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特表2022-554108電池モジュール、電池パック及び電池セルを電源として使用する装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-28
(54)【発明の名称】電池モジュール、電池パック及び電池セルを電源として使用する装置
(51)【国際特許分類】
   H01M 50/271 20210101AFI20221221BHJP
   H01M 50/298 20210101ALI20221221BHJP
   H01M 50/507 20210101ALI20221221BHJP
【FI】
H01M50/271 Z
H01M50/298
H01M50/271 S
H01M50/507
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022523491
(86)(22)【出願日】2020-10-17
(85)【翻訳文提出日】2022-04-20
(86)【国際出願番号】 CN2020121721
(87)【国際公開番号】W WO2021078080
(87)【国際公開日】2021-04-29
(31)【優先権主張番号】201921769178.7
(32)【優先日】2019-10-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】513196256
【氏名又は名称】寧徳時代新能源科技股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Contemporary Amperex Technology Co., Limited
【住所又は居所原語表記】No.2,Xingang Road,Zhangwan Town,Jiaocheng District,Ningde City,Fujian Province,P.R.China 352100
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】王 旭光
(72)【発明者】
【氏名】▲許▼ 文才
(72)【発明者】
【氏名】姚 己▲華▼
(72)【発明者】
【氏名】曹 根
【テーマコード(参考)】
5H040
5H043
【Fターム(参考)】
5H040AA01
5H040AA07
5H040AA22
5H040AS07
5H040AT02
5H040AT06
5H040AY04
5H040AY05
5H040AY08
5H040AY10
5H040CC05
5H040CC38
5H040DD04
5H040DD08
5H040JJ02
5H040NN01
5H040NN03
5H043AA13
5H043AA17
5H043CA04
5H043CA21
5H043FA04
5H043HA04F
5H043HA09F
5H043JA01F
5H043JA02F
5H043JA04F
5H043LA02F
5H043LA21F
5H043LA22F
(57)【要約】
本願はエネルギー貯蔵デバイスの技術分野に関し、特に電池モジュール、電池パック及び電池セルを電源として使用する装置に関する。前記電池モジュールは、長さ方向に沿って積層される複数の電池セルと、前記電池セルの高さ方向に沿った端部に位置するカバープレートと、高さ方向に沿って、前記カバープレートと前記電池セルとの間に位置するハーネス仕切板ユニットと、を備え、前記カバープレートは前記ハーネス仕切板ユニットに差し込み接続される。本願では、カバープレート及び/又はハーネス仕切板ユニットの厚さが小さい場合、差し込みにより接続されることで、両者間の接続信頼性が高くなり、それによりカバープレートとハーネス仕切板ユニットとの接続信頼性を向上させるとともに、カバープレートとハーネス仕切板ユニットの厚さの減少に寄与し、それにより電池モジュールのエネルギー密度の向上に寄与する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電池モジュール(A)であって、
長さ方向(X)に沿って積層される複数の電池セル(2)と、
前記電池セル(2)の高さ方向(Z)に沿った端部に位置するカバープレート(7)と、
高さ方向(Z)に沿って、前記カバープレート(7)と前記電池セル(2)との間に位置するハーネス仕切板ユニット(1)と、を備え、
前記カバープレート(7)は前記ハーネス仕切板ユニット(1)に差し込み接続される電池モジュール(A)。
【請求項2】
前記ハーネス仕切板ユニット(1)に差し込み孔(12)が設けられ、前記カバープレート(7)に差し込み板(72)が設けられ、前記差し込み板(72)は前記差し込み孔(12)に差し込み接続される請求項1に記載の電池モジュール(A)。
【請求項3】
前記差し込み孔(12)の延伸方向に沿って、前記差し込み板(72)の寸法bはそれを差し込まれる前記差し込み孔(12)の寸法aよりも大きい請求項2に記載の電池モジュール(A)。
【請求項4】
前記差し込み板(72)は本体部(721)及び突出部(722)を備え、
前記差し込み孔(12)の延伸方向に沿って、前記本体部(721)の両端にいずれも前記突出部(722)が接続される請求項3に記載の電池モジュール(A)。
【請求項5】
前記ハーネス仕切板ユニット(1)は制限部(73)をさらに備え、
前記本体部(721)は開口(724)を有し、前記制限部(73)の少なくとも一部は前記開口(724)を通過して前記カバープレート(7)の下方に伸び込む請求項4に記載の電池モジュール(A)。
【請求項6】
前記カバープレート(7)はカバープレート本体(71)及び第1延伸部(723)をさらに備え、前記第1延伸部(723)は前記電池モジュール(A)の高さ方向(Z)に沿って延伸し、
高さ方向(Z)に沿って、前記カバープレート本体(71)と前記差し込み板(72)とは前記第1延伸部(723)の両端に接続され、且つ前記差し込み板(72)は前記電池セル(2)に近接する請求項2に記載の電池モジュール(A)。
【請求項7】
前記カバープレート(7)にシュート(742)が設けられ、前記ハーネス仕切板ユニット(1)は前記シュート(742)に差し込まれ、前記シュート(742)に沿って摺動する請求項2~6のいずれか一項に記載の電池モジュール(A)。
【請求項8】
前記カバープレート(7)はカバープレート本体(71)及び第2延伸部(74)を備え、前記第2延伸部(74)は前記カバープレート本体(71)に接続され、
前記第2延伸部(74)はフランジ(741)を備え、前記フランジ(741)と前記第2延伸部(74)とで前記シュート(742)が形成される請求項7に記載の電池モジュール(A)。
【請求項9】
前記電池モジュール(A)の長さ方向(X)の端部に沿って、前記ハーネス仕切板ユニット(1)に前記差し込み孔(12)が設けられ、前記カバープレート(7)に前記差し込み板(72)が設けられ、
前記電池モジュール(A)の幅方向(Y)の側部に沿って、前記カバープレート(7)に前記シュート(742)が設けられ、前記シュート(742)は長さ方向(X)に沿って延伸する請求項7に記載の電池モジュール(A)。
【請求項10】
前記カバープレート(7)に切欠き(75)が設けられ、前記切欠き(75)は前記カバープレート(7)の長さ方向(X)に沿った両端に位置し、及び/又は、前記切欠き(75)は前記カバープレート(7)の幅方向(Y)に沿った両側に位置する請求項9に記載の電池モジュール(A)。
【請求項11】
電池パックであって、筐体(B)と、請求項1~10のいずれか一項に記載の電池モジュール(A)とを備え、前記電池モジュール(A)は前記筐体(B)内に固定されることを特徴とする電池パック。
【請求項12】
電池セル(2)を電源として使用する装置であって、
前記装置に駆動力を供給するための動力源と、
前記動力源に電気エネルギーを供給するように構成される請求項1~10のいずれか一項に記載の電池モジュール(A)と、を備える電池セル(2)を電源として使用する装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2019年10月21日に提出された、名称が「電池モジュール、電池パック及び電池セルを電源として使用する装置」の中国特許出願201921769178.7の優先権を主張し、該出願の全内容は引用により本明細書に組み込まれている。
【0002】
技術分野
本願はエネルギー貯蔵デバイスの技術分野に関し、特に電池モジュール、電池パック及び電池セルを電源として使用する装置に関する。
【背景技術】
【0003】
電池モジュールはカバープレート、電池セル及びハーネス仕切板ユニットを備え、該ハーネス仕切板ユニットはカバープレートに接続され、それによりカバープレートによってハーネス仕切板ユニットを保護する。該ハーネス仕切板ユニットとカバープレートとは通常、スナップ係合等又はリベット接続等の接続方式によって接続される。
【0004】
しかしながら、ハーネス仕切板ユニットとカバープレートとがスナップ又はリベットを介して接続される場合、接続信頼性が低く、電池モジュールの動作に悪影響を及ぼしてしまう。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願は電池モジュール、電池パック及び電池セルを電源として使用する装置を提供し、該電池モジュールのハーネス仕切板ユニットとカバープレートとの接続信頼性が高い。
【0006】
本願の実施例の第1態様は、長さ方向に沿って積層される複数の電池セルと、前記電池セルの高さ方向に沿った端部に位置するカバープレートと、高さ方向に沿って、前記カバープレートと前記電池セルとの間に位置するハーネス仕切板ユニットと、を備え、前記カバープレートは前記ハーネス仕切板ユニットに差し込み接続される電池モジュールを提供する。
【0007】
可能な設計では、前記ハーネス仕切板ユニットに差し込み孔が設けられ、前記カバープレートに差し込み板が設けられ、前記差し込み板は前記差し込み孔に差し込み接続される。
【0008】
可能な設計では、前記差し込み孔の延伸方向に沿って、前記差し込み板の寸法bはそれを差し込まれる前記差し込み孔の寸法aよりも大きい。
【0009】
可能な設計では、前記差し込み板は本体部及び突出部を備え、前記差し込み孔の延伸方向に沿って、前記本体部の両端にいずれも前記突出部が接続される。
【0010】
可能な設計では、前記ハーネス仕切板ユニットは制限部をさらに備え、前記制限部は対向して設けられる第1端部及び第2端部を備え、前記本体部は開口を有し、前記第1端部は前記開口の側壁に接続され、前記第2端部は前記開口を通過して前記ハーネス仕切板ユニットと前記電池セルとの間に伸び込み、前記差し込み孔は前記電池セルに近接する内側壁を有し、前記第2端部は前記内側壁の内側に位置する。
【0011】
可能な設計では、前記カバープレートはカバープレート本体及び第1延伸部をさらに備え、前記第1延伸部は前記電池モジュールの高さ方向に沿って延伸し、高さ方向に沿って、前記カバープレート本体と前記差し込み板は前記第1延伸部の両端に接続され、且つ前記差し込み板は前記電池セルに近接する。
【0012】
可能な設計では、前記カバープレートにシュートが設けられ、前記ハーネス仕切板ユニットは前記シュートに沿って摺動する。
【0013】
可能な設計では、前記カバープレートはカバープレート本体及び第2延伸部を備え、前記第2延伸部は前記カバープレート本体に接続され、前記第2延伸部はフランジを備え、前記フランジと前記第2延伸部で前記シュートが形成される。
【0014】
可能な設計では、前記電池モジュールの長さ方向の端部に沿って、前記ハーネス仕切板ユニットに前記差し込み孔が設けられ、前記カバープレートに前記差し込み板が設けられ、前記電池モジュールの幅方向の側部に沿って、前記カバープレートに前記シュートが設けられ、前記シュートは長さ方向に沿って延伸する。
【0015】
可能な設計では、前記カバープレートに切欠きが設けられ、前記切欠きは前記カバープレートの長さ方向に沿った両端に位置し、及び/又は、前記切欠きは前記カバープレートの幅方向に沿った両側に位置する。
【0016】
本願の実施例の第2態様は、筐体と、上記電池モジュールとを備え、前記電池モジュールは前記筐体内に固定される電池パックを提供する。
【0017】
本願の実施例の第3態様は電池セルを電源として使用する装置を提供し、前記装置に駆動力を供給するための動力源と、前記動力源に電気エネルギーを供給するように構成される上記電池モジュールと、を備える。
【0018】
本願では、カバープレート及び/又はハーネス仕切板ユニットの厚さが小さい場合、差し込みにより接続されることで、両者間の接続信頼性が高くなり、それによりカバープレートとハーネス仕切板ユニットとの接続信頼性を向上させるとともに、カバープレートとハーネス仕切板ユニットの厚さの減少に寄与し、それにより電池モジュールのエネルギー密度の向上に寄与する。
【0019】
理解すべきであるように、以上の一般的な説明及び後述する詳細な説明は単なる例示的なものであり、本願を限定するものではない。
【0020】
本願の実施例の技術的解決手段をより明確に説明するために、以下、本願の実施例に使用される必要がある図面を簡単に説明し、明らかなように、以下に説明される図面は本願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労働をせずに、図面に基づき他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】特定の実施例における本願に係る電池モジュールの構造模式図である。
図2】第1の特定の実施例における図1の上カバーとハーネス仕切板ユニットとが嵌合した後の構造模式図である。
図3図1のI部分の部分拡大図である。
図4】特定の実施例における図1のハーネス仕切板ユニットの平面図である。
図5図4のII部分の部分拡大図である。
図6図4のIII部分の部分拡大図である。
図7】特定の実施例における図2の上カバーの構造模式図である。
図8図7のIV部分の部分拡大図である。
図9図8のV部分の部分拡大図である。
図10図2の平面図である。
図11図10のA-A断面図である。
図12図11のVI分の部分拡大図である。
図13】第2の特定の実施例における図1の上カバーとハーネス仕切板ユニットとが嵌合した後の構造模式図である。
図14図13のVII部分の部分拡大図である。
図15図13の平面図である。
図16図15のB-B断面図である。
図17図15のC-C断面図である。
図18】特定の実施例における本願に係る電池パックの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
ここでの図面は明細書の一部として本明細書に組み込まれており、本願を満たす実施例を示し、明細書とともに本願の原理を解釈することに用いられる。
【0023】
本願の技術的解決手段をよりよく理解するために、以下、図面を参照しながら本願の実施例を詳細に説明する。
【0024】
明確にすべきであるように、説明される実施例は本願の一部の実施例に過ぎず、全部の実施例ではない。本願の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をせずに得た他の実施例はすべて本願の保護範囲に属する。
【0025】
本願の実施例に使用される用語は特定の実施例を説明するためのものに過ぎず、本願を限定するものではない。文脈から明らかに他の意味を示さない限り、本願の実施例及び添付の特許請求の範囲に使用される単数形の「一種」、「前記」及び「該」は複数形も含むことを意図する。
【0026】
理解すべきであるように、本明細書に使用される用語「及び/又は」は関連対象の関連関係を説明するためのものに過ぎず、3種の関係があることを示し、たとえば、A及び/又はBの場合、Aのみがあること、A及びBの両方があること、及びBのみがあることの3種の関係を示すことができる。また、本明細書における文字「/」は、一般的にその前後の関連対象が「又は」の関係であることを示す。
【0027】
ただし、本願の実施例で説明される「上」、「下」、「左」、「右」等の方位詞は図示される角度から説明されるものであり、本願の実施例を限定するものとして理解されるべきではない。また、文脈からさらに理解する必要があるように、1つの素子が別の素子の「上」又は「下」に接続されると記載される場合、別の素子の「上」又は「下」に直接接続されてもよく、中間素子を介して別の素子の「上」又は「下」に間接的に接続されてもよい。
【0028】
本願の実施例は、電池セル2を電源として使用する装置、電池パック、電池モジュールA及び接続ユニット1を提供し、電池セル2を電源として使用する装置は車両、船舶、小型飛行機等の移動機器を含み、該装置は動力源を備え、該動力源は装置に駆動力を供給することに用いられ、動力源に電気エネルギーを供給する電池モジュールAとして構成されてもよい。該装置の駆動力はすべて電気エネルギーであってもよく、電気エネルギー及び他のエネルギー(たとえば、機械的エネルギー)を含んでもよく、該動力源は電池モジュールA(又は電池パック)であってもよく、該動力源は電池モジュールA(又は電池パック)及びエンジン等であってもよい。従って、電池セル2を電源として使用できる装置はいずれも本願の保護範囲に属する。
【0029】
車両を例として、本願の実施例における車両は新エネルギー自動車であってもよく、該新エネルギー自動車は純電気自動車であってもよく、ハイブリッド自動車又はエクステンデッド・レンジ電気自動車等であってもよい。該車両は、電池パック及び車両本体を備えてもよく、該電池パックは車両本体に設けられ、該車両本体に駆動モーターがさらに設けられ、駆動モーターが電池パックに電気的に接続され、電池パックで電気エネルギーを供給し、駆動モーターが伝動機構を介して車両本体の車輪に接続され、それにより車両の走行を駆動する。具体的には、該電池パックは車両本体の底部に水平に設けられてもよい。
【0030】
図18に示すように、電池パックは筐体Bと、本願に係る電池モジュールAとを備え、筐体Bは収容室B3を有し、電池モジュールAは該収容室B3内に収容され、電池モジュールAの数量は1つ又は複数であってもよく、複数の電池モジュールAは収容室B3内に並んで配置される。筐体Bのタイプについて、特に制限がなく、枠状筐体、円盤状筐体又は箱型状筐体等であってもよい。具体的には、図21に示すように、該筐体Bは、電池モジュールAを収容する下筐体B2と、下筐体B2と蓋合する上筐体B1とを備えてもよい。
【0031】
より具体的には、図1に示すように、該電池モジュールAは、複数の電池セル2と、電池セル2を固定するためのフレーム構造とを備え、該電池セル2は繰り返し充放電することができる二次電池であってもよく、複数の電池セル2は互いにに積層され、各電池セル2が積層する方向を本願に記載の長さ方向Xとして定義する。電池セル2は電極リード線21を備え、各電池セル2はいずれも正極電極リード線及び負極端子を備え、電池モジュールAにおいて、隣接する電池セル2の間は電気的に接続され、具体的には、直列接続、並列接続又は直並列接続等の接続方式を使用できる。
【0032】
具体的には、該フレーム構造は端板3を備え、該端板3は電池セル2の長さ方向Xに沿った両端部に位置し、電池セル2の長さ方向Xに沿った移動を制限することに用いられ、該端板3と電池セル2との間に絶縁キャップ4が設けられ、該絶縁キャップ4は端板3と電池セル2との絶縁を実現することに用いられる。また、特定の実施例では、該フレーム構造は側板(図示せず)をさらに備えてもよく、2つの側板は電池セル2の幅方向Yに沿った両側に位置し、端板3に接続され、それによりフレーム構造が形成され、別の特定の実施例では、該フレーム構造は側板を設けなくてもよく、電池セル2を積層した後、第1結束バンド5及び第2結束バンド6を介して接続し、該端板3及び2つの結束バンドで上記フレーム構造が形成される。該フレーム構造はカバープレート7をさらに備えてもよく、該カバープレート7は電池セル2の高さ方向Zに沿った端部に位置し、電池セル2の高さ方向Zに沿った移動を制限することに用いられる。
【0033】
また、図1に示すように、該電池モジュールAはハーネス仕切板ユニット1をさらに備え、該ハーネス仕切板ユニット1は電池セル2の電極リード線21に近接する一端に配置され、カバープレート7と電池セル2との間に位置し、図1に示す実施例では、ハーネス仕切板ユニット1は電池セル2の上方、カバープレート7の下方に位置する。図1に示すように、該ハーネス仕切板ユニット1は接続板13を備え、接続板13は電池セル2の電極リード線21を接続することに用いられ、図4に示すように、該ハーネス仕切板ユニット1は複数の接続板13を備え、電池セル2の間は接続板13を介して接続され、たとえば、電池セル2が直列接続される場合、1つの電池セル2の正極電極リード線とそれに隣接する電池セル2の負極電極リード線とは接続板13を介して接続され、各接続板13の設置位置は電池セル2の位置及び接続方式に応じて変更される。
【0034】
関連技術では、カバープレート7とハーネス仕切板ユニット1とはスナップ接続又はリベット締めされ、上記2種の接続方式はカバープレート7とハーネス仕切板ユニット1の厚さが大きい場合、接続信頼性が高い。しかしながら、電池モジュールAのエネルギー密度を向上させるために、カバープレート7とハーネス仕切板ユニット7の厚さが徐々に減少し、カバープレート7及び/又はハーネス仕切板ユニット1の厚さが小さい場合、両者間がスナップ接続又はリベット締めされると、接続信頼性が低下する。該技術的問題を解決するために、本願では、カバープレート7はハーネス仕切板ユニット1に差し込み接続される。
【0035】
本願では、カバープレート7とハーネス仕切板ユニット1との差し込み接続の接続方式は、カバープレート7とハーネス仕切板ユニット1の厚さが小さい場合に適用でき、両者の厚さが小さい場合としても、両者間の差し込み接続の接続信頼性が高く、それによりカバープレート7とハーネス仕切板ユニット1との接続信頼性を向上させるとともに、カバープレート7とハーネス仕切板ユニット1の厚さの減少に寄与し、それにより電池モジュールAのエネルギー密度の向上に寄与する。
【0036】
具体的には、特定の実施例では、図3図5図6及び図8に示すように、該ハーネス仕切板ユニット1に差し込み孔12が設けられ、カバープレート7に差し込み板72が設けられ、該差し込み板72は差し込み孔12に差し込み接続される。カバープレート7はカバープレート本体7を備え、該カバープレート本体71のエッジに差し込み板72が設けられ、該差し込み板72はハーネス仕切板ユニット1に設けられた差し込み孔12の位置に対応し、差し込み板72を差し込み孔12内に差し込むことで、カバープレート(7)とハーネス仕切板ユニット(1)とを差し込み接続し、一体に固定することを実現する。
【0037】
本実施例では、ハーネス仕切板ユニット1は絶縁膜11及び接続板13を備え、該絶縁膜11は第1絶縁膜111及び第2絶縁膜112を備え、該第1絶縁膜111と第2絶縁膜112はそれぞれ接続板13の高さ方向Zに沿った両端に位置し、熱圧着により接続され、第1絶縁膜111と第2絶縁膜112は一体に加熱圧着され、それにより接続板13は第1絶縁膜111と第2絶縁膜112との間に固定される。図5及び図6に示すように、該ハーネス仕切板ユニット1に対して熱圧着処理を行った後、第1絶縁膜111と第2絶縁膜112に熱圧着エッジ113を形成させ、該熱圧着エッジ113はハーネス仕切板ユニット1の長さ方向Xに沿った両端及び幅方向Yに沿った両側に位置し、該熱圧着エッジ113は第1絶縁膜111と第2絶縁膜112の長さ方向Xに沿った両端及び幅方向Yに沿った両側に位置する部分を備え、接続板13を備えず、該熱圧着エッジ113はカバープレート7に差し込むことに用いられ、従って、上記差し込み孔12が該熱圧着エッジ113に設けられ、それにより差し込み孔12を開口することによる接続板13への影響を回避することができる。
【0038】
また、第1絶縁膜111と第2絶縁膜112がプラスチックフィルムであり、すなわち、熱圧着エッジ113がプラスチック構造であるため、該熱圧着エッジ113はカバープレート7に比べて、剛性が小さく、従って、本実施例では、差し込み板72がカバープレート7に設けられ、差し込み孔12がハーネス仕切板ユニット1(熱圧着エッジ113)に設けられる場合、差し込み板72の剛性を向上させることができ、それによりカバープレート7とハーネス仕切板ユニット1との接続信頼性をさらに向上させる。
【0039】
具体的には、差し込み孔12の延伸方向に沿って、差し込み板72の寸法bはそれを差し込まれる差し込み孔12の寸法aよりも大きい。差し込み孔12の延伸方向とは、該差し込み孔12において寸法の大きい一端の寸法である。該差し込み孔12は第1差し込み孔121及び第2差し込み孔122を備え、上記差し込み板72は第1差し込み板725及び第2差し込み板726を備え、該第1差し込み板725は第1差し込み孔121に差し込まれ、第2差し込み板726は第2差し込み孔122に差し込まれる。
【0040】
図5に示すように、該第1差し込み孔121の延伸方向は長さ方向Xであり(その長さ方向Xの寸法aは他の方向の寸法よりも大きい)、すなわち、該第1差し込み孔121の長さがaであり、該第1差し込み板725が第1差し込み孔121と嵌合することで、カバープレート7とハーネス仕切板ユニット1の幅方向Y及び高さ方向Zに沿った相対移動を制限することができ、図6に示すように、該第2差し込み孔122の延伸方向は幅方向Yであり(その幅方向Yの寸法aは他の方向の寸法よりも大きい)、すなわち、該第2差し込み孔122の長さがaであり、該第2差し込み板726が第2差し込み孔122と嵌合することで、カバープレート7とハーネス仕切板ユニット1の長さ方向X及び高さ方向Zに沿った相対移動を制限することができる。
【0041】
本実施例では、該差し込み板72の寸法bがそれを差し込まれる差し込み孔12の寸法aよりも大きい場合、差し込み板72が差し込み孔12に差し込むことで、差し込み板72が差し込み孔12から脱落するリスクを低減させることができ、それにより両者間の差し込み信頼性をさらに向上させる。
【0042】
より具体的には、図5及び図6に示すように、該第1差し込み孔121及び第2差し込み孔122はいずれも長円孔であり、該長円孔の両端の円弧状構造は差し込み孔12が破裂するリスクを低減させることができ、それにより差し込み孔12の強度を向上させる。また、各差し込み孔12の幅(寸法の小さい一端の寸法)はいずれも0.5~1ミリメートル(mm)であってもよく、たとえば、上記差し込み孔12の幅は0.8mm、0.9mm等であってもよい。本実施例では、差し込み孔12の幅が大きすぎる場合、差し込み板72が差し込み孔12から脱落するリスクは高い一方、差し込み孔12の幅が小さすぎる場合、差し込み板72が差し込みにくく、従って、実際の作業条件では、上記2つの要素を総合的に考慮して差し込み孔12の幅を合理的に設定でき、0.5~1mmに限定されない。
【0043】
可能な設計では、図8に示すように、該差し込み板72は本体部721及び突出部722を備え、差し込み孔12の延伸方向に沿って、本体部721の両端にいずれも該突出部722が接続される。
【0044】
本実施例では、該本体部721の両側の突出部722は差し込み板72が差し込み孔12から脱落するリスクをさらに低減させることができ、それによりカバープレート7とハーネス仕切板ユニット1との接続信頼性をさらに向上させる。
【0045】
図8に示すように、該突出部722は弧状壁722aを備え、該弧状壁722aは差し込み板72と差し込み孔12との差し込み過程における摩耗を低減させ、構造強度を向上させることができる。
【0046】
より具体的には、図8図9及び図12に示すように、該ハーネス仕切板ユニット1は、差し込み板72が差し込み孔12から脱落することを制限するための制限部73をさらに備え、それにより両者の差し込み信頼性をさらに向上させる。該制限部73は第1セグメント731及び第2セグメント732を備え、該第1セグメント731は第1端部731aを有し、第2セグメント732は第2端部732aを有し、該第1端部731aと第2端部732aは対向して設けられ、すなわち、第1端部731aと第2端部732aは互いに離れた方向を向いて制限部73の両端に設けられる。該差し込み板72において、本体部721は開口724を有し、該第1端部731aは開口724の側壁に接続され、該側壁は本体部721の幅方向Yに沿った端部に近接する側の側壁であり、第2端部732aは開口724を通過してハーネス仕切板ユニット1と電池セル2との間に伸び込み、すなわち、該第2端部732aは開口724を通過してカバープレート7の下方に伸び込む。
【0047】
図12に示すように、該制限部73において、第2セグメント732は第1セグメント731に対して湾曲し、湾曲方向は電池セル2を向き(すなわち、第2セグメント732は第1セグメント731に対して下へ湾曲する)、該第2セグメント732は湾曲した後、開口724からカバープレート7の下方に伸び込み、また、図12に示すように、該差し込み孔12は電池セル2に近接する内側壁123を有し、上記制限部73の第2端部732aは内側壁123の内側に位置する。ここでは、第2端部732aが内側壁123の内側に位置することとは、制限部73の第2端部732aが内側壁123よりも電池セル2側に近接することを指す。
【0048】
本実施例では、差し込み板72に制限部73が設けられ、該制限部73の第2端部732aが差し込み孔12の内側壁123の内側に位置する場合、該制限部73は差し込み板72が差し込み孔12から脱落するリスクを低減させることができる。
【0049】
具体的には、図7に示すように、該差し込み板72において、複数の制限部73が設けられてもよく、各制限部73が間隔をおいて設けられ、それにより差し込み板72が差し込み孔12から脱落するリスクをさらに低減させる。該差し込み板72において、制限部73の有無及び制限部73の設置数量は具体的には差し込み板72の長さbに応じて決定され、差し込み板72の長さbが小さい場合、該差し込み板72に制限部73を設けなくてもよく、差し込み板72の長さbが大きい場合、該差し込み板72に複数の制限部73が設けられてもよく、従って、本実施例では、制限部73の設置数を限定しない。
【0050】
以上の各実施例では、図8に示すように、該差し込み板72は第1延伸部723をさらに備え、該第1延伸部723は高さ方向Zに沿って延伸し、該第1延伸部723の一端にカバープレート本体71が接続され、他端に差し込み板72の本体部721が接続され、それにより差し込み板72が電池セル2に近接し、図2に示す実施例では、差し込み板72はカバープレート本体71の下方に位置する。図3に示すように、該第1延伸部723が設けられることで、ハーネス仕切板ユニット1の熱圧着エッジ113に取り付け位置を提供することができ、すなわち、差し込み後、高さ方向Zに沿って、該熱圧着エッジ113は差し込み板72の本体部721とカバープレート本体71との間に位置し、本体部721に当接する。
【0051】
一方、図4及び図7に示すように、長さ方向Xに沿って、該カバープレート7の両端に複数の第1差し込み板725が設けられ、各第1差し込み板725は間隔をおいて設けられ、これに対応して、該ハーネス仕切板ユニット1の両端に複数の第1差し込み孔121が設けられ、各第1差し込み孔121は間隔をおいて設けられる。第1差し込み板725及び第1差し込み孔121の設置位置及び設置数量は電池モジュールAの長さ方向Xに沿った寸法に応じて決定できる。
【0052】
また、幅方向Yに沿って、該カバープレート7の両側に複数の第2差し込み板726が設けられ、各第2差し込み板726は間隔をおいて設けられ、これに対応して、該ハーネス仕切板ユニット1の両側に複数の第2差し込み孔122が設けられ、各第2差し込み孔122は間隔をおいて設けられる。第2差し込み板726及び第2差し込み孔122の設置位置及び設置数量は電池モジュールAの幅方向Yに沿った寸法に応じて決定できる。
【0053】
該カバープレート7において、差し込み板72とカバープレート本体71は一体的に打ち抜き成形することができ、また、制限部73と差し込み板72は一体的に打ち抜き成形することができる。
【0054】
別の特定の実施例では、図13及び図14に示すように、該カバープレート7のカバープレート本体71にシュート742が設けられ、上記ハーネス仕切板ユニット1の熱圧着エッジ113は該シュート742に沿って摺動可能である。
【0055】
本実施例では、該ハーネス仕切板ユニット1とシュート742との接続も差し込みであり、すなわち、ハーネス仕切板ユニット1の熱圧着エッジ113がシュート742に差し込まれ、また、相対摺動によって差し込みを実現することができる。従って、該実施例における差し込み接続方式により、ハーネス仕切板ユニット1とカバープレート7との接続信頼性を向上させるだけでなく、差し込み接続の構造及びプロセスを簡略化することができ、また、ハーネス仕切板ユニット1とカバープレート7との相対摺動により、両者の相対位置を調整することができる。
【0056】
特定の実施例では、図13に示すように、該カバープレート7において、幅方向Yに沿って、該カバープレート7の両側にシュート742が設けられ、該シュート742は長さ方向Xに沿って延伸し、これに対応して、ハーネス仕切板ユニット1の幅方向Yに沿った両側の熱圧着エッジ113は対応するシュート742に沿って移動可能であり、それによりハーネス仕切板ユニット1とカバープレート7との高さ方向Z及び幅方向Yに沿った相対移動を制限する。また、該カバープレート7において、長さ方向Xに沿って、該カバープレート7の両端に第2差し込み板726が設けられ、該第2差し込み板726に制限部73が設けられてもよく、これに対応して、ハーネス仕切板ユニット1の長さ方向Xに沿った両側の熱圧着エッジに第2差し込み孔122が設けられ、該第2差し込み板726が第2差し込み孔122に差し込まれ、それによりハーネス仕切板ユニット1とカバープレート7との高さ方向Z及び長さ方向Xに沿った相対移動を制限する。
【0057】
勿論、該カバープレート7において、シュート742及び差し込み板72の設置形態はさらに、長さ方向Xに沿った両端にシュート742が設けられ、該シュート742が幅方向Yに沿って延伸し、幅方向Yに沿った両側に第1差し込み板725が設けられ、該第1差し込み板725に制限部73が設けられ得ることであってもよい。
【0058】
具体的には、図14に示すように、該カバープレート7はカバープレート本体71及び第2延伸部74を備え、該第2延伸部74は長さ方向Xに沿って延伸し、又は、該第2延伸部74は幅方向Yに沿って延伸し、該第2延伸部74はカバープレート本体71に接続される。該第2延伸部74はフランジ741を備え、該フランジ741は第2延伸部74に対して湾曲し、該フランジ741と第2延伸部74でシュート742が形成される。
【0059】
本実施例では、該第2延伸部74とカバープレート本体71は一体成形され、また、該フランジ741は第2延伸部74で一体的に打ち抜きすることで形成され、すなわち、該シュート742はカバープレート7によって一体的に打ち抜き成形される。勿論、上記シュート742の成形方式について、これに限定されず、カバープレート本体71にシュート742を半田付けする等により成形されてもよく、本実施例では、シュート742とカバープレート7が一体成形されることで、加工プロセスを簡略化する利点を有するとともに、シュート742の信頼性が高くなる。
【0060】
図14に示すように、該フランジ741は一定の弾性を有し、シュート742とハーネス仕切板ユニット1とが嵌合していない場合、該フランジ741は弾性の作用により第2延伸部74に当接し、シュート742とハーネス仕切板ユニット1とが嵌合した場合、ハーネス仕切板ユニット1の熱圧着エッジ113はフランジ741及び第2延伸部74の弾性力を克服でき、それによりフランジ741と第2延伸部74との間のシュート742内に伸び込む。
【0061】
図7及び図13に示すように、長さ方向Xに沿って、該カバープレート7の両端に切欠き75が設けられ、幅方向Yに沿って、該カバープレート7の両側に切欠き75が設けられ、該切欠き75が設けられることで、差し込み板72と差し込み孔12との差し込みを容易に実現できるとともに、シュート742とハーネス仕切板ユニット1との差し込みを容易に実現できる。
【0062】
以上のように、本願では、該ハーネス仕切板ユニット1とカバープレート7との差し込み接続について、両者の厚さが小さい場合としても、該差し込み接続によって高い接続信頼性を確保することができる。
【0063】
以上は、本願の好適な実施例に過ぎず、本願を限定するものではない。当業者であれば、本願に対して種々な変更や変化を行うことができる。本願の精神及び原則内に行われたいかなる修正、同等置換、改良等は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0064】
A 電池モジュール、
B 筐体、
B1 上筐体、
B2 下筐体、
B3 収容室、
1 ハーネス仕切板ユニット、
11 絶縁膜、
111 第1絶縁膜、
112 第2絶縁膜、
113 熱圧着エッジ、
12 差し込み孔、
121 第1差し込み孔、
122 第2差し込み孔、
123 内側壁、
13 接続板、
2 電池セル、
21 電極リード線、
3 端板、
4 絶縁キャップ、
5 第1結束バンド、
6 第2結束バンド、
7 カバープレート、
71 カバープレート本体、
72 差し込み板、
721 本体部、
722 突出部、
722a 弧状壁、
723 第1延伸部、
724 開口、
725 第1差し込み板、
726 第2差し込み板、
73 制限部、
731 第1セグメント、
731a 第1端部、
732 第2セグメント、
732a 第2端部、
74 第2延伸部、
741 フランジ、
742 シュート、
75 切欠き
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【手続補正書】
【提出日】2022-04-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電池モジューであって、
長さ方に沿って積層される複数の電池セと、
前記電池セの高さ方に沿った端部に位置するカバープレーと、
高さ方に沿って、前記カバープレーと前記電池セとの間に位置するハーネス仕切板ユニッと、を備え、
前記カバープレーは前記ハーネス仕切板ユニッに差し込み接続される電池モジュー
【請求項2】
前記ハーネス仕切板ユニッに差し込みが設けられ、前記カバープレーに差し込みが設けられ、前記差し込みは前記差し込みに差し込み接続される請求項1に記載の電池モジュー
【請求項3】
前記差し込みの延伸方向に沿って、前記差し込みの寸法bはそれを差し込まれる前記差し込みの寸法aよりも大きい請求項2に記載の電池モジュー
【請求項4】
前記差し込みは本体及び突出を備え、
前記差し込みの延伸方向に沿って、前記本体の両端にいずれも前記突出が接続される請求項3に記載の電池モジュー
【請求項5】
前記ハーネス仕切板ユニッは制限をさらに備え、
前記本体は開を有し、前記制限の少なくとも一部は前記開を通過して前記カバープレーの下方に伸び込む請求項4に記載の電池モジュー
【請求項6】
前記カバープレーはカバープレート本及び第1延伸をさらに備え、前記第1延伸は前記電池モジューの高さ方に沿って延伸し、
高さ方に沿って、前記カバープレート本と前記差し込みとは前記第1延伸の両端に接続され、且つ前記差し込みは前記電池セに近接する請求項2に記載の電池モジュー
【請求項7】
前記カバープレーにシューが設けられ、前記ハーネス仕切板ユニッは前記シューに差し込まれ、前記シューに沿って摺動する請求項2~6のいずれか一項に記載の電池モジュー
【請求項8】
前記カバープレーはカバープレート本及び第2延伸を備え、前記第2延伸は前記カバープレート本に接続され、
前記第2延伸はフランを備え、前記フランと前記第2延伸とで前記シューが形成される請求項7に記載の電池モジュー
【請求項9】
前記電池モジューの長さ方の端部に沿って、前記ハーネス仕切板ユニッに前記差し込みが設けられ、前記カバープレーに前記差し込みが設けられ、
前記電池モジューの幅方の側部に沿って、前記カバープレーに前記シューが設けられ、前記シューは長さ方に沿って延伸する請求項7に記載の電池モジュー
【請求項10】
前記カバープレーに切欠が設けられ、前記切欠は前記カバープレーの長さ方に沿った両端に位置し、及び/又は、前記切欠は前記カバープレーの幅方に沿った両側に位置する請求項9に記載の電池モジュー
【請求項11】
電池パックであって、筐と、請求項1~10のいずれか一項に記載の電池モジューとを備え、前記電池モジューは前記筐内に固定されることを特徴とする電池パック。
【請求項12】
電池セを電源として使用する装置であって、
前記装置に駆動力を供給するための動力源と、
前記動力源に電気エネルギーを供給するように構成される請求項1~10のいずれか一項に記載の電池モジューと、を備える電池セを電源として使用する装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0030】
図18に示すように、電池パックは筐体Bと、本願に係る電池モジュールAとを備え、筐体Bは収容室B3を有し、電池モジュールAは該収容室B3内に収容され、電池モジュールAの数量は1つ又は複数であってもよく、複数の電池モジュールAは収容室B3内に並んで配置される。筐体Bのタイプについて、特に制限がなく、枠状筐体、円盤状筐体又は箱型状筐体等であってもよい。具体的には、図18に示すように、該筐体Bは、電池モジュールAを収容する下筐体B2と、下筐体B2と蓋合する上筐体B1とを備えてもよい。
【国際調査報告】