(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-27
(54)【発明の名称】電子機器及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
G09F 9/00 20060101AFI20221220BHJP
G06F 3/041 20060101ALI20221220BHJP
G06F 1/16 20060101ALI20221220BHJP
G09F 9/30 20060101ALI20221220BHJP
【FI】
G09F9/00 350Z
G06F3/041 650
G06F1/16 312F
G06F3/041 400
G06F1/16 312J
G09F9/30 308Z
G09F9/30 308A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022524658
(86)(22)【出願日】2020-11-06
(85)【翻訳文提出日】2022-04-26
(86)【国際出願番号】 CN2020127049
(87)【国際公開番号】W WO2021088972
(87)【国際公開日】2021-05-14
(31)【優先権主張番号】201911084243.7
(32)【優先日】2019-11-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】杜 顯赫
(72)【発明者】
【氏名】劉 明建
【テーマコード(参考)】
5C094
5G435
【Fターム(参考)】
5C094AA01
5C094DA06
5C094HA08
5G435AA01
5G435BB00
5G435DD03
5G435EE02
5G435EE13
5G435EE14
5G435LL07
5G435LL08
(57)【要約】
電子機器及びその制御方法であって、電子機器は、屈曲可能な可撓性スクリーン部分(110)を含むスクリーン(100)と、可撓性スクリーン部分(110)の裏面に設置された可撓性ネジロッド(210)と、少なくとも二つの支持ブロック(220)とを含み、各支持ブロック(220)は、可撓性スクリーン部分(110)の裏面に設置され、且つ可撓性スクリーン部分(110)を支持するために用いられ、各支持ブロック(220)は、可撓性ネジロッド(210)上に嵌設され、各支持ブロック(220)は、可撓性ネジロッド(210)にネジ係合され、可撓性ネジロッド(210)と少なくとも二つの支持ブロック(220)は、第一の状態と第二の状態との間で移動可能であり、第一の状態では、可撓性スクリーン部分(110)は曲面を呈し、第二の状態では、可撓性スクリーン部分(110)は平面を呈する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器であって、
屈曲可能な可撓性スクリーン部分を含むスクリーンと、
前記可撓性スクリーン部分の裏面に設置された可撓性ネジロッドと、
少なくとも二つの支持ブロックとを含み、各前記支持ブロックは、前記可撓性スクリーン部分の裏面に設置され、且つ前記可撓性スクリーン部分を支持するために用いられ、各前記支持ブロックは、前記可撓性ネジロッドに嵌設され、少なくとも一つの前記支持ブロックは、前記可撓性ネジロッドにネジ係合され、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックは、第一の状態と第二の状態との間で移動可能であり、
前記第一の状態では、前記可撓性スクリーン部分は曲面を呈し、
前記第二の状態では、前記可撓性スクリーン部分は平面を呈する、電子機器。
【請求項2】
前記可撓性スクリーン部分は、前記スクリーンの縁部に位置し、前記第一の状態では、前記可撓性スクリーン部分の断面は、表面に凸の弧形である、請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記少なくとも二つの支持ブロックは、前記可撓性スクリーン部分の裏面に貼り合わせて設置され、隣接する二つの前記支持ブロックが回転可能に接続され、隣接する二つの前記支持ブロックの回転軸は、前記可撓性スクリーン部分に近い側に位置する、請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
隣接する二つの前記支持ブロックは、弾性部材によって接続され、前記弾性部材は、前記可撓性スクリーン部分から離れる側に位置する、請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記可撓性ネジロッドに繋がり、回転するように前記可撓性ネジロッドを駆動するための駆動部材をさらに含む、請求項1に記載の電子機器。
【請求項6】
前記可撓性スクリーン部分は、背部接続部材に接続され、前記背部接続部材は、カバープレート又は背部スクリーンである、請求項1に記載の電子機器。
【請求項7】
前記可撓性スクリーン部分と前記背部接続部材との間に接続された折り畳み部材をさらに含み、
前記第一の状態では、前記折り畳み部材は、前記可撓性スクリーン部分が曲面を呈するように内側に折り畳まれ、
前記第二の状態では、前記折り畳み部材は、前記可撓性スクリーン部分が平面を呈するように展開される、請求項6に記載の電子機器。
【請求項8】
前記可撓性スクリーン部分は複数であり、各前記可撓性スクリーン部分は、前記スクリーンの縁部に位置し、各前記可撓性スクリーン部分の裏面には前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックが設置される、請求項1~7のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載の電子機器に用いられる電子機器の制御方法であって、
スクリーン調整指令を受信することと、
前記スクリーン調整指令に従って、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御することとを含む、電子機器の制御方法。
【請求項10】
前述した、前記スクリーン調整指令に従って、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御することは、
前記スクリーン調整指令を予め設定される調整指令と照合することと、
前記スクリーン調整指令が第一の予め設定される調整指令とマッチングする場合、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるように制御することと、
前記スクリーン調整指令が第二の予め設定される調整指令とマッチングする場合、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるように制御することとを含み、
そのうち、前記第一の予め設定される調整指令は、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるためのものであり、前記第二の予め設定される調整指令は、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるためのものである、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記スクリーン調整指令に従って、予め設定される提示を出すことをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
請求項1~8のいずれか1項に記載の電子機器に用いられる電子機器の制御方法であって、
ユーザのスクリーン調整操作を受信することと、
前記スクリーン調整操作に応答して、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御することとを含む、電子機器の制御方法。
【請求項13】
前述した、前記スクリーン調整操作に応答して、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御することは、
可撓性スクリーン部分が曲面を呈する場合、前記スクリーン調整操作に応答して、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるように制御することと、
可撓性スクリーン部分が平面を呈する場合、前記スクリーン調整操作に応答して、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるように制御することとを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
請求項1~8のいずれか1項に記載の電子機器である電子機器であって、
スクリーン調整指令を受信するための第一の受信モジュールと、
前記スクリーン調整指令に従って、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御するための第一の制御モジュールとを含む、電子機器。
【請求項15】
前記第一の制御モジュールは、
前記スクリーン調整指令を予め設定される調整指令と照合するための照合ユニットと、
前記スクリーン調整指令が第一の予め設定される調整指令とマッチングする場合、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるように制御するための第一の制御ユニットと、
前記スクリーン調整指令が第二の予め設定される調整指令とマッチングする場合、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるように制御するための第二の制御ユニットとを含み、
そのうち、前記第一の予め設定される調整指令は、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるためのものであり、前記第二の予め設定される調整指令は、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるためのものである、請求項14に記載の電子機器。
【請求項16】
前記スクリーン調整指令に従って、予め設定される提示を出すための第一の提示モジュールをさらに含む、請求項14に記載の電子機器。
【請求項17】
請求項1~8のいずれか1項に記載の電子機器である電子機器であって、
ユーザのスクリーン調整操作を受信するための第二の受信モジュールと、
前記スクリーン調整操作に応答して、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御するための第二の制御モジュールとを含む、電子機器。
【請求項18】
前記第二の制御モジュールは、
可撓性スクリーン部分が曲面を呈する場合、前記スクリーン調整操作に応答して、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるように制御するための第四の制御ユニットと、
可撓性スクリーン部分が平面を呈する場合、前記スクリーン調整操作に応答して、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるように制御するための第五の制御ユニットとを含む、請求項17に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年11月7日に中国で提出された中国特許出願No.201911084243.7の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
本発明は、電子技術分野に関し、特に電子機器及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォン、タブレットパソコンなどのスクリーンを備える電子機器のデザインの不断の改良に伴い、これらの電子機器に対する人々の審美も絶えず変化しており、従来の電子機器スクリーンのデザインは、人々の審美的需要に応じて、古いもののよさを新しいものに生かして、曲面スクリーン、ウォーターフォールスクリーンなどの新製品を絶えず出すことによって、スクリーンの表示効果を向上させる。
【0003】
ウォーターフォールスクリーンなどを含む曲面スクリーンは、ユーザのために良好な視覚的表示効果及び良好な把持感を提供することができるが、ユーザがウォーターフォールスクリーンなどの曲面スクリーンを有する電子機器を使用する場合、スクリーンの曲率の原因及び光が直線に沿って伝播する原因で、スクリーンの曲面部分の画面がユーザにより直接取得されないことが多く、特に曲面スクリーンでゲームをプレイし又は全画面の映画を見るという全画面操作シナリオで、曲面構造により、ユーザはスクリーン縁部の画面情報を見えないことが多く又は縁部が光を反射するという問題があり、また、全画面操作シナリオで、スクリーンの曲面部分で一部の操作をトリガする必要があるため、トリガしにくくなり又は誤トリガ現象を招きやすくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、曲面構造を備えた電子機器に存在する、スクリーンの曲面部分の表示内容を視聴しにくく、光を反射し及び機能を誤トリガし又はトリガしにくいという従来技術における問題を解決するための電子機器及びその制御方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術問題を解決するために、本発明は、以下のように実現される。
【0006】
第一の方面によれば、本発明の実施例は、電子機器を提供する。この電子機器は、
屈曲可能な可撓性スクリーン部分を含むスクリーンと、
可撓性スクリーン部分の裏面に設置された可撓性ネジロッドと、
少なくとも二つの支持ブロックとを含み、各支持ブロックは、可撓性スクリーン部分の裏面に設置され、且つ可撓性スクリーン部分を支持するために用いられ、各支持ブロックは、可撓性ネジロッドに嵌設され、少なくとも一つの支持ブロックは、可撓性ネジロッドにネジ係合され、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックは、第一の状態と第二の状態との間で移動可能であり、
第一の状態では、可撓性スクリーン部分は曲面を呈し、
第二の状態では、可撓性スクリーン部分は平面を呈する。
【0007】
第二の方面によれば、本発明の実施例は、上記第一の方面による電子機器に用いられる電子機器の制御方法を提供する。この方法は、
スクリーン調整指令を受信することと、
スクリーン調整指令に従って、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御することとを含む。
【0008】
第三の方面によれば、本発明の実施例は、上記第一の方面による電子機器に用いられる電子機器の制御方法を提供する。この方法は、
ユーザのスクリーン調整操作を受信することと、
スクリーン調整操作に応答して、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御することとを含む。
【0009】
第四の方面によれば、本発明の実施例は、上記第一の方面による電子機器である電子機器を提供する。電子機器は、
スクリーン調整指令を受信するための第一の受信モジュールと、
スクリーン調整指令に従って、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御するための第一の制御モジュールとを含む。
【0010】
第五の方面によれば、本発明の実施例は、上記第一の方面による電子機器である電子機器を提供する。電子機器は、
ユーザのスクリーン調整操作を受信するための第二の受信モジュールと、
スクリーン調整操作に応答して、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御するための第二の制御モジュールとを含む。
【発明の効果】
【0011】
本発明の実施例では、電子機器に対する具体的な使用需要に応じて可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックの状態を切り替え、可撓性スクリーン部分のスクリーン状態を調整することができ、それにより、異なる使用環境と利用者の使用需要を満たすのに役立ち、単一の曲面構造により表示内容を視聴しにくく、曲面が光を反射し及び機能を誤トリガし又はトリガしにくいという問題を回避した。
【0012】
本発明の実施例の技術案をより明瞭に説明するために、以下は、本発明の実施例の記述において使用される必要がある添付図面を簡単に紹介する。自明なことに、以下の記述における添付図面は、ただ本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、それらの添付図面に基づき、他の添付図面を取得することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の実施例による電子機器の可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックが第一の状態にある場合の構造概略図を示す。
【
図2】
図1に示す電子機器のA-A断面の部分断面概略図を示す。
【
図3】本発明の実施例による可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックが第一の状態にある場合の部分概略図を示す。
【
図4】本発明の実施例による電子機器の可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックが第二の状態にある場合の構造概略図を示す。
【
図5】
図4に示す電子機器のA-A断面の部分断面概略図を示す。
【
図6】本発明の実施例による電子機器の制御方法のフローチャートのその一を示す。
【
図7】本発明の実施例による電子機器の制御方法のフローチャートのその二を示す。
【
図8】本発明の実施例による電子機器の構造ブロック図のその一を示す。
【
図9】本発明の実施例による電子機器の構造ブロック図のその二を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の解決しようとする技術問題、技術案及び利点をより明確にするために、以下は、添付図面及び具体的な実施例を結び付けながら、詳細に記述する。
【0015】
図1~
図5を参照すると、本発明の実施例は、電子機器を提供する。この電子機器は、スクリーン100、可撓性ネジロッド210及び少なくとも二つの支持ブロック220を含んでもよい。
【0016】
スクリーン100は、屈曲可能な可撓性スクリーン部分110を含み、可撓性ネジロッド210は、可撓性スクリーン部分110の裏面に設置され、各支持ブロック220は、可撓性スクリーン部分110の裏面に設置され、且つ可撓性スクリーン部分110を支持するために用いられ、各支持ブロック220は、可撓性ネジロッド210上に嵌設され、少なくとも一つの支持ブロック220は、可撓性ネジロッド210に係合され、可撓性ネジロッド210と少なくとも二つの支持ブロック220は、第一の状態と第二の状態との間で移動可能である。
【0017】
図1~
図3に示すように、第一の状態では、可撓性スクリーン部分110は曲面を呈する。
図4と
図5に示すように、第二の状態では、可撓性スクリーン部分110は平面を呈する。
【0018】
ここで、可撓性ネジロッド210に係合された少なくとも一つの支持ブロック220は、可撓性スクリーン部分110の裏面に設置され、且つ可撓性スクリーン部分110を支持するために用いられる少なくとも二つの支持ブロック220のうちの全部又は一部の支持ブロックであり、本発明の実施例では、説明の便宜上、以下では、可撓性ネジロッド210にネジ係合されたこの少なくとも一つの支持ブロック220を第一の支持ブロックと呼び、221と記される。本発明の実施例では、言及された可撓性ネジロッド210は、屈曲変形可能なネジロッドを指す。
【0019】
本発明の実施例では、少なくとも二つの支持ブロック220は、可撓性スクリーン部分110を支持し、可撓性ネジロッド210と第一の支持ブロック221との間のネジ作用を利用して、可撓性ネジロッド210によって第一の支持ブロック221をそれに合わせて移動するように駆動し、さらに少なくとも二つの支持ブロック220のうちの第一の支持ブロック221以外の支持ブロック220をそれに伴って移動するように駆動して、隣接する支持ブロック220に相互に接近する方向に向かって相対的に接近させ、又は相互に離れる方向に向かって相対的に分離させ、可撓性ネジロッド210と少なくとも二つの支持ブロック220が第一の状態と第二の状態との間で移動することを実現し、可撓性スクリーン部分110を曲面を呈するスクリーン状態と平面を呈するスクリーン状態との間で変化するように調整し、且つ可撓性スクリーン部分110を曲面又は平面を呈するように維持し、即ち、可撓性ネジロッド210と少なくとも二つの支持ブロック220の状態を切り替えることにより、可撓性スクリーン部分110のスクリーン状態を調整してもよく、即ち、曲面スクリーン又は平面スクリーンを呈するように可撓性スクリーン部分110を切り替えてもよい。
【0020】
理解できるように、可撓性ネジロッド210が第一の方向に沿って回転し、第一の支持ブロック221が可撓性ネジロッド210の駆動によりそれに合わせて移動し、少なくとも二つの支持ブロック220のうちの隣接する支持ブロック220が相互に接近する方向に向かって相対的に接近する場合、可撓性ネジロッド210は、第一の方向と反対する第二の方向に沿って回転し、第一の支持ブロック221は、可撓性ネジロッド210の駆動によりそれに合わせて移動し、少なくとも二つの支持ブロック220のうちの隣接する支持ブロック220は、相互に離れる方向に向かって相対的に分離する。又は、可撓性ネジロッド210が第一の方向に沿って回転し、第一の支持ブロック221が可撓性ネジロッド210の駆動によりそれに合わせて移動し、少なくとも二つの支持ブロック220のうちの隣接する支持ブロック220が相互に離れる方向に向かって相対的に分離する場合、可撓性ネジロッド210は、第一の方向と反対する第二の方向に沿って回転し、第一の支持ブロック221は、可撓性ネジロッド210の駆動によりそれに合わせて移動し、少なくとも二つの支持ブロック220のうちの隣接する支持ブロック220は、相互に接近する方向に向かって相対的に接近する。
【0021】
可撓性ネジロッド210と少なくとも二つの支持ブロック220が第二の状態にある場合、可撓性スクリーン部分110は、この可撓性スクリーン部分110に接続されたスクリーンの他の部分と面一になるように設置されてもよく(
図4と
図5に示すように)、又は斜めに設置されてもよい。可撓性スクリーン部分110が平面を呈するように可撓性ネジロッド210と少なくとも二つの支持ブロック220が第二の状態にあることにより、ユーザがこの部分の表示内容を視聴するのに役立ち、平面を呈する可撓性スクリーン部分110により、ユーザが機能のトリガーを実現し、機能を誤トリガし又はトリガしにくいことを回避するのに役立つ。本発明の実施例では、この可撓性スクリーン部分110が呈する曲面は、予め設定される曲率であってもよく、例示的に、この予め設定される曲率は、ガウス曲率であってもよい。
【0022】
理解できるように、可撓性スクリーン部分110が平面を呈する場合、可撓性スクリーン部分110が平面を呈するように展開される時にそれ自体の持つ剛性、及び少なくとも二つの支持ブロック220によって可撓性スクリーン部分110に提供される支持作用により、この可撓性スクリーン部分110は、スクリーン機能の使用に影響を与えることなく、クリック、タッチなどのタッチ操作をサポートして完了することができる。
【0023】
本発明の実施例では、可撓性スクリーン部分110は、スクリーン100にスティッチングされた構造であってもよく、又は、スクリーン100と一体成形された一部であってもよい。そのうち、可撓性スクリーン部分110は、電子機器の外部に向かって、画面を表示するための面が表面であり、電子機器の内部に向かう一面が裏面であり、この可撓性スクリーン部分110の表面は、可撓性スクリーン部分110の裏面と対向する。
【0024】
本発明の実施例では、少なくとも二つの支持ブロック220は、可撓性スクリーン部分110の裏面に設置され、可撓性スクリーン部分110を支持し、各支持ブロック220は、可撓性ネジロッド210上に嵌設されてそれに合わせて移動し、可撓性ネジロッド210と少なくとも二つの支持ブロック220が第一の状態にある場合、可撓性スクリーン部分110は曲面を呈し、可撓性ネジロッド210と少なくとも二つの支持ブロック220が第二の状態にある場合、可撓性スクリーン部分110は平面を呈し、即ち、電子機器に対する具体的な使用需要に応じて可撓性ネジロッド210と少なくとも二つの支持ブロック220の状態を切り替え、可撓性スクリーン部分110のスクリーン状態を調整することができ、それにより、異なる使用環境と利用者の使用需要を満たすのに役立つ。
【0025】
本発明の実施例では、各支持ブロック220は、可撓性ネジロッド210上に嵌設され、少なくとも二つの支持ブロック220のうちの第一の支持ブロック221以外の支持ブロック220が第一の支持ブロック221と可撓性ネジロッド210との間のネジ係合に影響を与えることを回避するために、少なくとも二つの支持ブロック220のうちの第一の支持ブロック221以外の支持ブロック220に貫通孔を開設することで、可撓性ネジロッド210は、この貫通孔を通過し、この貫通孔に沿って移動可能であるようになる。例示的に、
図3に示すように、本発明の実施例では、第一の支持ブロック221は一つであってもよく、この第一の支持ブロック221は、少なくとも二つの支持ブロック220のうちの可撓性スクリーン部分110の縁部に近い最後の支持ブロック220であり、第一の状態では、可撓性ネジロッド210は、第一の支持ブロック221に露出する。
【0026】
本発明の実施例では、第一の支持ブロック221と可撓性ネジロッド210との間のネジ係合を実現するために、第一の支持ブロック221にネジ孔を開設してもよく(
図3に示すように)、又は、第一の支持ブロック221に可撓性ネジロッド210にネジ係合されたナット構造を設置してもよい。
【0027】
本発明の実施例では、異なるスクリーン設計需要と使用需要に応じて、可撓性ネジロッド210と少なくとも二つの支持ブロック220が第一の状態にある場合、この可撓性スクリーン部分110が呈する曲面は、異なる形状状態であってもよく、即ち、その断面は、異なる弧形状態を有してもよい。例えば、本発明のいくつかの選択的な実施例では、可撓性スクリーン部分110は、スクリーン100の縁部に位置し、
図2と
図3に示すように、第一の状態では、可撓性スクリーン部分110の断面は、表面に凸の弧形である。このように、可撓性スクリーン部分110が第一の状態にある場合にユーザに優れた把持感覚を提供するのに役立つ。無論、設計需要に応じて、可撓性ネジロッド210と少なくとも二つの支持ブロック220が第一の状態にある場合、可撓性スクリーン部分110の断面は、裏面に凹んだ弧形であってもよい。
【0028】
選択的に、本発明のいくつかの実施例では、
図2、
図3及び
図5を参照すると、少なくとも二つの支持ブロック220は、可撓性スクリーン部分110の裏面に貼り合わせて設置され、隣接する二つの支持ブロック220が回転可能に接続され、隣接する二つの支持ブロック220の回転軸230は、可撓性スクリーン部分110に近い側に位置する。このように、可撓性ネジロッド210と第一の支持ブロック221との間のネジ作用で、隣接する二つの支持ブロック220の回転軸230によって、隣接する二つの支持ブロック220は、相互に接近する方向に向かって相対的に回転し、可撓性ネジロッド210と少なくとも二つの支持ブロック220が第一の状態にあるように、隣接する二つの支持ブロック220の間で成す第一の夾角を維持してもよく、又は、隣接する二つの支持ブロック220は、相互に離れる方向に向かって相対的に回転し、可撓性ネジロッド210と少なくとも二つの支持ブロック220が第二の状態にあるように、隣接する二つの支持ブロック220の間で成す第二の夾角を維持してもよく、第一の夾角は、第二の夾角よりも小さい。ここで、支持ブロック220は、予め設定される形状を呈してもよく、例えば、この支持ブロック220は、角柱状、楔状などであってもよく、そのうち、この予め設定される形状の可撓性スクリーン部分110に近い側の断面において回転軸230に垂直な方向での幅は、可撓性スクリーン部分110から離れる側の断面において回転軸230に垂直な方向での幅よりも大きく、隣接する二つの支持ブロック220の間の回転を実現するのに役立つ。
【0029】
本発明の実施例では、可撓性スクリーン部分110が平面を呈するように展開される時の少なくとも二つの支持ブロック220の支持作用力をさらに向上させて、可撓性スクリーン部分110の平面スクリーン状態での正常な使用を保証するために、隣接する二つの支持ブロック220の間で支持を提供するための調整部材を設置してもよい。例えば、この調整部材は、電磁機構、形状記憶材料部材及び弾性部材のうちの少なくとも一つであってもよい。
【0030】
好ましくは、本発明のいくつかの実施例では、この調整部材は、弾性部材250であってもよく、
図5を参照すると、隣接する二つの支持ブロック220は、弾性部材250によって接続され、弾性部材250は、可撓性スクリーン部分110から離れる側に位置する。第一の状態では、この弾性部材250が圧縮状態にあってもよい場合、第二の状態では、この弾性部材250は、圧縮を解除し、隣接する二つの支持ブロック220を支持し、隣接する二つの支持ブロック220が相互に離れる方向に向かって回転する作用力を強化し、且つ第二の状態で、可撓性スクリーン部分110に対する支持ブロック220の支持作用力を向上させる。無論、実際の設計需要に応じて、この弾性部材250は、第二の状態では、引張状態にあってもよく、第一の状態では、引張を解除し、初期状態にあってもよい。
【0031】
選択的に、本発明のいくつかの実施例では、
図1、
図2、
図3及び
図5を参照すると、電子機器は、駆動部材240をさらに含んでもよく、駆動部材240は、可撓性ネジロッド210に繋がり、駆動部材240は、回転するように可撓性ネジロッド210を駆動するためのものである。ここで、駆動部材240を利用して可撓性ネジロッド210に動力を提供し、駆動部材240によって可撓性ネジロッド210が回転するように駆動することにより、少なくとも二つの支持ブロック220を可撓性ネジロッド210に合わせて移動させ、可撓性ネジロッド210と少なくとも二つの支持ブロック220が第一の状態と第二の状態との間で移動することを実現する。例示的に、本発明の実施例では、この駆動部材240は、マイクロ駆動モータであってもよい。
【0032】
選択的に、在本発明のいくつかの実施例では、
図2と
図5を参照すると、可撓性スクリーン部分110は、背部接続部材300に接続され、背部接続部材300は、カバープレート又は背部スクリーンであってもよい。ここで、この背部接続部材300は、スクリーン100と対向して設置されてもよく、ユーザが電子機器を使用する時に、それに支持と放置のサポートを提供し、電子機器の内部デバイスに保護を提供する。理解できるように、この背部接続部材300が背部スクリーンである場合、この背部スクリーンは、上記スクリーン100と同じ又は異なる構造であってもよい。
【0033】
選択的に、本発明のいくつかの実施例では、
図2、
図4及び
図5を参照すると、電子機器は、折り畳み部材400をさらに含んでもよく、折り畳み部材400は、可撓性スクリーン部分110と背部接続部材300との間に接続される。第一の状態では、折り畳み部材400は、可撓性スクリーン部分110が曲面を呈するように内側に折り畳まれ、ユーザに優れた把持感覚を提供し、美的感覚を向上させるのに役立つ。第二の状態では、折り畳み部材400は、可撓性スクリーン部分110が平面を呈するように展開され、折り畳み部材400の構造剛性によって可撓性スクリーン部分110に構造支持を提供する。例示的に、可撓性ネジロッド210と少なくとも二つの支持ブロック220が第一の状態から第二の状態に切り替えられる場合、折り畳み部材400は、
図2に示す状態から
図5に示す矢印方向に沿って展開される。
【0034】
好ましくは、本発明のいくつかの実施例では、電子機器の構造一体化を保証するのに役立ち、且つ電子機器の内部デバイスに防塵保護を提供するために、この折り畳み部材400は、少なくとも二つの折り畳みページを含んでもよい。この少なくとも二つの折り畳みページは、第一の折り畳みページと第二の折り畳みページを含んでもよく、即ち、
図2に示すように、折り畳み部材400は、第一の折り畳みページと第二の折り畳みページを含んでもよく、第一の折り畳みページの一端が可撓性スクリーン部分110の縁部に可撓的に繋がり、第二の折り畳みページの一端は、第一の折り畳みページの他端に回転可能に接続され、第二の折り畳みページの他端は、背部接続部材300の縁部に可撓的に繋がる。ここで、言及された第一の折り畳みページの一端が可撓性スクリーン部分110の縁部に可撓的に繋がることは、この第一の折り畳みページの一端が可撓性スクリーン部分110の縁部のうちの少なくとも一つに変形可能に接続されることを表し、第一の折り畳みページの一端と可撓性スクリーン部分110の縁部との間の一体化結合、及びユーザの把持感覚と美的感覚の向上に役立つ。同様に、言及された第二の折り畳みページの一端が背部接続部材300の縁部に可撓的に繋がることは、この第二の折り畳みページの一端が背部接続部材300の縁部のうちの少なくとも一つに変形可能に接続されることを表し、第二の折り畳みページの一端と背部接続部材300の縁部との間の一体化結合、及びユーザの把持感覚と美的感覚の向上に役立つ。
【0035】
また、本発明いくつかの選択的な実施例では、この電子機器は、折り畳み部材400に設置されたタッチキーをさらに含んでもよい。このタッチキーの一部は、折り畳み部材400の内部に嵌設されてもよく、又は折り畳み部材から突出してもよく、このように、第一の状態では、折り畳み部材400が内側に折り畳まれると、このタッチキーが隠され、第二の状態では、折り畳み部材400が展開されると、このタッチキーは、タッチ可能な状態にあり、又は電子機器の外部に露出し、可撓性スクリーン部分110が平面を呈するスクリーン状態で、ユーザにキー操作方式を提供するのに役立つ。ここで、このタッチキーの設置形式は複数あってもよく、例えば、このタッチキーは、物理キー、例えば、機械キー又は電子キーであってもよく、さらに例えば、このタッチキーは、タッチ式キー、例えば、抵抗式タッチキーと静電容量式センサキーであってもよい。
【0036】
なお、本発明の実施例では、可撓性スクリーン部分110は複数であってもよく、各可撓性スクリーン部分110は、スクリーンの縁部に位置し、各可撓性スクリーン部分110の裏面に可撓性ネジロッド210と少なくとも二つの支持ブロック220が設置される。例えば、
図1と
図4に示すように、この可撓性スクリーン部分110は、二つであってもよく、スクリーン100の対向する二つの縁部に位置し、そのうち、異なる可撓性スクリーン部分110に対して異なる可撓性ネジロッド210を設置してもよく、異なる駆動部材240をそれぞれ使用して対応する可撓性ネジロッド210を駆動してもよく、又は、同一の駆動部材240を使用してこれらの異なる可撓性ネジロッド210を駆動してもよく、さらに例えば、この可撓性スクリーン部分110は、四つであってもよく、それぞれスクリーン100の四つの縁部に位置する。
【0037】
また、本発明の実施例では、この電子機器は、携帯電話又はタブレットパソコンであってもよい。理解できるように、この電子機器は、携帯電話又はタブレットパソコンに限らず、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)又はパーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)などのスクリーン表示機能を備えた電子機器であってもよい。
【0038】
本発明の実施例による電子機器は、電子機器に対する具体的な使用需要に応じて可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックの状態を切り替え、可撓性スクリーン部分のスクリーン状態を調整することができ、それにより、異なる使用環境と利用者の使用需要を満たすのに役立ち、単一の曲面構造により表示内容を視聴しにくく、曲面が光を反射し及び機能を誤トリガし又はトリガしにくいという問題を回避した。
【0039】
図6を参照すると、
図6は、本発明の実施例による電子機器の制御方法のフローチャートのその一を示す。本発明の実施例は、上述した電子機器に用いられる電子機器の制御方法を提供する。この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0040】
ステップ601、スクリーン調整指令を受信する。
【0041】
ステップ602、スクリーン調整指令に従って、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御する。
【0042】
本発明の実施例では、電子機器は、スクリーンを調整するためのスクリーン調整指令に対してモニタリング及び受信を行い、スクリーン調整指令を受信した場合、このスクリーン調整指令に従って、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックの状態に対して切り替え制御を行い、即ち、第一の状態から第二の状態に切り替え、又は第二の状態から第一の状態に切り替えることで、可撓性スクリーン部分が曲面を呈するスクリーン状態から平面を呈するスクリーン状態に、又は平面を呈するスクリーン状態から曲面を呈するスクリーン状態に調整されるように、スクリーンの可撓性スクリーン部分のスクリーン状態を調整する。このように、電子機器に対する具体的な使用シーンに応じて、可撓性スクリーン部分のスクリーン状態を調整でき、それにより、異なる使用シーンの使用需要を満たすのに役立ち、単一の曲面構造により表示内容を視聴しにくく、曲面が光を反射し及び機能を誤トリガし又はトリガしにくいという問題を回避した。
【0043】
選択的に、本発明のいくつかの実施例では、スクリーン調整指令に従って、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御するステップ602は、スクリーン調整指令を予め設定される調整指令と照合するステップと、スクリーン調整指令が第一の予め設定される調整指令とマッチングする場合、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるように制御するステップと、スクリーン調整指令が第二の予め設定される調整指令とマッチングする場合、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるように制御するステップとを含んでもよく、そのうち、第一の予め設定される調整指令は、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるためのものであり、第二の予め設定される調整指令は、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるためのものである。本発明の実施例では、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックに対して切り替え制御を行うための予め設定される調整指令が予め設置されており、この予め設定される調整指令は、第一の予め設定される調整指令と第二の予め設定される調整指令を含み、ここで、電子機器がスクリーン調整指令を受信した後、このスクリーン調整指令を予め設定される調整指令と照合することにより、それに対応する可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックに対する切り替え制御を決定し、正確な制御を実現するのに役立つ。
【0044】
選択的に、本発明の実施例では、スクリーンの使用状態に基づいてスクリーン調整指令を受信するかどうかを決定してもよく、例えば、スクリーンの表示方式がフルスクリーン表示であり、又は現在スクリーンが予め設定されるゲームシーンとして表示されていることが検出された場合、スクリーン調整指令を受信しており、且つこのスクリーン調整指令が第一の予め設定される調整指令とマッチングすると決定してもよく、スクリーンの表示方式がフルスクリーン表示から外れ、又はスクリーンが予め設定されるゲームシーンから外れる場合、スクリーン調整指令を受信しており、且つこのスクリーン調整指令が第二の予め設定される調整指令とマッチングすると決定してもよい。無論、本発明の実施例では、ユーザの入力操作に基づいて対応するスクリーン調整指令を受信してもよく、例えば、電子機器は、ユーザによる可撓性スクリーン部分の第一の入力を受信した場合、スクリーン調整指令を受信しており、且つこのスクリーン調整指令が第一の予め設定される調整指令とマッチングすると決定してもよく、電子機器は、ユーザによる可撓性スクリーン部分の第二の入力を受信した場合、スクリーン調整指令を受信しており、且つこのスクリーン調整指令が第二の予め設定される調整指令とマッチングすると決定してもよい。
【0045】
選択的に、本発明のいくつかの実施例では、ヒューマンマシンインタラクション体験を向上させるために、この方法は、スクリーン調整指令に従って、予め設定される提示を出すステップをさらに含んでもよい。ここで、予め設定される提示は、振動提示、予め設定される音声提示、予め設定されるライト提示などの提示方式のうちの少なくとも一つを含んでもよい。本発明の実施例では、電子機器は、スクリーン調整指令を受信した後、スクリーン調整指令に従って、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックの状態の切り替えが開始する前、切り替えが終了した後及び切り替え中などのうちの少なくとも一つのタイミングで予め設定される提示を出してもよい。
【0046】
例示的に、予め設定される提示は、第一の動的提示と第二の動的提示を含んでもよい。電子機器は、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるように制御するプロセスにおいて、第一の動的提示を出し、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるように制御するプロセスにおいて、第二の動的提示を出す。ここで、第一の動的提示と第二の動的提示は異なってもよく、又は同じであってもよい。
【0047】
本発明の実施例による電子機器の制御方法では、スクリーン調整指令を受信し、スクリーン調整指令に従って、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御することにより、電子機器に対する具体的な使用シーンに応じて、可撓性スクリーン部分のスクリーン状態を調整でき、それにより、異なる使用シーンの使用需要を満たすのに役立ち、単一の曲面構造により表示内容を視聴しにくく、曲面が光を反射し及び機能を誤トリガし又はトリガしにくいという問題を回避した。
【0048】
図7を参照すると、
図7は、本発明の実施例による電子機器の制御方法のフローチャートのその二を示す。本発明の実施例は、上記電子機器に用いられる電子機器の制御方法を提供する。この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0049】
ステップ701、ユーザのスクリーン調整操作を受信する。
【0050】
ステップ702、スクリーン調整操作に応答して、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御する。
【0051】
ここで、スクリーン調整操作は、予め設置される音声入力操作、電子機器に作用するタッチ入力操作、肢体入力操作及び電子機器に作用する運動入力操作のうちの少なくとも一つであってもよい。ここで、電子機器に作用するタッチ入力操作は、スクリーン又はハウジングに作用するタッチ入力操作を含んでもよいが、それらに限らず、肢体入力操作は、ジェスチャ動作入力操作、頭部動作入力操作及び顔動作入力操作などを含んでもよいが、それらに限らず、電子機器に作用する運動入力操作は、電子機器に作用する振り動作入力操作、転がり動作入力操作などを含んでもよいが、それらに限らない。
【0052】
本発明の実施例では、ユーザがスクリーンの可撓性スクリーン部分を調整する必要がある場合、スクリーン調整操作を実行してもよく、それにより、電子機器は、このスクリーン調整操作を受信し、それに応答して、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックの状態に対して切り替え制御を行い、即ち、第一の状態から第二の状態に切り替え、又は第二の状態から第一の状態に切り替えることで、可撓性スクリーン部分が曲面を呈するスクリーン状態から平面を呈するスクリーン状態に、又は平面を呈するスクリーン状態から曲面を呈するスクリーン状態に調整されるように、スクリーンの可撓性スクリーン部分のスクリーン状態を調整する。このように、スクリーンに対するユーザの使用需要に応じて、可撓性スクリーン部分のスクリーン状態を調整でき、それにより、異なるユーザの異なる使用需要を満たすのに役立ち、単一の曲面構造により表示内容を視聴しにくく、曲面が光を反射し及び機能を誤トリガし又はトリガしにくいという問題を回避した。
【0053】
本発明の実施例では、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるように制御するスクリーン調整操作、及び可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるように制御するスクリーン調整操作に対して、異なる操作入力をそれぞれ使用してもよく、それにより、操作のカスタマイズ化を向上させるのに役立ち、又は、同じ操作入力を使用してもよく、それにより、ユーザの操作を簡潔化するのに役立つ。
【0054】
例えば、本発明のいくつかの選択的な実施例では、スクリーン調整操作に応答して、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御するステップ702は、可撓性スクリーン部分が曲面を呈する場合、スクリーン調整操作に応答して、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるように制御するステップと、可撓性スクリーン部分が平面を呈する場合、スクリーン調整操作に応答して、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるように制御するステップとを含んでもよい。
【0055】
選択的に、本発明のいくつかの実施例では、ヒューマンマシンインタラクション体験を向上させるために、この方法は、スクリーン調整操作に従って、予め設定される提示を出すステップをさらに含んでもよい。このように、使用のカスタマイズ化及び使用の興趣性を向上させ、ユーザの使用体験を向上させるのに役立つ。ここで、予め設定される提示は、振動提示、予め設定される音声提示、予め設定されるライト提示などの提示方式のうちの少なくとも一つを含んでもよい。本発明の実施例では、電子機器は、スクリーン調整操作を受信した後、スクリーン調整操作に応答して、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックの状態の切り替えが開始する前、切り替えが終了した後及び切り替え中などのうちの少なくとも一つのタイミングで予め設定される提示を出してもよい。例示的に、予め設定される提示は、第一の動的提示と第二の動的提示を含んでもよい。電子機器は、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるように制御するプロセスにおいて、第一の動的提示を出し、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるように制御するプロセスにおいて、第二の動的提示を出す。ここで、第一の動的提示と第二の動的提示は異なってもよく、又は同じであってもよい。
【0056】
本発明の実施例による電子機器の制御方法では、ユーザのスクリーン調整操作を受信し、スクリーン調整操作に応答して、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御することにより、スクリーンに対するユーザの使用需要に応じて、可撓性スクリーン部分のスクリーン状態を調整でき、それにより、異なるユーザの異なる使用需要を満たすのに役立ち、単一の曲面構造により表示内容を視聴しにくく、曲面が光を反射し及び機能を誤トリガし又はトリガしにくいという問題を回避した。
【0057】
上記電子機器に用いられる方法に基づき、本発明の実施例は、上記方法を実現するための電子機器を提供する。
【0058】
図8を参照すると、
図8は、本発明の実施例による電子機器の構造ブロック図のその一を示す。本発明の実施例は、上記電子機器である電子機器800を提供する。電子機器800は、第一の受信モジュール810と第二の制御モジュール820を含んでもよい。
【0059】
第一の受信モジュール810は、スクリーン調整指令を受信するためのものである。
【0060】
第一の制御モジュール820は、スクリーン調整指令に従って、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御するためのものである。
【0061】
選択的に、本発明のいくつかの実施例では、第一の制御モジュール820は、照合ユニット、第一の制御ユニット及び第二の制御ユニットを含んでもよい。
【0062】
照合ユニットは、スクリーン調整指令を予め設定される調整指令と照合するためのものである。
【0063】
第一の制御ユニットは、スクリーン調整指令が第一の予め設定される調整指令とマッチングする場合、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるように制御するためのものである。
【0064】
第二の制御ユニットは、スクリーン調整指令が第二の予め設定される調整指令とマッチングする場合、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるように制御するためのものである。
【0065】
そのうち、第一の予め設定される調整指令は、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるためのものであり、第二の予め設定される調整指令は、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるためのものである。
【0066】
選択的に、本発明のいくつかの実施例では、電子機器800は、第一の提示モジュールをさらに含んでもよい。
【0067】
第一の提示モジュールは、スクリーン調整指令に従って、予め設定される提示を出すためのものである。予め設定される提示は、振動提示、予め設定される音声提示、予め設定されるライト提示などの提示方式のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0068】
本発明の実施例による電子機器は、
図6の電子機器に用いられる方法の実施例において電子機器によって実現された各プロセスを実現することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0069】
本発明の実施例による電子機器では、第一の受信モジュールによってスクリーン調整指令を受信し、第一の制御モジュールによってスクリーン調整指令に従って、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御することにより、電子機器に対する具体的な使用シーンに応じて、可撓性スクリーン部分のスクリーン状態を調整でき、それにより、異なる使用シーンの使用需要を満たすのに役立ち、単一の曲面構造により表示内容を視聴しにくく、曲面が光を反射し及び機能を誤トリガし又はトリガしにくいという問題を回避した。
【0070】
図9を参照すると、
図9は、本発明の実施例による電子機器の構造ブロック図のその二を示す。本発明の実施例は、上記電子機器である電子機器900を提供する。電子機器は、第二の受信モジュール910と第二の制御モジュール920を含んでもよい。
【0071】
第二の受信モジュール910は、ユーザのスクリーン調整操作を受信するためのものである。
【0072】
第二の制御モジュール920は、スクリーン調整操作に応答して、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御するためのものである。
【0073】
選択的に、本発明のいくつかの実施例では、第二の制御モジュール920は、第四の制御ユニットと第五の制御ユニットを含んでもよい。
【0074】
第四の制御ユニットは、可撓性スクリーン部分が曲面を呈する場合、スクリーン調整操作に応答して、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるように制御するためのものである。
【0075】
第五の制御ユニットは、可撓性スクリーン部分が平面を呈する場合、スクリーン調整操作に応答して、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるように制御するためのものである。
【0076】
選択的に、本発明のいくつかの実施例では、電子機器900は、第二の提示モジュールをさらに含んでもよい。
【0077】
第二の提示モジュールは、スクリーン調整操作に従って、予め設定される提示を出すためのものである。予め設定される動的提示は、振動提示、予め設定される音声提示、予め設定されるライト提示などの提示方式のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0078】
本発明の実施例による電子機器は、
図7の電子機器に用いられる方法の実施例において電子機器によって実現された各プロセスを実現することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0079】
本発明の実施例による電子機器では、第二の受信モジュールによってユーザのスクリーン調整操作を受信し、第三の制御モジュールによってスクリーン調整操作に応答して、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御することにより、スクリーンに対するユーザの使用需要に応じて、可撓性スクリーン部分のスクリーン状態を調整でき、異なるユーザの異なる使用需要を満たすのに役立ち、単一の曲面構造により表示内容を視聴しにくく、曲面が光を反射し及び機能を誤トリガし又はトリガしにくいという問題を回避した。
【0080】
なお、明細書の記述において、言及された参照用語「一実施例」、「一つの実施例」又は「いくつかの実施例」は、実施例に関連する特定の特徴、構造又は特性が、本発明の少なくとも一つの実施例又は例に含まれることを意味する。そのため、明細書全体にわたって出現された「一実施例では」、「一つの実施例では」又は「いくつかの実施例では」は必ずしも同じ実施例を指すものではない。なお、本発明の一つの添付図面又は一つの実施例に記述された要素、構造又は特徴は、一つ又は複数の他の添付図面又は実施例に示される要素、構造又は特徴と、任意の適切な方式で組み合わせることができる。
【0081】
なお、本明細書の一つ又は複数の実施例において、「含む」、「包含」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を一つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0082】
本発明では、特に明示的に規定され限定されない限り、「取り付け」、「繋がり」、「接続」、「固定」、「設置」などの用語は、一般化して理解されるべきであり、例えば、固定接続であってよく、取り外し可能な接続、又は一体的なものであってもよい。機械的接続であってもよく、電気的接続であってもよい。直接的繋がりであってもよく、中間媒体を介して間接的に繋がってもよく、二つの素子内部の連通又は二つの素子の相互作用関係であってもよい。当業者にとって、本発明における上記用語の具体的な意味は、具体的な状況に応じて理解することができる。
【0083】
また、本発明は、異なる実施例又は例において、数字及び/又はアルファベットを繰り返して参照することができる。このような繰り返しは、簡略化と明確化のためであり、それ自体は、検討された様々な実施例及び/又は設置の間の関係を指すものではない。
【0084】
なお、発明の実施例では、第一と第二などのような関係用語は、一つのエンティティ又は操作を別のエンティティ又は操作と区別するためのものであり、必ずしもこれらのエンティティ又は操作の間にそのような実際の関係又は順序が存在することを要求又は示唆するものではない。
【0085】
以上は、添付図面を結び付けながら、本発明の実施例を記述したが、本発明は、上記具体的な実施の形態に限らず、上記具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本発明による示唆を基にして、本発明の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うことができ、それらはいずれも本発明の保護範囲に入っている。
【手続補正書】
【提出日】2022-04-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器であって、
屈曲可能な可撓性スクリーン部分を含むスクリーンと、
前記可撓性スクリーン部分の裏面に設置された可撓性ネジロッドと、
少なくとも二つの支持ブロックとを含み、各前記支持ブロックは、前記可撓性スクリーン部分の裏面に設置され、且つ前記可撓性スクリーン部分を支持するために用いられ、各前記支持ブロックは、前記可撓性ネジロッドに嵌設され、少なくとも一つの前記支持ブロックは、前記可撓性ネジロッドにネジ係合され、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックは、第一の状態と第二の状態との間で移動可能であり、
前記第一の状態では、前記可撓性スクリーン部分は曲面を呈し、
前記第二の状態では、前記可撓性スクリーン部分は平面を呈する、電子機器。
【請求項2】
前記可撓性スクリーン部分は、前記スクリーンの縁部に位置し、前記第一の状態では、前記可撓性スクリーン部分の断面は、表面に凸の弧形である、請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記少なくとも二つの支持ブロックは、前記可撓性スクリーン部分の裏面に貼り合わせて設置され、隣接する二つの前記支持ブロックが回転可能に接続され、隣接する二つの前記支持ブロックの回転軸は、前記可撓性スクリーン部分に近い側に位置する、請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
隣接する二つの前記支持ブロックは、弾性部材によって接続され、前記弾性部材は、前記可撓性スクリーン部分から離れる側に位置する、請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記可撓性ネジロッドに繋がり、回転するように前記可撓性ネジロッドを駆動するための駆動部材をさらに含む、請求項1に記載の電子機器。
【請求項6】
前記可撓性スクリーン部分は、背部接続部材に接続され、前記背部接続部材は、カバープレート又は背部スクリーンである、請求項1に記載の電子機器。
【請求項7】
前記可撓性スクリーン部分と前記背部接続部材との間に接続された折り畳み部材をさらに含み、
前記第一の状態では、前記折り畳み部材は、前記可撓性スクリーン部分が曲面を呈するように内側に折り畳まれ、
前記第二の状態では、前記折り畳み部材は、前記可撓性スクリーン部分が平面を呈するように展開される、請求項6に記載の電子機器。
【請求項8】
前記可撓性スクリーン部分は複数であり、各前記可撓性スクリーン部分は、前記スクリーンの縁部に位置し、各前記可撓性スクリーン部分の裏面には前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックが設置される、請求項1~7のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載の電子機器に用いられる電子機器の制御方法であって、
スクリーン調整指令を受信することと、
前記スクリーン調整指令に従って、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御することと、
前記スクリーン調整指令に従って、予め設定される提示を出すことを含む、電子機器の制御方法。
【請求項10】
前述した、前記スクリーン調整指令に従って、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御することは、
前記スクリーン調整指令を予め設定される調整指令と照合することと、
前記スクリーン調整指令が第一の予め設定される調整指令とマッチングする場合、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるように制御することと、
前記スクリーン調整指令が第二の予め設定される調整指令とマッチングする場合、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるように制御することとを含み、
そのうち、前記第一の予め設定される調整指令は、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるためのものであり、前記第二の予め設定される調整指令は、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるためのものである、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
請求項1~8のいずれか1項に記載の電子機器である電子機器であって、
スクリーン調整指令を受信するための第一の受信モジュールと、
前記スクリーン調整指令に従って、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御するための第一の制御モジュールとを含む、電子機器。
【請求項12】
前記第一の制御モジュールは、
前記スクリーン調整指令を予め設定される調整指令と照合するための照合ユニットと、
前記スクリーン調整指令が第一の予め設定される調整指令とマッチングする場合、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるように制御するための第一の制御ユニットと、
前記スクリーン調整指令が第二の予め設定される調整指令とマッチングする場合、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるように制御するための第二の制御ユニットとを含み、
そのうち、前記第一の予め設定される調整指令は、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるためのものであり、前記第二の予め設定される調整指令は、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるためのものである、請求項11に記載の電子機器。
【請求項13】
前記スクリーン調整指令に従って、予め設定される提示を出すための第一の提示モジュールをさらに含む、請求項11に記載の電子機器。
【請求項14】
請求項1~8のいずれか1項に記載の電子機器である電子機器であって、
ユーザのスクリーン調整操作を受信するための第二の受信モジュールと、
前記スクリーン調整操作に応答して、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御するための第二の制御モジュールとを含む、電子機器。
【請求項15】
前記第二の制御モジュールは、
可撓性スクリーン部分が曲面を呈する場合、前記スクリーン調整操作に応答して、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態から第二の状態に切り替えるように制御するための第四の制御ユニットと、
可撓性スクリーン部分が平面を呈する場合、前記スクリーン調整操作に応答して、前記可撓性ネジロッドと前記少なくとも二つの支持ブロックを第二の状態から第一の状態に切り替えるように制御するための第五の制御ユニットとを含む、請求項14に記載の電子機器。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0058】
図8を参照すると、
図8は、本発明の実施例による電子機器の構造ブロック図のその一を示す。本発明の実施例は、上記電子機器である電子機器800を提供する。電子機器800は、第一の受信モジュール810と
第一の制御モジュール820を含んでもよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0079】
本発明の実施例による電子機器では、第二の受信モジュールによってユーザのスクリーン調整操作を受信し、第二の制御モジュールによってスクリーン調整操作に応答して、可撓性ネジロッドと少なくとも二つの支持ブロックを第一の状態と第二の状態との間で移動可能に切り替えるように制御することにより、スクリーンに対するユーザの使用需要に応じて、可撓性スクリーン部分のスクリーン状態を調整でき、異なるユーザの異なる使用需要を満たすのに役立ち、単一の曲面構造により表示内容を視聴しにくく、曲面が光を反射し及び機能を誤トリガし又はトリガしにくいという問題を回避した。
【国際調査報告】