(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-23
(54)【発明の名称】養殖場用スクリュー式飼料供給装置
(51)【国際特許分類】
A01K 61/80 20170101AFI20221216BHJP
【FI】
A01K61/80
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2020567567
(86)(22)【出願日】2020-10-27
(85)【翻訳文提出日】2020-11-30
(86)【国際出願番号】 KR2020014686
(87)【国際公開番号】W WO2021085970
(87)【国際公開日】2021-05-06
(31)【優先権主張番号】10-2019-0134492
(32)【優先日】2019-10-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520470198
【氏名又は名称】デーイル カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】弁理士法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】コン ギョンソク
【テーマコード(参考)】
2B104
【Fターム(参考)】
2B104AA01
2B104CF07
2B104CF21
(57)【要約】
本発明は飼料保存タンクからその下端側の投入ホッパーを通してスクリューフィーダーの内部に投入された飼料を、スクリューモーターの動力によって軸回転するスクリューフィーダーの移送スクリューによってスクリューケーシングに沿って養殖水槽に供給し、前記飼料保存タンクの下部には飼料保存タンクを支持する支持筒が設けられ、前記スクリューケーシングは支持筒の壁体を貫通して所定の長さだけ前方に延設される養殖場用スクリュー式飼料供給装置に関するもので、より詳しくは前記スクリューケーシングを支持筒の内部に配置される後方ケーシングと支持筒の前面に着脱可能に組み立てられる前方ケーシングとに分割して形成し、前記移送スクリューのスクリュー軸はスクリューモーターの駆動軸とネジ締結式で着脱可能に組み立てることにより、スクリューフィーダーの掃除や修理及び維持補修作業を非常に手軽くて簡単に遂行することができるようにし、前記投入ホッパーの直前方に相当するスクリューケーシングの内周面上側部に飼料の移送量を制限する遮断板を突設することにより、スクリューケーシングを通して供給される飼料が移送スクリューとスクリューケーシングとの間で過度に圧搾されず、移送スクリューによってスムーズに押し出されるようにし、スクリューケーシングの先端排出口に設けられる飼料散布器の飛散フラップを“)”形の曲面板から形成して飼料の拡散範囲をより幅広く確保することができるようにした養殖場用スクリュー式飼料供給装置に関するものである。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下側部に漏斗形投入ホッパー(2)が提供された飼料保存タンク(1)と、前記投入ホッパー(2)に連結され、飼料保存タンク(1)を下部で支持する支持筒(6)と、前記投入ホッパー(2)の下端出口側に連結されるとともに支持筒(6)の壁体部を貫通して所定の長さだけ前方に延設されるスクリューフィーダー(7)とを含んでなり、前記スクリューフィーダー(7)は、投入ホッパー(2)の下端出口側から支持筒(6)の壁体部を貫通して延びる円筒パイプ形のスクリューケーシング(11)と、前記スクリューケーシング(11)の内部に挿設され、スクリューモーター(30)の動力によって軸回転する移送スクリュー(12)とを含んでなり、前記スクリューケーシング(11)の先端側には飼料の排出口(11a)が提供された養殖場用スクリュー式飼料供給装置(10)であって、
前記スクリューケーシング(11)は、投入ホッパー(2)の下端出口から支持筒(6)の壁体側に至るまでの長さを有する後方ケーシング(22)と、前記後方ケーシング(22)の先端側から支持筒(6)の外部に延びる前方ケーシング(21)とに分割されて形成され、前記前方ケーシング(21)はケーシング組立部(17)を介して支持筒(6)と着脱可能に連結され、
前記移送スクリュー(12)のスクリュー軸(13)の後端部はスクリューモーター(30)の動力によって軸回転する駆動軸(28)とネジ締結式で組み立てられ、前記移送スクリュー(12)の組立方向は駆動軸(28)の回転の正回転方向の反対方向であることを特徴とする、養殖場用スクリュー式飼料供給装置。
【請求項2】
前記ケーシング組立部(17)は、前方ケーシング(21)の後端部側外周面上で前方ケーシング(21)と一体に連結される装着フランジ(24)と、前記支持筒(6)の外側面上に組み立てられるとともに前方ケーシング(21)の装着フランジ(24)と突き合わせられる支持フランジ(25)と、前記装着フランジ(24)及び支持フランジ(25)の外周面に沿って回転可能に設けられる円筒形決着ノブ(7a)とを含んでなり、
前記装着フランジ(24)の後端部側外周面には一定の角度間隔で楔形フレーム(24a)が突設され、前記支持フランジ(25)の先端部側外周面には一定の角度間隔で決着ノブ(7a)用ガイドフレーム(25a)が突設され、前記決着ノブ(7a)の先端部側内周面には装着フランジ(24)の楔形フレーム(24a)が提供する楔形溝(24b)に沿って回転して結合される決着フレーム(7b)が突設されることを特徴とする、請求項1に記載の養殖場用スクリュー式飼料供給装置。
【請求項3】
前記支持筒(6)の内部には投入ホッパー(2)の下端側と組み立てられる飼料排出筒(2a)が提供され、前記スクリューフィーダー(7)のスクリューケーシング(11)は飼料排出筒(2a)の下端出口側に連結され、
前記飼料排出筒(2a)の内部中央には左ネジ型スクリューと右ネジ型スクリューがスクリュー軸の両側にそれぞれ形成された飼料撹拌機(15)が軸回転可能に設けられ、前記飼料撹拌機(15)のスクリュー軸はスクリューフィーダー(7)の移送スクリュー(12)に平行に配置されるとともに当該スクリュー軸の後端部が飼料排出筒(2a)を貫通して外部に突出するように設けられ、
前記スクリューモーター(30)の駆動軸(28)はスクリューフィーダー(7)のスクリューケーシング(11)の後端部を貫通して移送スクリュー(12)のスクリュー軸(13)の後端部とネジ締結式で組み立てられ、前記スクリューケーシング(11)及び飼料排出筒(2a)の後方外側には、スクリューモーター(30)の駆動軸(28)に連結される駆動ギア(14)及び前記駆動ギア(14)と噛み合うように飼料撹拌機(15)のスクリュー軸に連結される従動ギア(16)がそれぞれ配置されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の養殖場用スクリュー式飼料供給装置。
【請求項4】
前記駆動ギア(14)はスリーブ(29)の外周面上でスリーブ(29)と一体に形成され、前記スリーブ(29)がスクリューモーター(30)の駆動軸(28)とスプライン式で噛み合って回転するように設けられ、前記スリーブ(29)の中央側には軸ボルト(31)が貫設され、前記軸ボルト(31)がスクリューフィーダー(7)のスクリューケーシング(11)の後端部を貫通して移送スクリュー(12)のスクリュー軸(13)とネジ締結式で組み立てられ、前記移送スクリュー(12)のスクリュー軸(13)の後端部には軸ボルト(31)との締結作業のためのパイプ形ナットキャップ(13a)が提供されることを特徴とする、請求項3に記載の養殖場用スクリュー式飼料供給装置。
【請求項5】
前記支持筒(6)の外側面には、スクリューモーター(30)を選択的に正方向又は逆方向に作動させることができる一対の操作ボタン(9)が提供されることを特徴とする、請求項3に記載の養殖場用スクリュー式飼料供給装置。
【請求項6】
前記スクリューケーシング(11)又は飼料排出筒(2a)の後面には、駆動ギア(14)又は従動ギア(16)の逆方向回転を防止するラチェット機構(34)が設けられることを特徴とする、請求項3に記載の養殖場用スクリュー式飼料供給装置。
【請求項7】
前記飼料撹拌機(15)を成す左ネジ型スクリューのスクリュー軸と右ネジ型スクリューのスクリュー軸には撹拌棒(15a)がそれぞれ連結され、前記それぞれの撹拌棒(15a)は当該スクリュー軸に対して90度の角度を成すように連結されることを特徴とする、請求項3に記載の養殖場用スクリュー式飼料供給装置。
【請求項8】
前記投入ホッパー(2)の直前方に相当するスクリューケーシング(11)の内周面上側部には、飼料の移送量を制限する遮断板(11b)が所定の長さだけ下方に突設され、
前記移送スクリュー(12)の軸回転の際に遮断板(11b)がかかるスクリュー部分は一定のピッチだけ切除された形態を成すか、当該スクリュー部分に遮断板(11b)の通過溝が切開されて形成されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の養殖場用スクリュー式飼料供給装置。
【請求項9】
前記スクリューケーシング(11)の排出口(11a)に隣接した位置には飼料散布器(8)が設けられ、前記飼料散布器(8)は、支持筒(6)の前面に連結されるとともに所定の長さだけ前方に延びるモーターブラケット(8c)と、前記モーターブラケット(8c)の先端側に連結されるフラップモーター(8a)と、前記フラップモーター(8a)の駆動軸と連結されるとともにスクリューケーシング(11)の排出口(11a)の直下方に配置される羽板形の飛散フラップ(8b)とを含んでなり、
前記飛散フラップ(8b)はフラップモーター(8a)の駆動軸が連結される中心部を基準として2個乃至4個のフラップが放射状に連結され、前記それぞれのフラップは飼料の撒布方向になる前方に向かって“)”字形に湾曲した曲面板からなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の養殖場用スクリュー式飼料供給装置。
【請求項10】
前記スクリューケーシング(11)の先端側には、飼料散布器(8)の飛散フラップ(8b)を上部でカバーする半円筒形の遮断カバー(36)が連結されることを特徴とする、請求項9に記載の養殖場用スクリュー式飼料供給装置。
【請求項11】
前記飼料保存タンク(1)は、投入ホッパー(2)を備える下側胴体と、カバー板(4)がヒンジ式で連結される上側胴体と、前記上下側胴体の間に提供される補助胴体(3)とが嵌合式で連結されるものであり、前記支持筒(6)と飼料保存タンク(1)との間には最小2個以上の支柱(1a)が連結されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の養殖場用スクリュー式飼料供給装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は飼料保存タンクからその下端側の投入ホッパーを通してスクリューフィーダーの内部に投入された飼料をスクリューモーターの動力によって軸回転するスクリューフィーダーの移送スクリューを用いてスクリューケーシングに沿って養殖水槽に供給するようにし、前記飼料保存タンクの下部には飼料保存タンクを支持する支持筒が取り付けられ、前記スクリューケーシングは支持筒の壁体を貫通して所定の長さだけ前方に延設される養殖場用スクリュー式飼料供給装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、建物の室内に養殖水槽を設置して各種の魚類を高密度に養殖する陸上の養殖場施設だけでなく、湖、貯水池又は沿岸海域などの水域に囲い網を足場構造物とともに係留式で設置して各種の魚類を高密度に養殖する囲い網養殖場施設では魚類の成長に必要な餌、すなわち飼料を要求する時間に合わせて周期的に供給することが養殖場の管理側面で一番重要な部分を占める。
【0003】
既存には、養殖場管理人が現場に直接投入され、飼料保存タンクに保存された飼料をひさごなどで汲み取り、養殖水槽や囲い網の内部に飼料をばらまく方式の手作業が行われているが、1日に3~4回の給餌時間に合わせて管理人が船舶で移動しなければならない海上の囲い網養殖場はもちろんのこと、管理人が常住することができる陸上の養殖場でも専門人力の採用による人件費によって養殖場の管理に相当な経済的負担を引き起こしており、劣悪で大変な勤務環境のため管理人の求人も難しいだけでなく、既存の管理人の高齢化などによって非常に深刻な人力不足に苦しんでいる実情である。
【0004】
特に、海上の囲い網養殖場においては、海に位置している環境的な与件上、飼料の給餌作業を最大限に早く終了しなければならないので、管理者が囲い網の周辺の足場で囲い網の中央部にいっぺんに多量の飼料をばらまくから、養殖魚類が飼料を充分に取る前に囲い網の下部や側部を通して約20~30%の飼料が抜けて損失される問題点があり、サイズが大きくて元気な養殖魚類は旺盛な摂餌活動力で十分な飼料の摂取が可能であるが、相対的に小さくて弱い養殖魚類は大きな魚に押しのけられて飼料を十分に取ることができない成長不均衡までもたらしている。
【0005】
これにより、最近に入り、現場の管理人の代わりに飼料自動供給装置が普及されている趨勢であり、このような飼料自動供給装置は、飼料の供給時間とその投入量をコントローラーに予め設定しておいた状態で周期的な飼料供給を行うようにし、一日に5~10回にかけて少量の飼料を少しずつ随時投入する方式を適用することにより、大きな魚が一次に飼料を先に取った後、小さな魚も引き継いで飼料を充分に取ることができるようにすることにより、養殖魚類間の飼料摂取不均衡を解消して養殖魚類の大部分が均等に成長することができる与件を造成するとともに、飼料の不必要な浪費も防止して養殖漁民の所得増大に寄与することができるようにした。
【0006】
前記のような飼料自動供給装置の代表的な例としては、ホッパー(Hopper)形態に製作された飼料保存タンクの下端出口にロータリーバルブを取り付けて飼料の排出及び遮断の作業を遂行するようにした状態で養殖水槽や囲い網に飼料を投入するにはブロア(Blower)を使う送風式飼料供給装置と、飼料保存タンクの下端出口にスクリューコンベヤーとしてのスクリューフィーダーを直接連結して飼料の排出、供給(移送)及び投入を兼ねるようにしたスクリュー式飼料供給装置とを挙げることができる。
【0007】
前記のような養殖場用スクリュー式飼料供給装置は、下側部に漏斗形投入ホッパーが提供された飼料保存タンクと、前記投入ホッパーと連結されて飼料保存タンクを下側で支持する支持筒と、前記投入ホッパーの下端出口側に連結された状態で支持筒の壁体部を貫通して所定の長さだけ前方に延設されるスクリューフィーダーとを含んでなり、前記スクリューフィーダーは、投入ホッパーの下端出口側から支持筒の壁体部を貫通して延びる円筒パイプ形のスクリューケーシングと、前記スクリューケーシングの内部に挿設され、スクリューモーターの動力によって軸回転する移送スクリューとを含んでなる。
【0008】
前記スクリューモーターは飼料供給装置の制御のためのコントローラーとともに支持筒の内部に挿設された状態でケーブルによってコントローラーと接続されるものであり、前記スクリューケーシングの先端側に、養殖水槽に飼料を落下させるための排出口が提供され、必要によってはスクリューケーシングの先端の排出口に隣接した位置に合わせて飼料散布器が設けられることもできる。前記飼料散布器はモーターの動力によって回転する羽板状の飛散フラップを用いて排出口から落下する飼料をより長距離まで飛ばすための目的で使われるものである。
【0009】
前記のような従来の養殖場用スクリュー式飼料供給装置に一番広範囲に使われる飼料は通常1~10mmサイズ(直径)の粒子形態を有するものであり、大部分が魚粉と漁油の油成分からなっている。このような粒子形態の飼料がスクリューフィーダーを通して養殖水槽や囲い網に供給される途中に移送スクリュー及びスクリューケーシングとの強い圧搾作用によって一部の飼料が割れるか壊れることによってパウダー状に破壊された状態で粒子形態の飼料とともに混じって出る場合が頻繁に発生している。
【0010】
前記のように、スクリューフィーダーを通して養殖水槽や囲い網に飼料を供給する途中に発生したパウダー状の飼料成分はその特有の粘性によって移送スクリューとスクリューケーシングの内部に停滞するかくっついて易しく腐敗し、このように腐敗したパウダー状の飼料が粒子状の飼料とともに供給される場合、当該飼料を取った養殖魚類が各種の疾病(魚病)にかかるおそれも非常に高いから、通常的には1~2週の単位で移送スクリューとスクリューケーシングを分離及び洗浄することにより、飼料をより衛生的で安定的に投入させることができるようにすることが要求される。
【0011】
しかし、従来の養殖場用スクリュー式飼料供給装置は、支持筒の前方壁体から所定の長さだけ延びるスクリューフィーダーのスクリューケーシングが支持筒と一体に連結されるから、スクリューフィーダーの故障や誤作動の際、スクリューフィーダーの移送スクリューをスクリューケーシングの外部に抜き取ってスクリューフィーダーの掃除や維持補修作業を遂行するか移送スクリューの交替作業を遂行するためには、飼料保存タンクと支持筒を完全に分離して再組立する作業が要求されるが、これは専門的な技術を要する非常にややこしくて難解な作業であって使用者である一般漁民が遂行することができないから、製作業者や専門家に当該作業を必要時ごとに随時依頼しなければならない問題点があった。
【0012】
さらに、前記スクリューフィーダーの移送スクリューが投入ホッパーの直下部に相当する後方側からスクリューケーシングの先端排出口に至るまで一定のスクリューピッチを有するので、飼料保存タンクの投入ホッパーを通してスクリューフィーダーのスクリューケーシングの内部に投入された飼料が移送スクリューの軸回転によってスクリューケーシングに沿って前方に移送及び供給されるとき、スクリューケーシングと移送スクリューとの間で飼料が押し出される途中にスクリューケーシングと移送スクリューとの間で飼料が強い力で圧搾される問題点が発生した。
【0013】
前記のように、スクリューケーシングと移送スクリューとの間で飼料が強い力で圧搾される場合、前述したように、粒子状の飼料がとても易しく割れるか壊れてパウダー状に崩壊される問題点があり、このようにパウダー状に崩壊された飼料は養殖魚類が正常に取ることができないだけでなく、飼料が海水中に早く溶け込んで飼料の損失及び水質汚染を引き起こすなど、飼料の実質的な機能を果たすことができない問題点があり、スクリューケーシングの内周面と飼料粒子との間に移送スクリューの円滑な軸回転に差し支えをもたらす相当な摩擦抵抗が作用することによってスクリューモーターの過負荷及びスクリューフィーダーの故障や誤作動がよく発生する問題点があった。
【0014】
さらなる事項として、スクリューケーシングの先端排出口の下側に設けられる飼料散布器の飛散フラップが単純な平板状を有することにより、スクリューケーシングの排出口から落下する飼料がモーターの動力によって回転する飛散フラップと衝突するとき、飼料の飛散方向が前方に限定される問題点があり、よってより広い拡散範囲、言い換えれば前方と左右側方にわたる扇形の均一な撒布作業が難しくなるから、より効率的な分散式給餌作業を行うことができない問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0015】
【特許文献1】韓国登録特許第10-1667376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本発明は前記のような従来の問題点を解決するために案出されたもので、スクリューフィーダーのスクリューケーシングを、支持筒の内部に配置される後方ケーシングと支持筒の前面に着脱可能に組み立てられる前方ケーシングとに分割して構成し、前記移送スクリューのスクリュー軸はスクリューモーターの駆動軸とネジ締結式で着脱可能に組み立てることにより、スクリューフィーダーの掃除や修理及び維持補修作業を非常に手軽くて簡単に遂行することができるようにし、前記投入ホッパーの直前方に相当するスクリューケーシングの内周面上側部に飼料の移送量を制限する遮断板を突設することにより、スクリューケーシングを通して供給される飼料が移送スクリューとスクリューケーシングとの間で過度に圧搾されず、移送スクリューによってスムーズに押し出されるようにし、スクリューケーシングの先端排出口に設けられる飼料散布器の飛散フラップを“)”形の曲面板から形成して飼料の拡散範囲をより幅広く確保することができるようにした養殖場用スクリュー式飼料供給装置を提供することをその主な技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
前記の技術的課題を解決するための手段としての本発明は、下側部に漏斗形投入ホッパーが提供された飼料保存タンクと、前記投入ホッパーに連結され、飼料保存タンクを下部で支持する支持筒と、前記投入ホッパーの下端出口側に連結されるとともに支持筒の壁体部を貫通して所定の長さだけ前方に延設されるスクリューフィーダーとを含んでなり、前記スクリューフィーダーは、投入ホッパーの下端出口側から支持筒の壁体部を貫通して延びる円筒パイプ形のスクリューケーシングと、前記スクリューケーシングの内部に挿設され、スクリューモーターの動力によって軸回転する移送スクリューとを含んでなり、前記スクリューケーシングの先端側には飼料の排出口が提供された養殖場用スクリュー式飼料供給装置であって、前記スクリューケーシングは、投入ホッパーの下端出口から支持筒の壁体側に至るまでの長さを有する後方ケーシングと、前記後方ケーシングの先端側から支持筒の外部に延びる前方ケーシングとに分割されて形成され、前記前方ケーシングはケーシング組立部を介して支持筒と着脱可能に連結され、前記移送スクリューのスクリュー軸の後端部はスクリューモーターの動力によって軸回転する駆動軸とネジ締結式で組み立てられ、前記移送スクリューの組立方向は駆動軸の回転の正回転方向の反対方向であることを特徴とする。
【0018】
より好ましい実施例として、前記ケーシング組立部は、前方ケーシングの後端部側外周面上で前方ケーシングと一体に連結される装着フランジと、前記支持筒の外側面上に組み立てられるとともに前方ケーシングの装着フランジと突き合わせられる支持フランジと、前記装着フランジ及び支持フランジの外周面に沿って回転可能に設けられる円筒形決着ノブとを含んでなり、前記装着フランジの後端部側外周面には一定の角度間隔で楔形フレームが突設され、前記支持フランジの先端部側外周面には一定の角度間隔で決着ノブ用ガイドフレームが突設され、前記決着ノブの先端部側内周面には装着フランジの楔形フレーが提供する楔形溝に沿って回転して結合される決着フレームが突設されることを特徴とする。
【0019】
また、前記支持筒の内部には投入ホッパーの下端側と組み立てられる飼料排出筒が提供され、前記スクリューフィーダーのスクリューケーシングは飼料排出筒の下端出口側に連結され、前記飼料排出筒の内部中央には左ネジ型スクリューと右ネジ型スクリューがスクリュー軸の両側にそれぞれ形成された飼料撹拌機が軸回転可能に設けられ、前記飼料撹拌機のスクリュー軸はスクリューフィーダーの移送スクリューに平行に配置されるとともに当該スクリュー軸の後端部が飼料排出筒を貫通して外部に突出するように設けられ、前記スクリューモーターの駆動軸はスクリューフィーダーのスクリューケーシングの後端部を貫通して移送スクリューのスクリュー軸の後端部とネジ締結式で組み立てられ、前記スクリューケーシング及び飼料排出筒の後方外側には、スクリューモーターの駆動軸に連結される駆動ギア及び前記駆動ギアと噛み合うように飼料撹拌機のスクリュー軸に連結される従動ギアがそれぞれ配置されることを特徴とする。
【0020】
より好ましい実施例として、前記駆動ギアはスリーブの外周面上でスリーブと一体に形成され、前記スリーブがスクリューモーターの駆動軸とスプライン式で噛み合って回転するように設けられ、前記スリーブの中央側には軸ボルトが貫設され、前記軸ボルトがスクリューフィーダーのスクリューケーシングの後端部を貫通して移送スクリューのスクリュー軸とネジ締結式で組み立てられ、前記移送スクリューのスクリュー軸の後端部には軸ボルトとの締結作業のためのパイプ形ナットキャップが提供されることを特徴とし、前記支持筒の外側面には、スクリューモーターを選択的に正方向又は逆方向に作動させることができる一対の操作ボタンが提供されるか、前記スクリューケーシング又は飼料排出筒の後面には、駆動ギア又は従動ギアの逆方向回転を防止するラチェット機構が設けられることを特徴とし、前記投入ホッパーの直前方に相当するスクリューケーシングの内周面上側部には、飼料の移送量を制限する遮断板が所定の長さだけ下方に突設され、前記移送スクリューの軸回転の際に遮断板がかかるスクリュー部分は一定のピッチだけ切除された形態を成すか、当該スクリュー部分に遮断板の通過溝が切開されて形成されることを特徴とする。
【0021】
さらなる事項として、飼料撹拌機をなす左ネジ型スクリューのスクリュー軸と右ネジ型スクリューのスクリュー軸には撹拌棒がそれぞれ連結され、前記それぞれの撹拌棒は当該スクリュー軸に対して90度の角度をなすように連結されることを特徴とし、前記スクリューケーシングの排出口に隣接した位置には飼料散布器が設けられ、前記飼料散布器は、支持筒の前面に連結されるとともに所定の長さだけ前方に延びるモーターブラケットと、前記モーターブラケットの先端側に連結されるフラップモーターと、前記フラップモーターの駆動軸と連結されるとともにスクリューケーシングの排出口の直下方に配置される羽板形の飛散フラップとを含んでなり、前記飛散フラップはフラップモーターの駆動軸が連結される中心部を基準として2個乃至4個のフラップが放射状に連結され、前記それぞれのフラップは飼料の撒布方向になる前方に向かって“)”字形に湾曲した曲面板からなり、前記スクリューケーシングの先端側には、飼料散布器の飛散フラップを上部でカバーする半円筒形の遮断カバーが連結されることを特徴とし、前記飼料保存タンクは、投入ホッパーを備える下側胴体と、カバー板がヒンジ式で連結される上側胴体と、前記上下側胴体の間に提供される補助胴体とが嵌合式で連結されるものであり、前記支持筒と飼料保存タンクとの間には最小2個以上の支柱が連結されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
前記のような本発明によれば、スクリューフィーダーのスクリューケーシングを成す前方ケーシングを支持筒から一次に分離した後、スクリューフィーダーの移送スクリューをスクリューモーターの駆動軸から最終に分離する方式で移送スクリュー自体をスクリューケーシングの外部に抜き取ることができるようになるので、飼料保存タンクと支持筒を分離及び再組立する煩わしくてややこしい作業を遂行しなくてもスクリューフィーダーの掃除や修理及び維持補修作業を非常に手軽くて簡単に遂行することができる効果を提供し、これにより専門技術者ではない一般使用者も当該作業を必要時ごとに随時遂行することができる効果を提供する。
【0023】
特に、前方ケーシングの後端部に形成された装着フランジを支持筒の前面に固定された支持フランジと密着させておいた状態で、装着フランジの楔形溝に沿って決着ノブの決着フレームを回転させて結合するか回転させて抜き取る方式で支持フランジと装着プランとの間の噛合状態を選択的に解除させることができるようにすることにより、前方ケーシングと支持筒との間の分解及び組立作業をより迅速で容易に遂行することができる効果を提供し、これによりスクリューフィーダーの掃除や修理及び維持補修作業も一層手軽くて簡単に遂行することができる効果を提供する。
【0024】
また、投入ホッパーの下端側に飼料撹拌機が提供された飼料排出筒を連結し、前記飼料排出筒の下端にスクリューフィーダーを連結した状態で移送スクリューのスクリュー軸と飼料撹拌機のスクリュー軸を駆動ギア及び従動ギアを介して連結することにより、単一のスクリューモーターでスクリューフィーダーと飼料撹拌機を同時に稼働させることができる効果を提供し、前記飼料撹拌機によって飼料をより均一に混合させることにより、特定の部位に飼料が停滞する現象及びこれによる飼料の腐敗及び悪臭を防止することができるとともに、飼料保存タンクに保存された多量の飼料がスクリューフィーダー側に圧搾されても当該圧搾力が移送スクリューの駆動に邪魔とならないように飼料粒子が間隔を置いて移送スクリュー側にスムーズに流入するようにする効果を提供する。
【0025】
さらに、支持筒の外側にスクリューモーターの正回転と逆回転を選択する操作ボタンを設けた場合には、前方ケーシングを分離することによって外部に露出される移送スクリューを一手で握り、他手で逆回転ボタンを押すことによって移送スクリューが駆動軸から自動で分離されるようにすることができ、移送スクリューの再組立作業も移送スクリューの後端側を駆動軸と一次に連結しておいた状態でスクリューモーターの正回転ボタンを押して簡単に遂行することができる効果を提供し、このような操作ボタンの代わりに移送スクリュー用駆動ギア又は飼料撹拌機用従動ギアの逆回転を防止するラチェット機構を適用した場合にも、移送スクリューの分離作業の際、駆動軸(軸ボルト)が逆方向に空回りしないようにして当該作業の迅速性と便宜性を図ることができる効果を提供する。
【0026】
また、スクリューモーターの駆動軸とスプライン式で噛み合って回転するスリーブ上に駆動ギアを形成し、前記スリーブの中心部を貫通する軸ボルトを用いて移送スクリューのスクリュー軸を駆動軸と連結した場合には、駆動部の全体破損を防止し、スリーブや軸ボルトのような特定の部品のみを選択的に交替することができる合理的で経済的な動力伝達構造を提供する効果があり、投入ホッパーの直前方に相当するスクリューケーシングの内周面上側部に飼料の移送量を制限する遮断板を設けた場合には、移送スクリューとスクリューケーシングとの間で飼料が過度に圧搾されず、移送スクリューによってスムーズに押し出されることができる効果を提供し、これにより飼料の粒子が崩壊されることによって飼料の機能が低下する現象と、スクリューモーターの過負荷及びスクリューフィーダーの故障や誤作動を事前に防止することができる効果を提供する。
【0027】
さらなる事項として、スクリューケーシングの先端排出口に設けられる飼料散布器の飛散フラップを前方に湾曲した“)”形の曲面板から形成することにより、飼料の拡散範囲を前方側と左右側にわたる扇形にしてより幅広く確保することができる効果を提供し、飛散フラップによって上方に飛散するか海上の囲い網養殖場で風などによって後方側に飛びちる一部の飼料は飛散フラップの上部の半円筒遮断カバーとぶつかってから養殖水槽や囲い網の内部に落下することができるようにし、これにより既存の場合より一層効率的な飼料の分散式給餌作業ができるようにすることはもちろんのこと、上下方に分解組立が可能な多数の胴体から飼料保存タンクを製作することにより、飼料の保存容量も容易に増減することができるなどの非常に有用な効果を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】本発明による養殖場用スクリュー式飼料供給装置を示す外観斜視図である。
【
図4】本発明に適用されるケーシング組立部の分解斜視図である。
【
図8】本発明に適用される駆動軸組立部の外観斜視図である。
【
図11】本発明に適用される飼料散布器の要部平面図である。
【
図12】
図12において(A)及び(B)は、それぞれ、本発明に適用される飼料撹拌機の他の実施例を示す平面図及び側面図である。
【
図13】飼料散布器の飛散フラップの上部に半円筒遮断カバーが取り付けられた状態を示す要部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、前記目的を達成するための本発明を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0030】
本発明による養殖場用スクリュー式飼料供給装置の場合にも、
図1及び
図2にそれぞれ示すように、下側部に漏斗形投入ホッパー2が提供された飼料保存タンク1と、前記投入ホッパー2に連結されて飼料保存タンク1を下部で支持する支持筒6と、前記投入ホッパー2の下端出口側に連結された状態で支持筒6の壁体部を貫通して所定の長さだけ前方に延設されるスクリューフィーダー(Screw feeder)7とを含んでなり、前記支持筒6と飼料保存タンク1との間には飼料保存タンク1の安定的な支持のために少なくとも2個以上(図面上で4個)の支柱1aが連結されている。
【0031】
前記飼料保存タンク1は、投入ホッパー2を備える下側胴体と、カバー板4がヒンジ式で連結される上側胴体と、前記上下側胴体の間に提供される補助胴体3が介装組立部3aによって連結されたものを代表的な一例としたが、前記補助胴体3を省略した状態で上下側胴体のみ連結して使うこともでき、前記補助胴体3を2個以上にして上下側胴体の間に組み立てて使うこともでき、このような方式で飼料保存タンク1の保存容量を任意に調整することができるものである。
【0032】
また、前記カバー板4は、その一側端が飼料保存タンク1を成す上側胴体の上端部とヒンジ結合部4aを介して連結されることによってカバー板4がヒンジ式で開閉作動することができるようになり、前記飼料保存タンク1を成す上側胴体の両側には、カバー板4の縁部と噛み合って固定されるスナップ固定板5がリンクジョイント(Link joint)5aを介して連結されることにより、カバー板4を閉じた状態でそれぞれのスナップ固定板5の上端側をカバー板4の縁側にかけた後、リンクジョイント5aを中心にスナップ固定板5を当該胴体側に押し込めば、それぞれのスナップ固定板5がカバー板4と堅固に噛み合って飼料保存タンク1の上端側入口(開口部)を水密な水準まで密閉させることができる。
【0033】
さらに、前記支持筒6は飼料保存タンク1を下部で支持する基本的な機能をするとともに、スクリューフィーダー7用のスクリューモーター及び飼料供給装置10の制御のためのコントローラー20を外部への露出なしに安全に保護する追加的な機能をする。図面で前記支持筒6が四角筒形状を有するものとして示されているが、その他にも円筒や多角筒の形状を有することができ、スクリューフィーダー7が駆動部とともに置かれる支持台6b部分と前記支持台6bを覆うカバー筒6a部分に分離して製作することが好ましく、前記コントローラー20はカバー筒6aの内側面に配置され、カバー筒6aの外側面には、飼料の給餌時間と給餌量などを任意に調整することができるように、スイッチやボタンの含まれたコントロールパネルが設けられることは言うまでもない。
【0034】
そして、飼料の実質的な移送、供給及び投入作業を行う前記スクリューフィーダー7は、
図1~
図3に示すように、投入ホッパー2の下端出口側から支持筒6の壁体部を貫通して所定の長さだけ外部に延びる円筒パイプ形のスクリューケーシング11と、前記スクリューケーシング11の内部に挿設され、スクリューモーターの動力によって軸回転する移送スクリュー12とを含んでなり、前記スクリューケーシング11の先端側には飼料の排出口11aが提供されている。
【0035】
本発明の第1要部の構成要素としては、
図3に示すように、前記スクリューフィーダー7のスクリューケーシング11が、投入ホッパー2の下端出口から支持筒6の壁体側に至る長さを有する後方ケーシング22と、前記後方ケーシング22の先端側から支持筒6の外部に延びる前方ケーシング21とに分割形成された状態で、前記前方ケーシング21がケーシング組立部17を介して支持筒6と着脱可能に連結されるようにしたものであり、図面で前記前方ケーシング21と後方ケーシング22との間に連結ケーシング23がさらに適用されているが、前記連結ケーシング23は後方ケーシング22に含まれるものと見なしても構わない。
【0036】
前記ケーシング組立部17の代表的な適用例としては、
図4~
図6にかけて示すように、前方ケーシング21の後端部の外周面上で前方ケーシング21と一体に連結される装着フランジ24と、前記支持筒6の外側面上に組み立てられた状態で前方ケーシング21の装着フランジ24と突き合わせられる支持フランジ25と、前記装着フランジ24と支持フランジ25の外周面に沿って回転可能に取り付けられる円筒形決着ノブ7aとを含んでなる。
【0037】
図面上で、前記支持筒6の前方壁体の外側面には組立ボルト26aを介して支持フランジ25が連結され、決着ノブ7aの回転作動に必要な厚さ及び支持筒6の構造的強度を十分に確保することができるように、組立フランジ26がさらに提供されているが、前記組立フランジ26を適用せず、組立フランジ26が含まれた厚さの支持フランジ25を製作した後、当該支持フランジ25を支持筒6の前方壁体の外側面に直接組立及び固定する方式も可能であることは言うまでもない。
【0038】
さらに、前記装着フランジ24の後端部側の外周面には一定の角度間隔で楔形フレーム24aが突設され、前記支持フランジ25の先端部側の外周面には装着フランジ24の楔形フレーム24aの間に相応する位置に合わせて一定の角度間隔で決着ノブ7a用ガイドフレーム25aが突設されており、前記決着ノブ7aの先端部側の内周面には、装着フランジ24の楔形フレーム24aが提供する楔形溝24bに沿って回転して結合されるか回転して抜き取られる決着フレーム7bが突設されている。
【0039】
したがって、前記決着ノブ7aを時計方向に又は反時計方向に回転させる簡単な操作のみでも、前方ケース21と一体に形成された装着フランジ24を支持筒6上に固定された支持フランジ25に堅固に押圧して密着させる組立(ロック)作業、及び装着フランジ24と支持フランジ25との間の押圧密着状態を解除する分解(解除)作業を手軽く遂行することができる。ここで、該当操作の便宜性のために、決着ノブ7aの外周面には一定の間隔を置いて多数(図面上で4個)の取っ手板が突設され、前記前方ケース21の後端部の内側には、後方ケース22(又は連結ケース)の先端面と噛み合う段差形の組立端部21aが提供されている。
【0040】
図4~
図6に示すケーシング組立部17は本発明に適用可能な代表的な一例に過ぎないものであり、このような着脱式組立構造以外にも、装着フランジ24を支持フランジ25と組立ボルト26aで連結させる方式、又は装着フランジ24自体を支持フランジ25とネジ締結式で連結する方式、又は装着フランジ24の外周面に一定の間隔を置いて放射状の結合突部を突設するとともに支持フランジ25の外周面の前方に装着フランジ24の結合突部が回転して結合されるか回転して抜き取られる断面“L“字形の組立ブラケットを形成する方式などの多様な着脱式組立構造を適用することができる。
【0041】
本発明の第2要部の構成要素としては、前記移送スクリュー12のスクリュー軸13の後端部がスクリューモーターの動力によって軸回転する駆動軸28とネジ締結式で組み立てられ、前記移送スクリュー12の組立方向が駆動軸28の回転方向と反対方向になるようにしたものであり、このような方式でスクリューケーシング11を成す前方ケーシング21を支持筒6から一次に分離した後、移送スクリュー12をスクリューモーターの駆動軸28から分離する作業によって移送スクリュー12自体をスクリューケーシング11の外部に完全に抜き取ることができるようになるものである。
【0042】
前記のように、移送スクリュー12をスクリューモーターの駆動軸28から分離する作業を半自動式で容易に遂行することができるように、前記支持筒6の外側面には、スクリューモーターを選択的に正方向又は逆方向に作動させることができる一対の操作ボタン9が提供されるものであり、前方ケーシング21を支持筒6から分離することによって外部に露出される移送スクリュー12を一手で握り、他手で逆回転ボタンを押す操作によって移送スクリュー12を駆動軸28から自動で分離することができ、移送スクリュー12の再組立作業も移送スクリュー12の後端側を駆動軸28とネジ締結式で一次に連結(仮連結)しておいた状態でスクリューモーターの正回転ボタンを押して半自動式で簡単に遂行することができる。
【0043】
より好ましい適用例としては、
図7~
図9にかけて示すように、前記駆動軸28とスプライン(Spline)式で噛み合って回転するスリーブ(Sleeve)29と、前記スリーブ29の中央側を貫通するように設けられる軸ボルト31とを駆動軸組立部18とし、前記軸ボルト31がスクリューケーシング11の後端部を貫通して移送スクリュー12のスクリュー軸13とネジ締結式で組み立てられるものであり、前記移送スクリュー12のスクリュー軸13の後端部には軸ボルト31との締結作業のためのパイプ形ナットキャップ13aが提供されている。
【0044】
前記のような方式でスクリューモーター30の駆動軸28と移送スクリュー12のスクリュー軸13との間に駆動軸組立部18を提供すれば、移送スクリュー12の軸回転とその分解及び組立作業には全然差し支えをもたらさないながらも駆動部の全体破損を防止し、スリーブ29や軸ボルト31のような特定の部品のみ選択的に交替することができる合理的で経済的な動力伝達構造を提供することができるものであり、必要によっては前記駆動軸28の先端側(図面上で右端)に軸ボルト31を一体に形成することもでき、前記移送スクリュー12のスクリュー軸13の後端部に軸ボルト31を突設するとともに、前記駆動軸28の先端部の内側にナット孔を形成する方式も可能であることは言うまでもない。
【0045】
図面で、前記駆動軸28はスクリューモーター30の出力軸と連結された減速機27の出力軸となるものとして示されているが、前記スクリューモーター30の出力軸自体が駆動軸28となるようにすることもでき、前記スクリューモーター30には前述したコントローラー20との接続のためのケーブル30aが連結され、前記操作ボタン9も図示しないケーブルを介してコントローラー20と接続され、前記駆動軸28とスリーブ29との間のスプライン式噛合構造は駆動軸28の先端両側に突設された軸ピン28aとスリーブ29の後端両側に形成される“U”字形ピン溝29aとからなるものとして示されているが、その他にも公知のキーとキー溝の形態に駆動軸28とスリーブ29がスプライン式で噛み合うこともできることは言うまでもない。
【0046】
また、前記スリーブ29の前面中央には軸ボルト31が貫通する軸組立部29bが内側方向に段差状に突設され、前記軸ボルト31の後端部側(図面上で左端)には、移送スクリュー12の分解や組立作業の際に軸ボルト31が空回りしないように四角、六角又は八角などのボルトヘッド32が形成され、前記スリーブ29の軸組立部29bの後端側内周面には軸ボルト31のボルトヘッド32が収納される四角、六角又は八角などの収納溝が提供され、前記軸ボルト31の中央側にはスリーブ29の軸組立部29b先端側内周面にかかるストッパーフランジ33が突設され、前記軸ボルト31の先端側のボルト部分がスリーブ29の軸組立部29bを貫通して前方に突出するものである。
【0047】
しかし、前記駆動軸組立部18を成す駆動軸28、スリーブ29及び軸ボルト31の外観形状自体は図面に示す形状に限定されず、多様な形状に製作されることができる。前記スクリューモーター30と減速機27は“L”字形の駆動部支持台19とともに支持筒6の支持台6bの上面に堅固に組み立てることが好ましく、前記駆動部支持台19と支持筒6の前方壁体がスクリューフィーダー7のスクリューケーシング11を安定的に2点支持するようになるものである。
【0048】
本発明の第3要部の構成要素としては、
図2、
図3及び
図7に示すように、投入ホッパー2の下端側と組み立てられる飼料排出筒2aが支持筒6の内部に配置され、スクリューフィーダー7のスクリューケーシング11は飼料排出筒2aの下端出口側に連結され、前記飼料排出筒2aの内部中央には左ネジ型スクリューと右ネジ型スクリューがスクリュー軸の両側にそれぞれ形成された飼料撹拌機15が軸回転可能に設けられ、前記飼料撹拌機15を成す左ネジ型スクリューのスクリュー軸と右ネジ型スクリューのスクリュー軸には一対の撹拌棒15aが上下方にそれぞれ連結されるものであり、前記それぞれの撹拌棒15aは当該スクリュー軸に対して90度の角度を成すように連結されている。
【0049】
前記飼料撹拌機15は、
図3に点線で示すように、飼料保存タンク1の投入ホッパー2から飼料排出筒2aの内部に投入された飼料をスクリューフィーダー7の移送スクリュー12の上側で時計方向(左ネジ型スクリュー)と反時計方向(右ネジ型スクリュー)にそれぞれ混合する機能をし、前記それぞれの撹拌棒15aは飼料を上下方にさらに混合する機能をするものであり、このような飼料撹拌機15の適用により、飼料排出筒2aの内部に日時保存される飼料が特定の位置で停滞又は腐敗しないようにすることができるものである。
【0050】
図12の(A)及び(B)は本発明に適用可能な飼料撹拌機15の他の実施例を参照用としてさらに示す。左ネジ型スクリューと右ネジ型スクリューに区分せず、一方向スクリューのみがスクリュー軸上に形成され、それぞれのスクリューが1/2ピッチだけが切除された形態を有するとともに一定の間隔を置いてスクリュー軸に沿って離隔するように設けられたものであり、前記撹拌棒15aも短い長さにしてスクリュー軸の左右側にそれぞれ1個ずつ設けられる。その他にも、さまざまな形態のスクリュー式撹拌機を適用することができることは言うまでもない。
【0051】
また、前記飼料撹拌機15を単一のスクリューモーター30を用いてスクリューフィーダー7の移送スクリュー12とともに軸回転させることができるように、飼料撹拌機15のスクリュー軸がスクリューフィーダー7の移送スクリュー12に平行に配置されるとともにその後端部が飼料排出筒2aを貫通して外部に突出するように設けられ、前記飼料排出筒2aを貫通して外部に突出する飼料撹拌機15のスクリュー軸には従動ギア16が連結され、前記従動ギア16と噛み合う駆動ギア14はスクリューケーシング11の後方側位置でスクリューモーター30の駆動軸28上に連結される。前記駆動軸組立部18が適用された場合には、
図8及び
図9に示すように、スリーブ29の軸組立部29bの外周面上に駆動ギア14を一体に形成することが好ましい。
【0052】
前記のように飼料撹拌機15が備えられた飼料排出筒2aが投入ホッパー2の下端側にさらに配置されるとともにスクリューフィーダー7用移送スクリュー12のスクリュー軸13が飼料撹拌機15のスクリュー軸と駆動ギア14及び従動ギア16を介して連結された場合に限り、前述した操作ボタン9の代わりに、
図10に示すように、スクリューケーシング11又は飼料排出筒2aの後面に駆動ギア14又は従動ギア16の逆方向回転を防止するラチェット機構34を設けることにより、移送スクリュー12を駆動軸28から分離する作業の際、駆動軸28が移送スクリュー12の緩み方向に空回りする現象を遮断させることもでき、前記ラチェット機構34に隣接した位置にはラチェット機構34が逆方向に押し出されないように、ラチェットストッパー35を適用することが好ましい。
【0053】
本発明の第4要部の構成要素としては、
図3により明らかに示すように、前記投入ホッパー2(又は飼料排出筒)の直前方に相応するスクリューケーシング11の内周面上側部に飼料の移送量を制限する遮断板11bが所定の長さだけ下方に突設されたものであり、前記遮断板11bは、
図3でスクリューケーシング11に沿って水平方向に延びる仮想線の高さに相当する水準に合わせて飼料の移送量を制限する機能をするものである。
【0054】
言い替えれば、移送スクリュー12の軸回転によって投入ホッパー2からスクリューケーシング11を通して飼料が供給されるとき、飼料の実質的な供給通路となるスクリューケーシング11の通路空間の一部を前記遮断板11bが遮断することにより、遮断板11bの前方に相当するスクリューケーシング11の通路空間の全体にわたって飼料が過度に充填及び圧搾されず、スクリューケーシング11の内周面と飼料との間に一定の余裕空間が提供されるようにするものであり、これにより移送スクリュー12とスクリューケーシング11との間で飼料が過度に圧搾されず、移送スクリュー12によってスムーズに押し出されることができる。
【0055】
前記遮断板11bがスクリューケーシング11の内周面上端側から下方に突出する長さはスクリューケーシング11の直径の1/15~2/5程度にすることが好ましい。その理由は、遮断板11bの突出長がスクリューケーシング11の直径の1/15未満になれば、スクリューケーシング11の内部で発生する飼料の過度な充填及び圧搾現象を減らす側面で大きな効果を期待しにくく、遮断板11bの突出長がスクリューケーシング11の直径の2/5を超えれば、スクリューフィーダー7による飼料の時間当たり移送量が不必要に減少する欠点があるからである。
【0056】
そして、移送スクリュー12の軸回転動作の際、スクリューケーシング11の内部に突出した前記遮断板11bの部分は移送スクリュー12を成すスクリュー羽部に不可避にかかることになる。このように移送スクリュー12のスクリュー羽部が遮断板11bによってかかる場合、移送スクリュー12の軸回転動作自体が不可能になるので、移送スクリュー12の軸回転の際に遮断板11bがかかるスクリュー羽部を、
図3に示すように、一定のピッチだけ切除するか、当該スクリュー羽部に遮断板11bの通過溝(図示せず)を切開形成することにより、移送スクリュー12の軸回転動作が遮断板11bによって干渉されないようにすることが要求される。
【0057】
さらに、投入ホッパー2(又は飼料排出筒)の直下方に相当する移送スクリュー12の部分を成す全体スクリューの一部(図面上で1ピッチ)を切除すれば、移送スクリュー12の軸回転による飼料の供給初期にも飼料の過度な圧搾現象が発生しないようにすることができ、これにより一層円滑な飼料供給作業を遂行することができ、前記遮断板11bを形成する代わりに移送スクリュー12を成すスクリューのピッチがスクリューケーシング11の排出口11a側に行くほど次第に増加する場合にも、それぞれのスクリューによって飼料が順次越える過程で次第に広くなるスクリュー間の空間によって、飼料が過度に充填又は圧搾されないようにすることができる。
【0058】
本発明の第5要部の構成要素としては、
図1に示すように、前記スクリューケーシング11の排出口11aに隣接した位置に飼料散布器8が設けられたものであり、前記飼料散布器8は、支持筒6の前面に連結された状態で所定の長さだけ前方に延びるモーターブラケット8cと、前記モーターブラケット8cの先端側に連結されるフラップモーター8aと、前記フラップモーター8aの駆動軸と連結された状態でスクリューケーシング11の排出口11aの直下方に配置される羽板形の飛散フラップ8bとを含んでなり、これは既存に適用されるものと同じ方式であると言える。
【0059】
本発明に適用される飼料散布器8の主な改善事項は、前記フラップモーター8aの駆動軸が連結される中心部を基準として2個乃至4個のフラップ(Flap)が放射状に連結されて飛散フラップ8bを構成し、
図11により明らかに示すように、前記飛散フラップ8bを成すそれぞれのフラップが飼料の撒布方向となる前方に向かって“)”字形に湾曲した曲面板からなるものである。これにより、スクリューケーシング11の排出口11aを通して落下する飼料が飛散フラップ8bと衝突するとき、
図11の矢印方向のように、飼料の飛散範囲を前方側と左右側にわたる扇形の方向により幅広く確保することができるものである。
【0060】
さらなる事項として、
図13及び
図14に示すように、前記スクリューケーシング11の先端側に、飼料散布器8の飛散フラップ8bを上部でカバーする半円筒形の遮断カバー36が連結されれば、飛散フラップ8bによって上方に飛散するか海上の囲い網養殖場で風などによって後方に飛びちる一部の飼料が飛散フラップ8bの上部の半円筒遮断カバー36とぶつかってから図示しない養殖水槽や囲い網の内部に落下するようにすることができるものである。
【0061】
前記のような構成を有する本発明によれば、スクリューフィーダー7のスクリューケーシング11を成す前方ケーシング21を支持筒6から一次に分離した後、スクリューフィーダー7の移送スクリュー12をスクリューモーター30の駆動軸28から最終に分離する方式で移送スクリュー12自体をスクリューケーシング11の外部に抜き取ることができるので、飼料保存タンク1と支持筒6を分離及び再組立する煩わしくてややこしい作業を遂行しなくてもスクリューフィーダー7の掃除や修理及び維持補修作業を非常に手軽くて簡単に遂行することができ、よって専門技術者ではない一般使用者も該当作業を必要時ごとに随時遂行することができる。
【0062】
特に、前方ケーシング21の後端部に形成された装着フランジ24を支持筒6の前面に固定された支持フランジ25と密着させておいた状態で、装着フランジ24の楔形溝24bに沿って決着ノブ7aの決着フレーム7bを回転させて結合するか回転させて抜き取る方式で支持フランジ25と装着フランジ24との間の噛合状態を選択的に解除することができるようにすることにより、前方ケーシング21と支持筒6との間の分解及び組立作業をより迅速で容易に遂行することができ、これによりスクリューフィーダー7の掃除や修理及び維持補修作業も一層手軽くて簡単に遂行することができる。
【0063】
また、投入ホッパー2の下端側に飼料撹拌機15が提供された飼料排出筒2aを連結し、前記飼料排出筒2aの下端にスクリューフィーダー7を連結した状態で、移送スクリュー12のスクリュー軸13と飼料撹拌機15のスクリュー軸を駆動ギア14及び従動ギア16を介して連結することにより、単一のスクリューモーター30でスクリューフィーダー7と飼料撹拌機15を同時に稼働させることができ、前記飼料撹拌機15によって飼料をより均一に混合することにより、特定の部位に飼料が停滞する現象及びこれによる飼料の腐敗と悪臭を防止することができるとともに、飼料保存タンク1に保存された多量の飼料がスクリューフィーダー7側に圧搾されても当該圧搾力が移送スクリュー12の駆動に邪魔にならないように、飼料粒子が間隔を置いて移送スクリュー12側にスムーズに流入するようにすることができる。
【0064】
さらに、支持筒6の外側にスクリューモーター30の正回転と逆回転を選択する操作ボタン9を設けた場合には、前方ケーシング21を分離することによって外部に露出される移送スクリュー12を一手で握り、他手で逆回転ボタンを押すことにより、移送スクリュー12が駆動軸28から自動で分離されるようにすることができ、移送スクリュー12の再組立作業も、移送スクリュー12の後端側を駆動軸28と一次に連結しておいた状態でスクリューモーター30の正回転ボタンを押すことで簡単に遂行することができ、このような操作ボタン9の代わりに移送スクリュー12用駆動ギア14又は飼料撹拌機15用従動ギア16の逆回転を防止するラチェット機構34を適用した場合にも、移送スクリュー12の分離作業の際、駆動軸(軸ボルト)28が逆方向に空回りしないようにして該当作業の迅速性及び便宜性を図ることができる。
【0065】
また、スクリューモーター30の駆動軸28とスプライン式で噛み合って回転するスリーブ29上に駆動ギア14を形成し、前記スリーブ29の中心部を貫通する軸ボルト31を用いて移送スクリュー12のスクリュー軸13を駆動軸28と連結した場合には、駆動部の全体破損を防止し、スリーブ29又は軸ボルト31のような特定の部品のみ選択的に交替することができる合理的で経済的な動力伝達構造を提供することができ、投入ホッパー2の直前方に相当するスクリューケーシング11の内周面上側部に飼料の移送量を制限する遮断板11bを設けた場合には、移送スクリュー12とスクリューケーシング11との間で飼料が過度に圧搾されず、移送スクリュー12によってスムーズに押し出されるようにすることができ、これにより飼料の粒子が崩壊されることによって飼料の機能が低下する現象と、スクリューモーター30の過負荷及びスクリューフィーダー7の故障や誤作動を事前に防止することができる。
【0066】
さらなる事項として、スクリューケーシング11の先端排出口に設けられる飼料散布器8の飛散フラップ8bを前方に湾曲した“)”形の曲面板から形成することにより、飼料の拡散範囲を前方側と左右側にわたる扇形にしてより幅広く確保することができ、飛散フラップ8bによって上方に飛散するか海上の囲い網養殖場で風などによって後方に飛びちる一部の飼料は飛散フラップ8bの上部の半円筒遮断カバー36とぶつかってから図示しない養殖水槽や囲い網の内部に落下するようにすることができ、よって既存の場合より一層効率的な飼料の分散式給餌作業が可能であることはもちろんのこと、上下方に分解及び組立が可能な多数の胴体から飼料保存タンク1を製作することにより、飼料の保存容量も容易に増減することができるものである。
【符号の説明】
【0067】
1 飼料保存タンク
1a 支柱
2 投入ホッパー
2a 飼料排出筒
3 補助胴体
3a 介装組立部
4 カバー板
4a ヒンジ結合部
5 スナップ固定板
5a リンクジョイント
6 支持筒
6a カバー筒
6b 支持台
7 スクリューフィーダー
7a 決着ノブ
7b 決着フレーム
8 飼料散布器
8a フラップモーター
8b 飛散フラップ
8c モーターブラケット
9 操作ボタン
10 飼料供給装置
11 スクリューケーシング
11a 排出口
11b 遮断板
12 移送スクリュー
13 スクリュー軸
13a ナットキャップ
14 駆動ギア
15 飼料撹拌機
15a 撹拌棒
16 従動ギア
17 ケーシング組立部
18 駆動軸組立部
19 駆動部支持台
20 コントローラー
21 前方ケーシング
21a 組立端部
22 後方ケーシング
23 連結ケーシング
24 装着フランジ
24a 楔形フレーム
24b 楔形溝
25 支持フランジ
25a ガイドフレーム
25b、26b 締結孔
26 組立フランジ
26a 組立ボルト
27 減速機
28 駆動軸
28a 軸ピン
29 スリーブ
29a ピン溝
29b 軸組立部
30 スクリューモーター
30a ケーブル
31 軸ボルト
32 ボルトヘッド
33 ストッパーフランジ
34 ラチェット機構
35 ラチェットストッパー
36 遮断カバー
【国際調査報告】