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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-26
(54)【発明の名称】練習用バット
(51)【国際特許分類】
   A63B 59/58 20150101AFI20221219BHJP
   A63B 69/00 20060101ALI20221219BHJP
   A63B 102/18 20150101ALN20221219BHJP
【FI】
A63B59/58
A63B69/00 505A
A63B102:18
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022525617
(86)(22)【出願日】2020-10-30
(85)【翻訳文提出日】2022-06-28
(86)【国際出願番号】 US2020058388
(87)【国際公開番号】W WO2021087380
(87)【国際公開日】2021-05-06
(31)【優先権主張番号】62/928,758
(32)【優先日】2019-10-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/084,360
(32)【優先日】2020-10-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522172896
【氏名又は名称】レフティスワグ,エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100067736
【弁理士】
【氏名又は名称】小池 晃
(74)【代理人】
【識別番号】100192212
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 貴明
(74)【代理人】
【識別番号】100200001
【弁理士】
【氏名又は名称】北原 明彦
(72)【発明者】
【氏名】カート,ジェフリー エス.
(57)【要約】
バットが、ハンドル部と、円筒部と、前記ハンドル部及び前記円筒部の間のテーパ部と、を含む。いくつかの実施形態において、前記テーパ部が、前記バットの前記ハンドル部から前記円筒部まで直径が増加する複数の個別領域を含む。いくつかの実施形態において、前記テーパ部が6つの個別領域を含む。いくつかの実施形態において、前記個別領域の長さが1インチ(2.54cm)である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スポーツ練習装置が本体を含み、
前記本体が、
ハンドル部と、
円筒部と、
前記ハンドル部及び前記円筒部の間のテーパ部と、
を含み、
前記テーパ部が、前記円筒部の2.61インチ(約6.6cm)以下の直径から前記ハンドル部の0.937インチ(約2.4cm)の直径まで漸減することを特徴とするスポーツ練習装置。
【請求項2】
前記テーパ部が、前記円筒部の1.50インチ(約3.8cm)の直径から前記ハンドル部の0.937インチ(約2.4cm)の直径まで漸減することを特徴とする請求項1に記載のスポーツ練習装置。
【請求項3】
前記テーパ部が、前記円筒部の1.75インチ(約4.4cm)の直径から前記ハンドル部の0.937インチ(約2.4cm)の直径まで漸減することを特徴とする請求項1に記載のスポーツ練習装置。
【請求項4】
前記テーパ部の長さが6インチ(約15.2cm)であることを特徴とする請求項1に記載のスポーツ練習装置。
【請求項5】
前記ハンドル部及び前記円筒部が同じ長さを有することを特徴とする請求項1に記載のスポーツ練習装置。
【請求項6】
前記本体が、樹脂を38%含む150gの炭素繊維を含むことを特徴とする請求項1に記載のスポーツ練習装置。
【請求項7】
前記スポーツ練習装置が、標準寸法の野球ボール及びソフトボールを打つように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のスポーツ練習装置。
【請求項8】
スポーツ練習システムが、標準寸法の野球ボール及びソフトボールを打つように構成された細い円筒部を有するバットを含み、
前記バットが、
ハンドル部と、
円筒部と、
前記ハンドル部及び前記円筒部の間のテーパ部と、
を含み、
前記テーパ部が、前記バットの前記ハンドル部から前記円筒部まで直径が増加する複数の個別領域を含むことを特徴とするスポーツ練習システム。
【請求項9】
前記円筒部が1.50インチ(約3.8cm)の直径を有し、前記ハンドル部が0.937インチ(約2.4cm)の直径を有することを特徴とする請求項8に記載のスポーツ練習システム。
【請求項10】
前記円筒部が1.75インチ(約4.4cm)の直径を有し、前記ハンドル部が0.937インチ(約2.4cm)の直径を有することを特徴とする請求項8に記載のスポーツ練習システム。
【請求項11】
前記テーパ部の長さが6インチ(約15.2cm)であることを特徴とする請求項8に記載のスポーツ練習システム。
【請求項12】
前記ハンドル部及び前記円筒部が同じ長さを有することを特徴とする請求項8に記載のスポーツ練習システム。
【請求項13】
前記バットが、樹脂を38%含む150gの炭素繊維を含むことを特徴とする請求項8に記載のスポーツ練習システム。
【請求項14】
スポーツ練習装置の製造方法がバット本体を形成することを含み、
前記バット本体を形成することが、
0.937インチ(約2.4cm)の直径を有するハンドル部を形成することと、
2.61インチ(約6.6cm)以下の直径を有する円筒部を形成することと、
前記ハンドル部及び前記円筒部の間のテーパ部を形成することと、
を含み、
前記テーパ部が前記円筒部の2.61インチ(約6.6cm)以下の直径から前記ハンドル部の0.937インチ(約2.4cm)の直径まで漸減するように前記テーパ部が形成されることを特徴とするスポーツ練習装置の製造方法。
【請求項15】
前記円筒部が1.50インチ(約3.8cm)の直径を有し、前記ハンドル部が0.937インチ(約2.4cm)の直径を有することを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記円筒部が1.75インチ(約4.4cm)の直径を有し、前記ハンドル部が0.937インチ(約2.4cm)の直径を有することを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記テーパ部の長さが6インチ(約15.2cm)であることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記ハンドル部及び前記円筒部が同じ長さを有することを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記バット本体が、樹脂を38%含む150gの炭素繊維を含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項20】
前記スポーツ練習装置が、標準寸法の野球ボール及びソフトボールを打つように構成されていることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本出願は、2019年10月31日に出願された米国仮特許出願62/928,758「練習用バット」の優先権を主張するものであり、この出願は参照されることにより、本出願に援用される。
【0002】
本発明は、スポーツ及びスポーツ練習システム及び装置に関する。より詳しくは、本発明は、実際の野球ボール及びソフトボールに使用できる練習用バットに関する。
【背景技術】
【0003】
細い練習用バットは、ユーザのバット速度及び視覚と手の協調の向上を補助することができる。より小さい円筒部を有するバットは、野球及びソフトボール選手の視覚と手の協調、握力、及び全体的なバットコントロールの向上を補助することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、より小さい円筒部を有するバットは、多くの場合、実際の野球ボール又はソフトボールではなく、ゴルフボール、ウィッフルボール、又は他の軽量練習補助具にのみ使用可能である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態は、ハンドル部と、円筒部と、前記ハンドル部及び前記円筒部の間のテーパ部と、を含むバットを対象とする。いくつかの実施形態において、前記テーパ部が、前記バットの前記ハンドル部から前記円筒部まで直径が増加する複数の個別領域を含む。いくつかの実施形態において、前記テーパ部が6つの個別領域を含む。いくつかの実施形態において、前記個別領域の長さが1インチ(2.54cm)である。
【0006】
第1の側面において、スポーツ練習装置が本体を含み、前記本体が、ハンドル部と、円筒部と、前記ハンドル部及び前記円筒部の間のテーパ部と、を含み、前記テーパ部が、前記円筒部の2.61インチ(約6.6cm)以下の直径から前記ハンドル部の0.937インチ(約2.4cm)の直径まで漸減する。いくつかの実施形態において、前記テーパ部が、前記円筒部の1.50インチ(約3.8cm)の直径から前記ハンドル部の0.937インチ(約2.4cm)の直径まで漸減する。更なる実施形態において、前記テーパ部が、前記円筒部の1.75インチ(約4.4cm)の直径から前記ハンドル部の0.937インチ(約2.4cm)の直径まで漸減する。いくつかの実施形態において、前記テーパ部の長さが6インチ(約15.2cm)である。いくつかの実施形態において、前記ハンドル部及び前記円筒部が同じ長さを有する。更なる実施形態において、前記本体が、樹脂を38%含む150gの炭素繊維を含む。いくつかの実施形態において、前記スポーツ練習装置が、標準寸法の野球ボール及びソフトボールを打つように構成されている。
【0007】
更なる側面において、スポーツ練習システムが、標準寸法の野球ボール及びソフトボールを打つように構成された細い円筒部を有するバットを含み、前記バットが、ハンドル部と、円筒部と、前記ハンドル部及び前記円筒部の間のテーパ部と、を含み、前記テーパ部が、前記バットの前記ハンドル部から前記円筒部まで直径が増加する複数の個別領域を含む。いくつかの実施形態において、前記円筒部が1.50インチ(約3.8cm)の直径を有し、前記ハンドル部が0.937インチ(約2.4cm)の直径を有する。更なる実施形態において、前記円筒部が1.75インチ(約4.4cm)の直径を有し、前記ハンドル部が0.937インチ(約2.4cm)の直径を有する。いくつかの実施形態において、前記テーパ部の長さが6インチ(約15.2cm)である。いくつかの実施形態において、前記ハンドル部及び前記円筒部が同じ長さを有する。いくつかの実施形態において、前記バットが、樹脂を38%含む150gの炭素繊維を含む。
【0008】
他の側面において、スポーツ練習装置の製造方法がバット本体を形成することを含み、前記バット本体を形成することが、0.937インチ(約2.4cm)の直径を有するハンドル部を形成することと、2.61インチ(約6.6cm)以下の直径を有する円筒部を形成することと、前記ハンドル部及び前記円筒部の間のテーパ部を形成することと、を含み、前記テーパ部が前記円筒部の2.61インチ(約6.6cm)以下の直径から前記ハンドル部の0.937インチ(約2.4cm)の直径まで漸減するように前記テーパ部が形成される。
【0009】
いくつかの実施形態において、前記円筒部が1.50インチ(約3.8cm)の直径を有し、前記ハンドル部が0.937インチ(約2.4cm)の直径を有する。更なる実施形態において、前記円筒部が1.75インチ(約4.4cm)の直径を有し、前記ハンドル部が0.937インチ(約2.4cm)の直径を有する。いくつかの実施形態において、前記テーパ部の長さが6インチ(約15.2cm)である。いくつかの実施形態において、前記ハンドル部及び前記円筒部が同じ長さを有する。更なる実施形態において、前記バット本体が、樹脂を38%含む150gの炭素繊維を含む。いくつかの実施形態において、前記スポーツ練習装置が、標準寸法の野球ボール及びソフトボールを打つように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】いくつかの実施形態によるスポーツ練習装置を示す図である。
図2】いくつかの実施形態によるスポーツ練習システムを示す図である。
図3】いくつかの実施形態によるスポーツ練習装置の製造方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
視覚と手の協調及びバットコントロールを向上する為のスポーツ練習装置の実施の詳細を説明する。明確にする為に、ここに記載の実施の習慣的特徴の全ては図示及び記載されていない。もちろん、そのような実際の実施の開発において、開発者の特定の目標を達成する為に、応用及びビジネス関連制約等に応じて、多数の実施特定の決定をしなければならないことが理解され、これらの特定の目標は、実施毎にそして開発者毎に変化する。さらに、そのような開発努力は複雑であり時間がかかると理解されるが、この開示の利益を有するこれらの当業者の技術の日常的仕事とはならない。
【0012】
本発明の実施形態は、ハンドル部と、円筒部と、前記ハンドル部及び前記円筒部の間のテーパ部と、を含むバットを対象とする。いくつかの実施形態において、前記テーパ部が、前記バットの前記ハンドル部から前記円筒部まで直径が増加する複数の個別領域を含む。いくつかの実施形態において、前記テーパ部が6つの個別領域を含む。いくつかの実施形態において、前記個別領域の長さが1インチ(2.54cm)である。
【0013】
実際の試合及び練習において、実際の野球ボールに使用される標準寸法の野球のバットは、2.625インチ(約6.7cm)から2.75インチ(約7cm)の直径の円筒部を有する。典型的に、標準寸法の剛球及び緩球バットは、2.25インチ(約5.7cm)の直径の円筒部を有する。いくつかの実施形態において、ここに記載のバット速度及び視覚と手の協調を向上する為のより小さい円筒部を有する練習用バットは、1.50インチ(約3.8cm)以下の直径の円筒部を有し、バット速度及び視覚と手の協調を向上する為に、実際の野球ボール及びソフトボールの衝撃を感じる為に実際の野球ボール及びソフトボールに使用される。代替的に、いくつかの実施形態において、ここに記載のバット速度及び視覚と手の協調を向上する為のより小さい円筒部を有する練習用バットは、1.75インチ(約4.4cm)以下の直径の円筒部を有し、バット速度及び視覚と手の協調を向上する為に、実際の野球ボール及びソフトボールの衝撃を感じる為に実際の野球ボール及びソフトボールに使用される。特に、以下に記載されているように、練習用バットのハンドル部及び円筒部は、任意の適切な所望の直径を有することができる。
【0014】
ここで図1を参照すると、スポーツ練習装置が図示されている。スポーツ練習装置100は、ハンドル部101と、円筒部103と、テーパ部110と、を含む本体を含む。いくつかの実施形態において、本体は、鋼製ピン107により本体に結合されたノブ105を含む。例えば、いくつかの実施形態において、図1に図示されているように、ハンドル部101はノブ105内に適合し、追加の安全性の為にピン107がハンドル部101及びノブ105を水平に突き通っている。
【0015】
いくつかの実施形態において、テーパ部110は、円筒部103で1.50インチ(約3.8cm)の直径を有し、ハンドル部101で0.937インチ(約2.4cm)の直径を有する。いくつかの実施形態において、ハンドル部101は0.937インチ(約2.4cm)の直径を有し、円筒部103は1.50インチ(約3.8cm)の直径を有する。いくつかの実施形態において、ハンドル部101は0.937インチ(約2.4cm)の直径を有し、円筒部103は1.75インチ(約4.4cm)の直径を有する。特に、ハンドル部101及び円筒部103は、任意の適切な所望の直径を有することができる。いくつかの実施形態において、円筒部103は、2.61インチ(約6.6cm)以下の直径、及び/又は試合で使用される野球又はソフトボールのバットの寸法よりも小さい直径を有し、細い円筒部を有する。いくつかの実施形態において、円筒部103及びハンドル部101は同じ長さを有する。この方法により、ハンドル部101及び円筒部103は簡単に製造することができ、各長さのバットにおいて同じ寸法である一貫した寸法のテーパ部110を作成することができる。
【0016】
いくつかの実施形態において、テーパ部110は複数の個別部を含み、複数の個別部はそれぞれ、ハンドル部101から円筒部103まで直径が増加する。いくつかの実施形態において、複数の個別部のぞれぞれの長さは1インチ(2.54cm)である。いくつかの実施形態において、テーパ部110の長さは6インチ(約15.2cm)である。しかしながら、テーパ部110は任意の適切な所望の長さを有することができる。図1に図示されているように、いくつかの実施形態において、テーパ個別部111は1.0315インチ(約2.6cm)の直径を有し、テーパ個別部112は1.124インチ(約2.9cm)の直径を有し、テーパ個別部113は1.218インチ(約3.1cm)の直径を有し、テーパ個別部114は1.312インチ(約3.3cm)の直径を有し、テーパ個別部115は1.406インチ(約3.6cm)の直径を有し、テーパ個別部116は1.50インチ(約3.8cm)の直径を有し、それにより、テーパ部110は、円筒部103からハンドル部101まで均一に漸減する。しかしながら、テーパ部110は、任意の適切な所望の長さを有することができ、任意の適切な所望の数のテーパ個別部を含むことができる。
【0017】
いくつかの実施形態において、バットは、樹脂を38%含む150gの炭素繊維を含む。しかしながら、本体は任意の適切な所望の材料から製造することができる。いくつかの実施形態において、スポーツ練習装置100は、標準寸法の野球ボール及びソフトボールを打つように構成される。
【0018】
図2には、いくつかの実施形態によるスポーツ練習システムが図示されている。図2に図示されているように、システム200は、ハンドル部201と、円筒部203と、テーパ部210と、を含む本体を含む。いくつかの実施形態において、本体は、鋼製ピン207により本体に結合されたノブ205を含む。例えば、上述のように、図2に図示されているように、ハンドル部201はノブ205内に適合し、追加の安全性の為にピン207がハンドル部201及びノブ205を水平に突き通っている。
【0019】
いくつかの実施形態において、テーパ部210は、円筒部203で1.50インチ(約3.8cm)の直径を有し、ハンドル部201で0.937インチ(約2.4cm)の直径を有する。いくつかの実施形態において、ハンドル部201は0.937インチ(約2.4cm)の直径を有し、円筒部203は1.50インチ(約3.8cm)の直径を有する。いくつかの実施形態において、ハンドル部201は0.937インチ(約2.4cm)の直径を有し、円筒部203は1.75インチ(約4.4cm)の直径を有する。いくつかの実施形態において、上記装置100に関して記載されているように、テーパ部210は複数の個別部を含み、複数の個別部はそれぞれ、本体のハンドル部201から円筒部203まで直径が増加する。
【0020】
例えば、いくつかの実施形態において、複数の個別部のぞれぞれの長さは1インチ(2.54cm)である。いくつかの実施形態において、テーパ部210の長さは6インチ(約15.2cm)である。しかしながら、テーパ部210は任意の適切な所望の長さを有することができる。いくつかの実施形態において、テーパ個別部211は1.0315インチ(約2.6cm)の直径を有し、テーパ個別部212は1.124インチ(約2.9cm)の直径を有し、テーパ個別部213は1.218インチ(約3.1cm)の直径を有し、テーパ個別部214は1.312インチ(約3.3cm)の直径を有し、テーパ個別部215は1.406インチ(約3.6cm)の直径を有し、テーパ個別部216は1.50インチ(約3.8cm)の直径を有し、それにより、テーパ部210は、円筒部203からハンドル部201まで均一に漸減する。いくつかの実施形態において、円筒部203は1.75インチ(約4.4cm)の直径を有する。しかしながら、テーパ部210は、任意の適切な所望の長さを有することができ、任意の適切な所望の数のテーパ個別部を含むことができる。
【0021】
上述のように、いくつかの実施形態において、テーパ部210は、円筒部203で1.50インチ(約3.8cm)の直径を有し、ハンドル部201で0.937インチ(約2.4cm)の直径を有する。いくつかの実施形態において、ハンドル部201は0.937インチ(約2.4cm)の直径を有し、円筒部203は1.50インチ(約3.8cm)の直径を有する。特に、ハンドル部201及び円筒部203は、任意の適切な所望の直径を有することができる。いくつかの実施形態において、円筒部203は、2.61インチ(約6.6cm)以下の直径、及び/又は試合で使用される野球又はソフトボールのバットの寸法よりも小さい直径を有し、細い円筒部を有する。いくつかの実施形態において、円筒部203及びハンドル部201は同じ長さを有する。この方法により、ハンドル部201及び円筒部203は簡単に製造することができ、各長さのバットにおいて同じ寸法である一貫した寸法のテーパ部210を作成することができる。
【0022】
いくつかの実施形態において、バットは、樹脂を38%含む150gの炭素繊維を含む。しかしながら、本体は任意の適切な所望の材料から製造することができる。いくつかの実施形態において、スポーツ練習システム200は、標準寸法及び重量の野球ボール220及びソフトボール225と共に使用するように構成される。例えば、いくつかの実施形態において、本体は、5~5.25オンス(141.75~148.84g)の野球ボール220及び11インチ(27.94cm)又は12インチ(30.48cm)の直径を有するソフトボール225を打つように構成される。
【0023】
図3には、いくつかの実施形態によるスポーツ練習装置の製造方法が図示されている。スポーツ練習装置の製造方法は、バット本体を作成することを含む。方法は、ステップ302から開始する。ステップ304において、0.937インチ(約2.4cm)の直径を有するハンドル部が作成される。ステップ306において、1.50インチ(約3.8cm)の直径を有する円筒部が作成され、ステップ308において、ハンドル部及び円筒部の間のテーパ部が作成され、テーパ部の直径がハンドル部の直径0.937インチ(約2.4cm)から円筒部の直径1.50インチ(約3.8cm)まで増加するようにテーパ部が作成される。上述のように、いくつかの実施形態において、テーパ部210は複数の個別部を含み、複数の個別部はそれぞれ、本体のハンドル部201から円筒部203まで直径が増加する。方法はステップ310で終了する。
【0024】
動作において、ここに記載のスポーツ練習装置及びシステムは、バット速度及び視覚と手の協調を向上する為に、ユーザがより小さい円筒部を有するバットを使用することを可能にする。特に、ハンドル部、円筒部、及びテーパ部を有する本体の構造は、バット速度及び視覚と手の協調を向上する為に、ユーザがより小さい円筒部を有するバットを実際の野球ボール及びソフトボールに使用し、実際の野球ボール及びソフトボールの衝撃を感じることを可能にする。それにより、ここに記載の練習用バットは多くの利点を有する。
【0025】
本発明は、本発明の動作及び構造の原理の理解を容易にする為の詳細を含む特定の実施形態に関して記載している。そのように、ここでの特定の実施形態及びその詳細の参照は、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。本発明の範囲及び主旨から逸脱することなく、説明の為に選択された実施形態に変更を加えることができることは当業者には明らかである。
【符号の説明】
【0026】
100 スポーツ練習装置
101 ハンドル部
103 円筒部
105 ノブ
107 ピン
110 テーパ部
111 テーパ個別部
112 テーパ個別部
113 テーパ個別部
114 テーパ個別部
115 テーパ個別部
116 テーパ個別部
200 スポーツ練習システム
201 ハンドル部
203 円筒部
205 ノブ
207 ピン
210 テーパ部
211 テーパ個別部
212 テーパ個別部
213 テーパ個別部
214 テーパ個別部
215 テーパ個別部
216 テーパ個別部
220 野球ボール
225 ソフトボール
図1
図2
図3
【国際調査報告】