガラス、Corning Incorporated社製のCorning(登録商標)Gorilla(登録商標)ガラスなどの化学強化ガラス、ソーダ石灰ガラス、延伸又は圧延又はフロートガラスシート、又は無アルカリガラスが含まれる。
【0051】
例では、光学素子640は、シーム606(より具体的には、隣接したディスプレイタイル600、600間のギャップ608にわたるものを含む)に光学的特徴660を含む。光学的特徴660は、例えば、光学的又は光散乱特徴及び/又は光学的又は光散乱特徴を含みうる。光学的特徴660の例には、粗さ、プリズム、レンチキュラー、又は他の物理的構造が含まれる。例えば、光学素子640の表面又は界面において、又はその上に、若しくはそのバルク内に、光学的特徴660が提供されうる。
【0052】
図示された例では、光学的特徴660は、シーム606において光学材料650によって支持される。より具体的には、図示された例では、光学的特徴660は、隣接したディスプレイタイル600、600間のギャップ608にわたって(又はその上に)提供されるように、光学材料650によって支持される。このように、隣接したディスプレイタイル600、600間のギャップ608にわたって(又は、それに)光学的特徴660が提供される。
【0053】
図6の例に概略的に示されているように、光学材料650及び/又は光学的特徴660を含む、光学素子640によるシーム606の光学的ぼかしにより、周囲光692などの外部光源からの光は、シーム606(より具体的には隣接したディスプレイタイル600、600間のギャップ608を含む)において、散乱及び/又は吸収される。加えて、光源620からの光622などの内部光源からの光は、シーム606(より具体的には隣接したディスプレイタイル600、600間のギャップ608を含む)において、散乱及び/又は吸収される。シーム606(より具体的には隣接したディスプレイタイル600、600間のギャップ608を含む)において光を散乱及び/又は吸収することにより、シーム606(より具体的には隣接したディスプレイタイル600、600間のギャップ608を含む)に起因する光学的欠陥を最小限に抑えるか、又は排除することができる。具体的には、周囲光又は光源から生成された光620は、ディスプレイタイル600、600と比較して、シーム606(ギャップ608からを含む)において同様に反射又は透過することができる。このように、例では、光学素子640は、隣接したディスプレイタイル600、600間の光学的整合を提供することができる。
【0054】
図7は、光学的にぼかしたシームを伴った、隣接したディスプレイタイルの一例の側面図700、700を概略的に示している。より具体的には、図7の例に示されるように、各々がディスプレイタイル100の例としてのディスプレイタイル700、700は、第1の表面712及び該第1の表面712とは反対側の第2の表面714を有する基板710を含み、該基板810には、光源720が第1の表面712に設けられており、制御電子機器130(図1B)などの制御電子機器が第2の表面714に設けられている。他の例では、光源720及び/又は制御電子機器が他の表面に設けられていてもよい。図示された例では、ディスプレイタイル700、700は、シーム706がディスプレイタイル700、700間に存在するように、互いに隣接して配置されている。例では、隣接したディスプレイタイル700、700間のシーム706にギャップ708が存在しうる。このように、例では、シーム706は、隣接したディスプレイタイル700、700間のギャップ708を含む。
【0055】
一例では、図7に示されるように、シーム706(より具体的には、隣接したディスプレイタイル700、700間のギャップ708を含む)は、シーム706(より具体的には、隣接したディスプレイタイル700、700間のギャップ708を含む)において光学素子740によって光学的にぼかされる。光学素子740は、例えば、シーム706において光を散乱及び/又は吸収することにより、隣接したディスプレイタイル700、700間のシーム706を光学的にぼかす。このように、例では、光学素子740は、シーム706からの光及び/又はシーム706における光を光学的に調整する又は分散させる。加えて、例では、光学素子740は、隣接したディスプレイタイル700、700間の光学的整合を提供することができる。図示された例では、光学素子740は、隣接したディスプレイタイル700、700間のギャップ708にわたる。
【0056】
例では、光学素子740は、シーム706(より具体的には、隣接したディスプレイタイル700、700間のギャップ708にわたるものを含む)に光学材料750を含む。光学材料750は、例えば、光学的又は光散乱材料、光学的又は光吸収材料、及び/又は光学的整合材料を含みうる。光学材料750の例には、ナノメートルからマイクロメートルのサイズの粒子で満たされた光学接着剤などの光学的散乱材料;又は、カーボンブラックを含む材料などの光学的吸収材料;又は、屈折率整合光学接着剤などの光学的整合材料が含まれる。例では、光学材料750は、400nmから800nmの光波長範囲で実質的に均一な光学応答(透過、散乱、吸収)を有しうる。他の例では、光学材料750は、400nmから800nmの光波長範囲で変化する光学応答を有しうる。
【0057】
図示された例では、光学材料750は、隣接したディスプレイタイル700、700間のギャップ708にわたって(又はその上に)延在する。例では、光学材料750は、該光学材料750が隣接したディスプレイタイル700、700の第1の表面712に接触するように、隣接したディスプレイタイル700、700の光源720の上に延在する、カバーガラス又はポリマー材料の層を含む。カバーガラスの例には、イオン交換ガラス、Corning Incorporated社製のCorning(登録商標)Gorilla(登録商標)ガラスなどの化学強化ガラス、ソーダ石灰ガラス、延伸又は圧延又はフロートガラスシート、又は無アルカリガラスが含まれる。
【0058】
図7の例に概略的に示されているように、光学材料750を含む光学素子740によるシーム706の光学的ぼかしにより、周囲光792などの外部光源からの光は、シーム706(より具体的には、隣接したディスプレイタイル700、700間のギャップ708を含む)において散乱及び/又は吸収される。加えて、光源720からの光722などの内部光源からの光は、シーム706(より具体的には隣接したディスプレイタイル700、700間のギャップ708を含む)において、散乱及び/又は吸収される。シーム706(より具体的には隣接したディスプレイタイル700、700間のギャップ708を含む)において光を散乱及び/又は吸収することにより、シーム706(より具体的には隣接したディスプレイタイル700、700間のギャップ708を含む)に起因する光学的欠陥を最小限に抑えるか、又は排除することができる。具体的には、周囲光又は光源から生成された光720は、ディスプレイタイル700、700と比較して、シーム706(ギャップ708を含む)において同様に反射又は透過することができる。このように、例では、光学素子740は、隣接したディスプレイタイル700、700間の光学的整合を提供することができる。
【0059】
図8は、光学的にぼかしたシームを伴った、隣接したディスプレイタイルの一例の側面図800、800を概略的に示している。より具体的には、図8の例に示されるように、各々がディスプレイタイル100の例としてのディスプレイタイル800、800は、第1の表面812及び該第1の表面812とは反対側の第2の表面814を有する基板810を含み、該基板810には、光源820が第1の表面812に設けられており、制御電子機器130(図1B)などの制御電子機器が第2の表面814に設けられている。他の例では、光源820及び/又は制御電子機器が他の表面に設けられていてもよい。図示された例では、ディスプレイタイル800、800は、シーム806がディスプレイタイル800、800間に存在するように、互いに隣接して配置されている。例では、隣接したディスプレイタイル800、800間のシーム806にギャップ808が存在しうる。このように、例では、シーム806は、隣接したディスプレイタイル800、800間のギャップ808を含む。
【0060】
一例では、図8に示されるように、シーム806(より具体的には、隣接したディスプレイタイル800、800間のギャップ808を含む)は、シーム806(より具体的には、隣接したディスプレイタイル800、800間のギャップ808を含む)において光学素子840によって光学的にぼかされる。光学素子840は、例えば、シーム806において光を散乱及び/又は吸収することにより、隣接したディスプレイタイル800、800間のシーム806を光学的にぼかす。このように、例では、光学素子840は、シーム806からの光及び/又はシーム806における光を光学的に調整する又は分散させる。加えて、例では、光学素子840は、隣接したディスプレイタイル800、800間の光学的整合を提供することができる。図示された例では、光学素子840は、隣接したディスプレイタイル800、800間のギャップ808にわたる。
【0061】
例では、光学素子840は、シーム806における(より具体的には、隣接したディスプレイタイル800、800間のギャップ808にわたるものを含む)光学材料850を含む。光学材料850は、例えば、光学的又は光散乱材料、光学的又は光吸収材料、及び/又は光学的整合材料を含みうる。光学材料850の例には、ナノメートルからマイクロメートルのサイズの粒子で満たされた光学接着剤などの光学的散乱材料;又は、カーボンブラックを含む材料などの光学的吸収材料;又は、屈折率整合光学接着剤などの光学的整合材料が含まれる。例では、光学材料850は、400nmから800nmの光波長範囲で実質的に均一な光学応答(透過、散乱、吸収)を有しうる。他の例では、光学材料850は、400nmから800nmの光波長範囲で変化する光学応答を有しうる。
【0062】
図示された例では、光学材料850は、隣接したディスプレイタイル800、800間のギャップ808にわたって(又はその上に)延在する。例では、光学材料850は、該光学材料850が隣接したディスプレイタイル800、800の第1の表面812に接触するように、隣接したディスプレイタイル800、800の光源820の上に延在する、カバーガラス又はポリマー材料の層を含む。カバーガラスの例には、イオン交換ガラス、Corning Incorporated社製のCorning(登録商標)Gorilla(登録商標)ガラスなどの化学強化ガラス、ソーダ石灰ガラス、延伸又は圧延又はフロートガラスシート、又は無アルカリガラスが含まれる。
【0063】
例では、光学素子840は、シーム806(より具体的には、隣接したディスプレイタイル800、800間のギャップ808にわたるものを含む)において光学的特徴860を含む。光学的特徴860は、例えば、光学的又は光散乱特徴及び/又は光学的又は光散乱特徴を含みうる。光学的特徴860の例には、粗さ、プリズム、レンチキュラー、又は他の物理的構造が含まれる。例えば、光学素子840の表面又は界面において、又はその上に、若しくはそのバルク内に、光学的特徴860が提供されうる。
【0064】
図示された例では、光学的特徴860は、シーム806において光学材料850によって支持される。より具体的には、図示された例では、光学的特徴860は、隣接したディスプレイタイル800、800間のギャップ808にわたって(又はその上に)提供されるように、光学材料850によって支持される。このように、隣接したディスプレイタイル800、800間のギャップ808にわたって(又は、それに)光学的特徴860が提供される。例では、光学的特徴860は、光学材料850の一方の側に光学材料850によって支持された光学的特徴862、光学材料850の反対の側に光学材料850によって支持された光学的特徴864を含む。光学的特徴862及び光学的特徴864は、同じ特徴又は異なる特徴を含みうる。例では、光学的特徴862は、鏡面反射体(又は反射体)を含み、それにより、反射の際に入射光が集中したまま維持されるように滑らかな表面から反射し、光学的特徴864は、拡散反射体(又は反射体)を含み、それにより、反射の際に入射光が多くの方向に分散されるように粗い表面から反射する。このように、例では、光学的特徴862は、光を光学的特徴864に反射し、それによって、光学的特徴864は、反射された光を散乱させる。
【0065】
図8の例に概略的に示されているように、光学材料850及び/又は光学的特徴860を含む光学素子840によるシーム806の光学的ぼかしにより、光源820からの光822などの内部光源からの光は、シーム806(より具体的には、隣接したディスプレイタイル800、800間のギャップ808を含む)において散乱及び/又は吸収される。より具体的には隣接したディスプレイタイル800、800間のギャップ808を含む、シーム806において光を散乱及び/又は吸収することにより、シーム806(より具体的には隣接したディスプレイタイル800、800間のギャップ808を含む)に起因する光学的欠陥を最小限に抑えるか、又は排除することができる。具体的には、周囲光又は光源から生成された光820は、ディスプレイタイル800、800と比較して、シーム806(ギャップ808を含む)において同様に反射又は透過することができる。このように、例では、光学素子840は、隣接したディスプレイタイル800、800間の光学的整合を提供することができる。
【0066】
図9は、光学的にぼかしたシームを伴った、隣接したディスプレイタイルの一例の側面図900、900、900、900を概略的に示している。より具体的には、図9の例に示されるように、各々がディスプレイタイル100の例としてのディスプレイタイル900、900、900、900は、第1の表面912及び該第1の表面912とは反対側の第2の表面914を有する基板910を含み、該基板910には、光源920が第1の表面912に設けられており、制御電子機器130(図1B)などの制御電子機器が第2の表面914に設けられている。他の例では、光源920及び/又は制御電子機器が他の表面に設けられていてもよい。図示された例では、ディスプレイタイル900、900、900、900は、隣接したディスプレイタイル900、900間にシーム906が存在するように、互いに隣接して配置されている。例では、隣接したディスプレイタイル900、900間のシーム906にギャップ908が存在しうる。このように、例では、シーム906は、隣接したディスプレイタイル900、900間のギャップ908を含む。
【0067】
一例では、図9に示されるように、シーム906(より具体的には、隣接したディスプレイタイル900、900間のギャップ908を含む)は、シーム906(より具体的には、隣接したディスプレイタイル900、900間のギャップ908を含む)において光学素子940によって光学的にぼかされる。光学素子940は、例えば、シーム906において光を散乱及び/又は吸収することにより、隣接したディスプレイタイル900、900間のシーム906を光学的にぼかす。このように、例では、光学素子940は、シーム906からの光及び/又はシーム906における光を光学的に調整する又は分散させる。加えて、例では、光学素子940は、隣接したディスプレイタイル900、900間の光学的整合を提供することができる。図示された例では、光学素子940は、隣接したディスプレイタイル900、900間のギャップ908にわたる。
【0068】
例では、光学素子940は、シーム906(より具体的には、隣接したディスプレイタイル900、900間のギャップ908を含む)に光学材料950を含む。光学材料950は、例えば、光学的又は光散乱材料、光学的又は光吸収材料、及び/又は光学的整合材料を含みうる。光学材料950の例には、ナノメートルからマイクロメートルのサイズの粒子で満たされた光学接着剤などの光学的散乱材料;又は、カーボンブラックを含む材料などの光学的吸収材料;又は、屈折率整合光学接着剤などの光学的整合材料が含まれる。例では、光学材料950は、400nmから800nmの光波長範囲で実質的に均一な光学応答(透過、散乱、吸収)を有しうる。他の例では、光学材料950は、400nmから800nmの光波長範囲で変化する光学応答を有しうる。
【0069】
図示された例では、光学材料950は、隣接したディスプレイタイル900、900間のギャップ908にわたって(又はその上に)延在する。例では、光学材料950は、該光学材料950が隣接したディスプレイタイル900、900の第1の表面912から離間されるように、隣接したディスプレイタイル900、900の光源920の上に延在するカバーガラス又はポリマー材料の層を含む。カバーガラスの例には、イオン交換ガラス、Corning Incorporated社製のCorning(登録商標)Gorilla(登録商標)ガラスなどの化学強化ガラス、ソーダ石灰ガラス、延伸又は圧延又はフロートガラスシート、又は無アルカリガラスが含まれる。
【0070】
図9の例に概略的に示されているように、光学材料950を含む光学素子940によるシーム906の光学的ぼかしにより、周囲光992などの外部光源からの光は、シーム906(より具体的には、隣接したディスプレイタイル900、900間のギャップ908を含む)において散乱及び/又は吸収される。加えて、光源920からの光922などの内部光源からの光は、より具体的には隣接したディスプレイタイル900、900間のギャップ908を含む、シーム906において、散乱及び/又は吸収される。より具体的には隣接したディスプレイタイル900、900間のギャップ908を含む、シーム906において光を散乱及び/又は吸収することにより、シーム906(より具体的には隣接したディスプレイタイル900、900間のギャップ908を含む)に起因する光学的欠陥を最小限に抑えるか、又は排除することができる。具体的には、周囲光又は光源から生成された光920は、ディスプレイタイル900、900と比較して、シーム906(ギャップ908を含む)において同様に反射又は透過することができる。このように、例では、光学素子940は、隣接したディスプレイタイル900、900間の光学的整合を提供することができる。
【0071】
図9の例では、光学材料950は、カバーガラス又はポリマー材料の層のタイル1000を含む。図示された例では、タイル1000、1000はそれぞれ、複数のディスプレイタイル900、900の上に延在し、シーム1006が隣接したタイル1000、1000間に存在するように互いに隣接して配置される。例では、隣接したタイル1000、1000間のシーム1006にギャップ1008が存在しうる。このように、例では、シーム1006は、隣接したタイル1000、1000間のギャップ1008を含む。
【0072】
一例では、図9に示されるように、シーム1006(より具体的には、隣接したタイル1000、1000間のギャップ1008を含む)は、シーム1006(より具体的には、隣接したタイル1000、1000間のギャップ1008を含む)において光学素子1040によって光学的にぼかされる。光学素子1040は、例えば、シーム1006において光を散乱及び/又は吸収することにより、隣接したタイル1000、1000間のシーム1006を光学的にぼかす。このように、例では、光学素子1040は、シーム1006からの光及び/又はシーム1006における光を光学的に調整する又は分散させる。加えて、例では、光学素子1040は、隣接したタイル1000、1000間の光学的整合を提供することができる。図示された例では、光学素子1040は、隣接したタイル1000、1000間のギャップ1008内にある。
【0073】
例では、光学素子1040は、シーム1006(より具体的には、隣接したタイル1000、1000間のギャップ1008内のものを含む)に光学材料1050を含む。光学材料1050は、例えば、光学的又は光散乱材料、光学的又は光吸収材料、及び/又は光学的整合材料を含みうる。光学材料1050の例には、ナノメートルからマイクロメートルのサイズの粒子で満たされた光学接着剤などの光学的散乱材料;又は、カーボンブラックを含む材料などの光学的吸収材料;又は、屈折率整合光学接着剤などの光学的整合材料が含まれる。例では、光学材料1050は、400nmから800nmの光波長範囲で実質的に均一な光学応答(透過、散乱、吸収)を有しうる。他の例では、光学材料1050は、400nmから800nmの光波長範囲で変化する光学応答を有しうる。
【0074】
図示された例では、光学材料1050は、隣接したタイル1000、1000間のギャップ1008を実質的に満たす。より具体的には、図示された例では、光学材料1050は、隣接したタイル1000、1000間の実質的にすべてのスペースを占めるように、隣接したタイル1000、1000に接触し、かつその間に延在する。
【0075】
図9の例に概略的に示されているように、光学材料1050を含む光学素子1040によるシーム1006の光学的ぼかしにより、周囲光992などの外部光源からの光は、シーム1006(より具体的には、隣接したタイル1000、1000間のギャップ1008を含む)において散乱及び/又は吸収される。加えて、光源920からの光922などの内部光源からの光は、より具体的には隣接したタイル300、300間のギャップ1008を含む、シーム1006(より具体的には、隣接したタイル1000、1000間のギャップ1008を含む)において、散乱及び/又は吸収される。シーム1006(より具体的には、隣接したタイル1000、1000間のギャップ1008を含む)において光を散乱及び/又は吸収することにより、シーム1006(より具体的には、隣接したタイル1000、1000間のギャップ1008からのものを含む)に起因する光学的欠陥は、最小限に抑えられるか、又は排除されうる。具体的には、周囲光又は光源920から生成された光は、タイル1000、1000と比較して、シーム1006(ギャップ1008を含む)において同様に反射又は透過することができる。このように、例では、光学素子1040は、隣接したタイル1000、1000間の光学的整合を提供することができる。
【0076】
特定の例を本明細書で例示及び説明してきたが、本開示の範囲から逸脱することなく、さまざまな代替及び/又は同等の実装形態が、示され、説明された特定の例の代替となりうる。本願は、本明細書で論じられる特定の例の適応又は変形にも及ぶことが意図されている。
【0077】
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
【0078】
実施形態1
ディスプレイデバイスにおいて、
間にシームを有する少なくとも2つの隣接したディスプレイタイルであって、前記隣接したディスプレイタイルの各々が、基板、前記基板の第1の表面にある1つ以上の光源、及び前記基板の前記第1の表面とは反対側の第2の表面にある制御電子機器を含む、ディスプレイタイル;並びに
前記隣接したディスプレイタイル間の前記シームを光学的にぼかすために前記シームにある光学素子
を含む、ディスプレイデバイス。
【0079】
実施形態2
前記隣接したディスプレイタイル間の前記シームが、前記隣接したディスプレイタイル間のギャップをさらに含む、請求項1に記載のディスプレイデバイス。
【0080】
実施形態3
前記光学素子が、前記隣接したディスプレイタイル間の前記シームにおいて光を散乱する、請求項1に記載のディスプレイデバイス。
【0081】
実施形態4
前記光学素子が、前記隣接したディスプレイタイル間の前記シームにおいて光を吸収する、請求項1に記載のディスプレイデバイス。
【0082】
実施形態5
前記光学素子が、前記シームに光学材料を含む、請求項1に記載のディスプレイデバイス。
【0083】
実施形態6
前記光学材料が光散乱材料を含む、実施形態5に記載のディスプレイデバイス。
【0084】
実施形態7
前記光学材料が光吸収材料を含む、実施形態5に記載のディスプレイデバイス。
【0085】
実施形態8
前記隣接したディスプレイタイル間の前記シームが、前記隣接したディスプレイタイル間のギャップをさらに含み、前記光学材料が前記ギャップを実質的に満たす、実施形態5に記載のディスプレイデバイス。
【0086】
実施形態9
前記光学材料が、カバーガラス及びポリマー材料の層のうちの一方を含む、実施形態5に記載のディスプレイデバイス。
【0087】
実施形態10
前記光学材料が、少なくとも1つの前記隣接したディスプレイタイルの前記1つ以上の光源の上に延在する、実施形態5に記載のディスプレイデバイス。
【0088】
実施形態11
前記光学材料が、前記隣接したディスプレイタイルのうちの前記少なくとも1つの前記第1の表面に接触する、実施形態10に記載のディスプレイデバイス。
【0089】
実施形態12
前記光学材料が、前記隣接したディスプレイタイルのうちの前記少なくとも1つの前記第1の表面から離間される、実施形態10に記載のディスプレイデバイス。
【0090】
実施形態13
前記光学素子が、前記光学材料によって支持された光学的特徴をさらに含む、実施形態5に記載のディスプレイデバイス。
【0091】
実施形態14
前記光学的特徴が、光散乱特徴及び光吸収特徴のうちの少なくとも一方を含む、実施形態13に記載のディスプレイデバイス。
【0092】
実施形態15
前記光学素子が、前記シームに光学的特徴を含む、実施形態1に記載のディスプレイデバイス。
【0093】
実施形態16
前記光学的特徴が光散乱特徴を含む、実施形態15に記載のディスプレイデバイス。
【0094】
実施形態17
前記光学的特徴が光吸収特徴を含む、実施形態15に記載のディスプレイデバイス。
【0095】
実施形態18
前記光学素子が、前記光学的特徴を支持するための光学材料をさらに含む、実施形態15に記載のディスプレイデバイス。
【0096】
実施形態19
前記光学材料が、カバーガラス及びポリマー材料の層のうちの一方を含む、実施形態18に記載のディスプレイデバイス。
【0097】
実施形態20
前記光学的特徴が、前記光学材料の一方の側に拡散反射体、前記光学材料の反対の側に鏡面反射体を含む、実施形態19に記載のディスプレイデバイス。
【0098】
実施形態21
ディスプレイデバイスを製造する方法において、
少なくとも2つのディスプレイタイルを、間にシームを伴って互いに隣接して位置づける工程であって、前記隣接したディスプレイタイルの各々が、基板、前記基板の第1の表面にある1つ以上の光源、及び前記基板の前記第1の表面とは反対側の第2の表面にある制御電子機器を含む、工程;並びに
前記隣接したディスプレイタイル間の前記シームを光学的にぼかすために前記シームに光学素子を含める工程
を含む、方法。
【0099】
実施形態22
前記少なくとも2つのディスプレイタイルを互いに隣接して位置づける工程が、前記少なくとも2つのディスプレイタイルを、間にギャップを伴って互いに隣接して位置づけることをさらに含む、実施形態21に記載の方法。
【0100】
実施形態23
前記光学素子が、前記隣接したディスプレイタイル間の前記シームにおいて光を散乱する、実施形態21に記載の方法。
【0101】
実施形態24
前記光学素子が、前記隣接したディスプレイタイル間の前記シームにおいて光を吸収する、実施形態21に記載の方法。
【0102】
実施形態25
前記光学素子を含める工程が、前記シームに光学材料を含めることを含む、実施形態21に記載の方法。
【0103】
実施形態26
前記光学材料が光散乱材料を含む、実施形態25に記載の方法。
【0104】
実施形態27
前記光学材料が光吸収材料を含む、実施形態25に記載の方法。
【0105】
実施形態28
前記隣接したディスプレイタイル間の前記シームが、前記隣接したディスプレイタイル間のギャップをさらに含み、前記光学材料が前記ギャップを実質的に満たす、実施形態25に記載の方法。
【0106】
実施形態29
前記光学材料が、カバーガラス及びポリマー材料の層のうちの一方を含む、実施形態25に記載の方法。
【0107】
実施形態30
前記光学材料を含めることが、前記光学材料を少なくとも1つの前記隣接したディスプレイタイルの前記1つ以上の光源の上に延在させることを含む、実施形態25に記載の方法。
【0108】
実施形態31
前記光学材料を前記1つ以上の光源の上に延在させることが、前記隣接したディスプレイタイルのうちの前記少なくとも1つの前記第1の表面を前記光学材料と接触させることを含む、実施形態30に記載の方法。
【0109】
実施形態32
前記光学材料を前記1つ以上の光源の上に延在させることが、前記光学材料を前記隣接したディスプレイタイルのうちの前記少なくとも1つの前記第1の表面から離間させることを含む、実施形態30に記載の方法。
【0110】
実施形態33
前記光学材料を含めることが、光学的特徴を前記光学材料で支持することを含む、実施形態25に記載の方法。
【0111】
実施形態34
前記光学的特徴が、光散乱特徴及び光吸収特徴のうちの少なくとも一方を含む、実施形態33に記載の方法。
【0112】
実施形態35
前記光学素子を含める工程が、前記シームに光学的特徴を含めることを含む、実施形態21に記載の方法。
【0113】
実施形態36
前記光学的特徴が光散乱特徴を含む、実施形態35に記載の方法。
【0114】
実施形態37
前記光学的特徴が光吸収特徴を含む、実施形態35に記載の方法。
【0115】
実施形態38
光学的特徴を含めることが、前記光学的特徴を光学材料で支持することを含む、実施形態35に記載の方法。
【0116】
実施形態39
前記光学材料が、カバーガラス及びポリマー材料の層のうちの一方を含む、実施形態38に記載の方法。
【0117】
実施形態40
前記光学的特徴を支持する工程が、前記光学材料の一方の側で拡散反射体を支持し、前記光学材料の反対の側で鏡面反射体を支持することを含む、実施形態39に記載の方法。
【符号の説明】
【0118】
100、200、300・・・ ディスプレイタイル
102 正面/第1の側面
104 背面/第2の側面
110、210 基板
112、212・・・ 第1の表面
114、214・・・ 第2の表面
120、220・・・ 光源
130 制御電子機器
206、306・・・ シーム
208、308、408・・・ ギャップ
222 光
340、440・・・ 光学素子
350、452、454・・・ 光学材料
360、460・・・ 光学的特徴
592、692・・・ 周囲光
図1A
図1B
図1C
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】