(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-27
(54)【発明の名称】ビデオ再生方法、装置、機器及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 21/433 20110101AFI20221220BHJP
A63F 13/47 20140101ALI20221220BHJP
A63F 13/533 20140101ALI20221220BHJP
【FI】
H04N21/433
A63F13/47
A63F13/533
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022524677
(86)(22)【出願日】2020-11-03
(85)【翻訳文提出日】2022-04-26
(86)【国際出願番号】 CN2020126105
(87)【国際公開番号】W WO2021159770
(87)【国際公開日】2021-08-19
(31)【優先権主張番号】202010105302.0
(32)【優先日】2020-02-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】欧 春▲鵬▼
(72)【発明者】
【氏名】李 群
【テーマコード(参考)】
5C164
【Fターム(参考)】
5C164FA22
5C164MC02S
5C164UB38P
5C164UB41S
5C164UD12S
5C164YA11
(57)【要約】
本願は、ビデオ再生方法、装置、機器及び記憶媒体を提供し、コンピュータの技術分野に関する。前記方法は、プロット取得要求を送信するステップと、第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、第1のプロットビデオを再生するステップと、第1のプロットビデオを再生する過程において、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するステップと、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータをキャッシュリストに追加するステップと、n個のプロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションの選択命令を受信したことに応答して、キャッシュリストから第2のプロットビデオのプロットビデオデータを取得し、第2のプロットビデオを再生するステップと、を含む。本願は、ターゲットプロット発展オプションに対する選択命令を取得した後に、キャッシュリストから該ターゲットプロット発展オプションに対応するビデオデータを直接的に取得して再生し、サーバからダウンロードして復号する必要がないため、ロード時間が長すぎることによるビデオ再生の停止を回避し、ビデオのスムーズな再生を実現する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に応用される、ビデオ再生方法であって、
プロット取得要求を送信するステップであって、前記プロット取得要求は、第1のプロットビデオのプロット情報を取得することを要求するために用いられ、前記第1のプロットビデオのプロット情報は、前記第1のプロットビデオのビデオアドレスと、前記第1のプロットビデオに対応するn個のプロット発展オプションとを含み、nは正の整数である、ステップと、
前記第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、前記第1のプロットビデオを再生するステップと、
前記第1のプロットビデオを再生する過程において、n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するステップと、
n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータをキャッシュリストに追加するステップと、
n個の前記プロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションの選択命令を受信したことに応答して、前記キャッシュリストから第2のプロットビデオのプロットビデオデータを取得し、前記第2のプロットビデオを再生するステップであって、前記第2のプロットビデオは、前記ターゲットプロット発展オプションに対応するプロットビデオを指す、ステップと、を含むことを特徴とするビデオ再生方法。
【請求項2】
前記第1のプロットビデオのプロット情報は、少なくとも1つの前記プロット発展オプションに対応するビデオインデックスファイルをさらに含み、
前記第1のプロットビデオを再生する過程において、n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するステップは、
n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオインデックスファイルを解析して、n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスを取得するステップと、
n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスをキャッシュ対象キューに追加するステップであって、前記キャッシュ対象キューは、キャッシュ対象のプロットビデオのビデオアドレスを記録するために用いられる、ステップと、
n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスに基づいて、n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスに基づいて、n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するステップは、
前記キャッシュ対象キューに前記キャッシュ対象のプロットビデオのビデオアドレスが存在することに応答して、ビデオ読み取りスレッドの第1のサブスレッドを呼び出して、n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスに基づいて、n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するステップを含む、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2のプロットビデオは、m個のプロットセグメントを含み、mは正の整数であり、
前記キャッシュリストから第2のプロットビデオのプロットビデオデータを取得し、前記第2のプロットビデオを再生するステップは、
前記キャッシュリストから前記第2のプロットビデオの第1のプロットセグメントのプロットビデオデータを取得するステップと、
前記第1のプロットセグメントのプロットビデオデータに基づいて、前記第1のプロットセグメントを再生するステップと、
前記第1のプロットセグメントを再生する過程において、前記第1のプロットセグメントの後のm-1個のプロットセグメントのプロットビデオデータを順に取得するステップと、
m-1個の前記プロットセグメントのプロットビデオデータに基づいて、m-1個の前記プロットセグメントの、前記第2のプロットビデオにおける順序に応じて再生するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ターゲットプロット発展オプションの選択命令を取得したことに応答して、前記キャッシュリストにおいて、前記ターゲットプロット発展オプション以外の他のプロット発展オプションに対応するプロットビデオデータをクリアするステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記キャッシュリストに前記第2のプロットビデオのプロットビデオデータが存在しないことに応答して、ビデオ読み取りスレッドの第2のサブスレッドを呼び出して、前記第2のプロットビデオに対応するビデオインデックスファイルを取得するステップと、
前記第2のプロットビデオに対応するビデオインデックスファイルに基づいて、前記第2のプロットビデオのプロットビデオデータを取得するステップと、をさらに含む、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、前記第1のプロットビデオを再生するステップは、
ビデオ読み取りスレッドの第2のサブスレッドを呼び出して、前記第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、前記第1のプロットビデオを再生するステップを含む、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
端末に応用される、ビデオ再生方法であって、
ゲームアプリケーションプログラムのユーザーインタフェースにおいて第1のプロットビデオを再生するステップと、
前記第1のプロットビデオの再生が終了したことに応答して、前記第1のプロットビデオに対応するn個のプロット発展オプションを表示するステップであって、nは正の整数である、ステップと、
n個の前記プロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションの選択命令を受信したことに応答して、前記ユーザーインタフェースにおいて第2のプロットビデオを再生するステップであって、前記第2のプロットビデオは、前記ターゲットプロット発展オプションに対応するプロットビデオを指し、前記第2のプロットビデオは、キャッシュリストに記録された前記第2のプロットビデオのビデオデータに基づいて取得される、ステップと、を含む、ことを特徴とするビデオ再生方法。
【請求項9】
前記第1のプロットビデオを再生する過程において、ロード進度情報を表示するステップであって、前記ロード進度情報は、前記第2のプロットビデオをロードする進度を指示するために用いられる、ステップと、
前記第2のプロットビデオのロードが完了したことに応答して、前記ロード進度情報の表示をキャンセルするステップと、をさらに含む、ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
ビデオ再生装置であって、前記装置は、
要求送信モジュールであって、プロット取得要求を送信するために用いられ、前記プロット取得要求は、第1のプロットビデオのプロット情報を取得することを要求するために用いられ、前記第1のプロットビデオのプロット情報は、前記第1のプロットビデオのビデオアドレスと、前記第1のプロットビデオに対応するn個のプロット発展オプションとを含み、nは正の整数である、要求送信モジュールと、
前記第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、前記第1のプロットビデオを再生するために用いられる第1の再生モジュールと、
前記第1のプロットビデオを再生する過程において、n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するために用いられるデータ取得モジュールと、
n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータをキャッシュリストに追加するために用いられるリスト追加モジュールと、
第2の再生モジュールであって、n個の前記プロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションの選択命令を受信したことに応答して、前記キャッシュリストから第2のプロットビデオのプロットビデオデータを取得し、前記第2のプロットビデオを再生するために用いられ、前記第2のプロットビデオは、前記ターゲットプロット発展オプションに対応するプロットビデオを指す、第2の再生モジュールと、を含む、ことを特徴とするビデオ再生装置。
【請求項11】
ビデオ再生装置であって、前記装置は、
ゲームアプリケーションプログラムのユーザーインタフェースにおいて第1のプロットビデオを再生するために用いられる第1の再生モジュールと、
オプション表示モジュールであって、前記第1のプロットビデオの再生が終了したことに応答して、前記第1のプロットビデオに対応するn個のプロット発展オプションを表示するために用いられ、nは正の整数である、オプション表示モジュールと、
第2の再生モジュールであって、n個の前記プロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションに対する選択命令に応答して、前記ユーザーインタフェースにおいて第2のプロットビデオを再生するために用いられ、前記第2のプロットビデオは、前記ターゲットプロット発展オプションに対応するプロットビデオを指し、前記第2のプロットビデオは、キャッシュリストに記録された前記第2のプロットビデオのビデオデータに基づいて取得される、第2の再生モジュールと、を含む、ことを特徴とするビデオ再生装置。
【請求項12】
プロセッサ及びメモリを含み、前記メモリには、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶され、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは、前記プロセッサによってロードされ、実行されることにより、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法を実現するか又は請求項8又は9に記載の方法を実現する、ことを特徴とするコンピュータ機器。
【請求項13】
少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶され、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは、プロセッサによってロードされ、実行されることにより、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法を実現するか又は請求項8又は9に記載の方法を実現する、ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2020年2月14日に提出された、出願番号が202010105302.0で、発明名称が「ビデオ再生方法、装置、機器及び記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張するものであり、その全ての内容は、参照により本願に組み込まれるものとする。
【0002】
本願の実施例は、ヒューマンコンピュータインタラクションの分野に関し、特にビデオ再生方法、装置、機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
インタラクティブムービーゲームは、映画とゲームとをインタラクティブに結合したものであり、映画作品に基づいて改造されたモバイルゲーム、ウェブページゲーム、クライアントゲームなどのゲーム製品を含む。インタラクティブムービーゲームにおいて、ビデオの形式でゲームプロットが展開され、ゲームプロットに複数の分岐が存在し、プロットの発展に伴って異なるオプションが表示され、プレーヤが合理的な選択を行うことができ、プロットがプレーヤの選択に伴って異なる分岐に進み、異なるビデオコンテンツが再生される。
【0004】
関連技術において、プレーヤがゲームにおいて与えられたオプションを選択する前に、プレーヤは、次に再生されるビデオコンテンツを予知することができない。パッケージ本体により制限されていることから、大量のビデオデータをローカルに記憶することができないため、ビデオデータは、いずれもバックグラウンドサーバに記憶される。ビデオを再生するときは、サーバからビデオのスライスインデックスファイルを取得し、ビデオのスライスインデックスファイルを解析することによりスライスのアドレスを取得して、スライスを取得する必要があり、その後に再生することができる。
【0005】
上記関連技術において、ビデオの再生には、まずダウンロードして復号する必要があるため、ビデオコンテンツを迅速にシームレスに切り替えることができず、ビデオ再生の停止をもたらす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願の実施例は、ビデオ再生方法、装置、機器及び記憶媒体を提供し、端末は、ビデオを再生するときにサーバからダウンロードして復号する必要がなくなり、ビデオのスムーズな再生を実現する。上記技術的手段は以下のとおりである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願の一態様に係るビデオ再生方法は、
端末に応用される、ビデオ再生方法であって、
プロット取得要求を送信するステップであって、前記プロット取得要求は、第1のプロットビデオのプロット情報を取得することを要求するために用いられ、前記第1のプロットビデオのプロット情報は、前記第1のプロットビデオのビデオアドレスと、前記第1のプロットビデオに対応するn個のプロット発展オプションとを含み、前記nは正の整数である、ステップと、
前記第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、前記第1のプロットビデオを再生するステップと、
前記第1のプロットビデオを再生する過程において、前記n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するステップと、
前記n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータをキャッシュリストに追加するステップと、
前記n個のプロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションの選択命令を受信したことに応答して、前記キャッシュリストから第2のプロットビデオのプロットビデオデータを取得し、前記第2のプロットビデオを再生するステップであって、前記第2のプロットビデオは、前記ターゲットプロット発展オプションに対応するプロットビデオを指す、ステップと、を含む。
【0008】
本願の別の態様に係るビデオ再生方法は、
端末に応用される、ビデオ再生方法であって、
ゲームアプリケーションプログラムのユーザーインタフェースにおいて第1のプロットビデオを再生するステップと、
前記第1のプロットビデオの再生が終了したことに応答して、前記第1のプロットビデオに対応するn個のプロット発展オプションを表示するステップであって、前記nは正の整数である、ステップと、
前記n個のプロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションの選択命令を受信したことに応答して、前記ユーザーインタフェースにおいて第2のプロットビデオを再生するステップであって、前記第2のプロットビデオは、前記ターゲットプロット発展オプションに対応するプロットビデオを指し、前記第2のプロットビデオは、キャッシュリストに記録された前記第2のプロットビデオのビデオデータに基づいて取得される、ステップと、を含む。
【0009】
本願の別の態様に係るビデオ再生装置は、
要求送信モジュールであって、プロット取得要求を送信するために用いられ、前記プロット取得要求は、第1のプロットビデオのプロット情報を取得することを要求するために用いられ、前記第1のプロットビデオのプロット情報は、前記第1のプロットビデオのビデオアドレスと、前記第1のプロットビデオに対応するn個のプロット発展オプションとを含み、前記nは正の整数である、要求送信モジュールと、
前記第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、前記第1のプロットビデオを再生するために用いられる第1の再生モジュールと、
前記第1のプロットビデオを再生する過程において、前記n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するために用いられるデータ取得モジュールと、
前記n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータをキャッシュリストに追加するために用いられるリスト追加モジュールと、
第2の再生モジュールであって、前記n個のプロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションの選択命令を受信したことに応答して、前記キャッシュリストから第2のプロットビデオのプロットビデオデータを取得し、前記第2のプロットビデオを再生するために用いられ、前記第2のプロットビデオは、前記ターゲットプロット発展オプションに対応するプロットビデオを指す、第2の再生モジュールと、を含む。
【0010】
本願の別の態様に係るビデオ再生装置は、
ゲームアプリケーションプログラムのユーザーインタフェースにおいて第1のプロットビデオを再生するために用いられる第1の再生モジュールと、
オプション表示モジュールであって、前記第1のプロットビデオの再生が終了したことに応答して、前記第1のプロットビデオに対応するn個のプロット発展オプションを表示するために用いられ、前記nは正の整数である、オプション表示モジュールと、
第2の再生モジュールであって、前記n個のプロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションの選択命令を受信したことに応答して、前記ユーザーインタフェースにおいて第2のプロットビデオを再生するために用いられ、前記第2のプロットビデオは、前記ターゲットプロット発展オプションに対応するプロットビデオを指し、前記第2のプロットビデオは、キャッシュリストに記録された前記第2のプロットビデオのビデオデータに基づいて取得される、第2の再生モジュールと、を含む。
【0011】
本願の別の態様に係るコンピュータ機器は、プロセッサ及びメモリを含み、前記メモリには、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶され、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは、前記プロセッサによってロードされ、実行されることにより、上記態様に記載のビデオ再生方法を実現する。
【0012】
本願の別の態様に係るコンピュータ可読記憶媒体には、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶され、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは、プロセッサによってロードされ、実行されることにより、上記態様に記載のビデオ再生方法を実現する。
【0013】
本願の別の態様に係るコンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されているコンピュータ命令を含む。コンピュータ機器のプロセッサは、前記コンピュータ可読記憶媒体から前記コンピュータ命令を読み取り、前記プロセッサは、前記コンピュータ命令を実行することにより、前記コンピュータ機器に上記各態様に記載のビデオ再生方法を実行させる。
【0014】
本願の実施例に係る技術的手段は、以下の有益な効果を含むことができる。
【0015】
第1のプロットビデオを再生する過程において、第1のプロットビデオに対応するプロット発展オプションのプロットビデオデータを取得し、該プロットビデオデータをキャッシュリストに追加することにより、ターゲットプロット発展オプションに対する選択命令を取得した後に、キャッシュリストから該ターゲットプロット発展オプションに対応するビデオデータを直接的に取得して再生する。サーバからビデオのスライスインデックスファイルを取得する必要がなく、また、該スライスインデックスファイルを解析してスライスのアドレスを取得することによりビデオセグメントを再生する必要がないため、ロード時間が長すぎることによるビデオ再生の停止を回避し、ビデオのスムーズな再生を実現する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本願の1つの例示的な実施例に係るコンピュータシステムの構造概略図である。
【
図2】本願の1つの例示的な実施例に係るビデオ再生方法のフローチャートである。
【
図3】本願の別の例示的な実施例に係るビデオ再生方法のフローチャートである。
【
図4】本願の別の例示的な実施例に係るビデオ再生方法のフローチャートである。
【
図5】本願の1つの例示的な実施例に係るユーザーインタフェースの概略図である。
【
図6】本願の1つの例示的な実施例に係るプロット発展オプションの概略図である。
【
図7】本願の別の例示的な実施例に係るユーザーインタフェースの概略図である。
【
図8】本願の1つの例示的な実施例に係るビデオ再生装置のブロック図である。
【
図9】本願の別の例示的な実施例に係るビデオ再生装置のブロック図である。
【
図10】本願の別の例示的な実施例に係るビデオ再生装置のブロック図である。
【
図11】本願の別の例示的な実施例に係るビデオ再生装置のブロック図である。
【
図12】本願の1つの例示的な実施例に係る端末の構造ブロック図である。
【
図13】本願の1つの例示的な実施例に係るサーバの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
まず、本願の実施例に係る名詞について簡単に説明する。
【0018】
1.インタラクティブムービーゲームは、インタラクティブ映画ゲームと呼ばれてもよく、映画とゲームとをインタラクティブに結合したものである。インタラクティブムービーゲームは、映画作品に基づいて改造されたモバイルゲーム、ウェブページゲーム、クライアントゲームなどのゲーム製品を含む。ゲームにおいて、ゲームプロットに複数の分岐が存在し、プロットの発展に伴って異なるオプションが表示され、プレーヤが合理的な選択を行うことができ、プロットがプレーヤの選択に伴って異なる分岐に進み、異なるビデオコンテンツが再生される。
【0019】
2.HLS(HTTP Live Streaming、ライブストリーミング)は、アップル社が提供したHTTPに基づくストリーミングメディアネットワークトランスポートプロトコルであり、主に端末のオーディオビデオサービスに用いられ、M3U8スライスインデックスファイル及びTS(Transport Stream、トランスポートストリーム)スライスで構成される。HLSプロトコルの利点は、配置しやすく、配布しやすく、サーバの性能に対する要求が比較的低く、アダプティブコードレートの再生をサポートすることである。
【0020】
HLSの動作原理は、オーディオビデオストリーム全体をHTTPに基づく複数の小さなファイルに分けてダウンロードし、毎回一部のみをダウンロードすることである。メディアストリームを再生しているとき、クライアント端末は、多くの異なる代替源から異なるレートで同じリソースをダウンロードすることを選択することができ、ストリーミングメディアセッションが異なるデータレートに適応することを許可することができる。
【0021】
3.M3U8ファイルは、TSスライスのインデックスファイルであり、各TSスライスのサーバにおけるダウンロードアドレスを記憶するために用いられ、端末は、該M3U8ファイルに基づいて、各TSスライスを順に読み取ることができる。
【0022】
4.TSスライスは、完全なビデオファイル又はビデオストリームを分割して得られたビデオセグメントを指す。
【0023】
5.read_threadは、ビデオ読み取りスレッドであり、ビデオデータを読み取るために用いられる。
【0024】
6.AVFormatContextは、1つのメディアファイル又はメディアストリームの構成及び基本的な情報を記述し、read_threadにより作成され、主に関数ポインタに値を与え、ファイルをデフォルトに開く関数と、ファイルを閉じる関数とを決定する。
【0025】
図1は、本願の1つの実施例に係るコンピュータシステムの構造概略図を示す。該コンピュータシステムは、端末10及びサーバ20を含む。
【0026】
上記端末10は、携帯電話、PC(Personal Computer、パーソナルコンピュータ)、タブレットコンピュータ、電子ブックリーダー、MP3(Moving Picture Experts Group Audio Layer III、MPEG圧縮標準オーディオレイヤ3)プレーヤ、MP 4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV、MPEG圧縮標準オーディオレイヤ4)プレーヤなどであってよい。本願の実施例はこれを限定しない。
【0027】
好ましくは、該端末10にターゲットアプリケーションプログラムを実行するクライアント端末がインストールされ、該ターゲットアプリケーションプログラムは、ゲームアプリケーションプログラムであってよく、該ゲームは、インタラクティブナラティブゲーム、インタラクティブプロットゲーム、インタラクティブビデオゲーム(例えばインタラクティブ映画)、インタラクティブ音楽ゲーム又は他のプロットを有するゲームであってよい。例えば、ゲームにおいて大きなゲームのストーリーフレームを設定し、ゲームのストーリーフレームにおいて複数のゲームプロット分岐を設定し、これらのゲームプロット分岐を一定のプロット論理に応じて接続することにより、対応するゲームストーリーを形成する。プレーヤは、ゲーム中にインタラクティブ操作を行い、端末は、プレーヤのインタラクティブ操作に基づいて、対応するゲームプロットを発展させる。例えば、プロットの発展に伴って異なるオプションを表示し、プレーヤは、合理的な選択を行うことができる。プロットは、プレーヤの選択に伴って異なる分岐に進むことがあり、さらに、ゲームストーリー全体が異なる結末に進むようにする。
【0028】
上記サーバ20は、有線又は無線ネットワークを介して端末10と通信することができる。該サーバ20は、上記ターゲットアプリケーションプログラムのバックグラウンドサーバであってよく、ターゲットアプリケーションプログラムにバックグラウンドサービスを提供するために用いられる。
【0029】
好ましくは、上記サーバ20は、独立した物理サーバであってもよく、複数の物理サーバで構成されたサーバクラスタ又は分散システムであってもよく、さらにクラウドサービス、クラウドデータベース、クラウドコンピューティング、クラウド関数、クラウドストレージ、ネットワークサービス、クラウド通信、ミドルウェアサービス、ドメインネームサービス、セキュリティサービス、CDN(Content Delivery Network、コンテンツデリバリネットワーク)、並びにビッグデータ及び人工知能プラットフォームなどの基礎クラウドコンピューティングサービスを提供するクラウドサーバであってもよく、本願の実施例はこれを限定しない。
【0030】
ここで、クラウド技術(Cloud Technology)は、ワイドエリアネットワーク又はローカルエリアネットワーク内において、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークなどの一連のリソースを統一し、データの計算、記憶、処理及び共有を実現するホスティング技術を指す。
【0031】
クラウド技術は、クラウドコンピューティングビジネスモデルアプリケーションに基づくネットワーク技術、情報技術、統合技術、管理プラットフォーム技術、アプリケーション技術などの総称であり、リソースプールを構成することができ、需要に応じて使用され、柔軟で便利である。クラウドコンピューティング技術は、重要なサポートとなる。技術ネットワークシステムのバックグラウンドサービスは、大量の計算、記憶リソース、例えばビデオウェブサイト、画像ウェブサイト及びより多くのポータルサイトを必要とする。インターネット業界の高度な発展及び応用に伴い、将来、全ての物品に自分の識別マークが存在し、どれもバックグラウンドシステムに伝送して論理処理を行う必要が出てくる可能性がある。異なる程度レベルのデータは分別処理され、各種業界のデータはいずれも強力なシステムのサポートを必要とするが、これはクラウドコンピューティングにしか実現できない。
【0032】
クラウドコンピューティング(Cloud Computing)は、IT(Internet Technology)インフラストラクチャの配信及び使用モードを指し、ネットワークにより必要に応じて、拡張しやすい方式で必要なリソースを取得することを指す。広義のクラウドコンピューティングは、サービスの配信及び使用モードを指し、ネットワークにより必要に応じて、拡張しやすい方式で必要なサービスを取得することを指す。このようなサービスは、IT及びソフトウェア、インターネットに関連するものであってもよく、他のサービスであってもよい。クラウドコンピューティングは、グリッドコンピューティング(Grid Computing)、分散コンピューティング(Distributed Computing)、並列コンピューティング(Parallel Computing)、ユーティリティコンピューティング(Utility Computing)、ネットワークストレージ(Network Storage Technologies)、仮想化(Virtualization)、ロードバランス(Load Balance)などの従来のコンピュータ及びネットワーク技術が発展して融合した産物である。
【0033】
以下、いくつかの実施例により本願の技術的手段を説明する。
【0034】
図2は、本願の1つの実施例に係るビデオ再生方法のフローチャートを示す。本実施例において、主に該方法を、
図1に示される端末10にインストールされて実行されるターゲットアプリケーションプログラムのクライアント端末に応用することを例として説明する。該方法は、以下のいくつかのステップを含んでよい。
【0035】
ステップ201では、プロット取得要求を送信する。
【0036】
ユーザーは、端末にインストールされたターゲットアプリケーションプログラムのクライアント端末を実行し、その後に、クライアント端末は、サーバに上記プロット取得要求を送信する。該プロット取得要求は、第1のプロットビデオのプロット情報を取得することを要求するために用いられ、ここで、第1のプロットビデオは、クライアント端末で再生されているプロットビデオを指す。
【0037】
上記ターゲットアプリケーションプログラムについては、既に上記において説明したため、ここでは説明を省略する。
【0038】
それに対応して、クライアント端末が再生したプロットビデオの再生ノードがサーバに記録されているため、サーバは、クライアント端末から送信されたプロット取得要求を受信した後に、再生されたプロットビデオの再生ノードを直接的に照会し、上記第1のプロットビデオを決定し、該第1のプロットビデオのプロット情報を取得してクライアント端末に送信することができる。
【0039】
上記第1のプロットビデオのプロット情報は、第1のプロットビデオに関連する情報を含む。該第1のプロットビデオのプロット情報は、第1のプロットビデオのビデオアドレスと、第1のプロットビデオに対応するn個のプロット発展オプションとを含み、該nは正の整数である。
【0040】
ここで、上記ビデオアドレスは、URL(Uniform Resource Locator、ユニフォームリソースロケータ)を含み、ここで、URLは、インターネットから取得されたリソースの位置及びアクセス方法の簡単な表示であり、インターネット上の標準リソースのアドレスである。該ビデオアドレスによりビデオデータを取得することができる。
【0041】
上記n個のプロット発展オプションは、プレーヤを選択するために用いられ、各プロット発展オプションは、異なるプロット分岐に対応し、プレーヤは、合理的な選択を行うことができる。プロットは、プレーヤの選択に伴って異なる分岐に進み、さらに、プロット全体が異なる結末に進むようにする。
【0042】
好ましくは、上記プロット発展オプションは、文字オプションであってもよく、音声オプションであってもよく、さらに画像オプションであってもよく、本願の実施例はこれを限定しない。
【0043】
ステップ202では、第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、第1のプロットビデオを再生する。
【0044】
サーバが送信した第1のプロットビデオのプロット情報を取得した後に、クライアント端末は、該プロット情報における第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、該第1のプロットビデオを再生する。
【0045】
好ましくは、クライアント端末は、該第1のプロットビデオのビデオアドレスを取得した後に、該第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、第1のプロットビデオのビデオデータを取得し、該第1のビデオのビデオデータに基づいて、第1のプロットビデオを再生する。
【0046】
ステップ203では、第1のプロットビデオを再生する過程において、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得する。
【0047】
上記第1のプロットビデオを再生する過程において、クライアント端末は、上記n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得する。
【0048】
好ましくは、上記プロットビデオデータは、ビデオアドレスに基づいて取得されたデータをデカプセル化した後のビデオデータであってよい。該プロットビデオデータは、AVPacketとして表してよい。
【0049】
ステップ204では、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータをキャッシュリストに追加する。
【0050】
クライアント端末は、該n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータをキャッシュリストに追加する。
【0051】
該キャッシュリストは、プロットビデオデータをキャッシュするために用いられ、すなわち該キャッシュリストは、実質的にビデオデータリストである。
【0052】
ステップ205では、n個のプロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションの選択命令を受信したことに応答して、キャッシュリストから第2のプロットビデオのプロットビデオデータを取得し、第2のプロットビデオを再生する。
【0053】
プレーヤは、n個のプロット発展オプションからターゲットプロット発展オプションを自ら選択することができ、それに対応して、クライアント端末は、ターゲットプロット発展オプションに対する選択命令を取得することができる。該ターゲットプロット発展オプションに対する選択命令は、ターゲットプロット発展オプションに対応するプロットビデオを再生するように指示するために用いられる。
【0054】
好ましくは、上記ターゲットプロット発展オプションは、n個のプロット発展オプションのうちのいずれか1つのプロット発展オプションであってよい。
【0055】
クライアント端末は、該ターゲットプロット発展オプションに対する選択命令を受信した後に、キャッシュリストから第2のプロットビデオのプロットビデオデータを直接的に取得し、第2のプロットビデオを再生することができる。上記第2のプロットビデオは、ターゲットプロット発展オプションに対応するプロットビデオを指す。
【0056】
上述したように、本願の実施例に係る技術的手段は、第1のプロットビデオを再生する過程において、第1のプロットビデオに対応するプロット発展オプションのプロットビデオデータを取得し、該プロットビデオデータをキャッシュリストに追加することにより、ターゲットプロット発展オプションに対する選択命令を取得した後に、キャッシュリストから該ターゲットプロット発展オプションに対応するビデオデータを直接的に取得して再生する。サーバからビデオのスライスインデックスファイルを取得する必要がなく、また、該スライスインデックスファイルを解析した後にスライスのアドレスを取得することによりビデオセグメントを再生する必要がないため、ロード時間が長すぎることによるビデオ再生の停止を回避し、ビデオのスムーズな再生を実現する。
【0057】
図3は、本願の別の実施例に係るビデオ再生方法のフローチャートを示す。本実施例において、主に該方法を、
図1に示される端末10にインストールされて実行されるターゲットアプリケーションプログラムのクライアント端末に応用することを例として説明する。該方法は、以下のいくつかのステップを含んでよい。
【0058】
ステップ301では、プロット取得要求を送信する。
【0059】
上記プロット取得要求は、第1のプロットビデオのプロット情報を取得することを要求するために用いられる。ここで、第1のプロットビデオのプロット情報は、第1のプロットビデオのビデオアドレスと、第1のプロットビデオに対応するn個のプロット発展オプションとを含み、該nは正の整数である。
【0060】
このステップは、
図2の実施例におけるステップ201の内容と同じであるか又は類似するため、ここでは説明を省略する。
【0061】
好ましくは、上記第1のプロットビデオのプロット情報は、n個のプロット発展オプションに対応するビデオインデックスファイルをさらに含む。上記ビデオインデックスファイルは、M3U8ファイルであってよい。M3U8ファイルについては、既に上記において説明したため、ここでは説明を省略する。
【0062】
ステップ302では、第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、第1のプロットビデオを再生する。
【0063】
このステップは、
図2の実施例におけるステップ202の内容と同じであるか又は類似するため、ここでは説明を省略する。
【0064】
好ましくは、第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、第1のプロットビデオを再生する上記ステップは、ビデオ読み取りスレッドの第2のサブスレッドを呼び出して、第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、第1のプロットビデオを再生するステップを含む。
【0065】
上記ビデオ読み取りスレッドは、ビデオデータを読み取るために用いられる。本願の実施例において、該ビデオ読み取りスレッドは、2つのAVFormatContextを作成することができ、第1のスレッド及び第2のスレッドと呼ばれる。ここで、第1のスレッドは、ビデオデータをキャッシュするために用いられ、第2のサブスレッドは、ビデオを復号して再生するために用いられる。AVFormatContextについては、既に上記において説明したため、ここでは説明を省略する。
【0066】
本願の実施例において、復号及び再生のために用いられる1つのサブスレッドと、ビデオデータをキャッシュするために用いられるもう1つのサブスレッドとの2つのサブスレッドにより、ビデオ再生のスタッターを回避することができる。
【0067】
ステップ303では、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオインデックスファイルを解析して、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスを取得する。
【0068】
第1のプロットビデオのプロット情報がn個のプロット発展オプションに対応するビデオインデックスファイルを含む場合、クライアント端末は、上記ビデオインデックスファイルを取得した後に、該n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオインデックスファイルを解析して、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスを取得することができる。
【0069】
ステップ304では、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスをキャッシュ対象キューに追加する。
【0070】
上記n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスを取得した後に、該ビデオアドレスをキャッシュ対象キューに追加する。
【0071】
上記キャッシュ対象キューは、キャッキュ対象のプロットビデオのビデオアドレスを記録するために用いられ、すなわち該キャッシュ対象キューは、実質的にビデオアドレスキューである。
【0072】
ステップ305では、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスに基づいて、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得する。
【0073】
上記n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスを取得した後に、該n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスに基づいて、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得する。ビデオデータについては、既に上記において説明したため、ここでは説明を省略する。
【0074】
好ましくは、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスに基づいて、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得する上記ステップは、
キャッシュ対象キューにキャッシュ対象のプロットビデオのビデオアドレスが存在することに応答して、ビデオ読み取りスレッドの第1のサブスレッドを呼び出して、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスに基づいて、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するステップを含む。
【0075】
キャッシュ対象キューにキャッシュする必要があるプロットビデオのビデオアドレスが存在する場合、クライアント端末は、ビデオ読み取りスレッドのうちの第1のサブスレッドを呼び出して、プロットビデオデータを取得する。
【0076】
好ましくは、ビデオ読み取りスレッドは、キャッシュする必要があるプロットビデオのビデオアドレスに対していずれも対応するExtraPacketInfoデータ構造を作成し、該ExtraPacketInfoデータ構造によりプロットビデオデータを記憶する。
【0077】
好ましくは、クライアント端末は、キャッシュスレッドを呼び出して、キャッシュ対象キューにキャッシュ対象のプロットビデオのビデオアドレスが存在するか否かを照会する。
【0078】
好ましくは、キャッシュスレッドは、ポーリング方式でキャッシュ対象キューを照会する。いくつかの他の実施例において、hash(ハッシュ)インデックスの方式で照会してもよく、本願の実施例はこれを限定しない。
【0079】
また、クライアント端末は、キャッシュ対象キューにキャッシュ対象のプロットビデオのビデオアドレスが存在しないことを照会した場合、
(1)キャッシュリストに第2のプロットビデオのプロットビデオデータが存在しないことに応答して、ビデオ読み取りスレッドの第2のサブスレッドを呼び出して、第2のプロットビデオに対応するビデオインデックスファイルを取得するステップと、
(2)第2のプロットビデオに対応するビデオインデックスファイルに基づいて、第2のプロットビデオのプロットビデオデータを取得するステップと、をさらに実行することができる。
【0080】
ネットワーク品質が悪いなどの理由により、第2のプロットビデオのプロットビデオデータがキャッシュリストに追加されないことを引き起こす可能性がある。この場合、クライアント端末は、ビデオ読み取りスレッドの第2のサブスレッドを呼び出して、サーバから第2のプロットビデオに対応するビデオインデックスファイルを取得し、該第2のプロットビデオに対応するビデオインデックスファイルに基づいて、第2のプロットビデオのプロットビデオデータを取得することができる。
【0081】
好ましくは、第2のプロットビデオがm個のプロットセグメントを含む場合、クライアント端末は、ビデオ読み取りスレッドの第2のサブスレッドを呼び出して、第1のプロットセグメントから各プロットセグメントに対応するビデオインデックスファイルを順に取得し、さらに各プロットセグメントのプロットビデオデータを取得することができる。
【0082】
ステップ306では、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータをキャッシュリストに追加する。
【0083】
このステップは、
図2の実施例におけるステップ204の内容と同じであるか又は類似するため、ここでは説明を省略する。
【0084】
ステップ307では、n個のプロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションの選択命令を受信したことに応答して、キャッシュリストから第2のプロットビデオの第1のプロットセグメントのプロットビデオデータを取得する。
【0085】
上記第2のプロットビデオは、m個のプロットセグメントを含み、該mは正の整数である。
【0086】
第2のプロットビデオが複数のプロットセグメントを含む場合、n個のプロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションに対する選択命令を取得した後に、クライアント端末は、キャッシュリストから第2のプロットビデオの第1のプロットセグメントのプロットビデオデータを取得する。該第1のプロットセグメントは、第2のプロットビデオのうちの1番目のプロットセグメントを指す。
【0087】
好ましくは、ターゲットプロット発展オプションの選択命令を取得したことに応答して、キャッシュリストにおいて、ターゲットプロット発展オプション以外の他のプロット発展オプションに対応するプロットビデオデータをクリアする。
【0088】
ターゲットプロット発展オプションに対応する選択命令を取得した後に、クライアント端末は、さらにキャッシュリストにおいて、ターゲットプロット発展オプション以外の他のプロット発展オプションに対応するプロットビデオデータをクリアすることにより、キャッシュキュー全体を最適化し、キャッシュキューの長さを低減することができる。
【0089】
ステップ308では、第1のプロットセグメントのプロットビデオデータに基づいて、第1のプロットセグメントを再生する。
【0090】
第1のプロットセグメントのプロットビデオデータを取得した後に、該第1のプロットセグメントのプロットビデオデータを第2のサブスレッドにプッシュして復号し、復号が完了した後に該第1のプロットセグメントを再生してよい。
【0091】
ステップ309では、第1のプロットセグメントを再生する過程において、第1のプロットセグメントの後のm-1個のプロットセグメントのプロットビデオデータを順に取得する。
【0092】
第1のプロットセグメントを再生する過程において、クライアント端末は、キャッシュされた第1のプロットセグメントを再生する時間を利用して、第1のプロットセグメントの後のm-1個のプロットセグメントのプロットビデオデータを順に取得することにより、第1のプロットセグメントの再生を終了した後に、直接的に、既に取得されたm-1個のプロットセグメントのプロットビデオデータに基づいて、m-1個のプロットセグメントを再生し、ビデオのスムーズな再生を実現することができる。
【0093】
好ましくは、クライアント端末は、ビデオ読み取りスレッドの第2のサブスレッドを呼び出して、サーバから上記m-1個のプロットセグメントのインデックスファイルを取得し、次に該m-1個のプロットセグメントのインデックスファイルに基づいて、m-1個のプロットセグメントのプロットビデオデータを取得してよい。
【0094】
ステップ310では、m-1個のプロットセグメントのプロットビデオデータに基づいて、m-1個のプロットセグメントの、第2のプロットビデオにおける順序に応じて再生する。
【0095】
上記m-1個のプロットセグメントのプロットビデオデータを取得した後に、さらに、m-1個のプロットセグメントのプロットビデオデータに基づいて、m-1個のプロットセグメントを取得し、m-1個のプロットセグメントの、第2のプロットビデオにおける順序に応じて再生してよい。
【0096】
好ましくは、各プロットセグメントにいずれも再生タイムスタンプが存在し、該再生タイムスタンプにより該プロットセグメントの第2のプロットビデオにおける再生順序を明確にすることができる。
【0097】
上述したように、本願の実施例に係る技術的手段は、第1のプロットビデオを再生する過程において、第1のプロットビデオに対応するプロット発展オプションのプロットビデオデータを取得し、該プロットビデオデータをキャッシュリストに追加することにより、ターゲットプロット発展オプションに対する選択命令を取得した後に、キャッシュリストから該ターゲットプロット発展オプションに対応するビデオデータを直接的に取得して再生する。サーバからビデオのスライスインデックスファイルを取得する必要がなく、また、該スライスインデックスファイルを解析してスライスのアドレスを取得することによりビデオセグメントを再生する必要がないため、ロード時間が長すぎることによるビデオ再生の停止を回避し、ビデオのスムーズな再生を実現する。
【0098】
また、ビデオ読み取りスレッドが、復号及び再生のために用いられる1つのサブスレッドと、ビデオデータをキャッシュするために用いられるもう1つのサブスレッドとの2つのサブスレッドを含むことにより、ビデオ再生がフリーズすることを回避することができる。
【0099】
また、キャッシュリストにおいて、ターゲットプロット発展オプション以外の他のプロット発展オプションに対応するプロットビデオデータをクリアすることにより、キャッシュキュー全体を最適化し、キャッシュキューの長さを低減することができる。
【0100】
図4は、本願のさらに別の実施例に係るビデオ再生方法のフローチャートを示す。本実施例において、主に該方法を、
図1に示される端末10にインストールされて実行されるターゲットアプリケーションプログラム(例えばゲームアプリケーションプログラム)のクライアント端末に応用することを例として説明する。該方法は、以下のいくつかのステップを含んでよい。
【0101】
ステップ401では、ゲームアプリケーションプログラムのユーザーインタフェースにおいて第1のプロットビデオを再生する。
【0102】
ユーザーは、端末にインストールされたターゲットアプリケーションプログラムのクライアント端末を実行する。クライアント端末は、ユーザーインタフェースを表示し、該ユーザーインタフェースに上記第1のプロットビデオを再生する。
【0103】
ここで、上記ユーザーインタフェースは、プロットビデオを再生し、上記第1のプロットビデオは、クライアント端末で再生されているプロットビデオを指す。
【0104】
好ましくは、該ユーザーインタフェースは、ビデオ時間情報を含み、該ビデオ時間情報は、ビデオ総時間及びビデオ既再生時間を含む。ここで、ビデオ総時間は、第1のプロットビデオの総時間を指し、ビデオ既再生時間は、既に再生された時間を指す。
【0105】
好ましくは、該ユーザーインタフェースは、解像度調整コントロール、再生速度調整コントロール、スクリーンショットコントロールなどをさらに含む。ここで、解像度切り替えコントロールは、ビデオの解像度を調整するために用いられ、再生速度切り替えコントロールは、ビデオの再生速度を調整するために用いられ、スクリーンショットコントロールは、ユーザーが再生されているビデオに対して画像スクリーンショットを行うために用いられる。いくつかの実施例において、上記ユーザーインタフェースは、設定コントロールなどの他のコントロールをさらに含み、本願の実施例はこれを限定しない。
【0106】
例示的には、
図5に示すように、ユーザーインタフェース50において、第1のプロットビデオが再生されている。好ましくは、該ユーザーインタフェースにおいて、ビデオ時間情報、例えばビデオ総時間51及びビデオ既再生時間52が表示され、好ましくは、該ユーザーインタフェースにおいて、解像度調整コントロール53、再生速度調整コントロール54、スクリーンショットコントロール55などがさらに表示されている。
【0107】
ステップ402では、第1のプロットビデオの再生が終了したことに応答して、第1のプロットビデオに対応するn個のプロット発展オプションを表示し、該nは正の整数である。
【0108】
上記第1のプロットビデオの再生が終了した後に、該第1のプロットビデオに対応するn個のプロット発展オプションを表示することができる。
【0109】
上記n個のプロット発展オプションは、プレーヤを選択するために用いられ、各プロット発展オプションは、異なるプロット発展分岐に対応する。プレーヤは、合理的な選択を行うことができ、プロットは、プレーヤの選択に伴って異なる分岐に進み、さらに、ゲームストーリー全体が異なる結末に進むようにする。
【0110】
好ましくは、上記プロット発展オプションは、文字オプションであってもよく、音声オプションであってもよく、さらに画像オプションであってもよく、本願の実施例はこれを限定しない。
【0111】
例示的には、
図6に示すように、プロット発展オプションが文字オプションであることを例とする。第1のプロットビデオの再生が終了した後に、4つのプロット発展オプション、例えば第1のプロット発展オプション61である「方先生と孫さんの状況はどう?」、第2のプロット発展オプション62である「私に対する組織の指示は?」、第3のプロット発展オプション63である「先生はどうして私と絶縁のフリをしていますか?」、第4のプロット発展オプション64である「先生、方敏さんは...」を表示することができる。
【0112】
ステップ403では、n個のプロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションの選択命令を受信したことに応答して、ユーザーインタフェースにおいて第2のプロットビデオを再生する。
【0113】
プレーヤは、上記n個のプロット発展オプションから自ら選択することができ、それに対応して、クライアント端末は、n個のプロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションに対する選択命令を取得した後に、ユーザーインタフェースにおいて第2のプロットビデオを再生する。上記第2のプロットビデオは、ターゲットプロット発展オプションに対応するプロットビデオを指す。
【0114】
該第2のプロットビデオは、キャッシュリストに記録された第2のプロットビデオのビデオデータに基づいて取得される。
【0115】
例示的には、
図7に示すように、ユーザーは、n個のプロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションを選択した後に、ユーザーインタフェース50において該ターゲットプロット発展オプションに対応するプロットビデオを再生することができる。
【0116】
好ましくは、第1のプロットビデオを再生する過程において、ロード進度情報を表示し、第2のプロットビデオのロードが完了したことに応答して、ロード進度情報の表示をキャンセルする。
【0117】
上記ロード進度情報は、第2のプロットビデオをロードする進度を指示するために用いられる。
【0118】
例示的には、
図5に示すように、第1のプロットビデオを再生する過程において、ロード進度情報56、例えば「進度情報をロード中」を表示することができる。該ロード進度情報56は、プロットビデオのロードが完了した後に自動的に消える。
【0119】
上述したように、本願の実施例に係る技術的手段は、第1のプロットビデオを再生する過程において、キャッシュリストに記録された第2のプロットビデオのビデオデータに基づいて、第2のプロットビデオを直接的に取得することにより、第1のプロットビデオの再生が終了した後に、第2のプロットビデオを直接的に再生し、サーバから該第2のプロットビデオをダウンロードして復号する必要がない。そのため、ロード時間が長すぎることによるビデオ再生の停止を回避し、ビデオのスムーズな再生を実現する。
【0120】
また、ロード進度情報を表示することにより、プレーヤは、現在のロード進度を明確に知ることができる。
【0121】
図8は、本願の1つの実施例に係るビデオ再生装置のブロック図を示す。該装置は、上記ビデオ再生方法を実現する例示的な機能を有し、上記機能は、ハードウェアによって実現されてもよく、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。該装置は、上記において説明された端末であってもよく、端末に設置されてもよい。該装置800は、要求送信モジュール810、第1の再生モジュール820、データ取得モジュール830、リスト追加モジュール840及び第2の再生モジュール850を含んでよい。
【0122】
上記要求送信モジュール810は、プロット取得要求を送信するために用いられ、プロット取得要求は、第1のプロットビデオのプロット情報を取得することを要求するために用いられ、第1のプロットビデオのプロット情報は、第1のプロットビデオのビデオアドレスと、第1のプロットビデオに対応するn個のプロット発展オプションとを含み、nは正の整数である。
【0123】
上記第1の再生モジュール820は、第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、第1のプロットビデオを再生するために用いられる。
【0124】
上記データ取得モジュール830は、第1のプロットビデオを再生する過程において、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するために用いられる。
【0125】
上記リスト追加モジュール840は、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータをキャッシュリストに追加するために用いられる。
【0126】
上記第2の再生モジュール850は、n個のプロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションの選択命令を受信したことに応答して、キャッシュリストから第2のプロットビデオのプロットビデオデータを取得し、第2のプロットビデオを再生するために用いられ、第2のプロットビデオは、ターゲットプロット発展オプションに対応するプロットビデオを指す。
【0127】
上述したように、本願の実施例に係る技術的手段は、第1のプロットビデオを再生する過程において、第1のプロットビデオに対応するプロット発展オプションのプロットビデオデータを取得し、該プロットビデオデータをキャッシュリストに追加することにより、ターゲットプロット発展オプションに対する選択命令を取得した後に、キャッシュリストから該ターゲットプロット発展オプションに対応するビデオデータを直接的に取得して再生する。サーバからビデオのスライスインデックスファイルを取得する必要がなく、該スライスインデックスファイルを解析してスライスのアドレスを取得することによりビデオセグメントを再生する必要がないため、ロード時間が長すぎることによるビデオ再生の停止を回避し、ビデオのスムーズな再生を実現する。
【0128】
いくつかの可能な設計において、第1のプロットビデオのプロット情報は、少なくとも1つのプロット発展オプションに対応するビデオインデックスファイルをさらに含み、
図9に示すように、上記データ取得モジュール830は、ファイル解析ユニット831、アドレス追加ユニット832及びデータ取得ユニット833を含む。
【0129】
上記ファイル解析ユニット831は、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオインデックスファイルを解析して、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスを取得するために用いられる。
【0130】
上記アドレス追加ユニット832は、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスをキャッシュ対象キューに追加するために用いられ、キャッシュ対象キューは、キャッシュ対象のプロットビデオのビデオアドレスを記録するために用いられる。
【0131】
上記データ取得ユニット833は、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスに基づいて、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するために用いられる。
【0132】
いくつかの可能な設計において、上記データ取得ユニット833は、キャッシュ対象キューにキャッシュ対象のプロットビデオのビデオアドレスが存在することに応答して、ビデオ読み取りスレッドの第1のサブスレッドを呼び出して、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスに基づいて、n個のプロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するために用いられる。
【0133】
いくつかの可能な設計において、第2のプロットビデオは、m個のプロットセグメントを含み、mは正の整数である。上記第2の再生モジュール850は、キャッシュリストから第2のプロットビデオの第1のプロットセグメントのプロットビデオデータを取得し、第1のプロットセグメントのプロットビデオデータに基づいて、第1のプロットセグメントを再生し、第1のプロットセグメントを再生する過程において、第1のプロットセグメントの後のm-1個のプロットセグメントのプロットビデオデータを順に取得し、m-1個のプロットセグメントのプロットビデオデータに基づいて、m-1個のプロットセグメントの、第2のプロットビデオにおける順序に応じて再生するために用いられる。
【0134】
いくつかの可能な設計において、上記装置800は、データクリアモジュール860をさらに含む。
【0135】
上記データクリアモジュール860は、ターゲットプロット発展オプションの選択命令を取得したことに応答して、キャッシュリストにおいて、ターゲットプロット発展オプション以外の他のプロット発展オプションに対応するプロットビデオデータをクリアするために用いられる。
【0136】
いくつかの可能な設計において、上記装置800は、ファイル取得モジュール870及びビデオ取得モジュール880をさらに含む。
【0137】
上記ファイル取得モジュール870は、キャッシュリストに第2のプロットビデオのプロットビデオデータが存在しないことに応答して、ビデオ読み取りスレッドの第2のサブスレッドを呼び出して、第2のプロットビデオに対応するビデオインデックスファイルを取得するために用いられる。
【0138】
上記ビデオ取得モジュール880は、第2のプロットビデオに対応するビデオインデックスファイルに基づいて、第2のプロットビデオのプロットビデオデータを取得するために用いられる。
【0139】
いくつかの可能な設計において、上記第1の再生モジュール820は、ビデオ読み取りスレッドの第2のサブスレッドを呼び出して、第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、第1のプロットビデオを再生するために用いられる。
【0140】
図10は、本願のさらに別の実施例に係るビデオ再生装置のブロック図を示す。該装置は、上記ビデオ再生方法を実現する例示的な機能を有し、上記機能は、ハードウェアによって実現されてもよく、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。該装置は、上記において説明された端末であってもよく、端末に設置されてもよい。該装置1000は、第1の再生モジュール1010、オプション表示モジュール1020及び第2の再生モジュール1030を含んでよい。
【0141】
上記第1の再生モジュール1010は、ゲームアプリケーションプログラムのユーザーインタフェースにおいて第1のプロットビデオを再生するために用いられる。
【0142】
上記オプション表示モジュール1020は、第1のプロットビデオの再生が終了したことに応答して、第1のプロットビデオに対応するn個のプロット発展オプションを表示するために用いられ、nは正の整数である。
【0143】
上記第2の再生モジュール1030は、n個のプロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションの選択命令を受信したことに応答して、ユーザーインタフェースにおいて第2のプロットビデオを再生するために用いられる。第2のプロットビデオは、ターゲットプロット発展オプションに対応するプロットビデオを指し、第2のプロットビデオは、キャッシュリストに記録された第2のプロットビデオのビデオデータに基づいて取得される。
【0144】
上述したように、本願の実施例に係る技術的手段は、第1のプロットビデオを再生する過程において、キャッシュリストに記録された第2のプロットビデオのビデオデータに基づいて、第2のプロットビデオを直接的に取得することにより、第1のプロットビデオの再生が終了した後に、第2のプロットビデオを直接的に再生する。サーバから該第2のプロットビデオをダウンロードして復号する必要がないため、ロード時間が長すぎることによるビデオ再生の停止を回避し、ビデオのスムーズな再生を実現する。
【0145】
いくつかの可能な設計において、
図11に示すように、上記装置1000は、進度表示モジュール1040及び表示キャンセルモジュール1050をさらに含む。
【0146】
上記進度表示モジュール1040は、第1のプロットビデオを再生する過程において、ロード進度情報を表示するために用いられ、ロード進度情報は、第2のプロットビデオをロードする進度を指示するために用いられる。
【0147】
上記表示キャンセルモジュール1050は、第2のプロットビデオのロードが完了したことに応答して、ロード進度情報の表示をキャンセルするために用いられる。
【0148】
説明すべきこととして、上記実施例に係る装置については、その機能を実現するときに、上記各機能モジュールの区分で例を挙げて説明したが、実際の応用においては、必要に応じて上記機能を、異なる機能モジュールに割り当てて実現することができる。すなわち機器の内部構成を異なる機能モジュールに区分することにより、以上に説明された一部又は全ての機能を実現することができる。さらに、上記実施例に係る装置は、方法実施例と同じ構想に属し、その具体的な実現過程の詳細については方法の実施例を参照できるため、ここでは説明を省略する。
【0149】
図12に示すように、本願の1つの実施例に係る端末の構造ブロック図を示す。一般的に、端末1200は、プロセッサ1201及びメモリ1202を含む。
【0150】
プロセッサ1201は、1つ以上の処理コア、例えば4-コアのプロセッサ、8-コアのプロセッサなどを含んでよい。プロセッサ1201は、DSP(Digital Signal Processing、デジタル信号処理)、FPGA(Field Programmable Gate Array、フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLA(Programmable Logic Array、プログラマブルロジックアレイ)のうちの少なくとも1つのハードウェア形態を用いて実現されてよい。プロセッサ1201は、メインプロセッサ及びコプロセッサを含んでよく、メインプロセッサは、アウェイク状態でのデータを処理するために用いられるプロセッサであり、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)とも呼ばれ、コプロセッサは、スタンバイ状態でのデータを処理するために用いられる低消費電力プロセッサである。いくつかの実施例において、プロセッサ1201には、GPU(Graphics Processing Unit、画像プロセッサ)が集積されてよく、GPUは、表示画面に表示する必要があるコンテンツに対するレンダリング及び描画を行うために用いられる。いくつかの実施例において、プロセッサ1201は、AI(Artificial Intelligence、人工知能)プロセッサをさらに含んでよく、該AIプロセッサは、機械学習に関連する演算操作を処理するために用いられる。
【0151】
メモリ1202は、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含でんよく、該コンピュータ可読記憶媒体は、非一時的であってよい。メモリ1202は、高速ランダムアクセスメモリ、及び不揮発性メモリ、例えば1つ以上の磁気ディスクストレージ機器、フラッシュメモリストレージ機器をさらに含んでよい。いくつかの実施例において、メモリ1202における非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットを記憶するために用いられ、該少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットは、プロセッサ1201によって実行されることにより、本願の方法実施例に係るビデオ再生方法を実現するために用いられる。
【0152】
いくつかの実施例において、端末1200は、周辺機器インタフェース1203及び少なくとも1つの周辺機器をさらに含む。プロセッサ1201、メモリ1202及び周辺機器インタフェース1203は、バス又は信号線を介して接続されてよい。各周辺機器は、バス、信号線又は回路基板を介して周辺機器インタフェース1203に接続されてよい。具体的には、周辺機器は、通信インタフェース1204、表示画面1205、オーディオ回路1206、カメラアセンブリ1207、位置決めアセンブリ1208及び電源1209のうちの少なくとも1種を含んでよい。
【0153】
当業者であれば理解できるように、
図12に示す構造は、端末1200を限定するものではなく、図示よりも多い又は少ない部品を含んでもよく、いくつかの部品を組み合わせてもよく、異なるアセンブリを用いて配置されてもよい。
【0154】
図13に示すように、本願の1つの実施例に係るサーバの構造概略図である。具体的には、
上記サーバ1300は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)1301と、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)1302及びROM(Read Only Memory、リードオンリーメモリ)1303を含むシステムメモリ1304と、システムメモリ1304及び中央処理装置1301を接続するシステムバス1305と、を含む。上記サーバ1300は、コンピュータ内の各部品の間の情報の伝送を支援する基本I/O(Input/Output入力/出力)システム1306と、オペレーティングシステム1313、アプリケーションプログラム1314及び他のプログラムモジュール1312を記憶するための大容量のストレージ機器1307と、をさらに含む。
【0155】
上記基本入力/出力システム1306は、情報を表示するためのディスプレイ1308と、ユーザーが情報を入力するためのマウス、キーボードなどの入力機器1309と、を含む。ここで、上記ディスプレイ1308及び入力機器1309は、いずれもシステムバス1305に接続された入出力コントローラ1310により中央処理装置1301に接続される。上記基本入力/出力システム1306は、入出力コントローラ1310をさらに含むことにより、キーボード、マウス又は電子ペンなどの複数の他の機器からの入力を受信して処理するために用いられる。同様に、入出力コントローラ1310は、表示画面、プリンタ又は他のタイプの出力機器に出力をさらに提供する。
【0156】
上記大容量のストレージ機器1307は、システムバス1305に接続された大容量のストレージコントローラ(図示せず)により中央処理装置1301に接続される。上記大容量のストレージ機器1307及びその関連するコンピュータ可読媒体は、サーバ1300に不揮発性記憶を提供する。すなわち、上記大容量のストレージ機器1307は、ハードディスク又はCD-ROM(Compact Disc Read-Only Memory、コンパクトディスクリードオンリーメモリ)ドライブのようなコンピュータ可読媒体(図示せず)を含んでよい。
【0157】
汎用性を失うことなく、上記コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含んでよい。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又はその他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法もしくは技術により実現される揮発性及び不揮発性、リムーバブルな及び非リムーバブルの媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ)、フラッシュメモリ又は他のソリッドメモリ技術、CD-ROM、DVD又は他の光学メモリ、磁気テープカートリッジ、磁気テープ、磁気ディスク記憶又は他の磁気ストレージ機器を含む。当然のことながら、当業者であれば分かるように、上記コンピュータ記憶媒体は、上記複数の種類に限定されない。上記システムメモリ1304と大容量のストレージ機器1307とをまとめてメモリと呼ぶことができる。
【0158】
本願の様々な実施例によれば、上記サーバ1300は、さらにインターネットなどのネットワークを介してネットワークの遠隔コンピュータに接続されて動作してよい。すなわち、サーバ1300は、上記システムバス1305に接続されたネットワークインタフェースユニット1311によりネットワーク1312に接続されてよく、或いはネットワークインタフェースユニット1311を用いて他のタイプのネットワーク又は遠隔コンピュータシステム(図示せず)に接続されてよい。
【0159】
上記メモリは、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又はコ命令セットをさらに含み、上記少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットは、メモリに記憶され、配置により1つ又は1つ以上のプロセッサによって実行されることにより、上記ビデオ再生方法を実現する。
【0160】
例示的な実施例において、コンピュータ機器がさらに提供される。該コンピュータ機器は、端末又はサーバであってよい。上記コンピュータ機器は、プロセッサ及びメモリを含み、該メモリには、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶され、該少なくとも1つの命令、該少なくとも1つのプログラム、該コードセット又は命令セットは、該プロセッサによってロードされ、実行されることにより、上記ビデオ再生方法を実現する。
【0161】
例示的な実施例において、コンピュータ可読記憶媒体がさらに提供され、該コンピュータ可読記憶媒体には、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶され、該少なくとも1つの命令、該少なくとも1つのプログラム、該コードセット又は該命令セットは、プロセッサによって実行されると、上記ビデオ再生方法を実現する。
【0162】
例示的な実施例において、コンピュータ可読記憶媒体がさらに提供され、該コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶され、該コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、上記ビデオ再生方法を実現する。
【0163】
例示的な実施例において、コンピュータプログラム製品がさらに提供され、該コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されているコンピュータ命令を含む。コンピュータ機器のプロセッサは、該コンピュータ可読記憶媒体から該コンピュータ命令を読み取り、該プロセッサは、該コンピュータ命令を実行することにより、該コンピュータ機器に上記各態様に記載のビデオ再生方法を実行させる。
【符号の説明】
【0164】
10 端末
20 サーバ
50 ユーザーインタフェース
53 解像度調整コントロール
54 再生速度調整コントロール
55 スクリーンショットコントロール
800 装置
810 要求送信モジュール
820 第1の再生モジュール
830 データ取得モジュール
831 ファイル解析ユニット
832 アドレス追加ユニット
833 データ取得ユニット
840 リスト追加モジュール
850 第2の再生モジュール
860 データクリアモジュール
870 ファイル取得モジュール
880 ビデオ取得モジュール
1000 装置
1010 第1の再生モジュール
1020 オプション表示モジュール
1030 第2の再生モジュール
1040 進度表示モジュール
1050 表示キャンセルモジュール
1200 端末
1201 プロセッサ
1202 メモリ
1203 周辺機器インタフェース
1204 通信インタフェース
1205 表示画面
1206 オーディオ回路
1207 カメラアセンブリ
1208 アセンブリ
1209 電源
1300 サーバ
1301 中央処理装置
1304 システムメモリ
1305 システムバス
1306 出力システム
1307 ストレージ機器
1308 ディスプレイ
1309 入力機器
1310 入出力コントローラ
1311 ネットワークインタフェースユニット
1313 オペレーティングシステム
1314 アプリケーションプログラム
【手続補正書】
【提出日】2022-04-26
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に応用される、ビデオ再生方法であって、
プロット取得要求を送信するステップであって、前記プロット取得要求は、第1のプロットビデオのプロット情報を取得することを要求するために用いられ、前記第1のプロットビデオのプロット情報は、前記第1のプロットビデオのビデオアドレスと、前記第1のプロットビデオに対応するn個のプロット発展オプションとを含み、nは正の整数である、ステップと、
前記第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、前記第1のプロットビデオを再生するステップと、
前記第1のプロットビデオを再生する過程において、n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するステップと、
n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータをキャッシュリストに追加するステップと、
n個の前記プロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションの選択命令を受信したことに応答して、前記キャッシュリストから第2のプロットビデオのプロットビデオデータを取得し、前記第2のプロットビデオを再生するステップであって、前記第2のプロットビデオは、前記ターゲットプロット発展オプションに対応するプロットビデオを指す、ステップと、を含むことを特徴とするビデオ再生方法。
【請求項2】
前記第1のプロットビデオのプロット情報は、少なくとも1つの前記プロット発展オプションに対応するビデオインデックスファイルをさらに含み、
前記第1のプロットビデオを再生する過程において、n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するステップは、
n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオインデックスファイルを解析して、n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスを取得するステップと、
n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスをキャッシュ対象キューに追加するステップであって、前記キャッシュ対象キューは、キャッシュ対象のプロットビデオのビデオアドレスを記録するために用いられる、ステップと、
n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスに基づいて、n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスに基づいて、n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するステップは、
前記キャッシュ対象キューに前記キャッシュ対象のプロットビデオのビデオアドレスが存在することに応答して、ビデオ読み取りスレッドの第1のサブスレッドを呼び出して、n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するビデオアドレスに基づいて、n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するステップを含む、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2のプロットビデオは、m個のプロットセグメントを含み、mは正の整数であり、
前記キャッシュリストから第2のプロットビデオのプロットビデオデータを取得し、前記第2のプロットビデオを再生するステップは、
前記キャッシュリストから前記第2のプロットビデオの第1のプロットセグメントのプロットビデオデータを取得するステップと、
前記第1のプロットセグメントのプロットビデオデータに基づいて、前記第1のプロットセグメントを再生するステップと、
前記第1のプロットセグメントを再生する過程において、前記第1のプロットセグメントの後のm-1個のプロットセグメントのプロットビデオデータを順に取得するステップと、
m-1個の前記プロットセグメントのプロットビデオデータに基づいて、m-1個の前記プロットセグメントの、前記第2のプロットビデオにおける順序に応じて再生するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ターゲットプロット発展オプションの選択命令を取得したことに応答して、前記キャッシュリストにおいて、前記ターゲットプロット発展オプション以外の他のプロット発展オプションに対応するプロットビデオデータをクリアするステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記キャッシュリストに前記第2のプロットビデオのプロットビデオデータが存在しないことに応答して、ビデオ読み取りスレッドの第2のサブスレッドを呼び出して、前記第2のプロットビデオに対応するビデオインデックスファイルを取得するステップと、
前記第2のプロットビデオに対応するビデオインデックスファイルに基づいて、前記第2のプロットビデオのプロットビデオデータを取得するステップと、をさらに含む、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、前記第1のプロットビデオを再生するステップは、
ビデオ読み取りスレッドの第2のサブスレッドを呼び出して、前記第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、前記第1のプロットビデオを再生するステップを含む、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
端末に応用される、ビデオ再生方法であって、
ゲームアプリケーションプログラムのユーザーインタフェースにおいて第1のプロットビデオを再生するステップと、
前記第1のプロットビデオの再生が終了したことに応答して、前記第1のプロットビデオに対応するn個のプロット発展オプションを表示するステップであって、nは正の整数である、ステップと、
n個の前記プロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションの選択命令を受信したことに応答して、前記ユーザーインタフェースにおいて第2のプロットビデオを再生するステップであって、前記第2のプロットビデオは、前記ターゲットプロット発展オプションに対応するプロットビデオを指し、前記第2のプロットビデオは、キャッシュリストに記録された前記第2のプロットビデオのビデオデータに基づいて取得される、ステップと、を含む、ことを特徴とするビデオ再生方法。
【請求項9】
前記第1のプロットビデオを再生する過程において、ロード進度情報を表示するステップであって、前記ロード進度情報は、前記第2のプロットビデオをロードする進度を指示するために用いられる、ステップと、
前記第2のプロットビデオのロードが完了したことに応答して、前記ロード進度情報の表示をキャンセルするステップと、をさらに含む、ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
ビデオ再生装置であって、前記装置は、
要求送信モジュールであって、プロット取得要求を送信するために用いられ、前記プロット取得要求は、第1のプロットビデオのプロット情報を取得することを要求するために用いられ、前記第1のプロットビデオのプロット情報は、前記第1のプロットビデオのビデオアドレスと、前記第1のプロットビデオに対応するn個のプロット発展オプションとを含み、nは正の整数である、要求送信モジュールと、
前記第1のプロットビデオのビデオアドレスに基づいて、前記第1のプロットビデオを再生するために用いられる第1の再生モジュールと、
前記第1のプロットビデオを再生する過程において、n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータを取得するために用いられるデータ取得モジュールと、
n個の前記プロット発展オプションにそれぞれ対応するプロットビデオデータをキャッシュリストに追加するために用いられるリスト追加モジュールと、
第2の再生モジュールであって、n個の前記プロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションの選択命令を受信したことに応答して、前記キャッシュリストから第2のプロットビデオのプロットビデオデータを取得し、前記第2のプロットビデオを再生するために用いられ、前記第2のプロットビデオは、前記ターゲットプロット発展オプションに対応するプロットビデオを指す、第2の再生モジュールと、を含む、ことを特徴とするビデオ再生装置。
【請求項11】
ビデオ再生装置であって、前記装置は、
ゲームアプリケーションプログラムのユーザーインタフェースにおいて第1のプロットビデオを再生するために用いられる第1の再生モジュールと、
オプション表示モジュールであって、前記第1のプロットビデオの再生が終了したことに応答して、前記第1のプロットビデオに対応するn個のプロット発展オプションを表示するために用いられ、nは正の整数である、オプション表示モジュールと、
第2の再生モジュールであって、n個の前記プロット発展オプションのうちのターゲットプロット発展オプションに対する選択命令に応答して、前記ユーザーインタフェースにおいて第2のプロットビデオを再生するために用いられ、前記第2のプロットビデオは、前記ターゲットプロット発展オプションに対応するプロットビデオを指し、前記第2のプロットビデオは、キャッシュリストに記録された前記第2のプロットビデオのビデオデータに基づいて取得される、第2の再生モジュールと、を含む、ことを特徴とするビデオ再生装置。
【請求項12】
プロセッサ及びメモリを含み、前記メモリには
、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶され
、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは、前記プロセッサによってロードされ、実行されることにより、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法を実現するか又は請求項8又は9に記載の方法を実現する、ことを特徴とするコンピュータ機器。
【請求項13】
少なくとも1つ
のコードセット又は命令セットが記憶され
、前記コードセット又は命令セットは、プロセッサによってロードされ、実行されることにより、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法を
実施するか又は請求項8又は9に記載の方法を
実施する、ことを特徴とするコンピュータ
プログラム。
【国際調査報告】