(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-26
(54)【発明の名称】配線端部における自己整合型トップ・ビア形成
(51)【国際特許分類】
H01L 21/768 20060101AFI20221219BHJP
H01L 21/3205 20060101ALI20221219BHJP
【FI】
H01L21/90 A
H01L21/88 B
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022523265
(86)(22)【出願日】2020-09-24
(85)【翻訳文提出日】2022-04-18
(86)【国際出願番号】 IB2020058933
(87)【国際公開番号】W WO2021079211
(87)【国際公開日】2021-04-29
(32)【優先日】2019-10-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】390009531
【氏名又は名称】インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MACHINES CORPORATION
【住所又は居所原語表記】New Orchard Road, Armonk, New York 10504, United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】100112690
【氏名又は名称】太佐 種一
(72)【発明者】
【氏名】ダッタ、アシム
(72)【発明者】
【氏名】アーノルド、ジョン
(72)【発明者】
【氏名】メッツラー、ドミニク
【テーマコード(参考)】
5F033
【Fターム(参考)】
5F033JJ07
5F033JJ15
5F033JJ19
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5F033QQ02
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5F033RR01
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5F033RR06
5F033RR09
5F033XX03
(57)【要約】
配線端部における自己整合型トップ・ビア形成のための技術が提供される。1つの態様では、配線端部のところに自己整合型ビアを形成する方法は:(第1/第2の)ハードマスクを使用して(偶数/奇数)金属配線をパターニングすることと;選択金属配線のカット領域を覆うハードマスクを露出させる窓を有するカット・マスクを使用してハードマスクおよび偶数または奇数の選択金属配線を切断することと;カット領域のいずれかの側にハードマスクを露出させるために窓を拡大することと;カット領域の内部にT字形空洞を形成するために拡大した窓を使用してハードマスクを選択的にエッチングすることと;ギャップ充填誘電体を用いてT字形空洞を埋めることと;ハードマスクを除去することと;金属配線をリセスすることであって、リセスすることにより、ギャップ充填誘電体が、金属配線の端部のところに自己整合型ビアを形成する選択金属配線の部分にオーバーハングする、リセスすることとを含む。構造体もまた提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
配線端部のところに自己整合型ビアを形成する方法であって、
偶数金属配線をパターニングするための第1のハードマスクおよび奇数金属配線をパターニングするための第2のハードマスクを含むハードマスクを使用して交互の前記偶数金属配線および前記奇数金属配線を備える金属配線をパターニングするステップと、
選択金属配線のカット領域を覆う前記ハードマスクを露出させる窓を有するカット・マスクを使用して、前記ハードマスクおよび偶数または奇数の前記選択金属配線を切断するステップと、
前記選択金属配線の前記カット領域のいずれかの側に前記ハードマスクを露出させるために前記カット・マスクの前記窓を拡大するステップと、
前記選択金属配線の前記カット領域内にT字形空洞を形成するために前記カット・マスクの前記拡大した窓を使用して前記ハードマスクを選択的にエッチングするステップと、
ギャップ充填誘電体を用いて前記T字形空洞を埋めるステップと、
前記ハードマスクを除去するステップと、
前記ギャップ充填誘電体に対して選択的に前記金属配線をリセスするステップであり、前記リセスすることにより、前記ギャップ充填誘電体が、前記金属配線の端部のところに前記自己整合型ビアを形成する前記選択金属配線の部分にオーバーハングする、前記リセスするステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のハードマスクおよび前記第2のハードマスクが異なる材料を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のハードマスクが、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、チタン酸化物(TiOx)、チタン窒化物(TiN)、タンタル窒化物(TaN)、およびこれらの組み合わせから成る群から選択された材料を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2のハードマスクが、シリコン窒化物(SiN)、シリコン炭窒化物(SiCN)、水素含有シリコン炭窒化物(SiCNH)、炭化ケイ素(SiC)、およびこれらの組み合わせから成る群から選択された材料を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記偶数および奇数金属配線が、タングステン(W)、コバルト(Co)、ルテニウム(Ru)、およびこれらの組み合わせから成る群から選択された金属を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記偶数金属配線、前記奇数金属配線、および前記ハードマスクを覆う誘電体を堆積するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記カット・マスクを使用して前記選択金属配線を覆う前記ハードマスクをパターニングするステップと、
前記選択金属配線を切断するために前記ハードマスクから前記選択金属配線へパターンを転写するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
横方向エッチングが、前記カット・マスクの前記窓を拡大するために使用される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記リセスするステップの後で前記ギャップ充填誘電体をポリッシングするステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ハードマスク内にギャップを形成するために前記金属配線のうちの1つの非配線端を覆う前記ハードマスクを露出させる窓を有するマスクを使用して前記ハードマスクを切断するステップと、
前記ギャップ充填誘電体を用いて前記ハードマスク内の前記ギャップを埋めるステップであって、これにより前記ギャップ内の前記ギャップ充填誘電体に対して選択的に前記金属配線を前記リセスするステップが非配線端ビアを形成する、前記埋めるステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記リセスするステップによって、自己整合型ビアが前記選択金属配線の一方の端部にだけ形成されるように、前記ギャップ充填誘電体のオーバーハングを除去するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記選択偶数金属配線のカット領域を覆う前記第1のハードマスクを露出させる窓を有する第1のカット・マスクを使用して前記第1のハードマスクおよび前記偶数金属配線のうちの選択した1つを切断するステップと、
前記選択偶数金属配線の前記カット領域のいずれかの側に前記第1のハードマスクを露出させるために前記第1のカット・マスクの前記窓を拡大するステップと、
前記選択偶数金属配線の前記カット領域内に第1のT字形空洞を形成するために前記第1のカット・マスクの前記拡大した窓を使用して前記第1のハードマスクを選択的にエッチングするステップと、
前記選択奇数金属配線のカット領域を覆う前記第2のハードマスクを露出させる窓を有する第2のカット・マスクを使用して前記第2のハードマスクおよび前記奇数金属配線のうちの選択した1つを切断するステップと、
前記選択奇数金属配線の前記カット領域のいずれかの側に前記第2のハードマスクを露出させるために前記第2のカット・マスクの前記窓を拡大するステップと、
前記選択奇数金属配線の前記カット領域内に第2のT字形空洞を形成するために前記第2のカット・マスクの前記拡大した窓を使用して前記第2のハードマスクを選択的にエッチングするステップと、
ギャップ充填誘電体を用いて前記第1のT字形空洞および前記第2のT字形空洞を埋めるステップと、
前記第1のハードマスクおよび前記第2のハードマスクを除去するステップと、
前記ギャップ充填誘電体に対して選択的に前記金属配線をリセスするステップであって、前記リセスすることにより、前記ギャップ充填誘電体が、前記金属配線の端部のところに前記自己整合型ビアを形成する前記選択偶数金属配線および前記選択奇数金属配線の部分にオーバーハングする、前記リセスするステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のハードマスクおよび前記第2のハードマスクが異なる材料を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記リセスするステップの後で前記ギャップ充填誘電体をポリッシングするステップ
をさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記第1のハードマスク内にギャップを形成するために前記偶数金属配線のうちの1つの非配線端を覆う前記第1のハードマスクを露出させる窓を有するマスクを使用して前記第1のハードマスクを切断するステップと、
前記ギャップ充填誘電体を用いて前記第1のハードマスク内の前記ギャップを埋めるステップであって、これにより前記第1のハードマスクの前記ギャップ内の前記ギャップ充填誘電体に対して選択的に前記金属配線を前記リセスするステップが非配線端ビアを形成する、前記埋めるステップと
をさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記第2のハードマスク内にギャップを形成するために前記奇数金属配線のうちの1つの非配線端を覆う前記第2のハードマスクを露出させる窓を有するもう1つのマスクを使用して前記第2のハードマスクを切断するステップと、
前記ギャップ充填誘電体を用いて前記第2のハードマスク内の前記ギャップを埋めるステップであって、これにより前記第2のハードマスクの前記ギャップ内の前記ギャップ充填誘電体に対して選択的に前記金属配線を前記リセスするステップがもう1つの非配線端ビアを形成する、前記埋めるステップと
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項17】
前記選択奇数金属配線のカット領域を覆う前記第2のハードマスクを露出させる窓を有する第2のカット・マスクを使用して前記第2のハードマスクおよび前記奇数金属配線のうちの選択した1つを切断するステップと、
前記選択奇数金属配線の前記カット領域のいずれかの側に前記第2のハードマスクを露出させるために前記第2のカット・マスクの前記窓を拡大するステップと、
前記選択奇数金属配線の前記カット領域内に第2のT字形空洞を形成するために前記第2のカット・マスクの前記拡大した窓を使用して前記第2のハードマスクを選択的にエッチングするステップと、
前記第1のハードマスク内にギャップを形成するために前記偶数金属配線のうちの1つの非配線端を覆う前記第1のハードマスクを露出させる窓を有するマスクを使用して前記第1のハードマスクを切断するステップと、
前記第2のハードマスク内にギャップを形成するために前記奇数金属配線のうちの1つの非配線端を覆う前記第2のハードマスクを露出させる窓を有するもう1つのマスクを使用して前記第2のハードマスクを切断するステップと、
ギャップ充填誘電体を用いて前記第1のT字形空洞、前記第2のT字形空洞、前記第1のハードマスク内の前記ギャップ、および前記第2のハードマスク内の前記ギャップを埋めるステップと、
前記第1のハードマスクおよび前記第2のハードマスクを除去するステップと、
前記ギャップ充填誘電体に対して選択的に前記金属配線をリセスするステップであって、前記リセスすることにより、前記ギャップ充填誘電体が、前記偶数および奇数金属配線の端部のところに前記自己整合型ビアを形成する前記偶数金属配線の部分にオーバーハングし、前記第1のハードマスクの前記ギャップ内の前記ギャップ充填誘電体および前記第2のハードマスクの前記ギャップ内の前記ギャップ充填誘電体に対して選択的に前記金属配線を前記リセスするステップが非配線端ビアを形成する、前記リセスするステップと
を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のハードマスクが、Ti、Ta、TiOx、TiN、TaN、およびこれらの組み合わせから成る群から選択された材料を含む、請求項13または17に記載の方法。
【請求項19】
前記第2のハードマスクが、SiN、SiCN、SiCNH、SiC、およびこれらの組み合わせから成る群から選択された材料を含む、請求項13または17に記載の方法。
【請求項20】
構造体であって、
金属配線と、
前記金属配線のうちの選択した1つにおける切断部と、
前記切断部のいずれかの側の前記選択金属配線の配線端部とアライメントされたビアと、
前記配線端部間のギャップ充填誘電体と
を備える、構造体。
【請求項21】
前記ビアの各側壁が、前記選択金属配線の前記配線端部と同一平面である、請求項20に記載の構造体。
【請求項22】
前記金属配線が、W、Co、Ru、およびこれらの組み合わせから成る群から選択された金属を含む、請求項20に記載の構造体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トップ・ビア形成に関し、そして特に、配線端部における自己整合型トップ・ビア形成のための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体デバイス・メタライゼーション・プロセスでは、ビアは、金属配線の上方に形成されることが多い。しかしながら、アライメント問題が、そのようなトップ・ビア方式で、特にビアが金属配線の端部の上方に形成されるときに生じることがある。
【0003】
すなわち、トップ・ビア方式における難題の1つは、ビアのクリティカル寸法(CD)に何の変動もなしに配線端部のところにビアを形成することである。ビアCDを制御することは、しかしながら、金属配線とのアライメントがリソグラフィを使用して行われるのであれば困難である。すなわち、制限されたオーバーレイ・シフトは、ビアが、配線端部から離れるかまたは配線端部によって切断されて、ビアCDの減少を生じさせる。オーバーレイ・シフトは、リソグラフィ・プロセス中のパターン同士のミスアライメントのために生じることがある。
【0004】
したがって、トップ・ビア形成のための技術の改善が望ましいはずである。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、配線端部における自己整合型トップ・ビア形成のための技術を提供する。発明の1つの態様では、配線端部のところに自己整合型ビアを形成する方法が提供される。本方法は:偶数金属配線をパターニングするための第1のハードマスクおよび奇数金属配線をパターニングするための第2のハードマスクを含むハードマスクを使用して交互の偶数金属配線および奇数金属配線を含む金属配線をパターニングするステップと;選択金属配線のカット領域を覆うハードマスクを露出させる窓を有するカット・マスクを使用して、ハードマスクおよび選択金属配線を切断するステップと;選択金属配線のカット領域のいずれかの側にハードマスクを露出させるためにカット・マスクの窓を拡大するステップと;選択金属配線のカット領域内にT字形空洞を形成するためにカット・マスクの拡大した窓を使用してハードマスクを選択的にエッチングするステップと;ギャップ充填誘電体を用いてT字形空洞を埋めるステップと;ハードマスクを除去するステップと;ギャップ充填誘電体に対して選択的に金属配線をリセスするステップであって、リセスすることにより、ギャップ充填誘電体が、金属配線の端部のところに自己整合型ビアを形成する選択金属配線の部分にオーバーハングする、リセスするステップとを含む。
【0006】
本発明のもう1つの態様では、配線端部のところに自己整合型ビアを形成するもう1つの方法が提供される。本方法は:偶数金属配線をパターニングするための第1のハードマスクおよび奇数金属配線をパターニングするための第2のハードマスクを含むハードマスクを使用して交互の偶数金属配線および奇数金属配線を含む金属配線をパターニングするステップと;選択偶数金属配線のカット領域を覆う第1のハードマスクを露出させる窓を有する第1のカット・マスクを使用して第1のハードマスクおよび偶数金属配線のうちの選択した1つを切断するステップと;選択偶数金属配線のカット領域のいずれかの側に第1のハードマスクを露出させるために第1のカット・マスクの窓を拡大するステップと;選択偶数金属配線のカット領域内に第1のT字形空洞を形成するために第1のカット・マスクの拡大した窓を使用して第1のハードマスクを選択的にエッチングするステップと;選択奇数金属配線のカット領域を覆う第2のハードマスクを露出させる窓を有する第2のカット・マスクを使用して第2のハードマスクおよび奇数金属配線のうちの選択した1つを切断するステップと;選択奇数金属配線のカット領域のいずれかの側に第2のハードマスクを露出させるために第2のカット・マスクの窓を拡大するステップと;選択奇数金属配線のカット領域内に第2のT字形空洞を形成するために第2のカット・マスクの拡大した窓を使用して第2のハードマスクを選択的にエッチングするステップと;ギャップ充填誘電体を用いて第1のT字形空洞および第2のT字形空洞を埋めるステップと;第1のハードマスクおよび第2のハードマスクを除去するステップと;ギャップ充填誘電体に対して選択的に金属配線をリセスするステップであって、リセスすることにより、ギャップ充填誘電体が、金属配線の端部のところに自己整合型ビアを形成する選択偶数金属配線および選択奇数金属配線の部分にオーバーハングする、リセスするステップとを含む。
【0007】
本発明のさらにもう1つの態様では、配線端部のところに自己整合型ビアを形成するさらにもう1つの方法が提供される。本方法は:偶数金属配線をパターニングするための第1のハードマスクおよび奇数金属配線をパターニングするための第2のハードマスクを含むハードマスクを使用して交互の偶数金属配線および奇数金属配線を含む金属配線をパターニングするステップと;選択偶数金属配線のカット領域を覆う第1のハードマスクを露出させる窓を有する第1のカット・マスクを使用して第1のハードマスクおよび偶数金属配線のうちの選択した1つを切断するステップと;選択偶数金属配線のカット領域のいずれかの側に第1のハードマスクを露出させるために第1のカット・マスクの窓を拡大するステップと;選択偶数金属配線のカット領域内に第1のT字形空洞を形成するために第1のカット・マスクの拡大した窓を使用して第1のハードマスクを選択的にエッチングするステップと;選択奇数金属配線のカット領域を覆う第2のハードマスクを露出させる窓を有する第2のカット・マスクを使用して第2のハードマスクおよび奇数金属配線のうちの選択した1つを切断するステップと;選択奇数金属配線のカット領域のいずれかの側に第2のハードマスクを露出させるために第2のカット・マスクの窓を拡大するステップと;選択奇数金属配線のカット領域内に第2のT字形空洞を形成するために第2のカット・マスクの拡大した窓を使用して第2のハードマスクを選択的にエッチングするステップと;第1のハードマスク内にギャップを形成するために偶数金属配線のうちの1つの非配線端を覆う第1のハードマスクを露出させる窓を有するマスクを使用して第1のハードマスクを切断するステップと;第2のハードマスク内にギャップを形成するために奇数金属配線のうちの1つの非配線端を覆う第2のハードマスクを露出させる窓を有するもう1つのマスクを使用して第2のハードマスクを切断するステップと;ギャップ充填誘電体を用いて第1のT字形空洞、第2のT字形空洞、第1のハードマスク内のギャップ、および第2のハードマスク内のギャップを埋めるステップと;第1のハードマスクおよび第2のハードマスクを除去するステップと;ギャップ充填誘電体に対して選択的に金属配線をリセスするステップであって、リセスすることにより、ギャップ充填誘電体が、偶数および奇数金属配線の端部のところに自己整合型ビアを形成する偶数金属配線の部分にオーバーハングし、第1のハードマスクのギャップ内のギャップ充填誘電体および第2のハードマスクのギャップ内のギャップ充填誘電体に対して選択的に金属配線をリセスするステップが非配線端ビアを形成する、リセスするステップとを含む。
【0008】
本発明のさらにもう1つの態様では、構造体が提供される。本構造体は:金属配線と;金属配線のうちの選択した1つにおける切断部と;切断部のいずれかの側の選択金属配線の配線端部にアライメントされたビアと;配線端部同士の間のギャップ充填誘電体とを含む。
【0009】
本発明のより完全な理解、ならびに本発明のさらなる特徴および利点は、下記の詳細な説明および図面を参照することにより得られるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の実施形態による、偶数金属配線をパターニングするための第1のハードマスクおよび奇数金属配線をパターニングするための第2のハードマスク、ならびに(偶数/奇数)金属配線および第1と第2のハードマスクを覆って/囲んで堆積されている誘電性材料を図示するトップ・ダウン図である。
【
図2】本発明の実施形態による、偶数金属配線のうちの1つを覆う第1のハードマスクを図示する断面図(A-A’)である。
【
図3】本発明の実施形態による、奇数金属配線のうちの1つを覆う第2のハードマスクを図示する断面図(B-B’)である。
【
図4】本発明の実施形態による、切断しようとする偶数金属配線のうちの選択した1つのカット領域を覆う第1のハードマスクを露出させる窓を有する第1および第2のハードマスクを覆って形成されている(第1の)カット・マスクを図示するトップ・ダウン図である。
【
図5】本発明の実施形態による、選択偶数金属配線を覆う第1のハードマスクをパターニングする/切断するために使用されている第1のカット・マスクを図示する断面図(A-A’)である。
【
図6】本発明の実施形態にしたがって、第1のカット・マスク内の窓が隣接する奇数金属配線に侵入する場合でさえ、上記奇数金属配線の切断が異なる第1および第2のハードマスクの使用のために生じないことを図示する断面図(B-B’)である。
【
図7】本発明の実施形態による、第1のハードマスクから選択偶数金属配線へ転写されており、偶数金属配線を切断するパターンを図示する断面図(A-A’)である。
【
図8】本発明の実施形態による、窓を拡大するために実行されている第1のカット・マスクの横方向エッチングを図示するトップ・ダウン図である。
【
図9】本発明の実施形態による、窓が横方向エッチングによって拡大され/広げられた後の第1のカット・マスクであり、そして(第1の)「T字形」空洞を形成するために拡大された/広げられた窓により露出したカット領域のいずれかの側の選択(偶数)金属配線を覆う第1のハードマスクの一部分を選択的にエッチングするために使用されている第1のカット・マスクを図示する断面図(A-A’)である。
【
図10】本発明の実施形態にしたがって、第1のカット・マスクのここで拡大した窓が隣接する奇数金属配線を覆う第2のハードマスクに侵入する場合でさえ、異なる第1/第2のハードマスク材料の使用および選択エッチングが、第2のハードマスクに何らかのエッチングが生じることを防止することを図示する断面図(B-B’)である。
【
図11】本発明の実施形態による、切断しようとする奇数金属配線のうちの選択した1つのカット領域を覆う第2のハードマスクを露出させる窓を有する第1および第2のハードマスクを覆って形成されている(第2の)カット・マスクを図示するトップ・ダウン図である。
【
図12】本発明の実施形態にしたがって、第2のカット・マスク内の窓が隣接する偶数金属配線に侵入する場合でさえ、上記偶数金属配線の切断が異なる第1および第2のハードマスクの使用のために生じないことを図示する断面図(A-A’)である。
【
図13】本発明の実施形態による、選択奇数金属配線を覆う第2のハードマスクをパターニングする/切断するために使用されている第2のカット・マスク、および第2のハードマスクから選択奇数金属配線へ転写されており、奇数金属配線を切断するパターンを図示する断面図(B-B’)である。
【
図14】本発明の実施形態にしたがって、窓を拡大するために実行されている第1のカット・マスクの横方向エッチングに続いて、第2のカット・マスクのここで拡大された窓が隣接する偶数金属配線を覆う第1のハードマスクに侵入する場合でさえ、異なる第1/第2のハードマスク材料の使用および選択エッチングが、第1のハードマスクに何らかのエッチングが生じることを防止することを図示する断面図(A-A’)である。
【
図15】本発明の実施形態による、窓が横方向エッチングによって拡大され/広げられた後の第2のカット・マスクであり、そして(第2の)「T字形」空洞を形成するために拡大された/広げられた窓により露出したカット領域のいずれかの側の選択(奇数)金属配線を覆う第2のハードマスクの一部分を選択的にエッチングするために使用されている第2のカット・マスクを図示する断面図(B-B’)である。
【
図16】本発明の実施形態による、偶数金属配線のうちの1つを覆う第1のハードマスクを露出させる窓を有する第1および第2のハードマスクを覆って形成されている(第3の)カット・マスクであり、そして第1のハードマスク内にギャップを形成する選択偶数金属配線を覆う第1のハードマスクをパターニングするために使用されている第3のカット・マスクを図示するトップ・ダウン図である。
【
図17】本発明の実施形態にしたがって、(第3の)カット・マスクが選択偶数金属配線のカット領域内の第1のT字形空洞を埋めることを図示する断面図(A-A’)である。
【
図18】本発明の実施形態による、奇数金属配線のうちの1つを覆う第2のハードマスクを露出させる窓を有する第1および第2のハードマスクを覆って形成されている(第4の)カット・マスクであり、そして第1のハードマスク内にギャップを形成する選択奇数金属配線を覆う第2のハードマスクをパターニングするために使用されている第4のカット・マスクを図示するトップ・ダウン図である。
【
図19】本発明の実施形態にしたがって、(第4の)カット・マスクが選択奇数金属配線のカット領域内の第2のT字形空洞を埋めることを図示する断面図(A-A’)である。
【
図20】本発明の実施形態による、選択偶数/奇数金属配線のカット領域内の第1/第2のT字形空洞および第1/第2のハードマスク内の(非配線端)ギャップの中へと堆積されており/を埋めるギャップ充填誘電体を図示するトップ・ダウン図である。
【
図21】本発明の実施形態による、選択偶数金属配線のカット領域内の第1のT字形空洞を埋めるギャップ充填誘電体を図示する断面図(A-A’)である。
【
図22】本発明の実施形態による、選択奇数金属配線のカット領域内の第2のT字形空洞を埋めるギャップ充填誘電体を図示する断面図(B-B’)である。
【
図23】本発明の実施形態にしたがって、ギャップ充填誘電体に対して選択的に第1のハードマスクが除去されそして偶数金属配線がリセスされており、これにより配線端部のところの偶数金属配線のギャップ充填誘電体で覆われた部分がリセスされず、そして(偶数)配線端部に対して自己整合されたビアを形成することを図示する断面図(A-A’)である。
【
図24】本発明の実施形態にしたがって、ギャップ充填誘電体に対して選択的に第2のハードマスクが除去されそして奇数金属配線がリセスされており、これにより配線端部のところの奇数金属配線のギャップ充填誘電体で覆われた部分がリセスされず、そして(奇数)配線端部に対して自己整合されたビアを形成することを図示する断面図(B-B’)である。
【
図25】本発明の実施形態にしたがって、ギャップ充填誘電体が研磨され、これにより偶数配線端部のところのビアの頂部を露出させることを図示する断面図(A-A’)である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本明細書において提供されるものは、先ず配線切断部を画定し、次いでカット領域マスク開口部を広げそして下地金属配線ハードマスク層にパターンを転写するカット・リソグラフィを利用する配線端部のところに自己整合型トップ・ビアを形成するための技術である。拡大された開口部は次いで、配線端部のところに自己整合型トップ・ビア用のマスクを形成するために誘電体を用いて続いて埋められる。下記に詳細に説明されるように、本技術は、配線カット領域の(すなわち配線端部のところの)両側にビアを配置する。有利なことに、ビア・クリティカル寸法(CD)ばらつきがなく、このばらつきは、別の方法では前に形成した配線切断部に対してビアをリソグラフィでアライニングすることから生じるはずである。また、本プロセスを用いると、配線端部のところのビアCDが、ハードマスクの横方向エッチングの量により制御される。
【0012】
配線端部のところに自己整合型ビアを形成するための例示的な方法が、
図1~
図25を参照することによってここで説明される。
図1(トップ・ダウン図)に示したように、プロセスは、第1のハードマスク102を使用する偶数金属配線および第2のハードマスク104を使用する奇数金属配線のパターニングで始まる。「偶数」および「奇数」という用語は、本明細書では交互の金属配線を呼ぶために使用される。どちらの金属配線が偶数でありどちらが奇数であるかの指定は、任意である。しかしながら、所与の金属配線が偶数であれば、そのときには次の隣接する金属配線は奇数である、または逆も同様である。「第1の」および「第2の」という用語もまた、本明細書ではそれぞれ偶数金属配線および奇数金属配線を呼ぶために使用されることがある。
【0013】
下記の説明は、偶数/奇数金属配線端部のところに自己整合型ビアを、ならびに偶数/奇数金属配線端部の上方に非配線端ビアを形成することを示すことに注意されたい。しかしながら、本技術が、偶数/奇数金属配線用のこれらの配線端ビアまたは非配線端ビアあるいはその両方のうちのいずれかを、単独でまたは組み合わせて、そして任意の順番で形成するために実装されてもよいことを理解されたい。例えば、単純に、偶数もしくは奇数あるいはその両方の配線端部の上方に配線端ビアを形成するために、および/または偶数金属配線もしくは奇数金属配線あるいはその両方のための非配線端ビアを形成するために本技術を実施することを選択できる。
【0014】
本手法は、偶数金属配線および奇数金属配線用に(異なる材料から形成された)異なるハードマスクを必要とする。下記の説明から明らかになるだろうように、このデュアル・ハードマスク構成は、偶数金属配線に対する奇数金属配線の選択的切断を可能にし、そしてその逆も同様である。例示的な実施形態によれば、第1のハードマスク102は、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、チタン酸化物(TiOx)、チタン窒化物(TiN)またはタンタル窒化物(TaN)あるいはこれらの組み合わせなどの材料から形成され、そして第2のハードマスク104は、シリコン窒化物(SiN)、シリコン炭窒化物(SiCN)、水素含有シリコン炭窒化物(SiCNH)または炭化ケイ素(SiC)あるいはこれらの組み合わせなどの材料から形成される。第1および第2のハードマスク102および104を、リソグラフィに続くエッチング・プロセスなどのパターニング技術を使用してパターニングすることができる。適切なエッチング・プロセスは、反応性イオン・エッチング(RIE)などの方向性(異方性)エッチング・プロセスを含むが、これらに限定されない。あるいは、第1および第2のハードマスク102および104は、側壁イメージ転写(SIT)、自己整合型ダブル・パターニング(SADP)、自己整合型クァドルプル・パターニング(SAQP)、および他の自己整合多重パターニング(SAMP)を含むがこれらに限定されない、任意の他の適切な技術により形成されてもよい。
【0015】
RIEなどの方向性(異方性)エッチング・プロセスを、それぞれ、第1および第2のハードマスク102および104を使用して偶数および奇数金属配線を形成するために利用できる。すなわち、第1および第2のハードマスク102および104が、(図には明確に示されていない)金属層上に形成され、上記金属層が次いで個別の偶数および奇数金属配線へとパターニングされる。金属層/金属配線用に好適な金属は、タングステン(W)、コバルト(Co)またはルテニウム(Ru)あるいはこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0016】
誘電体材料106が次いで、(偶数/奇数)金属配線ならびに第1および第2のハードマスク102および104を覆って/囲んで堆積され、余分な誘電体を除去するために化学機械研磨(CMP)などのポリッシング・プロセスが続く。好適な誘電体材料106は、シリコン酸化物(SiOx)もしくは有機ケイ酸塩ガラス(SiCOH)あるいはその両方などの酸化物材料および/または例えば、2.7未満の誘電率kを有する、超low-k層間誘電体(ULK-IDL)材料を含むが、これらに限定されない。比較すると、二酸化シリコン(SiO2)は、3.9の誘電率k値を有する。好適な超low-k誘電体材料は、多孔質有機ケイ酸塩ガラス(pSiCOH)を含むが、これらに限定されない。
【0017】
図2は、偶数金属配線202を覆う第1のハードマスク102を図示する(線A-A’に沿った-
図1参照)断面図である。
図3は、奇数金属配線302を覆う第2のハードマスク104を図示する(線B-B’に沿った-
図1参照)断面図である。
【0018】
偶数金属配線202切断が、次いで実行される。そのために、(第1の)カット・マスク402が、第1および第2のハードマスク102および104を覆って形成される。
図4(トップ・ダウン図)を参照のこと。(カット領域を露出させる)窓404が(切断しようとする偶数金属配線202のうちの選択した1つを覆う)第1のハードマスク102のうちの1つを覆うカット・マスク402内に存在する。例示的な実施形態によれば、カット・マスク402は、反射防止膜層(ARC)および有機平坦化層(OPL)を覆って配置されたフォトレジストを含むが、これに限定されない多層リソグラフィ積層体から形成される。理想的には、窓404は、切断しようとする(すなわち、所望のカット領域の)選択偶数金属配線202を覆う第1のハードマスク102だけを開口する。しかしながら、
図6に図示されそして下記に説明されるように、偶数および奇数金属配線用の異なるハードマスクの使用は、異なる/第2のハードマスク104が隣接する奇数金属配線を覆って存在しそして保護するので、プロセス・ウィンドウを拡大する。
【0019】
図5は、切断しようとする選択偶数金属配線202を覆う第1のハードマスク102をパターニングする/切断するために使用されているカット・マスク402を図示する(線A-A’に沿った)断面図である。
図6(線B-B’に沿った断面図)に示したように、窓404が隣接する奇数金属配線302に侵入する場合でさえ、上記奇数金属配線302は、第2のハードマスク104(すなわち、異なるハードマスク材料-上記参照のこと)により保護される。このように、上記奇数金属配線302の切断は生じない。単に例として、塩素含有プラズマを使用するプラズマ・エッチング・プロセスを、ハードマスク102を選択的にエッチングするために使用できる。
【0020】
図7は、第1のハードマスク102から選択偶数金属配線202へ転写されており、上記偶数金属配線202を切断しているパターンを図示する(線A-A’に沿った)断面図である。RIEなどの方向性(異方性)エッチング・プロセスを金属配線切断のために利用できる。
【0021】
図8(トップ・ダウン図)に示したように、カット・マスク402の横方向エッチング(矢印802参照)が次いで、窓404を拡大するために実行される。この窓404を拡大すること/広げることは、横方向エッチングに基づいて、配線カット領域の(すなわち、切断されている選択偶数金属配線202の端部のところの)両側にここでは配置されるビアの幅を画定する。例示的な実施形態によれば、カット・マスク402のこの横方向エッチングは、酸素プラズマ・エッチングを使用して実行される。もう1つの異なる偶数金属配線202を覆う第1のハードマスク102が露出される窓404を大きく広げ過ぎずに、カット領域のいずれかの側の選択(偶数)金属配線を覆う第1のハードマスク102の一部分を露出させるのに十分なほど窓404を広げる/拡大する点に注意を払わなければならない。
【0022】
図9は、窓404が横方向エッチングにより拡大された/広げられた後のカット・マスク402を図示する(線A-A’に沿った)断面図である。上に説明したように、窓404を拡大することは、カット領域のいずれかの側の選択(偶数)金属配線を覆う第1のハードマスク102の一部分を露出させる。次に、
図9に示したように、カット・マスク402が、拡大された/広げられた窓404によって露出したカット領域のいずれかの側の選択(偶数)金属配線を覆う第1のハードマスク102のこれらの部分を選択的にエッチングするために使用される。上記のように、塩素含有プラズマを使用するプラズマ・エッチング・プロセスを、ハードマスク102を選択的にエッチングするために使用できる。
図9に示したように、選択偶数金属配線のカット領域を覆うエッチングした第1のハードマスク102は、(第1の)「T字形」空洞902を形成する。
【0023】
図10((線B-B’に沿った)断面図)に示したように、ここで拡大した窓404が隣接する第2のハードマスク104/奇数金属配線302に侵入する場合でさえ、異なる第1/第2のハードマスク材料の使用および選択エッチングは、第2のハードマスク104に何らかのエッチングが生じることを防止する。カット領域のいずれかの側の選択(偶数)金属配線を覆う第1のハードマスク102が拡大された窓404を通してエッチングされた後で、カット・マスク402が除去される。
【0024】
同じ一般的なプロセスが次いで、奇数金属配線302のうちの選択した1つを切断するために使用される。すなわち、
図11(トップ・ダウン図)に示したように、(第2の)カット・マスク1102が、第1および第2のハードマスク102および104を覆って形成される。(カット領域を露出させる)窓1104が、第2のハードマスク104のうちの1つを覆う(切断しようとする奇数金属配線302のうちの選択した1つを覆う)カット・マスク1102内に存在する。例示的な実施形態によれば、カット・マスク1102は、フォトレジスト/ARC/OPL積層体などの多層リソグラフィ積層体から形成される。理想的には、窓1104は、切断しようとする選択奇数金属配線302(すなわち、所望のカット領域)を覆う第2のハードマスク104だけを開口する。しかしながら、偶数および奇数金属配線用に異なるハードマスクの使用は、異なる/第1のハードマスク102が隣接する偶数金属配線を覆って存在しそして保護しているので、プロセス・ウィンドウを拡大する。すなわち、
図12((線A-A’に沿った)断面図)に示したように、窓1104が隣接する偶数金属配線202に侵入する場合でさえ、その偶数金属配線202は、第1のハードマスク102(すなわち、異なるハードマスク材料-上記参照)により保護される。このように、その偶数金属配線202の切断は生じない。単に例として、フルオロカーボン・プラズマを使用するプラズマ・エッチング・プロセスを、ハードマスク104を選択的にエッチングするために使用できる。さらに、
図12に示したように、カット・マスク1102は、選択偶数金属配線のカット領域内のT字形空洞902を埋める。
【0025】
図13は、選択奇数金属配線302を覆う第2のハードマスク104をパターニングする/切断するために使用されているカット・マスク1102および第2のハードマスク104から選択奇数金属配線302へ転写されており、その奇数金属配線302を切断するパターンを図示する(線B-B’に沿った)断面図である。RIEなどの方向性(異方性)エッチング・プロセスを、金属配線切断のために利用できる。
図13に組み合わせられる、個々のハードマスクおよび金属配線パターニング・ステップは、(選択偶数金属配線をパターニングするためのケースで)
図5および
図7に描かれ、上に説明された。
【0026】
カット・マスク1102の横方向エッチングが、次いで、第2のハードマスク104および選択奇数金属配線302の上方の窓1104を広げるために実行される。
図14の(線AーA’に沿った)断面図に示したように、ここで拡大した窓1104(矢印1402参照)が隣接する第1のハードマスク102/偶数金属配線202に侵入する場合でさえ、異なる第1/第2のハードマスク材料の使用および選択エッチングは、第1のハードマスク102に何らかのエッチングが生じることを防止する。
【0027】
上に説明したように、この窓1104を広げることは、横方向エッチングに基づいて、配線カット領域(すなわち、切断されている選択奇数金属配線302の端部のところ)の両側にここで配置されるビアの幅を画定する。例示的な実施形態によれば、カット・マスク1102のこの横方向エッチングは、酸素プラズマ・エッチングを使用して実行される。もう1つの異なる奇数金属配線302を覆う第2のハードマスク104が露出される窓1104を大きく広げ過ぎずにカット領域のいずれかの側の選択(奇数)金属配線を覆う第2のハードマスク104の一部分を露出させるのに十分なほど窓1104を広げる/拡大する点に注意を払わなければならない。
【0028】
図15は、窓1104が横方向エッチングによって拡大された/広げられた後のカット・マスク1102を図示する(線B-B’に沿った)断面図である。上に説明したように、窓1104を拡大することは、カット領域のいずれかの側の選択(奇数)金属配線を覆う第2のハードマスク104の一部分を露出させる。次に、
図15に示したように、カット・マスク1102が、拡大された/広げられた窓1104によって露出したカット領域のいずれかの側の選択(奇数)金属配線を覆う第2のハードマスク104のこれらの部分を選択的にエッチングするために使用される。上記のように、フルオロカーボン・プラズマを使用するプラズマ・エッチング・プロセスを、ハードマスク104を選択的にエッチングするために使用できる。
図15に示したように、選択奇数金属配線のカット領域を覆うエッチングした第2のハードマスク104は、(第2の)「T字形」空洞1502を形成する。カット領域のいずれかの側の選択(奇数)金属配線を覆う第2のハードマスク104が拡大された窓1104を通してエッチングされた後で、カット・マスク1102が除去される。
【0029】
非配線端ビア、すなわち、金属配線の端部の上方ではないトップ・ビアもまた、それぞれ、偶数/奇数金属配線202/302を覆うそれぞれ第1/第2のハードマスク102/104にパターニングすることができる。例えば、
図16(トップ・ダウン図)に示したように、(第3の)ビア・マスク1602が、第1および第2のハードマスク102および104を覆って形成される。(ビア領域を画定する)窓1604が、偶数金属配線202のうちの選択した1つを覆う第1のハードマスク102のうちの1つを覆うビア・マスク1602内に存在する。例示的な実施形態によれば、ビア・マスク1602は、フォトレジスト/ARC/OPL積層体などの多層リソグラフィ積層体から形成される。
図17の(線A-A’に沿った)断面図に示したように、ビア・マスク1602は、選択偶数金属配線のカット領域内のT字形空洞902を埋める。同じ方式で、ビア・マスク1602は、(図には明確に示されないが)選択奇数金属配線のカット領域内のT字形空洞1502を埋める。
【0030】
図16に戻って参照して、ビア・マスク1602が、次いで、選択偶数金属配線202を覆う第1のハードマスク102をパターニングするために使用され、第1のハードマスク102内にギャップ1606を形成する。上に与えたように、塩素含有プラズマを使用するプラズマ・エッチング・プロセスを、ハードマスク102を選択的にエッチングするために使用できる。非配線端ビアが選択(偶数)金属配線を覆う第1のハードマスク102にエッチングされた後で、ビア・マスク1602が除去される。
【0031】
同じプロセスを、選択奇数金属配線を覆う第2のハードマスク104内に非配線端ビアを形成することのために適用する。例えば、
図18(トップ・ダウン図)に示したように、(第4の)ビア・マスク1802が第1および第2のハードマスク102および104を覆って形成される。(ビア領域を画定する)窓1804が、奇数金属配線302のうちの選択した1つを覆う第2のハードマスク104のうちの1つを覆うビア・マスク1802内に存在する。例示的な実施形態によれば、ビア・マスク1802は、フォトレジスト/ARC/OPL積層体などの多層リソグラフィ積層体から形成される。
図19、(線B-B’に沿った)断面図、に示したように、ビア・マスク1802は、選択奇数金属配線のカット領域内のT字形空洞1502を埋める。同じ方式で、ビア・マスク1802は、(図には明示的には示されないが)選択偶数金属配線のビア領域内のT字形空洞902を埋める。
【0032】
図18に戻って参照して、ビア・マスク1802が、次いで、選択奇数金属配線302を覆う第2のハードマスク104をパターニングするために使用され、第2のハードマスク104にギャップ1806を形成する。上に与えたように、フルオロカーボン・プラズマを使用するプラズマ・エッチング・プロセスを、ハードマスク104を選択的にエッチングするために使用できる。非配線端ビアが選択(奇数)金属配線を覆う第2のハードマスク104内にエッチングされた後で、ビア・マスク1802が除去される。
【0033】
ギャップ充填誘電体が、次いで、選択偶数/奇数金属配線のカット領域内の(配線端)T字形空洞902/1502および第1/第2のハードマスク102/104内の(非配線端)ギャップ1606/1806内へと堆積されて埋められ、余分な誘電体を除去するためにCMPなどのポリッシング・プロセスが続く。好適なギャップ充填誘電体材料は、シリコン酸化物(SiOx)またはスピン・オン・ガラス(SoG)あるいはその両方を含むが、これらに限定されない。すなわち、
図20(トップ・ダウン図)に示したように、ギャップ充填誘電体2002は、ここで選択偶数/奇数金属配線のカット領域内のT字形空洞902/1502および第1/第2のハードマスク102/104内の(非配線端)ギャップ1606/1806を埋める。
【0034】
図21は、選択偶数金属配線のカット領域内のT字形空洞902を埋めるギャップ充填誘電体2002を図示する(線A-A’に沿った)断面図である。
図22は、選択奇数金属配線のカット領域内のT字形空洞1502を埋めるギャップ充填誘電体2002を図示する(線B-B’に沿った)断面図である。任意選択で、T字形ギャップ充填誘電体2002の一方の側のオーバーハングを、奇数および偶数配線両方の切断部の両側にビアを形成することを避けるために、例えば、追加のマスク(図示せず)を使用して除去できる。このことが、切断部の一方の側だけに自己整合型ビアを形成することを可能にする。
【0035】
第1/第2のハードマスク102/104が、次いで、ハードマスクおよびギャップ充填誘電体2002に対して選択的な金属配線エッチングを使用して除去される。すなわち、
図23は、ギャップ充填誘電体2002に対して選択的に除去されている第1のハードマスク102およびリセスされている偶数金属配線202を図示する(線A-A’に沿った)断面図である。T字形空洞902の構成のために、ギャップ充填誘電体2002は、配線端部のところで偶数金属配線202の部分にオーバーハングする/を覆う。結果として、配線端部のところの偶数金属配線202のこの覆われた部分は、リセスされず、そして(偶数)配線端部に対して自己整合したビア2302を形成する。このプロセスはまた、非配線端ビア(図示せず)も形成する。上記のように、塩素含有プラズマを使用するプラズマ・エッチング・プロセスを、ハードマスク102を選択的にエッチングするために使用できる。金属選択性RIEを、ギャップ充填誘電体2002に対して選択的に偶数金属配線202をリセスするために利用できる。
【0036】
図24は、ギャップ充填誘電体2002に対して選択的に除去されている第2のハードマスク104およびリセスされている奇数金属配線302を図示する(線B-B’に沿った)断面図である。T字形空洞1502のために、ギャップ充填誘電体2002は、配線端部のところで奇数金属配線302の部分にオーバーハングする/を覆う。結果として、配線端部のところの奇数金属配線302のこの覆われた部分は、リセスされず、そして(奇数)配線端部に対して自己整合したビア2402を形成する。このプロセスはまた、非配線端ビア(図示せず)も形成する。上記のように、フルオロカーボン・プラズマを使用するプラズマ・エッチング・プロセスを、ハードマスク104を選択的にエッチングするために使用できる。金属選択性RIEを、ギャップ充填誘電体2002に対して選択的に奇数金属配線302をリセスするために利用できる。
【0037】
上に説明したプロセスのすべては、誘電体材料106に損傷を与えることがある。このように、例示的な実施形態によれば、この損傷を受けた誘電体材料106は、除去されて、(参照番号106’をここで与えた)新しい誘電体材料で置き換えられる。そのケースでは、誘電体材料106’は、配線同士の間のスペースを埋めるだけでなく配線に沿ったすべてのトップ・ビア(配線端ビア2302、2402および他の非配線端ビア)同士の間のスペースもまた埋める。
【0038】
最後に、CMPなどのプロセスが、次いで、ビア2302/2402まで誘電体材料106’表層およびギャップ充填誘電体2002をポリッシングするために利用され、これにより偶数/奇数配線端部のところのビア2302/2402の頂部を露出させる。例えば、
図25は、ビア2302までポリッシングされており、これにより偶数配線端部のところのビア2302の頂部を露出させているギャップ充填誘電体2002を示す(線A-A’に沿った)断面図である。同じ構成が、奇数配線端部のところのビア2402で存在するはずである。
【0039】
例えば
図25に示したように、得られる構造体は、金属配線のうちの少なくとも選択した1つ(すなわち、偶数または奇数あるいはその両方)の切断部を含む。ビア(例えば、
図25ではビア2302)は、切断部のいずれかの側で選択金属配線の配線端部と完全にアライメントされる。例えば、
図25に示したように、ビア2302の各々の側壁は、選択金属配線の配線端部と同一平面である。ギャップ充填誘電体2002が配線端部同士の間に存在する。
【0040】
本発明の例示の実施形態が本明細書において説明されてきているけれども、発明がこれらの精細な実施形態に限定されないこと、ならびに様々な他の変更および変形が発明の範囲から逸脱せずに当業者により行い得ることを理解されたい。
【手続補正書】
【提出日】2022-12-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
配線端部のところに自己整合型ビアを形成する方法であって、
偶数金属配線をパターニングするための第1のハードマスクおよび奇数金属配線をパターニングするための第2のハードマスクを含むハードマスクを使用して交互の前記偶数金属配線および前記奇数金属配線を備える金属配線をパターニングするステップと、
選択金属配線のカット領域を覆う前記ハードマスクを露出させる窓を有するカット・マスクを使用して、前記ハードマスクおよび偶数または奇数の前記選択金属配線を切断するステップと、
前記選択金属配線の前記カット領域のいずれかの側に前記ハードマスクを露出させるために前記カット・マスクの前記窓を拡大するステップと、
前記選択金属配線の前記カット領域内にT字形空洞を形成するために前記カット・マスクの前記拡大した窓を使用して前記ハードマスクを選択的にエッチングするステップと、
ギャップ充填誘電体を用いて前記T字形空洞を埋めるステップと、
前記ハードマスクを除去するステップと、
前記ギャップ充填誘電体に対して選択的に前記金属配線をリセスするステップであり、前記リセスすることにより、前記ギャップ充填誘電体が、前記金属配線の端部のところに前記自己整合型ビアを形成する前記選択金属配線の部分にオーバーハングする、前記リセスするステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記偶数金属配線、前記奇数金属配線、および前記ハードマスクを覆う誘電体を堆積するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ハードマスク内にギャップを形成するために前記金属配線のうちの1つの非配線端を覆う前記ハードマスクを露出させる窓を有するマスクを使用して前記ハードマスクを切断するステップと、
前記ギャップ充填誘電体を用いて前記ハードマスク内の前記ギャップを埋めるステップであって、これにより前記ギャップ内の前記ギャップ充填誘電体に対して選択的に前記金属配線を前記リセスするステップが非配線端ビアを形成する、前記埋めるステップと
をさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記リセスするステップによって、自己整合型ビアが前記選択金属配線の一方の端部にだけ形成されるように、前記ギャップ充填誘電体のオーバーハングを除去するステップ
をさらに含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
前記選択金属配線を切断するステップは、
前記カット・マスクを使用して前記選択金属配線を覆う前記ハードマスクをパターニングするステップと、
前記選択金属配線を切断するために前記ハードマスクから前記選択金属配線へパターンを転写するステップと
を含む、請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
前記カット・マスクの前記窓を拡大するステップは、横方向エッチングを使用することを含む、請求項1ないし5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
前記リセスするステップの後で前記ギャップ充填誘電体をポリッシングするステップ
をさらに含む、請求項1ないし7のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
前記選択偶数金属配線のカット領域を覆う前記第1のハードマスクを露出させる窓を有する第1のカット・マスクを使用して前記第1のハードマスクおよび前記偶数金属配線のうちの選択した1つを切断するステップと、
前記選択偶数金属配線の前記カット領域のいずれかの側に前記第1のハードマスクを露出させるために前記第1のカット・マスクの前記窓を拡大するステップと、
前記選択偶数金属配線の前記カット領域内に第1のT字形空洞を形成するために前記第1のカット・マスクの前記拡大した窓を使用して前記第1のハードマスクを選択的にエッチングするステップと、
前記選択奇数金属配線のカット領域を覆う前記第2のハードマスクを露出させる窓を有する第2のカット・マスクを使用して前記第2のハードマスクおよび前記奇数金属配線のうちの選択した1つを切断するステップと、
前記選択奇数金属配線の前記カット領域のいずれかの側に前記第2のハードマスクを露出させるために前記第2のカット・マスクの前記窓を拡大するステップと、
前記選択奇数金属配線の前記カット領域内に第2のT字形空洞を形成するために前記第2のカット・マスクの前記拡大した窓を使用して前記第2のハードマスクを選択的にエッチングするステップと、
ギャップ充填誘電体を用いて前記第1のT字形空洞および前記第2のT字形空洞を埋めるステップと、
前記第1のハードマスクおよび前記第2のハードマスクを除去するステップと、
前記ギャップ充填誘電体に対して選択的に前記金属配線をリセスするステップであって、前記リセスすることにより、前記ギャップ充填誘電体が、前記金属配線の端部のところに前記自己整合型ビアを形成する前記選択偶数金属配線および前記選択奇数金属配線の部分にオーバーハングする、前記リセスするステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のハードマスク内にギャップを形成するために前記偶数金属配線のうちの1つの非配線端を覆う前記第1のハードマスクを露出させる窓を有するマスクを使用して前記第1のハードマスクを切断するステップと、
前記ギャップ充填誘電体を用いて前記第1のハードマスク内の前記ギャップを埋めるステップであって、これにより前記第1のハードマスクの前記ギャップ内の前記ギャップ充填誘電体に対して選択的に前記金属配線を前記リセスするステップが非配線端ビアを形成する、前記埋めるステップと
をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第2のハードマスク内にギャップを形成するために前記奇数金属配線のうちの1つの非配線端を覆う前記第2のハードマスクを露出させる窓を有するもう1つのマスクを使用して前記第2のハードマスクを切断するステップと、
前記ギャップ充填誘電体を用いて前記第2のハードマスク内の前記ギャップを埋めるステップであって、これにより前記第2のハードマスクの前記ギャップ内の前記ギャップ充填誘電体に対して選択的に前記金属配線を前記リセスするステップがもう1つの非配線端ビアを形成する、前記埋めるステップと
をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のハードマスク内にギャップを形成するために前記偶数金属配線のうちの1つの非配線端を覆う前記第1のハードマスクを露出させる窓を有するマスクを使用して前記第1のハードマスクを切断するステップと、
前記第2のハードマスク内にギャップを形成するために前記奇数金属配線のうちの1つの非配線端を覆う前記第2のハードマスクを露出させる窓を有するもう1つのマスクを使用して前記第2のハードマスクを切断するステップと、
ギャップ充填誘電体を用いて前記第1のT字形空洞、前記第2のT字形空洞、前記第1のハードマスク内の前記ギャップ、および前記第2のハードマスク内の前記ギャップを埋めるステップと、
前記第1のハードマスクおよび前記第2のハードマスクを除去するステップと、
前記ギャップ充填誘電体に対して選択的に前記金属配線をリセスするステップであって、前記リセスすることにより、前記ギャップ充填誘電体が、前記偶数および奇数金属配線の端部のところに前記自己整合型ビアを形成する前記偶数金属配線の部分にオーバーハングし、前記第1のハードマスクの前記ギャップ内の前記ギャップ充填誘電体および前記第2のハードマスクの前記ギャップ内の前記ギャップ充填誘電体に対して選択的に前記金属配線を前記リセスするステップが非配線端ビアを形成する、前記リセスするステップと
を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のハードマスクおよび前記第2のハードマスクが異なる材料を含む、請求項1ないし11のいずれかに記載の方法。
【請求項13】
前記第1のハードマスクが、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、チタン酸化物(TiOx)、チタン窒化物(TiN)、タンタル窒化物(TaN)、およびこれらの組み合わせから成る群から選択された材料を含む、請求項1ないし12のいずれかに記載の方法。
【請求項14】
前記第2のハードマスクが、シリコン窒化物(SiN)、シリコン炭窒化物(SiCN)、水素含有シリコン炭窒化物(SiCNH)、炭化ケイ素(SiC)、およびこれらの組み合わせから成る群から選択された材料を含む、請求項1ないし13のいずれかに記載の方法。
【請求項15】
前記偶数および奇数金属配線が、タングステン(W)、コバルト(Co)、ルテニウム(Ru)、およびこれらの組み合わせから成る群から選択された金属を含む、請求項1ないし14のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
構造体であって、
金属配線と、
前記金属配線のうちの選択した1つにおける切断部と、
前記切断部のいずれかの側の前記選択金属配線の配線端部とアライメントされたビアと、
前記配線端部間のギャップ充填誘電体と
を備える、構造体。
【請求項17】
前記ビアの各側壁が、前記選択金属配線の前記配線端部と同一平面である、請求項16に記載の構造体。
【請求項18】
前記金属配線が、W、Co、Ru、およびこれらの組み合わせから成る群から選択された金属を含む、請求項16または17に記載の構造体。
【国際調査報告】