(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-26
(54)【発明の名称】ステープラ
(51)【国際特許分類】
B25C 5/02 20060101AFI20221219BHJP
【FI】
B25C5/02 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022523960
(86)(22)【出願日】2020-09-07
(85)【翻訳文提出日】2022-04-22
(86)【国際出願番号】 EP2020074902
(87)【国際公開番号】W WO2021078435
(87)【国際公開日】2021-04-29
(31)【優先権主張番号】102019128704.9
(32)【優先日】2019-10-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503083498
【氏名又は名称】イザベルグ・ラピド・アクティエボラーグ
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100199565
【氏名又は名称】飯野 茂
(74)【代理人】
【識別番号】100212705
【氏名又は名称】矢頭 尚之
(74)【代理人】
【識別番号】100219542
【氏名又は名称】大宅 郁治
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】オールソン、ロベルト
【テーマコード(参考)】
3C068
【Fターム(参考)】
3C068AA04
3C068AA07
3C068BB02
3C068EE15
3C068EE20
(57)【要約】
本発明は、ステープル(12)によってシート材料をステープル留めするためのステープラ(10)に関し、各ステープル(12)は、2つのステープル脚部(14)と、ステープル脚部(14)を相互接続し、それらに対して横方向に延在するステープルクラウン(16)とを有し、ステープラ(10)は、その上にシート材料を配置するための支持プレート(38)を有するアンビルアーム(26)であって、アンビルアーム(26)は、ステープル脚部(14)の余剰端部を切断するための2つの切断エッジ(42)を有する切断パッド(40)を支える、アンビルアーム(26)と、アンビルアーム(26)に対して枢動可能に取り付けられたステープル留めユニット(30)であって、そのステープル留めユニット(30)は、ステープルクラウン(16)が相互に当接し、互いに対して平行に整列された状態でステープル(12)を一列に受け入れるステープルマガジン(32)と、それらのステープル脚部(14)の自由端が最初にシート材料を貫通する個々のステープル(12)を押し出すための駆動部(36)とを備える、ステープル留めユニット(30)と、基部(18)であって、その上に、アンビルアーム(26)は、復元力に逆らって基部(18)に向かって移動可能に取り付けられる、基部(18)と、それぞれの枢動軸(52)を中心としてアンビルアーム(26)上に枢動可能に取り付けられた2つの双腕式曲げレバー(50)であって、各曲げレバー(50)は、ステープル脚部(14)を曲げるための曲げ面(56)を有する第1のレバーアーム(54)と、第2のレバーアームとを有し、ここにおいて、アンビルアーム(26)が基部(18)に近づくと、第2のレバーアーム(58)は、枢動軸(52)を中心として基部(18)の作用によって枢動され、曲げ面(56)は、互いに向かってステープル脚部(14)を曲げ、切断エッジ(42)に対して押し付けることによって任意の余剰端部を切断する、2つの双腕式曲げレバー(50)とを有する。本発明によると、枢動軸(52)は、ステープルマガジン(32)中に受け入れられたステープル(12)のステープルクラウン(16)に対して実質的に垂直に延在し、第2のレバーアーム(58)は、アンビルアーム(26)が基部(18)に近づくと端部(66)が互いに通過するように移動するように枢動軸(52)の軸方向に互いに対してずれて配置されたそれらの自由端(64)において始まる端部(66)を有することが提供される。
【選択図】
図3a
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステープル(12)によってシート材料をステープル留めするためのステープラであって、各ステープル(12)は、2つのステープル脚部(14)と、前記ステープル脚部(14)を相互接続し、それらに対して横方向に延在するステープルクラウン(16)とを有し、前記ステープラは、その上に前記シート材料を配置するための支持プレート(38)を有するアンビルアーム(26)であって、前記アンビルアーム(26)は、前記ステープル脚部(14)の余剰端部を切断するための2つの切断エッジ(42)を有する切断パッド(40)を支える、アンビルアーム(26)と、前記アンビルアーム(26)に対して枢動可能に取り付けられたステープル留めユニット(30)であって、そのステープル留めユニット(30)は、前記ステープルクラウン(16)が相互に当接し、互いに対して平行に整列された状態で前記ステープル(12)を一列に受け入れるステープルマガジン(32)と、それらのステープル脚部(14)の自由端が最初に前記シート材料を貫通する個々のステープル(12)を押し出すための駆動部(36)とを備える、ステープル留めユニット(30)と、基部(18)であって、その上に、前記アンビルアーム(26)は、復元力に逆らって基部(18)に向かって移動可能に取り付けられる、基部(18)と、それぞれの枢動軸(52)を中心として前記アンビルアーム(26)上に枢動可能に取り付けられた2つの双腕式曲げレバー(50)であって、各曲げレバー(50)は、前記ステープル脚部(14)を曲げるための曲げ面(56)を有する第1のレバーアーム(54)と、第2のレバーアーム(58)とを有し、ここにおいて、前記アンビルアーム(26)が前記基部(18)に近づくと、前記第2のレバーアーム(58)は、前記枢動軸(52)を中心として前記基部(18)の作用によって枢動され、前記曲げ面(56)は、互いに向かって前記ステープル脚部(14)を曲げ、前記切断エッジ(42)に対して押し付けることによって任意の余剰端部を切断する、2つの双腕式曲げレバー(50)とを有するステープラにおいて、前記枢動軸(52)は、前記ステープルマガジン(32)中に受け入れられた前記ステープル(12)の前記ステープルクラウン(16)に対して実質的に垂直に延在し、前記第2のレバーアーム(58)は、前記アンビルアーム(26)が前記基部(18)に近づくと端部(66)が互いに通過するように移動するように前記枢動軸(52)の軸方向に互いに対してずれて配置されたそれらの自由端(64)において始まる端部(66)を有することを特徴とする、ステープラ。
【請求項2】
前記枢動軸(52)の軸方向に測定された前記端部(66)の厚さは、前記枢動軸(52)の軸方向に測定された前記第1のレバーアーム(54)の最大厚さよりも小さいことを特徴とする、請求項1に記載のステープラ。
【請求項3】
両方の曲げ面(56)は、前記枢動軸(52)の軸方向に同じ延在部を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のステープラ。
【請求項4】
前記第1のレバーアーム(54)は、前記枢動軸(52)間の真ん中で前記ステープルマガジン(32)中に受け入れられた前記ステープル(12)の前記ステープルクラウン(16)に対して垂直に延在する対称面に対して互いに鏡面対称に配置されることを特徴とする、請求項3に記載のステープラ。
【請求項5】
前記端部(66)の厚さは、多くとも前記第1のレバーアーム(54)の最大厚さの半分の大きさであることを特徴とする、請求項1~4のうちのいずれか一項に記載のステープラ。
【請求項6】
前記枢動軸(52)は、前記第1のレバーアーム(54)が前記切断エッジ(42)を通過するように移動可能であるように互いから距離を隔てて配置されることを特徴とする、請求項1~5のうちのいずれか一項に記載のステープラ。
【請求項7】
前記切断パッド(40)の両側上の前記支持プレート(38)は、前記シート材料を貫いた後に前記ステープル脚部(14)の前記自由端を通過するための開口部(62)を有することを特徴とする、請求項1~6のうちのいずれか一項に記載のステープラ。
【請求項8】
前記曲げ面(56)は、前記アンビルアーム(26)が前記基部(18)に近づくと、その都度、前記曲げ面(56)が前記支持プレート(38)の上側上の支持面(60)に対して正直角に配置された静止位置から、前記曲げ面(56)が前記支持面(60)に対して平行又は負直角に配置されたステープル留め位置へと枢動されることを特徴とする、請求項1~7のうちのいずれか一項に記載のステープラ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前提部に記載のステープラに関する。
【背景技術】
【0002】
そのようなステープラは、EP 1 480 788 B1から知られている。復元力に逆らってステープラ基部に向かって移動可能なアンビルアームと、アンビルアーム上に枢動可能に取り付けられ、アンビルアームが押し下げられたときに、シート材料を通過されたステープル脚部を曲げ、切断パッドの切断エッジに対して押し付けることによってステープル脚部の余剰端部を切断する双腕式曲げレバーを有するその構成は、非常に異なる総厚さを有するシート材料に対して常に同じステープルを使用することを可能にする。数枚の紙のみが共にステープル留めされる場合、ステープル脚部が実際には長すぎるその総厚さに対して、それらの余剰端部は、単に切断される。曲げ動作中に互いに衝突しないように、曲げレバーは、ステープルマガジン中に受け入れられたステープルのステープルクラウンに対して垂直に延在する方向に互いに対してずれて配置される。それにもかかわらず、両方のステープル脚部が、その都度、曲げレバーのうちの1つによって作用されるようにするために、曲げレバーの枢動軸もまた、ステープルクラウンに対して垂直に延在する方向に配置されるのではなく、むしろこの方向からねじられるように配置される。結果として、ステープル脚部は、曲げ中にステープルクラウンに向かって正確に曲げられるのではなく、むしろある程度それに隣接して曲げられる。これは、余剰端部が切断されるとき、ステープル脚部の長手方向延在部に対して垂直に延在しない切断エッジをもたらす。これは、切断エッジの摩耗を増大させるか、又はステープル脚部が切断エッジで引っかかることさえももたらす可能性がある。
【発明の概要】
【0003】
従って、本発明の目的は、摩耗及び/又は障害の影響を受けにくいように、冒頭で述べたタイプのステープラを開発することである。
【0004】
[0004]
この目的は、請求項1の特徴を有するステープラによって本発明に従って解決される。本発明の有利な展開は、従属請求項の主題である。
【0005】
[0005]
本発明は、曲げレバーの第2のレバーアームが、ステープルマガジン中に受け入れられたステープルのステープルクラウンに対して実質的に垂直に延在する枢動軸を用いて互いに対向して配置されているときであっても、曲げ動作中に曲げレバーの第2のレバーアームが互いに通過するように移動されるように、曲げレバーの第2のレバーアームを構成するという着想に基づく。枢動軸は各々、この場合、ステープルクラウンに対して90°±2°の角度で、好ましくは90°±1°の角度で延在する。理想的には、枢動軸の各々は、通常の製造精度内で、ステープルマガジン中に受け入れられたステープルのステープルクラウンに対して正確に垂直に延在する。曲げレバーは、そのため、同じ位置で互いに対向して配置することができ、これは、曲げレバーがステープラ基部の自由端から同じ距離にあることを意味する。
【0006】
[0006]
好ましくは、枢動軸の軸方向に測定された端部の厚さは、第1のレバーアームの最大厚さよりも小さい。ここでは、両方の曲げ面は、枢動軸の軸方向に同じ延在部を有することが更に好ましい。シート材料を通過したステープル脚部を確実に捕捉するために、曲げ面は可能な限り大きくすべきであるが、端部を曲げ作業中に容易に互いに通過するように案内することができるように、端部をより薄く具体化すると有利である。
【0007】
[0007]
第1のレバーアームは、好都合には、枢動軸間の真ん中でステープルマガジン中に受け入れられたステープルのステープルクラウンに対して垂直に延在する対称面に対して互いに鏡面対称に配置される。これは、ステープル脚部を可能な限り対称的に変形させることを容易にする。ここで、端部を容易に互いに通過するように移動させることを可能にするために、端部の厚さが最大で第1のレバーアームの最大厚さの半分の大きさであることが更に好ましい。
【0008】
[0008]
枢動軸は、有利には、第1のレバーアームが切断エッジを通過するように移動可能であるように互いから距離を隔てて配置される。それらは、次いで、ステープル脚部の余剰端部が切断された後でさえ、ステープル脚部がステープル留めされたシート材料の後側に対して押し付けられるまで更に移動させることができる。
【0009】
[0009]
支持プレートは、好都合には、シート材料を貫いた後にステープル脚部の自由端を通過するための開口部を切断パッドの両側上に有する。ステープル脚部をステープル留めされたシート材料の裏側に対して押し付けることを可能にするために、曲げ面は、有利には、アンビルアームが基部に近づくと、その都度、曲げ面が支持プレートの上側上の支持面に対して正直角に配置された静止位置から、曲げ面が支持面に対して平行又は負直角に配置されたステープル留め位置へと枢動可能である。
【0010】
[0010]
本発明は、図面に概略的に例示された例証的な実施形態を参照して、以下の本文においてより詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図2】
図1によるステープラ中に設置された、切断パッドと2つの曲げレバーとを有するアセンブリを示す。
【
図3a】
図2によるアセンブリを側面図で示し、側部プレートのうちの一方が取り外され、曲げレバーが2つの異なる位置にある。
【
図3b】
図2によるアセンブリを側面図で示し、側部プレートのうちの一方が取り外され、曲げレバーが2つの異なる位置にある。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図面に例示されたステープラ10は、ステープル12によってシート材料をステープル留めするのに役立ち、ステープル12は、
図3a、3bから明らかなように、各々が2つのステープル脚部14と、ステープル脚部14を相互接続し、それらに対して横方向に延在するステープルクラウン16とを有する。ステープル12は、このことから、下向きに開いたU字の形状を有し、ステープル留め動作中に、ステープル脚部14は、それらの自由端でシート材料を貫き、シート材料の裏側で折り曲げられる。
【0013】
[0013]
ステープラは、基部18を有し、基部18は、後端22から前端24まで長手方向20に延在し、アンビルアーム26を支え、アンビルアーム26は、例えばばねの復元力に逆らって基部18に向かって移動可能に基部18上に取り付けられる。この例証的な実施形態では、アンビルアーム26は、後端22の近くに配置されたベアリングブロック28の領域中で基部18上に枢動可能に取り付けられる。ステープラ10はまた、ステープル留めユニット30を有し、ステープル留めユニット30は、ステープル12が互いに並んで一列に配置されたステープルマガジン32を有する。この列では、ステープルクラウンは、互いに対して平行に方向付けられ、各ステープルクラウン16は、最前部のもの及び最後部のものを除いて、2つの隣接するステープルクラウン16間に配置され、それらに当接する。ステープル留めユニット30はまた、ハンドレバー34を有し、ハンドレバー34は、ベアリングブロック28から斜め上向き突出し、後端22の方向に延在する。ハンドレバー34上には駆動部36が配置され、ハンドレバー34は、その都度、復元力に逆らって基部18及びステープルマガジン32に対して下向きに枢動可能であるようにベアリングブロック28上に取り付けられる。加えて、ステープルマガジン32は、基部18に対して枢動可能であるようにベアリングブロック28上に取り付けられる。アンビルアーム26は、シート材料を支持するための支持プレート38を有し、ステープル留め動作中に、ハンドレバー34が押し下げられ、その過程でステープルマガジン32をシート材料上に押し下げ、最終的に、より大きな力を加えることによって、駆動部36は、そのステープル脚部14の自由端が最初にシート材料を貫通する最前部のステープル12を押し出す。
【0014】
[0014]
ステープラ10は、ステープル脚部14の余剰端部がステープル留め動作中に切断されるので、異なる厚さのシート材料に対して、この場合、2~170枚の紙から成るシート材料に対して、シングルサイズのステープル12のみが必要とされるという事実によって区別される。この目的のために、アンビルアームは、切断パッド40の互いに離れた側上に2つの切断エッジ42を有する切断パッド40を支え、ステープラ10を下にある表面、例えば机の上に平坦に配置することが可能な、基部18の裏側固定面44上への切断エッジ42の突出部は、長手方向20に延在する。このことから、切断エッジ42はまた、ステープル12の列も同様に固定面44上へのその突出部において長手方向20に延在するので、通常の製造精度の範囲内で、ステープルマガジン32中に受け入れられたステープル12のステープルクラウン16に対して常に垂直に延在する。切断パッド40が属し、アンビルアーム26にしっかりと接続された、
図2、3a、3b例示されたアセンブリ46もまた、2つの側部プレート48間に配置された2つの同一の曲げレバー50を有する。曲げレバー50の各々は、側部プレート48間のアンビルアーム26上に枢動軸52を中心として枢動可能に取り付けられる。それは、頂部側上に曲げ面56を有する第1のレバーアーム54と、基部18上に載置されるより長い第2のレバーアーム58とを有する。固定面44への枢動軸52の突出部は、この場合、長手方向20に延在する。枢動軸52は、このことから、製造公差内で、ステープルマガジン32中に受け入れられたステープル12のステープルクラウン16に対して垂直に延在する。
【0015】
[0015]
アンビルアーム26がステープル留め動作中に基部18の方向に押し下げられると、第2のレバーアーム58は、基部18の底部上に押し付けられ、そのため、押し下げは、曲げレバー50が枢動軸52を中心として枢動することをもたらす。
図1に例示されたステープラ10の静止位置では、曲げレバー50は、同様に静止位置にあり、静止位置において、曲げ面56は、支持プレート38の頂部側上の支持面60に対して正直角に配置される。この角度は、ステープル留め動作中、即ち曲げレバー50が枢動されている間に減少する。その過程で、ステープル脚部14の自由端は、シート材料を貫いた後、各々が曲げ面56のうちに1つに載置されるようになり、シート材料を貫いたステープル脚部14の端部は、曲げレバー50の枢動によって互いに向かって曲げられる。この例証的な実施形態では非常に長く具現化されたステープル脚部14の任意の余剰端部は、曲げ及び切断中に曲げレバー50によって切断エッジ42に対して押し付けられる。曲げ面56に対して載置されることを可能にするために、ステープル脚部14は、シート材料を貫いた後、支持プレート38中の開口部62をそれらの自由端と共に通過される。枢動軸52は、互いからそのような距離を隔てて配置され、第1のレバーアーム54は、後者が曲げレバー50の枢動中に切断エッジ42を通過するように移動可能であるように寸法決めされる。曲げレバー50を、次いで、静止位置から端位置まで枢動させることができ、端位置において、それらの曲げ面56は、支持面に対して平行に又は負直角に配置される。
【0016】
[0016]
第1のレバーアーム54は、枢動軸間52の真ん中で長手方向20に延在する対称面に対して互いに鏡面対称に配置される。枢動軸52の軸方向に、曲げ面56もまた同じ延在部を有する。対照的に、第2のレバーアーム58は、それらの自由端64から始まり、それぞれの枢動軸52の方向にある程度延在する端部66を有し、枢動軸52の軸方向に測定されるその端部66の厚さは、枢動軸52の軸方向に曲げ面56の延在部によって画定される第1のレバーアームの最大厚さよりも小さい。端部66の厚さは、この場合、第1のレバーアーム54の最大厚さの半分よりも小さく、そのため、端部66を、
図3a、3bに示されるように、互いに衝突することなく、ステープル留め作業中に互いに通過するように移動させることができる。
【0017】
[0017]
要約すると、以下のことが言えるであろう。本発明は、ステープル12によってシート材料をステープル留めするためのステープラ10に関し、各ステープル12は、2つのステープル脚部14と、ステープル脚部14を相互接続し、それらに対して横方向に延在するステープルクラウン16とを有し、ステープラ10は、その上にシート材料を配置するための支持プレート38を有するアンビルアーム26であって、アンビルアーム26は、ステープル脚部14の余剰端部を切断するための2つの切断エッジ42を有する切断パッド40を支える、アンビルアーム26と、アンビルアーム26に対して枢動可能に取り付けられたステープル留めユニット30であって、そのステープル留めユニット30は、ステープルクラウン16が相互に当接し、互いに対して平行に整列された状態でステープル12を一列に受け入れるステープルマガジン32と、それらのステープル脚部14の自由端が最初にシート材料を貫通する個々のステープル12を押し出すための駆動部36とを備える、ステープル留めユニット30と、基部18であって、その上に、アンビルアーム26は、復元力に逆らって基部18に向かって移動可能に取り付けられる、基部18と、それぞれの枢動軸52を中心としてアンビルアーム26上に枢動可能に取り付けられた2つの双腕式曲げレバー50であって、各曲げレバー50は、ステープル脚部14を曲げるための曲げ面56を有する第1のレバーアーム54と、第2のレバーアーム58とを有し、ここにおいて、アンビルアーム26が基部18に近づくと、第2のレバーアーム58は、枢動軸52を中心として基部18の作用によって枢動され、曲げ面56は、互いに向かってステープル脚部14を曲げ、切断エッジ42に対して押し付けることによって任意の余剰端部を切断する、2つの双腕式曲げレバー50とを有する。本発明によると、枢動軸52は、ステープルマガジン32中に受け入れられたステープル12のステープルクラウン16に対して実質的に垂直に延在し、第2のレバーアーム58は、アンビルアーム26が基部18に近づくと端部66が互いに通過するように移動するように枢動軸52の軸方向に互いに対してずれて配置されたそれらの自由端64において始まる端部66を有することが提供される。
【国際調査報告】